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75歳以上保険料、月7082円 24年度平均、507円増

 厚生労働省は1日、75歳以上の約2千万人が加入する後期高齢者医療制度に関し、保険料の見込み額を公表した。1人当たりの全国平均の月額は2024年度が7082円で、22~23年度と比べて507円(7・7%)増。25年度はさらに増えて7192円となる。
 高齢化の進行などで医療費が増大し、保険料が増加傾向にある中、24年度からは75歳以上の保険料を所得水準に応じて引き上げる制度改正を実施。医療費の財源を賄う現役世代の保険料負担を抑える狙いがある。
 24年度の平均保険料は全ての都道府県で上がる。都道府県別で見ると、東京が最も高く9180円(194円増)。秋田が最も低く4397円(335円増)だった。25年度は東京9378円、秋田4488円となる。
 保険料は所得水準に応じて変わる。年金収入が82万円の人の全国平均月額は24、25年度ともに1260円。同様に年金収入が195万円の場合は24年度5411円、25年度5673円となる。
 後期高齢者医療制度は市町村でつくる都道府県ごとの広域連合が運営し、保険料を原則2年ごとに見直す。今回は制度改正を段階的に行うため、24年度と25年度で平均保険料が異なる。

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