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鈴与が入社式 24年問題受け抱負 社長「報われる業界に」

 トラック運転手などに対しても、残業時間の上限規制が拡大された1日、鈴与は静岡市清水区馬走の日本平ホテルで入社式を開いた。働き方改革により人手不足が深刻化するともされる「2024年問題」について、役員、新入社員双方から言及があった。

鈴与の鈴木健一郎社長(壇上中央)に対して「誓いの言葉」を述べる新入社員代表=1日、静岡市清水区馬走の日本平ホテル
鈴与の鈴木健一郎社長(壇上中央)に対して「誓いの言葉」を述べる新入社員代表=1日、静岡市清水区馬走の日本平ホテル

 新入社員38人の紹介の後登壇した鈴木健一郎社長は「この4月から運送業界においても働き方改革関連法が適用される。運送供給力を確保し供給責任を果たし続け、適正対価をきっちり収受することで運送業界を報われる業界に変えていきたい」と語った。「誓いの言葉」を新入社員代表として述べた前田力輝さん(22)は「物流業界に注目が集まる年に入社することに身の引き締まる思いを感じている」と取材に話した。
 同社人財採用部の佐藤義寛部長は「24年問題に対しては現在就職活動をしている学生の関心も高い。『会社としてどのように社会的使命を果たすか』と真剣な問いがある」などとした。

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