テーマ : 医療・健康

歓迎会一気飲み「NO」呼びかけ コロナ5類後初のシーズン

 大学のイベントや花見での一気飲みにNO―。酒を巡る事故で子どもを亡くした親らでつくる「イッキ飲み防止連絡協議会」(東京)が、飲酒上の注意を呼びかけるキャンペーンを実施している。新型コロナウイルス感染症の5類移行後、初めての歓迎会シーズンとなり、担当者は「飲み慣れないメンバーでの集まりも想定され、より警戒が必要だ」と話す。

飲酒への注意を呼びかける「イッキ飲み防止連絡協議会」のポスター
飲酒への注意を呼びかける「イッキ飲み防止連絡協議会」のポスター

 連絡協議会は3月から例年通り「イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン」に取り組んでいる。約750の大学に、飲酒事故の予防を求める要望書と「酔いが進むと、脳の機能が低下する」などと記したポスターを送付。「NO IKKI」の文字があるキーホルダーを準備した。
 東京消防庁によると、管内の急性アルコール中毒による搬送者数は、コロナ感染拡大前の2019年は1万8212人だったものの、コロナが流行した20~22年は年間8千人台~1万1千人台に減少していた。
 連絡協議会の担当者は、飲酒事故が増える恐れがあるとして「酒は飲み方次第では致死性があり危険だと、しっかり認識しておくべきだ」と指摘した。

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