テーマ : 防災対策

津波防ぐ装置 科学技術高生が見学 防災意識高める 静岡・用宗

 静岡市葵区の「伸栄建設」はこのほど、同市駿河区の用宗漁港で行う津波対策の現場見学会を開き、科学技術高生が参加した。インフラ整備などを学ぶ都市基盤工学科3年生40人が防災意識を高めた。

フラップゲート式陸閘の試運転を見学する生徒=静岡市駿河区の用宗漁港
フラップゲート式陸閘の試運転を見学する生徒=静岡市駿河区の用宗漁港

 生徒は同港に設置されている津波を防ぐ装置「フラップゲート式陸閘(りくこう)」の試運転を見学した。同装置は津波が発生した際に、水の浮力でゲートが自動的に立ち上がる仕組み。同社の職員がゲート前に囲いを作り水をためると、ゲートがゆっくりと立ち上がり生徒からは歓声が上がった。故障しにくく、津波発生時に装置を操作しに行く危険がないなど利点を学んだ。
 牛首翔さん(17)は「最新技術ではなく、単純な動力で優れた性能を発揮することに驚いた」と話した。

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