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被災時「共助が人命救う」 三島・加屋町自治会、防災研究報告

 三島市の加屋町自治会はこのほど、2年間にわたって研究を積み重ねてきた地域防災の発表会を市西地区コミュニティー防災センターで開いた。

研究を重ねてきた地域防災の発表会=三島市西地区コミュニティー防災センター
研究を重ねてきた地域防災の発表会=三島市西地区コミュニティー防災センター


 溶岩層の地盤は強固で家屋が崩れにくい一方、道路幅が狭く住宅が密集し、古い木造の建物も多い―など、同町の防災的な強みや弱点などを分析した。その上で西風が強い冬場の夕方に震度6強の大地震が発生するなど、最悪のシナリオにどう対応するかをテーマに掲げた。広域避難所の三島西小は収容人員が限られ、他地域への移動や自家用車内での生活、臨時避難所の開設などさまざまなケースが想定されるとした。
 日ごろからできる有事への備えとして水や食料の備蓄、中高生による若い力の結集、トイレ対策などを挙げ、「自分たちで何日間かは生きないといけない。人命を救うポイントは共助だ」とした。大地震に伴う崩落や液状化の危険箇所についても写真や地図で示した。
 (三島支局・金野真仁)

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