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総合防災訓練始まる 浜松、湖西で2万人超参加

 関東大震災にちなみ制定された「防災の日」(1日)に合わせ、静岡県と浜松市、湖西市の総合防災訓練が3日朝、両市で始まった。両市の会場では257団体計約2万2千人が参加する見込み。住民と行政、関係機関の連携態勢を再確認するほか、各地で住民主体での避難所開設、運営訓練を展開し、地域のつながりや防災意識を見直す。
 訓練は3日午前8時ごろ南海トラフ巨大地震が発生し、県内の広範囲で震度7を観測、沿岸部に大津波が襲来する想定で開始した。県広域受援計画に位置付けられる代替拠点での訓練に初めて臨む。拠点の一つ、西濃運輸浜松支店トラックターミナルでは実際に避難所とつないで物資輸送や受け入れの代替機能を検証する。湖西市のメイン会場となる湖西運動公園では、車両や倒壊家屋などからの救出救助訓練やヘリによる広域医療搬送訓練を展開する。
 県によると同日は浜松、湖西両市のほかに13市町で訓練を実施予定。防災週間(8月30日~9月5日)前後では、35市町で計55万人の参加が見込まれている。

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