テーマ : 医療・健康

空飛ぶドクターカーを試験飛行 宮崎、27年度実用化目指し

 人を乗せて空を飛ぶ次世代の乗り物「空飛ぶクルマ」をドクターカーのように使い、救命救急医療に役立てるため、宮崎県延岡市で2日、試験飛行が行われた。同市は2027年度までの実用化を目指している。

住民らが見守る中、有人で試験飛行する「EH216」=2日午後、宮崎県延岡市
住民らが見守る中、有人で試験飛行する「EH216」=2日午後、宮崎県延岡市
試験飛行を行った、空飛ぶクルマ「EH216」=2日午後、宮崎県延岡市
試験飛行を行った、空飛ぶクルマ「EH216」=2日午後、宮崎県延岡市
住民らが見守る中、有人で試験飛行する「EH216」=2日午後、宮崎県延岡市
試験飛行を行った、空飛ぶクルマ「EH216」=2日午後、宮崎県延岡市

 同市の九州保健福祉大のグラウンドには2日昼過ぎ、医療関係者や住民ら約300人が集まった。中国製の空飛ぶクルマ「EH216」(高さ約1・8メートル、幅約5・6メートル、2人乗り)が垂直に飛び立ち、最大で高さ約50メートルまで上昇。往復500メートルほどの距離を飛行し、着陸すると、見物人から拍手が上がった。
 機体は地上で遠隔操縦。大分市など各地で飛行実績がある岡山県倉敷市の一般社団法人「MASC」の理事ら2人が乗り込んだ。終了後には関係者らが中を視察した。
 延岡市は高度な医療が受けられる宮崎大病院(宮崎市)から遠いなど、救急医療体制の整備が課題となっている。
 読谷山洋司市長は「静かで安心感があり、狭いスペースで発着できる。実用化を早めるため、力を合わせていきたい」と話した。

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