テーマ : 防災対策

災害想定 簡易水槽に給水 浜松市天竜区で体験会

 浜松市はこのほど、自家用車に簡易的な水槽を設置し、給水活動を行う体験会を浜松市天竜区で開いた。災害時を想定し、給水体制の効率性を高める手段として紹介した。

簡易水槽への給水などを行った体験会=浜松市天竜区
簡易水槽への給水などを行った体験会=浜松市天竜区

 同区横川自治会館に集まった住民らは折りたたみ式の簡易水槽「フジコン」を組み立てて小型トラックに積載し、消火栓に移動して給水した。1台あたり350リットルの水を積んで自治会館に戻り、蛇口を取り付けて水をビニール袋に詰めていった。
 市は中山間地の災害時給水について、各地の拠点に設ける仮設水槽で住民に対して給水する体制を想定している。支援を広域にくまなく行き届かせるための手段として、住民側が市による給水を待たずに水を運ぶ仕組みを検討しており、体験会の開催を決めた。
 市上下水道部の担当者は「災害時に効果的な支援ができる体制づくりを進めていきたい」と話した。

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