テーマ : 防災対策

自助の意識と備え訴え 浜松で防災講座 市の対策解説

 浜松市防災学習センターはこのほど、市の防災体制を学びながら家庭で必要な備えを考える講座「浜松市の防災体制」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の同センターで開いた。市危機管理課の吉垣幸和グループ長が講師を務め、市民ら約40人が聴講した。

風水害と地震における防災体制を紹介する吉垣グループ長=浜松市中区の市防災学習センター
風水害と地震における防災体制を紹介する吉垣グループ長=浜松市中区の市防災学習センター

 吉垣グループ長は風水害と地震の発生時における市の災害対応を解説した。市の公式LINEアカウントや「防災ホッとメール」など、災害情報の発信に加えて、事前に注意喚起を行うサービスを紹介。避難所開設の流れや、避難所にある備蓄品についても説明し、「被災状況によっては支援物資の到着が遅れることもある。家庭では最低3日分、できれば1週間分の備蓄を心がけて」と訴えた。
 災害情報の入手方法とハザードマップの確認、家具の固定など、各家庭でできる事前の対策も挙げ、「公助には限界が存在する。自助の意識を大切にしてほしい」と呼びかけた。

いい茶0

防災対策の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞