磐田市の記事一覧
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絶滅危惧種「ベッコウトンボ」羽化確認 磐田・桶ケ谷沼
磐田市岩井の桶ケ谷沼で18日までに、環境省の絶滅危惧種に指定されている希少種「ベッコウトンボ」の今季初となる羽化が確認された。 市環境課によると17日午前10時ごろ、地元住民などでつくる保護団体「桶ケ谷沼自然環境保全地域管理運営委員会」が保全活動に取り組んでいる沼の南部で、磐田市の高齢男性が見つけた。3月中の確認は11年連続。地球温暖化などの影響で、羽化が年々早まる傾向にあるという。羽化は4月下旬まで続く見込み。 ベッコウトンボの生息地は国内数カ所で、同市は日本最東端。桶ケ谷沼では、県内で確認されているトンボの種類の3分の2、国内の3分の1に当たる71種が生息している。
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公園トイレの窓ガラス16枚割られる 磐田市が被害届提出
17日午後5時半ごろ、磐田市富士見町の富士見公園で、男女共用トイレの窓ガラス計16枚が割られているのを市民が発見し、磐田署に通報した。市は18日、同署に被害届を出した。 市都市整備課によると、窓ガラスは床面から約1・7メートルの高さにあり、割れた破片が床に散らばっていた。15日の時点では公園の清掃員が異常がないことを確認していたという。
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多重国籍の10代と違約金契約交わす 掛川の会社 書類送検 労基法違反容疑
日本とフィリピンの多重国籍者と違約金を定めた労働契約を交わして雇い、渡航費などの名目で貸し付けた前借金を賃金と相殺したとして、掛川署などは18日、労働基準法違反の疑いで掛川市満水の人材派遣会社「Live」と同社役員の男ら4人を静岡地検浜松支部に書類送致した。 書類送検されたのは掛川市の会社役員の男(75)、磐田市の無職の男(68)、焼津市の会社員の女(49)、藤枝市の会社員の男(54)。書類送検容疑は、4人が同社の従業員だった2022年9月8日、焼津市内の同社事務所で日本とフィリピンの国籍を持つ10代女性と、労働契約の不履行に対する違約金を10万円と定める契約を交わし、さらに同11月から2
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磐田の男性、ロマンス詐欺被害 投資名目12万円、SNSで「将来は2人で暮らしたい」
磐田市内の20代男性会社員が16日、SNSで知り合った中国人を名乗る女に投資名目で12万円をだまし取られたと磐田署に届けた。同署は外国人と称し恋愛感情を抱かせて金銭をだまし取る「国際ロマンス詐欺」事件として調べている。 同署によると、男性は今月上旬、中国人を名乗る女からSNSで「将来は2人で暮らしたい」「私たちの将来のために投資をしよう」などとのメッセージを受け取り、今月中旬までに2回にわたって指定された口座に計12万円を送金した。追加で100万円の送金を求められたことで不審に思い、インターネットで調べて詐欺の手口と気づいた。
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伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は準々決勝敗退 卓球・シンガポール・スマッシュ
卓球の世界ツアー、シンガポール・スマッシュが15日、シンガポールで行われ、女子シングルス準々決勝で伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は王曼昱(中国)に2-4で逆転負けした。 (共同)
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遠隔手話通訳で聴覚障害者支援 磐田で連絡会 災害時避難所での活用も
静岡県西部健康福祉センターは16日、手話通訳者連絡会を磐田市見付の県中遠総合庁舎で開いた。県西部の通訳者約30人が参加し、「遠隔手話通訳システム」などの映像通訳への理解を深めた。 同システムは、コロナ禍で通訳者の同行が困難になった聴覚障害者のコミュニケーション支援として県が導入した。スマートフォンなどを使ってオンラインで手話通訳を提供する。災害時の避難所などでの活用も想定している。 連絡会では県の担当者が、システムに不慣れな聴覚障害者がいるため、通訳者側が操作の説明や通信量の節約などの配慮をする必要があるとした。参加者は実際にシステムに接続する体験に取り組んだ。スマホなどの内蔵カメラでビ
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浜松・三ケ日青年の家 体育館の床改修完了祝う
浜松市浜名区三ケ日町の静岡県立三ケ日青年の家は16日、体育館の床の改修工事が終了したことを祝うリニューアルセレモニーを同施設で開いた。 同施設によると、体育館は築33年で広さ約500平方メートル。工事は1月から約2カ月かけて行われ、床が木製から競技用の塩ビシートに替わった。御園崇所長は「体育館が明るくなったと感じる。多くの人に活動していただくことを楽しみにしている」と話した。 施設では、同日から磐田市のバレーボールチーム「磐田向陽スポーツ少年団」が合宿している。セレモニー後には、同チームを含む県内4チームによる記念試合も行われた。子どもたちは新しい床の上で、のびのびとプレーした。
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知事の県外災害対応 18日に決議案提出 静岡県議会議運
静岡県議会議会運営委員会は15日、18日の2月定例会最終本会議に、県外の災害発生時の対応についても川勝平太知事に責任ある行動などを求める決議案を提出することを決めた。 決議案は、能登半島地震の中部9県1市の連絡会議に知事が欠席した対応などを受けて、8日に総務委員会で可決された決議と同じ内容。全67議員が提案者に名を連ねる。 このほか、育児や介護など議員個人の事情などをオンライン委員会の開催要件に加えるなど、書面を前提とした手続きのオンライン化を可能とする県議会会議規則と委員会条例の改正案を追加提出する。議会手続きのオンライン化を盛り込んだ地方自治法改正を踏まえて標準都道府県議会会議規則と
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磐田市人事異動 危機管理監に市川氏 部長級9人の大幅異動
磐田市は15日、4月1日付の人事異動を内示した。市消防本部を除いた異動規模は前年より73人多い452人。組織体制の見直しに伴い大規模になった。 部長級も9人の大幅な異動となり、女性は2人から4人と倍増した。2年連続の台風被害を踏まえ、災害対応の事務方トップを担う危機管理監には、幅広い分野の経験が豊富な市川暁総務部長を充てる。災害に限らず市の危機全般に対応するポストとして、防災戦略監を危機戦略監に改称する。 【部長級】危機管理監(総務部長)市川暁▽危機戦略監(防災戦略監)山下愛仁▽総務部長(教育部長)薗田欣也▽財務担当部長(税務担当部長)仲村美帆子▽健康福祉部長兼福祉事務所長(こども部参与
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季節の草花 会場彩る 17日まで写真展 磐田市
磐田市の写真愛好家グループ「花とんぼ」(鈴木孝治代表)の作品展が17日まで、同市見付の市立中央図書館で開かれている。会員5人が県内外の草花を中心に、季節の移ろいを感じさせる26点を出品した。 木漏れ日に照らされたエビネや、小さくも凜(りん)と咲くカタクリなど、自然に生息する多彩な花や木を捉えた作品を展示。ハナモモやサクラといった春の気配が感じられる風景写真など、色鮮やかに写した作品も会場を彩る。同グループは月1回、同市の見付交流センターで作品互評会を開き、感性と技術向上に努めている。
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卒業式 新たな一歩 「耕土耕心」胸に108人巣立つ 農林環境専門職大、短期大学部
静岡県立農林環境専門職大と、同大短期大学部は15日、2020年度に入学し、同大初の卒業生となる1期生と、短期大学部3期生の卒業式・学位記授与式を磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで行った。計108人が農林業を担う人材として、新たな一歩を踏み出した。 鈴木滋彦学長が、同大と短期大学部の代表学生にそれぞれ学位記を手渡し「農学を学ぶことは人間の生きる本質を学ぶこと。みなさんにはグローバルな視点を持ち、豊かな感性と人間性を持って今後の人生を歩んでほしい」と呼びかけた。 卒業生代表として答辞を述べた熊崎ひかりさんは「新型コロナ禍により大学生活最後の年に、初めて大学祭を開催できた。地域の方々に、これまで
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浄水発生土 園芸用土へ 加工や販売の仕組み構築 静岡県企業局、業者と契約
静岡県企業局は2024年度、工業用水の浄水工程で出る「浄水発生土」を有効活用する取り組みに着手する。現在は大半を産業廃棄物として処分しているが、民間企業の協力を得て園芸用土に加工、販売する仕組みを構築する。年間約1億5千万円の処分費をゼロにすることを目指す。 有効活用するのは厚原浄水場(富士市)の浄水発生土。公募型プロポーザル方式でこのほど、大阪市の造園業者と契約した。浄水場内に新たに発生土の加工装置を設置し、運転や維持管理、販売までを一貫して手がける。今年10月の稼働を目指す。 「浄水発生土の処分費用が経営を圧迫し、長年の懸案だった」。企業局水道企画課の担当者はこう指摘する。 厚原
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子どもや育児世代向けイベントに意欲 磐田市地域おこし協力隊員 山本さんが活動報告
磐田市の地域おこし協力隊員を務める山本真由美さん(45)=浜松市出身=の2023年度活動報告会が13日、市役所で開かれた。山本さんは豊岡地区の農林業や環境教育などに携わった活動を紹介し、自然に親しめるイベントなど子どもや子育て世代に向けた取り組みに意欲を示した。 山本さんは昨年5月に同市初の隊員となった。23年度は野菜栽培に挑戦したり、地元財産区の森林管理に参加したりしたほか、今後の活動のための環境学習などに取り組んだ。24年度は子どもが自然観察を楽しめるイベント、子育てサロンなどの開催を計画している。将来的には農業体験農園の運営なども検討しているという。 山本さんは「地元の人にとって何
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SSUボニータ 17日ホーム開幕戦 磐田市長に意気込み
磐田市を拠点に活動するサッカー女子なでしこリーグ1部静岡SSUボニータのホーム開幕戦を週末に控えた14日、選手・監督らが市役所に草地博昭市長を訪ね、新シーズンへの意気込みを語った。 ボニータは17日にヤマハスタジアム(同市新貝)で行われる開幕戦で、昨季覇者のオルカ鴨川を迎え撃つ。 ウズベキスタン女子代表の監督を2年間務め、3季ぶりに同チームに復帰した本田美登里監督は「ヤマハスタジアムで試合をするのは初めてなので楽しみ」と語り、「勝つことも大事だが、将来的にこのチームが文化として地域に根ざしていくように盛り上げていく」と表情を引き締めた。 レギュラー争いに絡むGK安間帆乃香選手(同市出身)は「
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川勝知事「磐田は浜松より文化高い」「藤枝東はボール蹴ることが一番重要」 会見で釈明、撤回せず
川勝平太知事は13日、磐田市を拠点に活動するサッカー女子なでしこリーグ1部の静岡SSUボニータによる表敬訪問で「磐田っていう所は文化が高い。浜松よりもともと高かった」と述べた。その後の定例記者会見で発言の真意を問われ、「他意はない。歴史的な事実を言っただけ」と釈明し、浜松市民も同様の認識を持っていると主張した。 県庁で監督や選手と懇談する中で発言した。知事は会見で、奈良時代に遠江国分寺が建立されたことを挙げ、「かつては磐田が遠州の中心地の一つだった」と説明した。浜松を引き合いに出した理由については「徳川家康が引間城に移ってから発展していった。浜松の人たちは知っている」と述べ、発言に問題はな
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⚽SSUボニータ 6位以上目標 サッカーなでしこ1部 17日初戦 本田新体制「中長期的視点で」
サッカー女子プレナスなでしこリーグ1部は16日に開幕する。1部2年目の静岡SSUボニータは17日、ホーム・ヤマハスタジアムでの開幕戦で昨季覇者のオルカ鴨川と対戦する。12チームが総当たりの2回戦で争う。 指揮官にはウズベキスタン女子代表を率いた本田監督が復帰した。開幕まで10日足らずでの就任となったものの「時間はないが、目先の勝ち負けよりも1~2年かけてサッカーの基本や戦術を伝えたい」と中長期的な視点でチームづくりに取り組む考えだ。 ボール保持を継続しながら「(得点が生まれやすい)バイタルエリアでの崩しを教えたい」と強調。「負けないサッカーをしながら攻撃的な部分を練習でやっていく」と話す
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水球日本代表「大学でも」 U―17アジア選手権V貢献 大神さん(掛川西高)に卒業証書
水球のU-17(17歳以下)アジアエージグループ選手権がこのほど、フィリピンで開かれ、日本代表が優勝した。県勢として唯一選出されていた掛川西高の大神幸真さん(17)=磐田市立野=は13日、同校を訪れ、卒業証書を受け取るとともに、喜びと今後の目標を語った。 決勝では体格で勝るイランを相手にカウンター攻撃を効果的に仕掛け、接戦を制した。ゴールキーパーの大神さんは「プレーだけでなく、声かけも意識してチームの精神的支えにもなれた」と振り返った。大会で卒業式に出られなかった大神さんは校長室で、広住諭校長から卒業証書を受け取った。広住校長は「今後、これまで見たことがない世界やもの、人に出会うと思う。チ
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釣り場ガイド(3月14日)静岡県東部/中部/西部
東部 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りやカゴ釣りでアジやサバ、穴釣りではカサゴが釣れた。まだ海水温が低く魚も少ないため、ターゲットを絞って短時間で狙わないと釣果は出にくい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 悪天候のため出船できず、釣果なし。今後も旬の根付きマアジを中心に出船予定。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 10日の三保沖船釣りは五目釣りで、1~3.2キロのマダイが0~3匹で船中4匹、イナダ(ブリの若魚)が0~2匹で船中3匹。他にウスバハギなど。 ▽由比漁港 海桜丸・電090(1560)0465
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児童ソフトテニス 全国大会活躍誓う 浜松の4人、教育長訪問
千葉県で29~31日に行われる「全国小学生ソフトテニス大会」に出場する浜松市の児童4人が12日、中央区の市教育委員会で宮崎正教育長に大会への意気込みを語った。 県大会でベスト4以上になり、全国への切符をつかんだ。4人とも阿多古ソフトテニスクラブ(天竜区)に所属し、ダブルスで出場する。男子5年生の部で、磐田市に住む児童とペアを組む北浜北小5年鈴木愛矢君=浜名区=は県大会でも優勝し「全国ではベスト8を目指す」と意気込んだ。 男子4年生以下の部の中瀬小3年太田悠斗君=同区=、太田君とペアの豊岡小3年馬渕暖大君=中央区=、別の市の児童と女子4年生以下の部に出場する二俣小4年日下部紅蘭さん=天竜区
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磐田の魅力捉えた写真 浅井さんと上平さん最高賞 コンテスト表彰
磐田市は12日、文化や風景、スポーツなど市内の魅力を捉えた写真をインスタグラムで募ったフォトコンテストの表彰式を市役所で開いた。「#磐田っていいな」部門は同市天龍の会社員浅井貴章さん(29)、「#わたしのスポーツ」部門は同市見付の会社員上平章雄さん(35)がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。 浅井さんは昨年10月の府八幡宮例大祭で、山車の明かりが夜のジュビロードを照らした様子を写した。上平さんはスポーツイベントの参加者が笑顔で交流している一幕を捉えた。コンテストには計639点が寄せられ、ウェブ上での一般投票や草地博昭市長らによる最終選考で入賞9点、入選13点を選んだ。 表彰式では、入賞者に
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漏水リスク、AIで解析 衛星データ活用 磐田市が運用開始
磐田市の草地博昭市長は12日の定例記者会見で、人工衛星で観測したデータを人工知能(AI)で解析し、水道管の漏水リスクを評価する新技術の活用を始めたと発表した。デジタル技術で漏水リスクの高い箇所を把握し、優先して調査することで、人手による作業量を減らす。草地市長は「調査にかかる時間の短縮とコストの削減を図りたい」と説明した。 都内ベンチャー企業に委託し、複数の地球観測衛星から地表の温度や水分量、路面の陥没・隆起など水道管に負荷をかける環境要因データを集めて市内の水道管路データと組み合わせ、AIが100メートル四方の単位で漏水リスクを5段階で評価する。初めて実施した評価では、総延長約1400キ
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磐田市のレモン産地化 安定した販路確保が鍵【西部/記者コラム 風紋】
磐田市は2024年度、JA遠州中央と連携し、レモンの産地化に乗り出す。主に茶生産者の新たな収入源として複合経営化を促す。高齢化や後継者不足などの課題が多い中、生産者の所得向上につなげ、地域農業の魅力を高める一手としたい。 市は24年度一般会計当初予算案に、レモン栽培を支援する補助事業費1千万円を計上した。定植に向けた農園の整地・土地改良費に加え、本格的な収穫が始められるまでの未収益期間の負担を減らすため、農薬・肥料散布などの管理費も補助対象にした。産地化は茶生産が盛んな磐田原台地を中心に進める。 茶業を取り巻く環境は厳しさを増している。茶価の低迷だけでなく、農薬や肥料など農業資材の価格高
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⚽SSUボニータ 17日開幕戦、入場1000人目標 応援呼びかけ サッカー女子なでしこリーグ1部
サッカー女子なでしこリーグ1部の静岡SSUボニータは11日夜、新シーズンに向けたキックオフカンファレンス(決起集会)を磐田市大原の静岡産業大磐田キャンパスで開いた。17日に同市のヤマハスタジアムで開かれる開幕戦で過去最多となる入場者1000人以上を目指すとし、スポンサー企業関係者ら約60人に応援を呼びかけた。 本田美登里新監督(59)は「試合に勝つことも大事だが、見ている人がわくわくするチームをつくっていく」と意欲を示した。主将の塩沢優選手(28)は「もっと多くの人に観戦してもらえるよう、良い試合を見せたい」、副主将の日野李保選手(27)は「磐田のまちを盛り上げられるよう頑張りたい」とそれ
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320万円分暗号資産 磐田男性詐取被害
磐田市の50代の会社員男性が12日、投資名目で320万円分の暗号資産をだまし取られたと磐田署に届けた。同署は投資詐欺事件として調べている。 同署によると、男性は1月下旬、SNS(交流サイト)で知り合った女からメッセージで暗号資産での投資を持ちかけられ、2月下旬までに計4回にわたって320万円分を送金した。送金先として架空の海外投資銀行の口座を開設されられたという。男性は口座から投資利益を引き出そうとしたところ、追加の送金を求められ、詐欺だと気付いた。
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敷地川治水対策へ 国交省に支援要望 静岡県、磐田、袋井両市
静岡県と磐田市、袋井市は11日、2年連続で堤防が決壊した敷地川の治水対策について、国の重点的な予算措置を求める要望書を国土交通省に提出した。磐田の草地博昭、袋井の大場規之両市長らが小鑓隆史政務官と面会し、復旧状況や支援の必要性を説明した。 両市を流れる敷地川は2022年9月の台風15号、23年6月の台風2号で磐田市内の同一箇所が決壊し、周辺に浸水被害をもたらした。県が復旧工事を進めているが、今回被害があった場所以外にも、川幅が狭く氾濫の危険性が高い箇所が存在している。河道掘削や橋の架け替えなど敷地川全体の河川改修を迅速に進めるため、国に補助を要請した。 草地、大場両市長は「3度目(の決壊
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「優良田園住宅」導入 磐田市が4月から 立地要件を拡大
磐田市は4月から、市街化調整区域の住宅立地要件を拡大する国の「優良田園住宅制度」を導入する。県西部では初。農村地域への人口流入を促し、コミュニティーの活力維持につなげる。 調整区域での住宅建築は現在、農家やその分家、既存宅地などに制限されている。人口減少が進み、地域活力の低下が懸念される中、UIJターンの受け皿を広げ、自然環境の豊かな地域でゆとりのある生活を望む需要を取り込むことで、農村地域の活性化を図る。 同制度では、敷地面積300平方メートル以上、建ぺい率30%以下などの要件を満たせば、市が一戸建ての専用住宅の建築を許可する。対象は岩田、大藤、向笠、田原、南御厨、長野、豊浜、富岡、豊
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運営法人に浜松児童福祉園 26年開園のこども園 磐田
磐田市は12日、同市加茂の豊田北部幼稚園と豊田北保育園を統合して民営化する新しい認定こども園の運営法人について、社会福祉法人浜松児童福祉園(浜松市中央区)に決まったと発表した。 新こども園は0~5歳児を受け入れ、定員は計150人になる予定。新園舎は豊田北部幼稚園に隣接する旧豊田北部小の敷地の一部に建設し、完成後に同幼稚園を解体して園庭と駐車場を整備する。2024年度に設計、25年度に建設を行い、26年4月の開園を予定している。 磐田市幼稚園保育園課によると、浜松児童福祉園は浜松、磐田両市で認可保育所6園を運営している。豊田北保育園の跡地活用は24、25年度に検討する。
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浜松市中央区の内山さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の3月大会が10日、浜松市浜名区の浜北文化センターで開かれた。91人が参加し、最強のSクラスは内山透さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①内山透(中央区)②中川丈太郎(浜名区)③北川晴雄(静岡市清水区)④宇藤敬行(磐田市)⑤天野聡(静岡市駿河区)▽A ①佐藤登(中央区)②宮城島捷翔(浜名区)③安藤隼斗(焼津市)④岸智之(静岡市葵区)⑤菅沼優星(磐田市)▽B ①田中耕治(神奈川県)②泉龍一(中央区)③高栁正芳(浜名区)④北島耕太郎(中央区)⑤阿部久夫(磐田市)▽C ①斉藤正直(中央区)②武村岳史(浜名区)③高瀬冬馬(中央区)④鈴木与四郎(同)⑤庄司圭佑(静岡
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磐田の温浴施設、車突っ込む
10日午後10時25分ごろ、磐田市下万能の温浴施設で、同市の女性(84)が運転する軽乗用車が店舗入り口のガラス窓に突っ込んだ。磐田署によると、けが人はいなかった。女性はアクセルとブレーキを踏み間違えたとみられる。
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卓球・平野(沼津市出身)、早田に快勝
卓球のシンガポール・スマッシュは10日、シンガポールで行われ、女子シングルス1回戦で平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が早田ひな(日本生命)に3-0で快勝し、2回戦に進んだ。伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)も勝ち上がり、長崎美柚(木下グループ)は敗れた。 男子シングルスは張本智和(智和企画)が1回戦を突破した。
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特殊詐欺未然防止 コンビニ2店舗に感謝状 磐田署
ギフトカードを悪用した特殊詐欺事件を未然に防いだとして磐田署はこのほど、セブン-イレブン磐田森下店、ローソン磐田本郷店の2店舗と、対応に当たった各店員らに感謝状を贈呈した。 同署によると、セブン-イレブン磐田森下店に1月15日、ローソン磐田本郷店には同月31日にいずれも70代男性が来店し、アップルカード25万円分を購入しようとした。2事案とも男性は「パソコンがウイルスに感染した。修理費としてアップルカードが必要と言われた」などと話していたという。各店の店員らは購入経緯から詐欺を疑い、男性を説得した上で警察に通報し、被害を食い止めた。 同署で式典が行われ、田中尉公署長がセブン-イレブン磐田
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浜岡中野球部 全日本Vへ意欲 少年春季軟式大会に向け 御前崎市長に抱負
静岡県内で23日に開幕する第15回全日本少年春季軟式野球大会に出場する御前崎市の浜岡中野球部の生徒16人がこのほど、市役所を訪れ、柳沢重夫市長に健闘を誓った。 同部は昨年の県予選西部地区大会で優勝し、開催地代表として全国の出場権をつかんだ。チームの特徴は力強い打撃力と豊富な投手陣。2月に行われた県中学選抜野球大会「しんきんカップ」では、優勝した島田一・二に初戦で惜敗したが、全国舞台での躍進が期待される。 主将の河原崎敦也さん(14)は「開幕までにチーム課題を修正し、全国制覇を目指したい」と抱負を述べた。浜岡中は24日に磐田市の磐田城山球場で山梨県代表の富士学苑中と戦う。
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津波避難「要配慮者」対応に課題 到達時間に間に合わず/資機材不足 静岡県内各地で訓練
静岡県の津波対策推進旬間(2~11日)に合わせた津波避難訓練が10日、沿岸市町で行われた。12市町で約2万6千人が参加し、夜間の発災想定や避難所要時間の計測などの訓練を繰り広げた。津波到達時間までに避難が間に合わなかったり、高齢者が多い地域で要配慮者の避難に必要な資機材の不足が判明したりするなど、各地で課題が浮き彫りになった。 西伊豆町仁科の沢田地区。午前7時50分、地震発生と津波警報を知らせる同報無線が鳴り響いた。町は事前に詳細な訓練時間を告知せずに訓練を実施。約40人が放送や町からのメールを合図に地区内4カ所の津波避難タワーなどに向かった。津波到達予想時間は5分。近くのタワーに逃げた鈴
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農山村の魅力と課題探索 農林環境専門職大生が実地調査報告 磐田
静岡県立農林環境専門職大(磐田市富丘)は8日、農山村の魅力と課題を探索するフィールドワークの報告会を同大で開いた。浜松、磐田、掛川、森の4市町で活動した生産環境経営学部2年26人が4班に分かれ、地域振興などの現状を分析し、解決策を提言した。 磐田市岩田地区を調査した班は、耕作放棄地の再生・維持管理を行う「岩田故郷の会」の圃場(ほじょう)や地域イベントを見学したほか、大規模農家や新規就農者へのインタビューなどの情報を基に気付きを発表した。学生は「岩田故郷の会を中心に、地域のつながりが強い。地元の小学校では積極的に地産地消に取り組んでいる」と魅力を語った。一方で「農地はたくさんあるが、整備不良の
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台風2号の災害復旧に貢献 磐田市、静岡県内外の12企業・団体に感謝状
磐田市は、県内に甚大な被害をもたらした昨年6月の台風2号の災害復旧に貢献したとして、県内外の12企業・団体に感謝状を贈る。7日、市役所で式典が行われ、草地博昭市長が、出席した10企業・団体の関係者に感謝状を手渡した。 各企業・団体は、義援金寄付をはじめ、ボランティアの宿舎や消防車両の緊急待避場所として駐車場を無償提供するといった後方支援を行い、復旧作業を後押しした。また、公的支援制度の説明会を開催し、被災者の生活再建にも尽力した。 草地市長は支援に対する謝辞を述べた後「自治体、地域住民だけでは技術面や財政面、マンパワーでみて復旧復興は難しい。台風2号の教訓を生かして私たちも改善を重ね、皆
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人と建築テーマ 入選写真を表彰 静岡市で10日まで展示
静岡県建築士事務所協会(金丸智昭会長)は9日、「第25回『人と建築』フォトコンテスト」の表彰式を静岡市葵区の市役所市民ギャラリーで行った。県内外の建築と人の関わりをテーマにした241点から選ばれた入賞・入選の33点を表彰した。10日まで同ギャラリーで入賞・入選の作品展を開いている。 最優秀の金賞に輝いた作品「螺旋(らせん)怪獣」を撮った鳥居良崇さん(37)=磐田市=らに金丸会長が表彰状を手渡した。鳥居さんは浜松市中央区のクリエート浜松の中庭にある螺旋階段を撮影。日光で施設壁面に反射し、影まで二重に見える印象的な場面を写真に収めた。「人がなかなか通らない場所で苦労した。面白い形だと思って撮影
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【東日本大震災13年】道路寸断恐れ109市町村 原発30キロ圏、静岡県内9市町
建設中を含む国内19原発の30キロ圏にある自治体のうち18道府県計109市町村で、地震など災害時の緊急輸送道路が土砂崩れなどにより寸断される恐れがあることが8日、分かった。30キロ圏に含まれる21道府県計138市町村の79%に当たり、原発事故時の避難に支障が出る恐れがある。東京電力福島第1原発事故から13年。国土交通省が公開している地理情報データを基に、道路が土砂災害警戒区域を横断しているかどうかを共同通信が分析した。 静岡県内で寸断の恐れがあるのは、藤枝市、島田市、牧之原市、掛川市、菊川市、御前崎市、袋井市、磐田市、森町の9市町の高速道路や国道、県道など。1月の能登半島地震でも土砂災害が
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記者コラム「清流」 地産地消で応援
仕事からの帰り道、店で夕食を済ませるのが習慣だったが、最近は生活改善のため、自炊をするよう意識している。ただ、料理のレパートリーが乏しく、献立のマンネリ化が悩みだ。 磐田市産チンゲンサイを使ったスープなど地元食材を生かした新商品が、県西部のセブン-イレブンで発売された。早速、同市産パプリカのピクルスを購入。冷蔵庫の残り物で作ったしょうが焼きとの相性が抜群に良い。あと一品足りない時に便利なのはもちろん、鮮やかな見た目で食卓がぱっと明るくなった。 そして何より「地元産」との文字に、安心や信頼、親近感が湧いて手を伸ばした。農業を取り巻く環境は価格低迷や後継者不足のあおりなどを受けて厳しさを増し
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浜松新球場「ドーム型にすべき」「草薙球場と同等に」 委員間で意見隔たり
静岡県議会建設委員会は8日、浜松市の遠州灘海浜公園篠原地区に整備予定の新野球場を巡り、県西部の委員から意見や要望が相次いだ。「2万2千人の多目的ドーム型があるべき姿」「静岡市の草薙球場と同等のものを」といった声が交錯し、意見の隔たりが鮮明となった。県は3案を併記し、絞り込みを先送りする方針だが、合意形成は難航が必至だ。 ふじのくに県民クラブの田内浩之氏(湖西市)は浜松市や地元経済界の要望や、県有資産が県中部に偏っていることを挙げ、ドーム型を求めた。「多目的型であればいろいろな事業で活用でき、中長期的には税金投入が少なかったという結果になるのでは」とも述べた。ふじは7日の建設委でも「妥当な計
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柔道の橋本選手を応援する会浜松で発足 パリ五輪へ出身地有志
浜松市内の経済界や柔道界の有志らが中心となって同市出身で今夏のパリ五輪柔道男子73キロ級代表に内定している橋本壮市選手(32)=パーク24=を応援する会を発足した。多くの賛同者を募り、初の五輪舞台に立つ橋本選手を地元浜松から後押しする。 会長はソミック石川の石川雅洋会長、顧問はハマキョウレックスの大須賀正孝会長と県柔道協会西部支部の間宮幸男幹事長が務める。橋本選手を大勢の市民で応援し、悲願の金メダル獲得に向けて機運を高めようと5日に発起人会を開いて設立を決めた。発起人は石川会長や大須賀会長、間宮幹事長、橋本選手の母美喜恵さんを含めて14人が名を連ねる。 橋本選手は市立富塚小1年で柔道を始
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大災害、遺体安置の手順確認 4年ぶり設営訓練 磐田市と磐田署
磐田市と磐田署は8日、大規模災害を想定した遺体安置所設営訓練を同市南島の福田南島体育館で行った。新型コロナの影響で、実践的な設営訓練は市として4年ぶり。市職員や署員ら約50人が参加し、遺体の検視から身元確認、安置までの流れを確認した。 遺体に見立てた人形が安置所に運び込まれると、市職員や署員が連携して身体特徴や所持品などを記録し、検視や身元確認、遺族に引き渡すまでの手順を確かめた。対応した市職員は、葬祭業者を交えて遺体処置の細かな作法や遺族への対応の仕方に理解を深めた。 訓練後の講評で同署の梶田利充刑事課長は「今回の訓練は最後ではなく、災害に備えて訓練を重ねていく」と述べ、関係機関との連
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とろろ 地域の食ベ方網羅 マップ最新版で中山間地を追加 県立農林環境専門職大(磐田)研究室
静岡県立農林環境専門職大(磐田市)の前田節子教授の研究室は6日、県内各地のとろろ汁の食べ方を紹介する「ふじのくに『とろろ汁さがし』マップ」の最新版を同大でお披露目した。中山間地域の浜松市天竜区や川根本町、静岡市葵区梅ケ島の食べ方を追加した。同大のホームページでダウンロードできるほか、県内の一部飲食店で入手できる。 浜松市天竜区水窪町、同区佐久間町、同区龍山町、川根本町地名、同町千頭、静岡市葵区梅ケ島計6地域のとろろ汁の食べ方を加えた。 水窪町は天竜川に生息するアユのだしを使った食べ方を紹介。地元住民への聞き取りを通し、地域の食文化としてアユが定着した背景などをマップに盛り込んだ。前田教
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ランドセルカバー 新入学児童に贈る 安協磐田地区支部
静岡県交通安全協会磐田地区支部は6日、磐田市内の新入学児童に配布する反射材付きランドセルカバーの贈呈式を磐田署で開いた。4月に市内の小学校22校に入学する児童約1270人に届けられる。 新1年生を代表して豊岡北小に入学予定の高木十縁君(6)と野原碧さん(6)が出席し、松下直一支部長と田中尉公署長から、市イメージキャラ「しっぺい」のイラストが入ったカバーを受け取った。2人は「車に気をつけて学校に通います」「右左をちゃんと見ます」と誓った。 ランドセルカバーは事前に、同市見付の矢奈比売神社(見付天神)で交通安全祈願を受けた。
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選抜へ「8強以上」誓う テニス・三坂さん(磐田東高2)市長訪問
今春の全国選抜高校テニス大会男子個人戦(シングルス)に出場する磐田東高2年の三坂悠真さん(17)が7日、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、「ベスト8以上を狙う」と活躍を誓った。 昨年10月の県新人大会で優勝し、2年連続の出場を決めた。自身初の全国挑戦だった前回は、1年生ながら個人戦で16強入りを果たした。三坂さんは「自分らしく元気よくプレーしたい」と意気込みを語った。 草地市長は「高い目標を持って戦い、良い成績を残してほしい」と激励した。個人戦は今月22~26日に福岡県で開催される。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 2日はカサゴやタカベ、スズメダイ、ネンブツダイ、メジナ、ベラ。3日はタカベやメジナ、ネンブツダイ、カサゴ、スズメダイ、ベラが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 沼津・船 2月28日午前の沼津沖船釣りは5キロ超のニベ。0.8~1.5キロのマダイが3匹。他にマアジやカイワリ、アマダイ。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 2月28日の三保沖船釣りは1~1.5キロのイナダ(ブリの若魚)が3~14匹で船中66匹、マダイは船中2匹。5日は1キロのマダイが船中4匹。イナダが船中4匹。ワラサとクロダイがそれぞれ1
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静岡・亀沢さんら俳句最優秀賞 静産大コンテスト
静岡産業大日本語教育研究センターはこのほど、「第13回静岡産業大学俳句コンテスト」の入賞者を発表した。 一般と学生(高校生以上)の部に計1549人から3978点の応募があった。最優秀賞として有馬朗人記念賞(元文部大臣、元同大学事顧問記念賞)、大須賀賞(静岡新聞社・静岡放送社長賞)、堀川賞(同大学長賞)を設けた。 入賞者は次の通り。 【一般】有馬朗人記念賞 亀沢淑子(静岡市駿河区)▽大須賀賞 山口秀夫(焼津市)▽堀川賞 菅伸明(愛媛県新居浜市)▽優秀賞 安田功二(東京都北区)山本久喜(静岡市駿河区)▽佳作 黒飛義竹(広島市安佐北区)小川健治(静岡市駿河区)増田史世(袋井市)浅井勝子(磐田市)古
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磐田の若い力 指導者に 中学部活動の地域移行へ 企業経営者らのNPO講習会
磐田市内の若手企業経営者らでつくるNPO法人ミライサポートプロジェクトいわた(松野裕貴理事長)は、地域移行する中学部活動の指導者育成に乗り出した。心身の発達途上にある中学生に対する指導や接し方を学ぶ講習会を企画。地域の若い人材を掘り起こし、学校や地域クラブとのマッチングを目指す。 教員の働き方改革や少子化による部活数の減少を背景に、全国で中学部活動の外部指導者受け入れや地域クラブ化が進められているが、「地方都市ほど指導を担う人材確保が困難」(松野理事長)なのが現状。同NPOは民間でも指導者を育成・派遣し、中学生が希望する活動に取り組める環境づくりに貢献しようと立ち上がった。 2月に中泉
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多彩な楽曲 元気よく 磐田の小学生金管バンド 1年間の成果披露
磐田市内の小学生金管バンド「かたりあジュニアブラス」はこのほど、1年の活動の成果を披露するスプリングコンサートを同市上新屋の市民文化会館かたりあで開いた。小学4~6年生の団員33人が多彩な楽曲を元気よく奏でた。 児童らは「ファンファーレ」や「メリーさんのヒツジ」「ネコふんじゃった」など8曲を披露。サンバ調の「風になりたい」では、打楽器による軽快なリズムでにぎやかに演奏した。来場した家族らは、リズムに合わせて身体を揺らし、美しい音色を楽しんだ。 同バンドは旧豊田町時代の2001年に、アミューズジュニアブラスとして創立。22年から、かたりあに活動拠点を移して改称した。児童は市民楽団関係者の手ほど
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能登被災地に磐田市2職員 健康チェックや避難所支援
磐田市は4日、能登半島地震で被災した石川県に派遣する職員2人の激励会を市役所で開いた。 今回派遣するのは、こども未来課の主任保健師加賀純子さん(47)と道路河川課の主任自動車運転手斎藤昭人さん(51)。加賀さんは6~11日の日程で、県の保健師らとともに白山市の宿泊施設に2次避難している被災者の健康状態のチェックなどに取り組む。 加賀さんは草地博昭市長に「精神的な負担が増している被災者をしっかりと支援したい」と意気込みを語った。市が被災者の健康支援として保健師を派遣するのは初めて。 斎藤さんは同市からは5人目の避難所応援派遣となる。7~14日の日程で穴水町の避難所運営業務を支援する。斎藤さんは
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静岡生まれの歌声合成ソフト 試行錯誤重ね音質向上【音楽革新 ボカロ20年㊤】
「何の目的で、どうやって活用するのか」。2003年2月、浜松商工会議所で開かれた記者会見。ロボットのような音声を発する歌声合成ソフト「ボーカロイド(ボカロ)」をヤマハが初お披露目した際、記者たちの反応は鈍かった。ただ、開発者の剣持秀紀(57)=現研究開発統括部=は「いろいろな質問を繰り返したテレビ局の番組が、一番長く放送で取り上げてくれた」と手応えを感じていた。 「歌声の電子楽器」をつくる-。そんな目的で始まった研究は00年ごろから本格的に始まり、発表までに約3年を要した。パソコンに歌詞と音符を打ち込むだけで歌声を出せる技術は当時、斬新で奇抜だった。 開発チームが直面したのは、歌詞がある
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卓球・伊藤美誠 世界1位へ決意 「感覚、実力もっと向上を」
2021年の東京五輪の卓球で金銀銅メダルを獲得した伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が4日までにインタビューに応じた。代表入りを逃したパリ五輪の選考レース中の心境を語り、新たに目標に掲げる世界ランキング1位へ「海外選手とたくさん試合をして成長したい」と決意を込めた。 東京五輪前、周囲から「この子は死ぬんじゃないか」と思われるほどの練習を積んだ自負があった。水谷隼(磐田市出身)と組んだ混合ダブルスで金を獲得。しかし、シングルスは銅メダルで頂点に届かず「これだけ練習したのに」と挫折感を味わった。 東京後は練習に身が入らず、22年3月にパリ五輪の国内選考会が始まっても意欲は上向かなかった。「体が
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静岡から能登へ 石川県関係者メッセージ
石川県能登半島地震の発生から2カ月。被災地では、現在も1万人以上の方が避難生活を余儀なくされ、断水の解消や仮設住宅の建設も道半ばです。一日でも早く日常生活を取り戻すためには、インフラの復旧とともにメンタル面でのサポートも欠かせません。なじみある被災地へ思いを届けようと、静岡県内で暮らす石川県出身者やゆかりのある方々から寄せられたメッセージを紹介します。 能美市出身の看護師山田淳美さん(57)=藤枝市=「震災翌日に訪問看護師が事務所で利用者さんたちと不安な夜を過ごしたニュースを見ました。利用者の皆さんはどんなに心強かったでしょう。医療福祉関係の皆さん、体調を崩さないでくださいね」 輪島市出身
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浜松新野球場 用地取得「時間要する」 規模、構造丁寧に検討 静岡県議会答弁
静岡県議会2月定例会は4日、自民改革会議の大石健司氏(牧之原市・吉田町)、藤曲敬宏氏(熱海市)、鈴木利幸氏(旧浜松市北区)、ふじのくに県民クラブの沢田智文氏(磐田市)が一般質問を行った。勝又泰宏交通基盤部長は浜松市の遠州灘海浜公園篠原地区に整備する新野球場について、国の事業認可の速やかな取得を目指す一方、公園全体の用地取得には「時間を要する」として規模や構造の絞り込みを丁寧に進める考えを示した。鈴木氏への答弁。 県は1万3千人の屋外型、2万2千人の屋外型、2万2千人の多目的ドーム型の3案を3月7日に始まる県議会建設委員会に示す。ただ、県議会内には「2月定例会での意見集約は難しい」との見方
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安全運転に貢献 優秀事業所表彰 静岡県警など
静岡県警と自動車安全運転センター県事務所は4日、同センターが発行している運転記録証明書を有効活用し、従業員の交通事故防止と安全意識向上に努める優秀安全運転事業所の表彰式を静岡市葵区で開いた。表彰はプラチナ賞が2事業所、金賞が5事業所、銀賞が7事業所で、プラチナ、金、銀を受賞した代表者が静岡中央署で、県警の加藤悟交通部長と同事務所の北沢博所長から表彰状と盾を受け取った。 最高賞のプラチナは、富士宮牛乳運輸(富士市)と浜松バス(浜松市浜名区)。浜松バスの担当幹部は「基本的な内容だが、社長による安全教育を反復的に続けていることが、80人余りの全従業員への浸透につながっている。賞を励みにしたい」と
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道路冠水即時感知 センサー試験導入 沼津市
沼津市は2024年度、頻発する豪雨災害に備え、道路の冠水や住宅地の浸水をリアルタイムで観測する小型センサーを試験導入する。 設置するのは1台3900円と安価で小型の「ワンコイン浸水センサ」。近年の大雨で浸水被害があった原、大平の両地区や、道路が頻繁に冠水する箇所など計36カ所に整備する。リアルタイムで把握することで、道路の通行止めや住宅地への避難誘導など対策の迅速化につなげる。 国土交通省の実証実験の一環で、1年間は設置費用と通信費を国が負担する。本年度は磐田市と函南町で実施していて、24年度は沼津市のほか三島、浜松、牧之原の各市と川根本町も加わる。 沼津市では2019年以降、豪雨によ
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磐田観光大使に中西さん、池田さん「魅力、熱い思いで発信」
磐田市観光協会と市はこのほど、地域の観光資源や魅力を市内外に発信する市観光大使の選考会を同市上新屋の「ひと・ほんの庭にこっと」で開いた。2024年度の大使には、大学生の中西更櫻さん(20)=竜洋中島=と、塾講師の池田昂生さん(25)=千手堂=の男女2人が選ばれた。 書類審査を通過した6人が選考会に臨み、自己PRや地域資源についてスピーチした。大使は同協会や市が行うイベントや事業に20回程度参加する予定。 中西さんは「一つ一つの行事を参加者と交流しながら楽しみ、磐田の魅力をPRしたい」、池田さんは「磐田の魅力を分かりやすく熱い思いで発信していきたい」と意気込みを語った。2人にはそれぞれ賞金
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いわた茶飲み比べ、市民賞に森島さん 来庁者182人投票 磐田市
磐田市内の茶生産者でつくるいわた茶振興協議会(稲垣明久会長)は4日、市民がナンバーワンのいわた茶を選ぶ審査会を市役所で開いた。来庁した市民ら182人が試飲して一番おいしいと思ったお茶に投票し、1位の市民賞には同市笠梅の森島康博さんが選ばれた。 昨年8月の品評会で市場関係者らが選んだ上位6点が出品された。市民らは入れたてのいわた茶を飲み比べ、味わいや香りなどを確認した。審査に参加した同市中泉の自営業安藤園子さん(67)は「これまでいわた茶をあまり飲んだことがなかったが、色も、苦みと甘みのバランスも良く、どれもおいしかった」と話した。 市民審査はいわた茶をPRするとともに、消費者に好まれる茶
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1部2年目は「6位以上」 サッカーなでしこ・SSUボニータ 磐田で必勝祈願
サッカー女子なでしこリーグ1部の開幕を前に、静岡SSUボニータは3日、磐田市中泉の府八幡宮で必勝祈願を行った。初の1部挑戦だった昨季は12チーム中11位とぎりぎりで残留が決まった。選手らは2年目のシーズンに向け「6位以上を目指す」(塩沢優主将)と飛躍を誓った。 選手33人のほか、運営団体の静岡スポーツユナイテッドの高木昭三会長やチームスタッフらがひな祭りに合わせて神事に臨んだ。選手一人一人が新シーズンの目標をしたためた絵馬も奉納した。塩沢主将は「プレーする自分たちも、観戦してくれるサポーターも楽しめる魅力的なサッカーをしたい」と意気込んだ。 ボニータは17日に同市のヤマハスタジアムで行わ
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花見や朝市満喫 磐田ライオンズクラブがウオークラリー
磐田ライオンズクラブは3日、市民に地域の魅力を再認識してもらうウオークラリー(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市鎌田地区で開いた。家族連れら約100人が花見などを楽しみながら、医王寺や鎌田神明宮、兎山公園を巡る約3キロのコースを散策した。 医王寺では、見頃を迎えて淡いピンク色の花を咲かせているヒガンザクラや、月1回開かれている朝市を満喫した。コース上に設けられた5カ所のチェックポイントでそれぞれ地域にまつわるクイズに挑戦し、道中ではごみ拾いにも取り組んだ。 静岡産業大の留学生5人がボランティアスタッフとして参加し、運営を補助した。ウオークラリーは昨年、同LCが創立65周年を記念して始めた
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卓球「見応えあった」 伊藤美誠、初の冠大会で小中学生熱戦
東京五輪の卓球で金銀銅計3個のメダルを獲得した伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)の名前を冠した大会が3日、長野県千曲市で初開催され、出場した小学5年から中学2年の男女、約200人が熱戦を演じた。大会の名誉会長として優勝杯やメダルを授与した伊藤は「見応えがあったし、楽しかった。将来が楽しみ」と笑みを浮かべた。
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車いす駅伝向け最終調整 「1時間切り」今年こそ 10日京都で全国大会 県代表 富士で練習
10日に京都市で行われる「第35回全国車いす駅伝競走大会」に出場する県代表チームが2日、本番前最後の全体練習を富士市で行った。過去最高の8位入賞を記録した昨年以上の成績を狙うメンバーが入念な最終調整を行った。 同市のふじのくに田子の浦みなと公園にメンバー5人が集まり、海岸沿いのサイクリングコース約10キロを2往復疾走し、ペース配分や競技用車いすの状態を確かめた。初入賞を果たした昨年は、目標タイムとしていた1時間切りに55秒届かなかった。30年以上の指導歴を持つ鈴木秀明監督(61)=磐田市=は「若手とベテランが融合し、各区間で少しずつタイムを縮めて今年こそ目標を達成したい」と意気込んだ。
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ランドセルカバー 児童に寄贈へ 磐田で交通安全祈願祭
静岡県交通安全協会磐田地区支部は、磐田市内の小学校に入学する児童に、反射材付きランドセルカバーを贈る。同市見付の矢奈比売神社(見付天神)でこのほど、配布するカバーの祈願祭が行われ、登下校中の交通安全や学校生活の充実を願った。 同神社の主祭神「矢奈比売命(やなひめのみこと)」は女性の神様で、子どもの守護神として信仰されるほか、厄よけに御利益があるとされる。祈願祭では約1300枚のカバーが本殿に並べられ、神職が祝詞を読み上げた後、同支部の役員らが、祭壇に玉串を奉納した。 カバーは蛍光色の黄色で、市イメージキャラ「しっぺい」が横断歩道を渡る姿が描かれている。同支部によると、児童には入学式当日に各小
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炭化米 室町中期の兵糧か 「戦国の波 垣間見える」 磐田・社山城跡から出土 市教委調査
磐田市指定史跡の社山(やしろやま)城跡(同市社山)で40年以上前に炭化した状態で見つかった米が室町中期の1436~77年の兵糧だった可能性が高いことが1日までに、市教委文化財課の調査で分かった。社山城が16世紀の室町後期や戦国時代に戦乱の舞台になったとする記録はあったが、15世紀代の資料が確認されたのは炭化米が初めて。兵糧が戦火で焼かれたとみられ、同課は「記録よりも早くから城が戦乱に巻き込まれていたことを裏付けている」としている。 社山城は標高約130メートルの丘陵地に建っていた山城で、築城時期は不明。現存する文献では、1501~03年に今川氏と斯波氏の遠江守護職を巡る抗争の舞台になった
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【第3章】ついの別れ㊦ 精いっぱいの18年 希望 未来信じ 生涯全う【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
静岡県立磐田北高2年の寺田歩生[あゆみ]さんが亡くなったことは翌日の2021年10月14日、校内放送で生徒たちに知らされた。歩生さんは留年し、一つ上の学年にも友人がいたことや、歩生さんのために教室の配置を変えたことなどを踏まえ、学校側が判断した。 5限目の冒頭に伝え、そのまま授業に入る段取りだった。歩生さんのクラスは国語の授業で、たまたま担任の杉山さやか教諭がついた。自身の口からも伝えようとしたが、こみ上げる感情を抑えられず、たまらず廊下に出た。 ◇ 通夜は、磐田市内で営まれた。コロナ禍でもあり、学校は、参列を個人の判断に委ねたが、制服姿の生徒が会場を埋め尽くした。号泣し介
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農業系静岡県内外91社 学生へ合同説明会 磐田、農林環境専門職大
静岡県立農林環境専門職大は1日、2025年春卒業予定の学生を対象に、農業法人や農業関連企業など県内外91社を招いた合同説明会を磐田市富丘の同大で開いた。同大と短期大学部の学生約130人が参加した。 農業法人や大規模生産者などがブースを並べ、事業内容をはじめ採用情報、働き方などを学生に紹介した。学生は興味のある企業のブースを訪ね、熱心にメモを取りながら質問した。 参加した短期大学部1年栽培コース野菜専攻の榎本有真さん(19)は「農業機械を扱う会社など、農業に関わる仕事に就きたいと考えている。先のことは不安だけれど、将来を見つめ直せる良い機会になった」と話した。
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磐田市で「書かない窓口」 書類発行、待ち時間短縮へ運用
磐田市は1日、証明書類の発行手続きで来庁者の申請書記入を不要にする「書かない窓口」の運用を市役所で始めた。来庁者が書類を手書きする手間を省き、待ち時間の短縮にもつなげる。 対象となる証明書は、市民課で発行する住民票の写しや戸籍、印鑑登録証明書などのほか、市税課が担当する税務・固定資産関連の各種証明書。職員が来庁者から必要事項を聞き取り、システムに入力して申請書を作成する。来庁者には印刷した申請書を確認し、署名してもらう。市は今後、福祉関係の証明書発行手続きへの導入も検討する。 LINE(ライン)の専用アカウントから、住民異動(転入・転出・転居)の事前申請が行えるシステムの運用も同日開始し
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ミニ振り袖を展示販売 磐田で佐野さん 古着物などリメーク
磐田市合代島の佐野清子さん(70)による「ミニ振り袖」の展示販売会が3日まで、同市上野部のシルクロード・ミュージアムで開かれている。古着物や帯の布地を使い、通常の着物の4分の1サイズにリメークした20点を紹介している。 赤や黄緑、白など色とりどりの花をあしらった生地を手縫いして仕立てた。今年の干支(えと)「辰(たつ)」にちなんだ迫力のある竜をあしらった柄もあり、来場者の注目を集めている。洋裁が趣味で、7年ほど前からミニ振り袖作りを始めた佐野さんは「1枚の絵画のように見て、楽しんでもらいたい」と話した。
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日本女子健闘支えた美誠「監督」 世界卓球 熱心で冷静な助言 話題
日本女子が銀メダルと健闘した卓球の世界選手権団体戦(韓国・釜山)で、ベンチの伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が選手の正面に立ち、熱心に助言を送る姿が「伊藤監督」と話題になった。大会はパリ五輪代表の3人が軸となり、自身の出番は8戦のうち2戦にとどまったが、初出場した15歳の張本美和(木下グループ)らを支えた。 中国に2-3と肉薄した決勝。伊藤は「他の選手が試合をしている時に、こんなに気合が入ったのは初めてだった」と振り返る。感情を高ぶらせる一方で、「選手は集中し過ぎて見えなくなってしまう部分がある」。代わりに、戦局を冷静に見詰めてもいた。 客観的な視点から、敵の狙いや苦手な部分を察知。打つ
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【第3章】ついの別れ㊥ 最高点 答案残して 努力の歩み 旅立ちの朝【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
最期の瞬間は、予期しない形で訪れた。2021年10月13日、2学期の中間テスト最終日。静岡県立磐田北高2年の寺田歩生[あゆみ]さんは午前8時頃、目を覚ました。前夜は日が変わる時間まで勉強し、その成果をぶつけるつもりでいた。 「トイレ行こっか」 母の有希子さん(54)が歩生さんの部屋を訪れた時だった。歩生さんは、ベッドの上で急に息苦しそうにした。「今日は苦しい」。自分でベッドサイドに座り、扇風機の風に当たりながら呼吸を整えた。「テストは受けられない」。呼吸はいつものようには落ち着かず、苦しさは増し、意識を失った。 あまりにも突然娘に襲いかかった死の影に、有希子さんは、気が動転した。以前か
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記者コラム「清流」 一流選手のふるまい
中国を追い詰め、53年ぶりの世界一に迫った卓球の世界選手権で伊藤美誠選手(磐田市出身)のベンチでの姿が注目された。仲間に的確なアドバイスを送る姿は“監督”と話題になった。 高速ラリーの中で戦術を構築する卓球は「チェスをしながら100メートル走をする競技」と称される。過去に伊藤選手から「頭も体もくたくた」という言葉を何度も聞いた。ベンチに座りながらも頭をフル回転させていたのは想像に難くない。 集中力を保つためか、立ち上がって、声を上げる場面は少なかった。だが、その様子が一部ネット上で批判され、本人も交流サイト(SNS)で「私らしい応援の仕方」と胸中を吐露せざるを得な
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「互いに理解、尊重し合える関係を」 米姉妹校訪問へ生徒決意 磐田南高で結団式
磐田市見付の磐田南高で29日、姉妹校提携を結んでいる米カリフォルニア州のマウンテンビュー高に訪問する生徒の結団式が開かれた。1、2年生26人が異文化交流への決意を固めた。 訪問の日程は3月21~31日。現地の高校生宅にホームステイしながら、授業に参加したり、茶道や武道など日本の文化を紹介したりと交流に取り組む。マウンテンビュー市にあるグーグル本社のほか、サンフランシスコやロサンゼルスも訪れる予定。 訪問団リーダーの2年石川侑磨さん(17)は「互いの価値観を理解して尊重し合える関係をつくり、ともに高め合える有意義なホームステイにしたい」と抱負を語った。 両校の交流は30年以上にわたり続いていて
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犬と触れ合いお年寄り笑顔 磐田の介護福祉施設
静岡県動物保護協会磐田支部は28日、磐田市下野部の介護老人福祉施設「梅香の里」で動物ふれあい訪問を行った。70~90代の施設利用者約40人が、協会登録ボランティアの飼い犬4頭との触れ合いを楽しんだ。 動物との交流を通じ、利用者にやすらぎを感じてもらう目的。利用者はゴールデンレトリバーやミニチュアダックスフント、チワワなどを膝の上に乗せたり、抱きかかえたりして和やかな時間を過ごした。「かわいいね」「いい子だね」などと声をかけながら、優しくなでる姿もみられた。
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犯罪防止へ 磐田署×静岡SSUボニータ なでしこクラブと包括連携
磐田署は28日、磐田市を拠点に活動するサッカー女子なでしこリーグ1部「静岡SSUボニータ」と包括連携協定を結んだ。特殊詐欺などの犯罪予防や交通事故防止、災害対策に関する広報活動を相互に連携・協力することで、市民が安心安全に暮らせる地域づくりを目指す。 ラジオ体操などの地域イベントに積極的に参加する地域密着型クラブの発信力に期待し、協定締結に至った。静岡産業大磐田キャンパスで協定式が行われ、クラブを運営する静岡スポーツユナイテッドの三浦哲治代表理事と同署の田中尉公署長が協定書を交わした。田中署長は「サッカーを通じて地域のみなさんの幸せを願うことを理念に掲げるボニータの協力を得て、広報活動を効果
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【第3章】ついの別れ㊤ 前夜のテスト勉強 学ぶ意欲 命尽きるまで【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
「明日の物理、嫌だなぁ。分かんないんだよね」。静岡県立磐田北高2年の寺田歩生[あゆみ]さんは、母有希子さん(54)にこぼした。2021年10月11日、2学期の中間テスト初日を終え、自宅で一息ついていた。「いいよ、できるところまでやれば。投げ出しちゃうのはやめようね」 「じゃあ、頑張るか」 母に励まされて気持ちを切り替え、再び自室の机に向かった。 歩生さんは、会話はできたものの、2年生になり日常生活に介助を必要とするほど、体力が低下した。肺機能が著しく下がり、自宅で酸素吸入した。食事の量が極端に減り、高カロリー輸液を投与した。「いつ何があっても不思議ではない」(有希子さん)状態だった。そ
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住家被害判定方法見直しへ 沼津市で24年度から 住民の声に対応
沼津市の頼重秀一市長は、災害時の住家被害の判定方法を見直す方針を明らかにした。昨年6月の大雨で被災した住民から不十分との声が上がっていた。浅原和美氏への答弁。 現行の判定方法は3月末に終了する。見直し後の基準は、2024年度以降に発生した水災害に伴う被害に適用する見込み。昨年の大雨で被災した地域の住民や自治会役員と協議し、大雨に備えて事前に車両を避難する場所を複数確保したことや、土のうステーションを追加する方針も明らかにした。 昨年の大雨では市西部を中心に浸水被害が相次ぎ、一部損壊115件、準半壊1件が認定された。ただ、同様に浸水被害があった磐田市と比べ判定が厳しいとの指摘があり、市は他
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磐田産食材でセブンイレブン新商品 チンゲンサイスープなど4品 3月1日から発売
コンビニ大手セブン―イレブン・ジャパンは3月1日から、磐田市産のチンゲンサイを使ったスープなど4商品の販売を開始する。3月中旬ごろまで、同市や掛川、浜松市の一部地区計約220店舗で取り扱う。 地域活性化を目的に磐田市と2018年に結んだ包括連携協定に基づく取り組み。新商品「かき玉汁」(税込み321円)は、磐田市内で採れたチンゲンサイを大きくカットしてかみ応えのある食感を生かし、焼津産カツオと昆布の合わせだしで本格的な味と香りに仕上げた。 情報通信技術(ICT)を活用した大規模施設農業を展開する「スマートアグリカルチャー磐田」のパプリカを使ったピクルス(同270円)や、同市産の小松菜と桜え
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釣りは腰が命【釣りコラム 夕凪】
釣りの世界では、魚種によっては釣果を競うトーナメントがある。アユやバスなどがメジャーだろうか。だが、釣果を離れ、遠投の飛距離や正確性に特化したキャスティング競技も存在する。磐田市の天竜川河川敷でも、しばしば大会が行われている。 釣りにとっては誘いなどの手先の技術だけでなく、全身の使い方も重要となる。釣果が求められるトーナメントでも、制限時間内に広く探るには、遠距離のキャストを数多くこなせる方が効率が良い。遠投には腕の力でなく遠心力を生かすことが重要。パワーを竿に乗せるためには腰を入れることが肝心だ。 筆者は昨年の秋、持病の腰痛が悪化して竿を出すことすらできなくなり、どれほど腰が重要かを実
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 19日はメジナやタカベ、マゴチ、アイゴ、ネンブツダイ。20日はタカベやメジナ、ネンブツダイ。21日はメジナ。22日はメジナとスズメダイ。23日はメジナやタカベ、ネンブツダイ。24日はタカベやネンブツダイ、アイゴ、イシダイ。25日はタカベやアイゴ、マゴチ、ネンブツダイ、メジナが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は越冬のシロギスが狙える。餌は青イソメ。釣れるサイズは大きいが、遠投が必要。足元ではブラクリ仕掛けでカサゴが釣れる。餌はイソメ。消波ブロック周辺を狙うと良い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0
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天竜川水系の取水制限解除 水利調整協議会
静岡県や浜松市などでつくる天竜川水利調整協議会は28日、天竜川水系で1月10日から実施していた取水制限を解除した。 県によると、水位を下げて施工する必要のある佐久間ダムの工事が完了したことや、2月19日以降に降雨が続いた影響で、一時は28・4%まで落ち込んだ同ダムの貯水率が26日時点で78・3%にまで回復した。 同協議会は1月10日からの50日間、上水道4市1町(浜松、磐田、袋井、湖西、森)、工業用水3市(浜松、磐田、袋井)、農業用水3市1町(浜松、磐田、袋井、森)で5~10%の取水制限を行っていた。
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静岡県内10施設で閉鎖 インフルエンザ
静岡県は27日、県内の高校、小中学校10施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計178人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 裾野市1施設32人、三島市1施設9人、森町1施設71人、磐田市1施設6人、浜松市中央区6施設60人
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耐震住宅への移転費助成 高齢者世帯など 磐田市が新制度
磐田市の草地博昭市長は27日の市議会2月定例会一般質問で、2024年度から、高齢者世帯などが耐震性のある住宅に住み替える際の移転費用に対し、助成制度を創設する方針を明らかにした。柏木健氏(磐田の底力)への答弁。 65歳以上の高齢者のみの世帯や障害者、要介護・要支援者などが住む世帯が対象。1981年5月以前の旧耐震基準で建てられた住宅を取り壊した後、耐震基準を満たす住宅への引っ越し費用を助成する。市建築住宅課によると、一戸当たり上限10万円を予定。住み替えを進めることで耐震不足の住宅を減少させて災害時の倒壊ゼロを目指す。 2018年の国の調査で市内の住宅耐震化率は90・4%。このうち、旧耐震基
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磐田の宇藤さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第235回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、42人が参加した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①宇藤敬行(磐田市)②高柳丞(浜松市)③鈴木嘉隆(磐田市)▽S ①大橋誠(同)②渥美良純(浜松市)③幸田好司(磐田市)▽A ①大庭悦治(同)②田辺国義(袋井市)③松尾三十四(掛川市)▽B ①山中勇二(磐田市)②芝田信照(袋井市)③清水文彦(磐田市)
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放課後児童クラブ 高齢者も担い手に 磐田で講習会
磐田市シルバー人材センター(絹村和弘理事長)はこのほど、放課後児童クラブ講習会を同市弥藤太島の豊田福祉センターなどで開いた。共働き世帯の増加などで小学生の預かり保育需要が高まる中、放課後児童クラブの担い手確保に一役買おうと初めて企画した。 同センターは高齢者の生きがいにつながる働く場を確保しつつ、地域の子育て支援に貢献しようと、放課後児童クラブへの会員派遣を目指している。講習会には定員を上回る申し込みがあり、60歳以上の市民ら32人が受講した。 受講者はクラブ補助員の仕事内容や児童との向き合い方、けがと病気への対応などを学んだほか、新聞紙を使った工作を体験した。豊田北部小の放課後児童クラブの
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平野(沼津市出身)「一番手応え」 卓球日本代表帰国
韓国の釜山で行われた卓球の世界選手権団体戦の日本代表が26日、帰国して東京都内で記者会見し、銀メダルだった女子の早田ひな(日本生命)は中国との決勝で世界ランキング1位の孫穎莎に敗れた一戦を踏まえ「エース対決になった時の力不足を感じた。パリ五輪に向けて孫選手にフォーカスして、強化していきたい」と雪辱を誓った。 決勝で張本美和(木下グループ)は孫に負けたが、早田が東京五輪女王の陳夢に、平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は世界ランク2位の王芸迪に勝って、一時は宿敵を追い詰めた。平野は「今までで一番手応えがあった。初めて本当に次は金メダルを目指したいなと思った。中国戦だけでなく、初戦から安定して
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静岡県内7施設で学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は26日、県内の高校、小中学校、特別支援学校7施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計75人確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊豆市1施設8人、富士宮市1施設7人、富士市2施設15人、島田市1施設14人、磐田市1施設21人、掛川市1施設10人
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生理用品、災害備蓄品に追加へ 磐田市議会 市長答弁
磐田市の草地博昭市長は26日の市議会2月定例会一般質問で、生理用品を災害時の備蓄品として追加する考えを示した。2024年度から5年計画で購入し、計約2万4千枚を確保する。鈴木弥栄子氏(市民と創る磐田)への答弁。 県の第4次地震被害想定に基づいた市内の避難者数は3万8946人。このうち、性別・年齢の割合や生理周期を踏まえて必要とされる生理用品の枚数を算出した。市危機管理課によると、保管先は旧豊田支所の防災備蓄ステーション。使用推奨期限が近づいた場合は、学校や公共施設で無償配布するなど検討を進める。草地市長は「女性や妊産婦、乳幼児が安心して避難所生活が送れるよう、今後も必要に応じて先進自治体や助
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税金で暮らし豊かに 木の幹、葉で表現 鈴木さん(青城小6)最優秀賞 絵はがきコンクール 磐田法人会女性部会
磐田法人会女性部会の「税に関する絵はがきコンクール」で、磐田市立青城小6年鈴木瀬菜さん(12)が最優秀賞に輝いた。同校でこのほど、表彰式が開かれ、村松由季子部会長から表彰状を受け取った。 コンクールは磐田、袋井、森の3市町の小学6年生を対象に実施。32校から1638点が寄せられ、98点が入賞した。税金を木の幹に見立て、税金が使われている学校などの施設を葉で表現した鈴木さんは「最優秀に選ばれたと聞いた時はすごくうれしかった。税金で暮らしが豊かになってほしい」と笑顔をみせた。 式典では金賞・入選に選ばれた同校児童4人への表彰も行った。 最優秀賞を除く主な入賞者は次の通り。 磐田税務署長賞 柴田咲
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日本女子5大会連続「銀」 中国に惜敗 卓球世界選手権団体戦決勝
【釜山共同】卓球の世界選手権団体戦第9日は24日、韓国の釜山で行われ、女子決勝で日本は中国に2-3で惜敗し、5大会連続の銀メダルとなった。53年ぶりの世界一を逃した。中国は6大会連続23度目の優勝。 第1試合で張本美和(木下グループ)が世界ランキング1位の孫穎莎に敗れた。続く早田ひな(日本生命)が2021年の東京五輪シングルス覇者の陳夢に、平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が世界ランク2位の王芸迪に勝利したが、第4試合の早田と第5試合の張本美が敗れた。 最終日25日は男子決勝が行われ、中国がフランスを3-0で退けて11連覇を果たした。次回の世界選手権団体戦は26年にロンドンで開催される
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掛川こども王将戦 小中生が棋力競う 長野さん(焼津)S級優勝
全国の小中学生が棋力を競う「掛川こども王将戦」(将棋によるまちづくり実行委員会主催)が24日、掛川市役所で行われ、S級は長野彪冴さん(焼津市)が優勝した。A級は宮城島捷翔さん(浜松市浜名区)、B級は塚本晴輝さん(焼津市)が制した。 全国から63人が出場し、実力別に3クラスに分かれて対局に臨んだ。各クラス優勝者は3月8日に市内で開かれる藤井聡太王将の祝賀会で表彰を受ける予定。 2位以下は次の通り。 S級 ②鈴木大輝(磐田市)③安藤隼斗(焼津市)▽A級 ②稲場理(浜松市浜名区)③西原康文(三島市)▽B級 ②藤井悠翔(掛川市)③鈴木千顕(浜松市中央区)
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佐久間の魅力満載 フォト審査作品展 3月1日まで 浜松市天竜区
浜松市天竜区佐久間町の名所や景色を撮影した「第3回さくまフォトコンテスト」の受賞作品展が3月1日まで、市佐久間支所で開かれている。 最優秀賞の佐久間観光大賞には、Y.K.さん(中央区)の写真が選ばれた。佐久間町の催しで登場したご当地キャラクター「さくまる」とじゃんけんをする子どもの様子を撮影した。 佐久間の伝統芸能である「竜神の舞」や、紅葉に包まれた玄馬稲荷神社(同町浦川)の写真など佐久間の魅力を写した入賞作品6点が並ぶ。 コンテストを主催した天竜区観光協会佐久間支部によると、昨年9~11月に作品を募集し、前回よりも多い約60点の写真が集まった。浜松市のほか、静岡市、磐田市、森町などさ
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日常の問題意識、作品で表現 磐田市社会福祉大会 北高生による車椅子体験も
磐田市社会福祉協議会は25日、市社会福祉大会を同市見付のワークピア磐田で開いた。小中高生らが考案した独自のピクトグラムの展示や磐田北高生による車椅子体験会、社会福祉に功績のあった個人・団体への表彰などが行われた。 ピクトグラムは、言葉を使わずに絵で情報を伝える図記号。「地域が幸せになるピクトグラム」をテーマに、市内在学・在住の小学4年以上を対象に作品を募集。3部門に計1053点が寄せられた。会場には、ジェンダーバイアスを踏まえて性別に関する色や洋服など無意識の偏見をなくすよう訴えたり、自転車ヘルメット着用を呼びかけたりするなど、日常の問題意識を表現した作品が並んだ。 車椅子体験会では、来
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⚽Jリーグ静岡県勢2チーム 開幕戦 磐田は黒星 藤枝ドロー
サッカーJリーグ1部(J1)ジュビロ磐田は24日、磐田市のヤマハスタジアムで昨季王者のヴィッセル神戸と開幕戦(@S+・シズサカマッチ)を行い、0―2で敗れた。2季ぶりにJ1復帰した磐田は、神戸を相手に決定機をつくれず、前後半の立ち上がりに失点を喫して完敗した。 J2藤枝MYFCは同日、藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で行われた開幕戦でV・ファーレン長崎とぶつかり、0―0の引き分け。J2清水エスパルスは25日、敵地でロアッソ熊本と、J3アスルクラロ沼津は同日、沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場でツエーゲン金沢とそれぞれ対戦し、今季のスタートを切る。 (運動部・名倉正和)
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⚾元巨人・岡島さんら手ほどき 磐田で子ども向け野球イベント
プロ野球巨人の元選手らが子どもに手ほどきするイベント「野球しようぜ!ジャイアンツアカデミーin磐田」(磐田市主催)が24日、同市見付の磐田城山球場で開かれた。市内の幼児~小学3年生と保護者約130人が参加し、投げる、打つなどの基本動作を学びながら体を動かす楽しさを体験した。 投手として米大リーグでも活躍した岡島秀樹さん(48)や、巨人の2軍監督を経験し、現在はくふうハヤテベンチャーズ静岡のヘッドコーチを務める高田誠さん(59)ら5人が指導した。 子どもたちは元選手らと触れ合いつつ、正しい投球フォームを教わって親子でキャッチボールしたり、リズムよくバットやテニスラケットを振ってボールを打っ
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SSクラスで横山さん優勝 日将連浜松 2月大会
日本将棋連盟浜松支部の2月大会がこのほど、浜松市中央区の積志協働センターで開かれた。70人が参加し、最強のSSクラスで横山渡さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①横山渡(牧之原市)②菅沼優星(磐田市)③宇藤敬行(同)▽S ①村松泰司(中央区)②田村勇太郎(同)③磯野薫(浜名区)▽A ①安田孝一(中央区)②森孝彰(同)③佐藤粋聖(同)▽B ①坂野義隆(藤枝市)②伊藤潔(中央区)③芝田信照(袋井市)▽C ①杉山敏郎(浜名区)②片山久(中央区)③山下浩之(浜名区)
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⚽浅羽FC 快勝V 磐田でU-12サッカー決勝
第30回JAときめき杯U-12サッカー大会(静岡県サッカー協会西部支部4種委員会主催)は24日、決勝戦を磐田市大久保のゆめりあで行い、浅羽FC(袋井市)が磐田第一JFSS U-12(磐田市)を4-0で破り優勝した。 浅羽FCは前半に2点を奪って試合を優位に進めると、後半にも2点を追加して相手を突き放した。大会には、特別協賛しているJA遠州中央管内の小学生24チームが出場。この日は磐田市内3会場で予選リーグの順位ごとにトーナメント戦を行った。3位にはバディフットボールクラブ(磐田市)と山名スポーツ少年団(袋井市)が入った。 ゆめりあでは同日、出場チームの3、4年生を対象にしたサッカー教室も
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【第2章】高校時代⑤完 最後の成績通知 限界超え出席 証し刻む【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
静岡県立磐田北高は2021年3月、2年生に進級する寺田歩生[あゆみ]さんへの遠隔授業を出席扱いとすることを決めた。国は19年度、病気療養中の高校生が受ける遠隔授業を出席と認める方針を出したが、県教委は検討中の段階で、県内の県立高で初のケースとなった。実現したのは、歩生さんに関わった現場の先生たちの声が大きかった。 「遠隔授業を出席扱いにしませんか」。同月、同校の職員室。歩生さんの学年主任や担任らが当時の鈴木真人校長(62)に提案した。遠隔授業は2学期に導入し、歩生さんは病室や自宅から授業や定期テストに参加できていたが、出席扱いにはなっていなかった。まだ研究段階だった。 通信が不安定になる
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放水や心肺蘇生法体験 親子ら防災意識向上 磐田で安全防火フェア
春季全国火災予防運動(3月1~7日)を前に、磐田市消防本部は23日、安全防火フェアを同市上新屋の市民文化会館かたりあやアミューズ豊田などで開いた。親子連れらがさまざまな体験を通じて、防火・防災などの意識を高めた。 放水や心肺蘇生法、煙の体験、ポンプ車や救急車の展示、子ども用の救急服・救助服の試着など、多彩なコーナーが設けられた。離れ離れになった親子が災害伝言ダイヤルを使って避難所で合流する体験も行われた。 磐田署と県交通安全協会磐田地区支部などは、自転車走行中の危険を疑似体験できるシミュレーター装置や道路標識のパズルのコーナーを設けたほか、啓発グッズを配布して交通事故防止を呼びかけた。
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磐田の企業、もっと知って 静岡産業大で29日に仕事万博
磐田市の企業有志でつくる磐田就職支援実行委員会は29日午後1時から5時まで、市内の高校生や大学生に地元企業を紹介する「いわた仕事万博」を静岡産業大磐田キャンパス(同市大原)で開く。中小企業を中心に製造、福祉、建設など幅広い業種が参加し、学生らに就職先の選択肢として地元企業へ目を向けてもらう。参加無料。 イベントの開催は3回目で、学校施設では初めて。市内に拠点や本社がある約40社がブースを設けて仕事内容を説明するパネルを設置するほか、個別で質問や相談などを受け付ける。磯田達彦実行委員長は「進路希望の学生も参加可能。多くの人に来場してもらい、地元企業を知るきっかけになれば」と話した。 参加申
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女性だけでなく、男性も生きづらさを感じています 「男だから」にストレス 静岡新聞社アンケート【NEXT特捜隊】
近年、ジェンダー(社会的性差)平等への意識が高まったことで、「男性の生きづらさ」にも目が向けられている。静岡新聞社のNEXT特捜隊に「女性だけでなく、男性の生きづらさについても取り上げてほしい」との投稿があり、ウェブアンケートを実施した。長時間労働と家事・育児の両立に悩む声や、学校に男子更衣室がないことへの不満などが寄せられた。(生活報道部・大滝麻衣) 2~5日に行ったアンケートには、静岡県内を中心に13~80歳の計66人が回答した。職場や家庭、学校で「男性だから」という固定観念を理由とした生きづらさや悩み、ストレスが「よくある」「時々ある」と答えたのは25人だった。 >>更衣室 な
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静岡県内16施設で閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、保育園計16施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計171人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 函南町2施設17人、御殿場市1施設5人、富士宮市1施設14人、富士市1施設6人、静岡市葵区1施設17人、藤枝市1施設13人、島田市1施設14人、磐田市1施設10人、掛川市1施設9人、湖西市1施設13人、浜松市中央区5施設53人
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常葉大生が「春弁当」考案 鶏・豚・魚メインの3種 浜松市浜名区で試食会
常葉大浜松キャンパスの学生と食品スーパーのエブリィビッグデーを展開するビッグ富士(磐田市)などは20日、学生が考案した弁当の試食会を同市浜名区で開いた。学生やスーパーのバイヤーなど関係者約10人が、商品化に向けて意見交換した。 弁当のレシピ考案プロジェクトと題し、「おいしく健康 春の彩り弁当 1日に必要な野菜1/3(120グラム以上)が摂れる」をテーマに、同大健康プロデュース学部健康栄養学科2年の芳野琴那さん(19)、長島啓士さん(20)、神戸陽向さん(20)が考案。鶏・豚・魚をメインにした3種の弁当をつくった。 「カレー風味チーズチキン弁当」はスパイスの効いたカレー粉に味がまろやかにな
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梅ケ枝さん(浜松浜名中)大賞 磐田で25日までかきぞめ席書展
東海書道会(磐田市)の児童かきぞめ席書作品展(静岡新聞社・静岡放送後援)が22日、同市国府台の東海書道会館で始まった。大賞に輝いた梅ケ枝優美香さん(浜松市立浜名中3年)の作品をはじめ、入選以上の196点を25日まで展示する。 県西部の幼児~中学3年生から寄せられた480点を審査した。新年への誓いを込め、「花開く未来」「夢と希望」「生きる力」など学年ごとの課題を力強い筆遣いで書いた力作ぞろい。子どもたちの個性が表れた作品が来場者を楽しませている。 そのほかの主な入賞者は次の通り。 坂田莉子(掛川大浜中2)松下かほり(菊川岳洋中1)小和田明花(磐田長野小6)南沢健翔(磐田城山中2)柴田真彩
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楷書や行書など多彩な作品50点 静岡県書連磐田支部
静岡県書道連盟磐田支部(湯山恵苑支部長)の展示会が21日、磐田市見付の市立中央図書館で始まった。楷書や行書、草書など多彩な書体を記した約50点が並ぶ。25日まで。 20~80代の会員が、1人1点ずつ出品した。漢詩や万葉の歌、徳川家康の遺訓など、さまざまな題材をテーマに、繊細かつ生き生きとした筆遣いで表現し、来場者を楽しませている。
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海上安全指導員 2人指定 要救助事案にも対応 御前崎海保
御前崎海上保安署は21日、海上安全活動を担う「海上安全指導員・安全パトロール艇」の指定式を御前崎市の同保安署で行った。 指定を受けたのは磐田市の藤原岳彦さんと御前崎市の沢入芳洋さん(64)。藤原さんの船舶「あすか4」と沢入さんの「マーベラス」もそれぞれパトロール艇に認められた。 2人は所有する船で沖合に出た際など、周囲のプレジャーボートなどに対して安全で秩序ある運航の呼びかけを積極的に行うほか、要救助事案などにも対応していく。 保坂和彦署長は「海の安全を守るためには民間の人たちの力が必要」と期待を寄せた。
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強盗対処、冷静に 池田郵便局で訓練 磐田署
磐田署は21日、強盗対処訓練を磐田市の池田郵便局で実施した。郵便局員が緊迫した雰囲気の中、強盗犯への対応や通報までの一連の手順を確認した。 強盗犯が刃物を持って郵便局に押し入り、現金を奪って逃走する想定。犯人に扮(ふん)した同署生活安全課署員がカウンター越しに「金を出せ」「動くな」などと迫ると、局員は非常通報装置を押したり、「落ち着いてください」などと犯人の感情を逆なでしないように声をかけたりした。 終了後、参加者全員で犯人の身長や服装などの把握状況や応対方法について話し合った。佐藤安住警部補は「犯人は複数の刃物を持っている場合もある。普段からイメージトレーニングを心がけることで、万が一
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製造業 国内回帰の動き 日本製品 評価再浮上を【西部 記者コラム 風紋】
楽器メーカーのヤマハ(浜松市中央区)が、国内のものづくり基盤を強化する。連結子会社で楽器・音響機器製造のヤマハミュージックマニュファクチュアリング(YMMJ、磐田市)を吸収合併すると、昨年末に発表(効力発生日は4月1日)した。 ヤマハはこれまでの生産戦略として、コストや効率面で有利な海外工場への工程移管を積極的に進めてきた。しかし、技術・技能の分散や継承、市場変化への対応などに課題が出ていたほか、海外労務費の上昇や長引く円安なども重なり、国内回帰に方向転換した。中田卓也社長(4月1日付で取締役会長に就任)は「国内機能の強化につなげたい」と強調し、開発と生産現場の連携が同社の発展につながると
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静岡県内14施設 インフルエンザで学級、学年閉鎖
静岡県は20日、県内の高校、小中学校14施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計154人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市2施設23人、三島市1施設7人、磐田市1施設9人、御前崎市1施設8人、森町1施設18人、浜松市中央区6施設67人、同市浜名区2施設22人
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経済活性化へ「人口減対策を」静岡県政に経営者ら厳しい視線 県内100社アンケート
静岡新聞社が行った静岡県内主要100社アンケートで、地域経済の活性化に必要な施策について、「人口減少対策」とした回答が最多の32%を占めた。人口の増減は税収や労働力の維持確保に直結し、自治体基盤の根幹に関わる。ただ県内は年間で1万~2万人ずつ減り続け、改善の兆しは見えない。今回初めて設けた自由記述からは、企業トップらが川勝県政に厳しい視線を向けている実情が浮かんだ。 「人が流入する仕掛けを」「中小企業の持続的発展なしに県全体の改善にはつながらない」 金融、小売、宿泊、物流、建設-と幅広い業種から危機感を訴える回答が相次いだ。基幹の製造業の低迷で地域経済の地盤沈下が長らく指摘され、「県行
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日本、決勝トーナメントへ調整 世界卓球
【釜山共同】卓球の世界選手権団体戦で1次リーグ首位通過を決めた男女の日本は20日、韓国・釜山の会場で調整した。決勝トーナメントは21日に始まり、初戦となる2回戦に勝って8強入りすればパリ五輪の団体出場権を獲得し、五輪シングルス2枠を得る。練習前、取材に応じた男子の張本智和(智和企画)は「難しい戦いになるけど勝つ。100%の力を出し切れば絶対にできる」と力強く話した。 女子の1次リーグで4試合に出場した平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は球を打つだけでなく、体幹トレーニングにも取り組むといい「しっかり準備し、さらに気を引き締めて頑張りたい」と語った。 決勝トーナメントの組み合わせ抽選が行
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浜名湖花博入場券 磐田の児童生徒に
浜名湖花博20周年記念事業実行委員会は19日、浜松市で今春開幕する「浜名湖花博2024」の入場券を、磐田市内の全小中学生に贈ると発表した。 対象は現時点で市内の小中学校、特別支援学校、外国人学校に通う約1万3500人。浜名湖ガーデンパーク会場(開催期間4月6日~6月2日)の入場券を、3月上旬に市教委や各校を通じて配布する予定。現中学3年生は卒業後も使用できる。市内8社の協賛金で購入した。 実行委は「花や緑の美しさに触れたり、先端技術によるデジタルアトラクションを体験したりして、未来を担う子どもたちが感動や学びを得る機会にしてほしい」としている。
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裂き織り、バッグ 個性キラリ 浜松・浜名区で3人展
古布を利用した裂き織りと陣羽織、クラフトバンドなどに使われる紙素材で作ったバッグの展示会が25日まで、浜松市浜名区の県立森林公園森の家で開かれている。 裂き織りや陣羽織に取り組む磐田市の山田清春さん(70)と真知子さん(69)夫妻が、昔話の「ウサギとカメ」や「浦島太郎」、「花咲かじいさん」を題材に手がけた裂き織りなど15点ほどを展示している。「ウサギとカメ」のウサギがハンモックで休む姿を描くなど、昔話にアレンジを加えて仕上げた作品が来場者を楽しませている。山田さん夫妻は「ちょこっと笑ってもらえる仕掛けをたくさん詰め込んだ。笑顔になってもらえれば」と話した。 バッグは中央区の川原千明さん(
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遠州の史跡やイベント 写真投稿を 歴史・文化スポット発信へ 静岡県西部地域局がコンテスト
昨年の大河ドラマ「どうする家康」で注目を集める静岡県西部の歴史・文化スポットの魅力を発信しようと、県西部地域局は3月10日まで、写真共有アプリ「インスタグラム」で「SNAP ENSHU(スナップ エンシュウ)フォトコンテスト」を開催している。 2023年1月1日から24年3月10日までに浜松市や湖西市など遠州地域で撮影した写真を募る。史跡や建造物などの歴史文化部門と、イベントやグルメなどの魅力部門の2部門。応募方法は写真に撮影した場所と年月日を記載し、「#スナップエンシュウ」のハッシュタグを付けて投稿する。 各部門の入賞者には遠州地域の特産品ギフトセットを贈る。 問い合わせは同コンテス
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全国大会へ「ハカ」で気合! タグラグビー磐田「EARTH」
今月下旬のSMBCカップ全国小学生タグラグビー大会に出場する磐田タグラグビークラブEARTHの選手9人が19日、磐田市役所に山本敏治教育長を訪ね、大舞台での健闘を誓った。ラグビー・ニュージーランド代表が試合前に行う民族舞踊「ハカ」も披露し、全国大会に向けて気勢を上げた。 全国優勝の経験もある強豪クラブ。昨年12月の県大会で優勝、今年1月の東海大会で準優勝し、6大会連続7回目の全国出場を決めた。攻撃の核で主将を務める小泉結志君(12)=磐田北小6年=は「誰よりも声を出し、良いプレーを見せたい。全勝を目指して全力で頑張る」と意気込みを語った。山本教育長は「全国大会での活躍を大いに期待している。
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【第2章】高校時代② 留年選択「卒業目指す」 家族の総意【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
高校には、公私立を問わず、進級の可否を判断する際「履修」という一つの基準がある。各教科、決められた日数、授業に出席しなければならない。県立高はどの教科も3分の1程度欠席すると、履修不足となり進級できなくなる。病気でも考慮されない。2019年度、県立磐田北高1年だった寺田歩生[あゆみ]さんは2学期終了時点で54日休み、既に3分の1に近かった。 放射線治療や右足を切断した手術の影響が大きかった。寺田家でも懸案だったが、治療をやめるわけにはいかず、年明けに規定の日数を超えた。留年か、退学して治療に専念か、通信制高校への転学か。学ぶ意欲がある歩生さんや家族にとっては、いずれも受け入れがたい選択だっ
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ブレス浜松 西部8市町と連携協定 バレー軸に地域発展貢献
バレーボールVリーグ女子2部「ブレス浜松」は18日、県西部8市町と連携協定を締結したと発表した。浜松市浜名区のサーラグリーンアリーナで同日、大林素子GMらチームと各自治体関係者が発表会に臨んだ。 協定を結んだのは御前崎市、菊川市、掛川市、袋井市、磐田市、浜松市、湖西市と森町。2024~25年シーズンに新設される国内リーグの最高カテゴリー「SVリーグ」の参入を目指すブレス浜松は、これらの地域の発展やスポーツ振興、市民の健康増進に貢献しながら、さまざまな価値の創出を図る。 会見で大林GMは「8市町、そして最終的には日本全国を巻き込めるよう、勇気(を与え)、力になれるチームづくりを目指す」と述
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戦時の歴史舞台 住民ら美化活動 磐田の市民団体「緑十字機不時着を語り継ぐ会」
磐田市の市民団体「緑十字機不時着を語り継ぐ会」(緑語会、三浦晴男代表)は18日、同市鮫島の仿僧川で清掃活動を実施した。太平洋戦争終戦時に降伏文書を携えた軍用機が海岸に不時着した鮫島地区の歴史の継承に向け、会員や地元の南部中2年生ら約40人が地域美化に取り組んだ。 緑語会によると、当時の地元住民は降伏軍使が無事に東京に戻れるよう支援した。住民の道案内で軍使が歩いたとされる地域周辺の仿僧川や海岸の環境を保全しようと、緑語会は県袋井土木事務所とリバーフレンドシップを締結し、河川美化活動に取り組んでいる。 参加者は、仿僧川の睦橋周辺の堤防や川岸で、不法投棄されたり、流れついたりしてたまった廃タイ
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【第2章】高校時代① 苦痛からの解放 右足失う決心 迷いなく【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
2019年4月、念願の県立磐田北高に入学した磐田市の寺田歩生[あゆみ]さん。骨肉腫のがん細胞は既に肺転移していたが、比較的元気で両親に車で送迎してもらいながら登校した。部活動は生活文化部に入り、好きな手芸を楽しんだ。ほぼ毎日学校に通ったが、夏ごろ、右足に強い痛みが現れ始めた。 痛みは、相当だったようだ。国立がん研究センター(東京)での治療に付き添った姉侑加さん(27)が就寝中、ふと目を覚ますと、ベッドサイドに座り右足をさする妹の姿が暗闇の中にあった。話しかけても無言の時もあった。薬が効いた日中は明るかったが、「夜は別人だった」。 7月、同センターでの検査で右肺の腫瘍の拡大が判明し、右足と
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クワガタの幼虫見つけた! 磐田でイベント 小学生ら約40人参加
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園で17日、クワガタムシの幼虫を探す「緑の教室」が開かれた。市内の小学1~3年生と家族ら約40人が、朽ち木から幼虫を見つける体験を楽しんだ。 参加者は「こんちゅうクン」の愛称で親しまれている同公園の北野伸雄館長からクワガタの育ち方などを学んだ後、幼虫探しに挑戦した。シイタケの原木として使われていたクヌギやコナラなどを手くわで崩し、体長2~4センチほどのコクワガタの幼虫を見つけた。朽ち木の中で冬を越していた成虫や、カミキリムシの幼虫などもいた。 家族5人で参加した豊田東小1年の尾崎涼君(7)は「クワガタの幼虫を見るのは初めて。元気に成虫になってほしい」と話し
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⚽元日本代表FW高原さん 「夢やりきった」 生まれ故郷の三島で引退報告
サッカー元日本代表FWの高原直泰さん(44)が16日、生まれ故郷の三島市役所に豊岡武士市長を訪ね「子どもの頃から夢見たことをやり切れた」と昨季限りでの現役引退を報告した。自ら創設したJFL沖縄SVで務めてきた監督も退き、今後は最高経営責任者(CEO)としてJリーグ入りを目指すクラブの経営に専念する。「チームで静岡に凱旋(がいせん)できるように頑張る。育ててもらった静岡にも経験を還元したい。これからの高原も楽しみにしてほしい」と語った。 高原さんは市立山田小から東海大一中(現・東海大翔洋中)、清水東高を経て1998年に磐田へ入団。ドイツに渡って活躍し、ワールドカップ(W杯)にも出場した。清水
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静岡県内25施設で学年、学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は16日、県内の高校、小学校、こども園25施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計282人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 三島市2施設23人、御殿場市1施設4人、富士市1施設8人、静岡市葵区2施設23人、同市駿河区2施設24人、同市清水区3施設24人、藤枝市3施設23人、磐田市1施設8人、掛川市1施設12人、袋井市1施設28人、湖西市2施設32人、菊川市1施設8人、浜松市天竜区1施設18人、同市中央区4施設47人
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市民・団体との「共創」意欲 磐田市議会 草地市長が施政方針
磐田市の草地博昭市長は16日の市議会2月定例会本会議で、2024年度の施政方針を表明した。市民や企業・団体などと新しい価値や取り組みを生み出す「共創」に意欲を示し、「変化の激しい時代でも一人一人の市民が幸せと誇りを実感できるまちをつくりたい」と述べた。 大型ハード事業の費用が増えるなど、過去最大規模となった24年度当初予算案について「基金残高の確保、市債残高の抑制を意識しており、引き続き、持続可能な財政運営に努める」と強調。重点戦略として「働く場所、雇用の共創」「住みたくなる、集まりたくなるまちに向けた共創」「新たな価値、魅力の共創」に取り組むとした。同日の本会議では、当初予算案など31議案
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6高校美術部 力作一堂に 磐田、18日まで合同作品展
磐田市内の高校5校と袋井高の美術部合同作品展が17、18の両日、同市見付の市立中央図書館で開かれる。部員計約50人が絵画やイラスト、造形作品など73点を出展する。 作品はいずれも、生徒たちが昨年秋以降に部活動で制作した新作という。授業中に居眠りするクラスメートのさまざまな姿勢をピクトグラム(絵文字)風にしたイラストや、棚に並ぶ酒瓶のラベルに教員の名前をさりげなく描き入れた油彩画など、高校生ならではの遊び心が詰まった作品も多い。夜空をイメージした中世風のドレスも並ぶ。 学校を越えた部員同士の交流と、市民への作品発表の場づくりを目的に毎年開催していて、今回が56回目。16日に各校の部員が集ま
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#注目トレンド 自分に似合う装い メークや髪形、AIが提案【NEXTラボ】
美容やファッションを巡る消費者の意識が変化している。流行を追うだけでなく、自分に似合う装いを大事にしたいと考える人が増え、県内でも個々に適したメークや髪形を人工知能(AI)を使って診断するサービスなどが人気を博す。気持ちも前向きになる、今どきのおしゃれとは―。 静岡県内に5店舗を展開する化粧品店「ふしみや」では、昨夏から商品選びを手助けするカウンセリングの一環として、AIを活用した骨格診断を導入している。大手メーカー資生堂のブランドと連動したサービスで、顔の骨格や特徴を診断し、似合うメークを提案する。静岡市葵区のセノバ店で、静岡大3年生の小林怜加さん(21)に体験してもらった。 まずは問
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静岡市駿河区の田口さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の2月大会がこのほど、浜松市浜名区の浜北文化センターで開かれた。81人が参加し、最強のSクラスは田口晃士さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①田口晃士(静岡市駿河区)②内山透(中央区)③鈴木雄也(静岡市葵区)④丸一健悟(中央区)⑤中川丈太郎(浜名区)▽A ①赤川陽平(浜名区)②門奈光(中央区)③岡本泰好(掛川市)④安藤隼斗(焼津市)⑤渡辺伸五(浜名区)▽B ①山下康弘(中央区)②大庭悦治(磐田市)③牧野斉(浜名区)④尾藤菊一(中央区)⑤高〓正芳(浜名区)▽C ①斉藤正直(中央区)②武村岳史(浜名区)③高〓長男(掛川市)④斉藤流(横浜市港北区)⑤芝田信照(袋井
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「年4冠」愛鷹キャンプ 明大野球部を歓迎・激励 23日まで 沼津市
明治大野球部は23日まで、春季キャンプを沼津市の愛鷹球場で実施している。東京六大学初の「年間4冠」を目標に掲げて鍛錬を積んでいる。15日は歓迎・激励会に臨んだ。 2年木本圭一・二塁手(同市出身)や2年高須大雅投手(磐田市出身)ら選抜された選手40人が参加する。体力トレーニングから紅白戦まで幅広いメニューの練習に励む。14日発表の「侍ジャパン」に選出された3年宗山塁主将は「空気がおいしく十分な広さがある。素晴らしい環境に感謝し、成果を出せるよう全員で頑張る」と言葉に力を込める。 同球場での春季キャンプはコロナ下の中断を挟んで15回目。当時の監督が、かつて飛龍高監督だったことから始まった。そ
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7議案を上程 磐田市議会 開会
磐田市議会2月定例会は15日開会し、会期を3月22日までの37日間と決めた後、2023年度一般会計補正予算案など7議案を上程した。24年度当初予算案など31議案は16日の本会議で上程する。一般質問は26、27日に計10人が登壇する。
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明大野球部が愛鷹キャンプ 磐田出身、高須投手ら参加 23日まで
明治大野球部は23日まで、春季キャンプを沼津市の愛鷹球場で実施している。東京六大学初の「年間4冠」を目標に掲げて鍛錬を積んでいる。15日は歓迎・激励会に臨んだ。 2年木本圭一・二塁手(同市出身)や2年高須大雅投手(磐田市出身)ら選抜された選手40人が参加する。体力トレーニングから紅白戦まで幅広いメニューの練習に励む。14日発表の「侍ジャパン」に選出された3年宗山塁主将は「空気がおいしく十分な広さがある。素晴らしい環境に感謝し、成果を出せるよう全員で頑張る」と言葉に力を込める。 同球場での春季キャンプはコロナ下の中断を挟んで15回目。当時の監督が、かつて飛龍高監督だったことから始まった。その後
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書の師範 表現多彩に 「景雲社」作品展 浜松市中央区
磐田市に本部を置く書道研究団体「景雲社」の書道展(静岡新聞社・静岡放送後援)が18日まで、浜松市中央区のクリエート浜松で開かれている。 県西部を中心に書道教育活動を展開する東海書道会所属の師範級以上の45人が出品。漢詩や格言、歌詞などの多彩なジャンルの言葉を思い思いに表現した。畳1.5畳以上の大きさの画仙紙にしたためた大作や、干支(えと)の辰(たつ)にちなんだ作品も並ぶ。 景雲社は会員の1年間の研究成果を発表する場として同展を開催している。会員が技法を凝らした作品の数々に、来場者が足を止めて見入っていた。 (浜松総局・仲瀬駿介)
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こども食堂に7万円寄付 磐田地区退福共「食材調達に」
磐田地区退職者福祉共済会(青島克佳会長)はこのほど、こども食堂を開いている磐田市二之宮のサービス付き高齢者向け住宅「リッツハウス磐田」に7万円を寄付した。 物価高が続く中、食材の調達などに活用してもらおうと、県労働金庫からの配当金の一部を寄付金に充てた。青島会長が同施設を訪れ、担当者に手渡した。青島会長は「物価高騰で厳しさを増すこども食堂の運営に少しでも役立ててほしい」と話した。 社会福祉法人八生会(浜松市)が運営する同施設では、地域の子どもの居場所づくりとして、毎月第1、第3金曜日に小学生以下の子どもに無料(中学生以上は100円)で食事を提供している。
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「マイナ保険証」 磐田で操作体験会 静岡県内初開催 利便性周知
マイナンバーカードに健康保険証機能を持たせた「マイナ保険証」の操作体験会が12日、磐田市高見丘のららぽーと磐田で開かれた。デジタル庁主催で、静岡県内初開催。イベントを通じて市民にマイナ保険証の利便性を周知し、普及促進を目指す。 来場者は、カードリーダのデモ機に自身のマイナンバーカードを置き、顔認証やパスワードを入力して本人確認を実施。画面の案内に従って過去の診療や処方された薬の情報を、医療機関に提供するかなどの問いに答えた。 会場には、マイナンバー制度のPRキャラクター「マイナちゃん」や市イメージキャラクター「しっぺい」も駆けつけ、買い物客らにマイナ保険証の利用を促した。25日には、浜松
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 10日はメジナやスズメダイ、アイゴ、ネンブツダイ、スズキ、マアジ。11日はヒラメやタカベ、タカノハダイ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイ、ベラ、カサゴ、スズメダイ。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。カゴ釣りでサバも釣れる。穴釣りではカサゴ。青イソメ餌の投げ釣りでシロギスやメゴチも狙える。メジナ釣りは配合餌とオキアミを混ぜたコマセが肝心。先週末はカマスやクロダイも釣れた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 11日午前の沼津沖船釣りは0.8~1.5キロのマダイ、5キロの
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静岡県内8施設で学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は13日、県内の高校、小学校、こども園計8施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計82人確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 焼津市1施設10人、藤枝市2施設19人、掛川市1施設12人、湖西市1施設12人、磐田市2施設18人、袋井市1施設11人
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地域包括ケア推進へ集い 県内5団体が活動報告 静岡県看護協会
静岡県看護協会は12日、高齢者に医療や介護などのサービスを一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の推進に向けたフォーラムを、静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニアで開いた。看護師が病院や診療所の枠を超えて協力する「看看連携」や、介護施設職員や民生委員などとの多職種連携に取り組む県内5団体が医療関係者や市民らに活動を報告した。 静岡市駿河区の「するが区看・看ネット」は、大規模災害時の効果的な支援を実現するために看護師同士のネットワークを生かした研修事例を発表。病院の看護師が講師役となり、習得の機会が少なかった診療所の看護師に災害救護について教えた研修の取り組みを紹介した。 能登半島地震を
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最高賞の知事賞に阿部さん、松下さん 静岡県民写真展・撮影大会作品
静岡県写真協会はこのほど、県民写真展と撮影大会作品コンテスト(ともに静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞者を決めた。写真展は阿部浩典さん(富士宮市)の「春夜の華」が、コンテストは松下英志さん(島田市)の「浴衣美人」がそれぞれ最高賞の知事賞に輝いた。 258人から1515点の応募があった。阿部さんは手筒花火を披露する女性の精悍(せいかん)な顔つきを捉え、松下さんは浴衣を着た女性を背景とともに統一感あるシックな色調で表現し、評価を受けた。 写真展とコンテストで入賞・入選した作品は3月6~10日に静岡市役所市民ギャラリーで展示する。 そのほかの入賞者は次の通り。 【県民写真展特別賞】掛沢孝彦(
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天竜に市内外の雑貨と味が集合 時どきマーケット 浜松市
浜松市天竜区二俣町の天竜商工会駐車場で12日、市内外の飲食店や雑貨店が集まるイベント「時どきマーケット」が開かれた。屋台の定番料理や雑貨などが並び、住民らでにぎわった。 天竜、浜名区のほか県西部で営業する九つの個人店舗が集まった。浜松市や磐田市などで飲食物を販売する「ゴリッシャス」はシークワーサーを使った炭酸水や水あめ、ホットココアなどを販売した。 ホットドッグやソーキそば、ハンドメードの帽子、木工アートなどが並んだ。晴天の下、家族連れやペットと散歩する地元住民などが足を運んだ。 イベントの発起人の一人である同市天竜区水窪町の耳塚直樹さん(46)は「今後も出張マルシェのような形で開催し
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イチゴ 井口さんと丹羽さん(袋井)金賞 JA遠州中央 磐田で品評会
JA遠州中央は13日、イチゴの品評会を磐田市高見丘の大型商業施設「ららぽーと磐田」で開いた。磐田、袋井両市の生産者が主力品種「紅ほっぺ」と「きらぴ香」の2部門に計35点を出品。井口友和さん(袋井)と丹羽進さん(同)が、それぞれ最高賞の金賞に輝いた。 市場関係者と草地博昭磐田市長、大場規之袋井市長の計7人が、色や形、艶などの外観や食味を評価した。通常審査とは別に、施設の来店者も外観の美しさを審査、投票し、紅ほっぺは井口さん、きらぴ香は丹羽さんの出品がそれぞれ最多得票で特別賞を受けた。 このほかの主な結果は次の通り。 【紅ほっぺ】銀賞 鈴木敏彦(磐田)、丹羽進(袋井)▽銅賞 山田賢司(同)
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女性アスリート3人 浜名湖花博の魅力紹介 3月開幕「一押しは大噴水ショーやネモフィラ畑」 磐田でイベント
今春開幕する「浜名湖花博2024」を県西部の女性アスリート3人がPRするトークイベント(県西部地域局主催)が11日、磐田市のららぽーと磐田で開かれた。20年ぶりの開催となる浜名湖花博の魅力を紹介し、来場を呼びかけた。 女子7人制ラグビーチーム「アザレア・セブン」の小島里緒選手(19)は国内最大級のウオータースクリーンを使った大噴水ショーを一押しし、「音楽に合わせて噴水からキャラクターが飛び出すバーチャル映像を楽しんでほしい」とアピールした。サッカー女子なでしこリーグ1部「静岡SSUボニータ」の大間由樹選手(28)は注目ポイントにチームメートと植えたネモフィラ畑を挙げ「みんなに見てほしい。
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そり滑りや雪合戦 磐田でゆきまつり 親子連れら楽しむ
磐田市恒例の雪遊びイベント「いわたゆきまつり」(実行委主催)が11日、同市豊浜の福田漁港交流広場ふくっぱで開かれた。長野県から約50トンの雪が運び込まれ、親子連れらが雪の感触を楽しんだ。 雪で作った滑り台には、イベント開始と同時に子どもや大人が列を作った。来場者は1~2人でそりに乗り、風を切りながら勢いよく滑り降りて疾走感を満喫。雪遊びのコーナーでは、スコップで雪だるまを作ったほか、大はしゃぎで雪を投げ合った。 昨年に続き参加した主婦増田千文さん(29)は「雪に触れる機会がないので、子どもたちが楽しそうに遊ぶ姿を見ることができてうれしい」と話し、娘の成紗ちゃん(3)は「そり滑りが楽しかっ
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カブトムシ遊具 みんなで楽しく 竜洋昆虫自然観察公園(磐田)でお披露目
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園で、カブトムシをモチーフにした大型遊具が完成し、10日にお披露目会が開かれた。竜洋地区の園児約30人が参加し、遊び初めを楽しんだ。 1998年に設置された旧遊具の老朽化に伴う更新。新遊具は市が4パターンの候補のイメージ図を用意し、園内のこんちゅう館来館者や地元園児・小学生の投票で選んだ。 大型遊具は高さ約7メートル、幅約9メートル、全長約12メートルで、二つの滑り台やミノムシ型のネットなどを備えた複合遊具。身体障害のある子どもでも楽しめるハンモック型の遊具も設けた。 こんちゅう館の周辺には昆虫のサインパネルを設置。案内板も更新し、旧案内板で使っていた銅
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浜松の防災に活用 はましんリースが市へVRゴーグル寄付
浜松いわた信用金庫関連会社のはましんリース(浜松市中央区)はこのほど、南海トラフ地震や水害などへの市民の防災意識向上のため、同市に災害を疑似体験できるVR(仮想現実)ゴーグル4台を寄付した。 設立40周年を記念し、本社や営業拠点を置く県西部7市町への寄付事業の一環。ゴーグル装着で、屋内での地震災害や東日本大震災の津波被害状況を体験できる。市は防災学習センター「はま防~家」(中央区)に常設で設置する。 市役所で行われた贈呈式で、水野雅之社長が中野祐介市長にVRゴーグルを贈った。水野社長は東日本大震災被災地のボランティアで津波の痕跡に触れた経験を振り返り、「疑似体験を通じ、自分の行動に役立て
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記者コラム「清流」 身近にプロスポーツ
磐田市内の中学2年生約1500人が1月下旬、市の招待でラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズのホストゲームを一斉観戦した。レヴズは快勝で中学生の声援に応えた。 特に後半は目の前でレヴズがトライを奪う場面が何度もあり、最初は遠慮がちに応援していた生徒たちも盛り上がりを見せた。細かいルールは知らなくても、選手同士の迫力あるぶつかり合い、スピード感あるパス回しや突破を純粋に楽しんでいる様子がうかがえた。生観戦ならではの魅力を実感できただろう。 スポーツは人生を豊かにする「公共財」とされる。身近に複数のプロスポーツチームがある環境は貴重だ。まちづくりに生かさない手はない。スポーツ資源を「住み続
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ベア1万1000円要求へ ヤマハ発労組、過去最高
ヤマハ発動機労働組合(約9300人、平野雅紀中央執行委員長)は9日、磐田市内で中央委員会を開き、2024年春闘で、ベースアップに相当する賃金改善分として過去最高の月額1万1千円を要求すると決めた。前年要求を4千円上回った。満額回答されれば、既に確定している定期昇給分も含め総額1万7400円と物価上昇率を超える改善になるという。 連合が「5%以上」を掲げた今春闘の賃上げ目標を踏まえた。平野委員長は「インフレ率が上昇する中で、自動車産業が日本経済を好循環に変えていくため、その一翼として力強い要求を設定した」と強調。自動車業界の人材不足にも触れ「魅力ある企業として選ばれるためには賃金を上げなければ
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中泉代官しのび 梅盆栽展 10日と11日 磐田・満徳寺
磐田市中泉の満徳寺で10、11の両日、江戸末期に遠江・三河の幕府直轄領を統治した中泉代官、林鶴梁をしのぶ「梅香忌盆梅展」が開かれる。平尾文貞住職や檀家(だんか)が丹精した梅の盆栽や生け花約40点を展示する。 同寺では、鶴梁の義母が永代供養されている。鶴梁が梅を好んだことにちなみ、毎年、義母の命日に合わせて盆梅展を開いている。紅白やピンク、黄色のかわいらしい花を咲かせた作品を並べるほか、安政東海地震や天竜川の大水害で領民の救済に尽力した鶴梁の功績を資料やパネルで紹介するコーナーを設ける。 開場時間は午前10時~午後3時。来場者には梅茶を振る舞う。
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古今を併せ 彫る手を信じ 創作版画家・佐野せいじさん(磐田市)【表現者たち】
江戸時代に栄えた浮世絵版画は原画を描く絵師[えし]、版木に刻む彫師[ほりし]、色刷りをする摺師[すりし]の職人3者がそれぞれの技術を凝らす分業制の芸術作品だった。対して現代の創作版画は全工程を一人で担う。磐田市の創作版画家佐野せいじさん(64)は「何かを創り上げる職人の仕事ぶりに魅了された」と話す。 若い時から創作で身を立てたいと思っていた。10代で地元磐田市を離れ、京都市北区でギャラリーを開く木版画家井堂雅夫さん(1945~2016年)の下で学んだ。「江戸時代までは静岡も木版画が盛んだったが、明治以降下火に。現代で木版画を習得しようと思ったら外に出る必要があった」と佐野さんは振り返る。
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遠州織物生地を一般向け販売 都内商談会で初 静岡県繊維協会、15日から
静岡県繊維協会は15、16の両日、東京都目黒区のカイタックインターナショナルで開く展示商談会「遠州織物コレクション」(浜松市、磐田市共催)で初めて一般向けにも生地を販売する。生地に直接触れる機会を設け、一流デザイナーや海外人気ブランドに使われている高付加価値の織物の魅力をアピールする。 商社やアパレルメーカーのバイヤー、デザイナーを中心に約200人が遠州産地の新作を求めて訪れる恒例の見本市。かねて服飾を学ぶ学生や一般から購入希望があったため、普及啓発を兼ねてメインの商談会に併せて企画した。 織屋や産地元請けの計8団体が出展する会場で、しま柄の遠州綿紬(つむぎ)やシャトル織機で仕上げたブロ
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推しゴキブリ探そう 50種展示、総選挙も 磐田・竜洋昆虫自然観察公園
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園で3月31日まで、国内外のゴキブリを紹介する「ゴキブリ展7」が開かれている。 毎年開催している人気の企画展で、今回が7回目。同園で飼育する約120種から担当職員で「ゴキブリスト」と名乗る柳沢静磨さんが選抜した約50種を生体展示している。ダンゴムシのように体を丸める「ヒメマルゴキブリ」や、世界で最も重いとされる「ヨロイモグラゴキブリ」など個性的なゴキブリが並ぶ。世界各地から集めた「ごきぶりホイホイ」やゴキブリの化石を展示するコーナーも設けた。 一押しの一種に投票する「GKB48総選挙」も実施していて、結果は4月中に同園のHPや交流サイト(SNS)で発表する
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バレーボールで磐田市盛り上げ ブレス浜松が連携協定
磐田市とバレーボールVリーグ女子2部のブレス浜松は8日、スポーツを通じた地域活性化に関する包括連携協定を締結した。市役所で草地博昭磐田市長=写真中央=と、石川彰吾代表理事=同右=が協定書を交わし、相互連携を約束した。 2024~25シーズンに新設される国内リーグ最高カテゴリー「SVリーグ」の参入条件に地元自治体との連携がある。参入を目指すブレスは、より多くの人にクラブを知ってもらおうと、地域に応援してもらえるような環境づくりを進めている。今回の協定締結により、バレーボールをはじめとするスポーツ人口拡大や地域社会の活性化、市民の健康増進にもつなげる。 ブレスは昨秋、浜松市と同様の包括連携協定を
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日本の「蚊帳文化」世界に発信 磐田の菊屋、遠州織物の技術生かす
磐田市中泉の寝具・麻製品販売「菊屋」が、日本の蚊帳文化を海外に向けて発信している。「蚊よけだけでなく、安眠空間としての蚊帳をアピールしたい」と三島直也社長(28)。昨年8月に67歳で亡くなった父で先代社長の治さんの思いを引き継ぎ、遠州織物の技術を生かした蚊帳の価値を世界に広めようと奔走している。 1月9~12日に米ラスベガスで開催された世界最大の家電IT見本市「CES」。パナソニックブースの受付の装飾に、藍染めされた菊屋の蚊帳カーテンが採用された。徳島県の染め師が「日本らしい生地」として菊屋を指名し、コラボレーションが実現。光沢のある藍色が映える生地が好評を得たという。 菊屋の蚊帳は産業
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2月定例会 15日開会 磐田市議会
磐田市議会は7日、議会運営委員会を開き、2月定例会の日程案を15日から3月22日までの37日間と決めた。2024年度当初予算案や23年度一般会計補正予算案(2件)など38議案を審議する。一般質問は26~28日の予定。 一般会計補正予算案のうち1件には、物価高を受けた国の経済対策として、低所得世帯に支援給付金を支給する事業費3億6800万円を盛り込んだ。
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ジュビロ磐田ホームタウン拡大 静岡県内クラブ 切磋琢磨を【記者コラム 黒潮】
今季サッカーJリーグ1部(J1)に復帰するジュビロ磐田のホームタウンが、昨年から従来の磐田市に加え、新たに静岡県西部7市町(御前崎、菊川、掛川、袋井、浜松、湖西市、森町)まで拡大した。Jリーグ昇格31年目を迎えるクラブが活動を展開する舞台は大きくなった。それだけに、サッカーを通して以前にも増した密度の濃いスポーツ振興や地域貢献が求められる。 ジュビロ磐田は今年に入り、ホームタウンで生産・製造された緑茶を用いた「遠州お茶ぱん」を商品化した。お茶ぱんは災害時の非常食にも活用でき、地域防災意識の向上と緑茶消費の拡大という地域課題の解決を図るという。ホームタウンの広域化に伴う、とても良い取り組みだ
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省エネ家電 購入補助へ 磐田市 予算案に事業費1億円
磐田市は今夏、市民に省エネ性能に優れた家電への買い替えを促すキャンペーンを実施する。買い替え時の費用を一部補助する。2024年度一般会計当初予算案に事業費1億円を計上した。期間は6~8月ごろを予定し、事業費がなくなり次第終了する。 対象は、省エネ基準を満たしたエアコン、冷蔵庫、LED照明器具の3種類。市内店舗での購入が条件。エアコンは4万円、冷蔵庫は2万円、LED照明器具は購入額に応じて1万円か2万円を助成する。 市は50年までに二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を目指している。家庭から排出されるCO2を抑制するとともに、長引く物価高に苦しめられている家計を支援す
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自転車事故ゼロ「模範に」 街頭啓発の磐田南高に感謝状 磐田署など
磐田署と磐田市、県交通安全協会磐田地区支部は6日、本年度の「自転車事故ゼロ・プロジェクトスクール」として事故防止啓発に取り組んだ磐田南高に感謝状を贈った。 同校交通安全委員会が同署と共同で自転車乗車時のヘルメット着用を呼びかける動画を制作したり、同委員ら生徒が交通ルールやマナーの向上に向けた街頭広報活動に取り組んだりした。草地博昭市長や松下直一支部長らが同市見付の同校を訪ね、委員長の2年太田真聖さん(17)らに感謝状と記念品を手渡した。 草地市長は「市内高校生のリーダーとして、これからも模範になるよう心がけてほしい」と述べた。太田さんは「周囲への呼びかけだけでなく、自分自身の意識もより高めて
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磐田市新年度予算案 一般会計、過去最大に 大型事業増、雇用創出に力
磐田市は5日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比5・9%増の742億4千万円。防潮堤の整備、豊岡支所の新庁舎建設、消防指令システムの更新などの大型ハード事業や社会保障の関連費用が増加し、過去最大規模となった。財源が限られる中、産業振興や企業誘致など雇用創出につながる施策に重点を置いた。 草地博昭市長はテーマを「未来『共創』予算」とし、「市民や企業、団体を巻き込み、新しい価値、仕組み、事業をつくることをより意識する」と説明した。特別、企業会計を含めた予算総額も4・1%増の1454億700万円と過去最大となった。 一般会計の歳入のうち、市税は2・9%増の283億200万
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卓球五輪代表 女子団体要員に15歳張本美 男子は篠塚選出
日本卓球協会は5日、東京都内で記者会見してパリ五輪代表の予定選手男女各3人を発表し、団体要員には女子で15歳の張本美和(木下グループ)、男子は篠塚大登(愛知工大)を選んだ。東京五輪で「金」「銀」「銅」のメダルを獲得した女子の伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は外れた。 団体要員は強化本部が選考し、張本美は強豪の中国勢との試合内容や戦績などが評価された。篠塚は団体要員の枠を争った松島輝空(木下グループ)に1月の全日本選手権で勝つなどし、選考ランキング3位を守った。 シングルス代表の男女各2人は選考ランクに基づき、男子は張本智和(智和企画)戸上隼輔(明大)、女子は早田ひな(日本生命)平野美宇(
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磐田の食材、親子で調理 特産の白ネギ、イチゴふんだん 「関心深めて」
磐田市で子ども食堂や学習支援に取り組むボランティア団体「あいうえお+プロジェクト」(森本純子代表)は4日、地域の食材を使った食育イベントを同市中泉で開いた。市内外から親子連れなど4組12人が参加し、料理を通じて食に対する関心や知識を深めた。 メニューは、磐田市産の白ネギを使ったグラタンパンやイチゴ大福。子どもたちは包丁を使って材料をみじん切りにしたり、生地を力いっぱいこねたりした。食材の大部分は、市内の企業や農家から無償提供された。 同団体によると、約2年間の活動を通じて、食への関心が低い子どもや、同じ時間帯に食卓を囲めない家庭が増えていると感じたという。そこで、子どもたちが地元の食材を
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卓球パリ五輪代表 平野美宇(沼津市出身)正式選出、伊藤美誠(磐田市出身)は外れる
日本卓球協会は5日、東京都内で記者会見し、パリ五輪の代表予定選手男女各3人を発表した。女子は1月に終了した選考ランキング2位でシングルス枠に内定していた平野美宇(23)=木下グループ、沼津市出身=が正式に選出された。同ランク3位の伊藤美誠(23)=スターツ、磐田市出身=は強化本部が選ぶ団体要員に選ばれず、3大会連続出場はならなかった。 ⇒「みうみま」ライバル対決、見守った母たちの思いは 女子は選考ランク1位の早田ひな(23)=日本生命=がシングルス代表となり、団体要員には15歳の張本美和(木下グループ)が選出された。男子はシングルスに内定していた張本智和(20)=智和企画=と戸上
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新年度予算案 磐田市
市町名(議会会期)①一般会計規模②前年度比伸び率③主要事業(事業費)の順 ◇磐田市(15日~3月22日予定)①742億4千万円②5・9%増③新たな特産物産地形成への支援(1千万円)▽中小企業のDX・脱炭素投資への支援(1500万円)▽省エネ家電買い替え促進キャンペーンの実施(1億円)▽防潮堤の整備推進(34億9800万円)▽中東遠消防指令センター高機能消防指令システムの更新(18億9300万円)▽豊岡支所庁舎の整備(5億3200万円) ※大型ハード事業や扶助費が増加し、過去最大規模に。産業振興や企業誘致など雇用創出につながる施策に重点を置いた。
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静岡県広報コンクール 広報紙部門 最優秀賞に島田市と吉田町
2023年度の静岡県広報コンクール審査会がこのほど行われ、広報紙の市部門で島田市、町部門で吉田町が部門別最優秀賞に選ばれた。広報紙(団体)部門を除く5部門の最優秀作品は24年度全国広報コンクールに出品される。 コンクールは6部門に計91点の応募があり、報道関係者やデザイナーなどが審査した。 島田市の「広報しまだ11月号」は、「『産む』を巡る『公共』」と題した特集で、保険適用となった不妊治療を取り上げた。不妊治療の当事者への取材のほか、不妊の原因や、妊娠に備えた体調管理など、さまざまな視点から「産む」を伝えた。審査員はデリケートなテーマに果敢に挑んだ姿勢や、説得力ある内容を高く評価した。
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磐田市4課増 56課体制に 24年度 機構改革 「こども若者家庭センター」新設
磐田市は5日、2024年度の組織機構改革を発表した。子どもや若者、妊産婦、子育て世帯に対する包括支援を行う「こども若者家庭センター」を新設するなど、前年度から4課増えて12部56課体制になる。 課相当の同センターは母子保健と児童福祉を一体にし、妊娠期から子育て期にわたって切れ目のない支援に取り組む。小中一体校の整備に加え、学校施設の将来的な整備計画や維持管理・有効活用を担う「学校づくり整備課」も新設する。 拡大・複雑化する福祉需要への対応や支援体制を充実させるため、福祉課と高齢者支援課の業務を三つの新設課に再編する。市税課も「市民税課」と「資産税課」に分割する。 税務行政を統括する税務担当部
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AEDで人命救助 2人に感謝状 磐田
人命救助に協力したとして磐田市消防本部はこのほど、プラスチック製品製造の吉野工業所静岡工場(同市森本)で働く徳田凌さん(28)=同市加茂=と相沢悦至さん(33)=島田市牛尾=の2人に感謝状を贈った。 昨年10月21日午前2時ごろ、同工場で50代の男性従業員が心肺停止状態で倒れているのが見つかった。徳田さんが119番通報し、相沢さんがAEDや心臓マッサージで救命措置を実施した。男性は救急隊の到着までに意識が戻り、入院を経て職場に復帰した。 徳田さんは、自身のスマートフォンで通報しながら周囲にAEDを準備するよう呼びかけたという。「指令センターの丁寧な指示があったので落ち着いて対応できた。ほかの
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紅白の梅見頃、春の訪れ一足早く 磐田・豊岡梅園
磐田市上野部の豊岡梅園で、紅白の梅の花が見頃を迎え、一足早く春の訪れを告げている。例年より数週間ほど開花が早く、2月中旬~下旬ごろまで楽しめる見通し。 約13ヘクタールの園内には南高、古城、改良内田の3種の白梅を中心に計約2千本が植えられている。園主の丸山泰史さん(70)によると、今年は1月下旬の雨の影響で開花を加速させたという。3日には家族連れらが写真を撮ったり並木沿いをゆっくり散策したりして、かれんな花を鑑賞する姿がみられた。 開園時間は午前9時~午後4時。入園料は大人500円、小中学生100円。問い合わせは同園〈電0539(62)2666〉へ。
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節分「福よ来い」 豆まきにぎわう 静岡県西部で行事
節分の3日、静岡県西部の各地で豆まきなどの行事が行われた。多くの地域住民が福をつかもうと懸命に手を伸ばした。 中央区・五社神社 節分の3日、浜松市中央区の五社神社で開運や厄よけなどを祈願する恒例の「節分祭」が行われた。福にあやかろうと、約千人の市民らが境内を埋め尽くした。 おはらいを受けた市内の年男、年女ら約70人が拝殿や仮設の舞台に登場。「鬼は外、福は内」のかけ声で福豆約7千袋と紅白餅などを一斉にまき、境内に詰めかけた人々を喜ばせた。 家族で訪れた同区の大力輝士君(7)は「お菓子がいっぱい取れた。今年は新しいことに挑戦してみたい」と目標を語った。 中央区・浜松八幡宮 人間社会に災
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小京都・森町 空き家拡大、町並み再生指針急務【迫る 森町長選㊦】
「遠州の小京都」と呼ばれる森町。市街には古い町屋や蔵が軒を連ね、風情を漂わせる。古民家での暮らしに憧れて2012年、夫妻で町内に移住してきた早川直之さん(43)=磐田市出身=と幸恵さん(46)=福島県出身=は「だんだんと町並みが崩れてきているね」と口をそろえ、表情を曇らせた。街道筋にも空き家が増え、手入れの行き届いていない建物が目立ってきたと感じている。 「移住促進の取り組みは進んできていると思う」と直之さん。町は恵まれた景観と地域に息づく文化伝統を前面に押し出し、移住定住者増加や観光振興を図ってきた。町に定住推進課が新設された18年度以降、19年度17人、20年度19人、21年度52人、
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温暖化防止活動で表彰 静岡県、4団体に知事褒賞
静岡県は2日、2023年度の地球温暖化防止活動知事褒賞の表彰式を県庁で行った。地球温暖化防止に大きく貢献したとして4団体を表彰した。 温室効果ガス排出削減対策部門は、工場でのエネルギー消費量などの「見える化」を通じて、従業員の省エネ意識向上や設備運用の改善を進めた小野薬品工業フジヤマ工場(富士宮市)と、遮熱シートによる放熱ロス対策や井戸水を活用した空調への切り替えなどを行い二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減した三恵(磐田市)が受賞した。 地球温暖化防止普及・啓発部門は、従来廃棄されていたコーヒーの果肉を使った商品の開発、販売などに取り組んだ静岡文化芸術大の「カスから生まれるプロジェク
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中央区の増井さん SSクラス優勝 日将連浜松支部新春大会
日本将棋連盟浜松支部の「令和6年新春大会」がこのほど、浜松市中央区の積志協働センターで開かれた。64人が参加し、最強のSSクラスで増井豊さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①増井豊(中央区)②岸智之(静岡市葵区)③榛葉大樹(中央区)▽S ①宮城島捷翔(浜名区)②岡本徳裕(磐田市)③渡辺伸五(浜名区)▽A ①佐藤粹聖(中央区)②榊原寛(同)③藤原紳裕(御前崎市)▽B ①坂野義隆(藤枝市)②吉崎航瑠(中央区)③高〓長男(掛川市)▽C ①杉山敏郎(浜名区)②山下浩之(同)③片山久(中央区) ※高〓長男の〓は木ヘンに却の去がタ
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粗大ごみ削減へ ジモティー活用 中遠広域事務組合 リユース事業開始
磐田、袋井、森の3市町でつくる中遠広域事務組合(管理者・草地博昭磐田市長)は1日、不要品取引などの地域情報サイトを運営する「ジモティー」(東京都)と連携し、粗大ごみのリユース事業を始めた。自治体による同社サービスを利用した不燃ごみ出品は県内初。自治体の持つごみの回収力と同社の知名度を生かして不要品の再利用を促し、家庭ごみの排出量削減を目指す。 ジモティーが運営する地域情報サイトでは、不要品を撮影してサイト上に投稿し、譲渡・売却できる。同組合は、住民から回収した家具などの粗大ごみを中心に、再利用可能な品をサイトに掲載して無償で譲渡する。リユース事業を通じて粗大ごみの処理費用の抑制や、住民の環
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磐田市11件誤送付 介護保険料の納付済額通知書
磐田市は1日、介護保険料の確定申告用納付済額通知書の誤送付が11件あったと発表した。通知書には氏名や住所、納付金額などの個人情報が記載されていたが、現時点で個人情報の流出は確認されていない。 市高齢者支援課によると、確定申告で必要となる介護保険料の納付済額通知5958通を1月23日発送した。その際、対象者11人に、対象者とは関係のない別人の内容を記載した通知書を各1枚送付した。26日、誤った通知書を受け取った市民から市民相談センターに連絡があり発覚した。 担当職員が送付先と通知内容を結びつける作業の中で、システムの設定を誤ったことが原因という。同課はチェック体制の仕組みを見直し、再発防止に努
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能登地震 被災者支援へ募金 JR駅で街頭活動 磐田東高生
磐田東高(磐田市見付)の1、2年生が1日、能登半島地震の被災地への募金活動をJR磐田駅で行った。集まった義援金は市社会福祉協議会を通じて被災地に届ける。 生徒会や有志の生徒9人が、募金箱を手に街頭に立ち、通行人らに寄付を呼びかけた。生徒会長の山下詩織さん(16)=2年=は「冬休み中、能登半島地震の被害状況をニュースで見て、被災地のために何かしたいと思った。少しでも力になればうれしい」と話した。 生徒会は1月下旬、校内でも募金活動を実施した。生徒会メンバーが1~3年生の教室を回り、8万5178円を集めたという。
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平野美宇、伊藤美誠が代表 卓球世界選手権団体戦
日本卓球協会は31日、世界選手権団体戦(2月・釜山=韓国)の日本代表男女各5人を発表し、強化本部が推薦する5人目に男子は松島輝空(木下アカデミー)、女子は木原美悠(木下グループ)が選ばれた。日本は準々決勝に進めばパリ五輪の団体の出場権を獲得でき、五輪シングルス2枠が与えられる。 1~4人目は28日に終了したパリ五輪シングルス代表選考の国内ランキング1~4位で、女子は早田ひな(日本生命)平野美宇(木下グループ、沼津市出身)伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)張本美和(木下アカデミー)、男子は張本智和(智和企画)戸上隼輔(明大)篠塚大登(愛知工大)田中佑汰が名を連ねた。 五輪シングルス代表選考の
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ソミックMHD、磐田に本社機能移転へ 駅北口を新事業開発拠点に
自動車部品製造などを手がけるソミックグループの事業統括会社ソミックマネージメントホールディングス(SMHD)は4月、本社機能を浜松市中央区から磐田市に移転する。移転先として、JR磐田駅北口で専門学校の校舎として使われていたビルを取得した。グループの新規事業開発に向けた拠点にもなる。31日までに、複数の関係者への取材で分かった。 総務、人事系などの管理部門に加え、新事業領域を検討する企画部門も移り、磐田市内のビルには約150人が勤務するとみられる。電動化や自動運転などが進展する自動車業界の大変革期を捉え、人工知能(AI)などの最先端技術を活用した新事業創出を加速させる。 ビルは地上7階地下
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メロン贈りジュビロ激励 磐田市副市長 鹿児島キャンプ訪問
磐田市の内野昌美副市長が31日、サッカーJリーグ1部(J1)ジュビロ磐田が春季キャンプを行っている鹿児島市の白波スタジアムを訪れ、特産品のアローマメロンなどを差し入れて激励した。 チームに贈ったのは、磐田市からアローマメロン48個、同市議会からしらす干し2・4キロ。内野副市長は藤田俊哉スポーツダイレクター(SD)にメロンを手渡し「メロンを食べて英気を養い、J1で開幕から飛ばしてほしい」とエール。藤田SDは「選手は果物が大好きなのでありがたい。激しい練習中で食事が唯一の楽しみ」と謝辞を述べた。 ジュビロ磐田のキャンプは2月10日まで行う。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1月24日はネンブツダイやタカベ、メジナ、トウゴロウイワシ。25日はネンブツダイやタカノハダイ、タカベ、アジ、トウゴロウイワシ、ベラ。26日はサンバソウ(イシダイの幼魚)や小マダイ、アジ、ネンブツダイ、ベラ、スズメダイ。27日はメジナやカワハギ、タカベ、アイゴ、マアジ、スズメダイ、ネンブツダイ、小マダイ、ベラ、トウゴロウイワシ。28日はメジナやネンブツダイ、トウゴロウイワシ、アイゴ、スズメダイ、クロダイ、ベラが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は海水温の低下とともにメジナ釣りの好シーズン。フカセ釣りやウキ釣りで狙
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磐田市、レモン産地化へ 新年度に補助制度方針 JA遠州中央と連携
磐田市は2024年度、農業者の所得向上に向け、JA遠州中央と連携してレモンの産地化に乗り出す。主に茶生産者の複合経営化を促す。30日までに、レモン園の整備費や収益化するまでの期間の農地管理費を補助する事業費として約1千万円を24年度一般会計当初予算案に計上する方針を固めた。 市は産地としての販路確保も主導し、JAと協力して定植から販売まで一貫した伴走型支援に力を入れる。安定した農業収入につなげるため、市は飲料メーカーとの契約栽培を模索している。地域ブランド化も視野に入れる。 産地化は、市中央部に位置し、茶生産が盛んな磐田原台地を中心に進める。茶価が低迷する中、離農する生産者も出ているため
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神戸→磐田→能登 石川出身伊藤さんら支援集会 思いつなぎ届ける
石川県羽咋市出身で磐田市在住の会社員伊藤めぐみさん(50)が30日、能登半島地震被災地の支援集会「いのちの花束」を同市平間の竜洋体育センターで開いた。17日に神戸市で開かれた阪神淡路大震災29年の集いで、能登に向けた寄せ書きを託されたのをきっかけに友人らと企画。集会では寄せ書きに「真心の愛」を花言葉にするタンポポの絵を添え、2月1日に伊藤さんが故郷に届ける。 羽咋市の実家に昨年末から帰省していた伊藤さん。磐田への帰路、福井県のパーキングエリアで休憩していた時に地震が発生したという。実家に大きな被害はなかったが、親族の家は全壊。いとこが一時、安否不明になるなどして「心が落ち着かず、仕事も手
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「大きい白ネギ採れたよ~」 磐田・大藤こども園児が収穫体験
磐田市立大藤こども園の年長、年中園児約40人が30日、同市松之木島の畑で、出荷最盛期を迎えている地元特産の白ネギの収穫を体験した。 畑を管理するヤマキ製茶(同市大久保)の稲垣明久さん(70)、誠俊さん(38)親子が手ほどきした。園児は長さ70~80センチほどに育った白ネギの根元をしっかりと握り畝から引き抜いた。「長くて太い」「大きいのが採れた」と笑顔で歓声を上げながら収穫を楽しんだ。 この日は軽トラック2台分を収穫した。給食で炒め物にして味わったほか、1人20本ほどを自宅に持ち帰った。 白ネギの収穫体験は、子どもたちに地元の農業や旬の食材に興味を持ってもらうための恒例行事。同園ではヤマ
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卓球シングルス 約2年の五輪選考レース終了 平野「人間的にも大人に」
卓球のパリ五輪シングルス代表男女各2枠を巡って約2年続いた選考レースが28日閉幕の全日本選手権で終わり、男子は張本智和(智和企画)戸上隼輔(明大)、女子は早田ひな(日本生命)平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が代表入りを確実とした。戦い抜いた選手からは過酷さとともに成長を実感する声が上がった。 従来は国際競争力を重視して世界ランキングで五輪代表を決めたが、今回は国内外の大会成績に応じたポイントで決める新基準を導入。重圧がかかる選考会で切磋琢磨(せっさたくま)し、戦力を底上げすることが日本協会の狙いだった。選手は6度の選考会や2度の全日本選手権などで火花を散らした。 張本智との2強争いを
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プロの投打⚾小中生に指導 島田で元西武・石毛さんらが教室
野球のまち「島田」復活地域活性化プロジェクト実行委は27日、元西武ライオンズの石毛宏典さんらプロ野球OBを招いた野球教室を島田市の島田球場で開催した。市内の小中学生約150人が参加し、プロの技を学んだ。 石毛さんのほか、投手としてオリックスなどで活躍した鈴木平さん(磐田市出身)、元阪神タイガースの植松精一さん(富士市出身)が指導を行った。3人は送球やバッティングの正しいフォームを実演しながら一人一人に丁寧に伝えた。石毛さんは「下手と言われても諦めないで、どうしたらいいか考え練習を重ねてほしい。そういった姿勢が社会に出ても役立つ」と子どもたちにエールを送った。 同実行委と地方創生に関する協
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インドビジネス 2社が最前線講演 磐田商工会議所 企業懇話会
磐田商工会議所(鈴木裕司会頭)の企業懇話会がこのほど、磐田市内で開かれた。インドに進出する2社が講師を務め、「インドビジネスの最前線と特殊事情」と題して、世界トップの人口を有する同国での事業の現状や展望を語った。 自動車部品製造コーリツ(同市)の現地子会社「NTECK AUTOMOTIVE(エヌテック・オートモーティブ)」の神原由貴社長が講演し、人材マネジメントの留意点などを説いた。スズキの子会社マルチ・スズキに四輪部品を納める同社は今年進出13年目。神原社長はインド人の考え方を伝える寓話(ぐうわ)を例に「まずは価値観の違いを理解し、効果的なアプローチを見つけることが重要」と強調。競争環境
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水道や空き家業務 DXで効率化 磐田市、取り組み3件 優秀賞
磐田市は29日、庁内各課がデジタル技術を活用して市民サービス向上や業務効率化を図る取り組みを考案する「1課1DX(デジタルトランスフォーメーション)」の表彰式を市役所で開いた。水道や空き家に関する自治体DXの取り組み3件を優秀賞に選んだ。 上下水道総務課は、市ホームページの地理情報システム(GIS)に上下水道管網図を公開し、来庁しなくても水道管の種類や口径などを確認、印刷できるようにした。上下水道工事課は、地表面温度など衛星で観測したデータを人工知能(AI)で解析し、水道管の漏水リスクを評価するシステムを導入した。 建築住宅課は空き家に関する相談や通報のデータベースを一元管理するシステム
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【第1章】中学時代㊦ 高校受験 転移に耐え 志望校合格【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
右足に人工関節を入れる手術を終え、中学3年の2018年5月に登校を再開した磐田市の寺田歩生[あゆみ]さん。3カ月後の8月に局所的に再発し、さらに12月には肺に転移した。 「治療はもう放射線くらいしか…」。主治医からそう言われるような状態だった。両親はわらにもすがる思いで、県内外の病院を駆けずり回ったが、転移が複数箇所あることを理由にどこも門前払いだった。そんな中、助け舟が現れた。 年末の東京。迷路のような地下鉄で迷い、予約時間を大幅に過ぎて到着した国立がん研究センター。嫌な顔一つせず迎えてくれた医師は「うちで見ましょう」と言ってくれた。「希望がつながり、あの時は本当にうれし
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早田連覇 張本14歳以来のV 卓球・全日本選手権
卓球の全日本選手権最終日は28日、東京体育館でシングルスが行われ、2年連続同カードとなった男子決勝は張本智和(智和企画)が3連覇を狙った戸上隼輔(明大)に4-3で逆転勝ちし、6大会ぶり2度目の優勝を遂げた。女子決勝は早田ひな(日本生命)が15歳の張本美和(木下アカデミー)に4-0で快勝し、2大会連続3度目の優勝を果たした。 パリ五輪シングルス代表男女各2枠の選考レースが終わり、男子は張本智と戸上、女子は早田と平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が代表入りを確実とした。五輪の団体要員の男女各1人は2月5日に発表される。日本は世界選手権団体戦で準々決勝に進出すれば五輪の団体の出場権を獲得、五輪
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餅作りで和気あいあい交流 磐田の手話サークルと障害者
磐田市の手話サークル「はるにれサークル」(高橋智会長)は28日、交流のある県西部の聴覚障害者らを招いた餅つき大会を同市の明ケ島公会堂で開いた。サークル会員と障害者ら計16人があんころ餅やきな粉餅、黒ごま餅などを作り、親睦を深めた。 同サークルは、高橋会長から手話を学んだ会員たちが、幼児や小中学生を対象にした手話の体験活動などを展開している。餅つき大会では、企業の助成金でもち米25キロなどの食材を用意。会員と障害者がコミュニケーションを取りながら、機械でついた餅であんこを包んだり、きな粉や黒ごまをまぶしたりした。市社会福祉協議会の長谷川トキ会長も参加した。 昼食では赤飯や雑煮も味わい、和気
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大自在(1月28日)黄金世代
1999年のサッカーのワールドユース選手権(現U―20W杯)で準優勝した日本代表。出場した清水商高(現清水桜が丘高)出身の小野伸二さんや清水東高出身の高原直泰さん、昨年までジュビロ磐田でプレーした遠藤保仁さんらは「黄金世代」と称され、日本サッカーの発展を支えた。 日本代表で国際Aマッチ歴代最多152試合出場を誇る遠藤さんだが、苦しい時もあった。2000年シドニー五輪は代表落選。バックアップメンバーで帯同し、試合はスタンドから観戦した。 「見るのはつらかった。なんでこんなところにいるんだ」と自著「変えていく勇気」(文芸春秋)で振り返っている。この悔しさが、長きにわたって代表で活躍する力とな
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水道管の耐震化進まず、静岡県43% 財政難や人手不足が課題、災害復旧に影響
能登半島地震では水道施設が甚大な被害を受け、断水の長期化が課題となっている。南海トラフ巨大地震が想定される静岡県でも対策は急務だが、主要な水道管の耐震化率は自治体の財政難や人手不足もあって4割強にとどまる。被災地で復旧や給水に当たった自治体職員らはインフラ整備の重要性を指摘する。 「復旧作業がいつ終わるのか見通せない。長期戦を覚悟しなければ」 石川県珠洲市で水道施設の被災状況を調査した浜松市水道工事課の河村栄二技監(49)は現地の深刻な状況を語った。道路があちこちで陥没し、損傷箇所の特定も容易ではなかったという。「効率的に耐震化を進める必要がある」と教訓を口にした。 被災地では全国の
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静岡ブルーレヴズ、花園に快勝で5位浮上 ラグビーリーグワン1部
ラグビーリーグワン1部第6節は27日、ヤマハスタジアムなどで4試合を行った。静岡は50―12で花園に快勝し、5位に浮上した。 先制を許した静岡は前半10分、ラインアウトから左へ展開し、WTBマロ・ツイタマがトライ。SO家村健太のコンバージョンキックも決まり逆転した。同15分にはフランカー庄司拓馬のオフロードパスからCTBチャールズ・ピウタウがトライを決め突き放し、32分にもFBサム・グリーンの狭いスペースを抜けるトライで加点した。後半に入っても攻撃の手を緩めなかった。 神戸は横浜に31―27、東京ベイはBR東京に18―17とともに接戦をものにした。BL東京はトヨタを28―12で下した。
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卓球五輪内定の平野、準々決勝敗退 高卒ルーキー赤江(デンソー)4強 全日本選手権
卓球の全日本選手権第6日は27日、東京体育館で行われ、静岡県勢は女子シングルス準々決勝で、パリ五輪代表に内定した平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が3―4で赤江夏星(デンソー)に競り負けた。男子ダブルスは、Tリーグ静岡で監督を兼任する森薗政崇(BOBSON)が張本智和(智和企画)とのペアで連覇を狙ったが、決勝で敗れた。 男子ダブルスは小林広夢、伊藤礼博組(日大)、女子ダブルスは木原美悠、長崎美柚組(木下グループ)、混合ダブルスは篠塚大登(愛知工大)木原組が、それぞれ初優勝した。 平野「負けどう生かすか」 パリへ切り替え 長いパリ五輪レースを勝ち抜いた安堵(あんど)感があったか、平
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【第1章】中学時代㊥ 抗がん剤効かず 苦渋の決断 人工関節に【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
中学2年だった2017年秋に抗がん剤治療が始まった磐田市の寺田歩生[あゆみ]さんは、入院を機に日記を付け始めた。つらさや不安をたくさんつづっているのだろうかと想像したが、そうした記載は少なく、どちらかと言えば前向きな内容が多い。「学校行きたーい」「白血球が増えて外泊許可がでたよ。イェーイ!」。病を患っている人が書いていることをつい忘れそうになるほど、明るい。 ただ、抗がん剤の副作用は容赦なかった。自慢のロングヘアがごっそり抜けた。「いつもは強気」(母の有希子さん)な歩生さんが、病室のシャワールームで1人シクシク泣いた。「さみしくなっちゃった」。自分以外若い人はいない大部屋の病室から深夜、家
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静岡産大経営学部生、卒業研究の成果を披露 藤枝駅前キャンパス、28日まで
静岡産業大経営学部の卒業研究制作展が27日、藤枝市の同大藤枝駅前キャンパスで始まった。同市の藤枝キャンパスと磐田市の磐田キャンパスに通う学生が、授業やインタビュー、アンケートを通じて研究した成果を披露した。28日まで。 3DCGを活用したキャラクター制作や持続可能な開発目標(SDGs)、まちづくり、スポーツといった幅広い分野をテーマにした作品41点が並ぶ。 136日をかけて自転車で日本一周の旅に挑戦し、日記とAIテキストマイニングを使って自己分析した力作は、来場者の目を引く。留学生は母国の歴史と文化を紹介した。病棟保育の現状や保育の重大事故、コロナ前後の消費構造の変化など社会問題に焦点を
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静岡ブルーレヴズの勝利 中学生1500人観戦で後押し 磐田市
磐田市内の中学2年生約1500人が27日、同市のヤマハスタジアムで開催されたラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズ―花園近鉄ライナーズ戦を一斉観戦し、地元チームの勝利を後押しした。スタジアム周辺では、企業・団体がレヴズと連携した多彩な催しを繰り広げ、観客らが選手と触れ合いを満喫した。 市のレヴズ戦一斉観戦事業は今回が初めて。サッカーだけでなくラグビーのプロチームも拠点にする「スポーツのまち」として郷土への愛着を深めてもらおうと、中学生を教職員ら約300人とともにレヴズのホストゲームに招待した。 試合は、レヴズが8トライを奪う猛攻を見せ、50―12で大勝した。生徒たちは「ゴー、ゴー、レヴ
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死亡事故の現場診断 関係者が意見交換 磐田署
磐田署は25日、磐田市二之宮の県道交差点で6日に発生した交通死亡事故の現場診断を実施した。地元自治会や県、市などの関係者約30人が再発防止に向けて意見交換した。 事故は6日午前10時40分ごろ、交差点を右折した軽トラックが横断歩道を歩いていた女性(83)に衝突し、女性が死亡した。参加者は歩行者やドライバーの目線に立ちながら現場周辺の状況を確認した。 参加者からは「車両が右折する際に交差点の中央近くをしっかり通るような対策を」「交差点でスピードを落とさせる工夫が必要」などと意見が上がった。
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【第1章】中学時代㊤ 体育祭 肩組み快走 友と思い出【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
「寺田家」と刻まれた墓石の前に立つと、大学2年生の秋田莉沙さん(20)は持参した白い花を添え、1人静かに手を合わせた。1月8日、磐田市内の墓地。「歩生[あゆみ]、元気だった? 私は昨日、成人式だったよ」。住んでいる大阪から同市の実家に帰省して式典に臨んだ秋田さんが亡き親友に報告した。 歩生さんとは中学2、3年生でクラスが同じだった。たくさんある思い出の中でも2年生の体育祭は特別、印象に残っている。二人三脚の種目でペアを組んだ。秋田さんは吹奏楽部、歩生さんは卓球部。ともに小柄で競走とは少し縁遠かった2人だが、肩を組んで快走しフィニッシュテープを切った。「速かったねー」。自分たちでも驚き、2人
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卓球「みうみま」対決に終止符 パリ五輪代表選考レース 平野が代表入り確実
卓球の全日本選手権第5日は26日、東京体育館で行われ、女子シングルスでパリ五輪選考ランキング2位の平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が27日の準々決勝に進出した。同3位の伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が6回戦で敗れ16強止まりだったため、平野の2大会連続、シングルスでは初となる五輪代表入りが確実になった。 五輪選考ポイント486点で2番手に付ける平野は、6回戦で大藤沙月(ミキハウス)に4―0でストレート勝ち。451・5点で3番手の伊藤は初戦の4回戦から3試合連続フルゲームの末に6回戦で木村香純(Tリーグ名古屋)に3―4で競り負け、獲得ポイントで平野を上回る可能性がなくなった。 平野
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卓球女子・平野がパリ五輪内定 初のシングルス代表
卓球女子で東京五輪団体銀メダリストの平野美宇(23)=木下グループ、沼津市出身=が26日、パリ五輪のシングルス代表入りを確実にした。女子2枠を懸けた国内選考レース最終戦の全日本選手権(東京体育館)女子シングルスで準々決勝に進出。選考ランキング3位の伊藤美誠(23)=スターツ、磐田市出身=が6回戦で敗れたため、同2位の平野を上回る可能性がなくなった。 平野の五輪出場は東京に続く2大会連続2度目で、シングルスでは初の代表入りとなる。2022年春に始まったパリ五輪レースでは序盤こそ出遅れたが、同年11月の選考会第3戦で優勝。昨夏の国際大会で世界ランク1位の孫穎莎(中国)を倒すなど復調し、着実にポ
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農業経営士ら36人認定 県
静岡県はこのほど、地域で農林漁業の推進・後継者育成を担っている農業経営士らの認定式を県庁で開き、計36人を認定した。代表者に証書を手渡した川勝平太知事は「『士』とは精進を怠らない方のこと。地域の自然を生かすすべを知っている皆さまの今後の活躍を祈っている」と呼びかけた。 認定者は次の通り。 【農業経営士】芹沢雅司(御殿場市)市川慶明(函南町)塩谷典久(伊豆市)荻真教(富士宮市)安藤徹哉(富士市)石野良英(静岡市清水区)中嶋雄一(牧之原市)増田春男(袋井市)安井孝政(同)杉浦浩文(浜松市中央区)浅田崇之(同市浜名区) 【青年農業士】渡辺武彦(河津町)中山祐菜(伊豆の国市)菅谷正太郎(富士市)西沢
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磐田市消防の能登地震緊急援助隊 珠洲での教訓、市長に伝える 7回計64人派遣
磐田市消防本部は26日、能登半島地震被災地に緊急消防援助隊として派遣した職員の活動報告会を市役所で開いた。派遣職員のうち5人が情報の収集・共有や応援部隊の受け入れなど、活動を通じて得た教訓を草地博昭市長らに伝えた。 市消防本部からは1~21日に7回に分け、職員計64人が石川県珠洲市に派遣された。現地では安否不明者の捜索や傷病者の長距離搬送などを担った。6次隊に参加した鈴木秀幸消防司令(55)は「被害調査に入った地域では木造住宅が密集し、ほとんどが倒壊している状態だった」と振り返った。 3次隊の松原成治消防司令補(48)は大雪の影響で現地に向かう途中で車中泊を余儀なくされたとしたほか、「簡
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卓球女子・平野美宇がパリ五輪シングルス代表確実 伊藤美誠、逆転の可能性消える
卓球女子で東京五輪団体銀メダリストの平野美宇(23)=木下グループ、沼津市出身=が26日、パリ五輪シングルス代表入りを確実とした。女子2枠を巡る国内選考レースで最後の選考対象となる全日本選手権(東京体育館)のシングルス6回戦で、選考ランキング3位の伊藤美誠(23)=スターツ、磐田市出身=が敗れ、同2位の平野を上回る可能性がなくなった。平野は準々決勝に進出した。 平野は2016年リオデジャネイロ五輪は団体の補欠で、東京五輪はシングルス代表入りを逃した。 女子のもう1枠は選考ランク1位の早田ひな(23)=日本生命=の代表入りが確実。
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磐田東高 出前授業 模擬投票で選挙の意義学ぶ
磐田市見付の磐田東高で23日、市明るい選挙推進協議会の出前授業が行われた。来年度に選挙権を得る2年生約350人が昨年4月の県議選同市選挙区を題材にした模擬投票を通じ、選挙の基本や意義を学んだ。 模擬投票は実際の選挙で使われる投票箱や記載台、本物と同じ形式・材質の投票用紙を使い、選挙公報も事前に配布した。生徒の代表者11人は支持する候補者について「安心のためには災害対策が必要」「行動力があると思った」「実績があり、政策実現が期待できる」などと“応援演説”した。 生徒たちは入場整理券と投票用紙の引き換えから、投票済証の受け取りまで、実際に投票所で行われている流れを実践
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新種ゴキブリまた発見、今度は「ダイオウ」と「ヒメルリ」 磐田・竜洋昆虫自然観察公園の柳沢さんら
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園の柳沢静磨さん(28)が関わる研究チームが24日までに、台湾とマレーシアにそれぞれ分布する新種のゴキブリ2種を発見した。柳沢さんが関わった新種発見は7例目。 見つかったのはゴキブリ属の「ダイオウゴキブリ」とルリゴキブリ属の「ヒメルリゴキブリ」。ダイオウゴキブリは台湾のみに生息し、雄の全長は49~54ミリとゴキブリ属の中で最も大きい。ヒメルリゴキブリはマレーシア・ボルネオ島でのみ確認され、雄の全長が6・5ミリとルリゴキブリ属で最も小さい。いずれも雄の交尾器の形状や体長から他種と区別できるという。 柳沢さんが国立感染症研究所(東京都)などに保管されていた標本
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女子小学生ドッジボール「フィリーズ」全国連覇 通算5度目 川勝知事に喜び報告
第10回全日本女子総合ドッジボール選手権の小学生の部で2連覇を果たした県代表チーム「フィリーズ」がこのほど、県庁に川勝平太知事を訪ね、喜びを報告した。 大会は2023年12月に金沢市で行われ、全国の32チームが競った。県内の各チームから選抜されたメンバー20人で結成したフィリーズは、予選リーグを1位で通過。決勝トーナメントでは接戦を経験しながら3試合を勝ち進み、島根県チームとの決勝は1セットも取らせずに退けた。 チームは前回大会に続く優勝で、通算5度目という。選手は1人ずつ大会の感想や今後の目標を語った。大会最優秀選手に選ばれた磐田市の豊田北部小6年大石玲杏さんは「チームワークの強みを発
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ヤマハ発本社工場“革新” 二輪車組立ライン、自動搬送車で効率化
ヤマハ発動機は、本社(磐田市)の二輪車組立工場の革新に取り組んでいる。コンベヤーで車両を搬送していた組立ラインを、独自のAGV(自動搬送車)バイパス方式に転換し、同一ラインで多品種を製造できるようにした。最新技術を生かしたスマートファクトリー化を進め、生産効率の向上を図る。 ヤマハ発は、需要拡大が著しい東南アジアなどで現地生産を増やす一方、本社工場では大型バイクやプレミアムスクーターなど欧米や日本向けの高付加価値製品を中心に35モデルの多品種少量生産を担っている。 従来のコンベヤー方式はカテゴリーごとにラインを分けて組み立てていたが、モデルごとに器具や設備の片付け・準備などの「段取り」を
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新聞配達中、玄関付近で倒れている高齢男性発見救助 磐田市が感謝状
新聞配達中、玄関前で倒れていた1人暮らしの高齢男性の救助に協力したとして、磐田市は24日、博報堂新聞店の配達員是賀翼さん(39)に感謝状を贈った。 是賀さんは昨年12月8日午前2時ごろ、朝刊配達のため男性(82)宅に訪れた際、玄関付近にうつぶせで倒れている男性を発見した。男性は、手や額などに擦り傷やあざが複数あったほか、呼びかけに反応がなかった。肩をたたきながら声をかけると徐々に意識が戻り「身体が動かない」と返答。是賀さんは男性を室内まで担いで移動させた後、119番通報し、救助隊が到着するまで待機し見守った。男性の親族が後日、販売店に訪れ、命に別条はないことを伝えたという。 市役所で開か
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風景、人物…多彩な写真68点 ヤマハ発クラブ 磐田で作品展
ヤマハ発動機写真クラブの作品展が24日、磐田市見付の市立中央図書館で始まった。同社グループの社員ら23人が、風景や人物、動物など県内外で撮影した68点を出品した。28日まで。 法被に身を包んだ家族連れの後ろ姿や色鮮やかな紅葉、あくびをする猫の表情など、構図や色彩にこだわった力作が並んだ。木下久寿さんが浜松市内のテニスコートで撮影した写真は、サーブを前に、集中力を研ぎ澄ませてボールをトスし、ラケットを振り上げる女性の視線を捉え、来場者の注目を集めていた。
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木造住宅耐震化「TOUKAI-0」問い合わせ増加 静岡県、市町の連携プロジェクト 25年度末終了「早めに相談を」
能登半島地震を受け、静岡県と市町が連携して実施している木造住宅耐震化プロジェクト「TOUKAI(東海・倒壊)-0」に関する県民の問い合わせが増えている。能登半島地震の犠牲者の多くが家屋倒壊による圧死で亡くなったとみられることが、県民の危機意識に影響している状況がうかがえる。2025年度末にプロジェクトが終了するため、県の担当者は「未対応の人は早めに相談を」と呼びかけている。 プロジェクトは1981年以前の旧耐震基準で立てられた木造住宅を対象に、市町が窓口となって無料で耐震診断を行い、耐震補強工事費も助成する。県によると、2001年度の開始から22年度末までの耐震補強助成件数は累計2万654
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静岡人インタビュー「この人」 障害者の就労支援に向けた新商品開発プロジェクトの発起人 松下公彦さん(磐田市)
磐田市岩井でいわた茶を生産する茶農家「お茶のかねまつ」の園主で、障害者の就労支援に向けた新商品開発プロジェクトの発起人。市内の農家や障害者就労支援事業所、ラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズなどとスクラムを組み、地元産茶葉とイチゴを使ったティーバッグ「いちご玉露」を開発。昨年12月にヤマハスタジアムで行われたブルーレヴズのホーム開幕戦でお披露目販売した。44歳。 ―プロジェクトの趣旨は。 「茶畑の管理を手伝う障害者への賃金向上が目的。オリジナル商品を開発・販売し、売り上げの一部を給与に還元することで、待遇改善につながると考えた。私たち農家は良い商品を作ることはできても、営業や販売は苦
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磐田市消防 2023年、救急出動過去最多 適正利用呼びかけ
磐田市消防本部は23日までに2023年の救急・救助活動や火災の対応状況をまとめた。救急出動件数は前年比502件増の7277件で、2年連続過去最多を更新。うち、救急搬送者数は6371件で、入院を必要としない軽症者の割合は59%に上った。市消防本部は、市民に救急車の適正利用を呼びかけている。 救急件数の内訳は急病4757件、一般負傷1025件、転院搬送731件、交通事故515件。年齢別にみると、60歳以上の高齢者が全体の67%を占めた。救急出動件数が過去最多となった要因に市消防本部は「高齢化の進展をはじめ、新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に移り、人々の行動制限が緩和したこと」と挙げた。救
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長野・駒ケ根市議 友好都市磐田に 教育現場など視察
磐田市議会は23日、市が友好都市提携を結んでいる長野県駒ケ根市の市議との交流会を市内で開いた。それぞれの改選に合わせて相互訪問を続けていて、今回は駒ケ根市議13人が1泊2日の日程で磐田市を訪れた。 市役所で開いた対面式で、磐田の鈴木喜文議長は能登半島地震に触れ「両市は困ったときには互いに助け合う。今後50年、100年と友好関係を続けられるよう交流を深めたい」と歓迎した。駒ケ根の小原茂幸議長は「さまざまな意見交換、ネットワークづくりをし、あすの両市のために役立てたい」と述べた。駒ケ根市議はながふじ学府小中一体校も訪ね、小中一貫教育の現場を視察した。 24日は、両市ゆかりの霊犬・悉平(しっぺい)
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静岡県人口354万8150人 1月1日推計、前月比2460人減
静岡県がこのほど公表した2024年1月1日現在の推計人口は354万8150人で、前月より2460人減少した。推計人口の減少は19カ月連続。社会動態は、3カ月連続で転入数が転出数を上回る社会増だった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は6人増(転入9565人、転出9559人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2466人減(出生1620人、死亡4086人)だった。 市町別に見ると、推計人口が増加したのは、吉田町の29人をはじめ、熱海市13人、長泉町9人など計5市町。減少したのは30市町で、最多の静岡市が547人。浜松市493人、藤枝市13
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SSクラス優勝は中学2年門奈さん 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第234回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。59人が参加し、最強のSSクラスで中学2年の門奈佑紀さん、Sクラスで小学2年の安藤隼斗君がそれぞれ優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①門奈佑紀(浜松市)②松島義男(磐田市)③高柳丞(浜松市)▽S ①安藤隼斗(焼津市)②鷹野淳(磐田市)③落合雅巳(菊川市)▽A ①藤沢勝(磐田市)②川口哲也(浜松市)③尾藤菊一(同)▽B ①山中勇二(磐田市)②大橋実(同)③清水文彦(同)
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26日は文化財防火デー 地域の宝、旧見付学校を守れ!! 磐田市消防署などが消防訓練
文化財防火デー(26日)を前に磐田市消防署などは21日、国指定文化財「旧見付学校」(同市見付)で消防訓練を行った。消防隊員や市職員ら約20人が参加し防災意識を新たにした。 学校周辺で火災が発生し延焼の恐れがあるとの想定で実施した。市文化財課職員が119番通報と来館者の避難誘導、放水銃による地上からの消火活動に着手した後、駆けつけた消防隊員がはしご車で高所から放水し延焼を食い止めた。 旧見付学校は1875年に建てられ、現存する国内最古の擬洋風建築の木造小学校舎。
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初の全国舞台 健闘誓う 袋井特別支援学校磐田見付分校サッカー部
全国知的障害特別支援学校高等部サッカー選手権「もうひとつの高校選手権」に出場する県立袋井特別支援学校磐田見付分校サッカー部の主力選手5人が22日、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、大舞台での健闘を誓った。 9回目を迎える同選手権は27、28日に藤枝市で開催される。同分校は9月の西部大会、11月の県大会でそれぞれ優勝し、初めての全国出場を決めた。県大会3試合で合計13点を奪った攻撃力で全国大会に挑む。 チームの司令塔を務める堀之内健介主将(17)=2年=は「県大会で戦ったチームへの感謝をプレーで示したい」と意気込みを語った。センターバックの八ケ代敏章選手(16)=2年=は「クリーンシート(失点ゼ
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磐田産のお茶を農家がPR 市民にもてなし、味や栽培方法紹介
いわた茶振興協議会は21日、地元産茶の魅力を市民にPRする「いわた茶会」を同市見付の西光寺で開いた。市内の茶農家が自ら急須で入れて来場者に振る舞い、味の特徴やこだわりの栽培方法などを紹介した。 マルヒ製茶、ヤマホ堀内製茶、マルマサ左口製茶、お茶のかねまつ、ヤマセ左口製茶、道林園カネミチ製茶の市内6茶農家が参加。やぶきたや抹茶の原料・碾茶(てんちゃ)など、多様な種類を用意してもてなした。来場者は湯飲みを持ってブースを巡り、品種ごとの味や香りなどの違いを飲み比べて実感した。 学生向けのお茶の入れ方教室や、日本茶インストラクターが抹茶や菓子を提供するカフェコーナーも設けられ、多くの家族連れでに
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地元の29チーム力走 磐田・竜洋駅伝大会
竜洋駅伝大会(竜洋スポーツクラブ主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が21日、磐田市の竜洋地区で開かれ、地元の自治会や企業、学校から計29チームが参加した。小雨が降る中、懸命にたすきをつないだ。 市立竜洋西小(同市川袋)を発着点とした8区間計15・8キロで実施し、小学生から50代までの幅広い年代のランナーが力強い走りをみせた。沿道には多くの地元住民らが駆けつけ、声援を送った。 同クラブの松下孝会長(80)は「市内の小学生がチームを作って出場するなど、若い世代の参加者が増え始めた。自治会の参加チームも増やして地域活性化につなげたい」と話した。
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AIで119番通報を文字化 全国初、高機能システム導入へ 中東遠消防指令センター
磐田市など6市町を管轄する中東遠消防指令センター(同市福田)は人工知能(AI)を活用し、119番による通報者の声を自動で文字表示する全国初の機能などを備えた「高機能消防指令システム」を導入する。社会の高齢化が進み救急出動件数が過去最多を更新する中、発生場所の早期特定や出動につなげて救命率向上を図る。運用開始は2025年4月。 新たに採用される「自動出動音声認識機能」は、119番で寄せられた通報内容を文字に自動変換する仕組み。磐田市消防本部によると、会話から文字への置き換え精度は約80%で、データが蓄積されるとAIの自動学習機能によって精度が向上するという。 指令センターでは現在、中東遠の
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防犯啓発や検視に貢献 掛川署が11人に感謝状
掛川署はこのほど、防犯啓発や検視活動などで警察業務に貢献した協力者11人に感謝状を贈った。署内で贈呈式を行い、大須賀交番敷地内の花の植え替えを続けた夏目歌子さん(横須賀)ら出席者に、鈴木康弘署長が手渡した。 感謝状を受けたのはほかに次の通り。 捜査協力 岡崎敬正(磐田市見付)伊達靖(成滝)池谷満(葛ケ丘)▽交通安全活動 伊藤公一(大池)佐藤正幸(居尻)青野甲子郎(入山瀬)窪田祐司(遊家)▽青少年育成活動 仲村泰典(和光)榛葉義春(水垂)伊沢敏(下垂木)
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磐田・福田西病院が「児童思春期病棟」開設へ 不登校の悩み、入院診療でアプローチ
磐田市の精神科病院「福田西病院」(141床)が4月に静岡県内最大規模に並ぶ50床の児童思春期精神科専門病床(20歳未満)を備えた「児童思春期病棟」を開設し、不登校で悩む子どもの専門的な入院診療に取り組むことが18日までの同病院への取材で分かった。不登校に特化して、その一因とみられる精神疾患に着目した治療は全国でも珍しいという。森則夫理事長は「増加し続ける不登校に対し、有力な切り口となる」と話し、院内学級の設置を目指し地元行政と調整を進めている。 同病院は病棟の北側隣接地に現在建設中の2階建て新病棟の1階に児童思春期病棟を設け、入院病床141床のうち50床を転換する。3分の2を不登校の背景に
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都市風景の情緒 鉛筆で再生 美術家・鎌田和直さん(磐田市)【表現者たち】
ニューヨークの高層ビル、にぎやかなショーウインドー。美術家鎌田和直さん(56)=磐田市=は、100年前の欧米の街角を捉えた写真を基に、精緻な鉛筆画を創作する。ビルを見上げているような、ガラス越しに商品を眺めているような。鑑賞する側は、時間や空間を超えて大都市の光景に引き込まれる。 12Bから10Hまで、20種以上の鉛筆を使って質感や密度を描き分ける。B系は濃密さや温かさ、H系は硬さ。そして消しゴムは「単に黒を消すのではなく、光を与えることができる」。蒸気機関車(SL)の煙、シスターの物憂げな表情、空の雲行き。気配や空気感もモノクロで伝える。 鎌田さんは20代後半から、はままつ美術研究所(
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コラム窓辺 スポーツの多様性と統一性【杉原行洋/ハヤテグループ代表】
ハヤテの社員はスポーツが大好きです。小さな社内テニス大会があり、マラソンデー、筋トレ部もありました。磐田市でラグビーに汗を流した人間もいますし、球団社長はゴルフ業界出身です。もちろん元球児もおります。私も、球団とは関係なく、一ブースターとしてベルテックス静岡のB3時代の開幕戦を観戦し、先日の清水エスパルスのJ1昇格プレーオフも駆けつけました。次の日曜に一部の社員はブレス浜松の応援に伺うようです。 「野球一色ではないの?」と驚かれるかもしれません。はい、野球を通じて静岡県を、日本を盛り上げたいものの、スポーツの多様性が持つチカラも信じております。バスケットの最後1秒のブザービートのドキドキも
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白ネギ優秀賞に星野さん JA遠州中央が品評会 磐田
JA遠州中央は18日、出荷のピークを迎えている白ネギの品評会を磐田市加茂の園芸流通センターで開いた。白ネギ部会員が生産した42点が並び、最上位の優秀賞には磐田支部の星野みつ代さんが選ばれた。 白ネギ3キロが入った出荷前のケースを無作為に抜き取り、主な出荷先の関西や中京の市場関係者らが色つやや荷姿などの外観を審査した。同JAの担当者は「高温・乾燥の時期もあったが、生産者が太くて色も良いネギを出してくれている」と話した。 同JA管内は県内有数の白ネギ産地。今期の出荷は4月まで続く見込みで、白ネギ部会は計約1200トンの出荷を目指している。 そのほかの受賞者は次の通り(かっこ内は所属支部)。 金賞
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地域経済活性化へ決意新た 磐田商議所「新春のつどい」
磐田商工会議所は18日、「新春のつどい」を磐田市内で開いた。同商議所の役員・議員や地元団体の関係者ら75人が出席し、地域経済の活性化に向けた決意を新たにした。 鈴木裕司会頭は円安や物価高騰、人手不足などで厳しい経済情勢にあるとの認識を示しながら「成長へと転換する好機と捉え、多くの課題に正面から取り組んでいく」と意欲を示した。建て替え工事中の新商議所会館は5月の大型連休明けに業務を開始するとし「地域との交流が深まるよう、誰にでも開かれた会館を目指す」と強調した。 ジュビロ磐田、静岡ブルーレヴズ、静岡SSUボニータの関係者も登壇し、抱負を述べた。
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食品ロス削減へ連携 ラグビー静岡ブルーレヴズ 磐田市などと協定
磐田市とラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズ、いわた消費者協会は17日、食品ロスとプラスチックごみ削減の取り組み推進に向けた協定を結んだ。レヴズが自治体と環境をテーマにした協定を締結するのは初。連携して市民への啓発などに取り組む。 レヴズは持続可能な地域社会づくりに貢献するプロジェクト「スクラムアクション」として、家庭で余った食料品を試合会場で集めて必要な人に届けるフードドライブ活動や、グッズ購入者にマイバッグをプレゼントしている。協定に基づき、スタジアムでの啓発イベントにも協力する。 市役所で開かれた協定締結式で、レヴズの山谷拓志社長は「地域のプロスポーツチームとして地域社会の課題解決
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中学生の一斉観戦 山谷社長必勝誓う 27日ホストゲーム 静岡ブルーレヴズ
静岡ブルーレヴズの山谷拓志社長は磐田市役所で開かれた協定締結式後、報道陣の取材に応じ、市内の中学生が一斉観戦する27日のホストゲームについて「ラグビーは市の名産品。勝利する姿を見せ、磐田を誇らしく思ってもらえる場にしたい」と必勝を誓った。 市が初めて実施するレヴズ戦の一斉観戦事業では、中学2年生や引率教員ら約1800人をヤマハスタジアムに招待する。山谷社長は「ラグビーはみんなで役割分担しながら協力して点を取るスポーツ。裏方も含めて試合が成り立っていることを見てほしい」と呼びかけた。
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能登地震派遣 被災地の“今”報告 災害マネジメント支援チーム第1陣 川島さん「ニーズは日々変化」 県西部地域局
能登半島地震を受け、災害マネジメント支援チームの第1陣として被災地に入った県西部地域局職員による活動報告が17日、磐田市見付の中遠総合庁舎で行われた。幹線道路の寸断など発災直後の厳しい状況を説明したほか、日々変化する被災地のニーズを把握し、支援につなげる必要性を強調した。 同局危機管理課の川島廉主任(30)は3~10日までの間、静岡県が対口支援をする石川県穴水町に入り、物資調整や報告書作成などを担った。幹線道路の寸断をはじめ、迂回(うかい)路では道路の陥没や亀裂が相次ぎ「物資供給や医療搬送に支障が生じている」と振り返った。南海トラフ巨大地震が発生した際、地理的特徴から静岡県内でも伊豆地域で同
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 11日はネンブツダイやアイゴ。12日はネンブツダイやタカベ。13日はアイゴやカワハギ、スズメダイ、トウゴロウイワシ、小マダイ、カサゴなど。14日はマアジやアオアジ、カワハギ、サンノジ、タカベなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ狙い。フカセ釣りやウキ釣りではメジナが大小さまざまなサイズが釣れ、クロダイも揚がる。冬の釣りは食いが渋いので、コマセはたくさん用意したい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 14日の由比漁港周辺の船釣りは0.8キロまでのア
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浜松ホトニクス社長/丸野正氏 光技術で新しい産業を【変革力 新年トップインタビュー⑥】
―2024年の経営環境をどう見通すか。 「厳しい状況が続くと思っている。23年9月期は増収増益だったが、当初はもっと成長できると予測していた。中国市場の低迷に加え、インフレの影響で欧米の医療CT用センサーの受注が滞った。メモリー市況の回復も24年後半からと言われる。一方、電気自動車(EV)の普及で、バッテリー検査に使われるマイクロフォーカスエックス線源が製造が追いつかないほど伸びた。ただ、中国のEV市場も陰りがある」 ―経営の重点戦略は。 「少量多品種で高付加価値の製品を短期で納めるサイクルを強化する。付加価値向上へ、光検出器と回路を一体化して小型のワンチップにする技術を導入する。当社
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鈴木さん(静岡)掌編最優秀 伊豆文学賞
伊豆文学フェスティバル実行委員会は15日、第27回伊豆文学賞の入賞作品を発表した。最優秀賞は小説・随筆・紀行文部門で寺田勢司さん(大阪府吹田市)の小説「破城の主人」、掌編部門で鈴木みゆさん(静岡市)の「海へ」が選ばれた。 寺田さんは、江戸幕府老中で相良藩主を務めた田沼意次を題材に、悪評とは異なる人物像や政治的手腕が評価されるべきとの思いを込めて作品にした。鈴木さんは、よく訪れていた静岡市清水区の水族館での体験を基に物語をつづった。 伊豆地域をはじめ、県全域を題材とした作品を募集し、両部門に計414点の応募があった。3月3日に熱海市の起雲閣で表彰式を行う。 このほかの入賞者は次の通り。 【小説
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築100年超 古民家活用 春野のカフェ 交流拠点に 浜松 地元産紅茶でおもてなし
浜松市天竜区春野町砂川に築100年を超える古民家を活用したカフェがオープンした。地元産の茶や野菜を使った料理やスイーツで来客をもてなす店は、食事処が少ない地域の交流拠点となりそうだ。 昨年11月にオープンした「風香つきみ亭」は、茶畑が広がる中山間地にある。のぼりと白いのれんが目印の店内には約25席分のこたつやテーブルが並ぶ。メニューはナポリタンや春野産紅茶、緑茶ゼリーのパフェなどで、ミルクセーキやミックスジュースは手作りにこだわる。 「昭和レトロの雰囲気が感じられるお店にしたい」と語る店主の鈴木房子さん(62)は磐田市で働いていたが、7年ほど前に実家がある砂川地区に戻った。周辺に飲食店がない
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ラグビーの魅力、向陽中2年生体感 静岡ブルーレヴズスタッフが講師 磐田市
磐田市内の中学2年生が一斉観戦するラグビーリーグワン1部静岡ブルーレヴズのホストゲームを前に、同市向笠竹之内の向陽中で16日、ラグビー講座が開かれた。2年生約60人が激しいコンタクトプレーなどラグビーの魅力を体感した。 講師を務めたのはレヴズの普及・育成スタッフで、前身のヤマハ発動機ジュビロの選手だった小池善行さん(44)と加藤圭太さん(40)。2人はラグビーのルールを説明し、スクリューパスやタックルを実演した。 生徒は楕円(だえん)形のボールを股の下や頭の上で渡すリレーを楽しんだほか、ボールを持ったままコンタクトしたり、守備でタックルしたりする練習も体験した。藤野慎平さん(14)は「他
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静岡の鈴木さん Sクラス優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部の1月大会が14日、浜松市浜名区の浜北文化センターで開かれた。87人が参加、最強のSクラスは鈴木雄也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①鈴木雄也(静岡市葵区)②寺崎勝(中央区)③北川晴雄(静岡市清水区)④門奈佑紀(中央区)⑤内山透(同)▽A ①門奈光(同)②河合将輝(浜名区)③石川三余(中央区)④高瀬啓一郎(同)⑤赤松竜也(天竜区)▽B ①幸田好司(磐田市)②牧野斉(浜名区)③村松清(同)④山元一雄(磐田市)⑤赤松僚助(天竜区)▽C ①鶴見晃輔(浜名区)②小林春毅(同)③庄司圭佑(静岡市清水区)④芝田信照(袋井市)⑤赤松賢伸(天竜区)▽D ①大橋実(磐田市
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市民に安心提供 消防団を 磐田で初出式
磐田市消防団の初出式が14日、同市上新屋の市民文化会館かたりあで開かれた。団員約400人が参加し、地域防災への決意を新たにした。 門奈良則団長は訓示で、昨年の台風2号の復旧活動を振り返り「安心安全という言葉の重みを痛感した」と述べた。想定される地震や風水害などに対応するため、市消防団は本年度から、消防団員OBを特定の消防活動に限って従事させる「機能別消防団員制度」を導入する。「機能別消防団員のバックアップを受けながら、市民に安心を提供できる消防団をともにつくっていこう」と呼びかけた。 2022年度退団者や消防活動に長年尽力した団員らに感謝状も贈った。出席者は式典に先立ち、消防活動中に命を落と
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ランプシェードや壁飾り、花鮮やかに 磐田の芸術家7人表現競う
磐田市の芸術家7人による合同作品展が28日まで、同市合代島の材木屋カワイで開かれている。廃材を再利用したランプシェードやフラワーアレンジメント、書など多彩な作品が並ぶ。 陶芸家川合絢也さん(32)は、マグカップなどの食器類のほか、木材加工で生じた端材を同社から譲り受けて製作したランプシェードを用意した。アルコールインクアーティスト永井有子さん(47)は、エタノールで溶いたインクに風を当てて幻想的な模様を描いた壁飾りを出品。日めくりカレンダーや定規、万華鏡などの小物類も並べた。 川合さんは「木目を土に写して焼き上げ、木本来の素材感を表現した。合同作品展を開催することで、作り手の皆さんから刺
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火の用心!静岡県内で枯れ草火災など相次ぐ 警察注意呼びかけ
静岡県内で14日、枯れ草や廃材を燃やすなどしていて周囲に燃え移ったとみられる屋外火災が4件相次いだ。いずれもけが人はいなかったが、警察、消防が注意を呼びかけている。 14日午前9時50分ごろ、磐田市気子島のJR東海道線の線路南側空き地で、枯れ草約300平方メートルを焼いた。磐田署によると、地主の親族が枯れ草を焼いた際に燃え広がった。JR東海静岡支社によると、上下線計2本が部分運休し7本が最大で26分遅れるなど1590人に影響が出た。 午後1時ごろには伊豆市日向の山林で所有者の親族がドラム缶で廃材を燃やしたところ、付近の下草に燃え移り、約450平方メートルを焼いた。同3時40分ごろには焼津
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浜松で将棋親睦大会 名人戦、渡辺さんV
浜松市中央区の南部協働センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。同市や豊橋市、磐田市、袋井市、掛川市の56人が参加し、最強の名人戦で聖隷クリストファー高2年の渡辺快さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①渡辺快②関口真貴③村松清④伊藤進⑤石野俊夫▽S ①山下康弘②嶌英昭③山口昌行④岡本徳裕⑤岡本康夫▽A ①斎藤正直②袴田洋三③池谷雄二④藁科勝祐⑤高柳正芳▽B ①芝田信照②内藤利雅③伊藤隆④高柳長男⑤大柳豆周一▽C ①藤森勗②越知隆一③平野惣一④片山久⑤鈴木さち子
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無病息災、五穀豊穣祈る 磐田で「米とぎまつり」
磐田市下太の八王子神社に伝わる市無形民俗文化財「米とぎまつり」が14日、同神社近くの今之浦川などで行われた。新型コロナ禍の影響で実施は4年ぶり。寒空の下、氏子や地元住民ら約15人が無病息災、五穀豊穣(ほうじょう)を祈り、小舟で川にこぎ出して米をとぐ儀式を行った。 はちまきにふんどし、足袋姿で集まった男衆は、神主を先頭に、米が入った釜をかついで同神社周辺を練り歩いた。そこから今之浦川に浮かべた小舟に乗り込み、冷たい水をくみ上げて米をといだ。といだ米は神社に供えた後、住民らも炊いて味わい、1年の無事を祈った。疫病などが広がった江戸時代・元禄期に疾病よけとして始まったと伝えられている。幼いころから
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磐田市へ図書カード10万円分 「2代目伊達直人」から贈り物 「毎年ありがとう、大切に使います」
磐田市は、プロレス漫画タイガーマスクの主人公にちなんだとみられる「2代目 伊達直人」を名乗る差出人から、草地博昭市長宛てに10万円分の図書カードが郵送されてきたと発表した。図書カードは2020年から毎年届いていて、筆跡などから同一人物とみられる。寄贈は累計50万円分になった。 秘書課職員が5日午前、市長宛ての封書を開封し、図書カードが入っていることに気づいた。同封の手紙には「医療従事者の方々、ひとり親世帯、園児・学生の皆さまに還元していただきたい」との思いがつづられていた。 市は具体的な使途を検討している。草地市長は「市民が安心感と将来への希望が持てるまちづくりに向け、大切に活用させてい
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日本のクワガタ大集合!! 生態、飼育法も解説 磐田・竜洋昆虫自然観察公園
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園は28日まで、国内のクワガタムシを紹介する企画「日本のクワガタムシ展」を開いている。 本州や南西諸島に生息するノコギリクワガタやオオクワガタ、ヒラタクワガタなど約20種、亜種も含めると35種ほどを集めた。国内最大のクワガタムシ「ツシマヒラタクワガタ」や体長1センチほどの「チビクワガタ」といった多彩な個体が展示され、訪れた子どもらを楽しませている。冬場の開催にちなみ、朽ち木などに身を隠して冬を越すクワガタムシの生態や飼育方法を解説する展示もある。 担当職員の荒井克也さんは「日本にも、これだけ多くの種類のクワガタムシがいることを知ってほしい」と話した。
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磐田市立東部幼稚園新園舎 放課後児童クラブ併設 市が概要発表
磐田市は12日、民営化に合わせて幼保連携型認定こども園に移行する市立東部幼稚園(同市東貝塚)の新園舎の概要を発表した。新園舎は現園舎南側の敷地内に整備し、共働きやひとり親世帯の小学生を預かる放課後児童クラブを併設する。2月に着工し、2025年4月の開園を目指す。 新こども園は「認定こども園ハローうさぎ山(仮称)」。鉄骨造平屋(一部2階)建てで、延床面積は現園舎の約2・5倍の1800平方メートル。保育室や遊戯室、図書室のほか、児童クラブ専用の1室を設ける。 市幼稚園保育園課によると、東部幼稚園の本年度の在籍数は3~5歳の75人。こども園移行後は0~5歳までを受け入れ、定員は幼稚園枠60人、保
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地域企業マッチング支援へ 磐田市 大田区、川崎市と交流会
磐田市は、東京都大田区、川崎市と連携した地域企業間のビジネスマッチング支援に乗り出す。第1弾として19日、都内で企業交流会を初開催する。航空産業など新分野での取引獲得や協業につなげる。 3市区はいずれもものづくりが盛んで、意見交換する中で広域連携の企業交流会開催が決まった。交流会の会場は、羽田空港(大田区)に隣接する複合施設内にある交流ゾーン「ピオパーク」。3市区からそれぞれ3社がプレゼンテーションする。磐田市からは金属加工3社が自社の技術をPRする。 20社程度が参加して情報交換する場を設け、「メードイン磐田展」として市内製造業の製品の展示も行う。交流会は継続開催していくという。 製造業以
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浜松と世界の架け橋に 青年海外協力隊3人が出発報告
国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として派遣される浜松市内の男女3人がこのほど、市役所を訪れ、中野祐介市長に出発報告を行った。 派遣されるのは石田真実さん(33)=浜名区=、白畑蓮太郎さん(24)=中央区、磐田市出身=、高橋実里さん(28)=中央区=の3人。高齢者施設で10年以上勤務した経験を持つ石田さんはペルーで日系高齢者の介護事業に従事し、白畑さんはアメリカへの農業留学や農業法人での勤務経験を生かしてボリビアで野菜栽培の指導を行う。学童英会話教室に勤務していた高橋さんはラオスの能力開発センターで20~50代を対象に英語の指導を行う。 中野市長は「これまでの経験を発揮し、現地の発展
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諦めないで!世界は変わる 浜松ホトニクス丸野社長、母校・磐田南高で講演
磐田市見付の磐田南高で10日、同校OBで浜松ホトニクスの丸野正社長を招いた講演会が開かれた。1年生約320人が参加し、丸野社長は自身の経験を交えて「失敗から学ぶことはたくさんある。原因を客観的に突き詰めて理解し、次のチャンスの糧にすれば必ず成功する」と呼びかけた。 1983年に入社した丸野社長は35歳のころ、初代デジタルCCDカメラ「ORCA(オルカ)―100」の企画設計を担当。世界初の科学計測用デジタルカメラとして発売したものの「全く売れず、挫折を経験した」と振り返った。 売れるための方策を考えた丸野社長は、自ら米国市場に飛び込んで権威のある研究者らに直接アプローチを続けたエピソードを
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走るトイレ、被災地の力に 静岡県内3市派遣、石川・穴水町に設置完了 警察、自衛隊…支援者も受け入れ
能登半島地震の影響で断水が続く石川県穴水町で11日までに、静岡県内3市が派遣したトイレトラックの設置が完了した。当面の間、断水の解消状況や現地のニーズに応じて同町内で活動し、衛生管理の行き届いたトイレを提供する。 トイレトラックは水洗式トイレや汚水タンクなどを備える。磐田、藤枝、島田の3市が職員とともに1台ずつ派遣。磐田市は10日から、藤枝、島田の両市は11日から同町内の病院や物資輸送拠点の近くに設置し、被災者だけでなく、警察や自衛隊などの支援者の利用も受け入れている。 静岡県によると、たまったし尿は石川県羽咋市の処理場で処理している。藤枝市は荷台にシャワー室2室を備える多目的支援車1
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患者17人個人情報 医師論文で漏えい 磐田市立総合病院
磐田市立総合病院は11日、男性医師が英医学誌に患者17人の個人情報が残ったままの論文の基礎データ資料を誤って提出し、4日間にわたってインターネット上に公開されたと発表した。 同病院によると、医師は昨年9月5日に論文をメールで提出。英語表記の基礎データ資料には患者17人の氏名、性別、年齢、病歴が日本語で記載されたリストが含まれていた。今月2日に論文が公開され、4日に知人医師からの指摘で個人情報の漏えいに気付いたという。5日に論文の全ての情報が削除された。 同病院は、医師が論文作成時に個人情報データを削除すべきだったとし、データの内容確認も怠ったとしている。6日には、政府の個人情報保護委員会
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磐田市職員と給水車 石川県に派遣 能登半島地震
磐田市は11日、能登半島地震で断水被害を受けている石川県に4トン給水車と職員4人を派遣した。14日まで現地で活動する。 市役所福田支所で開かれた出発式で、上下水道総務課の永井賢一主任(55)は「被災者に寄り添い、不足する水の供給を頑張る」と述べた。草地博昭市長は「体調と安全に気をつけ、現地の職員が休めるよう積極的に助ける姿勢で臨んでほしい」と激励した。 活動先は同県七尾市の予定。日本水道協会静岡県支部を通じて給水応援の要請を受けた。磐田市は14日に第2陣を派遣する。
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スポーツイベント テロ防げ 磐田署と地元警備会社 Jやリーグワン見据え訓練
磐田署とイベント運営・警備会社ジェイ・プラッカ(磐田市)は11日、スポーツイベント会場を想定したテロ対策合同訓練を同市大久保のゆめりあで実施した。来場者の手荷物検査を適切に行う訓練を通じ、現場での対応力向上を図った。 ジュビロ磐田が参戦するサッカーJ1の開幕を控え、静岡ブルーレヴズもラグビーリーグワン1部を戦っている中、連携を強化して被害の未然防止につなげようと企画した。来場者役を署員が務め、同社の警備担当者4人が①手荷物検査を拒否される②バッグにナイフが入っている③近くに不審物が落ちている―などのケースの対応を訓練した。 ナイフを持った男が暴れ出したケースでは、警備担当者が来場者に避難を促
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最終決戦、美しく 美宇、美誠 パリ五輪 残る1枠懸け激突 卓球全日本選手権22日開幕【しずスポ】
2年にわたるパリ五輪レースが、いよいよ最終決戦を迎える。22日に開幕する卓球の全日本選手権。女子シングルス代表の残り1枠を平野美宇(木下グループ、沼津市出身)と伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が争う。ともに23歳の同学年。幼少期にはダブルスペアを組み、東京五輪は団体銀メダルを手にした。かつての盟友が意地をぶつけ合う。 長期間の国内選考は初の試み。早田ひな(日本生命)が790・5点と独走した一方、2位平野は486点、3位伊藤は451・5点とポイント差はわずか34・5点だ。対戦を重ねるごとに研究され、若手の台頭も著しい。これまでのように圧倒的な戦績を残すことは難しく、勝ち負けを繰り返してきた
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Tリーグ静岡 今季最後の地元戦 12日から2連戦 POへ勝負どころ
卓球Tリーグ男子の静岡は12、13日、磐田市民文化会館「かたりあ」で2024年最初のホーム戦に臨む。彩たま(12日)、琉球(13日)との2連戦で、参戦初年度最後の地元戦にもなる。静岡は残り4試合で現在4位。プレーオフ圏内(3位以内)へ重要な戦いだ。 静岡は23年ラストゲームで3位岡山からホーム初勝利をマーク。連敗を4で止めると、新年初戦は敵地で岡山に4-0で連勝してプレーオフを争うライバルとの勝ち点差を一気に3まで縮めた。一時は相手の対策に苦しんだ森薗政崇・龍崎東寅のダブルスペアの復調が心強い。 特に彩たまは現在最下位。昨年11月の地元戦は惜敗しただけに、きっちり雪辱して勝ち点を積み上げ
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スズキ 「空飛ぶクルマ」事業加速 スカイドライブに追加出資
スズキは10日、「空飛ぶクルマ」を開発するスカイドライブ(愛知県豊田市)との連携強化に向け、昨年12月に追加出資したと発表した。出資額は非公表。今春ごろからスズキのグループ会社工場で開始する機体の製造協力に加え、成長市場インドでの事業開発を加速する。 スズキは磐田市のグループ会社工場で、3人乗り機体(乗客2人)の製造に協力する。スカイドライブが磐田市に設立した製造子会社「スカイワークス」にスズキ社員も出向し、生産準備を本格化。スカイドライブは25年の大阪・関西万博での運航開始を目指している。 スズキの有力市場のインドでも組み、慢性的な渋滞などの社会課題解決に向け、観光エリアの移動など輸送
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被災者に市営住宅用意 磐田市、無償提供 能登半島地震
能登半島地震の被災者を支援するため、磐田市は10日、市営住宅を一時避難用住居として無償提供すると発表した。 提供するのは同市福田中島の市営住宅2戸(3LDK)で、対象者は建物が損壊するなどして居住が困難となり、各自治体発行の罹災(りさい)証明を受けた世帯。家賃や敷金は不要で、光熱費は入居者が負担する。期間は原則1年以内。連帯保証人は不要。 問い合わせなどは市建築住宅課<電0538(37)4851>へ。
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学校行事で通訳、日伯親交に貢献 磐田南高定時制4年の6人に感謝状
浜松市中央区の日伯交流協会(高木昭三会長)は9日、通訳などのボランティア活動を通じてブラジルとの親交に多大な貢献をしたとして、磐田南高定時制4年の生徒6人に感謝状を贈った。 表彰を受けたのは岡林まことさん(19)、中村あゆみさん(19)、浜田歩美さん(19)、金田ミレナさん(19)、ダシルバニコラスさん(19)、渡辺ブルーノさん(19)。入学式や卒業式をはじめとする学校行事で、日本語が分からないブラジル国籍の生徒やその保護者に、駐車場案内や提出書類の説明をポルトガル語で通訳するなどのボランティアに尽力した。 磐田市見付の同校で贈呈式が行われ、高木会長から感謝状をそれぞれ受け取った。岡林さ
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初春の彩り 長く楽しむ【ワンコインでできる花あしらい 1月】
正月のお祝いに、自宅に花を飾った人も多いのでは。気軽に楽しめる切り花のアレンジを紹介する「ワンコインでできる花あしらい」。1月は、フラワーアレンジ教室が人気の磐田市の生花店「みずきフラワーデザインショップ」で、正月用の花を飾り直すアレンジなどを提案してもらった。 正月花をアレンジ 「難を転ずる」ことから縁起が良いとされるナンテン、丸い花がかわいらしいピンポン菊、深緑の若松、金銀の染め柳は正月の花材の定番。家に飾って傷みが出てきたら、元気な部分を集めて小さなアレンジに作り直してみるのもいい。茎を短く切ると花が復活するので試してみて。 欠けたりして使えなくなった食器類は日常使いの花器にぴっ
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天竜川水系 10日午前9時から取水制限 少雨影響で佐久間ダム貯水量減少
天竜川水利調整協議会は9日、天竜川水系の取水制限を10日午前9時から開始すると発表した。2023年12月中旬以降の少雨の影響で、佐久間ダムの貯水量が大幅に減少しているため。同水系の取水制限実施は23年1~3月以来、約1年ぶり。 上水道は5%、工業用水と農業用水はともに10%の取水制限を行う。対象市町は上水道4市1町(浜松、磐田、袋井、湖西、森)、工業用水3市(浜松、磐田、袋井)、農業用水3市1町(浜松、磐田、袋井、森)。今回の制限は第1段階で、県は「一般家庭や事業所への給水制限を直ちに行うものではないが、県民に節水努力を呼びかけていく」としている。 佐久間ダムの貯水率は23年12月1日時
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トイレカーを穴水町に派遣 磐田市 能登半島地震
能登半島地震の被災地を支援するため磐田市は9日、トラック型の防災用トイレカー1台を石川県穴水町に派遣した。 トイレカーは、水洗式のトイレや汚水タンクなどを備えた準中型トラック。男女別で計六つの便器を備え、人工肛門・人工ぼうこうを利用するオストメイトにも対応する。約千回使用でき、通常の仮設トイレ7台分に相当するという。 市職員4人がトイレカーなどに分乗し、被災地に向けて出発した。草地博昭磐田市長は「すでに派遣した消防の報告から、トイレに関する心配や不安の声が尽きないと聞いた。被災者の力となれるよう支援をお願いしたい」と呼びかけた。
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在宅医療の質向上へ 監視システムで急変“予知” 磐田の安間院長、開発進める
えん在宅医療クリニック(磐田市)の安間章裕院長(39)は浜松市のソフト開発会社などと連携し、在宅患者の脈拍などのバイタルデータを遠隔でモニタリング(監視)するシステムの開発に乗り出している。いつ患者の容態悪化の連絡が来るか分からない―。日々神経をすり減らす訪問診療医の負担を、患者の急変を“予知”するシステムで軽減し、在宅医療の質向上にもつなげる。 2022年3月の開院時に想定した定員を上回る患者を抱える安間院長。「在宅医療は患者に何かあれば24時間365日の対応が求められる。常に気が張り、夜もなかなか寝つけない」。高齢化が進む一方で、訪問診療医のなり手が少ない地方都
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しっぺい一日警察署長に 磐田署、110番適正利用呼びかけ
磐田市イメージキャラクター「しっぺい」が8日、磐田署の一日警察署長を務め、同市高見丘のららぽーと磐田で110番の適正利用を呼びかける広報活動に取り組んだ。 「110番の日」(1月10日)に合わせたキャンペーン。しっぺいは警察官の制帽や警笛を身に着け、事件・事故の場合は迷わず110番▽警察への相談・要望は「#9110」を利用―などを周知する啓発チラシを買い物客らに配布。事故現場などの様子を動画や写真で伝える110番映像通報システムもPRした。 特設会場にはパトカーや白バイも並んだ。子ども用の制服も用意され、親子連れが写真撮影を楽しんだ。 同署によると、昨年1~11月の110番通報件数は県
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【藤枝順心連覇】スタンド万感 V2「信じて応援」 全日本高校女子サッカー
7日に神戸市で行われた全日本高校女子サッカー選手権決勝で、藤枝順心が2年連続7度目の頂点に立った。連覇に加え、昨夏の全国総体と合わせて3季連続優勝を達成。会場のノエビアスタジアム神戸のスタンドでは、メンバー外の部員や保護者らが万感の思いで選手たちの成し遂げた偉業を見つめた。 バックスタンドの一角には、部員約60人をはじめ、保護者や学校関係者らが集合した。部員はメガホンを手に、さまざまな応援歌を絶えず響かせて選手たちを後押し。得点が決まるたび、喜びを爆発させた。 3年の赤塚花風さん(18)=磐田市=は全国総体の優勝メンバーだったが、今大会直前の練習中に右膝の前十字靱帯(じんたい)損傷の大け
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道路寸断で現地到着難航 能登地震 磐田市援助隊が帰着報告
能登半島地震の被災地に本県の緊急消防援助隊第1陣として派遣された磐田市消防本部の隊員が6日、同市今之浦の市消防署で草地博昭市長に活動を報告した。被災地は寸断された道路が多く、到着に時間を要した。市の派遣隊長を務めた大場直人消防司令(51)は「早く助けたいという気持ちがあったが、なかなか現地にたどり着けず悔しい思いがある」と語った。 同市からは隊員9人が1日夜に第1陣として出発した。被災地では道路の陥没やひび割れなどが多発し、石川県珠洲市に着いたのは約59時間後の4日早朝。現地では孤立集落の住民の安否確認に取り組んだ。小寺健一消防司令補(49)は「担当地区までの道路も陥没や土砂崩れがあり、現場
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掛川の石野さん SSクラス優勝 日将連浜松12月大会
日本将棋連盟浜松支部の12月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。71人が参加し、最強のSSクラスは石野俊夫さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①石野俊夫(掛川市)②田中雅英(南区)③高〓烝(浜北区)▽S ①門奈光(東区)②神谷護流(岐阜県関市)③岡崎正芳(中区)▽A ①中村敏男(南区)②森孝彰(東区)③尾藤菊一(中区)▽B ①高木健吾(東区)②笹本康介(磐田市)③三輪勝次(東区) ※高〓烝の〓は木ヘンに却の去がタ
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磐田市も募金箱 能登半島地震
能登半島地震を受け、磐田市は5日、被災地に向けた災害義援金の受け付けを開始した。iプラザ3階の福祉課、市役所1階受付、各支所の市民生活課の計6カ所に募金箱を設置した。寄せられた浄財は日本赤十字社を通じて被災者の生活支援に活用される。受け付けは12月27日まで。
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静岡県内外陶芸家6人が作品展 15日まで 湖西市
湖西市新居町内山のギャラリー由美で15日まで、県内外の陶芸家6人による作品展「冬のこしらえ―やきもの展・年の初めらしく」が開かれている。温かみを感じる陶磁器の皿やカップ、酒器など約200点を展示即売している。 ギャラリーオーナーの山口由美子さん(83)が、過去に浜松市内で開いていた画廊に縁のある作家が集まった。県内からは浜松市中央区の伊藤すゑ子さん、磐田市の佐藤京子さん、南伊豆町の倉前幸徳さん、杉浦健司さんが出品。佐藤さんの作品は英国の伝統技法「スリップウエア」を使い、2色の化粧泥で鮮やかな模様を描いたもの。伊藤さんは食器のほかに鬼の面をモチーフにしたレリーフや陶器のブローチなども展示して
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磐田・敷地地区の伝承文化、1冊に 研究団体が民俗誌刊行
遠州地域の民俗文化や歴史を研究する「遠州常民文化談話会」(名倉慎一郎代表)は、磐田市敷地地区の伝承を中心とした生活文化を記録した民俗誌「敷地の民俗~地域の伝承から探る 循環型社会の英知~」を刊行した。 生業や交通・交易、年中行事など10章で構成。農林業を経済基盤とした敷地地区の財産区「秣山(まぐさやま)」に着目し、循環型社会の礎を築いた先人の教えを紹介する。同会の会員や県立農林環境専門職大(磐田市)の中山正典准教授(民俗学)の研究室が約3年間、住民への聞き取りや調査研究などを行ってまとめた。 同地区の豊岡東交流センターで行われた報告会には住民ら70人超が集まった。中山准教授は「敷地の人々の英
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昇り竜のように進む1年に 磐田「新春のつどい」 飛躍誓う
磐田市内5団体の「いわた新春のつどい」が5日、同市上新屋の市民文化会館かたりあで開かれた。各団体の役員、幹部や地元スポーツチームの代表者ら34人がさらなる飛躍を誓ったほか、元日に発生した能登半島地震にも触れ、被災地の早期復旧、復興と地域の安全、安心を願った。 市、市自治会連合会、磐田商工会議所、市商工会、JA遠州中央の主催。冒頭、地震の犠牲者を哀悼し、全員で黙とうをささげた。草地博昭市長は「新春の穏やかなムードが一変し、不安がよぎる年明けになった。今を底辺にし、昇り竜のように進む1年にしなければならない」と決意を述べた。出席者は特産のいわた茶で乾杯した。 サッカーJ1への昇格を果たしたジュビ
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四季折々の野草や花の写真30作品 浜松市浜名区で展示会
静岡県西部の写真愛好家3人の花鳥写真展が4日、浜松市浜名区の県立森林公園バードピア浜北で始まった。12日まで。 花鳥写真倶楽部の林健太郎さん(81)=磐田市=、中谷國比古さん(73)=同区=、田中邦子さん(65)=袋井市=の3人が県内外で撮影した四季折々の野草や花の30作品を展示している。雪の中に咲くセツブンソウや水面から飛び立つコハクチョウ、鋭い目つきで飛ぶハイイロチュウヒなどが来場者の目を引く。3人での展示は初めてで、林さんは「写真から物語を想像してほしい」と話した。
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【序章】記憶㊦ 三姉妹 「最後の旅行」心行くまで【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
2人の姉は、妹のことが時々心配になった。歩生[あゆみ]は友達がいるのだろうか…。 骨のがん「骨肉腫」で2021年秋に18歳で他界した磐田市の寺田歩生さんは三姉妹の末っ子。闘病で学校にあまり通えず、本人から学校の話を聞くことも少なかった。加えて、歩生さんは意思が明確で、治療してくれている医師や看護師に対しても嫌なものは嫌だとはっきり言った。姉たちがヒヤヒヤした経験は一度や二度ではなく、心配はある意味、自然だった。 そんな懸念は、歩生さんの通夜の時に見事に打ち破られた。コロナ禍にもかかわらず、同級生が大勢参列し、目を真っ赤にしながら生前のエピソードをあふれるほど語ってくれた。友
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緊急消防援助隊 第2陣派遣 磐田
石川県能登半島で最大震度7を観測した地震を受けて磐田市消防本部は4日、緊急消防援助隊として派遣する近藤貴之消防司令ら隊員9人の出発式を同市今之浦の市消防署で行った。派遣期間が終了となる1次隊に代わって8日まで、現地で救助活動に当たる。主に珠洲市や穴水町での活動を予定し、倒壊家屋の被害確認や行方不明者の捜索、人命救助に携わる。同消防本部からの派遣は2陣目となった。草地博昭磐田市長は「体調管理に気をつけて安全に活動し、能登地方の皆さんに安心を届けてほしい」と激励した。 市消防本部は既に1日夜から、別の隊員9人を被災地に派遣している。
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「共創」 市民巻き込んで 磐田市 仕事始め式 市長が訓示
磐田市は4日、仕事始め式を市役所で開いた。今年のテーマを「共創」とした草地博昭市長は「多くの市民を巻き込みながら事業を組み立ててほしい」と、幹部職員らに要請した。 石川県能登半島地震にも触れ、「私たちは2023年、22年の台風で2度被災し、多くの皆さんから支えてもらった側。受け取った恩を返したい」と強調。その上で、想定される南海トラフ地震を念頭に、「どのような行動ができるか、それぞれの部署でもう一度考えてほしい」と加えた。
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自慢の横須賀凧 空高く舞う 掛川、磐田の愛好家が揚げ初め
掛川市の凧(たこ)揚げ愛好家グループ「遠州横須賀凧一二三会」は3日、同市山崎の水田で凧の揚げ初めを行った。掛川、磐田市から計3団体が参加し、横須賀凧など自慢の凧で空を彩った。 横須賀凧は色鮮やかで多様な形があることが特徴とされ、徳川家康が武田方の高天神城を攻略する様子を表現した「巴(ともえ)」や赤色を背景に鶴や松を描いた「とんがり」などがある。この日は風が弱かったものの、参加者は糸を巧みに操り空高く凧を揚げた。1987年から続く年始恒例の行事で37回目。内藤剛代表(62)は「平和の願いを込めて、和気あいあいと凧を揚げた。希望の持てる1年にしたい」と話した。
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本との出合い 新しい形で提供 児童書や小説90冊 タイトル伏せて貸し出し 磐田「にこっと」で新年企画
磐田市上新屋の図書館と子育て相談の複合施設「ひと・ほんの庭 にこっと」は4日、タイトルが見えないように包装した本「はじまりBook」の貸し出しを始めた。同館の司書が新年に合わせ、新たな本との出合いを提供しようと企画し、児童書や小説など計90冊を用意した。なくなり次第終了。 本を紙で包んでタイトルや表紙を隠し、冒頭一文を記した紙を貼り付けた。小学生低学年から中学年、中学年から高学年、中学生以上の3種類に分けて、特設コーナーに陳列。司書3人が2週間かけて、最初の一文が印象的なものを選書した。担当者は「自分では選ばないような本と出合うきっかけになれば」と話した。 館内では7日まで、レバーを回すと、
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磐田水彩画クラブ 「新春水彩画展」(藤田文子)【仲間と共に】
暮らしを彩る「色」はとても魅力的です。絵を描くことには苦しさがありますが、感動と喜びも満ちています。 2019年、グループ展を見て参加を決めました。講師が選んでくれた6本の絵の具からスタート。「オペラ」というピンクの絵の具をパレットに出した時、なぜかとてもわくわくしたことを覚えています。 育てた花を描くことから始めました。風景や人物にも挑戦しています。まずは対象物をよく観察して、好きなポイントを見いだすようにしています。 「秋の実り」では背景の花をぼかすことでカラスウリの赤みが引き立ちました。磐田市芸術祭で奨励賞をいただき、恐れ多くも励みになりました。描けるうちに楽しい時間を過ごしたい
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【序章】記憶㊥ 高校恩師 留年選択の決意に仰天【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
制服姿で友達と肩を並べてポーズを取った写真。顔にはアプリでユーモラスな加工が施されている―。静岡県立磐田北高在学中の2021年10月に骨のがん「骨肉腫」で亡くなった寺田歩生[あゆみ]さん=磐田市=のスマートフォンには、女子高校生らしい楽しげな写真がたくさん残されている。 国語の授業だろう。こんな画像もある。「軍中以(も)つて楽を為(な)す無(な)し」。中国の歴史書「史記」に出てくる項羽と劉邦の名場面「鴻門之会(こうもんのかい)」の一節を板書した黒板だ。 「成績は学年トップクラス。授業は真剣に聞いていた」。2年次の担任で、国語を受け持った杉山さやか教諭は、教え子の姿を鮮明に覚えている。同校
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「虫みくじ」で運試し 全25種類 磐田・竜洋昆虫自然観察公園、8日まで
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園は8日まで、虫にちなんで新年の運勢を占う同公園のオリジナルおみくじ「虫みくじ」を来園者全員に配布している。 全25種類。昆虫の名前や写真のほかに、生態・習性になぞらえて人生の格言を記している。カブトムシやカマキリなど人気の昆虫に加え、新作としてショウリョウバッタやマイマイカブリ、ノコギリクワガタなど5種類を作成した。 運勢は定番の大吉や凶に加え、「虫吉(ちゅうきち)」や「虫凶(ちゅうきょう)」といったオリジナル要素も取り入れた。「待虫(まちむし)」「採集」「飼育」など今年の“虫運”も紹介している。 北野伸雄館長は「1年の始まりを
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五輪イヤー到来 静岡県勢の活躍やいかに
勝負の時が近づいている。7月26日に開幕するパリ五輪。県勢は柔道男子73キロ級の橋本壮市(32)=パーク24、浜松市出身=が既に代表に内定し、新年の幕開けとともに卓球女子シングルス、陸上男子20キロ競歩、ボクシング男子など有力競技で代表選考や出場枠争いが激化する。東京五輪から3年。「花の都」で開かれる3度目の祭典で、どんな活躍を見せてくれるか。 不屈の32歳・橋本壮市 柔道史上最年長で初五輪 橋本壮市 柔道男子73キロ級の橋本が、日本柔道史上最年長の32歳で五輪の畳に立つ。一度は強化指定を外れても、81キロ級から転向したのはこの瞬間のため。同学年の大野将平氏と壮絶な代表争いの末に
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【序章】記憶㊤ 19歳の母 亡き友の頑張り 支えに【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
その女性はこの数年、波乱に満ちた人生を送ってきた。2021年6月に磐田市の高校をやめ、通信制の高校に入り直した。在学中に妊娠。おなかに赤ちゃんを宿しながら勉強を続けて卒業、結婚し、23年7月、長女を産んだ。19歳。浜松市で家事、育児に追われる日々を送っている。 「人生逃げてばっかりだった。ちゃんと向き合わないといけないって教えてくれたのは、歩生[あゆみ]だった」。生後5カ月のまな娘を抱きながら、同市中央区(旧中区)の杉田沙穂さんは少しずつ語り始めた。道を踏み外さず今があるのは、亡き友、寺田歩生さんのおかげだという。 20年4月、県立磐田北高に入学した。同じクラスの歩生さんとすぐに仲良くな
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【2023年 十大ニュース 静岡県内】袴田さんの再審始まる/清水立体工事現場で橋桁落下
静岡新聞社は県内の今年の十大ニュースを選んだ。1位は袴田巌さん(87)の再審開始。2位は静岡市清水区で発生した国道1号静清バイパスの立体化工事現場での橋桁落下事故。3位に静岡、浜松両政令市長選で新市長誕生、が入った。 ①袴田巌さんの再審始まる 再審開始の決定を受けて笑顔を見せる袴田ひで子さん(右手前)=3月13日、東京・霞が関 ドライブを終え帰宅する袴田巌さん。散歩中に再審開始が認められたが、拘禁症状がある袴田さんの体調に配慮し、決定内容は伝えられなかった=3月13日、浜松市中区 現在の静岡市清水区で1966年、一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さ
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地域の廃プラ 道路舗装に活用 花王が磐田市と協定 実証実験へ
舗装道路の耐久性を高めるため、廃棄されたペットボトルを混ぜたアスファルト改質剤の開発を進める花王(東京都)は、地域の企業から排出されたプラスチックを活用し、地元の道路に使う“地産地消”モデルの確立を進めている。既に道路や学校施設などで改質剤を取り入れている磐田市と新たに協定を締結し、市内の工場から出た廃材を活用した実証実験に全国に先駆けて乗り出す。 プラスチックフィルムの包装資材を製造する「須田産業」の竜洋工場(同市高木)で、試し刷りで出る廃棄物を利用する。花王によると、主力商品の洗剤などで培った技術を応用し、化学反応を起こしてアスファルトの強度を高める物質を生み出す。舗装に対して約1%を混
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小河路さん(浜松調理菓子専門学校職員)最高賞 「ジャパン・ケーキショー」工芸菓子部門 独創的な造形評価 学生部門2人入賞
浜松市中区の浜松調理菓子専門学校職員の小河路理那さん(26)=南区=がこのほど、国内最大級の洋菓子コンテスト「ジャパン・ケーキショー東京」のシュガークラフト工芸菓子部門で最高賞の連合会長賞に輝いた。「不思議の国のアリス」の世界観を表現した独創的な造形が評価された。同校の学生2人も入賞した。 審査は10月末に行われた。小河路さんは、ウエディングケーキをイメージした作品が多い中で「人とは違う思い切ったデザインにしたかった」と狙いを語った。一方で「どのように評価されるか予想できない部分もあった。結果にびっくり」と喜びを語った。 ケーキづくりで意識しているのは「かわいく仕上げること」という。特に
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特養待機者5000人割る 静岡県内4月時点、3年連続減
静岡県はこのほど、県内の特別養護老人ホームの入所希望者(待機者)が4月1日時点で4926人となり、1年前の前回調査から536人減ったと発表した。減少は3年連続。高齢者人口は増えているが、施設や入所定員などの受け皿が拡大したことが背景にあるとみられる。 一方、1人暮らしで介護者がいないなどの理由で入所の必要性が高いと判断された人は696人で、前回より10人増えた。県介護保険課は「在宅での生活が困難な人の入所ニーズに対応するため、特養をはじめとする施設整備を計画的に進める」としている。 市町別の待機者数は静岡市が804人で最も多く、浜松市656人、富士市355人、藤枝市314人、焼津市286
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台風2号義援金 2767万円で確定 静岡県など受け付け
静岡県は28日、6月の台風2号災害義援金の受け入れ総額が2767万707円で確定したと発表した。 県共同募金会と日本赤十字社県支部、県が6月8日から9月8日に受け付けた。配分総額は沼津市946万5674円、浜松市779万6178円、磐田市380万7793円、富士市264万3633円など。被害が大きい自治体ほど義援金の配分も多くなった。 第3回配分額も公表した。15市町に計679万7707円を送金し、市町を通じて被災者に届けられる。
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磐田・大楽地の米使用したクラフトビール 遠州の関係人口創出、地域活性化へ 年初からイベント配布
磐田市内の企業の不動産部門が企画し、市北部の大楽地地区でつくる米を原料の一部に用いたクラフトビール「大楽地米ビール」がこのほど完成した。コンセプトは「新しい地元の味を、地元の素材をつかって、地元のみんなでつくろう」。ビールを通じて、遠州地域の関係人口の創出や地域活性化を目指す。 同市で木材販売などを手がけるカワイの「ICOI(イコイ)」不動産事業部が、設立10周年に合わせた地域貢献活動として計画した。地元の米を使ったビールづくりのアイデアは、父親の闘病を機に家業の米作りに本格的に携わり始めたという同不動産部の松下知也さん(38)=同市下野部=から寄せられた。 11月上旬には掛川市内の飲
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⚽元ジュビロ選手らと交流 小学生60人サッカー満喫 磐田市
ジュビロ磐田に在籍経験がある現役選手や元Jリーガーが指導する小学生向けのサッカー教室が28日、磐田市彦島の田原交流センターグラウンドで開かれた。静岡県西部の小学1~6年生約60人が選手らと触れ合いながら、サッカーを楽しんだ。 昨年末に続き2回目の開催。ジュビロ磐田ユース出身で、現在は指導者の森下俊さん(37)が「お世話になった磐田への恩返しに、子どもたちにサッカーの魅力を伝えたい」と元チームメートに参加を呼びかけ、桜内渚選手(34)や高橋祥平選手(32)ら4人が集まった。女子サッカーの静岡SSUボニータの大間由樹選手(28)も指導に加わった。 子どもたちはパスやシュートなどの基本動作を学
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磐田東高剣道部のいじめで家裁送致 元上級生2人 暴行容疑
磐田市見付の磐田東高剣道部で、複数の部員からいじめを受けた男子生徒が退学した問題で、静岡地検浜松支部は27日までに、暴行容疑で元上級生の少年2人を静岡家裁浜松支部に送致した。 同校によると、昨年夏ごろから、当時1年の男子生徒が剣道部の下宿先で複数の部員によるいじめを受けていた。具体的な内容については明らかになっていないが、関係者によると、男子生徒の頬(ほお)を平手打ちするなどの暴行行為の動画がインターネット上に投稿されていたという。 磐田署は、男子生徒からの被害届を受け、複数の部員から事情を聞くなどの捜査を進めていた。同署は、当時上級生の少年2人を暴行の疑いで今月8日に静岡地検浜松支部に
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優良介護事業所 静岡県、5施設を表彰
静岡県はこのほど、2023年度の優良介護事業所に5事業所を選び、静岡市葵区で表彰式と事例発表会を行った。 職場環境改善部門で特別養護老人ホームグリーンヒルズ東山(浜松市西区)、ぬくもりの里ホームヘルプサービス(伊豆の国市)、デイサービス和合(磐田市)、サービスの質向上部門で特別養護老人ホームかたくら明和園(富士市)、アクタガワハートフルホーム開北(沼津市)が表彰を受けた。
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平松建築にPIF融資 浜松いわた信金
平松建築(磐田市)は27日までに、浜松いわた信用金庫(浜松市中区)がSDGs(持続可能な開発目標)実現に取り組む取引先に融資する「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」で5千万円を調達した。期間は10年で、運転資金に充てる。 住居内の湿度を適切に管理する通期断熱工法や電磁波、水質対策など、環境や健康に配慮した住宅の提供を進める。2030年度までに高い断熱や省エネ性能を持つ「ZEH」住宅の累計建築240件、二酸化炭素(CO2)や廃棄物発生の削減、従業員のワークライフバランス改善といった目標の達成を掲げた。 同信金のPIFの融資実施は3社目。
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個人情報記載書類 別の市民へ誤送付 磐田市
磐田市は27日、氏名や住所などの個人情報が記載された書類を誤って別の市民に送付したと発表した。 市福祉課によると、12月上旬、災害時に避難の手助けが必要な住民を把握するために作成される「避難行動要支援者名簿」の登録案内を4311通送付した。このうちの1通に関係ない市民の個人情報が印刷されていた。誤った書類を受け取った市民から22日に返却され、発覚したという。 資料を印刷する際、すでに個人情報が記載された用紙を使ったことが原因という。市は発送書類のチェック体制の仕組みを見直し、再発防止に努めるとした。
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サーフィン県大会V 橋本君(磐田 竜洋西小)報告 市教育長訪問
サーフィンの第3回県知事杯キッズ(12歳以下)の部で優勝した磐田市立竜洋西小4年の橋本ルカ君(10)が27日、市役所に山本敏治教育長を訪ね、結果を報告した。 大会は11月11、12日に牧之原市で開かれた。橋本君は「最後の技でボードから落ちそうになったけど、うまく耐えることができた。楽しかった」と振り返った。3歳からサーフィンを始めた橋本君は、同市の豊浜海岸などで家族らとともに技術を磨いている。将来の目標は「プロサーファーになり、世界一になりたい」と力強く語った。 山本教育長は「好きだからこそ、いい結果が伴ったと思う。五輪種目にもなっているので目標を大きく持ってほしい」とたたえた。
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磐田市老人ク連 16万5000円寄付 福祉施設、市社協に
磐田市老人クラブ連合会は25日、市内の福祉施設や市社会福祉協議会に計16万5000円を贈った=写真=。 会員からの善意を浄財に充てた。同市国府台のデイサービスさくらんぼで行われた贈呈式で、山下六機副会長らが、荒木寛子サービス提供責任者に寄付金を手渡した。 山下副会長は「会員が減少しているが、今後も活動を続けていきたい。少しでも役に立てたら」と願った。荒木サービス提供責任者は「運動器具など利用者さんが使用する福祉用具の購入資金に充てたい」と話した。
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記者コラム「清流」 挑戦する女性
80歳でバレーボールに励む磐田市の女性を取材した。練習におじゃますると、ボールを追いかけて走り回り、滑り込んでレシーブを上げる光景が。女性のアグレッシブさにしびれ、ある意味冷や汗もかいた。 「家の中で静かにしているよりも、身体を動かす方が好き」という女性。移動手段は基本バイク。さらに驚いたのが、女性の両股関節には人工股関節が入っていること。76歳で手術を受けると、厳しいリハビリを経て4カ月後に試合に出場した。医者から「お化けみたい」と笑われたという。 自分自身を顧みると、学生時代は陸上やハンドボールなどのスポーツに夢中だった。今は少し走るだけで息が切れるほどの体力。常に挑戦する女性は、表
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静岡人インタビュー「この人」 磐田市竜洋昆虫自然観察公園の館長 北野伸雄さん(磐田市)
市民や来館者から「こんちゅうクン」の愛称で親しまれ、クワガタムシの付いためがねがトレードマーク。2020年に館長に就任し、昆虫の魅力を独自の視点で発信している。ジュビロ磐田のクラブアンバサダーも務める。浜松市南区出身。38歳。 -なぜ昆虫好きに。 「小学校6年生のころ、昆虫に詳しい理科の先生に出会った。虫の育て方や種類を教えてもらい、生態の多様さに興味を持った。虫は身近に存在することが魅力だと感じていて、子どもたちにとって自然と触れ合う最初の一歩になる生き物だと思う」 -どのような施設か。 「多いときには約100種の昆虫、クモ、ムカデなどの生態展示を行っている。昆虫を専門に取り扱う施
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磐田の中学卓球場 窓ガラス割られる 被害届提出
磐田市は26日、城山中(同市見付)の卓球場の窓ガラスなどが割れる被害が見つかったと発表した。同校は、何者かに破壊されたとみて、磐田署に被害届を提出した。 市教育総務課によると、25日午前8時ごろ、部活動のために登校した卓球部の生徒が、卓球場西側の窓の強化ガラス(飛散防止フィルム付き)と、網戸それぞれ1枚が壊されているのを発見し、教員に知らせた。同校からの報告内容では、内部に侵入した形跡や盗難の被害は確認されていないという。被害額は3万円。 21日午後4時ごろ、窓ガラスなどに異常がないことを顧問が確認。学校は23日から冬休みに入っており、22~24日までの間、卓球部は休みだった。今後、教職
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特殊詐欺を看破 浜松・浜北署が感謝状
高齢者を狙った特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、浜北署はこのほど、磐田市のパート従業員小林弘美さん(56)と浜松市浜北区の主婦須原紗央里さん(37)、同区のファミリーマート浜北新原本村店と従業員の窪上雅さん(26)に署長感謝状を贈った。同署で贈呈式が開かれた。 小林さんと須原さんは10月26日、同区のスーパーマーケットで携帯電話を使用しながらATMコーナー付近にいた60代の女性客に2人で協力して声かけし、内容から詐欺を看破して警察に通報。窪上さんは11月28日、同店を訪れた70代の男性客が2万円分の電子マネーカードを購入しようとしたため不審に思い、声かけや通報などをして被害を未然に防
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多文化共生 劇場の役割は 静岡文化芸術大でフォーラム
浜松市中区の静岡文化芸術大でこのほど、劇場施設の社会的意義を考えるフォーラム「多文化共生社会に向けて劇場は誰と何ができるのか」(同大多文化・多言語教育研究センター主催)が開かれた。劇場職員らによる意見交換会やワークショップなどを行い、多文化共生社会の実現のために劇場が担う役割について理解を深めた。 意見交換会は県内外のアートマネジャーを招き「アートを通した多文化共生の取り組み」をテーマに行った。県舞台芸術センター(SPAC)の仲村悠希さんは、戯曲を多言語で読むイベントや、やさしい日本語によるアナウンスなどの試みを紹介。「多様な人に足を運んでもらおうと実施している取り組みが、新しい楽しみ方を共
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アフガン復興支援 中村医師の功績伝える 磐田市立中央図書館で写真展
アフガニスタンで医療や農業復興支援などに取り組み、2019年に現地で凶弾に倒れた中村哲医師の功績を紹介する写真展(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が26日、磐田市見付の市立中央図書館で始まった。1月7日まで。 中村医師が現地代表を務めた非政府組織(NGO)「ペシャワール会」が提供した写真約110枚を並べた。泥水を飲む子どもや、水源確保のために用水路建設に励む中村医師の姿などを展示し、干ばつに苦しむ人々のために心血を注いだ中村医師の軌跡を伝える。実行委代表の早川慶子さんは、パレスチナ自治区のガザとイスラエル軍の紛争などの世界情勢に触れながら「武力では何も解決しない。中村さんの活動への思い
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静岡県西部、台風2号で記録的豪雨 爪痕今も...復旧は道半ば【追跡2023④】
記録的な豪雨がもたらした深い爪痕は、半年がたった今もはっきりと残っていた。6月に県内を襲った台風2号。磐田市を流れる敷地川は昨年の台風15号に続いて堤防が決壊して氾濫が発生し、浜松市内では山間部を中心に土砂崩れが相次いで発生した。いずれも復旧までは道半ばだが、活気を取り戻そうと動き始めた被災者もいる。 「やらなければいけないことが多過ぎて、手の施しようがなかった」。柿や白ネギ、米を生産する柳沢重博さん(62)=磐田市=は苦しい胸の内を明かした。わずか1年足らずで2度の天災。あたり一帯は濁流にのみ込まれ、田んぼに水を供給する施設も壊れた。「米作りができなくなり、農業を辞める人が相次いだ。
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静岡県人口355万3518人 10月1日年間推計、全市町で前年比減
静岡県はこのほど、10月1日現在の推計人口を基に9月末まで1年間の人口動態や年齢別推計人口を公表した。推計人口は355万3518人で前年同月と比べて2万8676人減少し、減少幅は集計を開始した1986年以降最大を更新した。県内35市町全てで減少し、全市町減は2021年10月に続いて2度目。人口減の加速を印象付ける結果となり、この傾向が続けば2年後までに350万人を割る見通し。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 10月1日現在の推計人口の減少数は、前年同期と比べ4390人拡大した。出生数から死亡数を引いた自然動態は前年同月比で2万8456人減(出生2万111人、死亡4万856
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平野美宇、五輪「強い気持ちで」 伊藤と代表争う卓球全日本へ
卓球女子の平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が25日、東京都内で取材に応じ、パリ五輪シングルス代表の2枠目を伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)と争う選考レースが決着する全日本選手権(来年1月22~28日・東京体育館)へ「(五輪に)絶対に行くんだという強い気持ちを持って戦いたい。自分のプレーをするのが一番大事」と抱負を語った。 東京五輪は僅差でシングルス代表を逃した平野は今回の選考ランキング2位につけ、3位の伊藤を選考ポイントで34・5点リードしている。困難を克服できれば青空を望めることを意味する「雲外蒼天」と色紙にしたため「試合でうまくいくことも、いかないこともあるけど、いい結果が待ってい
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静岡産大選手ら 世界トランポリン5位 タンブリング女子団体 磐田市長に喜び語る
静岡産業大スポーツ科学部2年杉浦夢菜選手(20)=磐田市=がこのほど、市役所に草地博昭市長を訪ね、英国で11月に行われた「世界トランポリン競技選手権大会」のタンブリング女子団体で5位入賞を収めた喜びを報告した。同大によると、決勝進出は日本初の快挙という。 団体メンバーは杉浦選手をはじめ、静産大クラブの渡辺琴美選手(25)、北折愛里選手(21)、飯田麻友選手(23)。4人は6月に同大磐田キャンパスで開かれた「全日本タンブリング・ダブルミニトランポリン競技選手権大会」で派遣標準得点を上回り、代表に選出された。 杉浦選手は「決勝に初めて進むことができ、良い経験になった。もっと練習して技の難易度
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敷地川で「流域治水」推進 磐田、袋井市 静岡県が協議会 3月までに災害対策
静岡県と磐田、袋井両市は25日、昨年9月と今年6月の台風に伴う豪雨で堤防が2度決壊した敷地川の流域治水対策推進協議会を設立した。近年の自然災害の激甚化・頻発化を踏まえ、ハード・ソフト両面の取り組みで、決壊箇所だけでなく流域全体の被害防止・軽減を図る。対策メニューを盛り込んだ水災害対策プランを来年3月中旬までに策定・公表することを目指す。 磐田市内の決壊箇所では2025年6月の完了を目指し、約400メートルの区間で川幅を広げるなどの改良復旧工事が進められている。一方で、昨年9月の台風15号では敷地川沿いの広範囲で浸水被害が相次いだことから、①氾濫をできるだけ防ぐ②被害対象を減らす③被害を軽減
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1位「ジュビロJ1昇格」 磐田市が10大ニュース発表
磐田市は25日、2023年10大ニュースを発表した。1位は「サッカージュビロ磐田 J1昇格」。草地博昭市長は同日の定例記者会見で、市の今年の漢字を「再」とした。 10大ニュースの2位は「台風2号により2年連続で市内に甚大な自然災害が発生」、3位が「スポーツのまちとして思い浮かぶ全国市町村ランキングで、磐田市が首位に返り咲き」。12月から10日間、市のホームページなどで投票を募り、892人が協力した。 草地市長は今年を表す漢字を「再」とした理由について、10大ニュース上位3位は『再び』という文字が相応していることや、新型コロナ禍で中止されていた行事などが再開され、日常に戻りつつあることを挙
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磐田市 新こども園開設へ 豊田北部 幼保統合、民営化
磐田市の草地博昭市長は25日の定例記者会見で、2026年4月の開園を目標に、豊田北部幼稚園と豊田北保育園(ともに同市加茂)を統合し民営化した新しい幼保連携型認定こども園を整備する方針を示した。運営法人を24年1月25日まで公募し、2月下旬までに決定する予定。 幼保2園の現園舎がともに完成から40年前後と老朽化が進んでいることに加え、地域の保育需要に対応するため、こども園化を決めた。12月1日現在、豊田北部幼稚園は71人、豊田北保育園は99人の園児が通っている。こども園は0~5歳児までを受け入れ、定員は150人程度を想定する。 新園舎は豊田北部幼稚園に隣接する旧豊田北部小の敷地の一部に建設する
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若手、女性職員 将来像描いて 袋井市人材育成に民間視点で「助言」 南郷さん 活動を報告
袋井市は25日、人材育成基本方針の見直しに向けて創設した「袋井未来職員創作アドバイザー」に任命された会社員南郷佑奈さん(35)=東京都=の成果報告会を市役所で開催した。約半年間の実証期間での活動実績を報告した。 民間の視点を取り入れ、未来志向の人材育成の考え方を基本方針に盛り込むためアドバイザーを公募し、旧豊岡村(現在の磐田市)出身の南郷さんを5月に採用。以来、大手企業での人事担当経験などがある南郷さんに骨子策定に向けて助言を求めてきた。 報告会では南郷さんが行ってきた市職員へのインタビューやアンケートの結果などを紹介。目指す職員像や将来のキャリアについて想像できている職員が少ないことを課題
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⚾往年の名選手20人 小中生に野球指導 磐田市
元プロ野球選手による野球講座「宝くじスポーツフェア ドリーム・ベースボール」(静岡県、磐田市など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が24日、磐田市見付の磐田城山球場で開かれた。元阪急(現オリックス)の加藤秀司さんや、元西武の牧田和久さんなど往年の名選手20人が集結。野球教室やホームラン競争などを通じて、子どもたちとの交流を楽しんだ。 元プロ選手が直接指導した野球教室には、市内の小中学生317人が参加した。子どもたちは、打撃と守備などのグループに分かれ、ボールの握り方やゴロ捕球の姿勢、バットスイングといった基本動作を学んだ。牧田さんは、一人一人の投球フォームを細かく確認し、修正点を助言。「腰を
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⚽日本代表の森下選手 磐田でサッカー教室 中学生に助言
ポーランド1部レギア・ワルシャワに期限付移籍が決まったJ1名古屋グランパスの日本代表森下龍矢選手(ジュビロ磐田ユース出)がこのほど、サッカー教室を磐田市大久保のゆめりあで開いた。市内の中学生20人が憧れの選手から実践的な技術やレベルアップの秘訣(ひけつ)を学んだ。 ボールを蹴る際の足の向きや身体の使い方など基本的な動作の助言をもらった参加者は、パスやシュート、1対1を通じて技術を確かめた。ゲーム形式の練習では早速、学びを生かしてゴールに迫った。森下選手は「パスを出したら角度を変えたり、割って入ったりして、自らプレーメークを」と呼びかけた。 磐田西高に通いながらジュビロ磐田ユースで練習を重
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航行不能の船救助 遠州漁協職員、船長3人に感謝状―磐田
磐田市の福田漁港沖で航行不能になった船を救助したとして御前崎海上保安署はこのほど、遠州漁業協同組合の鈴木計貴事務局長(51)、漁船海友丸の船長堀口裕司さん(48)、漁船海成丸の船長南川領佑さん(40)に署長感謝状を贈った。 事案は11月15日午後5時40分ごろ発生した。御前崎海保から救助の協力要請を受けた鈴木事務局長が、漁を終えた堀口さん、南川さんに出動してほしいとの旨を伝えた。2人は所有する漁船で海上を捜索したところ、沿岸から約1.5キロ付近でエンジンが停止した船を発見。乗船者を救助するとともに、故障した船を福田漁港までえい航した。 磐田市豊浜で贈呈式が開かれ、保坂和彦署長が3人に感謝
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ヤマハ 連結子会社を合併へ
ヤマハは22日、連結子会社で楽器・音響機器製造のヤマハミュージックマニュファクチュアリング(YMMJ、磐田市)を吸収合併すると発表した。効力発生日は来年4月1日。 国内でのものづくり基盤の再構築や強化を図る。ヤマハはコストや効率面から海外工場への工程移管を進めてきたが、技術・技能の分散や継承ができないことや、市場変化への対応が課題だった。中田卓也社長は「国内機能の強化につなげたい」と述べた。 YMMJは2014年にヤマハから分社化した。23年3月期の売上高は369億7900万円、経常利益5億5800万円、純利益3億8300万円。 ヤマハは同日、マレーシアに半導体調達会社「ヤマハミュージ
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給食無償化の請願 賛成少数で不採択 磐田市議会閉会
磐田市議会11月定例会は22日、最終本会議を開き、2023年度一般会計補正予算案や人権擁護委員人事など計22議案を原案通り可決、同意し閉会した。学校給食無償化を求める請願は賛成少数で不採択とした。
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警察犬2頭と榛葉さん嘱託 掛川署
掛川署は21日、同署管内の嘱託警察犬2頭と所有兼訓練者の榛葉諭司さん(67)=掛川市印内=に嘱託書を交付した。2024年の1年間、いずれも雌のシェパード「ベアトリス・フォン・キューナー・ヘルト号」(8歳)、「フェスタ・ツム・アントワープ・チャールストン号」(3歳)が活動する。 2頭は10月下旬の審査会に合格。7年目のベアトリス号は追及に安定があり、2年目のフェスタ号は俊敏性が特徴だという。榛葉さんは今年管内で4件の事案に出動した。 両号とともに同署を訪れた榛葉さんに鈴木康弘署長が嘱託書を手渡した。榛葉さんは「フェスタ号にも経験を積ませて、ベテラン犬と同じように活躍させていきたい」と意気込んだ
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不登校でも「学校」に行かせるべき?⑤ しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
不登校の子どもの受け皿になっている静岡県内のフリースクールや私立通信制高校の関係者に3週にわたりインタビューし、一般の人にあまり知られていないフリースクールや通信制高校の活動状況や不登校の子の実情について話を聞きました。現在の学校教育の限界や制度の課題が浮き彫りになりました。今回はキュレーターと読者の意見を紹介していきます。 読者 ひまじんさん(磐田市)67歳 こんなことを言うと怒られそうだが、滋賀県東近江市長の発言を全面的に否定はできない。「義務教育ぐらいは受けさせたい」というのは親としての本音だからだ。 フリースクールを敵視するかのような彼の表現は問題だが、我々の年代はこういう
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緊急速報メールで読み上げられる地区名などの間違いはなぜ起こるのか? 解決策は?【NEXT特捜隊】
災害時、自治体が指定エリアの住民らの携帯電話に宛て一斉に避難指示などの情報を送る緊急速報メール。命に関わる情報をいち早く入手できる貴重な手段だが、スマートフォンの音声読み上げ機能を使うと、メール本文に記載された避難対象の地区名などが実際の読み方と異なる形で「誤読」されるケースがある。今回のNEXT特捜隊は、この問題について静岡県内市町の状況などを調べた。 (生活報道部・草茅出) 浜松市が送信した緊急速報メール。誤読が生じやすい地区名は平仮名表記にしている 浜松市 平仮名で発信 誤読防ぐ >>スマホで異なる 緊急速報メールは、自治体が各携帯電話会社と契約を結び、災害の情報を発信する仕
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出産の不安、和らげて 陣痛室などアートで演出 磐田市立総合病院
磐田市大久保の市立総合病院で20日、職員と静岡文化芸術大の学生らが共同制作したホスピタルアートが完成した。出産に臨む妊婦や家族の不安や緊張感を和らげようと、周産期センターの陣痛室や分娩(ぶんべん)室を落ち着いた雰囲気の空間に演出した。 同病院の医師や看護師、事務職員ら約40人と、同大の学生グループ「ホスピタルアートプロジェクトしずおか」の14人のほか、浜松医科大の学生3人も携わった。直径40センチの円形キャンバスに粘り気のある絵の具を垂らし流線形のマーブル模様を作り出した「ポーリングアート」や、葉っぱなど植物をイメージした形に切った色とりどりのカッティングシートを、陣痛室の壁や分娩室の扉に
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慈善ゴルフ浄財 3市社協に寄付 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫は19日、浜松、磐田、湖西3市の社会福祉協議会に計28万5744円を寄付した。11月に湖西市で開いた店別対抗チャリティーゴルフ大会の参加者が寄せた浄財を充てた。 磐田市国府台の市社協事務所には、同信金SDGs推進部の米沢浩祐副部長ら2人が訪れ、沖山均常務理事に寄付金6万円を手渡した。米沢副部長は「地域福祉の充実に役立ててほしい」と話した。 ゴルフ大会には24店舗の取引先関係者ら194人が参加した。同信金が会場で募金を呼びかけた。
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⚽FC琉球加入の静産大・庵原選手 J3挑戦へ意気込み 磐田
サッカーJ3のFC琉球への加入が決まった静岡産業大のFW庵原篤人選手(22)=沼津西高出=はこのほど、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、プロ初年度になる来季に向けて「開幕スタメン、2桁ゴール、J3優勝が目標」と意気込みを語った。 庵原選手はスプリント力を生かしたスペースへの飛び出しや前線からのチェイシングが持ち味で、主力の一人として静産大をけん引してきた。「憧れていたプロ選手になれてほっとした」と話し、沖縄は母親の出身地で親戚もいるとして「成長した姿を見せられるように頑張りたい」と意欲を示した。 草地市長は「目指している人が全員プロになれるわけではない。努力を重ね、結果を出してきた成果だと
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磐田のNNP電子、電子回路生産増強 ハイテク化進展、需要獲得へ 新工場24年夏稼働
輸送機器、産業用機械、住宅設備用電子制御ユニット製造のNNP電子(磐田市、渡辺侑社長)は、本社隣接地で新工場の建設を進めている。2024年8月に予定する稼働後も段階的に設備や人員を増やし、10年以内に生産能力を現状の1・5倍以上に増強する計画。輸送機器や産業用機械などのハイテク化に伴って拡大している電子回路需要の取り込みを狙う。 同社は本社近くの工場で、二輪車や農機・建機、産業用機械、住設用など操作系の電子回路を生産している。回路表面を樹脂で覆う加工技術「樹脂モールド」を活用し、悪環境にも対応できる防じん・防水性の高さなどで競合他社との差別化を図る。小ロットで多品種に対応できる点も強みで
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静岡県内46施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は20日、県内の高校、小中学校、幼稚園46施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計544人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 三島市1施設10人、沼津市5施設64人、裾野市3施設18人、伊豆の国市2施設20人、函南町1施設12人、御殿場市2施設18人、小山町1施設13人、富士市2施設31人、静岡市葵区3施設52人、同市駿河区2施設19人、同市清水区3施設41人、焼津市3施設44人、吉田町1施設11人、磐田市1施設8人、掛川市3施設28人、菊川市2施設13人、浜松市中区2施設20人、同市東区2施設35人、同市西区1施設8人、
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特産いわた茶のスイーツ 大藤小6年生が考案 生産者にレシピ発表
磐田市大久保の大藤小6年生44人が、地元特産の「いわた茶」を使ったスイーツを考案した。20日には地元生産者団体の関係者を学校に招いて学習成果発表会を開き、多くの人にいわた茶に親しんでもらい、消費拡大に一役買うアイデアを提案した。 児童たちは総合学習の一環として4月から、茶摘みや製茶、冷茶の入れ方を体験し、地域が茶産地になるまでの歴史も学んできた。12グループに分かれ、それぞれお茶を使った菓子作りに挑戦。試作を重ね、生地にお茶の粉末を練り込んだサブレをはじめ、わらび餅やクレープ、ホットケーキなど多彩なスイーツのレシピをまとめた。 発表会では協力している「いわた茶振興協議会」の稲垣明久会長(
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9人2団体に磐田署が感謝状
磐田署はこのほど、警察業務や交通事故防止、少年の非行防止などに協力・貢献した功労をたたえ、磐田市内の9人と2団体に署長感謝状を贈った=写真=。 田中尉公署長が同署で開いた贈呈式で感謝状を手渡し「警察の良き理解者として、今後も支援をお願いしたい」と述べた。功労者・団体は次の通り。 神林知幸(富丘)磯部直樹(今之浦)石川修(同)鈴木博久(福田)岡崎敬正(見付)鈴木一三千(森下)水野哲夫(東原)桐生君代(池田)石間秀勝(赤池)JA遠州中央磐田北部店(大久保)社会福祉法人遠江厚生園(鮫島)
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迷子のインコ、あなたのおうちは? 磐田署保管 カラフルな羽毛特徴
磐田市平間で、珍しいインコの落とし物があった。色鮮やかな羽毛をまとっている特徴などから、磐田署は「ヒインコ」とみて飼い主を探している。 青や黄、緑色などカラフルな羽毛で、全長20センチほど。同署によると、19日午後2時半ごろ、同市平間で「インコが(オフィスに)飛び込んできた」と会社関係者が竜洋交番に届け出た。同署が掛川花鳥園に問い合わせたところ、ヒインコであれば生体価格は40万~60万円にもなるという。 問い合わせは同署会計課〈電0538(37)0110〉へ。
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「ディスクドッグ」キャッチ鮮やか 愛犬への理解深め一体感 磐田で大会
飼い主と愛犬が共に体を動かす「ドッグスポーツ」。さまざまな競技や種目があり、愛犬との関係を深めるアクティビティーとして人気が高い。磐田市で11月に開かれた「ディスクドッグ」の大会を訪ね、飼い主が投げる専用のディスク(円盤)を犬がキャッチする息の合った妙技に触れた。 (左)飼い主がディスクを投げ、犬がキャッチする「ディスクドッグ」。愛犬との相互理解が深まるという(右)ジャンプして見事にディスクをキャッチ=磐田市の天竜川河川敷運動公園 磐田市の天竜川河川敷にあるグラウンドの一角。「あと20秒-」。進行のアナウンスと軽快な音楽が響く中、グラウンドに設けられたコートの端から飼い主がディスクを
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磐田の文化振興へ 演奏会浄財を寄付 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫はこのほど、磐田市文化振興基金に7万2604円を寄付した。10日に同信金磐田本部で開いた「夢に追いかぜチャリティーコンサート」で来場者に入場料代わりの募金を呼びかけ、集まった浄財を充てた。 高柳裕久理事長らが市役所に草地博昭市長を訪ね、目録を手渡した。高柳理事長は「地元出身の音楽家に地元での演奏機会を提供することなどを目的に、アットホームなコンサートを開いている。市の音楽文化振興のために役立ててほしい」と語った。 同信金の寄付は旧磐田信金時代も含め31回目。寄付総額は336万7304円となった。
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防潮堤整備へ浄財 磐田市に16万8500円 市商工会
磐田市商工会はこのほど、市沿岸部の防潮堤整備に活用する「市津波対策事業基金」に16万8500円を寄付した。寄付は11回目で、累計約160万円となった。浄財は、昨年11月に行われた商工会主催のゴルフ大会参加者や、会員から寄せられた善意を充てた。三ツ谷金秋会長が市役所を訪れ、草地博昭市長に目録を手渡した=写真=。草地市長は「一刻も早く防潮堤を完成させ、市民に安心安全を届けたい」と謝辞を述べた。市危機管理課によると防潮堤の整備状況は2022年度末時点で、全長11キロの42・1%に当たる4・3キロが完成した。
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全国高校定通制卓球 悲願のV報告 磐田の倉田さん、市長に
磐田市見付の倉田瞳さん(18)=クラーク記念国際浜松高3年=が18日、市役所に草地博昭市長を訪ね、全国高校定時制通信制体育大会の卓球競技女子個人での優勝を報告した。同大会女子個人では前年度まで2年連続の準優勝。3度目で悲願を達成した。 大会は8月に行われ、前年度準優勝の倉田さんは推薦枠で出場した。決勝は部員同士のライバル対決をストレートで制し、全国初タイトルを手にした。倉田さんは「試合前から『絶対に優勝する』という強い気持ちで、1球目から全開で挑むことができた」と振り返る。2連覇が懸かった団体戦の優勝にも貢献し「ほっとしている」と笑顔を見せた。 磐田市は東京五輪卓球混合ダブルスで金メダルを獲
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木造平屋建て住宅全焼 住人の男性けが 磐田で火災
19日午前5時25分ごろ、磐田市福田中島の男性(58)方から出火し、木造平屋建て住宅を全焼した。男性が顔に軽いやけどを負い病院に搬送されたが、意識はあるという。 磐田署や市消防本部によると、男性は一人暮らし。近隣住民から119番で発覚し、約1時間40分後に鎮火した。同署などが出火原因を調べている。
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静岡人インタビュー「この人」 地元高齢者らの移動支援に取り組む磐田市南御厨地域づくり協議会の会長 村松直司さん(磐田市)
買い物や通院の交通手段を持たない高齢者らを無償送迎するサービスの企画・準備を主導した。9月に外出支援車両「もろこ号」の運行開始にこぎ着け、自らもボランティアで運転手を務めている。68歳。 ―独自のサービスに乗り出した理由は。 「2020年10月に地域を通っていた路線バスが撤退した。高齢化率が高く、高齢者だけの世帯も多い地域なので、特に自動車の運転免許を持たない交通弱者が困った。市長からは『地域が知恵を出し、汗を流すなら支援は惜しまない』と言われた。住民アンケートも実施し、出たアイデアの一つが住民ボランティアによる移動支援サービスだった」 ―どのように運行しているのか。 「事前予約制で
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弓道全国「優勝目指す」 坂本さん(磐田東高2) 市長に抱負
今冬の全国高校弓道選抜大会女子個人戦に出場する磐田東高2年の坂本恋音さん(17)は18日、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、「優勝を目指したい」と意気込みを語った。 11月に県武道館で開かれた県大会で、男子も含め最多の12射11中の成績で女子個人優勝を果たし、全国への切符を手に入れた。全国大会は今月23~25日に都内で開かれる。磐田東中3年時の夏にも個人で全国2位を経験している坂本さんは「いつも通り落ち着いて引くことを心がけたい」と語った。 草地市長は「平常心で自分らしい矢を射てほしい」とエールを送った。 (磐田支局・八木敬介)
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交通事故防止へ磐田署に宣言書 遠鉄自動車学校など
磐田市見付の遠鉄磐田自動車学校はこのほど、職員86人の交通事故防止への決意を示した「交通安全宣言書」を磐田署に提出した。 飲酒運転根絶や早めのライト点灯をはじめ、新規運転免許取得者の教習や高齢者講習で受講生に「運転者の心得」を理解・徹底させる実践事項を明記した。中村博幸所長や岡部兼明管理者が同署を訪れ、田中尉公署長に宣言書を手渡した。中村所長は「事故に遭わない、起こさない防衛運転を身につけてもらえるように取り組む」と話した。 中部電力パワーグリッド、トーエネック、中部電気保安協会の各磐田営業所も、従業員計87人分の宣言書を同署に提出した。
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磐田市ふるさと納税返礼品 限定「しっぺいピアノ」
磐田市はこのほど、ふるさと納税の返礼品に、市イメージキャラ「しっぺい」をデザインしたミニピアノを追加した。限定50台。生産している河合楽器製作所から、ふるさと納税限定品として提案があった。 河合楽器のミニピアノは市内で製造されている子ども向けの知育玩具で、正確な音程と弾きやすさに定評がある。市の返礼品には既にグランドピアノ型とアップライトピアノ型の市販モデルが採用され、人気を集めている。しっぺいバージョンは、白色を基調にした32鍵のグランドピアノ型。屋根にしっぺいの顔、後部に尻尾をプリントした。寄付額は7万7千円。 寄付は、さとふる、楽天ふるさと納税、ふるさとチョイス、ふるなびなどの各サイト
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自民・宮沢氏、地元へ説明 パーティー券問題 「一から出直す」
自民党安倍派の宮沢博行衆院議員(比例東海)は18日、パーティー券収入の環流分を政治資金収支報告書に記載していなかったことを自ら認めた件に関し、地元の磐田市内の事務所で報道陣の取材に応じた。「一から出直すつもりで、しっかりと(地元を)歩いていく」と述べ、改めて地元支援者らへの説明を尽くす考えを示した。 不記載に加え、派閥の指示があったことを告白したのは「とにかく説明したいとの思いが一番大きかった」とした上で「防衛副大臣の更迭が最後の引き金になった」と強調した。地元の県議、市議、支援者らを回り、不記載などの説明を始めているという。 安倍派から離脱するかどうかを問われると「状況を見ながら。政策
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大自在(12月18日)1本と一本
剣道は「1本勝ち」、柔道は「一本勝ち」。数量や順序を示す場合は洋数字、慣用句などは漢数字を用いるのが新聞表記の原則。剣道は基本的に2本先取の3本勝負で争う。だから洋数字。一本勝負のため漢数字の柔道だが、その昔は3本勝負だった時代もあるそうだ。 試合で選手が喜びを表すガッツポーズにも、剣道と柔道で違いがあるという。柔道女子五輪メダリストで日本女子体育大教授の溝口紀子さん(磐田市出身)が「剣道ではガッツポーズをすると1本が無効になるが、柔道の規定では禁止になっていない」と「体育の科学」(杏林書院)11月号に書いていた。 全日本剣道連盟の「剣道試合審判規則・細則」によれば、「打突後、必要以上の
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⚾プロ野球広島入団、赤塚先輩にエール 磐田・福田野球スポーツ少年団が激励会
磐田市の福田野球スポーツ少年団は17日、プロ野球広島カープへの入団が決まったOBの赤塚健利投手(22)=中京学院大=の激励会を同市南島の福田屋内スポーツセンターで開いた。現役団員ら約50人がプロ野球選手になる夢をかなえた先輩との交流を楽しみながら、エールを送った。 赤塚投手は小学生時代、前身の福田本町野球スポーツ少年団に在籍していた。当時を「厳しい言葉もかけられたが、感謝の気持ちしかない。6年間、楽しかった」と振り返った。団員には「諦めずに頑張り続けることが成長につながる」とアドバイスし、プロ野球への挑戦に向けて「カープで1軍に残るために、投手はみんなライバル」と意欲を示した。 主将の飯
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伊藤美誠、陳夢に0―3 卓球WTTファイナル
卓球の世界ツアーで、世界ランキング上位選手で争う女子のWTTファイナル第2日は16日、名古屋金城ふ頭アリーナで行われ、シングルス準々決勝で世界ランキング10位の伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は東京五輪女王で同3位の陳夢(中国)に0-3で敗れた。 8組が出場するダブルスの1回戦で木原美悠、長崎美柚組(木下グループ)は世界ランキング1位の田志希、申裕斌組(韓国)を3-2で破り、準決勝に進んだ。 ▽シングルス準々決勝 陳夢(中国) 3(11―8 11―2 11―6)0 伊藤(スターツ) ▽ダブルス1回戦 長崎 木原(木下グループ) 3(11―6 6―11 2―11 11―7 11―
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告白 安倍派議員に注目 裏金疑惑巡り閣僚など更迭 一部で称賛、「計算」の見方も
総務相と防衛副大臣を事実上更迭された鈴木淳司衆院議員と宮沢博行衆院議員(比例東海)の告白が注目を集めている。自民党安倍派のパーティー券収入の還流分を政治資金収支報告書に記載しなかったと自ら説明し、宮沢氏に至っては「派閥に指示された」とまで暴露。一部では「説明責任を果たした」と称賛や激励の声が上がっているというが、専門家は「有権者の心証を良くするための計算だろう」と、票目当てとの冷めた見方を示している。 「派閥から『記載しなくていい』という指示がございました」。宮沢氏は13日、国会内で報道陣に対し自ら裏金の存在を語り始めた。 140万円の還流を受け、交際費や関係のある団体の年会費に使ったと
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静産大女子サッカー部 全国の大舞台「目標は日本一」 磐田市役所訪問 健闘誓う
24日から千葉県や東京都などで開催される「第32回全日本大学女子サッカー選手権大会」に出場する静岡産業大女子サッカー部の選手らがこのほど、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、大舞台での健闘を誓った。 同大の堀川知広学長のほか4年主将長谷川愛花(22)、4年森田和伽(22)の両選手が訪れた。長谷川選手は「日本一が目標だが、まずは1回戦を突破できるよう、チーム一丸となって試合に臨みたい」と意気込んだ。森田選手は「個性的な部員18人の力を合わせて頑張りたい」と語った。 同部は、9月から11月に行われた「東海女子学生リーグ」で準優勝し、全国大会への出場資格を得た。
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“スクラム”で新商品「いちご玉露」完成 ラグビー・ブルーレヴズ×磐田の農家×障害者就労支援施設 17日ホーム戦で販売
磐田市を拠点に活動するラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズと同市の農家、障害者就労支援事業所らが“スクラム”を組み、地元産茶葉といちごを使用したティーバッグ「いちご玉露」を完成させた。17日にヤマハスタジアム(同市新貝)で行われるレヴズのホーム開幕戦で、5袋入り1缶(税込み千円)を500個限定で販売する。 いちご玉露は、茶農家「お茶のかねまつ」(同市岩井)の玉露とイチゴ農家「ICHIGOYA」(同市向笠竹之内)の規格外イチゴを乾燥させて包んだ。香料は使用しておらず、お湯を注いで飲むと、適度な渋みと甘みがある玉露と、イチゴのさっぱりとした自然な香りが楽しめるのが
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耕作放棄地産の野菜を餃子に 磐田・上村農園、自販機で販売
耕作放棄地を活用してキャベツやアスパラガスなどを生産する磐田市豊田の「上村農園」は、同農園で収穫したキャベツなどを使った餃子(ギョーザ)を開発し、販売を始めた。地元住民らが気軽に立ち寄れるよう、長森直売所(同市長森)にオリジナル冷凍生餃子を扱う自動販売機を設けて24時間販売している。 キャベツの作付面積は約50ヘクタールで、単一事業所としては県内最大の上村農園。天竜川沿いに畑が点在していることから「天竜餃子」と商品名を付けた。「我慢しない」をコンセプトに、にんにくを使用せず、キャベツを通常よりも大きくカットして歯応えのある食感を残した。業務用カット野菜製造「ヤマセイ」(同市森下)に製造を委
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森町産栗でビール 甘く香ばしく 16日から限定販売
森町産の栗を使用したクラフトビール「遠州森町BEER ジャパニーズチェストナッツスタウト」が16日から、町内を中心に数量限定で販売される。販売を前に発表会がこのほど、アクティ森(同町問詰)で開かれ、関係者が出来栄えをPRした。 掛川市の醸造所に製造を依頼し、甘く香ばしい栗の風味を感じる黒ビールに仕上げた。深いコクとほどよい苦みが特徴の飲み応えある味わいで、甘い食べ物と相性がいいという。 森町の住民有志や県、町などで構成する「森町ツーリズム研究会森町でつながる推進部会」(吉筋恵治会長)が立ち上げた地域おこしの一環で、毎年地元産の果物などを使ったクラフトビールを発表している。アクティ森のほか
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静岡県内26施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は15日、県内の高校、小中学校、幼稚園、特別支援学校計26施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計272人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 裾野市1施設8人、富士市2施設23人、静岡市葵区2施設51人、同市駿河区1施設10人、藤枝市4施設35人、焼津市1施設7人、島田市2施設16人、磐田市2施設15人、御前崎市1施設11人、浜松市中区4施設44人、同市東区2施設16人、同市西区2施設20人、同市南区1施設10人、同市浜北区1施設6人
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静岡県内37施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は14日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、特別支援学校計37施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計524人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。御殿場市の幼稚園は全園閉鎖した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、伊豆の国市3施設28人、沼津市2施設18人、三島市2施設25人、裾野市1施設22人、御殿場市5施設57人、小山町2施設26人、富士市1施設8人、静岡市清水区4施設62人、同市葵区3施設78人、焼津市3施設55人、島田市2施設28人、藤枝市1施設8人、磐田市1施設18人、掛川市3施設40人、袋井市1施設3人、浜松市西区1施設10
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安倍派・塩谷、宮沢議員の地元「情けない」「次の選挙心配」 裏金疑惑
「早く説明を」「次の選挙が心配だ」―。政治資金パーティー裏金問題に揺れる自民党安倍派所属で静岡県内選出の塩谷立、宮沢博行両衆院議員(いずれも比例東海)の地元では、相次ぐ疑惑の発覚に支援者たちは驚き、不安な思いで事態を注視している。 14日に取材に応じた塩谷氏の岸田勝彦後援会長は、先週末に本人から「心配をかけて申し訳ない。時期が来たら全部説明したい」と謝罪の電話を受けた。塩谷氏の政治資金収支報告書未記載の疑惑を「情けない。緩んでいる」と非難しつつ、同派座長としてひときわ厳しい目が向けられている点には「彼の人柄を見てきただけに、違法行為を主導したとは思えない。慣習に従ってしまったのでは」と擁護
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卓球WTT、日本初上陸「日本は重要な市場」 伊藤(磐田市出身)出場
卓球の世界ランキング上位で争う女子のWTTファイナルは15~17日に名古屋金城ふ頭アリーナで行われ、日本は早田ひな(日本生命)や伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)らが出場する。世界ツアーが2年前にWTTに刷新されてから日本での開催は初。WTTの各大会運営の最高責任者、スティーブン・ダキット氏は「日本はとても重要な市場。今後も複数の大会を開催したい」と展望を語った。 WTTは国際卓球連盟の商業面などを担う法人。競技の魅力向上や選手のプロ化促進を掲げ、テニスのように賞金やレベルに応じて格付けされた大会を開催する。公式サイトによると、来年3月にシンガポールで行われる最高峰の「スマッシュ」の賞金総額
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学生ら多彩にダンス 磐田で初のイベント
磐田市上新屋の市民文化会館かたりあでこのほど、「静岡産業大学ダンスの夕べ―ダンスダンスダンス」(同実行委主催)が開かれた。県内外の学生や教員、地域住民ら総勢約180人がヒップホップや創作ダンス、社交ダンスといった多彩な演目を披露した。 来夏のパリ五輪でブレイキン(ブレイクダンス)が初採用され、社会の関心が高まる中、地域に向けたダンス文化の発信や若者の郷土愛の醸成などを目的に初めて開催された。 磐田西高をはじめ、市内外の生徒や学生が音楽に乗ってステップを踏んだり、身体を上下に揺らしたりして息の合った演技を披露した。同大ダンス部のステージでは、頭を床に付けて回転するヘッドスピンなどの大技を連
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偽源氏香之図と金の家紋「蒔絵香枕(まきえこうまくら)」 磐田市香りの博物館【コレクションから⑳】
香枕とは、箱状の枕の中で香をたいて頭髪や寝床に香りをたき染めるもの。匂い枕ともいい、箱は引き出し状で中に香炉を入れる。婚礼道具でもあるため松と梅の金の蒔絵[まきえ]が全面に施され、上部と側面に香りが抜ける細長い穴、スカシが連なる。 この抜け穴は一見すると源氏香図に見えるが、源氏香図は5本線。本品は8本の線で構成された偽源氏香之図と呼ばれるもので、あたかも源氏物語と関わりのあるような優雅な空想のデザインを楽しむ職人の粋が伺える。偽源氏香之図が5本より多いのは、香枕の場合は通気口の数を増やしたほうが、より香りの効果が高まるので、機能性を備えたデザインの創造といえる。 松と梅の蒔絵に添えられる
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12月大会 81人熱戦 日将連浜北支部
日本将棋連盟浜北支部の12月大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。81人が参加し、最強のSクラスは加賀照久さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①加賀照久(島田市)②榛葉大樹(東区)③水谷悠人(中区)④丸一健悟(同)⑤寺崎勝(東区)▽A ①山田剛(浜北区)②中川幸一(北区)③岸智之(静岡市葵区)④門奈光(東区)⑤宮城島捷翔(浜北区)▽B ①村松清(東区)②渥美良純(北区)③阿部久夫(磐田市)④幸田好司(同)⑤前田勇(掛川市)▽C ①永野裕也(浜北区)②北島耕太郎(西区)③佐藤粹聖(同)④八木澤椋(磐田市)⑤中村敏男(南区)▽D ①山下浩之(浜北区)②大橋実(磐田市
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仲間と協力する経験大切 ヤマハ発社長 磐田・豊岡中でキャリア教育
磐田市合代島の豊岡中で13日、ヤマハ発動機の日高祥博社長(60)を講師に招いたキャリア教育の授業があった。日高社長は2年生約100人に、自身の進路選択とキャリアアップの経験談や経営理念などを披露し、「本気でやりたいことを見つけてほしい。それが将来の羅針盤になる」とアドバイスした。 日高社長はオートバイの製造から始まり、船外機やロボットなど多様な事業を手がけるようになった自社の歴史を説明し、「一つの技術をいろいろな製品に展開し、お客さまに新しい感動を提供するという考え方が成長の原動力になっている」と強調した。 自身が中学生、高校生の時に将来の夢はなく、大学生の時にオートバイに夢中になり「好きな
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平野(沼津市出身)と伊藤(磐田市出身)は別ブロックに 全日本卓球シード
日本卓球協会は12日、全日本選手権(来年1月22~28日・東京体育館)のシード選手を発表し、シングルスの女子は2連覇を狙う早田ひな(日本生命)と平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が同じブロックに入った。今大会はパリ五輪シングルス代表の最終選考対象で、選考ポイントのランキングで早田は1位、平野は2位。 同3位の伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)4位の木原美悠(木下グループ)は早田らと反対側に入った。 女子ダブルスで5連覇中の伊藤、早田組はエントリーしなかった。
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静岡県内66施設で学級、学年、学校閉鎖 インフルエンザ
静岡県は12日、県内の高校、小中学校、幼稚園、特別支援学校66施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1285人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖、学校閉鎖を行ったと発表した。浜松市北区の中学校は患者数が81人となり、学校閉鎖した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設17人、沼津市1施設21人、三島市3施設31人、裾野市2施設40人、伊豆市1施設7人、伊豆の国市2施設42人、清水町1施設12人、長泉町1施設13人、富士市5施設117人、富士宮市2施設66人、静岡市清水区2施設22人、同市葵区5施設148人、同市駿河区1施設11人、島田市1施設29人、焼津市3施設35人、
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「海老芋チーズケーキ」お味は? 農林環境専門職大の白石さん卒業研究 静岡・駿河区で試食会
静岡県立農林環境専門職大(磐田市)4年で在来作物学を受講する白石菜未さん(22)が、県内で栽培される在来種のサトイモを使ったスイーツ作りに取り組んでいる。このほど試食会を静岡市駿河区の市地域福祉共生センター「みなくる」で開いた。 白石さんは卒業研究として県東部地区の「大中寺芋(だいちゅうじいも)」や中部地区の「三右衛門芋(さんうえもんいも)」など3種類の在来種サトイモを調査している。今回は主に遠州地方で栽培される「海老芋(えびいも)」を素材にチーズケーキを試作した。 藤枝市で飲食店のメニュー開発やコンサルティングを手がける西谷文紀さん、英里さん夫妻のアドバイスを受けながら、「バスクチー
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脱炭素促進で連携 静岡県信連、ベンチャーと協定
静岡県信用農業協同組合連合会(県信連)と名古屋大発のベンチャー企業「TOWING(トーイング、名古屋市)」はこのほど、減化学肥料や脱炭素などの取り組みを促進する包括連携協定を結んだ。 県内の農地で同社製の高機能バイオ炭を用いた実証実験を行い、農業由来のカーボンクレジットの創出、販売を目指す。バイオ炭の製造プラント建設、運用する協業企業も求めていく。県信連は県内JAグループや生産者を仲介し、事業化を後押しする。 同社のバイオ炭は、農業で出た廃棄物を炭化して微生物を定着させた土壌改良剤で、土壌に炭素を固定できる。TOWINGは本年度、磐田市と三島市の農場で実証実験を始めている。 県信連の担
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人権の大切さ訴え 磐田 作文入賞者を表彰
静岡地方法務局などでつくる県人権啓発活動ネットワーク協議会と磐田市は12日、「ふじのくに人権フェスティバル」を同市上新屋の市民文化会館かたりあで開いた。全国中学生人権作文コンテスト県大会の表彰式などが行われ、参加者が差別やいじめがない社会を築いていくことを誓った。 コンテストは167中学校から7555編の応募があった。最優秀賞に輝いた茂川桜介さん(焼津小川中3)と尾崎結衣さん(浜松高台中3)は、来場者の前で作文を朗読。自身の経験から芽生えた人への思いやりの気持ちや、人権の大切さを訴えた。 2006年に大阪市で開校し、映画「みんなの学校」のモデルになった大空小の初代校長木村泰子氏を招いた講
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浜松市民の応援「感謝」 磐田社長ら J1昇格で市長訪問
サッカーJリーグ1部(J1)への昇格を決めたジュビロ磐田の浜浦幸光社長と加藤真史事業本部長、後藤啓介選手が12日、浜松市役所を訪れ、中野祐介市長にJ1復帰の喜びと応援への感謝を伝えた。 磐田は今年、ホームタウンを磐田市1市から浜松市を含む県西部8市町に拡大した。浜浦社長は「浜松市民の応援は力強く、何とかJ1に昇格できた」と報告。同市出身で、ベルギー1部の強豪アンデルレヒトへの期限付き移籍が決まった後藤選手は「ジュビロが来季も満員のスタジアムでプレーできるよう、多くの浜松市民に応援に来てほしい」と呼びかけ、欧州の舞台に向けては「ジュビロ、サポーター、浜松市民の思いを背負って頑張ってきたい」と
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特殊詐欺防止へ 窓口対応を訓練 JA遠州中央福田支店
JA遠州中央はこのほど、磐田署、同署管内防犯協会と共同で、特殊詐欺被害の未然防止訓練を磐田市南島の同JA福田支店で実施した。市内の職員約70人が参加し、被害を水際で防ぐ窓口対応を確認した。 孫をかたる男に電話で300万円を要求された高齢者が来店し、窓口で現金を引き出そうとするとの想定。窓口の支店職員は、防犯協会職員が扮(ふん)する高齢者に、出金の目的を尋ねたり、孫に再度連絡を取るよう促したりした。電話を信じ込み、「私は大丈夫」と説得に応じない高齢者を引き留めながら、警察に連絡するまでの手順を実践した。 同署生活安全課は、強盗に対処する心構えについても説明。「普段からイメージトレーニングを
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画家2人の共同展 大型作品ずらり 浜松市中区、17日まで展示
ともに画家の永谷光隆さん(73)=磐田市=と、鈴木喜博さん(70)=浜松市浜北区=による作品展が12日、中区のクリエート浜松で始まった。100~130号の大型作品を中心にそれぞれ約20点ずつ出品し、来場者を楽しませている。17日まで。 永谷さんは海辺を舞台に海の漂流物や漁師などを描いた風景画、鈴木さんは自宅の置物などの静物画が中心。大型作品ならではの迫力に加え、繊細なタッチによる細やかな描写も楽しめる。 2人は15年ほど前に出会い、写実的な作風が似ていることから交流を深めた。昨年の日展で永谷さんが特選、鈴木さんが8回目の入選を飾った節目を記念して共同作品展を企画した。2人は「自宅に眠って
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台風2度被災世帯 支援へ訪問調査 磐田市
磐田市は11日、昨年9月と今年6月の台風に伴う豪雨で2度被災した世帯を対象に、訪問調査を実施した。生活再建が進む中、市は、現在の被災者の健康状態などを把握することで継続的な支援につなげる。 市と市社会福祉協議会の職員が2人一組で被災宅を訪問し、心身の健康状態や困りごとについて聞き取った。自宅が2度浸水被害を受けた月花忠さん(80)=同市敷地=は「トタンや木などが自宅に流れ込んだ。当時は片付けに必死だったので、腰が痛くなり、2カ月ほど通院していた」と明かし、「雨が強く降ると不安になることがある。行政の方が様子を見に来てくれて心強い」と話した。 同市では昨年の台風15号と今年の台風2号による大雨
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磐田 26年開校予定の小中一体校 小学校名「向陽小」要望 準備委
磐田市の向陽学府(向陽中学校区)で進める「向陽学府小中一体校」の開校準備委員会(三浦靖男委員長)は11日、市役所に山本敏治教育長を訪ね、新しい小学校の校名を「向陽小」とする要望書を提出した。 2026年4月に開校予定の向陽学府小中一体校は、向陽中の敷地内に大藤小、向笠小、岩田小の3校を統合し、施設一体型で整備する計画。 地元住民の代表や各校PTAなどで組織する準備委が今年5月から6月まで、大藤、向笠、岩田の3地区の住民や向陽学府の児童生徒を対象にアンケートを実施し、校名案を選考した。三浦委員長は「素晴らしい学校になればと願いを込めた」と話した。 市は、市教委で正式に承認されれば、市議会2月定
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「ユナイトキラキラ探検隊」フォト審査 石田さん家族(磐田)最優秀 静岡で表彰
トヨタユナイテッド静岡は10日、県内各地の魅力や歴史文化に触れるイベント「リアル宝探し ユナイトキラキラ探検隊」(静岡新聞社・静岡放送共催)のフォトコンテスト表彰式を静岡市葵区の同社研修センターで開いた。三島市の山中城跡公園で家族5人の記念写真を撮った石田麻友さん(38)=磐田市=が最優秀賞に輝き、鈴木康一取締役専務執行役員から賞状と賞品を受け取った。 同イベントは県内15エリアで実施され、参加者約2万人が謎解きと宝探しをしながら県内の観光施設などを周遊した。訪問先での思い出の写真を募集したフォトコンテストには計289点が寄せられ、社員の投票で入賞作品11点を選出した。 石田さんは「家族の絆
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宮沢防衛副大臣が陳謝 私設秘書逮捕を受け 磐田市見付の事務所
宮沢博行防衛副大臣(衆院比例東海)は10日、磐田市で横断歩道を渡っていた男性をはねてけがを負わせたとして私設秘書が自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で逮捕されたことについて「被害者の方、ご家族の方におわびとお見舞いを申し上げる。一刻も早く謝罪をさせていただき、できる限りの対応をしたい」と陳謝した。同市見付の事務所で報道各社の取材に応じた。 事故は9日午後6時半ごろ発生。宮沢氏の私設秘書の男(39)=同市上大之郷=が同市中泉の県道で軽乗用車を運転中、横断歩道を歩いて渡っていた同市の自営業の男性(72)をはね、腰の骨を折るなどの重傷を負わせた疑いで現行犯逮捕された。 宮沢氏によると、容疑者
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透析治療中の大地震想定 患者交えて初訓練 磐田市立総合病院
磐田市立総合病院(同市大久保)は10日、人工透析中に大規模地震が発生したと想定した訓練を院内で実施した。腎臓内科医や臨床工学技士に加え、透析治療を受ける市内外の患者約30人が初めて参加した。治療を中断して屋外へ避難する流れを確認した。 治療開始から3時間経過したところで、震度7の揺れが"発生"。横になっている患者たちは、頭から布団をかぶったり、ベッドの柵をつかんだりして身の安全を確保した。スタッフは担当患者の状態や透析機器の被災状況などを確認した後、透析治療を中断。患者の不安を軽減するため声をかけながら非常階段まで誘導し、透析室から屋外へ素早く避難させた。 血液中の老
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野菜宝船お目見え JA遠州中央、合併30周年を記念 磐田で式典
JA遠州中央は9日、地元の農産物を格安で販売する「いわた農業まつり」を同市見付のJA遠州中央本店で開いた。管内で生産された約20種類1000個の野菜や果物を盛った「野菜宝船」がお目見えした。 同JAの合併30周年を記念するイベントの一環で、青年部委員会が企画した。全長3.6メートルの木船にトウモロコシや白菜などを隙間なく積み上げ、帆に見立てた白ネギを飾った。磐田、袋井、森の3市町長と浜松市の担当部長が特産品の海老芋や温室メロン、レタス、シイタケを盛り付けて完成させた。 同JA経営管理委員会の大橋照弘会長は式典で、高齢化に伴う担い手不足や耕作放棄地の増加などに触れながら「宝船には地域の農業
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目指せ!1日350グラム 野菜摂取啓発へポスター 静岡県立大生×西部健康福祉センター
静岡県立大食品栄養科学部の学生が、県西部健康福祉センターと共同で、県民に食生活の改善や積極的な野菜摂取を呼びかけるパンフレットとポスターを作成した。県内の大学や県の関係機関、給食施設などに配布して普及啓発に活用する。 県の「野菜マシマシキャンペーン」の一環。作品は、管理栄養士の免許取得を目指す同学部4年の栗田望々夏さん、伊藤凜さん、桑原マリアさん、丸井穂乃実さんの4人が手がけた。 厚生労働省が示す野菜摂取量の目標値は、1日当たり1人350グラムと掲げている。一方、2016年の国の調査によると、県民の摂取量は男性が274グラム、女性が243グラムでいずれも目標値に届いていない。 A4判
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清水さん(磐田市)「ベストボディ」3冠 鍛錬や食事 肉体美に磨き
磐田市の清水ひとみさん(49)が今秋、健康的な肉体美を競う「ベストボディ・ジャパン」の静岡、仙台、浜松の各大会でグランプリに輝いた。40~49歳までの「ウーマンズクラス」に最年長で出場。不動産会社を経営する傍ら、日々鍛錬に励んだ清水さんは「絶対に勝つという強い気持ちで挑んだ。3連覇できてうれしい」と笑顔をみせた。 ボディーメークをはじめたのは3年前、太り気味な自分を変えたいと思ったから。新型コロナ禍で外食する機会も減り、良い機会だと考えた清水さんは、磐田市産の野菜や福田漁港で水揚げされたシラスなどの地産地消にこだわり食事管理や体質改善に取り組んだ。 「早朝は仕事の電話もかかってこないので
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絵や造形、発想豊か 230点並ぶ 10日まで 磐田で障害者作品展
磐田市見付の市立中央図書館で10日まで、市内の障害のある人が手がけた絵画や工作などを紹介する「磐田ふれあい作品展」が開かれている。自由な発想と色彩豊かな230点が並ぶ。 障害者福祉施設の利用者や特別支援学校の児童ら460人が力作を持ち寄った。富士山をモチーフにしたちぎり絵や紙粘土で作った造形のほか、書や塗り絵などが来場者を楽しませている。 障害者週間(3~9日)に合わせ、市民に障害への関心と理解を深めてもらおうと毎年開催している。10日午前9時から正午まではJR磐田駅北口のジュビロードで開かれる「軽トラ市」で、障害者福祉施設利用者らによる手芸品販売や手話体験会も行う。
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ブルーレヴズ、静岡県東部で始動 ラグビー栄光の地復活へ 中学世代の受け皿に
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズ(磐田市、BR)が、ラグビーの普及と次世代育成の受け皿づくりに向け静岡県東部で始動した。かつては複数の高校が花園出場を競った地域だが、先細る指導環境の中で有望選手が流出している現状がある。栄光復権の“奇跡”を起こせるか―。関係者の期待が高まっている。 県東部には現在沼津、三島、裾野市にラグビースクールがあり、小学生の指導に力を入れる。しかし、中学校のラグビー部は一つも存在しない。ラグビー部がある高校も今では沼津市の沼津工と桐陽だけだ。選手は地元で競技を続けるのは難しく、県内外の有力校に活躍の場を求める。 2019年のラグビー
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社会福祉法人に車椅子、現金寄付 生保協会浜松地区
生命保険協会県協会浜松地区は7日、県西部で高齢者・障害者施設を運営する社会福祉法人20団体に車椅子を1台ずつ贈り、自殺予防の電話相談に対応する社会福祉法人「浜松いのちの電話」に現金10万4178円を寄付した。 加盟12社の職員から浄財を募った。磐田市見付の中遠総合庁舎で行われた贈呈式で、北藤拓也浜松地区会長(第一生命浜松支社長)が、各団体の関係者に目録を手渡した。
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紅葉や野鳥の姿捉える 磐田で12日まで写真展 浜松市浜北区の小松原さん
アマチュア写真家として活動する小松原清さん(74)=浜松市浜北区=の写真展が12日まで、磐田市見付の旧赤松家記念館内蔵ギャラリーで開かれている。紅葉と野鳥をテーマに県西部を中心に撮影した約40点を紹介している。 目玉は、新型コロナ禍前に小国神社(森町)で撮影した作品。今年6月の豪雨で流された橋と、深紅のモミジが水面(みなも)に反射する幻想的な様子を画面いっぱいに写した。絶滅危惧種・ミゾゴイが小枝でたたずむ姿や、カイツブリの親子がじゃれ合う様子を捉えた写真もあり、来場者の目を楽しませている。 このほか、県内の写真コンテストで最高賞を獲得した作品も展示している。11日は休館。
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税テーマに習字や作文 小中高生の入賞者表彰 磐田
磐田税務連絡協議会はこのほど、税に関する作品の表彰式を磐田市見付のワークピア磐田で行った。磐田税務署管内の児童生徒から「税」をテーマにした習字、ポスター、作文、標語計3010点が寄せられ、52人が入賞した。 主な入賞者は次の通り。 【小学生習字】県納税貯蓄組合連合会会長賞 松下芽愛(袋井今井小6)【小学生ポスター】県納税貯蓄組合連合会会長賞 中山愛真(袋井山名小6)【中学生作文】東海税務連絡協議会会長賞 小池結菜(森旭が丘中3)【高校生作文】磐田税務署長賞 鈴木琴葉(磐田南高2)【小中学生標語】磐田税務署長賞 梅原恵(磐田中部小6)鈴木光織(磐田南部中3)
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都市型スポーツ施設追加/中小補助制度見直しへ/民俗芸能保存継承に注力/病児・病後児保育107施設 静岡県議会12月定例会
静岡県議会12月定例会は6日、自民改革会議の江間治人氏(磐田市)とふじのくに県民クラブの伊藤和子氏(袋井市・森町)が代表質問を行った。勝又泰宏交通基盤部長は2024年度に策定を目指す遠州灘海浜公園篠原地区(浜松市西区)の公園基本計画について、中核施設となる野球場のほかにスケートボードやBMXといった都市型スポーツの施設整備を盛り込む方向で検討していると明らかにした。伊藤氏への答弁。 民間事業者を対象にした官民連携導入可能性調査では、都市型スポーツ施設の導入や合宿施設を併設することでより多くの集客が見込めることが判明したとし、勝又部長は「にぎわいの創出につなげていきたい」と述べた。近隣に道の
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台風2号の住家被害認定 沼津市、判定見直し検討 市議会
沼津市は6日の市議会11月定例会で、6月の台風2号による大雨での住家被害の判定方法について、他市町との違いを検証し、見直しを検討する方針を示した。 6月は市西部を中心に浸水被害が起き、一部損壊115件、準半壊1件の被害が認定された。頼重秀一市長は「内閣府の指針に沿って判定した」と答弁した。同様の浸水被害で半壊認定もあった磐田市に比べ、厳しい判定がされたとする点について岩瀬宗一財務部長は「写真だけでは判定が難しいケースがある他、降水量や地形の違いにより、市町で結果が異なる」と述べた。 市資産税課は、他市町との判定の違いについて、被害が重く判定される床下の汚泥堆積に、量による基準がないことや
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海老芋品評会 鈴木保さん最高賞 磐田
JA遠州中央は5日、日本一の生産量を誇る特産の海老芋(エビイモ)の品評会を磐田市加茂の園芸流通センターで開いた。最高賞の優秀賞には、鈴木保雄さん(豊岡支部)が輝いた。 同JA海老芋部会の27人がそれぞれ1ケース約5キロを出品した。主な出荷先の関東や関西地方の市場関係者らが、形状の良さやしま模様の美しさなど外観を入念に審査した。 海老芋は煮崩れしにくく、京料理などに使われる高級食材。おせち料理や忘年会などの最需要期に向け、出荷ピークを迎えている。来年2月まで続く今季の出荷量は約350トンを見込む。 その他の入賞者は次の通り。かっこ内は所属支部。 金賞 大隅敏邦(豊岡)▽銀賞 鈴木正英(同)袴田
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救急隊が活動技術を実演 技能向上へ披露会初開催 磐田市消防署
磐田市消防署の救急活動技術披露会が6日、同市上新屋のアミューズ豊田で始まった。7日まで、本署と五つの分遣所の救急隊員ら約150人が、多様な救急現場での判断や技術を実演する。 同署によると、高齢化に伴い救急需要は拡大が続き、今年の出動件数は6日朝までに約6800件と、既に昨年1年間よりも多いという。増加・多様化する傷病者に対応するため、各救急隊の技術を検証、共有し、技能の向上につなげようと披露会を初開催した。市民にも救急業務への理解を深めてもらおうと、一般公開した。 初日は、高齢者が入浴中にヒートショックを起こし、心肺停止した▽食物アレルギーのある小学生が給食を食べて呼吸苦になった|などの
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磐田市民幸福度11段階中「6.9」 市が独自指標策定へ中間報告
磐田市は市民の幸福度を“見える化”する市独自の「ウェルビーイング(幸福度)指標」の策定に向けた中間報告を示した。市民の暮らしやすさや幸福感を11段階で示す数値の平均は6・9と算出。「健康状態」「文化・芸術」などの項目で高評価だった一方、「移動・交通」「遊び・娯楽」などが課題とされ、市民ニーズと政策ギャップの解消が必要とされた。市は引き続き研究を進め、来年度以降の政策の立案や効果検証などに活用する。 ウェルビーイング指標策定に向けた調査は、静岡産業大の岩本武範准教授との共同研究として行った。地域幸福度を測る国の設問や市内に住み続けたいかなどについて、アンケートを通じ
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不登校児ら支援へ 仮想空間導入研究 磐田市議会
磐田市の山本敏治教育長は5日の市議会11月定例会で、不登校の小中学生の居場所の一つとして、子どもたち同士の交流や学習につなげるオンライン上の仮想空間「メタバース」の導入の可能性を研究する方針を示した。山下千賀子氏(市民と創る磐田)の一般質問に答えた。 山本氏は「周囲とつながりを持ちにくい児童・生徒にとって、社会的な自立を促すことにつながる選択肢は多い方が望ましい」とし、メタバースもその一つになり得るとの認識を示した。仮想空間で得られた学びや経験を自立にどう生かしていくかを視点に研究していくとした。 この日は、柏木健氏(磐田の底力)、高梨俊弘氏(共産)も登壇した。
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反射材やライト点灯啓発 安協磐田地区支部など
静岡県交通安全協会磐田地区支部(松下直一支部長)はこのほど、磐田署と協力し、交通事故防止に向けた街頭広報を磐田市の今之浦西交差点付近で実施した。 夕方の時間帯に合わせて行い、同支部役員や交通安全指導員、署員計約40人が参加した。光るタックルバンドを巻いた参加者は「交通安全」の文字が光る手製の啓発プレートを手に持ち、ドライバーや歩行者に反射材の活用や早めのライト点灯を促した。 このほか、歩行者の安全確保や自転車の正しい乗り方、飲酒運転根絶など交通ルールやマナー順守を訴えた。
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⚽磐田J1昇格「地元の応援に感謝」 ベルギー移籍の後藤選手も意欲
サッカーJリーグ1部(J1)への昇格を決めたジュビロ磐田の浜浦幸光社長と後藤啓介選手が5日、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、昇格の喜びと応援への感謝を伝えた。 ジュビロはリーグ戦最終節で勝利して2位となり、逆転でJ1自動昇格を決めた。浜浦社長は「市民の皆さんの声援のたまもの」と感謝した。ベルギー1部の強豪アンデルレヒトに期限付き移籍が決まった後藤選手は「多くの試合に出場し、良い経験ができた1年だった。ジュニアユースから過ごした磐田を離れるのはさみしいが、ベルギーでも頑張りたい」と意欲を示した。 草地市長は「補強が禁止されるなど不安な思いもあったが、1年でJ1復帰を決めてくれてうれしい。多
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「おいしくなって」 干し柿作りに挑戦 磐田・豊岡こども園児
磐田市新開の豊岡こども園で5日、年長園児22人が地域の冬の風物詩として親しまれている干し柿「ころ柿」作りに挑戦した。園舎の軒下に鮮やかなオレンジ色の柿を並べ、「おいしくなって」と願いを込めた。 園児は地域ボランティアの鈴木学さん(75)と柳沢好子さん(82)の手ほどきを受けながら、豊岡地区産の渋柿「立石柿」の皮をむき、熱湯に10秒間浸して渋みを抜く作業を楽しんだ。干す前の柿を味見し、渋みも体感した。柿が風通しの良い軒下の竹ざおにたこ糸でつるされると、食べるのが待ち遠しそうに見上げていた。 園児に地域の特産物に興味を持ってもらおうと、10年以上続けている恒例行事。今回の干し柿は今月末に完成
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もみ殻活用 循環型農業へ 静岡製機、県農技研など 燃焼熱で穀物乾燥費抑制 灰は土壌改良材に
農機メーカーの静岡製機(袋井市)や県農林技術研究所(磐田市)などでつくるコンソーシアム(共同事業体)は、精米時に大量に発生し、処分に困るもみ殻の利活用モデルづくりを進めている。穀物を乾燥させる際の燃料代わりにし、燃焼灰は農地の土壌改良に活用する。二酸化炭素(CO2)の土中固定化も図り、地域循環型農業の実現への貢献を目指す。 静岡製機は、もみ殻を燃やし、その熱を温風にして穀物乾燥機に送る燃焼炉を開発した。灯油の使用量を減らして乾燥工程を省エネ化し、高騰する燃料費の抑制につなげる。磐田市の市郎兵衛農園に導入して試験的に運用したところ、稼働を増やせば年間の灯油使用量を70%低減できる見通しが立った
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24年度予算、過去最大の見通し 磐田市議会で市長答弁 大型事業続く
磐田市の内野昌美副市長は4日の市議会11月定例会で、2024年度一般会計の予算規模は、過去最大だった本年度当初予算の701億円を上回るとの見通しを示した。根津康広氏(共産)の代表質問への答弁。 26年度開校予定の向陽学府小中一体校の整備や中東遠消防指令センターのシステム更新などの大型事業が相次ぐことが要因。さらに、物価高などに伴う増額も影響している。 市財政課によると、各課の予算要求を積み上げた結果、24年度の予算規模が約760億円に上った。市税収入は、本年度当初予算と比べ増加を見込むとしながらも、内野副市長は「収支の状況は例年以上に厳しくなることが想定される」と述べた。 市街化調整区
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磐田10大ニュース 市HPから投票を
磐田市は10日まで、市民らを対象に「2023年磐田市10大ニュース」への投票を呼びかけている。市政やスポーツ、地域行事などについて振り返ってもらおうと毎年行っている企画。 市ホームページの投票フォームで受け付ける。市に関する出来事47項目の中から10項目を選んで投票する。結果は25日の市長定例記者会見で発表し、草地博昭市長が1年を総括する。ホームページなどでも掲載する予定。 問い合わせは市広報広聴・シティプロモーション課<電0538(37)4827>へ。
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小中生 将棋の腕前競う 掛川で大会
掛川市内外の児童生徒が将棋の腕前を競う「掛川小中学生将棋大会」(将棋によるまちづくり実行委員会主催)が同市満水の22世紀の丘公園たまりーなで開かれ、55人が4クラスに分かれて対局した。新型コロナウイルス禍に伴うオンライン開催を経て、4年ぶりの対面形式になった。 結果は次の通り。 中学生 ①望月友就(静岡市駿河区)②玉田宗大(掛川市)③金原優太(同)▽小学校高学年 ①鈴木大輝(磐田市)②大石悠喜(掛川市)③佐直知哉(同)▽同中学年 ①遠藤健右(焼津市)②渡辺史鳥(掛川市)③柏晃平(同)▽同低学年 ①塚本晴輝(焼津市)②藤井悠翔(掛川市)③名倉稔(静岡市駿河区)
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⚽高円宮杯U―18プリンスリーグ参入戦 浜名高は三重と 桜が丘は四中工と
サッカーの高円宮杯U―18(18歳以下)プリンスリーグ東海参入戦が9、10日に磐田市で行われ、本県Aリーグ1位の浜名高と2位の清水桜が丘高が出場する。参入戦には東海4県の8チームが出場し、2枚の昇格切符を争う。 9日の参入戦1回戦で浜名高は三重県2位の三重高と、清水桜が丘高は同1位の四日市中央工高と対戦し、勝てば10日の昇格決定戦に進む。 本県Aリーグで浜名高は12勝2分け4敗で優勝。勝ち点1差で準優勝の清水桜が丘高は12勝1分け5敗だった。
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⚽静岡県内外16チーム サッカー熱戦 磐田で大会
サーラグループは3日、小学4年生以下のサッカー大会「サーラカップ2023決勝大会」を磐田市新貝のヤマハスタジアムで開いた。静岡、愛知、岐阜、神奈川の4県から計16チームが熱戦を繰り広げ、名古屋グランパスが優勝した。 試合は8人制で、15分ハーフのトーナメント戦で行われた。愛知県勢同士の対決となった決勝戦では両チームともボールを奪うと果敢に攻め上がり、守備と入れ替わる激しい展開となった。1―1のまま後半に入っても両者が譲らず、PK戦で勝負が決まった。 大会は2004年から始まり、今年で20周年の節目を迎えた。試合前にはベルギー1部アンデルレヒトへの期限付き移籍が決まった来季J1磐田の後藤啓
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磐田市 中村3姉妹がそろってエントリー、長女力走【市町対抗駅伝】
磐田市は中村3姉妹がそろってエントリーした。4区を任された長女環菜選手(17)=磐田南高2年=が、当日控えに回った次女菜々美選手(14)=豊岡中2年=、三女実莉選手(12)=豊岡南小6年=の思いを胸に駆け抜けた。 「3姉妹で本戦出場」を目指して練習を重ねたが、最終選考で妹2人が正選手から外れた。「悔しくて泣いている妹たちを見て、自分も泣いてしまった」。走れなかった妹たちの思いをパワーに変えた環菜選手は、順位を一つ上げてチームに貢献した。 当日、菜々美選手は体調不良で会場に来ることができなかったが「テレビで応援してくれたはず」と環菜選手は話す。姉の勇姿を間近で見た実莉選手は「かっこよかった
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市の部 区間賞選手の喜びの声 第24回市町対抗駅伝
1区(3.673キロ)中・高校生女子 沢田 結弥(浜松市北部、浜松市立高3)11分24秒 沢田 結弥 区間賞を取れていなかった。ようやく獲得できてうれしい。地元へ感謝の気持ちを伝えたかった。 2区(1.903キロ)小学生男子 平野 空哉(磐田市、豊田南小6)5分52秒 平野 空哉 最後までペースが落ちず、スタートからいつも通りの走りができた。目標にしていた区間賞が取れて最高。 3区(1.715キロ)小学生女子 金田 陽愛(湖西市、岡崎小6)◎5分18秒 金田 陽愛 区間新記録を狙っていたので悔しい気持ちもあるが2年連続区間賞を取れて良かった。とにかく前にいる人を抜かすことだけ
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手で魅せるダンス 児童600人くぎ付け 磐田・富士見小
磐田市富士見町の富士見小でこのほど、男性3人組ダンスユニット「XTRAP(エクストラップ)」による公演が行われた。手で魅了するダンスやLEDライトを使ったパフォーマンスが繰り広げられ、全校児童約600人を楽しませた。 3人が見せたのは、指の動きだけで万華鏡を表現する「フィンガーダンス」。手首や指を小刻みにウエーブするなどして巧みに操り、神秘的な世界を演出した。複数の水晶玉を手先で動かしたり、LEDグローブをはめて花火を表現したりする踊りも披露。ポーズが決まるたびに、児童からは拍手が湧き起こった。 富士見小では、同校出身のEXILE・AKIRAさんが考案したオリジナルの「富士見小ダンス」を児童
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シラスウナギ漁解禁 静岡県内4月末まで 「初日まずまずの漁獲量」
ニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の今期漁が1日、静岡県内で始まった。2024年4月末まで。県知事許可による特別採捕だったシラスウナギ漁は、今期から漁業法が適用される許可漁業に移行した。密漁への罰則が強化される一方、取引は自由化され、静岡県内の養殖業者だけでなく、県外業者への出荷も可能になる。 今期は県内20区域で889人が漁業許可を受けている。天竜川西側の河口付近では、採捕者が日没に合わせて波打ち際へ向かい、照明の明かりを頼りに手網で海水をすくい、午後6時前に体長約5センチのシラスウナギが数十匹、捕獲された。 浜松市天竜川しらす鰻(ウナギ)漁業生産組合(浜松市南区)の組合員は「初日とし
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キレのあるダンス堂々 磐田でイベント 市内外45チーム
磐田文化振興会主催のダンスイベント「磐田ダンスエボリューション2023」が、磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開かれた。市内外の45チーム約700人が参加。ジャズやチアダンスなど多彩なジャンルでキレのある動きを披露し、約2000人の観客を魅了した。 県西部の中学・高校のダンス部や幅広い年齢で構成されるチームなどが前後半に分かれて出場。リズムに合わせて表情を変えながら軽快なステップを踏み、堂々としたパフォーマンスを繰り広げた。市内の小学生を対象に、4カ月間にわたって開催されたワークショップからも7チームが出演し、練習の成果を発揮した。 同イベントは今年で11回目。中学の授業でダンスが必修
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不登校児支援 3カ所目 磐田市 24年度中開設目指す
磐田市の山本敏治教育長は1日の市議会11月定例会代表質問で、不登校の小中学生を受け入れる教育支援センターについて、2024年度中に3カ所目の開設を目指す方針を示した。加藤文重氏(新磐田)への答弁。 同市では現在、豊田、見付の2地区にセンターを置いている。不登校の児童・生徒の居場所として、集団生活への適応能力育成や社会的自立支援のための指導や相談を行う。山本教育長は「不登校になる原因は多様化・複合化している」と述べ、「多様なニーズに応じた過ごし方ができる場」として3カ所目の新設を検討しているとした。市内で、民間のフリースクールの設置準備が進められていることも明らかにした。不登校対策の課題として
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磐田市長がインフル 4日まで自宅療養
磐田市は1日、草地博昭市長がインフルエンザを発症したと発表した。4日まで自宅療養し、5日に復帰する予定。 市秘書課によると、11月29日から体調がすぐれず、30日夜に高熱が出たために医療機関を受診し、インフルエンザと判明した。職務代理者は置かず、自宅療養しながらテレワークで公務を行うという。開会中の市議会11月定例会の代表質問答弁などは内野昌美副市長が対応する。
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劇団四季公演に障害者招待 850人、ミュージカル楽しむ 磐田でヤマハ労連
ヤマハ発動機グループの11労働組合でつくるヤマハ労働組合連合会は1日、県西部の障害者を無料招待した劇団四季チャリティー公演を磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開いた。県西部の福祉施設利用者や市内小中学校特別学級の児童生徒ら約850人がミュージカル「エルコスの祈り」を楽しんだ。 厳しい規律の中で過ごす子どもたちと、優しい心を持つロボットの触れ合いを描いたストーリー。招待者は躍動感あふれるダンスや美しい歌声を満喫した。 チャリティー公演は1993年から続く福祉活動で、今回が29回目。組合員からのカンパやヤマハ発グループ各社の支援金を開催費用に充てた。
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海洋微生物で発酵分解 食品廃棄物に新処理法 磐田化学工業など開発進む
磐田市で有機酸の販売・加工受託を手がける磐田化学工業が、廃棄食品や残さを海洋微生物(メタン菌)による発酵で分解する新たな廃棄物処理システムの開発に取り組んでいる。従来の陸上メタン菌では難しかった塩分濃度が高い食品廃棄物への対応も可能で、事業化されれば国内初という。開発計画が県のMaOI(マリンオープンイノベーション)プロジェクト促進事業に採択された。 同社によると、廃棄食品や食品製造の過程で出る廃液などの処理方法の一つであるメタン発酵は、一般的に陸上に生息するメタン菌を用いる。ただ、みそやしょうゆ、粉末調味料、水産加工品など高塩濃度の製品に対しては、発酵効率が低下する傾向がある。 同社
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「感動届けたい」稽古に熱 磐田の市民劇団、2日発表会
磐田市上新屋の複合施設アミューズ豊田で2日、市民劇団「アミューズふるさと劇団」の成果発表会が開かれる。8月から準備する中学生から70代までの5期生団員7人が、本番に向けて客席に感動を届けようと稽古に励んでいる。 宮沢賢治の童話「セロ弾きのゴーシュ」をベースにした舞台を披露する。団員たちはこれまで、「劇団たんぽぽ」(浜松市)のメンバーの助言を受けながら、月3回程度の練習に励んできた。30日夜に同館で行われた直前練習では、せりふの掛け合いや立ち位置、動作などを入念に確認した。 初参加の公務員田中孟丈さん(24)=磐田市=は「もともと演劇に興味があった。表現することに挑戦し、自分を変えたいと思
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ひとり親世帯に給付金 磐田市 物価高踏まえ独自策
磐田市は30日、10億3500万円を追加する2023年度一般会計補正予算案を発表した。物価高を踏まえ、ひとり親世帯の生活を支援する独自の給付金事業の費用6100万円を盛り込んだ。6日の市議会11月定例会本会議に追加提出する。 支給対象は来年1月分の児童扶養手当を受給する約900世帯。支給額は1世帯5万円で、第2子以降の子どもがいる場合は1人につき3万円を加算する。1月に支給の事前通知を対象世帯に発送し、2月には児童扶養手当用の口座に給付金を振り込む。申請不要。財源には全額、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する。 予算案には国の経済対策として、エネルギー・食料品価格高騰の影
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キャベツの重さ 当たるかな 磐田
JA遠州中央豊田青年部は、収穫したキャベツの重さなどを競うイベント「キャベツ狩り選手権」を磐田市高見丘の豊田東交流センター周辺で開いた。今年で7回目。過去最多の33組132人が参加し、市内で栽培面積が増加しているキャベツに親しんだ。 重さ当て競技では、年間1人当たりの消費量4人分に当たる23.6キロを基準値に設定。参加者は4人一組で収穫したキャベツの重さを予測しながらコンテナに積み込み、制限時間内に基準に近づけた。このほか、どれだけ多くの実を抱えられるかを競い合う種目もあり、家族連れらが催しを楽しんだ。 この日収穫したのは、増田採種場(同市)とオタフクソース(広島県)が共同開発したお好み
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⚽ベルギー移籍の後藤「早くゴール決める」 磐田と同じ背番号「42」
ベルギー1部アンデルレヒトへの期限付き移籍が決まった来季J1磐田のFW後藤啓介(18)=磐田ユース出=が29日、ヤマハスタジアムで記者会見を開いた。「一日でも早くピッチに立ってゴールを決めて、磐田のサポーターにいい報告がしたい」と新天地での抱負を述べた。 グレーのスーツで登場した後藤は移籍の決め手について「夏にもいくつかオファーがあった中でアンデルレヒトは冬まで待ってくれた。じゃあお願いしますという感じで決めた」と説明。ベルギーリーグの印象を「日本人も多くいる。五大リーグでプレーするためのステップアップのリーグ。レベルは高いし自分が成長するにはいい所」と話した。 背番号は磐田時代と同じ「
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静岡ブルーレヴズのスミス主将 W杯連覇「経験を還元」 開幕へ調整順調
ラグビーリーグワン1部の静岡は29日、磐田市のヤマハ大久保グラウンドで練習を公開し、南アフリカ代表としてワールドカップ(W杯)2連覇を果たしたクワッガ・スミスが全体練習で汗を流した。今季もチームの核となる主将は「(W杯は)個人的にも良いパフォーマンスが出せて夢をかなえることができた。ただ、これからはレヴズの一員として良いコンディションを維持したい」と、12月9日のリーグ戦開幕を見据えた。 母国で1週間ほどパレードに参加した後は2週間を休養に当て、27日夜に来日した。28日にはチーム練習に合流し、開幕のBL東京戦へ調整を進めている。この日も基礎練習、実戦形式で精力的に体を動かし「調子は良い
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区画整理支援 静岡県組合連合会が国交省に要望
静岡県土地区画整理組合連合会(岩崎伸次会長)は29日、国土交通省で石橋林太郎政務官と面会し、県内5地区の事業について2024年度の国庫補助や交付金の確保を要望した。 対象は吉田町浜田、袋井市袋井駅南都市拠点、磐田市鎌田第一、浜松市浜北中央北、湖西市浜名湖西岸の5地区。いずれも機能性の高い市街地形成や産業拠点を作るための道路整備に取り組んでいて、各地区の組合代表者らが事業の必要性を説明した。岩崎会長は「熱意と現状をお伝えした。整備促進へ支援をお願いしたい」と訴えた。 石橋氏は「いろいろなプロジェクトが進んでいると分かった。良いまちづくりができるよう(予算確保の)検討を続けたい」と応じた。
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180人ダンス披露 9日、磐田でイベント
磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで12月9日、「静岡産業大ダンスの夕べ~ダンスダンスダンス~」が開かれる。同大学生や地域住民ら総勢約180人がヒップホップや創作ダンス、社交ダンスといった多彩な演目を披露する。創作ダンス日本一を決める大会の常連校・横浜国立大モダンダンス部が招待チームとして出場する。 午後4時半開場、5時開演。入場無料。全席自由席で事前申し込み不要。
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子育て支援へ NTN共済会が磐田市に寄付
NTN共済会は28日、磐田市の「しっぺいこども福祉基金」に11万5440円を寄付した。子育て支援事業に活用される予定。 10月28日に同社磐田製作所で開いた秋祭りで、従業員から集めた日用品や雑貨などのチャリティーバザーを行い、その収益金を充てた。伊藤隆太秋祭り大会実行委員長ら2人が市役所に草地博昭市長を訪ね、寄付金を手渡した。伊藤委員長は「子どもたちが安心してすくすくと育ってくれる環境づくりに役立ててほしい」と話した。
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平安時代から地域守る千手観音 クラウドファンディングで修復へ 磐田・定光寺
磐田市前野の定光(じょうこう)寺が、800年以上前に作られたとされる千手観音菩薩(ぼさつ)立像の修復に乗り出した。12月5日までクラウドファンディング(CF)で資金を募り、地域のよりどころとなる“菩薩さま”の再生を目指す。 高さ1.7メートルほどの菩薩立像は平安時代末ごろに作られたと伝わり、磐田市の指定文化財に選ばれている。経年劣化で脚部の腐食が激しく、台座も傷んでいることから松本龍哉住職(51)は知人の助言を受け、修復の計画を練った。吉備文化財修復所(さいたま市)で分解や補強、組み立て作業を行い、2026年に完成させる計画。費用は約600万円に上るという。 クラ
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トンボの楽園で3年ぶり新種「オナガアカネ」確認 磐田・桶ケ谷沼
磐田市のNPO法人桶ケ谷沼を考える会(今村信大理事長)は28日、「トンボの楽園」として親しまれている同市岩井の桶ケ谷沼で、72種類目のトンボ「オナガアカネ」が確認されたと発表した。同沼で新種類のトンボの生息が確認されたのは2020年以来、3年ぶり。 オナガアカネは朝鮮半島、極東ロシアなどに分布する体長約4センチの小型アカトンボ。白い顔や10節ある腹部の7節目が下方に張り出しているのが特徴。22日午後、トンボ観察が趣味の掛沢孝彦さん(69)=磐田市=が、桶ケ谷沼北部に設けられたトンボ増殖用のコンテナ近くで見つけた。 掛沢さんによると、オナガアカネが浜松市内に飛来したという情報を友人から得た
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静岡県内40施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は28日、県内の高校、小中学校、幼稚園40施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計570人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 裾野市2施設43人、長泉町2施設22人、沼津市2施設24人、三島市4施設57人、伊豆の国市1施設8人、御殿場市1施設14人、富士宮市2施設25人、富士市1施設12人、静岡市葵区1施設26人、同市清水区2施設18人、磐田市3施設30人、掛川市4施設59人、森町2施設22人、浜松市西区1施設10人、同市北区3施設37人、同市中区5施設48人、同市東区1施設50人、同市浜北区2施設59人、同市天竜区1施設
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スポーツもDX活用 磐田市とTOPPANが協定
磐田市はこのほど、印刷大手「TOPPAN」(東京都)と自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けた連携協定を結んだ。最先端の知見を持つ同社のノウハウを取り入れ、市民の利便性向上や業務の効率化につなげる。 同社は8月、印刷事業で培った画像認識・解析技術を活用し、バスケットボールのシュートフォームなどの改善を図るシステム「ループトレーニング」の実証実験を竜洋、豊田中で実施した。磐田市役所で同月行われた「DXソリューション体験・展示会」にも参加し市との交流を深めた。 今後はスポーツ分野を中心に実証実験を進め、部活動の地域移行に伴う指導力の格差解消や指導者の負担軽減につなげる。他自治体
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磐田田原小美化委 「緑の募金」に3627円 児童の善意寄せる
磐田市立田原小の美化委員会は28日、県グリーンバンクの「緑の募金」に校内で募った3627円を寄付した=写真=。 校内放送やポスターで全校児童に寄付を呼びかけた。委員長の6年浅井奏都君(12)ら7人が、同市三ケ野の同校を訪れた市緑化推進委員会の吉野博行委員長に寄付金を託した。浅井君は「磐田市や静岡県に森が少しでも増えてほしい」と語った。吉野委員長は感謝の印にパンジーの苗などを贈った。寄付金は県内や災害被災地の森林整備や緑化活動に活用される。
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4コマ先生、児童笑顔に 黒板に毎日“連載” 磐田・豊岡南小の鈴木教諭「学校に来る楽しみの一つに」
磐田市上神増の豊岡南小に、毎日欠かさず黒板などに4コマ漫画を描き続けている名物教員がいる。鈴木昌英教諭(50)の“連載”は2022年4月に始まり、既に400作を突破した。「学校に来る楽しみの一つに」―。そんな思いを込めた作品は駄じゃれ満載のギャグ漫画。毎朝、登校した児童たちの笑顔を咲かせている。 漫画は、主人公の小学生らが日常生活の中などで駄じゃれを披露する。鈴木教諭は自身が受け持つクラスの教室の黒板に放課後、漫画を描くのが日課だ。本年度は全校児童を楽しませようと昇降口にも紙に印刷した作品を日替わりで掲出している。教え子の4年村上心春さん(10)は「身近なもので駄じ
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スポーツ庁が藤枝市と磐田市を表彰 まちづくり案評価
スポーツ庁はこのほど、スポーツを活用したまちづくりに取り組む自治体のアイデアをたたえる「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰」を都内で行った。県内から藤枝、磐田両市が選ばれた。 藤枝市の北村正平市長と磐田市の草地博昭市長が、室伏広治長官から表彰を受けた。北村市長は「文化として根付いているサッカーを核として、健康で幸せになるまちを築いていく」と述べ、2年連続の受賞となった草地市長は「スポーツの素材がふんだんにある。来年もここに立ちたい」と語った。 表彰は2021年に始まり、本年度は26自治体が受賞。藤枝市はサッカーを女性活躍や観光、教育などさまざまな施策に取り入れ、観光交流客数の増加や市
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浜松いわた信金 新本部棟完成 12月11日から業務開始
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は11月27日、同区元城町に整備を進めてきた新本部棟が完成し、12月11日から順次業務を開始すると発表した。 新本部棟は鉄骨鉄筋コンクリート造りの地上10階建てで、延べ床面積1万1685平方メートル。5~9階が役職員の業務室で、「フリーアドレス」など内容や働き方に合わせて働く場所を自由に選択できる仕組みを導入。昨年10月に先行して業務を始めた隣接の新本店棟と、3階および4階部分が空中の通路でつながる。 「安全安心」「サステナビリティ」などが基本コンセプト。浜松城の向かい側という立地を踏まえ、低層階は石垣を連想させるタイル壁、高層階は直射日光を遮るテラコッタ
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ピシーナ静岡 水球全国準V 浜松・磐田拠点 浜松市教育長に報告
浜松、磐田市を拠点とする水球チーム「ピシーナ静岡」が8月に京都府で開かれた全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会の男子15歳以下「B区分」で準優勝し、このほど浜松市内の選手12人が中区の市教育委員会で宮崎正教育長に報告した。 ピシーナ静岡は予選を3戦全勝で突破し、決勝トーナメントも2連勝。大垣市水球クラブ(岐阜県)との決勝は7対13で敗れ、惜しくも優勝は逃した。浅井一真主将(蜆塚中3年)は「決勝はミスからのカウンターで失点した。練習通りのプレーができれば良かった。来春(のジュニア五輪)は優勝したい」と悔しさをにじませた。 チームは県西部の生徒たちで構成され、週4回の練習を重ねて
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磐田スポーツフェスに300人 産官学連携 初開催 11種目 誰でも楽しく
年齢、性別、障害の有無に関係なく誰もが一緒に楽しんだり、競い合ったりできるイベント「シン・スポーツフェスティバル2023inいわた」(同実行委主催)が26日、磐田市大原の静岡産業大磐田キャンパスで初めて開かれた。子どもからお年寄りまで約300人が参加し“ゆるく”楽しめる11種目を体験した。 会場には、重り付きのひもを投げて3段の棒に引っかける「ラダーゲッター」や、カーリングを基にした室内競技「カローリング」など多彩なブースが用意され、来場した親子連れらでにぎわった。娘夫婦ら5人で参加した磐田市の今泉幸代さん(75)は「体を動かしたいと思い参加した。夫がラダーゲッターを上手にできていたので驚い
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磐田スポーツフェスに300人 詐欺被害防止や交通安全啓発も
磐田市大原の静岡産業大磐田キャンパスで初めて開かれたスポーツの祭典「シン・スポーツフェスティバル」に合わせ、磐田署は26日、特殊詐欺被害の防止や交通安全などを呼びかける啓発イベントを実施した。 同キャンパス入り口付近にブースを設け、防犯グッズや津波発生時に避難を促す標語などを紹介して市民の認知度を高めた。来場者は、俊敏性を測定する「クイックキャッチ」や指紋採取を行う鑑識作業も体験し、交通安全や防犯、警察の仕事について理解を深めた。白バイやパトカー、雑踏警備などに使われる「指揮官車」も展示し、子どもたちが乗車して写真を撮る姿がみられた。 (磐田支局・崎山美穂)
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青少年育成支援に力 5個人4団体を表彰 函南で強調月間県大会
2023年度の子供・若者育成支援推進強調月間県大会(県青少年育成会議など主催)がこのほど、函南町文化センターで開かれた。地道に地域貢献活動を続ける5個人4団体を表彰した。 元バレーボール女子日本代表の大山加奈さんが講演したほか、函南中箏曲部が演奏を披露した。 表彰を受けたのは次の通り。 青少年の部 中島心花(浜松市西区)▽青少年指導者の部 相沢康夫(磐田市)鈴木薫(函南町)高林寛治(浜松市浜北区)二橋桂子(同市南区)▽青少年団体の部 伊豆総合高生徒会(伊豆市)戸田小中一貫校自治会(沼津市)駿河総合高US(静岡市駿河区)▽青少年指導者団体の部 シニアクラブ江尻(同市清水区)
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熊野の長藤イメージ 磐田でイルミネーション 12月25日まで
磐田市豊田地区の文化施設周辺を電飾で彩る「長藤イルミネーション」が25日、同市上新屋のアミューズ豊田などで始まった。地域資源の国指定天然記念物「熊野(ゆや)の長藤」をイメージした飾り付けなど、LED電球約4万球の幻想的な光が一帯を包んだ。12月25日まで。 2024年5月12日に予定する同地区の新たなにぎわいイベント「豊田わくわくフェスタ」の実行委がプレイベントとして企画した。フェスタ会場のアミューズのほか、市民文化会館かたりあ、新造形創造館などの文化施設が集中するエリアを発信する狙いもある。 各施設の植木や周辺の街路樹などに、白や黄、青色など多彩な電球を飾り付けた。アミューズ敷地内のフ
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平野6位、伊藤7位 パリ五輪選考34・5ポイント差で最終決戦へ 卓球・全農杯
卓球のパリ五輪シングルス代表選考対象大会、全農カップ大阪大会最終日は26日、大阪市のAsueアリーナ大阪で行われ、女子順位決定戦で、伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が4-3で横井咲桜(ミキハウス)に競り勝ち7位に入った。平野美宇(木下グループ、沼津市出身)はフルゲームで大藤沙月(ミキハウス)に敗れ6位だった。男子は戸上隼輔(明大)、女子は張本美和(木下アカデミー)が優勝した。 2枠を争う代表選考の女子は今大会、準優勝で790・5点に伸ばした早田ひな(日本生命)の1位が実質的に確定。2番手の平野は486点となり、3番手の伊藤との差は大会前から10ポイント開いて34・5点差となった。選考対象
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名人クラスは田中さん優勝 浜松で遠州親睦将棋大会
浜松市中区の曳馬協働センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。同市や磐田市、袋井市、豊橋市の66人が参加し、最強の名人クラスで田中雄一朗さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①田中雄一朗②石野俊夫③相場昇④寺崎勝⑤田中雅英▽S ①岡田力也②寺田好司③北島耕太郎④前川忠雄⑤岡本徳裕▽A ①中根清②松田寿一③久米孝吉④川口哲也⑤袴田洋三▽B ①田辺国義②鈴木勉③榛葉雄治④神谷陽一⑤田畑敏夫▽C ①大柳豆周一②高柳長男③芝田信照④杉山稔⑤藤森勗
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ラグビー静岡ブルーレブズ、仕上がり順調 トヨタとプレシーズンマッチ
ラグビーリーグワン1部の静岡は25日、磐田市のヤマハ大久保グラウンドでトヨタとのプレシーズンマッチを行った。40分ハーフの1試合目は終了間際に逆転負け、30分ハーフの2試合目は38-14と快勝した。来月9日の開幕へ最終調整となった主力組は攻守で多くの見せ場をつくり、順調な仕上がりを見せた。藤井監督は「前の試合より断然良くなっている」と手応えを得た様子だった。 先発候補の躍動が光った。1試合目の前半は、逆転された後に自陣でボールを取った新加入のFBピウタウが巧みなステップで一気に前進。CTBタヒトゥアのトライにつなげた。前半終了前にもタヒトゥアが2本目のトライを奪った。 後半開始早々には、
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郷土研究、静岡県内高校生が活躍 社会科系部活減少傾向の中
郷土研究部や史学部といった高校の社会科系部活が全国的に減少する中、8月の「全国高校社会科学・郷土研究発表大会」で浜名高(浜松市浜北区)の史学部が最高賞を受賞するなど県内の生徒が奮闘している。研究テーマに対しフィールドワークを重ねる作業は、高校で必修科目となった「探究」の目的にも合致するとして、関係者は魅力や実績を再認識してもらおうとPRに力を入れている。 都道府県の高校文化連盟(高文連)に郷土研究などに関連する事務局があるのは静岡を含む10道県のみで、全国高文連には郷土芸能や日本音楽といった専門部はあるものの郷土研究に関する組織はない。文化部のインターハイと呼ばれる「全国高校総合文化祭」で
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磐田市社協にタオル40枚寄贈 静岡県退職公務員連支部
静岡県退職公務員連盟磐田支部(坂部哲之支部長)はこのほど、磐田市社会福祉協議会にタオル40枚を寄贈した。 6月に行われた同支部の総会で、会員が新品を持ち寄った。坂部支部長ら役員5人が市社協が入る市総合健康福祉会館iプラザ(同市国府台)を訪れ、職員に手渡した。市社協によると、タオルは市内の高齢者施設へ配布するほか、災害に備えて保管する見込み。
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磐田農「食材ハンター」V まちづくり研究所 市内高校生が発表会
磐田市は25日、地元高校生の発想を市政に生かす事業「いわた高校生まちづくり研究所」の企画提案発表会を同市見付のワークピア磐田で開いた。本年度は「若者がわくわくするまち」をテーマに調査・研究し、最優秀賞には、地元の食と農業の魅力を体験する観光ツアーを企画した磐田農高生産流通科3年の5人グループ「食材ハンターへの道」が選ばれた。 本年度は市内6校から11グループ計65人が参加。7月から市民や市へのヒアリング、企業訪問などを重ね、市の活性化につながるアイデアを練った。 磐田農高のグループは、地域ならではの農業を体験したり、食文化を楽しんだりするガストロノミーツーリズムを提案した。実際に参加者を
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磐田市議会開会 21議案を上程
磐田市議会11月定例会は24日開会し、会期を12月22日までの29日間と決めた後、10億7700万円を追加する2023年度一般会計補正予算など21議案を上程した。代表質問は12月1、4の両日、一般質問は同5日に行う。
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12月3日「第九」ベースの舞台 監修佐藤さんが抱負【東アジア文化都市】
浜松市中区のアクトシティ浜松で12月3日に開催される東アジア文化都市2023静岡県クライマックス公演「歓喜に至れ! ベートーヴェン『第九』による」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の企画・監修をした舞踊家佐藤典子さん(92)=磐田市=が24日、同区の本社浜松総局を訪ね、見どころを紹介した。 ハンガリーの作曲家リストがピアノ曲として編曲した「第九」をベースに、ベートーベンの生きざまを総合芸術として表現する。静岡県ゆかりのダンサーや歌手、ピアニストが出演する。演出は、静岡県舞台芸術センター(SPAC)芸術総監督の宮城聰さんが担当する。 佐藤さんは「『第九』を下敷きに、新たな舞台作品
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中根金作(磐田出身)庭園修復へ 湖西 花博20周年向け 孫の行宏さんが工事計画
2024年の浜名湖花博20周年に向け、湖西市新居町の老人福祉センターで、磐田市出身の世界的造園家中根金作(1917~95年)が設計した枯山水庭園の修復工事が行われている。21、22の両日には金作の孫で中根庭園研究所の行宏さん(44)が湖西市を訪れ、中根家に残る図面や植栽リストを基に、造園業者と植え直す木の配置を決めたり、剪定(せんてい)の方針を打ち合わせたりした。 87年に完成した同庭園は、時間の経過で木の形が変わったり当初植えられた木が枯れたりして庭園の様子が変化していた。修復工事では作庭当時の図面や写真などの記録を基に、新たにモミジ4本とサルスベリ1本のほか、アセビやシダなどを追加した。
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必勝!静岡BR 磐田商議所 特産品で激励
12月9日に開幕するラグビーリーグワン2023~24年シーズンを前に、磐田商工会議所(鈴木裕司会頭)は21日、磐田市を拠点に活動するリーグワン1部・静岡ブルーレヴズ(BR)に、激励の意を込めて地元特産品を贈った=写真=。 鈴木会頭と同商議所会員約20社の代表らが同市のヤマハ大久保グラウンド屋内練習場を訪問。米やハム、いわた茶など食料品を中心に贈呈し、チームの必勝を祈った。鈴木会頭は「J1昇格を決めたジュビロ磐田に続くよう、スタートダッシュ良く、連勝で進んでほしい」と呼びかけた。 藤井雄一郎新監督は、贈呈に対する謝辞を述べ「地域のみなさんに支えられてチームも強くなってくると思う。地域とともに盛
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中区の相曽さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部の11月大会がこのほど、浜松市浜北区竜南のサンライフ浜北で開かれた。73人が参加、最強のSクラスは相曽剛史さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①相曽剛史(中区)②宇藤敬行(磐田市)③内山透(西区)④石野俊夫(掛川市)⑤横山渡(牧之原市)▽A ①門奈光(東区)②赤松竜也(天竜区)③鈴木大輝(磐田市)④岡本徳裕(同)⑤石川三余(西区)▽B ①藤原紳裕(御前崎市)②渥美良純(北区)③幸田好司(磐田市)④山口昌行(中区)⑤門奈紀明(東区)▽C ①佐藤粹聖(西区)②松岡優人(中区)③高橋直之(北区)④庄司圭佑(静岡市)⑤村松利郎(森町)▽D ①志村正雄(袋井市)②山下
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児童が不審者への対応学ぶ 磐田・竜洋東小で防犯講座
磐田市と市自治会連合会はこのほど、竜洋東小(同市中平松)で防犯講座を開いた。全校児童約150人は、不審者への対応方法を解説する磐田署員の講話に耳を傾け、安全意識を高めた。 同署生活安全課の若手警察官が講師を務め「人通りの少ない道はできるだけ避ける」「大人数で登下校する」など、犯罪に巻き込まれないための注意点を伝えた。外出する際は「誰とどこで遊ぶのか、何時に帰宅するのかを家族に伝えてほしい」と呼びかけた。児童らは知らない人に付いて行かないことや、身の危険を感じたら大きな声で助けを呼ぶことを約束した。 竜洋地区で今夏、声かけやつきまといなどの不審者事案が多数寄せられたことを受けて行われた。講座後
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2度の台風で浸水―規格外の柿をプリンに 磐田・柳沢農園 菓子店とタッグ
昨年9月と今年6月の台風による豪雨で、浸水被害に見舞われた磐田市敷地の柿農家が、老舗菓子店「玉華堂」(磐田市)と連携し、形が悪くて出荷できなかった敷地産の柿でプリンを完成させた。2度の水害を乗り越え、商品化に挑んだのは「柳沢農園」の柳沢重博さん(62)。「復活した敷地の柿を食べてほしい」と意気込み、24日から27日の期間限定で発売されるプリンをPRしている。 玉華堂の人気商品「極ぷりん」をベースに、柿の実がゴロゴロと入ったオレンジ色のジュレをのせた。傷があったり、形が悪かったりして従来は捨てられていた規格外の柿を使うことで、SDGs(持続可能な開発目標)にも寄与する。 柿の木約千本を管
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静岡県内72施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計72施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1354人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市3施設26人、函南町1施設34人、沼津市3施設90人、三島市2施設27人、伊豆の国市1施設14人、清水町1施設8人、長泉町2施設31人、御殿場市7施設97人、富士市3施設43人、富士宮市2施設147人、静岡市駿河区2施設20人、同市葵区7施設128人、同市清水区4施設61人、焼津市4施設94人、牧之原市3施設49人、島田市2施設20人、藤枝市7施設88人、掛川市6施設67
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平和、命の尊さ訴える 戦没者遺骨収集パネル展 26日まで、磐田
市民の平和展磐田実行委員会(杉本孝代表)は22日、戦没者の遺骨収集の様子を展示する「いのちの写真パネル展」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市見付の市立中央図書館で始めた。戦場で亡くなった兵士らの資料約50点を並べ、戦争の恐ろしさや命と平和の尊さを訴えている。26日まで。 戦争で父親を亡くした鈴木基之さん(86)=熱海市=が、県内外の遺族から集めた写真や関係資料を展示した。写真にはフィリピンやサイパンなど激戦地での遺骨の収集作業や現地での供養、焼骨の様子が収められており、来場者らに命の大切さを問いかけている。 鈴木さんは2001年から展示活動を始め、今回で75回目を迎える。「いまだ100万人と
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農林水産業功労者 28人1団体を表彰 静岡県庁
静岡県農林水産業振興会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の農林水産業功労者の表彰式を県庁で行った。各団体や企業の要職を務め、事業者の生産性向上や所得増大に貢献した農業22人、林業4人、水産業2人の計28人、農業1団体に、川勝会長が表彰状を贈った。 功労者は次の通り。 【個人の部】農業 赤井穀(静岡市葵区)渥美保広(浜松市西区)石川茂(西伊豆町)石川正巳(静岡市清水区)石田史(御殿場市)大石祐次(吉田町)大松均(御前崎市)長田辰美(森町)加藤常夫(函南町)金田強(富士宮市)川村耕史(静岡市清水区)吉川昌文(同)鈴木周司(浜松市東区)中嶋栄作(牧之原市)名倉光子(掛川市)藤井恵(西伊豆
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名画や写真 細密模写 鎌田さん鉛筆画展 26日まで藤枝
磐田市の美術家鎌田和直さん(56)の鉛筆画展「Mono remix」が26日まで、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で開かれている。黒鉛筆でミケランジェロや伊藤若冲の名画、100年前のニューヨークやパリなど風景写真を細密に模写した30点が並ぶ。 鎌田さんは立体造形を中心に制作してきたが2年前、カーボン鉛筆の深みのある色調に魅せられ、鉛筆画を描くようになった。 ひと月に1枚のペースで仕上げる作品は、きらびやかなショーウインドーや石畳の通りなど再現性が高い。理髪店やガソリンスタンドを左右対称に配置した作品は、現実と虚構のはざまを追求したという。鎌田さんは「鉛筆の特性を最大限に生かす試み。モノ
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免許証ケースにしっぺいデザイン 安協磐田地区支部
静岡県交通安全協会磐田地区支部は、磐田市イメージキャラクター「しっぺい」をあしらったオリジナル運転免許証ケースを作成した。磐田署で運転免許を更新する際、同協会への加入者に無料配布している。 ケースは縦約6・5センチ、横約10センチ。サッカーのジュビロ磐田をイメージさせるような鮮やかなブルーをはじめ、ブラックやグリーン、ピンクの4種類を用意した。絵柄は「交通安全ガーディアン(守護者)」と記したたすきをかけ、警察官の帽子を身につけたしっぺいを採用した。 一般販売は行わない。加入者は免許ケースが破損した際、磐田署の免許更新窓口に持参すれば、新品に交換できる。
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磐田の鎌田さん 藤枝で鉛筆画展 風景模写30点
磐田市の美術家鎌田和直さん(56)の鉛筆画展「Mono remix」が26日まで、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で開かれている。黒鉛筆でミケランジェロや伊藤若冲の名画、100年前のニューヨークやパリなど風景写真を細密に模写した30点が並ぶ=写真=。 鎌田さんは立体造形を中心に制作してきたが2年前、カーボン鉛筆の深みのある色調に魅せられ、鉛筆画を描くようになった。 ひと月に1枚のペースで仕上げる作品は、きらびやかなショーウインドーや石畳の通りなど再現性が高い。理髪店やガソリンスタンドを左右対称に配置した作品は、現実と虚構のはざまを追求したという。鎌田さんは「鉛筆の特性を最大限に生かす試み。
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秋作クラウンメロン 出来上々 袋井で品評会、八木さん最高賞
クラウンメロンの秋作品評会(県温室農協クラウンメロン支所主催)がこのほど、袋井市小山の同支所で開かれた。最高賞の優等賞には、同市の八木祐子さんが選ばれた。 4地区で行われた予選会を通過した約40人の生産者が6玉一箱で出品。全国12市場の関係者らが審査員を務め、形状と網目の美しさなどの外観、甘みや食感、風味をはじめとする内容で採点した。 その他の主な結果は次の通り。 1等 ①沢木俊文(掛川市)②桑原吉斉(袋井市)▽2等 ①増田明(掛川市)②高橋英樹(袋井市)③渥美直史(同)④鈴木幸一(磐田市)⑤原弘明(袋井市)▽3等 ①平岡豊(同)②松本宗三(浜松市)③井口貴彦(袋井市)④雪島望(同)⑤
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秋作アローマメロン「レベル高い」 磐田で品評会 優等に鈴木さん
静岡県温室農協磐田支所は21日、秋作磐田アローマメロンの品評会を磐田市豊島の同支所で行った。同支所管内の組合員67人から選抜された32点が出品され、鈴木孝弘さん(磐田ブロック)が最高賞の優等に輝いた。 今年は市場関係者に加え、磐田市観光大使も審査員を務めた。審査員12人は網目の張り具合や形状、玉色などの「外観」と、糖度や食味、香りをはじめとする「内容」を入念に確認して採点した。同支所の松浦正幸生産部長は「夏の猛暑で栽培に大変苦労したが、仕上げ期に入って天候が安定したため外観がそろい、食味も良く内容的にも充実したものが多く出品された。レベルの高い品評会になった」とまとめた。 その他の結果は
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は20日、県内の高校、小中学校計20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計220人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市1施設10人、三島市1施設11人、清水町1施設14人、長泉町2施設22人、富士宮市2施設24人、富士市1施設10人、静岡市葵区3施設41人、同市駿河区2施設24人、藤枝市1施設10人、磐田市2施設10人、浜松市中区2施設19人、同市南区1施設10人、同市北区1施設15人
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静岡県内全4地域 20年度成長率はマイナス 新型コロナ影響
静岡県が地域・市町ごとの総生産(GDP)をまとめた2020年度地域経済計算によると、県内4地域別の経済成長率は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、いずれもマイナスだった。 中部はマイナス5・6%、伊豆半島マイナス5・4%、西部マイナス4・2%と落ち込みが目立った。東部は製造業が堅調でマイナス0・7%だった。 GDPは西部が6兆3139億円で最も多かった。次いで中部5兆5820億円、東部4兆4540億円、伊豆半島2兆670億円。 市町別は静岡市が最多の3兆3159億円。2位以下は浜松市、富士市、磐田市、沼津市と続き、上位5市で全体の56%を占めた。経済成長率が最も高かったのは小山町の
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交通安全功労者を表彰 県対策協、127人18団体に
静岡県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の交通安全功労者等表彰式を県庁で開いた。地域や職場などで交通安全に尽力した127人18団体の功績をたたえた。 表彰を受けたのは長年にわたり地域で活動する交通指導員や、従業員や児童生徒に交通安全教育を積極的に行う事業所や学校など。協議会副会長の森貴志副知事は「関係者が一丸となって交通安全の取り組みを推進することが不可欠」と述べ、表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【交通安全対策協議会会長表彰】交通安全功労者 佐野勝信(富士市)和田恒明(熱海市)▽交通安全優良団体 松永工基(焼津市)静岡ガス静岡支社(静岡市)ミダック富士宮営
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秋の磐田路 J1復帰ジュビロ選手と快走 メモリアルマラソンに県内外5079人
第26回ジュビロ磐田メモリアルマラソン(NPO法人磐田市スポーツ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が19日、同市新貝のヤマハスタジアムを発着点とする市内コースで開かれた。静岡県内外から5079人が出場し、サッカーJ1復帰を決めた選手とともに、秋の磐田路を駆け抜けた。 ハーフ、5キロ、3キロの約20部門を設けた。出場者は爽やかな秋晴れの下、自身の記録更新を目指して力走した。順位を競うだけでなくコスプレをしたり、家族そろって完走を目指したりするランナーの姿もみられ、それぞれの目的に合った部門で大会を楽しんだ。 3キロのスターターはジュビロ磐田の主将山田大記選手が務めた。レースには、J1復帰
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飲酒時の視界を疑似体験 大学職員ら対象に講習 磐田署
磐田署などはこのほど、本年度の安全運転管理推進事業所に指定している県立農林環境専門職大と県農林技術研究所を対象に、交通安全講習会を同大(磐田市富丘)で開いた。大学職員らが集まり、安全運転や事故予防に向けて意識を高めた。 参加者は、動体視力の測定や夜間の視認性など、運転に関するさまざまな体験ができる「交通安全体験車」を使い、視野の広さや判断の速さなどを診断した。事故予防を学ぶ車のシミュレーターでは、自身の運転技術の癖などを確認。署員から「右折待ちの際、対向車が進路を譲ってくれても、車の陰からバイクが飛び出てくることもあるので気をつけて」といったアドバイスを受けた。 特殊ゴーグルを着用しての
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「ならここの湯」170万人達成 掛川 伊藤さん夫妻らに記念品
開業から20周年を迎えた掛川市居尻の温泉施設「ならここの湯」は19日、入場者170万人を達成した。同所で記念セレモニーを開き、170万人目と前後2組の入場者に花束やタオル、入湯券などを贈った。 170万人目になったのは、磐田市上新屋の伊藤春男さん(78)、広子さん(73)夫妻。17年間にわたって毎週1回、通い続けている常連で、春男さんは「自分にしっくり合っている湯。大洞院や小国神社など周辺の名所を回る寄り道も楽しい」と喜んだ。 施設は2003年9月に開業した。春に色とりどりの傘を飾るアンブレラスカイ、秋から冬にかけての竹明かりなど四季に応じた空間演出で人気。運営する第三セクター「森の都ならこ
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武将なりきり“幻の城”PR 家康ゆかり 城之崎城跡(磐田)でフェスタ 子ども練り歩きや絵画展示
徳川家康が建造に着手し、未完成のまま放棄された幻の城「城之崎城」をPRするイベント「いわた城之崎城フェスタ」(磐田市主催)が18日、城跡に建つ同市見付の磐田城山球場で開かれた。子どもらによる「なりきり磐田武者行列」など多彩な催しが繰り広げられ、家族連れらでにぎわった。 城之崎城は、遠州に進出した家康が最初に拠点にしようと建造を始めたが、武田軍の侵攻に備え引馬城(後の浜松城)に移ったため完成しなかった。本曲輪(くるわ)跡に球場が建てられていて、土塁跡が今も残る。市は大河ドラマ「どうする家康」に合わせ、地元の歴史を再認識してもらおうとイベントを企画した。 武者行列では、段ボールで作った甲冑(
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静岡県立農専大が初の学祭 農産物直売やステージ 2020年4月開学
磐田市富丘の県立農林環境専門職大・短期大学部で19日、初の大学祭「豊穣祭」が開かれる。2020年4月の開学以来、コロナ禍で中止を余儀なくされてきた大学祭の開催が4年目にして実現する。学生らは「これまで我慢してきた分、大いに楽しみ、盛り上げたい」と意気込んでいる。 目玉は、前身の農林大学校時代から引き継いだ学内産農産物の直売。学生たちが生産したメロンやサツマイモ、キャベツ、ミカン、ガーベラなど20品目以上を販売する。各コースや学生サークルごとに、畜産物や野菜を使ったグルメ、加工品などを提供する模擬店も並ぶ。学生らの学習・研究成果を披露するポスター展示や、ステージパフォーマンスなども予定する。
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化学肥料削減へ新資材 西部3JA、普及に力
遠州中央、とぴあ浜松、みっかびの県西部3JAが、スタートアップ企業や県外JAなどと連携し、農作物の収穫量を増やす低環境負荷の農業資材「バイオスティミュラント(BS、生産刺激剤)」の普及に向けた取り組みに乗り出した。原料をほぼ輸入に頼り、価格が高騰している化学肥料の使用を減らすことで生産者の負担を軽減し、農業の脱炭素化にもつなげる。 3JAは9月上旬、農業分野の課題解決に取り組むスタートアップ「AGRI SMILE(アグリスマイル、東京都)」の呼びかけで設立された「脱炭素地域づくり協議会」に参加した。参加団体は手分けし、廃棄されてきた農産物の残さや非可食部を原料にしたBSの開発や効果の検証
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遠州8神社巡り「八重神玉」完成 「良縁成就」「病気鎮護」…各木玉に御利益 ひも通して縁起物飾りに
遠州地域の神社8社がそれぞれの神社でおはらいした木玉「遠州八重神玉(やえだま)」を発売した。「良縁成就」「病気鎮護」など神社ごとの御利益を前面に出し、8社分をそろえてひもに通すと神棚や壁に飾れる縁起物になる。御朱印ブームなどで参拝客が増える中、圏域の神社が連携して回遊向上を狙う。 木玉は直径約3・5センチで各神社の社紋や御利益、神社を象徴する動物などを刻印した。玉にはビーズのように穴があいている。神社を回って玉を集めて連ねることで、神様との縁を重ねるとの意味を込めた。 ポスターには参加神社の社名の横にQRコードを配置して地図アプリに誘導する。企画者の1人、龍尾神社(掛川市下西郷)の禰宜(
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防犯カメラ設置へ住民組織に28万円 磐田市商工会竜洋地区など
防犯カメラ設置に活用してもらおうと磐田市商工会竜洋地区と竜洋町企業交流会はこのほど、住民組織「竜洋住みよいまちづくり協議会」に計28万円を寄付した。 市商工会竜洋地区は3万円、企業交流会は25万円の浄財を寄せた。同協議会によると、11月末までに、竜洋地区の4小中学校の通学路に計4台の防犯カメラを設置する。 竜洋交流センター(同市岡)で行われた贈呈式で、市商工会の薩川芳彦筆頭理事と企業交流会の大澄房雄副会長が、同協議会の吉野博行会長に目録を手渡した。吉野会長は「(カメラ設置が)犯罪の抑止力になれば」と効果に期待した。
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、県内の高校、小中学校20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計243人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、三島市1施設10人、清水町1施設10人、富士宮市1施設11人、静岡市葵区2施設18人、同市清水区1施設9人、焼津市1施設21人、牧之原市1施設9人、藤枝市1施設17人、島田市1施設12人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設25人、浜松市天竜区1施設14人、同市中区3施設42人、同市東区1施設8人、同市西区1施設17人、同市浜北区1施設6人
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世界のサソリ大集合 磐田・竜洋昆虫公園で企画展
磐田市大中瀬の市竜洋昆虫自然観察公園で12月24日まで、国内外のサソリを紹介する「サソリ展」が開かれている。 沖縄県などに生息する体長2センチほどのヤエヤマサソリやダイオウサソリの和名を持つエンペラースコーピオンの幼体など、アジアや中東に生息する15種を展示。生まれたばかりのサソリは親の背中の上で育つことや、体をブラックライトで照らすと青白く発光するといった生態を解説するパネルも設置した。 期間中、12星座のさそり座(10月24日~11月22日)生まれの来園者には「限定サソリポストカード」をプレゼントしている。
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11月25日無料調停相談会 浜松市中区と磐田 浜松調停協会
浜松調停協会は25日、裁判所調停委員による無料の調停手続き相談会を浜松市中区の市市民協働センターと磐田市国府台の市総合健康福祉会館iプラザでそれぞれ開く。 弁護士や司法書士ら調停委員41人が多重債務や土地建物を巡るトラブルといった民事、離婚や遺産相続などの家事の問題について、調停手続きを中心に助言する。訴訟または調停中の案件は対象外。午前10時~午後2時半。申し込み不要。 問い合わせは浜松簡裁<電053(453)7179>へ。
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森町特産のトウモロコシ「甘々娘」 ポタージュに 11月19日から限定販売
森町特産のトウモロコシ「甘々娘」を使用したポタージュ「森のとうもろこしPOTAGE―甘々娘」の販売が19日、町内を中心に始まる。町文化会館駐車場で同日開かれる森町農業祭のほか、アクティ森や磐田市のギフトピュアなどで計2670袋を数量限定販売する。 同町で山間地域の活性化に取り組む「森町ツーリズム研究会 森町でつながる推進部会」が開発した新商品。静岡県森町と北海道森町の友好町締結55周年の記念として企画し、約2年前から準備を進めてきた。 ポタージュには、6月の台風2号の被害などで出荷に適さなくなった甘々娘を活用。野末農園(静岡県森町中川)、佐野農園(同町飯田)、竹内農園(同町向天方)から
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手遊びや輪投げ楽しむ 磐田 多世代交流会に100人
磐田市見付地区社会福祉協議会はこのほど、多世代交流会を見付交流センター(同市見付)で開いた。保護者や子どもをはじめ、磐田北高福祉科1年の生徒やスタッフら約100人が遊びを通じて親睦を深めた。 参加者は音楽に合わせて手遊びをしたり、肩をもんだりして触れ合いを楽しんだ。生徒手作りの輪投げでは、輪が的に入ると拍手が起こり、飛び跳ねて喜ぶ子どもの姿もあった。 イベントは多世代の交流の促進とともに、参加者同士が情報を共有し、子育てに関する不安や悩みを解消してもらう狙いもある。
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奥浜名湖 アートで表現 浜松みをつくし特支 体育館に制作
浜松市北区細江町の浜松みをつくし特別支援学校の児童生徒が、開校3周年記念として地域にまつわるデザインアートを制作した。国道362号に面する体育館の扉に描き、同校の新たなシンボルになるよう願いを込めた。 子どもたちは1学期から制作に取り組み、奥浜名湖地域をイメージした絵をデザインした。ミカン、天竜浜名湖鉄道、姫様道中、竜宮小僧などを採用し、磐田市のデザイナー鈴木海斗さんがアレンジした。浜松市南区の看板専門店「宣美」も技術面で協力し、子どもたちが色塗りをして完成させた。 学習成果を発表するイベント「はまみゆめウィーク」に合わせて16日に完成式典が行われ、小学、中学、高等部の全校児童生徒約250人
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災害対策の強化要望 磐田市議会せいわ会
磐田市議会会派のせいわ会(戸塚邦彦代表)は17日、災害対策の強化など市の政策に関する7項目の要望書を草地博昭市長に提出した。 自然災害の激甚化を踏まえた総合的な治水・地震対策の必要性を指摘し、治水では中小河川や水路の改修など内水氾濫対策に取り組むべきとした。子ども食堂や高齢者の憩いの場といった市民の居場所づくりへの支援、移住・定住や交流・関係人口拡大に向けた施策の推進、JR磐田駅を起点とした中心市街地活性化なども求めた。
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24日から11月定例会 磐田市議会
磐田市議会は17日、議会運営委員会を開き、11月定例会の日程案を24日から12月22日までの29日間と決めた。10億7700万円を追加する2023年度一般会計補正予算案など21議案を審議する。代表質問は12月1、4の両日、一般質問は5日の予定。 同補正予算案には、見付地区子育て支援センター開設準備経費やこども医療費助成費の増額など、子育て・若者世帯への支援に1億2400万円を盛り込んだ。
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匿名差出人から磐田市に100万円 子ども福祉事業活用へ
磐田市は16日、匿名の差出人から市に現金100万円の寄付があったと発表した。市は「しっぺいこども福祉基金」に積み立て、子どもたちの健全育成や福祉事業などに活用する。 市福祉課によると14日朝、市総合健康福祉会館「iプラザ」(同市国府台)の入り口のカウンターで、警備員が現金の入った封筒を見つけた。封筒の中には、iプラザでお世話になったことへのお礼と「寄付させていただきます」と書かれた手紙が同封されていた。 草地博昭磐田市長は「ご寄付いただいた方の温かい思いを受け止め、大切に活用する」とコメントを出した。
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“卓球のまち”で最高プレー 24年1月 磐田でTリーグ 森薗監督兼選手(静岡ジェード)抱負
磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで来年1月12、13の両日、市内初となる卓球Tリーグの公式戦が行われる。県内唯一の男子プロチーム「静岡ジェード」の森薗政崇監督兼選手が15日、市役所に草地博昭市長を訪ね、“卓球のまち”で開かれる大会への抱負を語った。 静岡ジェードは静岡市の中山間地「オクシズ」を拠点に活動し、今季からTリーグに初参戦している。磐田市でのホーム戦に向けて森薗監督兼選手は「皆さんに最高のプレーを見せられるように準備する。楽しんでもらえるような演出の仕掛けも考えたい」と語った。 東京五輪卓球混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼さんと伊藤美誠選手の出身地
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インフルエンザ 静岡県内24施設で学級・学年閉鎖
静岡県は16日、県内の高校、小学校、幼稚園24施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計232人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 河津町1施設10人、熱海市1施設8人、伊豆の国市1施設9人、沼津市1施設12人、長泉町1施設9人、御殿場市1施設8人、小山町1施設7人、富士宮市2施設15人、静岡市葵区3施設30人、同市清水区2施設24人、牧之原市1施設11人、磐田市2施設20人、掛川市1施設4人、袋井市2施設22人、森町2施設24人、浜松市中区1施設11人、同市南区1施設8人
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しっぺいデザイン 年賀状用素材公開 磐田市
磐田市は市イメージキャラクター「しっぺい」の年賀状用素材を市公式ホームページで公開している。2024年の干支(えと)の辰(たつ)にちなんだ新作を含む計14種類を無料でダウンロードでき、オリジナルの年賀状を作製できる。 新作は全3種。竜のかぶり物に身を包んだり、竜とサッカーボールを蹴ったりするしっぺいなどのデザインを追加した。ライトアップされる熊野(ゆや)の長藤や敷地川沿いの桜並木など、市内の名所や風景写真も無料素材として併せて公開している。問い合わせは市広報広聴・シティプロモーション課<電0538(37)2275>へ。
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納税通知書1件 磐田市が誤送付
磐田市は16日、国民健康保険税の納税通知書の誤送付が1件あったと発表した。納税通知書には氏名や納付金額などの個人情報が記載されていた。 市国保年金課によると10日、市内在住の個人へ送付すべき通知書を、対象者と関連のない市内の法人宛に誤って送付した。13日、通知書を受け取った法人から市に連絡があり、発覚。同日、市職員が通知書を回収し、本来送付すべきだった対象者に14日に届けて謝罪した。 担当職員がシステムへの入力を誤り、通知書に別の住所が印字されたことが原因という。同課はチェック体制の仕組みを見直し、再発防止に努めるとした。
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読書県しずおか 4校2団体表彰 静岡県教育委員会
静岡県教委は14日、2023年度「読書県しずおか」づくりの優秀実践校・団体として、子どもたちの読書活動推進に取り組んだ4校2団体を表彰した。 優秀実践校に選ばれたのは袋井市立袋井北小、浜松市立北部中、県立掛川工高、県立浜松特別支援学校。優秀実践団体は磐田おはなしとわの会(磐田市)、ねこバス(静岡市)。小中学校での読み聞かせ、本のプレゼンテーション大会「ビブリオバトル」や朝読書の実施などの活動が評価された。 県庁で行われた表彰式で、各代表が表彰状を受け取った。池上重弘教育長は「本の面白い世界に出合えば、子どもたちはのめり込んでいく。皆さんの取り組みを広げていきたい」と述べ、活動に感謝した。
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「完走目指してガンバレ!!」 ジュビロマラソン走者 中部電力磐田営業所がエール
19日に磐田市内で行われる「ジュビロ磐田メモリアルマラソン」の出場ランナーの背中を後押ししようと、中部電力パワーグリッド磐田営業所(同市二之宮東)は、応援メッセージを記したパネルなどを同所ギャラリーに展示している。 同営業所は、マラソンコース沿いに位置する。ガラス張りのギャラリーには「完走目指してガンバレ!!」の大きな文字の周りに、従業員31人が「無理せずマイペースに」「頑張っているその姿がかっこいい」などと、思い思いのメッセージを書き込んだ。ジュビロ磐田のユニホームやマフラータオルで飾り付けしたほか「祝 J1昇格」などの文字も躍る。 木下光晴所長は「ジュビロ磐田のJ1自動昇格が決まるな
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不動産の正しい知識学ぶ 磐田東高1年、1人暮らし備え
磐田市見付の磐田東高でこのほど、不動産に関する特別講座が開かれた。1年生約200人が、住まいや契約に関する基礎知識を学んだ。 卒業後の進学や就職で1人暮らしをする生徒が多いことから、消費者被害やトラブルを避けられる不動産契約の正しい知識を身につけてもらおうと企画した。不動産仲介のアライブ中東遠支店の太田有昭支店長(38)が講師を務めた。 太田支店長は、民法改正で2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられたことから、卒業時には保護者の同意なく契約が可能になったとし、「自分で行った契約行為は自分自身で責任を負う。自分で自分を守らなければならない」と強調。不動産賃貸の契約にはクーリングオ
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劇団四季「クレイジー・フォー・ユー」 お待たせ! 静岡県内で8年ぶり
一目ぼれから始まるコミカルな恋愛模様を華麗なダンスと珠玉のメロディーで彩る劇団四季ミュージカル「クレイジー・フォー・ユー」が8年ぶりに静岡県内で上演される。創立70周年の今年、ファンの要望で再演が決まった王道ラブコメディーだ。 1930年代の米ニューヨーク。ダンスに夢中な銀行の跡取り息子ボビーは、母親に命じられ田舎町のさびれた劇場を差し押さえに行く。そこで勝ち気なポリーと出会い一目ぼれするが、彼女はあろうことか差し押さえる劇場の娘だった。劇場を救う妙案を思いつくボビーだが、それが町に大混乱をもたらす。 初演は92年のブロードウェー。その年のトニー賞で最優秀作品など3部門で受賞を果たした。
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浜松と磐田の私立高校 中学生に魅力PR 合同フェア
浜松市、磐田市の私立高11校の合同説明会「私立高校合同フェア」(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区の遠鉄百貨店えんてつホールで開かれた。中学3年生と保護者を中心に600人以上が訪れた。 地域の私立高の特徴を伝えようと、実行委員会が毎年11月に開いている。各校がブースを並べ、担当教員が校内の様子を説明した。制服の展示、教育方針や部活動の紹介もあった。参加者は最大4校を選んでブースを巡り、教員たちに質問しながら高校生活のイメージを膨らませた。
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特産エビイモ、格安で 豚汁や揚げ煮も人気 磐田でまつり
全国一の生産量を誇る磐田市の特産品「エビイモ」を堪能できる「海老芋まつり」が12日、同市下神増のとよおか採れたて元気むらで開かれた。地元のエビイモが格安で販売され、多くの家族連れでにぎわった。 同市豊岡地区の生産者が持ち込んだ新鮮な約800キロが通常の1割引きで並んだ。会場では、エビイモ入りの豚汁が無料で振る舞われたほか、油で揚げたエビイモに甘辛いたれを絡めた郷土料理「揚げ煮」の試食販売も行われた。 エビイモはサトイモの一種で、きめ細やかな肉質と軟らかな食感が特徴。出荷は9月から始まり、11月から12月に最盛期を迎える。 (磐田支局・崎山美穂) 健康的な食生活 買い物客に喚起 静岡
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障害者相談支援事業 誤認で非課税 浜松市
浜松市が社会福祉法人などに委託している障害者相談支援事業が消費税の課税対象にもかかわらず、非課税扱いとしていたことが13日までの市への取材で分かった。市は対象事業の件数や法人側に支払う消費税額などを調査している。 誤った扱いが判明したことを受け、市は今後契約する2024年度以降の同事業委託費の消費税分として、11月補正予算案で債務負担行為を6500万円増額した。10月の厚生労働省からの通知を受け、現在は税額の修正が可能な過去5年分について調査を進めているという。 社会福祉法に基づく社会福祉事業は消費税が非課税とされるが、12年の関連法令改正に伴い、障害者相談事業の一部が課税対象になった。
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祝!ジュビロ磐田、J1昇格 市役所に横断幕
磐田市は13日、サッカーJ2ジュビロ磐田がJ1昇格を決めた喜びを市民と分かち合おうと、祝福の横断幕を市役所本庁舎1階に掲出した。 横断幕は縦0・8メートル、横3・5メートル。12日のリーグ最終戦直後に喜びを爆発させたジュビロの選手やスタッフらの写真とともに「ジュビロ半端ないって」「1年で見事昇格」などのメッセージを印刷した。横断幕のデザインは、市HPのトップページにも掲載した。 草地博昭市長は「補強禁止など苦しいシーズンだったが、チーム一丸となって戦い抜いてくれた。市民も本当に喜んでいる」と述べ、来季に向けては「J1残留はもちろん、一つでも上位を狙い、ホームタウンに感動を届けてほしい」と
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建立当時を“再現” 奈良時代の衣装で行列 磐田・遠江国分寺まつり
奈良時代に現在の磐田市に建てられた遠江国分寺の歴史を伝える「遠江国分寺まつり」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、国指定特別史跡・遠江国分寺史跡公園(同市中泉)などで開かれた。「国司一行国分寺参拝行列」と題して往時の様子が“再現”され、来場した市民が思いをはせた。 地元関係者ら約60人が全国に国分寺の建立を命じた聖武天皇や光明皇后、遠江国司の桜井王などに扮(ふん)した。歴史衣装に身を包み、厳粛な面持ちでJR磐田駅北口から公園までゆっくりと歩みを進めた。 公園内では市が特設ブースを設け、瓦などの出土品を展示。かつて本尊が置かれた金堂の礎石の見学や史跡
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多文化共生へフェス 磐田で国際交流団体
楽しく多文化に触れられるインターナショナルフェスタが11日、磐田市高見丘のららぽーと磐田で始まった。磐田、袋井、掛川各市の国際交流団体でつくる実行委員会が主催した。各団体の活動紹介や民族衣装の展示、海外出身者の日本語スピーチなど多彩な催しを繰り広げた。12日まで。 国際協力機構(JICA)によるファッションショーには、インドやブラジル、フィリピンなどの出身者約10人が出場。母国の民族衣装を身にまとい、ランウエーを歩いた。出場者は母国語でのあいさつを紹介したほか、写真を見せながら地元のお気に入りスポットを日本語で説明した。 非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表を務め、アフガニスタンで
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社説(11月11日)空飛ぶクルマ 新産業の先進地目指せ
東京ビッグサイト(東京都)で11月上旬まで開かれていた車の展示会「ジャパンモビリティショー」は、最新技術を備えた次世代電気自動車(EV)とともに、人や荷物を乗せて空を移動する「空飛ぶクルマ」が注目を集めた。メーカー各社が技術を競い合い、安全で利便性の高い移動手段が実現することを期待したい。 「東京モーターショー」の名称を今回から変更し、「未来のモビリティー(移動手段)」の姿を国内外の企業が発表した。静岡県に本社のあるスズキは電動SUV(スポーツ用多目的車)、軽商用EVバンなどとともに協業する愛知県のスカイドライブの空飛ぶクルマの模型を展示した。 スズキは2022年にスカイ社と空飛ぶクルマ
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全国冷凍グルメ無人販売所 磐田にオープン 静岡県内初出店
全国各地のご当地グルメを集めた無人販売所「ご当地グルメセレクション」の静岡磐田店が11日、磐田市豊田の県道磐田天竜線沿いにオープンする。有名飲食店のメニューを再現した冷凍グルメを販売する。 全国で37店舗を展開していて、県内は初出店。コンテナ型の小型店舗で床面積は10平方メートル。各地で人気のラーメンやギョーザ、スイーツをはじめ、札幌のスープカレーや博多のもつ鍋、仙台の牛タンなど、約30種類のグルメをそろえる。 朝晩の通勤時間帯に交通量が多い県道沿いに出店することで、帰宅途中などに気軽に立ち寄って自宅で各地の味を楽しむ需要を狙う。年中無休、24時間営業。
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最新技術やサービスPR 磐田で産業振興フェア、186社・団体が出展 11日まで
磐田市、磐田商工会議所、市商工会主催の産業展示会「産業振興フェアinいわた」(静岡新聞社・静岡放送後援)が10日、同市のアミューズ豊田で始まった。県西部を中心に県内外から過去最多の186社・団体が出展。輸送機器の電動化や異分野への参入、光技術の活用など産業構造の転換に向け、最新の技術、サービスをPRしてマッチングや新たな取引獲得を図る。11日まで。 ヤマハ発動機はレース用電動トライアルバイクやスポーツタイプの電動アシスト自転車を出展した。マウンテンバイクタイプの「YPJ―MT Pro」は同社で最も軽量・コンパクトながらパワフルなドライブユニットを搭載した。 ユタカ技研はエンジンの動力をト
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小さな努力積み重ねを 東京パラ自転車「金」杉浦さん(掛川出身)講演 磐田・竜洋中
東京パラリンピック自転車競技の金メダリスト杉浦佳子さん(52)=掛川市出身=の講演会がこのほど、磐田市豊岡の竜洋中で行われた。杉浦さんは自身の経験を踏まえながら「小さな目標をクリアするために努力を続けることが、将来の大きな目標達成につながる」と強調し、日々の積み重ねの大切さを伝えた。 薬剤師として働いていた杉浦さんは2016年、趣味のトライアスロン中に転倒し、高次脳機能障害を患った。日常生活もままならず、当時の心境を「何度も死にたいと思った」と振り返る。それでもリハビリに専念して薬剤師に復職したほか、パラリンピックにも出場。東京大会では、ロード種目2冠を達成した。 杉浦さんは記憶力維持の
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一足早く迎春準備 磐田・鎌田神明宮 氏子らしめ縄づくり
磐田市鎌田の鎌田神明宮でこのほど、迎春に向けて一足早くしめ縄づくりが行われた。地元の氏子ら47人が境内に集まり、拝殿や鳥居用など計33本を完成させた。 氏子らは、あらかじめ乾燥させておいた新わらを使い、ねじったり組み入れたりして次々と編み上げた。拝殿用の大しめ縄は長さ6.3メートル、太さ14~16センチ。本殿の周囲に巻く細縄は長さ40メートルにもなるという。 しめ縄は12月末に飾り付ける予定。
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6月台風2号の住家被害認定 沼津市調査「不十分」 被災者憤り「再び詳細に」
6月の台風2号に伴う住家の被害認定調査で、床上浸水被害を受けた沼津市の被災者から「詳しい調査を受けていない」との声が上がっている。内閣府の指針では、外観上の損傷を伴わない床上浸水の場合、全ての部屋の被災状況を調べる必要があるが、「調査員は家の中に上がっていない」との証言もある。市は被害認定した計116件のほぼ全てを床下浸水と同レベルの「準半壊に至らない(一部損壊)」と判定しており、不服として再調査を求める被災者も出ている。 「ボランティアは家に上がって詳しく調べてくれたが、市職員は玄関で浸水の高さを測っただけ」。市内で最も被害が深刻だった同市西添町。木造2階建て住家の浸水が床上約58
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スマホ・ネットの家庭内ルール どうしてる?⑤ キュレーター/読者の意見【賛否万論】
スマートフォンやネットの家庭内ルールについて、前回までに寄せられた投稿には、「親もけじめをつけた使い方を」「使用による怖さを伝え、子の自制を促す」といった保護者への注意喚起を呼びかける声の一方、「もはや体の一部。徹底的に使ったら」や「今の時代、スマホやネットが使えない方が問題」と活用することに対するメリットに注目する意見もありました。今回も引き続きキュレーターと読者の意見を紹介します。 衝突恐れず 子どもと対峙 キュレーター 松浦静治さん(島田市) 任意団体Study Like Playing代表。20年間の小中学校教員生活の後、早期退職して地域で子どもを育む活動を実
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「開幕戦から連勝を」静岡ブルーレヴズ 磐田市長に抱負
磐田市を拠点に活動するラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの矢富勇毅選手と桑野詠真選手が9日、市役所に草地博昭市長を訪ね、2023―24年シーズン開幕に向けた意気込みを語った。 昨シーズンは、開幕戦から連敗が続く苦しい展開となった。一方、リーグ終盤では、公式戦47戦無敗の埼玉パナソニックワイルドナイツを破る金星を挙げた。12月9日に東京都で迎える今シーズン初戦や、17日のホーム初戦を前に矢富選手は「開幕から連勝して良い流れをつかむ。市民やファンの期待を裏切らない、感動できる試合をしたい」と意気込んだ。 10月下旬から約2週間、宮崎県で行われた合宿について、桑野選手は「精神的にも肉体的
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記者コラム「清流」 エビのまち
京都大発の新興企業とNTTの合弁会社が来夏、磐田市竜洋地区に国内最大級のエビ陸上養殖施設を開設する。同地区では関西電力子会社もエビの陸上養殖を手がけている。磐田産のエビが全国的なブランドになる日が近いかもしれない。 陸上養殖は、最新の情報通信技術(ICT)を用いた次世代水産業。環境に配慮しながら安定的に水産物を供給する仕組みが、磐田から発信されることになる。先進地として陸上養殖の集積につながれば、市の新たな産業の柱になり得る。豊富な水資源を生かし、誘致を図ってほしい。 同市は京料理にも使われる高級食材エビイモの日本一の産地でもある。陸上養殖と伝統野菜の“二つのエビ&rdquo
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労働・年金問題 社労士に相談 18日、アピタ磐田
静岡県社会保険労務士会磐田支部は18日午後1~4時、無料の労働・年金相談会を磐田市今之浦のアピタ磐田店で開く。 職場でのハラスメントやトラブル、各種年金の受給方法などの相談に社労士が応じる。事前予約不要。問い合わせは事務局の大杉労務管理事務所<電0538(36)0929>へ。
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「磐田検定」 優秀者を表彰 市観光協会
磐田市観光協会はこのほど、地域の魅力を発信するご当地検定「2023磐田検定」(静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式を同市見付の旧赤松家記念館で開いた。成績優秀者5人に表彰状と市イメージキャラ「しっぺい」のグッズを贈った。 検定は7回目。歴史や文化、スポーツなど多ジャンルの75問を出題し、6~9月に解答を募った。市内を中心に県内外から11~91歳の101人が応募。平均65点だった。 表彰を受けたのは、唯一の全問正解だった志摩憲治さん(76)=同市大久保=と、74点の解答者のうち先着の4人。4年連続満点の志摩さんは「今回は難しかったが、出題者と勝負してやろうと思った。全問正解でほっとしている」と話
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SSクラス優勝は星陵中3年安藤さん 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第233回大会が3日、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。55人が参加し、最強のSSクラスは星陵中3年の安藤舜聖さんが優勝した。Bクラスでは第一学院高2年の立石海空さんが優勝するなど、中高生も活躍した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①安藤舜聖(富士市)②鈴木庄三(磐田市)③木俣良一(浜松市)▽S ①江塚孝郎(掛川市)②佐藤光雄(静岡市)③大橋誠(磐田市)▽A ①北島耕太郎(浜松市)②花本真也(同)③川口哲也(同)▽B ①立石海空(袋井市)②松尾三十四(掛川市)③芝田信照(袋井市)
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税テーマに絵や文 19日まで入賞作展 ららぽーと磐田
磐田税務推進協議会は、税を考える週間(11~17日)に合わせ、税に関する作品を磐田市高見丘のららぽーと磐田の市情報館で紹介している。習字やポスター、作文、標語の入賞作品63点が並ぶ。19日まで。 磐周納税貯蓄組合連合会などが本年度実施したコンクールの作品で、磐周地区(磐田、袋井、森)の小中高生から3016点の応募があった。 会場には「税金で助かる命がある」「納税は皆の生活を守る」などの言葉にイラストを添えたポスターや、自身の経験を交えて生活と税の結びつきを表現した作文などが並ぶ。 12月13日から17日までの間、同市豊岡の竜洋なぎの木会館で、磐田市内の小中学生の全作品を展示する。
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災害時の支援物資供給体制強化へ 磐田市と佐川急便が協定
磐田市は8日、物流大手の佐川急便と災害時の物資輸送に関する連携協定を結んだ。南海トラフ地震など大規模災害に備え、避難所への支援物資の供給体制強化につなげる。 同市では災害時、旧豊田支所の防災備蓄ステーションが、国や全国各地から寄せられる物資の集積・搬送拠点になる。同社は拠点での荷役や各避難所への輸送を担う。輸送先の避難所では、被災者の物資ニーズ把握にも協力する。 市は県トラック協会や地元運送会社とも同様の協定を結んでいるが、被害が広範囲に及ぶことも想定し、全国的な配送網を持つ佐川急便との連携を決めた。 市役所で開かれた締結式で、同社の森裕一郎執行役員東海支店長は「災害時には支援活動を通
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磐田東中 卒業生 運営法人を提訴 「不適切ないじめ対応」
磐田市の磐田東中を2020年に卒業した女性が7日までに、ほかの生徒からいじめを受け、学校が適切な対応をとらなかったことで精神的な苦痛を受けたとして、同校を運営する学校法人磐田東学園に200万円の損害賠償を求める訴えを静岡地裁浜松支部に起こした。10月2日付。 訴状によると、女性は中学2~3年時、授業中に裏声でからかわれる▽クラスのSNSグループ上で人格を非難される▽栽培していた鉢植えに小枝を刺される-などといったいじめを受けたと主張。長期にわたって不登校や別室登校を余儀なくされたとしている。女性が不登校になったり、校内で自殺しようとする行動をとったりしたことから、いじめ防止対策推進法に基づ
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磐田市議会・志政会 市政に5項目提言 防災・減災や産業振興
磐田市議会最大会派の志政会(秋山勝則代表)は7日、防災・減災や産業振興など市政運営に対する5項目の政策提言書を草地博昭市長に提出した。 防災面では、地域特性に応じた教育・訓練、設備導入など自助・共助の取り組みへの支援や、県と連携した流域治水対策の推進と情報発信を求めた。産業振興に関しては、若年女性の市外転出を防ぐため、事務系人材の雇用増につながる企業の誘致や支援の必要性を指摘した。 提言書にはこのほか、昨年開館した市民文化会館かたりあに市外から訪れる人の交通手段の充実なども盛り込んだ。
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「思い込め走り抜く」 磐田市選手団が結団式【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の磐田市選手団は7日、結団式を同市総合体育館で行った。選手や関係者が結束を強め、大会での健闘を誓った。 選手を代表し、小学生5人が「たすきに古里への思いを込めて最後まで走り抜く」と宣誓。伊藤裕子監督は「走る喜びを体中で感じながら駆け抜けて」と選手を鼓舞した。色をジュビロ磐田と同じサックスブルーに変更した新しいユニホームデザインも披露された。 草地博昭市長は「駿河路を思い切り走れるよう、残り1カ月、しっかりと準備してほしい」と激励した。 登録選手は次の通り。 平野空哉(豊田南小6)氏原脩斗(豊田東小
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向陽学府小中一体校 磐田市、実施設計完了 学び促す開放空間
磐田市は6日、市内の向陽中、大藤小、向笠小、岩田小を統合し、施設一体型で整備する「向陽学府小中一体校」の実施設計が完了したと発表した。現在の向陽中の敷地に建てる新校舎棟には図書館機能を持つ開放的なスペース「ラーニングセンター」を設け、児童・生徒の学びを促す。 新校舎棟は鉄筋コンクリート4階建て、延べ床面積1万1530平方メートル。子どもたちの交流拠点と位置づけるラーニングセンターと27学級の普通教室に加え、多目的教室などを設ける。地域と学校の連携拠点として木造平屋建ての「みんなの家」を新設するほか、放課後児童クラブや地域、福祉の連携室も置く。一部の既存施設は改修して使う。 一体校化で通学
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遠江国分寺 歴史知って 磐田で11日まつり 参拝行列など多彩
奈良時代に建てられた遠江国分寺の歴史を伝える「遠江国分寺まつり」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日午前9時から、磐田市の遠江国分寺史跡公園で開かれる。目玉の「国司一行国分寺参拝行列」をはじめ、グルメや雑貨の販売、ステージパフォーマンスなど多彩な催しを予定する。 参拝行列は午前10時半から、奈良時代の装束を着て聖武天皇や光明皇后、遠江国司の桜井王などに扮(ふん)した約60人が、JR磐田駅北口から同公園までを練り歩く。ステージでは、ダンスやブラスバンド、合唱を披露するほか、万葉歌会なども繰り広げる。農産物の販売ブースや軽トラ市、フリーマーケット、野だての茶会なども行う。 遠江国
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経験基に起業ノウハウ伝授 静岡の法人 焼津でセミナー
志太起業ネットワーク推進協議会はこのほど、創業や起業をテーマにしたセミナーを焼津PORTERS(焼津市中港)で行った。農業生産法人の鈴生(静岡市葵区)の鈴木貴博社長が講師となり、自身の経験を基に起業のノウハウについて伝えた。 鈴木社長は会社を経営していくと軸がぶれる時があると経験談を披露し、「経営理念を定めていれば元に戻ることができる」と強調した。資金面については、貯金を元手にした経営はうまくいかないと自説を展開し、金融機関から資金調達すべきと指南した。 磐田市内に設置した太陽光型植物工場を舞台に、脱炭素や福祉といった社会課題の解決に取り組んでいることを紹介。自分の強みを社会の課題解決につな
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浜名湖花博 公用車でPR マグネット貼り磐田で出発式
来年3月に浜松市西区で開幕する「浜名湖花博」の気運を高めようと、県西部市町と県の公用車を活用した広報キャンペーンの出発式が6日、磐田市見付の県中遠総合庁舎で開かれた。 県西部地域局が花博の開催期間などをPRするA3判サイズのオリジナルマグネットシートを作製した。県西部7市1町と県の出先22機関で使っている公用車計100台の側面に貼り付け、地域住民に花博の開催を周知する。花博が閉幕する6月16日まで続ける。 同地域局の永井雅也局長は出発式で「浜名湖花博を県西部の交流人口拡大につなげ、地域を元気にするため、地元から盛り上げていきたい」と強調。磐田市の内野昌美副市長は「花博を機に西部地域を周遊
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磐田市、12月給食費 一律1000円 保護者負担、昨年度並みに
磐田市の草地博昭市長は6日の定例記者会見で、市内全小中学校の12月分の給食費を一律千円にすると発表した。物価高を踏まえ、保護者負担を軽減する。食材価格の上昇を受け、4月から給食費を引き上げていたが、12月分の減額で保護者の本年度負担額を昨年度並みに抑える。 市教委学校給食課によると、本年度は年間7500~8500円の食材価格高騰を見込み、給食費を改定した。激変緩和措置として増額分の約半額を公費で負担し、保護者の負担増は年間約3600~4300円に抑えていた。 今回、草地市長は「物価上昇が予想以上に続いている」と説明。12月分の給食費(小学校約4650円、中学校約5300円)を一律千円に減
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しずおかフィナンシャルグループとカーボンニュートラル実現へ協定 磐田市
磐田市としずおかフィナンシャルグループ(FG)は6日、二酸化炭素(CO2)の排出を実質ゼロにするカーボンニュートラル(CN)の実現に向けた連携協定を結んだ。協力して、地元事業者の脱炭素の取り組みを加速させる。 同社の算定ツールを活用して中小企業の温室効果ガス排出量の可視化を支援したり、脱炭素経営のノウハウを提供したりする。森林や農地などのCO2の吸収量を国が排出枠として認証するJ―クレジット制度の活用も促し、市内でクレジットを売買する地産地消の仕組みを模索する。 市役所で開かれた締結式で、草地博昭市長と柴田久社長が協定書に署名した。柴田社長は「磐田の魅力ある産業がサステナブル(持続可能)
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税を考える週間 ジュビロ磐田戦でPR 税務連絡協など
磐田税務連絡協議会などは4日、サッカーJ2・ジュビロ磐田対水戸ホーリーホック戦が行われた磐田市新貝のヤマハスタジアムで、「税を考える週間(11~17日)」に向けた広報活動を行った。 同連絡協議会の大場謙二会長や磐田税務署の石田和夫署長ら13人がハーフタイムにピッチに登場。国税電子申告納税システム「e―Tax」(イータックス)の利用を呼びかける横断幕を手にピッチを1周し、観客にアピールした。 スタジアム前の広場にはブースを設けて税に関する作品も展示。試合開始前には、磐田税務推進協議会のメンバー約20人が啓発品を配布して正しい申告・納税を呼びかけ、来場者への納税意識の向上を図った。
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「温もりの森」にブルーベリー植樹 磐田 園児やボランティアら 交流
磐田市のNPO法人磐田ふれあい基金協会と社会福祉法人丹穂会はこのほど、同市見付の自然体験型公園「温(ぬく)もりの森」で植樹祭を開いた。 両団体の関係者をはじめ磐田北幼稚園の年長園児、見付地区民生委員、ボランティアら計約90人が集まった。出席者は交流を楽しみながら、ブルーベリーの木2本を植えた。 温もりの森は丹穂会の障害者支援施設「緑ケ丘学園」が2006年に移転し、空いた土地を活用して整備した場所。ボランティアの協力を受けながら、両団体が豊かな自然環境づくりや野菜栽培、花壇整備などに取り組んでいる。 式典に合わせて年長園児は、6月につる挿しを行い育ててきたサツマイモの収穫体験も行った。
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県温室農協青年部がクラウンメロン寄贈 袋井、磐田の福祉施設
静岡県温室農協クラウンメロン支所青年部はこのほど、袋井市や磐田市の福祉施設12カ所に計218個のクラウンメロンを寄贈した=写真=。 長年続く毎年の恒例行事。12人の青年部員が、各施設に数十個ずつのメロンを届けた。 袋井市広岡の障害者支援施設「袋井学園」には32個のメロンを贈った。青年部員からメロンを受け取った入所者は丸々としたメロンを見て笑顔を浮かべた。施設を代表して高橋幸孝園長が「なかなか食べられるものではないので大変ありがたい。利用者がいつもおいしくいただいている」と感謝した。 同園を訪れた青年部の石川拓人さん(30)は「今年は天気に恵まれていいメロンができた。喜んでもらえたらうれしい」
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静岡県内外アマ音楽家 多様な楽曲披露 5日まで磐田でフェスタ
静岡県内外のアマチュア音楽家らが集まる「いわたde音楽フェスタ」(磐田文化振興会主催)が4日、磐田市上新屋のアミューズ豊田と市民文化会館かたりあで始まった。小学生から70代までの総勢300人が出演し、多彩なジャンルの音楽を披露する。5日まで。 初日は、ロックとジャンルフリーの2部門に計約30組が出演した。若手バンドが勢いのある演奏で会場を盛り上げたほか、男女5人組「マージービート」は、ビートルズの名曲「レットイットビー」を披露。聴衆は身体を揺らしたり、手拍子をたたいたりして美しいハーモニーを楽しんだ。 会場には、アイスクリームやドリンクなどのキッチンカーも並んだ。最終日は、懐かしのフォー
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卓球・伊藤(スターツ、磐田市出身)8強入り
卓球の世界ツアー、チャンピオンズ・フランクフルトは2日、ドイツのフランクフルトで行われ、シングルス2回戦で男子の張本智和(智和企画)はヨナタン・グロート(デンマーク)を3-0で下し、8強入りした。 女子の伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)はニナ・ミテルハム(ドイツ)に3-2で競り勝ち、準々決勝に進出した。
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全国24チームが熱戦 藤枝で自治体シニアサッカー開幕
自治体職員シニアサッカーフェスティバル2023(全国自治体職員サッカー連盟、藤枝市主催)が3日、藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場など4会場で開幕した。5日まで。全国の自治体などから女子と40歳以上の男子で構成する24チーム計約600人が参加し、県内からは同市、県庁、浜松市、焼津市、磐田市の5チームが出場した。 試合は前後半15分ハーフ。4グループ6チームによるリーグ戦を行い、グループ順位を決定する。選手は年齢を感じさせないはつらつとしたプレーで熱戦を展開した。 大会は新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりに開催した。
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鈴木さん(城山中1)最優秀賞 国際平和ポスター 11月5日までまで作品展示 磐田LC
磐田ライオンズクラブ(座光寺明会長)は3日、国際平和ポスターコンテストの表彰式を磐田市今之浦のアピタ磐田店で開いた。最優秀賞には城山中1年の鈴木悠道さん(13)を選んだ。5日まで全応募作品51点を展示する。 「夢見る勇気」をテーマに、市内の小学5年~中学2年生を対象に作品を募集した。鈴木さんは、原爆ドームと白いハトを背景に、人種や国籍を超えて歌声を響かせる人たちをアクリル絵の具で描いた。「いろいろな人種や国籍の人たちが一緒に歌える平和な世界になるよう思いを込めた」と話した。 このほかの主な入賞者は次の通り。 優秀賞 神谷菜央(磐田一中1)江間真波(南部中1)木村青葉(豊田東小6)▽特選
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小学生34チームが熱戦 磐田でソフトバレー大会
バレーボールVリーグ女子2部のブレス浜松が主催するソフトバレーボール大会「イトーグループプレゼンツ ブレス浜松小学生フレンドリーカップ」(静岡新聞社・静岡放送共催)が3日、磐田市見付の市総合体育館で開かれた。県西部から小学4年生以下の34チームが出場し、熱戦を繰り広げた。 出場チームは5グループに分かれて予選リーグと決勝トーナメントを戦い、それぞれ順位を争った。元バレー女子日本代表で、ブレス浜松の大林素子ゼネラルマネジャーも観戦し、大会を盛り上げた。終了後には、各グループの優勝チームとブレス浜松OGのエキシビションマッチも行われた。 各グループの優勝チームは次の通り。 和田岡バレーボールスポ
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「毒のいきもの」集合 浜松・ウォット×磐田・竜洋昆虫自然観察公園が合同企画
浜松市西区舞阪町の浜名湖体験学習施設「ウォット」と磐田市大中瀬の市竜洋昆虫自然観察公園で12月10日まで、2施設合同特別企画「毒のいきもの展」が開かれている。 ウォットでは、背びれや胸びれのとげに毒を持つゴンズイ、皮膚や内臓にテトロドトキシンと呼ばれる毒があるフグの仲間など、浜名湖に生息する30種以上の水生生物を展示している。解説板を見ながら空欄を埋めるクイズラリーも実施していて、生態や毒の種類を学ぶことができる。 竜洋昆虫自然観察公園では、世界最大級のオオムカデをはじめ、毒を持つクモやハチ、カエルといった計約20種を集めた。芽に毒があるジャガイモが回転する台座に乗せられた展示など、ユニ
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新ビジネス創出へ 産業振興フェア 磐田で10、11日
第13回産業振興フェアinいわた(磐田市、磐田商工会議所、市商工会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が10、11の両日、磐田市のアミューズ豊田で開かれる。県西部を中心に過去最多の186社・団体が出展し、最新の技術やサービスを紹介する。 テーマは「次世代技術で産業構造を転換」。光技術やデジタルトランスフォーメーション(DX)、次世代輸送機器・農業・医療、脱炭素など、新分野や技術革新を前面に出した展示を行い、新たなビジネス創出に向けた商談やマッチングを促す。 10日は新事業開発についての討論会、DXや脱炭素化のセミナーなどを予定し、11日にはエシカル消費の講演会や就活支援の企業ブース訪問ツアー、子
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磐田管内は0.89倍 4カ月ぶり下落 有効求人倍率
磐田公共職業安定所(ハローワーク磐田)が31日発表した9月の有効求人倍率(実数値)は、0・89倍と前月を0・02ポイント下回った。下落は4カ月ぶり。 有効求人数はほぼ前月並みの3792人だったのに対し、有効求職者数は2・6%増の4226人となった。担当者は「家計への物価高の影響を補うため、求職する人が出てきた可能性がある」と分析した。新規求人倍率は1・52倍と前月から0・12ポイント上昇した。 産業別の新規求人数は、製造業が前月比7・2%増の359人。このうち輸送機器は3・4%増の120人だった。運輸・郵便業は185人と72・9%増となった。
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磐田の食と農に舌鼓 高校生企画ツアー 収穫体験や茶飲み比べ
磐田市中泉の磐田農業高生徒が企画した、地元の食と農業にスポットを当てた日帰りバスツアーがこのほど、市内で開催された。市内外の9歳から77歳までの約15人が参加し、楽しみながら磐田の魅力に触れた。 生産流通科の生徒4人が“乗務員”として、バスの乗降誘導や下車後の観光案内を担当した。いわた茶を生産し、カフェも営業する「お茶のかねまつ」(同市岩井)では、生徒から抹茶の原料になる碾茶(てんちゃ)の栽培方法や煎茶との違い、おいしい入れ方などについて説明を受けた。その後、茶を飲み比べて茶菓子も味わった。 年間約50品目の野菜を有機栽培する「鬼頭農園」(同市神増)では、エビイモの収穫体験や採れたてのニンジ
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「我こそはインフルエンサー」 “SNS映え”スキル習得 磐田でワークショップ
磐田市は1日、市内の観光・歴史資源をSNSで発信する事業「我こそはインフルエンサー」の参加者を対象に、情報発信力の強化に向けたワークショップを竜洋海洋公園レストハウス「しおさい竜洋」(同市駒場)で開いた。受講した6人は効果的な投稿や“SNS映え”する写真の撮影方法などを習得した。 約4.3万人のフォロワーを持つ浜松市の女性インスタグラマーが講師を務めた。「スマホは画面が小さいため、迫力がある写真が目に入りやすい」とし、撮影時のカメラの向きや構図、加工のこつを紹介。参加者はアドバイスを受けながら公園内を歩き、ヤシの木や青空などを撮影して市の魅力を伝えるためのスキルを身
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立体感ある布アート 10日まで浜松市中区で教室作品展
浜松市、磐田市で布アート教室を主宰する高木君代さん=浜松市南区=と受講生による作品展「ハンカチ・布で楽しむ3Dアート展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が1日、同市中区のホテルコンコルド浜松で始まった。10日まで。完成まで1年という力作の数々が並ぶ。 月に一度の講座で制作した20点を出展。着物やハンカチの模様を利用して立体感のある作品に仕上げている。ハンカチを5枚使用し、白やピンクの鮮やかな花を咲かせるコスモス、チューリップなど技巧を凝らした作品を来場者が興味深そうに眺めている。
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証明書 自宅で申請・受け取り可能に 磐田市「行かない窓口」開始
磐田市は1日、スマートフォンやタブレット端末で証明書類の発行を申請し、自宅で受け取れる新サービスを開始した。市役所や支所に行く手間を省く「行かない窓口」の一環。市民の利便性向上のほか、来庁者の混雑緩和につなげる。 対象は、住民票の写しや戸籍謄抄本、所得証明書など11種類。申請にはマイナンバーカードを読み取り、本人確認を行うアプリ「マイナサイン」のインストールが必要になる。 市のホームページにある専用フォームで個人情報など必要事項を入力し、マイナンバーカードを読み込んで本人確認を行う。市から審査完了のメールが届いたら、クレジットカードかPayPay(ペイペイ)で手数料などを支払う。市は決済
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伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)ら2回戦へ 卓球
卓球の世界ツアー、チャンピオンズ・フランクフルトは31日、ドイツのフランクフルトでシングルス1回戦が行われ、男子は張本智和(智和企画)が張禹珍(韓国)に3-2で競り勝ち、2回戦に進んだ。女子は伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)がエジプト選手を3-1で退けた。