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問題発言のごとき状況に驚き 2日の発言要旨【川勝知事辞職表明】

 2日に辞職の意向を表明した川勝平太静岡県知事の発言要旨は次の通り。
知事発言要旨
 職業差別はない。皆無だ。職業に貴賤(きせん)はないというのが基本的な考え方。新規入庁の職員として入庁した方々への歓迎の言葉、励ましの言葉がこんなことになったというか、何か問題発言があったかのごとき状況になって本当に驚いている。
 それぞれ仕事は違う。どれも大切で、それぞれの能力に応じて一生懸命仕事をされている。さまざまな需要でさまざまな職業に就かれている。全部必要なもので、そこに貴賤というのは全くない。職員は公僕として人の役に立つようなことを考えてしなくちゃいけない。従ってしっかり勉強しなくちゃいけません、知性を磨いてくださいと。それは農業をやっているとか商売をされているとか、ものづくりをされている方と違う仕事だから、従ってしっかり知性を磨いてくださいという、そういう意味のことを言った。
 野菜に関わる仕事をしている人たちとか酪農の仕事をしている人たちと、職種が違うということを言っただけだが、もしそのことで何か不愉快な思いをされたということであれば誠に申し訳なく思う。知事になり、どの職業の方たちも大切であると。すなわち県民全てが大切であるということでやってきた。
 (新規採用職員への訓示は)20分ぐらいの話。全体の趣旨は静岡県に奉仕する公僕としてしっかり勉強してください、体も鍛えてください、芸術を愛する人間になってくださいと。そういう発言をしている。
 ともあれ、言葉が不十分であったということかもしれない。しかし全体の流れをご覧いただければ、あるいはそれを聞いた新規採用職員が、「職業差別をした」という風に取ったとは到底思わない。
 (発言は)不適切ではないと思うが、一部のところだけ取れば、(報道機関の)皆さんがおっしゃっているような職業差別に落とし込むということができる発言だったかもしれない。自らが差別されていると思った人がいたとすれば、誠に違いますと。誇りを持って仕事をしてくださいと。差別をしたことは一度もない。そんなつもりもさらさらない。
 (広聴広報課に多数の批判が届いていることについて)それは報道のせいだと思っている。
 (新規採用職員への訓示は)原稿を作ったわけではなく、職員の顔を見ながらお話をした。話す内容は彼らを励ます、歓迎する。この二つ以上でも以下でもなかった。
 (今後の対応について)どうしたらいいかなと思っている。よく考えたが、準備もあるから。6月の議会をもって、この職を辞そうと思っている。以上です。

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