ハヤテ223入団選手発表 元DeNA田中、池谷ら29人
来季からプロ野球2軍ウエスタン・リーグに参入する静岡市拠点のハヤテ223(ふじさん)が7日、入団選手29人を発表した。元DeNAベイスターズの左腕田中健二朗(常葉菊川高出)、池谷蒼大(静岡高出)、元ロッテで外野手の福田秀平らが加わる。
移動仮設薬局を活用 藤枝市とアルフレッサが災害支援協定 医療救護体制の強化へ
藤枝市と岡部町に物流センターを構える医薬品卸会社のアルフレッサ(東京)は7日、災害支援に関する協定を締結した。災害時に薬局機能を被災者に届ける同社の移動仮設薬局「災害支援コンテナファーマシー」を活用し、医療救護体制の強化につなげる。 同社によると、移動仮設薬局の開発は全国初の取り組み。東日本大震災時に被災地などで慢性疾患薬などが不足した事態を受け、災害時の安定的な医薬品の供給を目的に、免震機能を備える岡部町の静岡物流センターに設置した。 コンテナは幅と高さ約2・5メートル、奥行き約6メートル、重さ6・5トン。大規模災害の発生時に市の要請を受けた後、物流センターから必要な医薬品を搭載し、市内4
文学と静岡への愛貫く 三木卓さんの功績や人柄振り返る
静岡県ゆかりの詩人で作家の三木卓さんが亡くなりました。代表作の詩集「わがキディ・ランド」をはじめ、芥川賞を受賞した小説「鶸(ひわ)」など優れた作品を世に送り出し、翻訳や随筆、評論などでも活躍。子どもから大人まで幅広い世代に親しまれています。三木さんの功績や人柄についてまとめ、1ページで紹介します。
男性の証明に「安心感」 「女」から「男」性別変更した住民票 浜松市の鈴木さん取得
性同一性障害のある人が戸籍上の性別を変えるには「生殖能力をなくす手術が必要」と定めた法律規定を憲法違反とした静岡家裁浜松支部の決定を受け、浜松市天竜区の鈴木げんさん(49)は7日、「女」から「男」への変更が性別欄に反映された住民票を市役所で受け取った。鈴木さんは「男性として生活してきた証明をもらえてうれしい。安心感がある」と笑顔を見せた。 パートナーの国井良子さん(51)と共に来庁した鈴木さん。住民票のほかに、両親との続柄が「長男」と変更された戸籍謄本も取得した。鈴木さんは「決して僕だけの話ではない。多くの人が性自認と同じ性別として認められ、本人の選択が尊重される社会になってほしい」と強調し
東南海地震から79年 静岡県内最大規模の被害だった袋井 宗円寺で慰霊祭
1944年の昭和東南海地震から79年となる7日、被災地域だった袋井市川井の宗円寺で犠牲者の慰霊祭が行われた。犠牲者の名前が刻まれた境内の慰霊碑前に祭壇が設けられ、当時の体験者を含む住民9人が手を合わせて追悼した。 同地震では同寺近くにあった袋井町西国民学校(現・袋井西小)の校舎2棟が全壊し、児童20人が死亡した。現在の同市内では住宅3千戸以上が全半壊し、140人以上死亡するなど県内最大規模の被害を受けた。 慰霊祭は同市仏教会中央支部が毎年開き、今年は僧侶7人が読経した。加藤高敏支部長(40)は「(市内各地で行われていた)慰霊法要は遺族らの高齢化でどんどん減っている。慰霊を通して私たちも地震に
【来年1月1日から】浜松市の行政区再編 暮らしはどう変わるの?
そういえば浜松の区再編って来年1月からだった!?最寄りのスーパーで買い物中、レジ横の年賀状コーナーが目に入り、ハッとしました。ひょっとするとあの人の宛先も変わるかも。住所や選挙、区役所など浜松の暮らしに関わる情報を中心にまとめました。 ⇒3区案内定までの経緯についてはこちら
「御殿場シャルドネ36」完成 構想5年、樽の香りとまろやかさ魅力 12月中旬発売
御殿場市産のブドウを使ったワイン「御殿場シャルドネ36(さんろく)」が誕生した。嶋田酒店(同市川島田、嶋田康一代表)が構想を始めてから約5年。御殿場の名を冠するにふさわしい味になったと判断し、12月中旬に満を持して発売する。 同市神山の農園で生産したブドウを使い、御殿場高原ワインが製造した。木樽(たる)で約2カ月間熟成させ「まろやかで樽の香りがする」のが特徴。嶋田代表は「まずは市民に知ってもらい飲んでもらいたい」と話す。 多種類のアルコール飲料が作られる「酒のまち御殿場」のアピールになればと御殿場産ワインの販売を考え、御殿場高原ワインに協業を持ちかけた。同社が所有する農園の一部の権利を持ち、
路上に出血した男性、病院で死亡確認 静岡・牧之原、事件事故両面で捜査
6日午後9時ごろ、牧之原市大江の路上で男性が血を流して倒れているのを通行人が発見し、110番した。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。 牧之原署によると男性は50代で、現場近くに住んでいた。静岡市消防局によると男性は発見時、心肺停止状態で首に切り傷があったという。 現場は牧之原市役所相良庁舎から北西に約1・5キロの住宅街。同署は事件事故の両面で捜査している。
♨お風呂好きなカピバラ 癒される姿の魅力は?
ゆず湯に漬かり、ゆったりとくつろぐかわいらしい姿で人気の「カピバラ」。冬の風物詩として知られるその姿は、1982年冬に伊東市の伊豆シャボテン動物公園で始まったそうです。多くの人を魅了する世界最大級のネズミの仲間であるカピバラの魅力は何なのでしょうか。まとめてみました。
二十四節気「大雪」 雪化粧、南アルプスと富士山が共演【動画あり】
7日は二十四節気の「大雪(たいせつ)」。本格的に冬が到来して山が雪に覆われ、平野部でも雪が降る時季とされる。静岡市葵区の最北端に当たる南アルプスの山並みは雪化粧が進んでいる。 6日午前、撮影のため静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」で高度約3600メートルに到達すると、外気温は氷点下7度を記録した。眼前には青空の下で雪を頂いた聖岳や赤石岳など3000メートル級の山がそびえ、広大に連なる白い尾根が日差しを受けて輝いた。東には南アルプス越しに富士山を望み、雪山同士での「共演」を見せた。 (写真部・久保田竜平)
⚽清水エスパルス 選手や近親者に誹謗中傷、法的措置も
J2清水は6日、選手や近親者に対して交流サイト(SNS)上で誹謗(ひぼう)中傷があったとして、法的措置を含めた対応を取るとの声明を出した。 清水は2日のJ1昇格プレーオフ決勝で東京Vと1-1で引き分け、昇格を逃した。J1復帰には勝利が必要だったが、DF高橋が試合の最終盤にPKを与えて同点に追い付かれた。高橋はSNSで「誹謗中傷ですが僕に送ってもらう分は大丈夫ですし、理解しております。ただ妻のSNSに送るのだけはやめていただきたいです」と訴えていた。
浜名湖殺人事件の容疑者、死亡した男性と朝から行動か 夕方以降連絡つかず
浜松市西区村櫛町の浜名湖内山海岸で10月21日夜、乗用車を湖に転落させて同乗者の無職の男性(52)=愛知県新城市=を溺死させたとして、殺人容疑で浜松西署に逮捕された無職の男(53)=同市日吉黒淵=は、事件当日の朝から男性と行動をともにし、午後3時ごろには、地元の仲間と連絡がつかない状態になっていたとみられることが6日、複数の関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、男は当日、男性を車の助手席に乗せて自宅を出発したとみられる。 2人を知る50代男性は事件当日の午前8時半ごろ、届け物を持って男性宅を訪れ、家から出てきた男に手渡したという。別の住民は同10時ごろ、男の自宅近くで男性の車に乗る
静岡市民文化会館改修 耐用年数30年想定 エレベーター設置も検討
静岡市の望月雅乃文化振興課長は6日の市議会観光文化経済委員会で、大規模改修に向けて設計作業を進める葵区の市民文化会館について、耐用年数を約30年と想定していると明らかにした。ユニバーサルデザインの観点から、地下駐車場とホールにエレベーターを設置することも説明した。 同施設は、会議室などがあるロビー棟にはエレベーターがあるが、2階席のある大ホールと中ホールには設置されていない。同課によると、施設改修にかかるパブリックコメント(市民意見公募)などでバリアフリー化を求める声が多数上がっていたという。エレベーター設置で高齢者や障害者、車椅子やベビーカー利用者の利便性向上を図る。 施設前の広場について
スズキ「スイフト」7年ぶり全面改良 「日常性、使いやすさ」前面 13日発売
スズキは6日、7年ぶりに全面改良した世界戦略車の「スイフト」を13日に発売すると発表した。2004年の発売から4代目。歴代モデルが培った代名詞の「走り」「デザイン」の進化とともに、主要顧客の若年層の多様な価値観に合わせて日常性や使いやすさも前面に打ち出した。海外市場にも順次投入する。 7年ぶりに全面改良した新型「スイフト」を発表した鈴木俊宏スズキ社長 新開発の1.2リットル高効率3気筒エンジンや変速機を搭載し、燃費はモーターでエンジン走行を補助するマイルドハイブリッド(HV)のモデルで1リットル当たり24.5キロ(WLTCモード)と現行の21キロから向上させた。マイルドHVは国内で
⚽清水エスパルス 秋葉監督が続投 来季「歓喜に変える」
J2清水は6日、今季途中からチームを率いていた秋葉忠宏監督(48)と契約を更新し、来季も指揮を執ると発表した。 千葉県出身の秋葉監督は4月にコーチからの昇格で就任し、開幕7戦未勝利だったチームの立て直しを託された。指揮を執ったリーグ戦35試合で20勝9分け6敗の成績を残したが、最終節でJ1自動昇格を逃し、プレーオフも決勝で敗退した。 同日、取材に応じた秋葉監督は「こんなに悔しい思いをしたことがない」と昇格を手にすることができなかった胸の内を改めて語った。その上で来季に向けて、「歓喜に変えられるように」と決意を口にした。 大熊清ゼネラルマネジャー(GM)は「チームを立ち直らせてくれた」と手腕を
清水署の交通課長を逮捕 元交際相手にストーカー行為か 静岡県警、警察官逮捕は今年5人目
元交際相手の女性を脅迫し、ストーカー行為をしたとして、県警は6日、脅迫とストーカー規制法違反の疑いで、清水署交通課長の警部増井健吾容疑者(53)=静岡市葵区千代田5丁目=を逮捕した。県警監察課によると、増井容疑者は「逮捕については納得できない」と申し立てているという。現役警察官の逮捕者は今年に入って5人目で、少なくとも記録が残る過去10年間では最多となる。 逮捕容疑は7月中旬ごろから9月下旬ごろまでの間、元交際相手の県内の30代女性に対し、脅迫メッセージなどを複数回にわたって連続して送信するなどの脅迫とストーカー行為をした疑い。メッセージの送信はこの2カ月間ほどで百数十回に上り、「命が続く限
静岡ブルーレヴズ、9日開幕戦 藤井新体制、トップ4へ船出 ラグビーリーグワン1部【しずスポ】
目標のトップ4(プレーオフ圏内)進出へ。ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズは9日、BL東京との開幕戦(味の素スタジアム)に臨む。「どの部分で勝つかより、いろんなことができるチームに」。静岡の藤井雄一郎新監督が今季の展望を描く。ヤマハ発動機時代からFW陣のセットプレーに揺るがぬ自信を持つ静岡。だが「武器を抑えられたら厳しくなる」。指揮官は“伝統”に幅広い戦術を融合させることが上位に入る鍵と見る。 昨季は接戦に勝ちきれず、終盤の攻防に課題を残した。日本代表ナショナルチームディレクターだった藤井監督はワールドカップ(W杯)フランス大会後にチームに合流。宮崎・延岡合宿で
川勝知事「レガシー発言」一転謝罪、構想「白紙」 訂正の要求決議案、全会一致受け
静岡県議会12月定例会は6日再開した。川勝平太知事が東アジア文化都市事業のレガシー(遺産)継承拠点を三島市内の国有地に置きたいとする発言について、全67議員が連名で訂正を求める決議案を提出。決議案は上程され、全会一致で可決された。これまで訂正しない姿勢を示してきた川勝知事は、その後の代表質問で一転して「決議をいただく状況になったことに、心よりおわびする」と謝罪し、「継承拠点の件はいったん立ち止まり、白紙とする」と事実上撤回した。 知事は1日の県議会12月定例会開会日の所信で、訂正を求める県議会総務委員会の申し入れに対し「訂正しない」と表明し、最大会派自民改革会議の反発を招いた。自民会派は他2
市町対抗駅伝 中継のたすきつなぐ 岡村久則アナ【SBSマイクリレー】
今月2日、絶好のロードレース日和の中で県市町対抗駅伝が行われました。白熱した展開となった今年は、市の部は御殿場市が、町の部は長泉町が優勝を果たしました。選手が故郷への思いを乗せてたすきをつなぐこの駅伝の模様を、当日はSBSテレビ・ラジオ・WEBの生中継でお送りしました。 この県内全市町が参加する駅伝中継はSBSの年間のスポーツ中継で最大規模のもので、今年の中継に関わったスタッフ数は150人以上。そのうち熱戦を言葉で届けるSBSアナウンサーは12人。さらに浜松市出身のTBS高柳光希アナウンサーも参加してくれました。 いつもはそれぞれの担当番組で活躍をするアナウンサーが、この駅伝では共同作業で準
静岡・呉服町通りでクリスマス装飾壊される 静岡中央署に被害相談
静岡市葵区の呉服町通りで、クリスマスイベントに向けて準備中だった花の装飾の一部が何者かに壊されたとみられることが6日、関係者への取材で分かった。設置作業を請け負う団体「静岡花いっぱいプロジェクトSHiP」が静岡中央署に被害を相談している。 同団体の藤浪倫也代表によると、被害が発覚したのは5日午前9時半ごろ。花を飾る土台として4日夕方に設置した竹筒が、固定していた木枠からもぎ取られていた。竹筒は3本一組で設置していて高さ約1メートル。 同団体による呉服町通りでの装飾は新型コロナ禍でイベントが開催できなくなった2021年、訪れた人に少しでも明るい雰囲気を感じてもらおうと始まった。季節の行事に合わ
しずおか新聞感想文コンクール 最優秀賞に小曽根さん(東海大静岡翔洋小6年)ら
「2023年度しずおか新聞感想文コンクール」(静岡新聞社・静岡放送主催、県教委、県私学協会など後援、静新会協力)の審査結果が発表された。応募総数は4332点。小学生、中学生、高校生の3部門で審査が行われ、最優秀賞には、東海大静岡翔洋小6年の小曽根杏樹さんの「お互いに支えあうために~黄色いハンカチで状況確認~」、掛川市立西中1年の礒部葵衣さんの「認知症サポーターとして私ができること」、浜松西高2年の鈴木愛梨さんの「誰もが受け入れられる未来へ」がそれぞれ選ばれた。 学校賞(団体賞)は応募作品数などを総合的に選考し、小学生の部から1校、中学生の部から6校、高校生の部から1校が決定した。 最優秀賞
茶況(12月6日)牧之原で入札会 1万1000キロを取引 榛原茶商組合と青年団
榛原茶商組合と榛原茶業青年団はこのほど、静岡牧之原茶入札会を牧之原市の坂部区民センターで開いた。 今回は市内外の茶業関係者ら34人が集まった。荒茶、仕上げ茶、出物の3部門に74点の出品があり、20点が落札された。取引量は1万1358キロで、売上金額は547万円だった。 取引の場を提供することで、消費拡大や関係者間の交流促進を促すことが狙い。入札会の木村圭介実行委員長は「全体的には手頃な価格帯の引き合いが強い傾向だった。6回目の開催だったが、参加者のリピート率も高く茶業界の底上げにつながる手応えを感じた」と話した。 (榛原支局・足立健太郎)
静岡人インタビュー「この人」 ハンドメードで登山用バッグを製作する 植田徹さん(川根本町)
登山用バッグ(ザック)を製作する工房「ブルーパー・バックパックス」(川根本町水川)の店長を務める。客一人一人と対話を深め、それぞれの目的に見合ったザックをハンドメードで手がける。34歳。 -自分でザックを作るようになったきっかけは。 「大学生のころ、初めて南アルプスに登ったことがきっかけで登山に熱中し始めた。大学卒業後、地元の藤枝市で小学校教諭をしていたころも、休みがあれば南アルプスに足を運んだ。少ない休みでなるべく多くの山を回るため、ザックの軽量化をしたかった。しかし、高性能なザックは高価で手が届かない。そこで、自分で作ってみようと思った。ミシンをほとんど触ったことがなかったので最初は簡単
記者コラム「清流」 元ヅカオタとして
「ヅカオタ」だった。小学生の頃に連れて行ってもらった東京・日比谷の宝塚劇場はきらびやかで、「社交場」みたいな香りがした。 ファンクラブの入り方を教えてもらった。おそろいのジャンパーを着てお茶会なるものに参加し、スターと写真に納まった。公演が終われば時間が許す限り劇場の外に並び「出待ち」をしてお見送りをした。 ブランクを経て「オタク」ではなく一ファンとして、撮りためた作品を見始めた。子育てが落ち着いたら本拠地で観劇することをよりどころにしていた。その宝塚歌劇団がいま、団員の転落死で揺れている。 黒えんび服の男役がずらりと並ぶ大階段、情熱たぎるデュエットダンス、トップだけに許される大きな羽根&h
大自在(12月7日)サポーター
J1昇格を懸けたプレーオフ決勝。東京・国立競技場は必勝を疑わない清水サポーターがアウェー側スタンドを埋め尽くし、東京Vを圧倒した。 しかし、試合は土壇場で同点に追い付かれ、失意の結果に。競技場横のホープ軒の背脂ラーメンがずっしりと胃にもたれた。 清水は来季もJ2で戦う。だが、サポーターがクラブを見限ることはないだろう。厳しい目線で批判すべきは批判しながら、どんな苦境でも励まし合い、支え続ける。それがサポーターと呼ばれる所以[ゆえん]だし、清水の歴史そのものだ。 たまたま同じ日に都内で公演した英ロックバンド「オアシス」の元ギタリストのノエル・ギャラガーさんは、イングランドのマンチェスター・シテ
無許可業務、詐欺容疑でレッカー業者を再逮捕 藤枝署など
無許可でレッカー業務を営んだなどとして、藤枝署と静岡県警交通指導課、交通機動隊の合同捜査指揮室は6日、貨物自動車運送事業法違反(白トラ営業)と詐欺の疑いで、藤枝市高柳1丁目、レッカー業者代表(40)を再逮捕した。高額料金を請求するレッカー業者に関する被害通報を受けて捜査を進める中、無許可でレンタカー事業を営んだとして道路運送法違反容疑で逮捕したレッカー業者代表の関与を裏付けた。 藤枝署などは詐欺容疑で焼津市柳新屋、レッカー業者従業員(34)=詐欺容疑で逮捕=も同日、再逮捕した。 レッカー業者代表の再逮捕容疑はレッカー業務において、2022年秋から23年春にかけ、国土交通大臣の許可を受けずに一
社説(12月7日)自民党の裏金疑惑 真相解明で済ませるな
もともと抜け道が多いと問題視されている制度だが、そのルールさえも守らない上、裏金づくりに励んでいたとすれば言語道断だ。 自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会)が政治資金パーティー券の販売ノルマを超えた売り上げを政治資金収支報告書に記載せず、売り上げた所属議員に還流させていた疑惑が浮上した。事実なら報告書の信頼性を根底から揺るがす行為で、東京地検特捜部が政治資金規正法違反の疑いで捜査している。二階派(志師会)でも超過分が派閥の報告書に記載されていなかったとみられていて、問題が広がる可能性もある。 岸田文雄内閣の支持率は危険水域とされる30%を割り込んだ状況だ。今回の問題が岸田政権と自民党の
記者コラム「清流」 図書館
思考が整理できない時や心を落ち着かせたい時に訪れる場所がある。図書館だ。何げなく手に取った書籍でもページをめくると新たな言葉や考え方と出合い、気づきを与えてくれることもある。まさに知識の宝庫と言ってよい。 しかし、近年は本離れが急速に進んでいる。地域からは書店が姿を消し、図書館の利用者減少は全国的な流れという。 どうすれば図書館に足を運んでもらえるか。先日、御前崎市立図書館アスパルで開催された県舞台芸術センターの出張劇場を見た。館内の空間を活用した試みで普段は見慣れない働き世代や子どもの姿もあった。新たな価値を創出する考えは今後の図書館運営のヒントになり得ると感じた。 図書館は本を貸し借りす
記者コラム「清流」 呼び捨てと人権
何年か前から社内で後輩の名前を呼び捨てにするのをやめた。年下の同僚が増え、無用な威圧感を与えることもない、と改めた。もっとも、私にそんな威厳はないかもしれないが…。 「過去の体験から呼び捨てされるのを嫌がる子供やや親もいる。これは『人権』の話です」。園児虐待事件後、裾野市の私立さくら保育園で職員研修に携わる子ども総合研究所の新保庄三さんが、同市の保育士らへの研修で語った。名前の呼ばれ方は個人の尊厳に関わる事柄という視点を欠いていたと恥じた。 芸能事務所の性加害や、過重労働の問題も「人権意識の低さが根底にある」と新保さんは手厳しい。それでも「事例ごと考えながら、学ぶ姿勢が大切」と
都市型スポーツ施設追加/中小補助制度見直しへ/民俗芸能保存継承に注力/病児・病後児保育107施設 静岡県議会12月定例会
静岡県議会12月定例会は6日、自民改革会議の江間治人氏(磐田市)とふじのくに県民クラブの伊藤和子氏(袋井市・森町)が代表質問を行った。勝又泰宏交通基盤部長は2024年度に策定を目指す遠州灘海浜公園篠原地区(浜松市西区)の公園基本計画について、中核施設となる野球場のほかにスケートボードやBMXといった都市型スポーツの施設整備を盛り込む方向で検討していると明らかにした。伊藤氏への答弁。 民間事業者を対象にした官民連携導入可能性調査では、都市型スポーツ施設の導入や合宿施設を併設することでより多くの集客が見込めることが判明したとし、勝又部長は「にぎわいの創出につなげていきたい」と述べた。近隣に道の駅
西伊豆町長らの期末手当アップ 町議会が否決
西伊豆町議会12月定例会は6日、特別職の期末手当を引き上げる条例の一部改正案について賛成少数で否決した。人事院勧告による職員の給与引き上げに合わせ、星野浄晋町長、高木光一副町長、鈴木秀輝教育長の期末手当を4・5カ月(0・35カ月分増)に引き上げる予定だった。 反対した議員は、2023年1月に白紙化した認定こども園と小中一貫校の建設計画について「建設に関わる調査費など多額の費用がかかった責任がある」などと指摘。賛成した議員はプロスポーツチームとの交流推進などの功績を説明し、引き上げの妥当性を訴えた。 計画は長年にわたり議論を重ね、建設地や費用を巡る議会との対立や一部住民の反対で二転三転してきた
清水立体橋桁事故契機に「安全の日」 国交省事務所が制定
国土交通省静岡国道事務所は6日、工事等安全協議会の総会を静岡市葵区の同事務所などで開いた。同市清水区の国道1号静清バイパス「清水立体工事」で橋桁が落下し8人が死傷する事故が起きた7月6日を事務所独自の「しずこく安全の日」と制定。同事務所職員や受注業者が事故を風化させず、毎月6日を中心に日頃から安全意識向上に取り組むことなどを確認した。 同事務所が発注する工事・業務の関係者ら約200人が参加。受注業者からは事故防止の取り組みとして、工事現場や資材の運搬ルートなどで危険が予測される場所と取るべき対策を書き出したハザードマップを作成し、現場作業員全員が見える場所に掲示することなどが発表された。 同
ベルテックス静岡 来季B1ライセンス申請見送り 松永社長会見 バスケB2
バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)静岡の松永康太社長が6日、県庁で会見を開き、来季のB1クラブライセンス申請を見送ったことを明らかにした。B1昇格に必要な施設基準を満たすことができなかったため。チームは今季の成績にかかわらず、来季のB1昇格がなくなった。 要件として、5000席以上収容が可能なアリーナをホームタウン(静岡市)で確保する、または新設アリーナの計画がある場合も「3年以内着工、もしくは5年以内竣工」の確実性の証明が必要だったが、至らなかったとした。 本拠地とする市中央体育館の収容上限は3000席。クラブは現在、市がJR東静岡駅付近の市有地に整備を目指す「アリーナ構想」に協力し
静岡県東部別荘での大麻栽培事件、買い手を初摘発 伊豆中央署
静岡県東部地域の複数の別荘で指定暴力団山口組系組幹部らが大量の大麻を営利目的で栽培していたとされる事件で、伊豆中央署と県警薬物銃器国際捜査課などは6日までに、大麻取締法違反(共同譲受、譲受)の疑いで、男5人を逮捕、再逮捕した。この事件での大麻の買い手の摘発は初めて。同署などはほかの買い手の特定作業や摘発も進め、事件の全容解明につなげる。 逮捕されたのは、アパレル店員(45)=東京都中野区江古田=。再逮捕は、飲食業の男(43)=新潟市西浦区巻乙=、飲食店経営の男(30)=岐阜県美濃加茂市太田町=、建設業の男(30)=岐阜市下西郷=、無職の男(42)=岐阜県岐南町薬師寺=の4容疑者で、11月に同
⚽常葉大、ベスト8の壁に挑む サッカー全日本大学選手権7日開幕 J入り過去最多5人のタレント集団
伝統の堅守に攻撃力を加えた常葉大サッカー部が7日に開幕する全日本大学選手権大会(インカレ)でベスト8の壁に挑む。主将で来季J1磐田入り内定のGK中島佳太郎(4年)=磐田ユース出=は「部の歴史と文化を継承し、上回りたい」と意欲を燃やす。 今季のチームは中島をはじめ、過去最多5人が来季J入りするタレント集団。ただ、夏の総理大臣杯は1回戦を順調に突破したが、2回戦で退場者が出たこともあって新潟医療福祉大に0―9で大敗。中島主将は「1回戦に勝ったのに自信じゃなく不安が出てしまった。トーナメント戦の先を見すぎた」と反省する。 東海学生リーグ1部上位後期は2位でインカレ出場を決めた。優勝は中京大に譲った
全国駅伝 浜松魂で挑む 開誠館中男子
静岡県中学駅伝大会で優勝し、17日に滋賀県で開催される全国中学駅伝大会に出場する浜松開誠館中男子選手の激励会がこのほど、浜松市中区の市教育委員会で開かれた。 3年の岩崎桜一朗主将が「県大会は仲間と支え合って優勝できた。全国大会では入賞を目指す」と意気込んだ。宮崎正教育長は「自分たちの走りとチームに誇りを持って大会に臨んで」と激励した。 全国大会は6区間計18キロのコースでたすきをつなぐ。
全国駅伝「一丸で」 御殿場中女子チームが抱負
12月16日に滋賀県で開幕する全国中学駅伝大会に出場する御殿場中駅伝部の女子チームの生徒10人が6日、御殿場市役所を訪問し、勝又正美市長らに大会への意気込みを語った。 同チームは11月の県大会で4年ぶりに優勝を飾り、全国大会への切符をつかんだ。夏休みごろから本格的に始動したという同部は、陸上部を中心とした校内の長距離の精鋭が集う。昨年は県大会3位で涙をのんだだけに、生徒たちの全国大会出場の喜びはひとしお。主将の猪頭心花さん(15)は「入賞を目標に一丸で戦いたい。個人としてもチームとしても、支えてくれた人たちへの恩返しの走りができれば」と話した。 勝又市長は12月2日の市町対抗駅伝で同市チーム
浜医大学長「1大学2校案は合意書の範囲外」 期成同盟会説明会で強調 出席首長らも後押し 【静大・浜医大 再編】
静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編を巡り、浜松市を中心とした市町、議会、経済界などでつくる期成同盟会(会長・中野祐介浜松市長)は6日、同市中区のアクトシティ浜松で状況説明会を開いた。浜医大の今野弘之学長は、静大の日詰一幸学長が同大の正式案にする方針を示す「1大学2校案」について、「合意書の範囲外との認識だ」とあらためて強調し、首長や地元経済界も後押しした。 今野学長は、両大が2019年に交わした合意書に関する法律事務所の見解を説明した上で、「1法人2大学」について「学長や評議会を各大学に置くことができ、独立性や機動性を担保する法的根拠がある」と優位性を指摘した。経済界からは、ハマキョ
変わりゆくクラブの色 問われる現体制の展望【失意の名門 清水J1復帰ならず㊦】
今季、国立競技場でホームゲームを開催した清水は、試合に向けて一つの企画を行った。クラブ誕生の背景となった清水市(現静岡市清水区)の少年選抜チーム「清水FC」の発足から55年を記念し、顕彰する内容。清水FCの存在を元に、唯一の市民クラブとして初年度からJリーグに参加したエスパルスの原点を“聖地”で発信した。 地域の熱が選手を育て、やがてプロチームを生み出した特別な歩みを持つ歴史を振り返る試みはしかし、現在の姿と対照的であることを鮮明にした。 山室晋也社長、大熊清取締役ゼネラルマネジャー(GM)が就任した2020年以降、チーム強化への惜しみない投資が加速した。22年度決算
「素晴らしき哉、人生!」(1946年、日本公開54年) クリスマス作品の最高傑作【名画の歳時記⑨】
12月に入って、いや、入る前から、街や商店の飾り付けはクリスマス一色といった感じですね。この連載ではちょっとばかり変化球と言いますか、ご覧になっている方は少ないかもな?と思うような作品をあえて選ぶようにしているのですが、今回は直球勝負。クリスマス映画の決定版をご紹介します。フランク・キャプラ監督「素晴らしき哉、人生!」(1946年、日本公開54年)がその作品。 よりによってクリスマス・イブに自らの命を絶とうとしている男ジョージ(ジェームズ・ステュアート)。彼は子供の頃から、自分よりも周囲の人々を幸せにすることを第一に考え、故郷の街と、そこに住む人々のために尽くしてきました。それなのに、身に覚
静岡市、経済対策70億円追加 補正予算案提出へ
静岡市は6日までに、国の経済対策の補正予算成立を受け、市民生活と事業者支援を柱にした経済対策として約70億円を追加する2023年度一般会計補正予算案を13日の市議会11月定例会最終本会議に提出する方針を固めた。市民が使うことができるプレミアム商品券を52万口発行するほか、人手不足が深刻化する「2024年問題」に直面する貨物運送事業者対象の助成制度を導入する。関係者への取材で分かった。 プレミアム商品券はスマートフォン決済対応のデジタル版で、1口6250円分を5千円で販売する。市民1人当たり4口(2万円分)まで購入可能とし、24年5~10月に市内の店舗で利用できるようにする。 貨物運送事業者対
⚾ハヤテ223 浜松で公式戦 球団社長ら 市に開催意向伝える
来季からプロ野球2軍ウエスタン・リーグ参入が決まったハヤテ223(ふじさん)の杉原行洋社長、池田省吾球団社長、榎本滉一朗ベースボールオペレーションマネジャーが6日、浜松市役所に中野祐介市長を訪問し、市営浜松球場(中区)での公式戦開催の意向を伝えて協力を要請した。 チームは本拠地の清水庵原球場(静岡市清水区)のほか草薙球場(同市駿河区)、愛鷹球場(沼津市)、浜松球場での公式戦開催を目指して調整しているという。池田球団社長は近日発表する所属選手に浜松ゆかりの選手が含まれること、ユニホームの製造を浜松市南区のレワード社に依頼していることも説明し、「浜松は野球に熱い街。県民球団として、ぜひ西部も盛り
人事=静岡ガス(2024年1月1日)
取締役顧問(取締役専務執行役員)小杉充伸▽専務執行役員(常務執行役員)村井陽一▽コーポレートサービス本部副本部長を兼ね、総務担当マネジャーを解く 総務部長勝呂恭正▽経営戦略本部副本部長を兼ねる 経営企画部長塩沢秀明▽再エネ・環境担当マネジャーを解く グローバル・エネルギー本部電力・環境部長上木敏▽経営戦略本部デジタルイノベーション部長を兼ね、地域価値共創担当マネジャーを解く 未来価値共創担当マネジャー兼グループ価値共創担当マネジャー飯尾聡文
ミナミマグロ、抽選で10人に LINEキャンペーン 焼津市、7日から
焼津市は8日正午からLINE(ライン)公式アカウントで天然ミナミマグロが当たるキャンペーンを実施する。10日まで。 贈呈品は焼津港で水揚げされた天然ミナミマグロ冷凍ブロック3~4人前(1万円相当)。抽選で10人に当たる。マグロが当たるキャンペーンは3回目。 市公式LINEを友だち登録し、魚食普及に関するアンケートに回答すると、抽選に参加できる。当選者は24日までにヤイヅツナコープ(同市鰯ケ島)でLINEの画面を提示すると、景品と引き換えることができる。
東伊豆町特産キンメダイ「ピンチ!」 直近6年で漁獲4割減 黒潮大蛇行影響か
東伊豆町特産のキンメダイの漁獲量が、直近6年間でおよそ4割減ったことが6日、町への取材で分かった。同日開会した町議会12月定例会の一般質問で、岩井茂樹町長が「将来に大変な不安を覚えている。町にとって死活問題だ」と述べ、長引く黒潮大蛇行との関連性に言及した。町内では「稲取キンメ」としてブランド化し、伊豆半島を代表する名物の一つとなっている。 町によると、2022年の町内の水揚げ量は40・3トン。17年は70・2トンだったが、19年に39・8トンまで減少。その後持ち直したが、22年に再度減少に転じた。12年には122・1トンを誇っていて、この10年で3分の1程度に減った計算になる。 県水産・海洋
保育所で虐待、通報義務化 政府、25年度から
政府は6日、保育士ら職員による子どもへの虐待を把握した場合、保育所など施設に対し、自治体への通報を義務化する方針を決めた。保育現場では、園児への脅迫的な言葉がけなど心身に悪影響を及ぼす「不適切な保育」が起きており、対応を強化する。2024年の通常国会にも児童福祉法の改正案を提出し、25年度からの実施を目指す。 こども家庭庁が、こども家庭審議会分科会に提案し、了承を得た。所管する保育所や認定こども園、認可外保育所などに通報を義務付ける。幼稚園については、所管する文部科学省が同様に義務化する方向で調整している。 政府が23年5月に公表した初の全国調査(22年4~12月)では、不適切な保育が計91
⚽サッカーU―19女子代表候補 静岡県勢の鹿島ら選出
日本サッカー協会は6日、大阪府で10日から行うU―19(19歳以下)日本女子代表候補合宿に参加するメンバーを発表した。静岡県勢はGK鹿島彩莉、FW板村真央(以上JFAアカデミー福島)、DF佐々木里緒(JFAアカデミー福島出、マイナビ仙台)、FW辻沢亜唯(藤枝順心高)が選ばれた。
⚽アスルクラロ沼津 ブラジル人2選手と契約更新せず
J3沼津は6日、ブラジル出身のFWイゴール・ガブリエル(20)の期限付き移籍期間満了と、同国出身のDFラウール・スダティ(22)と契約満了に伴い契約を更新しないことを発表した。
⚽清水エスパルス 3選手と来季契約せず
J2清水は6日、GK大久保択生(34)、DF井林章(33)、MF神谷優太(26)の3選手と来季の契約を結ばず、契約を満了すると発表した。 大久保は2019年夏にJ1鳥栖から加入。J1リーグ28試合に出場したほか、今季の昇格プレーオフ2試合でゴールマウスを守った。「またアイスタでプレーする姿を見せられるように頑張る」とコメントした。 井林は21年夏にJ1広島から加入。J1リーグ20試合、J2リーグ18試合に出場し、セットプレーから3得点した。「自分らしさを出すことはできたので悔いはない」との談話を出した。 神谷は22年にJ1柏から加入。J1リーグ21試合1得点、J2リーグ22試合3得点を記録し
静岡県内67施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は6日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園、特別支援学校計67施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計952人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設5人、沼津市3施設31人、裾野市3施設39人、伊豆市1施設9人、長泉町1施設27人、御殿場市4施設37人、小山町3施設36人、富士宮市1施設13人、富士市8施設180人、静岡市葵区1施設10人、同市駿河区5施設63人、同市清水区5施設64人、島田市3施設41人、藤枝市5施設72人、焼津市5施設141人、吉田町2施設58人、掛川市1施設12人、磐田市3施設21人、
静岡県のマイナひも付けミス195件 障害者手帳など 総点検結果公表
静岡県は6日、マイナンバーのトラブルを受けて実施した総点検の結果を公表し、11月末時点で障害者手帳などで延べ195件のひも付けの誤りが確認されたと明らかにした。いずれも人為的なミスが原因で、個人情報の漏えいは確認されていないとしている。 点検対象は身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、精神通院医療の計16万1199件。同姓同名で同じ生年月日の別人の情報を登録したり、誤って他人の情報にひも付けたりしていた。住所変更などで本人確認ができていないケースが742件あり、引き続き調査する。 県によると、ひも付け作業は主に職員1人が担当し、確認作業が不十分だったとみられる。障害者支援局の担当
1900万円詐取被害 裾野市の60代男性 「当選金受け取る費用」
裾野市の60代の男性が6日までに、当選金名目の架空請求で現金約1900万円をだまし取られたと裾野署に届けた。男性は約7カ月間、計66回にわたって現金を指定口座に振り込んでいた。同署が特殊詐欺事件とみて捜査している。 同署によると、4月9日ごろ、大手通信事業者を名乗る差出人から男性の携帯電話に「グループ当選、当選金3300万円、手続き申請してください」とのメールが届いた。男性は住所や氏名などの個人情報を入力。メールやSNSで指示された通りに、申請費用として11月19日まで指定口座に現金を振り込み続け、だまし取られたという。 当選金が一向に振り込まれないため、不審に思った男性が警察に相談して詐欺
飲酒運転で死亡事故とひき逃げ事故 死亡の男を書類送検 静岡中央署
静岡市葵区上土1丁目の市道で8月13日に軽乗用車とミニバイクが衝突して双方の運転者2人が死亡した事故で、飲酒運転で死亡事故とひき逃げ事故を起こしたとして、静岡中央署は6日、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで軽乗用車を運転していた同区瀬名1丁目、職業不詳の男(55)を被疑者死亡のまま静岡地検に書類送致した。 書類送致容疑は8月13日午前1時25分ごろ、同区銭座町の県道で酒に酔った状態で軽乗用車を運転して信号待ちで停車していた乗用車2台が絡む玉突き事故を起こし、それぞれの運転者の男性2人に軽傷を負わせてそのまま逃走した上、同1時半ごろ約2・5キロ離れた同区上土
むかわ竜(北海道)白亜紀末に生息、花粉化石で年代特定 静大など発表
静岡大などの研究グループは6日、20年前に北海道むかわ町で恐竜カムイサウルス(通称「むかわ竜」)の化石が発見された地層周辺で発掘された被子植物の花粉化石を調べた結果、この恐竜が白亜紀の最末期のマーストリヒチアン期(約7200万年前~約6600万年前)に生息していたことが明らかになったと発表した。 むかわ町で記者会見した静岡大のルグラン・ジュリアン助教によると、カムイサウルスが見つかった地層付近で複数の被子植物の花粉が見つかった。いずれも生息年代は白亜紀最末期で、同じ白亜紀で一つ前の時代となるカンパニアン期(約8350万年前~約7200万年前)に絶滅した植物の花粉は含まれていなかった。 発見さ
台風2号の住家被害認定 沼津市、判定見直し検討 市議会
沼津市は6日の市議会11月定例会で、6月の台風2号による大雨での住家被害の判定方法について、他市町との違いを検証し、見直しを検討する方針を示した。 6月は市西部を中心に浸水被害が起き、一部損壊115件、準半壊1件の被害が認定された。頼重秀一市長は「内閣府の指針に沿って判定した」と答弁した。同様の浸水被害で半壊認定もあった磐田市に比べ、厳しい判定がされたとする点について岩瀬宗一財務部長は「写真だけでは判定が難しいケースがある他、降水量や地形の違いにより、市町で結果が異なる」と述べた。 市資産税課は、他市町との判定の違いについて、被害が重く判定される床下の汚泥堆積に、量による基準がないことや、壁
潮風と太陽光を浴びて輝く 「本からすみ」作りが最盛期 沼津市
沼津市千本港町の魚卸売業「川善」で、高級食材として知られる「本からすみ」作りが最盛期を迎えている。6日も店舗前で朝から約200枚が日干しされ、潮風と太陽光を浴びて輝く様子が観光客らの注目を集めている。 瀬戸内海などのボラの卵巣を使用。塩漬けして2週間ほど日干しし、水分が抜けると淡い黄色からべっ甲色に変色する。川崎幸一社長によると、今年はボラの漁獲量が少なく例年の半分ほどになっているが、12月の仕入れ状況次第で来年2月まで作る予定という。 川崎社長は「天候に恵まれ、うまみとコクがある仕上がりになっている」と話した。 川善は今年で創業112年。本からすみは、国際品質評価機関「モンドセレクション2
年越しに備え、正月飾り制作楽しむ 伊豆市の生涯学習講座
伊豆市は6日、60歳以上を対象とした生涯学習講座「いず生きいきカレッジ」の本年度第6回学習会を同市内で開き、参加者24人が正月の飾り作りを体験した。新春を彩るオリジナルの飾りを仕上げ、年越しに備えた。 伊豆市シルバー人材センター職員が講師を務め、家庭でも気軽にできる方法を伝授した。参加者はわらを使い、玄関飾りとごぼう飾りを制作した。 神棚などに付けるごぼう飾り作りでは、わらを丁寧に縄の形に編み込んだ。玄関飾りにはカラフルな扇子や国旗を装飾し、華やかに仕立てた。
青葉被告、遺族に初の謝罪 「申し訳ない」繰り返す
36人が死亡、32人が重軽傷を負った2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判第21回公判が6日、京都地裁であり、被告は遺族の質問に「申し訳ないと思います」と事件について謝罪した。9月に始まった公判で、被告が遺族に向けて明確に謝罪の言葉を述べたのは初めて。 増田啓祐裁判長は、7日に検察側の論告求刑や弁護側の最終弁論などを行うと説明。同日結審する見通し。判決は来年1月25日。 6日の公判では、寺脇(池田)晶子さん=当時(44)=の夫(51)が「反省していますか」と問いかけ、被告は「しています」と応じた。別の遺族代理人の問いにも「申し訳ご
PFAS検出の静岡市清水区工場 「遮水壁」設置は困難? 専門家指摘
静岡市清水区三保の化学工場周辺の敷地外の井戸から、発がんとの関連が報告されているPFASが比較的高濃度で検出されている問題で、対策の一つとされる遮水壁の設置には技術的なハードルがあるとみられることが、6日までの専門家への取材で明らかになった。砂州の三保半島は砂れき層が厚く、地下水の挙動が複雑なためだという。運営会社は「遮水壁も選択肢の一つ」と認め、さまざまな方策を探っている。 大阪・摂津では 先月から工事 工場運営会社の三井・ケマーズフロロプロダクツ清水工場と市、地元連合自治会は「三者連絡会」を設置し対策を協議中。近々、連絡会であり得る方策を明らかにするとみられる。 静岡大の北村晃寿教授(
「筋肉体操」谷本氏 気軽な筋トレ伝授 静岡で講演会
静岡市スポーツ協会は5日、順天堂大の谷本道哉先任准教授(51)=静岡市出身=を招いた講演会を同市葵区のしずぎんホールユーフォニアで開いた。約280人が参加し、気軽に短時間でできる筋力トレーニングについて学んだ。 谷本氏は、筋力トレーニングががんや糖尿病のリスクを低下させる効果があることを説明した。参加者は椅子に座って膝を伸ばしながら両足を上げ下げする腹筋や、腰を深く落とすスクワットなど、効果的なトレーニングを実践した。谷本氏はNHK番組「みんなで筋肉体操」に出演している。 介護施設で機能訓練の指導をしているという須佐智子さん(69)は「介護施設の利用者でもできそうな内容だった。利用者ごとに必
“最後”の紙すき さみしく楽しく 来春統合の静岡・清沢小児童18人
静岡市葵区の清沢小で6日、全校児童18人が地域に古くから伝わる手すきでの和紙作りに取り組んだ。同校は来年4月、同区の中藁科小、水見色小と統合する予定で、閉校の記念グッズなどの材料として活用するため和紙を作った。 和紙作りは同校で30年以上続くという伝統行事で、寒さが厳しくなる12月に行ってきた。講師を務めたのは同校卒業生の山田芳朗さん(61)、志保さん(58)夫妻。児童たちは和紙の原料であるミツマタとトロロアオイを混ぜた水を入れた水槽に、紙をすく道具「簀桁(すけた)」を慎重に浸し、大小2種類の和紙を次々にすいていった。 前日には準備として、山で採取したミツマタを鍋で煮込んだ後、学校前の黒俣川
「西園寺と坐漁荘」テーマに講演 静岡市清水区 二峠六宿シンポジウム
静岡市清水区興津清見寺町の興津坐漁荘でこのほど、二峠六宿シンポジウム「西園寺公望と坐漁荘」(二峠六宿道旅推進実行委員会主催)が開かれ、郷土史家の渡辺浜男さんの講演や、復元された坐漁荘の建物の内覧などが行われた。参加者はかつて日本の政治に大きな影響を与えた興津地区の歴史などを学んだ。 渡辺さんは興津地区について、風が強くなく、東海道線が開通して交通が至便だったため、西園寺ら多くの政界の大物が別荘を構えたと説明。皇太子時代の大正天皇が清見寺に宿泊し、海水浴を楽しんだことが「興津に多くの別荘が作られるはしりとなった」と話した。「最後の元老」とされた西園寺の坐漁荘には、「興津詣で」と呼ばれるように要
大井川鉄道が事故調査 7日、6本運休 福用-川根温泉笹間渡間
大井川鉄道(本社・島田市)は7日、福用-川根温泉笹間渡間の運行を一部時間帯で休止し、バスによる代行運転を実施する。11月28日に家山駅で臨時列車の連結器が外れ緊急停車した事故の調査を行うため。 昼から夜にかけて運行予定だった普通電車上下計6本を部分運休する。 運輸安全委員会が鉄道事故調査官を家山駅に派遣し事故があった車両に、当時乗っていた乗客80人分の重り(4620キロ)を載せて走行実験を行う予定。
スーパーのセルフレジパネル割った疑い パート従業員逮捕 浜松中央署
浜松中央署は6日、器物損壊の疑いで浜松市南区楊子町、パート従業員(67)を逮捕した。逮捕容疑は7月11日午後、中区内のスーパーマーケットでセルフレジのタッチパネルをたたき割り、損壊させた疑い。同署によると、容疑者は拳でパネルにひびを入れたという。パネルの操作がうまくいかず、腹を立てて犯行に至ったとみられる。
地域の風景をカレンダーに JAしみず 学校などに寄贈
JAしみずは5日、2024年版のオリジナルカレンダー「しみずの音・色・匂い」約1140本を静岡市清水区のこども園や小中学校の各クラスなどに贈り、市役所清水庁舎で贈呈式を開いた。 深沢忠伸代表理事専務が塩原博区長にカレンダーを手渡した。カレンダーでは川のせせらぎや鮮やかな茶畑など、季節に合わせた同区の風景を写真で紹介している。深沢専務は「街の風景も時代とともに少しずつ変わる。清水の良さを再発見してもらえればうれしい」と話した。 一般向けには11、12の両日午前8時半から正午まで、同区庵原町のJAしみず本店1階ロビーで先着200人に配布する。
東海道線で列車と接触し死亡 6日午後1時ごろ
6日午後1時ごろ、静岡市清水区興津清見寺町のJR東海道線清見寺踏切に同市駿河区の50代の男性が立ち入り、興津行きの上り普通列車と接触した。清水署によると男性は死亡し、自殺の可能性が高いとみられる。JR東海によると、乗客にけがはなかった。富士―静岡間の上下線で一時運転を見合わせ、計83本に最大2時間程度の遅れや運休が発生、約1万4690人に影響が出た。
掛川バイパスで二輪と乗用車衝突 6日午後1時半ごろ
6日午後1時半ごろ、掛川市水垂の国道1号掛川バイパスで静岡市駿河区の男性(18)のオートバイと掛川市の女性(68)の乗用車が衝突した。男性が左手首を骨折し重傷、女性は首などを打って軽傷とみられる。事故処理のため、西郷インターチェンジ(IC)-宮脇IC間の上下線で約2時間通行止めになった。掛川署が事故原因を調べている。
神社屋根など銅板 窃盗の男を再逮捕 静岡南署
静岡南署は6日、窃盗の疑いで住所不定、東京都生まれ、無職の男(51)=別の窃盗容疑で逮捕済み=を再逮捕した。 再逮捕容疑は10月中旬、静岡市駿河区の丸子稲荷神社の屋根や壁から銅板約250枚(約1万千円相当)を盗んだ疑い。同署によると、転売が目的だったとみられる。容疑者は11月16日、同区の津島神社でも銅板約80枚を盗んだとして逮捕されていた。他の神社などでも同様の被害が複数確認されていて、同署は余罪があるとみて捜査を進めている。
自転車の2人をひき逃げ疑い 沼津署 配送業の男逮捕
沼津署は5日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、清水町畑中、配送業の男(32)を逮捕した。 逮捕容疑は5日午前5時15分ごろ、沼津市上香貫三貫地の市道で軽ワゴン車を運転中、歩道上で自転車に乗っていた27歳と29歳の技能実習生の外国人男性2人と正面から衝突してけがを負わせ、そのまま逃走した疑い。 同署によると、男性2人は別々の自転車に乗っていて、車が歩道に乗り上げて衝突した。27歳の男性は右足の打撲など軽傷、29歳の男性は左手首を骨折する重傷を負った。目撃証言などから容疑者を特定したという。 現場は片側1車線の直線道路。
集落支援員制度導入に前向き 下田市
下田市は6日、地域課題の解決へ「集落支援員」の制度導入に前向きな姿勢を示した。同日開会の市議会12月定例会で、鈴木浩之企画課長が浜岡孝氏(清心会)の一般質問に答えた。 鈴木課長は集落支援員について「有効な制度だ」と述べた。一方、今後地域ニーズの把握や人材の選任手法の検討が必要とし、制度導入を明言はしなかった。同課によると制度を導入するならば、支援員には地域課題解決に向けた校区ごとのまとめ役や、特徴的な技能を活用しての貢献などが期待される。委嘱や委託、会計年度任用職員としてなど採用手法を検討する必要があるという。松木正一郎市長も「少子高齢化が進み地域コミュニティーが弱体化している。行政としても
ホテル新設補助金 利用ゼロ 富士宮市 創設10年、要件緩和へ
富士宮市は6日の市議会11月定例会一般質問で、市ホテル新設事業補助金制度が創設以来10年間、利用されていないことを明らかにした。交付要件のバンケットルーム(宴会場)設置などが制度利用を難しくしているとみられ、市は要件を緩和する姿勢を示した。鈴木弘氏(至誠)への答弁。 交付要件は、国際観光ホテル整備法に登録したホテルで、客室が120部屋以上あり、宿泊者以外も使えるレストランと宴会場を完備する必要がある。客室面積がシングル9平方メートル以上、その他(ツインなど)13平方メートル以上の部屋が半数以上を占めることも定められている。条件をクリアすれば、固定資産税と都市計画税の相当額を最大7年間、還元を
補正予算案など17議案を可決 松崎町議会
松崎町議会12月定例会は6日、消防団条例の一部改正案や8千万円を追加する一般会計補正予算案17議案を原案通り可決した。 現在の消防団員の人数は定員245人に対し、196人にとどまる。これまでは団長などを除き49歳で定年としてきたが、人員不足を解消するために撤廃する。町内の観光施設である伊豆の長八美術館や重文岩科学校、旧依田邸の営業に関する条例の一部改正案も可決した。それぞれ休館日を木曜とする。
消費生活センター 本庁舎別棟に移転 裾野市
裾野市は市役所本庁舎1階に入る消費生活センターを旧駅西整備事務所に移す。6日の市議会12月定例会で、内藤法子氏の一般質問に産業振興部の鈴木敬盛部長が今後の方針を明らかにした。 公共施設の機能集約を目的に、水道庁舎(同市深良)の機能を本庁舎に移転するのに伴い、同センターは一時的に本庁舎の相談室を利用している。手狭のため、準備が整い次第、本年度内に本庁舎すぐ南側にある別棟の旧駅西整備事務所に移すという。福祉系の相談窓口も同事務所に集約する方向で進めている。
子ども食堂の運営 安定化へ財政支援 函南町 来年度から
函南町は6日の町議会12月定例会一般質問で、子ども食堂の安定的な運営に向けて来年度から財政支援する方針を示した。野田哲郎氏(清風会)への答弁。 町によると、町内では3つの団体や飲食店が子ども食堂を開設している。定期開催している団体への聞き取りでは、安定して継続していくための運営資金の確保が課題に挙がったという。町は貧困家庭の子どもの支援だけでなく、地域の多世代交流や地域ネットワーク形成の場として地域コミュニティーの推進にも貢献しているとし、物価高騰の影響も考慮して支援が必要と判断した。 子ども食堂の運営者と運営状況や課題について情報共有する場を設ける意向も示した。開設支援に対しては、民間の支
障害者差別解消で県が個人団体表彰
静岡県はこのほど、障害を理由とする差別解消推進県民会議を静岡市葵区で開き、障害に対する県民の理解促進などに取り組む6個人・団体を表彰した。サッカーやダンスを通じて障害者が体を動かす機会を設けたり、点字カレンダーの製作に協力したりした。 受賞者・団体は次の通り。 エスパルス(静岡市)浜松いわた信用金庫SDGs推進部(浜松市)杉浦隆(御殿場市)県福祉レクリエーション連盟レインボーハート東部(沼津市)藤枝順心高インターアクト部(藤枝市)スロームーブメント静岡実行委員会(静岡市)
更生保護尽力の個人団体を顕彰 静岡で式典
静岡県保護司会連合会などはこのほど、更生保護活動に尽力した個人や団体をたたえる本年度の県更生保護顕彰式典を静岡市駿河区のグランシップで開いた。 2022、23年に叙勲の瑞宝双光章と藍綬褒章を受章した保護司ら10人に記念品を贈呈し、法務大臣表彰などを受けた功労者には表彰を伝達した。同連合会の加藤良玄会長は「刑法犯の発生件数は減少傾向だが、再犯率は減少に至っていない。犯罪や非行をした人たちの立ち直りに向けた取り組みを一層強固に進めるため、私たち保護司の役割は大きい」とあいさつした。 叙勲と褒章の受章者は次の通り(かっこ内は保護区)。 宮口茂樹(沼津)塚本玄昭(静岡市駿河)桑高益男(藤枝)西川しげ
3月沼津、清水町でロゲイニング大会 美しい伊豆創造センター
美しい伊豆創造センターは2024年3月23日、地図に記されたポイントを巡って得点を競うアウトドアスポーツ「ロゲイニング」の大会を沼津市などで開く。 同市のプラサヴェルデを出発し、市内と清水町内のジオサイトや名所などのポイントを回る。制限時間が6時間と4時間の2コースがあり、6時間は男子、女子、男女混合、4時間は一般、ファミリー、ソロのそれぞれ3部門を設けた。ソロ以外は2~5人のグループで参加する。 参加費は6時間が1人6千円、4時間が1人5400円、中高生は3500円、小学生以下は無料。3月8日までに大会公式サイトで申し込む。問い合わせは大会事務局<電080(6700)7171>へ。
障害者工賃向上 ナマズ養殖挑戦 湖西 空き倉庫活用 新施設 浜松の医療法人「好生会」
浜松市南区の三方原病院など、県西部で精神科病院や福祉施設を運営する医療法人「好生会」(渡辺実輝宏理事長)が6日、障害者の工賃向上に向けた新たな取り組みとして、ヒレナマズの陸上養殖施設を湖西市新居町に開設した。築50年の空き倉庫に排水が出ない閉鎖循環式の水槽を置き、稚魚2000匹を放流した。餌やりなど日々の管理作業を法人内の福祉事業所に委託し、病院給食の材料としての活用や事業化を目指す。 広さ約100平方メートルの倉庫に、直径4・6メートルの水槽2台とろ過槽やアンモニアを無毒化する装置などを設置した。ヒレナマズの完全養殖で実績があるジャパンマリンポニックス(岡山県)のシステムを導入。持続可能な
伊東の小枝さん最優秀会員賞 静岡県工芸美術展 10日まで県立美術館
第49回県工芸美術展(県工芸家協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が6日、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで始まった。美術部門、実用部門に会員、準会員、一般の応募作品と招待作品の計150点を展示している。10日まで。 最優秀会員賞は、小枝真人さん(伊東市)の陶芸作品「染付鉢 細魚」が選ばれた。高い技術力と質感、サヨリの勢いのある絵付けが評価された。準会員と一般の最高賞となる知事賞には森田尚美さん(富士市)の染作品「青、開く」が選ばれた。 会場には、陶芸や染織、木彫、漆など卓越した技と独創性を追求した作品がそろった。10日午後4時からは、工芸家の技術向上を目的とした研究会を開く。 その他
バレー男子東レ 静岡市と協定 まちづくりに貢献
バレーボールのVリーグ1部男子に所属し、三島市を拠点とする東レアローズが6日、静岡市と「スポーツを活かしたまちづくり・ひとづくりのための連携事業に関する協定」を締結した。東レの脊戸輝部長と小林敦ゼネラルマネジャーが静岡市役所を訪れ、難波喬司市長とともに協定書に署名した。 連携事業としては、静岡市内で開催される東レのホーム戦への市民招待や、バレーボール教室の開催などを予定している。難波市長は「人気競技であり発信力、推進力があるチーム。町の元気、明るい未来づくりにぜひ協力を」とあいさつ。脊戸部長も「市民、企業の皆さまに提案をいただきながら地域活性化のために尽力したい」と述べた。 東レはこれまでに
適正取引を識者と懇談 公取委、6年ぶり静岡県内開催
公正取引委員会は6日、静岡県内有識者との懇談会を静岡市葵区で開いた。独占禁止法や下請法に基づいて優越的地位の乱用などを監視し、取引適正化を促進している公取委の活動状況について意見を交わした。県内開催は6年ぶり。 2022年度は11万社に緊急調査を実施し、問題が疑われる発注企業4030社に注意喚起文書を送付するなどした全国実績を公取委事務総局中部事務所の職員が説明。23年度は中小企業に不当な不利益を与える行為への取り締まりを強化し、中小が原材料費や労務費などの上昇分を適切に価格転嫁できる取引環境の整備に関係省庁と連携して取り組んでいるとした。 出席した有識者は伊藤隆史常葉大法学部教授や杉本浩利
発電用洋上風車 開発企業に出資 TOKAI子会社
TOKAIホールディングス(HD)子会社のTOKAIベンチャーキャピタル&インキュベーション(TVC&I、静岡市)は6日、発電用の浮体式洋上風車の開発を手がけるアルバトロス・テクノロジー(東京)に出資したと発表した。金額は非公表。 アルバトロス社が開発する垂直軸型の洋上風車は、海に浮かべる部分の小型化などで設備費用の大幅な低減が期待される。TVC&Iは出資を通じて再生可能エネルギーに関する情報収集を進め、同HDが進める脱炭素など環境保護の取り組みにつなげるという。
11月倒産19件 民間調べ
信用調査会社の東京商工リサーチが6日発表した11月の県内企業倒産件数(負債額1千万円以上)は、前年同月比5件増の19件、負債総額は79・6%減の28億8500万円だった。 負債額10億円以上の大型倒産はなく、いずれも従業員20人未満の小規模事業所が占めた。産業別では小売業が5件増の6件と、2年9カ月ぶりに最多となった。サービス業他が1件増の4件、卸売業が3件増の3件で続いた。地域別では東部7件、中部5件、西部7件となった。 新型コロナウイルス関連の倒産は前月比2件増の6件。コロナ禍の手厚い資金支援による倒産抑制がなくなり、増加に転じているという。業績を回復できずに行き詰まるケースも見られ、担
組織運営に統計有効活用 鳥越氏(江戸川大客員教授)が講演 しずおか経営戦略セミナー
しずおか経営戦略セミナー(静岡新聞社・静岡放送、中部未来懇話会主催)の本年度第4回講座が6日、静岡市内で開かれ、統計学者で江戸川大客員教授の鳥越規央氏が組織運営における統計データの有効な活用術を説いた。 スポーツ統計学の見地から、プロスポーツにおける科学的な選手評価の手法を紹介。メジャーリーグで普及している分析指標では、打率よりも出塁率を重視するなど、既存の評価基準が見直されたとし「統計は経験則や勘からくる思い込みを排除してくれる。データを正しく集計することで真実が見える」と強調した。 組織を活性化し、利潤を生むためのデータ解析事例として、横浜DeNAベイスターズの球団経営を取り上げた。同球
9月の個人破産168件 静岡県内、前年同月比27件増
静岡商工データがまとめた9月の県内個人破産(手続き開始決定)件数は、前年同月比27件増の168件だった。 地区別は東部が27件増の80件、中部が2件増の44件、西部が2件減の44件。市郡別は静岡市、浜松市がそれぞれ32件、富士市が21件、沼津市が18件。 同社は「長期化するエネルギー高、物価高の影響で生活が圧迫され、先行きは不透明。当面、注視する必要がある」としている。
スズキ、四輪生産累計300万台 インドのグジャラート工場
スズキは6日、インド西部のグジャラート工場(グジャラート州ハンサルプール)の四輪生産累計300万台を達成したと発表した。2017年2月の稼働から6年11カ月での到達は、スズキの国内外工場で最速。 節目の300万台目は4月に発売開始したSUV(スポーツ用多目的車)「フロンクス」だった。同工場では同国で投入する電気自動車(EV)も24年度に生産を開始する計画。 グジャラート工場は19年1月に第2工場、21年4月に第3工場が稼働し、現在3工場体制。インド国内と輸出モデルに対応し、年間生産能力は計75万台。「バレーノ」「スイフト」「ディザイア」「フロンクス」に加え、協業するトヨタのOEM(相手先ブラ
用宗、丸子支店を移転 静岡銀行、来年6月に新店舗
静岡銀行は6日、用宗支店(静岡市駿河区)と丸子支店(同)を、JR安倍川駅近くに新築する同一の建物に移転すると発表した。新店舗の営業開始は来年6月24日の予定。 移転後も支店名や口座番号などの変更はない。通帳や証書、キャッシュカードもそのまま利用できる。
静岡市教育大綱、策定へ 来年3月までに素案
静岡市総合教育会議は6日、2023年度の第1回会合を市役所静岡庁舎で開いた。難波喬司市長就任後初めての開催で、教育や文化振興などに関わる総合的な施策の元となる市教育大綱を策定することを示した。策定に向け、子育てや教育の現場に立つ職員らを直接招き課題を確認した。 初回の会合では障害児保育や乳幼児健診の事後フォロー、学校といった現場から、実際の事例や働き方の実態などが伝えられた。難波市長は「現場や個人の努力ではなく全体のシステムや戦略を作り替えることが必要」と大綱策定の要点の認識を示した。 同市では15年以降、第2期教育振興基本計画を市の教育大綱と位置づけていたが、教育委員会が所管する範囲だけで
南アルプスの国立公園 区域拡張を要望 川根本町長、環境相に
川根本町の薗田靖邦町長は6日、環境省で伊藤信太郎環境相と面会し、南アルプス国立公園の区域を拡張するよう要望した。町内の「大井川源流部原生自然環境保全地域」の周辺を対象に挙げ、国立公園のレンジャー事務所設置も訴えた。 農林水産省に宮下一郎農水相も訪ね、千頭国有林の管理機能の強化を要請。国土交通省には町内の国道・県道整備や大井川の治水事業の促進、南アの自然環境を生かした誘客事業の支援を求める要望書を届けた。
ガザ紛争の平和的解決求める決議案 焼津市議会が可決
焼津市議会は6日の11月定例会本会議で、パレスチナ自治区ガザ地区で続く紛争の平和的解決を求める議員発議の決議案を全会一致で可決した。 決議では、同地区での紛争を「平和都市焼津宣言をしている議会としても容認することはできない」と非難。「すべての当事者が国際法に従い早急に戦闘行為を停止し、事態を平和的に解決することを強く求める」と訴えた。
緑化作品 最優秀5点選出 静岡市花と緑のまちづくり協議会
静岡市花と緑のまちづくり協議会はこのほど、緑化作品コンクールの入賞作品を決定した。作文、絵画、ポスターの3部門で計5作品を最優秀賞に選んだ。優秀賞、奨励賞を含む入賞作品計22点は9~15日、同市葵区の県教育会館展示ギャラリーに展示する。 作文は「花と緑のまちづくり」、絵画とポスターは「花と緑のしずおか・夢のまちを描こう」をテーマに作品を募り、市内の園児、小中学生、高校生から686点が寄せられた。入賞、入選、佳作の全作品を掲載した作品集を市のホームページに掲載した。 作文部門で最優秀賞に輝いた静岡城北高3年の杉本美帆さんは「花や緑は人に癒やしを与える素晴らしい可能性がある」とし、「看護師を目指
犯罪被害者の支援 島田署で連携確認 事例検討やバザーも
島田署犯罪被害者支援連絡協議会がこのほど、同署で開かれた。幹部署員や島田市、川根本町の担当職員、医療関係者らが意見を交わし、連携を確認した。 同署警務課の担当者が被害者支援制度の概要や管内の犯罪認知件数、今年に入り犯罪被害者支援の運用件数が増加していることなどを説明した。会長を務める森昭夫署長は「死亡ひき逃げや殺人未遂などの事件が発生していて、遺族や被害者を支援していく」と述べた。参加者は重傷傷害事件を想定した被害者の支援方法についても、具体例を挙げながら検討した。 協議会に合わせ、被害者支援バザーも同署で開かれた。署員が持ち寄った日用品が会場に並んだ。売り上げは認定NPO法人静岡犯罪被害者
これからよろしくね 来春統合 島田の4小学校児童 合同ミカン狩りで親睦
来春統合予定の島田市の神座と伊太、伊久美、相賀の計4小学校の児童が6日、神座小近くの農園でミカン狩りを楽しみ親睦を深めた。 4校の1、2年生計35人が参加した。児童は4校混合の班に分かれ、ミカン農家榊原学さんの指示のもと一つ一つ丁寧にミカンを収穫した。榊原さんがミカンの育ち方や農家の仕事について解説し、児童は神座の特産物であるミカンについて理解を深めた。 神座小2年の鈴木唯月さん(8)は「茎をもって実をくるくる回すとうまく採れた。難しかったけど、みんなでできて楽しかった」と話した。収穫したミカン約700個は児童で分けて持ち帰った。 この4校は第一小と統合し、全児童は来年度から第一小に通う。
モンゴルパラ陸上チーム 焼津で来春合宿 市長、協会と覚書締結 世界選手権(神戸)に向け
来年に神戸市で開催される世界パラ陸上競技選手権大会に出場するモンゴル陸上チームが来春、焼津市内で事前キャンプを行うことが決まった。11月に中野弘道市長がモンゴル・ウランバートル市を訪問し、モンゴルのパラ陸上競技協会と覚書を結んだ。 実施期間は24年4月22日から5月31日までの間の10日間。市総合グラウンド陸上競技場をはじめ、市内施設を使用する。選手や監督など15人程度が訪れる予定。滞在期間中は市の交流事業に参加する。 モンゴルパラ陸上チームは16年から毎年のように焼津市で事前合宿を実施している。神戸大会は3カ月後に行われるパリパラリンピックに次ぐビッグイベント。今回の事前合宿も最適な練習環
バスケBリーグ B1・三遠、川崎に敗れる
バスケットボール男子のBリーグ1部(B1)は6日、愛知県の豊橋市総合体育館などで12試合が行われ、三遠は中地区で首位を争う川崎に90-104で敗れ、14勝3敗で並んだ。 川崎 14勝3敗 104(26―27 31―28 29―19 18―16)90 三遠 14勝3敗仙台 8勝9敗 90―81 北海道 3勝14敗 秋田 6勝11敗 67―63 宇都宮 13勝4敗 千葉J 10勝7敗 94―72 茨城 1勝16敗 群馬 6勝11敗 91―82 A東京 14勝3敗 三河 9勝8敗 83―62 信州 4勝13敗 横浜BC 7勝10敗 100―91 富山 1勝16敗 FE名古屋 10勝7敗 61―56
桐陽高出の大貫、新選手会長に プロ野球
DeNAは6日、新選手会長に大貫(桐陽高出)が就任すると発表した。今季までは今永が務めていた。
石花海・船釣り ヤリイカ 釣果回復の兆し 連続ヒットや大型45センチも【魚影を追って】
駿河湾の石花海[せのうみ]で、数年ぶりにヤリイカが釣れ出したと聞き、11月下旬、大井川港の第八正漁丸で釣行した。航程1時間ほどで、俗に「エボシ」と呼ばれるポイントに着くと、御前崎や焼津、静岡、沼津など駿河湾沿岸の各港からの釣り船が集結していた。 午前7時に釣り開始。水深は170メートル。手にした重りを軽く前方に放り、リールのクラッチをフリーにすると、青く澄んだ海中に道糸がスルスルと伸びていく。ヤリイカの遊泳層(タナ)は海底近く。底スレスレから15メートルほど上までの間を繰り返ししゃくり、誘って釣る。 重りが底に着いたら、たるんだ道糸を巻き取り、竿先をゆっくり頭上まで持ち上げる動作を繰り返して
渓流情報 鮎沢川(11月28日~12月4日)
鮎沢川(11月28日~4日) 足柄特定区冬季キャッチ&リリースで、25~65センチのニジマスが、足柄ふれあい公園周辺や千束橋付近、新千束橋付近、向田橋付近で0~3匹。9日午前にニジマス計70キロを追加放流する予定。 (鮎沢川漁協) ◇詳細は、各漁協へ。
釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 1日はウリボウ(イサキの幼魚)やタカベ、ネンブツダイ。2日は小マダイやクロダイ、ヒラソウダ、トウゴロウイワシ、カワハギ、ヘダイ、タカベ、ネンブツダイなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は徐々に水温が低下しているため回遊魚は減ってきた。朝方にはカマス。活性が良ければ日中でも釣れる。ウキ釣りではメジナ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 2日午前の沼津沖船釣りは0.8~2キロのマダイが2人で9匹。25~40センチのアジは多数揚がった。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部
「優勝目指す」 掛川・桜木小の斎藤君 12球団ジュニア出場
プロ野球12球団が結成した小学生チームが対戦する「NPB12球団ジュニアトーナメント2023」に中日ドラゴンズジュニアチームの一員として出場する掛川市の桜木小6年斎藤倖次郎君(12)=桜木野球少年団=がこのほど、市役所に久保田崇市長を訪ねて抱負を語った。「打撃でも投球でも頑張り、優勝を目指す」と意気込んだ。 斎藤君は、選考会に挑んだ315人の中から最終メンバーの16人に選ばれた。走力テストや紅白戦など4回にわたる選考を突破し、メディカルチェックと面談も通過した。自身の持ち味を「球速より制球力」と分析し、打撃での貢献も誓った。 大会は26~28日、横浜スタジアムなどで開かれる。
御前埼灯台 9日の参観時間延長
御前崎市の御前埼灯台で9日午後4時から同7時までイベント「夕暮れ参観」が開かれる。 通常は午後4時までの参観時間を同7時まで特別延長する。天候に恵まれれば、海に沈む夕景を眺めることができる。会場では市観光協会が飲食物の販売ブースを設ける。 最終受付は午後6時半。中学生以上の入場者を対象に参観寄付金として300円を募る。問い合わせは燈光会御前埼支所<電0548(63)2550>へ。
海老芋品評会 鈴木保さん最高賞 磐田
JA遠州中央は5日、日本一の生産量を誇る特産の海老芋(エビイモ)の品評会を磐田市加茂の園芸流通センターで開いた。最高賞の優秀賞には、鈴木保雄さん(豊岡支部)が輝いた。 同JA海老芋部会の27人がそれぞれ1ケース約5キロを出品した。主な出荷先の関東や関西地方の市場関係者らが、形状の良さやしま模様の美しさなど外観を入念に審査した。 海老芋は煮崩れしにくく、京料理などに使われる高級食材。おせち料理や忘年会などの最需要期に向け、出荷ピークを迎えている。来年2月まで続く今季の出荷量は約350トンを見込む。 その他の入賞者は次の通り。かっこ内は所属支部。 金賞 大隅敏邦(豊岡)▽銀賞 鈴木正英(同)袴田
山あい照らすキラキラ電飾 浜松市天竜区佐久間
浜松市天竜区佐久間町平沢地区で、同地区在住の公務員小沢義郎さん(66)が製作したイルミネーションが展示されている。クリスマスをイメージしたきらびやかな装飾で、山あいの夜を明るくしている。展示場所は旅館「鄙(ひな)の宿かじか荘」の付近で、1月半ばまで鑑賞できる。 ツリー型の骨組みに緑や赤、青などカラフルな電飾を全体的にまとわせ、色鮮やかに仕上げた。骨組みには高さ約6メートルのこいのぼりのポールや農業用の支柱を使用した。 イルミネーションの展示は約10年続けている。小沢さんは「平沢地区を少しでもにぎやかにしたい」と話す。点灯時間は日没から午後8時ごろまで。
聖夜の駅ビル 光文字を投光 浜松、メッセージ募集
光学機器メーカーのパイフォトニクス(浜松市東区)は24日午後5~7時に、クリスマスのメッセージを光文字にして中区のJR浜松駅ビル「メイワン」の北側壁面に映し出すライトアップ企画を行う。メッセージを募集している。 25点の光を自在に映し出す同社独自の照明を5台配置し、カタカナ、アルファベット、数字を1文字当たり縦横約6メートルの大きさでスライドさせながら描く。 企画は3年目。同社の専用サイトで22日午後1時まで、「サンタさんに届けたいメッセージ」として20文字を上限に募っている。
謎解きで障害福祉理解 浜松市北区の事業所 利用者アート展
美術作品の制作に取り組む浜松市北区三ケ日町の生活介護事業所「ゼロベース三ケ日」は10日まで、広告紙を発行する大曽堂(同町)と連携した謎解きラリーを町内で実施している。 利用者が手がけたアート作品の鑑賞を通じて、地域住民の福祉や障害への理解を深める試み。ペットボトルのキャップを使ったクジャクのモザイクアートや、織物の芯を組み合わせたサンタクロースのオブジェなど、作品は不要な物に価値を与える「アップサイクル」をテーマにしている。 同町のスイーツ店「サンストファクトリー」で受付し、謎解き用の地図を受け取る。町内14カ所に展示された作品に隠された文字を見つけて合言葉を完成させると、地元企業の特産品な
新年準備 しめ縄作り JAとぴあ浜松女性部講習会
JAとぴあ浜松女性部は6日、しめ縄作りの講習会を浜松市南区の同JA飯田支店で開いた。東南地区支部飯田支部の部員13人が、稲わらを使った正月飾りの制作に取り組んだ。 しめ縄作りに詳しい地元の宮原正春さん(82)が講師を務めた。部員らは宮原さんの手本をまねながら、わらを手でねじってまとめた束を編み、ダイダイや紙垂を取り付けて完成させた。 辻雅美支部長(73)は「初めて挑戦したが、知らないことばかりで勉強になった。来年が明るい一年になるように思いを込めた」と話した。 (浜松総局・山川侑哉)
浜松・芳川小に花の苗寄贈 スズキ、ジュビロ
浜松市南区の芳川小で4日、企業協賛を活用して進める学校花壇整備プロジェクトの一環で、苗の贈呈式が開かれた。式には同校栽培委員会の6年生10人と、協賛企業を代表してスズキの関係者が参加した。 同校の花壇整備はスズキとサッカー「ジュビロ磐田」を運営するジュビロが協賛。東区の生花販売グリーンハート・ヤマムラが栽培管理に協力している。同日までに春にかけて花壇を彩るパンジーやガーデンシクラメン、キンギョソウなど5種類約300株が贈られ、児童が約40平方メートルの花壇への植栽活動に励んだ。 式では大石璃音さんと村松彩菜さんが「心がほっこりする温かな学校を目指し、これからも花の世話を頑張ります」とあいさつ
粘土こねこね 自分だけの皿 湖西・岡崎幼稚園
湖西市の陶芸家宮司孝男さん(72)が5日、同市の岡崎幼稚園で陶芸教室を開いた。年長児46人が参加し、宮司さんの助言を受けながら粘土をこねてオリジナルの皿を制作した。 子どもたちは新聞紙の上で粘土を自分の顔の大きさに広げ、指でつまんで縁を付けた。ハートや猫、星など思い思いの形を作り、底面に竹串で好きな絵を描いたり、おはじきを埋め込んだりした。おはじきは窯で焼く際に溶けて模様になるという。事前に粘土遊びで練習をした子どもたちは次々に作品を完成させた。 制作した皿は宮司さんが自身の工房で乾燥させた後に焼き、卒園の記念品として園児の手元に渡る予定。
水彩画教室生、自信作を発表 浜松市中区
浜松市をはじめとする県西部の水彩画教室などによる「水彩グループ合同展」が10日まで、浜松市中区のクリエート浜松で開かれている。愛好者が1年間の制作の成果を発表している。 10~90代の教室生、愛好会のメンバーら221人が参加し、今年描いた絵画の中から選んだ自信作を1人1点ずつ出展。孫との思い出を温かみのあるタッチで描いた人物画や頭の中のイメージを膨らませた独創的な抽象画など、思い思いの題材を紙の上に表現した作品が並び、来場者が興味深そうに眺めている。 水彩画グループ相互の交流や会員の技術向上などを目指し、各団体の主催者が協力して昨年から開催している。
全国駅伝 浜松魂で挑む 市立高女子、日体高男子
24日の全国高校駅伝(京都・都大路)に出場する浜松市立高女子と浜松日体高男子の選手がこのほど、市役所で中野祐介市長に意気込みを語った。 浜松市立は2年ぶり2度目。3年の沢田結弥主将は「一人一人が高い意識で練習に臨めている」と自信を見せた。 2年ぶり9度目の浜松日体は3年の小川伊央主将が「浜松を代表する自覚を持って走る」と表情を引き締めた。 中野市長は「男女とも浜松の高校が出場するのはめったになく喜ばしい。上位を目指して」と激励した。
船明ダム周回 たすきつなぐ 浜松市天竜区で駅伝大会
浜松市天竜区船明でこのほど、船明ダム周回駅伝大会が開かれた。全25チームが参加し、懸命にたすきをつないだ。 中学生や一般女子、男女混合の部は6区間計16・9キロ、一般男子の部は5区間計27・9キロを走った。中学男子の部は浜名中(浜北区)Bチーム、中学女子の部は清竜中(天竜区)が1位に輝いた。開催は4年ぶり。船明ダム運動公園を発着地として地域をめぐるコースで、選手は沿道から声援を受けながら力走した。
湖西病院、新築移転検討 来年度 基本構想策定へ 市議会一般質問
湖西市議会12月定例会は6日、一般質問を行い、市立湖西病院の杉浦良樹病院事業管理者が、同病院の新築移転に向けた検討を進める方針を明らかにした。移転先は未定だが、来年度をめどに新たな病院の機能や規模をまとめた基本構想の策定を目指す。 同病院は1989年完成。2021年度に劣化診断を行い、「大規模改修や移転新築などの検討が必要」と判断された。答弁で杉浦病院事業管理者は、現在地で改修する場合、「仮設設備の建設や医療活動の制限が必要になる」として、医療サービスや病院収益への影響と移転費用などを比較した上で、「新築移転を優先して検討する」と説明した。基本構想策定のため院内にプロジェクトチームを立ち上げ
産業支援センター 農業者も受け付け 菊川市議会、市長答弁
菊川市の長谷川寛彦市長は6日、2024年3月に開設予定の「産業支援センター」で商工関係者のほか農業者の課題も受け付ける考えを示した。省力化や生産性の向上が求められる農業分野で、IT企業などとのマッチングも視野に入れる。市議会12月定例会で須藤有紀氏(みどり21)の一般質問に答えた。 センターは事業継承や起業、事業の悩みの相談窓口を想定していて、JR菊川駅前に設ける。コワーキングスペースを併設し、事業者同士の交流を通じて新たな産業を引き出すことを想定する。 市によると、市内の農業者は就業者の1割近くを占める。センターが経営相談に加え、民間事業者などと関わる機会を生むことで支援の幅の広がりが期待
田んぼダム拡大 豪雨対策で方針 袋井市長答弁
袋井市の大場規之市長は6日、近年激甚化している豪雨災害に備え、水田にたまった雨水を河川へ緩やかに流す「田んぼダム」の取組面積を拡大する方針を示した。市議会11月定例会で黒岩靖子氏(自民公明クラブ)の一般質問に答えた。 田んぼダムは水田の排水口に調整板を取り付け、時間をかけて水を川に流す仕組み。大雨の際に排水量を減らして河川の急激な水位上昇を抑え、氾濫などの被害を防ぐ。 市は昨年度、袋井東地区約10ヘクタールの水田で実証実験を行い、1時間あたり40ミリの大雨では、1ヘクタールあたり270トンの貯留効果があったと試算した。本年度は新たに袋井西地区を加えた約25ヘクタールに取組面積を拡大。大場市長
希少植物、移植先求める 浜松市北区のNPO 自生地売却
浜松市北区で環境活動を行うNPO法人縄文未来(同区大原町)が、同区三幸町の防風林用地の一角にある植物地帯の植物の移植先を探している。絶滅危惧種のキキョウやナガボナツハゼなど多くの希少植物が自生するが、土地の売却に伴い来年3月までに移植する必要に迫られている。NPOは社会教育の機会になるとして、学校や企業、福祉施設などの協力を願う。 約千平方メートルの同地帯は、地元団体やNPOが「未来(みら)くる園」と名付け、土地所有者の許可を得て2008年から保全活動を続けていた。しかし、開発を目的とした土地の売却が決定。NPOは植物を現在の場所に残す手段も模索したがかなわず、移植という苦渋の決断をした。
青、白、金色に輝く 「熱海の花火」ツリー 高さ5メートル、市内ホテルに登場
熱海市水口町のホテル「星野リゾート・リゾナーレ熱海」にこのほど、熱海の花火を題材にした高さ5メートルのクリスマスツリーが登場した。大輪を模した球体の電飾でツリーを表現し、幻想的な雰囲気を演出している。25日まで。 年間を通じて海上花火大会が開催されている熱海をPRする宿泊者向けイベント「花火クリスマス」の一環。円すい状のツリーを形作る球体の電飾は34個で、青、白、金ときらびやかに色を変える。期間中は午後5時半~9時に点灯し、花火柄の衣装を着たサンタクロースが子どもに菓子をプレゼントする。 ホテル最上階のカフェでは「花火玉クリスマスケーキ」の販売も始まった。要予約。半球体のチョコカップにスポン
イチョウ並木より美しく 三島北高生 落ち葉清掃
三島市文教町の三島北高の1年生約280人が4日、同校前のイチョウ並木周辺で清掃を行った。回収したイチョウの葉は地元農家が回収し、肥料として活用する。 生徒は黄色く染まったイチョウが並ぶ歩道約500メートルで落ち葉を集め、約100袋を回収した。清掃活動は、歩道が落ち葉であふれていたため景観を良くしようと生徒が発案した。 同校の1年生は、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに探究活動をしている。同校から清掃を実施するとの報告を受けた同市が、同市谷田の農家高木洋さん(55)に堆肥利用を持ちかけた。回収したイチョウの葉は牛ふんと混ぜて活用するという。同市の小中学校の学校給食用に栽培した七草を毎年提
マコモ墨生かし絵画や書道作品 富士市・富士川楽座で展示会
イネ科の植物「マコモ」を顔料として使用した絵画などの展示会「まこもアート展」が10日まで、富士市の道の駅「富士川楽座」フジヤマギャラリーで開かれている。 千葉県を拠点に活動する団体「まこもアートプロジェクト」の企画。同団体は2015年からマコモを栽培し、マコモから採れる黒穂菌の胞子「マコモ墨」を使って作品を制作している。展示では絵画や書道、タペストリーなど公募の作品が並び、マコモ墨の淡い色合いを生かした作品が来場者を楽しませている。 同団体の中野由貴子代表は「昔からあるが今はなじみの薄い顔料の魅力を知ってほしい」と話した。
初詣客守れ テロ対策訓練 富士宮の浅間大社 警察、消防と連携し初
富士宮市の富士山本宮浅間大社と富士宮署、市消防本部は5日、同大社で初めてテロ対策訓練を実施した。本殿前で参拝者に硫化水素がまかれた想定で避難誘導と除染、犯人逮捕の流れを確認し、初詣の大混雑を前に連携を強化した。 訓練は液体の入ったポリタンクを持った男が境内に入って始まった。参拝者2人が液体を浴びて倒れ、周囲の人々が体調不良を訴えると、神社職員が警察と消防に通報した。危険物の詳細が不明のため、他の参拝者が一帯に近づかないように誘導した。 消防は散布現場から離れた祈祷殿前に救護所を開設。防護服を着た隊員が近づいて薬品を硫化水素と特定し、負傷者を運び出して除染した。警察は犯人の特徴を神社職員に聞き
伊豆の国で茶会 4流派が一堂に 伊豆茶道連盟
伊豆茶道連盟はこのほど、伊豆の国市の蛭ケ島公園で野だて茶会を初開催した。同市を拠点に活動する4流派が一堂に会し、多くの住民らを茶でもてなした。 公園内には、弘風流(煎茶)、表千家、裏千家、宗〓流(薄茶)のそれぞれ趣向を凝らした席が設けられた。来場者は和服姿のスタッフが提供した至福の一杯を味わった。 ※宗〓流の〓はギョウニンベンに編のツクリ
10日に陸上日本選手権1万メートル 伊藤ら静岡県勢エントリー
パリ五輪の代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権1万メートルは10日、東京・国立競技場で行われる。参加標準記録(男子27分0秒00、女子30分40秒00)を満たした優勝者は代表に内定する。 県勢は、男子に東京五輪代表で日本歴代3位の27分25秒73の自己記録を持つ伊藤達彦(ホンダ、浜松商高出)がエントリー。世界ランク35位の太田智樹(トヨタ自動車、浜松日体高出)や中国・杭州アジア大会マラソン代表の池田耀平(花王、島田高出)らも名を連ねた。 女子は木村友香(積水化学、静岡籠上中出)、渡辺菜々美(パナソニック、加藤学園高出)が挑む。
特殊詐欺未然防止 コンビニ店員貢献 御殿場署が感謝状
御殿場署はこのほど、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、御殿場市湯沢のセブン-イレブン御殿場湯沢店(野宮文子オーナー)とアルバイト店員小林純子さん(50)に感謝状を贈った。 小林さんによると、11月1日午後3時ごろに来店した60代の男性が電子マネーを購入しようとした際、高額の支払いが複数あることに違和感を覚えた。「大切なお金がだまし取られる結果になったら私も心苦しい」と男性の心に寄り添いながら説得し、警察への通報につなげたという。 同署で中西浩署長から感謝状を受け取った小林さんは「日ごろから『怪しいと思ったら声をかける』という意識を持っていたことで男性を守れた」と話した。
裾野で農業まつり 農産物、お飾り販売 10日、市民文化センター
裾野市中核農業者協議会は10日午前9時半から午後2時まで、「農業まつり」を裾野市民文化センターで開く。 イチゴやヤマトイモ、ゴボウ、ハクサイといった旬の地元産農産物、花、加工品、正月飾りなどを販売する。キッチンカーやテントによる飲食物販売、クリスマスツリーとリース作り体験、パターゴルフなど多彩なイベントを繰り広げる。 問い合わせは市農林振興課<電055(995)1824>へ。
友好都市10周年祝う 伊豆市と平塚市 交流加速へ
伊豆市はこのほど、同市の観光施設「修善寺虹の郷」で、友好都市の神奈川県平塚市との提携10周年記念式典を開催した。両市は節目を祝うとともに、さらなる交流を誓い合った。 平塚市から記念品として一対の「相州だるま」が贈られた。一つは青色で湘南の海をイメージし、もう一つは緑色で伊豆市の山々の自然を表現したという。両市長が互いのだるまに目入れもした。伊豆市からは返礼に特産のわさび漬け、梅ドロップなどが贈られた。参加者は同施設内を散策し、秋の伊豆市を楽しんだ。 菊地豊伊豆市長は10周年を喜びながら、「これからも友好関係を20年へと続けたい。伊豆市の風景を楽しんで」などと歓迎した。落合克宏平塚市長は「平塚
UIターン 移住者が架け橋 46企業、11大学 三島で交流 「県東部での暮らし」発信に力
静岡県東部の企業と大学の就職担当者との交流フェアがこのほど、三島市で開かれた。県東部へのUIターン就職を呼び込もうと、同市への移住者らが初めて企画した。企業情報だけでなく、首都圏から移り住んだ移住者目線で「県東部の暮らし」に関する情報を提供し、マッチングを手助けした。 県東部に魅力を感じて移住した同市の移住アンバサダーらが、地域の活性化には地元企業の力が欠かせないと考えて企画した。地域の中小企業は採用担当の専任者は少なく総務や労務を兼務しているケースも多い。新卒採用が厳しさを増す中、大学との接点を増やそうと就職担当者を招いた。 自治体や商工団体が同様のイベントを開催するケースが多い中、意識し
日本語教室主宰 山口さんを表彰 国際ソロプチ伊豆天城
国際ソロプチミスト伊豆天城はこのほど、伊豆の国市内で2023年度クラブ賞表彰式を開いた。同市の「にほん語かいわ教室」を主宰する山口美奈子さんに社会ボランティア賞を贈った。 同賞は、ニーズに適合した地域社会密着型のボランティア活動を継続的に取り組んでいる人や団体を対象にしている。山口さんは2018年6月、同市で外国人を対象にした日本語教室を始めた。毎週1回の教室に加え、スピーチコンテストや食文化交流イベントなどを開催し、外国人と地域住民の交流を推進している。 同クラブの岸香代子日本財団委員長が山口さんに表彰状などを手渡した。
スルガ銀行が休日融資相談 9、23日 沼津で
スルガ銀行は9、23の両日、年末の休日融資相談を沼津市通横町の本店営業部で受け付ける。 中小企業の経営者や個人事業主らが対象。窓口と電話で、資金需要や借入金返済などの相談に無料で応じる。両日とも午前9時から午後5時まで(正午から午後1時までを除く)。 問い合わせは本店営業部<電055(952)4884>へ。
移住や空き家活用 高井さんを任用 西伊豆町
西伊豆町はこのほど、移住定住や空き家の活用を促進する「地域プロジェクトマネージャー」に、元地域おこし協力隊の高井洋季さん(42)=横浜市出身=を任用した。町まちづくり課の職員として、過疎化や空き家増加による地域課題の解消に努める。任期は3年。 町は総務省の制度を活用し、初採用した。町役場で行われた任用決定書の授与式で高井さんは「移住者であり子育て世代でもあるので、さまざまな目線で地域とのマッチングを図りたい」と述べた。
Jアスルクラロサポーター「沼津ダラーズ」活動休止 「昇格への夢つないで」
サッカーJ3アスルクラロ沼津のサポーター団体「沼津ダラーズ」が2日、活動10年の節目を迎え、活動を休止すると発表した。メンバーの減少や高齢化が要因。渡辺高久代表(40)は「アスルは宝のようなクラブ。J2に向けて夢をつないでいきたい」と思いを語った。 同団体は、クラブがJFLに所属していた2014年に結成。当初のメンバーは3人ほどで、ゴール裏での応援活動を中心に、スタジアムでのイベントなどを通じてクラブにエールを送ってきた。現在も試合時に掲げる「沼津の誇り」と記した横断幕は、ダラーズが作成したという。 結成当初から活動に加わる山本哲也さん(51)は「勝っても負けてもみんなが笑顔で応援できる場を
スポーツで活性化新組織 富士市 地域盛り上げへ調整
富士市議会11月定例会は6日、一般質問を行い、5氏が登壇した。小長井義正市長はスポーツのまちづくりを推進するため、スポーツコミッションの設置に向けて関連団体との調整を進める考えを述べた。新家大輔氏(リスペクトふじ)の質問に答えた。 スポーツコミッションは自治体や競技団体、民間企業などが連携してスポーツによる地域活性化を目指す組織。県が昨年度、スポーツコミッション担当室を設置し、県内でも地域性や他地区との差別化を意識した取り組みがある。富士市はサイクルロードレースや女子駅伝、水泳大会など全国規模の大会を通じて交流人口の拡大を図っている。合宿やイベントの誘致には、観光や宿泊などの関連団体や企業が
13議案委員会付託 伊東市議会
伊東市議会12月定例会は6日、本会議を開き、市一般会計補正予算案など13議案を所管委員会に付託した。倒木による事故の損害賠償関連の議案1件を可決した。7、8の両日に各委員会を開く。
29議案可決同意し南伊豆町議会閉会
南伊豆町議会12月定例会は6日、最終本会議を開いた。2023年度の町一般会計補正予算案や、石廊崎オーシャンパークの指定管理者を地元自治会の石廊崎区から町観光協会に変更する指定案など29議案を可決、同意し閉会した。 補正予算は1億9400万円の追加。増額は22年度分のふるさと納税制度における寄付金の利益分の積み立てが中心。23年度の寄付の最終見込み額を4千万円上方修正したことに伴い、返礼品の関連費2100万円も盛り込んだ。石廊崎オーシャンパークの駐車場を無人化するため、ゲート設置の電線工事やポール増設など施設の工事請負費500万円を計上した。 一般質問には1氏が登壇した。29議案と別に、議員発
三島市 市役所新庁舎の整備地選定延期
三島市は6日までに、市役所の新庁舎整備地の選定を先送りする方針を固めた。当初11月中に決定する予定だったが、市議会や市民の意見が多様なため、現状での絞り込みは拙速と判断した。 市は同日の市議会一般質問で、新たな配置計画案の作成作業を進めていると報告した。本間雄次郎氏(維新と無所属の会)への答弁。 新庁舎の整備候補地は、現在地の北田町と南二日町広場の2カ所。市議会は10月、議員の中で多様な意見があり、一本化できないとして両論併記の意見書を提出した。豊岡武士市長は「しっかりと熟慮する必要がある」として、11月中の整備地決定は難しいとの認識を示していた。 市議会の意見書は、市が示す新庁舎や駐車場の
山下市議訴訟で弁護士費79万円 沼津市が公表
沼津市は6日、山下富美子市議を相手取り、市有地を駐車場として貸した利益の返還を求めて静岡地裁沼津支部に起こした訴訟の代理人弁護士への委任費用は79万2千円だと明らかにした。市議会11月定例会一般質問での江本浩二氏(未来の風)への答弁。 杉山泰彦建設部長は費用は来年3月末までの期間で、道路新設改良費から流用したと述べた。来年4月以降は月6万6千円がかかる見込み。その他の訴訟費用として切手や印紙代計1万9千円を要した。 市議会11月定例会は本会議を再開し、2氏が一般質問した。追加上程した物損事故の損害賠償額を定める議案を含め、計16議案を委員会付託した。パンデミック条約の情報公開を求める陳情は民
御用邸公園内 展望地を整備 沼津市
沼津市はこのほど、同市の沼津御用邸記念公園内に展望地を整備した。防潮堤のかさ上げ工事に合わせ、公園からは直接見えない牛臥海岸や、天気が良ければ松越しの富士山を眺めることができる。 約350平方メートルの展望地は西付属邸の西側にある防潮堤に沿って設け、園地から約100メートルのスロープも設置した。昨年秋に着工し、整備費は3千万円。 同公園が隣接する牛臥海岸は、津波対策として県が防潮堤を約2メートルかさ上げする工事を進めている。国の名勝として指定されている同公園の眺望を確保するため、展望地を整備した。 展望地を訪れるには入園料が必要。大人100円。
木質バイオマス発電へ地域商社 西伊豆町が設立検討
西伊豆町の星野浄晋町長は6日、木質バイオマス発電事業を運営する地域商社の設立を検討していると明らかにした。山林の間伐で発生する木材などを町内で活用し、新たな産業を確立する考え。町議会12月定例会で、仲田慶枝氏の一般質問に答えた。 地域商社は、特産品や観光資源を活用したサービスを生産者に代わって販売する事業体。町によると、首都圏企業などと共同で新産業の創出を目指す「森と海の6次産業化プロジェクト」の一環で、2024年2月まで民間企業と協議を重ねた上で立ち上げの可否を判断する。 県内でも遅れている学校施設のトイレ洋式化・乾式化について、星野町長は「来年度から計画的に実施したい」と述べた。高橋敬治
内水ハザードマップ 清水町が策定方針
清水町は6日の町議会11月定例会一般質問で、町内の内水ハザードマップを策定する方針を示した。前川仁志くらし安全課長が野田敏彦議員(湧創フォーラム)に答えた。 同町では、過去5年で伏見や的場、徳倉の3地区などで床上浸水や道路冠水が確認されている。上徳倉と的場の両地区については、周辺に比べて低地であることなどから、狩野川の水位上昇により内水被害が生じやすいという。 前川課長は、「浸水想定区域の安全確保は喫緊の課題」と強調。内水ハザードマップ策定後は、雨水の調整池設置といった治水対策を検討するとした。
地形合わせ避難地調整 御殿場市 富士山火山計画進む
御殿場市議会12月定例会は6日、一般質問を行った。本年度中の策定を目指す市富士山火山避難計画について、市当局は市内避難を想定してホテルやゴルフ場、商業施設を避難地・避難所として活用する調整を進めていると説明した。中島宏明氏への答弁。 計画では避難先を市内や近隣市町とし、徒歩避難で効率化を図るとともに、避難行動要支援者の車両避難を優先する。市内は県道御殿場富士公園線沿いに分水嶺(れい)があり、中心市街地を含むエリアなど溶岩流が流下しない可能性が高い地域も存在する。溶岩流の流下状況に応じた段階的な避難計画作成、到達時間と範囲を示す避難対象エリアの細分化などと合わせ、市内避難を実施する場合の収容人
補正予算案など9議案可決同意 河津町議会閉会
河津町議会12月定例会は6日、最終本会議を開いた。2023年度の町一般会計に4600万円を追加する補正予算案など9議案を原案通り可決、同意、認定し閉会した。 補正予算には燃料費高騰に伴う交通事業者への補助金700万円や、大鍋地区のワサビ田周辺の復旧費700万円を盛り込んだ。峰地区に整備予定だった防災公園の再度の測量設計費1千万円も計上した。 町犯罪被害者等支援条例の制定案も可決。一般質問には2氏が立った。
ストーカー規制法違反などの容疑で清水署交通課長を逮捕 県警
元交際相手の女性を脅迫し、ストーカー行為をしたとして、県警は6日、脅迫とストーカー規制法違反の疑いで、清水署交通課長の警部(53)を逮捕した。
⚽偏る編成 若手は埋もれ 育成型クラブ 看板倒れ【失意の名門 清水J1復帰ならず㊥】
7季ぶりのJ2降格という昨秋の屈辱を経て迎えた今季。近年の低迷からのV字回復を図るべく、清水が打ち出した指針は「育成型クラブの再建」だった。指針の下には2027年のJ1優勝というチームの将来設計に加え、五輪やワールドカップ(W杯)の代表選出という選手育成の目標も盛り込んだ。 クラブは20年に社長、チーム編成トップのゼネラルマネジャー(GM)を一新。「強いチームをつくる」と右肩上がりの強化費で即戦力級を次々と獲得し、補強中心の編成を進めた。方針転換とも言える「育成型」の表明は、結果が伴わなかった近年の方向性を省みた上での、不退転の決意かに思えた。 しかし、ふたを開けてみればピッチに立つ顔触れに
清水の秋葉監督が続投
J2清水は6日、今季途中に就任した秋葉忠宏監督と契約を更新し、来季も指揮を執ると発表した。
JR東海道線で人身事故 静岡─富士間で運転見合わせ
6日午後1時ごろ、JR東海道線の興津ー清水駅間の踏切で、線路内に人が立ち入り、上り列車と接触した。影響で静岡―富士間の上下線で運転を見合わせた。JR東海静岡広報室によると、復旧の見込みは立っていない。
救急隊が活動技術を実演 技能向上へ披露会初開催 磐田市消防署
磐田市消防署の救急活動技術披露会が6日、同市上新屋のアミューズ豊田で始まった。7日まで、本署と五つの分遣所の救急隊員ら約150人が、多様な救急現場での判断や技術を実演する。 同署によると、高齢化に伴い救急需要は拡大が続き、今年の出動件数は6日朝までに約6800件と、既に昨年1年間よりも多いという。増加・多様化する傷病者に対応するため、各救急隊の技術を検証、共有し、技能の向上につなげようと披露会を初開催した。市民にも救急業務への理解を深めてもらおうと、一般公開した。 初日は、高齢者が入浴中にヒートショックを起こし、心肺停止した▽食物アレルギーのある小学生が給食を食べて呼吸苦になった|などのシナ
川勝知事 レガシー拠点検討「白紙」「心よりおわび」 訂正要求の決議受け
静岡県議会12月定例会は6日、代表質問が始まった。川勝平太知事は、東アジア文化都市事業のレガシー(遺産)継承拠点を巡る自身の発言の訂正を求める決議案の可決を受け、「決議をいただく状況になったことに、心よりおわびする」と謝罪した。「継承拠点の件はいったん立ち止まり、白紙とする」と事実上撤回した。最大会派自民改革会議の江間治人氏(磐田市)への答弁。 代表質問に先立ち、県議会は同日、全会一致で決議案を可決し、中沢公彦議長が川勝知事に決議文を手渡した。 知事は江間氏への答弁で「何をしたいか、どうしたいかのビジョンを示すことは県政を預かる者の仕事。今回の発言はレガシー創出に向けた思いを語ったもので現時
川勝知事のレガシー発言訂正 決議案可決 全議員が提出 静岡県議会
静岡県議会12月定例会が6日再開した。川勝平太知事が東アジア文化都市事業のレガシー(遺産)拠点を三島市内の国有地に置きたいとした発言を巡り、全67議員が連名で発言の訂正を求める決議案を提出、上程され、全会一致で可決された。決議に法的拘束力はないが、知事が同日から始まる代表質問への答弁などでどう対応するかが注目される。 決議は、知事発言を「不用意」とした上で、「何も決まってないことを『詰めの段階』などとした発言が県議会や関係する多方面に混乱をもたらした」と指摘した。「東アジア文化都市の発展的継承センター」「詰めの段階」の2点の速やかな訂正と、今後は軽率、不用意な発言をしないよう求めた。 決議の
⚾勇気与えるプレーを ドラフト4位 鈴木捕手(常葉大菊川高)が掛川市長に報告
プロ野球ドラフト会議で、ヤクルトから4位指名を受けた常葉大菊川高の鈴木叶捕手(17)=掛川市出身=が5日、掛川市役所を訪れ、久保田崇市長にプロ入りを報告した。鈴木捕手は「元気と勇気を与えるプレーで恩返ししたい」と地元への思いを語った。 強肩が武器で、二塁への送球と高い守備力が持ち味。西山口小、東中と掛川で過ごした。鈴木捕手は地元について「人が優しくてお茶がおいしい。あいさつや礼儀を教えてもらい今でも大切にしている」と語った。野球の技術面では「捕る投げるの基本の大切さを学んだ」と振り返った。 4日に終えた入団発表について「ファンのみなさんがたくさんいてプロ野球選手になる実感が湧いた」と明かした
満観峰(静岡市駿河区、焼津市) 山頂の展望広場に東屋整備【山ある記】
満観峰(470メートル)は、焼津・静岡側から整備された登山道がいくつもあり、富士山から伊豆半島・駿河湾などの大パノラマが楽しめる。山頂の広い展望広場には東屋[あずまや]が整備され、年々若い登山者も増えて人気上昇中の山だ。焼津側登山口の花沢の里は、古い家並みが残り風情がある。 今回は静岡側から小野薬師寺―朝鮮岩―満観峰―小坂へと里山歩きを楽しむ。JR安倍川駅を出発し、丸子川の青木橋を渡って井尻方向に進む。参道本道から小野薬師寺に登る。山桜の咲き誇る境内から朝鮮岩までの尾根道をゆっくり登坂する。いつ見ても朝鮮岩からの眺望は素晴らしい。ここからは雨上がりで滑りやすい木の根の張る下り坂を巻いて満観峰
伊豆・RECAMP中伊豆 バリエーションが豊富【キャンプ場だより】
伊豆市の中伊豆地域を流れる地蔵堂川上流にかかる高さ20メートル幅6メートル「萬城の滝」のすぐ隣にあり、伊豆半島の中心に位置する自然豊かなキャンプ場です。滝は駐車場から続く階段を下りていくと、水しぶきがかかるほど間近で眺めることができて迫力満点。解放感あふれるオートサイトや自然を感じられる森林サイトなど、豊富なバリエーションで楽しむことができるのが特徴です。首都圏より車で約2時間とアクセス面も良好で人気があります。 周辺は自然に囲まれ、静かで澄んだ空気の中で星空を望めます。6~10月は萬城の滝の上流部で渓流を下って楽しむアウトドアスポーツ「キャニオニング」を体験(要予約)できたり、施設内で花火
「浜松で優勝パレードを」 ラグビー・ブルーレヴズ社長、初戦控え抱負
ラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの山谷拓志社長がこのほど、浜松市役所を訪れ、中野祐介市長に2023~24年シーズンの意気込みを語った。 昨シーズンは2年連続で12チーム中8位にとどまったブルーレヴズ。9日にアウェーで初戦、17日の第2節・コベルコ神戸スティーラーズ戦でホストゲーム開幕を迎える。 山谷社長は「監督が代わり、個々の能力を発揮させるチームづくりを行っている。まずはプレーオフ進出の上位4位を目指して戦う」と意気込んだ。ファンクラブ会員の約4割が浜松市民であることにも触れ、「浜松市からの応援を実感している。今シーズンから3年計画で優勝争いができるチームに復活する。日本一のタイト