テーマ : 医療・健康

静岡県内医療従事者 看護師ら能登半島被災地へ次々

 静岡県内の医療従事者らによる能登半島地震の被災地への派遣が続いている。12日も県看護協会から派遣された看護師らが石川県内で支援活動を始めた。静岡県が支援している石川県穴水町に災害マネジメント支援チームとして入った静岡県職員は同日、静岡県庁で幹部職員らに活動内容の報告を行った。

石川県穴水町での活動を報告する板坂孝司課長(中央)=12日午後、静岡県庁
石川県穴水町での活動を報告する板坂孝司課長(中央)=12日午後、静岡県庁

 日本看護協会の要請を受け、県看護協会は「災害支援ナース」として看護師2人を派遣。被害が深刻な珠洲市や輪島市など能登半島北部の病院や避難所を回り、医療支援にあたる。静岡県地域医療課によると、被災した医療従事者に代わって病院で夜勤当直を務める場合もあるという。
 日本災害リハビリテーション支援チーム(JRAT)は医師と理学療法士1人ずつを12~15日の日程で石川県内に派遣した。災害派遣精神医療チーム(DPAT)は第3次隊として、神経科浜松病院から3人を志賀町などに送った。
 災害マネジメント支援チームの第1陣で総括支援員を務めた県東部地域局危機管理課の板坂孝司課長は3~10日、穴水町に災害対応への助言などを行った。町内で安否不明者はいなくなったため、救助活動から生活再建の段階に移っていると説明し、「今後もさまざまなニーズを把握し、切れ目ない支援につなげたい」と語った。
 (社会部・小沢佑太郎)

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