テーマ : 防災対策

石川・珠洲で漏水調査 静岡県企業局職員報告 人材育成の必要性指摘

 能登半島地震の被災地で水道管の漏水調査に当たった県企業局の職員がこのほど、県庁で活動を報告した。断水の早期解消に向け、上下水道が連携した復旧作業やマネジメントを担う人材育成の重要性を指摘した。

水道復旧支援の現状や課題を報告する県企業局職員=県庁
水道復旧支援の現状や課題を報告する県企業局職員=県庁

 企業局は2月22日から、断水が長期化する石川県珠洲市に3班計9人を派遣した。報告会には第1陣として現地入りした水道企画課の山内保典さんと河原有希さん、地域整備課の望月正一さんが参加し、木野雅弘局長らに具体的な支援内容や課題を伝えた。
 山内さんは現地のライフラインの状況や通水作業の手順などを説明。「水道管の応急復旧は日々着実に進捗(しんちょく)しているが、下水道施設の復旧と足並みをそろえなければ断水は解消できない」と訴えた。管路情報システムの運用ルールを整備し、職員を対象にした水道技術研修の充実を図るよう求めた。

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