テーマ : 医療・健康

水道水に基準超え有害物質 秋田、職員が加水し隠蔽

 秋田県由利本荘市は5日、水道水の一部から有害物質「六価クロム化合物」が基準値を超えて検出されたと発表した。供給対象の6世帯に健康被害を訴えた人はいない。市の担当職員が4年間、基準値を下回るよう加水して隠蔽していたという。
 市によると、2020~23年度に担当した職員が年2回(8月上旬と下旬)の検査時、毎回1回目で基準値を超えたため、2回目に薄めて問題がないかのように見せかけていた。今年になって別の職員が数値の不自然さに気付き、再検査や聞き取り調査で発覚した。
 六価クロム化合物の基準値は1リットル当たり0・02ミリグラムで、隠蔽した職員の検査では最大0・029ミリグラムが検出されていた。市は動機などを詳しく聞き取った上で、この職員の処分を検討するという。

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