バスケの魅力って何？【山田門努のゴゴボラケ　ラジオ号外】

　こんにちは山田門努と申します。このコラムを担当することになりました。ラジオでしゃべりきれなかったこと、大好きなスポーツの話を書いていきたいと思います。

　さて、初回は一番好きなバスケットボールについて。ラジオでもよく話しますが、何を隠そう僕は小中高とバスケ部（自慢じゃないけど中学ではギリギリ静岡市選抜）で、男子Ｂリーグ１部（Ｂ１）「三遠ネオフェニックス」のアリーナＭＣも務めた経験もあり公私共にバスケ大好き。
　最近は海外で活躍する日本人選手や、日本代表のパリ五輪出場決定など、バスケ関連のニュースを日々目にしますし、映画スラムダンクのヒットなど、バスケ好きからしたらうれしい限りです。しかし、その楽しさや魅力を知らない人にどう伝えるか。これはバスケ好きでラジオパーソナリティーの僕としては永遠の課題です。
　そんな時、同じバスケ好きの友人が東京の体育館でＢ１の試合を見た時の話をしてくれました。アルバルク東京－琉球ゴールデンキングス戦で、友人の席の隣には琉球のユニホームを着た老夫婦がいたそうです。わざわざ沖縄から来たのかと感心し、「なぜ東京に来るまでバスケが好きなんですか？」と質問すると、その答えは思いがけないもので「応援するチームが必ず点を決めるからだ」と。
　なるほど。バスケにスコアレスドローや０対５０なんて試合はありません。試合中必ずゴールに歓喜する瞬間が来ます。実にシンプルですがバスケの楽しみを集約した答えだなと思わされた話でした。
　点が必ず入るから。地元のチームだから。選手がかっこいいから。マスコットがかわいいから。スポーツの楽しみってこれくらいでいいのかもしれないなと。もしかしたら僕も学生時代、バスケに夢中だったのはシンプルな理由だったのかもしれません。皆さんも難しく考えず、必ず来るゴールを喜びながらバスケを観戦してみてはいかがでしょうか。
　ちなみに、高校時代バスケに打ち込み過ぎた僕が、一度だけ数学のテストで０点をたたき出したことがあるのは、また別の話。

　「ゴゴボラケ」は毎週月～木曜日午後１時からＳＢＳラジオでオンエア中