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高校生ドローン防災隊 2期生へ引継ぎ 掛川市、8人に委嘱状

 掛川市は17日、市内の高校から有志を募って2022年度に発足させた「高校生ドローン防災航空隊」の2期生8人に委嘱状を授与した。新隊員はそれぞれ「訓練に励んで防災に尽くしたい」「率先して動けるよう意識を高めていく」などと決意を述べ、1期生からベストを引き継いだ。

今後の活動の説明を受ける2期生=掛川市大池
今後の活動の説明を受ける2期生=掛川市大池
久保田市長から委嘱状を受ける松井さん(左)=掛川市大池
久保田市長から委嘱状を受ける松井さん(左)=掛川市大池
今後の活動の説明を受ける2期生=掛川市大池
久保田市長から委嘱状を受ける松井さん(左)=掛川市大池

 同隊は、災害時に被災場所や広域避難所周辺の状況を小型無人機ドローンで空撮し、災害対策本部に報告するのが主な任務。2期生は市内4校から選ばれた1年生で、8月から訓練を重ねて飛行許可申請に必要な10時間の操縦訓練を修了した。
 掛川工業高の松井斗優悟さん(16)は「いざという時に市民を守る側になった。覚悟を持って頑張りたい」と話した。委嘱状を渡した久保田崇市長は「いろいろな世代の力で市の防災力を高めていきたい」と期待した。
 訓練飛行のお披露目は強風で中止になった。委嘱式に合わせ、発足時から隊員育成に協力している建設業「松下組」(同市板沢)がドローン1機を市に寄贈した。市は同日、近隣の体育館で被災時に備えた遺体収容所開設訓練も実施した。

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