テーマ : 防災対策

災害予防訓練の重要性指摘 防災システム研究所 山村氏が講演 小山

 小山町自主防災会連合会などはこのほど、防災講演会を同町の町総合文化会館で開いた。防災・危機管理のシンクタンク「防災システム研究所」の山村武彦所長が「防災隣組-備えは日頃から」と題して講演した。

講演する山村所長=小山町の町総合文化会館
講演する山村所長=小山町の町総合文化会館

 山村所長は2020年7月の熊本豪雨や千曲川の堤防が決壊して大規模な被害が出た19年の台風19号などの被害を紹介し、命を守る備えについて語った。避難、消火、救助訓練は「災害後対処訓練」として重要であるとした一方、状況別の命を守る訓練、火を出さない準備訓練、閉じ込められない訓練などの「災害予防訓練」が非常に大切であることを説明した。
 富士山噴火への備えについても言及し、発災後に車で逃げることは困難である可能性が高いとの認識を示した。「予報や警報の段階で『逃げるスイッチ』を入れ、早めの避難が重要」と述べた。

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