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静岡県警などが交通安全運動出発式 新本部長、園児と横断で啓発 各地で関連活動

 春の全国交通安全運動が6日から始まる。スタートを前に静岡県内各地で5日、啓発イベントや街頭指導が展開され、県庁前では県警や県、関係機関から約100人が参加して出発式を行った。県内共通の重点は「こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践」「歩行者優先意識の徹底と『思いやり・ゆずり合い』運転の励行」「自転車・電動キックボードなど利用時のヘルメット着用と交通ルールの順守」の3項目で、運動期間は15日までの10日間。

園児とともに手を上げて横断歩道を渡る津田隆好本部長(左)=5日午前、静岡市葵区
園児とともに手を上げて横断歩道を渡る津田隆好本部長(左)=5日午前、静岡市葵区
元気よく交通安全宣言をする園児=5日午前、県庁前
元気よく交通安全宣言をする園児=5日午前、県庁前
パトロールなどに出発する白バイやパトカー=5日午前、県庁前
パトロールなどに出発する白バイやパトカー=5日午前、県庁前
園児とともに手を上げて横断歩道を渡る津田隆好本部長(左)=5日午前、静岡市葵区
元気よく交通安全宣言をする園児=5日午前、県庁前
パトロールなどに出発する白バイやパトカー=5日午前、県庁前

 出発式では、静岡聖母幼稚園の代表園児2人が、3月末に着任した津田隆好県警本部長に「安全に気を付けて交通ルールを守ります」と宣言した。白バイや新旧のパトカーなど計24台が隊列を組んでパトロールに向かい、ヘルメット装着の警察官も自転車などに乗って啓発に出発した。
 出発式後の交通安全教室で、園児23人が県庁前の横断歩道を渡り、津田本部長も同行。左右をしっかり確認し、手を上げることの大切さなどを丁寧に伝えた。
 式で「交通事故は県民の誰もが当事者となる恐れのある身近な問題」と強調した津田本部長は園児と横断後、「悲惨な事故がないよう、運転者には歩行者優先の安全意識の徹底、歩行者には飛び出しをしないなどの交通ルール順守を求め、安全な静岡県にしていきたい」と呼びかけた。
 県内では4日現在、人身事故件数と負傷者数が前年同期比で減っている一方、死者は同9人増の21人で、高齢者が13人を占める。例年、登下校中の児童の事故は4月から増え始め、5~6月に特に1~2年生で被害が増える傾向。春先は朝の登校時間帯を中心に、自転車通学を始めた高校生らの事故も目立つという。

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