テーマ : 医療・健康

感染症対応 ドクターカー 静岡県立こども病院が導入

 静岡市葵区の静岡県立こども病院はこのほど、最新医療機器の搭載や感染症対策に重点を置いた新たなドクターカーを導入した。

県立こども病院に導入された新たなドクターカー=静岡市葵区
県立こども病院に導入された新たなドクターカー=静岡市葵区

 ドクターカーは、医師や看護師らが同乗して患者に医療行為を行いながら転院時などに病院間を搬送する。新車両は新型コロナウイルス禍での経験を生かし、運転席と患者室内を壁と窓で区切り、人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を患者に付けたまま搬送できるストレッチャーを導入した。
 同病院によると、エクモ用ストレッチャーの装着が可能な小児用ドクターカーは全国で2台目で、県内初という。また、双胎妊娠にも対応できるよう保育器を2台搭載できる仕様にした。坂本喜三郎院長(65)は「新たな時代の重症、感染症患者に対応した、県内の小児医療の最後のとりでを守るドクターカーでありたい」と述べた。
 同病院は1981年からドクターカーを使っていて5代目となる。新車両は4月上旬から稼働する予定。

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