おでかけの記事一覧

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富士宮の北山用水 世界かんがい遺産登録祝い標柱建立 通行者にアピール
富士宮市の北山用水が世界かんがい施設遺産に登録されたことを祝い、地元組織「北山用水運営協力委員会」と市は9日、記念式典を同市の北山本門寺で行った。標柱が建立され、関係者が登録の喜びを分かち合った。 標柱は用水を整備するきっかけとなった北山本門寺の南側に建てられた。用水が脇を流れ、通行者に存在をアピールする。協力委の石川雅洋会長(73)は「地域の宝が世界の宝になった。維持管理に一層励み、後世に引き継ぐ」と話した。 北山用水は徳川家康が甲斐の武田家に攻め入った1582年、家康が勝利の礼にと、進軍時に泊まった北山本門寺の願いを聞き入れて整備したとされる。水路は全長約8キロで、芝川を水源に北山、
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エアーパーク来館800万人達成 宮本さん一家に記念品 航空自衛隊浜松広報館
浜松市西区の航空自衛隊浜松広報館「エアーパーク」で9日、来館者数800万人達成を祝う記念式典が行われた。家族3人で訪れ、節目の来館者になった宮本悠慎ちゃん(4)=東区=に花束や記念品を贈った。 悠慎ちゃんは弟の大煌ちゃん(2)と共に、母の陽さん(37)に連れられて来館した。乗り物が好きな息子2人に飛行機を見せるために訪れたという陽さんは「びっくりしたけど、貴重な体験ができた」と喜んだ。悠慎ちゃんは「青い飛行機が格好いい。また来たい」と笑顔を見せた。 エアーパークは1999年開館。歴代の戦闘機や装備品などを展示する。空自浜松基地司令の伊藤顕空将補は「多くの来館に感謝する。(空自の)歴史と現
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子ども遊戯施設、静岡県内初出店 22日 そよら浜松西伊場
イオングループのイオンファンタジー(千葉市)は22日、浜松市中区のショッピングセンター(SC)「そよら浜松西伊場」に子ども向け遊戯施設「ちきゅうのにわ ぽっぷ そよら浜松西伊場店」を静岡県内に初出店する。 総面積は約480平方メートル。砂遊びができる「地層」や、世界中の知育玩具を集めた「森」、スーパーマーケットなど6種で売り買いの疑似体験ができる「都市」など五つのエリアで構成する。対象は0歳から小学生までの子どもとその家族。 料金は子どもが平日30分600円から、土日祝日は同700円からなど。
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ライオンの赤ちゃん2頭♡愛らしく 富士サファリパークで公開
裾野市の富士サファリパークでこのほど、ライオンの赤ちゃん2頭の特別展示が始まった。1月末までの予定。 11月2日に誕生した雄1頭と雌1頭を、ふれあい牧場内の室内で一般公開している。頭や背中に黒い斑点模様が残り、お互いにじゃれ合ってかわいらしい姿を見せている。
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独自の技法で富士山を表現 染色家小山もと子を紹介 富士市
富士市を拠点に活動した染色家小山もと子さん(1918~2001年)を紹介する展示会「郷土を染める」が17日まで、同市の富士山かぐや姫ミュージアムで開かれている。独自の技法で富士山を描いた作品を集めた。 小山さんは台所を工房に写生から染めまで1人で作り上げ、「富士の型染」として普及させた。昭和中期から平成初期にかけて自然風景などを描き、展示では富士山を題材にした約30点が並ぶ。山容を正面から捉えたシンプルながら迫力のある作品が多く、夕暮れや雲海が鮮やかな染色によって表現されている。
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弁天島の赤鳥居 オレンジ色に染まる 浜松・浜名湖
浜松市西区舞阪町の弁天島で7日夕、浜名湖に建つ赤い大鳥居のシンボルの間に太陽が沈む幻想的な光景が出現した。 午後4時半ごろ、空がオレンジ色のグラデーションに染まった。約7分間、沈みゆく夕日に大きな鳥居のシルエットが美しく浮かび上がった。 弁天島海浜公園周辺では冬至の前後約1カ月間が観賞シーズンとされ、多くの観光客が訪れる。南区から訪れた写真愛好家の杉山典之さん(66)は「雲が夕日に染まって美しかった。一年の良い締めくくりになる」と笑顔を見せた。
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カレー味メニュー 楽しんで 清水港周辺で使えるクーポン配布 静岡市
清水みなとカレーマップ実行委員会は31日まで、清水港周辺のカレー味のメニューがある飲食店で使えるクーポンを配布している。コロナ禍前の客足が戻らない中、地元のにぎわいにつなげたいと、市の助成を受けて初めて企画した。 次郎長通り商店街など清水港周辺の14店舗が参加。カレーメニューを含む千円以上の会計で、ほかの参加店舗で使える200円分のクーポンがもらえる。大石朗紀実行委員長は「カレーライスだけでなくそばやおにぎりなどカレー味のメニューがある。気軽に楽しんでほしい」と呼びかけている。配布、使用期限ともに大みそかまで。
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Xmasイブに児童歌声 浜松市中区で合唱団コンサート
浜松市の「浜松ライオネット児童合唱団」は24日、クリスマスコンサートを中区の鴨江アートセンターで開く。無料。 「サンタが街にやってくる」「赤鼻のトナカイ」など11曲を披露する。入場無料。事前に申し込みが必要。同合唱団のホームページのフォームで受け付ける。先着100人。 問い合わせは同合唱団<電080(9118)1891>へ。
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浜松・水窪のカフェ 3年ぶり再開 新作コーラやカレー人気 住民の声受け復活
浜松市天竜区水窪町の飲食店「ライオンカフェ」が今月、3年ぶりに再開した。自然に恵まれた水窪の素材を生かしたクラフトコーラや特製カレーなど幅広いメニューを取りそろえている。店を運営する冨士川亜希子さん(51)は「家族連れや地元の方々にくつろいでもらいたい」と話す。 クラフトコーラは新作で、水窪産の薬草キハダや喜界島(鹿児島県)のサトウキビを使用した。自然な甘みとスパイスが特徴で、注文が多いという。カレーはヘルシーな味わいが人気。みそや塩こうじなど発酵食品をブレンドし、こだわりの一杯に仕上げた。 新型コロナウイルスの感染拡大を機に休んでいたが、再開を望む地元住民の声や行楽客のニーズを受け、
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駅通り彩る光のオブジェ 掛川 1月19日まで
電飾を施したアート作品が掛川市の駅通りを彩る「掛川ひかりのオブジェ展」(実行委主催)が2日夜、開幕した。あんどんと鋼製展示台の2種類で計85作品が展示され、師走のまちをぬくもりのある光で照らし出した。 冬の風物詩として定着した恒例行事で、24回目の開催。市内外の児童生徒や市民有志らが制作した創造性豊かな作品が並んだ。常連の東京学芸大からも複数の出品があった。 点灯式に臨んだ実行委の山本和子代表は「人と人との関わりのありがたさを実感できるイベント。ここから掛川の元気を発信する」と話した。 展示は2024年1月19日まで。午後4時から午前0時まで点灯する。期間中、交流サイト(SNS)のイン
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白い光、幻想的に 沼津・中央公園でイルミネーション
沼津青年会議所のOB有志らでつくる「沼津イルミネーション実行委員会」によるイルミネーションの点灯が3日、沼津市の中央公園で始まった。 園内の木や階段を約2万球の発光ダイオード(LED)灯で電飾した。白色の光が輝き、幻想的な空間が広がっている。山本真太郎委員長は「コロナ禍で暗くなった世の中を明るく照らすために、数年前から始まった企画。多くの人に見てもらい、明るい気持ちになってほしい」と話した。 2024年2月24日まで設置する。点灯時間は日没から午後9時まで。
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冬の夜彩る 幻想的な光 「富士山への感謝」演出 JR御殿場駅前
御殿場市のJR御殿場駅富士山口広場が、まばゆいイルミネーションで彩られている。市民らが白い息を吐きながら幻想的な演出を楽しみ、冬の訪れを感じている。2024年3月3日まで。 市が時之栖の協力で実施する冬の風物詩。今年は富士山の世界文化遺産登録10周年、御殿場口登山道の開通140周年、マウントフジトレイルステーションの開設10周年など節目が重なったことから、テーマを「富士山のめぐみ-感謝」とした。富士山をイメージして青と白を基調とした約30万球の電球が広場をきらびやかに照らしている。 2日に同広場で点灯イベントが開かれた。小山高ダンス部のパフォーマンスや富岳太鼓風神組の勇壮な演奏も会場を盛
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歳末謝恩セール開催 17日まで抽選券配布 新居町商工会 湖西市
湖西市の新居町商工会による歳末謝恩セールが17日まで、市内59店で行われている。各店の基準で買い物客に「ゆめ宝くじ」を配布し、抽選で最大3万円分の参加店共通商品券が当たる。当選発表は22日。 年末恒例の催しに、市商工会の加盟事業所も参加して実施している。当選番号は22日に参加店舗のチラシや新居町商工会のウェブサイトで発表する。 当選者には同日から来年1月19日まで、新居町商工会館で抽選券と商品券を引き換える。特賞が3万円分1本、1等は1万円分5本、2等が5千円分30本、3等が3千円分60本。商品券は来年2月末まで利用可能。 問い合わせは新居町商工会<電053(594)0634>へ。
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徳川歴代将軍の甲冑ずらり! 久能山東照宮博物館で「名宝展」見どころは?
徳川歴代将軍の甲冑(かっちゅう)が並ぶ「徳川歴代将軍名宝展」が12月10日まで、静岡市駿河区の久能山東照宮博物館で開かれています。初代の家康から15代慶喜までの全将軍の甲冑を所蔵するのは全国で同館のみ。好評につき、会期を2週間延ばした展示会。来館してこそ鑑賞できる見どころを学芸員の宮城島由貴さんに聞きました。 ことし注目 家康公の金陀美具足(きんだみぐそく) 大河ドラマ「どうする家康」で注目された甲冑です。永禄3(1560)年、今川氏の配下にあった家康公が今川氏の属城に兵糧を運び込む「大高城兵糧入れ」の際に着用したと伝わります。 金色の美しさはもちろんですが、実物の注目ポイントは具足
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花火題材にクリスマスツリー リゾナーレ熱海、球体の電飾使い表現 25日まで
熱海市水口町のホテル「星野リゾート・リゾナーレ熱海」に1日、熱海の花火を題材にした高さ5メートルのクリスマスツリーが登場した。大輪を模した球体の電飾でツリーを表現し、幻想的な雰囲気を演出している。25日まで。 年間を通じて海上花火大会が開催されている熱海をPRする宿泊者向けイベント「花火クリスマス」の一環。円すい状のツリーを形作る球体の電飾は34個で、青、白、金ときらびやかに色を変える。期間中は午後5時半~9時に点灯し、花火柄の衣装を着たサンタクロースが子どもに菓子をプレゼントする。 ホテル最上階のカフェでは「花火玉クリスマスケーキ」の販売も始まった。要予約。半球体のチョコカップにスポ
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きかんしゃトーマス号 クリスマスデザインで出発 大井川鉄道、25日まで運行
大井川鉄道(本社・島田市)は1日、蒸気機関車(SL)の「きかんしゃトーマス号」にクリスマスのデザインを施した特別企画を開始した。25日まで。 クリスマス仕様のヘッドマークを装着して運行した。同市の新金谷駅にトーマス号が到着すると家族連れなどが写真を撮ったり、歓声を上げたりした。家族4人で訪れた大阪府阪南市の女性会社員(40)は「3歳の長男がトーマスのアニメが大好きで、きょうは運行してくれて本当に良かった」と笑顔を見せた。 大鉄では臨時列車の連結器が外れて緊急停車する事故が11月28日に発生。事故の影響で、SL急行かわね路号は12月2、3の両日、SLによる運転区間の短縮を一部列車で予定して
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日中韓の茶文化触れて 抹茶・煎茶7流派集う 東アジア文化都市大茶会が開幕 島田のミュージアム
静岡県内の抹茶・煎茶7流派が集い、日中韓3カ国の茶文化に触れる「茶の都 東アジア文化都市大茶会」が1日、島田市のふじのくに茶の都ミュージアムで始まった。3日までの期間中、日替わりで3流派が趣向を凝らした茶席を構え、来場者をもてなす。 敷地内にある江戸時代の大名茶人・小堀遠州ゆかりの茶室「縦目楼(しょうもくろう)」に本席、館内に立礼席と野だて席が設けられた。着物姿の女性や関係者が各流派の茶や和菓子を味わった。中国や韓国の茶器も用いられ、風情ある空間を楽しんだ。来場者には日中韓の茶の歴史を紹介した冊子も配布した。 開会式で県茶道連盟の青島宗智理事長は「世界的な日本茶ブームがある。中国や韓国で
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冬のまちに彩り 大井川文化会館でイルミネーション 焼津市
焼津市宗高の大井川文化会館ミュージコで1日夜、恒例のイルミネーション「スターダストファンタジア」の点灯が始まった。25日まで。 会館玄関前や隣接する大井川公民館周辺を赤や緑、青色のLEDライトで彩り、クリスマスに向けた華やかな雰囲気を演出している。おおいがわAkindo事業協同組合を中心とした実行委員会が企画した。 点灯式では、中野弘道市長と地元の子どもたち、市のマスコットキャラクター「やいちゃん」がボタンを押して明かりをともした。大井川ジュニア合唱団が「きよしこの夜」「あわてん坊のサンタクロース」といったクリスマスソングを中心に合唱を披露した。 点灯は午後4時半から午後9時まで。
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森町・小国神社 朱に燃ゆる 12月3日までライトアップ
森町一宮の小国神社で紅葉が見頃を迎えている。名所として知られ、30日も多くの家族連れらが晩秋の美しい光景を楽しむ姿が見られた。 本殿東の宮川沿いに約千本のモミジが植えられている。鮮やかな赤や黄色の葉が、宮川の水面(みなも)にも反射し、幻想的な雰囲気に包まれている。島田市から妻と孫の3人で訪れた河原崎克己さん(60)は「モミジが日の光でキラキラとしていて、きれいだった」と笑顔を見せた。 同神社によると、12月上旬ごろまで楽しめそうという。3日まで、日没から午後8時半ごろまで夜間のライトアップを実施している。
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ようこそクルミ! 雌のキリン一般公開 伊豆アニマルキングダム
東伊豆町の伊豆アニマルキングダムで30日、雌のキリン「クルミ」の一般公開が始まった。雄のイブオ(13)の〝お嫁さん候補〟。早速餌を元気良くほおばる姿を見せた。 クルミは茨城・日立市かみね動物園で2020年9月に生まれ、今月2日にアニマルキングダムに搬入された。高さ約3・7メートル。 飼育員の緑川大河さん(26)によると、「驚くほど人なつっこい」という。キリンは本来神経質だが、人への警戒心が薄く飼育員を見つけると駆け寄ってくるそう。緑川さんは「幼い現在の姿をぜひ見に来てほしい」と呼びかけている。 同園ではクルミとイブオのほか、イブオの母ナオコ(21)と雌イロハ(7)を飼育している。雌は
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JR「アスティ静岡」新装開店 “プチぜいたく”飲食や物販 全21店出そろう
ジェイアール東海静岡開発(静岡市葵区)が運営するJR静岡駅構内の商業施設「アスティ静岡」が29日、8カ月にわたる改装工事を終えてグランドオープンした。新型コロナウイルス下で高まった「プチぜいたく需要」に応じる飲食・物販店など新装全21店舗が出そろった。 同日、高級スーパー紀ノ国屋の商材を扱う「プレシャスデリ&ギフト静岡」や、クレープ店「エイチズクリーム」、雑貨店「無印良品500」など県内初進出を含む9店舗が営業を開始した。 大規模改装は2020年度以来3年ぶり。伊藤裕次社長は「さらなるにぎわい創出に資する店舗がそろった。駅利用者のついで買い需要に応じるだけでなく、施設そのものが目的地にな
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「黒俣の大イチョウ」が黄葉 静岡県指定天然記念物 静岡市葵区
静岡市葵区の県特別天然記念物「黒俣の大イチョウ」の黄葉が、ピークを迎えた。秋の低い日差しを浴びて鮮やかに光輝く黄色い葉が、緑に覆われた周囲の山々との美しいコントラストを見せている。 集落内の小高い丘陵地にそびえ立つ大イチョウは、樹高約20メートル、幹周囲は8.7メートルほど。推定樹齢は500年で、県内でも屈指の巨木といわれている。 大イチョウの黄葉は12月上旬まで続く見込み。落葉が終わるとともに同区中山間地域の奥藁科にも、本格的な冬の季節が訪れる。
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幻想的“光のガーデン” はままつフラワーパーク
浜松市西区のはままつフラワーパークで1月7日まで、「フラワーイルミネーション」が開催されている。花壇や樹木などに飾り付けた約100万球の電球が、幻想的な“光のガーデン”を演出する。 カラフルな装飾が施された高さ約8メートルのもみの木や、藤の花をイメージした約60メートルの「虹色の光のトンネル」が登場。大温室クリスタルパレスは、クリスマスムードを演出するツリーやサンタクロースの電飾が設置され、訪れた家族連れらを温かな雰囲気で迎える。 園内では同市在住の音楽ユニット「Jam9」の音楽を流しているほか、同市出身の作曲家鈴木豊乃さんの曲に合わせた噴水ショーもあり、光と音の
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伊豆パノラマパーク 紅葉をライトアップ 12月3日まで 伊豆の国市
伊豆の国市の葛城山にロープウエーで上る観光施設「伊豆パノラマパーク」は12月3日まで、紅葉を楽しんでもらおうと、営業時間を午後8時まで延長する。 葛城山山頂の「碧(あお)テラス」では駿河湾に沈む夕日や夜景、富士山を眺めることができる。テラス内の葛城神社前にある紅葉はライトアップされ、水盤に映る幻想的な光景を楽しめる。 今年はロープウエーのゴンドラ内にランタンが設置され、天井に星の模様が映し出されている。山頂の富士見ルートの一部と、「ボードウォーク」エリアでもライトアップが実施され、周囲の紅葉を楽しむことができる。 飲食店も午後8時まで営業している。ロープウエー上りの最終運行は午後7時半
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幻想的な光 冬の安らぎ 静岡県内のイルミネーション&ライトアップ【TRY!ANGLE】
師走が目前に迫り、静岡県内のそこかしこでイルミネーションやライトアップなどによる演出が繰り広げられている。年末に向けて一段と冷え込み、せわしなさを感じるようになる中、華やかで幻想的な彩りがひとときの安らぎを与えてくれる。 各地の魅力あふれるスポットを巡った。 (写真部・小糸恵介) 天の川をイメージして電飾を施した丘の上を駆ける修善寺虹の郷のロムニー鉄道。2024年3月末まで=伊豆市 色とりどりの和傘アートやライトアップが楽しめる法多山尊永寺境内。12月3日まで=袋井市 シーサイドならではの景色が楽しめる「清水港 海と光の空間」。2
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秋に染まる ラクウショウ見頃 浜松市西区・ガーデンパーク
浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで、紅葉が見頃を迎えている。赤や黄色に染まった木々が園路沿いを彩り、来園者の目を楽しませている。 東西水路の「えのき橋」付近では、北米原産の落葉高木でスギ科の「ラクウショウ」が見頃を迎えた。鳥の羽の形をした葉が落ちる様子から「落羽松」と書く。地上に露出して伸びる気根が見られるのも特徴。周辺ではマンサク科の「タイワンフウ」や「モミジバフウ」の葉も色づき、彩りを添えている。 同園によると見頃は例年よりも1~2週間ほど遅く、12月中旬ごろまで楽しめそうという。 (浜松総局・山川侑哉)
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料理芸人いけやさん 沼津食材の炊き込みご飯 考案 12月、イベントで無料提供
沼津市とJAふじ伊豆が12月17日に市内で開く「沼津農林水産まつり」で、小山町出身のよしもと料理芸人いけや賢二さんが考案した地元食材特別料理が無料提供される。いけやさんがこのほど、メニュー案の炊き込みご飯を試作した。 いけやさんは県東部のブランド米「するがの極」のほか、沼津で加工されたアジの干物や戸田塩、沼津茶の茶殻を使って調理を進めた。香りが引き立ち、優しい味わいのご飯が炊き上がり、試食した市職員らからは「お茶漬けで食べてもおいしそう」などと声が上がった。 いけやさんは「沼津の食をアピールする力になれれば。干物と一緒にレシピを贈るような形でメニューが広まったらうれしい」と期待を込めた。
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熊野の長藤イメージ 磐田でイルミネーション 12月25日まで
磐田市豊田地区の文化施設周辺を電飾で彩る「長藤イルミネーション」が25日、同市上新屋のアミューズ豊田などで始まった。地域資源の国指定天然記念物「熊野(ゆや)の長藤」をイメージした飾り付けなど、LED電球約4万球の幻想的な光が一帯を包んだ。12月25日まで。 2024年5月12日に予定する同地区の新たなにぎわいイベント「豊田わくわくフェスタ」の実行委がプレイベントとして企画した。フェスタ会場のアミューズのほか、市民文化会館かたりあ、新造形創造館などの文化施設が集中するエリアを発信する狙いもある。 各施設の植木や周辺の街路樹などに、白や黄、青色など多彩な電球を飾り付けた。アミューズ敷地内のフ
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紅葉と花火の共演、観光客魅了 伊豆・修善寺虹の郷
紅葉が見ごろとなっている伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」は25日、花火を打ち上げた。ライトアップされた紅葉と花火の共演が、約4千人の来場者を楽しませた。 ライトアップは12月3日までの予定。赤やオレンジ色に染まった葉が、光に照らされて色鮮やかに浮かび上がる。 紅葉は同月中旬まで楽しめる見込み。同月23日にも花火を打ち上げる予定。
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藤枝・滝ノ谷不動峡で紅葉見頃 まつり開催、観光客にぎわう
紅葉の名所として知られる藤枝市瀬戸ノ谷の滝ノ谷不動峡で26日、もみじまつり(市観光協会主催)が開かれた。見頃を迎えた紅葉を楽しむ親子連れら多くの観光客でにぎわった。 地元住民らが名物のせとやコロッケや焼きシイタケ、山芋といった山間地らしい食べ物のほか、藤枝茶や和菓子などを販売した。藤枝太鼓の演奏と餅投げも行われ、イベントを盛り上げた。 滝ノ谷不動峡保勝会の曽我茂会長(72)によると、見頃はあと1週間ほど続くという。
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長泉町のビュフェ美術館 50年記念展「偉才の行方」 バイオリンの音色で開幕飾る
長泉町のベルナール・ビュフェ美術館で25日、開館50周年記念展「ベルナール・ビュフェ 偉才の行方」(同美術館、静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)が開幕した。フランス人画家ベルナール・ビュフェによる1940年代から最晩年までの作品77点を展示している。2024年11月24日まで。 初日は三島市出身のバイオリニスト牧野順也さんが、来館者が集まる作品の前で演奏し、開幕を飾った。 来年1月20日には同館の小針由紀隆館長が三島市民生涯学習センターで関連の講演会を開く。没後に再び脚光を浴び始めるなど激変したビュフェの評価と、フランス美術界について解説する。申し込み、問い合わせは同館ホーム
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御殿場・秩父宮記念公園で紅葉まつり 26日まで 夜間ライトアップも
御殿場市の秩父宮記念公園で25日、「秋の宮邸フェスティバル―紅葉まつり」が始まった。26日まで。 地元の飲食店やクラフト作家らの出店が並ぶ。初日は家族連れなどが多く訪れ、色づいたモミジやカエデ、シデなどの木々と旧秩父宮御殿場御別邸が織りなす情緒あふれる景観を見ながら買い物を楽しんだ。26日は居合道演武や音楽、ダンスのパフォーマンスなども繰り広げられる予定。 同園では26日まで、モミジのライトアップも実施している。暗闇を背景に赤や朱色の幻想的な空間を演出する。時間は午後5時から同8時半まで。
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物販や試食、体験ブース一堂に 静岡で産業フェア 26日まで
静岡市の地場産品や農林水産物を集めた「産業フェアしずおか2023」(静岡産業振興協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が25日、同市駿河区のツインメッセ静岡で始まった。26日まで。 市内外の185団体が物販や試食、体験ブースを出展。家具や駿河竹千筋細工などの伝統工芸品の展示、制作体験が楽しめる。中部横断自動車道の交流促進エリアとして山梨、長野、新潟各県の特産品のブースも並ぶ。 来場者はサクラエビやマグロ、本山茶などの山海の幸を味わったり、多彩な工芸品の技に見入ったりしていた。プラモデル制作や木工品を使った体験コーナーは親子連れでにぎわった。 主催者は「静岡の地場産品のファンになってもらえ
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鉄道模型1000両走り抜ける 熱海で同好会展 26日まで
熱海鉄道同好会(森下暢紀会長)のイベント「2023秋の鉄道展」が25日、熱海市のいきいきプラザで始まった。会員が「Nゲージ」(150分の1スケール)の鉄道模型を中心に千両以上を持ち込み、熱海周辺を往来する鉄道の風景を再現している。26日まで。 Nゲージの鉄道模型は1周13メートルと同8メートルの複々線を使い、新幹線や特急列車、貨物列車を走らせている。子どもに人気のあるプラレールも設置した。昭和30年代から現代にかけての駅弁の「掛け紙」を展示したほか、JR東日本の協力を得て塗り絵教室や記念品配布などを行っている。 26日の開催時間は午前10時から午後4時まで。 (熱海支局・鈴木文之)
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コスプレ愛好家、交流楽しむ 静岡・清水区で世界大会 26日まで
アニメやゲームのキャラクターなどに扮(ふん)してコスプレ文化を楽しむ「第9回富士山コスプレ世界大会」(実行委主催)が25日、静岡市清水区の清水駅前銀座商店街などJR清水駅周辺で開幕した。26日まで。 今年は東アジア文化都市2023事業のプログラムの一つとなり、静岡県が中国から人気コスプレイヤーを招いた。JR清水駅東口広場でゲストコスプレイヤーらとの写真撮影ブースを設け、さまざまな衣装に身を包んだ参加者が2ショット撮影などを楽しんだ。ステージパフォーマンスやコスプレランウエーなどの人気企画も多くの人でにぎわった。 伊東哲生実行委員長は「貸衣装も用意してあるので、コスプレ文化に親しむ入り口と
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全国の逸品「社員」が仕入れ 焼津水産高、模擬会社設立20周年 25日まで販売イベント
焼津水産高(焼津市)の流通情報科生徒でつくる模擬会社「フィッシュパラダイス・魚国」は24日、焼津さかなセンター(同市八楠)で販売イベントを実施した。魚国設立20周年を記念して、全国各地の逸品を集めた「ご当地フェア」を企画。生徒たちが仕入れた商品約40品が並んだ。25日まで。 単独で行うイベントとしては最大規模。「社員」たちはこれまでの販売傾向や焼津さかなセンターの客層を念頭に置いて、日持ちする商品を中心に仕入れた。「ご当地フェア」は北海道、関東、関西、中国、九州・沖縄とブロックごとに仕入れた缶詰やふりかけなどが並ぶ。たこやきやチーズケーキの缶詰といった珍しい商品も販売する。 仕入れ担当の
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ビュフェ美術館(長泉)50周年祝う 「偉才の行方」展開会 親族迎え式典盛大
25日に開館50周年を迎える長泉町のベルナール・ビュフェ美術館は24日、50周年記念式典と記念展「ベルナール・ビュフェ 偉才の行方」(同美術館、静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)の開会式を同美術館で行った。画家ベルナール・ビュフェ(1928~99年)の祖国フランスから親族を迎え、節目を盛大に祝った。 式典にはベルナールのめいのブランシュさんと孫のティモテさん、在日大使館のシャルランリ・ブロソー文化参事官らフランス関係者のほか、地元首長や議員、企業関係者約60人が参加した。ブランシュさんは「再訪できて感慨深い。開館式で植えられたクスノキは、日仏友好の象徴であり、ベルナールと(同
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夜の「白糸ノ滝」照らす暖色の光 24日までライトアップ
富士宮市の名勝「白糸ノ滝」のライトアップが23日、始まった。24日まで滝つぼや岸壁が照らされ、滝と紅葉の共演が来場者を楽しませている。 今年は暖色の光で滝を照らし、幻想的な雰囲気が増した。午後5時の点灯式の前から来場者が滝見橋や展望台に集まり、点灯と同時にカメラを構えて絶景の撮影に臨んだ。展望場からは富士山の影も見られた。 売店エリア「富士山・白糸ノ滝テラス」では23日限定で竹灯籠も設けられ、霊峰をかたどった明かりが来場者を出迎えた。 24日のライトアップは午後5~8時。隣接する白糸の滝観光駐車場は夜間無料開放される。 (富士宮支局・国本啓志郎)
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静岡・泉ケ谷で地域芸術祭 現代アートがつなぐ「境界」
静岡市駿河区の旧東海道丸子宿の一角、泉ケ谷地域で開催中の地域芸術祭「静岡アートビジョン」(同実行委員会主催)は、現代アート作品を通して今と昔、街と里山、自然と人間の営みなどさまざまな境界を緩やかにつなぎ、新たな魅力を提示している。 同地域の入り口には、伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」があり、古道沿いに寺社や、養蜂、酪農など自然と共生する住民の生活エリアが続く。監修したNPO法人クロスメディアしまだ(島田市)の児玉絵美事務局長は「住民と匠宿、職人たちとのつながりもここの魅力。潜在する地域像を掘り起こす視点が、現代アートの予測を超えた見方と重なった」と説明する。 大井川鉄道の無人駅を舞台
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法多山尊永寺包む風船型ランタン 1月まで袋井各所でライトアップ
袋井市の法多山尊永寺で23日、風船型のLEDランタンの打ち上げが行われた。同日市内で開幕した「ふくろい夜宵プロジェクト」(1月31日まで)のオープニングイベントで、200基のランタンの幻想的な明かりに境内が包まれた。 本堂前広場でカウントダウンを合図に、家族連れやカップルらが一斉に照明入りの紙風船を夜空へと浮かべた。家族と初めて参加した中田冬芽ちゃん(8)は「オレンジと青色のランタンの組み合わせがきれいだった」と笑顔を浮かべた。 同プロジェクトは夜のにぎわい創出をテーマに、JR袋井駅周辺などにイルミネーションやあんどんを設置する取り組み。期間中は同寺が和傘のフォトスポットを開設するほか
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ペンギン 新プール完成祝う 掛川花鳥園
掛川市南西郷の掛川花鳥園は23日、リニューアルしたペンギン飼育エリアの一般公開を開始した。側面3カ所に設置したアクリル窓から水中を泳ぐ姿を観察できるのが特徴。プールで記念セレモニーを開き、ペンギンがくす玉を割って完成を祝った。 大勢の来場者が式典を見守り、くす玉が割れると大きな拍手が湧いた。餌やりのイベントでは親子連れが長い列を作った。担当者によると、好奇心旺盛で泳ぎ続けるペンギンがいる一方、警戒して水に入るのを嫌がる個体もいるという。 飼育エリアの総面積は約140平方メートルで、水中部分は約70平方メートル。改装前と比べて3倍の広さになった。ケープペンギン27羽を飼育する。最高齢は雌の
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伊豆、伊豆の国の特産品試食や販売 11月25日、JAまつり
JAふじ伊豆伊豆の国地区本部は25日午前9時から、JAまつりを伊豆の国市韮山山木の「農の駅グリーンプラザ伊豆の国」で開く。 伊豆市特産のワサビやシイタケの試食、伊豆の国市特産のイチゴやミニトマトの販売、同JA管内のブランド米の食べ比べなどがある。地場農産物を使ったキッチンカーや動物との触れ合いコーナーも設置する。 問い合わせは同本部地区組織課<電055(949)7113>へ。
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白須賀発 芸術イベント開幕 湖西 自然素材で作品作り 11月25日から2日間一般公開
湖西市白須賀の白東館(旧食堂「吾妻屋」)と地域のビオトープを会場にした芸術イベント「浜名湖のその先へ Re―blooming」が23日、開幕した。初日は自然の素材や漂流物を使ったワークショップと、桜を題材にした映像作品の上映が行われた。イベントには市内外の芸術家8人とバンド1団体が参加する。25、26の両日に作品展示の一般公開とマルシェなどを行う。 ビオトープの会場で、浜松市北区の木工作家柏原崇之さん(42)と千葉県船橋市のフラワーアーティスト加藤ひろえさん(56)がワークショップを開いた。来場者は周辺で育ったヤマフジのつるを土台にしてセンリョウやシダをあしらったリースや、遠州灘海岸の漂着
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道の駅「伊豆のへそ」5周年祭 野菜袋詰め盛況 26日まで 伊豆の国市
伊豆の国市田京の道の駅「伊豆のへそ」で23日、リニューアル5周年祭が始まった。26日まで。 キッチンカーや地場産品を販売するブースなどが並ぶ。ジャガイモやタマネギの袋詰め、サツマイモなどのバケツ詰めコーナーもあり、多くの来場者でにぎわった。岸原宗史支配人は「5周年はお客さまのおかげ。これからも地場産品をアピールできるように頑張りたい」と話した。
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オリックス高級温泉旅館 熱海・伊豆山に12月開業
オリックス・ホテルマネジメント(東京)は12月2日、同社最上級ブランドの温泉旅館「佳ら久(からく)」を熱海市伊豆山で開業する。箱根・強羅に次いで2施設目で、県内は初進出。開業に先立って22日、報道陣に公開した。 旅館名は「熱海・伊豆山 佳ら久」。8階建てで、延べ床面積約8千平方メートル。JR熱海駅から車で7分の国道135号沿いに立地する。 全57の客室に伊豆山の天然温泉の露天風呂を備える。中層階からは紺碧(こんぺき)の相模湾をはじめ熱海の絶景を堪能できる。老舗料亭なだ万に在籍経験のある料理長らが、熱海の海産物や地場野菜を用いた創作料理を提供する。 来年1月末まで開業記念プランを用意し、
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柔らかな光 庭園照らす 11月24日から夜間特別拝観 浜松市北区・龍潭寺
浜松市北区引佐町の龍潭寺は24~26日、国指定名勝の庭園や本堂前の「補陀落(ふだらく)の庭」をライトアップする夜間特別拝観を行う。赤く染まったドウダンツツジやサラソウジュ、色づき始めたモミジなどの紅葉を楽しめる。 同寺によると、紅葉の見頃は12月上旬という。シーズンに合わせて12月10日まで、江戸時代初期の庶民の遊びを描いた県指定文化財「龍潭寺屏風(びょうぶ)遊楽図」や、葛飾北斎の屏風絵「北斎十二富士」などの展示も行っている。 夜間特別拝観は午後5時半から8時半。拝観料は大人600円、小中学生300円。
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遠州灘・泳がせ/ジギング 引き込み耐え大型カンパチ うれしい獲物、ホウキハタも【魚影を追って】
泳がせ釣りとジギングのファンが11月上旬、浜名湖のマリーナに集まった。早朝の遠州灘を1時間半ほど走り、ポイントに到着。泳がせ用のアジ釣りからスタート。 水深50メートルの岩礁のポイントでは海底から20メートルほどにアジの反応があり、その周りにはカンパチやワラサ(ブリの若魚)などの反応も。潮は西から東へ1ノットほどで流れていて条件は良い。仕掛けを落とすと、体長15センチほどのアジが鈴なりとなって揚がってきた。 船の後方でジギングをしていたアングラーのロッドが曲がった。重々しい引き込みの後、海面に姿を見せたのは、7キロは超えていそうな立派なホウキハタ。これからの季節、鍋やしゃぶしゃぶにうれし
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体感する博物館「ワサビジター」 伊豆の施設、愛称決定
伊豆市は21日、特産品のワサビ文化継承に向け、同市原保に整備している博物館機能を持たせた拠点施設の愛称が、「わさびの郷『Izu Wasavisitor Center(イズワサビジターセンター)』」に決まったと発表した。世界に誇る和食の名脇役として、国内だけでなく海外の人にも理解を深めてもらうため、英語表記の愛称になったという。 7~8月まで募集し、市内外や首都圏から63件の応募があった。市内のワサビ生産者とJAふじ伊豆職員の選定で、同市の60代男性の案に決定した。 施設は「五感で体感する博物館」をテーマに、10代の子どもとその親世代を主なターゲットにしている。博物館では映像による生産の
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踊子の“茶屋” 河津に開設 26日まで衣装貸し出し 「作品ゆかりの地 知って」
川端康成の代表作「伊豆の踊子」の舞台となった河津町に、作中をイメージした“茶屋”が期間限定でお目見えした。踊子一行をなぞるように早速ウオーキング客らの憩いの場となっている。26日までの開設(雨天中止)。 茶屋は同町梨本の「踊子歩道」沿い。耕作放棄地だった農機具小屋を活用した。踊子や主人公の「私」を模した衣装を貸し出し、フォトスポットとしての来訪を促す狙い。スタッフがいればコーヒーを振る舞う。 荒れた入り口周辺を草刈りして整え、ベンチを設置。河津川のせせらぎに耳を傾けながら、山が連なる風景を楽しめる。関連グッズも販売中。 作中では登場人物たちが茶屋に立ち寄る場面
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闇に浮かぶモミジ 23日、小山・豊門公園でまつり
小山町藤曲の豊門公園で30日まで、モミジのライトアップが行われている。赤く色づいた葉が暗闇に浮かび上がり、幻想的な夜を演出している。23日には4年ぶりに「もみじまつり」が開催される。 小高い丘の上にある同公園には国登録有形文化財の豊門会館や西洋館があり、情緒豊かな雰囲気の中で十数本のイロハモミジや大モミジが優しく照らされている。ライトアップは期間中の午後5時から8時まで。 23日は陸上自衛隊富士学校音楽隊や地元の和太鼓演奏集団「和太鼓組駿河乃國鼓太郎」などのステージのほか、多彩な模擬店や北欧発祥のスポーツ「モルック」の体験などが楽しめる。同町で撮影などが行われた映画のポスター展示や映画祭
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焼津駅前彩る幻想的な光 巨大カツオのオブジェも
JR焼津駅南口駅前広場(焼津市栄町)で19日夜、ライトアップ・イルミネーション「ボニート・ノクターン」が始まった。会場には、約1万個の電球が飾られ、シンボルツリーや巨大オブジェにそれぞれ仕掛けを施し、幻想的な光の空間を作り出す。来年1月末まで。 駅前広場に架かる歩道橋には長さ約7メートル、幅約2メートルの巨大カツオの木製オブジェを設置。インスタグラムで「#焼津イルミネーション」を付けて投稿すると、ターントクルこども館の方向に光線を発射する仕掛け。駅前広場に設置したシンボルツリーは高さ約7メートルで、上部には市の名産アメーラトマトを模した真っ赤なオブジェが飾られている。クリスマスや正月になる
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「狩野城祭り」 伊豆で4年ぶり開催 農産物販売や餅つき体験
伊豆市の狩野城の会は19日、「狩野城祭り」を同市の狩野城跡などで開いた。昨年は雨で付近の公民館での開催となったため、同城跡での開催は4年ぶり。農産物の販売や餅つき体験、バンド演奏などが催され、市民らでにぎわった。 餅つき体験は同会で栽培、収穫したもち米を使用した。紙芝居やガイドツアーも実施し、来場者に同城の魅力をアピールした。飯塚典久会長は「狩野城を伝える機会を増やしていきたい」と話した。
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脱力♨カピバラ、来場者癒やす 伊豆シャボテン公園「元祖露天風呂」4月まで【動画あり】
伊東市の伊豆シャボテン動物公園で18日、同園発祥のイベント「元祖カピバラの露天風呂」が始まった。カピバラの親子が湯船の中で目を細めてゆったりとくつろぎ、脱力した姿が来場者を癒やしている。 開始に先立って風呂開きを行い、カピバラが草をつなげた〝テープ〟をカットした。カピバラの和名「オニテンジクネズミ」にちなみ、地元産のオニユズを湯に浮かべた。 夏以降に生まれた子どもたちにとっては露天風呂デビュー。来場者は気持ちよさそうに入浴を楽しむカピバラたちを盛んに写真に収めた。 イベントは1982年の冬に飼育スタッフが湯で施設を掃除中、湯だまりでくつろぐカピバラに気付いて企画された。開催は来年4月7
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夜の街彩るイルミネーション 浜北駅前、柔らかな光でお出迎え
浜松市浜北区のなゆた・浜北駅前広場で、毎年恒例のイルミネーションが点灯している。2月14日まで柔らかな明かりが浜北の玄関口を彩る。 約6万2千球の発光ダイオード(LED)で、シカやイルカなどの動物をかたどったオブジェを装飾した。家路につく家族連れらが写真を撮りながら歩く姿が見られる。3人の子どもと訪れた同区の主婦藤井加奈子さん(35)は「気軽に来られるのでありがたい。最近一気に冷え込んで冬を感じる」と話した。 なゆた浜北イルミネーション実行委員会の主催。点灯時間は午後5~10時。 (浜松総局・山川侑哉)
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プラタナスの木にイルミネーション JR浜松駅前の冬彩る
浜松市中区のJR浜松駅前のプラタナスの木が18日、イルミネーションで飾り付けられた。浜松ターミナル開発、ビックカメラ、遠鉄グループなどでつくる実行委が駅前の活性化に向けて初めて企画し、点灯式を行った。 3社の関係者や通行人らのカウントダウンのかけ声に合わせ、高さ約20メートルの木2本を彩る約1万8千個のLED電球をともした。浜松ライオネット児童合唱団がクリスマスにちなんだ合唱を披露して、にぎやかな雰囲気を演出した。 来年2月14日まで、毎日午後5時から同11時まで点灯する。
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焼津の港町彩るクリスマスマーケット 25、26日、石津西公園で開催 フードやワーク70店
焼津市石津の石津西公園で25、26の両日、クリスマスマーケット「ピックヨウル」(焼津環境緑化事業協同組合、実行委主催)が開かれる。地元有志が、冬の行事が比較的少ない焼津を盛り上げようと企画したイベントで昨年に続き2回目。前回は想定より多い来場者だったことから、出店者を拡大し、会場も変えて実施する。 「ピックヨウル」はフィンランド語で「小さなクリスマス」という意味で、クリスマス前に友人たちと一緒に過ごすフィンランドの風習。当日の出店者は前回の倍以上の70店。コーヒーやスープ、ピザといった飲食やリース作りのワークショップが並ぶ。 会場内には協賛金の出資者の名前を記したランタン100個が並ぶ。
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大型盆栽や競技用車いす 浜北の産業紹介 浜松市で19日まで
浜松市浜北区の産業を発信する恒例イベント「はまきた産業祭」(静岡新聞社・静岡放送後援)が18日、同区貴布祢の商業施設プレ葉ウォーク浜北駐車場で始まった。約60のブースが19日まで並ぶ。 約2メートルのクロマツが植わった大型盆栽や、車いすテニスのプロ選手小田凱人さんが使用した橋本エンジニアリング(同区)製の競技用車いすなどが並ぶ。トランポリンの体験会や記念写真用のフォトスポットが設置され、親子連れも楽しんだ。主催する実行委員会の藤原徹会長は「子どもたちが浜北の思い出を作れるようにしたい」と話した。
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茶とイチゴをケーキに 新鮮安心市場さすが市/お茶処いっぷく(JA掛川市)【直売・しずおかの幸】
JA掛川市の農産物直売所「新鮮安心市場さすが市」は、品質・品ぞろえ・価格で“さすが!”と言われる店舗を目指し、管内の生産者から出荷される新鮮な農産物を取りそろえています。野菜だけではなく、精肉や鮮魚、総菜、生花など豊富な品ぞろえも自慢の直売所です。 これから旬を迎えるのが自然薯[じねんじょ]。しっかりとした粘りと特有の香りが特徴で、とろろ汁の原料として使われています。管内では、サバからだしを取り、みそ仕立てにした「掛川いも汁」が郷土料理として親しまれています。 併設する「お茶処いっぷく」は、100%掛川産の茶葉を使用した茶直売所。茶の三大品評会(深蒸し煎茶の部)
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遠州8神社巡り「八重神玉」完成 「良縁成就」「病気鎮護」…各木玉に御利益 ひも通して縁起物飾りに
遠州地域の神社8社がそれぞれの神社でおはらいした木玉「遠州八重神玉(やえだま)」を発売した。「良縁成就」「病気鎮護」など神社ごとの御利益を前面に出し、8社分をそろえてひもに通すと神棚や壁に飾れる縁起物になる。御朱印ブームなどで参拝客が増える中、圏域の神社が連携して回遊向上を狙う。 木玉は直径約3・5センチで各神社の社紋や御利益、神社を象徴する動物などを刻印した。玉にはビーズのように穴があいている。神社を回って玉を集めて連ねることで、神様との縁を重ねるとの意味を込めた。 ポスターには参加神社の社名の横にQRコードを配置して地図アプリに誘導する。企画者の1人、龍尾神社(掛川市下西郷)の禰宜(
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サクラエビ×シラス みなと丼に舌鼓 22日から「おおいがわ桜えびめぐり」 焼津市長ら試食、PR
駿河湾産サクラエビの水揚げ漁港の大井川港がある焼津市で22日からサクラエビ料理をPRするイベント「おおいがわ桜えびめぐり」が始まる。12月22日まで。17日に参加店舗の一つ大井川港漁協直営食堂「さくら」(同市飯淵)で市のPR役やいづマリンレディの2人と中野弘道市長が同店自慢のメニューを試食した。 同イベントは市内の飲食店や物販店計20店が参加。専用はがきにメッセージを書いて送ると抽せんでミナミマグロセットを贈呈したり、公式X(旧ツイッター)で140文字の小説を募ったりする関連キャンペーンも実施する。 試食会では大井川港の特産サクラエビとシラスを一度に食べられる「大井川みなと丼」に舌鼓を
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紫色の光に包まれて 藤枝・蓮華寺池公園 イルミネーション点灯
藤枝市の蓮華寺池公園で17日夜、イルミネーションの点灯が始まった。計7万8千個の電球が園内の散策路やオブジェに施され、幻想的な雰囲気を演出している。来年2月29日まで。 テーマは「花の回廊・光の遊歩道」。池回りの芝生には竹あかりを設置し、暖かな光を放っている。藤棚は紫色に光り、時計台にも電球を装飾。花畑に「れんげじ」の光文字が浮かび上がるスポットを用意したほか、1周約1・5キロの園路、滝の広場などもきらびやかな光で包まれている。 初日から大勢の親子連れらが訪れ、園内の散策や記念撮影を楽しんでいた。サッカーJ2藤枝MYFCのサイン会やキッチンカーによる飲食販売、マルシェなどが行われ、イベン
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世界のサソリ大集合 磐田・竜洋昆虫公園で企画展
磐田市大中瀬の市竜洋昆虫自然観察公園で12月24日まで、国内外のサソリを紹介する「サソリ展」が開かれている。 沖縄県などに生息する体長2センチほどのヤエヤマサソリやダイオウサソリの和名を持つエンペラースコーピオンの幼体など、アジアや中東に生息する15種を展示。生まれたばかりのサソリは親の背中の上で育つことや、体をブラックライトで照らすと青白く発光するといった生態を解説するパネルも設置した。 期間中、12星座のさそり座(10月24日~11月22日)生まれの来園者には「限定サソリポストカード」をプレゼントしている。
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秋の味覚販売 11月18日からまつり 浜松市天竜区
浜松市天竜区春野町の秋の味覚を楽しむ催し「第48回はるの産業まつり」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が18、19の両日、同町領家の春野ふれあい公園で開かれる。 約65の企業・団体がブース出展し、茶やアユの塩焼き、銘菓「あおねり」などを販売する。湖西市のウナギや長野県のリンゴといった市外の特産品も集まる。ステージでは天竜高春野校舎生徒による「秋葉太鼓」の披露やハーモニカ奏者の演奏、もち投げなどが行われてまつりを盛り上げる。 会場近くに800台収容可能な駐車場を用意する。
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地域の景観生かした現代美術作品を展示 静岡・匠宿周辺、12月7日まで
静岡市駿河区丸子の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」周辺で12月7日まで、現代美術作品を地域の各所に展示する「静岡アートビジョン」が開かれている。 丸子宿に近く、古道や寺がある丸子、泉ケ谷地区の景観に合わせて、夏池篤さん(島田市)ら6組の美術家が作品を制作した。3人の作家でつくる「力五山」は、匠宿から千手観音堂までの道に工芸家や地域住民の手を題材にした絵を配置。絵に導かれるようにして到着した千手観音堂には、ローラーコンベヤーを使って横たわるイチョウの木の内部をくぐり、大樹の生命力を感じることのできる作品を設置した。 「匠宿」を運営する創造舎が主催し、大井川鉄道沿線を舞台にしたイベント「
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熱海の街中で芸術堪能 「アートグラント」 11月18日開幕
熱海市のまちを回遊しながら国内外の芸術家が手がけた作品を鑑賞できるイベント「アタミアートグラント」(プロジェクトアタミ実行委員会主催)が18日、開幕する。新進気鋭の芸術家を中心とした約50組100人の作品が市内各地を彩る。12月17日まで。 開幕前日の17日には参加芸術家や主催者らが同市の熱海芸妓(げいぎ)見番に集まり、記念セレモニーに臨んだ。イベントは芸術家の活動支援や地域活性化を目的とし、今年で3回目。主会場となるアタミアートビレッジ(同市熱海)のほか、JR熱海駅前や中心街の「シーサイド」など計四つのエリアを設け、絵画や立体作品など多彩なアート展示を繰り広げる。 市街地の半径3キロ圏
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奥浜名湖誘客へスタンプラリー 11月18日から遠州信金
遠州信用金庫は18日から、紅葉シーズンに合わせて奥浜名湖地域への誘客を図る「湖北五山めぐり~奥浜名湖周遊スタンプラリー」を始める。五山と周辺の飲食店6店の計11カ所のうち、5カ所でスタンプを入手した来場者に抽選で地元の銘菓を贈る。12月17日まで。 湖北五山と呼ばれる大本山方広寺や大福寺など国指定重要文化財を有する寺院をめぐり、紅葉で彩られた庭園などを鑑賞してもらう。ウナギや洋食店などの飲食店も専用マップ上で紹介した。デジタル化推進の一環で、アプリ「toypo(トイポ)」をダウンロードしてスタンプをためる。達成者から10人にせんべいやもなかなど奥浜名湖地域の銘菓セットが当たる。 問い合わ
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紅葉に負けない秋の桜 浜松市天竜区・光明寺で見頃
浜松市天竜区山東の光明寺の四季桜(しきざくら)が見頃を迎えている。12月上旬ごろまで、来訪客を楽しませる。 四季桜はエドヒガンとマメザクラの交雑種で、開花時期は春と秋の年2回。花びらは薄いピンクに色づく。甘蔗(かんしゃ)孝仁住職によると、秋の開花時期は例年並みという。 問い合わせは同寺<電053(925)3547>へ。
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鉄道の魅力体感 天浜線フェスタ 19日浜松・天竜二俣駅、特別列車や物販
天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は19日午前10時~午後3時、恒例のイベント「天浜線フェスタ」を同区二俣町の天竜二俣駅構内で開く。鉄道の魅力に触れられる多彩なプログラムを用意した。 中学生以上を対象とした「高所作業車乗車体験」は、車両基地や車体を見下ろして景色を楽しむことができる。記念ヘッドマーク付きの特別臨時列車は、車両基地と西鹿島駅(同区)の間を運行する。例年好評の切断した鉄道レールの販売や模型展示、協力鉄道会社のPRブースといった企画も展開する。 入場料は大人400円、小学生以下100円。天浜線利用者は無料。問い合わせは同社<電053(925)2276>へ。
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能や歌舞伎体験 11月25、26日イベント 浜松市北区・方広寺
浜松市北区引佐町の方広寺は25、26の両日、能や歌舞伎などの日本文化に親しむイベント「日本伝統文化体験」を同寺で開く。 25日は、能楽師梅若猶彦さんによる舞台と、書道のワークショップ、茶会などが行われる。26日は、歌舞伎のデモンストレーションや書道パフォーマンスなどが繰り広げられる。門前では両日、地元団体「みやまの鐘プロジェクト」がマルシェを運営する。 チケットは、能と歌舞伎がそれぞれ3千円、茶会千円、書道のワークショップ500円など(税込み)。問い合わせはイベントを運営するハマナコ・ディスティネーション<電053(401)1233>へ。
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自然の中で音楽と食事楽しむ 浜松市天竜区「秋の音」 11月18日
浜松市天竜区熊の道の駅「くんま水車の里」で18日、自然の中で音楽と食事を楽しむ催し「秋の音」が初開催される。浜松市出身のシンガー・ソングライター畑中摩美さんらが舞台に上がる。 主に静岡県西部で活動するミュージシャンが歌やギター、ピアノ演奏を披露する。カレー店やパン屋などが出店し、自慢の一品を販売するコーナーも設ける。 雨天中止。入場無料。近隣の熊小運動場に駐車できる。詳細はインスタグラムの公式アカウント「@AKINONE2023」で確認できる。 実行委員会の藤森靖さんは「気軽に音楽を楽しむ催しから地域の活性化につなげたい」と話す。問い合わせは藤森さん<電090(4191)5037>へ。
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静岡県、誘客「案内役」に沼津出身・磯村勇斗さん 若年層へ歴史文化の魅力発信
静岡県は県内各地の歴史文化や食の魅力を伝える誘客プロモーションを強化し、ナビゲーター役に沼津市出身の俳優磯村勇斗さん(31)を起用した。磯村さんが名所旧跡などを訪ね歩く動画は、特設ウェブサイトやユーチューブの県公式アカウントに加え、11月から県外主要駅でも放映を始めた。県は特に若年層への発信に期待をかける。 終盤を迎えたNHK大河ドラマ「どうする家康」に合わせ、一層の観光誘客を狙う。県内の歴史文化に触れる旅行を「れきしず」と名付け、プロモーションの前面に出した。 磯村さんは映画やドラマで活躍するほか、インスタグラムで約80万人のフォロワーを抱える。その訴求力に期待して今回起用した。10月
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沼津市中央公園に仮設飲食店 再整備へ実証実験 11月24日までの平日
沼津市は14日、2026年度の完了を目指す中央公園(大手町)の再整備に向けた実証実験の一環として、仮設の飲食店スタンドを設けた。同日までに南北に分断された園地をつなぐ仮設階段を設置、人工芝を敷いて市民の憩いの場となる空間が広がった。 初日は仮設のスタンドに、コーヒーや菓子、軽食を販売する3店舗が出店した。仮設の大型屋根を設けたほか、約1600平方メートルの人工芝にはテーブルや椅子、ハンモックを置き、市民が食事を味わったり、読書したりしていた。 店舗は24日までの平日午前11時~午後2時に開かれるイベント「平日のシェスタ」として、週替わりで3~4店舗が出店する。仮設の施設は来年2月末まで。
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アカエイなのに”シロエイ”? 貴重な白化個体人気 浜名湖の「ウォット」で展示
浜松市西区の浜名湖体験学習施設「ウォット」で、珍しいアカエイの白化個体が展示され、来館者の注目を集めている。 9月上旬に浜名漁協の漁師が浜名湖で捕獲し、同施設に提供した。全長約30センチ、横幅約15センチで、まだ子ども。同施設によると、通常のアカエイは背中側が褐色、腹側は白地に黄色の縁取りがある体色をしているが、このエイは遺伝子の突然変異で全身が白くなったとみられる。12月10日まで開催中の「毒のいきもの展」の水槽で公開している。 アカエイなのに「シロエイ」などと面白がる人もいて、飼育員の堀江侑美さん(25)は「真っ白でかわいらしい見た目をしている。通常のアカエイと一緒に展示しているので
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浜名湖パークビレッジ キャンプ場が部分開業 湖西・新居弁天地区
湖西市の新居弁天地区に民間事業者が整備を進める観光拠点「浜名湖パークビレッジ」で10日、キャンプエリアがプレオープンした。ペットと共に過ごせる貸し切りエリアを含めた約30区画が利用可能になった。12月中にオートキャンプ場12区画が完成予定で、来春までにドッグランやカフェ、サウナなどを備えて全面開業する。 部分開業したキャンプ場は、海水浴場に隣接した新居弁天公園内の25区画で、フェンスで区切ったペット同伴エリアは4区画。敷地内には温水が出る炊事場とシャワーブース、トイレを備える。キャンプ場利用料は1区画3千円と大人1人500円。ペット同伴エリアは1区画7千円と大人1人500円、ペット1匹50
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熱海梅園もみじまつり始まる 気温低下で色づき刻々と
熱海市の熱海梅園で11日、「もみじまつり」(市観光協会主催)が始まった。12月3日まで。期間中の土日祝には、甘酒のサービスや限定のまんじゅうの販売などを行う。 園内には約380本のカエデ類が植わる。一部の葉が色づき始めているが、見頃はまだ先。昨年は11月下旬以降に見頃を迎えたという。気温の低下とともに紅葉が進む見通し。 期間中は午後4時半~9時にライトアップを実施する。午前10時~午後4時には足湯も楽しめる。 開幕に合わせ、園内では日韓グルメフェアの催しが始まった。トッポギやチヂミなどの料理が並び、来場者でにぎわった。日韓の伝統衣装を着る体験もある。12日まで。
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空き店舗にアート空間 三島で芸術祭開幕、イベントも
三島市の中心市街地で11日、三島満願芸術祭が始まった。3人の現代アート作家が市民と協力し、空き店舗3カ所に三島の魅力を詰めたアート空間を作り上げた。26日までの期間中、展示会場以外でも関連イベントが催され、作品の着想を得た三島を散策しながら鑑賞や体験を楽しめる。 市民らでつくる三島アートプロジェクト実行委員会が主催。芸術に興味がある人の誘客による関係人口の拡大や空き店舗活用による地域活性化を目指す。 後藤ガラス(芝本町)を会場にする古川諒子さんは、三島にまつわる文学作品や市民の日記から集めた言葉を元に絵を制作した。「富士の麓の雪が溶けて 水遊びで ガラス屋は復活する」など市民らとともに
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「グランイルミ」開幕 600万球超の光で竜宮城表現 伊豆ぐらんぱる公園
伊東市富戸の伊豆ぐらんぱる公園で11日、体験型イルミネーションのイベント「伊豆高原グランイルミ」が開幕した。約8万平方メートルの会場に設置された600万球を超える電飾が幻想的な雰囲気を演出し、来場者を楽しませている。 9回目の今シーズンは新たに海の生き物や楽譜・楽器、竜宮城などを表現したエリアを設けた。高さ7メートル、幅4メートルの巨大な宝箱を模したフォトスポットが人気を集めている。 木の葉をかたどった多数の電飾がトンネルを作る「森の散歩道」も新設。高台からはイルミネーションを一望できる。一定間隔で3種類のショーを行い、光や映像、音の演出で盛り上げる。開催は2024年8月末までの予定。
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多彩な手法と巧みな話術 浜松・引佐で人形劇まつり 12日まで
静岡県内外の人形劇団が出演する「第35回浜松市いなさ人形劇まつり」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、同市北区引佐町の引佐協働センターなどで開幕した。小学生からプロまでの17劇団が、棒遣いや腹話術など多彩な手法と巧みな話術で来場者を楽しませている。12日まで。 豊橋市の劇団「人形芝居ぶんぶく」は、独りぼっちのおじいさんが節分の夜に明るい鬼たちを家に招き、宴会を通じて元気を取り戻す物語「オニは~うち!」を上映。幾田美恵子代表が声色を変えながら全ての役を演じ、観客を魅了した。 都内の「劇団貝の火」は子どもたちにもなじみ深い童話「いっすんぼうし」を披露した。アマチュアでは実行委主
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よさこい演舞、沼津に全国から1000人 「東海道祭り」12日まで
全国のよさこいチームが集う「よさこい東海道沼津祭り2023」(よさこい東海道振興会主催)が11日、沼津市の沼津港で開幕した。全国から参加する30チーム約1000人の踊り手たちが12日まで、市内各所で演舞する。 今年は練り歩きながら舞う「流し踊り」が4年ぶりに本格的に復活。先導車などの運営資金はクラウドファンディングで募った。初日は沼津港内の3会場で「大富士with大田呉服店グループ」「駿河リゾート」など市内のチームをはじめ、本場高知県や北海道の実力派が集い、鳴子を打ち鳴らしながら息の合った踊りを繰り広げた。同振興会の鈴木浩司会長は「久々の迫力ある流し踊りを楽しんでほしい」と話した。 12
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自然薯やクラフトビール 地場産品販売 12日まで島田産業まつり
島田市の地場産品などを販売、PRする島田産業まつり(実行委主催)が11日、島田市のおび通りと本通3、4丁目を会場に始まった。12日まで。 約70のブースが出店。川根町産の自然薯(じねんじょ)など旬の野菜やクラフトビールの販売のほか、ネスレ日本島田工場や特種東海製紙グループが自社製品を紹介した。ステージイベントも人気を集めた。島田商工会議所と友好提携を結ぶ富山県氷見市の氷見商工会議所も参加し、特産の水産加工品を売った。 市国際交流協会による国際交流フェスティバルも開催され、来日中のモンゴル・ナラン外国語学校の生徒が歌を披露した。会場とアピタ島田店を往復するシャトルバスも運行している。島田産
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浜名湖花博プレイベント開幕 書家・平形さん揮毫、オリジナル切手販売も
2024年3月に浜松市西区で開幕する「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)のプレイベントが11日、同区の浜名湖ガーデンパークで始まった。26日まで。初日は静岡大名誉教授の書家平形精逸さんによる揮毫(きごう)や、花博オリジナルフレーム切手の贈呈式などを行った。 平形さんは来場者の前で豪快に筆を走らせ、「ふじのくに花の都しずおか」と「花之都」の2枚を書き上げた。 フレーム切手はパークの風景や花などをテーマにした84円切手10枚セット。日本郵便の後藤文彦浜松地区統括局長が、実行委を構成する県や浜松市の担当者に手渡した。500セットを用意し、浜松、湖西両市の郵便局で取り扱うほか、25日にパーク
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ランタン舞う夜空 紅葉ライトアップ 伊豆「修善寺虹の郷」
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」は11日、紅葉のライトアップを始めた。12月3日まで。 オープニングイベントとして、県内外から訪れた観光客らがLEDで明かりをともした約80個のランタンを空へと放った。光に照らされた紅葉と色とりどりのランタンで、幻想的な空間が広がった。 施設内で来年3月末まで行われるイルミネーションとも重なる18、25日には花火を打ち上げ、夜の紅葉を光で演出する。
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浜松市北遠地域で紅葉見頃 山住峠が秋色に
標高1000メートル級の山々が連なる北遠地域で紅葉が見頃を迎えた。浜松市天竜区水窪町の山住峠周辺では、色とりどりの木々が秋の深まりを演出し、訪れた人たちを楽しませている。 水窪の中心部から峠まで続く県道水窪森線沿いや、峠から自然林「野鳥の森」方面へつながる林道沿いなどが眺望ポイント。カエデの仲間のオオイタヤメイゲツやウリハダカエデの葉が赤や黄色に染まっている。県道沿いには高さ40メートルを超える「布滝」があり、紅葉と共演して美しい姿を見せる。 天竜区観光協会水窪支部によると、標高の高い地点から落葉が始まっていて、山頂付近の見頃は今週末ごろまでという。 (浜松総局・山川侑哉)
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川根温泉ホテル(島田市川根町) 4部門で全国1位受賞 温泉宿・ホテル総選挙
全国の温泉のある宿やホテルを対象にした「温泉宿・ホテル総選挙2023」で、島田市川根町の川根温泉ホテルが4部門で全国1位に輝いた。 蒸気機関車(SL)を眺めることができる同ホテルは指定管理者の大井川鉄道が運営する。ファミリー部門は3年連続の受賞で、ビュッフェ、朝食自慢、夕食自慢の3部門は初の1位に選ばれた。「川根のお母さんが作る一日を元気にする食事」がコンセプトの朝食、豊富な地場産品を使った夕食など、バイキング形式の満足度の高い料理が評価された。離乳食などもきめ細やかに用意している。 受賞を祝い、特別プランの販売や蒸気機関車(SL)への記念ヘッドマークの掲出なども予定している。 企画は
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ドリプラ新館(静岡市清水区)10日開業 一足先に区民に「公開」 スタバなど9店舗
静岡市清水区入船町のエスパルスドリームプラザで9日、新しくグランドオープンする新館(PARKーside)のプレオープンイベントが区民向けに開かれた。 正午のオープン前から列を作った来場者を、従業員や清水エスパルスのマスコットキャラクター「パルちゃん」が出迎えた。来場者は建物を見渡したり、清水港や富士山を望むデッキからの眺めを見たりして楽しんだ。 新館は3階建てで、スターバックスやユニクロなど9店舗が入るほか、オクシズの木材を使ったキッズスペースなども設ける。10日に開業し、オープニングセレモニーなどを行う予定。
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「ラブライブ!」と沼津の駅弁がコラボ 桃中軒、イラストをパッケージに採用
弁当・仕出しの桃中軒(沼津市)は11日から、同市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」のイラストをパッケージにあしらった市制100周年記念駅弁「沼津のめぐみ!いろどり弁当」をJR沼津駅で予約販売する。 主人公のアイドルグループ「Aqours(アクア)」の9人をそれぞれイメージしたメニューを9個のマスに収めている。パッケージは市制100周年記念のポスターと同様のイラストを採用。小悪魔風ファッションに身を包むキャラクターの津島善子をイメージした西伊豆のご当地グルメ「イカスミパスタ海賊焼」や、高海千歌が好物のミカンを添えた「みかんと鶏肉の甘酢煮」など、地域色を取り入れたメニューとなって
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「秋バルめぐり」10日開幕 静岡市葵区と清水区 130店食べ歩き
静岡市葵区、清水区の市街地の飲食店などで10日から、食べ歩きイベント「静岡秋バルめぐり」(同実行委主催)が開かれる。約130店舗が自慢のメニューを提供し、繁華街のにぎわい創出を目指す。 「静岡おまちバル」「草薙くいだおれ祭」「清水みなとまちバル」を開催している三つの実行委員会が連携した企画。3地域合同での開催は1年ぶり。 清水、草薙は10日から12日、静岡おまちは17日から19日の各3日間開催する。前売り、当日券をコンビニや専用アプリ「ぶらりん@タウン」などで販売する。詳細は静岡おまちバルのウェブサイトで確認できる。 松下和弘実行委員長は「お酒とまち歩きを通じて、より深く静岡市の繁華街
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秋彩るざる菊 赤や黄色など1400株見頃 富士宮・内房
富士宮市内房の遊休農地で9日、ざる菊(クッションマム)の花が咲きそろった。秋を彩る色とりどりの花に通行人たちが足を止め、見入っている。 県道清水富士宮線の新長田橋南西にある約1500平方メートルの土地で、赤、白、黄、オレンジ色の計約1400株が見頃を迎えた。ざる菊畑は地元の内房里づくりの会を中心に管理していて、内房小児童が植栽に協力した。今年は猛暑の影響で満開が例年より1週間ほど遅れ、一部は枯れてしまい新しく植え替えた。 見頃は11月下旬まで続く見込みで、近くには無料駐車場を設けている。毎週土曜は同所で地元野菜なども販売する。
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「皇帝」と「園芸種」のダリア交配 浜名湖ガーデンパーク 大輪ガッツァリア 青空映え
浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで、皇帝ダリアと園芸種ダリアを交配したハイブリッド種「ガッツァリア」が見頃を迎えた。紫がかったピンク色の大輪が咲き誇り、来園者を楽しませる。 ガッツァリアはキク科の多年草で、園内の花の美術館を中心に植栽されている。皇帝ダリアは草丈が5メートルほどに成長するのに対し、1・5~2メートルほどと比較的観賞しやすい高さになるのが特徴。直径20センチほどの白や赤の色鮮やかな大輪が開花した。 花の美術館では来春開幕の「浜名湖花博2024」に向けて花の入れ替えが進む。同園は早めの鑑賞を推奨する。
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宿泊者の運次第!? くじで客室決定 小山・富士スピードウェイホテル 特別プラン好評
幸運なら最高グレードの部屋にご案内―。宿泊する部屋をくじで決める富士スピードウェイホテル(小山町大御神)のサービスが喜ばれている。スタンダードルームと同等の宿泊料金で3倍以上広い部屋に泊まれる可能性も。想像以上の結果に驚く宿泊客が続出している。 開業1周年を記念した特別宿泊プランの特典の一つ。チェックインの際に、くじを引いて宿泊する部屋を決める。必ずグレードの高い部屋になる。特賞は4室しかないガーデンヴィラ(庭付きの離れ)で、通常の宿泊料金はスタンダードルームの約3倍だ。 宿泊客にわくわくを感じてもらい、喜んでもらおうと企画した。くじの結果が分かると、スタッフはチェッカーフラッグの小旗
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夜菊や竹あかり 幻想的に 三島・楽寿園と三嶋大社でライトアップ 12日まで
三島市の楽寿園と三嶋大社で12日まで、ライトアップイベントが開かれている。菊の花や盆景、竹あかりで幻想的な雰囲気を演出。近隣飲食店では特別メニューも提供し、夜の町歩きを楽しめる。 楽寿園では30日まで開催する「楽寿園菊まつり」の一環で、夜菊鑑賞を実施。12日までの期間中は午後5時~8時半に無料開園している。今年の大型盆景は、大河ドラマで注目を集める徳川家康ゆかりの「久能山東照宮」がモチーフ。約8千鉢の菊であしらった約3分の1サイズの拝殿と鼓楼の周りには和傘も配置した。愛好家が丹精込めて育てた菊の展示も行われ、来場者は昼間とは違った光景を堪能している。 菊まつりでは土日を中心にさまざまな催
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6年ぶり、静岡市街地にスケートリンク I Love しずおか協議会
静岡市葵区の中心市街地活性化を目指す「I Love しずおか協議会」は7日、青葉シンボルロードのイルミネーションをはじめとした冬季イベント「冬しず2023~24 おまちワンダーランド」の詳細を発表した。期間は17日から来年2月12日まで。スケートリンクを葵スクエア(同区)に6年ぶりに開設するなど、中心街への誘客策を本格的に展開する。 17日午後5時からのイルミネーション点灯式を皮切りに、多彩なイベントを開催する。スケートリンクは12月23日から来年1月8日まで(大みそかと元日は休業)。利用料は大人千円、高校生以下700円。 11月~来年1月の第3土曜日は「おまちステージ」と題し、複合型エ
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遠江国分寺 歴史知って 磐田で11日まつり 参拝行列など多彩
奈良時代に建てられた遠江国分寺の歴史を伝える「遠江国分寺まつり」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日午前9時から、磐田市の遠江国分寺史跡公園で開かれる。目玉の「国司一行国分寺参拝行列」をはじめ、グルメや雑貨の販売、ステージパフォーマンスなど多彩な催しを予定する。 参拝行列は午前10時半から、奈良時代の装束を着て聖武天皇や光明皇后、遠江国司の桜井王などに扮(ふん)した約60人が、JR磐田駅北口から同公園までを練り歩く。ステージでは、ダンスやブラスバンド、合唱を披露するほか、万葉歌会なども繰り広げる。農産物の販売ブースや軽トラ市、フリーマーケット、野だての茶会なども行う。 遠江国
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レトロな宿泊施設誕生 西伊豆、17日オープン 役目を終えたバス/築73年木造案内所
東海自動車(伊東市)は17日から、24年間運行してきた中型バスと築73年の木造の案内所を一体にした宿泊施設の営業を西伊豆町宇久須で始める。本来の役目を終えたバスと案内所をレトロな雰囲気が漂う施設に刷新し、伊豆半島西海岸への誘客につなげる拠点としての定着を目指す。 施設名は「バスと過ごす(ステイ)」にちなみ「ばすてい」とした。木造平屋建て、延べ床面積約70平方メートル。2022年3月に閉業した「宇久須案内所」と、23年4月に引退したバスを活用し、かつて使われていた路線状況表やベンチも設けた。バスは1980年代のデザインを復刻し、降車ボタンを押すと車内放送が流れる仕掛けも用意した。 同社によ
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静岡で「わさびフェス」 10日、栽培発祥の地PR 購入や試食、バルも展開
静岡市は10日、特産品のワサビをPRするイベント「わさびフェス」を同市葵区の紺屋町名店街で開催する。同市内で8日開幕する「全国わさび生産者大会静岡大会」に合わせ、品評会出品ワサビの購入や試食などが楽しめる12のブースが出店する。 市内約30の飲食店では同日から30日まで、オリジナルのワサビメニューが味わえる企画「わさびバル しぞ~か味めぐり」を展開する。 両イベントの概要や参加店舗などを案内する電子ガイドブックを開設した。市ホームページやチラシに掲載したQRコードからアクセスできる。 市担当者は「静岡市はワサビ栽培発祥の地。ぜひ多くの方に地元のおいしいワサビを味わってほしい」と来場を呼
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平和願う絵一堂に 世界のキッズゲルニカ展 富士宮・白糸ノ滝で19日まで
子どもたちが平和に対する思いを込めたキッズゲルニカ作品の展示会が5日、富士宮市の白糸ノ滝芝生広場で始まった。世界平和の祈りを19日まで、富士山麓から発信している。 戦禍にあるウクライナ・ブチャとパレスチナ自治区ガザのほか、スペインのゲルニカや中国、台湾など世界各国から作品が集まった。市内4校や県外からも寄せられ、計18点のゲルニカが広場に飾られている。 どの作品もピカソのゲルニカと同じ縦3・5メートル、横7・8メートルで、虹や桜、天使といった平和を連想させる絵が組み込まれている。爆撃に対する恐怖を描いた作品もある。 初日の記念式典では各国の参加者が平和を願う気持ちを語り、テープカットで
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サテライト会場も盛況 静岡・大道芸W杯3日目 人気パフォーマーら、観衆巻き込み技披露
静岡市で開催中の「大道芸ワールドカップ(W杯)in静岡」は、駿河区と清水区の2カ所に設けられたサテライト会場も盛況となっている。駿河区のアピタ静岡店には4日、2組の人気パフォーマーが登場し、大勢の家族連れやファンを巻き込む芸で沸かせた。 海外を中心に活動する2人組ストリートパフォーマーで、今回が初出場の「Heromacro(ヒロマクロ)」は、風の吹く中で5段に重ねたブロックの上で逆立ちするなどアクロバティックな技を次々と繰り出した。リズム演奏とバラエティーショーを届けるコンビ「りずむらいす」は、コミカルな掛け合いを交えながらバケツや包丁を使った演奏、マジック、ジャグリングなどを披露した。終
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手作り作品や迫力パフォーマンス アークラ大サーカス 御殿場に全国の作家ずらり
全国のクラフト作家やアーティスト、パフォーマーが作品の展示や販売、演技を発表する祭典「アークラ大サーカス」(実行委員会主催)が4日、御殿場市の国立中央青少年交流の家で始まった。5日まで。 布製品や陶芸、ガラス細工、装飾品などを扱う約180店舗が出店し、手作りの温かさが感じられる品々を紹介している。御殿場開催に合わせて富士山に関連したオリジナル商品を扱う店もあり、来場者がお気に入りの一品を買い求めている。地元の味を提供する飲食店が並ぶエリアや木工体験、お面作りなど多彩なワークショップに挑戦できるエリアも設置された。 施設内の2カ所に設けられた舞台では大道芸や音楽ライブ、演劇などが次々と披露
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静岡・大道芸W杯2日目 歴代チャンピオン、圧巻の演技で魅了
静岡市内で開催中の「大道芸ワールドカップ(W杯)in静岡2023」は2日目の3日、招待された歴代チャンピオン5組などが街中のステージに登場し、世界レベルのパフォーマンスで観客を魅了した。 2019年に始まった市の「海外フェスティバル交流事業」の一環で、韓国の釜山市と全州市のアーティストも出演した。新型コロナウイルス禍で大会が20、21年と中止になり、22年は国内在住アーティストのみの参加となったため、海外勢の出演は4年ぶり。国際色豊かな大道芸W杯の復活を観客も喜んだ。 (政治部・池谷遥子、写真部・宮崎隆男)
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富士宮まつり開幕 奉納囃子 街に熱気 20区1000人集う 振る舞い酒再開
富士宮市にある世界遺産富士山構成資産・富士山本宮浅間大社の秋期例大祭に響合わせた「富士宮まつり」が3日、中心市街地で開幕した。今回は新型コロナウイルス下の制限を全廃し、5日までの3日間、迫力満点な山車の引き回しや「富士宮囃子(ばやし)」が繰り広げられる。 祭典の幕開けを告げる「宮まいり」が行われ、地元20区から千人が本殿前に集った。神事の後、県指定無形民俗文化財の富士宮囃子を一斉に始め、太鼓や笛、かねの音をにぎやかに響かせた。 夜の街で山車と屋台を引き回す「宵宮」が4年ぶりに復活するほか、山車と山車が間近に迫る競り合いも行う。4日の「本宮」が最大の見せ場で、20区の山車が目抜き通りに集結
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一面コスモス 10万本が見頃 富士
富士市の青葉台まちづくりセンターから南に約500メートルの畑で10万本のコスモスが見頃を迎えている。畑の中には通路が設けられ、子どもたちが散策を楽しんでいる。 高さ2メートルほどのコスモスが約800平方メートルの畑一面を覆い尽くしている。5日までは摘み取って一束程度を持ち帰ることができる。花を見下ろせる撮影用の台も用意した。 同所で茶農家を営んでいた夫婦や近隣住民が、今年5月に初めて植えたヒマワリに続いて、8月にコスモスの種をまいた。 (富士支局・沢口翔斗)
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特産品や食べ物 販売ブース並ぶ 天竜産業観光まつり 浜松市
浜松市天竜区の旧5市町村で11月に開かれる北遠秋まつりの皮切りとなる天竜産業観光まつりが3日、同区二俣町のクローバー通り商店街で開かれた。アイデアを凝らした出店が並んだほか、伝統の「信康武者行列」が披露され、多くの来場者でにぎわった。 歩行者天国となった商店街に、特産品や食べ物などを販売する約75のブースが並んだ。同区熊の熊小児童は「くんまおうえん社」と題して、デザインなどを考えたストラップやタオルといった商品を販売した。6年の石野ももさん(11)は「一部商品に売り切れが出るなどたくさん売れて良かった」と喜んだ。 信康武者行列は徳川家康の長男でありながら謀反の疑いを掛けられ、二俣城で自害
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大道芸W杯開幕 華麗な演技でおまち彩る 5日まで、静岡市内18カ所でパフォーマンス
静岡市の秋の風物詩「大道芸ワールドカップ(W杯)in静岡」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送協賛)が2日、同市で開幕した。30回目の節目となる今大会は世界8カ国から52組、総勢111人が参加し、5日までの4日間、多彩なパフォーマンスで静岡のまちを華やかに彩る。 爽やかな秋空の下、初日からメイン会場の駿府城公園(葵区)には多くの来場者が集まった。開幕の合図とともにアーティストが登場し、ダイナミックなアクロバットやバランス芸などの演技を披露すると、観客から大きな歓声や拍手が湧き起こった。 期間中は午前11時から午後8時まで、国内外のアーティストがサテライト会場を含む18カ所でパフォーマン
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闇に浮かぶ「赤水の滝」 11日まで点灯、静岡・梅ケ島
静岡市葵区梅ケ島の名瀑(めいばく)「赤水の滝」で3日から恒例のライトアップが始まる。2日夕には照明器具の試験点灯を行い、暗闇の中にごう音を立て流れ落ちる白い水の流れと、紅葉の始まった木々が浮かび上がった。 秋季の誘客に、と地元住民有志でつくる「梅ケ島温泉郷赤水の滝ライトアップ実行委員会」が始めたイベント。落差約60メートルの滝の周囲に4基の大型LED(発光ダイオード)照明を設置ている。 ライトアップは、11日までの各日午後5時半~7時半。荒天時は中止。期間中はお汁粉を無料配布するほか、3、4日には同区新間の「一色煙火保存会」による手筒花火、11日には和太鼓演奏などを披露する。近くの市営梅
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⚽J3沼津 グルメリーグ屈指、5日ホーム戦で縁日「アスルキッチン」
サッカーJリーグ3部アスルクラロ沼津のスタジアムグルメ「アスルキッチン」が“J3トップクラス”として注目されている。ホーム戦では、沼津市内や県東部地域を中心に約15店舗が出店し、ホルモン丼や三島産の紅はるかを使った大学芋など、多様な屋台が会場の愛鷹広域公園(沼津市)に並ぶ。クラブの担当者によると「店数やレパートリーなど、リーグ屈指のレベル」という。 10月22日の松本山雅FCとの対戦前には、各店舗に長打の列ができた。X(旧ツイッター)でサッカー関連のイラストなどを投稿し人気を集める漫画家の千田純生さん(42)は10月上旬の試合観戦時、静岡おでんなどを味わった。「J1
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静岡・大道芸W杯「市民主役」の30回目 小さな頃から憧れ、地元若者らがプロと共演
2日開幕した「大道芸ワールドカップ(W杯)in静岡」は、新型コロナウイルス禍の2回の中止を経て、30回目の節目を迎えた。記念事業として初めて企画された特設ステージでは、小さな頃から大道芸に憧れていたという若者や地元の学生がプロと共演し、「市民主役」のイベントをつくり上げた。舞台を見守ったファンは「世界的なイベントに育った」「今後も続けてほしい」と温かい声援を送った。 「こよい、大道芸という果てしない創造の旅へとお連れいたしましょう」|。特設ステージ「スペクタクルショウSpark(スパーク)!」はプロローグの後、出演者のかけ声で開演。W杯に参加するアーティストと静岡大ダンス部や同市の合唱団な
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【写真特集】静岡・大道芸W杯 個性豊かなアーティスト 初日から続々登場
静岡市中心街で2日に始まった「大道芸ワールドカップin静岡2023」は、メイン会場の駿府城公園(葵区)を中心に国内外のアーティストが次々と登場した。ジャグリングや手品、歌やダンスなど個性豊かな演技を繰り広げ、観客に笑顔の輪が広がった。平日にもかかわらず、開幕を待ちわびた多くの来場者が詰めかけ、飲食ブースにも列ができるなど盛況だった。(写真は静岡市葵区の駿府城公園で撮影) (政治部・池谷遥子、写真部・宮崎隆男) 大勢の観客の前でパフォーマンスする「りずむらいす」 パフォーマンスを楽しむ多くの来場者 無重力感あふれるパフォーマンスをする「アストロノー
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「毒のいきもの」集合 浜松・ウォット×磐田・竜洋昆虫自然観察公園が合同企画
浜松市西区舞阪町の浜名湖体験学習施設「ウォット」と磐田市大中瀬の市竜洋昆虫自然観察公園で12月10日まで、2施設合同特別企画「毒のいきもの展」が開かれている。 ウォットでは、背びれや胸びれのとげに毒を持つゴンズイ、皮膚や内臓にテトロドトキシンと呼ばれる毒があるフグの仲間など、浜名湖に生息する30種以上の水生生物を展示している。解説板を見ながら空欄を埋めるクイズラリーも実施していて、生態や毒の種類を学ぶことができる。 竜洋昆虫自然観察公園では、世界最大級のオオムカデをはじめ、毒を持つクモやハチ、カエルといった計約20種を集めた。芽に毒があるジャガイモが回転する台座に乗せられた展示など、ユニ
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ドウダンツツジの紅葉 見頃迎える 島田・千葉山ハイキングコース
島田市の千葉山ハイキングコース沿いにある「どうだん原」に群生するドウダンツツジ約8千本の紅葉が見頃を迎えている。 同市千葉の「スカイペンションどうだん」から15分ほど整備された山道を進むと赤く染まったドウダンツツジが出迎えてくれる。2日は8割ほどが色づき、多くのハイキング客が訪れた。週末にかけてより色合いが濃くなっていくという。 毎年紅葉を見に足を運ぶ同市の外村ふじ江さん(68)は「コースも歩きやすく森林浴が楽しめる。鮮やかな赤に圧倒される」と魅力を語った。
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屋内型動物園、マークイズ静岡にオープン カピバラなどと買い物客ら触れ合う
商業施設内でカピバラなどの動物と触れ合うことができる屋内型動物園「アニタッチ」が1日、静岡市葵区のマークイズ静岡にオープンした。 動物園は伊豆シャボテン公園(伊東市)が運営し、ひよこやウサギ、フェネックなど約30種、200匹以上の動物を飼育する。 多くの親子連れが来園したオープン初日は、同園の代名詞とも言えるカピバラや、ポップコーンのような臭いのするジャコウネコ科の動物「ビントロング」などが人気を集めた。 訪れた買い物客は、餌やり体験や写真撮影など動物たちとの触れ合いを楽しんだ。静岡市駿河区の会社員興津彩莉さんは「息子がこんなに積極的に動物と触れ合うなんて知らなかった。楽しそうな表情が
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神秘的な地底探検 鍾乳洞に青いイルミネーション 来年2月まで 浜松市北区・竜ケ岩洞
浜松市北区引佐町の竜ケ岩洞は1日、施設内の鍾乳洞「ようきた洞」をライトアップする恒例のイルミネーション「電飾土蛍(つちぼたる)」を始めた。2024年2月末まで。 ニュージーランドのワイトモ鍾乳洞などに生息し、ツチボタルと呼ばれる昆虫「ヒカリキノコバエ」の幼虫が無数の青白い光を発する光景を約1万2千個のLED電球で再現した。点灯初日に訪れた観光客は、青色に照らされた長さ約20メートルの神秘的な地底空間で探検を楽しんだ。 見学無料。点灯時間は午前9時から午後5時まで。
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修善寺虹の郷で紅葉とランタン 10日まで参加者募集 伊豆市
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」は、紅葉のライトアップが始まる11日にスカイランタンを上げる。 園内の「伊豆の村」で午後6時半に実施する。一般参加も募集中で、ランタンはLED発光のオレンジ、赤、青、緑の色から選択できる。紅葉が照らされる中、秋の夜空にランタンが上る幻想的な光景を楽しめる。1個当たり3500円(入場料は別)。 申し込みは10日まで、修善寺虹の郷のホームページから。問い合わせは同<電0558(72)7111>へ。
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オクシズの「山の幸」いかが 5日、静岡市葵区でマルシェ
静岡市の中山間地の産品などを販売する「第2回オクシズマルシェ」が5日午前10時から、同市葵区平野の農林産物加工販売所「真富士の里」グラウンドで開催される。 同区大河内地区の住民でつくる実行委員会が主催するイベント。会場ではシカ肉を使ったジビエ料理のほか、生鮮野菜や加工品など地元産の「山の幸」を販売するブースを多数設ける。ステージでは、大河内小中の児童生徒が太鼓の演奏やソーラン踊りを披露する。 雨天中止。問い合わせは、真富士の里<電054(293)2255>へ。
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3、4日 天竜区商店街で催し 商工会女性部 高校生忍者も登場 浜松市
浜松市天竜区の天竜商工会女性部有志でつくる「二俣おかみさんの会リリーズ」(松野清子代表)は3、4の両日午前9時から、物販などのイベント「天竜秋の蔵シック」を同区二俣町のクローバー通り商店街で開く。3日は、忍者姿の天竜高生徒が登場し、地場産品が当たる引き換えシール付きの手裏剣を投げるなど、商店街を盛り上げる。 蔵シックは商店街の蔵や店舗空きスペースを活用した企画で、例年春秋に開いている。メイン会場の国登録有形文化財「ヤマタケの蔵」などで約20店がちりめん細工やアンティーク雑貨、洋服、軽食などを販売する。4日はバルーンアートの無料体験も行われる。 忍者姿の天竜高生は、3日に商店街で同時に開か
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劇団四季ミュージカル「キャッツ」 2024年7~9月、静岡公演
劇団四季は31日、2024年の全国の公演スケジュールを発表し、7~9月に静岡市でミュージカル「キャッツ」を上演することを明らかにした。会場は同市葵区の市民文化会館大ホール。開幕日、スケジュール、料金は後日発表する。 同市での「キャッツ」上演は、約9万人を動員した13年9~12月以来、約10年半ぶり3回目。03年4~7月には、公共ホールを利用した初めての「キャッツ」公演として同会館に約12万人を集めた。 「キャッツ」は「オペラ座の怪人」で知られる英作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーが、英詩人T・S・エリオットの詩集をミュージカル化した作品。都会のごみ捨て場を舞台に、舞踏会に集まる猫24匹
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大道芸W杯もうすぐ! 11月2日開幕、8カ国52組出演 静岡市中心街など
静岡市の秋の風物詩「大道芸ワールドカップ(W杯)in静岡」が11月2日、市中心街で開幕する。30回目の節目の大会で、同5日までの4日間、サテライト会場を含む18ポイント(箇所)で8カ国52組のアーティストが妙技を繰り広げる。W杯の歴代チャンピオンを招待し、世界最高峰のパフォーマンスで節目に花を添える。 第30回記念特別企画として、出演者と市民アーティストなど約50人がコラボレーションする夜のステージ「スペクタクルショウSpark(スパーク)!」を初めて開催する。今回のために制作された楽曲に合わせ、迫力ある歌や生演奏、ジャグリングなどを披露する。会場は葵区の駿府城公園内のポイント。開催時間と
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ビールフェス 修善寺駅で11月4日開催 飲食ブース、持ち帰りも
クラフトビールをPRする「伊豆ビールフェスティバル」(静岡クラフトビール協同組合主催)が11月4日正午から、伊豆箱根鉄道修善寺駅で開かれる。 初めての開催で、同組合に加盟する県東部のクラフトビール製造会社10社が出店する。各社のビールをその場で味わえる。イズーラ修善寺ではボトルや缶で販売していて、持ち帰りもできる。ほかにも県東部の10団体が、地元で有名な飲食のブースを構える。 同組合の片岡哲也代表理事は「クラフトビールと伊豆のおいしい食事のペアリングができる。来場者にクラフトビールの盛り上がりを知ってほしい」と話した。 入場無料。詳細は同組合の各種SNS、問い合わせは同組合のホームペー
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グランプリは北海道ホタテステーキ 沼津・Sea級グルメ 来場者10万人超
沼津市の沼津港で開かれた「第14回Sea(シー)級グルメ全国大会in沼津」(実行委主催)が29日、閉幕した。実行委によると、大会2日間で目標の7万人を大きく上回る10万人超が訪れた。地元沼津をはじめ全国33カ所の「みなとオアシス」が出品した海の幸を使ったグルメから、来場者の投票でもんべつ(北海道紋別市)の「ホタテステーキ」がグランプリに輝いた。 表彰式では燦々(さんさん)ぬまづ大使のタレント間寛平さんとモデル藤木由貴さんが、優勝トロフィーや目録を手渡した。2位は浜田(島根県浜田市)の「浜田あんこうとノドグロ旨み焼売」、3位はもぐらんぴあ(岩手県久慈市)の「北限海女のうにご飯」が選ばれた。
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藤枝駅周辺イベント同時開催 バウムクーヘン作り、乗車体験楽しむ
藤枝市のJR藤枝駅北口の商店街周辺で29日、にぎわい創出と回遊性向上を狙った複数のイベントが同時開催された。秋晴れに誘われて多くの市民や行楽客が訪れ、中心市街地はにぎやかな雰囲気に包まれた。 市民体育館・武道館では、食のイベント「第6回フード!スマイルフェスティバルinふじえだ」が開かれた。市内をはじめ、市と友好・交流都市の北海道恵庭市や沖縄県宮古島市、埼玉県深谷市など県内外の団体・事業者が約60のブースを設け、自慢の料理や特産品、農産物をPRした。藤枝市横内の産業機械製造会社「ソーキナカタ」は自社製品を使ったバウムクーヘン作り体験を行い、多くの親子連れが楽しんだ。 外国人との交流を目的
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芸術 家族で気軽に 商店街でイベント 静岡市清水区
静岡市清水区の清水駅前銀座商店街で28日、「清水駅前芸術祭」が始まった。11月11日まで。 長い歴史を持つ商店街に現代アート作品を持ち込むことで新しい風景を体感してもらおうと初めて実施した。同区出身の薩川紗央さん(35)が主宰し、県内出身の現代アーティストや立体アニメーション作家など9人が絵画や立体、映像作品といった約50点を出展。アーケード内やギャラリーを彩る作品に足を止める買い物客などの姿が見られた。 薩川さんは「普段美術館に行かない人でも商店街なら来やすい。子どもが走っても大丈夫なので家族で立ち寄ってほしい」と来場を呼びかけた。開催期間中、デッサン教室などのワークショップや作品を解
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「浜松城下町バル」11月6~12日開催 大河ドラマ館入場券 プレゼントも
浜松市中区の中心市街地で11月6~12日、飲食店を巡って酒や料理を楽しむ「浜松城下町バル 秋の陣」(実行委主催)が開かれる。桑原強実行委員長らが27日、市役所で中野祐介市長に開催をアピールした。 3月の「春の陣」、7月の「夏の陣」に続くイベント。スマートフォンのデジタルチケットサービス「EMot(エモット)」で電子チケットを購入し、対象の約40店で飲料や浜松地域産の野菜、肉、魚介などを使った料理を味わう。11月6~8日は砂山町の「はままちプラス」、9~11日は肴町公会堂で午後5時から日本酒をふるまう。チケットは1セット3枚つづりで11月5日までの事前販売が税込み3300円、イベント期間中が
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「Sea級グルメ」一堂に 海の幸求め長~い行列 沼津港で全国大会開幕
沼津市の沼津港で28日、海の幸を使った全国のグルメが集う「第14回Sea(シー)級グルメ全国大会in沼津」(実行委主催)が開幕した。29日まで。過去最多全国33の「みなとオアシス」を代表する一品が一堂に会し、来場者の投票で決まるグランプリを目指す。開催地沼津の関係者は、後継者難などの課題が多い水産業振興のきっかけになることを期待する。 みなとオアシスは国土交通省が登録する港のにぎわいを創出するための施設。沼津は昨年、大会に向けて一般からレシピを公募し、「沼津小判めし」を代表メニューとして選出。会場の店舗には長い行列ができた。全国からは、もんべつ(北海道)のホタテステーキなどに人気が集まっ
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和モダンの世界紹介 浜松・平野美術館 海外収集品200点展示
明治から昭和の近代工芸作品を紹介する「和モダンの世界―近代の輸出工芸―」(平野美術館、静岡新聞社・静岡放送主催)が28日、浜松市中区の同美術館で始まった。12月17日まで。 漆器や陶磁器、木工品など、日本輸出工芸研究会の金子皓彦会長が西欧を中心に海外で収集した約200点を展示している。着物を身につけた農民らの姿を象牙などでかたどって装飾した芝山細工のついたてや、西欧で「ジャポニスム(日本趣味)」として人気を集めた薩摩焼など、多様なジャンルの〝和モダン〟作品が並ぶ。 静岡市の指物師山本安兵衛が手がけ、ウィーン万博(1873年)に出品された飾棚もあり、高い技術で表現された世界観が来場者の目を
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食欲の秋楽しむ 新鮮野菜やビール販売 牧之原オクトーバーフェスト
地産地消を推進する「牧之原オクトーバーフェスト」が28日、牧之原市のカタショー・ワンラボ(旧片浜小)で開かれた。多くの親子連れらが来場し、食欲の秋を満喫した。 市内の農家らが中心となり企画し、2回目の開催。会場には約40のブースが設けられ、新鮮な野菜に加えて志太榛原地域や富士宮市のクラフトビール生産者が自慢の商品を販売した。楽器の演奏やダンスのステージも披露された。実行委員長の森木和也さん(35)は「今後もスケールアップを図りながら、地元の恒例イベントとして定着させていきたい」と話した。
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ハロウィーンの仮装と買い物でくじ引き 静岡市中心街、29日まで
静岡市葵区の中心市街地活性化を目指す「I Love しずおか協議会」と同市は28日、小学生以下を対象に、ハロウィーンに合わせたくじ引きイベントを静岡伊勢丹1階の特設カウンターで始めた。29日まで。 市内で買い物をした500円以上のレシートを仮装姿でカウンターで提示すると、くじ引きが1回できる。買い物エリアは市内であれば中心地、郊外問わない。知育玩具や映画のチケット、菓子などが当たる。 同協議会の担当者は「くじ引きをきっかけに、消費者の購買意欲を刺激できれば」と話した。
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浜松大河ドラマ館、展示内容更新 井伊直政の風格、衣装で表現
浜松市中区の「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」は27日、展示内容を更新した。遠江出身で四天王に出世した井伊直政の甲冑(かっちゅう)、家康と敵対する茶々の着物や鉄砲など、ドラマ終盤に向かうストーリーの解説資料と撮影道具を公開した。 衣装は5点を更新した。板垣李光人さん演じる直政のコーナーは、初登場時の踊り子装束に加えて新たに初期の甲冑と成長後の平服を並べた。数々の戦功を収めて風格を増していく様子を衣装でどう表現しているか、パネルで解説している。甲冑は11月3日から直政の象徴「井伊の赤備え」に入れ替える。 茶々の生涯を深掘りした展示品も充実させた。秀吉の側室となって家康と再会する場面の着物
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沼津港に海上自衛隊掃海艦「ひらど」寄港 28、29日一般公開
沼津港に全国33の港から海の幸のグルメが集う「第14回Sea(シー)級グルメ全国大会」を前に、海上自衛隊掃海艦「ひらど」が27日、同港に入港した。大会来場者向けに28、29の両日、外港東1号岸壁で艦艇を一般公開する。 沼津市は27日、歓迎式を開いた。記念品の交換に続き、頼重秀一市長は「イベントには全国から大勢が集まる。自衛隊の活動が認識される機会になれば」とあいさつ。ひらどの須田勝艦長は「盛大な歓迎に感動した。乗員一同少しでも尽力したい」と述べた。 公開は、28日午前10時~午後4時、29日午前10時~午後3時。陸上自衛隊の車両も展示する。
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JR磐田駅前、華やか イルミネーション点灯 「LOVE♡LOCK」イベントも
磐田市中泉のJR磐田駅北口広場で27日夜、イルミネーションの点灯が始まった。今年のコンセプトは「想いを伝える」。シャンパンゴールドを基調とした温かみのある光が、駅前を包み込んでいる。2024年2月14日まで。 静岡産業大アート部が、コンセプトや装飾デザインの考案に協力した。会場には、トンネルや天使のオブジェなど約6万5千個のLED電球で華やかに彩る。今年は新たにハート形のオブジェを設け、恋人たちが南京錠を掛けて愛を確かめ合う「LOVE♡LOCK」を企画。南京錠は税込み800円で、市観光案内所とファミリーマートJR磐田駅前店で販売している。 イルミネーションは駅周辺のにぎわいづくりを目的に
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山住峠周辺、紅葉始まる 11月初旬からが見頃 浜松市天竜区水窪
浜松市天竜区水窪町の標高約1100メートルに位置する山住峠の周辺で、来月初旬から紅葉の見頃を迎えそうだ。10月下旬から徐々に色づき始めている。 天竜区観光協会水窪支部によると、10月下旬ごろから急激に気温が下がった影響で、カエデやモミジの葉が赤色に染まり始めた。同峠にある山住神社の駐車場で、赤色や黄色に染まる山の風景を楽しめる。25日時点では、紅葉がまだ色づき始めた段階で、枯れていない緑色の木々がやや多かった。登山で同峠を訪れた愛知県豊橋市の会社員遠山浩司さん(47)は「とてもきれいで、目が喜びそうな絶景」と話した。 また、山住峠から約3キロ北方面にある自然林「野鳥の森」付近も紅葉が広が
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コスモス満開、花摘み体験も 御前崎のあらさわふる里公園
御前崎市下朝比奈のあらさわふる里公園で11月14日まで、恒例の「コスモス祭り」が開かれている。園内の2カ所に淡いピンクや白色の花々が咲き乱れ、1人10本まで無料で花摘み体験が楽しめる。 公園を運営管理するグランパークあらさわの従業員が8月に種をまいた。背丈は1メートルほどに伸び、秋のそよ風に揺られて色鮮やかな花が里山を彩っている。 青空が広がった25日はコスモス畑で記念撮影やピクニックを楽しむ人の姿が見られた。同社の西原敏社長は「秋ならではの風景を満喫してほしい」と呼びかけた。
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「和モダン」作品一堂 28日から平野美術館 搬入作業進む 浜松
明治から昭和の近代工芸作品を集めた「和モダンの世界-近代の輸出工芸-」(平野美術館、静岡新聞社・静岡放送主催)が28日、浜松市中区の同美術館で開幕する。25日、搬入作業が始まった。 日本輸出工芸研究会の金子皓彦会長が英国やフランスなどで収集したコレクションから、漆器や陶磁器、木工品など多様な輸出工芸品約200点を展示する。西欧で流行した「ジャポニスム(日本趣味)」で人気を集めた薩摩焼や芝山細工に加え、駿河で作られた漆工芸品や静岡市の指物師山本安兵衛がウィーン万博(1873年)に出品した飾棚など、本県ゆかりの作品も多く並ぶ。 会場で設営に当たった金子会長は「バリエーション豊かな作品が一堂に
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10月28日にハロウィーンパーティー 御前崎の八千代公園で商工会
御前崎市商工会は28日午前10時から、同市池新田の八千代公園で野外イベント「ハロウィーンパーティー2023」を開催する。仮装しながら非日常的な雰囲気を楽しんでほしいと来場を呼びかけている。 会場には飲食や物販のブースが約25店舗並び、特設ステージでダンスなどのパフォーマンスが繰り広げられる。仮装した来場者が参加できるパレードを行うほか、仮装姿を写真投稿型アプリ「インスタグラム」に投稿し、独創性などを競う企画も用意した。今年はSDGsをテーマに掲げ、家庭で余った食品を寄付するフードドライブも実施する。 問い合わせは同会<電0537(86)2146>へ。
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つかみどり、長巻挑戦 11月5日うなぎまつり 浜名湖ガーデンパークで開催
浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで11月5日、ウナギ料理の販売やウナギにちなんだ体験会などのイベント「第21回浜名湖うなぎまつり」(浜名商工会、実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。同商工会の徳田嘉彦、古橋三平の両副会長が、市役所で中野祐介市長にイベントをPRした。 イベントはウナギ100匹を使ったまぜご飯を長さ50メートルののり巻きにする「うなぎ長巻寿し」が事前予約制の限定90人で行われる。ウナギのつかみどり(参加費千円)は小学生以下が参加できる。弁当、どんぶり、かば焼きも数量限定で売る。キッズダンスや、俳優の熊谷真実さんら同市ゆかりの有名人が出演するステージイベントもある。
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「宝探し」自由に楽しんで 音楽、雑貨、飲食のイベント「ハミングバード」 静岡で10月28、29日
「なんかいいコト、モノあるかも」を合言葉に音楽と雑貨や飲食を楽しむイベント「HummingBird(ハミングバード)」が静岡市駿河区の広野海岸公園で28、29日に開催される。春と秋に開かれ、今回で5回目。地元住民から県外観光客まで2日間で1万人を集める人気イベントについて、主催者の小田切桂さんは「自由に“宝探し”を楽しんでほしい」と語る。 小田切さんは静岡市内にレゲエ文化が広がっていなかった約30年前、レコード店を兼ねたバー「ONE BLOOD(ワンブラッド)」をオープンした。全国から一目置かれる存在になった今、紡いできた絆への感謝を込めて企画したイベントが「ハミ
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そよら浜松西伊場で内覧会 各店環境に配慮 28日オープン
28日にオープンする浜松市中区のショッピングセンター「そよら浜松西伊場」は22日、報道向け内覧会を開いた。イオンリテール初の「全館環境配慮型」として、各店で環境に配慮した取り組みを進める。 総合スーパーのイオンスタイルは電子レシートに対応。洗剤の量り売りや、トレーを使わない生鮮肉などを提供する。同店の営業時間は午前8時~午後10時。 衣類の回収やリサイクルを行うユニクロのほか、ダイソー、スターバックスなど10店が入る。バーガーキングなど一部店舗は今冬以降の開店予定。
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ロリータ衣装 第一人者、青木さん「カワイイ」語る 河津のバラ園
河津町のバラ園「河津バガテル公園」で21日、「ロリータファッション」のイベント「カワヅカワイイパーティー」(町主催)が開かれた。来園者と「ロリータファッションの第一人者」とされる青木美沙子さん(40)が交流した。 青木さんはこのほど同園の「イベントアドバイザー」に就任した。トークショーで「ロリータは日本発祥のファッション。イベントを通じ、ロリータファッションを知ってもらうきっかけにしたい」と話した。イベント参加者のファッションショーなども行った。 町によると、近年の来園者の減少傾向を受け、青木さんの若者への訴求力を期待して開催したという。 園内では11月26日まで青木さんプロデュースの
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市場まつり 4年ぶり活気 静岡市中央卸売市場
静岡市中央卸売市場を一般に開放する「市場まつり」が22日、同市葵区の同市場で4年ぶりに開催された。魚や野菜の販売ブースや各種体験コーナーが約20カ所設けられ、多くの家族連れらでにぎわった。 水産物の模擬競りコーナーでは、競り人の「1000円から!ほしい人!」という威勢の良いかけ声に、来場者が手で合図をしてマダイや伊勢エビなど目当ての商品を競り落とした。57キロのマグロが手際よくさばかれた解体ショーでは、子どもたちが職人の迫力ある包丁さばきに目を輝かせた。 新型コロナ感染拡大の影響で4年ぶりの開催となった同まつり。これまで毎年来場していたという農家の寺尾好さん(74)=同区=は「まつりの活
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光のトンネル幻想世界 はままつフルーツパーク、電飾300万個輝く
浜松市北区のはままつフルーツパーク時之栖で21日、恒例のウインターイルミネーションが始まった。初日から多くの来場者が訪れ、幻想的な光の世界を楽しんだ。 約300万個のLED電球が園内を華やかに彩る。全長約130メートルの光のトンネルや高さ約15メートルのクスノキのツリー、地元の企業や学校が制作した電飾作品を展示する「イルミュージアム」などが登場し、来園者を温かな光で包み込んだ。ことしは新たに、赤く色づいたコキア約700本のライトアップも実施している。 点灯時間は2024年1月28日までの午後5~9時。
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20回目の朝霧JAM開幕 富士山麓でキャンプと音楽
静岡県内最大級の野外フェスティバル「朝霧JAM(ジャム)」(実行委主催)が21日、富士宮市根原の朝霧アリーナとその周辺で開幕した。20回目の節目を迎えた熱い音楽ステージを、全国から集まった約1万人が22日まで楽しんでいる。 ステージは3人組若手コミックバンド「CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)」で幕を開けた。21日はカナダの人気ジャズバンド「BADBADNOTGOOD(バッドバッドノットグッド)」ら計13組が出演する。22日はロックバンドの「くるり」らを予定している。 開催20回目を重ね、発起人である秋鹿博実行委員長(80)は「暮らしに
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「三島そば」の花見頃 白くかれん、駿河湾望む畑一面に
三島市のNPO法人グラウンドワーク三島が「三島そば」を栽培する同市川原ケ谷の畑で、ソバの花が見頃を迎えた。 富士山や駿河湾を望む小高い山の上に位置する約300平方メートルの畑に、白くかれんな花が広がっている。見頃は10月末ごろまで続くという。 江戸時代に宿場町として栄えた三島のソバ文化の復活に向けて栽培し、今年で20年目。11月中旬に収穫し、年越しそばとして販売する予定。
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磐田「掛塚まつり」開幕 4年ぶり絢爛豪華な屋台集結
江戸から明治期にかけて栄えた掛塚湊の歴史を今に伝える磐田市掛塚の貴船神社の例大祭「掛塚まつり」が21日、同市掛塚地区で始まった。今年は新型コロナ禍の制限を全撤廃。各自治会の絢爛(けんらん)豪華な屋台が同神社に集まり、4年ぶりに従来の形に〝復活〟した。22日まで。 県指定無形民俗文化財「掛塚祭屋台囃子(ばやし)」が奏でられ、華やかな天幕や精巧な彫刻が施された屋台が町内を行き交った。同日午後6時ごろには九つの町内から全ての屋台が同神社に集結。ろうそくの提灯(ちょうちん)の明かりで照らされた屋台は、幻想的な姿をみせた。 掛塚まつりは、天竜川の木材交易の拠点となった掛塚湊の歴史を伝え、海上の安全
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空の仕事を知ろう! 静岡空港で「空の日フェスタ」 10月22日まで
富士山静岡空港株式会社は21日、「空の日フェスタ」を空港内で開き、関係機関が多くの来場者に航空業界の仕事や就航先の魅力をアピールした。22日まで。 出入国に関わる税関・出入国管理・検疫(CIQ)ブースでは、クイズ形式で日々の業務を紹介した。家畜伝染病の国内侵入を防止するため、感染源の恐れとなる肉類や果物などを嗅ぎ分ける動植物検疫探知犬によるデモンストレーションも行われ、集まった人々が興味深く見守った。 航空会社のパイロットや客室乗務員の制服着用体験や、鹿児島県霧島市のPRイベントも催された。
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秋のバラ 咲き誇る 富士山樹空の森で鑑賞会 御殿場市
秋に咲くバラと富士山との共演を楽しむ「秋のバラ鑑賞会」(市バラのまちづくり推進委員会など主催)が21日、御殿場市印野の富士山樹空の森で始まった。22日まで。 ボランティア団体「樹空の森バラ友の会」が丹精込めて育てたバラ約1500株が、山頂付近に雪をかぶった富士山を背景に咲き誇っている。来場者はオリジナル品種を含めた色鮮やかなバラを見ながら施設を歩き、写真撮影を楽しんでいる。苗木や切り花の販売も実施されている。 22日は午前10時半から、施設のローズガーデンアドバイザーによる講習会が開かれる。御殿場高生もイベントに参加し、ドレスアップ撮影会や吹奏楽部の演奏などを行う。
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秋晴れの休日、キャンプ満喫 吉田町でイベント
吉田町商工会青年部が主催するキャンプイベント「吉田野営」が21日、同町の県営吉田公園で始まった。22日まで。 沿岸地域の活性化と町の魅力発信を目的に同青年部が毎年開催しているイベント。会場ではスラックラインや北欧発祥のスポーツ「モルック」などのアクティビティを楽しめる。キャンプエリアに加え、町内の飲食店や商工業者らが自慢の商品を販売する出店エリアなどを設けた。県内外から訪れたキャンパーは、各エリアを巡りながら秋晴れの休日を楽しんでいた。
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デジタル遊園地が期間限定オープン 静岡市の複合施設「アルティエ」 11月26日までの土日祝
静岡市葵区の複合施設アルティエに21日、デジタル遊園地「アソビバーン」が期間限定でオープンする。内覧会が20日、同所で開かれた。 プロジェクションマッピングを活用した子ども向けアトラクションを複数設置した。ボールプールでボールを投げてキャラクターを倒したり、描いた絵がスクリーン上で踊る様子を楽しんだりできる。謎解きのプログラムもある。 11月26日まで土日祝日の午前10時~午後5時。中学生以上500円、3歳~小学生700円。 担当者は「『気持ちをバーンと発散できる遊び場』がコンセプト。屋内なので天気を気にせず元気に遊んでほしい」とした。
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日本最速 スキー場オープン 裾野「イエティ」 25年連続トップ
富士急グループが運営するスノーパーク「イエティ」(裾野市)が20日、今季の営業を開始した。イエティによると、屋外スキー場としては25年連続で国内で最も早いオープンという。 外気温に関係なく造雪できるICS(アイスクラッシュシステム)を9日から稼働し、1日あたり約550トンの雪を造っている。 午前10時ごろから行ったオープンセレモニーには県内外から約500人が来場し、派手なアニメキャラクターやモンスターの衣装を身にまとい、合図とともに輝く人工雪の上を滑った。 侍のコスプレで来場した群馬県の新村翼さん(45)は「初めて来たが、思ってたより滑りやすくて楽しかった。また来たい」と笑顔で話した。
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光るバラ5000本、園内彩る 修善寺虹の郷でイルミネーション開始
伊豆市の修善寺虹の郷で20日、大型イルミネーションイベント「虹の郷サンクスイルミ」が始まった。2024年3月31日まで。 「虹の咲く庭」をテーマに、デザインをリニューアルした。踏むと色が変わり音が鳴る「光る鍵盤」や「ステップライト」など子どもたちも楽しめるアクティブスポットも設置した。 約5000本のバラ飾りとレーザーマッピングが織りなす臨場感にあふれるイルミネーションショーや、光を放ちながら園内をゆったりと走る電飾されたSLも見どころ。
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黒電話、ダイヤル式テレビ… 昭和の懐かしい部屋再現 藤枝市郷土博物館
藤枝市郷土博物館の特別展「昭和レトロモダン展」が11月26日まで、同博物館・文学館で開かれている。昭和時代の家の居室や家電製品などを展示し、懐かしさを演出している。 昭和グッズコレクターの冨永潤さんのコレクションなどが並ぶ。1965~75年代に設定した茶の間や台所、欧風の暮らしへの憧れが反映された75年ごろの洋間、小学生の姉妹をイメージしたかわいらしい子ども部屋を再現している。設置されたソファや椅子に座ることができ、高齢の来場者は部屋の様子を眺めながら当時の生活を懐かしんでいた。 昭和のゲームセンターや温泉街にあったピンボールゲーム「スマートボール」も体験できる。黒電話、真空管ラジオのほ
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湯ノ島温泉浴場 29日に秋まつり 静岡市
静岡市葵区の市営湯ノ島温泉浴場で、29日午前9時半から「湯ノ島温泉・玄国茶屋温泉まつり」が開催される。 ヤマメの塩焼きのほか地場産品などを販売するブースを設ける。ステージでは、電子音楽と三味線を融合させた演奏を展開する「Jaxen」のライブが開かれる。問い合わせは同浴場<電054(291)2177>へ。
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横須賀“アート”街道に 絵画や陶芸ずらり 10月22日まで 掛川市
掛川市景観形成重点地区の古い町並みを舞台にした「遠州横須賀街道ちっちゃな文化展」(遠州横須賀倶楽部など主催)が20日、同市横須賀地区で始まった。22日まで、街道沿いの古民家や商店の軒先など54会場に多彩なアート作品が並ぶ。 1999年に始まり、23回目の開催。県内外の作家83人が絵画や彫刻、陶芸作品などを出品した。8回目の参加となる木彫作家藤田稔さん(63)=袋井市諸井=は、清水邸の納屋に妖怪をモチーフにした木彫り作品35点を展示した。「会場の雰囲気が作品とばっちり合う」と魅力を話し、来場者との交流を楽しんだ。 21日は午後9時まで、最終日の22日は午後5時まで。両日とも掛川駅南口と横須
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「静岡文学マルシェ」 焼津に全国の自主制作本 10月22日まで
静岡県内外の文学愛好家がつくる自主制作本を展示即売する「静岡文学マルシェ」が20日、焼津市の「プレイボール!カフェ」で始まった。22日まで。 県内17組を含む全国21都府県の62組の書籍やグッズ約210点を販売する。詩歌集やミステリー、ファンタジー小説、絵本といった文芸作品に加え、今年は介護や文具をテーマにしたエッセー集、星占いなどの実用書も多く、ジャンルの幅が広がった。2016年から年1回のペースで開催している。 表紙にリボンやトレーシングペーパーを使ったり、タイトルを型押ししたり、短編小説を一つ一つ封筒に入れたりするなど、一般の書店では見られない装丁の本も多い。同マルシェ実行委員会の
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熱海梅園で初開花 過去10年で最速
熱海市は19日、早咲きの梅の名所として知られる熱海梅園(同市梅園町)で、2023年度の初開花を確認したと発表した。市公園緑地課によると、前年度より3日早く、過去10年で〝最速〟となった。 開花したのは、冬至梅や小梅系など6本。市職員と樹木の専門家が18日に目視で確認した。梅園橋近くの冬至梅は10輪ほどの白い花を付け、今にも開花しそうなつぼみも数多い。過去10年の開花状況をみると、主に11月中旬に集中し、10月中の開花は前年度に続き3度目。ここ数日の寒暖差の影響とみられる。 熱海梅園には60品種469本の梅が林立し、散策道が設けられている。樹齢100年を超える古木もそびえるという。今後の天
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秋風にそよぐススキ 東伊豆細野高原で見頃
東伊豆町稲取の細野高原でススキが見頃を迎えた。同所はススキの名所として知られ、大勢の観光客が思い思いに散策を楽しんでいる。 細野高原は広さ約125万平方メートル。広大な草原できらめく穂が秋風に揺られている。高原内の三筋山(標高821メートル)の山頂付近をはじめ、高原内の各ポイントからは黄金色の草原と相模湾や伊豆七島が一望できる絶景が広がる。町観光協会事務局次長の前田陽司さん(49)は「絶景のコントラストに加え、開放感も満載」と魅力を語る。 高原では10月27日まで「秋のすすき観賞会」と題した行事を開催中。スタンプラリーやガイドによる案内、遊具の貸し出しなどを実施している。協会によると、昨
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静岡・大道芸W杯 海外アーティスト4年ぶり招聘 大会概要発表
静岡市で11月2~5日に「大道芸ワールドカップ(W杯)in静岡」を開催する実行委員会は19日、市役所静岡庁舎で記者会見を開き、大会概要を発表した。30回目の記念大会となる今回は、新型コロナウイルス禍前の2019年以来、4年ぶりに海外アーティストを招聘(しょうへい)し、開催4日間で100万人以上の集客を目指すとした。 歴代の大会チャンピオンとして日本を含む7カ国から5組8人を招く。06年チャンピオンのアランシュルツ(チェコ)や07年のニーニョ・コストリニ(アルゼンチン)らが出場を予定する。このほか、市が取り組む国際交流事業の一環で韓国の釜山、全州両市からもアーティスト5組が参加する。 大会
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魚のハロウィーン人気 下田海中水族館 〝カボチャ〟ダイバーが餌付け
下田市の下田海中水族館で、ハロウィーン仕様の餌付けショーが人気を集めている。施設内の水族船「アクアドームペリー号」の大水槽で、カボチャを模した衣装のダイバーに魚たちが群がっている。 31日まで、ショーの時間にダイバーが餌やりを披露している。餌のオキアミを取り出すと、〝カボチャ〟はあっという間に魚たちから取り囲まれて姿が隠れるほどに。アジを与えられたエイが丸のみする様子には、来場者は驚きの声を上げた。 10年以上続いている恒例行事という。飼育員の浅川諭美さん(46)は「イベントを魚に興味を持ってもらうきっかけにしたい」と話した。 ショーは午前10時35分から約15分間。最終日の31日は
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レッサーパンダの赤ちゃん 10月24日から一般公開 名前も募集 静岡市立日本平動物園
静岡市立日本平動物園(駿河区池田)は7月に生まれたレッサーパンダの赤ちゃんの一般公開を24日から始める。併せて、赤ちゃんの名前を同日から11月26日まで募集する。 雌の赤ちゃんで、7月9日、雄の和(4)と雌のニコ(6)の間に生まれた。ニコの母乳を飲んで順調に育ち、生まれたときに225グラムだった体重は2・3キロに増えた。茶っぽい毛色や尻尾のしましま模様も大人と変わらなくなり、予定より1週間ほど早く公開を決めた。 同園によると、怖がりな性格で、飼育員の動作や、動かした竹を見ては鳴き声を上げて威嚇するという。一方で好奇心旺盛な一面もあり、飼育員に近づき興味深そうに見つめる様子もみられる。
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大室山近くでバーベキュー満喫 伊東に複合観光施設 グランピングや買い物も
伊東市十足に17日、宿泊とレジャーの複合観光施設「奏(かなで)の森リゾート」がオープンした。大室山近くの豊かな自然に囲まれた環境で、グランピングやバーベキュー、買い物や各種体験などを楽しむことができる。 輸入業などを展開するライフエッグ(神奈川県海老名市)が手がける施設で、敷地面積は約30万平方メートル。“癒やしのエコリゾート”をコンセプトに据えた。グランピングなどができる「こもれび」、買い物や飲食が楽しめる「せせらぎ」の二つのエリアを設けた。 バーベキューはツアーバスの迎え入れが可能な500席超の会場を整備。地元食材などを販売する店舗や長期熟成肉を味わえるステー
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秋の井川湖 船上ランチに舌鼓 10月27日までクルーズ運航
渡船に乗って食事と景色を楽しむ特別便「ランチクルーズ」(静岡市主催)が16日、同市葵区の井川湖で始まった。土、日曜を除く27日まで1便を運航する。 市街地在住者や観光客に同市中山間地域「オクシズ」の魅力をPRするイベント。井川本村の船着き場を出発した渡船は、井川ダムから井川大橋の間を1時間ほどかけてゆっくり周遊。乗船者は、ほのかに色付き始めた紅葉を眺めながら、地元食材をふんだんに使った弁当を笑顔で味わった。島田市から訪れた山田守さん(66)、成代さん(66)夫妻は「初めて渡船に乗ったが、景色も良くお弁当もおいしかった。また紅葉の見頃に乗船したい」と話した。 ランチクルーズの乗船は各日10
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秋告げるコスモス見頃 浜松市・浜名湖ガーデンパーク
浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで約40万本のコスモスが見頃を迎え、秋の到来を告げている。 広さ約3000平方メートルのコスモス畑に、赤や白、ピンクなどの鮮やかな花が咲き誇る。天候に恵まれた16日は、家族連れらが花畑でゆっくりと散策を楽しむ姿が見られた。 同園によると、今週末に満開となる見込みで、10月末まで楽しめそうという。湖西市から娘の七五三の写真撮影に訪れた伴野江里奈さん(26)は「とてもきれいに咲いていて、良い写真が撮れた」と笑顔を見せた。 恒例のコスモスの地上絵も描かれ、展望塔からはハトと四つ葉のクローバーを見ることができる。 (浜松総局・山川侑哉)
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裾野・富士山麓 ソバの花見頃 畑一面白く
裾野市でソバの花が見頃を迎えた。小さくかれんな花がソバ畑を白く染め上げ、富士山麓に秋の訪れを告げている。 JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)と裾野市が協力し、2010年から遊休農地などを活用したそばの普及を始めた。寒暖差を生かした夏と秋の二期作が特徴。花が盛りを迎えているのは収穫間近の秋そばで、須山や下和田、深良地区などで観賞できる。秋晴れになった16日は雪化粧した富士山がその勇姿を現し、真っ白なソバ畑と共演する絶景が広がった。 同JAによると、秋の新そばは11月中旬ごろから提供を始めるという。
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江戸時代旧大名 細川家の狩野派名宝公開 静岡県立美術館 10月17日から展覧会
江戸時代に肥後熊本54万石を治めた旧大名細川家伝来の美術工芸品を守り伝える美術館「永青文庫」(細川護光理事長、東京都文京区)の狩野派コレクションを、県立美術館の所蔵品などと共に公開する展覧会「大大名(スーパースター)の名宝 永青文庫×静岡県美の狩野派」の内覧会が16日、静岡市駿河区の同館で開かれた。平明な画風を確立し狩野派の土台を築いたとされる2代目狩野元信の作品をはじめ、室町時代から安土桃山時代にかけての名品を守ってきた永青文庫と、江戸時代の狩野派の作品を中心に集めてきた県立美術館が計57点を出品。狩野派400年の歴史を一挙にたどれる内容に仕上がった。 展覧会に合わせて両館と
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怪物?ピラニアで悪霊追い払え 下田海中水族館 ハロウィーン演出
下田市の下田海中水族館で、ハロウィーンにちなんだ展示が31日まで行われている。水槽内にピラニアが泳いでいて、同館は「怪物を連想させるピラニアで悪霊を追い払おう」としている。 展示されているのは「ピラニア・ナッテリー」。南米・アマゾン川の河口や湖に生息していて、観賞魚としても扱われている。群れを形成し、ヘビやワニ、魚など自らより大きな獲物を弱っているタイミングで襲うという。特徴的な顔つきも相まっておどろおどろしい印象を受けるが、「基本的には臆病なので人間を襲うことはめったにない」(同館)のだそう。
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フクロウ手のせ 飛んで来る姿に驚き 富士花鳥園でハロウィーン企画
富士宮市根原の富士花鳥園は15日、フクロウとタカを手に乗せる体験イベントを開いた。参加者は自分の元に勢いよく飛んで来る鳥たちに驚いた。 参加者は、3歳のメンフクロウ「あんず」から5メートルほど離れた場所で手を構え、名前を呼んだ。翼を大きく広げて滑空する姿にたじろぐ人の姿も見られた。富士市から来た池田真奈さん(13)と石丸琴未さん(13)は「間近で見ると羽がきれいだった」と笑顔で話した。 イベントは同園のハロウィーン企画として29日までの土、日曜に実施している。午前はメンフクロウ、午後はハリスホークを手に乗せられる。各回定員10人で事前予約制。空きがあれば当日も受け付ける。
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「地元文化人巡り」楽しんで 静岡県中部3市4施設でスタンプラリー
日本の近代史に名を残す静岡県中部ゆかりの文化人の関連4施設を巡る「するが文化の散歩道スタンプラリー2023」(静岡市、焼津市、藤枝市主催)が、2024年1月14日まで開かれている。県立大国際関係学部の細川光洋教授とゼミ生が協力し、6回目となる今回は台紙を文庫本サイズに変えた。持ち運びやすく、愛らしいデザインで幅広い世代の来館を呼びかける。 静岡市の中勘助文学記念館(葵区)、市立芹沢銈介美術館(駿河区)、焼津小泉八雲記念館(焼津市)、小川国夫が執筆を続けた藤枝市の郷土博物館・文学館が参加している。 スタンプは、中や八雲らの肖像画。スタンプを押す台紙の枠部分は、小説に登場するモチーフや作家の
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熱海未来音楽祭 10月20日から 即興演奏、大河のように
音楽家で詩人の巻上公一さん(熱海市)がプロデュースする「即興」をキーワードにした音楽とパフォーミングアーツの祭典「第5回熱海未来音楽祭」(20~22日)のプレイベントが、同市の起雲閣で開かれた。 「4万キロメートルの音楽散歩」と題し、巻上さんと5人の音楽家が組み合わせを変化させながら即興演奏を繰り広げた。米国出身のピアニスト、アルメン・ナルバンディアンさんの端正なメロディーを連ねた清涼感のあるソロからスタート。巻上さんのテルミン、内橋和久さんのギター、フランク・グラトコフスキーさん(ドイツ)のバスクラリネットが加わり、跳ねるようなリズムを時折交えながら、音量や音程を高めたり降下させたりを繰
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香り華やぐ 島田・ばらの丘公園 秋のフェスティバル始まる
島田市ばらの丘公園で14日、秋のフェスティバルが始まった。11月12日まで週末を中心に多彩なイベントを繰り広げる。 園内では500種5千株のバラを栽培し、期間中は約400種が開花する見込み。10月下旬~11月上旬が見頃とみられる。寒暖差が大きいため、秋のバラは濃い花が咲き、香りも良いという。初日は来場者が屋外のバラ園や温室などで観賞したり、写真を撮ったりして楽しんだ。 期間中はバラの育て方講座や苗の販売、クイズイベントなどが予定されている。入園料は一般300円、小中学生150円。
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藤枝の鉄道遺産、後世に 「鉄道の日」JR駅に展示ブース
藤枝市は14日、「鉄道の日」に合わせ、藤枝の鉄道遺産を紹介する展示ブースをJR藤枝駅に設置し、市民にお披露目した。1959年に狭軌線の世界最高時速163キロを同市の瀬戸踏切付近で記録し、新幹線実現の布石となった「特急こだま高速度試験」と、同市と袋井市を結び70年に廃線となった軽便鉄道「静岡鉄道駿遠線」の鉄道模型やジオラマが、駅改札口前の待合室などに展示されている。 藤枝の鉄道遺産を後世に伝えるのが狙い。模型とジオラマの展示は12月27日まで。待合室のガラス面には高速度試験と駿遠線の写真、1889年の藤枝駅開業時から1番線ホームに現存する赤レンガ油庫を眺めることができるビューポイントのグラフ
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横尾歌舞伎 4年ぶり観客入り 活気戻る 浜松・引佐で15日まで
浜松市北区引佐町横尾、白岩地区に江戸時代から伝わる県指定無形民俗文化財「横尾歌舞伎」の定期公演が14日、同町の東四村農村コミュニティーセンター開明座で始まった。4年ぶりに観客を入れて開催され、伝統の農村歌舞伎に活気が戻った。15日まで。 横尾歌舞伎少年団による「寿式三番叟(さんばそう) 宝の入船」で開幕し、あでやかな衣装の児童生徒が三味線や鼓の音に合わせて優雅に踊った。地元保存会は、明智光秀をモデルに描かれた「絵本太功記十段目 尼ケ崎閑居の場」など2演目を披露。役者が勇ましく見えを切ると拍手が沸き起こり、客席からおひねりが飛び交う恒例の光景が復活した。 横尾歌舞伎は役者、三味線、裏方など
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ハママツ・ジャズ・ウィーク 14日、開幕 中高生バンド観客魅了/最終日、渡辺貞夫さんの公演中止
31回目を迎えた音楽イベント「ハママツ・ジャズ・ウィーク」(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)が14日、同市で開幕した。22日までの9日間、ジャズアーティストらが多彩なステージを繰り広げる。 初日は同市中区のアクトシティ浜松で「スチューデントジャズフェスティバル」が開かれ、全国から選抜された中学や高校など9団体が、若さあふれる華やかで迫力あるジャズサウンドを奏でた。 市内からは浜松日体中・高、浜松修学舎中・高が出演。軽快なリズムに合わせて客席から手拍子が起こった。浜松日体高吹奏楽部で部長を務める久米克季さん(2年)は「ジャズに触れて、ジャンルの幅を広げることが
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バイクの〝故郷〟PR 最新モデルなど展示 浜松市中区で15日まで
国産バイク発祥の地である浜松市などの二輪車産業をPRするイベント「バイクのふるさと浜松2023」(市主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が14日、中区の浜松オートレース場で開幕した。新型バイクの展示や体験走行会などが開かれ、多くの愛好家や家族連れでにぎわった。15日まで。 浜松で創業したスズキ、ホンダ、ヤマハ発動機の最新モデルが並び、愛好家らが試乗や撮影を楽しんだ。国内外のメーカーや用品販売店などが約50のブースを設け、PRに熱を注いだ。 体験走行会では、ライダーが愛車でオートレースの走行路をさっそうと走った。特設会場ではトライアル競技で活躍するライダーが華麗な技を披露し、観客を盛り上げた。
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静岡県内最大規模 輸入車展示会 静岡市駿河区で15日まで
静岡県内最大規模の輸入車展示会「プレミアムワールド・モーターフェア」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が14日、静岡市駿河区のツインメッセ静岡で開幕した。15日まで。入場無料。 開催は今年で12回目。県内外の正規輸入車ディーラーが参加し、ドイツや英国、イタリアなどを代表する18ブランドの新車、中古車約80台が並ぶ。スウェーデン製のトラック「SCANIA」は県内初公開となった。 来場者は、ディーラーから説明を受けたり運転席に座ったりして、高級車の魅力を味わっていた。 同実行委は「多彩な輸入車に直接触れることができる機会。ぜひ気軽に訪れてほしい」と来場を呼びかける。
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4年ぶり 河津で「どぶろく開き」 「うまい酒ができた。皆も飲めや」
酒好きの主祭神「杉桙別命(すぎほこわけのみこと)」を祭り、どぶろく造りを許可されている河津町の川津来宮神社で14日、例大祭が開かれた。地元に伝わる神話「鳥精進酒精進」にちなんだ主要儀式「どぶろく開き」を執り行い、豊作や無病息災へ願いを込めた。 境内に設置された舞台で、古代の衣装を身にまとった氏子の若衆がどぶろくを氏神にささげる儀式を披露した。たるに入れた新酒の出来栄えを問われた氏神役が「うまい酒ができた。皆も飲めや」と呼びかけ、自家醸造酒を来場者に振る舞った。 4年ぶりの開催。長谷川延之氏子総代(66)は「祭典は重要な地域交流の場。人口減少があったとしても、古来の伝統を守っていかなければ
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駿河区の魅力発信 登呂遺跡でフェス 大学生が企画運営協力
静岡市駿河区の魅力を発信する同区主催のイベント「スルガフェス 秋穫祭」が14日、同区の登呂遺跡で開かれた。市内の大学生有志が企画運営に携わり、スタンプラリー「スルガチャ」やクイズ大会、古代の衣装「貫頭衣」の体験ブースなどを展開した。 スルガチャはパンフレットに掲載された「登呂博物館に入館する」「貫頭衣を着る」などのミッションを達成してスタンプを集め、カプセル玩具販売機「ガチャガチャ」でバッジなどの景品がもらえる企画。担当した静岡大3年の山本大翔さん(20)は「子どもだけでなく大人も参加し、景品を喜んでくれた。地元愛を感じた」と語った。 クイズ大会では、日本平動物園のホッキョクグマの名前
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三陸や常磐の「うめえもん」 水窪で販売 マグロ解体ショーも 10月15日まで
浜松市天竜区水窪町の「スーパーまきうち」で14日、三陸産や常磐産の海産物や刺し身、すしなどを販売するイベント「うめえもん祭り」が開かれた。水産庁のキャンペーンを活用した取り組みで、15日まで開かれる。 店内には宮城県のカツオをはじめ、青森県や千葉県などで水揚げされた魚介類が集まった。市内外の老若男女が訪れ、特製のすしや海鮮丼、サンドイッチなどを買い物カゴに次々と入れていた。 店長の牧内基さんは宮城県産のメバチマグロの解体ショーを披露。多くの見物客を前に、部位を説明しながら包丁で次々とさばいた。解体ショーは15日も実施する。
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浜松・中区の居酒屋に“幻のピアノ” ジャズ・ウィークのライブ会場の一つに 14日開幕
戦前の1911年~45年に横浜中華街で製造された“幻のピアノ”が浜松市中区紺屋町の和食居酒屋「和音」にある。14日から同市で始まるハママツ・ジャズ・ウィークのライブ会場の一つとして、ジャズの軽やかなリズムを刻む出番を待っている。 アンティーク調の外観に「S・CHEW(シュー)」のロゴが光る「周ピアノ」。クラシックからジャズまで多彩な音楽に合う柔らかく、爽やかな音が特徴という。店主の川嶋朱里さん(47)は市民吹奏楽団のオーボエ奏者で、店内はピアノのほか、トランペットやトロンボーンなどの楽器が並ぶなど音楽愛あふれる居酒屋だ。月に一度、地元アーティストを招いたライブには
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ブルターニュ展 入館者1万人 岩崎さん夫妻に記念品 静岡市美術館 22日まで
静岡市美術館(同市葵区)で開催中の展覧会「カンペール美術館所蔵 ブルターニュの光と風 フランス 神秘と伝統の地へ」(静岡新聞社・静岡放送など主催、清水銀行特別協賛)の来場者が11日、1万人に達した。 節目を飾ったのは、美術展巡りが趣味という静岡市葵区の岩崎完治さん(68)と弘子さん(67)夫妻。完治さんは「ご褒美をいただいたようでうれしい。細部まで描き込まれ、人々の日常が伝わってくるよう」、弘子さんは「落ち着いた色使いが安らぐ」と笑顔で語った。記念セレモニーが開かれ、清水銀行の平岩将常務らから図録など記念品が贈られた。 同展は、フランス北西部・ブルターニュ地方の自然や独自の文化を描いたク
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帯広名物「豚丼」いかが 姉妹都市連携の松崎 10月20日まで割安提供
10月10日は豚豚(トントン)の日ー。松崎町の道の駅花の三聖苑伊豆松崎で10日、姉妹都市の北海道帯広市名物の豚丼を安価で提供するキャンペーンが始まった。十勝平野開拓の祖とされる依田勉三(1853~1925年)が松崎出身の縁。20日まで(木曜定休)。 通常1520円の帯広豚丼とコーヒーのセットを期間中は1010(トントン)円で提供する。ご飯の上に千切りのキャベツを敷き、甘辛いタレで焼き上げた豚肉を載せた。白髪ネギとともにワサビ(別皿)も添え、爽快な辛みが豚肉の甘みと絶妙に調和する。 道の駅を運営する町振興公社などによると、依田が豚4頭を連れて入植したのが帯広における養豚の起源という。スタミ
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きかんしゃトーマス号 4年ぶりハロウィーン仕様 大井川鉄道、10月30日まで
大井川鉄道(本社・島田市)は6日、蒸気機関車(SL)の「きかんしゃトーマス号」にハロウィーンのデザインを施した特別企画を開始した。30日まで。 4年ぶりの開催で、ハロウィーン仕様のヘッドマークを装着し、客車のシートカバーをオレンジ色に変えて運行した。島田市の新金谷駅にトーマス号が到着すると家族連れなどが歓声を上げたり、写真を撮ったりした。仮装姿の社員が乗客を出迎え、雰囲気を盛り上げた。 家族3人で訪れた北海道室蘭市の主婦稲村英子さん(47)は「4歳の長男もすごく楽しそうで感動した。ハロウィーンの雰囲気も楽しみたい」と話した。 仮装やメークをして乗車した5歳以下の乗客には、記念写真の撮
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浜名湖パルパル 静岡県民入園無料に 10月から3期間 フリーパスも割引
浜松市西区の遊園地「浜名湖パルパル」は10月7日から、静岡県民を対象に入園料を無料にし、乗り物などのフリーパス券を特別価格で販売するキャンペーン「静岡県民サンクスデー」を3期に分けて開催する。 期間は7~15日、11月3~12日、12月16~25日(除外日、休園日を除く)。事前にホームページから入園無料券を取得し、県内在住を証明できる身分証などを入場口で提示する。 フリーパスの特別価格は中学生以上3千円、小学生2500円、幼児シニア1800円。 愛知県民を対象にした「ウエルカムデー」も実施する。 問い合わせは同遊園地<電053(487)2121>へ。
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裾野の遊園地「ぐりんぱ」 今年の営業終了 来園者前年比増
富士山2合目の遊園地「ぐりんぱ」(裾野市)が9日、今年の営業を終えた。新型コロナの行動制限がなくなった影響で、来園者は昨年より2割程度増えたとみられる。「日本ランド遊園地」から改名して20周年に当たる2024年は春に営業を再開する。 同園は標高1200メートルに位置し、この日正午の気温は12度。冷たい雨が降る中、約50人が足を運んだ。人形玩具「シルバニアファミリー」のキャラクターと記念撮影したり、屋内アトラクションに乗ったりして思い出をつくった。 日比野明支配人(53)は来年に向け「コロナ前のように多くのお客さんを迎えたい。ぐりんぱの歴史を振り返る企画を考えたい」と話した。 富士急グル
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「かんづめ王国」静岡県 静岡市清水区に120種集結
静岡市清水区のエスパルスドリームプラザで7日、「第3回静岡缶詰まつり」(清水かんづめ市場主催、静岡缶詰協会協力)が開かれた。ツナ缶50種類、カレーなどその他の缶詰70種類以上で計120種類以上の商品が割引価格で提供され、訪れた人たちは手に取って品定めしていた。 10月10日の「缶詰の日」に合わせたイベント。同区に本社などがある10社以上のメーカーが協力した。500円以上買い物した人は抽選会に参加できたり、ドリプラ内を巡る缶詰クイズもあったりしていずれも好評だった。焼き鳥とツナ缶の親子丼風「似たもの丼」も「はとばキッチン」で9日まで提供する。 本県はマグロ類缶詰生産量が全国1位で、シェアは
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「石部の棚田」 実りの秋 静岡県内外オーナーら稲刈り作業 松崎町
駿河湾を望む絶景を見下ろす松崎町石部地区の棚田で7日、毎秋恒例の収穫祭(石部棚田振興協議会主催)が始まった。同地区の棚田はオーナー制度で運営されていて、静岡県内外から約330人が集まり、黄金色に染まった棚田で収穫作業に励んだ。8日も約230人が参加する予定。 2日間の参加者のうちオーナーとトラスト会員は約420人。4万2千平方メートルの棚田で鎌を手に手際よく収穫作業を進めた。田んぼのあぜ道には続々とうるち米の稲穂が積み上がり、参加者は天日干しにも取り組んだ。収穫米は11月にもオーナーらに届けられる。 町などによると、過去に稲作のために人力で石垣が建造された石部地区では、1950~60年代
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展示半世紀のSL・D52 元鉄道マンが清掃 沼津・高沢公園
旧国鉄やJR東海の退職者でつくる「東海鉄道OB会沼津支部」(小林真一郎支部長)は7日、沼津市高沢町の高沢公園で展示保存されている蒸気機関車(SL)のD52形136号機を清掃した。同公園に展示されて50年を迎えたSLを16人の会員が丁寧に水洗いした。 同支部は例年、年3回SLや公園内を清掃しているが、昨年末にSLを電飾で彩るイベントが行われたため、作業は1年ぶり。会員は高さ約4メートルの車体にはしごをかけ、上部から動輪まで高圧洗浄機で汚れを落とした。 小林支部長は「全国で保存SLの維持管理が難しくなってきているが、50年間先輩たちから引き継いできた。これからもきれいに管理していきたい」と話
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ゆるり休日 野外でいかが 「シズオカピクニックガーデン」 静岡・駿府城公園で10月9日まで
野外でアクティビティやグルメを一日中のんびり楽しめるイベント「シズオカピクニックガーデン」(しずおかフェア実行委主催)が9日まで、静岡市葵区の駿府城公園で開かれている。 晴天に恵まれた初日の7日は、家族連れなどの来場者がハンモックやワークショップを楽しんだ。アウトドアエリアにはボルダリングや、張られたベルトの上を慎重に歩くスラックラインが登場した。ボルダリングに挑戦する夫と3人の子どもを楽しそうに見守っていた同市駿河区のパート小此木芳江さんは「家族みんな体を動かすことが好き。充実した時間が過ごせてうれしい」と笑顔を見せた。 イベントは午後8時まで開催し、飲食エリアでは同5時からアルコー
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ソバの花 静岡で見頃
静岡市葵区の大川地区で、古くから栽培されている在来種のソバの花が見頃を迎えている。地区の至る所で純白の小さな花々がそよ風に揺れる光景が見られ、同市の中山間地域「オクシズ」に本格的な秋の訪れを告げている。 同地区のソバ愛好家らでつくる「100年そばの会」(牧野力雄会長)が管理する同区坂ノ上の畑では6日、ソバの花が七分咲きとなり、白いじゅうたんを敷き詰めたような美しい景色が広がった。「気候に恵まれたおかげで順調な生育状況」と同会の森記男さん(81)。「実入りの良いおいしいソバになって、私たちを楽しませてほしい」と期待する。 同地区では、15日午前10時から「そばの花見まつり」を開催。普段は獣
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色とりどりのコスモス 富士山といかが 裾野で見頃
車窓から富士山の景観を楽しめる裾野市のパノラマロード沿いで、コスモスが見頃を迎えた。7日には同市須山のパノラマ遊花の里で4年ぶりに、コスモスまつり(市観光協会主催)が開かれる。 地元の「パノラマロードを花でいっぱいにする会」が6月、約1万4千平方メートルに種をまいた。暑さで開花が遅れていたが、少しずつ秋めいた気候になり、赤やピンク、白、黄など色とりどりのかれんな花々が咲き誇るようになった。 コスモスまつりは午前10時から午後3時まで、写生大会やミニゲーム、抽せん会、飲食物の販売、スタンプラリーなどを実施する。市によると、コスモスは10月いっぱい楽しめるが、一部区画は植え替えのため、まつり
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花色移ろうスイフヨウ 牧之原「大鐘家」で見頃
牧之原市片浜の国指定重要文化財「大鐘家」の庭園でスイフヨウが見頃を迎え、秋の到来を知らせている。見頃は10月下旬まで続く見込み。 朝に純白の花を咲かせ、昼にはピンク、夕方には赤みが増すのが特徴。まるで「酒に酔っているかのよう」な様子から「酔芙蓉」と書く。時間帯によって景色が変わる庭園の様子を来園者が楽しんでいる。 開園時間は午前9時~午後5時。庭園の入場料は大人300円、小学生100円。
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過去最多34の港出展 全国のSea級グルメ 10月、沼津に集う
沼津市の沼津港で28、29日に開かれる「第14回Sea(シー)級グルメ全国大会」(実行委主催)のイベント詳細がこのほど、決まった。過去最多となる全国34の「みなとオアシス」から自慢の海の幸を使ったグルメが集い、両日計7万人を見込む来場者の投票でグランプリを決定する。実行委員会はパンフレット8万5千部を作製しPRする。 みなとオアシスは国土交通省が登録する港のにぎわいを創出するための施設。函館(北海道)はいかめし、久礼(高知県)はカツオメンチなど、地域の海産物を使ったグルメで〝全国一〟を狙う。沼津は「深海エビとアジの沼津小判めし」で勝負する。 沼津の農水産物を販売する他、魚市場の冷凍庫体験
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浜松・てんてんゴーしぶ川 地元のシイタケに舌鼓【キャンプ場だより】
当施設は浜松市街地から北へ車で1時間。最寄りのインターからも15分とアクセスは楽。テント泊以外に日帰りバーベキュー(BBQ)、BBQ台付きコテージでの宿泊などさまざまなスタイルでアウトドアを楽しめます。友人同士の集まりや親子連れ、三世代のご家族などが利用しています。 渋川は意外にも歴史深く、それを訪ねて散策や山歩きをし、夜には星を眺めるなど、特別なものはないけれど時間に追われずにゆっくりと過ごすのが正解。お帰りの時には、きっと心がリフレッシュされているはず。 これからの時期は、食堂にシイタケ狩り体験ができるコーナーが登場。地元のシイタケ屋さん自慢の肉厚シイタケを炭火焼きで楽しめます(要予
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烏帽子形山(藤枝市) 風景や歴史味わいながら【山ある記】
藤枝市の藤の瀬会館を起点に、瀬戸谷の風景や歴史を味わいながら気楽に歩ける烏帽子形山。山を一回りする3時間コースと、花倉城跡へ足を延ばす5時間コースがある。 藤の瀬会館から瀬戸川の下流に向かって歩き始め、最初の橋を渡ってそのまま真っすぐに農道を2キロほど歩くと、山の登り口に着く。竹やぶの中を30分ほど上ると、標高392メートルの山頂だ。北側に道を下ると藤の瀬会館に戻る。 山頂から花倉城へは、来た道を少し戻り、ほぼ平らな稜線[りょうせん]の道を歩く。北東の方向に標識に従って行くと、45分で花倉城跡に到着する。堀切、曲輪[くるわ]、土塁など山城に典型的な形状が残っている。 会館を午前9時に出
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愛犬と一緒に自然体感【しずおかアウトドアファン】
愛犬と一緒にアウトドアのアクティビティーやキャンプに挑戦してみたい―。そんな飼い主の要望に応える体験や施設が静岡県内にも数多くある。9月、各地を訪ねて魅力や愛犬と快適に過ごすこつなどを聞いた。ドッグSUP 湖上で風と水感じる 広々とした湖面を大小さまざまな犬を乗せたスタンドアップパドルボード(SUP[サップ])が進んでいく。9月上旬、浜松市北区三ケ日町都筑の浜名湖畔で開かれた「浜名湖DOGSUP体験ツアー」。東京都の企業COREZON[コアゾン]が企画したイベントだ。参加者はパドルの扱い方や犬が安心できる乗せ方、落水時の対応などについて説明を受け、人と犬がそれぞれライフジャケットを着用して
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セイウチがハロウィーン仮装 とんがり帽子で食事タイム 伊豆・三津シーパラダイス
沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスは31日まで、ハロウィーンをテーマにしたイベントを開いている。 不気味な幽霊を連想させるゴンズイの幼魚の集団が入った特別水槽を展示し、同館のオリジナルキャラクター「うちっちー」などのお面を作るコーナーを設置した。雌のセイウチ「スノー」は、お食事タイムにとんがった帽子をかぶりかわいらしい姿を見せている。 副支配人の田代周弘さんは「イベントを通じて、秋の水族館を楽しんでほしい」と話した。
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ぜんざい食べて健康開運を 静岡・浅間神社売店 家康にあやかり販売
静岡市葵区の静岡浅間神社境内の売店「家康公初恋の地しずおか ギフトショップ」は1日、大河ドラマで話題になっている徳川家康にちなんだ「開運ぜんざい」の販売を始めた。 健康志向だった家康にあやかり、参拝者の健康や長寿の運が開けるようにとの思いを込めた。北海道産の小豆を使い、甘すぎない味わいが特徴。ぜんざいの上には同店の人気商品「浅間だんご」を2本のせ、生クリームと栗も添えた。 山口隆太朗店長は「これから年末年始に向けて参拝者が増える。浅間神社での思い出作りの一助になれば」と期待した。
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藤枝大祭り記念して御朱印 「神様を身近に」 藤枝・飽波神社
藤枝市藤枝の飽波神社(浅井真澄宮司)は、3年に1度開催される藤枝大祭り(6~8日)を記念して作製した御祭神の御朱印を授与している。初穂料200円。 御朱印は、医術を教え人々にさまざまな知恵を授ける神「少彦名命(すくなひこなのみこと)」と、人々の汚れをはらい清める神「瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)」の2種。浅井宮司(77)の孫で静岡デザイン専門学校3年の野々香さん(21)が手がけた。浅井宮司は「神様を身近に感じて親しみを持ってほしい」と話す。 大祭りは志太地域最古の社である飽波神社の例大祭。旧東海道藤枝宿周辺で開催され、14区が参加する。長唄と三味線、おはやしの生演奏に合わせた地踊り、
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浜名湖・舘山寺湖畔 湖面をライトアップ 10月6日から夜テラス
NPO法人浜名湖観光地域づくり協議会は6日から計7日間、浜松市西区の浜名湖・舘山寺湖畔の湖面をライトアップするイベント「夜テラス」を開く。内浦湾特設会場に有料20席を設け、飲み物や軽食を販売する。 浜名湖の夜の魅力創出に向けて企画した。開催日は6~9日と13~15日のいずれも午後6時~9時半。有料席は1時間半の入れ替え制で、席のみは1人千円、おつまみBOX付き同5千円。予約は夜テラスのウェブページから申し込む。 問い合わせは、イベントを運営するハマナコディスティネーション<電053(401)1233>へ。
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業種さまざま、経営者40人が日替わりマスター 静岡のスナック、交流拠点に
JR静岡駅北側の市街地に一風変わったスナックがある。2時間飲み放題3500円、マスターは日替わりで多彩な業種の経営者40人が担う―。「おまち」活性化を狙った中小企業発の交流拠点づくりの試みが、注目を集めている。 経営の悩み相談できる場に 静岡市葵区常磐町に位置する「スナック40(フォーティー)クラブ」の開業は、焼き肉店経営の「慶州」(同市駿河区)社長の山田将弘さん(48)と公認会計士の中村光太さん(44)=静岡市=が企画した。山田さんは15年ほど前から、来店者との会話機会が多いスナック経営に関心を持っていた。物価高や売り上げ減少などで経営方針に迷う仲間が増える状況を受け、「酒を飲
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焼津市大井川地区 大河と共生に先人の知恵【わたしの街から】
焼津市南部の大井川地区。「暴れ川」として知られる河川の下流に位置するだけに、たびたび洪水の被害を受けてきた。水の抵抗を少なくする「舟形屋敷」や、集落ごとにまつられている洪水防止を願う地蔵など大河との戦いの痕跡が随所に残っている。 「舟形屋敷」 洪水から家守る 舟形の屋敷が残る大井川地区(本社ヘリ「ジェリコ1号」から) 焼津市 大井川地区 大井川地区に残る「舟形屋敷」 屋敷をぐるりと囲むように流れる水路=焼津市上新田 屋敷に水を防ぐために設けられた「ボタ」=焼津市上新田 屋敷
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目玉は「梅ケ島バーガー」 売店棟先行オープン 静岡市葵区のサウナ付き施設
静岡市葵区の中山間地域「オクシズ」の梅ケ島地区に、サウナ付き貸し切り宿泊棟を建設中の「梅ケ島ドライブイン&サウナヴィラ」は1日、梅ケ島地区の地場産品を利用した飲食物などを販売する売店棟を先行オープンした。 同施設は、県道29号沿いで約10年前に営業を停止した「孫佐島ドライブイン」跡地を利用。同区の総合建設業「アースシフト」のグループ会社「サン・フォークス」が運営する。 フードメニューの目玉は、梅ケ島産のワサビをタルタルソースに混ぜ、牛肉100%のパテが特徴の「梅ケ島バーガー」。オープン初日は近隣住民やサイクリストらが買い求め、爽やかな酸味のソースが効いたハンバーガーを味わった。レモンと地
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「超老」芸術家の自信作一堂に 静岡グランシップ
静岡県民のアート活動を支援する県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」は3~8日、高齢になっても絵画や彫刻などに取り組み続ける「芸術家」の作品を一堂に集めた「超老芸術展―遅咲きのトップランナー大暴走!―」を、静岡市駿河区のグランシップで開く。開幕を翌日に控えた2日、作品の搬入、展示作業が行われた。 「超老芸術」は、ACしずおかの櫛野展正チーフプログラム・ディレクターが命名した概念。専門的な美術教育を受けていないのに、ユニークな作品群を生み出す力がある高齢者が多いことに気づいた。 今回は県内外22組の「超老芸術家」が集まる、初の大規模展。平面・立体作品約1500点が並ぶ。
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フジバカマ見頃 伊豆・修善寺虹の郷 11月下旬まで
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で秋の七草のひとつフジバカマが見頃となっている。 フジバカマはキク科の多年草。高さ1メートルほどに育ち、先端に咲くピンクや白色の小さな花が風にそよぐ。今年はおよそ10年ぶりのアサギマダラの飛来を期待して、新たに約500株を西洋式庭園「フェアリーガーデン」の一角に植栽した。 見頃は11月下旬まで続く見込み。
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「川の駅 伊豆城山」オープン 伊豆の国市長「新たな観光地に」
伊豆の国市神島の「狩野川神島公園」(愛称・川の駅 伊豆城山)が10月1日、オープンした。そびえ立つ城山(じょうやま)を背に関係者がテープカットやくす玉割りを行い、開園を祝った。オープンを待ちわびた地元住民らが、狩野川堤防や公園の上を通る神島橋から様子を見守った。 山下正行市長や指定管理者の「JM」(東京都)の社員ら100人余が出席した。山下市長は「伊豆の新たな観光地として日本一の公園にしたい。各市町と連携し、利用者の声にも耳を傾け、愛される川の駅にする」とあいさつ。愛称を発案した同市寺家の北岡正治さん(74)に感謝状を手渡した。 公園は伊豆の国市と国土交通省が整備した。神田橋から狩野川大
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磐田農高生と巡る食の旅 地元にスポット バスツアー企画
磐田市中泉の磐田農高の生徒が、地元の食や農業にスポットを当てた日帰りバスツアー「磐農生と巡る 食と農の魅力旅」を企画した。観光客らの市内周遊を促すとともに、農家や飲食店の所得向上を目指す。生徒らは「市内外のみなさんに磐田の食と農の魅力を紹介して、これからリピーターになってもらいたい」と意気込み、10月6日まで参加者を募集している。 9月中旬、生産流通科の男女5人が、農家鬼頭英一さん(51)=同市神増=の畑に訪れ、交流サイト(SNS)に投稿するツアーのPR動画を撮影した。当日は、鬼頭さんの畑でエビイモなどの野菜の収穫体験を行い、採れたてのニンジンは、その場で食べてもらう。生徒らはバスの停車
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「日本一」の夕日と花火 西伊豆の海岸彩る 10月2日まで
「夕陽日本一」を宣言した西伊豆町の夕景と花火を楽しむ行事「堂ケ島夕映えの花火」(町観光協会主催)が29日、仁科の堂ケ島公園で開かれた。ポップスなどの音楽と連動して色とりどりの花火約1800発が打ち上げられ、日没後の空を彩った。 夕日観賞の好シーズンに花火と一緒に楽しんでもらおうと、初めて企画した。太陽が沈んで辺りが薄暗くなり始めると、曲に合わせて次々と花火が打ち上げられ、海面や砂浜を明るく照らした。来場者は夕日を楽しんだ後、夜空に咲いた大輪と音楽の共演に魅了されていた。 花火は10月2日まで、午後6時から約10分間打ち上げられる。 (松崎支局・太田達也)
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ペットとアウトドア楽しむ 浜松で屋外イベント 10月1日まで開催
ペットと一緒にアウトドアを楽しむ国内最大規模のイベント「アニマルピックフェスタin浜名湖」(日本アニマルピック委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が30日、浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで開幕した。ペット向けの人気アクティビティー体験やアウトドア用品の販売など多彩な催しが行われ、静岡県内外のペット愛好者でにぎわっている。10月1日まで。 バランスボールを使って愛犬の筋力や柔軟性を高めるドッグフィットネスや、水上のボードに愛犬と一緒に乗るドッグサップの体験会が行われた。ペット用品メーカーも出店し、フードや洋服、健康器具などを販売した。プロカメラマンによる撮影会、マッサージのブースも設けて
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ハロウィーン仕様 トーマス号運行 大井川鉄道、10月6日から
大井川鉄道(本社・島田市)は6日、蒸気機関車(SL)の「きかんしゃトーマス号」にハロウィーンのデザインを施した特別企画を開始する。30日まで。 4年ぶりの開催で、ハロウィーン仕様のヘッドマークを装着して運行する。仮装やメークをして乗車した5歳以下の乗客には、記念写真の撮影などに使える小道具「フォトプロップス」をプレゼントする。 運転区間は新金谷―家山間の往復。運行は金~月曜の計16日間。料金は大人3400円、小人1710円。井川線の「きかんしゃトビー号」、バスのバーティーなどの乗車を組み込んだツアーも用意している。 トーマス号の問い合わせは大鉄SLセンター<電0547(45)4112>
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展望回廊入場者に記念カード 10月7日から贈呈 オークラアクトシティホテル浜松
オークラアクトシティホテル浜松(浜松市中区)は7~9日、建設途中のアクトタワーの写真などを掲載した記念カードを、アクトタワー45階展望回廊の入場者に贈る。 8日に迎えるホテル開業29周年記念の特別企画。先着500人限定。カードは縦8・8センチ、横6・3センチ。表面にタワーの上部を掲載し、裏面に1993年9月に撮影した開業前のタワー全体の写真や、ホテルのデータを記した。 展望回廊の入場料は大人千円、小学生500円。
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西伊豆・大田子海岸 夕日観賞の好シーズン到来
西伊豆町の大田子海岸で、夕日が真西の方角に沈み、観賞の好シーズンを迎えている。辺り一面が赤く染まる美しい光景を撮影しようと、写真愛好家や観光客が訪れている。 日没が近づくと、「メガネッチョ」と呼ばれる奇岩や沖に浮かぶ「田子島」のシルエットが浮かび上がった。訪れた人たちは沈んでいく太陽をのんびり眺めたり、夢中でシャッターを切ったりしていた。スタンドアップパドルボード(SUP)を浮かべて沖から景色を楽しむ人もいた。 同海岸は2005年、同町が「夕陽日本一」を宣言した場所。
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秋色広がるヒガンバナ 約5万本が見頃 はままつフラワーパーク
浜松市西区のはままつフラワーパークで、ヒガンバナが見頃を迎えている。園内で計約5万本が満開となり、秋らしい鮮やかな赤色の花が来園者を楽しませている。 梅園の斜面を中心に園内の各所で開花している。白色のシロバナマンジュシャゲも咲いていて、赤と白のコントラストも楽しむことができる。 好天が広がった28日は、家族連れらが風に揺れるヒガンバナを眺めながらゆっくりと散策する姿が見られた。 担当者によると見頃は10月初旬頃までという。少し遅れて、ヒガンバナ科で黄色の花を咲かせるショウキズイセンも開花する。
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大井川鉄道「合格駅」にかかし展示 地元有志が飾り付け 島田市
島田市竹下の大井川鉄道合格駅(旧五和駅)の活性化を目指す地元有志の「チームおもしろ五和駅」は28日、同駅にかかしを飾り付けた。10月下旬まで展示し、観光客らを出迎えて地域を盛り上げる。 地元の「金谷茶まつり」にも出演する茶娘をはじめ、米大リーグで活躍する大谷翔平選手、お笑いコンビ「ANZEN漫才」のみやぞんさんなどのかかし17体を設置した。五和保育園の年中園児も訪れ、地元住民からかかしの由来などの説明を受けた。ハーモニカの演奏も披露された。 製作した藤田文子さん(86)は「駅を訪れた人が楽しんでくれるとうれしい」と話した。
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カツオ、マグロご賞味あれ きょう29日から11月まで 焼津でグルメイベント
焼津市で29日からカツオとマグロを楽しむグルメイベントが始まる。市内飲食店など27店舗がオリジナル限定メニューを提供するほか、記念品を贈呈するキャンペーンも実施し、港町グルメをPRする。11月21日まで。 イベントは年間を通して地域資源の魚を楽しむ「焼津ぐるめぐり」の第1弾で、カツオのオムライス、パスタ、マグロを使ったカレーといったメニューが味わえる。期間中は食後の感想や店舗へのメッセージを募るキャンペーン、焼津に関する140字小説のコンテストも行う。 28日は参加店舗「さかな大食堂 渚」が提供するメニューの試食会が焼津さかなセンター(同市八楠)で行われた。 試食会にはやいづマリンレデ
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臨時特急で森林保全学ぶ JR東海 10月親子ツアー
JR東海は10月22日、特製ヘッドマークを付けた臨時特急「ゼロカーボン富士川」号で行く「親子で学ぶゼロカーボンツアー」を実施する。森林保全に向けた間伐現場やリニア中央新幹線の工事現場を見学する。 身延線「ゼロカーボンデー」に合わせた企画。静岡駅または富士駅を出発し、鰍沢口駅(山梨県市川三郷町)に到着後、貸し切りバスで同県富士川町内を周遊する。生活に関わる森林の働きなど保全活動に関する講義を受けるほか、峡南森林組合による間伐作業を見学する。のこぎりで丸太を切る体験も予定する。 リニア中央新幹線の工事現場では、第一南巨摩トンネルの工事現場をヤード内で見学できる。天候により内容変更の可能性もあ
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花の色変化「スイフヨウ」見頃 浜松・浜名湖ガーデンパーク
浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで、時間帯によって花の色が徐々に変化する「スイフヨウ」が見頃を迎え、来園者を楽しませている。 アオイ科の落葉低木。朝には純白の花を咲かせ、昼過ぎには薄いピンク、夕方には濃いピンクへと変化し、1日でしぼんでしまうのが特徴。酒に酔ったときに顔色が変わる様子にたとえて、漢字では「酔芙蓉」と書く。 園内の水路にかかる「たけ橋」付近に約50株が植栽されている。担当者によると、開花時期は昨年よりも1週間ほど遅く、10月中旬頃まで楽しめそうという。
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ゴジラ新作映画、浜松でロケ 11月公開に向けてPRイベント
浜松市は25日、市内でロケが行われて11月3日に全国公開される映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」のPRイベントを10月から開くと発表した。映画でゴジラが人間と対峙(たいじ)する海上シーンが天竜川沖の遠州灘、浜名湖などで撮影された。 中区の浜松出世パークで10月14、15日に行われる「家康公祭り」では特設ブースで、高さ2・6メートルのゴジラの立像などを展示。10月下旬からはロケ地周辺業者と連携事業を行う。浜名湖のクルージングのほか、映画とのコラボレーション商品の販売が始まる。湖西市のボートレース浜名湖では12月9、10日に関連パネルなどを出すイベントも開く。 映画は戦後の焦土と化した日
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「日本一」夕日と花火楽しんで 西伊豆 9月29日からイベント
西伊豆町観光協会は29日~10月2日、「夕陽日本一」を宣言した同町の夕日と花火を楽しむイベント「堂ケ島夕映えの花火」を同町仁科の堂ケ島公園で初開催する。音楽と連動して打ち上げられる花火約1800発が日没後の空を彩る。 打ち上げ開始時間は各日午後6時から約10分間。イベントでは4日間、毎日別の演出が楽しめる。ポップスやアニメソングなどの曲に合わせて花火が打ち上げられる。協会の担当者は「秋は夕日観賞のベストシーズンを迎える時期。名物企画として定着させたい」と話した。
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袋井まつりと袋井北祭り 祭典役員、市長にPR 10月開催
五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を願う袋井市の秋の風物詩「袋井まつり」(10月13~15日)と「袋井北祭り」(同6~8日)の開催を目前に控え、それぞれのまつり関係者がこのほど、市役所を訪れて大場規之市長に開催をPRした。 袋井十五町祭典統一委員会が主催する袋井まつりは旧東海道と駅前通りを中心に15町の二輪屋台を引き回す。台風や新型コロナの影響で中止していた名物の15町連合の屋台渡橋を復活し、5年ぶりの本格開催となる。大當番頭取の高橋勇幾さん(38)は今年のポスターを掲げ、「まつりを復活させるという使命を果たし、住民を笑顔にしたい」と意気込んだ。 袋井北祭りは市中心部の北地区で行われ、16
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ヒガンバナ彩る 富士宮・柚野地区散策 グルメやステージ満喫
富士宮市柚野地区を歩いて巡る企画「柚野てくてく」の2回目が24日、同市下柚野の興徳寺と上柚野の妙泉寺で開かれた。境内を赤く染めるヒガンバナと地元グルメを多くの家族連れが楽しんだ。 興徳寺の参道両脇や本堂周辺に真っ赤なヒガンバナが咲きそろった。子どもと花を写真に収めるなどして、秋の訪れを感じる人々の姿が見られた。両寺の駐車場には、地元の飲食店や雑貨店など約40店がブースを構えた。各店こだわりの逸品を求める来場者が会場を埋め、ステージ演目もにぎわいに花を添えた。 柚野てくてくは3月下旬に続いて2回目の開催。初回は降雨で地区を散策する人の姿は少なかったが、今回は出店数も大幅に増えて市内外から来
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タクシーツアー 10月から割引 三島市がキャンペーン
三島市は10月1日から、個人旅行客の誘客や市内観光施設の回遊促進を促すためタクシーツアーの割引キャンペーンを実施する。来年1月末まで。 静岡県タクシー協会沼津・三島支部に加盟する伊豆箱根交通、富士急静岡タクシー、平和タクシー、ベルタクシー、三島合同タクシーの5社が対象。市内で発着のいずれかを行い、市内の観光施設1カ所以上に立ち寄ることが条件となる。時間単位の貸し切りコースで利用でき、通常料金から1時間あたり3千円を割り引く。期間内でも予算上限に達した時点で終了する。利用希望者は各タクシー会社に申し込む。
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新「魚朱印」記念にいかが 実物大サワガニをデザイン 静岡市葵区の水族館
松坂屋静岡店(静岡市葵区)内の都市型水族館スマートアクアリウム静岡は23日、新たなデザインの「魚朱印(ぎょしゅいん)」の販売を始めた。 魚朱印とは、水族館版の御朱印で、来館の記念になるように同館では昨年10月から販売している。新デザインのモチーフとなったのは館内の「和む」エリアで展示しているサワガニ。消しゴムに実物大のサワガニのはんこを手彫りし、淡いオレンジ色と水色のインクで彩った。真野光晃館長は「細部にこだわって特徴をよく捉えた仕上がりになった。実際のサワガニは恥ずかしがり屋でいつも岩の下に隠れているので探してみて」と話した。 同館では魚朱印の第1弾として製作したハリセンボンのデザイン
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ヒガンバナ鮮やか 赤いじゅうたん一面に 藤枝・葉梨川
藤枝市北方の葉梨西北活性化施設「白ふじの里」のそばを流れる葉梨川の土手で、ヒガンバナがほぼ満開を迎えている。23日は同施設で「彼岸花フェスタ」が行われ、多くの来場者でにぎわった。 約3キロにわたって土手や斜面沿いに“赤色のじゅうたん”を織りなしている。訪れた市民らは眺めたり、写真撮影したりして秋の気配を感じ取っていた。白ふじの里実行委員会の海野一博会長(69)によると、見頃は今月末まで続くという。 フェスタは新型コロナウイルス禍と雨天の影響で4年ぶりの開催。施設が所有するエアー遊具と電動スーパーカーを無料で提供し、子どもたちが楽しんだ。おもちゃや手作り雑貨、飲食な
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於愛の方眠る静岡「宝台院」 どうする家康関連展 見どころは?
徳川家康側室の於愛の方の菩提(ぼだい)寺「宝台院(ほうだいいん)」(静岡市葵区常磐町)で、大河ドラマ放送に合わせて「どうする家康関連展」が開かれている。於愛の方の墓があるほか、徳川慶喜が一時謹慎した地としても知られ、江戸幕府の最初と最後の将軍に縁が深い宝台院。徳川家ゆかりの寺宝40点余が並ぶ関連展のみどころをピックアップする。 於愛の方ゆかりの品 於愛の方の肖像画や位牌(いはい)、孫・和子(まさこ)が嫁いだ後水尾天皇の扇などが目を引く。 位牌(いはい)に書かれた於愛の方の戒名のうち「宝台院殿(ほうだいいんでん)」は極楽浄土に咲くハスの形をした台(うてな)に座る、徳川家にとって宝のように
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ハロウィーン催し音楽劇 9月23日から 浜松のミュージアム
浜松市西区の「浜名湖オルゴールミュージアム」は23日から、音楽劇「おかしな“しかけ”のハロウィーンパーティー」を行う。 休館日を除く10月30日まで、毎時10分から15分間程度上演する。劇はハロウィーンパーティーの準備をしているミスターパンプキンとからくり人形たちが、パーティーを台無しにしようとするおばけのたくらみを阻止できるかのストーリー。 問い合わせは浜名湖オルゴールミュージアム<電053(487)2121>へ。
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23日、旭滝ライトアップ 手話言語の国際デー 伊豆市が初企画
世界ろう連盟が設立された日で「手話言語の国際デー」にあたる23日夜、伊豆市大平の旭滝がライトアップされる。 ライトアップは市などが企画し、同市内では初めて。23日は日没後から午後9時まで、同連盟のロゴの色で、「世界平和」を表す青色で彩る。
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飲食など個人店集いPR 23日、浜松市天竜区でマーケット
浜松市天竜区二俣町で23日、市内の個人店舗が出店するイベント「時どきマ~ケット」が初開催される。今後は市内で月1回以上開く予定で、主催者は「地元のお店を知るきっかけになれば」と期待する。 イベントの発起人は同区水窪町でキャンプ場やホットドッグ屋を運営する耳塚直樹さん(45)、インテリア用のコケ「スカンディアモス」を使うアート作家常泉由貴さん(33)、浜北区の庚申寺の住職仲山裕紀さん(37)ら5人。個人経営の飲食店や雑貨店などを集め、多くの人にPRできる場を設けようと企画した。 初回は8店が参加する。ホットドッグや焼き豚、焼き菓子などが並ぶほか、木製の建具など雑貨も幅広くそろう。耳塚さんは
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わくわく静岡 秋のセール 市内商店街・大型店が連携 9月22日から
静岡市内の商店街と大型店が連携する商業イベント「駿府秋のわくわく祭」(静岡商工会議所の実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が22日、始まる。10月9日まで、セールなどを展開する。 商店街・商店会21団体、大型店12社110店舗、個店47社89店舗などが参加し、雑貨や駄菓子が当たるくじを配布する。アプリを活用したデジタルスタンプラリーも実施し、景品に市内ホテルの宿泊券や、山梨、長野、新潟各県の地場産品などを用意する。 オープニングイベントを9月23日午前9時から、同市葵区の静岡浅間神社内のギフトショップ付近で開催する。アプリをインストールし、境内の大河ドラマ館に入館するなどの条件を満たし
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秋の到来告げる彼岸花 見頃は来週頃まで 牧之原
牧之原市細江の坂口谷川に架かる佐々木橋周辺で、色とりどりの彼岸花が見頃を迎えている。 土手沿いには紅白に加え、黄色やピンクの花が咲き誇り、訪れた地域住民らは散策したり写真撮影をしたりして秋の到来を楽しんでいる。同所の美化活動に取り組む「坂口谷川を守る会」によると、今年は残暑の影響で生育が遅れ気味で、見頃は来週頃まで続く見込みという。
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60店舗が集結 秋のお菓子パンフェア エスパルスドリームプラザ
静岡市清水区入船町のエスパルスドリームプラザで24日まで、恒例の「秋のお菓子パンフェア」が開かれている。今年は過去最大となる60店舗が入れ替わりで出店する予定で、期間中の9日間で3万5千人の人出を予想している。ドリプラ関係者が自ら各地の店舗に足を運び初出店を依頼した人気店も13店舗ある。 10年ほど前から毎年大型連休と秋に行われているイベント。リンゴ飴(あめ)専門店「富士林檎(りんご)」やサンドイッチの「はさみます。本店」などが初出店のほか、定番の法多山名物厄よけ団子なども買うことができる。出店する8割が県内の専門店など。 関係者は「おかずパンからお菓子まであり、昼食やおやつの需要にまで
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ブルターニュ料理いかが 静岡のホテル 展覧会とコラボ
静岡市美術館(同市葵区)で開催中の「カンペール美術館所蔵 ブルターニュの光と風 フランス 神秘と伝統の地へ」(静岡新聞社・静岡放送など主催、清水銀行特別協賛)に合わせ、同区紺屋町の中島屋グランドホテルが特別メニューを提供している。 テラスレストランのランチコース(4000円)は、ガレットや魚介料理「コトリヤード」などブルターニュ地方の郷土料理を楽しめる。テラスラウンジのアフタヌーンティー(2500円)で、同地方の伝統菓子ファーブルトンやクイニーアマン、特産の「ゲランドの塩」を使ったキャラメルケーキなどを用意している。同ホテルの西洋料理を担当する佐野幸伸料理長は「ソース、スープまで一つ一つ丁
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熱海で秋季海上花火が開幕 11月中旬までに4回
秋季の熱海海上花火大会が18日夜、熱海市の熱海湾を会場に開幕した。秋季は11月中旬までに計4回開催する。 コンピューター制御のスターマインや名物の「大空中ナイアガラ」など大小3千発を打ち上げた。主催した市ホテル旅館協同組合連合会の発表によると、観光客や市民ら9千人が見物に訪れ、秋の夜空を彩る大輪を観賞した。 今後の開催日は30日と10月14日、11月19日。いずれも午後8時20分から40分まで。冬季は12月3、23の両日を予定している。問い合わせは熱海温泉ホテル旅館協同組合<電0557(81)5141>へ。
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伊豆の国市神島地区 城山に抱かれて 狩野川と生き、自然と遊ぶ【わたしの街から】
岩肌がそそり立つ。国道136号バイパスから修善寺道路を走れば、きっと多くの人の目に留まるであろう城山(じょうやま)。ロッククライミングの名所としても知られる。この太古の海底火山の名残を見上げる伊豆の国市神島地区が今回の舞台だ。山頂に延びるロープウエーが目印の葛城山も間近に望み、アユ友釣りの発祥として知られる狩野川が南北に貫く。川の流れとともに時代を重ね、独特の地域文化を育んできた地域でもある。10月1日にはこの地に、大自然に抱かれた遊びや体験の新拠点「狩野川神島公園」が誕生する。 人々とレジャー 集まる新拠点「川の駅」10月オープン 狩野川神島公園は「かわまちづくり」事業の一環で市が
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自転車柱に連携 沼津と富士 周遊ツアーに市民ら30人 両市長も参加
互いの特徴の一つ、自転車を柱にした連携が沼津と富士の両市で始まる。初めてのイベントとなるサイクルツアーを16日開き、関係者らが両市を自転車で周遊した。頼重秀一・沼津、小長井義正・富士の両市長も参加。今後も趣向を変えてイベントを重ねる方針で、小長井市長は「形にして、見える内容にしていく」と具体性を持たせて活性化につなげる考えを示した。 いずれもサイクルステーションを市内に擁し、県東部・伊豆を中心に活動するプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」とも連携していることから一致。駿河湾を一望できる海岸沿いを走り、富士山や千本浜、伊豆半島などの豊富な自然を満喫する両市のコースは愛好家の間でも知られ
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スポーツ×音楽 裾野で野外フェス 入場無料で公開
スポーツと音楽を楽しむ「マウントフジ・スソノ・アウトドア・スポーツフェスティバル」が30日と10月1日、裾野市須山のスノーパーク「イエティ」で開かれる。富士山麓を代表する野外イベントを目指し、市や静岡新聞社などでつくる実行委員会が初めて企画した。 世界最大級の障害物レース「スパルタン」が演出する子供レースとトレイルランニングレース、音楽フェス、飲食物販を予定し、入場無料で公開する。レースは計約500人が出場。音楽フェスには裾野市観光・スポーツ大使のフルヤトモヒロさんや、富士市シティープロモーション大使の結花乃さんら全国各地の「大使」が出演する。 開場は30日が午前8時~午後5時、1日は午
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後北条の築城技術の粋を集めた「山中城」ってどんな城? ローム層の蟻地獄「障子堀」 家康も参加「小田原合戦」緒戦で、豊臣大軍により落城
◆【城の概要】北条の小田原防衛の要 国境守る「境目の城」 北条早雲(伊勢宗瑞)を始祖とする関東の雄・小田原北条氏。関東支配の拠点である小田原城の西方を守る要が山中城だ。天下統一を目指す豊臣秀吉の軍に攻め込まれた天正18(1590)年の「小田原合戦」では、山中城を巡る攻防が同合戦の緒戦となった。 城の広範囲に築かれている「障子堀」は、北条氏の城にしばしば見られる防御施設。堀の中に複数のついたて障子を立てたように土を掘り残し、縦横数メートル、深さ2メートルほどの堀中に侵入者を落下させ、上から攻撃を浴びせかけた。滑りやすい土質ゆえ、一度落ちると上がるのが困難で、ローム層のあり地獄とも表現される
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「カワイイ」カフェワゴン登場 浜松・サンリオ展 限定グッズなど販売
浜松市東区の市総合産業展示館で開かれている「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」(静岡新聞社・静岡放送主催、セキスイハイム東海特別協賛)で16日、キャラクターグッズなどを販売するカフェワゴンがお目見えした。最終日の18日まで、キャラクタークレープや限定キーホルダーなどが並ぶ。 全体がピンク色のワゴン側面にはクレープの中にサンリオキャラクターがデザインされ、多くの来場者が「かわいい」と笑顔を見せた。全10種のクレープやドーナツ、アイシングクッキーなどが人気を集め、ワゴン限定のキーホルダーを買い求める女性客や親子連れでにぎわいを見せた。 同展はハローキティ、マイメロディなど数々の人気
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「竹あかり」国宝を幻想的に照らす 久能山東照宮夜間特別拝観 9月16日から
静岡市駿河区の久能山東照宮の夜間特別拝観「天下泰平の竹あかり2023」(久能山東照宮、静岡鉄道主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が15日、16日の開幕に先立ち関係者に事前公開された。 2018年から実施している夜間特別拝観は、新型コロナウイルスの影響で20~21年は中止したが昨年から再開した。竹あかりは同市内で荒廃竹林問題を解決するため活動する有志の団体「アカリノワ」が制作。事前公開の内覧会では、約300本の竹あかりと照明が参道や国宝の社殿を照らし、境内は幻想的な雰囲気に包まれた。 夜間特別拝観は1日800人限定で16日~11月26日の土日祝日(11月は金曜も開催。同月23日は休み)、午後
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ブラジル音楽と食の祭典開幕 浜松中心市街地で9月17日まで
ブラジル文化の祭典「ブラジリアンデージャパン浜松」(実行委員会主催)が15日、浜松市中区の中心市街地で始まった。17日までの3日間で約380人のアーティストが出演するほか、ブラジルの食文化などが楽しめる。 初日の会場ステージはボサノバ歌手の小野リサさんらが登場。来場者は音楽を楽しみながら、屋台やキッチンカーでシュラスコやパステウなどの郷土料理を味わった。16、17日はバンドグループ「THE BOOM」元メンバーの宮沢和史さんや現地の人気歌手らが出演する。 イベントは昨年に続いて2回目。開会式には浜松市や在浜松ブラジル総領事館の関係者が出席し、実行委員長の幕田マリオさんは「アジア最大級のブラジ
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「おんぱく」スタート 稲刈りやライブ、まち歩き… 菊川の魅力体験しよう
菊川市内の商店や市民団体などの「菊川ファン」が地域の魅力を伝える体験を提供する「きくがわおんぱく2023」(一般社団法人シナリオ、子育てサポーターぽれぽれ主催)が16日から始まる。今年で9回目。11月23日までの69日間に計41の多彩なプログラムが開かれる。 プログラムは音楽ライブや稲刈り、飲食店の限定ランチなど、小さな体験会から大きなイベントまでさまざま。菊川駅北側周辺や潮海寺エリアを歩き、昔の地図などから歴史やまちの記憶をたどる「ディープツアー」や地元菓子店によるパティシエ体験なども行われる。子育てサポーターぽれぽれの藤原万起子代表は「市外の参加者が増えた。着地型観光の一助になれたら」
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七五三の千歳飴 袋詰め急ピッチ 熱海・来宮神社
11月にピークを迎える七五三の宮参りを前に、熱海市西山町の来宮神社は、千歳飴(ちとせあめ)の袋詰め作業を急ピッチで進めている。 境内にある参集殿には15日、国指定天然記念物のご神木「大楠(おおくす)」がデザインされた紅白の袋が並んだ。巫女(みこ)の金森百奈花さん、田端月穂さんが子どもたちの健やかな成長を願い、ミルク、イチゴ、抹茶味の千歳飴3本を手際よく袋に詰めた。今年は300袋を用意し、16日から取り扱いを開始するという。 来宮神社によると、七五三の宮参りは10月下旬から11月下旬にかけて本格化する。「大安」の土・日曜に当たる10月29日、11月4日、同26日が集中日になる見通し。期間中
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秀吉の北条征伐「小田原合戦」の山中城 城の魅力紹介に力 三島市郷土資料館
天下統一を目指す豊臣秀吉が、徳川家康ら諸将を率いた大軍で関東の雄・北条氏を攻めた「小田原合戦」(1590年)。小田原城(神奈川県小田原市)の西方防衛拠点で、同合戦の緒戦の舞台となった山中城跡のある三島市の郷土資料館が今年、城の歴史の紹介に力を注いでいる。ほかに、北条方の城跡が残る県東部でも情報発信が進む。 箱根山の中腹(標高約580メートル)に築かれた山中城は、小田原防衛の最前線として、北条の築城技術の粋を集めて改修された。だが、豊臣方の大軍に力攻めされ、わずか半日で落城したと伝わる。 三島市郷土資料館の芦川忠利館長(62)は昨秋から今夏にかけ、歴史の読み物「勘兵衛が見た山中城」を広報み
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源泉の“華”掃除見に来て 東伊豆・熱川温泉で初公開 「湯守り」文化を発信
東伊豆町の熱川温泉旅館組合は16日から、温泉源泉の掃除の様子を一般向けに初公開する。今夏の同温泉のジオサイト登録を記念した取り組みで、温泉管理をしてきた「湯守り」をはじめとした温泉文化を観光客らに周知する狙い。30日までの土日に見学イベントを開催する。 「熱川には多くの露天風呂が点在しています。源泉の温度が高温で冷ます必要があるのですが、昔は水源が少なく外気で代用していたんですよ」。12日の同町奈良本。自噴する大量の温泉を受け止め、源泉を掃除するための「温泉櫓(やぐら)」を前に「ふたりの湯宿 湯花満開」専務の石島正和さん(37)がイベント当日の流れを確認していた。近隣温泉地の源泉温度は50
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音止の滝、富士山と待望の共演 新展望場完成 富士宮「白糸ノ滝」隣接
富士宮市は世界遺産富士山の構成資産「白糸ノ滝」に隣接する「音止の滝」に展望場を整備し、13日に一般開放した。長年の課題とされてきた、滝と富士山を一目で楽しめる環境が整備された。 新展望場は滝から下流に100メートルほど離れた公有地に建設した。鉄骨造りで高さは3・6メートル。足場の延べ床面積は約40平方メートルあり、約70人が同時に上れる。地上から高さ5メートル以上の視点を確保したことで滝の全貌が見渡せ、天候が良ければ、滝右側の林の奥から富士山の山頂部分が望める。市は今後、林を除去して霊峰の眺望をさらに改善するという。 音止の滝の展望場は元々、滝つぼ横と新展望場脇の2カ所にあった。草木が
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デジタルスタンプラリーで観光周遊促進 静岡県が9月14日から データ分析、有効活用へ
静岡県は14日から、県公式観光アプリ「TIPS(ティップス)」を活用したデジタルスタンプラリーを始める。県内108カ所の観光スポットを巡って集めたスタンプ数に応じ、飲食や買い物に使える最大2500円相当のポイントを付与する。国内外の観光客に県内の周遊を促すとともに、収集した旅行者データを事業者に提供して今後の観光戦略に活用してもらう。 「しず旅スタンプラリー」と銘打ち、来年2月末までの約5カ月半にわたり展開する。スマートフォンにアプリをダウンロードして指定の観光スポットを訪れると、スタンプを取得できる。1カ所で100ポイント、3カ所で計500ポイント、10カ所で計2000ポイントといった
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ヴァンジ彫刻庭園美術館、9月末で閉館へ 管理継続が困難に
休館中のヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)は12日、9月末で閉館するとホームページで発表した。同館を取り囲むクレマチスガーデンも閉鎖する。 コロナ禍による経営難を理由に、昨年12月末で休館していた。館内やガーデンの景観を損ねないよう清掃など環境整備に当たっていたが、運営上、管理継続が困難になった。 ホームページの更新と問い合わせ窓口は閉館前日の29日に終了し、同館が管理する「クレマチスの丘」のホームページも年内に閉鎖する予定。同館の飯野隆常務理事(67)は「経営体力的に困難で区切りをつけることになった」と話した。 同館は複合文化施設「クレマチスの丘」の一角に2002年4月に開館。彫刻家ジ
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バスケ、ダンス、音楽と飲食楽しむ 静岡市でイベント 10日まで
バスケットボールやダンス、音楽などとともに飲食を楽しむイベント「ベルトピア・ワールド・パーク」(実行委員会主催)が9日、静岡市葵区の東静岡アート&スポーツ/ヒロバで始まった。10日まで。 かき氷や肉料理など飲食店を中心に50店舗以上がブースを構えるマルシェを開催。地元のビール醸造所など8施設が出店した「クラフトビールフェス」も行われ、来場者は開放的な芝生広場で飲食を満喫した。音楽エリアではDJが会場を盛り上げた。 3人制バスケットボールの試合は雨のため規模を縮小した。10日は午前10時から午後8時まで。キッズと一般の2部門のダンスバトルを実施する。
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「キラキラ!」「青い!」昆虫の生態解説 バードピア浜北に写真パネル100点
浜松市浜北区の県立森林公園バードピア浜北で11月27日まで、公園内の昆虫を紹介する企画展「静岡県立森林公園のすごい展」が開かれている。水曜休館。 「すごくキラキラ!」のコーナーではタマムシなど光沢のある昆虫を、「すごくあお!」ではルリモンハナバチといった青いハチやチョウを取り上げるなど、昆虫の特徴ごとにまとめた写真パネル約100点を展示している。クワガタやホタルの昆虫標本約60点やコオロギの鳴き声を楽しめる生態展示もあり、人気を集めている。 企画した公園自然解説員の瀬下亜希さんによると、公園内には1500種以上の昆虫が生息する。瀬下さんは「じっくりと観察すると面白い生態を持った生き物がた
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志太地域6社の地酒飲み比べ 10月焼津でイベント
焼津市の酒屋有志でつくる「焼津地酒倶楽部(くらぶ)」は10月25日午後6時から、志太地域6社の地酒を楽しむ「秋の地酒まつり」を焼津文化会館(同市三ケ名)で4年ぶりに実施する。 地酒まつりはこれまで春と秋の年2回開催されてきたが、コロナ禍に伴い2019年秋を最後に中止してきた。今回は従来のパーティー形式ではなく、着席の状態で楽しんでもらう。 会費は5千円。定員は180人。申し込み・問い合わせは同倶楽部事務局<電054(624)4343>へ。
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ウナギつかみ体験など延長 海湖館 10月22日まで 湖西・新居観光協会
一般社団法人湖西・新居観光協会は、湖西市新居町の観光施設「海湖館」で実施中のウナギのつかみ取りとかば焼き体験、魚のつかみ取り体験について、9月末までとしていた予定を10月22日まで延長する。夏季の利用が好調だったため。10月中は土日と祝日に実施する。 敷地内の池で浜名湖の養殖ウナギのつかみ取りをした後、かば焼き作りを体験できる。定置網漁で水揚げされたクロダイやアジのつかみ取りなども行う。ウナギつかみ・かば焼き体験は事前予約が必要。詳細は同協会のウェブサイトに掲載している。
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「沼津の干物、頂点見に来て」 水産加工業者、9月10日にイベント アジ焼く専用ギアもPR
沼津ブランドを代表する地場の干物を発信しようと、地元の水産加工業者有志が10日、「ひものづくし」のイベントを沼津市の中央公園で初めて開く。業界は消費者の魚離れによる収益減や水揚げ量の漸減など逆風が続く。イベント内の品評会に出品された最高級の干物販売や干物に合う酒とのコラボ、その場で焼くバーベキューサロン、アウトドアなどでおいしく焼ける器具「アジ専用キャンプギア」のPRでファン開拓を図る。 業界の若手らでつくる沼津ひものブランディング推進委員会(間宮義登委員長)と沼津ひものの会(小松寛会長)が中心になって手がける。誰でもどんな環境でもおいしく調理でき、干物の良さを知ってもらおうと、加工業者
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バスケ×ダンス×音楽 スポーツと文化融合 9、10日 静岡で初開催 マルシェ、クラフトビールフェスも
バスケットボールやダンスのバトルと音楽を同じ会場で楽しむ、スポーツと文化を融合したイベント「ベルトピア・ワールド・パーク」(実行委員会主催)が静岡市葵区の東静岡アート&スポーツ/ヒロバで9、10の両日、初めて開かれる。 バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)のベルテックス静岡を運営するVELTEXスポーツエンタープライズが共催で、選手らも参加する。 公募で集まった3人制バスケットボール25チームによるトーナメント、キッズと一般の2部門で争うダンスバトルトーナメントを行う。音楽コーナーは「ベルトピア・ディスコ・エリア」と名付け、BAKU、DJSARASAら著名DJを招聘(しょうへい)。県
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鮮やか白、赤、紫 御前崎でサルスベリ見頃 9月中旬ごろまで
御前崎市下朝比奈のあらさわふる里公園でサルスベリの花が見頃を迎えている。白や赤、紫に色づいた花々が里山を彩っている。見頃は9月中旬ごろまで。 サルスベリは、百日紅(ひゃくじつこう)とも呼ばれるミソハギ科の落葉中高木。公園内の丘に整備された遊歩道沿いに約200本が植樹されている。花は大きく横に伸びた枝の先に、小さな花の集合体を房のように咲かせるのが特徴で、ボリューム感がある。 天候に恵まれた日はサルスベリの花を観賞しながら、散策を楽しむ人が多いという。
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10万本のヒマワリ見頃 牧之原の農地、散策路など整備
牧之原市坂口の「タイラファーム」のヒマワリ畑が見頃を迎えている。2・7ヘクタールの農地で咲き誇る約10万本の大輪が、訪れた地域住民らを楽しませている。 冬場にレタス畑として使用している農地に今年、初めて種をまいた。農地には散策路や2メートルほどに成長したヒマワリを見渡せる台も整備され、多くの住民が記念撮影を楽しんでいる。見頃は来週までという。 同園の平幹也代表は「想像以上の景色に驚いている。来年も続け、地域の名所の一つにしていきたい」と話した。 問い合わせは同園〈電090(7300)0505〉へ。
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ヒマワリ畑の写真ずらり コンテスト応募作品展 浜松市浜北区
浜松市浜北区の杏林堂薬局小松店で15日まで、同区平口の分譲地のヒマワリ畑で撮影された写真コンテストの応募作品展が開かれている。 近隣住民の親子らが応募した21点が並ぶ。笑顔あふれる子どもたちと、元気に成長したヒマワリが写った作品などが集まった。 住宅ができるまでの分譲地を使って工務店のスローハンド、LPガス販売のエネジン、杏林堂薬局などが企画した。約300平方メートルの一部を使い、6月に親子らを招いて種をまき、ヒマワリ畑づくりから行った。
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9日の島田「大井川大花火」 開演15分早め 午後7時から
島田市観光協会は1日、9日に大井川河川敷で開催する「第36回大井川大花火大会」について、午後7時から開始すると発表した。 日没が早まっていることを受け、開演時間を当初の予定より15分早めた。大井川の両岸から約8千発の花火を打ち上げる。悪天候や河川の増水に伴い、2度延期していた。 問い合わせは同協会<電0547(46)2844>へ。
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9万株の花々と富士山の共演 山梨・富士河口湖で「虹の花まつり」
富士急グループによるフラワーイベント「2023虹の花まつり」が1日、山梨県富士河口湖町の富士本栖湖リゾートで始まった。花畑と富士山の共演が来園者を楽しませている。10月15日までの予定。 約4千平方メートルの敷地に、色鮮やかな花を咲かす「ジニア プロフュージョン」や、大輪の「ルドベキア」など15品種、約9万株を植えている。 絵本「ピーターラビット」の世界観を再現した英国式庭園でも約300種類の草木や花々を植栽し、穏やかな空間を演出している。 総支配人の中村州宏さん(47)は「見ごろのピークは9月後半の見込み。景色や、花一つ一つをいろんな角度から楽しんでほしい」と話した。
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浜松「サンリオ展」入場者1万人 名古屋の家族に記念品
ハローキティ、マイメロディなど数々の人気キャラクターを生み出したサンリオの歩みを振り返る「サンリオ展ニッポンのカワイイ文化60年史」(静岡新聞社・静岡放送主催、セキスイハイム東海特別協賛)の入場者が1日、1万人を突破し、会場の浜松市総合産業展示館(同市東区)で記念セレモニーが行われた。 1万人目は名古屋市の中谷龍也さん(34)家族。妻の希郷さん(31)、娘の新菜ちゃん(3)の3人で訪れた。セキスイハイム東海の鈴木要取締役住宅営業本部長、静岡新聞社・静岡放送の伊藤充宏浜松総局長から会場限定のぬいぐるみなどが贈られ、中谷さんは「サンリオのキャラクターが好きな娘が喜んでくれてうれしい。良い思い出
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24年春の浜名湖花博前売り券 9月1日販売開始、2~3割お得に
2024年春に浜松市西区の浜名湖ガーデンパーク(会期4月6日~6月2日)とはままつフラワーパーク(同3月23日~6月16日)で開催される「浜名湖花博2024」の前売り券の販売が9月1日に始まる。販売開始の記念式典が31日、静岡県庁で開かれ、川勝平太知事らがイベント概要や当日券の2~3割程度割安な前売り券をPRした。 入場料は会場別に料金設定され、高校生以上の大人と、小中学生の区分がある。小中学生はいずれも大人の半額で、入学前の子どもは無料。普通入場券は、ガーデンパークの大人前売り券が600円(当日券800円)、フラワーパークは同700円(同千円)。個別購入よりも割安で、2会場を別の日に利用
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来春開催の「花博2024」へ オリジナルラッピングバス運行 遠州鉄道、31日から
浜松市西区のはままつフラワーパークと浜名湖ガーデンパークで来春開催される「浜名湖花博2024」に向け、遠州鉄道(同市中区)は31日から、花博をPRするラッピングバスの運行を開始する。浜名湖花博20周年事業として開催される一大イベントの機運醸成へとつなげる。 浜名湖を連想させる水色を基調とし、サクラやチューリップ、バラといった開催時期に見頃を迎える花をちりばめている。運行開始に先駆けて30日、同社の浜松西営業所(西区)でお披露目され、はままつフラワーパークの「ふらまる」、市マスコットキャラクターの「出世大名家康くん」も駆け付けた。 運行期間は来年6月16日まで。主催する浜名湖花博20周年記
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沼津の食、3テーマで紹介「JIMANFESTA」 9月8~10日 狩野川河川敷など
沼津の食文化を発信する沼津自慢フェスタが9月8~10日、「NUMAZU JIMAN FESTA」(実行委主催)と名称を変え、4年ぶりに復活する。沼津中央公園、狩野川河川敷右岸の「かのがわ風のテラス」に加え、今年から左岸側も会場として活用。会場ごとに異なる3テーマで魅力を伝える。 同公園では「美酒美食の祭典」をテーマに、市内のバーや飲食店ブースが出店する「THIS IS NUMAZU」(8~9日)を開催。かのがわ風のテラスでは、クラフトジン蒸留所「沼津蒸留所」周辺に飲食ブースが並ぶ「ON THE TERRACE」(8~9日)を展開する。 狩野川左岸のあゆみ橋から御成橋付近で新たに実施するの
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二つの旅館の湯楽しんで 伊豆長岡 観光客誘致へタッグ 1日から宿泊客対象
伊豆の国市古奈の温泉旅館「おおとり荘」と弘法の湯本店が、観光客誘致へタッグを組んだ。9月1日から10月31日まで、各旅館の宿泊客はもう一方の旅館の温泉にも入浴できる。関係者は「地域活性化につなげたい」と見据える。 企画名は「伊豆長岡温泉 湯めぐり物語」。発案者のおおとり荘の原勝政支配人(57)が他県の温泉を参考にした。昨年から全国旅行支援があったが、今年4月ごろから宿泊客数が落ち着いてきたため、何かできないかと考えていた。 同企画は各旅館でのチェックイン時に「湯めぐり手形」を受け取る。各旅館は徒歩1分で行き来でき、宿泊客は宿泊日の午後2~9時に各温泉を利用できる。おおとり荘は狩野川や箱根
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「下田ジェラート」好評 通年営業に 国史跡「了仙寺」に店舗
下田市の国指定史跡・了仙寺に今春オープンしたジェラート店が、休みなしの通年営業となった。当初は期間限定の営業だったが、地元食材などを使ったジェラートが観光客や地元住民に好評で、出店した板橋隼平さん(29)は「『下田ジェラート』として地域の名物にしていきたい」と意気込む。 ジェラートは4種類で、オーツミルクと下田の塩で仕上げた「塩バニラ」が一押し。現在は紅ほっぺやマンゴー、キウイのジェラートを提供していて、季節に応じて多様な種類を準備するという。これまでには、アメリカジャスミンの名所の同寺にちなみ、ジャスミン風味も販売した。 コーヒーや抹茶ドリンクも用意。夏に合わせた梅ジュースも人気を集め
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浜松の中山間地においでよ! ダム見学やこんにゃく作り 応援隊がイベント企画
浜松市天竜区や北区引佐町といった中山間地域で活動する浜松山里いきいき応援隊が、都市部の住民を呼び込む交流体験イベントを企画した。秋葉ダム(天竜区龍山町)などを訪れるノルディックウオーキングや婚活イベントまで8種類のプログラムを用意しており、専用のホームページ(HP)で申し込める。 イベントは「しりたい!たべたい!やまいきたい!」と題し、天竜、佐久間など天竜区の5地区と北区引佐町で展開する。土日を中心に12月まで開催する。 直近では、9月22、23の両日で秋葉ダムの見学や周辺を歩くイベントを開催する。23日は満席になった。このほか、引佐町を舞台にした婚活イベントや、水窪町の郷土料理「丸こん
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「ホリノテラス」で静岡の食とビール 2日にイベント 駿府城の堀沿い
静岡の食とビールを楽しむイベント「ホリノテラスホリデー」が9月2日、静岡市葵区の駿府ホリノテラスで初めて開かれる。正午から午後8時まで。 同区の人材交流拠点「市コ・クリエーションスペースCOCODE」で出会ったメンバーが主催し、8飲食店が駿府城の堀沿いにあるホリノテラスに出店する。静岡で採れた野菜のガレット(そば粉を薄く焼いた料理)や静岡牛の牛すじ煮込みなど県産食材を使った料理が展開される。 静岡の食の魅力を県民に再発見してもらおうと、神奈川県出身で2018年に県内へ移住した小沢祥子さん(32)が企画し、他の県内移住者や店舗の協力を得て実現した。小沢さんは「静岡というまちの温かさが伝わる
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大井川花火大会 9月9日開催 悪天候などで2度延期
島田市観光協会は29日、再延期していた「第36回大井川大花火大会」を9月9日に大井川河川敷で開催すると発表した。 悪天候や河川の増水に伴い、2度延期していた。大井川の両岸から約8千発を打ち上げる。今後の天気や河川の状況によっては開催日を遅らせる可能性がある。 問い合わせは同協会<電0547(46)2844>へ。
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牧之原の「さがら海上花火」9月2日 1173発、演出多彩に
牧之原市のさがらサンビーチで9月2日午後7時から、「さがら海上花火大会」(同実行委主催)が開かれる。 市の公式スローガン「RIDE ON MAKINOHARA」にちなみ、水中スターマインなど多彩な演出で1173(いいなみ)発の花火を打ち上げる。会場には飲食店などが出店するほか、地元よさこい団体がパフォーマンスを披露する。 会場周辺では午後6時半から8時半まで交通規制を実施する。予備日は3日または4日。 問い合わせはまきのはら活性化センター<電0548(22)5600>へ。
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徳川家康使用の印、御朱印で授与 久能山東照宮、1613年に英国に宛てた通商許可
徳川家康をまつる久能山東照宮(静岡市駿河区)は28日、家康が1613年に英国に宛てた通商許可を示す朱印状の印影を模した御朱印(初穂料700円)の授与を始めた。家康が主人公の大河ドラマが放映される中、朱印状に記された8月28日の日付に合わせた。 御朱印に押した印影は、縦8・8センチ、横8・4センチの原寸大。家康の他国に対する真心と思いやりを表した「源家康忠恕(みなもとのいえやすちゅうじょ)」との5文字が記されている。台紙には英国国花のバラと徳川家家紋の由来となったフタバアオイの絵柄もあしらった。境内の博物館と社務所で台紙に判を押し、日付を入れて授与している。 朱印状は家康が駿府城で英国王ジ
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東伊豆「どんつく祭」5年ぶり復活へ 天下の奇祭、誘客の起爆剤に
天下の奇祭として知られた東伊豆町稲取の「どんつく祭」が今秋、5年ぶりに復活する。経費増大や担い手不足で2018年の開催を最後に幕を閉じたが、コロナ5類移行後の誘客の起爆剤として再開する。主催する稲取温泉旅館協同組合の関係者が28日、町の定例会見の場で明らかにした。 同組合などによると、夫婦円満や子孫繁栄を願うどんつく神社の例祭で、以前は毎年6月に開催していた。男性を象徴する巨大なご神体をみこしに乗せて練り歩く。ただ、観光関係者の高齢化とともに、期間中の宿泊数の減少や宿泊施設の減少により費用負担が増大。精緻なご神体が時代にそぐわないとの指摘も寄せられていた。最後の開催となった18年は通常2日
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オオオニバス乗れたよ はままつフラワーパークでイベント 9月3日までの土日限定
浜松市西区のはままつフラワーパークで、世界一大きな葉を付ける水生植物「オオオニバス」に乗る子ども向けイベントが開かれている。9月3日までの土日限定。新型コロナウイルスの影響で開催は4年ぶり。 オオオニバスは直径約1・5メートルで、大温室前の池に生育している。26日も多くの家族連れが訪れた。子どもたちはスタッフに抱えられて葉の上に恐る恐る座り水上に浮かぶ感覚を楽しんだ。家族がカメラを向けると笑顔で写真に納まった。 事前予約は不要で、開催は午後1~2時。天候や葉の状態によって中止の場合がある。体重20キロ以下の子どもが対象。 (浜松総局・山川侑哉)
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ハーレー1000台集結 サーキット駆け抜ける 富士スピードウェイでフェス
音楽、キャンプ、モーターサイクルの祭典「ブルースカイヘブン」(ハーレーダビッドソンジャパン主催)が26日、小山町の富士スピードウェイで始まった。27日まで。 米国発祥のオートバイ「ハーレーダビッドソン」の車両を所有する「ハーレーオーナー」に加え、全国からオートバイ愛好家が自慢の愛車に乗って集った。初日は目玉イベント「チャプターパレード」があり、約千台のマシンが独特のエンジン音を響かせて一斉にサーキットを駆け抜けた。最新車両の試乗会も人気を集めた。 イベント広場にはステージを設置し、人気アーティストのライブやDJによるパフォーマンスを繰り広げた。ご当地ハンバーガーの食べ比べ、オートバイ関連
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閉業のホテル改装 静岡の「ニューマスターチ」 “昭和の香り”そのままに再生
静岡市葵区駒形通の通称「しあわせ通り」に面し、昭和レトロな雰囲気で静岡県内外のファンに長年親しまれてきたビジネスホテル「マスターチ」が新型コロナウイルス禍で閉業し、今年3月下旬にホテル「ニューマスターチ」として生まれ変わった。市内のゲストハウス「ヒトヤ堂」が運営を担い“昭和の香り”が漂う建物の内装はそのままに、浴場を読書スペースに改装するリノベーションを施した。世代を問わず幅広い利用客が訪れ、人気を博している。 「懐かしく安らぐ場に」浴場読書室や日替わり喫茶 「女ゆ」と書かれたのれんをくぐると、浴槽の周囲やサウナ室に文庫本や絵本が並ぶ。お湯に漬からない読書室「おふ
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未利用材活用の楽器展示 ヤマハ「イノベーションロード」 4年ぶり特別展
サステナビリティ(持続可能性)とものづくりをテーマにしたヤマハ(浜松市中区)の特別展「オトのかけ算」が23日、同社の企業ミュージアム「イノベーションロード」で始まった。未利用材を活用した試作品の楽器などが並ぶ。来年1月13日まで。 「サステナブルキーボード」の鍵盤は、クラリネットの材料となる黒っぽい色をした木材「グラナディラ」の木粉とプラスチックを複合した材料で製作した。 1981年に発売し、これまで約1万本を生産した片手演奏用リコーダーは、バネ仕掛けの金属のふたを開閉する「キイシステム」をリコーダーに着用。このほか、電源が不要な無電スピーカーなどを展示している。 新型コロナの影響で、
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巨大カボチャ 浜松のバラ園に登場 9月上旬頃まで公開
浜松市中区花川町の私設バラ園「ばらの都苑」(天野和幸苑主)で、栽培するジャンボカボチャが大きな実をつけ、訪れた人たちを驚かせている。 カボチャは直径約70センチ、重さは50~60キロほどの巨大サイズ。園内の花壇や高さ約2メートルの鉄製の棚に、3株が5個の実をつけている。天野さんは「目標の100キロには届かなかったが、台風の影響もなく大きく成長した。ぜひ見てほしい」と話している。 カボチャは9月上旬頃まで公開する予定という。 (浜松総局・山川侑哉)
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大井川大花火大会を再延期 降雨で河川増水
島田市観光協会は25日、26日に大井川河川敷で予定していた「第36回大井川大花火大会」を再延期すると発表した。 降雨で河川が増水し、花火の打ち上げ会場が使用できなくなったため。開催日は未定。当初は10日に予定していたが、悪天候のため延期していた。 問い合わせは同協会〈電0547(46)2844〉へ。
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「パンパスグラス」風に揺れ秋の気配 伊東の松川湖畔
伊東市の松川湖の湖畔でパンパスグラスが花穂を付け始めた。連日、厳しい暑さが続くものの、夏から秋へと季節の移り変わりを告げている。 パンパスグラスはイネ科の多年草。松川湖の西側斜面に植栽されている。草丈は2メートル前後で、40~80センチほどのフワフワとした花穂が風になびき、涼しげな光景を見せている。
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浜松でジオラマグランプリ 国内外モデラーの作品集結 27日まで
国内外のプロモデラーや愛好家のジオラマ作品が一堂に集結する「浜松ジオラマグランプリ」(NPO法人はままつ未来会議主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が24日、浜松市中区のザザシティ浜松西館で始まった。1次審査を通過した43点の中から、一般来場者らによる投票でグランプリを決定する。27日まで。 昭和の民家や人々の暮らしなど懐かしい風景を再現した作品、「親を亡くした少女とサーカス団の出会い」とのテーマで創作したファンタジー色の強い作品など、細部までこだわり、卓越した技術の光るジオラマが並ぶ。同市出身の情景作家山田卓司さん(63)ら4人が審査し、一般投票と合わせて入賞作を決める。 初出展という県内
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晩夏彩る黄色の大輪 御前崎でヒマワリ見頃 住民有志が植栽
御前崎市比木の県道沿いの休耕畑でヒマワリが見頃を迎えている。青空の下、約6千平方メートルに黄色の大輪が咲き誇り、晩夏を彩っている。 花の植栽や景観整備などに取り組む住民有志「比木みどり会」が6月末にトラクターで土を耕し、種をまいた。例年と比べ、今年は天候不順により種をまく時期が遅れたため、8月末から9月上旬ごろまで見頃が続く見通し。会が発足した1999年ごろに始まった恒例行事で、地元住民らを魅了している。 同会の山口丈男会長「今年もきれいに咲いた。ぜひ、見に来てほしい」と呼びかけた。春には菜の花を咲かせる予定。 (御前崎支局・市川幹人)
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浜松産ガーベラすくいに挑戦 花博20周年事業の一環 浜名湖ガーデンパーク
来春の浜名湖花博20周年記念事業の一環として、静岡県や浜松市などでつくる実行委員会はこのほど、県が生産量全国1位を誇るガーベラをすくう「花すくい」を同市西区の浜名湖ガーデンパークで行った。 ピンクや黄色などの色鮮やかな市内産ガーベラ200本を用意し、パーク内で植栽されたバラなどと併せて水に浮かべた。会場は多くの親子連れでにぎわい、来場者は金魚すくいで使用するポイを片手にお目当てのガーベラを優しくすくった。 スタッフらは花博記念シールの配布も行った。
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一足早く秋の雰囲気 ヒガンバナ科「リコリス」開花 浜名湖ガーデンパーク
浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで、ヒガンバナ科の「リコリス」の花が咲き始めた。赤やピンク、白色の花が一足早い秋の雰囲気を醸し出している。 リコリスは園内の百華園に数種類が植栽され、散策に訪れた人たちの目を引いている。同園によると、見頃は9月中旬頃までの見込みという。 園内ではほかにも「西洋ススキ」とも呼ばれるパンパスグラスやショウガ科のヘディキウムなど、初秋の植物が見頃を迎え始め、季節の移ろいを告げている。
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どうなる!?出世魚 家康ちなみ特別展 浜松「ウォット」
浜松市西区の浜名湖体験学習施設「ウォット」で9月3日まで、大河ドラマ「どうする家康」にちなんだ特別展示「どうなる!?出世展」が開かれている。 徳川家康から連想された出世、武士、歴史をテーマに浜名湖に生息する水生生物約35種を公開している。出世魚のコーナーでは成長するにつれて名前の変わるスズキやクロダイ、ボラを展示している。太刀のようなインドアカタチやかぶとに姿が似ているカブトクラゲなど、武士を連想させる生き物を集めた「武将水槽」。家康が好んだとされる天ぷらをキーワードにした魚のコーナーも来館者の人気を集めている。 企画を担当した飼育主任の工藤隆馬さんは「普段はあまり注目されないマイナーな
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天浜線のラッピング車両、縦じまに模様替え 掛川・キャタラー
自動車用触媒メーカーのキャタラー(掛川市)はこのほど、天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)のラッピング車両をリニューアルした。 新車両名は「シン・キャタライナー」。刷新前の「キャタライナー」は2017年5月に運行を開始し、22年12月から車両整備や点検のため運休していた。新車体デザインはキャタラーのコーポレートカラーである青と緑を合わせた色を使い、縦じま模様でシンプルに仕上げた。 天竜二俣駅(同区)で開かれたシン・キャタライナーの出発式に出席した石田雅資社長は「利用者や沿線の住民に親しみを感じてもらえれば」と期待した。
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かわいさ♡全開 バイソン赤ちゃん公開、シマリス新施設も 富士サファリパーク
バイソン 赤ちゃん公開 裾野市の富士サファリパークでこのほど、アメリカバイソンの赤ちゃん2頭の一般公開が始まった。 2頭はいずれも雄で7月31日と今月1日に生まれた。母親の乳を飲んだり、体を寄せ合ったりして愛らしい姿を見せている。 広報担当の藤野真希さんは「およそ半年くらいで体毛の色が成獣っぽくなる。まだ赤茶色でかわいらしい様子を見て楽しんでほしい」と話した。 シマリス新施設を開設 裾野市の富士サファリパークはこのほど、新施設「リスの森」を開設した。すばしっこく動き回るかわいらしいシマリスが来園者を楽しませている。 施設内の「ふれあいゾーン・どうぶつ村」の一角に敷地面積約90
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「吉田町港まつり 花火大会」が延期 23日から25日に
吉田町観光協会は21日、同町の吉田漁港で23日に開催予定だった「吉田町港まつり・花火大会」を25日に延期すると発表した。23日は降雨が見込まれるため決定した。25日も花火は午後7時25分からと同8時20分からの2部構成で行う。
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「朝霧高原」に屋外テーブル 富士の遠藤建設寄贈
富士市の遠藤建設が、富士宮市根原の道の駅「朝霧高原」にテーブルと椅子を寄贈した。このほど出入り口近くの屋外に設置され、休憩に利用する来場者の姿が見られた。 道路整備に携わる同社は設立65周年の記念に、県内外から観光客が集まる場所で楽しい思い出づくりに貢献しようと、テーブル4基と椅子26脚を用意した。 同日の道の駅は多くの観光客でにぎわい、真新しい椅子に座ってソフトクリームや富士宮やきそばを食べながら会話に花を咲かせていた。遠藤夏美社長は「岳南地域の活性化につながればうれしい」と話した。
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奥浜名湖でお得にグルメ楽しんで 27日から商工会が商品券販売
浜松市北区の奥浜名湖商工会は27日、物価高騰対策やコロナ禍から復活途上の飲食店の景気回復策として、飲食店で利用できるプレミアム付き商品券「奥浜名湖グルメ券」の販売を始める。利用期間は11月末まで。 1セット6千円分の商品券を1600セット発行し、現金5千円で販売する。プレミアム率は20%。同区内を中心に会員事業所約60店舗で利用できる。同商工会の担当者は「奥浜名湖地域に足を運んで、飲食を楽しんでほしい」と話す。 27日にみをつくし文化センター(細江町)と同商工会三ケ日支所(三ケ日町)で販売する。残った場合は同支所と本所(細江町)で28日から販売する。問い合わせは同商工会<電053(527
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浜松市西区ママ友3人 26日に佐鳴湖西岸でマルシェ
浜松市西区大平台のママ友3人によるグループ「テントテントテン」が26日午後3~7時、同区の佐鳴湖西岸ひょうたん池付近で交流イベント「プチマルシェ・夕涼みスペシャル」を開く。手作りの雑貨や軽食など20近い地元店舗が出店予定で、くじ引きや読み聞かせなど家族で楽しめる催しを企画している。18日に市役所で概要を発表した。 デザイナーの前川友季さん(40)と小谷茉莉さん(41)、ヨガインストラクター内藤智子さん(43)が昨年結成したグループ。コロナ禍で極端に減った地域の異世代交流の機会を取り戻そうと、小規模のマルシェを続けてきた。今回は西区の地域力向上事業に採択され、規模を拡大する。 砂絵やウッド
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ザコシショウさん爆笑誘う ラジオ生放送に登場 駿府城夏まつり最終日
静岡市葵区の駿府城公園を舞台にした「駿府城夏まつり」(実行委主催)は最終日の20日、同市清水区出身のお笑い芸人ハリウッドザコシショウさんがステージに登場し、会場を盛り上げた。アーティストのライブや100店近い出店などを展開した2日間のまつりは大盛況のまま閉幕した。 SBSラジオ「鉄崎幹人のWASABI」の公開生放送に出演したザコシショウさんは「Mr.マリックでーす」と勢いよく登場し芸人仲間や俳優の「誇張しすぎた物まね」を連発。俳優の福山雅治さん主演のドラマ「ガリレオ」の主人公の物まねを小道具を用いてコミカルに披露し、聴衆の爆笑を誘った。鉄崎さんら4人のパーソナリティーとのトークにも出演し、
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沖縄・伊江村がハイビスカス出展 24年春開催の浜名湖花博
沖縄県伊江村が来春浜松市で開かれる浜名湖花博20周年記念事業にハイビスカスの展示コーナーを開設する。20年前の花博終了後、浜松で飾られた236種、約500鉢のハイビスカスが縁あって同村に贈られ、今では村の重要な観光資源になっている。20日に名城政英村長が記念事業の会場となる西区の浜名湖ガーデンパークを訪れ、県担当者と展示内容を協議した。 花博でハイビスカスを出展した岐阜県の園芸業「樹香苑」が、花を引き取って大切にしてくれる自治体を探す中、花による村おこしを進めていた同村が名乗り出た。村はハイビスカス園を整備して育種を重ね、今では全国最大規模、2千近い品種を展示する施設として誘客に貢献してい
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「アニマルピックフェスタ」浜松で開催へ 主催者らPR 国内最大規模
スポーツやアウトドアをペットと楽しむ国内最大規模のイベント「アニマルピックフェスタ」(日本アニマルピック委員会主催)が9月30日と10月1日、浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで開かれる。浜松市は犬の飼育率が全国政令市1位で、ペットを切り口にした観光施設が増加中。イベントを盛り上げる素地があるとして、開催地に選ばれた。同委員会の関係者がこのほど、市役所で中野祐介市長にイベントをPRした。 犬と一緒にボードで水上を進むドッグサップ体験や特設ドッグランでのタイムレースなど、参加型のアトラクションを多数用意する。働く犬の活動実演、アウトドアグッズの紹介、適正飼育や災害時避難を考える展示も予定してい
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「甘くて冷たい」人気の茶氷やアイス求め列 駿府城夏まつり最終日
「駿府城夏まつり」の会場にはかき氷やアイスなどの出店が並んだエリア「冷たくしないで」が設営され、「冷」を求める来場者が列をつくった。 島田市川根町の茶販売店「朝日園」は、水出しの川根茶とともに4種の茶氷を用意した。川根抹茶にキャラメルホイップやドーナツを添えた新作の茶氷などが来場者の目を引いた。浜松市を拠点にキッチンカーで各地を回る「アイス・ラボ」は、ライオンやパンダなど愛らしい動物の顔をデコレーションしたアイスを販売。家族3人で訪れた前島丞君(5)=静岡市清水区=はコアラのアイスを手に「かわいくて、甘くて冷たい」と喜んだ。 同エリアでは3Dメガネを着けて楽しむお化け屋敷も展開し、涼を届
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駿府城夏まつり開幕 音楽ライブや出店で夏満喫 20日まで
アーティストのライブや100店近い出店が楽しめる「駿府城夏まつり」(実行委主催)が19日、静岡市葵区の駿府城公園で始まり、幅広い世代でにぎわった。20日まで。 「めいんすてーじ」でのライブには、浜松を拠点に活動するCRaNE(クレイン)、T.C.R.横浜銀蝿R.S.などが登場し、観客を盛り上げた。 会場には飲食やゲームの出店のほか、350個余の風鈴をつるした「風鈴回廊」が設けられた。二ノ丸堀の遊覧船「葵舟」の夜間特別運航も行われた。 20日は午後3時から9時まで。午後3時からの観客参加形式のダンスショーは、EXILEのTETSUYA、GENERATIONSの小森隼、関口メンディーが出演
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涼感じる「縁日」 子どもら夢中 多彩な出店人気 駿府城夏まつり
静岡市葵区の駿府城公園で19日に始まった「駿府城夏まつり」には縁日エリアが設けられ、ゲーム、物販、飲食などの出店に多くの親子が詰めかけた。 「氷スーパーボール」のコーナーでは、子どもたちが大きな氷の塊に水鉄砲を放ち、少しずつ溶かして中のスーパーボールを取り出した。静岡大付属静岡小3年の伊藤誠君(8)は妹と挑戦。「手が冷たくなったけれど、水鉄砲に水を2回補充してボールを取った」と笑顔を見せた。 スクリーン上の的をおもちゃの鉄砲で狙い撃ちする「デジタル射的」には行列ができ、3D眼鏡を掛けて楽しむテント型お化け屋敷からは悲鳴が響いた。人気キャラクターのお面、綿菓子、ヨーヨー釣りなどの出店のほか
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ランタン 明かりは自分色 駿府城夏まつりでワークショップ
静岡市葵区の駿府城公園で19日に開幕した「駿府城夏まつり」で、日本たばこ産業(JT)は「ランタンの森」エリアを展開した。20日まで千個超のランタンを並べたり、ワークショップを開催したりしている。 ワークショップの受付には家族連れや子どもたちが次々と来場。参加者はサトウキビを原料にしたプラスチックケースに好きな絵を思い思いに描いたり、シールを貼ったりしてランタンを彩った。組み立てたケースの中には光のパターンが変わる発光ダイオード(LED)ライトを入れて完成させた。友達と参加した小学1年の広瀬鼓千可[こちか]君(6)=葵区=は自身のランタンを見つめて、「ランタンを持って夜に散歩したい」と喜んだ
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伊豆の国・狩野川神島公園プレオープン 気球やカヤック、ドッグランも 10月開業へ
伊豆の国市の「狩野川神島公園」で19日、プレオープンイベントが開かれた。市内外から700人以上が訪れ、気球への搭乗やカヤック体験、アユのつかみ取りなどが人気で、長蛇の列を作った。 10月1日の開業を前に多くの人に施設の魅力を知ってもらおうと、市と公園を指定管理する「JM(ジェイエム)」(東京都)が企画した。セレモニーでは伊豆ジュニアブラスの演奏が披露されたほか、かき氷や串焼きなどの屋台が公園内に出店し、来場者が楽しんだ。 施設は広さ14.1ヘクタールで、遊具やキャンプ、ドッグランなどのエリアがある。
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駅スタンプアプリ導入 コンプリートで割引サービスも 大井川鉄道
大井川鉄道(本社・島田市)は、ジェイアール東日本企画が運営するデジタル駅スタンプアプリ「エキタグ」を導入した。スマートフォンでデジタル化した駅スタンプを集めることができるほか、大鉄の売店で期間限定の割引サービスも受けられる。県内での導入は初めてという。 エキタグを導入する鉄道会社が多い東日本や首都圏からの集客を促す狙い。エキタグのアプリをダウンロードし、駅に設置されたエキタグのマークをスマホで読み込むと、デジタル駅スタンプが手に入る。日付も入り、デジタルのスタンプ帳にためることができる。利用は無料で、SNSで発信も可能。 デジタル駅スタンプは金谷、新金谷、家山の3駅で手に入る。すべて取得
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お盆の新幹線 利用者前年比25%増 JR東海
JR東海は18日、お盆期間(10~17日)の東海道新幹線と在来線特急電車の利用状況を発表した。新幹線は268万5千人が利用し、昨年より25%増えたものの、台風7号の影響で期間の後半に運休が相次いだため、コロナ禍前の2018年と比べると14%減った。 同社によると、利用のピークは下りが11日で28万2100人、上りは13日で22万5300人だった。同社が7月に公表した期間中の指定席の予約状況はコロナ禍前の水準とほぼ同じだったが、実際の利用者は少なかった。台風7号の接近で計画運休や間引き運転を行ったため、旅行日程の変更や利用の取りやめがあったとみられる。 在来線特急電車の利用者は11万9千人
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バギーで富士山麓疾走 裾野・ぐりんぱ 31日まで
富士山2合目の遊園地ぐりんぱ(裾野市須山)で、31日までの期間限定アクティビティ「ぐりんぱワイルドバギー」が人気を集めている。富士山麓の風を全身に浴びながら疾走し、爽快感やスリルが楽しめる。 そり用のゲレンデにもなった傾斜地の特設コースで、200ccのバギーを運転する。最高速度は13キロ。未舗装のコースで車体が弾むことがあり、体が宙に浮く感覚を味わえるという。 2人乗り。運転は11歳かつ身長150センチ以上、助手席の乗車は3歳から。利用料はワンデークーポン利用時は500円、入園券の場合は1500円。 ぐりんぱは夏休み期間中、体験企画「ぐりんぱこどもアカデミー」を開催している。19日はラ
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モータースポーツ身近に 小山に新ガレージ開所 マシンの整備見学、ギャラリーエリアも
国内最高峰の自動車レース「スーパーGT」など国内レースに参戦しているシェイドレーシングはこのほど、小山町の富士スピードウェイ西ゲート付近に新たなガレージ「シェイドレーシングFUJIファクトリー」を開所した。入場無料で、レース参戦車両の整備を見学できるなどモータースポーツを身近に感じられる施設になっている。 同社によると、敷地面積約3万4千平方メートル、延べ床面積約1万3千平方メートル。実際にレースに出場しているマシンをメカニックらが調整する様子を間近で見られるエリアを用意した。過去にレースに参戦した車両やレーシングドライバーが着用したスーツなどを展示するギャラリーエリア、レーサー気分を味
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華やか ヒマワリ4万本見ごろ 伊豆の休耕田
伊豆市八木沢の旧土肥南小近くの休耕田で、ヒマワリが見ごろを迎えている。 地元の西豆地域づくり協議会が十数年前から複数の休耕田を使って取り組む。今年は3カ所の約40アールに4万本が咲き、25日ごろまでは見ごろという。
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あばれる君「頼朝公」旗揚げ盛大 三嶋大祭り2日目 行列に歓声
三島市の三嶋大祭り2日目は16日、三嶋大社を主会場に多彩な催しを繰り広げた。雨の影響で一部イベントが中止となる中、メイン行事の頼朝公旗揚げ行列は盛大に挙行された。源頼朝役を務めたお笑い芸人のあばれる君らが市中心部を練り歩き、多くの見物客でにぎわった。 頼朝公旗揚げ行列は、伊豆に流された源頼朝が三嶋大社で源氏再興を祈願し、旗揚げしたという故事に由来する。予定された出陣式は大雨で中止。待ちに待った一行が大社前に姿を現すと沿道から大きな歓声が上がった。 あばれる君は「雨の中、ありがとう」と馬上から手を振って沿道の声援に応えながら、伊豆箱根鉄道駿豆線広小路駅まで進んだ。豊岡武士市長ら12人が騎馬
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浜名湖ガーデンパーク 花々一望の展望塔 無料開放 県民の日の8月21日
浜松市西区の浜名湖ガーデンパークは県民の日にちなみ21日、パーク内の展望塔を無料開放する。塔は高さ約50メートルで、浜名湖や園内に咲く花々を一望できる。 展望塔の入場時間は午前9時~午後5時(最終入場は午後4時45分)。問い合わせは同パーク<電053(488)1500>へ。
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掛川・炭焼の杜明ケ島 森の中 穏やかな時堪能【キャンプ場だより】
この先にキャンプ場は本当にあるのだろうか?そんな心配をしながら山を下ると「炭焼の杜[もり]明ケ島キャンプ場」は現れます。周囲に民家もない、携帯電波も届かない美しい渓谷。夜になると満天の星が頭上に輝きます。 施設のテーマは「STUDY TO BE QUIET(穏やかなる事を学ぶ)」。森の中に浮かんでいるように見える「ウッドデッキサイト」をはじめ、開放感あるステージ付きサイト、心ゆくまでたき火を楽しめる専用サイト、薪[まき]ストーブを楽しむ古民家グランピングなど、特徴ある複数のエリアで構成しています。渓流釣りができる専用の管理釣り場も人気です。 本当にキャンプが好きな人に楽しんでもらえるよう
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三嶋大祭り開幕 山車競り合い、威勢良く 伝統の「しゃぎり」響く
三島市の夏を彩る風物詩「三嶋大祭り」(実行委主催)が15日、三嶋大社を拠点とした市中心部で開幕した。懸念された台風7号の影響を感じさせない晴天の中、初日から山車の競り合いや伝統の祭りばやし「しゃぎり」が繰り広げられた。心躍るリズムが町中に響き渡り、歩行者専用道路になった大通りは法被姿の地元住民や多くの来場者でにぎわった。 午後2時半すぎ、6年に1度巡ってくる当番町(大社町、日の出町、東町、南二日町、東本町一丁目、東本町二丁目)が山車の引き回しに出発。大通りにも12台の山車が並び、太鼓や笛、すりがねの音を威勢良く響かせた。三嶋大社前では「子供しゃぎり大会」も行われ、8団体約100人が練習を重
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藤枝市瀬戸谷地区 茶畑の絶景ティーテラス 大自然を全身に 味わい尽くそう藤枝の夏【わたしの街から】
のどかな田園風景や四季折々に色づく山々が魅力の藤枝市瀬戸谷地区は、子どもから高齢者までが広大な自然を満喫できる土地だ。人口は1955年の約5300人と比較し、6月末時点で1960人と減少は著しいが、8月の行楽シーズンは例年、おれっぷ大久保グラススキー場・キャンプ場や市陶芸センターなどに多くの観光客が訪れる。 昨年4月、産地である茶を生かした施設が誕生した。標高約450メートルの茶畑に完全予約制の屋外プライベート喫茶空間「ティーテラス市之瀬」。谷筋を渡って吹き上げてくる風、鳥のさえずり、空を見上げるとゆっくり動く雲。自然を全身で感じながら煎茶や抹茶、茶菓子などを味わえる。 テラスは同市瀬戸
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迫力のアーチ「太鼓橋」に歓声 下田で太鼓祭り開幕
下田市の夏の風物詩で「下田太鼓祭り」として知られる八幡神社例大祭が14日開幕した。同神社を起点にみこしや供奉道具、太鼓台が中心市街地を練り歩く。初日は最大の見せ場とされる「太鼓橋」が繰り広げられた。15日まで。 新型コロナウイルス禍を経て4年ぶりの2日間開催。太鼓橋は、サカキや矛、四神をまつった木枠の供奉道具11基を長さ約10メートルにロープで結び、男衆たちが担ぎ上げる。「ほりゃほりゃ」などと威勢の良いかけ声で両端から中央部を一気に押し上げ、バランスを保ちながら高さ3メートル以上の曲線状のアーチを描くと、沿道に詰めかけた群衆から歓声が上がった。笛や三味線、太鼓の音色が響き渡り、市街地は久々
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ユネスコ無形文化遺産「徳山の盆踊」 16日に延期 川根本町
川根本町の徳山古典芸能保存会は14日までに、15日に予定していた同町徳山に伝わる国指定重要無形民俗文化財「徳山の盆踊」を16日に延期することを決めた。台風7号接近のため。 同地区の浅間神社で奉納し、午後6時半ごろから「鹿ん舞」などを披露する予定。徳山の盆踊は昨年11月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。 天候次第で当日朝に再延期する可能性がある。その場合は同町の公式ホームページに掲載する。問い合わせは町社会教育課<電0547(58)7080>へ。
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三嶋大祭り「予定通り開催」 15~17日
三島市の夏を彩る風物詩「三嶋大祭り」が15日、三嶋大社を拠点に市中心部で開幕する。台風7号の影響が懸念される中、実行委員会は14日、臨時役員会を開き「予定通り開催する」と決定した。 今後、市内に大雨や暴風警報が出た場合は、改めて協議する。開催に関する変更がある場合は大祭りのホームページなどで周知する。役員会では、風雨対策に十分配慮するよう関係団体に通知も出した。 大祭りは17日まで、山車シャギリ大会や農兵節総踊りなどの多彩なイベントを繰り広げる。メインイベントの頼朝公旗揚げ行列はお笑い芸人のあばれる君が源頼朝役を務め、16日午後3時10分に三嶋大社で出陣式を行い、同4時に出発する。 期
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風鈴300個 白糸ノ滝に夏の涼音 富士宮で31日まで
富士宮市上井出の世界遺産富士山構成資産・白糸ノ滝の売店エリア「富士山・白糸ノ滝テラス」で31日まで、約300個の風鈴が涼しげな音を響かせている。 「白糸風鈴」と題して白糸の滝観光組合が風鈴棚を設置した。天候が良ければ富士山を背景に風鈴を眺められる。晴天となった12日は県内外から多くの観光客が訪れ、花火やスイカなど夏らしい絵柄の中から好みの風鈴を探して写真撮影を楽しんでいる。 同組合はSNSで「#白糸風鈴」を付けて写真の投稿を呼びかけている。渡辺邦浩組合長は「最近暑い日が続いているので、ささやかでも涼を届けられたら」と話した。
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裾野・富士山資料館 18日まで夏休み特別公開
裾野市須山の市立富士山資料館で14日、夏休みの特別公開が始まった。古文書や絵図、動物と鳥の剝製、溶岩など富士山と信仰に関する貴重な展示品を無料で見学できる。18日まで。 経済や文化団体でつくる富士山世界文化遺産裾野市民協議会が、昨年度に続いて企画した。世界遺産登録10周年を記念し、本年度は公開期間を5日間(昨年度は2日間)に延ばした。希望者は県世界遺産登録ガイド員が館内を案内する。 正午から午後3時まで。予約不要。 富士山資料館は老朽化や来館の減少を受け、昨年度から休館している。
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台風7号接近で臨時休館 グランシップなど6施設 静岡県が発表
静岡県は14日、台風7号の接近に伴い浜名湖ガーデンパーク(浜松市西区)やグランシップ(静岡市駿河区)など6施設を15日に臨時休館や休園にすると発表した。 このほかの施設は県立水泳場(静岡市葵区)、県武道館(藤枝市)、遠州灘海浜公園(浜松市南区)、浜名湖体験学習施設ウォット(同市西区)。ホームページなどで営業休止を知らせたり、予約者に個別に連絡したりしている。 グランシップは15日午前中の一部催事終了後に臨時休館する。
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森町納涼花火大会 16日に開催延期
森町商工会は14日、同町太田川親水公園で15日に開催予定だった森町納涼花火大会について、開催を16日に延期すると発表した。台風7号の接近に伴い、荒天が予想されるため決定した。16日も午後7時半開始予定で、約2千発を打ち上げる。
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涼求め泡パーティー 伊豆・修善寺虹の郷 水鉄砲対決も満喫
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で、泡や水遊びができる恒例の夏季イベント「ウォーターパーク」が20日まで開催されている。連日厳しい暑さが続く中、涼を求める多くの親子連れでにぎわっている。 施設内の「カナダ村」に高さ5メートルほどのスライダーや、一辺約10メートルのビニールプールなどを設置。15日まで連日昼過ぎになると、ポンプから噴き出る泡を全身に浴びる「泡パーティー」と、悪役のスタッフとの水鉄砲対決も実施している。 家族5人で訪れ、泡まみれになって楽しんだ伊豆の国市の渡辺羽依さん(10)は「泡がたくさん出てきて気持ちよかった。夏の思い出になった」と話した。一部は雨天中止。問い合わせは修善
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シン・エヴァ劇場版登場「ロンギヌスの槍」展示 天浜線・天竜二俣駅
天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は10日、アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に登場する道具「ロンギヌスの槍(やり)」の像の展示を天竜二俣駅車両基地(同区)で始めた。 同駅は2021年に公開された映画の舞台の一つ「第3村」のモデル地になったことで話題を集めた。ロンギヌスの槍の高さは3・6メートルで、車両基地内の転車台近くに位置する。アニメの物語で重要な役割を持つことから、ファンの来訪を見込む。 転車台見学や乗車体験ツアーに参加することで見学できる。松井宜正社長は「県内外から多くの観光客に来てもらい、地域の盛り上げにつなげたい」と話す。
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ドラマ「TOKYO MER」劇場版で使用の車両 静岡県内各地で展示 13日まで
TBS系の人気テレビドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の劇場版で使用された車両「ERカー」の展示が11日、SBSマイホームセンター富士、三島の各展示場で始まった。13日まで静岡県内の各展示場を回る。 車両は長さ約10メートル、幅約2・5メートル、高さ約3・5メートル。救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」が使った青色中心、そのライバルチーム「YOKOHAMA MER」が使った水色中心の2種類となっている。県内での2台同時展示は初めてで、来場者は大きな車両をさまざまな角度から写真に収めた。 撮影で使った衣装や映画の名場面の写真も飾っている。12日は静岡、静岡東
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盆休み初日 台風前に満喫、行楽地にぎわう コロナ5類移行後初 変化実感
新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行してから初めて迎えたお盆休み初日の11日、静岡県内の行楽地は帰省した家族連れや旅行客でにぎわった。盆休み後半は台風7号の影響も予想され、多くの人々はコロナ禍からの変化を実感しながら早めに余暇を満喫した。 静岡市清水区のエスパルスドリームプラザでは、県内外の18店が参加する「静岡かき氷まつり」が開幕。来場者は各店のかき氷を食べ比べて涼感を楽しんだ。長野県から同区に帰省した会社員中村寛子さん(42)は「かき氷を人混みの中で食べられるなんて今までは考えられなかった。ラジオ体操や盆踊りといった子どもの行事も復活し、忙しい夏休みになっています」と笑
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帰省ラッシュ本格化 静岡県内の高速渋滞 新幹線乗車率100%超
新型コロナウイルス感染症の5類移行後初めてのお盆休みを古里などで過ごす人たちの帰省ラッシュが11日本格化し、高速道路や新幹線が混雑した。JR静岡駅発の新幹線乗車率は100%を超え、高速道路では事故などの影響もあり断続的に渋滞が発生した。 静岡県警交通管制センターによると、午前9時台に東名下り日本坂パーキングエリア─吉田インターチェンジ(IC)間で最大13・6キロの渋滞が発生。新東名下り島田金谷IC─森掛川IC間では事故の影響で最大13・5キロまで車列が延びた。 JR東海静岡支社によると、静岡駅発の新幹線「ひかり」の自由席乗車率は午前中に下りが最大120%、上りが同100%。富士山静岡空港
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キャンプフェスタ×夏祭り 同日開催、12日まで 島田・KADODE
島田市竹下の複合施設「KADODE OOIGAWA」で11日、夏のおおいがわキャンプフェスタ(大井川流域観光事業実行委員会主催)とカドデ夏祭り(島田市観光協会主催)が始まった。12日まで。 キャンプフェスタにはキャンプ用品の販売業者が複数出店。人気漫画「ゆるキャン△」のオリジナルグッズや島田市の冷茶なども販売している。午前10時~午後3時。 夏祭りは射的や玉入れのほか、KADODE隣の「常安寺」を舞台にしたお化け屋敷を目玉企画として用意した。島田商業高(島田市)の生徒約50人が夏祭りの運営ボランティアとして参加。開催は午後3~8時で、お化け屋敷は午後5時から。
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シラサギみたい? サギソウ見頃 浜北・静岡県立森林公園
浜松市浜北区の県立森林公園で、シラサギが翼を広げたような形の花を咲かせる「サギソウ」が見頃を迎えている。 ラン科の多年草で、同公園スポーツ広場付近の日当たりの良い湿地に自生している。高さ20~50センチに伸びた茎の先に3センチほどの小さな白い花を咲かせている。同公園の自然解説員によると、花が見られるのは8月中旬ごろまでという。
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ラブライブ「幻日のヨハネ」 10月までショップ開店 新東名上り駿河湾沼津SA
沼津市の新東名高速道上り駿河湾沼津サービスエリア(SA)に10日、同市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」から派生した新作「幻日のヨハネ」のプレミアムショップがオープンした。10月29日までの期間、ショップ限定のグッズなどを販売する。 同SAでのラブライブ関連の店舗開設は4年ぶり。店舗には、アニメの主人公たちの缶バッジやアクリルスタンド、同SAをモチーフにした建物を描いたクリアファイルなど50種類以上が並ぶ。購入金額に応じ、特製のブロマイドをプレゼントする。キャラクターの等身大パネルを置いた撮影スポットも設置した。 SA内の飲食店「富士山高原いでぼく」と「家族庵~Family
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ワンちゃんもクールダウン 水遊びイベント 静岡市葵区
静岡市葵区産女の市動物愛護館で9日、市民が愛犬に水遊びをさせられるイベント「ワンちゃんプール」が開催された。犬と飼い主が冷たい水の感触を楽しみ、暑さをしのいだ。 「愛犬家の交流の場に」と毎年、この時期に開催する行事。屋根の付いた屋外催事場に直径3・7メートル、深さ70センチの仮設プールなど、大小6カ所の水遊び場と犬用のおもちゃを用意。元気よくプールに飛び込む犬がいる一方、水に入るのを嫌がる犬もいるなど、さまざまな反応を見せて来場者の笑顔を誘った。 ワンちゃんプールは23日と9月3日も開催する。事前予約制、1回40分で無料。予約や問い合わせは同館<電054(278)4070>へ。
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キツネノカミソリ 夏山に映える 静岡の高山・市民の森
静岡市葵区の高山・市民の森でこのほど、山野草「キツネノカミソリ」の開花が始まった。夏山の緑に映える鮮やかなオレンジ色の花が、訪れた人たちの目を楽しませている。 山頂へ向かう山道脇や、竜がすんでいたという伝説が残る「高山の池」周辺など各所に群生。30センチほどの花茎を伸ばし、枝分かれした先端にユリのような小花を次々と咲かせる。市民の森の管理人によると、今年は先月26日に数輪の開花を確認。現在も花茎が地表から次々と出てきているため「今月中旬まで楽しめるのでは」と話す。 キツネノカミソリはヒガンバナ科の多年草。名前の語源は、早春に出る細い葉がカミソリを連想させることや、何もない所から突然姿を現
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8宿場町巡って「マイスター」に 静岡、藤枝両市「駿州の旅」日本遺産 11日からスタンプ集めて認定証ゲット
静岡、藤枝両市の関係団体でつくる「駿州の旅日本遺産推進協議会」は11日から、日本遺産「日本初『旅ブーム』を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅」の構成文化財を巡るスタンプラリー「駿州クエスト」を始める。夏休み中の小中学生に東海道の歴史や役割を楽しく学んでもらおうと初めて企画した。 蒲原宿や丸子宿など同資産の認定エリアである八つの宿場町に、それぞれデザインの異なるスタンプを用意した。8種類すべてを集めた人には、記念カード「駿州の旅 日本遺産マイスター認定証」を贈る。 スタンプの設置場所は丸子宿の丁子屋や岡部宿の大旅籠柏屋などの構成文化財のほか、静岡市歴史博物館や「駿府の工房 匠宿」など各宿
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いわた夏まつり花火大会 26日、市内5カ所打ち上げ
磐田商工会議所の鈴木裕司会頭と磐田市商工会の三ツ谷金秋会長らが8日、磐田市役所を訪れ、26日夜に市内5カ所で花火を打ち上げる「2023いわた夏まつり花火大会」を草地博昭市長にPRした。 遠州地域の夏の最後を飾る花火大会として市民に親しまれている大会で、2020年は新型コロナ感染拡大の影響で中止となった。21、22年はコロナ禍で落ち込んだ地域を活気づけようと、「いわたの夜空に元気玉花火」と題し、打ち上げ場所を分散して自宅でも観覧できる大会として行った。今回も実施方法は変えず、名称を戻して開く。 午後7時半から8時までの間、向笠地区、はまぼう公園北西、竜洋海洋公園、池田の渡し公園、天竜川ラブ
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藍染めハンカチの台帳 限定販売 11日から東海道スタンプラリー
静岡市や静岡商工会議所などでつくる東海道歴史街道観光推進協議会は11日から、市内の東海道宿場町を巡る「しずおか東海道ご縁めぐりスタンプラリー」で、スタンプの台帳として使用する「富士山染めハンカチ」を300枚限定で販売する。 ハンカチは35センチ四方の大きさで、同市駿河区の施設「駿府の工房 匠宿」で1枚ずつ藍染めした。コップにかぶせると富士山に見えるデザインをあしらった。 スランプラリーは2019年度からスタートし、台帳には同じデザインの白いハンカチを用意している。22年度に「富士山染めハンカチ」を200枚限定で販売したところ好評だったため、継続を決めた。 スタンプラリーは蒲原宿や興津宿
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千体仏を限定公開 函南・仏の里美術館 9月30日まで
函南町のかんなみ仏の里美術館で9月30日まで、町指定文化財の「大竹千体観音像」が限定公開されている。 同館によると、観音像は地元の歴史研究会が古文書を読み解き、同町の大竹地区にある廃寺で見つかった。大きさは10~15センチ。743体が現存し、伊豆地域では唯一残る千体仏という。 1673年に同町の大竹地区を訪れ、寺を発見して再興した僧侶が彫ったとされる。地元では病人が出ると観音像を持ち帰って拝み、治ると寺に返したり、新しいものを作って納めたりする風習があったという。歴代の住職も作り足したとされ、1体ごとに違う表情が鑑賞できる。 「千体仏を描こう!」と題した参加・体験型イベントも開催し、来
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絵本「わたしいろ」パステル画ずらり 伊豆、秋山さん作品展
横浜市都筑区の絵本作家秋山リカさん(53)の絵本原画展が16日まで、伊豆市修善寺の「絵本倶楽部(くらぶ)コトリイロ」で開かれている。 たくさんの色を紹介する絵本「わたしいろ」で使われたパステル画約20枚を展示している。ポストカードや縦約60センチ、横約80センチのサイズなどで、カラフルな作品が並ぶ。秋山さんの父が代表を務める木工会社出身の職人が、展示している絵の額縁を作った。 開館は午前10時から午後5時まで。会期中は午前10時と午後3時から木工ワークショップを開く。
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静岡・奥仙俣 自然に囲まれ心地良く【キャンプ場だより】
奥仙俣キャンプ場はオクシズの玉川地区と仙俣川沿いの民家を通り抜けた、旧あまごの里の跡地にあります。10サイトほどの小さなキャンプ場ですが、アットホームな運営でお客様には居心地の良さを感じてもらっています。四方を緑の山々に囲まれ、聞こえてくるのはセミの声と川のせせらぎだけ。秋は周囲が紅葉で色づき、夜空の星はまさに満天(満点)です。 キャンプ場のコンセプトは「誰にとっても居心地の良い場の提供」。キャッチコピーは「手づくりのおもてなし」です。奥仙俣の自然を最大限に生かし、幼児からお年寄りまで24時間を有意義に過ごせるよう、ウッドデッキや囲炉裏、バーベキュー場、ピザ窯、ハンモック広場などすべて無料
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切り花 一手間で長持ち【ワンコインでできる花あしらい 8月】
夏場は切り花が傷みやすい。自宅で気軽にできる切り花アレンジを月替わりで紹介する「ワンコインでできる花あしらい」の8月は、花の扱いを知る番外編。長持ちさせるための「飾る前の3ステップ」を掛川市の生花店「はなまど」の近藤展弘店長(40)に聞いた。 ステップ1 水中で茎処理 花を買ってきたらまず、茎を処理します。基本は「水切り」と「斜め切り」。切り口から空気が入らないように水に漬けた状態で、茎の断面が広くなるよう、斜めに角度を付けて切ります。先の方が変色していたらその上部でカット。これで導管(水の通り道)が確保できます。 花がしおれてきたら、思い切って茎を半分ほど切り、葉を取って花だけ残
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マークイズ静岡にふれあい動物園 11月、伊豆シャボテン公園出店
伊豆シャボテン公園(伊東市)は11月、静岡市葵区の大型商業施設「マークイズ静岡」に国内5カ所目、県内初の出店となる屋内型ふれあい動物園「アニタッチ」をオープンする。 約480平方メートルの区画に約30種300匹以上の動物を展示する。湯に入るカピバラや、柵が無い空間で木に登るイグアナなどの生態を間近で観察できる。ジャコウネコ科の希少動物ビントロングへの餌やり体験も可能にする。 担当者は「身近な場所で動物に親しんでもらい、伊豆シャボテン公園への誘客につなげたい」と話す。
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自分だけのプラモ作ろう 駿府匠宿に新工房 静岡市
静岡市駿河区の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」に8日、ミニ四駆制作やプラモデル塗装を体験できる「模型工房」がオープンした。模型メーカーのタミヤ(同区)が監修し、市が「模型の世界首都・静岡」をPRするため、子どもにものづくりの楽しさを知ってもらおうと開設した。 恐竜のプラモデルを組み立てて筆で色を塗る体験や、プラスチック板を使ったキーホルダー、アクセサリーの制作など5種類の体験が楽しめる。ミニ四駆は模型工房に設置されたコースで完成品を走らせることもできる。体験会は各営業日の午前に1回、午後2回の計3回開催される。 オープン記念として、恐竜の色塗り体験応募者には角に漆を塗ったトリケラトプ
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24年春に花博20周年 浜名湖ガーデンパーク 国際庭園エリア再整備へ ネパール出身 ナレスさん(焼津)助言
来春の浜名湖花博20周年記念事業の一環として、静岡県や市などでつくる実行委員会は会場の一つとなる浜松市西区の浜名湖ガーデンパークの国際庭園エリアを再整備する計画を進めている。8日にはエリア内ネパール庭園の魅力向上に向け、同国出身で、ふじのくに親善大使のマハラジャン・ナレスさん(50)=焼津市=を現地に招いて助言を受けた。 再整備するのは、2004年の浜名湖花博終了後から、現在も保存されているネパールや韓国、インドネシアなどアジアゾーンの庭園が中心。このほか、日本庭園を新設する予定。 ネパール庭園は、木やれんがを使用した休憩所「パルツァ」や仏教の平和のシンボル「サンティディプ」など同国の文
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TGCしずおか 2024年も静岡で開催 浜松出身みちょぱさんらPR
ファッションイベント「東京ガールズコレクション(TGC)」実行委員会は8日、静岡市駿河区で記者会見を開き、「TGCしずおか」(静岡県、静岡市共催、プラチナパートナー・シャンソン化粧品)を2024年1月13日に同区のツインメッセ静岡北館で開催すると発表した。浜松市出身のモデル池田美優さんが会見に出席し、「最新のコンテンツが盛りだくさんなイベントで、私も気合が入っている。久しぶりに行動制限がないので、(会場で)名前を呼んでもらいたい」と意気込みを語った。 「SDGs推進 TGCしずおか2024」と銘打ち、若い女性をターゲットにSDGs(持続可能な開発目標)の重要性を発信する。モデルや俳優のファ
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伊東で按針祭開幕 灯籠流し 松川幻想的に 10日は1万発の花火大会
伊東市最大の観光イベント「第77回按針祭」が8日、市内で開幕した。市制施行記念日の10日を中心に多彩な催しを繰り広げ、伊東の夏を盛り上げる。初日は伊東温泉の中央を流れる松川(伊東大川)に灯籠を浮かべる「松川灯籠流し」を行い、幻想的な雰囲気を演出した。 観光客や市民が松川沿いに集まり、故人へのメッセージや家族の健康祈願などそれぞれの思いを書き込んだ灯籠を浮かべた。赤や青、白など5色の灯籠が川面をほのかに照らしながらゆっくりと流れ下る様子を見守った。 イベントは11日までの4日間。徳川家康の命を受け、松川の河口で日本初の洋式帆船を建造した英国人の三浦按針(ウィリアム・アダムス)を顕彰する。
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8史跡+4駅 歴史の旅 駿豆線沿線、デジタルスタンプラリー
伊豆箱根鉄道駿豆線の沿線自治体でつくる地域活性化協議会は9月30日まで、いずっぱこ歴史探訪デジタルスタンプラリーを実施している。 三島、伊豆の国、伊豆、函南の3市1町の史跡8カ所と駿豆線4駅に設置されたQRコードを読み込み、デジタルスタンプを集める。5カ所以上を回ると、みしまコロッケのグッズや梛(なぎ)の葉のお守りなど4市町に関係ある景品を受け取れる。全12カ所を制覇すると、ウナギなど沿線の名産品が抽選で当たる。 駿豆線沿線の歴史を楽しみながら学んでもらおうと2020年度から毎年開催している。今年は、北条宗時や源範頼の墓など北条氏や源氏ゆかりの地、江川邸といった江戸時代の史跡をポイントに
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希少植物ずらり1200種 10日、掛川に「オズマン」オープン
人材派遣のリツアンSTC(掛川市連雀)が手がける植物園「オズマン」が10日、同市初馬にオープンする。温室など4エリアと雑貨店などを併設した複合施設で、希少な多肉植物や塊根植物など約1200種類を展示・販売する。屋外にはドッグランも設けた。 8日に開かれた内覧会には、地元商工業者らが出席して施設内に並んだサボテンなどを見て回った。目玉は、高さ60センチを超すアフリカ原産のパキポディウム・アンボンゲンセ。幹に鋭いとげがある希少植物で、来場者の関心を集めた。赤堀文俊店長(41)は「テレビや雑誌でしか見られない希少な植物を間近で観察できる。多くの人に楽しんでほしい」と話した。 2階飲食スペース以
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大井川大花火大会、26日に延期へ 島田市観光協会
島田市観光協会は8日、10日に予定していた「第36回大井川大花火大会」を26日に延期すると発表した。悪天候が予想されるため。 大井川の両岸から約8千発を打ち上げる。26日も午後7時15分開演。問い合わせは同協会<電0547(46)2844>へ。
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ど根性ヒマワリ咲く 震災生き延びた12世 浜松市浜北区
浜松市浜北区でこのほど、2011年3月11日の東日本大震災の被災地で生き残ったとされる「ど根性ひまわり」の“12世”が咲いた。津波の後に宮城県石巻市でがれきの中から1本のヒマワリが咲き、塩害にも負けずに育ち、被災地の人が「ど根性ひまわり」と名付けたとされる。 日本各地で人から人へ種が行き渡り、同区にも巡ってきた。昨年にシニアクラブ麁玉=同区=の太田りつ子会長が教員をする妹からもらった種をポットで育て、管内九つのシニアクラブなどに配布した。 同クラブの一つ、梔池(くちなしいけ)天寿会の鈴木ちゑ会長=同区平口=の自宅では7月上旬から中旬ごろにかけて、高さ約2メートルに
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「お月見うさぎ」くっきり 伊豆市月ケ瀬 色違いの稲育ち見頃
伊豆市の月ケ瀬学区地域づくり協議会が手がけた田んぼアート「お月見うさぎ」が見頃を迎え、来訪者を楽しませている。 場所は伊豆縦貫自動車道月ケ瀬インターチェンジの北東約300メートルの矢熊橋東側。色違いの7種類の稲が成長し、今年の干支(えと)にちなんだテーマの「お月見うさぎ」がくっきり浮き出ている。 今年は約750平方メートルの田んぼをほぼ半周できる高さ1メートルほどの木道を整備した。休耕田を活用した事業で5回目になり、従来の観賞用の櫓(やぐら)も設置している。
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西伊豆の県道 ヒマワリ畑見頃
西伊豆町宇久須の県道410号沿いのヒマワリ畑が、見頃を迎えている。地元の住民有志が整備した畑に、高さ約1メートルのヒマワリの花が咲き誇り、景色を彩っている。1週間ほど見られるという。 静岡県が進める農村環境の保全活動「ふじのくに美農里(みのり)プロジェクト」の一環で、ボランティア団体「宇久須美農里プロジェクト」(内田秀明代表)が管理を行う。約1000平方メートルの耕作放棄地を整備し、6月上旬に種をまいた。晴れた日には通行人が立ち止まり、青空と鮮やかな黄色の花の共演を楽しんでいる。
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DNA取り出しに挑戦 沼津でこども夏だいがく 実験や工作楽しむ 6日まで
子ども向け体験イベント「こども夏だいがく2023」(静岡新聞社・静岡放送、プラサヴェルデ運営共同事業体主催)が5日、沼津市大手町のプラサヴェルデで始まった。6日まで。県東部の高校7校による実験やものづくりのブースが並び、子どもたちはドキドキしながら科学と化学の楽しさや奥深さに触れた。 沼津東高科学部のブースはイチゴのDNAを取り出す実験を行った。子どもたちはイチゴと塩水、洗剤を混ぜてDNAを塩水に溶かした。講師がエタノールを入れた後、表面に浮かんだDNAを箸で取り出した。 市立開北小4年の比嘉桃香さん(9)と平林璃子さん(9)は「想像できなかったDNAの形を知れて良かった。バナナでもやっ
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楽器演奏や園児パレード 島田夏まつり開幕 6日まで
島田夏まつり(同実行委員会主催)が5日、島田市の本通りや駅前中央通りで始まった。6日まで。 新型コロナの影響で4年ぶりの開催。商店街には屋台が並び、地元の個店もできたての和菓子などを店頭で販売した。静岡市消防音楽隊の楽器演奏や地元園児によるパレードもあった。沿道に集まった見物客からは大きな声援が送られた。浴衣姿で久しぶりの地元の夏祭りを楽しむ来場者の姿も見られた。 ぴ~ファイブしまだ音楽広場でのお化け屋敷や島田市消防団による子ども向けの消防車乗車体験、駅前中央通りでの「水てっぽう合戦」なども人気を集めた。 6日も午後2時から8時50分まで行われる予定で、周辺は2時から9時半まで車両通行
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シャインマスカットずらり 浜松市北区・JAみっかび 6日まで直売所でフェア
浜松市北区のJAみっかびは5日、管内で生産されたシャインマスカットを集中的に販売する「シャインマスカットフェア」を同区三ケ日町の同JA特産物直売所で始めた。6日まで。 同JAぶどう部会は「三ケ日みかん」のオフシーズンに販売する看板商品を目指してシャインマスカットの生産に取り組んでいる。生産者3人が出荷した商品が房売りやパック売り、5キロの箱売りで並び、買い物客は次々と手に取った。 同JAは10日から50箱程度限定のメロンフェア、13、14日にはイチジクフェアを直売所で開く。
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御殿場夏まつり 歩行者天国盛況 6日まで市中心部
御殿場市の夏の風物詩である「御殿場夏まつり歩行者天国」(実行委主催)が5日、同市中心部で始まった。6日まで。市民パレードや音楽演奏など多彩な企画が繰り広げられ、多くの来場者でにぎわっている。 初日は市役所北交差点から杉原交差点までの約1・3キロ区間が歩行者天国となり、飲食などの露店約80店舗が並んだ。華やかな演奏を披露する富士学校音楽隊や米海兵隊キャンプ富士のカラーガード隊、地元の民踊グループなどが会場をパレードしたほか、地元の下宿地区の山車が登場して祭りの雰囲気を盛り上げた。打ち上げ花火も夜空を彩り、甚平や浴衣姿の家族連れが夏の思い出をつくった。 6日は午後5時から9時、湯沢交差点から
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清水みなと祭り開幕 踊らにゃ損! 初日5000人参加
静岡市清水区の夏の風物詩「第74回清水みなと祭り」が4日、同区中心街で開幕した。初日は祭りの成功を祈る「成功祈願祭」を執り行い、夕方からは市民参加のゆかた踊りと港かっぽれが清水の街を盛り上げた。祭りは6日まで続く。 4日午後6時半ごろ、JR清水駅前のさつき通りは清水区内15地区の地踊り衆と浴衣姿の市民で埋まった。「清水ゆかた踊り地踊り衆」がスタートすると踊り手は列を成し、約3時間に渡って「日本平音頭」や「清水おどり」など伝統の6曲に合わせたゆかた踊りに興じた。沿道に集まった市民は飛び入りでゆかた踊りに参加したり、写真を撮ったりと清水みなと祭り最初の夜を満喫していた。 清水の中心街では合わ
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8月5日「鹿島の花火」 北遠最大、4年ぶり
浜松市天竜区の同区観光協会天竜支部は5日、同区二俣町鹿島の天竜川河川敷で「鹿島の花火」を開く。北遠最大の花火大会で開催は4年ぶり。 午後7時半~8時半。桟敷席は設けずに、会場内で自由に観覧する形式をとる。会場周辺の道路では交通規制を実施する。 周辺では約100の露店が並ぶ予定。同支部は「4年ぶりの花火大会を楽しみにしている人は多い」として、多くの来場者を見込む。 問い合わせは同支部<電053(925)5845>へ。
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世界のカブトやクワガタ集合 はままつフラワーパーク
浜松市西区のはままつフラワーパークで27日まで、世界のカブトムシやクワガタを展示する「カブトムシ・クワガタワールド」が開かれている。 世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」や光沢のある「パプアキンイロクワガタ」、長い角の「ネプチューンオオカブト」など約10種を展示している。16日まで設けられているタッチコーナーでは、約30匹のカブトムシやノコギリクワガタに触れて遊ぶことができる。 親子で訪れた城北小(中区)1年の船越律人君(7)は「カブトムシもクワガタも好き。いっぱいいて面白い」と笑顔を見せた。
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段ボールで創作体験 絵本作家よこたさんワークショップ マルシェも開催 磐田・新造形創造館
磐田市上新屋の新造形創造館で6日まで、さまざまな創作体験やマルシェなどが楽しめる夏休み特別企画が行われている。初日の4日は、市内在住の絵本作家よこただいすけ=本名横田大助=さんによる段ボールを使ったワークショップや一輪挿しの制作体験講座が開かれた。 段ボールを使ったワークショップには家族連れ約20人が集まった。参加者は、アクリル絵の具で段ボールにネコの顔や模様を表現。接着剤を使ってパーツを組み合わせ、立体的なネコの作品を完成させた。中部小4年の熊沢慧君(10)は「ネコの身体は水玉としましま模様の両方を描いて明るく、にぎやかになるようにした」と笑顔で話した。 5日は、段ボールを使った甲冑(
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4年ぶり「地割れ花火」 12日に開催 浜松市・佐久間
浜松市天竜区佐久間町の天竜区観光協会佐久間支部は12日、4年ぶりの「中部まつり地割れ花火大会」を同町中部の天竜川河川敷で開催する。花火は午後7時半から午後8時15分ごろまで打ち上げる。 例年よりも2、3割多い約500発を用意する。後半へ進むにつれて花火のサイズが大きくなり、メインの「地割れ花火」を終盤に披露する。地割れ花火は、地面から噴き出るように打ち上がる珍しい花火。勢いが強く、「ボン」と多少の揺れを感じるという。午後8時10分ごろに鑑賞できる。同支部の邑瀬三男事務局長は「他の花火大会では味わえない、肌で体感できる地割れ花火の魅力を楽しんでほしい」と話した。 花火のほか、中部商店街の通
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清水みなと祭り 成功願い「かっぽれ」 神社で祈願祭
静岡市清水区矢倉町の矢倉神社で4日、開幕した第74回清水みなと祭りの成功祈願祭が行われた。宮司が祝詞を上げた後、地元関係者らが参加者の安全などを願い玉串をささげた。 祭事には約100人が集った。矢倉太鼓の音に合わせ、桜川ぴん助社中が中心となり「正調かっぽれ」を披露。地元市民らは「港かっぽれ」を踊りながら神社の鳥居をくぐった。
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長泉メロンのかき氷で涼んで 5日「わくわくまつり」で限定販売
4年ぶりに開く長泉町の夏の風物詩「長泉わくわくまつり」に向けて、町の特産品「長泉メロン」を利用したかき氷が完成した。地元学生と、地元で飲食店開業を目指す料理人がタッグを組んだ。祭り当日の5日午前11時から、JR下土狩駅前のコワーキングスペースで100食限定、500円で販売する。 コワーキングを利用する地元学生らがワークショップを通じて、地元農産品を生かした食品開発を提案。祭りにあわせて長泉メロンを使ったかき氷が作れないか模索していた。コワーキングの運営を担う日の出企画(三島市)の山田知弘代表が、菓子会社勤めの経験があり飲食店開業を検討する会社員武井健祐さん=沼津市=に提案した。 7月上旬
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キャンプ場にテントサウナ 土、日のみ営業 浜松・水窪町
浜松市天竜区水窪町の「よつばの杜キャンプ場」にこのほど、テントサウナがオープンした。熱気のこもる室内はヒノキの香りが広がり、近くを流れる川を水風呂のように楽しめるなど、自然豊かな空間でサウナを満喫できる。 テントサウナを設けたのは愛知県弥富市の自営業村松保さん(48)。知人を介してこの場所を知り、サウナ事業を始めた。キャンプ場側は土地の一画を村松さんに無償で開放。サウナファンを呼び込み利用拡大を図り、地域活性化につなげたい狙いだ。保健所から公衆浴場の営業許可を受けた。 カップルで訪れた同区二俣町の会社員西田聖さん(24)は「緑に囲まれて気持ちがいい。また使いたい」と話した。村松さんは「街
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家族連れ 光の仕組み楽しく学ぶ 浜松科学館で特別展
浜松科学館(浜松市中区)で9月3日まで、夏の特別展「これって光?キラッとライトな10の実験」が開かれている。身近な道具や体験を通じて光の仕組みを楽しく学ぶことができ、小中学生や家族連れなどが訪れている。 カメラやメガネなど、光を利用した道具を「鏡」「レンズ」 「色」に分類。鏡と光を使って模様を描いたり、3色のピースを組み合わせてドット絵を作ったり、光の性質が学べる計10テーマの実験を用意。目を輝かせて挑戦する親子の姿が見られた。各エリアの最後に、科学的に工夫して写真を撮影するスポットが設けられ、写真コンテストも開催している。入場料300円、未就学児は無料。 プラネタリウム100周年を記念し
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たれぱんだやリラックマ 400キャラが集結 遠鉄百貨店で展覧会
「たれぱんだ」「リラックマ」「すみっコぐらし」などのキャラクターを生み出してきたサンエックス(東京都)のイベント「うちのコたちの大展覧会」が2日、浜松市中区の遠鉄百貨店本館8階で始まった。約400種のキャラクターのぬいぐるみや原画、立体作品が集った。15日まで。 創業90周年を迎えたことを機に、昨年から全国各地で順次開いている展覧会で、東海地区では初開催。キャラクター絵本の原画や絵コンテ、資料のほか、試作段階のぬいぐるみなどを多数展示した。 1998年登場の「たれぱんだ」は、新人デザイナーが疲れ果てて描いた案を採用した経緯など、パネルで各キャラクターの誕生秘話を紹介している。「たれぱんだ
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暑さに負けず花開く リュウゼツラン2株開花、感激も倍 吉田IC前
吉田町の東名高速道吉田インターチェンジ(IC)前で数十年に一度だけ開花するとされる中南米原産の植物「リュウゼツラン(竜舌蘭)」が2株同時に開花し、地域住民らを喜ばせている。 高さ5メートル程までに成長し、天高く伸びた茎の上部に黄色い花を咲かせている。敷地を管理する中日本高速道路静岡保全・サービスセンターによると、約15年前に東名高速道静岡ICに植えられていたリュウゼツランから株分けしたという。吉田ICの近くに住む山内弥寿夫さん(76)は「貴重な機会に巡り合えた」と笑顔を見せた。
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暑さに負けず花開く ヤナギラン見頃 静岡・山伏山頂付近
静岡と山梨の県境に位置する安倍奥最高峰の山伏(2013メートル)で2日、山野草「ヤナギラン」の花が見頃となり、登山者を出迎えている。 登山口のある百畳峠(1770メートル)から山道を歩くこと約40分。好天に恵まれれば富士山や南アルプスの山々を一望できる山頂付近の一角に、鮮やかな赤紫の花の群生が広がる。同地のヤナギランは一時期、シカなどの食害で大幅に数を減らしたが、静岡市が防護ネットを張るなどの保護活動を行い、少しずつ群生が復活してきた。 活動に協力する井川森林組合の職員によると、今年は7月中旬に開花し、今が満開の状態。今後の気象条件にもよるが、8月中旬まで楽しめるのではないかと話す。
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目の前の砂浜から絶景 Alica Beach南伊豆【キャンプ場だより】
南伊豆町にある、伊豆半島最南端の石廊崎から車で数分の場所に位置しています。オートキャンプはもちろん、キャンピングカーでの宿泊や素泊まり民宿の利用が可能です。施設の目の前に広がるプライベートビーチでは、砂浜にチェアを持って行って雄大な景色を眺めたり、きれいな魚が泳ぐ海の中を水中眼鏡でのぞいたりして楽しむことができます。 南伊豆ならではの海の幸でのバーベキューもお勧めです。近隣の道の駅や漁協直売所でサザエ、アワビ、伊勢エビ、キンメダイなど新鮮な魚介類を購入すれば豪華な海鮮バーベキューを楽しめます。 キャンプ場から下田方面に行けば弓ケ浜や下田海中水族館、松崎方面には石廊崎オーシャンパークやヒ
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暑さ吹き飛ぶ川遊び人気 静岡県内のスポットを訪ねました【しずおかアウトドアファン】
いよいよ夏本番。猛暑が続く中、「涼」を体感できる水辺は連日、多くの人たちでにぎわっている。近年は、身近な場所で自然に親しむことができる川遊びが人気だ。親子連れが気軽に楽しめるように整備された、静岡県内の遊び場を訪ねた。 「冷た~い」。河川敷の池に入った子どもたちの声が響く。安倍川の河口から16キロ上流の左岸。静岡市葵区牛妻で夏場に開かれる「うしづま水辺の楽校[がっこう]」には連日、大勢が詰めかける。安倍川の伏流水をためた池の水温は20度ほどで、この時季の水遊びに最適だ。 水路で魚の姿を追う親子連れ=7月中旬、静岡市葵区のうしづま水辺の楽校 河川敷には、石積み護岸で水をせき止めた池
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新幹線「ドクターイエロー」 ヒマワリとの共演 フレームいっぱいに黄色の景色
新幹線の点検用車両「ドクターイエロー」が1日午前11時15分ごろ、ヒマワリが見頃となっている沼津市平沼の「浮島ひまわりらんど」付近を通過した。多くの写真愛好家らが訪れ、フレームいっぱいに広がる鮮やかな黄色の景色にシャッターを押した。 毎年撮影に来るという地元のカメラマン鈴木順一さんは「今日がヒマワリがきれいに咲いてるタイミングで共演する数少ないチャンスだった。撮影できて良かった」と話した。
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怖~いマスク130点 伊豆に夏季限定「モンスターの館」
怪物や化け物のような怖いマスクを見て涼を感じる夏季限定イベント「モンスターの館」が27日まで、伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で開催されている。 施設内の「匠(たくみ)の村」にある古民家に、吸血鬼に似たゴム製マスクや、人形の手をしたホラー模型など約130点を並べた。映画やドラマで実際に使用された物などが多く、精巧な作りになっている。 家族4人で訪れた東京都の船本智紗さん(8)は「怖かったけど、見てみたくなるような面白さもあった。夏にちょうど良い」と話した。
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「大漁釣守」にアジ登場 シリーズ10作目 焼津・那閉神社で限定販売
焼津市浜当目の那閉(なへ)神社は釣り人の大漁を祈願したお守り「大漁釣守」の種類にアジの絵柄を加え、数量限定で販売する。2019年から始まったシリーズは今回の絵柄で限定品を含めて10種類目になる。 今回のアジは明るい黄金色の「昼釣り用」、濃い青色の「夜釣り用」と2種類制作した。通常のアジに加え、めったに釣れないアジの中でも最大サイズの「ロウニンアジ」が描かれている。角度によって光る工夫も施されている。 大漁釣守シリーズは、駿河湾で釣れる魚をコンセプトに、常時販売しているカツオ、タイ、イカの3種類に加えて、ブリ、ヒラメ、タチウオといった期間限定品を制作してきた。オリジナルのデザインが、釣り人
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親子でゲット!“焼津カード” 5枚目は「シークレット」 市役所若手職員が企画
焼津市内の観光スポットに置かれたカードを収集するイベントが1日、始まった。ターントクルこども館など4施設を周遊しながらカードを集め、ゴールの市観光協会に向かうと5枚目のシークレットカードを入手することができる。9月30日まで。 企画したのは市役所若手職員でつくる「市役所若者倶楽部」のグループ。昨年度好評だったことから内容を少しだけ変更して実施する。昨年度実施分を分析したところ、家族層の利用者が多かったことから、今回は配布場所を親子で体験できる施設に絞った。 配布場所はターントクルこども館、市消防防災センター、深層水ミュージアム、焼津小泉八雲記念館、市観光協会。各施設を訪ねると、市内スポ
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旧跡50カ所でアイテム ポケモンGO実装 浜松市と国交省、歴史触れる機会に
浜松市と国土交通省はスマホの位置情報ゲーム「ポケモンGO」の運営会社と連携して西、北、天竜各区の名所旧跡50カ所を「ポケストップ」に追加した。同省が認定する歴史的風致維持向上計画(歴まち計画)の知名度を高めようと、全国の計画策定済みの自治体で実施している取り組み。静岡県内では三島市に続いて2例目。25日にゲーム内で実装された。 ポケストップは立ち寄るとアイテムが得られるスポット。今回の50カ所では、アイテムを回収すると特別に「歴まち」のロゴと説明文が画面に表示される。 対象になったのは表浜名湖地区(西区舞阪町、雄踏町)、奥浜名湖地区(北区細江町、引佐町)、天竜二俣地区。それぞれ宿場町とし
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段ボール甲冑、気分は武将 浜松市天竜区水窪町 地元団体手作り
浜松市天竜区水窪町の水窪文化会館で、段ボールで作られた甲冑(かっちゅう)を展示している。着用可能で戦国武将の気分が味わえる。展示期間は9月中旬ごろまで。 同町の地元活性化団体「よかっつらみさくぼ」の塩崎正敏さんらが2種類の甲冑を製作した。徳川家臣の井伊家の武士を象徴する赤色の甲冑と、大河ドラマ「どうする家康」で徳川家康が着ていた金色の甲冑を紹介。よろいの形やひもの素材といった細部にこだわった。 31日、井伊家の甲冑を着た水窪小5年の殿岡大知君(10)は「軽くて着やすい。よろいが本物に似ていて武士になりきった気分」と話した。 着用を希望する人は、館内スタッフに申し込む。
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馬、巫女、イノシシ 人気の埴輪グッズ化 浜松市地域遺産センター
浜松市地域遺産センター(同市北区引佐町)は、同区都田町の郷ケ平古墳群から出土した形象埴輪(はにわ)をデザインしたキーホルダーとマグネットを製作した。地域の歴史や文化に興味を持つ入り口にしてもらおうと、7月下旬から同センターで販売している。税込み100円。 市文化財課によると、1~6月に開催し、原始や古代をテーマに市内の出土品を紹介した企画展で、形象埴輪が来館者の注目を集めたという。人気投票を実施すると約500票が集まり、1~3位に選ばれた馬、巫女(みこ)をかたどった人物、イノシシの3種類の埴輪をグッズ化した。 3種類を含め、投票で上位を独占した埴輪が豊富に出土している同古墳群では、古墳時
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身延山ロープウェイ 静岡県民割り引き 11日から9月18日まで
身延山ロープウェイ(山梨県身延町)を運営する身延登山鉄道は8月11日から9月18日まで、ロープウェイを利用する静岡と山梨県民の運賃を割り引く。8月23日に開通60周年を迎えるのに合わせた感謝キャンペーン。 中学生以上の往復運賃は250円引きの1350円に、4歳から小学生までは半額の400円にする。運転免許証や保険証など証明するものの提示が必要。 日蓮宗総本山・身延山久遠寺の本堂などが建つ山麓と、奥之院がある山頂を約7分で結ぶ。全長1665メートル、高低差763メートル。山頂展望台からは富士山や駿河湾など360度の大パノラマを満喫できるという。 問い合わせは身延登山鉄道<電0556(62
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大輪の花 沼津の夜空彩る 狩野川花火 4年ぶり通常開催
第76回沼津夏まつり・狩野川花火大会(実行委主催)が29日、沼津市の中心街で開幕した。飲食スペースを設置するなど新型コロナウイルス対策の規制を取りやめ、4年ぶりの通常開催。メインイベントの花火大会会場の御成橋付近は、開放感に包まれた市民らで混み合った。 午後7時15分、開始を告げる花火が打ち上げられると、来場者の歓声が響き渡った。市制100周年の記念プログラムでは「きらり沼津次の100年へ」の文字入り仕掛け花火や「百寿」にちなんだピンク色の光が夜空を彩った。 久しぶりに訪れたパート山田陽子さん(60)=同市=は「孫と一緒に見られて良かった。心に響いた」と笑顔を見せた。
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昆虫食 味はどう? 静岡で限定屋台 大コオロギの串焼きなど7種
静岡市葵区のジーンズショップオサダ東静岡店で28日、昆虫食の屋台が出店を始めた。30日までの3日間限定。東京に店舗を構える専門店「MUSHI―YA(ムシヤ)TOKYOueno」が県内で初めて開設した店で、食事やドリンクなど7種類のメニューを提供している。 代表的なメニューの「フタホシコオロギのうま塩炒め」は、仕上げにあぶっていることで香ばしさが特徴。枝豆を餌に養殖され、後味に枝豆の風味がほのかに香る。「タガメサイダー」はタガメの成分を抽出して使用し、フェロモン由来のフルーティーな香りが味わえる。「大コオロギの串焼き」を食べた原山ちこちゃん(2)=駿河区=は見た目に驚きつつも「おいしかった」
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カブトやクワガタ触ってみよう 修善寺虹の郷でイベント
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」は29、30の両日、カブトムシやクワガタに触れることができる夏季限定イベントを開催する。 施設内の「伊豆の村」の一角に設置したテントに、希少価値の高いオオクワガタやカブトムシなど、2日間で計約50匹を展示する。テント内に入り、昆虫を手に取って間近で観察することができる。 体験料は1人300円、3歳以下は無料。はずれなしの抽選会も実施し、オオクワガタなどが当たる。
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「流しアジ」にペンギン夢中 沼津・あわしまマリンパーク
沼津市内浦重寺のあわしまマリンパークは8月27日まで、ペンギンに餌のアジを流しそうめんのように与えるイベント「ペンギンの流しアジ」を開いている。 夏の恒例行事で、今年は過去最多となる29羽のケープペンギンが参加している。半円のパイプ上部から流れてくるアジを器用にくわえる愛らしい様子が、来園者を楽しませている。 海獣類担当の吉田唯斗さん(22)は「アジを丸のみする姿を間近で見て楽しんでほしい」と話した。 (東部総局・田中秀樹)
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「ふくろい遠州の花火」初ライブ配信も 29日、4年ぶり開催 準備入念
静岡県を代表する夏の風物詩「全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が29日、袋井市の原野谷川親水公園で4年ぶりに開催される。地元住民、事業者にとって待望の復活となる一方、安全対策などの課題も多い。本番当日に向け、入念な準備に努め、広報活動にも力を入れている。 「(中止の)3年間は物足りなかった。この時を待ちわびていたので血が騒ぐね」。そう笑うのは初回から会場に足を運んでいるという市川二二生さん(75)=同市=。全国百以上の花火大会を見て歩くほどのファンだが、ふくろい遠州の花火は「日本でも指折り」と語る。市川さんのように再開を待ちわびていた
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4万3千本のヒマワリ お出迎え 浜名湖ガーデンパークで見頃
浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで、約4万3000本のヒマワリが見頃を迎えている。 約3000平方メートルの「花ひろば」では、大人の背丈ほどのヒマワリが一面に咲き誇っている。8月6日までは「ひまわり迷路」も設けられていて、子どもたちがゴールを目指してヒマワリ畑の中を駆け回っている。 同園によると、見頃は今月末頃までという。
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涼しげに風車1700個 掛川・ならここの湯
掛川市居尻のならここの湯で7月中旬から、色とりどりの風車の展示が始まった。玄関やロビー、女性用露天風呂に計1700個設置した。 さまざまな色や大きさの風車が並ぶ。館内では扇風機の風でくるくると動き、屋外では風に合わせて速く回って来館者を楽しませている。壁一面に飾ったロビーでは写真撮影する人も多いという。 10月まで設置する予定。休館日は第1、3火曜日。8月は1日のみ休館。
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イルカの水しぶきで涼 沼津・三津シーパラダイスでイベント
沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスで夏限定の特別イベントが開かれ、多くの家族連れでにぎわっている。 イルカが放つ爽快な水しぶきで涼を感じる「ドルフィンざぶーん」が人気を集めている。ショースタジアムのガラス越しに並んだ子どもたちに向かって、バンドウイルカやカマイルカが、あごに乗せたサーフボードや尾びれを使って豪快に海水をかける。 夏休みの家族旅行で訪れた東京都の唐沢杏梨さん(9)は「近くでイルカを見ながら海水を浴びられてとても楽しかった。夏休みの絵日記にしたい」と話した。 初心者でも安全に釣りを楽しめる「うきうきフィッシング」も盛況。駿河湾に面した園内の桟橋からさおを出し、浮き釣り
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3羽すくすく シロフクロウ赤ちゃん公開 静岡・日本平動物園
静岡市駿河区の日本平動物園は25日、シロフクロウの赤ちゃんが誕生したと発表した。既に公開が始まっている。 赤ちゃんは父ハリーと母アナのペアから、6月下旬に生まれた。ヒナは4羽ふ化し、1羽は数日で死んでしまったが、残りの3羽は元気に育っている。好奇心旺盛で、獣舎を動き回っている様子が観察できるという。 シロフクロウは北極圏に生息し、冬は北米やロシアに南下して過ごす渡り鳥で、国内では北海道に飛来することがある。雄は全身が真っ白だが、雌は黒いしま模様があるのが特徴という。
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新コースター「ZOKKON」登場 富士急ハイランド12年ぶり
富士急行は行動制限の緩和に伴うレジャー・旅行需要の回復を追い風に、富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)の集客力を高めている。12年ぶり導入の大型コースター「ZOKKON(ぞっこん)」の営業をこのほど始めた。他にもアトラクションの新設やリニューアルが続き、幅広い客層の取り込みを図る。 ZOKKONはハイランドのアトラクションとして過去最大の総工費約45億円を投じた。絶叫アトラクションの位置付けだが、他に比べて高さや最高速度は抑え、絶叫系を避けている人や未経験者といった新たな需要を喚起する。リズミカルな響きで外国人にも覚えやすい名称には、ジェットコースターや遊園地好きを世界中に増やしたいとの思
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井川満喫の旅 中学生が企画 星空観察や廃線小路巡り、9月催行
訪れた人たちに自然豊かな井川を大好きになって帰ってもらいたい-。静岡市葵区の小中一貫校、井川小中の生徒がこのほど、同地区の魅力を紹介する周遊旅行「井川まんぷくツアー」を企画した。現在、行程の最終確認などを進めながら、参加者を募集している。 企画を考案したのは、同校9年(中学3年)の佐野柚月さん(14)。天体観測が好きだという佐野さんは中学生になってから「井川の星座の魅力」を研究テーマにしている。昨年12月にこの研究成果を地元の集会場で発表した際に「これを元にツアーを計画してみたら」と声をかけられたのが企画のきっかけになった。その後、市の井川支所や中部電力、大井川鉄道などに出向き協力を依頼。
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足ひんやり一服の涼 伊豆・独鈷の湯公園 夏限定「足水」サービス
伊豆市産業振興協議会はこのほど、同市の修善寺温泉街中心部の独鈷(とっこ)の湯公園内にある足湯「リバーテラス杉の湯」を夏季限定の「足水」にするサービスを始めた。連日の炎天下、観光客らが冷たい水に足を漬けて涼んでいる。 夏場の足湯の利用促進や新たな観光名所を目指し、今年初めて試験的に実施。幅約6メートル、深さ約30センチの足湯施設に絶えず19~20度の水を流している。施設は温泉街を流れる桂川に面し、川に張り出すような形でデッキとテーブルもある。 利用者は足水の涼感とともに、川のせせらぎや付近に設置された風鈴の音色を満喫している。観光で訪れた古川由里さん(54)は「景色が良く、日差しが強くても
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大井川鉄道 家山駅「ビアホーム」で乾杯! 観光電車開始 「泥酔注意」と書かれたヘッドマークも
大井川鉄道は22日、ビールやおつまみを提供するビール電車の運行を始めた。家山駅(島田市川根町)のホームにはビアサーバーが設置され、ビアホールならぬ「ビアホーム」がお目見えした。参加者は夜風を感じながら、普段とひと味違った沿線の雰囲気を楽しんだ。 車両はかつて東急電鉄の主力電車として使用された通勤型車両の「7200系」。大井川鉄道でも普通電車として活躍している車両に、テーブルなどを設置した。乗客は缶ビールを片手に、車窓から見える夜景を満喫した。電車が家山駅に到着すると、ホーム上に設けられたビアサーバーで生ビールの飲み放題も楽しんだ。「泥酔注意」と書かれたヘッドマークも乗客の笑いを誘った。
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乗りに来て! 観光電車運行開始 岳南電車「富士の宵」号で工場夜景堪能
岳南電車(富士市、橘田昭社長)の新夜景観光電車「富士の宵(よい)」号が22日夜、運行を開始した。初回は市内外の約50人の鉄道ファンや家族連れが乗車。林立する工場群の照明による「工場夜景」のエリアを走行し、車内の明かりを消して幻想的なコラボを堪能した。 出発セレモニーを経て吉原駅を夕方に出発。途中停車を含め、岳南江尾駅との間を約2時間かけて全線を1往復した。製紙工場を縫うようにゆく岳南原田-比奈間のパイプラインをくぐる区間は見どころの一つで、徐行運転しながら走行。参加者は普段はじっくりと見ることができない光景を写真や動画に収めた。 帰りの本吉原駅では10分間停車。駅の横に立つ製紙工場のダイ
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夏彩るヒマワリ一面 沼津・浮島ひまわりらんど 23日、農産物販売も
沼津市平沼の「浮島ひまわりらんど」でヒマワリが見頃を迎えている。浮島地区センター近くにある約3500平方メートルの休耕田一面に黄色い花が広がっている。 8月中旬ごろまで、敷地の南側から北側へと順に咲いていく。高さ150センチほどに咲くハイブリッドサンフラワーや、赤黒い花びらが特徴のクラレットなどを植えている。 23日には浮島地区コミュニティ推進委員会などが同所で「浮島ひまわり祭り」を開く。地元の農産物の販売や、音楽ライブを行う。
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夏の夜空焦がす1万5000発 安倍川花火大会、ディズニードローンショーと共演 県内外から推定55万人
第70回安倍川花火大会(大会本部主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が22日、静岡市葵区の安西橋南側河川敷で開かれた。東京ディズニーリゾート開園40周年記念のドローンショーも行われ、夏の夜空に幻想的な世界が広がった。 花火の数は新型コロナウイルス禍前と同規模の約1万5千発に戻った。次々と打ち上げられると、大きな音を響かせ、大輪を咲かせた。特大のスターマインが披露されると、見物客から歓声が湧いた。 花火の開幕を彩ったドローンショーでは約700の機体が宙を舞い、15分間の光のショーを繰り広げた。なじみのディズニーソングに合わせてドローンが自在に動き、ミッキーマウスなどの人気キャラクターが空に浮か
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【写真特集】安倍川花火大会とディズニー40周年ドローンショー
東京ディズニーリゾートの40周年を記念したスペシャルドローンショー=22日午後7時半ごろ、静岡市葵区の安倍川河川敷(写真部・小糸恵介) 東京ディズニーリゾートの40周年を記念したスペシャルドローンショー=22日午後7時40分ごろ 東京ディズニーリゾートの40周年を記念したスペシャルドローンショー=22日午後7時半ごろ 東京ディズニーリゾートの40周年を記念したスペシャルドローンショー=22日午後7時45分ごろ 東京ディズニーリゾートの40周年を記念したスペシャルドローンショー=22日午後7時45分
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キティちゃん、マイメロ…浜松でサンリオ展「ニッポンのカワイイ」盛りだくさん
ハローキティ、マイメロディなど数々の人気キャラクターを生み出したサンリオの歩みを振り返る「サンリオ展ニッポンのカワイイ文化60年史」(静岡新聞社・静岡放送主催、セキスイハイム東海特別協賛)が22日、浜松市東区の市総合産業展示館で開幕した。9月18日まで。 時代を超えて愛され続けてきたサンリオキャラクターたちが勢ぞろいした。貴重な原画やグッズ、パネルなどでキャラクターの誕生の背景やプロフィル、「カワイイの秘密」を解説。高さ2メートルの巨大ハローキティや、人形をちりばめた「ハローキティドレス」などもお目見えし、家族連れらが一緒に記念撮影して楽しんだ。 開館時間は午前10時~午後4時(入場は午
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絵本「ペネロペ」原画106点 磐田・香りの博物館
磐田市立野の香りの博物館で10月15日まで、青いコアラの女の子が主人公の絵本シリーズ「ペネロペ」の原画展(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれている。 同シリーズは、ドイツ出身のゲオルグ・ハレンスレーベンさんとフランス出身のアン・グットマンさん夫妻が手がけている。油彩絵の具で描かれた原画106点が並び、作者の筆遣いを間近で見ることができる。 うっかり者で好奇心旺盛なペネロペが、買い物や海へのお出かけを楽しむ愛らしい姿などが素朴な筆致で描かれている。作者が実際に使った絵筆なども展示した。ペネロペの大好物のチョコレートや絵本に出てくるクッキー、蜂蜜などの香料も用意し、作品のかわいらしい世界観を
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海自「えんしゅう」見学しよう 御前崎港、23日まで
海上自衛隊の多用途支援艦「えんしゅう」の一般公開が22日、御前崎市の御前崎港東埠頭(ふとう)で始まった。操舵(そうだ)装置やレーダーが搭載された「艦橋」など艦内設備を無料見学できる。23日まで。 同艦は長さ65メートル、幅12メートル。海上自衛隊横須賀地方隊に所属し、護衛艦が行う射撃訓練の支援や災害時の物資輸送、海上の警戒警備など幅広く活躍している。来場者は甲板上からの景色や艦内の設備を見て回り、記念撮影などを楽しんだ。会場には陸上自衛隊の中型トラックや偵察用オートバイなども展示した。 23日は航空自衛隊静浜基地(焼津市)の練習機が午前10時から約20分間、御前崎港上空を展示飛行するほか
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「ゆらら」来館者数500万人突破で記念式典 静岡・葵区
静岡市葵区の市ふれあい健康増進館「ゆらら」の来館者数が2001年の開館から累計500万人を超えた。22日、同所で来館者500万人達成記念式典が開かれ、関係者が節目を祝った。関係者がくす玉を割ると来館者らから拍手が送られた。地元の南沼上太鼓保存会による演奏も行われ、花を添えた。 同施設は2001年に開業し、今月16日に500万人の大台を突破した。温水プールやジム、大浴場などがあり、地域住民らでにぎわっている。夏場は特にプールの利用者が増え、県外からも家族連れなどが訪れるという。 常連の小川喜代美さん(76)=同区竜南=は「プールで歩くことを勧められて通っている。近所で便利」と、継続的な利用
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ダンスや食通じ フィリピン知って 静岡で慈善イベント、8月
静岡市や焼津市を拠点に、日系フィリピン人の日本語教育や就労支援などを行うNPO団体「エフエスカマ」は8月12、13の両日、初のチャリティーイベント「フレンドリー・フィリピーノ・フェスティバル」を静岡市葵区の青葉シンボルロードで開催する。 スポンサー協賛費や物販売り上げの一部をフィリピン在住の若い日系フィリピン人への教育支援などに充てる。特設ステージでは、フィリピンの伝統的な踊り「ムスリムダンス」などの披露やフィリピンの民族衣装を身にまとったミスコンショーなどを行う。飲食ブースも出展され、フィリピンの豚の丸焼き「レチョン」やフルーツ入りのかき氷「ハロハロ」などが販売される。 同NPO代表の
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KADODE OOIGAWAで「元気市」 飲食など16店、軽トラ市も 島田
しまだ元気市実行委員会は22日午後4時から、「出張しまだ元気市」を島田市竹下の複合商業施設「KADODE OOIGAWA」の駐車場で開催する。午後8時まで。 毎月おび通りで実施していて、今回初めて同施設で開く。飲食など16店が出店し、市内保育園などの園児による手作り灯籠も展示する。 軽トラ市も同時開催し、金谷地区の農家らが地元農産物を販売する。バンド演奏など野外ステージも予定している。
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東海道新幹線のチャイム TOKIOからUAに 21日から 20年ぶり変更【動画あり】
JR東海は、東海道新幹線の車内チャイムの楽曲「AMBITIOUS JAPAN!(アンビシャス ジャパン)」を21日の始発から、歌手UA(ウーア)さんが歌う「会いにいこう」に切り替わった。同社によると、同新幹線の車内チャイム変更は20年ぶり。 人気グループTOKIOの「アンビシャス ジャパン」は03年、品川駅開業のキャンペーンソングになり、駅の発着を伝える車内チャイムにも採用された。JRが6月にチャイム変更を発表すると、SNSなどで惜しむ声が多く上がった。丹羽俊介社長は20日に名古屋市で開いた定例記者会見で「旅の始まりに(乗客に)元気を与えてくれた。当初の役割を果たしてくれた」と曲の功績をた
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焼津・浜当目海水浴場が海開き 来月20日まで駐車場や更衣室開設
焼津市の浜当目海水浴場が21日、海開きした。市や観光協会、地元自治会関係者ら約20人がシーズン中の無事故を祈願した。 式典のほか、志太消防本部が水難救助訓練を行い、ボートや浮輪などによる救助法を披露した。 訓練後、市のマスコットキャラクター「やいちゃん」が見守る中、2組の親子連れが「冷たい」「気持ちよい」などと言いながら、水遊びを楽しんだ。 同海水浴場は波が穏やかで水質も良好たなめ、家族連れに人気がある。期間中は100台分の駐車場、更衣室、2カ所のシャワー室を無料で提供する。 開設は8月20日まで(午前10時~午後4時)。混雑が予想される土日祝日、8月14~18日は午前10時~午後5
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#環境を考える フラワーロス減へ 花も喜ぶ取り組み【NEXTラボ】
生産された花が消費者の手に届かずに捨てられてしまうことを指す「フラワーロス」。新型コロナウイルス下に冠婚葬祭や卒業式・入学式など花を使うイベントが相次いで中止されたことで注目されたが、花き業界では以前から、生産と販売のいずれの現場でも課題とされてきた。廃棄花をいかに減らすか―。新たな取り組みを進める県内の生産者や生花店などを訪ねた。 生花店代表 中村将史さん(静岡) サブスクで仕入れ無駄なく 新型コロナウイルスの流行で「おうち時間」が増加したのを契機に、サブスクリプション(定額制、サブスク)サービスで花を購入する人が増えている。静岡市葵区の生花店「花のあるくらし研究所」代表の中村将史さ
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大井川流域のクラフトビール一堂に 島田、23日にフェス ビアカクテルも販売
島田市伊久美のクラフトビール醸造・販売所「193バレーブリューイング」は23日、大井川流域のクラフトビールが楽しめる「しまだクラフトビールFESTA」を同所で開く。 クラフトビールを同市神座地区で栽培されたトマトの生搾りで割ったビアカクテル「しまだレッドアイ」を特別販売する。同販売所の「シマダペールエール」、池田屋麦酒の「牧之原えーる」、満平商店の「藤枝エール」も味わえる。ヤマメの塩焼きや地元農産物なども販売する。 時間は午前11時~午後3時。雨天の場合は規模を縮小して開催する予定。問い合わせは193バレーブリューイング<電0547(39)0193>へ。
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藤枝花火大会 4年ぶり開催 8月7日 蓮華寺池公園
第43回藤枝花火大会(藤枝市観光協会主催)が8月7日午後7時15分から、同市の蓮華寺池公園で開かれる。午後8時半まで。新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりに開催する。 打ち上げ規模は約5千発。スターマインや尺玉、蹴球都市の歩みを進める藤枝らしいサッカーボール型の花火などを打ち上げる。公園が山に囲まれているため、音の反響が魅力の一つ。公園第2駐車場やイベント広場で出店もある。 会場周辺は午後6時から9時半まで交通規制する。駐車場の用意はない。JR藤枝駅北口から臨時有料シャトルバスを運行する。予備日は8日。 問い合わせは市観光案内所<電054(647)1144>へ。
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ピンクや白の大輪 フヨウの花 浜松市中区で見頃
浜松市中区の柳川緑道で地域住民が植えたフヨウの花が見頃を迎えている。ピンクや白色の夏の大輪が、通行人らの目を楽しませている。 同緑道は佐藤2丁目と相生町を流れる茄子川の整備事業で作られた約400メートルの道。ボランティアでつくる「柳川緑道やる会」が管理などをしている。北端から南へ100メートルほどの地点に数株が植栽されている。 同会の石川勝美会長(78)は「ことしは花の数も大きさも良い。朝の散歩や通学の際に楽しんでもらいたい」と話している。
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沼津の小中高生対象 路線バス乗り放題パス販売 8月から3社
沼津市内で路線バスを運行する3社(伊豆箱根バス、東海バス、富士急シティバス)は8月から、市内在住か市内の学校に通う小中高校生を対象に、市内の路線バスが乗り放題となるフリーパスを販売する。学期に合わせて2種類を用意し、少子化やコロナ禍で利用客が落ち込む中、利用促進を図る。 4カ月券(8月25日~12月24日に利用可能)が1万円、3カ月券(来年1月1日~3月31日まで)が7500円。JR沼津駅と沼津東高や沼津工高間の通学定期券と比べても大幅に割安となる。4カ月券は8月18日、3カ月券は12月18日から3社の案内所、営業所で販売する。市の自主運行バスは対象外。市が市制100周年記念として経費3
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3万本のヒマワリ見頃 富士市今泉 摘み取りも楽しんで
富士市今泉の旧茶畑に植えられた3万本のヒマワリが見頃を迎えている。畑の中には通路が設けられ、家族連れらが散策しながら楽しんでいる。 同所で茶農家を営んでいた70代夫婦が今年5月に初めてヒマワリの種をまいた。生育したヒマワリの高さは約2メートルで、摘み取りができる。花を見下ろせる写真撮影用の台も用意した。 ヒマワリ畑は青葉台まちづくりセンターから南に約500メートルの地点。駐車場はない。 (富士支局・沢口翔斗)
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長年育てたソテツ、やっと開花 開園以来初めて 伊豆
伊豆市の土肥こども園で、ソテツの雄株が花を咲かせている。 ソテツは九州南部以南の海岸近くに自生する常緑の低木。ヤシと同じ種子植物で雄株と雌株に分かれ、雄花は咲くとトウモロコシの形に似ている。雌花は白い綿毛の「大胞子葉」にくるまれたタマネギのような形をしている。 同園のソテツは最大で高さ約2メートル。雄花は高さ約50センチ、直径約10センチで5本咲いている。同園によると、植えた経緯は分かっていないがソテツの開花は開園以来初めて。7月上旬に近所の住民が開花に気づいたという。 (大仁支局・小西龍也)
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水辺の楽校4年ぶり“開校” 静岡市葵区牛妻・安倍川河川敷
静岡市葵区牛妻の安倍川河川敷で17日、自然体験施設「うしづま水辺の楽校(がっこう)」が“開校”した。朝から強い日差しが照りつける中、多くの家族連れが訪れ、水遊びを楽しんだ。 楽校の開校は4年ぶり。開校式では、利用者を代表して市立賤機中小の6年築地花歩さんと3年那歩君のきょうだいが「待ちに待った開校。ルールを守りながら、自然を感じ楽しみます」と大きな声で宣言した。来場者は一斉に施設の中に設けられた池に入り、水温20度ほどの冷たい安倍川の伏流水の感触に歓声を上げたり、網を手に魚を追いかけたりした。 同校の開設期間は8月27日まで。午前10時~午後3時半。入場無料。7月
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弁天島海水浴場が海開き 安全を祈願 スポーツや安全教室にぎわう
弁天島海浜公園海水浴場(浜松市西区舞阪町)は16日、海開きした。海水浴シーズンの安全を祈願する恒例神事「弁天島海開き修ばつ式」に加え、マリンスポーツなどの体験イベントも行われ、家族連れら約1100人でにぎわった。 舞阪町観光協会(渭原庸雄会長)関係者らでつくる「はまなこ夏フェスタ実行委員会」の主催。浜名湖の魚に触れる「タッチングプール」や海上保安庁職員らによる「海の安全教室」、ビーチサッカーをはじめとしたビーチスポーツなど10のイベントが繰り広げられた。浜松調理菓子専門学校(中区)の学生が考案した、アサリなどの食害で問題となる浜名湖産クロダイを使った「弁天島クロダイバーガー」も販売した。8
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葉の上ゆら~り満喫 掛川花鳥園でオオオニバス乗り 恒例イベント開始
掛川市南西郷の掛川花鳥園で15日、世界最大級の水生植物の葉に乗る恒例イベント「オオオニバスに乗ってみよう」が始まった。8月下旬までの土日と祝日、お盆期間の8月14~16日の限定開催。 オオオニバスは南米アマゾン川流域に生育するスイレンの仲間。大きな円形の葉の縁が反り返り、乗っても水が入ってこない形状になっている。会場の「インコのスイレンプール」に浮かぶ葉は直径約1・6メートル。大勢の子どもたちが葉に乗って浮遊感を楽しみ、カメラを構えた保護者に向かってポーズを決めた。 3歳以上で体重25キロまでの子どもが対象。体験料500円。園内「花の大温室」では8月31日まで、食虫植物を集めた展示会「い
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生き物の絵と標本見比べて 長泉・ビュフェ美術館企画展
フランスの画家、ベルナール・ビュフェの描いた生き物を標本と一緒に展示する企画展「いきもののかたち~ビュフェの“自然誌博物館”」(静岡新聞社・静岡放送後援)が15日、長泉町のベルナール・ビュフェ美術館で始まった。見比べることでビュフェの生き物へのまなざしを感じることができる。10月1日まで。 博物館や図鑑が好きだったビュフェが、生涯にわたって描いた生き物の作品51点を集めた。昆虫や鳥、魚などを忠実に描く一方で、触角を長くしたり人間のような表情にしたりと、空想を交えて表現している。 展示室には共催のふじのくに地球環境史ミュージアム(静岡市駿河区)が所蔵する標本232点
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浜松市美術館 来館300万人 地元芸術支え52年で到達
浜松市美術館(同市中区)の来館者が16日、300万人に達した。1971年7月1日の開館以来、52年での到達。中野祐介市長ら関係者が記念セレモニーを行い、節目を祝った。 節目の来館者となったのは、静岡市清水区の会社員岡田恵也さん(55)。妻の真紀さん(50)と娘の紗佳さん(15)=清水七中3年=、彩希さん(9)=清水有度二小3年=の家族4人で、「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」などスタジオジブリ作品のアニメーション映画で美術監督を務めた山本二三さんの特別展を観覧するために訪れた。 セレモニーでは、中野市長が「文化、芸術の力で浜松を元気にする核となるのが美術館。さまざまな展示を企画し、より多
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ディズニー共演、例年以上の混雑予想 22日の安倍川花火大会 警備増強「公共交通利用を」
静岡市葵区で22日夜に開かれる第70回安倍川花火大会(大会本部主催)は、新型コロナウイルスの5類移行に加え、東京ディズニーリゾート(TDR)開園40周年記念のドローンショーの初公演が決まり、静岡県内外の来場者で例年以上の混雑が予想される。大会本部と市は混雑緩和と安全確保に向け、公共交通機関や自転車での来場を呼びかけるとともに、周辺道路の交通規制や警備員による誘導を順守するよう求めている。 TDRを運営するオリエンタルランドが開園40周年記念企画でドローン700機を夜空に飛ばす光のショーを創作し、安倍川花火大会を皮切りに全国各地で開催すると7月上旬に発表。市には「開催時間はいつなのか」「どこ
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ゴールできる?巨大迷路 今年もトウモロコシ畑に 函南・酪農王国オラッチェ
函南町の酪農王国オラッチェで22日から、トウモロコシ畑を活用した巨大迷路が始まる。毎年恒例の人気イベントで、15~17日のプレオープンでは早速、多くの来場者が挑戦している。 迷路は高さ2メートル以上あるトウモロコシ約4万本が植えられた75メートル四方の畑に設置。3カ所のチェックポイントでスタンプを集め、ゴールを目指す。タイムも計測し、22日の本格オープンからは上位3人のランキングを掲示する。 今回で20回目となる迷路の入場者数は累計で20万人を突破した。毎年訪れる来場者も多いといい、迷路の企画を担当する観光事業課の磯野夏さんは「楽しんでもらうため難易度をアップした。行き止まりにたくさんぶ
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川崎さん(沼津出身)木彫り展開幕 駿府博物館 アスパラや板チョコ、本物そっくり
沼津市出身の木彫り作家川崎誠二さんの創作を一堂に集めた「川崎誠二のちいさな木彫り展」(駿府博物館、静岡新聞社・静岡放送主催)が15日、静岡市駿河区の同館で開幕した。9月3日まで。 創作を始めてから9年間の作品約300点が並ぶ。最小7ミリの柴犬など生き物をかわいらしく装飾した作品や、アスパラガス、板チョコレートなど実物大の形状や着色で本物そっくりに仕上げた作品がテーマごとに展示され、来場者の目を引いていた。 初日はギャラリートークを行い、川崎さんが創作への思いを語った。その後、参加者と館内を巡り、創作を始めるきっかけとなった「トースト」などの作品について、制作の裏話を紹介した。参加者は「か
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爽やか夏スキー 静岡・リバウェル井川 10月まで営業
静岡市葵区井川のスキー場「リバウェル井川」で15日、恒例の夏スキーの営業が始まった。10月29日まで。 斜面の一部に長さ約200メートル、幅約16メートルにわたって特殊なマットを敷き詰め、通常のスキー板で利用できる。来場者は標高1400メートルの爽やかな風を浴び、軽やかにゲレンデを滑った。横浜市神奈川区から訪れた会社員高橋輝往さん(55)は「静かな環境でたくさん滑れるので、夏場の練習にちょうど良い」と笑顔を見せた。 営業は土、日と祝日の午前8時から午後5時まで。リフト料金は15歳以上が1日1040円、3歳以上15歳未満310円。
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小中学生らが舞楽奉納 豊作や健康祈願 森町・山名神社
森町飯田の山名神社で15日、祇園大祭が始まり、国指定重要無形民俗文化財「山名神社天王祭舞楽」の奉納が行われた。地域の小中学生らが太鼓や笛の音に合わせ、五穀豊穣(ほうじょう)や疫病退散を祈願する舞を披露した。 500年以上前の室町後期に伝わったとされる伝統芸能。8段の演目で構成される舞楽は、覆面をした稚児2人による清めの舞「八初児(やつはち)」から始まった。華やかな衣装に身を包んだ子どもたちが代わるがわる舞屋(まいや)に登場し、鶴や獅子、竜などを演じながら舞った。中でも、カマキリのかつらを身に着けて舞う「蟷螂(とうろう)」は全国的に珍しい演目という。 大祭ではこのほか、地元8町内がそれぞれ
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安全に楽しんで 伊豆の国・広瀬公園水泳プールが営業開始
伊豆の国市田京の広瀬公園水泳プールが15日、今夏の営業を開始した。 開園に先立ち、山下正行市長や市職員、プール管理会社の担当者らがプールサイドで安全祈願祭を開き、期間中の無事故を願った。山下市長は「コロナの制限が緩和された。多くの方に安全に楽しんでほしい」とあいさつした。 流水、25メートル、幼児用の3種類のプールを備える。入場料は高校生以上410円、小中学生100円、幼児無料。営業は8月27日まで。
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島田に「みんなの居場所」新交流拠点 金谷宿お休み処リニューアル カフェや図書館、サウナも
LPガス販売などを展開する増商(島田市)は15日、市から行政財産の使用許可を受けて準備してきた「石畳茶屋縁ーenー」(同市金谷坂町)のオープンに合わせ、記念セレモニーを開いた。東海道金谷宿お休み処をリニューアルし、金谷地区の新たな交流拠点としてカフェや私設図書館、屋外サウナを展開する。 カフェでは「一汁一菜御膳」などを提供し、縁側でくつろげる。私設図書館は「みんなの図書館」と銘打ち、月額2千円で自分の本棚を持つことができる「一箱本棚オーナー制度」を取り入れた。貸し出しカード(300円)を作れば、以降は無料で借りることが可能。本の寄贈も受け付ける。 たる型のサウナを屋外に設置し、水風呂や外
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イケア限定店舗 JR静岡駅ビル「パルシェ」に 8月27日まで
スウェーデン発祥の家具大手イケアの日本法人イケア・ジャパン(千葉県)の期間限定店舗が14日、JR静岡駅ビル「パルシェ」にオープンした。8月27日まで。 チャック付きポリ袋や収納家具、ぬいぐるみなど約230種を取り扱う。各店舗の飲食スペースで人気の高いホットドッグの冷凍商品も用意する。8月は家具の組み立てを体験するワークショップも開く。 限定店舗は昨年に続き2回目。担当者は「県内にはEC(電子商取引)サイトの利用者が多い。実際に商品を目で見て、買い物を楽しんでほしい」と話す。
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松本潤さん表紙「どうする家康」冊子 静岡・ドラマ館で無料配布
大河ドラマを通じた地域活性化を目指す「静岡市大河ドラマどうする家康活用推進協議会」は15日から、ドラマの見どころや市内の家康ゆかりの地などをまとめたPR冊子を無料で配布する。配布場所は同市葵区の大河ドラマ館。主演の松本潤さんを表紙に据え、インタビューも掲載した。 6月末に放送したドラマ25話までの内容について、主人公の家康を取り巻く登場人物の紹介や、名場面を振り返る表を載せた。松本さんのほか、2代将軍秀忠の母・於愛(おあい)の方を演じる広瀬アリスさん(同市清水区出身)のインタビューも盛り込んだ。 家康ゆかりの地として、久能山東照宮(駿河区)や静岡浅間神社(葵区)などを紹介。ドラマで時代考
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沼津港-戸田港 17日まで限定復活 千鳥観光汽船が運航
2014年に定期便が廃止された沼津市の沼津港と戸田港を結ぶ航路が15~17日の3日間限定で復活する。沼津港などで遊覧船を運航する千鳥観光汽船(同市)が企画。同社は試験的な運航と位置付け、市内有数の観光地の沼津港と公共交通機関でのアクセスが不便な戸田地区を直接結び、観光活性化を狙う。 同社の創業70周年記念事業の一環。同社が夏に季節運航する沼津港-大瀬崎(同市)便を延長する形で実施する。各日往復計6便で、定員200人の大型遊覧船「ちどり」が両港を約70分で結ぶ。大瀬崎にも寄港するが、1便は戸田-沼津の直行便にする。 戸田地区へのバスでのアクセスは伊豆箱根鉄道修善寺駅(伊豆市)経由が一般的
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希少 “白いワニ”お目見え 東伊豆の熱川バナナワニ園
東伊豆町の熱川バナナワニ園に15日、“白いワニ”がお目見えする。開園60年以上の間、累計1000匹ほどのワニを飼育してきた同園でも2代目という白ワニ。イリエワニの突然変異種で、相当希少とみられる。 公開するのは雌2匹で、いずれも全長約170センチ、体重約15キロの推定17歳。タイの養殖場で生まれ、輸入した国内の愛好家から6月に寄贈を受けたという。現在同園ではワニ100匹を飼育しているが、唯一の白ワニ。過去には2016年まで白ワニを飼育していたという。 動物管理責任者の横山宏明さん(69)は「白ワニは自然界で確認できる存在だったが、近年は条約で保護され大変希少になっ
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温泉地盛り上げキャラクター「温泉むすめ」 御泉印で販売 修善寺
伊豆箱根鉄道修善寺駅構内のイズーラ修善寺でこのほど、全国の温泉地を盛り上げるキャラクター「温泉むすめ」をあしらった御朱印の温泉版「御泉印(おんせんいん)」の販売が始まった。 同キャラクターは静岡県内に6人で、御泉印の販売は初。伊豆市修善寺をモチーフにしたキャラクター「修善寺透子」がはがきサイズの御泉印にプリントされている。訪問日を入れることで旅の記念にすることができる。
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掛川駅の混雑注意 15~17日野外音楽イベント「ap bank fes」 観光協会が呼びかけ
掛川市のつま恋リゾート彩の郷で5年ぶりに開かれる野外音楽イベントap bank fes(15~17日)を控えて、掛川観光協会が掛川駅や周辺道路の混雑が予想されるとして早めの行動を呼びかけている。JR掛川駅は各日午後6時以降に入場規制を行う場合があるとしている。 同協会によると、前回2018年の開催時は近隣のエコパアリーナ(袋井市)での大型ライブと重なったため駅構内が大混雑し、シャトルバスやタクシー乗り場、トイレに長蛇の列ができるなどの影響があった。JR東海は駅での対応者を増員するほか、混雑時間帯に新幹線利用者は南口、在来線利用者は北口からの入場に限るなど対策を講じる。 イベントには1日当
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河津「踊り子温泉会館」 17日まで入浴無料 30周年イベント
河津町峰の町営施設「踊り子温泉会館」は15日からの3日間、開館30周年の記念イベントを開催する。入浴料を無料とする。 利用料無料のほか、手ぬぐい購入者に入浴無料券(1日限定300枚)を贈呈する。午後2時と4時には地場産品の詰め合わせが景品のじゃんけん大会を実施。キッチンカーによる飲食類の販売も行う。 河津川のほとりに立つ同会館は、総事業費約6億円を投じて1993年にオープン。伊豆石で作った露天風呂などを配する。町産業振興課によると、2022年度の利用者は約5万7千人。新型コロナウイルス禍前は6万5千人前後で推移していたという。 午前10時から午後9時までの営業。15日午前9時50分から
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プニプニクラゲに癒やされて 下田海中水族館でイベント
下田市の下田海中水族館で14日、クラゲに触れられるイベント「クラゲタッチング」が開かれた。海の生物に広く親しんでもらう狙い。 用意したのは、数百匹飼育している「ミズクラゲ」のうち1匹。体長10センチと手のひらサイズで、透明な色合いが印象的だ。見た目から「ヨツメクラゲ」とも称され、「最もポピュラーなクラゲ」という。触手には毒針があるため、来場者はプニプニとした傘の部分に触れて、ゼリーのような感覚を楽しんだ。 「タッチング」は生物の種類を変えてこれまでにも実施していて、飼育員の佐山拓実さん(23)は「クラゲに癒やされてもらいたい。またこういったイベントを用意する」と話した。 7月14日はゼ
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ツチブタ仲間入り 静岡・日本平動物園 8月13日まで名前募集
静岡市駿河区の日本平動物園はこのほど、雄のツチブタ(2歳)が来園し、一般公開が始まったと発表した。15日から、来園者を対象に名前の募集を始める。 ツチブタは2千万年前から姿が大きく変わらず「生きた化石」と呼ばれることもある。穴掘りのスペシャリストで、野生のツチブタは長い舌を使ってアリなどを食べるという。 来園したツチブタは南アフリカ生まれ。同園で飼育中の雌のツチブタ「フラハ」(12歳)のパートナーとして繁殖を目指す。 名前の応募は園内に掲示されたQRコードを読み取ってウェブ上で行う。8月13日まで。
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湖西で16日夜市 「水族館」と「七夕」テーマ
湖西市の飲食店主らでつくる「湖西夜市プロジェクト」は16日午後2時~8時45分、同市のJR鷲津駅前ひまわり広場で「夏の夜市」を開く。七夕と水族館をテーマに、海の生き物を模した短冊を使った竹飾りや吹き流しで会場を飾り、夜にはライトアップする。 市内外の飲食店などが18の露店を並べる。ステージでは午後2時の開始と同時に市のキャラクター「うなぽん」が登場するほか、午後5時以降は市国際交流協会の協力でズンバやベリーダンス、サンバが披露される。午後6時45分から会場をLEDライトや竹灯籠でライトアップする。 荒天中止。
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ヒマワリ迷路 出口どこ~? 東名磐田IC北側に10万本
磐田市見付の東名高速道磐田インターチェンジ(IC)北側の畑に登場したヒマワリの巨大迷路が地域住民を楽しませている。JA遠州中央豊田青年部が、地域のにぎわいづくりにつなげようと手作りした。 前部長の鈴木正裕さん(34)が秋から冬にキャベツを栽培している畑約1万平方メートルの休耕期間を活用。同部役員6人が中心となって、肥料にもなるヒマワリの種を5月上旬にまき、草刈りなどの手入れをしてきた。 迷路の総延長は約1キロ。約10万本のヒマワリは高さ約1~2メートルまで伸び、大人でも迷路の先が見渡せないところも多い。今月上旬から開放され、親子連れや子どもたちが探検や写真撮影に訪れている。 同部による
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夏咲き誇る 伊豆・修善寺虹の郷 ヒマワリ見頃
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でヒマワリが見頃を迎えている。夏の彩りが来園者を楽しませている。 西洋式庭園「フェアリーガーデン」の一角で約3千株を植栽している。赤黒いクラレットや、外側と内側で色が異なるマロンなどが咲き誇っている。7月下旬まで楽しめる見込み。 広報担当の野田一成さんは「今年のヒマワリは、一株から10輪ほどの花が分岐して咲くタイプ。一本立ちよりも長い期間楽しめる」と話した。
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海開き 園児ら大はしゃぎ 牧之原・静波、さがらで安全祈願
牧之原市の静波海水浴場とさがらサンビーチが14日、海開きを迎えた。開設期間は8月31日まで。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行してから初のシーズンを迎え、関係者がにぎわいの回復と海水浴場の安全を願った。 両海水浴場では同日、安全祈願祭が開かれた。杉本基久雄市長をはじめ観光施設の関係者らが出席し、期間中の安全を祈った。今年は新型コロナに関する規制は設けず、2019年以来の通常態勢で海水浴客を迎える。杉本市長は「安心安全に加え、おもてなしの態勢が整った。多くの方々に訪れてほしい」と期待した。 神事の後、さがらサンビーチでは地元園児らが初泳ぎを楽しんだ。日差しが照りつける中、
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古民家再生“第二の人生” アフリカ工芸品店営む小沢さん(静岡)
自分に正直に挑戦 静岡市中心部から車で30分ほどの葵区足久保奥組。緑豊かな山あいにある築100年ほどの古民家にこのほど、小沢里恵さん(51)が中心市街地で営んできたアフリカの工芸品店「Ruise B(ルイズ ビィ)」が移転した。「自分の手で一つ、古民家を残すのが夢だった」という小沢さん。子育てが一段落した後の“第二の人生”は「人目を気にせず、自分の器に合わせて心地よいことをしていければ」と、新たな環境を楽しむ。 小沢さんは2009年から、ルワンダの女性が手作りしたバスケットなどの工芸品を輸入販売する仕事をしている。同国ではかつて、二つの民族間にジェノサイド(大量虐殺
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掛川のねむの木学園 三島で絵画展 宮城まり子さんによる人物評も
掛川市のねむの木学園の学園生が描いた絵画展「ねむの木のこどもたちとまり子美術展」が8月18日まで、三島信用金庫本店(三島市芝本町)のさんしんギャラリー善で開かれている。 学園生約15人が描いた新作をはじめ、収蔵庫に保管されていた未発表作など50点以上を展示する。一人一人の作品をあえて点在させて、幅広い作品を鑑賞できるように配置。学園創設者で2020年に亡くなった宮城まり子さんが学園生に充てた人物評もあり、作者の世界観にも触れることができる。カラフルで温かみある作品が並び、来場者の目を楽しませている。 宮城さんは生前に「絵を描き続けてね」と学園生に伝えていたといい、ねむの木こども美術館の本
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沼津出身川崎さん 動物など木彫り300点展示 15日から静岡の駿府博物館
駿府博物館(静岡市駿河区)で15日、「川崎誠二のちいさな木彫り展」(同館、静岡新聞社・静岡放送主催)が始まる。開幕を間近に控えた13日、関係者が同館で展示作業を行った。 川崎さんは沼津市出身の木彫り作家で、自作を一堂に集めた個展は初。トーストやピーマンなどをモデルに形状と着色の工夫で本物そっくりに仕上げた作品、愛らしい見た目が印象的な生き物をかたどった作品など約300点を出品した。 食べ物や恐竜、海辺の動物といったテーマ別に、来場者の目線を意識しながら一つ一つ丁寧に並べた。作品原画や創作風景のパネル写真も展示した。川崎さんは「作品それぞれに物語があり表情がある。世界観を楽しんでほしい」と
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乃木坂46とコラボカフェ 静岡初開催 メンバー考案メニュー提供
アイドルグループ乃木坂46とのコラボレーションカフェ「真夏の全国ツアーCAFE」が14日、静岡市葵区七間町の複合施設「アルティエ」で始まる。同施設を運営する静活などが主催し、静岡県で初開催する。9月3日まで。 ライブ映像やメンバーからのメッセージが壁面に投影される。2013年から続く「真夏の全国ツアー」を振り返る内容で、一瞬の表情や景色を切り取っている。衣装の展示やメンバーが考案したオリジナルの飲食メニューも楽しめる。 13日に内覧会が行われ、静活の江崎亮介専務は「ファンの方に楽しんでもらえる空間づくりをしている。ぜひ足を運んでもらいたい」と話した。
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浜名湖パルパル 射撃競う新アトラクション 15日オープン
浜松市西区の遊園地「浜名湖パルパル」に15日、特殊効果が体験できる座席から、射撃の得点を競う屋内の新アトラクション「ポップコーンパニック」がオープンする。 シューティングアトラクション「パイレーツ・アドベンチャー」を一新した。ポップコーンをモチーフにしたキャラクターが映画館を乗っ取って暴れるというコンセプトで、客は縦3メートル、横6メートルのスクリーンに現れる「いたずらポップコーン」を座席に備えられた銃で撃って楽しむ。座席は映像に合わせて振動し、風が送られて臨場感を演出する。オープンを前に13日、内覧会を行い、関係者が楽しんだ。 遊戯時間は約3分半。利用対象は3歳以上。料金は600円(フ
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動物の赤ちゃん 自由研究にいかが 日本平動物園で企画展 静岡市
静岡市駿河区の日本平動物園で、企画展「動物の赤ちゃん展」が8月27日まで開かれている。 夏休みに合わせた企画で園内のビジターセンターが主会場。子どもたちが自由研究の題材にできるよう、動物の赤ちゃんが自然界で生き残るための知恵や工夫、子育て方法などが詳しく説明されている。キリンやレッサーパンダなどの体重を再現した砂袋を用意し、重さを体感できる仕掛けも。このほか、成長した動物の生後間もない時などの写真を各所の獣舎に掲示した。 企画した飼育員の大谷舞さん(32)は「子どもから大人まで楽しめるようマニアックな話も交えた。いろんな方に来てほしい」と来場を呼びかけた。
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風に揺れる“虎の尾” ヌマトラノオが見頃 浜松市浜北区の県立森林公園
花の集まりが虎の尾のような形をした山野草「ヌマトラノオ」が浜松市浜北区の県立森林公園で見頃を迎えている。風に揺れる“白い尾”が散策に訪れた人たちを楽しませている。 ヌマトラノオはサクラソウ科。「沼虎の尾」の意味で、湿地に咲く品種。園内ではボランティアが草刈りなどをして整備した湿地環境で群生し、かわいらしい白い花を咲かせている。同公園の自然解説員によると、20日ごろまで花が見られる見込みという。
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農家レストランでビアホール 島田・KADODE OOIGAWA 8月26日まで毎週土曜
島田市竹下の複合商業施設「KADODE OOIGAWA」内の農家レストラン「Da Monde(ダモンデ)」でビアホールイベントが始まった。8月26日までの毎週土曜日にオープンする。 通常は日中のみの営業で、同施設や隣接する大井川鉄道門出駅の夜の雰囲気を楽しんでもらおうと初めて企画した。ビールやノンアルコールビール、サワー、ソフトドリンクなどが楽しめる。料理はピザやフライドポテトなど17種類以上を用意した。いずれもチケット制で一品300~600円。 初日は「リラクシーフラスタジオ」(藤枝市)がフラダンスを披露し、会場を盛り上げた。フラダンスショーは29日、8月19日も予定している。7月15
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「そっくり」「かわいい」 川崎誠二のちいさな木彫り展 静岡の駿府博物館
木彫り作家川崎誠二さん(38)=沼津市出身=の創作を一堂に集めた「川崎誠二のちいさな木彫り展」(駿府博物館、静岡新聞社・静岡放送主催)が15日、静岡市駿河区の同博物館で開幕する。本物のような形状と着色が特徴的な「そっくり」作品、木彫りの風合いを残した「かわいい」生き物の作品は、見た人の笑顔を誘う。開幕を前に、川崎さんが創作に込めた思いや作品の特徴を語った。 ▶▶【写真特集】川崎誠二のちいさな木彫り展はこちら 木彫りのきっかけは9年前。当時中学生だっためいが、夏休みに工作の宿題で木を素材にトーストを作ろうとしていました。木片の状態で放っておかれていたそれに&l
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大パノラマ、美しい夜景も 富士・野田山 健康緑地公園富士川【キャンプ場だより】
2021年8月にリニューアルオープンした、雄大な富士山と広大な駿河湾の大パノラマが楽しめるキャンプ場です。特に夜景が素晴らしく、展望サイトからは、富士市から沼津市にかけての美しい夜景を眺めることができます。 順次、敷地周辺の森林の整備を進めています。新たなビュースポットとして三保半島・薩埵峠方面の眺望が楽しめたり、展望サイトのさらに高台から富士山を眺めたりできる場所が増えました。 桜も植林しています。まだ苗が小さく花は少ないですが、将来は桜越しの絶景を楽しめるようになると期待しています。少しずつ改善していきますので、キャンプ場の成長にも注目していただければと思います。 周辺にある道の駅
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「水遊び広場」15日オープン 伊豆・日本サイクルスポーツセンター
伊豆市の日本サイクルスポーツセンターは15日、「水遊び広場」をオープンする。大人も利用できる10メートル四方のプールを新設した。4種類の滑り台プール、床噴水などもある。 23日までは土日祝日のみ、午前10時から午後4時まで営業。25日から8月27日までは午前9時半から午後4時半まで毎日営業する。問い合わせは同センター<電0558(79)0001>へ。
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富士サファリパークでアメリカグマ三つ子 一般公開
裾野市の富士サファリパークでこのほど、1月に誕生したアメリカグマの三つ子の一般公開が始まった。 いずれも雄。母クマの乳を飲んだり、じゃれ合ったりして愛らしい姿を見せている。 サファリゾーンでの公開は金、土、日、月曜のみ。
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境内に響く涼の音色 袋井「遠州三山風鈴まつり」【動画あり】
袋井市にある遠州三山の可睡斎、油山寺、法多山尊永寺で「遠州三山風鈴まつり」が開かれている。涼しげな風鈴の音色が境内に響き、参拝者を迎えている。8月31日まで。 可睡斎では山門から本堂までの小道を約2千個の風鈴が彩っている。中庭には赤い風鈴でかたどられた富士山のオブジェも設置され、ぜんざいを楽しみながら拝観できる。 参道の青モミジが美しい油山寺では、さまざまな絵柄の蒔絵(まきえ)風鈴に加え、南部鉄器の風鈴の澄み渡った音が響く。 約4千個の風鈴が各所につるされているのは法多山尊永寺。木の短冊に願い事を書く「願かけ風鈴」が本堂の回廊に飾られている。屋内で風鈴のライトアップも行われ、人気を集め
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ウナギ 見て食べて元気に 伊豆・三津シーパラダイス 「土用の丑の日」合わせ装飾
沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスは30日の「土用の丑(うし)の日」に合わせ、ウナギの常設展示水槽を特別装飾している。 飼育しているニホンウナギ24匹とオオウナギ1匹、ナマズ1匹が入った水槽の周囲に、県内のうなぎ店を紹介するパンフレットや豆知識を書いたパネルを新たに置いて発信している。夏休みの8月末まで。 飼育マネジャーの春日保さん(40)は「生きたウナギを見て魅力を感じ、土用の丑の日には味わって食べて夏を乗り切ってほしい」と話した。
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東京ディズニー開園40周年 安倍川で光のショー 22日、花火大会にドローン700機
東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドは6日、静岡市葵区で22日に開かれる安倍川花火大会で、開園40周年特別企画のドローンショーを初公演すると発表した。ドローンを駆使した光のショーで、ディズニーキャラクターを夜空に浮かび上がらせる。 ドローンショーは安倍川花火大会の開始直前の午後7時半から、15分間にわたり上演する計画。同社によると、ディズニーの定番曲に乗せて約700機のドローンを夜空に飛ばし、ミッキーマウスなどのキャラクターやシンデレラ城などを形作るという。 オリエンタルランドは1983年に東京ディズニーランドを開園。ドローンショーは40周年記念イベント「ド
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清水七夕まつり開幕 竹飾り71本街彩る 9日まで
静岡に夏の訪れを告げる風物詩「第69回清水七夕まつり」(実行委主催)が6日、静岡市清水区の清水駅前銀座商店街などで開幕した。9日まで市民らが作った、アニメや同区の広報キャラクター「シズラ」がテーマの竹飾り71本が市街地を彩る。昨年中止した清水銀座商店街エリアでの飾り付けは、地元有志により4年ぶりに復活する。 期間中は食べ物の屋台が多く出店するほか、「ちびまる子ちゃん縁日」が行われ、顔はめパネルがお目見えするほかうちわの配布などがある。9月30日までは関連イベントとして市内の中心市街地を巡る「静岡・清水まちなかスタンプラリー」が行われる。
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渡船に乗り湖上音楽鑑賞しよう 静岡・井川湖 29日から
静岡市葵区の井川湖で7月29、30両日と8月5、6両日、渡船に乗って音楽を楽しむ無料イベント「湖上音楽まつり」(静岡市主催)が開かれる。要予約。 約40分の乗船時間のうち約20分にわたり、同市の中山間地域「オクシズ」にゆかりのある演奏者が日替わりでフルートやギター、サックスなどの演奏会を行う。演奏便は1日2回運航し、午前10時発の「赤石丸」は定員18人、同11時半発の「令和聖」は同15人。井川ダムに隣接する展示館でも午後2時15分と同2時50分にライブを行う(定員各30人)。船上、展示館の両演奏会とも先着順で予約を受け付ける。 申し込み、問い合わせは平日の午前8時半から午後5時15分まで
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家康ゆかりの土産品第2弾 コーラセット、源氏パイ 私鉄3社が共同開発
遠州鉄道(浜松市中区)と静岡鉄道(静岡市葵区)、名古屋鉄道(名古屋市)はこのほど、土産品として「徳川家康公ゆかりのご当地コーラセット」「葵の源氏パイ」を発売した。家康ゆかりの地に路線を持つ私鉄3社が共同開発した。 昨年11月に発売した「出世重ね餅(もち)」「きなこ煎餅(せんべい)」に続く連携企画の第2弾。コーラセットは、各地で販売している「うなぎコーラ」「みかんコーラ」「味噌(みそ)コーラ」を3本セットにした。税込み1200円。木村飲料(島田市)が製造を手がける。 葵の源氏パイは、源氏パイで葵紋を描いた限定デザインのパッケージを採用した。塩キャラメル味など3種計21枚入りで同864円。三
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浜松大河ドラマ館 来館記念ステッカー人気 第2弾17日まで配布
浜松市が中区の「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」の来館者に配布している来館記念特別ステッカーが人気を集めている。徳川家康やゆかりの人物をデザインし、同館でしか手に入らない逸品とあって、既に配布を終了している第1弾には、デザイン全5種のコンプリートを目指してドラマファンを中心にリピーターが続出。市は3日、さらなる来館や歴史発信につなげようと、第2弾(全8種)の配布を開始した。 ステッカーは縦約9センチ、横約3センチ。ドラマ中のイメージカラーをベースに、武将の名前や家紋、モチーフのイラストなどを施している。 第1弾は5月27日~6月7日、家康を演じる松本潤さんがドラマで着用した甲冑(かっ
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レース史彩る名車、魅力競う トヨタ7とニッサンR382“接近戦” 40台展示 小山のミュージアム
小山町大御神の富士モータースポーツミュージアムが愛好家の関心を集めている。トヨタ自動車系の施設だが、レース史を彩った名車をライバルメーカーのマシンと共に展示。来館者からは「名場面を振り返りワクワクできる」との声が上がり、海外からツアー客も訪れている。世界三大レースの一つ「ル・マン24時間」100周年記念特別展が9日まで開かれている。 2022年10月オープン。約40台を年代やテーマごとに展示している。1969年の日本グランプリで激戦を繰り広げたトヨタ7とニッサンR382が並ぶ光景は「往年のファン垂ぜん」(広報担当者)。富士スピードウェイ(小山町)が舞台のレース「富士グランチャンピオンシリー
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清水七夕まつり6日から 静岡・清水銀座商店街 4年ぶり飾り付け
清水七夕まつり実行委員会は3日までに、「第69回清水七夕まつり」を6~9日に行う、と発表した。市民らが作った71本の飾りが登場する予定。地元商店街振興組合の解散により昨年中止した清水銀座商店街エリアでの飾り付けについて、地元有志が4年ぶりに復活させることになった。 七夕飾りコンクールは昨年に続き行わず、JR清水駅東口公園エリアでのイベントも実行委主催では行わない。祭りは連日午前10時半から午後8時まで。アーケード内に多数の食べ物の屋台が出店する予定。
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夏だタライだ 白熱レース 伊東名物川下りに211人参加
伊東温泉の夏の名物イベント「第68回松川タライ乗り競走」(伊東市、伊東観光協会主催)が2日、同市の松川(伊東大川)で開かれた。観光客や団体、一般個人などの6種目に県内外の総勢211人が出場。好天の下で白熱の川下りレースを繰り広げ、観衆を楽しませた。 参加者は直径1メートル、深さ30センチほどの巨大なタライに乗り込み、スタート地点から約400メートル下流のゴールを目指した。しゃもじ型の櫂(かい)をこぎ、水しぶきを上げながら懸命に前に進んだ。 途中でバランスを崩して豪快に転覆する出場者の姿が、川沿いで見守った見物客の歓声を誘った。仮装をして臨む選手も多く、目を引く衣装でイベントを盛り上げた。
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めんたいパーク来場600万人 伊豆の玄関口として好評
函南町塚本のめんたいパーク伊豆は2日、来場者600万人を達成し、記念式典を行った。2018年12月の開業以来、道の駅伊豆ゲートウェイ函南など周辺施設との相乗効果で伊豆の玄関口の立ち寄り先として観光客や地域住民から好評を博し、想定を上回るペースで大台に達した。 全国で6店舗を展開する運営会社かねふくめんたいパークによると、当初目標は年間100万人。新型コロナウイルスの影響を受けながらも想定以上の人気で、現在はコロナ禍前の客足に戻りつつあるという。 600万人目は、神奈川県茅ケ崎市の佐々木崇広さん(51)家族。ドライブの合間に立ち寄り、買い物や食事を楽しむため何度も足を運んでいるといい、長男
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「それぞれの富士山展」始まる 静岡県内作家の力作36点 フェルケール博物館
静岡市清水区のフェルケール博物館で1日、静岡県文化協会所属の作家が手がけた「それぞれの富士山展」(同博物館、県、県文化協会主催、静岡新聞社・静岡放送など後援)が始まった。仰ぎ見る霊峰富士からインスピレーションを受けた作品の数々を楽しむことができる。8月6日まで。 展示しているのは34人が制作した版画や油彩画、革工芸など36点で本展覧会のために制作した新作がほとんど。水彩画家太田昭さん(87)の「港街の錦富士」は形や大きさが微妙に異なる数十の富士山を描いた。太田さんは「それぞれの人の心にあるさまざまな富士山を描いた」と話した。 ほかにも、太古からの富士の成り立ちなどを油彩で表現した「イマジ
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長谷川義史さん原画展 絵本の世界ぎっしり220点 佐野美術館
大阪市の絵本作家長谷川義史さん(62)の企画展「とびだせ!長谷川義史展」(佐野美術館、静岡新聞社・静岡放送など主催)が1日、三島市の同美術館で開幕した。ダイナミックな筆遣いで描かれたユーモアたっぷりの作品約220点が展示されている。8月27日まで。 長谷川さんはグラフィックデザイナーを経て2000年に絵本デビュー。現在まで150冊以上を手がけ、かわいらしくおかしみもあるキャラクターが繰り広げる笑いあり涙ありの物語で多くのファンを引きつけている。 静岡県内初開催の長谷川さんの企画展は「家族」「絵本作家のよこがお」「幸せのあいことば」など5章で構成。原画だけでなく、立体作品や絵本の下絵なども
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癒やしの風鈴♪60個 「河津七滝」に清涼感漂う音色
河津町の観光名所として知られる「河津七滝」に30日、関係者が風鈴を設置した。周辺を風鈴が彩るイベント「風涼渓(ふうりょうけい)」(7月1日~8月31日)の一環。自然の散策路に響く涼しげな音色が、夏の暑さを和らげる。 河津七滝観光協会主催で9回目の行事。30日は朝から協会員約10人が、「初景滝」と「カニ滝」の周辺に約60個を設置した。高さ約3メートルの木枠につるされた吹きガラスの風鈴は、七滝茶屋ガラス工房の福司康介さん(45)の手作り。黄色や紫色の清涼感あふれるデザインに仕上がった。風鈴の澄んだ音色が近くの滝の音と共鳴し、癒やしの空間が広がっている。 同協会の鈴木彰治会長(58)は「滝と風
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「幻日のヨハネ」タクシーに 伊豆箱根交通が運行 沼津舞台アニメ放送記念
伊豆箱根交通は1日から、沼津市が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」から派生した作品「幻日のヨハネ―SUNSHINE in the MIRROR―」の放送開始を記念してラッピングタクシーを運行する。 同作品に登場するキャラクター「ヨハネ」や「ライラプス」「ルビィ」などを、4~5人乗りのトヨタ自動車「シエンタ」10台にデザインした。沼津、三島、長岡営業所で順次運行する。 ラッピングタクシー指定乗車は貸し切りで2時間税込み1万3千円。流し乗車も可。問い合わせは沼津営業所<電055(924)6300>へ。
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龍山秘密村 1カ月ぶり再開 浜松・天竜区のキャンプ場
6月初旬の大雨の影響で営業を中止していた浜松市天竜区龍山町のキャンプ場「龍山秘密村」は1日、営業を約1カ月ぶりに再開する。運営側は夏の繁忙期に向け、会場の準備を進めている。 6月2、3両日の大雨で、主要経路の県道白倉西川線の道路が一部陥没し、一般客の通行が困難となった。6月中は営業を中止し、予約客のキャンセルの対応に追われた。 同村は、主要経路の別ルートとして同区横山町の県道横山熊線を利用する行き方と、愛知県東栄町を経由する行き方をホームページ上で紹介している。 同村運営責任者の川道光司村長(45)は30日、会場の清掃に汗を流した。川道さんは「お客さまを万全な状態でお迎えしたい。安全に
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大輪タイタンビカス 浜名湖ガーデンパークで開花
浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで、大きな花弁が特徴の「タイタンビカス」の花が咲き始めた。南国を思わせる大輪が来園者を楽しませている。 タイタンビカスはアオイ科フヨウ属の宿根草で、アメリカフヨウとモミジアオイの交配・選抜により誕生した品種。朝に咲いて夕方にしぼむ1日花で、赤や白、ピンクの花は直径30センチほどになる。 園内の体験学習館前に約30株が植栽されている。同園によると開花時期は例年より1週間程度早い。1シーズンで1株当たり200輪以上が開花するといい、9月下旬まで見られる見込み。 浜北区から夫婦で訪れた野中豊さん(77)は「初めて見る花。とても大きくてきれいで驚いた」と笑顔を見
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伊豆長岡温泉に客室分散型ホテル「さかなやステイ」オープン 内覧会で魅力堪能
伊豆の国市の伊豆長岡温泉に30日、客室が点在する分散型ホテル「さかなやステイ」がオープンした。同所で記念式典と内覧会が開かれ、参加者は新たな宿泊施設の魅力を堪能した。 同ホテルは、平屋建てで床面積約20平方メートルの客室7棟で構成する。「温泉街に泊まる」をコンセプトに、客室にはシングルベッド二つ、シャワー室、洗面台を備え、一歩外に出れば由緒ある温泉街が広がる。 式典で、同ホテルを運営する伊豆長岡温泉エリアマネジメントの鴨下記久枝代表理事(66)は「半年前から設計にあたり、いろいろなことがあった。観光客にはホテル、伊豆長岡温泉両方を楽しんでほしい」とあいさつした。 内覧会には行政、地元旅
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焼津市役所に足湯 市内2カ所目 「焼津温泉」認知度向上へ発信
焼津市が市役所北側に整備していた足湯施設が30日、完成した。JR焼津駅南口に続き、市内2カ所目。市役所の来庁者や観光客に堪能してもらうことで、温泉総選挙「リフレッシュ部門」で4年連続1位を誇る焼津温泉の認知度向上を図っていく。 足湯は芝生広場の一角に設置した。利用者は円状の椅子に腰をかけて、無料で湯を楽しむことができる。利用時間は午前9時から午後4時で、土日祝日も利用できる。 同日は施設で完成式典が行われた。愛称は全345通の応募の中から横山直美さん(同市)の「ととゆ」に決まった。横山さんと市のPR役やいづマリンレディの3人が足湯に「入り初め」し、横山さんは「少し熱めだけど心地よい」と感
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沼津夏まつり Tシャツ完成 7月29、30日開催
沼津市中心部で7月29、30の両日開かれる第76回沼津夏まつり・狩野川花火大会(実行委主催)をPRするTシャツとポスターがこのほど、完成した。一般販売するTシャツは昨年、過去最速で完売したため、例年より400枚多い1400枚作製した。 Tシャツは白地で、中心に市制100周年のロゴマークを配し、ミカンなどの特産品や沼津御用邸記念公園など市内の名所をイメージしたイラストを花火に見立てて円形にデザインした。昨年はアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」のファンらからの購入者も多く2週間で完売した。 Tシャツは1日から、沼津駅ビル「アントレ」内の観光案内所、三の浦総合案内所、戸田観光協会で販売する。
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ラブライブ聖地が”復活” 沼津・旧マルサン書店仲見世店 6月30日から2日間
沼津市が舞台の人気アニメの聖地が“復活”する。30、1の両日、同市の旧マルサン書店仲見世店で「ラブライブ!サンシャイン‼」の特別イベントが開かれる。旧書店は昨年5月に閉店したが、アニメに登場しファンの間では聖地の一つとして根強い支持がある。30日のガイドブックの発売などに合わせた取り組み。 ガイドブックは旅行情報誌「るるぶ」とコラボ。市内の聖地やスポットを取り上げているほか、地元住民の思いなども紹介した「るるぶラブライブ!サンシャイン‼」(1760円、税込み)としてまとめた。発行元のJTBパブリッシングの江本典隆デジタルソリューションチーム担当マネージャーは「沼津市
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涼しげ♪夏を彩る工芸400点 JR静岡駅で展示会 静岡県内の職人や作家が出品
暑い夏を涼しげに彩る工芸品や雑貨などを集めた展示会「夏の彩展」が7月18日まで、JR静岡駅構内のアスティ静岡西館「駿府楽市」で開かれている。 竹細工の風鈴や木彫りの水風船など、県内在住の職人や作家が出品した約200種400点が並ぶ。期間中は毎日、静岡市葵区のげた職人片桐良浩さん(78)によるげた作り体験や、足の形に合わせた鼻緒すげの実演販売などを行う。 同市駿河区の白岩幹正さん(53)は「爽やかで明るい作品ばかり。職場に飾って夏を感じたい」と感想を話した。
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「とびだせ!長谷川義史展」 原画など220点 三島で1日から
絵本作家長谷川義史さんの原画などを紹介する企画展「とびだせ!長谷川義史展」(佐野美術館、静岡新聞社・静岡放送など主催)が7月1日、三島市の同美術館で始まる。29日に搬入作業が行われ、ユーモアあふれる作品約220点が展示された。 長谷川さんの企画展開催は県内で初めて。長谷川さんの作品はダイナミックな筆遣いで描くユーモラスなキャラクターと、笑いあり涙ありの物語が特徴。会場には、奇想天外な客をおおらかに受け入れるおじいちゃんの人気シリーズ「いいからいいから」、父亡き後の家族を支えた自身の母を描いた「おかあちゃんがつくったる」などの原画をはじめ、イラストや立体作品も並んだ。 長谷川さんがスケッチ
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沼津SAでカンパイ!? ビールやワイン“飲んだ気分”に ノンアルカフェオープン
高速道路でカンパイ!?-。沼津市の新東名高速道駿河湾沼津サービスエリア(ネオパーサ駿河湾沼津)上りにこのほど、全国的に珍しいノンアルコールカフェ「ビストロ カンパイ」がオープンした。ベルギーから輸入したノンアルコールのビールとワインを提供する。運営会社の担当者は「お酒を待ちきれない気持ちを満たしてほしい」と話す。 ベルギーの老舗メーカーから仕入れたノンアルコールのビール1種類とワイン6種類を用意した。いずれも一度出来上がったビールやワインから、独自の方法で味や香りをとどめたままアルコール分を抜いた。 ベルギーの家庭料理やおつまみも多数取りそろえる。黒を基調としたスタイリッシュな店内からは
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スプレー菊の品質確認 JAとぴあ浜松 目ぞろい会
JAとぴあ浜松は28日、7月の盆需要に向けたスプレー菊の目ぞろい会を浜松市中区の同JA花き営農センターで開いた。生産者やJA職員が花の品質や出荷基準を確認した。 生産者は花を見比べて、葉の状態やつぼみの開き具合、サイズを確かめた。高温による葉焼けや害虫被害の対策を共有した。 スプレー菊は、1茎に枝分かれした複数の花を咲かせる。赤、白、黄の3色があり、仏花として知られるが、生け花やフラワーアレンジメントなど幅広く楽しむことができるいう。 同JAによると、7月の需要期には約15万本の出荷を見込んでいる。
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高速道路、定額乗り放題 静岡-山梨-長野-新潟 7月1日から、観光誘客「黄金KAIDO」の一環
静岡、山梨、長野、新潟の中央日本4県による観光誘客プロジェクト「黄金KAIDO」の一環で、4県エリアなどの高速道路料金が定額で乗り放題になるプランが7月1日から始まる。プラン利用者を対象に、駿河湾フェリーと佐渡汽船の車両輸送運賃の割引もある。2024年2月29日まで。 周遊エリアに分けてプランを用意。4県にまたがるエリアは有効期間4日間で普通車1万8300円、軽自動車・二輪車1万4600円。その他は普通車、有効期間2日間として静岡県・山梨県エリア内は8200円、富士山エリア内は5400円、静岡県エリア内は6100円など。 利用希望者は中日本高速道路のウェブサイトから「速旅」の会員登録と、
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小笠山(掛川市、袋井市) 急坂の先に名山の遠望【山ある記】
掛川市の富士見台霊園をたち、与左衛門池の先から「小笠山へ」の指導標に従い、林道から山道へ。急な登りだが道はしっかりしていて、タヌキの「ため糞[ふん]」やイノシシの「ヌタ場」もある自然たっぷりの登りだ。尾根に取り付くと、まわりの木々はウバメガシに、足元は小砂利の堆積岩へと変わった。両側が大きく切れ込んだ尾根道に架かる富士見橋を渡る。小笠山特有の浸食で形成されたケスタ地形によるものだ。 道は自然林の中を尾根に沿うようになだらかに延びる。自然環境がさまざまな植物の生育条件を満たす小笠山は、1300種類もの植物が確認されている。足元にはスズカカンアオイの緑の葉。 きつい登りを頑張ると、4等三角点
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掛川・つま恋彩の郷 スポーツ、花、温泉も堪能【静岡キャンプ場だより】
日本のほぼ真ん中、県西部地域の掛川市に位置し、スポーツやおいしい食事、温泉などが楽しめる総合リゾート施設の中にあります。 園内は自然に囲まれ、季節の花も楽しむことができます。6月のこの時期は、色鮮やかなアジサイをはじめ、南国ムード満点のカンナや、クチナシなどちょっと珍しい花も見ることができます。7月には見て楽しむ花に加え、香り豊かなヤマユリなども見頃を迎えます。キャンプの合間に園内の散策をされてはいかがでしょうか。 また、野外コンサート会場としても知られているつま恋ですが、8月はコンサートに使っている天然芝広場をキャンプ場として期間限定で開放します。 スポーツをしてもよし、花を楽しんで
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温泉街周遊の拠点に 分散型ホテル誕生 新たな観光の形 伊豆長岡
伊豆の国市の伊豆長岡温泉に30日、客室7棟が点在する分散型ホテル「さかなやステイ」が誕生する。客室内は最低限の宿泊設備とアメニティーのみ。観光客に街を周遊してもらうことで、地域経済の底上げが期待される。 同ホテルは、平屋建てで床面積約20平方メートルの客室7棟で構成する。「温泉街に泊まる」がコンセプトだ。客室にはシングルベッド二つ、シャワー室、洗面台を備え、一歩外に出れば由緒ある温泉街が広がる。 敷地内にはプールと風呂をかけた「プーロ」を設置した。源泉を引き、宿泊客でなくても利用できる。駐車場では、毎月開かれる出店イベント「温泉場お散歩市」を開く予定。 運営は伊豆長岡温泉エリアマネジ
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“満開”アジサイ 空き店舗にドライフラワー 下田「紫陽花部屋」 8月まで開設
アジサイの名所として知られる下田市内に、「紫陽花部屋」と銘打った一角が期間限定でお目見えした。空き店舗を活用した室内に飾られているのは、見頃を終えた数々のアジサイのドライフラワー。8月までカフェやギャラリーとして開設する。 「せっかく『日本一』と称しているのに、花が咲いている時期しか楽しめないのは残念でしょう」。仕掛け人の地域おこし協力隊の青木真さん(37)が指摘する。飾られたドライフラワーと生花の一輪挿しはおよそ400輪。下田公園は国内有数の群生地として知られる。見頃を終えて剪定(せんてい)されるアジサイを青木さんが引き取り、一つずつ手作業でドライフラワーに仕上げた。 2020年に着
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「とびだせ!長谷川義史展」 7月1日から佐野美術館 平和な世で「好き」を諦めず
絵本作家長谷川義史さんの原画など約220点を紹介する「とびだせ!長谷川義史展」が7月1日、三島市の佐野美術館で開幕する。大胆な筆致のユーモアあふれる絵と、“浪速っ子”ならではの笑いあり涙ありのストーリーは多くの人を引きつけている。大阪市のギャラリー兼アトリエ「空色画房」を訪ね、創作への思いを語ってもらった。 小さい頃から絵を描くのが好きで、小学1年生の時には漠然と将来絵を描く仕事ができたら楽しいだろうなと考えていました。アニメのキャラクターを描けば周りから「うまいなー」と言われて、何度か地域の絵画展で賞ももらって。「自分は絵がうまい子なんや」と認識していました。
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街頭紙芝居で沼津盛り上げ 7月2日、第10回全国大会 節目に大賞受賞者集う
沼津市中心部の商店街を舞台に繰り広げる「ニッポン全国街頭紙芝居大会inぬまづ」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の第10回記念大会が7月2日に開かれる。節目の今回はこれまでの大賞受賞者が集い、グランドチャンピオンを決定する。実行委員長で紙芝居師の三ツ沢グッチ(本名・後藤知彦)さん(56)=同市=は「この10年余りでレベルが上がった“現代の紙芝居”を楽しんでほしい」とアピールする。 大会は2012年、千葉県で開かれていた紙芝居大会が終了したのを受け、グッチさんが全国の紙芝居師が一堂に会する場を残し、「地元の商店街も盛り上げたい」と企画した。コロナ禍で20、21
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沼津に初「まちの駅」 再開発エリアでオール静岡県産品販売 地元住民の交流拠点へ
沼津市に地元住民の交流拠点となる市内で初のまちの駅が誕生した。場所は、再開発計画が具体化するなどにぎわい創出へ動き出しているJR沼津駅南口の商店街の一角。関係者は「町のハブとなるような場所になってくれれば」と思いを語る。 まちの駅となったのは、静岡県内産の加工食品や果物を使ったスムージーを販売する店「POPLY(ポップリー)」。再開発が始動したアーケード名店街近くにオープンした。外観は沼津の町をイメージした装飾を施した。 自動車やカーステッカーを販売するアキュームカンパニー(三島市)が手がける。矢崎実社長(55)が「生まれ育った町を盛り上げたい」と廃虚になっていた商店街近くのビルを202
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昭和レトロな「ごちそう」下田プリンスホテルに登場 開業50年 当時の味再現
半世紀前の洋食で3世代間のだんらんを-。7月に開業50年を迎える下田プリンスホテル(下田市)で、開業当時の味にこだわって再現されたメニューがビュッフェ形式で登場する。関係者は昔懐かしい昭和レトロな「ごちそう」で、旅行が活発化しそうな今夏の誘客増につなげたい考えだ。 ビーフシチューにホタテのソテー。5日の同ホテルで「料飲スーパーバイザー」の山口正博さん(55)が準備していたのは、開業当時に在籍したシェフの力を借りて再現した品々だ。具体的なレシピは残っておらず、元料理長の朝倉穂積さん(79)=西伊豆町=から助言を受け、1年かけて完成させた。 ビーフシチューは現在もメニューの一つだが、記念メニ
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アジサイ、土日限定ライトアップ 三島スカイウオークで14日まで
アジサイが見頃を迎えた三島市の観光大つり橋「三島スカイウオーク」で24日夜、ライトアップが始まった。7月14日まで開催される「あじさい祭」期間中の土日限定で、幻想的な光景を演出する。 つり橋を渡った約7千平方メートルの森に205品種1万3千株のアジサイが咲き誇り、同施設でしか見られない希少種「スカイウオーク」「覇王」「夏空」も存在。来場者は紫や青、ピンク、白といった色とりどりの花に囲まれ、写真撮影や散策を楽しんでいる。 ライトアップは午後5時~8時半。1、2、8、9日の4日間は「ナイトアドベンチャー」と銘打ち、ライトアップされたアジサイを眼下に同施設初の夜間アスレチックが体験できる。期間
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1、2日「ほおずき市」PR 奥浜名湖観光協会 静岡新聞社浜松総局を訪問
7月1、2日に浜松市北区引佐町の竜ケ岩洞で開かれる「第27回いなさほおずき市」(奥浜名湖観光協会主催)の関係者が26日、同市中区の静岡新聞社・静岡放送浜松総局を訪れ、来場を呼びかけた。 引佐町は全国的に知られるホオズキ産地で、最盛期に合わせて開催している。ホオズキの鉢植えや枝ものの販売、地元女性団体「スマイル会」が手がけるほおずき人形の製作体験会などを予定している。食用のホオズキを使ったアイスクリームも販売する。 同協会の戸田達也会長は「多くの人にホオズキを知ってもらう機会になれば」と期待を寄せた。 午前9時から午後5時まで。問い合わせは竜ケ岩洞<電053(543)0108>へ。
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高速バス「e-LineR浜松京都線」学割 浜松各停留所⇄長島温泉 7月22日から、遠州鉄道
遠州鉄道は7月22日から8月27日まで、高速バス「e-LineR(イーライナー)浜松京都線」の浜松方面各停留所―長島温泉(三重県)間で学生割引キャンペーンを行う。 中高生、大学生、専門学生などが対象。通常は片道大人2500円の運賃を2000円にする。乗車券の購入時や乗車時に学生証の提示が必要。 温泉や遊園地「ナガシマスパーランド」のあるナガシマリゾートを夏休み期間中に楽しんでもらおうと初めて企画した。浜松京都線の往路は浜松駅を午前6時40分に出発し、長島温泉に同9時着。復路は午後6時55分発、同9時12分着。問い合わせは遠鉄バスコールセンター<電053(455)2255>へ。
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山で「助けて」不要不急に苦慮 静岡県警、登山者に万全準備訴え
新型コロナウイルス5類移行後初の夏を迎え登山者の増加が予想される中、命の危険に直面した遭難者を助ける県警山岳遭難救助隊に、不要不急や安易な救助要請が増え始めている。「サイズが大きい靴を履いてきたら、足が痛くなった。迎えに来てほしい」「持参したヘッドライトが点灯しない。助けてほしい」-。明らかな準備不足や認識の甘さからくる救助要請の増加は、救える命が救えなくなる事態につながりかねない。関係者は対応に頭を悩ませている。 県警地域課によると、富士山で昨年起きた遭難事故59件中、最も多かったのは「疲労」の22件。同救助隊の坂上雅信隊長は「過去5年で最も多い。準備不足の登山者が増えている印象が強い
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「ガラス板」テーマ 色や形多彩なオブジェ28点 西伊豆・黄金崎クリスタルパークで企画展
建材や工芸材として使われる板ガラスをテーマにした現代ガラス作品が並ぶ「ガラスの板が織り成す表現さまざま」展が24日、西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークで始まった。国内外の作家が制作した立体的なオブジェなどの収蔵品28点を飾っている。12月5日まで。 さまざまな色合いの板ガラスを何層にも貼り合わせて細胞や地層を思わせるデザインを施した作品や、ガラス内の気泡や淡い緑色が特徴的な瓦型の作品などを紹介している。創作された板状のガラスを使った赤や黄色などカラフルなティーポット型のオブジェも目を引く。 開館時間は午前9時~午後5時。
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開業50周年でセール 7月から・沼津駅アントレ
沼津駅ビル・アントレは開業50周年を迎える7月1日から、記念抽選会やセールを実施する。同日に市制100周年を迎える沼津市と協力した沼津駅の歴史写真パネル展も開催する。 7月1日は各店1500円以上の買い物で、5千円分の買い物引換券などが当たる抽選会を開く。1~5日は25店で感謝セールを実施する。8月1~31日にも800円以上の買い物で応募券を配布する抽選会を行う。 パネル展は7月1日から10月5日まで。明治時代の沼津駅開業当時の様子や、路面電車が乗り入れた昭和時代の駅周辺など、懐かしい写真を展示したパネル9枚が並ぶ。7月8日午後2時からは、沼津史談会の長谷川徹さんが解説する。 9月まで
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巨大短冊に願い込め 沼津・仲見世商店街で七夕まつり開幕 7月7日まで
沼津市の仲見世商店街で23日、仲見世七夕まつり(沼津仲見世商店街振興組合主催)が開幕した。新型コロナウイルスの影響で、4年ぶりの通常開催。通りは華やかな装飾で彩られ、買い物客を楽しませている。7月7日まで。 長さ約250メートルのアーケード内に、各店舗の七夕飾りや、地元の園児らの願いが込められたササ飾りなどを取り付けた。沼津西高の生徒が揮毫(きごう)した約50メートルの巨大短冊に来街者が願い事を追記できるコーナーなども設置した。祖父母から孫に向けた、学校生活を応援するメッセージなどが記された。 同組合の鈴木浩司販促委員長は「コロナ前のにぎわいを取り戻したい。飾りを見上げながら商店街を歩い
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川根茶まつり4年ぶり開催 新茶呈茶、マルシェなど フォーレなかかわね茶茗舘
川根お茶街道推進協議会は25日、川根茶まつりを川根本町水川の道の駅「フォーレなかかわね茶茗舘」で開催する。新茶の呈茶やマルシェ、川根高生徒によるステージ発表など、多彩な催しを繰り広げる。 開催は4年ぶり。呈茶は相藤園、仁木園の新茶を味わえるほか、飲み比べて品種を当てる茶歌舞伎や、手もみ茶の実演なども楽しめて1人500円(税込み)。ステージでは川根高の吹奏楽部や郷土芸能部による発表がある。マルシェには、地元の飲食店などが出店する。午前10時~午後4時。
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アガパンサス見頃 梅雨空の下、清涼感 伊豆・虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でアガパンサスが見頃となり、鮮やかな紫色の花が来園者を楽しませている。 アガパンサスは多年草で、西洋式庭園「フェアリーガーデン」の一角に約100株が植栽されている。高さ70~90センチほどに成長し、花火のような形に花を咲かせている。広報担当の野田一成さんは「梅雨を忘れるような清涼感がある。初夏の雰囲気を楽しんでほしい。7月上旬まで楽しめそうだ」と話した。
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アジ大好き!アザラシに餌やり人気 下田海中水族館
下田市の下田海中水族館で、アザラシへのアジの餌やり体験イベントが人気を集めている。アジサイの名所の当地にちなみ、「鯵祭(“あじ”さい)」と銘打った。 同館ではゴマフアザラシ5匹を飼育している。アザラシショーの直後に、いずれも雌のサクラコとコハルが水槽横に設けられた筒状の穴からひょっこりと顔をのぞかせて、アジを“パクリ”。あっという間に飲み込む姿に子供たちは目を丸くしていた。 飼育課の松井寿子さん(30)は「かわいい顔をしているが、鋭い歯が生えている。ぜひ間近で見てください」と来館を呼びかけている。 ショーは午前11時45分から。アジの餌や
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「ききょう寺」花見頃 涼しげ4万5千株 森町の香勝寺
「ききょう寺」として知られる森町草ケ谷の香勝寺でキキョウが見頃を迎えている。7月23日まで「ききょう園」を開園していて、約10種類4万5千株の涼しげな花が参拝者を楽しませている。 約8千平方メートルの敷地を青紫や白色の花が彩る。園内にはアジサイや風鈴もあり、季節感を演出している。同寺によると見頃の時期は例年並みで、現在ほぼ満開を迎えているという。 家族で町内から訪れた浅岡辰彦さん(34)は「清楚(せいそ)で落ち着く色。子どもと見られてよかった」と笑顔を見せた。
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静岡県の観光アプリ 多言語版開始 個人旅行者を誘客
静岡県はこのほど、無料の県公式観光アプリ「TIPS」の多言語版の運用を始めた。英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語に対応し、本県を訪れる外国人旅行客の利便性向上や誘客につなげる。 アプリの設定メニューから各言語が選択できる。民間の自動翻訳サービスを使って表記される。 TIPSは、県内のイベントや体験企画に加え、観光、宿泊施設を発信。写真撮影スポットや観光関連記事を提供し、旅行中にも県内を満喫できる情報を入手できる。デジタルスタンプラリーを楽しめる機能を使い、県内観光地を巡るスタンプラリー企画を今秋にも再び計画している。 県内でインバウンド(訪日客)の回復遅れが指摘されている中、増加傾
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伊豆・だるま山高原 ロケーション抜群 設備充実【静岡キャンプ場だより】
達磨[だるま]山の山裾の標高600メートルにあり、天気に恵まれた日には駿河湾と雄大な富士山を望めます。夜は満天の星と街の夜景を見渡せ、「空に一番近いキャンプ場」として人気のロケーション抜群の公営キャンプ場です。充実した設備と整備、清掃された敷地で自然を満喫しながら快適にキャンプをすることができます。 達磨山や金冠山へのハイキング拠点として、また西伊豆スカイラインへのツーリング基地として観光地を巡るのに適した立地です。少し下れば修善寺の温泉街や「修善寺虹の郷」といった人気スポットもあります。宿泊やデイキャンプ、ソロでもグループでも存分に楽しむことができます。 また、キャンプ場近くの「だるま
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昭和レトロな「客車列車」 大井川鉄道で期間限定運行
大井川鉄道は20日、電気機関車が旧型客車をけん引する「客車列車」の期間限定運行を開始した。普段走行している通勤電車が昭和時代によく見られた車両に置き換えられ、非日常的な雰囲気を演出している。 蒸気機関車(SL)の「きかんしゃトーマス号」の補助機関車として使用されている電気機関車や昭和10~30年代製の旧国鉄時代に活躍した客車の活用方法を見いだし、昭和レトロファンなど新たな客層を取り込むことが狙い。 通常は普通電車を運行している夕方から夜にかけての時間帯の金谷―家山間を主に走る。座席は向かい合わせのボックスシートで、電気機関車が発する重々しいモーター音を体感できる。車内販売員も乗務し、瓶ビ
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風鈴チリーン♪ 涼感いかが アジサイも見頃 掛川・龍尾神社
掛川市下西郷の龍尾神社でアジサイが見頃を迎えた。庭園に約1000株植えられ、鮮やかなピンクや淡い紫など色とりどりの花を楽しめる。拝殿前には風鈴550個が飾られている。 ガクアジサイを中心に約10種類のアジサイが起伏のある散策路沿いに並ぶ。見頃は今月までで、7月上旬まで観賞できるという。 風鈴の設置は今年初めての取り組み。アジサイやアサガオの絵が描かれた風鈴が飾られ、参道から風が吹くと涼しげな音色が響く。 庭園への入園は午前9時から午後4時まで。入園料は500円。小学生以下無料。
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園児が自然探検「アジサイきれい!」 磐田・のんべ道草の里
磐田市立豊岡こども園の年中、年長園児36人が20日、同市上野部の「のんべ道草の里」を訪ね、見頃の終盤を迎えているアジサイを見物するなど身近な自然と触れ合った。 園児は、近くに住む鈴木学さん(74)の案内で敷地内を散策し、至る所に植えられているピンクや青、紫色など色とりどりのアジサイを見て「きれい」と歓声を上げた。自宅観賞用にアジサイ狩りも行った。水辺近くでモリアオガエルを探したり、カマキリやバッタなどの虫を観察したりして、豊かな自然の中での探検を楽しんだ。 のんべ道草の里は、地元住民が遊休農地や山林を活用し、地域の憩いの場にしようと季節の花々などを手入れしている緑地。同園は園児に地域の自
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稲川淳二さん 怪談で「空気感の共有」 7月21日浜松公演
毎年恒例のトークライブ「稲川淳二の怪談ナイト」全国ツアーが、7月8日の宇都宮市公演を皮切りに各地を巡る。21日には浜松公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)を開催。“怪談家”の稲川は「公演はお祭り。会場で大いに騒いで驚いて、楽しんでほしい」と意気込む。 連続公演は今年で31年目。「今年の怪談は…、事件なんですよ!!」をテーマに、新作を交えた5話程度を用意し、それぞれの会場の雰囲気にふさわしい語りを披露する。 新型コロナウイルス禍の公演は「『マブダチ(ファン)』の表情が見えずしんどかった」。今回からマスク着用が個々の判断となるなど来場客との距離が縮まり、
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数十年に一度 「アガベ」が開花 はままつフラワーパークで見頃
浜松市西区のはままつフラワーパークで、数十年に一度花を咲かせるリュウゼツラン科の多肉植物「アガベ」が開花し、見頃を迎えている。 アガベはメキシコ原産で、「吉祥天」と呼ばれる品種が大温室の出口付近で花を咲かせている。放射状に広がった葉の中央から茎が伸びる。茎は先月から急速に成長し、現在は高さ約3・5メートル。長さ10センチほどの黄色い花がかたまって咲いている。 同園のアガベは2002年に温室を建て替えた際に植栽され、近年開花する傾向にあるという。同園によると、花が見られるのは今月下旬ごろまでの見込み。
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アスティ静岡 7月から順次新装開店 11月グランドオープン
ジェイアール東海静岡開発(静岡市葵区)は7月12日から、JR静岡駅構内の商業施設「アスティ静岡」を順次改装オープンする。新型コロナウイルス下で高まった“プチぜいたく”需要に応じる食料品店や雑貨店、旅行需要の回復に応じた関連商品・サービスの取扱店などを加えた。 同日は第1期として旅行かばんの「エース バッグスアンドラゲージ」や外貨両替の「トラベレックス」、県内初出店の中華料理店「台湾小籠包」など計10店が営業を始める。 グランドオープンとなる第2期は11月下旬を予定する。県内初出店の雑貨店「無印良品500」や、出店交渉中の高級食材販売店など、第1期と合わせ計22店舗
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色とりどり アジサイ3000本 小山で「祭り」 6月末まで見頃
小山町湯船の湯船公民館周辺で、アジサイが見頃を迎えている。町観光協会によると、6月末ごろまで青や紫、白など色とりどりの涼しげな花を楽しめる。 田園地帯に住民が植栽した約3千本のアジサイが咲き乱れている。四方を山に囲まれ、豊かな湧き水に恵まれた同地区は北駿屈指の米の産地で、アジサイの美しい花が水田を縁取る風景が梅雨時期の風物詩となっている。 小山町観光協会はこのほど、「第12回金太郎産湯の里 湯船あじさい祭り」を同公民館で開き、農産物販売やペットボトルランタンによるアジサイのライトアップ、ホタル観賞会などを行った。
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7月22日 いわた夏祭 6年ぶりの通常開催
磐田市中心部の夏の風物詩イベント「いわた夏祭inジュビロード」の実行委員会は18日までに、今年の開催日を7月22日と決めた。コロナ禍や台風による中止・規模縮小を経て、6年ぶりに通常開催に戻す。 グルメや特産品などを販売する露店やキッチンカー、軽トラックなどの出店数は、規模を縮小した昨年の1・5倍を見込む。昨年は自粛を求めた会場内での飲食も可能にする。 ほかにも、静岡ブルーレヴズや静岡SSUボニータの選手によるトークショーや市内高校生のダンス披露など多彩な催しを展開する。パトカー、消防車など「働くクルマ」展示や、地元店舗の商品などが当たる浴衣姿の来場者限定のスタンプラリーも計画している。
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西伊豆の農家が宿泊施設 ワサビ育む自然味わって 収穫・出荷体験 湧水引き露店風呂も
ワサビ栽培が盛んな伊豆半島・西伊豆町で、ワサビをテーマにした宿泊施設を営み、魅力を発信するワサビ農家の夫婦がいる。藤井わさび園の藤井幸光さん(55)=下田市出身=と千代美さん(55)だ。「ワサビを身近に感じてもらいたい」と、山あいのワサビ沢近くで収穫から出荷まで体験できる施設を開設。ワサビの消費拡大や栽培方法の普及に努め、静岡県内外から注目を集めている。 県内外を勤務地に会社員をしていた幸光さんは、ワサビ生産の経験がある父親の影響で栽培に興味を持ち、2014年に千代美さんの故郷である西伊豆町に移住。20年以上放置されていたワサビ沢約千平方メートルを整備し、独学した無農薬栽培にこだわってネッ
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三島・楽寿園の小浜池2年ぶり満水 新緑と水辺のコラボ美しく
富士山からの地下水が湧き出る三島市立公園「楽寿園」の小浜池が、2年ぶりに「満水」となった。この時期に同園が「満水」とする150センチを超えるのは、5月24日に満水に達した1963年以来、60年ぶりの早さ。旧小松宮別邸「楽寿館」や周辺の新緑が水面に映える珍しい景色を、多くの来場者が楽しんでいる。 同園によると、9日に今年初めて満水を記録。その後も湧水の増加が続き、17日は155センチだった。今月初めの台風2号による大雨の影響が大きく、梅雨入りが早かったのも要因とみられる。夏場に向けて水位は高くなる傾向にあり、例年は1~2カ月の間、満水状態が続くという。 小浜池は、水の都・三島の象徴として多
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茅の輪くぐり 清く正しく 静岡県護国神社
静岡市葵区柚木の県護国神社で16日、地元世話人会が「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)式」に向けた茅(ち)の輪を設置した。半年の罪や汚れをはらい、無病息災を祈る大祓式当日の30日まで設けている。 同神社の行事を手伝う地元世話人会のメンバー7人が作業に当たった。麻機遊水地で刈り取ったカヤを太さ約50センチ、高さ約2.5メートルの円形に束ねた。社殿前の参道中央に設けた竹の骨組みにカヤを固定し、紙垂(しで)を付けて茅の輪を仕上げた。神職は「茅の輪をくぐって次の半年間をより良く過ごしてもらいたい」と話した。 大祓式当日は午前に茅の輪を新しく作り直して神事を執り行うという。
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マスク外して「乾杯」 静岡パルコ ビアガーデン始まる
静岡市葵区の静岡パルコ屋上で16日、ビアガーデンがオープンした。梅雨の晴れ間が広がって今年一番の暑さとなった同日は、大勢の来店者が開放的な空間で冷たいビールを味わった。 静岡地方気象台によると、市内の最高気温は31度と7月下旬並みに。同店屋上は仕事帰りのサラリーマンらでにぎわい、ビールで乾杯した後で料理を楽しんだ。 稲森章徳さん(60)は「暑いのでビールがおいしい。コロナが5類になり、気兼ねなく楽しめる」と話した。 10月9日までの営業期間を約1カ月ごとに分け、「アジアン」「昭和レトロ」「南欧グルメ」のフェアを順次開催して限定メニューを提供する。料理に応じて3コースが用意され、2時間半
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プラネタリウム誕生から100年 静岡県内施設、自主制作番組を投影 ファン拡大へ
満天の星をドーム状の天井に映す近代的なプラネタリウムの誕生から100年の今年、静岡県内各施設は節目に合わせた番組の自主制作を進めている。非日常が味わえる生涯学習の場として、愛好者拡大を目指す。 ディスカバリーパーク焼津天文科学館(焼津市)は9月5日から、100年の歴史をたどる自主制作番組を公開する。普段の投影で生解説を担当する松永歩天文担当係長が手がけ、世界で初めて近代的プラネタリウムが公開されたドイツ博物館の動画や画像を盛り込む。「歴史を絡めた番組は幅広い世代に人気がある。生涯学習の場として活用してほしい」と語る。 7月1日には技師の日向健さんが担当する高精細な立体CG映像を駆使した番
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満開アジサイ 雨に彩り 御前崎の公園
御前崎市下朝比奈のあらさわふる里公園で、約3千本のアジサイが6月中旬に入って見頃を迎えている。色鮮やかな大輪の花が咲き誇り、梅雨の里山を彩っている。 園内の各所に淡い青紫やピンク、白色のアジサイが植えられ、風情が美しい。一本ずつ手入れが施され、大切に育てられている。 小さな粒のような花が中心に集まりその周りを大きな花が額縁のように囲む「ガクアジサイ」も来場者を魅了。雨が降った15日は花びらが雨水にぬれてアジサイの色が際立っていた。 公園を管理するグランパークあらさわの西原敏社長は「散策しながらアジサイ観賞を楽しんでほしい」と呼びかけた。見頃は6月末まで。
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フジの新品種開発へ 藤枝市と静岡大農学部が共同研究 25年度登録目指す
包括連携協定を結ぶ藤枝市と静岡大は、フジの花の新たな品種開発に向け共同研究に取り組んでいる。開花時期の性質を利用し、フジを楽しめる期間を拡大することで交流人口の増加につなげる。市の事業「食と農のアンテナエリア形成」の一環で2022年度から始まり、フジに関する基礎調査や蓮華寺池公園でのアンケートなどを踏まえ、25年度中の新品種の登録を目指す。 研究しているのは同大農学部付属地域フィールド科学教育研究センターの八幡昌紀准教授(45)と富永晃好助教(38)のゼミで学ぶ学生。藤枝市仮宿地区を拠点とする同大の農場「藤枝フィールド」内のビニールハウスで、約700個体のフジの種子繁殖や、フジの枝を使った
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「世界三大花木」のジャカランダ 鮮やかに咲く 浜名湖ガーデンパーク
浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで、中南米原産の植物「ジャカランダ」の花が見頃を迎えている。 ジャカランダはノウゼンカズラ科の落葉高木。カエンボク、ホウオウボクと並び「世界三大花木」の一つとされる。園内の国際庭園と花の美術館に、苗木も合わせて計14本が植えられている。鮮やかな青紫色の花を咲かせ、来園者の目を引いている。 同園によると開花時期は例年並みで、今月下旬まで楽しめる見込み。
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梅雨の花々 園内彩る 浜松市北区・奥山高原
浜松市北区引佐町の観光植物園「奥山高原」で、ササユリが見頃を迎えている。園内にはアジサイも咲き、梅雨の花々が訪れた人たちの目を楽しませている。 ササユリ園の斜面には白やピンクの花約200本が咲き誇る。同園によると見頃は例年より1週間程度早いという。流水庭園周辺の斜面では700品種約1万株のアジサイも見頃に。14日は来園者が傘を差しながらゆっくりと散策する姿が見られた。静岡市から母親と訪れた30代女性は「ササユリは祖母が大好きだった花。きれいに群生していて見に来たかいがあった」と話した。 開園時間は午前10時~午後5時。火曜定休。問い合わせは同園<電053(543)0234>へ。
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アガパンサス見頃 薄紫色涼しげに 静岡・葵区のあさはた緑地周辺
静岡市葵区赤松のあさはた緑地周辺で、アガパンサスの花が見頃を迎えた。梅雨の時期に薄紫の涼しげな色の花を咲かせ、道行く人の目を楽しませている。 同緑地に隣接する歩道脇約300メートルにわたって咲くアガパンサスは10年ほど前に地域住民が植栽し、協力して雑草取りなどの世話を行っている。花は先週から次々と咲き始め、13日現在、全体的に五分咲きほどになっている。 ヒガンバナ科の多年草で南アフリカ原産。別名でアフリカンリリーとも呼ばれる。梅雨時期から夏にかけて1メートルほどの花茎を長く伸ばし、先端にラッパ状の花を放射状にいくつも咲かせるのが特徴。
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山頂にやぐら、360度パノラマ 長九郎山(静岡県松崎町、西伊豆町)【山ある記】
長九郎山(996メートル)を目指して、松崎町の富貴野山宝蔵院から往復。21世紀の森駐車場から苔[こけ]むす石仏群が並ぶ参道を歩き、弘法大師をまつる開山堂の脇が登山口である。富貴野・長九郎山遊歩道の案内図があり、ヒノキ林の中の石段からスタートする。よく手入れされた植林帯の山脇を巻きながら緩やかに登っていく。所々番号が打たれたくいがあり、地図で現在地が確認できる。山裾を左に巻いたり右に巻いたりしながら大沢コースの分岐に出る。ここが出合である。 大沢コースは通行禁止の看板があり、ここからは自然林の中を登っていく。巻き道が見えるが黄色のテープがあり、健脚コースへと進む。途中、丸太の階段があり気を付
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長泉・桃沢野外活動センター 悪天候も心持ちで楽しめる【静岡キャンプ場だより】
静岡県長泉町の桃沢は、両サイドを山に囲まれた谷間にあるキャンプ場です。標高は約330メートルとそれほど高くないものの、平地とは全く異なる表情を見せてくれます。梅雨の季節には、突然深い霧に覆われ、夜には晴れて谷間特有の細長い空に満天の星が現れることもしばしば。 深い霧に包まれた夜には、高めの温度設定の本格的サウナで汗を流した後、幻想的な風景の中、キンキンに冷えたクラフトビールを流し込むのがぜいたくです。また、場内の飲料水はすべて300メートル以上の深さからくみ上げる井戸水。蛇口をひねれば冷たくおいしい水が出てきます。その水でクールダウンするのもお勧め。 施設のコテージやスクエアテントは基本
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青と緑の対比を強調/ピンクで気分明るく/元気な雰囲気の黄色【ワンコインでできる花あしらい6月】
じめじめした梅雨は、花を飾って部屋の雰囲気を明るくしたい。手軽な季節の花アレンジを紹介する「ワンコインでできる花あしらい」の6月は、静岡県長泉町の生花店「ル・クール」で、挑戦しやすい花色を一色に絞ったアレンジを提案してもらった。 青と緑の対比を強調 テマリソウ&デルフィニウム テマリソウ&デルフィニウム青と緑の対比を強調 手まりのような丸い“花”がかわいらしいテマリソウは夏頃までが盛り。透明感のある青系の花色が魅力のデルフィニウムと組み合わせ、テマリソウの明るい緑とのコントラストを強調した。 テマリソウの花のように見えるのは、葉が変化した「総苞[そうほ
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夜行性の両生類 間近に 沼津あわしまマリンパーク・カエル館
沼津市内浦重寺のあわしまマリンパーク内のカエル館で23日まで、梅雨の特別イベント「ケロケロナイトフィーバー」が開催されている。 光を遮って夜を演出した館内に、アカメアマガエルやアメフクラガエル、ウーパールーパーなど計79種類を展示。日中にはなかなか観察できない夜行性の両生類を間近で観察することができる。 両生類担当の辻萌子さん(23)は「梅雨の時期はカエルの繁殖期でもある。普段は見られない姿を楽しんでほしい」と話した。