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遺体の歯科記録照合、技術学ぶ 災害時などに備え医師会研修会 静岡市駿河区

 静岡県歯科医師会は7日、大規模災害時などに遺体の身元確認技術を学ぶ研修会を静岡市駿河区の県歯科医師会館で開いた。同会所属の歯科医師や県警警察官が身元確認の重要性を再認識し、生前の歯科記録と遺体の情報を照合する技術習得のため実習に取り組んだ。

マネキンを使って身元確認の手順を学ぶ参加者=静岡市駿河区の県歯科医師会館(写真の一部を加工しています)
マネキンを使って身元確認の手順を学ぶ参加者=静岡市駿河区の県歯科医師会館(写真の一部を加工しています)

 神奈川歯科大の教授や講師らの指導で、参加者は遺体に見立てたマネキンで、歯の記録であるデンタルチャートの記入やエックス線写真の撮影などを体験した。生前の記録の収集方法や、写真と照合する際の手順、注意点なども学んだ。
 静岡県歯科医師会の栗原由紀夫幹事は「大規模災害に備え、全ての会員が身元確認の知識を身に付けないといけない」と述べた。

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