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子どもの津波避難意識強化へ 静岡県警が標語ポスター 1月27日披露

 静岡県警は津波発生時の県民の避難意識を高めるため、子ども向けの啓発活動を強化する。避難を促す新たな標語「地震だ!津波だ!さあスタート!」のポスターが23日までに完成し、県教委などの協力を得て県内各地の学校や保育・幼稚園施設に配布する。災害対策課の公式ツイッターでは、保護者が幼児や児童に説明しやすいよう工夫を施した音声解説動画の配信も始めた。

新たな標語「地震だ!津波だ!さあスタート!」のポスター=23日午後、県庁
新たな標語「地震だ!津波だ!さあスタート!」のポスター=23日午後、県庁

 「さあスタート」は、「さわがず」「あわてず」「すぐに」「高く」「遠くへ」の頭文字で構成。ポスターは計8千枚用意し、東日本大震災を機に誕生した県警津波防災マスコット「てんてん」が「とにかく逃げる!自分から動く!」と訴え、県警マスコットは住民を誘導する絵の中で「警察官もみなさんと一緒に避難します」と呼びかけている。
 27日に湖西市の新居小で行う防災講話で披露し、児童の手で学校内に掲示してもらう。
 ツイッターでの避難誘導動画は、災害対策課員の子どもたちの助言や発声協力を得て、手作りで完成させた。
 真野義文課長は「子どもへの啓発は家族に最も伝わりやすい。ポスターやツイッターに工夫を凝らし、『とにかく逃げる』意識を浸透させたい」と話す。

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