静岡市の記事一覧
-
イスラム教徒配慮の料理提供 静岡市葵区の専門学校 多様性理解へ
静岡市葵区の鈴木学園中央調理製菓専門学校静岡校は30日まで、同校に併設するレストラン「リリウム」で、イスラム教徒の戒律に配慮し豚やアルコールを使用しないコース料理「ムスリムフレンドリーコース」を提供している。訪日外国人が増加すると想定される2025年大阪・関西万博を前に、学生が食の多様性へ理解を深めている。 上級調理経営学科の2年生10人が接客と調理で役割を分担し、ハラル認証を受けた子羊を使用した肉料理など計4品のコースを提供した。料理の説明を受けた利用客は「肉が柔らかい」と堪能した。 学生は7月から、メニューの考案や食材の発注、試作などの準備を重ねてきた。調理を担当した山下駿輝さん(2
-
清水区や浜松 静岡県内波紋の有機フッ素化合物 PFAS健康への影響は 〝先進地〟大阪・摂津ルポ
最近よく聞く有機フッ素化合物(PFAS。読みはピーファス)という言葉。デュポン社を相手取った米国での訴訟過程で疫学調査により疾病リスクを高めることが明らかになった。原告側の弁護士は今春出版した著書の日本語版の中で静岡市清水区三保の化学工場を名指し。海の向こうから県内に飛び火した様相も見せている。浜松市では飲用にもしていた井戸水から高濃度で検出され県内で波紋は広がる。PFASとは一体どのようなものなのか。住民による血液検査や化学工場周辺で遮水壁の設置が行われる“先進地”大阪府摂津市を訪ねた。 (清水支局・坂本昌信) 指針値520倍 「野菜食べられない」 ダイキン工
-
排水浄化装置を強化へ PFAS問題対応で静岡・清水区の工場側
発がんリスクを高めることが疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が、静岡市清水区三保の化学工場周辺の敷地外の井戸から比較的高濃度で検出されている問題で、工場運営会社が工場前の水路に流す排水を浄化する設備を強化することが28日、分かった。 静岡市環境保全課によると、工場を運営する三井・ケマーズフロロプロダクツ社(東京)側が24日に開かれた、同社と市、三保地区連合自治会の3者による連絡会準備会の席上、方針を示した。12月中旬にも稼働させるという。工場前水路では、市が10月31日~11月12日に採水した水のPFAS(PFOAとPFOSの合計)濃度を調査。日時によって差はあるものの、13日間計26回
-
子育て・若者支援で表彰 静岡県内から静岡県立大生団体など
子育て支援団体などを対象とした「未来をつくる こどもまんなかアワード」の初回となる表彰式が27日、首相官邸で開かれた。最優秀となる総理大臣表彰に、生きづらさを抱えた子どもらが孤立しないよう交流拠点づくりを進めるNPO法人「全国こども福祉センター」(名古屋市)など2団体が選ばれた。 センターは、子どもや若者が繁華街に赴き同世代に声をかけ、相談に乗る活動が評価された。 もう一つの受賞団体「ケアラーアクションネットワーク協会」(東京都)は、親、きょうだいを世話するヤングケアラーのため、居場所づくりや啓発ハンドブックの作成をしている。 特命担当大臣表彰には静岡県立大学生ボランティアセンターなど
-
PFAS対応 環境基準なく法規制外 苦悩の静岡県内行政関係者
静岡県内の地下水などから高い濃度で検出されている有機フッ素化合物(PFAS、読みはピーファス)を巡り、行政関係者が対応に苦慮している。腎臓がんなどのリスクを高めるとの指摘がある一方、環境省は「いまだ確定的な知見はない」との立場で、法律による規制が追い付いていないためだ。県内行政関係者は「(PFASの発生源とみられる施設などに対し、立ち入り調査などをしたいと思っても)全てがお願いベースなのが現状」と語る。 PFASのうち、政府が輸入や製造を禁止したPFOA(ピーフォア)とPFOS(ピーフォス)については、静岡市清水区三保の三井・ケマーズフロロプロダクツ清水工場周辺や、航空自衛隊浜松基地周辺
-
社説(11月28日)「大麻グミ」 被害防止へ規制強化を
大麻に似た成分を含むグミを食べた人が体調を崩し相次いで救急搬送された問題で、厚生労働省は製品から検出された合成化合物HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)を医薬品医療機器法に基づく指定薬物に指定した。12月2日から所持や使用、流通が禁止される。 HHCHは幻覚や意識障害を引き起こす大麻の成分と構造が似ているが、規制対象外だった。厚労省は類似構造の成分をまとめて禁止する包括指定も検討している。規制や啓発を強化し、健康被害を防がなければならない。 「大麻グミ」は店舗やインターネットで販売され、同様の製品を販売しているとみられる静岡市の店舗も、東海北陸厚生局麻薬取締部の立ち入り検査を受けた
-
運転手確保へ各社タッグ 静岡県内バス7グループが体験会 待遇改善、福利厚生PR
2024年春からの残業時間の上限規制で、運転手不足の深刻化が懸念される静岡県内路線バス各社が27日、会社の垣根を越えて運転体験会と会社説明会を沼津市内で開いた。参加者は自動車学校のコースで実際に大型バスを運転。運転手の高齢化や離職で人手不足に危機感を強める各社は、養成の仕組みや福利厚生などをアピールした。 県バス協会と国土交通省静岡運輸支局が主催。県内に路線を持つバス会社7グループが参加した。今回は主に県外の5人が運転を体験した。神奈川県の40代男性は「自分に運転できるか判断できる。こういった体験会はもっとやってほしい」と期待する。 体験会は1月にも静岡市で開き、20人が参加。3人の就職
-
「架空工事」TOKAI元社員ら 3回目逮捕 静岡中央署など
TOKAIホールディングス(HD、静岡市葵区)のリフォームなどを担うグループ会社TOKAIで架空の工事代金を同社に請求して損害を与えたとして、静岡中央署と静岡県警捜査2課は27日、いずれも背任の疑いでTOKAI元社員でコンサルタント業の男(44)=藤枝市岡部町内谷=、TOKAIの下請け業者の建設業の男(58)=焼津市下小田中町=の両容疑者を再逮捕した。両容疑者の逮捕は3回目。 再逮捕容疑は共謀して2020年6月、TOKAIが受注し、建設業の男(58)の会社が下請けとして施工管理した三島市の家電量販店の空調設備工事で、実際の工事代金に架空の工事費用を水増ししてTOKAIに請求し、同社に約28
-
薬物乱用「ダメ。ゼッタイ。」JR静岡駅で啓発 大麻グミにも注意喚起
静岡県などは27日、薬物乱用防止を呼びかける街頭キャンペーンをJR静岡駅構内で実施した。県警の担当者や県薬物乱用防止指導員ら約30人が参加し、駅を利用する学生や若者らに啓発品を配った。 参加者は「薬物乱用はダメ。ゼッタイ。」と書いたたすきを身に着けてポケットティッシュを配り、覚醒剤や危険ドラッグなどの乱用防止を呼びかけた。県内外で健康被害が相次ぐ大麻に似た成分を含むグミの注意喚起も併せて行った。 県薬事課の米倉克昌課長は、県内では近年、若者を中心に大麻事件の摘発者が急増しているとした上で「薬物に関する間違った情報が若者の間で広まっている。絶対に手を出さないでほしい」と呼びかけた。
-
御前埼灯台守る 燈光会に感謝状 清水海上保安部
清水海上保安部はこのほど、10年以上の長きにわたり御前崎市の御前埼灯台の魅力発信に貢献したとして、公益社団法人燈光会御前埼支所の辻岡知美支所長に感謝状を贈った。 辻岡支所長は全国で16しかない“のぼれる灯台”の一つである同灯台で、訪れる人の安全を守りながら参観業務を行い、灯台の重要性や魅力を発信してきた。感謝状を受けた辻岡支所長は「一人でも多くの人に灯台を知ってもらいたいということが一番」と活動への思いを語った。 御前埼灯台は1874年に初点灯し、現在も運用している現役の灯台で、2021年に国の重要文化財に指定された。
-
静岡市11月補正 9億3400万円追加 給与増額分など
静岡市は27日、市職員給与改定に伴う人件費増額分など9億3400万円を追加する2023年度一般会計補正予算案を開会中の市議会11月定例会に追加提出すると発表した。市人事委員会勧告に基づき、主事級から係長級までの市職員給与を平均1・01%(金額ベース平均3772円)、全職員の期末・勤勉手当(ボーナス)を0・1カ月分引き上げる。 市議会議員と市特別職の期末手当も人事委勧告に基づき、0・1カ月分引き上げる。金額ベースで議員7万9560円、議長9万8880円、市長15万円、副市長11万2800円の増額。市職員の給与引き上げは23年4月分までさかのぼって適用し、市職員の期末・勤勉手当や議員、特別職らの
-
静岡県内26施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は27日、県内の高校、小中学校、保育所、こども園26施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計338人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。患者数が12人となった裾野市の小学校は学校閉鎖を行った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市1施設7人、三島市1施設45人、裾野市3施設30人、函南町1施設12人、御殿場市5施設58人、小山町2施設7人、富士宮市1施設45人、富士市1施設11人、静岡市葵区1施設15人、藤枝市2施設20人、焼津市1施設10人、掛川市1施設5人、森町1施設7人、浜松市中区3施設38人、同市東区1施設9人、同市西区1施設19人
-
吉田町で火災 住宅や倉庫焼く
27日午後6時25分ごろ、吉田町大幡の左官業「池谷左官」から出火し、住宅や倉庫を焼いた。 牧之原署と静岡市消防局によると、いずれも2階建ての住宅1棟と倉庫1棟が全焼したもよう。けが人はいないという。 現場は住宅密集地で、周囲は一時騒然とした。近くに住む70代の男性は「今まで見たことがないほどに大きな火柱が上がっていた」と不安げに話した。
-
南野陽子さん離婚 静岡の横領事件、夫逮捕
静岡市清水区の社会福祉法人「誠心会」を巡る横領事件で夫のが逮捕されていた俳優の南野陽子さんは27日、離婚したことを所属事務所を通じて発表した。 南野さんは「お互いに今向き合うべきことから目を背けることなく、今後の人生を歩んでいきたいと思います」とコメントした。
-
静岡でトラックがひき逃げ
27日午後5時ごろ、静岡市葵区薬師の市道で、トラックが自転車と衝突し、そのまま逃走した。自転車を運転していた同区瀬名1丁目のタクシー運転手の男性(67)が顔などを打ち軽傷を負った。静岡中央署がひき逃げ事件として捜査している。 同署によると、現場は片側1車線の直線道路。北進していた自転車をトラックが追い抜こうとした際、接触したと見られる。
-
不動産会社社長に懲役1年6月求刑 6600万円脱税 静岡地裁公判
法人税や消費税など計約6698万円を脱税したとして、法人税法違反などの罪に問われた静岡市葵区の不動産会社「エーアールエステート」と同社社長の男(60)=相模原市=の第2回公判が27日、静岡地裁(国井恒志裁判長)で開かれ、検察側は会社に罰金2千万円を、被告に懲役1年6月を求刑し、結審した。 検察側は論告で「被告自らが架空の請求書や領収証を作成し、脱税に向けた積極的な手段を講じていた点で悪質」と指摘。供述からも2010年ごろから脱税を繰り返していたとして、今回の犯行が「常習的犯行の一環」と説明した。 弁護側は「被告は真摯(しんし)に反省し、再犯の可能性はない」として、「執行猶予の判決が相当」
-
サッカー岡田元代表監督ら講演 30日、静岡でビジネスセミナー
サッカー元日本代表監督の岡田武史さんらが特別講演する経営者、管理職向けビジネスセミナー「静岡みらい会議」(静岡新聞社・静岡放送主催)が30日午前10時から、静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニアで開かれる。参加無料。 テーマは「持続可能な企業・地域のつくり方」。岡田さんは会議冒頭から1時間、指導者の立場から人づくり、組織づくりについて講話する。午後1時から日本総合研究所の藻谷浩介主席研究員が「里山資本主義で考える静岡の未来」と題して話す。 各種企業が経営課題解決に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)の手法を解説するコーナーも複数ある。午後4時終了。 申し込みは専用サイトから。「アッ
-
未活用特許使い学生が商品提案 最優秀に静岡文化芸術大
大学生が県内企業の未活用特許を使った新たな商品やビジネスモデルを提案する「知財活用アイデアプレゼン大会」(県産業振興財団主催、静清信用金庫、浜松いわた信用金庫、県発明協会共催)がこのほど、静岡市内で開かれた。県内4大学から10チームが出場し、静岡文化芸術大「プランターズ」が最優秀賞に輝いた。 プランターズは筒状の容器にLEDを巻き付ける特許技術を用いて、好きなグッズなどを飾るアクリル製展示ケース「推し入れ」を提案した。ストラップ付きで可搬性を高め、スマートフォンでの光の色や明るさを調整可能に。好きなアイドルやキャラクターを応援する「推し活ブーム」に着目し、若者を中心に需要を見込むなど市場性
-
ナユタ(浜松) 蓄電装置 大賞 県のグッドデザイン 表彰
静岡県はこのほど、デザイン性に優れた県産の製品やサービスをたたえる「2023グッドデザインしずおか」の表彰式を県庁で開いた。医療機器用電源メーカーの「ナユタ」(浜松市東区)が開発した医療機器用蓄電装置「LEMURIA(レムリア)ME3000」が大賞を受賞した。 同製品は国内で唯一、医療機器規格認証を取得したリチウムイオン蓄電装置。停電時に人工呼吸器などを長時間使用できる。「災害弱者への支援が喫緊課題となる中、可搬性、排熱ファンの不要など細部にまで配慮された作品」と評価された。 同表彰は30回目の節目。計55点の応募があり、「問題提起」「ユーザー性」「技術性」「新奇性」などを基準に審査した
-
観光交流で意見交換 島根・松江市と静岡市 出雲便運休後も「続ける」
静岡市葵区の駿府城公園二ノ丸堀(中堀)を周遊する「葵舟(あおいぶね)」の船3隻を同市に寄贈した島根県松江市の関係者がこのほど、静岡市役所静岡庁舎を訪れ、望月哲也観光交流文化局長らと両市の観光交流をテーマに意見交換した。 両市は、2018年に静岡空港と出雲空港を結ぶ定期便の運航が始まったのを機に、観光地としての互いの魅力を発信し合うなど交流を深めてきた。松江しんじ湖温泉旅館協議会の乙部明宏参与は、24年1月9日以降は静岡―出雲便が運休することに触れ、「今後も情報共有を続け、運航が再開したら今以上に観光交流を促進したい」と期待を込めた。 望月局長は松江市からの舟の寄贈に改めて感謝し、交流継続に意
-
静岡市、ユピテルがキャリア教育講座 最新IT技術に児童ら興奮 由比北小対象 VR体験も
静岡市と電子機器メーカーユピテル(東京都)は27日、市立由比北小児童を対象にしたキャリア教育講座を同市葵区長沼の同社静岡研究所で開いた。同校の全校児童約20人が、同社の安楽憲彦会長の講演などを通じて最先端のIT技術への理解を深め、自分の将来について考えた。 安楽会長は講演で自身の幼少期を振り返りながら、当時漫画で読んだ「空を飛ぶロボット」などの研究が実際に進んでいる現状に触れ、「皆さんが大人になる頃には今と全く違う世の中になる可能性がある」と強調した。ITや人工知能(AI)の技術が発達した現代では、プログラミングの力が必須だとして、「一昔前はゲームばかりやっていたら『勉強しなさい』と怒られた
-
静岡市議会各会派 給食無償化やPFAS巡り意見書案 議運に提出
静岡市議会は27日、議会運営委員会を開き、全国一律の学校給食費無償化実現を国に求める意見書など各会派から3件の意見書案の提出があったことを報告した。各会派で賛否などを協議し、11月定例会本会議に提出するか決める。 市議会最大会派の自民党市議団は給食に関する意見書案のほか、台湾のCPTPP(包括的・先進的環太平洋経済連携協定)への加入支援を国に求める意見書案を提出した。共産党市議団が提出した意見書案では、清水区三保地区の井戸水などで発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が国の暫定指針値を超えて検出された問題を受け、健康影響や環境に対する評価手法を明確にして自治体に情報提供することなど
-
食品衛生意識普及向上に貢献で表彰 静岡市などが大会
静岡市食品衛生協会と市はこのほど、市食品衛生大会を同市葵区で開いた。業界の食品衛生意識の普及向上や協会事業の推進に貢献した42人と5施設を表彰した。 柴山馨会長や山本哲生市保健衛生医療統括監らが功労者に表彰状を手渡した。柴山会長は「安全な食事を提供するのが会員の責務。今後も食品衛生に尽力してほしい」と呼びかけた。 表彰された主な個人と施設は次の通り。 市長感謝状表彰 大溝美智子(海どん)小川保(静岡おでんおがわ)西沢保雄(吉野鮨高松店)大場明男(市食品衛生協会)▽第57回保健文化賞記念表彰 植田昭(花月楼)望月俊宏(天玄)鈴木裕治(鈴木惣菜)大塩一義(千代田吉野鮨)高山洲一(美濃屋餅店)本野
-
駿州の日本遺産、活用法は 地元民ら可能性模索 静岡市葵区で講座
藤枝市の岡部宿大旅籠(はたご)柏屋や静岡市葵区の静岡浅間神社などの文化財で構成される日本遺産「日本初『旅ブーム』を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅」の観光への有効活用を考えるセミナーがこのほど、同区のペガサートで開かれた。 地元住民約30人が参加した。パネル討論では旅行大手「クラブツーリズム」の成瀬純一テーマ旅行部課長ら地域資源の活用に詳しい有識者3人が登壇。「日本遺産を未来に伝えるために重要なことは」とのテーマでは「子どもたちが地元の歴史を学習できる授業や教育旅行の充実」「感動を生む観光コンテンツの醸成」などの意見が述べられた。参加者はメモを取ったり登壇者に積極的に質問したりして学びを
-
駿府は「異形の城」 企画展で特徴紹介 静岡市歴史博物館
駿府城の特殊な構造や大御所徳川家康の居城として果たした歴史的な役割に着目した企画展「駿府城と徳川家康」が12月10日まで、静岡市葵区の市歴史博物館で開かれている。 家康が過ごした大御所時代の駿府を諸外国から使者が訪れる日本の首都と位置づけ、朝鮮やスペインの使節が書き残した駿府城の威容を紹介。江戸時代に描かれた「駿府御城図」などを例に、広大とは言えない敷地に天守閣や重厚な防御を実現する櫓(やぐら)と門、政権中枢機能を担う本丸御殿などをコンパクトに詰め込んだ「異形の城」の特徴を分析した。密度が高い設計が、機能性と威厳を両立させたと説明した。 駿府城築城の前史に当たる今川時代の屋敷跡から出土した茶
-
「海保図画」で入賞 小中学生9人表彰 静岡市清水区
清水海上保安部は25日、静岡市清水区の巴川河口付近で「第24回未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール」の表彰式を開き、巡視船おきつの体験航海を実施した。 同コンクールは海洋環境保全の普及啓発活動の一環として海上保安庁が毎年行っている。同海保に応募のあった約420点の中から入賞9作品を選定し、表彰した。 入賞者は次の通り。 優秀賞(清水海上保安部長賞)小学生低学年の部 上田夏帆(山梨県笛吹市立御坂西小3)新間奏太(静岡井宮北小3)▽同高学年の部 海野真裕(同4)杉山愛納(静岡長田南小6)▽同中学生の部 三坂美羽(静岡高松中2)遠藤あいる(静岡蒲原中2)▽同(海上保安協会清水支部長賞
-
シラスたたみ干し、丁寧に 用宗で漁業体験 静岡市葵区の3小学校
静岡市葵区の中藁科、清沢、水見色の3小学校は27日、同市駿河区の用宗魚市場とシラス加工業「カネナカ商店」で、漁業体験学習を行った。食育活動の一環で静岡芙蓉ライオンズクラブが企画した。5年生14人が参加し、地元漁業の魅力に理解を深めた。 児童らは、船から水揚げされた新鮮なシラスが次々と魚市場に運ばれ、仲買業者による競りが行われる一連の流れを見学した。清水漁業協同組合用宗支所の担当者から「水揚げしてすぐに競りにかけること」という鮮度を保つ工夫や県内で良質なシラスが取れる要因などの説明を受けた。 カネナカ商店では、生シラスを木枠に敷き詰めて、簾(すだれ)で乾燥させていく「たたみ干し」を体験した
-
北部、南部チーム結団式 浜松勢 優勝狙う【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に開かれる静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する浜松市北部、南部両チームが27日、市役所で合同の結団式を開いた。北部は大会3連覇中、南部は過去2回連続準優勝で、今年もそろって上位を狙う。 両監督が山名裕副市長から代表旗を受け取り、南部主将の石切山真孝市財務部長が「チーム一丸で優勝旗を持ち帰り、浜松に元気を届けられるよう全力を尽くす」と宣誓した。 代表選手は次の通り。 【北部】尾城誠弥(北浜北小)赤田大空(北浜東小)浅原那奈(内野小)犬飼留愛(浜名小)豊田景渚(西気賀小)柘植源太(細江中)大谷恵以(同)太田美香(同)野中志貴(北星中)
-
6年連続の入賞目指す 裾野市壮行会【市町対抗駅伝】
裾野市は26日、静岡県市町対抗駅伝に出場する市代表チームの壮行会を生涯学習センターで開いた。小林進監督は「各年代に実力のある選手がそろい、6年連続入賞を狙える」と健闘を誓った。 代表選手は21人。実行委員会や市の関係者、家族らの前で1人ずつ「次の選手に好位置でたすきを渡したい」「悔いの残らない走りをする」などと意気込みを語った。小林監督が12区間に出走する正選手を発表し、最後に全員で右手を突き上げながら「頑張るぞ、おー」と気合を入れた。 大会は12月2日に静岡市で開かれる。同市は昨年、過去最高の5位入賞を果たした。
-
18年以来の「アレ」狙う 函南町結団式【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる第24回静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する函南町チームの結団式が26日夜、同町の町文化センターで行われた。 昨年は2時間17分29秒の3位で、2018年を最後に優勝から遠ざかる。選手団の露木洋二団長は「今年こそ『アレ』を目指して頑張りたい」と王座奪還への思いを口にし、中村知洋主将(函南中3)は「光よりも速く、花より美しく、全力で駿河路を駆け抜けたい」と決意を述べた。仁科喜世志町長は「町民一丸となって応援している。誇りと自信を持って臨んでほしい」とエールを送った。 ほかの登録選手は次の通り。 露木寛大(函南小6)中村志士
-
長野銃撃事件遺族、静岡で講演「犯罪被害者思いやる報道を」
認定NPO法人静岡犯罪被害者支援センターや静岡県警などはこのほど、犯罪被害者週間(11月25日~12月1日)に合わせた講演会を静岡市葵区で開いた。2020年5月に長野県坂城町で発生した銃撃事件で長女と次男を殺害された市川武範さんが「居場所を奪われた犯罪被害者」と題して講話し、約80人が聴講した。 市川さんの長女=当時(22)=と次男=当時(16)=は、深夜に自宅に押し入った全く面識のない暴力団組員の男に銃撃され、男はその場で拳銃自殺した。 家族は初期報道での誤報やインターネット上の誹謗(ひぼう)中傷に悩まされた。容疑者との関係性などを誤解した地域住民からは心ない一言を受け、暴力団員が絡む
-
鳥獣保護管理100年 静岡県猟友会に感謝状
静岡県はこのほど、設立100年を迎えた県猟友会に、有害鳥獣の駆除や狩猟事故防止の徹底などに長年取り組んできたことを受け、感謝状を贈呈した。 静岡市葵区で開かれた同会の記念式典で、出野勉副知事が川勝平太県知事からの感謝状を金沢俊二郎会長に伝達した。出野副知事は「100年にわたり、鳥獣保護管理行政に支援と協力をいただいている」と感謝した。金沢会長は「現在全国的にクマが出没し、けがをした方や亡くなった方もいる。引き続き懸命に捕獲に取り組み、地域社会の安全に貢献したい」と決意を述べた。 同会は鳥獣の保護管理や狩猟知識の普及などを目的に、1924年に設立した。会員数は3415人(2021年現在)。
-
青少年育成支援に力 5個人4団体を表彰 函南で強調月間県大会
2023年度の子供・若者育成支援推進強調月間県大会(県青少年育成会議など主催)がこのほど、函南町文化センターで開かれた。地道に地域貢献活動を続ける5個人4団体を表彰した。 元バレーボール女子日本代表の大山加奈さんが講演したほか、函南中箏曲部が演奏を披露した。 表彰を受けたのは次の通り。 青少年の部 中島心花(浜松市西区)▽青少年指導者の部 相沢康夫(磐田市)鈴木薫(函南町)高林寛治(浜松市浜北区)二橋桂子(同市南区)▽青少年団体の部 伊豆総合高生徒会(伊豆市)戸田小中一貫校自治会(沼津市)駿河総合高US(静岡市駿河区)▽青少年指導者団体の部 シニアクラブ江尻(同市清水区)
-
年末ジャンボ販売 「幸運の女神」PR 静岡新聞社来訪
「宝くじ幸運の女神」の久保田茉衣さん(26)=東京都=が27日、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館を訪れ、12月22日まで販売中の「年末ジャンボ宝くじ」と「年末ジャンボミニ」をPRした。抽せん日は12月31日。 年末ジャンボ宝くじは1等7億円が23本、1等前後賞1億5千万円が46本用意された。併せて発売している年末ジャンボミニは1等3千万円が150本。販売価格はいずれも1枚300円。宝くじ売り場のほか、「宝くじ公式サイト」でも購入できる。久保田さんは「2023年最後の宝くじ。家族や友人とドキドキわくわくしながら、大きな夢をつかんでほしい」と笑顔で話した。
-
統合医療理解促進 静岡で学術大会 12月16、17日
近代西洋医学と代替医療を組み合わせて患者を治療する「統合医療」の研究成果を発表する「第27回日本統合医療学会学術大会」(事務局・静岡県立大薬食研究推進センター)が12月16、17の両日、静岡市駿河区のグランシップで行われる。 本県では初開催。テーマに「健康長寿と統合医療」を掲げ、同学会の伊藤寿記代表理事や大会長を務める山田静雄県立大特任教授らが安全で健康な長寿社会形成に向けた講演を行う。 特別講演やシンポジウム、ワークショップなど学会関連事業への参加は、非会員の場合1万5千円の参加費が必要。16日午後2時半から川嶋みどり日本赤十字看護大名誉教授や橋本聖子参院議員が登壇する市民公開講座は無
-
打ち豆と切り干し大根のみそ汁 手軽に使えるタンパク源【乾物マエストロの直伝レシピ⑦】
打ち豆は、大豆をつぶして乾燥させた保存食。東北や北陸地方で冬場の貴重なタンパク源として、古くから食べられてきた。黄色い大豆だけでなく、青大豆や黒大豆を使ったものもある。 さっと洗ってそのままでも使え、火も通りやすいので手軽。ゆでてごまと酢であえたり、サラダに入れたり、煮物にしたり。ひき肉の代わりにカレーやミートソース、マーボー豆腐などに入れてもおいしい。 今回のレシピは切り干し大根と合わせたみそ汁。だしは煮干しと昆布を合わせると相乗効果でうまみが増す。煮干しだしはカツオなどに比べてどっしりとコクがあり、みそ汁向き。煮干しは頭を取り、二つに割ってはらわたを抜くと臭みや雑味が抑えられる。
-
富士山を多角的に研究 学会が秋季学術大会
富士山とその周辺地域を研究対象とする学者らでつくる「富士学会」(渡辺定元会長)の秋季学術大会が26日、静岡市駿河区の静岡大とオンラインで開かれた。富士山大沢崩れの土石流発生要因や富士山信仰など、自然、人文、社会科学から多角的な研究成果の発表があった。 同大農学部の今泉文寿教授(砂防工学)は基調講演で、富士山の地盤凍結と土石流発生の関係性を説明した。地温や降水量の観測、地形解析などによって、凍結期には少ない降水量でも土石流が起きやすくなると明らかにした。 鳥羽法皇(1103~1156年)が建立した実相寺(富士市岩本)と信仰に関する研究発表もあった。 静岡大のグループは大井川上流部の支流悪
-
故清水奈緒子さん(静岡出身)翻訳の本 母校常葉大に 母喜久栄さん「刺激になれば」
静岡市清水区出身の翻訳家、故清水奈緒子さんが手がけた児童書や絵本72冊を、母の喜久栄さん(同区)がこのほど、奈緒子さんの母校である常葉大(駿河区)に寄贈した。 奈緒子さんは同大の前身、常葉学園大英米語学科の1期生。卒業後は「絵本・大草原の小さな家」「かえるくん」シリーズ、ロアルド・ダールの「こちらゆかいな窓ふき会社」など、海外の名作を多数日本に紹介。2010年には産経児童出版文化賞の翻訳作品賞を受賞した。 奈緒子さんの父、児童文学作家の故清水達也さんは1994年、子どもの本の資料館「遊本館」を駿河区用宗に私設した。奈緒子さんは中学生の頃から翻訳家を志し、初めて翻訳本を出版したのは大学生の
-
赤米入りおはぎ、いかが? 城南静岡中・高生と天神屋が共同開発、地域資源発信
ボランティア活動などに取り組む城南静岡中・高(静岡市駿河区)地域貢献部の生徒が、弥生時代に登呂遺跡(同区)で栽培されていたとされる赤米を使ったおはぎを、地元企業と共同開発した。赤米の知名度を向上させるとともに、地域資源として発信することで地元の活性化を図る。 同部は2018年から、同遺跡で赤米の栽培に取り組んでいる。毎年11月に収穫し、朝市などに出店していたが、調理法が分からない客も多く、販売に苦戦していた。 今年は多くの人に気軽に手に取ってもらおうと、おはぎの開発を決めた。弁当・総菜販売の天神屋(同区)と共に、赤米ともち米の配合比率などを研究し、試食を重ねて完成させた。 26日
-
静岡市葵区のビルに巨大絵画 障害者らが制作 デザイナーとコラボ
鈴与はこのほど、2022年5月に取得した静岡市葵区紺屋町のビル外壁に障害者とプロのデザイナーがコラボして制作した巨大絵画を展示した。お披露目式には社会福祉法人「玉柏会」が運営する障害者支援施設「宍原荘」の利用者らも訪れ、完成を祝った。 絵画は、富士山やミカンなど静岡ゆかりのものをテーマに障害者たちが描いた水彩画をデザイナーが「静岡の美しく豊かな自然環境・温暖な気候と、安心感がある温かい社会を共に生きる」とのコンセプトに基づき再構築した。「チャレンジド・デザイン・ウォール」と名付けられた。 完成式典には鈴与幹部らも訪れた。静岡紺屋町名店街の服部功理事長も足を運び「ちょうどクリスマスのイルミ
-
有度一小学区(静岡)4連覇 静岡県父親ソフトボール
チャブ保険カップ争奪第54回県父親ソフトボール大会(県ソフトボール協会、静岡新聞社・静岡放送主催)は26日、決勝戦を牧之原市の榛原総合運動公園「ぐりんぱる」で行った。有度第一小学校区(静岡市清水区)が田子浦小学校区(富士市)を6-3で破り、4連覇を果たした。 2年連続で同一カードとなった決勝で有度第一は1-0で迎えた三回に満塁本塁打でリードを広げた。田子浦は六回に3点を返したが、一歩及ばなかった。有度第一の小島憲之監督(50)は「接戦が続いたが、3連覇の経験をプレッシャーではなく自信に変えて選手が戦い抜いてくれた」と話した。 大会には各地の予選を勝ち抜くなどした32チームが出場した。3位
-
列車走行中に異常音 JR東海道線新蒲原-蒲原間
26日午前9時半ごろ、静岡市清水区のJR東海道線新蒲原-蒲原間で、東京ターミナル発東福山行きの下り貨物列車の運転士が走行中に異常音を覚知したため、列車を停止させて車両や線路の安全確認を行った。JR東海によると、上下26本の列車が運休・部分運休し、12本が遅れ、約6810人に影響した。レール上に石の粉砕痕が1カ所あり、清水署が調べている。
-
島田市旧庁舎解体前、消防訓練に活用
静岡市消防局島田消防署は24日、解体前の島田市役所旧庁舎を活用し、消防訓練を実施した。実践に近い現場で小隊の連携強化や消防活動技術の向上を図った。 隊員25人が救急と救助、消火の三つの訓練に臨んだ。救急訓練は、階段上部の蛍光灯を交換中に作業員が1階に転落したとの想定で開始した。救急隊と消防隊が連携し、傷病者の意識の有無や外傷などを確認して救急車内に収容した。スマートフォン撮影などからプライバシーを保護するため、専用シートも活用した。 旧庁舎の外壁で宙づり状態で意識を失った作業員の救助や、地下の台所からの出火を想定した屋内進入にも取り組んだ。訓練は20~22日も実施した。 増田卓史署長
-
防火服早着替え競う 静岡市消防局、児童らと白熱
静岡市消防局は26日、同市葵区の市中央体育館で開催されたベルテックス静岡(B2リーグ)のホーム戦のオープニングショーとして、火災予防広報のための「防火服早着替えレース」を行った。 観客5人が消防隊員1人と防火服を着る早さを競った。小学生の挑戦者は防火服の上着のみを着るなどハンディを設けたが、消防隊員が1分以内に着替えを済ませたため接戦となり、会場からは驚きの声や歓声が上がった。参加した古川奏翔さん(13)=駿河区=は「防火服が重たくて早く着るのが難しかった。貴重な体験ができてうれしい」と話した。 消防マスコットの「消太くん」も登場した。同消防局は、冬場は空気が乾燥して火災が発生しやすいこ
-
ドイツの動物保護 獣医師から学ぶ 静岡市で公開講座
静岡市は26日、ドイツの動物保護の取り組みについて学ぶ公開講座を市役所清水庁舎で開いた。市民や動物保護ボランティア、獣医師など約80人が参加した。 ドイツのペット保護施設でアドバイザーとして従事していた獣医師ユーディス・ショーネンシュタインさんが講師を務めた。犬や猫の行動特性を踏まえた水や食事の与え方、運動量確保のための工夫などを解説し、ドイツの保護施設で注意しているポイントも紹介した。 参加者は、ドイツと日本それぞれの動物保護のよいところを取り入れることで動物を守っていこうと、熱心に耳を傾けた。
-
自己ベストへ 小中高生が力泳 静岡で県中部ジュニア選手権
第37回県中部ジュニア選手権水泳競技大会(静岡水泳協会、静岡新聞社・静岡放送主催)が26日、静岡市葵区の県立水泳場で開かれた。26団体の小、中、高校生518人が出場した。 バタフライや背泳ぎ、平泳ぎ、メドレーなどの種目を25メートルプールで競い合った。選手はスタートの合図で勢いよく飛び込み、自己新記録更新に向けて力泳した。個人9種目、リレー2種目で大会新記録が樹立され、会場は歓声に包まれた。 同協会の秋山和廣会長は「水泳競技に親しんでもらいながら、ジュニアオリンピックや全国大会などさらなる高みを目指す第一歩の大会となれば」と期待した。
-
高校将棋新人戦静岡県大会 団体戦白熱 男子優勝に静岡A、女子は清水桜が丘
静岡県高校将棋新人戦県大会(県教委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の男女団体戦が26日、静岡市葵区の静岡高で開かれた。男子16チーム、女子7チームが出場し、トーナメント戦で熱戦を繰り広げた。 結果は次の通り。 男子 ①静岡A(武田華成、大石裕貴、土屋純)②浜松日体(丸一健悟、丸一逞賢、永田晃遥)③静岡東A(小谷幸平、谷悠太、近岡稜) 女子 ①清水桜が丘(望月千翠、山本真唯、小長井穂香)②富士見A(天野詩音、谷口あい、石井結衣)
-
「みしま」を詠む 東洋大生と三島北高生が短歌対決
「和歌のまち三島」をPRする三島市観光協会は25日、大学生と高校生との短歌対決イベントを同市の三嶋大社で開いた。6人が「みしま」を題材に、若者らしい感性あふれる歌を披露し合った。 学生短歌コンクールを開催している東洋大文学部の学生3人と三島北高文芸部の生徒3人が、同大社境内にある国の天然記念物の金木犀(キンモクセイ)や地元名産のみしまコロッケなどにまつわる歌をそれぞれ1首ずつ詠み上げた。東洋大の学生は24日に現地入りして感じた思いを表現し、三島北高の生徒は日頃の生活で感じる情景をしたためた。 静岡市出身の歌人田中章義さんが講評を務め、グランプリに三島北高2年の武藤瑛介さんの「一瞬の 輝き
-
郷土研究、静岡県内高校生が活躍 社会科系部活減少傾向の中
郷土研究部や史学部といった高校の社会科系部活が全国的に減少する中、8月の「全国高校社会科学・郷土研究発表大会」で浜名高(浜松市浜北区)の史学部が最高賞を受賞するなど県内の生徒が奮闘している。研究テーマに対しフィールドワークを重ねる作業は、高校で必修科目となった「探究」の目的にも合致するとして、関係者は魅力や実績を再認識してもらおうとPRに力を入れている。 都道府県の高校文化連盟(高文連)に郷土研究などに関連する事務局があるのは静岡を含む10道県のみで、全国高文連には郷土芸能や日本音楽といった専門部はあるものの郷土研究に関する組織はない。文化部のインターハイと呼ばれる「全国高校総合文化祭」で
-
読書感想画コンクール受賞者を表彰 26日まで、静岡県立美術館で展示
指定図書の感想を絵画で表現する第41回県夏の読書感想画コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催)の表彰式が25日、静岡市駿河区の県立美術館で行われた。県知事賞など特別賞を受賞した21人に賞状や盾を贈った。 県内の小学生から7739点の応募があり、同市立服織小1年の松田京君、袋井市立袋井南小3年の榑松篤志君、静岡市立大里東小5年の亀山水杜さんが県知事賞を受賞した。学校賞には静岡市立安東小、静岡大付属静岡小、浜松市立可美小の3校が選ばれた。 審査委員長を務めた県教育研究会の見城秀明美術教育研究部長は「本との出合いによる感動は、絵に描くことでさらに広がっていく。これからも感性を磨き、本の世界の楽し
-
コスプレ愛好家、交流楽しむ 静岡・清水区で世界大会 26日まで
アニメやゲームのキャラクターなどに扮(ふん)してコスプレ文化を楽しむ「第9回富士山コスプレ世界大会」(実行委主催)が25日、静岡市清水区の清水駅前銀座商店街などJR清水駅周辺で開幕した。26日まで。 今年は東アジア文化都市2023事業のプログラムの一つとなり、静岡県が中国から人気コスプレイヤーを招いた。JR清水駅東口広場でゲストコスプレイヤーらとの写真撮影ブースを設け、さまざまな衣装に身を包んだ参加者が2ショット撮影などを楽しんだ。ステージパフォーマンスやコスプレランウエーなどの人気企画も多くの人でにぎわった。 伊東哲生実行委員長は「貸衣装も用意してあるので、コスプレ文化に親しむ入り口と
-
入賞21人と富塚中を表彰 徳川家康公顕彰コンクール
徳川記念財団は25日、小中学生対象の徳川家康公顕彰作文コンクール(徳川みらい学会共催、静岡新聞社・静岡放送など後援)の表彰式を静岡市葵区の静岡商工会議所で開いた。最高賞の徳川賞に選ばれた掛川市立西中2年の中脇光翔さんら入賞者21人と、学校賞の浜松市立富塚中に表彰状を贈った。 中脇さんの作品タイトルは「家康公が残したタイムカプセル」。現在の掛川市などに残る史跡「高天神六砦(とりで)」を通じて築造した家康の性格や思考を学べるとの内容で、同史跡を「家康公が残した一種のタイムカプセルのような存在」と表現。「『宝物』として大切にしていかなければならない」と結んだ。 同財団の徳川家広理事長や同学会の
-
物故者しのび あいネットグループ 静岡市葵区で慰霊祭
冠婚葬祭業のあいネットグループ(静岡市駿河区)は23日、会員を対象とした本年度の静岡地区物故者合同慰霊祭を同市葵区の平安ホールで行った。 葵、駿河両区で1年間に亡くなった会員の遺族ら約100人が参列。故人の名前が一人一人読み上げられ、読経の中、参列者は献花台に花を手向け追悼した。妻を亡くしたという遺族の代表者は、4年間の闘病生活や葬儀を振り返り「一人になってつい下を向いてしまうが、目標を持って実のある人生を歩みたい」と力強く話した。 同社の杉山茂之社長は「先に旅立った故人はきっと家族の幸せを見守ってくれている。亡き方々の安楽往生と遺族の家内安全を祈念する」とあいさつした。
-
犯罪被害者支援 関連書籍を紹介 静岡市立中央図書館
静岡市葵区の市立中央図書館は12月26日まで、犯罪被害者支援の関連書籍を紹介するコーナーを設けている。犯罪被害者週間に合わせた静岡中央署との連携企画。 性暴力被害者の自伝や、事件で娘を突然失った家族のルポルタージュなど、同館の司書が選んだ約20冊を館内出入り口付近に並べた。誰もが安心して暮らせる社会の実現に向け、図書館を訪れる利用者に犯罪被害者の実情や支援の重要性を理解してもらう目的。 同署警務課の山下雅美課長は「人知れず苦しむ人の存在をまずは知ってほしい」と呼びかけた。御幸町図書館(同区)でも12月1日まで同様の特設展示を実施する。同署玄関内では犯罪被害者支援コーナーを常設している。
-
模擬会社で事業企画 駒形商店街の活性化テーマ 静岡・安倍川中で公開授業
静岡県金融広報委員会(会長・水野裕央日銀静岡支店長)の指定を受け、2022年度から金融教育の研究に取り組む静岡市立安倍川中で24日、公開授業が行われた。3年生が数人のグループに分かれて地元の駒形商店街の活性化を見据えた模擬会社を設立し、事業計画や収支見通しなどを発表した。 商店街で託児所を手がける新会社を企画したグループは「ゆっくり買い物を楽しめる環境を提供したい」とコンセプトを示したほか、地元の高齢者を講師とする料理教室で商店に売れ残った食材を活用してフードロス削減につなげる事業も紹介した。 気軽に食べられる手持ちサイズのパンケーキを販売するグループは、キッチンカーで市内のビジネス街を
-
退職教員、個性のペン画30点 静岡市清水区で展示 風景や昆虫、植物描く
静岡市清水区の退職教員らで作る油性ボールペン画の愛好会「渋谷たかしと仲間たち」の作品展が28日まで、同区の清水駅前銀座まちかどギャラリーで開かれている。 油性カラーボールペン画の普及に力を注いだ故渋谷隆史さんと13人の会員の約30点を出展した。カラフルなイラスト風や水彩のような薄いタッチで描かれた国内外の風景や昆虫、植物などの力作が並んでいる。 同会の市川利隆さん(78)は「自由に描き、同じボールペンでも人それぞれ個性が出ている」と魅力を語り、来場を呼びかけた。
-
「最下位脱出目指す」 下田市チーム結団式【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に開催される県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、下田市チームが24日夜、同市の中央公民館で結団式に臨んだ。 昨年は市の部最下位だった。40歳以上の部の鈴木勝弓主将(45)=下田OA=は「まずは最下位脱出。皆が1秒ずつでも記録を縮め、一つでも上の順位を目指したい」と雪辱を誓った。松木正一郎市長は「市民に感動を与えるレースを見せてほしい。一人一人の一生の思い出になるよう心から願っている」と激励した。 鈴木主将以外の選手団は次の通り。 監督 渡辺洋之▽コーチ 高橋秀卓▽小学生男子 酒井航羽(下田4)梨本琥汰朗(浜崎5)小林詠汰(稲生沢6)▽
-
順位上げ、敢闘賞を 三島市チームが壮行会【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に開かれる第24回県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する三島市チームの壮行会が24日、同市の市民体育館で開かれた。 チームは昨年22位と悔しい結果に終わった。今年の目標タイムは、昨年の2時間24分51秒から3分以上の短縮を掲げる。西尾誠監督(市陸上競技協会)は「三島のために順位を大幅に上げ、敢闘賞をもぎ取ってくる」と語った。 豊岡武士市長らから代表旗やユニホームを受け取った後、選手たちはそれぞれ大会への意気込みを力強く宣言。柚木崎遥斗選手(北小6)と河本莉子選手(加藤学園暁秀小6)が代表して「夢の舞台で最後まで駆け抜ける」と宣誓した。
-
⚾静岡市長、川勝知事「球史に名刻んだ」 プロ球団「ハヤテ223」誕生に喜び
静岡市が拠点の野球球団「ハヤテ223(ふじさん)」の杉原行洋代表は24日、来季からのプロ野球2軍ウエスタン・リーグ参入が正式決定したことを難波喬司市長と川勝平太知事に報告した。両首長とも「日本プロ野球史に名を刻んだ」などと喜び、行政として球団運営を支援していくことを約束した。 市役所静岡庁舎を訪れた杉原代表は、プロ野球球団が新規2球団を加えても全国に14球団しかないことに触れ、「(サッカーJリーグの)清水エスパルスが(リーグ発足時加盟クラブの)『オリジナル10』を成し遂げたのと同じくらいの重みを感じている」と述べた。その上で、「球団の立ち上げは非常に困難を伴う」として支援を要請した。球団社
-
⚾ハヤテ223球団社長に池田氏「選手育成・再生し勝つ」 静岡市拠点、プロ野球2軍参入
来季からプロ野球2軍ウエスタン・リーグへの参入が決まった静岡市拠点のハヤテ223(ふじさん)が24日、同市内で会見を開き、ハヤテグループ・スポーツ事業アドバイザーの池田省吾氏(49)が球団社長に就任したと発表した。 池田氏は四国アイランドリーグの球団立ち上げ支援を行った実績があり、2015、16年シーズンは香川オリーブガイナーズの球団代表を務めた。「安定した球団経営の基盤をつくり、チーム運営では若手育成、元NPB選手の再生をしながら勝つことを目標にする」と強調。「地域活性、野球振興に微力ながら尽力していきたい」と抱負を語った。 3、4日に実施したトライアウトの合格者には既に内定通知を出し
-
田代ダム案了解で最終調整 静岡県と流域市町、実施前説明を付言 リニア・トンネル工事
リニア中央新幹線トンネル工事で生じる湧水の県外流出対策「田代ダム取水抑制案」を巡り、静岡県と大井川流域市町は、JR東海が10月に示した具体的な実施案を了解する方向で最終調整していることが24日までの関係者への取材で分かった。ただ、実施案には県外流出量と同量の取水抑制ができない状態が続いた場合の対応が記されていないため、実施前に説明するよう付言する見通し。 県は、大井川流域の市町や利水団体で構成する大井川利水関係協議会の意見を取りまとめ、来週中にもJRに送付する。県有識者会議の専門部会委員からも意見が寄せられているとし、同部会で引き続き、田代ダム案の実現性に関する協議を続けることも要請する考
-
大麻グミ健康被害 静岡の店立ち入り 麻薬取締部
大麻に似た成分を含むグミを食べた人の健康被害が相次いでいる問題で、東海北陸厚生局麻薬取締部は24日、同様の製品を販売しているとみられる静岡市の店舗を22日に立ち入り検査したと明らかにした。東京都、新潟県も24日までに複数店舗を検査し、販売自粛を求めた。 麻薬取締部は、静岡市の店舗から合成化合物HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)を含んでいる可能性のある製品の提出を受け、検査終了までの販売停止命令を出した。 東京都の検査は22、24両日に7店舗で実施した。
-
石川前知事が地方自治回想録を出版 静岡で記念パーティー
石川嘉延前知事(83)の回想録「地方自治と半世紀」(静岡新聞社刊)の出版記念パーティーが24日、静岡市葵区で開かれた。石川氏は4期16年の知事時代について「静岡県の持てる力をもっと自覚し、力を注いでいけば、さらなる発展は間違いないという思いで務めてきた」と振り返った。 鈴与の鈴木与平会長が発起人代表を務め、県内政財界や県OB、教育関係者ら約100人が出席した。 石川氏は「静岡県民は謙虚で自慢をしない。この体質を変えなければ県政の進展にマイナスではないかと考えた」と就任当時の心境を述べ、地域資源の価値や魅力の発信に注力したと説明。静岡国際オペラコンクールや世界お茶まつり、浜名湖花博といった
-
日本語教育充実など連携 中部地域サミット 川勝知事と7首長ら課題共有
静岡県中部7市町(静岡、島田、焼津、藤枝、牧之原、吉田、川根本)の首長らと川勝平太知事が意見交換する「中部地域サミット」が24日、静岡市葵区で開かれた。市町側から外国籍児童生徒らの日本語教育や、全線再開の見通しが立たない大井川鉄道の経営支援と観光振興などの課題が示され、県市町が連携して解決に取り組むことを確認した。 人材育成や教育環境整備の話題では、杉本基久雄牧之原市長が学校再編や施設統合に伴う支援拡充に加え、西部地域に比べ外国人支援が充実していない実情を指摘した。「外国籍の子どもの小中学校編入が増加している。入学前に日本語を学ぶ教育の支援が産業基盤強化にもつながる」と提案した。「外国人に
-
伊豆山の被災者癒やす音色 静岡市民生・児童委員協の浄財活用
熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の被災者の心を癒やす「伊豆山復興祈念コンサート」(同市民生委員児童委員協議会主催)が24日、市立伊豆山小で開かれた。市内在住のバイオリニスト沼田園子さんら音楽家4人が出演し、澄んだ音色と歌声を響かせた=写真=。 沼田さんと一緒に出演したのは、ピアノ奏者蓼沼明美さん、ソプラノ歌手花岡久子さん、打楽器奏者佐藤直斗さん。クラシックの名曲からディズニーの定番曲まで多彩なジャンルの8曲を披露した。全校児童と地元住民ら140人が聴き入り、盛んな拍手を送った。 コンサートは静岡市民生委員児童委員協議会の寄付金を使って開催。締めくくりに、児童代表が出演者4人に花束を贈呈した
-
赤ちゃんと触れ合い、子育て学ぶ 静岡市駿河区・豊田中で交流会
静岡市駿河区の豊田中で22日、市内在住の乳幼児親子との触れ合いで子育ての実情や命の尊さを学ぶ交流会が開かれた。家庭科の授業の一環で、3年生約30人が0~3歳児や保護者と手遊びなどを通して交流を楽しんだ。 生徒は乳幼児の母親や保健師らの助言を受けながら、赤ちゃんの抱き方やあやし方を教わった。母親が夜泣きなど育児の大変さについて説明すると、生徒は真剣な表情で聞き入った。交流会の最後には、乳幼児親子に家庭科の授業で手作りしたおもちゃをプレゼントし、感謝を伝えた。 3年の石川智美さん(15)は「子育ては『かわいい』だけではない苦労が多くあることが分かった。親が自分にかけてくれた愛情を改めて感じた
-
外交は理解する姿勢大切 外務省職員、静岡市葵区で高校講座
外務省職員が高校を訪れて仕事内容などを紹介する「高校講座」が22日、静岡市葵区の静岡英和女学院中・高で開かれ、同校の中高生約420人が参加した。 同省大臣官房国内広報室の小林まどか外務事務官が登壇。同省の業務や外交の役割を説明し、迎賓館での外国要人への対応や空港での国家元首の出迎えなど、小林事務官が関わった業務を紹介した。「外交は友達作りと似ていて、相手を理解しようとする姿勢が大切」と話した。 小林事務官は元々ITベンチャー企業で働いていたが、海外での仕事への憧れから中途採用で同省の仕事に就いたことを話し、「自分の好きなことや夢を追いかけてほしい」とエールを送った。 同高2年の青木明愛
-
画家、久松さん 静岡市で26日まで遺作展
昨年11月に78歳で亡くなった静岡市葵区の画家久松孝彦さんの遺作展が26日まで、市役所市民ギャラリーで開かれている。 油彩画など27点が並ぶ。人をモチーフにした抽象画「HITO」のシリーズ5点や、東日本大震災をきっかけに「破壊」をテーマとして描いた作品「出来事」など、半世紀近くにわたって描いてきた絵画を展示している。 「物事の本質や自らの生き方など、不確かな自分の存在を納得させるためには、描くことでしか表せないという切羽詰まった思いが常にあった」など、描くことに対する思いをつづった言葉も紹介している。 久松さんが講師を務めた久松絵画教室の生徒が主催した。生徒の市川広洋さん(葵区)は「先
-
清水海保 安全パトロール艇を指定 静岡
清水海上保安部はこのほど、静岡市清水区三保の三保内浜海岸で救難活動を展開している民間任意団体「シーバード三保」が保有する水上オートバイを「安全パトロール艇」に指定、同海岸で指定証伝達式を行った。今後はパトロール艇のステッカーを付けた水上オートバイが水辺の安全管理のほか、子供たちの海洋体験活動で活用する。 指定されたのは、NPO法人「パーソナルウォータークラフト安全協会(PWSA)」がシーバード三保に対して寄贈した水上オートバイ1艇。PWSAは日本財団から支援を受け、水上オートバイを購入した。清水海保の幹部は「機動力を生かして活躍してください」などと述べ、指定証とステッカーを手渡し、記念撮影
-
児童に野球指導 捕球や走塁のこつ伝授 静岡市駿河区
静岡ガス野球部は23日、静岡県内の野球スポーツ少年団との交流イベントを静岡市駿河区の草薙球場で開催した。社会人軟式野球で全国トップクラスの実力を持つ現役選手が小学生に野球技術の基礎を指導した。 今月中旬に開かれた「第18回静岡ガス杯スーパージュニア学童軟式野球大会」でベスト8入りした小山町の北郷ファイターズと同市清水区の清水リトルモンキーズの2チーム34人を招待。同野球部の車谷芳紀監督ら16人はポジション別の捕球方法や、長打を狙えるバッティングの姿勢、走塁のこつなどを丁寧にアドバイスした。 児童は練習成果をゲーム形式で披露し、積極的に質問して楽しみながら技術を高めた。清水リトルモンキーズ
-
ペット同行避難 注意点を学ぶ 静岡市葵区で災害対策セミナー
静岡市と市獣医師会はこのほど、公開講座「人とペットの災害対策セミナー」を同市葵区の城東保健福祉エリアで開いた。同会に所属し、東日本大震災や熊本地震で被災動物の支援経験があるふくろう動物病院(同市駿河区)の鈴木淑剛院長が講師を務め、市民や自治会役員らにペットの同行避難のポイントを解説した。 鈴木院長は病気の発生や衛生管理などの観点から「避難所内では、人の生活空間に動物を入れてはいけない」と強調。避難所の運営側がすべきこととして動物飼育エリアの用意や飼い主不明の動物の一時保護、飼い主グループと行政との橋渡しを挙げ、「避難所では動物の所有者や管理者を明確にすることが大切。災害時は人の支援が優先な
-
国内外で活躍する音楽家が集結 来月、静岡市葵区でコンサート
日本クラシック音楽事業協会とコンサート企画事業などのアスペン(東京)は12月23日午後3時から、「クリスマススペシャルコンサート~美と音楽の饗宴」を静岡市民文化会館大ホールで開く。文化庁助成事業。 指揮者の原田幸一郎さん、サクソフォン奏者の平野公崇さん、バイオリン奏者のMINAMIさんら国内外で活躍する若手からベテランまでの音楽家が多数出演する。演目は大河ドラマ「どうする家康」のメインテーマやクラシック、合唱と幅広く予定する。 チケットはいずれも税込みでS席4千円、A席3千円、学生千円、小中高生500円。全席指定。 小中高生・学生と保護者の親子連れ20組40人を抽選で無料招待する。往復
-
「止まれ」の標識 自転車も守って 静岡市清水区で高齢者向け講習
静岡市清水区興津中町のスルガ自動車学校と清水署はこのほど、高齢者を対象にした自転車安全運転体験講習を同校で開いた。本年度の高齢者交通事故防止モデル地区に指定されている同区駒越地区と不二見地区の約25人が参加した。 同校の指導員らが講師を務め、自転車の乗り方や点検などの実技指導を行ったほか、交通事故を防ぐための注意点を解説した。過去の自転車とバイクの事故を例に、自転車も一時停止の標識では止まる必要があることなども訴えた。 清水署によると、清水区内では今年、高齢者の自転車が関係する交通事故が19日時点で約60件発生。半数が信号機のない交差点、3分の2が高齢者自身にも何らかの事故原因があるとし
-
常葉大生 公務員の仕事を知る 静岡市清水区で職員と交流会
公務員志望の学生と現場で働く職員の交流会「公務員の仕事研究トワイライト」が22日夜、静岡市清水区の草薙駅南口前「コラボレーションスペースTakt」で開かれた。常葉大の学生21人が同市や富士市などの職員14人とざっくばらんに話し、仕事への理解を深めた。 同大の学生が企画した。参加者は少人数のグループに分かれて交流し、勤務スケジュールや福利厚生、給料などさまざまな話題で話し合った。職員は「時期によって忙しくなる部署や、イベントが多く土日勤務の部署もある」「異動すると職業が変わったかと思うくらい仕事内容が違うときがあるので、常に学ぶ姿勢が大切」などと助言した。 交流会の実行委員で短期大学部1年
-
軍事費の拡大反対 市民団体が中心街でデモ行進 静岡市葵区
市民団体「戦争をさせない1000人委員会・静岡」はこのほど、軍事費拡大への反対や子育て、医療、教育分野の充実に向けた財源確保などを訴えるデモ行進を静岡市葵区の中心街で行った。 有志約50人がJR静岡駅北口地下イベント広場に集い、政府が昨年12月に閣議決定した安保関連3文書に抗議した。「許すな軍拡 許すな大増税」と書かれた横断幕を掲げ、「暮らしのために税金を使おう」と声を上げて両替町や呉服町を行進した。 同団体の佐野けい子共同代表(75)=同区=は「会が発足した9年前よりも戦争の危機が高まっている。軍備でなく対話での平和を求めたい」と強調した。行進に参加した看護師の田中涼さん(29)=同区
-
静鉄・川井社長が改革事例を紹介 静岡で経営者協会シンポ
静岡県経営者協会はこのほど、経営改革シンポジウムを静岡市葵区で開いた。静岡鉄道の川井敏行社長が「恐れのない組織-多様性からはじめる会社改革」と題し、同社グループで進めているダイバーシティ経営について語った。 川井氏は、大型商業施設の新静岡セノバ(同区)がテナント企業経営者の提案で導入したフレックスタイム制度などを紹介。各テナントに営業時間の裁量を持たせ、人手不足解消や待機時間削減を図った。 当初は売り上げの減少や顧客からの苦情を想定した反対意見が多かったが、制度を採用したテナントの売り上げは伸長。社会貢献に注力する施設をたたえる日本ショッピングセンター(SC)協会の日本SC大賞最高賞を獲得し
-
人材求め15社出展 静岡で転職フェア 事業内容 説明
転職希望者と企業のマッチングを図る合同企業説明会「しずおか仕事図鑑 転職フェア」(静岡新聞社主催)が24日、静岡市駿河区の職業訓練施設ポリテクセンター静岡で開かれた。同施設の訓練生や一般求職者が参加した。 金属加工業や食品製造販売業など県内の15社がブースを出展し、事業内容や福利厚生について説明した。志太地域3市(藤枝、焼津、島田)連携のUIJターン就職促進ブースも設けられた。 金属製品の製造企業の担当者は「自分の考えをしっかりと伝えられる人材を獲得し、人手不足を解消したい」と話した。
-
12月に社会人リカレント 静岡大静岡キャンパスがセミナー
静岡大は、12月9日に静岡市駿河区の同大静岡キャンパスで開催する社会人リカレントセミナーの参加者を募集している。次世代自動車センター浜松(浜松市)の望月英二センター長と、農産物流通事業を展開するエムスクエア・ラボ(牧之原市)の加藤百合子社長が講師を務める。 静岡の産業界をけん引する人材の育成を目的に同大で開講中のリカレント教育講座の一環。望月センター長は「次世代自動車に向けた中小企業支援」をテーマに、転換期を迎える自動車業界で関連企業が直面する問題や、課題への対応策を説明する。加藤社長は「農業はイノベーションの宝庫」と題して講演する。質疑応答や同大教授との討議の時間も設ける予定。 午後1
-
静岡県内でも長期の就業体験 静岡の法人、学生と企業つなぐ場提供
「長期のインターンシップに参加したいけど、静岡県内で実施する企業が見つからない」。そんな学生の声を受け、NPO法人ESUNE[エスネ](静岡市)と一般社団法人草薙カルテッド(同市)が、プロジェクト型長期インターンシップのコーディネート事業を共同開発した。3~5カ月間、企業や団体が学生と継続的に関わる。学生と接点が少ない中小企業を支援し、学生に挑戦する場を提供するのが狙いだ。 焼津市のIT企業サンロフトは「人づくりプロジェクト」と題したインターンシップを実施中。参加する東京経済大3年の水沢亮也さん(21)=藤枝市=と静岡大1年の今坂茉鈴さん(19)が3カ月間のうち50時間を目安に活動し、IT
-
伊豆山の被災者癒やす音色 熱海在住の沼田さんら4人 復興祈念し演奏会
熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の被災者の心を癒やす「伊豆山復興祈念コンサート」(同市民生委員児童委員協議会主催)が24日、市立伊豆山小で開かれた。市内在住のバイオリニスト沼田園子さんら音楽家4人が出演し、澄んだ音色と歌声を響かせた。 沼田さんと一緒に出演したのは、ピアノ奏者蓼沼明美さん、ソプラノ歌手花岡久子さん、打楽器奏者佐藤直斗さん。クラシックの名曲からディズニーの定番曲まで多彩なジャンルの8曲を披露した。全校児童と地元住民ら140人が聴き入り、盛んな拍手を送った。 コンサートは静岡市民生委員児童委員協議会の寄付金を使って開催。締めくくりに、児童代表が出演者4人に花束を贈呈した。4年の
-
バス、タクシー運転手の「名札」掲示義務廃止 静岡県内事業者の対応は?【NEXT特捜隊】
公共のバスやタクシーの運転手が利用者に自らの身分を示すため、これまで長く車内での掲示が義務付けられてきた「名札」。しかし、最近はそのようなケースが減っている。プライバシーへの配慮や働きやすい環境づくりなどを理由に、国が8月の省令改正で義務付けを廃止し、運転者証の様式を変更するなどしたためだ。実際の運用はそれぞれの事業者の判断に委ねられている中、静岡県内ではどのように対応しているのだろうか。現状を取材した。 (デジタル編集部・金沢元気) ▶バス車内の運転手名プレート、SNS中傷の材料に/「業務に支障」「掲示やめて」切なる訴え【パートナー紙から】 個人情報守り 働きやすく >>カスハラ問題化
-
大自在(11月24日)鷹狩り
最初の「肉食禁止令」は675年に出されたと日本書紀は記述する。仏教思想もあって、日本では明治の文明開化まで表向き獣肉を食べなかった。ウサギを1羽、2羽と数えるゆえんとされるが、異説もある。 一方、上流社会では鳥や魚はよく食べられていた。美味な「三鳥五魚」のさばき方が室町時代の文書に伝わる。三鳥はキジ、ツル、ガン。野鳥は四本脚の肉より上品な食材とされた。ちなみに五魚とはコイ、タイ、マナガツオ、スズキ、フナ。 野鳥は鷹[たか]狩りの獲物だった。徳川家康の鷹狩り好きはよく知られる。健康維持や所領巡視のためだけでなく、鷹や獲物の贈答による支配システム維持を図ったとされる。 鷹狩りが江戸幕府の年
-
家康の死因に諸説 「最期の地」に残る伝承
戦乱を終結させて天下太平を築いた徳川家康は元和2(1616)年4月、波乱に満ちた75歳の生涯を閉じた。最期の地となった静岡県には、死因にまつわる逸話や伝承が複数残る。天ぷらによる食あたり、持病、タカ狩り中の暗殺―。最晩年の姿を史料からひもとき、識者に解説を聞いた。 元和2(1616)年 家康の容態 最晩年 少しずつ衰弱 造形作家・漫画家たたらなおきさん作の「1月21日昼から22日夜更けにかけて、田中をめぐる一日の回転ジオラマ」。家康が発病し、床に伏せる場面を表現している。 亡くなる直前の家康はどのような状態だったのか。居城だった駿府城の跡地に建つ静岡市歴史博物館の広田浩治学芸
-
横領容疑の2人、別法人も運営 不正送金の振込先として活用? 静岡清水区
静岡市清水区の社会福祉法人「誠心会」の資金1500万円を不正送金して着服したとして、清水署と県警捜査2課に業務上横領の疑いで逮捕された誠心会前理事長で団体役員の男(43)=埼玉県新座市=と団体職員の男(52)=東京都中央区=が、誠心会の他にも東海地方の別の社会福祉法人の運営に携わっていたことが23日、関係者への取材で分かった。2人が複数の法人名義を不正送金の振込先口座などとして活用するためだった可能性もある。県警は2人の具体的な役割に加え、複数の法人運営に関与した経緯や動機も調べ、全容解明につなげる。 複数の関係者によると、団体役員の男は2022年2月にこの法人の理事長職に就いた。同年10
-
不登校でも「学校」に行かせるべき?① 広がる「受け皿」選択肢【賛否万論】
全国的に増加傾向にあり、ネガティブに捉えられがちな「不登校」ですが、従来の「学校」に無理に行かせない選択肢が広まりつつあるとも言えます。その受け皿になっているのが小中学校段階のフリースクールや高校段階の私立通信制高校。フリースクールや私立通信制高校の現状を紹介し、いわゆる「学校」以外の選択について考えます。 (社会部・大橋弘典) フリースクール 自己肯定感高める 小中学校段階で不登校の子どもの受け皿になっている「フリースクール」の定義は決まっていません。学校教育法で定める「学校」(1条校)ではなく私塾と同じ位置付けで法的な縛りはないため自由度が高く、教育方針や活動に幅があります。呼び方
-
静岡・泉ケ谷で地域芸術祭 現代アートがつなぐ「境界」
静岡市駿河区の旧東海道丸子宿の一角、泉ケ谷地域で開催中の地域芸術祭「静岡アートビジョン」(同実行委員会主催)は、現代アート作品を通して今と昔、街と里山、自然と人間の営みなどさまざまな境界を緩やかにつなぎ、新たな魅力を提示している。 同地域の入り口には、伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」があり、古道沿いに寺社や、養蜂、酪農など自然と共生する住民の生活エリアが続く。監修したNPO法人クロスメディアしまだ(島田市)の児玉絵美事務局長は「住民と匠宿、職人たちとのつながりもここの魅力。潜在する地域像を掘り起こす視点が、現代アートの予測を超えた見方と重なった」と説明する。 大井川鉄道の無人駅を舞台
-
JR東静岡駅南口「ヒガナン」 活性化へイベント 静岡県内7大学生が研究発表
静岡県は23日、JR東静岡駅南口周辺のにぎわい創出を目指すイベント「ヒガナンフェスティバル」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。県内7大学のゼミなどがブースを構え、パネルで研究内容を紹介した。 周遊促進に向け学生が菊川市と連携したサイクリングマップ制作プロジェクトや、消滅危機にあるという静岡市葵区井川地域の方言に関する調査、高齢者の居場所づくりを巡る提言など多様な成果が発表された。 県の「ヒガナン・アンバサダー(大使)」を務めるAKB48の橋本陽菜さんと山根涼羽さんがトークショーで盛り上げたほか、屋外の広場では竹灯籠作りのワークショップなどが展開された。 イベントは県立大経営情報学部
-
進む旅館のDX化 就業管理、料理の残量確認、温泉の温度計測… 静岡県東部で導入の動き
国内外から旅行客を受け入れる県東部の旅館で、デジタルトランスフォーメーション(DX)を進める動きが出ている。積極的な経営者の一人は「生産性向上にデジタルは必要不可欠」と強調。業務効率化により従業員満足度を高め、顧客の滞在価値の向上にもつなげている。 1806年創業の古屋旅館(熱海市東海岸町)は予約受け付けをインターネット経由に統一し、紙に記入していた機器のメンテナンス履歴やスタッフとの面談内容をウェブで記録する。業務マニュアルの大半を動画にした。従業員の出退勤管理はアプリで行う。 人手不足を受けて2018年ごろデジタル化に着手した。内田宗一郎社長は「これをやれば一気に良くなるというもの
-
知事選候補、早期擁立へ 自民静岡県連、会合で方針確認
自民党静岡県連は23日、2025年の次期知事選に向けた会合を静岡市葵区で開き、候補者の擁立作業を事実上スタートさせた。県議会で川勝平太知事に不信任決議案を突き付けるなど対立が先鋭化する中、早期に候補者擁立を目指す方針を確認した。具体的な候補者名は挙がらなかったという。 会合は非公開。県内選出国会議員のほか、増田享大幹事長ら県連三役、過去に幹事長を務めた県議ら約20人が出席し、リニア中央新幹線工事への対応をはじめとする県政課題や川勝知事に対する県民の評価などを巡って意見交換した。 自民県連は知事選のたびに川勝知事と激しくぶつかってきたが、不戦敗を含めて4連敗中。敗因の一つに候補者選考の遅れ
-
大みそかに踊り納め ドリプラでコンテスト 12月4日まで参加者募集 静岡市清水区
エスパルスドリームプラザ(静岡市清水区入船町)は大みそかに行う「第14回ニューイヤーズイブダンスパフォーマンスコンテスト」の参加者を12月4日まで募集している。 コンテストは31日の午後1~4時、ドリプラ内の特設ステージで行う。静岡県内在住者が対象。希望者はインターネットの応募フォームから申し込む。問い合わせは静岡新聞社・静岡放送企画推進部<電054(284)9236>へ。
-
Xマス飾り できた! 児童ら、ものづくり体験 静岡市駿河区
静岡市内外の個人事業者によるものづくり体験「工場マルシェ」が23日、同市駿河区のレンタルスペース「まるしずキッチン」で開かれた。ハンドメイド品の販売やワークショップなど多彩な催しに近隣住民や家族連れでにぎわった。 地元にUターンした若者らでつくる実行委員会(町塚洋介代表)が地域と事業者の交流の場を創出しようと始め、10回目。11店舗が参加し、革製ストラップなどの販売や、クリスマスツリー、正月飾りなど年末年始の行事に合わせた体験ブースを設けた。 ドライフラワー作家の戸田裕子さん(70)は季節の花を生かしたリースやイヤリングなどを出品した。オーナメント作りのワークショップでは兄と体験した長島
-
琴オーケストラ 音色で魅了 島田でコンサート 唱歌や童謡披露
藤枝市の琴アンサンブル「千鳥」(池谷光絹井代表)は23日、20周年記念コンサートを島田市のプラザおおるりで開催した。 「琴オーケストラ」と題して、4種類の琴とピアノ、ドラムなどで合奏し、約20曲を披露した。日本古来の十三弦のほか、十七弦、ベース琴、ソプラノ琴を使用した。なじみ深い唱歌や童謡をはじめ、美空ひばりや石原裕次郎のメドレーなど歌謡曲を演奏した。軽快な音色に合わせ、客席からは手拍子も起きた。静岡市を中心に活動するピアニストの小島太郎さんをゲストに招いた。 池谷代表の生まれ故郷の島田市で企画した。来年5月26日には牧之原市でもコンサートを開く予定。
-
少年補導功労表彰 片山さんに伝達 静岡中央署
静岡中央署は22日、同署少年警察ボランティア連絡会理事の片山里枝子さん(70)=静岡市葵区上足洗=に関東管区地区少年補導功労者表彰を伝達した。 片山さんは1997年から少年指導委員を務め、街頭での定期的な補導活動や、子どもの立ち直り支援の一環で行う居場所づくりなど、少年の健全育成に貢献している。同署で及川博行署長から表彰状を受け取った片山さんはこれまでの活動を振り返り、「若い人たちには力がある。自分の生きる道を見つけ、夢を持って頑張ってほしい」と期待した。 同表彰は関東管区警察局長と同管区地区少年警察ボランティア連絡協議会長の連名。同署によると本年度、同表彰を受けたのは県内で4人。
-
ながらスマホ禁止 ポップ掲げ啓発 静岡県トラック協会 静岡市葵区
静岡県トラック協会静岡支部はこのほど、交通事故防止や自転車用ヘルメットの着用などを呼びかける街頭啓発活動を静岡市葵区の市役所静岡庁舎前で行った。 会員85人が参加し、飲酒運転の禁止や運転中の「ながらスマホ」の禁止を呼びかけるポップを掲げたほか、小型ライトなどの啓発グッズも配布した。藤浪禎之広報委員長は「トラック業界の責務として、毎年交通安全を呼びかけている。協会の活動について知ってもらえたらうれしい」と話した。 静岡中央署や県交通安全協会静岡中央地区支部も協力し、反射材などを配った。同署の斉藤行紀交通課長は「例年、年末にかけて交通事故が増える。交通安全意識をいま一度喚起できれば」と呼びか
-
仕事紹介や就活のこつ伝授 SBS井手アナ、専門学校生に講座 静岡市葵区
静岡産業技術専門学校は21日、さまざまな業界で働く人々から仕事内容や社会人としてのマナーを学ぶ活動の一環で、静岡放送の井手春希アナウンサー(25)を招いた特別講座を静岡市葵区の同校で開いた。 コンピュータ科ビジネスコースの1年生23人が参加した。井手アナウンサーは、報道番組を制作する流れや仕事のやりがいについて紹介。就職活動に向けてのアドバイスも行い、映りが良い写真よりも泥くさく頑張っている瞬間の写真の方が書類選考を通過したという自身の経験も語った。失敗談を織り交ぜながら自分の強みをアピールすることで、飾らない本来の魅力がより伝わるはず―と訴えた。 参加した鈴木愛翼さん(18)は「テレビ
-
五穀豊穣に感謝「新嘗祭」 静岡浅間神社、産業功労者表彰も
静岡市葵区の静岡浅間神社で23日、新嘗祭(にいなめさい)が行われた。今年収穫した農作物などを神前に供え、五穀豊穣(ほうじょう)に感謝した。 農業や漁業の関係者ら約60人が参列した。厳かな雰囲気の中、祝詞の奏上や玉串拝礼などが執り行われた。巫女(みこ)による優雅な「せんげんの舞」も奉納された。 祭典後には、農漁業振興に貢献した産業功労者を表彰したほか、神社功労者に感謝状を贈った。 功労者は次の通り。 産業功労者 有馬貢(葵区足久保口組)芳沢茂夫(同区日向)林和弘(同区東)稲葉年秋(同区下)杉山貴勇(駿河区広野)萩原文雄(同区西脇)牧田裕司(葵区上伝馬)▽神社功労者 鈴木勝南(葵区安西)西村予史
-
自動車愛好家、集結 国産旧車など、全国から140台 静岡市葵区
自動車愛好家の車の展示と飲食を楽しむイベント「くるマルシェ」(ヤマヒロなど主催)がこのほど、静岡市葵区の駿府城公園で開かれた。全国各地から自慢の愛車約140台が集まり会場を盛り上げた。 今回が初開催となる会場には、V型8気筒エンジンを搭載した米国製車「マッスルカー」や大型SUV車、国産旧車が所狭しと並んだ。来場者はお目当ての車の写真を撮ったり、オーナーなどと車談議に花を咲かせたりして楽しんだ。 会場周辺には、ハンバーガーなどを販売するキッチンカーも並んだほか、大道芸のショーなども行われ、大勢の親子連れなどでにぎわった。
-
トラック運転手ポスター審査 大平さん最優秀「笑顔運ぶ仕事」
静岡県トラック協会はこのほど、トラックドライバーのイメージ向上に向け、県内の大学・短大・専門学生が応募したポスターデザインコンテストの表彰式を静岡市駿河区の県トラック会館で開いた。最優秀賞に静岡文化芸術大3年の大平乃与莉さんの作品が選ばれた。 運送業務が年齢や性別にかかわらず多様な人材が活躍できる業界であることを周知し、人材確保につなげる狙い。29点が寄せられ、10月に同会館で行われたトラックフェスタでの一般投票を経て、同協会の広報役員らが審査した。 大平さんの作品は「共通点は笑顔を運ぶ仕事」というキャッチフレーズとともに、トラックドライバーを宇宙人や犬などに例え、多彩な人材が働ける業界
-
児童 元気に誓いの言葉 伊豆市チームが壮行会【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する伊豆市チームは23日、壮行会を市民文化ホールで開いた。小学生の代表選手6人が元気いっぱいに誓いの言葉を述べた。 鈴木亨ヘッドコーチは「トラブルなく練習の成果を出し切りたい」と意気込んだ。菊地豊市長は「コンディションづくりと最後の仕上げを頑張ってほしい」と激励し、選手代表の水口琉花さん(伊豆中央高1年)にユニホームを手渡した。
-
支援者に「感謝の走り」 西伊豆チーム出場選手発表【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に行われる第24回静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、西伊豆町チームは22日、出場選手の発表を同町の賀茂小で行った。 渥美貴弘監督(賀茂小教諭)が一人ずつ出場する選手の名前を読み上げ、実行委員長の星野浄晋町長がユニホームを手渡した。 松崎高3年の鈴木勝さん(18)は「将来目指している鍼灸(しんきゅう)師になろうと思ったのは、市町対抗駅伝に参加したのがきっかけ。サポートしてくれた人たちに感謝の走りを見せたい」と抱負を語った。 星野町長は「チームが年々強くなっているのを感じる。チーム記録の更新を期待している。本番までにけがをしないよう気
-
連覇へ選手ら意気込み 清水町チームが壮行会【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の清水町チームの壮行会が22日、町地域交流センターで開かれた。同町は昨年、大会新記録で2年ぶり3度目の優勝を果たし、選手らは連覇に向けて一丸となってたすきをつなぐことを誓った。 選手を代表して、秋山汐月さん(清水中3)が「自分たちの力を信じて、感謝の気持ちを胸に全力で走り抜く」と意気込んだ。朝倉和也監督は「持っている力を100%発揮するため、コンディションを整えていく」と万全の準備を強調した。そのほかの登録選手は次の通り。 杉浦隆之介(清水南小6)、河合建圭(清水西小5)、岩崎愛奈(同6)、仙道愛
-
「打倒浜松」優勝へ決意 御殿場市チーム結団式【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に開催される静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、御殿場市チームの結団式が22日夜、同市の市民会館で開かれた。選手21人と監督、コーチが「打倒浜松」の決意を表明した。 同市チームは2018、19年大会を連覇、20年は2位、21、22年は3位の成績を誇る県内屈指の強豪。前回敗れた浜松勢に負けないチームをつくるため、今年は小中学生の強化に注力した。チームを率いて6年目となる滝口兼光監督は「優勝した頃と同じくらい実力のあるメンバーがそろっていて、タイムも良い」と優勝争いに食い込む意気込みを示し、会場に集まった勝又正美市長や市民ら計約100人から
-
中区の相曽さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部の11月大会がこのほど、浜松市浜北区竜南のサンライフ浜北で開かれた。73人が参加、最強のSクラスは相曽剛史さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①相曽剛史(中区)②宇藤敬行(磐田市)③内山透(西区)④石野俊夫(掛川市)⑤横山渡(牧之原市)▽A ①門奈光(東区)②赤松竜也(天竜区)③鈴木大輝(磐田市)④岡本徳裕(同)⑤石川三余(西区)▽B ①藤原紳裕(御前崎市)②渥美良純(北区)③幸田好司(磐田市)④山口昌行(中区)⑤門奈紀明(東区)▽C ①佐藤粹聖(西区)②松岡優人(中区)③高橋直之(北区)④庄司圭佑(静岡市)⑤村松利郎(森町)▽D ①志村正雄(袋井市)②山下
-
静岡市本拠地「ハヤテ223」2軍新規参加を正式承認 プロ野球オーナー会議
プロ野球のオーナー会議が22日、東京都内で開かれ、静岡市が本拠地の「ハヤテ223」と「オイシックス新潟アルビレックスBC」の来季からの2軍戦への新規参加が正式に承認された。日本野球機構(NPB)によると、1950年から52年にかけて兵庫県を本拠地に「山陽クラウンズ」が2軍戦のみに出場した例がある。 詳細な日程は今後詰めるが、既存の12球団が静岡と新潟でそれぞれ3試合以上を行うことも決まった。議長を務めた西武の後藤高志オーナーは「2球団が着実に準備を整えてくれた。順調にスタートできる手応えを持っている」と語った。 また、試合時間短縮に向け、来季から打者がアウトになってから次打者が打席に入る
-
記者コラム「清流」 弁論に集う若者
先日初めて静岡市清水区で行われた第68回全国青年弁論大会を拝聴し今も余韻に浸っている自分がいる。SNS全盛の時代に40人の全国から集まった若者たちが肉声で自分の意見を述べる場はぜいたくに感じた。 参加者にはいわゆるZ世代も多い。世代の隔絶などの文脈で語られることもある彼らが、原稿を見ずに手ぶりを交えて7分間、多様性や性、不登校の友人、資本主義などのテーマについてまっすぐな目で語る。スマホを見る時間を惜しみ、自宅や電車の中などでも繰り返し練習したのだろう。 都内の大学では近年弁論部の部員が以前より増えているそうだ。9時間に及んだ大会の終わりには、会場内に連帯感が生まれていたように思う。リア
-
プラモデル&ランナーアート展 不要な「枠」をツリーに 12月24日まで 静岡市葵区
プラモデルを組み立てた後に残る枠(ランナー)を再利用して制作した作品や、県内のプラモデル愛好家による作品を紹介する「プラモデル&ランナーアート展」が12月24日まで、静岡市葵区の市文化・クリエイティブ産業振興センター(CCC)で開かれている。 市が葵、駿河、清水の3区に設置した「ランナー回収ボックス」に寄せられたランナーを再利用して制作した高さ約1・4メートルのクリスマスツリーなど、さまざまなランナーアートが並ぶ。ツリーは、市内各地に設置されているオブジェ「プラモニュメント」のデザイン担当者、松尾憲宏さんが監修した。 県内を中心に活動する「静岡キャラクターモデラーズ」による作品や、ミニ四
-
一粒で体動かなくなった 「大麻グミ」摂取 静岡20代男性 規制なら乗り換え 保健所「合法うたっても危険ある」
都内などで大麻に似た成分HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)を含むグミを食べた人が体調を崩して相次いで搬送された問題で、HHCHを含むグミを食べたことがあるという静岡市の20代男性会社員が22日、取材に応じ、摂取した際の心身の状況変化を語った。薬物規制の強化に対応し、同様の効果が期待される合成化合物に乗り換えて使用してきたことも明かした。 男性は8~10月にかけてインターネットでHHCH入りの「グミ」3袋を購入し、自宅で摂取した。コーラ味で食感は普通のグミと変わらないというが「(一粒の)半分で頭がクラクラする。一粒まるごと食べると体が動かなくなり気を失いそうになった」と話す。 男性
-
静岡県内72施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計72施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1354人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市3施設26人、函南町1施設34人、沼津市3施設90人、三島市2施設27人、伊豆の国市1施設14人、清水町1施設8人、長泉町2施設31人、御殿場市7施設97人、富士市3施設43人、富士宮市2施設147人、静岡市駿河区2施設20人、同市葵区7施設128人、同市清水区4施設61人、焼津市4施設94人、牧之原市3施設49人、島田市2施設20人、藤枝市7施設88人、掛川市6施設67
-
静岡市長「検査の信頼性確認必要」 清水区のPFAS調査 複数機関で検査へ
静岡市の難波喬司市長は22日の定例記者会見で、同市清水区三保の化学工場周辺の水路などから発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が高濃度で検出されたことを受けて市が同区内の23カ所の井戸で実施したPFAS濃度調査について、「理解できないデータがあった。検査方法の信頼性を確認する必要がある」として、別の検査機関でも検査を行うと説明した。結果の公表は12月中旬ごろになる見通し。 難波市長は11月8日の記者会見で、同区三保地区だけでなく、折戸、駒越地区まで範囲を広げて濃度調査を実施し、11月中に結果を公表するとしていた。同工場から離れた地区の井戸で高濃度のPFASが検出されるなど仮説と異な
-
コストコ再販店 静岡県中東部で拡大 タカラ・エムシー 「買い物の楽しさ」提供
食品スーパーのフードマーケットマムを運営するタカラ・エムシー(静岡市駿河区)が、会員制大型スーパー「コストコ」の再販店プライムフーズマーケットを静岡県中東部に相次ぎオープンしている。会費不要で県内唯一のコストコ浜松倉庫店(浜松市東区)とは商圏が異なるとし、非会員のファミリー層の需要を見込む。店内の雰囲気づくりにも注力し、「買い物自体の楽しさ」を提供している。 プライムフーズマーケットは2021年2月、高級ワインやチーズなどの食材をそろえた高価格帯店舗として、タカラ・エムシーが静岡市駿河区にオープン。昨年から顧客の要望を受けてコストコ商材の取り扱いを拡充し、昨秋に再販店に転換した。今年9月に
-
南アルプス環境調査 希少植物移植「難易度高い」 静岡市長 代償措置に慎重【大井川とリニア】
静岡市の難波喬司市長は22日、リニア中央新幹線トンネル工事の影響が懸念される南アルプスの動植物環境調査の結果、調査対象とした希少植物の9割以上で移植の長期的な根付かせが難しいことが確認されたとし、「代償措置として移植・播種(はしゅ)に頼るのは慎重にならざるを得ない」との見解を示した。市役所静岡庁舎で開いた定例記者会見で質問に答えた。 市は2022年度に実施した調査で、JR東海が工事実施前の環境保全措置として、改変想定地域から別の南アルプスユネスコエコパーク区域内に17、18年度に移植・播種した希少種15種の生育状況を調べた。ホソバハナウドやタチキランソウなど5種は個体が確認できず、ミヤマ
-
小中一貫教育で大里中グループ 課題設定力向上へ連携議論 静岡市
静岡市が2022年度から導入した静岡型小中一貫教育の研究指定校になっている駿河区の大里中グループ(大里中、中田小、大里西小)は22日、2年間の活動を総括する発表会を開いた。小中共通で「大里型PBL(課題解決型学習)」に取り組んでいて、3校で授業を公開した。 市内外から教員ら約160人が参加した。大里中2年生は本年度、「京都の魅力」を分析。この日の授業で各自の視点で考えたモデルコースを紹介し、旅行会社社員から批評を受けた。生徒は1年の時に地域と接点を持つ活動をし、3年となる来年度は社会参画を意識した「魅力あるまちづくり」をテーマとするため、2年は土台となる学習の期間と位置付けた。各小学校でも
-
上位進出へ前半に勝負 島田市チーム結団式【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開催される静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する島田市チームは22日夜、結団式を市役所で行った。選手や関係者が目標の1桁順位に向け、士気を高めた。 故障者が出るなどした昨年の成績は18位。ただ、2019年から3年連続で入賞し、一昨年は6位まで順位を上げていて、今年は巻き返しを狙う。鈴木瑛志監督(37)が染谷絹代市長から団旗を受け取り、選手を一人ずつ紹介した。鈴木監督は「いいチームができている。前半が勝負。それぞれが100%の力を出せば上位進出できる」と述べた。 選手団を代表し、主将の枝村高輔さん(28)が「昨年以上の結果が出せるよう
-
特殊詐欺にご用心 静岡市清水区由比で講座
静岡市清水区由比北田の由比生涯学習交流館はこのほど、高齢者向けの防犯講座を開いた。参加者の要望を受け、特殊詐欺をテーマに設定し、被害防止のための注意点を学んだ。 由比地区の60歳以上の男女約20人が参加した。県防犯アドバイザー協会の6人が講師を務め、詐欺被害を防ぐために確認すべき項目やナンバーディスプレーなどの電話機対策を伝えたほか、身近なところで実際に被害が起きている実態を説明した。 還付金詐欺などを例に寸劇も披露した。「正常に入金できるか確認する」などと言って複数回振り込みボタンを押させるなどの手法を実演し、特殊詐欺への一層の警戒を呼びかけた。
-
各国大使 高校実習興味深く 太平洋島嶼国 焼津水産高 操船や食品製造視察
ミクロネシアやフィジーなど太平洋島嶼(しょ)国の駐日大使らが22日、焼津水産高(焼津市)を訪れ、操船シミュレーションや食品製造といった実習の様子を視察した。 大使らは生徒たち手作りのゲスト国の国旗で出迎えられ、同高の年間行事について紹介する映像を視聴した。操船シミュレーションの機器が置いている部屋に移動し、担当教諭から実習内容の説明を受けた後、実際にかじを握って操作したり、「実習はどれだけの期間なのか」などと質問したりした。 食品科学科3年の生徒たちによるサバのハンバーグの試作実習を見学。ミンチ状のサバを、棒でかき混ぜていく様子を興味深げに見守っていた。 大使らは21日に静岡市内で開かれた「
-
水見色地区でサクラ苗木を植栽 地元町内会など 静岡市葵区
中日本高速道路グループの社員と静岡市葵区水見色町内会はこのほど、同地区で植樹作業などに取り組んだ。 県が農村部と企業などの協働活動を進めている「一社一村しずおか運動」の一環。約40人が集落内の休耕地や山の斜地などで草刈りを行い、サクラやムクゲなどの苗木10本を植栽した。 作業終了後は、地元で狩猟されたシカやイノシシの肉でのバーベキューで交流を深めた。同市駿河区から参加した吉浦千智さん(23)は「初めて参加した。大学では造園の勉強していたので、楽しく作業できました」と笑顔で話した。
-
園児の夢 個性輝く350点 26日まで絵画展 静岡市葵区
静岡市葵区と駿河区の幼稚園、保育園、こども園の園児を対象にした「5才児夢の絵画展」(静岡駿府ライオンズクラブ主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が22日、葵区の市民文化会館で始まった。26日まで。 両区85園の5歳児から寄せられた1966点のうち、入賞した350点を展示した。トリマーになる夢やカブトムシと一緒に空を飛ぶ夢、ラクダの背中に乗る夢など園児の自由な発想の作品が並ぶ。 初日の式典では、沼上こども園(葵区)の園児らがテープカットを行った。式典に参加した同園の年長児28人は同世代の子どもが描いた作品を鑑賞し、個性あふれる「夢」に目を輝かせた。 同クラブの森下健二会長は「静岡に住む子ども
-
「ルルカカード」 スマホアプリに 静岡鉄道 利便性向上へ
静岡鉄道(静岡市葵区)はこのほど、同社グループの電子カード「ルルカカード」に対応するスマートフォン向けアプリの配信を始めた。利用者の利便性を向上させつつ、加盟店の情報を配信するなど販促に役立てる。 アプリにカード情報を登録すると、ポイントの利用や残高確認が可能。加盟店の情報やクーポンも獲得できる。 12月27日まで、カードを登録すると、総額300万ポイントが当たるキャンペーンを実施している。問い合わせは<電054(254)5121>へ。
-
農水産物とステージ満喫 JAしみず アグリフェスタ 静岡市
JAしみずはこのほど、「アグリフェスタしみず2023」を静岡市清水区の清水マリンパークで開いた。ミカン、花卉(かき)、トマトなどの即売会や地元農林水産業の紹介、手もみ茶の実演などが行われたほか、特設ステージでは、吹奏楽コンサートやもちまきなど多彩なイベントで盛り上がった。 会場には長野県のJA大北(だいほく)の職員らも駆け付けた。長野県の農産物を来場者に知ってもらおうと、特産のりんごや餅、おにぎりをふるまった。イベントは1981年にスタート。参加団体や場所、規模を変えながら行っており今年で通算41回目。同区最大の農林水産物イベントとして定着している。
-
笑顔の「ひかりの実」街照らす 色とりどり500個 静岡市葵区
静岡市葵区七間町の市文化・クリエイティブ産業振興センターと市上下水道局庁舎前の木々に、果実袋に顔の絵が描かれた「ひかりの実」約500個が飾られている。来年2月12日まで。色とりどりの淡い光が街を照らしている。 ひかりの実は京都市の美術家高橋匡太さんが考案したイルミネーション作品。果実袋に家族や友人など大切な人の笑顔を描き、袋の中に発光ダイオード(LED)を入れて木に取り付ける。500個ずつ3回に分けて展示し、今回は夏休みにCCCを訪れた子どもや静岡デザイン専門学校、藤枝順心高、加藤学園暁秀高の生徒の作品を飾った。 12月13日と1月11日は入れ替え作業のため展示しない。
-
小さな親切運動 学校や個人表彰 静岡で県本部
「小さな親切」運動県本部(八木稔代表)は21日、あいさつ運動に協力する小中学校への感謝状贈呈式と、第11回「小さな親切」作文コンクール(静岡新聞社・静岡放送後援)表彰式を静岡市清水区の静岡銀行本部研修センターで行った。 県内のあいさつ運動協力校11校に感謝状を贈り、協力校による活動報告も行われた。 作文コンクールは「小さな親切」と「私の心のワクチン」をテーマに県内の小中学校132校から2583編が寄せられた。最高賞の知事賞には小学生の部は浜松市立可美小4年の荒川美和さん、中学生の部は同市立引佐南部中3年の溝尻圭さんが輝き、2人を含む入賞者18人が表彰された。 今年から作品の応募割合が高
-
⚽藤枝MYFC「来季も明るい話題を」 監督ら本社訪問、戦績報告
サッカーJリーグ2部(J2)初昇格1年目で12位と健闘した藤枝MYFCの徳田航介社長、須藤大輔監督、川島将副主将が22日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館を訪れ、静岡新聞社・静岡放送の大須賀紳晃社長らに今季の報告を行った。 開幕から好スタートを切り、夏場に8戦勝ちなし4連敗と苦しんだが、終盤は戦力を整えて残留を決め、中位でJ2初陣を終えた。須藤監督がチームの最優秀選手(MVP)とたたえた川島選手が「開幕前の大方の見方を覆せたが、選手は満足していない。来季はJ1プレーオフに進みたい」と意欲を示せば、指揮官も「今季の戦いでJ1昇格が現実味を帯びた。来季も超攻撃的スタイルで結果と内容の両方を求めた
-
児童虐待防止へ 啓発パレード 静岡
児童虐待防止静岡の集い(実行委員会主催)がこのほど、静岡市葵区の市民文化会館などで開かれた。新型コロナウイルス感染症の影響で昨年まで中止していた虐待防止の啓発パレードも、4年ぶりに行われた。 パレードは静岡商業高マーチングバンドに続き、児童虐待防止の象徴「オレンジリボン」を身につけた児童福祉団体のメンバーや県職員、学生が「虐待かもと思ったら189(児童相談所虐待対応ダイヤル)へ電話しよう」などと呼びかけながら中心街を歩いた。参加した常葉大短期大学部保育科1年の久保田愛海さん(19)は「甘えたり素直に気持ちを伝えたり、大人に頼って過ごす時期は人生の基礎になる。子どもたちの未来を守らなければい
-
東京六大学 初のそろい踏み 11月24日から大学野球オータムフレッシュリーグin静岡
静岡県内の高校、大学と県外の大学による野球の交流試合「第6回大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」が24日から3日間、草薙、清水庵原、西ケ谷の3球場で開催される。今年は法大が初出場で東京六大学がそろい踏みとなった。 日程は次の通り。 【草薙】24日①慶大-中京大②清水東高-中京大▽25日①静岡商高-立大②早大-立大③早大-静岡大▽26日①静岡高-法大②慶大-法大③慶大-東海大静岡【清水庵原】25日①日大国際-東大②筑波大-東大③筑波大-静岡産大▽26日①ボーイズリーグ県選抜-リトルシニア県選抜②東大-静岡大③立大-静岡大【西ケ谷】25日①静岡市立高-慶大②法大-東海大静岡③駿河総合高-
-
私立中高生がレシピ考案 静岡県産品使用の受賞作 昼食会 静岡市
静岡県私学協会主催の「私立中学生と高校生の料理レシピアイデアコンテスト」の受賞作を披露する昼食会が、静岡市駿河区のホテルグランヒルズ静岡で開かれた。エビイモ、折戸ナスなど県産食材を使った7品が選ばれ、学校関係者ら約150人が生徒のこだわりがつまった味を堪能した。 22校から65点の応募が寄せられた。同ホテルの料理長らが味のバランスや調理法、彩りなどを基準に審査し、受賞した「静岡わさびとなまり節の巻きずし」「磐田グラタン」「アジの干物の水ギョーザスープ」などが松花堂弁当に仕上げられた。考案した生徒が登壇し、レシピで工夫した点や食材の特徴を紹介した。 受賞者は次の通り。 清野世羅(浜松学芸
-
釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 16日はタカベやイサキ、メジナ、ネンブツダイなど。17日は悪天候のため入場者なし。18日はタカベやトウゴロウイワシ、ベラ、スズメダイなど。19日はソウダガツオやメジナ、イスズミ、アイゴ、オオモンハタなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 気温の急激な低下とともに海水温も下がり、青物は不調。これからはウキ釣りやフカセ釣りでメジナが有望。日中はカマスサビキや餌釣り、ルアー釣りなどでカマスが多く釣れた。他に穴釣りではカサゴが狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 16日の富士川
-
貨物船とコンテナ船が衝突 清水港沖
21日午後11時ごろ、清水港南東の沖合約10キロの海上で、貨物船「太田川」(499トン)とバハマ国籍のコンテナ船「コーリン」(1万8826トン)が衝突した。合わせて28人が乗船していたが、けが人はいなかった。 清水海上保安部によると、千葉県から清水港に向け航行中の太田川の左舷船首先端が、現場付近で清水港に着岸待ちのため漂泊していたコーリンの船尾中央部に衝突。太田川の乗組員が118番通報した。両船とも油の流出はなく、自力での航行が可能で、清水港に22日未明に入港し修理を行っている。清水海保が事故の原因を調べている。
-
社説(11月22日)映画助成巡る判決 表現の自由 守る議論を
文化庁所管の独立行政法人「日本芸術文化振興会(芸文振)」が俳優の薬物事件を理由に出演映画への助成金を取り消したのは違法だとして、製作会社が交付を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁は「不交付は違法」とする判断を示した。不交付は「適法」とした二審判決を破棄し、原告の逆転勝訴が確定した。4人の裁判官が全員一致で下した結論で、芸術作品への公的助成金の在り方を巡る最高裁の初判断となった。 判決は、今回のように「公益」が害されることを理由に広く交付が拒否されると、助成を必要とする者の表現行為に「萎縮的な影響が及ぶ可能性がある」と指摘。そうした事態は芸術家らの自主性や創造性を損なうもので、憲法が保障する表
-
広瀬すず「一緒の船に」
俳優の広瀬すず(静岡市清水区出身)が「第18回難民映画祭」の開幕イベントにゲストで登壇した=写真=。国連UNHCR協会が2006年から続けている難民に焦点を当てた映画祭で、今年は6本のドキュメンタリーを上映。広瀬は「映画の中でもドキュメンタリーはリアルな姿を実感できる。意義ある機会だなと思う」とエールを送った。 昨年、ウクライナ復興支援のクラウドファンディングを個人で企画。1100万円余りを集め、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などに寄付した。「私が表に立つ仕事をしているからこそ、一人でも多くの方に知ってもらい、一緒に船に乗っていけるような存在になれたら」と広瀬。 自分と同世代の若
-
静岡県内62施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は21日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計62施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1035人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設6人、沼津市3施設36人、三島市5施設72人、裾野市4施設40人、清水町3施設28人、御殿場市1施設9人、小山町1施設16人、富士宮市2施設28人、富士市6施設101人、静岡市清水区2施設22人、島田市2施設33人、藤枝市1施設5人、牧之原市1施設6人、森町1施設12人、菊川市2施設22人、掛川市1施設23人、浜松市中区12施設229人、同市南区2施設34人、同市東
-
石川・高橋組がAクラスV テニス・SBSレディーストーナメント
第46回SBSレディーステニストーナメント県決勝大会(県テニス協会、静岡新聞社・静岡放送主催)が20、21日、静岡市駿河区の草薙庭球場で行われた。Aクラスは石川亜里子(NWTC)・高橋友美(ビボーン)組が優勝した。Bクラスは宮下謡子(ルネサンス静岡)・興津美帆(同)組、60歳クラスは宮本和子(アクトスポーツ)、小松規子(富士宮ファミリー)組がそれぞれ制した。 Aクラスの高橋は初参戦での頂点。ビーチテニス元日本チャンピオンの実力を発揮し、「相手に流れが行きそうになったが何とか耐えられた」と笑顔を見せた。ペアの石川は2連覇を達成。「重圧はあったが、高橋さんと本戦で初めて組み、勝ちきれてうれしい
-
⚽U―22代表 アルゼンチンとドロー 日本平アイスタで練習試合
来年のパリ五輪出場を目指すサッカーのU-22(22歳以下)日本代表は21日、静岡市のIAIスタジアム日本平でU-22アルゼンチン代表と非公開で練習試合を実施し、0-0で引き分けた。
-
未利用海洋資源で価値向上 静岡 MaOIが成果発表
静岡県は21日、海洋資源を活用して産業創出を目指す県の「MaOI(マリンオープンイノベーション)プロジェクト」の成果発表会を静岡市内で開いた。プロジェクトの推進機関であるMaOI機構の加戸久生コーディネートプロデューサーがこれまでの支援事業を紹介するなどした。 加戸氏は焼津市の化粧品メーカーがマグロのえらの抽出物に注目し、免疫系の機能を検証した事例などに触れ、「未利用資源を使用することは付加価値の向上につながる」と強調。オンラインを含めて聴講した関連企業や大学の関係者に「公設試験場や大学とつながりがあり、県行政との距離の近さも当機構の強み」と参画を呼びかけた。 プロジェクトは2019年に始動
-
農林水産業功労者 28人1団体を表彰 静岡県庁
静岡県農林水産業振興会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の農林水産業功労者の表彰式を県庁で行った。各団体や企業の要職を務め、事業者の生産性向上や所得増大に貢献した農業22人、林業4人、水産業2人の計28人、農業1団体に、川勝会長が表彰状を贈った。 功労者は次の通り。 【個人の部】農業 赤井穀(静岡市葵区)渥美保広(浜松市西区)石川茂(西伊豆町)石川正巳(静岡市清水区)石田史(御殿場市)大石祐次(吉田町)大松均(御前崎市)長田辰美(森町)加藤常夫(函南町)金田強(富士宮市)川村耕史(静岡市清水区)吉川昌文(同)鈴木周司(浜松市東区)中嶋栄作(牧之原市)名倉光子(掛川市)藤井恵(西伊豆
-
静岡市、県の予算編成へ要望 不妊治療や港整備など8項目
静岡市の大長義之副市長は21日、静岡県庁に出野勉副知事を訪ね、県の2024年度予算編成に対する要望書を提出した。県が市町対象の不妊治療費助成制度を整備する際、政令市も助成対象に加えることや、清水港の研究拠点化の県市連携強化などを求めた。 難波喬司市長が9月に川勝平太知事に提出した要望書の内容を踏まえ、具体的に8項目にまとめた。不妊治療については先進医療など保険適用範囲の拡大を引き続き国に求めるとともに、県が整備を検討する市町対象の助成制度に静岡、浜松の両政令市も含めるよう要望した。 清水港の利活用に関しては、県市がそれぞれ海洋科学研究の拠点化に取り組む中、海洋産業分野での技術変革を指す「
-
太平洋の島嶼国と16道県が国際交流 静岡でネットワーク会議
静岡県など16道県と太平洋島嶼(しょ)の16カ国・地域が加盟し、特色を生かした国際交流に取り組む「太平洋島嶼国・日本地方自治体ネットワーク」の実務者会議が21日、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。実務者会議の本県開催は初めて。 6カ国と10県から駐日大使や担当幹部らが出席し、交流事例の報告や意見交換を行った。本県は県立の漁師養成校「漁業高等学園」(焼津市)にミクロネシアから短期留学生を受け入れた取り組みを紹介した。川勝平太知事は「より一層の交流につなげ、本県の魅力を体験する機会になれば」と期待。大使を代表してトンガのテヴィタ・スカ・マンギシ特命全権大使は「気候変動などの共通課題は私たち
-
予算と行財政改革 難波市長に申し入れ 共産党静岡市議団
共産党静岡市議団(内田隆典団長)は21日、2024年度の予算編成と行財政改革に関する申し入れ書を難波喬司市長に提出した。 第4次総合計画(23~30年度)に関し、定住人口の維持と回復を柱とした内容に見直すことや、大規模建設事業ではなく災害対策や物価高対策、子育て支援を優先して進めること、補聴器購入の補助制度創設や教職員の増員など18項目を重点要望に挙げた。高齢者向けのバスの運行など、市の事業として公共交通を充実させることも求めた。 申し入れ書には部局ごとの個別要望も明記した。
-
書画愛好会の作品120点並ぶ 26日まで、静岡市葵区
静岡市などの書画愛好家でつくる「岳朋会」の作品展(静岡新聞社・静岡放送後援)が21日、同市葵区の市役所市民ギャラリーで始まった。26日まで。 同会を主宰する広住花岳さん(85)、翠豊さん(81)夫妻の書道と水墨画、墨彩画の教え子ら計52人の約120点が並んだ。書道部門では、中国古典から引いた漢字作品、和歌を流麗につづったかな作品、迫力ある現代書と幅広い種別の書が壁面を埋めた。書歴10年超という中高生の達筆が来場者の目を引いている。 水墨画・墨彩・はがき絵部門には新春を前に干支(えと)の竜や桜、紅葉など季節を捉えたカレンダー風の絵手紙を展示した。翠豊さんは中国・北京生まれの水墨画家馬驍(ま
-
不審者対応を確認 静岡鉄道が訓練 静岡中央署などと合同
静岡鉄道は21日、静岡中央署などとの合同による不審者対応訓練を静岡市葵区の同鉄道新静岡駅で行った。社員や警察官ら約40人が参加し、不審者への対処方法や警察への通報手順などを確認した。 爆発物とみられる荷物を電車内に置いた不審者が暴れるとの想定。乗客から不審者の情報を受けた運転士が不審者に声をかけると刃物を持って暴れ出したため、刺股を持った駅係員とともに警察官が到着するまで距離をとって制止した。乗客の避難誘導や110番をする流れも確かめた。 同鉄道の中村真也鉄道部長は「警察と連携した対処方法を、身をもって経験できた。乗客の安全確保につなげたい」と総括した。同署の梅津崇彦警備課長は「訓練と違い、
-
強盗対処訓練実施 警察と手順確認 静岡高松郵便局
静岡南署はこのほど、静岡市駿河区の静岡高松郵便局で強盗対処訓練を行った。署員や同郵便局の局員が対応を確認したほか、近隣18局の局員が見学した。 犯人が客を人質に取って「動くな、金を出せ」と拳銃で脅し、現金を奪って逃走した設定。局員は非常通報装置を押したり、カラーボールを犯人の足元に投げ付けたりする手順を確認した。署員は講評で、気持ちが高ぶっている犯人をなだめる交渉役を置くことや、犯人の特徴を局員全員で情報共有し、迅速かつ正確に警察に伝える重要性を郵便局側に助言した。 同郵便局の薮谷俊彦局長は「頭では対処法を理解していても、実際にやってみると、うまく体が動かなかった。普段から警戒意識を高め、発
-
自動車関連税軽減 現状訴え街頭活動 静岡市葵区でJAF支部
日本自動車連盟(JAF)静岡支部(太田勝之支部長)はこのほど、自動車に関する税の簡素化や負担軽減を訴える街頭活動を静岡市葵区の中心市街地で行った。 同支部職員ら21人が参加した。通行人にウエットティッシュを添えた啓発チラシ700部を手渡し、ガソリン税に消費税が課される「二重課税」など、自動車所有者が強いられている税負担の現状を説明した。JAFが今年行った自動車税制に関するアンケートでは、過去最高の約18万9285件の回答が寄せられた。「自動車に係る税を負担に感じる」と答えた件数は全体の98・4%だったという。 同支部の望月滋事業課長は「自動車税に関する市民の関心や苦悩は高まり続けている。
-
静鉄情報センター 安全運転貢献で表彰 静岡中央署など
静岡中央署と自動車安全運転センター県事務所はこのほど、運転記録証明書を活用して従業員の交通事故防止と交通安全意識向上に取り組んだとして、静岡市葵区の静鉄情報センターに優秀安全運転事業所銅賞を贈った。 同社の久保田光二社長が、及川博行署長と同事務所の北沢博所長から賞状を受け取った。久保田社長は「日頃から社員に『車は凶器になり得る』と伝えてきた。一人一人の交通安全への意識が今回の結果につながったと思う。継続していきたい」と話した。 運転記録証明書には過去の違反歴などが示される。同社では2019年から5年間証明書を取得し、従業員の安全運転の意識向上に役立てたという。
-
旬の農産物ずらり 静岡市で認定農業者「秋の市」
静岡市の認定農業者が生産した農産物などを販売する「秋の市」(市認定農業者協会主催)が21日、同市葵区の青葉シンボルロードで始まった。13ブースが並び、旬のわせミカンや茶、手作りのジャムなどを販売している。22日まで。 春、秋、冬の年3回開かれ、秋の市には2003年から福島県須賀川市の認定農業者会が参加している。今回は新型コロナウイルス禍を経て4年ぶりに出店し、リンゴやキュウリなどを通常より安い価格で販売した。同県のブランド米「福、笑い(ふくわらい)」も初めて出品し、同会の二瓶寿会長は「ぜひ静岡の皆さんにも食べてもらいたい」と話した。 22日は午前9時半から午後2時まで。須賀川市のブースは
-
上位入賞へ結束高める 藤枝市チーム結団式【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する藤枝市チームは20日夜、結団式を市役所で行った。選手や関係者が結束を高め、上位入賞を目標に掲げた。 選手を代表して清水美月主将(東海大翔洋高3年)は「上位入賞を目指して日々頑張ってきた。藤枝市のたすきに気持ちを込めて、つなげていくことの楽しさを感じながら、笑顔でつなぎ切る」と意気込みを語った。北村正平市長は「日頃の練習の成果を遺憾なく発揮して悔いの残らない走りを期待している」と激励した。 選手団は次の通り。 監督 佐原潤(藤枝AC)▽コーチ 中村信二(同)▽小学男子 長島旦陽(岡部小6)小
-
静岡商高生 呈茶でもてなし 静清信用金庫3店舗
静岡市葵区の静岡商高の3年生有志がこのほど、静清信用金庫の3支店で呈茶の体験学習を行った。生徒が自ら入れた静岡茶を来店者に振る舞った。 生徒はグループごとに同区の片羽、駒形、研屋町の各支店を訪ねた。研屋町支店では女子生徒3人が静岡茶業青年団員の指南を受けながら、急須を使って丁寧に茶を入れた。呈茶された来店者は「急須で入れた濃いお茶はやっぱりおいしいね」などと笑顔で応じていた。 松永莉音さん(17)は「自分で入れたお茶をおいしいと言ってもらえることがうれしかった。自宅でも入れてみようと思った」と話した。
-
家康公顕彰作文コンクール 中脇さん(掛川西中2)最優秀
徳川記念財団主催の「徳川家康公顕彰作文コンクール」(徳川みらい学会共催、静岡新聞社・静岡放送など後援)の入賞者がこのほど、決定した。最優秀の徳川賞に掛川市立西中2年中脇光翔さんの作品「家康公が残したタイムカプセル」が選ばれた。 同コンクールは家康公顕彰400年事業の一環として県内の小中学生を対象に2015年に始まり、今年で9回目。今回は68校から287点が寄せられた。 徳川賞以外の入賞者は次の通り。 家康賞 大津亜由美(静岡蒲原中2)新井陽菜(菊川堀之内小4)▽徳川みらい学会賞 篠宮琴乃(静岡大付属島田中1)▽知事賞 ロビンス紅(浜松富塚中2)▽県教育長賞 鳴海俊太(富士富士見台小6)▽静岡
-
浜松・与進中生が職業体験 各業界の現状学ぶ
浜松市東区の与進中2年生の職業体験学習が21日、同区内で始まった。生徒約220人が、スーパーやクリーニング、介護関係など約60カ所の事業所に少人数で分かれ、体験作業を通じて各業界の現状や仕事内容に理解を深めた。22日まで。 倉庫を主軸とした総合物流業「富士ロジテックホールディングス」(静岡市葵区)浜松事業部が管轄する浜松流通センターには3人が訪れた。同社社員から、入庫から流通加工、保管、出庫まで倉庫業が果たす役割や物流業務に関する説明を受けた後、大手衣料品メーカーの電子商取引(EC)や店舗向け商品のタグの調整、伝票に基づく出荷作業の一部を体験した。 トラック運転手の残業時間規制で輸送能力
-
江戸の平和外交、演劇に 「徳川家康公と朝鮮通信使」菊川で26日
徳川家康が交流再開に導いた朝鮮通信使とは―。ユネスコの記憶遺産にも登録されている朝鮮通信使の歴史をひもとく劇団静岡県史の舞台「徳川家康公と朝鮮通信使」が26日、菊川市の菊川文化会館アエルで上演される。脚本と演出を手がける主宰の松尾朋虎は「家康の外交手腕は、戦争が絶えない現代でも、学ぶべきことが多い」と語る。 駿府で大御所政治を行っていた晩年の家康は、豊臣秀吉の朝鮮出兵で断絶した朝鮮王朝との国交回復に尽力した。今回の舞台では、江戸幕府の平和外交の礎を築いた功績をたどる。2015年の初演作をリニューアルした。10月には韓国で開かれた「日韓交流おまつり2023in ソウル」で上演し、好評を博した
-
資金を不正に口座移転か 静岡の社会福祉法人元理事長ら2人逮捕 清水署など
静岡市清水区の社会福祉法人「誠心会」の資金を着服したとして、清水署と静岡県警捜査2課は21日、業務上横領の疑いで、誠心会元理事長の40代男と、東京都内の50代男を逮捕した。複数の関係者への取材で分かった。静岡県警は50代男が、元理事長の男の法人内の立場などを悪用し、多額の資金を横領していた可能性があるとみて実態解明を進める。 2人は共謀して2022年10月ごろ、同法人の資金1千万円以上を、同法人と取引関係のない会社名の口座に送金するなどし、横領した疑いが持たれている。 関係者によると、50代男の妻は俳優の南野陽子さんで、男は南野陽子さんの名前なども利用した上で、同様のトラブルを他県でも複
-
2005年完成の清水庵原球場、新たな歴史へ/名物「ちいちい餅」/三池平古墳とJ-STEP【わたしの街から】
東名高速道の清水インターチェンジ(IC)や新東名高速道の清水いはらICなど、車移動の要所を持つ静岡市清水区の庵原地区。かんきつ類などの農作物生産が盛んで自然豊かな同地区には、清水庵原球場や清水ナショナルトレーニングセンター(J―STEP)、県指定史跡の三池平古墳があり、スポーツや文化の地域資源も豊富だ。 静岡市清水区の新東名高速道清水いはらインターチェンジ(IC)のほど近く。走らせる車の窓を開けると聞こえてくる球音の元を探せば、高台の上にナイター照明の設備が見えた。同区初の市営球場として作られた清水庵原球場だ。完成以来、高校野球をはじめ多くの試合が行われてきた球場は、来季からプロ野球の2
-
赤カブの漬け込み本格化 静岡葵区大川地区
静岡市葵区の大川地区でこのほど、特産「赤カブ」の漬け込み作業が本格的に始まった。作業は来年1月下旬まで続くという。 大川地区の同区日向にある農産物加工所「まいれー大川」(森久子代表)には20日、同じく藁科川流域の同区小瀬戸、坂ノ上から多くの赤カブが持ち込まれた。「今年は秋も高温傾向だったので作柄を心配したが、多くの色鮮やかな赤カブが集まってくれた」と森代表。加工所では、女性5人が手際よく包丁やスライサーで赤カブを切りそろえ、丹念に塩もみ。その後、自家製の調味料に漬け込み「千枚漬け」や「切り漬け」に加工する作業を行った。 漬物は地元産の茶やシイタケなどの他製品とセットにして通信販売するほか
-
銀世界のタンチョウヅル追い50年 御殿場の長田さん 12月に静岡で個展
50年間にわたりタンチョウヅルを専門に撮影し続ける御殿場市のアマチュア写真家長田好一さん(74)が12月4~13日、静岡市役所市民ギャラリーで個展を開く。これまでの集大成と位置づけ、白銀の世界に映えるタンチョウヅルの写真36点を展示する。 長田さんがタンチョウヅルを追い始めたのは25歳のころ。当時は絶滅危惧種で、テレビに映る姿に心を奪われた。以降、新型コロナウイルス拡大前までは毎年のように北海道鶴居村に赴き、2週間から1カ月ほど撮影を続けてきた。氷点下25度前後の環境下で2時間近く撮影機会を待つこともある。1度の遠征で撮れる納得の写真は多くて数枚という。 2014年から個展を開いている。
-
静岡市、環境政策監に織部氏採用発表 元県理事、リニア担当
静岡市は20日、環境局環境政策監として元県くらし・環境部理事の織部康宏氏(64)を同日付で採用したと正式に発表した。局次長級として創設した役職で、リニア中央新幹線トンネル工事の環境影響評価やカーボンニュートラルなどの事業を担当する。特定任期付職員で、任期は2027年3月末まで。 織部氏は20日、難波喬司市長から辞令を受けた後、市議会各会派を回ってあいさつした。取材に「環境政策を通じて地域活性化に貢献したい。リニア問題は市の見解を早期にまとめた上で、解決する方向に持っていければ」と述べた。 同氏は県在職時代、6年半にわたってリニア工事の環境影響評価業務を担当し、10月22日付で退職した。
-
減税内容早期決定 政府に緊急要請へ 指定都市市長会議
指定都市市長会議が20日、都内で開かれ、政府の経済対策に盛り込まれた所得税・住民税の定額減税、低所得者世帯支援に関する緊急要請をまとめた。対策の確実な実施に向け、地方の意見を踏まえて具体的な制度内容を早期に決定するとともに、円滑な事務執行ができる簡素な制度設計とする必要性を指摘した。近く、国に提出する方針。 税務システムの改修に必要な期間の確保を訴え、費用の全額を措置するよう国に求めた。所得税の約3割は地方交付税の原資だとして、減税による減収分は国の責任で確実に補塡(ほてん)することなども主張した。 会議には静岡市の難波喬司市長、浜松市の中野祐介市長ら全国20政令市のトップらが出席。持続
-
記者コラム「清流」 駿河屋の意気込み
静岡市葵区の旧静岡マルイ跡に10月、駿河屋新本店がオープンした。初日は平日にもかかわらず、県内外から集まった300人ほどが早朝から列を作る盛況ぶり。老若男女がホビーの世界に浸る様子が見られた。 豊富な品ぞろえに加え、鉄道模型ジオラマやラジコンカーの走行を試せるスペースなどの体験スペースが話題になった。来店客同士が商品情報を交換するといった交流も生まれているという。同社が目指す「新しい観光地化」への船出は、ひとまず順調のようだ。 地元に向けても、商店街のハロウィーンイベントに参加して子どもを楽しませたり、全国の店舗で大道芸ワールドカップを周知したりと中心街活性化への意欲が伝わる。人を呼び込
-
社会課題解決にも貢献 静鉄ストア(静岡市)/森下登志美社長【キーパーソン・最前線】
トップ就任以降、新業態店舗やネットスーパーの出店、海外進出などに積極的に取り組む。10月には、静岡、焼津の両市に分散していた物流拠点を藤枝市に集約した。多様化する消費者ニーズと自社の現状を分析し、売り上げを確保するとともに、社会課題解決にも資する施策を重ねる。 -多彩な事業に着手し続ける理由は。 「世の中の動きと企業施策間のギャップを埋め、100年後も顧客が食事を楽しめることを目指す自社の『百年構想』を実現するため。2月時点の本県人口は4年前比で約10万人減少し、業界の統計調査を加味すると、食の市場は385億円縮んだことになる。経済的貧困だけでなく、買い物難民や、社会的に孤立する『関係の
-
ヤングケアラー理解目指し冊子 地域全体で支援へ 静岡市・川原地区社協が作成
静岡市駿河区の川原地区社会福祉協議会はこのほど、ヤングケアラーへの理解を深めるオリジナル冊子を作成した。地域でボランティア活動に取り組む人たちに配布し、地区全体でヤングケアラーへの支援に取り組む意識醸成を図る。仁科寛治会長(75)は「できる人ができる時にできることをやるというのが(同社協の)モットー。難しく考えずに、子どものために地域で支え合いたい」と話している。 冊子の作成に携わったのは同協議会の長島明子副会長(61)ら5人。同地区では少子高齢化や核家族化が進み、2022年に子供会が解散するなど、地域と子ども、家庭同士のつながりが薄れてきていると感じていた。そんな中、「ヤングケアラー」
-
静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は20日、県内の高校、小中学校計20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計220人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市1施設10人、三島市1施設11人、清水町1施設14人、長泉町2施設22人、富士宮市2施設24人、富士市1施設10人、静岡市葵区3施設41人、同市駿河区2施設24人、藤枝市1施設10人、磐田市2施設10人、浜松市中区2施設19人、同市南区1施設10人、同市北区1施設15人
-
予算など18議案上程 ガザ巡る議案可決も 静岡市議会定例会開会
静岡市議会11月定例会は20日開会し、会期を12月13日までの24日間と決めた後、紛争が続くパレスチナ自治区ガザ地区の早期平和実現を求める議員発議の決議案を全会一致で可決した。 9億2300万円を追加する2023年度一般会計補正予算案など市提出の18議案を上程し、このうち人権擁護委員推薦など人事関連6件について原案通り賛成・同意した。 一般会計補正予算案では、市民文化会館大規模改修事業の内容見直しに伴う経費や、清水庵原球場をプロ野球仕様に改修するための整備費を計上した。 総括質問は11月29、30、12月1日に行う。
-
静岡青色申告会 創立70周年祝う 葵区
静岡青色申告会はこのほど、創立70周年記念式典を静岡市葵区で開いた。税務関係者や会員ら約120人が会の創成期からの歴史を映像で振り返り、さらなる発展を願った。 飯塚真章会長は「設立から70年たち、社会のデジタル化が急速に進展する中、『正しい記帳に基づく誠実な納税者を育成する』という会の理念を変えず、会員指導や会の活動を推進していく」と式辞を述べた。組織運営に貢献した功労者への表彰では、常木則男前会長と堀口本子前女性部長に特別表彰状を贈った。 式典に先立ち、映画監督の信友直子氏の講演と信友氏が監督を務めたドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします」の上映会も開いた。
-
「最後まで全力で」 牧之原市チーム壮行会【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開催される県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する牧之原市チームの壮行会が19日、同市の市役所榛原庁舎で開かれた。 チームは今年「No Speed Limit」をスローガンに掲げ、前回の市の部24位を上回る20位を目指して練習に励んできた。壮行会では選手一人一人が「最後まで全力で走る」などと抱負を述べた後、杉本基久雄市長が「必ず結果はついてくる。前だけを見てがんばろう」とエールを送った。 大石佳伸監督は「直近の記録会では自己ベストが続出するなど手応えを感じている。選手の可能性を信じたい」と力強く語った。
-
園児が手作りプレゼント 勤労感謝の日で清水署に
勤労感謝の日を前に、静岡市清水区高橋の飯田南こども園の園児が20日、清水署を訪れ、鈴木正勝署長に来年の手作りカレンダーをプレゼントした。 署長室で年長児23人が大きな声で感謝の言葉を伝え、カレンダーを手渡した。恒例行事で、昨年贈ったカレンダーが飾られているのを見つけた園児らがうれしそうに鈴木署長に話しかける姿が見られた。 園児らにはお礼として塗り絵や反射材などが贈呈され、白バイやパトカーの見学会も行われた。
-
優良従業員ら表彰 静岡商議所
静岡商工会議所はこのほど、会員企業の優良従業員を対象にした表彰式を静岡市葵区の同商議所静岡事務所で行った。 商議所運営に長年貢献した役員や議員のほか、勤続5~50年の会員事業所の従業員ら計約230人に賞状などを贈った。 Jリーグチェアマン野々村芳和氏(同市清水区出身)の講演「Jリーグクラブを核とした地域活性化について」も開かれた。 主な優良従業員は次の通り。 勤続50年 石川清(エースコン工業)▽勤続45年 清水幸久(岡本設備)鈴木義久(同)古井清信(杉好)鈴木正美(ニッケン消毒)伴和幸(同)小長谷徹(花菱建設)植村喜一(丸善製茶)▽勤続40年 榊原幸夫(エースコン工業)相河和美(ヘアーサロ
-
生産技術力向上へ 国内外27人腕競う 三菱電機静岡製作所
三菱電機静岡製作所はこのほど、国内外の生産拠点の技術力向上を目指す「グローバル技能競技大会」を静岡市駿河区の同所で開いた=写真=。開催は新型コロナウイルスによる中断を経て4年ぶり13回目。 弓のこやヤスリを使用し手仕上げで図面通りに課題を製作する精密仕上げなど3職種を実施し、正確さや早さを競った。 同製作所はタイ、中国、イギリスなど海外5カ国の8生産拠点を束ねるマザー工場。大会には各地域からの参加もあり、海外勢は出場者27人のうち23人を占めた。
-
全国初制覇目指す 常葉大橘中女子サッカー部 市役所で抱負
全日本U-15女子サッカー選手権大会に東海地域代表として出場する常葉大付属橘中女子サッカー部がこのほど、静岡市役所静岡庁舎に難波喬司市長を訪ね、意気込みを伝えた。 同部は、多くの強豪クラブチームが参加して4~10月に行われた東海リーグで8チーム中1位の成績を収め、8年連続16回目の全国大会出場を決めた。過去の最高成績はベスト4。 1~3年の部員32人が静岡庁舎を訪れ、代表して主将の3年生望月心愛さんが「たくさんの練習や遠征を経験した成果を最大限発揮し、全国制覇を目指す」と力強く語った。難波市長は「悔いのない試合をしてきてほしい」と激励した。 全国大会は三重県や東京都などで12月9~27日に行
-
技術職に長年従事 静岡市が19人表彰
静岡市はこのほど、2023年度の技能功労者表彰式を同市葵区の市産学交流センターで行った。優れた技能を持ち、後進の指導育成に努めた19人を表彰した。30年以上にわたり同じ技術職に従事した60歳以上の市民が対象。 技能功労者は次の通り(かっこ内は所属、職種)。 市川一春(市川健工、大工)市川孝信(市川工務店、大工)伊藤敏博(伊藤建築、大工)大石仁士(中部日本管工業、配管工)大滝照雄(大滝建築、大工)小林寿子(ヘアモード美里、美容師)杉山一彦(杉山輪業商会、自転車組立修理職)杉山昌司(杉山輪店、自転車組立修理職)鈴木浩二(日本レーベル印刷、印刷工)鈴木辰巳(タツミ板金工房、板金工)鈴木正明(柴工務
-
静岡済生会病院が防災訓練 夜間の火災想定し患者救助
静岡済生会総合病院(静岡市駿河区)はこのほど、市消防局駿河消防署と連携し、同病院の5階病室での火災発生を想定した消防防災訓練を実施した。病院関係者ら約40人と駿河特別高度救助隊など同消防署の6隊約30人が参加し、はしご車を使って患者らの救助などに取り組んだ。 訓練は、夜間に南館の病室で患者が所有するモバイルバッテリーから出火したとの想定で行われた。病院関係者から通報を受けた消防署員が延焼防止などの初動対応をした後、逃げ遅れた患者と看護師を高さ約15メートルまで伸ばしたはしご車で救出した。煙を充満させたテント内で、病院関係者が視界不良の中での避難を体験する訓練も行った。 2016年に同病院
-
輝く筋肉で2部門優勝 静岡市葵区・宝石店の川崎さん ベストボディジャパン東日本大会
静岡市葵区のジュエリー専門店「きたがわ宝石」の川崎泰史専務(43)が、10月下旬に神奈川県横須賀市で行われたベストボディジャパン(BBJ)東日本大会の経営者部門とマッスルモデル部門で優勝した。大好物のスイーツを2カ月間断って鍛え上げた筋肉が、本業で扱う宝石のように輝きを放った。 体を鍛えるきっかけはストレス発散だった。ジムに通い続ける中、仲間の誘いで初めて大会に臨んだのは7年前。最終選考止まりだったが、鍛錬の分だけ成長を実感できる筋肉トレーニングに魅せられた。 大会前は日々、約2時間のジム通いに加え、朝夜各30分間の有酸素運動も取り入れ、筋力向上と体脂肪低減を試みた。ポージングの際に背中
-
安全運転に貢献 3事業所を表彰 静岡南署など
静岡南署と自動車安全運転センター県事務所はこのほど、運転記録証明書を有効活用して従業員の交通事故防止や交通安全意識高揚に成果を挙げたとして、静岡市駿河区の3事業所に優秀安全運転事業所銅賞の連名表彰を行った。 表彰を受けたのは県トラック協会、原川倉庫運輸、西濃名古屋エキスプレス静岡支店。それぞれ長年にわたって従業員の運転記録証明書を取得し、無事故・無違反者を社内表彰するなど意識啓発に役立てている。同署で開いた表彰式で、大村彦彰署長と同事務所の北沢博所長が3事業所の代表者それぞれに表彰状を手渡した。大村署長は「交通事故が年々、減っているのは交通安全の意識が向上しているから。事業所の皆さんが社員教
-
弥勒本通交番の完成祝い竣工式 静岡中央署
静岡中央署は20日、弥勒、本通の両交番を統合して旧弥勒交番の跡地(静岡市葵区弥勒1丁目)に新築した弥勒本通交番の竣工(しゅんこう)式を同署で開いた=写真=。 署員や行政関係者ら約40人が出席し、新交番の完成を祝った。及川博行署長は「これまでと変わらず住民に寄り添った活動を継続し、期待に応えられるように全力で取り組む」と式辞を述べた。交番勤務員9人や弥勒、本通両交番の歴史、管轄地域の概要などの紹介も行った。両交番は建物の完成から45年以上経過して老朽化していた。新交番での業務は10月23日から開始している。
-
「地域特化の看護を」 静岡県立大 健康フェスで講演会
静岡県立大は17、18の両日、人がその人らしく生きることを科学的に考える「生涯健康サイエンスフェス」を静岡市駿河区の同大で開いた。学生や教員ら約500人が参加し、記念講演やシンポジウムなどを行った。 記念講演では、神戸市看護大前学長の南裕子さんが「地域のWell-being(ウェルビーイング)をめざす『地元創成看護学』」と題し、地域と看護教育のつながりの必要性を語った。地域によって健康問題のニーズや食文化、災害リスクが異なる点に触れ、「『普遍的』や『全国共通』の看護教育ももちろん重要だが、地域を見つめてどんな課題があるのかを考えることも大切」と指摘した。 昨年度まで県内の大学などと共同開
-
三保マラソンへ会場草刈り整備 静岡市清水区で大学生ら40人
来年1月20日に静岡市清水区の三保半島の突端にある吹合ノ岬などで行われる「第2回三保海浜マラソン」(実行委員会主催)の開催に向け、スタート・ゴール地点となる旧三保飛行場の草刈りなどがこのほど行われた。大学生や就労支援施設に通う障害者ら約40人が参加した。 実行委によると、第2回大会では仮設トイレを設置するほか、堤防上の草を刈ってさらに見晴らしを良くすることを念頭に準備を進めているという。すでに多数のエントリーが寄せられていて、実行委員長で常葉大3年の宮城嶋開人さん(21)は「マラソン大会を継続することで、この場所からの絶景を一層発信したい」とした。
-
食のブランド化学ぶ 静岡県立大でビジネスセミナー
静岡県立大地域経営研究センターは18日、ビジネスセミナー「『おいしい』地域のブランドをつくろう!」を静岡市駿河区の同大草薙キャンパスで開いた。オンライン参加も含め、高校生や大学生、社会人など幅広い年代の市民約160人が聴講した。 岐阜県飛騨市の都竹淳也市長が「小さなきっかけから育てる食のブランドづくり」と題して講演した。同市の気候や水質、伝承作物などに基づいて地域特有の食の魅力を紹介し、「消費者がおいしさをより実感できるような、食に関する地域ならではのストーリーを生み出すことが大切」と強調した。 セミナーのテーマに「地域を強くする観光のブランドづくり」を提起した同センター長の岩崎邦彦教授
-
鹿児島国体 優勝者を表彰 静岡県選手団解団式
国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」の静岡県選手団の解団式が20日、静岡市内で行われ、優勝した個人種目の選手が川勝平太知事から知事顕彰を受けた。 昨年の準優勝を上回り頂点に立った体操トランポリン男子の海野大透(サン)や、全国3冠を達成したレスリング少年男子フリースタイル80キロ級の浅野稜悟(飛龍高3年)らが賞状を受け取った。海野は「3回目の国体でやっと優勝でき、静岡に貢献できた。今後はパリ五輪に向け日本代表入りを果たし、優勝を目指して頑張りたい」と決意を語った。 今大会の本県の成績は天皇杯(男女総合)19位、皇后杯(女子総合)は20位。天皇杯は昨年より順位を二つ下げた。選手団総監督の石
-
価格転嫁円滑化 公取委が解説 静岡で12月6日
公正取引委員会は12月6日午後1時から、静岡市葵区の県産業経済会館で講演会「成長と分配の好循環の実現と公正取引委員会の役割」を開く。 講師は公取委委員の三村晶子氏。価格転嫁の円滑化やフリーランスに係る取引適正化といった、公正な取引環境の確保に向けた取り組みを説明する。独占禁止法や下請法などに関する相談を無料で受け付けるコーナーも設ける(午後2時半~3時半)。 参加無料。定員90人で先着順。申し込みは公取委ウェブページの専用フォームで受け付ける。問い合わせは公取委事務総局中部事務所<電052(961)9421>へ。
-
静岡県内全4地域 20年度成長率はマイナス 新型コロナ影響
静岡県が地域・市町ごとの総生産(GDP)をまとめた2020年度地域経済計算によると、県内4地域別の経済成長率は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、いずれもマイナスだった。 中部はマイナス5・6%、伊豆半島マイナス5・4%、西部マイナス4・2%と落ち込みが目立った。東部は製造業が堅調でマイナス0・7%だった。 GDPは西部が6兆3139億円で最も多かった。次いで中部5兆5820億円、東部4兆4540億円、伊豆半島2兆670億円。 市町別は静岡市が最多の3兆3159億円。2位以下は浜松市、富士市、磐田市、沼津市と続き、上位5市で全体の56%を占めた。経済成長率が最も高かったのは小山町の
-
所有者不明の土地解消へ 改正民事法制を解説 静岡市で協議会
土地境界を巡る問題の解決や予防を図る県境界問題連絡協議会はこのほど、第5回協議会を静岡市葵区で開いた。社会問題になっている所有者不明土地の解消に向けて改正された民事法制などについて、弁護士や静岡地方法務局、静岡財務事務所の担当者が解説した。 県土地家屋調査士会の会員や県、市町の職員らが参加した。県弁護士会業務改革委員の伊藤祐尚弁護士は、所有者不明土地の発生予防のために来年4月に施行する相続登記の申請義務化を説明。正当な理由がないのに申請を怠った場合は10万円以下の過料対象になるとし、「民事法制で罰則規定を設けることはそう多くない。国としても強制力を持たせたいという思いが表れている」と指摘し
-
浙江省医師団が医療視察 静岡県立総合病院「相互発展を」
中国の浙江中医薬大付属第二医院の張威院長ら医師団がこのほど、静岡市葵区の県立総合病院を視察し、小西靖彦院長、同病院を運営する県立病院機構の田中一成理事長らと意見交換した。 両病院は2019年に友好交流協力覚書を締結していて、訪問は4年ぶり。新型コロナウイルス禍では、医療物資を支援し合うなどして交流を続けてきた。外科医ら6人が来静し、先端医学棟で手術を見学したり、患者のケア体制などについて説明を受けたりした。張院長は「先進的な設備を見ることができた」と感想を語った。 意見交換会では田中理事長が長期にわたる交流に感謝し、「健康寿命の延伸や、小児難聴の治療と音声言語の獲得といった研究分野で関係
-
日中友好担う人材育成で意見交換 静岡県と清華大がフォーラム
静岡県はこのほど、中国・清華大と連携したフォーラム「富士山コンファレンス」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。両国の有識者が集い、友好交流を担う人材育成について事例発表や意見交換を展開した。 県立大学の尾池和夫学長をはじめ両国の教育者5人によるパネルディスカッションでは、日中の友好交流に向けた有効な方策について、農業や歴史などそれぞれ専門分野の視点から討論を交わした。「日中が協力して人材育成するために必要なことは」というテーマには「対面で学ぶことの利点をアピールし両国が留学生を増やす」「共同研究などを通して教育者同士の交流も活発にする」といった意見があがった。 同フォーラムは、日中平和
-
交通安全功労者を表彰 県対策協、127人18団体に
静岡県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の交通安全功労者等表彰式を県庁で開いた。地域や職場などで交通安全に尽力した127人18団体の功績をたたえた。 表彰を受けたのは長年にわたり地域で活動する交通指導員や、従業員や児童生徒に交通安全教育を積極的に行う事業所や学校など。協議会副会長の森貴志副知事は「関係者が一丸となって交通安全の取り組みを推進することが不可欠」と述べ、表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【交通安全対策協議会会長表彰】交通安全功労者 佐野勝信(富士市)和田恒明(熱海市)▽交通安全優良団体 松永工基(焼津市)静岡ガス静岡支社(静岡市)ミダック富士宮営
-
パラ日本代表を発掘 静岡で基礎測定会
将来のパラリンピック競技日本代表選手を発掘する「基礎測定会」(日本パラスポーツ協会主催)が18日、静岡市駿河区の県草薙総合運動場体育館で開かれた。 本県を含む中部・東海地方を中心に障害のある10~50代の21人が参加し、握力や立ち幅跳び、3分間走など10種目で基礎体力を測定した。出場者は実力を発揮しようと懸命に取り組み、競技が終わると同協会のスタッフから拍手が送られた。日本パラ陸上競技連盟など約10団体による相談ブースも設けられ、出場者と各団体の職員が懇談した。
-
プラモ、ミニ四駆で交流 静岡・タミヤフェア
模型メーカーのタミヤ(静岡市駿河区)の製品やファンを集めたイベント「タミヤフェア」が18、19の両日、同区のツインメッセ静岡で開かれた。県内外の親子連れや模型ファンが訪れ、プラモデルやミニ四駆に親しんだ。 この秋冬に発売の新製品が展示されたコーナーには、レーシングカーや戦闘機、戦車がずらり。来場者は案内役の開発スタッフから直接商品のこだわりや特徴を聞いて創作意欲をかき立てた。 特設サーキットでは、国内外の予選通過者によるラジコンカー、ミニ四駆のレースが繰り広げられ、ファンが交流した。タミヤ製品のほか、模型用の工具など関連グッズを販売するブースも出展された。
-
未来のクルマ絵画 入賞児童たたえる 静岡
日本自動車販売協会連合会県支部は19日、小学生が自由な発想で夢の車を描いた「未来のクルマ絵画コンクール」の表彰式を静岡市葵区で行った。1119点の応募の中から、上位入賞者15人に表彰状や賞品が手渡された。 翼が付いていて宇宙や海中など「どこへでも行ける車」を描き、低学年の部で最高賞の同支部長賞に選ばれた浜松市立蒲小2年の倉西広夢君は「(受賞は)びっくりしたけどうれしかった。どんな車があったらわくわくするか考えることが楽しかった」と受賞を喜んだ。太田勝之支部長は「自由でユニークな良い作品ばかりだった。コンクールを通じて、車に少しでも興味を持ってくれたらうれしい」と期待した。 入賞作品は21~3
-
富士見高 動画で最優秀 地域発信コンテスト 起業コースは静高、稲取高
静岡銀行はこのほど、県内の中高生が地域課題の解決や魅力発信に取り組むプログラム「アオハルし放題」の最終コンテストを静岡市内で実施した。地元の良さを紹介する「動画コース」は富士見高が、新たな特産品を開発する「起業コース」は静岡高と稲取高がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。 富士見高は、生徒が自転車で富士市内を巡る動画を数分間に仕上げた。田子の浦など各地の風景に加え、特産のしらすや地元でおなじみのサイダーかん、つけナポリタンなどのグルメも紹介。音楽や食レポも盛り込み、高校生らしい躍動感ある作品が評価された。 起業コースでは高校生が県内企業の伴走支援を受けて商品開発に挑んだ。静岡高は静鉄ストアと規格外野
-
家康愛飲の抹茶味わう 湖西で茶会
湖西市新居町の小松楼まちづくり交流館でこのほど、徳川家康が大御所時代に愛飲した「本山抹茶」の歴史を感じる茶会が開かれた。同交流館で活動するお茶講座のメンバーが、静岡市の茶農家有志でつくる「静岡本山抹茶研究会」が製造した抹茶をたてて来館者に振る舞った。 新居関所を設置した家康が大河ドラマを機に注目される中で、旧東海道新居宿の歴史を伝える同交流館でも伝統文化を体験する機会を提供しようと開催した。来館者は研究会が再興した本山地区の抹茶生産について紹介を受けながら、地元の和菓子店がつくった秋の菓子と共に抹茶を味わった。 イベントは県の東アジア文化都市事業の一環。
-
「熱い応援で背中押して」 森町チーム選手壮行会【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の森町チームの選手壮行会が19日、町文化会館で行われた。 代表選手は21人。指名証や代表旗を受け取り、大会での健闘を誓った。 前回大会の成績は町の部8位。選手兼監督の天野元文さんは「選手が全力で走れるようコロナ前と変わらない熱い応援で背中を押してほしい」と来場者に呼びかけた。 選手は次の通り。 時田絃永(宮園小6)内藤徹二(森小6)村松湊馬(飯田小6)田村愛寿(森小5)松下心春(宮園小6)袴谷友希(旭が丘中3)岡田大和(同1)田村蓮姫(森中1)天野友珠子(旭が丘中1)片岡叶葉(同2)平田爽馬(磐田
-
おせち商戦、多彩な提案 静岡県内百貨店、コロナ下で伸長した需要維持へ 「大人数」「若者」照準/「小サイズ」依然人気
新年用おせち料理の商戦が県内百貨店で追い込み期を迎えている。新型コロナウイルス感染症の5類移行後に初めて迎える正月で、家族や友人で集まる機会の増加を見込んで大人数用の商品を強化する一方、コロナ下で伸長した小サイズ品を引き続き展開する店も。原材料高で販売価格が5~10%上昇する中、各店は販売方法を見直したり、若年層に人気の商材を拡充したりして、顧客の獲得とつなぎ止めに工夫を凝らす。 松坂屋静岡店(静岡市葵区)は、親族などで集まるだんらんの機会が本格的に回復するとみて、4~5人用の4段重(税込み3万7800円)計3点を初めて用意した。京都の料亭などが監修し、イセエビやカニといった高級食材をふ
-
精神科病院での虐待なくす方策解説 都内の事件題材 情報公開の重要性強調 静岡で講演会
精神科病院の情報開示請求を長年行っている東京都地域精神医療業務研究会の木村朋子さんによる講演会が19日、静岡市葵区のアイセル21で行われた。入院患者への暴行や虐待が問題になった東京都八王子市の精神科病院「滝山病院」を題材に、院内の課題や虐待をなくすための方策を解説した。 同病院では入院患者に対する暴行などが今年明るみに出て、看護師らが逮捕された。同会は情報開示で1986年の資料を得た時から滝山病院に着目してきたという。木村さんは、都内の精神科病院の死亡退院率は平均数%である一方、同病院では60%程度と異常に高かったと指摘した。 ほかにも患者の生活保護率の高さ、地元以外からの患者の多さ、職
-
静岡の魅力と改善点は? 中高生と市議が意見交換 駿河区
静岡県内外の学生でつくる団体「こどもまんなか静岡」は18日、静岡市内の中高生と市議会議員の意見交換会「こどもひろば会議」を駿河区の男女共同参画センターあざれあで開いた。中高生5人と市議2人が、市の魅力と改善点などについて語り合った。 市の良いところとして生徒が挙げたのは、「気候が良く、人も多すぎなくて暮らしやすい」「海も山もあり、食べ物がおいしい」など。一方、改善してほしい点として「遊ぶ場所が少ない」「観光客だけでなく地元の人が楽しめる場所がほしい」などの声が多く寄せられた。市議は「全国の他の自治体と比べれば(楽しい場所は)多い方だと思う」と述べ、地域資源の魅力的な見せ方を考える必要がある
-
闘病中の子ども支援へ ⚽エスパルス権田、竹内選手が募金呼びかけ 静岡、藤枝のマクドナルド4店舗で
J2清水エスパルスの権田修一選手(34)と竹内涼選手(32)が19日、静岡市と藤枝市のマクドナルド計4店舗で、闘病中の子どもたちとその家族を支援するための募金活動を行った。活動のイメージカラーである青色のシャツを身にまとった両選手が、募金に協力した来店客一人一人に自身のサイン入りステッカーやトートバッグを配った。 同活動は「マックハッピーデー」として毎年11月19日に全国の店舗で実施している。闘病中の子どもたちとその家族が利用する宿泊施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を昨年訪れたことをきっかけに募金活動に加わった権田選手は「笑顔で募金をしてくれる子どもたちの姿が印象的。少しでも多くの
-
自転車安全走行 静岡農高生が実践 葵区で交通教室
静岡中央署はこのほど、静岡農高(静岡市葵区)の2年生約40人を対象にした自転車交通安全教室を同区の古庄自動車学校で開いた。 自動車学校の教習指導員が講師を務め、教習コースで自転車の走行講習を行った。生徒はヘルメットをかぶって自転車でコース内を周回し、交差点の渡り方や標識の意味を確認。教習指導員が運転する乗用車に乗り、見通しの悪い交差点から飛び出してきた自転車を急ブレーキでよけた時の衝撃を体験し、無謀な自転車運転の危険性を味わった。 座学では、事故を起こして加害者になってしまった場合、多額の賠償金を支払わなければいけない恐れがあることを学んだ。同署交通課の担当者は「一時停止など基本的な交通
-
25日、静岡市葵区で雪国シンポジウム 静岡・新潟県人会
静岡・新潟県人会は、25日に葵区の静岡交通ビルで開く「雪国シンポジウム」の参加者を募集している。参加無料。 同区の安藤米店の長坂潔暁店長がコメの歴史と文化をテーマに講演する。玄米専用品種「巨大胚芽米カミアカリ」の炊き方を実演し、参加者に振る舞う。 シンポジウムは午後5時からで、会員以外の参加も可能。問い合わせは同会事務局<電090(2578)9886>へ。
-
谷津山の竹と草花 高校生ら一輪挿しに 葵区で体験会
放置竹林の拡大などが課題となっている静岡市葵区の谷津山の保全活動に取り組む谷津山再生協議会と国際ソロプチミスト静岡は19日、山で伐採した竹で一輪挿しを作る体験会を同区の沓谷簡易児童館で開いた。両団体のメンバーや静岡大成高(同区)の生徒、静岡大(同市駿河区)の学生ら計約30人が参加し、作品作りを通じて地域の里山の在り方を考えた。 参加者は竹と試験管を組み合わせて花器を作った後、山に入り花器に生け込む植物を探した。赤い実が特徴のナンテンなどを挿した同高ボランティア部員で2年の鈴木咲さんは「生ける花を自分で探すのが楽しかった。たくさんの植物に囲まれるのが新鮮な体験だった」と笑顔で話した。 同協
-
静甲の液体充てん装置 都内展示会で優秀賞
静甲が開発した新型の液体充てん装置「ネック搬送式BTW」が東京都内で10月に開かれた包装関連業界の展示会「JAPAN PACK 2023」で優秀賞を受賞した。同社が同展示会で受賞するのは初めて。展示会での初お披露目以降、6~7件の商談が食品会社などから舞い込んでいる。同社の担当者は「生産性と品質の向上に向けた努力が報われた」と述べた。 新型の装置は、化粧品や食品、医薬品などの容器のネック部分をつかんで中身を詰めることができる。容器自体の大きさや形状が異なっていても、これまでのように部品交換を行わずに充てんできるため作業の効率アップを図れる。
-
駿府城公園 大学生が探検 江戸時代の名残確認 静岡市
大学生が駿府城の歴史について学ぶ「駿府城探検」が18日、静岡市葵区の駿府城公園で開かれた。今後、3回にわたって勉強会を開催し、2024年夏には受講した学生が市内の小学生に城内を案内する予定。 この日は学生が江戸時代の駿府城を上から描いた「駿府御城図」を手に公園内を歩き、現代に残る石垣や段差から図に示されている櫓(やぐら)やお堀の位置を確認した。常葉大2年の溝渕未祐さん(20)は「これまで何度も訪れた駿府城だが説明を受けて改めて歴史の重みを感じた。その面白さを小学生にわかってもらえるよう伝え方を工夫したい」と話した。 駿府城を愛する会、I Love しずおか協議会、市歴史博物館の共催。学生
-
大石さん(静岡)男子個人V 女子は佐々木さん(日大三島) 静岡で高校将棋新人県大会
静岡県高校将棋新人戦県大会(県教委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の個人戦が19日、静岡市葵区の静岡高で開かれた。地区大会の突破者ら男子32人、女子28人がトーナメント形式で熱戦を繰り広げた。男女それぞれ上位2人は来年1月に金沢市で開かれる全国大会に出場する。県大会団体戦は11月26日に同校で実施する。 結果は次の通り。 男子個人 ①大石裕貴(静岡1)②武田華成(同2)③原田孝太郎(藤枝明誠2)④鈴木颯史(同)⑤久野杏太(磐田南1)⑥勝又諒介(日大三島2)⑦水野駿(静岡1)⑧片岡賢佑(沼津東1)▽女子個人 ①佐々木香歩(日大三島2)②望月千翠(清水桜が丘2)③藤原花恋(東海大翔洋2)④小
-
⚽エスパルス下部組織出身5人 三島に交流カフェ開設へ 「地元への感謝、形に」資金募る
サッカーJ2大分トリニータの長沢駿選手(35)やJ1柏レイソルの犬飼智也選手(30)らJ2清水エスパルスの下部組織出身者5人が、静岡への思いや感謝を形にしようと、「HIGH FIVE(ハイファイブ)」プロジェクトを立ち上げた。地元住民と宿泊者が交流できる宿泊施設兼カフェの開店準備を三島市で進めている。長沢選手は「生まれ育った静岡の素晴らしさを全国の人にもっと知ってほしい」と話す。 清水でも活躍した2選手は県外チームに移籍後、地元への思いを表現する方法を模索。下部組織時代の仲間に相談する中、共通の趣味だったキャンプを切り口とした活性化策を考え、ツリーハウスのような内装のゲストハウスづくりを
-
元サッカー日本代表 北沢さん29日講演 静岡、参加者募集
静岡県精神保健福祉協会は29日午後1時半から、「心の健康フェア2023講演会」(静岡新聞社・静岡放送後援)を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開く。参加無料。 元サッカー日本代表で日本障がい者サッカー連盟会長の北沢豪さんが「サッカーボールがつなぐ社会」と題して講演する。定員300人で事前申し込みが必要。 問い合わせは月、水、金曜のみ。同協会<電054(202)1220>へ。
-
「好き」が集う老若男女 開かれた稽古と交流の場【町道場のいま~かわる柔道界~㊥】
静岡市駿河区の高松中学校。平日の午後7時ごろ、柔道場に道着姿の老若男女が集まり始めた。一目見て、他の道場と比べて明らかに子供より大人の数が多いことが分かった。 同所を拠点に活動するのは2019年に設立された駿河柔心会。道場主の植田秀さん(62)が約2時間の稽古の間、穏やかなまなざしを送り続ける。 少年主体の道場が多い中、老若男女が稽古できる場を提供したい-。かつての自分の指導者の考え方に共感し、六段昇段を機に団体を立ち上げたという。 植田さんは中学3年で一度柔道から離れた。再開したのは31歳の時。「自分も強かったわけではなく、18年くらい柔道とは無縁の生活をしていたほど。だから弱い者の
-
「リトルベビー」子育て課題共有 静岡でセミナー、当事者が支援訴え
早産などにより小さく生まれた低出生体重児や家族が抱える課題について考える「次世代を守る! 赤ちゃんの今と未来の健康セミナー」(日本家族計画協会など主催)が3日、「世界早産児デー」(17日)に合わせて静岡市駿河区で開かれた。本県は小さく生まれた赤ちゃんのための母子手帳「リトルベビーハンドブック」が全国に広がるきっかけをつくった“先進地”。全国から当事者サークルの代表者や医療、母子保健関係者など約100人が集い、交流を深めた。 「人の励ましもつらく、情報もない。真っ暗闇に突き落とされた感覚だった」。2006年に第2子を452グラムで出産した登山万佐子さん(53)=福岡
-
家康テーマ、ダンスショーに喝采 静岡市内3カ所で「まちは劇場」イベント
静岡県民参加によるダンスパフォーマンスショーが19日まで、静岡市内3カ所で行われている。市が進めるまちづくり活動「まちは劇場」の関連イベント。観覧無料。 「回遊縁戯(えんぎ)~徳川家康編~」と名付けた演劇ダンスパフォーマンスを披露するのは、市民文化会館を拠点に活動する「ラウドヒル計画」のメンバー。静岡浅間神社で18日、そろいの衣装をまとった10人のパフォーマーがアクロバテックな動きでダンスや歌を繰り広げ、観客から大きな拍手を浴びた。 このほか、市歴史博物館や清水区の日本平夢テラスでも「竹千代」「お手植えみかん」「茶」など家康公に関連したキーワードを題材に創作したショーを繰り広げている。各
-
⚾阪神タイガース日本一祝う 静岡猛虎会、「六甲おろし」大合唱
プロ野球阪神タイガースの静岡県内ファンでつくる「静岡猛虎会」(丹治良介会長)は18日、38年ぶりの日本一に輝いた阪神の優勝祝賀会を静岡市葵区で開いた。ファン41人が応援歌「六甲おろし」を大合唱するなど優勝を喜んだ。 丹治会長(76)=同区=は優勝記念のシャツや帽子を身にまとい、「やっとの思いで優勝することができた。長い道のりだったが、今日は阪神の活躍を心から祝いたい」と喜んだ。会場では岡田彰布監督の大好物「パインアメ」が配られた後、祝杯を挙げて優勝の喜びに酔いしれた。 幼い頃からの阪神ファンで、同会メンバーから「トラばあちゃん」の愛称で親しまれている川口信子さん(86)=清水区=は「出身
-
依田勉三題材に短編映画 24年3月公開へ 地域の魅力発信、松崎高生と静岡大生
松崎町の松崎高の生徒や静岡市駿河区の静岡大の学生が住民らとともに、地域の魅力を発信する短編映画の制作に取り組んでいる。北海道十勝平野開拓に貢献した地元の偉人である依田勉三を題材にした作品を仕上げ、2024年3月の公開を目指す。 町や静岡大などが持続可能な地域づくりを進める「2030松崎プロジェクト」の一環で、生徒や学生が中心となって5月に制作を始めた。タイトルは「BENBEN(ベンベン)」で、主人公の女子高生が依田勉三の功績を学び、自らの夢をかなえようと励むストーリー。生徒と学生が脚本作りや撮影、演技指導を行い、町内外の住民らが出演する。 11月中旬、同町の浜丁橋でロケが行われた。制作に
-
成績は「価値」ではない(蔭山昌弘/スクールカウンセラー)【思春期の心 支える力 不登校③】
不登校で相談に来た中学生の話です。「学校でクラスの仕事を率先してやっても、勉強の成績が悪いと親からも先生からもできないやつだと思われてしまう。自分が全否定されるみたいで将来に希望が持てない」「勉強を頑張って偏差値の高い高校に入れって言われるけど、そういう高校に入れるのはクラスの中でも一部。だから自分は駄目だという思いをずっと持って生きて行くのかと思ったらぞっとした」 一方、小学校の時から塾に通って勉強を頑張り、社会人になった教え子は「社会に出てみると、責任感とか行動力とか発想力とか、人としての力が評価されるのに、どうして子どもの頃にあんなに成績を気にして点数に振り回されていたのかと不思議な
-
⚽U―22日本代表 アルゼンチンに快勝 静岡で国際親善試合
来夏のパリ五輪出場を目指すサッカーのU―22(22歳以下)日本代表は18日、静岡市清水区のIAIスタジアム日本平でU―22アルゼンチン代表と国際親善試合を行った。同区出身の大岩剛監督(清水商高出)率いる日本が5―2で快勝し、来年4月の五輪アジア最終予選に弾みをつけた。 昨年3月のチーム発足後、国内での試合は初めて。今夏まで清水エスパルスに所属していた鈴木唯人(22)が2得点、静岡学園高出身の松村優太(22)が1得点と活躍。1万1225人の観客を沸かせた。 同スタジアムでの国際試合は2019年10月の女子代表のカナダ戦以来、3度目。 →静岡県勢躍動、強豪を撃破 日本 5(1―
-
地震臨時情報などテーマ 静岡で地域安全学会 研究発表
研究者や防災関係団体でつくる地域安全学会の秋季研究発表会が18日、静岡市葵区の県地震防災センターで始まった。南海トラフ地震の想定震源域の半分でマグニチュード(M)8以上の大地震が発生した「半割れ」ケースの場合の対応や、避難行動要支援者の避難など幅広いテーマについての研究報告があった。発表会は19日まで。 南海トラフ沿いでは時間差で大地震が連続発生する可能性がある。2019年には後発地震の発生が高まった場合などに「南海トラフ地震臨時情報」が発表される制度の運用が始まった。事前避難などの対応が市民に求められるようになったが、制度の認知度の低さや対応の複雑さが課題となっている。 愛知県豊橋市防
-
通学路の危険をチェック 静岡・清水一中生が災害図上訓練
静岡市清水区宮代町の清水一中は16日、登下校中に地震が発生した場合の避難方法について災害図上訓練(DIG)を通じて考える講座を校内で開いた。 区役所地域総務課で防災・防犯を担当する職員が講師を務めた。1年生約75人が居住地域別に18グループに分かれ、それぞれの地域の白地図に警察や消防などの施設、自宅や河川の場所をマーク。落下物やブロック塀の倒壊のおそれがある道や津波浸水想定区域なども書き込み、通学路の危険箇所を確認した。 生徒は「ここは一方通行の道」「この道のどちら側にいるかによって逃げる経路が変わる」などと意見を出して話し合い、防災への意識を高めた。 (清水支局・大村花)
-
地産地消やロス減を 高校生が提言 静岡市内6校参加
静岡市の高校生が脱炭素社会の実現に向けて提案する発表会(同市、静岡鉄道主催)が18日、同市駿河区のグランシップで開かれた。「カーボンニュートラルに向けて私たちにできること」をテーマに、市内6校の約30人が学校や家庭など身近な脱炭素の取り組みを紹介した。 城南静岡高のチームは家庭でできる脱炭素として、食材の地産地消の推進を提案した。カレーの食材に全て県内産を使った場合、県外産と比べて輸送にかかる二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に削減できると説明。実際に県産の食材でカレーを作り、「味は変わらずおいしく、環境にもいいので(地産地消が)お勧め」と強調した。 このほか、清水桜が丘、静岡市立、駿河
-
優良運転たたえ337個人17団体表彰 安全協会静岡中央地区支部など
静岡県交通安全協会静岡中央地区支部(杉山智彦支部長)と静岡中央地区安全運転管理協会(望月克政会長)は16日、長年にわたり無事故・無違反の優良運転者や事業所に対する合同表彰式を静岡市葵区の市民文化会館で開いた=写真=。地域の交通安全に貢献した337個人と17団体・事業所をたたえた。 賞状を手渡した静岡中央署の及川博行署長は「自転車のヘルメット着用や歩行者の夜間照明品携行などを地域の皆さんに呼びかけていただき、地域の交通安全確保に引き続き力を貸してほしい」とあいさつした。 表彰された主な個人、団体は次の通り。 【関東管区連名賞】優良安全運転管理者 柳沢敬夫(東海カルバートサービス) 【交
-
静岡の女性団体 市長と「語る会」 男女格差改善要望
静岡市内の女性団体でつくる市女性の会連絡会(馬居喜代子会長)はこのほど、難波喬司市長と「語る会」を同市葵区のアイセル21で開いた。参加者は市の男女共同参画や子育て支援の状況などに関する意見や要望を市長に伝えた。 馬居会長は、市の幹部職員や市議会議員に女性が少ないことを指摘。経済分野でも本県の男女の賃金格差や女性の社長数が他県よりも劣っているとして、改善を要望した。メンバーの1人の豊島智江さんは子育て施策について「お金のばらまきではなく、女性が『子どもがかわいい』『子育てしてみたい』と思えるようにすることが大事ではないか」と訴えた。 難波市長は女性幹部職員の登用に関し「大胆にやっていきたい」と
-
自転車事故 実演で注意喚起 静岡女子高で交通安全教室
自転車を利用する機会が多い高校生の交通安全意識を高めようと、静岡県交通安全協会静岡南地区支部は17日、スタントマンによって事故を再現する交通安全教室を静岡市駿河区の静岡女子高で開いた。全校生徒約300人が参加した。 スタントマンはヘッドホンを着けたまま運転したり、並進したりする違反走行の事例を再現し、交差点で一時停止せず自転車同士が衝突する事故なども実演した。自転車のブレーキを両手と片手でかけた場合、止まるまでの距離がどのぐらい違うのかを比較し、傘やスマートフォンを手に持ちながら運転する危険性を伝えた。2年の渋谷海さん(16)は「実際の事故の衝撃を目の前で見て危機感が高まった。今までの行動
-
「やった!」初ゴールに笑顔⚽ 肢体不自由児ら 静岡でサッカー挑戦
静岡市内で肢体不自由児の保護者向けサロンを運営する団体「ハナソ」はこのほど、肢体不自由児らが対象のサッカー教室を同市葵区の藁科中で開いた。サッカーJ3アスルクラロ沼津のスタッフが講師となり、参加した約20人にサッカーや運動の楽しさを教えた。 外出にハードルを感じる肢体不自由児や家族に、屋外活動へ前向きな気持ちを持ってもらうため企画。参加者は鬼ごっこやシュート練習を行った後、試合に挑戦した。ゴール前に来たボールを車椅子でうまくブロックしたり、ドリブルで相手をかわしたりするなど白熱した試合を繰り広げた。激しい競り合いの末にゴールが決まると、チームメート同士で「やった」と喜んだ。 焼津市立港小
-
⚽Uー22代表大岩監督「コンセプト出す」 アルゼンチンと真っ向勝負 18日にアイスタ
来夏のパリ五輪でメダル獲得を目指すサッカーU―22(22歳以下)日本代表は18日、IAIスタジアム日本平(静岡市清水区)でU―22アルゼンチン代表と対戦する。17日は大岩剛監督(清水商高出)が会見し、「守備は前からボールを奪う、攻撃はボールを支配するというチームのコンセプトをしっかり出したい」と真っ向勝負を強調した。 このチームでは初めて国内で開催される国際親善試合。同区出身の大岩監督にとっては故郷での一戦になる。会見前には高校時代の恩師、大滝雅良氏と言葉を交わし「パワーをもらった」と士気を高めた様子だ。 アルゼンチンはA代表が国際サッカー連盟(FIFA)ランク1位。ただ、U―22世代は
-
16万球の光「おまち」きらびやか 静岡市中心街、イルミネーション始まる
静岡市葵区の中心街を鮮やかに彩る「第34回青葉シンボルロードイルミネーション」が17日夕、始まった。青葉シンボルロードから常磐公園まで約500メートルの並木道を、16万球ほどの「アイスブルー」色の発光ダイオード(LED)で装飾している。来年2月12日まで。 「I Loveしずおか協議会」(沼田千晴会長)と同市が共催する恒例イベント。今年は「クリスタルイルミネーション」を実施。メインモニュメントは氷の城をテーマに装飾し、冬の市街地をきらびやかに演出した。点灯式では沼田会長と難波喬司市長、VELTEXスポーツアカデミーの子どもたちがボタンを押すと、イルミネーションが一斉に輝いた。 同会場では
-
記者コラム「清流」 自分に優しい目 向けて
この夏、静岡市内の結婚式場で乳がんの治療を経験した人にウエディングドレスを着てもらうイベントがあり、20代の助産師の女性に出会った。ヘアメークの間、闘病の体験を聞かせてもらった。 治療が一段落した後の落ち込みが一番激しかったこと、大学院の休学を経て助産師になる夢をかなえたこと、「恋愛はもう無理」と思っていたが、最近、結婚したこと―。芯の強さと明るい人柄に引かれたこともあり、再度、取材をお願いし、「ピンクリボン月間」(10月)に合わせた特集記事を書いた。 「自分に優しい目を向けてほしいと伝えたい」と女性。自分の体や心に関心を持ち、変化に敏感になることが、病気の早期発見にもつながる。「自分を
-
静岡人インタビュー「この人」 第77回全国茶品評会の普通煎茶4キロの部で農林水産大臣賞を受賞した 小沢晃さん(静岡市葵区)
本山茶の産地として知られる静岡市葵区有東木で、茶栽培に取り組み約半世紀。8月に福岡県で開かれた全国茶品評会(全品)で、最高賞の農林水産大臣賞を初受賞した。69歳。 -受賞の喜びを。 「茶を作るものとして、一度は取ってみたい賞だった。これまで普通煎茶4キロの部では、1等5席が最高順位だったが、念願がかなった。また、地元JAの職員も摘採や製茶で非常に熱心に協力してくれた。彼らの後押しがあり、まさに『ワンチーム』で手にした賞だと思っている」 -栽培の工夫は。 「出品茶は7年前に放任茶園になりそうだった畑を借り受けて作ったもの。この茶園が放置されていくのはもったいないと思い、栽培に乗り出した
-
⚾プロ野球・広島育成2位 静大・佐藤、入団合意 「プレーでファン魅了」
プロ野球ドラフト会議で広島から育成2位で指名された静岡大の佐藤啓介内野手(22)は17日、静岡市内のホテルで入団交渉に臨み支度金319万円、年俸300万円(いずれも推定)で合意した。 佐藤は「プロ野球選手として、求められる社会的責任も大きくなる。自覚を持って、一日一日を大切に準備する。積み重ねが結果につながる」と引き締まった表情を見せた。マツダスタジアムに立つ日をイメージし、「自分を見に行きたいと思わせるような、プレーでファンの皆さんを楽しませるような選手になりたい」と語った。 12月13日に入団発表が行われ、来年1月7日に入寮、翌日から新人合同自主トレに参加する。 (結城啓子)
-
静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、県内の高校、小中学校20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計243人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、三島市1施設10人、清水町1施設10人、富士宮市1施設11人、静岡市葵区2施設18人、同市清水区1施設9人、焼津市1施設21人、牧之原市1施設9人、藤枝市1施設17人、島田市1施設12人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設25人、浜松市天竜区1施設14人、同市中区3施設42人、同市東区1施設8人、同市西区1施設17人、同市浜北区1施設6人
-
⚾プロ野球・ハヤテ、本拠地日程確保
日本野球機構(NPB)は17日、来季から2軍戦のみに参加する新規2球団の審査小委員会を開いた。静岡市が本拠地の「ハヤテ223(ふじさん)」と「オイシックス新潟アルビレックスBC」の準備状況を確認し、両球団とも本拠地球場を円滑に利用できる日程を確保したことが報告された。選手の確保については、これから正式な契約が進む見込み。
-
欧州意識 健康と環境 ジェトロ静岡 食品市場を解説
日本貿易振興機構(ジェトロ)静岡はこのほど、健康や環境問題への意識が高まる欧州市場への進出入門セミナーを静岡市内で開いた。10月にドイツでの国際総合食品見本市を訪れたジェトロ静岡の峯裕一朗係長が、環境や健康に関する認証制度が広がりつつある欧州食品市場の動向を解説した。 峯係長は同見本市のセミナーで示されたオランダ調査会社のデータに触れ、新製品開発で重視する要素の1位が健康、2位が環境意識だったと紹介。消費者は健康的な有機農法に対して関心を寄せ、プラスチック削減などエコなパッケージにも注目するとした。同時に、価格や品質を重視する傾向も強く、商品選択の要素は多様化が進んでいると説いた。 栄養、環
-
子育て支援充実要望 静岡市に公明党市議会
静岡市議会会派の公明党市議会は17日、市の2024年度当初予算編成に向けた要望書を難波喬司市長に提出した。子育て支援や広域連携の推進などを求めた。 「信頼されるまちづくり」や「人づくり」など四つのテーマ別に69項目の要望事項を掲げた。「人づくり」に関しては、他地域の事例を紹介した上で育児用品支給事業の導入を求めたほか、不登校特例校の設置など不登校児童生徒に寄り添った支援の拡充を訴えた。 会派所属議員と市役所静岡庁舎を訪れた井上智仁代表は「必要に応じた事業の整理、見直しを行い、市民の幸福度を高める市政が求められている」として要望書を難波市長に手渡した。難波市長は「しっかりと検討する」と応じた。
-
ガザ紛争解決求め20日に決議案提出 静岡市議会
静岡市議会は17日、議会運営委員会を開き、パレスチナ自治区ガザ地区で続く紛争の早期解決を求める議員発議の決議案を20日の11月定例会初日に提出することを決めた。 提出者は全47議員で、世界平和を希求する「静岡市平和都市宣言」のもと、一般市民への攻撃や非人道的行為を非難し、国際社会に対して事態の早期沈静化や人道状況の改善を求めるとした。
-
女性が活躍する組織作りを討論 静岡市駿河区でフォーラム
静岡県などはこのほど、女性の管理職登用や働きやすい職場づくりを考える「女性活躍加速化フォーラム」を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。 県内企業の経営者や人事担当者ら約100人が参加した。パネル討論では農産物流通事業を展開するエムスクエア・ラボ(牧之原市)の加藤百合子社長をはじめ、女性のキャリアアップや子育て支援、職場環境の整備などに力を入れる県内3企業の社長が登壇。「女性活躍を実現するために求められるトップの役割」とのテーマでは、「各家庭の家事や育児の課題を踏まえた柔軟な制度作り」「個人が抱えている事情を社員同士で理解し合うための橋渡し」に取り組むべきだとする意見が述べ
-
5~14歳 インフル拡大 静岡市内、注意呼びかけ
静岡市は17日、インフルエンザの市内定点医療機関当たりの患者数が4週連続(10月16日~11月12日)で注意報レベルの10人を超えたと発表した。幼児や小中学生を中心に感染が拡大しているとして注意を呼びかけている。 市保健予防課によると、11月6~12日の1定点医療機関当たりの平均患者数は14・40人となり、今シーズン最初に10人を超えた10月16~22日の10・20人から増加傾向が続いている。 11月6~12日の週の患者を年代別に分析すると、5~14歳がほかの年代と比べて突出して多かった。同週の市内の教育機関の学年閉鎖は3校、学級閉鎖は12校に達した。 市は今後、ウイルスが家庭に持ち込まれ、
-
町工場25社の技 一斉公開 静岡市内19日までまで見学、実演体験 ものづくり 魅力発信
静岡市内の企業25社が一斉に工場見学や実演体験を行うイベント「ファクハク~静岡工場博覧会2023」が17日、市内各所で始まった。19日までワークショップや製造現場の公開を行い、町工場が誇るものづくりの魅力を伝える。 試作品製造のエクタス(同市駿河区)には、静岡デザイン専門学校の学生4人が訪れワークショップに参加した。同社が3Dプリンターで作った三角形のプラスチック片を「ミルマスター」と呼ばれるNC(数字制御)工作機械で、それぞれが描いたデザインに加工する体験をした。 2年の鈴木鞠那さん(19)は「ハンドル操作が難しかった。職人さんの高い技術力を見られて良い経験になった」と話した。同社の
-
静岡市役所の火災想定し訓練
静岡市と市消防局はこのほど、市役所静岡庁舎中層階の火災を想定した消防訓練を同庁舎で実施した。職員約60人が参加し、高層建築物での火災発生時における人命の安全の確保と二次被害防止のための正しい行動を学んだ。 同庁舎新館10階の給湯室から出火し、初期消火をしたものの延焼したという想定で行った。8~12階の職員は、階ごとの指揮者「地区隊長」の指示に従い、非常階段で庁舎の外に避難。屋外に設置された救護所では保健師らがけが人のトリアージに当たった。9階に取り残された人を消防のはしご車で救助する訓練も実施した。 水消火器の操作や、煙が充満した建物を再現した「スモークハウス」も体験した。 訓練後の講評で、
-
事故防止に成果 コイト運輸表彰 清水署など 静岡市
運転記録証明書を活用して従業員の交通事故防止と交通安全意識の高揚に成果を上げたとして、清水署と自動車安全運転センター県事務所はこのほど、静岡市清水区のコイト運輸に優秀安全運転事業所銅賞を贈った。 同署で開いた授与式で、鈴木正勝署長が同社の豊田晃一社長に表彰状を手渡した。同社では運転記録証明書の活用とともに、毎月新人ドライバーや係長らが出席して行う会議で、運行中のヒヤリ・ハット事例を検討するなどして事故防止に努めているという。 豊田社長は「思い込みが大きな事故につながらないよう、『もしかしたら』と考えて運転するよう取り組んでいる」と話した。
-
極真空手「形」で全国上位 静岡の選手、市長に報告
9月に横浜市で開かれた極真空手の形の全国大会で優秀な成績を収めた静岡市の極真県長沢道場の選手13人がこのほど、市役所静岡庁舎を訪れ、難波喬司市長に結果を報告した。 13選手のうち3選手が優勝、9人が準優勝、1人が3位。同道場には4歳から60代までの市民らが所属し、日々鍛錬を積んでいる。長沢一成代表は「他のどの道場より練習をしている自負がある」と話し、教え子の功績を披露した。 選手を代表し、中学生男子の部優勝の安倍川中2年中見瀬斗さん、同準優勝の長田南中1年白坂愛斗さん、中学生女子の部準優勝の静岡英和女学院中1年杉山世梨奈さんが形を披露した。
-
福祉避難所 理解深める 障害者親の会が防災勉強会 静岡市葵区
知的障害者の親の会「静岡市静岡手をつなぐ育成会」はこのほど、福祉避難所に関する防災勉強会を同市葵区の市中央福祉センターで開いた。災害対応NPO「MFP」代表で市障害者協会の松山文紀さん(51)が講師を務め、会員ら17人が理解を深めた。 福祉避難所は一般の避難所での生活が難しい高齢者や障害者など配慮が必要な人を対象に開設される避難所。松山さんはまず、「生き残って初めて避難生活に入ることができる」と災害そのもので命を落とさないための対策を強調した上で、福祉避難所の機能や手続きなどを解説した。家族が介護するのが基本であることや、利用する人の調整は市が行うため、希望しても入れない場合があることを説
-
あの頃の静岡 写真で振り返る 駿河区、小池さん親子の50点
静岡市駿河区の会社員で写真愛好家の小池正規さん(57)による写真展「あの頃の静岡」が30日まで、静清信用金庫西脇支店(同区)で開かれている。 小池さんと3年前に他界した父豊さんが、昭和30年代以降の各時代に静岡市内で撮影した風景写真や人物スナップ写真など約50点が並ぶ。昭和40年代の大浜公園プール(同区)で水遊びを楽しむ家族連れや、日本平山頂の見晴らし台に止まるボンネット型バスなど、今では見ることのできない懐かしい光景を収めた作品が来場者の目を引いている。 小池さんは「生前、父が『撮っておいて良かった』と話していた何げない日常の1コマ。私たち親子が後世に残したいと思って切り取った風景をぜひ楽
-
暴力追放へ啓発パレード 新通学区自治連など 静岡市葵区
静岡市葵区の新通学区の自治会連合会と連合婦人会はこのほど、同区の新通公園で「暴力追放・交通安全大会」を開いた。地域住民や難波喬司市長、静岡中央署員ら約200人が参加し、暴力や交通事故のない安心して暮らせる町づくりを目指すことを誓った。 納本隆自治会連合会長は「暴力団による不当請求や犯罪は日々私たちの生活を脅かしている。今後も関係機関と一体となって暴力追放を推進していく」と決意を述べた。大会の最後には代表者が「私たちの町から暴力を追放するぞ」「子どもたちに誇れる新通学区にするぞ」と宣言し、参加者全員でかけ声とともに拳を突き上げた。 鼓笛隊の衣装を着た新通小の児童らの演奏に合わせ、公園周辺で
-
静岡茶 船便に混載輸送 コストや品質 実証実験
静岡県内の茶商や茶工場、行政関係者らで組織する静岡茶輸出拡大協議会は15日、海外での日本茶需要の高まりを受け、米国向けに茶の混載輸送実証実験を始めた。抹茶などを清水港から輸出する。コスト低減の効果や輸送後の品質などを検証し、実用化につなげる。 15日は清和海運興津国際流通センターでコンテナへの搬入を行い、協議会員2社の5464キロを積み込んだ。輸送船は20日に出港し、来月2日にシアトルのタコマ港に着く予定。 業務を受託したエムオーエルロジスティクス静岡(同市駿河区)によると、船便は航空便に比べ輸送コストが3分の1程度に抑えられるという。同社営業部の富田智久課長代理は「コンテナに満載できるか、
-
児童生徒木工工作コンクール 平野さん(浜松上阿多古小)知事賞
第48回県児童生徒木工工作コンクール(県木材青壮年団体連合会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式が、静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るで開かれた。最高賞の知事賞に輝いた浜松市立上阿多古小6年の平野愛未さんらに表彰状などが贈られた。 県内の小中学校から計718点の応募があり、校内審査を通過した45点から入賞作品20点が選ばれた。平野さんの作品「木製ランドセル」は、土台となる木箱に、木の棒をすだれのようにつなぎ合わせた「かぶせ」を付けて、実用的なランドセルを完成させた。 平野さんは「6年間お世話になったランドセルを木で作ろうと思った。賞に選ばれてうれしい」と話した。平野さんら上位3作品は
-
ポリオ根絶 バスケで訴え 静岡北RCが大会
静岡北ロータリークラブは、ポリオ(小児まひ)根絶キャンペーンの一環として、15歳以下を対象にしたバスケットボール大会を静岡市駿河区の静岡聖光学院中・高で開いた。9回目の今年は女子チームも初めて参加。中学生を中心にした県内外の男女各3チームが熱戦を繰り広げた。 選手は互いに声をかけ合ってプレーし、ゴールが決まると観客らが一斉に歓声を上げた。企画した同クラブ会員の山崎俊昌さんは「大会を多くの人に知ってもらい、ポリオ根絶活動を理解してくれたらうれしい」と狙いを語った。 会場では会員がキャンペーンの啓発チラシや缶バッジ、ポリオ根絶の標語を入れた菓子を配り、募金も呼びかけた。
-
日々の暮らしテーマ 絵画100点 靭矢さん 静岡市で個展
静岡市葵区の画家、靭矢裕斉[うつぼやひろなり]さん(44)の個展「LIVING」が26日まで、同区鷹匠の書店「ひばりブックス」で開かれている。 人物や動物を題材に、靭矢さんが日々の暮らしからイメージした作品約100点を展示している。油彩やアクリル絵の具、クレヨンなどを使い、単純化されたモチーフと明瞭な色彩が特徴。靭矢さんは「本のジャンルに例えると、エッセーのような感覚で描いている。作品を見た人それぞれにストーリーが生まれたらいい」と話す。
-
沼津城 大手櫓門を“再現” 5.4メートル大型パネル 11月19日まで中央公園
沼津郷土史研究談話会(沼津史談会)の会員らでつくる「『沼津に城があったころ』再現実行委員会」は17日、沼津城の本丸があった沼津市の中央公園に城の大手櫓(やぐら)門を描いた大型パネルを展示した。19日午後3時まで。 パネルは縦横5・4メートルで、公園から南西約80メートルの場所にあった門の半分の大きさ。市明治史料館が所蔵する絵図や、同規模の福岡城(福岡市)を参考に想像も交えて描いた。設営には沼津工高同窓会も協力した。 実行委は中央公園の再整備に合わせ、沼津城を盛り込んだ名称に変更することを求めている。昨年も城の二重櫓を描いた同様のパネルを展示した。渡辺美和委員長は「公園周辺に城があったこ
-
「記録更新へ結束」 熱海市チームが結団式【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する熱海市チームは16日夜、同市の熱海高グラウンドで結団式を行った。2時間21分54秒のチーム記録の更新を目標に掲げ、結束を確認した。 大川慎一郎監督(熱海泉中教諭)は斉藤栄市長から市の代表旗を受け取り「一秒にこだわる走りをする選手ばかりで頼もしい。駿河路に熱海旋風を巻き起こしたい」と意欲を語った。選手を代表して小竹花歩さん(熱海多賀中3年)と高坂優乃さん(熱海泉中3年)が力強く宣誓した。 熱海市チームは前回大会で過去最高順位となる20位の成績を収め、2年連続5度目の敢闘賞を獲得した。 このほ
-
ダクトの組み立て 駿河総合高生挑戦 県工業会青年部が講座
静岡県内のダクト工事業の若手経営者らでつくる県ダクト工業会青年部はこのほど、高校生に事業を紹介する講座を静岡市駿河区の駿河総合高で開いた。ものづくり総合系列に所属する2年生13人が実技などを通じて職業理解を深めた。 生徒は同会の藤田吉彦副会長からダクトの種類や役割について説明を受けた後、実際にダクトを組み立てる作業に挑戦した。パーツ同士のつなぎ目がいびつな形になるなど苦戦した生徒も、講師の助言や生徒同士の協力で、徐々にきれいに成形できるようになった。最終的に、ダクトをつなぎ合わせ、高さ約2メートルのロボット型「ダクトオブジェ」を完成させた。 同校の比嘉優太さん(17)は「ダクト工事業につ
-
地域の景観生かした現代美術作品を展示 静岡・匠宿周辺、12月7日まで
静岡市駿河区丸子の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」周辺で12月7日まで、現代美術作品を地域の各所に展示する「静岡アートビジョン」が開かれている。 丸子宿に近く、古道や寺がある丸子、泉ケ谷地区の景観に合わせて、夏池篤さん(島田市)ら6組の美術家が作品を制作した。3人の作家でつくる「力五山」は、匠宿から千手観音堂までの道に工芸家や地域住民の手を題材にした絵を配置。絵に導かれるようにして到着した千手観音堂には、ローラーコンベヤーを使って横たわるイチョウの木の内部をくぐり、大樹の生命力を感じることのできる作品を設置した。 「匠宿」を運営する創造舎が主催し、大井川鉄道沿線を舞台にしたイベント「
-
徳川の近代化と静岡テーマに講演 25日、静岡
現在の静岡市葵区にあった静岡学問所で教えた米国人教師エドワード・ウォレン・クラークの顕彰事業実行委員会は25日午後3~4時半、講演会「クラーク先生がいた時代 徳川の近代化と静岡」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開く。定員80人、入場料500円。 講師は、幕末から明治維新期の国際文化交流に詳しい京都大の佐野真由子教授。同学問所で教壇に立った旧幕臣の中村正直らが西洋の思想、教育、社会制度などを持ち込んだ「静岡の文明開化」について解説する。静岡の若者に西洋科学技術やキリスト教の精神を伝えたクラークの功績も紹介する。 申し込みは同実行委のEメール<ewcla
-
税に関する高校生の作文 松永さん(静岡英和)国税庁長官賞
国税庁が全国の高校生を対象にした「税に関する高校生の作文」で、静岡市葵区の静岡英和女学院高2年の松永奈桜さん(16)が名古屋国税局管内の東海4県で最高賞の国税庁長官賞を受賞した。同国税局国税広報広聴室の早川徹室長らが16日、同校を訪れて松永さんらに表彰状を贈った。 松永さんの作品の題名は「祖父からの問いかけ」。亡くなった祖父が生前に人工透析を受けていて、医療費の公的助成制度によって経済的に困らずに治療に専念できていたことを最近知り、「祖父との和やかな会話も満面の笑みも助成制度がなければ成立しなかった。税金が今日も知らないところで誰かのために役立っている」とつづった。 表彰を受けた松永さん
-
広報誌コンクール 静岡中央が最優秀 静岡県交通安全協会
静岡県交通安全協会は15日、協会の各地区支部が地域住民へ交通安全啓発を目的に発行する広報誌「支部報」の作成技術を競うコンクールを静岡市葵区で行った。最優秀賞に静岡中央地区支部の作品が選ばれた。 県内全30支部から1点ずつ出品され、協会職員らが「交通事故防止に向けた内容が盛り込まれているか」「地域性に富んだ内容か」「会費の使途を分かりやすく伝えているか」を基準に審査した。静岡中央地区支部の作品は、活動内容が分かりやすく、親しみやすいデザインが評価された。 ほかの入賞作品は次の通り。 優秀賞 清水、浜松中央▽佳作 伊豆中央、藤枝、細江▽女性部報最優秀賞 富士
-
主演松本さんと「どうする家康」最終回楽しもう! PVとトークショー 12月に静岡市
静岡市は17日、大河ドラマ「どうする家康」の最終回が放送される12月17日の午後5~7時半、主演の松本潤さんを招いたパブリックビューイングとトークショーを同市葵区駿府町の市民文化会館で開くと発表した。今月18日から来場者を受け付ける。定員1800人。入場無料。 午後6~7時に放送される最終回を大スクリーンで視聴し、その前後で松本さんがトークショーを行う。イベントの主催は、ドラマを通じた地域活性化に取り組む「市大河ドラマ『どうする家康』活用推進協議会」(事務局・市)で、詳しい内容が決まり次第、同協議会の公式ホームページで発表する。 申し込みは11月18~26日に同ホームページの申し込みフォ
-
少量でも発症O157に注意を 西伊豆・特養食中毒2人死亡 一般家庭もリスク
西伊豆町の特別養護老人ホーム「ヒューマンヴィラ伊豆」で利用者2人が死亡した集団食中毒は、患者33人のうち10人の便から腸管出血性大腸菌O157が検出された。O157は十分に加熱されていない肉類だけでなく、生野菜や果物などが原因で感染する事例があり、県内では過去に露店の冷やしキュウリで集団食中毒が発生した。一般家庭でも感染のリスクがあり、抵抗力が弱い乳幼児や高齢者は特に注意が必要だ。 O157は感染すると数日間の潜伏期間を経て、激しい腹痛を伴う下痢や血便を引き起こす。極めて少ない量でも発症するのが特徴で、合併症を併発すると重症化し、死亡する場合もある。 ヒューマンヴィラ伊豆では、死亡した2
-
PFAS、指針の54倍も 清水の工場前水路、日時により濃度に差 静岡市調査
静岡市清水区三保の化学工場周辺の水路などから発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が高濃度で検出された問題で、市は16日、工場前の水路で10月31日~11月12日に採水した水のPFAS濃度調査の結果を公表した。国の指針値に対し、最大で54倍のPFASが検出された一方で、指針値を下回った時もあり、日時によって濃度に差があることが分かった。 市は同工場前の水路と水路から海への流出部で10月31日から毎日2回、同工場周辺の井戸2カ所で11月13日から毎日1回、それぞれ採水してPFAS濃度を調べている。採水調査は11月30日まで続ける。 同工場前の水路の調査結果を先行して公表した。13日
-
SNSへの親子の生活投稿、慎重に 子どもの気持ち見極め大事【NEXTラボ #変わる暮らし】
多くの人がSNS(交流サイト)を利用する現在。子育てや子どもとの生活についての投稿が盛んになる一方、子ども自身が成長とともに拒否感を示したり、情報の悪用が心配されたりするなど、リスクの再認識が求められている。子どもの不利益にならないために親にどんな認識が必要か。経験者や有識者と考える。 誰もが知る名画を模写したどこかほほ笑ましい絵画作品で人気を博す親子アートユニット「アーブル美術館」。県内を拠点に2人の子どもたちと10年以上にわたって活動してきた藤原晶子さん(47)は、ウェブ上での子どもの情報発信について試行錯誤してきた。 作品を多くの人に見てもらおうと、活動開始と同時期にブログを始め
-
「文芸静岡」創刊60周年 「地域の総合誌」脈々と紡いだ志
高度経済成長期のさなかに発足した県文学連盟、その機関誌「文芸静岡」が60周年を迎えた。今秋に第93号を発刊。詩、小説、短歌、俳句などの書き手が一堂に集まる、全国でも珍しい「地域の総合誌」として、本県の文芸運動の中心であり続けている。 「文芸静岡」は1963年12月創刊。主導したのは当時静岡大で教えていた作家の高杉一郎(1908~2008年)だった。戦前は改造社(東京)の「文芸」編集責任者を務め、大陸への従軍、シベリア抑留を経て1949年に故郷の静岡に帰ってきた。50年代から60年代にかけて、「静岡文芸」創刊、県芸術祭の入賞作品を掲載する「県内文芸」の立ち上げにも関わっていた。本県の文学の
-
「誰でも通園」不安の声 有識者、態勢整備訴え 静岡県内保育士「現場任せ」「手いっぱい」
国が検討している子育て世帯の支援策「こども誰でも通園制度」に対し、県内の保育士から不安の声が上がっている。保護者の就労要件を問わず、未就園の生後6カ月~2歳なら誰でも保育施設を定期利用できる仕組みだが、労働環境が改善されない中で新たな園児を受け入れることに現場の抵抗感は強い。有識者は「十分な受け入れ態勢を整えなければ現場の多忙感は増し、いわゆる不適切な保育にもつながりかねない」と懸念する。 「保育士の配置基準も賃金水準も変わっていない。現場任せだ」。静岡市の保育園に勤める50代女性保育士は、ため息をつく。子どもは1歳半ごろから自我が芽生え、意思表示をするようになるとされる。女性は「『イヤ
-
袴田さん支援団体「傍聴機会拡大を」 静岡地裁に再要請
現在の静岡市清水区で1966年、一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さん(87)の再審公判を巡り、袴田さんの支援団体が16日、傍聴機会の拡大を静岡地裁に要請した。 10月の初公判では一般傍聴席26席に対して傍聴整理券が280枚、今月10日の第2回公判でも26席に対して89枚が配られ、ともに抽選になった。支援団体は1人でも多くの市民が傍聴できるよう柔軟な対応を訴えてきたが、20日の第3回公判を前に改めて要請した。 要請書では、空き法廷を利用しビデオリンク方式で傍聴できるようにすることなどを要望。「設備面、技術面ともに問題ないと思われる。にもかかわらず、実行しないのであれば『開かれた
-
静岡・杉尾 盛り土撤去30日着手 代執行費用12億円
静岡市葵区杉尾、日向地区の砂防指定地内で残土処分会社「富田建材」(同市葵区)が無許可で造成した巨大盛り土に関し、県は16日、杉尾地区の盛り土撤去に向けた行政代執行を30日に開始すると発表した。代執行費用の概算見積額は約12億円で、全額を同社に請求する。工事は2025年12月26日までの完了を目指している。 県河川砂防管理課によると、16日付で同社に代執行令書を通知した。杉尾地区は東西に細長い土地に計約5・1万立方メートルの盛り土が積まれている。代執行では東側の盛り土約2万立方メートルを先に撤去する。本格的な土砂の搬出作業は24年1月に始まる見通しで、県中部の民間残土処分場に運ぶ。 西側の
-
記者コラム「清流」 「野生の勘」を磨く
「マグロでも捕まえるように犯人を取り押さえていた」。4月、岸田文雄首相の遊説中に爆発物が投げ込まれた事件で容疑者確保に協力した漁師がいた。テレビで漁師を見た衝撃を富士宮市の墨汁画家伊藤千史さんはそう、振り返った。 伊藤さんはこの漁師をモデルに犯人に向かって力強く手を伸ばす勇敢な姿を作品「野生の勘」に描いた。静岡市内で開いた自身の個展でメイン作品に位置づけた。この作品の向かいには観音様の手が小さな脳を挟んでいる様子で電脳空間を表現した作品「人脳」を並べた。便利さは人間が本来持つ感覚を鈍らせてしまっていないか、問いかけた。 「波と闘い、魚を捕らえる漁師の野生の勘は、首相の警護官をもしのぐ力強
-
日本平動物園、生態に触れ愛着深く【キャンパス界隈/静岡英和学院大~憩いの場~】
静岡英和学院大(静岡市駿河区)から徒歩10分弱の日本平動物園。家族連れや園児らでにぎわう園内には、大学の授業に役立てる目的や趣味などで動物観察に通う同大の学生の姿も見られる。 園内でチンパンジーを撮影しようとスマートフォンを向けるのは人間社会学部コミュニティ福祉学科2年の加藤優貴さん(19)=富士市=。保育士や幼稚園教諭などを目指す学生は実習用に動物の人形などを制作するため、動物を観察しに訪れることもある。「動物園がこれほど近くにある大学は珍しい。遊びだけでなく、授業に役立てようと訪れる学生は少なくない」と熱心に動物を見つめた。 大学にほぼ隣接する同園への学生の愛着は深い。過去には同
-
藤枝・市之瀬集落で写真展やピアノ演奏会 盛り上げ隊が企画
藤枝市市之瀬地区の活性化に取り組む団体「市之瀬盛り上げ隊」はこのほど、自然豊かな集落を巡るイベント「おかえりな祭市之瀬へ2023秋」を同地区内で開いた。 市中山間地を拠点に開催中のフィンランド人写真家を招いたアートプロジェクト「The Forest-鎮守の杜」とコラボした。写真家の作品展示や、同国の伝統装飾品「ヒンメリ」の製作体験、シナモンロールの販売などが行われた。民家などには縁側カフェを構え、市内外の来場者との交流を楽しんだ。 製茶会社市之瀬の里が運営する標高約450メートルの「ティーテラス市之瀬」では、市内外の4~8歳の子どもたちがピアノを披露。子守歌やアルプス一万尺といった曲を弾
-
スマホ・ネットの家庭内ルールどうしてる?⑥しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
スマートフォンやネットの家庭内ルールを巡る「賛否万論」。前回まで、保護者による管理「ペアレンタルコントロール」の必要性に加え、子ども自身が利用の長所と短所を学ぶことや親子間の会話の重要性などについてさまざまな意見が寄せられました。家庭内の方針に委ねられる場面が多い分野ですが、ネットに起因する犯罪被害を防ぎ、コミュニケーション手段としてより有用に活用するため、ネットリテラシー教育の大切さは高まっています。今回もしずしんキュレーターと読者の声を紹介します。 どう使うか、全ては心根次第 キュレーター 寺子屋たっちゃんさん(静岡市) 私学教育に携わり50年超の人情家。「人は多
-
“卓球のまち”で最高プレー 24年1月 磐田でTリーグ 森薗監督兼選手(静岡ジェード)抱負
磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで来年1月12、13の両日、市内初となる卓球Tリーグの公式戦が行われる。県内唯一の男子プロチーム「静岡ジェード」の森薗政崇監督兼選手が15日、市役所に草地博昭市長を訪ね、“卓球のまち”で開かれる大会への抱負を語った。 静岡ジェードは静岡市の中山間地「オクシズ」を拠点に活動し、今季からTリーグに初参戦している。磐田市でのホーム戦に向けて森薗監督兼選手は「皆さんに最高のプレーを見せられるように準備する。楽しんでもらえるような演出の仕掛けも考えたい」と語った。 東京五輪卓球混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼さんと伊藤美誠選手の出身地
-
神社屋根の銅板 窃盗疑いで逮捕 静岡南署など
静岡南署と静岡県警機動捜査隊は16日、窃盗の疑いで住所不定、無職の男(51)を逮捕した。逮捕容疑は6月中旬から10月初旬にかけて、静岡市駿河区丸子の津島神社本殿と脇社の左口(さぐち)神社など計3カ所の屋根に取り付けられていた銅板約80枚(時価合計50万円相当)を盗んだ疑い。 同署によると、転売を目的にしていたとみられ、盗品捜査の過程で容疑者が浮上した。同署管内では他の神社や寺からも同様の被害が複数確認されており、同署は余罪があるとみて捜査を進めている。 同神社近隣に住む男性(62)は「地域の守り神に対する冒瀆(ぼうとく)。地域の防犯態勢も見直す必要がある」とやるせない思いを吐露した。
-
一閑張り作品 籠や小物入れ 焼津の萩原さんら
日本の伝統工芸「一閑(いっかん)張り」の作家萩原照代さん=焼津市=と萩原さんが主宰する教室の生徒による作品展がこのほど、静岡市駿河区西島で開かれた。 萩原さんと生徒約10人が制作した籠や小物入れなど80点以上が並んだ。一閑張りは竹や木などで組み上げた骨組みに和紙を重ねて貼り合わせ、柿渋を塗って仕上げる技法。萩原さんは今回の作品展でパネルや陶器の花瓶を使った作品にも挑戦し、「古き良き古文書やお気に入りの絵柄の和紙をリサイクルし、長く使うことができる」と一閑張りの魅力を語った。会場では展示作品の即売も行った。
-
川根本町産ユズで濃厚なジェラート エナジーファームと濱村屋 共同開発
川根本町の活性化を目指し耕作放棄地対策などに取り組む「エナジーファーム」と業務用総合卸問屋「濱村屋」(静岡市葵区)が、同町産ユズを使用した「ゆずジェラート」を共同開発した。同町のカフェ「本とおもちゃ てんでんこ」でこのほど、発売開始を記念した試食会を開いた。 エナジーファームは高齢化などによって耕作放棄地が増加する同町で、放棄地をユズや栗などの栽培地に再利用している。ジェラートは、ユズを使った新商品ができないかと考えたエナジーファームが、県産食材を使った商品を手がける濱村屋に働きかけ実現した。 しっかりとユズの味が楽しめるジェラートにユズの葉が飾られている。試食会では、参加者から「さっぱ
-
モンゴル県知事と川勝氏が会談 介護、経済分野で交流深化へ
静岡県と友好協定を結んでいるモンゴル・ドルノゴビ県のオチルフレブ・バトジャルガル知事と同県議が16日、静岡市葵区で川勝平太知事と面会した。バトジャルガル知事の来静は2020年11月の知事就任以降初めて。両知事はこれまでの友好の歴史を振り返りながら、引き続き介護や経済などの分野で交流を深めていくことを確認した。 両県は11年に友好協定を締結し、高校生の交流事業を皮切りに、下水処理技術支援、介護分野の相互協力など多方面で交流を続けてきた。バトジャルガル知事は「新型コロナウイルス禍を乗り越え、交流が続いていることを感謝している」と述べた。会談に先立ち、本県幹部と経済交流などについて意見交換したと
-
大道芸W杯会場で盗撮の疑い 男を再逮捕 静岡中央署
静岡中央署は16日、性的姿態撮影処罰法違反の疑いで藤枝市岡部町桂島、会社員の男(58)=静岡県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕=を再逮捕した。再逮捕容疑は4日午後7時ごろ、大道芸ワールドカップ(W杯)が開かれていた静岡市葵区の駿府城公園で、女性のスカートに小型カメラを差し向けて下着を盗撮した疑い。同署によると、容疑者の自宅にあったマイクロSDカードに盗撮した動画が残っていて発覚した。容疑者は5日に同公園で大道芸W杯の演技を見ていた女性のスカートに盗撮目的で小型カメラを差し入れたとして逮捕されていた。
-
インフルエンザ 静岡県内24施設で学級・学年閉鎖
静岡県は16日、県内の高校、小学校、幼稚園24施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計232人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 河津町1施設10人、熱海市1施設8人、伊豆の国市1施設9人、沼津市1施設12人、長泉町1施設9人、御殿場市1施設8人、小山町1施設7人、富士宮市2施設15人、静岡市葵区3施設30人、同市清水区2施設24人、牧之原市1施設11人、磐田市2施設20人、掛川市1施設4人、袋井市2施設22人、森町2施設24人、浜松市中区1施設11人、同市南区1施設8人
-
はごろもフーズにオイスカが功労賞 国際協力活動に貢献
公益財団法人オイスカは15日、教育や開発、環境をテーマに推進する国際協力活動に理解を示し、会員として長年にわたって尽力したとして会員継続30年のはごろもフーズに特別功労賞を贈った。静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館で同日開いた県支部幹事会の席上で授与式を行い、オイスカ本部の永石安明事務局長が後藤清雄はごろもフーズ顧問に感謝状を手渡した。 1991年、はごろもフーズがインドネシアの合弁ツナ工場「アネカ・ツナ・インドネシア(ATI)」の建設に伴い幹部候補生10人を日本に招いた際、研修を浜松のオイスカ専門学校が受け入れた縁で両者の関係が深まった。後藤顧問は「当時50人ほどでスタートした工場は現在約
-
地質調査技術向上へ 静岡県と民間5社が発表 静岡でジオフォーラム
静岡県地質調査業協会(松浦好樹会長)はこのほど、会員の技術向上を目的とした「ジオフォーラム」を静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニアで開いた。県と民間5社が地質調査や斜面崩落の原因究明などの技術発表を行った。 ジーベック(同区)の武井諒さんは、地盤の表面付近を伝わる表面波を利用して地下構造を推定する方法を実例とともに発表した。表面波探査の測定結果をボーリングによる地質調査と併用することで、より詳細な地盤情報が把握できることを示した。 同協会の松浦会長は、昨年9月の台風15号で土石流や斜面崩壊などの災害が生じたことを振り返り、「防災工学について、一層学びを深める必要がある。技術や技能の継承
-
生物多様性パートナーシップ制度活用を 県が28日研修会
静岡県は28日午後1時から、「ふじのくに生物多様性地域戦略推進パートナーシップ制度」の普及に向けた研修会を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開く。 同制度は、希少動植物の保護や外来生物の除去といった環境保全活動を持続可能にするために、県が8月に創設した。人手不足などに悩む環境保全団体と社会貢献活動に意欲のある企業を県が結びつけて、互いの活動の強化を図る。研修会では、本県と同様の制度で環境保全活動に取り組んでいる神奈川県の企業と長崎県の環境保全団体の代表者が事例発表をする。 参加無料。定員は先着50人程度。参加希望者は24日までに郵便、ファクスまたはメールで県自然保護課に申し込む。
-
要配慮者の住宅確保問題 福祉関係者が議論 静岡でセミナー
NPO法人WAC清水さわやかサービス(静岡市清水区)はこのほど、高齢者や低所得者ら要配慮者の住宅確保問題について考える「居住支援セミナー」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市駿河区のグランシップで開いた。 県内外の福祉関係者や市町村職員など80人が参加した。同法人総括責任者の鈴木久義さんが講師を務め、居住支援を行う同法人の取り組みを中心に、低所得者層や高齢者、外国人らが住宅を確保する際に生じる課題などを紹介した。 鈴木さんは「住宅確保要配慮者に関する行政の連携体制が不十分。取り残された人々のために各機関で協働していく必要がある」と強調した。 参加者との質疑応答や雑談会も行った。同法人の松
-
静岡市中心街きれいに I Love しずおか協 会社員ら1170人参加
静岡市中心街の活性化を推進する「I Love しずおか協議会」は16日、同市葵区の青葉シンボルロードや駿府城公園周辺など10カ所で清掃活動を行った。出勤前の会社員や市職員など79の会社や団体などから約1170人が参加し、ごみ拾いに励んだ。 参加者は、喫煙所近くに落ちたたばこの吸い殻や歩道の落ち葉をトングで拾ったり、歩道上にこびりついたガムをへらで取ったりした。約30分間で、90リットルのごみ袋18個分のごみを回収した。 17日に始まる青葉シンボルロードのイルミネーション(同会、同市共催)を心地よく楽しんでもらうために実施。沼田千晴会長は「イルミネーションだけではなく、清掃活動など地道な活動も
-
手筒花火、夜空彩る 静岡市葵区
静岡市葵区新間の一色地区でこのほど、服西学区感動花火大会が開かれた。打ち上げ花火のほか、豪快な手筒花火も披露され晩秋の夜空を彩った。 にぎわい創出にと服西学区自治会連合会が主催した。打ち上げ花火は新間に製造工場を持つ花火業者「静玉屋」が担当し、スターマインなど色とりどりの花火を夜空に打ち上げた。 手筒花火には、地元の一色煙火保存会と友好団体の柿田川煙火保存会(清水町)の計19人が参加し、大小74本の手筒花火を次々と点火。ごう音を上げながら大きな炎が吹き出す光景に、集まった見物客から大きな歓声と拍手が起こった。
-
チャットGPT活用へ勉強会 島田市としずおか焼津信金 合同
島田市としずおか焼津信用金庫はこのほど、生成AI(チャットGPT)の合同勉強会を市役所で開いた。それぞれの職員計約60人が参加し、自治体や金融機関での活用に向けて理解を深めた。 市と同金庫の「地方創生の推進に向けた連携に関する協定」の締結に基づき、企画した。ラーニングカレッジ(静岡市)代表で、勉強会などを主催する中村俊也さんが講師を務め、チャットGPTの使い方を始めとした基礎知識、活用事例やリスクなどを解説した。 中村さんは人工知能(AI)と向き合う心構えとして①目的を明確にする②上手な指示文を入力する③ひたすら触りまくる④意外と遊び心が大切―の4点を挙げ、「固い組織ほど遊び心が大事。まずは
-
静岡大成高生と献血呼びかけ 葵区で静岡葵LC
静岡葵ライオンズクラブ(増田洋久会長)はこのほど、「愛の献血運動」を静岡市葵区の葵スクエアで実施した。静岡大成高(同区)ボランティア部の生徒も参加し、献血への協力を呼びかけた。 会員約20人と生徒約10人が交代で、ポケットティッシュなどの啓発品を配った。県赤十字血液センターと連携して献血車を準備し、賛同が得られた人たちを案内した。増田会長は「献血は16歳から参加できる身近なボランティア。高校生の皆さんにも啓発に協力してもらえることは心強い」と話した。
-
歩行者優先のまちづくりを 静岡市議会特別委 名大教授が講演
静岡市議会総合交通政策特別委員会は16日、次世代交通システムについて知見を深めるため、名古屋大未来社会創造機構モビリティ社会研究所の森川高行教授を招いた講演会を市役所静岡庁舎で開いた。教授は、将来も地域の公共交通網を維持するために自動運転技術を活用する必要性を強調したほか、地域の魅力を高めるために、歩行者優先のまちづくりに取り組む大切さを指摘した。 森下教授は、国内で人口減少が進展する中、地域間競争が一層激しさを増すとし、「選ばれる地域」になるためには、安価な自動運転タクシー導入などが欠かせなくなると説明した。 利便性の高い公共交通機関が導入されれば、将来的にはマイカー需要が減少し、市街
-
給食費無償化要望 1万人超署名提出 静岡市の市民団体
静岡市の市民団体「市よりよい学校給食をめざす会」(代表・中沢秀一県立大短期大学部准教授)は15日、小中学校の児童生徒の給食費無償化を求める市民1万274人分の署名を市に提出した。 同会は6月にも市民約8700人分の署名を市議会に提出し、市として給食費無償化に取り組むよう要望していた。その後も署名が増えたことから改めて市への提出を決めた。 市役所静岡庁舎で大長義之副市長に署名を手渡したメンバーの1人は「国がやるのを待つのではなく、市として先に進めてほしい」と訴えた。
-
静岡市社協に21万円 中央静岡ヤクルト販売 女性スタッフ親交会
静岡市葵区の中央静岡ヤクルト販売(中村貞夫社長)と駿河区、葵区の女性スタッフでつくる弥生親交会と葵親交会は15日、市社会福祉協議会に計21万7997円を寄付した。 健康で明るく住みよい地域づくりを支援する「福祉ヤクルト」事業の一環で売上金の一部を寄付した。1999年から毎年続け、累計約969万円となった。 葵区の市中央福祉センターで行われた贈呈式で、同社の岡部禎之専務取締役は「静岡市に根差す企業として、地域の皆さんが健康でいられるよう貢献したい」とあいさつ。親交会の代表者から寄付金を手渡された市社協の三重野隆志会長は「地域福祉活動を支援していただき、ありがたい」と感謝した。
-
静岡倶楽部111周年 社会貢献 決意新た 葵区で記念式典
静岡市の経済人や学識者でつくる「静岡倶楽部」はこのほど、創立111周年記念式典を静岡市葵区で開いた。杉山義郎理事長が「先人たちの伝統と歴史をつなぎ、地域社会に貢献していく」とあいさつし、出席した会員ら約40人が決意を新たにした。 同倶楽部は1912年に茶業界の有志が発起人となり設立された。90年に始まった目玉事業の科学研究奨励賞では市内小中学生の科学研究を支援している。式典では、昨年度の奨励賞表彰で理事長賞を受賞した静岡高1年の海野遥光さんが登壇し、水ロケットを遠くに飛ばす研究を発表した。記念講演は起業家の坪内知佳氏が講師を務めた。
-
来年度の予算編成 静岡市に政策提言 市議会・創生静岡
静岡市議会第2会派の創生静岡は16日、市の2024年度当初予算編成に向けた政策提言書を難波喬司市長に提出した。重点要望事項として行財政改革の推進や大規模災害対応など危機管理体制の強化を掲げた。 「健全な市政運営の推進」「安全安心なまちづくり」など六つのテーマ別に計196項目の政策推進を求めた。行財政改革については、市役所清水庁舎の大規模改修やJR東静岡駅前でのアリーナ建設など大規模事業が検討される中、健全な財政運営に努めることを要望した。災害対策を巡っては、昨年の台風15号災害で脆弱(ぜいじゃく)性が露見した清水区南部の水道水源について早急な対応を求めた。 会派議員と市役所静岡庁舎を訪れた白
-
静岡浅間神社の祭事、一挙に 記録係の稲葉さん写真展
静岡浅間神社(静岡市葵区)の祭事記録係として活動する写真愛好家稲葉康雄さん(76)=同区=の写真展「おせんげんさんの魅力を撮り続けて」が16日、同区のギャラリーえざきで始まった。21日まで。 同神社で毎年1月に行われる奉射祭や4月の廿日会祭(はつかえさい)などで撮影した約40点が並ぶ。廿日会祭で奉納する稚児舞で本番前最後の練習に臨む児童の真剣な表情や満開の桜に囲まれ、優雅に舞を披露する神聖な雰囲気などを鮮明に記録した作品が来場者の目を引いている。 2016年に同神社から記録係に公認され、写真を奉納し続けてきた稲葉さん。「おせんげんさんの祭事の記録を一挙に見られる作品展は他にない。細部まで
-
ガス漏れ想定 緊急時の対応披露 静岡ガス
静岡ガスはこのほど、ガス管の修繕技術を披露する実演会「導管技能チャレンジ」を静岡市駿河区の同社静岡支社で開いた。地域防災に携わる行政、企業、自治会の関係者ら約50人が緊急時の迅速な対応を見学した。 利用者から「道路上でガスの臭いがする」と同社に通報があったとの設定で、若手社員4人が屋外の研修施設で復旧作業を実演した。現場に急行した社員は、利用者に火気使用停止などの注意喚起をして調査を開始。地中のガス管の漏えい箇所を特定し、一時的にガス供給を止める処置を施した。漏えいはガス管の腐食が原因とみて、腐食に強いポリエチレン製のガス管に交換する工事を行った。 修繕した保安グループの丹甫航也さん(2
-
茶葉手もみ「良い香り」 静岡・大河内小中で体験 1.5キロ本山茶に仕上げ
静岡市葵区の大河内小中で16日、茶の手もみ体験が行われた。同校の児童や生徒18人が市茶手揉(もみ)保存会の指導を受けながら製茶作業に取り組んだ。 地域の産業を知る総合学習「しずおか学」の一環で、5月初旬に学校横の茶園で収穫した「やぶきた」の茶葉約3キロを使用した。子どもたちは同保存会の西島和子さん(65)らの手ほどきを受けながら、ホイロの上で茶葉を手の平で左右に転がす「回転もみ」や、茶葉を両手に握りしめ強くもむ「こくり」などの工程を体験した。2時間ほどで約1・5キロの本山茶を仕上げた。 作業の途中には、有東木など学区内で作られた複数の茶も試飲した。中学部2年の秋山優多さん(14)は「葉を
-
レトロな雰囲気、歴史実感 清水灯台で特別見学会
静岡市清水区三保の清水灯台で、灯台内部を一般公開する特別見学会が開かれた。 1912年に建設された同灯台は昨年、国の重要文化財に指定された。通常内部は非公開としているが、灯台の保存や活用への理解を深めてもらおうと年に1回見学の機会を設けている。参加者は狭い階段を慎重に上り、内部の構造を観察したり景色を眺めたりして楽しんだ。同市葵区の会社員杉山百花さん(25)は「自分が生まれる前に造られた建物。アンティーク調の通気口などレトロな雰囲気に歴史を感じた」と話した。
-
90歳で現役、菅原さん 歌声のびやか 静岡でコンサート
90歳の現役歌手菅原洋一さんによるチャリティーコンサート「シャンソンの夕べ」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が、静岡市葵区の静岡音楽館AOIで開かれた。 ピアノとフルート、チェロの伴奏とともに、菅原さんは代表曲「知りたくないの」など約20曲を熱唱。生涯現役を宣言した力強い歌声を披露し、聴衆約550人を魅了した。初めて菅原さんのコンサートに訪れたという同市駿河区の青野興喜さん(84)、千代子さん(81)夫妻は「口ずさめる曲ばかり。のびやかな歌声が素晴らしかった」と笑顔で語った。 同コンサートは同市葵区の安倍川中家庭教育学級の一環で始まり、今回が29回目。収益の一部は県ボランティア
-
浜松で「しずおか・短歌大会」 大橋さん(愛知)日本歌人クラブ賞、梅沢さん(藤枝)静岡県知事賞
第28回日本歌人クラブ東海ブロック大会と第42回静岡県短歌大会を兼ねた「2023しずおか・短歌大会」(静岡新聞社・静岡放送後援)が、浜松市中区のプレスタワーで開かれた。日本歌人クラブ賞は大橋アサ子さん(愛知・安城市)、静岡県知事賞には梅沢佳子さん(藤枝市)が選ばれた。 作品は本県のほか愛知、岐阜、三重の4県から、「自由詠」と「題詠(きらめく)」の2部門に計359首が集まり、選者が作品を評価した。 主な受賞者は次の通り。 県歌人協会賞 橋本真理子(掛川市)杉山みはる(河津町)▽静岡新聞社賞 松浦直巳(島田市)▽静岡放送賞 和田裕子(名古屋市)▽秀作賞 大塚ひさみ(静岡市)冨岡悦子(東伊豆
-
高次脳機能障害 支援の現状紹介 静岡で23日講習会
高次脳機能障害がある人への支援をテーマとした講習会が23日午後2~4時半、静岡市葵区御幸町のレイアップ御幸町ビルで開かれる。医療関係者などでつくる実行委員会の主催。 聖隷三方原病院の片桐伯真医師が県内の支援の現状と課題について紹介するほか、北海道大病院で高次脳機能障害支援コーディネーターを務める玉川侑那さんが「高次能機能障害の社会参加支援・家族支援」と題して講演する。 聴講は会場(80人)のほか、ビデオ会議システム「ズーム」によるオンライン(300人)でも受け付ける。参加無料。 申し込み、問い合わせは高次脳機能障害サポートネットしずおか事務局<電054(622)7405>へ。
-
安全運転に貢献 優秀事業所表彰 静岡で県警など
静岡県警と自動車安全運転センター県事務所はこのほど、同センターが発行している運転記録証明書を有効活用し、従業員の交通事故防止と安全意識向上に努める優秀安全運転事業所の表彰式を静岡市葵区で開いた。 表彰はプラチナ賞と金賞が各2事業所、銀賞が5事業所、銅賞が8事業所で、プラチナ、金、銀を受賞した代表者が静岡中央署で、県警の加藤悟交通部長と同事務所の北沢博所長から表彰状と盾を受け取った。 最高賞のプラチナは、愛知陸運御殿場営業所(御殿場市)とサッポロビール静岡工場(焼津市)。それぞれの代表者は「活動の手綱を緩めることなく頑張りたい」「従業員の交通安全徹底とともに、事故のない社会の実現に貢献して
-
待ちわびた解禁 ボージョレで乾杯 静岡市葵区でカウントダウンイベント
フランス・ブルゴーニュ地方ボージョレ地区で今年収穫したブドウから醸造した新酒ワイン「ボージョレ・ヌーボー」の販売が16日午前0時、解禁された。静岡市葵区の「ヴィノスやまざき新静岡セノバ店」では恒例のカウントダウンイベントが開かれ、解禁を待ちわびたファンや飲食関係者ら約30人が祝杯を挙げた。 参加者は15日午後11時59分からカウントダウンを開始し、日付が変わると同時に「サンテ(乾杯)」のかけ声に合わせてグラスを掲げ、フルーティーで濃厚な味と香りを楽しんだ。来店できないファンに向けたオンライン配信も行った。 イベントに初参加した同区の公務員安心院千裕さん(32)は「もっと軽いかと思っていた
-
茶況(11月15日)鶴亀品評会の入賞者を表彰 静岡県茶商
静岡県茶商工業協同組合(県茶商)は15日、第57回静岡茶品評会(通称・鶴亀品評会)の表彰式を静岡市葵区の県茶業会館で開いた。 荒茶1キロ4千円に仕上げた「鶴印の部」で、最高賞の農林水産大臣賞を受賞した鈴木長十商店(森町)の鈴木洋太郎専務は「さらに精進して静岡高級煎茶の消費拡大に努めたい」と語った。同2千円の「亀印」最高賞の農水省農産局長賞は荒畑園(牧之原市)が受賞した。 (経済部・垣内健吾)
-
池田の森ベーカリーカフェ 本物の味 授業で活用【キャンパス界隈 静岡英和学院大~行きつけの店~】
JR東静岡駅から静岡英和学院大(静岡市駿河区)行きのバスに乗り「畑守稲荷前」で下車した先にあるのは、国産小麦や自家製天然酵母など素材にこだわったパンと焼き菓子がずらりと並ぶ「池田の森ベーカリーカフェ」。同店自慢の食パンは同大食物栄養学科の調理実習に使われている。 実習を担当する小川ももこ講師は「良い材料が惜しみなく使われている。学生に本物の味を学んでもらうにはぴったり」と語る。食パンはサンドイッチ作りの授業で使われ、程よい厚さにスライスしてもらった焼きたてを調理できるのも大学と近いからこそだ。 同科の学生は、香ばしい風味が特徴の全粒粉食パンと、プレーンな白い食パンの栄養価の違いも学ぶ。そ
-
「飛ばないバット」接戦増える? 来春移行 変わる高校野球【しずスポ】
“飛ばないバット”で高校野球はどう変わるのか-。来春の選抜大会、各都道府県の春季大会から使用する金属製バットに新基準が適用される。木製と同程度に反発性能が抑えられた新バット。静岡県内でも秋の公式戦を終えたチームは新バットを購入し、準備を始めた。12日まで開催された静岡市大会では参加した全17校が新バットでプレー。「戦術が、野球が変わる」などと反響を呼んでいる。 新基準のバットを使用して行われた静岡市大会=清水庵原球場 監督「内野守備と機動力が鍵」 選手「芯で捉え強振」 静岡市大会で試行 外野守備が前寄りに 同大会に出場した静岡市立高の安井信太郎監督(5
-
特殊詐欺の新手口「ネットバンキング」注意! 静岡県内で高額被害相次ぐ 県警が注意呼びかけ
後を絶たない特殊詐欺被害で、警察官や検事を名乗った男らにネットバンキングでの現金振り込みを指示され、1千万円以上の高額をだまし取られる新たな手口の被害発生が静岡県内で相次いでいる。金融機関やコンビニ店がATM周辺での警戒を強化する中、詐欺グループは自宅でも携帯電話で振り込めるネットバンキングのシステムを悪用したとみられる。県警は新手口を周知するチラシを急きょ作成し、「警察官や検事が口座を作らせたり、お金を振り込ませたりすることはない」と注意を呼びかける。 同様の手口で15日までに、浜松市西区の60代無職女性が今年最高額の約6千万円、静岡市清水区の60代無職女性が約1300万円をだまし取られ
-
インフルエンザ 静岡県内29施設で学級・学年閉鎖
静岡県は15日、県内の高校、小中学校、幼稚園29施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計592人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設41人、沼津市2施設163人、裾野市1施設8人、長泉町1施設11人、御殿場市6施設76人、静岡市清水区4施設51人、同市葵区4施設106人、同市駿河区1施設31人、焼津市1施設8人、島田市2施設24人、藤枝市4施設59人、浜松市中区1施設8人、同市南区1施設6人
-
重要12種、生息確認 南アルプス・エコパークで静岡市調査
静岡市は15日、南アルプスユネスコエコパーク内で、JR東海のリニア中央新幹線工事に伴って改変が想定される区域を対象に実施した2022年度動植物環境調査の結果を公表した。環境省のレッドリストなどに載っている重要種で、調査対象とした植物と哺乳類、両生類計19種のうち12種の生息を確認した。 植物は15種を調査対象とした。同省が絶滅危惧1B類に分類するクロクモキリソウや県が絶滅危惧1B類に指定するヒロハヘビノボラズ、ミヤマスミレなど10種の生息を確認した。 哺乳類と両生類は調査地区の渓流で採取した水の環境DNA分析を実施。哺乳類はカワネズミのDNA、両生類は調査対象3種のうち県絶滅危惧2類のハ
-
愛知のペットフード新工場 生産1.7倍に いなば食品
いなば食品の持ち株会社INBホールディングス(静岡市清水区)は15日、愛知県大府市に建設するペットフード工場の生産規模を当初予定の1・7倍となる年間8万トンに拡大すると明らかにした。主に猫用ドライフードを生産する予定で、同社によると、国産ドライフード生産量の6割程度を担う国内最大の工場になるとみられる。 新工場はペットフード製造の子会社スマック(愛知県東海市)が建設し、用地面積は3・1ヘクタール。12月に着工し、2025年5月から28年にかけて段階的に稼働する。イタリア製の一貫製造装置を導入するなど最新鋭の工場設備となる。
-
読書県しずおか 4校2団体表彰 静岡県教育委員会
静岡県教委は14日、2023年度「読書県しずおか」づくりの優秀実践校・団体として、子どもたちの読書活動推進に取り組んだ4校2団体を表彰した。 優秀実践校に選ばれたのは袋井市立袋井北小、浜松市立北部中、県立掛川工高、県立浜松特別支援学校。優秀実践団体は磐田おはなしとわの会(磐田市)、ねこバス(静岡市)。小中学校での読み聞かせ、本のプレゼンテーション大会「ビブリオバトル」や朝読書の実施などの活動が評価された。 県庁で行われた表彰式で、各代表が表彰状を受け取った。池上重弘教育長は「本の面白い世界に出合えば、子どもたちはのめり込んでいく。皆さんの取り組みを広げていきたい」と述べ、活動に感謝した。
-
持続可能な医療提供へ 静岡県、金融機関と連携強化 病院の安定経営支援
高齢化と人口減少が進む中、県は持続可能な医療体制の提供に向けて金融機関との連携強化に乗り出した。このほど県内の銀行や信用金庫の担当者らが参加する地域医療構想セミナーを初開催した。今後の医療ニーズの変化を見据え、地域に根差す金融機関の知見やノウハウを生かしながら医療機関の安定経営を支援する狙いだ。 県は団塊の世代が全員75歳以上となる2025年時点を想定した地域医療構想を策定し、医療提供体制の将来像をまとめているが、新型コロナウイルスを踏まえた新興感染症への対応や来春から始まる「医師の働き方改革」は反映されていない。人口構造の変化や医療現場を支える人材確保などへの対応が急務となる中、政府は
-
連合静岡 次期衆院選2区で鈴木氏推薦決定
連合静岡は15日、静岡市で開いた執行委員会で、次期衆院選の静岡2区に立憲民主党公認で立候補する予定の新人で藤枝市議の鈴木岳幸氏(50)の推薦を決めた。
-
「ファクハク」 静岡市内25社、工場や作業現場を公開 11月17日から
静岡市内企業の工場や作業現場が見学できる「ファクハク静岡工場博覧会2023」(実行委員会主催)が17日から、市内で初開催される。25社が参加し、普段は非公開の製造現場の公開やワークショップなどを通じてものづくりの魅力を発信する。19日まで。 クラフトビール製造や染織、小型産業用ロボットメーカー、印刷・広告業など多種多様な業種の企業が参加する。参加各社は工場見学のほか、鋳造体験や藍染め、瓦の人形作りなどのワークショップ、物品販売などをそれぞれ開催する。複数の企業を巡るバスツアーも実施し、「最先端産業」「マグロの循環」など四つのコースを用意している。 開催時間や場所は企業ごと異なり、参加には
-
全国初出場3位報告 市長訪問「文武両道で頑張る」 静岡医療学園専門学校サッカー部(駿河区)
全国専門学校サッカー選手権大会で3位になった静岡医療学園専門学校(静岡市駿河区)サッカー部の学生らが13日、市役所静岡庁舎を訪れ、難波喬司市長に報告した。 大会は10月1~5日に堺市で行われ、全国各地の予選会を勝ち抜いた16校が参加した。本県代表として初出場した静岡医療学園は準決勝で、優勝したルネス紅葉スポーツ柔整専門学校(滋賀県)に敗れたものの、3位決定戦でシティーフットボールアカデミー(栃木県)をPK戦の末に破った。 主将の3年千葉涼さん(20)は12人の登録選手で計4試合を戦ったことを紹介し、「みな満身創痍(そうい)だったが、チーム一丸となった」と振り返った。次期主将の2年原田康聖
-
「防災体制強化を」 静岡市に政策提言 市議会・志政会
静岡市議会会派の志政会(佐藤成子代表)は15日、2024年度当初予算編成に向けた政策提言を難波喬司市長に行った。アセットマネジメントの推進を通じた自治体経営体質の改革や22年9月の台風15号の教訓を生かした防災体制の強化などを求めた。 公共施設の統廃合や民営化などを行うアセットマネジメントでは、民間の力がうまく活用されていないと指摘し、民間の提案を積極的に取り入れるよう要望した。東静岡に整備を検討しているアリーナについては、渋滞や騒音対策など、市民の理解を得てから事業を進めるよう訴えた。 防災に関し、危機管理総室を中心に各部局の事業継続計画(BCP)の策定や自治会との連携体制の強化を要望。学
-
特別職、議員の手当引き上げに反対 静岡市議会「緑の党」
静岡市議会会派「緑の党グリーンズジャパン」(松谷清代表)は15日、特別職と市議会議員のボーナス(期末手当)を引き上げる関連議案を、市議会11月定例会に提出しないよう求める要望を市に行った。 同市では9月、市人事委員会が市職員のボーナスを0・10月分引き上げるよう市に勧告した。市は勧告に基づき、特別職と市議のボーナスも同様に引き上げる条例改正案を11月定例会に提出するとしている。引き上げにより、年額で市長が15万円、議長9万8880円、議員7万9560円の増額になるという。 大長義之副市長に要望書を手渡した松谷代表は「新型コロナウイルス禍の影響や物価高が続く中で市民感情にそぐわない」として
-
高齢者事故防止 スーパーで啓発 清水署
清水署はこのほど、高齢者の交通事故防止を呼びかける啓発活動を静岡市清水区高橋のバロー清水高橋店で行った。 署員と交通安全協会清水地区支部の5人が参加した。10月下旬に浜松市で起きた下校中の児童3人が負傷した事故など高齢者が関係する事故が発生していることから、交通安全情報のチラシや反射材の活用を呼びかける啓発品を配り、事故への注意を促した。 同署交通課の金岩史和警部補は「危険を予測し周りをよく見て運転し、自分や家族の運転に不安がある場合は相談してほしい」と話した。本人や高齢者の家族が運転について相談できる高齢運転者支援ホットライン<電054(250)2525>も紹介した。
-
保幼小連携研修会 12月は静岡市駿河区で 常葉大学・山本ゼミ
山本ゼミは12月2日午後1~3時、保幼小連携研修会を静岡市駿河区の常葉大草薙キャンパスB301号室で開く。参加無料。就学前教育施設や小学校の職員、保護者、行政職員など対象は広く、定員80人。 アプローチカリキュラム作成のグループワークのほか、山本教授が「本物の学習と創造性を育む保育」と題して講演する。希望者は11月29日までに申し込む。 問い合わせは同大地域貢献センター<電054(297)6142>へ。
-
架空請求詐欺防止 コンビニに感謝状 静岡中央署
架空料金請求詐欺を未然防止したとして、静岡中央署はこのほど、静岡市葵区のファミリーマート瀬名中央店に署長感謝状を贈った。 同署によると、9月14日午後4時ごろ、高齢女性が8万円分のプリペイドカードを買おうと来店した。同店パート従業員の海野久美子さん(47)が使用目的を聞くと、女性がおどおどした様子で「パソコンを修理するため」と話したため、特殊詐欺を疑い警察に通報した。同店は高齢者が2万円以上のプリペイドカードなどを購入しようとする際は必ず使用目的を聞くようにしているという。 同署で岡田光店長(65)と海野さんに感謝状を手渡した及川博行署長は「年末に向けて特殊詐欺は増える傾向にある。引き続きい
-
日中韓の工芸家 9人の作品紹介 12月3日まで 静岡市駿河区 東アジア文化都市
日中韓の工芸家の技を紹介する「東アジア工芸展」が12月3日まで、静岡市駿河区丸子の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」で開かれている。 染め物や刺しゅう、漆芸、陶芸など9人の作品から、古くからの交流によって発展してきたそれぞれの表現を味わうことができる。県が推進する交流事業「東アジア文化都市」の一環。 日本からは、日本画から着想を得たという手芸家洋輔さんの刺しゅうと、匠宿「火と土」工房長の前田直紀さんの陶芸、静岡文化芸術大で講師を務める漆造形家小田伊織さんの作品が並ぶ。小田さんは靴をモチーフにした造形物で、使い続けることで増す漆の魅力を表現。「工芸品は大切にしまいがちだが、経年変化による
-
大麻の危険性 正しく知って 学生向け講習会 静岡市清水区
日本大アメリカンフットボール部の寮で大麻や覚醒剤が見つかり逮捕者が出るなど、若年層での大麻の広がりが懸念される中、静岡市清水区の東海大静岡キャンパスでこのほど、学生向けの講習会が開かれた。 清水署の石川洋行刑事二課長が講師を務めた。石川課長は捜査現場での経験を踏まえ、「一度くらい大丈夫。やめられる。自分は捕まらない。危険を低く見積もり、行動がエスカレートする」と話し、薬物依存の「ゲートウエー(入り口)ドラッグ」とも呼ばれる大麻の危険性を訴えた。 大麻を巡ってはインターネット上などで有害性を軽視する情報が氾濫し、若年層を中心に警戒感や抵抗感の薄れが指摘されている。県内では昨年、大麻事件の摘
-
車にお絵かき 通院の子楽しむ 静岡県立こども病院×ネッツトヨタ静岡
ネッツトヨタ静岡(沼津市)は15日、静岡県立こども病院(静岡市葵区)に外来で通院する子どもたちが本物の車に絵を描いて非日常の経験を楽しむイベント「みんなのキャンバス」を同病院で開催した。 来院した子どもたちは色とりどりの水性ペンを使って白い車体に思い思いの絵を描き、普段はできない貴重な体験を楽しんだ。両親が見守る中、同社社員とアンパンマンやトーマスなどお気に入りのアニメキャラクターを描いた上村颯稀ちゃん(3)=下田市=は「たくさんお絵かきして楽しかった」と元気よく話した。 同社の地域貢献活動「ボクマチガーディアンズ」の一環。今後も同病院と協働し、入院患者を対象にしたイベントの開催も考えて
-
一糸乱れぬばちさばき 葵区で静岡太鼓フェス
静岡市葵区の市民文化会館でこのほど、静岡太鼓フェスティバル(市文化協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。静岡太鼓連盟に所属する保存会やクラブなど7団体から約200人が参加し、息の合った演奏を披露した。 小学生から70代までのメンバーが一糸乱れぬばちさばきを見せたり、「昭和の不良」をイメージした制服姿で演奏に合わせてオリジナルの振り付けで踊ったりと、独自性豊かな演目が来場者を楽しませた。最後は参加者全員で「だっくい音頭」などを披露し、大きな拍手を浴びた。 今年で31回目。同連盟の山本祐司会長は「生の太鼓の迫力や感動をたくさんの人に楽しんでもらえる機会。絶やさずに毎年続けていきたい
-
水出し茶 中藁科小児童に提供 森田製茶が製造機貸与 静岡市
静岡市葵区の森田製茶はこのほど、同区の中藁科小に、水出し緑茶を自動で作るドリンクディスペンサーを、2週間の期間限定で無償貸与した。 市教委が児童生徒に同市産の茶葉を使った緑茶などの持参を勧める「レッツ茶レンジ」の活動期間(13~24日)に合わせ、長女が同校に通う森田純平社長(43)が学校側に申し出た。3年児童が見守る中、森田社長が本山茶をベースとしたティーバッグを機材に投入し、色鮮やかな緑茶が完成すると、児童は何度もおかわりして試飲した。森田社長は「本山茶は火を強めに入れて香ばしくさせ、抹茶を合わせた。水出しだとまろやかで子どもは飲みやすい。地元の味を意識して楽しんでもらえたら」と期待した
-
静岡県学生児童発明くふう展 佐藤さん(湖西・鷲津小)、杉野さん(浜松・江西中)知事賞
静岡県学生児童発明くふう展(県発明協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式がこのほど、静岡市葵区の県産業経済会館で開かれた。湖西市立鷲津小3年の佐藤架暖さんと浜松市立江西中3年の杉野元紀さんが最高賞の知事賞に輝いた。 佐藤さんは、ろ過を利用してきれいな水を循環させる「メダカの水換え装置」を発明した。杉野さんは、開封した液体調味料を長く保存できる「酸化スピードダウン蛇腹タレビン」を考案した。 県未来の科学の夢絵画展の入賞者も表彰され、静岡市立城北小6年の千葉琉偉君と、浜松市立開成中3年の米倉潤さんが最優秀の同協会会長賞を受けた。 その他の主な入賞者は次の通り。 【県学生児童発明くふ
-
安倍川沖・船釣り タイラバで狙うシロアマ ヘッドよりスカートが肝心【魚影を追って】
10月下旬、タイラバで狙うシロアマダイに挑戦。筆者は見事に玉砕したが、それ以上に学ぶことが多く、有意義な1日だった。 午前6時、静岡市清水区折戸の船着場から、ZESTで出船。向かった先は安倍川沖。1時間ほどで到着。 船長から「ハイ、始めてください。底は50メートルほどです」。出船前に釣り方を簡単に教えてもらっていたので、それを実践。 タイラバと言えば、沼津沖で夜のマダイを狙い、初挑戦ながら1キロ超を2匹釣ることができ、相性の良い釣りかも、と思っていたが、シロアマダイとなると、釣り方が全く違った。こちらは着底後、5メートル上げて底に落とし、また5メートル上げて底に落とす、小刻みな動きの繰
-
釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10日はメジナやカワハギ。11日はマダイやメジナ、クロダイ、ウツボ、カンパチ。12日はイスズミやタカノハダイ、スズメダイ、メジナが揚がった。ソウダガツオやトウゴロウイワシ、ネンブツダイ、タカベは連日釣れている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシ。早朝に釣れていたアジは少なくなったが、夕方はカゴ釣りでシマアジやショゴ(カンパチの幼魚)も交じる。早朝はウキ釣りでメジナ、カマスサビキでカマスが釣れる。ブラクリ仕掛けでは日中にカサゴ、暗くなるとメバルも釣れる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0
-
袴田さん姉・ひで子さん「無実勝ち取れると確信」 和歌山で講演
現在の静岡市清水区で1966年、みそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして死刑が確定後、裁判のやり直しが決まり再審公判中の袴田巌さん(87)の姉ひで子さん(90)が15日、和歌山市で講演し「絶対に無実を勝ち取れると確信しています」と強調した。 静岡地裁で10月から始まった再審公判には、拘禁症状が残る袴田さんに代わり、補佐人のひで子さんが出廷している。初公判の罪状認否で「巌に真の自由をお与えください」などと述べた内容を紹介すると、会場から拍手が湧き起こった。 支援者の山崎俊樹さん(69)は、再審開始決定に道筋をつけた血痕の赤みの変化を調べる「みそ漬け実験」の取り組みを紹介。弁護団の小川秀世
-
戦後78年 戦争体験伝承 残された時間多くない【東部 記者コラム 湧水】
「被爆者の方たちはどんどん亡くなっています。今を生きる世代が、どのように継承していくべきか。残された時間は多くありません」-。今夏、戦争関連の取材で滞在した広島市で、原爆投下前の白黒写真のカラー化を通じて記憶の継承活動に取り組む東京大4年の庭田杏珠さん(21)が言葉を紡いだ。 被爆者の平均年齢は85歳を超えた。当地「ヒロシマ」ですら戦争、被爆体験の伝承が課題になっている。ならば、本県においても戦争体験の伝承が曲がり角に差しかかっているのは言うまでもない。 広島市では、自身の体験を語る「被爆体験証言者」に加え、証言者から研修を受けて講話する「被爆体験伝承者」養成制度を設けている。こうした取
-
静岡市に45%集中 建設発生土の県内民間処理施設 増設や偏在解消へ県模索
静岡県内で民間が運営する建設発生土処理施設のうち、45%が静岡市に集中していることが、14日までの県への取材で分かった。県は土砂を再利用するまで仮置きするストックヤードを長泉町、静岡市、浜松市に1カ所ずつ整備し、年内に運用を始める予定だが、建設土木業界からは処理施設の増設や地域偏在の解消を求める声が高まっている。県は建設発生土の有効利用を促進しつつ、地域事情に応じた課題解決策を模索する。 県内の民間処理施設は2022年4月時点で76カ所あった。土砂受け入れ時の規制を強化する県盛り土規制条例施行を境に一時減少したものの、条例上の許可手続きが進み、23年10月時点で73カ所まで回復した。このう
-
山伏(静岡市葵区、山梨県早川町) 急登をひと頑張りし山頂へ【山ある記】
静岡市葵区梅ケ島の赤水の滝を車で過ぎてしばらくすると左手から大谷川が合流する。この橋を渡って左折、大谷川沿いに進むと橋のたもとで新田からの道と合流する。広い川原が終わり、林道を進むと駐車場がある。 駐車場から少し進むと右手に登山口の標識がある。登山道はしばらく西日影沢の右岸に沿って登る。川原に降りて左岸に渡り杉林の中を進む。再び沢を渡ると大岩である。 大岩の下を右にさらに沢沿いに進むと道は対岸に渡る。これより急な上りとなり、補助ロープが現れる。尾根を右側に巻きながら登ると沢に出る。対岸に渡ると傾斜はやや緩やかになる。ガレを通過しジグザグの急登を上りきると蓬峠である。これよりコースは東尾根
-
⚽サッカーU-22代表 18日アイスタでアルゼンチン戦 攻撃的スタイル表現
来夏のパリ五輪でメダル獲得を目指すサッカーU-22(22歳以下)日本代表は18日、IAIスタジアム日本平(静岡市清水区)でU-22アルゼンチン代表と対戦する。アルゼンチンはA代表が国際サッカー連盟(FIFA)ランク1位の最強国。14日までに静岡新聞社の取材に応じた大岩剛監督(51)=清水商高出=は「追求してきた攻撃的なスタイルをいかに表現できるか。それを26人全員が理解して勝利につなげたい」と、五輪への試金石となる一戦へ決意を語った。 パリ五輪 試金石の一戦へ決意 大岩監督(清水商高出)インタビュー 2022年春のチーム発足から、大岩監督は一貫して「攻守でアグレッシブに主導権を握る」ことを
-
静岡県、静岡市葵区杉尾の盛り土撤去へ代執行 11月下旬に着手
静岡市葵区杉尾の砂防指定地内で残土処分会社「富田建材」が無許可で造成した盛り土に関し、県は14日、県庁で開いた盛り土対策会議で、土砂撤去に向けた行政代執行を今月下旬に着手することを明らかにした。2021年7月の熱海市伊豆山の土石流以降、不適切盛り土を対象にした県の行政代執行は3件目になる。杉尾地区に隣接する日向地区にも同社が造成した巨大盛り土がある。県は日向地区でも行政代執行を実施する方針を固めていて、25年度末までに完了させたいとしている。 県によると、杉尾地区の盛り土は約1・9ヘクタールの土地の東西に計約5・1万立方メートルが積まれている。代執行では、まず勾配が急な東側の盛り土を撤去す
-
劇団四季「クレイジー・フォー・ユー」 お待たせ! 静岡県内で8年ぶり
一目ぼれから始まるコミカルな恋愛模様を華麗なダンスと珠玉のメロディーで彩る劇団四季ミュージカル「クレイジー・フォー・ユー」が8年ぶりに静岡県内で上演される。創立70周年の今年、ファンの要望で再演が決まった王道ラブコメディーだ。 1930年代の米ニューヨーク。ダンスに夢中な銀行の跡取り息子ボビーは、母親に命じられ田舎町のさびれた劇場を差し押さえに行く。そこで勝ち気なポリーと出会い一目ぼれするが、彼女はあろうことか差し押さえる劇場の娘だった。劇場を救う妙案を思いつくボビーだが、それが町に大混乱をもたらす。 初演は92年のブロードウェー。その年のトニー賞で最優秀作品など3部門で受賞を果たした。
-
韓国・忠清南道 静岡県庁で博物館長、12月からの特別展をPR 友好10年記念
静岡県との友好協定締結10周年を迎えた韓国・忠清南道にある歴史博物館のミン・ジョンヒ館長がこのほど、県庁に川勝平太知事を訪ね、10周年記念として12月から静岡市清水区で開催する「忠清南道文化遺産特別展」をPRするとともに、交流の発展に期待を寄せた。 同博物館主催の特別展は本県と忠清南道の交流や朝鮮通信使、忠清南道の歴史文化をテーマに、同館所蔵の文化財60点などを展示する予定。清水マリンビルで12月1日から来年1月12日まで開く。入場無料。 ミン館長は、特別展を通じて「交流がますます活発になってほしい」と願い、川勝知事に招待状を手渡した。 川勝知事は長年続いてきた韓国と日本の交流を紹介し
-
静岡県内35施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は14日、県内の高校、小中学校、幼稚園、こども園35施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計463人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市4施設94人、裾野市3施設27人、長泉町1施設10人、三島市1施設14人、伊豆市1施設8人、函南町1施設12人、小山町1施設13人、富士市1施設26人、富士宮市1施設7人、静岡市葵区2施設39人、同市駿河区1施設11人、同市清水区1施設18人、牧之原市1施設2人、菊川市1施設8人、湖西市1施設13人、浜松市中区8施設84人、同市東区2施設23人、同市西区2施設20人、同市南区1施設12人
-
静岡県内の上場企業、反社遮断へ宣言 県企業防衛対策協議会、静岡で総会
静岡県内の上場企業など133社が加盟する県企業防衛対策協議会は14日、本年度総会を静岡市駿河区で開き、暴力団や総会屋など反社会的勢力との一切の関係を遮断する宣言を採択した。 加盟82社の担当役員ら約120人が出席した。会長の大橋滋男スズキ総務部長は「暴力団は一般企業などに姿を隠して資金獲得を狙っているが、県内の各種事件での県警の捜査は非常に心強い」と強調した上で、密な情報交換と連携強化の重要性を改めて強調した。 県警の大原光博本部長は県外の事件を挙げ「社員が利益供与していた企業は社会的信頼を失った。暴力団は関係性を持ちたいという野望を持ち、虎視眈々(たんたん)と狙っている。暴排は社会全体
-
感染症センター、司令塔に 静岡県協議会 予防計画 改定骨子案
静岡県感染症対策連携協議会(会長・紀平幸一県医師会長)は14日、静岡市内で第2回会合を開いた。新型コロナウイルスの対応を踏まえた県予防計画の改定について、県が今春開設したふじのくに感染症管理センターの「司令塔機能の確立」「情報センター機能」「検査相談」「人材育成」の四つを独自項目として盛り込んだ骨子案を委員に示した。 同センターの司令塔機能に関して▽常設専門家会議のほか保健所への助言、社会福祉施設などで現場指導を行う組織の設置▽感染発生早期、流行初期と初期以降、まん延期の3段階に分け、各医療機関の機能に応じた役割分担体制づくり―などを掲げた。情報センター機能に関しては、過去のコロナ対応で本
-
60代女性 1300万円詐取被害 静岡市
静岡市清水区の60代無職女性が14日、行政機関などをかたる者から現金約1300万円をだまし取られたと清水署に届けた。同署はインターネットバンキングを利用した特殊詐欺事件とみて捜査している。 同署によると、9月15日、女性宅に行政機関や警察官を名乗る男から「あなた名義で契約した携帯電話から迷惑メールが送信された」「あなたが特殊詐欺の容疑者になっている」などと電話があった。その後、検事を名乗る男から電話があり「金融機関の預金なども調査する」などと言われ、10月26日までにインターネットバンキングを利用して、指定された銀行口座に3回にわたって、現金約1300万円を振り込んだ。 新聞報道でインタ
-
クミアイ化学 静岡に研究所開所
農薬製造のクミアイ化学工業(東京都)の新化学研究所がこのほど、静岡市清水区渋川に開所した。県内に点在していた創薬、プロセス化学、製剤技術の3研究センターを集約し、業務効率化と新製品開発の推進を図る。 地上5階、鉄筋コンクリート造り、延べ床面積8670平方メートル。約100人の研究員らが勤務する。各フロアには実験室のほか、大階段でつながる執務室を設け、職員間の交流を促す設計を採用した。 愛称はShimizu Innovation Park「ShIP(シップ)」。今後伸長が見込まれる海外市場の開拓も視野に、新技術と新事業の開発拠点とする。 14日に開いた内覧会で、関係者に施設を公開した。高
-
静岡鉄道、上方修正 自動車供給回復 5類移行が寄与
静岡鉄道(静岡市葵区)は14日、2024年3月期通期の連結業績予想を上方修正した。自動車メーカーからの完成車供給の正常化や、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う鉄道・バスの利用客増加を織り込み、純利益を期初予想比4・4倍の18億9300万円とした。 売上高は4・0%増の1654億2千万円、経常利益は10・7倍の19億4100万円を見込んだ。 同日発表した23年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比16・5%増の835億600万円、経常利益が8・5倍の25億8300万円、純利益が14・2倍の16億9千万円。各利益は中間期として過去最高となった。社会経済活動が再開し、交通やビジネスホテル
-
科学技術高・池谷さん 無線探査競技(19歳以下女子)で日本一 家族、仲間の支えに感謝
宮城県で10月に行われた全日本ARDF競技大会(日本アマチュア無線連盟主催)で、科学技術高3年の池谷仁美さん(17)=静岡市駿河区=が19歳以下女子の部門で優勝した。 ARDFはアマチュア無線の電波を用い、野山に隠された発信機を探査する競技。中学生から70代まで約100人が競った。池谷さんは3個の発信機を探し出し、1時間23分46秒でゴール。同年齢の男子を含めても2位相当の好記録だった。 高校2年時に3級アマチュア無線技士の資格を取り、今年4月に競技を開始。7月には高校生の大会で準優勝した。今回はこれまでの経験から、地図を正確に読むことに重点を置いたという。崖を登ったり、川に足を取られた
-
男性育休支援のあり方は 企業担当者ら意見交換 静岡市駿河区
静岡市はこのほど、男性が家事や子育てに参加しやすい環境づくりを考える企業担当者向けワークショップを同市駿河区で開いた。オンラインも含め、市内事業所の管理職ら18人が参加し、事例紹介などを通じて男性の育休や企業が社員に対してできる支援などをテーマに意見交換した=写真=。 事例発表には、市内企業に勤め、育休を取得した男性社員と当時の上司の2人が登壇。2カ月間の育休を取得した男性社員は「育児や家事の大変さを実感した。子どもと濃厚な時間を過ごせたのは宝」と振り返った。上司は男性社員が育休に入る前に属人的な業務をなくしてマニュアル化を進めたと説明し、「業務が効率化した。引き継ぎを受ける側の社員のモチ
-
想像しよう「未来の東海道」 富士見小で静岡市講座
静岡市はこのほど、未来の東海道を考える講座を同市駿河区の富士見小で開いた。日本遺産に認定された市内の東海道の文化や歴史を児童に学んでもらおうと、同校の6年生を対象に企画した。 児童約90人が「今後どんなものがあったら観光客が訪れるか」をテーマに、自由な発想で未来の東海道を考えた。江戸時代の市内の街並みが描かれた「東海道図屏風(びょうぶ)」に、宿場町を一望できるロープウエーや、ここでしか買えない限定商品を取りそろえたショッピングセンターなどを思い思いに描き入れた。鈴木彩巴さん(11)は「ゲームセンターやアミューズメントパークなど理想を詰め込んだ。こんな東海道なら毎日遊びに行きたい」と笑顔で話
-
家事家計テーマ 11月18日から講習会 静岡、藤枝 参加者募集
雑誌「婦人之友」の愛読者で、家事や家計を研究する「静岡友の会」は18~24日、家計簿の付け方を中心にライフプランを学ぶ家事家計講習会を県中部で開く。同会が参加者を募集している。 教育費や年金、光熱費、予算の立て方など家計の分析法を学ぶほか、災害に備えたローリングストックや保温調理の仕方といった食事面に関する講習も企画している。18、19、23、24日は静岡市内で、19日は藤枝市内でも実施する。会場やテーマは、ホームページで確認できる。各会参加費は350円。 事前申し込みが必要。問い合わせは静岡友の会<電090(5451)1990>へ。
-
飲酒運転撲滅へ 年末に向け啓発 静岡中央署など
飲酒する機会が増える年末を控え、静岡市飲酒運転追放協議会や静岡中央署などはこのほど、静岡市葵区の県庁前交差点付近で街頭広報を行った。 両機関のほか、市生活安全安心課と交通安全協会静岡中央地区支部から計約30人が参加した。交差点周辺にのぼり旗を掲げて立ち、通行人や信号待ちの運転者に啓発品を配布した。市役所静岡庁舎前で行った出発式で、協議会の加茂武会長は「これから忘年会シーズン。飲酒運転の撲滅を積極的に推進して」と呼びかけた。同署の斉藤行紀交通課長は「繰り返し訴えることが必要。1件でも飲酒運転を減らす」とあいさつした。
-
新下川原交番が完成 「親しみやすい空間に」 静岡市駿河区
静岡南署下川原交番の竣工(しゅんこう)式が14日、静岡市駿河区下川原のかわはら会館で開かれた。同署の大村彦彰署長と勤務員のほか、行政関係者や地元の自治会長など約40人が新交番の完成を祝った。 式典で大村署長は「地域に親しみやすい空間を整備した。より一層犯罪抑止や交通事故防止に努め、決意を新たに前進していく」とあいさつした。同交番の望月友広交番長も新庁舎での業務に向け意気込みを表明した。式典後は施設内の見学が行われた。 同交番は1885年に「長田村広野巡査駐在所」として創立された。1979年に改修されたが、老朽化が進んだため建て替えられた。同署の曽根勉地域課長は「署員が連携し、より安心安全
-
2024年度予算編成で静岡市長に要望書 自民党市議団
静岡市議会最大会派の自民党市議団は14日、市の2024年度当初予算編成に対する要望書を難波喬司市長に提出した。東静岡駅でのアリーナ整備や自主防災活動支援の一層の推進などを求めた。 「安全安心なまちづくり」や「暮らし豊かなまちづくり」など四つのテーマ別に計61事業の推進を求めた。新規の要望として犯罪被害者見舞金制度の創設や、小中学校体育館のスポットクーラー設置、プロ野球チームが新たに拠点とする予定の清水庵原球場の改修などを挙げた。 このほか各種団体からの政策要望として、運転手の人手不足が懸念される「2024年問題」に対する運輸事業者への支援など30項目を掲げた。鈴木和彦会長は市役所静岡庁舎
-
静岡市がん対策推進計画 検診や教育充実へ 中間見直し案公表
静岡市は14日、市全体でがん対策を推進するための市がん対策推進計画(2021~26年度)の中間見直し案を公表した。取り組み項目に「感染症対策」と「がん検診の精度管理の充実」を追加し、市民へのがん教育を一層推進していくことなどを盛り込んだ。 感染症対策ではヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種の推奨に取り組むとし、接種率を現状の36%から52%に上げることを成果指標に設定した。がん検診の精度管理の充実に向けては市独自で協議会を設置し、医師らの意見を聞きながら適正な検診実施体制の確保と実施状況の把握に努めるとした。 がん教育については、これまでは学校で児童生徒向けに啓発を行ってきたが、
-
登校拒否を考える会 11月19日、静岡市葵区で例会
登校拒否を考える会・静岡は19日午後1時半から、静岡市葵区の市民文化会館で例会を開く。 不登校の子や保護者、学校関係者が悩みや思いを語り合う。参加費は大人500円、子ども無料。問い合わせは芹沢幸枝代表<電054(246)7202>へ。
-
社会福祉事業に長年尽力 静岡市社会福祉協議会 176個人53団体表彰
静岡市社会福祉協議会はこのほど、市社会福祉大会を同市駿河区のグランシップで開いた。長年にわたり社会福祉事業に尽力した176個人53団体を表彰し、功績をたたえた。 民生・児童委員や保護司、社会福祉団体、ボランティア活動関係者らの功労者に表彰状を手渡し、同協議会や赤い羽根共同募金に寄付した個人や団体には感謝状を贈った。 同協議会の三重野隆志会長はあいさつで「地域課題の解決には福祉団体や企業など多種多様な組織が手を取り合うことが欠かせない」と協力を呼びかけた。 名誉会長表彰を受けた人は次の通り。 民生委員・児童委員 戸崎博隆(中部)大石渥美(竜南)梅原康江(西部)高宮薫代(田町)笠井正巳(
-
静岡の児童が地引き網体験 水中ドローンも 清水区でイベント
静岡市清水区の清水マリンパークや三保内浜海水浴場周辺でこのほど、市内の小学生らを対象にした水中ドローンと地引き網の体験イベントが行われた。 市海洋産業クラスター協議会が主催し、児童19人と家族が参加した。水中ドローンの操縦を体験した後、水上バスで三保に移動し、地引き網漁に挑戦。網や魚が取れる仕組みについて学び、水深28メートルに沈んだ網を全員で息を合わせてゆっくりと引き上げた。網にかかった魚は持ち帰った。 同市立西豊田小6年の福原悠人君は「網が重かったけど他の人と力を合わせて引くことができた。お刺し身にして食べたい」と笑顔を見せた。
-
静岡農高生と育てた芋収穫 葵区のこども園園児 農業体験
静岡市葵区の長沼こども園は14日、同区の静岡農業高の農場で、市内在来種の里芋「かつぶし芋」の収穫体験を行った。年長園児26人が同校生物工学部の1、2年生9人と農業体験を通じて交流を楽しんだ。 「かつぶし芋」はかつお節の汁のようにうまみが特徴の希少な芋。園児と同校生徒が共同で栽培し、今年の4月から植え付けや追肥(ついひ)、土を株元に盛る「土寄せ」を行ってきた。 シャベルを手に畑に入った園児は、恐る恐る土を掘り返した。芋が続々と姿を現すと「あった」「たくさん見つけた」と歓声を上げた。収穫した芋は、園児が自宅に持って帰るほか、12月中に同園で園児と生徒が行う調理実習に使用される。
-
長田西中特別支援学級生徒が手作り 地元・静岡のPR動画上映
静岡市駿河区の長田西中はこのほど、静岡市こどもPR隊に任命されている同校特別支援学級の生徒が作成した長田地区などのPR動画を同校で上映した。同校の2年生約170人や地域住民が視聴した。 特別支援学級の生徒21人が情報収集や撮影、編集など役割分担をして作成。取材場所の選定からナレーションの録音まで全て生徒主体で進め、半年かけて動画を完成させたという。長田地区のPR動画では、工芸体験ができる「駿府の工房 匠宿」や長さ60センチのたい焼きを販売している「丸子峠たいやき屋」などを取り上げ、店舗の歴史や見どころを映像と言葉でわかりやすく伝えた。同校2年の柳川心花さん(14)は「同じ校舎で学ぶ仲間が作
-
地元・清水を盛り上げたい 静岡の酒店などイベント
静岡市清水区下野西の松永酒店はこのほど、同区三保のクラフトビール会社「ガルシアブリューイング」などとコラボし、酒や食を楽しむイベントを開いた。 昨年の台風15号で被災した地元を盛り上げようと企画した。今年8月に続き2回目の開催で、地元企業や店舗が出店。参加者らはビールを片手におにぎりや冷やし芋、焼き肉などを味わい、笑顔を浮かべた。 同店を営む松永美由紀さんは「今後も地域のいろんなお店に出てもらい、持続可能なイベントにしたい」と意気込んだ。
-
水難事故防止に貢献 1個人1団体を表彰 静岡県対策協議会
静岡県水難事故防止対策協議会はこのほど、水難事故防止の普及啓発に貢献した下田署の斉藤肇巡査部長と柿沢学園(静岡市清水区)を表彰した。県庁で開かれた本年度第2回会合で感謝状を贈呈した。 斉藤巡査部長は2017年から警備艇「いず」の船長として、日々の警戒活動などを通じて下田市周辺の海上安全のために尽力している。柿沢学園は年に4回独自に発行する「交通安全通信」で22年から水難事故防止の記事を掲載し、静岡市清水区の公立小中高校26校に配布して学生の安全意識の醸成に努めている。 会合では今夏(7~8月)の水難事故発生状況が報告された。県内の発生件数は22件(前年比3件減)、死者6人(同3人減)、行
-
「本は精神文化の象徴」 静岡で県図書館大会 斎藤明大教授が講演
図書館や読書活動に関心のある人が研修、交流する県図書館大会(県教委など主催)が13日、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。県内の図書館関係者ら約千人が参加し、同市出身の斎藤孝明治大教授による講演や優良読書グループの表彰、6テーマの分科会を行った。 斎藤教授は「読書が生み出す力・導く力」と題して読書の重要性を説明した。「音読をすることで語彙(ごい)が増え、自分の感情を迷わずに表現できるようになる」と解説。「本は精神文化の象徴で、集積されているのが図書館。活字を読むことで想像力も鍛えられる」と述べ、同じ本を読んだ複数人で内容について語り合う「読書会」の実施を勧めた。 分科会では、図書館のサ
-
⚽U―22日本代表 御前崎で合宿 市が歓迎セレモニー
サッカーのU-22(22歳以下)日本代表が18日に静岡市で行われる国際親善試合のアルゼンチン戦に向け、御前崎市内で事前合宿を行っている。市は14日、練習会場で歓迎セレモニーを開いた。 13日から計5日間の日程で始まった合宿は大岩剛監督(清水商高出)をはじめ、スタッフと選手ら約40人が参加。14日には海外組が加わり、ミーティングを重ねながら連係プレーなどを入念に確認し、最終調整を行った。 日本代表チームは今回、良質な芝を管理する練習会場があることや温暖な気候に着目し、同市を事前キャンプ地に選んだという。セレモニーで柳沢重夫市長は「世界中の子どもたちに夢や希望を与えてほしい」と激励し、チーム
-
プレコンセプションケア普及を 将来の妊娠に向けた健康管理 静岡県内看護師ら、講習会開き情報発信
女性やカップルを対象に将来の妊娠のための健康管理を促す「プレコンセプションケア」。生まれてくる子どもの健康にもつながるヘルスケアを広めようと、県内の看護師や専門医師が市民活動団体「プレコン倶楽部-将来の妊娠をサポートする会」を設立し、本年度から活動を始めた。静岡市内で一般向け講習会を開催し、プレコンセプションケアの重要性や妊娠、出産に関わる正しい知識を婦人科、泌尿器科、不妊治療の分野から情報を発信している。 講習会は全4回で、これまでにプレコンセプションケア、適正体重・生活習慣をテーマにして開催してきた。9月には「妊娠の仕組み、卵子・精子について」と題した3回目を開き、同倶楽部代表で助産
-
駿河竹千筋細工でクリスマスツリー 静大生と職人コラボ 静岡・グランシップ
静岡大でデザインや美術を研究する学生・教員と静岡市の伝統工芸品「駿河竹千筋細工」の職人が、クリスマスツリーを飾る竹細工オーナメントを共同開発し、12日に静岡市駿河区のグランシップにオーナメントを飾ったツリーがお目見えした。12月25日まで展示される。 開発したのは、川原崎知洋准教授(美術教育専攻)の研究室に所属する学生4人と、みやび行燈製作所(同市葵区)の竹細工職人杉山茂靖さん。学生と川原崎准教授が「静岡の伝統工芸の魅力や可能性を伝えたい」と杉山さんに提案し、企画とデザインを担当した。 「竹細工は高価だが、今回は生活の中で積極的に使えるものにしてほしい」という杉山さんの思いを受け、学生は
-
⛳全部門プレーオフ決着 ゴルフ静岡県アマチュアシニアチャンピオンシップ
第16回県アマチュアゴルフシニアチャンピオンシップ(県ゴルフ連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は13日、静岡市清水区の富嶽カントリークラブ(パー72、6486ヤード)で行われた。 シニアの部(55歳以上)は川島泰則(静岡CC島田GC)が松浦安洋(静岡市)とのプレーオフを制し、初の県タイトルを獲得した。 6255㍎のミッドシニアの部(65歳以上)は小沢順一(レイク浜松CC)が3人のプレーオフの末、連覇した。グランドシニアの部(70歳以上)も鈴木一(ミオス菊川CC)がプレーオフを制し、初優勝した。 各部門優勝者は来年の県アマチュアゴルフ選手権決勝のシード権を獲得した。 「2打目重視」
-
被災者の個別課題支援へ 取り組み事例紹介 内閣府と静岡県
内閣府と静岡県は13日、被災者の個別課題に合わせた支援を行う「災害ケースマネジメント」について理解を深める自治体、民間団体向けの説明会を静岡市葵区のもくせい会館で開いた。関係者が登壇し、取り組みの必要性や県内の事例を紹介した。 災害ケースマネジメントは、個別の訪問や相談によって被災者個々の被災状況、課題を把握し、行政や専門の民間団体などが連携して早期の生活再建を目指す新しい支援手法。内閣府防災担当の新井大地参事官補佐は鳥取県や岡山県の事例を説明しながら「被災者が自立するまで伴走して支援することが大切」と述べた。行政内の実施体制と関係機関との連携体制を平時から構築する重要性も強調した。 熱
-
障害者相談支援事業 誤認で非課税 浜松市
浜松市が社会福祉法人などに委託している障害者相談支援事業が消費税の課税対象にもかかわらず、非課税扱いとしていたことが13日までの市への取材で分かった。市は対象事業の件数や法人側に支払う消費税額などを調査している。 誤った扱いが判明したことを受け、市は今後契約する2024年度以降の同事業委託費の消費税分として、11月補正予算案で債務負担行為を6500万円増額した。10月の厚生労働省からの通知を受け、現在は税額の修正が可能な過去5年分について調査を進めているという。 社会福祉法に基づく社会福祉事業は消費税が非課税とされるが、12年の関連法令改正に伴い、障害者相談事業の一部が課税対象になった。
-
静清信金西脇支店 リニューアル開店 脱炭素に配慮
静清信用金庫はこのほど、静岡市駿河区の西脇支店を改装オープンした。太陽光発電や業務用の電気自動車(EV)などを導入し、脱炭素を進めながら快適な空間を提供する。 預金や融資、経営相談などに応じるフルバンク店舗。太陽光発電で年間使用電力の3分の1を賄い、再生可能エネルギー由来の電気も取り入れる。業務用車両にEVや電動バイクを採用するなど、ゼロカーボン実現への環境を整えた。 鉄骨2階建て。店内に県産木材をあしらい、非可聴音を含む自然音源「ハイレゾ環境音楽」を流して心地よい空間を演出する。
-
高血圧対策 JR静岡駅で呼びかけ 社会健康医学大学院大と静岡県
静岡社会健康医学大学院大(静岡市葵区)と県はこのほど、高血圧対策イベント「ウデをまくろう、シズオカ!」をJR静岡駅構内で開いた。脳血管疾患による死亡率の高さが本県の健康課題になっているとして、日常的な血圧測定や食塩摂取量を減らすことなどを呼びかけた。 ブース内に血圧計を4台用意し、駅利用者らが血圧を測った。参加者には血圧を予想してもらい、実際の数値と近かった人にドレッシングや減塩食品をプレゼントした。 必要に応じて保健師による指導を行ったほか、家庭での血圧の測り方を紹介するパネルを展示した。朝晩の測定結果を記録できる血圧手帳も配った。 イベントの測定データは今後の高血圧対策に役立てる。
-
農水産物輸出支援へ 中部5市2町が首長会議 牧之原
連携中枢都市圏を形成する県中部5市2町(静岡、島田、焼津、藤枝、牧之原各市と吉田、川根本両町)は13日、首長会議を牧之原市内で開いた。2024年度の連携事業として、圏域の農水産物の輸出拡大を支援するプラットフォーム構築や、観光を核にした脱炭素推進事業を検討することを決めた。 5市2町は、特産品として共通するお茶を中心とした農産物や水産物をメインに海外拠点を設け、現地での持続的なセールスプロモーションや商談成立に向けて支援する。北米やアジアなど需要が高い地域を予定エリアとし、事業効果などを踏まえて事業者の選定を行う。会長の難波喬司静岡市長は「単なる産品の輸出拡大ではなく、圏域のツーリズムと結
-
主将「全力で走り切る」 焼津市チーム壮行会 【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、焼津市チームの壮行会が12日、市総合体育館(同市保福島)で開かれた。 選手を代表して主将の松岡遊さん(17)=藤枝明誠高3=が「最後まで全力で走り切る」と抱負を述べた。 登録選手21人のうち、松岡さんを含む17人が出席し、原田洋一郎監督が一人一人名前を読み上げて紹介した。中野弘道市長は「これまでの練習の成果を思い切り発揮してほしい」と激励した。
-
秋まつりに自慢の一皿 来春、静岡に移住予定の調理師鈴木さん「住民の温かさ魅力」
静岡市葵区の清沢小で12日に開かれた清沢秋まつりには、来年3月に横浜市から清沢地区に移住する予定の調理師鈴木龍士郎さん(36)が飲食ブースを出店し、地元住民と交流した。移住を決意した理由について「住民の温かさや豊かな山の食材が魅力」と明かした。 鈴木さんは東京都へのアクセスの良さや自然の豊かさから静岡県を移住先に考えていたところ、4年前に同地区へ移住した林希さん(35)、里江子さん(37)夫妻に勧められ、同地区への移住を決意。希さんが「あいさつ代わりになる」と鈴木さんに出店を提案し、腕によりをかけた料理を2人で地元住民に振る舞った。 今回提供したのは、レモンの実や皮を使用したレアチーズケ
-
危機管理総室理事が退職 静岡市の元陸自、任期4年残し
静岡市の斎藤篤史危機管理総室理事(58)が一身上の都合を理由に退職したことが13日までの市への取材で分かった。6日付。斎藤氏は元陸上自衛隊1等陸佐で、2022年12月に5年間の特定任期付職員として採用されたが、任期を4年以上残しての離職となった。 斎藤氏は危機管理担当で、地域防災計画の企画、立案や災害対策本部運営などの業務に従事していた。市人事課の担当者は退職理由について「家の事情と聞いている」と話した。 市は13年に危機管理総室に理事ポストを創設し、これまでいずれも退職自衛官が就いた。斎藤氏は3人目で、前任者は22年3月末まで4年間勤め、5年間の任期途中で退職した。市は斎藤氏の後任につ
-
静岡市・清沢小150周年祝う 来春統廃合、住民惜しむ 児童ら歌や踊り披露
来春に中藁科小や水見色小と統廃合する静岡市葵区の清沢小は12日、開校150周年を記念する式典を開いた。児童や地元住民ら100人以上が同校に集まり、節目を祝った。 実行委員長の清沢地区自治会連合会の前田万正会長が「地域と共に歩んだ歴史のある学校がなくなってしまうのは残念だが、今の児童たちは学んだことを統合後の学校でも大いに発揮してほしい」とあいさつ。全校児童18人のメッセージや学校の歴史が映像で流された。式の最後には参加者全員で校歌を合唱し、学校への感謝の気持ちを表した。 続くステージショーでは、清沢こども園の園児によるダンスのほか、清沢小児童の合唱や清沢神楽の上演、卒業した中学生の楽器演
-
家康ゆかりの史跡 静岡中心部で見学 県歴史研究会
静岡県歴史研究会はこのほど、徳川家康にまつわる史跡などを巡る見学会を静岡市中心部で開き、会員7人が家康と駿府の関わりに理解を深めた。 篠原旭会長(78)=同市駿河区=と理事の須山忠治さん(72)=同区=が案内役を務めた。一行はJR静岡駅北口にある家康の幼少期の銅像「竹千代君像」から歩いて出発。家康の祖母、源応尼(げんのうに)の墓がある華陽院(けよういん、同市葵区)では、篠原会長が「源応尼は薬草などに見識があり、竹千代のひ弱な体質を改善したのではないか」と持論を語った。駿府城公園内の天守台発掘調査現場なども回った。 同会は県内の歴史愛好家約20人で構成し、年に1度、テーマを設定して同市内で見学
-
施設利用者ら500人交流 静岡市の明光会が創立記念祭
静岡市葵区の社会福祉法人明光会はこのほど、創立記念祭「明光祭」を駿河区のツインメッセ静岡で開いた。同法人が運営する17施設の利用者とその家族、地域住民ら500人以上が集まり、交流を楽しんだ。 4年ぶりの開催となった今回は、6月に葵区鷹匠の複合型福祉施設「明光会館レキシア鷹匠」が開所したことも祝った。会場では焼き菓子やパン、キーホルダー、バッグなど各施設の利用者が手作りした商品を販売したほか、魚釣りやボウリングのゲームコーナーも設け、来場者を楽しませた。 同法人が運営する「パン工房あしくぼ」が用意した食パンやレーズンパンなどの商品は、1時間ほどで完売する人気ぶりだった。 (社会部・吉田史
-
俳句団体「宇宙」 設立30周年祝う 静岡市で大会
静岡県中部在住者を中心とした俳句の愛好家団体「宇宙」はこのほど、設立30周年記念大会を静岡市駿河区で開き、会員ら約90人が節目を祝った。 30周年記念に合わせて会員が寄せた俳句の発表や功労者の表彰などを行った。会員111人が10年間で詠んだ作品をまとめた30周年記念合同句集がお披露目された。 会員は静岡市や焼津市などそれぞれの地域の句会で研さんを積んでいる。同団体主宰の島村正さん(80)=静岡市駿河区=は「ここまで続いているのは会員の尽力のたまもの。今後も努力していい作品を詠んでほしい」と期待した。
-
「囲碁まつり」アマ優勝、金さん(韓国) 大矢九段と対局も 静岡
静岡市の囲碁文化を伝える「第2回しずおか囲碁まつり」(同実行委、家康公杯実行委共催、静岡新聞社・静岡放送後援)は最終日の12日、葵区の市民文化会館でアマチュア対象の「チャンピオン戦」決勝トーナメントを繰り広げた。韓国・仁川から訪れた金到協さん(30)が優勝した。 前大会を上回る総額130万円の賞金を懸けたチャンピオン戦に、県内外のアマチュア約100人が参加した。前日の予選トーナメント各ブロックの優勝者が決勝トーナメントA、準優勝者が同B、3位が同Cに分かれて熱戦を展開した。頂点に立った金さんは表彰式後、大矢浩一九段との公開対局に挑み、石田芳夫24世本因坊らが大盤解説した。 決勝トーナメン
-
プラットフォーム設立記念シンポ 20日、静岡市で
静岡県と県社会福祉協議会は20日午後1時から、ふじのくに孤独・孤立対策プラットフォームの設立記念シンポジウムを静岡市葵区のクーポール会館で開く。参加無料。 内閣官房の担当者による基調講演のほか、NPO法人や自治体関係者が「孤独・孤立を予防する地域づくりに向けて」と題してパネル討論する。17日締め切り。希望者は同協議会のホームページから申し込む。 問い合わせは同協議会<電054(254)5237>へ。
-
樹木の利用希望 企業・団体を募集 河道内で伐採
国土交通省静岡河川事務所は30日まで、安倍川、大井川の河道内で伐採した樹木の利用を希望する企業・団体を募集している。木材資源の有効活用や処分費の削減が目的。 静岡市葵区富厚里の安倍川水系藁科川や、吉田町川尻、島田市金谷東、同市神座の大井川の中州などで12月に伐採する予定。樹種はヤナギなどの広葉樹が中心。樹木を引き渡す場所や方法は、同事務所と協議して決める。希望者は同事務所ホームページから応募書類や作業計画書をダウンロードし、必要事項を記入の上、持参か郵送で提出する。 河道内の樹木は洪水時に水の流れを妨げたり、堤防や護岸を損傷させたりする可能性がある。ごみの不法投棄を招く恐れもあるため、同事務
-
ニュースの活用力養う 時事検定に26人挑戦 静岡
ニュース報道を読み解き、活用する力を養う「ニュース時事能力検定試験」(日本ニュース時事能力検定協会、静岡新聞社・静岡放送など主催)が12日、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館で行われた。 9歳から80代までの26人が受検した。小学校社会科程度から大学生・一般向けまで、難易度別に1~5級の計6段階が設けられ、政治や経済などさまざまな分野から出題された。受検者は、真剣な表情でマークシート方式の問題に取り組んだ。 検定の正解発表は17日、合否発表は12月12日。 検定、来年1月にも ネット利用、自宅で受検 2023年度の第3回ニュース時事能力検定試験が来年1月21日に実施される。2級(高校生~
-
エネ問題解決策提案 本選 焼津中央高が最優秀 「メタンで温暖化阻止」
高校生がエネルギーや環境を巡る社会的課題の解決策を提案する「高校生が競うエネルギーピッチ!」(電気新聞主催、静岡新聞社・静岡放送共催)の本選が12日、静岡市駿河区で開かれ、会場審査部門に県内6高校が出場した。砂浜を海面上昇から守るために、大気中の二酸化炭素(CO2)を減らす技術の推進を提案した焼津中央高が2年連続の最優秀賞に輝いた。 6校各1チームがそれぞれテーマを設定し、企業や大学などの協力を得ながら実地研究を進めてきた。本選の発表では、山本隆三常葉大名誉教授ら審査員を前に社会課題の解決に向けた利点や可能性を主張した。 最優秀賞の焼津中央高は、水素とCO2から都市ガスの主成分メタンを合
-
大自在(11月12日)国立印刷局静岡工場80周年
第2次世界大戦のさなか、ナチス・ドイツは敵である英国の経済を混乱させようとポンド紙幣の偽造作戦を実行した。指揮官の名から「ベルンハルト作戦」と呼ばれる。 首都ベルリン近郊の強制収容所に秘密工場を造り、ドイツ各地から集めた製紙や印刷のユダヤ人技術者を製造に従事させた。精巧な作りで武器調達やスパイ活動に使われ、偽札流通のうわさが広がるとポンドの価値は急落した。 2007年、偽造に携わった印刷工の証言に基づき製作された映画「ヒトラーの贋札[にせさつ]」が公開された。協力を拒めば命はないが、作戦の成功はナチスを利して同胞を苦しめることになる―。技術者の苦悩も描かれている。 先日、静岡市駿河
-
静岡県内公立図書館 半数超に浸水リスク 想定区域の2割が対策「できていない」 静岡新聞社アンケート
静岡県内の公立図書館96館のうち、考えられる最大規模の降雨時に浸水すると国と県が想定する区域「洪水浸水想定区域」に位置している施設が51館あることが、11日までに静岡新聞社のアンケートで分かった。回答を寄せた94館の54・3%に上る。このうち、浸水対策が「できていない」「あまりできていない」と回答した施設が計10館(19・6%)あった。「十分できている」「ある程度できている」と回答した施設でも、館内にハザードマップを掲示していないなど、対策が不十分な現状が浮き彫りになった。 昨年9月の台風15号で静岡市立南部図書館の地下書庫が浸水し、約2万冊を廃棄する被害があった。図書館の浸水対策は喫緊
-
静岡県内浸水想定区域の図書館 予算、人員…蔵書の防災に厚い壁 デジタル化や本の避難訓練必要
全96施設の半数以上に洪水時の浸水リスクがある一方、対策は進んでいない現状が静岡新聞社アンケートで分かった静岡県内の公立図書館。各館は予算や人員不足を対策の遅れの主な要因に挙げるが、3割強でハザードマップの館内掲示ができていないなど危機意識の低さもにじむ。大雨による浸水で地下書庫にあった約2万冊の廃棄を余儀なくされた静岡市立南部図書館は「(備えていれば)被害は軽減できた」と悔やみ、対策の重要性を訴える。工夫を凝らしながら取り組みを進める施設もある。 「本は市民の貴重な財産という意識はあるが、予算の壁が苦しい」。0・5~3メートルの浸水が予測されている県西部の市立図書館の担当者は嘆く。同規
-
親はどっしりと見守る(蔭山昌弘/スクールカウンセラー)【思春期の心 支える力 不登校②】
わが子が学校へ行かなくなったとき、ほとんどの親御さんが「どうして?」と考え、「どうしたの?」と子どもに尋ねます。子どもが体調不良を訴えた場合は「今日は休んで明日行けばいいよ」と言いますが、「分からない」などと言われると心配になり、欠席が続くと「困った。どうしたらいいでしょうか」と学校に相談します。 カウンセラーとして、親御さんにお会いしてみると、ほとんどの方が「こうなってしまったのは私の育て方に問題があったのでしょうか」とおっしゃいます。そこで「子育ての過去は振り返らないようにしましょう。良かれと思ってやってこられたのですから、自分を責めないでください。それよりこれからどうするかを一緒に考
-
⚾東海大翔洋高女子硬式野球部 巨人女子チームに善戦
東海大翔洋高女子硬式野球部と読売ジャイアンツ女子チームの交流試合が11日、静岡市の松前球場で行われ、東海大翔洋は強敵相手に善戦したが、0―3で敗れた。高校女子選抜に選出された先発手塚凜が1回を三者凡退、後を受けた遠藤さくらも2イニングを完璧に抑えた。その後四回に3点を許したが、救援の垣崎瑠依が3回2/3を無失点と好投した。 東海大翔洋 0000000―0 0003000―3 巨人女子チーム (※特別ルール) 投手陣踏ん張り来春選抜へ弾み クラブチームでトップレベルに君臨する相手に、敗れたものの投手陣が踏ん張った。6投手を投入し、被安打はわずか4。「投手が逃げずに攻めていた。目
-
静岡青色申告会が駿府城公園を清掃
静岡青色申告会は11日、清掃活動「フレッシュ・クリーンアップ作戦」を静岡市葵区の駿府城公園で行った。 会員や静岡税務署職員ら約90人が飲食物のごみやたばこの吸い殻、空き缶などを拾ったり、通路に広がった落ち葉を集めたりした。飯塚真章会長は「会員同士や税務署職員の横のつながりを深める機会にもなればうれしい」と語った。 税を考える週間(11~17日)に合わせて実施した。10月に始まったインボイス(適格請求書)制度に関するチラシなどを通行人に配る啓発活動も行った。
-
「囲碁まつり」アマ白熱 静岡市葵区 100面打ちでプロ指導
静岡市の囲碁文化を伝える「第2回しずおか囲碁まつり」(同実行委員会、家康公杯実行委共催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、同市葵区の市民文化会館で開幕した。前大会を上回る総額130万円の賞金をかけたアマチュア対象の「チャンピオン戦」のほか、プロ棋士による指導企画などを繰り広げる。12日まで。 プロ棋士が順番に回って指導する100面打ちは羽根直樹九段や山城宏九段、高梨聖健九段ら13人のプロ棋士が登場した。集まった70人以上のファンら一人一人を回りながら対局を繰り返し、指導に当たった。小学2年生のころから囲碁を続けているという掛川西中1年の佐々木璃空さん(13)は「プロ棋士との対局は大変だけ
-
走る1級建築士 石川→神奈川455キロ 牧野さん(葵区出身)山岳レース初代王者に 静岡市長に結果報告
石川県白山市から神奈川県小田原市までを縦断する山岳レース「セイクリッド・トライ・サミット(STS)」で優勝した静岡市葵区牛妻出身の1級建築士牧野高大さん(36)=東京都在住=がこのほど、市役所静岡庁舎に難波喬司市長を訪ね、大会の結果を報告した。 同レースは8月に初めて開催された。白山、御嶽山、富士山の山頂など計12のチェックポイントを通過する総距離約455キロのコースを8日以内にゴールするのがルール。12人が出場し、完走できたのは3人だけだったという。牧野さんは、途中まで登った山を台風の影響で引き返すなどのアクシデントに見舞われたが、6日と1時間38分でゴールした。「暑さが厳しく、応援が
-
こども園の遊具 鮮やかに塗り替え 静岡県塗装看板協組清水
静岡県塗装看板業協同組合清水支部は11日、静岡市清水区庵原の庵原こども園で園内の遊具などを塗り替える塗装ボランティア活動を行った。 同組合の社会貢献活動の一環で、40年以上続けている。子どもたちが安全に楽しんで遊具を使えるよう、組合員18人が、6色の塗料とローラーやはけを使ってすべり台や鉄棒、藤棚などを鮮やかに塗り上げた。
-
書作品や絵画 力作400点並ぶ 静岡市葵区・瀬名川自治会文化展
静岡市葵区瀬名川1~3丁目自治会による合同の文化展が11日、瀬名川公民館で始まった。書作品や手芸品など住民の力作400点を展示している。12日まで。 自治会員だけでなく、西奈中や西奈南小、保育施設などの地域の子どもたちも出品した。1階には風景や花を描いた絵画や国内外の景色を撮影した写真、つるしびなを飾り、2階には書道教室に通う生徒の作品を並べた。初日は地場産品を販売する朝市も開き、多くの家族連れでにぎわった。 25回目となる恒例行事。1丁目自治会長の大野彰彦さん(67)は「公民館は来年度建て替えるため、同じ会場で開くのは最後。より多くの人に見に来てほしい」と話した。 展示時間は午前10
-
ハーモニカや大正琴披露 美和地区発表会 静岡市葵区
静岡市葵区の市北部生涯学習センター美和分館(アカデ美和)は11日、同館を利用して活動をするサークルや地域団体の成果発表会「美和ふれあいのつどい」を同館で開催した。 約10団体が大正琴や太極拳などのパフォーマンスを披露。月2回こつこつ練習を重ねてきたという「夢クラブ」の5人は、ハーモニカで「とんがり帽子」や「見上げてごらん夜の星を」など6曲を演奏した。音楽に合わせて口ずさんだり体を揺らしたりする観客も見られ、演奏後には温かな拍手が贈られた。 ハーモニカ歴10年という清水金之さん(70)=同区=は「緊張したが日頃の成果を発揮できてよかった。お客さんが楽しんでくれているようでうれしかった」と笑
-
静岡県警察官友の会 協力者に感謝状
警察活動を支える静岡県警察官友の会(酒井公夫会長)はこのほど、本年度の理事会と表彰式を静岡市駿河区で開いた。長年にわたって警察支援に尽力してきた県内各地の協力者に、大原光博本部長から特別感謝状が贈呈された=写真=。 理事会では活動報告や役員人事などを行ったほか、69人の新規入会も承認した。県内30支部の会員数は1291人になった。 表彰を受けた人は次の通り(かっこ内は支部名)。 【県警本部長特別感謝状】室伏勝宏(三島)牧田一郎(富士)大瀧博敏(静岡南)宮川邦光(藤枝)北村栄一(天竜)山田喜康(浜松東)中村信吾(浜松中央)
-
袴田さん再審第2回、弁護団が反証「外部の複数犯」 「凶器」展示、取り調べ録音再生も
現在の静岡市清水区で1966年、みそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして死刑が確定後、裁判のやり直しが決まった袴田巌さん(87)の再審第2回公判が10日、静岡地裁(国井恒志裁判長)で開かれた。犯人はみそ工場関係者であり、犯人の行動を袴田さんが取ることができたとする検察側の主張に対し、弁護団が「到底認められない」と反証をスタート。証拠調べでは、確定判決が凶器とした「くり小刀」などが展示され、取り調べの録音テープの一部も再生された。 公判の冒頭、検察側は起訴状に記載した専務の年齢を「42」から「41」に訂正した。その後、再審公判の大きな論点のうち、犯人がみそ工場関係者と強く推認され、その犯人
-
静岡人インタビュー「この人」 熱川温泉の活性化に努める 斉藤欣邦さん(東伊豆町)
今春に町職員から温泉管理会社「八大偕楽園」の4代目社長に就任。熱川温泉旅館組合と連携しながら、イベントや商品開発で魅力発信に努める。静岡市清水区出身。24歳。 -普段の仕事内容は。 「熱川温泉には自噴する大量の温泉を受け止め、源泉を掃除するための『温泉櫓(やぐら)』がいくつか立ち並んでいる。噴き出る湯煙が名物となっていて、この一つの管理が主な仕事」 ―その源泉の掃除の様子を公開するイベントを9月に開催した。狙いは。 「源泉温度がおよそ100度と全国トップクラスに高く、機械が耐えられないため多くの作業を人力で行う必要がある。期間を通じて約50人に参加してもらい、『温泉を身近に感じた』と
-
静岡の大河ドラマ館、20万人到達 山形からの来館者に家康ゆかりの記念品
大河ドラマ「どうする家康」の世界観を紹介するため、静岡市葵区の静岡浅間神社境内に1月に開設された「静岡 大河ドラマ館」の来館者が10日、20万人に到達し、同館で記念式典が行われた。 20万人目になったのは、山形県の会社役員高橋孝二さん(70)。同じ会社で働く2人の社員と仕事で静岡を訪れ、帰る前に立ち寄ったという。同館を運営する同ドラマ活用推進協議会の会長を務める岸田裕之静岡商工会議所会頭から、記念品として家康ゆかりのクラフトビールや清水の早生(わせ)ミカン1箱などを贈られた。 高橋さんは「びっくりの一言。歴史に興味があって訪れたが、展示内容の充実ぶりに感心した」と笑顔で話した。岸田会頭は
-
インフラ事業者が暴力追放宣言採択 静岡で総会
静岡県内の電気やガス、水道などの事業者でつくる県公共料金等暴力対策協議会は10日、総会を静岡市葵区で開いた。49事業所から約70人が出席し、暴力団など反社会的勢力による料金の不払いや不当要求に結束し立ち向かう方針を確認した。 滞納料金の回収強化運動などを柱にした五つの重点事業計画を決め、「脅迫的威圧的交渉は断固拒否する」「料金業務で被害を受けた場合などはすぐに警察に届ける」などとする暴力追放宣言を採択した。 役員改選で新会長に選出された疋野雄一郎・県ガス協会業務部会長はあいさつで、会員に連携と団結の一層の強化を呼びかけた。 暴力団組員らは近年、SNSで闇バイトの募集などを行う「匿名・流
-
静甲ソフトボール部 粘り強さ発揮 静岡市役所で初優勝の喜び報告 全国実業団・クラブ「日本女子リーグ」
全国の実業団・クラブチームで構成する「日本女子ソフトボールリーグ」で初優勝した静甲女子ソフトボール部の山崎奈美佳監督(33)と井上葉菜副主将(23)らが10日、静岡市役所静岡庁舎を訪れ、大長義之副市長に成績を報告した。 広島県で5日に行われた決勝で、地元広島のチーム「小泉病院」と対戦した。両チーム無得点で迎えた6回裏、先頭打者の井上副主将がソロ本塁打を放ち、1―0で初優勝を果たした。MVPに当たる最高殊勲選手賞と捕手の優秀選手賞を受賞した井上副主将は「相手がいい投手で、打った瞬間は感触がなかったが、フェンスを越えて良かった」と喜びを語った。 昨年は準優勝に終わり、山崎監督は「今年こそはと
-
「茶づくりに自信」 全国茶品評会・大臣賞の小沢さん 静岡市長に受賞報告
8月に福岡県で開かれた第77全国茶品評会で最高賞の農林水産大臣賞を受賞した小沢晃さん(静岡市葵区)が9日、同市役所静岡庁舎に難波喬司市長を表敬訪問した。 普通煎茶4キロの部で初の大臣賞に輝いた小沢さん。受賞茶を同区有東木の荒廃茶園を再生させて栽培したことや、摘採の工夫などについて説明。市内山間地での茶農家の減少や台風被害など、本山茶の現状も訴えた。 小沢さんは「受賞で茶づくりに自信がついた。来年も(大臣賞を)とるつもりでいる」と意気込みを語った。受賞茶を試飲した難波市長は「素晴らしい味。また来年報告いただけることを楽しみにしている」と応じた。
-
「富山市まちづくり」 美濃部副市長が講演 12日、静岡市葵区
静岡市の市民団体「公共空間を考える会」は12日、同市のまちづくりをテーマにしたフォーラムを葵区の市文化・クリエイティブ産業振興センターで開く。前副市長で、現在は富山市副市長を務める美濃部雄人さんが、富山市のコンパクトシティー政策をテーマに講演する。参加無料。 県内自治体のまちづくりに携わる建築家やデザイナーらによる「静岡市の未来を考えるトークセッション」も合わせて実施する。 基調講演は午後1時半から、トークセッションは午後2時40分から。定員60人。予約不要。問い合わせは同会<電054(209)5676>へ。
-
「クールチョイスinしずおか」小学生対象に電車、バス無料 脱炭素へ意識高揚 静岡鉄道、期間内1日限定
静岡鉄道(静岡市葵区)は18日から、二酸化炭素(CO2)排出量が少ない公共交通機関の利用を促し、脱炭素への市民意識高揚を図るイベント「クールチョイス in しずおか」を実施する。市内の小学生を対象に、18~26日の土日祝日のうち、任意の1日限定で静鉄電車と市内路線バスの運賃を終日無料にする。 児童約3万2千人に、電車とバスで利用できる「1日フリー乗車券」を学校を通じて配布する。期間中は各地で各企業や団体と連携した環境啓発イベントを実施し、にぎわい創出を図る。初日は同市駿河区のグランシップに約40団体が集まり、環境関連のワークショップなどを展開する。 同社の担当者は「将来を担う子どもたちが
-
誕生から神格化まで 家康の武具や愛用品120点 静岡市美術館で特別展
NHK大河ドラマ特別展「どうする家康」(静岡市など主催)が12月13日まで、同市葵区の市美術館で開かれている。前期(11月19日まで)と後期(21日から)で、一部展示替えを実施。誕生から没後に神格化されるまでの徳川家康に関する絵画、武具、愛用品など計約120点が並ぶ。 展示品のうちの計51点は国宝か重要文化財。桶狭間の戦いの際に今川義元が所持し、織田信長、豊臣秀吉らの手に渡った後、徳川家康に贈られた名刀で重要文化財の「義元左文字」、家康に対して重臣の本多忠勝が贈った刀で国宝の「中務正宗(なかつかさまさむね)」など、戦国武将らの刀剣が目を引く。 大坂の陣で、家康が軍勢を率いて大坂城を包囲し、豊
-
女性への暴力根絶運動に理解深める 静岡市役所清水庁舎
女性に対する暴力をなくす運動(パープルリボン運動)の期間が12日から始まるのを前に静岡市は9日、運動への理解を深めようと市役所清水庁舎で職員向けのワークショップを開いた。 同運動の普及に取り組む静岡市清水区の高校2年生渡辺そよ香さんを講師に招いた。渡辺さんが運動の概要や意義、自身が活動に力を入れるようになったきっかけなどを説明し、職員約20人が熱心に耳を傾けた。 運動期間中に職員らが身につけるためのパープルリボンも製作した。
-
園児「火の用心」 防災パレードで呼びかけ 静岡市葵区
秋季火災予防運動が始まった9日、静岡市葵区の春日保育園と市消防局千代田消防署は幼年消防クラブ員による防火パレードを同園周辺で行った。園児約40人が約1時間、住宅街を練り歩きながら「火の用心」を呼びかけた。 鼓笛隊の衣装や法被に身を包んだ園児は、音楽に合わせて拍子木や太鼓を打ち鳴らしながら行進した。演奏の合間には「火の用心、マッチ一本火事の元」と大きな声で近隣住民らに呼びかけた。音を聞いて集まってきた住民らは「頑張って」と声をかけたり、手を振ったりしながら園児を笑顔で見守った。 年長の高橋恵真ちゃんは「練習は大変だったけど、太鼓を上手にたたけてよかった。楽しかった」と笑顔で話した。
-
青空の下 港かっぽれ満喫 静岡・清水マリンパーク 振興会がイベント
静岡市清水区の清水マリンパークでこのほど、港かっぽれ振興会によるイベント「マリパ de かっぽれ」が開かれた。 事前に申し込んだ約200人と飛び入り参加の市民らが、青空の下での踊りを満喫した。広場の周辺でも、太鼓の音に合わせて体を動かして楽しむ人の姿が見られた。 毎年8月に開かれる清水みなと祭りの本番以外にもかっぽれ踊りに親しむ機会を設け、来年75回を迎える祭りを盛り上げようと、踊りの指導や普及を担当する同振興会が企画した。
-
漫画で学ぶ「ルッキズム」 受講生募集 12月2日、静岡市清水区
静岡市は12月2日午後2時から、漫画を通じてルッキズム(外見至上主義)に関する理解を深める講座を清水区の清水社会福祉会館はーとぴあ清水で開く。 漫画研究者で東北芸術工科大准教授のトミヤマユキコさんが講師を務め、過度なルッキズムが日常生活に及ぼす弊害や、自分や他者との望ましい向き合い方について解説する。 受講無料。定員50人で先着順。電話か市ホームページから申し込む。電話での申し込みは市コールセンター<電054(200)4894>へ。
-
静岡で三霊山学術フォーラム 23日、参加者募集
静岡県は23日午後1時~3時半、日本三霊山(富士山、立山、白山)の信仰や歴史を解説する「三霊山学術フォーラム」を静岡市駿河区のグランシップで開く。 各峰を抱く静岡、富山、石川の3県が1月に結んだ協定による連携事業の一環。文化学術分野のキックオフ企画として、講演やパネル展を行い、各県もPRする。 中国・清華大の教授が古代中国の山岳信仰について講演するほか、国内の有識者も交えたパネル討議で三霊山信仰の歴史や伝承を紹介する。 来場者には富士山世界遺産10周年記念のトートバッグを配布する。 参加無料。定員200人。希望者は20日正午までに県ホームページから電子申請する。問い合わせは県富士山世界遺産課
-
極真空手 世界一誓う 三島の斉藤さん、市長訪問
極真空手の極真会館大石道場三島徳倉道場に所属する斉藤啓太さん(34)=三島市谷田=が9日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、25~26日に静岡市で開かれる総極真世界空手道選手権大会での活躍を誓った。 斉藤さんは2022年2月の全日本空手道選手権大会5位、23年4月の東日本極真空手道選手権大会一般男子上級優勝の成績が考慮され、世界大会の一般男子組手中量級の出場権を獲得した。小学3年で競技を始め、現在は同市東本町で接骨院を経営しながら競技を続けている。出場選手は20代が大半を占めるといい「25年間、世界で優勝するのをずっと夢見てきた。年齢的に最後のチャンス。人生をかけるつもりで世界一を狙いたい」と意気
-
袋井市選手団が結団式 「力強い走りで次世代へ」【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に開かれる第24回県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する袋井市選手団は9日夜、結団式を市教育会館で行った。選手や関係者が結束を高め、健闘を誓った。 選手団を代表して主将の松沢明希さんは「歴代のたくさんの選手が関わり、絆を強めてきたのが袋井チーム。万全の状態で力強い走りで完走し、次世代につなげたい」と意気込みを語った。大場規之市長は「走る楽しさを感じながら、励んできた練習の成果を発揮してほしい」と激励した。 選手団は次の通り。 監督 鈴木将夫▽コーチ 高橋俊明▽選手 尾上奏斗(山名小6)深谷悠莉(浅羽東小6)桑原史明(袋井南小6)小川理湖
-
河西訓導の功績を後世に 96年前、人命救助中に殉職 浜松の慰霊碑前に説明看板
浜松北地域まちづくり協議会はこのほど、1927年に豪雨で増水した都田川に転落した都田小(浜松市北区都田町)の女子児童を助けて亡くなった河西哲英訓導(教諭)を慰霊する同町の「河西訓導殉職之碑」の説明看板を新設し、碑前で除幕式を開いた。 殉職之碑は、自然災害の教訓を後世に伝える国土地理院の「自然災害伝承碑」に昨年登録された。看板は縦約1メートル、横約1・2メートル。河西訓導の功績を伝え継ごうと、碑が建てられた経緯や事故当時の状況を説明する地図を記載した。 除幕式には河西訓導の孫河西哲郎さん(73)=静岡市葵区=が出席。仏壇の横に河西訓導の肖像画が飾られるなど、日頃から祖父の影響を大きく受けて
-
美人局手口は「漫画参考」 恐喝容疑5人再逮捕 静岡南署
静岡市駿河区で10~20代の男女5人がマッチングアプリで知り合った女性と一緒にいたことに因縁を付けて男性3人を脅し、現金を奪ったとされる強盗致傷事件で、脅し役の19歳の男2人が美人局(つつもたせ)の手口について、「漫画を参考にした」などと供述していることが9日、関係者への取材で分かった。2人は現金を脅し取る筋書きを考えるなど犯行を主導した主犯格とみられる。静岡南署と県警人身安全少年課は同日までに、別の静岡県中部の男性から同様に美人局の手口で現金を脅し取ったなどとして、恐喝と恐喝未遂の疑いで5人を再逮捕した。 同署などは8日、住所不定、無職の男(19)と伊豆の国市、飲食店従業員の男(19)の
-
4粒で「四季」表現、フランスのチョコ祭典で金賞 富士、静岡で洋菓子店営む藁科さん
富士、静岡両市で洋菓子店「キャトルエピス」を営む藁科雅喜さん(52)=静岡市清水区=が、フランス・パリで今秋開かれたチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」の品評会で、「金賞」と「外国人部門 洗練ショコラ賞」を受けた。昨年に続く2回目の挑戦で、出品した約200のブランドの上位14人に贈られる栄誉に輝いた。 藁科さんが出品した「epice Japon(日本の香り)」は、日本の食文化に根差した素材を使った4粒のチョコレートで、「日本の四季」の表現を試みた。冬をテーマにした「よもぎと苺と薔薇」は、ベースとなるヨモギの風味にイチゴの酸味とバラの香りを加えた。「フランスの人が好む『味の足し算』
-
ドリプラ新館(静岡市清水区)10日開業 一足先に区民に「公開」 スタバなど9店舗
静岡市清水区入船町のエスパルスドリームプラザで9日、新しくグランドオープンする新館(PARKーside)のプレオープンイベントが区民向けに開かれた。 正午のオープン前から列を作った来場者を、従業員や清水エスパルスのマスコットキャラクター「パルちゃん」が出迎えた。来場者は建物を見渡したり、清水港や富士山を望むデッキからの眺めを見たりして楽しんだ。 新館は3階建てで、スターバックスやユニクロなど9店舗が入るほか、オクシズの木材を使ったキッズスペースなども設ける。10日に開業し、オープニングセレモニーなどを行う予定。
-
熱海土石流被災地に農産物 静岡市の夫妻が寄贈 自宅の畑で栽培したミカンなど
静岡市清水区茂野島の神谷共一さん(81)、京子さん(78)夫妻がこのほど、自宅の畑で育てた農産物を熱海市伊豆山の土石流被災地に届けた。伊豆山のコミュニティーカフェ「あいぞめ珈琲店」を訪ね、店主の中野裕基さんに託した。 寄贈したのはミカンやギンナン、クルミなど。神谷さん夫妻は2022年9月の台風15号で自宅近くの興津川が増水し、避難所生活を一時送った。農機具などの家財が流される被害にも遭った。京子さんは難病のサルコイドーシスの患者で、夫婦二人三脚で生活再建に取り組んだという。 土石流発生から2年4カ月が経過した伊豆山の一日も早い復旧復興を願い、寄贈を決めた。京子さんは「土石流で被災した方々
-
⚽松村(静岡学園高出)らU―22代表 18日アイスタ、アルゼンチン戦-サッカー
日本サッカー協会は9日、来夏のパリ五輪出場を目指すU-22(22歳以下)日本代表に藤田譲(シントトロイデン)鈴木唯(ブレンビー)ら26人を選出した。18日に静岡市のIAIスタジアム日本平でU-22アルゼンチン代表と親善試合を行い、21日にも非公開で練習試合を実施する。 昨年3月に始動したチームにとって、国内では初めての試合。大岩監督(清水商高出)は東京都内で記者会見し「観客の皆さんに、わくわくしてもらえる試合にしたい」と話した。19歳の福田(ボルシアMG)が初招集され、主力が参加しなかった杭州アジア大会のメンバーから佐藤(ブレーメン)らも入った。 来年4~5月には五輪アジア最終予選を兼ね
-
折戸潮彩公園(静岡市清水区) コロナ下、学生の“心”つなぐ【キャンパス界隈/東海大学 ~憩いの場~】
静岡市清水区の東海大静岡キャンパスからほど近い折戸潮彩(しおさい)公園。折戸湾を見渡し、北東には富士山を望む。行政と地域住民、同大の学生らがワークショップを通じて意見交換を重ね、出たアイデアを基に県清水港管理局が2016年に完成させた。 小高く築かれた山の芝生を段ボールで滑り降りるのは海洋学部4年の朝倉大翔さん(22)、大森泰剛さん(23)、黒木隼人さん(22)の3人組。新型コロナウイルス感染症の拡大とともに始まった大学生活は、当初から「3密」を避ける日々だった。街中で遊ぶことや食事に行くことはできず、授業もオンラインが続いた。同キャンパスは下宿や1人暮らしの学生の割合が8割を超え、3人
-
「開幕戦から連勝を」静岡ブルーレヴズ 磐田市長に抱負
磐田市を拠点に活動するラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの矢富勇毅選手と桑野詠真選手が9日、市役所に草地博昭市長を訪ね、2023―24年シーズン開幕に向けた意気込みを語った。 昨シーズンは、開幕戦から連敗が続く苦しい展開となった。一方、リーグ終盤では、公式戦47戦無敗の埼玉パナソニックワイルドナイツを破る金星を挙げた。12月9日に東京都で迎える今シーズン初戦や、17日のホーム初戦を前に矢富選手は「開幕から連勝して良い流れをつかむ。市民やファンの期待を裏切らない、感動できる試合をしたい」と意気込んだ。 10月下旬から約2週間、宮崎県で行われた合宿について、桑野選手は「精神的にも肉体的
-
茶況(2023年11月9日)鹿児島茶400点出品 静岡で販売会
鹿児島県茶商業協同組合は8日、本県の茶商向けに「かごしま茶宣伝販売求評会」を静岡市葵区の川連ビルで開いた。 同組合所属の茶商が荒茶や仕上げ茶など約400点を出品。販売合計額は前年比6・5%減の5761万3千円、販売数量は28・8%減の8万705キロだった。来場した市中問屋は「特徴のあるお茶を探しにきた。不足分を補うことができた」と話した。 同組合の沢田了三理事長は「幅広い種類の茶を出し、全体に昨年よりも単価のいいものの動きがよかった」と語った。
-
「秋バルめぐり」10日開幕 静岡市葵区と清水区 130店食べ歩き
静岡市葵区、清水区の市街地の飲食店などで10日から、食べ歩きイベント「静岡秋バルめぐり」(同実行委主催)が開かれる。約130店舗が自慢のメニューを提供し、繁華街のにぎわい創出を目指す。 「静岡おまちバル」「草薙くいだおれ祭」「清水みなとまちバル」を開催している三つの実行委員会が連携した企画。3地域合同での開催は1年ぶり。 清水、草薙は10日から12日、静岡おまちは17日から19日の各3日間開催する。前売り、当日券をコンビニや専用アプリ「ぶらりん@タウン」などで販売する。詳細は静岡おまちバルのウェブサイトで確認できる。 松下和弘実行委員長は「お酒とまち歩きを通じて、より深く静岡市の繁華街
-
静岡人インタビュー「この人」 新たな働き方、学び方を発信する 池田僚介さん(富士市)
「人生100年時代」と言われる中で、富士市を拠点に新たな働き方、学び方、生き方について発信する合同会社「未来志向Labo(ラボ)」の代表。地域交流スペース「ふじくらす@瓜島町」も運営する。42歳、静岡市清水区出身。 ―未来志向Laboが取り組むことは。 「性別や年齢、家庭の事情など問わず、挑戦するきっかけと場を提供し、新たなキャリアを創造するサポートをしている。例えば、子育て世代のリスキリング(学び直し)支援や、スキルを身につけた人がリモートで働ける場の開拓など。都内のスタートアップ(新興企業)を支援して収益を上げながら、多様な視点や新たな仕事の形態を生み出すヒントを得ている」 ―ふじ
-
静岡市、土地開発公社解散へ 25年度中、活用メリット低下
静岡市は、市土地開発公社を2025年度中に解散する方針を固めた。公社が所有する土地や先行取得する土地が減少していることから、公社を活用するメリットが薄れたと判断した。9日までの関係者への取材で分かった。 同公社は市の依頼に基づく公共用地の取得や市の用地再取得までの管理を担ってきた。しかし、公社が所有する土地や市が先行取得を予定する土地が減り、公社の財務状況は収益より支出が上回っていた。このため、年間約2千万円を市が負担金として補塡(ほてん)する状態が続いていた。 関係者によると、同公社が現在所有する土地の簿価総額は約24億円で、うち約13億円分は清水区の大内新田の整備など事業実施の見通
-
特殊詐欺疑い、組幹部逮捕 「受け子」から突き上げ 清水署
指定暴力団稲川会系組幹部をリーダーに特殊詐欺を行ったとして、清水署と静岡県警捜査4課、宮城、山梨両県警の合同捜査本部は9日までに、詐欺の疑いで、甲府市富士見2丁目、稲川会山梨一家幹部の無職の男(41)ら山梨県内の男4人を逮捕、再逮捕した。署員らが「受け子」を現行犯逮捕したのを端緒に突き上げ捜査を約1年にわたって続け、暴力団幹部の関与を裏付けた。合同捜査本部は数千万円に及ぶ被害金が稲川会に流れていたとみて実態解明を進める。 他に逮捕されたのは、甲府市国母3丁目、無職の男(41)、甲斐市富竹新田、自称リサイクル業の男(36)、再逮捕されたのは山梨市一町田中、会社員の男(31)=詐欺未遂と詐欺容
-
静岡市駿河区のマンション一室焼く 男性けが
9日午後0時35分ごろ、静岡市駿河区中田本町、鉄筋コンクリート造3階建てマンション「プリンスマンション」305号室、男性方から出火し、室内を焼いた。静岡南署と市消防局によると、同室にいた男性とみられる男性が負傷し、病院に搬送された。同署などが出火原因などを調べている。
-
あいのうた短歌コンテスト 鈴木さん(静岡服織中)ら最優秀
静岡県は9日、出会いや子育てをテーマにした「第10回あいのうた短歌コンテスト」の受賞作品を発表した。一般の部は徳島市の金城沙代さん、ジュニアの部は静岡市立服織中2年の鈴木香春さんが最優秀賞に輝いた。川勝知事が定例記者会見で披露した。 金城さんの作品は「君が言う 『土星くらい おいしい』が きっかけで知る 土星のデカさ」。鈴木さんは「クローバー 君と探した あの時間 見つかんなくても 最高の思い出」と詠んだ。 全国から3152首(一般1111首、ジュニア2041首)の応募があり、歌人の俵万智さんと田中章義さんが審査員を務めた。26日に静岡市駿河区のグランシップで表彰式と10周年記念イベントを開
-
公募地方債 200億円発行 静岡市
静岡市は8日、総額200億円の全国型市場公募地方債(10年債)の募集を始めた。表面利率は0・977%で、1万円単位で購入できる。利払いは5月24日と11月24日の年2回。 静岡銀行や清水銀行など5金融機関で、11月16日まで取り扱う。
-
サポカー限定免許 高齢者に向け周知 静岡・清水署
清水署は7日、静岡市清水区上原のイオン清水店で高齢者に向けた安全運転広報と啓発活動を行った。 浜松市で10月下旬に発生した、下校中の児童3人を巻き込んだ交通事故を受けた活動。通学時間帯の見守りなどを強化するとともに、サポートカー限定免許や免許証自主返納制度の周知を図ろうと実施した。同署員と交通安全協会清水地区支部などの6人が、買い物客らにチラシや啓発品を配った。 同署交通課の金岩史和警部補は「個人差はあるが避けられない視力の低下や運転動作、判断能力の衰えを補うため、サポートカーにすることを検討してほしい」と呼びかけた。
-
静岡の中山間地域で藍染め体験 11月14日と28日 参加者募集
静岡市の中山間地域の暮らしや伝統の伝承活動をしている「玉川くらしワークショップ」(野沢さやか代表)は、14、28両日の午前10時から葵区落合で開催する「玉川藍染体験」の参加者を募集している。 玉川地区在住の染色作家伊藤喜一朗さんの指導を受けながら、藍染めの手法などを学ぶ。材料費はハンカチ1200円、手ぬぐい1500円(いずれも税込み)など。問い合わせは野沢代表<電090(7692)1415>へ。
-
有度・草薙まちづくり推進 一般社団法人と静岡県立大が協定
静岡市清水区の有度・草薙地区を中心に、地域のにぎわい創出に取り組む一般社団法人「草薙カルテッド」(山本洋平代表理事)は9日、両地区のまちづくり推進に向けた協創協定を県立大と締結した。 同市駿河区の同大草薙キャンパスで行われた締結式で、同大の尾池和夫学長と山本代表理事が協定書に署名した。これまでの個人やゼミ単位での散発的なつながりを組織的な連携に発展させることで、事業の協創や人材育成を図る。 JR草薙駅南口で同法人が運営するコミュニティースペース「Takt(タクト)」を核に、地域住民や企業、行政と県立大生が地域課題の共同研究やビジネスプランの作成なども行う。地域住民を対象とした健康講座や意
-
ロケット開発の社長招き講演会 静岡大成中・高120周年
静岡市葵区の静岡大成中・高はこのほど、創立120周年を記念し、北海道赤平市でロケット開発に取り組む植松電機の植松努社長を招いて講演会を開いた。同校の生徒や保護者ら約700人が聴講した。 植松社長は「思うは招く 夢があれば何でもできる」をテーマに、自身が過去に直面した苦悩を交えて話をした。他人からの評価や前例がないことなどを理由に自分の可能性を否定しないよう生徒に呼びかけ、「『人と違う』はすてきなこと。失敗は大切なデータとして次につなげて、自分の好きなことや夢を追い続けてほしい」と激励した。 2年の杉山翼さん(16)は「夢は一つに絞らなくていいと聞いて前向きになれた。これからの進路も『どう
-
油彩、水彩、色鉛筆 人物や風景35点 画家神尾さん、静岡で個展
川根本町の住民でつくる色鉛筆愛好会と水彩画デスケルクラブの両講師を務める画家神尾昌義さん(75)=同町=による個展が12日まで、静岡市葵区安西のギャラリー十夢で開かれている。 油彩画や水彩画、色鉛筆など多彩な画材を用いた35点が並ぶ。白いドレス姿の女性や、青年、ネパール人女性などの人物画のほか、富士宮市の朝霧高原など県内の風景を描いた作品も出展した。日本最大の公募展「日展」に昨年出品した縦162センチ、横110センチの油絵「青いスカート」は、椅子に腰かけてこちらを見るブラウスとスカート姿の女性が等身大で描かれ、来場者の目を引きつけている。 神尾さんは「人を描くのが好き。モデルとなった人の
-
秋の風景写真中心 藤枝のグループ会員4人 静岡で力作展示
藤枝市岡部地区の写真愛好家グループ「岡部たかくさ写友会」(遠藤一男代表)の「自由気ままな写真展」が29日まで、静岡市葵区のもくせい会館で開かれている。 秋の風景写真を中心に、会員4人が近年撮影した13点を展示している。箱根西麓や黒部峡谷の鮮やかな紅葉、収穫期を迎えた里山など、爽やかな秋の一コマを捉えた。同会は年2回写真展を開き、今回で25回目という。遠藤さんは「会員が思い思いの1枚を選んだ。秋の景色を楽しんでもらえたらうれしい」と話した。
-
静岡市 感染症予防計画に独自4項目 接種後の健康状態把握
静岡市は8日、市感染症対策協議会の第2回会合を市役所静岡庁舎で開いた。新たな感染症の流行に備えた市の予防計画について、予防接種後の健康状態のモニタリングなど独自の項目を盛り込んだ素案を委員に示した。計画は2024年4月の施行を目指す。 市は県の計画に即して策定作業を進めている。市独自の項目として、①付属機関の設置による関係機関との連携強化②予防接種後の健康状態などのモニタリング③平時からの感染症のスクリーニング体制の構築④平時からの積極的な情報提供―を盛り込んだ。 委員からは、新型コロナウイルスの感染流行期に病院でクラスター(感染者集団)が発生した際、病院への誹謗(ひぼう)中傷が相次ぎ、診療
-
東日本大震災被災 元保育所長が講演 静岡・清水一中
静岡市清水区宮代町の清水一中でこのほど、東日本大震災で被災した宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)保育所元所長佐竹悦子さんによる講演会が1年生を対象に開かれた。 震災発生後、津波で地区全体が壊滅的な被害を受ける中、保育所の園児全員が無事だったことについて佐竹さんは「1歳や2歳の子をどう避難させるか。事前に何度もシミュレーションし打ち合わせを重ねて車による避難を決めていた」と振り返った。 震災前後の町や保育所を写真で見せながら、地震や津波、火災、寒さが数時間の間に次々と襲いかかった当時の様子も話した。亡くなった教え子の小中学生や消防士について「守れなかった命。くやしい。どうすれば守れたのだろうか
-
直接触れて鑑賞楽しんで 彫刻やステンドグラス 静岡で作品展
NPO法人県補助犬支援センターは12日まで、作品を直接手で触れて楽しむ「心で観(み)る美術展」(静岡新聞社・静岡放送後援)を静岡市役所市民ギャラリーで開催している。5人の美術家による彫刻やステンドグラス、トールペイントなどの作品約60点が並ぶ。 目の不自由な人も含めて誰にでも、作品に触れることで大きさや素材の特質を感じてもらい、芸術に親しんでもらおうと企画。ステンドグラス作家の関雪江さん(富士市)がシャクヤクをモチーフにデザインした高さ約60センチのランプは、ランプシェードに触れるとデザインの凹凸や白熱電球のじんわりとした温かさを感じることができる。彫刻家の桑山賀行さん(神奈川県藤沢市)の
-
税金や不動産など 静岡で25日相談会
静岡県専門事業者団体連絡協議会は25日午前10時半から午後4時まで、くらしの無料合同相談会を静岡市葵区の静岡商工会議所で開く。 協議会を構成する6団体の専門家が税金、中小企業支援、不動産取引、労働・社会保険、行政手続き、登記などの分野で相談を受ける。参加希望者は17日までに電話で申し込む。問い合わせは東海税理士会県支部連合会<電054(253)7080>へ。
-
SSクラス優勝は星陵中3年安藤さん 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第233回大会が3日、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。55人が参加し、最強のSSクラスは星陵中3年の安藤舜聖さんが優勝した。Bクラスでは第一学院高2年の立石海空さんが優勝するなど、中高生も活躍した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①安藤舜聖(富士市)②鈴木庄三(磐田市)③木俣良一(浜松市)▽S ①江塚孝郎(掛川市)②佐藤光雄(静岡市)③大橋誠(磐田市)▽A ①北島耕太郎(浜松市)②花本真也(同)③川口哲也(同)▽B ①立石海空(袋井市)②松尾三十四(掛川市)③芝田信照(袋井市)
-
駅伝チームに反射材贈呈 安協湖西地区支部【市町対抗駅伝】
静岡県交通安全協会湖西地区支部は8日、12月2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け練習を重ねる湖西市の駅伝チームに、反射材を使った蛍光たすきとタックルバンド各80個を贈った。同日、佐古充支部長が同市吉美の湖西運動公園陸上競技場を訪ね、チームの小学生に贈呈品を手渡した。 同支部は、公道で練習をする機会が多い選手たちの交通事故を防止しようと毎年反射材グッズを贈っている。佐古支部長は、夕暮れ時や夜間の事故に注意を呼びかけ、「けがをしないよう練習を重ねて、本番では湖西市のたすきをつないで上位入賞を目指してほしい」と選手を激励した。
-
PFAS 国指針の26~7倍 静岡市清水区・地下水調査 市は飲用控えるよう呼びかけ
発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が、静岡市清水区三保の化学工場で2007年に排出をほぼ終えた後も工場周辺の水路などから高濃度で検出された問題で、静岡市は8日、工場周辺の井戸5カ所で採取した地下水の調査結果を公表した。このうち4カ所で国の指針値を26倍~7倍上回るPFASが検出され、市は三保地区の井戸水を飲まないよう注意喚起した。 市は10月17~20日、工場敷地境界から約250メートル以内にある民間井戸の地下水を調べた。同工場から約50メートル東の井戸で1リットル当たり1300ナノグラム(速報値)を検出したほか、ほかの3カ所でも700~350ナノグラム(同)の値が出た。国の指
-
うちごはん三保食堂 野球部専属 大盛り飯【キャンパス界隈 東海大学(清水区)~行きつけの店~】
「卵こぼしちゃった、すいません。ごちそうさまでした」「はーい、行ってらっしゃい」。山盛りのごはんでエネルギーを蓄えた東海大静岡キャンパス(静岡市清水区折戸)硬式野球部の寮生を授業や部活動に送り出すのは、同区三保の「うちごはん三保食堂」だ。 食堂を営むのは桜田けい子さん(75)。かつて会社員だったころ、海外出張から帰ってきた時に娘が出してくれたぬか漬けのおいしさが忘れられなかった。家庭的なごはんのありがたさを感じ、10年前に定食屋を開業。4年前からは食堂のない野球部寮の専属食堂となり、週5回、朝食と夕食を提供する。朝は目玉焼きなどの卵料理に小鉢のおかずや漬物などから各自が選択。夜はとんかつや
-
田方農高 高校生全国大会「押し花」10連覇 フラワーデザイン部、「華道」優勝にも意欲
函南町の田方農高フラワーデザイン部の生徒がこのほど、全国高校生押し花コンテストで10年連続の最優秀賞を獲得した。12日には京都市で開かれる華道コンクールの全国大会にも出場する。10連覇の勢いに乗り、もう一つの全国タイトル獲得へ意欲を燃やしている。 押し花コンテストは10月に審査が行われ、島田紗椰さん(3年)、鈴木芽生さん(2年)、杉山諒子さん(同)のグループが出品したタペストリー「海の恵み」が最優秀の文部科学大臣賞を受賞した。アジサイやカーネーション、モミジなどの花や葉を貼り付け、3人が大好きな海鮮丼を表現した。4月からデザインを構想した力作で、島田さんは「10連覇への重圧はあったが、協力
-
熱海土石流巡り判読不明だったカラー文書分析 土石流災害に詳しい技術士・坂本学さん 分水嶺開発で集水域拡大
熱海土石流を巡り、静岡新聞社の指摘を受けるまで判読不明だったカラーの県行政文書の開示によって、盛り土造成前の乱開発の実態が明らかになってきた。伊豆大島の土石流災害の調査に携わった技術士(森林土木)の坂本学さん(60)に文書の分析を依頼し、熱海土石流の原因や教訓を聞いた。 -カラー写真などから、土石流の起点付近に浸透枡とみられる集水用の穴が造られていたと分かった。 「驚いた。普通は、こんな崖っぷちに浸透枡を造らない。地中の水圧が上がって斜面が緩くなって崩れやすくなる可能性がある。地中に浸透した水がどこに流れたのか行き先が分からないのも気になる。標高の低い逢初(あいぞめ)川(源頭部左岸)に流
-
日本民間放送連盟賞 SBSラジオ番組が優秀賞 テレビ静岡はグランプリ
民放連は7日、2023年の日本民間放送連盟賞のテレビグランプリにテレビ静岡の「テレビ静岡55周年記念『イーちゃんの白い杖(つえ)』特別編」を選んだと発表した。ラジオ教養部門では、静岡放送が制作した「SBSラジオギャラリー 方言アクセントエンターテインメント~なまってんのは、東京の方かもしんねーんだかんな~」が優秀賞を受賞した。 「イーちゃんの白い杖」は生まれつき目が見えない少女とその家族を25年にわたって取材した番組で、社会的意義とエンターテインメントが高度に融合していると評価された。 「方言アクセント―」は茨城県や宮崎県、静岡県の大井川上流などで使われる決まったアクセントがない方言こそ
-
「事業説明ない」男性3人が提訴 掛川市公社を相手取り
掛川市は8日、袋井市の男性と静岡市の男性2人の計3人が掛川市土地開発公社を相手取り、約1680万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁浜松支部に起こしたと発表した。3人は南西郷工業用地造成事業に関して、必要な用地取得交渉と土地売買契約を得られず損害を被ったとしている。公社は適切な対応をとったとし応訴する方針。 市によると、3人はいずれも兄弟。相続処理をしていなかった母親の土地で事業を行う可能性があったことを、公社は登記上の住所に住んでいた別の兄弟の男性(掛川市)だけでなく3人にも説明するべきだったと主張している。
-
IoTやFA製品に高い関心 協立電機グループ、静岡で合同展示会
協立電機グループは8日、IoT(モノのインターネット)やFA(工場自動化)関連の新製品、新技術を紹介する合同展示会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。開催は新型コロナウイルスによる中断を経て4年ぶり8回目。 協立電機とグループの計24社を含め全国の取引先企業など106社が出展。脱炭素や持続可能性をコンセプトに、工場の省力化や省エネに欠かせない制御システム、ロボットなどを提案したほか、最先端の分析機器や試験機が並んだ。課題解決に向けた取り組みを各社が発表するセミナーも設けられた。 製造業は業況が回復傾向にあり、人手不足の進行も念頭に省人化に向けた設備投資意欲が旺盛という。協立電機の西信之
-
全国わさび品評会 勝又さん大臣賞 静岡で生産者大会開幕
全国わさび生産者大会静岡大会(全国わさび生産者協議会主催)が8日、静岡市で始まった。初日は第38回全国わさび品評会が駿河区のグランシップで開かれ、最高賞の農林水産大臣賞に御殿場市の勝又京治さんが輝いた。 品評会には本県を含む7都県から、根茎の部に158点、丸堀の部に6点が出品された。行政や市場関係者らの審査員15人が、色や形などの外観と辛みや粘りなどの食味を審査した。 同大会を静岡市で開催するのは初めて。10日までの期間中、式典での記念講演、同市葵区有東木のワサビ田見学などが行われる。 本県関係の主な受賞者は次の通り。 林野庁長官賞 市川翔悟(静岡市葵区)▽全国農業協同組合連合会理事
-
自然公園指導員に環境省表彰を伝達 静岡県内3人
静岡県内の国立公園で登山者の事故防止や自然教育などに貢献している自然公園指導員3人が2023年度の環境省自然環境局長表彰を受け、県庁でこのほど、伝達式が行われた。 表彰を受けたのは、主に南アルプス国立公園の登山者に高山植物の保護や事故防止を指導している県山岳連盟の大石一博さん(71)=静岡市葵区=、同公園で登山マナーを指導し、登山道や標識の破損に関する情報提供を積極的に行っている井川山岳会の海野敬太さん(49)=同区=、富士箱根伊豆国立公園で植樹体験や源流見学などを行い、環境に対する啓発活動を続けている天城を守る会会長の栗田安英さん(66)=伊豆市=。 県くらし・環境部の高畑英治部長から
-
駿府九十六ケ町 町名碑を巡ろう 12日、ウオーキングイベント
NPO法人徳川みらい学会など市民団体でつくる実行委員会は12日、徳川家康が全国から職人や商人を集めて整備した駿府城の城下町「駿府九十六ケ町」の町名碑を巡るウオーキングイベントを静岡市内で開く。対象は距離3キロ程度のウオーキングが可能な静岡市民。定員96人。参加費は大河ドラマ館入場料込みで千円。雨天決行。 当日は午前9時に市役所静岡庁舎を出発。町名碑12カ所に加え、家康側室の於愛(おあい)の方の菩提(ぼだい)寺「宝台院」、江戸時代に法令を掲げた掲示板を復元した「高札場(こうさつば)」などを巡り、静岡浅間神社境内にある大河ドラマ館を目指す。観光ボランティアガイド「NPO法人駿府ウエイブ」が各所で
-
静岡市の魅力どう向上? 高校生と市議、活性化へ議論 市立高
静岡市議会は8日、高校生と市議の意見交換会「市議と話そう」を葵区の静岡市立高で開いた。1、2年生の生徒有志15人が市の魅力向上などをテーマに市議と語り合った。 「市を魅力ある都市にするには」との議題では、生徒が「静岡は良くも悪くも観光資源が多い。ターゲットが絞れていないのでは」と厳しく指摘した。別の生徒は「プラモデルは他県に負けない産業だと思うので、もっとPRした方がいい」と提案し、市特有の産業を生かした地域活性化の必要性を訴えた。 生徒の意見に対し、市議は「誰がやるのか、誰のお金でやるかが難しい問題」と説明。その上で「シティープロモーションに効果的なアイデアを若者からどんどん出してほし
-
「いらっしゃい!!」オクシズ産品販売 大河内小中生がお手伝い 静岡でイベント
静岡市葵区の大河内地区で作られた産品などの販売イベント「オクシズマルシェ」がこのほど、同区平野の農林産物加工販売所「真富士の里」グラウンドで開催され、大河内小中(同区)の児童生徒が販売を手伝うなど運営に協力した。 児童生徒計18人が参加。2人一組に分かれ、地域住民が運営する九つのブースでドリンクや手作りの雑貨などの商品受け渡しや呼び込みを行った。地元農園のブースで生鮮野菜の販売を手伝った同校中学部2年の福嶋瑠香さん(14)は「袋にきれいに詰めたり、お客さんに商品をお薦めしたりして、とてもいい経験ができた」と笑顔を見せた。 イベントは大河内地区の住民でつくる実行委員会が主催。児童生徒はステ
-
青少年健全育成 市民に活動周知 JR草薙駅で静岡市
静岡市は8日、青少年の健全育成に向けた活動を市民に周知する街頭キャンペーンをJR草薙駅で行った。 こども家庭庁が定める11月の「子供・若者育成支援推進強調月間」に合わせた活動で、市職員や清水青少年育成推進委員会、清水三中と清水七中の生徒ら計約30人が参加した。ヤングケアラー支援や適応指導教室などのリーフレットを含む啓発品を駅利用者らに配り、青少年の健全育成に向けた意識の向上を図った。
-
事業採択の学生ら出資企業から助言 5チーム、静岡市葵区で会合
静岡県内を拠点とする会計事務所グループ「セブンセンスグループ」が設立した若者の挑戦に投資する「若者チャレンジファンド」の一環で、提案事業が採択された大学生や高校生の5チームが出資企業社員らに事業内容を説明してアドバイスを受ける会合がこのほど、静岡市葵区で開かれた。採択された各チームに対する補助金の譲渡式も行った。 県内の企業や個人がスポンサーになり支援する同ファンドの運用は今年で3年目。16件の応募があり、書類選考やオンライン審査を実施。デジタルタイムカプセルアプリ「KIOKU」や、高校時代にコロナ禍で多くの行事が中止となった大学生らに体育祭を開く企画など、5件を採択した。 今回は初めて
-
美術家の伊東さん個展 ドローイング作品並ぶ 藤枝
SBS学苑パルシェ校と浜松校で版画やデッサンなどを指導する美術家伊東槃特さん(75)=千葉県在住、静岡市出身=のドローイング展が12日まで、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で開かれている。 20年以上制作してきた中で、厳選した個性豊かな力作20点を出展した。本の活字をカッターで削ってページを木炭で塗り込んだ新作や、バッハやマーラーら作曲家の肖像画と楽譜を基にした作品などが並ぶ。 伊東さんは「美術ではあるが、音楽や文学を作品のテーマに据えて表現している点を見てほしい」と話した。 画廊では12日まで、パルシェ校の伊東さんの生徒6人がデッサンや水彩画を展示した「六彩展」も開催している。
-
12月、ひとり親相談会 静岡市葵区、焼津、藤枝
ひとり親を支援する団体「シングルペアレント101」(静岡市葵区)は12月、県中部で、ひとり親家庭向けの無料相談会を開く。 相談は「離婚前後」「家計」「子どもの発達」「住まい」の4分野で、二つまで選ぶことができる。同団体のほかファイナンシャルプランナーや公認心理師、居住支援法人の関係者など、離婚家庭の支援経験がある専門員が対応する。 会場は15日静岡市葵区、16日焼津市、17日藤枝市。全会場無料託児あり。希望者はシングルペアレント101<メールsingleparent101szk@gmail.com>へ事前に申し込む。
-
いじめ防止、即興劇で訴え 千代田東小児童の体験基に 静岡市の市民劇団
静岡市を中心に活動する市民劇団「劇団プレイバックシーズ」(大村明弘代表)はこのほど、いじめ防止をテーマにした小学4年生対象のワークショップを葵区の市立千代田東小で開いた。児童が実際に嫌な気持ちになった体験を即興で演じ、当事者の苦痛や傍観せずに助ける大切さを児童に伝えた。 同劇団は、進行役が観客から聞いた話を基に即興劇を演じる「プレイバックシアター」という手法の演劇を行う。児童から「友達が悪口を言われているのを聞いて、自分まで傷ついた」「お父さんが付けてくれた名前をからかわれて嫌だった」などの体験を聞き取り、役者が即興で演じた。いじめに遭遇した場面を想定した劇には児童が出演。「いじめを止める
-
愛知の専門学校と産業教育連携へ 静岡県商業教育研などが協定
商業科や商業コースのある高校50校でつくる静岡県商業教育研究会(会長・吉原隆静岡商業高校長)と県高校教育研究会商業部会(会長・石原一義沼津商業高校長)はこのほど、産業教育活動などでの連携を目指し、名古屋市のあいちビジネス専門学校(竹下啓太校長)と連携協定を結んだ。 協定締結により、専門学校が講師を高校に派遣したり、専門学校が開くインターシップに高校生が参加したりしてキャリア教育を推進する。商業系の高校に通う生徒の情報処理能力やビジネススキルの向上を図る。 静岡商業高(静岡市葵区)で開いた調印式で、吉原会長は「専門学校レベルの学びを提供してもらえるのはありがたい。双方向的な交流を図りたい」
-
元日本代表北沢さん 「家族と運動の機会大切に」 静岡でサッカー教室
住友生命保険静岡支社はこのほど、親子サッカー教室「スミセイバイタリティーアクション」を静岡市駿河区の草薙総合運動場屋内運動場で開いた。県内の小学生の親子65組がサッカー元日本代表北沢豪さんから、サッカーや運動の楽しさを教わった。 参加者は、親子で手をつないだドリブルで、北沢さんらスタッフから逃げる鬼ごっこで体をほぐした後、パスなどの練習をした。子どもと親に分かれてミニゲームも行った。北沢さんは「家族や大切な人と一緒に運動する機会を大切にしてほしい」と呼びかけた。 同教室は、親子で体を動かすことで健康増進を図る同社の社会貢献事業の一環。同社支店がある全国各地で実施している。
-
サルコイドーシス 患者団体が講演会 18日、静岡
さまざまな臓器に炎症が起きる疾患「サルコイドーシス」の患者と家族でつくる県サルコ友の会(神谷京子会長)は18日午後1~4時、疾病への理解を深める医療講演会を静岡市葵区のJR静岡駅ビル「パルシェ」で開く。 県立総合病院呼吸器内科の赤松泰介医長が「サルコの呼吸器疾患の正しい知識とつき合い方」と題して講演する。問い合わせは神谷会長<電090(7699)4014>へ。
-
紅葉の井川巡り 健脚競う 山間部や湖畔マラソン 山岳レース4連覇望月さん、コース監修
紅葉が見頃を迎えた山々を駆け抜ける「南アルプスユネスコエコパーク 井川マウンテンマラソン2023」(同実行委員会主催)がこのほど、静岡市葵区の井川地区を舞台に開かれた。県内外から約160人が参加した。 井川地区出身で富山湾から駿河湾まで縦断する山岳レース「トランス・ジャパン・アルプスレース」で4連覇した同市消防局職員の望月将悟さん(46)が実行委員長を務め、コースなどを監修。選手は2~5人のグループで参加し、山岳部を中心とする21・5キロの「GINBA(ギンバ)」と、井川湖畔を巡る8キロの「KOHAN(コハン)」の2コースで健脚を競った。 ランナーは号砲とともに井川ビジターセンターを出
-
釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 3日はソウダガツオやアオリイカ、カサゴなど。4日はアイゴやタカベ、ネンブツダイ、カワハギ、メジナなど。5日はソウダガツオやマダイ、スズメダイ、カンパチ、タカベなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日差しの強い日が続いたためか、日中のサビキ釣りはやや苦戦。アジは夕方が狙い目。午後5時ごろには暗くなってしまうので、午後3時ごろから釣り始めるのがおすすめ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 4日午前の沼津沖船釣りは30~40センチの大アジが多数。他にオオモンハタやマハタ、小マダ
-
卓球Tリーグ 静岡「地元戦初勝利を」 プレーオフ圏3位以内へ 10日から3連戦
卓球Tリーグ男子の静岡は10~12日、グランシップ(静岡市駿河区)で東京、彩たま、岡山との3連戦に臨む。チームはここまで5勝5敗、3位岡山と同じ勝ち点17の4位でシーズン前半を折り返した。8月の開幕週以来となるホーム戦へ、監督兼任の森薗は「勝って(上位3チームが進む)プレーオフ戦線に食い込んでいく」と地元初勝利を誓う。 参戦初年度は3連敗スタートから4連勝。その後2連敗したが、5日に金沢を下して勝率を5割に戻した。「前半戦は想定以上。今後もこの戦いを続けられるかがポイント」と森薗。シーズン後半の幕開けにもなる地元戦は試金石になる。 鍵を握るのは森薗・龍崎のダブルス。ここまで7勝1敗。フッ
-
静岡県人口355万3518人 10月1日推計 16カ月連続減
静岡県がこのほど公表した10月1日現在の県推計人口は355万3518人で前月に比べて2300人減少した。推計人口の減少は16カ月連続で、社会動態も6カ月ぶりに減少に転じた。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は146人減(転入1万14人、転出1万160人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2154人減(出生1678人、死亡3832人)だった。 市町別で人口が増加したのは、焼津市の30人をはじめ、菊川市24人など5市町のみ。減少は30市町で、最多の静岡市が581人、浜松市348人、藤枝市184人、富士宮市182人などが続いた。
-
リニア国交省会議 年内にも生態系報告書 1年5カ月の協議終了 静岡県の議論継続要求却下
リニア中央新幹線トンネル工事が南アルプスの生態系や自然環境に与える影響を議論する国土交通省の第14回専門家会議が7日、東京都内で開かれ、事務局を務める同省が、9月の前回会議で示した「報告書案」の修正版を提示した。微調整を経て年内にも成案化することで中村太士座長に一任し、2022年6月から1年5カ月間続けた協議が終了した。県は、生態系に与える影響や対策などの検討が不十分として議論の継続を求めたが、受け入れられなかった。 県とJR東海の協議が膠着(こうちゃく)状態に陥ったことから、20年4月に大井川水資源問題を皮切りに始まった国交省専門家会議の議論は一定の区切りを迎えた。 自然環境に関する報
-
社説(11月8日)サクラエビ秋漁 気を緩めず資源管理を
国内では駿河湾でしか漁をせず、近年は不漁対策が待ったなしのサクラエビの秋漁が始まった。11月1日の漁獲は最近5年の初日で最も少なく、前年の3割程度の約1トンにとどまり、1ケース(15キロ)当たり前年初日を2割上回る平均約7万9千円で取引された。 初日の漁獲が低調だったのは、まだ海水温が高いためなどとして2回目の出漁は見合わせている。サクラエビの群れがまとまるのは水温17~18度とされ、初日時点ではまだ20度以上あったという。 「秋が深まれば漁獲が上向く」と漁業者は期待する。春漁が豊漁で滑り出すなどした「明るい兆し」を関係者とともに信じたい。 県水産・海洋技術研究所は毎夏、駿河湾内で産卵
-
事業承継 鍵は支援者増 地域企業や店に関心を【記者コラム 黒潮】
地域で長年愛されてきた店舗や中小企業の事業承継相談の窓口役を担う「県事業承継・引継ぎ支援センター」。昨年から9月を「事業承継推進月間」と定め、重要性をPRする施策に取り組んだ。実施2年目の今年は「承継を円滑に進める鍵は支援者を増やすこと」をテーマに掲げ、事例を紹介するセミナーに加え積極的な広報を行った。ステークホルダー(利害関係者)である金融機関や保険会社、士業など多業種を巻き込んだ試みは、着実に支援者の意識を高めている。 推進月間の導入は沖縄県に続き全国2例目。2020年に後継者不在率が全国ワーストの81・2%を記録した沖縄県は、地元金融機関のトップ対談やセミナー、お笑い芸人のステージで
-
リニア国交省会議 静岡県と最後まで擦れ違い 環境影響議論 県会議で継続へ
リニア中央新幹線トンネル工事に伴う南アルプスの自然環境への影響を議論する国土交通省専門家会議は7日、計14回の協議を終え、JR東海への提言内容を盛り込んだ報告書を近く取りまとめることになった。生態系への影響や対策を巡り、静岡県が国会議の役割としてJRへの具体的な指導を求めていたのに対し、国会議の議論は環境保全の「大きな方向性をまとめた」(村田茂樹同省鉄道局長)ことにとどまり、県と国会議の考え方は最後まで擦れ違ったままだった。 「県が持つ疑問、課題がまだ解決されていない」。会議にオブザーバー参加した森貴志副知事は、1日に国に送付した意見書が報告書案の内容に十分に反映されていないとして議論の
-
静岡市、10年ぶりに津波マップ刷新 県の警戒区域指定受け 災害時の「基準水位」表示
静岡市は7日、県による今春の津波災害警戒区域指定を受け、約10年ぶりに刷新した津波ハザードマップの説明会を同市役所清水庁舎で開いた。新たなマップは各地域の浸水の深さに、津波が建物などに衝突した時のせり上がりの高さを加味した「基準水位」を表示し、避難時の安全な高さを明確にした。市の担当者は「自宅以外にいる場合も想定し、地震が起きたらどこに避難すればいいのか改めてチェックしてほしい」と呼びかける。 新マップは駿河区2地域、清水区4地域の計6種類を作成し、10月下旬に市ホームページで公表した。津波災害警戒区域の約6万5千世帯に全戸配布する。 2014年3月公表の旧マップは浸水の深さを5段階の色
-
少し珍しい花をひと味違った器に【ワンコインでできる花あしらい 11月】
ようやく気温が下がり、花持ちのよい季節がやってきた。500円程度で楽しめる切り花のアレンジを紹介する「ワンコインでできる花あしらい」。11月は、生活雑貨や生花を扱う静岡市の「アンジュール」で、この時期の少し珍しい花をひと味違った器に生けてもらった。 美しさの中に力強さ セルリア&利休草 セルリアは「ネイティブフラワー」と呼ばれる、オーストラリアやニュージーランドなど南半球が原産の花の一種。使用したのは南アフリカからの輸入品で、白の中にほんのり赤みがあり、美しさの中に野性的な力強さも感じさせる。 花持ちがよく、そのまま差して置けばドライフラワーとして楽しめる。合わせたグリーンは利休草。和
-
中小の脱炭素へ認証制度 静岡県、9事業者に交付
静岡県は2023年度、中小企業の脱炭素経営を後押しする「温室効果ガス排出削減事業者認証制度」を創設した。このほど、制度開始後初の認証となる県内9事業者への認証書交付式を県庁で開いた。 同制度は、エネルギー使用量が少ないため排出削減計画書制度に参画義務がない中小企業が対象。自主的に計画書を作成した事業者を認証し、脱炭素経営のPRや従業員の意識付けに役立ててもらう目的で始めた。 環境政策課によると、県は30年度の温室効果ガスを13年度比46・6%削減することを目標としていて、20年度速報値は20・1%の削減という。 交付式で、高畑英治くらし・環境部長が9事業者の代表に認証書を手渡した。認証
-
8日は立冬…なのに 7日、静岡市清水区で28.2度 全国2位の暑さ 県内6地点で夏日
8日は「立冬」。暦の上では冬の始まりとされる。平年であれば朝晩が徐々に冷え込む頃だが、前夜に激しい雨風が吹き荒れた7日の県内は、前線に向かって暖かく湿った空気が流れこんだ影響で各地で晴れ間が広がり、気温が上昇した。静岡市清水区で全国2位の暑さの28・2度を観測するなど、静岡県内19観測地点のうちの6地点で「11月の夏日」になった。 気象庁の観測によると、同市駿河区で28・0度、三島市で26・7度、富士市で26・5度、熱海市網代で26・1度、東伊豆町稲取で25・5度を記録。10月5日に初冠雪が観測された富士山も気温上昇の影響を受け、黒々とした山肌を見せた。 静岡市清水区では、木々の葉が色づ
-
6年ぶり、静岡市街地にスケートリンク I Love しずおか協議会
静岡市葵区の中心市街地活性化を目指す「I Love しずおか協議会」は7日、青葉シンボルロードのイルミネーションをはじめとした冬季イベント「冬しず2023~24 おまちワンダーランド」の詳細を発表した。期間は17日から来年2月12日まで。スケートリンクを葵スクエア(同区)に6年ぶりに開設するなど、中心街への誘客策を本格的に展開する。 17日午後5時からのイルミネーション点灯式を皮切りに、多彩なイベントを開催する。スケートリンクは12月23日から来年1月8日まで(大みそかと元日は休業)。利用料は大人千円、高校生以下700円。 11月~来年1月の第3土曜日は「おまちステージ」と題し、複合型エ
-
⚾オータムフレッシュリーグ 24日開幕 静岡県勢選手 交流戦へ意欲
静岡県内の高校、大学と東京六大学リーグなど県外の大学による野球の交流試合「第6回大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」が24日から3日間、草薙、清水庵原、西ケ谷の3球場で開催される。出場選手や大会実行委員が7日、静岡市役所静岡庁舎で会見した。 今年の参加は大学が県内4校と東京六大学リーグ6校、筑波大、中京大の計12校。法大が初参戦で東京六大学がそろうのは初めて。高校は静岡市内の5校となった。選手は1、2年生中心。 会見には早大2年の渋谷泰生内野手(静岡高出)、東大2年の臼井捷翔内野手(静岡高出)、法大2年の吉本匠満内野手(清水東高出)、静岡大2年の金高祐津紀投手(清水東高出)ら本県ゆ
-
⚽富士通沼津が優勝 1部、2位は浜松シティ 静岡県社会人サッカーリーグ
静岡県社会人サッカーリーグがこのほど、富士通沼津グラウンドなどで行われ、1部は富士通沼津の優勝が決まった。2位は浜松シティ。 2チームは東海リーグ昇格を懸け東海社会人トーナメント大会(12月9、10日・愛知県)に出場する。 ▽1部 富士通沼津(30) 2―1 オーラン袋井(27) 静岡市役所清水(20) 3―2 芙蓉ク(12) ▽2部 静岡銀行(3) 3―2 マイルドイレブン(4) 中部電力(15) 3―3 SJファナン(14) 静大ク(10) 3―0 ウィスタリア藤枝(12) (棄権) ▽3部 ラソス(7) 4―2 浜松SVN(19) カメリア(6) 4―0 ベアーズ(1
-
若者世代の消費意識とは しずおか経営戦略セミナー 109ラボ所長 講演
しずおか経営戦略セミナー(静岡新聞社・静岡放送、中部未来懇話会主催)の第3回講座が7日、静岡市内で開かれ、商業施設を運営する「SHIBUYA(しぶや)109エンタテイメント」の長田麻衣氏がZ世代と呼ばれる若者の世界観、消費意識について解説した。 長田氏が所長を務める同社の若者研究機関「SHIBUYA109lab.(ラボ)」は毎月、15~24歳の男女200人を対象に調査やヒアリングなどを行っている。成熟したインターネット環境下で多様な情報、価値観に触れて育った若者の特徴について、周囲の目を気にする▽固定概念を持ちたがらない▽必要な情報を取捨選択する―などと説明。消費行動は慎重な一方で、「価値
-
8月個人破産157件
静岡商工データがまとめた8月の県内個人破産(手続き開始決定)件数は、前年同月比30件増の157件だった。 地区別は東部が22件減の42件、中部が26件増の65件、西部が26件増の50件。市郡別は静岡市が44件、浜松市が36件、沼津市が10件。 同社は「物価の上昇に賃金の増加が追いついていない。破産手続き開始決定は増加傾向にある」としている。
-
保育料無償化など27項目 静岡市長、国会議員に要望説明
静岡市は7日、国の2024年度予算編成を前にした地元選出国会議員との意見交換会を都内で開いた。難波喬司市長ら幹部が出席し、保育料や学校給食費の無償化、清水港の防災対策などに関する市の提案・要望を説明。実現に向け、連携して関係省庁へ働きかけていくことを要請した。 保育料無償化は、対象範囲を拡充して第1子も含めた全国一律の取り扱いの実施を求めた。学校給食費を巡っては、市の全額負担(年間約24億円)は困難だとして国の支援を訴えた。 清水港は、約3・7キロの無堤区間と要対策区間を抱える日の出・江尻地区を中心とした津波・高潮・高波対策の事業促進を挙げた。外港防波堤の粘り強い構造への改良も盛り込んだ
-
こども病院に10万円を寄付 焼津・山田工務店
焼津市の山田工務店(山田耕二社長)と同社社員でつくる社員会はこのほど、病気と闘う子どもたちやその家族への支援に役立ててもらおうと、静岡市葵区の県立こども病院にそれぞれ10万円を寄付した。 山田社長や社員会代表として黒木和敏管理部課長らが同病院を訪ね、坂本喜三郎院長に目録を手渡した=写真=。山田社長は「病室で過ごす子どもたちが快適に暮らせるように」と述べ、黒木課長は「通院する子どもが待ち時間を楽しく過ごせるように活用してほしい」と話した。同病院の坂本院長は謝意を述べ、感謝状を手渡した。
-
葵区諸子沢地滑りの土砂 静岡市がアスベスト調査実施へ
静岡市葵区諸子沢の山間部で8月に発生した大規模な地滑りに関し、市は7日までに、流れ出た土砂のアスベスト(石綿)の含有調査を実施すると明らかにした。現在、調査を行う事業者を選定中という。含有調査の結果は判明次第、公表する。 諸子沢の地滑りを巡っては、共産党市議団や市民団体が早急な土砂撤去とアスベストへの対策を市に要望していた。市によると、発生現場の復旧作業は県が主導して進めているが、早期の調査が必要と判断し、市としても独自で調査することにしたという。 地滑りは同区諸子沢の大久保沢上流部で8月下旬に発生した。土砂が流入し、通行止めとなっていた市道日向諸子沢線は監視を付けるなどの条件の下で通行
-
安倍川花火大会、校内のビオトープ 地域の「自慢」園児に紹介 静岡市・田町小3年生
静岡市葵区の田町小3年生が7日、周辺のこども園などの園児を招いて地域の魅力を紹介する「ようこそ、田町小の会」を開いた。 同小を含む静岡型小中一貫「安倍川中グループ」の共通学習テーマ「あべかわ学」の一環。安倍川花火大会や安倍川の伏流水を引いて作った校内のビオトープなど、地域や学校に関する「自慢」を班ごとに決め、写真や園児に分かりやすい言葉で説明した。何度も質問を寄せた新富町こども園年長の黒川貴史君は「いろいろな事を知っていてすごい」と目を輝かせた。 児童は地域住民への聞き取りなどを経て、半年かけて資料を作り上げたという。隣接する静岡商業高の生徒が準備から協力し、園児への話し方などを助言した
-
酒井さん「優勝目指す」 デフフットサルW杯へ意気込み 静岡市
聴覚障害者がプレーするフットサルの世界大会「デフフットサルワールドカップ(W杯)2023」に日本代表として出場する静岡市葵区の酒井藍莉さん(25)がこのほど、市役所静岡庁舎を訪れ、「優勝を目指す」と難波喬司市長に意気込みを語った。 酒井さんは清水区のサッカーチーム「清水第八プレアデス」と名古屋市のフットサルチーム「クアスプナゴヤエスティーヴァ」に所属し、毎日練習に励んでいる。初出場した前回のW杯は決勝トーナメント初戦で敗退。対戦相手だったブラジルが優勝し、雪辱を果たそうと努力を続けてきた。特に判断力とパスの精度に磨きをかけたという。 難波市長から激励の言葉とともに花束を受け取った酒井さん
-
エスパルス頑張れ! 鈴与グループ社員、ユニホーム着て就業 静岡市
サッカーJリーグ2部(J2)清水エスパルスのJ1復帰を応援しようと、地元の総合物流企業鈴与グループの社員らがこのほど、エスパルスのオレンジ色のユニホームを着て就業した。約140社あるグループ企業の400人が参加。従業員はエスパルスを応援する気持ちや郷土愛を新たにしていた。 このうち、静岡市清水区入船町の鈴与本社では、普段と違う社内の雰囲気に自然と社員同士の会話が生まれ、社内コミュニケーションの活性化にもつながったという。
-
健康10分体操など11日にイベント 静岡済生会総合病院
静岡済生会総合病院(静岡市駿河区)は11日午前10時から午後3時まで、同病院で「済生会フェア」を開く。 縫合や調剤など医師や薬剤師の体験や、看護師による健康10分体操を予定している。骨密度や血中脂質の測定、動脈硬化の検査は人数制限を設けていて、午前10時から希望者に整理券を配布する。 地場農産物やカレー、菓子の販売も行う。 問い合わせは同フェア事務局<電054(285)6171>へ。
-
浜松の事故受け通学路で街頭広報 静岡南署など
浜松市で下校中の児童3人が軽乗用車にはねられた事故を受け、静岡南署と交通安全協会静岡南地区支部は7日、通学路などの緊急交通取り締まりと街頭広報を静岡市駿河区の東源台小付近で展開した。 浜松市の事故現場と同様に、学校周辺の車道と歩道が縁石などで分離されていない道路で下校時刻に合わせて実施した。鈴木英文交通課長は「通り慣れた交通量の少ない道路は速度が出やすい」と指摘。県警交通指導課の担当者が通学路に可搬式速度違反自動取締装置を設置し、時速30キロの制限速度を超える車両がないか警戒に当たった。 2021年6月に千葉県八街市で下校中の小学生が死傷した交通事故も踏まえ、署員は学校周辺の道路で飲酒検問を
-
静岡市葵区新間で11日、花火大会
「服西学区感動花火大会」(服織西学区自治会連合会主催)が、11日午後6時から静岡市葵区新間の一色天満宮で開催される。荒天時は12日。入場無料。 同地区に花火の製造工場を持つ「静玉屋」がスターマインなどを打ち上げる。また、地元の「一色煙火保存会」が豪快な手筒花火を披露する。 問い合わせは同市葵区地域総務課<電054(221)1051>へ。
-
建穂寺の仏像写真、生き生き カメラマン杉山さん、静岡市で作品展静岡
静岡市駿河区のフリーカメラマン杉山美矢子さん(72)の写真展「建穂寺の仏たち」が7日、同市葵区の中勘助文学記念館で始まった。19日まで。 建穂寺観音堂(同区)で神仏像を撮影した20点が並ぶ。江戸時代の修行僧円空の初期作品として知られる阿弥陀如来坐像を写した1枚や、西日に照らされ今にも動き出しそうなほど生き生きと前を見つめる仁王像を捉えた力作が来館者の目を引いている。 同観音堂にある約60体の仏像は、長年地元住民が大切に受け継いできたという。杉山さんは「ファインダーをのぞいているとまるで息づかいが聞こえてくるようだった。私と仏像との声なき会話を写真から読み取ってもらえたら」と見どころを話し
-
静岡城北高120周年記念行事 動画で歴史振り返る
今年創立120周年を迎えた静岡城北高(静岡市葵区)は7日、記念行事と式典を同校で開いた。生徒や教職員、同窓会長らが、「つながる城北」をテーマに学校の節目を祝った。 1、2年生は、同校の制服や昼食時の過ごし方などが時代の流れでどのように変遷したかを動画にまとめ紹介した。在校生が同校の過去と未来をタイムリープ(時間跳躍)する設定など、クラスごとに趣向を凝らした演出で会場は笑いや拍手に包まれた。 カンボジアで子どもたちの音楽教育に携わるフルート奏者古川はるなさん(同市葵区)による講演も行われた。古川さんと同校吹奏楽部の共演も披露された。 同校は1903年に県高等女学校として創立。有志生徒が実行委員
-
静岡・フェルケール博物館で「キャンドルナイト」 12月2日開催 ワークショップも
静岡市清水区のフェルケール博物館は12月2日午後5~9時、特別企画「キャンドルナイト」を同博物館で行う。西伊豆町在住のガラス作家のキャンドルホルダーで博物館の庭を彩る。当日午後2時からはジェルキャンドルを作るワークショップも開催する。見学料(入館料)は大人400円、高校生300円。問い合わせは同博物館<電054(352)8060>へ。
-
災害時の食の課題 栄養士ら話し合う 静岡で130人研修会
静岡県行政栄養士会と公益財団法人味の素ファンデーション(東京都)はこのほど、大規模災害時の食と栄養について考える研修会を、静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた=写真=。 同会の会員ら約130人が参加。講師を務めた同法人の斎藤由里子事務局長は「災害現場では食事の質や栄養バランスが後回しにされやすい」と指摘し、栄養士や危機管理部門の職員らが迅速に対応するため日頃から円滑な関係性を構築することの重要性を説いた。 県危機管理部は県内市町の防災用飲料や食料の備蓄量を報告したほか、掛川市で活動する市民サークル「かけがわこどもアレルギーの会」が避難所における食物アレルギーを持つ子どもへの対
-
静岡県立中央図書館で清水南高生コンサート 静かな場一転
JR東静岡駅南口への移転を控える静岡市駿河区の県立中央図書館はこのほど、移転までに現在地周辺の地域住民との交流を深めようと、同館初となる「図書館コンサート」を閲覧室で開催した。普段は静かな図書館にピアノやクラリネット、アルトサックスの音が響いた。 清水南高芸術科音楽専攻の生徒8人がバレエ音楽「くるみ割り人形」から「こんぺい糖の踊り」「花のワルツ」などを演奏した。曲間には同館が選んだバレエに関連する「オペラ座の迷宮」「偉大なるダンサーたち」などの書籍を生徒が紹介。くるみ割り人形の一部楽曲を人種差別的だとして封印した欧州バレエ団の事例も解説した。 同館の調査で利用者の9割が50代以上だったこ
-
静岡・県民の森 冬は“休眠”で資源消費抑制【キャンプ場だより】
静岡市の最北、葵区井川地区に位置する県有の施設です。今の時季、「静岡県県民の森」は紅葉が見頃ですが、すでに朝の気温も5度を下回る日が増え、この後は厳しい冬が待ち構えています。 キャンプ場は冬季(20日~翌年4月19日)の休園期間となります。冬の間、動物や植物は冬眠または休眠という形でエネルギーの無駄な消費を防ぐようですが、私たちも同じようにエネルギーを考えさせられる時季になります。 このキャンプ場は1月になると日中でも氷点下という日が続き、水は全て凍ります。水は、炊事、トイレなどには欠かせない資源ですが、その使用のために、今度は石油などの資源を消費して水を得る必要が出てきます。 人間の
-
「思い込め走り抜く」 磐田市選手団が結団式【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の磐田市選手団は7日、結団式を同市総合体育館で行った。選手や関係者が結束を強め、大会での健闘を誓った。 選手を代表し、小学生5人が「たすきに古里への思いを込めて最後まで走り抜く」と宣誓。伊藤裕子監督は「走る喜びを体中で感じながら駆け抜けて」と選手を鼓舞した。色をジュビロ磐田と同じサックスブルーに変更した新しいユニホームデザインも披露された。 草地博昭市長は「駿河路を思い切り走れるよう、残り1カ月、しっかりと準備してほしい」と激励した。 登録選手は次の通り。 平野空哉(豊田南小6)氏原脩斗(豊田東小
-
「痛車」130台集結 写真撮影や交流楽しむ 静岡・清水マリンパーク
「ユピテルプレゼンツ静岡痛車天国2023」(痛車天国プロジェクト、ユピテル主催)がこのほど、静岡市清水区の清水マリンパークで開かれた。アニメキャラが自動車のドアなどに大きく描かれた「痛車」が県内外から130台集結。コスプレイヤーもイベントに花を添えた。 今回が初開催。会場では痛車の前でオーナーと観客が雑談をしたり、車をバックに一緒に写真撮影したりした。ステージでは地元のアーティストがパフォーマンスを披露したり、「痛車天国アワード」も行われたりした。ユピテルの公式ラッピングカーの展示やグッズ販売もあり人気だった。
-
TOKAI元社員ら「架空工事」手口繰り返す 静岡中央署など詐欺容疑再逮捕
TOKAIホールディングス(HD、静岡市葵区)のリフォームなどを担うグループ会社TOKAIで架空の工事代金を同社に請求して現金をだまし取ったとして、静岡中央署と県警捜査2課は6日、詐欺の疑いでTOKAI元社員で自称コンサルタント業の男(44)=詐欺容疑で逮捕、藤枝市岡部町内谷=、TOKAIの下請け業者の建設業の男(58)=同、焼津市下小田中町=の両容疑者を再逮捕した。同署などは両容疑者が同じ手口で繰り返し現金を詐取していたとみて調べている。 再逮捕容疑は共謀して2019年11月中旬から2020年1月下旬の間、TOKAIが受注した袋井市内の大学の空調設備工事について、実際は他の下請け業者が全
-
ガストロノミーツーリズム 静岡県、食文化の旅を官民で推進
静岡県は旅先の食文化を楽しむ「ガストロノミーツーリズム」の推進を目的に、料理人、生産者、観光事業者ら関係者のネットワーク構築に向けた官民連携組織「ガストロノミーツーリズムフォーラム」を10月に立ち上げた。国内旅行者や回復傾向にあるインバウンド(訪日客)を呼び込むため、県内の豊富な食にスポットを当てた旅行商品の開発を後押しする。 ガストロノミーツーリズムは、その土地の風土から生まれた食材や伝統、歴史によって育まれた食を味わい、食文化に触れることを目的とした旅行。全国トップクラスの多彩さを誇る「食材の王国」(県観光政策課)として本県の優位性を生かした観光振興を図るため、2022年度から準備を
-
静岡市民文化会館 ロビー拡張、広場整備断念 静岡市長が方針、「創造的改修」は維持
静岡市の難波喬司市長は6日の定例記者会見で、物価高騰を受けて設計作業の見直しを進めている市民文化会館(葵区)の大規模改修について、これまでポイントに掲げていたロビーの拡張と広場の整備を取りやめる方針を表明した。市長は「既存設備のリニューアルが(改修の)中心となる」と説明。一方、2020年3月に策定した同館の再整備方針や、22年1月の基本構想・基本計画で掲げた多様な利用に対応する「創造的改修」の方針は維持するとした。 市は同館の再整備の基本構想・基本計画発表時に想定工事費を約160億円とし、22年4月の基本設計委託業者の募集時は約140億円に圧縮した。この金額が建築資材費などの高騰で再び16
-
CO2排出量を見える化 静岡銀行がクラウドサービス 企業の現状把握、削減計画支援
静岡銀行は、企業の二酸化炭素(CO2)排出量を算定するクラウドサービス「しずおかGXサポート」の取り扱いを始めた。企業規模が大きく、CO2排出量も多い2千社などにサービスを無償提供し、各社が現状を把握した上で削減の計画や目標の設定を促す。静岡県内の商工会議所や行政、他の金融機関とも連携しながら地域全体で脱炭素実現を目指す。 金属のスクラップを加工、切断して製鋼原料を製造する山内商店(静岡市葵区)は、工場の電力使用量が設定値を超えるとモーター稼働数が自動的に落ちる装置を設置するなど、脱炭素の取り組みを続ける。2年後には菊川市内の2工場を統合し、省エネ設備や太陽光発電を取り入れてCO2の大幅
-
秋の叙勲と褒章、静岡県庁で伝達式 川勝知事「識見生かし人材育成を」
秋の叙勲と褒章、危険業務従事者叙勲の伝達式が6日、県庁で行われ、地方自治や社会福祉、保健衛生などの分野で功績のあった計39人に川勝平太知事が勲章、褒章を伝達した。 受章者は、旭日小綬章の元湖西市議佐々木伸康さん(70)=湖西市=、元静岡市議田形清信さん(77)=静岡市駿河区=、瑞宝小綬章の元県議会事務局長大石日出男さん(79)=静岡市清水区=ら。 川勝知事は「長年、国や地域のために尽くされた功績で勲章、褒章を受章された皆さまは有徳の人。今後も卓越した識見と豊富な経験を発揮し、『ふじのくに』を担う次世代の育成に特段の尽力をしてほしい」と述べた。 このほかの受章者は各省庁から伝達を受ける。
-
家康ゆかり、静岡愛♡たっぷり 久能山東照宮で本山茶ジャム販売
静岡市葵区の「コンフィチュール工房ロサ・マリー」はこのほど、家康が愛飲していたとされる本山茶を使った新商品「駿府のお茶ジャム」を同市駿河区の久能山東照宮で販売した。家康ゆかりの地で、興味を持った観光客らが買い求めた。 同店はこれまで県の天然記念物に指定されている駿府城公園の「家康公手植えのミカン」を使用したマーマレードなどを開発。今回は家康にちなみ、県内の茶産地で最も古い歴史を持つ安倍川・藁科川上流域で栽培される本山茶をジャムに仕立てた。爽やかな香りと渋み、鮮やかな緑色を生かし、パンやヨーグルトにも合うという。 同店の望月佐朋子代表は初日販売の場所に東照宮を選び、家康ミカンのマーマレード
-
御殿場産ヌーヴォー発売 ヴィノスやまざき 樽で熟成、芳醇に
ヴィノスやまざき(静岡市葵区)は、御殿場産のシャルドネを使ったワインの新酒「神山葡萄(ぶどう)園新酒」の販売を静岡県内4店舗などで始めた。国内産のヌーヴォーでは珍しく樽で熟成した。すっきり感と芳醇(ほうじゅん)な味わいを楽しめるという。 時之栖グループの御殿場高原ワイン(御殿場市)が製造した。耕作放棄地を再生した同市神山の農園で栽培し、ヴィノスやまざき社員も加わり手摘みしたブドウを、フランスから取り寄せた樽に入れて瓶詰め直前まで熟成した。 天候に恵まれ、ブドウの出来栄えは良好だった。熟成したことでパイナップルやバターのような風味がついたという。ヴィノスやまざき沼津店の荻田亜紀さんは「リッ
-
静岡市、Wi―Fi接続履歴受信 観光地の人流傾向分析へ
静岡市は6日、観光産業の促進に向け、デジタル技術を用いて人流データを分析する実証実験をスタートした。市内約70カ所に設置したセンサーで来訪者が発信するWi-Fi(ワイファイ)アクセスポイント(SSID)への接続履歴を受信し、国籍や周遊・滞在状況などの情報を取得する。データを活用し、ターゲットを明確にした誘客や周遊企画に役立てる。 対象はJRの主要駅(静岡、東静岡、草薙)、清水・三保、用宗・丸子、由比・蒲原、日本平・登呂、オクシズの6エリア。観光施設や商店街、飲食店などにセンサーを設置し、スマートフォンから発信されるSSIDへの接続履歴を基に国籍や来訪頻度、周遊状況などを解析する。このほか、
-
青年リーダー、51年ぶり再会 御殿場で研修した静岡県内外70代「全国に仲間、強い絆実感」
1972年1月に47都道府県の新成人102人が御殿場市で青年リーダーとしての心構えなどを学んだ「全国中堅青年研修会」の参加者有志8人が4、5の両日、51年ぶりに本県に集まり、会場だった同市の国立中央青少年交流の家(旧国立中央青年の家)を再訪するなどして旧交を温めた。 研修会は同青年の家などが主催。新成人の自覚を高めるため、全国の自治体から推薦された若者を招き、4泊5日で有識者が講義を行った。72年1月11日付の静岡新聞1面には「富士に誓う われら20歳」の見出しとともに、富士山を背景に両手を空にかざす新成人たちの写真が掲載された。 当時、神戸市の会社員として参加した西山(旧姓梶本)京子
-
大自在(11月7日)阪神優勝
プロ野球日本シリーズは阪神が38年ぶりに優勝した。この時を待ちわびた猛虎ファンは感無量だろう。前回日本一の時の監督、吉田義男さんの「長い間、お待たせしました」のコメントに実感がこもる。 今回の頂上決戦は阪神とオリックスという関西球団同士となり、関西全体が熱気に包まれたのではないか。阪神が王手をかけた後、オリックスが逆王手をかける展開も見応えがあった。 阪神ファンは、強くても弱くても、「わがチーム」との付き合いを心底、楽しんでいるように見える。強い愛情を持って、味わい尽くしているということか。不振の時は容赦ないブーイングを浴びせるが、決して見放すことはない。 第7戦で清水東高出身の守護神
-
記者コラム「清流」 「静岡人」として生きる
持っている文化はひとりひとりちがいますが、みんなこのまちで学び働き暮らしている仲間である静岡人(しずおかじん)です―。 優しさあふれる日本語で書かれた一文は、昨年7月施行の「静岡市多文化共生のまち推進条例」の前文。条例には外国人と日本人を分けた表現はない。9月に取材した多文化共生講座で紹介があった。講師を務めた条例策定委員によると、ローカルなアイデンティティーとして、静岡を愛する市民をみんな「静岡人」と呼ぶことにしたという。 大学進学以来、静岡県に来て5年。県外出身者と言われるたび、どこかよりどころのない気持ちを感じていた。静岡人という言葉は、自分の持つ文化や背景を全て優しく受け止めてく
-
静岡人インタビュー「この人」 静岡市清水区のカトリック清水教会聖堂の移築に取り組む 塩見寛さん(沼津市)
築90年近くが経過し、12月に解体予定の静岡市清水区のカトリック清水教会移築のため一般社団法人「聖堂を活かす会」理事長に5月に就任。解体前に魅力を伝えようと、催しを行う。県ヘリテージセンター長も兼ねる。1級建築士。71歳。 ―聖堂の建物の魅力は。 「本来ゴシック様式の教会聖堂は石造りが多いのに、日本の気候などに合わせて木造となっている。聖堂の尖塔(せんとう)は一つのことが多いが二つあるなど、設計にもこだわりが随所に感じられる。天井の薄いブルーのしっくいも港町にぴったりだし、ステンドグラスから差す光もよく考えられている」 ―解体の12月までどんなイベントをしているのか。 「聖堂内部でさ
-
長泉の旬、コース料理に 限定レストラン90人堪能 山田シェフ腕振るう
長泉町産の食材を使った限定レストラン「桃沢newバルバコア」(桃沢郷まつり実行委員会主催)がこのほど、同町の桃沢野外活動センターで開かれた。料理は都内で創作料理店を経営する山田チカラシェフ(静岡市駿河区出身)が手がけた。町内外から約90人が来場し、緑に囲まれた自然の中で食事を堪能した。 来場者は地元産キクラゲのアヒージョや、特産品でブランド牛の「あしたか牛」を用いたキーマカレーやバーガー、今が旬の四ツ溝柿のローストなど、子ども用と大人用の2コースの料理を堪能し、顔をほころばせた。家族で参加した富田和彦さん(52)は「キクラゲは肉厚で、歯ごたえもあっておいしかった」と声を弾ませた。 山田シ
-
新幹線静岡駅停車増予測、難波市長「現実性ある」 リニア開業後、実現に期待
静岡市の難波喬司市長は6日の定例記者会見で、国土交通省によるリニア中央新幹線開業後の静岡県内の東海道新幹線停車本数調査について「現実性があると思っている」と述べ、JR東海が調査結果通りに増便するよう市として静岡駅での乗降客数を増やす努力をする必要があるとの認識を示した。 同省の調査では、品川-大阪間のリニア全線開業後、東海道新幹線の県内6駅に停車する回数が約1・5倍に増え、静岡駅では現在1時間に3本が5本に増える可能性があるとした。 難波市長は、JRの丹羽俊介社長が10月の定例記者会見で同調査結果について「違和感はない。あり得る範囲」と言及したことを踏まえ、実現に期待を示した。その上で、
-
静岡で「わさびフェス」 10日、栽培発祥の地PR 購入や試食、バルも展開
静岡市は10日、特産品のワサビをPRするイベント「わさびフェス」を同市葵区の紺屋町名店街で開催する。同市内で8日開幕する「全国わさび生産者大会静岡大会」に合わせ、品評会出品ワサビの購入や試食などが楽しめる12のブースが出店する。 市内約30の飲食店では同日から30日まで、オリジナルのワサビメニューが味わえる企画「わさびバル しぞ~か味めぐり」を展開する。 両イベントの概要や参加店舗などを案内する電子ガイドブックを開設した。市ホームページやチラシに掲載したQRコードからアクセスできる。 市担当者は「静岡市はワサビ栽培発祥の地。ぜひ多くの方に地元のおいしいワサビを味わってほしい」と来場を呼
-
サトイモ「女早生」の出荷始まる 静岡市清水区山間部 きめ細かくもっちり質感
静岡市清水区の両河内地区などの山間部で栽培されているサトイモの品種「女早生(おんなわせ)」の出荷が6日朝、始まった。市内の市場や直販店などで販売されるほか、同区内の小中学校の給食でも提供される予定。 同日午前8時ごろから収穫した女早生を生産者が同区のJAしみず両河内支店に持ち込み、大きさや品質をチェックして箱詰めを行った。茶収入の補完作物として栽培されている女早生は、きめの細かい肉質ともっちりとした質感が特徴。今年は夏の高温と少雨による乾燥の影響で全体的に小玉傾向だという。来週以降徐々に出荷量が増加し、11月末までの合計は約1・5トンを見込む。
-
静岡市民文化会館 改修費20億円圧縮 PFI取りやめ、市11月補正予算案
静岡市は6日、2023年度一般会計に9億2300万円を追加する11月補正予算案を発表した。建築資材価格の高騰を踏まえて、整備手法をPFI(民間資金活用による社会資本整備)方式から従来の公共事業方式に変更する市民文化会館(葵区)の大規模改修事業については、想定工事費をこれまでの約140億円から約120億円に圧縮するよう基本設計を変更する。補正予算案は20日開会の市議会11月定例会に提出する。 市は6月、物価高で整備費用が増大するとして改修規模の見直しを発表していた。精査の結果、耐震改修や既存設備のリニューアルが主な内容となったため、整備内容に民間事業者の創意工夫を取り入れるPFI方式採用の必
-
東アジア文化都市 末永い交流へ確認書 静岡市と韓国・全州市 両市長面会
日中韓3カ国の選定都市が文化交流する「東アジア文化都市」事業の関連で来日中の韓国・全州市のウ・ボムギ市長が6日、静岡市役所静岡庁舎を訪れ、事業終了後も交流継続を約束する確認書を難波喬司静岡市長と交わした。 両市は同事業をきっかけに交流を始めた。全州市のイベントに静岡市の大長義之副市長が出席したり、2~5日に静岡市内で開かれた大道芸ワールドカップin静岡に全州市のアーティストが参加したりするなど、相互に親交を深めた。 ウ市長は「さまざまな問題について静岡市とともに論議しながら、持続可能な未来をともに描いていきたい」、難波市長は「事業をきっかけにつながることができた縁を大切に、さらに友好が深
-
城内中にエレベーター 静岡市、11月補正予算に事業費
静岡市は同市葵区駿府町の城内中にエレベーターを設置する。2024年3月に工事着手し、同年12月の完成と供用開始を目指す予定。23年度11月補正予算案に事業費2億1900万円の債務負担行為を設定する。 現在市内の中学校でエレベーターを設置しているのは清水区の飯田中と由比中の2校。葵区と駿河区内にはエレベーターを設置している中学校がなかった。車椅子を利用するなど校内での移動に配慮が必要な生徒は、通常の学級で学習できる場合でも、進学の選択肢が特別支援学校に限られていた。 葵・駿河の両区から通いやすいことなどから設置の対象となった城内中の校舎は5階建ての1棟。体育館への通路はスロープが整備されて
-
窃盗疑い逮捕の特支教諭不起訴 静岡地検
静岡地検は6日、窃盗の疑いで逮捕、送検されていた静岡県立特別支援学校の教諭の男性(32)=静岡市葵区=を不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。 男性は9月24日午前4時ごろ、JR静岡駅北口ロータリーで寝ていた同市駿河区の男性会社員=当時(56)=のかばんから財布とカードケース(計2千円相当)を盗んだとして、静岡中央署などに逮捕されていた。県特別支援教育課は男性の処分について「検討中」としている。
-
「毎日富士山が見える幸せ」 静清信金、ポスター配布へ
静清信用金庫は、大河ドラマ「どうする家康」にちなんで徳川家康とゆかりが深い静岡の魅力を募集し、寄せられたメッセージを掲載したポスターを10日に同金庫全店でお披露目する。飲食店や観光施設などで張り出しを希望する店舗に無料で提供する。 「毎日富士山が見える幸せ」「おいしいお茶と緑の絶景」―。2907件に上る“静岡愛”のメッセージを抜粋し、約7500文字を山盛りに詰め込んだ杯を武士が献上するデザインに仕上げた。同金庫ホームページでは専用コーナーも設け、「気候」「海の幸・山の幸」などジャンルごとに静岡の魅力と詳しいメッセージを紹介している。 ポスターは営業エリア(静岡市、
-
鑑識技術競技会 総合優勝は湖西署 個人も1位2人 静岡県警
静岡県警は6日までに、静岡市内で10月20日に開催した鑑識技術を競う現場鑑識競技会の結果を発表した。県内28署の警察官が現場指揮班長ら5人一組のチームを組んで出場した。署の規模で2組に分けた団体の部は、B組の湖西署が総合優勝した。同署は個人の部でも2人が1位を獲得した。 競技会の現場で署員にエールを送った湖西署の川島好勝署長は「選手が一丸となって頑張った成果。個人の部で2人が優勝したこともすごいこと。警察人生の大きな糧になる。現場に臨場した際はこの経験を生かし、県民のためにより一層励んでほしい」と喜んだ。 「闇バイト」の募集などを行う匿名・流動型犯罪グループによる犯罪が全国的に多発する状
-
静岡の火災 1人死亡
静岡市清水区興津中町の2階建てアパートで5日夜発生した火災で、1階の一室の焼け跡から1人の遺体が見つかった。 清水署によると、住人の高齢男性と連絡が取れておらず、同署が身元の確認を進めている。
-
子どもの居場所 運営団体が講座 11月12日から、静岡県内3カ所
静岡県は12日から、子ども食堂や学習支援など「子どもの居場所」づくりについて学ぶセミナーを県内3カ所で開く。フリースクールの運営や食料提供などに取り組む団体の代表者らが講師を務める。参加無料。 会場は12日が沼津市のプラサヴェルデ、18日が静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあ、12月10日が浜松市中区のアクトシティ浜松。いずれも午後2時半から。オンライン参加のほか、撮影した動画を配信するオンデマンド受講も可。問い合わせは事務局の東海道シグマ<フリーダイヤル(0120)034036>へ。
-
名曲の世界表現 県演奏家協会静岡第1支部がコンサート
静岡県演奏家協会静岡第1支部は5日、コンサート「時空の旅」(静岡新聞社・静岡放送後援)を静岡市葵区の静岡音楽館AOIで開いた。 ショパン、モーツァルトら著名な音楽家の楽曲を中心にプログラムを構成。音楽教室を主宰したり、中学、高校で指導をしたりと活動に励む会員ら約20人が出演し、ピアノや声楽、管弦楽器で名曲の世界を表現した。観客約280人が音色に聞き入った。
-
静岡郷土曲集CD 小中学校に寄贈 三島の声楽家制作
三島市在住の声楽家川下則子さんが、郷土の偉人がテーマの楽曲を現代風にアレンジしたCD「静岡郷土曲集」を制作し、静岡市立の小中学校へ寄贈した。 郷土の偉人に興味を持ち歌い継いでほしいという思いから、小和田哲男静岡大名誉教授監修のもと制作した。同市葵区の葵小で開かれた贈呈式では、川下さんが同市の赤堀文宣教育長にCDを手渡し、同校6年生の前で、大河ドラマにちなみ「徳川家康公」などの収録曲を披露した=写真=。 児童らは「音楽の授業などでCDを聴いて、古里への愛情を感じたい」などと話し、感謝を伝えた。
-
村上開明堂演奏会 ピアノと歌で魅了 静岡市
自動車部品メーカーの村上開明堂(静岡市葵区)はこのほど、「オータムコンサート」を同区の静岡音楽館AOIで開いた。 昨年実施した創業140周年記念コンサートが好評で連続開催した。中部地区の就労支援施設などで働く障害者ら約550人を招いた。 ピアニストの小出はるなさんと声楽家の青柳歌奈さんがクラシック音楽の演奏と独唱で魅了した。ダンサーのNAMIさん、AIMINさんも加わり、なじみのミュージカルソングで盛り上げた。
-
静岡・横内小にお茶贈呈 ベルテックス・市川選手が手渡し
静岡市はこのほど、市内の小学6年生全員にお茶を飲んでもらおうと、同市葵区の横内小でティーバッグの贈呈式を開いた。「お茶親善大使」に任命されているバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)ベルテックス静岡の市川真人選手(22)も出席した。 煎茶、ほうじ茶、和紅茶の3種類のティーバッグが児童に配られた。市川選手は日本茶インストラクターの大塚喜美江さん(60)=静岡市葵区=と一緒にティーバッグの使い方を実演し、500ミリリットルの水筒に一つ入れるだけでお茶が作れることを紹介した。市川選手は「たくさんお茶を飲んで、風邪をひかないように気をつけてほしい」と児童に呼びかけた。 同校6年の山田玲寿さんは
-
経験基に起業ノウハウ伝授 静岡の法人 焼津でセミナー
志太起業ネットワーク推進協議会はこのほど、創業や起業をテーマにしたセミナーを焼津PORTERS(焼津市中港)で行った。農業生産法人の鈴生(静岡市葵区)の鈴木貴博社長が講師となり、自身の経験を基に起業のノウハウについて伝えた。 鈴木社長は会社を経営していくと軸がぶれる時があると経験談を披露し、「経営理念を定めていれば元に戻ることができる」と強調した。資金面については、貯金を元手にした経営はうまくいかないと自説を展開し、金融機関から資金調達すべきと指南した。 磐田市内に設置した太陽光型植物工場を舞台に、脱炭素や福祉といった社会課題の解決に取り組んでいることを紹介。自分の強みを社会の課題解決につな
-
18議案を審議へ 静岡市議会11月定例会
静岡市議会は6日、議会運営委員会を開き、20日開会の11月定例会で2023年度一般会計補正予算案など市当局提出の18議案を審議することを確認した。 総括質問は29、30日、12月1日、常任委員会は同5、6日に行う。会期は同13日までの24日間。
-
浙江省病院と友好交流覚書 静岡県立総合病院
静岡県立総合病院(静岡市葵区)はこのほど、同病院で中国の浙江省中医院と交流の拡大を目的とした友好交流協力覚書を締結した。情報共有や教育など活発な医療交流の推進を誓い、来日した省中医院の陳智能副院長と同病院の小西靖彦病院長が覚書に署名した。 締結式に臨んだ小西病院長は「交流を通して双方の医療水準を高め、県民と省民の健康維持のために発展していけたら」と今後の展望を語った。同病院を運営する県立病院機構の田中一成理事長らも立ち会った。 学会への出席や研修生の受け入れなど、浙江省内の病院と県立総合病院の交流は2007年ごろから頻繁にあったという。新型コロナ感染拡大の影響を受け、対面での交流は4年ぶ