医療の記事一覧

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国内コロナ感染、最多25万人超 さらに増える懸念と厚労相
国内で18日に報告された新型コロナウイルスの感染者が約25万5千人となり、1日当たりの過去最多を更新した。加藤勝信厚生労働相は同日の専門家組織の会合で、行動制限がないお盆休みの帰省に伴う人々の接触の増加などでさらに増える懸念を指摘。流行「第7波」の勢いは続いている。 専門家組織の会合に厚労省が提出した資料によると、17日までの1週間に確認された全国の新規感染者数はその前の週と比べ0・87倍と減少に転じていた。だが加藤氏は「全体で見ると高い感染レベルが継続している。病床使用率は上昇か高止まりし、重症者数や死者数は増加している」と警戒感を示した。
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東京で2万7453人感染 コロナ、27人死亡
東京都は18日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万7453人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2万4347人で、前週比は82・1%。27人の死亡も報告された。 病床使用率は59・8%。重症者は前日比2人減の33人だった。 新規感染者の年代別は20代が5067人で最多。65歳以上の高齢者は2898人だった。 感染者の累計は267万1780人となった。
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コロナ証明求めないで 厚労省、医療現場負担減
厚生労働省は、新型コロナウイルスの検査結果を証明する書類を巡り、対応する医療現場の負担を軽くするため、企業などが従業員らに提出を求めないよう呼びかけている。流行「第7波」で新規感染者数は高水準が続いており、医療機関や保健所に来訪する人を減らす狙いがある。 経団連など経済団体に対し、7月末に呼びかけた。8月には自治体にも、地域の企業への周知を求めた。 呼びかけの対象となるのは、従業員や生徒らが感染して自宅療養を始めたり、待機期間などを終えた感染者や濃厚接触者が職場や学校に復帰したりする場合。
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日本、4週連続でコロナ世界最多 新規感染、依然突出
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス感染症の集計で、8~14日の1週間の新規感染者数が日本は139万5301人に上り、4週連続で世界最多となった。次いで韓国の86万人、米国の67万人となっている。日本は前週比7%減だったものの、依然として突出している。 週間感染者数は世界全体では前週比24%減と、6月以降の増加基調から大きく減少に転じた。ただし検査態勢を大幅に縮小している国も多く、検査の絶対数が減ってきている。感染の実態を正確に把握していない可能性が高いとして、WHOは警戒継続を呼びかけている。
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肺がんロボ手術、保険適用 藤枝市立総合病院 静岡県中部で初
藤枝市立総合病院は8月から、手術支援ロボット「ダビンチ」を使った肺がんの手術について、保険診療を開始した。同病院でのがんなどの腫瘍に対するロボット手術の保険適用は縦隔腫瘍、前立腺がんに続き3例目。このうち肺がん、縦隔腫瘍は県中部の医療機関では初めての保険適用になる。 同病院は2021年4月に患者への負担が少ない「低侵襲」の手術室2部屋を整備した。ともに開腹を伴わない鏡視下手術を行い、うち1部屋に「ダビンチ」を導入した。臨床例を重ねたことなどにより、3種類の腫瘍のロボット手術に関して国から保険請求が認められた。 中村利夫院長は「保険診療が始まったことで、より高精度で負担の少ない手術ができる
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抗原キット、ネット販売解禁へ 8月中にも、厚労省部会が了承
厚生労働省の医療機器・体外診断薬部会は17日、新型コロナウイルス感染の有無を調べる抗原検査キットのインターネット販売解禁に関するガイドラインを了承した。厚労省は同日付で自治体に内容を通知。各メーカーが国に製品の承認申請をし、認められればネット販売できる。 厚労省担当者は「申請があれば速やかに審査を進める」としており、早ければ8月中にもネット販売が始まる見通しだ。 キットを入手しやすくすることで体調不良などの人が自分で検査できる環境を整え、感染拡大で逼迫する発熱外来などの医療負荷を軽減する狙い。
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専門家「集中議論が必要」 コロナ全数把握見直し
加藤勝信厚生労働相は17日、流行「第7波」が続く新型コロナウイルス対策を巡り厚労省で専門家らと意見交換した。政府の対策分科会の尾身茂会長が終了後に取材に応じ、感染者の全数把握をやめる場合は「データの質の低下を乗り越えるにはどんな方法があるか、集中的な議論が必要だ」との意見が専門家側から出たと述べた。 尾身氏によると、8月初めに専門家有志がまとめた提言に関する議論の中で、全数把握の見直しも話題に上った。提言では全数把握に代わる方法として、一部の地域や医療機関などで得られる情報を活用し感染状況を把握することを提案していた。
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国内で23万1499人感染 286人死亡、新型コロナ
国内で17日、新たに23万1499人の新型コロナウイルス感染者が確認された。内訳は東京2万9416人、大阪2万2815人、愛知1万8985人など。秋田や山形、山梨など15県で過去最多を更新した。 死者は大阪35人、東京25人、千葉19人など計286人が報告された。 厚生労働省によると重症者は627人で、前日より13人増加した。 新潟や神奈川などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。
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WHO、サル痘の新名称公募 動物福祉訴え
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は17日までに、感染拡大が続いているウイルス感染症「サル痘」の新名称の公募を始めた。WHOは動物への偏見を避けるために名称変更を検討。報道官は動物福祉などの観点から、病名が不必要な悪影響や攻撃を引き起こすのを避けなければならないとしている。 サル痘はウイルスが1958年にデンマークで実験動物のサルから発見され命名されたが、自然界の宿主はアフリカに生息する齧歯類とみられている。WHOは2015年、偏見を避けるため動物や国・地域などの固有名詞を病名に付さないという指針を出している。
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コロナ禍の妊娠、家族も注意を 重症なら早産リスクも
新型コロナウイルス禍が長引く中、感染が妊婦に与える影響が少しずつ分かってきた。日本産科婦人科学会(日産婦)などの研究チームが最新の知見を発表したほか、国立成育医療研究センター(東京)も影響やリスクをホームページにまとめている。関係者は、妊婦は家庭内感染が多いと指摘。同居する家族なども感染防止に注意するよう呼びかけている。 最新の知見によると、感染し重症化すると早産の恐れが強まる。妊娠中もワクチン接種が推奨される。専門医は「過度に恐れるのではなく、基本的な対策を取って過ごしてほしい」と話す。
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マダニ媒介感染症「SFTS」確認相次ぐ 静岡県、野外活動注意呼びかけ
マダニが媒介する感染症で、症状が悪化すると死亡する恐れのある「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の人への感染事例が静岡県内で相次いでいる。昨年本県で初めて確認されたが、今年は既に昨年1年間の状況を上回った。県感染症対策課は「野外で活動する機会が増える夏場は特に注意が必要」と呼びかける。 県内では昨年4人、今年は8月16日時点で6人の感染が確認された。10人のうちの8人は農作業や山林での伐採中にマダニにかまれたとみられる。居住地別では県西部が6人で、中部が3人、東部が1人。 SFTSは、主にウイルスを保有するフタトゲチマダニやタカサゴキララマダニにかまれることで感染する。発症したペット
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東京で2万9416人感染 新型コロナ、25人死亡
東京都は17日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万9416人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2万4889人で、前週比は82・3%。25人の死亡も報告された。 病床使用率は59・7%。重症者は前日比1人減の35人だった。 新規感染者の年代別は40代が5408人で最多。65歳以上の高齢者は3057人だった。 感染者の累計は264万4327人となった。
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感染者全数把握見直し 政府、8月下旬に具体案
新型コロナウイルス感染者の全数把握の見直しについて、政府が本格的な検討を始めたことが16日、関係者への取材で分かった。8月下旬にも具体案を固める方針。専門家は全数把握に代わる方法として、特定の医療機関を選んで感染状況を把握する定点調査の活用を提案している。現在保健所が担っている入院調整や患者支援業務を代替する仕組みの構築も課題となる。 感染が爆発的に広がった流行「第7波」で、逼迫する医療現場や保健所の負担増の一因になっているとして、自治体などから早期に見直しを求める声が上がっていた。17日以降、専門家や全国知事会などから意見を聞き、内容を固める。
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東京の病床使用率「限界に近い」 都医師会、全数把握は破綻
東京都医師会は16日、定例記者会見を開いた。新型コロナウイルス患者の病床使用率について、猪口正孝副会長は「限界に近づいてきている」と危機感を示した。尾崎治夫会長は、感染者の全数把握を「既に破綻していると思う」と述べ、高齢者や基礎疾患がある患者以外は、一部の医療機関での定点観測に移行するべきだとした。 都内のコロナ病床使用率は16日時点で59・9%。ただ猪口氏は、濃厚接触者や感染者になり、出勤できない医療従事者が増えているとして「医療界は10%程度縮小している」と指摘。基礎疾患があったり介護が必要だったりする高齢患者への対応もあり、負荷が高い状態だとした。
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コロナ死亡311人、過去2番目 国内感染は16万6千人
国内で16日、新たに16万6205人の新型コロナウイルス感染者と311人の死者が報告された。死者は2月22日の327人に次ぎ過去2番目の多さとなった。直近7日間を平均した1日当たりの数は220人を超え、高水準が続いている。 死者の内訳は大阪44人、愛知26人、東京と福岡で各22人、神奈川20人など。感染者は東京2万3511人、大阪1万8826人、愛知1万1241人など。全国の新規感染者は前週の同じ曜日と比べて約22%減少した。 厚生労働省によると全国の重症者は614人で、前日から7人増えた。過去に公表された感染者について群馬や福
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救急搬送困難、3週連続で最多 感染者数が高水準、6747件
総務省消防庁は16日、救急車の到着後も搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が8~14日の1週間に、県庁所在地にある消防局など全国の主な52消防で6747件に上ったと発表した。前週(1~7日)より2%増え、3週連続で過去最多を更新。新型コロナウイルスの感染者数が高い水準で推移しており、8週連続で前週を上回った。 総数のうちコロナ感染の疑いがあるのは2836件。8週ぶりに前週を下回ったものの、1%減とほぼ横ばいで、依然高止まりの状態が続く。 医療機関に受け入れ可能かどうか4回以上照会し、救急隊の到着から搬送開始まで30分以上
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コロナ全数把握、見直しに前向き 厚労相、知事会と会談
全国知事会会長の平井伸治鳥取県知事は16日、加藤勝信厚生労働相とオンラインで会談し、新型コロナウイルス感染者の全数把握を見直すよう要請した。平井氏は終了後の取材で、加藤氏から「何をすぐにできるか検討したい」と前向きな回答があったと説明し、早期実現への期待感を示した。 会談は冒頭を除き非公開。平井氏は報道陣に「(加藤氏の発言は)全数把握の大幅見直しへの意欲と受け止めており、評価する」と述べた。また新たな手法は、厚労省が知事会と意見交換しながら検討を進めるとの見通しを明らかにした。 全数把握は事務負担が重く、知事会は報告対象の縮小や
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東京で2万3511人感染 新型コロナ、22人死亡
東京都は16日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万3511人報告されたと発表した。1週間前の火曜日から約5600人減った。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2万5578・6人で、前週比は82・8%。22人の死亡も報告された。 病床使用率は59・9%。重症者は前日比2人減の36人だった。 新規感染者の年代別は40代が4465人で最多。65歳以上の高齢者は2262人だった。 感染者の累計は261万4911人となった。
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英、2価ワクチンを世界初承認 オミクロン株対応
【ロンドン共同】英国の医薬品規制当局は15日、オミクロン株に対応した新型コロナウイルス2価ワクチンを成人向けのブースター接種(追加接種)として承認した。英メディアは、2価ワクチンの承認は世界で初めてとしている。 承認されたのは米モデルナ社が開発した2価ワクチン。英医薬品規制当局は臨床試験データに基づき、安全性や品質、有効性で英国の基準を満たすことが確認されたとしている。 既存の新型コロナワクチンは重症化予防効果があるものの、ウイルスの変異や接種からの時間の経過に伴う効果の低下が指摘されている。
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自宅療養者154万人 4週連続過去最多
厚生労働省は15日、新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養している患者数(10日午前0時時点)を154万4096人と発表した。4週連続で過去最多となった。流行「第7波」により、感染者数は全国的に高水準が続いており、健康観察を担う保健所の業務などの逼迫が懸念される。 オミクロン株が主流だった「第6波」では、2月に全国の自宅療養者数が約57万8千人を記録した。その後は減少傾向だったが、派生型「BA・5」によって感染が急拡大。7月後半以降、最多を更新し続けている。3日時点では約143万8千人だった。
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難病患者情報5千人分流出 厚労省、削除し忘れ
厚生労働省は15日、研究者から利用申請を受けて提供した指定難病患者のデータに、本来削除すべき氏名や生年月日などの個人情報延べ5640人分が含まれていたと明らかにした。大学や研究機関など5施設の6人が閲覧したが、それ以外の流出はないという。同省は「あってはならないヒューマンエラー。再発防止に取り組む」としている。 厚労省によると、流出したのは「IgA腎症」などの患者の診断書情報。研究者からの利用申請を受け、データを管理する医薬基盤・健康・栄養研究所が抽出作業をした際に、個人情報を削除し忘れた。
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国内13万8613人感染 死者204人、新型コロナ
国内で15日、新たに13万8613人の新型コロナウイルス感染者が確認された。前週の同じ曜日と比べて、約800人増加した。内訳は東京2万3135人、大阪9541人、神奈川9049人など。 死者は兵庫18人、千葉15人、東京14人など計204人の報告があった。また厚生労働省によると、全国の重症者は607人で前日から6人減少した。 過去に公表された感染者について、大阪、神奈川などで取り下げがあった。
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90代女性、入院できず死亡 コロナ感染も病院満床、神奈川
神奈川県は15日、新型コロナウイルスに感染して救急搬送された同県鎌倉市の90代女性が今月8日、病院が満床だったため入院できず、9日に自宅で死亡したと発表した。女性は循環器系の基礎疾患があり、入院できなかったことと死亡との因果関係は不明。救急隊が何カ所の病院に受け入れを要請したかも把握していないという。 県によると、死因は新型コロナ感染症。女性はワクチンを接種していなかった。発熱とせきの症状があり、8日に医師の往診を受け、抗原検査で陽性と判明。救急車に乗せられたが病院が満床で、自宅に戻って療養していた。 県は「重く受け止め、病床確
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KMバイオ、承認申請延期 コロナワクチン、12月以降に
明治グループの製薬会社KMバイオロジクス(熊本市)が、開発中の新型コロナウイルスワクチンの承認申請を、9月末から12月以降に延期することが15日、分かった。共同開発している「Meiji Seika ファルマ」(東京)が明らかにした。「緊急承認制度の活用のハードルが高いと判断した」と理由を説明している。 KMバイオが開発しているのは「不活化ワクチン」と呼ばれ、乳児も接種する日本脳炎などのワクチンと同じ方法で製造する。速やかな薬事承認を目指し5月に新設された緊急承認制度を利用し、9月末に薬事承認を政府に申請する方針をこれまでに示していた。
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東京、コロナ感染2万3135人 1週間前から約5200人増
東京都は15日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万3135人報告されたと発表した。1週間前の月曜日から約5200人増えた。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2万6379・1人で、前週比は84・7%。14人の死亡も報告された。 病床使用率は59・8%。重症者は前日比4人減の38人だった。 新規感染者の年代別は40代が4454人で最多。65歳以上の高齢者は1829人だった。 感染者の累計は259万1400人となった。
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国内で17万8356人感染 153人死亡、新型コロナ
国内で14日、新たに17万8356人の新型コロナウイルス感染者が報告された。前週の同じ曜日の0・86倍だった。お盆休みで検査数が減った可能性がある。内訳は東京2万2740人、大阪1万4546人、愛知9996人など。山口は2585人で過去最多となった。 死者は大阪14人、東京と埼玉がそれぞれ13人など計153人が報告された。 厚生労働省によると、全国の重症者は613人で前日より12人減った。 青森、千葉、京都、宮崎などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。
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大阪で1万4546人感染 新型コロナ、14人死亡
大阪府は14日、新型コロナウイルスに1万4546人が感染し、14人が死亡したと発表した。公表済みの1人を取り下げた。累計の感染者数は163万2483人、死者は5627人となった。 病床使用率は67・8%で、1週間の陽性率は62・0%となった。
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東京で2万2740人感染 コロナ、13人死亡
東京都は14日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万2740人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2万5629人で、前週比は80・8%。13人の死亡も報告された。 病床使用率は59・3%。重症者は前日比1人減の42人だった。 新規感染者の年代別は40代が4188人で最多。65歳以上の高齢者は2487人だった。 感染者の累計は256万8265人となった。
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医療的ケア児への知識なし66% 企業主導保育所を内閣府調査
企業が社員向けに設置し、一部で地域の子どもも受け入れる「企業主導型保育所」への内閣府の調査で、たんの吸引などが必要な医療的ケア児に関し、66・3%が「基礎知識がない」と答えたことが14日、分かった。看護師らの確保が資金面で難しいとの回答も多く、ケア児の受け入れ先拡大へ向け、国や自治体による研修、支援が急務だ。 ケア児は全国に推計2万人弱。対応できる保育所などが少なく、親の重い負担が課題となっている。昨年、認可保育所などに支援の責務があると定めた法律が成立した。ただ、企業主導型は認可外で、ケア児受け入れに際して職員を雇っても国の財政支援がない。
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コロナの法的扱い、総合的に判断 厚労相、公費負担など
加藤勝信厚生労働相は14日のNHK番組で、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の取り扱い見直しについて「公費負担をどうするかなど総合的に考えながら判断する」と述べた。 新型コロナは現在、感染症法で「新型インフルエンザ等感染症」と位置づけ、危険度が2番目に高い「2類」相当の措置を取っており、治療費用は公費負担となっている。岸田文雄首相は10日の記者会見で、感染症法上の取り扱いを変更する可能性に言及した。 加藤氏は「考え方が変わるとすれば、ほかの医療とのバランスも考えないといけない。状況が刻々と変わっており、それに応じた対応を取る」
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国内で18万3609人感染 死者、5日連続で200人超
国内で13日、新たに18万3609人の新型コロナウイルス感染者が報告された。前週の同じ曜日に比べて約19%減ったが、死者は計256人で、5日連続で200人を超えるなど高い水準が続いている。 感染者の内訳は東京2万3773人、大阪1万7557人、愛知1万2178人など。死者は東京32人、大阪29人、福岡15人などだった。 厚生労働省によると、全国の重症者は625人で前日から12人減った。 群馬や神奈川、熊本などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。
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東京で2万3773人感染 コロナ、32人死亡
東京都は13日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万3773人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2万6139・4人で、前週比は80・5%。32人の死亡も報告された。 入院患者は4306人で、病床使用率は58・7%。重症者は前日比1人増の43人だった。 新規感染者の年代別は30代が4581人で最多。65歳以上の高齢者は2485人だった。 累計は感染者が254万5525人、死者が4888人となった。
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NYでポリオウイルス検出 下水から、拡散か
【ニューヨーク共同】米東部ニューヨーク州の保健当局は12日、ニューヨーク市の下水からポリオウイルスが検出されたと発表した。市内でウイルスが拡散している可能性が高いとみており、ワクチン接種を呼びかけた。ニューヨーク市周辺の郡では5~7月にウイルスが見つかっていた。 同州保健当局は7月、米国で9年ぶりとなるポリオ(小児まひ)感染確認を発表したばかり。感染した男性はワクチン未接種で、ポーランドとハンガリーへの渡航歴があった。 ポリオはウイルスが口から入って神経を侵し、まひを引き起こす病気。英首都ロンドンでも2月以降、下水からウイルスが
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国内16万8826人感染 新型コロナ、死者210人
国内で12日、新たに16万8826人の新型コロナウイルス感染者が報告された。前週の同じ曜日に比べて約28%減った。11日が祝日だったため検査数が少なかった影響とみられる。内訳は東京2万401人、神奈川1万2432人、埼玉1万528人など。 死者は東京30人、千葉21人、兵庫15人など計210人が報告された。 厚生労働省によると、全国の重症者は637人で前日から34人増えた。 兵庫、神奈川、福岡などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。
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乳児にワクチン誤接種、京都 量と種類取り違え
京都府向日市は12日、市内の診療所で生後2カ月の女児にB型肝炎などのワクチンを誤接種していたと発表した。量と種類を取り違えた。現時点で健康被害は確認されていないという。 市によると、女児は8日、B型肝炎と肺炎球菌のワクチン接種のため診療所を訪れた。B型肝炎のワクチンについては通常の2倍の量を、肺炎球菌のワクチンは含まれる成分が異なる高齢者用をそれぞれ医師が誤って接種した。 医師は女児の保護者に謝罪。市の担当者は「ワクチンの発注時や接種前の確認が不十分だった。再発防止の指導を徹底する」としている。
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コロナ、子どものけいれん増加 ワクチン接種で重症なし
2021年8月~22年3月に新型コロナウイルス感染症で入院した18歳未満の患者のうち、オミクロン株が流行した22年1月以降の患者は、それ以前のデルタ株流行期と比べ、けいれんや発熱の症状が多かったとする解析結果を、国立成育医療研究センターなどのチームが12日、発表した。ワクチンを2回接種していて重症化した患者はいなかったという。 解析をまとめた庄司健介・同センター感染症科医長は「発熱やけいれんが増えていたことは、子どもの新型コロナ感染症の診断を考える上で重要な情報だ。ワクチンで重症化を防げる可能性が高いので、まだの人は検討してほしい」と話している。
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サル痘、肺炎治療薬が有効か 感染研、候補3種に絞り込み
国内でも患者が確認されたウイルス感染症「サル痘」に、肺炎治療薬や抗新型コロナウイルス薬など、3種の既存薬が有効な可能性があるとの研究結果を国立感染症研究所と名古屋大がまとめた。サル痘ウイルスを感染させた細胞を使った実験で、既存薬132種の中から絞り込んだ。今後、動物実験などでサル痘治療への応用を目指す。 チームによると、3種は、ニューモシスチス肺炎治療薬「アトバコン」、抗新型コロナ薬「モルヌピラビル」、抗マラリア薬「メフロキン」。アトバコンとモルヌピラビルは細胞内のウイルス増殖を抑え、メフロキンはウイルスの細胞への侵入を防ぐ効果がみられた。
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東京で2万401人が感染 コロナ、30人死亡
東京都は12日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万401人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2万7167・6人で、前週比は82・7%。30人の死亡も報告された。 病床使用率は59・2%。重症者は前日比2人増の42人だった。 新規感染者の年代別は30代が3921人で最多。65歳以上の高齢者は2045人だった。 感染者の累計は252万1752人となった。
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運動機能回復にVRゲーム活用 焼津・甲賀病院、楽しくリハビリ
焼津市の甲賀病院はVR(仮想現実)空間で運動機能のリハビリができる最新鋭の機器を本格導入した。脳出血や骨折、障害などで体を動かすことが困難になった利用者が空間上で簡単なゲームを楽しみながら、歩行に必要な機能を取り戻していく。同病院によると、東海地区で初導入という。これまでに30人ほどが利用し、手の震えが収まったり、歩行速度が戻ったりと効果が出始めている。 機器はmediVR社(大阪府)が開発した「神楽」。試験的な導入を経て、7月末から本格的に取り入れている。 利用者は専用のゴーグルを装着しVR空間に入ると、目の前に現れる的や上から落ちてくる果物を、両手のリモコンを使って、触ったり受け止め
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米CDC、新型コロナ対策緩和 「日常に支障ない段階へ」
【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は11日、新型コロナ対策を緩和した。感染者と接触した人はワクチン接種回数に関係なく隔離を不要とするほか、対人距離を確保すべきかどうかはその場のリスクを考慮し判断すればよくなる。無症状で、感染者と接触したとの心当たりもない人への検査は推奨しないとした。 世界的流行は続いているが、重症化を抑えるワクチンや治療薬が普及したことを受けた措置。「日常生活に深刻な支障が生じない段階へと移る助けになる」と指摘した。 接触者の隔離は従来、ワクチン接種を推奨通りの回数受けていない人は5日間、受けた人は
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臨時の発熱外来窓口開設 袋井市、13日と15~19日
新型コロナ感染拡大に伴い、袋井市は13日と15~19日の6日間、臨時の発熱外来窓口を開設する。お盆時期の医療機関の休診をカバーし、中東遠医療圏域の発熱外来などでの逼迫(ひっぱく)状況の緩和につなげる。 中東遠総合医療センターの協力で市休日急患診療室に設置する。通常は日曜日や国民の祝日などに内科、外科の診療を受け付けているが、期間中は発熱外来に限定する。 同市によると、市内や近隣の医療機関における発熱外来の受診希望者数は増加傾向が続いているという。地域包括ケア推進課主幹の原田雅弘さん(48)は「医療従事者の負担軽減につなげたい」と話した。 受診希望者は事前に窓口受付に氏名や年齢、症状など
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国内コロナ、24万205人感染 累計1500万人、死者206人
国内で11日、新たに24万205人の新型コロナウイルス感染者が報告され、累計で1500万人を超えた。7月14日に1千万人を超えた後、流行「第7波」の急拡大に伴い1カ月足らずで500万人増加した。11日の新規感染者は前週の同じ曜日から1500人余り増え、感染者数の高止まりが続いている。 都道府県別の感染者は東京3万1247人、大阪2万2051人、愛知1万7079人など。山形、福島、石川、兵庫、広島、長崎の6県で過去最多となった。 死者は東京22人、大阪20人、愛知16人など計206人が報告された。
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大阪で2万2051人感染 20人死亡、7人取り下げ
大阪府は11日、新型コロナウイルスに2万2051人が感染し、20人が死亡したと発表した。公表済みの7人を取り下げた。累計の感染者数は159万356人、死者は5578人となった。 病床使用率は66・1%で、1週間の陽性率は59・6%となった。
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東京で3万1247人感染 30代が最多、死亡は22人
東京都は11日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3万1247人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2万9648人で、前週比は90・7%。22人の死亡も報告された。 病床使用率は59・2%。重症者は前日と変わらず40人だった。 新規感染者の年代別は30代が5663人で最多。65歳以上の高齢者は3268人だった。 感染者の累計は250万1351人となった。
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英首都、ポリオ緊急接種へ 下水にウイルス、拡散か
【ロンドン共同】英保健当局は10日、ポリオウイルスが首都ロンドンの一部市民の間で拡散している可能性が高いとして、ロンドン在住の1~9歳の全ての子どもを対象にワクチン接種を緊急に進めると発表した。ロンドン各地で2月以降、下水からウイルスが複数回検出されていた。ポリオ(小児まひ)の発症は確認されていない。 保健当局によると、免疫を一段と強めるため規定回数のワクチン接種を終えた子どもにも追加接種する。大半の市民は接種済みで発症するリスクは低い。欧州では2003年ごろにポリオが根絶されている。 ポリオウイルスは腸の粘膜などで増殖するため
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3週連続で日本が世界最多感染 新型コロナ、米の2倍
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス感染症集計で、1~7日の1週間の新規感染者数が日本は149万6968人に上り、3週連続で世界最多となった。次いで多い米国の75万人、韓国の71万人と比べると約2倍で突出した多さとなっており、世界全体の週間感染者698万人の21%を日本が占めている。 前週比の新規感染者数は、日本を含むWHOの西太平洋地域事務局管内が29%増。他地域が軒並み減少する中、唯一増加しており、世界全体の感染者数を3%押し上げる要因となっている。 一方、同期間の死者は米国が2764人で世界最多。
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オンラインで医療相談 産婦人科と小児科 18日から裾野市
裾野市は18日から、産婦人科と小児科のオンライン医療相談を始める。メールや動画通話、チャットなどを利用した非対面での相談に医師と助産師が無料で応じる。 キッズ・パブリック(東京)との連携事業。事前登録した市内在住者が対象で、緊急性を伴わない子どもの肌荒れや産後うつ、子育て、出産準備などに関する内容を想定する。 新型コロナウイルスの感染拡大で対面での活動が難しくなる中、各種相談に応じる保健師はワクチン接種業務などへの対応が増えている。11月末までの実証実験として、24時間受け付け可能で気軽に利用できるオンライン相談を始め、きめ細かな子育て支援につなげる。 12月以降の本格導入も検討すると
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コロナ死者、今後さらに増加懸念 厚労省専門家組織
厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織は10日、「死者は(流行の)『第6波』のピークに近いレベルまで急上昇しており、今後さらに増加することが懸念される」と指摘した分析結果をまとめた。 共同通信の集計では、死者数は7月下旬から急増。10日は251人の死者が新たに報告され、2月のピーク327人に近づいている。 厚労省の提出資料によると、9日までの1週間に確認された全国の新規感染者数は、その前の週と比べ1・05倍と増加が継続。重症者や死者も増加傾向が続いている。前週と比べ40道府県で増えており、広島は1・41倍と最も顕
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5~17歳のワクチン接種を推奨 小児科学会、重症者増で
日本小児科学会は10日、新型コロナウイルスの流行「第7波」で子どもの重症患者が増えているとして、「5~17歳の健康な小児へのワクチン接種を推奨する」との見解を公表した。これまでは「意義がある」としていたが、より積極的な表現へと変更した。 オンラインで記者会見した学会メンバーの斎藤昭彦・新潟大教授(小児感染症学)は「ほとんどの子どもは軽症だが、合併症で命を落とすこともある。ワクチンで予防してほしい。周りの大人が接種することも重要だ」と警戒を呼びかけた。
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コロナ感染最多、初の25万人超 20道県で更新、死者も急増
国内で10日、新たに確認された新型コロナウイルス感染者が25万403人となり、1日当たりの新規感染者数として過去最多を更新した。25万人を超えるのは初めて。これまでの最多は3日の24万9700人余りだった。死者は251人が報告された。 感染者は6月下旬から増加傾向が続き、7月中旬には前週の同じ曜日から2倍以上での増加が続いた。現在、感染者数は前週とほぼ同じ状態になっているものの、死者と重症者は急増している。 10日の都道府県別の感染者は、東京3万4243人、大阪2万3730人、愛知1万8862人など。20道県で過去最多となり、東
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サル痘、4例目の感染確認 欧州から成田に入国男性
千葉県は10日、欧州から成田空港に到着した海外居住の30代男性がサル痘に感染しているのを確認したと発表した。日本での感染確認の発表は4例目。県は国籍や来日目的を明らかにしていない。県内の医療機関に入院、症状は発疹のみで現在は安定しているという。 県によると、男性は6日に発疹が出て、9日に入国した際の検疫で症状を申告。県内の医療機関を受診して検査し、10日に陽性を確認した。 国内では7月25日に最初の感染を確認。6月下旬~7月中旬に欧州に滞在していた東京都の30代男性だった。
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東京で3万4243人感染 新型コロナ、17人死亡
東京都は10日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3万4243人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万233人で、前週比は90・5%。17人の死亡も報告された。 病床使用率は57・9%。重症者は前日と変わらず40人だった。 新規感染者の年代別は30代が6317人で最多。65歳以上の高齢者は3825人だった。 感染者の累計は247万104人となった。
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モデルナ、2価ワクチン承認申請 オミクロン株対応
米モデルナ社は10日、オミクロン株に対応した新型コロナウイルス2価ワクチンの製造販売を承認するよう、厚生労働省に申請したと発表した。 現行品の成分にオミクロン株の派生型BA・1由来の成分を混ぜたもので、2種類のウイルス株に対応することから2価ワクチンと呼ばれる。現行品の「一部変更」として申請した。 4回目の追加接種で打つと、現行品よりもオミクロン株BA・1やBA・5に対する中和抗体の量が上がるとした臨床試験のデータも提出した。 2価ワクチンでは、米ファイザー社も同様の申請をしている。いずれも特例承
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こども救急電話相談「#8000」 8月11日から、24時間態勢に 静岡県、コロナ急拡大で
静岡県は9日、新型コロナウイルスの感染急拡大に対応するため、休日と夜間に開設している静岡こども救急電話相談「#8000」を11日から24時間態勢にすると発表した。9月30日まで。 子どもに感染が広がり、#8000の利用件数が増えていることから、態勢を拡充して小児科医の負担軽減と保護者の不安解消を図る。子どもの急な病気やけがへの適切な対処の仕方、受診する医療機関などについて、看護師や小児科医からアドバイスを受けられる。 現在の相談開始時間は平日が午後6時、土曜午後1時、日曜・祝日午前8時で、終了時間はいずれも翌日午前8時。11日からは24時間受け付け、回線数も増やす。 コロナの感染急拡大
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コロナ患者搬送に35時間 東京消防庁管内で最長
東京消防庁は10日、新型コロナウイルスに感染した70代男性の搬送に救急要請から35時間47分かかる事案が今年の夏にあったと明らかにした。同庁管内のコロナ患者の搬送に要した時間としては最長という。搬送中、容体に大きな変化はなかったとしている。 東京消防庁によると、男性は屋外を歩行中に転倒し、右の太ももを負傷。入院前に医療機関で行ったPCR検査で新型コロナ陽性と判定され、転院が必要として医療機関から救急要請があった。コロナの診察とけがの治療を同時に行える受け入れ先が見つからず、時間がかかったという。
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御前崎市家庭医療センター 診療の一部制限
御前崎市家庭医療センターしろわクリニック(同市白羽)は、職員3人の感染が確認されたため診療の一部を当面の間、制限すると発表した。外来診療は予約患者のみ受け入れ、発熱など風邪症状の患者の対応は休止する。外来リハビリは利用者人数を減らす。
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東京、コロナ感染2万9115人 前週の火曜日から約1700人減
東京都は9日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万9115人報告されたと発表した。前週の火曜日から約1700人減少した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万904人で、前週比は96・5%。20代1人を含む20人の死亡も報告された。 入院患者は4304人で、病床使用率は58・3%。重症者は前日比1人増の40人だった。 新規感染者の年代別は20代が5280人で最多。65歳以上の高齢者は2925人だった。 累計は感染者が243万5861人、死者が4787人となった。
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国内で21万2552人感染 死者278人、過去3番目の多さ
国内で9日、新たに21万2552人の新型コロナウイルス感染者と278人の死者が報告された。死者は過去3番目の多さで、流行「第7波」では最多となった。 死者の内訳は大阪39人、福岡22人、東京20人、神奈川と愛知が各19人など。感染者は東京2万9115人、大阪2万5296人、愛知1万6940人など。全国の新規感染者は1週間前の同じ曜日と比べ0・7%増と横ばい。秋田、長野、岐阜、和歌山、鳥取、愛媛、熊本の7県は過去最多となった。 厚生労働省によると全国の重症者は581人で、前日から26人増えた。 群馬
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新モデルナ製、10日厚労省申請 オミクロン対応で迅速審査へ
米バイオテクノロジー企業モデルナが、オミクロン株に対応した新しい新型コロナウイルスワクチンの製造販売承認を10日に厚生労働省に申請することが9日、関係者への取材で分かった。厚労省は審査を簡略化する「特例承認」制度を適用し、迅速に審査を進める方針。承認されれば9月中旬にも輸入される。 申請するのは、従来株とオミクロン株の派生型「BA・1」に由来する成分を含む2価ワクチン。同社の臨床試験では、追加接種によってオミクロン株の働きを抑える中和抗体の量が、現行品よりも増えることが確認されており、BA・1だけでなく現在主流のBA・5に対しても効果が期待できるという。
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搬送困難、最多6589件 コロナに熱中症重なり
総務省消防庁は9日、救急車の到着後も搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が1~7日の1週間に、県庁所在地にある消防局など全国の主な52消防で6589件に上ったと発表。新型コロナの感染拡大が続く中、熱中症による搬送者数の増加も重なり、2週連続で過去最多を更新。総数のうち、呼吸困難などコロナ感染の疑いがあるのは2873件で、3週連続で最多となった。 前週(7月25~31日)と比べると、総数では4%、コロナ疑いでは3%それぞれ増加。前週の件数を上回るのはいずれも7週連続となった。 消防庁によると、1~7日に熱中症で救急搬送され
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大阪で2万5296人感染 過去2番目の多さ、39人死亡
大阪府は9日、新型コロナウイルスに2万5296人が感染し、39人が死亡したと発表した。公表済みの感染者3人を取り下げた。1日の新規感染者としては過去2番目の多さで、累計の感染者数は154万4590人、死者は5525人となった。病床使用率は66・5%で、1週間の陽性率は57・9%。
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抗原検査キット、ネット販売へ 政府調整、月内にも
政府が、新型コロナウイルスの感染の有無を調べる抗原検査キットのインターネット販売を、月内にも解禁する方向で調整していることが9日、関係者への取材で分かった。流行「第7波」による発熱外来の負担を軽減するため、キットを購入しやすくし、必要な検査を受けられるようにする。 検査キットは医薬品医療機器法上、医療用に位置付けられており、薬局で購入する際には薬剤師から対面で説明を受ける必要がある。
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ウクライナ医大生 研修で受け入れ 医療の基礎知識を指導 順天堂大静岡病院
伊豆の国市の順天堂大静岡病院は8日、ウクライナの医大生3人の受け入れを始めた。病院運営元の学校法人順天堂がロシアの軍事侵攻で教育や研究を継続できなくなった学生や研修医、研究者を系列病院などで受け入れる取り組みの一環。12日まで救急診療科で研修を行い、医療の基礎知識を指導する。 研修を受けるのはアンゼヘリカ・シベクチさん(22)、オレクサンドラ・リアベツさん(22)、カテレナ・チャエメンシカさん(24)。3人は5月下旬から6月上旬にかけて来日した。受け入れは3カ月間の予定だが、ウクライナに帰国できるかは不明で、延期する可能性があるという。 同病院では患者の治療に関する会議に参加し、院内の集
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休日発熱外来11日から 御殿場市予約制 小山町民も対象
御殿場市は8日、日曜祝日の発熱外来を11日から開設すると発表した。新型コロナウイルス感染が疑われる症状があり、抗原検査を希望する市民と小山町民を対象にする。診療時間は午前9時~正午と午後1~4時で完全予約制。 市救急医療センター(同市西田中)敷地内に設け、市医師会から医師と看護師の派遣を受ける。診察する患者は1日50人程度を想定している。同センターの診療は通常通り行う。 11、14、21、28日の4日間開設する。小山町が運営費の一部を負担する。9月以降は感染状況を見極めて設置有無を判断する。 予約は当日の午前8時から同センター<電0550(83)1111>で受け付ける。
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奨学金医学生ら交流 静岡でセミナー、地域医療貢献へ理解
静岡県はこのほど、県内で働く医師確保を目的に運営する仮想大学「ふじのくにバーチャルメディカルカレッジ」の夏季セミナーを静岡市駿河区のグランシップで開いた。対面開催はコロナ禍を経て3年ぶり。県の奨学金制度を利用する県内外の医学生約25人が先輩医師らと交流を深めながら、地域医療に貢献する志を育んだ。 参加者は4班に分かれ、本県が抱える医師不足や医師偏在の解決策などをテーマに話し合った。県内で受けられる魅力的な研修プログラムの創設や医師少数区域と多数区域をローテーションできる仕組みなどを求める意見が出た。病院の集約化についても言及した。 菊川市出身の埼玉医科大4年小笠原可恋さん(23)は、県内
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マイナ保険証、負担軽く 従来のものは費用引き上げ
厚生労働省は8日、健康保険証とマイナンバーカードが一体化した「マイナ保険証」を巡り、医療機関での患者の窓口負担を軽くする方向で検討に入った。治療の対価として支払う現在の診療報酬加算を引き下げる。代わりに、従来の保険証を使う他の患者の費用を引き上げる。マイナ保険証を持つ方が割安となる仕組みとする。関係者が明らかにした。 厚労相の諮問機関、中医協で10日に議論する見通し。現在の診療報酬加算は、マイナ保険証で受診できる医療機関を増やすため4月から導入。窓口負担3割の人は初診で支払いが21円増える。マイナ保険証を使う方が負担が増える結果となり批判が相次いでいた。
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コロナ感染13万7859人 前週下回る、死者150人
国内で8日、新たに13万7859人の新型コロナウイルス感染者が報告された。前週の同じ曜日を約1700人下回った。6月下旬から感染者の増加傾向が続く中、前週を下回ったのは3連休明けで検査数が少なかったとみられる7月19日以来。 都道府県別では東京1万7884人、神奈川1万2631人、埼玉8832人など。和歌山は過去最多の1686人だった。 死者は東京13人、埼玉11人、千葉と大阪で各10人など計150人が確認された。 厚生労働省によると、重症者は555人で前日から4人増えた。
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重症化に免疫制御の遺伝子関与か コロナ、慶応大など
国内の新型コロナウイルス感染者の血液や臨床データを分析した結果、重症化した患者は免疫の制御に関わる「DOCK2」という遺伝子から作られるタンパク質の量が少なかったと、慶応大などの研究チームが8日、英科学誌ネイチャー電子版に発表した。 DOCK2はウイルスに対抗するリンパ球を活性化させる役割が知られており、チームは「DOCK2を活性化する薬剤が、新型コロナの治療薬になる可能性がある」としている。
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全住民対象に新ワクチン オミクロン対応10月から
新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新しいワクチンについて、厚生労働省は8日、早ければ10月半ばに接種を開始する方針を決めた。対象は2回目の接種を終えた全ての住民を想定している。また接種への協力を求める「努力義務」を、これまで対象外だった5~11歳にも適用する。同日開かれたワクチン分科会で了承された。 使用するのは、米ファイザーとモデルナが開発中のオミクロン株の派生型「BA・1」と従来株由来の成分の2種類を含む2価ワクチン。ファイザーなどは8日、このワクチンの承認を厚労省に申請した。米モデルナも近く申請する。
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コロナ、職場に未申告31% 在宅勤務理由に、民間調査
新型コロナウイルスに感染したり、疑われる症状が生じたりした人のうち、職場に申告しなかった割合が31・9%に上ることが8日、民間調査で分かった。在宅などで勤務するリモートワークなので感染を広げる危険性がなく申告の必要がないと考えている人が多いことや、手続きに面倒な印象があることで敬遠の動きにつながっているようだ。 キャリアに関する研究機関「Job総研」を運営する「ライボ」(東京)が7月下旬、インターネットで調査。20~50代の男女835人から回答を得た。 職場に申告しない理由を複数回答可で尋ねると「フルリモートなので言わなくても良
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東京で1万7884人感染 コロナ、13人死亡
東京都は8日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万7884人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万1150・7人で、前週比は97%。13人の死亡も報告された。 病床使用率は58・3%。重症者は前日比3人増の39人だった。 新規感染者の年代別は20代が3639人で最多。65歳以上の高齢者は1623人だった。 感染者の累計は240万6746人となった。
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厚労相、お盆「感染防止徹底を」 最大限の警戒感で注視
後藤茂之厚生労働相は8日の記者会見で、新型コロナウイルス感染者数の高止まりが続く中、夏休みやお盆期間で人と接触する機会が増えることを踏まえ「基本的感染防止策の徹底を心がけてほしい」と呼びかけた。若い世代のワクチン接種や、熱中症に気を付けた上でのマスク着用も促した。 後藤氏は、重症者や死亡者が増加傾向にあると指摘。「医療提供体制への影響を含め、最大限の警戒感を持って注視する必要がある」と強調した。
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国内20万6495人感染 死者152人、新型コロナ
国内で7日、20万6495人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別では東京2万6313人、大阪1万8309人、愛知1万3212人など。福島、広島、徳島で最多だった。 死者は大阪19人、千葉と東京で各12人など計152人が報告された。厚生労働省によると、全国の重症者は551人で前日から16人減少した。 過去に公表された感染者が、福岡などで取り下げられた。
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大阪で1万8309人感染 19人死亡、1人取り下げ
大阪府は7日、新型コロナウイルスに1万8309人が感染し、19人が死亡したと発表した。公表済みの感染者1人を取り下げた。累計の感染者数は151万1135人、死者は5476人となった。病床使用率は66・5%で、1週間の陽性率は57・2%。
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東京で2万6313人感染 コロナ、12人死亡
東京都は7日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万6313人報告されたと発表した。前週の日曜日から約5200人減少した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万1732・7人で、前週比は98・6%。12人の死亡も報告された。 病床使用率は58・2%。重症者は前日比1人減の36人だった。 新規感染者の年代別は40代が4645人で最多。65歳以上の高齢者は2964人だった。 感染者の累計は238万8862人となった。
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着床前検査は流産率低下に有用 産科婦人科学会、9000人調査
日本産科婦人科学会は7日、体外受精した受精卵の染色体を調べて子宮に移植する「着床前検査」により流産を繰り返していた女性が流産する割合が下がったとする、約9千人分の大規模臨床研究の集計結果を公表した。学会は「検査は流産率低下には有用だ」としている。 流産を繰り返したり、受精卵を複数回子宮に移植しても妊娠しなかったりした9097人分(200施設)を解析した。移植した受精卵の染色体に異常がない場合の流産率は約11%で、国内での一般的な体外受精例の流産率25%程度よりも低かった。
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福島で最多2066人感染 県内9万9640人に
福島県は7日、2066人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染者数として最多。県内の感染確認は9万9640人になった。
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国内で22万7563人感染 152人死亡、新型コロナ
国内で新たに22万7563人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前と比べ約5千人増え、増加傾向が続いている。都道府県別では、東京3万970人、大阪2万2550人、愛知1万5937人など。 死者は大阪23人、愛知15人、東京13人など計152人が確認された。 厚生労働省によると、重症者は前日から11人増え、567人となった。 兵庫や青森などで、過去に公表した感染者の取り下げがあった。
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旅先で病気、受診無理かも 専門家コロナ対策呼びかけ
もうすぐお盆休み。新型コロナウイルス流行に伴う緊急事態宣言などが出ていた昨夏と違い、今年は旅行や帰省が増えそう。しかし流行「第7波」の拡大で、各地で医療が逼迫しており、旅先で体調を崩しても、必要な医療をすぐに受けられない恐れがある。感染症の専門家は「遠距離移動のリスクを分かった上で行動を」と呼びかけ、対策のポイントを作成した。 この専門家は沖縄県立中部病院の高山義浩医師。全国でも流行状況が深刻な沖縄を訪れる旅行客向けに「旅行前」「旅行中」「旅行後」に分けて対策ポイントをまとめたが「他の地域の訪問を考えている人も参考にしてほしい」と話している。
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東京で3万970人感染 コロナ、13人死亡
東京都は6日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3万970人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万2479・6人で、前週比は102・5%。13人の死亡も報告された。 病床使用率は57・7%。重症者は前日比1人減の37人だった。 新規感染者の年代別は20代が5916人で最多。65歳以上の高齢者は3355人だった。 感染者の累計は236万2549人となった。
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「かかりつけ医」の情報足りず 普及に課題、日医総研調査
20歳以上で「身近なかかりつけ医がいない」という人の64・6%が、情報が足りないと考えていることが日本医師会総合政策研究機構(日医総研)の調査で分かった。新型コロナ禍で、かかりつけ医は発熱時やワクチン接種の相談先として注目が集まった。政府や医療団体は普及を目指しており、得意な治療分野など、分かりやすい情報発信が課題になりそうだ。 かかりつけ医に法律上の定義はなく、日本医師会などは「何でも相談でき、必要な時に専門医を紹介してくれる身近で頼りになる医師」と説明してきた。 調査は3月、無作為に選んだ20歳以上の男女4千人のうち、115
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島津製作所、血液でうつ病診断 九州大と実証実験
島津製作所は九州大などと共同で、血液中の成分を調べることでうつ病の診断を補助する技術の実証実験を始めた。現状では主に精神科クリニックの問診で診断されているが、判断に時間がかかる上、来院しない限り病気が見つからないといった課題がある。一般的な健康診断で実施される血液検査を活用し、早期発見につなげる。 島津製は血液検査用に、液体の成分構成を分析できる装置を提供。うつ病の症状と相関がみられる血中の代謝物「バイオマーカー」の増減を測る。 これまでに、マーカーの数値の変化と「抑うつ気分」「死にたい気持ち」「興味や喜びの喪失」などうつ病の症
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コロナ軽症入院、一般病棟も 静岡県提案 基礎疾患者の対応
静岡県は5日、基礎疾患やけがを伴う新型コロナウイルス軽症者について、一般病棟を活用して入院対応する構想を明らかにした。近く受け入れ病院に提案する。後藤幹生健康福祉部参事が県病院協会などとの合同会見で述べた。 後藤参事は、感染急拡大に伴い、交通事故や熱中症で治療が必要な患者が入院時などの検査でコロナ陽性が確認されるケースが増えていると指摘。「病院の構造、運営にもよる」とした上で、一般病棟の個室などを当該患者の受け皿とする方向性を示した。 同席した毛利博病院協会長は、季節性インフルエンザで既に構想と同様の措置が取られていると説明した。「今の増え方では重点医療機関だけでは対応しきれない」とし、
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御殿場市、休日に独自の発熱外来 開設方針
新型コロナウイルス感染拡大を受け、御殿場市は5日までに、日曜と祝日に独自の発熱外来を開設する方針を固めた。11日から診療を始め、その場で抗原検査も実施する。関係者によると、公立病院を持たない自治体が発熱外来を設けるのは珍しいという。 医療機関が休みの休日にも受診、検査できる体制をつくり、市民に安心感をもたらす。休日明けに患者が集中する医療機関の業務逼迫(ひっぱく)を和らげる狙いもある。 市医師会の協力を得て、医師や看護師の派遣を受ける。市救急医療センター(同市西田中)敷地内にあるプレハブ2棟を活用して診察に当たる。医師が必要と認めれば抗原検査を行い、保健所への連絡など陽性者が判明した際の
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東京で3万7767人コロナ感染 21人死亡、入院調整の患者も
東京都は5日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3万7767人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万2836・1人で、前週比は104%。21人の死亡も報告された。 死者のうち、80代の男性は自宅療養中に容体が急変し、入院調整中に死亡した。都によると、男性は7月29日の陽性判明時は軽症だった。8月1日に容体が急変したが、搬送先が見つからず、2日に亡くなった。 入院患者は4240人で、病床使用率は57・5%。重症者は前日比1人減の38人だった。 新規感染者の年代別は2
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自宅療養、最多の143万人 入院、健康観察難航も
厚生労働省は5日、新型コロナに感染し、自宅で療養している患者(3日午前0時時点)を143万8105人と発表した。流行「第7波」により、感染者数は全国的に高水準が続いている。自宅療養者も過去最多となり、入院調整や健康観察などがさらに滞る恐れがある。 自宅療養者は前週(7月27日時点)に初めて100万人を超えていた。 自宅療養者とは別に、病院や宿泊施設といった療養場所が決まっていない「療養先調整中」は31万9653人だった。入院が必要なのに受け入れ先が決まっていない人が2849人いた。 自宅療養者数を
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国内で23万3767人感染 新型コロナ、214人死亡
国内で5日、23万3767人の新型コロナウイルス感染者と214人の死者が報告された。死者が200人を超えるのは3月11日以来。 感染者は5道県で最多となった。都道府県別では東京3万7767人、大阪2万327人、愛知1万4619人など。死者は神奈川22人、東京21人、大阪16人など。 厚生労働省によると、重症者は前日から40人増えて556人となった。 秋田、福島、群馬などで過去に公表された感染者が取り下げられた。
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5県が「BA・5対策強化宣言」 混雑した場所への外出抑制を
宮城、新潟、岐阜、三重、岡山の5県は5日、新型コロナウイルスの「BA・5対策強化宣言」を出した。岐阜、三重は21日まで、他の3県は31日まで。高齢者や基礎疾患のある人、同居する家族に混雑した場所への外出を控えるよう呼びかけている。 対策強化宣言は、感染急拡大を抑えるため、都道府県が自主判断で発信する。5県はいずれも、病床使用率が医療逼迫の目安とされる50%を超えた。 5県は事業者に対しても協力を要請。従業員の在宅勤務を推進するよう求めるとともに、高齢者施設や学校などには特に感染対策の徹底を呼びかけた。
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診療所の7割「キャパ超え」 大阪、発熱外来が逼迫
大阪府保険医協会は5日、新型コロナウイルスの流行「第7波」を受けて医療機関を対象に実施したアンケート結果を公表した。発熱患者の診療・検査をしている診療所のうち、7割が「受け入れのキャパシティーを超えている」と回答。陽性者や濃厚接触者となった職員の休職により入院制限などの影響が出ていることも明らかになった。 府庁で記者会見した協会の担当者は「逼迫している医療現場と、行動制限なく生活する人が多い世の中に、非常に温度差を感じる」と話した。 アンケートは7月末に府内の約4千の診療所と約500の病院を対象に実施した。
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米、サル痘で緊急事態宣言 ワクチン60万回分配布
【ワシントン共同】バイデン米政権は4日、感染拡大が続いているウイルス感染症「サル痘」について、公衆衛生上の緊急事態を宣言した。感染拡大を防ぐため、60万回分以上のワクチンを配布。ホワイトハウスのジャンピエール報道官は記者会見で「サル痘は急速かつ独自に進化している」と強調し、米国民に警戒を呼びかけた。 世界保健機関(WHO)は7月23日、サル痘について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当すると宣言し、WHOとして最高度の警告を発している。 疾病対策センター(CDC)によると、米国での感染者は今月3日時点で約6600人。
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新型コロナ、発生届を簡略化 厚労省、負担軽減狙い
新型コロナウイルスの流行「第7波」による感染急拡大を受け、厚生労働省は4日、感染者の発生届を簡略化し、氏名や性別、生年月日など最低限必要な項目に絞れるようにすると発表した。業務が逼迫している医療機関や保健所の負担軽減が狙い。 健康フォローアップセンターなどを自治体が設け、体調の悪化した感染者が連絡できる仕組みがある場合、65歳未満で重症化リスクの低い人はワクチン接種回数や診断日などの情報を求めず、7項目の報告だけでよいことにする。高齢者や65歳未満で重症化リスクのある人の場合は、引き続き基礎疾患の情報など詳細を求める。
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国内コロナ感染23万8735人 161人死亡
国内で4日、新たに23万8735人の新型コロナウイルス感染者と、161人の死者が確認された。感染者は12道県で最多となった。内訳は東京3万5339人、大阪2万2371人、愛知1万6005人など。死者の内訳は東京と大阪で各15人、北海道で12人、千葉で10人など。 厚生労働省によると全国の重症者は516人で、前日から38人増えた。500人を超えたのは約4カ月ぶり。 群馬、兵庫、香川、福岡などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。
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「対策強化地域」に1府4県 政府が指定
政府は4日、新型コロナウイルスの「BA・5対策強化宣言」に基づき、栃木、千葉、京都、宮崎、沖縄の1府4県を「BA・5対策強化地域」に指定した。宮崎県が独自に出した「医療緊急警報」と、沖縄県の「医療非常事態宣言」を、いずれも対策強化宣言と同等と見なした。
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東京、人員不足で医療負荷が増大 都民50人に1人が療養
東京都は4日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開いた。入院患者や重症者が増加しているのに加え、医療従事者が感染などで就業できない状況も多発しており「人員不足で、医療機関への負荷が増大し続けている」と報告された。 7日間平均の新規陽性者数は3日時点で約3万3千人と過去最多を更新しており「大規模な感染拡大が継続している」と説明。療養者は合計で約29万人に上り、都民の約50人に1人は入院や宿泊・自宅療養中または療養先が決まっていない状況となっている。
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サル痘のPCR試薬発売 タカラバイオ、研究用
タカラバイオは4日、サル痘ウイルスを検出する疫学研究用のPCR試薬を発売した。1時間以内に検出できるという。 サル痘ウイルス全般に共通する遺伝子を検出する試薬と、西アフリカ型とコンゴ盆地型のウイルスの遺伝子をそれぞれ個別に検出する試薬を用意した。同社は「疫学研究の一助となることを期待する」としている。
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東京でコロナ感染3万5339人 前週比104・4%、15人死亡
東京都は4日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3万5339人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万2700人で、前週比は104・4%。15人の死亡も報告された。 病床使用率は56・5%。重症者は前日比4人増の39人だった。 新規感染者の年代別は20代が6613人で最多。65歳以上の高齢者は3474人だった。 感染者の累計は229万3812人となった。
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北海道で7204人感染 2日連続最多、12人死亡
北海道などは4日、道内で7204人の新型コロナウイルス感染を確認し、12人が死亡したと発表した。1日当たりの感染者発表数としては2日連続で最多を更新した。道内の感染者は計48万972人、死者は計2166人となった。
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千葉県がBA・5対策宣言 31日まで
千葉県は4日、新型コロナウイルス対策として政府が新設した「BA・5対策強化宣言」を発令した。期間は31日まで。4日午前に開かれた対策本部会議後の記者会見で、熊谷俊人知事が明らかにした。首都圏では埼玉、神奈川両県も発令している。 千葉県によると、3日時点で1日当たりの新規感染者が約9600人で推移し、病床使用率は70%を超えた。救急や発熱外来の逼迫を避けるため、基礎疾患がないなど重症化リスクが低い人は、県の「陽性者登録センター」やオンライン診療を利用するよう呼びかけている。
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日本、2週連続で世界最多 コロナ新規感染、全体の2割
【ジュネーブ共同】新型コロナウイルス感染症に関する世界保健機関(WHO)の7月25~31日の1週間の集計で、日本の新規感染者数が137万9099人となり、2週連続で世界最多となった。世界全体の週間感染者数は656万人で、このうち日本が21%と高い割合を占めている。日本に次いで多いのは92万人の米国、56万人の韓国、45万人のドイツなど。 ただ累計感染者数の42%を占め世界最多のWHO欧州地域事務局管内(旧ソ連諸国やトルコを含む)では行動制限の撤廃に伴い、出入国時に課されていたウイルス検査が行われなくなっている国が多い。
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富士宮市立病院 外来診療の一部制限 新型コロナ感染拡大で
富士宮市立病院は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同日から当面の間、外来診療の一部を制限すると発表した。 制限するのは一般診療の計15科目。予約や他院からの紹介がある患者、救急搬送、発熱外来は除く。人間ドックや健康診断は中止する。発熱外来の需要の高まりや、感染拡大によって出勤できない医療スタッフが増えていることなどから判断した。
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医療用ガウン 優先協定締結 静岡県と天間特殊製紙
静岡県は3日、今後の感染症流行時に備え、医療用ガウンの優先供給に関する協定を天間特殊製紙(富士市)と結んだ。新型コロナウイルス流行初期に医療資材が不足した経緯を踏まえ、緊急時の円滑な調達を目指す。 同社は医療用ガウンの素材となる、植物由来の繊維「CNF」(セルロースナノファイバー)による不織布を生産する。縫製加工は県内4社に委託し、製品を県に納める。 関係者が県庁で締結式に臨んだ。協定書に署名した天間特殊製紙の金子武正社長は「県民の役に立つようやっていきたい」と述べ、川勝平太知事は「県産の資材や技術を活用する観点からもいい流れができた」と感謝した。
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コロナ感染、最多24万人 「医療体制に大きな負荷」
厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織が3日、会合を開き、感染状況について「全国的にこれまでで最も高い感染レベルを更新し続けている。医療提供体制に大きな負荷が生じている」とする分析をまとめた。国内で3日に新たに確認された感染者数は24万9830人で、1日当たりの過去最多を更新。流行「第7波」の拡大に歯止めがかからない状況が続いている。 厚労省は、1日午前0時時点で確認した1週間分のクラスター(感染者集団)発生が1324件だったと3日、発表した。週ごとの件数としては過去最多とみられる。
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東京、陽性者のウェブ登録開始 発熱外来の負荷軽減
東京都は3日、新型コロナウイルスの感染急拡大による発熱外来の負荷を軽減するため、自主検査で陽性になった人にインターネット上で陽性登録申請をしてもらう取り組みを始めた。当初は基礎疾患がなく重症化リスクの低い20代を対象として順次拡大。毎日午前9時から午後5時まで1日当たり3千人を受け付ける。3日は約千人が申請した。 都によると、「東京都陽性者登録センター」を医師2人、看護師15人、事務職員50人態勢で開設。抗原検査キットで陽性になった人は、センターに本人確認資料やキットの画像を添えて登録申請し、センターの医師が内容を確認して患者の発生届を保健所に提出する。
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国内コロナ感染24万9830人 過去最多を更新、死者169人
国内で3日、新たに確認された新型コロナウイルス感染者が24万9830人となり、1日当たりの新規感染者数として過去最多を更新した。20万人を超えるのは2日連続。前週の同じ曜日より約4万人増加した。これまでの最多は7月28日の23万人超だった。 内訳は、東京3万8940人、大阪2万4038人、愛知1万7778人など。兵庫や愛知など24道府県で過去最多となった。死者は大阪26人、東京と神奈川で各12人、愛知10人など、計169人が報告された。 厚生労働省によると重症者は478人で、前日より14人増加した。
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鹿児島がBA・5対策宣言 埼玉、愛知も発令へ
鹿児島県は3日、新型コロナウイルス対策として政府が新設した「BA・5対策強化宣言」を発令した。埼玉、愛知両県も同日、発令を決め、埼玉が4~31日、愛知は5~21日にそれぞれ実施する。3県とも、県をまたぐ移動が増える夏休み中の感染防止対策の徹底を呼びかけている。 鹿児島県の発令期間は31日まで。1日時点の病床使用率は61・5%と上昇傾向で、保健所業務や救急搬送の状況は逼迫しているという。県は夏休みの帰省で高齢の親族と会う予定のある人に、PCR検査やマスク会食を呼びかけるなどした。
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日本からウイルス海外に 五輪の開催時期、東大研究
日本で独自に進化した新型コロナウイルスの一種が、昨年夏の東京五輪・パラリンピックの開催時期に海外に広まっていたことが分かったと東京大医科学研究所の井元清哉教授が3日、発表した。井元教授は「国際的な大会やイベントの感染対策を考える参考にしてほしい」と話している。 広まっていたのは変異ウイルスのデルタ株の一種。日本で出現した後に米国やインドネシア、ニュージーランドなど20の国と地域で見つかっていた。ウイルスの遺伝情報を基に発生源を調べたところ、大会が開催されていた東京やその周辺地域から拡散したものがあると考えられたという。
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「第7波」で陽性率急上昇 検査逼迫、実態把握に弊害
新型コロナウイルスの流行「第7波」では、新規感染者の増加とともに検査数に占める陽性者の割合を示す「検査陽性率」が東京で初めて50%を超えるなど急上昇。検査体制が逼迫し、対象が重症者などに絞られてきたことが原因との見方が専門家の間で出ている。 都市部では感染者数の伸びが落ち着いてきた地域もあるが、単に検査できなくなっているだけで、感染の広がりを正確に把握できなくなっている可能性もある。 陽性率は、検査が十分に行き渡っているかを示す指標の一つ。通常は別の病気で発熱した人や濃厚接触者も含め幅広く検査が行われるため陽性率は低い。
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コロナクラスター最多1324件 1週間分、第6波上回る
厚生労働省は3日、1日午前0時時点で確認した1週間分の新型コロナウイルスによるクラスター(感染者集団)発生が1324件だったと発表した。週ごとの件数としては流行「第6波」のピーク(3月7日時点、1263件)を上回り、過去最多とみられる。 内訳は高齢者福祉施設が515件で最も多く、児童福祉施設は132件、障害者福祉施設は62件だった。こうした施設の入所者は高齢者や基礎疾患のある人も多いが、クラスターの発生や病床逼迫で入院できず、施設内で療養を続ける人も増えている。 このほか医療機関は270件、学校・教育施設は225件などだった。
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マイナ保険証の報酬加算見直し 厚労省議論スタート
厚生労働省は3日、健康保険証とマイナンバーカードが一体化した「マイナ保険証」を巡り、医療機関での患者の窓口負担が増える診療報酬加算の見直しに向けた議論を始めた。中央社会保険医療協議会(中医協、厚労相の諮問機関)に提起した。 マイナ保険証で受診できる医療機関を増やすため、サービスの対価として医療機関が受け取る診療報酬を4月から加算。診療報酬の一部は患者が負担するため、窓口負担3割の人は初診で21円増、再診では12円増となり、批判が相次いでいた。 この日の中医協で、委員から「マイナ保険証を使った方が得となるようにしてほしい」と見直し
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東京で3万8940人感染 新型コロナ、12人死亡
東京都は3日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3万8940人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万3423・9人で、前週比は111%。12人の死亡も報告された。 病床使用率は55・4%。重症者は前日比1人増の35人だった。 新規感染者の年代別は40代が6979人で最多。65歳以上の高齢者は4105人だった。 感染者の累計は225万8473人となった。
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京都、BA5対策強化宣言発表へ 強い行動制限「検討せず」
京都府の西脇隆俊知事は3日、府庁で記者団の取材に応じ、新型コロナウイルス対策として政府が新設した「BA・5対策強化宣言」を発表する意向を明らかにした。4日午後に開く府の対策本部会議で決める。内容は国とも調整中とし、高齢者への外出自粛要請など「強い行動制限を求める考えはない」と話した。 宣言の期間は、先行の自治体が8月いっぱいとしたのを参考にすると説明した。 府内では病床使用率が約50%まで上昇し、患者の緊急搬送にも影響が出ているという。宣言について「(行動制限などの)新しい内容はないが、感染拡大状況にあるとの危機感を共有したい」
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全数報告見直し「適切に検討」 松野氏、コロナ専門家の提言に
松野博一官房長官は3日の記者会見で、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の専門家有志が感染者の全数報告の変更などを求めた提言に関し「時機を逸することなく、適時適切に具体的な検討を進めていく」と述べた。 症状が軽ければ自宅療養で様子を見るべきだとした日本感染症学会など関連4学会の声明については「限りある医療資源の有効活用は大切な視点だ」と指摘。医療体制の確保に万全を期す考えを示した。
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中東遠医療センター 体制逼迫で診療制限 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて、中東遠総合医療センター(掛川市菖蒲ケ池)は2日までに、緊急を要しない手術や検査を延期するなどの診療制限に踏み切ったことをホームページで明らかにした。院内の複数病棟でクラスター(感染者集団)が発生して診療体制が逼迫(ひっぱく)しているため、重篤な患者を優先して医療資源を振り向ける必要があると判断した。 救急は、心筋梗塞や脳卒中など生命を脅かす病態に限って対応する。発熱者の外来診療は原則的に停止し、ほかの医療機関への相談を呼び掛ける。 同センターは中東遠地域の基幹病院。宮地正彦院長は「職員一丸となり、早急な院内感染の収束と診療の完全復活を目指す」とのコ
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神奈川、熊本がBA・5対策宣言 福岡も強化地域
神奈川、熊本両県は2日、新型コロナウイルス対策として政府が新設した「BA・5対策強化宣言」を全国に先駆けて発令した。政府は福岡県を含めた3県を対策強化地域に指定した。必要に応じて職員を派遣するなど、自治体の取り組みを支援する。 神奈川県の発令期間は31日まで。感染状況に応じて延長も検討する。 神奈川県の2日時点の病床使用率は約88%。宣言では重症化リスクの高い高齢者らの同居家族に家庭内でのマスク着用を要請した。 熊本県は発令期間を当面の間としている。高齢者や基礎疾患のある人、妊婦に対し、外出や人と
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東京のコロナ患者入院できず死亡 80代男性、翌朝
東京都は2日、新型コロナウイルスに感染した都内の80代男性が、入院先が決まらず感染判明の翌朝に自宅で死亡したと明らかにした。都は、入院調整の負荷が非常に高まっているとして「必要な人が医療を受けられるよう取り組む」としている。 都によると、男性はがんを患い自宅で療養していた。7月28日に発熱し、往診した医師の検査で夜に陽性が判明。医師は中等症と診断し、救急搬送を要請した。都が入院先を調整したが、受け入れ先が見つからず、自宅療養に切り替えた。男性は翌29日早朝に死亡。死因は新型コロナ感染だった。 今年7月以降、都内で自宅療養中の死者
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コロナ全数把握の見直しを提言 専門家有志、対策緩和は2段階で
今後の新型コロナウイルス感染症対策を巡り、政府対策分科会の尾身茂会長ら専門家有志は2日、感染者の全数把握の見直しや、診療する医療機関の拡大などの対策緩和を2段階で進める必要があるとの提言を公表した。法改正による抜本的な対策見直しも視野に、医療の逼迫を抑えつつ、社会経済活動を続けられる体制を目指す。 尾身氏は会見で対策の見直しについて「感染が収まってからやるというのは、今の状況にはふさわしくない」と述べ、早急な対応を求めた。 医療機関の対応はどの段階かにかかわらず、一般の診療所で基本的な治療や相談に対応できるようにする。入院できる
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低リスクで軽症は自宅療養 コロナ、医療危機的で学会
新型コロナウイルスの流行「第7波」で救急医療や発熱外来が危機的な状況だとして、日本感染症学会など関連4学会は2日、重症化リスクが低く症状が軽ければ医療機関を受診せずに自宅で療養して様子を見るよう求める声明を発表した。 声明では、オミクロン株に感染しても症状の多くは4日以内で軽くなり、重症化する人は数千人に1人程度と推定されると指摘。65歳未満で基礎疾患がない人は、飲食が可能で呼吸が苦しくなければ、発熱や痛みを和らげる薬を薬局で購入するなどして自宅療養するよう呼びかけた。乳幼児も顔色が良ければ自宅療養でよいという。
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救急搬送困難、最多6307件 第6波超え、感染拡大止まらず
総務省消防庁は2日、救急車の到着後も搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が7月25~31日の1週間に、全国の主な52消防で6307件に上ったと発表した。新型コロナウイルス感染の「第6波」だった2月第3週の6064件を上回り、過去最多。総数のうちコロナ感染疑いは2789件で、2週連続で最多を更新した。 総数は前週(18~24日)比5%増、コロナ疑いも同4%増で、いずれも6週連続の増加。オミクロン株の派生型「BA・5」への置き換わりにより、感染拡大に歯止めがかからないほか、医療従事者にも広がって受け入れ態勢に影響が出たとみられる。
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「産後ケア」全自治体の実態調査 厚労省、年度内に指針策定へ
厚生労働省が出産後の授乳指導や育児相談など「産後ケア」の実施状況について、全自治体の実態調査に乗り出したことが2日、分かった。少子化対策の一環として、担い手確保や質の向上といった課題を把握。親子がどこに住んでいても手厚い支援を受けられるよう、2022年度中に自治体向けの指針を策定する。 新型コロナウイルス禍で出産や育児を巡る環境は厳しさを増す。周囲の手助けを得られず、孤立する母親らの育児は「孤育て」とも呼ばれるが、産後ケアは心身の不調を改善し、虐待予防効果もあるとされる。 厚労省は調査結果を踏まえ、支援の充実や自治体の広域連携な
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東京で新たに3万842人感染 新型コロナ、9人死亡
東京都は2日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3万842人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万2009人で、前週比は110・9%。9人の死亡も報告された。 病床使用率は55%。重症者は前日比5人増の34人だった。 新規感染者の年代別は40代が5406人で最多。65歳以上の高齢者は3342人だった。 感染者の累計は221万9533人となった。
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子どもの近視、斜視 学年上がるほど増加 デジタル機器影響か 専門家「使い方見直して」
デジタル機器の使用頻度が高まり、子どもたちの目への負担が増している。このほど示された文部科学省による小中学生の近視の実態調査結果で、学年が上がるほど近視とみられる児童生徒の割合が高くなることが分かった。スマートフォンやゲーム機の使用時間や使い方との関連が指摘され、こうした生活は「斜視」の発症につながる恐れも。成長期の子どもは症状の進行が早いため、専門医は「デジタル機器との付き合い方を見直してほしい」と呼び掛けている。 文科省の調査は、国公立の小中学校26校で、角膜から網膜までの長さ「眼軸長」の状態を調べた。眼軸長が長くなると焦点が合いにくくなり、近視になりやすくなる。成人の平均が24ミリ弱
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20~40代はオンライン診療 大阪府、軽症者が対象
大阪府は2日、新型コロナウイルスの流行「第7波」で逼迫する医療機関の負担軽減のため、20~40代の軽症者を対象に発熱外来を訪れることなく自宅などで検査してもらい、オンライン診療で陽性の確定診断と薬の処方をする運用を3日から始めると発表した。基礎疾患のある人や妊婦は引き続き外来で対応する。 感染の疑いがある人は検査キットで陽性だった場合、府のホームページを通じてオンラインで診療を受ける。医療機関は保健所に発生届を提出し、解熱剤などを処方して配送する仕組み。 検査キットは自身で購入するか、5日からは事前に予約すれば薬局での無償配布を
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駅空港に117無料検査場 山際再生相、今月5~18日
山際大志郎経済再生担当相は2日、閣議後の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため今月5~18日の間、島根を除く各都道府県の駅や空港などに117の無料の抗原検査拠点を臨時に設置すると発表した。「帰省する方は出発前や戻る前に積極的に検査を受けてほしい」と呼びかけた。島根では既存の拠点を活用する。 臨時検査拠点では混雑を避けるため、検体の採取までスタッフが立ち会い、検査を受ける本人が検査キットを持ち帰って結果を確認する。
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焼津の男児 はしか発症 海外で患者と接触 静岡県内2年ぶり確認
静岡県は1日までに、焼津市在住の1歳6カ月の男児がはしかを発症したと発表した。県内ではしか患者が確認されたのは2年ぶり。 男児は6月中旬から7月中旬までインドネシアに渡航し、はしか患者と接触があった。発熱と発疹の症状が出たが、現在までに退院し、回復した。7月28日に市内の医療機関から中部保健所に発生届があった。 保健所の調査で患者との接触者は特定され、感染拡大の予防措置が取られた。
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熱中症 少なくとも25人搬送、1人重症 1日の静岡県内
静岡県内で1日、熱中症と見られる症状で少なくとも25人の救急搬送があった。搬送者に占める高齢者は16人でうち1人が重症。 症状別ではほかに、中等症11人、軽症13人。県内の最高気温は浜松市天竜区佐久間で35・5度の猛暑日だったほか、川根本町で34・8度、静岡市駿河区と清水区で34・6度など。 2日も暑さが続く見込みで、気象庁と環境省は本県に熱中症警戒アラートを発表し、外出をなるべく避け、室内でもエアコンを適切に使うよう呼びかけている。
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3回目接種、20代は5割切る 新型コロナワクチン
政府は1日、新型コロナウイルスのワクチン3回目接種を7月末までに終えた人の割合を公表した。60代以上が各年代で80%を超えたのに対し、20代は48・0%、30代は51・7%だった。流行「第7波」が拡大する中、若い世代の伸び悩みが課題となっており、政府は接種を呼びかけている。 政府集計によると、20代の接種率が最も高いのは秋田で61・3%。新潟の59・7%、山形の59・5%が続いた。沖縄が28・9%で最も低かった。 30代の接種率もこの3県が高く、秋田が62・3%、新潟が61・7%、山形が60・8%だった。こちらも、35・2%の沖
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コロナ飲み薬、治験結果8~9月 塩野義、ワクチン申請遅れ
塩野義製薬は1日、開発を進める新型コロナウイルス感染症の飲み薬について、最終段階の臨床試験(治験)の結果速報が8~9月に得られるとの見通しを示した。ワクチンについても最終段階の治験を進めており、9月末までに論文などで結果を公開する。当初6~7月としていた厚生労働省への承認申請は9月末までに行う方針。 同日開いた2022年4~6月期連結決算の記者会見で明らかにした。 コロナの飲み薬を巡っては厚労省が7月、緊急承認の適用を見送り、最終段階の治験を踏まえて改めて審議することになった。担当者は「上期の承認を諦めたわけではない」と述べた。
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国内で13万9687人感染 死者93人、新型コロナ
国内で1日、13万9687人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1週間前から1万3千人余り増え、月曜日としては過去最多になった。都道府県別では東京2万1958人、神奈川1万4409人、埼玉9814人、福岡9386人など。 死者は兵庫9人、千葉8人、福岡7人など計93人の報告があった。厚生労働省によると、全国の重症者は428人で前日から1人増加した。 過去に公表された感染者を群馬や兵庫などで取り下げた。
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サル痘の届け出基準、見直しへ 厚労省、ワクチン接種も検討
欧米を中心に患者が増加し、国内でも感染者が確認されたウイルス感染症の「サル痘」について、厚生労働省は1日の専門部会で医師による届け出基準を見直す方針を明らかにした。現在の流行で特徴的な症状を追加する。今後、サル痘予防にも使えるようになる国産の天然痘ワクチンについては、患者に接する可能性の高い人を対象に想定し、事前接種の検討を続ける。 サル痘の症状としてこれまでは発疹や発熱が知られていたが、今年5月以降の流行では、病変が肛門付近に集中するなど性的接触に伴うと見られる症状が出ている。厚労省はこうした症状を現行の届け出基準の臨床的特徴に盛り込む。
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東京で2万1958人感染 新型コロナ、3人死亡
東京都は1日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万1958人報告されたと発表した。前週の月曜日から約400人減少した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万2116・3人で、前週比は123・9%。3人の死亡も報告された。 病床使用率は54・2%。重症者は前日比6人増の29人だった。 新規感染者の年代別は20代が4160人で最多。65歳以上の高齢者は1991人だった。 感染者の累計は218万8691人となった。
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ワクチン接種手続きデジタル化へ マイナカードで接種券不要に
新型コロナウイルスのワクチン接種事業を巡る混乱を踏まえ、政府は1日、地方自治体の接種手続きをデジタル化する方針を固めた。マイナンバーカードを活用して紙の接種券を不要にするほか、手続きの迅速化を図り、国民の利便性向上につなげる狙いだ。 早ければ秋の臨時国会に予防接種法などの改正案を提出する方針。2025年度までの運用開始を目指す。 健康保険証をマイナンバーカードに一体化させる「マイナ保険証」の仕組みを活用。医療機関や接種会場に置くカードリーダーでマイナンバーカードを読み取り、本人確認を行う。接種証明として使えるようにすることも想定
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インドでアジア初のサル痘死者か 脳炎など発症
【ニューデリー共同】インド南部ケララ州でウイルス感染症「サル痘」にかかっていた男性(22)が死亡したと地元メディアが1日までに報じた。サル痘感染者の死亡がアジアで明らかになったのは初とみられる。 男性が亡くなったのは7月30日で、アラブ首長国連邦(UAE)からインドに帰国したばかりだった。サル痘との因果関係は不明だが、脳炎を発症し、発熱もあったという。 サル痘感染者の死者はアフリカ以外では、スペインやブラジルで確認されている。
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国内で19万7792人感染 4県で最多、新型コロナ
国内で31日、新たに19万7792人の新型コロナウイルス感染者が確認された。5日ぶりに20万人を下回ったが日曜としては過去最多となった。茨城、埼玉、滋賀、香川の4県で最多を更新するなど、オミクロン株派生型BA・5による流行「第7波」の拡大が続いている。 感染者の内訳は東京3万1541人、大阪1万6473人、神奈川1万5088人など。 死者は東京8人、愛知や大阪、熊本で各6人など計83人が確認された。厚生労働省によると重症者は427人で、前日から24人増えた。 東京や福岡などで過去に公表された感染者
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大阪で1万6473人感染 6人死亡、1人取り下げ
大阪府は31日、新型コロナウイルスに1万6473人が感染し、6人が死亡したと発表した。30日に公表した感染者1人を取り下げた。累計の感染者数は137万1139人、死者数は5348人となった。病床使用率は58・2%、1週間の陽性率は53・6%。
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東京で3万1541人感染 コロナ、8人死亡
東京都は31日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3万1541人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万2177・6人で、前週比は131・1%。10歳未満の女児を含む8人の死亡も報告された。 病床使用率は53・7%。重症者は前日比1人減の23人だった。 新規感染者の年代別は20代が5863人で最多。65歳以上の高齢者は3189人だった。 また都は6月の新規感染者報告数について、再検査で陰性になるなどした58人を取り下げた。 感染者の累
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感染者全数把握の早急見直し訴え 知事会長「現場が倒れる」
全国知事会長の平井伸治鳥取県知事は31日のフジテレビ番組で、新型コロナウイルス感染者の全数把握の仕組みを流行「第7波」の収束を待たずに、早急に見直すべきだと訴えた。「相当な負担となっており、医療機関も保健所も倒れてしまう」と述べた。 現行の感染症法上の取り扱いでは、医療機関と保健所は協力して感染者を全て国に報告する。1日あたりの新規感染者数が20万人を超える中、平井氏は「いいかげんにしてくれとみんな怒っている。報告よりも命を助ける方に時間を使いたい」と強調した。 同番組に出演した田村憲久前厚生労働相も「何とかしないといけない」と
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北朝鮮、コロナ感染抑止を強調 発熱者、連日「ゼロ」主張
【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は31日、新型コロナウイルス感染などが疑われる発熱患者は30日夕までの1日の間に新たに確認されなかったと伝えた。新規感染がゼロとの主張は前日に続いて2日連続。「完全な安定状態が維持されている。完全終息のための段階的目標が前倒しで達成された」と感染抑え込みを強調している。 北朝鮮当局は4月末からの累積の発熱患者数は約477万2800人で、死亡者は74人と説明。同国には十分なPCR検査態勢が整っていないため実際の感染状況は不明で、死亡率も他国に比べて異様に低く、発表には疑念も多い。
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内密出産、4例目含む複数事例 いずれも県外の成人、慈恵病院
熊本市の慈恵病院は30日、病院以外に身元を明かさず出産する独自の「内密出産制度」を利用した事例が、4例目を含め複数あったと明らかにした。いずれも県外の成人女性。6月に3例目の内密出産があったと、病院が今月21日に公表していた。 病院によると、いずれの女性も、病院の職員に子どもの出自証明となる身分証のコピーを預けた。子どもを特別養子縁組で他の人に託すことに同意しているという。 内密出産は国内で法制化されていないが、病院は2019年、孤立出産を防ごうと制度を導入。今年1月、この仕組みを利用して10代女性が21年12月に出産したと発表
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政府、コロナ対策抜本見直し 全数把握停止、一般診療も
感染が広がりやすいオミクロン株に対応するため、政府は新型コロナウイルス感染症対策を見直す検討に入った。感染者を全数把握する仕組みの変更や、一般の医療機関で広く感染者を診療する体制の構築が中心となる。政府関係者が30日、明らかにした。医療機関や保健所の業務逼迫回避が狙い。政府はオミクロン株は重症化リスクが低く、見直しが可能とみており、専門家の提言を踏まえ流行「第7波」が落ち着いた段階で本格的に議論を始める。 新型コロナは、無症状者への対策など感染症法で最も幅広く厳しい措置が取れる「新型インフルエンザ等感染症」に分類されている。
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米NY州、サル痘で非常事態 スペイン死者計2人に
【ニューヨーク、パリ共同】米東部ニューヨーク州のホークル知事は29日、ウイルス感染症「サル痘」の感染が州内で拡大しているとして非常事態を宣言。ワクチン不足が深刻化する中、州当局が各自治体を迅速に支援できるようになる。一方、スペイン保健省は30日、サル痘感染による死者が計2人となったことを明らかにした。 ニューヨーク州当局によると、これまでに州内で1400人近くの感染を確認。ニューヨーク市が大半を占めているという。 米メディアによると、ニューヨーク市では6月にワクチン接種が始まった。ただ供給が需要に追いつかず、接種会場に長い列がで
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33都道府県が接種態勢拡充 第7波、会場新増設や再開
新型コロナウイルスワクチンの接種態勢を巡り、47都道府県の7割に当たる33都道府県が7~8月に、大規模会場などを拡充したか拡充方針であることが30日、共同通信の調査で分かった。オミクロン株の派生型BA・5による流行「第7波」が急拡大する中、会場の新設や増設、閉鎖していた会場の再開などを行い、接種促進に取り組む自治体の姿が浮かんだ。 共同通信は27~29日、47都道府県を対象に電話取材した。 「拡充した(拡充する方針)」と回答した33都道府県は、千葉、大阪、岡山など。 一方で、青森、広島、愛媛を含む
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国内感染22万2307人 6県最多、20万超4日連続
国内で30日、22万2307人の新型コロナウイルス感染者が報告された。20万人超は4日連続。都道府県別では東京3万3466人、大阪2万2833人、愛知1万4692人など。福島、栃木、福井、岡山、広島、沖縄の6県で過去最多となった。 死者は東京と大阪でそれぞれ12人、愛知9人など計101人が報告された。死者が100人を超えるのは5日連続。 厚生労働省によると、全国の重症者は403人で前日から27人増えた。 秋田、宮崎などで過去に公表した感染者を取り下げた。
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東京でコロナ感染3万3466人 12人死亡、病床使用率54%
東京都は30日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3万3466人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万1687・7人で、前週比は137・4%。12人の死亡も報告された。 病床使用率は54・1%。重症者は前日比2人減の24人だった。 新規感染者の年代別は20代が6600人で最多。65歳以上の高齢者は3198人だった。 感染者の累計は213万5250人となった。
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沖縄で最多5762人感染 新型コロナ
沖縄県は30日、5762人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染公表数としては最多。県内の感染者は計35万4399人になった。
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北海道知事がコロナ感染 奈良の全国会議に出席後
北海道は30日、鈴木直道知事が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性になったと発表した。28日に奈良県で開かれた全国知事会に出席し、29日に札幌市へ移動した後に発熱したため、検査を受けていた。 鈴木知事はワクチンを3回接種していた。発熱と喉の痛みがあるが症状は軽く、自宅で療養する。期間は8月8日までの見込みで、災害などの緊急時は、リモートで対応に当たる。濃厚接触者はいない。 鈴木知事は「いま一度、基本的な感染対策への意識を高めてもらうとともに、ワクチン接種の検討をお願いしたい」と道民に向けたコメントを出した。
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新型コロナ急拡大 救急に軽症者殺到「風邪症状は様子見て」
新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、静岡県内の救急外来に軽症の感染者が殺到し、緊急度の高い患者に迅速に対応できない事態になっている。軽症者は大半が入院に至らないといい、医療機関は「発熱などの風邪症状なら市販薬を使って経過観察してほしい」と、救急外来の適切な受診を訴える。県は29日、医療逼迫(ひっぱく)警報を発出した。 「発熱や咽頭痛ですぐに病院に来る状況。これでは救急外来が回らない」。浜松医科大付属病院(浜松市東区)救急部の高橋善明医師は危機感をあらわにする。今月中旬以降、救急を利用するコロナ患者が急増した。10~26日の当該患者は108人。だが、そのうち86人は解熱剤の処方を受けるなど
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静岡県「医療逼迫警報」発令 コロナ、病床使用70%超「危機」
静岡県は29日、新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大で県内の医療体制は適切に提供できなくなる段階にあるとして、国指標に基づく感染状況のレベルを県独自に「3相当」に引き上げ、「医療逼迫(ひっぱく)警報」を発令した。県民に不要不急の外出を控えるよう求めた。 県内の1日平均の新規感染者は4800人近くに上り、病床使用率は70%を超えた。記者会見した鈴木宏幸感染症対策担当部長は「一律に行動制限を求めないが、かつてない医療危機の状態にある」と強調した。 若者に早期のワクチン3回目接種を訴えたほか、「基礎疾患のない60歳未満はまず市販薬で対応を」として発熱、救急外来の適正受診を呼びかけた。小児科に診
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感染症外来 かかりつけ患者と家族に限定 菊川市家庭医療センター
菊川市家庭医療センター(同市赤土)は29日、新型コロナウイルス感染拡大で診療に影響が生じているとして、同日から新型コロナなどの感染症に関する外来診療を制限するとホームページで明らかにした。感染症外来の対象をかかりつけの患者と家族に限定する。 市内と近隣市町での患者の増加傾向が続き、現在の状況では十分な診療体制を整えることができないと判断した。感染症以外の外来診療と在宅診療は継続する構え。同センターを管轄する市立総合病院によると、25日に職員3人の感染が明らかになり、診療機能の一部を制限していた。 同センターはかかりつけ以外の患者に対して、最寄りの診療所などに相談するよう呼び掛けている。
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自宅療養、初の100万人超え 保健所健康観察追い付かず
厚生労働省は29日、新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養している患者の数(27日午前0時時点)が109万8671人となり、初めて100万人を超えたと発表した。流行「第7波」による爆発的感染拡大が続き、保健所などの健康観察や入院調整が追い付かなくなっている。濃厚接触者を含め、さらに多くの人が自宅で待機しており、社会機能の維持にも影響が出始めている。 自宅療養者数は、過去最多だった前週(20日午前0時時点)の約61万2千人から約1・8倍に増加。入院患者などを含む全体の療養者数は140万2239人で、自宅療養者が約78%を占めた。
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東京で3万6814人感染 コロナ、5人死亡
東京都は29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3万6814人報告されたと発表した。1週間前の金曜日から約1800人増えた。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万1578人で、前週比は149・7%。5人の死亡も報告された。 入院患者は3919人で、病床使用率は53・3%。重症者は前日比1人減の26人だった。 新規感染者の年代別は20代が7390人で最多。65歳以上の高齢者は3362人だった。 累計は感染者が210万1784人、死者が4649人となった。
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天然痘ワクチン、サル痘にも 後藤厚労相「対策寄与に期待」
国内でも感染者が確認された「サル痘」について、厚生労働省の専門部会は29日、明治グループの製薬会社「KMバイオロジクス」(熊本市)が製造する天然痘ワクチンを、サル痘の予防接種にも使えるようにすることを了承した。医療従事者らへの接種など今後の方針については、8月1日の専門家らによる感染症部会の議論などを踏まえ検討する。 了承を受け取材に応じた後藤茂之厚生労働相は「サル痘対策に大いに寄与することを期待している」と述べた。厚労省は早ければ来週にも正式に薬事承認する見通し。 厚労省によると、専門部会では「サル痘に対する有効性に懸念はない
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「BA・5対策強化宣言」新設 高齢者へ外出自粛要請
政府は29日、新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型BA・5による感染急拡大を抑えるため、都道府県が自主判断で発信できる「BA・5対策強化宣言」を新たに設けると発表した。高齢者や基礎疾患を持つ人に混雑した場所への外出を控えるよう要請するほか、ワクチンの早期接種を呼びかける。国は都道府県の対策が円滑に進むよう支援する。 岸田文雄首相は29日、共同通信などとのインタビューで「従来型の一律の行動制限は考えていない。用意した体制をフル稼働させ、社会経済活動を動かしていく」と述べた。 全国の1日当たり新規感染者は「第6波」を迎えた昨冬の
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国内で22万1443人感染 死者122人、新型コロナ
国内で29日、新たに22万1443人の新型コロナウイルス感染者が確認された。20万人を超えるのは3日連続。内訳は東京3万6814人、大阪2万1387人、愛知1万4397人、福岡1万4060人など。北海道や福岡など11道県で過去最多となった。 死者は大阪18人、千葉10人など計122人の報告があった。死者が100人を超えるのは4日連続。厚生労働省によると、全国の重症者は376人で前日から30人増加した。 流行「第7波」では、オミクロン株の派生型BA・5への置き換わりが進んだが、さらに新たな派生型BA・2・75も各地で確認されている
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高齢者の1割が抗体できず ワクチン3回目接種後も
岡山大のチームは29日、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を受けた高齢者施設の利用者の約1割で、ウイルスの働きを抑える抗体が作られていなかったとする調査結果を発表した。チームの中山雅敬教授は「接種後の抗体の量を調べることで、施設内でリスクの高い人を把握し、優先的な治療につなげられる」としている。 チームは3回目接種を受けた兵庫、岡山、福岡3県の20代以上の医療従事者と、高齢者施設の利用者計約1900人を対象に調査。指先から採った少量の血液で抗体量が分かる簡易キットを使った。70歳以上では約1割が抗体が全く作られないか、ほとんど作られていなかった。
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BA・5は熱や喉の痛み多い BA・2と比較・分析
新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA・5」が流行する状況下では、従来のウイルス「BA・2」の流行時と比べ、感染者に発熱、喉の痛み、頭痛などの症状が多くなっているとの分析結果を北海道科学大の岸田直樹客員教授が29日、まとめた。ワクチンの接種回数でも症状の出方に差があり、3回打った人は2回だけの場合に比べて出にくい傾向が見られるとしている。 BA・5が検出されることが多くなった今月11~25日に札幌市で感染が報告された1万4千人の症状を調べ、BA・2が流行した4~5月の感染者2万人と比較した。
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平均寿命、10年ぶり縮む 新型コロナ影響か、厚労省
2021年の日本人の平均寿命は女性が87・57歳、男性が81・47歳となり、前年比で女性は0・14歳、男性は0・09歳縮んだことが29日、厚生労働省公表の簡易生命表で分かった。前年を下回るのは東日本大震災があった11年以来で、男女とも10年ぶり。新型コロナウイルス流行の影響とみられる。 国別順位は女性が世界1位で、男性は3位だった。女性は2位が韓国(86・5歳)、3位がシンガポール(85・9歳)。男性は1位がスイス(81・6歳)、2位がノルウェー(81・59歳)となった。
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東京の感染ピーク、8月上旬か 人出減らず高止まりも
新型コロナウイルスの流行「第7波」について、東京での感染者数のピークは8月上旬で、第6波の倍以上になるとの試算を、名古屋工業大の平田晃正教授らのチームが29日までにまとめた。 平田教授は「感染者が増えても人出の減少がみられなかったことが要因」と指摘。「全国的なピークも8月上旬ごろではないか。現役世代へのワクチン効果は減少しており、高止まりする可能性がある」としている。 「BA・5」の感染力はBA・2と比べ1・3倍、ワクチンによる感染予防効果は6割に落ち込むと仮定。高齢者への4回目接種を踏まえ、ツイッターの投稿などを基に、人工知能
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出産費、平均45万2000円 公的医療保険の一時金を上回る
厚生労働省は29日、公的病院での出産時にかかる費用が2020年度に全国平均で45万2千円だったと発表した。出産した人に対し公的医療保険から支払われている原則42万円の「出産育児一時金」を上回る。政府は少子化対策の強化で23年度から一時金を増やす方針。額は22年末の予算編成の過程で決める。 岸田文雄首相は6月、記者会見で「私の判断で大幅に引き上げる」と表明していた。 正常分娩は自由診療のため、医療機関が料金を設定する。厚労省の調査研究事業の結果によると、13年度の41万円から20年度の45万2千円まで年々上がってきた。
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カロナール買い占めの自粛要請 医療機関で不足、厚労相
新型コロナウイルス感染者の急増で、解熱鎮痛剤「カロナール」が医療機関で不足しているとして、後藤茂之厚生労働相は29日の記者会見で、過度な買い占めを控えるよう医療機関や薬局に周知すると明らかにし「適切な対応をしていく」と述べた。 カロナールは、発熱や喉の痛みなどに有効な成分アセトアミノフェンを含む処方薬。後藤氏は「急激な感染拡大で需要が急増し、製薬企業からの供給が厳しくなっている」と説明し、特に必要としている患者に処方できるよう、代替薬が使用可能な場合は別の薬を使うことも求める。
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愛知の病院、接種記録を偽造 コロナワクチン廃棄で批判恐れ
愛知県美浜町の「渡辺病院」が、在籍する女性看護師が実際には新型コロナウイルスワクチンを接種していないのに、接種したとする虚偽の予診票を作成し、女性が住む同県常滑市に提出していたことが29日、病院と市への取材で分かった。県は医師法などに抵触する恐れがあるとして事実確認を進めている。 病院によると、医療従事者向けのワクチン接種が始まった直後の昨年4月、薬液が漏れて1人分のワクチンを廃棄せざるを得なくなるトラブルが発生。「貴重なワクチンを廃棄した」と批判されることを恐れ、接種予定のない女性が打ったことにした。病院の担当者は取材に「反省している」と話した。
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6歳未満の女児が脳死 心臓など移植、公表22例目
日本臓器移植ネットワークは29日、長崎大病院に外傷性くも膜下出血で入院していた6歳未満の女児が27日午後0時41分、臓器移植法に基づく脳死と判定されたと発表した。6歳未満の脳死の公表は22例目。家族が臓器提供を承諾した。 心臓は東京女子医大病院で10歳未満の男児に、肺は京都大病院で10歳未満の女児に、肝臓は国立成育医療研究センターで10代の男児に移植。腎臓は片方を九州大病院で10代の女性に、もう片方は北里大病院で10代の男児に、小腸は九州大病院で10歳未満の女児に移植する。
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「BA・5対策強化宣言」新設へ 都道府県が外出自粛の要請も
新型コロナのオミクロン株の派生型BA・5による感染急拡大を受け、政府は都道府県が独自に発信する「BA・5対策強化宣言」を新たに設ける方針を決めたことが29日、関係者への取材で分かった。政府は宣言の新設で感染者増加に歯止めをかけたい考えだ。 宣言は病床使用率が50%を超えるなど医療機関の負担が高まっている都道府県が出せるようにする。高齢者や基礎疾患のある人は混雑した場所に行くのを控えるよう強く呼びかける。ワクチン接種を早期に受けるようにさらに促し、テレワークなどの外出自粛策にも一層取り組むよう要請。国は宣言を出した都道府県に必要に応じて職員を派遣する。
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サンフランシスコで非常事態宣言 サル痘拡大、感染の「中心地」
【ロサンゼルス共同】米サンフランシスコ市のブリード市長は28日、動物由来のウイルス感染症「サル痘」の感染拡大を受け、非常事態を宣言した。対策に必要な資源を確保し、迅速に対応するための措置。保健当局者はサンフランシスコが米国内で感染の「中心地」になっていると指摘、市民に警戒を呼びかけた。 同市によると米国の感染者は4600人超に上り、サンフランシスコは261人。ブリード氏はコロナ禍の経験を踏まえ「健康を守るには早期に行動を起こすことが不可欠だ」と強調した。宣言は8月1日から適用される。サル痘は世界的な広がりを見せており、WHOは23日に緊急事態を宣言した。
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病床使用率、19府県で50%超 医療逼迫、1週間で倍増
新型コロナウイルス感染者用の病床使用率(27日時点)が19府県で50%を超えたことが28日、内閣官房の集計で分かった。20日時点では7県だったのに対し、1週間で2倍以上に増えた。50%超は一般医療を相当程度制限しなければ、適切な医療対応ができなくなる水準で、医療逼迫の目安とされる。28日に報告された感染者は23万3100人となり、2日連続で1日当たりの過去最多を更新。各地の医療提供体制は急速に厳しい状況になっている。 鉄道やバスで運休が相次ぎ企業活動に支障が目立ち始めた。政府は28日、軽症者らに配る抗原検査キットを約1200万回分確保したと明らかにした。
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子どものコロナ感染、週34万人 患者の3割、小児医療逼迫
厚生労働省は28日、10代以下の新型コロナウイルス感染症の報告者数が26日までの1週間で34万人に上ったと発表した。前週の18万人より2倍近く増え、全体の3割ほどを占めている。夏風邪などの子どもに多い感染症も同時に流行し、小児医療の現場が患者であふれ逼迫している。専門家は人混みを避けて感染対策を続け、体調不良の際は「医療機関に相談してから受診してほしい」と呼びかけている。 検査では、夏風邪とも言われる手足口病や、風邪のような症状が出て乳幼児がかかった場合、重症化することもあるRSウイルスやヒトメタニューモウイルスなどの感染も確認された。
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大阪で2万4296人感染 21人死亡、7人取り下げ
大阪府は28日、2万4296人が新型コロナウイルスに感染し、感染者21人が死亡したと発表した。発表済みの感染者7人を取り下げた。累計の感染者数は131万456人、死者は5312人となった。1週間の陽性率は52・5%、病床使用率は53・7%。
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東京、最多4万406人が感染 死者7人、重症者は27人
東京都は28日、新型コロナウイルスの感染者が過去最多の4万406人報告されたと発表した。26日に起きた、感染者情報を入力する政府の情報共有システム「HER―SYS(ハーシス)」の不具合の影響で、27日報告分の5千~6千人も含まれるとみられる。 直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万1318・1人で、前週比は166・4%。7人の死亡も報告された。病床使用率は50・3%。重症者は前日比3人増の27人だった。 新規感染者の年代別は20代が8052人で最多。65歳以上の高齢者は3560人だった。
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東京で新たにサル痘感染を確認 国内2例目、海外渡航者
東京都内で、海外渡航歴のある30代男性のサル痘への感染が確認されたことが28日、都への取材で分かった。国内2例目。都によると、都内の医療機関に入院し、状態は安定しているという。保健所が聞き取りを行っている。 男性は27日の検査で陽性が確定し、北中米への渡航歴があった。頭痛や筋肉痛、倦怠感、口内粘膜疹などの症状がある。1例目の感染者の接触者ではないという。 国内では25日に最初の感染者が確認されていた。欧州に滞在歴のある東京都の30代男性で、発熱や発疹、頭痛、倦怠感の症状があるが、状態は安定している。
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日本のコロナ感染者、世界最多に 1週間97万人、WHO発表
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は27日、日本の新型コロナウイルスの新規感染者が24日までの1週間で96万9千人超に上り、世界最多だったと発表した。日本ではオミクロン株の新たな派生型「BA・5」による「第7波」の勢いが続いている。 世界全体の感染者数は660万人超で、国別の感染者は米国が約86万人、ドイツが約57万人、イタリアが約53万人、フランスが約51万人と続いた。一方、死者は米国が最多で約2600人、ブラジルが約1400人だった。日本の死者は272人。 WHOのテドロス事務局長は27日「パンデミックは終わりには程遠
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浜松医大などシンポ 「人生会議」の大切さ紹介 森町
浜松医科大(浜松市東区)地域医療学講座と県西部保健所、中東遠の市民団体などはこのほど、「地域医療シンポジウムinもりまち」を森町文化会館で開いた。 町家庭医療クリニックで指導医を務める棚橋信子さんが講演した。棚橋さんは、もしもの時に本人が望む医療・ケアについて医師や家族と事前に話し合う「人生会議」の大切さを紹介。関わった患者の事例を交え「どう生きたいかを伝えるチャンスで、深刻に話し合う必要はない。地域で語り合えることが大事」と強調した。 棚橋さんに加え、公立森町病院在宅医療支援室長の巧麻理さん、町訪問看護ステーションの和田都子副師長らによるパネル討論も行われ、人生会議や在宅療養などをテー
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エイズ、死者微減でも懸念 国連、新規感染者は横ばい
【ジュネーブ共同】国連合同エイズ計画(UNAIDS)は27日、2021年にエイズウイルス(HIV)に新たに感染したのは150万人で、死者が65万人だったとの推計を発表した。死者は20年の68万人から微減だったが新規感染者数は横ばい。新型コロナウイルス感染症の世界的大流行が、エイズの感染予防や治療への取り組みに悪影響を及ぼしているとして懸念を示した。 エイズの21年の総患者数は3840万人。うち67%に相当する2560万人がサハラ以南のアフリカに集中している。次いで多いのはアジア太平洋地域の600万人で、人口が多い同地域で新規感染者数が増加に転じている。
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同性愛者への偏見戒め サル痘でWHOトップ
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は27日の記者会見で、23日に緊急事態宣言したウイルス感染症「サル痘」の感染者の98%が男性の同性愛者だったと明らかにした。その上で「偏見や差別はどんなウイルスよりも危険で、感染拡大を悪化させる可能性がある」と戒め、偏見を助長するような情報の拡散を行わないよう求めた。 テドロス氏によると、感染者は78カ国・地域の1万8千人超に上っており、約1割が入院。感染者の7割超は欧州、25%は南北米大陸で確認されているが、死者はこれまでのところアフリカでの5人にとどまっている。
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コロナ感染、最多20万9千人 死者129人、「第7波」拡大
国内で27日、新たに20万9694人の新型コロナウイルス感染者が報告され、1日当たりの過去最多を更新した。20万人を超えるのはこれまで最多だった23日以来2回目。地域別では北海道や京都など25道府県で最多を更新しており、流行「第7波」拡大の勢いが続いている。死者は129人で、2日連続で100人を上回った。 厚生労働省に対策を助言する専門家組織は27日に会合を開き「全国的にこれまでで最も高い感染レベルを更新し続けており、急速な感染拡大が継続している」と分析。「医療提供体制への影響も含め最大限の警戒感をもって注視していく必要がある」と指摘した。
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東京で2万9036人感染 コロナ病床使用率50%超
東京都は27日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万9036人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3万99・9人で、前週比は180・8%。6人の死亡も報告された。 病床使用率は50・5%で、50%を上回るのは3月3日以来。重症者は前日比3人増の24人だった。 新規感染者の年代別は20代が5532人で最多。65歳以上の高齢者は2636人だった。 感染者の累計は202万4564人となった。
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50代男性 脳死判定 中東遠総合医療センター
日本臓器移植ネットワークは27日、中東遠総合医療センター(掛川市)にくも膜下出血で入院していた50代の男性が、臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。 同ネットワークによると、浜松医科大付属病院(浜松市東区)で腎臓を50代男性に移植する。心臓や肺、肝臓なども県外の医療機関で患者に移植される。
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サル痘 ホームページに専用コーナー、情報提供へ 静岡県
川勝平太知事は26日の定例記者会見で、国内で初めて感染者が確認されたウイルス感染症の「サル痘」について、県のホームページに専用コーナーを設け、県民に情報提供する考えを示した。 県は県内での感染確認に備え、関係機関との連携に着手した。県医師会に初診医療機関における対応を、感染症指定医療機関に入院受け入れが生じた際の協力をそれぞれ依頼した。県環境衛生科学研究所は検体検査の実施体制を整えた。 知事は「今後、国内での感染拡大を注視したい」と述べた。
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救急搬送困難、コロナ疑いが最多 「第6波」超え2676件
総務省消防庁は26日、救急車の到着後も搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が18~24日の1週間に全国52の消防で6035件あったと発表した。うち新型コロナウイルス感染が疑われるのは2676件で、流行「第6波」に見舞われた2月第2週の2067件を超え過去最多となった。 コロナ疑いの搬送困難が最多となったのは、1日当たりの感染者数が急増し、過去最多を4日連続で更新した20~23日を含んでいるのが要因。病床使用率が上昇し、医療従事者の感染が相次いでいることも影響したとみられる。
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国内で19万6500人感染 過去2番目の多さ
国内で26日、新たに19万6500人の新型コロナウイルス感染者が報告された。20万人を超えた23日に次いで過去2番目の多さとなった。大阪など14府県で過去最多となり、オミクロン株の新たな派生型「BA・5」による流行「第7波」の勢いが続いている。 死者は115人で、都道府県別には大阪12人、福岡9人、兵庫8人など。100人を超えるのは3月末以来。厚生労働省によると、重症者は271人で前日から22人増えた。過去の流行の波では死者や重症者は感染者より遅れて増える傾向があり、今後増加が懸念される。 都道府県別の感染者は東京3万1593人
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腹囲2センチ減、体重2キロ減 メタボ指導、成果の目安
厚生労働省は26日、メタボリック症候群を予防、解消する特定保健指導に関し、開始から3カ月後に「腹囲2センチ・体重2キロ減」を達成することを成果の目安とする案を有識者会議に示した。正式決定を経て、住民や従業員向けに保健事業を実施する自治体、企業を評価する指標として、2024年度から導入。より効果的な取り組みを促す。 特定保健指導は、40~74歳が対象の特定健康診査(メタボ健診)で生活習慣の改善が必要と診断された人が受ける。これまで、継続的に医師が生活面の助言などをする期間の長さを重視してきた。
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「たばこ肺」万病のもと 40歳以上は注意 藤枝市立総合病院/小清水直樹副院長
喫煙などによって肺に炎症が起きる慢性閉塞[へいそく]性肺疾患(COPD)は、進行すると運動量や体重が減りやすいことからさまざまな疾患にかかりやすくなる。藤枝市立総合病院の小清水直樹副院長(呼吸器内科)は喫煙から引き起こされる病状を「たばこ肺」と呼び、肺の生活習慣病として注意を促す。COPDは新型コロナウイルスに感染すると重症化することも指摘されている。 小清水副院長によると、「たばこ肺」は喫煙による有害成分を排除しようとした気管支と肺に炎症が起き、肺をつくる肺胞壁が壊れてなくなる状態。肺気腫や慢性気管支炎とも呼ばれる。息切れしやすくなって運動量は減り、日常生活を支えていた身体機能まで衰える
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東京で3万1593人感染 コロナ、5人死亡
東京都は26日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3万1593人報告されたと発表した。1週間前の火曜日から約2万人増えた。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2万8866・3人で、前週比は178・8%。5人の死亡も報告された。 病床使用率は49・6%。重症者は前日比6人増の21人だった。 新規感染者の年代別は20代が5869人で最多。65歳以上の高齢者は2873人だった。 感染者の累計は199万5528人となった。
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産後ケア、施設不足が課題 自治体が回答、太陽生命調査
出産後の母子の心身をサポートする「産後ケア事業」を巡り、施設不足が自治体の課題になっていることが、26日までに太陽生命保険の調査で分かった。短期間宿泊するサービスを未実施の自治体では約8割が、実施済みの自治体でも約6割が実施できない理由や今後の課題として挙げた。 産後ケアは、助産師や保健師のいる施設での短期宿泊や日帰り、自宅訪問により、母親が育児相談や授乳指導などを受けられる事業。21年度から事業実施が市区町村の努力義務となっている。 短期宿泊を未実施の自治体に理由を複数回答で尋ねたところ、委託できる施設が少ないと回答した自治体
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センサーで入院患者の転倒検知 富士通、姿勢変化をAIが分析
富士通はミリ波センサーのデータを人工知能(AI)で分析し、入院中の高齢患者の転倒事故などを素早く検知する技術を開発した。転倒時の姿勢の変化によって、異変を看護師らに知らせる。カメラによって常時監視するのと違い、プライバシーを守ることができる。病院や介護施設で実証実験を重ね、2023年度のサービス開始を目指す。 富士通はセンサーのデータから、患者の頭や腕、胴、足などの位置を詳細に把握。転倒する際の複雑な姿勢の変化をAIに学習させた。AIはベッドから立ち上がって転倒したのか、歩行中に転倒したのかの違いを識別できる。
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サル痘感染、国内初確認 都内30代男性、欧州渡航歴
欧米を中心に患者が増加しているウイルス感染症の「サル痘」について、厚生労働省は25日、国内で初めて感染者が確認されたと発表した。欧州に滞在歴のある東京都の30代男性で、都内の医療機関に入院している。発熱や発疹、頭痛、倦怠感の症状があるが、状態は安定している。 政府は25日、世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したことを受け、関係省庁会議を開催。WHOや諸外国の対応状況の情報収集に加え、医療機関の患者の受け入れや検査の体制の準備を進める方針を確認した。
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接種後死亡、初の救済認定 コロナワクチン健康被害
厚生労働省の感染症・予防接種審査分科会は25日、新型コロナウイルスワクチン接種後に急性アレルギー反応や急性心筋梗塞を発症し死亡した90代女性の死亡一時金の請求を認めた。予防接種健康被害救済制度でコロナワクチンの死亡事例が救済認定されたのは初めて。 厚労省によると、女性は脳虚血発作などの基礎疾患があった。接種後に発症した健康被害に関し分科会は、ワクチンとの因果関係が否定できないと判断した。同省は女性の接種時期や回数を明らかにしていない。健康被害救済審査について担当者は「医学的に厳密な因果関係までは必要としない」と説明している。
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国内で12万6576人感染 月曜で最多、新型コロナ
国内で25日、新たに12万6576人の新型コロナウイルス感染者と48人の死者が報告された。新規感染者は1週間前と比べ約1・7倍で、月曜日の感染者数では過去最多となった。オミクロン株派生型「BA・5」への置き換わりによる感染「第7波」の拡大が続き、専門家からは「感染者がさらに増える可能性がある」(新型コロナ対策分科会の尾身茂会長)との見方が出ている。 新規感染者の内訳は、東京2万2387人、神奈川1万2495人、埼玉9264人、福岡8665人など。奈良で過去最多を更新した。死者は福岡6人、神奈川5人などだった。
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大阪で7785人感染 1人死亡、9人取り下げ
大阪府は25日、新型コロナウイルスに7785人が感染し、90代の女性が死亡したと発表した。重複があったとして公表済みの感染者9人を取り下げた。累計の感染者数は123万8558人、死者は5265人となった。病床使用率は48・1%、1週間の陽性率は50・8%だった。
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細胞老化でコロナ感染800倍 重症化原因か、京都府立医大
京都府立医大の池田宏二教授(循環器内科)らのチームは25日、血管の細胞に新型コロナウイルスを感染させる実験で、老化した細胞は若い細胞に比べて約800倍の量のウイルスに感染したとの結果を英科学誌に発表した。高齢者の重症化の原因になっている可能性があるという。 チームによると、人の血管内の表面を覆う「血管内皮細胞」を培養。細胞分裂を繰り返して老化させた血管内皮細胞と、若い細胞にウイルスを感染させて比較した。老化させた細胞では炎症や血栓の形成に関わる遺伝子が強く働いていることも分かった。逆に血栓の抑制に関わる遺伝子の働きは弱まっていた。
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埼玉で9264人感染 4人取り下げ
埼玉県で25日、9264人の新型コロナウイルス感染が確認された。県とさいたま、川越、越谷、川口の各市が発表した。死者の発表はなかった。また、川口市は過去に陽性と公表した4人を取り下げた。
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大阪で7785人コロナ感染 1人死亡、9人取り下げ
大阪府は25日、新型コロナウイルスに7785人が感染し、90代の女性が死亡したと発表した。重複があったとして公表済みの感染者9人を取り下げた。累計の感染者数は123万8558人、死者は5265人となった。病床使用率は48・1%、1週間の陽性率は50・8%だった。
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愛知で5018人感染 新型コロナ、2人死亡
愛知県で25日、5018人の新型コロナウイルス感染と2人の死亡が確認された。県と名古屋市が発表した。県内の感染確認は計70万9173人、死者は計2122人となった。
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神奈川で1万2495人感染 新型コロナ、5人死亡
神奈川県で25日、1万2495人の新型コロナウイルス感染が明らかになった。県と横浜市などが発表した。5人の死亡も確認された。
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東京で2万2387人感染 コロナ、3人死亡
東京都は25日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万2387人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2万5927人で、前週比は159・9%。3人の死亡も報告された。 病床使用率は48%。重症者は前日比1人増の15人だった。 新規感染者の年代別は20代が4730人で最多。65歳以上の高齢者は1736人だった。 感染者の累計は196万3935人となった。
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兵庫で6262人コロナ感染 4人死亡、6人取り下げ
兵庫県は25日、新型コロナウイルスに感染していた4人の死亡と6262人の感染を発表し、公表済みの感染者6人を取り下げた。県内の死者は2278人、感染確認は54万4023人となった。
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千葉で7320人コロナ感染 1人死亡、4人取り下げ
千葉県で25日、新型コロナウイルスに感染した80代男性1人の死亡と、7320人の感染が確認された。県と千葉、船橋、柏の各市が発表した。また県などは感染者として公表済みの4人を取り下げた。
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サル痘「やけどのような痛み」 ブラジルの感染者、体験語る
【サンパウロ共同】ブラジルで動物由来のウイルス感染症サル痘に感染した男性が25日までに主要紙グロボに証言し、腕などにできた水疱が「やけどのように痛んだ」などと体験を語った。 男性はサンパウロに住む20代のDJドグ・メロさん。6月半ばに背中に強い痛みを感じ、39度の熱が出た。翌日に病院へ行き、あごひげ付近や胸、腕、ももなど「体毛の濃い部分」に発疹が見つかった。感染症の専門施設へ行き、48時間後にサル痘の診断。医師は、命には関わらないが、症例が少ないため治療法や薬はないと説明した。 ブラジルの今月24日までのサル痘感染者は約700人
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国内で17万6554人が感染 25人死亡、新型コロナ
国内で24日、新たに17万6554人の新型コロナウイルス感染者が報告された。20万人を超えた23日と比べて減少したが、1週間前と比べると約1・7倍で、日曜日の1日当たりの感染者数としては過去最多となった。 山際大志郎経済再生担当相は24日のNHK番組で「さらに新規陽性者数は増えると見込まれる。政府として最大限の警戒感をもって事に当たらないといけない」と述べた。 都道府県別では、東京2万8112人、大阪1万7445人、埼玉1万2185人など都市圏で多かった。茨城と京都では過去最多を更新した。死者は愛知、福岡で各3人など、計25人が
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東京で2万8112人感染 新型コロナ、2人死亡
東京都は24日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万8112人報告されたと発表した。前週の日曜日から約1・6倍となった。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2万4542・6人で、前週比は160・5%。2人の死亡も報告された。 入院患者は3504人で、病床使用率は47・3%。重症者は前日と変わらず14人だった。 新規感染者の年代別は20代が5702人で最多。65歳以上の高齢者は2511人だった。 累計は感染者が194万1548人、死者が4623人となった。
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茨城で最多2757人感染 1人死亡
茨城県と水戸市は24日、新型コロナウイルスに感染していた80代男性1人の死亡と、計2757人の感染を確認したと発表した。1日当たりの感染発表数としては最多を更新した。 市によると、福祉施設1カ所で新たに4人の陽性が判明。この施設での感染者は計8人となり、クラスター(感染者集団)が発生した疑いがある。
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京都で最多4687人感染 4日連続更新、死者なし
京都府と京都市は24日、新型コロナウイルスの感染者を新たに4687人確認したと発表した。1日当たりの感染発表数は、4日連続で最多を更新した。府内の感染者は累計25万4908人となった。死者の報告はなかった。
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大阪、1万7445人感染 2人死亡、4人取り下げ
大阪府は24日、新型コロナウイルスに1万7445人が感染し、80代と90代の女性2人が死亡したと発表した。公表済みの感染者4人を取り下げた。感染確認は累計で123万782人、死者は5264人となった。1週間の陽性率は52・0%だった。
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サル痘、米国は緊急事態宣言歓迎 「国際協調が不可欠」
【ワシントン共同】世界保健機関(WHO)がウイルス感染症「サル痘」を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言したことについて、米ホワイトハウスで感染症対策を担当するパンジャビ調整官は23日、感染拡大を食い止めるため「国際的に協調した対応が不可欠だ」と歓迎する声明を出した。 パンジャビ氏は「緊急事態宣言は、世界に行動を呼びかけるものだ」と指摘。欧米での患者に男性の同性愛者が多いことを念頭に、感染の危険にさらされる集団を保護する必要があるとして対策強化を訴えた。 また、バイデン政権が発症予防ワクチンの確保などを進めてきたと説
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米大統領感染はBA・5か 症状、引き続き改善
【ワシントン共同】米ホワイトハウスは23日、新型コロナウイルスに感染したバイデン大統領の症状が引き続き改善しているとした上で、オミクロン株派生型「BA・5」に感染したとみられると発表した。米国ではBA・5が感染の主流になっている。 大統領専属医によると、バイデン氏は平熱で呼吸数も正常だが、喉の炎症や鼻水、せき、体の痛みといった症状がある。
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WHOがサル痘で緊急事態宣言 新型コロナ以来の最高警告
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は23日、欧米を中心に感染拡大が続いている「サル痘」について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当すると宣言した。WHOとして最高度の警告を発し、各国当局に感染拡大防止に向けた取り組みの強化を促す措置だが、強制力はない。 テドロス氏は記者会見で、緊急委員会では全会一致の結論には至らなかったものの「感染について分からないことが多く、世界中に急速に拡大している」ことなどを宣言発出に踏み切った理由として挙げた。 WHOの緊急事態宣言は、2020年1月30日に新型コロナ
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国内のコロナ感染、20万人超 4日連続最多更新、診療停止も
国内で23日、新たに報告された新型コロナ感染者が20万人を超え、1日当たりの過去最多を更新した。最多更新は4日連続。流行「第6波」のピークだった2月3日の約10万4千人からほぼ倍増した。第7波の勢いは止まらず、救急外来や一般診療を停止する医療機関も出ている。 都道府県別の感染者数は東京3万2698人、大阪2万2501人、愛知1万4348人など。17道府県で過去最多となった。厚生労働省によると、全国の重症者は前日より12人増の203人で増加傾向。 総務省消防庁によると、救急車の到着後も搬送先がすぐ
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東京で3万2698人感染 コロナ、3日続けて3万人超
東京都は23日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3万2698人報告されたと発表した。3日続けての3万人超。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2万3068・0人で、前週比は163・5%だった。7人の死亡も報告された。 入院患者は3434人で病床使用率は46・5%。重症者は14人だった。 新規感染者の年代別は20代が6923人で最多。65歳以上の高齢者は2673人だった。 感染者の累計は191万3436人となった。
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沖縄で最多5297人感染 3人死亡
沖縄県は23日、新型コロナウイルスに感染した3人の死亡と、5297人の陽性を確認したと発表した。1日当たりの感染公表数としては最多。県内の死者は計503人、感染者は計32万317人になった。 県は在沖縄米軍で59人が陽性だったことも公表し、感染者は計1万8819人になった。県の集計には含めていない。
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埼玉で1万2424人感染 過去最多
埼玉県で23日、1万2424人の新型コロナウイルス感染が確認された。県とさいたま、川越、越谷、川口の各市が発表した。1日の発表者数としては過去最多。
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兵庫で9497人感染 4日連続で最多更新
兵庫県は23日、新型コロナウイルスに感染していた5人の死亡と9497人の感染を発表し、公表済みの感染者4人を取り下げた。1日当たりの感染者数としては4日連続で過去最多を更新した。県内の死者は2274人、感染確認は52万8429人となった。
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福岡で1万2619人感染 4日連続で最多更新
福岡県は23日、新型コロナウイルスに感染した2人の死亡と、1万2619人の陽性を確認したと発表した。1日当たりの感染者数としては4日連続で最多を更新した。19、21日に陽性と公表した各1人、22日公表の4人の計6人を取り下げた。県内の死者は計1308人、感染者は計55万8947人となった。
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大阪、2万2501人感染 過去最多、9人死亡
大阪府は23日、新型コロナウイルスに2万2501人が感染したと発表した。1日当たりの感染者数としては過去最多。また、50~90代の男女9人の死亡を公表したほか、21日に感染者として発表した1人を取り下げた。累計の感染者は121万3341人、死者は5262人となった。
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神奈川1万3716人感染 過去最多、9人死亡
神奈川県で23日、1万3716人の新型コロナウイルス感染が明らかになった。県と横浜市などが発表した。1日当たりの感染者数として過去最多を更新。9人の死亡も確認された。
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千葉で最多9591人感染 2人死亡、3人取り下げ
千葉県で23日、新型コロナウイルスに感染した70代男性2人の死亡と、9591人の感染が確認された。1日の感染発表数では最多。県と千葉、船橋、柏の各市が発表した。また県は感染者として公表済みの3人を取り下げた。
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愛知で1万4348人感染 最多更新、2人死亡
愛知県は23日、1万4348人の新型コロナウイルス感染と2人の死亡を確認したと発表した。1日当たりの感染確認数としては最多。また、豊田市は22日に感染者として公表していた1人を取り下げた。県内の感染確認は計69万2641人、死者は計2117人となった。
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北海道で4636人感染 2日連続で最多更新
北海道などは23日、道内で4636人の新型コロナウイルス感染を確認し、3人が死亡したと発表した。1日当たりの感染者発表数としては2日連続で過去最多を更新。 道内の感染者は計41万6778人、死者は計2113人となった。
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米でサル痘小児患者を初確認 欧州でも、重症化はせず
【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は22日、子ども2人が動物由来のウイルス感染症「サル痘」に感染したと発表した。米国で小児患者の確認が明らかになったのは初めて。オランダの研究チームも国内で10歳未満の男児の患者を確認したと欧州の感染症専門誌に報告した。子どもは重症化の危険性が高いとされるが、今回の3人はいずれも体調悪化はしていないという。 欧米を中心に男性同士で性交渉する人らの間で拡大しており、米国の子ども2人もこうした人とつながりがあった。オランダの男児は感染経路が推定できなかった。過去には飛沫や寝具、タオルを介した感染も報告されている。
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都、医療従事者らに4回目接種 コロナ第7波、対象拡大
政府が新型コロナウイルスワクチン4回目接種の対象を全ての医療従事者や高齢者施設などの職員に拡大したことを受け、東京都は23日、都庁などの大規模会場で4回目接種を始めた。流行「第7波」への対応で、医療従事者を通じた感染拡大による医療逼迫などを防ぐのが狙い。 これまでは重症化予防を目的に、60歳以上と18~59歳で持病がある人らが対象だったが、感染の急拡大で政府が方針を転換。医療現場の人員が不足しないよう、22日から実施が可能になった。 都庁第1本庁舎45階の会場で接種を受けた、看護師真山阿利紗さん(32)は「早く打ちたいと思ってい
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濃厚接触者待機、最短3日に 検査活用で、感染19万人
新型コロナウイルスの流行「第7波」の急拡大を受け、政府は22日、感染者の濃厚接触者の待機期間を、7日間から5日間に短縮することを盛り込んだ追加対策を発表した。抗原検査で2回続けて陰性を確認できた場合は陽性者との接触から3日目に解除する。国内では22日、新規感染者が19万人を超え、3日連続で過去最多を更新した。専門家から異論も出ているが、欠勤を余儀なくされる濃厚接触者が増え、社会経済活動を維持できなくなる恐れが出てきたため見直した。 厚生労働省は、待機解除後に濃厚接触者が発症する可能性は一定程度あるが、市中の陽性率と同等の許容できる範囲としている。
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東京で3万4995人感染 2日連続で最多更新
東京都は22日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3万4995人報告されたと発表した。2日続けて過去最多を更新した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2万1099・6人で初めて2万人を超え、前週比は165%。7人の死亡も報告された。 入院患者は3297人で病床使用率は44・7%。重症者は前日と変わらず15人だった。 新規感染者の年代別は20代が7235人で最多。65歳以上の高齢者は2736人だった。 累計は感染者が188万738人、死者が4614人となった。
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自宅療養、全国で最多61万人 病床使用率3県で50%超
厚生労働省は22日、新型コロナウイルス感染による全国の自宅療養者数(20日午前0時時点)が、61万2023人だったと発表した。流行「第7波」による感染急拡大で前週13日時点から大幅に増え、「第6波」で2月に記録した過去最多を更新した。都道府県別の病床使用率も、和歌山、熊本、沖縄の3県で逼迫の目安となる50%を上回った。 自宅療養者数は2月に57万7765人を記録した後は一時10万人を下回ったが、感染拡大で増加に転じている。7月13日時点は約32万9千人だった。 都道府県別に見ると、東京都が最多の9万1599人。病床使用率は和歌山
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5回目接種、秋実施へ準備 医療従事者ら4回目可能に
厚生労働省は22日、今年秋以降に新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンを活用して5回目などの追加接種を実施する方向で準備を始めた。専門家らの検討会を立ち上げ、適切なワクチンの種類を詰める。現時点では、重症化しやすい高齢者らを対象に想定。今後得られる科学的なデータや諸外国の動向を踏まえてその他も対象にするか検討する。 厚労省は4回目の対象を医療従事者や高齢者施設などの職員に広げることも決め、22日から実施が可能になった。 検討会は公衆衛生や免疫学などの専門家で構成。ワクチンが対応すべき派生型の種類などを議論する見通し。
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千葉、コロナ診断結果連絡を休止 希望殺到、想定の17倍以上
千葉県は22日、新型コロナウイルスに感染した疑いがある患者を医師が電話で診断結果を連絡する事業を休止したと発表した。1日当たり100人の患者を想定し、21日正午に受け付けを始めたが、1700人以上の希望が殺到したため同日夜に休止した。 県によると、検査キットで陽性が出た患者らを対象に医師が電話で診断結果を連絡し、発生届を提出する仕組みだった。連絡方法をメールに変更し、対応する医師を増やして25日をめどに再開する予定。
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薬学部の新設・定員増は認めず 25年度以降、文科省方針
薬剤師を養成する大学の6年制薬学部について、文部科学省は、2025年度以降の新設と定員増を原則として認めない方針を決めた。薬学部設置は大学が自由に申請でき、法令に適合すれば認可されるため、近年は薬剤師の供給過多の恐れが指摘されていた。早ければ22年度中に大学設置基準を改正する。 22日に開かれた薬学教育に関する有識者会議で定員抑制策を盛り込んだ報告書案を示し、大筋で了承された。ただ、薬剤師は都心部に偏在するため地域差が大きく、薬剤師不足の都道府県は例外的に新設・定員増を認める。 厚生労働省推計で、薬剤師は20年の約32万人が45
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浜松医科大が教育センター開設 医療/工学/情報技術 融合推進へ
浜松医科大(浜松市東区)は本年度、学内に「次世代創造医工情報教育センター」を開設した。工学部、情報学部を擁する静岡大浜松キャンパス(同市中区)との連携を強め、データや人工知能(AI)を活用した医療分野の新技術・機器開発、アントレプレナーシップ(起業家精神)に富んだ学生や若手研究者の育成を目指す。 センターには浜医大の若手臨床医2人を配置した。静大情報学部教員らの協力を受け、学生の指導と医療機器やアプリなどに関する独創的なアイデアの研究、開発に取り組む。学生らがアイデアを競うピッチイベントなどを通じ、学生や病院発のベンチャー創出にもつなげる。 両大は2018年にレーザーやセンサーなどの光技
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首相、検査キット配布の意向 日医会長に協力要請、コロナ
岸田文雄首相は22日、新型コロナウイルス感染対策を巡り、日本医師会(日医)の松本吉郎会長と官邸で面会し、発熱外来の混乱を回避するため希望者に検査キットを配布し、自主検査してもらう態勢を構築する意向を示した。日医に配布への協力を要請し、松本氏は「最大限協力する」と応じた。 首相は、土日に診療する発熱外来を増やすことも求め、松本氏は協力する姿勢を示した。 松本氏が面会後、記者団に明らかにした。
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秋の追加接種準備を了承 高齢者ら対象想定、厚労省
厚生労働省のワクチン分科会は22日、今年秋以降に新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンを活用し、5回目などの追加接種の実施に向けて準備を始めることを了承した。現時点では、対象は重症化しやすい高齢者らを想定。その他の対象者については、今後得られる科学的なデータや諸外国の動向を踏まえて検討する。 オミクロン株対応ワクチンはファイザーやモデルナが開発中。厚労省は、有効性のデータは限られているものの、少なくとも重症化予防効果は期待できると指摘した。接種の間隔や方法については、今後検討する。
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コロナ感染、18万人超 35都府県で最多更新
国内で21日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者が18万6246人となり、2日連続で過去最多を更新した。35都府県で最多を記録し、全体で前日より3万人超も増えた。厚生労働省に新型コロナ対策を助言する専門家組織は21日の会合で「今後、過去最多を更新していくことも予測され、最大限の警戒感をもって注視する必要がある」とする分析をまとめた。 政府は、感染者の同居家族が濃厚接触者として自宅待機する期間に関し、感染者の発症日の翌日から7日間としている取り扱いを、5日間に短縮する方向で調整に入った。
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ワクチン5回目、秋にも接種へ オミクロン対応製品、高齢者対象
新型コロナウイルスワクチンの5回目の接種を今秋から始める方向で厚生労働省が検討していることが21日、分かった。今後実用化が見込まれるオミクロン株に対応したワクチンの使用を想定。主に高齢者や持病のある人といった重症化リスクの高い人を対象とする。秋には4回目の接種が始まって5~6カ月が経過し効果が弱まると予想されるためで、接種体制や物資確保の予算獲得に向けて政府内で協議を進めている。 米ファイザーやモデルナはオミクロン株対応のワクチンを開発しており、国内でも秋ごろに実用化する可能性がある。政府関係者によると、どのワクチンを使うかは専門家の意見を聞いて決める。
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慈恵病院で内密出産3例目 熊本県外の20代女性
熊本市の慈恵病院は21日、病院以外に身元を明かさず出産する独自の「内密出産制度」を利用し、熊本県外の20代女性が6月に出産したと明らかにした。昨年12月と今年4月に続き3例目。 病院によると、女性は5月「誰にも知られずに出産したい」と病院にメールで相談。子どもを特別養子縁組で他の人に託すことを希望しており、子どもは既に乳児院に移された。熊本市の区長が職権で戸籍を作成する見通し。 女性は子の出自証明として、自身の運転免許証などのコピーを病院の職員に預けた。「子どもが大きくなったら開示してもいい」と話しているという。
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自衛隊接種、2カ月延長 東京・大阪、感染者増加で
防衛省は21日、自衛隊が東京と大阪で運営する新型コロナワクチン大規模接種会場について運用期間を延長すると決めた。当初7月31日で終了するとしていたのを変更し、9月30日にする。感染者が急速に増えていることや、8月にかけて3回目から5カ月が過ぎ、4回目接種が可能な人が多くなる見込みであることを考慮した。 防衛省によると、自衛隊による接種は東京・大手町会場と大阪の北浜会場(日経今橋ビル)で、3回目と4回目を実施。大阪の堺筋本町会場(八木ビル)は今月に入り、運用を取りやめており、そのまま閉鎖する。 延長する8月1日以降の運用時間は午前
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東京の医療逼迫、警戒最高レベル 救急や検査に影響
東京都は21日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開いた。感染急拡大で、救急搬送に時間がかかるケースが増えたり検査が受けにくくなったりしていることから、専門家は「医療体制が逼迫している」と指摘。医療提供体制に関する都独自の警戒度を、4段階のうち最高レベルに引き上げた。 都医師会の猪口正孝副会長は、救急搬送困難事案が7日間平均で前週から100件以上多い249・7件に上り「支障が生じている」と説明。医療機関への相談が急増して、検査を受けにくくなっているとも述べた。20日時点の病床使用率は43・5%で、前週から10ポイント以上増えた。
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大阪、2万2047人コロナ感染 過去最多、5人死亡
大阪府は21日、新型コロナウイルスに過去最多の2万2047人が感染し、50~90代の5人が死亡したと発表した。公表済みの感染者1人を取り下げた。感染確認は累計で117万891人、死者は5248人となった。1週間の陽性率は49・2%だった。
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東京で最多3万1878人感染 コロナ急拡大続く、死者5人
東京都は21日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3万1878人報告されたと発表した。2月2日の2万1562人を上回り過去最多。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1万8823人で、前週比は166・2%。5人の死亡も報告された。 病床使用率は44・2%。重症者は前日比3人減の15人だった。 新規感染者の年代別は20代が6057人で最多。65歳以上の高齢者は2452人だった。 感染者の累計は184万5743人となった。
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肺容積解析に新手法 浜松医大・田中医師ら 肺活量検査を代用
浜松医科大(浜松市東区)の田中悠子医師、鈴木勇三助教、須田隆文教授らの研究グループがこのほど、3D―CT(コンピューター断層撮影)を使って特発性肺線維症(IPF)患者の肺容積を解析する手法を新たに開発し、英国の医学雑誌に発表した。患者の負担が大きい肺活量の検査をせずに、病気の進行状況を把握できる検査システムの確立が期待される。 田中医師らは、IPF患者の胸部CT画像から3次元の立体的な肺の画像を構築した。肺容積は性別や身長、体重などで個人差があるが、あらかじめ算出した予測肺活量と画像から導いた実際の肺容積の数値から容積の減少度合いを割り出し、病気の進行状況を評価できる。精度は従来の検査と同
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自衛隊の大規模接種、期間延長 松野氏「4回目本格化で」
松野博一官房長官は21日の記者会見で、自衛隊が東京と大阪で運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場に関し、7月末としていた期間を延長する方針だと明らかにした。「4回目接種が今月から来月にかけて本格化するのを踏まえ、運営期間を継続する方向で防衛省が検討している」と述べた。 大規模接種会場は、東京と大阪の計3カ所に設置されている。感染状況の落ち着きと並行して徐々に予約が落ち込み、7月末で運営を終える予定だった。
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ウイルス薬3種、BA・5に効果 コロナ、東大チームが発表
新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型で、国内外で広がり問題となっている「BA・5」に対し、日本で使われている3種類の抗ウイルス薬は効果が見込めるとの細胞実験結果を、東京大医科学研究所の河岡義裕特任教授(ウイルス学)らのチームが21日、米医学誌に発表した。 3種類は飲み薬の「パキロビッド」「モルヌピラビル」、点滴薬「レムデシビル」。BA・5やBA・4などに感染させたサルの培養細胞に投与した薬のうち、三つの薬がウイルスの増殖を抑えることを確認した。 抗体薬の「ソトロビマブ」と「ロナプリーブ」は、過去に流行したウイルスに対してより
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熱中症少なくとも16人搬送 20日の静岡県内
静岡県内で20日、少なくとも16人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。うち8人が高齢者。 症状別では中等症が5人、軽症が11人だった。県と熱海市消防本部によると、軽症のうち2人は同市内の中学3年の男子生徒で、屋外で体育の授業後、倦怠(けんたい)感と吐き気を訴えた。 県内は前日の大雨から一転し、高気圧に覆われて気温が上昇。三島市と川根本町で34・3度、浜松市天竜区天竜で33・8度を観測した。
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塩野義コロナ飲み薬、承認見送り 「改めて審議」、厚労省分科会
厚生労働省の薬事分科会と専門部会は20日の合同会合で、塩野義製薬の新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ」の緊急承認を見送り、審議を継続することを決めた。塩野義は臨床試験(治験)の最終結果を11月にも提出するとしており、それを踏まえて審議する見通し。5月に創設された緊急承認制度の初適用はならず、現時点で国産初の新型コロナ軽症者向け飲み薬の実用化は実現しなかった。 分科会の太田茂会長は「データから有効性は推定されないとの意見が多くを占めた。(治験の)結果を待って改めて審議したい」と会合を締めくくった。分科会と専門部会の委員からは異論は出なかった。
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国内コロナ感染、15万人超 大阪など30府県で過去最多
国内で20日に報告されたコロナの新規感染者が15万2536人となり、1日当たりの過去最多を更新した。オミクロン株の新たな派生型「BA・5」への置き換わりによる「第7波」の急拡大が止まらない状況だ。これまでの過去最多は16日の約11万660人だった。 大阪2万1976人、神奈川1万1443人、愛知1万3628人など30府県で過去最多に。大阪は過去の計上漏れ9200人を含み約2万600人が報告された2月8日を除き、同11日の1万5291人が最多だった。実質的な2万人超えは初めて。 東京は2万401人で、2万人を超すのは2月5日以来。
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東京、2万401人がコロナ感染 2万超は2月5日以来、4人死亡
東京都は20日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万401人報告されたと発表した。2万人を超すのは2月5日以来。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1万6649・3人で、前週比は163・9%。4人の死亡も報告された。 入院患者は3142人で、病床使用率は43・5%。重症者は前日比1人減の18人だった。 新規感染者の年代別は20代が3666人で最多。65歳以上の高齢者は1849人で、過去最多を更新した。 累計は感染者が181万3865人、死者は4602人となった。
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沖縄、一部の救急外来停止へ コロナ禍、県立病院で初
沖縄県は20日、コロナの急激な感染拡大と医療従事者の欠勤の増加を受け、地域中核病院の県立中部病院(うるま市)で、入院の必要がない患者の救急外来と、全診療科の一般外来を停止すると発表した。コロナ禍で、県立病院が救急外来を停止するのは初めて。期間は救急外来が21日から8月末まで、一般外来が今月25日から8月末まで。 県によると、コロナの軽症患者が多く訪れたことで、救急外来が4時間待ちになる事態が発生。本人や家族の感染で100人以上の医療従事者が欠勤し医療体制が逼迫していることを理由に挙げた。 県の担当者は「中等症以上の患者への対応が
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「救急搬送困難」4139件 3月以来の高水準に
総務省消防庁は20日、救急車の到着後も搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が、11~17日の1週間に全国52の消防で計4139件あったと発表した。4千件を超えるのは、新型コロナウイルスによるまん延防止等重点措置が18都道府県に適用されていた3月7~13日以来。4週連続の増加で、前週(4~10日)比で43%増となった。 このうち呼吸困難などコロナ感染が疑われるのは1598件で、前週から87%増加した。オミクロン株の派生型で感染力が強いとされる「BA・5」への置き換わりが進んだことなどにより、各地で感染者が急増した影響とみられる。
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大阪で最多2万人超感染 「医療現場逼迫」と知事
大阪府は20日、新型コロナウイルスに過去最多の2万1976人が感染したと発表した。これまでは流行「第6波」の2月11日の1万5291人が最多だった。吉村洋文知事は記者会見で「医療現場は逼迫している」と述べ、特に20~30代で低調なワクチンの3回目接種を呼びかけた。 7人の死亡と、12日に感染を公表した1人の取り下げも発表した。累計の感染者数は114万8845人、死者は5243人となった。 府内では6月下旬からオミクロン株の派生型「BA・5」への置き換わりが進み、幅広い年代で感染者が増加。20日時点の病床使用率は40・6%。
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国内6万6745人感染 28人死亡、新型コロナ
国内で19日、新たに6万6745人の新型コロナウイルス感染者が報告された。3日連続で10万人を超えた15~17日と比べると少ないが、福井で過去最多となるなど流行「第7波」の勢いは続いているとみられる。 都道府県別では東京1万1018人、神奈川8576人、大阪5019人。死者は熊本5人、愛知と大阪で3人など計28人だった。 厚生労働省によると全国の重症者は155人で、前日より11人増えた。 島根や福岡などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。
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東京で1万1018人感染 コロナ、死者報告なし
東京都は19日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万1018人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1万6146人で、前週比は180・6%。死者の報告はなかった。 病床使用率は40・5%。重症者は前日比4人増の19人だった。 新規感染者の年代別は20代が2092人で最多。65歳以上の高齢者は909人だった。 感染者の累計は179万3464人となった。
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抗原検査キット、安定流通が可能 無料拠点整備で厚労相
夏休み期間に合わせ新型コロナウイルスの無料検査拠点が空港や主要駅に整備されるのに絡み、後藤茂之厚生労働相は19日の記者会見で、抗原検査キットの在庫について「1億8千万回以上を確保しており、安定的な流通が可能だ」と述べ、検査需要が拡大しても対応できるとの見通しを示した。 今年初めから感染が拡大した「第6波」では、検査キットが一時的に品薄状態に陥った。後藤氏は「増産に向け最大限の取り組みをした」と説明。引き続き製造販売業者などの出荷量や在庫量を定期的に確認し、必要に応じて増産要請するとした。
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がん見落とし防止へ報酬増 画像診断、院内連携促す
厚生労働省は、CT検査など画像診断報告書の記載内容を見落とす事案が相次ぐ状況を受け、医療機関が報告書の管理体制を整備した場合、診療報酬を加算する仕組みを本年度からスタートさせた。がんなどの治療開始の遅れを防ぐため、院内で診療科と放射線科といった関係部門の連携を促す狙いがある。医療関係者からは「ミスや過誤を防ぐ対応に加算が認められるのは異例で画期的」との声が出ている。 画像診断結果の見落としは頻発しており、患者が死亡するなどの重大事案も起きている。2018年には千葉大病院が、患者9人のがんの所見を見落とすなどして、うち2人が死亡する事案があったと発表した。
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ファウチ氏、現政権で退任 米コロナ対策の顔
【ワシントン共同】バイデン米政権(民主党)の医療顧問トップ、ファウチ国立アレルギー感染症研究所長(81)は18日公開の政治サイト、ポリティコのインタビューで、バイデン大統領の現在の任期である2025年1月までに退任する意向を表明した。ファウチ氏は新型コロナウイルス対策の顔として、共和党のトランプ前政権時代から政策立案を支えてきた。 退任の具体的な時期は示さなかったが「新型コロナがなくなったら辞めると言えば、私は105歳になってしまう」と述べ、人類は当面新型コロナと共存せざるを得ないとの認識を示した。
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国内7万6199人がコロナ感染 前週比2倍、第7波続く
国内で18日、新たに7万6199人の新型コロナウイルス感染者が報告された。前週の同じ曜日と比べ2倍に増えており、流行「第7波」の厳しい状況が続く。 都道府県別では東京1万2696人、神奈川9445人、埼玉5639人などで、神奈川は過去最多となった。死者は青森と和歌山で各3人、福岡と熊本で各2人など計19人が確認された。 厚生労働省によると全国の重症者は144人で、前日より15人増えた。 群馬や熊本などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。
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東京、1万2696人コロナ感染 前週比201・3%、1人死亡
東京都は18日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万2696人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1万6216・4人で、前週比は201・3%。1人の死亡も報告された。 入院患者は2740人で、病床使用率は38・5%。重症者は前日比2人増の15人だった。 新規感染者の年代別は20代が2377人で最多。65歳以上の高齢者は1015人だった。 感染者の累計は178万2446人、死者は4598人となった。
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神戸市長がコロナ感染 軽症、自宅で療養
神戸市は18日、久元喜造市長(68)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。症状は軽く、27日までの10日間は在宅勤務をしながら療養し、28日に復帰する予定。市は職員などの濃厚接触者はいないとしている。 市によると、久元市長は15日に4回目のワクチン接種を受けた後、17日夜から37・7度の発熱と喉の痛みを訴え、18日のPCR検査で陽性と判明した。
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神奈川で9445人感染 今年2月上回り過去最多
神奈川県で18日、9445人の新型コロナウイルス感染が明らかになった。県と横浜市などが発表した。9千人超だった今年2月5日を上回り、1日当たりの感染者数として最多を更新。前週の月曜日と比べ約2・2倍で、さらなる感染拡大が懸念される。死者の公表はなかった。
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塩分入り飲料、猛暑で販売急増 夏本番、メーカー取り組み加速
連日の猛暑で、塩分入りの熱中症対策飲料の売り上げが急増している。飲料メーカーは働く人たちの需要を取り込もうと、法人向け販売を強化。ラインアップを充実させるなど、夏本番を迎えて取り組みを加速化させている。 キリンビバレッジの熱中症対策飲料「ソルティライチ」は、猛暑が続いた6月27日から1週間の出荷数量が前週の2・8倍を記録。サントリー食品インターナショナルも、熱中症対策飲料や麦茶を展開する「GREEN DA・KA・RA」ブランドの6月の出荷が前年同月比で約2割増えた。 アサヒ飲料は今年5~6月、「アサヒ 十六茶ミネラル」など3商品
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口腔ケアと疾患 国保データ活用、相関関係を分析 静岡県
静岡県は本年度、静岡社会健康医学大学院大学(静岡市葵区)と協働し、特定健診や医療、介護の情報を保管する国保データベース(KDB)を活用して、歯科や口腔(こうくう)ケアに関する医療提供体制の分析に乗り出す。口腔ケアが糖尿病の重症化や誤嚥(ごえん)性肺炎などの予防につながるなど医療、介護とも密接な関わりを持つ中で、健康寿命の延伸に向けて実効性のある施策の展開や地域医療の「多職種連携」を図る。県によると、同様の取り組みは全国初。 県が静岡社会健康医学大学院大学にデータ分析を委託する。分析は、市町ごとの糖尿病患者の歯科受診率や特定健診でそしゃく不良と回答した人の歯科受診率などを想定。8月予定のワー
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コロナ感染、3日連続10万人超 専門家「近く20万超えも」
国内で17日、10万5584人の新型コロナウイルス感染者が報告された。10万人を超えるのは3日連続で、1週間前の2倍近くに増えた。舘田一博東邦大教授(感染症学)は、このまま増え続ければ近いうちに「20万超えになってもおかしくない」と指摘。オミクロン株の新たな派生型「BA・5」による流行第7波の勢いは止まりそうにない様相だ。 今月に入って感染者が急増した。要因の一つに挙げられるのが、これまで流行した型よりも感染が広がりやすいとみられているBA・5の拡大だ。舘田氏は「一人一人が、人と会う機会を減らすなどの行動変容を起こせば減少につながる可能性がある」とする。
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熊本で2350人がコロナ感染 1人死亡、3人取り下げ
熊本県は17日、新型コロナウイルスに感染した1人の死亡と、2350人の陽性を確認したと発表した。公表済みの感染者3人を取り下げ、県内の感染者数は計13万9914人、死者数は計325人になった。
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大阪で1万804人感染 1人死亡
大阪府は17日、新型コロナウイルスに1万804人が感染、80代女性1人が死亡したと発表した。累計の感染者数は111万6992人、死者は5233人。病床使用率は35・5%、1週間の陽性率は40・0%だった。
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広島で1318人感染 県内18万1952人に
広島県で17日、1318人の新型コロナウイルス感染が判明した。県内の感染確認は18万1952人になった。
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京都で2467人感染 1人死亡
京都府と京都市は17日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2467人確認し、1人が死亡したと発表した。累計で府内の感染者は23万3149人、死者は759人になった。
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神奈川で8147人感染 1人死亡、1人取り下げ
神奈川県で17日、8147人の新型コロナウイルス感染が明らかになった。1人の死亡も確認された。県や横浜市が発表した。 また、相模原市は13日に公表した感染者1人を、重複していたとして取り下げた。
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茨城で1173人感染 10カ所でクラスター
茨城県と水戸市は17日、計1173人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県と市によると、新たに10カ所でクラスター(感染者集団)が発生した疑いがある。
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埼玉で6547人感染 新型コロナ
埼玉県で17日、6547人の新型コロナウイルス感染が確認された。県とさいたま、川口、越谷、川越の各市が発表した。川口市は、16日に陽性と公表した1人を取り下げた。
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北海道で1833人感染 新型コロナ
北海道などは17日、道内で1833人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。道内の感染者は計39万8953人となった。
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群馬で1002人感染 80代男性死亡
群馬県は17日、1002人の新型コロナウイルス感染と、80代男性の死亡を確認したと発表した。県によると、日曜日の感染者発表数としては過去最多。
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福岡で5859人感染 1人死亡
福岡県は17日、新型コロナウイルスに感染した1人の死亡と、5859人の陽性を確認したと発表した。15日と16日に感染者として公表した2人を取り下げ、県内の死者は計1294人、感染者は計50万6153人になった。
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鹿児島で1700人感染 県内計11万662人に
鹿児島県で17日、1700人の新型コロナウイルス感染が確認された。県と鹿児島市が発表した。県内の感染者は計11万662人になった。
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宮崎で1026人感染 1人死亡
宮崎県で17日、新型コロナウイルスに感染した1人の死亡と、1026人の陽性が確認された。県と宮崎市が発表した。県内の感染者は計6万9116人、死者は計152人になった。
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東京で1万7790人感染 コロナ、1人死亡
東京都は17日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万7790人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1万5292・9人で、前週比は202・3%。1人の死亡も報告された。 病床使用率は37・5%。重症者は前日比1人減の13人だった。 新規感染者の年代別は20代が3456人で最多。65歳以上の高齢者は1569人だった。 感染者の累計は176万9750人となった。
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愛知で6222人感染 県内計63万2346人に
愛知県は17日、6222人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の感染確認は計63万2346人となった。
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三重で1184人感染 県内計9万8240人に
三重県で17日、1184人の新型コロナウイルス感染が確認された。県と四日市市が発表した。県内の感染者は計9万8240人になった。
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兵庫で5575人感染 県内48万9380人に
兵庫県は17日、5575人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染確認は48万9380人となった。
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奈良で新たに1180人感染 新型コロナ
奈良県と奈良市は17日、1180人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染確認は10万4311人になった。
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沖縄で最多4165人感染 県内計29万5941人に
沖縄県は17日、4165人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの公表数としては最多。県内の感染者は計29万5941人になった。 県は在沖縄米軍で39人が陽性だったことも公表し、感染者は計1万8446人になった。県の集計には含めていない。
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大分で1083人コロナ感染 県内計6万9634人に
大分県は17日、1083人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の感染者は計6万9634人になった。
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世界の感染、BA・5が主流に 89カ国で確認、5週連続増
世界で新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「BA・5」の感染が急拡大している。世界保健機関(WHO)の13日の発表によると、BA・5は89カ国で確認され、世界で報告された新型コロナウイルスの解析結果のうち50%を占め主流になった。3月以降は減少傾向だった世界の新型コロナ感染者は6月以降、5週連続で増加、今月4~10日の1週間で570万人以上が報告された。 感染が広がりやすいとされるBA・5への置き換えは日本でも進んでいる。WHOのテドロス事務局長は12日の記者会見で、世界的な再拡大に言及し「新型コロナの終息には程遠い」と警鐘を鳴らした。(共同)
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ワクチン、さらなる対象拡大否定 4回目接種巡り厚労相
後藤茂之厚生労働相は17日のNHK番組で、高齢者などを対象としている新型コロナワクチンの4回目接種について、医療従事者ら以外へのさらなる対象拡大を否定した。「感染予防効果は短期間しか持続せず、基本的に重症化予防を目的に行う」と指摘した。 政府は、重症化リスクが高い人が集まる病院や高齢者施設などの従事者や職員に限って対象を広げる方針を15日に決定している。 感染拡大への対応では「社会経済活動を維持しながら医療体制を確保し、重症化リスクのある高齢者を守る」と説明。「医療逼迫が起こりそうだとなれば、行動規制を含めた対策強化も考えなけれ
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コロナ過去最多11万人超感染 第7波本格化、BA・5が一因
国内で新たに報告された新型コロナウイルス感染者が16日、11万676人となり、1日当たりの過去最多を更新した。10万人を上回るのは2日連続。青森や宮城、山梨など14県で最多を更新した。今月に入ってから各地で感染者が急速に増加し、流行「第7波」が本格化している。ピークは見通せず、今後死亡者や重症者の増加が懸念される。 これまでの最多は、第6波ピークの今年2月3日の約10万4千人だった。感染者はその後減少していたが、6月下旬から増加傾向に転じた。感染が広がりやすいとされるオミクロン株の新たな派生型「BA・5」に置き換わりが進んでいることが一因とみられる。
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東京で1万8919人感染 前週比209・1%、2人死亡
東京都は16日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万8919人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1万4106人で、前週比は209・1%。2人の死亡も報告された。 病床使用率は37%。重症者は前日比2人減の14人だった。 新規感染者の年代別は20代が3975人で最多。65歳以上の高齢者は1493人だった。 感染者の累計は175万1960人となった。
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ドクターカー10月運行 中東遠総合医療センター、消防と協定
中東遠総合医療センター(掛川市菖蒲ケ池)は10月、医師派遣用緊急車両「ドクターカー」の運行を開始する。出動範囲に当たる掛川と袋井、森の3市町の消防機関と同センターが14日、一人でも多くの傷病者の救命を目的にした協定を締結した。ドクターカー配備は中東遠地域で初めてになる。 宮地正彦院長と3市町の首長が同センターで協定書に署名した。宮地院長は「新型コロナ対応を経験し、体制が十分でなくても院外に活動を拡大することでもっと良い医療が提供できると確信した」と述べ、救命率の向上を誓った。 車両はスズキから8月に寄贈される予定の小型車をベースに、救急医療に必要な資機材や医薬品を搭載して整備する。
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マスク外しても熱中症対策は必要 学会「リスク変わらず」
マスクを外しても熱中症リスクは下がらないので、油断せずしっかり熱中症対策を―。日本救急医学会や日本感染症学会など関連4学会は15日、健康な成人ではマスク着用の有無で熱中症のリスクは変わらないことが最新の知見で分かったとして記者会見で注意を呼びかけた。この日改定を発表した新型コロナ流行下での熱中症対応の手引に盛り込んだ。 マスクを外すと不快感や息苦しさは低減する。会見で救急医学会の坂本哲也代表理事は「厚生労働省が推奨する通り、人との距離がある場合はマスクを外して良いが、熱中症のリスクは下がらない。こまめに水を飲んだり直射日光を避けたりしてほしい」と促した。
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国内コロナ、10万人超える 2月以来、過去2番目
国内で15日、新たに10万3311人の新型コロナウイルスの感染者が確認された。1日当たりの感染者数が10万人を超えるのは2月8日以来で過去2番目の多さ。前週の金曜日と比べて約2倍に増加、流行「第7波」の勢いに歯止めがかからない状況だ。 都内で講演した新型コロナ対策分科会の尾身茂会長は「第6波のピークを超えることは間違いない」と指摘。まん延防止等重点措置を出さないためには、重症者や死者を増やさないことが重要として、ワクチン接種や検査、換気の徹底を呼びかけた。 厚生労働省によると、全国の自宅療養者数(13日午前0時時点)が32万95
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自宅療養者32万9000人 2県が病床使用率50%以上に
厚生労働省は15日、新型コロナウイルス感染による全国の自宅療養者数(13日午前0時時点)が32万9538人だったと発表した。流行「第7波」による感染者数の急拡大で、前週(6日時点)から倍増した。都道府県別の病床使用率については、熊本(53%)と沖縄(57%)の2県が、逼迫の目安となる50%以上となった。前週は該当する都道府県はなかった。 自宅療養者数を都道府県別で見ると、東京が5万3015人、大阪が3万3374人、神奈川が3万146人と続いた。 前週の全体の自宅療養者数は15万9780人だった。過去最多は、流行「第6波」の2月の
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東京都、行動制限を回避 医療体制強化、接種促進も
東京都は15日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開いた。まん延防止等重点措置などの行動制限を「可能な限り回避し、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図ることを基本とする」とし、医療提供体制の強化やワクチン接種の促進などを進める。 小池百合子知事は行動制限について、会議後の取材に「感染状況や病床使用率、重症病床使用率などをモニタリングし、国や専門家の意見を踏まえ、必要な対策は迅速に行う」と述べた。 都は、重症化リスクが高い高齢者の症状悪化を防ぐため、臨時の医療施設(102床)を新たに設けるほか、保健所に派遣する都職員の人数を100
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高齢者施設6月末で接種完了3% 4回目ワクチン、7月以降本格化
厚生労働省は15日、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種に関し、全国の高齢者施設の接種状況を公表した。6月末までに終えたのは全体の約3%だった。多くの施設は7月以降、接種が本格化する。 厚労省によると、5万1524施設のうち、1726施設が6月末までに4回目を完了した。 高齢者は重症化しやすく、関連施設でクラスター(感染者集団)が発生する恐れがあるため、厚労省は早期の接種が必要としている。4回目は重症化予防を目的に、60歳以上と、18~59歳で持病がある人らに限定して開始。3回目からの間隔は5カ月以上としている。
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外出時「ヘルプマーク」をつけようか迷っています【NEXT特捜隊】
読者の疑問や困り事に応える静岡新聞社「NEXT特捜隊」に、静岡県中部の30代女性から依頼が届いた。女性はてんかんの発作に備え、ヘルプマークをつけたいと考えている。ただ「嫌がらせを受けないか。そもそも知られているのか」という心配もあるという。「新聞を通して、ヘルプマークへの理解を広げてほしい」とも。ヘルプマークの利用者に体験談を聞き、ヘルプマークを見掛けた時に求められる行動について調べた。 見えにくい障害「配慮必要」 見守り、理解を 赤地に白い十字とハートマークを組み合わせた「ヘルプマーク」。外見からは分かりにくい障害などがある人が周囲から援助を受けやすいよ
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東京で1万9059人コロナ感染 2人死亡
東京都は15日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万9059人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1万2791・3人で、前週比は217・7%。2人の死亡も報告された。 病床使用率は35・8%。重症者は前日比1人増の16人だった。 新規感染者の年代別は20代が4273人で最多。65歳以上の高齢者は1449人だった。 感染者の累計は173万3041人となった。
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4回目接種の対象拡大を決定 コロナ第7波で政府対策
政府は15日、新型コロナ感染症対策本部を開き、ワクチンの4回目接種の対象を全ての医療従事者や高齢者施設の職員に広げるなどの対策を正式に決定した。流行「第7波」が急拡大する中、現時点では行動制限は求めず、社会経済活動と感染拡大防止の両立を目指す。 4回目接種の拡大は重症化リスクの高い人を守り、医療提供体制の人員を確保するのが狙いで、新たな対象は約800万人。22日に開く厚生労働省の審議会での議論を経て、来週以降、接種を進める。 後藤茂之厚労相は「障害者施設の従事者も、リスクが高い人たちを扱っているということで言えば(対象に)該当す
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乳幼児、予防接種率の低下続く 3種混合ワクチン、コロナ影響
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)と国連児童基金(ユニセフ)は15日、ジフテリア、百日ぜき、破傷風の3種混合ワクチンについて乳幼児の接種率が2021年に81%となり、19年の86%から低下を続けているとして各国に接種率向上に向けた取り組みの強化を促した。 コロナの世界的大流行を受けた医療機関の逼迫や、紛争地域でのワクチン供給の困難さなどが要因。はしかワクチンの1回目の接種率も、21年は81%と08年以来の低水準となった。 3種混合ワクチンは21年だけで2500万人の子どもが1回も接種できていない計算で、うち1800万人は低
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静岡・桜ケ丘病院の開院「24年度上半期」 工事9月再入札
JR清水駅東口への新築移転が決まっている静岡市清水区の桜ケ丘病院について、市と基本協定で合意している2023年度中の開院が困難になったことが、病院を運営する独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)への14日までの取材で分かった。今春に建築工事の入札が不調に終わったためで、担当者は「開院は24年度上半期になる」と明らかにした。 3月28日の建築工事の一般競争入札は、新型コロナウイルス禍などによる世界的な建築用鉄鋼資材の高騰などで価格面で折り合わず不調となった。JCHOは今月7日付でホームページ上に9月5日に入札を再び行うことを公告。「工期は契約締結日の1カ月後から約20カ月以内」と設定し
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政府、4回目接種拡大 主要駅や空港で無料検査
新型コロナウイルスの流行「第7波」の急拡大を受け、政府は14日、ワクチンの4回目接種の対象を全ての医療従事者や高齢者施設の職員に広げるなどの対策を明らかにした。接種の新たな対象は約800万人。人の移動が増える夏休みに合わせ、主要駅や空港で100カ所以上の臨時の無料検査拠点を整備する。現時点では行動制限は求めず、社会経済活動と感染拡大防止の両立を目指す。岸田文雄首相が記者会見で説明した。 感染者の急増は各地で続き、この日国内で報告された感染者は9万7千人余りとなり、累計は1千万人を超えた。オミクロン株の派生型「BA・5」への置き換わりが進んでいるのが一因。
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2年半で感染者1000万人超 新たに9万人、収束見えず
国内で14日、新たに9万7788人の新型コロナウイルス感染者が報告され、累計で1千万人を超えた。国内で感染が初めて確認されたのは2020年1月。それから約2年半がたつが収束は見通せず、現在は流行「第7波」で今月に入って感染者数が急速に膨らんでいる。 新規感染者が9万人を超えるのは2日連続。前週の同じ曜日と比べ8日続けて2倍超となった。 感染者の初確認から累計100万人まで約1年7カ月かかったが、そこから500万人までは半年余り、さらに1千万人までは4カ月余りと増加ペースが速まる傾向にある。
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東京で1万6662人コロナ感染 前週比220・8%、2人死亡
東京都は14日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万6662人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1万1322・4人で、前週比は220・8%。2人の死亡も報告された。 入院患者は2370人で、病床使用率は33・5%。重症者は前日比2人増の15人だった。 新規感染者の年代別は20代が3802人で最多。65歳以上の高齢者は1166人だった。 累計は感染者が171万3982人、死者が4592人となった。
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アルパカからコロナ抗体作製 2年後実用化目指す、京大
京都大などのチームは14日、新型コロナウイルスが人の細胞に感染するのを防ぐ新たな抗体を作製したと発表した。ラクダの仲間、アルパカの抗体をもとにした。治療薬として2年後の実用化を目指す。 チームによると、アルパカの抗体は人間の抗体の約10分の1と小さく、ウイルスが感染の足掛かりとする表面の突起「スパイクタンパク質」の小さな隙間に入り込み、感染を防止するという。 アルパカに新型コロナウイルスのタンパク質を投与し、アルパカの体内で生成された抗体を採取。抗体の遺伝子を分析するなどして感染防止効果が高いものを抽出し、人工的に作製した。
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熊本で最多2637人感染 6人死亡、6人取り下げ
熊本県は14日、新型コロナウイルスに感染した6人の死亡と、2637人の陽性を確認したと発表した。1日当たりの感染発表数としては最多。公表済みの感染者計6人を取り下げ、県内の死者は計321人、感染者は計13万2177人となった。
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長崎で最多897人感染 1人取り下げ
長崎県は14日、897人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染発表数としては最多。長崎市は9日に陽性と公表した1人を取り下げ、県内の感染者は計7万3373人になった。
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リスク高い人は追加接種を モデルナ幹部、秋に新製品
米モデルナ社の新型コロナウイルスワクチン開発責任者、フランチェスカ・セディア氏は14日、共同通信の取材に応じ、4回目接種の対象を全ての医療従事者らに広げる日本政府の方針に関連し「感染リスクが高い人は追加接種を検討してほしい」と、賛意を示した。 4回目の対象はこれまで、60歳以上と、18~59歳で持病がある人などに限定されていたが、岸田文雄首相は14日、60歳未満の医療従事者らにも広げる方針を表明。セディア氏は「追加接種は全年齢層で免疫を高める効果がある」と強調した。 セディア氏は、新製品について「秋の初めに届けられるよう準備して
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感染急拡大で「社会機能低下も」 東京都のモニタリング会議
東京都は14日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開いた。専門家は、感染拡大のスピードが急激に加速していると指摘し「医療提供体制も含め、社会機能の低下を余儀なくされる」と述べた。 直近7日間平均の新規陽性者数は13日時点で約1万110人となり、前週比は約230%。国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は、このペースで増加が続けば、1週間後には2万3千人を超えて第6波のピーク(約1万8千人)を上回るとの試算を報告し「これまでに経験したことのない、爆発的な感染状況になる」と危機感を示した。 入院患者数は2週間前から約
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青森で最多912人感染 県内計6万9890人に
青森県は14日、912人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染発表数は過去最多を更新した。また、検査結果を陽性と取り違えるミスがあったとして、8日公表の1人を取り下げた。県内の感染確認は計6万9890人となった。
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福岡で最多5718人感染 3人死亡
福岡県は14日、5718人の新型コロナウイルス感染と、3人の死亡を確認したと発表した。1日当たりの感染発表数としては最多。県内の死者は計1292人、感染者は計48万7354人になった。
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小池都知事が4回目ワクチン 感染減へ追加接種呼びかけ
東京都の小池百合子知事は14日、60歳以上や持病のある人らが対象となっている、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を都庁の会場で受けた。 ワクチンはモデルナ製。その後、報道陣の取材に「活動量が多く行動範囲も広い若い方に、ぜひ打ってほしい」と述べ、接種率が低い20、30代に3回目を受けるよう呼びかけた。
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山口で最多672人感染 県内5万3580人に
山口県は14日、672人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染発表数としては過去最多。県内の感染確認は5万3580人となった。
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沖縄で最多3565人感染 新型コロナ、3日連続で更新
沖縄県は14日、3565人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染発表数は、3日連続で最多を更新した。県内の感染者は計28万4410人になった。 県は在沖縄米軍で52人が陽性だったことも公表し、感染者は計1万8307人になった。県の集計には含めていない。
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4歳以下のコロナワクチン申請 ファイザー、厚労省に
米製薬大手ファイザーなどは14日、生後6カ月から4歳の子どもを対象とした新型コロナウイルスワクチンについて、製造販売の承認を厚生労働省に申請した。日本では5歳以上が接種対象となっており、4歳以下が受けられるワクチンはまだない。 米国では、6月にファイザー製とモデルナ製ワクチンの緊急使用が許可され、生後6カ月以上の接種が始まった。 ファイザー製の臨床試験では、3回の接種で上の年代と同等の免疫反応が得られるとの結果が出ている。
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コロナ流行「第7波」へ対策強化 ワクチン促進、検査活用
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会(尾身茂会長)は14日、人の移動が増える夏休みを前に東京都内で会合を開き、流行「第7波」への対策強化を巡って協議した。山際大志郎経済再生担当相は会合で「現時点で新たな行動制限は考えていないが、ワクチン接種の促進や検査の活用など、めりはりある対策で感染拡大に適切に対応する」と発言。効果的な換気の方法などもテーマに議論し、対策を詰める。 オミクロン株の派生型「BA・5」への置き換わりが進み、全国で感染拡大のスピードが加速。1週間前の同じ曜日に比べた全国の感染者の増加率は、13日までの7日間連続で2倍超になっている。
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WHO、抗うつと痛風薬推奨せず コロナ治療で
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は14日、新型コロナウイルス感染症の軽症者の治療に、抗うつ薬「フルボキサミン」、痛風薬「コルヒチン」の使用を推奨しないとの指針を、英医学誌BMJ上で発表した。重症者については検証するに足るデータが得られていないとして、使用の是非に言及していない。 いずれの薬も、入院率や死亡率の低下に目立った効果が見られず、副作用による健康被害の可能性があるとしている。フルボキサミンについては臨床試験に限っての使用を認めたが、コルヒチンは使用しないよう強く求めている。
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サル痘患者、1万人超に アフリカ以外で、拡大止まらず
【ワシントン共同】動物由来のウイルス感染症「サル痘」の患者が、これまで継続的に確認されてこなかった欧米など59の国と地域で今年に入って計1万845人に達したことが13日、米疾病対策センター(CDC)の集計で分かった。従来の流行地だったアフリカの6カ国を合わせると1万1068人となり、拡大が止まらない。 世界保健機関(WHO)は来週、サル痘に関する2回目の緊急委員会を招集する。患者の発生状況と対策の効果に関するデータから「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当するかどうかを検討する。 国別で多いのはスペイン2447人、英国
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男女の収入格差24% 国連推計、医療・介護分野
【ジュネーブ共同】国連専門機関の国際労働機関(ILO)と世界保健機関(WHO)は13日、医療や介護に従事する女性が男性に比べ、収入が24%少ないとの推計を発表した。新型コロナウイルス感染症などに立ち向かう上で、医療・介護従事者の待遇の男女格差改善は欠かせないものだと、両機関は訴えている。 医療・介護従事者のうち女性は67・2%と多数派で、高所得国では75・3%、低・中所得国では63・8%。調査対象となったのは世界の医療・介護従事者の約4割を占める54カ国で、日本は含まれていない。
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お盆の帰省向け、無料検査整備へ 8月5~18日、コロナ感染防止
新型コロナウイルスの全国的な感染急拡大を受け政府が近くまとめる対応案の概要が13日、分かった。お盆期間を含む8月5~18日に、主要駅や空港で臨時の無料検査拠点を整備するよう都道府県に要請することが柱。行動制限は求めず社会経済活動を維持し、効果的な換気の方法などを周知する。 無料検査の拡充は、帰省による接触の増加で感染が広がることを防ぐ狙い。夏休みの帰省に当たり、ワクチン3回目接種を終えていない人を中心に、移動前の検査を呼びかける。15分程度で結果が分かる抗原定性検査を使う方針だ。 都道府県の事業を国が支援する形を想定しており、1
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国内コロナ感染、過去最多に迫る 9万人超、防止策徹底を
新型コロナウイルスの全国的な感染急拡大は13日も続き、国内で新たに9万4493人の新規感染者が報告された。9万人を超えるのは2月17日以来で、過去最多となった約10万4千人に迫る水準となっている。地域別では岩手や静岡、石川など12県で過去最多を更新した。病床使用率は感染者の増加に伴って上昇傾向にある。 後藤茂之厚生労働相は13日に開かれた専門家組織の会合で「今後多くの地域で新規感染者数の増加が続くことが見込まれる。マスクの着用など基本的な感染防止策を徹底することを心がけてほしい」と呼びかけた。
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コロナ感染者が9万人超 2月17日以来
国内で13日、新たに新型コロナウイルス感染者が9万人を超えた。9万人を超えるのは2月17日以来。
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東京で1万6878人感染 7日間平均も1万人台に
東京都は13日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万6878人報告されたと発表した。前週の水曜日から約2倍に増えた。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1万160・6人で3月7日以来の1万人台となり、前週比は229・5%。2人の死亡も報告された。 病床使用率は31・7%。重症者は前日比1人増の13人だった。 新規感染者の年代別は20代が3589人で最多。65歳以上の高齢者は1167人だった。 感染者の累計は169万7320人となった。
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心臓に合わせた矯正ネットで治験 名古屋大、拡張型心筋症を抑制
名古屋大は13日、心臓が大きくなり心不全を起こす難病「特発性拡張型心筋症」で、患者の心臓の形に合わせた矯正ネットを装着し病気の進行を抑える医師主導治験を、5月から始めたと発表した。 この病気は、血液を送り出す左心室の機能が次第に低下し拡大、呼吸困難などになる。薬物治療などをするが、重症の場合は心臓移植が必要となることもある。 治験は2023年6月までの予定で、東北大や大阪大など計5施設が参加。対象は20~75歳の患者5人という。心臓の画像などから個別に設計、製造したメッシュ状の矯正ネットを、左心室を覆うように装着する。着圧により
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米、コロナ派生型8割に 政権は対策強化、入院数も増加
【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は12日、国内で9日までの1週間に検出された新型コロナウイルスのうち、オミクロン株派生型「BA・4」と「BA・5」が推定で計81%に上ったと明らかにした。特にBA・5が急拡大しており、65%を占める。バイデン政権は12日、ワクチン追加接種の推進など対策強化を発表した。 CDCによると、新規入院者数は増加傾向にあり、4月初めの4倍に達した。感染者数と医療の逼迫状況から全国各地のリスクを3分類しており、屋内でのマスク着用が求められる「高リスク」地域は4月の段階で1%に満たなかったが、現在は21%になった。
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4回目接種医療従事者にも コロナワクチン、政府検討
対象が60歳以上などに限られている新型コロナウイルスワクチンの4回目接種について、政府が60歳未満の医療従事者や介護従事者にも広げる方向で検討していることが12日、関係者への取材で分かった。 政府は現在、60歳以上と、18~59歳で持病があるか、医師が重症化リスクが高いと認めた人に対象を限定。健康な60歳未満については、有効性を示す十分なデータがなく、対象に含めていなかった。
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通天閣、再び「黄色」に 第7波への警戒呼びかけ
大阪府は12日、コロナ感染急拡大に伴い、府の独自指標「大阪モデル」に基づく警戒水準を引き上げたのを受け、大阪市浪速区の観光名所・通天閣を再び黄色にライトアップした。吉村洋文知事は流行「第7波」に入ったとの認識を示し、府民へ感染予防の徹底を呼びかけた。 吉村氏は「感染は都心部でこれから右肩上がりに増えてくるだろう。どこまで拡大するか分からない」と府庁で記者団に語った。旅行需要回復に向けた地域ごとの旅行割引「ブロック割」を期限の14日をもって終了する考えも示した。 府は11日、警戒水準を「警戒解除(緑信号)」から「警戒(黄信号)」に
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国内コロナ感染、7万6千人超 12県過去最多、「第7波」顕著
国内で12日、新たに7万6012人の新型コロナウイルス感染者が確認された。前週の同じ曜日の2倍以上で、感染者が7万人を超えるのは3月3日以来。島根、鳥取、沖縄など12県で過去最多を更新するなど流行「第7波」の様相が顕著になってきた。 都道府県別の感染者は、東京1万1511人、大阪9960人、愛知6082人など。東京で感染者が1万人を超えるのは3月16日以来。死者は福岡と沖縄で各4人、島根で3人など計23人の報告があった。 政府新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長は11日、「新しい波に入ったのは間違いない」と述べ、第7波との認識
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東京で1万1511人感染 約4カ月ぶり1万人超
東京都は12日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万1511人報告されたと発表した。前週の火曜日から約2・2倍に増え、1万人を超えるのは3月16日以来。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は8941人で、前週比は236・6%。1人の死亡も報告された。 都は12日、現在5千のコロナ病床数を約7千まで引き上げ、各医療機関に確保を要請した。小池百合子知事は「BA・5への置き換わりが進んでいる」として、基本的対策やワクチン接種を呼びかけた。入院患者は2112人で、病床数引き上げに伴い使用率は29・8%に低下。重症者は前日比3人増の12人だった。
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BA・5対応ワクチン着手 モデルナ、FDA勧告受け
【ワシントン共同】米バイオテクノロジー企業モデルナは11日、感染拡大中の新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「BA・4」と「BA・5」に対応するワクチンの開発に着手したと発表した。米食品医薬品局(FDA)が6月末、秋の追加接種に向け開発を勧告したことを受けた。 流行初期の株を基に開発した現行品と混ぜた製品になる見通し。ただ、臨床試験で有望な結果が出たとしても、冬には今と別のタイプが流行している可能性もある。 同社はこのほか、昨年12月ごろから急速に広がり、その後ほぼ姿を消したオミクロン株「BA・1」用と現行品を組み合わせた混合
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中国・武漢でコレラ確認 関係地を封鎖
【北京共同】中国湖北省武漢市武昌区の衛生当局は11日、武漢大学でコレラ感染者が1人確認されたと発表した。当局は行動履歴を調べ、関係地を封鎖して消毒を実施。現時点で感染拡大は確認されていないという。国営中央テレビ(電子版)が伝えた。 当局は9日、下痢や嘔吐を訴える患者がO139コレラ菌によるコレラと診断されたとの報告を受けた。患者は既に回復したという。武漢市では2年半余り前に新型コロナウイルス感染症の流行が世界で初めて確認された。 中国でコレラの感染例は少なく動揺が広がっているが、当局はデマを信じたり、拡散したりしないよう市民に呼
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感染拡大「第7波」と尾身氏 行動制限は必要なし
政府新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は11日、最近の感染者増加について「新しい波に入ったのは間違いない」と述べ、流行「第7波」との認識を示した。まん延防止等重点措置などの行動制限については今のところ必要ないとしている。岸田文雄首相と官邸で面会後、取材に応じた。 尾身氏は直近の増加について、感染が広がりやすいとされるオミクロン株の派生型「BA・5」への置き換わりが進んでいることなどが原因と考えられると指摘。その上で「感染リスクが高い場面はこれまでと変わらない。できることをやれば行動制限は今の段階では必要ないと(首相に)申し上げた」と語った。
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東京、6231人がコロナ感染 前週月曜の約2・2倍
東京都は11日、新型コロナウイルスの感染者が新たに6231人報告されたと発表した。前週の月曜日から約2・2倍となった。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は8054人で、前週比は238・3%。死者の確認はなかった。 入院患者は1941人で、病床使用率は37・6%。重症者は前日比1人減の9人だった。 新規感染者の年代別は20代が1277人で最多。65歳以上の高齢者は465人だった。 累計は感染者が166万8931人、死者が4587人となった。
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大阪、コロナ警戒水準を引き上げ 高齢者施設での面会制限要請へ
大阪府は11日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、感染者が急拡大しているとして、独自基準「大阪モデル」に基づく警戒水準を同日付で現在の「警戒解除(緑信号)」から「警戒(黄信号)」に引き上げた。 昨年末からの流行「第6波」では高齢者施設で感染者集団(クラスター)が多発したことを踏まえ、12日から当面の間、高齢者施設に対し面会は原則自粛することなどを要請する。飲食店については、感染防止対策の認証店では人数や時間制限の要請は見送った。 吉村洋文知事は会議後、「既に第7波に入った。3回目のワクチン接種や感染対策の徹底をお願いします」
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6月のコロナ変死35人 20都道府県
全国の警察が6月に扱った変死などの遺体のうち、20都道府県の男女35人が新型コロナウイルスに感染していたことが11日、警察庁への取材で分かった。過去最多の564人だった2月から4カ月連続の減少。2020年3月からの合計は2107人になった。 35人の内訳は男性21人、女性14人。年代別は70代が11人で最も多く、次いで80代が7人だった。発見場所は自宅などが29人、外出先が6人。11人は生前の検査で感染が判明しており、24人は死後に判明した。 都道府県別では東京が最多の7人、埼玉4人、沖縄3人など。
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国内感染3日連続5万人超 コロナ、前週比2・3倍
国内で10日、新たに5万4068人の新型コロナウイルス感染者が確認された。5万人を超えるのは3日連続で、1週間前の同じ曜日に比べ約2・3倍となった。東京は9482人で、2日連続で9千人を上回った。1週間前から約2・5倍に増え、2倍以上となるのは6日連続。 自治体別では他に大阪5081人、神奈川4304人、愛知3088人など。鳥取と大分で過去最多を更新した。 死者は熊本で2人など計12人が報告された。厚生労働省によると重症者は80人で、前日より6人増えた。 熊本などで過去に公表した感染者の取り下げが
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東京都、9482人がコロナ感染 前週の日曜日から約2・5倍
東京都は10日、新型コロナウイルスの感染者が新たに9482人報告されたと発表した。前週の日曜日から約2・5倍に増え、2倍以上になるのは6日連続。9千人を上回るのは2日連続となった。入院患者は1791人で、重症者は前日と同じ10人だった。1人の死亡も報告された。 直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は7559・9人で、前週比は236・2%。病床使用率は35・2%となった。 新規感染者の年代別は20代が1956人で最多。65歳以上の高齢者は741人だった。 累計は感染者が166万2700人、死
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大阪で5081人感染 コロナ、病床使用率20%台に
大阪府は10日、新型コロナウイルスに5081人が感染し、70代男性1人が死亡したと発表した。病床使用率は20・6%となり、感染状況を判断する独自基準「大阪モデル」で現状の「警戒解除」から「警戒」へ引き上げる指標の一つに抵触した。府は近く対策本部会議を開き、引き上げの必要性を判断する見込み。 累計の感染者は105万1219人、死者は5221人となった。1週間の陽性率は26・6%。
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大分で最多668人感染 3日連続、1人取り下げ
大分県は10日、668人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染発表数としては最多で、3日連続の更新。7日公表の感染者1人を取り下げ、県内の感染者は計6万2642人になった。
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埼玉で2546人感染 1人死亡
埼玉県で9日、2546人の新型コロナウイルス感染と、1人の死亡が確認された。県とさいたま、川越、越谷、川口の各市が発表した。
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熊本で1643人感染 新型コロナ、2人取り下げ
熊本県は9日、1643人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。7、8日公表の計2人を取り下げ、県内の感染者は計12万2203人になった。
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福岡で3256人感染 新型コロナ、1人取り下げ
福岡県は9日、3256人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。8日に陽性と公表した1人を取り下げ、県内の感染確認は計46万7055人になった。
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大阪でコロナ感染5567人 1人死亡
大阪府は9日、新型コロナウイルスに5567人が感染し、1人が死亡したと発表した。累計の感染者は104万6138人、死者は5220人となった。1週間の陽性率は25・4%。
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東京、新たに9716人感染 新型コロナ、9千人超は3月以来
東京都は9日、新型コロナウイルスの感染者が新たに9716人報告されたと発表した。前週の土曜日から約2・7倍に増え、2倍以上となるのは5日連続。9千人を上回るのは3月30日以来となった。重症者は前日比3人増の10人。死者の報告はなかった。 直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は6746・4人で、前週比は229%。病床使用率は33・9%となった。 新規感染者の年代別は20代が2129人で最多。65歳以上の高齢者は738人だった。 感染者の累計は165万3218人となった。
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京都で1195人感染 1人死亡
京都府と京都市は9日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1195人確認し、1人が死亡したと発表した。累計で府内の感染者は21万8833人、死者は755人になった。
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愛知で3227人感染 新型コロナ、3人死亡
愛知県で9日、3227人の新型コロナウイルス感染と3人の死亡が確認された。県と名古屋市が発表した。県内の感染確認は計58万9295人、死者は計2104人となった。
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沖縄で2518人がコロナ感染 県内計27万490人に
沖縄県は9日、2518人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の感染者は計27万490人になった。 県は在沖縄米軍で51人が陽性だったことも公表し、感染者は計1万8129人になった。県の集計には含めていない。
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神奈川、4009人コロナ感染 死者なし
神奈川県で9日、4009人の新型コロナウイルス感染が明らかになった。死者の報告はなかった。県や横浜市などが発表した。
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千葉で2404人感染 死者なし
千葉県で9日、2404人の新型コロナウイルス感染が確認された。死者の報告はなかった。県と千葉、船橋、柏の各市が発表した。また県は、感染者として公表済みの2人を取り下げた。
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兵庫で2139人がコロナ感染 1人死亡、1人取り下げ
兵庫県は9日、新型コロナウイルス感染者1人が死亡し、2139人が感染したと発表した。公表済みの感染者1人を取り下げた。県内の死者は2253人、感染確認は45万7647人になった。
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「うっかりドーピング」防ごう 漫画入りお薬手帳で啓発 島田市の薬剤師が制作
医薬品やサプリメントに禁止成分が含有しているのを知らずに摂取してしまう「うっかりドーピング」を防ごうと、みどりや薬局(島田市)の薬剤師清水雅之さん(38)が、お薬手帳と医療漫画を一冊にまとめた「漫画お薬手帳」を制作した。学生をはじめ、スポーツに励む若年層に薬の適正使用を周知するため活用する。 清水さんは薬局薬剤師の業務の他に、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の認定を受けたドーピング防止の専門薬剤師「スポーツファーマシスト」として、アスリートらに服薬指導している。「誰もがドーピングの当事者になり得ることを伝えたい」と、手帳を制作した。 A6版で約40ページ。漫画では、学生やアスリート
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国内コロナ感染者5万人超 4月14日以来
国内で8日、新たに5万107人の新型コロナウイルス感染者が報告された。5万人を超えるのは4月14日以来で、1週間前の同じ曜日から2倍以上増えた。鳥取と愛媛、大分、熊本で過去最多となるなど、多くの地域で増加傾向が顕著となっている。 都道府県別では東京8777人、大阪4805人、神奈川3677人など。厚生労働省によると、重症者は前日から4人増えて71人だった。死者は福岡4人、千葉や大阪で3人など計29人だった。 青森は過去に二重計上していた135人を取り下げた。
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東京で8777人コロナ感染 4日連続前週比2倍超
東京都は8日、新型コロナウイルスの感染者が新たに8777人報告されたと発表した。前週の金曜日から約2・5倍に増え、2倍以上となるのは4日連続。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は5875人で、前週比は214・6%。1人の死亡も報告された。 病床使用率は31・2%。重症者は前日比1人増の7人だった。 新規感染者の年代別は20代が2091人で最多。65歳以上の高齢者は622人だった。 感染者の累計は164万3502人となった。
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専門家会合、来週開催 木原氏、コロナ感染拡大で
木原誠二官房副長官は8日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、厚生労働省に対策を助言する専門家組織の会合を来週開催すると明らかにした。「感染状況などを総合的に考慮し、適切な時期に開催している」と述べた。 対象が60歳以上などに限られているワクチンの4回目接種に関し「科学的知見などの収集に努める中で、60歳未満への接種も検討を進めたい」と重ねて説明した。
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国内で4万7977人感染 第7波懸念、「行動制限考えず」
国内で7日、新たに4万7977人の新型コロナウイルス感染者が確認された。4万人を超えるのは2日連続で、前週の同じ曜日から倍増した。多くの地域で増加傾向が続いている。東京都の小池百合子知事は同日、都庁で開催されたモニタリング会議で「第7波に入ったとも考えられる」と述べた。 第7波への懸念は高まっているが、木原誠二官房副長官は同日の記者会見で「現時点で都道府県からまん延防止等重点措置の要請はなく、行動制限を行うことは考えていない」と述べた。 都道府県別の内訳は、東京8529人、大阪4615人、神奈川3130人など。鳥取と佐賀でそれぞ
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潰瘍性大腸炎で細胞塊移植 患者の粘膜培養、1例実施
大腸に慢性の炎症が起きる難病「潰瘍性大腸炎」の患者に対し、患者自身の正常な大腸の粘膜を培養して作った細胞の塊を移植する臨床研究を1例実施したと、東京医科歯科大のチームが7日、発表した。こうした再生医療の試みは世界初としている。今後1年間、安全性を確認する。 潰瘍性大腸炎は下痢や腹痛、発熱などの症状が出る原因不明の難病で、国内に22万人以上の患者がいると推計される。症状を和らげる薬はあるが、効かない患者もおり、根本的な治療法はない。
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東京で新たに8529人感染 3日連続で前週比2倍超
東京都は7日、新型コロナウイルスの感染者が新たに8529人報告されたと発表した。前週の木曜日から約2・4倍に増え、3日続けて2倍以上となった。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は5127・7人で、前週比は201・6%。死者の報告はなかった。 病床使用率は28・7%。重症者は前日比2人減の6人だった。 新規感染者の年代別は20代が2056人で最多。65歳以上の高齢者は543人だった。 感染者の累計は163万4725人となった。
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サル痘で2回目の緊急委へ 18日にもWHO、宣言検討
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は6日、欧米を中心に感染が拡大している動物由来のウイルス感染症「サル痘」が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当するかどうかを検討するために、2回目となる緊急委員会を招集すると明らかにした。今月18日の週か、必要ならそれ以前に招集するとした。 サル痘の緊急委は各国の専門家16人で構成され、日本からは国立感染症研究所の斎藤智也感染症危機管理研究センター長が参加。6月23日に初会合を開いたが、その時点では緊急事態宣言には至らないとの結論に達し、テドロス氏も宣言発出を見送っていた。
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唾液中タンパクがコロナ感染防止 高齢者の重症化と関連か
大阪公立大のチームは6日、唾液に含まれる特定のタンパク質に新型コロナウイルスの感染を防ぐ働きがあることが分かったと国際科学誌に発表した。加齢に伴って唾液の分泌量が減少している高齢者の発症や重症化に関連している可能性があるという。 チームによると、新型コロナはウイルス表面の突起「スパイクタンパク質」と、人の細胞表面にある受容体タンパク質が結合することで感染する。チームは人の細胞に薄めた唾液を加え、新型コロナと感染の仕組みが同じ別のウイルスを振りかけて分析。唾液の濃度が高くなるほどウイルスと細胞表面の受容体が結合しにくくなることが分かった。
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感染4万5千人超、前週比2倍 国内コロナ、2カ月ぶり水準
国内で6日、新たに報告された新型コロナウイルス感染者が4万5千人を超えた。前週の同じ曜日からほぼ倍増し、全都道府県で増えた。4万人を上回るのは5月18日以来、約2カ月ぶり。感染が広がりやすいとされるオミクロン株の新たな派生型「BA・5」への置き換わりが急速に進んでいるとみられ、流行「第7波」の懸念が強まっている。 厚生労働省は6日までに、医療提供体制の点検と強化を都道府県などに文書で要請。政府は、都道府県が行う「県民割」を広げる形の全国旅行支援について、予定していた7月前半の開始を延期する方向で調整に入った。参院選後の来週に最終判断する。
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東京で8341人感染 コロナ、前週の2・2倍
東京都は6日、新型コロナウイルスの感染者が新たに8341人報告されたと発表した。8千人を超えるのは4月14日以来。前週の水曜日から約2・2倍に増え、5日に続き2倍以上となった。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は4426・6人で、前週比は186・8%。2人の死亡も報告された。入院患者は1288人で病床使用率は25・4%。重症者は前日比1人増の8人だった。 都の担当者は「新規感染者数が非常に速いスピードで増えており、病床使用率も増加傾向だ」と説明。重症化予防が期待できるとしてワクチン接種を呼びかけた。新規感染者の年代別は20代が1912人で最多。
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新型コロナ「第6波と似ている」 感染拡大で大阪府知事
大阪府の吉村洋文知事は6日の記者会見で、新型コロナウイルスの現在の感染状況について「(年初から拡大した)『第6波』と似たような波になる可能性がある」と述べ、急激な感染拡大への懸念を示した。府では6月下旬から新規陽性者数が増え、陽性率も上昇が続く。年代別でも若者か高齢者かを問わず増加している。6日の感染者数は4621人だった。 吉村氏は感染拡大の背景としてオミクロン株派生型「BA・5」への置き換わりを挙げた。特徴については「感染力は(従来の)オミクロン株より高いが、重症度は同程度ではないか」と説明。重症化リスクの高い高齢者への対策に重点を置くとした。
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マダニ感染症SFTSに感染 西部保健所管内、静岡県内今年5例目
静岡県は5日、県西部保健所管内に住む高齢男性がマダニの媒介による重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染したと発表した。今年に入って5例目。 県によると、男性は1日から発熱や嘔吐(おうと)があり、医療機関に救急搬送されて入院した。県環境衛生科学研究所のPCR検査で感染が判明した。 マダニにかまれた跡は確認されていないが、男性は普段から農作業をしていて、ダニにかまれることが多かったという。 SFTSはウイルスを保有するマダニにかまれたり、感染した犬猫の体液に触れたりして感染する。重症化した場合、死に至ることもある。県は野山や畑などに入る際、肌の露出を少なくするよう呼びかける。
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国内の感染3万人超、5月以来 全都道府県で前週比増
国内で5日、新たに3万6189人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1週間前の火曜日と比べて1・8倍超となり、全都道府県で増加した。全国で3万人を超えるのは5月26日以来。島根、愛媛、熊本は過去最多となった。 東京は5302人で1週間前の2倍超となった。都の担当者は「新規感染者の増加率が加速し、入院患者も半月で2倍以上増加した」と警戒感を示した。内訳はほかに大阪4523人、愛知2481人、沖縄2266人など。 死者は千葉、大阪で各4人など計20人の報告があった。厚生労働省によると、全国の重症者は60人で前日から2人減少した。
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東京コロナ5302人感染 前週の2倍以上に
東京都は5日、新型コロナウイルスの感染者が新たに5302人報告されたと発表した。前週の火曜日から2倍以上増え、5千人を超えたのは4月28日以来。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3778・3人で、前週比は174・9%。3人の死亡も報告された。 入院患者は1148人で、病床使用率は22・6%。重症者は前日比1人増の7人だった。都の担当者は「新規感染者の増加率が加速し、入院患者も半月で2倍以上増加した」と警戒感を示した。 新規感染者の年代別は20代が1162人で最多。65歳以上の高齢者は376人だった。
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厚労相、コロナ医療の拡充要請 都道府県に、感染者増受け
後藤茂之厚生労働相は5日の記者会見で新型コロナウイルスの感染者に関し「増加が懸念される」として、都道府県に医療提供体制の点検と拡充を改めて求める方針を示した。自治体に通知を出し、自宅療養者への対応強化や病床のさらなる確保、高齢者施設に対する支援などを要請する。 後藤氏は、大都市部で病床使用率が上昇傾向にあると指摘。「ワクチンの3回目接種で獲得した免疫が徐々に減衰し、オミクロン株の新たな系統への置き換わりの可能性もある」と説明した。
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医療ケア児の相談拠点 静岡県総合庁舎別館に開設
静岡県は4日、日常的にたんの吸引や人工呼吸器などを必要とする医療的ケア児やその家族の相談窓口となる支援センターを静岡市駿河区の県総合庁舎別館に開設した。医療や福祉、教育など多様な相談にワンストップで対応し、関係機関との橋渡し役を担う。 県看護協会が委託を受け、看護師資格を持つ職員2人が常駐する。電話やメールを中心に必要に応じて面接も行う。同協会の渡辺昌子会長は「家族と交流を持ち、サロンのような温かい雰囲気の中でセンターを育てていきたい」と話す。 自宅で暮らす医療的ケア児は県内に約600人いるとされ、医療だけでなく就園就学や就労など支援ニーズは多岐にわたる。県医療的ケア児者家族会によると、
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東京で2772人コロナ感染 前週比162%、1人死亡
東京都は4日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2772人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3380人で、前週比は162・4%。1人の死亡も報告された。 病床使用率は21・1%。重症者は前日比1人増の6人だった。 新規感染者の年代別は20代が549人で最多。65歳以上の高齢者は192人だった。 感染者の累計は161万2553人となった。
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若年女性のやせ形、対策強化 適切な健康管理促す、厚労省
健康などに影響が出やすいやせ形の若年女性を減らすための対策強化で厚生労働省が研究班を設置し、本年度から体形への意識や食事内容、生活習慣を把握する実態調査を始めることが4日、同省への取材で分かった。過剰なダイエットや不規則な食事によるリスクなどの情報発信を拡充し、適切な健康管理を促す。 政府は2013年度からの健康づくり計画「健康日本21(第2次)」で、体重を身長の2乗で割った体格指数(BMI)が18・5未満の「やせ」に該当する20代女性の割合を20%に下げる目標を設定。だが、思うように達成できていない。
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子宮頸がん予防に検診、ワクチンを 静岡健康増進センターが講座
SBS静岡健康増進センターの公開講座「聞いてなるほど!いきいきライフ」(同センター、静岡新聞社・静岡放送主催)が3日、静岡市葵区で開かれた。子宮頸(けい)がんと予防ワクチンをテーマに、県立総合病院女性・小児センターの小阪謙三センター長が講演した。 小阪センター長によると、子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)で性行為によって感染する。国内では年間約1万1千人がかかり、約2900人が死亡している。 予防には検診とワクチン接種が重要。小阪センター長はワクチンの有効性を示す国内外のデータを紹介し、「接種で感染や発症率を大きく下げることができる」と強調した。ワクチンの安全性が確認され
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大動脈疾患の危険性を説明 静岡市立静岡病院がセミナー
静岡市葵区の市立静岡病院は2日、セミナー「静岡市民『からだ』の学校」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区のしずぎんホール「ユーフォニア」で開いた。健康に関心がある来場者約200人が大動脈疾患などの症状や治療について理解を深めた。同病院に4月開設した大動脈・血管センターの三岡博センター長が講師を務め、大動脈瘤(りゅう)の危険性や治療法を紹介した。 大動脈瘤は胸部や腹部などの大動脈の壁にこぶができる症状で、こぶが突然破裂すると死に至る可能性がある。破裂後は約8人に1人しか助からないという。三岡センター長は「破裂前の治療が望ましい」と強調し、さまざまな治療法を紹介した。同病院循環器内科の杉山博文科
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国内で2万3299人感染 前週より9000人増、5人死亡
国内で3日、新たに2万3299人の新型コロナウイルス感染者が確認された。前週の同じ曜日と比べて約9千人増えた。都道府県別では東京3788人、大阪2010人、福岡1271人など。死者は宮城と兵庫などで計5人の報告があった。 厚生労働省によると、重症者は前日から6人増え61人となった。 熊本で過去に公表した感染者の取り下げがあった。
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東京で3788人感染 コロナ、1人死亡
東京都は3日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3788人報告されたと発表した。前週の日曜日より1800人近く増えた。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は3200・7人で、前週比は158・6%。1人の死亡も報告された。 病床使用率は20・3%。重症者は前日と同数の5人だった。 新規感染者の年代別は20代が801人で最多。65歳以上の高齢者は259人だった。 感染者の累計は160万9781人となった。
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AIロボでiPS細胞を培養 熟練の技、期間3分の1に
理化学研究所などのチームは3日までに、人工知能(AI)を搭載した人型ロボットで、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を培養し、効率的に目の網膜の細胞へ変化させることに成功した。培養に最適な条件を探し出すのに熟練技術者でも1年ほどかかっていたが、3分の1程度の期間で同レベルの効率を実現したという。 実験に使用したのは人型実験ロボット「まほろ」。試薬の濃度や処理時間など、iPS細胞から網膜の細胞へ変化させる際の複数の条件を変えて試行錯誤し、最適な培養条件を模索した。当初は40~50%だった成功率を約120日間で熟練技術者と同レベルの91%まで高めることに成功した。
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医師の暴言や暴力、横行 パワハラ、企業より深刻か
日本小児外科学会に所属する医師の65%が体を小突く、物を投げつけるといった暴力行為を上司などから受けたり、見たりしたことがあると答えたことが、学会のハラスメント調査で2日、分かった。89%が人前での感情的な叱責などの暴言があったと回答。専門家は病院は上に逆らえない風潮が強く、ハラスメントへの意識が企業に比べて低いことが影響していると指摘する。 調査では、厚生労働省がパワハラやセクハラと定義する行為が職場で実際にあったかどうか聞いた。 学会員向けに2021年11~12月にインターネットでアンケートを実施し、約280人が回答した。
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国内で2万4904人感染 死者11人、新型コロナ
国内で2日、新たに2万4904人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1週間前と比べて約8千人増えた。内訳は東京3616人、大阪2545人、神奈川1749人、沖縄1695人など。島根は過去最多の424人だった。 死者は神奈川で3人など計11人の報告があった。また厚生労働省によると、全国の重症者は55人で前日から3人増加した。 過去に公表された感染者について、大阪などで取り下げがあった。
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埼玉で1220人感染 1人死亡
埼玉県で2日、1220人の新型コロナウイルス感染と1人の死亡が確認された。県とさいたま、川口、越谷、川越の各市が発表した。
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大阪で2545人感染 新型コロナ、1人死亡
大阪府は2日、新型コロナウイルスに2545人が感染し、1人が死亡したと発表した。また公表済みの感染者3人を取り下げた。累計の感染者は101万8857人、死者は5211人となった。1週間の陽性率は14・3%。
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神奈川で1749人感染 新型コロナ、3人死亡
神奈川県で2日、1749人の新型コロナウイルス感染が明らかになった。3人の死亡も確認された。県と横浜市などが発表した。
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東京で3616人コロナ感染 1人死亡
東京都は2日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3616人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2945・9人で、前週比は150・0%。1人の死亡も報告された。 病床使用率は19・5%。重症者は前日比1人増の5人だった。 新規感染者の年代別は20代が798人で最多。65歳以上の高齢者は284人だった。 感染者の累計は160万5993人となった。
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米、ブタ臓器移植で臨床試験検討 FDA、米紙報道
【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは1日までに、心臓や腎臓の移植を待つ患者にブタの臓器を移植する「異種移植」について、米食品医薬品局(FDA)が臨床試験実施に向けて検討していると報じた。関係者の話としている。 脳死となった人からの臓器提供が限られる中、異種移植は救命につながる可能性がある技術として注目されている。ブタの臓器は人間のサイズに近いという利点がある。臨床試験の開始時期に具体的なめどはなく、FDAは大学などからの届け出を受けて個別に可否を判断する方向という。 異種移植は強い拒絶反応の回避が課題となる。
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沖縄で1695人感染 県内計25万6795人に
沖縄県は2日、1695人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の感染者は計25万6795人になった。 県は在沖縄米軍で39人が陽性だったことも公表し、感染者は計1万7873人になった。県の集計には含めていない。
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子どものコロナ入院、迅速に 容体急変備え、厚労省
厚生労働省は2日までに、新型コロナウイルスに感染した子どもの容体急変に備える体制の整備を文書で自治体に促した。入院を巡り迅速な判断や調整を目指す。子どもは軽症者が多いとされるが、オミクロン株による感染者の増加に伴って、死亡や重症化の例も出ており、専門家が体制強化を求めていた。 子どもの入院に関してはこれまで、多くの自治体で大人と同様に、保健所や都道府県が判断してきたという。今回の自治体向け文書は「診断した医師の判断が尊重される体制の整備も重要」と強調。的確で素早い対処のため、かかりつけ医らの一層の協力が必要となりそうだ。
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派生型対応のワクチン開発を勧告 米FDA、オミクロンで
【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は1日までに、今年秋の新型コロナウイルスワクチン追加接種に向け、オミクロン株派生型「BA・4」と「BA・5」に対応したワクチンを開発するようメーカーに勧告した。 米疾病対策センターによると、5月ごろからBA・4とBA・5が目立ち始め、6月25日までの1週間に検出されたウイルスに占める割合は合わせて推計52%。日本でもBA・5が流行の中心になるとみられている。 オミクロン株に対応するワクチンはモデルナとファイザーが開発を進めているが、BA・1という古い型を基にしており、実際にどこまで効果を
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熱中症搬送 過去10年で最多、重症者相次ぐ 6月の静岡県内
静岡県内で6月に熱中症で救急搬送された人は計233人(速報値)に上り、過去10年で6月としては最も多かったことが1日、消防庁や県などへの取材で分かった。死者はいないものの、重症者9人も過去最多。特に、本県を含む東海地方が梅雨明けした27日以降は重症者が相次いでいて、県健康増進課は「今年は梅雨が短く、暑さに身体が慣れていない。喉が渇く前に積極的に水分補給するなど対策を徹底して」と呼びかける。 搬送者に占める高齢者の割合は約5割だった。観測史上2番目に早く梅雨明けの発表があった27日は、県内で高齢者3人が重症となり救急搬送された。発生時間はいずれも正午~午後1時半の日中で、農作業中や作業後に意
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膠原病対処法学ぶ 浜松で講演会
全国膠原(こうげん)病友の会県支部(平岡国夫支部長)はこのほど、県内の患者と家族などを対象にした講演会を浜松市中区のアクトシティ浜松研修交流センターで開いた。 後藤内科医院(同市東区)の後藤吉規院長が講師を務め、「膠原病との向き合い方」と題して病気に関係のあるストレスやトラウマの対処法などを紹介。「ストレスはパフォーマンスを良くする側面もある。ストレスと向き合う態度が重要」などと解説した。参加した約20人はメモを取りながら熱心に聞いた。 講演会の動画は後日、同会のホームページで配信される予定。
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国内で2万3156人感染 新型コロナ、死者21人
国内で1日、2万3156人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前と比べ7千人以上増えた。都道府県別では東京3546人、大阪2135人、沖縄1543人など。死者は神奈川5人、熊本3人など計21人が確認された。 厚生労働省によると、全国の重症者は前日と同じ52人だった。 宮城や福岡などで過去に公表された感染者が取り下げられた。
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38道県、3回接種が6割以上 計7800万人、6月ペース鈍化
政府は1日、コロナワクチンを巡り、3回目を6月末までに打った人が人口に占める割合(接種率)を都道府県別に公表した。38道県が6割以上となり、うち3県は7割だった。全国で3回目を終えたのは約7800万人、接種率は6割。接種人数は、2~3月がそれぞれ2千万人を超えたのに対し、6月は約260万人とペースは鈍化している。 デジタル庁の接種記録システムによると、都道府県別の接種率は秋田の72・1%。山形の70・4%、新潟の70・0%が続いた。 政府が6月27日に公表した全国の年代別接種率では、60代以上は8~9割である一方、20代と30代
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東京で3546人感染 コロナ、2人死亡
東京都は1日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3546人報告されたと発表した。1週間前の金曜日から1365人増えた。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2737・9人で、前週比は144・5%。2人の死亡も報告された。 病床使用率は18・9%。重症者は前日比1人増の4人だった。 新規感染者の年代別は20代が832人で最多。65歳以上の高齢者は236人だった。 感染者の累計は160万2377人となった。
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コロナ後遺症、アプリで調査 阪大、実態解明目指す
大阪大は1日、新型コロナウイルスに感染した人の後遺症やワクチン接種後の副反応について、民間企業「バズリーチ」(東京)と共同でスマートフォンのアプリを使った調査研究をすると発表した。後遺症の実態解明を目指し、この日から参加者の受け付けを開始した。 計画では新型コロナ感染者やワクチン接種者に対し、アプリで症状の有無や健康状態のアンケートを定期的に実施。後遺症の頻度や経過を分析したり、ワクチン接種と後遺症発症の関連を調べたりする。データは随時公表する予定。 アプリの名称は「VOICE powered by ミライク」で、スマホでダウン
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AIで便を分析、健康管理へ リクシル開発、高齢者施設
住宅設備大手LIXIL(リクシル)は、高齢者施設のトイレで人工知能(AI)を活用して利用者の便を分析し、健康状態を無人で管理するシステムを開発した。愛知県大府市の老人ホームで1日、実証実験を開始。高齢化が進み、人手不足が課題となる介護業界の負担軽減に貢献する。実験の結果を検証し、今後商品化も検討する。 リクシルによると、高齢者施設では利用者がトイレ内で転倒したり、うまく排せつできず衣服を汚したりすることがあり、職員が頻繁に巡回する必要がある。また、職員が利用者の排便を目視し、手書きで記録することなども双方の心理的負担となっている。
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日本初、福島に「感染症博物館」 野口英世の故郷に誕生
世界的な細菌学者野口英世の故郷、福島県猪苗代町に、ペストや新型コロナウイルスなどと人類の闘いを伝える「野口英世記念感染症ミュージアム」が1日、開館した。運営する野口英世記念会によると、感染症に特化した常設展示施設は日本初。倉根一郎理事長(69)は「感染症を正しく知り、正しく行動するきっかけにしてほしい」と話している。 展示は2部構成。第1部は細菌学を発展させたパスツールやコッホの業績を示しながら、発症メカニズムなど感染症の基礎知識を説明する。 第2部は野口が研究した黄熱病など感染症の歴史をたどる。コロナ禍で脚光を浴びたワクチン開
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静岡厚生病院 16日にセミナー 更年期や生理痛説明
静岡厚生病院は16日午後2時~3時15分、産婦人科セミナーを静岡市葵区の同病院とオンラインで開く。 同病院産婦人科診療部長の中山毅医師が更年期や生理痛について解説する。同病院作業療法士の梅田葉子さんは、自宅でできる肩こり改善のための運動や骨盤体操などを紹介する。 参加無料。希望者は名前と年代、連絡先、参加方法を明記してメールで同病院<fujinka@ksz.ja-shizuoka.or.jp>に申し込む。問い合わせは同病院<電054(271)7177>へ。
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コロナ、新たな派生型で拡大懸念 1カ月半ぶり感染者増加
厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織は30日、オミクロン株の新たな派生型「BA・5」の占める割合が24%となるなど、置き換わりが進んでおり、今後、夏休みの影響などで感染者の増加が懸念されるとする評価結果をまとめた。厚労省の提出資料によると、6月29日までの1週間に確認された全国の感染者数は、その前の週と比べ1・17倍でおよそ1カ月半ぶりに増加に転じた。 1週間当たりの新たな感染者数が前週より増えたのは29都府県に上った。島根は2・92倍で最も顕著となり、大都市でもおおむね増加した。
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東京、3621人がコロナ感染 前週比1200人増
東京都は30日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3621人報告されたと発表した。1週間前の木曜日から約1200人増えた。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2542・9人で、前週比は140・4%。2人の死亡も報告された。 入院患者は907人、病床使用率は17・9%。重症者は前日から2人減の3人だった。 新規感染者の年代別は20代が880人で最多。65歳以上の高齢者は194人だった。 都は、5月に発表した感染者について、再検査で陰性が判明するなどした91人を取り下げた。
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国内で2万3448人が感染 死者13人、新型コロナ
国内で30日、新たに2万3448人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1週間前の同じ曜日に比べ、約6700人多い。内訳は東京3621人、大阪2193人、愛知1322人など。死者は大阪で4人など計13人だった。 厚生労働省によると、重症者は52人で前日より2人増えた。 東京で過去に公表した感染者の取り下げが91人あった。
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病院食 食材高騰でやりくりピンチ 25年間据え置き「食事療養費」規定、団体「見直し」要望
ウクライナ危機や円安に伴う食材などの物価高騰で、病院食の「質の確保」が難しくなっている。国が定める患者1人あたりの「入院時食事療養費」は25年間据え置かれ、病院の裁量で上げられないが、食材費や光熱費が高騰し、やりくりは厳しい。食事療養費の見直しを求めて、日本病院会などでつくる四病院団体協議会は27日、厚生労働省に要望書を提出した。 約300人分の病院食を院内で調理、提供している藤枝市立総合病院では、患者1人当たりの食材費が2021年度は255円だったのに対し、今年4月には275円(7・8%増)に上昇した。健康保険法に基づき国が規定する食事療養費は1998年から実質1食640円と定められ、保
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マダニ感染症 森町で確認 静岡県内今年4例目
静岡県は29日、森町の高齢女性がマダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染したと発表した。県内では今年に入って4例目。 県によると、女性は21日から発熱が続き、23日に医療機関を受診して入院した。女性は普段から農作業をしていて、マダニにかまれた自覚や跡があったため、県環境衛生科学研究所で検査したところ感染が分かった。 SFTSはウイルスを保有するマダニにかまれたり、感染した犬や猫の体液に触れたりすることで感染する。重症化すると死に至ることもある。
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東京都、3803人がコロナ感染 約1カ月ぶり3千人台、3人死亡
東京都は29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3803人報告されたと発表した。3千人を超えたのは5月26日以来。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2370・3人で、前週比は137・3%。3人の死亡も報告された。 入院患者は857人で、病床使用率は16・9%。重症者は前日と変わらず5人だった。 新規感染者の年代別は20代が840人で最多。65歳以上の高齢者は230人だった。 累計は感染者が159万5301人、死者が4573人となった。
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マスク「距離あれば不要」 日医、猛暑で改めて強調
日本医師会(日医)の釜萢敏常任理事は29日の記者会見で、各地で気温が上がり熱中症の危険性が高まっていることから、屋外で他人と距離がある場合などの新型コロナウイルス感染対策のマスク着用は「必要ない」と改めて強調した。外すことに抵抗がある人も多いとして「納得していただけるような情報発信が必要だ」と述べた。 厚生労働省は5月にマスク着脱の指針を改定。2メートル以上の距離を確保できる場合や、会話をしない場合には屋外での着用は不要としている。釜萢氏は「外している人を見ると不安を感じる方も少なくないが、国の整理は医学的にも適切、妥当」と説明した。
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熱中症搬送、1週間で4551人 猛暑、6月では過去最多
総務省消防庁は28日、熱中症によって20~26日の1週間に全国で4551人が救急搬送されたとの速報値を明らかにした。前週(13~19日)の1337人から3・4倍となり、比較可能な2010年以降、6月の1週間として過去最多となった。約半数に当たる計2230人は全国的に猛暑となった25、26両日に搬送された。 5月1日から6月26日までの搬送者数は計1万142人で、昨年の同じ時期に比べて1・7倍に。今後も暑い日が予想されるため、消防庁はこまめな水分補給や室内での冷房使用といった対策を呼びかけている。
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国内で1万9387人感染 16人死亡、新型コロナ
国内で28日、新たに1万9387人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前に比べ、約4千人増えた。都道府県別では東京2514人、大阪2302人など。島根で過去最多の305人が確認された。死者は神奈川4人、沖縄3人など計16人だった。 厚生労働省によると、重症者は前日から1人増えて46人となった。 大阪で1~3月に死亡した92人の計上漏れが判明。青森や千葉などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。
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サル痘感染者に天然痘の薬 投与可能な研究開始
欧州を中心に多くの患者が報告されている感染症「サル痘」の感染者が国内で確認された場合、治療効果が期待される天然痘の抗ウイルス薬を投与できるようにする臨床研究が国立国際医療研究センター病院(東京都)で始まったことが28日、分かった。 サル痘の国内事例はまだ確認されていない。政府は感染者が出た場合に備え、濃厚接触者を対象に発症予防に有効とされる天然痘ワクチンを接種できる同様の臨床研究を既に開始している。 米企業の経口薬「テコビリマット」を使う。国立感染症研究所などによると、天然痘の治療薬として米国などで承認されており、欧州ではサル痘
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サル痘、欧州の危険性「高い」に 50カ国に感染拡大
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は27日付の報告で、動物由来のウイルス感染症「サル痘」について、これまで世界全体で「並」としてきた危険性評価を、感染者の86%を占めるWHO欧州地域事務局管内(旧ソ連やトルコを含む)だけを「高い」に引き上げた。今年の感染者は22日時点で50カ国・地域の3413人に上った。 危険性評価は新型コロナウイルス感染症では、中国を最高の「非常に高い」、その他を「高い」としていた2020年1月30日に、緊急事態を宣言。その後、同年2月28日に世界全体を「非常に高い」に引き上げ、世界的流行を認定した形となっていた。
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大阪で2302人感染 感染者1人取り下げ
大阪府は28日、新型コロナウイルスに2302人が感染したと発表した。また27日に公表した感染者1人を取り下げた。府によると、累計の感染者数は100万9769人。府は28日、今年1月から3月にかけ、新型コロナに感染して死亡した92人の集計漏れがあったと発表。累計の死者数は5206人。 1週間の陽性率は9・8%。
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東京コロナ2514人感染 2人死亡
東京都は28日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2514人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2159・7人で、前週比は128・4%。2人の死亡も報告された。 病床使用率は16・5%。重症者は前日比1人増の5人だった。 新規感染者の年代別は20代が502人で最多。65歳以上の高齢者は182人だった。 感染者の累計は159万1498人となった。
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沖縄で1744人感染 新型コロナ、3人死亡
沖縄県は28日、新型コロナウイルスに感染した3人の死亡と、1744人の陽性を確認したと発表した。県内の死者は計487人、感染者は計25万121人になった。 県は在沖縄米軍で19人が陽性だったことも公表し、感染者は計1万7694人になった。県の集計には含めていない。
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島根で最多305人感染 県内1万8942人に
島根県は28日、新型コロナウイルスに305人が感染したと発表した。1日当たりの発表数としては過去最多。県内の感染確認は1万8942人となった。
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受診控え減り19億円黒字 浜松医療センター 21年度連結決算
浜松市と市医療公社は27日、浜松医療センター(中区)の2021年度連結決算(速報値)を市議会大型公共施設建設調査特別委で報告した。純利益は19億2千万円の黒字で、前年度に比べ15億6700万円増えた。入院、外来収益の増加や国・県の新型コロナウイルス関連の補助金が寄与した。新入院患者は899人増の1万3519人。平均在院日数が12・6日と0・7日短くなったため、入院患者延べ数は1396人減の16万8417人。診療単価の高い先進医療に注力し、入院収益は8億7千万円増の121億2200万円を確保した。 外来患者延べ数は新型コロナによる“受診控え”の傾向が和らぎ、7270人
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国内で9572人感染 死者13人、新型コロナ
国内で27日、新たに9572人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1週間前に比べて約1800人増えた。内訳は東京1517人、沖縄603人、大阪586人など。死者は千葉で3人、青森と福岡で各2人など計13人の報告があった。 また厚生労働省によると、全国の重症者は45人で前日から5人増加した。 過去に公表された感染者について、兵庫などで取り下げがあった。
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東京で1517人コロナ感染 前週比128%、死者報告なし
東京都は27日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1517人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2081人で、前週比は128・5%。死者の報告はなかった。 病床使用率は15・7%。重症者は前日比1人増の4人だった。 新規感染者の年代別は20代が314人で最多。65歳以上の高齢者は111人だった。 累計は感染者が158万8984人となり、死者は4568人。
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オミクロン後遺症率デルタの半分 英ロンドン大調査
感染しても比較的重症化しにくいとされる新型コロナウイルスの変異株オミクロン株は、後遺症の発生率も、別の変異株デルタ株の半分程度とみられるとの研究を、英ロンドン大キングスカレッジのチームがまとめた。 患者本人が検査結果や症状を報告するスマートフォンアプリを使って10万人近い英国成人のデータを集め、感染判明から4週間後も倦怠感や息切れなどの症状が続くケースを後遺症と定義した。 英国でオミクロンが流行の主流となった21年12月~22年3月の後遺症発生率は4・5%だったのに対し、デルタが主流だった21年6~11月は10・8%とオミクロン
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世界の薬物使用2億8千万人 国連報告書、大麻が最多
【ウィーン共同】国連薬物犯罪事務所(UNODC)は27日、2020年に、世界の15~64歳の人々のうち推計2億8400万人が薬物を12カ月以内に使用していたとする22年版「世界薬物報告」を発表した。最も使われている薬物は大麻で、20年は推計2億900万人が使用した。 報告書は、新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)が量の面でも頻度の面でも大麻の使用増加の一因となったと分析。一部の国で見られる大麻の合法化は、公衆衛生に幅広い影響を与えているとみられると指摘した。 20年のコカイン製造は1982トン。20年は推計2
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東京で2004人感染 コロナ、1人死亡
東京都は26日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2004人報告されたと発表した。9日連続で1週間前の同じ曜日を上回った。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2018人で、前週比は125・9%。1人の死亡も報告された。 入院患者は752人で、病床使用率は14・8%。重症者は前日と変わらず3人だった。 新規感染者の年代別は20代が379人で最多。65歳以上の高齢者は165人だった。 累計は感染者が158万7467人、死者が4568人となった。
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国内で1万4238人感染 新型コロナ、12人死亡
国内で26日、新たに1万4238人の新型コロナウイルス感染者が確認された。前週の同じ曜日と比べて1千人余り多い。内訳は東京2004人、沖縄1268人、大阪1134人、神奈川1062人など。死者は大阪で3人など計12人の報告があった。 厚生労働省によると全国の重症者数は前日から4人増えて40人だった。 大阪、熊本、大分でそれぞれ過去に公表した感染者が取り下げられた。
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自宅療養者、依然10万人近く 新型コロナ、再拡大懸念も
ピーク時には50万人を超えたコロナ感染による全国の自宅療養者は、6月下旬になっても依然として10万人近い高水準が続いている。新規感染者数が増えた地域もあり、感染再拡大が懸念される。専門家は「ワクチンなどで重症化は抑えられている」とした上で、感染防止策を続けるよう呼びかけている。 厚生労働省は毎週、自宅療養者数を公表。最新の6月22日時点では9万7950人で、前週から約8千人減少した。 「第6波」での自宅療養者は1月12日に約1万9千人だったが、感染力が強いオミクロン株の影響で、翌週には約10万3千人に急増。さらに2月中旬には約5
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日本医師会 会長に松本氏 浜松医大卒、新人対決制す
任期満了に伴う日本医師会(日医)の会長選の投開票が25日、東京都内で行われ、埼玉県医師会所属の松本吉郎氏(67)=写真=が、大阪府医師会所属の松原謙二氏(65)を破り初当選した。任期は2年。2020年から1期務めた前会長の中川俊男氏(70)は、診療報酬改定への対応で日医内から批判が出たことなどを背景に立候補を見送り、新人同士の対決となっていた。 松本氏は当選後の記者会見で「日医の役割は国民の命と健康をしっかり守っていくことだ」と述べ、政策実現のために「政府、与党としっかり協調して連携を取りながら進めることが基本」と強調した。 日医は自民党の有力支持団体で、会員は17万人を超える。新型コロ
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サル痘緊急事態宣言見送り WHO、警戒継続を訴え
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は25日、動物由来のウイルス感染症「サル痘」を巡り23日に開催した緊急委員会の協議結果を受け、現時点では「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と認定するには至らなかったと発表した。WHOは感染拡大防止に向け、引き続き警戒を呼びかけている。 緊急委では、感染例の大半は男性の同性愛者で天然痘のワクチン接種を受けていない若い世代のため、今後も感染が広がる危険性を看過すべきではないとの意見も出た。また従来流行していたアフリカでも長年放置され、適切に管理されていなかったとの懸念も強調された。
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「着床前検査」規制、国が関与を 認定外施設巡り日産婦要望
日本産科婦人科学会(日産婦)は25日、受精卵の染色体異常を調べる「着床前検査」を行う不妊治療施設への規制に国が関与するよう求める要望書をまとめた。日産婦の検査の実施基準を満たさない認定外の施設が出てきたのを巡る対応で、27日に後藤茂之厚生労働相宛てに発送する。 要望書では、日産婦の実施基準に従うよう不妊治療施設や検査機関へ国が注意喚起することを求めた。さらに、着床前検査のような生命倫理に関わる生殖医療を適切に提供するのに必要な規則を国レベルで審議する公的機関の設置も要請した。
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国内で1万6593人が感染 9人死亡、新型コロナ
国内で25日、1万6593人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前と比べて1700人余り増えた。都道府県別では東京2160人、沖縄1499人、大阪1472人など。死者は東京と大阪で各2人など計9人。 厚生労働省によると、重症者は36人で前日と変わらなかった。 京都や埼玉などで、過去に公表した感染者が取り下げられた。
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東京で2160人感染 新型コロナ、2人死亡
東京都は25日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2160人報告されたと発表した。8日連続で1週間前の同じ曜日を上回った。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1963・4人で、前週比は123・3%。2人の死亡も報告された。 入院患者は737人で、病床使用率は14・5%。重症者は前日比1人増の3人だった。 新規感染者の年代別は20代が504人で最多。65歳以上の高齢者は150人だった。 累計は感染者が158万5463人、死者が4567人となった。
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日医新会長に松本氏が初当選 現職不出馬、新人対決制す
任期満了に伴う日本医師会(日医)の会長選の投開票が25日、東京都内で行われ、埼玉県医師会所属の松本吉郎氏(67)が、大阪府医師会所属の松原謙二氏(65)を破り初当選した。任期は2年。2020年から1期務めた現職中川俊男氏(70)は、診療報酬改定への対応で日医内から批判が出たことなどを背景に立候補を見送り、新人同士の対決となっていた。 日医は自民党の有力支持団体で、会員は17万人を超える。新型コロナウイルス感染症対応をはじめ、政府の医療政策に大きな影響力を持つ。 松本氏は東京都出身の皮膚科・形成外科医。16年から日医の常任理事を務
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がん闘病の坂本さん支援 豊田南中生徒会が募金活動 磐田市
肝細胞がんを患い、闘病中の磐田市立豊田南中2年の坂本パトリック龍輝さん(13)を支援するため、同校の生徒会が24日、募金活動を行った。生徒会役員らが募金箱を手に、登校する生徒に協力を呼び掛けた。 坂本さんは2月から県立こども病院に入院して治療中。母の坂本レチーシア・ユカリさん(33)=ブラジル出身=が7月末までに生体肝移植手術を受ける準備を進める。しかし、保険適用外のため3千万円の費用が自己負担になる。クラスメートの母親らでつくる「リュウキ君を救う会」が寄付を募る。 生徒会は22日にも活動を行った。集まった寄付金は、同会に託す。3年の近藤彩音生徒会長(15)は「少しでも協力できないかと思
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医療ケア児支援 静岡に拠点開設 7月4日
静岡県は7月4日、日常的にたんの吸引や人工呼吸器などが必要な子どもの相談窓口となる「県医療的ケア児等支援センター」を静岡市駿河区の静岡総合庁舎別館に開設する。医療や福祉、教育など支援ニーズが多岐にわたる中、関係機関と連携して当事者家族らへの助言や支援に当たる。 センターの運営は県看護協会に委託し、看護師資格を持つスタッフ2人を配置する。日常的なケアや進学・教育の相談に対応するほか、医療機関や福祉サービス、学校現場などへの橋渡し役を担う。相談の受け付けは平日の午前10時から午後4時まで。 県によると、自宅で暮らす医療的ケア児は全国で推計約2万人、県内にも約600人いるとされる。医療技術の進
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台湾でサル痘感染者を初確認 ドイツ帰りの20代男性
【台北共同】台湾疾病管制署は24日、欧州などで拡大している動物由来のウイルス感染症「サル痘」の感染者を初めて確認したと発表した。16日にドイツから航空機で入境した台湾南部在住の20代の台湾人男性。20日に発熱や喉の痛み、発疹などの症状を訴え、病院から連絡を受けた同署が検査し感染を確認した。 同署によると、男性は隔離病棟で治療を受けている。男性と接触した人に症状は出ていないという。男性は1月からドイツに留学していた。 同署は外国でサル痘の疑いがある人への接触を避け、入境時に疑わしい症状が出た場合は速やかに検疫当局に報告するよう求め
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国内で1万5815人感染 15人死亡、新型コロナ
国内で24日、新たに1万5815人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前の同じ曜日に比べて半数の都府県で増加し、全体で千人余り増えた。内訳は東京2181人、大阪1365人、沖縄1175人など。死者は埼玉と千葉、東京、京都、沖縄で各2人など計15人だった。 厚生労働省によると、重症者は36人で前日より2人減った。 過去の感染者について、神奈川で157人の追加や大阪で5人の取り下げなどがあった。
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東京コロナ2181人感染 7日連続前週上回る
東京都は24日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2181人報告されたと発表した。7日連続で1週間前の同じ曜日を上回った。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1895人で、前週比は120・7%。2人の死亡も報告された。 病床使用率は13・7%。重症者は前日比1人増の2人だった。 新規感染者の年代別は20代が480人で最多。65歳以上の高齢者は149人だった。 感染者の累計は158万3303人となった。
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サル痘で緊急事態宣言検証 WHO、専門家が協議
【ジュネーブ共同】動物由来のウイルス感染症「サル痘」について、世界保健機関(WHO)は23日、各国の専門家で構成する緊急委員会を招集し「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当するか否かを検証した。緊急委の提言を受けて、テドロスWHO事務局長が緊急事態宣言の是非を判断する。 WHOによると、緊急委の結果が公表されるのは24日以降になる見通し。 緊急事態宣言はWHOが出す最高度の警告だが、宣言を受けた対応は各国当局に委ねられている。新型コロナウイルス感染症を巡っては2020年1月30日に出され、現在も継続している。
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コロナ感染者、ほぼ横ばい 厚労省専門家組織が会合
厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織は23日、会合を開き、全国の感染状況や見通しを分析した。厚労省の提出資料によると、22日までの直近1週間に確認された全国の感染者数は、その前の週と比べ0・98倍でほぼ横ばいだった。 1週間当たりの新たな感染者数が前週より増えているのは20都府県に上った。島根は2・85倍で最も顕著だった。脇田隆字座長は記者会見で「一部の地域を除いて減少傾向が続いているが、減少幅は鈍化している。今後の動向に注視が必要だ」と述べた。
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国内1万6676人感染 15人死亡、新型コロナ
国内で23日、新たに1万6676人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前に比べて1100人余り増えた。内訳は東京2413人、沖縄1542人、大阪1248人など。死者は大阪3人、北海道と福島、神奈川でそれぞれ2人など計15人だった。 厚生労働省によると、重症者は38人で前日より2人増えた。 千葉や福岡などで過去の感染者の取り下げがあった。
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東京都、2413人がコロナ感染 前週比115・3%、1人死亡
東京都は23日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2413人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1811・4人で、前週比は115・3%。1人の死亡も報告された。 入院患者は658人で、病床使用率は13%。重症者は前日比1人増の1人だった。 新規感染者の年代別は20代が516人で最多。65歳以上の高齢者は180人だった。 累計は感染者が158万1122人、死者が4563人となった。
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学年上がるほど近視の傾向 小中学生、スマホが影響か
文部科学省は23日、小中学生約7400人を抽出して初めて実施した近視の実態調査の結果を発表した。学年が上がるほど、近視とみられる児童生徒の割合が多くなる傾向が示され、症状が重くなるケースも増えると判明した。だが、学校での検査のため厳密な診断ができず、正確な近視の割合は不明としている。 文科省は、学年が上がればスマートフォンやゲーム機の使用時間が長くなり、目の負担も増えることが背景にあるとみている。教員らからは、デジタル端末を活用する授業が本格化し、目の健康リスクがさらに高まるとの指摘がある。文科省は、2022、23年度に追跡調査して影響の有無を確認する。
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異種移植、人からは見られぬ異常 ブタの心臓、米メリーランド大
【ワシントン共同】米メリーランド大のチームは22日、重い心臓病の患者に対するブタの心臓移植の結果を論文報告した。1月の手術から7週間にわたり心臓は血液を送り続けたが、その後に急変。心臓の壁が厚くなり心筋が壊死するなど、人間からの臓器提供では通常みられない現象が起きた。心臓の機能が失われ、2カ月で生命維持を断念した。 ブタ由来の「サイトメガロウイルス」も検出、感染症が体調悪化のきっかけになったとの見方もある。移植を希望する人に比べて提供者は少なく、動物の臓器を使う「異種移植」への期待は根強い。チームは実用化に向け検証を続ける。
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変異株の流行前に感染力予測 早期対策に期待、富山大
新型コロナウイルスの新たな変異株が出現した際に、ウイルスのタンパク質の立体構造をコンピューター上に再現して人のタンパク質との結合力を推定し、感染力を予測する方法を開発したと、富山大と神戸大のチームが23日発表した。新変異株が流行する前に、感染力に応じた迅速な対策につなげることができると期待される。 チームによると、ウイルスの「スパイクタンパク質」と、人の細胞の「ACE2」というタンパク質の立体構造をコンピューター上に再現。タンパク質同士が結合する強さを推定し、感染力を予測する。これまでの変異株では、予測値と実際の感染力がよく一致していることを確認した。
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東京、コロナ感染者数下げ止まり インフルエンザ流行も警戒
東京都は23日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開いた。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数(22日時点)が前週比約110%と5週間ぶりに増加したことについて、国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は「リバウンドの兆候というより、下げ止まったと分析する。今後の動向に注意が必要だ」と指摘した。 会議では、都内の公立小学校で21、22日にインフルエンザによる学年閉鎖があったほか、オーストラリアでも3年ぶりに流行している状況が報告された。小池百合子知事は「国への要望とともに、都としても具体的な対策を早急に取りまとめたい」と述べた。
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塩野義コロナ飲み薬の審議継続 「慎重に議論重ねる必要」
塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬について、厚生労働省の専門部会は22日、承認の可否を議論したが審議を継続することを決めた。5月に新設された緊急承認制度を適用するかどうかが焦点だったが、結論が出ず「さらに慎重に議論を重ねる必要がある」とした。今後、上位の分科会と合同で審議する。実用化すれば国産初の軽症者向けの飲み薬となる。 ウイルスの増殖を抑える働きがある抗ウイルス薬で、名称は「ゾコーバ」。塩野義は2月、厚労省に承認を申請。5月下旬に緊急承認制度の適用を求めていた。政府は承認されれば100万人分を購入することで塩野義と基本合意している。
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健康食品に発がん疑い成分 北九州市、SNSで流通
北九州市は22日、市内に住む女性が交流サイト(SNS)を通じて購入した健康食品から、発がん性の恐れがある成分「フェノールフタレイン」などを検出したと発表した。市は健康被害が起きる懸念があるとして、購入や摂取をしないよう呼びかけている。 ダイエット効果をうたった食品で、商品名は「Detoxeretゼリー」。国内で医薬品として承認されていない成分「シブトラミン」も含まれていた。生産地は不明。 女性はめまいや息苦しさなどの症状を訴え、6月上旬、保健所に相談した。福岡市の販売者からSNS経由で購入したと説明しているという。
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国内1万7285人感染 15人死亡、新型コロナ
国内で22日、1万7285人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前に比べ700人近く増えた。都道府県別では東京2329人、沖縄1580人、大阪1414人など。死者は埼玉と兵庫で各3人、北海道で2人など計15人だった。 千葉、三重、大阪、福岡で過去の感染者が取り下げられた。厚生労働省によると、重症者は前日から2人増えて36人だった。
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東京で2329人感染 コロナ、1人死亡
東京都は22日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2329人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1726・6人で、前週比は109・4%。1人の死亡も報告された。 病床使用率は12・1%。重症者は前日と変わらずゼロだった。 新規感染者の年代別は20代が480人で最多。65歳以上の高齢者は187人だった。 感染者の累計は157万8709人となった。
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韓国でサル痘感染を初確認 アジア2カ国目
【ソウル共同】韓国政府は22日、欧州などで拡大している動物由来のウイルス感染症「サル痘」の感染者を国内で初めて確認したと発表した。21日にドイツから仁川国際空港に到着した韓国人で、微熱や喉の痛みがあり、医療機関に移送された。アジアで感染者が確認されたのは2カ国目。 米疾病対策センターによると21日時点で、アジア太平洋地域ではシンガポールで1人、オーストラリアで8人の感染が確認されている。日本での感染例はない。 韓国政府は新型コロナの流行が落ち着いたとして、外国人観光客の受け入れ再開に動き出したばかり。入国規制緩和に伴う感染症流入
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「コロナ怖い」、日本は59% 4カ国の高校生意識調査
国立青少年教育振興機構は22日、米中韓の関係機関と協力して実施した新型コロナウイルスなどに関する4カ国の高校生意識調査の結果を公表した。「新型コロナがとても怖い」と感じる日本の高校生は59・2%で、韓国に次いで2番目に多かった。「新型コロナで命を失うことを恐れている」は日本の47・0%が最多だった。 調査は2021年9月~22年2月、日米中韓の高校に協力を求めてインターネットなどで実施。国ごとに約2千~4千人から有効回答を得た。 「命を失うことを恐れている」は中国26・9%、韓国30・6%となり、日本の高校生は他国より強い不安を
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5~11歳の3回目接種申請 ファイザー製ワクチン
米製薬大手ファイザーなどは22日、5~11歳を対象とした新型コロナウイルスワクチンの3回目となる追加接種の承認を求めて厚生労働省に申請した。この年齢層の子どもには現在2回目までの接種が認められている。 ファイザーが4月に発表した臨床試験のデータでは、2回目から約6カ月たった5~11歳の子どもに追加接種すると、ウイルスの働きを抑える「中和抗体」が6倍に増えた。オミクロン株への効果も示され、安全性の問題は確認されなかったという。 5~11歳への3回目接種は、米国で5月、米食品医薬品局(FDA)が許可を出している。
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4こま漫画でがん検診啓発 藤枝市立総合病院、吉本どんどさん担当
藤枝市立総合病院は、4こま漫画を活用してがん検診の推進を図る啓発活動を展開する。絵を担当するのは漫画家の吉本どんどさん。目に留まりやすいポスターを作成し、早期発見の重要性などを分かりやすく発信していく。 第1弾は胃がんの原因になるピロリ菌の血液検査や、大腸がんの原因になる食生活などをテーマにした2種類。文章を組み合わせて新聞のようなデザインにしたポスターも用意した。同病院や市保健センターのインターネットサイトにつながるQRコードを合わせて掲載している。 24日から市内約250カ所で掲示する。公共施設のほか、医療機関、金融機関、スーパー、ドラッグストアなどに配布予定。JR藤枝駅南北通路にあ
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無料の「難病患者総合相談会」 富士市連絡会、26日
富士市難病患者・家族連絡会は26日午後1時~3時半、同市富士町の市交流プラザ2階で、無料の「難病患者総合相談会」を開く。 難病に詳しい医師5人のほか、ソーシャルワーカー、保健師などの専門職が、医療や福祉、生活相談などに応じる。病名が診断されていない人にも対応する。 医療相談は神経系12人、免疫系12人、痛み6人の計30人限定。福祉相談は18人限定。 事前予約が必要。問い合わせ・申し込みは連絡会事務局<電090(8737)7952>へ。
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国内1万5384人感染 17人死亡、新型コロナ
国内で21日、新たに1万5384人の新型コロナウイルス感染者が確認された。内訳は東京1963人、大阪1511人、沖縄1421人など。死者は愛知5人、大阪3人など計17人の報告があった。 厚生労働省によると、重症者は前日から7人減って34人だった。 新潟、佐賀などで過去に発表した感染者の取り下げがあった。
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東京で1963人コロナ感染 死者報告なし
東京都は21日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1963人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1681・7人で、前週比は107・3%。死者の報告はなかった。 病床使用率は11・5%。重症者は前日と変わらずゼロだった。 新規感染者の年代別は30代が354人で最多。65歳以上の高齢者は160人だった。 感染者の累計は157万6380人となった。
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体の仕組みや治療解説 島田・第二中で出張授業 総合医療センター
島田市立総合医療センターは本年度、市内の小中学校で出張授業を開始した。同センターの医師や検査技師、看護師らが体の仕組みや最近の治療について分かりやすく解説する。20日に第二中で免疫をテーマにした初の授業があり、3年生約200人が受講した。 コロナ禍で市民から寄せられた感謝の声に応え、病院を身近に感じてもらおうと企画した。この日は血液内科の柳田宗之医師が、さまざまな細胞が働く免疫の仕組みや感染症研究の歴史、自分の体の一部を異物とみなして攻撃する自己免疫疾患などについてスライドを使って解説した。自身が医師を目指した理由も語り「治療を経て患者や家族の笑顔を見られるのは何事にも代えがたい喜び。一人
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G20接種アプリ相互使用で合意 渡航円滑化へ、保健相会合
【ジョクジャカルタ共同】20カ国・地域(G20)は20日、インドネシアのジャワ島中部ジョクジャカルタで保健相会合を開いた。新型コロナウイルス禍での海外渡航を円滑にするため、各国のワクチン接種証明アプリの相互使用について17カ国・地域が合意。実現すれば、渡航者は自国アプリのQRコードを提示することで参加国の検疫で健康証明を得られる形になる。 世界保健機関(WHO)の規定に沿い、接種歴などのデータ項目を標準化。新型コロナにとどまらず、ほかのワクチンの接種証明にも適応させるほか、将来的にはアプリ提示を求める加盟各国の公共施設での活用も目指すという。
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J&Jワクチンを国内で承認 5種類目、接種は自己負担
厚生労働省は20日、米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のグループ会社ヤンセンファーマ(東京)の新型コロナウイルスワクチンについて、製造販売を正式に承認した。国内で使えるワクチンは5種類となった。 厚労省の専門部会は5月30日、承認することを了承していた。同省は公費負担で打てるワクチンに含めない方針を示しており、希望する場合は原則自己負担になる見込み。 承認済みの四つのワクチンは最初に2回の接種が必要だが、J&Jのワクチンは1回で済む。対象は18歳以上。 米国などで使われているが、
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国内で7800人コロナ感染 13人死亡
国内で20日、新たに7800人の新型コロナウイルス感染者が確認された。前週の同じ曜日より156人少ない。内訳は、東京1076人、神奈川624人、北海道434人など。死者は北海道、茨城、埼玉、沖縄で各2人など計13人の報告があった。 厚生労働省によると、全国の重症者数は前日と同じ41人だった。 千葉、埼玉、兵庫でそれぞれ過去に発表した感染者の取り下げがあった。
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東京、1076人コロナ感染 1カ月ぶり前週上回る
東京都は20日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1076人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1619・6人で、前週比は100・8%となり、7日間平均が前週を上回るのは5月18日以来。死者の報告はなかった。 入院患者は563人で、病床使用率は11・2%。重症者は前日と変わらずゼロだった。 新規感染者の年代別は30代が191人で最多。65歳以上の高齢者は69人だった。 累計は感染者が157万4417人となり、死者は4561人。
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東京都で1622人コロナ感染 前週比は99・3%、4人死亡
東京都は19日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1622人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1603人で、前週比は99・3%。4人の死亡も報告された。 入院患者は532人で病床使用率は10・5%。重症者は前日と変わらずゼロだった。 新規感染者の年代別は30代が277人で最多。65歳以上の高齢者は110人だった。 累計は感染者が157万3341人、死者が4561人となった。
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国内で1万3160人感染 10人死亡、新型コロナ
国内で19日、新たに1万3160人の新型コロナウイルス感染者が報告された。内訳は東京1622人、沖縄1012人、大阪883人など。死者は東京4人、栃木と兵庫でそれぞれ2人など計10人だった。 厚生労働省によると、重症者は前日から2人増え41人だった。 栃木と山口で過去に公表された感染者の取り下げがあった。
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米、生後6カ月以上接種へ CDC推奨、5歳以上から拡大
【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は18日、新型コロナウイルスワクチンの接種推奨年齢を、従来の5歳以上から生後6カ月以上に拡大した。約2千万人が新たに対象となる。食品医薬品局(FDA)が17日にファイザーとモデルナの製品について緊急使用を許可し、政府は各地への配布を開始。週明けに接種が本格化する。 子どもは一般的に症状が軽いが、CDCによると昨年秋以降の新型コロナによる生後6カ月~4歳の人口当たりの入院者数は例年のインフルエンザと同等以上。流行初期から今年5月11日までに202人が死亡している。
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「サル痘」感染、2千人超す 欧米中心に拡大続く
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は18日、欧米を中心に感染拡大が続く動物由来のウイルス感染症「サル痘」について、今年に入ってから今月15日までに、世界全体の42カ国で2103人の感染が確認され、疑い例が1人、死者が1人と発表した。日本での感染例はない。 WHOはこれまで、サル痘が継続的に発生してきたアフリカ中西部諸国と、5月以降に感染が相次ぎ判明した欧米諸国を区別して集計してきたが、今回からは統一。今回の集計ではアフリカから6カ国の64人が感染者として計上され、死者の1人はこれまでに確認されていたナイジェリアでの例。
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国内1万4837人感染 20人死亡、新型コロナ
国内で18日、新たに1万4837人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前から500人余り減った。都道府県別の内訳は東京1681人、沖縄1268人、大阪1255人など。死者は北海道で5人、東京で4人、埼玉で3人など計20人が確認された。 厚生労働省によると、重症者は前日から1人減り、39人だった。
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塩野義コロナ飲み薬、22日審議 データ不十分?判断に注目
塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬について、厚生労働省の専門部会は22日に会合を開き承認の可否を審議する。国産初の軽症者向けの飲み薬として期待される一方、現状では「有効性を示すデータは不十分」との見方もあり判断が注目される。 薬の名前は「ゾコーバ」。ウイルスの増殖を防ぐことを目的に、軽症や中等症患者への使用を想定している。塩野義は2月、3段階ある臨床試験(治験)のうち2段階目までの中間段階のデータで審査できる「条件付き早期承認制度」の適用を求めて申請した。100万人分を生産済みで、海外展開も視野に増産の意向を示している。
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東京で1681人感染 新型コロナ、4人死亡
東京都は18日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1681人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1592・1人で、前週比は98・3%。4人の死亡も報告された。 病床使用率は10・5%。重症者は0人だった。 新規感染者の年代別は20代が338人で最多。65歳以上の高齢者は97人だった。 感染者の累計は157万1719人となった。
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現行ワクチン、変異株にも有効 WHO、接種率向上求める
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は17日、現行の新型コロナワクチンは、オミクロン株やその派生型の重症化防止や死亡率低下にも極めて有効だとして、接種率の向上に引き続き取り組むよう求める声明を発表した。特に追加接種は効果が大きいとして推奨している。 現在使われているワクチンは、初期に中国で流行したコロナウイルスを基に開発されており、1~2回で接種完了となる。昨年11月に「懸念される変異株(VOC)」に指定されたオミクロン株には、通常の接種では他のVOCと比較して重症化防止効果が低かったが、追加接種するとこれまでと同様の高い効果が確認されたとしている。
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国内で1万4709人感染 18人死亡、新型コロナ
国内で17日、新たに1万4709人の新型コロナウイルス感染者が報告された。内訳は東京1596人、沖縄1217人、大阪1125人など。死者は埼玉、東京、沖縄でそれぞれ4人など計18人だった。 厚生労働省によると、重症者は前日から4人減り40人となった。 栃木や群馬、埼玉などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。
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東京で1596人感染 コロナ、4人死亡
東京都は17日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1596人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1570人で、前週比は92・5%。4人の死亡も報告された。 病床使用率は10・8%。重症者は前日と同じゼロだった。 新規感染者の年代別は30代が318人で最多。65歳以上の高齢者は113人だった。 感染者の累計は157万38人となった。 また都は17日までに、感染状況に関する独自の警戒レベルを1段階引き下げ、約5カ月ぶりに4段階のうち下から
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沖縄で1217人感染 新型コロナ、4人死亡
沖縄県は17日、新型コロナウイルスに感染した4人の死亡と、1217人の陽性を確認したと発表した。県内の死者は計480人、感染者は計23万6587人になった。 県は在沖縄米軍で46人が陽性だったことも公表し、感染者は計1万7416人になった。県の集計には含めていない。
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がん治療の脱毛抑制期待 静岡県立総合病院が装置初導入
静岡市葵区の静岡県立総合病院はこのほど、がん薬物療法による脱毛を抑制するための頭部冷却装置を県内で初めて導入し、乳がん患者を対象に治療を始めた。薬物治療に向かう患者の不安を和らげ、患者の生活の質を改善することが期待される。 マイナス4度の冷却液を頭部キャップに循環させることで頭皮血管が縮小し、血流が抑制されて毛の根元へ到達する抗がん剤量を減らす。脱毛抑制効果には個人差があるが、脱毛した場合に回復する期間は短くなるデータも出ている。 治療時間は薬物治療中とその前後の計約3時間半。薬物治療の標準となる8回行う。 同病院によると、乳がんの薬物療法は脱毛の副作用が避けられず、精神的なストレスを
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更年期障害「ある」38% 50代女性、厚労省調査
ほてりやめまい、気分の落ち込みといった更年期症状が重く、日常生活に支障が出る「更年期障害」の可能性があると考えている人の割合が50代女性で38・3%に上ることが17日、厚生労働省の意識調査で分かった。40代女性は28・3%で、男性は40代が8・2%、50代が14・3%だった。 厚労省担当者は「回答者の主観がベースの調査であるため、結果は慎重に分析する必要がある」と説明。同省は今回の結果を参考に、研究班で医学的根拠に基づいた詳細な実態調査をする方針。民間調査では更年期症状による不調で働けず職場を解雇されたとの事例もあり、支援拡充の必要性が指摘されている。
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コロナ無料検査、8月末まで延長 政府、夏休み利用見込む
政府は17日、今月末まで実施予定だった新型コロナウイルスの無料検査事業を、8月末まで延長すると発表した。 対象は3回目のワクチン接種が終わっていない無症状者のほか、帰省やイベント参加などの社会経済活動で検査が必要な場合も含まれる。政府は検査キットを十分確保できるとしており、夏休みなど移動の増える時期の利用を見込んでいる。 無料検査は、行動制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」での活用を見据えて始めた。パッケージは現在一時停止中で、まん延防止等重点措置も解除されている。
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ネコのくしゃみで人にコロナ感染 タイ南部で初めて確認
【バンコク共同】タイのプリンス・オブ・ソンクラー大学は17日までに、南部ソンクラー県で、新型コロナウイルスがネコを介して人間に感染したケースが確認されたとする研究結果をまとめた。研究チームはネコから人への新型コロナ感染が確認されたのは初めてとしている。 研究によると、2021年8月にバンコク在住の父子が新型コロナに感染。ソンクラー県の病院に入院し、その時連れていた飼い猫も検査のため動物病院に送られた。検体を採取する際にネコが女性獣医師(32)に向かってくしゃみをしたといい、獣医師は数日後に感染が確認された。ネコの検査結果も陽性だった。
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国内で1万5515人感染 死者20人、新型コロナ
国内で16日、新たに1万5515人の新型コロナウイルス感染者が確認された。内訳は東京1819人、沖縄1404人、大阪1213人など。死者は東京、埼玉、愛知で各3人など計20人の報告があった。 厚生労働省によると、全国の重症者は44人で前日から9人減少した。 過去に公表された感染者について、青森や福岡などで取り下げがあった。
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東京都、コロナ感染1819人 前週比は88・7%、3人死亡
東京都は16日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1819人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1570・6人で、前週比は88・7%。3人の死亡も報告された。 入院患者は576人で、病床使用率は11・4%。重症者は前日から1人減り0人だった。 新規感染者の年代別は30代が374人で最多。65歳以上の高齢者は122人だった。 累計は感染者が156万8442人、死者は4549人となった。
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新出生前診断、169カ所を認定 全都道府県に「基幹施設」
妊婦の血液から胎児の染色体異常を調べる新出生前診断で、日本医学会の運営委員会は16日、全国の大学病院など計169カ所を実施の中核となる「基幹施設」に認定したと発表した。7月1日から運用を始める。カウンセリング体制などの条件を満たした従来の認定施設に当たり、施設数は1・5倍以上に増えた。青森など7県で新たに認められ、全都道府県で認定の実施施設が整った。体制を充実させ、無認定施設の利用を防ぐ。 新出生前診断はダウン症など3種類の染色体異常を調べる。陽性判定後、羊水検査を受け異常が確定した場合に多くが中絶を選択していることから命の選別につながるとの指摘がある。
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がん 適切な告知手法は 浜松医大生が聞き取り調査 患者「ショックで記憶なく」
がん患者の半数以上が、医師から告知を受けた際の精神的ショックで治療方針などの説明内容を十分に記憶できていない可能性がある―。浜松医科大医学科4年の大石真帆さん(22)らが、患者への聞き取り調査の成果をまとめ、日本内科学会で発表した。患者が治療に自身の意思を反映させる機会の喪失を課題として挙げ、適切な告知手法を提案した。 調査は2021年6~8月、卵巣がんの患者会の協力を得て患者14人にオンラインでインタビューし、告知を受けた際の様子などを尋ねた。 告知時、強いストレスなどが原因で引き起こされる「解離性健忘」のような症状を呈した人は9人(64%)だった。覚えていない項目は、薬の名前や治療の
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米、4歳以下のワクチン接種了承 FDA有識者委、来週にも開始
【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)の外部有識者委員会は15日、生後6カ月から4歳の子どもに対するファイザー製コロナワクチンの接種を了承した。FDAが緊急使用を許可し、米疾病対策センターが推奨すれば来週から小児科などで接種が始まる。従来は5歳以上だった対象が広がり、国民の大部分を含むようになる。 これまで18歳以上が対象だったモデルナ製は生後6カ月から17歳までの接種を了承した。 ファイザー製は生後6カ月から4歳の場合、3回接種が必要。臨床試験で上の年代と同等の免疫反応を誘発し、オミクロン株感染による発症を80%防ぐとの暫
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「笑い」脳への健康効果は 25日、浜松で実証事業結果報告
浜松市民の生活習慣病予防や認知機能改善などにつながる実証事業を進めている官民連携組織「浜松ウエルネス・ラボ」は25日午後7時から、「『笑い』が脳の健康に与える効果を調べる実証事業」の市民向け結果報告会を、中区の地域情報センターで開く。 同実証事業は2021年、キリンホールディングス(HD)、吉本興業、市、近畿大が連携して実施。市内の男女25人を対象に調査した結果、お笑いの動画を見ることで、集中力向上やストレス改善の効果が確認できた―などの結果が出た。 報告会では調査結果を説明するほか、静岡県住みます芸人の富士彦さんが司会を務める座談会、吉本興業所属ブラゴーリによるお笑いライブも行う予定。
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米医療顧問ファウチ氏陽性 「コロナ対策の顔」軽症
【ワシントン共同】米国立衛生研究所(NIH)は15日「米国の新型コロナウイルス対策の顔」として知られる米政権の医療顧問トップ、ファウチ国立アレルギー感染症研究所長(81)が新型コロナウイルス検査で陽性になったと発表した。ブースター接種(追加接種)も受けており、症状は軽いという。 バイデン大統領や政権幹部との濃厚接触はなく、自主隔離して在宅で勤務を続ける。ファウチ氏は国民にワクチン接種の重要性を繰り返し訴え、米国で大流行が始まったトランプ前政権下でもコロナ対策で中心的な役割を果たした。
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首相、日本版CDC創設を表明 感染症対策、病床確保で法改正も
岸田文雄首相は15日、記者会見し、米疾病対策センター(CDC)をモデルとした、科学的知見の発信を担う専門家組織「日本版CDC」の創設など、感染症対策の司令塔機能の強化策を表明した。有事に企画立案や総合調整機能を担う「内閣感染症危機管理庁」も新設する。医療体制が確実に回るよう感染症法を改正し、国や自治体に病床などの医療資源確保の権限を持たせることも明言した。 日本版CDCは専門家組織の一元化が狙いで、厚生労働省の下に国立感染症研究所と国立国際医療研究センターを統合する。司令塔機能強化の一環として厚労省の関係部署を統合し「感染症対策部」も新設する。
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サル痘の濃厚接触者に接種可能に 天然痘ワクチン、研究開始
欧州などで多発している動物由来のウイルス感染症「サル痘」患者の濃厚接触者を対象に、予防に有効とされる天然痘ワクチンを接種する特定臨床研究の枠組みが国立国際医療研究センター病院(東京都)につくられ、研究が始まったことが15日、分かった。日本でまだ患者は確認されていないが、見つかった場合、濃厚接触者に速やかに接種できる。 研究計画によると、対象となるのはサル痘患者に接してから14日以内の人で、年齢は1歳以上。濃厚接触してから21日後までの発症の有無などを確かめる。「KMバイオロジクス」(熊本県)が製造販売するワクチンを用いる。
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国内で1万6592人感染 23人死亡、新型コロナ
国内で15日、1万6592人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前に比べ、1800人余り減少した。都道府県別の感染者数は、東京2015人、沖縄1414人、大阪1320人など。死者は東京、沖縄で各3人、北海道、岐阜、愛知、熊本で各2人など23人だった。 厚生労働省によると、重症者は前日から8人減って53人となった。 兵庫、沖縄で過去に公表された感染者が取り下げられた。
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東京で2015人コロナ感染 1カ月ぶりに前週比増
東京都は15日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2015人報告されたと発表した。1週間前の水曜日から80人増えた。前週の同じ曜日を上回るのは5月13日以来。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1578・7人で、前週比は86%。3人の死亡も報告された。 病床使用率は11・4%。重症者は前日比1人増の1人だった。 新規感染者の年代別は30代が360人で最多。65歳以上の高齢者は147人だった。 感染者の累計は156万6623人となった。
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移植手術支えて 肝がんの中2、坂本パトリック龍輝君(磐田) 目標3000万円、母親ら寄付呼び掛け
肝細胞がんを患い、闘病している磐田市立豊田南中2年の坂本パトリック龍輝君(13)の母親らが、生体肝移植のための寄付を呼び掛けている。保険適用外のため、手術などに3千万円が必要。7月末の移植実現を目指し、母の坂本レチーシア・ユカリさん(33)=ブラジル出身=は「息子の命を救うために残された時間は少ない。助けてほしい」と訴えている。 龍輝君は昨年11月から腹痛を訴えるようになった。当初は便秘や風邪と診断されたが、一向に改善せず、詳細な検査でがんと分かった。音楽が好きで「DJになりたい」と語っていた龍輝君。ユカリさんが夢を応援しようと、今夏にDJスクールに通わせる計画を立てているさなかだった。
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感染症の司令塔整備を提言 新型インフル後の対応不十分
政府の新型コロナウイルス感染症対応を検証する有識者会議(座長・永井良三自治医科大学長)は15日、会合を開き、一元的に感染症対策を指揮する司令塔組織の整備が必要だとする報告書をまとめた。2009年の新型インフルエンザ流行後に取られた対応が不十分だったため、医療体制の確保に時間を要し、病床の逼迫が起きたと指摘、改善を求めた。 報告書を踏まえ、岸田文雄首相は同日午後に首相直轄の「内閣感染症危機管理庁」の新設など中長期的な対策を表明する。 これまでの議論では、政府の新型コロナ対応が複数の省庁にまたがり調整が難航したことなどが反省点として
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サル痘、ブラジルで死亡疑い例 WHOは検証進める
【サンパウロ共同】ブラジル南東部ミナスジェライス州の保健当局は14日、州内でウイルス感染症「サル痘」による死亡が疑われる例が1件報告されたと発表した。11日に報告された。海外渡航歴はなく、接触者で症状が出ている人はいないという。 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は14日、ブラジルの報告についてWHOが検証を進めているとした。サル痘は欧米を中心に感染が拡大しているが、アフリカ以外で死者は確認されていない。 ブラジルでは、これまでにサル痘の感染が3件確認された。いずれの患者も欧州への渡航歴があった。
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サル痘に天然痘ワクチン 政府、接種研究へ
欧州などで報告が相次ぐ感染症「サル痘」の患者が国内で確認された場合に備え、政府が予防に有効とされる天然痘ワクチンを接種する研究に乗り出す方針を決めたことが14日、複数の関係者への取材で分かった。使用が認められていない病気への薬の有効性や安全性を調べる「特定臨床研究」の枠組みを使い、国立国際医療研究センター病院(東京都)を中心に実施する。国立感染症研究所などによると、天然痘ワクチンによるサル痘の発症予防効果は約85%。ワクチンは国内で備蓄、生産されているが、サル痘は目的外のため、特定臨床研究を立ち上げて患者発生時に備えることが狙いとみられる。
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WHOが天然痘ワクチン「推奨」 サル痘予防で医療従事者に
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は欧米を中心に感染が拡大しているウイルス感染症「サル痘」を巡り14日に公表した指針で、予防に有効とされる天然痘ワクチンのうち、新しい第2、第3世代と呼ばれるものをサル痘ウイルスにさらされる危険性がある医療従事者や検査担当者らに接種させることを推奨した。一般向けの大規模接種は現時点では必要なく、推奨もしていない。 天然痘ワクチンはサル痘に対し、ある程度の感染予防効果があるとしながらも、データは限られているとして、患者の隔離や感染経路の追跡といった措置を講じるよう呼びかけている。
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WHO、サル痘で23日に緊急委 欧米の感染拡大で
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は14日、欧米を中心に感染が拡大している動物由来のウイルス感染症「サル痘」を巡り、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当するかどうかを検証するため、23日に緊急委員会を招集すると明らかにした。 緊急委は各国の専門家で構成され、国際保健規則に基づき事務局長が招集。新型コロナウイルス感染症を巡っては緊急委の提言に基づき、テドロス氏が2020年1月30日に緊急事態宣言を出した。テドロス氏は「サル痘の世界的な感染拡大は明らかに異常で懸念される」と、招集理由を説明した。
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国内1万5331人感染 29人死亡、新型コロナ
国内で14日、1万5331人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前から約1700人減った。死者は29人だった。 都道府県別では大阪1590人、東京1528人、沖縄1342人など。死者は東京6人、青森、愛知、広島で各3人など。 福島や千葉、神奈川、熊本で過去の感染者が取り下げられた。厚生労働省によると、重症者は前日と同じ61人だった。
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東京で新たに1528人感染 新型コロナ、6人死亡
東京都は14日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1528人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1567・3人で、前週比は82・3%。6人の死亡も報告された。 病床使用率は12・1%。重症者は前日から4人減ってゼロになった。 新規感染者の年代別は20代が264人で最多。65歳以上の高齢者は84人だった。 感染者の累計は156万4608人となった。
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厚労相、ワクチン集計変更で謝罪 「十分説明できず」
厚生労働省が新型コロナウイルスワクチン接種回数別の新規感染者数の集計方法を変更したのに伴い、それまでワクチン効果が過大に見えていたのではないかと指摘される問題で、後藤茂之厚労相は14日の記者会見で「資料解釈の留意点などを十分に説明できていなかった。国民に率直におわびしたい」と謝罪した。 厚労省は資料で、接種歴が未入力の場合は未接種としていたが、5月以降公表分から接種歴不明に変更。その結果未接種での感染者数が大幅に減少。変更前の集計は厚労省が未接種での感染が接種済みよりはるかに多く見えるよう意図していたのではないかとの疑念がインターネット上などで出ていた。
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国内で7956人コロナ感染 東京5カ月ぶり千人下回る
国内で13日、新たに7956人の新型コロナウイルス感染者が確認された。前週の同じ曜日から約1100人減った。内訳は東京960人、神奈川599人、北海道536人、沖縄493人など。東京で千人を下回るのは1月11日以来で約5カ月ぶり。死者は千葉で4人、沖縄で3人など計21人の報告があった。 厚生労働省によると、全国の重症者数は前日より5人減って61人となった。 大阪、兵庫、福岡でそれぞれ1人、過去の感染者を取り下げた。
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東京で960人がコロナ感染 約5カ月ぶりに千人下回る
東京都は13日、新型コロナウイルスの感染者が新たに960人報告されたと発表した。千人を下回るのは1月11日以来で約5カ月ぶり。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1606・1人で、前週比は80・9%。2人の死亡も報告された。 入院患者は673人で病床使用率は13・3%。重症者は前日と変わらず4人だった。 新規感染者の年代別は10歳未満が184人で最多。65歳以上の高齢者は61人だった。 累計は感染者が156万3080人、死者が4537人となった。
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北京で大規模PCR検査 バーの集団感染180人超
【北京共同】北京市中心部・朝陽区のバーで新型コロナの集団感染が発生し、来店客など180人超が感染した。当局は13日、さらに感染者がいるとみて、約350万人の区民を対象に3日連続の大規模PCR検査を始めた。飲食店の規制を緩めた途端に感染者が増加し、中国の「ゼロコロナ」政策は一進一退となっている。 中国メディアによると、朝陽区の繁華街にあるバーで9日以降に感染が拡大し、少なくとも183人が感染した。濃厚接触者も6千人を超えている。 当局はPCR検査を3日連続で受けるよう区民に通知した。区内の検査所は1447カ所へと拡大。感染者がいた
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自衛隊会場で4回目開始 大規模接種、開設時間を短縮
自衛隊が東京と大阪で運営する新型コロナウイルスの大規模ワクチン接種会場は、13日から運用体制を見直した。これまでの3回目接種に加え、60歳以上などが対象となる4回目接種を開始。利用者の低迷を踏まえ、開設時間を短縮し、午前8時から午後8時までだったのを午前8時から午後6時までとする。大阪の2カ所のうち堺筋本町会場(八木ビル)は4回目専用にした。 自衛隊会場は昨年11月末でいったん閉鎖となり、3回目の加速化を目的として今年1月31日に東京、2月7日に大阪で再開した。 自衛隊会場は運用期間を7月いっぱいまでとしている。ワクチンは米モデ
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東京で新たに1546人感染 コロナ、死者なし
東京都は12日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1546人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1613・7人で、前週比は79・4%。死者の報告はなかった。 入院患者は688人で病床使用率は13・6%。重症者は前日と同じ4人だった。 新規感染者の年代別は10歳未満が278人で最多。65歳以上の高齢者は90人だった。 感染者の累計は156万2120人、死者は4535人となった。
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国内で1万3394人感染 9人死亡、新型コロナ
国内で12日、新たに1万3394人の新型コロナウイルス感染者が報告された。都道府県別では東京1546人、大阪1151人、沖縄1126人など。死者は埼玉と大阪でそれぞれ3人など計9人だった。 厚生労働省によると、重症者は前日から3人減り66人だった。 福岡で過去に公表された感染者の取り下げがあった。
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新出生前診断、全国へ拡大 大学病院など169カ所
妊婦の血液から胎児の染色体異常を調べる新出生前診断の新たな実施体制を準備している日本医学会の運営委員会が、全国の大学病院や公立病院など169カ所を「基幹施設」に決めたことが11日、分かった。従来の認定施設に当たり、これまでの108施設から1・5倍以上に増えた。施設がなかった青森など7県でも新たに認められ、全都道府県に拡大した。 新出生前診断は中絶につながるケースもあり、命の選別になりかねないとの指摘があるため、学会側はカウンセリング体制が整った認定施設でのみ実施を認めてきた。しかし最近は希望者が増加、体制の整っていない無認定施設に流れる例が増えていた。
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健診相談窓口を開設 静岡医師会、呉服町タワー1階に
静岡市静岡医師会(福地康紀会長)は11日、同市葵区の呉服町タワー1階に健診センター相談窓口「メディオテラス」を開設した。記念式典に関係者約50人が参加した。 健診センター「メディオ」が同タワー2階にあるため、希望者がより気軽に立ち寄れる環境を整えた。センター職員が健診に関する相談や予約に応じるほか、健診後の保健指導、診療所の紹介、医師による健康講座などを手掛ける。 福地会長はあいさつで「葵、駿河区の医療提供体制を知ってもらえれば」と述べた。営業時間は平日午前9時半~午後5時、健診のある土曜午前10時~正午。
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医療安全の動向解説 浜松で学術総会開幕
日本医療安全学会の第8回学術総会が11日、浜松市中区のアクトシティ浜松で開幕した。「患者の安全を守るために医療従事者の安全を守る」をテーマに、12日まで医療、法曹関係者らの講演やシンポジウムを実施する。 招聘(しょうへい)講演は、厚生労働省医療安全推進・医務指導室の梅木和宣室長が国内外の医療安全施策の動向を解説した。梅木室長は1990年代後半に医療事故が社会問題化したことなどが契機となり、近年は「個人の努力ではなく、システム全体を安全性の高いものへという形に考え方が変わっている」と述べた。 このほか、薬や医療機器の承認審査、安全対策を行っている医薬品医療機器総合機構(PMDA)の藤原康弘
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上海の住民に大規模PCR実施 コロナ感染に警戒強化
【上海共同】中国上海市の多くの行政区で11日、住民対象の大規模な新型コロナウイルスのPCR検査が行われた。12日にも一部の区で実施する。1日に約2カ月続けたコロナ対策のロックダウン(都市封鎖)を解除したが、隔離施設などの管理エリア以外で感染者が相次いで見つかっており、市は警戒を強めている。 感染者を確認したエリアでは住民が家から出ることを14日間禁止するなど厳しい措置を取る。 市は11日午後の記者会見で、7月末までの間、住民に1週間に少なくとも1度のPCR検査を義務付けると発表。検査を受けなければ、公共交通機関が使えないなど日常
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感染症の病床確保へ「指示」権限 国・自治体、医療機関に
新型コロナウイルス感染拡大などに備えた政府の感染症法改正案の概要が判明した。国や自治体が病院など医療機関と事前に協定を結び、感染症流行時に病床確保を指示できるようにすることが柱。医療提供体制を円滑に整備するため行政の権限を強化する狙い。従わない場合は病院名公表などを検討する。秋に見込まれる臨時国会への提出を目指す。政府関係者が11日、明らかにした。 昨年夏の流行「第5波」などで感染者の急増に病床確保が追い付かなかった反省を踏まえた対応。病院がコロナ病床と申告しながら受け入れなかった「幽霊病床」も問題になった。
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国内で1万5351人感染 先週から2800人以上減
国内で11日、新たに1万5351人の新型コロナウイルス感染者が報告された。前週の同じ曜日から2800人以上減った。死者は15人だった。 感染者の内訳は東京1526人、沖縄1368人、大阪1255人など。死者の内訳は埼玉で3人、北海道や東京、京都、大阪で2人など。 埼玉で過去の感染者1人の取り下げがあった。厚生労働省によると、重症者は前日から8人減って69人となった。
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東京で1526人感染 コロナ、2人死亡
東京都は11日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1526人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1619・1人で、前週比は76・4%。2人の死亡も報告された。 入院患者は704人で病床使用率は13・9%。重症者は前日と同数の4人だった。 新規感染者の年代別は30代が287人で最多。65歳以上の高齢者は97人だった。 感染者の累計は156万574人、死者は4535人となった。
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国内で1万5600人感染 新型コロナ、死者21人
国内で10日、1万5600人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別では東京1600人、沖縄1440人、大阪1192人など。死者は沖縄4人、埼玉と東京で各3人など計21人の報告があった。 厚生労働省によると、全国の重症者は前日から変わらず77人だった。 大阪、群馬などで過去に公表された感染者を取り下げた。
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東京で新たに1600人感染 新型コロナ、3人死亡
東京都は10日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1600人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1697人で、前週比は77・6%。3人の死亡も報告された。 病床使用率は14・7%。重症者は前日比2人増の4人だった。 新規感染者の年代別は20代が346人で最多。65歳以上の高齢者は107人だった。 感染者の累計は155万9048人となった。
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HPVワクチン、懸念認められず 子宮頸がん予防で専門部会
厚生労働省は10日、4月に積極的な接種勧奨を再開した子宮頸がんなどを防ぐHPVワクチンの接種で、今年1月~4月末に医療機関から19例の副反応疑いの報告があったと専門部会で明らかにした。専門部会は安全性について「重大な懸念は認められない」と評価した。 HPVワクチンは2013年、小学6年から高校1年の女子を対象に定期接種化されたが、全身のしびれなど接種後の症状の訴えが相次ぎ、積極的勧奨を中止。有効性や安全性が確認されたとして、今年4月から積極的勧奨を再開した。接種機会を逃した1997~05年度生まれの女性に対し、無料で受けられる救済措置がある。
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子の出自データ、国整備に意欲 内密出産で野田こども相
野田聖子こども政策担当相は10日の記者会見で、熊本市にある民間の慈恵病院が独自に導入する「内密出産制度」を巡り、親の身元情報のデータベース整備に意欲を示した。子の出自を知る権利を保障するためで、現在は病院が情報を管理している。 野田氏は「民間病院ではなく、国が手がけていかなければならない」と述べた。厚生労働省や法務省と連携し、2023年4月の創設を目指す子ども政策の司令塔「こども家庭庁」で検討を進めるとした。 国が策定を進める内密出産制度のガイドラインについて、後藤茂之厚労相は10日の会見で「可能な限り速やかに発出したい」と述べ
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国内で1万6814人が感染 累計で900万人超える
国内で9日、新たに1万6814人の新型コロナウイルス感染者が確認され、累計の感染者数は900万人を超えた。1カ月強で100万人増加した。9日の内訳は東京1876人、大阪1419人、沖縄1353人など。死者は東京と埼玉でそれぞれ4人など計23人の報告があった。 厚生労働省によると、全国の重症者は77人で、前日から2人減少した。 千葉や兵庫などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。
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虐待通報の義務化、明記せず 精神医療、厚労省検討会
精神医療に関する厚生労働省の有識者検討会は9日、報告書をまとめた。直前までの案では、精神科病院で虐待に気付いた職員らに自治体への通報を義務化する方針を明記していたが、盛り込まなかった。強制入院の制度についても、当初案にあった縮小方針を削除。いずれも日本精神科病院協会が反発したためとみられ、後退した。 厚労省は年内の臨時国会にも精神保健福祉法改正案を提出する方針だが、当事者や障害者団体からは「患者の権利が守られない」と落胆や批判の声が上がっている。 虐待については、福祉施設や雇用主には障害者虐待防止法で通報が義務付けられているが、
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東京都、コロナ感染1876人 前週比78・3%、4人死亡
東京都は9日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1876人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1770人で、前週比は78・3%。死者の報告は4人だった。 入院患者は784人で、病床使用率は15・5%。重症者は前日比1人減の2人だった。 新規感染者の年代別は30代が380人で最多。65歳以上の高齢者は130人だった。 累計は感染者が155万7448人、死者が4530人となった。
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コロナ抗体薬の承認申請 アストラゼネカ、厚労省に
英アストラゼネカの日本法人は9日、開発した新型コロナ感染症の抗体薬について、発症予防と治療に使えるようにするため、製造販売承認を厚生労働省に申請したと発表した。審査を迅速に進める特例承認の適用を希望している。 予防はがん治療などで免疫の機能が低下してワクチンの効果が出にくい人が対象で、感染していない段階で投与する。他に軽症から中等症の患者の治療を想定している。国内で主流になったオミクロン株派生型のBA・2や検疫で見つかったBA・4とBA・5への効果も期待されている。 チキサゲビマブとシルガビマブという2種類の抗体をそれぞれ連続し
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サル痘患者、千人超す 29カ国、死者なしとWHO
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は8日の記者会見で、動物由来のウイルス感染症「サル痘」の感染者が、従来継続的に発生してきたアフリカ諸国以外の29カ国で千人超確認されたと明らかにした。死者は出ていない。 サル痘患者は5月以降、欧米諸国を中心に見つかってきた。患者は男性の同性愛者が多いが、テドロス氏は「いくつかの国では、市中感染とみられる例も発生し始めている」と指摘。患者が見つかった場合、感染拡大を防ぐため隔離し、濃厚接触を避ける重要性を訴えた。
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オミクロン対応ワクチン「有望」 モデルナ発表、秋接種想定
【ワシントン共同】米モデルナは8日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新ワクチンの臨床試験で、強い免疫反応を引き起こし防御効果が見込めることが分かったと発表した。 バンセル最高経営責任者(CEO)は「効果も従来の製品より長持ちするはずだ」との見方を示した。流行が厳しくなると予想される冬を前にした秋の追加接種が可能になるよう、各国の規制当局への申請を進める。 新ワクチンは現行品の基になった流行初期のウイルスの遺伝情報に加え、オミクロン株のものを組み込んだ。
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国内で1万8416人感染 新型コロナ、死者21人
国内で8日、新たに1万8416人の新型コロナウイルス感染者が報告された。都道府県別では東京1935人、大阪1644人、沖縄1557人など。死者は埼玉、神奈川、大阪で各3人、東京と愛知で各2人など計21人が確認された。 厚生労働省によると、全国の重症者は79人で前日より3人増加した。 千葉や京都などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。
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輸血でB型肝炎感染2件 日赤の安全検査すり抜け
厚生労働省の血液事業部会運営委員会は8日、B型肝炎に感染した献血者の血液が日赤の安全検査をすり抜け、輸血された患者が感染した事例が2件あったと明らかにした。 厚労省によると、感染したのは、昨年7月に同じ献血者からの血液製剤を投与された60代男性と80代女性。いずれも劇症化や死亡したとの報告はない。 献血者は昨年7月に2回献血をしており、2回目に実施された安全検査でウイルス感染が疑われ血液の使用を中止。その後、B型肝炎と判明、日赤が1回目の献血による血液製剤の出荷状況を調べ、輸血を受けた2人の感染が確認された。昨年12月と今年1月
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ワクチンで妊婦重症化予防か コロナ中等症以上ほぼ未接種
新型コロナウイルスに感染し、中等症以上と診断された妊婦のほとんどが、ワクチンを接種していなかったとする研究結果を、日本産科婦人科学会と厚生労働省研究班のチームが8日までにまとめた。研究チームは「ワクチン接種が重症化を予防している可能性がある」と指摘している。 5月5日までに全国の施設から報告された感染妊婦のうち、接種歴が分かる661人を分析した。その結果、酸素投与が必要な「中等症2」と人工呼吸器が必要な「重症」に診断された81人全員が未接種だった。息苦しさや肺炎が認められる「中等症1」では86人のうち約95%が接種していなかった。