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防災功労 総理大臣表彰 静岡大・小山教授らたたえる

 本年の防災功労者内閣総理大臣表彰の表彰式が15日、首相官邸で開かれた。岸田文雄首相が静岡大の小山真人教授や磐田市消防団、島田市消防団など全国11個人・37団体の功績に謝辞を述べ、「それぞれの分野で活躍し、災害に強い国づくりに尽力してほしい」と呼びかけた。

静岡大 小山真人教授
静岡大 小山真人教授

 小山教授は1980年ごろから静岡県と周辺地域の大地の成り立ち、地震・火山噴火の歴史、発生機構を研究。成果を基に富士山火山防災対策協議会や火山噴火予知連絡会の場で防災対策の導入に力を注いだ。伊豆半島の世界ジオパーク認定への貢献、本紙への100回以上のコラム寄稿などを通じた地震・火山災害の普及啓発活動も評価された。
 小山教授は式典後の取材に「とにかく光栄。防災は自分の中でもかなり時間を使い、心を砕いてきた分野なので、感慨深いものがある」と喜びを語った。
 磐田市消防団と島田市消防団は、昨年の台風15号の際の防災活動が評価された。磐田市消防団は延べ653人、島田市消防団は延べ772人が出動し、土のう積みや河川の警戒巡視、住民の避難誘導などに当たった。ともに「人命の安全確保と被害軽減に多大な貢献をした」と紹介された。
 (東京支社・関本豪)

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