2022年7月1日(金)

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編集長セレクトの記事一覧

編集長が厳選した〈ぜひお届けしたい〉〈ぜひお読みいただきたい〉記事の【切り抜き帖】です。あふれる情報の中で何を読んだらよいか迷ったら、まずはこちらのリストの記事をチェック! 「知りたかった」静岡を逃しません。
  • ⚾「ヤクルトの小沢」セ界で開花へ 支配下勝ち取り力投 日大三島高出身

     ヤクルトの右腕小沢怜史(三島市出身)がプロ入り7年目で開花の時を迎えようとしている。日大三島高卒業後の2016年、最速152キロの本格派としてドラフト2位でソフトバンクに入団。だが20年に戦力外となり、トライアウトを経て育成選手としてヤクルト入りした。新天地ではい上がった苦労人は26日、支配下契約と1軍登板を果たした。近く先発が有力視されている。  同日の巨人戦は先発スアレスが三回途中5失点で降板し、なおも続く無死満塁のピンチに火消しを託された。「割り切ってどんどん勝負していこうと思っていた」。淡々とした表情で無失点に抑え、その裏の一挙6点の逆転劇を呼び込んだ。球速は150キロに迫り、4回を

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  • 有効求人倍率1・28倍 5月の静岡県内 3カ月連続全国上回る

     静岡労働局が1日発表した5月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・01ポイント上昇の1・28倍と全国値(1・24倍)を3カ月連続で上回った。  宿泊、小売業などの採用意欲が高く、有効求人数は7カ月連続で伸長。有効求職者数も5カ月ぶりに増加に転じた。  業種別新規求人数(実数値)は、卸売・小売業が前年同月比21・3%増、宿泊・飲食サービス業が24・9%増と大幅に増えた。製造業は食料品製造や化学工業がけん引し、19・7%増だった。  製造業のうち、自動車産業など輸送用機械器具製造業は11・6%増にとどまった。労働局の担当者は「原材料価格高騰や部品の調達難で利益が圧迫されている中小企業は多

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  • 御来光 頂きを照らす 富士山・山梨県側で山開き

     富士山の山梨県側の登山道「吉田ルート」が1日、5合目から山頂まで開通し、夏山シーズンの到来を告げる山開きを迎えた。深夜から未明にかけて登山者が標高3776メートルの山頂を目指した。山頂は晴れ上がり、午前4時半ごろ、真っ赤な太陽が姿を現した。約50人が幻想的な御来光に万歳の声を上げたり、手を合わせたりした。 初めて富士山に登ったという土屋守さん(50)=三重県=は「今日が50歳の誕生日。開山前に梅雨が明け、御来光も見られて二つプレゼントをもらった気分」とうれしそうに語った。  新型コロナウイルスの影響下での山小屋運営は2年目。吉田ルート8合目の山小屋では昨年に引き続き、チェックイン時の体温測定

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  • チャートで見る静岡県 参院選市町別投票率の推移

     7月10日の参院選投開票日が近づいています。静岡県選挙区の前回投票率は50.48%と低迷。乱戦の今回はどこまで上昇するか気になるところです。  一概に「低い」とされる投票率ですが、市町別に見ると、実は前回選でも40%台から60%台と大きな差があります。静岡新聞社は、過去の参院選静岡県選挙区の市町別投票率を一覧できるチャートを作成しました。半世紀にわたって「西高東低」の傾向が続いていること、実施年や地域によって男女の投票率に差があることなどが分かります。  チャートを動かしながら、市町別投票率の背景に何があるのか、考えてみませんか。  チャートは4種類です。いずれも静岡県選管が発行する「選挙

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  • 立候補者8氏 川勝知事との連携、距離感さまざま【参院選しずおか】

     22日の公示から1週間が経過し、選挙戦真っただ中にある参院選で、川勝平太知事が鳴りを潜めている。昨年10月の参院静岡選挙区補欠選挙では、街頭で特定の候補者の応援に立つなど注目を集めたが、今回は目立った行動をしていない。補選でのいわゆる「コシヒカリ発言」が問題視された際に表明した「政務をしない」との約束が守られている格好だ。一方で、国と県との連携は県民生活の向上に欠かせない。参院選静岡選挙区の立候補者に川勝知事との連携を聞くと、距離感の違いが浮き彫りになった。  立候補者の中で最も知事との近さを強調したのは、無所属現職の山崎真之輔氏(40)=国民推薦=。県議時代から知事を支えてきたとし、「直接

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  • “おかえり”七夕飾り 沼津仲見世商店街 まつり復活

     沼津市の夏の風物詩沼津仲見世七夕まつり(沼津仲見世商店街振興組合主催)が6月30日、同市大手町の沼津仲見世商店街で始まった。コロナ禍で3年ぶりに商店街が色鮮やかな七夕飾りで彩られ、華やかな演出で買い物客らを出迎えている。7日まで。  今年は各店手作りの七夕飾りを披露する従来の形式ではなく、全店統一で大型の吹き流しをつり下げた。長さ約2・3メートルの色とりどりの吹き流しを、アーケードの天井に20カ所設置。組合の担当者は「商店街が一つになり七夕まつりを復活しようという思いを込めた」と話す。  市内の幼稚園や保育園によるささ飾りや、小学校や企業、団体が制作した巨大な短冊も展示。短冊に願い事が書ける

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  • 熱海土石流 回答期限、前所有者反応なし 残存盛り土に市措置命令

     熱海市伊豆山の大規模土石流の起点で崩れずに残っている盛り土を巡り、市が前土地所有者の不動産管理会社(神奈川県小田原市)に出した措置命令について、市は30日、同社から回答期限の同日までに安全対策の計画書が提出されなかったことを明らかにした。県盛り土規制条例が施行される7月1日から指導権限は市から県に移るが、斉藤栄市長は30日の定例記者会見で、引き続き県と連携して対応していくと強調した。  土石流の起点の崩落現場付近には、推定2万立方メートルの土砂が不安定な状態で残る。市は今年3月、大雨で崩れる可能性を指摘した県の調査結果を踏まえ、同社に対策を求め行政指導を行った。しかし回答がなかったため、5月

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  • ご当地シャツで仕事快適 焼津 魚河岸クールビズ開始

     焼津市役所と市内44事業所で1日から、職員や社員がご当地シャツ「焼津魚河岸シャツ」と「大井川の恵シャツ」を着用して勤務する「魚河岸クールビズ」が始まる。8月末まで。同時に魚河岸シャツをPRするキャンペーンも実施する。  魚河岸クールビズは17年目の取り組み。市役所では1日から全職員に両シャツの着用を推奨する。30日から市経済部の職員が先行して実施した。青や緑、赤など色とりどりのシャツ姿で勤務し、港町らしい雰囲気に包まれた。このほか、しずおか焼津信用金庫や大井川商工会など44事業所でも社員や従業員が着用する。  市内17店舗が加盟する焼津魚河岸シャツ組合と連携したキャンペーン「魚河岸Summe

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  • 検視「犠牲者、遺族への弔い」 熱海土石流発災から検案尽力の医師

     昨年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流で、発災直後から被災者の遺体検案に尽力したベテラン外科医がいる。開業医の傍ら、40年以上にわたって警察協力医として活動する同市水口町の谷口恒義さん(88)。直接死26人のうち15人と向き合い「誠意を持って検視することが犠牲者や遺族への弔いになる」との思いで臨んだ。一方、検視から浮かび上がったのは土石流のすさまじい威力。教訓として「自然の脅威に襲われれば人間は一瞬で死に至る。改めて災害の恐ろしさを感じた」と語る。=関連記事27面へ  ■「遺体、土砂の衝撃物語った」  警察から依頼を受け、発災当日から市内の遺体安置所で活動した。次々と運び込まれてきた

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  • 大井川大花火、4年ぶり開催へ 8月10日

     島田市の夏の風物詩「第35回大井川大花火大会」(島田市観光協会主催)が8月10日、大井川河川敷で開かれる。開催は4年ぶり。  増水や新型コロナの影響を受け、2018年の大会を最後に中止が続いていた。河川の両岸で打ち上げを行い、市内の広範囲から楽しむことができるのが特徴。音楽に合わせて約8千発の花火が夜空を彩る。  PRポスターを協賛社などに配布し、来場を呼び掛けている。市観光協会の担当者は「心待ちにしていた方も多い。会場では密集を避けつつ楽しんでもらいたい」と話している。打ち上げ開始は午後7時15分の予定。予備日は8月27日。

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  • 浜松市が経済対策キャンペーン 8月、電子決済20%相当ポイント付与

     浜松市は30日、経済活性化のため8月に実施する15億円規模のポイントバックキャンペーン概要を発表した。専用ポスターを掲示した市内対象店舗で電子決済サービスを使って買い物をすると、支払額の20%相当、1回最大千円分のポイントが自動的に付与される。  auPAY、楽天Edy、楽天ペイ、d払い、PayPayの各決済サービスが対象。期間は8月1~31日で予算上限に達し次第、終了する。ポイント付与は期間を通じて1人5千円分まで。物販のほか飲食、サービスなど幅広い店舗がキャンペーンに参加する予定だが、公共料金や医療費などの支払いは対象外。財源に国の交付金を活用する。市のポイント還元キャンペーンは5回目。

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  • ヤマハ、音響通信技術で無人コンビニ 実証店舗を開設

     ヤマハは4日、都内の東京事業所内に無人ミニコンビニエンスストアの実証店舗を開設する。ヤマハの音響通信技術「Sound(サウンド)UD」を解錠の仕組みに導入する。  ミニストップ(千葉市)が展開するオフィス向けコンビニ「ミニストップポケット」を活用する。店舗入り口に新たに開発した「サウンドUDトリガーボード」を設置。ボードにスマートフォンをかざすと解錠画面がスマホ側に立ち上がり、音楽とともに周波数を流すサウンドUDの音響通信で施錠を解除し、入店できる。専用アプリなどは不要。  ヤマハグループ社員と事業所の訪問客の利用を通じて検証する。同社は「さらなる機能追加や利用者の利便性向上を図り、無人コン

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  • 河津バガテル公園 指定管理者公募、またまとまらず 「町の象徴」赤字続く

     河津町の町営バラ園「河津バガテル公園」の町による指定管理者公募が、30日までにまとまらなかった。公募不調は2019年度に続き2回目で、再建策はまたも緒に就かなかった。今後は再度の公募実施や個別交渉への移行などが考えられるが、赤字が続く施設だけに町は厳しいかじ取りを迫られそうだ。  町は4月に2度目の公募に着手し、事業説明会には県内外6事業者が参加した。最終的に寮やホテル運営などを手掛ける共立メンテナンス(東京都)が応募したが、審査での評価が基準点に達しなかった。  公募不調となった前回の反省から、町は指定管理期間と管理料を見直したが、最終的に実を結ばなかった。岸重宏町長は27日の定例会見で「

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  • 参院選「防衛力強化」議論 基地周辺住民注視 浜松/御殿場/小山

     ロシアによるウクライナ軍事侵攻で活発化する日本の防衛力強化の議論を、県内の自衛隊基地周辺住民が注視している。「生活環境への影響はあるのか」「国際協調へ、かじ取りを担ってほしい」。混迷する世界情勢に不安を抱きながら、7月10日の参院選投開票に向け、政党や候補者の論戦に耳を傾ける。  ■生活影響や国際協調かじ取り  パイロットの教育を担う航空自衛隊浜松基地(浜松市西区)。長さ約2550メートルの滑走路では連日、ジェット練習機T-4などがごう音をとどろかせて離着陸訓練を繰り返す。すぐ近くには住宅や商業施設、工場、倉庫などが立ち並ぶ。  基地の運用方針については市内の24自治会でつくる基地周辺対策

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  • 三島の夏、涼しく散策 “足水スポット”地図で案内 手ぬぐい提供も

     三島市観光協会は7月1日から、富士山の湧水が流れる市内の“足水スポット”を巡る「夏のさんぽ旅キャンペーン」を開催する。川岸に腰掛けて足水を楽しめる5カ所を地図で案内し、ぬれた足を拭く手ぬぐいなどをプレゼントする。8月31日まで。  同市は駅から近い中心市街地にも透き通った水が川を流れ、特に暑い夏は水遊びをする子供らや散策中に疲れた足を川に入れて涼む観光客の姿が日常の光景として広がる。同協会は市内を紹介する「#てくてくみしまマップ」で源兵衛川や白滝公園、御殿川など5カ所の足水スポットを案内し、猛暑が続く中でも密を避けて楽しめる三島のローカルツーリズムとして提案する。  

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  • インドで新型SUV スズキ「ブレッツァ」発売

     スズキは30日、インド国内で新型コンパクトSUV(スポーツ多目的車)「ブレッツァ」を発売したと発表した。「乗用車シェア50%以上」の獲得を掲げる主力のインド市場で、需要が高まるSUVを拡販する。  2016年に発売し、累計約75万台を販売した「ビターラブレッツァ」をフルモデルチェンジし、名称変更した。マイルドハイブリッド(HV)システム搭載車。1・5リットルエンジンを改良して燃費向上を図った。スポーティーな外観で、全方位モニターなどの技術をインドのコンパクトSUVで初採用した。  スズキによると、21年度のインドのSUV分野は乗用車市場で約40%を占め、19年度の20%台から急速に伸長。ビタ

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  • カルガモ親子も水田で涼 静岡・登呂遺跡で人気

     静岡市駿河区の登呂遺跡にある復元水田で、カルガモの親子が愛らしい姿を見せ、訪れた人たちを楽しませている。  30日現在、親鳥1羽とひな6羽が確認できる。弥生時代の復元住居南側に面する復元水田で、稲の間をせわしなく動き回って餌をついばんだり、あぜ道で羽を休めたりしている。  隣接する市立登呂博物館の職員によると、ひなの姿は3週間ほど前に初めて確認され、すくすく育っているという。  

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  • 西伊豆・加山雄三ミュージアム閉館 地域の観光支えた25年間

     歌手で俳優の加山雄三さん(85)の魅力を伝える西伊豆町の「加山雄三ミュージアム」が30日、閉館した。1998年3月のオープンから幅広い層に親しまれ、約25年間にわたって地域の観光を支えた。最終日の館内には別れを惜しむとともに、最後の観覧を大いに楽しむファンの姿が見られた。  加山さんが長年にわたり、同町の安良里漁港に所有するクルーザー「光進丸」を停泊させ、住民との交流を深めていた縁で開設したのが始まり。主演映画「若大将」シリーズのポスターをはじめ、趣味の絵画や鉄道模型なども紹介した。本人も度々訪れてサイン会を開き、ピーク時には年間10万人以上の来場があった。  ミュージアムの運営会社「堂ケ島

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  • ポスター&Tシャツ完成 沼津・狩野川花火大会

     沼津市中心部で7月30、31の両日、3年ぶりに開かれる「第75回沼津夏まつり・狩野川花火大会」(実行委主催)をPRするポスターとTシャツがこのほど、完成した。  ポスターは1200枚、Tシャツは千枚を作製。ポスターは市内各所に掲示する他、Tシャツは市役所などで販売する。  ポスターはライトアップされた御成橋と打ち上がる花火などを配した。Tシャツは白地に、花火や富士山、びゅうおなどをデザインした。  Tシャツは1枚千円で、市役所の他、沼津商工会議所、JR沼津駅ビル内の観光案内所などで購入できる。

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  • 静岡県、盛り土通報ダイヤル開設 条例施行合わせ

     静岡県盛り土規制条例の7月1日施行に合わせ、県は不適正な盛り土に関する通報をワンストップで受け付ける「盛り土110番」の専用ダイヤルとインターネットの専用フォームを開設する。幅広く情報を受け付け、迅速な調査、指導を目指す。  県内全市町の盛り土が対象。通報内容を県職員が確認し、許可の有無を調べたり現地確認や聞き取りを行ったりして対応を検討する。「夜中にダンプカーが大量の土砂を運んでいる」「土が崩れて水が流れ出している」といった情報を求めている。  ネットの専用フォームは県盛土対策課のサイトから電子申請システムにつながり、盛り土の場所や画像、土砂を運ぶダンプカーなどの情報を受け付ける。  盛り

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  • 暑い!! 浜松・天竜39.4度 静岡県内3地点で6月最高

     静岡県内は30日、高気圧に覆われて晴れ間が広がり、各地で気温が上昇した。最高気温は浜松市天竜区天竜で39・4度、同区佐久間で38・8度、御殿場市で34・3度を記録。3地点は6月の観測史上最高気温となった。  浜松市天竜区二俣町の二俣川では、地元の高校生が泳いだり、散歩に訪れた人が犬と一緒に入ったりして暑さをやわらげた。  県内では各地で熱中症とみられる症状により、少なくとも26人が救急搬送された。うち77歳の高齢男性1人が重症。中等症は9人、軽症は16人。1日も気温が上昇して猛暑日になる可能性があるとみられ、引き続き警戒が必要だ。  

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  • 参院選静岡選挙区 主な遊説日程(7月1日)

     変更の可能性あり。  【舟橋夢人氏】未定  【鈴木千佳氏】午前10時、ホームプラザナフコ島田店前交差点(島田市)▽午後2時、道の駅川根温泉付近(川根本町)  ◇選挙事務所<電054(245)2244>  【山本貴史氏】予定なし  【山崎真之輔氏】午前11時半、イオンタウン浜岡前(御前崎市)▽午後6時、JR西焼津駅北口前▽午後7時半、片岡会館(吉田町)  ◇選挙事務所<電054(204)2802>  【若林洋平氏】午前9時半、柏谷公園駐車場(函南町)▽午前11時10分、韮山農村環境改善センター(伊豆の国市)▽午後2時40分、アピタ大仁店(同)  ◇選挙事務所<電054(270)4577>  

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  • 茅の輪、国内最大級 静岡浅間神社、夏越の大祓

     静岡市葵区の静岡浅間神社で30日、神事「夏越大祓(なごしのおおはらえ)式」と「茅(ち)の輪くぐり」が行われた。厳しい暑さの中、多くの参拝者が訪れ、半年間の厄払いや無病息災を祈願した。  社務所前の広場に、国内最大級という直径約5メートル、重さ300キロ以上の大茅の輪を設置。神事では、参拝者が細く切った紙を自身に振りかけ、人をかたどった紙で体をなでるなどして心身を清めた後、神職の先導で8の字を描くように大茅の輪を3回くぐった。  主婦の萩原千明さん(57)=同区=は「半年間の家族の健康に感謝し、今後も元気に過ごせるよう祈願した」と話した。  コロナ禍で規模を縮小していたため、参拝者が参加する夏

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  • 大自在(7月1日)観光大使

     広島県で展開されている「観光大使100万人プロジェクト」の発想が面白い。定番の観光大使は著名人の任命だが、広島では全県民と、訪問してくれた全観光客を対象に大使を募っている。  希望者に任命状とオリジナル名刺を進呈し、独自の視点で広島の良さを発信してもらう。報酬なし、任命期限なし。年齢不問で居住地は自由。広島のことが好きなら誰でも応募できる。モニターツアーに特別価格で参加でき、改善に協力する。  事務局が最も多い活動に想定するのは地元の自慢や催しなど、日常生活の延長での話題発信。住民に自らの地域の魅力を再発見してほしいとの願いが感じられる。SNSの使い手は「#ひろしま観光大使」を付けて発信する

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  • 社説(7月1日)参院選、論戦折り返し 若者の1票 極めて重要

     参院選は10日の投開票に向け後半戦に入った。最大の争点になっている物価高騰対策で舌戦が続き、ロシアのウクライナ侵攻を踏まえた安全保障体制、防衛力の強化、憲法改正問題で、日本は戦後体制の岐路に立つ。  国の未来を切り開く若者の低投票率の問題が横たわる。若年層の投票率向上を目指す本社キャンペーン「決める、未来」のインタビューに応じた若者は、自分たち世代の政治への関心が高まらない理由を率直に語ってくれた。  「個人の意見を社会が尊重する主権者教育より社会や組織のルールを個人が尊重する道徳教育が大事にされている」「自分たちで社会を変えられる感覚が得られない」  身近な課題を解決する役割を担うことが政

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  • 核兵器廃絶と平和へ決意 焼津でビキニ事件市民集会

     米国の水爆実験によって1954年3月に焼津港所属の遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」が被ばくしたビキニ事件を語り継ぐ「第38回6・30市民集会」が30日、焼津市三ケ名の焼津文化会館で開かれた。市民約150人が出席し、核兵器廃絶や平和への実現に向けて決意を新たにした。  コロナ禍に伴い、2020年、21年と中止にしたため、3年ぶりの開催となった。被ばくの半年後に死亡した漁船の元無線長久保山愛吉さんらに黙とうをささげた後、運営委員会会長の中野弘道市長が世界に多くの核兵器が存在している現状に触れ「市民一丸となって核兵器廃絶の明かりをともし続け、後世に語り継いでいく」と誓った。羽田明夫市教育長は「核兵器の

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  • 茅の輪くぐり 無病息災願う 森町・小国神社で夏越大祓式

     小国神社(森町一宮)で30日、夏の伝統行事「夏越大祓式(なごしのおおはらえしき)」が執り行われた。参列者らが茅(ち)の輪くぐりなどの神事に臨み、無病息災や疫病除けなどを祈願した。  日常で付いた心身のけがれを清めるため、半年に1度行われる。拝殿前に神職や地域住民が3日掛けて製作した直径2・5メートルの茅の輪を設置し、おはらいを受けた参拝者が神職に続いて8の字を描くように3回くぐった。  家族で訪れた袋井市の主婦中村有希さん(36)は「家族みんなの健康を願いながらくぐった。平穏で幸せに過ごせたら」と話した。  同神社によると、夏越大祓式は宮中行事として平安時代から行われ、その後民間に広まったと

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  • 新たに423人感染 6月30日の静岡県内【新型コロナ】

     静岡県内で30日、新たに423人の新型コロナウイルス感染が確認された。  県全体の病床使用率は5・4%。重症者はいない。自宅療養者は2452人。直近1週間の新規感染者は前週の1・32倍。  県内の累計感染者は17万9434人。

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  • 新型コロナ感染者数 静岡県内市町別の内訳【一覧表】

     静岡県内で確認された新型コロナウイルス感染者数と市町別内訳は次の通り。   6月30日の県内合計 423人(6月30日)--> 病床使用率5.4% 東部4.3% 中部3.8% 西部8.2% 重症者0.0%(6月30日現在)   ▶ 静岡県内 新型コロナ新着ニュース ▶ 新型コロナ情報を逃さない「追っかけ」     市町名 感染者数 市部 静岡市 37831人(+67) 浜松市 38185人(+129) 沼津市 88

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  • 立候補者アンケート④ 消費税・選択的夫婦別姓【参院選しずおか】

    消費税の減税に賛成ですか ■舟橋夢人氏(56歳 N党新) 賛成。コロナ禍では10%は過大と判明したわけで、適正値を探すことをしないといけない。そこで、まず5%に戻す。これで状況を見てさらに景気が悪化するようであれば最終的にはゼロにする。消費税の適正値を探る施策を行う。 ■鈴木千佳氏(51歳 共産新) 賛成。あらゆる分野で値上げラッシュが起きている下で、最も効果的な物価対策。日本経済の5割以上を占める家計、企業数で99%を占め日本経済の背骨である中小企業を応援することになる。ただちに5%に減税し、インボイスの導入は中止。「能力に応じた負担」という税の原則に反する税制であり、将来的には廃

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  • 第二章 決起㉑【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

     治承四年八月十七日夜。二十年間引きこもっていた流人頼朝[よりとも]は、武士の棟梁となるべく、人生逆転への第一歩を踏み出した。  策は、実際に兵を率いて山木館を襲撃する時政[ときまさ]にのみ伝えてある。漏れるのを防ぐためだ。  自身は北条館を動かず、不測の事態に備え、全体の動きに合わせて予備兵力を適宜、投入するのだ。  時政は、三島社の祭りのために、大通りが人で溢[あふ]れていることを危惧し、迂回[うかい]路を取ることを進言したが、その方角はぬかるんで馬が使えない。  「全ての初戦ゆえ、堂々と騎馬で大路を行け」  頼朝は突っぱねた。 「雌雄を決し、これより先の吉凶を判ずる。出陣せよ」  よく通

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  • 静岡県が全国最多8カ所 ライフセービング協会お墨付きの海水浴場

     日本ライフセービング協会(東京都)の認定海水浴場に2022年度、下田市の6カ所が新たに加わり、既に認定を受けていた牧之原市の2カ所と合わせ静岡県が全国最多の8カ所となった。国内には認定海水浴場が計25カ所あり、いずれも国際規格で水難事故の未然防止対策が評価された。両市の関係者は海水浴シーズンの本格化を前に、観光振興やサーフィン競技の普及につながるともろ手を挙げて歓迎する。  5月、下田市の外浦海岸。下田ライフセービングクラブ理事長の山口智史さん(38)の指導を受け、小中学生20人がボードを進めた。クラブは定期的にライフセービング教室を開催する。「海は下田の宝。子供のころから海との付き合い方を

    速報NEWS
  • 波打ち際 命つなぐ 伊東でクサフグ産卵期

     伊東市川奈の海岸で、小型のフグ「クサフグ」が産卵シーズンを迎えている。29日も波打ち際に群れが現れ、命をつなごうと懸命な姿を見せた。  午後4時ごろ、体長15センチほどのクサフグたちが岩場に集まった。雌が石の隙間に産卵すると、雄が跳ね回って水しぶきを上げながら放精した。集まったフグたちを狙うウツボの姿も見られた。  伊豆・三津シーパラダイス(沼津市)によると、クサフグの産卵は5月下旬から7月上旬ごろ。新月と満月の前後数日に見られる。満潮の数時間前に産卵することが多いという。  

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  • サイの角、誰が…どこへ… 雨で流れた指紋、足跡/通路に監視カメラなし 静岡・日本平動物園 盗難1カ月

     静岡市駿河区の日本平動物園で頭骨標本として展示していたサイの角が盗まれた事件が発覚して1カ月。犯人の潜入ルートや犯行時刻、目的などはいまだ謎に包まれたままだ。静岡南署は窃盗事件とみて、県警捜査支援分析課と連携し、サイの角の処分先から犯人特定の手掛かりがつかめないか捜査を進めている。  事件が起きたとされるのは、5月30日夕の閉園時から31日午前7時までの間。展示用のガラスが何らかの道具を使って割られ、サイの角が持ち去られていた。同時間帯には1時間あたり最大9ミリの雨が降り続いており、犯人の特定につながる指紋や足跡は雨で流れていた。同園の周辺には裏道が多く、防犯カメラで潜入ルートや逃走ルートを

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  • 静岡県職員 平均80万円 公務員に夏ボーナス、前年比4.2%減

     静岡県内の公務員に30日、夏のボーナス(期末・勤勉手当)が支給された。県の一般職員の支給月数は2・15月。平均80万円(平均年齢42・7歳)で、前年同期と比べ4・2%、約3万5千円減った。  県人事課によると、2021年度の人事委員会勧告に基づき、支給月数を0・075月引き下げたことに伴う減額。支給対象は教職員、警察職員、特別職を含めて3万4021人で、支給総額は278億4271万5千円。前年同期より約12億2千万円減少した。  特別職は県特別職報酬等審議会の意見に基づき、国家公務員の特別職に合わせて6月期のボーナスの支給月数を0・05月引き下げたことに加え、21年度の期末手当の引き下げ相当

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  • 2023年公開終了の東海大博物館 静岡市、教育旅行継続へ協議

     静岡市の望月哲也観光交流文化局長は29日の市議会6月定例会総括質問で、2023年3月で一般公開が終了となる東海大の海洋科学博物館と自然史博物館(いずれも清水区)について、公開終了後も教育旅行の受け入れを継続してもらえるよう同大と協議していく方針を明らかにした。宮城島史人氏(志政会)への答弁。  同市では21年度、延べ1594校から約9万4千人が教育旅行に来ていて、このうち275校の約1万4千人が同大の博物館を訪問した。博物館の営業終了は旅行の受け入れに一定の影響が出ると予想されるという。  同大は二つの博物館の一般公開を終えても教育研究活動は続けるとしていて、市は教育旅行の引き続きの受け入れ

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  • 熱海土石流 行政が防げた「人災」 住民の生命最優先せよ【残土の闇 警告・伊豆山 取材班提言】

     2021年7月3日に熱海市伊豆山で発生し、災害関連死を含め27人が死亡、1人が行方不明になっている大規模土石流。被害を拡大したいわゆる「盛り土」問題について、静岡新聞社熱海土石流取材班は同年12月から展開してきた長期連載「残土の闇 警告・伊豆山」の取材を基に三つの提言をまとめた。二度と悲劇を繰り返さないために、国、県、市町、そして地域は何をすべきか-。現場から浮かび上がったそれぞれの在り方を提言する。   ①新法だけでは不十分だ  伊豆山の大規模土石流災害は「盛り土」ではなく「急斜面への残土投棄」の問題だと捉えるべきだ。逢初(あいぞめ)川上流域の急斜面に残土処分場が造成されたこと

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  • 病院食 食材高騰でやりくりピンチ 25年間据え置き「食事療養費」規定、団体「見直し」要望

     ウクライナ危機や円安に伴う食材などの物価高騰で、病院食の「質の確保」が難しくなっている。国が定める患者1人あたりの「入院時食事療養費」は25年間据え置かれ、病院の裁量で上げられないが、食材費や光熱費が高騰し、やりくりは厳しい。食事療養費の見直しを求めて、日本病院会などでつくる四病院団体協議会は27日、厚生労働省に要望書を提出した。  約300人分の病院食を院内で調理、提供している藤枝市立総合病院では、患者1人当たりの食材費が2021年度は255円だったのに対し、今年4月には275円(7・8%増)に上昇した。健康保険法に基づき国が規定する食事療養費は1998年から実質1食640円と定められ、保

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  • 車両基地区画整理、本格化へ 沼津駅高架化「仮換地」初指定

     沼津市は29日の定例記者会見で、JR沼津駅付近鉄道高架化に関連する「静岡東部拠点第二地区土地区画整理事業」のうち、JR東海道線と御殿場線に挟まれた車両基地周辺12・5ヘクタールで、事業区域内の土地権利者が新たに使用できる土地を指定する「仮換地の指定」を初めて実施したと発表した。今秋以降、移転に向けた建物の取り壊しが始まり、区画整理事業が本格化する。  2007年に始まった同事業は市が実施主体で、38年3月の完了を目指す。区域内には都市計画道路の他、公園、住居エリア、拠点整備用の大型区画も設けている。  市によると、5月に区画整理後の各権利者が持つ土地の位置や形状を示す「換地設計」を実施。設計

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  • スルガ銀行株主総会 社長解任案を否決 不正融資問題巡り

     スルガ銀行が29日に沼津市で開いた株主総会は、嵯峨行介社長を再任する取締役選任案などいずれも銀行側が提案した3議案を可決した。投資用不動産の不正融資問題で被害を訴える株主らが提案した嵯峨社長の解任案など10議案は全て否決された。  同行は新型コロナ対策で来場者数を事前の抽選で当選した206人に限定し、実際には183人が出席した。株主からは被害者救済や、不正融資問題を巡る元役員の懲戒解雇処分が無効と判断された23日の東京地裁判決などに関する八つの質問が寄せられたという。不適切発言を繰り返した株主が退場になるなど、今年も荒れ気味となった。  株主提案では不正融資の温床になった資金の貸付や融資審査

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  • 熱海土石流 市長、自宅再建支援を約束 復興基本計画を公表

     熱海市は29日、大規模土石流に見舞われた伊豆山地区の復興計画検討委員会を市役所で開き、復興の理念や方向性を定める基本計画を公表した。被災者が求めていた住宅の自力再建に対する公的な資金援助などを検討し、明らかにすると明示した。斉藤栄市長は8月上旬に具体策を説明するとし、「市としてしっかりと被災者を支える」と約束した。  基本計画は、これまで4回開かれた検討委で上がった意見や学識経験者の助言を踏まえ、斉藤市長が本部長を務める庁内組織「市伊豆山復興推進本部」が28日に決定した。  安全・安心の確保▽速やかな生活再建▽創造的復興-を基本方針の柱に据え、短期(3年)、中期(5年)、長期(10年)に分け

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  • 富士の無許可盛り土 処分費高額設定で利益 「残土用」に土地購入

     富士市の残土処分場に無許可で土砂を埋め立てたとして、同市土砂埋め立て等規制条例違反の疑いで富士署と静岡県警生活保安課に逮捕された残土処分業の男(58)=山梨県身延町=が、ダンプ車1台分の土砂受け入れ処分費を1万円以上と相場より高額に設定していたとみられることが29日、県警への取材で分かった。「残土ビジネス」で高収入を得ようと考えた容疑者が山林やさら地状態の土地を2018年4月に購入し、直後から県内外の建設残土の受け入れを始めたという。  盛り土は約5万立方メートルに及び、土砂は神奈川、山梨両県を中心に県内外から運び込まれた。受け入れた10トンダンプなどは計3500台に上り、1台当たりの処分費

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  • 救助対応など確認 静岡県警、熱海土石流1年の節目を前に訓練

     2021年7月3日に熱海市で発生した土石流災害から1年を迎えるのを前に、静岡県警と清水署などは29日、災害警備初動対応訓練を静岡市清水区庵原町の清水庵原球場周辺で実施した。同署や県警各課の職員ら約100人が参加し、災害時の人命救助、道路設備復旧対応などについて手順や連携法を確認した。  訓練は同日午後1時2分、清水署管内で大雨による災害が発生し、同区庵原町の一乗寺周辺の交差点で「信号が消えている」と通報があったとの想定で開始した。県警本部と清水署が災害警備準備室設置を進めるとともに、現場では発電機で信号機が復旧するまで同署交通課の署員が手信号で交通整理を行った。  訓練後半ではヘリコプターや

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  • 静岡県 期成同盟会加入へ 愛知県知事表明【大井川とリニア】

     リニア中央新幹線建設を巡り、静岡県が建設促進期成同盟会へ加入を申請していた件で、同盟会の会長を務める大村秀章愛知県知事は29日の記者会見で、加入を認める方針を示した。静岡県が同日「現行ルートでの整備を前提に、スピード感を持って課題解決に向けて国と協力して取り組む」との意向を文書で示したことを受け、正式な加盟に向けて調整するとした。  川勝平太静岡県知事は同日の定例記者会見で、文書を同盟会側に送ったことを説明し、「国と一体となって県民の(大井川水問題などに対する)不安を解消する」と述べた。  大井川流量問題や南アルプス環境保全問題が解決していないとしてトンネル工事の着工を認めていない静岡県に対

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  • 川勝知事「ルート変更、今後は主張せず」表明【大井川とリニア】

     川勝平太知事は29日の定例記者会見で、リニア中央新幹線建設促進期成同盟会に「現行ルートでの整備を前提に取り組みを進める」と県の姿勢を示したことを踏まえ、自身がたびたび言及してきたルート変更の可能性について今後は主張しない考えを明らかにした。  川勝知事はこれまで「大井川流域住民の理解が得られない」として南アルプストンネル工事の中止とルート変更の可能性にたびたび言及してきたが、今後は「(ルート変更議論を)先導することはない」と述べた。  同盟会は3日に都内で開催した総会で、静岡工区での工事について「水資源、自然環境への回避・軽減とリニアの早期実現を両立」「地元自治体の理解を得ながら早期着工を図

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  • 静岡ガス ガス料金8月値上げ 12カ月連続、1年で2割超上昇

     静岡ガスは29日、8月のガス料金を7月に比べて1立方メートル当たり2・97円値上げすると発表した。値上げは12カ月連続。原料価格の高騰に歯止めがかからず、料金はこの1年間で2割以上値上がりすることになる。  原料費に応じて毎月の料金を見直す原料費調整制度に基づく措置。今回の改定で標準家庭の1カ月当たりのガス料金は、7月より86円高い7821円と試算している。21年8月(標準家庭で6451円)と比べると、1370円上昇となる。  同社は原材料をオーストラリアやマレーシアなどから調達し、ロシアと取引はない。ただ新型コロナウイルス禍で落ち込んでいた生産活動の再開でエネルギー需要が急回復したほか、ロ

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  • タクシー業務効率化 乗り放題や共同配車 静岡TaaS計画始動

     静岡市内のタクシー会社が連携して業務効率化を目指す「静岡TaaSプロジェクト」が始動する。ITを活用したサブスクリプション(定額制)型の乗り放題プランを提案したり、複数社で共同配車したりする仕組みを通じ、利便性向上や収益改善を図る。  事業第1弾として7月1日、定額料金で市内2社のタクシーを何度でも利用できるサービス「タク放題」を始める。平日午前10時~午後5時に、JR静岡駅北側の市街地一帯での利用が対象。利用者はスマートフォンのアプリから行き先を入力すれば、迎車手配ができる。月額料金は65歳以上が8千円、65歳未満1万円。  市内で運転免許証の返納率が高まる中、徒歩での買い物や通院を強いら

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  • 和信化学工業に「社長のおごり自販機」 静岡県内初設置

     塗料製造の和信化学工業(静岡市清水区)がこのほど、職場のコミュニケーション活性化のための「社長のおごり自販機」を県内で初めて設置した。社員2人が同時に社員証を自販機にかざすと、2本の清涼飲料が無料で出てくる。  サントリー食品インターナショナルが展開する自動販売機を、5月下旬に従業員50人程度が勤務する本社と清水工場に設置した。6月下旬には県外2カ所の工場でもスタートする。  1人が1日に利用できる本数は3本まで。一緒に社員証をタッチできる人は毎回別々とする。  和信化学工業によると、新型コロナウイルス禍により飲み会などの自粛が続く中で、職場の雰囲気を活性化させるのに一役買っているという。経

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  • スズキ 印市場拡販強化 新工場の能力増強方針 株主総会

     スズキは29日、浜松市内で開いた株主総会で、主力のインド市場の販売拡大や経営基盤強化に注力する姿勢を改めて示した。同国北部ハリヤナ州に建設する四輪新工場の年間生産能力は、当初の25万台規模から将来的に100万台規模までの拡張を想定。需要が伸びるスポーツタイプ多目的車(SUV)も商品力を強化する。中長期的な市場拡大への対応と同時に、鈴木俊宏社長は「社会で求められる電動化を率先して推進する」と強調した。  インド市場で乗用車シェア50%以上の確保を掲げるスズキ。2025年をめどに西部グジャラート州のEV生産工場の能力増強や、ハリヤナ州カルコダで稼働を目指す新工場建設に大型投資する。現在の国内の生

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  • ⚽清水エスパルス 7月2日に創設30周年記念試合、国立で横浜Mと 節目の一戦、巻き返す契機に

     J1清水はクラブ創設30周年記念として、7月2日のリーグ戦次節横浜M戦を国立競技場でホーム試合として開催する。サッカーの「聖地」は、クラブにとっても1996年に初タイトルを獲得した特別な場所。チームは前節で17位に転落する苦しい状況にいるが、メモリアルな一戦を巻き返しの契機にする決意だ。  2019年に建て替えた新たな国立競技場で清水が試合をするのは初めてだが、改築前の国立では歴史を刻んできた。1996年のヤマザキナビスコカップ決勝で、ヴェルディ川崎をPK戦の末に下して初優勝。クラブ二つ目のタイトルとなる、2001年度の天皇杯を制した舞台にもなった。一方、あと一歩のところで苦渋も味わった。

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  • 無名剣士「驚き」の優勝 静岡大1年の雑賀 東海学生新人剣道

     剣道の東海学生新人選手権が6月中旬、愛知県内で行われ、男子個人で静岡大1年の雑賀厚頼(さいが・あつより、18)=池新田高出=が優勝した。同大を指導して38年目の小山正洋師範(60)によると、愛知勢を中心に強豪大が出場する同大会を静岡県勢が制するのは初めてという。高校時代は県大会出場すらなかった無名剣士は「高校は守りの剣道だったが、一歩踏み込んだら全く違う景色が広がっていた」と驚きを隠せない。  剣道の強豪、池新田高では主将を務めたものの、実力者がそろった同級生に隠れた存在だった。1年冬の県新人大会は、全国選抜出場を決めた団体メンバーに同期6人で1人だけ入れなかった。先鋒(せんぽう)を務めた3

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  • スズキ世界生産2.1倍 5月四輪、インド前年反動増

     スズキが29日発表した5月の四輪車実績によると、海外と国内を合わせた世界生産は、2021年5月に低水準だったインド市場の回復で、前年同月比約2・1倍の25万1087台と3カ月ぶりに前年同月を上回った。国内と海外を合わせた世界販売も63・3%増の23万2969台と10カ月ぶりに増加した。  半導体を含む部品供給不足の影響は依然続いていて、世界生産、販売ともにコロナ禍前の19年5月の水準には届いていない。  海外生産は計19万1769台で、このうちインドは約4倍の16万4755台。コロナの感染拡大で現地の医療用酸素不足に対応するため稼働停止した前年の反動増が見られた。国内生産は磐田工場で操業停止

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  • ビール醸造所直営の宿泊施設内覧 静岡・用宗の魅力、発信拠点に

     クラフトビールメーカー「ウエストコーストブルーイング(WCB)」(静岡市駿河区用宗)は29日、醸造所近隣に7月オープンする直営宿泊施設の内覧会を開いた。取引先関係者ら約120人が、タップルーム(パブ)とベッドルームが一体化した新施設の門出を祝った。  老舗レストランをリノベーションした2階建て宿泊施設「ザ・ヴィラ・アンド・バレル・ラウンジ」は全5室。各部屋に生ビールサーバーが付き、1階のタップルームでも同社の多彩なビールが楽しめる。ビール醸造所が宿泊施設を運営するのは珍しい。  2017年から用宗地区の観光開発に取り組むCSA不動産(同市葵区)の小島孝仁社長は「クラフトビール界屈指の人気ブラ

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  • 歯ごたえ独特「ゴム焼きそば」 懐かしい三島の味、飲食店が再現

     かつて三島市広小路町で親しまれた老舗店「一福」の焼きそばを再現しようと、市内の飲食3店舗が連携して商品開発に乗り出した。一福が閉店した10年前まで多くの地元住民が通った懐かしの一品は、歯ごたえが独特の通称「ゴム焼きそば」。7月1日から同市の楽寿園で販売を開始する予定で、レシピをたどりながら本物に近づけようと奮闘中だ。  一福は約60年前から夫婦2人で営業を続け、名物の大判焼きとともに売り出す焼きそばが下校中の学生らに大人気だった。弾力のある焼きそばに備え付けのソースで自由に味付けし、好みに応じて肉や目玉焼きなどをトッピング。店主だった渡部正昭さん(79)は「特に高校生がたくさん食べに来てくれ

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  • 藤枝花火大会 3年連続中止 密集予想で慎重判断

     藤枝市は29日、蓮華寺池公園で8月に開催を予定していた「藤枝花火大会」(市観光協会主催)を中止にすると発表した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため。中止は3年連続。  市によると園内での打ち上げになるため観覧スペースが限られ、密集が予想されることから慎重に判断したという。過去の開催時には10万人ほどの来場者があった。

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  • ラブライブ声優 狩野川花火来場 沼津市 観覧の様子、生中継予定

     沼津市は29日の定例記者会見で、3年ぶりに開かれる「沼津夏まつり・狩野川花火大会」(7月30、31日)の2日目に、同市を舞台にしたアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」に登場するアイドルグループ「Aqours(アクア)」の声優が市内で花火大会を観覧すると発表した。  訪れる声優は現在調整中で、後日発表する。2017年からアクアが務める市のPR大使「燦々(さんさん)ぬまづ大使」の第27期認証式も併せて開く。  声優が花火大会を観覧する様子は午後7時15分~8時半、地元ケーブルテレビとコミュニティーFMの他、動画投稿サイト「ユーチューブ」で生中継する。安全面への配慮から、観覧場所は非公開とする。

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  • J3沼津本拠地 照明改修にめど 沼津市長とクラブ側が会見

     Jリーグライセンス基準を満たさないサッカーJ3アスルクラロ沼津の本拠地の照明改修へ補助を決めた沼津市の頼重秀一市長は29日の定例記者会見で、補助の決め手としたクラブによる経済効果について具体的な数値をまとめていないことを明かし、「今後、データを出せるよう関係部局と連携したい」とした。一方、クラブ運営会社の山本浩義会長も同日会見し、「地元から好選手を発掘し、育てていきたい」と地元密着で沼津を盛り上げたいと述べた。(東部総局・尾藤旭、山本萌絵佳)   市長 地域貢献を高く評価  沼津市の頼重秀一市長は「アスルクラロ沼津は県東部唯一のプロサッカーチーム。沼津の名を全国に広めてくれている

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  • 基礎自治体の自立重要 21世紀倶楽部 浜松市長が講演

     鈴木康友浜松市長は29日、同市中区のプレスタワーで開かれた静岡新聞社・静岡放送21世紀倶楽部の記念講演会で「日本をもう一度成長軌道に乗せて国際競争に勝つためには、市や町など基礎自治体の自立が非常に大事。中央集権型の統治構造の改革に取り組みたい」と述べ、都道府県から自立した特別自治市や道州制への思いの一端を披露した。  鈴木市長は国政と地方自治の関係について、鉄道事業を分割民営化し、優良企業として再生した旧国鉄を例示しながら「日本を適正規模に分割し、地域に合わせた成長戦略を描き、それぞれの地域が努力することで日本全体が底上げされる」との持論を説明。その上で「基礎自治体が自立することで府県の役割

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  • 藤枝駅北「はしご酒」 20店が協力、記念おちょこプレゼントも

     藤枝市の住民有志でつくる志太バル実行委員会は7月3日、JR藤枝駅北口周辺で「藤枝はしご酒」を開く。20店舗が協力し、藤枝の地酒と料理をセットにした千円のメニューを提供する。  地酒は市内にある四つの酒蔵が手掛ける初亀、杉錦、志太泉、喜久酔のいずれか。料理はおでんや焼き鳥、マーボー豆腐、おばんざいなど、各店舗が自慢の一品を用意する。3軒巡った人に記念おちょこを配布するほか、抽選で酒蔵からのプレゼントも当たる。  開催時間は午後2時半~5時半。午後2時から日本酒セミナーも開催する。景品交換は午後6時まで。スタンプカードはイベント本部のコワーキングスペースフジキチか、各店舗で受け取れる。  問い合

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  • デジタル・スマートシティ推進部長 内藤氏に辞令書 浜松

     浜松市の鈴木康友市長は29日、デジタル・スマートシティ推進事業本部を再編して設置するデジタル・スマートシティ推進部の部長に7月1日付で任命する内藤伸二朗同事業本部長らに辞令書を交付した。  推進部は時限的組織との位置づけだった事業本部の機能を強化し、デジタル分野の全庁的な統括や企画、推進、調整の役割を担う。  市役所で行われた交付式で鈴木市長は「デジタルは、ますます重要な取り組みになる。皆さんが中心となって頑張ってほしい」と激励した。

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  • 清水区役所“オレンジ化” エスパルス30周年祝う

     7月4日に迎えるサッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルス創設30周年を祝おうと静岡市の清水区役所は29日、窓口職員の30周年シャツ着用を始めた。合わせて庁舎内に職員手製の装飾などを施し、チームカラーにちなんで区役所を“オレンジ化”した。  記念シャツの着用は葵、駿河両区役所戸籍住民課が6月にそれぞれ実施していた。清水区役所では職員から「ホームタウンとしてさらに盛り上げよう」と声が上がり、区役所1階全ての課の窓口職員が記念シャツを着たほか、その他の職員も過去のイベント用シャツや自前のユニホーム、オレンジ色の私服などを着用した。  区役所内の装飾も職員が手作りし、玄関に

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  • 遠州織物産地、販売店や工場マップに 浜松市など振興協議会製作

     浜松市や県繊維協会などでつくる遠州産地振興協議会はこのほど、遠州織物の製品販売店や見学可能な織布工場などを紹介する「遠州産地 染め織りMAP(マップ)」を製作した。  マップはA2判で両面印刷。「買う」「訪ねる」といった目的別に58スポットの住所、連絡先と地図を掲載している。遠州織物とゆかりの深い神社や資料館なども網羅した。  同協議会事務局の市産業振興課の担当者は「遠州が織物の産地と知らない人も多い。マップが実際に現地を訪ねるきっかけになればうれしい」と話している。  1万部発行し、市内の各区役所や図書館、協働センターなどで配布している。ウェブサイト「浜松ものづくり企業ナビSOU」でもデー

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  • 移動販売の定期運行開始 磐田、袋井、天竜区巡回 JA遠州中央

     JA遠州中央は29日、管内の高齢者の買い物支援を目的に、農産物や生鮮食品、日用品などを扱う移動販売車「ときめきマルシェ」の運行を始めた。食品スーパーがない地域で定期運行し、“買い物難民”の解消に一役買う。  同JAはこれまでも、磐田市豊浜地区や袋井市浅羽地区、浜松市天竜区で農産物直売所の出張販売を展開してきた。組合員や地元の自治組織から、幅広い品ぞろえを求める声が寄せられ、冷蔵・冷凍庫を備える移動販売車の導入を決めた。  移動販売車は、農産物をはじめ、食肉や鮮魚、冷凍食品、総菜など約400種類を扱う。月曜は磐田市竜洋地区、火曜は同市東新町、水曜は同市豊浜地区、木曜は袋

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  • 駅前道路の空間化実験 滞留者1.6倍に増加 沼津

     沼津市は29日の定例記者会見で、JR沼津駅南口周辺で幹線道路の一部を規制し、屋外空間として活用する社会実験の検証結果を発表した。実験エリア内に立ち止まったり、座ったりする人が休日は通常に比べて1・6倍になった他、車線規制による大きな渋滞も見られなかったとした。  社会実験は鉄道高架化に伴う中心街再生に向け、市などが4月6~26日に実施した。沼津駅南口のイーラde南側の県道1車線を規制し、椅子やテーブルを並べ、飲食店が軽食を販売した。  実験前の3月19日と実験中の4月23日(いずれも晴天の土曜)に行われた調査では、午前10時~午後7時の平均値で、エリア内の滞留者が実験前の46人から74人に増

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  • 匿名寄付50万円に感謝 掛川の障害者就労施設「風の家」

     掛川市緑ケ丘の障害者就労支援施設「風の家」に28日、匿名で現金50万円が届いた。施設を運営するNPO法人は29日までに、掛川署に相談した上で寄付金として受け取ることを決めた。「何度もくじけそうになったが、活動を続けてきて良かった」と深い感謝を示している。  現金が入った封筒は28日早朝、施設の郵便受けにあった。添えられたメモ用紙には「何かと値上げで大変かと思います」と、施設運営をねぎらうメッセージが書かれていた。  施設は障害者の居場所づくりを目的に、市民有志が2017年6月に開設した。部品組み立ての内職を行う作業室と、日替わり定食やカレーなどを上限500円で提供する食堂を備えている。野菜な

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  • 路線バスなど4台絡む事故 牧之原、3人けが

     29日午後1時ごろ、牧之原市静波の県道交差点でしずてつジャストラインの路線バスなど計4台が絡む事故があった。牧之原署によると、バスの乗客を含め男女3人が胸や首などに軽傷を負ったもよう。  現場は信号機のある交差点。南進の軽乗用車と東進の軽トラックが衝突し、弾みで右折待ちをしていた路線バスや別の軽乗用車にぶつかったとみられる。同署は事故の原因を調べている。

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  • SDGs「取り残さない世界」とは 川嶋あいさんら語る 御殿場

     御殿場市と市内団体でつくる「御殿場SDGsクラブ」はこのほど、SDGsが目指す「誰一人取り残さない世界」実現の方法を考えるフォーラムを市民会館で開いた。同市が舞台の映画「旅のはじまり」の主題歌を歌うシンガー・ソングライターの川嶋あいさんらがトークショーを行った。  同作は、家庭環境に恵まれず自立に向けて奮闘する子どもと、子どもを支援する大人に密着したドキュメンタリー。  トークショーで川嶋さんは「楽しいことが待っているとすごい力になる。楽しいことを探し、身近な人に届けられる社会になれば」と語った。立場が異なる人の孤独を解消する方法を考える人が増え「希望のメッセージを発信する御殿場市になれば」

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  • 大自在(6月30日)折り返し点

     6月も晦日[みそか]。2022年は半分が過ぎようとしている。「水無月[みなづき]の夏越[なごし]の祓[はらい]する人は千歳[ちとせ]の命延ぶというなり」。神社の茅[ち]の輪くぐりではこう唱えるのだと教わった。  夏越の祓はスサノオノミコトの神話を源流に、半年間の穢[けが]れや過ちを祓い清めるため中世から行われてきた。新型コロナ感染状況や「危険な暑さ」のニュースに、次々と顔が浮かんだ人たちの息災を祈る。  前半、後半の区切りを「折り返し」とも表現する。箱根駅伝のように同じ道、同じ起伏を戻るわけではないのだが。スポーツ観戦は、前半と後半で試合展開が変われば楽しみが増す。  脚本家、作家の向田邦子

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  • 社説(6月30日)静岡県内経済再生 理想論より具体像必要

     新型コロナウイルスの影響が長引く中、ウィズコロナを念頭に国内経済の正常化を目指す動きが続いているが、本格回復に向けた道筋はロシアのウクライナ侵攻で一転、不透明感が増した。急速な環境変化にも直面する中、静岡県内産業は持続可能な構造への転換を迫られている。  製造業を基幹に幅広い産業が集積する本県は「日本の縮図」ともされるだけに、本県経済の再生こそ国内景気の回復につながるともいえよう。参院選では地域経済の現状を熟知し、理想論よりも再生への具体像を示せる候補者に一票を投じたい。  製造業は半導体や原材料などの世界的な供給制約を受け、持ち直しに力強さを欠く。日銀静岡支店が発表した3月の県内企業短期経

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  • 402人感染 29日の静岡県内【新型コロナ】

     静岡県内で29日、新たに402人の新型コロナウイルス感染が確認された。富士市の学校でクラスター(感染者集団)が発生した。  県全体の病床使用率は4・7%。重症者はいない。自宅療養者は2284人。直近1週間の新規感染者は前週の1・29倍。  浜松市は28日に公表した感染者1人について、医療機関から発生届の取り下げがあったと発表した。  県内の累計感染者は17万9011人。

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  • 熱中症19人搬送 静岡や浜松で猛暑日 29日の静岡県内

     静岡県内で29日、熱中症とみられる症状で少なくとも19人の救急搬送があった。県によると、うち11人が高齢者。中等症が6人、軽症が13人だった。  静岡地方気象台によると、静岡市駿河区では南西風が山を吹き下って高温の風となる「フェーン現象」が発生し、36・7度と今年初の猛暑日となった。このほか、浜松市天竜区佐久間で36・5度、川根本町で35・5度など。  30日は太平洋高気圧に加え、チベット高気圧の張り出しも強くなり、気温がさらに上がる可能性があるという。

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  • 第二章 決起⑳【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

     夜。二人きりになると、朝日[あさひ]御前が膝枕をしてくれた。  「寝ぬつもりか」  「顔を見ていたくて」  この日は特別に、枕元で灯りをともしている。  「いよいよ明日だ。怖くはないか」  本当なら、女子供は先に走湯権現[そうとうごんげん]に逃してやりたかった。だが、北条館と山木館の距離は半里(二キロ)ほどしかなく、山木方の下男がこちらの下女に夜這[よば]いに来ている。  それぞれの郎党たちは祭りの人出に紛れ、北条荘のあちらこちらに身を潜めている。頼朝[よりとも]の館にはここ数年の間、毎日のように誰かしらが遊びに来ていたので、武士の出入りが多くてもさほど不審には思われないだろう。だが、館の

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  • 山林 無許可盛り土の疑い 富士署、山梨の男女逮捕

     富士市の残土処分場に無許可で土砂を埋め立てたとして、富士署と県警生活保安課は29日、同市土砂埋め立て等規制条例違反の疑いで山梨県身延町大島、残土処分業の男(58)と山梨県南部町内船、美容師の女(59)の両容疑者を逮捕した。同署などは、2人が少なくとも4年ほど前から県内外の建設残土を受け入れて違法に処理し、3500万円以上の処分費を得ていたとみて実態解明を進める。  2人の逮捕容疑は共謀の上、2018年8月から22年6月にかけて、富士市大淵にそれぞれが所有する残土処分場で、市長の許可を得ずに基準を超える土砂を埋め立てた疑い。2人の所有地は計1万3千平方メートルに及び、そのうち約8800平方メー

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  • 株主総会集中日 逆風下、成長策示す スルガ銀行、スズキなど

     静岡県内に主要拠点を置く3月期決算上場企業の株主総会は29日、集中日を迎えた。静岡新聞社の集計では、スズキやスルガ銀行、はごろもフーズなど13社が開催。原材料・エネルギー高や円安を踏まえた収益強化策、企業統治の推進、気候変動を含む社会課題への対応など、経営陣は株主に対し、激変する市場環境の中での成長戦略を示した。  スズキは浜松市中区のホテルで株主総会を開き、取締役9人の選任案など4議案を可決した。鈴木俊宏社長は世界の「生活の足」を守り抜き、新興国を成長の柱とする姿勢を改めて明示した。  ハイブリッド車(HV)の販売拡大や今後の電気自動車(EV)投入による走行時の二酸化炭素(CO2)排出削減

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  • ⚽J1磐田 戦線離脱の鈴木雄斗、全体練習に参加

     戦線離脱していたJ1磐田のMF鈴木雄斗(28)が28日、ヤマハ大久保グラウンドで行われた全体練習に参加した。5ゴールを挙げてチーム得点王の鈴木は体調不良のため、18日の鳥栖戦と25日の川崎戦はベンチ入りしなかったが、この日は実戦形式や対人練習も元気にこなした。  伊藤監督は鈴木について「体は問題ない。試合に出られる状態」と説明し、早期の実戦復帰も可能との見方を示した。

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  • 静岡市歴史博物館 建物設計の意図「SANAA」2氏に聞く

     7月23日にプレオープンする静岡市歴史博物館(葵区)は、市の歴史や文化を学ぶ展示とともに、世界的に活躍する建築事務所「SANAA」(サナア)が担当した館のデザインも見どころだ。博物館の機能と「かたち」の美をどう両立させたのか-。SANAAの妹島和世さん、西沢立衛さんに、設計の意図を聞いた。 抑揚生む「雁行配置」  徳川家康や今川氏の歴史をはじめとした、静岡市の成り立ちを理解するための展示と資料を収める同館。市街地と、家康の居城だった駿府城公園を結ぶ地点に位置する。  SANAAの二人は設計にあたり、何度も直角に折れ曲がりながら城下を通り抜ける旧東海道に着目した。石垣を直角に曲がってたどり着

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  • 東京電力管内 逼迫注意報を継続 午後3~8時、節電を呼び掛け

     経済産業省は28日、猛暑に伴う冷房利用の増加で29日も電力需給が逼迫(ひっぱく)する恐れがあるとして、東京電力管内に発令している電力需給逼迫注意報を継続すると発表した。26日の初発令から継続したままとなっており、注意報に基づく節電の呼びかけは27日、28日に続いて3日目となる。東京電力パワーグリッドは30日も管内で需給逼迫の可能性があるとして「需給逼迫準備情報」を出した。  東電管内では、太陽光発電の出力が低下する午後3時から8時は特に電力需給が厳しくなるとして、使っていない機器の電源を切ったり、照明を消したりして無理のない範囲での節電を呼びかける。熱中症にならないようエアコンは適切に使って

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  • 若者の投票率向上させるためには?【参院選×NEXT特捜隊アンケート②】

     読者参加型の報道に取り組む静岡新聞社の「NEXT特捜隊」が今回の参院選に関し実施したLINEアンケート。各種選挙で低い傾向にある若者の投票率を向上させるための方策を自由記述で尋ねたところ、インターネット投票を求める声が特に目立った。 若者の投票率 向上させるためには?  袋井市の主婦(60)は「マイナンバーなどを利用した上で、ネット投票を可能にすべき」と訴え、静岡市葵区の地方公務員の男性(47)は「マイナンバーと結びつければできると思う」と記した。同市葵区の女性会社員(53)は「せっかく18歳から投票ができるようになったのだから、若者目線で投票しやすいようにすべき」と指摘した。  投票環

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  • 立候補者アンケート③ 原発・エネルギー【参院選しずおか】

      浜岡原発の再稼働に賛成ですか ■舟橋夢人氏(56歳 N党新) 反対。電力が逼迫(ひっぱく)している時は稼働するのはいいが、それ以外は停止し主電源として稼働するのは反対。順次廃炉とし、次世代の安全で効率の良い核融合炉に切り替えていく。 ■鈴木千佳氏(51歳 共産新) 反対。南海トラフ巨大地震の震源域に建つ世界一危険な原発。「世界最高水準の安全基準で安全が確認された原発は再稼働」と言うが、「新基準」は、福島原発事故の原因究明もないまま、再稼働を急ぐために「スケジュール先にありき」で決定したもの。事故が起きた場合の住民の避難対策は自治体任せで、実効性の保証もない。 ■山本貴史

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  • 浜岡原発再稼働へ意欲 株主総会で中電社長、審査「着実に進捗」

     中部電力は28日、定時株主総会を名古屋市内で開いた。新規制基準に基づく再稼働の適合性確認審査が長引いている浜岡原発(御前崎市佐倉)について、林欣吾社長は「着実に進捗(しんちょく)している。安全を大前提に、早期再稼働へ取り組む」と強調した。株主からは、子会社トーエネック(名古屋市)が函南町で進める大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業に関し、グループ全体の法令順守姿勢を問う意見が出た。  適合性確認審査の重要なポイントとなる基準津波の考え方などへの質問が相次いだ。一部の株主からは「再稼働していれば、電力不足の不安が解消されるのでは」と進展がないことへいら立つ声も。伊原一郎専務は「津波発生要因の

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  • 盛り土規制 国の有識者検討会 砂防法を含めず議論 逢初川上流の課題、検証されず 熱海土石流

     熱海市伊豆山の大規模土石流災害で、盛り土規制の在り方を提言した政府の有識者検討会が、逢初(あいぞめ)川上流域の規制見送りが問題になっている砂防法を議論の対象にしていなかったことが28日までの取材で分かった。事務局の内閣府が会議資料として提示した七つの関係法令に砂防法を含めていなかった。地権者の私権制限の在り方など砂防規制を巡る課題が検証されておらず、同じ問題が繰り返される恐れがある。  有識者検討会は盛り土の災害防止を目的に昨年9月から12月にかけて非公開で4回開催。事務局は第1回会合で「盛り土等に関する規制について」と題した会議資料を配布していた。資料は、規制に関係する法律別に規制対象や罰

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  • ⚽MF鹿沼 ボランチ定着なるか J1磐田、激しい定位置争い

     J1磐田のMF鹿沼直生(24)=静岡学園高出=がリーグ戦3試合連続でボランチとして先発出場し、主力の座をつかみつつある。ただ定位置を争うベテランMF山本康(磐田ユース出)も調子を上げているだけに「危機感の方が大きい」と安心できない。レギュラーの地位を確固たるものにするためにも、次節敵地での広島戦が試金石になりそうだ。  18日の鳥栖戦は1得点1アシストと、前半だけで3ゴールを奪って快勝する原動力になった。豊富な運動量を生かしたボール回収能力に加え、3列目からの飛び出しで得点力の高さを売り込んだ。  続く25日の川崎戦では相手アンカーに入った高校の先輩に当たるMF大島と公式戦で初対戦し実力差を

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  • 施行5年「教育機会確保法」 浸透半ば、関係者「不登校生支援を」

     多様な学びの場の重要性を示した「教育機会確保法」が2017年に施行されてから5年。「登校という結果のみを目標にしない」とする方針は不登校対応の転換と言われたが、学校現場や社会に浸透しきれていない。学校、行政とフリースクールなど民間団体との連携も不十分なままで、県内関係者からは国政に対し、同法の周知とともに学校以外の学びの場や支援人材を求める声が上がっている。  6月中旬、磐田市の小学5年生斉藤輝(あかり)さん(10)は浜松市内のコンサートステージに立った。昨年12月から通う同市東区のフリースクール「ドリーム・フィールド」で始めたギターを手に、スクールの友達やプロミュージシャンらと音楽を奏でた

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  • 高速バス京都線 8月から運行 遠州鉄道、浜松駅発

     遠州鉄道は8月1日、浜松駅と京都駅八条口を結ぶ新規高速バス「イーライナー浜松京都線」の運行を始める。長島温泉(三重県)や五条京阪(京都市)を経由し、幅広い客層を取り込む。  京都線は毎日1往復し、土日や夏休み期間などは浜松駅―長島温泉のみ2往復体制にする。長島温泉や京都深草の停留所を経由していた大阪線は、それぞれに停車しないダイヤに改正する。  運賃は浜松駅―長島温泉は片道大人2500円。浜松駅―京都駅八条口は利用日によって異なり、片道大人3400円から。  同日から、コロナ禍で全便運休していた浜松駅と中部国際空港を結ぶ直行便「イーウイング」のうち、浜松駅発着便について運行を再開する。

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  • 双腕ロボットで省人化 検査装置市場に本格参入 三明(静岡)

     産業用機械製造販売の三明(静岡市清水区)は、工場生産ラインの検査装置市場に本格参入する。カメラ2個とアーム型ロボット2機を組み合わせた人型の検査用ロボットを新たに開発した。機械への代替が難しいとされ、工場自動化の障壁となっている検査工程の省人化ニーズに対応する。  新型機「EYESBOT(アイズボット)」は、高さ、奥行きとも約1・5メートル。カメラ内蔵の機体の左右に、長さ約1メートルの6軸多関節のアーム型ロボットを配した。自動制御のアームが検査対象の製品をつかんでカメラの前に持ち上げ、傷の有無など外観を点検する。左右で同時に別の作業ができる点が特長。片方のアームの可搬重量は約4キロ。  双腕

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  • 涼誘う風鈴の音 河津七滝、7月1日から「風涼渓」

     河津町の観光名所「河津七滝」で7月1日から、周辺を風鈴で彩るイベント「風涼渓(ふうりょうけい)」(河津七滝観光協会主催)が開かれる。8月31日まで風鈴約80個が遊歩道沿いを彩る。鈴木彰治会長(57)は「自然の中で風鈴の音色が感じられる環境は希少だ」と来場を呼び掛けている。  今年で8回目。28日朝から協会員が風鈴を「初景滝」と「カニ滝」近くに設置した。高さ3メートルほどの木枠を設け、吹きガラスの風鈴をつるした。  風鈴は七滝茶屋ガラス工房の福司康介さん(44)の手作りで、清涼感あふれるデザイン。山あいのひんやりした空気と風鈴の音色が共鳴し、梅雨明けに照りつける太陽からのつかの間の避暑地となり

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  • 駿河湾フェリー赤字5200万円 団体バスの利用低迷 21年度

     一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーは27日、駿河湾フェリー(清水―土肥港間)の2021年度決算を発表した。同法人を構成する静岡県と6市町が2億6400万円の公金を投入するなどしたが、最終的に5200万円の赤字決算となった。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の影響で団体バスの利用が低迷し、燃料高騰なども響いた。  民間企業の撤退で同法人が運航を継承した19年度から3年連続の赤字。  21年度の輸送人員は過去最少だった20年度と同程度の8万717人。春先から夏にかけてコロナ第4波、第5波が訪れ、好評を得ていた運賃半額割引が一時休止するなどして、書き入れ時の客足が

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  • ごみ混入の充電池火災・発煙 全国1万件 静岡で収集車出火も

     ごみ処理施設や収集車でリチウムイオン電池など充電池を原因とする火災や発煙が2020年度、1万1174件あった。環境省の調査で28日分かった。充電池内蔵の製品が不燃ごみなどに交ぜて捨てられたのが要因。設備の損害額が億単位に上る例もある。消費者のモラルが問われるほか、廃棄ルール整備と周知も課題で、環境、経済産業両省が対策を検討する。  リチウムイオン電池は、モバイルバッテリーやスマートフォンなど身近な製品に搭載。破損したり変形したりすると、内部の物質が化学反応で発熱し、可燃性のある電解液などが燃える恐れがある。  環境省の調査に回答した1734市区町村のうち、20年度に充電池を原因とする火花発生

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  • パートナー制度「理解に苦しむ」 静岡県議会委で自民和田氏

     28日に開かれた県議会6月定例会危機管理くらし環境委員会で、自民改革会議の和田篤夫氏(御殿場市・小山町)は県が本年度中に導入予定の「パートナーシップ宣誓制度」について「日本では同性婚を認めていない。ちょっと理解に苦しむ」と述べ、制度の導入に疑問を呈した。  制度は、ジェンダー平等と性の多様性を認め合う共生社会実現を目指し、県が同性カップルやトランスジェンダーの異性カップルに「パートナーシップ宣誓書受領証」などを交付し2人の関係性を証明する内容。  和田氏は受領証に法的な効力がないことを確認した上で「社会保障や税制の優遇はない。友達が一緒に住むのと同じ」と指摘した。その上で「性的少数者だけにス

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  • 心の復興目指して 人々の思い、点から線へ【残土の闇 警告・伊豆山㉞/第6章 逢初川と共に⑤完】

     梅雨の晴れ間がのぞいた6月中旬、熱海市立伊豆山小の教室で山本直子養護教諭は児童に問いかけた。「みんなの心は今、何色ですか」。ピンク、ブルー、半分半分。思い思いの答えが飛び交う中、こう続けた。「7月が近づき、暗い気持ちになる人もいると思う」。和やかだった教室は一瞬、静まり返った。  土石流の現場が近い同校で行われた山本教諭とスクールカウンセラーによる「心の授業」の一こま。つらい出来事から節目を迎える時期に感情が揺れる「アニバーサリー反応」を説明し、「怖い、不安と思うことは自然な感情。その気持ちは一人で抱え込まなくていいんだよ」と、優しく呼びかけた。  グループに分かれて素直な気持ちを伝え合う児

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  • 自転車で御殿場ぐるり ポイント集め地場産品に交換 イベント開始

     御殿場市の官民組織、スポーツタウン御殿場推進協議会は27日、自転車で地域を巡りポイントを獲得するイベント「ライドアラウンドin御殿場」を始めた。集めたポイントは地場産品に交換できる。  自転車ロードレース会場になった東京五輪から1年に合わせ、サイクリストを誘客し、市民が自転車に親しむ機会をつくろうと企画した。大会レガシーを共有、継承する1周年記念事業として、日本オリンピック委員会などに県内で初めて承認された。  ポイントはスマートフォンアプリ「マップライフ」で獲得、集計する。ポイントのスポットは大会レガシー銘板や飲食店、観光施設など100カ所。小山町と裾野市も含む。「飲食店利用」や「SNSで

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  • J1清水と島田市が協定 SDGs推進など6項目連携

     サッカーJ1清水エスパルスと島田市は28日、協働による持続的な地域の発展を目的としたファミリータウン協定を締結した。同協定は県東部の自治体で締結例があり、県中部では初めて。  持続可能な開発目標(SDGs)の推進やスポーツを通じたコミュニティー形成、地域社会の活性化、市のPRなど6項目で連携を図る。具体的には学校でのスポーツ教室や指導者の育成サポート、スタジアムでのシティープロモーションなどを想定している。山室晋也社長らが市役所を訪れ、染谷絹代市長と協定書にサインした。  染谷市長は「生涯スポーツは人生をより豊かにする。部活動の地域移行に向けた課題もあり(協定は)心強い」と話し、山室社長は「

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  • 昇太さんゲスト 落語とコラボも ハママツ・ジャズ・ウィーク

     ジャズや音楽の魅力を体感する「第30回ハママツ・ジャズ・ウィーク」(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)が10月15~23日、市内各地で開かれる。事務局関係者が28日、市役所で概要を発表した。3年ぶりに入場制限などを撤廃して開催する。  メインは23日の「ヤマハ・ジャズ・フェスティバル」。アクトシティ浜松を舞台に、トランペットとピアノの“二刀流”として高い評価を受ける曽根麻央さんらが出演する。  新たなイベントのうち、「ジャズと落語のスペシャルエンターテインメントショー」(18日、市勤労会館)は、ジャズ歌手ウィリアムス浩子さんと落語家春風亭昇

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  • 民間資金で課題解決、独自事業 磐田市「逆プロポ」活用

     磐田市は、民間企業が社会課題解決につながる取り組みを全国の自治体に募集し、資金を提供(寄付)する「逆プロポ(逆公募型プロポーザル)」の活用に乗り出している。第1弾として本年度、企業の寄付金で子どもの交通安全教育用VR(仮想現実)動画を制作する。  逆プロポは、企業が関心のある社会課題を提示し、自治体が課題解決のためのアイデアを提案する新しい官民連携の仕組み。企業は地域貢献による企業価値の向上につながり、自治体は独自事業に民間資金を活用できる。  同市は「より安全な交通環境・社会の実現」をテーマにしたイーデザイン損害保険(東京都)の募集に応じ、採択された。自転車に乗っている人の目線になり、車と

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  • 「闇宝くじ」2被告 1年6月と1年求刑 静岡地裁浜松支部初公判

     ベトナムで人気の宝くじを悪用した違法賭博を日本国内で行ったとして、賭博開帳図利の罪に問われたいずれもベトナム国籍、名古屋市の無職、男(31)、男(29)両被告の初公判が28日、静岡地裁浜松支部(高島由美子裁判官)で開かれた。2人は起訴内容を認め、検察側は男(31)に懲役1年6月、男(29)に懲役1年を求刑した。弁護側は情状酌量を求め、即日結審した。  検察側は2人は正規の宝くじ当選番号の数桁だけを予想させる「ローデー」と呼ばれる闇宝くじの申し込みをSNSで受け付けていたと指摘。客の賭け金の一部を手数料として受け取り、残りをグループの上位者に渡していたとした。  起訴状によると、2人は氏名不詳

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  • 資材置き場で異臭騒ぎ 静岡市駿河区北丸子 2人一時体調不良

     28日午後1時50分ごろ、静岡市駿河区北丸子1丁目の建設現場の資材置き場で、近くにいた男性から「においを嗅いだら体調が悪くなった」と110番があった。通報者の男性と現場にいた男性の計2人が一時的に目の痛みを訴えたが、いずれも回復した。  市消防局によると、資材置き場に捨てられていた瓶から異臭が出ていたとみられる。静岡南署は現場付近の市道を約2時間半にわたって交通規制した。同署と同局が原因を調査している。

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  • 給食 マーボー豆腐に金属片 磐田の小学校

     磐田市教委は28日、市立小学校1校で27日に提供された給食のマーボー豆腐に長さ約1センチの線状の金属片が混入していたと発表した。児童1人が口に含んだ際に気づき、すぐに取り出したため健康被害はないという。  市教委によると、マーボー豆腐は学校併設の調理場で約650食を用意した。ほかに異物混入の報告はなかった。裁断した野菜を入れるステンレス製ざるの網が破損し、その一部が混入したとみられる。  市教委は再発防止のため、市内の給食センターや学校調理場に対し、器具の総点検を行うよう指示した。

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  • 大自在(6月29日)梅雨明け

     夏至直後の太陽光がかくも強かったのか改めて思い知らされる。昼下がりに外出すると、全身から汗がにじみ出る。気づくと日陰を探して道を歩いていた。  周りからどんな風に見えるのかと気にはなったが、雨傘を日傘代わりに差してみた。遮熱機能はないものの日差しを遮ってくれる。それだけでも汗の出方が違う。これなら日傘を持ち歩くことが、真夏の日常になるかもしれない。  東北を除く各地で梅雨明けが発表された。一気に盛夏となり、6月として異例の厳しい暑さになった。梅雨の期間は後に精査されるが、静岡県を含む東海の梅雨明けはこのままなら平年より22日早く、過去2番目の早さ。期間も過去最短の13日間しかない。  この時

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  • 社説(6月29日)科学技術立国 全体底上げが不可欠だ

     科学技術立国の実現は岸田文雄政権が掲げる成長戦略の重要な柱だ。資源の乏しい日本が永続的に繁栄し、国際的に競争力を持ち続けるには高い科学技術力が欠かせない。  その科学技術力を支える日本の研究力に陰りが見えている。科学技術立国の再生に向け、中核を担う大学の研究力の、全体の底上げが不可欠だ。  研究力を測る重要な指標である発表論文の数や質で、国際的地位の低下が続いている。論文数で日本は20年前、米国に次ぐ2位だったのが直近は4位に後退した。さらに、国際的に影響力が大きい論文の占有率で日本は20年前に4位だったが、直近は過去最低の10位と低迷している。  こうした状況の中、岸田政権が打ち出したのが

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  • 浜松市天竜区で36・7度 28日の静岡県内、熱中症搬送25人

     静岡県内は28日、太平洋高気圧に覆われて晴れ間が広がり、各地で気温が上昇した。浜松市天竜区佐久間町で36・7度の猛暑日(最高気温35度以上)となったほか、県内19カ所の観測地点中14カ所で30度以上を観測した。  静岡地方気象台によると、最高気温は川根本町でも36・0度と猛暑日を記録したほか、静岡市駿河区34・9度、浜松市天竜区船明34・8度、東伊豆町34・3度など。各地の最高気温は7月中旬から8月上旬ごろ並みの高さ。内陸部は西風の影響で海から南風が吹き込まず、特に気温が上昇した可能性がある。  静岡市葵区の中心市街地では、強い日差しが照り付けた道路上に水たまりが出現したように見える蜃気楼(

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  • 372人感染 28日の静岡県内【新型コロナ】

     静岡県内で28日、新たに372人の新型コロナウイルス感染が確認された。吉田町の「はいなん吉田病院」でクラスター(感染者集団)が発生した。  県全体の病床使用率は4・9%。重症者はいない。自宅療養者は2117人。直近1週間の新規感染者は前週の1・20倍。  県は25日に公表した陽性者1人について医療機関から発生届が取り下げられたと発表した。  県内の累計感染者は17万8610人。

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  • 第二章 決起⑲【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

       決起予定十七日の二日前から、まるで頼朝[よりとも]の運命を暗示しているかのようにどす黒い雲が立ち込め、やがて雨が降り始めた。それが、時が経つほどに激しさを増していく。  雨中でも、大馬鹿者らはぞくぞくと頼朝の許[もと]に集まってきたが、十六日の夜になっても佐々木兄弟の姿が見えない。  佐々木家は元々近江国に本領を有する豪族だったが、平治の乱で敗れて後、国を追われた。当主秀義[ひでよし]は藤原秀衡[ひでひら]の従弟[いとこ]に当たるため、奥州藤原氏を頼り、東下した。ところが、その途上、相模国で宿を借りた渋谷重国[しぶやしげくに]の家があまりに居心地良く、ずるずる居候するうちに二十年が経って

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  • 失われた家、CGで復元図作成 熱海土石流被災者に無償提供へ

     東京都武蔵野市の建築イラストレーター阿部雅治さん(72)が、熱海市伊豆山の大規模土石流で失われた住宅の復元図を無償提供する活動を始める。被災者らからの希望を受けてコンピューターグラフィックス(CG)で作製し、A3判のカラー印刷にして届ける。わが家の姿とそこで過ごした家族のさまざまな思い出をよみがえらせることで「被災した方々の心を少しでも温められれば」と願う。  東日本大震災を機に2012年から続ける「想い出パース」と名付けた取り組み。阿部さんは本業で約50年間、建物の完成予想図(パース)を作っている。震災後に「これからできる建物が描けるなら、なくなってしまったものも描けるのではないか」と、自

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  • 立候補者アンケート② 防衛・安全保障【参院選しずおか】

    防衛費を拡充することに賛成ですか。賛成の場合、どこまで拡充すべきですか ■舟橋夢人氏(56歳 N党新) 賛成。GDP2%程度まで。防衛力が下がると、ウクライナのように侵攻される。人口減に伴い、自衛隊員が確保できなくなる。すると装備でカバーしなくてはならないので費用は増える。結果、現在の防衛力を保つだけでも防衛費は拡充することになる。 ■鈴木千佳氏(51歳 共産新) 反対。軍事一辺倒では平和は守れない。「力対力」で構えたら、際限のない軍拡競争の悪循環に陥り、戦争への危険を増大させてしまう。さらに、軍事費を「GDP比2%以上」に増やそうとするなら、消費税の大増税か、社会保障や教育などの予算

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  • 梅雨明け猛暑 電力逼迫 東電管内、28日も注意報継続

     経済産業省は27日、記録的な猛暑に伴って冷房需要が高まり、28日も東京電力管内の電力需給が厳しくなる恐れがあるとして、「電力需給逼迫(ひっぱく)注意報」を継続すると発表した。また東電と北海道電力、東北電力の各グループは27日、29日の電力供給予備率が5%を下回る可能性があるとして「需給逼迫準備情報」を初めて出した。準備情報は注意喚起を目的に前々日に発出するもので、具体的な節電行動は求めない。  一方、27日の東電管内は他電力からの電力融通や、太陽光発電の出力が高まったことに加え、電力需要が想定を下回ったことから、大規模停電などのトラブルは回避した。  電力広域的運営推進機関の公表データによる

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  • DeNA2年目 プロ初勝利の池谷 1軍定着へ“変則”極める

     4月にプロ初勝利を挙げたDeNA2年目の左腕池谷蒼大(静岡高出、ヤマハ出身)。6月上旬に新型コロナウイルスの陽性判定を受けて離脱していたが22日、2軍戦でマウンドに復帰した。左腕王国にあって競争は激しいが「1軍の切羽詰まった場面で投げるには未熟。結果を積み重ねて信頼を勝ち取りたい」と意欲を示す。  4月21日の阪神戦は4-5で1点を追う五回に救援。佐藤輝、大山、糸井を3人で抑えると、その裏に味方が逆転。六回を終えて降雨コールドで勝ち星が付く幸運が転がり込んだ。「誰が見てもごっつぁんゴール」と苦笑する。ただ、「相手に流れがいった状態で投げることが多いので、イメージしながら準備してきた。成果が出

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  • 家康公の好物、弁当に 静岡県飲食業生活衛生同業組合浜松支部

     静岡県飲食業生活衛生同業組合浜松支部(支部長・内山浩明エムシーフードサービス社長)が、徳川家康が好んだとされる食材をふんだんに使った弁当「浜松家康辨當(べんとう)」を開発した。来年の大河ドラマ「どうする家康」の放送開始に向け、浜松市が進めている「Yes!家康プロジェクト 浜松」の第1弾商品。7月から市内のイベントなどで販売し、機運を盛り上げる。  しょうゆなどを加えて炊いた「桜めし」と三河みそを塗った麦飯のおにぎり2種、おはぎ、アサリのつくだ煮など家康が好んだとされる逸品に加え、かも肉のロースやふかし芋など家康や当時の生活にちなんだ料理を盛り込んだ。地産地消を意識し、地元産のアサリやサツマイ

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  • アニメ聖地 浜松の2カ所に認定プレート ゆるキャン△とエヴァ

     人気アニメゆかりの地を観光資源として活用するアニメツーリズム協会(東京都)は27日、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」の2022年版で、「ゆるキャン△」と「エヴァンゲリオン」の各シリーズの“聖地”として2カ所を選定した浜松市にそれぞれの認定プレートと、ご朱印スタンプを贈った。  スタンプは約8センチ四方で、アニメのタイトルを大きくデザインした。認定プレートにはそれぞれのワンシーンなどを配した。2カ所で贈呈式を行い、ゆるキャン△に登場した西区の弁天島海浜公園では、同協会の鈴木則道専務理事が水谷供子西区長に認定プレートを手渡し、「協会も浜松の魅力を全世界に発信したい」と

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  • 投票所入場券 性的少数者への配慮進む 「男女」記号や数字に【参院選しずおか】

     投票時に本人確認のため市町の選挙管理委員会が発行する「投票所入場券」について、性別の表記を見直す自治体が増えている。出生時の身体的性別と心の性別が一致しないトランスジェンダーなどへの配慮として、記号の表記に変えたり、職員しか確認できないシステムにしたりする対応が広がりつつある。  22日公示された参院選の投票所入場券について県内35市町の選管に取材したところ、住民基本台帳のデータに基づき「男」または「女」と表記しているのは9市町。数字やアルファベットなどの記号で一見分かりにくい表記にしているのは24市町と最多で、入場券に性別に関する表記がないのが2市あった。  記号で表記する市町の多くが、「

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  • はごろもフーズ ツナ缶値上げ 9月1日出荷分から

     はごろもフーズは27日、キハダマグロの価格高騰を受け、ツナ缶など計41品目を9月1日出荷分から3・3~31・6%値上げすると発表した。  シーチキンLフレークEO(70グラム)の参考小売価格(税抜き)は190円から200円に、シーチキンL(140グラム)は350円から370円になる。

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  • 副知事人事で集中審査 「実質3人制」批判も 静岡県議会総務委

     静岡県議会6月定例会に追加上程された副知事に元県政策企画部長の森貴志氏(65)を選任する人事案について、27日の総務委員会で集中審査が行われた。県茂樹行政経営局長は「県職員時代に大所高所の立場から県政全般に関わっており、適任と判断した」と起用理由を改めて説明した。  自民改革会議の藤曲敬宏委員(熱海市)は、5月に退任した難波喬司前副知事が熱海土石流災害とリニア中央新幹線を担当する県理事に就任したとし、「実質的な副知事3人体制。難波氏を留任させれば良かったのでは」と疑問を投げかけた。県局長は「難波氏は土木工学の専門家として責任ある立場で任に当たってもらい、副知事には総合的な対処方針に関与しても

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  • 全ての被留置者 新型コロナ抗原検査実施へ 静岡県警

     静岡県警は27日の県議会6月定例会の文教警察委員会で、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、県内全28留置施設に抗原定性検査キットを整備すると明らかにした。新たに入場する全ての被留置者に検査を行い、警察官や職員らへの集団感染などの防止を徹底する。被留置者の陽性が判明した場合、即座に病院などに護送してPCR検査を行う。陰性が出た場合も一定期間は単独で留置し、経過を見た上で共同室に移す。  2023年3月末までの2293回分を想定し、22年度一般会計の補正予算案に280万円を計上している。

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  • “分断”克服するには 主体は住民、尽くす議論【残土の闇 警告・伊豆山㉝/第6章 逢初川と共に④】

     災害は生命財産を奪うだけでなく、時に地域を分断する。被害の重さや世代、家族構成などによって復興の考え方は違い、住民が一方向にまとまって歩み出すのは容易ではない。大災害を経験した地域は苦悩とどう向き合ったのか。ヒントを求めて熊本県を訪ねた。  阿蘇の雄大な田園風景が広がる人口約6700人の熊本県西原村。6年前の熊本地震で震度7を観測し、5人が死亡、約1800人が避難生活を強いられた。特に被害が大きかった布田川断層沿いの六つの集落は、家屋の約9割にあたる計295棟が全半壊した。  「こんな怖い所にはもう住めない」。発災当初、多くの住民は集団移転にかじを切ろうとしていた。一方で、愛着のある地域に残

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  • 飲食店向け商品券 1億5600万円を発行 伊東市実績

     伊東市は27日、2021年12月1日から今年5月8日にかけて実施した飲食店向けプレミアム付き商品券「いとうにぎわいアフターファイブクーポン」の実績を公表した。発行総額は1億5600万円だった。  プレミアム率30%で実施した。業種別の割合は、利用枚数ベースでバー・スナックが24・8%、居酒屋が19・1%、食堂・レストランが17・0%など。小野達也市長は27日の定例記者会見で、「およそ2億円程度の経済波及効果があったと認識している」との見解を示した。

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  • 社説(6月28日)猛暑と電力逼迫 熱中症対策が最優先だ

     太平洋高気圧が日本列島に張り出し、晴天が続いて日照時間が伸び、6月として異例の厳しい暑さになっている。気象庁はきのう、関東甲信、東海、九州南部で梅雨明けしたとみられると発表した。  気温上昇に応じて東京電力管内ではエアコンの使用などによって電力需給が逼迫[ひっぱく]し、経済産業省は26日、企業や家庭に節電を呼びかける「電力需給逼迫注意報」を初めて発表した。静岡県内の富士川以東20市町も東電管内にあり、電力消費には注意が必要だ。  一方で厳しい暑さによって熱中症リスクも高まっている。命や健康が最優先であることを確認しておきたい。室内では、水分をこまめに取った上でエアコンを活用し、熱中症を防いで

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  • 大自在(6月28日)梅雨明け

     56年前のきょう、シングル「ペーパーバック・ライター」を出したばかりのビートルズは、ドイツ・ハンブルクから日本に向かった。28日着予定だったが、台風の影響で日航機は約11時間遅れた。法被姿の4人が羽田空港でタラップを降りたのは、29日の午前3時を過ぎていた。  音楽評論家松村雄策さんは当時中学生だったが、日本武道館でライブを見た。1995年のエッセーに「日本公演の観客の生き残りの中のひとりでもあるのだ、僕は」とある。そんな松村さんも今年3月、世を去った。全5公演で約5万人とされる“歴史の証人”がまた一人、減った。  一方で、メンバーの生き残り、ポール・マッカートニーは

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  • 御殿場市 住みよさランキング静岡県内1位 3年連続「ダントツ」

     全国の市と特別区を対象にした「住みよさランキング」で御殿場市が69位になった。県内では3年連続1位。市は27日、「県内ダントツのトップ」と発表した。  順位を決める四つの視点のうち、産業関係の指標を基にする利便度(全国41位)と、財政力などで測る富裕度(同31位)が高かった。  勝又正美市長は「市の財力、資源力が表れた結果。御殿場に来ていただける人を増やす大きな力になる」と喜んだ。首都圏向けのシティプロモーションに役立てる考えを示した。  ランキングは東洋経済新報社が発表した。812市区を対象に20の指標から利便度、富裕度、安心度、快適度を評価し、順位付けした。  県内2位は三島市(全国11

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  • 御殿場市電子通貨 名称「富士山Gコイン」に 単位はダラー

     御殿場市は27日、市内のみで使える電子通貨(デジタル地域通貨)の名称を富士山Gコイン、単位をダラーにすると発表した。7月20日に利用開始する。当初の取扱店舗は約100店になる見通し。  名称は市の象徴である富士山と、御殿場のイニシャルを組み合わせた。単位は米ドルに響きが似た方言を用いた。いずれも市民から募集し、123件の応募から親しみやすい案を採用した。  チャージして利用する。1ダラーは1円相当。地域通貨プラットフォームサービス「チーカ」のアプリか専用カードで決済する。  市はチャージの際に数%上乗せするなど利用促進策を検討している。8月に発行予定のプレミアム付き商品券を富士山Gコインで発

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  • 溺れた中学生を救助 駿東伊豆消防本部 4人に感謝状

     川遊び中に溺れた男子中学生を協力して救助したとして、駿東伊豆消防本部は25日、消防長の感謝状を男女4人に贈った。男子中学生は病院に搬送されたが軽傷で、命に別条はなかった。  表彰を受けたのは、伊豆市の大村正昭さん(74)、長泉町の自営業吉川文崇さん(38)と妻の会社員由華さん(38)、同市の自営業猪狩優介さん(36)。  同本部によると、4月23日午後2時半ごろ、同市加殿の大見川で男子中学生が川遊び中に流された。近くで農作業をしていた大村さんが異変に気付き、近くにあったパイプを使って男子中学生を川岸まで引き寄せて救助した。対岸を散歩していた吉川さん夫婦と猪狩さんが大村さんから依頼を受け、11

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  • 5信金で最終増益 貸出金利息が伸長 3月期決算

     静岡県内9信用金庫の2022年3月期決算が27日までに出そろった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う資金繰り支援で貸出金利息が伸び、5信金で最終増益を確保した。今後は原油・原材料価格の高騰や急激な円安で取引先企業の収益悪化が懸念されることから、各信金は経営改善などの伴走型支援に力を注ぐ。  本業の収益力を示すコア業務純益の総額は前期比21・5%増の229億8千万円。6信金で実績を伸ばし、遠州は71・7%増の20億5900万円、島田掛川は59・3%増の48億3100万円と伸び率が高かった。  純利益は富士、しずおか焼津、島田掛川、静清、沼津で増益だったのに対し、遠州、三島、富士宮、浜松いわたは最

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  • スルガ銀行総会開催 禁止申し立てを却下 静岡地裁沼津支部

     スルガ銀行による不正融資問題の被害者らが同行の株主総会開催禁止を求めた仮処分申し立てについて、静岡地裁沼津支部は27日、却下する決定を出した。株主総会は予定通り、29日に沼津市で開かれる。  同行は新型コロナウイルス対策などとして、株主総会の会場の座席数を制限し、出席希望者が多い場合は抽選とする事前登録制を導入した。古閑美津恵裁判長は決定理由で「新規陽性者はいまだ途絶えることがなく、出席する株主を一定数に限定することに合理性が認められる」と指摘。被害者ら303人の株主が訴えた「株主参与権行使の侵害」との主張を退けた。  申し立ては17日付。同行は事前登録制について「経済産業省などが認めている

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  • 少女誘拐容疑で逮捕 消防司令補を停職 富士市消防本部

     富士市消防本部は27日、未成年者誘拐容疑で逮捕・送検され、不起訴処分となった西消防署の男性消防司令補(40)を停職6月の懲戒処分とした。  消防司令補は4月10日深夜から11日午前2時半ごろまで、県中部在住の10代後半の少女2人を誘拐したとして、裾野市立中学校教諭(35)=児童売春・児童ポルノ禁止法違反の罪で起訴=とともに逮捕・送検された。静岡地検は6月3日に不起訴処分とした。  同消防本部は独自の聞き取り調査の結果、地方公務員法に違反する信用失墜行為があったとして、懲戒処分を決めた。職務継続の意思は消防司令補に確認していないという。  栗田仁消防長は「市民からの厳しい批判を真摯(しんし)に

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  • 補佐官当時、県の肩書で市民集会参加 東郷氏行動に「不適切」 

     3月末に県対外関係補佐官を退任した東郷和彦氏が、補佐官時代に三島駅南口の再開発事業に反対する市民グループの集会に補佐官の肩書で参加していたことが27日、県議会総務委員会の藤曲敬宏委員(熱海市)の指摘で明らかになった。県は「不適切だった」と誤解を招く行動だったことを認めた。  藤曲委員によると、東郷氏は2016年から団体主催の講演会に講師や助言者として4年連続で参加し、再開発に反対の立場を明確にしていたという。団体作成の資料には補佐官の肩書や「知事の外交戦略や県政運営のアドバイザー」との記載があった。  県の担当者は「個人としての参加と認識している」としつつも、「事前に参加を把握していなかった

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  • 静岡県砂防課長 盛り土対応は所管外 規制放置巡り見解

     熱海市の大規模土石流を巡り砂防ダムよりも上流域で砂防法に基づく規制が放置されていた問題で、静岡県砂防課の杉本敏彦課長は27日の県議会建設委員会で「盛り土という人工物の土砂流出に関しては開発行為を規制する(砂防法関連以外の)法令で対応すべきだった」と述べ、盛り土への対応は砂防部門の所管ではないとの考えを示した。  ただ、他県では砂防法関連の法令で残土の崩落に対応した事例が複数あり、国も開発区域や開発予想区域を規制の範囲とするように基準を示している。県の見解は整合性が問われそうだ。  国は1998年、上流全体を規制するよう県に求めたが、県は地権者の反対を理由に砂防ダム付近に限定したまま上流全体に

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  • 年内にも最終意見書 袴田さん差し戻し審 弁護団と高検

     旧清水市(静岡市清水区)で1966年、みそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして死刑判決が確定し、裁判のやり直しを求めている袴田巌さん(86)の差し戻し審で、東京高裁と東京高検、弁護団による3者協議が27日、高裁であった。高裁は7~8月に証人尋問を実施した後、11月上旬に高検の「みそ漬け実験」に立ち会う意向を示したほか、弁護団と高検が年内にも最終意見書を提出する今後の流れを確認した。  袴田さんの犯行着衣とされる「5点の衣類」は事件から1年2カ月後に現場のみそタンクで見つかり、血痕の色は当時の捜査資料に「濃赤色」とあった。弁護団は差し戻し審で、みそ漬けの血痕が黒色化するメカニズムを化学的に示

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  • 川根本町と浜松市天竜区で猛暑日 梅雨明け27日の静岡県内

     静岡県を含む東海地方が平年より22日早く梅雨明けした27日、県内は高気圧に覆われて気温が上昇した。川根本町と浜松市天竜区船明では最高気温が35・5度を観測し、県内で今年初となる猛暑日(35度以上)を記録した。  県内19の観測地点のうち16地点で30度を超え、15地点は今年の最高気温を更新した。東伊豆町稲取では34・8度、静岡市駿河区と浜松市中区では34・2度を観測した。  川根本町千頭の県道に設置された温度計は、夕方の午後4時ごろになっても35度を表示していた。  県危機管理部によると、熱中症とみられる症状で少なくとも19人が救急搬送された。このうち富士宮市の70代男性と御殿場市、西伊豆町

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  • 114人感染、浜北でクラスター 27日の静岡県内【新型コロナ】

     静岡県内で27日、新たに114人の新型コロナウイルス感染が確認された。浜松市浜北区の介護老人保健施設でクラスター(感染者集団)が発生した。  県全体の病床使用率は3・9%。重症者はいない。自宅療養者は1897人。直近1週間の新規感染者は前週の1・09倍。  県内の累計感染者は17万8239人。

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  • Bリーグ静岡の加納選手「看護師はヒーロー」 息子の闘病、学生に語る 「いつも寄り添ってくれる存在であって」

     バスケットボールBリーグ3部ベルテックス静岡の加納誠也選手(33)が5月、県立大看護学部(静岡市駿河区)の小児看護の授業で講演し、先天性心疾患がある長男大誠ちゃん(4)が2歳までに経験した入院生活について、親の思いを語った。新型コロナウイルス禍で学生の医療機関での臨地実習が制約を受けていることで「親の思いに触れてほしい」と初めて壇上に立った。  疾患を告げられたのは大誠ちゃんが胎児の時だった。「性別が分かり、一緒に運動したいとか夢を膨らませていたとき、医師に『呼吸できるか分からない』と言われた」  当時、福岡県内のチームに在籍していた。里帰り出産で愛知県にいた妻は電話の向こうで毎日泣いていた

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  • 第二章 決起⑱【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

     頼朝[よりとも]は時政[ときまさ]の前に数枚の絵図を取り出した。  「これは」  「山木郷の詳細を記した絵図だ」  郎党の藤原邦通[くにみち]に探らせ、描かせたものだ。遊芸諸般に秀で、占いもできるため、敵地に乗り込んで探らせるのに適した男だ。  時政は、頼朝が周到に準備を進めていたことを知り、ほっと息を吐いた。  山木攻めの決行日は、八月十七日早朝と決まった。三島社の神事のため、この近隣の者たちは、みな三島に出向く。山木方の力が最も削[そ]がれる日だ。  頼朝は、呼び出しに応じて配所に参向してきた豪族たちを、一人ずつ私室に呼び入れた。  工藤茂光[もちみつ]、土肥実平[どひさねひら]、岡崎

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  • 多胎家庭に子育てアドバイス 浜松の団体作成、15市町で配布

     双子や三つ子の親でつくる子育て支援団体「しずおか多胎ネット」(浜松市、高山ゆき子代表)が作成し、寝かしつけや授乳、入浴など育児の場面ごとの対応を紹介する冊子「ふたご・みつご子育てブック」(A5判、36ページ)が本年度、静岡県内15市町で無料配布されている。浜松で2年前に配布が始まり、同団体が県内全市町に協力を呼び掛けた結果、14市町が賛同した。母子健康手帳交付時に市町の窓口で手渡される。  「子どもが一度にぐずるとつらいので、寝かしつける時間をずらした」「目の届くところで遊ばせながら、1人ずつ入浴させた」。同団体のメンバーが多胎児ならではの子育ての難しさや、工夫した体験談を聞き取り、具体的な

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  • 静岡県内梅雨明け 平年より22日早く 最短13日間

     気象庁は27日、静岡県を含む東海地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より22日早く、昨年より20日早い。梅雨入りから梅雨明けまでの期間は13日間で、記録上最も短かった。梅雨明けの時期は過去2番目の早さという。九州南部と関東甲信越の梅雨明けも発表された。  静岡地方気象台によると、太平洋高気圧が例年よりも早く北に張り出し、本県は今後も高気圧に覆われる日が続く。27日は午前から気温が上がり、11時現在、川根本町で34・7度、浜松市天竜区佐久間で34・3度など。  例年よりも早い梅雨明けで、気温が高い日が続くため、同気象台は熱中症への警戒を呼び掛けている。  静岡市葵区新間の花火業者「静玉

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  • 健康に「笑い」効果あり 浜松ウエルネス・ラボが実証事業報告

     生活習慣病予防や認知機能改善などにつながる実証事業を進めている浜松市の官民連携組織「浜松ウエルネス・ラボ」は25日、「笑いが脳の健康に与える効果を調べる研究」の結果報告会を中区の地域情報センターで開いた。市民ら約70人が参加し、笑いと健康との関係について学んだ。  同研究はキリンホールディングス(HD)、吉本興業、市、近畿大が連携して2021年、市内の男女25人を対象に実施した。この日はキリンHDの研究員2人が漫才の動画を見て笑うことにより、脳血流が増加して集中力が向上したり、気分状態が改善してストレスが抑制したりする効果が出たことを解説。「脳や心への健康効果が明らかになった」と強調し、今後

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  • 太陽光発電利用 1人乗り超小型EV 浜松のサインクリエイト開発

     総合看板業のサインクリエイト(浜松市南区)は太陽光発電利用の1人乗り超小型電気自動車(EV)「NINA(ニーナ)」を開発し、6月から販売を始めた。狭い道路での走行や災害時の非常用電源ニーズに対応する。  全長2・17メートル、幅1・16メートル、高さ1・56メートルで、海外製車両をベースに天井部に太陽光発電設備を付加した。原付「ミニカー」区分の登録で、車検や車庫証明は不要。最高時速60キロ。家庭用コンセントから充電でき、満充電で約50キロ走行できる。折り畳み式太陽光パネルからも充電可能。  同社は本業のほか、鉛電池を長寿命化する仕組みを生かした耐久性の高い太陽光発電の常夜灯を手掛けている。車

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  • 外国人材の平等求めたい ブラジル出身の訪問介護員 宮城ユカリさん【決める、未来 若者×若者ー1票の価値とは⑤完】

     ブラジルで生まれ、8歳で日本に移住した島田市の訪問介護員宮城ユカリさん(25)。日本国籍と投票権を持ち、高齢化が進む在留外国人の医療福祉の向上を見据え「もっと政治に関心を持たなければ」と1票の重みを改めて感じている。多文化共生が進む日本における選挙の在り方を見つめ直そうと、浜松総局の日比野都麦記者(24)が取材した。  「ケア行ってきます!」。勤務する同市の訪問介護事業所から車で高齢者宅に出向き、食事や入浴を支援。夜は職場の勉強会に参加し、介護スキルの向上に日々励んでいる。  小学校から大学まで過ごした浜松市には、日本最多の約9400人のブラジル人が住んでいる。在留外国人は言葉の壁もあり、介

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  • 静岡市、清水病院医師を処分へ 眼科手術の動画提供で謝礼

     全国の総合病院などに勤務する複数の眼科医が白内障の手術動画を無断で外部提供し謝礼を得ていた問題で、静岡市立清水病院(静岡市清水区)の40代の男性医師が10万円の謝礼を受け取って動画を提供していたことが26日、同病院への取材で明らかになった。市は兼業禁止を定める地方公務員法に抵触するとして、近く処分する方針。  同病院によると、男性医師は2021年10月、米国の医療機器メーカーの日本法人「スター・ジャパン」(千葉県)と個人契約を結び、6症例の動画を収めたDVDを11~12月に提供し、現金を得ていた。病院は外部の指摘で5月下旬から内部調査を進めていて、男性医師は「『学術的に利用する』との説明を受

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  • 行政と被災者に隔たり 対話乏しく描けぬ復興【残土の闇 警告・伊豆山㉜/第6章 逢初川と共に③】

     「こんなの納得できない。計画の中身が空っぽだ」。5月下旬、市役所で開かれた熱海市伊豆山の土石流災害に関する伊豆山復興計画検討委員会。復興の方向性を示す市の基本計画案に対し、委員の1人で被災者の中島秀人さん(53)は憤った。市はこの日、11人の委員から了承を得て、次の段階に議論を進めようと考えていた。緊迫した会議室の奥で傍聴していた被災者も、中島さんの訴えに大きくうなずいた。  中島さんの自宅は逢初川中流域の警戒区域内にあり、現在は伊豆山を離れて暮らしている。同じ境遇の住民でつくる「警戒区域未来の会」の代表として、被災者の生活再建に向けた経済的支援などの必要性を何度も訴えてきたが、計画案にその

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  • ⚽清水エスパルス 耐えに耐え勝ち点1 J1リーグ第18節

     明治安田J1リーグは26日、各地で第18節の残り6試合が行われ、清水は1―1でC大阪に引き分けた。湘南が京都を破って勝ち点を19に伸ばし、勝ち点17の清水はJ2自動降格圏内の17位に転落した。  ②ヨドコウ(C大阪1勝1分け)▽観衆10026人  C大阪 7勝6分け5敗(27) 1(0―1 1―0)1 清水 3勝8分け7敗(17)  ▽得点者【C】船木(1)【清】OG  【評】清水は後半に追い付かれ、C大阪と引き分けた。  序盤からC大阪のペースで進み、セットプレーを中心に好機をつくられた。しぶとく耐えて前半35分、西沢の右クロスが相手のクリアミスを誘い、オウンゴールで先制した。  折り

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  • 消費喚起に「ブラックフライデー」 島田市商工会、10~11月

     島田市商工会はネットショッピングを活用した新たな消費喚起策「おしまちゃんブラックフライデー」を10~11月に実施する。地域の個店の一押し商品を割引価格でオンライン販売し、会員事業所のデジタル対応や販売力の強化につなげる。  新型コロナの影響を受ける飲食店向けに昨年実施したテイクアウト商品のネット販売・店舗受け取りの仕組みを活用し、すべての会員事業所に対象を広げた。各店の商品やサービスに対し、商工会が割引分を最大1万円補助する。事前決済し、商品の受け取りは各店舗に足を運ぶため「地域の個店の魅力を知ってもらうきっかけづくりにもなる」(商工会担当者)という。  現在参加店舗を募集中で、販売に向けた

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  • 富士市 新生児祝いに木玩具 6カ月健診時、地域材を使用

     6カ月健診時に実施している富士市の「富士ヒノキ製玩具贈呈事業」の本年度分の配布が6月上旬から始まっている。本年度は小林木工所(同市蓼原)の歯固め用「かむかむヒノキ」を配る。  事業は同市産の木材の利活用促進を狙い、2020年度から始めた。新生児の誕生祝いを贈呈し、地域材をPRする。1600個を配布予定。  年度ごとで玩具の種類が変更され、今回のかむかむヒノキは、口に入れても安心な天然無垢(むく)材で、乳歯の生え始めの違和感を和らげる。使用後はインテリアなどに活用できる。  健診会場の同市フィランセではこのほど、健診を終えた親子がブックスタートの絵本とともに玩具を受け取った。市内の母親(41)

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  • 久々花火大会、浴衣で 沼津の呉服店、小中高女子に格安販売

     沼津市高島町の大田呉服店(大田紀人社長)は8月末まで、小学5年生から高校生までの女子を対象に格安で浴衣を販売するキャンペーンを実施している。同市では7月、3年ぶりに狩野川花火大会が開かれることから、大田社長は「久々の花火大会で浴衣を着て、改めて和装の良さを知ってほしい」と願う。  キャンペーンは10年前から実施していて、浴衣、帯、げたを各千円で販売する。母親には500円で着付けを指導する。5500円で浴衣姿での撮影もする。店を訪れた同市の高校2年生庄司優佳さん(16)は「かわいい浴衣ばかり。浴衣を着て花火大会に出かけてみたい」と好みの柄を選んでいた。  大田社長は「コロナ禍で浴衣や着物を着る

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  • 富士宮市と松崎町 都市提携目指す方向で一致 木花咲耶姫と磐長姫 「姉妹」の伝説、縁に

     松崎町の深沢準弥町長と商工観光関係者がこのほど、富士宮市を訪れ、須藤秀忠市長や富士宮商工会議所の河原崎信幸会頭らと懇談した。交流を深めてきた両市町はそれぞれをつなぐ“姉妹”の伝説を縁に、都市提携を目指す方向で一致した。  深沢町長のほか、町観光協会の本多正弘会長や町商工会の関唯彦会長らが訪問した。町観光協会が出店した同市中心部の駅前通り商店街の定期市「十六市」の様子を視察した後、市役所を訪れた。  会談で、富士山本宮浅間大社(同市)の祭神「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」と雲見浅間神社(同町)の祭神「磐長姫(いわながひめ)」が姉妹とされる伝説が話題となり、これまで民

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  • 電力逼迫 東京電力管内に注意報 政府初発令、節電を要請

     経済産業省は26日、気温上昇に伴い東京電力管内の27日の電力需給が逼迫(ひっぱく)し、電力各社の需要に対する供給余力を示す予備率が5%を下回る見通しとなったとして、企業や家庭に節電を呼びかける「電力需給逼迫注意報」を初めて発令した。特に27日午後4~5時は需給が厳しくなるため、午後3~6時の時間帯は、使っていない照明を消すなど無理のない範囲で、できる限りの節電を呼びかけた。今夏は東電管内以外でも需給が厳しい見通しで、気温の推移によっては各地で注意報などが出る恐れがある。  今年3月の東北地方を中心に起きた地震で一部の火力発電所が被害を受けたことなどが背景にある。電力を安定的に供給するには最低

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  • 27日 電力逼迫「注意報」 静岡県東部、不安の声も

     東京電力管内の27日の電力需給が逼迫(ひっぱく)する見通しとなり、国が26日に節電呼びかけのため発令した「注意報」。富士川以東の県内20市町をはじめ、東電管内の住民や施設からは「協力したい」との声のほか、厳しい暑さが続く中で「室内温度が上がると熱中症になるかも」「節電にも限界がある」などの心配も聞かれた。  高気圧に覆われ、梅雨時期の蒸し暑さが続く県内。清水町堂庭の主婦藤井さやかさん(44)は「ここ数日急に暑くなったが、今回の呼びかけは比較的過ごしやすい時間帯だから無理なく対応ができそう。今から日常的に意識したい」と前向きに受け止める。裾野市の主婦土屋美和子さん(75)は「エアコンを使わずに

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  • 湖西歌舞伎 3年ぶり定期公演 コロナ禍越え400人魅了

     地元の農村歌舞伎を継承する湖西歌舞伎保存会(青島一郎会長)は26日、第41回定期公演を湖西市の新居地域センターで開いた。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりとなる舞台。役者は迫真の演技を見せ、市内外から訪れた約400人の観衆を楽しませた。  演目は、3人の盗っ人が100両の金を巡って起こす事件を描いた「三人吉三 巴白浪 大川端庚申塚の場」と、恋心が招いた悲劇の物語「神霊矢口渡 頓兵衛住家の場」。会員11人が出演した。  化粧や着物で娘や老父に扮(ふん)した役者が舞台に登場すると、観客席からは大きな拍手が送られた。稽古を重ねた所作や言い回し、大見えを披露し、観衆を物語の世界に引き込んだ。  新

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  • 熱海復旧復興へ 2回目の意見交換 被災者らワークショップ

     熱海市は26日、大規模土石流で被災した同市伊豆山の復興まちづくり計画策定に向けた2回目のワークショップ(WS)を市役所で開いた。市内外で避難生活を送る被災者や被災地区の住民ら計27人が参加し、復旧復興に必要な施策やインフラなどについて意見を交わした。  前回のWSで挙がった意見を基に、避難所や生活道路などのハード面や、補助・支援制度、子育て支援策といったソフト面の課題を提示した。参加者は関心のあるテーマに分かれて語り合った。  街並みに関する議論をした男性は「道幅が狭く坂が多い地域なので、カーシェアなど住民が移動しやすくする施策を取り入れてほしい」と話した。補助・支援制度について意見交換した

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  • 定食屋兼住宅が全焼 静岡大静岡キャンパス近く、けが人なし

     26日午後4時半ごろ、静岡市駿河区大谷の「定食屋まるやま」から出火し、木造2階建ての店舗兼住宅を全焼したほか、隣の集合住宅の外壁に延焼した。約3時間10分後に鎮火し、けが人はいなかった。出火当時、店を営む60代男性は外出中で、無人だった。  静岡南署によると、同日は店の定休日で、男性が外出後30分もたたずに火災が発生したという。同署などが出火原因を調べている。  現場は静岡大から西に約200メートルの住宅街の一角。延焼した集合住宅の同大4年中山研太さん(22)は「料理が焦げたような臭いで気付いた。窓が煙で覆われたので逃げた」と話した。  

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  • 公設なら120トン炉「妥当」 掛川、菊川の新廃棄物施設検討委

     掛川、菊川両市の衛生施設組合が整備する新たな廃棄物処理施設について、事業方式などを議論する専門家の検討委員会は26日、掛川市内で第4回会合を開き、公設で整備する場合は1日当たりの処理能力が120トンの焼却炉が妥当とする見解で一致した。7月16日の次回会合で最適な事業方式や産業廃棄物受け入れの是非、焼却炉の規模などについて結論を出す。  両市が提出した将来人口とごみ量の推計値などを基に議論した。人口減少にプラスチック資源循環促進法施行に伴う分別回収の進展などを加味した試算によると、新施設稼働予定の2031年度時点のごみ年間総排出量は3万4619トン。21年度比で3180トン減少する。焼却処理量

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  • 社説(6月27日)憲法改正の是非 理念踏まえ議論深めよ

     衆参両院の憲法審査会で改憲議論が本格化する中、参院選に突入した。ほとんどの政党が公約で改憲か護憲かの姿勢を示している。ロシアのウクライナ侵攻で国民の関心が高まる安全保障政策との絡みで、9条改正の是非を中心に舌戦が交わされている。  平和を維持し、国民の権利や自由を守る憲法の理念は変えてはならない。だが、厳しい現実に直面している。生きる権利さえ奪われる戦場を目の当たりにしている。格差の拡大が進み、憲法が保障する最低限度の生活を営む権利を脅かされる人が増えている。  参院選は与野党の改憲勢力が改憲発議に必要な3分の2以上の議席を維持できるかが焦点の一つ。衆院では3分の2を超えている。改憲へのスケ

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  • 大自在(6月27日)トーベ・ヤンソン

     「ねえムーミン、こっちむいて」。毎週日曜夜にテレビから流れてくるアニメ主題歌を心待ちにしていた人も多いだろう。物語に登場する数々のキャラクターなどの関連グッズも人気だ。  きょうは「ムーミン」シリーズの作者、トーベ・ヤンソンの没後21年目の命日。フィンランドの首都ヘルシンキに生まれ、10代で風刺画作家として世に知られるようになった。ムーミンを書き始めたのは、第2次大戦下、フィンランドが旧ソ連と戦っていた時のことだ。  ムーミンの物語がこれほどまでに幅広い人たちに愛されるのは、ヤンソンが自身の自由に強いこだわりを持ち続けたからだろう。誰もがそうありたいと願うが、しがらみの中で曲げざるを得なくな

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  • 増田、手応えの頂点 男子100自 静岡県高校総体・競泳

     大会記録まであと0・02秒だった。男子100メートル自由形は増田莉蔵(浜松市立2)がライバルの内村駿斗(飛龍)との競り合いを制し「勝つことを意識した。自信になった」と納得の笑顔を見せた。  前半は前日の50メートルで優勝した内村に先行を許したが、慌てなかった。「前半は8割で泳ぐイメージ。後半はみんなより2割の余裕があった」。ラスト15メートルでギアチェンジして差し切った。  自己記録は5月下旬の浜名湾大会で出した51秒64。「自信を持ってキックを打つことが重要だと確認できた。3日間を泳ぎ切れて良かった」。今大会を振り返り、自身の成長に手応えを示した。  目標に掲げるのは全国の表彰台。「力ま

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  • ​磐田農・大沢4冠 女子100バタV 静岡県高校総体・競泳

     1年生の大沢千依(磐田農)が女子100メートルバタフライを制し、今大会最終種目の800メートルリレーでも1泳を務めてチームの優勝に貢献。4冠を獲得したが「全国で上位を狙うには、まだ体力が足りない」と課題を見つめた。  100メートルバタフライは1分0秒台が目標だったが、1分1秒55。「前半は良かったが、後半に体が動かなかった」と自己記録に届かず不満顔。  本人が今大会の成果としてあげたのは、前日の400メートル個人メドレー。3年間破れなかった中学1年時のベストを更新し、5分を切った。  100メートルバタフライが得意だが「メドレーと両方を頑張るつもり。苦手の背泳ぎを強化したい」と誓いを新た

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  • 女子100平 柴本が優勝、2冠果たす 静岡県高校総体・競泳

     女子100メートル平泳ぎは柴本真衣(城南静岡3)が制し、200メートルとの2冠を果たした。  50メートル通過時は3位だったが、「後半に自信があった」と余裕のレース運び。ターンから加速し、トップでゴールした。  今までは調子の波が大きかったが、今季はタイムが安定し、地力が増したと感じている。「決勝も150メートルまでは良かったが、最後バテた。上体が沈んでしまうフォームを修正したい」と反省も忘れない。  得意なのは200メートル。「100メートルのスピードを200メートルに生かし、全国の決勝に進みたい」と意欲を示した。

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  • 約30分で完了 磐田の不発弾処理 避難住民「ほっとした」

     磐田市は26日、同市小立野で4月に見つかった不発弾の処理を発見現場で行った。陸上自衛隊による処理作業は約30分で完了。作業に伴い周辺住民らに避難指示を出し、付近の国道1号や県道を通行止めにしたが、大きな混乱はなかった。  市や陸自、消防団など関係機関が約500人体制で対応に当たった。不発弾の信管を除去する作業は午前8時46分にスタート。当初の見通しより早い午前9時14分に終了した。草地市長が同33分に現場で安全化宣言をした。国道1号などの交通規制は午前10時14分までに解除された。  避難指示は現場から半径355メートル内の住民約1400人に発令した。避難場所として開放したアミューズ豊田には

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  • 各地で真夏日、6地点で今年の最高気温更新 26日の静岡県内

     高気圧に覆われた静岡県内は26日、各地で気温が上がり真夏日となった。最高気温は東伊豆町稲取31・9度、熱海市網代31・8度、静岡市駿河区31・5度など。稲取や網代など6地点で今年の最高気温を更新した。  静岡新聞社のまとめで、県内で熱中症とみられる症状で少なくとも9人が救急搬送された。中等症2人、軽症7人だった。  静岡地方気象台によると、27日の予想最高気温は県東部、伊豆32度、県中部、西部31度となっている。  

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  • 230人新規感染 26日の静岡県内【新型コロナ】

     静岡県内で26日、新たに230人の新型コロナウイルス感染が確認された。県全体の病床使用率は4・5%。重症者はいない。直近1週間の新規感染者数は計1749人で前週の1・06倍。累計感染者数は17万8125人。

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  • トライアルパーク蒲原 交流拠点、7月2日開所 道の駅化へ防災機能を【解説・主張しずおか】

     静岡市清水区蒲原の国道1号バイパス近くに7月2日、市の広域交流拠点「トライアルパーク蒲原」が開所する。暫定的に太平洋岸自転車道のサイクルツーリズム拠点としつつ、地元企業とともに方向性を試行し、将来的な「道の駅」整備を目指していく。庵原地区は近年、特産品のサクラエビの不漁と新型コロナウイルス禍で来訪客減少が課題となっている。オープンを観光復活のきっかけとし、官民で発展させていくことが必要だ。  トライアルパークの建設場所は富士川河口部防波堤にほど近い旧庵原高校グラウンド跡地。約1万平方メートルの土地一帯に芝生を敷き詰めて広場にした。自転車利用者向けにレンタサイクルやシャワーなどを完備するほか、

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  • 難病発症後に短編集を出版 傷抱える人に届けたい 漫画家/寺田浩晃氏【本音インタビュー】

     漫画家の活動中、治療法が確立されていない指定難病「好酸球性胃腸炎」を患う。その後も個人で作品の発信を続け、5月13日に自身初のコミックとなる短編集「黒猫は泣かない」が発売された。漫画への思いを聞いた。  ―なぜ漫画家を志したのか。  「小さい頃から引っ込み思案で絵を描くのが好きだった。小学生の時にはオリジナルの漫画も描いていた。幼少期から複雑な家庭環境で、小学生の時には一時的にいじめも受けていた。自宅でも学校でも押し殺していた自分の思いをさらけ出したくなり、高校生の時に本格的な漫画を描いた。出版社に送ったら『才能がある』と言われ、漫画家の夢が現実に近づいた。大学で漫画を学びながら作品を描き

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  • 磐田の不発弾処理完了 交通規制、大きな混乱なし

     磐田市は26日、同市小立野で4月に見つかった不発弾の処理を発見現場で行った。陸上自衛隊による処理作業は約30分で完了。処理に伴い、国道1号を通行止めにするなどの交通規制を実施したが、大きな混乱はなかった。

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  • 日本医師会 会長に松本氏 浜松医大卒、新人対決制す

     任期満了に伴う日本医師会(日医)の会長選の投開票が25日、東京都内で行われ、埼玉県医師会所属の松本吉郎氏(67)=写真=が、大阪府医師会所属の松原謙二氏(65)を破り初当選した。任期は2年。2020年から1期務めた前会長の中川俊男氏(70)は、診療報酬改定への対応で日医内から批判が出たことなどを背景に立候補を見送り、新人同士の対決となっていた。  松本氏は当選後の記者会見で「日医の役割は国民の命と健康をしっかり守っていくことだ」と述べ、政策実現のために「政府、与党としっかり協調して連携を取りながら進めることが基本」と強調した。  日医は自民党の有力支持団体で、会員は17万人を超える。新型コロ

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  • 支持拡大へ訴え熱く 初の週末、候補駆ける【参院選しずおか】

     参院選は25日、公示後初の週末を迎え、静岡選挙区(改選数2)でも候補者が選挙活動を繰り広げた。全県を一つの選挙区として実施される参院選は範囲が広く、有権者に直接主張を訴えられる街頭活動は貴重な機会。各陣営はさまざまな戦略を描き、県内各地を駆け巡った。  共産党新人の鈴木千佳氏(51)は県中部で選挙戦を開始したため、週末にかけて大票田の浜松市に入った。生活者に主張を届けようと同市の薬局やスーパーで街頭演説を行い、「党の一番の政策は消費税の5%減税。既に91の国と地域が実施している」と訴えた。「自民党は防衛費増額を財源も示さず勝手に進めようとしている一方で、暮らしを守る消費減税ができないと言うの

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  • 警戒区域の内外で 帰るべきか自問の日々【残土の闇 警告・伊豆山㉛/第6章 逢初川と共に②】

     熱海市伊豆山の国道135号に架かる逢初(あいぞめ)橋。2021年7月3日、逢初川源頭部から流れ下った土砂やがれきは約1・7キロ下流にも襲いかかった。逢初橋の周辺には生々しい爪痕が今も残る。  そのわずか15メートルほど脇に今井秀和さん(60)が妻と暮らしていた築70年ほどの木造2階建て住宅がある。辛うじて無事だったが、今井さんが訪れるのは週2、3回程度。空気を入れ替えたら1、2時間で自宅を後にする。向かうのは隣町の神奈川県湯河原町。ホテルでの避難生活を終えた昨年8月から、夫婦の暮らしはアパートの一室に移った。  「日常がなくなってしまった。夜中にふと目が覚めてしまうことがあって」-。逢初橋周

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  • 静岡県高校総体・競泳 結果まとめ(25日)

     静岡県高校総体の競泳は25日、県富士水泳場で第2日を行い、自由形で女子800メートルの高遥香(城南静岡1)が8分51秒81で11年ぶりに大会新記録を出して優勝した。男子1500メートルの大木優瑠(飛龍2)も15分35秒23で大会記録を8年ぶりに更新して頂点に立った。女子50メートル自由形を制した鈴木月渚(飛龍2)の26秒06も大会新だった。   【男子】  ▽50メートル自由形 ①内村駿斗(飛龍)23秒36②松田(静岡市立)24秒21③柴田(浜松西)24秒61④花村(三島北)⑤夏目(富士)⑥井山(日大三島)⑦鈴木(浜松湖東)⑧松本(島田樟誠)  ▽200メートル自由形 ①増田莉蔵(浜松市

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  • 高11年ぶり大会新V 女子800自 静岡県高校総体・競泳

     「大会新は狙っていた。思い通りのレース」。女子800メートル自由形で11年ぶりに大会記録を更新した高遥香(城南静岡1)は納得の笑みを浮かべた。  最初の50メートルは「力まないよう気をつけた」とリラックスしてレースに入ると、次第にペースを上げて後半へ。最終的に2位以下を30秒近く引き離す一人旅で、5月下旬の浜名湾大会で出した自己ベストを3秒近く縮め、8分51秒81でゴールした。  「後半の400メートルでバテないように心掛けた。いつもよりラストでペースアップできた」。1年生スイマーはレースを振り返って手応えを示した。  昨年の全国中学体育大会は2位。持久力を高める練習を積み、着実に地力を上

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  • 男子1500自 大木(飛龍)も大会新頂点 静岡県高校総体・競泳

       全国ランキング上位の力を見せつけ、大木が男子1500メートル自由形で8年ぶりに大会記録を塗り替えた。  「大会新は最低ライン。絶対に出すつもりだった」。前半からいつもより速いペースでラップを刻むと、ラストの100メートルも1分を切り、2位に40秒近い大差をつけて圧勝した。  マークした15分35秒23は4月下旬の日本選手権予選で出した自己ベストを4秒近く縮めた。次に照準を合わせるのは県高校記録の15分24秒66。「まだ、中盤でタイムが落ちてしまう。練習で1本目から全力で泳ぎ、粘る力を伸ばしたい」と課題を見つめる。  400メートル自由形でも全国区の実力を持つ。「400メートルのスピードが

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  • 女子50自V鈴木 大会新も「悔しい」 静岡県高校総体・競泳

     昨年の全国総体で1年生ながら銅メダルを獲得した女子50メートル自由形の鈴木は26秒06の大会新を出したが、「25秒台を狙っていたので悔しい」とレース後は不満顔だった。  スタートから飛び出し、25メートルで2位に上半身リード。後半も力強いストロークで泳ぎ切った。ただ、自己ベストは昨年の全国総体で出した25秒97。「ラスト5メートルの追い込みを、もう少し上げたい」と自らに宿題を課す。  「周りと激しく競り合えるのが50メートルの魅力」と表現する。全国のライバルとのレースを想像し、「がむしゃらに泳ぎ、自分との勝負に勝って今年も表彰台に上がりたい」と決意を新たにした。  

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  • 男子50V内村 好タイムに手応えも苦笑い 静岡県高校総体・競泳

     男子50メートル自由形を制した内村は前日の予選でマークした大会記録23秒17をわずかに上回れず、レース後は苦笑いを浮かべた。  予選、決勝を1日で行う大会では、いつも決勝で予選を上回るタイムを出している。「2日続けて1本目で好タイムを出せたのは自信になる」と手応えも示す。  昨年の全国総体は3位に食い込んだ。「記録は伸びている。あとは準備からの気持ちの整え方を工夫し、集中力を高めたい」。東海総体では全国舞台を想定した課題に取り組む。

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  • ベトナム人「闇宝くじ」容疑 静岡県警「地下銀行」3人再逮捕

     ベトナムで人気の正規の宝くじを悪用した闇賭博を日本国内で行ったとして、清水、御殿場両署と県警薬物銃器国際捜査課は25日、賭博開帳図利の疑いで、ベトナム国籍の男女3人を再逮捕した。3人はベトナムに不正送金する「地下銀行」を営んだとして県警に逮捕されていた。地下銀行は「闇宝くじ」の賭客や日本円の軍資金を集める宣伝目的だったとみて、実態解明を進める。  再逮捕容疑は何者かと共謀して2021年3月上旬~12月下旬、日本国内で会員制交流サイト(SNS)を使い、ベトナム政府公認の宝くじの当選番号を予想させ、一口2300円の賭け金で賭客2人から計13回(賭け金計23万円)の申し込みを受けて賭博場を開帳し、

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  • ⚽ジュビロ磐田 終盤に追い付く J1リーグ第18節

     明治安田J1リーグは25日、各地で第18節の3試合が行われ、前節3位の川崎と対戦した磐田は終盤に追い付き、1-1で引き分けた。  ②等々力(2分け)▽観衆19024人  川崎 10勝4分け4敗(34) 1(1―0 0―1)1 磐 田 4勝7分け7敗(19) ▽得点者【川】山根(3)【磐】伊藤(1)  【評】磐田は終了間際に追い付き、川崎と引き分けた。  磐田は立ち上がりから相手に球を保持され、守備ブロックを敷いて耐える時間が続いた。前半33分、DF裏への浮き球を通されると、DF山根に決められて先制を許した。  1点を追う後半は前掛かりに攻撃を仕掛けた。後半17分にMF遠藤がミドルシュ

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  • 不合理なルールにあらがう 一般社団法人ソウレッジ代表・鶴田七瀬さん【決める、未来 若者×若者ー1票の価値とは④】

     子どもを含む女性が性被害や望まない妊娠の当事者にならないよう、性教育の重要性を訴える活動で注目されている女性がいる。一般社団法人ソウレッジ(掛川市)代表の鶴田七瀬さん(26)。緊急避妊薬無償化などの政策実現を目指し、積極的に声を上げている。女性を守るために行動する鶴田さんの原動力はどこにあるのか。社会部の沢口翔斗記者(23)が取材した。  17日、大阪府枚方市で開かれた市教職員組合の研修会。鶴田さんは小中学校の教職員約40人に訴えた。「18歳未満の女性の2・5人に1人が痴漢など何らかの性被害に遭っている。被害者も加害者もなくすため、正しい性知識を教えるべきだ」  同法人が製作した、家庭での性

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  • #投票行こう 学生ら100人 SNSで啓発【参院選しずおか】

     静岡県選管は25日、7月10日投開票の参院選静岡選挙区(改選数2)の投票率アップに向け、大学生などの若者約100人に交流サイト(SNS)で投票を呼び掛けてもらうイベントを静岡市葵区七間町で開いた。「投票に行きたい」「自分のこととして考えたい」―。会場から早速、SNSでメッセージを投稿した若い世代に、選挙への思いを聞いた。  「今年こそは選挙に行きたい!!!」。常葉大法学部4年の河野友哉さん(21)=長泉町=はインスタグラムの「ストーリーズ」機能を利用して投稿した。ストーリーズは短時間の動画や写真を、文字とともに仲間とシェアできる。イベント会場の看板をスマートフォンで撮影し、県選管のキャッチコ

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  • 三島甘藷で「生搾り」モンブラン みしまプラザホテルが提供開始

     三島市のみしまプラザホテルは、地元特産のサツマイモ「三島甘藷(かんしょ)」を使ったスイーツとして「生搾りモンブラン」の提供を始めた。通常のモンブランに用いる栗は使わず、地産地消の新メニューを開発した。  ペースト状にしたサツマイモとカスタードクリームを混ぜ合わせ、糸状に搾り出しながらスポンジ生地や静岡抹茶のブリュレなどにふんだんに掛けた一品。注文を受けたスタッフがお客の目の前で仕上げるなど、見た目にも楽しいスイーツとして売り出している。甘さは控えめに素材の味を生かし、サツマイモのねっとりした食感と上品な味わいが人気という。  価格は単品で1200円。同ホテル1階のカフェとテイクアウト店を併設

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  • 街頭紙芝居 沼津に集結 7月3日にプロ、アマ45組

     全国各地から紙芝居師が集う「ニッポン全国街頭紙芝居大会INぬまづ」(同実行委主催)が7月3日、3年ぶりに沼津市の沼津仲見世商店街をメイン会場に開かれる。9回目の今回は、過去最多のプロ、アマ45組が出場する。実行委員長で街頭紙芝居芸人の「三ツ沢グッチ」こと後藤知彦さん(55)=同市=は「9回を重ね、全国の実力者が集まるようになった。多くの人に楽しんでほしい」とアピールする。  当日はJR沼津駅前のイーラde前から沼津仲見世、新仲見世の両商店街約400メートルの間に7会場を設ける。梅ちゃん(東京)やガンチャン(大阪)ら過去の大賞受賞者を含むプロ10組と、アマ27組が出場。プロ10組の中からは観客

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  • ピアノインスト ADAM atが10周年 新感覚のサウンド

     ピアノインストゥルメンタルのトップランナーADAM at(浜松市)が、活動10周年を記念するアルバム「OUTLAST」をリリースした。新感覚のサウンドが勢いを増す全10曲は、大物ゲストを迎えるなど新型コロナウイルス禍にも挑戦が詰まる。  英国を代表するロックバンドFEEDERのボーカリスト、グラント・ニコラスが参加した「Happy Place」は、共作の希望を率直に伝えて実現した。未来の見えづらいコロナ禍で「作りたい物は作っておく、という思いからダメ元で持ちかけた。心が落ち着く場所の大切さを訴える歌詞を付けてもらい、今こそ聴いてほしい曲になった」。  「22時」は初めての作詞。飲んだ後に帰る

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  • こども版「広報いわた」発行へ 小学生記者が校長先生を取材

     磐田市が7月中旬に発行する広報誌「こども版広報いわた」の準備を進めている。市は24日、市内32小中学校の児童生徒が各校の特色を紹介する企画の一環で、市立磐田中部小の児童を「子ども記者」に委嘱した。  こども版広報いわたは、児童らに市の事業などを知ってもらおうと、2022年度に開始した事業。年2回発行する予定。学校紹介は、毎号掲載する企画で、子ども記者を各校で任命し、教員や在校生を取材し各校の魅力を紹介する。1回目は同校を掲載する。  同日、市広報広聴・シティプロモーション課の職員が同校を訪れ、6年生6人に委嘱状やメモ帳、名刺を渡した。児童らは同校の吉村康宏校長(55)にマイクやカメラを向けイ

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  • 各部屋にサーバー ビール醸造所が宿泊施設 静岡、7月1日開業

     クラフトビール醸造・販売のウエストコーストブルーイング(WCB)は7月1日、静岡市駿河区用宗の醸造所の向かい側に直営宿泊施設「The Villa&Barrel Lounge(ザ・ヴィラ・アンド・バレル・ラウンジ)」を開業する。小規模ビール醸造所は全国に580カ所超、本県に20カ所超あるが、本格的な宿泊施設を運営するのは珍しい。30~50代の国内ビールファンをターゲットに年間稼働率6割を目指し、宿泊客の周辺回遊を促すことで、用宗地区一帯で開発が進む観光関連ビジネスの活性化に寄与する。  「ブルワリーに泊まれる」をコンセプトにした全5室を提供する。各室とも生ビールサーバー付きで、宿泊者限定ビール

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  • フクロウやタカ大迫力 花鳥園ショー 富士中央公園に「出張」

     富士宮市の富士花鳥園によるバードショーが25日、富士市の中央公園で開かれ、来園者は鳥との触れ合いを楽しんだ。  ショーは定期開催されているフリーマーケットの一画で実施された。フクロウとタカ1羽ずつが飼育員2人の間を飛び交い、腕に止まる技を披露した。来園者は地面すれすれを飛ぶ姿に見入っていた。  飼育員は、タカは人間より視力が約7倍良く、フクロウは夜行性であることを紹介した。  フクロウを腕に乗せる体験コーナーも人気を集めた。重さ約2・5キロのクロワシミミズクを乗せ、写真を撮った富士南小4年の皆倉瑞希さん(9)は「大きくてすごい迫力。腕をつかむ足の力が強かった」と驚いた。

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  • 脱炭素生活目指せ 富士市「ゼロカーボンチャレンジ」キックオフ

     富士市は25日、脱炭素に向けた市民の取り組みを促す事業「ゼロカーボンチャレンジ」のキックオフイベントを同市のイオンタウン富士南で開いた。26日まで、来場者が挑戦したい事を壁に掲示している。  同市は2050年までに二酸化炭素(CO2)実質排出ゼロの達成を目指し、21年4月に「市ゼロカーボンシティ宣言」をした。  ゼロカーボンチャレンジは環境に配慮した活動を募集し、実践する市民に抽選で省エネ家電をプレゼントする企画などを展開する。初日の式典で小長井義正市長は「皆さんが気軽に楽しく脱炭素に取り組めるように応援する」と応援を宣言し、企画をPRした。  イオンタウン富士南には、挑戦したい事を付箋に書

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  • 社説(6月26日)社会保障の持続性 財源の議論が足りない

     1947~49年生まれの「団塊の世代」が75歳に入り出す2022年は、「超高齢化社会」の始まりである。今後、年金、医療、介護などの社会保障費のさらなる増大は必至だ。一方で、少子化の進行で「支え手」が減少していく懸念は拭えない。  社会保障制度の持続性をどう確保するのか。参院選で自民党は全世代型社会保障の構築を掲げ、野党は支援の拡充を訴える。だが、各党とも国民の痛みを伴う財源についての言及には消極的だ。給付と負担は、セットで論じられなければならない。現状ではあまりにも議論が足りない。  政府の全世代型社会保障構築会議が、5月に中間整理をまとめ、経済財政運営の指針「骨太方針」にも反映された。給付

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  • 大自在(6月26日)後追い規制

     駅ホームから線路への転落事故を防ぐ「ホームドア」。特に視覚障害者にとっては命綱ともいえ、大きな安心材料だ。新型コロナで乗客同士が距離を取るようになり、視覚障害者への声掛けや誘導が減ったという。その重要度は増している。  2010年のきょう、JR在来線の駅で初めて山手線の恵比寿駅にホームドアが設置された。山手線では乗客がホームから転落する事故が相次ぎ、死者も出ていた。ドアと車両の間にセンサーが設置され、乗客や荷物が取り残されると検知する。  事故を防ぐための規制強化や物理的対策は先回りであるべきだ。だが今回、またしても重大な後追い事例が起きてしまった。北海道・知床半島沖の観光船沈没事故だ。  

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  • 沼津・戸田の岩場 クジラの死骸漂着

     25日午前8時40分ごろ、沼津市戸田の御浜岬付近の岩場で、体長約10メートルのクジラの死骸が漂着しているのを地元住民が見つけ、清水海上保安部に通報した。  海保は市に連絡。市からの要請で現場を確認した伊豆・三津シーパラダイス(同市)の担当者によると、腐敗が進んでいるが、特徴からニタリクジラの可能性があるという。漂着の原因は不明。  同市戸田で水産物卸販売を営む男性(57)は「漁師が海でクジラに遭遇することはあるが、打ち上がったのを見るのは初めて。非常に珍しい」と驚いた。  23日にも、駿河湾内で体長約10メートルのクジラが漂流しているのが発見された。関連性は判明していない。

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  • ⚾全国高校野球静岡大会 組み合わせ決定 力が拮抗、混戦模様

     第104回全国高校野球選手権静岡大会の組み合わせ抽選会が25日、清水テルサで行われ、109校107チームの組み合わせが決まった。7月3日に草薙球場で開会式を行い、同9日に県内10球場で1回戦が始まる。日程を順調に消化すれば28日に決勝が行われる。一般客の入場は開会式は不可、試合は可能となる。  力が拮抗(きっこう)し、混戦模様の今大会。第2シード静岡と第5シード浜松工のブロックは昨春東海覇者の掛川西など強豪がひしめく激戦区となった。静岡の山岸主将は「甲子園に行くにはどこと当たっても勝たないといけない。自分たちのやるべきことに集中する」と気を引き締めた。掛川西の河原崎主将は「目の前の相手に

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  • ⚾聖隷―静岡市立 勝者が開誠館に挑む【高校野球静岡大会抽選会】

     第1シード浜松開誠館への挑戦権を争うことになったのは、昨秋の東海準優勝の聖隷クリストファーと昨秋県8強の静岡市立。静岡市立の近藤遼主将が97番目にくじを引き、組み合わせが決まると、初戦屈指の好カードに会場もどよめいた。  聖隷-静岡市立の顔合わせは、昨秋の県大会準々決勝の再戦となる。秋は静岡市立が七回まで3点をリードしたが、聖隷が八回に集中打で4点を挙げて逆転勝ち。勢いをそのままに県、東海準優勝へと快進撃を続けた。  近藤遼主将は「聖隷には終盤の粘りがあり、自分たちにはミスが出た。あの試合がメンタルトレーニングを取り入れるきっかけになった」と振り返り、「これまでの練習の成果を試せる相手。

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  • 静岡市清水区で34・7度 県内各地で真夏日、熱中症で23人搬送

     静岡県内は25日、太平洋高気圧が勢力を強め、静岡市清水区で34・7度を観測し県内の今年の最高気温を更新するなど、19の観測地点のうち13地点で今年の最高気温を観測した。12地点で30度を超える真夏日となった。  浜松市天竜区で34・1度、静岡市駿河区で33・9度、川根本町は32・3度だった。県内では同日、熱中症とみられる症状で少なくとも23人が救急搬送された。症状の内訳は中等症5人、軽症18人。  静岡地方気象台によると、26日も引き続き高気圧に覆われ、日中の予想最高気温は静岡市と三島市で31度、熱海市網代30度など、各地で真夏日となる見込み。

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  • ⚾全国高校野球選手権静岡大会 組み合わせ決定

     第104回全国高校野球選手権静岡大会の組み合わせ抽選会が25日、静岡市清水区の清水テルサで行われ、109校107チームの組み合わせが決まった。大会は7月3日に開幕し、3年ぶりに開会式を実施する。

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  • ⚾全国高校野球静岡大会トーナメント表 第104回/2022年

    ※画像をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます。

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  • 昭和のクリームソーダ 昔懐かしのレトログラスで 富士・吉原商店街

     昭和レトロブームが巻き起こる中、昭和の雰囲気がそのまま残る富士市の吉原商店街を楽しんでもらおうと、同商店街の内藤金物店と、コーヒーショップアドニスの“お向かいさん同士”が協力してレトログラスに入れた「喫茶店のクリームソーダ」(税込み500円)の販売を始めた。  クリームソーダはもともと提供していたメロン味の緑に加え、新たにストロベリー味の赤、オレンジ味の青の3色で展開。昭和の日用品人気で復刻した模様入りのグラスで同金物店で取り扱う「アデリアレトロ」に入れて提供する。  レトロ商品の売れ行きの良さや商店街を訪れる若者の姿に着目していた同金物店の内藤佑樹さん(36)が、

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  • 低カロリー和菓子、27日発売 巌邑堂と聖隷福祉事業団の第2弾

     浜松市東区の和菓子店「巌邑堂」(内田弘守社長)と聖隷福祉事業団保健事業部は27日、共同開発ブランド「私菓心(わがし)」の第2弾「葛シャーベット」と「はす餅」を発売する。通常の和菓子よりもカロリーを抑えた上、地元産食材を使い、味も見た目も夏にぴったりのさわやかな逸品に仕上げた。関係者が23日、市役所で商品を発表した。  葛シャーベット(税込み378円)は、三ケ日ミカンと摘果作業で廃棄されるほろ苦い青ミカンの2層からなる「三ケ日みかん」、甘酸っぱい梅ジャムとブルーベリーが互いに味を引き立てる「梅とブルーベリー」の2種。北区三ケ日町で地域振興に取り組む「ブルーレイクプロジェクト」(夏目記正代表)と

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  • ロケ支援 浜松がダブル受賞 「ゆるキャン△2」「唐人街探偵」

     映像作品のロケ支援に関する優れた団体を表彰する「JFC(ジャパン・フィルムコミッション)アワード」の第8回表彰式がこのほど広島市で開かれ、浜松市の浜松フィルムコミッション(FC)がドラマ「ゆるキャン△2」と映画「唐人街探偵・東京MISSION」の2事例で優秀賞に輝いた。浜松FCは昨年度の映画「弱虫ペダル」の最優秀賞から2年連続受賞で、同時に2点の優秀賞を取るのは初めて。  JFCは全国約150団体が参画する、FC関連で国内最大の団体。今回は最優秀が映画「ドライブ・マイ・カー」の広島FC、優秀は5事例だった。  「ゆるキャン△2」は西区舞阪町弁天島の浜名湖に浮かぶ「いかり瀬」がオープニング映

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  • 立候補者アンケート① コロナ・医療費・年金【参院選しずおか】

        政府の新型コロナウイルス対策を評価しますか ■舟橋夢人氏(56歳 N党新) 評価しない。早急に(季節性インフルエンザ相当の)5類相当にするべき。5類の定義は、治療法がある、ワクチンがある、医療施設が十分整っている、である。そのため、コロナは十分にこの定義に当てはまっているため、5類相当にすべきである。 ■鈴木千佳氏(51歳 共産新) 評価しない。過去最悪の1万人超の死者が出た第6波では、感染力の強いオミクロン株により感染者が爆発的に増大する中、ワクチン3回目接種が大幅に遅れ、PCR検査体制が不足して十分な検査が行われず、病床・救急医療が逼迫(ひっぱく)し

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  • 意見聞く仕組みつくって NPO法人わかもののまち事務局長・土肥潤也さん【決める、未来 若者×若者ー1票の価値とは③】

     静岡市や菊川市などで高校生が地域課題の解決プロジェクトを考える「まちづくりスクール」事業。運営に協力するNPO法人わかもののまち(焼津市)事務局長の土肥潤也さん(27)は、県立大の学生時代から行政に働き掛け、若者の社会参加を促してきた。社会に対する若者の関心はなぜ高まらないのか。掛川支局の伊藤さくら記者(26)が疑問をぶつけた。  昨年12月、菊川市内で開かれたまちづくりスクール最終報告会。高校生14人が地域交流や棚田のPR、外国人との共生などのプロジェクトを発表した。生徒は「若者が地域と緩やかにつながれる場所があることが重要」などと熱く訴えた。土肥さんは「課題に向き合い、解決するためにどう

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  • 異なる境遇 擦れ違う思い 「分断」に苦しむ被災地【残土の闇 警告・伊豆山㉚/第6章 逢初川と共に①】

     “あの日”から、毎月3日は熱海市伊豆山にとって特別な日になった。土石流が流れ下った逢初(あいぞめ)川流域。地元住民や被災者らは犠牲者を悼み、悲劇が繰り返されないように祈る。しかし同時に、境遇が異なる人々の心理的な隔たりが浮き彫りになる日でもある。復旧復興を目指す上で乗り越えなければならない「分断」という障害に地域は直面している。  11回目の月命日の6月3日。被災現場に近い寺院では、地元主要団体でつくる「熱海伊豆山で心をつなぐ集い」が発災時刻の午前10時半に合わせ慰霊法要を営んでいた。「被災者は今も大変な思いをしている。伊豆山の安心安全なまちづくりをお手伝いしたい」。

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  • ⚽25日川崎戦 連勝へ攻守の切り替え【J1磐田見どころ】

     J1磐田は25日、敵地で3位川崎と対戦する。前節鳥栖戦で快勝した14位磐田は勢いに乗って昨季王者に食らいつき、天皇杯2回戦から続く公式戦での連勝を4に伸ばしたい。  川崎は前節5得点で札幌を下したが、直近5試合で2勝1分け2敗と波に乗り切れない。天皇杯3回戦でもJ2東京Vに敗れたこともあり、引き締めて磐田戦に臨みそうだ。  磐田は鳥栖戦で攻撃陣が爆発し、前半だけで3得点を挙げたのは好材料。4月6日の川崎との対戦では引き分けたが、試合終了間際までリードしていた。伊藤監督は攻守の切り替えの速さをポイントに挙げ「川崎の背中をどれだけ取れるか。拮抗(きっこう)した試合に持ち込みたい」と話す。  リー

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  • 静岡市 来場者カードにさくらさんイラスト【参院選しずおか】

     参院選の期日前投票が23日に始まったのに合わせ、静岡市は投開票日の7月10日まで、同市清水区出身の漫画家さくらももこさんのイラストが描かれた投票所来場者カードの配布を始めた。  投票を済ませたことを証明する名刺サイズのカードで、希望者に渡す。さくらさんが市の魅力発信のために描いたイラストに「静岡市はいいねえ」という言葉を添えた。片方の面には大御所に扮(ふん)した明るい選挙キャラクター「めいすいくん」のイラストを使った。さくらさんのイラストを来場者カードに使うのは初めて。市選挙管理委員会の担当者は「市民に親しみのあるイラスト。選挙も身近に感じてもらえれば」と話した。  

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  • がん闘病の坂本さん支援 豊田南中生徒会が募金活動 磐田市

     肝細胞がんを患い、闘病中の磐田市立豊田南中2年の坂本パトリック龍輝さん(13)を支援するため、同校の生徒会が24日、募金活動を行った。生徒会役員らが募金箱を手に、登校する生徒に協力を呼び掛けた。  坂本さんは2月から県立こども病院に入院して治療中。母の坂本レチーシア・ユカリさん(33)=ブラジル出身=が7月末までに生体肝移植手術を受ける準備を進める。しかし、保険適用外のため3千万円の費用が自己負担になる。クラスメートの母親らでつくる「リュウキ君を救う会」が寄付を募る。  生徒会は22日にも活動を行った。集まった寄付金は、同会に託す。3年の近藤彩音生徒会長(15)は「少しでも協力できないかと思

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  • 誘拐予告相次ぐ 富士宮市HPに投稿、焼津市にもメール

     富士宮市は24日、市ホームページ問い合わせフォームに、下校中の女子小学生や園児334人を誘拐することなどを予告する投稿があったと発表した。  市によると、投稿は21日午後8時6分に届いていた。送り主は実在する神奈川県内の住所とともに、氏名を名乗っていた。子どもたちを28日に誘拐する予告のほか、市役所など市の施設に毒ガス散布機を設置したとする内容。市職員が22日朝に投稿を確認し、富士宮署に届けた。  市は同署などと連携し、子どもの見守り活動とパトロールを強化する。市内の小学生や園児の保護者に対して通知するとともに、施設の警戒も継続している。  焼津市に「下校中の市内の女子小学生を誘拐する」など

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  • 期日前投票初日に1万660人 前回の1・4倍【参院選しずおか】

     静岡県選管は24日、7月10日投開票の参院選静岡選挙区(改選数2)の期日前投票初日の投票者数を発表した。23日の投票者は1万660人で2019年の前回選の初日に比べ、3111人多く、1・41倍に増加した。期日前投票率は0・35%(前回比0・11ポイント増)だった。  昨年10月に行われた参院静岡選挙区補欠選挙の初日の期日前投票者数9033人も上回った。県選管によると、記録が残る過去3回の参院選で初日に1万人を超えるのは初めてという。  市町別投票率では南伊豆町が1・35%と最も高く、下田市1・01%、西伊豆町0・80%と続いた。  期日前投票は23日、県内全43市区町で始まった。投開票日前日

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  • 社説(6月25日)外交と安全保障 危機ゆえ議論は慎重に

     ロシアがウクライナに仕掛けた侵略戦争は、24日で4カ月となった。東部と南部の戦線で激しい攻防が続き、消耗戦となっている。戦いの行方はまだ見通せず、長期化は避けられないとみられる。  21世紀の欧州で、第2次世界大戦時の独ソ戦のような憎悪に満ちた戦闘が繰り広げられるとは思いもしなかった。ロシア軍が強力であっても広大なウクライナ全土を制圧するには軍事的に難しく、経済的合理性もない。国際社会から制裁も受ける。まさか戦争はないだろうとみられていたが、大国ロシア復活を目指すプーチン大統領にそんな“常識”は通用しなかった。  強権主義的な国家では、不条理であっても指導者の思惑次第

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  • 大自在(6月25日)アテナとポセイドン

     ギリシャ神話に伝えられる“選挙戦”の名場面は、不倶戴天[ふぐたいてん]の海神ポセイドンと女神アテナのいわば“街頭演説合戦”だろう。アッティカ地方の小都市の守護者の座を巡って争い、どちらが市民に良い贈り物ができるかを発表し合うことになった。  大勢の市民が見守る中、ポセイドンが三つまたの矛を大地に突き刺すと、大量の海水が噴き出した。一方、アテナがやりをかざすとオリーブの苗木がみるみる育ち、天を突いた。物語の派生形はさまざまだが、市民投票の結果、アテナが勝利し、人々はオリーブが象徴する豊かな暮らしを手に入れる。現在はギリシャの首都アテネとして知られ

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  • デンマークのレーザー関連企業 浜松ホトニクス子会社が買収

     浜松ホトニクスは24日、ベルギー子会社のフォトニクス・マネジメント・ヨーロッパS・R・Lが、レーザー装置部品製造「NKTフォトニクスA/S」(デンマーク)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。取得額は294億9900万円で、取得予定日は来年3月31日。  NKTはレーザー光を増幅する独自の「フォトニック結晶ファイバー」の製造技術を持つ。浜ホトによると、レーザーの小型化や高出力化につながる高い技術で、浜ホトが得意とするレーザー光源と合わせることでレーザー事業の拡大を狙う。  NKTはほかに、量子コンピューターに用いられる単一周波数ファイバーレーザーや、手術などに使われる超短パルスレーザ

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  • 「サポーターは仲間、社員だ」 Jリーグ 野々村芳和チェアマン㊤【五郎丸歩が学ぶ~ビジネスの流儀~⑪】

     ラグビー球団の社長を目指す日本ラグビー界のレジェンド、五郎丸歩がさまざまな経営トップと対談する「五郎丸歩が学ぶ~ビジネスの流儀~」。今回のゲストは、今年29年目を迎えたサッカーJリーグで、3月に史上最年少でトップに就任した野々村芳和チェアマン(清水東高出)。Jリーグの未来を託された男には、巧みな経営戦略とサポーターの心をつかむ掌握術がありました。(進行/SBSアナウンサー 新城健太)  高校時代はサッカーの名門、清水東高(現・静岡市清水区)でキャプテンを務め、全国高校サッカー選手権にも出場。慶応大を経て、当時のジェフ市原やコンサドーレ札幌でプロとして活躍しました。2013年に北海道コンサド

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  • スズキ車 印トヨタで生産 本格HV販売は初 電動化戦略強化

     スズキとトヨタ自動車は24日、スズキが開発した新型多目的スポーツ車(SUV)の生産をトヨタのインド法人トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)で8月から始めると発表した。インドのスズキ子会社マルチ・スズキ、トヨタのTKMでそれぞれ販売する。一部はトヨタからシステム供給を受けたストロングHV(ハイブリッド)を搭載する。スズキが同国市場で同HVを販売するのは初。  投入する車種や販売計画は現時点で非公表としている。モーター走行ができるストロングHVと、モーターがエンジン走行を補助するマイルドHVを設定する。スズキがインド市場で展開する15車種のうち、マイルドHVについては「シアズ」「ビターラブレ

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  • 清水南と浜松西の中等部 35人学級に 2023年度から

     静岡県教委は24日の定例会で、40人学級だった県立中学校2校(清水南高中等部、浜松西高中等部)について、2023年度入学生から35人学級に移行すると決めた。特に浜松西で高校進学時の学級編成に課題があり40人学級としていたが、市町立中と同規模の学級での細かな指導や教員の負担軽減、新型コロナウイルス対策を目的に導入を決めた。  両校の定員は、清水南が15人減の3学級105人、浜松西が20人減の4学級140人となる。23年度から段階的に導入し、25年度に全学年に広がる。  浜松西は中等部の学習進度が一般の中学より速く、高校1年生の段階で内部進学者と外部進学者のクラスを分ける必要がある。中等部の35

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  • 原発活用要請 17、18年にも 御前崎市議会、事前共有なしか

     御前崎市議会の議長ら一部市議が4月中旬に「既存原発の最大限活用」などを求める議長名の要請書を市議会に諮らず国に提出していた問題で、2017、18年にも原子力政策に関する議長名の要請書が提出されていたことが、24日までに分かった。書面は今年と同様、事前に市議会内で共有されていなかったとみられる。静岡新聞社の公文書開示請求で判明した。  市議会事務局によると、17年4月は当時の正副議長と議会運営委員会、原子力対策特別委員会の各正副委員長の計6人が経済産業省資源エネルギー庁と内閣府を訪問。18年7月は議長と議会運営委員の計7人が17年の2省庁に加え、原子力規制庁にも足を運んだ。いずれの機会も同市の

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  • 浜名湖のハマグリ 7~8月禁漁 試験操業中断、資源保護

     浜名漁協(浜松市西区)は24日、理事会を開き、浜名湖で試験操業しているハマグリ漁について、7、8月の2カ月間を禁漁とすることを決めた。資源保護などが目的で、9月以降は未定。  浜名湖のハマグリ漁は2013年に県が漁業権魚種に指定し、組合員以外の採取を禁止した。漁協は資源拡大を目指して組合員も禁漁としていたが、近年のアサリ不漁の影響もあり、新たな水産資源の可能性を探るため今月5日から解禁した。漁は週1回、日の出から午前9時まで、3センチ以上のハマグリに限り1日1人10キロ以内に限って操業している。  同漁協の渥美敏組合長は「7、8月はハマグリの産卵期に当たるため禁漁とした。浜名湖のハマグリは分

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  • 聖隷クリストファー大が新学部 国際化対応の教育人材養成

     聖隷クリストファー大(浜松市北区)は24日、文部科学省が国際教育学部こども教育学科(定員50)の新設届け出の受理を公表したことを受け「グローバル化に対応できる教員、発達障害、不登校などの問題に対応できる人材の養成を目指す」とコメントした。  同大は4月下旬に新学部の設置を届け出ていた。2023年度に開設する同学部では多様性を認め合い、国際的な視野で活躍する教育・保育・心理の人材を育成する。キャリアプランに応じ小学校教諭、幼稚園教諭、保育士など七つの免許、資格のうち複数を取得できるという。  同大は2021年、東海北陸地方で初めて国際的な教育プログラム「国際バカロレア(IB)」の教員養成大学に

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  • ⚽J3沼津 ラブライブとコラボ ユニホーム販売、声優来場

     サッカーJ3アスルクラロ沼津は今夏から、沼津市が舞台となったアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」とのコラボレーション企画を3年ぶりに展開する。初めてコラボユニホームを製作し受注販売をしたり、アニメに登場するキャラクターの声優を試合に招待したりして、ファン層の拡大を狙う。  クラブとアニメの連携は2018年に始まったが、20、21年はコロナ禍で中止していた。ユニホームはアニメに登場する人物のメンバーカラー9色やアイコンなどが配されたデザイン。背面には主人公グループ「Aqours(アクア)」のロゴを入れた。8月27日から3試合のホーム戦限定で選手が着用する予定。Jリーグのオンラインストアで今月2

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  • 駿河湾にクジラ死骸漂流 体長10メートル 海保が注意呼び掛け

     清水海上保安部は24日、駿河湾内でクジラの死骸が漂流していると発表した。体長は約10メートル、幅は約2メートルで、小型船舶が衝突した場合に危険だとして注意を呼びかけている。  海保によると、クジラの死骸は23日に清水港を出港した大型貨物船の船首部分の突起「バルバスバウ」にのっていたもの。同日午後11時45分ごろ、静岡市駿河区久能山の南東約12キロの駿河湾中央部で船首から離れ、漂流していることを確認した。  死骸は海岸に漂着する可能性があり、腐敗が進み体内にたまったガスによって爆発する恐れもあるという。海保の担当者は「クジラの死骸を見つけても近づかず、自治体や海保に連絡してほしい」と話した。

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  • ⚾高校野球チーム紹介2022夏(出場全チーム一覧)

    東部・伊豆 伊豆総合| 伊豆中央| 伊東| 伊東商| 小山| 加藤学園| 御殿場| 御殿場西| 御殿場南| 下田| 裾野| 誠恵| 星陵| 田方農| 知徳| 桐陽| 日大三島| 韮山| 沼津城北| 沼津工| 沼津高専| 沼津商| 沼津市立| 沼津東| 飛龍| 富岳館| 富士| 富士市立| 富士東| 富士宮北| 富士宮西| 富士宮東| 三島北| 三島南| 吉原| 吉原工 中部 科学技術| 川根| 静岡| 静岡大成| 静岡学園| 静岡北| 静岡商| 静岡市立| 静岡西| 静岡農| 静岡東| 島田| 島田工| 島田商| 島田樟誠| 清水桜が丘| 清水西| 清水東| 城南静岡| 駿河総合| 静清| 清

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  • 原始キャンプの極め人 越山哲老さん(島田市)に聞く 「豊かさ」とは?【NEXT特捜隊 あの人に聞きたい】

     野外の生活技術「ブッシュクラフト」の魅力を講座などで伝えるナイフインストラクター越山哲老さん(56)。アウトドア専門誌で特集されるなど、近年注目されている。静岡市葵区の女性からの「会社員をやめてナイフ一本で森に飛び込んだ越山さんが気になる」という投稿を受け、新緑の林へと会いに行った。慣れた手つきで枝を削り、着火剤となる「フェザースティック」を作って火をおこす越山さん。たき火にあたりながら半生を語ってくれた。 お金じゃ笑えない  稲刈りや羊の世話など自然と交わる暮らしをした幼少時代から一転、上京後はパンクバンドをやりながら洋服屋の店長として多忙な日々を過ごしました。転機は、洋服の買い付け

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  • お中元、今年で最後に 失礼のない伝え方は?【NEXT特捜隊】

     磐田市の介護職の女性(75)から相談が寄せられた。お中元やお歳暮を慣例として贈り続けてきたが、準備が負担になってきたという。作法・着付け教室「真美文化学院」学院長でSBS学苑講師の田辺まなみさん(74)=三島市=に解説を求めた。   感謝の気持ち込めて    一般的には、中元は7月1~15日ごろのお盆までに届くようにします。8月盆の地域には8月15日ごろまででも構いません。歳暮は12月初旬~25日ごろまでに届くように贈ります。お世話になった方へ感謝の気持ちを込めた贈り物で、基本的には双方の関係が変わらない限り贈り続けるのが習わしとされています。お世話になったお礼として1

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  • 第二章 決起⑰【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

     時政[ときまさ]は、ぽかんとした顔を頼朝[よりとも]に向けた。  「山木殿を何故[なにゆえ]」  平兼隆[かねたか]は、山木郷在住のため、山木殿と呼ばれている。  「山木郷は、北条荘と同じ田方郡にあり、目と鼻の先に位置する。遠征せずとも北条館を拠点に、吾[われ]が先手を打てる唯一の平家方だからだ。さらに比較的規模が小さく、不意を突いて援軍の来ぬ間に片を付けられれば、最初の一勝を掴[つか]めよう」  いざことが起こったときに、誰が味方して誰が敵に回るのか、この一月[ひとつき]ほどでだいたい見えてきた。頼朝の読みでは、ほとんどの者が最初の一戦では動かないということだ。みな、口では良いように言っ

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  • オクシズ×卓球 トップ選手と交流、帰りに温泉… 静岡で実験

     人口減少が進む静岡市北部の中山間地「オクシズ」を卓球で活性化しようと、同市葵区や梅ケ島学区自治会連合会、卓球関連事業を手掛ける民間企業FPCが連携して「オクシズ卓球イベントin梅ケ島」を今月中旬、同区の市立梅ケ島小中体育館で開催した。オクシズのにぎわい創出と同時に、本県からの卓球のTリーグ新規参入を見据えた機運の醸成が狙い。  国内トップレベルで活躍する坪井勇磨選手と木造勇人選手を講師に迎え、試合や講習会を実施。11、12日の2日間で県内外の小学生から社会人まで延べ約180人が参加した。科学技術高1年の河村悠生さん、静岡東高1年の松浦立樹さんら同級生グループは「プロの選手に直接教わる機会は少

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  • 村越化石 生誕100年、郷土藤枝で行事 ハンセン病と闘った「魂の俳人」

     ハンセン病と闘いながら数々の俳句を生み出し、「魂の俳人」と呼ばれた旧朝比奈村(藤枝市岡部町)出身の俳人村越化石(本名英彦、1922~2014年)は今年、生誕100年を迎える。市は本年度、記念行事を展開して功績をたたえるとともに、俳句をはじめとした地域の文化芸術の発信に努める。  「少しでも化石の思いに触れることができたら」。5月下旬に岡部町朝比奈地区で開催された吟行句会。中学生の孫と参加した小沼章雄さん(75)=同市=は偉大な俳人を輩出した地を巡りながら、俳句の題材探しに取り組んだ。  句会には地元住民ら約20人が参加し、朝比奈川沿いにある生家や玉露の里に建つ句碑、大龍勢のやぐら、寺社などを

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  • カツオ盗再発防止へ答申書提出 焼津漁協、第三者機関設置を提言

      焼津漁港(焼津市)を舞台にした冷凍カツオの窃盗事件を巡り、焼津漁業協同組合は24日、再発防止委員会が取りまとめた答申書を県に提出した。不正行為について調べる漁協から独立した第三者機関の設置などを提言として盛り込んだ。  焼津漁協の西川角次郎組合長、松永喜一郎専務理事ら幹部が県庁を訪れ、板橋威県水産・海洋局長に答申書を手渡した。板橋局長は報道陣に「再発防止と信頼回復の両面の観点から答申を作成いただいたものと評価している」と述べた。  西川組合長、松永専務理事は任期3年の途中で辞任する。松永専務理事は「答申書を受けての再発防止策は次期執行部に託したい」と語った。  答申に記された提言は、第三者

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  • 聖隷クリストファー大 国際教育学部を新設 文科省受理

     文部科学省は24日、既存組織を改編し、2023年度に学部や研究科などを設置する公私立の大学と大学院のうち、今年4月分として届け出を受理した延べ40校を公表した。  学部設置は公立大1校と私立大10校で、静岡県内では聖隷クリストファー大(浜松市)の国際教育学部こども教育学科(定員50)が受理された。学部の学科設置は私立大13校。短大の学科設置は私立2校だった。大学院研究科の設置は私立6校で、大学院研究科の専攻設置または課程変更が公立1校と私立5校。学部横断的に学ぶ「学部等連係課程実施基本組織」を設ける私立大は2校あった。

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  • 若林氏先行、平山氏続く 山崎、鈴木氏追う【参院選しずおか】

     静岡新聞社は23日、共同通信社の参院選電話世論調査に県内各地の取材を加味し、静岡選挙区の序盤情勢を探った。自民党新人の若林洋平氏(50)=公明推薦=が先行し、2議席目を無所属現職の平山佐知子氏(51)がうかがう展開で、無所属現職の山崎真之輔氏(40)=国民推薦=と共産党新人の鈴木千佳氏(51)が追う。諸派新人の山本貴史氏(52)、NHK党新人の舟橋夢人氏(56)と堀川圭輔氏(48)、無所属新人の船川淳志氏(65)は支持が広がっていない。投票先を決めていない人が3割ほどいて、終盤に向けて情勢が変化する可能性がある。  若林氏は自民支持層の6割、公明支持層の5割を固め、全県で優位に立つ。幅広い年

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  • ⚽3季ぶり復帰の北川航也「タイトル目指し結果残す」 J1清水

     J1清水は23日、オーストリア1部ラピッド・ウィーンから完全移籍で加入した元日本代表FW北川航也(25)の記者会見をアイスタ日本平で開いた。3季ぶりに古巣に舞い戻った生え抜きストライカーは「目指すべきはチームのタイトル。自分にできるのは試合に出て結果を残すだけ」と決意を示した。  清水の下部組織から2015年にトップ昇格した北川は、18年にJ1で13得点を記録するなど活躍。19年7月にオファーを受けてオーストリアに渡った。3季の所属で主力定着には至らなかったが、日本にいた頃とは求められるプレー強度の高さが全く異なったといい「間違いなくプラスだった」と海外で得た財産を振り返る。  以前背負って

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  • 射撃場外壁破損は貫通弾 18メートル先の隣接地で発見 浜松西署

     浜松西署(浜松市西区大人見町)の敷地内にある射撃場の外壁の一部が破損していた問題で、県警は23日、外壁から18メートル離れた隣接地の畑内から訓練弾1発が見つかったと発表した。県警施設課は、射撃場内で発砲した訓練弾が壁を貫通した可能性が高いとして「二度と起きないよう、原因究明と対策に万全を期す」と話している。  同課によると、破損していた外壁部分は南東側に位置し、射撃場内では標的側にある。弾をとどめる設備などをそれた1発が、厚さ6センチのコンクリート状の外壁も貫通したとみられる。破損は横幅11センチほどのクレーター状の穴になっていて、地面から6メートルの高さにあった。22日午後2時ごろに署員が

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  • 新型コロナ オミクロン派生型「BA・5」 静岡県内初確認

     静岡市は23日、新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「BA・5」の感染者が県内で初めて確認されたと発表した。市保健所は「懸念すべきではあるが、感染状況に著しい影響は見られない」とし、冷静な対応を呼び掛けた。  市によると、BA・5に感染したのは市内の医療機関を受診した成人女性。16日にコロナの陽性と判明し、ゲノム解析の結果、22日にBA・5の感染と分かった。感染経路は不明。海外、県外に滞在歴はなく、市中感染の可能性が高い。  市保健所の田中一成所長は「市内の感染状況は落ち着いている。BA・5が見つかったからといって、危惧をして対策強化をする必要はない」と話した。一方、マスク着用による熱中症

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  • 浜岡原発「稼働」 「停止」を上回る 牧之原市民、調査開始後で初

     牧之原市の杉本基久雄市長は23日、市議会全員協議会で中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)に関する2022年度の市民意識調査の結果について、「安全が確認できれば稼働した方がよい」との回答が36・4%となり、「停止しておいた方がよい」の32・0%を上回ったことを明らかにした。設問を加えた11年度以降、初めて逆転した。  調査は無作為に抽出した16歳以上の1400人を対象に4~5月にかけて実施した。回収率は53・6%。過去の調査では「安全が確認できれば稼働した方がよい」は20%台を中心に推移していたが、本年度は前年度比9・6ポイント増と大きく伸びた。一方「停止しておいた方がよい」は5年連続で減少し、前

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  • 200人で一斉捜索へ 熱海土石流、発生1年の7月3日

     静岡県警の山本和毅本部長は23日、熱海市伊豆山の大規模土石流の発生から丸1年を迎える7月3日、行方不明になっている太田和子さんの一斉捜索活動を、過去最多の約200人態勢で展開する方針を明らかにした。民間ダイバーが初参加し、海中の捜索範囲も広げて発見に全力を注ぐ。  県警の約170人に加え関係機関や民間団体から約30人が協力する。計200人は毎月3日に続けてきた一斉捜索で最多となる。  民間ダイバーは日本水難救済会静岡広域DRSのメンバー4人で、伊豆山港内で潜水して太田さん発見につながる手掛かりを探す。周辺海域の捜索範囲も南側に拡大する。  6月3日には、旧小嵐中敷地内の土砂集積所で太田さん名

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  • アニメ制作スタジオ 静岡市に初進出 県内学生採用に意欲

     東京都に本社を置くアニメ制作会社「シャフト」が6月、静岡市葵区に制作スタジオを新設した。アニメ制作会社が同市に進出するのは初めてで、アニメ業界への就職先として市内の専門学校からも歓迎の声が寄せられている。首都圏から移住した社員もいて、市は「若者の人口流出を防ぎ、地域活性化の起爆剤になれば」と期待を込める。  23日にはシャフトの久保田光俊社長(62)=菊川市出身=が静岡市役所を訪れ、田辺信宏市長に新設した「静岡スタジオAOI」の業務開始を報告した。久保田社長は「ここ数年の通信環境の向上やテレワークの定着で、首都圏以外でも制作できると考えた。静岡から世界に作品を発信するというロマンを追い掛けた

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  • 特殊詐欺 民事訴訟加速へ 静岡県警が県弁護士会に要望書

     暴力団組織などが背景に潜む特殊詐欺事件の早期解決と被害者救済を加速させるため、静岡県警は23日、積極的な民事訴訟の提起などを求める要望書を県弁護士会民事介入暴力対策委員会に提出した。県警組織犯罪対策課によると、組トップらの直接的な指示や関与が疑えない場合でも、弁護士会などとの協定を生かして「受け子」ら実行犯への提訴を期待する要望で、全国的にも極めて珍しい内容という。  2007年に県警、同委員会、県暴力追放運動推進センターで締結した「三者協定」に基づき、これまでも指定暴力団の事務所撤去活動や「ヤミ金」事件を巡る損害賠償提訴などで連携を図ってきたが、後を絶たない特殊詐欺でも改めて連携を強化する

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  • 被害拡大防いだのは地域住民の防犯意識 浜松の詐欺容疑者逮捕

     5月下旬に浜松市西区の80代女性がクリーニング業者を名乗る男から布団洗濯名目で現金3万円をだまし取られた事件は、近隣住民の迅速な110番が容疑者の逮捕につながった。同区ではここ数カ月、同様の被害が相次ぎ、浜松西署が住民に注意喚起していた。地域の防犯意識が被害の拡大を食い止めた。  「人間不信になり、眠れなかった」。80代女性は被害直後の心境をこう振り返る。女性宅に現れた男は女性が利用するクリーニング店の従業員をかたり、「期間限定セール」などと切り出した。言葉巧みに話し掛ける男と30分ほど会話し、約30年前に買った布団と洗濯代金を手渡した。  だが、男は女性宅を出た数分後、通報で駆け付けた警察

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  • 6月26日に不発弾処理 国1新天竜川橋を通行止めに 磐田

     磐田市は26日、同市小立野で4月に見つかった不発弾の処理を現場で行う。陸上自衛隊による処理作業中は、現場周辺の住民約1400人を対象に避難指示を発令する。交通規制では国道1号や県道磐田細江線が天竜川をまたいで通行止めになるため、周辺道路の混雑が予想される。  不発弾から信管を除去する作業は午前9時に始め、3~8時間かかる見通し。現場から半径355メートル内を警戒区域とし、午前7時から住民らに避難を呼び掛ける。同市上新屋のアミューズ豊田を避難場所として開放する。  交通規制は午前8時から。国道1号の通行止め区間は、新天竜川橋を含む森岡インターチェンジ(同市森岡)と北島交差点(浜松市東区北島町)

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  • スルガ銀行の解雇無効 元役員への人事権乱用認定 東京地裁判決

     スルガ銀行(沼津市)のシェアハウス向け不正融資に関わったとして懲戒解雇された元執行役員専務(60)が、スルガ銀行に地位確認と未払い給与など計約2400万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は23日、「解雇は合理的な理由を欠き無効」と判断し、解雇後から定年に当たる60歳まで1カ月当たり50万円を支払うよう命じた。  判決によると、元執行役員専務は不正融資問題発覚後の2018年11月、懲戒解雇された。理由は、絶大な権力を背景に審査部門に圧力を加え、無理やり融資を承認させたなどとされた。  三木素子裁判長は「絶大な権力を示す客観的証拠はなく、原告が無理に融資を押し通したと評価することはできない

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  • JR東海「懸念払拭へ努力」 株主総会で説明【大井川とリニア】

     JR東海は23日、名古屋市で定時株主総会を開いた。リニア中央新幹線事業を巡って静岡県がトンネル掘削工事による水資源への影響などを懸念して、静岡県内区間の着工を認めていないことに関し、宇野護副社長は「不安や懸念が払拭されるよう努めていく」と述べ、地元関係者らと丁寧に協議を進める方針を強調した。  静岡県は工事による大井川の流量減少や環境への懸念を理由に、静岡県内区間のトンネル工事着手を認めていない。当初計画の東京・品川-名古屋の2027年開業は困難な状況だ。株主からはリニアの問題に関心が寄せられたが、経営陣は具体的な開業時期や静岡県内区間の工事計画には言及しなかった。  問題の早期解決と開業を

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  • 小山の工業団地 再び廃棄物発見 処理費不足の可能性

     小山町は23日、町が開発した工業団地「新産業集積エリア」の地中から再び廃棄物が見つかり、処理に必要な予算が不足する可能性があると発表した。  新たに見つかったのは建築廃材のれんがやタイル計20立方メートル。現在、処理費用を精査している。不足する場合は町議会9月定例会に補正予算案を提出するという。  同エリアでは昨年9月に廃棄物が発見され、本年度一般会計予算に処理費1500万円を計上した。土地は民間事業者に売却済みだが、廃棄物があった場合は町が処理すると土地売買契約で定めていた。

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  • 詐欺防止貢献「優良店」認定 浜松中央署発案、7月から全県で

     静岡県警は7月、特殊詐欺の被害防止に複数回貢献した金融機関などに「特殊詐欺被害防止優良店」の称号を付与する認定制度を県内全域で開始する。浜松中央署が3月から独自に始めた制度を、全28署に拡大する。新たに個人も「マイスター」として認定することで、県民一人一人に水際対策の協力を促す。  対象店舗は金融機関に加え、コンビニ店や現金自動預払機(ATM)がある商業施設などを想定。2021年1月から約2年以内に3回以上、被害防止の功労で署長感謝状を受け取った店舗を基準とする。個人の認定は今年1月から約1年以内に2回以上感謝状を受けた人で、タクシー運転手らも含まれる。  認定は各署と本部が協議して決定し、

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  • ホームポジション 東証スタンダード市場上場 初日終値453円

     建売住宅販売を手掛けるホームポジション(静岡市清水区、伴野博之社長)が23日、東京証券取引所スタンダード市場に新規上場した。県内企業として約1年半ぶり、今春の東証の市場再編以降では初の上場となった。県内に本社を置く上場企業は53社となる。伴野社長は「顧客や金融機関への信頼度、信用力を上げ、関東エリアでの営業に一層力を入れたい」と成長戦略を語った。  公募価格450円に対し、初値は465円だった。一時468円まで上昇し、終値は453円と公募価格を0・7%ほど上回った。出来高は227万4300株。  新株発行は110万株で、調達した資金は建築資材購入や建売住宅を建設する際の土地購入資金とする。

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  • 高速乗り放題「速旅」 静岡ドライブプラン7月開始

     静岡県と中日本高速道路は中部横断道全線開通1周年企画として7月1日から2023年2月28日まで、静岡県と山梨県での高速道路利用料金が定額乗り放題となる料金プラン「速旅(はやたび)『静岡ドライブプラン』」を販売する。  「静岡県・山梨県」「富士山」「静岡県」の3コース。富士山コースは、東名高速道足柄スマートインターチェンジ(IC)―焼津IC間と、中央道談合坂スマートIC―小淵沢IC間など富士山周辺が対象エリア。  利用料金は普通車で対象エリア内発着の場合、静岡県・山梨県コースが2日間で8200円、富士山コースは同5400円、静岡県コースは同6100円。首都圏、愛知県発着の場合は3日間の利用期間

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  • 検討委、年内にも候補地選出 静岡市のサッカースタジアム構想

     静岡市内に新しいサッカースタジアムを整備する構想に関し、有識者や公募市民でつくる「サッカースタジアムを活(い)かしたまちづくり検討委員会」(会長・木宮敬信常葉大教授)が21日、市内で初会合を開いた。複数候補地の比較検討や市民アンケートの結果など踏まえ、年内をめどに最有力候補地を選出する。  検討委は市が設置した付属機関で、大学教授やサッカー関係者、J1清水エスパルスのサポーターなど14人で構成する。初会合では市がIAIスタジアム日本平(清水区)の現状と課題を説明。築30年と老朽化が進み、屋根のカバー率がJリーグ基準に満たないことなどを挙げた。  スタジアム整備の在り方を巡り、委員からは「中心

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  • 人気の薪ストーブ 理事長強調「夏場のメンテナンス重要」

     癒やされる暖房器具として、冬場に静かなブームとなった薪(まき)ストーブ。新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要で全国的に設置が増え、温暖な静岡県内でも利用が広がった。5月に日本暖炉ストーブ協会理事長に就任した高橋英輔さん(48)=浜松市南区=は、使用しない時期のメンテナンスの重要性を訴える。  協会によると、薪ストーブの販売は全国で1万台を超えた2013年以降は減少傾向が続き、20年は7千台を割ったが、昨年は再び7千台を上回った。密を避ける「1人キャンプ」人気などでアウトドアに出掛けた人が炎の優しさに魅力を感じたことや、ピザなどの調理での利用が可能なこと、災害時に役立つことなどが好評の理由とみら

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  • キキョウ涼しげ 境内彩る 森町・香勝寺

     「ききょう寺」として知られる森町草ケ谷の香勝寺で、キキョウが境内を彩っている。参拝者が青紫や白色の涼しげな花を眺めながら散策を楽しんでいる。  約8千平方メートルの「ききょう園」に15種類4万5千株が植えられている。7月中旬ごろまで楽しめるという。  家族で訪れた掛川市の山田伽奈さん(29)は「鮮やかなキキョウと一緒に子どもの写真が撮影できた」と笑顔を見せた。

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  • 静岡城北高がマナー講座 小沼さん(元SBSアナウンサー)指導

     静岡市葵区の静岡城北高は22日、元SBSアナウンサーの小沼みのりさんを招いてマナー講座を開いた。高校生の地元就職後押しのために同市などが行う「キャリア形成支援事業」の一環で、同校1年生が参加した。  小沼さんは口角を上げ目尻を下げることで良い笑顔をつくれることや、あいさつを言い終わった後にお辞儀をする「分離礼」などを紹介し、生徒が実際に練習した。  生徒は今回の講座を踏まえ、職業をテーマにした社会人へのインタビューを実施する予定。小沼さんは「マナーは就職活動など人生のあらゆる場面で必要。しっかり身につけてほしい」と呼び掛けた。  

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  • 大自在(6月24日)おきて

     ノートの表紙に、俳優阿部サダヲさん演じる高木護[まもる]が「おきて」と書き込んだ。2011年に放送されたテレビドラマ「マルモのおきて」。双子のきょうだいが、その意味を聞く。護は「仲良く暮らしていく(ための)約束」と答えた。独身の会社員男性が亡き親友の子どもを引き取り、悪戦苦闘しながら育てていく。  放送回ごとに、ノートにおきてを一つ書き加える。最初は「子どもは子どもらしく! 犬は犬らしく!」。「たんじょう日は家族みんなでお祝いすること」というのもあった。  きょうだい役で出演したのは、当時6歳だった芦田愛菜さんと鈴木福さん。ついこの前のことだと思っていたが、時の流れは早い。芦田さんはきのう、

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  • 社説(6月24日)政治家の資質 有権者の眼力試される

     ひと口に政治家と言っても、国会議員、地方議員、首長と、それぞれ立場があり、仕事内容も違う。しかし、最低限必要な資質は共通している。20世紀初頭のドイツの社会学者ウェーバーは、情熱、責任感、判断力を挙げた。  経営の神様といわれ、私財を投じて政治塾を開設した松下幸之助は1970年代の著書で、国会議員は党利党略に走らず、常に国民全体の代表者として行動すべきとし、高い見識、実行力や、議会の果たすべき役割についての正しい認識を議員の条件とした。  時代も社会も変わり、誠実さや人権感覚が第一とする人もいよう。常識や倫理観に疑問を抱かせる政治家が少なくないことの裏返しであろう。  第26回参院選は125

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  • ドラムの楽しさ♪議論 浜松で気鋭2人が座談会

     気鋭のドラマー2人が奏法を語り合う「ドラム・ザ・座談会」が、浜松市西区のカフェ「エスケリータ68」で開かれた。バンドサウンドを下支えする苦労や楽しさについて、お互いへの敬意を込めて議論した。  インストバンド「SAKEROCK」の創設メンバー伊藤大地さんと、ジャズやラテンなど幅広い音楽性のバンド経験がある滑川博生さん(三島市)が登場。2基のドラムセットに座り、それぞれが参加した近年の楽曲を聴きながら、ドラムパートの工夫を実演、説明した。  スティックさばきの練習や、バンド演奏時のテンポの修正方法など、寄せられた質問にも専門家の立場から答えた。高校時代はロックバンド「X JAPAN」に憧れてい

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  • マスク外せず部活ジレンマ 試合で濃厚接触、棄権リスクも 高校バスケ

     新型コロナウイルス「第6波」が落ち着き、屋外のマスク着用などが緩和される一方、学校スポーツは今も厳重な感染対策を続けている。感染対策をコロナ以前の生活の再開にどのようにつなげていくかは、参院選の争点の一つにもなっている。教育現場として「生徒の健康」は最優先。ただ、対策が本来の趣旨や社会情勢にそぐわない場面も増え始めた。ジレンマを抱えたままコロナ禍は3年目の夏を迎える。  今月上旬の県高校総体バスケットボール会場では、多くの選手がマスク姿でコートを走り回っていた。屋内で身体接触を伴うとはいえ、持久力が必要な競技では異例。県バスケットボール協会の関係者によると、特に第6波が拡大した昨冬以降は着

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  • 第二章 決起⑯【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

     怖い―――。  挙兵を目前に、頼朝[よりとも]は強い恐怖心に囚[とら]われていた。態度に出れば誰も付いてこなくなると、冷静を装っていたが、胃がきりきりと痛み、食欲も出ない。  朝日[あさひ]御前と結ばれて以降、太って貫録の出ていた体は、八月を迎えるころにはすっかり細ってしまった。本音を吐露するなら、何もかもが分からなかった。  (挙兵とは……どうするのだ?)  鹿ケ谷[ししがたに]の陰謀にしても、以仁王[もちひとおう]の平家打倒の計画にしても、全て事前にことは露見した。だから、頼朝は未だ時政[ときまさ]以外の者に、「挙兵」という直接的な言葉は一切発したことがない

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  • 期日前投票始まる 静岡県内全43市区町【参院選しずおか】

     22日に公示された参院選の期日前投票が23日、県内の全43市区町で始まった。投開票日前日の7月9日まで実施する。期日前投票所の数は3年前の前回選より4カ所多い132カ所。身近な公共施設や商業施設などに開設し、幅広い世代の投票率向上を図る。  県選管によると、初日は市区町の庁舎を中心に約50カ所の期日前投票所が運用を開始した。受付時間は会場によって異なるが、原則、午前8時半から午後8時まで。新型コロナウイルス感染予防のため、手指消毒や間隔確保などの対策を講じる。  静岡市役所静岡庁舎では、午前8時半の受け付け開始から次々に有権者が訪れ、投票に臨んだ。1票を投じた葵区の50代男性は円安の情勢に触

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  • 出陣式の第一声 AIで分析 違いはっきり【参院選しずおか】

     参院選が公示された22日、静岡選挙区(改選数2)に立候補した8氏のうち、出陣式などを行った現新4氏の第一声を人工知能(AI)で分析した。特徴的な言葉を大小で表示するよう試みたところ、立候補者ごとに違いがはっきり表れた。  データ分析を手掛けるユーザーローカル(東京)のテキスト分析ツールを利用し、多く使われた言葉や特徴的な言い回しを大きく表示する「ワードクラウド」の手法を用いた。 鈴木千佳氏(共産)  共産新人の鈴木千佳氏(51)の演説で最も大きく表示されたのは「賃金格差」。日本の男女格差は異常事態だと指摘。「憲法9条」や「核兵器」も多用し、改憲反対を強調した。 山崎真之輔氏(無所属)

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  • 富士宮やきそばキャンプ用に 鉄板焼き店×ギアブランド  

     富士宮市淀師の富士宮やきそば・鉄板焼き店「うるおいてい」がこのほど、富士宮発キャンプギアブランド「ANCAM(アナキャン)」とコラボし、キャンプ客向けにアレンジした富士宮やきそばの持ち帰りセット商品を開発した。店内のみで提供してきた特注麺を初めて持ち帰り商品化し、キャンパー目線でこだわり抜いたブレンドソースを詰めた。  新商品は近年キャンプブームが続く中、市内でも増えているキャンプ客に、富士宮やきそばをもっと味わってもらおうと企画。うるおいていの松永治正店長(43)が昨年末、アナキャンを手掛ける土屋鋭二さん(45)に相談し開発が始まった。  持ち帰り商品は麺5玉、ソース、肉かす、イワシ粉、青

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  • トウモロコシ三島名物に 甘み十分、豊富な品種で人気

     JAふじ伊豆三島函南地区本部は、三島市の高地で生産されるトウモロコシのブランド化を進めている。強い甘みと多彩な品種が特長の「みしまとうもろこし」として売り出し、6月上旬から毎週土曜に開く朝取れ販売会では住民らが長蛇の列を作る人気ぶり。生産者は「新たな特産品にしたい」と意気込んでいる。  夜に糖分を蓄えるトウモロコシは寒暖差で甘さが増し、標高数百メートルの箱根西麓は生育に最適な環境。これまで鳥獣被害により地元での栽培は敬遠されてきたが、昨年からJAの指導に基づく対策を施しながら生産が始まった。初の収穫後に開いた販売会は大勢の市民らでにぎわい、2年目となる今年は計5軒の農家が生産に乗り出した。

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  • 薩埵峠自然歩道 崩落で通行禁止 静岡・清水区

     静岡市は22日、静岡市清水区由比と興津を結ぶ自然歩道「薩埵峠ハイキングコース」で崩落があり、一部区間を通行禁止にしたと発表した。復旧の時期は未定で、代替経路を設けた。  現場は全長6・5キロのハイキングコースの中間に位置する展望台から西に約10メートルの地点。道路端が崩れ、2メートルほどの区間で歩道と手すりが陥没した。市によると、13日に市民から歩道上の亀裂について連絡があり、バリケードを設置し一時通行止めにしていた。その後、20日に崩落を確認したという。市は18日の降雨が影響したとみて、原因を調べている。  

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  • カピバラ赤ちゃん公開 三つ子愛らしく♡ 伊豆アニマルキングダム

     東伊豆町の伊豆アニマルキングダムでカピバラの赤ちゃん3匹の公開が始まった。17日朝に誕生し、ウメとユズ、アンズと名付けられ、愛くるしい姿が観光客から熱視線を浴びている。  〝三つ子〟は体長30~40センチで体重は1・3~1・5キロ。雄のカフェ(5)と雌のカルーア(3)の間に誕生した。カルーアの鳴き声に反応して後ろをちょこちょこ付いて回ったり、「キュルキュル」と特徴的な鳴き声を上げて母親を呼んだりしている。性別は今後判明する。  施設によると、カピバラは一度に6匹ほど生まれることもあるという。同施設ではこれまで平均2~3匹で、計23匹となった。飼育員の村串ゆめかさん(25)は「生まれたばかり

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  • 熱海土石流被災者「戻りたい」5割 避難世帯に意向調査

     熱海市市伊豆山の大規模土石流で被災し、市内外で避難生活を送っている世帯に対し、市が行った意向調査で「伊豆山に戻りたい」と答えた世帯が約5割、「戻らない」が約3割、考えがまとまっていない世帯が約2割だった。22日の市議会6月定例会で、斉藤栄市長が高橋幸雄市議の一般質問に答えた。  調査は4月から個別面談で実施し、避難世帯130世帯のうち109世帯から回答を得た。「戻りたい」と答えた約5割のうち4割は自宅の修繕などにより帰宅が可能で、残りの1割は住宅を再建する必要があるという。  被災現場は立ち入りが規制される「警戒区域」に指定されている。市は8月に区域解除の見通しを示す予定。斉藤市長は、202

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  • 田代ダムの取水抑制案「実現可能性、検討必要」 掛川市長が見解【大井川とリニア】

     掛川市の久保田崇市長は22日、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の減水対策としてJR東海が示した田代ダム(静岡市葵区)の取水抑制案について「冬場の渇水期を含めて実現可能なのかどうか、詳細な検討が必要」との見解を示した。市議会6月定例会一般質問で山本裕三氏(創世会)の質問に答えた。 >〈知っとこ〉JR東海の「田代ダム案」ポイントと課題  JR東海に対して、流域自治体と連携して県を窓口に地元の懸念や意見を伝えていく考えを強調した。個別に話し合う可能性については「うまく丸め込まれてもいけないし、説明を受けたことが同意を与えたと受け止められてもよくない」と慎重な姿勢を示した。  重金属類を含む発生土の

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  • ハウスミカン今季初の収穫 島田・神座の塚本さん

     夏の贈答用として人気の高いハウスミカンの収穫が22日、島田市神座の塚本明治さん(65)のハウスで始まった。極わせ品種「高林」を丁寧な手つきで摘み取った。  JA大井川ハウスミカン部会には島田、藤枝、焼津市の農家計6人が所属し、ハウスミカンを栽培している。塚本さんは部会の先陣を切って収穫した。  冷え込む冬場の夜はハウス内の温度を調整しながら、実りを良くさせるという。今年の出来について塚本さんは「若干小ぶりだが、甘みと酸味のバランスが良く、おいしく仕上がった」と話した。  収穫したハウスミカンは23日にJA大井川果樹林産センターで選果され、市場に出回り始める。各生産者は9月末まで収穫する。

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  • 木のえほん、市の図書館へ 沼津の浅野さん「特徴感じて」

     沼津市御幸町の「わかばやし耳鼻咽喉科クリニック」の浅野理恵理事長は22日、伯父で家具のデザインなどを手掛ける白岡彪さん=鳥取県在住=が製作した木製の絵本を、同市に寄贈した。市立図書館1階の児童室に閲覧用として置き、子供たちに木のぬくもりや香り、肌触りの良さを感じてもらう。  タイトルは「木のえほん」。3セット(1セット5巻入り)を贈った。白岡さんが住む同県にまつわる物語を紹介している。登場する動物などの絵も白岡さんが描いた。立体絵本で、躍動するトビウオや白ウサギといった主人公の姿も特徴。  市役所に浅野理事長と母昌江さんが訪れ、頼重秀一市長と奥村篤教育長に手渡した。頼重市長らは早速、「木のえ

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  • 大崎事件棄却決定 袴田さん姉や元裁判官ら 法改正求める声強く

     「大崎事件ほど再審制度の不備に翻弄(ほんろう)された事件はない」―。22日に鹿児島地裁で第4次再審請求を棄却された原口アヤ子さん(95)は、過去に3度再審開始が認められたものの、その都度検察側の不服申し立てで取り消された経緯がある。弁護団事務局長の鴨志田祐美弁護士は強調する。「最初の再審開始決定は20年前。検察が抗告しなかったら、20年前に終わっていたはずだ」。当事者だけでなく元裁判官たちからも、規定が乏しい再審法(刑事訴訟法の第4編再審)の早期改正を求める声が上がる。  「再審妨害」と「再審格差」。ともに鴨志田弁護士が生み出した言葉だ。前者は、再審開始決定に対して徹底的に上訴する検察当局へ

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  • 現新8氏の争い確定 各候補の第一声詳報【参院選しずおか】

     参院選静岡選挙区(改選数2)は22日、午前中の7人に加え、1人が午後に届け出を済ませ、現職2人、新人6人の計8人による争いが確定した。無所属の現職2人と自民党、共産党の各新人、NHK党の新人2人、諸派、無所属の各新人が18日間の選挙戦をスタートさせた。  立候補したのは届け出順に、NHK党新人の舟橋夢人氏(56)、共産党新人の鈴木千佳氏(51)、諸派新人の山本貴史氏(52)、無所属現職の山崎真之輔氏(40)=国民推薦=、自民党新人の若林洋平氏(50)=公明推薦=、無所属現職の平山佐知子氏(51)、NHK党新人の堀川圭輔氏(48)、無所属新人の船川淳志氏(65)。  8人はいずれも静岡市内で第

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  • 前所有者、売却後も土砂搬入 現所有者「地位承継」拒否【熱海土石流】

     熱海市は22日の市議会6月定例会一般質問で、同市伊豆山の大規模土石流の起点となった周辺に前土地所有者が土地売却後も土砂を搬入していたことを明らかにした。現所有者に県土採取等規制条例上の「地位承継」を求めたが、拒否されたことも明かした。  市議会調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問で、現所有者は盛り土への関与を否定したが、斉藤栄市長は「前所有者だけでなく、現所有者にも責任がある」と米山秀夫市議に答弁した。  前所有者は2011年2月に土地を売却。市によると同年3月、現所有者の関係会社から、前所有者が土砂搬入を再開したとの連絡があった。市は翌月、前所有者に土砂搬入の中止を要請した。市観光建設部

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  • ⚽サッカー天皇杯 ジュビロ磐田、J1対決制す 序盤の1点守り抜く

    サッカーの第102回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、静岡新聞社など共催)は22日、正田醬油スタジアムなどで3回戦の16試合が行われ、磐田は1―0で湘南とのJ1対決を制した。  ▽3回戦 磐田(J1) 1(1―0 0―0)0 湘南(J1) ▽得点者【磐】黒川  【評】磐田は序盤の1点を守り抜き、湘南に完封勝ちした。  磐田は立ち上がりから前掛かりに攻撃を展開し、前半5分、MFドゥドゥのパスを受けたMF黒川が抜け出して先制した。  後半は球を保持できずに守勢に回り、守備ブロックを敷いてしのぐ時間帯が続いた。MF鹿沼、吉長とリーグ戦の主力を投入して局面の打開を図った。相手に

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  • ⚽J1清水、京都の守備崩せず サッカー天皇杯敗退

     サッカーの第102回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、静岡新聞社など共催)は22日、正田醬油スタジアムなどで3回戦の16試合が行われ、清水は京都に0―1で敗退した。  ▽3回戦 京都(J1) 1(0―0 1―0)0 清水(J1) ▽得点者【京】中野  【評】清水は京都の守りを崩せず、惜敗した。  前半は守勢に回る展開。6分の京都の決定機はシュートミスに救われ、26分のミドルシュートは権田が好守で防いだ。  後半も流れは変わらず、13分にゴール前を細かなパスワークで打開されて先制点を献上した。攻撃的な選手を中心に次々と交代カードを切って反撃を試みたが、勢いは加速せず。セ

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  • 焼津漁港整備計画公表 水産庁、漁業環境変化 災害備え

     水産庁は22日までに、焼津漁港(焼津市)の新たな特定漁港漁場整備事業計画(2022~31年度)を公表した。カツオなど海外まき網船の大型化に対応する水深9メートル岸壁の増設などを盛り込んだ。津波、高潮対策も継続する。  漁業を取り巻く環境変化や、予想される南海トラフ地震などの災害リスクを踏まえ、全国有数の遠洋、沖合漁業基地としての機能強化を図る。事業費は100億3200万円を見込む。  水深9メートル岸壁は2カ所整備する。新屋内防波堤(延長200メートル)を改良し、外港北岸壁(同270メートル)も現状の7・5メートルから増深させる。本年度中に調査・設計に入る。既存の外港西岸壁、南岸壁と合わせて

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  • 直売所に新たな農産物を 集客強化、所得向上へ JA遠州中央

     JA遠州中央は本年度、直営のファーマーズマーケットと直売所7店舗の新しい魅力となる農産物の生産・商品化に向けたプロジェクト「ここなら農産物」を始めた。品ぞろえが少なくなる時期を中心に、店舗ごとに新たな農産物を並べて集客力を強化し、生産者の所得向上につなげる。  各店舗では、それぞれの地域の特産品が人気を集めているが、季節によって店頭に並ぶ商品の種類や量に波があるのが現状。各店舗の出荷部会に「ここならでは」の特産開発に挑戦してもらい、一年を通じて消費者を満足させられる品ぞろえを実現することで売り上げ増を図る。  同JA管内は山間部から沿岸部まで広大なエリアに耕作地が広がり、気候や土壌も多様。初

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  • ⚽J3沼津本拠地照明改修、9月着工 市が方針

     サッカーJ3アスルクラロ沼津の本拠地県営愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市)のJリーグライセンス基準を満たしていない照明設備について、市は22日、9月末に設備改修を始めると市議会一般会計予算決算委員会で明らかにした。年内に完了予定という。  市は改修費約1億円のうち、一般財源からの2千万円と、企業版ふるさと納税の4500万円を改修費としてクラブの運営会社「アスルクラロスルガ」に補助する2022年度一般会計補正予算案を市議会6月定例会に提出した。委員会は同日、原案通り可決すべきと決定した。  沼上義文市ウィズスポーツ課長は、同社が設備を改修した後、競技場を所有する県に譲渡すると説明した。同社への

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  • 淡島ホテルに融資1500万 日本公庫から 館内設備改修へ

     旧運営会社が破産手続き開始決定を受けた沼津市の淡島ホテルを現在運営する新会社「フェニックス」が22日までに、日本政策金融公庫沼津支店から設備資金として1500万円の融資を受けたことが同ホテルへの取材で分かった。近く資金を活用して課題となっている館内設備の改修工事に本格的に着手し、夏の繁忙期までの完了を目指す。同社は別の複数の金融機関とも交渉を検討していて、経営再建を急ぐ。  新会社発足後、大口融資は初めて。契約を結んだ融資制度は「生活衛生貸付」。設備資金は老朽化が深刻なボイラー2機の改修などに充てる。費用は計約2千万円のため残り500万円ほどは自己資金で捻出する。ホテルは20日から改修工事に

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  • 貧困の子支援にTシャツ販売へ 静岡県立大の学生ボランティア団体

     静岡県立大の学生で組織するボランティア団体「Project Azalea(プロジェクト・アザレア)」が、国内外の貧困家庭の子を支援するためにTシャツを作り、26日に販売する。売り上げは全額寄付する。  SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの一環で、貧困問題を幅広い年代に受け止めてもらおうとTシャツ制作を企画した。白地に子どもの笑顔をモチーフにしたデザインは学生が考案した。  計画を進めた細川美花さん(3年)、マレーシア人留学生のウー・ウェイ・ジエさん(4年)、中国人留学生の李江華さん(4年)は「誰でも社会問題にアプローチできる。Tシャツを通じてSDGsを身近に感じてもらえたら」と話した。

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  • 「古代のハス」鮮やか大輪 長泉町文化財展示館

     長泉町下土狩の町文化財展示館で、「古代のハス」として知られるオオガハスが見頃を迎えている。梅雨空の下、鮮やかなピンク色の大輪を咲かせ、訪れた人たちを楽しませている。  オオガハスは、千葉市の落合遺跡から発掘された2千年以上前のものと推定される種子に由来する。同館は2009年に開館5周年を記念して同市から株を譲り受けた。  15株が例年並みの6月上旬から開花をはじめた。7月上旬ごろまで楽しめる見込みという。早朝から開花し、午後には閉じてしまうため、同館は午前中の観賞を勧める。担当者は「咲いた花は4日ほどで散る。花弁の色がピンクから白に変化していく過程も楽しんでほしい」と話した。

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  • 静岡県サッカー協会 副会長に大榎氏

     静岡県サッカー協会はこのほど、評議員会と理事会を開き、新役員を選任した。  新役員は次の通り。  ▽評議員 赤座弘一(会長)、今田智久、岡本知之▽副会長 大榎克己▽専務理事 遠藤文朗▽理事 松井和子、水田伸一、河野誠▽監事 関谷綾子、冨岡寿浩

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  • 3年ぶり海外セールス実施へ 清水港客船誘致委、本年度計画承認

     清水地域のにぎわいを創出するため官民の協力で取り組む清水港客船誘致委員会(会長・山田英夫天野回漕店社長)は21日、静岡市清水区のマリンビルで本年度総会を開き、3年ぶりに海外へのポートセールスを行うことなどを申し合わせた。  総会で山田会長は「(新型コロナウイルス感染拡大で)外国船の受け入れはもう少し先だが、今のうちから準備を進めていきたい」と意欲を語った。小型高級船の寄港をターゲットに、欧州にある船会社を直接訪問することなどを盛り込んだ本年度事業計画を承認した。  事務局からは2021年度の清水港の大型客船寄港について、コロナ禍の影響で国内船のみだったが、過去20年間で最多の12隻だったこと

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  • 大自在(6月23日)沖縄慰霊の日

     五感を超えた擬音・擬態語だと思う。「さとうきび畑」(寺島尚彦作詞・作曲)の「ざわわ ざわわ ざわわ」のリフレインは、聴くたび心に響く。  寺島さんは1964年6月、ピアノ伴奏を依頼され、初めて米国統治下の沖縄を訪れた。演奏会翌日に戦跡を案内された際、サトウキビ畑で「この土の下に、まだ多くの戦没者が眠ったままなのです」と聞いて衝撃を受けた。風や葉ずれの音が戦没者の号泣や嗚咽[おえつ]に聞こえたという。  「ざわざわ」でも「さわさわ」でもない、「ざわわ」が浮かぶまで2年以上かかった。歌は67年初演。NHK「みんなのうた」でも放送され、97年の「紅白」では森山良子さんが弾き語りした。  森山さんは

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  • 社説(6月23日)円安と物価高騰 生活者目線で政策語れ

     買い物に出掛けて売り場で食料品などを手に取ってみると、以前より価格が上がっていたり、価格は同じであっても量が減っていたりすることが多い。値上げのニュースも毎日のように聞こえてくる。  新型コロナウイルス禍からの経済活動再開やロシアのウクライナ侵攻の影響などによる原油や穀物価格の高騰、それに伴う物流費や原材料費の値上がり、急激に進む円安などによって、全方位でのコスト増加が続いている。  食料やエネルギーの多くを輸入に頼る日本にとって、世界的な価格高騰は受け入れざるを得ない。円安は輸入物価をそのまま上昇させる。そのために消費が抑制され、コロナ禍からの回復途上にある日本経済の足を引っ張らないか気が

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  • 静岡人インタビュー「この人」 俳優・遠藤健慎さん(清水町出身) 映画「恋い焦れ歌え」出演

     清水町のシネプラザサントムーンで23日まで公開中の映画で、準主演のKAI役を熱演し、上演初日に同館での舞台あいさつに臨んだ。デビューは2009年。21年の大河ドラマ「青天を衝け」では渋沢栄一の息子の秀雄役を演じた。21歳。  -今作の役柄は。  「性暴力被害に遭いトラウマ(心的外傷)を抱える主演の稲葉友さん演じる小学校臨時教員・仁の前に現れ、加害者を名乗って追い詰めるラッパーを演じた。ヒップホップが元々好きで、ラップの経験があったことは大きい。モデルがない役柄に自分の色をどう入れるかを探り、稲葉君とカメラの前で芝居をすることで固められた」  -撮影の様子は。  「固定カメラで必要な画を撮るの

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  • ハウスミカン出荷始まる JAとぴあ浜松

     JAとぴあ浜松は22日、浜松市北区細江町の同JA柑橘(かんきつ)選果場で、夏場に食べられるハウスミカンの出荷を始めた。8月中旬までに約130トンを市場に出荷する。  初日は、生産者が極わせ品種の「高林」9・4トンを同選果場に持ち込んだ。作業員の目視や機械センサーで傷の有無、大きさ、糖度などを調べ、等級ごとに箱詰めした。  同JA管内では、生産者15人がハウスミカンの栽培に取り組んでいる。ことしは気温が適度に低かったことで色抜けが良く、酸味のキレがあるという。同JA果樹販売センターの栗田雅樹センター長は「大きさもちょうどよく、生育状況は良好」と話した。  23日昼すぎから近郊の店舗に並び、30

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  • 310人の感染確認 22日の静岡県内【新型コロナ】

     静岡県内で22日、新たに310人の新型コロナウイルス感染が確認された。  県全体の病床使用率は6・7%。重症者はいない。自宅療養者は1915人。直近1週間の新規感染者数は前週の0・75倍。  県内の累計感染者は17万7049人。

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  • 第二章 決起⑮【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

       三善康清[みよしやすきよ]が帰ると、頼朝[よりとも]の周囲はにわかに慌ただしくなった。  まずは時政[ときまさ]を呼び出す。以仁王[もちひとおう]の令旨[りょうじ]の際は、舅殿[しゅうと]への相談という形を取ったが、今回は違う。主君として自身が上座に着くことで、時政を家臣として扱った。  時政は頼朝のまとう空気の変化を敏感に察し、以後、態度も口調も、臣下の礼を尽くすようになった。頼朝は、時政という男の資質に満足した。  そのうえで、事態が暗転したことを淡々と告げる。  「佐殿[すけどの]の御心は決まっておいでか」  「うむ。これより迎え撃つ用意をいたす」  時政は目を閉じ、わずかに上を向

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  • 丸子のビール醸造開始 静岡の食に対応、ラガー中心 駿府匠宿内

     静岡市駿河区丸子の観光施設「駿府の工房 匠(たくみ)宿」内に新設されたクラフトビール醸造所「静岡醸造」が21日、本格的に醸造を開始した。市内四つ目のビール醸造所が動きだした。  福山康大代表(33)=同区=、醸造担当の折山徹郎さん(32)=同区=が、醸造所の第1号となるホワイトビールを仕込んだ。コリアンダー、ユズの皮、米こうじを副原料に使い、ラガー酵母で発酵させるという。240リットルの発酵タンク5基が並ぶ醸造所内に甘い香りが漂う中、2人は麦汁の煮沸や糖化の作業にいそしんだ。  ホワイトビールは7月中旬に完成する見込みで、同時期に仕込むIPA、ラガーとともに醸造所に隣接する飲食施設で提供する

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  • 暮らし守る政策は 第一声、言葉に力込める【参院選しずおか】

     参院選が公示された22日、静岡選挙区(改選数2)に立候補した7人が静岡市内で第一声を上げた。  N党新人の舟橋候補は年金制度の改革を訴えるため、第一声の場所に静岡市駿河区の静岡年金事務所前を選んだ。「年金2倍」と書かれたパネルを貼った選挙カーで登場し、「年金問題に困っている人のためにも、今の制度を変えたい」と言葉に力を込めた。  共産新人の鈴木候補は、静岡市葵区の住宅地で約50人の支援者と出発式を行った。「今回の選挙は日本の平和と暮らし、未来が懸かった大事な選挙」と強調し、「政府が目指す防衛費増額は暮らしを壊す道。皆さんの願いを1票に寄せてほしい」と訴えた。  無所属現職の山崎候補はJR静岡

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  • 生活「安全安心」を 立候補者に期待の声【参院選しずおか】

     新型コロナウイルス禍や円安、ロシアのウクライナ侵攻に伴う物価高騰などで国民生活が圧迫される中、参院選が22日公示された。国内経済の回復は遅れ、安全保障を巡る議論は十分に深まってはいない。「これ以上の物価の上昇に耐えられない」「コロナを克服する対策を」―。静岡県民からは、暮らしの安全安心を取り戻す政策に期待する声が上がった。 物価高対策  コロナ禍から回復途上の飲食店は物価上昇で再び苦境に直面している。浜松市中区の焼き肉店「肉亭ゆめさく」の斎藤良尚オーナー(48)は米国から輸入するタンやハラミといった肉の入手が限られ、仕入れ値が10%ほど上がったと嘆く。「今以上の値上げはできない。飲食店はど

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  • 激戦区静岡 政策発信、街頭でSNSで【参院選しずおか】

     参院選が22日公示され、静岡選挙区(改選数2)は7人が立候補を届け出た。午後にも1人が届け出る予定で、過去2番目に多い8人による激戦となる見通し。政党公認候補は自民、共産、NHKの各党の4人で、残り4人は諸派、無所属。与野党で議席を分け合ってきた同選挙区では異例の構図となった。各陣営は体制を整え、18日間の選挙戦に臨む。  共産党新人鈴木千佳候補(51)は街頭演説を中心に、物価高対策と憲法9条を生かす平和外交を訴える。課題とされる若者への浸透を目指し陣営にネットチームを立ち上げ、LINE(ライン)やインスタグラムでも発信を始めた。  無所属現職山崎真之輔候補(40)=国民推薦=は連合静岡の支

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  • 旅行割「しずおか元気旅」 7月14日まで延長

     静岡県は21日、実施中の静岡県内観光促進事業「今こそ しずおか 元気旅」を7月14日まで延長すると発表した。  割引が受けられる旅行対象地域は、6月30日まで実施する「元気旅」と同じで、静岡県内と周辺10県。延長期間分(7月1~14日)の予約は6月22日から受け付ける。

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  • 富士川水系の劇物 富原橋で最高濃度 静岡県調査

     富士川水系雨畑川に高分子凝集剤が混じった汚泥が不法投棄された問題で、県は21日、富原橋付近の富士川の流水から、凝集剤成分が変化してできる劇物アクリルアミドモノマー(AAM)を比較的高濃度で検出した、と発表した。県はこの検出結果を受けて再調査したが、再びAAMを検出した。  検出したのは富士宮市と富士市にかかる富原橋付近。県が5月11日実施の調査で1リットル当たり350ナノグラムのAAMを検出した。昨年7月以降、県などが計4回実施した調査では最高で、環境省の2007年度全国調査の最大値同49ナノグラム(香川・高松港)の7倍に当たる。24日の再調査でも、同61ナノグラムを検出した。  11日の調

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  • 山梨・雨畑ダム発電再開へ 3年ぶり、堆砂除去半ば

     日本軽金属雨畑ダム(山梨県)の堆砂問題で、水害を引き起こしてストップしていた湛水(たんすい)と発電が近く再開されることが21日までに、関係者への取材で分かった。同ダムでは堆砂除去を5カ年計画で行う予定だったが、ダムの再稼働を見切り発車する事態に、近くの集落の住民は複雑な表情だ。  ダムは国から土砂撤去の行政指導を受けた直後の2019年8月の台風で、集落に冠水被害などをもたらした。その後、地元の反発を受けて湛水と発電を停止した。ことし7月1日までに湛水を再開し、同日からダム湖と導水管でつながる角瀬発電所が発電開始する。  取材に対し、日軽金は「20~21年の短期計画で300万立方メートルの土砂

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  • 暗号資産100人被害 他事件の出資者狙う「過去の損、取り戻せる」 三島署3人逮捕

     高配当をうたって無許可で暗号資産(仮想通貨)の購入を勧誘したとして、三島署と静岡県警生活保安課が21日に金融商品取引法違反の疑いで逮捕した男3人が、別の投資関連の事件で出資した被害者を狙い、「過去の損を取り戻せる」などと投資話を持ちかけていたことが、同署などへの取材で分かった。3人は少なくとも県内外の約100人から2億4千万円を集めたとみられる。  逮捕されたのは、投資会社を経営する男(69)=東京都中央区築地1丁目=と同社役員の男(39)=同=、同社従業員の男(53)=東京都八王子市=の3容疑者。逮捕容疑は2018年9月ごろ、内閣総理大臣の許可を受けずに三島、浜松両市の70代女性に高配当を

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  • 公示 7人が立候補届け出 7月10日投開票【参院選しずおか】

     第26回参院選が22日午前、公示された。7月10日の投開票に向けて18日間の選挙戦が始まった。改選124議席(選挙区74、比例代表50)と、非改選の神奈川選挙区の欠員1を補う「合併選挙」を合わせた計125議席に、540人超が立候補を届け出た。物価高、安全保障政策、憲法改正が主な争点となる。岸田文雄首相(自民党総裁)にとって、昨年10月の就任直後の衆院選に続く大型国政選挙で、約9カ月の政権運営に審判が示される。静岡選挙区(改選数2)にはNHK党新人の舟橋夢人氏(56)、共産党新人鈴木千佳氏(51)、諸派新人山本貴史氏(52)、無所属現職の山崎真之輔氏(40)=国民推薦=、自民党新人若林洋平氏(

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  • 参院選静岡選挙区 7人が立候補届け出

     第26回参院選が22日公示され、静岡選挙区(改選数2)に現新7氏が立候補を届け出た。7月10日の投開票に向けて選挙戦に入った。

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  • 略式代執行、沼津・戸田の元旅館空き家 7~11月に解体

     沼津市は21日、空き家対策特別措置法による特定空き家に指定された同市戸田の元旅館の木造住宅1戸を略式代執行で解体することについて、7月から11月に行うと市議会建設水道委員会で明らかにした。  市まちづくり指導課によると、解体する住宅は、旧戸田村の中心部にあり、木造2階建て、延べ床面積327平方メートル。かつては隣接の建物とともに宿泊施設として利用していた。2000年ごろに廃業後、住宅として利用していたが、05年に所有者が死亡。相続も放棄されたため、所有者不在となっていた。抵当権が設定されているが、債権者から解体の同意を得たという。  費用は約900万円を見込む。

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  • 浜松市のコロナ患者情報 本人がスマホ入力 正確性、業務効率向上

     浜松市が5月から、新型コロナウイルス感染者の基礎情報を患者自身がスマートフォンなどで入力するシステムを独自に導入し、成果を上げている。保健所職員が電話で聞き取っていた従来手法と比べ、正確性や業務効率の向上につながった。  システムは、市が患者の連絡先に案内メッセージを送信し、アクセスを求める仕組み。患者は氏名や生年月日、基礎疾患と発熱の有無、ワクチン接種歴など18項目の質問に答える。市のワクチン接種予約と同じシステムを応用して構築した。  市生活衛生課によると、患者自身による入力の利点は誤記載防止や職員の情報入力・確認に要する時間の短縮。各日に感染が確認された人の5~7割から協力を得ていて、

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  • 静岡県盛り土規制、周知期間短く混乱 7月1日施行、相談殺到

     盛り土(積み上げた残土)の崩落が被害を拡大させたとされる熱海市伊豆山の大規模土石流を受け、7月1日に施行される県盛り土規制条例。3月の県議会で制定されたが、周知期間が短いことや制度の複雑さから県に相談が殺到し、関係業者から事業の遅れを懸念する声が上がっている。県は他県にも同様の規制があるとして粘り強く協力を求める方針。混乱の中での“船出”となる新条例は、野放図な残土投棄の歯止めになるのか。=関連記事26面へ  「工事が新条例の対象かはっきりしない」「他の法令との関係は」―。施行まで1カ月を切った6月上旬。静岡市葵区で開かれた新条例の説明会の終了後、会場に残った建設業

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  • 沼津、盛り土罰則強化 市条例改正、23年10月施行目標

     沼津市は静岡県の盛り土規制条例施行を受け、市独自で規制する盛り土面積500~千平方メートルの罰則を県条例に合わせて強化する。パブリックコメントの募集や検察庁との協議を経て、来年6月の市議会定例会に改正案を提出し、同年10月の施行を目指す。21日の市議会建設水道委員会で明らかにした。=関連記事25面へ  市は現在、市土砂埋立て等規制条例で、市街化調整区域で500平方メートル以上、または500立方メートル以上の盛り土をする場合、市長の許可が必要とし、違反者の罰則を1年以下の懲役、または50万円以下の罰金としている。  市は改正で、規制対象を市全体に広げ、県条例と同様に周辺住民への説明会の開催義務

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  • 参院選静岡選挙区 有権者304万7851人 21日現在、前回比1.6%減 

     静岡県選挙管理委員会は21日、参院選静岡選挙区(改選数2)の選挙時登録日(21日)現在の選挙人名簿登録者数を発表した。総数は304万7851人(男149万7401人、女155万450人)で、2019年7月の前回参院選登録日に比べ、4万8262人(1・6%)減少した。  市区町別では浜松市浜北区で216人、同市東区で95人、長泉町で14人増加したほかは全て減少した。最も減少したのは静岡市清水区の4913人。同市葵区の3430人、沼津市の3257人が続いた。町部では小山町の954人減が最も大きかった。

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  • 参院選遊説日程 6月22日【静岡選挙区】

     ◆平山佐知子氏  午前10時、青葉緑地(静岡市葵区)▽正午、JR藤枝駅南口▽午後3時半、JR磐田駅北口▽同5時半、大石哲司事務所前(浜松市東区積志町)  ◆山崎真之輔氏  午前9時半、JR静岡駅北口▽同11時、JR掛川駅北口▽午後0時半、JR磐田駅北口▽同3時、サンストリート浜北前(浜松市浜北区)▽同5時半、JR鷲津駅前▽同7時半、松菱跡地前(浜松市中区)  ◆若林洋平氏  午前9時半、葵スクエア(静岡市葵区)▽正午、JR沼津駅北口▽午後6時、浜松市ギャラリーモール・ソラモ(浜松市中区)  ◆鈴木千佳氏  午前9時半、堤町多目的広場(静岡市葵区)▽同11時5分、杏林堂薬局静岡山崎店前(同)

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  • 焼津神社大祭開催へ 神輿渡御、関係者のみ

     焼津市の焼津神社が毎年8月12、13の両日に開催する神社大祭について、新型コロナウイルス禍前とは形式を変えて開催する方針を決めたことが21日、分かった。神輿(みこし)を担いで市中心部を練り歩く「神輿渡御(とぎょ)」は3年ぶりに実施するが、一般の参加は認めず関係者のみで行う。  神輿渡御は2020年、21年と新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止した。今回は神社総代と祭典委員が神輿を乗せた台車をひき、市中心部を練り歩く。  子どもの無事成長を願って祈とうをする「のぼりかつぎ」と、子どもの体を回転させて泣き声が大きいほど元気に育つといわれる「神ころがし」は、コロナ禍前は大祭の中で行っていたが、こ

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  • ⚽J1清水 北川がチーム合流 監督、海外経験に期待

     オーストリア1部ラピッド・ウィーンからの完全移籍で3季ぶりに古巣に復帰したJ1清水のFW北川航也(25)=清水ユース出=が21日、チームに合流した。慣れ親しんだ三保グラウンドに久々に足を踏み入れた。  クラブハウス内でチームメートと顔合わせを済ませた後、にこやかな表情でグラウンドに入った。オーストリアでシーズンを終えた後ということもあり、全体練習には加わらず別メニューでランニングなどに汗を流した。リカルド監督は「力のある選手が加わってくれた。海外での経験もチームに良いものをもたらしてくれる」と加入を歓迎した。  北川は23日に記者会見を行う。試合に出場できるのは選手登録期間の7月15日以降で

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  • 自民三島市支部も吉川氏に辞職勧告 静岡県連へ上申書

     18歳の女性に飲酒させたなどと週刊誌に報じられ、自民党を離党した吉川赳衆院議員(比例東海)について、同党三島市支部は21日、吉川氏に議員辞職を求める上申書を党県連に提出した。地元支部による辞職勧告は富士市富士支部に続き2例目。  矢岸克行支部長が県庁を訪れ、良知淳行県連幹事長に手渡した。矢岸支部長は「裏切られたという気持ち。支部にも抗議の電話があり、支援者に謝るしかない」と話した。細野豪志衆院議員が衆院静岡5区の支部長ポストに就く可能性を記者団に問われ「参院選がある。少し時間をおいて改めて協議する段取りになるのではないか」と述べた。

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  • 4こま漫画でがん検診啓発 藤枝市立総合病院、吉本どんどさん担当

     藤枝市立総合病院は、4こま漫画を活用してがん検診の推進を図る啓発活動を展開する。絵を担当するのは漫画家の吉本どんどさん。目に留まりやすいポスターを作成し、早期発見の重要性などを分かりやすく発信していく。  第1弾は胃がんの原因になるピロリ菌の血液検査や、大腸がんの原因になる食生活などをテーマにした2種類。文章を組み合わせて新聞のようなデザインにしたポスターも用意した。同病院や市保健センターのインターネットサイトにつながるQRコードを合わせて掲載している。  24日から市内約250カ所で掲示する。公共施設のほか、医療機関、金融機関、スーパー、ドラッグストアなどに配布予定。JR藤枝駅南北通路にあ

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  • ウミガメの命大切に 下田・朝日小で講座、生態や保護活動学ぶ

     下田市の朝日小の3年生15人は21日、下田海中水族館(同市)飼育員の岡野司さん(29)によるウミガメ講座を同校で受講した。生態や保護活動に理解を深め、命の尊さを学んだ。  同校近くの吉佐美大浜海岸では4日、絶滅危惧種のアカウミガメの卵134個が市内で2年ぶりに発見された。岡野さんは「ウミガメの前肢は泳ぐときにスピードを出すために長く、後ろ肢は方向転換のために平べったい」と解説。体に侵入した大量の塩分を放出するために涙を流すとの習性も紹介した。  児童は岡野さんが連れてきた同園のウミガメに触り、「思っていたより硬い」などと感想を口にした。錦織海斗君は「海岸にゴミがあると卵から産まれたカメが海に

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  • 社説(6月22日)参院選22日公示 危機の連鎖を断ち切れ

     第26回参院選(7月10日投開票)はきょう、公示される。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた国民の暮らしは回復基調だが、ウクライナ危機に伴う世界経済の変調で物価高が進む。安全保障体制の再構築は喫緊の課題だ。  岸田文雄政権がこの参院選に勝利すれば、国政選挙の予定がなく安定した政権運営ができる「黄金の3年」を手にする。政権を信任するのか、野党勢力に力を与えるのか。6年に及ぶ参院議員の任期も加味し、有権者は1票の選択をしたい。  コロナ禍で与野党がバラマキに走り、積み上がる借金が財政の手足を縛っている。手詰まりの円安対策は輸入物価の高騰を招き、インフレが国民生活を覆う。国際協調の不全は自由

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  • 大自在(6月22日)ボウリング

     ボウリングが大ブームになったのは1970年代前半。有名女性プロボウラーが登場する「さわやか律子さん」のテレビCMを思い起こす人もいるだろう。全国にボウリング場が次々に誕生し、「1億総ボウラー」とも言われた。当時小学生で、わが田舎町に6レーンのボウリング場ができた時はうれしかった。  その歴史は古代エジプトにまでさかのぼり、古墳から石のボールとピンが見つかっているそうだ。日本上陸は江戸末期。6月22日の「ボウリングの日」は、1861(文久元)年のこの日、長崎の外国人居留地で発行された英字新聞に、ボウリング場開店の広告が掲載されたことにちなむ。  シニアの健康づくりや交流の場として根強い人気があ

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  • ヤマハ発、環境ファンド設立 1億ドル規模、脱炭素加速へ

     ヤマハ発動機は21日、環境分野に特化した投資ファンド「ヤマハモーターサステナビリティファンド」を設立したと発表した。運用総額は1億ドル(約135億円)で、運用期間は15年。二酸化炭素(CO2)排出削減につながる技術を持つスタートアップ企業などに出資し、脱炭素の取り組みを加速させる。  同社が環境分野のファンドを設立するのは初めて。排出量を上回るCO2を削減する「カーボンネガティブ」といった脱炭素技術だけでなく、エネルギーや物流、農業、水資源など幅広い環境分野の企業を投資対象として想定する。こうした企業の支援を通じ、自社製品と事業の環境負荷低減とともに、カーボンオフセットに寄与する技術やビジネ

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  • 参院選 静岡県内各陣営、激戦へ備え 直前で8人目出馬表明

     参院選公示を翌日に控えた21日、静岡選挙区(改選数2)への立候補を予定する現職、新人の各陣営は出陣式や遊説の準備を進め、激戦に向けて臨戦態勢を整えた。同日夕方には新たに無所属新人が出馬表明し、関係者は公示直前まで慌ただしく動いた。  無所属現職平山佐知子氏(51)の陣営は、スタッフが立候補届けの手続きや公示日の役割分担を確認。政党に属さず無所属での戦いに、陣営の1人は「前回選とは全員の熱量が違う」と語った。  無所属現職山崎真之輔氏(40)=国民推薦=が静岡市内に構えた事務所には、スタッフが着用するそろいのポロシャツが届き、臨戦ムードが高まった。幹部は「政策を全力で訴える」と力を込めた。

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  • 船川氏が出馬表明 無所属 参院選静岡選挙区

     経営コンサルタント会社社長船川淳志氏(65)が21日、県庁で記者会見し、22日公示、7月10日投開票の参院選静岡選挙区(改選数2)に無所属で立候補すると表明した。  船川氏は東京都港区生まれ、千葉県市川市在住。慶応大卒、米サンダーバード大学院修了。過去に仕事で掛川市などを訪れた経験があり、静岡選挙区での出馬を決めたという。  船川氏は「政治に緊張感がない状況に小石ひとつでも投げてみたい」と述べ、国会議員定数削減や複数県の連携による地方創生などを訴える意向を示した。

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  • リモートワークの合間に自転車トレーニング 五輪パラ会場、新たな活用提案 伊豆・サイクルスポーツセンター

     東京五輪・パラリンピック自転車競技の静岡県開催のレガシー(遺産)継承を目指す静岡サイクルスポーツコミッション推進協議会は、競技会場になった伊豆市の日本サイクルスポーツセンター(CSC)のトレーニングビレッジ(自転車競技推進拠点)化に向けた活用方法を探っている。15~17日にはモデル事業として長野県を拠点に活動する自転車ロードレースチームをCSCに受け入れ、選手らはリモートワークをしながらトレーニングに臨んだ。協議会は選手だけでなく一般市民にも利用を促して収益化の可能性を検証する。  受け入れたのは日本実業団自転車競技連盟所属の「レガルスイ・イナーメ信濃山形」の選手やスポンサー企業の関係者計5

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  • 無登録で2億円集金か 三島署など3人逮捕 暗号資産100人被害

     無登録で高配当をうたった投資ファンドへの出資を勧誘したとして、三島署と静岡県警生活保安課は21日、金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで、東京都内の会社代表の男ら3人を逮捕した。関係者への取材で分かった。県警は、3人が暗号資産(仮想通貨)の売買を通じて利益が出るなどと説明し、少なくとも4年前から県内の約60人を含めた計100人ほどから約2億円を集金したとみて、実態解明を進める。  会社代表の男ら3人は共謀して2018年秋ごろ、国の登録を受けていないにもかかわらず、県内の女性2人に高配当をうたった投資ファンドへの出資を募り、集金するなどした疑いが持たれている。  関係者によると、3人は本県内

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  • 知人2人殺人未遂「殺意はなかった」 静岡地裁初公判

     先輩ら男性2人を殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われた藤枝市高洲5丁目、土木作業員の男(46)の裁判員裁判初公判が21日、静岡地裁(国井恒志裁判長)で開かれた。被告は「殺意はなかった」と述べ、弁護人は「(先輩に対する)過剰防衛が成立する」と主張した。  冒頭陳述で検察側は、事故車両の保管を先輩から頼まれていたことを背景として説明。事件当日、保管状況を怒られ顔を殴られたため、あらかじめ持っていた刃物のようなもので先輩の脇腹を刺したと指摘した。また先輩の知人に飛び蹴りされたことに激高し、知人の足なども刺したとした。  弁護側は「攻撃は身を守るためだった」と訴えた。  起訴状によると、被告

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  • 第二章 決起⑭【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

     ―――平家の差し向ける討伐軍が、近々首を取りにくる。  衝撃的な知らせに、頼朝[よりとも]は胸をぎゅっと掴[つか]まれる思いがした。背骨が内側から粉々に砕けていくような、気持ちの悪い感覚が体中に広がる。  これが世にいう、「足元から崩れていく」という感覚なのだろうか。鼓動が激しく鳴り、頭に血が上ったのか、くらくらする。  「兄が申すには、一刻も早くこの地を離れ、どこか平家の手の届かぬところへ……」  康清[やすきよ]はしばし視線を泳がせ、言いにくそうに続けた。  「つまり……お逃げになるのがよいかと……」

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  • 夏至 音色涼やか 「みしま風鈴」の制作最盛期

     21日は1年で最も昼の時間が長くなる二十四節気の夏至。午前の県内は湿った空気や前線の影響で曇りや雨となった。静岡地方気象台によると、午前11時半までの最高気温は三島27・9度、静岡27度、浜松26・6度。  三島市大社町の日光陶器店では、夏本番を前に手作りのガラス風鈴「みしま風鈴」の制作が最盛期。店主の関根久雄さん(57)が約1300度に熱した炉でガラスを溶かし、息を吹き込んで膨らませる作業に励む。狩野川で採れた砂鉄などを混ぜることでガラスに気泡を含ませ、清涼感を表現。完成した風鈴は高く澄んだ音色を店頭で響かせた。

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  • 赤いビル解体始まる 濁流直撃、被害の象徴 熱海土石流

     熱海市伊豆山で昨年7月に発生した大規模土石流で、濁流が直撃する動画が交流サイトで拡散され、土石流被害の象徴的な存在となっていた「赤いビル」の解体工事が21日、本格的に始まった。住人で市議の高橋幸雄さん(66)は「悲しさや悔しさはあるが、どうあがいても残せない。今は前向きに考えるしかない」と言葉を絞り出した。  ビルは鉄筋コンクリート造り4階建て店舗兼住宅の「丸越酒店」。昨年7月3日午前10時55分ごろ、逢初(あいぞめ)川上流部から流れ下った大量の土砂が直撃し、3階以下に土砂が流入。「大規模半壊」と判定された。解体費用は公費で賄われる。  高橋さんは現在、神奈川県湯河原町のみなし仮設住宅で暮ら

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  • ⚽ジュビロ磐田の古川 天皇杯で連続得点狙う リーグ戦へアピール

     J1磐田のMF古川陽介(18)=静岡学園高出=が22日の湘南との天皇杯3回戦で連続ゴールを狙っている。J3松本との2回戦でプロ初得点を決めて勢いに乗る古川はベンチ入りが濃厚。「ここで一発決めてアピールするチャンス」と結果を残し、リーグ戦出場へつなげるつもりだ。  静学から鳴り物入りで入団した新人は、リーグ戦は途中出場の2試合にとどまるが、ルヴァン杯では5試合でピッチに立ち、試合終盤の切り札として、得意のドリブルで見せ場をつくってきた。松本戦ではシュートが相手に当たる幸運な形で初得点が転がり込んだ。  参考にしているのは2列目で同じポジションのMF大森の動き。「ふらふらしているように見えるが、

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  • 三島再開発組合が設立 完成予想図を公開

     三島市の三島駅南口東街区に広域健康医療拠点やマンションなどを建設する再開発組合がこのほど設立され、事業の完成予想図が公開された。  県の認可を受けて設立された再開発組合は、市を含む26の土地所有者とミサワホームや東レ建設など5社の参加組合員で構成する。法人格の取得により今後は金融機関からの借り入れが可能になり、実施設計や権利変換計画の作成など具体的な事業の進ちょくが見込まれる。来年度に着工し、2026年度に完成する予定。  現段階の総事業費は209億円で、このうち市、県、国の補助金は計84億円。地上91メートルのマンションと商業施設や賃貸・分譲住宅、オフィスなどを建設し、エリア全体を広域健康

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  • 静岡選挙区7人出馬へ 参院選22日公示 物価高対策など争点 

     第26回参院選は22日、公示される。7月10日の投開票に向けて物価高対策や防衛力強化、憲法改正などを争点に論戦を展開する。静岡選挙区(改選数2)は無所属の現職2人と、昨年10月の補欠選挙にも出馬した自民党、共産党の新人に加え、NHK党の新人2人、諸派1人の計7人が立候補を表明している。野党第1党の立憲民主党は候補者を立てず、一時は擁立を模索した日本維新の会も候補者を見送る見通し。候補者が多い一方で、政党の選択肢は少ない異例の選挙戦になりそうだ。  7人は無所属現職の平山佐知子氏(51)と山崎真之輔氏(40)=国民推薦=、自民党新人若林洋平氏(50)=公明推薦=、共産党新人鈴木千佳氏(51)、

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  • 焼津高、完全共学化へ 2023年度から 全系列で男子受け入れ

     焼津高(焼津市中港)が2023年度から完全共学化に踏み切ることが20日、関係者への取材で分かった。21年度から一部系列(コース)で男子生徒の受け入れを始めたが、これまでの女子教育で培った知識と経験を男子にも展開することが可能と判断し、ファッションや保育、福祉などを学ぶほかの系列でも学ぶことができるようにする。  同校は明治35(1902)年に「松永裁縫教授所」として開設して以来、2020年度まで女子教育を展開してきた。21年度からは4系列のうち、大学など進学希望者に対応する「みらい探求」系列のみ男子生徒を受け入れ、2年生と1年生で計14人が在籍している。23年度からは「情報実務」「生活環境」

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  • 産官学でロボット分野の人材育成へ 連携協定締結 浜松城北工高、ヤマハ発など

     産官学で地域の産業人材育成を目指す文部科学省の「マイスター・ハイスクール」事業の指定を受けた県立浜松城北工高とヤマハ発動機、浜松市、県教委は20日、事業推進に向けた協定を同市中区の同校で締結した。地元に拠点を置くグローバル企業と組んで、社会変革の中で需要が高まるロボティクス、デジタル人材を継続的に輩出する“浜松型”のシステム構築を目指す。  指定期間は3年間。同校は、二輪とともに世界トップクラスの産業用機械メーカーのヤマハ発動機から、事業推進役「マイスター・ハイスクールCEO」と常勤の特別教諭「産業実務家教員」の2人を迎える。3年生の課題教育授業への参画から始め、来年

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  • 静岡空襲“知る”「日赤前のクスノキ」次代へ 挿し木苗、静岡・竜南小に植樹 平和学ぶきっかけに

     約2000人が犠牲となった1945年6月の静岡空襲で焼けながらも3年後に芽吹いた、静岡市葵区の静岡赤十字病院前にある「日赤前のクスノキ」が、静岡平和資料館をつくる会(田中文雄運営委員長)によって挿し木苗として育てられ、空襲から77年となる20日、静岡市葵区の竜南小に寄贈された。成長したのは挿し木の2%とわずかで、移植先探しも難航した。会員の悲願だった「子どもたちから見える場所」に、ようやく根を下ろすことになった。  「この木は長生きできるけれど、世の中が平和でなければ生きられない。今日から皆さんに託します」  同校で開かれた寄贈式。自宅で育ててきた会員の真田喜代美さん(74)=静岡市清水区

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  • ワクチン4回目 静岡県内市町大半「自己申告制」 18~59歳

     新型コロナウイルスの一般県民の4回目ワクチン接種が今月下旬にも始まる。今回は重症化予防の趣旨から60歳以上は全員の一方、18~59歳は持病のある人らに対象が絞られた。18~59歳の該当者は把握が難しいため、ほとんどの市町が本人の申請を受けて接種券を発行する「自己申告制」を採用する。   新型コロナ4回目ワクチン摂取 県内市町の対応    静岡新聞社が全35市町に調査したところ、静岡、浜松両市を除く大半が60歳以上は3回目から5カ月経過した人に順次接種券を郵送し、18~59歳は自己申告制にすると回答した。希望者が書面やウェブ、電話で申請し、自治体が券を送る。3回目接種ま

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  • 原・浮島地区「道の駅」見送り 地元が類似施設目指す 沼津

     沼津市は20日、原・浮島地区で「道の駅」の整備を見送る方針を市議会総務委員会で報告した。市商工会が要望を取り下げたことや、候補地周辺で進む農業団地構想の中で類似施設の整備を目指す方向性が地元から示されたことを受けた。  山田晃良政策企画課長は理由として、2021年度に周辺の農業団地構想が具体化されたことや、地元代表や有識者でつくる「道の駅整備検討委員会」が今年5月、農業団地の中で類似機能の整備を目指すべきとする意見をまとめたことを挙げた。  道の駅構想は計画中の東駿河湾環状道と国道1号の合流点付近を候補地とし15年に市商工会が市に要望していた。同じ地区では今年5月に完成した植物工場「ブロッ

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  • 大河出演俳優が撮影秘話 「鎌倉殿の13人」語り合う 伊豆市

     大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演する源範頼役の迫田孝也さんと足立遠元役の大野泰広さんによるトークライブ(伊豆市など主催)が19日、同市の修善寺総合会館で開かれた。2人は役に対する思いや撮影時のエピソードを語った。  演じる役については2人とも「実直で確実に仕事をする人」と表現した。撮影中に共演者と役の心境や時代背景を話し合ってすり合わせていることを紹介し、迫田さんは「台本を知っていても放送を見て驚く回が多い」と明かした。大喜利形式での質疑応答やフリートークも行い、会場の笑いを誘った。  同日は修善寺温泉街と伊豆箱根鉄道修善寺駅でマルシェなどの関連イベントが開かれ、地元住民や観光客でにぎわっ

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  • 株主優待にESGの波 自然保護寄付、授産製品採用…SDGs意識

     静岡県内上場企業の間で、株主優待相当額を自然保護団体に寄付するなど、株主に優待制度を通じて環境、社会活動支援の機会を提供する動きが広がっている。ESG(環境・社会・企業統治)投資への関心の高まりを背景に、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を組み込んだ新たな財務戦略を打ち出し、新型コロナウイルス禍の厳しい経営環境の中で株主に訴求を図る。  スクロールは本年度、これまで自社グループ商品の割引に換えていた優待券の相当額を、県グリーンバンクに寄付できるよう変更した。寄付金は緑化ボランティア団体の支援などに充てる。保有株式100株から参加できる。担当者は「環境のために行動したいと考える株主を後押しし

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  • 「責め」の日本酒発売 複雑な味わい 萩錦酒造(静岡市駿河区)

     静岡市駿河区の酒蔵「萩錦酒造」はこのほど、日本酒の製造工程で、もろみに圧力をかけて最後に搾り出す「責め」を瓶詰めした「萩錦の責め」を発売した。  責めは搾り作業の中盤までに得られる酒に比べ、複雑な味わいで安価という。飲食店など業務用に販売してきたが、昨年から在宅需要に応じて4合瓶の取り扱いを始めた。  ラベルデザインは、同市出身で、文字を芸術作品として表現するカリグラフィー作家の雑苦波乱(ざっくばらん)さんが手掛けた。  萩原知令社長は「高級酒に手が出なくても、高品質な酒を手頃な価格で楽しんで」と話す。純米大吟醸と純米吟醸で計6種。同市葵区鷹匠のコメヤス酒店で販売している。

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  • 3年ぶり花火大会開催 伊豆の国、8月 規模縮小で3回

     伊豆の国市観光協会などは8月に市内の狩野川河川敷で花火大会を3年ぶりに開催する。感染対策で一部の行事は中止し、規模を縮小して実施する。  同1日は大仁橋下流で「きにゃんね大仁夏祭り」、3日の「韮山狩野川まつり」と4日の「伊豆長岡温泉戦国花火大会」はいずれも千歳橋下流で打ち上げる。桟敷席や有料観覧席、屋台などの概要は7月5日に同協会のホームページで公開する。  きにゃんね大仁夏祭りの実行委員会はこのほど、第1回会合を大仁公民館で開き、ステージイベントやしゃぎり、屋台の引き回しなどは中止することを決めた。内田敏克実行委員長は「短時間で集中的に花火を打ち上げ、印象に残るようにしたい」とあいさつした

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  • アガパンサス咲き誇る あさはた緑地周辺 静岡市葵区

     静岡市葵区赤松のあさはた緑地周辺で、アガパンサスの花が見頃を迎えている。梅雨空の下、涼しげな薄紫色の花が歩道沿いの約300メートルにわたり咲き、散歩に訪れた人たちを喜ばせている。  麻機学区自治会連合会の杉浦徹会長(70)によると、アガパンサスは地元の愛好家らが9年ほど前に植栽した。現在は地域の人々も加わり、雑草取りなどの管理を行っている。花は今後の気候にもよるが、今月末ごろまで楽しめそうという。  アガパンサスは南アフリカ原産の多年草。梅雨時から夏にかけて1メートルほどの花茎を伸ばし、先端にラッパのような花を放射状に咲かせる。

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  • ヘビに園児かませけが 傷害容疑で富士の無職男逮捕

     ヘビに幼稚園児をかませてけがをさせたとして、富士署は20日、傷害の疑いで同市今泉、無職の男(69)を現行犯逮捕した。  逮捕容疑は同日午後2時半ごろ、同市内の幼稚園で同市の男児(6)にヘビを近づけてかみつかせ、けがをさせた疑い。男児は指に軽傷を負った。  同署などによると、ヘビは体長1メートル弱で、毒はないとみられる。容疑者が園庭と駐車場の間に設けたフェンス越しに、手に持ったヘビを道路側から園庭側に入れたという。同署はヘビを園児に近づけた動機などを調べている。  同幼稚園によると、事件が発生したのは保護者の迎えを待つ間の遊び時間で、容疑者がヘビを見せ、園児数人が集まっていたさなかに起きたとい

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  • 社説(6月21日)オンラインカジノ 野放しの状態を許すな

     山口県阿武町がコロナ対策給付金4630万円を1人の男に誤って振り込んだ問題で、男が給付金をつぎ込んだとされるオンラインカジノの存在も広く知られることになった。公営ギャンブル以外の賭け事が原則禁じられている日本では違法行為として摘発された事例もあるが、野放しに近い状態といえる。  オンラインカジノはインターネットを通じて実際に金銭を賭ける。スマートフォンなどが手元にあれば、いつでもどこでもゲーム感覚で楽しめる。未成年者もアクセスできる。コロナ感染拡大に伴う外出自粛を背景に利用者が急増している。  何よりもギャンブル依存症の増加が懸念される。カジノ解禁を含む統合型リゾート施設(IR)整備法は賛否

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  • 大自在(6月21日)第26回参議院

     日本国憲法の施行を控え、貴族院に代わって設けられる参議院の第1回議員選は1947(昭和22)年4月に行われた。定数250人。全国区と都道府県別の地方区で議席が争われた。  本県の定数は現在と同じ4人。2回目以降を3年ごとの半数改選とするため、当選者4人のうち上位2人が6年任期、3、4番目の得票者を3年任期とする変則だった。直後の衆院選でも勝利して首相となる片山哲委員長の社会党が第1党を占めたが、本県は保守の自由党2人、保守系無所属2人が当選した。  初回の8人の立候補者は地方区から選挙区と呼び名が変わった後も含め、昭和を通じて本県最多だった。だが、1989(平成元)年の第15回選挙で破られる

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  • シカの仲間たちベビーラッシュ♡ 富士サファリパーク

     裾野市須山の富士サファリパークで、シカの仲間がベビーラッシュを迎えている。親子が寄り添い合って過ごす愛らしい姿が来園者を楽しませている。  北米原産の大型のシカ「ワピチ」は5月中旬から6月中旬までに6頭が誕生した。鹿の子模様と呼ばれる赤ちゃん特有の白い斑点がある。子ども同士で一緒に行動する姿も見られ、すくすくと成長している。  欧州に生息する「ダマジカ」は6月に入ってから7頭が相次いで生まれた。白や焦げ茶色、鹿の子模様などさまざまな毛色の個体がいるのが特徴という。  同園の担当者は「赤ちゃんは樹木や岩陰に隠れていることが多い。注意深く観察してみてほしい」と話した。

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  • 第二章 決起⑬【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

     その知らせをもたらしたのは、やはり三善康信[みよしやすのぶ]だった。いつもの定期便ではない。毎月、三度遣わされる使者は、数日前に来たばかりだ。  今度の使者は、頼朝[よりとも]に急を告げに駆け付けてきたのだと知れる。しかもやってきたのは、立ち居振る舞いが隠しようもなく優美な男だ。変装はしていたものの、朝廷に出仕経験のある頼朝には、男が僕従ではなく貴族だと一目で知れた。  「吾[われ]は康信の弟の康清[やすきよ]と申すもの」  二人きりになると男は名乗った。  「おお、三善殿の……」  当人ではないとはいえ、これまで二十年間尽くしてくれた康信の肉親を目の当たりにし

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  • 現場にブレーキ痕 双方回避試みたか 裾野の国道正面衝突事故

     19日未明、裾野市富沢の国道246号上りで、軽乗用車と乗用車が正面衝突して男性2人が死亡、男女4人が重軽傷を負った事故で、現場にブレーキ痕が残っていたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。現場はカーブで見通しが悪く、裾野署などは走行していた双方の車両がブレーキを踏んで衝突回避を試みたとみている。  事故は19日午前3時10分ごろ発生。軽乗用車に乗っていたいずれもフィリピン国籍で沼津市在住の会社員、男性(48)と男性(50)が死亡した。乗用車に乗っていた富士市の男性(22)が頭の骨を折るなどの重傷を負い、同乗していたいずれも同市内の20代の男女3人が軽傷。軽乗用車が国道を逆走したとみられ

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  • 富士山富士宮口 5~6合目の閉鎖解除 宝永山へのアクセス可能に

     静岡県は20日午前、富士山富士宮口5~6合目の冬季閉鎖(通行止め)を解除した。6合目から山頂までの登山道は冬季閉鎖を継続する。  午前8時40分ごろから、富士宮口5合目登山道入り口に設置されていたフェンスの撤去を始め、午前9時に6合目までの冬季閉鎖を解除した。5合目周辺を巡るハイキングコースの散策や宝永山へのアクセスが可能になった。  午前9時を過ぎると登山客が次々と訪れた。夫婦で訪れた岡村栄治さん(75)=神奈川県=は「ゆっくり散歩しながら植物を見てきたい」と語り、6合目を目指した。  須走、御殿場の両登山道は5合目以上の閉鎖を継続する。

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  • 浜名湖で事故 ボート同士が衝突、1人死亡 湖西

     19日午後0時35分ごろ、湖西市新居町の新居弁天海釣公園付近の釣り客から「浜名湖でプレジャーボートが船(小型ボート)に乗り上げた」と110番があった。小型ボートは水没し、乗っていた愛知県の30~40代の男性4人が救助されたが、うち豊橋市の男性(34)が搬送先の病院で死亡が確認された。3人は軽傷とみられる。  湖西署と清水海上保安部などによると、小型ボートは釣りを目的に付近にとどまっていたという。衝突後に一時水没したが、4人はぶつかったプレジャーボートや周辺にいた水上バイクに引き上げられた。プレジャーボートは操縦していた湖西市の男性(77)が乗っていてけがはなかった。御前崎海上保安署が業務上過

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  • 車正面衝突2人死亡、4人けが 裾野・国道246号「軽」逆走か

     19日午前3時10分ごろ、裾野市富沢の国道246号バイパス上りでフィリピン国籍、沼津市大岡、会社員男性(48)の軽乗用車と、富士市大淵、会社員男性(22)の乗用車が正面衝突した。会社員男性(48)と同乗のフィリピン国籍、沼津市高島町、会社員男性(50)の2人が全身を強く打って死亡、会社員男性(22)ら乗用車の4人が負傷した。裾野署は軽乗用車が逆走したとみて、事故原因を調べている。  同署によると、乗用車に乗っていた富士市の男性(22)が頭の骨を折るなどの重傷、会社員男性(22)らいずれも20代の男女3人が打撲などの軽傷を負った。  現場は富沢インターチェンジ(IC)降り口付近のやや上り坂の緩

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  • CM、番組「伝え方」探究 静岡高で佐藤雅彦さん講演

     静岡高はこのほど、東京芸術大名誉教授のクリエーティブディレクター佐藤雅彦さん(68)=沼津市出身=による生徒対象の講演会を葵区の市民文化会館で開いた。佐藤さんは作詞を手掛けたヒット曲「だんご3兄弟」のほか、数々のCMやテレビ番組の制作について語り、商品の魅力や数学上の理論を伝える方法を探究してきた自身の歩みを紹介した。  NHKの教育番組「ピタゴラスイッチ」を監修する佐藤さんは、子どもたちに数理やプログラミング的思考を理解してもらうため、認知科学に基づく工夫を凝らして番組を制作していることを紹介した。既存の表現方法にとらわれず、新たな伝え方を開発してきた過程を振り返り、「世の中はすてきな面白

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  • わが子の出会い支援 親同士が交流 静岡で「代理婚活」イベント

     子どもの結婚を支援するため、子どもに代わって親同士が交流してお見合いのきっかけ作りをする代理婚活イベント(静岡市主催)が19日、同市駿河区で開かれた。30代で独身の息子や娘がいる同市内の7人の父母が参加し、わが子に紹介できそうな相手を探した。  それぞれの父母が組み合わせを替えて10分間ずつ対話。子どものプロフィルや写真を示しながら性格や価値観、趣味などの情報を交換し、子ども同士の共通点や相性を探った。  娘の相手を探そうと参加した親は取材に「子どもの将来が心配で、すがるような思いで参加した。(婚活で主流になっている)マッチングアプリは相手がよく分からず不安。行政が主催するイベントなら安心で

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  • 男子200 伏兵の銭田(袋井)V 東海高校総体・陸上(19日)

     東海高校総体陸上最終日は19日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われ、男子200メートルは銭田瑞生(袋井)が21秒51で頂点に立った。女子三段跳びは秦くるみ(伊豆中央)が12メートル32で制し、走り幅跳びとの2冠を達成。2位には12メートル22で栗田葉音(磐田北)が入った。  女子3000メートルは2年の沢田結弥(浜松市立)が9分12秒32の自己新で制し、1500メートルとの2冠。男子5000メートル競歩は高橋優喜(浜松北)が21分43秒68で優勝した。女子200メートルは1年の小針陽葉(富士市立)が24秒25の好記録をマークし、100メートルに続き準優勝。女子走り高跳びは高木陽菜(藤

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  • 転向1年余で急成長 200V銭田(袋井) 東海高校総体・陸上

     静岡県総体5位の伏兵がフィニッシュと同時に勝利を確信して拳を握った。男子200メートルの銭田は滑らかにコーナーを抜け、「周りに誰もいない。先頭だと思った」。最後まで加速し、向かい風1・6メートルの悪条件で自己新の21秒51。県タイトルにも無縁だった3年生が、一気に激戦の東海で頂点に駆け上がった。  小学校時代に地域の大会で優勝したのをきっかけに、中学で陸上競技を始めた。高校1年までは400メートルランナー。全国中学校体育大会出場など結果も出ていたが、花形の「100メートルと200メートルで勝負したかった」と、2年春に転向した。  当初はスピードの切り替えに苦労したが、今では400メートルで

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  • 女子三段跳び 静岡県勢ワンツー 東海高校総体・陸上

     女子三段跳びは静岡県勢ジャンパーによる12メートル台の応酬になった。栗田が4本目の12メートル22でトップに立てば、秦が最終6本目に12メートル32で逆転する。互いに自己新の好跳躍で会場を沸かせた。  同学年のライバルは、勝ち負けを繰り返して記録を伸ばしてきた。「(栗田)葉音は強いなと思ったけど、ここで勝たないと」と秦。直後に1600メートルリレー決勝を控え、序盤は集中し切れなかったが、最後は吹っ切れたように自己記録を30センチ更新。走り幅跳びとの2冠に輝いた。  昨年覇者の栗田は腰椎分離症で走れない時期を乗り越え復活した。4本目は「スピードに乗った助走からジャンプまでつぶれずにつなげられ

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  • 女子3000 沢田(浜松市立)独走2冠 東海高校総体・陸上

     女子3000メートルは沢田が全国トップクラスの9分12秒32。気温30度超でも狙い通りのレース運びで自己記録を100分の5秒更新した。1500メートルとの2冠は、尊敬する先輩で今春卒業した兼子(城西大)に続き浜松市立勢として2年連続だ。  県総体は序盤に飛ばし過ぎて伸び悩んだ。今回はラスト800メートルを意識。1000メートルを3分2秒と抑え気味に入り、残り2周でギアを切り替え、一気に後続を置き去りにした。  スパート重視の展開は全国を見据えてのもの。「簡単ではないが、2種目とも優勝を狙う」。静岡に久々に現れた大器が、留学生や駅伝強豪校の有力ランナーに挑む。  

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  • 音楽の力で元気届ける 掛川市大東出身のシンガー・ソングライター 花枝聖さん【とうきょうウオッチ/インタビュー】

     静岡県立池新田高を卒業後、歌手を目指して上京した。「全国へ福の風を届けて幸せにする」をコンセプトに、各地でライブなどを開催。東京都稲城市の観光大使を務め、同市の京王よみうりランド駅前でカフェも経営する。40歳。  ―音楽の道を志したのは。  「中学生の時。周りの生徒にはさまざまな才能があったが、自分には何もなかった。でも『何もないことは何でも始められる可能性がある』と解釈し直し、少年誌で連載されていた漫画の影響もあって音楽を始めた。初めてのエレキギターは浜松市で買い、掛川市の声楽教室にも通った」  ―転機はあったか。  「都内の専門学校の学内オーディションに勝ち上がったことで自信が付き、20

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  • 飲料用で「確実な収入」 技術改良 国際認証狙う【令和の静岡茶⑧/第2章 岐路からの挑戦④完】

     ペットボトル飲料などの原料調達に向け、袋井市の秋田製茶と連携して2040年までに茶園100ヘクタールを整える-。業界最大手の伊藤園が20年発表した方針は、関係者に驚きをもって迎えられた。茶園を経営する秋田製茶の秋田和宣取締役(54)は「確実に茶葉を買ってもらえることで収入が保証され、担い手確保につながる」と展望する。  伊藤園は安定品質の原料の仕入れに向け、全国7県で耕作放棄地を集約して茶園を整備し、農家が作る茶を全て買い取る「新産地事業」を進める。  本県で手を携える秋田製茶の茶園は傾斜が少なく、生産性が高い茶葉摘採用の大型機械を活用できる。ペットボトル飲料「お~いお茶」などに使う茶葉は、

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  • ⚽J1清水 FW北川航也の復帰発表 Rウィーンから3季ぶり

     J1清水は19日、オーストリア1部ラピッド・ウィーンの元日本代表FW北川航也(25)=清水ユース出=が完全移籍で加入すると発表した。清水から欧州に渡った北川にとって3季ぶりの古巣復帰となる。背番号は45。  静岡市出身の北川は2015年に清水の下部組織からトップチームに昇格。1年目から出場機会をつかむと、18年には13得点を挙げて日本代表に初選出された。19年7月にラピッド・ウィーンに移籍したが、主力定着には至らず3季でリーグ戦49試合5得点だった。  北川は「また清水のエンブレムを背負って戦えることをうれしく思う」とコメントした。チームには21日に合流予定。試合に出場できるのは選手登録期間

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  • 社説(6月20日)米で相次ぐ銃乱射 悲劇の連鎖を断ち切れ

     米国で銃の乱射事件が相次いでいる。5月24日にテキサス州の小学校で児童ら21人が犠牲になり、その10日前にはニューヨーク州のスーパーで10人が命を落とした。以降も、複数が死亡する銃撃事件が続き、10歳児や2歳児の発砲で死者がでるいたましい事件も発生している。  惨事が起きるたびに米国では銃規制を求める声が高まるが、銃社会が根付く中で、遅々として進んでいない。抜本的な規制強化で、悲劇の連鎖を断ち切らなくてはならない。  米国は一般市民の間に人口を上回る約4億丁の銃があふれる銃大国。小学校とスーパーの両事件とも、18歳の男が合法的に半自動小銃を購入し、犯行に及んだ。10代の若者が殺傷能力の高い銃

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  • 大自在(6月20日)ユスラ・マルディニさん

     エンジンが停止したゴムボートは、定員超過で沈みかけた。17歳のユスラ・マルディニさんらが海に飛び込んだ。トルコ沿岸から10キロほど先のギリシャの島へ泳いだ。  決死の覚悟で海を渡ったのだろう。2015年8月、内戦の続くシリアを出て、約1カ月かけてドイツへ逃れた。ボートの後も苦難の連続。厳しい難民政策を取っていたハンガリーが最大の難関だった。  警察官が待ち構えていたセルビアとの国境付近では、トウモロコシ畑に身を隠し、機をうかがった。オーストリア国境手前の駅で警察に捕まり、留置場に入れられた。自著「バタフライ」(朝日新聞出版)に記した過酷な道のりに、胸が痛んだ。  国連難民高等弁務官事務所(U

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  • 子育て協力「お父さんペンギン」に感謝 下田海中水族館でショー

     下田市の下田海中水族館は19日、父の日に合わせ、「お父さんペンギンありがとう」と題したショーを開いた。3月にひなが生まれ、協力して子育てするフンボルトペンギンの生態を飼育員が紹介した。  飼育員の柏倉瑞恵さん(29)が通常のショーに先駆け、雄ブーネーの日常を解説。雌ヨンチャンと共にひなの誕生前は交代で卵を温め、生まれてからは食べた魚を胃の中で消化してからはき出して与えていると説明した。  小田原市から家族で訪れた公務員松江大輔さん(40)は「ペンギンを見習い、今まで以上に子育てにまい進したい」と触発された様子だった。  ペンギンたちは柏倉さんの指示を受け、一列に並んでぺたぺたと行進して愛嬌(

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  • ⛳台湾出身フェービー・ヤオ初V 通算5アンダー ユピテル・静岡新聞SBSレディースゴルフ

     女子プロゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)は最終日の19日、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース(6531ヤード、パー72)で決勝ラウンドを行った。台湾出身のフェービー・ヤオ(フリー)が通算5アンダーで初優勝した。  最終日に5アンダーと追い上げた村田理沙(ゼビオホールディングス)が通算3アンダーで2位。最終日首位タイでスタートした宮沢美咲(フリー)は通算2アンダーの3位だった。県勢は小林由枝(浜松CC)が通算10オーバーの47位、アマチュアの松山りな(富士見高3)は通算11オーバーの50位。(出場52人=ア

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  • ⛳「月の女神」フェービー逃げ切り栄冠 ユピテル・静岡新聞SBSレディースゴルフ最終日

     苦しんだ終盤をしのぎ、ウイニングパットを沈めたフェービー・ヤオは静かに喜びをかみしめた。「よく耐えた」。一時は2位と6打差まで開いた差が最終的には2打まで縮まったが、攻めと粘りのゴルフで自身4年ぶりの優勝を飾った。  日本のレギュラーツアーで2勝した実績を持つ実力者は、4アンダーの首位タイで最終日をスタート。重心を下げることで安定感が増したショットや、出場選手が「難しい」と口をそろえるグリーンでの読みがさえ、11番までに5バーディーを奪う快調ぶりを見せた。  思わぬ展開は後半から。12番でこの日最初のボギーをたたくと、次第に「緊張があり、思ったより球が飛んでしまった」と16~18番では3連続

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  • ⛳村田理沙、猛追2位 復調のきっかけつかむ ユピテル・静岡新聞SBSレディースゴルフ最終日

     最終日16位スタートだった村田が一気に五つスコアを伸ばして通算3アンダーで2位に食い込んだ。「ショットが不安なく打てたのでパットも入った」。前半をイーブンパーで耐えて、後半だけで5バーディーを奪う圧巻の猛追だった。難コースをノーボギーで回り「うれしい」と素直に喜んだ。  最も手応えを感じたのは11番(パー5)だ。課題だった100ヤード以内のアプローチを2メートルに寄せてバーディーをマーク。「練習の成果が結果につながった」とうなずいた。  2週前のECCレディスは予選落ちし、自信を失いかけたが、立て直した。レギュラーツアーに出場するために「ショットの精度をまだまだ上げていく」。年末年始を家族と

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  • エベレスト登頂成功を報告 登山家西川史晃さん、静岡拠点に活動

     静岡市駿河区を拠点に国内外の山に登り続けている登山家西川史晃さん(40)が、5月に世界最高峰エベレスト(標高8848メートル)の登頂に成功した。報告会が19日、同区の用宗公民館で開かれ、西川さんは地域住民ら約50人を前に、登山を始めた経緯や登頂までの苦労を語り、世界7大陸の最高峰を登る「セブンサミット」にも意欲を燃やした。  西川さんは仕事や人間関係に悩んだ30歳の時に登山をはじめ、会社員から登山家に転身。エベレスト登頂とセブンサミットを目標にした。登山の魅力について「技術や体力など、自分に足りない部分を埋めたら必ず成功体験が味わえる。徐々に自信を取り戻すことができた」と語った。  アフリ

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  • 社会を変える 今こそ声を 日本若者協議会代表理事・室橋祐貴さん【決める、未来 若者×若者ー1票の価値とは②】

     6月上旬、衆議院第1議員会館。一般社団法人「日本若者協議会」が、主要6政党の国会議員と大学生、若者を招いた討論会を開き、オンラインで公開した。なぜこういう機会を設けるのか。社会部の大沢諒記者(27)が、代表理事の室橋祐貴さん(33)を訪ねた。  「自分たちの子どもが社会人になる20、30年後の社会保障はどうなっているのか」。室橋さんの進行で、若者側が国会議員に向けて活発に質問していた。  「上の世代や政治家はもっと若い人の声に耳を傾けるべきだ」と室橋さんは言う。協議会は2015年の設立後、国会議員らに労働や社会保障、ジェンダー、教育などの政策を提言する討論会を数十回重ねてきた。  共感した。

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  • 販路開拓に仕掛け 対面、店づくりに一手【令和の静岡茶⑦/第2章 岐路からの挑戦③】

     大型連休中、森町の小国ことまち横丁で行列ができたのは、リンゴあめとわらび餅の売店だった。蜂蜜で真っ赤に輝くリンゴに粉末の抹茶をまぶしていく。あめを片手に土産として茶を買う客も目立った。  2008年開業の横丁を運営するのは、地元老舗茶問屋の鈴木長十商店。敷地内には木造建屋のかりんとう専門店や詰め放題の茶店、カフェなどが並ぶ。17年に季節の茶や茶器を扱う同社本店も移し、小国神社と一体となり門前のにぎわい創出を図ってきた。  同社が作る茶は、各種コンテストで入賞を重ねてきた。他方で、横丁を活用した販売手法にも工夫を凝らす。新型コロナウイルス禍から集客が回復する中、着目したのがリンゴあめだった。地

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  • ⚽新体制清水 連敗止め6試合ぶり勝利 J1リーグ第17節

     明治安田J1リーグは18日、各地で第17節の9試合が行われ、リカルド新監督が就任した清水は福岡を3―1で破り、3連敗で止めた。  ①アイスタ▽観衆10920人  清水 3勝7分け7敗(16) 3(2―0 1―1)1 福岡 4勝7分け6敗(19) ▽得点者【清】西沢(1)チアゴサンタナ(4)コロリ(2)【福】山岸(4)  【評】清水は効果的に得点し、反撃する福岡を退けた。前半7分、左からの折り返しを西沢が流し込んで幸先よく先制に成功。12分、38分と福岡の決定機で権田が好守を見せると、41分にチアゴサンタナが西沢の右クロスを頭で合わせて加点した。  後半は福岡に押し込まれる時間が続き、

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  • ⚽磐田前半3点 逃げ切る J1リーグ第17節

     明治安田J1リーグは18日、各地で第17節の9試合が行われ、磐田は鳥栖に3―1で完勝した。  ①ヤマハ▽観衆8163人  磐田 4勝6分け7敗(18) 3(3―0 0―1)1 鳥栖 5勝9分け3敗(24) ▽得点者【磐】ゴンザレス2(5)鹿沼(2)【鳥】宮代(2)  【評】磐田は前半の得点を守り抜き、鳥栖を下した。立ち上がりから前掛かりになった磐田は前半8分、DFリカルドグラッサのロングボールにFWファビアンゴンザレスが反応し先制。13分には右サイドを崩しゴンザレスが2点目を奪った。さらに27分にはMF上原のクロスをMF鹿沼が頭で3点目を挙げた。  後半は押し込まれる時間帯が続いた。

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  • 浜松市 ごみ有料化検討 家計に負担、丁寧な説明を 減量意識醸成の契機に【解説・主張しずおか】

     浜松市が家庭ごみ処理の有料化を検討している。制度素案をまとめ、7月にリーフレットを全戸配布して意見を募る方針だ。ただ、市民生活に直結する問題にもかかわらず、2年前から続く議論が周知されているとは言い難い。家計の負担が増すため、根強い反対もある。市は趣旨や制度を丁寧に説明し、市民理解を得る必要がある。  素案によると、対象は可燃ごみと不燃ごみ。既存の指定袋とは別に新たな指定袋を用意し、手数料を上乗せして販売する形で「有料化」を図る。袋は1リットル当たり1円の計算で料金を設定。現在1枚10円程度の45リットル入りは45円に値上がりする。  有料化の背景には、ごみ減量が進まない現状がある。2021

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  • 女子野球 普及、発展に力/静清高女子硬式野球部監督・岩見香枝氏【本音インタビュー】

     男女共学化に合わせて4月に発足した女子硬式野球部を率い、今夏の全国選手権大会に初出場する。野球がしたいと集まった1年生15人に対する指導法や、競技普及への思いなどを聞いた。  -創部から2カ月半が経過した現状は。  「伸びしろが大きく成長を感じるが、まだ勝負に行けるようなチームには仕上がっていない。選手に伝わりやすいニュアンスを試行錯誤して考えるのが個人的には楽しい。平日の練習時間は午後3時半から9時ごろまで、朝練も午前6時20分から7時40分まで行っている。選手の熱意は徐々に上がってきているし、どこのチームよりも練習をしていると思うので、これだけやっているのだから勝ちたいよねと話している」

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  • キャンピングカー 最新型など70台並ぶ ツインメッセ静岡

     キャンピングカーの魅力を体感できるイベント「ふじのくにキャンピングカー&アウトドアショー」(実行委員会主催)が18日、静岡市駿河区のツインメッセ静岡で始まった。最新モデルなど車両約70台が展示され、多くの来場者でにぎわっている。19日まで。  キャンピングカーはテレワークや災害時などレジャー以外にも活用の幅が広がり、年々ニーズが高まっているという。会場にはコンパクトな軽自動車の車両や専用の居住空間が設けられた車両が並び、さまざまな用途、予算に対応している。来場者は実際に車内に入り、使い勝手や広さ、居心地の良さなどを確かめた。  アウトドアグッズの販売ブースや、7月に全国上映が始まる映画「ゆる

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  • 温室メロン品評会 最高賞は沢木さん 袋井、53点審査

     第70回静岡県温室メロン品評会(県温室農業協同組合主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が17日、袋井市小山の県温室農協クラウンメロン支所で開かれた。生産者約360人の中から、最高賞優等の農林水産大臣賞は沢木勝さん(63)=クラウンメロン支所=が選ばれた。  クラウン、磐田、静南の3支所での予選を通過した53点が出品された。外観と内容を審査し、県内外の市場担当者や県職員らが網目の張り具合、味、食感などを200点満点で採点した。沢木さんは25年ぶり2度目の受賞で、特に外観の美しさが高く評価されたという。  本県特産の温室メロンの品質向上や消費拡大を目指して開催している。  優等以外の入賞者は次の通り

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  • 安倍川花火大会7月23日開催 5年ぶり、大会本部が正式発表

     静岡市の夏の風物詩「安倍川花火大会」の大会本部は18日、今年の大会を7月23日に開催すると正式に発表した。台風や新型コロナウイルスの影響で2018年から中止が続いていたため、5年ぶりの実施となる。同市葵区で開かれた記者会見で、滝義弘会長は「花火大会への市民の期待は大きい。規模縮小でも開催でき、うれしく思う」と話した。  打ち上げは午後7時半にスタートする。観覧席の混雑緩和や観客の分散を図るため、打ち上げ場所を従来の1カ所から4カ所に増やし、桟敷席は設置しない。例年は2時間かけて1万~1万5千発を打ち上げるが、1時間に短縮。露店は河川敷のみ出店する。悪天候などの場合の予備日は設けない。  午後

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  • 就職氷河期世代にインターン支援 7月から浜松市、正規化後押し

     浜松市は就職氷河期世代の正規雇用化を支援するため、7~10月と11月~来年1月の2回、座学のスキルアップ講座と職場実習を組み合わせたインターンシップ支援事業を実施する。内閣府の補助を活用した初の試み。  1993~2004年に学校卒業期を迎え、現在求職中か非正規雇用、または感染症の影響で給与が減少した人が対象。ビジネスマナー、プレゼン、ストレスマネジメントなどを学んだ上、企業で1日最大5時間、最大5日の実習に臨む。  座学はパソコン講座などを交えた昼コース(1日6時間で6日間)と、主に日中働く人向けの夜コース(1日3時間で10日間)から選択する。座学の参加に1日5千円~2500円、実習の参加

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  • 参院選公示前週末 動き加速 静岡県内立候補予定7氏

     通常国会閉幕とともに事実上の選挙戦がスタートした参院選(22日公示、7月10日投開票)は18日、公示前最後の週末を迎えた。静岡選挙区(改選数2)は2019年の前回選を2人上回る7人が立候補を予定し、激戦が予想される中、立候補予定者たちは県内各地で街頭演説やオンライン座談会などをこなし、自らの主張をアピールした。  無所属現職の平山佐知子氏(51)は掛川市で災害ボランティア団体の月例会に参加し、メンバーの活動をねぎらった。重点課題に防災や子どもの貧困、少子化対策を挙げ「コロナ禍で苦しい立場の人がより厳しい状況に置かれている。細やかな政策を大胆にやっていく」と約束した。無所属での挑戦については「

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  • 浜松大空襲77年 遺族ら慰霊祭 「戦争ない世界」願い強く

     1157人が犠牲になったとされる1945年の浜松大空襲から77年となる18日、浜松市戦災遺族会は戦災死者慰霊祭を中区で開いた。出席した空襲経験者や遺族は、今年2月から続くロシアのウクライナ侵攻にそろって言及し、戦争のない世界を願った。7月の参院選を前に、安全保障をめぐる議論にも注目している。  同市中区の伊熊フジ子さん(94)は大空襲で母と4人のきょうだいを失った。自身も後を追って逃げ込むはずだった防空壕(ごう)が爆撃された。「壕の中からみんなを掘り出してリヤカーで運んだ。服を見て姉たちだと分かった。あの時の悲しさは忘れられない」。体力の衰えた今も式典に出席し、平和の発信に協力し続けている。

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  • まだまだ演じたい 平均73歳、8人再結集 富士で4年ぶり公演

     静岡県東部の高齢者でつくる演劇集団「まだ2(まだまだ)チャレンジャー」の初公演が18日、富士市の富士川ふれあいホールで始まった。平均年齢73歳の8人が4年ぶりに結集し、はつらつとした演技で観客を引き込んだ。19日まで。  8人は富士、富士宮の両市で活動していた高齢者演劇集団「チャレンジャー」の元メンバー。結成10年の2018年に解散したが、「まだまだ挑戦し続けたい」との熱意が高まり、新たな演劇集団を発足した。  初公演の題材は、蓬莱竜太作の戯曲「まほろば」を選んだ。跡継ぎの男子に恵まれない田舎の旧家を舞台に、10~70代の4世代の女性6人が家系を絶やさないために知恵を出し合う物語。  初日の

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  • 家康ゆかりの地視察 磐田市職員PT、大河に合わせ誘客策検討

     2023年大河ドラマ「どうする家康」の放送に向け、磐田市内の歴史・文化資源を生かした誘客策を検討する市職員有志のプロジェクトチーム(PT)は18日、市内の徳川家康ゆかりの地を視察した。家康の合戦にまつわる史跡など8カ所を巡り、地元の歴史や伝承への理解を深めた。  同市見付の宣光寺では、1587年に家康が命を落とした武将の冥福を祈って寄進した釣り鐘を見学した。解説役を務めた市文化財課職員は、遠江や駿河など5カ国を治めていた当時の家康が武家の棟梁(とうりょう)の源姓で銘を打っていることから、鐘に天下統一への野心をにじませていると指摘した。  このほか、武田軍の侵攻からの撤退戦を繰り広げた「一言坂

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  • アジサイ鮮やか 6月下旬見頃か 三島スカイウォーク

     三島市の観光大つり橋「三島スカイウォーク」で、1万3千株のアジサイが花を咲かせ始めた。6月下旬から見頃を迎えるとみられ、スカイウォークでは「あじさい祭」として多彩なイベントを開催している。  つり橋を渡った先に広がる約7千平方メートルの「あじさい小道」には205品種のアジサイが植栽され、現在は3分咲き程度。紫や赤、白など多彩な色の花が歩道を彩り、大勢の観光客が写真を撮ったりして楽しんでいる。

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  • 川端作品をより身近に 没後50年、河津の図書館に特集コーナー

     河津町笹原の町立文化の家図書館は、川端康成(1899~1972年)の没後50年の特集コーナーを設けている。河津は代表作「伊豆の踊子」の舞台の一つ。担当者は50年の節目に、伊豆に縁深い川端作品に触れるきっかけにしたいと来館を呼び掛けている。  館内の一角にブースを設け、「踊子」や人物伝など関連書籍のほか、川端の略歴をまとめたパネルも設置した。名作のせりふを抜粋したパネルも展示し、町民らに多角的にノーベル賞作家に触れてもらう狙い。  同館は「踊子」の読書感想文コンクールが2017年から始まったのに伴い、約60冊が並ぶ「伊豆の踊子コーナー」を設置している。没後50年企画は29日までだが、関連書籍は

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  • 社説(6月19日)梅雨入りと防災 命守る行動を最優先に

     梅雨のない北海道を除いて15日までに日本列島が全域で梅雨入りした。いよいよ本格的な出水期を迎え、大雨への警戒が必要になってきた。  6月末から7月初めにかけて、甚大な気象災害が相次いでいる。岡山県で洪水、広島県では土砂災害が発生するなどして大きな被害を出した「平成30年7月豪雨」(西日本豪雨)、熊本県の球磨川が氾濫して特別養護老人ホームが水没した「令和2年7月豪雨」もこの時期だ。  もともと梅雨前線が活発化する梅雨末期には大雨が多いとされてきたが、激しさと厳しさが増したと感じる。静岡県内でも昨年7月3日に熱海市で大規模な土石流が発生し、関連死を含め死者27人の被害が出た。まだ1人が行方不明だ

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  • 大自在(6月19日)父の日

     きょうは父の日。「そろそろ父の日か、ま、気にしてないけど…」。ユニクロが仕立てた新聞広告のキャッチコピーが心にしみた。赤色のカーネーションに象徴される母の日に比べ、父の日は影が薄い。でも、プレゼントは「気になる」。  父の日は米国が発祥とされる。1900年代初頭、母の日と同様に、軍人の父をたたえたいと牧師協会に嘆願した女性がいたのがきっかけとされる。1972年に米国の記念日になった。日本での普及は戦後で、百貨店の販促イベントが普及を後押しした。  自分を振り返ると、父親への感謝を意識するようになったのは社会人になってから。家庭を持ち、仕事で失敗が続いたころ、働きづめで、厳しいだ

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  • ⛳宮沢美咲とフェービーが首位タイ ユピテル・静岡新聞SBSレディースゴルフ第2日

     女子プロゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)は18日、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース(6531ヤード、パー72)で第2日を行った。雨脚の強まる時間があった中、スコアを伸ばした宮沢美咲(フリー)とフェービー・ヤオ(台湾、フリー)が通算4アンダーで首位タイ。1打差の3位には吉田弓美子(アマノ)、一ノ瀬優希(トレイル・スポーツ・アカデミー)、井上りこ(エンバイロメント・プロダクト・カンパニー)の3人がつけた。  42位までの52人が最終日19日の決勝ラウンドに進んだ。  静岡県勢は小林由枝(浜松CC)が4オーバ

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  • ⛳ベテラン小林由枝 意地の予選突破 ユピテル・静岡新聞SBSレディースゴルフ第2日

     経験豊富なベテランが土壇場で意地を見せた。浜松市出身の小林が73で踏みとどまり予選通過。「最低限の目標を達成できて、ほっとした」と胸をなで下ろした。  後半の4番でボギーをたたき、予選カットラインとなった通算5オーバーまでスコアを落とした。後がなくなって迎えた7番ミドル、残り140ヤードで向かい風を計算して6番アイアンを振り抜くとピンそば2メートルに。「行け」。下りのパットを気持ちでねじ込み、明日につなげた。  初回大会から7年連続で出場中だが、昨年は初めて予選落ちを経験した。勝手知ったるコースだからこそ怖さも承知で「昨年の失敗が頭をよぎる場面もあった」と振り返ったが、思い切りのいいショット

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  • ⛳ルーキー躍動 宮沢4アンダー ユピテル・静岡新聞SBSレディースゴルフ第2日

     初日イーブンで10位につけたルーキーの宮沢が4バーディー、ボギーなしの68で回りトップタイに躍り出た。「ショットが安定し、バーディーチャンスを多くつくれた」。あどけない表情に充実感がみなぎった。  前日朝の練習でアドレス時のハンドダウンを意識してショットの感覚をつかみ、この日のパーオンは14を数えた。ポイントに挙げたのは2アンダーで迎えたパー4の12番。木を避け、狙い通りドローをかけた2打目でグリーンに乗せた。約3メートルのパットは緩やかな下りのストレート。落ち着いて流し込み「すっきりした」と振り返った。  慣れ親しんだパターに戻したことも、好結果につながった。昨冬にパターを変更したが、短い

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  • 新たに187人感染 18日の静岡県内、新型コロナウイルス

     静岡県内で18日、新たに187人の新型コロナウイルス感染が確認された。新規感染者数は1週間前の土曜日の約4割減となった。  県全体の病床使用率は6・8%。重症者はいない。自宅療養者は2127人。直近1週間の新規感染者数は前週の0・73倍。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は46・15人となった。  県内の累計感染者数は17万6178人。

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  • 製茶問屋手軽、手頃に目線 「売れる商品」工夫次第【令和の静岡茶⑥/第2章 岐路からの挑戦②】

     マグカップに入れて電子レンジで2分、緑茶が香り立つ。創業100年超の茶問屋川村翠香園(牧之原市)は今年、ティーバッグ茶の新ブランド「お茶日和」を立ち上げた。現代の茶の間で日本茶を楽しむ様式を、独自の発想で提案する。  卸販売が伸び悩む中、川村直也社長(39)は「お茶になじみが薄い人に、いきなり湯を沸かして急須で飲んでもらうのは求めすぎなのでは」との考えに行き着いた。  そこで緑茶・ほうじ茶の商品開発に着手。レンジでじっくりと温度を上げることで渋味を抑え、うま味成分のアミノ酸を抽出できる点にも気づいた。  手軽さを重視した商品に込めたのは「リーフ茶の販路開拓のきっかけにしたい」という思いだ。川

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  • ⚽J1清水 リカルド新体制初陣 巻き返しへ一歩なるか

     J1は18日、リーグ戦を3週間ぶりに再開する。中断期間に監督交代を行った清水はホームで12位福岡を迎え撃つ。中断前に今季最多の3連敗を喫し、順位はJ2降格圏の17位湘南と勝ち点差のない16位。リカルド新監督の初陣で風向きを変え、巻き返しへの第一歩としたい。  新たなコーチ陣を含めた新体制での練習は14日から始まった。15日からはメディアにもほぼ非公開で調整。17日にオンラインで取材対応したリカルド監督は「大きな変化をしすぎてバランスを崩すのは避けたい」と口にし、布陣やメンバー構成に大胆に手を加えることはせずに臨むことになりそうだ。  布陣については、前体制での4-4-2が「基本にはなっていく

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  • 浜岡原発「停止」「稼働」初の同率 菊川市が市民調査

     菊川市は16日、浜岡原発(御前崎市佐倉)に関する設問を盛り込んだ2022年度市民アンケートの結果を発表した。浜岡原発について「停止しておいた方がよい」と「安全が確認できれば稼働した方がよい」がともに37・8%と14年度に同設問を加えて以来初めて並んだ。  アンケートは4月に無作為に選んだ2千人を対象に実施し、1067人から回答を得た(回答率53・4%)。「どちらともいえない」は17・2%、「わからない」が6・6%、「無回答」0・7%。  「停止しておいた方がよい」との回答は前年度から10・3ポイント下降し、14年比で18・3ポイント下落となった。一方、「安全が確認できれば稼働した方がよい」は

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  • 飲食店でふるさと納税 清水町で開始 返礼品は食事

     清水町は17日、町内の飲食店6店舗を対象にした店舗型ふるさと納税を始めた。店舗でふるさと納税の手続きをし、そのまま返礼品として食事などが楽しめる。「ふるさとズ」のサービスを使って飲食店で申し込み、その場で決済するサービスは全国初という。  返礼品となる製造品が少ないなどの理由から、町は2020年度にふるさと納税額がワースト2位を記録。飲食店利用を返礼品に指定することで、周辺住民や観光客に町の魅力を伝えるとともに納税額増を図る。  導入店舗のうち、うなぎ店「うな繁」では、1万円を納税するとその場で利用できる3千円分食事券を返礼品として提供する。導入初日、来店者はテーブルに置かれたQRコードをス

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  • ジャム売り上げ、ウクライナ救援金に 焼津水産高食品研究部

     焼津水産高(焼津市)の食品研究部は16日、新作のミックスジャムの売り上げの一部を日本赤十字社の「ウクライナ人道危機救援金」に贈った。夏みかんとパイナップルのミックスジャムを1瓶につき寄付に充てる50円を上乗せし、5月に校内で販売したところ、1週間で完売した。3年の良知優命部長(17)は「ウクライナの子どもたちに少しでも役に立てば」と話す。  同部は毎年、PTA総会向けにいちごジャムとマーマレードを製作販売してきた。昨年度から新たな試みとして、ミックスジャムの開発に着手。生徒が社会貢献のために生かしたいと発案した。  販売価格は寄付分を含めて250円。PTA総会が本年度中止になったため、校内で

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  • 50年後の日本を考えよう お笑いジャーナリスト・たかまつななさん【決める、未来 若者×若者ー1票の価値とは①】

     若者の低い投票率を向上させる方策はあるのか―。若者を対象にした教育・啓発や政治参加の活動に取り組む20、30代の5人に、同世代の静岡新聞社記者が取材した。初回は「若者が投票に行きたがらないのも無理はない」と考える文化生活部の遠藤竜哉記者(35)がお笑いジャーナリストたかまつななさん(28)に聞いた。  そもそも、なぜ若者の投票率を上げることが重要なのだろうか。  「今の政治は5年後の将来を語れても50年後は語ってくれない。日本で100歳まで生きるイメージが湧かない人は多いと思う」  なるほど。政党が目指す社会の姿は本来違うはずで、選挙で議論されるべきだが、語られるのは数年先のことが中心だ。「

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  • ジーンズ店で新ジャガ販売 施設通所者が収穫 静岡・葵区

     静岡市葵区長沼の就労継続支援B型事業所「グリーンワークス・リラ」は17日、通所者が今月収穫した新ジャガを同区のジーンズショップオサダ東静岡店前で販売した。  同店舗前の空きスペースを活用した新ジャガの販売は昨年に続き2回目。販売したのはキタアカリとメークインの2種類で、家族連れなどが購入していた。同店の鹿野勇樹店長(38)は「福祉と協力し合って、地域活性化につなげていきたい」と話した。  同事業所は、精神障害のある通所者の社会参加を支援している。障害者が農業に従事する「農福連携」に力を入れ、ジャガイモやダイコン、サツマイモなどの収穫に取り組んでいる。  新ジャガの販売は22日午前11時に市支

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  • 中電、夏の節電要請 電力逼迫見通し

     中部電力グループは17日、今夏の電力需給が逼迫(ひっぱく)する見通しとなったのを受け、7月から9月までの間、利用者に対して節電を要請すると発表した。夏の節電要請は2015年以来、7年ぶり。  中部電力パワーグリッドなどよると、7月の予備率は3・1%で、国が安定供給に必要と定める3%をやや上回る程度。8月は4・4%、9月は5・6%と低い水準が続く。火力発電所の休廃止の増加や原発停止の長期化に加え、ウクライナ情勢によって石油などの調達リスクが高まっていることが主な要因。  一般家庭に対しては家電製品のこまめな電源のオフなど、無理のない範囲での節電を要請する。節電量に応じてポイントを付与するサービ

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  • 裾野のロケ地 アプリで紹介

     裾野市はこのほど、映画やテレビドラマ、CMなどの市内撮影場所を紹介する「すそのロケ地アプリ」の公開を始めた。市の公式サイトからアクセスでき、QRコードも掲載している。  同市でも撮影が行われた大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送に合わせ、ロケ地に関する問い合わせが増えているため、一覧にまとめた。市と経済団体などが本格的にロケ地誘致を始めた2015年以降の代表22作品と、富士山麓の牧草地や寺院、ソバ畑など撮影場所15カ所を地図付きで紹介している。市役所も複数の作品に登場している。  QRコードは今後、パンフレットや冊子など掲載場所を増やすという。

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  • ピアノ×オルゴール 世界に1台 河合楽器、都内で展示

     河合楽器製作所は18日から、エクシング(名古屋市)と連携して製作した世界に1台だけというアコースティック楽器「Grand orgel(グランゴール)」を直営店のカワイ表参道(東京)に展示する。  河合楽器のアコースティックピアノと同じ木材を使った響板と、電子ピアノの鍵盤を搭載した本体に、エクシングが販売する高級オルゴール「プリモトーン」の心臓部を組み込んだ。オルゴール特有の優しい音色が響板を通して楽しめる。商品化は未定。展示は約3カ月を予定している。

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  • 社説(6月18日)犬猫チップ義務化 制度の狙い、理解促進を

     改正動物愛護管理法の6月1日施行により、ペットショップやブリーダーは販売する犬や猫のマイクロチップ(MC)装着、環境省が新たに構築したデータベース(DB)への個体登録を義務付けられた。購入したり、譲渡を受けたりした飼い主は登録変更が必要になる。  MCの装着義務化は1995年の阪神大震災を契機に議論が始まった。迷子犬、迷子猫の返還率向上に資するだけでなく、災害時の備えとしても有益だ。制度の浸透が、悪質な動物遺棄の抑止、飼い主の「終生飼養」の意識向上につながってほしい。  MCは直径1・4ミリ、長さ8・2ミリほどで、国際規格の15桁の個体識別番号が記録されている。動物病院などで獣医師らが専用注

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  • 大自在(6月18日)袴田事件発生からまもなく56年

     浜松市中心街で日課の散歩を楽しむ袴田巌さんを、久しぶりに見掛けた。静岡地裁の再審開始決定を受け、東京拘置所から釈放されて8年以上たつが、再審請求審は東京高裁で継続中。86歳となった今も立場は死刑囚のままである。  肩書は元プロボクサー。世界王者を夢見ていた時期もあったのではないか。ただ、袴田さんの現役時代と比べると、ベルトの価値は下がったような気もする。世界王座を認定する団体の数も、王座を目指して戦う体重別の階級も増えている。  数多くなった現役の世界王者が同じ体重で戦ったとしたら誰が一番強いのか。そんな視点でランキングを決める米国の専門誌が、バンタム級主要4団体のうち3団体の統一王者になっ

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  • 「君はモデルを見ていない」海外で得た気づきが人生を変えた フォルテ・鈴木浩一朗社長㊦【五郎丸歩が学ぶ~ビジネスの流儀~⑩】

     ラグビー球団の社長を目指す日本ラグビー界のレジェンド、五郎丸歩がさまざまな経営トップと対談する「五郎丸歩が学ぶ~ビジネスの流儀~」。前回に続いて、ゲストは社員およそ370人を抱える静岡県内最大級のビューティーサロングループ フォルテの鈴木浩一朗社長。常に半歩先を行くその手法は、全ての人へ捧ぐ人生のメソッドです。(進行/SBSアナウンサー 新城健太)  フォルテは静岡県を中心に、東京、名古屋などへも進出、全53店舗。鈴木社長は会社の状態を知るために、社員の声を大事にします。各社員から2ヵ月に一度、直筆で鈴木社長へメッセージが届きます。 直筆だからわかる社員の気持ち  鈴木さん 全社員から手

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  • 懐かしさを感じるデザイン スズキ「アルトラパンLC」発売

     スズキは17日、軽乗用車「アルトラパン」の安全装備などを一部仕様変更するとともに、上中位モデルをベースにした「アルトラパンLC」を発売した。  ラパンの仕様変更は、夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」や、USB電源ソケットを標準装備した。一部はLEDヘッドランプを採用。車体色は新色を含め11種類。  LCは1967年発売の「フロンテ360」のデザインをモチーフにした外観が特徴。車体色は12種類を用意した。  アルトラパンは125万1800円から。同LCは140万9100円から。

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  • 新型コロナワクチン モデルナ製6万1千回分廃棄 静岡県内

     静岡県は17日、新型コロナウイルスのモデルナ製ワクチンについて、3回目接種用に国から県内に供給された146万回分のうち、4・2%に当たる6万1020回分が有効期限切れで廃棄処分になったと発表した。  県によると、廃棄の内訳は県分が1万530回分、市町分が5万490回分。廃棄が生じた市町は17自治体で、静岡市1万5255回分、伊東市7680回分、御前崎市4815回分など。  廃棄されるワクチンは主に一般県民の3回目接種初期だった1月下旬から2月下旬に届いた。モデルナ製の有効期限は9カ月の一方、供給時点で期限まで3カ月と短かった。副反応への懸念からモデルナ製接種の希望者が少なかったことも余った理

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  • 成沢首位発進 静岡県勢松山、村上が1オーバー ユピテル・静岡新聞SBSレディースゴルフ

     女子プロゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)は17日、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース(6531ヤード、パー72)で開催した。第1日は気まぐれな風が吹く中、成沢祐美(フリー)が3アンダーで単独首位、1打差の2位に篠崎愛(ミュゼプラチナム)とフェービー・ヤオ(台湾、フリー)が並んだ。  静岡県勢はアマチュアの松山りな(富士見高3年)と村上瑞希(富士国際GC)が1オーバーで21位に付けた。(出場108人=アマ7、曇り、気温24・0、西南西の風6・1メートル)   静岡県勢談話  大橋莉生(浜松入野中

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  • 単独首位発進の成沢 後輩渋野に刺激受け躍進 ユピテル・静岡新聞SBSレディースゴルフ

     昨年プロテストに合格したばかりでルーキーの成沢が5バーディー、2ボギーの3アンダーで単独首位と好発進した。今季ステップアップツアー6試合目で初日のアンダーパーは初めて。「初日で初めていいスコアが出た。これからの自信につながる」。初々しい笑みがはじけた。  好スコアの要因に挙げたのはパットの改善だった。2週前のECCレディスからパターのストロークを見直し「オーバーしても打つ」と強気な姿勢を自らに植え付けた。インスタートの18番で初バーディーを奪うと、1、3、5番で短い距離のパットを確実に沈めた。最終9番でも5メートルの上りフックラインを読み切ってスコアを伸ばした。  北海道出身でゴルフの名門

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  • 松山(富士見高)堂々プレー「集中力を保てた」 ユピテル・静岡新聞SBSレディースゴルフ

     プロを目指す富士見高3年の松山が切れ味鋭いショットで堂々のプレー。「得意じゃなかった100ヤード以内がうまくいった」と振り返った。  初出場だった昨年はスコアをつくれず予選落ち。1年間でドライバーの飛距離を伸ばすと同時にアイアンの精度を高め、自信を深めて今大会に臨んだ。  二つのバーディーはいずれもアプローチの58度で奪った。6番ミドルはグリーン手前からチップイン、11番ロングは3打目残り80ヤードをピンそば50センチに付けた。「いい緊張感で集中力を保てた」。勝負どころでは落ち着くように水を一口飲んで自分に暗示を掛けた。  悔やまれるのは最終18番。第2打をグリーン奥に打ち込み、3パットで

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  • 214人感染確認 17日の静岡県内【新型コロナ】

     静岡県内で17日、新たに214人の新型コロナウイルス感染が確認された。県は県内の感染状況について、安定的に医療が確保できるとする「国指標レベル1」を維持した。  県全体の病床使用率は7・3%。重症者はゼロとなった。自宅療養者は2321人。直近1週間の新規感染者数は前週の0・75倍。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は49・89人となった。50人を下回るのは1月14日以来。  県内の累計感染者は17万5991人。

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  • 二番茶取引が盛期 「信用される品質」追求【令和の静岡茶⑤/第2章 岐路からの挑戦①】

     「品質に見合う値段を付けて」-。真っ黒な拝見台に並んだ荒茶の外観や香りを製茶問屋が吟味していく。静岡市葵区の茶問屋街で、二番茶取引が盛期を迎えている。生産者は良質な茶づくりに、問屋は茶葉の厳選と販路開拓に、それぞれ持続可能な茶業像の模索に力を傾ける。  ただ、今期の一番茶取引は順調には進まなかった。「前日比で価格が一気に3割ダウンした」。4月18日の静岡茶市場新茶初取引で幕を開けた新茶期。ピークとされる八十八夜の5月2日を待たずに荒茶価格は急激に下がった。製茶問屋が抱える繰り越し在庫は多く、景気の先行き不透明感も相まって仕入れは少量になりがち。生産者は「予想以上に引き合いが弱い。採算の確保に

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  • 第二章 決起⑫【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

     令旨[りょうじ]が届いてから、頼朝[よりとも]は朝日[あさひ]御前(朝日姫・政子[まさこ])と娘の龍[たつ]姫(大姫)と過ごす時間をいっそう大切にした。数え三歳の娘とは、他愛[たわい]ないことばかりする。手を繋[つな]いで散策しながら花を手折ったり、川を覗[のぞ]き込んで魚を探したりした。  龍姫は頼朝が傍[そば]にいると機嫌が良い。  「父様、父様」  愛らしい声で呼び掛け、にこりと笑う。  娘の顔を見ていると、なぜ自分は戦わねばならぬのかという、源氏の嫡男として許されぬ恐ろしい感情が湧き上がってくる。  自分にとって本当に大事なものは何なのか。真に手にしたかったものとは―――。もし、自

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  • 鎌倉殿「大河ドラマ館」リニューアル 北条ゆかりの地PR 伊豆の国

     伊豆の国市ゆかりの北条義時が主人公の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放映に合わせ、市推進協議会が同市の韮山時代劇場に設置している大河ドラマ館の展示品が一部リニューアルされ、16日に公開が始まった。  「北条家の原点・伊豆の国」とのコンセプトは崩さず、北条家や義時の妻の八重に関連した展示を増やした。片岡愛之助さんが撮影時に使用した北条宗時の甲冑(かっちゅう)や、北条泰時を演じる坂口健太郎さんと北条時房役の瀬戸康史さんの等身大パネルなどを新たに設置した。北条政子と八重の衣装の横にはそれぞれの子どもの大姫と千鶴丸の衣装を展示した。  映像コーナーでは八重役の新垣結衣さんのインタビューを新たに放映して

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  • 身近な素材、膨らむ空想 田中達也ミニチュアライフ展2

     静岡市清水区の清水文化会館マリナートで開かれているミニチュア写真家田中達也さん(40)=鹿児島県=の個展「ミニチュアライフ展2」。日用品や食品を風景の一部に見立てた作品は、見る人を物語のワンシーンのような情景へと誘う。本展では代表的な立体作品と写真計170点を展示する。会場を訪ねた田中さんに、遊び心が詰まった創作について語ってもらった。  見立て写真をインスタグラムで毎日発表するようになって12年目、作品は4500点近くになりました。日めくりカレンダーのように新作を見てもらうことは創作のモチベーションになっています。  もともとミニチュア人形を集めていて、共感を得られる写真を撮りたくて見立て

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  • 参院選 投票率向上の鍵 ヒートマップで読み解く【NEXTラボ】

     参院選の公示が22日に迫る。静岡県選挙区は与野党が2議席を分け合う「無風区」とされ、3年前の前回投票率は50.48%と低迷した。ただ、市町別に見ると、40%台から60%台まで差がある。静岡新聞社は1965年以降の投票率データを電子化し、投票率の高低を色の濃淡で示すヒートマップを作成した。静岡大の井柳美紀教授(政治学)と読み解き、時代背景や地域性などの影響を考えるとともに、投票率向上のヒントを探る。  参院選は戦後の1947年に第1回が行われ、その後3年おきに定数(245人)の半数を改選している。7月10日投開票の選挙は第26回に当たる。  ヒートマップは県選管が発行する「選挙結果調」から、

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  • 盛り土の安全対策規定 政府、防災基本計画を修正

     政府の中央防災会議(会長・岸田文雄首相)は17日、国や自治体の災害対応の柱となる防災基本計画を修正した。昨年7月に熱海市伊豆山で起きた大規模土石流の教訓を踏まえ、盛り土の災害防止対応を新たに規定した。大規模災害時の安否不明者の氏名公表に備え、都道府県と自治体が事前から連携に努める方針も盛り込んだ。  全国の盛り土総点検の結果を受け、国が都道府県や自治体が行う安全性把握の詳細調査をサポートするほか、人家・公共施設に被害を及ぼす危険性が高いと判断された盛り土の撤去を支援する。自治体が所有者や開発行為者らに撤去命令などの是正指導をすることも明記した。  熱海の土石流では県が安否不明者の氏名公表にい

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  • 家康公に愛されたミカン「白羽柑子」 御前崎の有志がPR

     御前崎市白羽地区の住民有志が、徳川家康が愛したとされる同地区由来のミカンの在来種「白羽柑子(しろわこうじ)」の普及に努めている。古木から苗木を育てて地元の小学校などに寄贈したり、家康をまつる久能山東照宮(静岡市駿河区)に奉納したりと、まちおこしの起爆剤にしようと活動している。  白羽柑子普及会の会員ら7人は6月上旬、久能山東照宮を訪れた。御前崎市から持参した手製のみこしに苗木を乗せ、裃(かみしも)姿で社務所から石段を上り社殿に運んだ。姫岡恭彦宮司は「歴代将軍がめでたとされる白羽柑子を祭神も喜んでいるはず」と感謝の言葉を述べた。  同会や市によると、白羽柑子は家康との関わりを機に江戸幕府への献

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  • ユピテル・静岡新聞SBSレディース開幕 19日まで、新星の誕生期待

     女子プロゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が17日午前、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース(6531ヤード、パー72)で開幕した。19日まで。若手や地元アマチュア選手ら108人が熱戦を繰り広げ、新星の誕生が期待される。  新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3年連続で無観客での開催。初日は曇天で海からの風が吹く中、選手は午前8時から次々ティーショットを放ってスタートした。前週のレギュラーツアー宮里藍サントリーレディースで優勝争いを経験した尾関彩美悠は最終組。県勢は小楠梨紗(浜松市出身)、小林由枝(浜松C

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  • 基準外「アシスト自転車」注意を 普及進み事故急増 知らずに道交法違反も

     新型コロナウイルス下で密を避けて移動したり、アウトドアを楽しんだりする人の増加を背景に、普及が進む「電動アシスト自転車」。静岡県内でもシニアや子育て世代、通勤通学者など幅広い層に利用が広がる一方で、同自転車による交通事故が急増している。モーターによる補助機能が日本の基準を超える海外製の車両が絡む事件なども発生し、県警は安全運転に加えて購入前の性能確認の徹底を呼びかけている。  「重荷があっても発進が安定し、子どもを乗せて買い物に行くのが楽」。静岡市駿河区の主婦(35)は、2020年に受給した新型コロナの特別定額給付金10万円を元手に電動アシスト自転車を買った。「短い距離なら自動車より小回りが

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  • 吉川議員「辞職勧告を」 自民富士支部、上申書提出へ

     18歳の女性に飲酒させたなどと週刊誌に報じられ、自民党を離党した吉川赳衆院議員(比例東海)について、地元の同党富士市富士支部は16日夜、緊急総務会を開き、吉川氏に議員辞職勧告を求める上申書を同党県連に提出することを決めた。  上申書では「支部党員だけでなく市民、県民、国民を裏切る行為は許せない。『議員辞職すべき』との党員、党友の声を看過できない」とした。  吉川氏の問題行動があったとされる5月27日には、富士市内で暴風雨による大規模停電や突風被害が発生していたことを挙げ、「市民の安全安心を第一にすべき時に東京の夜の街で事件を起こし、言語道断」と加えた。  前島貞一支部長は「裏切り行為に対しけ

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  • 大道芸W杯3年ぶり開催へ 静岡で11月5、6日 規模は縮小

     静岡市で毎秋開催されていた「大道芸ワールドカップ(W杯)」が、11月5、6日に3年ぶりに開かれることが、16日までの関係者への取材で分かった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年連続で中止していたが、規模を縮小して実施する。大会実行委員会が近く正式に発表する。  例年は4日間の日程で行われていたが、2日間に短縮し、演技を披露するポイントを減らす。新型コロナの影響を考慮し、海外パフォーマーの募集はせず、国内で活動するパフォーマーのみが出場する。  大道芸W杯は市のまちづくり施策「まちは劇場」の主要事業の一つで、市中心街を舞台に国内外のパフォーマーが多彩な技を披露する国内最大級の大道芸イベント

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  • 区割り審勧告 静岡県内8市区で分割解消 御前崎、伊豆の国、浜松

     衆院選挙区画定審議会(区割り審、川人貞史会長)は16日、小選挙区定数を10増10減し「1票の格差」を是正する新たな区割り案を岸田文雄首相に勧告した。  静岡県内の8市区で選挙区の分割を解消した。御前崎市はすべての市域を3区、伊豆の国市は6区、浜松市天竜区は7区にそれぞれまとめた。4区と5区に分かれている富士市は変更せず、県内の自治体で唯一、分割の状態が残った。県内の選挙区数は8のまま変わらない。  県内で改定後の人口が最も多いのは5区の約52万2千人、最も少ないのは4区の約36万8千人。全国最小の鳥取2区との「1票の格差」は1・906倍~1・347倍となる。  分割解消は人口の少ない側を多い

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  • 鈴生、野菜生産の脱炭素に力 廃棄の葉や茎、肥料に活用

     農業生産法人の鈴生(静岡市)が今年から、野菜栽培で排出される二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの削減に向けた取り組みを本格化させている。脱炭素化で食の安全性を高め、持続可能な農業の推進や生産野菜の付加価値向上につなげる。農業分野では、特に露地栽培で脱炭素化に取り組む生産者はまだ少なく、同社は年内に排出削減量を算定するシステムを構築し、周辺農家などへの普及も目指す。  温室効果ガス排出の原因となる化学肥料の使用量を慣行栽培基準の80%以上、化学農薬を同50%以上それぞれ削減した。化学肥料の代替は、従来廃棄していた枝豆の収穫後の葉や茎、水産加工会社から譲り受けた魚の残渣(ざんさ)などを粉末化し

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  • ベビーカーの蒸れ防止、内部に送風機 ヤザキ工業(富士市)【静岡ものづくり最前線】

     内部に送風機を配したシートをベビーカーの本体部分に置き、乳児の下半身から頭上に抜ける風の流れを起こすことで背中の蒸れや熱中症を予防する。あせものリスクや着替えの頻度を減らし、育児負担軽減につなげる。  奥行き約12センチ、高さ約30センチの樹脂製。座面内部のファンで、背面に施した溝に風を通す。他社の製品は身体に風を直接当てるタイプが多いという。  湯たんぽを使った実験では、約40分で表面温度が40・2度から32・1度まで下がるなど、非装着時と比べ1・5倍早く冷却できた。21・8グラムの水を含ませたガーゼは約30分で水分量が8・8グラムに減った。  シートの角度は自在に調整できるようにした。自

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  • 「ぎおん」2日間だけ花火 天竜区・水窪の住民 初夏の風習満喫

     浜松市天竜区水窪町で14、15日の両日、地域住民が1年のうち2日間だけ花火を楽しむ風習「ぎおん」が行われた。  日暮れごろになると、小中学生や高齢者が商店などを訪れ、普段は取り扱っていない花火を買い求めた。住宅の軒先や寺院の境内で、思い思いに花火を楽しんだ。  初日は県内の梅雨入り当日で雨の降りしきる中、子どもたちが「すごい」「楽しい」などとはしゃぎ、初夏の風物詩を満喫した。  商店街通りでは、色鮮やかな打ち上げ花火が夜空を彩り、けたたましい爆竹の音が普段は静かな山間地の集落に響いた。  「ぎおん」は津島神社(愛知県)の祭典がルーツとされ、昭和初期に現在の形になったという。2018年度には、

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  • 河川法に違反せず 田代ダムの取水抑制案、JR社長が見解【大井川とリニア】

     リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川水問題を巡り、JR東海の金子慎社長は16日の記者会見で、県外に流出するトンネル湧水対策として示した東京電力田代ダム取水抑制案に関し「(報告した)国土交通省から特段の指摘はない」と述べ、河川法に違反しないとの認識を示した。  河川法は水利権の売買を認めていない。JRが東電に取水抑制を依頼するに当たり何らかの補償をした場合、事実上の水利権の売買となる可能性を指摘する専門家もいる。  JRは、取水抑制案を県の専門部会に示す前に、国交省に報告した。ただ、河川法に関する詳細な照会はしていないといい、金子氏は「具体的に(対策を)詰める中で、法的な検証が必

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  • “デジタル展示”で富士山発信 世界遺産センター、自宅で疑似観覧も

     富士宮市の県富士山世界遺産センターがこのほど、館内の音声ガイドシステムやホームページを拡充した。ウィズコロナ時代に合わせ“デジタル展示”を広げ、来館時だけでなく自宅からも楽しめるコンテンツを導入。今年で開館5年の節目を迎える同センターが世界遺産富士山の研究発信拠点として新たな楽しみ方を提案する。  音声ガイドシステムは館内に掲示されたQRコードを読み込み、来場者のスマートフォンから専用サイトに入り利用できる。これまではフロアの概要説明のみだったが、展示内容や見どころの解説音声を充実させたほか、火山噴火の空振、マグマ噴出音、富士参りの歌など貴重な音声資料や映像を新たに盛

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  • 参院選 立候補予定者が舌戦 静岡で公開討論会

     22日公示、7月10日投開票の参院選を前に、静岡選挙区の立候補予定者による公開討論会(静岡青年会議所主催)が16日、静岡市清水区で開かれた。立候補を表明した7氏のうち6氏が登壇し、地域活性化への経済対策、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進、人口減少対策をテーマに白熱した論戦を交わした。  公開討論会に臨んだのは、無所属現職の平山佐知子氏(51)と山崎真之輔氏(40)=国民推薦=、自民党新人の若林洋平氏(50)=公明推薦=、共産党新人の鈴木千佳氏(51)、NHK党新人の堀川圭輔氏(48)、諸派新人の山本貴史氏(52)。NHK党新人の舟橋夢人氏(56)は参加を辞退した。  地域活性化へ

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  • 衆院・区割り分断解消案、歓迎と不安 静岡県内区の有権者

     衆院選挙区画定審議会(区割り審)が16日に示した県内の新たな区割り案。二つの選挙区に分割された状態が解消される見通しとなった県内の8市区の有権者らからは「選挙が分かりやすくなる」と好意的な反応の一方、政治家との新たな関係構築へ不安の声も聞かれた。  浜松市天竜区で唯一3区だった春野町は、ほかの天竜区地域と同じ7区に入る。自営業男性(64)は「同じ区で同じ候補者を選べることになれば政治への関心が増す機会になる」と受け止める。これまで3区と7区を分ける投開票の作業を続けてきた天竜区の選管担当者も「大事な一票を管理する上で、ミスのリスクが減る」と歓迎する。  一方、5区から6区に組み込まれる伊豆の

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  • TV部門最優秀にJA静岡中央会 静岡県CMグランプリ

     静岡県広告協会(会長・大須賀紳晃静岡新聞社社長)は16日、県CMグランプリの最終審査結果を発表した。最優秀賞はテレビ部門がJA静岡中央会の企業CM「THE SOUND OF FARMER’S」編、ラジオ部門は京昌園の企業CM「どのようなお部屋が」編が選ばれた。  テレビ部門に80点、ラジオ部門に24点の応募があった。審査員長の能登健裕氏(東急エージェンシー)は静岡市葵区で開いた会見で、「CMの力を最大活用する意思と創意工夫が見られる。優れた創造性がプロモーションやブランディングに大きな役割を果たしている」と講評した。  このほかの入賞作品は次の通り。  【テレビ部門】優秀賞 静

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  • 浜名湖ボート事故12年 亡くなった女子生徒の父、追悼行事初参加へ

     浜名湖で2010年、静岡県立三ケ日青年の家(浜松市北区)のボートが転覆し愛知県豊橋市立章南中1年の女子生徒=当時(12)=が亡くなった事故は18日、発生から12年を迎える。青年の家で同日開かれる追悼行事に、女子生徒の父(63)が初めて出席する。事故の教訓が風化する危機感から「娘の命を無駄にしてほしくない。私が直接訴えたい」と参加を決めた。  事故当初は「浜名湖を見るだけで心が落ち込んだ。雨が降っていたら悔しさと怒りがこみ上げ、近づけなかった」という男性。20年に59歳で亡くなった妻は、最後まで浜名湖を見ることができなかった。毎年6月18日には、娘が大好きだったカルボナーラを自宅で作るなど「同

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  • 静岡地裁に提訴「ヤミ金」事件 原告の10人、1千万円被害

     指定暴力団稲川会東一家の元総長らが関与した「ヤミ金」事件を巡り、稲川会のトップとナンバー2を含めた4人に対し、静岡県内外の被害者10人が損害賠償を求めて静岡地裁に起こした訴訟で、原告の被害合計額は約1千万円に上ることが16日、県警組織犯罪対策課などへの取材で分かった。トップに加え、「代理監督責任がある」としてナンバー2まで訴えるのは全国的にも極めて珍しいという。組の複数の最高幹部の関与や責任を追及することで、資金源の剝奪効果を高める狙いがある。  訴えた相手は、稲川会トップの辛炳圭(通称・清田次郎)総裁(82)=川崎市川崎区=、稲川会ナンバー2の内堀和雄会長(69)=同=、ヤミ金行為を実行し

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  • 「おもちゃ館」今秋に候補地 御殿場市議会

     御殿場市の沓間信幸企画部長は16日、新設の方針を示している「おもちゃ館」の設置候補地を今年秋までに決定すると明らかにした。市議会6月定例会の一般質問で勝又英博氏に答えた。  市は当初、同市印野の富士山樹空の森を候補地に挙げていた。沓間部長は答弁で「最終的な決定は拙速によらず、しっかりと協議検討することが望ましいとの判断により、改めて市域全体から場所を選ぶ」と説明した。  市未来プロジェクト課によると、庁内の検討委員会が5月末に初会合を開き、選定方法などを協議した。今後、数回の会合を開いて結論を出す。富士山樹空の森も含めて検討するという。  おもちゃ館は市内産木材で作ったおもちゃで遊べる施設。

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  • スルガ銀被害弁護団 総会の来場方法で仮処分申し立てへ

     スルガ銀行による投資用不動産の不正融資問題で、被害者救済に取り組んでいる弁護団は16日、同行による株主総会の来場事前登録と抽選を撤回するよう求める仮処分を近く、静岡地裁沼津支部に申し立てる方針を明らかにした。  同行の株主総会は29日に沼津市で開かれる予定で、被害者ら約300人が嵯峨行介社長の解任などを求める10議案を株主提案している。銀行側は今回から来場を事前登録とし、予定座席数を超えた場合は抽選とする案内を株主に通知した。弁護団は「株主の権利を制限する行為で受け入れることはできない。株主提案に対する妨害」と反発している。  一方、同行は「新型コロナウイルスの感染拡大防止が目的」と説明し、

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  • ⚽U-18日本代表候補 静岡県勢の中村ら選出

     日本サッカー協会は16日、18日から22日に千葉で行うU-18(18歳以下)日本代表候補合宿のメンバーを発表した。静岡県勢は静岡学園高のGK中村圭佑、DF行徳瑛、MF寺裏剣、清水ユースのDF石川晴大が選ばれた。

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  • 北海道の高校生 茶農家に“弟子入り” 川根本町に短期滞在

     北海道の高校2年生石黒理温さん(17)が23日までの11日間、川根本町下長尾の高木郷美さん(65)の元でお茶作りを学んでいる。16日は晴天に恵まれ、二番茶の収穫を手伝った。  石黒さんは札幌市出身。祖母の影響で幼少期からリーフ茶に親しみ、急須で飲むのが生活の一部になっているという。高校の職業体験で2週間の実習があり、緑茶が好きな石黒さんは、学校関係者のつながりが縁で高木さんの茶園で学ぶことになった。  石黒さんは高木さんに基本を教わりながら手摘みに初挑戦し、機械摘みの手伝いにも回った。悪天候で摘採ができない日は、商品の発送作業を体験した。  実習した成果は学校での報告会で披露するという。石黒

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  • 鈴木修氏に勲章 ハンガリー政府、民間人最高位 経済発展に貢献

     スズキは16日、鈴木修相談役がハンガリー政府から、民間人に贈られる最高位の「大十字功労勲章」を授与されたと発表した。日本人初。鈴木氏は8日に首都ブダペストの大統領官邸で開かれた授与式に出席し、ノヴァーク・カタリン大統領から、自動車産業を通じた経済発展に対する貢献をたたえられた。  スズキは日本の自動車メーカーで初めて東欧に進出した。1991年に現地生産販売子会社マジャールスズキを設立。92年に乗用車生産を始めた。2021年度は約10万台、累計では約370万台を生産し、世界各国に輸出も行っている。  今回の受章は20年3月で、コロナ禍で授与式が延期されていた。「中十字」(1993年)、「星付中

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  • 大自在(6月17日)りゅうぐうの砂

     日本の探査機はやぶさ2が小惑星りゅうぐうで採取した砂から、生命の元になるアミノ酸や水の存在が確認された。星と砂と水―。サンテグジュペリの小説「星の王子さま」を連想した。  砂漠に不時着した飛行士の「僕」と、小さな星から来た王子の物語。「かつて子どもだった大人にささげる」と献辞にある。人はみな孤独であると教えながら、誰かと絆を結べば孤独に陥らないと訴える。  関連著作でルドルフ・プロット神父は、「自分のことや世界のことを『心で見る』道標となり得る」と説く。宗教的な説教も倫理学的な教え込みもない。「心から心へと語りたかったのです。(中略)国境や時代を超えて、心に通じるおとぎばなしを」(「星の王子

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  • 社説(6月17日)リニア期成同盟会 地域の不安解消 支援を

     リニア中央新幹線の沿線9都府県でつくる建設促進期成同盟会に川勝平太知事が加盟を申請した。会長の大村秀章愛知県知事に書類を手渡した。大村知事は早期全線整備を目指す会の趣旨への全面的賛同を加盟の条件に挙げ、可否に対する会員の意見を聞くと説明した。  加盟申請は2019年に続き2回目。川勝知事が自民党本部の特別委員会に参加した際、古屋圭司委員長が加盟を促した。19年当時は静岡県の建設促進の立場が不明確と判断され、認められなかった。  インフラの整備促進を中心に、全国各地に官民の期成同盟会がある。地域の声を国政に届ける役割を担ってきたが、推進の旗を振るだけではその機能を十分に果たせない。利害関係者が

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  • 県庁爆破予告 脅迫の疑いで京都の男逮捕 静岡中央署

     静岡中央署は16日、脅迫の疑いで京都府京丹後市峰山町長岡、派遣社員の男(59)を逮捕した。逮捕容疑は5月上旬、「県庁を爆破させる」などと記載した文書を県庁に郵送し同月6日、文書を読んだ県職員を脅迫した疑い。文書には川勝平太知事への抗議も記されていた。同署によると、容疑者は個人に対する誹謗(ひぼう)中傷を含む脅迫文を郵送した疑いで6月14日、京都府警京丹後署に逮捕され、同16日に釈放されていた。

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  • 248人感染確認 16日の静岡県内【新型コロナ】

     静岡県内で16日、新たに248人の新型コロナウイルス感染が確認された。  県全体の病床使用率は7・3%。重症者は1人。自宅療養者は2481人。直近1週間の新規感染者数は前週の0・76倍。  県内の累計感染者は17万5777人。

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  • 稲川会トップを提訴 「ヤミ金」事件の被害者ら 全国初

     元指定暴力団稲川会東一家総長らが関与した「ヤミ金」事件の被害者約10人が16日、「使用者責任などがある」として稲川会トップの辛炳圭(通称・清田次郎)総裁(82)=川崎市川崎区=ら4人に損害賠償金の支払いを求める訴訟を静岡地裁に起こした。関係者によると、ヤミ金事件に絡み、使用者責任に基づいて指定暴力団稲川会のトップに賠償を求める訴訟は全国初という。  訴えた相手は辛総裁のほか、稲川会ナンバー2の内堀和雄会長(69)=同=、ヤミ金に関与したとして有罪判決を受けている稲川会の元2次団体東一家の70代総長=静岡市清水区=と40代幹部=同市葵区=の計4人。  原告側代理人は、県弁護士会民事介入暴力対策

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  • 第二章 決起⑪【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

     「これは……」  以仁王[もちひとおう]の令旨[りょうじ]に目を通すうちに、時政[ときまさ]は色を失っていく。視線は文末に至ったはずだが、しばらく令旨を睨[にら]みつけたまま、顔を上げようとはしなかった。  処刑宣告されたような気分だろうと、頼朝[よりとも]は時政の心中を推し量った。娘と頼朝の婚姻を表立って認めたときから、いつか起[た]つ日が来ることを、時政にしても覚悟していたはずだ。が、いざとなると底なしの沼に沈むような恐ろしさが、ぞわぞわと這[は]い上がってくるのであろう。  頼朝も怖い。だが、もし此度[こたび]に機が見えるなら、屈辱にまみれた一族の後継者と

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  • 知事「水循環基本法理念に反する」 JR案に見解【大井川とリニア】

     リニア中央新幹線工事に伴う大井川水問題を巡り、JR東海が示したトンネル湧水の県外流出分を大井川に戻す2案について、川勝平太知事は16日、「どちらの方策も流域の健全な水循環を維持すべきとする水循環基本法の基本理念に反する」と述べ、全量戻しには当たらないとの見解を改めて示した。県議会6月定例会で自民改革会議の市川秀之氏(浜松市浜北区)の代表質問に答えた。  JR東海は4月の県有識者会議で、大井川最上流部にある東京電力系の田代ダムの取水を抑制する案と、トンネル貫通後に湧水をポンプアップして戻す案を提示した。川勝知事は「どちらも県内のトンネル湧水が県外流出したままで、同量をその他の水で補塡(ほてん)

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  • がん 適切な告知手法は 浜松医大生が聞き取り調査 患者「ショックで記憶なく」

     がん患者の半数以上が、医師から告知を受けた際の精神的ショックで治療方針などの説明内容を十分に記憶できていない可能性がある―。浜松医科大医学科4年の大石真帆さん(22)らが、患者への聞き取り調査の成果をまとめ、日本内科学会で発表した。患者が治療に自身の意思を反映させる機会の喪失を課題として挙げ、適切な告知手法を提案した。  調査は2021年6~8月、卵巣がんの患者会の協力を得て患者14人にオンラインでインタビューし、告知を受けた際の様子などを尋ねた。  告知時、強いストレスなどが原因で引き起こされる「解離性健忘」のような症状を呈した人は9人(64%)だった。覚えていない項目は、薬の名前や治療の

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  • 「ノラネコぐんだん」藤枝で原画展 絵本の世界 にぎやかに

     8匹の野良猫が持ち前の好奇心と行動力でドタバタ劇を繰り広げる工藤ノリコさんの絵本シリーズ「ノラネコぐんだん」。2012年の第1作発刊以降、累計250万部を超える人気シリーズの原画展が7月31日まで、藤枝市郷土博物館・文学館で開かれている。  同シリーズは毎回、育児雑誌「kodomoe(コドモエ)」(白泉社)の付録絵本として発表後、書籍化されてきた。編集長で、絵本の編集を担当した森綾子さんは人気の理由について「子どもたちも軍団の“一員”になった気分で、物語の世界に入っていける」と語った。  野良猫たちは当初、工藤さんの別作品の脇役だった。絵本化を提案した森さんは「すでに

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  • 参院選 静岡県内早くも臨戦態勢 現職、地元入り 新人は意欲新た

     通常国会が15日閉幕し、参院選静岡選挙区の立候補予定者も臨戦態勢に入った。現職2人と新人5人が2議席を争う激戦模様の中、現職は早速地元入り。新人5人も選挙戦に向け、意欲を新たにした。  無所属現職の平山佐知子氏(51)は国会閉会後、政見放送の原稿を執筆するなどし、夕方ごろ静岡市に戻った。少子化問題や不安定な世界情勢を挙げ「問題が山積みの中で、今の政治で本当にいいのか訴えていきたい」と意気込んだ。  無所属現職の山崎真之輔氏(40)は閉会後、都内で推薦を受ける連合関係者にあいさつし、静岡市に移動。決起集会で物価高対策に取り組む必要性を強調し、「新しい地域、新しい日本をつくるために選挙を戦い抜く

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  • 川勝知事「正々堂々説明を」 吉川氏に求める 18歳女性と飲酒報道

     18歳の女性に飲酒させたなどと週刊誌に報じられ自民党を離党した吉川赳衆院議員(比例東海)に対し、川勝知事は「誠に残念。今回の大失態について、針のむしろにいると思うが、正々堂々と前に出てらっしゃいと申し上げたい」と述べ、説明責任を果たすよう求めた。  出処進退については「国民の代表であるから自身が決めること」と指摘。吉川氏が岸田文雄首相率いる岸田派に所属していたことにも触れ「首相の横でよくテレビに映っていたのは多くの方がご存じだ。岸田さんにとっても人ごとではないと思う」と述べた。

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  • 伊豆の国や天竜区、分割解消か 衆院選挙区画定審議会・区割り案

     衆院選挙区画定審議会が16日勧告する全国の区割り案で、静岡県内は現状8の小選挙区数の変更はないが、二つの選挙区に分かれている伊豆の国市や浜松市天竜区、御前崎市などの分割状態が解消されるかが焦点となる。  区割り審は改定に当たり、市区町村を複数の選挙区に分割しない方針を原則に掲げる。  伊豆の国市は旧伊豆長岡町が5区、旧韮山町と旧大仁町が6区。5区は県内最多の約45万8千人(昨秋の衆院選)の有権者数を抱えているため、1票の格差の観点からも有権者数を減らす方向での見直しが有力視されている。ある県内議員は「伊豆長岡が6区に組み込まれるのではないか」との見方を示す。  浜松市天竜区は、3区の旧春野町

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  • ⚽ジュビロ磐田 18日、中断明け初戦 遠藤J1最年長ゴール期待

     J1磐田の元日本代表MF遠藤保仁(42)がリーグ中断明け初戦となる18日の鳥栖戦(ヤマハ)に向けて状態を上げている。チームは16試合を終えて15位と波に乗れず、J2降格圏との勝ち点差はわずかに2。「非常に重要なゲームになる。チームの雰囲気も順位も上げたい」と静かに闘志を燃やし、出番を待つ。  2週間余りの中断期間の前半は、連日の2部練習で自らを追い込んだ。「トレーニングや練習試合でいい部分を出せた。充実した2週間だった」と振り返った。大ベテランが率先して汗を流したのは、チームの浮沈を大きく左右する夏を乗り切るためだ。「秋口にもっと楽な状態で試合に臨めるように夏場の試合は大事になってくる」と先

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  • 総額5億円「金の祭典」 工芸品中心に200点 松坂屋静岡店

     静岡市葵区の松坂屋静岡店で15日、純金や18金で作られた置物や仏具など総額5億円を超える金製品の展示販売会「金の祭典」が始まった。20日まで。  出品しているのは、酒器や仏像、置物など、工芸品を中心に約200点。最も高額な展示品は日本刀の外装「こしらえ」で、5309万7千円で販売されている。  同店によると、昨今の不安定な社会経済状況の中で金は安定資産として注目され、2001年から価格は約7倍に高騰。今年4月には1グラム当たり8969円と過去最高値を更新した。  同店の大島博和さん(35)は「資産としての魅力だけでなく、工芸品としての魅力も楽しんでいただけたら」と話した。

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  • 参院選 静岡県内7氏の争いへ 22日公示、7月10日投開票

     通常国会が15日閉幕し、与野党は参院選に向けて事実上の選挙戦に突入した。政府は臨時閣議で22日公示、7月10日投開票の日程を決定した。静岡選挙区(改選数2)は無所属の現職2人と自民党新人、共産党新人、NHK党新人2人、諸派新人の計7人が立候補する予定。これまで与野党で議席を分け合ってきた構図から一変し、激戦が想定される。  無所属現職の平山佐知子氏(51)は街頭演説や大規模集会など従来の活動は行わず、小規模の座談会や支援者回りを継続的に行ってきた。選挙期間中も同様の草の根の活動で支持層を広げる。約20団体から推薦を取り付けた。  昨年10月の補選で初当選した無所属現職の山崎真之輔氏(40)=

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  • 吉川議員 説明ないまま、雲隠れ 首相もついに進退言及

     18歳の女子学生に飲酒させたなどと週刊誌に報じられ自民党を離党した吉川赳衆院議員(比例東海)が15日の衆院本会議を欠席し、自ら説明する場を設けないまま、通常国会の閉会を迎えた。岸田文雄首相もこの日初めて進退に言及するなど与野党からの辞職圧力がさらに強まる中、雲隠れを続ける吉川氏。ほとぼりが冷めるのを待つかのような姿勢に、関係者はいら立ちを募らせる。  「国会議員たるもの国民への説明責任をないがしろにすることは絶対にあってはならない。責任を果たせないなら進退に直結する」。吉川氏が所属していた岸田派を率いる首相は同日の記者会見で、公の場に姿を現さず逃げ続けるかつての仲間の姿勢を厳しく糾弾した。

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  • 個人所得増加策に関心 静岡商議所会頭、円安は「非常に心配」

     静岡商工会議所の酒井公夫会頭は15日の記者懇談会で、22日公示の参院選について「個人所得の増加に向け、政治がどうリードしていくかが一番の関心事」と述べた。  酒井会頭は、円安が進む現在の経済情勢を「非常に心配な状況」と指摘。長引く円安は「悪いインフレにつながる可能性が高い」とし、各候補者が景気浮揚策をどう論じるかに関心を示した。  溝口康博副会頭は日本の低い食料自給率に触れ「国を挙げて自給率を高めなければ、為替変動のたびに慌てることになる」と警鐘を鳴らした。  「円安は当面止まらない」と分析するのは中村彰宏副会頭。日米の金融政策の違いが要因とし「為替安定に向け、日本の成長戦略を対外的にアピー

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  • 川勝知事、国交省の運営批判 生態系会議、論点整理で【大井川とリニア】

     川勝平太知事は15日の定例記者会見で、リニア中央新幹線工事に伴う南アルプスの生態系への影響を議論するために8日に初会合が開かれた国土交通省専門家会議を巡り、事務局を務める同省が論点整理を委員に委ねたことについて「リーダーシップが欠如している」と批判した。=関連記事29面へ  川勝知事は、国交省が「自然環境がダメージを受けないためにはどうするべきか」という議論の前提を最初に提示すべきとの認識を示した。その上で「(各委員は)専門性がだいぶ違う。(国交省に)会議の目的を決めてくださいと言われ、あぜんとしたと思う」と述べた。  国交省は県推薦の委員を選定し、議事内容をウェブ上で全面公開するなど県の

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  • グレープフルーツ “浜松産”ジュース完成 19日から発売

     浜松市の会社員ら有志でつくる団体「どいーにはままつ」(石川大輔代表)が障害者就労施設などと協力し、同市産グレープフルーツのジュースを開発した。関係者が15日、市役所に鈴木康友市長を訪ね、19日の発売を報告した。  ジュースは「夕焼けルビー」「夕焼けルビーピンク」の2種類。市内産グレープフルーツを丸浜柑橘(かんきつ)農業協同組合連合会や地域の生産者を通じて仕入れ、北区の就労継続支援B型事業所「KuRuMiX(クルミックス)」に製造を頼んだ。パッケージデザインを静岡文化芸術大の学生が手掛けるなど、“オール浜松”で完成にこぎ着けた。  ジュース開発は、石川代表が果汁飲料製造

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  • 7月上旬の大雨「適切な対応を」 気象庁長官

     気象庁の長谷川直之長官は15日の記者会見で、昨年の熱海市の土石流や2018年の西日本豪雨など大規模災害につながる7月上旬の大雨に関し「災害をもたらすような集中豪雨は梅雨の末期に多い」と注意を呼びかけ、防災情報に基づく適切な対応を求めた。  梅雨のない北海道を除き、沖縄から東北地方までの全地域で梅雨入りした。長谷川長官は「梅雨入り直後に災害に見舞われる地域もある。梅雨時期は大雨のシーズンだと理解してほしい」と強調。大雨が予想される際は、局地的な豪雨をもたらす「線状降水帯」の半日前予報などの情報を基に、早期に備えることが重要だと説明した。  気象庁は、線状降水帯発生に伴う避難情報の発令時などに、

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  • カカオ丸ごとロールケーキ 春華堂が数量限定販売

     菓子メーカーの春華堂(浜松市中区)は15日から、遠鉄百貨店内直営店(中区)のリニューアルオープン1周年を記念し、新商品のロールケーキ「CACAO the ROLL(カカオ・ザ・ロール)エクアドゥ(100%カカオフルーツ)」を同店で先行発売した。  2016年からカカオ事業を開始した同社と、海外で料理人としての経験を積み、現在はアマゾンカカオの普及活動を行う太田哲雄シェフとの共同開発。カカオ本来の酸味やフルーティーな香りが特徴で、乳脂肪を使わず水で仕上げたウオーターガナッシュを使い、みずみずしい味わいに仕上がった。  販売価格は税込み1890円。数量限定で平日20本、土日祝日は未定。

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  • 矢崎総業社長に矢崎陸氏 前社長9日に死去

     自動車機器大手の矢崎総業(東京)は15日、社長に矢崎陸副社長(54)が昇格する人事を発表した。前社長の矢崎信二氏が9日に死去したため、10日の臨時取締役会で決定し、同日付で就任した。  陸氏は信二氏のおいで、初代から4代連続で創業家出身の社長となる。信二氏の前に2代目社長を務めた矢崎裕彦氏=名誉会長=の長男。  矢崎陸氏(やざき・りく)1991年入社。経営企画室長、専務などを経て2021年9月から副社長。東京都出身。

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  • 温泉効果データ検証 静岡県、3事業採択 伊豆旅行開発へ

     静岡県は15日、伊豆地域で温泉を核としたヘルスケア産業創出を図る「ICOIプロジェクト」で、実証事業3件を採択した。温泉に情報通信技術(ICT)や食、スポーツを組み合わせた事業を展開し、参加者計約90人の身体データを測定して健康増進効果を科学的に検証する。健康への数値的根拠を伴った伊豆発の新たな温泉旅行商品の開発を目指す。  竹屋旅館(静岡市清水区)は沼津市で、身体装着型の携帯端末を使ったスマートヘルスツーリズム事業を提案。温泉と健康食、軽運動などを組み合わせ、睡眠の質の向上やストレス軽減効果などを実証する。竹内佑騎社長は「分かりにくいとされる温泉の効果を『見える化』できれば、他の温泉地との

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  • 浜松の家庭可燃ごみ13万トン 生ごみと紙で過半数、食品ロス削減や資源化訴え

     浜松市内の2021年度の家庭ごみは前年度比3962トン減の14万3215トンで、全てのごみ排出量の約60%に及んだ。このうち、可燃ごみ(13万3599トン)の内訳は、生ごみが36・3%と最も多く、紙類が27・6%、プラスチック類が17%と続いた。  生ごみのうち、食品ロスによる廃棄は20%程度とみられる。紙類の中にもリサイクルできる菓子箱や紙袋などの「雑がみ」が約30%も含まれ、プラスチック類にも再利用できる「きれいなプラスチック製容器包装」が20%ほど入っていると推定されている。  市は全ての区役所や協働センターで雑がみを回収し、資源化を推進。家庭ごみ有料化に向けた協議も進めている。市ごみ

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  • 熱海土石流 百条委の成果聴取 静岡県議会自民PT

     熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の行政対応を検証するため県議会最大会派の自民改革会議が立ち上げたプロジェクトチーム(PT)のメンバー5人が15日、土石流に関する市議会調査特別委員会(百条委員会)の稲村千尋委員長と市役所で面会し、百条委の成果などをヒアリングした。  稲村委員長は、崩壊した不適切な盛り土の造成に関わったとされる業者や土地の現旧所有者ら計8人の証人尋問を14日までに行ったことを説明。盛り土が違法に造成された過程の中で、さまざまな課題を時系列に浮き彫りにすることができたと伝えた。PTのメンバーは盛り土の崩落現場なども訪れ、県が行った応急工事の状況を視察した。  熱海土石流災害を巡

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  • 河津町ふるさと納税額、最高1.5億円 返礼品充実が奏功

     ふるさと納税制度を活用した河津町への寄付額が2021年度、制度開始以来過去最高の1億5800万円(前年度比22%増)に達した。担当者は返礼品の充実を要因の一つと分析している。  21年度の返礼品には、キンメダイの加工品や観光名所「河津七滝」の天然水、「河津ブルーベリーの里」の苗のオーナー権などを追加。年度比で返礼品は30種類ほど増え、200種類になった。  自治体が同制度を活用して新規事業を行う「ガバメントクラウドファンディング」も実施。町営バラ園「河津バガテル公園」のドッグラン施設の整備には、2カ月で200万円が集まったという。  町は内外に誇る河津桜の保護育成費(1300万円)などに寄付

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  • 参院選、川勝知事「リニアと浜岡原発争点」 特定候補支援せず

     22日公示、7月10日投開票の参院選について、川勝知事はリニア中央新幹線整備に伴う諸課題と浜岡原発の再稼働が争点になるとの考えを示した。特定候補への支援については否定した。  川勝知事は「リニアは民間企業がやっていることとはいえ、国策とされている」とし、「県特有の問題としてこれだけ多くの人が関心を持っている以上、(立候補者は)自分の意見を明確にすべき」と注文をつけた。  昨年10月の参院静岡選挙区補欠選挙では「最大の争点は水(問題)」として、山崎真之輔氏への支援を公言し、応援演説も行った。今回の選挙については「ノーサイド。誰の支援もしない」と明言した。  原発については、ロシアのウクライナ侵

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  • 流通自由化など農相に提言書提出 JC水産部会

     日本青年会議所(JC)水産部会(古橋知樹部会長)は15日、農林水産省に金子原二郎農相を訪ね、地球温暖化に対応した官民一体の水揚げ情報共有ネットワークの構築など八つの要望をまとめた提言書を出した。  3項目を優先要望とし、このうち水揚げ情報共有ネットワークについては、温暖化により新たに捕れるようになった魚種を想定し、消費需要と加工技術のある地域とのマッチングを求めた。  ウナギ養殖の浜名湖養魚漁協(浜松市西区)の一員でもある古橋部会長は、絶滅が懸念されるニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」を例に挙げ、資源を守った上での流通の自由化が重要だと強調。農業・林業・水産業の活性化に向け、3者が連帯した特

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  • 外国人の生活相談、2割増2164件 静岡県在住、コロナ影響

     静岡県はこのほど、静岡県内に住む外国人の生活相談に対応する県多文化共生総合相談センター「かめりあ」の2021年度相談件数が2164件だったと発表した。20年度と比べ390件、約2割増加し、センター開設の19年度から2年連続で増えた。新型コロナウイルスの影響で入管手続きの問い合わせや、コロナ感染やワクチン接種に関する相談が目立ったという。  相談内容の内訳は、入管手続き486件(相談総数の22・5%)、医療262件(12・1%)、労働雇用185件(8・5%)など。言語別ではベトナム語が529件(25・2%)で最も多く、日本語452件(21・6%)、フィリピン語303件(14・4%)などが続いた

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  • 参院選 経済対策「議論を」 山積課題に“光”求め 静岡県民の声

     参院選が22日公示、7月10日投開票に決定し、与野党が事実上の選挙戦に入った15日、静岡県民からは円安や景気悪化などを背景に経済対策の議論の深まりを求める声が上がった。候補者と有権者の距離が遠い選挙といわれる参院選で、新型コロナウイルス禍からの経済回復や活性化につながる施策、若者に寄り添った説明などを求める意見も聞かれた。  「長引く不景気を何とかしてほしい」。東伊豆町の会社員稲村智子さん(53)は切実に訴える。「円安で日本だけ給料が上がっていないという報道を見るが、コロナ禍前からそうだった」と改善策を求める。沼津市の保険代理店経営後藤知彦さん(55)は「コロナ禍で保険の解約やより安い保険に

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  • 教職員スト、南陵学園に財務状況報告求める 指導権限を持つ静岡県

     和歌山県の私立和歌山南陵高の教職員が5月に給与未払いなどを理由にストライキをした問題を巡り、運営する学校法人「南陵学園」(菊川市)への指導権限を持つ静岡県が、私立学校法に基づき財務状況に関する報告や検査に対応するよう法人に通知したことが、県への取材で分かった。通知は14日付。  5月11日のストを受け、静岡、和歌山の両県が同24日に法人本部で立ち入り調査を実施したが、小野和利理事長が不在で直接の聞き取りができず、書類には不備があった。再調査を求めたが法人側が応じなかったため、通知では「6月24日まで」と期限を決めて小野理事長の説明を求めたという。給与の未払いや保護者に対する就学支援金の未還付

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  • 元幕内力士・磋牙司さん 第二の人生は子ども支援 三島市長に引退報告

     昨年の大相撲9月場所で引退した元幕内力士の磋牙司洋之さん(40)=三島市出身=が15日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、現役引退と8月に予定する断髪式について報告した。報道陣の取材では「まだ相撲をやりたいぐらい。全てやりきったけど悔いだらけ」と述べ、引退後については「つまずいたり生きづらさを感じたりする子どもをサポートしたい」と語った。  磋牙司さんは同市の錦田小、錦田中を経て飛龍高で活躍した。東洋大を卒業後に入間川部屋へ入門し、身長164センチの小兵ながら約18年間にわたって角界で精進を重ねてきた。最高番付は前頭9枚目、生涯戦績は467勝452敗21休。  現役時代からさまざまな悩みを抱える子

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  • 大自在(6月16日)テトリスとかぎかっこ

     「『』(二重かぎかっこ)」を初めて見たとき、テトリスのブロックだと思ったそうだ。早稲田大で日本語を学んだレノボ・ジャパン前社長のカナダ人、デビット・ベネット氏が「不思議すぎる日本語」(KADOKAWA)に書いていた。テトリスは、ソ連で開発され世界的に大ヒットしたパズルゲーム。  英語にはないから、その引用符に戸惑ったのだろう。かぎかっこの中で、さらに言葉や文章を引用する場合に用いる二重かぎかっこ。明治後期の1906年、文部大臣官房図書課が出版した「句読[くとう]法案」に登場する。  山口謠司大東文化大教授の「てんまる 日本語に革命をもたらした句読点」(PHP新書)によれば、その句読法案には「

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  • 社説(6月16日)東名あおり判決 社会を挙げて根絶図れ

     神奈川県の東名高速道路で2017年、あおり運転により静岡市清水区の一家4人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪に問われた被告の男(30)の差し戻し裁判員裁判で、横浜地裁は求刑通り懲役18年の判決を言い渡した。  あおり運転は人命を危険にさらす犯罪行為との認識を改めて共有し、社会を挙げて根絶を図る契機としたい。事故の動機や背景にも注目し、今後の教訓とする必要がある。  事故は、被告のあおり運転を受け追い越し車線に停止していた家族のワゴン車に、後続のトラックが追突、帰宅途中だった夫婦が死亡し、同乗の娘2人もけがを負った。  判決は最大の焦点だった危険運転致死傷罪の成

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  • 1人死亡、348人感染確認 15日の静岡県内【新型コロナ】

     静岡県内で15日、新型コロナウイルス患者1人の死亡と348人の新規感染が確認された。浜松市の市立保育園でクラスター(感染者集団)が発生した。  静岡市が市内医療機関に入院していた基礎疾患のある高齢女性が死亡したと公表した。  県全体の病床使用率は7・7%。重症者は1人。自宅療養者は2484人。直近1週間の新規感染者数は前週の0・74倍。  県内の累計感染者数は17万5529人。

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  • 第二章 決起⑩【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

     頼朝[よりとも]は水干[すいかん]姿で源行家[ゆきいえ]の前に出た。以仁王[もちひとおう](高倉宮)の令旨[りょうじ]を持ってきたというので、内心はひどく動揺している。  (高倉宮が、流人に何の用があるというのだ。それに令旨とはいったい……)  頼朝は、何か突飛な印象を受けた。以仁王という名に、馴染[なじ]みがなかったためである。 以仁王は後白河[ごしらかわ]法皇の第三皇子だが、親王宣下は受けておらず、政[まつりごと]の表に名が上ることもなかった。頼朝が以仁王を重要人物と目したことなど、今日まで一度もなかったのだ。  首を傾[かし]げる思いで、行家から令旨を受け

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  • 移植手術支えて 肝がんの中2、坂本パトリック龍輝君(磐田) 目標3000万円、母親ら寄付呼び掛け

     肝細胞がんを患い、闘病している磐田市立豊田南中2年の坂本パトリック龍輝君(13)の母親らが、生体肝移植のための寄付を呼び掛けている。保険適用外のため、手術などに3千万円が必要。7月末の移植実現を目指し、母の坂本レチーシア・ユカリさん(33)=ブラジル出身=は「息子の命を救うために残された時間は少ない。助けてほしい」と訴えている。  龍輝君は昨年11月から腹痛を訴えるようになった。当初は便秘や風邪と診断されたが、一向に改善せず、詳細な検査でがんと分かった。音楽が好きで「DJになりたい」と語っていた龍輝君。ユカリさんが夢を応援しようと、今夏にDJスクールに通わせる計画を立てているさなかだった。

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  • 愛着ある家具、長く大切に リメーク、リユースの需要増 静岡県内

     本県の地場産業の家具業界で、古くなった家具を再利用したり、端材で生活用品を作ったりする取り組みが広がっている。背景には環境意識の高まりなどを受け、「愛着ある家具を捨てるのはもったいない」と考える顧客ニーズの増加がある。事業者はアイデアを凝らし、職人技を発揮している。  静岡市駿河区の神谷家具は1~5日に同区で開かれた家具見本市「シズオカKAGUメッセ」で、古い蔵の扉を再利用したテーブルを紹介して注目を集めた。扉の表面にガラス板を貼り、ウレタン塗装の脚を取り付けた。  同社はたんすや棚の修繕のほか、近年は座卓をダイニングテーブルに仕立て直すなどのリメークも手掛ける。神谷智章代表(58)は「『

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  • 立民が吉川氏辞職勧告案 自民反対で本会議採決せず

     18歳の女子学生に飲酒させたと週刊誌に報じられ自民党を離党した吉川赳衆院議員(比例東海)を巡り、衆院会派「立憲民主党・無所属」は15日午前、議員辞職勧告決議案を衆院に提出した。衆院議院運営委員会は理事会で決議案の扱いを協議し、午後の本会議で採決しないと決めた。自民が採決に賛同しなかった。  吉川氏に対しては、与野党問わず圧力が高まっている。自民党静岡県連も14日、吉川氏に辞職を勧告する文書の提出を決定した。

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  • 熱海市・錦ケ浦周辺 アートの拠点「NEWアカオ」 営業終了のホテル 芸術家が滞在、制作【わたしの街から】

     観光地熱海のランドマークとして、市民のみならず全国のファンに愛された「ホテルニューアカオ」(熱海市熱海)が昨年11月、ホテルとしての営業を終了した。だが、景勝地「錦ケ浦」にたたずむ建物は今も強烈なインパクトを放ち、まちの魅力を発信する拠点として注目されている。  新型コロナウイルス禍で、全国の観光地が岐路に立たされている中、アカオ・スパ&リゾートと東方文化支援財団は昨年3月、ニューアカオを拠点に熱海の魅力をアートで再発見する「プロジェクト・アタミ」を始めた。  目玉の一つが、1年間に20組の芸術家がニューアカオに1~2カ月間滞在して制作活動に打ち込む「アカオ・アート・レジデンス」だ。昭和の

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  • 吉川氏に辞職勧告へ 自民静岡県連 5区支部長、城内氏代行

     自民党県連は14日、県庁で役員会を開き、18歳の女性に飲酒させたなどと週刊誌に報じられ離党した吉川赳衆院議員(比例東海)に対し、党所属県議40人の総意として辞職を勧告する文書を提出することを決めた。  吉川氏の離党に伴い空席となっている衆院静岡5区の支部長ポストは、城内実県連会長(衆院静岡7区)が当面代行することを確認した。近く党本部に上申する。  良知淳行県連幹事長は記者団に「本人から連絡が全くない。岸田文雄党総裁(首相)も言っているように、事実関係をしっかり説明すべきだ」と強調した。  22日公示が有力視される参院選への影響については「大きく出ると思うが、党公認の立候補予定者とは無関係。

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  • ⚽会見一問一答「今すぐ結果求められている」 清水リカルド新監督

     J1清水のリカルド新監督の記者会見での一問一答は次の通り。  -清水の印象は。  「偉大なクラブだという印象だ。働く人間として大きな責任を伴う。清水の選手やチームについて分析を重ねてきた。結束力の強いチームなので、それをベースにすれば、さらに成長できるはず」  -目指すサッカーは。  「サッカーは高い強度、組織、攻守のバランスを要求される。中長期の目標はあるが、今すぐ結果を出すことが求められている。1対1を積極的に仕掛けるようなブラジルの創造性あふれるサッカーも持ち込みたい。日本サッカーが持つスピード感と相まって強みを出すことができる」  -Jリーグのスタイルをどう分析するか。  「日本の

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  • ⚽J1清水のリカルド新監督「自信を取り戻す」 全体練習で指揮も

     J1清水は14日、アイスタ日本平でリカルド新監督の就任記者会見を開いた。リーグ16位と低迷するチームの立て直しが求められるリカルド監督は「私が一つ約束できるのは、全てをささげること」と決意を示した。近年、上位から遠ざかるチームのかじ取りに「重要任務は自信を取り戻すこと」と強調した。  ブラジル2部のバスコ・ダ・ガマを率いていたリカルド監督は、名門クラブでも監督を務めるなど指導経験が豊富だ。目指すサッカーの方向性については「ボールを握っていれば攻撃的なアクションをたくさん起こせる。攻守においてボールを持つことが(一つの)目標」と言及した。  大熊清ゼネラルマネジャー(GM)はリカルド監督招聘

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  • 逢初川上流域の砂防規制見送り 県の説明、信ぴょう性疑念【熱海土石流】

     昨年7月、盛り土崩落に伴い土石流が発生した熱海市伊豆山の逢初(あいぞめ)川上流域で盛り土などの砂防規制が約20年間見送られていた問題で、静岡県が地権者の同意取得が必要だと判断した根拠と説明していた行政手続きの解説書に、同意取得が必要だとする文言が記されていなかったことが、14日までの取材で分かった。地権者の不同意を理由に砂防規制を見送ったと主張してきた県の説明の信ぴょう性が揺らいでいる。  県が根拠としてきた解説書は、国土交通省砂防部が監修した「砂防指定地実務ハンドブック」。地権者の同意について「得られるよう努める必要がある」と記述している。県はこの解説書を引用し、同意が取れないから規制を見

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  • 県議選定数 沼津1減、清水町・長泉町各1 自民案に賛同で前進

     2023年春の次期静岡県議選の議員定数や選挙区を議論する県議会選挙区等調査委員会(山田誠委員長)は14日、第13回会合を県庁で開き、最大会派自民改革会議が提案している沼津市の定数を4から3に減らし、定数1の清水町・長泉町を、清水町1、長泉町1に分離する案に第2会派のふじのくに県民クラブが賛同した。第1、第2会派が一致したことで、平行線をたどっていた選挙区の議論が大きく前進した。  ふじ会派はこれまで、人口に比例して沼津市を4から3、富士市を4から5にする案を主張していた。この日の会合で同会派の委員は「1票の格差を少しでも減らせるという趣旨で自民の案に歩み寄りたい」と述べた。自民案の1票の格差

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  • ワカメ産地偽装社長、有罪判決「消費者の信頼損なう」 静岡地裁

     鳴門産ワカメと偽って外国産のワカメを販売していたとして、不正競争防止法違反と食品表示法違反の罪に問われた静岡市葵区の水産物加工卸業「黒汐の華」社長の男(80)=同区田町4丁目=の判決公判で静岡地裁は14日、懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役10月)を言い渡した。  谷田部峻裁判官は判決理由で「一般消費者の食品表示に対する信頼を大きく損なった犯行で、社会に与えた影響も大きい」と指摘。「自社の利益を守ろうとしたという動機は自己中心的かつ身勝手」と述べた。その上で、罪を認めて反省している点などを考慮した。  判決によると、被告は同社の工場責任者の70代女性と共謀し、2021年11月、外国産のワカメ

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  • ウーパールーパーの赤ちゃん登場 沼津・あわしまマリンパーク

     沼津市内浦重寺のあわしまマリンパークで、通称「ウーパールーパー」と呼ばれるメキシコサラマンダーの幼体が展示され、来館者の人気を集めている。  園内のカエル館で、3月にふ化した白と灰色の2匹を公開している。体長は現在7~8センチ程度。1年ほどで成体と同じ20~30センチまで成長するという。元気よく泳ぎ回る姿やつぶらな瞳が来館者を癒やしている。  大きさが比較できるよう、成体も合わせて展示している。飼育担当者は「今しか見られない小さくてかわいらしい姿を楽しんでほしい」と話した。

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  • 狩野川花火大会 打ち上げ45分に短縮 観覧人数、出店も制限

     沼津商工会議所の6月常議員会が14日、沼津市米山町の同商議所で開かれた。3年ぶりとなる「第75回沼津夏まつり・狩野川花火大会」(7月30、31の両日)について、打ち上げ時間を新型コロナウイルス禍前の60分から45分に短縮するなどの感染対策を確認した。  打ち上げ時間は午後7時15分開始から7時半に繰り下げ、8時15分までとする。観覧者の密防止のため、観覧席は1マスの定員6人を4人に減らす。また、会場周辺の出店は店舗間の間隔を確保するため、これまでの半分の150とする。  同市のコロナ新規感染者数は10人以下の日が増えるなど減少傾向。ただ、毎回30万人ほどの人出がある地元最大の観光イベントで、

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  • 大自在(6月15日)アイヌ

     「なんか気分悪くなったわ」。2人連れの女性が表情を曇らせながら感想を言い合っていた。2020年7月に開業した北海道白老町のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」。  施設内の国立博物館はアイヌの衣服や生活用品の展示に加え、「和人」による差別や迫害の歴史も取り上げていた。2人連れの女性は、同胞である和人に強い不快感を覚えたようだった。明治政府はサケ漁を営んできたアイヌのコタン(地域集団)の先住権を奪った。墓は大学の研究名目で掘り起こされ、多くの遺骨が持ち去られた。  学校では子どもが暴力的ないじめを受けた。今も自身のルーツを隠して生活するアイヌは少なくない。ウポポイの展示もそうした歴史

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  • 社説(6月15日)島根再稼働同意 住民避難 実効性あるか

     島根県の丸山達也知事が、中国電力島根原発2号機(松江市)再稼働への同意を表明したことで、地元同意の手続きが整った。2号機は早ければ2023年度にも再稼働する可能性が出てきた。  島根2号機は、過酷事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型炉(BWR)。原子力規制委員会の新規制基準への適合審査に合格したBWRはほかにもあるが、再稼働した原発はまだない。他原発の状況次第では島根原発でBWRが初めて動く。中部電力が再稼働へ申請中の浜岡原発3、4号機(御前崎市)も同じBWRだ。島根原発の動向は目が離せない。  審査に合格し、所定の手続きが終了したとしても、住民避難の面で課題は残る。島根原発は全

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  • 第二章 決起⑨【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

     重盛[しげもり]は、院と対立を深めていく平家の中で、後白河[ごしらかわ]法皇との橋渡しのできる最後の人物だった。それが、死んだ。  後白河法皇は、重盛の所領を取り上げ、前月に亡くなった清盛[きよもり]の娘・盛子[もりこ]管理下の摂関家領をも没収した。それだけでなく、平家に不利な人事異動すら行った。  清盛が激怒したのは言うまでもない。清盛は十年前から、日宋貿易で栄える摂津国福原に屋敷を構えていたが、数千騎もの軍勢を引き連れ、直ちに上洛した。  それだけで、後白河法皇は震え上がった。清盛が口を開く前に、自ら今後の政[まつりごと]への不介入を誓ったのだ。  が、清盛は許さず、法皇を鳥羽の離宮に

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  • 中心街「蜂蜜」コース料理で堪能 浜松、にぎわい創出へ新企画

     浜松市の中心街でミツバチが集めた蜂蜜を、本格的なコース料理とともに街の“ど真ん中”で味わう―。中心街のさまざまな魅力を堪能するイベントが、同市で開かれた。題して「ハチとミツのおいしい出会い」。街の活性化を目指す市内の事業者らが連携し、新たな拠点を使ったにぎわいの創出に向けて企画した。  5日、市がJR浜松駅に近い遠州鉄道高架下に整備した「新川モール」に、1日限定の屋外レストランが登場した。中心街のビル屋上で長坂養蜂場(北区、長坂善人社長)が手掛ける養蜂を見学した男女24人が集まり、テーブルを囲んだ。  参加者は開放感あふれる空間で、冷製スープやメインの鳥料理、デザー

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  • 大腸憩室手術の可能性は【診察室】

     【問】55歳女性。大腸壁の一部が外側に突出した「憩室[けいしつ]」が多数あり、30代から5回入院しています。年3回は軽度の炎症を起こし、そのたびに薬を服用しています。抗生物質を毎回飲むので不安があります。過敏性腸症候群もあります。手術はあまりしないようなのですが、ずっとこのままの治療しかないのでしょうか。 腸切除考慮も、外科で相談を  【答】日本消化管学会の大腸憩室症(憩室出血・憩室炎)ガイドラインは、「憩室炎を繰り返すだけでは必ずしも手術適応とならない」としています。基本的には今の治療が最善と思われますが、手術のリスクと支障の程度を比べて腸切除を考慮する場合もあります。一度外科で相談して

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  • 東郷氏報酬 予算削除 静岡県補佐官、本人辞退で再起用案取り下げ

     静岡県は14日、対外関係補佐官に再起用する方針だった元オランダ大使の東郷和彦氏(77)から就任を辞退する申し出があったとして、2022年度一般会計6月補正予算案から東郷氏への報酬として計上した350万円を取り下げることを正式に発表した。取り下げ後の補正予算案は98億5350万円。  東郷氏の起用については、今年の県議会2月定例会で最大会派の自民改革会議が「県民生活に直結した必要性が乏しく、勤務実態に比して報酬が過大」だとし、22年度当初予算から報酬をカットされ3月末で退任していた。  県当局は月額60万円だった報酬を日額3万5300円にし、再起用するための報酬を補正予算案に計上していたが、自

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  • 静岡県内で1人死亡、349人感染 新型コロナウイルス

     静岡県内で14日、新型コロナウイルス患者1人の死亡が確認され、349人の新規感染が明らかになった。静岡市発表が119人、浜松市発表が61人。県発表は小山町34人、御殿場市19人など。

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  • 静岡県内梅雨入り 平年より8日遅く

     気象庁は14日、静岡県を含む東海地方や中国、近畿、北陸地方が梅雨入りしたとみられると発表した。東海地方の梅雨入りは平年より8日遅く、昨年に比べ1日遅い。  静岡地方気象台によると、県内は低気圧や前線により、13日夜から広い範囲で雨となった。16、17の両日は日が差す時間帯もあるとみられるが、向こう1週間は湿った空気や梅雨前線の影響で、曇りや雨が降りやすくなる見込み。6月の降水量は平年並みか、やや多くなる予想という。 ​  静岡市葵区では14日午前、カッパを着たり傘を差したりしながら通勤する人の姿が見られた。  焼津市坂本の古刹(こさつ)林叟院(りんそういん、鈴木包一住職)では、色とりどりのア

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  • 立民、国民 対決回避も協調は遠く【臨む 各党の思惑㊥】 

     「選挙後の野党再結集を見据えた高度な政治判断だ」。参院選静岡選挙区(改選数2)での独自候補擁立見送りを決定した立憲民主党。12日、静岡市のホテルで開いた立民県連常任幹事会後の記者会見で、渡辺周県連代表(衆院比例東海)は実質的な自主投票とした理由を説明した。  立民は2021年10月の参院静岡選挙区補欠選挙で無所属山崎真之輔氏(40)を推薦。ところが、山崎氏が当選直後に国民民主党会派に入り、さらに女性問題が週刊誌で報道されて県連内の不信感が一気に高まった。2月、今夏の参院選での推薦見送りを決めた。  県連内は独自候補擁立派と、山崎氏を推薦した連合静岡との関係などを考慮した「擁立慎重派」に割れた

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  • 乱交パーティー 3年前から湖西で開催か LINEで参加者募る

     湖西市内にある浜名湖畔の貸別荘で120人規模の乱交パーティーを主催したなどとして、公然わいせつほう助などの疑いで自称自衛官の男ら4人が湖西署に逮捕された事件で、同様のパーティーが少なくとも3年前から毎年、同じ場所で繰り返し開かれていたとみられることが13日、捜査関係者への取材で分かった。  同容疑で逮捕されたのは千葉県習志野市藤崎7丁目、自称自衛官の男(54)と、いずれも自称の同県船橋市前原東1丁目、看護師の女(51)の両容疑者。同署によると、容疑者らはLINE(ライン)などを利用してパーティーの参加者を募っていたという。捜査関係者によると、参加者らによるラインのグループを毎年作成し、メンバ

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  • 車など5台衝突し逃走 盗難車か 沼津署、男女2人を逮捕

     沼津署は13日、公務執行妨害の疑いで、住所不定職業不詳の男(38)を、公務執行妨害と覚醒剤取締法違反の疑いで、住所不定無職の女(32)をそれぞれ現行犯逮捕した。  両容疑者の逮捕容疑は同日午後6時45分ごろ、沼津市東椎路の大型商業施設で職務質問のため停止を求めた署員2人をひっかいたり体当たりしたりする暴行を加えた疑い。女は同所で、覚醒剤1袋を所持していた疑いも持たれている。  同日午後5時10分ごろ、同市足高の伊豆縦貫道沼津岡宮インターチェンジ付近で、パトカーで走行中の署員が盗難の疑いのある車両を発見。停止を求めたところ、車両はパトカーや一般車両など計5台に衝突しながら逃走した。同署は両容疑

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  • 静岡空港 「水曜どうでしょう」ディレクターと提携 観光地紹介動画を制作

     官民団体で構成する富士山静岡空港利用促進協議会は、北海道発の人気バラエティー番組「水曜どうでしょう」のディレクターと提携し、本県の観光資源を紹介する動画を制作した。動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。  配信している動画は計3本。藤村忠寿、嬉野雅道両ディレクターが新千歳線を利用し、静岡空港に降り立つところからスタートする。島田市の蓬萊(ほうらい)橋や大井川鉄道、富士市の大淵笹場を訪れた様子を「水曜どうでしょう」風のコミカルな演出で伝えている。  2020年に初めて企画し、制作した6本の動画再生回数が約40万回と好評だったため、続編を作った。両ディレクターのユーチューブチャンネル「藤

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  • アパートで異臭騒ぎ 静岡市葵区北安東 有害ガスは検出されず

     13日午前9時25分ごろ、静岡市葵区北安東1丁目のアパートから異臭がすると住民の男性から通報があった。静岡中央署によると、通報者の男性が救急搬送されたが、軽症という。  消防車10台以上が出動し、近隣住民が一時避難した。周辺の道路が一時通行止めとなり、路線バスが迂回(うかい)運行した。同署と市消防局が調査した結果、有害なガスなどは検出されず、約5時間後に規制は解除された。同署などが詳しい原因を調べている。

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  • 掛川城天守修復 工事の安全願い神事 2023年1月末まで

     掛川城天守閣修復工事の本格化を前に、工事の安全祈願祭が13日、掛川市の掛川城本丸広場で執り行われた。施工業者と市の関係者らが参列し、工事期間中の無事を祈った。工期は2023年1月末まで。  掛川城天守閣は1994年、日本で初めて本格木造で復元された市のシンボル施設。27年が経過し、しっくい壁の剝離や黒ずみ、高欄の腐食や退色が目立ってきたため、大規模な修復を実施する。  工事が終わるまで天守閣を閉鎖している。久保田崇市長は、しゃちほこの金箔(きんぱく)貼りに合わせた地上展示などを実施する考えを示し「30年の節目を清らかな姿で迎えたい。安全で安心な工事の進捗(しんちょく)を祈念する」と述べた。

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  • 父の日は「わさびの日」 静岡県山葵組合連合会がPR

     静岡県山葵(わさび)組合連合会(塩谷吉栄会長)は13日、県庁に川勝平太知事を訪ね、消費拡大に向けた取り組みをアピールした。  同連合会は独自に、6月の第3日曜日の父の日を「わさびの日」としていて、今年は19日。塩谷会長は川勝知事にワサビを手渡し、「キャンペーンを展開し、新型コロナウイルス禍による売り上げの低迷を挽回したい」と意気込んだ。  県農芸振興課によると、本県のワサビ産出額は全国の約7割を占める。

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  • 浜松市立中央図書館 8月6日改装オープン 大規模工事終了

     老朽化に伴う大規模改修工事のため昨年5月末から1年以上にわたって長期休館している浜松市立中央図書館(中区)が8月6日にリニューアルオープンする見通しとなった。このほど大規模改修工事が終了し、今後は順次、資料の移設作業などを進める。  同図書館の蔵書は雑誌などを含めると約29万冊で、市内では城北図書館に次いで2番目に多い。既に築40年が経過し、雨漏りが発生するなど施設の老朽化が問題になっていた。  工事では雨漏りや外壁の工事、空調や書架などの設備を更新した。ユニバーサルデザインに配慮したほか、レイアウトの見直しを行うなどし、来館者の利便性向上を図ったという。  浜松城公園南ビル1階に開設中の臨

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  • フルーツパーク老朽化 修繕計画策定目指す 浜松市議会常任委

     浜松市は来園者が減少する市フルーツパーク(北区)の「今後のあり方」に関する検討資料をまとめ、環境経済委員会に報告した。開園25年を経て施設が老朽化し、補修費もかさんでいることから、今後補修が必要な箇所や利用者ニーズを確認して中長期の更新、修繕計画の策定を目指す。  同園の来園者は時之栖が指定管理者になった2013年度にピークの42万9千人余りを記録したが、徐々に減り、感染症が拡大した20年度は20万人を割った。  来園者に不満点を聞いたアンケートでは、無回答などを除くと「老朽化」を挙げる人が最多で、「園内を散策周遊しにくい」「代わり映えがない」などと続いた。  市は資料の中で農業に触れる、農

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  • 「詐欺被害に気をつけて」 熱海高生が呼び掛け 録音音声、市内放送で活用

     熱海高の生徒3人が13日、熱海市内で詐欺電話などが発生した際に放送される詐欺被害への注意を呼び掛ける音声を録音した。高齢者への訴求力を高めるため熱海署が同校へ協力を求めた。14日から本格的に運用を始める。  「熱海警察署からお知らせします。本日、熱海市内で詐欺電話がありました。現金、キャッシュカードは渡さない、お金の要求には応えないようにお願いします」。緊張した表情で臨んだ生徒は市役所庁舎内に設置されたマイクに向かって注意喚起メッセージを読み上げ、全4パターンを収録した。市危機管理課の職員から助言を受け、住民が聞き取りやすいように滑舌良くゆっくり言葉を発することを心掛けて臨んだ。  高齢化率

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  • サイコロ振って三島散策 移住者と住民、スゴロクの旅

     三島市や周辺市町への移住者と住民が交流し、地域の魅力を発信する「リアルスゴロクの旅」(三島青年会議所主催)が12日、市内で開かれた。100人が16チームに分かれてサイコロを振り、市内の商店街や自然を散策しながら発見した三島の魅力をSNSで紹介した。  参加者は最近5年以内に三島や周辺市町に移り住んだ50人と、以前から地元で生活する住民50人。三嶋大社を出発し、サイコロを振りながら配布されたマップに合わせて市内を歩いた。ストップするマスには「記念写真を撮る」などの“お題”を設定し、インスタグラムに掲載した写真の「いいね」が多い参加者には賞品が贈られる。  サイコロの目に

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  • 「#我こそはインフルエンサー」 磐田の観光、歴史発信 市が30人任命

     磐田市の観光地や史跡を交流サイト(SNS)でPRする「我こそはインフルエンサー」と題した取り組みが12日、始まった。2023年3月まで、10~80代の市民らがSNSを通じて名所やグルメを紹介していく。  市が観光と歴史それぞれに特化して発信する2コースを募り、応募者54人から抽せんで15人ずつ任命した。「#磐田市」「#我こそはインフルエンサー」などのハッシュタグを付けて月1回以上、写真を投稿する。  同日、市内を巡るバスツアーが行われ、希望者17人が参加した。同市豊浜の渚(なぎさ)の交流館では、併設の津波避難タワーに上り海の眺望をカメラに収めたり、海産物を楽しんだりした。  3月から市内に住

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  • 参院選 若者100人投票呼び掛け 静岡県選管、インフルエンサーひかりんちょさんをリーダーに

     静岡県選管は22日公示、7月10日投開票が有力視される参院選静岡選挙区(改選数2)に向け、若者100人による啓発活動を展開する。交流サイト(SNS)を活用し、投票率が低い傾向にある若年層の啓発に力を入れる。  県選管は毎年、県内在住の高校生、大学生を若者選挙パートナーに任命し、街頭啓発活動などを展開している。今回はパートナーとは別に、県内の大学生ら約100人を募集し、SNSでの情報発信やイベント開催を通じて投票の呼び掛けを行う。若者100人のコミュニケーションリーダーに、県内在住のインフルエンサー、ひかりんちょさん(18)を任命した。  昨年10月の衆院選では、県内の投票率が54・81%だっ

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  • 大自在(6月14日)梅干し

     梅の実が旬となり、県内各地から収穫の便りが届いている。梅干し、梅酒、梅シロップ…。出来上がりを楽しみに、仕込みにも力が入っていることだろう。  食の多様化で“ご飯のお供”などとして愛されてきた梅干しの消費量が落ちている。総務省の家計調査では、1世帯当たりの年間支出額は減少傾向が続き、特に若年層の“梅干し離れ”が目立つ。世帯主が29歳以下では70歳以上と比べ、支出額は約5分の1にとどまる。  先日、南高梅[なんこううめ]で全国的に知られ、梅の生産量日本一の和歌山県みなべ町で結成された「梅ボーイズ」が本紙で紹介されていた。メンバーは梅

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  • 社説(6月14日)旧文通費の法改正 使途公開棚上げ許すな

     国会議員に月額100万円支給される調査研究広報滞在費(旧・文書通信交通滞在費)の使途公開が、先送りされる見通しとなった。野党が見直しについて党幹部レベルの協議開催を求めていたが、公開への消極論が根強い自民党は応じていない。法改正が今国会会期末の15日までに間に合わない情勢となっている。国民が納得できる制度の整備を急ぐ必要がある。  4月に文通費の日割り支給の法改正を実施したが、使途の公開と未使用分の国庫返納に関しては、今国会中に結論を出すとしていた。しかし、与野党の実務者協議は結論を得られぬまま打ち切られた。このまま棚上げでうやむやにすることを許してはならない。  日割り支給は、昨年10月3

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  • 100人感染 13日の静岡県内【新型コロナ】

     静岡県内で13日、新たに100人の新型コロナウイルス感染が確認された。静岡市葵区の特別養護老人ホームでクラスター(感染者集団)が発生した。  県全体の病床使用率は8・9%。重症者はいない。重症者がゼロになったのは5月27日以来。自宅療養者は2480人。直近1週間の新規感染者数は前週の0・68倍。  県内の累計感染者は17万4832人。

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  • 江間次郎役への思い語る 俳優芹沢興人さんトークショー 伊豆の国

     「義時・江間まつり」では、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で江間次郎役を務めた沼津市出身の俳優芹沢興人さんがトークショーを行い、撮影の様子や役に対する思いを語った。  芹沢さんは江間次郎の役柄について「孤独な役。分かってはいたが演じているときも寂しかった」と表現した。八重を演じる新垣結衣さんと船に乗る場面では、実際に芹沢さんがこいでいたことを明かし「新垣さんを絶対に落としてはいけないと思って、一番緊張して難しかった」と聴衆の笑いを誘った。  子どもの頃の社会科見学などで伊豆の国市に来たことがあり、同市内で撮影した際に宿泊した旅館の温泉が最高に気持ち良かったという。芹沢さんは「伊豆の国のいろいろな

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  • 弓矢放ち鎌倉殿の一場面 未来の八重姫選手権 伊豆の国でまつり

     大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公北条義時の館跡とされる伊豆の国市の江間公園で12日、「義時・江間まつり」が開かれた。ドラマの一場面にちなんだ弓矢の選手権や物販などを行い、多くの家族連れでにぎわった。  義時の命日の13日を前に、誘客につなげようと地元の江間郷土研究会と大河ドラマの市推進協議会が主催した。作中で八重を演じる新垣結衣さんが江間地区から狩野川をはさんだ北条館まで弓矢を放った場面にちなみ、「未来の八重姫選手権」と題して小学生以下の女子を対象にした弓矢飛ばし対決を行った。参加した子どもたちはおもちゃの弓矢の扱いにてこずりながらも力いっぱい放ち、飛距離を競った。

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  • 藁科川でアユ釣り大会 4年ぶり開催 静岡市葵区

     静岡市葵区の安倍藁科川漁協は12日、市民鮎釣り大会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区の藁科川中流域で開いた。  市内の愛好者34人が参加し、おとりアユを使う「友釣り」と、毛針を使う「石川釣り」の2部門で釣果を競った。  河川状況の悪化やコロナ禍などで中止が続き、4年ぶりの開催となった。参加者は上流の同区昼居渡から下流の同区谷津まで約5キロの間で魚影を追いながら長さおを水面に伸ばし、アユを次々と釣り上げた。  友釣りの部で19尾を釣り1位になった同市駿河区の八木正人さん(61)は「この大会には初めて出場した。優勝できてうれしい」と笑顔を見せた。  同漁協では、15日に市内在住の60歳以上限定の

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  • 梅の実鈴なりうれしいな 静岡市葵区・大川地区で収穫体験

     静岡市葵区の大川地区で13日、梅の実の収穫体験と地場食材を使った食事会が開かれた。  参加者は今が旬の食材の収穫や味覚を楽しんだ。  同区の中山間地域「オクシズ」の魅力を発信しようと、同区坂ノ上の飲食店「カフェ ルッカ」(平野友子オーナー)が企画。同市や藤枝市などから9人の女性たちが集まった。  参加者は、同店近くの畑で南高梅の実を袋いっぱいに収穫。その後、同店で平野さんから炊飯器を使った梅シロップの作り方を教わった。食事会では、オクシズの栃沢産のラッキョウや足久保産の小松菜などを使った料理が提供され、笑顔で味わった。

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  • 第二章 決起⑧【頼朝 陰の如く、雷霆の如し】

     頼朝[よりとも]が朝日[あさひ]姫と走湯権現[そうとうごんげん]へ逐電してから、三年弱の月日が流れた。  その間、朝日姫は頼朝の娘を産んだ。この子が、驚くほど美しい。頼朝も朝日姫も顔立ちは整っている方だが、比べようもない。  噂を聞きつけた時政[ときまさ]が、いそいそとやってきて、  「吉祥天女[きっしょうてんにょ]のように可愛[かわい]らしい子よ」  顔をしわくちゃにした。朝日姫に促され、抱き上げる。「あばばば」とあやしながら、  「そろそろ北条荘に戻ってこぬか、婿殿」  頼朝に声を掛けた。  「義父[ちち]上とお呼びしても宜[よろ]しいのか」  頼朝の問いに、  「今後、何が起きても、

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  • 会場は浜名湖畔の貸別荘 未明の捜査員突入、乱交パーティー摘発

     120人規模の乱交パーティーが行われたとされる会場は、浜名湖が望める2階建て貸別荘。幹線道路からは見えず、小道に入った突き当たりの場所に建つ。手前に並んだ木々で建物は隠れていた。  12日午前3時ごろ、10台以上の警察車両が到着。小雨が降る中、150人態勢で詰め掛けた捜査員は、一斉に建物内に突入した。約2時間かけて参加者に事情聴取や車内確認を行い、一部の参加者を警察車両に乗せて湖西署に移送した。  貸別荘のホームページによると、利用目安は16~25人とされる。同署によると、参加費は1組1万円などと設定されていた。  捜査員が突入した際、参加者の多くはマスクなどを着けていなかったという。露出

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  • タブレットで気軽に相談 掛川市教委導入半年 児童生徒ケアに効果

     掛川市教育委員会が導入した児童生徒向け悩み相談システム「こころの相談ノート」が、運用開始から半年を迎えた。1人1台配布のタブレット端末で相談を受け付けるアイデアは子どもたちの問題行動の減少につながり、全国の自治体から問い合わせが相次ぐ。三島市教委が類似の仕組みを導入するなど、学習用タブレットを学び以外に活用する動きが広がっている。  学習用端末を使い悪口を書き込むといったいじめが全国的に相次いで確認されたことを受け、前向きな活用法の検討からシステム開発に取り組んだ。いじめや勉強、家庭などの悩みを周囲の目を気にせずに相談できる仕組みで、2021年12月から22年5月末までに453件が寄せられた

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  • 連合会長「判断受け止める」 立民静岡県連の実質自主投票決定に

     連合の芳野友子会長は12日、今夏の参院選静岡選挙区(改選数2)について、立憲民主党が連合推薦の無所属現職山崎真之輔氏(40)=国民推薦=の推薦を見送り、党県連が実質的な自主投票を決めたことについて「政党の判断は受け止める」と述べた。連合静岡が同日、静岡市駿河区で開いたフォーラムに出席し、終了後に記者団の取材に応じた。  昨年の参院静岡選挙区補欠選挙で当選後に女性問題が発覚した山崎氏について、連合が引き続き推薦したことは「本人が猛省した上で、地域の考え方を本部として尊重した」と説明した。山崎氏には「一生懸命地域を歩き、名前を書いてもらえるよう努力を」と注文した。  連合が岸田政権との連携を強め

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  • ウクライナからの避難者 静岡市で交流会、つながりに感謝

     ロシアによる侵攻でウクライナから県内に避難する約20人が12日、静岡市内で交流した。情報や連絡先を交換して励まし合うとともに、一日も早い母国の平和や家族との再会を願った。  県内の避難者を支援する団体「ウクライナ希望のつばさSHIZUOKA」が初めて企画した。避難者同士がつながりを持つことで不安や悩み、孤立感を少しでも和らげる狙い。県内在住の出身者が寄り添った。  静岡市や浜松市、御殿場市などへの避難者が参加した。郷土料理のボルシチを味わった後、思い思いに会話したりビンゴゲームなどを楽しんだりした。リビウから浜松市に避難してきた大学生シャルコ・ソフィアさん(18)は「家族と離れているのでつら

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  • 乱交パーティー開催容疑 自称自衛官の男ら逮捕 湖西署など

     湖西署と静岡県警生活保安課、サイバー犯罪対策課などは12日、湖西市内にある浜名湖畔の貸別荘で乱交パーティーを開いたとして、公然わいせつほう助の疑いで千葉県習志野市藤崎7丁目、自称自衛官の男(54)と、いずれも自称の同県船橋市前原東1丁目、看護師の女(51)の両容疑者を逮捕した。同署によると、パーティーには県内外から男女のカップルら約120人が参加していたという。  2人の逮捕容疑は湖西市内の貸別荘を借りて11、12の両日、乱交パーティーを主催するなどして、他人のわいせつな行為を手助けした疑い。同署などによると、男はLINE(ライン)を利用して参加者を募っていたとみられる。  同署などは12

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  • ジャンポケ斉藤慎二さん、いじめられた側「一生忘れない」 静岡市の常葉大橘中・高で講演、壮絶な体験語る

     静岡市葵区の常葉大橘中・高は10日、お笑いトリオ「ジャングルポケット」のメンバー斉藤慎二さんの講演会「君を支える勇気の言葉」を同校で開いた。小中学校時代にいじめを受けた経験のある斉藤さんが、一人で悩まず誰かに頼る勇気の大切さを訴え、オンラインを含めて全校生徒約1400人が耳を傾けた。  斉藤さんは小中学校時代に受けた壮絶ないじめや、いじめ体験の公表への葛藤などを語り「いじめられた側は一生忘れない。誰かを傷つけていないか、自分の行動を思い返してほしい」と呼び掛けた。  生徒らは「新しい環境になじむためにどうしたらよいか」「気持ちが落ち込んだ時どのように切り替えるのか」などと質問した。高校3年生

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  • 参院選「自主支援」決定 立憲民主党静岡県連 渡辺代表は山崎氏

     立憲民主党静岡県連は12日、常任幹事会を静岡市で開き、22日公示が想定される参院選の静岡選挙区(改選数2)の対応について、支援する候補者を自主的に判断する「自主支援」とすることを決めた。実質的な自主投票。渡辺周県連代表は会合後の記者会見で、「考え方が(候補者の中で)一番近い」として無所属の現職山崎真之輔氏(40)=国民推薦=の支援を期待するとした。  立民県連は2月の幹事会で、女性問題などを受けて山崎氏を推薦しないことを決定。独自候補擁立を検討したが、党本部が5月、擁立を見送る方針を県連に伝えていた。  渡辺県連代表は「(山崎氏推薦見送りの判断は)全く消えていない」と強調した上で、「だれが当

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  • 不要衣料品持参 SDGsなお買い物を 御殿場アウトレット企画

     御殿場プレミアム・アウトレット(PO)は10日、不要になった衣料品の回収を始めた。6月の環境月間に合わせた試みで、19日まで。回収品はリユースやリサイクルする。飲食店のフードロスを減らす企画も実施中。夏のセールも始まり、担当者は「環境にも財布にも優しいサステナブルなショッピングを」と話す。  衣料品回収は全国のPO共通の取り組み。テナント店舗はアパレルが多い(御殿場POは6割以上)ことを踏まえて昨年始めた。衣料品を3点以上持ち込んだグループに各日先着でステンレスボトルをプレゼントする。施設以外で購入した品も受け取る。  フードロス削減はSDGs未来都市に指定された御殿場市との連携事業。30日

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  • 浜松市ごみ袋「1リットル1円」 可燃、不燃向け有料化素案

     浜松市は家庭ごみ有料化の議論を深めるため、指定ごみ袋の価格を1リットル1円とする素案をまとめ、7月以降にあらためて市民向け説明会や意見募集を実施する方針を固めた。現在1枚10円程度で販売されている45リットルのごみ袋は、素案通りなら45円に値上げされることになる。有料化には市議会の中でも異論が多く、市は慎重に検討を進める方針。11日までの関係者の取材で分かった。  検討中の素案は、可燃ごみと不燃ごみの袋価格に処理手数料を上乗せする形で有料化する内容。3歳未満の乳幼児や紙おむつ、人工肛門、人工ぼうこうを使う人などがいる家庭には減免措置を講じる。指定袋は環境負荷の小さい素材で製造する。資源ごみは

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  • 復興途上、漁業者の思い 魚価回復も逆戻り懸念【処理水の行方 福島第一原発の今㊦】

     東京電力福島第1原発の北約5キロにある福島県浪江町の請戸漁港。早朝に帰港した漁船から、50センチを超える大物のヒラメが続々と水揚げされた。「常磐もの」と呼ばれ、東日本大震災前は東京・築地市場などでも高値が付いていた福島産の魚。競りが始まると、品定めする仲買人で活気に満ちた。  同町では2017年3月、沿岸部など一部の避難指示が解除された。津波で全壊した同漁港は20年4月に再建し、念願だった競りが9年ぶりに復活した。  「福島の魚は放射性物質検査などで少しずつ風評被害を払しょくし、やっとヒラメの単価が全国平均を超えるまで回復した。また風評被害で逆戻りするのは困る」。千葉県などで5年間の避難生活

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  • 海洋放出計画 タンク林立「満杯」迫る【処理水の行方 福島第一原発の今㊤】

     視察用のバスで東京電力福島第1原発の構内に入ると、高さ約10メートルという円筒形の処理水タンクがびっしり林立する光景に威圧された。「今造っている23基が最後。これ以上増やす予定はありません」。敷地南端部のタンクエリアで東電の担当者は強調した。  2011年3月の東日本大震災と津波に伴う原発事故後に増設し続けた1061基のタンクにたまった処理水は約130万トン。既に容量の95%を占め、23年夏か秋に満杯となる見込みだ。今後、原子炉で溶け落ちた核燃料(デブリ)を取り出す廃炉作業のため用地確保が急務で「敷地不足はもう限界」と担当者は話す。  処理水とはデブリを冷却した水や原子炉建屋に入り込んだ地下

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  • 明治、大正の輸出茶ラベル紹介 浜松・平野美術館、8月まで

     輸出用の茶の荷箱に貼られたラベル「蘭字」を紹介する特別展「蘭字-横浜開港と近代日本の輸出ラベル」(平野美術館、静岡新聞社・静岡放送主催)が11日、浜松市中区の同館で始まった。8月14日まで。  明治、大正時代の色彩豊かな蘭字など約110点を展示した。輸出先の流行や好みに合わせ、大仏や鶴などの図柄に、輸出会社名や等級が多様なフォントで描かれている。  静岡市や菊川市の輸出会社が制作した蘭字も並ぶ。茶の生産工程や出荷の様子を描いた「皇国製茶図会」、茶の輸出拠点だった横浜港を表現する「横浜絵」も来場者の目を引いている。平出実乃里学芸員(27)は「昔のデザインだが、今に通じるものもある。自由な感性で

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  • 自民、公明 醜聞影響懸念 問われる結束【臨む 各党の思惑㊤】

     10日午後、静岡県庁内に構える県議会の会議室に、自民党県連三役と衆院静岡5区支部の県議らが緊急招集した。18歳の女性に飲酒させたなどと週刊誌に報じられた吉川赳衆院議員(比例東海)の対応を協議するためだ。「静岡だけじゃなく、全国にも波及しかねない」。目前に迫った参院選への影響を懸念する声が上がり、重苦しい雰囲気に包まれた。  県連は党公認立候補予定者の若林洋平氏(50)と吉川氏が並ぶポスターの撤去を決め、対応に追われた。ただ、「本人と連絡が取れない」(県連幹部)と事実関係の把握さえままならず、打つ手は限られた。同日夜、吉川氏は離党に追い込まれた。  昨年10月の参院選静岡選挙区補欠選挙で敗れ、

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  • 怒りと失望 長年の支援者も突き放す 自民離党の吉川赳氏沈黙

     18歳の女性に飲酒させたなどと週刊誌に報じられた問題で自民党を離党した吉川赳衆院議員(比例東海)を巡り11日、党県連や地元の衆院静岡5区支部関係者、党員に怒りと失望が広がった。沈黙する吉川氏に対して事実関係の説明を求める声はやまず、長年の支援者でさえ「議員辞職すべきだ」と突き放した。参院選に与えるダメージを抑えるため、吉川氏が写るポスターの撤去も進んだ。  離党から一夜明けた同日午前。富士市にある吉川氏の事務所はシャッターが閉まり、静まりかえっていた。吉川氏や党の名前が書かれた看板なども見当たらなかった。  吉川氏は9日の衆院本会議を最後に公の場に姿を見せていない。県連の城内実会長(衆院静岡

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  • 鉄道高架事業 ドローンで進ちょく撮影 沼津市と県、発信強化へ

     JR沼津駅付近の鉄道高架事業を進めている沼津市と県は、事業に関する情報発信の強化に乗り出した。1月に着工した事業の前提となる新貨物ターミナルの進み具合を伝えようと、上空から現場の様子をドローンで撮影。市は近く、ホームページでの公開を始める。  ターミナルの基盤整備に向けた敷地造成と調整池築造の両工事の現状を示し、今後も多額の費用と時間を要する事業への市民の理解を深めるのが狙い。工事開始前と最新の現場を掲載し、予定通りに進んでいることを強調する。  静岡新聞社は10日、実際に確認しようと、市に報告した上で本社ドローンによる撮影を行った。敷地造成(約1・3ヘクタール)と調整池築造(約1・4ヘクタ

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  • ボクシング杉山3兄弟 全国V目指し地区予選挑む 静岡市長激励

     ボクシング競技に励む静岡市駿河区の杉山律希さん(愛知県・菊華高1年)、辰希さん(市立中島中3年)、烈希さん(同2年)が今夏、全国優勝を目指してそれぞれ地区予選に挑む。3兄弟が練習拠点にする駿河区のSFKボクシングジムに10日、田辺信宏市長が激励に訪れた。  自宅から通学する律希さんは7月上旬、国体愛知県予選のライト級に出場する。48キロ級の辰希さんと39キロ級の烈希さんは6月下旬、全日本王座決定戦の東海大会に挑む。「3兄弟そろって全国優勝」と意気込み、大会への調整を重ねている。  田辺市長は「高い目標を持ち、静岡の代表として頑張って」と声を掛けた。胴体にサンドバッグを着けてリング入りし、3兄

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