テーマ : 医療・健康

高齢者のがん医療説明 長泉、5年ぶり対面「会議」

 静岡県立静岡がんセンターなどは2日、「静岡がん会議」を長泉町の同センター研究所で開いた。国内のがん患者増加や高齢化を踏まえ、「超高齢社会に備えて~高齢者がん医療とケア・地域のあり方」をテーマに10人が講演した。5年ぶりに対面で実施し、モンゴルや中国からも医療関係者計11人が来日した。

高齢者にも安全ながん外科治療について解説する寺島雅典副院長=長泉町の県立静岡がんセンター
高齢者にも安全ながん外科治療について解説する寺島雅典副院長=長泉町の県立静岡がんセンター

 同センター胃外科の寺島雅典副院長は、併存疾病や服薬、臓器機能低下などに対し高齢者の特徴を踏まえた治療が必要と説明。呼吸器内科の内藤立暁内科医長は、がんになっても要介護にならないために、栄養と運動を維持し、運動や楽しみを持つべきと指摘した。
 このほか、厚生労働省がん・疾病対策課の担当者は認知症や介護の予防、医療と介護の連携が重要とし、埼玉医科大国際医療センター乳腺腫瘍科の石黒洋教授は「高齢者がん診療ガイドライン」について説明した。

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