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台風2号の住家被害認定 沼津市、判定見直し検討 市議会

 沼津市は6日の市議会11月定例会で、6月の台風2号による大雨での住家被害の判定方法について、他市町との違いを検証し、見直しを検討する方針を示した。
 6月は市西部を中心に浸水被害が起き、一部損壊115件、準半壊1件の被害が認定された。頼重秀一市長は「内閣府の指針に沿って判定した」と答弁した。同様の浸水被害で半壊認定もあった磐田市に比べ、厳しい判定がされたとする点について岩瀬宗一財務部長は「写真だけでは判定が難しいケースがある他、降水量や地形の違いにより、市町で結果が異なる」と述べた。
 市資産税課は、他市町との判定の違いについて、被害が重く判定される床下の汚泥堆積に、量による基準がないことや、壁内部にある断熱材の浸水は調査が難しく、外側の浸水深で判断したことなどを挙げた。
 市は同時期に被害があった市町に問い合わせ、判定方法が適切だったか検証する。
 (東部総局・菊地真生)

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