2022年7月1日(金)

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  • あなたにとって理想の公園は③ 有識者インタビュー②【賛否万論】

     全国に約11万カ所ある公園の未来について考えています。これまで多額の税金が投入され、国民1人当たり6畳一間ほどの公園が整備されてきましたが、維持管理が追いつかず「物騒だ」「暗くて怖い」などと苦情が出ている場所も少なくありません。コロナ禍で公園の価値が見直されている今、せっかくの身近なスペースを生かしていく方法を考えてみませんか。静岡市清水区在住で大妻女子大教授の木下勇さん(67)と、県都市公園懇話会会長の井口義也さん(68)に話を聞きました。 知恵絞り、自分たちでつくる 大妻女子大教授 木下勇さん ー木下さんが委員長を務めた日本学術会議分科会は2020年、子どもの成育環境に関する提

  • ⚾「ヤクルトの小沢」セ界で開花へ 支配下勝ち取り力投 日大三島高出身

     ヤクルトの右腕小沢怜史(三島市出身)がプロ入り7年目で開花の時を迎えようとしている。日大三島高卒業後の2016年、最速152キロの本格派としてドラフト2位でソフトバンクに入団。だが20年に戦力外となり、トライアウトを経て育成選手としてヤクルト入りした。新天地ではい上がった苦労人は26日、支配下契約と1軍登板を果たした。近く先発が有力視されている。 同日の巨人戦は先発スアレスが三回途中5失点で降板し、なおも続く無死満塁のピンチに火消しを託された。「割り切ってどんどん勝負していこうと思っていた」。淡々とした表情で無失点に抑え、その裏の一挙6点の逆転劇を呼び込んだ。球速は150キロに迫り、4回を6

  • 「残土ビジネス」の実態明らかに 富士・無許可盛り土事件

     富士市の山林にある残土処分場に無許可で土砂を埋め立てたとして、山梨県の男女2人が逮捕されました。「残土ビジネス」で高収入を得ようと、4年ほど前から静岡県内外の建設残土を受け入れて違法に処理し、利益を得ていたとみられています。これまでに分かっている事件の詳細をまとめました。  〈キュレーター:編集局未来戦略チーム 吉田直人〉

  • 有効求人倍率1・28倍 5月の静岡県内 3カ月連続全国上回る

     静岡労働局が1日発表した5月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・01ポイント上昇の1・28倍と全国値(1・24倍)を3カ月連続で上回った。 宿泊、小売業などの採用意欲が高く、有効求人数は7カ月連続で伸長。有効求職者数も5カ月ぶりに増加に転じた。 業種別新規求人数(実数値)は、卸売・小売業が前年同月比21・3%増、宿泊・飲食サービス業が24・9%増と大幅に増えた。製造業は食料品製造や化学工業がけん引し、19・7%増だった。 製造業のうち、自動車産業など輸送用機械器具製造業は11・6%増にとどまった。労働局の担当者は「原材料価格高騰や部品の調達難で利益が圧迫されている中小企業は多い。今

  • 立候補者アンケート⑤ 岸田政権の評価【参院選しずおか】

     参院選静岡選挙区(改選数2)に立候補した8氏は、岸田文雄政権の政策をどう評価しているか。候補者に評価の選択肢を四つ示し、8分野について回答を求めた。岸田政権へスタンスや距離感の違いがうかがえる結果となった。 岸田政権に対し批判的な立場が明確に出たのは、8分野全てで「全く評価しない」とした共産党新人鈴木千佳氏(51)。無所属新人船川淳志氏(65)も7分野で「全く評価しない」を選択した。NHK党の舟橋夢人氏(56)、堀川圭輔氏(48)の2新人と、諸派新人の山本貴史氏(52)も、いずれの分野について「全く評価しない」「あまり評価しない」のマイナス評価が並んだ。 一方、「大いに評価する」「ある程度評

  • 日本平動物園のサイの角 盗難から1カ月 経緯を振り返ります

     標本として展示していた日本平動物園のサイの角が盗まれた事件の発生から1カ月。犯行目的や逃走ルートなどは依然として不明のままです。サイの角は国際取引が制限されていますが、中国や東南アジアでは漢方薬として高く取引されています。犯人が盗んだ目的とは? 盗難の経緯を振り返り、サイの生態を取り上げます。  〈キュレーター:編集局未来戦略チーム 寺田将人〉

  • 御来光 頂きを照らす 富士山・山梨県側で山開き

     富士山の山梨県側の登山道「吉田ルート」が1日、5合目から山頂まで開通し、夏山シーズンの到来を告げる山開きを迎えた。深夜から未明にかけて登山者が標高3776メートルの山頂を目指した。山頂は晴れ上がり、午前4時半ごろ、真っ赤な太陽が姿を現した。約50人が幻想的な御来光に万歳の声を上げたり、手を合わせたりした。初めて富士山に登ったという土屋守さん(50)=三重県=は「今日が50歳の誕生日。開山前に梅雨が明け、御来光も見られて二つプレゼントをもらった気分」とうれしそうに語った。 新型コロナウイルスの影響下での山小屋運営は2年目。吉田ルート8合目の山小屋では昨年に引き続き、チェックイン時の体温測定や寝

  • 冷凍イチゴ新飲料に 磐田の観光農園“地産外商”で出荷

     磐田市駒場の観光農園「いちご空中農園いわた」に30日、首都圏の飲食店関係者ら18人が訪れた。市の地産外商事業で取引が生まれた。生産現場への理解を深めた上で、産地直送の冷凍イチゴを使った新商品を開発しようと、施設見学や出荷・収穫体験に取り組んだ。 市職員が首都圏の企業や店舗などに地元産農産物を売り込む地産外商事業で、農園は青果卸・販売のアグリコネクト(東京)に冷凍イチゴを出荷するようなった。首都圏で飲食事業を展開するイタリアンイノベーションクッチーナ(IIC)がアグリコネクトから冷凍イチゴを仕入れ、新しいアルコール飲料を開発する予定という。 今回は産地と消費地の顔が見える関係づくりにつなげよう

  • 清水エスパルス30周年 「聖地」国立へ

     清水エスパルスはクラブ創設30周年を迎えました。7月2日にサッカーの「聖地」国立競技場で記念試合を開催します。国立競技場は、1996年にエスパルスが主要大会で初めてタイトルを獲得した記念すべき土地。静岡市内では応援企画も行われています。みんなでエスパルス30周年を盛り上げましょう!  〈キュレーター:編集局未来戦略チーム 渡部遥介〉

  • チャートで見る静岡県 参院選市町別投票率の推移

     7月10日の参院選投開票日が近づいています。静岡県選挙区の前回投票率は50.48%と低迷。乱戦の今回はどこまで上昇するか気になるところです。 一概に「低い」とされる投票率ですが、市町別に見ると、実は前回選でも40%台から60%台と大きな差があります。静岡新聞社は、過去の参院選静岡県選挙区の市町別投票率を一覧できるチャートを作成しました。半世紀にわたって「西高東低」の傾向が続いていること、実施年や地域によって男女の投票率に差があることなどが分かります。 チャートを動かしながら、市町別投票率の背景に何があるのか、考えてみませんか。 チャートは4種類です。いずれも静岡県選管が発行する「選挙結果調」

  • 立候補者8氏 川勝知事との連携、距離感さまざま【参院選しずおか】

     22日の公示から1週間が経過し、選挙戦真っただ中にある参院選で、川勝平太知事が鳴りを潜めている。昨年10月の参院静岡選挙区補欠選挙では、街頭で特定の候補者の応援に立つなど注目を集めたが、今回は目立った行動をしていない。補選でのいわゆる「コシヒカリ発言」が問題視された際に表明した「政務をしない」との約束が守られている格好だ。一方で、国と県との連携は県民生活の向上に欠かせない。参院選静岡選挙区の立候補者に川勝知事との連携を聞くと、距離感の違いが浮き彫りになった。 立候補者の中で最も知事との近さを強調したのは、無所属現職の山崎真之輔氏(40)=国民推薦=。県議時代から知事を支えてきたとし、「直接間

  • “おかえり”七夕飾り 沼津仲見世商店街 まつり復活

     沼津市の夏の風物詩沼津仲見世七夕まつり(沼津仲見世商店街振興組合主催)が6月30日、同市大手町の沼津仲見世商店街で始まった。コロナ禍で3年ぶりに商店街が色鮮やかな七夕飾りで彩られ、華やかな演出で買い物客らを出迎えている。7日まで。 今年は各店手作りの七夕飾りを披露する従来の形式ではなく、全店統一で大型の吹き流しをつり下げた。長さ約2・3メートルの色とりどりの吹き流しを、アーケードの天井に20カ所設置。組合の担当者は「商店街が一つになり七夕まつりを復活しようという思いを込めた」と話す。 市内の幼稚園や保育園によるささ飾りや、小学校や企業、団体が制作した巨大な短冊も展示。短冊に願い事が書けるコー

  • 熱海土石流 回答期限、前所有者反応なし 残存盛り土に市措置命令

     熱海市伊豆山の大規模土石流の起点で崩れずに残っている盛り土を巡り、市が前土地所有者の不動産管理会社(神奈川県小田原市)に出した措置命令について、市は30日、同社から回答期限の同日までに安全対策の計画書が提出されなかったことを明らかにした。県盛り土規制条例が施行される7月1日から指導権限は市から県に移るが、斉藤栄市長は30日の定例記者会見で、引き続き県と連携して対応していくと強調した。 土石流の起点の崩落現場付近には、推定2万立方メートルの土砂が不安定な状態で残る。市は今年3月、大雨で崩れる可能性を指摘した県の調査結果を踏まえ、同社に対策を求め行政指導を行った。しかし回答がなかったため、5月3

  • ご当地シャツで仕事快適 焼津 魚河岸クールビズ開始

     焼津市役所と市内44事業所で1日から、職員や社員がご当地シャツ「焼津魚河岸シャツ」と「大井川の恵シャツ」を着用して勤務する「魚河岸クールビズ」が始まる。8月末まで。同時に魚河岸シャツをPRするキャンペーンも実施する。 魚河岸クールビズは17年目の取り組み。市役所では1日から全職員に両シャツの着用を推奨する。30日から市経済部の職員が先行して実施した。青や緑、赤など色とりどりのシャツ姿で勤務し、港町らしい雰囲気に包まれた。このほか、しずおか焼津信用金庫や大井川商工会など44事業所でも社員や従業員が着用する。 市内17店舗が加盟する焼津魚河岸シャツ組合と連携したキャンペーン「魚河岸Summer」

  • 検視「犠牲者、遺族への弔い」 熱海土石流発災から検案尽力の医師

     昨年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流で、発災直後から被災者の遺体検案に尽力したベテラン外科医がいる。開業医の傍ら、40年以上にわたって警察協力医として活動する同市水口町の谷口恒義さん(88)。直接死26人のうち15人と向き合い「誠意を持って検視することが犠牲者や遺族への弔いになる」との思いで臨んだ。一方、検視から浮かび上がったのは土石流のすさまじい威力。教訓として「自然の脅威に襲われれば人間は一瞬で死に至る。改めて災害の恐ろしさを感じた」と語る。=関連記事27面へ ■「遺体、土砂の衝撃物語った」 警察から依頼を受け、発災当日から市内の遺体安置所で活動した。次々と運び込まれてきた土砂で

  • 大井川大花火、4年ぶり開催へ 8月10日

     島田市の夏の風物詩「第35回大井川大花火大会」(島田市観光協会主催)が8月10日、大井川河川敷で開かれる。開催は4年ぶり。 増水や新型コロナの影響を受け、2018年の大会を最後に中止が続いていた。河川の両岸で打ち上げを行い、市内の広範囲から楽しむことができるのが特徴。音楽に合わせて約8千発の花火が夜空を彩る。 PRポスターを協賛社などに配布し、来場を呼び掛けている。市観光協会の担当者は「心待ちにしていた方も多い。会場では密集を避けつつ楽しんでもらいたい」と話している。打ち上げ開始は午後7時15分の予定。予備日は8月27日。

  • 浜松市が経済対策キャンペーン 8月、電子決済20%相当ポイント付与

     浜松市は30日、経済活性化のため8月に実施する15億円規模のポイントバックキャンペーン概要を発表した。専用ポスターを掲示した市内対象店舗で電子決済サービスを使って買い物をすると、支払額の20%相当、1回最大千円分のポイントが自動的に付与される。 auPAY、楽天Edy、楽天ペイ、d払い、PayPayの各決済サービスが対象。期間は8月1~31日で予算上限に達し次第、終了する。ポイント付与は期間を通じて1人5千円分まで。物販のほか飲食、サービスなど幅広い店舗がキャンペーンに参加する予定だが、公共料金や医療費などの支払いは対象外。財源に国の交付金を活用する。市のポイント還元キャンペーンは5回目。今

  • ヤマハ、音響通信技術で無人コンビニ 実証店舗を開設

     ヤマハは4日、都内の東京事業所内に無人ミニコンビニエンスストアの実証店舗を開設する。ヤマハの音響通信技術「Sound(サウンド)UD」を解錠の仕組みに導入する。 ミニストップ(千葉市)が展開するオフィス向けコンビニ「ミニストップポケット」を活用する。店舗入り口に新たに開発した「サウンドUDトリガーボード」を設置。ボードにスマートフォンをかざすと解錠画面がスマホ側に立ち上がり、音楽とともに周波数を流すサウンドUDの音響通信で施錠を解除し、入店できる。専用アプリなどは不要。 ヤマハグループ社員と事業所の訪問客の利用を通じて検証する。同社は「さらなる機能追加や利用者の利便性向上を図り、無人コンビニ

  • 三島の夏、涼しく散策 “足水スポット”地図で案内 手ぬぐい提供も

     三島市観光協会は7月1日から、富士山の湧水が流れる市内の“足水スポット”を巡る「夏のさんぽ旅キャンペーン」を開催する。川岸に腰掛けて足水を楽しめる5カ所を地図で案内し、ぬれた足を拭く手ぬぐいなどをプレゼントする。8月31日まで。 同市は駅から近い中心市街地にも透き通った水が川を流れ、特に暑い夏は水遊びをする子供らや散策中に疲れた足を川に入れて涼む観光客の姿が日常の光景として広がる。同協会は市内を紹介する「#てくてくみしまマップ」で源兵衛川や白滝公園、御殿川など5カ所の足水スポットを案内し、猛暑が続く中でも密を避けて楽しめる三島のローカルツーリズムとして提案する。 三島

  • 参院選「防衛力強化」議論 基地周辺住民注視 浜松/御殿場/小山

     ロシアによるウクライナ軍事侵攻で活発化する日本の防衛力強化の議論を、県内の自衛隊基地周辺住民が注視している。「生活環境への影響はあるのか」「国際協調へ、かじ取りを担ってほしい」。混迷する世界情勢に不安を抱きながら、7月10日の参院選投開票に向け、政党や候補者の論戦に耳を傾ける。 ■生活影響や国際協調かじ取り パイロットの教育を担う航空自衛隊浜松基地(浜松市西区)。長さ約2550メートルの滑走路では連日、ジェット練習機T-4などがごう音をとどろかせて離着陸訓練を繰り返す。すぐ近くには住宅や商業施設、工場、倉庫などが立ち並ぶ。 基地の運用方針については市内の24自治会でつくる基地周辺対策協議会が

  • 河津バガテル公園 指定管理者公募、またまとまらず 「町の象徴」赤字続く

     河津町の町営バラ園「河津バガテル公園」の町による指定管理者公募が、30日までにまとまらなかった。公募不調は2019年度に続き2回目で、再建策はまたも緒に就かなかった。今後は再度の公募実施や個別交渉への移行などが考えられるが、赤字が続く施設だけに町は厳しいかじ取りを迫られそうだ。 町は4月に2度目の公募に着手し、事業説明会には県内外6事業者が参加した。最終的に寮やホテル運営などを手掛ける共立メンテナンス(東京都)が応募したが、審査での評価が基準点に達しなかった。 公募不調となった前回の反省から、町は指定管理期間と管理料を見直したが、最終的に実を結ばなかった。岸重宏町長は27日の定例会見で「民間

  • 掛川のスイーツ専門店 「びっくりぃもパフェ」発売

     国産サツマイモのスイーツ専門店「おいもや」(掛川市大渕)は30日、新メニュー「びっくりぃもパフェ」を発売した。1個780円(税込み)。 逆さにしたワッフルコーンの中に紅はるかの冷やし焼き芋や冷凍イチゴを閉じ込めた。8月末までの夏季限定で、店舗のテイクアウトメニューとして販売する。

  • カルガモ親子も水田で涼 静岡・登呂遺跡で人気

     静岡市駿河区の登呂遺跡にある復元水田で、カルガモの親子が愛らしい姿を見せ、訪れた人たちを楽しませている。 30日現在、親鳥1羽とひな6羽が確認できる。弥生時代の復元住居南側に面する復元水田で、稲の間をせわしなく動き回って餌をついばんだり、あぜ道で羽を休めたりしている。 隣接する市立登呂博物館の職員によると、ひなの姿は3週間ほど前に初めて確認され、すくすく育っているという。 

  • インドで新型SUV スズキ「ブレッツァ」発売

     スズキは30日、インド国内で新型コンパクトSUV(スポーツ多目的車)「ブレッツァ」を発売したと発表した。「乗用車シェア50%以上」の獲得を掲げる主力のインド市場で、需要が高まるSUVを拡販する。 2016年に発売し、累計約75万台を販売した「ビターラブレッツァ」をフルモデルチェンジし、名称変更した。マイルドハイブリッド(HV)システム搭載車。1・5リットルエンジンを改良して燃費向上を図った。スポーティーな外観で、全方位モニターなどの技術をインドのコンパクトSUVで初採用した。 スズキによると、21年度のインドのSUV分野は乗用車市場で約40%を占め、19年度の20%台から急速に伸長。ビターラ

  • 西伊豆・加山雄三ミュージアム閉館 地域の観光支えた25年間

     歌手で俳優の加山雄三さん(85)の魅力を伝える西伊豆町の「加山雄三ミュージアム」が30日、閉館した。1998年3月のオープンから幅広い層に親しまれ、約25年間にわたって地域の観光を支えた。最終日の館内には別れを惜しむとともに、最後の観覧を大いに楽しむファンの姿が見られた。 加山さんが長年にわたり、同町の安良里漁港に所有するクルーザー「光進丸」を停泊させ、住民との交流を深めていた縁で開設したのが始まり。主演映画「若大将」シリーズのポスターをはじめ、趣味の絵画や鉄道模型なども紹介した。本人も度々訪れてサイン会を開き、ピーク時には年間10万人以上の来場があった。 ミュージアムの運営会社「堂ケ島レジ

  • 土石流教訓「風化させない」 熱海市消防長、伊豆で講演

     熱海市消防本部の植田宜孝消防長が28日、伊豆山地区で発生した土石流の教訓などを語る防災講話を伊豆市の修善寺生きいきプラザで行った。元自衛官で、発生直後から警察や自衛隊との調整役を担った植田消防長は「みなさんと教訓を共有し、風化させてはいけない」と強調した。 発生直後に次々と入る情報や通報から「当初は何が起きたか分からなかったが、ただごとではないと思った」と語り、写真を使いながら時系列で救助活動の様子を説明した。熱海市特有の急坂や狭い道、二次災害の危険性など活動を難航させた原因や問題点を示し「当時はだれがいないのか、何人探せばいいのか全く分からなかった」と混乱した状況を振り返った。教訓として、

  • ポスター&Tシャツ完成 沼津・狩野川花火大会

     沼津市中心部で7月30、31の両日、3年ぶりに開かれる「第75回沼津夏まつり・狩野川花火大会」(実行委主催)をPRするポスターとTシャツがこのほど、完成した。 ポスターは1200枚、Tシャツは千枚を作製。ポスターは市内各所に掲示する他、Tシャツは市役所などで販売する。 ポスターはライトアップされた御成橋と打ち上がる花火などを配した。Tシャツは白地に、花火や富士山、びゅうおなどをデザインした。 Tシャツは1枚千円で、市役所の他、沼津商工会議所、JR沼津駅ビル内の観光案内所などで購入できる。

  • プレミアム商品券販売 伊豆の国市

     伊豆の国市は1日から、市内経済の活性化を目的としたプレミアム付き商品券を販売する。商品券には、地元の伊豆中央高美術部の生徒が描いたイラストをデザインした。 千円券12枚つづり1万2千円分を1セット1万円で販売する。有効期限は年内。5千円分は加盟全店で使える共通券、7千円分は大型店などでは使えない専用券。 イラストは専用券には北条義時、共通券には八重姫を紙幣の肖像画風にデザインした。市が各世帯に発送した引換券を三島信用金庫やスルガ銀行、郵便局、商工会本所に持参して購入する。問い合わせは商工会本所<電055(949)3090>へ。

  • 若者喜ぶ投票済証 御殿場高生がデザイン、堅いイメージ払拭

     御殿場市選挙管理委員会は市役所本庁舎に設けた参院選の期日前投票所で、御殿場高生徒がデザインした投票済証を配布している。選挙のお堅いイメージを払拭する、明るいデザインが好評。受け取りは任意だが「過去の選挙より受け取る人が多く、想定以上に減りが早い」(担当者)という。 投票日の7月10日は市内全ての投票所で配る。生徒の一人、鈴木望加さんは「(受け取り時に)投票に来て良かったと思ってくれたらうれしい」と話す。 生徒に選挙への関心を高めてもらおうと、市選管が依頼した。生活創造デザイン科デザインコース3年生19人が、主に若年層が喜ぶデザインを考えて24種類を生み出した。 鈴木さんは心躍らせて投票に行く

  • スケート強化に自転車活用 トヨタ自動車、伊豆でクロストレーニング

     冬季五輪や世界選手権に出場経験がある選手が所属するトヨタ自動車スケート部が1日まで、東京五輪・パラリンピック自転車競技会場になった伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで競技用自転車を活用したトレーニングに取り組んでいる。他競技を体験することで、体に普段と違う刺激や動きを与えるクロストレーニングの一環。 ショートトラックの選手7人や五輪に4度の出場経験のある寺尾悟監督らが6月27日から4泊5日の日程で滞在。同センター競技振興課の野田尚宏さん(48)から指導を受け、五輪パラ会場の伊豆ベロドロームなどで一定時間の周回やバンクの傾斜を一気に下ってスピードを保ったまま走るトレーニングを実施している。 

  • フェンシングフルーレ代表 沼津で合宿 世界選手権へ調整

     沼津市大手町のフェンシング拠点施設「F3BASE」で28日、フェンシング男女フルーレ日本代表の強化合宿が始まった。7月15日にエジプト・カイロで開幕する世界選手権大会に出場予定の選手12人が、6日までコンディションを整える。 初日は「フェンシングのまち沼津推進協議会」会員に、今月韓国・ソウルで開かれたアジア選手権大会で男女ともに団体で金メダルを獲得したことを報告した。東晟良選手は「合宿のおかげで結果が出せた。サポートに感謝しています」と謝意を述べ、松山恭助選手は「チームのレベルは上がっている。世界選手権では個人、団体ともにメダルを取りたい」と意気込んだ。 協議会によると、アジア選手権大会で女

  • スクランブルゴルフ チームで協力 静岡県ゴルフ連盟初の大会

     静岡県ゴルフ連盟は28日、チームプレーでスコアを争う「スクランブルゴルフ」の第1回大会(静岡新聞社・静岡放送後援)を沼津市の沼津ゴルフクラブで開いた。県内外のアマチュアゴルファーによる36チームが参加し、初優勝には「TOBUDAKE」が輝いた。 スクランブルゴルフは、3~4人のチームメンバーがティーショットを放ち、その中からセカンドショットを打つボールを選ぶ。サードショット以降も同様で、ホールアウトまで繰り返す。ミスがあっても仲間でサポートし合えるため、さまざまな実力の人が一緒にプレーできるのが特徴。参加者は声を掛け合いながら楽しんでいた。 連盟によると、ゴルフは屋外で距離を保ちながらプレー

  • 菊川市 コロナ自宅療養を支援、食料510セットを配布

     菊川市は30日、新型コロナウイルスに感染し自宅療養する市民に食料などを届ける支援事業の利用状況を市議会全員協議会で報告した。6月20日までに食料510セットを配布した。 市職員が市内の自宅療養者にパック米飯やレトルト食品など3日分の食料セットを届け、希望者にはパルスオキシメーターを貸し出す事業。昨年9月9日から始め、12月から約1カ月半休止したが、1月17日から再開した。7月以降も継続する。 実施期間中の感染者の合計は2460人。1月17日から3月までの期間は、感染者数が1653人に上り、食料357セットを配布した。4月は52セット、5月は81セットを届けた。

  • 市立幼・保の将来像議論 浜松市、適正化検討会が初会合

     浜松市は30日、「市立幼稚園・保育園適正化等検討会」の初会合を市役所で開いた。市の関係部署や園児の保護者の代表、有識者がメンバーとなり、少子化や幼児教育・保育のニーズ多様化などに対応した市立幼稚園・保育園の将来像を示す方針を策定する。 会合では、市側が方針に盛り込むべき項目の案として公立幼稚園・保育園の適正な規模と配置、認定こども園の設置・移行方針、園の再編や施設整備を実施する場合の基準などを提示。検討に当たっては地域性や子どもと保護者、公共性のバランスなどへの配慮が必要との認識を示した。 1月に保護者や園職員らを対象に実施したアンケートの結果報告もあった。保護者が入園先を決める際、地理的要

  • 放課後音楽講座スタート 浜松・豊西小、金管バンド部廃部から3年

     浜松市東区の豊西小が、地域との連携で児童が楽器に親しむ「とよにし放課後音楽講座」を本年度から開始した。3年前に教職員の人手不足から金管バンド部が廃部となったが、地域住民らと協力し児童が演奏する機会を残せないかと放課後学習の講座として開設にこぎ着け、児童バンド復活を目指している。 「もっと息をたくさん使って」。6月28日に同小音楽室で行われた講座で、慣れない楽器を手に、児童が一生懸命に音を出した。トランペットやトロンボーンなどの金管楽器と打楽器を4~6年計16人が演奏。NPO法人「浜松生涯学習音楽協議会」認定指導員で同小の田中順一教諭と、同指導員の山下万里子さんが、楽器の持ち方や音程を指導した

  • 低所得子育て世帯 給付申請受け付け 浜松市

     浜松市は30日、低所得の子育て世帯に対する特別給付金の支給事業について、7月1日から支給に申請書提出が必要な対象者からの申請を受け付けると発表した。 特別給付金は国の原油価格・物価高騰対策の一環。申請が必要となるのはコロナ禍で家計が急変し、収入が児童扶養手当の受給者と同じ水準になっているひとり親世帯や、2022年度の住民税(均等割)が非課税で、高校生年代の子どものみを養育する世帯など。 申請期間は23年2月28日まで。申請書を市ホームページか各区役所の社会福祉課の窓口で入手し、各課への持参や市子育て支援課への郵送で提出する。対象者などの詳細も同ホームページに掲載している。

  • 島田大祭まで100日 大奴もPR カウントボード設置

     島田市中心部で10月8~10日に開かれる「第110回島田大祭・帯まつり」(島田大祭保存振興会主催)まで100日となった30日、市役所にカウントダウンボードが設置された。祭りの花形「大奴(おおやっこ)」も登場し、関係者がPRへ結束を固めた。 染谷絹代市長は「コロナ禍を経て、市民の元気につながるよう皆の底力を見せる祭りにしていきたい」とあいさつ。保存振興会の杉山高夫会長は「社会情勢の変化もあったが、次の111回につながるような祭りを目指す」と意気込み、ボードをお披露目した。木太刀に帯を掛けた姿の大奴は「振り込み」と呼ばれる独特の舞を披露し、集まった観客から拍手が湧き起こった。 島田大祭は大井神社

  • 清水区大内新田の利活用 市民の意見、近く公募 静岡市長答弁

     静岡市の田辺信宏市長は30日の市議会6月定例会総括質問で、桜ケ丘病院を運営する地域医療機能推進機構(JCHO)から取得した清水区大内新田の土地に生涯学習交流館などを整備する利活用案について、7~8月にパブリックコメント(市民意見公募)を実施する方針を明らかにした。山本昌輝氏(自民)への答弁。 田辺市長は大内新田の土地利用について、「地域の課題解決と、市全体のまちづくりに寄与することが大事」と強調。老朽化が進む生涯学習交流館の建て替えのほか、多目的公園の整備、治水対策となる調整池の設置を利活用案の軸とし、地元住民と検討を重ねてきたと説明した。 市はパブコメを実施後、利活用案の具体的な調査設計に

  • 静甲 開発テストセンター、三島に開所 要望に沿った製品提案

     包装機械の設計、製造を手がける静甲(静岡市清水区)は29日、三島市松本の三島工場に機械の開発テストや展示を行う「三島テストセンター」を開設した。ニーズに応じたオーダーメードの包装機械を製造する際、より実機に近い形でのテストを可能にすることで、発注者の要望に沿った製品開発と提案につなげる。 容器に液体を注入する「液体充塡(じゅうてん)」、ふたを閉める「キャッピング」、容器などを所定の場所に運ぶ「ハンドリング」を中心に、さまざまな製造ラインに組み込む約20種類の包装機械をそろえた。発注者の構想段階から稼働後を見据えたテストが可能になるほか、最新の機械を常設することで新規顧客の獲得と販売促進を狙う

  • 静岡県、盛り土通報ダイヤル開設 条例施行合わせ

     静岡県盛り土規制条例の7月1日施行に合わせ、県は不適正な盛り土に関する通報をワンストップで受け付ける「盛り土110番」の専用ダイヤルとインターネットの専用フォームを開設する。幅広く情報を受け付け、迅速な調査、指導を目指す。 県内全市町の盛り土が対象。通報内容を県職員が確認し、許可の有無を調べたり現地確認や聞き取りを行ったりして対応を検討する。「夜中にダンプカーが大量の土砂を運んでいる」「土が崩れて水が流れ出している」といった情報を求めている。 ネットの専用フォームは県盛土対策課のサイトから電子申請システムにつながり、盛り土の場所や画像、土砂を運ぶダンプカーなどの情報を受け付ける。 盛り土11

  • 窓開けず室内環境維持 浜松の住宅会社、換気システム開発

     浜松市南区の住宅設計施工業ONENESS(ワンネス)設計企画は、床下の吸気口と集じん機、屋内の排気ファンを組み合わせた住宅換気システムを開発した。 花粉やウイルスを除去しつつ、法定基準の4倍に当たる毎時2回の換気性能を確保する。特許取得済み。 床下の配管から外気を取り入れて電気集じん機に通し、冷暖房と複数のファンを組み合わせて屋内の空気を循環、排出する。窓を開けず効率的に換気できるのが特長で、花粉症などで外気を直接屋内に入れたくない顧客層に訴求する。 県西部の住宅で既に施工例があり、「Q換調」の商品名で店舗や介護施設向けにも提案する。 久永秀則代表は「省エネに配慮しながら、屋内で快適に過ごし

  • 静岡県医師会 新体制を知事に報告

     静岡県医師会の紀平幸一会長らが30日、任期満了に伴う新役員体制の発足のあいさつで川勝平太知事を訪問した。 副会長に新任された加陽直実氏と福地康紀氏も同席した。3期目の再任となった紀平会長は、新型コロナウイルス感染症の対応を振り返り「防疫、防災を強化し、施策を見直しながら頑張りたい」と述べた。 川勝知事はコロナ対応に感謝した上で「今後もアドバイスをいただいて政策を推進したい」と話した。 副会長には新たに斎藤昌一氏も就任した。

  • スズキ 再資源化率、21年度は96・4%

     スズキは30日までに、自動車リサイクル法に基づく2021年度の再資源化実績を公表した。特定再資源化等物品のうち、シュレッダーダスト(破砕くず)の再資源化率は96・4%で、法定基準値の70%を上回った。 シュレッダーダストは自動車42万9976台から5万9488トンを引き取った。エアバッグ類は37万660台から167万5898個を引き取り、フロン類の回収量は39万1281台から7万8204キロだった。 再資源化に要した費用は38・5億円で収支は2・8億円の黒字。このうち1・8億円をリサイクル推進のために自動車リサイクル高度化財団に拠出した。 同社はこれまでの収支剰余金を活用し、市場の廃車から回

  • 天浜鉄道 黒字確保 3月期、旅客収入1割増

     第三セクターの天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は30日、株主総会を同市中区で開き、2022年3月期決算を報告した。車両整備費などの営業費用が前期比で約3割増とかさんだが、旅客収入は1割増と持ち直した。県と沿線市町による臨時の補助金の充当もあり、純利益は220万円と4年連続の黒字を確保した。 22年3月期の営業収益は16・5%増の3億9213万円。旅客収入は定期外の乗客が増え、10・8%増の3億2023万円となった。輸送人員は7・6%増の123万人と回復傾向にある。 一方、燃料費の高騰、車両や施設の修繕費増の影響で国、県、沿線市町からの補助金は6億5269万円と約45%の大幅な増額となった。 松

  • 志仁会など4社 PIFで資金調達 静岡銀行と契約

     社会医療法人志仁会(三島市)と自動車外装用プラスチック製品製造業のソフテック(浜松市西区)など4社が30日、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた企業の取り組みを支援する静岡銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」で資金調達する融資契約を結んだ。 設備資金として志仁会は3億400万円、ソフテックは1億5千万円を調達した。志仁会は運営する三島中央病院に4階建て施設を増築。訪問看護ステーションやリハビリ室の整備などを行う。ソフテックは自社敷地内での太陽光パネル設置などに資金を充てる。 廃棄物処理業の環境のミカタ(焼津市)、テント倉庫施工業のニッケーコー(静岡市駿河区)は運転

  • 21年度決算を承認 JAグループ総会

     JA静岡中央会やJA静岡経済連など各連合会は30日、総会を静岡市駿河区で開き、2021年度決算と事業報告を承認した。 20年度からの3カ年計画の中間年度だった点を踏まえ、JAグループが進める「自己改革」に向けた農政や経営支援などの取組状況を確認した。 県信連の21年度決算は、経常利益が前年度比28・4%増の72億2100万円、当期剰余金は41・7%増の59億5400万円だった。 経済連の事業取扱高は計画比1%高の1479億円。茶の生産量が前年を上回り、青島みかんも単価が安定した。

  • 景況感4期連続改善 上昇超幅は縮小 22年下期経営者見通し

     静岡経済研究所が30日発表した県内企業経営者の2022年下期(7~12月)景気見通し調査は、景況感を示す業界景気見通し指数(BSI)がプラス7と21年上期から4期連続の改善となった。ただ、原油・原材料価格の高騰などで製造業を中心に収益環境が厳しさを増し、前回の22年上期(1~6月、プラス21)に比べて上昇超幅は縮小した。 製造業(12業種)は20ポイント下降のプラス3、非製造業(7業種)は7ポイント下降のプラス11。 業種別では、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いたことで需要が回復傾向にあるサービス業その他で13ポイント上昇のプラス27、運輸・倉庫業も13ポイント上昇のプラス42に伸びた

  • 営農コスト増で対策部会設置 JAグループ

     静岡県内JAグループは30日、深刻化する営農費用の増大を受け、行政と連携した「燃油・肥料・飼料等価格高騰対策部会」を立ち上げた。各種補助制度などの情報共有を強化するとともに、中長期的な目標を立てて、省エネ栽培技術の普及を図る。 各JAやJA静岡経済連、県の担当者らで構成する。施設園芸、茶、畜産といった品目別に課題を洗い出し、電気料金や重油代などのコスト削減や減肥料などの生産技術、経営手法に関する研究を進める。 検討結果は2023年度以降、各JAや生産現場で実践していく。

  • デュアルタスク・カラータッチ YK・コラボ(浜松市浜北区)運動と学習で認知症予防【静岡ものづくり最前線】

     発達障害のリハビリテーションや認知症予防の装置として開発を進めた。放課後デイサービスの職員へのアンケートで見られた「楽しみながら、運動と学習ができるサービスが必要」との回答をヒントに、同時に二つの能力の向上を図る。 問題作成ソフトを取り込んだパソコンに独自開発のワイヤレスUSBボックスを差し込むと、4択や順番を求める問題が画面に表示される。解答は手元のリモコンを操作して行うほか、赤や青の色スイッチをコーンに装着し、それぞれの距離を取ってボタンを押せば運動効果が高まるようにした。正解の数や解答時間の表示、正解と不正解の効果音などでもレクリエーション効果を出す。 「課題作成機能付きゲーム装置およ

  • 暑い!! 浜松・天竜39.4度 静岡県内3地点で6月最高

     静岡県内は30日、高気圧に覆われて晴れ間が広がり、各地で気温が上昇した。最高気温は浜松市天竜区天竜で39・4度、同区佐久間で38・8度、御殿場市で34・3度を記録。3地点は6月の観測史上最高気温となった。 浜松市天竜区二俣町の二俣川では、地元の高校生が泳いだり、散歩に訪れた人が犬と一緒に入ったりして暑さをやわらげた。 県内では各地で熱中症とみられる症状により、少なくとも26人が救急搬送された。うち77歳の高齢男性1人が重症。中等症は9人、軽症は16人。1日も気温が上昇して猛暑日になる可能性があるとみられ、引き続き警戒が必要だ。 

  • 焼津保険代弁人事(30日)

     代表取締役社長 しずおか焼津信用金庫常務理事阿井誠▽取締役 池田直樹▽退任 代表取締役社長松永嘉治 ※7月1日付で静岡焼津マネジメントに社名変更する。

  • 参院選静岡選挙区 主な遊説日程(7月1日)

     変更の可能性あり。 【舟橋夢人氏】未定 【鈴木千佳氏】午前10時、ホームプラザナフコ島田店前交差点(島田市)▽午後2時、道の駅川根温泉付近(川根本町) ◇選挙事務所<電054(245)2244> 【山本貴史氏】予定なし 【山崎真之輔氏】午前11時半、イオンタウン浜岡前(御前崎市)▽午後6時、JR西焼津駅北口前▽午後7時半、片岡会館(吉田町) ◇選挙事務所<電054(204)2802> 【若林洋平氏】午前9時半、柏谷公園駐車場(函南町)▽午前11時10分、韮山農村環境改善センター(伊豆の国市)▽午後2時40分、アピタ大仁店(同) ◇選挙事務所<電054(270)4577> 【平山佐知子氏】伊

  • 邸宅侵入、窃盗の疑い 男を再逮捕 浜松中央署

     浜松中央署は30日、邸宅侵入と窃盗の疑いで浜松市中区葵西2丁目、自称建築業の男(49)=覚醒剤取締法違反容疑で逮捕=を再逮捕した。再逮捕容疑は5月30~31日までの間、同区の住宅新築工事現場で、建築中の建物内にあったコンプレッサーなど6点(約30万円相当)を盗んだ疑い。転売目的とみられる。

  • 公務執行妨害の疑いで男逮捕 浜松西署

     浜松西署は30日、公務執行妨害の疑いで浜松市西区庄和町、配達員の男(44)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後4時ごろ、同市西区村櫛町で職務質問した同署地域課の男性巡査長(40)の左肩を突き飛ばし、路上に転倒させて職務を妨害した疑い。

  • カード盗んだ疑い 沼津署が少年逮捕

     沼津署と県警捜査4課は30日、窃盗の疑いで自称大阪府の高校生の少年(15)を逮捕した。逮捕容疑は何者かと共謀して同日、市役所職員らを名乗って沼津市の会社役員女性(85)宅に「還付金があります。金融機関から連絡させます」などと電話をかけた後、金融機関職員を装い女性宅を訪れ、キャッシュカードを入れた封筒をすり替える手口で盗んだ疑い。同署によると、容疑者は特殊詐欺の受け子とみられる。

  • 富士市が課税ミス 市民、県民税19件

     富士市は30日、寄付金税額控除の算定額を誤り、2022年度の個人市民税、県民税で課税ミスが計19件あったと発表した。市は今後、該当者に謝罪するとともに、過年度分で同様のミスがないか調査を進める。 市民税課によると、正確な額より少ない課税額を通知したり、徴収したりしたミスが5件で計2万8千円分、過大となったミスが8件で計14万6800円分あった。6件は算定ミスが課税額に影響しなかった。 原因は確定申告書に記載された寄付額を、税務署の自動読み取り機でデータ化した際のエラーの修正漏れが16件、寄付額の入力の誤りが3件あった。 納税通知書を受け取った市民から23日に寄付金税額控除が少なく算定され、過

  • 茶葉から変動幅超過の放射性セシウム 浜岡原発周辺調査

     静岡県は30日、浜岡原発(御前崎市佐倉)周辺の環境放射能調査の結果を公表した。浮遊塵と茶葉から過去の変動幅を上回る放射性セシウムが検出された。県は健康への影響が心配されるレベルではないとしている。 浮遊塵は御前崎市4カ所、牧之原市1カ所から採取し、1立方メートル当たり0・023ベクレル検出された。茶葉は御前崎、牧之原、菊川の3市計5カ所で検査し、1キロ当たり0・076ベクレルだった。過去の変動幅を超えた要因について、浮遊塵は採取地点付近での工事、茶葉は過去の核実験や東京電力福島第1原発事故の影響としている。 発電所周辺の海で採取したシラスとアジは過去の変動幅の範囲内だった。

  • 花火開始は午後7時半 沼津夏まつり実行委、日程確認

     7月30、31の両日に沼津市中心街で開かれる「第75回沼津夏まつり」の第2回実行委員会が30日、同市米山町の沼津商工会議所で開かれた。実行委員らが出席し、祭典は午後2時のセレモニーで開演、メインの花火大会は同7時半開始など2日間の日程を確認した。 JR沼津駅南口のさんさん通り周辺を歩行者天国にする。オープニングセレモニーは県警音楽隊の演奏で、太極拳演武や創作ダンス披露、太鼓、踊りなどが続き、花火の打ち上げとなる。花火大会は31日も午後7時半スタート。関連行事として、29日には御成橋上流左岸で灯籠流しを実施する。 名誉実行委員長の頼重秀一市長は「3年ぶりの開催で多くの人が期待している。活性化へ

  • ストーカー行為の疑い 会社員の男逮捕 静岡南署

     静岡南署と県警人身安全対策課は30日、ストーカー規制法違反の疑いで藤枝市上薮田、会社員の男(39)を逮捕した。逮捕容疑は4月下旬ごろから6月下旬ごろまでの間、県中部の20代女性に対し、義務のないことを行うよう要求し、女性の自宅付近をうろつくなどのストーカー行為をした疑い。同署によると、2人に面識はあるという。

  • 強盗致傷の疑い 70代の男を逮捕 沼津署

     沼津署は30日、強盗致傷の疑いで清水町徳倉、無職の男(79)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後2時半ごろ、清水町の大型商業施設で刺し身などの食料品8点(計5千円相当)を盗み、同店の男性保安員(56)から呼び止められた際、腕をつかむなどして軽傷を負わせた疑い。

  • 水難事故注意報 静岡県、7月末まで延長

     本格的な海のシーズンに合わせ、静岡県は30日、水難事故注意報を7月末まで延長すると発表した。危険な場所に近づかず、飲酒後や睡眠不足時などは水に入らないよう呼び掛けている。 県によると、6月26日までに発生した水難事故は15件で、前年同期比4件増。死者、行方不明者は計4人で横ばいという。釣りや魚取りの最中の事故が7件と最も多く、スキューバダイビング中が4件と続いた。県消防保安課は「魚釣りをする際は必ずライフジャケットを着用して」としている。

  • 人事=ヤマハ発動機(1日)

     クリエイティブ本部プロダクトデザイン部長を兼ねる 上席執行役員クリエイティブ本部長木下拓也▽マリン事業本部FRP事業推進部長(マリン事業本部FRP事業推進部主管)吉田竜也▽ソリューション事業本部ロボティクス事業部営業統括部SMT営業部長(ソリューション事業本部ロボティクス事業部営業統括部SMT海外営業部長)ソリューション事業本部ロボティクス事業部営業統括部長有本一郎▽人事総務本部グローバル人事部長(人事総務本部グローバル人材開発部長)ラブグローブ・ダリル▽調達本部調達統括部調達品質部長(調達本部調達統括部調達品質部品質企画グループGL)本間俊治▽PF車両ユニットPF車両開発統括部車両実験部長

  • 人事=ジヤトコ(6月30日)

     取締役副社長・開発部門担当(副社長執行役員・開発部門担当)竹本幸一▽非常勤監査役 森下隆▽退任 取締役高橋哲哉、非常勤監査役伊藤佳行

  • 人事=芝浦機械(6月30日)

     経営企画部長と経営管理本部長を兼ねる 執行役員経営企画本部長甲斐義章 ※経営企画本部に経営企画部を新設。経営管理本部を新たに設け、管理部とシステム戦略部を置く。

  • 茶況(6月30日)鹿児島三茶 週明け上場 静岡茶市場

     静岡茶市場の県産二茶は約7000キロが上場した。週明けの4日に鹿児島県本土物頴娃、知覧産の三茶が上場する見込み。 本山筋は水見色から碾茶(てんちゃ)が上場した。東部は上場数量が伸びず、500~400円台で手合わせした。 市中問屋は「最終盤でも一定の品質は保たれている」と評価する。富士の生産者は「気温が上がり、病害虫発生のリスクが高まっている」と話す。 藤枝 販売店は二茶の仕上げ作業を進めている。 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場は4工場から4口1454キロが上場し、600~500円台で取引された。市場関係者によると、金谷地域の二茶は1日で終了する見通し。 榛原、相良 産地問屋は仕上げ、発

  • 8月ガス料金値上げ サーラエナジー

     サーラエナジー(愛知県豊橋市)は30日までに、8月の都市ガス料金を値上げすると発表した。値上げ幅は1立方メートル当たり2・94円。標準家庭では7月検針分に比べ85円上がり7771円になる。12カ月連続の値上げとなる。

  • 茅の輪、国内最大級 静岡浅間神社、夏越の大祓

     静岡市葵区の静岡浅間神社で30日、神事「夏越大祓(なごしのおおはらえ)式」と「茅(ち)の輪くぐり」が行われた。厳しい暑さの中、多くの参拝者が訪れ、半年間の厄払いや無病息災を祈願した。 社務所前の広場に、国内最大級という直径約5メートル、重さ300キロ以上の大茅の輪を設置。神事では、参拝者が細く切った紙を自身に振りかけ、人をかたどった紙で体をなでるなどして心身を清めた後、神職の先導で8の字を描くように大茅の輪を3回くぐった。 主婦の萩原千明さん(57)=同区=は「半年間の家族の健康に感謝し、今後も元気に過ごせるよう祈願した」と話した。 コロナ禍で規模を縮小していたため、参拝者が参加する夏越大祓

  • 国際2路線欠航延長 静岡空港

     静岡県は30日、静岡空港を発着する国際線2路線について、航空会社が欠航期間の延長を決めたと発表した。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえた措置。北京首都航空の杭州線が7月31日まで、チャイナエアラインの台北線が9月30日まで。 静岡空港の国際線は2020年3月から全便欠航が続き、既に中国東方航空の4路線が22年10月29日まで、チェジュ航空のソウル線が8月31日までの延長を決めている。

  • 国土交通省人事(静岡県内関係分)

     中部地方整備局沼津河川国道事務所副所長(中部地方整備局愛知国道事務所事業対策官)中川晋吾=7月1日▽辞職 中部地方整備局沼津河川国道事務所副所長小川喜睦(愛知県春日井市まちづくり推進部長へ)=6月30日

  • 港町風景メロディーに♪ やいづマリンレディ、イメージソング完成

     焼津市のPR役「やいづマリンレディ」の公式イメージソングが完成した。四季それぞれの港町の風景をつづった歌詞を軽快なメロディーに乗せて地元の魅力を紹介する。1日から市観光協会の公式ユーチューブで公開する。 曲名は「青空のマーチ~青・蒼・碧~」。作詞作曲編曲は同協会職員牧野憲人さんが担った。富士山の絶景スポットとして知られる石津海岸公園からの青空や海、芝生といった光景をイメージして、曲を制作した。 レコーディングは4月に実施。「歌手」初挑戦のやいづマリンレディの池谷実優さん、橋ケ谷有沙さん、森下諒香さんの3人が臨んだ。池谷さんは「初めての経験で緊張したが、リズムに乗って楽しく歌えた」と初挑戦の感

  • 静岡人インタビュー「この人」 矢岸洋二さん ヘリの遊覧飛行事業を開始

     西伊豆町で地域創生に取り組む「西伊豆プロジェクト」の社長。遊覧飛行は町やヘリコプターのチャーターサービスを行う都内の企業と連携し、4月に開始した。町内発着で伊豆半島西海岸を巡る複数のコースを設け、地域住民や観光客に空の旅を提供する。同町出身。55歳。 -遊覧飛行事業の狙いは。 「誘客促進に加え、地元の人々に体験してもらい、空から生活圏を見る非日常や感動を味わってほしい。2025年の大阪・関西万博では人を乗せて移動する『空飛ぶクルマ』の実用化が検討されている。こうした技術革新に備え、体験者がエアモビリティについて知り、考えるきっかけにもなればと思う」 -今後の展開は。 「伊豆半島西海岸の課題で

  • 記者コラム「清流」 議会の“ローカルルール”

     地方議会は、市町によってルールが違う。赴任したばかりは、違いに戸惑うことも多い。沼津市議会でも、独特な決まりに困惑している。 まずは一般質問。事前に示されるのは、登壇者の質問要旨だけで、日ごとの登壇者は明かされない。これまで七つの市町議会を取材してきたが、どの議会でも、要旨と誰がどの日に質問するかはセットで発表されるのが普通だ。 もう一つは休憩。再開時刻を知らされぬまま昼休憩に入ってしまう。また本会議は質疑通告などを理由に何度も“大休止”。2月定例会の最終日は午後9時過ぎ、6月定例会は午後8時までかかった。 いずれも傍聴する市民や、議会に拘束される市職員に優しくないル

  • 記者コラム「清流」 低山の危険性

     掛川市東山の粟ケ岳は標高532メートル。コースが比較的整備され、初心者向けのルートなのでときどき登っている。なにより晴れた日の景色が好きだ。先日、掛川署が粟ケ岳で山岳遭難救助訓練を実施したので同行取材した。 麓から山頂を目指し、山頂付近で遭難者の救助方法を学ぶ訓練だった。小雨が降っていたが、私も山頂まで歩こうと署員の列について行った。しかし、中腹で酸欠気味になり、早々に隊列から離脱。少し休んだら回復したが、山を甘く見てはいけないと身をもって感じた。 気軽に登ることができると低山の人気が全国的に高まっているが、無計画の登山により遭難者も増えているという。慣れた山でも天候や同行者のペースによって

  • 記者コラム「清流」 小説「頼朝」の心情に注目

     本紙夕刊で連載中の「頼朝 陰の如(ごと)く、雷霆(らいてい)の如し」がいよいよ序盤のヤマ場を迎えた。源頼朝が伊豆に流されたのは14歳の時。20年間の流人生活を経て平家討伐に立ち上がる。 世間では源平合戦の活躍ぶりから、弟の義経に肩入れする人が多いだろうか。無慈悲なイメージが強い頼朝だが、作者の秋山香乃さんは「隙のなさこそ、頼朝が優れた将であるゆえん」と語っていた。 その頼朝が小説では、挙兵を前に何度も「怖い」と明かしている。人質として過ごした年月の長さを思えば、想像に難くない。一方、家臣の前では「頼朝は強い」という姿を巧みに演出している。 53歳で亡くなるまでの「電光石火の活躍」(秋山さん)

  • 社説(7月1日)参院選、論戦折り返し 若者の1票 極めて重要

     参院選は10日の投開票に向け後半戦に入った。最大の争点になっている物価高騰対策で舌戦が続き、ロシアのウクライナ侵攻を踏まえた安全保障体制、防衛力の強化、憲法改正問題で、日本は戦後体制の岐路に立つ。 国の未来を切り開く若者の低投票率の問題が横たわる。若年層の投票率向上を目指す本社キャンペーン「決める、未来」のインタビューに応じた若者は、自分たち世代の政治への関心が高まらない理由を率直に語ってくれた。 「個人の意見を社会が尊重する主権者教育より社会や組織のルールを個人が尊重する道徳教育が大事にされている」「自分たちで社会を変えられる感覚が得られない」 身近な課題を解決する役割を担うことが政治参加

  • 大自在(7月1日)観光大使

     広島県で展開されている「観光大使100万人プロジェクト」の発想が面白い。定番の観光大使は著名人の任命だが、広島では全県民と、訪問してくれた全観光客を対象に大使を募っている。 希望者に任命状とオリジナル名刺を進呈し、独自の視点で広島の良さを発信してもらう。報酬なし、任命期限なし。年齢不問で居住地は自由。広島のことが好きなら誰でも応募できる。モニターツアーに特別価格で参加でき、改善に協力する。 事務局が最も多い活動に想定するのは地元の自慢や催しなど、日常生活の延長での話題発信。住民に自らの地域の魅力を再発見してほしいとの願いが感じられる。SNSの使い手は「#ひろしま観光大使」を付けて発信する。 

  • アイスミルクから大腸菌群検出 静岡県、製造業者に廃棄命令

     静岡県は30日、5月に実施した食品検査でアイスミルクから大腸菌群が検出され、食品衛生法に基づき製造業者に廃棄命令を出したと発表した。商品は流通していないため、健康被害はないという。 静岡県内各地の食品工場やスーパーなどから抜き取った418点の添加物や残留農薬などを調べた。

  • 袴田さん支援団体「早期再審開始を」 浜松で街頭広報

     旧清水市(静岡市清水区)でみそ製造会社の専務一家4人が殺害された事件の発生から56年を迎えた30日、強盗殺人罪で死刑が確定し再審請求中の袴田巌さん(86)=浜松市中区=の支援団体が、JR浜松駅北口で早期の再審開始決定を求める街頭広報を実施した。 同市の「袴田さん支援クラブ」(猪野待子代表)が通行人にチラシを配布したほか、横断幕を掲げて袴田さんの無罪を訴えた。猪野代表は「袴田さんが心から自由になれる日が早く来てほしい」と述べた。「浜松 袴田巌さんを救う市民の会」も同日、浜松駅前で広報を行った。 袴田さんは2014年に静岡地裁の再審開始決定により釈放された。東京高裁が18年、静岡地裁の決定を取り

  • 核兵器廃絶と平和へ決意 焼津でビキニ事件市民集会

     米国の水爆実験によって1954年3月に焼津港所属の遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」が被ばくしたビキニ事件を語り継ぐ「第38回6・30市民集会」が30日、焼津市三ケ名の焼津文化会館で開かれた。市民約150人が出席し、核兵器廃絶や平和への実現に向けて決意を新たにした。 コロナ禍に伴い、2020年、21年と中止にしたため、3年ぶりの開催となった。被ばくの半年後に死亡した漁船の元無線長久保山愛吉さんらに黙とうをささげた後、運営委員会会長の中野弘道市長が世界に多くの核兵器が存在している現状に触れ「市民一丸となって核兵器廃絶の明かりをともし続け、後世に語り継いでいく」と誓った。羽田明夫市教育長は「核兵器の恐

  • 茅の輪くぐり 無病息災願う 森町・小国神社で夏越大祓式

     小国神社(森町一宮)で30日、夏の伝統行事「夏越大祓式(なごしのおおはらえしき)」が執り行われた。参列者らが茅(ち)の輪くぐりなどの神事に臨み、無病息災や疫病除けなどを祈願した。 日常で付いた心身のけがれを清めるため、半年に1度行われる。拝殿前に神職や地域住民が3日掛けて製作した直径2・5メートルの茅の輪を設置し、おはらいを受けた参拝者が神職に続いて8の字を描くように3回くぐった。 家族で訪れた袋井市の主婦中村有希さん(36)は「家族みんなの健康を願いながらくぐった。平穏で幸せに過ごせたら」と話した。 同神社によると、夏越大祓式は宮中行事として平安時代から行われ、その後民間に広まったとされる

  • 新たに423人感染 6月30日の静岡県内【新型コロナ】

     静岡県内で30日、新たに423人の新型コロナウイルス感染が確認された。 県全体の病床使用率は5・4%。重症者はいない。自宅療養者は2452人。直近1週間の新規感染者は前週の1・32倍。 県内の累計感染者は17万9434人。

  • 夏越の大祓 半年間に感謝、けがれ落とす 島田・大井神社

     島田市の大井神社で30日、半年間の健康を感謝して、身についた罪やけがれを祓い、夏以降の無病息災を願う伝統行事「みそぎの祓い」が始まった。15日まで。 境内には、茅で編んだ直径約3・5メートルの「大茅(おおち)の輪」が設置された。参拝客は人の形をかたどった形代(かたしろ)に名前と年齢を記入し、無病息災と唱えながら体になでて、けがれを移した後に輪をくぐり抜けた。家族の健康と安泰を祈り、形代をご神前に設けられた箱に納めた。 例年は30日のみの開催だが、参拝客の密集を避けるために15日までと決めた。 境内の回廊には、約500個のカラフルな風鈴が飾られ、参拝客の心を和ませている。

  • 子ども給食に地元野菜寄贈 清水町農業委有志

     清水町農業委員会の有志はこのほど、各自の畑で収穫したジャガイモ180キロとタマネギ70キロを町に寄贈した。町内の保育所や小学校で給食に使われる予定。 地元農産物の消費拡大や食育を推進する目的で10年以上寄贈をしている。ジャガイモとタマネギは給食でよく使われるという。 同委員会の杉山義則会長らが町役場を訪れ、関義弘町長に手渡した。関町長は「物価が高騰しているなか大変助かる」と感謝した。杉山会長は「地元の野菜をおなかいっぱい食べてもらいたい」と話した。

  • 伊東商工会議所 地域貢献で表彰

     伊東市の伊東商工会議所(杉本正人会頭)はこのほど、議員総会を同商議所で開き2021年度の事業報告や各決算報告を承認するなどした。 関東商工会議所連合会の会長表彰(ベスト・アクション表彰)を受けた協同組合伊東商誠会に表彰状を伝達した。日曜市「サンデーキネマーケット」の開催など、街のにぎわいづくりに対する意識向上や地域活性化への貢献が評価を受けた。杉本会頭が太田貴久理事長に手渡した。 杉本会頭は「夏の観光行事が始まり、最もにぎわいのあるシーズンを迎える。景気が回復し、活気が出ることを期待している」とあいさつした。

  • 生け花のポイント、会員らに解説 三島で池坊巡回講座

     華道家元池坊の伊豆支部はこのほど、今年で70周年となる「いけばな池坊巡回講座」を三島市民文化会館で開いた。家元派遣講師の古川幸司氏が花材を使いながら、富士、南豆も含めた3支部の会員約150人に生け花のポイントを解説した。 草木が持つ個性や特徴などに着目する手法「生花(しょうか)」を、最小の材料で最大を表す「省略の美」と説明。3枚の葉でカキツバタの「出生」を表現しながら、「いろんな素材を入れすぎると深みや情感が出ない」と強調した。古来から伝わる様式「立花」、型にとらわれず幅広い表現が可能な「自由花」も取り上げ、それぞれの特徴などについて解説した。 知徳高(長泉町)や田方農業高(函南町)の生徒8

  • 「夏越の祓」で疫病退散 伊豆の国・広瀬神社

     伊豆の国市田京の広瀬神社で30日、半年の汚れや罪をはらう「夏越の祓(はらい)」が行われた。 地元の役員や奉賛会のメンバーら約40人が出席し、西島善正宮司が「大はらいの言葉」を読み上げた。出席者は奉賛会の元役員でつくる「茅の輪の会」のメンバーが手作りした直径約2メートルの茅の輪を3回くぐり、汚れのはらいや疫病退散を願った。 茅の輪は7月3日まで境内に設置している。

  • 功労者を表彰 伊豆の国市社会福祉協議会

     伊豆の国市社会福祉協議会はこのほど、第18回社会福祉大会を同市の長岡総合会館アクシスかつらぎで開いた。功労のあった個人や団体の表彰などを行った。 表彰したのは保護司1人、社会福祉事業施設1団体、社会福祉事業協力者2団体。河野真人会長が表彰状を手渡した。寄付などを行った6人11団体には感謝状を贈った。 河野会長は「課題の解決や支援につなげる社協の役割は必要不可欠。今後も社会福祉の向上に協力を」とあいさつした。大会に先立ち、福祉、介護、保育の仕事を紹介する「おしごとフェア」を初開催した。

  • ごみ減量や分別、リサイクル学ぶ 函南東小で出前講座

     函南町は30日、ごみの減量や分別、資源リサイクルについて学ぶ出前講座を東小で開いた。町環境衛生課の職員が廃棄物をめぐる町の現状について説明し、4年生とごみ減量に向けて各自ができることを考えた。 同町で1日に出る1人当たりの廃棄物は1099グラムで、児童は同じ重さの水が入ったペットボトルを持ってごみの量を体感した。職員はごみ処理に伴い発生する二酸化炭素(CO2)や税金から支出されるコストなどに触れ、「ごみを減らして資源を再利用すれば、節約したお金を他のことに使える」とメリットを語った。リサイクルによって町に戻ってくるお金は昨年度、780万円にも上ったという。 児童らは食品ロスを減らすために好き

  • 水防訓練で土のうづくり 函南町消防団

     函南町消防団はこのほど、出水期に合わせた水防訓練を同町の肥田簡易グラウンドで実施した。町内の消防団員ら約150人が参加し、土のうづくりなどに取り組んだ=写真=。 分団ごとの5グループに分かれて行い、不慣れな新入団員にはベテラン団員らがポイントを指導。土を入れた袋を締めるひもの縛り方や並べる時の向きなどに気をつけながら、約800個の土のうを作って浸水を防ぐための工法を確認した。 同町では1年以上にわたって発生がない大規模火災を想定した放水訓練も行い、狩野川からくみ上げた水をホースでつないで火点に放った。

  • チェコ楽団員ら招きコンサート 松崎町で1日

     松崎町の「音楽を愛する会」(森秀己代表)は1日午後6時半から、チェコフィルハーモニー管弦楽団の演奏家らによるコンサートを町環境改善センターで開く。 コントラバスやバイオリン、ピアノ奏者が出演しエルガーの威風堂々やドボルザークのソナチネなどを演奏する。松崎町のソプラノ歌手曽根妙子さんも特別出演し、町民の作詞を基に制作した「松崎町のうた」などを披露する。定員200人。入場料は大人2千円、高校生以下無料。チケットは会場で販売する。 問い合わせは森代表<電090(2573)3929>へ。

  • 陸自富士学校で行進や模擬戦闘 小山町で記念行事

     小山町の陸上自衛隊富士学校・富士駐屯地は7月2日午前8時半から、開設68周年記念行事を実施する。駐屯地を一般開放し、観閲行進や模擬戦闘などを行う。 観閲行進には、同学校のみに配備されている19式装輪自走155ミリりゅう弾砲や、20式5・56ミリ小銃などの最新装備品が登場する。模擬戦闘は富士学校長指揮下の部隊の主要装備品を用いて迫力ある訓練を披露する。戦車や装輪装甲車の体験搭乗もできる(戦車は抽選、装輪装甲車は先着順)。 駐屯地近くに駐車場を用意している。問い合わせは富士駐屯地広報班<電0550(75)2311>へ。

  • 文化振興に貢献 功労者5人表彰 富士岡地区協議会

     御殿場市の富士岡地区文化団体協議会(磯辺寿慶会長)はこのほど、地区の文化振興や地区文化祭開催に貢献した功労者5人の表彰式を市役所富士岡支所で開いた。 文化祭開催50回の節目となる来年をもって解散するのを前に、長年携わった功労者に報いようと表彰制度を設けた。49回目の文化祭最終日に表彰式を開いた。 表彰された功労者は次の通り。 山田那美(好琴会、駒門)福本貞行(富嶽会、中山)川波俊昭(盆酔会、中清水)岩田節子(日本習字教育財団西風支部、中清水)市江洋子(和装工房、かまど)

  • 伊豆の国ギフト、4日まで受け付け 市商工会女性部

     伊豆の国市商工会女性部は4日まで、伊豆の国ブランドのおすすめ商品を詰め合わせたギフトセットの注文を受け付けている。 菓子や茶などのバラエティーギフト(3500円)とビーフシチューやマリネ、プリンなどのプレミアムギフト(5千円)の2種類。それぞれ50セットずつ用意する。7月中旬に発送する。 問い合わせは商工会本所<電055(949)3090>へ。

  • 補正予算案可決し閉会 伊豆の国市議会

     伊豆の国市議会6月定例会は30日、最終本会議を開き、追加提出を含む2件の本年度一般会計補正予算案を原案通り可決し、閉会した。 追加提出した補正予算は1億5600万円を追加した。国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、物価高や原油価格の高騰に対応した経済対策を実施する。施設園芸・畜産農家や公共交通事業者への助成金交付、小中学校や保育施設の給食材料費高騰分の負担などを行う。 もう1件の補正予算には、浮橋安野地区の山の斜面で土砂とともに崩落した廃プラスチックの撤去のため、土砂流出防止の治山工事測量費470万円などを盛り込んだ。

  • 伊東市医師会に163万円を寄付 フジサンケイ大会

     4月下旬に伊東市の川奈ホテルゴルフコース・富士コースで開催された女子プロゴルフ「フジサンケイレディスクラシック」の大会事務局の関係者が30日、同市医師会に163万8460円を寄付した。 峰岸淳事務局長が市役所を訪れ、医師会の山本佳洋会長に目録を手渡した。医療従事者への支援を目的として行った同大会のインターネットのチャリティー販売による売り上げから経費を除き、寄付金とした。 山本会長は「医師会としてさまざまな事業を行っている。地域医療の維持のために役立てたい」と話した。

  • キッズゾーン市内初導入へ 富士宮市

     富士宮市は30日の市議会6月定例会一般質問で、幼稚園や保育園付近の道路でドライバーに注意喚起する「キッズゾーン」の設置について、市内1カ所で準備を進めていると明らかにした。市内の導入は初めて。斎藤和文氏(公明会)への答弁。 キッズゾーンはスクールゾーンに準じたもので、国が2019年に創設した。原則として幼稚園や保育園の施設の半径500メートル以内が対象区域。市は道路に舗装を施すなどして近くに幼稚園や保育園の施設があることをドライバーに知らせる形を検討している。 昨年、市内の複数園からキッズゾーンの設置希望があり、そのうち設置に適している1園での設置準備を始めた。市は園側と設置位置や表示方法、

  • ごみ新処理施設の環境影響調査公開 沼津市、31日まで

     沼津市は1日から、計画するごみの新中間処理施設整備に向けた生活環境影響調査結果を縦覧(公開)する。31日まで。意見書の提出は8月14日まで受け付ける。 市は2015年度に同施設の生活環境影響調査書を作成したが、21年度に施設の配置計画を見直したため、改めて調査した。市新中間処理施設整備室によると、主に大気質、騒音、振動、臭気の4項目で予測調査をした。いずれも国や市の目標を満たし、生活環境への影響は軽微と総合評価された。 調査結果は市ホームページの他、市役所新中間処理施設整備室、市清掃プラント内クリーンセンター管理課、清水町くらし安全課で公開する。 意見書が提出できるのは新施設(焼却施設)から

  • 愛媛・宇和海産真珠PR 静岡で展示販売

     愛媛県漁業協同組合は30日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館を訪れ、7月1~3日に同市葵区の静岡県水産会館で開かれる「JFえひめパールフェスタ2022」(同組合、静岡県漁業協同組合連合会など主催)をPRした。 愛媛県は真珠の生産量日本一を誇る。イベントでは深みのある輝きが特徴の同県宇和海産のアコヤ養殖真珠をメインに、海外産の真珠も含め、ネックレスやペンダントなど約3千点(5億円相当)を市価の3~4割引きで販売する。キャンペーンレディの藤川紗理奈さん(22)は「若い世代にも手に取ってもらいたい」と話した。 愛媛の真珠の魅力を知ってもらう目的で開催し、今年で32回目。会場ではイベントに併せて、真珠

  • 内面的な感情、写真で表現 静岡・葵区

     日本肖像写真家協会展静岡大会が30日、静岡市葵区七間町のギャラリーえざきで始まった。県内10人を含む全国の会員が、「人」をテーマに怒りや喜びなど内面的な感情を表現した計42点の作品が並ぶ。7月5日まで。 会員の作品約140点の中から審査を通過したモノクロとカラーの作品が一堂に集まった。アライ写真館(同区)の前田啓さん(60)のモノクロ作品「黒い花びら」は、背景にある黒い花と悲しげな表情をした女性を被写体にした。前田さんは女性の目に白い光を入れることで、戦争下にあるウクライナ人の「光が見えているような見えていないような、不透明さ」を表現したという。 同協会の杉山薫会長(74)=富士市=は「作品

  • ウクライナ支援 5日静岡で催し キッズゲルニカ展示

     世界の子どもたちへの支援活動に取り組む民間団体「しずおか笑顔プロジェクト」が5日、ウクライナ支援のチャリティーイベントを静岡市駿河区のグランシップで開く。 会場の中ホール前ではウクライナや富士宮の子どもたちが平和を描いたキッズゲルニカ作品や国内外の著名人らによる起き上がりこぼし作品計180体を昼ごろから展示し、チケットなしでも自由に観覧できる形にする。 イベントは午後6時半開演。ウクライナ人と日本人のアクロバットデュオ「Duo AB」などによる公演のほか、ウクライナの現状とあるべき支援を考えるパネル討論を企画。イベント収益は全て、ウクライナ大使館などに寄付する。 問い合わせは事務局<電090

  • 裾野市婦人会 3日に古着回収、販売

     裾野市婦人会は3日午前10時から午後2時まで、古着の回収と販売会を同市深良の生涯学習センターで開く。 各家庭で不要になった夏物の古着を回収し、その場で来場者に1着50~100円で販売する。回収希望者は洗濯した衣類をひもで縛るか、袋に入れて時間内に持参する。予約不要。 問い合わせは市生涯学習課<電055(994)0145>へ。

  • 身近な犯罪気をつけて 地図に発生件数記す 富士エレガンス製作

     富士署地域安全協議会女性部「富士エレガンス」はこのほど、2021年度に富士市内で発生した犯罪をまとめた「身近な犯罪マップ」を作製した。マップは市内26地区のまちづくりセンターや交番などに掲示する。 地図は市内17カ所の交番・駐在所の担当エリアごとに自転車盗、侵入盗、車上狙いなどの発生件数を一覧にまとめた。西富士交番管内で報告された空き巣被害は8件と、他地域と比べて突出して多いことなどを示した。 製作は25年目。ことしは部員38人が62枚を手作りした。高井孝江部長は「まずは地元で起こっている犯罪の傾向を知ってほしい。対策を考えるきっかけになれば」と話した。

  • 初の切り絵展示 掛川で作品展

     掛川市倉真の交流施設こんにゃく亭で15日まで、同地区の佐藤君子さん(72)の切り絵展が開かれている。「無趣味から始めた切り絵展」と題し、定年退職後に制作した56点を初めて展示した。 富山県のおわら風の盆や青森県のねぶた祭、掛川城、東海道五十三次の日坂宿の浮世絵など、さまざまな題材を立体的に、緻密に表現した。ヒマワリやアサガオなど夏を感じる作品もある。佐藤さんは退職するまで特に趣味がなかったというが、会社の仲間と行った切り絵講座をきっかけに、制作を続けてきた。「疲れも忘れて夢中になることができる」と切り絵の楽しさを語った。

  • 1団体26個人を功労表彰 浜松中央地区防犯協会連合会

     浜松中央地区防犯協会連合会は29日、本年度総会を浜松市中区の市勤労会館で開き、防災活動に貢献した地域安全功労の1団体と26個人を表彰した。 会長の鈴木康友市長と、顧問の財津康浜松中央署長が表彰状を手渡した。鈴木市長は昨年に比べて特殊詐欺の被害件数が増えていることに触れ、「ゆゆしき問題。これからも地域を挙げて詐欺被害を減らすために頑張ってほしい」と述べた。同署によると、管内の2021年の刑法犯認知件数は、前年比21件増の1287件だった。過去最高だった03年の約6分の1だが、17年ぶりに前年を上回ったという。 表彰を受けた団体、個人は次の通り。 【団体】北地区安全会議【個人】山下保子、鈴木ミハ

  • 災害復旧工事に貢献 浜松市、感謝状贈呈

     浜松市はこのほど、2021年度に大雨で被害を受けた市内の土木施設の復旧に尽力した12団体・企業に対する感謝状の贈呈式を市役所で開いた。 各団体・企業は大雨の影響で土砂崩れや倒木が発生した主要幹線道路の測量や調査、設計、工事などを担当。迅速な復旧に向け、土、日曜や休日を問わず対応に当たった。出席者に感謝状を手渡した鈴木康友市長は「今後も大きな災害が発生する可能性がある。災害対応や復旧に引き続きご尽力をお願いしたい」と呼び掛けた。 感謝状を受けた企業・団体は次の通り。 浜松建設業協会、天竜建設業協会、飯島建設、鈴木組、龍川建設、鶴見建設、天竜アキヤマ、宮崎建設、渡辺兄弟工業、中部総合コンサルタン

  • 園児が七夕飾りに願い 掛川中央図書館

     掛川市掛川の中央図書館で活動するグループ「よみきかせ会ひまわり」は29日、図書館の正面玄関に七夕飾りを設置した。市内の園児や児童ら約30人が短冊にそれぞれの願い事を書き、枝に飾り付けた。 願い事は「たのしくくらせますように」「友だちがもっとふえますように」などさまざま。グループの和田とし子代表は「願い事を月や星に託す風習は大事。素晴らしい行事をつなげていきたい」と話した。 今年で22回目を迎える恒例行事。7月7日まで飾る。期間中は来館者も持参の短冊や飾りを自由に付けられる。

  • 行楽シーズン前に浜岡砂丘を清掃 御前崎

     御前崎市の建設業や教育関係者が28日、同市の浜岡砂丘で清掃活動を行った。 市建設業組合(大沢孝久組合長)の18社計約40人は観光客が訪れる夏の行楽シーズンを前に景観を整えようと、散乱する木くずや小石などを手作業で取り除いた。市や県の職員も参加した。 おまえざき教育振興協議会(後藤憲志会長)と池新田高はごみ拾いに取り組んだ。同会役員や生徒ら約80人が参加し、プラスチックの破片などを精力的に拾い集めた。㊤小石や木くずを除去する御前崎市建設業組合の組合員=同市の浜岡砂丘㊦集めたごみを持ち運ぶ池新田高の生徒ら=御前崎市の浜岡砂丘

  • 防潮堤整備促進へ 17万円余を寄付 磐田市商工会

     磐田市商工会(三ツ谷金秋会長)は30日、同市沿岸部の防潮堤整備に活用する市津波対策事業基金に17万3600円を寄付した。寄付は10回目で、総額で約143万円になった。 寄付金は商工会主催のゴルフ大会参加者や商工会役員から集めた。三ツ谷会長が市役所に草地博昭市長を訪ね、目録を手渡した。三ツ矢会長は「防潮堤整備が進んでいるのを見ると頼もしく感じる。早期の完成を祈っている」と述べた。 市危機管理課によると、防潮堤は2021年度末時点で、全長約11キロの約3分の1に当たる約3・5キロの整備が完了した。

  • 就活開始前に模擬面接 磐田南高定時制が講座

     静岡県立磐田南高定時制は29日、7月から始まる4年生の就職活動に合わせ、磐田市の経済団体や金融機関の関係者ら15人を講師に招いて面接指導講座を同校で行った。生徒は模擬面接に臨み、自己PRや希望する就職先への思いを語った。 生徒の進路実現につなげようと、今回初めて実施した。磐田商工会議所の鈴木裕司会頭や浜松いわた信用金庫の鈴木広志人事副部長らが面接官役を務めた。生徒21人が参加し、面接官2~3人が待つ6会場で面接練習を行った。 生徒は「高校時代に力を入れたことは」「将来の夢は」といった質問に答えたり、学校生活で学んだことやアルバイトの経験を話したりした。終了後には、面接官からアドバイスも受けた

  • まちの魅力、生かし方学ぶ 御前崎・浜岡中で講座

     御前崎市のシティープロモーションについて学ぶ会が29日、同市池新田の浜岡中で開かれた。 シティープロモーションは観光名所や特産物などを広くPRし、地域振興につなげる活動。講師の市職員は市外からスポーツ合宿を積極的に受け入れて地元のスポーツ振興を図るプロジェクトや、特色ある農畜水産物を「御前崎ブランド」に認定する取り組みなどを紹介した。 受講した3年生約180人はメモを取りながら聞き入り、自分たちの暮らすまちの魅力の生かし方を考えた。

  • 環境部理事に財務省村山氏 湖西市

     湖西市は7月1日、財務省職員の村山隆徳氏(46)を環境部理事(部長級)として採用する。任期は2年間の予定。 村山氏は明治大を卒業し、2002年に財務省入省。同省主計局環境第1係長、内閣官房行政改革推進本部事務局参事官補佐などを歴任した。湖西市では脱炭素社会に対応するための施策を担う。

  • 浜松、湖西に10万円 日本モーターボート選手会静岡支部寄付

     静岡県内在住のプロボートレーサーらが所属する日本モーターボート選手会静岡支部(徳増秀樹支部長)は30日、青少年のスポーツ振興に役立ててもらおうと、浜松、湖西両市に各10万円を寄付した。 浄財には同支部が作成したオリジナルTシャツの売上金の一部を充てた。同支部は2013年から、青少年のスポーツ振興や災害救援、コロナ対策を目的に寄付を続けている。 徳増支部長と横沢剛治副支部長が両市役所を訪問して善意を届けた。浜松市役所では嶋野聡文化振興担当部長が目録を受け取り、「今後とも浜松市のスポーツ振興に理解と協力をお願いします」と謝辞を述べた。 徳増支部長は「子供たちがスポーツに関心を持つことが地域活性化

  • 理想の服やネイル デザイン画を募集 浜松・笹田学園

     浜松市中区の笹田学園は7月1日から、県内外の小中生を対象にした「夢デザインコンテスト」の作品を募集する。9月6日まで。 理想の洋服やネイルアートなど小学生は4部門、中学生は5部門でデザイン画を募集する。大賞に選ばれると、デザイン画を同学園職員が本物の洋服などにして贈る。 問い合わせは同学園の夢デザイン・コンテスト事務局<電0120(07)2255>へ。

  • 応援ソングテーマ 愛唱歌メドレーも 浜松混声合唱団

     浜松混声合唱団の演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれ、団員44人が息の合った歌声を会場に響かせた。 応援ソングをテーマに「YELL(エール)」「ワールド・イン・ユニオン」「いのちの歌」などを混声、男声、女声の合唱で歌い上げた。メドレーのステージでは、欧州の愛唱歌9曲を情感豊かに披露。ゲスト出演したフィルハーモニックウインズ浜松に所属するオーボエ奏者北村昂平さんの演奏もあり、聴衆を楽しませた。

  • フタバアオイ 浜松の学校に株分け 京都の葵祭向け栽培

     京都市の伝統行事の葵祭で使うフタバアオイを浜松市周辺で育てている「葵の会遠州プロジェクト」は29、30日、浜松市西区のオイスカ浜松国際高と中区の県居小にフタバアオイの苗を株分けした。 祭りの飾りに使うフタバアオイの自生地が減少していて、全国各地で保護活動が行われている。同プロジェクトもその一環で、浜松、磐田両市の学校に株分けしている。 オイスカ浜松国際高はプロジェクトに初めての参加。環境委員の生徒ら21人が、プロジェクト事務局の坂口武利さん(73)から苗約50株を受け取り、プランターに植え替えた。定期的に水やりをして、育ったフタバアオイは京都市の上賀茂神社に送る。

  • 愛着障害の症状解説 焼津で通級指導教室講習会

     志太・榛原地区の通級指導教室担当者講習会が29日、焼津市の小川小で開かれ、各小学校の教員ら約50人が参加した。同市で発達支援教室「じゃんけんぽん」を運営する元教員の夏目徹也さんが「愛着障害―親子関係の変化」と題して講演した。 通級指導教室は発達障害などの子どもを対象とするが、保護者と接点を持つことが多いため、家庭環境に関する知見を深める狙いで講演を企画した。 夏目さんは長年の通級指導の経験から「障害の基準には至らないものの、明らかに愛情を欲している子が増えている」とした。子どもを怒鳴る、スマートフォンに見入って子どもと会話しない―といった親の「マルトリートメント」(不適切な養育)が子どもの脳

  • 「赤毛のアン」刺しゅうで表現 静岡・葵区で作品展

     「赤毛のアン」をテーマにした戸塚刺しゅう協会静岡支部の作品展が、静岡市葵区の松坂屋静岡店で4日まで開かれている。物語の一部を色鮮やかに表現した刺しゅう作品13点が来場者の目を楽しませている。 戸塚薫会長が描いた絵に同協会の指導者らが刺しゅうを施した。絵画のように額縁に入った作品は二つのパーツから作られ、重ねることで奥行きが出るよう工夫されている。 同支部の勝見美津子さん(76)は「作り手によって刺し方が異なるので、よく見て楽しんでほしい」と話した。 作品展では、テーブルクロスやかばん、ハンカチなどの刺しゅうが入ったアイテム約250点も展示、販売している。

  • 静岡厚生病院 16日にセミナー 更年期や生理痛説明

     静岡厚生病院は16日午後2時~3時15分、産婦人科セミナーを静岡市葵区の同病院とオンラインで開く。 同病院産婦人科診療部長の中山毅医師が更年期や生理痛について解説する。同病院作業療法士の梅田葉子さんは、自宅でできる肩こり改善のための運動や骨盤体操などを紹介する。 参加無料。希望者は名前と年代、連絡先、参加方法を明記してメールで同病院<fujinka@ksz.ja-shizuoka.or.jp>に申し込む。問い合わせは同病院<電054(271)7177>へ。

  • スマホやゲーム、安全な使い方学ぶ 静岡・松野小

     静岡市葵区の松野小で29日、スマートフォンやゲーム機器の安全な使い方を学ぶ教室が開かれた。講師を務めるNTTドコモの担当者2人と各教室をオンラインでつなぎ、全校児童と保護者ら約50人が耳を傾けた。 低学年と高学年に分かれ、インターネットの利便性と危険性、トラブルへの対処方法について説明を受けた。低学年は歩きスマホにはどんな危険が伴うのか、スマートフォンを使いすぎるとどうなるのか-などを考えた。 高学年は、ゲームの高額課金や、個人情報の取り扱い、文字やスタンプだけのやりとりによるトラブルについて学んだ。6年生の加勢田海さん(12)は「お母さんと相談して、スマートフォンを使う時間やルールを決めて

  • 児童が仲良く茶摘み 静岡・清水庵原小

     静岡市清水区の清水庵原小の3年生が29日、茶摘み体験に挑戦した。子どもらに地域の特産品がどうできるか知ってもらおうと、庵原茶業界(杉山一弥会長)とJAしみずが協力して企画した。 同日朝、児童72人が同区の「まちこ茶園」に集まった。生産者やJA職員から茶摘みの方法の説明を受けた後、全員で列になって茶園に入り、工夫を凝らしながら手摘みで茶を収穫していった。 茶摘みを終えた望月茜里さん(9)は「お茶を摘んだのは初めて。思ったより力が必要だった」と話した。子どもらはその後、同区吉原で製茶工場を見学し、ティーバッグの袋詰め作業も体験した。

  • 「夏越の大祓」無病願う 静岡・久能山東照宮

     静岡市駿河区の久能山東照宮で30日、「夏越大祓式」が行われた。地元の信者ら約30人が参列し、身に付いた半年間のけがれをはらい無病息災を祈った。 神職らは全国の信者から届いた罪の意識などが込められた人形を清めた後、麻や木綿を裂いて災厄の原因となるけがれをはらった。姫岡恭彦宮司(64)は、早くも今年半年の月日が流れたことや、厳しい暑さについて言及し「身も心もすがすがしい気持ちで夏を乗り切りましょう」と呼び掛けた。 毎年同式に参列しているという諏訪神社総代会の鈴木敏治会長(78)=同区=は「大祓のおかげで、平穏で健康的な生活を送ることができると思う」と笑顔を見せた。

  • 担い手育成など事業計画案承認 JA静岡市総代会

     JA静岡市(大原正和組合長)は29日、総代会を静岡市葵区で開き、組合員の所得向上や担い手の育成・確保などを盛り込んだ本年度事業計画案を承認した。 ファーマーズマーケット「じまん市」を軸にした直接販売を強化する。正組合員だけでなく、准組合員もじまん市に出荷できる仕組みを構築し、多様な担い手の確保に努める。茶やイチゴを中心とした販売(取扱高)計画では、総額で前年度比7・6%増の約43億円を目指す。 大原組合長は「食料不足が世界的な課題。農産物の安定生産を続け、食料の安全保障に貢献していく」とあいさつした。

  • スルガ銀行員が詐欺被害未然防止 静岡南署が感謝状

     詐欺被害を未然に防いだとして静岡南署は29日、スルガ銀行静岡東支店(静岡市駿河区)アシスタントマネージャーの村田好美さん(48)に署長感謝状を贈った。 同署などによると、村田さんは5月31日午前、約300万をATMで振り込もうとしていた50代女性から「知人が海外から入国するために必要」と聞いた。 同支店では数日前にも、この女性が高額現金を振り込む姿が目撃されていたため、従業員間で情報共有していたという。村田さんは数日前の状況や女性の話を踏まえ、詐欺を疑い警察へ通報した。 村田さんは「一度被害に遭うとつらい気持ちは消えない。被害が発生しないよう、これからも連携して食い止めたい」と話した。

  • サギ電話多発 静岡県警が注意報 志太・榛原ブロック

     静岡県警は30日、志太・榛原ブロック(藤枝、焼津、島田、牧之原各署管内)にサギ電話の多発注意報を発令した。市役所職員をかたる手口の特殊詐欺被害が発生する恐れがあるとして、7月2日までの期間中、署員が情報発信やパトロール、ATM付近での警戒を強化し、被害防止を図る。 県警生活安全企画課によると、藤枝市で29日、市役所職員を名乗って「保険料の戻りがある」「手続きの書類を送ったが届いているか」と話し、口座番号などを聞いてくる不審電話が7件あった。 注意報の発令は今年に入って21回目で、志太・榛原ブロックでは2回目。県内では浜松北ブロックで7月4日まで警報が発令中。

  • 補正予算案など22議案を可決 島田市議会閉会

     島田市議会6月定例会は30日、最終本会議を開き、本年度一般会計補正予算案など22議案を可決、閉会した。

  • 閉校後の学校、有効利用へ 地域住民と勉強会 静岡市議会

     静岡市の松浦高之企画局長は、閉校した小中学校の有効活用に向け2022年度、跡地の利用法を考える地域住民との勉強会を試験的に行う方針を明らかにした。安竹信男氏(創生静岡)の質問に答えた。 市によると、閉校や移転後の利活用法が未定の市内の学校は6校(うち1校は8月まで利用)。地域住民からは、災害時の避難所や地域の交流の場としての機能のほか、にぎわい創出につながる利用を求める意見が上がっているという。 全国的には、民間企業と連携した閉校後の施設の利活用が進んでいるが、同市では同様の事例がない。今後は地域住民と意見交換をしながら、学校施設の活用を模索していく。

  • NPOの野中代表「環境問題は命の問題」 静岡雙葉中・高で講演

     静岡雙葉学園は29日、「未来への志を育む講演会」を静岡市葵区の静岡雙葉中・高で開いた。地球環境やエネルギー問題、地域活性化に取り組むNPO法人ガイア・イニシアティブの野中ともよ代表が登壇し「環境問題は命の問題」と生徒ら約600人に訴えた。 野中代表は大気汚染や水問題、温暖化などの地球規模の課題を説明し、将来も健康で元気な生活を送るためには「地球で起こっている問題を自分のこととしてとらえてほしい」と話した。現代は人種や宗教などさまざまな属性の人が集まっている多様性社会であることに言及し、「何事も一度は自分の頭で考えて」と願った。

  • 夏越大祓式 茅の輪くぐりで無病息災祈願 浜松・井伊谷宮

     浜松市北区引佐町の井伊谷宮は30日、半年間の厄をはらい、無病息災を願う「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」を執り行った。地元住民ら約100人が参列した。境内で儀式に臨んだ後、チガヤで作った直径約3メートルの茅(ち)の輪を8の字に4回くぐり抜け、健康を祈願した。 大祓は、知らないうちに負った罪けがれをはらい、体を清めるための神事で、毎年6月と12月のみそかに行う。茅の輪は、7月10日まで設置する。

  • 夏越の大祓 8の字描き家内安全祈願 藤枝・飽波神社

     志太平野最古の社とされる藤枝市藤枝の飽波神社は30日、「夏越の大祓式」と「茅の輪くぐり」を行った。神社の総代ら参拝者が、疫病よけや家内安全などを祈願した。 鳥居の前に直径2メートルほどの茅の輪が設置された。参拝者は「水無月(みなづき)の なごしの祓する人は ちとせの命 のぶというなり」と唱えながら、8の字を描くようにして3回くぐり抜けた。茅の輪くぐりは1日正午までできる。 大祓は701年から続く宮廷の公事。飽波神社では1年の折り返しに当たる6月30日と、12月31日に行っている。

  • 新型コロナ感染者数 静岡県内市町別の内訳【一覧表】

     静岡県内で確認された新型コロナウイルス感染者数と市町別内訳は次の通り。 6月30日の県内合計 423人(6月30日)-->病床使用率5.4%東部4.3% 中部3.8% 西部8.2% 重症者0.0%(6月30日現在) ▶ 静岡県内 新型コロナ新着ニュース ▶ 新型コロナ情報を逃さない「追っかけ」   市町名感染者数市部静岡市37831人(+67)浜松市38185人(+129)沼津市8842人(+23)熱海市1666人(+3)三島市4516人(+2)富士宮市5077人(+5)伊東市2539人(+1)島田市3999人(+2)富士市10752人(+29)

  • 政治、選挙 若者目線で語る Z世代座談会②【参院選しずおか】

    政治の楽しさ感じるきっかけを/白票でも、正解はない 瀬崎 若い世代の投票率を上げる必要はあると思うか。 萩原 私は必要だと感じる。投票しなければ私たちの声を届けることは難しい。まずは投票率を上げることを目標にしてもいい。 青木 僕も投票率を上げることは必要だと思う。若者の投票率が低いから、「若者に対する政策はやらなくていい」となると、僕らの未来がない。僕たちも政治に興味があることを伝えるべきだ。 加冷 必要性は大いにある。政治にはブレーキが必要な時もあり、市民の参加は非常に重要。国が間違った方向に行ったらブレーキを利かせられるよう備えておくのが大事だ。 瀬崎 投票率を上げるには何が必要か。 萩

  • 政治、選挙 若者目線で語る Z世代座談会①【参院選しずおか】

     静岡新聞社・静岡放送は投票率向上キャンペーン「決める、未来」の一環で、20世紀末から21世紀初頭に生まれた“Z世代”の若者3人を静岡市駿河区のSBS放送センターに招き、7月10日投開票の参院選に向けた座談会を開いた。青木亮太さん、萩原花歩さん、加冷英鵬さんが静岡放送の瀬崎一耀アナウンサーの進行で、若者の選挙への関心や投票先選びの基準などについて話し合った。意見伝える貴重な機会/モヤモヤ、希望ない感じ 瀬崎 昨年10月の衆院選での県内の年代別投票率を見ると、70代などは70%を超えたが、若くなるほど低い。25~29歳は35・82%で、一番低いのは20~24歳の28・74

  • 参院選 若き有権者、声を上げよう Z世代座談会【決める、未来】

     7月10日投開票の参院選を前に静岡新聞社・静岡放送は、1990年代半ば以降に生まれたいわゆる“Z世代”の若者3人による特別座談会「若い世代の投票率を上げるには、何が必要?」を静岡市駿河区のSBS放送センターで開いた。3人は友人と選挙の話をすることはほとんどないとしながらも「投票率向上の取り組みが必要」「候補者は若者に寄り添った政策を」「私たちももっと声を上げていくべき」と活発に語り合った。 出席者は同市清水区のギンナン農家3代目の青木亮太さん(25)=同区=、静岡大教育学部4年の萩原花歩さん(21)=同区=、大井川鉄道広報担当の加冷英鵬さん(26)=島田市=の3人。静

  • 立候補者アンケート④ 消費税・選択的夫婦別姓【参院選しずおか】

    消費税の減税に賛成ですか■舟橋夢人氏(56歳 N党新)賛成。コロナ禍では10%は過大と判明したわけで、適正値を探すことをしないといけない。そこで、まず5%に戻す。これで状況を見てさらに景気が悪化するようであれば最終的にはゼロにする。消費税の適正値を探る施策を行う。■鈴木千佳氏(51歳 共産新)賛成。あらゆる分野で値上げラッシュが起きている下で、最も効果的な物価対策。日本経済の5割以上を占める家計、企業数で99%を占め日本経済の背骨である中小企業を応援することになる。ただちに5%に減税し、インボイスの導入は中止。「能力に応じた負担」という税の原則に反する税制であり、将来的には廃止を目指す。 ■山

  • 風船温度計を作ろう 空気は温まると膨らむよ【もっと自然遊び ちょこっとラボ⑮】

     地球温暖化の危機は、人間の活動が原因と言われています。温度への関心を高めるために、温度計を手作りしてみましょう。温度とは、温かさや冷たさの程度を表す単位。セ氏という温度単位(℃)は、水が凍り始める温度を0度、沸騰する温度を100度と定めて、その間を100等分したものです。 今回の温度計は、空気が温まると膨らみ、冷えると小さくなるという性質を利用しています。図1のように、ふたに細いチューブを通したガラス瓶をぬるま湯に浸して温めると、チューブの先から空気がブクブクと出てきます。逆に瓶を冷やすと、水を吸い込みます。10度程度の温度差でも、はっきり分かるほど空気の体積は変化するのです。 この実験を応

  • 第二章 決起㉑【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

     治承四年八月十七日夜。二十年間引きこもっていた流人頼朝[よりとも]は、武士の棟梁となるべく、人生逆転への第一歩を踏み出した。 策は、実際に兵を率いて山木館を襲撃する時政[ときまさ]にのみ伝えてある。漏れるのを防ぐためだ。 自身は北条館を動かず、不測の事態に備え、全体の動きに合わせて予備兵力を適宜、投入するのだ。 時政は、三島社の祭りのために、大通りが人で溢[あふ]れていることを危惧し、迂回[うかい]路を取ることを進言したが、その方角はぬかるんで馬が使えない。 「全ての初戦ゆえ、堂々と騎馬で大路を行け」 頼朝は突っぱねた。「雌雄を決し、これより先の吉凶を判ずる。出陣せよ」 よく通る頼朝の声に、

  • 静岡県が全国最多8カ所 ライフセービング協会お墨付きの海水浴場

     日本ライフセービング協会(東京都)の認定海水浴場に2022年度、下田市の6カ所が新たに加わり、既に認定を受けていた牧之原市の2カ所と合わせ静岡県が全国最多の8カ所となった。国内には認定海水浴場が計25カ所あり、いずれも国際規格で水難事故の未然防止対策が評価された。両市の関係者は海水浴シーズンの本格化を前に、観光振興やサーフィン競技の普及につながるともろ手を挙げて歓迎する。 5月、下田市の外浦海岸。下田ライフセービングクラブ理事長の山口智史さん(38)の指導を受け、小中学生20人がボードを進めた。クラブは定期的にライフセービング教室を開催する。「海は下田の宝。子供のころから海との付き合い方を学

  • 波打ち際 命つなぐ 伊東でクサフグ産卵期

     伊東市川奈の海岸で、小型のフグ「クサフグ」が産卵シーズンを迎えている。29日も波打ち際に群れが現れ、命をつなごうと懸命な姿を見せた。 午後4時ごろ、体長15センチほどのクサフグたちが岩場に集まった。雌が石の隙間に産卵すると、雄が跳ね回って水しぶきを上げながら放精した。集まったフグたちを狙うウツボの姿も見られた。 伊豆・三津シーパラダイス(沼津市)によると、クサフグの産卵は5月下旬から7月上旬ごろ。新月と満月の前後数日に見られる。満潮の数時間前に産卵することが多いという。 

  • 強制わいせつの疑い 工員の男を逮捕 静岡

     静岡中央署と静岡県警捜査1課は30日、強制わいせつの疑いで、静岡市駿河区西大谷、工員の男(28)を逮捕した。 逮捕容疑は、1月下旬に同市葵区内の店舗駐車場で、県中部地区に住む女子高校生の太もものあたりを触るわいせつな行為をした疑い。同署によると、2人に面識はないという。

  • 茶況(6月30日) 飲料関連 仕入れ続く 静岡市中 県産二茶

     静岡市中の県産二茶は富士から荷が届き、500円台前半を中心に商談成立した。買い手の数は限られ、ドリンク関連業者による仕入れが終盤まで続く見通し。 来週摘採を終える予定の富士の生産者は「需要が上向かないという前評判を受け、生産量を抑えた」と話す。あっせん業者は「県中西部と同様、東部も減産で終わる」とみる。 静岡茶市場は午前10時現在、県産二茶が約7084キロ届いた。 藤枝 二茶取引は最終盤を迎え、棒茶の持ち込みがあった。 島田、金谷、川根 島田市内のある生産者は「更新した茶園が芽吹き始めると病害虫が発生しやすいので、防除を最優先に行いたい」と話す。 榛原、相良 生産コストの高まりを受け、茶業関

  • サイの角、誰が…どこへ… 雨で流れた指紋、足跡/通路に監視カメラなし 静岡・日本平動物園 盗難1カ月

     静岡市駿河区の日本平動物園で頭骨標本として展示していたサイの角が盗まれた事件が発覚して1カ月。犯人の潜入ルートや犯行時刻、目的などはいまだ謎に包まれたままだ。静岡南署は窃盗事件とみて、県警捜査支援分析課と連携し、サイの角の処分先から犯人特定の手掛かりがつかめないか捜査を進めている。 事件が起きたとされるのは、5月30日夕の閉園時から31日午前7時までの間。展示用のガラスが何らかの道具を使って割られ、サイの角が持ち去られていた。同時間帯には1時間あたり最大9ミリの雨が降り続いており、犯人の特定につながる指紋や足跡は雨で流れていた。同園の周辺には裏道が多く、防犯カメラで潜入ルートや逃走ルートを特

  • 大千瀬川・友釣り 減水ながら入れ掛かりも【魚影を追って】

     梅雨の合間の6月下旬、浜松市の大千瀬川でアユの友釣りに挑戦した。浦川漁協の情報では川は減水していてアユのサイズは小型が目立つようだったが、竿を出すと早速、強烈な引き。追い星がきれいな18センチの魚体にうれしくなった。 オトリ店の勧めもあり、以前から気になっていた小田敷に午前6時ごろ入川。川の状態を確認すると、減水のため石アカは古く緑色の長い藻が目立つ。「いつもながらポイント選びは難しい」。この日は慎重に川の状態を見極め、20分ほど川を歩き、アユの食[は]み跡が多く見られる瀬の上流の広がりから攻めることにした。 水中糸は複合メタルの0・05号。針は6・5号の4本イカリ。このポイントも流芯にまで

  • 静岡県内で423人感染 新型コロナウイルス

     静岡県内で30日、423人の新型コロナウイルス新規感染が明らかになった。内訳は静岡市発表が67人、浜松市発表が130人。県発表は富士市29人、沼津市23人、掛川市22人など。

    速報NEWS
  • 静岡県職員 平均80万円 公務員に夏ボーナス、前年比4.2%減

     静岡県内の公務員に30日、夏のボーナス(期末・勤勉手当)が支給された。県の一般職員の支給月数は2・15月。平均80万円(平均年齢42・7歳)で、前年同期と比べ4・2%、約3万5千円減った。 県人事課によると、2021年度の人事委員会勧告に基づき、支給月数を0・075月引き下げたことに伴う減額。支給対象は教職員、警察職員、特別職を含めて3万4021人で、支給総額は278億4271万5千円。前年同期より約12億2千万円減少した。 特別職は県特別職報酬等審議会の意見に基づき、国家公務員の特別職に合わせて6月期のボーナスの支給月数を0・05月引き下げたことに加え、21年度の期末手当の引き下げ相当額(

  • 吉川赳議員にボーナス286万円 辞職や説明応じず

     18歳の女子学生に飲酒させたと週刊誌に報じられ、自民党を離党した吉川赳衆院議員=比例東海=に30日、夏のボーナスに当たる期末手当286万1358円が支給された。事実関係の説明と議員辞職を求める声が与野党から上がっているが、吉川氏は応じていない。 磯崎仁彦官房副長官は記者会見で、吉川氏に議員辞職を促す考えがないか問われ「個別の国会議員の進退について政府としてコメントする立場にない。政治家は疑惑を持たれるようなことがあったら自ら説明すべきだ」と述べるにとどめた。 吉川氏は週刊誌報道を受け、10日に自民党を離党。所属していた岸田派も退会した。

  • 静岡県に食中毒警報 今年初、7月2日まで

     静岡県は30日、今年初めて食中毒警報を発令した。気温30度以上が10時間以上継続することが予測される場合の発令基準に達し、細菌性食中毒への警戒が必要な状況になった。期間は7月2日まで。 県によると、今年の食中毒の発生は30日時点で3件、115人。県は生食の取り扱いや調理前の手洗い、冷蔵庫内の温度を10度以下に保つことなど注意を呼びかける。

  • 静岡県に熱中症アラート 気象庁

     気象庁と環境省は30日、県内で熱中症の危険性が高まっているとして、今年初の「熱中症警戒アラート」を県内に発表した。涼しい屋内などを除いて運動はしないことや、こまめな水分補給を呼び掛けている。 静岡地方気象台によると県西部を中心に午前中から猛暑日になるところがあった。 午前10時50分時点で、浜松市天竜区の天竜で35・7度、同市中区で35・4度、同市天竜区の佐久間で35・1度など。

  • 2023年公開終了の東海大博物館 静岡市、教育旅行継続へ協議

     静岡市の望月哲也観光交流文化局長は29日の市議会6月定例会総括質問で、2023年3月で一般公開が終了となる東海大の海洋科学博物館と自然史博物館(いずれも清水区)について、公開終了後も教育旅行の受け入れを継続してもらえるよう同大と協議していく方針を明らかにした。宮城島史人氏(志政会)への答弁。 同市では21年度、延べ1594校から約9万4千人が教育旅行に来ていて、このうち275校の約1万4千人が同大の博物館を訪問した。博物館の営業終了は旅行の受け入れに一定の影響が出ると予想されるという。 同大は二つの博物館の一般公開を終えても教育研究活動は続けるとしていて、市は教育旅行の引き続きの受け入れを求

  • 熱海土石流 行政が防げた「人災」 住民の生命最優先せよ【残土の闇 警告・伊豆山 取材班提言】

     2021年7月3日に熱海市伊豆山で発生し、災害関連死を含め27人が死亡、1人が行方不明になっている大規模土石流。被害を拡大したいわゆる「盛り土」問題について、静岡新聞社熱海土石流取材班は同年12月から展開してきた長期連載「残土の闇 警告・伊豆山」の取材を基に三つの提言をまとめた。二度と悲劇を繰り返さないために、国、県、市町、そして地域は何をすべきか-。現場から浮かび上がったそれぞれの在り方を提言する。 ①新法だけでは不十分だ 伊豆山の大規模土石流災害は「盛り土」ではなく「急斜面への残土投棄」の問題だと捉えるべきだ。逢初(あいぞめ)川上流域の急斜面に残土処分場が造成されたことが大きな

  • 車両基地区画整理、本格化へ 沼津駅高架化「仮換地」初指定

     沼津市は29日の定例記者会見で、JR沼津駅付近鉄道高架化に関連する「静岡東部拠点第二地区土地区画整理事業」のうち、JR東海道線と御殿場線に挟まれた車両基地周辺12・5ヘクタールで、事業区域内の土地権利者が新たに使用できる土地を指定する「仮換地の指定」を初めて実施したと発表した。今秋以降、移転に向けた建物の取り壊しが始まり、区画整理事業が本格化する。 2007年に始まった同事業は市が実施主体で、38年3月の完了を目指す。区域内には都市計画道路の他、公園、住居エリア、拠点整備用の大型区画も設けている。 市によると、5月に区画整理後の各権利者が持つ土地の位置や形状を示す「換地設計」を実施。設計に基

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