気象・災害の記事一覧
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渡辺さん(竜南小6)最優秀賞 静岡で熱中症対策標語コンテスト表彰
熱中症対策を呼びかける標語を小中学生が自由な発想で考えた「熱中症対策標語コンテスト」(大塚製薬主催、静岡市共催)の表彰式がこのほど、同市葵区の葵消防署で行われた。最優秀賞には竜南小6年渡辺伊織さんの作品が選ばれ、優秀賞5作品とともに表彰された。 市内の小学5、6年生と中学生から計98作品の応募があった。渡辺さんの作品は「もうちょっと まだ大丈夫はもうアウト みんなで防ぐ 熱中症」と暑い日に我慢しすぎないよう呼びかけた。受賞作品は熱中症予防をPRするポスターに採用し、9月15日まで市内公共施設や公共交通機関、市が指定する熱中症予防の避暑施設「クーリングシェルター」などに掲示する。 優秀賞の
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第78号 (位置) 2024年7月26日午後6時50分 気象庁 発表 大型の台風第3号は、華中を1時間におよそ25キロの速さで北北西へ進んでいます。 【本文】 大型の台風第3号は、26日18時には華中の北緯27度55分、東経117度25分にあって、1時間におよそ25キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパスカル、最
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第77号 (位置) 2024年7月26日午後3時45分 気象庁 発表 大型の台風第3号は、華中を1時間におよそ25キロの速さで北へ進んでいます。 【本文】 大型の台風第3号は、26日15時には華中の北緯27度50分、東経118度00分にあって、1時間におよそ25キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパスカル、最大風速は
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第76号 (位置) 2024年7月26日午後0時45分 気象庁 発表 大型の台風第3号は、華南を1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいます。 【本文】 大型の台風第3号は、26日12時には華南の北緯26度35分、東経118度10分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパスカル、最
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第75号 (位置) 2024年7月26日午前9時50分 気象庁 発表 大型の台風第3号は、華南をゆっくりした速さで北北西へ進んでいます。 【本文】 大型の台風第3号は、26日9時には華南の北緯25度55分、東経118度30分にあって、ゆっくりした速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパスカル、最大風速は23メートル、最大
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第74号 (位置) 2024年7月26日午前6時45分 気象庁 発表 大型の台風第3号は、華南を1時間におよそ10キロの速さで西北西へ進んでいます。 【本文】 大型の台風第3号は、26日6時には華南の北緯25度35分、東経118度35分にあって、1時間におよそ10キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、最大
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台風、地震複合想定 受援体制など確認 緊消隊関東ブロック 静岡県内で図上訓練
緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練(総務省消防庁、県実行委主催)の図上訓練が25日、静岡県庁や県東部の各消防本部で行われた。風水害と地震の複合災害を想定。能登半島地震を踏まえて関係者が受援体制や部隊展開手順を確認した。情報の集約や関係機関との共有などが課題に挙がった。 台風による浸水害や土砂災害で各消防本部が災害対応している中、伊豆大島近海でマグニチュード(M)6・7の地震が発生したとの想定で実施。津波や建物倒壊、大規模火災など各地で甚大な被害が出ている状況への対応に取り組んだ。ヘリコプターによる偵察に加え、各消防本部が119番などの通報内容から地域の被害状況の把握に努めた。県は緊急消防援
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山形、秋田 記録的大雨 土砂災害で1人不明
梅雨前線に向かって流れ込む湿った空気の影響で、山形県や秋田県では24日から25日にかけて、記録的な大雨となり、河川の氾濫や土砂崩れの被害が出た。山形県では線状降水帯が発生し、気象庁は25日午後1時5分に酒田市と遊佐町に大雨特別警報を発表、午後8時10分に警報に切り替えた。東北は26日も大気の状態が非常に不安定になるとして、河川の増水・氾濫、土砂災害や低い土地の浸水に最大級の警戒が必要だとしている。 気象庁は記者会見で、切り替え後も自治体の避難情報に従い、安全を確保するよう求めた。東北の日本海側では30日ごろまで雨が降りやすい状況が続く。いったん雨が収まっても再び強まって災害の危険度が高まる
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第73号 (位置) 2024年7月26日午前3時45分 気象庁 発表 大型の台風第3号は、華南を1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。 【本文】 大型の台風第3号は、26日3時には華南の北緯25度30分、東経118度40分にあって、1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、最大風速は2
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第72号 (位置) 2024年7月26日午前0時50分 気象庁 発表 大型の台風第3号は、華南を1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。 【本文】 大型の台風第3号は、26日0時には華南の北緯25度30分、東経118度50分にあって、1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最
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山形や秋田で記録的大雨、氾濫も 線状降水帯が発生、特別警報
梅雨前線に向かって流れ込む湿った空気の影響で、山形県や秋田県では24日から25日にかけて記録的な大雨となり、河川の氾濫や土砂崩れの被害が出た。山形県では線状降水帯が発生。気象庁は25日午後1時5分に酒田市と遊佐町に大雨特別警報を発表、午後8時10分に警報に切り替えたが深夜にも線状降水帯が発生し、6市町村に大雨特別警報を発表した。 山形県では3市町が計2万世帯超に警戒レベルが最も高い緊急安全確保を発令した。秋田県由利本荘市では石沢川や子吉川が氾濫し住宅が浸水。同県湯沢市では土砂災害に巻き込まれ1人が行方不明になった。東北は26日も大気の状態が非常に不安定になると
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秋田県記録的短時間大雨情報=気象庁発表
秋田県記録的短時間大雨情報 2024年7月25日22時7分 気象庁発表 22時秋田県で記録的短時間大雨を観測しました。 北秋田市南部付近で約100ミリ 記録的短時間大雨情報は、数年に1度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測したり、解析したときに発表されます。○○付近とある場合は解析雨量です。 「○時○分○○で記録的短時間大雨情報」
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秋田県記録的短時間大雨情報=気象庁発表
秋田県記録的短時間大雨情報 2024年7月25日21時56分 気象庁発表 21時50分秋田県で記録的短時間大雨を観測しました。 上小阿仁村付近で120ミリ以上 五城目町付近で120ミリ以上 記録的短時間大雨情報は、数年に1度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測したり、解析したときに発表されます。○○付近とある場合は解析雨量です。
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第71号 (位置) 2024年7月25日午後9時50分 気象庁 発表 大型の台風第3号は、華南をゆっくりした速さで西へ進んでいます。 【本文】 大型の台風第3号は、25日21時には華南の北緯25度20分、東経119度05分にあって、ゆっくりした速さで西へ進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、
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秋田県記録的短時間大雨情報=気象庁発表
秋田県記録的短時間大雨情報 2024年7月25日21時47分 気象庁発表 21時40分秋田県で記録的短時間大雨を観測しました。 上小阿仁村付近で約100ミリ 五城目町付近で約100ミリ 記録的短時間大雨情報は、数年に1度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測したり、解析したときに発表されます。○○付近とある場合は解析雨量です。
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第70号 (位置) 2024年7月25日午後6時50分 気象庁 発表 大型の台風第3号は、台湾海峡をゆっくりした速さで西北西へ進んでいます。 【本文】 大型の台風第3号は、25日18時には台湾海峡の北緯25度25分、東経119度40分にあって、ゆっくりした速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第69号 (位置) 2024年7月25日午後3時50分 気象庁 発表 台風第3号は、大型で強い台風から、大型の台風に変わり、華南を1時間におよそ15キロの速さで西北西へ進んでいます。 【本文】 大型の台風第3号は、25日15時には華南の北緯25度30分、東経119度35分にあって、1時間におよそ15キロの速さで西北西へ進んでいます。中
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「直ちに安全確保を」と気象庁
気象庁は25日、山形県への大雨特別警報発表に関する記者会見で、今後も雨が強まる恐れがあるとして「直ちに安全の確保を」と呼びかけた。
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第68号 (位置) 2024年7月25日午後0時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、台湾海峡を1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、25日12時には台湾海峡の北緯25度25分、東経119度55分にあって、1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は970ヘ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第67号 (位置) 2024年7月25日午前9時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、台湾海峡を1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、25日9時には台湾海峡の北緯25度20分、東経120度25分にあって、1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は970ヘク
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山形県記録的短時間大雨情報=気象庁発表
山形県記録的短時間大雨情報 2024年7月25日9時20分 気象庁発表 9時10分山形県で記録的短時間大雨を観測しました。 遊佐町付近で約110ミリ 酒田市北部付近で約100ミリ 記録的短時間大雨情報は、数年に1度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測したり、解析したときに発表されます。○○付近とある場合は解析雨量です。
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山形県記録的短時間大雨情報=気象庁発表
山形県記録的短時間大雨情報 2024年7月25日9時13分 気象庁発表 9時山形県で記録的短時間大雨を観測しました。 酒田市南部付近で約100ミリ 記録的短時間大雨情報は、数年に1度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測したり、解析したときに発表されます。○○付近とある場合は解析雨量です。 「○時○分○○で記録的短時間大雨情報」の「
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大自在(7月25日)1933年の40・8度
発達した高気圧がふたをして熱い空気が地上にこもるヒートドーム現象が米国で深刻化しているという。日本でも連日、熱気で満たされたドームの中にいるような暑さが続く。静岡市駿河区では今月、40・0度を観測した。 40度台と聞いた時の驚きは最近薄れつつあるが、1933年のきょう山形市で観測した40・8度という気温は当時想像を絶する数字だったに違いない。74年もの間、歴代最高として知られた。不動の記録が塗り替えられたのは2007年。気象庁が最高気温35度以上の日を猛暑日と決めたのもこの年だ。 現在の歴代1位タイは20年8月17日に浜松市中央区で観測した41・1度。産業技術総合研究所によると、フェーン
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第66号 (位置) 2024年7月25日午前6時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、台湾海峡を1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、25日6時には台湾海峡の北緯25度00分、東経120度55分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第64号 (位置) 2024年7月25日午前3時50分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、台湾を1時間におよそ15キロの速さで西北西へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、25日3時には台湾の北緯24度40分、東経121度25分にあって、1時間におよそ15キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第63号 (位置) 2024年7月25日午前2時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、台湾を1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、25日2時には台湾の北緯24度30分、東経121度35分にあって、1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第62号 (位置) 2024年7月25日午前1時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、台湾を1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、25日1時には台湾の北緯24度25分、東経121度40分にあって、1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第61号 (位置) 2024年7月25日午前0時45分 気象庁 発表 台風第3号は、大型で非常に強い台風から、大型で強い台風に変わり、与那国島の西南西約120キロを1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、25日0時には与那国島の西南西約120キロの北緯24度05分、東経121度55分にあって
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第60号 (位置) 2024年7月24日午後11時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、与那国島の西南西約140キロを1時間におよそ15キロの速さで西南西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日23時には与那国島の西南西約140キロの北緯23度50分、東経121度55分にあって、1時間におよそ15
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第58号 (位置) 2024年7月24日午後10時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、与那国島の南西約170キロを1時間におよそ15キロの速さで西南西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日22時には与那国島の南西約170キロの北緯23度35分、東経121度40分にあって、1時間におよそ15キロ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第57号 (位置) 2024年7月24日午後9時50分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、与那国島の南西約190キロを1時間におよそ20キロの速さで西南西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日21時には与那国島の南西約190キロの北緯23度25分、東経121度35分にあって、1時間におよそ20キロの
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第56号 (位置) 2024年7月24日午後8時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、与那国島の西南西約140キロを1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日20時には与那国島の西南西約140キロの北緯24度00分、東経121度40分にあって、1時間におよそ15キロの
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第55号 (位置) 2024年7月24日午後7時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、与那国島の西南西約120キロを1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日19時には与那国島の西南西約120キロの北緯24度05分、東経121度55分にあって、1時間におよそ15キロの
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第54号 (位置) 2024年7月24日午後6時50分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、与那国島の西南西約110キロを1時間におよそ15キロの速さで西北西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日18時には与那国島の西南西約110キロの北緯24度10分、東経122度00分にあって、1時間におよそ15キ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第53号 (位置) 2024年7月24日午後5時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、与那国島の西南西約80キロを1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日17時には与那国島の西南西約80キロの北緯24度20分、東経122度10分にあって、1時間におよそ15キロの速
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第51号 (位置) 2024年7月24日午後4時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、与那国島の西南西約70キロを1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日16時には与那国島の西南西約70キロの北緯24度20分、東経122度25分にあって、1時間におよそ15キロの速
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第50号 (位置) 2024年7月24日午後3時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、与那国島の西南西約60キロを1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日15時には与那国島の西南西約60キロの北緯24度10分、東経122度30分にあって、1時間におよそ20キロの速
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「雨庭」普及へ 水害対策として グリーンインフラ推進 駿豆地区商工懇話会
静岡県東部・伊豆の経済団体で構成する駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)は24日、定例会を三島市の三島商工会議所で開き、近年増加する水害対策として同市内の事業所が導入した「雨庭」の普及を図ることで一致した。穴を掘って雨水を緩やかに地中に浸透させる手法で、県東部・伊豆の事業所への普及を目指す。 紅野会長が2月の定例会で、人手不足や防災対策をはじめ共通の課題が地域に山積しているとして、単独ではなく連携して解決へ臨む方針を示していた。喫緊の課題に水害対策を挙げ、三島商議所のグリーンインフラ整備推進特別委員会による雨庭の設置を促すことにした。 昨年度設置した雨庭は縦3・6メ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第49号 (位置) 2024年7月24日午後2時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、与那国島の南西約50キロを1時間におよそ20キロの速さで北北西へ進んでいます。与那国町祖納で24日13時51分に最大瞬間風速 東南東の風50.2メートルを観測しました。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日14時には与那国島の
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第48号 (位置) 2024年7月24日午後1時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、与那国島の南南西にあって1時間におよそ20キロの速さで北北西へ進んでいます。与那国町祖納で24日12時46分に最大瞬間風速 東の風47.6メートルを観測しました。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日13時には与那国島の南南西
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第47号 (位置) 2024年7月24日午後0時50分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、与那国島の南にあって1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいます。与那国町祖納で24日12時7分に最大瞬間風速 東の風37.1メートルを観測しました。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日12時には与那国島の南約70キロ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第46号 (位置) 2024年7月24日午前11時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、与那国島の南にあって1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいます。与那国島地方は暴風域に入りました。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日11時には与那国島の南約90キロの北緯23度40分、東経123度00分にあって、
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第44号 (位置) 2024年7月24日午前10時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、与那国島の南にあって1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいます。石垣島地方は暴風域に入りました。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日10時には与那国島の南約100キロの北緯23度35分、東経123度05分にあって、
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第43号 (位置) 2024年7月24日午前9時50分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、西表島の南南西約110キロを1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日9時には西表島の南南西約110キロの北緯23度25分、東経123度20分にあって、1時間におよそ15キロの速
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第42号 (位置) 2024年7月24日午前8時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、西表島の南南西約120キロを1時間におよそ10キロの速さで北西へ進んでいます。沖縄県石垣市登野城で24日7時41分に最大瞬間風速東南東の風30.4メートルを観測しました。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日8時には西表島の南
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第41号 (位置) 2024年7月24日午前7時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、西表島の南南西約130キロを1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日7時には西表島の南南西約130キロの北緯23度10分、東経123度20分にあって、1時間におよそ15キロの速さ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第40号 (位置) 2024年7月24日午前6時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、西表島の南南西約140キロを1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日6時には西表島の南南西約140キロの北緯23度05分、東経123度25分にあって、1時間におよそ20キロの速さ
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海外の災害時ケア学ぶ 静岡県立大でオンライン講義
静岡県立大は23日、大学間交流協定を結ぶタイのコンケン大、米オレゴン健康科学大と県立大草薙キャンパス(静岡市駿河区)をオンラインでつなぎ、合同講義を行った。同科学大のルース・タデッセ講師が「災害とメンタルヘルス」をテーマに講義した。 同キャンパスでは県立大の看護学部生や教職員ら約140人が聴講した。タデッセ氏は各国の災害の種類や、災害時に子どもや高齢者、障害者などの要配慮者が体調に影響が出やすいことを学生に質問しながら確認した。睡眠障害や記憶力低下など、症状は個人によって異なるとし、心のケアの重要性を説いた。猛暑の際、高齢者に対して看護師はどんな支援ができるかを学生同士で考え、話し合う時間
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伊豆山復興 新たな一歩 8月、初の「フェス」 イベント通じつながり創出 NPO企画【熱海土石流】
2021年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の被災者支援に取り組むNPO法人テンカラセン(高橋一美代表)は8月、初の復興支援イベント「あいぞめフェスティバル」を伊豆山地区で開く。音楽や健康、食を題材にした催しを通じ、住民同士や住民と観光客のつながりの創出を図る。発災から3年が経過し、少しずつ歩を進める地区の復興を後押しする。 28人の犠牲者を出した惨事の悲しみは今も癒えず、市と静岡県が被災地で進める復旧復興事業は道半ばの状態が続く。それでも今年4月の伊豆山神社例大祭で、新型コロナウイルス禍や土石流発生の影響で自粛していた全4基の地元神輿(みこし)による練り歩きが復活するなど、一部で
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葬祭用品供給協力 松崎町と災害協定 静岡県葬祭業協組
松崎町はこのほど、災害時における葬祭用品供給などの協力に関する協定を、静岡県内葬祭業者で構成する県葬祭業協同組合と結んだ。地震などの大規模災害によって町内で多数の死者が発生した際、同組合が棺などの提供や遺体の搬送を支援する内容。 同組合は葬祭業務に取り組む人員の確保や遺体安置施設の提供も行い、緊急時の協力態勢を構築する。締結式が町環境改善センターで行われ、深沢準弥町長と熊沢正樹理事長が協定書に調印した。
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第39号 (位置) 2024年7月24日午前5時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、西表島の南約150キロを1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日5時には西表島の南約150キロの北緯23度00分、東経123度30分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北西へ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第37号 (位置) 2024年7月24日午前4時45分 気象庁 発表 大型で非常に強い台風第3号は、西表島の南約160キロを1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日4時には西表島の南約160キロの北緯22度55分、東経123度30分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北西へ
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令和6年 台風第3号に関する情報 第36号 (位置) 2024年7月24日午前3時50分 気象庁 発表 台風第3号は、大型で強い台風から、大型で非常に強い台風に変わり、西表島の南約170キロを1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 大型で非常に強い台風第3号は、24日3時には西表島の南約170キロの北緯22度50分、東経123度35分にあって、1
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令和6年 台風第3号に関する情報 第35号 (位置) 2024年7月24日午前2時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、西表島の南約170キロを1時間におよそ30キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、24日2時には西表島の南約170キロの北緯22度50分、東経123度40分にあって、1時間におよそ30キロの速さで北西へ進んでいます
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第34号 (位置) 2024年7月24日午前1時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、西表島の南約180キロを1時間におよそ25キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、24日1時には西表島の南約180キロの北緯22度40分、東経123度55分にあって、1時間におよそ25キロの速さで北西へ進んでいます
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第33号 (位置) 2024年7月24日午前0時50分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、西表島の南約210キロを1時間におよそ25キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、24日0時には西表島の南約210キロの北緯22度25分、東経124度05分にあって、1時間におよそ25キロの速さで北西へ進んでいます
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第32号 (位置) 2024年7月23日午後11時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、西表島の南約230キロを1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、23日23時には西表島の南約230キロの北緯22度20分、東経124度20分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第30号 (位置) 2024年7月23日午後10時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、西表島の南約240キロを1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、23日22時には西表島の南約240キロの北緯22度10分、東経124度25分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第29号 (位置) 2024年7月23日午後9時50分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、西表島の南南東約270キロを1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、23日21時には西表島の南南東約270キロの北緯22度00分、東経124度30分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んで
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第28号 (位置) 2024年7月23日午後6時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、沖縄の南を1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、23日18時には沖縄の南の北緯21度20分、東経125度00分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパス
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全国的に残暑厳しい見通し 気象庁、ラニーニャ現象の影響も
気象庁は23日、8~10月の3カ月予報を発表した。「ラニーニャ現象」が発生する可能性が高いことなどから、9、10月も気温は平年より高いと見込まれ、厳しい残暑となりそうだ。東、西日本の太平洋側と沖縄・奄美では雨量も平年並みか多くなるとみられる。 気象庁によると、南米ペルー沖の海面水温が下がるラニーニャの発生時や近い状態では、太平洋高気圧が日本の南東で強くなり、高気圧の周縁部を回る南からの暖かく湿った空気が日本に入りやすくなる。このため、気温が上昇するだけでなく、太平洋側や沖縄・奄美では雨量も増える。 ▽8月 北日本では天気は数日の
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令和6年 台風第3号に関する情報 第26号 (位置) 2024年7月23日午後3時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、沖縄の南を1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、23日15時には沖縄の南の北緯20度40分、東経125度00分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は965ヘ
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令和6年 台風第3号に関する情報 第25号 (位置) 2024年7月23日午後0時40分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、フィリピンの東を1時間におよそ10キロの速さで北北西へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、23日12時にはフィリピンの東の北緯19度50分、東経124度55分にあって、1時間におよそ10キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第24号 (位置) 2024年7月23日午前9時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、23日9時にはフィリピンの東の北緯19度35分、東経125度05分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は965
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岩手、宮城で震度3 気象庁
23日午前8時27分ごろ、岩手、宮城両県で震度3の地震があった。気象庁によると、震源地は宮城県沖で、震源の深さは約70キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4・6と推定される。各地の震度は次の通り。 震度3=一関花泉、一関室根(岩手)石巻桃生、登米米山、栗原若柳、大崎田尻、涌谷(宮城)▽震度2=大船渡、北上相去(岩手)仙台青葉、塩釜(宮城)相馬、田村大越、南相馬鹿島栃窪(福島)など▽震度1=八戸南郷(青森)盛岡(岩手)丸森(宮城)横手雄物川(秋田)新庄(山形)福島(福島)日立助川(茨城)など
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令和6年 台風第3号に関する情報 第23号 (位置) 2024年7月23日午前6時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、フィリピンの東を1時間におよそ10キロの速さで北へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、23日6時にはフィリピンの東の北緯19度05分、東経125度05分にあって、1時間におよそ10キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は965
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大暑の22日、静岡県内11地点で猛暑日 浜松・天竜区で38・8度 静岡・井川など観測史上最高
一年で最も暑い時期とされる二十四節気の「大暑」の22日、静岡県内は高気圧に覆われて晴れ、浜松市天竜区船明で38・8度、川根本町で38・3度を記録するなど18観測地点のうち11地点で最高気温35度以上の猛暑日となった。 気象庁によると、静岡市葵区井川では1978年、牧之原市の静岡空港では2009年からの観測史上でそれぞれ最高気温を更新する36・1度、37・4度を観測した。三島市では7月の観測史上最高となる36・9度まで上昇するなど、県内11地点で今年の最高気温となった。 同庁の予想では、県内は23日も高気圧に覆われて晴れ、静岡、浜松両市で最高36度、三島市で同35度の猛暑日が続く見込み。
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津波避難施設 全国550 内閣府調査 静岡県140で最多
巨大地震発生時に地域住民らが津波から緊急的に逃げ込むため、全国の自治体が設置した津波避難施設の数が昨年4月時点で550になったことが22日、内閣府の調査で分かった。前回調査(2021年時点)の502から1割増加した。高台などが近くになく、避難が難しい地域の解消を目指す動きが加速している。 550の内訳は、津波避難タワーが431基、「命山」などと呼ばれる盛り土が73カ所、人工地盤が43カ所、避難シェルターが3カ所。 都道府県別では、南海トラフ巨大地震で被害を受けると想定される静岡県が140と最多で、高知県123、三重県38、和歌山県37と続いた。 日本海溝・千島海溝の巨大地震対策の一環で
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列島、連日猛烈な暑さ 23日以降も熱中症厳重警戒
日本列島は22日、太平洋高気圧に覆われて広い範囲で晴れ、連日の猛烈な暑さに見舞われた。全国914の観測点のうち、今年最多の288地点で最高気温35度以上の猛暑日となった。最高気温が30度以上の真夏日は、猛暑日の場所を含めて778地点だった。23日以降も厳しい暑さが続く見通しで、熱中症に厳重な警戒が必要だ。 気象庁によると、太平洋高気圧が強まって日本列島を覆い、21日は近畿と中国、22日は九州北部で相次いで梅雨明け。高気圧の周縁部を回る暖かく湿った空気が流れ込み、強い日射でさらに気温が上昇した。最高気温は山梨県甲州市で39・6度、甲府市で39・4度、栃木県佐野市39・1度、群馬県伊勢崎市38
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令和6年 台風第3号に関する情報 第21号 (位置) 2024年7月23日午前3時50分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、フィリピンの東をゆっくりした速さで北へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、23日3時にはフィリピンの東の北緯18度35分、東経125度10分にあって、ゆっくりした速さで北へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第20号 (位置) 2024年7月23日午前0時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、フィリピンの東をゆっくりした速さで北へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、23日0時にはフィリピンの東の北緯18度25分、東経125度20分にあって、ゆっくりした速さで北へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第19号 (位置) 2024年7月22日午後9時50分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、フィリピンの東をゆっくりした速さで北へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、22日21時にはフィリピンの東の北緯18度20分、東経125度30分にあって、ゆっくりした速さで北へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第18号 (位置) 2024年7月22日午後6時45分 気象庁 発表 大型で強い台風第3号は、フィリピンの東をゆっくりした速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、22日18時にはフィリピンの東の北緯18度05分、東経125度40分にあって、ゆっくりした速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクトパスカル
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滋賀県記録的短時間大雨情報=気象庁発表
滋賀県記録的短時間大雨情報 2024年7月22日16時51分 気象庁発表 16時40分滋賀県で記録的短時間大雨を観測しました。 大津市南部付近で約90ミリ 記録的短時間大雨情報は、数年に1度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測したり、解析したときに発表されます。○○付近とある場合は解析雨量です。 「○時○分○○で記録的短時間大雨情
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猛暑日260地点、今年最多に 列島、連日の猛烈な暑さ
日本列島は22日、太平洋高気圧に覆われて広い範囲で晴れ、連日の猛烈な暑さに見舞われた。全国914の観測点のうち、今年最多の260地点で最高気温35度以上の猛暑日となった。午後2時までに最高気温が30度以上の真夏日となったのは、猛暑日の場所を含めて761地点だった。23日も厳しい暑さが続く見通しで、熱中症に厳重な警戒が必要だ。 気象庁によると、栃木県佐野市と甲府市で39・1度となった。多くの観測点で今年の最も高い気温を記録した。 一方で、日本海から東北付近に延びる梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んだ。大気の状態が非常に
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第16号 (位置) 2024年7月22日午後3時50分 気象庁 発表 台風第3号は、強い台風から、大型で強い台風に変わり、フィリピンの東をゆっくりした速さで北東へ進んでいます。 【本文】 大型で強い台風第3号は、22日15時にはフィリピンの東の北緯17度35分、東経125度35分にあって、ゆっくりした速さで北東へ進んでいます。中心の気
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第15号 (位置) 2024年7月22日午後0時45分 気象庁 発表 強い台風第3号は、フィリピンの東をゆっくりした速さで東北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第3号は、22日12時にはフィリピンの東の北緯17度30分、東経125度30分にあって、ゆっくりした速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第14号 (位置) 2024年7月22日午前9時50分 気象庁 発表 台風第3号は、強い台風に変わり、フィリピンの東をゆっくりした速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第3号は、22日9時にはフィリピンの東の北緯17度25分、東経125度10分にあって、ゆっくりした速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル
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黒潮大蛇行、赤潮に影響か 海洋機構調査 瀬戸内海など生態系懸念
日本の太平洋岸を流れる暖流の黒潮が南に大きく迂回(うかい)する「大蛇行」が続く中、黒潮が四国沿岸から離れる変調を起こし、瀬戸内海に流入する海水量が大きく減少していたことが21日、海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)の美山透主任研究員らの調査で分かった。赤潮の発生時期を遅らせるなど、生態系にも影響を与えている可能性がある。2017年から続く現在の大蛇行は観測史上最長となっており、20年ごろからは四国沿岸から離れる異例の状況が長期化しているという。 黒潮大蛇行を巡っては、関東などで夏の高温多湿化や大雨など気象への影響も大きいとされる。また、黒潮の続流が北上して東北沖の海水温を上昇させ、サンマ
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列島広範囲で雷雨に注意、気象庁 台風3号、24日から沖縄接近か
気象庁は22日、前線や低気圧の影響で、西日本から東日本で同日の夜遅くにかけ、雷を伴った激しい雨が降る所があると注意を呼びかけた。 気象庁によると、前線を伴って北日本付近を通過する低気圧に、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込む。日中の気温上昇の影響も加わり、大気の状態が非常に不安定になるとしている。 また、20日に発生した台風3号はフィリピンの東でほとんど停滞している。今後、発達しながら北上し、24日から25日にかけて非常に強い勢力で沖縄に接近する見込み。先島諸島では警報級の大雨や高潮になる恐れがある。
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給湯器転倒、温水使えず 水道復旧後も続く不便、能登地震
能登半島地震では、ヒートポンプ式給湯器「エコキュート」や電気温水器の貯湯タンクが倒れる被害が相次ぎ、水道が復旧しても、多くの世帯でお湯が使えない生活を余儀なくされた。構造的に倒れる恐れが高い上、設置時期が古く国の基準を満たさないケースもあるとみられる。国民生活センターは「倒れるリスクを踏まえた上で、まずは設置説明書通りに施工されているか確認を」と呼びかけている。 石川県輪島市の温泉施設「輪島カブーレ」では、地震から半年が過ぎた7月も、1日約200人が無料の入浴支援を利用する。 近くの会社員吉浦虎峰さん(26)は、自宅室内に設置していたエコキュートが倒れた。すぐ業者に修理を依頼したが、見積
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きょうも酷暑に注意 連日、全国一の暑さ観測 静岡県内に熱中症警戒アラート
静岡県内は21日、高気圧に覆われて広い範囲で晴れ、朝から気温が上がった。4地点で最高気温35度以上の猛暑日となり、浜松市天竜区船明では全国の観測地点で1位となる38・5度を記録した。20日の静岡市駿河区に続き静岡県内の観測地点が全国1位となった。 気象庁の観測によると、天竜区佐久間で37・5度、川根本町で36・7度、浜松市中央区で36・2度だった。同市天竜区の二俣川では猛暑の中、子どもたちがアユのつかみ取りや水遊びを楽しんだ。 「大暑」の22日も県内は晴れて暑くなる見込み。予想最高気温は浜松市と三島市で37度など。環境省と気象庁は熱中症警戒アラートを静岡県に発表している。
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第13号 (位置) 2024年7月22日午前6時45分 気象庁 発表 台風第3号は、フィリピンの東にあってほとんど停滞しています。 【本文】 台風第3号は、22日6時にはフィリピンの東の北緯17度25分、東経125度00分にあって、ほとんど停滞しています。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第12号 (位置) 2024年7月22日午前3時50分 気象庁 発表 台風第3号は、フィリピンの東にあってほとんど停滞しています。 【本文】 台風第3号は、22日3時にはフィリピンの東の北緯17度10分、東経125度00分にあって、ほとんど停滞しています。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第11号 (位置) 2024年7月22日午前0時45分 気象庁 発表 台風第3号は、フィリピンの東にあってほとんど停滞しています。 【本文】 台風第3号は、22日0時にはフィリピンの東の北緯17度10分、東経125度00分にあって、ほとんど停滞しています。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第10号 (位置) 2024年7月21日午後9時45分 気象庁 発表 台風第3号は、フィリピンの東にあってほとんど停滞しています。 【本文】 台風第3号は、21日21時にはフィリピンの東の北緯17度10分、東経125度00分にあって、ほとんど停滞しています。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第9号 (位置) 2024年7月21日午後6時40分 気象庁 発表 台風第3号は、フィリピンの東をゆっくりした速さで北北西へ進んでいます。 【本文】 台風第3号は、21日18時にはフィリピンの東の北緯17度05分、東経125度00分にあって、ゆっくりした速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第8号 (位置) 2024年7月21日午後3時45分 気象庁 発表 台風第3号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 台風第3号は、21日15時にはフィリピンの東の北緯17度00分、東経125度00分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は992ヘクトパスカル、
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第4号に関する情報 2024年7月21日午後1時15分 気象庁 発表 台風第4号が発生しました。 【本文】 21日12時、南シナ海の北緯16度25分、東経111度20分において、熱帯低気圧が台風第4号になりました。台風は1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第7号 (位置) 2024年7月21日午後0時45分 気象庁 発表 台風第3号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 台風第3号は、21日12時にはフィリピンの東の北緯16度55分、東経125度00分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は994ヘクトパスカル、
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第6号 (位置) 2024年7月21日午前9時50分 気象庁 発表 台風第3号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 台風第3号は、21日9時にはフィリピンの東の北緯16度50分、東経125度05分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は998ヘクトパスカル、中
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第5号 (位置) 2024年7月21日午前6時45分 気象庁 発表 台風第3号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 台風第3号は、21日6時にはフィリピンの東の北緯16度40分、東経125度30分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は998ヘクトパスカル、中
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【全国一の暑さ】静岡駿河区で38・9度 浜松、川根本町でも猛暑日に
高気圧に覆われて晴れた静岡県内は20日、午前中から気温が上昇し、静岡市駿河区では全国の観測地点で1位となる38・9度を記録するなど、県内4地点で最高気温35度以上の猛暑日となった。 本県を含む東海地方は18日に梅雨明けしたとみられ、厳しい暑さに見舞われている。この日は浜松市天竜区船明で36・3度、川根本町で35・8度、同市天竜区佐久間で35・7度を観測。これらを含め、県内18の観測地点のうち17地点で最高気温が30度以上を記録した。 県内は21日も高気圧の影響で晴れ、浜松市で最高36度、三島市で同35度の猛暑日が予想される。環境省と気象庁は熱中症警戒アラートを本県に発表し、注意を呼びかけ
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茨城で震度3
20日午後8時15分ごろ、茨城県で震度3の地震があった。気象庁によると、震源地は茨城県沖で、震源の深さは約30キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4・8と推定される。
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指定河川洪水予報=東京都 気象庁 共同発表
妙正寺川氾濫注意情報解除 妙正寺川洪水予報 第2号 洪水注意報解除 2024年7月21日午前5時0分 東京都 気象庁 共同発表 妙正寺川 氾濫のおそれなくなる 【主文】 【浸水想定地区】 氾濫による浸水が想定される地区※ 鷺盛橋水位観測所
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指定河川洪水予報=東京都 気象庁 共同発表
目黒川氾濫注意情報解除 目黒川洪水予報 第2号 洪水注意報解除 2024年7月21日午前5時0分 東京都 気象庁 共同発表 目黒川 氾濫のおそれなくなる 【主文】 【浸水想定地区】 氾濫による浸水が想定される地区※ 青葉台水位観測所
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第4号 (位置) 2024年7月21日午前3時50分 気象庁 発表 台風第3号は、大型の台風ではなくなり、フィリピンの東を1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 台風第3号は、21日3時にはフィリピンの東の北緯16度35分、東経125度40分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第3号 (位置) 2024年7月21日午前0時45分 気象庁 発表 大型の台風第3号は、フィリピンの東を1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。 【本文】 大型の台風第3号は、21日0時にはフィリピンの東の北緯16度30分、東経126度25分にあって、1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は1002
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指定河川洪水予報=東京都 気象庁 共同発表
目黒川氾濫危険情報 目黒川洪水予報 第1号 洪水警報(発表) 2024年7月21日午前0時25分 東京都 気象庁 共同発表 【警戒レベル4相当情報[洪水]】目黒川 今後氾濫するおそれ 【主文】 【警戒レベル4相当】これは、避難指示の発令の目安です。 流域の住民は、建物の二階
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指定河川洪水予報=東京都 気象庁 共同発表
妙正寺川氾濫危険情報 妙正寺川洪水予報 第1号 洪水警報(発表) 2024年7月20日午後11時35分 東京都 気象庁 共同発表 【警戒レベル4相当情報[洪水]】妙正寺川 今後氾濫するおそれ 【主文】 【警戒レベル4相当】これは、避難指示の発令の目安です。 流域の住民は、建
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第2号 (位置) 2024年7月20日午後9時45分 気象庁 発表 大型の台風第3号は、フィリピンの東を1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいます。 【本文】 大型の台風第3号は、20日21時にはフィリピンの東の北緯16度00分、東経127度20分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は1002ヘ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 第1号 (位置) 2024年7月20日午後6時45分 気象庁 発表 大型の台風第3号は、フィリピンの東を1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。 【本文】 大型の台風第3号は、20日18時にはフィリピンの東の北緯15度40分、東経127度50分にあって、1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は100
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台風3号、フィリピンの東で発生 先島諸島に影響の恐れ、気象庁
気象庁によると、20日午後3時の観測で、フィリピンの東の熱帯低気圧が台風3号に変わった。今後、発達しながら沖縄の南に進み、先島諸島に影響する可能性があり、気象庁が今後の進路に注意を呼びかけている。 気象庁によると、午後3時現在、フィリピンの東を時速約20キロで西北西に進んだ。中心気圧は1002ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第3号に関する情報 2024年7月20日午後4時5分 気象庁 発表 大型の台風第3号が発生しました。 【本文】 20日15時、フィリピンの東の北緯15度25分、東経128度05分において、熱帯低気圧が台風第3号になりました。台風は1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大
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富士山の噴火警報想定 住民 避難行動確認 富士市
富士山の噴火警報発表を想定した静岡県などの情報伝達訓練が19日、富士市の勢子辻地区で行われた。市内で唯一、火口ができる可能性がある「第1次避難対象エリア」に指定されている同地区住民が初めて参加し、噴火の被害から逃れるための行動を確認した。 市は今年、富士山の噴火に備える火山避難計画を改定した。溶岩流や噴石の影響を受ける範囲などが見直され、同地区の噴火前避難先はこれまでより近い新環境クリーンセンターになった。 同地区は平均年齢72歳となる12世帯24人が暮らし、災害時の要支援者もいる。火口周辺の噴火警報が伝達された訓練では、自主防災会の役員らが各戸を回って住民を公会堂に集め、車に乗り合わせ
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西日本豪雨時にも松山城道路に亀裂 土砂崩れ発生 1週間
松山市の国の重要文化財・松山城付近で発生し一家3人が死亡した土砂崩れを巡り、発生前に亀裂が確認された現場上部の松山城天守付近の道路で、2018年の西日本豪雨の際にも亀裂が生じていたことが19日、市への取材で分かった。同日で発生から1週間となった。 この道路では、今年6月末~7月の大雨で斜面を支える擁壁が傾き数本の亀裂が発生。6年前の亀裂が広がってできた可能性もあるとし、市は関連を調査する考えを示した。 市は6年前の亀裂について「軽微なもので土砂災害につながるリスクはないと判断していた」と説明。当時は、樹脂で隙間を埋める修繕をしたとしている。 市によると、西日本豪雨により生じた亀裂は複数
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安全な避難経路は? ハザードマップで防災学習 静岡・足久保小
静岡市葵区の足久保小4年生22人はこのほど、洪水や土砂崩れから身を守るため、ハザードマップを活用した「命を守る防災授業」に取り組んだ。国土交通省静岡河川事務所の職員を講師に招き、早期避難と危険区域確認の重要性を学んだ。 6月の大雨で足久保川の氾濫危険水位超過に伴う避難指示が学区に出されたことを受け、同小で初めて実施した。児童はハザードマップで自身の家や学校の浸水深を調べ、小学5年生の平均身長や天井の高さなどを実際の大きさで書いた紙を使って、浸水時にどの程度の高さまで水が来るかを確認した。避難経路に危険な箇所はないかをマップを見ながら話し合い、最適な避難経路を探した。 岩崎暁人さん(9)は
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津波避難訓練 観光客の訓練参加 来夏までに開始を 伊豆市長
伊豆市の菊地豊市長は19日の定例記者会見で、津波避難タワー「テラッセオレンジトイ」などでの津波避難訓練について「住民の参加率を可能な限り100%に近づけた上で、観光客にも参加してもらう必要がある」との認識を示した。 6月下旬に同タワーで実施した訓練については「200人が参加し、ほぼ全員が6分以内に避難できたので良い訓練だった」と振り返った。土肥海水浴場のオープンで夏場には大勢の観光客が訪れることから「旅館と協力し、観光客や海水浴客にも参加してもらうリアルな訓練を来夏までに始めたい」と述べた。 市によると、6月下旬の訓練では参加者の9割以上が、津波が到達するとされる地震発生から6分以内に浸
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静岡・愛知・愛媛 子育て支援団体 静岡県境越え連携 災害時に相互協力、平時も
静岡、愛知、愛媛各県の子育て支援団体が18日、災害時の相互協力に関する協定を結んだ。大規模災害が起きた際に子育て家庭の支援ニーズを共有したり、必要な物資を調達したりする。平時から防災活動などで協力し、県境を越えたネットワークを強化する。 協定を結んだのは、静岡県内34の子育て支援団体でつくる「しずおか子育て防災ネットワーク」、名古屋市に拠点を置く「こども女性ネット東海」、愛媛県宇和島市の「NPO法人うわじまグランマ」の3団体。能登半島地震の被災地支援などを通じ、子育て世代特有のニーズを知る団体同士の連携の機運が高まったという。 静岡県庁で締結式を行い、3団体の代表者が協定書に署名した。
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静岡県内梅雨明け 猛暑に注意
気象庁は18日、本県を含む東海地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より1日早く、昨年より2日遅い。関東甲信地方の梅雨明けも発表した。今後1週間は太平洋高気圧に覆われ、厳しい暑さとなる見込み。熱中症への警戒が必要となっている。 気象庁の観測によると、18日の県内は浜松市天竜区佐久間町で35・9度、川根本町で35・1度の猛暑日となった。三島市や浜松市中央区など14地点では最高気温が30度を超える真夏日だった。 静岡市駿河区の広野海岸公園では、日差しが照りつける青空の下、親子連れが園内の「ジャブジャブ池」で水遊びをする姿が見られた。 静岡地方気象台によると、19日の予想最高気温は静岡
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輪島塗箸 買って応援 8月4日まで四季彩堂
和雑貨販売の四季彩堂(浜松市中央区)はこのほど、能登半島地震で被災した石川県輪島市の伝統工芸「輪島塗箸」の職人を支援する販売企画を始めた。8月4日まで。 対象店舗は、有玉本店(同区)や静岡中田店(静岡市駿河区)など県内5店舗と愛知県内1店舗。店内の一角に、漆を重ねて研ぎ、鮮やかな光沢を生み出した「輪島うるし箸」などを並べた。販売価格は税込み400~3千円程度。期間中は通常価格から10~20%引きとなる。 同社によると、取引のある製造元の「岩多箸店」(輪島市)はクラウドファンディングで工房を修繕して製造を再開したが、同市内の漆器店などの販路は減っているという。四季彩堂の三井和典専務(43)
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静岡県など東海、関東甲信で梅雨明け 平年より1日早く
気象庁は18日、静岡県を含む東海地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より1日早く、昨年より2日遅い。関東甲信地方の梅雨明けも発表した。今後1週間は太平洋高気圧に覆われ、厳しい暑さとなる見込み。熱中症への警戒が必要となっている。 気象庁の観測によると、18日の県内は浜松市天竜区佐久間町で35・9度、川根本町で35・1度の猛暑日となった。三島市や浜松市中央区など14地点では最高気温が30度を超える真夏日だった。 静岡市駿河区の広野海岸公園では、日差しが照りつける青空の下、親子連れが園内の「ジャブジャブ池」で水遊びをする姿が見られた。 静岡地方気象台によると、19日の予想最高気温は静
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【時評】自然災害の基本的性質 山は崩れ、川はあふれる(牛山素行/静岡大防災総合センター教授・副センター長)
「この辺りの山は頑丈な岩石で崩れない」といった話を聞くことがある。あくまでも相対的な話としては、比較的崩れやすい、という所がないわけではない。しかし、残念ながら「絶対に崩れない山」というものは存在しない。 川についても同様だ。周囲より低い土地、川幅が狭くなった箇所の上流側など、相対的に川から水があふれやすい場所はある。しかし、「絶対にあふれない川」というものも存在しない。 山を構成する岩石は空気や水に触れて「風化」し、割れ目ができたり、地表付近では細かい土砂などの粒子に変わったりしていく。火山付近では火山から噴出した砂などが地表に堆積していることもある。大雨が降ると地中に水が浸透し、割れ
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線状降水帯の半日前予測、発表28回で的中2回 気象庁「精度向上図る」
気象庁の森隆志長官は17日の記者会見で、府県単位での発表を始めた線状降水帯の「半日前予測」について、運用を開始した5月27日以降に28回発表し、実際に線状降水帯が発生したのは2回にとどまったと明らかにした。静岡県内は5月28日に発表された際、線状降水帯は発生しなかった。6月28日の大雨では予測が発表されなかったものの、線状降水帯が発生した。 半日前予測は、局地的な豪雨をもたらす線状降水帯の発生可能性を12~6時間前に伝える。発表後、実際に発生したのは6月21日の鹿児島県と7月14日の長崎県。森氏は的中率が「低い」との認識を示し、改善に向けて検証するとした。 半日前予測は従来、東海や関東甲
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大雨被害受け市長に申し入れ 沼津市議会
沼津市議会は17日、6月18日の大雨による浸水被害を受け、災害対応に関する申し入れ書を頼重秀一市長に提出した。近年頻発化する水害に対応するため、適切な情報発信や共有、国や県と一体となった対策の推進など6項目を要望した。 高橋達也議長と片岡章一副議長が頼重市長に手渡した。高橋議長は複数の議員から激甚化する災害対応に議会全体として要望すべきとの声があったとし、「市民からの被害情報を行政に伝える仕組み作りが必要」と提案した。片岡副議長は道路冠水など職員だけでは対応しきれない現状があるとし、「地域力を活用した対応を」と求めた。 頼重市長は「議会の総意で極めて重要。被害がこれまでの想定を上回ること
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「警報基準に照らし適切に対応」 松山土砂崩れで気象庁長官
気象庁の森隆志長官は17日の記者会見で、松山市で3人が死亡した土砂崩れに関する松山地方気象台の情報提供について「警報基準に照らして適切だった」との認識を示した。当時は大雨注意報を出していたが、危険度が高い警報を出す基準に達する見通しではなかったとしている。 森長官は会見の冒頭で「亡くなった方のご冥福をお祈りする」と述べた。今後、基準を引き下げるかどうかは「発生原因の調査も踏まえ、愛媛県や松山市と相談して検討する」とした。 土砂崩れは12日未明に発生。気象台は当時、大雨注意報を出しており、発生後の午前4時32分に大雨警報(土砂災害
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再び厳暑、熱中症に注意を 梅雨明け近づく、気象庁
日本列島は太平洋高気圧に覆われて暖かい空気が流れ込み厳しい暑さが戻る見込みで、東日本から沖縄・奄美で24日にかけては最高気温が35度以上の猛暑日になる所もあるとして、気象庁は17日、熱中症に注意するよう呼びかけた。 太平洋高気圧の強まりで梅雨前線が北へ押し上げられており、気象庁は17日、九州南部が梅雨明けしたとみられると発表。平年より2日遅く、昨年より8日早かった。他の地域でも来週にかけて順次、梅雨明けする場所がありそうだ。 気象庁によると、18日以降は南から太平洋高気圧の周縁部を流れる暖かく湿った空気が入り、蒸し暑くなる。晴れ
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仮想空間×AI 浸水の被害リアルタイム予測へ 震源、潮位、人出…データ自動取得し計算
現実の建物や地形を再現した仮想空間「デジタルツイン」と人工知能(AI)を組み合わせて、津波や豪雨による浸水の範囲や被害を詳細に予測し、救助活動や避難誘導を支援する研究が進む。目標は「リアルタイムの予測」。地震の規模や震源などの情報を災害発生後すぐに取得し、気象や人出などの条件を当てはめて計算。行政当局や企業などに予測を提供し被害状況に合った的確な判断を助ける。 救助、避難誘導 支援へ 「東日本大震災でできなかった即時予測によって、被害を減らしたい」。東北大の越村俊一教授(津波工学)は意気込む。越村教授ら東北大と北海道大、NECなどが取り組む「津波災害デジタルツイン」。スーパーコンピューター上
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東伊豆町で震度1 16日午後10時19分ごろ
16日午後10時19分ごろ、茨城県南部を震源とする最大震度3の地震があり、静岡県内では東伊豆町奈良本で震度1を観測した。気象庁によると、震源の深さは約70キロ、地震の規模はマグニチュード(M)4.2と推定される。
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掛川で土砂崩れ 夜明け前の大雨の影響 けが人なし
16日午前4時半ごろ、掛川市千羽の男性(74)宅の裏にある山が崩れ、自宅間際まで土砂が迫った。排水路が土砂で埋まり、自宅の土間に水が流れ込んだ。男性を含む住人3人にけがはなかった。 男性によると、同日午前4時ごろに強い雨音で目を覚ました。「ガサゴソ」という土砂の草が壁に当たる音が聞こえ、裏山が崩れたことに気付いたという。裏山の斜面にひびが入っていたことから、約1年前からブルーシートで覆う対策を施していた。男性は「家の前で止まってよかった。梅雨末期、これで済めば良いが」と心配そうに土砂を見つめた。 市によると、近隣の住宅と同市上土方落合の寺院の敷地内でそれぞれ、同様の土砂崩れが発生した。市
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梅雨前線影響、九州で大雨続く 土砂災害に厳戒、気象庁
停滞する梅雨前線の影響で、15日も九州を中心に大雨となった。1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降った地域もあり、気象庁は、土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒を呼びかけた。これまでの雨で地盤が緩んでいる地域では特に注意が必要だ。 気象庁によると、1時間雨量は鹿児島県伊佐市で58・0ミリ、福岡県朝倉市で57・0ミリを観測した。前線は対馬海峡付近から東日本に停滞。西日本から東日本では非常に不安定な大気の状態が続き、雷を伴った非常に激しい雨が降る恐れがある。 15日午前6時からの24時間予想降水量は、いずれも多い地域
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被災地の精神医療 指揮手法学ぶ 静岡で県災害派遣チーム研修会
大規模災害時に被災者らの心のケアに当たる静岡県災害派遣精神医療チーム「静岡DPAT」の研修会(県主催)が14日、県庁で始まった。15日までの2日間、同チームに協力する病院の精神科医や看護師ら計約70人が受講し、被災地での精神医療活動を指揮、調整する手法や関係機関との連携の在り方を学ぶ。 同チームは2017年に発足し、県内17病院が参加している。研修初日は能登半島地震の発災直後に現地に入った精神科医や作業療法士、看護師らがそれぞれの活動を報告した。 県立こころの医療センターの精神科医で静岡DPAT統括者の鈴木健一さん(46)は、石川県七尾市の公立能登総合病院に設けられたDPAT活動拠点本部
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【第4章】大震災の「悪夢」 家具の固定から再出発痛【いのち守る・防災しずおか 東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える 半割れ発生(後編)⑩完】
四国沖でマグニチュード(M)8.0の大地震が起き、気象庁が後発地震への警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表してから約1年半が経過した。津波浸水想定区域に住む要配慮者らに事前避難が呼びかけられた「地震発生から1週間」はとうに過ぎ、市民が自宅での通常生活に戻った中、「その日」は突然訪れた。 避難所が混み合い、車の中で過ごす時間が長くなっていた東海伊豆美さん(68)は、長く同じ姿勢でいると血の塊ができて血管に詰まるエコノミークラス症候群を発症し、意識を失った。 「しっかりしろ、伊豆美!」。ストレッチャー(車輪付きの担架)で病院内に運び込まれる伊豆美さんに、夫の駿河さん
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コラム窓辺 暑いまち・寒いまち(中野祐介/浜松市長)
今年は梅雨入りが随分と遅れましたが、梅雨が明ければ、いよいよ夏本番。長期予報では暑さ厳しい夏になりそうです。その夏の暑さ。かつて過ごした東京では、いかにも体に悪い気がしてなりませんでした。それに比べて浜松では、健康的な暑さを感じます。そう考えると、「暑さ」もまた、人を引き付ける魅力の一つになるのでしょう。 ところで、「日本一暑いまち」と言えば、どこを思い浮かべますか? 最近のニュースでは必ず埼玉県熊谷市が取り上げられます。日本の最高気温は、その熊谷市で2018年7月に記録した41・1度となっています。 実はこの気温、20年8月に浜松でも記録しており、現在、暑いまちトップに浜松も並んでいま
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【提言・減災】避難の「決め手」検討を 阪本真由美/兵庫県立大大学院 減災復興政策研究科教授
愛媛県松山市で土砂災害が発生した。被害を受けた地域は土砂災害警戒区域ではあるものの、避難情報が発令されていないタイミングで被害が発生しており防災対策の難しさを感じる。豪雨により被害が発生する危険が高まった際に、市町村は避難情報を発令する。観測や解析技術の発達で予測精度が向上しているが、科学は万能ではなく、大雨が降り続き地盤が緩んでいる場合は注意が必要だ。 その一方で、避難情報が発令されているのに避難していない、という事例もある。なぜ、避難しない人がいるのだろうか。西日本豪雨後に広島市が行ったアンケートでは、災害時に「避難した理由」と「避難の決め手となった理由」を聞いた。結果はいずれも「雨
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伊豆半島沖地震50年シンポ 教訓や備え 南伊豆、住民ら確認
南伊豆町で30人が死亡した伊豆半島沖地震発生から50年の節目に当たり、静岡大と美しい伊豆創造センターは13日、防災に関するシンポジウムを町役場で開いた。同大の小山真人名誉教授ら3人が講演し、当時の被災状況を振り返った上で備えの重要性を説いた。 小山さんは被害の大きかった同町中木地区周辺の地滑りや倒壊した建物などの悲惨な状況を写真で紹介し、「教訓を後世に伝え、将来への備えを確認するべきだ」と強調した。同大防災総合センター長の北村晃寿さんと同特任教授の岩田孝仁さんも登壇し、能登半島地震から得られる教訓や南海トラフ地震への対策について説明した。 住民ら約100人が参加した。地震は1974年5月
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津波タワー「安心の観光拠点に」 複合施設、伊豆・土肥でオープン
伊豆市土肥の松原公園内に設置された全国初の観光機能を併せ持つ津波避難タワー「テラッセオレンジトイ」が12日、オープンした。「南海トラフ地震の死者ゼロ」へ向けて防災と観光を両立させ、「安心安全」を観光地への誘客ツールとして活用する。 式典には静岡県東部の首長や地元市議、国土交通省職員ら約150人が出席。菊地豊市長は「観光の拠点としつつ地元住民や観光客による避難訓練にも活用し、安心安全な土肥地区というのをアピールしたい」とあいさつした。土肥温泉旅館協同組合の野毛貴登代表理事は「99・9%が平時利用の施設で、観光客には地元の自然や風景、食べ物を楽しんでもらえる。海水浴客には万が一の時に利用して
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松山城山麓で土砂崩れ 3人不明、逃げ遅れか
12日午前3時50分ごろ、松山市緑町1丁目で土砂が崩れ、マンションや住宅に覆いかぶさっていると119番があった。愛媛県や県警によると、木造住宅1棟が倒壊し住人とみられる40代男性、80代女性、90代男性の行方が分からず、逃げ遅れた可能性がある。県警は約80人態勢の市消防局とともに捜索している。 市などによると、現場は国の重要文化財の松山城がある山の麓。山の北東側斜面が幅約50メートル、高さ約100メートルにわたって崩れた。松山城天守付近の道路などで複数の亀裂が見つかり、市は土砂崩れの起点になったかどうかなど詳しい状況や原因を調査する。 道路は緊急車両の通行用で、昨年7月の大雨で斜面を支え
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被災住宅、応急修理学ぶ 建築業者向け研修会 29日沼津、8月下田
静岡県と県社会福祉協議会は災害時に住宅の応急修理に携わる建築業者などを対象にした「被災住宅応急復旧研修会」を29日に沼津、8月2日に下田の両市でそれぞれ開く。 会場は沼津市大手町のプラサヴェルデと下田市民文化会館で、いずれも午後1時15分から。建築業者のほか、市町の建築、危機管理関係職員や社会福祉協議会職員も対象となる。 災害対応NPO「MFP」の松山文紀代表や災害支援団体「風組関東」の小林直樹代表らが講師を務める。災害救助法に基づく応急修理制度は、被害程度に応じて補助限度額が決まっている。費用を抑えるための工夫や技術系ボランティアとの連携事例を紹介する。消毒やカビ取りなど浸水害の応急処
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「再稼働容認」2年連続優勢 浜岡原発近隣3市調査 慎重派増、能登地震影響か
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働の是非などを尋ねる市民意識調査で、掛川と菊川、牧之原の近隣3市の結果が10日、出そろった。全3市で「安全が確認できれば稼働した方がよい」と再稼働を容認する回答が「廃炉・停止」を上回った。3市とも容認が優勢になるのは2年連続。停止継続を求める慎重意見は各市で増加し、容認派との差が縮小した。1月の能登半島地震の発生に伴う不安の高まりが影響したとみられる。 掛川市が同日公表した調査結果は、容認が前年度と同水準の41・3%、廃炉・停止は前年度比0・7ポイント上昇の33・3%。10~30代の過半が再稼働を支持した。「どちらとも言えない」は前年度比2・1ポイント
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「盛り土へ水流入で土石流」 真相究明重視の新弁護団主張 熱海・伊豆山損賠訴訟で併合後初の公開審理 被告側は反論方針
熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、遺族と被災者が盛り土の現旧土地所有者らと静岡県、市に損害賠償を求めた訴訟の併合後、初の公開審理となる口頭弁論が10日、静岡地裁沼津支部(寺本昌広裁判長)であった。原告の新弁護団は隣接流域の乱開発や不十分な管理によって、盛り土のあった逢初川に表流水が流れ込んで土石流が発生したと主張した。被告側の現旧所有者や県、市は次回期日の9月4日までに反論する方針で、この日は具体的な主張はしなかった。 原告側は早期和解と真相究明をそれぞれ重視する二つの弁護団に分かれていて、10日は真相究明を重視する新弁護団が口頭弁論に臨んだ。土石流発生には盛り土と同量以上の水が必要だった
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心の乱れも語る覚悟 元消防署員 気仙沼伝承館長に 同僚奪った津波…1人生還【スクランブル】
生き残った後ろめたさをまだ整理できない。それでも13年を経て、あの日のことを語ると決めた。東日本大震災当時、宮城県南三陸消防署員だった及川淳之助さん(69)が今春、同県気仙沼市の東日本大震災遺構・伝承館長に就任した。津波に流される直前まで一緒にいた3人を含め、同僚10人の命を奪った波の威力、自分だけ助かった負い目…。心の乱れもそのままに伝えていく。 2011年3月11日は非番だった。経験したことのない大きな揺れが収まった後、自宅から消防署へ急いだ。「今、波が水門を越えた」。指令室で情報を集めていると、約1キロ離れた南三陸町の防災対策庁舎から無線連絡が入った。その瞬間、水門監視
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山口県記録的短時間大雨情報=気象庁発表
山口県記録的短時間大雨情報 2024年7月11日1時49分 気象庁発表 1時30分山口県で記録的短時間大雨を観測しました。 下関市下関付近で約100ミリ 記録的短時間大雨情報は、数年に1度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測したり、解析したときに発表されます。○○付近とある場合は解析雨量です。 「○時○分○○で記録的短時間大雨情報
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山口県記録的短時間大雨情報=気象庁発表
山口県記録的短時間大雨情報 2024年7月11日1時20分 気象庁発表 1時山口県で記録的短時間大雨を観測しました。 下関市菊川付近で約100ミリ 記録的短時間大雨情報は、数年に1度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測したり、解析したときに発表されます。○○付近とある場合は解析雨量です。 「○時○分○○で記録的短時間大雨情報」の「
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富士山火口の2遺体 身元判明 冬山登山中に滑落か 御殿場署など
御殿場署と富士宮署、静岡県警山岳救助隊は9日、富士山の火口内で発見され、6月30日に収容した2遺体について、身元を山梨県富士河口湖町船津、アルバイトの男性(35)と東京都稲城市若葉台4丁目、会社役員の男性(53)と特定したと発表した。御殿場署によると、それぞれ別に登山していたという。 身体特徴や着衣、DNA鑑定などの結果などを基に特定した。アルバイトの男性は2023年12月28日に富士山に向けて出発し、山梨県吉田口から登ったとみられる。同30日に同県警が捜索願を受理した。会社役員の男性は24年1月13日に登山に出かけ、富士宮口から頂上に向かったとされる。同15日に家族が警視庁に届けた。
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能登地震 「津波火災」18棟焼損 消火困難「対策の徹底を」
能登半島地震で津波が原因の「津波火災」が2件発生し、計18棟が焼損したとみられることが9日、日本火災学会などの調査で分かった。津波火災の発生は東日本大震災以来。今回、死傷者はなかったが、大量のがれきや海面の油で延焼すると消火が難しいとされる。専門家は「津波の規模によっては大きな被害となり得る。消火や避難の方法の検討など、あらためて対策を徹底すべきだ」と警鐘を鳴らす。 津波火災は、家屋や車が押し流されて集積し、燃料や可燃物に引火するなどして起こる。東日本大震災では火災の約4割に当たる159件が津波火災とみられる。 日本火災学会や消防庁によると、能登半島地震で津波が原因とみられる火災は、石川
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携帯トイレ備蓄 助成制度創設へ 藤枝市内の福祉、保育施設
藤枝市は本年度、大規模災害時の衛生対策を強化するため、市内の福祉、保育施設の携帯トイレの整備費に対する助成制度を創設する。北村正平市長が9日の市議会6月定例月議会一般質問で山本信行氏(公明党)に答えた。 施設を運営する各事業所などが策定した防災計画やBCP(事業継続計画)に、断水を想定したトイレ対策を盛り込むよう促す。計画に基づき対策に必要な携帯トイレや消毒剤、紙おむつといった対象の備蓄費用の半分を補助する予定。9月補正予算に関連費用を計上し、本年度中に助成を開始する。 市によると、市内の高齢者、障害者利用施設のうち、大規模災害に備えて携帯トイレを備蓄している施設は6割程度という。
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能登地震教訓に炊き出し訓練 伊豆・天城中
伊豆市の天城中2年生24人がこのほど、能登半島地震を教訓にした講話を聞くとともに、炊き出しを体験する防災訓練に臨んだ。 同地震被災地の石川県七尾市に3月に派遣された市危機管理課の飯塚拓也副主任(26)が講師を務めた。飯塚さんは「災害時は中学生にもできることがたくさんある。日頃から何ができるか考えるきっかけにしてほしい」と呼びかけた。 生徒は炊き出し体験で、市の防災用品の移動式炊飯器を使って湯を沸かし、まぜご飯などの非常食を調理した。持参した缶詰と一緒に味わいながら、災害に直面した際の対応を学んだ。 地域防災の担い手となる小中高生育成を目的とした県の「ふじのくにジュニア防災士」養成講座の
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記者コラム「清流」 被災時の訪問介護
石川県で最大震度7を観測した能登半島地震から半年が経過した。本社取材班として発災6日後に現地に入り、津波被害の大きかった珠洲市や大火に見舞われた輪島市の朝市などで見た光景が昨日のことのように思い出される。 被災地では、建物被害や職員の離職などにより、いまだ再開を見通せない福祉施設が多くある。老人福祉をテーマに大規模災害時の課題を探ろうと浜松市内の施設を取材すると、入所者に比べて訪問介護利用者の対応の優先度が低いという実態が浮かび上がった。 被災後のヘルパーの訪問は難しく、利用者は自宅では介護サービスを受けられない可能性が高い。避難所への移動に介助が必要な場合もある。利用者の家族は被災時の
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熱中症搬送36人 8日の静岡県内、1人重症 6地点で猛暑日
静岡県内で8日、熱中症とみられる症状で少なくとも36人の救急搬送があった。このうち御前崎市内の男性(88)が重症。同市消防本部によると、男性が自宅の庭先で倒れているのを訪問者が発見した。意識はあったという。県によると中等症で11人、軽症で24人が搬送された。 気象庁の観測によると、県内の最高気温は静岡市駿河区で37・4度、浜松市天竜区佐久間で36・7度など、県内計6地点で35度を超える猛暑日となった。環境省と気象庁は9日も県内を対象に熱中症警戒アラートを発表し、注意を呼びかけている。
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災害時の医療救護 円滑に トリアージや初期診療学ぶ 湖西で医師ら初研修会
湖西市は7日、災害時の医療救護活動の円滑化に向け、医師や歯科医師、保健師らを対象にした研修会を市健康福祉センターで初めて開いた。市災害医療アドバイザーを務める聖隷三方原病院高度救急救命センターの志賀一博医師と市消防本部の救急救命士が講師を務め、約30人の参加者がトリアージや救護所などで初期診療を行う際のポイントを学んだ。 トリアージの研修では、志賀医師が多数の傷病者が発生した際に治療や搬送の優先度を判断する外傷初期診療のガイドラインを解説した。呼吸数や脈拍数を測定する従来の方法に対し、医師らが傷病者の状態を見た「第一印象」から迅速な評価を行える新たな手法を紹介した。 実技訓練も行い、倒
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「雨の土砂災害」警戒へ誓い新た 七夕豪雨50年、静岡市で慰霊祭 進む風化、防災意識高揚図る
静岡県内で44人が犠牲になった七夕豪雨から50年となる7日、賤機山の大規模な土砂崩れで8人が死亡した静岡市葵区丸山町では自治会が約20年ぶりに慰霊祭を開き、犠牲者を追悼した。参列者は「発生日の前から何日も雨が降り続いていた」などと当時を振り返り、大雨に伴う土砂災害への警戒を改めて誓った。 当時の土砂崩れ現場に建っている慰霊碑前に同町などの住民7人が参列し、僧侶が読経して法要を行った。参列者は慰霊碑前に設けられた祭壇で一人ずつ焼香し、手を合わせた。 丸山町自治会の岡村紘会長(83)は「当時を経験した人でも記憶が薄れ、若い世代にはここで災害が起きたことを知らない人も多い」とし、七夕豪雨の風化
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静岡市で40・0度、今年全国初 県内で熱中症搬送35人
気象庁によると、静岡市駿河区の静岡地方気象台で7日午後1時18分、気温40・0度を観測した。同市では1940年の統計開始以来、初めて40度に達し、今月4日に記録した39・3度を上回って過去最高気温となった。この日の同市は全国で最も高温となり、40度に到達したのも今年全国で初めてだった。 7日は全国的に太平洋高気圧に覆われ、強い日差しが照りつけて猛暑に見舞われた。静岡県内は18の観測地点のうち、浜松市天竜区天竜38・8度、同区佐久間38・6度など11地点で35度を超える猛暑日となった。県内の猛暑日は5日連続。静岡空港は37・4度、静岡市葵区井川は35・8度で、いずれも観測開始以来の最高を更
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東日本大震災 避難の教訓 自分事に 釜石の防災学習施設職員が遠隔授業 静岡城北高
静岡市葵区の静岡城北高は5日、東日本大震災の教訓を伝える防災学習施設「いのちをつなぐ未来館」(岩手県釜石市)職員による遠隔授業を開いた。生徒719人が生々しい被災経験に耳を傾け、防災・減災へ意識を高めた。 中学2年で被災した同館職員の川崎杏樹さんが語り部として登壇し、震災当日の避難行動を振り返った。地震発生直後に、生徒が自主的に点呼を取り高所へ迅速に避難できた背景に、震災前から津波を想定した避難訓練の実施を挙げ、「遠い未来ではなく、今すぐ自分に災害が降りかかるかもしれない、という意識を持って」と強調した。 3年の鈴木優菜さん(17)は「日頃の防災訓練の重要性を改めて実感した」と話した。
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暑い!静岡県内、5日連続猛暑日 浜松や川根本町など朝からぐんぐん気温上昇
7日の静岡県内は晴天が広がり、朝から気温が上昇している。気象庁の正午の観測で、浜松市天竜区天竜と川根本町で37・9度を記録するなど35度を超える猛暑日となった。県内の猛暑日は5日連続。気象庁と環境省は県内を含む全国29地域に熱中症警戒アラートを発表し、不要な外出を避けるよう呼びかけている。 このほか主な地点の正午の気温は、浜松市天竜区佐久間37・2度、同市中央区35・7度、静岡市駿河区など35・4度。県内18観測地点のうち、16地点で30度を超える真夏日となっている。全国高校野球選手権静岡大会は県内10球場で1回戦22試合を実施中。選手や応援の生徒たちは強い日差しの下、水分補給などで体調管
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語り継ぐ七夕豪雨 50年前の爪痕記憶 「ちびまる子ちゃん」の漫画や洪水表示板
静岡県内に大きな爪痕を残した50年前の七夕豪雨。特に被害が深刻だった旧清水市と旧静岡市(いずれも現在の静岡市)では、記録的な災害を機にインフラ整備なども進んだ。県は本年度、同市内100カ所以上に設置された「洪水痕跡表示板」を初めて更新し、災害を伝承し、さらに自分ごととして捉える取り組みを行う。地上2メートル以上の浸水を記録した地域に最近も分譲住宅地が造成されるなど、自治会などでは自らが住む地域での若い世代への「記憶の継承」が課題として浮上している。 (清水支局・坂本昌信、大村花、社会部・瀬畠義孝) 巴川の氾濫で濁流はあっという間に民家を水中に沈めた。恐ろしい水の猛威だった=1974年7
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社説(7月7日)「七夕豪雨」50年 被災体験 防災に生かせ
きょうは七夕。中国の神話に由来し、織り姫と彦星が年に一度だけ会える日とされている。子どものころに七夕飾りをした記憶もあろう。しかし、静岡県内に住む年配者の中には、「七夕豪雨」の被災体験を思い出す人も少なくないのではないか。 1974年7月7日夜、接近する台風8号の影響で梅雨前線が活発化し、8日未明にかけて県中部を中心に記録的な豪雨となった。激しい雨に見舞われた静岡市(駿河区)の24時間雨量は508ミリ。県内各所で河川氾濫や堤防決壊、土砂崩れが相次いだ。死者44人、床上浸水約2万6千棟、床下浸水約5万4千棟などと被害は甚大だった。 地球温暖化の影響で気象災害はますます頻発化・激甚化すると
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全国で真夏日 4日連続500地点超 きょうも猛暑警戒
日本列島は6日、太平洋側を中心に高気圧に覆われて晴れ、気温が上昇した。全国914の観測地点のうち、最高気温35度以上の猛暑日は132地点、30度以上の真夏日は猛暑日を含め565地点に上った。真夏日が500地点以上となるのは3日から4日連続。猛暑日は2日連続の100地点以上となった。 7日も猛暑は続き、40度近い高温に達する場所もある予報。日中の不要な外出は避け、室内でも適切にエアコンを使って熱中症に警戒が必要だ。気象庁と環境省は熱中症警戒アラートを出して、対策を呼びかけている。気象庁によると、6日は高知県四万十市江川崎が37・8度で全国最高。徳島県美馬市37・6度、三重県伊勢市37・4度、
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西日本豪雨6年 「記憶つなぐ」防災に誓い 犠牲306人悼み献花
14府県で災害関連死を含め306人が亡くなった2018年の西日本豪雨は6日、最初の大雨特別警報が出てから6年となった。岡山、広島両県の被災地で献花台が設けられ、住民や自治体関係者が追悼した。教訓を風化させないよう「災害の記憶をつなぐ」と決意。復興と防災への誓いを新たにした。 列島各地で近年、線状降水帯や大型化する台風などによる豪雨が続発しており、水害への備えが急務になっている。 甚大な浸水被害が起きた岡山県倉敷市真備町地区では、伊東香織市長が「安全なまち、良いまちになるように皆で頑張る」と述べ、白菊を供えた。地元の住民団体会長野田俊明さん(76)は「(犠牲者の)思いをつなぎ、残された人で
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海底ケーブル、津波を観測 海洋機構 速報活用に期待
海洋研究開発機構(海洋機構、神奈川)は、高知・室戸沖の海底に設置した光ファイバーケーブルで、昨年10月に東京・伊豆諸島の鳥島近海から発生した津波が沖合約60キロから沿岸付近まで伝わる様子を捉えたと国際専門誌に発表した。将来的には海底光ケーブルによる観測を津波の緊急速報などに活用できる可能性があるとしている。 光ファイバーにかかるひずみから地震を観測する技術を使った。海洋機構は、2022年1月から室戸沖の海底光ケーブルで、約120キロにわたって南海トラフの地震活動を調べていた。 鳥島近海では昨年10月上旬、地震活動が活発化。9日未明から早朝にかけて複数の地震があり、東京・八丈島で最大70セ
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指定河川洪水予報=東京都 気象庁 共同発表
渋谷川・古川氾濫注意情報解除 渋谷川・古川洪水予報 第2号 洪水注意報解除 2024年7月6日午後8時0分 東京都 気象庁 共同発表 渋谷川・古川 氾濫のおそれなくなる 【主文】 【浸水想定地区】 氾濫による浸水が想定される地区※ 渋谷橋水位
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指定河川洪水予報=東京都 気象庁 共同発表
渋谷川・古川氾濫危険情報 渋谷川・古川洪水予報 第1号 洪水警報(発表) 2024年7月6日午後5時30分 東京都 気象庁 共同発表 【警戒レベル4相当情報[洪水]】渋谷川・古川 今後氾濫するおそれ 【主文】 【警戒レベル4相当】これは、避難指示の発令の目安です。 流域の住
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6日は「小暑」 静岡市38度超えの予報 県内、猛暑日続く【動画あり】
静岡県内は5日、高気圧に覆われて快晴となり、朝から気温が上がった。川根本町で37・8度を記録するなど3日連続で最高気温が35度を超える猛暑日となった。 気象庁の観測によると浜松市天竜区佐久間で37・6度、同区天竜で36・9度など。県内計7地点で35度を上回った。静岡地方気象台によると、上空の暖気と太平洋高気圧が主な要因。山間部は沿岸部より日射の影響を受け、気温が高くなる傾向があるという。 静岡市の日中の最高気温が38度と予報が出ている6日は、夏の暑さが本格的になるとされる二十四節気の一つ「小暑」。藤枝市本郷の入浴施設「瀬戸谷温泉ゆらく」に隣接する畑では、早くもヒマワリの花が見頃を迎えた。色
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七夕豪雨50年 静岡市長が治水対策紹介 7日、コミュニティFM2局
1974年7月の七夕豪雨から50年の節目に合わせ、静岡市のコミュニティFM2局が7日、難波喬司市長のインタビューを放送する。水害の被害軽減に向けた市の取り組みを紹介するほか、災害時の自助・共助の大切さを伝える。 市河川課によると、麻機遊水地など既存の貯留施設以外に、学校の校庭や民間の施設を活用して貯留機能を強化していることや、浸水被害が頻発している巴川の流域で実施する施策などを説明する。近年の気候変動で想定外の被害も起きうるとして、ハード整備だけでなく市民自身の意識向上も必要と訴えるという。 放送では七夕豪雨を経験した市民に当時の体験談も聞く。 葵区・駿河区はシティエフエム静岡で午前8
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南海トラフ沿い6月「変化なし」 気象庁 評価検討会
気象庁は5日、南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会(会長・平田直東京大名誉教授)の定例会を開いた。主に6月の南海トラフ沿いの地震、地殻活動について「大規模地震の発生可能性が高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」とする南海トラフ地震関連解説情報を発表した。 目立った地震活動はなかった。紀伊半島中部から西部にかけて5月30日~6月2日、紀伊半島西部で6月15~18日、東海で6月17~24日、四国中部で6月20~29日に微少な揺れとわずかな地殻変動を観測した。いずれもプレート境界深部で発生した短期的ゆっくり滑りが原因と推定し、「従来、繰り返し観測されてきた現象」と評価した。 (東京
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気象の最新情報共有 予報士会県支部が総会
気象予報士試験合格者でつくる日本気象予報士会県支部(桑原不二朗会長)はこのほど、本年度の総会を静岡市葵区の市産学交流センターで開き、気象に関する最新情報を共有した。 静岡地方気象台の上清直隆次長は防災気象情報の昨年からの変更点を解説した。上清次長は今年5月から線状降水帯の半日前予測が地方別から県単位に変更されたことや、土砂災害の危険が高まった際に発表する「土砂災害警戒情報」の判断基準を見直したことなどを紹介し、「豪雨災害や土砂災害の危険度をより正確に把握することが可能になった」と説明した。 地域住民や教育機関などに行う防災出前講座「富士山プロジェクト」の昨年度の実績を報告した桑原支部長は「気
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東伊豆で震度3 4日午後0時12分ごろ
4日午後0時12分ごろ、千葉県東方沖を震源とする最大震度4の地震があった。気象庁によると、震源の深さは約50キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・4と推定される。 静岡県内の震度は次の通り。 震度3=東伊豆町 ▽震度2=熱海市、伊東市、伊豆の国市、河津町、函南町、沼津市、三島市、富士宮市、小山町 ▽震度1=下田市、伊豆市、南伊豆町、松崎町、西伊豆町、富士市、御殿場市、清水町、長泉町、静岡市駿河区、静岡市清水区、藤枝市
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静岡市駿河区で今季全国1位の暑さ 観測史上最高の39・3度
暖気が流れ込み、よく晴れた静岡県内は4日、朝から強い日差しが照りつけて気温が上昇した。気象庁の観測によると、静岡市駿河区で39・3度まで上がって観測史上最高を更新し、今季全国で1番の暑さとなった。県内18の観測地点のうち同区を含む7地点で最高気温が35度を超える猛暑日となった。少なくとも30人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。 三島市で36・9度、川根本町で36・7度、牧之原市で36・1度、浜松市天竜区天竜35・9度など。三島市と牧之原市は7月の観測史上最高となった。 静岡地方気象台によると、本州の南に高気圧、北に低気圧や前線があり、西寄りの風が吹いていた。静岡市内では西北西の風が
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南海トラフ備え 初動時シナリオ作成へ 伊豆半島市町、国、県が初会合
南海トラフ地震発生時の伊豆半島や沿岸の初動対応を定める「総合啓開初動時オペレーションシナリオ」作成に向けた国、県、市町の検討会が4日発足し、沼津市内で初会合を開いた。地形的特徴が似ている能登半島地震被災地の道路寸断を教訓に、航路と河川も組み合わせたシナリオをつくり、迅速な救助活動に生かす。 発災から24時間の対応を、優先順位を含めてまとめる。建物の復旧順序、陸路や海路が寸断された場合の情報収集連絡要員の派遣方法、行政庁舎が被災した場合の代替拠点の設置場所などを盛り込む方針。 初会合には国土交通省中部地方整備局と県、7市6町の担当者が出席。会長に就いた同局の富田直樹総括防災調整官は「顔の見
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西日本と沖縄・奄美で高温続き注意と気象庁
気象庁は4日、西日本では8日ごろにかけて、沖縄・奄美では11日ごろにかけて、気温の高い状態が続くとして、注意を呼びかけた。高気圧に覆われて晴れ、最高気温35度以上の猛暑日となる可能性がある。
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静岡県内にきょう「熱中症警戒アラート」 今年初の発令 3日は2地点で猛暑日
梅雨前線の北上に伴う太平洋高気圧に覆われた静岡県内は3日、各地で気温が上昇し、浜松市天竜区天竜で今年の県内最高気温となる35・9度を観測するなど2地点で猛暑日を記録した。気象庁と環境省は同日午後5時、県内に4日を対象とする今年初の「熱中症警戒アラート」を発令した。不要不急の外出や運動を避け、こまめな休憩と水分補給を徹底するよう呼びかけた。 静岡県内では3日午後3時半までに、熱中症とみられる症状で少なくとも15人が搬送された。中等症が7人、軽症が8人という。静岡地方気象台によると、4日も高気圧の影響により猛暑日になる地域もあると予想される。 熱中症警戒アラートは、熱中症予防のための指標「暑
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【熱海土石流3年】「悲しみ、怒りは消えない…」 遺族、被災者の傷なお癒えず
「時がたっても悲しみ、怒りは消えない」「復旧復興が進まず、この先どうなるのか」。3日、大規模土石流から3年が経過した熱海市伊豆山の被災地。遺族や被災者の心の傷は今も癒えず、愛着のある郷土にいまだ帰還を果たせていない避難住民も多い。土石流の原因を究明し、一日も早く伊豆山の再生を―。就任後初めて被災地入りした鈴木康友知事に対し、遺族、被災者からは期待と注文の声が聞かれた。 土石流の発生時刻とされる午前10時28分、同報無線のサイレンが響く中、遺族や被災者は静かに手を合わせ祈りをささげた。 「発災当日の景色、亡くなった方の顔が浮かび、ブルーな気持ちになる。被災者にとって、きつい日」。 経営
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防災、減災に重点と予算を 中部5県期成同盟会連 伊豆で総会
国土交通省中部地方整備局管内5県の河川関係団体でつくる「中部直轄河川治水期成同盟会連合会」(会長・柴橋正直岐阜市長)は2日、伊豆市内で総会を開き、防災・減災、国土強靱化(きょうじんか)の対策を重点的に実施し、2025年度当初予算に必要十分な予算を確保することなどを国に提言した。近年激甚化、頻発化する豪雨災害や、能登半島地震での津波被害を受け、参加した首長からは災害を未然に防ぐ予防的治水の必要性を指摘する声が相次いだ。 柴橋会長は「線状降水帯が原因の被害は毎年出ている。どの地域でいつ水害があってもおかしくない」と治水の重要性を強調した。首長の意見交換で、長泉町の池田修町長は「近年は台風などに
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盛り土規制区域 15自治体が指定 熱海土石流から3年
斉藤鉄夫国土交通相は2日の閣議後会見で、熱海市の土石流災害を受けて2023年5月に施行された盛り土規制法に基づき、同日時点で15自治体が造成に許可が必要な規制区域を指定したと明らかにした。災害発生から3日で3年となることを踏まえ、「規制法の適切な運用によって災害発生の未然防止に努める」と強調した。 指定権限があるのは都道府県と政令指定都市、中核市の計129自治体。盛り土の崩落によって人家などに被害が及ぶと判断した区域を規制区域として指定する。全自治体が規制区域の指定に必要な基礎調査に着手している。静岡県と静岡、浜松両政令市は経過措置期間の終了する来年5月までに法規制を開始する方針。 斉藤
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AI×予報士で精度向上 気象会社など「共存」目指す 膨大なデータ、人の知見で補完
気象庁や民間気象会社の予報士らが天気予報に人工知能(AI)を積極的に利用し、精度を向上させている。AIにさまざまな職業が奪われるという見方もある中、両者が目指すのは「共存」。膨大なデータを処理できるAIを、気象学の知見が豊富な人間が使うことで相乗効果が期待される。いずれは地域別だけではなく「一人一人のニーズに応えた天気予報」が実現される未来を目指す。 北側の冷たい空気と南側の暖かい空気を分ける局地的な前線。その位置によって気温は大きく変わる。2021年12月下旬の東京都練馬区。気象庁の従来の方法では、前線の位置を北寄りに見誤り、気温を3~4度高く予想した。しかしAIを使うと、前線を南寄りに
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【能登半島地震半年 静岡県の課題④】通所、訪問 維持に不安 介護施設の相互応援望めず
能登半島地震では多くの福祉施設が被災し、いまだ再開を見通すことができない。一方、4月に介護事業者の事業継続計画(BCP)策定が義務化され、静岡県内を含め、各事業所で被災時の対策は進む。だが、多様な形態の介護サービスに取り組む事業者には発災時、入所者や通所者への対応や職員の安全確保の必要性から、訪問介護まで手が回らなくなる恐れがある。関係者は「全利用者の支援を続けたいが、被災時の訪問介護は相当難しそうだ」と危機感を募らせる。 「体温を測るので深呼吸してくださいね」。6月28日、浜松市内の中山間地に拠点を置く介護老人福祉施設のホームヘルパー2人が高齢女性(80)宅を訪れ、入浴をサポートした。市
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大雨、全国的に警戒呼びかけ 落雷や突風にも注意、気象庁
梅雨前線と低気圧の影響で、大気が不安定になっている。北日本では1日、西日本から東日本では2日にかけて、非常に激しい雨が降る所があるとして、気象庁は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけた。落雷や突風にも注意が必要だ。 気象庁によると、1日は低気圧が北日本を通過。前線が本州付近に南下して、その後2日にかけて西日本から東日本にかけて停滞する見込み。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定になり、大雨が降る所がある。 予想される1日午前6時からの24時間降水量は、多
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生活再建 手続きで足踏み 「集約化」に地元警戒 能登地震半年
能登半島地震から1日で半年となる石川県の被災地では、倒壊した建物が方々に残るなど、元日と変わらない光景が広がる。解体数は少しずつ増えているが、手続き段階で足踏みしている住民も。解体の遅れは生活再建の遅れに直結し、人口流出にもつながりかねない。国が提唱する「集約的なまちづくり」の議論に、地元は警戒を強めている。 6月23日、弁護士や建築士らが石川県能登町で開いた被災者向け相談会では、家屋解体の相談が多数寄せられた。能登町の石垣サナエさん(76)は半壊となった実家の解体手続きを相談。相続人全員の同意が必要と聞くと「解体したくてするわけではないのに、なぜ苦労しなければならないのか」と不満を口に
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被害住宅 公費解体4% 復旧遅れ 人口流出加速 能登地震
能登半島地震は7月1日で発生から半年となった。地震による死者は災害関連死を含め計299人となる見通し。石川県の被災地では全半壊となった住宅などを自治体が解体する「公費解体」の完了数が4%にとどまることが県のまとめで判明。被災地ではインフラ復旧の遅れが深刻で、能登半島からの人口流出も加速している。復興に向かう体制整備が急務だ。 地震の犠牲者は建物倒壊などによる直接死229人に加えて、避難生活で体調を崩すなどして亡くなった「災害関連死」52人、関連死への認定が決まっている18人がおり、計299人となる。2016年熊本地震の犠牲者数276人を上回った。 6月24日時点の公費解体の申請総数は2万
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【能登半島地震半年 静岡新聞社現地ルポ③】休業長期化の石川・和倉温泉 観光の灯守る道模索
北陸屈指の温泉街である石川県七尾市の和倉温泉。祭り文化を発信する資料館の駐車場に、夕方から明かりがともった。4月下旬に開設された「和倉温泉屋台村」には、能登半島地震の被害で休業中の地元飲食店9店がキッチンカーやテントを並べ、地域住民や旅館に滞在する復旧工事の関係者、ボランティアらに自慢の料理を提供している。 すし店「信寿(のぶず)し」の堀納[ほりのう]信晃店長は「微々たる売り上げではあるけど、何かしないと落ち着かなくて」とつぶやいた。壁や調理機材が壊れた店は年内の再開を目指すが、補助金申請に時間がかかるため、補修の開始時期が定まらない。避難所の炊き出しで腕を振るった商店連盟の仲間で屋台村を
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【七夕豪雨50年】洪水痕跡表示 劣化受け静岡県が更新へ 巴川流域の清水区など
50年前の七夕豪雨を機に合併前の旧清水市と旧静岡市内の電柱に取り付けられた「洪水痕跡表示板」を県が設置以来初めて付け替えることが29日までに分かった。洪水の高さを示す表示板は、もともとのブルーの色がすっかり剥げ落ちている。電柱が新しくなり表示板そのものがなくなっている箇所も多くある。何割程度が残っているかも不明。まず現況把握から始め、年度内に復活させる方針。 静岡県が開示した資料によると、洪水痕跡表示板は被災直後に県が測量した結果を基に、1985年度までに静岡市内で113カ所設置された。縦15センチ、幅30センチ程度の金属製のプレートには「洪水痕跡 昭和49年7月7日」と書かれ、被災の深
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【能登半島地震半年 静岡県の課題②】半島寸断、伊豆も危機感 啓開へ備え 沿道建築対策急務
南海トラフ地震が発生すれば、伊豆半島では能登半島地震で相次いだ道路の寸断と同じ現象が想定される。幹線道路や付近の建物の整備は不十分で、道路網は脆弱(ぜいじゃく)だ。能登半島で道路啓開の進展を阻んだ要因とは別の課題もあり、官民、さらには住民とも連携した対応が求められる。 「南海トラフ地震は伊豆半島に想定以上の被害を及ぼすだろう」。伊豆での道路啓開で主導的な役割が期待される三島建設業協会の土屋龍太郎副会長(72)は懸念を示す。 南海トラフ地震発生時の伊豆半島の課題は、峠が多いため土砂崩れが発生しやすい▽幹線道路が少なく沿岸へのルートが限られる▽広域被災のため援助が期待できない―など山積する。
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【能登半島地震半年 静岡新聞社現地ルポ②】寸断された国道 復旧進む 崩落対策の効果顕著
能登半島地震による土砂崩れで寸断された石川県輪島、珠洲両市沿岸部を通る国道249号。トンネルの損壊もあって4区間で不通が続いているが、6月から沿岸2カ所で復旧工事が始まった。年内に4区間の一部を除いて通行が確保される見通し。国土交通省能登復興事務所の道路計画グループマネジャー田中義太郎さん(47)と建設業者が作業を急ぐ。「道路に寄せる住民の期待は大きいと感じる。少しでも早く道を通せるよう工事を進めたい」 >【能登半島地震半年 静岡県の課題②】半島寸断、伊豆も危機感 啓開へ備え 沿道建築対策急務 var linkElements = document.querySelecto
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静岡県内、29日未明までの大雨で18棟浸水 県まとめ
静岡県は29日、28日から29日未明までに県内各地で断続的に発生した大雨の影響で、島田、浜松、磐田市で計18棟の床上、床下浸水などの被害があったと発表した。けが人など人的被害の報告はない。 静岡県によると、浸水被害は島田市で床下5棟、浜松市で床下2棟、磐田市で床上1棟、床下10棟が確認された。裾野市や静岡市葵区、藤枝市、函南町などの一部では一時停電も発生した。
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大雨被害の豊岡地区 罹災証明発行へ調査 磐田市
磐田市は29日、前日の大雨によって浸水被害を受けた同市北部の豊岡地区で、家屋が被害を受けたことを示す「罹災(りさい)証明書」の発行に向けた実地調査を行った。被災者の迅速な生活再建を目指し、市が自ら動く「プッシュ型支援」を実施した。 罹災証明は被災者向けの各種支援金の給付や制度の利用時などに必要となる。同日午前、市資産税課の職員が2人一組で被害に見舞われた家屋を訪ね、浸水の深さや内壁・外壁の損傷具合などを確認した。床上浸水の住宅については、その場で申請も受け付けした。 同課によると、今回の調査で、床上1件、床下8件の計9件の浸水被害が分かった。いずれも越水が確認された上野部川周辺で、市は一
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西―北日本で大雨の恐れ、気象庁 梅雨前線や低気圧の影響
気象庁は29日、梅雨前線や低気圧の影響により、西日本では7月1日にかけて、東日本と北日本では30日から7月1日にかけて、大雨になる恐れがあるとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけた。 気象庁によると、梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となっている。30日朝までに前線上の日本海西部で低気圧が発生し、7月1日にかけて北日本を通過する見込みで、大気の状態が不安定となる。 30日午後6時までの24時間降水量は多い所で、九州北部150ミリ、中国100ミリ。7月1日午後6時までの
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住宅の耐震化 地域で差 県の補助方針 先行き不透明【能登半島地震半年 静岡県の課題①】
能登半島地震で重要性が浮き彫りになった住宅の耐震補強は本県でも関心が高まっているが、課題は少なくない。6月中旬、下田市の下田港近くの中心街。1級建築士矢田部広志さん(74)が店舗兼住宅の耐震診断に訪れた。「これは市の無料診断の対象外ですね」。矢田部さんの説明に所有者の女性(71)は「商売も厳しく、全て自費での補強は難しい」と肩を落とした。 矢田部さんによると、母屋は旧耐震基準時代の1965年に建てられたが、連結して増築された部分は81年の新耐震基準以降の建築。古い建物も一体で構造計算を行うため、計算上は補強されたこととなり、旧耐震の建物を対象とする補助事業の対象にならない。矢田部さんは「新
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再建阻む がれきの山 2度倒壊 耐震せず後悔【能登半島地震半年 本社現地ルポ①】
元日の能登半島地震で家屋倒壊や津波で甚大な被害があった石川県珠洲市宝立町鵜飼地区。発災から半年がたとうとする6月下旬、避難所が開設されている宝立小中学校のグラウンドには、200棟余りの仮設住宅が整然と並んでいた。 5月から仮設に入居する下飼久雄さん(66)は、発災直後の様子を今でも鮮明に思い出す。つぶれた自宅1階で、家具やがれきに両脚が挟まれ身動きが取れなくなった。近くにいた次女(28)が周りに必死に助けを呼ぶ声が聞こえる。下飼さんは声を張り上げた。「津波が来る。命が大事だ。構わず逃げろ」。次女だけでも助かってほしい一心だった。気がつくと、津波は膝下まで押し寄せた。地元消防団の手で救出され
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静岡県中部と西部に線状降水帯 藤枝、森町 6月最大/浜松・段子川 護岸崩壊
梅雨前線と低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で静岡県内は28日、大気の状態が不安定になった。中部と西部では一時、線状降水帯が発生した。磐田市の上野部川では越水が確認され、市が最も高い警戒レベル5に当たる「緊急安全確保」を発令した。各地でも家屋の浸水や鉄道の乱れ、通行止めなどがあった。 気象庁の観測によると、藤枝市高根山で1時間に86・5ミリの猛烈な雨が降った。森町三倉でも1時間雨量が72ミリで、いずれも6月の観測史上最大となった。 磐田市の上野部川沿いの自動車整備工場では水が引いた同日昼ごろから、従業員が流入した泥のかき出し作業などに追われた。磐田市によると同日午後5時現在
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最大津波高「25.2メートル」了承 浜岡原発審査会合で規制委
原子力規制委員会は28日、中部電力浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性審査会合を開き、同原発の敷地前面で想定される最大津波高を25・2メートルとする中電の評価を了承した。耐津波設計の目安となる「基準津波」の決定に向けて大きく前進した。津波を巡る主な論点は津波堆積物の評価を残すのみとなり、中電は次回会合で規制委から指摘を受けている事項に回答し、早期の基準津波決定を目指す。 25・2メートルは最も厳しい条件の南海トラフ地震の津波と遠州灘沖1地点の海底地滑りの津波が重なり合う場合の数値で、中電が4月12日の会合で提示していた。 28日の会合では、複数地点の海底地滑りの同時発生と
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政府 防災基本計画を改定 TKB(トイレ・キッチン・ベッド)の充実明記 関連死防止へ
政府の中央防災会議(会長・岸田文雄首相)は28日、国や自治体の災害対応の柱となる防災基本計画を改定した。能登半島地震の教訓を踏まえ、快適なトイレと温かい食事、ベッドを意味する「TKB(トイレ・キッチン・ベッド)」を災害発生直後から速やかに提供できるよう、市町村に求めた。災害関連死防止や避難生活の改善を強化する。 トイレカー、トイレトレーラーの設置、栄養バランスのとれた適温の食事提供を具体例として明記。段ボールベッドなど簡易ベッドは避難所開設当初から設置するよう強調した。「TKB」は、医師らでつくる避難所・避難生活学会が重要性を指摘している。 在宅避難者が利用しやすい支援拠点の設置、車中泊
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静岡で線状降水帯発生 災害警戒、梅雨前線が活発化
梅雨前線の活動が活発化し、日本列島は28日、東日本から西日本の広い範囲で大雨となった。気象庁は同日午前、静岡県の中部と西部で、線状降水帯が発生したとして、顕著な大雨に関する気象情報を出した。災害の危険度が急激に高まっているとして警戒を呼びかけた。大雨は29日にかけても続く見込みで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒が必要だ。 静岡県によると、磐田市は一部地域に「緊急安全確保」を発令。静岡市と浜松市でもそれぞれ一部地域に避難指示を出した。午前11時40分までに被害は確認されていないという。 気象庁によると、静岡県藤枝市高根山で1時間に80ミリを超える猛烈な雨、森町で70ミリ以
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JR東海道新幹線 新富士駅~静岡駅間 運転見合わせ
JR東海によると、28日午後0時10分頃、新富士駅~静岡駅間の雨規制の影響により、上下線で運転を見合わせた。
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JR東海道線 沼津駅~興津駅間 運転見合わせ
JR東海によると、28日午前11時40分頃、由比駅~興津駅間の雨規制の影響により、沼津駅~興津駅間の上下線で運転を見合わせた。
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静岡県中部でも線状降水帯
気象庁は28日午前、静岡県の中部でも、線状降水帯が発生しているとして、顕著な大雨に関する気象情報を出した。災害発生の危険度が急激に高まっているとして、警戒を呼びかけている。
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大自在(6月28日・金曜日)“神”と自然と
今年の梅雨入りはまだかと、ちょうど気になりだした頃だった。県東部や伊豆半島を襲った先週の大雨。荒天の予報を承知の上で、同僚の車に乗り込み伊豆東部への出張を強行した。 仕事を終え、雨雲レーダーを確認しながら帰社の頃合いを待つこと1時間。じきに雨脚も弱まるだろうと見計らって出発したが、濁水が峠越えの道へと流れ出す場面に出くわすたび拙速を悔いた。 気象庁によると、この日の伊豆は熱海市網代で255・5ミリと観測史上最大の12時間雨量。伊豆市湯ケ島や南伊豆町など1時間や24時間の雨量が6月の観測史上最大値を超えた地点も複数あった。山中の道路を抜け伊豆の国市にたどり着くと、今度は冠水や雨量規制による
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九州北部で線状降水帯の恐れ 前線が活発化、大雨に警戒
梅雨前線の活動が活発化している影響で、九州では27日、各地で雨が強まった。気象庁は福岡、佐賀、長崎、熊本、大分の九州5県と山口県で28日午前にかけて、線状降水帯が発生する恐れがあるとして「半日前予測」を発表した。土砂災害や河川氾濫の危険性が急激に高まる可能性があり、早めの避難で安全を確保し、警戒するよう求めた。西日本は28日、東日本も29日にかけて大雨になる恐れがある。 気象庁によると、27日は、梅雨前線が中国大陸から九州を経て四国の南に延び、暖かく湿った空気が入って活動が活発化した。 28日は前線が西日本から東日本を北上し、前
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静岡市駿河区「暑い!!!」3日連続猛暑日 6月観測で初 県内各地も最高気温更新
静岡県内は26日、高気圧に覆われて強い日差しが降り注ぎ、午前から気温が上昇した。静岡市駿河区では3日連続で最高気温が35度を超える猛暑日となった。同区で6月に3日連続で猛暑日を記録したのは観測史上初。 静岡地方気象台によると、静岡市では西の風が山を吹き下って高温の風となる「フェーン現象」が発生し、同市駿河区で最高気温35・8度、同市清水区で最高気温35・3度を記録。それぞれ全国1、2位の暑さとなった。県内18の観測地点のうち、6地点で今年最高を記録した。川根本町で33・1度、熱海市網代で32・7度、三島市で32・9度などとそれぞれ最高気温が30度を超す真夏日となった。 静岡市の市街地では
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災害対策本部に女性10% 静岡は4.5%、11道府県ゼロ 内閣府調査
47都道府県が災害対策本部を立ち上げた際、本部会議に出席する女性職員の割合は、全国平均でわずか10・0%だったことが内閣府の調査で分かった。11道府県では、女性職員が1人もいなかった。災害が発生するたびに、避難所運営や物資提供など初動の段階から女性の視点が必要と繰り返し指摘されている。女性の参画が依然進んでいない実態が浮かんだ。 内閣府は2023年12月末時点の状況を調べた。 都道府県のうち、災害対策本部の女性比率が最も高かったのは群馬の38・1%。千葉が26・7%、滋賀が25・0%、広島と石川が23・5%、福岡が21・4%と続いた。静岡は4・5%。宮城、埼玉、大阪、香川、熊本などはゼロ
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災害時にキャンピングカー活用 浜松市、RV協会と協定 職員の宿泊施設に
浜松市は25日、キャンピングカー関連企業で構成する「日本RV協会」(横浜市)と災害時のキャンピングカー提供に関する協定を締結した。市役所で中野祐介市長と同協会の荒木賢治会長が協定書を交わした。 協定により、市は大規模災害で被災した際、同協会からキャンピングカーの提供を受け、静岡県外から応援派遣された自治体職員の宿泊場所として活用する。被災地に派遣した市職員が宿泊場所の確保が困難な際も、キャンピングカーの提供を受けられる。 災害時、中山間地域などへ派遣された自治体職員の宿泊場所確保が課題となっている。能登半島地震では石川県珠洲市に入った浜松市職員は当初、珠洲市役所の床などで就寝していた。途
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気象庁人事(7月1日)
次長(国土交通省九州運輸局長)吉永隆博▽総務部長(警察庁官房審議官=交通局担当)小林豊
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静岡県内で今年初の猛暑日 静岡市駿河区で35・5度
上空に暖気が流れ込んで晴れた静岡県内は24日、朝から気温が上昇し、静岡市駿河区で今年の県内で初めて最高気温が35度を超える猛暑日となった。静岡市駿河区を除く県内17観測地点のうち、浜松や富士など14地点でも午後1時半までに30度を超す真夏日となった。 静岡地方気象台によると、静岡市駿河区で最高気温35・5度を記録し、今年初めての猛暑日となった。静岡市葵区の市中心街では厳しい暑さの中、日傘を差す人や、汗を拭いながら足早に歩く人の姿が見られた。
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首都地震対策 議論を再開 来年6月に報告書
首都直下地震の基本計画改定に向けて防災対策を検討する政府の作業部会(主査・増田寛也日本郵政社長)は24日、元日の能登半島地震で中断していた議論を約半年ぶりに再開した。当初、今年12月を目指していた報告書のとりまとめを来年6月とすることで合意。報告書を受けた基本計画の改定を来春から来秋とする政府方針を確認した。 24日に東京都内で開いた会合は首都中枢機能の維持が議題。国会や中央省庁、日本銀行などが業務を継続するために必要な対応を話し合った。部会の委員からは「中央省庁の職員が多数被災した場合、被災地以外から職員を派遣するような具体的な仕組みがないのは課題ではないか」といった指摘があった。 政
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防災 楽しく学ぼう 親子向けにイベント 浜松市中央区
浜松市中央区の市防災学習センターはこのほど、ワークショップなどを通じ防災を学ぶ親子向けイベント「夏フェスタ2024」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同所で開いた。市内企業でつくる災害支援団体「はままつnanet」のメンバーや学生スタッフらが、親子連れに備えの大切さや災害時の対応を紹介した。 減災が学べるトランプを活用したコーナーでは、災害の内容が示されたカードに、持ち札から適した行動や備えが書かれた札を用意した。参加者は「家族と連絡が取れなくなったら、周りの友達の家に行って助けを求める」などと考えを発表しながら、札を机に置いていった。段ボールやごみ袋を使った防災工作や地震体験車のほか、能登半
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災害時の遺体安置で連携協定 掛川市とセレモニーホール大浜
掛川市と同市大坂の葬儀場「セレモニーホール大浜」は24日、大規模災害時に遺体の収容と安置、資機材の提供などで協力する連携協定を締結した。式場施設で一時的に帰宅困難者も受け入れるほか、平常時には合同で防災訓練も行う。 久保田崇市長と鈴木晶彦社長が市役所で協定書を交わした。久保田市長は「協力はありがたく、心強い」と謝辞を述べた。鈴木社長は2021年7月に熱海市伊豆山で発生した土石流災害の被災地で活動した経験に触れ「避難所と遺体安置所は別々の場所が望ましい」と意義を強調した。 遺体収容などに関する掛川市との協定は全日本冠婚葬祭互助協会、イズモに次いで3例目。
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東伊豆町で震度1 23日午後10時54分ごろ
23日午後10時54分ごろ、千葉県北西部を震源とする地震が発生した。静岡県内では東伊豆町で震度1を観測した。気象庁によると、震源の深さは約70キロ、地震の規模はマグニチュード(M)4・1と推定される。
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梅雨前線が活発化 静岡県内、昼前にかけ雷伴う激しい雨 気象庁が警戒呼びかけ
梅雨前線の活動が活発になるため、西日本と東日本で24日にかけて大雨となる恐れがあるとして、気象庁は23日、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫への警戒を呼びかけた。静岡県内は同日昼前にかけて雷を伴った激しい雨が降り、24日にかけて断続的に雨が降る見込み。 気象庁によると、前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になる。前線は中国大陸から本州を通り、日本の東に延びている。23日は日本海を南下し、25日にかけ西日本から東日本に延びる見込みとなっている。 23日午前6時からの24時間予想雨量は多い所で、東海地方200ミリ、関東甲信、北陸、九州北部と南部で
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迅速な水難救助へ訓練 浜名湖で湖西市消防と静岡県マリーナ協支部
夏のレジャーシーズンを前に、湖西市消防本部と静岡県マリーナ協会西部支部はこのほど、同市新居町の浜名湖で合同水難救助訓練を行った。水中に転落した人の救助を想定し、消防職員と市内3マリーナの関係者約30人が要救助者を迅速に救助する手順を確認した。 訓練では潜水隊員が水中から要救助者役を救出して担架に乗せ、水上バイクでマリーナの船に運んだ。岸壁付近に到着した船から消防車両のクレーンで担架をつり上げ、陸上に引き渡す訓練にも取り組んだ。山本浩人消防長は「高さや大きさなど特徴が異なる船を利用して訓練の経験を積むことはとても重要。訓練を機に連携体制を強化したい」と話した。 同本部と同支部は浜名湖で女子
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復旧急げ、ボランティア始動 大雨被害の沼津・大平地区
大雨による浸水被害を受けた沼津市大平地区で22日、市社会福祉協議会が設置した災害ボランティアセンターによる活動が始まった。支援を必要とする被災者宅にボランティアが派遣され、早期復旧に向け家人の片付けを手伝った。 初日は県東部から集まった16人が、水没した家財道具を運び出し、清掃をした。自宅が床上浸水した小林一さん(70)は「高齢者2人だと大変なのでありがたい。床板が乾かないと畳を敷けないが、今夜からまた雨が降るので困っている」と天候を案じた。 同地区は18日の大雨で床上、床下浸水に見舞われた。同地区センターと社協が水害に関する被害相談に応じている。 問い合わせは社協〈電055(922)
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梅雨前線が活発化、大雨の恐れ 気象庁、警戒呼びかけ
梅雨前線の活動が活発になるため、西日本と東日本で24日にかけて大雨となる恐れがあるとして、気象庁は23日、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫への警戒を呼びかけた。 気象庁によると、前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になる。前線は中国大陸から本州を通り、日本の東に延びている。23日は日本海を南下し、25日にかけ西日本から東日本に延びる見込みとなっている。 24日にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降る所がある。23日午前6時からの24時間予想雨量は多い所で、東海地方200ミリ、関東甲信
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社説(6月23日)静岡県内梅雨入り 大雨に備え行動計画を
静岡県を含む東海地方が梅雨入りしたとみられると気象庁が21日、発表した。平年と比べると15日遅れ。昨年よりも23日と大きく遅れた。 いよいよ本格的な出水期を迎えた。これから大雨とそれに伴う洪水や土砂災害に警戒する必要がある。近年、特に注目されるのが線状降水帯。発生すると大規模な気象災害をもたらすことが多い。 気象庁は今年から、12~6時間前に全国11のブロックごとに出してきた線状降水帯の発生予測を、都道府県単位で発表する運用を始めた。対象を細分化することで危機感を強め、早めの避難行動につながることを期待している。 このような防災情報を生かすためにも、日ごろから発表されたらどう行動するか
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【提言・減災】臨時情報「備え」要確認 横田崇/愛知工業大地域防災研究センター長・教授
南海トラフ巨大地震の防災対策は、地震の予知が困難であるため、地震への事前対策と地震発生後の応急対応などが基本となっている。とはいえ巨大地震による被害はあまりにも甚大であることから、気象庁で「地震発生の可能性が相対的に高まっている」と評価された場合には「南海トラフ地震臨時情報」が発表され、日頃からの備えや避難路を確認し、必要な対策を講じるなど、防災対策の一層の充実・強化が図られることとされている。 この体制は5月で5年となるが、臨時情報はまだ一度も発表されていない。静岡県でも情報の認知度が低いと指摘されている。 臨時情報は三つのケースで発表される。①「半割れケース」。南海トラフでの過去の事
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【第4章】避難先で体調急変 車中生活続き、胸に激痛【いのち守る・防災しずおか 東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える 半割れ発生(後編)⑨】
四国沖でマグニチュード(M)8.0の大地震が起き、気象庁が後発地震への警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表してから約1年半が経過した。津波浸水想定区域に住む要配慮者らに事前避難が呼びかけられた「地震発生から1週間」はとうに過ぎ、市民が自宅での通常生活に戻った中、「その日」は突然訪れた。 一連の地震を振り返ると、南海トラフ巨大地震の想定震源域の東側に位置する遠州灘でM8・5の地震が起きたのは、西側の四国沖でM8・0の先発地震が発生して1年半後のことだった。気象庁は想定震源域の半分ずつで西から東に連鎖的に二つの大地震が発生し、その間の1年半は「半割れ」の状態が続いていた
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「ふじのくに防災士」3000人超に 静岡県が養成、認証 団体での活動拡大
地域の防災リーダーとしての活動が期待されている「ふじのくに防災士」の認証数が、2010年度の制度開始から23年度末までに3千人を超えた。学んだ知識を生かし、自主防災組織や防災の各種活動などで活躍する人がいる一方で、活動方法が分からないなどの悩みを抱える人も多い。浜松市や菊川市などでは市町単位でふじのくに防災士がグループをつくり、活動を展開する例が広がりを見せている。 防災人材の育成は阪神大震災後の1996年度に全国に先駆けて始まった。一時中断したが、2005年度に再開し、10年度に認証制度を導入した。毎年度150~200人程度が受講している。23年度末までに3631人が講座を受け、要件
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近畿、東海、関東甲信が梅雨入り 平年より2週遅く、気象庁発表
気象庁は21日、近畿、東海、関東甲信が梅雨入りしたとみられると発表した。近畿と東海はともに、平年より15日、昨年より23日遅い。関東甲信は平年より14日、昨年より13日遅い。22日は一時的に天気が回復する場所もあるが、今後の1週間は、梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多い見通しで梅雨入りと判断した。 今年は太平洋高気圧の北への張り出しが弱い影響で、梅雨前線が九州南部から日本の南に停滞していたため、全国的に平年より大幅に遅い梅雨入りとなっている。 梅雨入りしていないのは、中国、北陸と東北の南部と北部。沖縄は20日に梅雨明けした。
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【表】静岡県を含む東海地方の梅雨入り・明け 2000年以降
2000年以降の静岡県を含む東海地方の梅雨入り・明けの記録をまとめました。 table { border-collapse: collapse; width: 100%; } th, td { border: 1px solid black; text-align: center; padding: 8px; } th { background-color: #f2f2f2;
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#被災地を支援する 能登半島地震 災害ボランティア【NEXTラボ】
能登半島地震は発生から間もなく半年を迎える。災害ボランティアは今、どんな活動をしているのか―。石川県輪島市に被災者らが設立し、受け入れ調整に当たる民間団体「のと復耕ラボ」の活動現場を訪ね、復旧支援に携わる人たちの思いを聞いた。 (生活報道部・伊藤さくら) 片付け、炊き出し、農作業… 全国の〝仲間〟と思い一つ 「私たちが必要ないと思った物でも被災者にとっては大切な物かもしれない。思いやりを持って活動してほしい」。5月末の朝、のどかな風景が広がる里山の古民家にボランティアが10人ほど集まり、リーダーが活動の心得を伝えた。 同市でも社会福祉協議会が災害ボランティアセンター(
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浜松市で震度2 三河湾でM4・5 20日午後10時23分
20日午後10時23分ごろ、愛知県で震度3を観測する地震があった。気象庁によると、震源地は三河湾で、震源の深さは約40キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4・5と推定される。津波の心配はない。 静岡県内各地の震度は次の通り。 震度2=浜松市中央区、同浜名区、同天竜区、磐田市、袋井市、湖西市▽震度1=掛川市、菊川市、牧之原市、森町
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21日は夏至 風鈴制作 三島で最盛期【動画あり】
21日は二十四節気の「夏至」。北半球では1年で最も日が出ている時間が長くなる日に当たる。 三島市大社町の日光陶器店では夏本番に向けてガラス製の「みしま風鈴」作りが最盛期を迎えている。店主の関根久雄さん(59)は20日、工房の約1300度に熱した炉で溶かしたガラスに息を吹き込み、風鈴の形に膨らませる作業に当たった。みしま風鈴は稲取の天草や狩野川の砂鉄など、伊豆の素材を使用しているのが特徴。 店頭販売の他、リヤカーによる引き売りも行っていて、市内には涼やかな風鈴の音が響き渡っていた。 (写真部・宮崎隆男)
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中高連携で防災訓練 横須賀高と大須賀中 災害時の即戦力に
掛川市の横須賀高と近隣の大須賀中は20日、南海トラフ地震の発生を想定した合同防災訓練を横須賀高で行った。中高連携で取り組む恒例行事。両校の生徒約300人が協力して、避難所運営や負傷者の応急処置などを実践した。 8グループに分かれて、間仕切りや仮設トイレの設置に汗を流した。こつが要る簡易テントの設営と収納では、高校生が中学生に手順や配置をアドバイスする姿が見られた。市の高校生ドローン防災航空隊のメンバーは、小型無人機の操縦を実演した。 地区や学校は、生徒を地域防災力の強化に向けた即戦力と位置付けて定期的に訓練を実施している。地区代表の住民も参加し、避難所運営の流れを確認した。
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18日大雨 静岡県内の住宅被害140棟に
18日に静岡県東部を中心に冠水などが発生した大雨で、県は20日、伊豆の国市で床上や床下浸水などの住宅被害を新たに11棟確認したと発表した。今回の大雨による住宅被害は計140棟となった。 県のこれまでのまとめによると、床上浸水は沼津市で30棟と最も多く、伊豆の国市で4棟、函南町で2棟。床下浸水も沼津市が70棟と最多で、伊豆の国市で14棟、函南町で10棟、伊豆市や西伊豆町で各4棟、清水町で1棟となっている。
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仮設住宅に新聞紙の断熱材 リサイクルで進む資源活用 卵の殻やもみ殻 ガラスに
リサイクルが進化している。被災地では新聞紙を原料にした断熱材が導入され、廃棄される卵の殻や米のもみ殻を活用したガラス製品や、バナナの茎からできたTシャツも登場している。 特性 能登半島地震の被災地では、木造仮設住宅の着工が進んでいる。その一部で新聞紙をリサイクルした断熱材が利用されている。デコス(山口県下関市)が製造する「デコスファイバー」だ。 デコスファイバーは、粉砕した新聞紙にホウ酸などを混ぜて製造することで、断熱材として求められる特性を実現した。 仮設住宅は季節を問わず屋内で過ごしやすくする優れた断熱性能が欠かせない。防火性や、生活音による騒音トラブルを防ぐ吸音効果も必要だ。
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沖縄梅雨明け、昨年より5日早く 気象庁発表、平年よりは1日
気象庁は20日、沖縄が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より1日、昨年より5日いずれも早い。梅雨入りは5月21日ごろだった。 気象庁によると、沖縄は太平洋高気圧に覆われて晴れている。今後の1週間も晴れる日が多いとみており、梅雨明けと判断した。
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沼津市大平地区 また浸水被害 新ポンプ場間に合わず
前線や低気圧の影響による激しい雨から一夜明けた19日、県東部では床上浸水などの被害が各地で確認された。沼津市ではこれまでも浸水被害が頻発している大平地区に被害が集中し、伊豆市では観光施設に濁流が流れ込んでいた。住民や従業員は早朝から、後片付けに追われた。 沼津市大平地区は2007年と19年にも、浸水被害に見舞われた。18日は夜までに、民家など約30軒が床上まで浸水した。大平江川があふれ、深いところで50センチ以上冠水した。市は同日、大平江川の水を狩野川に流すため、ポンプ場の4台を稼働した。新たに導入した可搬式ポンプ1台も動かしたが、被害を食い止められなかった。 自宅が床上浸水した内田祐司
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菊川―掛川間で運転見合わせ JR東海道線
19日午後9時半ごろ、JR東海道線菊川駅付近の踏切内で自動車が脱輪したため、東海道線は菊川-掛川間の上下線で運転を見合わせた。午後11時5分ごろに上下線とも運転を再開した。
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津波観測網の見直し方針示す 気象庁、能登で予測上回る
気象庁の森隆志長官は19日の記者会見で、全国の津波観測網を最新の知見に基づいて見直し、強化する方針を明らかにした。従来の想定より大きな津波が来る可能性を示す研究成果などを挙げ「全国的に確認し、必要があれば観測網を強化する」と説明。間もなく発生から半年となる能登半島地震で、当初予測を上回る津波が確認されたことを踏まえた。 気象庁によると、新たな観測装置の設置や既存装置の機能強化、津波予測システムの更新などを想定。2025年度当初予算の概算要求に関連予算を盛り込むことも視野に、対象地域や最新の研究内容の確認を進めている。 気象庁によ
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静岡県内大雨 熱海・網代で12時間雨量観測史上最大 交通機関に乱れ 道路冠水も
前線と低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で静岡県内は18日、大気の状態が不安定になり、伊豆や東部を中心に激しい雨が降った。熱海市網代では午後5時50分までの12時間雨量が観測史上最大の255・5ミリとなり、1時間や72時間の雨量で、6月の観測史上最大値を超えた所もあった。交通機関の乱れや道路の冠水、通行止めなどが多数発生した。 気象庁の観測によると、伊豆市湯ケ島で午後2時ごろまでの1時間に64・5ミリの非常に激しい雨が降り、6月の最大を更新した。午後7時までの24時間雨量は伊豆市湯ケ島で310・5ミリ、南伊豆町で211・0ミリなどと4地点で6月の観測史上最も多くなった。
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「防災気象情報」 4段階16通りに 26年運用へ、検討会報告書 種別とレベルで整理
気象庁と国土交通省の有識者検討会は18日、災害の発生危険性を伝える「防災気象情報」の乱立を解消するため、見直し案をまとめた報告書を公表した。河川氾濫や土砂災害など4種類の災害ごとに、避難の目安となる大雨・洪水の警戒レベルと警報・注意報を併記して4段階に分け、16通りの名称に整理する。現在の大雨警報(土砂災害)は「レベル3土砂災害警報」に、氾濫危険情報は「レベル4氾濫危険警報」などとなる。 気象庁と国交省は報告書に基づき、2024年度中に新たな名称を正式決定し、26年梅雨期までの運用開始を目指す。情報ごとにばらばらだった名称や切迫性の表現をそろえ、自治体や住民にとって分かりやすい情報発信とす
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能登地震犠牲者 282人に 熊本超え 平成以降3番目
石川県は18日、能登半島地震の「災害関連死」として、新たに22人を認定することを決めた。地震の犠牲者は家屋の下敷きになるなどの直接死230人、既に認定された関連死30人と合わせて計282人になり、2016年熊本地震の276人を上回る見通しとなった。平成以降の自然災害で見た場合、人的被害は東日本大震災(11年)、阪神大震災(1995年)に次ぐ規模となる。 関連死の認定申請は各市町で計100人以上に上る。長引く避難生活などで高齢者らが体調を崩すケースも生じるとみられ、新たな犠牲を防ぐ取り組みが重要になる。 県は18日、災害関連死に関する七尾、輪島各市との合同審査を開催。医師や弁護士で構成する
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能登応援 気概のライブ 布袋寅泰 COMPLEX 13年ぶり“復活” 吉川晃司
ボーカル吉川晃司とギター布袋寅泰が1988年に結成し、わずか2年間の活動で強烈な印象を残したユニット、COMPLEX。2011年に東日本大震災の発生を受け、チャリティーで2日間だけライブを行った2人が、13年を経て、今度は能登半島地震の被災者のために立ち上がった。収益を全額、被災地の復興支援に寄付する東京ドームでの2日間。気迫と気概がこもった圧巻のライブで人々を力付けた。 2日目の5月16日。ポップな代表曲「BE MY BABY」で始まり、満員の大歓声の中、ステージの両脇から歩み出た2人が中央で固い握手を交わした。歌の最後に、頭上より高い位置にあるシンバルを蹴る「シンバルキック」を倒れ込
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熱海―東田子の浦間で運転見合わせ JR東海道線
18日午後3時50分ごろ、降り続いた雨が規制値に達した影響により、東海道線は熱海-東田子の浦間の上下線で運転を見合わせた。
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小田原―三島間で運転見合わせ JR東海道新幹線
18日午後2時40分ごろ、降り続いた雨が規制値に達した影響により、東海道新幹線は小田原-三島間の上下線で運転を見合わせた。
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【指定河川洪水予報】沼津河川国道事務所 静岡地方気象台 共同発表
狩野川氾濫注意情報 狩野川洪水予報 第1号 洪水注意報(発表) 2024年6月18日午後2時35分 沼津河川国道事務所 静岡地方気象台 共同発表 【警戒レベル2相当情報[洪水]】狩野川では、氾濫注意水位に到達し、今後、水位はさらに上昇する見込み 【主文】 大仁水位観測所 【警戒レベル2相当】狩野川の大仁水位観測所(伊豆の国市)では、「氾濫注意水位」に到達し、今後、水位はさらに上昇する見込みです。洪水に関する情報に注意してください。 【浸水想定地区】 氾濫による浸水が想定される地区※ 大仁水位観測所 静岡県 伊豆市(熊坂:瓜生野:横瀬(修善寺)、駅前(柏久保
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【速報】三島―新富士間で運転見合わせ JR東海道新幹線
18日午後0時30分ごろ、降り続いた雨が規制値に達した影響により、東海道新幹線は三島-新富士間の上下線で運転を見合わせた。
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静岡県内JR各線、一部で計画運休 大雨備え 正午から本数減
JR東海などは18日、大雨に備え、在来線の一部の電車を計画運休する。東海道新幹線も遅れや運転見合わせ、運休する可能性がある。 東海道線の興津―島田間と身延線の富士―西富士宮間でそれぞれ、正午から午後4時ごろまで上下線で運転本数を減らし、一部の特急電車は運休する。御殿場線の国府津―沼津間の一部の特急電車では部分運休、東海道線・伊東線の東京―伊豆急下田間の特急電車でも一部運休する。 身延線の特急「ふじかわ」は午前11時半以降で一部運休。御殿場線の特急「ふじさん」も午前10時半以降、一部区間で運休する。東海道線・伊東線の特急「踊り子」「サフィール踊り子」も午前11時以降に一部運休する。
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出水期前に連携確認 狩野川流域3警察署が水難救助訓練
狩野川流域を管轄する三島、沼津、伊豆中央の3警察署と関係機関による合同水難救助訓練が17日、函南町の川の駅伊豆ゲートウェイ函南で行われた。出水期を前に、救出救助に必要な能力の向上と連携強化を図った。 経験の浅い若手署員を含め約60人が参加。川の駅や町、国土交通省の職員とともに、県警緊急事態対策課の指導で、救命浮環の投げ方やボートの扱い方などの基本技術を学んだ。 3人が行方不明との想定で行われた訓練では、川の駅職員が川に流された2人を発見し、連絡を受けた署員がボートで救出に向かった。残る1人を探すため、三島署が連携協定を結ぶ加和太建設の社員によるドローンでの捜索も実施した。
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「能登教訓に」災害医療報告 長泉の池田病院で講演会
長泉町の池田病院はこのほど、能登半島地震を教訓にした災害医療講演会を同病院で開いた。富士山南東消防本部長泉消防署の消防司令補中村哲平さんが講師を務め、現地での活動や被災後の地元病院の様子を報告した。 中村さんは緊急消防援助隊として5日間、石川県珠洲市で活動した。被災者を受け入れた同市総合病院の待合室や廊下は傷病者であふれかえり、医師や看護師が病院に寝泊まりして対応していたと説明。同病院は災害対応訓練時に想定する10倍の傷病者を受け入れ、その対応は全職員の3分の1がしたとし、「災害の訓練想定が非常に難しい。連携を強固にして南海トラフ地震に備えたい」と強調した。 池田病院は災害対応病院のため
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九州南部と四国、大雨に厳重警戒 線状降水帯の半日前予測、気象庁
気象庁は17日、四国4県と、宮崎県や奄美地方を除く鹿児島県の九州南部に線状降水帯の「半日前予測」を出した。18日にかけて低気圧が西日本から東日本の太平洋側を東に移動し、南西諸島から東日本では大雨となる。線状降水帯予想の対象時間帯は四国が18日午前、九州南部が17日夜から18日午前。土砂災害や河川氾濫の危険性が急激に高まる恐れがあり、警戒を呼びかけている。 また、山口県を含む九州北部が17日に梅雨入りしたとみられると発表。平年より13日、昨年より19日遅い。 気象庁によると、前線が中国大陸から九州南部を経て、日本の南に延びている。
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広い範囲で大気不安定 激しい雨や落雷に注意を
低気圧や上空の寒気の影響で、17日にかけて西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になるとして、気象庁は16日、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうや局地的な激しい雨に注意を呼びかけた。 気象庁によると、日本海北部を北東に進んだ低気圧に暖かく湿った空気が流れ込む。北日本を中心に、上空約5500メートルに氷点下12度以下の寒気が入る。日中の気温上昇の影響も加わり、西日本から北日本にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込み。 気象庁は発達した積乱雲の近づく兆しがある場合、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう求めている。
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熱海など震度1 16日午後7時16分ごろ、35分ごろ
16日午後7時16分ごろと同35分ごろ、千葉県北西部を震源とする最大震度2の地震があった。気象庁によると、震源の深さは約70キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4・1~4・2と推定される。 静岡県内の主な震度は次の通り。 震度1=熱海市、富士宮市、御殿場市、東伊豆町、
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避難所迅速設営へ訓練 富士宮市職員 能登混乱受け対策
災害発生時に指定避難所運営に配置される富士宮市職員がこのほど、避難所設営訓練を同市の東小で実施した。実際の避難所での訓練は初。1月の能登半島地震では避難者の受け入れで混乱したことを受け、参加者41人は早期に開設できるよう手順を確認した。 参加者は協力してテントトイレを組み、体育館内にはパーティションを設置した。避難者の受付窓口も用意して名前や人数などの記録方法も確認した。 例年の訓練は、市役所で資機材の動作確認などが中心だった。訓練を担当する市危機管理局の小林祐太さん(38)は石川県穴水町の避難所に派遣された際、避難者が正確に把握されていなかった実態に課題を感じたという。「対応が後手にな
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七夕豪雨 建設業者の教訓に 企業関係者セミナー 静岡市葵区
静岡建設業協会は13日、七夕豪雨から50年が経過するのに合わせたセミナーを静岡市葵区で開いた。会員企業の関係者らが当時の様子を振り返り、災害対応への意識を高めた。 水没した当時の市街地や行政対応、実際に豪雨を経験した関係者の証言を収めた映像を鑑賞した。国土交通省静岡河川事務所と県静岡土木事務所の幹部職員も登壇し、巴川流域の治水事業などを説明した。 市川照会長は「災害を忘れないように伝承していく。教科書の中のことではなく、現実に起きたことだということを意識してほしい」と呼びかけた。
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沖縄本島地方記録的短時間大雨情報=気象庁発表
沖縄本島地方記録的短時間大雨情報 2024年6月14日10時46分 気象庁発表 10時40分沖縄県で記録的短時間大雨を観測しました。 南風原町付近で約110ミリ 八重瀬町東風平付近で約110ミリ 10時30分沖縄県で記録的短時間大雨を観測しました。 糸満市付近で約110ミリ
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沖縄本島地方記録的短時間大雨情報=気象庁発表
沖縄本島地方記録的短時間大雨情報 2024年6月14日10時35分 気象庁発表 10時30分沖縄県で記録的短時間大雨を観測しました。 豊見城市付近で約110ミリ 記録的短時間大雨情報は、数年に1度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測したり、解析したときに発表されます。○○付近とある場合は解析雨量です。 「○時○分○○で記録的短時間
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防災情報、楽しく勉強 静岡市葵区・七間町町内会 地図片手にロゲイニング
静岡市葵区の七間町町内会は9日、「おまちの防災フェスティバル」を同区の青葉シンボルロードで開いた。ゲーム感覚で地域の防災情報を学べる「防災ロゲイニング」などの企画に住民らが参加し、意識を高めた。 防災ロゲイニングは、制限時間内に防災に関連するスポットを巡り、得点を競う。チェックポイントとして七間町周辺の消火栓や防災倉庫、避難地案内板が設定された。親子連れなど10チーム約30人が参加し、地図を基にチェックポイントを回って点数を積み上げた。 会場には町内会が所有している発電機や大型充電器、車椅子、段ボールベッドなども展示され、来場者が体験した。 同町自主防災会で防災委員長を務める石川佳代子
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水害備え 全国首長共有 都内でサミット 磐田、島田市長が参加
水害を経験した全国の自治体の首長が集まる「水害サミット」(実行委員会主催)が11日、都内で開かれた。被害を受けて講じた治水や防災対策の報告を通じ、被害低減のための備えや意識を共有した。県内から染谷絹代島田市長と草地博昭磐田市長が初めて参加した。 「公共と民間の共創で取り組む流域治水」がテーマ。改良した農業用ため池の治水への活用や、企業と連携して無人ヘリで山小屋に物資を輸送するプロジェクトが紹介された。2019年の東日本台風で甚大な被害を受けた宮城県丸森町の保科郷雄町長は「失敗を恐れず早めの対応が必要」と語り、ちゅうちょせず避難指示や避難勧告を出す大切さを強調した。 草地市長も、敷地川が決
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3日の能登震度5で緊急地震速報 二つの地震、同一と誤認 過大予測 近接地で1秒以内に連続発生
気象庁は10日、石川県能登半島で震度5強を観測した3日の地震で、緊急地震速報が実際の揺れより大きな予測を出したのは、近接した場所で1秒以内に2回の地震が起きたのが原因だと明らかにした。それぞれの震源から連続して伝わった地震波をシステムが同一の地震によるものだと誤認したため、予測された規模が実際より100倍程度大きくなった。 気象庁は、今回のように地震波が重なり誤った予測をするケースは多くは起こらず、一方で過小評価となり速報が出ない仕組みにもなっていないと説明。技術的な改善を図っていくとしている。 気象庁によると、地震波を分析した結果、3日は午前6時31分39・6秒と31分40・3秒の2回
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災害備蓄の準備状況確認 避難所改善へ政府検討
政府は10日、能登半島地震を教訓に、簡易ベッドなど災害用備蓄の準備状況を国が確認し、公表する検討に入った。対象は全国の自治体で、避難所の環境改善が目的。能登地震発生が日没近く、被災状況の把握が難航したことから、赤外線カメラや衛星データの積極活用も進める。具体策は有識者作業部会を新設して議論する。同日開いた能登地震の復旧・復興支援本部で方針を確認した。 岸田文雄首相は本部会合で、復旧工事や建物の公費解体を加速させるため、2024年度予算の予備費からの追加支出を月内に決定する方針を示した。予備費支出は地震発生から第5弾となる。 会合では、関係省庁が能登地震での初期対応の検証結果を報告。避難所
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農林防災施設を点検 静岡県西部事務所、梅雨に備え 浜松、湖西
静岡県西部農林事務所が10日まで、梅雨の時期に合わせた農林防災施設のパトロールを管内の浜松、湖西両市で行った。地すべりや山崩れを防ぐための設備の状況を確認した。 増田浩章所長ら職員が浜松市天竜区の芦窪、西藤平を訪問した。同事務所が施設の点検作業を委嘱する巡視員の説明を受けながら、水路の土砂堆積状況や倒木の有無などを見て回った。西藤平では水路の底面の腐食状況を確認した。 巡視員の畑谷幸光さん(72)=同区西藤平=は「災害が起きないよう、雨天後などの点検を続けていく」と話した。パトロールは山林や農地が多い天竜区や浜名区引佐町などを中心に行っている。
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台風シーズン前に態勢強化 伊東、100人集い水防訓練
伊東市の土砂災害・水防訓練が8日、同市の八幡野コミュニティセンターと隣接の八幡野財産管理会広場で開かれた。地域住民や消防団、市、伊東建設業協同組合の関係者ら約100人が集い、台風や雨期のシーズンを前に態勢強化を図った。 参加者は水害に備え、広場で土のう作りに取り組んだ。2人一組になり、スコップで袋に土を入れて口を縛った。土のうを積み上げる作業も実践した。 講話では市担当者が土砂災害の種類や特徴、土砂災害警戒区域について説明した。「平時から防災資機材を点検する」「出どころの確かな情報を収集する」など災害への備えや対応を説いた。
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エルニーニョ終息と気象庁
気象庁は10日、昨年春から続いてきた南米ペルー沖で海面水温が高くなるエルニーニョ現象が終息したとみられると発表した。今秋にかけて、ラニーニャ現象が発生する可能性が高いとしている。
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四国が梅雨入り 平年より4日遅く、気象庁発表
気象庁は9日、四国が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より4日、昨年より11日いずれも遅い。 気象庁によると、四国は9日、前線の影響で曇りや雨となった。今後の1週間も、同様に曇りや雨が多くなるとみられ、梅雨入りと判断した。 今年は日本付近への梅雨前線北上の時期がずれ込み、各地の梅雨入りが遅くなっている。気象庁はこれまでに沖縄と鹿児島県の奄美地方で5月21日、九州南部で6月8日に発表。いずれも平年より遅かった。
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防災かるたで水害「自分ごとに」 静岡県、第3弾作製へ 「流域治水」推進 七夕豪雨50年機に
静岡県内約8万棟が床上・床下浸水した「七夕豪雨」から7月で50年になるのを機に、県は8日までに、県民向けの防災教材「しぞ~か防災かるた」の第3弾水害編(仮称)を作製する住民参加型ワークショップを始めた。行政・住民・企業が連携して減災を図る「流域治水」の取り組みの一環。初回の県中部に続いて今後、西部や東部、賀茂地域でも防災用語などを盛り込んだ読み札の句を考え、来年3月末までの製品化を目指す。 しぞ~か防災かるたは老若男女に楽しみながら防災意識を高めてもらう教材で、2012年発行の静岡市版と22年発行の県版が製品化されている。読み札の「上の句」は地域自慢の景観や名物など、「下の句」は防災の心得
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【提言・減災】地震を誘発 水の作用は 加藤尚之/東京大地震研究所教授
1月に発生した能登半島地震に先行して、能登半島では2020年ごろから地震活動が活発になっていた。この地震活動は、地下の水の影響により発生したとする説が有力である。水はどうして地震を起こすのだろうか。 水でぬれた道路が滑りやすいことを連想するかもしれない。これは道路の表面に水の膜ができることが原因だ。しかし、水が地震を引き起こすメカニズムは異なる。地震を起こすのは断層をずらす力(せん断力)だ。板の上に豆腐をおいて、豆腐の上の面に手を置いて横にずらそうとすると、豆腐はななめに変形する。これがせん断力だ。ずれを大きくしていけば、最後には豆腐は崩れるだろう。地下に水が存在すると、水の部分ではせん
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【第4章】半割れ発生(後編)⑧ 軟弱地盤で住宅倒壊 過疎地 企業が捜索支援【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る・防災しずおか】
四国沖でマグニチュード(M)8.0の大地震が起き、気象庁が後発地震への警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表してから約1年半が経過した。津波浸水想定区域に住む要配慮者らに事前避難が呼びかけられた「地震発生から1週間」はとうに過ぎ、市民が自宅での通常生活に戻った中、「その日」は突然訪れた。 最大震度7の本震の後も震度5強以上の余震が続き、道路網の被害が拡大していた。人命救助や物資輸送の生命線となるべき道路には割れ目や段差が生じ、自動車の通行を妨げている。 発災から5日目、東海遠州さん(38)は勤務先である運送会社の本社まで愛用のマウンテンバイクで往来していた。自宅の
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災害時の孤立集落対策 全都道府県が再考 能登教訓
能登半島地震直後、道路の寸断などで被災地支援が滞ったことを受け、47都道府県全てが災害時に孤立が予想される集落への対策の見直しを検討していることが8日、共同通信の調査で分かった。検討内容は飲料水や食料などの備蓄強化、ドローンによる物資輸送や孤立状況把握、衛星インターネットを活用した通信確保が目立った。都道府県が把握している集落数は計約1万8700で、対策への国の関与強化を求める声が上がった。 対象となる孤立集落数について、2014年に国が全国調査を実施して以降、全体の約7割の33都道府県が更新していないことも判明。専門家は「効果的対策のため最新の実態を把握しておく必要がある」と指摘する。
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安倍川や藁科川 点検 静岡河川事務所など 梅雨、台風備え
梅雨や台風などに伴う洪水に備え、国土交通省静岡河川事務所は6日、県や静岡市、静岡地方気象台、市水防団と合同で、安倍川や藁科川の危険箇所を点検した。 各機関から参加した約20人が、水が堤防を越える可能性のある場所を点検した。安倍川下流の右岸では、同事務所の職員が市水防団に対し、堤防の地下から浸透した川の水が堤防外に噴き出す「漏水」や、堤防を越えてあふれる「越水」が発生する恐れがあることを説明した。参加者は危険箇所を見回りながら水害発生時の対応を確認した。 同事務所管理課の熊切良行さんは「地元の水防に関わる人たちに危険を認識してもらい、災害時にいち早く対処できるようにしたい」と話した。
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九州南部が梅雨入り 平年より9日遅く、気象庁発表
気象庁は8日、宮崎、鹿児島両県の九州南部が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より9日遅く、昨年と比べても9日遅い。 気象庁によると、九州南部は8日、曇りや雨になった。これからの1週間も、前線や低気圧の影響で、曇りや雨の日が多くなる見通しという。 沖縄と鹿児島県・奄美地方の5月21日に次いでの梅雨入り。梅雨前線の北上がみられず、全国的に梅雨入りは平年より遅くなっている。
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中部横断道樽峠トンネルで訓練 事故、火災想定し関係機関連携確認
中日本高速道路東京支社富士保全・サービスセンターなどは6日夜、トンネル内での事故と車両火災の発生を想定した訓練を静岡市清水区と山梨県南部町を結ぶ中部横断道樽峠トンネルで行った。同社や静岡、山梨両県の県警高速隊、消防署などの関係機関が緊急時の連携を確認した。 訓練は、山梨方面に向かう下り線を走行していた乗用車がトンネル内で前方の乗用車に追突した事故を想定。追突された車両が上り線に飛び出して内壁に衝突し白煙が上がったり、2台の車内には人が取り残され、燃料が漏れたりしている状況に対応した。参加者は車を壊して閉じ込められた運転手を救出したほか、周辺の交通整理なども実践した。 訓練後は参加者が集ま
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南海トラフ沿い地殻活動 5月「変化なし」 評価検討会
気象庁は7日、南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会(会長・平田直東京大名誉教授)の定例会を開いた。主に5月の南海トラフ沿いの地震、地殻活動について「大規模地震の発生可能性が高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」とする南海トラフ地震関連解説情報を発表した。 目立った地震活動はなかった。紀伊半島中部から西部にかけて5月30日~6月2日、微少な揺れとわずかな地殻変動を観測した。いずれもプレート境界深部で発生した短期的ゆっくり滑りが原因と推定し、「従来、繰り返し観測されてきた現象」と評価した。
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地震観測システム復旧 御前崎沖 緊急速報への活用再開
気象庁は7日、御前崎沖から三重県沖にかけて敷設しているケーブル式常時海底地震観測システムの障害が復旧したと発表した。緊急地震速報が最大13秒遅れる可能性があったが、解消した。 気象庁によると、システムがつながっている御前崎市内の観測点にある衛星利用測位システム(GPS)装置のスイッチを入れ直したところ、正常に動いた。機器の不具合とみられる。 障害は5日午後2時50分ごろ発生し、観測した地震波に正確な時間を付与できない状態になっていた。7日午後4時に緊急地震速報への活用を再開した。
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安倍川で土砂災害多発 対応は 国交省など静岡で質疑応答型の訓練
国土交通省静岡河川事務所などは5日、大規模土砂災害の発生を想定した合同防災訓練を静岡市葵区の西部生涯学習センターで行った。同事務所や静岡地方気象台、静岡県、同市の防災担当者ら約40人が参加し、訓練の進行役が災害のシナリオに沿って参加者にどのような対応を取るか質問を投げかける「質疑応答型訓練」に取り組んだ。 「大型台風の接近に伴う豪雨により、安倍川流域で地滑りなどの大規模土砂災害が多発した」というシナリオを基に、参加者が場面ごとに回答し、取るべき対応を各機関で共有した。同事務所の阿部聡所長は「地質的に土砂災害が発生しやすい安倍川で、迅速な対応を取れる連携体制を構築していきたい」と話した。
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土砂災害から身を守れ 函南で豪雨想定し防災訓練
函南町はこのほど、土砂災害対応防災訓練を日守公民館などで行い、避難体制の強化や防災意識の向上を図った。 前日から累計雨量が200ミリを超え、今後も1時間当たり30ミリ以上の降雨が予想されるとの想定。午前9時ごろから、土砂災害の危険性が高い日守地区の住民に高齢者等避難や避難指示が相次いで発出されたとして、地元住民約40人が同公民館に避難した。土砂災害から身を守るための講座も受講した。 町職員によるドローンの操作訓練も見学し、同公民館や災害警戒本部が設置された町役場との通信環境を確認した。
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御前崎沖の地震観測システムに障害 緊急速報最大13秒遅れる恐れ
気象庁は5日、南海トラフ沿いで起きる地震を早期検知するため、御前崎沖から三重県沖にかけて敷設しているケーブル式常時海底地震観測システムに障害が発生したと発表した。周辺を震源とする地震が起きた場合、緊急地震速報が最大13秒遅れる可能性がある。現段階で復旧の見通しは立っていないとしている。 同システムは2022年12月にも障害があり、24年2月に復旧したばかり。 気象庁によると、同日午後2時52分ごろから、地震や津波を観測した際の正確な時間が判断できない状態が続いている。ケーブルがつながっている御前崎市の陸上にある観測点の衛星利用測位システム(GPS)装置に不具合があるとみられる。22年の障
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能登復興基金 540億円 液状化対策、水道修繕支援 石川県
石川県は5日、能登半島地震の復興基金が約540億円になると明らかにした。岸田文雄首相が5月31日に表明した特別交付税520億円などを原資に、宅地の液状化対策や水道管修繕の費用を補助する。基金を創設する条例案を開会中の県議会定例会に提出する。 復興基金は、被災住民や企業への支援のうち、国の事業などでカバーできない部分を補う目的がある。具体的な使い道は、今後、被災自治体と調整して決める。財源は特別交付税520億円に加え、「被災地支援宝くじ」の収益から配分された20億円を充てる。 馳浩知事は5日の会見で「自治体独自の施策を複数年度にわたり弾力的に実施する上で重要な財源だ。被災地のニーズにきめ細
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土砂災害防止へ 県「日頃から備えを」 静岡駅で啓発活動
静岡県は5日、6月の「土砂災害防止月間」に合わせ、日頃の備えと早めの避難を呼びかける啓発活動をJR静岡駅構内で実施した。県砂防課や国土交通省静岡河川事務所、静岡地方気象台などの関係機関から約20人が参加した。 土砂災害の前兆となる現象や災害発生時の避難方法などを載せたチラシのほか、簡易トイレ袋やばんそうこうを同封した啓発グッズ300セットを駅利用者に配布した。県内の防災情報を発信する県の公式アプリ「静岡県防災」の利用も呼びかけた。 同課の松村昌広班長は「県内は山がちな地形で雨も多く、土砂災害が多発している。日頃の備えを見直すきっかけになれば」と話した。
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病院船活用へ 予算確保要望 首相に超党派議連
大規模災害時にけが人を海上で治療できる「病院船」の活用を掲げる超党派議員連盟(会長・加藤勝信元官房長官)は4日、岸田文雄首相と国会内で会い、運用体制の整備に必要な予算の確保を求める緊急提言を手渡した。 病院船の活用に向け、首相をトップとする推進本部の設置や、財政的な対応を国が行うよう定めた法律が1日に施行したことを踏まえた。
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台風で道路崩落 爪痕今も 川根本町文沢地区 避難要請解除 住民帰宅も 「林業成り立たず」
2022年9月の台風15号で土石流が発生した川根本町文沢地区の避難要請が解除され、元々生活していた5世帯13人のうち3世帯7人の住民が4日までに、約1年半ぶりに自宅に戻った。土石流を防ぐ工事は完了したが、周辺の林道は崩落したままで、全世帯が農林業を営む同地区の住民は元の生活に戻れていない。住民の柿下正寿さん(56)は「林道の崩壊で管理する林の約5割に行くことができなくなったまま」と漏らし、早期の復旧を訴えた。 同町建設課によると、林道の復旧は28年以降になるという。担当者は「崩壊箇所に向かう途中にある橋2本も老朽化していて修繕が必要。崩壊箇所の復旧工事は橋の工事が終わってからになる」との
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地元を水害から守る 静岡市、市水防団 工法訓練で確認
静岡市と市水防団は2日、大雨や地震などによる水害に備えた水防演習を同市葵区の安倍川河川敷で行った。市水防団9分団や市消防団員ら約650人が参加し、災害から地元を守るための対応を確認した。 各分団が土のうや資材を利用した約10種類の伝統的な水防工法をそれぞれ実践した。安倍川第4分団の20人は松永明分団長(74)を中心に、噴出する漏水の拡大を防ぐ「月の輪工」の訓練を堤防ののり面で実施。声をかけ合って手順を確認しながら、テンポよく半円状に土のうを積み上げた。 市によると、水防団は団員の高齢化が課題。松永分団長は訓練を振り返り、「地域の安全を守るために、若者の力が必要不可欠と感じる」と話した。
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輪島、珠洲 震度5強 2人けが、家屋5棟倒壊 静岡県内震度1
3日午前6時31分ごろ、石川県輪島市と珠洲市で最大震度5強の地震があった。震源地は能登地方で、震源の深さは約14キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・0と推定される。珠洲市などで若干の海面変動を観測したが被害はなかった。直後に珠洲市で震度4を観測するなど有感地震が相次いだ。石川県で震度5強以上は、1月6日の震度6弱以来。 石川県などによると、津幡町の60代女性が緊急地震速報の音に驚いてベッドから落ち、足を骨折。富山県東部消防組合によると、富山県滑川市の20代男性が避難中に転倒し、頭と尻に軽い打撲を負った。 輪島市では、元日の地震で被災し全壊と認定された家屋5棟が倒壊して道路をふさぐな
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大雨を想定 通行規制訓練 小山の国道 遮断機操作を確認
国土交通省沼津河川国道事務所はこのほど、小山町棚頭の国道246号で大雨を想定した通行規制訓練を実施した。職員16人が参加し、交通遮断機の操作方法に理解を深めた。 周辺エリアは大雨による土砂災害などの危険性があり、国道246号生土交差点-棚頭インターチェンジ間の6.2キロは連続雨量250ミリに達すると交通規制を行う。同事務所管内では唯一の事前通行規制区間で、訓練では職員が遮断機の電動操作と手動操作の両方を確認した。 村山貴紀道路管理第一課長は「事前通行規制は異常気象時の道路利用者の安全確保に重要。訓練により職員が気持ちに余裕を持ち、的確に操作できるようにしたい」とした。
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浜松市、5年ぶり水防演習 本格的出水期に備え 土のう手際よく
浜松市は本格的な出水期を前に2日、本年度の水防演習を中央区の天竜川河川敷で行った。市水防団の17分団569人が参加し、激甚化する風水害に備えて水防態勢の強化を図った。 新型コロナや豪雨災害の影響で5年ぶりの開催。台風の接近などによって記録的豪雨が予想され、天竜川氾濫の危険性が高まっている―との想定で行った。 各分団は袋に砂を素早く詰め込み、土のうを手際よく積み上げた。土のうを使って「月の輪工」や「釜築工」「せき板工」といった漏水、越水などに備える11種の工法にも取り組んだ。この日は台風2号による豪雨被害からちょうど1年とあって、参加者は緊張感を持って演習を進めた。 土のうを作る早さや積
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災害前提にまちづくり 伊豆・土肥 観光と両立 【地域×SDGs×くらし】
自然災害が国内外で多発し、日々の暮らしが脅かされている。被害を最小限に抑え、子どもからお年寄りまでが命をつなぐためにはどう備えるべきか。まちづくりにおいても、インフラの強化や早期避難の備えなど、危機を乗り越えるための対策が急務となっている。 阪神大震災で断水が長期化したことを教訓として、災害に強い水道づくりを推進する神戸市。観光振興と津波対策を両立させたまちづくりを展開する伊豆市。今後起こりうる巨大災害に備えた独自の取り組みを追った。 大動脈 神戸市兵庫区の市水道局敷地内の地下50メートルに、市街地の下を通る延長12・8キロの大容量送水管の終着点がある。直径2・4メートルの送水管には
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西日本の太平洋側、雨量が最多 春の天候まとめ、気象庁
気象庁は3日、春(3~5月)の天候まとめを発表した。南から暖かく湿った空気が入りやすかったため、西日本太平洋側で雨量が平年の150%と、1946年の統計開始以降、最も多くなった。地方別でも東海、山陽、四国でそれぞれ最多の雨量を更新した。平均気温は北、西日本と沖縄・奄美でかなり高く、東日本では高かった。 気象庁によると、今年の春は、太平洋の高気圧の勢力が日本の南で平年よりも強かった。暖かい風が水蒸気を含んで太平洋側に流れ込み、低気圧や前線の影響も受けやすく、雨量を増やした。 地点ごとの雨量の平年比では、広島県福山市172%、松山市
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気象庁「活発な状態続く」 M3・5以上、600回超
3日午前に石川県で最大震度5強を観測した地震は、1月1日に発生した能登半島地震の一連の活動とみられる。気象庁によると能登半島では、1月以降、マグニチュード(M)3・5以上の地震が600回以上発生。熊本地震や新潟県中越地震後約5カ月間と比べると約2倍に上り、1983年の日本海中部地震に匹敵する回数だという。気象庁は「当面、活発な状態が続く」と注意を呼びかけている。 今回の地震のメカニズムは、北西―南東方向に力が加わり、片方の地盤がもう片方に乗り上がる「逆断層型」。若干の海面変動はみられたが、津波の被害はないとしている。 能登半島付
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石川の輪島と珠洲で震度5強 2人けが、元日被災の5棟倒壊
3日午前6時31分ごろ、石川県輪島市と珠洲市で最大震度5強の地震があった。震源地は能登地方で、震源の深さは約14キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・0と推定される。珠洲市などで若干の海面変動を観測したが被害はなかった。直後に珠洲市で震度4を観測するなど有感地震が相次いだ。石川県で震度5強以上は、1月6日の震度6弱以来。 同県津幡町によると、町内の60代女性が緊急地震速報の音に驚いてベッドから落ち、右足を骨折した。富山県東部消防組合によると、富山県滑川市の20代男性が避難中に転倒し、頭と尻に軽い打撲を負った。 また、石川県な
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1週間程度、震度5強程度に注意と気象庁
気象庁は3日の記者会見で、地震活動は当面継続するとして、特に今後1週間程度は震度5強クラスの地震に注意を呼びかけた。
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「津波被害の心配なし」と気象庁
気象庁は、3日朝に石川県で最大震度5強を観測した地震について、日本の沿岸では若干の海面変動の可能性があるが、被害の心配はないと発表した。
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気象庁、午前8時半から緊急記者会見
石川県で最大震度5強を観測した地震について、気象庁は3日午前8時半から、緊急記者会見を開くと発表した。
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情報不足 悩む県外避難者 受け入れ側も支援に支障 能登地震
能登半島地震では、石川県を離れた人が多数に上った。避難者は地元情報の不足に悩む一方、避難先が分からないため受け入れ側も支援が難しい状態が続く。被災地を離れる広域避難は過去の災害でも繰り返され、南海トラフ巨大地震や首都直下地震が起きれば膨大な数になるのは必至だ。所在や避難者数の把握、受け入れ側の体制整備など課題は山積している。 「地元がどうなっているのか、今後どうすればいいのか、分からないので毎日心配だった」。石川県珠洲市の自宅が全壊した高野幸子さん(73)は、夫やほかの住民と富山市のホテルに避難した。珠洲市の仮設住宅へ入居できるようになり、4月に戻った。この間、地元の情報がなく、「不安ば
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車中泊スペース 自治体が事前指定 内閣府、指針策定へ
内閣府は、災害による避難者支援の一環として、自動車で寝泊まりする車中泊向けのスペースや在宅避難者の支援拠点を事前に指定するよう自治体に促す方針だ。避難所に行けなくても同等の支援を受けられる環境を整えるのが狙い。年内にも指針を策定する。有識者検討会が2日までに、対応を求める報告書を大筋でまとめた。 車中泊は、エコノミークラス症候群など健康管理や行政側の状況確認などの面で課題があり、推奨はしない。ただプライバシーの確保やペットの世話といった理由でやむを得ず選択する避難者が目立つ。 各避難者が自由に場所を選ぶと、支援が行き届かない可能性があることから、自治体が避難スペースを事前に公表し、誘導す
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能登群発地震 雪影響か 日米チーム発表 重みで地下圧力変化
能登半島で2020年12月ごろから活発化した群発地震に雪が影響している可能性があるとの分析結果を、米マサチューセッツ工科大や東京大などのチームが2日までに米科学誌に発表した。雪の重みで地下の圧力状態が変化し、地震が起きやすくなるとみている。 チームの小原一成・東大教授(地震学)は「地震発生には、地下での力の加わり方だけでなく、雪などの環境要因も影響している可能性がある。詳しい仕組みはさらに調べる必要がある」としている。 能登半島の地下深くには水などの「流体」の存在が指摘され、浅いエリアへ上昇した水が断層活動を誘発しているとの見方がある。地殻内の隙間を埋める水の圧力「間隙(かんげき)水圧」
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石川県外避難 1200人超 静岡など38都道府県へ分散 能登地震 全国調査 実態の把握困難 情報提供に課題
能登半島地震により、石川県から県外に避難した人が4月1日時点で少なくとも静岡など38都道府県で1268人に上ることが2日、共同通信の都道府県・政令指定都市調査で分かった。戻った人も含めると最大で2861人が県外に滞在していた。自治体がつかんでいない県外避難者も相当数いるとみられ、実態把握や被災地の情報提供などの支援が課題になっている。 被災地に戻る動きも出ているが、水道が完全には復旧せず、仮設住宅の必要戸数が整備されていない事情が帰還をためらわせている面もある。 大規模災害で、地元を離れる広域避難は1995年の阪神大震災や2011年の東日本大震災などでも相次ぎ、国内各地に分散。復旧や生活
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長野、岐阜の焼岳で火山性地震増 気象庁、噴火警戒レベル1は維持
気象庁は2日、長野、岐阜両県にまたがる焼岳で、山頂付近を震源とする微小な火山性地震が増加しているとして、今後の火山活動に注意するよう呼びかけた。山頂付近で突発的に火山ガスが噴出するなどの可能性がある。噴火警戒レベルは活火山であることに留意の1を維持している。 気象庁によると、火山性地震は5月23日から6月1日の10日間で計64回、2日も午後3時までに15回あった。地殻変動の観測では、山頂付近で緩やかな膨張を示す変化を確認した。
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居住禁止、最大500世帯 能登地震で認定可能性
能登半島地震で大きな被害を受けた石川県が、自宅での居住を禁じられる「長期避難世帯」として7市町で計約500世帯を認定する可能性があることが1日、関係者への取材で分かった。認定されると他地域での再建を余儀なくされ、地区からの人口流出に歯止めがかからなくなる恐れがある。長期間住めなくなることへの住民の反発も予想され、県と各市町が調整している。 地震発生から5カ月が経過した。避難生活を余儀なくされている住民は3319人に上る。ビニールハウスなどの自主避難所に滞在する人もおり、生活再建に向けたサポートが急務だ。 石川県は5月、珠洲市で大規模な土砂崩落が起きた4地区37世帯と、津幡町で宅地の盛り土
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能登地震5カ月 ボランティアまだ足りない 炊き出し、片付け、補修…多様化するニーズ
能登半島地震は6月1日で発生から5カ月。倒壊家屋がいまだ多く残る石川県輪島市に5月31日入った。輪島中に開設された避難所では、静岡市駿河区の会社員友田伊織さん(28)と栗原亘輝さん(25)が炊き出しを手伝う姿があった。2人は現地に入り、復興の遅れとボランティアの不足を実感させられた。栗原さんは「またボランティアに来たいし、知人も動員したい」とつぶやいた。 この避難所にはまだ約130人が身を寄せる。日中は約半数が学校や仕事で出かけ昼食は70人分。翌日から仮設住宅に移る人も多いことから、特別に豪華なたい飯を準備した。2人はうろこ取りや野菜のカットなど調理を補佐した。炊き出しを続ける地元グループ
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線状降水帯の捕捉率33% 過去5年、気象庁が業務評価
気象庁は31日、予報精度などを自己評価した「業務評価レポート」を公表した。過去5年間(2019~23年)に発生した線状降水帯のうち、15時間前にコンピューター上で発生が予測できた「捕捉率」は33%と明らかにした。 気象庁によると、33%は、実際に発生した線状降水帯のうち、天気をシミュレーションするコンピュータープログラム「数値予報モデル」を使って15時間前に発生位置から100キロ以内に予測できていたものの割合。26年に45%以上に向上することを目指す。 気象庁は22年6月から、数値予報や水蒸気量の観測をもとに、線状降水帯が発生す
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第2号に関する情報 2024年5月31日午後4時15分 気象庁 発表 台風第2号が発生しました。 【本文】 31日15時、南シナ海の北緯20度00分、東経112度05分において、熱帯低気圧が台風第2号になりました。台風はゆっくりした速さで北へ進んでいます。中心の気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで中心
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社説(5月31日)能登地震の関連死 支援態勢整え命を救え
能登半島地震による石川県内の災害関連死として奥能登地域3市町の計30人が認定された。能登地震で関連死の正式認定は初めて。今までは15人が「関連死疑い」として犠牲者に加えられていた。 避難所での生活や車中泊で心身に負担がかかったケースが多く、新型コロナウイルスやインフルエンザに感染して亡くなった人もいたという。能登地震の犠牲者は建物の倒壊などによる直接死230人を含めて260人になった。 地震や津波から生き延びた命なのに、その後の生活でなぜ失われてしまったのか。亡くなった経緯はそれぞれだろうが、細かく精査して被災者支援の態勢を整え、確実に命を救っていく必要がある。被災地は一部で応急復旧から
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臨時情報 開始から5年 行政、住民の行動心理考慮を 染谷島田市長インタビュー
南海トラフ地震臨時情報の運用が始まった2019年、県内でいち早く臨時情報を想定した訓練を実施した島田市。気象庁の「東海地震に関連する情報の理解促進のための検討会」の委員も務めたことがある染谷絹代市長は30日までの静岡新聞社の取材で、制度の複雑さや周知不足を課題に挙げ、「行政は住民の行動心理を踏まえた対応が求められる」と強調した。 ―7年前の本紙インタビューで、地震予知に基づく警戒宣言の仕組みから方針転換することへの期待を寄せていた。現在でもその思いは変わらないか。 「地震の可能性を警戒しながら住民の不安を少しでも減らし、生活の利便性を維持できるという期待は今も変わらない。周知の現状を踏ま
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巨大地震警戒「混乱」97% 南海トラフ臨時情報運用5年「認知不十分」自治体7割
南海トラフ地震の想定震源域内でマグニチュード(M)8以上の地震が起き、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」が発表された場合、静岡県と35市町の防災担当部署の97・2%が「混乱する」と想定していることが、31日の臨時情報の運用開始5年に合わせ静岡新聞社が実施したアンケートで分かった。そもそも「情報の認知が進んでいない」とする自治体は7割超。複雑な制度が定着せず、発表時に混乱する可能性を鮮明に示す結果となった。 アンケートでは、藤枝市が「その他」を選んだのを除いて、県と34市町が巨大地震警戒が発表された際に「住民に何かしらの混乱が懸念される」を選択した。M7の地震が発生した場合
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南海トラフ地震臨時情報5年、課題は 専門家2氏に聞く【インタビュー】
運用開始から5年となった「南海トラフ地震臨時情報」。静岡新聞社が県と35市町に対して実施したアンケートでは、情報の発表で混乱が生じるとの回答が9割を超えた。複雑な情報を住民に周知する難しさや、予知や予測ではないという情報の性質が理解されていない状況が浮かび上がる。制度構築に携わった2人の専門家に課題を聞いた。(社会部・中川琳) 自主的な備え促す仕組み 平田直氏(南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会会長) ―9割以上の市町は情報が発表された場合に何かしらの混乱が生じると回答した。制度が浸透しない理由は。 「予知、予測の仕組みだと捉えられ、自治体職員にも正しく理解されていない。国も、私自
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災害など非常時に政府が自治体指示 改正案が衆院通過
大規模な災害や感染症の流行など、想定外の事態に国が自治体に対応を指示できるようにする地方自治法改正案は30日の衆院本会議で可決、通過した。自民、公明、日本維新の会、国民民主各党などの賛成多数。非常時に国主導による迅速な対応を可能にする狙い。指示が適切だったかどうか検証するため国会への事後報告を義務付ける修正を加えた。自治体との事前協議の仕組みは盛り込まなかった。立憲民主党、共産党、れいわ新選組は「時の内閣の恣意(しい)的な判断で指示できる」などと改正案に反対した。 国と地方の関係を「対等・協力」と定めた地方分権の原則は維持し、指示権は特例として位置付ける。行使の際は、全閣僚の同意が必要な閣
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土砂災害防止へ連携確認 治水砂防協静岡県支部 静岡で総会
静岡県内35市町の首長らでつくる全国治水砂防協会県支部は29日、静岡市葵区で通常総会を開いた。豪雨に伴う土砂災害や河川の氾濫が頻発する中、関係機関が連携して被害防止に取り組む方針を確認した。 県内では、2022年に全国最多の211件、23年に59件の土砂災害が発生した。支部長の須藤秀忠富士宮市長は「土砂災害の危険性や防災・減災対策の重要性を伝える支部の取り組みを一層発展させたい」と述べた。来賓の増井浩二副知事は、県内に土砂災害警戒区域が1万8千カ所余りあることを踏まえ「県民の生命と財産を守るため、国や市町と連携してハード・ソフトの両面で対策に取り組む」と強調した。 総会では、砂防や地すべ
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御前崎市 防災アプリ運用開始 出水期控え、利用呼びかけ
御前崎市は本年度、市内の防災情報を総合的に発信するアプリの運用を始めた。スマートフォンで同市の防災行政無線の放送内容を確認できるほか、避難所の開設状況なども管理する。市は集中豪雨などが起きやすい出水期を前に「災害対策に役立ててほしい」と利用を呼びかけている。 市や気象庁のホームページともリンクし、市内のハザードマップや雨雲の動きなどに関する情報を素早く収集できるようにした。緊急地震速報や市から避難情報が出た際は、手元の端末に通知が届く仕組み。災害発生時は現場の位置や写真を地図上に示す。 市は今後もメール配信やSNSでも防災情報を発信していく。担当者は「さまざまな媒体を活用しながら防災情報
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第48号 (位置) 2024年5月31日午前3時45分 気象庁 発表 台風第1号は温帯低気圧に変わりました。 【本文】 台風第1号は31日3時に温帯低気圧に変わりました。中心は日本の南の北緯31度、東経138度にあって、1時間におよそ30キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は20メートルで中心の南
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第47号 (位置) 2024年5月31日午前0時50分 気象庁 発表 台風第1号は、日本の南を1時間におよそ25キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、31日0時には日本の南の北緯30度30分、東経137度25分にあって、1時間におよそ25キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は2
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第46号 (位置) 2024年5月30日午後9時50分 気象庁 発表 台風第1号は、日本の南を1時間におよそ25キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、30日21時には日本の南の北緯29度35分、東経136度40分にあって、1時間におよそ25キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第45号 (位置) 2024年5月30日午後6時45分 気象庁 発表 台風第1号は、日本の南を1時間におよそ25キロの速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、30日18時には日本の南の北緯29度10分、東経136度10分にあって、1時間におよそ25キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は998ヘクトパスカル、最大風
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第43号 (位置) 2024年5月30日午後3時45分 気象庁 発表 台風第1号は、日本の南を1時間におよそ25キロの速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、30日15時には日本の南の北緯28度55分、東経135度35分にあって、1時間におよそ25キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は998ヘクトパスカル、最大風
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第42号 (位置) 2024年5月30日午後0時45分 気象庁 発表 台風第1号は、日本の南を1時間におよそ20キロの速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、30日12時には日本の南の北緯28度25分、東経135度10分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は992ヘクトパスカル、最大風
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山梨で震度3、静岡も震度1観測 30日午前11時54分ごろ
30日午前11時54分ごろ、山梨県北杜市で震度3の地震があった。同県内や長野県で震度2と1、埼玉、岐阜、静岡の各県で震度1を観測した。気象庁によると、震源地は山梨県中・西部で、震源の深さは約20キロ。地震の規模はマグニチュード(M)3・9と推定される。
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第41号 (位置) 2024年5月30日午前9時45分 気象庁 発表 台風第1号は、日本の南を1時間におよそ20キロの速さで東北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、30日9時には日本の南の北緯27度30分、東経134度55分にあって、1時間におよそ20キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第40号 (位置) 2024年5月30日午前6時35分 気象庁 発表 台風第1号は、日本の南を1時間におよそ20キロの速さで東北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、30日6時には日本の南の北緯27度20分、東経134度40分にあって、1時間におよそ20キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近
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熱中症警戒アラート 活用して
今年は4月から全国各地で30度以上の「真夏日」が記録された。気象庁によると、高温傾向は今後も続き、6~8月の平均気温は「高い見込み」のため、熱中症にかかりやすい高齢者は例年以上に注意が必要だ。 予防のために活用してほしいのが「熱中症警戒アラート」。熱中症の危険性が高くなると予測された場合、前日の夕方5時ごろと当日の朝5時ごろの2回発表される。高齢者は暑さを感じにくくなっているため、熱中症の実感が湧かないかもしれないが、警戒アラートが発表されたらできるだけ外出を控え、エアコンを積極的に使うようにしてほしい。 また、今年から「熱中症特別警戒アラート」も導入された。これは、過去に例のない危険な
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第38号 (位置) 2024年5月30日午前3時45分 気象庁 発表 台風第1号は、日本の南を1時間におよそ20キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、30日3時には日本の南の北緯27度05分、東経134度00分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第37号 (位置) 2024年5月30日午前0時45分 気象庁 発表 台風第1号は、南大東島の東北東約220キロを1時間におよそ20キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、30日0時には南大東島の東北東約220キロの北緯26度40分、東経133度10分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北東へ進んでいます。中心の
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第36号 (位置) 2024年5月29日午後9時50分 気象庁 発表 台風第1号は、南大東島の東北東約170キロを1時間におよそ25キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、29日21時には南大東島の東北東約170キロの北緯26度25分、東経132度50分にあって、1時間におよそ25キロの速さで北東へ進んでいます。中心
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第35号 (位置) 2024年5月29日午後6時45分 気象庁 発表 台風第1号は、南大東島の東約130キロを1時間におよそ30キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、29日18時には南大東島の東約130キロの北緯26度05分、東経132度30分にあって、1時間におよそ30キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第33号 (位置) 2024年5月29日午後3時50分 気象庁 発表 台風第1号は、強い台風ではなくなり、南大東島の東約100キロを1時間におよそ35キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、29日15時には南大東島の東約100キロの北緯25度35分、東経132度10分にあって、1時間におよそ35キロの速さで北東へ進ん
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第32号 (位置) 2024年5月29日午後2時45分 気象庁 発表 強い台風第1号は、南大東島の南東約90キロを1時間におよそ45キロの速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、29日14時には南大東島の南東約90キロの北緯25度20分、東経131度55分にあって、1時間におよそ45キロの速さで北北東へ進んでいます。
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第31号 (位置) 2024年5月29日午後1時45分 気象庁 発表 強い台風第1号は、南大東島の南東約90キロを1時間におよそ45キロの速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、29日13時には南大東島の南東約90キロの北緯25度10分、東経131度50分にあって、1時間におよそ45キロの速さで北北東へ進んでいます。
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第30号 (位置) 2024年5月29日午後0時50分 気象庁 発表 強い台風第1号は、南大東島の南南東約110キロを1時間におよそ45キロの速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、29日12時には南大東島の南南東約110キロの北緯24度55分、東経131度35分にあって、1時間におよそ45キロの速さで北北東へ進んで
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第29号 (位置) 2024年5月29日午前11時50分 気象庁 発表 強い台風第1号は、南大東島の南約130キロを1時間におよそ45キロの速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、29日11時には南大東島の南約130キロの北緯24度35分、東経131度20分にあって、1時間におよそ45キロの速さで北北東へ進んでいます
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第28号 (位置) 2024年5月29日午前10時50分 気象庁 発表 強い台風第1号は、南大東島の南約160キロを1時間におよそ45キロの速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、29日10時には南大東島の南約160キロの北緯24度25分、東経131度00分にあって、1時間におよそ45キロの速さで北北東へ進んでいます
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第26号 (位置) 2024年5月29日午前9時50分 気象庁 発表 強い台風第1号は、南大東島の南南西約170キロを1時間におよそ45キロの速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、29日9時には南大東島の南南西約170キロの北緯24度20分、東経130度40分にあって、1時間におよそ45キロの速さで北北東へ進んでい
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高知沿岸部へ津波予報配信 東北大発の新興企業
東北大発のスタートアップ(新興企業)が、南海トラフ巨大地震で被害が懸念される高知県と同県沿岸19市町向けに、津波の浸水が始まる時間や浸水域などの予報を配信するサービスを開始した。気象庁から津波予報業務の許可を民間事業者として初めて取得した。自治体の災害対応を支援する目的で、個人への配信予定はない。 企業は津波工学が専門の東北大災害科学国際研究所の越村俊一教授らが立ち上げた「RTi-cast(アールティーアイキャスト)」。津波を伴う地震が起きると、気象庁の発表を基に東北大のスーパーコンピューターで解析。100平方メートル単位での浸水域に、浸水の開始時間や高さを示した地図を、発生後20~30分
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大雨、静岡県内交通に影響 店舗一部で閉店繰り上げ
前線を伴った低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で県内は28日夜にかけて雨風が強まった。静岡地方気象台から線状降水帯発生の可能性が発表されたことなどを受け、鉄道は計画運休や本数を減らした運転の実施、商業施設では閉店時間繰り上げなど早めの対応が取られた。 気象庁の観測によると、午後7時台の1時間雨量は静岡市駿河区で33・5ミリ、同市清水区で32・5ミリなどと激しく降った所があった。27日午前6時の降り始めから28日午後8時まで雨量は浜松市天竜区春野で170・0ミリ、藤枝市の高根山で157・5ミリなど。 静岡市葵区の中心街では28日夕方、風や雨脚が強まる中、傘を差して家路を急ぐ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第25号 (位置) 2024年5月29日午前6時45分 気象庁 発表 強い台風第1号は、南大東島の南南西約310キロを1時間におよそ35キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、29日6時には南大東島の南南西約310キロの北緯23度10分、東経130度00分にあって、1時間におよそ35キロの速さで北東へ進んでいます
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大鉄が一部運休 大雨影響
大井川鉄道(本社・島田市)は、台風1号の接近に伴い、大井川本線の一部電車の運行を休止すると発表した。 28日夕から夜にかけての5本と29日朝の1本を運休。29日は全線で点検を行った上で運転を再開する。かわね路号、南アルプス号、井川線は通常運行の予定。
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第23号 (位置) 2024年5月29日午前3時50分 気象庁 発表 強い台風第1号は、沖縄の南を1時間におよそ35キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、29日3時には沖縄の南の北緯22度10分、東経129度20分にあって、1時間におよそ35キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第22号 (位置) 2024年5月29日午前0時45分 気象庁 発表 強い台風第1号は、沖縄の南を1時間におよそ30キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、29日0時には沖縄の南の北緯21度35分、東経128度35分にあって、1時間におよそ30キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第21号 (位置) 2024年5月28日午後9時50分 気象庁 発表 強い台風第1号は、沖縄の南を1時間におよそ30キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、28日21時には沖縄の南の北緯20度35分、東経127度50分にあって、1時間におよそ30キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第20号 (位置) 2024年5月28日午後6時45分 気象庁 発表 強い台風第1号は、沖縄の南を1時間におよそ25キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、28日18時には沖縄の南の北緯20度05分、東経127度10分にあって、1時間におよそ25キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第18号 (位置) 2024年5月28日午後3時50分 気象庁 発表 強い台風第1号は、フィリピンの東を1時間におよそ20キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、28日15時にはフィリピンの東の北緯19度25分、東経126度30分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクト
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静岡県内JR各線、一部で計画運休 午後6時から本数減、大雨備え
JR東海は28日、同日夕方からの大雨に備え、在来線の一部の電車を運休する計画を発表した。東海道新幹線も遅れや運転見合わせ、運休する可能性がある。 東海道線の熱海―豊橋間、身延線の富士―甲府間、御殿場線の国府津―沼津間でそれぞれ、午後6時ごろから上下線で運転本数を減らし、一部の特急電車は運休する。 東海道線は午後6時以降の「ホームライナー」の運行を取りやめる。身延線の特急「ふじかわ」は午後2時半以降に運休。御殿場線の特急「ふじさん」も午後2時半以降、一部区間で運休すると発表した。
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東海道新幹線運休の可能性 線状降水帯の半日前予測で
JR東海は28日、東海地方などに線状降水帯の半日前予測が出ているなどとして、夕方から夜にかけて東海道新幹線を運休する可能性があると発表した。
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第17号 (位置) 2024年5月28日午後0時45分 気象庁 発表 強い台風第1号は、フィリピンの東を1時間におよそ20キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、28日12時にはフィリピンの東の北緯18度55分、東経125度55分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクト
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大井川鉄道 28、29日一部運休 台風1号接近で
大井川鉄道(本社・島田市)は、台風1号の接近に伴い、28、29の両日に大井川本線の一部電車の運行を休止すると発表した。 28日夕から夜にかけての5本と29日朝の1本を運休。29日は全線で点検を行った上で運転を再開する。かわね路号、南アルプス号、井川線は通常運行の予定。
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第16号 (位置) 2024年5月28日午前9時50分 気象庁 発表 強い台風第1号は、フィリピンの東を1時間におよそ20キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、28日9時にはフィリピンの東の北緯18度20分、東経125度25分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパ
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【時評】伊豆東部火山群の避難計画 多様な事態の対応検討を(小山真人/静岡大名誉教授)
伊豆東部火山群は、伊豆半島の東半分とその沖の海底に分布する火山群であり、気象庁の定める111活火山の一つでもある。1978年以降たびたびマグマ上昇とそれに伴う群発地震が発生し、89年7月13日には伊東市街の沖合で海底噴火が生じた。その後ようやく2015年になって住民避難計画が策定されたが、1次避難場所までの徒歩避難が原則とされ、夜間や悪天候時の実効性に課題があった。噴火のたびに新しい火口をつくる伊豆東部火山群では、既存火口の存在が前提となる噴火警戒レベル2と3を発表できず、レベル4に上がった時点で避難開始となる。このため避難準備の余裕がない点も問題であった。さらに18年に噴火の影響範囲が見直
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第15号 (位置) 2024年5月28日午前6時45分 気象庁 発表 強い台風第1号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、28日6時にはフィリピンの東の北緯17度55分、東経124度55分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は985ヘク
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28~29日にかけ警報級大雨の恐れ 静岡県内、帰宅時間帯ピークに
前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み静岡県内は28日から29日にかけて雷を伴った激しい雨が降り、警報級の大雨になる所がある見込み。帰宅時間帯に大雨のピークが重なり、交通への影響が出る恐れがある。伊豆の陸上では強風への注意も必要となる。予想よりも低気圧が発達した場合には、暴風となる可能性もある。 静岡地方気象台によると、28日に予想される1時間雨量はいずれも多い所で60ミリ。同日午後6時までの24時間雨量は多い所で200ミリを見込む。予想最大風速は伊豆の陸上で18メートル、中部、西部の陸上で15メートル、東部の陸上で10メートル。気象台は土砂災害や低い土地の浸水、強風などへの警戒
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線状降水帯新運用 前倒し 気象庁 九州南部発生予測
気象庁は27日、奄美地方を含む鹿児島県と宮崎県に、27日夜から28日の日中にかけて線状降水帯が発生する可能性があるとの予測を出した。土砂災害や河川の氾濫の危険性が急激に高まる恐れがあり、厳重な警戒が必要だ。前線が活発化する影響で、南西諸島から西日本は28日、東日本と東北は29日にかけて大雨となる可能性がある。 線状降水帯が発生する可能性を12~6時間前に伝える「半日前予測」は当初、28日午前9時から府県単位で発表する運用を開始する予定だった。気象庁は今回の前線活発化を踏まえ、急きょ27日午前11時からに前倒しすると決定。2県を対象に同日、初めての予測を出した。 気象庁によると、九州南部では前
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第14号 (位置) 2024年5月28日午前3時45分 気象庁 発表 強い台風第1号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、28日3時にはフィリピンの東の北緯17度30分、東経124度30分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第13号 (位置) 2024年5月28日午前0時45分 気象庁 発表 強い台風第1号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、28日0時にはフィリピンの東の北緯17度10分、東経124度25分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第12号 (位置) 2024年5月27日午後9時45分 気象庁 発表 強い台風第1号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで東北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、27日21時にはフィリピンの東の北緯16度40分、東経124度10分にあって、1時間におよそ15キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は985ヘ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第11号 (位置) 2024年5月27日午後6時45分 気象庁 発表 強い台風第1号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで東北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、27日18時にはフィリピンの東の北緯16度25分、東経123度55分にあって、1時間におよそ15キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は985ヘ
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九州南部、線状降水帯の恐れ 気象庁、前倒しで初の府県情報
気象庁は27日、奄美地方を含む鹿児島県と宮崎県に、27日夜から28日の日中にかけて線状降水帯が発生する可能性があるとの予測を出した。土砂災害や河川の氾濫の危険性が急激に高まる恐れがあり、厳重な警戒が必要だ。前線が活発化する影響で、南西諸島から西日本は28日、東日本と東北は29日にかけて大雨となる可能性がある。 線状降水帯が発生する可能性を12~6時間前に伝える「半日前予測」は当初、28日午前9時から府県単位で発表する運用を開始する予定だった。気象庁は今回の前線活発化を踏まえ、急きょ27日午前11時からに前倒しすると決定。2県を対象に同日、初めての予測を出した。
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第10号 (位置) 2024年5月27日午後3時50分 気象庁 発表 強い台風第1号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで東北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、27日15時にはフィリピンの東の北緯16度05分、東経123度25分にあって、1時間におよそ15キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は985ヘ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第9号 (位置) 2024年5月27日午後0時45分 気象庁 発表 強い台風第1号は、フィリピンの東を1時間におよそ10キロの速さで東北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、27日12時にはフィリピンの東の北緯16度00分、東経123度05分にあって、1時間におよそ10キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は985ヘク
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第8号 (位置) 2024年5月27日午前9時50分 気象庁 発表 台風第1号は、強い台風に変わり、フィリピンの東をゆっくりした速さで北東へ進んでいます。 【本文】 強い台風第1号は、27日9時にはフィリピンの東の北緯15度50分、東経122度50分にあって、ゆっくりした速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第7号 (位置) 2024年5月27日午前6時45分 気象庁 発表 台風第1号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、27日6時にはフィリピンの東の北緯15度40分、東経122度35分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は996ヘクトパスカル
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能登で支援活動 中高生語る 御前崎のNPO 報告会 日頃から防災対策 重要性訴え
御前崎市のNPO法人御前崎災害支援ネットワークは25日、能登半島地震で被災した石川県珠洲市での支援活動の報告会を御前崎市の佐倉地区センターで開いた。活動に参加した中高生6人が現地で感じたことや教訓を語った。 同NPOは4月20日に「おまえざき屋台村」と題し、約30人態勢で炊き出しや子ども向けのレクリエーション、生活物資の配布を行った。常葉菊川高2年の石原剛太さんは「被災者を手助けしたかった。至る所で家屋が倒壊し、人が住める状況ではなかった」と振り返った。池新田高3年の松本穂乃香さんも被災地に足を踏み入れ「衝撃を受けた」と述べ、「災害が起きる前から防災グッズをそろえるべき」と日頃の防災対策の
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第6号 (位置) 2024年5月27日午前3時45分 気象庁 発表 台風第1号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、27日3時にはフィリピンの東の北緯15度30分、東経122度30分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は996ヘクトパスカル
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第5号 (位置) 2024年5月27日午前0時45分 気象庁 発表 台風第1号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、27日0時にはフィリピンの東の北緯15度10分、東経122度25分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第4号 (位置) 2024年5月26日午後9時45分 気象庁 発表 台風第1号は、フィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、26日21時にはフィリピンの東の北緯14度55分、東経122度10分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は1000ヘクトパスカル
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第3号 (位置) 2024年5月26日午後6時45分 気象庁 発表 台風第1号は、フィリピンを1時間におよそ10キロの速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、26日18時にはフィリピンの北緯14度35分、東経121度55分にあって、1時間におよそ10キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第2号 (位置) 2024年5月26日午後3時45分 気象庁 発表 台風第1号は、フィリピンをゆっくりした速さで北北東へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、26日15時にはフィリピンの北緯14度20分、東経121度40分にあって、ゆっくりした速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メ
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 第1号 (位置) 2024年5月26日午後0時45分 気象庁 発表 台風第1号は、フィリピンをゆっくりした速さで北へ進んでいます。 【本文】 台風第1号は、26日12時にはフィリピンの北緯14度05分、東経121度30分にあって、ゆっくりした速さで北へ進んでいます。中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、
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台風情報=気象庁(位置)
令和6年 台風第1号に関する情報 2024年5月26日午前10時30分 気象庁 発表 台風第1号が発生しました。 【本文】 26日9時、フィリピンの北緯14度00分、東経121度35分において、熱帯低気圧が台風第1号になりました。台風はゆっくりした速さで北へ進んでいます。中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで
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関東6都県で震度3 東伊豆町で震度2 26日午前0時55分ごろ
26日午前0時55分ごろ、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京の6都県で震度3の地震があった。気象庁によると、震源地は茨城県南部で、震源の深さは約70キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4・6と推定される。津波の心配はない。 静岡県内各地の震度は次の通り。 震度2=東伊豆町▽震度1=沼津市、熱海市、富士宮市、伊東市、富士市、御殿場市、伊豆の国市、河津町、松崎町、西伊豆町、函南町、小山町
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【提言・減災】スロー地震の活動注視 小原一成/東京大地震研究所
4月17日、四国と九州の間の豊後水道でマグニチュード(M)6・6の地震が発生し、最大震度6弱を観測した。いよいよ南海トラフ巨大地震が起きたと思われた方もいたかもしれない。この地震はプレートの沈み込みに伴う地震ではあるが、プレート境界ではなくプレート内部で起きた。巨大地震に何らかの影響を与えたのだろうか。 地震が発生すると、その震源断層にかかっていた力は解放されるが、周囲に新たな力を配分するため、二次的な地震を促進したり逆に抑制したりする。これは理論的に計算できる。今回の地震では、プレート境界で地震の発生を促進あるいは抑制する場所がまだら模様に現れた。しかし、いずれにしても再配分される力はご
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【第4章】半割れ発生(後編)⑦ 課題山積の避難所 被災者同士で心身ケア【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る・防災しずおか】
四国沖でマグニチュード(M)8.0の大地震が起き、気象庁が後発地震への警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表してから約1年半が経過した。津波浸水想定区域に住む要配慮者らに事前避難が呼びかけられた「地震発生から1週間」はとうに過ぎ、市民が自宅での通常生活に戻った中、「その日」は突然訪れた。 1月の日曜未明に遠州灘で発生したM8・5の地震から5日目を迎えた。小学校教諭の東海富士子さん(35)は津波浸水区域のわずかに外側の高台にある勤務校まで、毎日約4キロ歩いて通った。ほとんどの地域でまだスマートフォンが通じず、何十人もの児童や教員が安否不明のままだ。 勤務先の小学校は
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新潟中越地震20年 若者戻る施策紹介 まちづくりシンポ
68人が死亡した2004年の新潟県中越地震から10月で20年となるのを前に、人口減少下におけるまちづくりを考えるシンポジウムが25日、被災地の新潟県小千谷市で開かれた。宮崎悦男市長は、人口減少を見据えた上で若い世代が戻りたくなるような施策に力を入れていることを紹介した。 地域安全学会が主催した。宮崎氏によると、当時約4万1千人だった人口は現在、約3万3千人。宮崎氏は、50年には約2万人になるとの見通しを示し「若者を呼び戻し、産業を維持して、安定した歳入を確保する」と訴えた。そのために、地ビール販売に向けた後押しなどの地域振興策に取り組んでいると述べた。 当時、市の支援に当たった常葉大の重
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土砂災害警戒情報 より正確に危険度発表 データ収集範囲を細分化 静岡県と地方気象台、23日から
静岡県と静岡地方気象台は23日午後1時から、土砂災害の危険度が高まった際に発表する「土砂災害警戒情報」の基となるデータの精度を高めて運用する。従来は積算雨量などのデータ収集範囲を約5キロ四方ごとに設定していたが、約1キロ四方に細分化し、現地の災害履歴などを踏まえて発表するため、土砂災害の危険度をより正確に把握することが可能になる。 土砂災害警戒情報は、市町が避難指示を出す目安になっている。2時間先の降雨予測値が、過去の災害の短期降雨指標(1時間積算雨量)と長期降雨指標(土壌雨量指数)に基づき設定した「土砂災害発生基準線(CL)」を超えた場合に発表される。CLは地盤の固さなどによって地域差が
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飼い主7割超「防災対策不十分」
アイペット損害保険(東京都江東区)が、犬猫の飼い主に防災に関する意識調査を行ったところ、自分の防災対策を不十分だと感じる人が7割超に上った。 2月、飼い主千人を対象に実施。 防災対策について、「全くしていない」は35・9%、「あまりしていない」は38・4%で、計74・3%が不十分だと感じていた。 実施している防災対策(複数回答)については、犬は「基本的なしつけ」「ケージなどに慣れさせている」、猫は「ペット用の防災グッズを備えている」「家具の固定など自宅の環境を整えている」が上位に並んだ。 環境省は、災害時に飼い主がペットを連れて安全な場所に逃げる「同行避難」を原則としている。しかし、
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能登被災地支援の職員 表彰 静岡県立病院機構
静岡県立病院機構はこのほど、能登半島地震の被災地域で支援活動を行った職員22人の表彰式を静岡市葵区の県立総合病院で開いた。同機構本部や同病院、県立こころの医療センター、県立こども病院の職員が出席し、田中一成理事長から表彰状を受け取った。 表彰されたのは医師、看護師、薬剤師、技師、作業療法士、事務の職員。1月3日から3月下旬までの間、最長で1週間ほど被災地域に入り、災害派遣医療チーム(DMAT)や災害派遣精神医療チーム(DPAT)の一員としての業務や、現地の病院での入院患者への看護、避難所での検査などに当たった。 田中理事長は「インフラ破壊や余震など厳しい状況下での活動から無事帰還してくれ
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3.11津波犠牲の悲劇伝える 石巻・大川小訴訟映画 菊川で上映 「自分だったら…考えて」 遺族が思い語る
東日本大震災の津波で児童・教員計84人が犠牲になった宮城県石巻市の大川小の訴訟を題材にしたドキュメンタリー映画「生きる」の自主上映会が18日、菊川文化会館アエルで開かれた。終了後のトークショーで、遺族で原告の只野英昭さん(53)が失敗や悲劇から学ぶことの重要性を強調した。 映画は訴訟を決意するまでの遺族の苦悩や証拠集めに奔走する姿を、只野さんらが撮影した映像を中心に構成している。確定した控訴審判決では、学校が避難場所や経路などを定めていなかった事前防災の不備を指摘。市教委も指導を怠ったなどとして組織的な過失を認定した。 只野さんは宮城県沿岸部が明治、昭和にも津波被害があった地域だったと説
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注目が集まった南海トラフ臨時情報 円滑対応へ基準確認を【とうきょうウオッチ 取材ノートから 記者余論】
4月17日に発生し最大震度6弱を記録した豊後水道の地震では、「南海トラフ臨時情報」に人々の注目が集まった。地震は南海トラフ地震の想定震源域内で起き、地震の規模が臨時情報の発表基準に近かったからだ。5月上旬に行われた「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」後の記者会見でも、臨時情報に関する質問が相次いだ。 臨時情報については以前、課題を実感した出来事がある。静岡市内のある幼稚園の防災マニュアルを見せてもらったところ、災害時に保護者が園児を迎えに行く基準の一つに「臨時情報の発表時」とあった。一見分かりやすいが、発表される情報は複数ある。 臨時情報は、南海トラフ地震の発生の可能性が高まったと
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静岡県内、今年初の真夏日 佐久間で30・4度
静岡県内は18日、高気圧に覆われて晴れ、気温が上昇した。浜松市天竜区佐久間では気温が30度を超え、今年初の真夏日となった。 気象庁の観測によると、午後5時現在、浜松市天竜区佐久間で30・4度を記録し、7月上旬並みの暑さとなった。このほか、三島市で28・4度、御殿場市で26・7度を記録するなど計7観測地点で今年最高となった。 浜松市天竜区内各地では川べりで水遊びを楽しむ家族連れが目立った。同区横川で開かれたマルシェ「百古里十八市(すがりおはこいち)」では、冷たい緑茶やかき氷を楽しむ子どもの姿もみられた。 静岡地方気象台によると19日は湿った空気の影響で曇りとなり、夕方からは雨を見込んでい
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伊豆など半島地域 防災強化へ国方針 能登地震教訓に
国土交通省は17日の有識者会議で、能登半島地震を教訓に、全国にある半島地域の防災対策を強化する方針を示した。災害に強いインフラの整備や、集落の孤立を防ぐ方策などを検討する。2025年度予算の概算要求や、25年3月末に期限を迎える半島振興法の見直し作業に反映させる。 インフラでは、道路や空港、港湾、農業関連施設などの防災力を高めたい意向だ。能登地震では道路の通行止めが多発したほか、港湾も損壊し、救助関係者らが半島の先にある被災地まで到達するのが難しかったことが背景にある。 集落の孤立防止に向けては、水と食料の備蓄や非常用通信設備の整備などが重要とした。平時も災害時も安心して生活できるように
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南海トラフ地震被害想定、年内目途に公表へ 国のワーキンググループ・福和主査が意向
南海トラフ巨大地震の新たな被害想定や防災対策を検討する国のワーキンググループ(WG)が17日、都内で開かれた。主査を務める福和伸夫名古屋大名誉教授は、被害想定の公表について年内を目標とする意向を示した。「(政府が進める)能登半島地震の検証次第だが、(被害想定の)公表はそんなに遅らせるわけにはいかない。年は明けたくない」と述べた。会合後の取材で質問に答えた。 会議は冒頭を除き非公開。内閣府によると、委員から「南海トラフ地震が想定されている地域でも能登と同じく救援が遅れる可能性がある。災害時でも自立して生活できる取り組みを平時から進める大切さを発信することが大事ではないか」といった意見が出た。
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【地震の活動期】専門家「まだ続く、警戒を」 相次ぐ災害、9世紀と酷似
1月の能登半島地震以降、各地で強い地震が続いている。専門家が注目するのは平安時代の9世紀。三陸沖と南海トラフで巨大地震が迫る中、内陸地震や噴火が頻発した状況は現代とよく似ており、「活動期は次の南海トラフ地震まで続く。警戒を」と呼びかけている。 日本列島は1995年の阪神大震災以来、地震の活動期に入ったとされる。震度5弱以上は2022年に計13回、23年は8回だったが、今年は4月末で23回とハイペースで発生。4月17日に南海トラフ地震の想定震源域の豊後水道で震度6弱が観測されると、関係者に緊張が走った。 南海トラフ地震は約100~200年間隔で繰り返し、最古の記録は684年の白鳳地震。次
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能登の地酒で乾杯 被災地復興支援へ 浜松のボランティア団体
能登半島地震で被災した酒蔵や酒販店を応援しようと、浜松市の災害ボランティアネットワーク「はままつnanet(ナネット)」は15日夜、能登の地酒を楽しむ飲食イベントを中央区の居酒屋「おばんざい えん」で開いた。 被災地の支援活動に取り組む同団体が、地震によって多くの酒蔵が酒造りを再開できていないなどの窮状を知って企画した。売り上げは全額、被災地の酒蔵や酒販店に寄付する。
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線状降水帯発生、府県単位で予測 28日から気象庁、新スパコンで
気象庁は15日、局地的な豪雨をもたらす線状降水帯が発生する可能性を12~6時間前に伝える「半日前予測」について、府県単位で発表する運用を28日午前9時から開始すると明らかにした。半日前予測は2022年6月に始まり、これまでは関東甲信、東海、近畿、中国、九州北部など全国を11に分けた地方ごとに出していた。 新たなスーパーコンピューターの導入で、予測に使う数値予報モデルと呼ばれるプログラムの計算単位が5キロ四方から2キロ四方に向上したことなどで、範囲を狭めることが可能になった。気象庁は今後も予測範囲を市町村単位に狭めたり、発生の最大30分前に出している「顕著な大雨
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気象情報 警戒レベル併記 乱立見直し名称整理 来月 最終案
災害が発生する危険性を伝える「防災気象情報」の乱立を見直す気象庁と国土交通省の有識者検討会(座長・矢守克也京都大教授)は14日、大雨警報や河川の氾濫、土砂災害に関する情報に、住民避難の目安を5段階で示す大雨・洪水警戒レベルを併記する案をまとめた。レベル、災害種別、警報の段階の3要素を盛り込む形に整理し「レベル5土砂災害特別警報」などとする。細部で意見が分かれ、最終案は座長一任となった。6月中に決めて公表する。 気象情報は数が多く、分かりにくいとの批判が根強い。今回の案は災害の種類や切迫の度合いを一括して伝えることで、自治体の防災対応や住民が避難をするかどうかの判断に有用性を高める狙い。
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避難誘導 自治体ジレンマ 防災気象情報見直し 伝わりやすさと きめ細かさどう両立
気象庁と国土交通省の有識者検討会が14日、「防災気象情報」を整理し、避難の目安となる5段階の「警戒レベル」を併記する案をまとめた。住民と向き合う自治体にとっては、情報が膨大になれば的確に伝える難しさがつきまとう一方、避難を促し命を救うために、きめ細かさが必要とのジレンマを抱える。専門家は、新たな情報を定着させるには周知徹底が重要だと指摘する。 2023年6月2日、台風2号が日本の南を進み、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいた。愛知県豊橋市では激しい雨が降り、名古屋地方気象台は午前6時52分、警戒レベル3相当の「洪水警報」を発表。午後にかけ、同じく3に当たる「大雨警報」(土砂災害
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磁気嵐が終わったと気象庁
気象庁は14日、地球の磁場である地磁気の大きな乱れ「磁気嵐」が同日午後1時ごろに終わったと明らかにした。11日未明から続き、最大で平常時の10倍以上の変動が起きた。
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大気不安定、激しい雨か 気象庁が警戒呼びかけ
低気圧や前線の影響で大気の状態が非常に不安定になり、北日本から南西諸島で雷を伴った非常に激しい雨が降るとして、気象庁は13日、土砂災害や低地の浸水、河川の増水、氾濫に警戒を呼びかけた。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だとしている。 気象庁によると、オホーツク海を北東へ進む低気圧から寒冷前線が西日本に延び、北日本から東日本を通過する。また、別の前線が東日本の太平洋側に延び、オホーツク海の低気圧から延びる前線と一体化して東へ進む。これらの前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気が不安定になる。 14日午前6時までの
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【第4章】半割れ発生(後編)⑥ 沿岸部は津波被害 児童の安否、確認進まず【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る・防災しずおか】
四国沖でマグニチュード(M)8.0の大地震が起き、気象庁が後発地震への警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表してから約1年半が経過した。津波浸水想定区域に住む要配慮者らに事前避難が呼びかけられた「地震発生から1週間」はとうに過ぎ、市民が自宅での通常生活に戻った中、「その日」は突然訪れた。 発災から2日目、東海富士子さん(35)は勤務する小学校へと向かった。ヘルメットをかぶり、水や非常食を詰めたリュックを背負って歩き始めた。道路は倒壊した家屋でふさがれ、液状化による段差や噴砂で思うように進まない。勤務校までは4キロほど。普段なら歩いて1時間ほどなのに、3時間以上はかかり
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太陽フレア、磁気嵐観測 北海道や石川でオーロラか
気象庁は11日、地球の磁場である地磁気の大きな乱れ「磁気嵐」を観測したと発表した。ここ数日報告されている太陽の表面で起こる大規模な爆発現象「太陽フレア」が原因とみられ、人工衛星や衛星利用測位システム(GPS)に障害が起きる懸念がある。 11日夜、北海道や石川県輪島市などで太陽フレアの影響とみられるオーロラのような現象が観測された。いずれも肉眼での確認は難しいが、長時間露光で撮影できた。英国やスイス、中国など世界各地でも10日までにオーロラが報告された。 情報通信研究機構によると、8日から11日にかけて、5分類のうち最大クラスの太
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伊豆半島沖地震 教訓つなぎ50年 「次世代へ」南伊豆で最後の慰霊祭
南伊豆町で30人が死亡した伊豆半島沖地震から50年の節目を迎えた9日、甚大な被害を受けた同町中木地区の中木記念公園で慰霊祭が執り行われた。遺族や関係者約100人が参列し大災害の凄惨(せいさん)さと教訓を胸に刻んだ。慰霊祭は今回で終了する。 同地区では城畑山が崩壊し、27人が土砂の犠牲となった。参列者は発生時刻の午前8時33分のサイレンに合わせ黙とうをささげ、慰霊碑に献花した。 遺族を代表し、萩原作之さん(79)があいさつした。自身も発災直後に消防団としていち早く現場に駆けつけた。まだ2歳だった息子の清之ちゃんは、作之さんの父清次さんに抱かれた状態で見つかり、「泣いていた妻(洋子さん)の姿
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南海トラフ沿い 4月「変化なし」 気象庁
気象庁は9日、南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会(会長・平田直東京大名誉教授)の定例会を開いた。4月17日に発生した豊後水道を震源とするマグニチュード(M)6・6の地震後も、プレート境界の固着状態に特段の変化はなかったとし、「大規模地震の発生可能性が高まったと考えられる変化は観測されていない」とする南海トラフ地震関連解説情報を発表した。 豊後水道の地震は、南海トラフ地震の想定震源域のプレート内部で発生した。気象庁は発生直後、メカニズムの違いなどから「南海トラフ地震の可能性が高まったとは言えない」と説明していた。検討会はより詳細なデータを分析した上で、同様の見解を示した。 気象庁による
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災害時の行動 釜石に学ぶ みをつくし特支で講座 浜松市浜名区
浜松市浜名区細江町の浜松みをつくし特別支援学校で8日、防災講座が開かれた。高等部の生徒約60人が東日本大震災に関する映像を視聴して地震や津波の被害に理解を深め、自分の命を自分で守るための備えの大切さを学んだ。 2011年3月の震災当時、小中学校の児童生徒が避難して被害を免れた岩手県の「釜石の奇跡」について学習した。講師を務めた県西部地域局危機管理課の相羽佑一主査は、中学生が避難する様子を見て小学生が後に続いた状況に触れ、「緊急時に、まず避難する『率先避難者』になることが、周りの人の命を助けることにつながる」と呼びかけた。 同校は同日、全校児童生徒約250人を対象に、大地震を想定した避難訓
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6弱で南海トラフ可能性高まらず 気象庁検討会
気象庁は9日、南海トラフ巨大地震につながる地震活動を調査する「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の定例会を開いた。4月17日に愛媛県と高知県で最大震度6弱を観測した地震に関し「巨大地震が発生する可能性は平常時と比べて高まっていない」との見解をまとめた。 検討会は、今回の地震について「プレート内部で発生し、巨大地震の震源と想定されるプレート境界の状態に特段の変化をもたらすものではないと考えられる」と分析。ほかの地震活動や観測データからも、可能性が高まる変化はないと結論付けた。 検討会の平田直会長(東大名誉教授)は記者会見で「
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社説(5月8日)「伊豆半島沖」50年 地震の記憶語り継いで
伊豆半島南端を震源域として発生した伊豆半島沖地震から9日で50年。地震の規模はマグニチュード(M)6・9で、南伊豆町石廊崎で震度5を観測した。同町中木地区で大規模な斜面崩壊が起きて集落をのみ込むなど、町内で30人が犠牲となった。 地震国日本では、いつどこで地震災害が起きても不思議はないといわれる。今年の元日にもM7・6、最大震度7を観測する能登半島地震が起きた。三方を海で囲まれて山地が多い地形など、能登半島と伊豆半島の類似点は多い。 能登地震は発生4カ月を経過したが、約4600人が避難所に身を寄せ、3700戸以上が断水したままだ。そして被災地からは人口が流出している。初動対応から応急復旧
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穴水復興へ町長決意 能登地震 静岡県の対口支援終了
能登半島地震で被災した石川県穴水町は7日、静岡県などによる総括支援と対口(たいこう)支援の終了式を開いた。同町の吉村光輝町長は支援に感謝し「魅力的な復興へまい進したい」と決意を新たにした。 穴水町では20人が亡くなった。半壊以上の住家は約2千棟に上り、全体の47%が被害を受けた。総務省の応急対策職員派遣制度に基づいて本県の支援先が穴水町に決まり、1月3日から職員が現地で活動した。避難所運営や住家の被害認定調査などだけではなく、災害対策本部のマネジメント機能のサポートや他県から入る応援の調整といった総括支援も担った。警察や緊急消防援助隊、災害派遣医療チームなどを含めた5月6日までの本県からの
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輪島塗師屋 再建へ 能登半島地震 大火で焼失 残った営業道具に希望抱き 9代目小西さん夫婦
能登半島地震で大火に見舞われた輪島朝市(石川県輪島市)で、江戸時代から続く輪島塗の塗師屋(ぬしや)「小西庄五郎漆器店」が焼失した。9代目小西弘剛さん(43)は炎に襲われる店を前に立ち尽くしたが、代々受け継ぐ営業道具「見本わん」が奇跡的に焼け跡から見つかり、再起への希望を見いだした。蒔絵(まきえ)師の妻紋野さん(40)と避難先から戻ると決め、動き出した。「人が残ってこそ伝統も残る。いつかまた輪島で仕事がしたい」 「そろそろうちも燃えてしまうかも」。大地震後の1月1日午後10時ごろ、店の様子を見に行った8代目の父泰輔さん(72)から、自宅で車内避難していた弘剛さんに電話があった。急いで向かい、
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災害関連死審査備え進まず 静岡と浜松は設置条例規定あり 「規定なし」48%
被災後の心身の負担が原因で亡くなる「災害関連死」について、主要87市区のうち48%に当たる42市が、審査会の設置を条例に規定していないことが6日、共同通信の調査で分かった。正確で迅速な審査のための準備が「できていない」と回答したのは、規定のあるところも含め62市(71%)に上った。国は2019年、審査会設置を条例で定めるよう努力義務化したが、備えが進まない実態が浮き彫りになった。認定の遅れにより、生活再建に影響が生じる懸念がある。 関連死と認定されると災害弔慰金支給法に基づき、津波や家屋倒壊などによる直接死と同様に遺族に弔慰金が支給される。国は直接死の4倍を超える関連死が出た16年の熊本地
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静岡県内学校、暑さ対策着々 製氷機やクーラー設置 危機管理の手引き見直し「身を守る意識、自ら高めて」
夏の本格的な到来を前に、静岡県内の学校現場が熱中症への警戒を強めている。体が暑さに慣れる前の時期は熱中症のリスクが高く、県と市町の教育委員会は近年、ハード・ソフト両面で対策を進めている。 静岡市葵区の市立城内中は今春、「部活動応援隊」の静岡ライオンズクラブから寄贈された製氷機を保健室前に設置した。けがの応急処置とともに、飲み物の冷却にも使用し、熱中症対策に役立てる方針。気温が26度を記録した4月下旬、水筒に氷を入れた3年の磯部大智さんは「飲み物がすぐにぬるくならなくて助かる」と笑顔を見せた。 同校には昨年度から、スポットクーラー(可搬式冷風機)も配置されている。体育館で試運転した白鳥達
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連休後半の4日、広範囲で真夏日 福島と兵庫で32・1度観測 きょうも暑さ注意
大型連休後半の4日、日本列島は高気圧に覆われて気温が上昇した。気象庁によると、7月下旬並みや今年一番の暑さとなる地点が相次ぎ、福島県伊達市と兵庫県豊岡市では32・1度を観測するなど、広い範囲で最高気温が30度以上の真夏日となった。 東京都心は27・8度を記録。青空の広がった銀座では買い物客らが行き交い、日傘を差す女性や半袖、短パン姿の人も多く見られた。5日も暑さは続く見通しで、気象庁は熱中症に注意するよう呼びかけている。 真夏日となったのは他に、福島市31・5度、京都府福知山市31・3度、福岡県太宰府市31・2度、兵庫県朝来市30・9度、島根県川本町30・7度、長野県上田市30・6度など
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浜松市天竜区で震度1 3日午前6時51分ごろ
3日午前6時51分ごろ、浜松市天竜区で震度1の地震があった。気象庁によると、震源地は静岡県西部で、震源の深さは約20キロ。地震の規模はマグニチュード(M)2・8と推定される。
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河西訓導しのび献花 命の大切さ、災害への備え学ぶ 浜名区・都田小
浜松市浜名区の都田小は2日、97年前の昭和2年(1927年)5月に豪雨で増水した都田川に転落した児童を助け、自らは命を落とした河西哲英訓導(教諭)をしのぶ献花式を、同区都田町の「河西訓導殉職之碑」前で行った。全校児童約100人が命の大切さ、災害に備える重要さについて考えた。 同校では毎年、河西訓導の功績を伝え継いでいる。この日は6年生が河西訓導の紙芝居を披露した後に碑を訪れた。「自分も友達も大切にします」などと誓いの言葉を唱和し、それぞれが持参した花を手向けた。 6年の石田朝翔君(11)は「命を大切にするということを学んだ。河西先生への感謝の気持ちを忘れないようにしたい」と話した。
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文沢地区の避難要請解除 約1年半ぶりに我が家へ 川根本町
川根本町は1日、2022年9月の台風15号により土石流が発生した同町文沢地区の防災工事が完了し、同地区住民に対する一時避難の要請を解除したと発表した。一部住民らは約1年半続いた避難生活を終え、月内にも自宅に戻る予定。 土石流が発生した同地区では、沢に堰堤(えんてい)を設置するなどの安全対策が施された。流出した土砂は撤去した。周辺の道路は一部崩落するなどの被害があり、現在も復旧工事が進められている。 5月下旬に避難先から自宅に戻るという森下一淑さん(66)は「やっと帰れるということで一安心だが、まだ被害が残っている林道もあり、完全に元の生活に戻れるかは分からない」と話した。 同地区は台風
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能登 避難なお4606人 なりわい再建へ動きも 地震4カ月
石川県で245人が死亡した能登半島地震は1日、発生から4カ月となった。被災地では地震の発生時刻に合わせ、亡くなった人をしのぶ姿が見られた。住民の避難生活は続き、4月30日時点で4606人が、学校や、地元から離れたホテルなどで暮らす。 地震が起きた午後4時10分ごろ、火災で大半が焼失した輪島市の「輪島朝市」では、北海道岩内町からボランティアで訪れている目黒聡美さん(65)が手を合わせ、黙とう。「別世界に来たような衝撃を受けた。幸せな日常が戻ってくるように応援したい」と話した。 被災地では大型連休中に観光施設が再開し、なりわい再建に向けた動きも出てきた。津波に襲われた能登町の「能登塩業組合」
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観光割 年内にも実施 半島エリアに特化で石川県
能登半島地震で大きな被害を受けた観光業を支援するため、石川県が半島エリアに特化した旅行割引事業を打ち出し、国に助成を求める方針を固めたことが1日、関係者への取材で分かった。年内開始に向け、観光庁と調整を進める。新潟、富山、福井を含む4県で展開した観光需要の喚起策「北陸応援割」と同じく客足回復を推進。「能登観光割」といった支援策で復興を後押ししたい考えだ。 地震発生から4カ月が経過したが、なお復旧見通しが立たない旅館や観光施設も多く、割引事業の開始時期は慎重な判断が求められそうだ。
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北・東日本、最も暑い4月に 気象庁、沖縄・奄美も
気象庁は1日、4月の天候まとめを発表した。暖かい空気に覆われやすかったため全国的に気温がかなり高かった。北日本と東日本、沖縄・奄美では1946年の統計開始以降で4月の平均気温としては1位となり、最も暑い4月となった。沖縄・奄美では低気圧や前線の影響を受けやすく、大雨の場所もあり、降水量がかなり多かった。 気象庁によると、平均気温は平年と比べ、北日本で3・2度、東日本で2・7度、沖縄・奄美で2・6度それぞれ高かった。 地点ごとにみると、盛岡市は13・1度、福島県会津若松市は14・5度で、いずれも平年より4・4度高かった。全国の79
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静岡市役所清水庁舎 難波市長「大地震後は機能維持困難に」 24年度内に補強方法決定
静岡市の難波喬司市長は30日の定例記者会見で、老朽化に伴い改修する市役所清水庁舎について、2023年度に実施した耐震診断の結果を公表した。南海トラフ巨大地震級の大地震が発生した場合、建物が変形し、余震によって崩壊する危険性があるとして「庁舎機能の維持が困難になると予想される」と説明した。補強の規模や方法は24年度内に決める。 診断では、本震では崩壊しないが、建物の耐力に影響を受けるほどの変形が残る「中破」程度の被害が出るとされた。天井や椅子、棚なども被害を受けることから、被災前の庁舎機能を維持するのは難しいという。 難波市長は「これほどの変形が出るとは思わなかった。これだけ変形が出るとか
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インドネシアで大規模噴火 気象庁、日本に津波なし
インドネシアのルアン火山で日本時間30日午前4時ごろ、大規模噴火が発生した。オーストラリアのダーウィン航空路火山灰情報センター(VAAC)によると、噴煙が高さ約1万9千メートルに到達した。 気象庁は津波が発生した場合、沖縄県に早ければ30日午前6時ごろ到達すると予想し注意を呼びかけたが、同日午前、日本への津波への影響はないと明らかにした。 ルアン火山では17日にも大規模噴火が起きた。気象庁はこの際も津波の有無を調べたが、影響はなかった。
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社説(4月29日)落雷事故防止 情報確認し早期避難を
日差しが強まり気温の上昇とともに、雷に注意する季節になった。今月初めには宮崎市内で行われた高校サッカー部の交流試合に参加した男子生徒が落雷に遭い、18人が救急搬送された。発生当時は雷注意報が発表されていたが、小雨が降る程度で雷鳴は聞こえなかったという。 これから旅行や観光、遊びや部活で野外活動をする機会が増える。気象庁サイトによると、太平洋側の落雷害は8月をピークに4~10月が多くなる。太平洋側はこれから十分な注意が必要だ。昨年の静岡県内の「雷日数」は48日。最多の8月は19日、7月と9月が7日で続いた。 グラウンドなど開けた場所で運動をしたり、山や海などに出かけたりする時には、天気情報
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今年一番の暑さ、真夏日続出 関東と近畿初、熱中症に注意
大型連休2日目の28日、日本列島は高気圧に覆われて気温が上昇し、福島県伊達市で32・3度に達するなど各地で今年一番の暑さとなった。群馬県桐生市で31・4度、京都市で30・6度など関東と近畿では、最高気温30度以上の真夏日を今年初めて観測した。 連休後半にかけても最高気温25度以上の夏日が予想されており、気象庁は「まだ体が暑さに慣れていないため、熱中症に十分注意してほしい」と呼びかけている。 他に真夏日となったのは、長野県上田市31・7度、埼玉県鳩山町と兵庫県朝来市31・0度、甲府市30・9度など。4月の観測史上最高を記録した地点も、30・0度の栃木県大田原市など43に上った。東京都心は2
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【第4章】半割れ発生(後編)⑤ 避難所は大混雑、車中に長時間 体調悪化【東海さん一家の防災日記】
四国沖でマグニチュード(M)8.0の大地震が起き、気象庁が後発地震への警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表してから約1年半が経過した。津波浸水想定区域に住む要配慮者らに事前避難が呼びかけられた「地震発生から1週間」はとうに過ぎ、市民が自宅での通常生活に戻った中、「その日」は突然訪れた。 遠州灘を震源とするM8・5の地震発生から3日目。県内沿岸部は高さ10~15メートルの津波に襲われ、浸水区域から逃げてきた大勢の市民も同区域外の避難所に身を寄せていた。東海駿河さん(73)が自主防災会会長を務める地域の小学校体育館にも想定収容人数の2倍以上の人が殺到し、混雑が限界近く
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建築技術職員を静岡県が中長期派遣 5月から石川・能登町へ
静岡県は25日、能登半島地震で被災した石川県能登町に中長期的に派遣する建築技術職員の壮行式を県庁で行った。総務省の要請に基づき5月1日から派遣する県建築住宅局の杉山弘樹主任(29)に、池ケ谷弘巳くらし・環境部長が辞令書を手渡した。 杉山主任は来年3月末まで同町建設水道課で災害公営住宅の設計や施工管理などの業務に当たる。池ケ谷部長が「避難生活を送っている多くの被災者が生活再建の第一歩を踏み出せるよう力を発揮してきてほしい」と激励。杉山主任は「今まで培ってきた知識を発揮できるよう頑張りたい」と抱負を述べた。 県は同町の復旧復興に従事する建築技術職員を2027年3月末まで派遣する。来年度以降の
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大地震時の体制確認 浜松市が情報伝達・参集訓練
浜松市は26日、大規模地震の発生に備えた市職員情報伝達・参集訓練を実施した。職員が災害時の初動対応を確認した。 開庁時間外の午前6時40分、市内で最大震度7の地震が発生したとの想定。情報伝達訓練は教職員らを除く約5300人が対象で、安否や被災状況を回答するメールに対し、想定発災時刻から30分後の午前7時10分までに約3100人の職員が回答した。参集訓練は災害対策本部会議に出席する部長級や指定された職員317人が対象で、午前8時10分までに236人が参集した。 中野祐介市長は、能登半島地震の被災地では行政職員も被災者のため、登庁が困難だった点に触れ「初動対応は難しくともその後の対応の優劣を
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ビアガーデン 夜風に吹かれ乾杯 静岡パルコでオープン
静岡市葵区の静岡パルコの屋上で26日、ビアガーデンがオープンした。昨年より約2カ月早い開店で、夜風に吹かれながら飲食を楽しむ来店者でにぎわった。9月29日まで。 静岡地方気象台によると、この日の市内は最高気温26・9度を記録し、6月下旬並みの暑さとなった。大学の友人7人で参加した常葉大外国語学部4年の萩原夕鶴さん(21)は「屋外で開放感たっぷり。みんなとの時間を楽しみたい」と笑顔を見せた。 期間中、バーベキューや海鮮料理のほか、沖縄や台湾、静岡など各地のフェアも開催する予定。料理に応じて4コースが用意され、2時間半の飲み食べ放題で4千~7千円。
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南海トラフ地震の新被害想定「夏までの公表困難」 国の検討会、能登検証踏まえ防災対策
内閣府は25日、策定を進める南海トラフ巨大地震の新たな被害想定について、夏までに公表するのは困難との見通しを示した。当初は2023年度内の公表を予定していたが、能登半島地震を受けて策定作業を中断していた。政府の能登半島地震の検証作業が6月ごろまでかかるため、それを踏まえて、被害想定とセットで防災対策に盛り込む手続きがあるのが理由。 同日の「南海トラフ巨大地震モデル・被害想定手法検討会」(座長・平田直東京大名誉教授)の会合後、担当者が取材に対して明らかにした。 検討会は非公開で、昨年9月以来の開催。内閣府の担当者は「被害想定を算出する手法は了承された。現時点で被害想定と防災対策の公表のめど
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南海トラフ想定 静岡県職員参集訓練 初動態勢を確認
静岡県は25日、南海トラフ沿いで巨大地震が発生した際の初動態勢を確認するための職員参集訓練を県庁や各出先機関で行った。速やかな災害対策本部の立ち上げに加え、「南海トラフ地震臨時情報」が発表された際の対応も確認した。 訓練は実施日時を事前に知らせない抜き打ちで行った。午前6時45分ごろ、和歌山県南方沖の深さ約10キロでマグニチュード(M)9・1の南海トラフ巨大地震が発生したとの想定。訓練開始の連絡を受けた職員は徒歩や自転車などで県庁や地域局などの担当部署に参集した。情報、対策、支援調整などのグループごとに受け付けをし、災害対策本部と各方面本部との通信手段の確保や防災情報共有システムによる情報
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熱中症特別警戒アラート運用開始 静岡県内の自治体、危険な暑さに備えで「涼みどころ」開設
過去に例のない危険な暑さに備える「熱中症特別警戒アラート」の運用が24日、全国で始まった。地球温暖化の影響で熱中症のリスクが高まる中、最大限の予防行動を促す。静岡県内でも熱中症搬送者は増加傾向にあり、静岡県は「自分と周りの人の命を守ってほしい」と警戒を呼びかける。自治体が冷房の効いた休憩場所を「クーリングシェルター」として開放する動きも広がってきた。 特別警戒アラートは改正気候変動適応法に基づき新設され、これまでの「熱中症警戒アラート」より一段上の呼びかけとなる。気温や湿度、日射量などから算出する「暑さ指数」が都道府県内の全ての地点で35以上になると予想される場合、環境省が前日午後2時ごろ
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街浸水「内水氾濫」 予測システム開発 三井住友海上
三井住友海上火災保険は自治体向けに、大雨の際に排水機能が追いつかず街が浸水する「内水氾濫」を予測するシステムを開発した。避難誘導の計画や浸水対策の策定に活用してもらうのが狙いだ。気象庁の浸水予測システムよりも精緻で使い勝手も高めたとし、愛媛県で検証作業を進めている。2025年度の全国展開を目指す。 同社によると、内水氾濫は河川から水があふれる外水氾濫よりも発生頻度が高いが、予測は複雑な下水道網を考慮する必要があり、システムを構築するのが難しかった。 システムはハイドロ総合技術研究所(大阪市)と共同開発した。下水管の直径や勾配など詳細なデータを予測モデルに組み込み、高速計算によって高い精度で浸
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観測船の新「凌風丸」披露 気象庁、豪雨予測に投入
気象庁は24日、新しい海洋気象観測船「凌風丸」を東京・台場で報道関係者に公開した。4代目で3月に完成。今月26日に出港し、局地的豪雨をもたらす線状降水帯の予測精度向上のため、海上の水蒸気などを観測する。 船体は1986トンで全長約86メートル、幅14メートル。最上部付近に、水蒸気量を観測するためのGNSS(全球測位衛星システム)アンテナを設置。観測機器を取り付けたゴム気球を飛ばし、高層の湿度や気温、風なども把握する。 これまでは女性用のトイレやシャワーがあるだけだったが、女性の乗員が増えたことから専用のスペースを設け居住空間を分
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大自在(4月24日)熱中症特別警戒アラート
きのう発表された気象庁の3カ月予報によれば、5~7月は暖かい空気に覆われやすく全国的に気温は高いという。今年もまた暑くなるのか。覚悟しておいた方がいいだろう。 都道府県内の全ての地点で「暑さ指数」が35以上になると予想されると発表する熱中症特別警戒アラートの運用が、きょうから始まる。33以上で出ていた現行の警戒アラートの上位に新設された。暑さ指数は気温、湿度、放射熱などから算出する指標。28を超えると熱中症発生率が急増するといわれる。 現行のアラートは昨年、全国で延べ1232回。2021年の613回から2年で2倍になるなど、リスクは高まっている。特別警戒アラートは、熱中症に気づくだけでな
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静岡県の能登復興支援に「感謝」 穴水町長が知事に 「応急対策職員」派遣、5月で区切り
静岡県は23日、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県穴水町で包括的な災害マネジメントや住家被害認定調査などを担う「応急対策職員」の派遣を5月6日で終了すると発表した。発災から間もなく4カ月を迎え、同町では仮設住宅建設が着々と進むなど復興の段階に入りつつある。23日には吉村光輝町長が静岡県庁に川勝平太知事を訪ね、感謝の意を伝えた。県は引き続き技術職員を中長期的に派遣し、復興を後押しする。 応急対策職員派遣は、2016年の熊本地震後に始まった総務省の制度。都道府県や政令市が担当する被災自治体を決めて一対一の「対口(こう)支援」を行う。本県の支援は1月3日に始まり、避難所運営や罹災(りさい)証
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能登地震 予備費1389億円支出 能越道7月対面通行
政府は23日、能登半島地震からの復旧・復興に向けた支援のため、2024年度の予備費から1389億円を支出することを閣議決定した。被災者の生活再建の財源などに充てる。同日開かれた能登半島地震の復旧・復興支援本部会合で、被災した能越自動車道について、7月末をめどに、被害が大きい能登大橋付近を除き、対面通行を確保する方針を示した。 能越自動車道は、能登半島北部へ向かう主要道路。夏休み前のアクセス向上で、復旧・復興事業の加速化が期待される。 岸田文雄首相は「被災地の声にしっかりと寄り添い、復旧・復興を全面的にバックアップしていく」と強調。被災自治体を支援する「復興基金」について、石川県の方針に合
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車中泊避難 支援せず84% 災害経験の558自治体調査
過去10年間に災害を経験した558市区町村の84%が、車中泊している避難者の支援に取り組んでいなかったことが内閣府の調査で23日判明した。車中泊は、エコノミークラス症候群の危険もあるため注意が必要だが、職員やノウハウの不足で手が回っていないという。 支援の必要性については、77%が「強く認識している」か「認識している」と答えた。「今のところ必要性はない」が12%、「検討したことがない」が8%。3%は「車中泊は望ましくないので認めていない」とした。 支援が進まない理由を複数回答で尋ねたところ「人員不足」が217自治体と最多で、「ノウハウ不足」が194自治体で続いた。車中泊避難が災害対策基本
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台湾東部 M6地震相次ぐ 建物2棟傾く 負傷者なし
【台北共同】台湾気象当局によると、東部花蓮県沖と内陸で23日午前2時半(日本時間同3時半)ごろ、マグニチュード(M)6・0と6・3の地震があった。2回とも花蓮県で震度5弱を観測し、台湾全土で揺れを感じた。花蓮県政府によると、3日の東部沖地震で損壊した同県花蓮市中心部の建物2棟が大きく傾いた。建物内に人はおらず負傷者はなかった。 午前5時半ごろと午前8時過ぎには、それぞれM5・7とM5・8の地震があり、花蓮県で震度5強を観測した。当局はいずれも東部沖地震の余震とみている。余震は1200回を超えた。 花蓮市内で傾いた2棟はマンション1棟とホテル1棟。東部沖地震の後、このマンションは危険な建物
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災害時、ドローンで活動協力 NPOと協定締結 川根本町
川根本町は22日、藤枝市のNPO法人「無人航空機(ドローン)活動支援協会」と災害時におけるドローンによる活動協力に関する協定を結んだ。 協定には、災害時に同法人がドローンで上空から被害状況を撮影・録画し、町に情報提供を行うことなどが盛り込まれた。同法人が所有するドローンには録画やスピーカー機能が備わっていて、避難を呼びかける広報などを放送することもできる。 同町役場で締結式が行われ、同法人の中村佳晴理事長と薗田靖邦町長が参加した。中村理事長は「災害時に人々の助けになるために活動を続けている。連絡をもらえれば、すぐに対応したい」とあいさつした。
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気象庁「全国予報中枢」を公開 統括オペレーションルーム
気象庁は23日、東京・虎ノ門の庁舎で、全国の予報を統括する「全国予報中枢」と呼ばれる部署などが入るオペレーションルームの内部を報道関係者に公開した。新型コロナウイルス禍で入室を制限していたため、内部公開は2020年に大手町から移転後初めて。 庁舎9階にあり、900平方メートル余り。首都直下など大きな地震に備えた免震構造となっている。24時間365日、交代制で職員が詰め、昼間は41人、夜間は27人が勤務。気象の予報や天気図の作成に当たる。 オペレーションは中央に「全国予報中枢」があり、周囲には、関東甲信や東京地方の予報、台風の発生
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明応地震の津波など記録 海長寺、静岡市教委に書籍寄贈
静岡市清水区の龍水山海長寺は23日、室町時代の明応地震(1498年)の被害を紹介する書籍「日海記の世界」(静岡新聞社制作)138冊を静岡市教育委員会に寄贈した。 書籍はA4判392ページ。同寺の第9世貫首(住職)の十如院日海が残した記録「日海記」の原文写真に現代語訳を添え、地震発生時の様子や大浪(津波)被害について記した。「大浪又競い来たり」「悉(ことごと)く水に没し」など、地震の甚大な被害がつづられている。歴史や防災の識者の寄稿も掲載し、同時代の文化も解説した。 市役所清水庁舎で行った贈呈式で、書籍を編集した同寺の中條曉秀貫首は書籍の内容を「後世の我々への遺訓といえる内容」と説明した。
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大規模地震想定し初動態勢確認 三島市で職員参集訓練
三島市は23日、突発型大規模地震を想定した職員参集訓練を行った。被害状況の把握や情報収集など初動態勢を確認した。 マグニチュード(M)9・1の地震が午前7時に発生し、市内で震度6弱を観測したとの想定で実施。訓練メールを受けた職員が徒歩や自転車、バイクで次々職場に駆け付けた。 発災想定45分後には市総合防災センターで災害対策本部会議を開始。幹部職員が市内の被害状況を共有し、対策を協議した。職員によるオフロードバイク隊が2隊に分かれて出動し、市内の被災状況を報告した。 豊岡武士市長は「初動が市民の命を救うために重要。災害時の役目をしっかりと確認してほしい」と指示した。
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地域の絆 救助の支えに 消防団員減 初動遅れ危惧【伊豆半島沖地震50年 教訓 後世へ㊥】
「誰かいないか!」。1974年5月9日。生まれ育った南伊豆町中木地区を埋め尽くした土砂に消防団の同僚と2人で立ち、萩原作之さん(79)は無我夢中で叫んでいた。父の清次さんとまだ2歳の息子の清之ちゃんがのみ込まれた土砂崩れの上で-。伊豆半島沖地震から50年を迎え、当時現場で活動した町民たちは郷里の防災力強化を願い、それぞれの教訓を通じて課題を今に伝える。 当時29歳の萩原さんは、崩壊現場近くの郵便局に勤務していた。かつてない揺れから屋外に避難し、中木地区の城畑山の崩壊を目撃した。一目散に駆け付けたが、当初は同僚と2人だけ。萩原さんは大けがを負った年配の男性を背負って土砂の山を登ったという。
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浸水被害認定受けやすい判定基準に緩和 沼津市が方針
沼津市は22日の市議会総務委員会で、本年度から見直した水災害で床上浸水した住家の被害認定調査の判定方法に関する基本方針を報告した。床下、柱、内壁といった目視で確認できない損傷箇所の判定基準を緩和するなど、被害認定を受けやすい基準に変更した。 調査員による判定のばらつきを防ぎ、公平で迅速な判定を行うため、基本方針を設けた。内壁面の取り外しが必要な工事などを想定。目視で確認できない箇所の被害認定は、他の部位の損傷程度からの推測を可能にするための基準を明文化した。 判定方法は基本方針を基に見直した。被害が重く判定される床下の汚泥堆積は現場確認が必要だったが、今後は浸水があれば、一律に堆積を認め
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「まちをどう守るか考えて」 湖西市消防、能登活動伝える市民講座
湖西市の表鷲津生涯学習推進懇談会は20日、能登半島地震の被災地に派遣された市消防本部職員による市民講座を、同市の表鷲津多目的ホールで開いた。約40人が緊急消防援助隊の役割や被災地での活動を学び、大規模災害に対する地域の備えを考えた。 同本部消防署の救急救命士宍井一滋さん(43)らが講師を務め、1月1日の発災から同21日まで、全国から延べ約5万9千人が派遣された緊急消防援助隊の動きを解説した。静岡県大隊の一員として被害が大きかった石川県珠洲市で活動した様子を紹介し、道路の隆起や土砂崩れのため現地へ入るまでに時間がかかったことや、厳しい寒さや雪の中での活動に苦労したことを振り返った。 宍井さ
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災害時の交番協力員に 元警察官17人 浜松、浜北署で委嘱式
浜北署はこのほど、浜松市浜名区の元警察官17人を大規模災害等交番協力員に委嘱した。同署で委嘱式を開き、成岡智署長が代表者の大串欽一さん(67)=同区新原=に委嘱状を手渡した。 大規模災害等交番協力員は、同署員が災害時などの応援で同署管内を離れているとき、代理で交番に常駐する。成岡署長は「身の安全を守りつつ交番のバックアップをしていただきたい」と呼びかけた。
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社説(4月22日)この夏も猛暑か 早い段階での対策必要
昨夏、日本の平均気温は平年を示す基準値を1・76度上回り、1898年の統計開始から最も高かったと気象庁が発表している。世界も観測史上、2023年は最も暑い夏だった。米国では一部で気温が50度を超え、欧州や中国でも史上最高気温を記録した。 温室効果ガスやエルニーニョ現象などで、大気全体の温度がかなり高まっているとみられ、これらが今夏の気温にも影響を与える可能性は強い。まだ春半ばだが、各個人、行政とも対策を早い段階から進めたい。 今年の夏については、既に研究機関が梅雨明け後の猛暑を予想。太平洋高気圧の張り出しが強まり、暖かい空気に覆われやすいため、全国的に平年より気温が高いとみられている。
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山崩壊 地区埋めた土砂 記憶つなぐ 遺族の決意【伊豆半島沖地震50年 教訓 後世へ㊤】
5月9日、南伊豆町に甚大な被害を及ぼした伊豆半島沖地震の発生から50年を迎える。静岡県では南海トラフ巨大地震の危険性が叫ばれ、年明けの能登半島地震を受けた「半島防災」の備えも大きな課題となっている。新たな地震の犠牲者を生まないために、何ができるのか。当時の被災者の経験と思いをたどり、防災への教訓を探る。 空にはどんよりとした雲が広がり、時折小雨がぱらつく朝だったと伝えられている。半世紀前に発生した伊豆半島沖地震。半島最南端の南伊豆町で祖母るやさんと母良子さんを失った山口柳二さん(55)、一実さん(53)兄弟は当時、5歳と3歳だった。生き抜いた最も若い世代として、悲劇を後世に伝えたいとの思い
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伊豆半島沖地震 5月に50年 慰霊祭区切りも 記憶継承に課題 活断層「調査必要」
1974年に南伊豆町の石廊崎沖でマグニチュード(M)6・9の規模で発生し、同町で30人が犠牲となった伊豆半島沖地震から5月9日で50年を迎える。同町は能登半島地震の被災地と同様に半島先端部に位置し、活断層が動くなど共通性も指摘される。被災地区の自治会は毎年開いてきた慰霊祭を今年で一区切りとして終了し、被災者の高齢化も重なり記憶の継承も課題となっている。 気象庁によると、伊豆半島地震は午前8時33分、石廊崎沖の深さ9キロの浅い震源で発生した。南伊豆町沿岸部に延びる「石廊崎断層」がずれ動き、同町中木地区では城畑山が崩壊。高さ約100メートルから5万立方メートルの土砂がなだれ込んだとされ、27人
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南海トラフ防災基本計画 5月 改定議論再開へ
南海トラフ巨大地震の防災基本計画改定に向けた政府の作業部会が、5月に議論を再開することが21日、関係者への取材で分かった。今春の計画改定を予定していたが、能登半島地震への対応で作業が中断していた。今回の対応の教訓も反映させるため、秋以降になる公算が大きい。 政府は2011年の東日本大震災を踏まえ、巨大地震対策の見直しに着手。南海トラフ地震については、12年に「最大32万3千人が死亡する」との被害想定を公表した。14年には、10年間で死者を8割減らすなどの「減災目標」を盛り込んだ基本計画を策定した。 計画の期限は23年度末で、昨年から有識者らの作業部会が、被害想定の見直しを進めていた。津波
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臨時災害FM 開設ゼロ 奥能登4市町 人員不足で
能登半島地震で甚大な被害が出た石川県輪島、珠洲、能登、穴水の奥能登地域4市町で、自治体が住民向けに支援情報などを伝える「臨時災害放送局」(災害FM)が開設されていないことが20日、各自治体への取材で分かった。人員不足などが要因といい、断水の復旧や仮設住宅の手続きといった行政情報の伝え方に課題が残る実態が浮かび上がった。 災害FMは阪神大震災の経験を踏まえ1995年に制度化された。自治体が総務省に申請し、許可を得ると臨時に設置できる。2011年の東日本大震災では28市町が開設し運用。16年の熊本地震や18年の北海道胆振(いぶり)東部地震でも開設された。 災害FMはラジオを通し、住民の安否
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社説(4月20日)四国で震度6弱 巨大地震の備え確認を
南海トラフ地震の想定震源域となる豊後水道で、マグニチュード(M)6・6の地震が発生した。震源に近い愛媛県愛南町と高知県宿毛市で震度6弱を観測。愛媛、高知、大分の3県で負傷者が出た。現在の震度階級になった1996年以来、四国では初めて震度6弱観測となった。 この地震で、多くの住民が南海トラフ地震を想起しただろう。被害とともに気になるのは巨大地震との関係だ。気象庁は関連に否定的な見方を示し、臨時会合を開いた政府の地震調査委員会も、巨大地震発生の可能性が「平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」と表明した。 とはいえ、南海トラフ震源域でのM6級地震は安易に見過ご
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静岡県西部4地点、今年の最高気温 磐田「熊野の長藤」が見頃、半袖姿で観賞も
静岡県内は19日、東シナ海に中心を持つ高気圧に覆われた影響で暖気が流れ込み、日照にも恵まれて気温が上昇した。県内各地で夏日となり、浜松や磐田など県西部の4地点では今年の最高気温を記録した。 磐田市池田の行興寺では国の天然記念物「熊野(ゆや)の長藤」が見頃を迎えた。暖かな日差しの中、帽子をかぶったり半袖姿になったりして、境内に広がる〝藤色のカーテン〟を楽しむ家族連れらの姿が見られた。 各地の気温は、浜松で26・8度、佐久間で26・1度、磐田で25・9度、天竜で25・8度。それぞれ5月下旬から6月下旬並みとなった。静岡地方気象台によると、20日も各地で夏日が続く見込みで、21日以降は低気圧の
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長時間津波警報、情報充実へ 気象庁、継続見通しや根拠提示
気象庁は、大規模地震で津波警報が長時間続いた場合の記者会見や報道発表での情報発信を見直す。住民の不安軽減のため、新たに、過去の地震を引用して「少なくとも半日から1日程度継続の見通し」と伝えたり、警報が続いている根拠を示したりする。19日、同庁の有識者検討会がまとめた報告書に沿って順次改善するとしている。 気象庁は、地震発生直後に津波から早めの避難を促す情報を重視してきた。一方、南海トラフや日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震では、警報が長引くと予想される。危険な場所に戻らず避難を続けてもらうことや、津波リスクの高い場所での人命救助などに当たる関係機関の判断に役立つ情報の出し方を充実させる必要が
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気象庁、長時間の津波情報充実へ 不安軽減へ見通しや根拠提示
気象庁は、大規模地震で津波警報が長時間続いた場合の記者会見や報道発表での情報発信を見直す。住民の不安軽減のため、新たに、過去の地震を引用して「少なくとも半日から1日程度継続の見通し」と伝えたり、警報が続いている根拠を示したりする。19日、同庁の有識者検討会がまとめた報告書に沿って順次改善するとしている。 気象庁は、地震発生直後に津波から早めの避難を促す情報を重視してきた。一方、南海トラフや日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震では、警報が長引くと予想される。危険な場所に戻らず避難を続けてもらうことや、津波リスクの高い場所での人命救助などに当たる関係機関の判断に役立つ
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愛媛、高知震度6弱 南海トラフ「変化見られず」 政府地震本部臨時会
政府の地震調査研究推進本部地震調査委員会(委員長・平田直東京大名誉教授)は18日、17日深夜に発生した豊後水道を震源とするマグニチュード(M)6・6の地震を受けて都内で臨時会を開いた。平田委員長は会合後の記者会見で、南海トラフ巨大地震との関連について「地震後の地殻変動に有意な変化は見られず、発生の可能性が平時と比べ高まったとは考えていない」との見解を示した。 同委によると、地震発生後に近傍のひずみ計の観測データや低周波地震活動に有意な変化はみられなかった。平田委員長は「南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくないことに変わりはない。普段からの対策が重要」とした。 (東京支社・武田愛一郎)
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専門家「防災対策見直し、臨時情報再確認を」 愛媛、高知で震度6弱
17日深夜に発生し高知県などで震度6弱を観測した地震。震源が南海トラフ地震の想定震源域内だったとして関連を心配する声がある中、専門家は「南海トラフ地震臨時情報」の再確認や、防災対策の見直しを呼びかける。 気象庁の南海トラフ地震に関する評価検討会の委員で東京大地震研究所の古村孝志教授は、今回の地震について「プレート内部で発生し、プレート境界地震とはメカニズムが違う」と説明。臨時情報については「地震の規模が大きいほど、南海トラフ地震との関連を検討する必要がある」ものの、今回はマグニチュード(M)6・6で調査の基準(M6・8)には達しなかった。その上で「臨時情報が発表される基準やどう行動するのか
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黄砂、連日各地で観測 きょう19日も注意
気象庁は18日も九州から東北の各地で黄砂を観測したと明らかにした。水平方向で見通しが利く距離「視程」が10キロ未満となった場所もあった。17日から北日本から西日本の広い範囲で飛来が確認されており、引き続き19日も注意が必要だとしている。 気象庁によると、屋外では洗濯物や車に黄砂が付着することが予想される。場所によって視程が5キロ未満となり、航空機の離着陸などに影響する恐れもある。 黄砂は、東アジアの砂漠などで強風によって舞った多量の砂やちりが、上空の風に乗って運ばれてくる。日本では春に観測されることが多い。
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愛媛、高知で震度6弱 気象庁、南海トラフ巨大地震「可能性高まらず」
17日午後11時14分ごろ、愛媛県愛南町と高知県宿毛市で震度6弱の地震があった。中部地方から九州にかけて震度5強から1を観測した。気象庁によると、震源地は豊後水道で、震源の深さは39キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・6と推定される。津波はなかった。南海トラフ巨大地震の想定震源域だが、気象庁は「この地震によって直接、南海トラフ巨大地震の可能性が高まったとは言えない」との見解を示した。ただ、今後同程度の地震が起きる恐れがあるとして警戒を呼びかけた。 四国で震度6弱を観測したのは現在の震度階級になった1996年10月以降初めて。愛媛県で7人が軽傷。高知県宿毛市で70代女性2人が顔や足の骨
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インドネシアで大規模噴火 ルアン火山 1万人避難対象
【ジャカルタ共同】インドネシア国家災害対策庁は18日、北スラウェシ州ルアン島のルアン火山(725メートル)で17日に起きた大規模噴火で、1万1000人超に避難を呼びかけた。16日から噴火を繰り返しており、大規模噴火時には付近住民は避難済みだったとみられるが、数人が噴石に当たるなどして負傷した。 気象庁は18日午前4時、日本への津波の影響はないと明らかにした。 インドネシアの火山地質災害対策局は17日夜、警戒レベルを最高の第4段階に引き上げ、火口から6キロ以内への立ち入りを禁じた。隣の島の住民にも、火山から遠い場所への避難を呼びかけた。 ルアン島はスラウェシ島の北方で、フィリピン・ミンダナオ島
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富士山 9日発生のスラッシュ雪崩 数年に1度の中規模
9日朝に富士山の大沢崩れで発生したスラッシュ雪崩で国土交通省富士砂防事務所は18日、富士宮市上井出の大沢遊砂地で補足した土砂の量について約12万立方メートル(速報値)と発表した。数年に1度の頻度で起きる中規模なスラッシュ雪崩だったという。 同事務所によると、目立ったスラッシュ雪崩は2021年3月に発生した過去最大規模約47万立方メートルの流出以来。土砂は標高約700メートルにある同遊砂地で止まり、下流域に被害はなかった。 スラッシュ雪崩は気温の上昇と降雨により、水を含んだ雪が土砂を巻き込んで流れ下る現象を指す。9日は富士山全域で未明から大雨が降った。午前8時20分ごろ標高約2100メート
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気象庁、黄砂広く観測し注意継続 見通し10キロ未満も
気象庁は18日、北日本から西日本の広い範囲で黄砂を観測し、水平方向で見通しが利く距離「視程」が10キロ未満になっている場所があると明らかにした。引き続き19日にかけて飛来が見込まれるとして注意を呼びかけている。 気象庁によると、屋外では洗濯物や車に黄砂が付着するなどの影響が予想される。場所によっては視程が5キロ未満となる可能性があり、航空機の離着陸など交通への影響が出る恐れもある。
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気象庁19日にかけて黄砂への注意呼びかけ
気象庁は18日、北日本から西日本の広い範囲で黄砂が観測されており、19日にかけて注意するよう呼びかけた。
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【時評】防災の数値情報の捉え方 細かく読まず大まかに(牛山素行/静岡大防災総合センター教授・副センター長)
数値で表されるさまざまな情報は、それぞれ異なる正確さの度合いを持っている。これが「精度」と呼ばれ、数値のばらつきの幅(誤差と言うこともある)などで表される。ハザードマップなどで用いられる地図も実は数値情報の集合体であり、地図上にさまざまな形で表現されている記号や標高などの情報にもそれぞれ精度がある。 国土交通省が整備している「重ねるハザードマップ」の背景図として使われている地図は国土地理院が整備している「地理院地図」で、さまざまな地点の標高を表示できるが、この標高という数値の精度、すなわち実際の値に対するばらつきの大きさは場所によって異なる。「DEM5A」という高精度のデータが用いられて
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浜松など激しい雨 南部で突風も発生 軽乗用車2台が横転
上空の寒気と高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の影響で静岡県内は17日未明から朝にかけて大気の状態が不安定になった。浜松市中央区では1時間雨量が54・5ミリの非常に激しい雨が降り、4月の観測史上最大を記録した。 浜松市南部には一時、大雨警報が発令され、突風も発生。同区都盛町の市道交差点では同日午前4時45分ごろ、付近のガソリンスタンドに置かれていた軽乗用車2台が横転し、信号待ちをしていたミニバイクに接触した。浜松東署によると、ミニバイクに乗っていた同区の男性(60)が足首や手首などに軽傷を負ったもよう。 静岡地方気象台によると陸側と海側からの風がぶつかり、浜松市付近で局所的な前線ができた可
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自宅避難ノウハウ紹介 講座も 三島で防災フェア
三島市の日清プラザで17日、地震防災フェアが始まった。21日まで、自宅避難生活やローリングストックの仕方を伝える展示をはじめ、多様な体験や情報を来店客に提供する。 能登半島地震を受け、市民の防災意識が高まる中、最新の考え方や方法を発信しようと初めて企画した。防災用品や備蓄食料品の展示販売コーナーでは、家族4人が1週間自宅で生活するために必要な用品を展示。電気自動車(EV)から給電して過ごす生活のイメージも紹介している。 親子向けの防災リュック作り講座や地震防災関連のパネル展も開催している。20日には子ども向けの防災お菓子リュックづくりや起震車の体験も予定されている。
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南海トラフの調査基準を満たさずと気象庁
愛媛、高知両県で最大震度6弱を観測した地震について、気象庁は18日未明の記者会見で、南海トラフ巨大地震との関連を調査する基準に満たなかったと説明した。
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震度6弱の地震で気象庁が記者会見へ
愛媛、高知両県で震度6弱を観測した地震で、気象庁は18日午前1時10分から記者会見する。
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インドネシアで大規模噴火 気象庁、津波の有無調査
インドネシア・タラウド諸島のルアング火山で日本時間17日午後9時ごろ、大規模噴火が発生した。気象庁は日本への津波の有無を調査している。津波が発生した場合、早ければ沖縄県に同日午後11時ごろに到達すると予想している。 海外での大規模噴火を巡っては、2022年1月にトンガ沖で発生し、日本でも津波が観測された。この際、情報発信に手間取ったことから、気象庁はその後、同様のケースでは、注意喚起のため速報する対応を取っている。
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熱中症、アラート早期化調整も 気象庁、対策で来年以降
気象庁の森隆志長官は17日の記者会見で、環境省とともに運用する「熱中症警戒アラート」の開始時期に関し「今年は前倒しは困難。来年以降、早めるかについては環境省と調整する話だと思う」と述べた。 警戒アラートは本年度、今月24日に始め、10月23日まで半年間の予定。今月は既に、日本海側で最高気温30度以上の真夏日を観測するなど、各地で気温が上昇。近年の高温傾向を踏まえ、時期が適切か問われたのに答えた。 24日からの運用開始で、新たに警戒アラートの一段上の位置付けとなる「特別警戒アラート」も、環境省が発表できる仕組みとなる。森長官は「今
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西日本各地で黄砂観測 気象庁、18日にかけ注意
気象庁は17日、大阪市や広島市など西日本の各地で黄砂を観測したと明らかにした。北日本から西日本の広い範囲で18日にかけて飛来すると見込まれており、注意を呼びかけている。 他に観測されたのは神戸、鳥取、山口県下関、高松、松山の各市。水平方向で見通しが利く距離「視程」はいずれも10キロ以上という。 気象庁によると、屋外では洗濯物や車に黄砂が付着するなどの影響が予想される。場所によっては視程が5キロ未満となり、航空機の離着陸など交通への影響が出る恐れがある。 今回の黄砂はユーラシア大陸のゴビ砂漠周辺で1
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「本震」8年 鎮魂祈る 熊本地震 住民ら教訓伝承誓う
観測史上初めて震度7を2回記録し、熊本、大分両県で計276人が死亡した2016年4月の熊本地震は、2度目の激震「本震」から16日で8年となった。熊本県阿蘇地域では午前1時25分の発生時刻に、遺族らが鎮魂を祈った。「教訓を伝えたい」。各地で開かれた追悼の催しで、住民らは記憶の伝承を誓い、能登半島地震の一日も早い復興を祈った。 熊本地震で、熊本県では災害関連死が218人と直接死の4倍超に上り、避難の在り方が課題となった。能登の被災地に教訓を伝えようと、熊本から支援が続いている。 同県南阿蘇村の崩落した阿蘇大橋の近くでは、車ごと土砂崩れに巻き込まれ亡くなった大学生大和晃さん=当時(22)=の両
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能登地震支援 1000億円支出へ 政府、24年度予備費
政府が能登半島地震の被災地を支援するため、2024年度予算の予備費から追加で1千億円程度を支出する方向で調整していることが16日分かった。能登地震に対応した予備費支出は23年度予算で3回実施しており、今回が4回目となる。道路のような生活に欠かせないインフラの再建や仮設住宅の建設に充てる。 与党などとの協議を経て、早ければ来週の閣議決定を目指す。金額は増減する可能性がある。 政府は能登地震に対応し、23年度予算の予備費から計2767億円の支出を決定。住宅が被害を受け、再建資金の借り入れや震災前に借りた住宅ローンの返済が容易でない世帯への交付金などを盛り込んだ。
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被災地珠洲で下水復旧工事へ出発 静岡の清水建設業協会が6人派遣
静岡市清水区の清水建設業協会(松浦真明会長)は16日、能登半島地震の被災地で下水道応急復旧工事を行う会員の出発式を開いた。 同市と石川県珠洲市、同協会が地震を受けて結んだ協定に基づく派遣で、協会所属の真殿建設から社員6人が車両4台で珠洲市へ出発した。出発式で松浦会長は「安全第一で作業し、被災地の暮らしを日常に近づけるため力添えを」とあいさつした。 現地に向かう真殿建設の真殿伸一社長は「持てる力を復旧復興に役立ててきたい」と意気込みを語った。6人は約10日間、車両の通行の妨げとなっている道路に飛び出したマンホールを切り出すなどの作業を行う。
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自衛隊の救援活動から防災学ぶ 静岡の常葉大橘中・高で講座 「自助・共助が重要」
静岡市葵区の常葉大橘中・高は16日、自衛隊静岡地方協力本部静岡募集案内所の伊藤通孝所長を講師に招き、防災講座を同校で開催した。 全校生徒約1400人が参加し、ウェブ会議アプリを用いて伊藤所長の講話を各学級で視聴した。伊藤所長は東日本大震災など災害時の自衛隊の救援活動を紹介し、公助には限界があると指摘した。「命を守るには、まずは自助・共助が重要。日頃からの備えで、いざという時に安心や自信を持って行動できるようにしてほしい」と強調した。 聴講した橘高3年の丸山遥士さん(17)は「普段から笛を持ち歩いたり、避難経路を確認したり、常に防災意識を持つことが重要だと感じた」と振り返った。
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大自在(4月16日)熊本地震8年
関連死も含めて276人が犠牲になった熊本地震の本震が起きて8年。今年も能登半島地震が発生するなど国内では地震災害が絶えない。改めて地震国に住む危険性を認識したい。 熊本地震は2016年4月14日午後9時26分にマグニチュード(M)6・5の前震が発生。熊本県益城町で震度7を観測した。28時間後となる16日午前1時25分にはM7・3の本震が発生。益城町と西原村で震度7を観測した。M7・3は阪神大震災(1995年)と同規模の地震。 二つの断層帯が連動して起きたとみられる。同じ地点で震度7観測が続いたのは史上初。激震が相次げば住宅へのダメージも大きかったはずだ。本震直後に被災地を訪れると阪神地域
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記者コラム「清流」 防災意識高まったのか
能登半島地震発生直後、静岡県内のホームセンターや生活雑貨店では携帯トイレなどの防災用品の問い合わせが殺到し、防災への関心の高まりがうかがえた。数字にも如実に現れた。県が実施している県民意識調査は、地震の前後で「南海トラフ」への関心が20ポイントも急上昇し、「非常に関心がある」が8割を超えた。 発生から3カ月余りが経過した。店舗では、徐々に防災用品の売り場面積も縮小されつつある。1991年度以降の調査を見ると、大規模災害の度に関心が高まっては、数年で低下していく変化がくっきりと現れている。防災に特効薬はないことを改めて実感した。 1年後の結果はどうか。啓発の継続や実災害を自分事と捉えてもら
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熱海被災地で復旧復興を祈願 5年ぶりみこし4基集結 伊豆山神社の例大祭
熱海市の伊豆山神社で15日、例大祭が行われた。岸谷、仲道、浜の地元3町内会と伊豆山厄年奉賛会のみこし計4基が、コロナ禍や土石流災害を経て2019年以来5年ぶりに勢ぞろいし、見せ場となる「みこし下り」を参道の階段で繰り広げた。厳かな神事も執り行い、被災地の一日も早い復旧復興を祈願した。 みこし下りは全837の石階段のうち、海抜170メートルの本殿から海岸近くの下宮までの664段を練り歩く伝統行事。白装束などに身を包んだ男衆が、太鼓の音色に続けて「わっしょい」と気勢を上げ、ゆっくりと歩を進めた。家族や友人、地元住民が「頑張れ」と笑顔で声援を送った。 例大祭では昨年、伊豆山厄年奉賛会のみこし下
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能登教訓に計画検証 県下署長会議 静岡県警本部長 指示
静岡県警は15日、県下署長会議を県警本部で開いた。津田隆好本部長が対面出席した県内28署長に対し、能登半島地震を踏まえ、警察の総合力を発揮した緊急事態対策の推進を指示した。 津田本部長は「地形が類似する伊豆半島でも同様の事態が想定される。署長自らが、被災情報の収集や避難誘導などの計画が管内の実態に即した実効性あるものかを確認し、危機感を持って検証を」と求めた。社会情勢が刻々と変わる中、新たな脅威に的確に対応する能力の醸成と組織運営により「警戒の空白」を生じさせないよう強調した。 3月末着任の津田本部長は、同じく新体制に移行したばかりの各署の運営重点として、「匿名・流動型犯罪グループ」など
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溶岩や噴火、実験とゲームで学習 長泉で子ども向けイベント
ながいずみ観光交流協会は13日、溶岩や噴火について学ぶイベント「長泉ジオの日」を長泉町のコミュニティながいずみで開いた。訪れた子どもたちが、実験やゲームを通して地形の成り立ちに理解を深めた。 来場者は、富士山や愛鷹山の溶岩を使い、磁石でくっつける「溶岩釣り」や積み上げて遊ぶ「タワーづくり」を楽しんだ。「富士山の溶岩はごつごつしていて丸っこい」「愛鷹山の溶岩は平たい」などと特徴を話す姿が見られた。斜面をつくった立体模型に、溶岩に見立てたチョコレートを流し、溶岩の流れ方や固まり方を観察した。 伊豆半島ユネスコ世界ジオパーク認定1周年から実施し、今回が6回目。
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「災害時、携帯トイレは自助の第一歩」 沼津で研修「7日分用意」呼びかけ
沼津市環境整備事業協同組合(浅沼直之理事長)は13日、災害時のトイレをテーマにした研修を同市のプラサヴェルデで行った。講師を務めたNPO法人日本トイレ研究所の加藤篤代表理事は「携帯トイレは自助の第一歩」として「最低3日分、できれば7日分」の用意を訴えた。 加藤氏は災害時に「水や食料よりトイレの準備が遅れることが多い」と強調。トイレを巡る混乱が起きると不衛生による集団感染や水分摂取抑制による関連死、心理的負担による不和の恐れが強まると指摘した。屋内用の携帯トイレと簡易トイレ、屋外のマンホールトイレと仮設トイレの4タイプを発災からの時間やトイレ充足率に応じて組み合わせて使うよう勧めた。
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鹿児島県(奄美地方除く)記録的短時間大雨情報=気象庁発表
鹿児島県(奄美地方除く)記録的短時間大雨情報 2024年4月15日16時49分 気象庁発表 16時40分鹿児島県で記録的短時間大雨を観測しました。 屋久島町南部付近で120ミリ以上 記録的短時間大雨情報は、数年に1度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測したり、解析したときに発表されます。○○付近とある場合は解析雨量です。 「○時○
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【提言・減災】地形に見る地震の痕跡 古村孝志/東京大地震研究所所長・教授
2024年1月1日に能登半島北部で起きたマグニチュード(M)7・6の地震では、およそ150キロにわたって断層がずれ動き、輪島や珠洲で最大4メートル地面が隆起した。海底が露出した港は船が着岸できず、漁港の機能が失われる事態となった。地震直後に輪島や珠洲の津波計が振り切れ計測できなくなったのも、海岸線が隆起して検潮所が干上がってしまったためだ。 能登半島には、過去に繰り返し起きた大地震による隆起でできたと考えられる海岸段丘が少なくとも3段確認できる。そして、今回の地震で新たに4段目が形成されたことになる。 地震による断層のずれ動きは、M7級の地震では2メートル程度だが、M8級では6メートル、
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【第4章】半割れ発生(後編)④ 商店街 雑居ビル倒壊、負傷者多数 生き埋めも【東海さん一家の防災日記】
四国沖でマグニチュード(M)8.0の大地震が起き、気象庁が後発地震への警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表してから約1年半が経過した。津波浸水想定区域に住む要配慮者らに事前避難が呼びかけられた「地震発生から1週間」はとうに過ぎ、市民が自宅での通常生活に戻った中、「その日」は突然訪れた。 余震が続く中、東海遠州さん(38)は、倒壊した住宅の消火活動に近隣住民とバケツリレーで当たっていた。周囲が明るくなるころには火はほぼ消し止められた。「延焼しなくてよかった」と胸をなで下ろした。 夜が明けると、少しずつ周囲の被害の様子が明らかになってきた。自宅マンションから徒歩5分。
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災害時の判断力試す 「クロスロード」に挑戦 磐田で防災×文化芸術イベント
磐田市壱貫地の豊岡中央交流センターで13日、防災について学び、文化芸術にも触れるイベント「Drrart IWATA(ドラート磐田)」(実行委主催)が初めて開かれた。市内外から多くの家族連れが集まり、災害時の判断力を学ぶゲーム「クロスロード」などで防災意識を高めつつ、日常でできる取り組みを考えた。 ゲームの参加者はグループに分かれ、決断に迷う災害時の行動について「イエス」「ノー」のカードを示しながら、判断理由を議論した。「津波の避難途中、近所に住む独居のおばあさんの様子を見に行く?」との問いに対し、「おばあさんはすでに逃げているかもしれない」「後悔すると思うから見に行く」などの意見が出た。
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口永良部島、噴火警戒レベル3に 気象庁、噴石や火砕流注意
気象庁は13日、鹿児島県にある口永良部島の噴火警戒レベルを2の「火口周辺規制」から3の「入山規制」に引き上げた。火口から約2キロの範囲では大きな噴石の飛散や火砕流が発生する可能性があるとして、警戒を呼びかけた。 気象庁によると、4月に入り、主に古岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震が多い状態が続いている。
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記者コラム「清流」 水があるってすごい
能登半島地震の被災者が、三島市の源兵衛川で水遊びした後だった。「水があるってすごい」。11歳の女の子のつぶやきが心に突き刺さった。通常なら同市が誇る清流に感動したと受け取るが、この日は違った。ただ単に水を自由に使えるありがたみを実感しているように思えたからだ。 女の子は幼なじみ3人で参加。うち2人は新年度から家族とともに上下水道の復旧めどが立たない石川県珠洲市から避難し、3人は離れ離れになると聞いた。「水さえあれば」。心の奥にあるであろうそんな恨み節を我慢して言わないようにしているようだった。 水が当たり前にある環境で生きてきた。そのインフラの老朽化や災害対策が叫ばれて久しい。大切な人の
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浜岡原発新基準審査 中電、津波高最大25・2メートルの評価提示 規制委は追加検討指示
原子力規制委員会による中部電力浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性審査会合が12日、都内で開かれた。中電は南海トラフ地震と海底地滑りの連続発生で、敷地前面の津波高が最大25・2メートルとなる「組み合わせ評価」の結果を提示した。これまで最も高かった南海トラフ地震単独の22・7メートルから上振れし、防潮堤(22メートル)を3メートル余り上回る想定。規制委側は追加の検討を指示し、継続審議となった。 中電は「南海トラフ地震と海底地滑り」「南海トラフ地震と海域活断層地震」の2通りで組み合わせ評価を実施した。最も厳しい条件の南海トラフ地震の津波と遠州灘沖の海底地滑りの津波が重なり合う場
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原発30キロ圏 150人超孤立 志賀 能登地震後 最長で16日間
内閣府は12日、北陸電力志賀原発(石川県志賀町)周辺の避難計画などを協議する作業部会を同県庁で開き、能登半島地震の後、30キロ圏内の14地区で150人超が最長16日間孤立していたことを明らかにした。原発が緊急事態になっていたとしても30キロ圏外へ避難できず、被ばくの危険にさらされた恐れがある。 孤立した地区は輪島市と穴水町、七尾市。1月16日まで最も長く孤立したのは輪島市浦上地区の1人で、最終的に自力避難した。同市諸岡地区では61人が孤立し、ヘリコプターなどでの避難が完了したのは1月13日だった。孤立の原因は、のり面崩落による道路への土砂堆積や落石、倒木などで、11地区は山間部だった。
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静岡県、土木技術職員を中長期派遣 第1陣 石川・穴水町などへ
静岡県は11日、能登半島地震で被災した石川県穴水町などに中長期的に派遣する土木技術職員の第1陣の壮行式を県庁で行った。15日から派遣する4人の職員に森本哲生交通基盤部長が辞令書を手渡した。 穴水町には河川海岸整備課の福田達樹主査と道路整備課の鈴木康平主任を派遣し、町道の復旧計画の策定などを支援する。都市計画課の竹林康行主査と政策管理局の小沢尚弥技師は、石川県奥能登土木総合事務所分室で県管理道路の復旧業務に当たる。 派遣期間は2~3カ月半。県は第1陣の業務状況を踏まえ、第2陣以降の人選を進める。穴水町に赴く福田主査は「復旧復興が加速するよう、静岡県内での災害復旧の経験を生かしたい」と抱負を
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富士山で「スラッシュ雪崩」 8日夜からの大雨影響【動画あり】
富士山西側上部の大沢崩れで9日朝、水を含んだ雪が土砂を巻き込んで流れ下る現象「スラッシュ雪崩」が発生した。国土交通省富士砂防事務所(富士宮市)によると、土砂は下流の砂防施設で止まり、被害は確認されていない。 午前8時20分ごろ、大沢崩れ源頭部の標高約2100メートル地点にあるカメラが土石流を捉えた。その後、断続的に流下が発生し、同12時ごろまでに落ち着いた。土砂は同市上井出の大沢川遊砂地(標高約700メートル)で止まり、以下は水が流れている。 スラッシュ雪崩は、雨に加えて気温の上昇に伴う融雪で山肌の流量が増えたことが原因で発生するとされる。富士山では8日夜から雨が降っていて、雪崩の最寄り
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盛り土 衛星データから検知 浜松市、市内企業など AI技術確立へ 秋まで実証実験
危険な盛り土による災害を防ぐため、浜松市と建設総合コンサルタントのフジヤマ(同市中央区)、人工衛星開発のシンスペクティブ(東京)が、衛星データと人工知能(AI)で盛り土などの土地改変箇所を検出するモニタリング技術の実証実験に取り組んでいる。月1~2回程度の衛星データを基に、地図上で地表の高度変位をカラーで表示し、形状などから人為的な改変が疑われる箇所を見つけ出す。 人工衛星からの電波(開口レーダー)を反射させ、植生の有無にかかわらず数ミリ単位で地表の高度を測れる「SAR衛星」のデータを活用する。地図に高度の変位があった場所を示し、地点を選択すると過去10年ほどの推移グラフや植生の変化が確認
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能登地震 避難所課題共有、解決へ 石川・輪島で担当者ら会議
能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市で9日、避難所の運営に携わる市職員や住民代表らを集めた担当者会議が開かれた。これまで個別に運営されてきた各避難所間で情報を共有し、課題解決を図るのが目的。出席者からは「仮設トイレが遠いので移動してほしい」「これからの暑さ対策が不安」といった声が寄せられた。 輪島市では、8日時点で49カ所の避難所が設置されており、1397人が身を寄せている。会議にはうち15カ所の指定避難所の代表者ら約40人が参加した。 会議では、高齢者が多く、市の情報をインターネット上以外に紙でも配布してほしいといった要望のほか、避難者の今後の生活再建に向けたロードマップを示す
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遺体の歯科記録照合、技術学ぶ 災害時などに備え医師会研修会 静岡市駿河区
静岡県歯科医師会は7日、大規模災害時などに遺体の身元確認技術を学ぶ研修会を静岡市駿河区の県歯科医師会館で開いた。同会所属の歯科医師や県警警察官が身元確認の重要性を再認識し、生前の歯科記録と遺体の情報を照合する技術習得のため実習に取り組んだ。 神奈川歯科大の教授や講師らの指導で、参加者は遺体に見立てたマネキンで、歯の記録であるデンタルチャートの記入やエックス線写真の撮影などを体験した。生前の記録の収集方法や、写真と照合する際の手順、注意点なども学んだ。 静岡県歯科医師会の栗原由紀夫幹事は「大規模災害に備え、全ての会員が身元確認の知識を身に付けないといけない」と述べた。
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静岡県内で大雨 天城山146ミリ 国道473号で崩土、通行止め
前線を伴った低気圧が東海地方の南を進んだ影響で静岡県内は9日、暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になって激しい雨が降った所があった。 気象庁の観測によると、8日午前7時の降り始めから9日午前9時までの総雨量は伊豆市天城山で146ミリ、浜松市天竜区春野で118・5ミリ、藤枝市高根山で116ミリなどだった。9日昼前までは大雨や土砂災害、低い土地の浸水、突風などへの注意が必要となる。 島田市川根町抜里の国道473号では崩土が発生し、通行止めになった。
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地盤緩み、土砂災害に警戒 気象庁、東日本太平洋側で
大雨の影響で東日本太平洋側を中心に地盤が緩んでいる所があるとして、気象庁は9日、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を呼びかけた。 気象庁によると、前線を伴った低気圧が四国の南から北寄りに進んだ。9日は1時間に神奈川県箱根町で23・5ミリ、浜松市天竜区で22・5ミリの強い雨が降った。 10日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、東海160ミリ、関東甲信130ミリ、伊豆諸島100ミリ。
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9日昼前にかけて警報級大雨の恐れ 交通機関乱れる可能性
前線上に低気圧が発生し、日本の南を通過する影響で静岡県内は9日明け方から昼前にかけて雷を伴った激しい雨が降り、警報級の大雨となる恐れがある。雨のピークが通勤・通学時間帯と重なるとみられ、交通機関の乱れに注意が必要となる。 静岡地方気象台によると、9日に予想される1時間雨量は県内全域の多い所で60ミリ。同日午後6時までの24時間雨量は多い所で200ミリを見込んでいる。気象台は土砂災害や河川の増水、浸水、突風などへの注意を呼びかけている。
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東部の被災想定 受援体制を確認 7、11月に静岡県が合同訓練
静岡県は8日、緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練(総務省消防庁、県実行委主催)を県東部や伊豆半島を中心に、7月25日と11月13、14の両日に行うと発表した。広域受援体制や、能登半島地震の教訓を踏まえて半島で災害が発生した場合の対応を検証する。 7月25日は図上訓練を行う。土石流や頻発化している風水害が県東部の複数の市町で同時に多発し、地震も発生する状況を想定。各消防本部が他県などから応援を受け入れる手順を確認する。11月13、14の両日は実働訓練を予定。土砂災害、建物倒壊などの現場を再現し、捜索や救助の技術向上を目指す。 元日の能登半島地震では、道路寸断により緊急消防援助隊の進出が遅れ
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能登地震 自宅に津波 救急待ちわび… 長男「助けさえあれば」 残された97歳父、無念の死
能登半島地震では、救急搬送を待つ間に亡くなった人もいる。石川県珠洲市の向井宏さん(97)は津波に襲われた自宅で「寒い、寒い」と訴えながら息を引き取った。長男の星十さん(63)は「助けさえあれば」との考えが頭から離れない。 宏さんは約40年間、中学校の教諭を務め、珠洲市宝立町鵜飼に妻久枝さん(98)と2人で住んでいた。退職後も訪ねてくる教え子は絶えなかったという。 元日、星十さんは金沢市内の自宅で激しい揺れを感じた。足腰の弱った両親を案じて電話をかけたがつながらず、翌2日、車で珠洲市へ向かった。だが、市内に入るまでに約6時間を要した。その後はがれきに行く手を阻まれ、途中からは徒歩で向かった
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能登地震3カ月 進む季節 復旧道半ば
元日の石川県・能登半島を襲った地震から3カ月が過ぎた。復旧は進まず、避難者は8千人を超える。街に人影はまばらで、日常を取り戻すにはほど遠い。早咲きの河津桜が咲き誇る季節となった被災地で、さまざまな思いを胸に生活を送る人たちの姿をレンズに収めた。
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東伊豆町熱川に台湾・九份!? 提灯800個灯す 被災地思い黙とうも
東伊豆町の熱川地区で6日夜、台湾の観光地・九份(きゅうふん)を模して現地と同じ「台湾提灯(ちょうちん)」を常設するプロジェクトの点灯式が行われた。来場者は「大きな地震のあった台湾に元の生活が訪れますように」と明かりに願いを込めた。 熱川温泉旅館組合の主催。台湾観光庁や台湾観光協会の協力を得て、提灯800個の明かりがともる。点灯式では台湾へ黙とうをささげた。伊豆熱川駅周辺では台湾料理の店が出て、中華獅子舞の舞も披露された。 九份は映画「千と千尋の神隠し」の世界観とイメージが重なる場所として広く知られる。すり鉢状の地形と広さが熱川と似通っていて、2023年に町関係者が観光PR目的で現地を訪問
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南海トラフ沿いの地震、地殻活動 3月「変化なし」 気象庁
気象庁は5日、南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会(会長・平田直東京大名誉教授)の定例会を開いた。南海トラフ沿いの主に3月の地震、地殻活動について「大規模地震の発生可能性が高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」とする南海トラフ地震関連解説情報を発表した。 目立った地震活動はなかった。四国中部の深部で3月22日から微少な揺れが継続しているほか、わずかな地殻変動を観測した。いずれも想定震源域のプレート境界深部で発生した短期的ゆっくり滑りが原因と推定し、「従来、繰り返し観測されてきた現象」と評価した。
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岩手、宮城、福島3県で震度4 静岡県内でも震度2 4日午後0時16分ごろ
4日午後0時16分ごろ、岩手、宮城、福島の3県で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約40キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・0と推定される。津波の心配はない。 静岡県内各地の震度は次の通り。 震度2=富士市、御殿場市▽震度1=沼津市、富士宮市、熱海市、伊豆の国市、静岡市清水区、菊川市、清水町、小山町、東伊豆町、河津町、松崎町、西伊豆町
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熱海など静岡県東部で震度1 4日午前11時16分ごろ
4日午前11時16分ごろ、東京都を震源とする最大震度2の地震があった。気象庁によると、震源の深さは約100キロ。地震の規模はマグニチュード(M)3・9と推定される。 静岡県内の主な震度は次の通り。 震度1=熱海市、伊豆の国市、沼津市、三島市、東伊豆町、小山町
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住宅被災への公的支援最 大300万円、罹災証明書必要【ライフセミナー】
能登半島地震では多くの家屋などが被害を受けた。被災者への公的な支援について、ファイナンシャルプランナーでオフィス・カノン代表の馬養雅子さんに聞いた。 Q 自然災害で住宅が被災したときの公的支援にはどのようなものがありますか。 A 自然災害で住まいが全壊するなど生活基盤に著しい被害を受けた人に対する支援として「被災者生活再建支援金」があります。住まいが全壊だと基礎支援金100万円、大規模半壊だと50万円で、さらに住宅を建設・購入する場合は200万円、補修する場合は100万円、賃借する場合は50万円が加算されます。中規模半壊の場合は基礎支援金はありませんが、住宅の建設・購入で100万円、補
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能登地震3カ月 広域避難に一定の成果(立木茂雄/同志社大教授)
能登半島地震から4月で3カ月。高齢者や障害者ら配慮が必要な人たちの支援で東日本大震災の教訓はどう生かされ、新たに浮上した課題は何か。福祉防災学が専門の同志社大教授、立木茂雄さんに寄稿してもらった。 ホテルや旅館などの2次避難先に入るまで、一時的に被災者を受け入れる1・5次避難所となったいしかわ総合スポーツセンター(金沢市)を1月下旬に視察した。奥能登の自宅から搬送された要配慮者や、高齢者向け施設からの搬送者にも福祉や医療チーム等によりケアが提供されていた。 東日本大震災時の宮城県石巻市の大規模福祉避難所と比べても、さらに行き届いた対応である点と、市町村、県境を越える広域避難が大規模に実
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能登支援へ石川の製品販売 醤油や輪島塗など ホテルグランド富士
富士市のホテルグランド富士が、能登半島地震で被災した石川県の製品を館内で販売している。同県出身の小塩秀行社長らが現地で製品を買い付け、復興を支援する。 長く取引がある企業の製品が中心。能登いしり醤油(しょうゆ)やたらの子缶詰など老舗の食品のほか、輪島塗を施した箸、伝統工芸の水引をあしらったブックマーカーなど約20種類をそろえた。 同県の杜氏(とうじ)が酒造りを行う富士宮市の牧野酒造の商品も「能登の復興願酒」のオリジナルラベルを付けて販売する。同社では震災後、現地出身の杜氏が故郷を心配しながら酒の仕込みを続けてきた。 売上金は全額、日本赤十字社同県支部などに寄付する予定。
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台湾のM7・7地震 静岡県内企業の人的被害なし
【花蓮共同】台湾の気象当局によると、3日午前7時58分(日本時間同8時58分)、東部沖を震源とする大きな地震があった。日本の気象庁は地震の規模をマグニチュード(M)7・7と推定している。台湾の消防によると東部の花蓮で9人が死亡し、各地で計934人が負傷した。花蓮の観光地付近などで計56人と連絡が取れなくなった。気象庁によると沖縄県与那国島では震度4で、津波も観測した。沖縄本島地方などで一時、津波警報が出た。住民らが避難した。 花蓮では震度6強となり複数の建物が倒壊。東部の主要道路は通行止めとなった。台湾次期総統の頼清徳副総統は花蓮に入り、人命救助を最優先にすると述べた。台湾の王国材交通部長
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男女共同参画視点 静岡県防災ブック発行 留意点や先進事例紹介
静岡県はこのほど、男女共同参画の視点を取り入れた防災ブック(A4判カラー、8ページ)を1万部発行した。性別や立場に関係なく、誰もが避難所運営や自主防災活動に取り組めるよう、具体的な留意点や先進事例を紹介している。市町を通じて自主防災組織などに配布するほか、県ホームページで公開している。 県内の女性団体や自治会連合会などでつくる「ふじのくに男女共同参画防災ネットワーク会議」や市町と連携して作成し、静岡大グローバル共創科学部の池田恵子教授が監修した。 避難所に関しては、運営責任者だけでなく物資担当者にも男女を配置し、生理用品や下着などのニーズの把握や提供に配慮するよう助言。避難所のレイアウト
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津波情報=気象庁発表(津波観測に関する情報)
[津波観測に関する情報] 2024年4月3日午後0時4分 気象庁発表 【各地の検潮所で観測した津波の観測値】*は重要情報、▲は押し、▼は引き、+は水位上昇中。 3日10時56分現在の、津波の観測値をお知らせします。 場所によっては、観測した津波の高さよりさらに大きな津波が到達しているおそれがあります。 現在、大津波警報・津波警報・津波
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津波予報=気象庁発表
[津波予報] 2024年4月3日午後0時0分 気象庁発表 津波注意報を解除しました。 ※※※本文※※※ 【津波注意報解除の発表】 沖縄本島地方、宮古島・八重山地方 ※※※コメント※※※ [海面変動の見通し]
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津波情報=気象庁発表(津波観測に関する情報)
[津波観測に関する情報] 2024年4月3日午前10時58分 気象庁発表 【各地の検潮所で観測した津波の観測値】*は重要情報、▲は押し、▼は引き、+は水位上昇中。 3日10時56分現在の、津波の観測値をお知らせします。 津波による潮位変化が観測されてから最大波が観測されるまでに数時間以上かかることがあります。 場所によっては、観測した
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津波情報=気象庁発表(津波観測に関する情報)
[津波観測に関する情報] 2024年4月3日午前10時42分 気象庁発表 【各地の検潮所で観測した津波の観測値】*は重要情報、▲は押し、▼は引き、+は水位上昇中。 3日10時13分現在の、津波の観測値をお知らせします。 津波による潮位変化が観測されてから最大波が観測されるまでに数時間以上かかることがあります。 場所によっては、観測した
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津波予報=気象庁発表
[津波予報] 2024年4月3日午前10時40分 気象庁発表 津波注意報に切り替えました。 ※※※本文※※※ 【津波注意報の発表】 ▽津波注意報=沖縄本島地方、宮古島・八重山地方 【ただちに津波が来襲すると予想される沿岸】 沖縄本島地方
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津波情報=気象庁発表(津波観測に関する情報)
[津波観測に関する情報] 2024年4月3日午前10時15分 気象庁発表 【各地の検潮所で観測した津波の観測値】*は重要情報、▲は押し、▼は引き、+は水位上昇中。 3日10時13分現在の、津波の観測値をお知らせします。 津波による潮位変化が観測されてから最大波が観測されるまでに数時間以上かかることがあります。 場所によっては、観測した
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津波情報=気象庁発表(津波観測に関する情報)
[津波観測に関する情報] 2024年4月3日午前9時42分 気象庁発表 【各地の検潮所で観測した津波の観測値】*は重要情報、▲は押し、▼は引き、+は水位上昇中。 3日09時40分現在の、津波の観測値をお知らせします。 津波による潮位変化が観測されてから最大波が観測されるまでに数時間以上かかることがあります。 場所によっては、観測した津
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津波情報=気象庁発表(津波観測に関する情報)
[津波観測に関する情報] 2024年4月3日午前9時23分 気象庁発表 【各地の検潮所で観測した津波の観測値】*は重要情報、▲は押し、▼は引き、+は水位上昇中。 3日09時22分現在の、津波の観測値をお知らせします。 津波による潮位変化が観測されてから最大波が観測されるまでに数時間以上かかることがあります。 場所によっては、観測した津
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津波情報=気象庁発表(津波観測に関する情報)
[津波観測に関する情報] 2024年4月3日午前9時22分 気象庁発表 【各地の検潮所で観測した津波の観測値】*は重要情報、▲は押し、▼は引き、+は水位上昇中。 3日09時21分現在の、津波の観測値をお知らせします。 津波による潮位変化が観測されてから最大波が観測されるまでに数時間以上かかることがあります。
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気象庁が午前10時半から緊急記者会見
沖縄県与那国島で震度4を観測した地震について、気象庁は3日午前10時半から緊急記者会見を開くと発表した。
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津波予報=気象庁発表
[津波予報] 2024年4月3日午前9時1分 気象庁発表 ※※※見出し※※※ 【津波警報の発表】 ▽津波警報=沖縄県地方 津波警報を発表しました。 ただちに避難してください。 ※※※本文※※※
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日本海側の海域活断層 3県が揺れ被害想定せず 能登地震受け「見直し検討」6県 沿岸16道府県アンケート
能登半島地震で注目された日本海側の海域活断層で起きる地震がもたらす被害想定について、北海道から長崎県の沿岸16道府県に共同通信が2日までにアンケートした結果、福井、佐賀、長崎の3県は津波のみを想定し、揺れに伴う被害を想定していないと回答した。揺れも想定しているとした道府県の中でも富山など3県は、対象が一部の活断層だけだったり、20年以上前の古い想定だったりした。16道府県のうち6県は、能登半島地震を受け「想定の見直しを検討する」と回答した。 能登半島地震では発生直後に津波が襲っただけでなく、強い揺れによる建物倒壊や土砂崩れ、液状化といった甚大な被害が出た。専門家は「日本海の海域活断層は陸に
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能登被災地支援の輪を 静岡の学生ら団体設立 特産品販売など準備
能登半島地震の発生から3カ月。被災地のために静岡からできることはないかと共通の思いを抱いた大学生らが、有志団体「静岡の学生による能登半島復興支援ネットワーク」を設立した。定期的に会合を開き、ボランティア派遣や能登の特産品販売などの実現に向けて準備を進めている。 「横倒しのままのビル、歩道に落ちたままの瓦の破片。焼け野原のような朝市は手つかずの悲惨な状態だった」。3月下旬、静岡市内で開いた勉強会。ネットワークに協力するNPO法人ESUNE(同市駿河区)の斉藤雄大事務局長(30)が、石川県輪島市三井町で実施したボランティア拠点管理などの支援活動を紹介し、復旧・復興が進まない状況を伝えた。 学
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珠洲の家屋被害「遠隔判定」 浜松市協力 ドローン、360度カメラ活用 迅速な罹災証明書発行に貢献
浜松市は能登半島地震で被災した石川県珠洲市の住家被害認定調査で、ドローンや360度カメラの画像を使った「遠隔判定」の仕組み作りに協力した。熱海土石流災害などでの取り組みを発展させ、詳しい被害程度も遠隔で判定し、被災者の迅速な罹災(りさい)証明書発行につなげた。 トンネル崩落で立ち入りが難しい珠洲市西部の集落で石川県や熊本市、NTT東日本グループなどと連携し、1月下旬からドローンを飛ばして約400世帯の家屋群の外観を撮影した。陸路から360度カメラのチームも入り、一帯の家屋の様子をまとめて収めた。 調査担当の職員は画像を組み合わせて分析し、屋根や基礎の損害割合などを評価して全壊、半壊、一部
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災害時の行政広報「紙媒体不可欠」 石川・穴水町派遣の島田市職員が初動調査 停電、スマホ基地局使えず
全国広報コンクールで内閣総理大臣賞などの受賞歴がある島田市の「広報しまだ」を手がける同市広報プロモーション課参事の鈴木克典さん(52)が2月末から3月初旬、能登半島地震の職員応援派遣で石川県穴水町に滞在し、災害広報の初動対応について同町広報担当職員に聞き取り調査を行った。被災地では停電したり、電波が不安定になったりしてスマートフォンが使えない状況があったといい、「災害広報は紙媒体が不可欠」と教訓を指摘。災害対策としても自治体の広報スキル向上の必要性を呼びかけている。 聞き取りは静岡県の対口支援先の穴水町に島田市が2月27日~3月2日に派遣したトイレトラック業務の合間に行い、後日電話やメール
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鎮魂祈り 復興誓う 能登地震3カ月 被災地で入社・入庁式
能登半島地震の発生から1日で3カ月となり、被災地は新年度を迎えた。石川県の自治体や企業は、辞令交付式や入社式を実施し、担い手に加わった若者たちが復興へ向けて力強い決意を示した。一方、雇用の受け皿となる地元企業の苦境はなお続き、支援を求める声が高まる。地震発生時刻の午後4時10分には、鎮魂の祈りがささげられた。 カニカマの開発で知られる水産加工「スギヨ」は1日午前、七尾市の本社で入社式を開いた。オンライン参加も含めた新入社員7人を前に、杉野哲也社長は「いきなり復旧、復興という難題が待ち受けるが、果敢に立ち向かってほしい」と語りかけた。七尾市出身で自身も被災した得能孝太さん(22)は「愛着のあ
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大地震のたびに発生 能登でも広域に影響 液状化 遅れる対策 避難妨げにも
大規模地震が発生するたび、液状化による被害が繰り返されている。1月の能登半島地震でも震源となった石川県だけでなく、近県でも道路がうねり、家屋が傾いた光景が見られた。広域でライフラインを破壊し、避難の妨げにもなる。影響は大きいが、地震の揺れや津波と比べ対策が遅れているのが現状だ。 液状化は、支え合っていた砂粒子が強い揺れによってばらばらになり液体のようになる現象。地表に水や砂が噴出して地盤が変形し、重い建物は沈み、中が空洞で軽いマンホールは浮き上がる。地下水位が高く、締まりがゆるい砂質で起きやすく、地形としては埋め立て地や干拓地、かつて川や沼だった場所が当てはまる。 国土交通省によると、液
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【表層深層】長引く被害、生活再建支障 能登地震、下水復旧「3年以上」 人口減見越した整備課題
能登半島地震の発生から3カ月を経ても石川県は奥能登地域を中心に広範囲で断水が続く。特に下水道の被害は東日本大震災や熊本地震より深刻で、自治体関係者からは全面復旧に「3年以上かかる」との見方も。断水の解消後も自治体は「お風呂などの生活用水の使用を可能な限り控えて」と呼びかけ、生活の再建に支障が出ている。避難者の今後の動向次第では人口減少も見込まれ、復旧の在り方を巡って難題が浮かぶ。 30日、石川県珠洲市野々江町のマンホールに自走型のカメラが下ろされていた。下水管内の詳細な被害を確認する2次調査だ。マンホールを一つ一つ開ける地道な作業。この日調べた管は一部たわんだ様子がモニターに映った。応援で
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地震への備えでも「土砂災害警戒区域」に注意をー 奥能登の建物・人的被害8割がエリア内で発生 静岡大教授調査
静岡大の牛山素行教授が能登半島地震の死者・安否不明者の被害状況を空中写真や現地調査などを基に個別に精査した結果、地震に伴う土砂災害により石川県奥能登地域で少なくとも37カ所の建物が倒壊・流失するなどし、うち5カ所で計26人が犠牲になったとみられることが分かった。これらの8割以上は大雨を想定して指定された土砂災害警戒区域で起きており、牛山教授は「地震に備える上でも土砂災害警戒区域という情報は重要」と強調する。 牛山教授は、同県が公表する死者・安否不明者情報や住宅地図、国土地理院などが同地震前後に被災地を撮影した空中写真やメディア報道、2月上旬と3月上旬に被災建物を自ら確認して回った現地調査な
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能登地震3カ月、避難なお8000人超 断水の完全復旧見通せず「人間的な生活送れない」
関連死を含め244人が亡くなった能登半島地震は4月1日で発生から3カ月となった。石川県の避難者は今も8109人に上り、珠洲市など5市町では約7860戸で断水が続く。完全復旧の見通しは立っておらず、発生3カ月でほぼ全ての断水が解消した2016年の熊本地震と比べ、遅れが目立つ。新年度の被災地に災害の爪痕が深く残る中、復興に向けた生活再建の加速が課題となっている。 石川県によると、最大時3万4173人に上った避難者は3月29日時点で24%の8109人となった。内閣府によると、一時18万人以上が避難した熊本地震は3カ月時点で最大時の2・5%に当たる約4600人にまで避難者が減った。 石川県で最
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静岡県内8地点で夏日 富士市など3地点、3月の最高気温更新
静岡県内は31日、高気圧に覆われて晴れ間が広がり、各地で気温が上昇した。静岡市清水区で27.7度、富士市で27.5度を記録し、御殿場市の22.4度も含め3地点で3月の観測史上最高気温を更新した。18観測地点のうち8地点で、25度以上の夏日となった。 このほか静岡市駿河区で27.1度、三島市で26.4度、東伊豆町稲取で25.6度だった。16地点で今年の最高気温を更新した。2日連続で黄砂も観測され、静岡市駿河区からは富士山がかすんで見えた。 静岡地方気象台によると、南から流れ込む暖かい空気の影響で気温が上がった。1日も高気圧に覆われて晴れる見込みで、県中部で夏日が続く可能性があるとしている。
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静岡県内 黄砂観測 今年初、31日も飛来か
静岡地方気象台は30日、静岡県内で今年初めて黄砂を観測した。31日にかけても、東海地方の広い範囲で飛来が予想され、屋外での黄砂の付着や交通障害などに注意を呼びかけている。 気象台によると、31日は水平方向で見通しのきく距離「視程」が10キロ未満となり、場所によっては5キロ未満になる可能性もあるという。
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能登行政 支援へ 360人 中長期派遣 来月以降、全国自治体から
能登半島地震の被災地の復旧、復興を支えるため、4月以降に全国の自治体から石川県庁や県内の市町に少なくとも計約360人の職員が中長期で派遣されることが30日、県への取材で分かった。当初の要望の7割超が確保された。4月1日で地震発生から3カ月。即戦力を得て再起を図るが、送り出す側に人手不足の課題も。総務省は引き続き派遣に向けた調整を続ける。 総務省や石川県によると、地震発生直後から全国の自治体職員延べ約8万人が短期で派遣され、避難所運営や住宅の被害調査などを担ってきた。今後、復旧事業の設計・施工管理、公費解体、災害廃棄物の受け付け、補助金審査などの業務が長期間にわたり生じるため、支援する職員が
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被災地の子ども支援とは NPOカタリバ 能登で活動
発生からあすで3カ月となる能登半島地震。現地で子どもの居場所作りや学習支援に取り組む認定NPO法人カタリバ(東京都)は、2011年の東日本大震災以降、地震や豪雨水害などさまざまな被災地に入り、県内では21年の熱海土石流災害でも遊び場を設け、子どもたちに寄り添い続けた。能登や熱海、長年の支援活動から見えてきた、被災した子どもたちを取り巻く課題とは。 どの被災地でも、避難所の設営当初は簡素な仕切りしかなく、隣の人の会話が聞こえるほどの距離感。自宅や家族を失った人もいる。大人も極限の精神状態になる中で、子どもが大きな声を出すと、ほかの避難者から直接怒られたり、「黙らせろ」と保護者が言われるのを
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LPガス協会 発電機を寄贈 災害時備え静岡県に
静岡県LPガス協会(勝又敏雄会長)はこのほど、災害援助協定を結ぶ静岡県との関係強化を目的に、災害時に活用するLPガス仕様の発電機5台を県に寄贈した。 県庁で行われた寄贈式で、勝又会長が「地震や風水害などが頻発している近年、あらゆる災害への対策が急務だ」と話し、黒田健嗣危機管理監に目録を手渡した。黒田危機管理監は「小規模分散型エネルギーのLPガスは災害時に有効。今後も連携を強めて県の防災対策を進めていきたい」と感謝した。 県と同協会は2018年、避難所へLPガスを円滑に供給するための災害援助協定を締結した。寄贈された発電機は使い方に慣れるため、災害時だけでなく平時の訓練やイベントで活用して
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静岡県内大雨 3月の観測史上最大の降水量 静岡で足場傾く/沼津で1人けが/藤枝で土砂崩落
発達しながら進む低気圧や前線の影響で、静岡県内は28日夕から29日午前にかけて激しい雨に見舞われた。伊東、下田など県東部の6市町に土砂災害警戒情報が発表され、伊東市対島地区と南伊豆町全域に避難指示、松崎、東伊豆両町の全域には「高齢者等避難」の情報が出された。 静岡地方気象台によると29日午前の1時間降水量は伊豆市天城山で最大35・5ミリ、静岡市駿河区で同28・5ミリを観測した。28日午後4時の降り始めから29日午後4時までの降水量は天城山で375・5ミリ、藤枝市高根山で226・0ミリ、静岡市駿河区で194・5ミリを記録。県内各地で6~72時間の降水量が3月の観測史上最大を更新した。 JR
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桜開花ラッシュ、ようやく到来 東京など各地、寒い日続き遅い春
気象庁は29日、東京都心部や京都市、高松市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。今年は2月後半から寒い日が続き、各地で平年より遅い春の訪れとなった。民間気象会社ウェザーニューズ(千葉市)は、西日本と東日本で来週にかけて開花ラッシュとなり、4月上旬には北陸や東北、下旬には北海道に桜前線が北上すると予想している。 東京管区気象台の職員が午後2時ごろ、東京都千代田区の靖国神社にある標本木に、基準を上回る11輪が咲いたのを確認し開花を宣言した。気象台によると、観測史上最も早かった昨年より15日、平年より5日遅い。都心部の開花が平年より遅くなるのは、25日に咲いた2
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藤枝市岡部町で土砂崩落、2世帯4人が避難
29日午前6時半ごろ、藤枝市岡部町野田沢の市道野田沢竹ノ沢線の河川内に土砂が崩落したと近隣住民から市に通報があった。市河川課によると、現場近くの2世帯4人が市外のホテルなどに避難したという。けが人はいない。復旧時期は未定。市は付近を通行止めにした。28日夜からの降雨が原因とみて、早急に安全対策を行う。
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被災地の自殺や暴力課題 「“心の防災”広めて」 心理士の平松さん 浜松市職員に講話
浜松市出身の心理士でフォトジャーナリストの平松利枝子さんがこのほど、同市西行政センターで市職員向けの防災講話を行い、過去の災害被災地で発生した自殺や暴力の事例を説明しながら「“心の防災”を広めてほしい」と呼びかけた。 平松さんは各地の災害で被災者のカウンセリングに従事してきた。特に東日本大震災の際は、津波の音や悲鳴を聞いた人が長期にわたって恐怖感を訴える傾向があり、ストレスから自死に至った人が少なくなかったという。その後の震災でも被災者に同様の傾向がみられたことから、平松さんはストレスを正しく理解し向き合う方法を身につける重要性を提唱している。 「助かったはずなの
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富士山噴火備え避難マップ 富士宮市、配布開始
富士宮市は27日までに、富士山噴火時を想定した避難行動マップの市内全戸配布を始めた。噴火警戒レベルが引き上げられた場合にとるべき行動を、地区ごとに分類して掲載した。 マップは3月付で改めた市富士山火山避難計画に基づく。地図上に火砕流と噴石の到達範囲を記したほか、第1~6次の避難対象エリアを色分けした。1、2次エリア全員と3次の要支援者は噴火前から警戒レベルに応じて車での避難が必要で、その他は噴火後に状況を見て徒歩で避難することを記した。 噴火時の避難に関する基本的な考え方も盛り込んだ。溶岩が流入しやすい川沿いは避けて直交方向に逃げることや、避難情報の入手方法を載せた。 同市は溶岩流が1
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こども救命士 防災イベントでトリアージ体験 浜松市中央区
浜松市などで救命講座を展開する「こども救命士になろうプロジェクト」(近藤誠人代表)と浜松こども館(浜松市中央区)は25日、小学生を対象に災害時の対応を学ぶ防災イベントを同館で開いた。市内の小学生ら約20人と同館のボランティアキッズ約10人が参加し、看護師や消防職員らから緊急時の対応を学んだ。 児童らは患者の重症度に応じて治療の優先順位を判定する「トリアージ」やエコノミークラス症候群など四つのブースを順番に回った。呼吸やけがの状態を確認し、実際にトリアージタッグを記入したり、血流を良くする足の体操を実践したりした。看護師は「災害時にトイレの回数を減らそうと水を飲むのを我慢しないこと」と助言し
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富士宮で震度1 千葉県北東部震源
27日午前6時6分ごろ、千葉県北東部を震源とする最大震度2の地震があった。静岡県内は富士宮市で震度1を観測した。気象庁によると、震源の深さは約60キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4・3と推定される。
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災害想定 簡易水槽に給水 浜松市天竜区で体験会
浜松市はこのほど、自家用車に簡易的な水槽を設置し、給水活動を行う体験会を浜松市天竜区で開いた。災害時を想定し、給水体制の効率性を高める手段として紹介した。 同区横川自治会館に集まった住民らは折りたたみ式の簡易水槽「フジコン」を組み立てて小型トラックに積載し、消火栓に移動して給水した。1台あたり350リットルの水を積んで自治会館に戻り、蛇口を取り付けて水をビニール袋に詰めていった。 市は中山間地の災害時給水について、各地の拠点に設ける仮設水槽で住民に対して給水する体制を想定している。支援を広域にくまなく行き届かせるための手段として、住民側が市による給水を待たずに水を運ぶ仕組みを検討しており