テーマ : 医療・健康

花粉避け、早めに薬を シーズン前に予防呼びかけ

 花粉シーズンの本格化を前に政府は、花粉症の発症を防いだり、症状を抑えたりするのに有効な行動や治療のポイントをまとめ、対策を呼びかけている。花粉症の人もできるだけ浴びる量を減らすことで、症状が出るのを防げる。また、早い段階で薬を使い始めると軽減できる。

花粉症対策のポイント
花粉症対策のポイント
舞い上がるスギの花粉
舞い上がるスギの花粉
花粉症対策のポイント
舞い上がるスギの花粉

 代表的なスギ花粉の飛散時期は2~4月。晴れて気温が高い日や、乾燥して風が強い日、雨上がりの翌日に特に多い。
 予防には花粉が体内に入らないようにすることが重要。顔にフィットするマスクや眼鏡を装着したり、花粉が飛びやすい昼前後や夕方の外出を避けたりすることを勧め、テレワークの活用も検討すべきだとした。
 室内に持ち込まないことも大切だ。羊毛ではなく綿や化繊など花粉が付きにくい服装を心がけ、帰宅時は手洗いやうがい、洗髪で花粉を落とす。窓を開けて換気する際は、レースのカーテンを使うと入り込む花粉を減らせる。洗濯物や布団の外干しは控えた方が良い。
 毎年発症する人は、花粉が本格的に飛び始める1週間前までに医療機関や薬局に行き、薬を使い始める。ごく軽い時期から薬を服用することで症状を抑えられる。治療には抗ヒスタミン薬などを使う。スギ花粉に対しては、花粉成分を含む薬を定期的に投与し、体に慣らす免疫療法もあるが、花粉が飛んでいない時期に始める必要がある。

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