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【裏金事件】静岡県連、首相責任問う声も 自民幹事長と「車座対話」

 自民党は7日、派閥パーティー裏金事件を受け、党幹部が全国行脚して現場の声を聞く「政治刷新車座対話」を静岡市内で開き、茂木敏充幹事長が静岡県連関係者と意見交換した。関係者によると、県連側からは厳しい意見が相次ぎ、岸田文雄首相(党総裁)の責任を問う声も上がった。

「政治刷新車座対話」終了後、記者団の取材に応じる茂木敏充幹事長(左)=7日午後、静岡市内
「政治刷新車座対話」終了後、記者団の取材に応じる茂木敏充幹事長(左)=7日午後、静岡市内

 冒頭を除き非公開。県連からは増田享大幹事長ら三役、ベテラン県議、青年局や女性部代表ら約10人が出席した。川勝平太知事の辞職表明に伴う次期知事選も議論になった。茂木氏は会合後、「県のトップをどうするか新しい局面を迎えている。今後、県連とも話し合い、対応を考えたい」と記者団に述べた。独自候補を擁立するかは明言しなかった。
 車座対話は党勢が低迷する中、地方組織の意見を政治改革に反映させ、信頼回復につなげるのが狙い。茂木氏は関係議員ら39人を処分した経緯を説明し「深く反省して二度とこのようなことが起こらないようにしてほしい」と話した。
 茂木氏は静岡市葵区の静岡茶市場や放棄茶園の再生に取り組む企業も視察。茶を含む農林水産物の輸出拡大に意欲を示した。

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