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静岡県内大学生の就職希望　県内は「安定性」、県外は「給与面」重視　静岡財務事務所、２大学で調査

　東海財務局静岡財務事務所が静岡大静岡キャンパス（静岡市）と静岡英和学院大人間社会学科（同）の学生を対象に実施した調査によると、静岡県内での就職希望者は「安定性」を求め、県外での希望者は「給与」を重視する傾向が現れた。県内出身者の２５％が県外を希望し、県外出身者で県内の就職を目指す割合（１４・３％）を上回った。
　就職先を選ぶポイント（三つまで）として「安定性」を重視するのは、県内就職希望者が１４・９％だった一方、県外希望者は８・９％だった。「給与」は県内２０・７％、県外２２・５％。
　県内出身者に絞って分析すると、安定性は地元就職希望が１５・２％だったのに対し、県外希望は０％。給与は地元希望が１９・２％、県外が２４・１％となった。企業ブランドや成長性を重んじる割合は、県外希望者の方が高かった。
　対象の学生は静大２～４年生、静岡英和学院大３～４年生の計１２８人。出身地は県内５６％、県外４４％だが、就職希望地は県内４８・４％、県外５１・６％と逆転した。県外を就職先に選ぶ学生は首都圏が２６・６％で最も多く、中京圏１２・５％、関西圏３・９％が続いた。
　調査は同事務所が２０２３年１２月～２４年１月に両大学で実施した講義の中で行った。

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