磐田市の記事一覧
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経済の好循環実現へ貢献 荻野明彦・大和証券グループ本社社長インタビュー 「資産価値最大化」経営の柱に
国内182拠点、世界23カ国・地域にネットワークを持つ総合証券グループのトップに4月、就任した。新中期経営計画(2024~26年度)で、顧客の「資産価値最大化」を経営戦略の基本方針に掲げる。4拠点を構える出身地の静岡県を重点地域の一つと捉える。 ―静岡県市場の評価は。 「大都市圏の間に位置し、全国10番目の人口を誇るなど、経済成長のポテンシャルが高い。1県で浜松、静岡、沼津の3支店と藤枝営業所の計4拠点体制の規模は、東名阪の大都市圏以外では数少ない」 ―金融市場が活性化している。 「社長に就くタイミングで、自身が入社した年以来、34年ぶりに日経平均株価が最高値を更新したことは運命的
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県人口353万162人 1日現在 前月比2047人減
静岡県がこのほど公表した7月1日現在の推計人口は前月に比べて2047人減の353万162人だった。推計人口の減少は2カ月連続。社会動態も3カ月ぶりに減少に転じた。 転入数から転出数を引いた社会動態は158人減(転入8910人、転出9068人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は1889人減(出生1428人、死亡3317人)だった。 推計人口を市町別にみると、増加したのは掛川市2人、吉田町1人。減少したのは33市町で、最大の浜松市が446人。以下は静岡市291人、湖西市142人、沼津市117人など。 社会動態が増加したのは14市町で、富士市の82人を筆頭に、掛川市43人、島田市24人、磐田市2
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静岡県公安委員長 稲田氏を再任 新委員に三輪氏
静岡県公安委員会の委員長に31日、三島信用金庫名誉顧問の稲田精治氏(78)=三島市=が再任される。県警が25日に発表した。2期目の委員長の任期は2025年7月30日までの1年間。 8月7日にはNPO法人サンサンいわた理事長の三輪浜子氏(64)=磐田市、写真=が新委員に就任する。任期満了に伴って8月6日に退任するNPO法人浜松子どもとメディアリテラシー研究所理事長の長沢弘子氏(64)=浜松市中央区=の後任。任期は3年間。 三輪氏は県社会福祉審議会や県障害者施策推進協議会などの委員を経験し、現在は磐田市民生委員推薦会の職に就いている。 長沢氏は18年8月に県公安委員に就任し、現在2期目。
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張本智 早田組 北朝鮮と初戦 卓球混合複【パリ五輪】
卓球混合ダブルスで第2シードの張本智和(智和企画)早田ひな(日本生命)組は、日本勢として3年前の東京五輪の水谷隼、伊藤美誠(ともに磐田市出身)組に続く金メダルに挑む。24日の組み合わせ抽選で、27日の1回戦は北朝鮮ペアとの対戦が決まった。張本智は「(出場3種目のうち)一番メダルの可能性があると自覚している」と表情を引き締める。 「はりひな」ペアは抽選に先立ち、試合会場で初練習した。練習時間に割り当てられた30分間でサーブとレシーブからの動きを入念に確認。早田は「思ったよりもいい練習ができた」と充実感をにじませた。 中国の王楚欽、韓国の林鐘勲[イムジョンフン]ら強敵となるペアには左利きの男
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弓道全国「8位入賞目指す」 磐田東中男子団体が抱負
8月17日に東京都で開幕する「第21回全国中学校弓道大会」に初出場する磐田東中弓道部男子団体のメンバーが24日、磐田市役所を訪れ、山本敏治教育長に抱負を語った。 来庁したのは2年寺田莉久さん、長岡宗右さん、鈴木統真さん、3年片桐琉楓さんの4人。6月に県武道館で開かれた県大会で36射14中の成績で全15チームのうち2チームに残った。2チームによるサドンデスで三ツ星学園に競り勝ち、全国への切符をつかんだ。 サドンデスの1人目で的中させた寺田さんは「普段とは違う場所でも集中して力を出したい」と意気込み、個人戦でも全国出場を決めた長岡さんは「個人、団体ともに8位入賞を目指したい」と話した。
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全国総体、高総文祭へ決意 磐田南高生「悔いないよう全力で」
今夏の全国高校総体や全国高校総合文化祭などに出場する磐田南高の生徒たちが24日、磐田市役所を訪れ、草地博昭市長に大舞台での決意を語った。 同校からは全日制と定時制を合わせて14人が全国大会に挑む。地学部3年西垣帆高さんは「ここにいるみんなが青春をかけて準備してきた。悔いのないよう全力で取り組む」と述べた。 このほか全国大会への出場者は次の通り。 【全日制】剣道 坂本翔太郎(3年)▽ヨット 出口美帆(同)▽フェンシング 山内乃綾(同)▽かるた 栗山華菜子(同)▽自然科学部門研究発表 川島瑛斗(同)、沖陸正(同)▽写真部門 福井南月(同)▽美術・工芸部門 鈴木夏望(2年)【定時制】陸上 ヨ
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磐田・豊田町卓球スポ少 夏の全国大会へ 6人が活躍誓う
神戸市で26日に開幕する全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)に出場する磐田市の豊田町卓球スポーツ少年団の児童6人が23日、市役所に山本敏治教育長を訪ね、大会での活躍を誓った。 出場するのは磐田東部小6年竹下翠さん、磐田豊田北部小4年小池真桜さん、浜松泉小4年吉村風花さん、掛川中央小2年小松原優那さん、磐田豊田北部小1年小池柑乃さん、浜松泉小1年吉村百花さん。6人は5月の静岡県大会個人戦で上位入賞し、出場権を得た。 竹下さん、小池真さん、吉村風さんの3人は8月に東京都で開かれる全国大会で団体戦にも出場する。最年長の竹下さんは「個人ベスト32、団体は1勝を目指す」と意気込んだ。
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ゴボウ、いっぱい採れたよ! 磐田の園児が収穫体験
磐田市の大藤、豊岡こども園、豊岡南幼稚園の年長園児45人が18日、同市寺谷の畑でゴボウの収穫を体験した。 農業稲垣明久さん(70)=同市大久保=が3園合同の体験活動を受け入れ、柔らかくて生でも食べられるサラダゴボウの収穫を手ほどきした。園児は30センチ以上に伸びたゴボウを畝から引き抜き、「いっぱい採れた」などと歓声を上げた。収穫したゴボウは持ち帰り、自宅や園で味わうという。 稲垣さんは地元の子どもたちに農業や旬の農産物に触れてもらおうと、ゴボウのほか、茶や白ネギの収穫体験の場を提供している。
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バイク観光で地域振興へ デイトナと西遠6商工会 パートナー協定締結
二輪車関連用品製造のデイトナ(森町)と西遠地区の6商工会が23日、観光パートナー協定を締結した。二輪愛好家向けの観光プランの開発やSNSによる魅力発信などで協力し、浜名湖周辺や中山間地の活性化を図る。同社が県内で観光協定を結ぶのは、磐田市観光協会に続き2カ所目。同日、湖西市の新居町商工会館で締結式を行った。 西遠地区商工会連絡協議会に所属する浜名、奥浜名湖、湖西市、天竜、浜北、新居町の6商工会が参加。同社の織田哲司社長と同協議会長の吉田清和・浜名商工会長が協定書に署名した。吉田会長は「観光に的を絞りながら、地域の商店が盛り上がる事業を進めたい」と意気込んだ。 同社はこれまで愛知県内などの
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太田川水系治水「事業の促進を」 期成同盟会、袋井市長ら国交省に
袋井、磐田、掛川、森の4市町でつくる太田川水系治水対策推進期成同盟会が23日、国土交通省に治水関係予算の確保や河川改修事業の促進を要望した。会長の大場規之袋井市長と副会長の草地博昭磐田市長、久保田崇掛川市長、太田康雄森町長らが同省で堂故茂副大臣に文書を提出した。 太田川水系の敷地川が2年連続で台風による決壊や護岸崩壊の被害に見舞われたことを踏まえ、予算確保に加えて自治体独自の対策を後押しする「緊急自然災害防止対策事業債」などの制度活用期間延長も求めた。河川改修は、流域全体への影響が大きい太田川河口付近や敷地川の事業加速化を働きかけた。 袋井市は柳原雨水ポンプ場整備事業について、下水道防災
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三遠南信道など推進を 浜松市長ら国に要望 期成同盟会4団体
三遠南信自動車道や天竜川治水に関する期成同盟会4団体が23日、各事業の着実な推進を国土交通省に要望した。浜松市の中野祐介市長、磐田市の草地博昭市長、湖西市の影山剛士市長が同省を訪ね、小鑓隆史政務官に文書を手渡した。 三遠南信道は水窪佐久間道路(14キロ)など事業中区間の整備促進、青崩峠道路の開通見通しの早期提示を要請した。浜松商工会議所の斉藤薫会頭と静岡県トラック協会の佐野寛会長も同席し、国道1号浜松バイパス(長鶴-中田島、6・4キロ)の立体化や現道拡幅が物流の時間短縮や生産性向上につながるとして、産業界の期待とともに事業促進や予算確保を働きかけた。 天竜川の治水対策ではダム再編事業の促
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全日本小学生選手権で「勝ちたい」 阿多古ソフトテニスクラブの3人 浜松市教育長に報告
浜松市天竜区の阿多古ソフトテニスクラブに所属する小学生3人が22日、同市中央区の市教委を訪れ、8月1~4日に岡山市で開催される第41回全日本小学生ソフトテニス選手権大会に出場すると宮崎正教育長に報告した。 5月の静岡県大会で、浜名区の北浜北小6年鈴木愛矢さん、磐田市の磐田南小6年山田怜紀さんのペアは男子の部準優勝、袋井市の山名小6年後藤嘉心さんは女子の部優勝し、全国切符を手にした。それぞれ「粘り強くプレーしたい」「一つでも多く勝ちたい」などと抱負を述べ、宮崎教育長から「努力のたまもの。素晴らしい」とたたえられた。
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息合ったハーモニカ演奏 浜松・天竜区龍山で交流会
浜松市天竜区龍山町の龍山ハーモニカバンドは21日、「第17回龍山ハーモニカ交流演奏会」を同町の龍山森林文化会館で開いた。市内外の個人と団体が参加し、見事な音色を響かせた。 ソロと複数人で演奏するアンサンブルの2部構成で実施した。磐田市の3人組「ハーモニカトリオNUN」は雰囲気やテンポの異なる「月の沙漠」と「早春賦」を息の合った演奏で披露。浜松市浜名区の4人組「ホーリーホックフレンズ」はコードハーモニカとバスハーモニカを使い、迫力のある演奏を繰り広げた。 トリを務めた龍山ハーモニカバンドは「今日の日はさようなら」を演奏し、曲に合わせて出演者や観客が全員で一緒に歌って演奏会を締めくくった。
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「空飛ぶクルマ」導入促進 静岡県PT初会合 27年度商用運航開始目指す
未来の移動手段として期待される「空飛ぶクルマ」などの次世代エアモビリティ導入の先進地域を目指す県庁内プロジェクトチーム(PT)の初会合が22日、県庁で開かれ、静岡県は商用運航の開始目標を2027年度と定めてロードマップ(工程表)を策定する方針を確認した。新年度予算案への事業費計上に向け、8月中の中間まとめを経て、年内のロードマップ策定を目指す。 県は、運航事業者との連携体制を構築している強みや、航路検討に3次元点群データを活用できる優位性を生かし、全国に先行したい考え。 国の動向を踏まえて実運用開始が最短でも27年度と見込み、特定エリア内の遊覧運航などを同年度に開始する目標を設定。30年
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誕生「第2のインターハイ」 男子サッカー全国強豪勢ぞろい! 磐田などで31日開幕 前橋育英、浜松開誠館…29校参戦へ
磐田市などを舞台に、全国高校総体への出場を逃した男子サッカーの強豪校が真剣勝負を繰り広げる新しい全国大会が今夏、誕生する。全国優勝の経験がある前橋育英(群馬)、流通経済大柏(千葉)、岡山学芸館(岡山)など全国各地の29校が参戦し、31日に開幕する。「第2のインターハイ」として発案した実行委員長で磐田西の大久保翔悟監督(36)は「どの学校もトップチームで参加し、本気の戦いを見せてくれる」としている。 初開催の「コネクティングコミュニティ杯in磐田」は、磐田市のゆめりあ、竜洋スポーツ公園、安久路公園、掛川市のつま恋リゾート彩の郷の4会場で、予選リーグと順位決定戦を展開する。決勝戦は8月4日に竜
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そろばん日本一へ 磐田市の代表4人が抱負 7月28日、兵庫で大会
28日に兵庫県で開かれる「そろばんグランプリジャパン2024(そろばん日本一決定戦)」に出場する磐田市の生徒らがこのほど、市役所に草地博昭市長を訪ね、抱負を語った。 来庁したのはスクール部門の辻佑唯さん(浜松西高中等部2)と高梨朱里さん(磐田南高1)、シニア部門の氏原翔さん(浜松医科大4)と荒井菫さん(浜松いわた信用金庫)の4人。4人は4月に静岡市で開かれた各部門の県予選で優勝などの好成績を収め、全国大会への切符を手にした。全国ではかけ算やみとり算など6種目の合計得点で競う総合競技などに臨む。 出場者は市長に「練習の成果を発揮したい」「10番以内に残る」などと意気込みをそれぞれ述べた。
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飲酒運転撲滅へ 取り締まり強化 磐田署と袋井署
磐田署と袋井署はこのほど、夏の交通安全県民運動の一環として、飲酒運転撲滅と交通事故抑止を図るため、磐田市と袋井市の境に近い袋井市新池の市道で検問を実施した。 両署員計約20人が、会食を終えた人々が帰宅し始める午後9時から約1時間にわたって取り締まりを行った。通行車両を1台ずつ止めて、運転手が酒を飲んでいるかについて、顔色や目つきを見たり、感知器を用いたりして確認した。
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岡本陽さん(磐田市・富士見小2年)「1位取りたい」 全日本空手道選手権大会の健闘誓う
今夏の全日本少年少女空手道選手権大会に出場する磐田市立富士見小2年の岡本陽さん(8)が22日、市役所に山本敏治教育長を訪ね、大舞台での健闘を誓った。 出場するのは小2女子の形競技で、各都道府県代表の93人がトーナメントで順位を争う。岡本さんは4月の県大会で4位に入り、2年連続の全日本出場を決めた。岡本さんは「練習でできた形をそのまま大会で見せて、1位を取りたい」と抱負を語り、大会用の形を披露した。 山本教育長は「自分のリズムで力を発揮して」とエールを送った。全日本大会は8月8~10日に都内で開かれる。
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80キロ超カジキ釣り上げV コンテンダー(磐田)、浜名湖ヘミングウェイカップ閉幕
日本とキューバのスポーツ文化交流事業「浜名湖キューバ ヘミングウェイカップ」(県と浜松、湖西両市、静岡新聞社・静岡放送などでつくる実行委員会主催)は最終日の21日、メインイベントのスポーツフィッシングの表彰式を湖西市新居町の浜名港会場で行った。出場20チームのうち、初日に80キロ超を釣り上げた「コンテンダー」(磐田市)が初優勝し、浜名湖エリアで2日間行われたイベントは閉幕した。 コンテンダーは同市の福田漁港から南へ沖合約40キロの場所で体長約2・7メートル、重さ80・6キロのクロカジキを釣り上げた。最終日にも別チームに1本の釣果があったが、コンテンダーには及ばなかった。表彰式では、駐日キュ
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ピンク色キリギリス捕まえた! 浜松・雄踏小1年生、鈴木さん「みんなに見てもらいたい」
浜松市中央区の雄踏小1年の鈴木凰玄さん(6)が、校内の草むらで全長3センチほどの鮮やかなピンク色のキリギリスを捕まえた。専門家によると、キリギリスの仲間のクビキリギスとみられ、まれにピンクの個体が発生するという。 17日夕、放課後児童会の時間に見つけ、虫捕り網と手で捕まえた。普段よく見る緑色の個体と違うため、生き物に詳しい児童支援員の元に一目散に駆けつけて驚きの発見を報告した。 磐田市の竜洋昆虫自然観察公園によると、クビキリギスは通常、緑や茶色の個体が多く、別種のキリギリスとは異なり冬場を卵ではなく成虫の状態で越すという。鈴木さんは「珍しいと思って捕まえた。みんなに見てもらいたい」と話し
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タックル楽しい! 袋井の園児がラグビー体験 15人制女子日本代表ら指導
袋井市愛野のエコパスタジアムで15人制ラグビー女子日本代表戦が行われるのを前に、日本ラグビー協会は20日、ラグビー体験会を同市久能のさわやかアリーナで開いた。日本代表の斎藤聖奈、永田虹歩の両選手をはじめ、同市を拠点とする女子7人制チーム「アザレア・セブン」の選手が講師となり、子どもたちにラグビーの楽しさを伝えるとともに代表戦をPRした。 愛ノ宮保育園(同市)の年長園児と保護者ら計約50人が参加した。園児は選手からの手ほどきを受け、ボールを抱えて体当たりするタックルに挑戦。斎藤選手が力強いタックルを実演すると歓声を上げた。体を高く持ち上げられた状態でボールを取るラインアウトなど、代表的なプ
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いわた夏祭り 家族連れ楽しむ ジュビロードに露店、ステージ
磐田市中心部の夏の風物詩イベント「いわた夏祭り」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が20日、JR磐田駅北口のジュビロードで開かれた。今年は会場を広げたことで過去最多の約70店の露店やキッチンカーが並び、多くの家族連れらでにぎわった。 会場にはかき氷やたこ焼きといった飲食をはじめ、メダカ釣りやヨーヨーすくいなどの夏らしい屋台が出店。浴衣や甚平姿の来客が多彩な催しを楽しんだ。ステージでは市イメージキャラクター「しっぺい」とともに、子どもたちが歌に合わせて踊りを満喫した。 スケートボード会場も初めて設けられ、初心者から経験者までが、U字型に湾曲した「ランプ」で思い思いに滑った。
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【直売・しずおかの幸】ふくの市(JA遠州中央)枝豆のサヤムスメ イチ推し
JA遠州中央の農産物直売所「ふくの市」(磐田市)は、「生産者の顔が見える店舗づくり」をモットーに、地元で採れた安全・安心・新鮮な農産物を販売しています。地域の皆さまに支えられ、今年11月に16周年を迎えます。店舗は当JA福田支店の敷地内にあります。売り場面積こそ100平方メートルと小規模ですが、この時期は新鮮野菜をはじめ、メロン、スイカ、切り花などを豊富に取りそろえています。 これからのお薦め農産物は、枝豆のサヤムスメです。当JAでは「ここならではの農産物」「ここなら買える農産物」をコンセプトに、地域の特性を生かした特産となり得る新規作物を「COCOnara農産物」として販売しています。サ
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常設展示を大幅刷新 出土品 時代順に紹介 磐田市埋蔵文化財センター
磐田市見付の市埋蔵文化財センターはこのほど、常設展示を大幅にリニューアルした。江戸~旧石器時代までさかのぼる形で、市内の遺跡出土品329点を入り口から順に展示。国重要文化財「明ケ島古墳群出土土製品」も公開している。 出土品は「近世・中世」「平安・奈良」「古墳」「弥生」「縄文・旧石器」と時代ごとに小コーナーを構成して紹介。発掘調査時の写真や資料も掲示する。 明ケ島古墳群出土土製品は古墳コーナーに並べた。約1600年前に祭祀(さいし)で使われたとされる高さ約10センチの立体像は動物をはじめ武器、農工具などをかたどっており、当時の人々の信仰や生活の様子、道具の変遷を知ることができる。 (磐田支局・
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リュウゼツラン 78年ぶりに開花 磐田・大久保家庭園
磐田市見付の大久保家の庭園で、数十年に一度花をつける中南米原産の多肉植物「リュウゼツラン」が開花した。同庭園では1946年以来、78年ぶり。 高さ約8メートル。5月から茎が伸び、6月には緑色のつぼみがついた。7月に入り茎の下の方から順に黄色の花が咲き始めた。 遠江国の総社淡海国玉神社の神職を務めた大久保家は、国指定史跡「旧見付学校」の建設に関わった14代忠利などを輩出。リュウゼツランは忠利の長男初太郎が大正期に植えたという。 初太郎の孫伊藤紘子さん(80)はリュウゼツランの前で撮った78年前の家族写真を眺め「最近はリュウゼツランが疲れているように見えたので、開花してうれしかった」と話した。
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記者コラム「清流」 地元の話題 丁寧に発信
先日、磐田市福田地区の郷土食「かつおのみそたたき」について取材した。カツオの身を包丁でたたいた後、ショウガやネギなどの薬味とみそで絡めてつくるナメロウに似た料理。酒好きにはたまらない逸品だ。 食べられ始めた時期や由来ははっきりしなかった。一方、地元住民からは「88歳の祖父が子どもの頃にはすでにあった」「昔は船の上で漁師がサクッと食べていた」「食中毒対策のためでは」といった多様な意見が寄せられ、先人たちの知恵や情熱に想像を巡らせながら楽しんで執筆できた。 実は取材前、みそたたきと聞いて表面をあぶる「土佐造り」のようなものを想像していた。支局に着任し約2年だがまだまだ知らないことがある。管内
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優秀安全運転 21事業所表彰 県警など
静岡県警と自動車安全運転センター県事務所はこのほど、同センターが発行している運転記録証明書を有効活用し、従業員の交通事故防止と安全意識向上に努める優秀安全運転事業所の表彰式を静岡市葵区で行った。 表彰は金賞が10事業所、銀賞が11事業所。各事業所の代表者が静岡中央署での表彰式に出席し、県警の加藤悟交通部長と同事務所の北沢博所長から表彰状と記念品の盾を受け取った。 事業所は次の通り。 【金賞】しずてつジャストライン鳥坂営業所(静岡市清水区)しずてつジャストライン本社(同市葵区)岡村建設工業(焼津市)しずてつジャストライン浜岡営業所(御前崎市)新潟運輸掛川支店(掛川市)袋井清掃(袋井市)北
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「こども計画」策定へ審議 磐田市、権利条例制定も
磐田市は18日、本年度の第1回子ども・子育て会議を同市国府台のiプラザで開いた。こども基本法に基づく「こども計画」の策定と「こどもの権利条例」(ともに仮称)の制定に向けた審議に入った。 市は、2025年度から5年間の同計画の対象に、20~30代の若い世代も組み込む方針を示した。従来の子ども・子育て支援事業計画に盛り込んでいる母子保健や教育・保育の充実などに加え、いじめやひきこもり、ヤングケアラーといった困難な状況に置かれた子ども・若者への支援、少子化対策となる結婚のサポート、子どもの居場所づくりなどの事業も含めるという。 権利条例は差別の禁止や子どもの意見尊重などの原則を採り入れるとした。今
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法令順守意識など職員調査結果 報告 磐田市コンプライアンス委員会
磐田市は18日、第三者組織「市コンプライアンス委員会」の本年度会合を市役所で開いた。全職員を対象に法令順守意識などの実態を調査したアンケート結果を報告した。 昨年12月に無記名形式で調査し、89・3%に当たる1967人から回答を得た。各職場のコンプライアンス面で気になることについての設問では「特になし」が28・5%で最も多く、「法令やルールに対する十分な確認・理解不足」が16・0%、「個人情報の取り扱い」が14・5%だった。市のコンプライアンス行動指針については「1度は読んだことがある」「必要に応じて読み返している」が計89・4%と、前回(2021年)から14・5ポイント上昇した。 全6
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投票用紙リサイクル 静岡県内に広がる 7市合同で247万枚 焼却せずCO2削減へ
三島市など静岡県内自治体が17日、使用済み投票用紙のリサイクルに合同で取り組んだ。昨年6月に初めて4市合同で実施し、今回は7市に広域化。回収量も約247万枚と倍増した。18日までの2日間で回収し、二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。 5月の知事選に伴い、三島市が県内全域に呼びかけて実施した。今回は昨年行った三島、裾野、富士宮、磐田の4市に、伊豆の国、静岡、袋井の3市が加わった。ほかにも関心を示す自治体があったが、知事選の急な実施で補正予算に処理費用を盛り込めず、見送ったケースもあったという。 プラスチック製の投票用紙の処分は、県内では焼却処分が中心。回収した投票用紙は粉砕・溶解処
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⚽ジュビロ磐田DF西久保、空中戦で存在感 「印象いい」次節・京都戦へ意欲
J1磐田のDF西久保駿介(20)が空中戦の強さで存在感を示している。0―5と大敗を喫した前節湘南戦でも後半開始からピッチに立ち、肉弾戦で競り勝ち最後まで諦めない姿勢を見せた。次節20日の19位京都戦は、16位の磐田にとって浮沈を左右する大事な一戦。前回対戦で1得点1アシストをマークした西久保は「印象はいい」と再現を誓う。 J2千葉から今季磐田に加わり、J1デビューした開幕戦の神戸戦では強度の違いを実感したが、跳躍力を武器にここまで17試合に出場。劣勢の展開で途中出場した湘南戦は横内監督から「ハイボールのターゲットになれる」と起爆剤として投入され、期待に応えた。それでも本人は「空中戦で良さを
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磐田の宇藤さん 2カ月連続優勝 日本将棋連盟浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の7月大会がこのほど、浜松市浜名区のサンライフ浜北で開かれた。91人が参加し、最強のSクラスで磐田市の宇藤敬行さんが6月大会に続き優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①宇藤敬行(磐田市)②寺崎勝(中央区)③稲場渉(浜名区)④赤羽優太(中央区)⑤内山透(同)▽A ①岸智之(静岡市葵区)②池谷芳久(中央区)③菅沼優星(磐田市)④大橋翔太郎(同)⑤落合雅巳(菊川市)▽B ①花本真也(中央区)②鶴見晃輔(浜名区)③森孝彰(中央区)④村松清(同)⑤北島耕太郎(同)▽C ①中村敏男(同)②赤松賢伸(天竜区)③松岡優人(中央区)④高柳長男(掛川市)⑤鈴木与四郎(中央区)▽D ①
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特殊詐欺被害防止へ活動強化 磐田署管内防犯協が理事会
磐田署管内防犯協会の理事会がこのほど、同署で開かれた。防犯対策や特殊詐欺被害防止活動の推進など本年度の事業計画を決めた。 会長の草地博昭市長は冒頭で、能登半島地震の被災地で避難中の家屋への空き巣被害が確認された事例に触れながら「磐田で水害が起きた際、親戚の家に身を寄せている市民からは心配と不安の声が聞かれた。災害だけでなく、その後の防犯についても力を入れなければいけない」と述べた。 石川真署長は、著名人らをかたって投資に勧誘する「投資詐欺」や相手に恋愛感情を抱かせる「ロマンス詐欺」など巧妙かつ複雑化する特殊詐欺の手口に危機感を示し「ターゲットが高齢者から若年層にまで及び、幅広く被害防止を
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思い込めた力作 28点並ぶ 21日まで磐田市書道連盟展
第48回磐田市書道連盟展(静岡新聞社・静岡放送後援)が21日まで、同市見付の市立中央図書館で開かれている。 会員18人がこの1年間で手がけた新作を中心に、漢詩や和歌、篆刻(てんこく)など多彩な28点が並ぶ。展覧会に出品したり、連盟展のために書き下ろしたりした力作ぞろい。亡くなっためいへの思いを込めた「イノリ(いのり)」、高校に入学した息子に向けた「跳(はねる)」など、力強い一文字の作品も注目を集めている。 ※イノリは示ヘンに寿の旧字体
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大麻5・8キロ、3560万円分押収 浜松市街地で栽培・所持疑い 浜松中央署など男6人逮捕
浜松市内で営利目的で大麻を栽培、所持したとして浜松中央署と静岡県警薬物銃器国際捜査課は16日までに、大麻取締法違反の疑いで男3人を、大麻を共同所持したとして同法違反の疑いで男3人を逮捕した。6人はいずれも県西部に住む。浜松市中央区の市街地にあるマンション一室や一戸建ての借家で栽培、保管していたとみられ、乾燥大麻の押収量は少なくとも5・8キロに上る。 営利目的で所持、栽培したとして逮捕されたのは会社役員の男(46)=同区中沢町=、無職の男(56)=同区幸5丁目=、会社役員の男(45)=磐田市富士見町1丁目=の3容疑者。逮捕容疑は6月3日、同区のマンションや借家で、営利目的で乾燥大麻計約4・5
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ランパス 磐田に支社開設 製造業中心 DX提案へ
スマートフォン・ウェブアプリ開発のランパス(東京都)はこのほど、磐田市に都外初の拠点となる静岡支社を開設した。全国展開の足掛かりとし、製造業を中心に業務の改善・効率化につながるデジタルトランスフォーメーション(DX)システムなどの取引拡大を目指す。 同社は首都圏を中心に情報通信や金融、物流など多業種の企業向けITサービスや、パソコン・スマホゲームの開発などを手がけている。静岡支社では、人工知能(AI)も活用し、企業の経理やスケジュール管理、製造現場の在庫・生産管理、EC(電子商取引)サイト構築など、業務のデジタル化を顧客の状況に適した形で提案する。 製造業の企業が集積している磐田市など県
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クラブ会員 優先入場検討 磐田でファンミーティング 静岡ブルーレヴズ
磐田市を拠点に活動するラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズは14日、ファンミーティングを同市中泉の磐田商工会議所会館で開いた。山谷拓志社長らが昨シーズンを振り返るとともに、2024-25シーズンの目標やファン拡大に向けた会場運営などについて説明した。 昨シーズンは6勝2分け8敗で、3季連続の8位となりプレーオフ進出に届かなかった。12月に開幕するシーズンに向けて山谷社長は「プレーオフ進出はマスト。少しでも順位を上げてタイトルに近づく」と目標を語った。事業面ではホストゲームで平均8500人の観客動員数を掲げた。 谷俊一郎ベニュー・イベント事業部マネージャーは、ミドルからコア層のファン拡
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20日に「いわた夏祭」ジュビロード 露店・キッチンカーが70店 スケボー、ラグビー体験も
磐田市中心部の夏の風物詩イベント「いわた夏祭inジュビロード」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が20日午後4時から開かれる。実行委は「夏休み最初のイベント。多くの人に遊びに来てほしい」と呼びかけている。 会場を広げ、飲食や物販の露店・キッチンカーは過去最多の約70店が並ぶ。スケートボードの体験や実演を行うエリアも初めて設ける。静岡ブルーレヴズの選手によるラグビー体験会、高校生や市民グループのダンス発表会など多彩な催しを繰り広げる。 浴衣姿などで会場内を巡ってスタンプを集めた人に地元商店や協賛企業の商品・グッズなどが当たる抽選会も予定している。 小雨決行。問い合わせは磐田商工会議
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自民党静岡県連 衆院3区支部長公募を7月23日開始 対象から宮沢氏を除外
自民党静岡県連は15日、袋井市内で衆院静岡3区の代表者会議を開き、宮沢博行元衆院議員の議員辞職に伴い空席になっている3区支部長を公募で決めるとする方針について了承を得た。出席者によると、公募期間は23日~8月1日の10日間で、3区内の12地域支部のうち1支部以上からの推薦が必要。20日の県連総務会で正式に決定する。 県連は8月中旬の支部長選任を目指し、選考委員会を設置して作業を進める。井林辰憲県連会長(衆院静岡2区)は「自民党の政策と理念を共有して、日本と静岡の将来のために働いていきたいという方は必ずいると信じている」と述べた。 宮沢氏を公募の対象から除外することも決議した。提案した江間
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磐田東高部員 全国総体へ 剣道、男女テニス 活躍誓う
夏の全国高校総合体育大会に出場する磐田東高テニス部と剣道部の生徒14人がこのほど、磐田市役所を訪れ、草地博昭市長に大舞台での活躍を誓った。 県予選で男子テニス部は初の団体優勝とダブルス優勝、シングルス優勝の“三冠”を達成。女子テニス部はシングルスで準優勝と3位。男子剣道部は団体、個人ともに優勝し、それぞれ全国への切符を手にした。 初の団体優勝に貢献したテニス部3年三坂悠真さんは「練習した成果を発揮して勝ち進みたい」と話した。個人戦で優勝した剣道部3年菊前陽さんは「県大会では3年生の意地を出して優勝できた。全国では団体8位、個人3位以上に入る」と抱負を述べた。 全国大会に出場する他の生徒は次の
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【第4章】大震災の「悪夢」 家具の固定から再出発痛【いのち守る・防災しずおか 東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える 半割れ発生(後編)⑩完】
四国沖でマグニチュード(M)8.0の大地震が起き、気象庁が後発地震への警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表してから約1年半が経過した。津波浸水想定区域に住む要配慮者らに事前避難が呼びかけられた「地震発生から1週間」はとうに過ぎ、市民が自宅での通常生活に戻った中、「その日」は突然訪れた。 避難所が混み合い、車の中で過ごす時間が長くなっていた東海伊豆美さん(68)は、長く同じ姿勢でいると血の塊ができて血管に詰まるエコノミークラス症候群を発症し、意識を失った。 「しっかりしろ、伊豆美!」。ストレッチャー(車輪付きの担架)で病院内に運び込まれる伊豆美さんに、夫の駿河さん
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磐田市「ラーケーション」導入 学び目的の休暇 9月、とよおか学府で先行
磐田市の草地博昭市長は12日の定例記者会見で、小中学生が平日でも学びを目的に休みを取得できる制度「ラーケーション」について、市教委が9月からとよおか学府の小中3校に先行導入すると発表した。子どもが家族と一緒に主体的な探究学習に取り組む機会に役立ててもらう。 ラーケーションは「ラーニング(学習)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語。愛知県など全国の一部自治体が導入していて、県内では同市が初になる。市教委は同制度を「いえたん磐田」と銘打ち、本年度は同学府の豊岡中、豊岡南、豊岡北小をモデル校に指定した。課題や効果などを検証し、2025年度以降の導入校拡大を検討する。 同制度では年3回
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熱中症予防「クーリングシェルター」 磐田市30施設開放
磐田市は12日、熱中症予防の避暑施設「クーリングシェルター」に公共施設や民間店舗の計30カ所を指定したと発表した。冷房が効いた施設を無料開放し、厳しい暑さによる熱中症リスクを避ける休息場所に活用してもらう。 指定したのは、市役所西庁舎や支所、交流センターなど市の施設25カ所と、ドラッグストアなど民間の5カ所。のぼり旗を目印として掲げる。市は50施設以上の指定を目指し、クーリングシェルターとして協力してくれる民間施設を募っている。 環境省が熱中症特別警戒情報を発表した際に開放することになっているが、草地博昭市長は「特別警戒情報が発表されていなくても、危険だと判断したら気軽に利用してほしい」
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磐田ポッカ食品 竜洋西小に“出張” 粉末スープの加工技術紹介
磐田市と包括連携協定を結んでいる磐田ポッカ食品は10日、同市川袋の竜洋西小で出張工場見学を開いた。3、4年生計約140人が粉末スープの製造・加工技術や工場内の衛生管理について学んだ。 講師を務めた同社社員が粉末スープの加工技術について紹介。児童は、湯に溶けやすくする同社の「造粒技術」を使ったスープ粉末と、そうでない粉末の2種類にそれぞれ湯を注ぎ、溶けやすさを比較した。 工場で使われている作業服に着替え、髪の毛などの異物混入リスクを回避するための衛生管理の重要性にも理解を深めた。3年太田和玖さん(9)は「特に手首、足首がきつくて着るのも脱ぐのも難しかった」と話した。
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地元産一番茶約20キロ贈呈 磐田・大藤小に 磐田製茶業組合
磐田製茶業組合は11日、磐田市大久保の大藤小に地元産一番茶約20キロ分を贈った。同校で行われた贈呈式には全校生徒ら約300人が参加。代表児童が、大島基男組合長から茶葉の入った段ボールを受け取った。 周囲が茶畑で囲まれた大藤小ではお茶に関わる体験を通じて地域に愛着を持ってもらおうと、地元茶農家から寄せられた茶葉で、給食時に緑茶を飲んでいる。 6年阿部愛央さんは「お茶が大好きなので、給食にお茶が出てくることがとてもうれしい。これからもお茶を育ててくれる人や(お茶を)届けてくれる人への感謝の気持ちを忘れずに、おいしく飲みたい」と話した。
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中小企業のCN支援へ 浜松市などセミナー 先進事例など紹介
2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル(CN)」の実現に向け、浜松市や浜松地域イノベーション推進機構、浜松商工会議所は11日、「中小企業のための脱炭素経営セミナー」を中央区で開いた。中小企業の関係者約200人が参加し、講演やパネルディスカッションなどを通じて省エネやCN対応についての考え方、先進事例などを学んだ。 パネルディスカッションには、ソミックマネージメントホールディングス(磐田市)の石川雅洋社長、沢根スプリング(浜松市中央区)の沢根巨樹社長、平出章商店(同)の平出慎一郎社長が登壇。エネルギー使用量を可視化することによって現状を把握した上で、効率性の
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磐田市議会が閉会 予算案など20議案可決
磐田市議会6月定例会は11日、最終本会議を開き、2024年度一般会計補正予算案など20議案を原案通り可決し、閉会した。
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夏の交通安全運動始まる 事故防止呼びかけ 磐田市
磐田市では市職員や磐田署員、交通安全協会磐田地区支部など関係団体、地域ボランティアが、通勤通学者らが行き交う竜洋西小(同市川袋)付近でのぼり旗を手に事故防止を呼びかけた。 参加者は「シートベルトを締めて」「防衛運転」などと記されたのぼり旗を掲げ、通行車両の運転手に交通ルールの順守を訴えた。自転車利用者にはヘルメット着用の努力義務化を周知しながら、登校する児童の安全確保に努めた。 街頭活動に先立ち、同市白羽の静岡銀行竜洋支店で出陣式を行った。
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リハビリ高齢者 卓球バレー白熱 磐田で体験会 体動かす機会に
磐田市小立野の通所リハビリテーション施設「リラトレくじら」で11日、日本発祥のパラスポーツ「卓球バレー」の体験会が開かれた。利用者約50人が和気あいあいと競技を楽しんだ。 6人対6人で対戦し、座ったままラケットを使って卓球台の上でピンポン球を転がす競技。同市出身の東京五輪金メダリスト水谷隼さんの母で、卓球療法士の水谷万記子さんが、運動する機会が減った高齢者に楽しみながら体を動かせる生涯スポーツとして親しんでもらおうと企画した。 万記子さんが代表を務めるボランティア団体のメンバーや日本卓球バレー連盟の役員ら6人が手ほどきした。利用者はルールを学んだ後、実際に試合を行った。徐々にプレーに熱がこも
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「一瞬の一吹きで いろいろな世界に」 調香師 新間美也さん(島田出身)
疲れた心身を癒やす香り。懐かしい人や場所を思い出す匂い。実家に帰ったときに安心する空気-。香りがもたらす幸福を味わったことがある人は多いのではないだろうか。そんな目には見えない不思議な香りを操る日本人調香師がいる。「一瞬の一吹きでいろいろな世界に行くことができる」。香水の本場フランスを拠点に活動する新間美也さん(54)=島田市出身=はそう語る。 新間さんが渡仏したのは1997年。フランスを代表する調香師に師事し、養成校に通って香りのトレーニングを受けた。その後、パリでオリジナルブランド「Miya Shinma」を立ち上げ、オーダーメード香水の調香・販売のほか、香りのレッスンや執筆も続ける
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レモン産地化へ協定 磐田市、JA遠州中央とポッカサッポロ 27年めど、買い入れ開始
磐田市とJA遠州中央は10日、ポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市)とレモンの産地化に向けた連携協定を結んだ。同社は、本格的な収穫ができるようになる2027年をめどに、磐田産レモンの買い入れを始める。 時松浩社長は「国産レモンの中で磐田が代表的な名所になるよう、責任を持って取り組む」と意欲を示した。レモンの果汁や皮などを活用した商品を検討しているという。国産レモンの生産振興に力を入れている同社は、市内での栽培指導・支援にも協力する。 市役所で、草地博昭市長、同JAの山田耕司代表理事理事長、時松社長が協定書を交わした。市とJAは本年度からレモンの産地形成に乗り出した。安定した販路とな
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磐田市 補正予算案を追加提出へ 大雨被害受け
磐田市は10日、6月28日の大雨被害を受け、被災者支援やインフラ復旧の事業費として3500万円を追加する2024年度一般会計補正予算案を、11日の市議会6月定例会に追加提出すると発表した。 半壊相当の浸水被害に遭った世帯に生活再建支援金(持ち家の複数人世帯には20万円)を支給する。被害を受けた水路や農地、林道などの復旧経費も計上した。
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若手ドライバー確保で成果 運送業キャリスター(磐田) 未経験者歓迎、免許取得を支援
トラック運転手の残業規制で物流業界の人手不足の加速が懸念される中、磐田市の運送業キャリスター(中村多希留社長)は若手ドライバー確保の面で成果を上げている。未経験者を歓迎し、免許取得を支援するなど地道な人材育成を進め、中小企業ながら社内ドライバーの約3割に当たる14人が20代以下。ドライバー総数も増え、事業の拡大につなげる。 同社は関東から関西地方で、建材や食品・食材、タイヤなど幅広い製品の中距離輸送を中心に手がけている。荷主の要望に応じた「オーダーメード物流」を売りとする。 即戦力の雇用が主流の運送業界の中で、いち早く未経験者の採用に着手した。準中型や中型、大型など運転免許の取得費用は
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甘~い「ライオンメロン」給食でパクッ! JA遠州中央、磐田市内の3小学校に無償提供
JA遠州中央メロン部会は9日、磐田市内の3小学校の児童に、温室メロンの独自ブランド「ライオンメロン」を振る舞った。子どもたちは給食のデザートで地域の特産品をほおばり、甘さたっぷりの味に笑顔を見せた。 同市小島の長野小では、全校生徒約240人が味わった。3年の村山暖依さん(8)は「ライオンメロンのことは知らなかったけど、甘くてとてもおいしい」と話した。生産者の浅井保彦さん(65)は3年生を対象にした食育授業として、甘いメロンを栽培する方法などを説明した。 同部会はブランドの認知度を高めようと毎年、収穫最盛期を迎える夏に市内小学校の給食にライオンメロンを無償提供している。今回は長野、竜洋北、
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ブラジル料理味わい文化学ぶ 磐田南高定時制2年生が交流授業
磐田市見付の磐田南高定時制で8日夜、ブラジルの文化に触れる授業「ブラジルディ」が開かれた。ブラジルやフィリピン、中国など外国にルーツがある生徒が約半数を占める同校定時制。2年生36人がブラジル料理を食べるなどして、クラスメートの母国の文化に理解を深めた。 同校によると、生徒の中にはいじめや家族の問題でつらい思いを経験し、母国にも日本にも疎外感を抱いている生徒もいるという。多文化共生を学ぶだけでなく、こうした生徒に自分の母国に誇りを持ってもらおうと、食文化の体験を通じた交流授業を企画した。6月には「フィリピンディ」も開催した。 この日は、ブラジル流のバーベキュー「シュハスコ」に欠かせないソ
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天竜川で身元不明遺体発見
磐田署は9日、磐田市十郎島の天竜川中州で、男性の遺体が見つかったと発表した。8日に通行人がうつぶせで倒れている人を発見し、交番に届けた。同署が身元や死因を調べている。同署によると、男性は60~80代くらい。身長約180センチで中肉。白髪で紺色のジャージーや半袖ポロシャツ、薄灰色の半ズボンなどを身に着け、黒色のナイロン製ボディーバッグを所持していた。左肩に10センチほどの手術痕があるという。
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安全運転技術 スズキ磐田工場の中村さん優勝 磐田地区でコンテスト
磐田地区安全運転管理協会(鈴木幸司会長)はこのほど、セーフティードライバーコンテスト磐田地区大会を磐田市見付の遠鉄磐田自動車学校で開いた。同協会に加入する8事業所から14人が参加し、中村恵さん(スズキ磐田工場)が優勝した。 参加者は交通ルールや道路標識などの知識を問う学科試験を受験。続いてコースで乗用車を運転し、右左折やクランク走行といった運転技術を審査する実技試験に挑み、合計点を競った。3位までが9月28日に静岡市で開かれる県大会に出場する。 主な成績は次の通り。 ②向居太陽(スズキ磐田工場)③小川貴司(磐田市消防本部)
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トラック点検 重要性理解 安全運行に向け意識向上へ 浜松市中央区で勉強会
静岡県トラック協会中遠支部女性部会は8日、事故防止に向けた車両整備や点検の重要性を学ぶ勉強会を浜松市中央区の整備工場「中日本オートメンテナンスファクトリー」で開いた。女性部会員9人が参加し、安全運行へ意識を高めた。 同工場を運営する輸送・自動車整備事業の山栄システム(磐田市)の山本利之社長が講師を務めた。山本社長は道路運送車両法のポイントを解説したほか、大型トラックのタイヤ脱落が引き起こす事故の危険性などを挙げ、日常点検や定期点検の徹底を呼びかけた。 参加者は整備工場も見学し、ボルトやナットの緩みがないかや、ブレーキやライトが正常に稼働するかなど、点検項目の一端に触れた。大岡正枝部会長は
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卓球スターコンテンダー・バンコク 伊藤(磐田市出身)優勝
卓球のスターコンテンダー・バンコクは7日、バンコクで行われ、シングルスで男子は張本智和(智和企画)、女子は伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が優勝した。張本智は準決勝で林昀儒(台湾)に3―1、決勝で林高遠(中国)に4―0で快勝した。伊藤は韓国選手を下して準決勝を勝ち上がり、決勝で橋本帆乃香(ミキハウス)を4―2で下した。 混合ダブルスでは張本智、早田ひな(日本生命)組が優勝した。
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ヤマハ発出荷再開 認証不正で停止のバイク
ヤマハ発動機は8日、スポーツタイプの大型バイク「YZF-R1」の出荷を約2カ月ぶりに再開した。二輪車を含む車の大量生産に必要な「型式指定」の認証不正に伴う国土交通省の出荷停止指示が6月28日に解除されたため。認証不正が判明した車種の出荷再開はマツダに続き2社目。 ヤマハ発動機はYZF-R1を本社工場(磐田市)で生産。不適切な条件で騒音試験を実施したことが認証不正に当たり、5月10日から出荷を停止していた。 国交省はトヨタ自動車の3車種、マツダの2車種、ヤマハ発動機の1車種を対象に出荷停止を指示した。マツダとヤマハ発動機の計3車種は6月28日に指示を解除し、マツダは7月1日に出荷を再開した
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浜松を「エアモビリティ」聖地に 新産業の軸創出へ 企業や県、市が意見交換
浜松商工会議所の浜松地域新産業創出会議は8日、人を乗せて空を移動する「空飛ぶクルマ」など次世代モビリティを題材にしたシンポジウム「浜松をエアモビリティの聖地へ」を浜松市中央区で開いた。空飛ぶクルマや、無人航空機、ドローン産業などに関わる企業代表や社会実装に向けた動きを支援する県、浜松市から5人が登壇し、ものづくり企業が集積する浜松地域がエアモビリティ産業の先進地域となり得る優位性や企業参入の可能性などについて意見を交わした。 スズキグループの磐田市の工場で今春から空飛ぶクルマの生産を始めたスカイドライブ(愛知県)の岸信夫CTO(最高技術責任者)は、「空の日常利用」を掲げた同社の使命や機体の
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静岡県高校ダンス部 ステージ披露でコンテストをPR 磐田で8月7日開催
今夏の「県高校ダンス部コンテストin磐田」(磐田文化振興会、磐田市主催)のプレイベントが7日、同市のららぽーと磐田で開かれた。同市や浜松市の高校生約80人が大会をPRしようと、買い物客らにステージを披露した。 出演したのは浜松開誠館高チアダンス部と磐田北、磐田東高の両ダンス部。部員たちは躍動感あふれるヒップホップや創作ダンス、韓国のアイドルグループの曲など、多彩なジャンルを踊り、会場を沸かせた。 コンテストは8月7日、磐田市民文化会館かたりあで開かれ、県内21校のダンス部やダンスサークルなどから31チームが出場する。入場料は500円。問い合わせは同振興会<電0538(37)8551>へ。
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高校生が本番さながらダンス披露 磐田で8月開催、静岡県コンテストPR
今夏の「静岡県高校ダンス部コンテストin磐田」(磐田文化振興会、磐田市主催)のプレイベントが7日、同市のららぽーと磐田で開かれた。同市や浜松市の高校生約80人が大会をPRしようと、買い物客らにステージを披露した。 出演したのは浜松開誠館高チアダンス部と磐田北、磐田東高の両ダンス部。部員たちは躍動感あふれるヒップホップや創作ダンス、韓国のアイドルグループの曲など、多彩なジャンルを踊り、会場を沸かせた。 コンテストは8月7日、磐田市民文化会館かたりあで開かれ、静岡県内21校のダンス部やダンスサークルなどから31チームが出場する。入場料は500円。問い合わせは同振興会〈電0538(37)855
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ダンス♪で心通わせよう! 磐田で年齢や障害超えた交流会 舞踊作家・佐藤さんの指導で学ぶ生徒ら
磐田市の現代舞踊作家佐藤典子さんの指導でダンスなどを学ぶ子どもたちの交流会「ダンス・クルージング」が7日、同市上新屋の市民文化会館かたりあで開かれた。小学生~高校生約70人が一緒に体を動かし、年齢や障害の有無を超えた交流を楽しんだ。 磐田こどもミュージカルの14期生と佐藤典子舞踊研究所の生徒、島田市の障がい児放課後等デイサービス「NPO法人ららの家」の利用者が参加した。技術以上に相手と心を通わせることを意識するようアドバイスを受けながら、リズムに合わせた身体表現に取り組んだ。 こどもミュージカルと舞踊研究所のダンス発表会も行った。
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卓球スターコンテンダー・バンコク 伊藤(磐田市出身)ら3回戦進出
卓球のスターコンテンダー・バンコクは5日、バンコクで行われ、ダブルスは混合の張本智和(智和企画)早田ひな(日本生命)組、男子の張本智、松島輝空(木下グループ)組、女子の橋本帆乃香、佐藤瞳(ミキハウス)組が2試合に勝って、決勝に進んだ。シングルス2回戦の男子は張本智らが、女子は伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)らが3回戦に進んだ。張本美和(木下グループ)は橋本に敗れた。
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⚽サッカー・静岡SSUボニータ2選手 磐田で一日警察署長と消防長に 交通安全、火災予防呼びかけ
磐田署と磐田市消防本部は6日、防犯や交通安全、火災予防について市民に理解を深めてもらおうと、初の合同イベントを同市高見丘の商業施設「ららぽーと磐田」で開いた。それぞれがブースを設けて車両を展示したほか、同市を拠点に活動するサッカー女子プレナスなでしこリーグ1部・静岡SSUボニータの選手2人を一日警察署長、一日消防長に委嘱した。 一日警察署長は中川瑚々選手(22)、一日消防長は安間帆乃香選手(20)が務めた。2人は石川真署長と高尾正博消防長から委嘱状を受け取った後、県警マスコット「エスピー君」や、市消防本部イメージキャラ「べっくん」らとともに施設内を歩きながら、来館者に交通安全を啓発。おれお
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学生の研究に助成金100万円 JAバンク静岡 農林環境専門職大へ 磐田市
JAバンク静岡(県内JA、県信用農業協同組合連合会)は5日、磐田市富丘の県立農林環境専門職大に、学生の研究プロジェクトの助成金として100万円を贈った。 農畜産業の担い手育成や地域農業基盤の振興につなげる「JAバンク静岡アグリサポートプログラム担い手育成支援事業」の一環。同大は、ニホンナシ「麗秋(しゅうれい)」への袋掛けによる糖度向上効果など品質に及ぼす影響調査や本県ゆかりの特産品の特性を解析し、商品開発につなげる研究など計11件に活用する。 贈呈式が同大で行われ、吉田正吾代表理事理事長が、学生代表の4年柴田佳歩さんに目録を手渡した。
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磐田市消防団が被害届 団員の着服疑い巡り提出
磐田市消防団の男性団員が所属する分団の金を着服した疑いがある問題で、市消防団は5日、業務上横領の疑いで被害届を磐田署に提出した。関係者への取材で分かった。 男性団員は2023年度の1年間に、消防団員に対する出動報酬の積立金や、分団で協力金などを管理していた口座から複数回にわたって不正に引き出していた疑いがある。関係者によると、市消防本部や消防団が調査を進めたところ、団会計から不正な持ち出しが確認されたことから、被害届の提出に踏み切った。被害額は最大で1千万円近くに上る可能性がある。 男性団員は見付方面隊第1分団に所属。分団の会計担当が別にいたにもかかわらず、通帳などを管理していた。男性団
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中小事業者の脱炭素経営促進へ 磐田市と島田掛川信金 連携
磐田市は4日、島田掛川信用金庫と、2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」に向けた連携協定を結んだ。地元中小事業者の脱炭素経営促進などで協力する。 同信金は温室効果ガス排出量を可視化するツールを活用し、取引先の設備の省エネ化や太陽光発電の導入などを促す。市はこうした設備投資のための融資手数料を補助する。市は地元金融機関と同様の協定締結を進めていて、今回が4件目。 市役所で草地博昭市長と同信金の千葉靖史理事長が協定書に署名した。草地市長は「産業界を巻き込んで脱炭素を加速するため、ともに取り組みたい」と述べた。
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安全運転徹底 しっぺいが啓発 安協磐田地区支部、車両幕作製
夏の交通安全県民運動(11~20日)を前に、県交通安全協会磐田地区支部は、交通事故防止を啓発するオリジナル車両幕を作製した。期間中、磐田市内の運送会社が、トラックの前方部分に装着。トラック運転手が安全運転を徹底するとともに、全国各地を走行しながら他のドライバーや歩行者に交通安全を呼びかける。 車両幕は縦50センチ、横1メートル。黄色地に赤色の文字で「横断歩道歩行者の安全を守ります」と記し、周囲から目立つようなデザインに仕上げた。絵柄は「交通安全ガーディアン(守護者)」と記したたすきをかけ、警察官の帽子をかぶった同市のイメージキャラクター「しっぺい」を採用した。 県トラック協会中遠支部加盟の運
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現在の日本に死刑制度は必要?⑥ しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
日本の死刑制度を巡り、被害者遺族の心情に寄り添うべきという主張や加害者の更生に希望を込める見解などさまざまな意見が届いています。死刑執行者の心理的負担や執行判断の曖昧さなど制度が抱える構造的な問題への言及も含め、現時点で二者択一的な判断をすることが困難な状況が浮き彫りになりました。今回もしずしんニュースキュレーターと読者から寄せられた声をお届けします。 立場によって意見変わりそう キュレーター 内野浩恵さん(富士市) NPO法人県男女共同参画センター交流会議理事。男児2人の母。司会業。市民活動20年。子育て、男女共同参画、防災、まちおこし等の団体に参画 日本の刑
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記者コラム「清流」 市民自ら行動する意識
6月28日、県西部などに線状降水帯が発生した。2022年台風15号、23年台風2号が磐田市にもたらした大きな被害が頭をよぎった。市は北部の2地区に「緊急安全確保」を発令。雨脚が落ち着き始めた昼前に現場に向かった。 2年連続で堤防が決壊した敷地川は氾濫に至らなかったが、上野部川沿いでは道路に泥がたまり、越水した痕跡が見られた。自宅が浸水した近くの住民に話を聞くと、事前に家財道具を高い場所に移していたという。過去2回の経験を備えに生かし、被害を最小限に食い止めていた。 気候変動に伴い、毎年のように襲いかかる豪雨災害。現状のハード対策だけで被害を防ぐのは難しくなった。危険が迫った時、市民が自ら
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低速EVなど5車種を発表 タジマモーター
タジマモーターコーポレーション(東京都)は4日、低速電気自動車「NAO2(ナオツー)」など新型車両5種を発表した。 ナオツーは観光地などでの人員輸送への活用を想定した車両で、6人乗りと8人乗りをそろえた。4輪のホイール内部にモーターを配置した「インホイールモーター方式」を採用し、平らなフロアを実現したのが特徴。バッテリーを運転席下に設置して路面からの高さを約25センチに抑え、子どもや高齢者が乗降しやすくした。袋井市内の工場で製造する。 このほかに発表した電動商用バン、ワゴンは掛川市内で、電動ミニカーは磐田市内で製造する。
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浜松の高柳さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ大会
磐田将棋愛好クラブの第238回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、56人が参加した。最強のSSクラスは浜松市の高柳丞さんが優勝し、焼津市立黒石小3年の安藤隼斗さんが準優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①高柳丞(浜松市)②安藤隼斗(焼津市)③鈴木庄三(磐田市)▽S ①清水克真(静岡市)②渥美良純(浜松市)③大橋誠(磐田市)▽A ①松尾三十四(掛川市)②前田勇(同)③斉藤正直(浜松市)▽B ①鈴木三雄(磐田市)②清水文彦(同)③大橋実(同)
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家康つないだ縁 フタバアオイ植栽 磐田・府八幡宮 京都・上賀茂神社から株分け
磐田市中泉の府八幡宮で2日、京都市の上賀茂神社のフタバアオイを株分けした苗の植栽式が行われた。徳川家の家紋「三つ葉葵」のモチーフになったとされるフタバアオイ。家康とのゆかりがある府八幡宮で繁殖させ、京都三大祭の一つ「葵祭」で使ってもらう。 上賀茂神社に自生するフタバアオイは、家康や徳川将軍家に献上された歴史があり、現在も葵祭の飾りなどに使われている。近年は同神社での生息数が減少しているため、フタバアオイの育成プロジェクトに取り組む市民団体「葵の会」の呼びかけで、家康ゆかりの地の小中学校などが栽培に協力している。 今年4月下旬には、同市見付地区で開かれた「いわた大祭り」に参加した上賀茂神社
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児童扶養手当 磐田市、算定ミス 2人に過少支給
磐田市は1日、ひとり親家庭に支給する「児童扶養手当」の支払い業務で算定ミスがあり、過少支給があったと発表した。受給者のうち、公的年金を併給している2人に計14万4620円の支給が不足していた。 市こども未来課によると6月17日、物価水準に応じて年金額を上げ下げする「物価スライド」の見直し業務を進める中で判明した。担当者が、公的年金受給により調整して支給すべき額を算定する「年金併給調整」の確認が不十分だったことが原因という。市は対象者2人に直接説明し、謝罪した。過少支給分は7月11日に振り込む。
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磐田市政の考え方 市長が市民に説明
磐田市は29日、市民向けの「市経営戦略説明会」を同市上新屋の「ひと・ほんの庭 にこっと」で開いた。草地博昭市長が市政の基本的な考え方をはじめ、財政状況や本年度の政策、重点戦略などを伝えた。 旧5市町村が合併して誕生した現磐田市。草地市長は出生数や子育て世代の人口、高齢者の世帯数をデータで示しながら少子高齢化の進展に危機感を示し「今の暮らしをよりよく、未来の暮らしをもっとよくするため『子ども』と『安心』を真ん中において市政運営をしている」と話した。 そのため本年度は、市民や企業・団体を巻き込み、対話をしながら新しい価値や取り組みを生み出す「共創」をテーマに掲げた。草地市長は「働く場所・雇用の共
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洪水に備え避難訓練 磐田・豊岡南地区の住民、地元の水害リスク再認識
磐田市は30日、天竜川の氾濫などを想定した洪水避難訓練を同市の豊岡南地区で実施した。全国各地で豪雨による甚大な被害が相次ぐ中、住民らは地元の水害リスクを認識しながら有事の際に適切な行動がとれるよう意識を高めた。 大雨で天竜川の水位が上昇して氾濫の恐れが生じ、周辺家屋への浸水被害や家屋倒壊の危険性が高まったとの想定で行われた。「高齢者等避難」「避難指示」と、警戒レベルに応じた避難情報を同報無線で確知した住民は、上階への垂直避難を行ったり、豊岡南小(同市上神増)に向かったりして身の安全を確保した。 市によると、同地区の訓練対象者は2049世帯5523人。豊岡南小には37世帯45人が集まった。
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浜松市がインド人材官民誘致、受け入れ整備 スズキ/食環境を充実 市など/家族に日本語
世界トップの人口14億人とその著しい経済成長力で注目されるインド。自動車メーカーのスズキや部品メーカーなど進出企業が立地する浜松市で、インドの高度人材誘致や受け入れ環境整備の動きが進んでいる。市によると、市内に居住するインド国籍者は4月1日時点で554人と前年同期比約250人増加した。市は現地の主要大学と人材交流などの覚書を結ぶ方針だ。インド人材から「選ばれるまち」への布石を打ち、産業成長力の一助につなげる。 現地の乗用車シェア4割超とトップのスズキは電動化など技術高度化を加速させている近年、デジタル人材確保へ、現地理工系最高峰のインド工科大卒業生を直接採用している。現地子会社との人材交流
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出合い頭に衝突、郵便局に車突っ込む 磐田
30日午後4時35分ごろ、磐田市立野の市道交差点で乗用車2台が出合い頭に衝突する事故があり、そのはずみで1台が豊田町駅前郵便局に突っ込んだ。入り口のガラス扉が割れるなどしたが、休業日で局内に人はいなかった。磐田署によると、同市の80代女性が頭から出血し、同市の40代男性が首の痛みを訴えるなどそれぞれの運転手が救急搬送された。いずれも搬送時に意識はあったという。男性の車の助手席に乗っていた小学生男児にけがはなかった。現場は信号のない交差点。同署が事故原因を調べている。
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ヘラブナ釣り 永田さん(袋井)V 掛川・西大谷池で大会
第19回掛川市長杯争奪西大谷池ヘラブナ釣り大会(掛川観光協会大須賀支部など主催)が30日、同市西大渕の同池で開かれ、県内外の53人が釣果を競った。3・91キロを釣った永田浩徳さん(袋井市)が優勝した。 早朝から9時間かけてつり上げたヘラブナの総重量で順位を決めた。雨がぱらつく中、参加者は工夫して大物を狙った。 大会は池を生かして地域を盛り上げようと1987年から行っている。昨年末には大会に向けて600キロのヘラブナを放流した。 主な成績は次の通り。 ②寺田茂(浜松市)③吉田岩弘(愛知県豊橋市)▽大物賞 岩沢昌弘(磐田市)
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証券大手が農業に商機 大和は磐田でパプリカ栽培 ノウハウ助言や資金調達
証券大手が農業や食分野の助言業務に商機を見いだしている。大和証券グループ本社は磐田市でパプリカ生産を手がけ、培ったノウハウを、農業参入を目指す事業者への助言に生かす。野村証券は農業法人やスタートアップ(新興企業)と連携し、資金調達や企業の合併・買収(M&A)の相談を請け負う。農業活性化で担い手不足の解消にも貢献したい考えだ。 磐田市にそびえる高さ約6メートルの巨大なビニールハウス。全国有数の日照時間を誇る地域で赤、黄色のパプリカを生産するのは大和グループの「大和フード&アグリ」(東京)の子会社「スマートアグリカルチャー磐田」(磐田市)だ。最先端の栽培技術を駆使するスマート農業を導入し、冬か
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敷地川、一雲済川、仿僧川・今ノ浦川 3流域水害対策計画公表 静岡県、磐田市など
静岡県と磐田市などは28日、2022年の台風15号で浸水被害が大きかった敷地川、一雲済川、仿僧川・今ノ浦川3流域の水災害対策プランを公表した。本流の川幅拡幅や堤防かさ上げなどのほか、内水氾濫対策も強化して流域治水を進め、浸水被害の軽減につなげる。 おおむね10年をめどに進める短期対策として、敷地川では、22、23年と2度にわたって堤防が決壊した箇所の改良復旧工事(25年完了予定)に加え、下流の中沢川合流点までの区間でも河道改修や橋の架け替えに取り組む。一雲済川は、支流の上野部川に天竜川への放水路を新設する計画などを盛り込んだ。仿僧川・今ノ浦川流域は標高が低い平地が広がっているため、遊水池
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大雨被害の豊岡地区 罹災証明発行へ調査 磐田市
磐田市は29日、前日の大雨によって浸水被害を受けた同市北部の豊岡地区で、家屋が被害を受けたことを示す「罹災(りさい)証明書」の発行に向けた実地調査を行った。被災者の迅速な生活再建を目指し、市が自ら動く「プッシュ型支援」を実施した。 罹災証明は被災者向けの各種支援金の給付や制度の利用時などに必要となる。同日午前、市資産税課の職員が2人一組で被害に見舞われた家屋を訪ね、浸水の深さや内壁・外壁の損傷具合などを確認した。床上浸水の住宅については、その場で申請も受け付けした。 同課によると、今回の調査で、床上1件、床下8件の計9件の浸水被害が分かった。いずれも越水が確認された上野部川周辺で、市は一
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「お巡りさん いつもありがとう」 園児が磐田署に花束と手紙 「花の日」ちなみプレゼント
子どもたちが日頃の感謝の気持ちを示すキリスト教の「花の日」(6月第2日曜日)にちなみ、磐田市国府台のこうのとり保育園の年長園児がこのほど、磐田署を訪問して花束と手紙をプレゼントした。 交通安全指導や治安維持活動を行う警察官に感謝を伝えるため、毎年実施している。園児は各家庭からカーネーションやヒマワリ、アジサイなど鮮やかな生花を持ち寄って束ねたブーケとともに「いつもありがとう」と記した手紙を石川真署長らに手渡した。 園によると、手紙は2歳児から5歳児までの合作という。署はお礼に、パトカーや白バイを展示し、カブトムシ5匹を贈った。 (磐田支局・崎山美穂)
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お仕事ノートで地元企業知って 磐田市教委 小学5、6年教材に
磐田市教委はこのほど、小学5、6年生向けのキャリア教育の教材として、市内企業24社を紹介する冊子「小学生のためのお仕事ノート」を採用した。民間事業者が提案し、本年度分として3800部を無償提供した。 B5判61ページでオールカラー。製造、運送、金融など多彩な業種の地域企業を掲載し、それぞれの仕事内容や、やりがいについての従業員の声などを紹介している。愛知県の広告会社ケイ・クリエイトとアド・フューチャーが掲載企業からの協賛金で制作した。 市教委は、子どもたちに市内企業への関心を高めて地元就職を将来の選択肢にしてもらい、人口流出の抑制につなげようと採用を決めた。社会科見学の事前勉強や総合学習
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産地拡大へ農業振興強化 JA遠州中央、2024年度計画承認 磐田で総代会
JA遠州中央は26日、通常総代会を磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開き、本年度の事業計画など5議案を承認した。 事業計画では、産地の維持・拡大に向けた農業振興の強化、組合員の農業経営への強力な後押しなど5本柱の基本目標を掲げた。資金的な支援も含めた担い手の育成や、基幹作物の生産強化、レモンなど新たな品目の提案に取り組む。大橋照弘経営管理委員会会長は「総合事業の有利性と強みを十分に発揮して、もうかる農業、魅力増す農業の実現を目指す」とあいさつした。 2023年度は、事業総利益64億8900万円、事業利益2億8400万円、当期剰余金5億6500万円と減収増益だった。
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子どもが運動部を希望したら、週末に部員の送迎を求められ、担える環境になく困った…。【NEXT特捜隊】
新年度が始まって3カ月。日々、部活動に励んでいる中学生も多いのでは。読者の疑問に答える静岡新聞のNEXT特捜隊に、この春、子どもが公立中に入学したという保護者から「運動部に入ろうとしたら、週末に部員の送迎を求められ、担える環境にないので困ってしまった」との投稿が寄せられた。この問題をどう考えるか、読者や有識者に意見を聞いた。(生活報道部・西條朋子) 送迎「やむを得ず」の声も 投稿してくれたのは、静岡市内に住む40代の女性。年度当初に学校から配布された部活動の一覧には、希望する部の保護者会の仕事として「月1回程度、大会や練習試合で配車(自家用車での部員送迎)当番あり」とあった。女性は運転免
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県救助技術大会での2冠報告 磐田市消防本部「関東大会も優勝狙う」
6月に静岡市で開かれた県消防救助技術大会で、磐田市消防本部の隊員が水上の部の「人命救助」「溺者搬送」の2種目で“2冠”を果たし、県代表として関東大会に出場する。入賞した隊員らが25日、市役所に草地博昭市長を訪ねて結果を報告するとともに、大舞台での活躍を誓った。 人命救助は、要救助者や要救助者に見立てた人形をロープで助ける3人一組の競技。本番では50秒4で優勝し、5年ぶりに関東への切符を手にした。溺者搬送は2人一組で臨むチーム戦。約20メートル先の要救助者役を救助者役が確保し、髪の毛をつかんで泳ぐ「ヘアキャリー」方式で救助する。記録は29秒でトップとなり、2012年以来、12年ぶりに関東出場を
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トランポリンW杯「力出し切りたい」 浜松の坪井さん、活躍誓う
浜松市中央区の会社員坪井侑奈さん(23)が、7月3日からポルトガルで開催されるトランポリン・ワールドカップの「ダブルミニ」種目に出場する。勤務先の浜名流通サービスの親会社浜名梱包輸送(同市浜名区)で25日、激励会が開かれ、世界舞台での活躍を誓った。 ダブルミニは助走から2回演技を行い、得点を競う競技で、坪井さんは跳躍力を生かしたパワフルな演技が特徴。3月の年齢別全日本選手権のオープン部門を制し、高校1年以来の国際大会の出場権を獲得した。 坪井さんは近所の公民館で開かれた体験会に参加したのを機に小学1年でトランポリンを始め、3年時からダブルミニに取り組み始めた。現在は終業後に週5日、静岡産
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⚽ジュビロ磐田4戦ぶり白星 東京Vに3-0 J1第20節
明治安田J1リーグは26日、各地で第20節10試合が行われ、磐田は3-0で東京Vに快勝した。 ②ヤマハ(1勝1敗)▽観衆9772人 磐田 6勝5分け9敗(23) 3(0―0 3―0)0 東京V 6勝9分け5敗(27) ▽得点者【磐】OG、マテウスペイショット(6)古川(1) 【評】磐田は後半に3点を奪って東京Vに完封勝ちした。 序盤から押し気味に進め、前半11分に獲得したPKはジャーメインが失敗した。サイドを起点に金子や松原が仕掛けたが、得点できず折り返した。 後半6分、ブルーノジョゼのクロスが相手に当たるオウンゴールで先制。さらに16分には左CKをペイショットが押し込んで2点目を奪
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甘々娘「おいしそう」 園児らトウモロコシ収穫体験 磐田・豊田北部幼稚園
磐田市加茂の豊田北部幼稚園は26日、近くの農家鈴木正裕さんの畑でトウモロコシの収穫体験を行った。年中年長園児計39人は、甘みと粒の柔らかさが特徴の「甘々娘(かんかんむすめ)」を勢いよくもぎ取った。 畑に到着した園児たちは鈴木さんに取り方を教わった後、畑に入っておいしそうなトウモロコシを探し、収穫した。畑のあちこちから「採れたよ」「おいしそう」と歓声が上がった。 収穫物は各家庭に持ち帰るほか、同園の先生や下級生の園児に贈る。年長の新井咲茉穂ちゃん(5)は「(トウモロコシを)ポキッと折ってくるくる回して取るのが楽しかった。家族が多いので半分に切って、みんなで食べたい」と喜んだ。
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全日本サーフィン4年連続出場 杢谷さん(浜松・舞阪中)優勝へ意欲
9月23~30日に宮崎県で行われる全日本サーフィン選手権大会に出場する浜松市中央区の舞阪中3年杢谷莉央さん(14)が26日、同区の市教育委員会で宮崎正教育長に出場を報告した。 5月に磐田市の豊浜海岸で行われた予選で優勝し、4年連続となる全国大会出場の権利を得た。「昨年は準々決勝で負けて悔しかった。今回は優勝できるよう頑張る」と話し、宮崎教育長から「全国の舞台は強豪が多いだろうが、実力を発揮してほしい」と励まされた。 小学校3年生のとき、父の竜麻さん(40)らの影響でサーフィンを始め、現在はほぼ毎日、浜名湖今切口周辺で数時間、波に乗る。全国大会の経験者である竜麻さんから「公平に見ても、波の
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⚽ジュビロ磐田 後半戦スタート「じれずに隙を突いて」 26日、ホームで東京V戦【J1見どころ】
26日にホームで10位東京Vを迎え撃つ。3戦勝ちなしと停滞気味の16位磐田は、昇格同期から4試合ぶりの白星を挙げ、後半戦のスタートを幸先よく飾りたいところだ。 磐田は前節C大阪戦で2戦続けて後半にセットプレーで追い付かれてドロー。対する東京Vは直近5試合で3勝2敗と調子を上げている。横内監督は「じれずに相手の隙を突いていきたい」と堅守攻略の糸口を探る。 東京Vには昨季から3試合勝ちなし。2―3で敗れた5月6日の前回対戦で顔面陥没骨折したFWジャーメインは「払拭するためにも点を取り勝ち点3を取る」と意気込む。前節負傷交代したDFリカルドグラッサの出場は微妙だが、DF鈴木は「借りを返さないと
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磐田市消防団の団員、着服認める 市本部、被害届検討
磐田市消防団の男性団員が分団が管理する口座の金を着服した疑いがある問題で、市消防本部は25日、男性団員が着服を認めたことを明らかにした。市消防団が、業務上横領の疑いで警察に被害届を提出する方向で検討しているという。 男性団員は2023年度の1年間に、消防団員に対する出動報酬の積立金や、分団で協力金などを管理していた口座から複数回にわたって不正に金を引き出していた疑いがある。今年5月、24年度の新役員に対する引き継ぎ業務などの過程で発覚した。 市消防本部によると、男性団員と連絡が取れない状態が続いていたが、25日までに男性団員から事情を直接聞くことができたといい、そこで男性団員は着服事実を
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火災想定し合同訓練 磐田市民文化会館と消防 連携や初動対応確認
磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで25日、同館と市消防署豊田分遣所の合同消防訓練が行われた。同館や消防の職員ら約50人が、初動対応や連携を確認した。 20人ほどの一般来館者がいる公演直前に、バックヤードの洗濯室から出火したとの想定。同館職員は火災探知器の作動後、出火場所を確認して119番したり、車いす利用者や高齢者らの避難を誘導したりするなどの流れを実践した。初期消火訓練として、実際に屋内消火栓を使った放水にも取り組んだ。 消防隊員は同館職員から提供された情報を基に、火元付近のトイレに閉じ込められた行方不明者を捜索・救出する訓練などを行った。
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浜松の内山さん 名人クラス優勝 遠州親睦将棋大会
遠州親睦将棋大会が23日、浜松市中央区の北部協働センターで開かれた。同市や豊橋市、磐田市、袋井市、森町などから68人が参加。最強の名人クラスは浜松市の内山透さんが、Sクラスは同市の広沢小4年田村勇太郎さんがそれぞれ優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①内山透②平野敏行③木俣良一④早津徳文⑤片岡高明▽S ①田村勇太郎②伊藤憲次③北田好夫④吉田志郎⑤三輪宗男▽A ①前田勇②池谷雄二③中村芳雄④古木和宏⑤中村敏男▽B ①斉藤正直②河村正夫③芝田信照④高林久男⑤榛葉雄治▽C ①高柳長男②松田寿一③鈴木繁④大柳豆周一⑤田畑敏夫
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沖縄の花に平和誓う 磐田の小中学校にハイビスカス 終戦直後の“縁”次代へ 花博出展の伊江村から120鉢
浜名湖花博20周年記念事業実行委員会は「浜名湖花博2024」(同実行委主催)で沖縄県伊江村が出展したハイビスカス120鉢を磐田市内の小中学校に贈る。太平洋戦争終戦時、伊江村を飛び立った軍用機「緑十字機」が鮫島海岸(磐田市)に不時着し、地元住民が救援したことを縁に、双方の住民が交流を続けている。24日、長野小(同市小島)で贈呈式が開かれ、花を受け取った児童は〝戦後平和の発祥地〟として平和への気持ちを新たにした。 緑十字機は1945年8月20日、フィリピンで降伏受理協議を終えた軍使らを乗せて飛行中、燃料切れで鮫島海岸に不時着。降伏文書を運んでいた軍使らは、地元住民の道案内や荷物の運搬など手助け
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磐田市立中の新制服 2026年度にも導入 切り替えは各校判断 市議会答弁
磐田市の山本敏治教育長は24日の市議会6月定例会一般質問で、校長会や学識経験者、保護者らの意見を踏まえて検討している市立中学校の制服の在り方について、早い学校で2026年度から新たな制服の導入を目指すと述べた。秋山勝則氏(志政会)への答弁。 磐田地区校長会は23年度に「制服のあり方検討委員会」を設置し、これからの時代に適応した制服の導入を模索。市内小中学校の保護者や生徒、教員へのアンケートを基に、季節の変化や気温に合わせて着脱できる機能性、性の多様性などを考慮して進めてきた。24年度からは学識経験者や保護者、教員などで構成する「磐田地区制服選定委員会」を設け、これまでの議論に沿って制服の
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⚽ジュビロ磐田、逃げ切れずドロー C大阪と1-1 J1第19節
明治安田J1リーグは22日、各地で第19節の9試合が行われ、磐田はホームでC大阪と1-1で引き分けた。 ①ヤマハ▽観衆13287人 磐田 5勝5分け9敗(20) 1(0―0 1―1)1 C大阪 7勝8分け4敗(29) ▽得点者【磐】松原(2)【C】レオセアラ(14) 【評】磐田は後半に追い付かれ、C大阪と引き分けた。 相手に球を保持される時間帯が続いたが、カウンターで敵陣に攻め込んだ。前半36分にはサイド攻撃から平川がシュートを放ったが、枠を外して得点できず折り返した。 押し気味に後半に入り8分、CKのこぼれ球を松原が決めて先制した。だが、31分に相手CKを押し込まれて同点に追い付
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#我こそ磐田のインフルエンサー 地元の"推し"をSNS発信 26人任命
磐田市は22日、地域の魅力をSNSで発信する本年度の「我こそはインフルエンサー」の任命式を同市上新屋の新造形創造館で開いた。市内外の26人が、地元の名所やグルメ、イベントなど〝推し〟を売り込む。 市の鈴木一洋経済産業部長が参加者に任命証を手渡した。参加者には月1回以上、「#磐田市」「#我こそはインフルエンサー2024」などのハッシュタグ(検索目印)を付けて、交流人口の拡大につながる市のPR投稿をしてもらう。 同市池田の会社員河合愛美さん(26)は「結婚を機に市内に引っ越してきた。活動を通じて磐田のことをもっと知りたい」と話した。参加者は、山梨県の女性インスタグラマーから地域の魅力を発信する
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磐田市シルバー人材センター 40周年の節目祝う
磐田市シルバー人材センター(絹村和弘理事長)はこのほど、設立40周年記念式典を同市上新屋のアミューズ豊田で開いた。会員や関係者ら約100人が出席し、節目を祝った。 絹村理事長は、80歳以上や女性の会員拡大に向けた就業機会の開拓に意欲を示し、「まだ働けるとする高齢者が、社会のニーズに応え社会の隙間を埋めながら働くことで、幸福度を高める社会づくりの一端を担っていく」とあいさつした。 継続して仕事を発注している事業者に感謝状を、長年登録している会員には表彰状をそれぞれ贈った。同市出身の落語家三遊亭楽八さんは記念の高座を披露した。 同センターは1984年設立。会員数は769人。
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30日定演へ追い込み練習 磐田吹奏楽団、客演指揮者に堺武弥さん
磐田吹奏楽団は、30日に磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開く定期演奏会「あじさいコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)に向け、追い込みの練習に励んでいる。40回の節目を記念し、国内外で活躍する堺武弥さんを客演指揮者に招く。 市内在住・在勤の高校生~80代約50人が所属する市民吹奏楽団。定演では、吹奏楽オリジナル曲の「春の猟犬」「ラッキードラゴン~第五福竜丸の記憶~」やなじみ深い映画・ゲーム音楽など12曲を披露する。 定演に向けて2月から練習を重ねてきた。21日に同市立野の青城交流センターで行った練習会には堺さんも参加し、細部まで表現力を磨いた。加藤悠祐団長(36)は「迫力ある演奏を
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「磐田産レモン」販路確保へ 市とJA遠州中央 ポッカサッポロと協定調整 産地化の加速図る
磐田市とJA遠州中央は21日までに、大手飲料・食品メーカーのポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市)と、市内産レモンの取引を含めた連携協定を結ぶ方向で最終調整に入った。締結は7月になるとみられる。安定した販路の確保にめどを付けることで、レモン産地化の加速につなげる。 市とJAは本年度から、茶などを生産する農業者に複合経営を促し、所得の向上につなげるため、レモンの産地化に乗り出している。市は定植に向けた農園の整地・土地改良費のほか、本格的な収穫が始まるまでの未収益期間の管理費を補助する制度を創設した。既に10軒以上の生産者がレモンを定植したという。 関係者によると、JAが生産者からレ
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静岡県の人口353万2209人 6月1日推計、前月比1571人減
静岡県がこのほど公表した6月1日現在の推計人口は353万2209人で、前月から1571人減少した。5月1日時点で23カ月ぶりに前月比増となったが、再び減少に転じた。 転入数から転出数を引いた社会動態は716人増(転入1万468人、転出9752人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2287人減(出生1593人、死亡3880人)だった。社会動態は2カ月連続で増加した。 市町別で人口が増加したのは7市町で、伊豆市36人をはじめ、長泉町23人、裾野市20人、御殿場市18人と続いた。減少は静岡市323人、浜松市244人、磐田市129人、沼津市113人など28市町だった。 社会動態が増加したのは
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ラーケーション「導入検討」 学び目的に休み取得 磐田市教育長 モデル学府で検証
磐田市の山本敏治教育長は21日の市議会6月定例会一般質問で、平日でも児童・生徒が学びを目的に休みを取得できる制度「ラーケーション」の導入を検討する方針を示した。モデル学府(中学校区)を選び、効果を検証するとした。芥川栄人氏(新磐田)への答弁。 ラーケーションは「ラーニング(学習)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語。山本教育長は「児童・生徒の主体的な学びの場を広げ、保護者との関わりを増やすことができる」と述べた。導入には「保護者に丁寧な説明をし、現場の教員の負担ができるだけ少ない形で採り入れることなどを考えていく必要がある」との認識を示した。 2026年度の開校を目指して整備を進め
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子ども食堂に役立てて クオカードや栄養補給ゼリーなど 磐田LC、支援団体に寄付
磐田ライオンズクラブ(LC、座光寺明会長)はこのほど、子どもの貧困対策や食育支援に取り組むボランティア団体「あいうえお+プロジェクト」に1万2000円分のクオカードや栄養補給ゼリー飲料などを寄付した。 同団体は子ども食堂「はらぺこ食堂」(磐田市中泉)を運営する。ひとり親世帯などに月2回、弁当を配布するほか、地域住民から寄せられた野菜や調味料なども無償提供している。 座光寺会長は「食堂で役立ててもらえれば」と期待し、同団体の森本純子代表は「多くのみなさんの支えがあってお弁当が配布できるということを、利用者に伝えていく」と話した。 同LCはこのほか、ネクタイを再利用したクッションも贈った。
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絵画や雑貨 浜松、磐田の作家作品ずらり 浜松市中央区
浜松、磐田市の作家4人の日本画や雑貨などを展示した「イトを紡ぐ展」が21日、浜松市中央区尾張町の複合店舗「みかわやコトバコ」で始まった。22、23日と28、29日の計5日開催する。 日本画家の石川幸奈さん(36)、空間クリエーターの渡辺香奈子さん(46)、手つむぎ職人の中村美佐子さん(52)、草木染め職人の峰野比奈子さん(36)が、鳥と植物の絵画や藍染めの着物、毛糸を染色して機織り機で仕上げたコースターなど、さまざまなジャンルの約50点を展示している。「会場の空気の流れを良くする」(渡辺さん)という炭と銅を使った作品も設置した。 峰野さんは「気軽に足を運んでもらい、作品を手に取って何か感
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磐田神明中で水道設備故障 午後を休校に
磐田市教委は20日、同市鎌田の神明中で水道設備の故障があったと発表した。校内全てのトイレなどが使用不能になったため、同校は同日午後を休校にした。 市教委によると、同日午前11時45分ごろ、校内で水の出が悪くなり始めた。上水道から校内の受水槽に水を引き込む給水バルブが故障で閉じていたという。老朽化による故障とみられる。同日中にバルブを交換し、復旧が確認できれば、21日は通常通り授業を行う予定。
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磐田の宇藤さん優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の6月大会がこのほど、浜松市浜名区のサンライフ浜北で開かれた。85人が参加し、最強のSクラスで磐田市の宇藤敬行さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①宇藤敬行(磐田市)②鈴木雄也(静岡市葵区)③榛葉大樹(中央区)④内山透(同)⑤安藤隼斗(焼津市)▽A ①赤松竜也(天竜区)②稲場理(浜名区)③渡辺伸五(同)④渥美孝太郎(同)⑤池谷芳久(中央区)▽B ①渥美良純(浜名区)②斉藤裕二(同)③大庭悦治(磐田市)④村松清(中央区)⑤尾藤菊一(同)▽C ①佐藤粋聖(中央区)②斉藤正直(同)③松浦達雄(掛川市)④中村敏男(中央区)⑤芝田信照(袋井市)▽D ①竹内康高(中央区)②
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静産大柔道部女子5人 全日本インカレへ抱負 磐田
22、23の両日に東京都で開かれる「全日本学生柔道優勝大会」の女子二部(3人制)に出場する静岡産業大柔道部の選手らが19日、磐田市役所を訪れ、草地博昭市長に抱負を述べた。 訪れたのはいずれも同大1年主将鈴木麻朝さん、小野馨己さん、田尻真緒さん、今泉真巳さん、トゥトゥリヤンさんの5人。同校は5月に名古屋市で行われた東海学生柔道夏季優勝大会で3位となり、全日本インカレへの出場権を得た。 同校によると、全日本インカレへの出場は3年ぶり3回目。右足小指を脱臼し、東海大会で出場がかなわなかった鈴木主将は「全日本インカレが大学のデビュー戦になる。攻め続ける自分らしい柔道を貫いて、勝利に貢献したい」と意気
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ヤマハ発動機社長「夢中になれるものを」 磐田・福田中で講話
磐田市福田中島の福田中でこのほど、ヤマハ発動機の日高祥博社長が職業講話を行った。2年生約100人に自身のキャリアや自社の取り組みを紹介し「夢中になれるものを見つけて」とエールを送った。 日高社長はフランスやオランダ、米国で勤務した経験を振り返り、「違いを認め、相手を尊重する大切さを認識する機会になった」と語った。商品企画や生産、販売、アフターサービスなど自社の仕事の流れも説明し、経営者として「自由に言い合える風土や、誰でも働きやすい雰囲気を大事にしている」とした。生徒に向けて「部活でも勉強でも、仲間と協力してより大きな成果を上げる経験をしてほしい」とアドバイスした。カメラと人工知能(AI)
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「いわた茶」茶葉でアレンジレシピ考案 大藤小児童、多彩な10品完成
磐田市大久保の大藤小6年生が、地元特産「いわた茶」の茶葉などを使ったアレンジレシピを考案した。19日に同校で料理会が開かれ、生地に茶の粉末を混ぜた蒸しパンや団子をはじめ、茶葉をふんだんに使ったふりかけおにぎりなど計10品を完成させた。 児童41人が10班に分かれ、それぞれ茶を使った創作料理に挑戦した。ふりかけづくりに取り組んだ班は、茶葉をすりばちに入れて棒で細かく砕いた後、わかめや梅こぶ茶、白ごまを加えて仕上げた。白米とふりかけを混ぜておにぎりを握り、おいしいそうに試食する児童の姿も見られた。 お茶蒸しパンをつくった寺田純奈さん(11)は「ちょうど良い甘さで何個でも食べられそう。家ではお
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ポスター、標語、青パト写真 防犯啓発作品 静岡で審査会
全国地域安全運動や全国暴力追放運動で啓発に活用する「ポスター・標語・青パト活動写真」の県内審査委員会(県防犯協会連合会、県警、県暴追センター主催)がこのほど、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれた。28日に開催される全国コンクールに出品する入賞作品を決定した。 ポスターの最優秀賞は、青パトなど児童の見守り活動やサイバーパトロールの様子を1枚の構図にまとめた藤井有花さん(静岡市清水区)の作品が選ばれた。青パト活動写真では中村真也さん(伊豆の国市)が「帰宅時間帯 啓発活動!」と題して伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅前に構える青パトを題材にした作品が、標語は鈴木僧麻さん(下田中2年)の作品「暴力団 追放撲
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磐田市福田地区 カツオのみそたたき 「近海の幸」手軽に 人気グルメ【わたしの街から】
簡単調理 酒のつまみ、おやつにも 磐田市南東部に位置する福田地区(旧福田町)。遠州灘に注ぐ太田川の河口に福田漁港があり、シラスなどの近海漁業の拠点となっている。海の幸が豊かな地元の鮮魚店や飲食店で長く住民の人気を集めているグルメがある。新鮮なカツオの身にショウガやネギなどの薬味とみそを合わせてたたいた郷土料理「カツオのみそたたき」だ。お酒のつまみから子どものおやつまで、老若男女に今も幅広く親しまれている。 地区中心部の住宅街に構える老舗鮮魚店「魚徳」(同市福田)は、カツオの切り身を包丁で刻んだ後、合わせみそを絡めながら再度たたき、ショウガとネギを添えて提供する。この味を求めて来店する住民も
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さくら写真コンクール 知事賞に高橋さん(伊豆の国)
2024年度県さくら写真コンクール(県さくらの会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式がこのほど、県庁で開かれた。最優秀の知事賞には高橋浩さん(伊豆の国市)の「反射炉夜桜」が輝いた。特選の永井真澄さん(島田市)と飯田龍治さん(御殿場市)を含む3人に中山淳也県くらし・環境部参事が表彰状を手渡した。 県内外から503点の応募があり、18点が入賞した。高橋さんの作品は、ライトアップされた世界遺産の韮山反射炉を背景に咲き誇る桜と、長時間露出で撮影した車のテールランプを配置し、静かな風景に躍動感を加えている。 入賞作品は28日まで県庁別館21階展望ロビーに展示し、その後は県内各地で巡回展示する。
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裂き織りで紡ぐ昔話の世界 磐田の山田さん夫妻 島田で23日まで作品展
不要になった着物を裂いて糸として利用する「裂き織り」の技法を用いた作品制作に取り組む磐田市の山田真知子さん(69)、清春さん(71)夫婦の作品展が23日まで、島田市の川越遺跡のギャラリー9番宿で開かれている。 「浦島太郎」や「花咲かじいさん」など昔話を題材に夫婦で制作した横1メートル×縦2メートルの裂き織りのタペストリーと、清春さんが制作した陣羽織などが展示されている。陣羽織は試着して楽しむこともできる。 真知子さんは「裂き織りで人物や風景を描いている作品は珍しいので、見に来ていただければ」と来場を呼びかけた。ギャラリーは月・木曜休み。
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香菜(シャンサイ)出荷めぞろえ会 JA遠州中央、夏場の品質維持へ
JA遠州中央は17日、パクチーとも呼ばれる「香菜(シャンサイ)」の出荷めぞろえ会を磐田市加茂の園芸流通センターで開いた。中国野菜中心の生産者組織「ときめき野菜委員会」の香菜部会員約15人が集まり、出荷基準を確認した。 香菜が生産しにくい梅雨・夏場の時期を前に、参加者は適切な栽培管理や出荷規格、箱の詰め方を再確認した。JA担当者は、品質保持のため、出荷箱に新聞紙を敷くことや保冷剤を活用することなどを促した。 同JAによると、香菜は管内の磐田・袋井市内で栽培されている。2023年度は、関東中心の市場に約29万束を出荷した。
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静産大とジュビロが連携協定 磐田、地域スポーツ振興強化
静岡産業大とサッカーJ1ジュビロ磐田は15日、連携協定を結んだ。同大の開学30周年に合わせ、互いの競技力向上や地域のスポーツ振興、教育・研究活動の支援、人材育成など、さまざまな分野での連携を強化する。 これまでも、静産大でのジュビロ冠講座や、ジュビロ指導者の大学サッカー部への派遣などの取り組みがあった。今後も人材や施設など互いの資源を有効に活用し、関係を強固にしようと協定締結を決めた。 22日のジュビロホーム戦を「静岡産業大学マッチデー」とし、開学30周年をPRする。ジュビロの選手に学びの場を用意したり、大学の研究用にジュビロがデータを提供したりするほか、イベントに合同参加して地域振興に
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配達中に通報 高齢者助ける 磐田の弁当店に小さな親切実行章
「小さな親切」運動静岡県本部はこのほど、高齢者の救助に貢献したとして、まごころ弁当磐田店(磐田市西貝塚)と配達員白井伸好さん(65)に実行章を贈った。 白井さんは1月30日午前、配達のため70代男性宅を訪れた際、前回分の弁当が玄関前に残っていることに気付いた。男性に電話をかけてもつながらないことから、店舗を通じて地域包括支援センターに通報。男性は自宅で倒れて身動きができなくなっていたが、命に別条はなく救助された。 静岡銀行磐田支店(同市二之宮東)で贈呈式が行われ、白井さんと伊藤利明店長(55)が同本部磐田支部長を務める山越弘晃支店長から実行章を受け取った。伊藤店長は「配達員全員、使命感を
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バイク試乗やボート工作 磐田で小学生向けイベント ものづくりに理解深める
磐田市のワークピア磐田とヤマハ発動機は15日、小学生向けのキャリア教育イベント「わんぱくチャレンジ」を同市上新屋のアミューズ豊田で開いた。市内の小学生と保護者約50人が、バイクの試乗やボートの工作を通じてものづくりへの理解を深めた。 「親子バイク教室」では、子どもたちがヤマハ発のキッズ向けファンバイクの試乗に挑戦した。同社社員の手ほどきで、アクセルやブレーキの仕組み、安全走行のこつを学んだ後、実際に1人で運転し、エンジンの力を体感した。「ボートふしぎ発見」のコーナーでは、社員から船が水に浮き、動く原理を教わり、クリアファイルと同じ素材でボートの工作に取り組んだ。完成したボートを水に浮かべ、
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児童がニュースポーツ体験 磐田で教室
磐田市は15日、小学生の運動機会づくりを目的にした「わくわくスポーツ教室」を同市見付の市総合体育館で開いた。市内の小学3、4年生28人が気軽にできるニュースポーツを体験した。 市スポーツ推進委員10人がルール説明や指導を担った。子どもたちはダンスを採り入れた体操などで準備運動した後、ボッチャのボールを25ますの的に投げて列をつくる「ビンゴボッチャ」や、CDなどで作ったストーンをカーリングのように滑らせて得点ゾーンを狙う「アタックファイブ」などに挑戦。ゲーム感覚のスポーツを歓声を上げながら楽しんだ。 3、4年生向けの教室は本年度、12月までに全8回開催する。
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磐田南幼稚園 日よけを焼損 放火の疑い
磐田市は14日、磐田南幼稚園(同市千手堂)の園庭で、砂・泥場の日よけが焼損しているのが見つかったと発表した。放火の疑いがあるとして、磐田署に被害届を提出した。 市幼稚園保育園課によると、同日午前7時50分ごろ、同園職員が開園前の安全点検で発見した。同園では、鉄製の骨組みにポリエチレン製の幕を固定した日よけを設置していた。16平方メートルの幕の2平方メートルほどが焼けていた。13日午後5時半ごろに職員が退勤した際には異常がなかったという。 被害額は約5千円。再発を防ぐため、園職員の見回りと警察による巡回を強化している。
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磐田の消防団員、協力金着服か 被害1000万円近い可能性
磐田市消防団の男性団員が、地域住民から所属する分団に寄せられた協力金などを着服した疑いがあることが14日までに、複数の関係者への取材で分かった。被害額は1千万円近くに上る可能性があるという。 市消防本部警防課などによると、男性団員は見付方面隊第1分団に所属し、2023年度の1年間に、分団で協力金などを管理していた口座から複数回にわたって不正に金を引き出していた疑いがある。23年度の会計担当者は別にいたが、男性団員が口座の通帳などを管理していた。24年度の新役員に対する引き継ぎ業務などの過程で疑いが生じた。口座に入っていた額の大半が不正に引き出されていた形跡があったという。 男性団員とは現
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5月企業倒産22件 従業員10人未満85% 民間調査
信用調査会社の東京商工リサーチ静岡支店がこのほど発表した5月の県内企業倒産件数(負債額1千万円以上)は前年同月比5件増の22件、負債総額は約3倍の104億1500万円だった。負債額10億円以上の大型倒産は、磐田市の不動産賃貸・管理業者(84億4500万円)による特別清算の1件。 産業別では製造業が5件増の8件と最も多く、前年同月に0件だった小売業は4件、建設業は1件増の3件。規模別では従業員10人未満が19件で85%を占め、小口倒産が目立った。地域別は東部が1件増の8件、中部が4件増の6件、西部が同数の8件だった。 原因は「販売不振」が7件増の16件で全体の7割。新型コロナウイルス関連の破綻
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年金支給日合わせ 詐欺被害防止啓発 磐田署
磐田署は同署管内防犯協会と協力して14日、年金支給日に合わせた特殊詐欺被害防止の啓発活動を同市前野のJA磐田南支店で行った。署員や地域安全推進員ら約10人が支店を訪れた市民に啓発品を配布した。 署員らは「知らない番号には出ないように」などと注意を呼びかけた。対策として固定電話の常時留守電設定やナンバーディスプレー(電話番号表示)の活用を紹介した。
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磐田市議会開会 14議案を上程
磐田市議会6月定例会は14日開会し、会期を7月11日までの28日間と決めた後、2024年度一般会計補正予算案など14議案を上程した。このうち市外1組合公平委員の人事案に同意した。一般質問は21、24日に行い、計10氏が登壇する予定。
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管内の小中学校に新茶ティーバッグ JA遠州中央が寄贈
JA遠州中央は今月、管内(磐田市、袋井市、浜松市天竜区、森町)の小中学校69校に、地元産新茶のティーバッグ(5グラム10包入り)計約2万4千袋を贈る。13日には、山田耕司代表理事理事長らが磐田市役所に山本敏治教育長を訪ね、同市分の約1万3千袋を届けた。 茶の消費が低迷する中、食育に活用し、小中学生に地元のお茶に親しんでもらおうと初めて企画した。ティーバッグは子どもたちへの贈答用に製造したオリジナル。山田理事長は「お茶の文化や農業を身近に感じてほしい」と話した。 他の管内市町の分も今月末までに発送する。
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どんな模様ができるかな? 園児がハンカチお茶染め体験 磐田・大藤こども園
磐田市大久保の大藤こども園で13日、地元特産の茶葉を使ってハンカチを染める体験会が行われた。年長・年中組の園児約30人は、地域住民の手ほどきを受けながら、さまざまな模様の染め物を完成させた。 講師を務めたのは、染色愛好家グループ「翠彩会(すいさいかい)」のメンバー。園児は、木綿のハンカチのところどころを輪ゴムや割り箸を使って模様を付け、茶葉を煮た染め液に浸してもみ込んだ。その後、水洗いなどを通じて色の変化を楽しんだ。 園児は、飲むだけではないお茶の活用方法に驚いた様子。年中組の山下怜夏ちゃん(5)は「輪ゴムを止めて模様をつくるのが楽しかった。昨日、練習したので一瞬でできた」と満足した表
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静岡県内6消防本部が水難救助技術競う 静岡市で大会
静岡県消防救助技術大会水上の部(県消防長会主催)が13日、静岡市葵区の県立水泳場で開かれた。県内6消防本部の水難救助隊員約50人が参加し、日頃の訓練の成果を発揮した。 ロープや浮輪などを使用した7種目の訓練に挑み、水難救助技術や所要時間、安全確実性を競った。今大会は5年ぶりに観覧席が一般開放され、隊員の素早く力強い泳ぎに大きな声援が送られた。 各部門の上位者は、7月18日に千葉県で開かれる関東地区指導会に出場する。 出場者は次の通り。 複合検索 ①山内智瑛(下田)②石川幸四朗(静岡市)▽基本泳法 ①望月皓太(静岡市)②石崎大和(志太)▽溺者搬送 ①磐田市▽人命救助 ①磐田市▽溺者救助
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7月、ピアニスト松田さん演奏会 磐田市民文化会館かたりあ
香川県出身のピアニスト松田華音さんのリサイタルが7月15日午後2時から、磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開催される。 ショパンの「24の前奏曲」をはじめ、ベートーベンの「月光」や「熱情」などを取り上げる。全席指定席でチケットは一般3千円、高校生以下千円。問い合わせは一般社団法人磐田芸術協会クラシカ磐田事務局<電0538(32)5418>へ。
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安全運転の推進たたえる 磐田地区安全運転管理協会 10事業所・81個人表彰
磐田地区安全運転管理協会(鈴木幸司会長)はこのほど、交通安全を推進した優良安全運転管理者や、長年にわたって無事故無違反の優良運転者の表彰式を磐田市上新屋のアミューズ豊田で開いた。鈴木会長と石川真磐田署長が10事業所・81個人に表彰状や記念品を贈った。 主な受賞者は次の通り。 【磐田署長・磐田地区安全運転管理協会長連名表彰】優良事業所 ジュビロ、JA遠州中央園芸流通センター、スズハル、エービーシー、西岡建材▽優良安全運転管理者 吉田知史(吉田建材産業)、福井久行(市シルバー人材センター)、大石清司(トヨオカ)、山下雄一(スカイ)、岡本祐司(青山特殊鋼浜松営業所)、大平晃裕(トヨテツ磐田)▽
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酒酔い状態再現 運動能力低下体験 磐田署などが交通安全研修会
磐田署と磐田地区安全運転管理協会は12日、安全運転管理者等選任事業所の職員を対象にした交通安全研修会を磐田市上新屋のアミューズ豊田で始めた。初日は約30人が参加し、体験型講習などを通じて交通安全意識を高めた。 参加者は、酒酔いの状態を疑似体験できる「飲酒ゴーグル」を装着し、線の上を歩くなどして正常な判断や動作が難しくなることを体感した。署員は「飲酒状態で車を運転すると車線をはみ出し、対向車線に飛び出す可能性がある」などと危険性を訴えた。 このほか、映像を見ながら運転手の視界を体験する「KYT装置」を使い、道路に潜む危険を避けるための運転についても考えた。 18、21の両日も同様の研修会
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静岡県内外の飲食、雑貨店集合 浜松市中央区でフェス
浜松市中央区の新川モールでこのほど、県内外の飲食店や雑貨店などが集まる「グッドホールフェスティバル」(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれ、多くの来場者でにぎわった。 実行委員長で磐田市の理容店「アントルポ」代表の小池裕介さん(43)が、店舗開業15周年を記念し、同市をはじめとする県西部地域への感謝の思いを込めて企画した。磐田、浜松両市のほか、神奈川や東京などの知人も誘い、飲食や雑貨、衣料販売などを手がける約30店が集まった。 サッカーボールのシュート速度を測る体験型スポーツブースや、しっくいを使った壁塗り、角材をかんなで削る木工体験も家族連れに人気だった。
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勝負事は「準備で8割」 静岡ブルーレヴズの五郎丸さん、磐田で講演 ラグビーW杯舞台裏など紹介
ラグビー元日本代表で静岡ブルーレヴズCRO(クラブ・リレーションズ・オフィサー)の五郎丸歩さんの講演会が12日、磐田市中泉の磐田商議所会館で開かれた。五郎丸さんは「日々の努力、夢への近道」と題し、2015年のワールドカップ(W杯)で強豪・南アフリカから歴史的勝利を挙げた日本代表チームの舞台裏などを語った。 五郎丸さんは、勝負事は「準備で8割決まる」と強調。南アフリカとの対戦が決まった13年から勝利を目標に、相手チームの特徴や選手一人一人の能力を分析してトレーニングや食事を見直したと振り返った。 19年に日本で開催されるW杯も見据えて「何のために勝利するのかを考え、最終的な目標は憧れの存在
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ワクワク、快適な施設提案 松山拓也さん(アウトドアプロデューサー・磐田市)㊦【達人は語る】
長年のキャンプ経験などを生かし、初心者向けのアウトドア講座などを始動させたアウトドアプロデューサーの松山拓也さん(51)=磐田市=。新たなチャレンジとしてキャンプ場のプロデュースにも挑戦した。 ◇ 掛川市での「アウトドアの学校」の取り組みをきっかけに、市内で閉鎖中だった明ケ島キャンプ場の再生に携わることになりました。市中心部から遠く、携帯電話の電波も届かない不便さを逆に魅力と捉え、「STUDY TO BE QUIET(穏やかなることを学ぶ)」をコンセプトに据えました。静かなサイトで美しい渓流や満天の星を楽しむことを重視して整備し、県外からも取材が来るなど反響がありました。
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水害備え 全国首長共有 都内でサミット 磐田、島田市長が参加
水害を経験した全国の自治体の首長が集まる「水害サミット」(実行委員会主催)が11日、都内で開かれた。被害を受けて講じた治水や防災対策の報告を通じ、被害低減のための備えや意識を共有した。県内から染谷絹代島田市長と草地博昭磐田市長が初めて参加した。 「公共と民間の共創で取り組む流域治水」がテーマ。改良した農業用ため池の治水への活用や、企業と連携して無人ヘリで山小屋に物資を輸送するプロジェクトが紹介された。2019年の東日本台風で甚大な被害を受けた宮城県丸森町の保科郷雄町長は「失敗を恐れず早めの対応が必要」と語り、ちゅうちょせず避難指示や避難勧告を出す大切さを強調した。 草地市長も、敷地川が決
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業務メール116人に誤送信 磐田市「BCC」の設定せず
磐田市は11日、市内在住の応急危険度判定士116人に業務に関するメールを一斉送信した際、受信者のメールアドレスが他の判定士に表示される形で誤って送信したと発表した。 市建築住宅課によると10日午後、担当職員がアドレスを伏せる「BCC」の設定をせずに116人に送信した。職員は直後に、受信者全員のアドレスが表示される状態だったことに気づいた。本文に、氏名や住所など個人情報は含まれていなかったという。市は、全ての受信者に削除依頼と謝罪メールを送付した。
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「いかのおすし」や事故注意呼びかけ 磐田署など 子ども見守り強化の日
静岡県の「子ども見守り強化の日」に合わせて磐田署などは11日、磐田市中泉の磐田西小付近で児童の下校見守り活動を行った。自宅に向かう児童約300人に、交通事故や身近な犯罪への注意を呼びかけた。 署員や防犯協会指導員、地域安全推進員ら約20人が集まった。参加者は、不審者から身を守る心構えをまとめた防犯標語「いかのおすし」を児童に伝えるとともに、「寄り道しないで」などと声をかけた。正門付近にパトカーを並べて交通安全を啓発したほか、交通ルールの順守を訴えた。 同署は、交通安全意識の向上を呼びかけるデザインをあしらった文房具を同校に贈った。
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静岡人インタビュー「この人」 ヤマハ野球部マネジャーに就いた 村木文哉さん(浜松市中央区)
静岡高時代は甲子園に3度出場。2015年春と夏は主戦としてチームをけん引した。筑波大を経て21年、社会人野球のヤマハへ。昨季限りで現役を退いた。25歳。 ―現役引退を決めた理由は。 「社会人になってからは結果を出せなかった。自分より年上の人がまだ現役を続けているが、社会人野球は実力の世界。社業に就く決断をした。ヤマハは小学校の頃から憧れていたチームで都市対抗も見に行ったし当時の監督に指導も受けていた。社会人最後の年(23年)にその都市対抗でチームは準優勝。いい景色を見られた」 ―マネジャー転身の経緯は。 「今年就任した申原(直樹)監督からお声かけいただいた。マネジャーは選手時代から重
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記者コラム「清流」 本物さながら模擬選挙
磐田市内の小学校で、給食の食べ残しを減らす“政策”を公約にした3人の候補者から「給食大臣」を選ぶ模擬選挙があった。児童が選挙の仕組みを学ぶ授業だったが、本物さながらに“選挙戦”は白熱した。 「みんなが好きな献立を出す」「もったいない精神を広げる」-。静岡産大生が務める大臣候補が立会演説会で主張を繰り広げた。身近な課題ということもあり、児童は真剣に耳を傾けた。合間には「やっぱりこっちの人がいいかも」とのつぶやきも。支持する候補の応援演説も体験した。3候補がわずかな得票差で競る接戦になった。 模擬選挙は知事選の投開票日直前だった。超短期決戦にな
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元磐田市長 鈴木望さん死去 75歳
鈴木望さん(すずき・のぞむ=元磐田市長、元衆院議員)7日午後2時25分、病気のため浜松市内の病院で死去、75歳。磐田市出身。自宅は磐田市上本郷351。葬儀・告別式は11日午前11時から磐田市国府台371の1のJA遠中セレモニア国府台で。喪主は長男信行(のぶゆき)さん。 旧厚生省を経て1998年、旧磐田市長に初当選。2005年の磐南5市町村合併を主導し、新市を含め市長を通算3期務めた。12年の衆院選に旧日本維新の会から出馬し、比例復活で初当選して1期務めた。
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ドローン映像基に事故防止策検討会 磐田署
磐田署と静岡県警交通企画課などは10日、ドローンで通学路の危険箇所を上空から撮影した映像を活用した交通事故防止対策の検討会を同署で開いた。県内初の取り組み。警察や教育、行政、自治会関係者ら18人が磐田市内2小学校周辺の映像を基に、児童を守る対策について意見交換した。 事前に福田小と東部小の児童が登下校する様子を空撮した。信号のない交差点や幅が狭い道路、児童で混雑する箇所などの映像を見て、自動車の流れや交通量、子どもたちの動線、道路の形状などを確認した。 参加者からは、自動車のスピードを抑制する路面標示や信号機、車止めの新設、路側帯の拡幅などハード対策案のほか、児童の交通安全意識を高める教
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死亡事故の再発防げ 磐田署が現場診断
磐田署はこのほど、磐田市鳥之瀬の市道で4月に発生した交通死亡事故の現場診断を実施した。地域住民や署員、市職員らが参加し、再発防止策を検討した。 事故は4月20日午前0時45分ごろ発生。軽乗用車が道路を歩いて横断していた男性(75)と衝突し、男性が死亡した。現場は見通しが良い直線道路だが、夜間は暗くて視認性が悪い。参加者からは、歩行者には外出時の反射材着用を、ドライバーには早めのライト点灯や適切なハイビームの活用をそれぞれ求める意見が出た。 同署管内では2024年に入り、交通死亡事故が4件発生している。
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支部長「遅くとも総裁選までに」 自民静岡3区、支部長人事協議 市町支部に意見聴取へ
自民党衆院静岡3区支部は9日、袋井市内で幹事会を開き、宮沢博行元衆院議員の議員辞職・離党で空席になっている支部長人事を協議した。各市町支部から今後、どんな人物が望ましいかなどを意見聴取すると決めた。3区支部幹事長の江間治人県議は「遅くとも9月の党総裁選までには決めたい」との意向を示した。 市町支部には今月21日までに、ふさわしい人物像や支部長選任の手続きなどについての意見を文書で提出するよう求めた。江間県議は意見聴取後の人事に関するスケジュールは未定とし、「次期衆院選が近づく中で早く決めたいとの声もあったが、(党公認候補として)長く応援できる人材を探したい。拙速に決める考えはない」と強調し
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磐田市、土地開発公社解散へ 年度内に、近年休眠状態
磐田市は8日までに、市土地開発公社を本年度中に解散する方針を決めた。近年は活用実績がなく、休眠状態だった。14日に開会する市議会6月定例会に関連議案を提出する。 同公社は、市の道路や公共施設整備のため用地の取得・管理を担ってきた。地価の下落が続いて公社が土地を先行取得する経済的メリットが薄まり、ここ10年は取得・管理する土地がなかった。解散が認可されれば、現金約300万円の残余資産は市の一般会計に繰り入れる。 今後、公共用地を先行取得する必要性が生じた場合は、県土地開発公社を活用する方針。
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季節感じる 豪華な生け花ずらり 磐田
生け花の小原流磐田支部が主催する「みんなの花展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が8日、磐田市見付のワークピア磐田で始まった。「花・煌(きら)めく」をテーマに会員約60人が約60点を出品した。9日まで。 青や紫、白のアジサイなど、季節感を取り入れた豪華な生け花が会場をさわやかに彩った。亀沢礼子支部長(69)はダリアやドラセナ、スモークツリーのほか、枯れたヒマワリを加えて上品に飾った。最終日は午前10時から午後4時まで。
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南海トラフ地震発生想定 磐田市が夜間参集訓練 緊急時の初動対応確認
磐田市は6日夜、南海トラフ巨大地震の発生を想定し、抜き打ちで職員参集訓練を行った。対象となった幹部職員ら75人中44人が、発生想定の1時間後に市防災センター(同市国府台)に駆けつけ、緊急時の初動対応を確認した。 午後7時に市内で最大震度7の地震を観測したとの想定で実施した。メールを受けた対象職員は、交通機関や道路寸断を見越して徒歩や自転車で次々と登庁。発災想定1時間後には災害対策本部会議を開始し、幹部職員が市内の被害状況を共有して対策を協議した。 草地博昭市長は「初動は人命救助が最優先。情報が得られないエリアこそ、助けが必要な場所かもしれない。迅速に情報を共有する必要がある」と強調した。
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6月定例会 14日開会 磐田市議会
磐田市議会は7日、議会運営委員会を開き、6月定例会の日程案を14日から7月11日までの28日間と決めた。総額3億1363万円を追加する2024年度の一般会計補正予算案や、市協働のまちづくり推進条例を一部改正した「みんなが主役のまちづくり条例案」など12議案を審議する。一般質問は21、24、25日の予定。
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軟式野球「小学生の甲子園」健闘誓う 磐田・中泉ク、教育長訪問
今夏の高円宮賜杯第44回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントに静岡県代表として初出場する磐田市の中泉クラブスポーツ少年団が6日、市役所に山本敏治教育長を訪ね、「小学生の甲子園」と呼ばれる大舞台での健闘を誓った。 5月に市内で開かれた県予選で、40チームによるトーナメント戦を勝ち抜き優勝した。8月15~21日に都内で開催される全国大会は、各都道府県代表など51チームが日本一の座を懸けて争う。伊藤龍之介主将(12)=磐田中部小6年=は「今以上に強くなり、大会ではつなぐバッティングをして一戦必勝で頑張りたい」と意気込みを語った。 山本教育長は「全国でも自分たちの力を思う存分発揮して
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磐田・豊岡地区特産「赤シソ」 畑いっぱいに紫の葉 収穫最盛期
磐田市北部の豊岡地区で特産の赤シソの収穫が最盛期を迎えている。JA遠州中央の赤シソ生産者でつくる塩蔵野菜部会の会員13人が、計約30ヘクタールで栽培している。一帯は県内最大の産地で、畑一面を濃い紫の葉が〝じゅうたん〟のように覆う光景が広がっている。 同市惣兵衛下新田の秋山敏文部会長の畑では6日、息子の高徳さん(36)が早朝から乗用型の機械で刈り取りを行った。高徳さんは「色や香りは例年通りの良い仕上がり。気温が上がると葉もどんどん伸びてくる」と話した。 同JA豊岡店によると、収穫は4月中旬ごろから始まった。刈り取った後も葉は1週間程度で成長し、7月中旬ごろまでに地区全体で約600トンの収穫
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磐田の女性殺害・遺体損壊遺棄 ハンマー殴打「衝動的」 被告が計画性を否定 地裁浜松支部公判
交際していた磐田市の女性会社員=当時(33)=を殺害し、遺体を解体、隠匿したとして殺人と死体損壊、死体遺棄の罪に問われた沼津市真砂町、無職の男(32)の裁判員裁判第3回公判が6日、静岡地裁浜松支部(来司直美裁判長)であった。被告人質問で、鉄製ハンマーで女性を殴ったことについて被告は「衝動的だった」と計画性を否定した。 被告は女性が運転する車で静岡市内の山道に向かい、女性の頭や顔を20回以上殴ったとされる。被告は、車内で女性から怒鳴られたり脅迫されたりしたとして「とにかく黙らせないといけないと思った」と説明。自宅からハンマーを持参した理由について「話し合いがうまくいかなかったら脅すためで、殴
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磐田市長「いち早い信頼回復を」 認証不正の地元2社に
自動車など大手5社で「型式指定」の認証試験で不正があった問題について、不正が発覚したヤマハ発動機の本社やスズキの工場がある磐田市の草地博昭市長は6日、「(両社には)真摯(しんし)に対応し、いち早い信頼回復に努めてほしい」と述べた。定例記者会見で質問に答えた。 取引先や販売店も多い地域経済への影響について「(不正の対象車種の)安全性に問題はないと聞いているし、販売台数も少ないので、最小限になると思う。ただ、ブランド力という点では信頼が揺らぐ」との見解を示した。「企業側が勝手に規定されたプロセスを変えるのはよくない」とした上で、「技術は進歩している。今後、国と業界が一緒になって認証ルールの見直
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磐田市 農地貸付静岡県内1位 市長、定例記者会見で発表
磐田市の草地博昭市長は6日の定例記者会見で、農地バンク(農地中間管理事業)による2023年度の農地貸付実績が283・7ヘクタールとなり、4年連続で県内トップだったと発表した。市農林水産課によると、県内の貸付総面積の15・7%を占める。 農地バンクは、静岡県の農地中間管理機構を担う県農業振興公社を通じて農地を貸したい人と、借りたい人をつなぐ。借り手はまとまった農地を確保し、貸借料を一括支払いできる利点がある。同課によると、23年度末時点で137個人・法人が農地バンクを活用。新規就農者が貸し付けを受けた農地では、キャベツや麦などを生産している。24年度は約90ヘクタールの貸し付けを見込んでいる
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磐田市自主運行バス 手配ミスで一部欠便
磐田市は6日、自主運行バス「掛塚磐田駅線」で委託事業者の手配ミスがあり、同日の一部ダイヤに欠便が発生したと発表した。 同路線は浜松バス(浜松市浜名区)が運行を受託している。欠便となったのは、午前6時台に磐田市掛塚の蟹町停留所とJR磐田駅北口の間で運行している2便。同社によると、担当する予定だった運転手にシフトが伝達されていなかった。午前6時ごろに運転手が出勤していないことに気づいたという。午前7時12分に蟹町を出発する便はタクシーによる代替輸送を行い、11人が利用した。 同社に寄せられた問い合わせで、少なくとも2人が欠便で乗車できなかったことが判明している。市は同社に対し、口頭で再発防止
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浅井さん(磐田)特選 掛川で三熊野神社大祭写真展
掛川市の三熊野神社大祭を題材にした「第27回おまつり写真コンテスト」(掛川観光協会大須賀支部、静岡新聞社・静岡放送主催)の作品展示が30日まで、同市西大渕のプラザ大須賀で開かれている。応募のあった全344点を展示している。 特選は磐田市の浅井貴章さんで、鳥居と祢里(ねり)と呼ばれる山車を撮影し、バランスの良さが評価された。準特選は愛知県津島市の村松義喜さんと同県岡崎市の秋屋実さんだった。 このほかの県内受賞者は次の通り。 観光協会大須賀支部会長賞 小松原清(浜松市)▽静岡新聞社・静岡放送賞 間遠洋一(森町)▽掛川みなみ商工会長賞 尾崎道子(藤枝市)▽遠州横須賀倶楽部城代賞 青野ひとみ(掛川市
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ヤマハ発社員ら動揺/取引先「襟を正して」【国交省立ち入り検査】
自動車や二輪車の大量生産に必要な「型式指定」の認証試験で不正があったとして5日、磐田市の本社で国土交通省の立ち入り検査が始まったヤマハ発動機。企業イメージを損ないかねない事態に、社員ら関係者に動揺が広がった。「大手メーカーとしていま一度襟を正してほしい」。取引先企業からも厳しい視線が注がれた。 同日朝、本社新館北側の門に報道陣約20人が集まる中、従業員が続々と出社した。「立ち入り検査があるとは知らなかった」。若手の男性従業員は驚きの表情を浮かべ、「責任を持って業務に当たらなければと改めて思う」と強調した。 ヤマハ発によると、騒音試験で不正があった大型バイク「YZF―R1」は、5月10日か
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ヤマハ発動機本社(磐田)に立ち入り検査 国交省、認証不正受け
自動車などの大手5社で大量生産に必要な「型式指定」の認証不正があった問題で、国土交通省は5日、磐田市のヤマハ発動機本社で、道路運送車両法に基づく立ち入り検査を始めた。トヨタ自動車に続き2社目。ヤマハ発は生産中のモデルを含む二輪3車種で不正が判明した。国交省は検査の結果を踏まえて行政処分が必要かを検討する。 同日午前9時10分ごろ、国交省の担当者4人がヤマハ発本社に入った。約7時間にわたって、担当の社員や幹部へのヒアリング、試験データや社内規定の確認などに取り組んだとみられる。6日も検査を続け、不正が行われた実態の把握につなげる。 ヤマハ発によると、2020年8月から販売している大型スポー
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投資詐欺で330万円 磐田の男性被害
磐田市の60代男性調理師が5日、交流サイト(SNS)で知り合ったグループに、暗号資産の購入やFX投資などの名目で計330万円をだまし取られたと磐田署に届けた。同署は投資詐欺事件として調べている。 同署によると、男性は1月下旬、インターネットで知り合った人物から、著名投資家をかたったSNSのグループに招待された。暗号資産の購入などを持ちかけられ、2月下旬までに4回に分け、指定された口座に計250万円を送金した。同時期に勧誘された別のグループでもFX投資を持ちかけられ、3月中旬までに2回に分けて計80万円を指定口座に送金した。 いずれも払い戻しを受けようとした際に追加の請求を受けたため、不審
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磐田の女性殺害・遺体損壊遺棄 「死体処理」事件前検索 被告金銭トラブルも 地裁浜松支部公判
交際していた磐田市の女性会社員=当時(33)=を殺害し、遺体を解体、隠匿したとして殺人と死体損壊、死体遺棄の罪に問われた沼津市真砂町、無職の男(32)の裁判員裁判第2回公判が5日、静岡地裁浜松支部(来司直美裁判長)であった。証拠調べで検察側は、男が事件前にインターネットで「死体処理」「完全犯罪」などと検索していたと明らかにした。 検察側は、男は女性と青年会議所(JC)の活動を通して知り合い、交際が始まったが、関係性が妻に発覚したと説明。被告と女性のメッセージのやりとりや、周辺関係者の証言から、男と女性の間で人間関係のもつれや、金銭トラブルが生じた経過を明かした。 事件前日には謝罪の金銭な
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治水や環境美化の功績 2個人7団体を表彰 静岡県河川協会
静岡県内35市町などでつくる県河川協会(会長・頼重秀一沼津市長)は4日、静岡市駿河区のグランシップで本年度総会を開き、河川等功労者として治水や環境美化などで功績のあった2個人7団体を表彰した。 頼重会長は「異常気象で豪雨が激甚化、頻発化している。流域の関係者が主体的に水災害対策に取り組む『流域治水』を推進したい」と呼びかけた。岐阜県大垣市の立松明憲副市長による講演も行われた。 表彰を受けた個人、団体は次の通り。 内野高博(函南町)日高良一(浜松市)宇久須美農里プロジェクト(西伊豆町)沼川流域を良くする会(沼津市)新間自治会(静岡市)三保地区まちづくり推進委員会(同)藤枝第5自治会(藤枝
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いわた茶新茶味わって 2団体、磐田市に贈呈
磐田市のいわた茶振興協議会(稲垣明久会長)と磐田製茶業組合(大嶌基男組合長)は3日、地元産の新茶10キロを市に贈った。市は来客者に振る舞うなど、PRに活用する。 稲垣会長と大嶌組合長が市役所に草地博昭市長を訪ね、4月に収穫し、市内の工場で製茶した「いわた茶」を手渡した。稲垣会長は「市長を訪ねてきた人などに味わってもらい、磐田のお茶はおいしいと印象づけてほしい」と話した。
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⚽7月22日、ジュビロ磐田-C大阪戦 指原さんが手がけるアイドル「≒JOY」来場
磐田市のヤマハスタジアムで22日に開催されるJ1磐田―C大阪戦(静岡産業大学開学30周年記念マッチ、午後6時半開始)で元AKB48の指原莉乃さんがプロデュースするアイドルグループ「≒JOY(ニアリーイコールジョイ)」が来場する。試合前とハーフタイムにパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げる。 同グループ名には「メンバーと応援してくださるファンが出会った時に喜びを感じて幸せな気持ちになってもらいたい」という指原さんの思いがあるという。試合前は午後5時15分ごろ、ハーフタイムは午後7時20分ごろから、ピッチ上でパフォーマンスを披露する予定。
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野外活動の基礎「学校」で伝授 松山拓也さん(アウトドアプロデューサー・磐田市)㊤【達人は語る】
ここ数年、新規開業やリニューアルが相次いでいるキャンプ場。デザイン事務所を経営する傍ら、県内の人気施設の監修や初心者向けの講座などを手がけるアウトドアプロデューサーの松山拓也さん(51)=磐田市=が、アウトドア文化の普及活動やキャンプ場づくりの極意について語った。 ◇ 本格的にキャンプを始めたのは、14歳の頃。自転車の後ろにテントを積んで、中学の友人たちとふるさとの袋井市の野山に出かけていました。野外で過ごす楽しさに魅了され、以後30年以上にわたって年間30~50日ぐらいキャンプ泊する生活が続いています。これまでに全国のすべての都道府県を回り、海外にも足を運びました。 20代で
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課題解決へ多様な成果 静岡 「地域共生塾」1期生が活動報告会
多分野連携で地域課題の解決策を考える「ふじのくに地域共生塾」(静岡県社会福祉協議会主催)の1期生による活動報告会が3日、静岡市葵区で開かれた。静岡県内各地から受講した9人が、自ら設定した課題や解決法、実践状況を説明した。 磐田市職員の鈴木紗英さんは「自治会の持続可能性を高める負担軽減策」をテーマに、住民側に現状や困りごとについて確認し、所属課で自治会向けのマニュアルを改良するに至った経緯を説明した。富士宮市のNPO法人ピクニックの前島るみ子代表は、フレイル(虚弱)予防を組み合わせた高齢者向けの安全運転講座を静岡県内各地で開催することを目標にして発信に力を入れ、磐田市や静岡市などに活動の場を
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災害ごみ処理態勢強化 磐田市、都内企業と協定
磐田市は4日、環境・リサイクル事業を展開するDOWAエコシステム(東京都)と災害廃棄物の処理に関する協定を結んだ。南海トラフ巨大地震など大規模災害で大量発生が見込まれる災害ごみの広域処理態勢を強化する。 同社は全国各地に再資源化・処分施設があり、東日本大震災や西日本豪雨などで災害ごみ処理に対応した実績を持つ。損壊した建物のがれきや使えなくなった家財などが市内、静岡県内で処理しきれなくなった際、仮置き場の管理運営や自社施設への運搬、再資源化、処分に取り組む。 市役所で同社の鎌田雅美取締役ジオテック事業部長と協定書を交わした草地博昭市長は「数々の実績で得た知見からのアドバイスも含め、連携をお
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静岡市葵区羽鳥地区・幻の寺「建穂寺観音堂」 守りつなぐ仏像群 明治時代に火災 住民が“救出”、安置 【わたしの街から】
明治時代に火災で廃寺となった静岡市葵区羽鳥地区の“幻の寺”建穂寺(たきょうじ)の観音堂には、地域住民が大切に守りつないできた貴重な仏像群が残る。当時の住民が火災から宝物や仏像を救い出し、その後観音堂が建立された。今でも地元住民から愛され、心のよりどころとなっている。 建穂神社・観音堂評議委員会などによると、建穂寺は600年代後半に道昭法師が開いた。鎌倉時代以降、久能寺とともに駿河の仏教文化の中心として栄えたが、明治の神仏分離令などにより衰退。火災を機に廃寺となった。 1975年に建穂町内会(現自治会)や有志の浄財で、現在の観音堂が建てられた。お堂の中には市有形文化
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静岡ブルーレヴズ「ファン増えた」実感 選手ら磐田市長に今季報告 ラグビーリーグワン
磐田市を拠点に活動するラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズ(BR)の山谷拓志社長と河田和大選手が3日、市役所に草地博昭市長を訪ね、今シーズンは8位だったと報告した。河田選手は、開幕戦と最終戦で1万人超の観衆がヤマハスタジアムに駆け付けたことに触れ「ファンの方が増えたと実感した」と感謝し、来季への活躍を誓った。 12チームで争った今季は6勝2分け8敗で3季連続8位となり、プレーオフ進出(4位以内)に届かなかった。山谷社長は「満足できる結果ではないが、昨年優勝チームを撃破し、初めての3連勝も取れた」とチームの成長に手応えを示し「来季は必ずプレーオフに進出する」と力を込めた。 河田選手は「
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【完成車メーカー認証不正問題】ヤマハ発動機3車種、スズキ1車種で判明
完成車メーカーによる「型式指定」の認証申請に関する不正が3日に発覚した問題で、ヤマハ発動機で生産中の1車種を含む二輪3車種、スズキでは過去に生産した軽商用車1車種で不正があったと判明した。再試験の結果、法令の基準への適合を確認し、実際の使用に支障は生じないとしている。 ヤマハ発が2020年8月から販売している大型スポーツバイクの主力車種「YZF–R1」(1000CC)で発覚し、同社は出荷を停止した。騒音試験で規定より負荷が低い状態のマフラーを使った。累計販売台数は1434台。販売終了している「YZF–R3」「TMAX」の2車種は、警音器の音圧試験で提出する書類に不備
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行政相談に貢献 17人と1団体表彰 静岡で委員全体会議
総務省静岡行政監視行政相談センターはこのほど、静岡県内の行政相談委員を集めた全体会議を静岡市駿河区のグランシップで行った。長年地域住民と行政の架け橋として尽力した行政相談委員17人と1団体を表彰した。 行政相談委員は相続などに関する住民の要望や苦情を聞き取り、関係機関につなぐボランティアで、県内各市町では127人が活動している。 表彰された委員は次の通り。 中部管区行政評価局長表彰 芹沢隆伸(裾野市)渡辺暁美(牧之原市)秋山俊満(磐田市)▽静岡行政監視行政相談センター所長感謝状 高木君人(西伊豆町)河野稔(三島市)進藤賀代子(清水町)矢ノ下幸子(同)渡辺知明(長泉町)米山民恵(小山町)
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ヘラクレスオオカブトとパシャッ 「む(6)し(4)の日」ちなみ、磐田で触れ合い体験
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園は2日、「虫の日(6月4日)」にちなんだ特別イベントを同公園で開いた。昆虫との触れ合い体験や、昆虫の意外な一面を紹介する講座など多彩な催しが行われ、多くの親子連れでにぎわった。 カブトムシとクワガタをテーマにした講座では、同公園の職員が「カブトムシと比べて、クワガタは触角の根元部分にあたる第1節が長い」といった体のつくりの違いを解説。参加者は、実際に触るなどしてそれぞれの特徴を確認した。 会場では木の枝に乗った世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」と記念撮影できる時間もあり、子どもたちは圧倒的な大きさに魅了されながら、撮影を楽しむ姿がみられた。
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95万人 西川さんに記念品 のたね、ふらまるもお祝い ガーデンパーク最終日【浜名湖花博2024】
浜松市中央区で開かれている「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の来場者が2日、主催者が目標としていた95万人を突破した。最終日の浜名湖ガーデンパーク会場で、節目の来場者となった磐田市の会社員西川岳彦さん(61)、パート従業員の妻恵子さん(56)に記念品が贈られた。 実行委副会長の影山剛士湖西市長らが、ペチュニアの苗や県内産の新茶などを贈った。ガーデンパークの「のたね」やフラワーパークの「ふらまる」ら両会場のキャラクターも登場し、セレモニーを盛り上げた。 2人は20年前に開催された浜名湖花博に子どもと一緒に来場したことがきっかけで、ガーデンパークに足を運ぶようになったという。2日前にも
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目標「10位以内入賞」 磐田市チーム 初回練習会【市町対抗駅伝】
静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向けて磐田市チームは1日、説明会と本年度最初の練習会を同市見付の市陸上競技場で開いた。練習には小学生と高校生計31人が参加し、コーチの指導を受けて体を動かした。 大会は11月30日に静岡市内で開かれる。前回、市の部12位の磐田市チームは「10位以内の入賞」を目標に掲げる。6月は週1回、8月以降は週2回の練習に取り組むほか、計4回の選考記録会を経て9月下旬ごろに代表を決める予定。 市スポーツ協会の高橋一良会長は「練習を積むことで自分の能力を高め、ライバル心や友情を育める。長丁場になるが、けがのないように練習して良いチームをつ
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セカンドライフでお茶作り 浜松の団体 営農継続困難な畑を活用 人脈基に販路開拓
浜松市天竜区二俣町を拠点に中山間地活性化に取り組む団体「元気里山」が、営農継続が難しくなった農地を活用した農薬・化学肥料不使用の茶業を推進している。会社を定年退職したり、子育てが終わったりした後の「セカンドライフ」として農業に携わるメンバーが中心となり、現役時代に培った人脈を基に販路開拓を進める。 磐田市大平の茶園で5月上旬、摘採作業が10人ほどで行われた。陽光を浴びて黄緑色に輝くつややかな新芽の中を、可搬型の摘採機が進む。茶園面積は約3千平方メートル。収穫作業は短期集中で行い、袋井市の工場で製品化する。一番茶に全力投球し、二番茶や秋冬番茶は生産しない。田畑敏昭会長(80)は「無理に生産
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平野らが2回戦へ 卓球・世界ツアー、チャンピオンズ重慶
卓球の世界ツアー、チャンピオンズ重慶は31日、中国の重慶で行われ、女子シングルス1回戦で早田ひな(日本生命)はブラジル選手に、平野美宇(木下グループ、沼津市出身)もエジプト選手に、ともに3-0で快勝して2回戦に進んだ。伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は王曼昱(中国)にストレート負けした。 男子シングルス1回戦では張本智和(智和企画)がエジプト選手に3-2で競り勝った。
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被災者支援迅速化システム 静岡県内の導入16市町 メリット大きくも費用ネック
災害後に早期の生活再建を支える被災者生活再建支援システムの導入が2023年度末までに静岡県内の35市町中16市町と、半数弱にとどまっていることが県と各市町への取材で分かった。住家の被害認定調査や罹災(りさい)証明の発行、被災者台帳などを一元管理するシステムで、事務作業の迅速・効率化だけでなく、支援の進捗(しんちょく)を把握でき、申請忘れや支援の漏れを防ぐことができる。被災者にとってもメリットは大きいが、初期投資や維持費など財政負担がネックとなっている。 被害認定調査は、行政職員が現場で調べた結果をパソコンに入力し、住民基本台帳などと連携するため、作業に時間を要する。システムがあると、タブレ
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静岡人インタビュー「この人」 子どもの貧困対策や食育支援に取り組む 森本純子さん(磐田市)
子どもの貧困対策や食育支援に取り組むボランティア団体「あいうえお+プロジェクト」の代表として、子ども食堂「腹ぺこ食堂」(磐田市)を運営する。ひとり親世帯などに月2回、弁当を配布。地域住民と交流しながら食に関心を持ってもらおうと、地域の食材を使った食育イベントも開く。高校生と小学生の息子2人を育てる。45歳。 -子ども食堂を始めようと思った経緯は。 「小児科で看護師をやっていた10年以上前から、子どもたちのために『何かやりたい』という思いが漠然とあった。自分が子育てをする中で野菜を食べたことがない子やネグレクト(育児放棄)などを身近で聞き、目の当たりにした経験もきっかけの一つ。子育てが落ち
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デマンドタクシーにウェブ予約システム 12月 磐田市 2路線試験導入
磐田市は31日、本年度の第1回地域公共交通会議を市役所で開き、事前予約制のデマンド型乗合タクシーにウェブ予約システムを導入する方針を示した。国の補助事業を活用し、利用者が多い2路線に12月から試験的に採り入れて効果を検証する。 現在は電話のみで予約を受け付けているが、受け付け時間の制約があるため、ウェブ予約で利用者の利便性向上を図る。試験導入するのは、市内8路線のうち磐田中央と豊田の2路線。電話予約と併用する。2025年度に、高齢者でも円滑に利用できるかなどの効果を検証し、必要に応じてシステムの見直しや対象路線の拡大を検討する。 同市のデマンド型乗合タクシーの利用者は増加傾向にある。市による
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通学路 ドローンでチェック 事故防止へ危険箇所を上空撮影 磐田署など静岡県内初【動画あり】
通学路の危険箇所を把握し、子どもの事故防止につなげようと、磐田署や静岡県警交通企画課などは30日、登校中の児童の様子を、ドローンで上空から撮影する取り組みを磐田市の福田小周辺で行った。県警によると、通学路の安全対策にドローンによる撮影を活用するのは県内初という。 浜松市浜名区で女児がごみ収集車にひかれた死亡事故や、焼津市で小学生3人が車にはねられて重軽傷を負った事故が相次いだことから、子どもが巻き込まれる交通事故を減らそうと企画した。ドローンを操縦する警察官は、上空80メートルから学校周辺の半径約1キロの範囲を撮影。別の警察官がモニターで映像を確認し、横断歩道を児童が渡る姿や車の走行状況、
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プールからヤゴ〝救出〟 磐田・青城こども園児 身近な生物学ぶ
磐田市中田の青城こども園の年長園児30人が30日、水泳の季節を前に、園内のプールで生まれたヤゴの〝救出作戦〟に取り組んだ。プールの底にたまった泥や落ち葉の中から、網でシオカラトンボやコノシメトンボの幼虫をすくった。 6月中旬のプール開きに向け水を完全に抜いて掃除する前にヤゴを助け出す恒例行事。ベッコウトンボなど多様なトンボの生息環境を保全する桶ケ谷沼ビジターセンター(同市岩井)の元職員が講師を務めた。園児はトンボの生態などについて説明を受けた後、長靴を履いてプールに入り、隅々までヤゴを探し回った。 身近な自然に触れる活動の一環。ヤゴは水槽で飼育し、羽化して飛び立つまで成長を見守る。
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住基の異動処理 市民2人に誤り 磐田市、知事選で判明
磐田市は29日、市民2人の住民基本台帳の異動処理に誤りがあったと発表した。26日に行われた知事選の投票所で、選挙人名簿による本人確認の際に判明した。 市民課によると、26日正午ごろ、市民1人が投票所を訪れた際、受け付けの投票管理システムでエラー表示が出た。市職員の住民手続きの履歴調査の結果、当該市民が国籍喪失届を申請していないのに、誤って住民記録に書き込まれていたことが分かった。さらに、別の市民1人の住民登録が抹消されたケースも確認された。市民2人はそれぞれ投票所で待機した後、投票を行ったという。 市は現在、新たな住民異動窓口システム導入の準備を進めている。17~23日に委託業者が動作テ
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ワサビ収穫 東農大生体験 伊豆 本場で栽培加工学ぶ
伊豆市地蔵堂のワサビ店「わさびの大見屋」にこのほど、東京農大(東京都)食料環境経済学科1年の学生約40人が訪れ、ワサビの収穫やわさび漬けづくりを体験した。農業の現場を視察研修する同大の授業の一環。 学生は同店の浅田譲治代表(62)の指導で、敷地内にあるワサビ田「石庭わさび園」に入った。根元からワサビを引き抜き、水で土を洗い落とした。わさび漬けづくりでは茎や白根を包丁で細かく刻み、酒かすを混ぜて完成させて持ち帰った。三浦花琳さん(18)=磐田市出身=は「有名な伊豆のワサビの生産現場を知ることができて良かった。食感が良く、うまみがあった」と話した。 同大卒業生の浅田代表は3年前から同学科の田中裕
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記者コラム「清流」 率先避難者たれ
昨年6月に県内に猛威を振るい、磐田市と浜松市で2人の死者を出した台風2号による豪雨災害から間もなく1年が経過する。土砂災害が多発した市内では、今なおブルーシートがかけられた斜面が散見され、爪痕は色濃く残っている。 近年の風水害や土砂災害の頻発化、激甚化に伴い、災害からの復旧に要する時間や手間などは増している。しかし、無慈悲にも年月は一定のペースで進む。完全復旧や再整備が追いつかないまま、ことしも出水期を迎えようとしている。 市内の特別支援学校で8日に開かれた県の防災講座では、自ら進んで避難することで他人の行動を促す存在「率先避難者」についての説明があった。ハードの対策に頼らず、命を守るた
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ローソン磐田豊岡店 店長野呂さん 詐欺防止 お手柄5年で4回目!! 先月は店員鈴木さんと連携 署が感謝状
特殊詐欺を未然に防いだとして、磐田署はこのほど、磐田市豊岡のローソン磐田豊岡店と、店長野呂洋子さん(49)、店員鈴木由希乃さん(27)に署長感謝状を贈った。野呂さんは2019年、21年、22年にも被害を防ぎ、約5年間で4回目の表彰となった。 2人によると4月上旬、男性客が1万円分のアップルカードを購入しようとした。鈴木さんは男性の携帯電話が対応機種のiPhone(アイフォーン)ではないことを伝えると、男性は別のギフトカードを購入した。不審に感じた鈴木さんは、念のため野呂さんに相談。男性が1時間後に「アップルカードに交換したい」と再度来店したため、野呂さんが購入理由を確認したところ「数年前に高
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静岡県大会前に救助技術披露 磐田市消防本部
磐田市消防本部は27日、6月に開かれる静岡県消防救助技術大会に向けた消防長査閲を同市見付の磐田南高などで行った。大会に出場する救助隊員が、高尾正博消防長らを前に、日頃の練習の成果を示した。 同市消防本部は陸上・水上の部の計6種目に出場する。3人一組で要救助者を救出する水上種目「人命救助」は同校プールで実施した。激しい雨の中、水没の危険に見舞われた要救助者役を1人が抱きかかえ、補助者がロープをたぐり寄せて引き上げた。安全性や所要時間に注意しながら、力強い動きを見せた。鈴木涼太消防士長(27)は「本番さながらの雰囲気で普段通りの動きができた。大会までに質を高めて全国優勝を目指す」と意気込んだ。
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西部の中小製造業 デザイナーら協働 防災テーマに商品開発
静岡県西部の中小製造業と県内のデザイナーらが共同でものづくりに取り組むプロジェクト「フューチャー・イノベーション・トライアル」が27日、浜松市中央区の起業家支援拠点「FUSE」で始まった。来年3月まで、「防災」をテーマにアイデアを出し合い、商品開発する。 参加したのは切削・チューニングのアサヒピー・エム(同区)、精密板金のSEED(湖西市)、金属加工などを手がけるコーケン工業(磐田市)の3社。それぞれの技術を組み合わせながら、デザイナーら8人の意見をすり合わせていく。アサヒピー・エムの田村悠紀子さん(37)は「自社製品をつくってみたいと思い参加した。商品開発の過程を学びたい」と話した。 プロ
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焼津の安藤さん Sクラス準優勝 日将連浜松支部大会
日本将棋連盟浜松支部の5月大会がこのほど、浜松市中央区の積志協働センターで開かれた。73人が参加し、最強のSSクラスで佐原志依さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①佐原志依(浜名区)②田中雅英(中央区)③中川丈太郎(浜名区)▽S ①田村勇太郎(中央区)②安藤隼人(焼津市)③笹井雄太(磐田市)▽A ①山口昌行(中央区)②古田海(袋井市)③高瀬啓一郎(中央区)▽B ①伊藤龍(浜名区)②大庭悦治(磐田市)③鈴木与四郎(中央区)▽C ①鈴木繁(磐田市)②鈴木勉(森町)③山下浩之(浜名区)
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浜名区・佐原さん SSクラス優勝 日将連浜松支部大会
日本将棋連盟浜松支部の5月大会がこのほど、浜松市中央区の積志協働センターで開かれた。73人が参加し、最強のSSクラスで佐原志依さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①佐原志依(浜名区)②田中雅英(中央区)③中川丈太郎(浜名区)▽S ①田村勇太郎(中央区)②安藤隼人(焼津市)③笹井雄太(磐田市)▽A ①山口昌行(中央区)②古田海(袋井市)③高瀬啓一郎(中央区)▽B ①伊藤龍(浜名区)②大庭悦治(磐田市)③鈴木与四郎(中央区)▽C ①鈴木繁(磐田市)②鈴木勉(森町)③山下浩之(浜名区)
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はまぼうGゴルフ 佐々木さん総合V 磐田で大会
第13回はまぼう杯グラウンドゴルフ大会(寺田新聞店主催)が26日、磐田市福田のはまぼう公園で開かれ、佐々木アヤ子さんが総合優勝した。 読者の健康増進や親睦を深めることを目的に毎年開催している。同市福田地区を中心に70~90代の約60人が10ホール3ラウンドをプレーし、合計打数を競いながら交流を深めた。 主な入賞者は次の通り。 男性の部 ①牧野賢一②寺田勝夫③鈴木栄次④朝比奈勝二⑤金原久▽女性の部 ①佐々木アヤ子②永井令子③寺田君子④米田夏江⑤鈴木道代
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男子、勝又翔・日吉組(加藤学園)/女子、村井・橋本組(加藤学園)がV【静岡県高校総体・バドミントン】
静岡県高校総体は25日、バドミントンはダブルスを行い、男子は勝又翔哉、日吉佑斗組(加藤学園)、女子は村井心優、橋本結衣組(加藤学園)が制した。 初戦から全てストレート勝ち 勝又翔、日吉組 男子ダブルスは加藤学園の勝又翔・日吉の3年生ペアが初戦から全てストレート勝ち。全国8強以上を目標にする2人が実力を示した。 決勝で戦った山本・鶴岡組(富士見)は昨秋の新人戦決勝で敗れた相手。高さを警戒しながら攻める意識で揺さぶり優位に立った。 勝又翔は小学4年でダブルス日本一、高校でも全日本ジュニア8強など全国大会の経験が豊富。昨夏の新チーム始動時からペアになった日吉は「(勝又翔は)いつも上にいってい
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磐田・渚の交流館8周年で記念イベント ゲームや飲食店など出店 26日まで
磐田市豊浜の食とレジャーの交流拠点「渚(なぎさ)の交流館」は25日、開館8周年記念イベント同館で始めた。初日は、ゲームや飲食などの出店に多くの親子が詰めかけた。26日まで。 会場には約10台のキッチンカーが並び、かき氷やたこ焼きなどを販売。スーパーボールすくいやストラックアウト、市イメージキャラ「しっぺい」の色塗りコーナーもあり、子どもたちが楽しむ姿が見られた。最終日の午前は、消防車や救急車といった消防車両を展示する。 同館は2016年5月に開館した。福田漁港エリアに立地し、飲食・販売店などを構える。
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平野(沼津市出身)ら準決勝敗退 卓球・コンテンダー太原
卓球の世界ツアー、コンテンダー太原は25日、中国の太原で行われ、シングルス女子準決勝でパリ五輪代表の平野美宇(木下グループ、沼津市出身)、木原美悠(木下グループ)はともに中国選手に敗れた。 伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は同日の準々決勝で木原に屈した。
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【静岡県知事選】歴代のリーダー経歴は? 官僚、政治家、学者…求める像、時代で変化
26日の投開票が迫る知事選では、官民さまざまな経歴をもつ新人6候補が舌戦を繰り広げている。戦後の公選知事7人の経歴を見ると、前々知事の石川嘉延氏以前は6人全員が官僚か政治家の出身だったのに対し、前知事の川勝平太氏は学者出身だった。県内政治に詳しい識者は「それぞれ特徴が異なり、時代の変化によって県民が求める知事像も変わってきた」と指摘。15年ぶりに選ばれる新知事はどんな人物となるか―。 公選知事を初代から振り返ると、小林武治氏と斎藤寿夫氏は官僚出身。竹山祐太郎氏は農林省技師から衆院議員を経て知事になった。山本敬三郎氏は三井物産社員、県議、参院議員を経験。斉藤滋与史氏は富士市長、衆院議員、建
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アローマメロンを審査 磐田で品評会 中元シーズンへ品質PR
静岡県温室農協磐田支所(鈴木一郎支所長)は24日、春作磐田アローマメロン品評会を磐田市豊島の同支所で開いた。組合員67人の中から選抜された29点が出品され、最高賞の優等には福田ブロックの大橋満也さんが選ばれた。 市場関係者ら12人が審査員を務め、ネットの張り具合や玉のそろいなど「外観」と、食味や香りなど「内容」を入念にチェックした。同支所の松浦正幸生産部長は「2、3月の天候が安定せず心配もあったが、形状も食味も良いメロンがそろった」と話した。 品評会は生産者の技術向上に加え、需要が高まる中元シーズンに向けて高い品質をPRするのが目的。 その他の結果は次の通り。 1等 ①二橋泰介(竜洋
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児童健全育成など13団体に助成金 日生財団が静岡で贈呈式
日本生命財団(大阪市)は24日、児童・少年の健全育成活動と高齢者による地域貢献活動を顕彰する事業の助成金贈呈式を静岡市葵区の市民文化会館で行った。13団体の代表に計390万円を贈った。 贈呈式で日本生命保険静岡支社の井村孝二支社長が各団体の代表者に贈呈書を手渡した。子ども食堂などを展開する「食でつながる心の輪の会」(磐田市)の中村浩之代表は「子どもの健やかな成長の一助となるよう、全力でまい進する」と謝辞を述べた。 助成を受けた他の団体は次の通り。 児童・少年の健全育成 いわたツナガル居場所ネットワーク(磐田市)ウィッチーズ(御前崎市)ボーイスカウト大仁第1団(伊豆の国市)健生会(静岡市
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磐田市議会臨時会閉会 補正予算案など8議案可決、同意
磐田市議会5月臨時会は24日、最終本会議を開き、2024年度一般会計補正予算案2件など5議案を原案通り可決・承認したほか、追加上程した教育委員や監査委員などの人事3議案に同意し、閉会した。 補正予算のうち1件は、4月17日の大雨で浸水被害を受けたJR磐田駅北口エスカレーターの復旧・修繕と防水板設置などの費用3200万円を計上した。
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記者コラム「清流」 すてきな家族
筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)を患い、闘病の経験や日々の思いをつづった著書100冊を、磐田市の横山小寿々さんと家族が市に寄贈した。診断が難しく「怠けている」と誤解されがちな疾病。同じような立場にいる人を勇気づけたいと長女綾乃さんのアイデアで実現した。 小寿々さんは苦しいそぶりは一切見せず、終始笑顔で取材に応じてくれた。綾乃さんも高校1年とは思えないほど立派に、市長に思いを説明した。それを温かく見守る父の記央さん。大変な闘病生活も明るく過ごす家庭が想像できた。 「次は磐田を舞台にした小説を執筆している」。できることが限られている中でも前向きに生きる小寿々さんと愛情で支える家族。当たり前の
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「給食大臣」一票託す 応援演説や投票体験 磐田・豊岡北小6年生
磐田市下野部の豊岡北小で23日、模擬選挙「給食大臣を選ぼう」が行われた。6年生約40人が「給食の食べ残しを減らす」という身近な課題をテーマに選挙活動や投票を体験し、選挙の仕組みや意義を学んだ。 教員を目指している静岡産業大スポーツ科学部の2年生3人が大臣候補となり、「アンケートしてみんなが好きな献立を出す」「栄養バランスが整ったメニューに加え、週3回、好きなデザートを用意する」「もったいない精神を学校に広める」とそれぞれの政策を〝公約〟として発表した。児童は支持する候補者の応援演説に挑戦した。 実際に公職選挙で使われる記載台や投票箱が用意され、児童は入場整理券を持って受け付けしたり、本物
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「健康経営セミナー」6月から、6カ所で 静岡県、全国健康保険協会静岡支部
静岡県や全国健康保険協会静岡支部などは6月18日から、健康経営実践セミナーを県内6カ所で開く。県と包括連携協定を結ぶアクサ生命保険の担当者が、従業員の定着や生産性向上などの観点から健康経営の進め方を解説する。事業所による事例発表も行う。 会場は6月18日が静岡商工会議所(静岡市)、同19日が富士商工会議所(富士市)、同28日が県東部総合庁舎(沼津市)、7月4日が浜松商工会議所(浜松市)、同8日が県中遠総合庁舎(磐田市)、同9日が県藤枝総合庁舎(藤枝市)。いずれも午後2~4時。オンライン参加も可。参加無料。 問い合わせはアクサ生命保険静岡支社<電054(254)8712>へ。
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「給食大臣」一票託す 磐田・豊岡北小で模擬選挙 本番さながら応援演説
磐田市下野部の豊岡北小で23日、模擬選挙「給食大臣を選ぼう」が行われた。6年生約40人が「給食の食べ残しを減らす」という身近な課題をテーマに選挙活動や投票を体験し、選挙の仕組みや意義を学んだ。 教員を目指している静岡産業大スポーツ科学部の2年生3人が大臣候補となり、「アンケートしてみんなが好きな献立を出す」「栄養バランスが整ったメニューに加え、週3回、好きなデザートを用意する」「もったいない精神を学校に広める」とそれぞれの政策を“公約”として発表した。児童は支持する候補者の応援演説に挑戦した。 実際に公職選挙で使われる記載台や投票箱が用意され、児童は入場整理券を持って受け付けしたり、本物と同
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記者コラム「清流」 しがらみのない投票を
川勝平太前知事の辞職に伴う知事選は終盤に入った。磐田市内で行われた街頭演説に度々出向くが、立候補者の声に耳を傾ける若者はわずかで、20代の自分は場違い感を味わった。 地域の方々と話しても、同世代とは選挙に関する話題は上がらない。自分も正直、記者という立場でなければ関心を持たなかったかもしれない。一方、地方議員や各種業界団体の一部は情勢を日々意識している様子や、立候補者との今後の付き合いを考慮して支援先を選ぶ姿もみられる。 選挙は自分たちの未来を選ぶための権利だ。若者は「勝ち馬に乗る」ように支援者を選ぶ必要がなく、政治への無関心はむしろ、しがらみのない投票ができる点で取りえだと感じる。同世
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⚽ジュビロ磐田の必勝願い 験担ぎの給食味わう 磐田の小学校2校 一斉観戦前に
磐田市内小学生のサッカーJ1ジュビロ磐田ホーム戦一斉観戦を前に、同市の竜洋北小と向笠小で22日、ジュビロの勝利を願う給食メニューが提供された。児童は「カツを食べて勝つ」「勝ち星を挙げる」などの思いがこもった験担ぎのメニューを味わい、観戦への士気を高めた。 竜洋北小では、全校児童約200人が星形のマカロニやニンジンが入ったスープ、メンチカツなどをほおばった。クラブマスコットのジュビロくん、ジュビィちゃん、市マスコットのしっぺいも駆けつけ、児童を盛り上げた。ジュビロのユニホーム姿で登校した6年の平野晴さん(11)は「いろいろな食材が入った給食を食べて、応援の気持ちが高まった。良い試合を見せてほ
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静岡県人口 353万3780人 5月1日推計 23カ月ぶり増
静岡県が20日に公表した5月1日現在の推計人口は353万3780人で、前月から566人増加した。就職や進学、転勤などで転入者の多い4月中の社会動態が影響した。増加は2022年6月以来、23カ月ぶり。 転入数から転出数を引いた社会動態は3017人増(転入1万8098人、転出1万5081人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2451人減(出生1438人、死亡3889人)だった。 市町別で人口が増加したのは静岡市の510人をはじめ、浜松市178人、沼津市170人、御殿場市143人、長泉町107人など13市町あった。減少したのは22市町。島田市の127人、磐田市85人、牧之原市の67人などが続
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三ツ谷会長再任 事業計画を承認 磐田市商工会
磐田市商工会は22日、本年度の通常総代会を同市の福田中央交流センターで開き、本年度の事業計画案などを承認した。任期満了に伴う役員改選では三ツ谷金秋会長の再任を決めた。 事業計画では販路開拓などの各種セミナー開催や個別相談、経営のフォローアップを展開し、創業支援を強化する。市や磐田商工会議所などとともに8月に福田地区で「いわた夏まつり花火大会」を開くなど、地域振興にも力を入れる。 三ツ谷会長は「激動の時代であっても個々の事業者を支援し、環境の変化に適合するための取り組みを職員一丸となって全力で進める」とあいさつした。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 18日はクロダイやメジナ、アイゴ、アジ、小ムツ。19日は40センチのクロダイや36センチのオオモンハタ、20センチのアジ、小カンパチ、スズメダイなど。タカベとネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は豆アジ狙いのサビキ釣りやウキ釣り。個体が小さいのでサビキのサイズは3~4号。食いが悪ければトリック仕掛けも試したい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 19日の沼津沖船釣りは午前、午後の両便ともに25~45センチ超のマアジが多数。1.5キロ前後のマダイや大サバ、
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磐田市議に支払い命令 結婚式前撮り料金巡り 浜松簡裁
結婚式の前撮り料金などの支払いがなかったとして、袋井市の冠婚葬祭会社が磐田市議の柏木健氏(55)に料金を請求する訴訟を起こし、浜松簡裁が柏木氏に39万8740円の支払いを命じていたことが、21日までの関係者への取材で分かった。裁判所は柏木氏の議員報酬を差し押さえた。 判決は3月6日付。原告の代理人弁護士によると、柏木氏は2019年9月に同社に結婚式を申し込み、予約金10万円を支払った。20年1月ごろに招待状の作成と納品、同4月に前撮りを行ったが、コロナ禍に伴い式は延期になった。同社は、前撮りと招待状作成にかかった計49万8740円の支払いがないとして22年に提訴した。 池田俊彦裁判官は、
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交通事故防止へ 横断歩道の渡り方学ぶ 磐田なかよしこども園
静岡県交通安全協会磐田地区支部は21日、磐田なかよしこども園(磐田市中泉)で交通安全教室を開いた。年中年長園児計約60人は、交通事故に遭わないための横断歩道の渡り方など交通ルールを学んだ。 交通安全指導員が、イラストを使って横断歩道を渡る際の注意点を説明。左右を確認し、手を上げて意思表示をしてから横断するといった安全な歩き方を伝えた。その後、年中組は室内に用意された模擬道路で実践に取り組み、年長組はPTA役員らに見守られながら園周辺を実際に歩いたほか、横断歩道を渡る練習もした。 年長組の山本菜ノ葉ちゃん(5)は「外で歩いて楽しかった。運転手さんが『行ってもいいよ』と止まってくれてから渡っ
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初夏の味覚、梅の実収穫 磐田・向笠幼稚園児が体験 ジュースや梅干しに
磐田市立向笠幼稚園の年中、年長園児17人が21日、同市向笠西の法雲寺を訪ね、旬を迎えた梅の実の収穫を体験した。梅ジュースなどにして初夏の味覚を楽しむ。 園児たちは、同寺の梅園を〝探検〟して見つけたみずみずしい浅緑色の青梅を丁寧に手摘みした。牛乳パックで作ったかごが実でいっぱいになり、「丸くて大きい」「蜜が出ている」と歓声を上げた。 地域の自然と人に触れ合う活動の一環で、同寺が毎年受け入れている恒例行事。梅の実は園に持ち帰り、梅シロップや梅干しを仕込む。7月ごろにはシロップを夏バテ対策のジュースにして味わう。梅干しは12月まで漬け込むという。
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春作クラウンメロン 中條さん(袋井)最高賞 袋井で品評会
クラウンメロンの春作品評会(県温室農協クラウンメロン支所主催)がこのほど、袋井市小山の同支所で開かれた。最高賞の優等賞には、袋井市の中條友貴さんが選ばれた。 4地区で行われた予選会を通過した40人の生産者が6玉一箱で出品した。全国12市場の関係者らと静岡市の日本平ホテルの料理長らが審査員を務めた。形状と網目の美しさなどの「外観」、甘みや風味をはじめとする「内容」で採点した。 その他の主な結果は次の通り。 1等 ①山崎靖史(磐田市)②桑原吉斉(袋井市)▽2等 ①大場勝典(同)②高橋英樹(同)③沢木俊文(掛川市)④鈴木健太郎(浜松市)⑤田中英夫(袋井市)▽3等 ①鈴木幸一(磐田市)②井口貴彦(袋
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酸味と甘みのバランス魅力「サンロードトマト」目ぞろえ会 JA遠州中央
JA遠州中央は20日、「サンロードトマト」の出荷目ぞろえ会を磐田市加茂の園芸流通センターで開いた。市内の生産者や市場関係者、JA担当者約10人が参加し、サイズや色づきなどの規格を確かめた。 サンロードは市内で約8千平方メートル定植され、酸味と甘みのバランスが良く、うまみがあるのが特徴。出荷は12日から始まり、5月下旬~6月中旬にピークを迎える。目ぞろえ会では市場の在庫状況や気温、湿度により、収穫時の着色基準が5月下旬以降、変更する可能性もあることなどを確認した。
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枯れ山水 サツキ鮮やか 湖西
湖西市新居町の老人福祉センターで、世界的造園家中根金作(磐田市出身、1917~95年)が設計した枯れ山水庭園のサツキが開花を始めた。見頃は5月下旬。庭園に鮮やかな彩りが加わった様子を、6月上旬ごろまで楽しめそうだ。 浜名湖の景観をモチーフに設計された庭園のサツキは、岩や白砂になじむよう低く刈り込まれているのが特徴。建物の中庭にあるため、さまざまな角度から庭園を鑑賞できる。 18日には「湖西市新居・中根庭園を研究する会」が雑草を抜く作業に当たった。同会では毎月第3土曜の午前に草引き会を行い、メンバーを随時募集している。参加は吉元洋美会長<電090(6090)6716>へ。
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車内から出火、2人けが 浜松市
19日午後6時40分ごろ、浜松市中央区北島町付近で、同区の男性(50)が運転するワンボックス車の車内から出火し、後部座席周辺の一部を焼いた。浜松東署によると、後部座席にいた磐田市の女性(51)が上半身にやけどを負って救急搬送され、運転手の男性は手に軽傷を負った。女性は搬送時、会話できる状態だったとみられる。2人は友人関係という。同署が原因を調べている。
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沖縄のエイサー 花添える 伊江村が伝統芸能披露【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で19日、特産のハイビスカスを出展している沖縄県伊江村の特別イベントが開かれた。住民が「エイサー」など華やかな伝統芸能を繰り広げ、屋外ステージに詰めかけた来場者を沸かせた。 伊江村は沖縄本島の北に位置する離島にあり、人口約4300人。20年前の花博の際、同村に約500株のハイビスカスが寄贈され、その後、村の観光資源に定着した。磐田市の市民団体と定期的に平和交流を行っているなど本県との関わりが深いことから、今回の出展とイベント開催が実現した。会場には同村のハイビスカス約600株が持ち込まれ、販売も行った。 島から名城政英村長ら
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地域安全推進 新任23人を委嘱 磐田署 防犯尽力者には感謝状
磐田署はこのほど、地域防犯活動のリーダー役を担う地域安全推進員の委嘱式を同署で開いた。新任者に委嘱状を交付したほか、防犯活動に長年尽力した推進員に感謝状を贈呈した。 本年度委嘱されたのは23人。警察と連携し、登下校時の子どもの見守りや特殊詐欺防止の啓発などに取り組んでもらう。石川真署長は「『自分たちの地域は自分たちで守る』という地域ぐるみの活動になるよう、市民に意識付けをお願いしたい」と呼びかけた。 地域の安全に長年貢献した推進員10人に、市防犯協会会長の草地博昭磐田市長が感謝状を贈った。
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コーヒーで広がれ 地域内外の交流 北米でバリスタ修業の久野さん 磐田にUターン出店
磐田市中心部のジュビロードにこのほど、こだわりの豆でいれた高品質なコーヒーを提供する「coffee echoU(コーヒーエコウ)」がオープンした。本場・北米でバリスタの修業を積んだ地元出身の久野裕太郎さん(38)が「通りの店舗が減る流れに歯止めをかけ、人々の交流を生み出す場に」との思いでUターン出店した。 浜松学院大在学中に米国西海岸ワシントン州に語学留学し、コーヒーの魅力に引き込まれた。街の至る所にコーヒースタンドがあった。生活する人の傍らにいつもコーヒーがあり、店では交流や情報交換が盛ん。本場の文化に触れ「磐田にもこんな場所があれば」と思うようになった。 大学卒業後、コーヒーショッ
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中央区・榛葉さん Sクラス優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部はこのほど、浜松市浜名区のサンライフ浜北で5月将棋大会を開いた。59人が参加し、最強のSクラスは中央区の榛葉大樹さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①榛葉大樹(中央区)②相曽剛史(同)③宇藤敬行(磐田市)④鈴木雄也(静岡市葵区)⑤太田真作(浜名区)▽A ①安藤隼斗(焼津市)②宮城島捷翔(浜名区)③赤松竜也(天竜区)④稲場理(浜名区)⑤渥美賢信(磐田市)▽B ①前田勇(掛川市)②高橋建夫(袋井市)③藤原紳裕(御前崎市)④森孝彰(中央区)⑤赤松僚助(天竜区)▽C ①伊藤龍(浜名区)②佐藤粋聖(中央区)③清水文彦(磐田市)④斉藤正直(中央区)⑤鈴木与四郎(同)▽D
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スポカル・イワタ開始 磐田の中学部活動地域移行 協力クラブ代表者が決意
中学校部活動の地域移行に向けて、磐田市役所でこのほど、地元のスポーツ・文化団体などが部活動を受け入れる新たな地域クラブ活動の仕組み「SPO☆CUL IWATA(スポカル・イワタ)」の開始式が行われた。事業に協力するクラブの代表者が、新たな部活道の形に向けて決意を新たにした。 ボクシング、バドミントン、剣道、サッカー、合唱、弦楽の6クラブが開設され、市内の中学生約30人が参加する。生徒の自律性や協調性など教育の観点からの指導に努めるなど、部活動の理念を踏まえた取り組みを展開する。 部員不足や指導者不在で通学する中学校に希望する部活がない生徒に対し、学校の枠を超えて活動の場を提供するほか、
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中小事業の脱炭素経営 促進へ 磐田市、地元経済団体、金融機関 初会合
磐田市はこのほど、地元の金融機関や経済団体と連携し、中小事業者の脱炭素経営の促進を図るネットワーク会議を同市上新屋の「ひと・ほんの庭にこっと」で初開催した。大企業に比べて資金が限られる中小に省エネ設備や再生可能エネルギーの導入を促す支援策などを探っていく。 市産業政策課の鳥居利成課長は「各団体との共創で脱炭素という社会課題の解決を図り、市内企業の競争力向上など産業振興にもつなげたい」と説明した。市は、脱炭素化に向けた設備投資のための融資手数料を補助する新制度などを紹介し、周知と活用を呼びかけた。参画団体も、それぞれの取り組みや取引先の現状などを報告した。
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【時の人】日銀静岡支店長に就任した 蒲地久司(かもちひさし)さん
金融機構局上席考査役から13日付で就任した。新型コロナウイルス感染症の5類移行で社会経済活動が正常化する一方、原材料・エネルギー価格の高騰や人手不足など企業の経営課題は深刻さを増す。17日の着任会見で「経済環境が変化する中、企業が受ける影響には濃淡がある。状況をしっかりと注視していく」と決意を述べた。 本県経済の印象は「強力な製造業に加え、観光業や農林水産業も非常に魅力的」。裾野市で建設される次世代技術の実証都市ウーブン・シティ、磐田市で機体製造が始まった空飛ぶクルマなどについても、「未来を描く施策が動き出す。すごくワクワクしている」と声を弾ませる。 同じ市内に国立印刷局の工場が立地する
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愛車のバイクと決めポーズ! プロが撮影、まるでカタログ写真 磐田・ヤマハ発動機本社企画が人気
磐田市のヤマハ発動機本社コミュニケーションプラザで、同社の製品写真を手がけるプロカメラマンが一般二輪ユーザーと愛車を撮影する企画が不定期開催されている。「カタログのような高品質な写真になる」とバイク愛好家に好評だ。 約50年にわたってヤマハ発のバイクを撮り続けている商業写真スタジオ「スタジオコバ」(袋井市、小林秀人社長)がプラザ玄関前の広場に撮影機材を置き、疑似スタジオを設けて開催している。カメラマンの藤川翔平さん(34)が「スタジオ撮影は敷居が高い。気軽に撮影に来て、自分のバイクの美しさを再認識してもらいたい」と提案し、昨年初めて企画した。 太陽光よりも発光が強いストロボを使うことで、
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地域に寄り添い河川災害対策を 磐田・敷地川流域住民、豪雨被害で【静岡県知事選】
砂ぼこりが舞う中、ショベルカーを使って土砂を運び出し、大型トラックが現場周辺をせわしなく行き交う-。2022年、23年の台風に伴う記録的豪雨で、堤防が相次いで決壊した磐田市北部の敷地川。出水期が迫る現在も、河川管理者の県による復旧工事が発生当時と変わらず続いている。 2度にわたる水害により、住民の生活は一変した。自宅が連続して床上浸水に見舞われた会社員伊藤清香さん(48)。安心して生活できる場所を求め、決壊箇所から約300メートル離れた地区内の高台に新居を建てた。「最初の浸水時は家族で話し合い、何とかここに住むつもりだった。ただ、2度目が離れる決め手となった」。今は家族3人、引っ越し準備を
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副議長に松野氏 磐田市議会臨時会
磐田市議会は17日の5月臨時会で、副議長に松野正比呂氏(67)=新磐田=を選出した。 松野正比呂氏(まつの・まさひろ)ヤマハ発動機労組顧問。4期。見付
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空襲犠牲者を追悼 磐田で慰霊祭 経験者や在校生、不戦へ願い
太平洋戦争末期の1945年5月19日の空襲で児童生徒らが犠牲になった磐田農業高(磐田市中泉)と磐田北小(同市見付)で17日、慰霊祭がそれぞれ営まれた。当時の経験者や在校生、地元住民が追悼し、平和への誓いを新たにした。 実習中の生徒5人が死亡した磐田農業高の慰霊祭には、亡くなった生徒の同級生・鈴木巌さん(92)=同市大中瀬=が出席した。爆弾が落ちた同校東側にある慰霊碑に、生徒代表らとともにバラの花を手向けた。 鈴木さんによると、空襲で次々と爆弾が落とされ土煙が舞う中、自身は防空壕(ごう)に飛び込み無事だった。ただ、仲間が負傷し苦しむ姿を目の当たりにしたという。「首のない同級生、はらわたが飛
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5議案を上程 磐田市議会 開会
磐田市議会5月臨時会は17日開会し、会期を24日までの8日間と決めた後、2024年度一般会計補正予算案など5議案を上程した。このうち、監査委員1人を再任する人事案件に同意した。 副議長選では、松野正比呂氏(新磐田)が過半数の13票を獲得した。各委員会の新たな正副委員長も決めた。 各正副委員長は次の通り(正、副の順)。 予算決算 芥川栄人、高梨俊弘▽総務 小柳貴臣、江塚学▽民生教育 鳥居節夫、鈴木正人▽建設産業 戸塚邦彦、八木義弘▽広報広聴 永田隆幸、加藤公人▽議会運営 芥川栄人、小栗宏之
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サツキ愛好家団体 盆栽展33点出品 19日まで磐田
磐田市を拠点に活動するサツキ愛好家グループ「浮月さつき会」は18、19の両日、サツキ盆栽展(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市弥藤太島の豊田福祉センターで開く。17日は作品搬入などの準備を進めた。 静岡県西部の60~80代の会員15人が、丹精込めて育てた33点を出品。赤や白、濃淡さまざまなピンクの色鮮やかな花が咲き誇る。寺沢稔会長(78)は「昨年は気温が高くて手入れに苦労したが、会員みんなが努力してくれたおかげで良い物がそろった」と語った。 19日午後1時からはサツキの育て方講習会を開き、先着100人に苗木を無料配布する。
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初の世界 森さん(袋井)ジュニアサーフィン「今後の成長に」
袋井市西同笠の高校1年森舞果さん(15)が5月上旬から中米エルサルバドルで開催されたサーフィンの世界ジュニア選手権大会に日本代表として出場し、このほど帰国した。初の世界大会を終え、「自分らしいパフォーマンスができた。今後の成長につながる経験となった」と振り返った。 世界大会は5月3~12日に開催された。森さんは4月12~14日に高知県で開かれたジュニアオープン選手権大会SWガールズクラスに出場し、U―16(16歳以下)の25選手の中で優勝。ランキング1位の日本代表として初めて世界大会への切符をつかんだ。 舞台のエルサルバドルは高温多湿で知られ、現地の暑さ対策に取り組んで大会に臨んだ。54
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なくなる学校。地域にできることは?⑦ しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
今週も少子化時代の学校統廃合と地域の関係をテーマに、「なくなる学校。地域にできることは?」と題して、しずしんニュースキュレーターや読者の声を取り上げます。学校統廃合の是非に関しては賛否が割れていますが、地域活性化に向けた人材育成の必要性や、災害時に備えて地域のつながりを維持する大切さを指摘する意見が出てきています。 災害時 つながりが救いに キュレーター 中野ヤスコさん(藤枝市) 管理栄養士・公認スポーツ栄養士。健康食堂「くるみキッチンプラス+」を拠点に、食事提供を通した栄養サポートに取り組む。息子2人が大学生で県外在住になったため、夫と愛犬との新しい生活に慣れようと努力
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静産大生デザインの投票済証 磐田市選管、知事選の若者関心向上へ
磐田市選挙管理委員会は知事選(26日投開票)の期日前投票所で、希望者に静岡産業大生がデザインした投票済証を配布している。若年層をはじめ、有権者の投票率向上につなげる。 担当したのは同大アート部で活動する2年武内亜椰華さんと高橋千夏さん。表面は「元気な磐田っ子」をテーマに、けん玉で遊ぶ女の子や市イメージキャラクター「しっぺい」などをデザイン。裏面は磐田の名所として知られる旧赤松家の赤レンガ造りの門や藤の花をあしらった。「みんなでつくろう磐田のまち」などのメッセージも添えて投票を呼びかける。 2021年の知事選から続く取り組みで、今回で6回目。投開票日は市内45カ所の投票所でも配る。 (磐
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地元小中生バンドら 19日磐田で演奏会
磐田市敷地の畑を再整備した多目的広場「クロスロードパーク」で19日午後1時半から、田園コンサートが開かれる。入場無料。 地元の小中学生によるロックバンドや県西部で活動するアマチュア音楽家など計6組が出演する。野外の特設ステージで新緑を感じながらオリジナル曲やロック、ブルースを披露。市内で活躍する合唱団が特別編成して「故郷」や「唄をお持ちですか」などを歌う。 企画した乗松保臣さん(70)は「音楽は世代を問わず楽しめる。ぜひ、立ち寄ってほしい」と話した。
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登校児童に交通指導 磐田署、浜松市浜名区の女児死亡事故受け
浜松市浜名区の市道で自転車に乗っていた女児がごみ収集車にひかれ死亡した事故を受けて磐田署は16日、磐田市中泉の県道交差点で、児童らの見守り活動と交通指導を実施した。 実施場所はJR磐田駅から北に約800メートルの小中学校が密集するエリア。交通量の多い登校時間帯に合わせ、署員と交通安全指導員が、横断歩道に立ち児童の安全確保に努めたほか、自転車を含めた車両による違反の未然防止を図った。 パトカーによるパトロールも行い、取り締まりを強化。通学路で子どもを交通事故から守る緊急抑止対策を講じた。
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河合楽器が4年ぶり減収減益 3月期、中国販売不振響く
河合楽器製作所が15日発表した2024年3月期連結決算は、中国経済の鈍化や巣ごもり需要の一服感などで、売上高は前期比8・6%減の801億9200万円、経常利益は25・5%減の42億100万円、純利益は24・2%減の27億8200万円と4年ぶりの減収減益となった。 中国はアップライトピアノや電子ピアノの中低価格帯が不振で、売上高は前期比24・6%減の108億5200万円だった。音楽教室は習い事などを規制する中国政府の「双減政策」による影響もあった。 事業別の売上高は、楽器教育が10・0%減の656億6800万円、素材加工は自動車関連部品の受注減で8・7%減の95億4千万円。一方、医療機関
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田植えに挑戦「おいしくなあれ!」 磐田南幼稚園、泥遊びも満喫
磐田南幼稚園(磐田市千手堂)の年長園児約40人が15日、同市上岡田の農家鈴木隆さん(73)の水田で、田植えに挑戦した。水着姿の園児たちが、泥の感触を確かめながら慎重に水田に足を踏み入れた。 鈴木さんの指導の下、コシヒカリの苗を手に取って「おいしくなあれ」と言いながら丁寧に植え付けた。水田に入るのは初めてという上嶋琉ノ介ちゃん(5)は「(水田は)深かった。お米が好きなので、大きく育ってほしい」と笑顔をみせた。 園は約40年間、鈴木さんから水田を借りていて、子どもたちは収穫までの作業を体験している。田植えの後、園児たちは泥遊びも満喫した。
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四季折々の一瞬、写真に 磐田で愛好家8団体作品展
磐田市写真連盟主催の作品展「フォトアート合同展」が19日まで、同市見付の市立中央図書館で開かれている。加盟する愛好家グループ8団体の計34人が手がけた新作を中心に58点を出展した。入場無料。 満開のサクラと大井川鉄道のSL、浜名湖ガーデンパークのヒマワリ、紅葉した小国神社のモミジなど、四季折々の風景や動植物を収めた作品が目立つ。運動会を楽しむ小学生の表情を捉えた写真などもあり、会員それぞれの視点が生きた力作が来場者を楽しませている。
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⚽ジュビロ磐田 スタッド・ランスと親善試合検討 五輪でJ中断中の夏
J1磐田がフランス1部スタッド・ランスと今夏、親善試合を計画していることが14日、関係者への取材で分かった。開催が実現するならば、7月下旬から8月初旬のパリ五輪によるJリーグの中断期間が濃厚という。条件面を両クラブ間で検討している。 スタッド・ランスはフランス1部で6度の優勝を誇る強豪。日本代表のMF伊東純也と中村敬斗が所属している。8月3日にJ1神戸と親善試合を行うことが決まっている。 関係者によると、開催が実現した場合、磐田側はヤマハスタジアム(磐田市)またはエコパスタジアム(袋井市)の県内会場での実施を希望している。クラブ幹部は「条件面を詰めている最中だが、やれるならば、ぜひやりた
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後方認知支援技術などPRへ ヤマハ発動機 5月下旬の自動車技術展に出展
ヤマハ発動機は14日、横浜市のパシフィコ横浜で22~24日に開催される国内最大級の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展」への出展概要を発表した。後方車両の接近を音で知らせる研究開発中の新装置など、安全走行を支援する最新技術をPRする。 初出展の「感覚拡張HMI」はスピーカー内蔵のヘルメット型デバイスで、後方など死角にある物体の認知を直感的に支援する新技術。聴覚を利用し、まるで気配のような自然な感覚で接近などを運転者に通知するという。 心電データを基に乗り手の感情を推定し、スマートフォンに表示する「感情センシングアプリ」、所有者の手ぶりに反応して自律的に動く画像認識人工知能(AI)や不
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「自ら行動すること大切」 都内で養蜂と音楽活動両立 磐田出身 Junさん 島田商高で経験語る
ロックバンド「Thinking Dogs(シンキング・ドッグス)」のギタリストで、養蜂に都内で取り組むJun(本名・服部潤)さん(34)=磐田市出身=が14日、養蜂家の経験や音楽活動の苦労を島田市の島田商高で語った。 Junさんは小学生から高校生まで浜松市天竜区水窪町で暮らし、近所の人にミツバチの飼育を教わった経験から、「育った地とは対極にある大都会で養蜂をやってみたかった」と経緯を語った。新型コロナ禍で芸能活動が制限される中、「チャンスだと思ってスポンサーを見つけ、断られても諦めずに飛び込み営業で養蜂できる場所を探した」と振り返った。 下北沢のビル屋上を借りて養蜂事業を開始し、現在は世田谷
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電動の乗り物乗車体験 電気やモーターの力学ぶ 磐田・東部小6年生
磐田市東貝塚の東部小で14日、ワークピア磐田とヤマハ発動機の出前講座「電動乗り物教室」が開かれた。6年生約150人が電動アシスト自転車や電動車いすの乗車体験などを通じて、電気の力やモーターの仕組みを学んだ。 電動アシスト自転車の体験では、こぐ力をモーターで補助する機能を使った走行と機能なしの状態を比較した。電動車いすではジョイスティック操作だけで前進したり、その場で旋回したりできる制御技術を体感した。10円玉と1円玉、食塩水で簡易な電池を作る実験などにも取り組んだ。 地元児童にものづくりに関心を持ってもらい、将来の技術者育成につなげるのが目的。ヤマハ発の社員が講師を務めた。
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男性整備士が挟まれ搬送 浜松市
13日午後7時20分ごろ、浜松市中央区上石田町の静岡日野自動車浜松営業所で、男性整備士(25)=磐田市上神増=がタイヤと車体の間に体を挟まれた。浜松東署によると、男性は救急搬送され、意識不明の重体のもよう。男性は大型トラックの整備をしていたとみられ、同署が労災事故として調べている。
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候補者を追う(13日)【静岡県知事選】
森大介氏(共新) リニアと原発を許さず、暮らしと福祉最優先の県政へのチェンジを目指す。静岡県は全国7番目の財政力だが県民1人当たりの社会福祉費や民生費は全国最下位で、県民に冷たい県政。税金の使い方を切り替え、学校給食費無償化など子育て支援で三つのゼロを実現する。 (静岡市清水区での街頭演説) 鈴木康友氏(無新) 県全体、特に東部地域の地域経営に全力を尽くす。(JR三島駅)南口の再開発事業を単なる再開発にせず、県市一体で新しい駅前の顔を作る。懸案の南北自由通路も実現したい。三島、東部も潜在力がある。県全体のけん引役となる活力を持った地域に、私がけん引していきたい。 (三島市での街頭演説
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演奏や踊り 子どもら披露 磐田・豊田地区でフェスタ 菓子釣りも盛況
磐田市豊田地区のにぎわいイベント「豊田わくわくフェスタ」(同実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が12日、同市上新屋のアミューズ豊田などで初めて開かれた。子どもたちによる演奏やダンスステージ、昔の遊びなど多彩な催しが繰り広げられ、大勢の家族連れでにぎわった。 ビニールプール内にある菓子の入った袋を釣る「お菓子釣り」が人気を集めた。会場にはパトカーや白バイ、災害現場で活躍する県警機動隊の高性能救助車の展示もあり、子どもたちは運転席に座って記念写真を撮るなどして楽しんだ。 締めくくりのコンサートでは豊田中、磐田北高の吹奏楽部、航空自衛隊中部航空音楽隊が、ピンク・レディーメドレーやゲー
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飲酒運転の抑止に注力 磐田署長・石川真さん【新署長語る】
天竜川にかかる「掛塚橋」を渡った浜松市の河輪地区で育ったので、磐田市は地元のような、自然体でいられる場所。警部補時代の2002年から2年間、磐田市役所にも出向した。サッカー日韓ワールドカップに出場する日本代表のベースキャンプ地となり、移動時の選手の安全確保や自治体と警察との連絡・調整などのパイプ役を担った。 警察庁の出向時には、飲酒運転のドライバーに車や酒を提供した場合に同等の罰則を設ける飲酒運転の刑罰引き上げを柱とした改正道交法が施行され、全国の警察に事件捜査の指導を行った。管内では交通事故の死者数が前年を上回る。改正法に携わった経験から、飲酒運転は厳重に取り締まり、死亡事故や児童が絡む
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思い出のランドセルを"後輩"に 磐田LCがプレゼント会
小学校を卒業して使わなくなったランドセルを回収し、必要な人に譲り渡すプロジェクトに取り組む磐田ライオンズクラブ(LC、座光寺明会長)が12日、磐田市上新屋の「ひと・ほんの庭 にこっと」でランドセルのプレゼント会(静岡新聞社・静岡放送後援)を開いた。大切に使われた思い出の品々が"後輩"たちに引き継がれた。 3月に卒業した子どもたちにチラシを配ってプロジェクトへの協力を呼びかけ、64個が集まった。会場には多くの家族連れが訪れ、色やデザインを確認したり、実際に背負ったりしてお気に入りの一つを持ち帰った。 座光寺会長は「ランドセルの中に鉛筆など文房具を入れてくれた人もいる。子
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「慢性疲労症候群」理解して 磐田の横山さん家族 著書100冊、市に寄贈
強い倦怠(けんたい)感などで日常生活が困難になる「筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)」を患う磐田市壱貫地の横山小寿々さん(48)と家族が10日、闘病生活の経験や日々の思いをつづった著書100冊を市に寄贈した。同疾患の世界啓発デー(12日)を前に、長女で高校1年の綾乃さん(15)が「生きづらさを抱えながらも一生懸命に過ごす人に元気や勇気を届けたい」と寄贈を提案した。 2017年ごろに発症し、現在も闘病を続けている小寿々さん。認知度が低い疾患のため、当初は診察を受けても「精神的なもの」「動いていれば治る」などと言われ、慢性疲労症候群と診断されるまで約2年かかった。綾乃さんは「母の病気は見た目で分
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交通安全推進 2事業所に指定証 磐田署と地区安全運転管理協会
磐田署と磐田地区安全運転管理協会は9日、本年度の安全運転管理推進事業所に遠菱アルミホイール(磐田市上岡田)と市クリーンセンター(同市刑部島)を指定した。 指定事業所は1年間、地域の事業所の模範となる交通安全活動に積極的に取り組む。同署で行われた交付式で、2事業所の担当者が石川真署長らから指定証と横断幕を受け取った。 遠菱アルミホイールの竹田明生業務グループ課長(57)は「従業員の家族も含めて交通安全を啓発していく」と述べ、市ごみ対策課の宇藤直樹施設管理グループ長(50)は「他の事業所のお手本になるよう交通安全に努める」と話した。
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17日から5月臨時会 磐田市議会
磐田市議会は10日、議会運営委員会を開き、5月臨時会の日程案を17~24日の8日間と決めた。15億9400万円を追加する2024年度一般会計補正予算案など5議案を審議する。初日に副議長選を行う。 補正予算案は低所得世帯への支援給付金や定額減税補足給付金など、国の経済対策関連費を盛り込んだ。
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6月12日磐田で五郎丸さん講演
磐田商工会議所は6月12日午後2時から、ラグビー元日本代表で静岡ブルーレヴズCRO(クラブ・リレーションズ・オフィサー)の五郎丸歩さんの講演会を磐田市中泉の同商議所会館で開く。聴講無料。 新会館完成と創立75周年の記念事業。五郎丸さんは「日々の努力、夢への近道」と題して講演する。定員は100人。申し込みは同商議所<電0538(32)2261>へ。
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なくなる学校。地域にできることは?⑥ しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
学校がなくなると地域は廃れるのか、学校がなくなっても地域が廃れないようにするにはどうしたらいいのかをテーマに取り上げてきました。4月5日付本紙で報じましたが、少子化の影響で過去10年間に県内の公立小中学校50校が中山間地を中心に閉校しており、今後、市街地も含めて学校統廃合の動きがさらに進む見通しです。今週もしずしんニュースキュレーターや読者の意見を紹介します。保護者の意見を尊重すべきだという考えや小規模校の良さを生かすべきだという声が寄せられています。 中山間地の廃校に不登校者向け高校 キュレーター 教員おにいさん(静岡市) 通学する私立通信制高校の教員。勤続25年。
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磐田商工会議所、新会館が完成 交流スペース設置
磐田商工会議所が建設工事を進めていた新しい商議所会館(磐田市中泉)が完成し9日、竣工(しゅんこう)式が開かれた。「まちと人をつなぐ、開かれた商工会議所」を目指し、会員や市民が立ち寄れる交流スペースなどを設置した。 関係者約100人が神事やテープカットなどを行い、完成を祝った。鈴木裕司会頭は「仲間に寄り添う商議所として新会館とともに新しい歴史を刻んでいきたい」とあいさつした。 旧会館が老朽化したため敷地内で建て替えた。新会館は鉄骨2階建てで、延べ床面積1300平方メートル。商議所の事務所や会議室、パソコン教室、テナント区画のほか、2階にジュビロードなどを見渡せるデッキ、会館南側にはキッチン
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伊藤(磐田市出身)ら準々決勝へ 卓球 サウジ・スマッシュ
卓球の世界ツアー、サウジ・スマッシュは8日、サウジアラビアのジッダで行われ、女子シングルス3回戦で伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は木原美悠(木下グループ)に3-1で勝ち、準々決勝に進んだ。早田ひな(日本生命)張本美和(木下グループ)も8強入り。平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は東京五輪覇者の陳夢(中国)に敗れた。 男子シングルス3回戦で張本智和(智和企画)はフランス選手に0-3で屈した。男子ダブルスの戸上隼輔(井村屋グループ)篠塚大登(愛知工大)組は準決勝に進んだ。混合ダブルスでは張本智、早田組が準決勝で敗れた。 (共同)
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浜松の田中さん 名人クラス連覇 遠州親睦将棋大会
遠州親睦将棋大会がこのほど、浜松市中央区の北部協働センターで開かれた。同市や豊橋市、磐田市、袋井市、森町などから55人が参加し、最強の名人クラスは浜松市の田中雅英さんが4月に続いて優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①田中雅英②増井豊③関口真貴④間淵秀明⑤片岡高明▽S ①嶌英昭②松原政宏③渥美孝太郎④山下康弘⑤幸田好司▽A ①吉田志郎②袴田洋三③牧野斉④川口哲也⑤尾藤菊一▽B ①田辺栄司②中村芳雄③鈴木勉④山本勉⑤鈴木繁▽C ①山下浩之②榛葉雄治③松田寿一④鈴木さち子⑤杉山敏郎
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特産アスパラ使用の上生菓子完成 磐田農高生×職人 12日軽トラ市でいわた茶と提供へ
磐田市中泉の磐田農業高生産流通科3年の7人グループと、同市出身の和菓子職人が協力し、地元産のアスパラガスを使った上生菓子を完成させた。お披露目として、JR磐田駅北口のジュビロードで12日に開かれる軽トラック市で販売するとともに、特産のいわた茶も提供して来場者をもてなす。 地産地消の和菓子づくりに取り組む加藤拓海さん(24)が3月の軽トラ市に初出店した縁で、同校とのコラボが実現した。「藤」と名付けた上生菓子は、アスパラガスを混ぜた緑色のようかんと、紫色のあんこの村雨生地で藤棚を表現。耕作放棄地を活用し、アスパラガスなどの野菜を生産する上村農園(同市)を生徒自ら見学し、材料に選んだという。
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伊藤美誠ら3回戦へ 卓球 サウジ・スマッシュ
卓球の世界ツアー、サウジ・スマッシュは7日、サウジアラビアのジッダで行われ、シングルス2回戦で男子の張本智和(智和企画)は韓国選手に3-1で勝ち、女子の伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は香港選手を3-0で下して3回戦に進出した。 男子ダブルスで戸上隼輔(井村屋グループ)篠塚大登(愛知工大)組は準々決勝に進み、混合ダブルスでは張本、早田ひな(日本生命)組が4強入りした。 (共同)
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笠井中・門奈さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ大会
磐田将棋愛好クラブの第237回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。39人が参加し、最強のSSクラスで浜松・笠井中3年の門奈佑紀さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①門奈佑紀(浜松市)②田中雅英(同)③宇藤敬行(磐田市)▽S ①北島耕太郎(浜松市)②赤松僚助(同)③花本真也(同)▽A ①池谷哲治(磐田市)②藤沢勝(同)③大庭悦治(同)▽B ①鈴木繁(磐田市)②鈴木勉(森町)③高柳長男(掛川市)
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磐田市、省エネ家電購入に補助 1世帯最大計8万円、6~9月分対象
磐田市の草地博昭市長は8日の定例記者会見で、市民に省エネ性能に優れた家電への買い替えを促進するキャンペーンについて、6月1日~9月30日の購入分を対象に実施すると発表した。1世帯当たり最大8万円、総額で1億円を補助する。 対象は省エネ基準達成率100%以上のエアコン、冷蔵庫、LED照明機器の3種類。エアコンは4万円、冷蔵庫は2万円、照明機器は購入額に応じて1万円か2万円を助成する。市内店舗での購入が条件で、申請は1世帯1回限り。複数商品分をまとめて申請することも可能。 市環境課によると、3700件程度の申請を想定。一般家庭約160世帯の年間消費電力に相当する73万7千キロワット時の削減を
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自転車事故ゼロへ啓発に力 磐田東高、安全活動の指定校に
磐田署と磐田市は7日、自転車の安全利用と事故抑止に積極的に取り組む本年度の「自転車事故ゼロ・プロジェクトスクール」に磐田東高(同市見付)を指定した。 市内高校生の交通安全リーダーとして、自転車利用時のヘルメット着用徹底やマナー向上に向けた啓発活動に取り組む。同署の田浦一博交通課長らが同校を訪れ、安全委員長の鈴木光珂さん(17)と副委員長の杉山虎太郎さん(17)=共に3年=に指定書と啓発用ののぼり旗を手渡した。 鈴木さんは「交通ルールを守って安全に登下校し、事故ゼロを目指す」と話した。
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地域魅力発信サイト 10周年リニューアル 「クーポン協力店」検索しやすく 遠州信金
遠州信用金庫はこのほど、浜名湖周辺地域の観光資源や取引先店舗をPRする「遠州・浜名湖魅力発信サイト」を2014年の開設から10周年の節目に合わせリニューアルした。サイトの見やすさなど店舗の検索機能を充実させた。 サイトには、利用者が特典を受けられる浜松、湖西、磐田市内の小売り、飲食、サービスといった「クーポン協力店」約500店を掲載。地域やテーマ別(食べる、買う、泊まるなど)に検索をしやすくし、閲覧した店舗の位置を地図上に反映させた。エリア別に探訪スポットを紹介する特集コーナーも追加した。 同信金は「国内外からの観光客が増加している。地域の魅力を紹介して地域活性化につなげたい」としている。
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最優秀に中沢さん(富士見小2) 磐田で見付写生大会表彰式
磐田市見付地区の史跡や名所を描く「見付写生大会」(市主催)の表彰式が8日、市見付交流センターで開かれた。最優秀賞は富士見小2年の中沢志月さん(7)の作品が選ばれた。 4月の大会には市内外から約520人が参加し、地区内15カ所からモチーフを選んでスケッチした。提出された413点の中から入賞作品52点を選んだ。中沢さんはつつじ公園で、見ごろを迎えていたツツジと舞い散るサクラの“共演”を描いた。 作品は11~19日に見付地区の店舗や神社・寺院に展示する。 この他の主な入賞者は次の通り。 文化協会賞 加藤はるな(三ケ野台)▽優秀賞 鳥居保乃花(富士見幼稚園)池田遥奏(
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【静岡県知事選】大学生座談会 静岡県変える気概 感じたい【動画あり】
静岡新聞社・静岡放送は投票率向上キャンペーン「決める、未来」の一環で、県東・中・西部の大学に通う学生を静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館に招き、9日告示、26日投開票の知事選に向けた座談会を開いた。植田勝也さん、白土優羽さん、赤松優さん、小長谷笙さん、オンライン参加の鈴木幸子さん(写真は別日撮影)の5人が、次の知事に期待する施策や静岡県の未来について話し合った。 東部の政策 忘れないで Q 川勝平太知事が新規採用職員への訓示で職業差別と受け取れる発言をし、批判を浴びて辞職に追い込まれ、急きょ知事選が行われることになった。一連の出来事をどう見るか。 小長谷 公務員を持ち上げ、他の職業をおと
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磐田の児童にタオルマフラー寄贈 ポッカサッポロフード&ビバレッジ 25日にジュビロホーム戦一斉観戦
磐田市内小学生のサッカーJ1ジュビロ磐田ホーム戦一斉観戦に向け、ポッカサッポロフード&ビバレッジは7日、応援用のオリジナルタオルマフラー3250枚を市に贈った。 市との包括協定に基づく取り組み。吉沢英夫名古屋支社長と子会社・磐田ポッカ食品の安田裕一社長らが市役所を訪れ、草地博昭市長に届けた。吉沢支社長は「観戦する子どもたちのすてきな思い出になれば」と話した。タオルマフラーは一斉観戦に参加する小学5、6年生約3000人と引率の教員に配布する。 本年度の一斉観戦は、25日にヤマハスタジアムで開催される湘南ベルマーレ戦で実施する。
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中根庭園と新居宿巡るツアー 19日開催 湖西市【浜名湖花博2024】
一般社団法人湖西・新居観光協会は19日、浜名湖花博2024の関連事業として、世界的造園家の中根金作(1917~95年)=磐田市出身=が湖西市新居町で手がけた庭園と旧東海道新居宿のまちを巡るツアーを開催する。参加者を募集している。 午前10時に同市新居町の観光施設「海湖館」を船で出発し、水路を通り洲崎橋で上陸したのち、新居関所や寺道、宿場町の小路(しょうな)などを巡る約3キロのコース。小松楼まちづくり交流館で昼食を取り、新居文化公園、新居図書館の日本庭園などを巡った後、再び船で海湖館に戻り、午後2時ごろに解散する予定。「湖西市・新居中根庭園を研究する会」のメンバーがガイドを務め、新居宿の歴史
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国画賞に浜松の葛西祐子さん
国画会の第98回国展で、版画部の葛西祐子さん(浜松市中央区)が最高賞の国画賞を受賞した。同部の永田寿治さん(同)が会員に推挙された。同展は13日まで東京・国立新美術館で開催され、21~26日に愛知県美術館で巡回展示する。 県内入選者は次の通り。 絵画部 萩原敏江(御殿場市)▽版画部 本多薫(浜松市中央区)本島建治(掛川市)勝亦彰夫(沼津市)篠田泰雄(静岡市葵区)▽工芸部 佐々木泰男(富士宮市)高安朱麿子(磐田市)鷲巣恭一郎(静岡市葵区)▽写真部 青野真由美(長泉町)
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実績と知名度 鈴木氏前面に 東、中部 浸透へてこ入れ【静岡県知事選の構図㊥】
川勝平太知事の辞意表明から2日後の4月4日、前浜松市長の鈴木康友氏(66)は市内の料亭で県西部経済界の重鎮と会談していた。相手は鈴木氏を長年支援してきたスズキの鈴木修相談役(94)とハマキョウレックスの大須賀正孝会長(83)。地元経済界は自民党と一緒に担げる知事候補を模索していた。 衆院議員2期5年、市長4期16年で培った実績と高い知名度を誇る鈴木氏。3年前の前回選で自民県連は、独自候補の“本命”として当時市長だった鈴木氏の擁立を画策したが、実現しなかった経緯がある。 昨年4月末の市長退任後も知事選挑戦のうわさが絶えなかったが、鈴木氏は年齢を理由に後ろ向きな発言を
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地域のシンボル「む組屋台」建造20年祝う 磐田・福田七番組自治会
磐田市福田の福田七番組自治会は4日、祭り屋台建造20年の記念式典を福田七番組公民館で開いた。住民約200人が集まり、豪華絢爛(けんらん)な〝町のシンボル〟を引き回して地域の結束を新たにした。 同自治会の「む組屋台」は高さ約4・4メートル、幅約1・6メートル、奥行き約3メートル。漆塗りで、正面には華やかな彫刻が施されている。老朽化に伴い2023年に改修したほか、住民の熱心な管理で建造当時と変わらない威容を誇っている。 加藤千晴自治会長(65)は「屋台が地域コミュニティーの中心となり、いつまでも住民から愛されるよう育てていく」と話した。 式典後、若衆が威勢よく引き回しを行ったほか、お囃子(
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華やかなクリンソウ見頃 磐田・敷地里山公園
磐田市敷地の敷地里山公園でクリンソウの花が見頃を迎え、園内を華やかに彩っている。公園を整備する鈴木隆典さんによると、5月上旬ごろまで楽しめる見込み。 クリンソウは、寒冷地に見られるサクラソウ科の多年草。茎を中心に数段に渡って輪状に花を咲かせる様子が、仏塔の頂点を飾る「九輪」に似ていることから名付けられた。約2万5000平方メートルの園内には約600株が植えられ、赤や白、ピンク、紫色の花々が咲き誇り、見事なグラデーションを演出している。 入園無料。園内では薄桃色のウツギも咲き始めている。鈴木さんは「ゴールデンウイークに家族連れでぜひ見に来てほしい」と呼びかけた。 (磐田支局・崎山美穂)
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老朽化の公共施設 再編実行へ提言書 磐田市議会 市に提出
磐田市議会は老朽化した市内の公共施設について、建て替えや再編・統廃合の方向性など具体的な実行計画の策定を求めた「公共施設等マネジメントに関する提言書」を市に提出した。 旧5市町村が合併して誕生した現磐田市は、老朽化に加えて類似機能を持つ施設も多く、市は今後の人口減少や市民ニーズに対応した見直しを進めている。市議会は2年前に特別委員会を設け、17回にわたって協議を重ねた。要望書にはそれぞれの施設の機能を分析し、集約化や複合化を効率的に行うことや、市長直轄の組織横断的な体制で進めることなど盛り込んだ。 鈴木喜文議長らがこのほど市役所を訪ね、草地博昭市長に提言書を手渡した。
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浜松の田中さん 名人クラス優勝 遠州親睦将棋大会
浜松市中央区の北部協働センターで29日、遠州親睦将棋大会が開かれた。同市や豊橋市、磐田市、袋井市、森町から参加者があり、最強の名人クラスで浜松市の田中雅英さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①田中雅英②木俣良一③間淵秀明④村松清⑤石川三余▽S ①杉田大和②岡田力也③山下康弘④岡本康夫⑤宮道孝徳▽A ①池谷雄二②中根清③伊藤憲次④河村正夫⑤前田勇▽B ①芝田信照②内藤利雅③伊藤潔④高柳長男⑤斉藤正直▽C ①大柳豆周一②松田寿一③榛葉雄治④片山久⑤鈴木勉
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⚽ジュビロ磐田に応援届け! 児童、一斉観戦へ練習 豊岡北小皮切り かけ声、手拍子熱く
磐田市内全22小学校の5、6年生が参加するサッカーJ1ジュビロ磐田のホームゲーム一斉観戦に向けて、サポーターによる応援指導が1日、豊岡北小(同市下野部)を皮切りに始まった。希望のあった12校を試合前に巡回し、選手の背中を後押しできるようなかけ声や手拍子を伝授する。 磐田のサポーター団体「プログレッソ」のメンバー8人が同校を訪れ、太鼓のリズムに合わせて3種類の応援歌を紹介した。児童約90人は声を張り上げ、両手を頭上に掲げて拍手するなどの動作を確認。マフラータオルやフラッグを回した“見える応援”も習得した。 サポーターの日内地俊和さんは「みんなの応援でこのまちの誇りで
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女子ラグビー・アザレア・セブンと協定 スポーツ振興へ連携 磐田市
磐田市は30日、女子7人制ラグビーチーム「アザレア・セブン」を運営するアザレア・スポーツクラブ(久保晃一代表理事)と、スポーツ振興に向けた包括連携協定を結んだ。 女性をはじめ誰もがスポーツに関われる環境づくりや、市民の健康増進につながる活動、青少年の健全育成支援、シティープロモーションなどで協力する。市役所に久保代表理事や選手ら5人が市役所を訪ね、草地博昭市長と協定書を交わした。 草地市長は「女性アスリートとしての生き方を示し、子どもたちに憧れる存在になってほしい」とあいさつ。久保代表理事は「日本一のスポーツのまちを担えるよう頑張りたい」と意欲を示した。
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生徒の面談情報 保護者に誤配信 磐田市立中学校
磐田市教委は30日、市立中学校が電子連絡網で生徒1人の個人情報を誤って全校生徒約500人の保護者に配信したと発表した。 市教委によると、生徒指導担当の教員が26日午後6時に配信したメッセージの添付ファイルに、全校生徒向けの文書とともに当該生徒がスクールソーシャルワーカーと面談する日程を示した文書が含まれていた。直後に保護者や教員からの指摘で誤配信に気づいた。 市教委は、同じファイルに二つの文書を保存していたことに加え、メッセージ配信前の内容確認が不十分だったことが原因としている。同校は配信を取り消し、全保護者宛てに謝罪メールを送った。当該生徒の保護者にも直接謝罪した。
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磐田・見付に病児保育室 市内2カ所目の開設
磐田市見付地区に1日、市内2カ所目となる病児・病後児保育室「めろん」がオープンする。 富士見こどもクリニック(同市見付)が開設する。木造平屋建てで床面積は約60平方メートル。個室6部屋を設け、定員は8人。看護師と保育士計3人で対応する。仕事などで保護者が自宅で看病するのが難しい小学生以下の子どもを1日・半日単位で預かり、子育てと就労の両立を支援する。 開室時間は平日午前8時~午後6時。利用料金は1日1300円。利用の際は事前登録した上で、前日午後8時~当日午前7時半にウェブ予約する。同地区には姉妹施設の「みかん」もある。問い合わせは、めろん<電090(3238)2238>へ。
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アニメ「となりの妖怪さん」 原作nohoさん(磐田出身)「地元の魅力発信」 舞台のモデルは静岡県西部
人と妖怪と神様が共に生きる、ちょっと不思議な日常を描いたアニメ「となりの妖怪さん」(テレビ朝日系)がスタートした。原作漫画の作者nohoさん(磐田市出身)は「個性的な人や妖怪がたくさん登場する。お気に入りのキャラクターを見つけてください」と話す。 舞台は山あいの風がよく吹く町「縁ケ森」。好奇心旺盛な人間の女の子むーちゃん、20歳まで生きて猫又になったぶちお、代々この町を守っている、カラスてんぐのジローらが、種族も年齢も超えて仲良く暮らしている。 イラストレーターとしても活動するnohoさん。執筆のきっかけは「羽根が生えたキャラが登場するお話を描いてみたくなったから」。交流サイト(SNS)
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磐田市勢功労者4人表彰 池田さん 村上さん 河合さん 平野さん
磐田市はこのほど、市政の発展に功績を残した2023年度の「市勢功労者」4人の表彰式を市役所で開いた。 表彰を受けたのは、寺谷用水土地改良区理事長などを歴任した池田藤平さん(85)、自治会連合会会長など役員を18年担った村上勇夫さん(84)、明るい選挙推進協議会役員を約23年経験し、主権者教育にも尽力した河合俊彦さん(88)、約28年間、文化財専門審議会・文化財保護審議会委員として文化財保護に貢献した平野五郎さん(83)。池田さんは2008年に続き2度目の受賞。 草地博昭市長は4人に表彰状と功労章(バッジ)を贈り「長年にわたりそれぞれの分野で磐田市のために尽力していただき、心から感謝してい
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平安末期の女官「千寿の前」思い、舞を奉納 磐田で小中学生が披露
磐田市にゆかりがある平安末期の女官「千寿(千手)の前」の供養祭が29日、同市野箱の傾城塚で開かれた。地元住民ら約50人が参加。法要や地元小中学生による舞の奉納を行い、千寿の安らかな眠りを願った。 小中学生4人はそろいの朱色の着物姿で扇子を持ち、事前に練習を重ねた「千寿手まり歌の舞」を華麗に披露した。住民らは千寿を弔っている傾城塚の前で焼香などを行った。 千寿は現在の静岡市生まれ。源頼朝から、捕虜になった平重衡の世話を命じられ、恋仲となった。重衡の死後は尼となって思い人を供養し、傾城塚の近くで生涯を閉じたとされる。2人の悲恋の物語は能の演目にもなっている。
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2024年春の叙勲 輝く受章者【静岡県内関係一覧】
政府は2024年春の叙勲受章者を29日付で発表した。静岡県内受章者は次の通り。 ◇…桐花大綬章…◇ 大谷 直人(71)元静岡地裁所長=東京都世田谷区代田 ◇…旭日中綬章…◇ 岡本 護(79)元県議会議員=浜松市中央区幸 西原 茂樹(70)元牧之原市長=牧之原市堀野新田 森 竹治郎(81)元県議会議員=下田市須崎 ◇…瑞宝中綬章…◇ 青島 伸治(81)筑波大学名誉教授=茨城県つくば市上ノ室(本籍静岡県) 大嶽 幸彦(81)上越教育大学名誉教授=新潟県上越市南城町(本籍静岡県) 大谷 栄治(73)東北大学名誉
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静岡県高校将棋西部大会個人戦 男子は渡辺さん優勝(聖隷クリストファー3)
第55回県高校将棋選手権大会西部地区大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)は28日、男女の個人戦を磐田市見付の磐田南高で行った。男子は聖隷クリストファー高3年の渡辺快さんが優勝した。 男子は21校から199人、女子は6校から11人が参加した。男子は上位10人、女子は上位8人と推薦の大石彩乃さん(磐田南高3年)が5月18日に静岡市葵区の静岡高で開かれる県大会に出場する。 そのほかの県大会出場者は次の通り。 男子 ②丸一健悟(浜松日体3)③永野裕也(浜松西1)④木村太一(常葉大菊川3)⑤久野杏太(磐田南2)⑥佐藤亮輔(掛川西2)⑦大高佑騎(浜松北3)⑧川島悠暉(浜松開誠館3)
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男子団体で磐田南Aが優勝 静岡県高校将棋西部地区大会
第55回静岡県高校将棋選手権大会西部地区大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)が27日、磐田市見付の磐田南高で始まった。初日は男子団体戦を行い、磐田南Aが優勝した。 17校から27チームが3人一組のトーナメント方式で競った。生徒らは日頃の成果を発揮し、盤上で白熱した攻防を繰り広げた。上位男子5チームと、地区予選がない女子団体2チームは、5月19日に静岡市で開かれる県大会に出場する。 同日は個人の男子Bクラス予選も実施した。最終日の28日は、男子個人戦Aクラス、Bクラスの決勝、女子個人戦が行われる。 男子団体2~5位、女子団体2チームは次の通り。 男子団体 ②浜松日体A③
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磐田・見付宿場通りに華やか大名行列 「葵使」も初参加
「第22回いわた大祭り 遠州大名行列・舞車」(静岡新聞社・静岡放送後援)が27日、磐田市の見付宿場通りを中心に開かれた。参勤交代の道中風景を模した大名行列が行われ、江戸時代の宿場町の活気を再現した。 江戸時代の衣装を着た市立城山中の生徒・地元有志ら約100人が行列をつくり、武家の家来「奴(やっこ)」や徒(かち)、姫役などを演じた。一行は「下にー、下にー」と低い声のかけ声に合わせてゆっくりと進行。事前に練習を重ねた独特の足の運びや所作を披露し、沿道の市民らの注目を集めた。 江戸時代、上賀茂神社(京都市)がフタバアオイを徳川家康に献上していたエピソードにちなみ、使節の「葵使」も行列に初めて加
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地元食材の弁当、食べてね ひとり親家庭に無料配布 磐田のボランティア団体
磐田市で子どもの貧困対策や食育支援に取り組むボランティア団体「あいうえお+プロジェクト」(森本純子代表)は25日、ひとり親家庭などの希望者に、地元食材をふんだんに使った弁当30食を無料配布した。 メニューは豚のしょうが焼きやタケノコの煮物、厚焼き卵、マカロニサラダ、十六穀米など。幅広い年齢層のボランティアが弁当づくりに取り組み、子どもたちに手渡した。肉と卵以外の食材は、地元の農家や企業、市民から譲り受けた。 3歳の息子とともに弁当を受け取った30代女性は「保育園に迎えに行く際、息子に『純子ちゃんのところに行くよ』と呼びかけると、すぐに駆け寄ってくれる。いつも(ボランティアが)温かく迎えて
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歴史的円安、物価高…家計負担ずっしり 静岡県内、規格外品・箱買いに需要 生活防衛に売り手も呼応
26日の東京外国為替市場の円相場が約34年ぶりに一時1ドル=156円まで下落し、円安や原材料・エネルギー高に起因する物価高で消費者の家計負担が増す中、ディスカウントストアや業務用食品販売店の需要が高まっている。4月には約2800品目の食品が値上げされ、実質賃金も23カ月連続でマイナスとなった。各店はメーカーの規格外品を割安で提供するなど価格を抑制し、高まる生活防衛意識に対応している。 アウトレット家具販売のBゾーンハヤカワ(磐田市)は、メーカーの余剰在庫品や新作見本市で展示されていた品、わずかな傷で規格外となった品を、通常価格の5~7割引きで販売する。ソファやベッドなど1500点以上が並ぶ
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子どもが「放課後児童クラブ」に入れなかった人はどうしているの?【NEXT特捜隊】
小学校の授業が終わった後、親が仕事を終えるまで子どもを預かる「放課後児童クラブ」(学童保育)。読者から寄せられた疑問を調べる静岡新聞社「NEXT特捜隊」に、静岡市清水区の40代女性会社員から「2年生の娘が児童クラブを利用していますが、4年生になると入れなくなると聞き、心配です。入れなかった人はどう乗り切っているのでしょうか」と質問が届いた。ウェブアンケートを実施したところ、入所できなかった時の対応やクラブ運営への要望などが寄せられた。(生活報道部・伊藤さくら) 12~15日に行ったアンケートには、静岡県内を中心に72人が回答した。「放課後児童クラブの入所や継続を希望したにもかかわらず、
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多彩な書風、技法の書60点 29日まで作品展 浜松市浜名区
磐田市の書家石田不空さん(55)=本名・石田康幸=と、石田さんが講師を務める書道教室の生徒4人による作品展が25日、浜松市浜名区引佐町の井伊谷宮で始まった。多彩な書風、技法で書き分けた約60点が並ぶ。29日まで。 日々の生活で出合った言葉や和歌、心情を、楷書、行書、隷書などの中から最もふさわしい書体を選んでしたためている。額や掛け軸、びょうぶなど、作品の仕立て方もさまざま。井伊谷宮が祭る南北朝時代の歌人宗良親王の短歌や国内外の偉人の名言、般若心経などが来場者の目を引く。 石田さんは「説明文を読む前後で印象が変わるものもある。作品の多様性を、それぞれの感性で楽しんでほしい」と話した。
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宮沢博行衆院議員(比例東海)、自民に離党届提出
自らの不祥事を理由に議員辞職願を出している自民党の宮沢博行氏(衆院比例東海)は24日、同党に離党届を提出し、受理された。議員辞職は25日の衆院本会議で許可される見通し。 宮沢氏を巡っては24日の「文春オンライン」が、妻子がありながら、別の女性と金銭援助を伴う同居をしていたなどと報じた。 宮沢氏は辞職願を出した23日、国会内での報道陣の取材に「不祥事が重なり、辞職を決意した。政治不信を増幅しかねないということもあった」と述べた。 ただ、具体的な不祥事の内容は近く週刊誌に掲載されるとして説明を避け、その後は記者会見もしていない。事務所関係者によると、所在が把握できない状態が続いているという
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浜名湖遺体事件、18歳男逆送 家裁浜松支部「犯行中心的役割」で刑事処分相当
湖西市の浜名湖畔付近で2月上旬、袋井市の通信制高校の男子高校生(17)が溺死させられたとされる殺人事件で、静岡家裁浜松支部は24日、殺人と傷害、監禁の疑いで同家裁に送致されていたフィリピン国籍、浜松市中央区の無職の男(18)を静岡地検浜松支部に送致(逆送)すると決定した。家裁は男について「一連の犯行で中心的な役割を果たしており、計画性がないことを考慮しても犯情は非常に悪質」と指摘。保護処分ではなく、刑事処分が相当と判断した。地検が起訴すれば裁判員裁判の対象になる。 地検によると、男は殺人、傷害、監禁の罪で起訴されている同区の無職の男(21)と共謀し、2月5日午前3時半ごろから同5時ごろまで
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水道施設耐震化 支援強化要望へ 静岡県市長会
静岡県市長会は23日、静岡市内で定例市長会を開いた。5月に愛知県で開催される東海市長会で、能登半島地震で顕在化した水道施設耐震化に対して国の財政支援強化の要望を提案することなどを決めた。 草地博昭磐田市長が、能登半島地震で水道施設が被災して生活に大きな支障が出ているものの、多額の事業費がかかり、市町では対策が進まないと指摘。社会資本整備総合交付金の採択基準緩和や交付率のかさ上げを要望するよう求めた。 山下正行伊豆の国市長は、県の耐震化プロジェクト「TOUKAI―0」が2025年度で終了することを踏まえ、新耐震基準の木造住宅も補助対象にした26年度以降の耐震対策制度の構築について議論する必
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12月のジュビロマラソン 7月11日エントリー開始
12月15日に磐田市内で開催される第27回ジュビロ磐田メモリアルマラソン(NPO法人市スポーツ協会主催)の実行委設立総会が23日夜、市役所で開かれた。前回の約5600人を上回る参加者数を目指し、7月11日からエントリーを受け付ける方針を決めた。 ヤマハスタジアムを発着点とするハーフマラソン、5キロ、3キロの各コースを設け、定員は計8千人とする方針。今後、飲食ブースの充実など、参加者増に向けた取り組みを検討する。ジュビロの選手も一緒に走ったり、沿道で盛り上げに一役買ったりする予定。 ハーフマラソンは、交通整理を担うボランティアの負担や交通規制に伴う生活道路への影響を軽減するため、コース終盤の一
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夫婦の切り絵と竹細工職人作品展 磐田で26日まで
切り絵を趣味とする磐田市の夫婦と竹細工職人による合同作品展が26日まで、同市二之宮のギャラリー&カフェグルッペちぐさで開かれている。故郷の風景をモチーフに、独自の技法で仕上げた切り絵や竹製のカバンなど計約50点が並ぶ。 京都府出身の砂越徹さん(69)、ミドリさん(69)夫婦は、神谷太刀宮神社といった地元の風景を白黒の切り絵で表現。A1サイズの大作「瞬!」は、ガンが川から飛び立つ水しぶきや泡を、線の太さに強弱をつけて立体的に切り取った。 磐田市刑部島の竹工房「達」の石井達二さん(62)はハンドバッグをはじめ、茶わんかごやキーホルダー、アクセサリーなどの竹製商品を展示販売している。
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掛川の岩本さん SSクラス優勝 日将連浜松支部4月大会
日本将棋連盟浜松支部の4月大会がこのほど、浜松市中央区の積志協働センターで開かれた。69人が参加し、最強のSSクラスで岩本倖さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①岩本倖(掛川市)②高〓烝(浜名区)③田中雅英(中央区)▽S ①河合将輝(浜名区)②岡本徳裕(磐田市)③渥美孝太郎(中央区)▽A ①幸田好司(磐田市)②川口哲也(中央区)③藤原紳裕(御前崎市)▽B ①高瀬冬馬(中央区)②伊藤龍(浜名区)③佐久間庸生(中央区)▽C ①山下浩之(浜名区)②鈴木繁(磐田市)③鈴木勉(森町) ※高〓烝の〓は木ヘンに却の去がタ
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大名行列の所作みっちり 城山中生ら足の運び確認 27日「いわた大祭り」
磐田市の見付宿場通りで27日に開かれる「いわた大祭り 遠州大名行列・舞車」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)に向け、大名行列に参加する地元中学生らが稽古に励んでいる。本番では生徒らを含む約100人が江戸時代の衣装を着て行列をつくって練り歩き、参勤交代の道中風景を再現する。 21日夜の練習会には、城山中の生徒や祭り関係者ら約80人が参加した。武家の家来「奴(やっこ)」役を演じる生徒は、荷物を入れる「挟み箱」や槍(やり)などの道具を担いで歩くペースや動作を確認。「徒(かち)」役を務める生徒や住民有志らは隊列を組み、歩き方や目線の位置といった細かい動きを練習した。 オープニングイベント
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記者コラム「清流」 まちづくりの主役
磐田市には自治会と別に、各地区のまちづくりを担う「地域づくり協議会」がある。市の交付金を元手に子育て支援や防災・防犯などの活動を展開している。高齢者の移動支援など特徴的な取り組みも多い。 そんな市民自治を加速させようと、学識者や市民団体関係者らでつくる検討委員会が新しい条例を市に提案した。多様な住民が主体的に地域課題の解決に関わるよう促す理念条例案だ。取材でも感じるが、現状では協議会の役員は高齢者が大半を占める。一部の住民に任せきり、負担が集中するのも好ましくない。 ある協議会は今春、40代の女性が会長に就いたという。今までと違った視点が活動を充実させると期待したい。「みんなが主役のまち
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スポーツ、観光にも便利 竜洋海洋公園(磐田市)【キャンプ場めぐり】
磐田市の遠州灘沿いにある竜洋海洋公園オートキャンプ場。フリーサイトは全面芝生で広々としている。生け垣で囲ったAC電源付きの区画サイトは全てに流し台が設置され、快適に過ごせる。隣接するレストハウス「しおさい竜洋」は、入浴や食事、地場産品の直売が楽しめる施設として人気だ。 キャンプ場のある同公園は、テニスコートや野球場、体育館が設置されスポーツの拠点としても親しまれている。スタッフの木田真由美さんは「園内の『竜洋富士』は小高い丘のような展望スポット。海まで見渡せてきれいです」と話す。夏場はプールが営業するため、家族連れでにぎわうという。 週末を中心に県外からもキャンパーが来場するという。車で
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自民・宮沢氏(衆院比例東海)が議員辞職願「不祥事重なり決意」 女性問題原因か
自民党安倍派の宮沢博行衆院議員(比例東海)は23日、額賀福志郎衆院議長に議員辞職願を提出した。自身の女性問題が原因とみられる。辞職願提出後、国会内で記者団の取材に「私の不祥事が重なり、辞職を決意した。政治不信を増幅しかねないということもあった」と語った。不祥事の内容については、政治資金収支報告書の不記載とは別だと主張。近く週刊誌に掲載されるとして、詳細な説明を避けた。辞職は25日の衆院本会議で許可される見通し。 宮沢氏は派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、昨年12月に防衛兼内閣府の副大臣を辞任していた。裏金事件に関し「多くの仲間は身の潔白を証明したいと思っているが、派閥からしゃべるな
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倒れた高齢男性の救助貢献 磐田・博報堂新聞店の配達員 是賀さんに実行章 「小さな親切」運動
「小さな親切」運動県本部は23日、高齢者の救助に貢献したとして、磐田市中泉の博報堂新聞店の新聞配達員是賀翼さん(39)に実行章を贈った。 是賀さんは昨年12月上旬の未明、朝刊配達中に住宅の玄関先で意識を失い倒れている高齢男性を発見し、119番した。救急隊が到着するまでの間、消防に症状を伝えたり、屋内に運んで毛布を掛けたりした。肩をたたきながら声をかけているうちに男性の意識が戻ったという。 是賀さんは同市二之宮東の静岡銀行磐田支店で、同本部磐田支部長を務める山越弘晃支店長から実行章を受け取り、「今後も何かあったときには手を差し伸べられるように配達をしていきたい」と話した。
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園児が「熊野の長藤」見物 磐田・行興寺
磐田市豊田地区の保育園、こども園児が23日、国の天然記念物「熊野(ゆや)の長藤」がある地元の行興寺(同市池田)で、見頃を迎えているフジの花を見物した。 豊田北、豊田西保育園、子育てセンターとみがおかの園児計約130人がそれぞれ訪れた。長藤は花房が1メートル以上に伸び、ほぼ満開。子どもたちは〝藤色のトンネル〟になった藤棚の下を歩き、かれんな花が連なったフジを見上げたり、境内に漂う甘い香りを楽しんだりした。 行興寺によると、5月初旬ごろまで花を楽しめるという。
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磐田の認可保育園で新園舎完成 「優しく包み込める園に」
社会福祉法人浜松児童福祉園(浜松市中央区)が建設していた磐田市一言の認可保育園「リーザプレスクール」の新園舎が完成し、20日に竣工(しゅんこう)式が開かれた。関係者約70人が完成を祝った。5月に供用を開始する。 旧豊田南第3保育園として1980年に開設された旧園舎が老朽化したため、敷地内で建て替えた。新園舎は鉄骨2階建てで、延べ床面積は約1100平方メートルと1.4倍になった。定員は3人増の93人とし、地元住民と触れ合う地域交流室や、保護者の悩みなどを聞く相談室を新設した。 竣工式で、寺沢達也園長は「子どもたち、保護者、地域の方々を優しく包み込めるような保育園でありたい」とあいさつした。
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乾燥シイタケ品質安定 浜松・天竜区で入札会 販売量は最少水準
浜松市天竜区山東のJA遠州中央光明農産物集出荷場でこのほど、乾燥シイタケの入札が行われた。近隣市町の生産者が搬入し、豊かな香りや味わいの品物を求める業者が評価していった。販売量は2~3月の天候不順やサル、シカなどによる食害の影響で429キロと過去最少水準だった。 ビニール袋に入った乾燥シイタケが会場に並び、買い付け人が手に取り、形状や色合いを確認して希望価格を決めた。取引の平均価格は前年より600円ほど高い5352円だった。 同区や森町、磐田市は県西部有数の原木シイタケの産地。同JA天竜営農センターの担当者は「今年は広域でサルなどによる被害が出た。品質は総じて安定している」と話した。
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こども食堂に遊び、学びの場 磐田のボランティア団体 ユニットハウス2棟常設 保護者の交流拠点にも
磐田市川袋で「竜洋こども食堂」を運営するボランティア団体「食でつながる心の輪の会」(中村浩之代表)が、敷地内にユニットハウス2棟を常設した。子どもたちの遊びや学びの場として活用するほか、子育て世代が気軽に立ち寄って語り合える居場所づくりを目指す。 静岡県のクラウドファンディング型ふるさと納税制度を利用して整備した。1棟あたり6畳程度の室内に木製玩具やカードゲームなどを用意し、子どもが自由に遊べるスペースを確保した。保護者向けにヘッドスパやハンドスパ、喫茶コーナーを設けて疲れを癒やしてもらい、心の余裕を持って子どもと向き合えるよう支援する。 中村代表はこれまで、里親活動を通じて子どもに対す
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「心が安らぐ」中根庭園 枯れ山水の魅力満喫 新緑眺め、茶も楽しむ 湖西で鑑賞会【浜名湖花博2024】
湖西・新居観光協会は21日、浜名湖花博2024の関連イベントとして、「昭和の小堀遠州」と呼ばれた世界的造園家中根金作(1917~95年)=磐田市出身=が手がけた枯れ山水庭園の鑑賞会を、湖西市新居町の老人福祉センターで開いた。来場者は、浜名川の歴史などを基に設計された庭園の魅力を学んだ。 湖西市新居・中根庭園を研究する会の吉元洋美会長がガイドを務め、センターの近くを流れる浜名川の歴史を踏まえた庭のデザインや、石組みの工夫による空間づくりなどの魅力を解説した。来場者は四方を窓に囲まれた中庭をさまざまな角度から見ながら、新緑が芽吹いた庭園を鑑賞した。 ロビーには茶席も設けられ、来場者はゆったり
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随筆にっぽん最高賞に磐田の伊藤さん
随筆文化推進協会はこのほど、第14回「随筆にっぽん賞」の受賞者を発表した。全国から集まった応募作54点の中から、最高賞の随筆にっぽん大賞に磐田市の伊藤京子さん(71)による「母音(日本語)の国のあなたへ」が輝いた。授賞式は5月30日、姫路市のホテル日航姫路で開く。 その他の県内受賞者は次の通り(敬称略)。 随筆にっぽん賞 仲井英之(浜松市)▽随筆にっぽん奨励賞 小川健治(静岡市駿河区)
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自慢のメロン食べ比べ 磐田・竜洋海洋公園で試食販売会
磐田市駒場の竜洋海洋公園で20日、地元特産アローマメロンの試食宣伝販売会が開かれた。オートキャンプ場が人気で静岡県内外から多くの人が集まる立地を生かし、収穫量が最も多くなる夏場を前に自慢の味を売り込もうと、県温室農協磐田支所が初めて開催した。 若手生産者が月1回開いている勉強会などで生産技術を磨いた成果として、丹精込めて育てたメロンを持ち寄った。1玉3千円と普段よりも手頃な価格で販売。キャンプ場利用者や市民らが食べ比べして気に入った生産者のメロンを購入した。 市イメージキャラ「しっぺい」も駆けつけ、PRに一役買った。
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日将連浜北支部大会 4月大会
日本将棋連盟浜北支部の4月大会がこのほど、浜松市浜名区のサンライフ浜北で開かれた。72人が参加し、最強のSクラスは静岡市の鈴木雄也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①鈴木雄也(静岡市葵区)②門奈光(中央区)③中川丈太郎(浜名区)④田中雅英(中央区)⑤夏目雄介(島田市)▽A ①落合雅巳(菊川市)②岸智之(静岡市葵区)③高瀬啓一郎(中央区)④稲場理(浜名区)⑤岡本徳裕(磐田市)▽B ①鈴木一男(中央区)②斉藤裕二(浜名区)③村松清(中央区)④藤原紳裕(御前崎市)⑤前田勇(掛川市)▽C ①中村敏男(中央区)②庄司圭佑(静岡市清水区)③伊藤龍(浜名区)④鈴木与四郎(中央区)⑤赤松賢伸
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世界の「こねこ」、磐田に集合だニャン 写真家・岩合光昭さん作品展
世界各地のネコを撮り続ける動物写真家岩合光昭さんの作品展「こねこ」(静岡新聞社・静岡放送後援)が6月23日まで、磐田市立野の香りの博物館で開かれている。子猫の愛らしい姿を現地の景色とともに楽しめる約70点を展示した。 日本やスイス、ジャマイカなど国内外で出合った子猫が大集合。犬とじゃれ合う様子やバナナの葉の上で眠る表情など、世界各地の環境の中で元気に生きる小さな姿を捉えた。「肉球の香り」「おなかの香り」といったネコにまつわる12種類の香りも展示している。 4月21日、5月19日、6月9日の午前10時半から、猫のイラストを記した缶バッジを作るイベントを開く。問い合わせなどは同館<電0538
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大型車後付け部品開発 磐田の兼子鉄工所、第1弾はトラック専用ステップ 経営安定化へ技術生かす
輸送機器部品製造の兼子鉄工所(磐田市、兼子達治社長)は、独自の大型車両向けアフターパーツ(後付け部品)の開発に乗り出している。第1弾として、トラックの荷台に安全に昇り降りするためのステップを製品化した。下請けの仕事で培った金属加工技術を生かした新事業として自社製品の製造販売を展開し、経営・雇用の安定化につなげる。 同社は四輪・二輪車、船外機向けのさまざまな部品製造を手がけている。ただ、こうした下請けの取引は景気に左右されやすく不安定なのが経営課題だった。兼子社長は「下請けは完全に受け身。受注が減ったからと言って従業員をくびにできない。仕事量を平準化するために自社製品を作りたかった」と話す
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ジュビロカラー帽!かぶって応援を サーラグループ、磐田市に寄贈
サーラコーポレーションなど42社でつくるサーラグループは18日、サッカーJ1ジュビロ磐田のホームゲーム小学生一斉観戦事業に合わせ、応援用帽子4000個を磐田市に贈った。 帽子はチームカラーのサックスブルーを基調に、チームエンブレムや同グループのロゴマークをデザインした。5月25日のジュビロ磐田-湘南ベルマーレを観戦する市内の小学5、6年生と引率者に配布。児童らはそろいの帽子でバックスタンドをサックスブルーに染めて一体感を演出し、選手の背中を後押しする。 市役所で開かれた贈呈式で、同グループやチームの運営会社ジュビロの関係者が出席。サーラコーポレーションの仲野哲央執行役員が、草地博昭市長に帽子
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湖西の金原さん100歳 誕生日会に市長ら祝福
湖西市新所の軽費老人ホーム「ケアハウス燦光(さんこう)」で18日、100歳を迎えた入居者金原美代志さんの誕生日会が開かれた。影山剛士市長が市民を代表して祝福に訪れ、家族や入居者、施設職員と共に金原さんの長寿を祝った。 誕生日会には金原さんの娘から生後3カ月のやしゃごまで家族6人が駆けつけた。施設職員らも花束や手紙を贈り、金原さんはケーキのろうそくを吹き消した。長寿を祝う賞状や花束を手渡した影山市長は、「これからも元気で長生きしてください」と声をかけた。 磐田市出身の金原さんは、10代後半から湖西市新居町の新聞店で働き始め、太平洋戦争で夫を亡くしながらも新聞配達の仕事を約50年間続けて家族
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全国の国分寺跡、柔らかく表現 21日までスケッチ画展 磐田
磐田市中泉地区の有志でつくる遠州中泉祭研究会主催の「全国国分寺跡スケッチ画展」が21日まで、同市見付の市立中央図書館で開かれている。 会員の判治直記さん(69)が2020年から約3年間、全国69カ所の国分寺跡を巡りながら描いた82点を一堂に紹介。磐田市の国指定特別史跡「遠江国分寺跡」をはじめ、大分県の豊後国分寺跡など、鉛筆と水彩絵の具特有の柔らかいタッチをベースに表現した。
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朝鮮通信使の功績 絵本作者から学ぶ 静岡市歴史博物館で座談会
静岡市葵区の市歴史博物館はこのほど、同館で展示していた朝鮮通信使の絵本原画制作者による座談会を開き、約30人が参加した。 絵本を手がけた兵庫県たつの市のまちづくりグループ「『嶋屋』友の会」の柏山泰訓事務局長と磐田市育ちのイラストレーター綱本武雄さんが制作上のこだわりなどを解説。通信使が江戸城で謁見(えっけん)した絵について綱本さんは「図面や絵巻を参考に、使節団と幕府役人の距離感と配置を意識した」と話した。 朝鮮通信使は江戸時代に朝鮮王朝が日本に派遣した外交使節で、清水区の清見寺に宿泊するなど本県と縁が深い。静岡歴史民俗研究会の望月茂会長は「絵本を通じて、善隣友好のため徳川家康が復活させた通信
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社会課題解決事業に力 ソミックMHD 磐田の新社屋拠点
自動車部品製造を手がけるソミックグループの事業統括会社ソミックマネージメントホールディングス(SMHD)は17日、今月から本社機能を移転した磐田市の新社屋で記者会見し、既存事業の競争力強化に加え、社会課題解決につながるビジネスに力を入れる方針を示した。新規事業の開発に向けて同日、市と連携協定を締結。新社屋を拠点に、地域や異業種とも連携し、新しい価値を創出するビジネスを模索する。 新社屋はJR磐田駅北口の旧専門学校ビル。管理部門などの約150人が浜松市中央区から磐田市に移った。同グループは自動車用ボールジョイント(軸受)などを主力製品としているが、人口減少に伴う人手不足や環境対応など製造業の課
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静新地域貢献顕彰 たんぽぽ賞 新聞 安心 学びお届け
静岡新聞社と静岡新聞取扱販売店の店主で組織する静新会は、新聞販売店スタッフの地域貢献を顕彰する「たんぽぽ賞」の受賞者を決めた。人命救助、高齢者保護をはじめ、環境美化緑化、ボランティアなど、地域に貢献した活動から選んだ。「たんぽぽ賞」の表彰は今年で16回目。県内約4800人の新聞販売店スタッフが、大切な新聞を届けながらあなたのまちを見守っている。本年度の受賞事例の一部を紹介する。 動く防犯カメラ 見守る 薮崎新聞店育伸社、いけたに新聞店、藤枝江崎新聞店 藤枝市内の新聞販売店全5社による「新聞販売店バイク車載カメラ見守り」=新聞販売店の地域活動をたたえる2023年度「地域貢献大賞」(日本新聞
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体操選手育成で連携 静産大、あいネットが協定
静岡産業大と冠婚葬祭のあいネットグループ(静岡市駿河区)は16日、体操競技の振興などに関する連携協定を締結した。五輪などで活躍できるトップレベルの体操選手育成を目指す。競技の普及や地域振興などでも協力する。 あいネットグループは大卒の体操選手3人を社員として採用し、競技活動を支援している。3選手はパリ五輪予選を兼ねた大会にも出場した。静産大にも体操部があり、競技の施設・設備が充実している。 協定に基づき、静産大は同グループ所属の選手の練習を受け入れたり、部員との合同練習を行ったりする。スポーツ科学部の知見も強化に生かす。同グループの選手は大学主催の大会や地域のイベントに参加し、競技人口の拡大
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里親制度を周知 磐田でパネル展 静岡県西部児童相談所
静岡県西部児童相談所は17日、里親制度の周知・普及啓発を目的としたパネル展「里親ってなあに?」を磐田市見付の市立中央図書館で始めた。里親を支える仕組みなどを紹介した職員手作りのポスターなどが並ぶ。21日まで。 パネルは、五つのカテゴリーに色分けして掲示した。社会的養護を必要とする児童数を示したグラフをはじめ、虐待・経済的事情などを理由に親元で育てられない子どものための里親制度や特別養子縁組を解説する資料を展示している。
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天竜区で花まつり 北遠仏教青年会 浜松市
浜松市天竜区や磐田市豊岡地区の寺院の僧侶でつくる北遠仏教青年会(太田康文会長)はこのほど、釈迦(しゃか)の生誕を祝う「花まつり法要」を浜松市天竜区船明の文花堂会館で開いた。会員僧侶約10人が、無病息災や家内安全を祈り読経した。 僧侶は祭壇の花御堂(はなみどう)に安置された誕生仏の像に祈りをささげた。参列者らはひしゃくを使って甘茶を注いだ。 法要は釈迦の誕生日である8日の前後に毎年行っている恒例行事で、あわせて北遠地区の物故者追悼法要も行われた。太田会長は釈迦が残した言葉を引用しつつ「誰もがかけがえのない存在と認識しながら、普段の生活を送ってほしい」と話した。
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⚽27日に「はじめてのじゅびろ」 J1磐田 ホーム戦でキッズイベント
J1磐田は27日に磐田市のヤマハスタジアムで行う町田戦(午後2時キックオフ)のホームゲームイベントを発表した。 「はじめてのじゅびろ」と題したキッズイベントで、初めて磐田の試合を観戦する家族連れを歓迎する催しを予定している。初めて来場する小学3年生までを対象にステッカーをプレゼントする。北スタンドに屋根付きのキッズスペースを設け、おもちゃも用意する。 ハーフタイムには、2024シーズンソングアーティスト「スピラ・スピカ」がシーズンソング「FIRE SPIRIT」を披露する予定。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 12日はマゴチやメジナ、アジ、サンノジ、タカベ、30センチのオナガダイ。13日は小マダイやアイゴ、スズメダイ、タカベ、ベラ、マアジ、ネンブツダイなど。14日はメジナやアイゴ、スズメダイ、タカベが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は水温がまだ上がらないため、フカセ釣りでメジナ、胴つき仕掛けでカサゴ狙い。サビキ釣りで豆アジや小ムツが釣れるが、数は少ない。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 11日午後の沼津沖船釣りは1キロ前後のマダイや1.5キロ前後のクロダイが多数。20センチ前後
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年長園児、サッカー楽しむ ジュビロ磐田スタッフが指導 磐田市と合同教室
磐田市とサッカーJ1ジュビロ磐田による「幼児合同スポーツ教室」が17日、同市のヤマハ加茂グラウンドで始まった。12月まで全23回、市内の年長園児約千人が、クラブアカデミーのスタッフから指導を受ける。 初回は、豊田北部幼稚園と聖隷こども園こうのとり豊田の園児計約60人が参加した。園児はドリブルやボールの止め方、シュートといった基本動作を練習した後、ミニゲームに挑戦。ボールを夢中で追いかけ、得点を決めると仲間同士で跳びはねて喜び合った。豊田北部幼稚園の鈴木智恵ちゃん(6)は「シュートを打ったら、みんなからすごいと褒めてもらえてうれしかった」と笑顔を見せた。 同事業は、子どもの体力向上や他園と
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卓球W杯 平野(沼津市出身)ら白星発進
卓球のワールドカップ(W杯)は15日、マカオで開幕して男女の1次リーグが行われ、女子では8組の早田ひな(日本生命)は3-1、14組の平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は4-0、10組の張本美和(木下グループ)は3-1で勝ち、パリ五輪代表勢はそろって初戦を制した。 女子7組の伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)はタイ選手と2-2だった。男子五輪代表の張本智和(智和企画)は10組で3-1で白星スタート。 1次リーグは男女とも3人ずつ16組に分かれ、4ゲーム制で総当たり戦を実施。順位はゲーム取得率で決まり、各組1位が決勝トーナメントへ進む。決勝は21日に行われる。 (時事)
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磐田の宇藤さんがSSクラス優勝 将棋愛好クラブ大会
磐田将棋愛好クラブの第236回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、59人が参加した。小学生から大学生まで12人が参加し、磐田北小6年の渥美賢信君がSクラスで準優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①宇藤敬行(磐田市)②高柳丞(浜松市)③田中雅英(同)▽S ①笹井雄太(磐田市)②渥美賢信(同)③本杉雅人(静岡市)▽A ①牧野斉(浜松市)②松尾三十四(掛川市)③川口哲也(浜松市)▽B ①芝田信照(袋井市)②高柳長男(掛川市)③鈴木三雄(磐田市)
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中根金作の庭園鑑賞会 湖西市老人福祉センターで21日【浜名湖花博2024】
湖西市新居町の市老人福祉センターで21日午前10時~午後4時、「昭和の小堀遠州」と呼ばれた世界的造園家中根金作(1917~95年)=磐田市出身=が手がけた枯れ山水庭園の鑑賞会が開かれる。 浜名湖花博2024の関連イベントとして湖西・新居観光協会が主催する。会場では市新居・中根庭園を研究する会が30分間程度のガイド説明を随時行う。庭園を鑑賞しながら楽しめるお茶会も同時に行い、来場者のうち先着30人に浜名橋をイメージした上生菓子を提供する。 鑑賞会は入場無料。お茶会は午前10時半~午後3時で1席400円。問い合わせは観光協会<電053(596)9255>へ。
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春の風景を画用紙いっぱいに 磐田で写生大会 親子連れら「お花たくさん描きたい」
磐田市見付地区の史跡や名所を描く「見付写生大会」(市主催)が14日、開かれた。市内外の親子連れら約520人が参加し、春の風景や歴史的な建築物などのスケッチを楽しんだ。 参加者は、旧見付学校や矢奈比売神社(見付天神)など15カ所の中からお気に入りの場所をモチーフに選び、好きな画材を使って描いた。つつじ公園では、赤、ピンク、紫色など多彩な花を咲かせて見頃を迎えているツツジと、舞い散るサクラの“共演”などを画用紙に収めた。豊田北部小1年の鈴木姫花さん(6)は「お絵描きが大好き。お花をたくさん描きたい」と家族とともに満喫した。 参加者の作品は審査し、5月8日に表彰式を見付
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伊藤(磐田市出身)がTリーグ・日本生命を退団 国際大会、主戦場に
東京五輪の卓球で金銀銅のメダルを獲得した女子の伊藤美誠(磐田市出身)が2季プレーしたノジマTリーグの日本生命を退団することになった。14日、所属先のスターツが契約満了を発表した。今後は国際大会を主戦場とし、世界ランキング1位を目指すとしている。 Tリーグでパリ五輪シングルス代表の選考ポイントを獲得できるようになった2022~23年シーズンから日本生命で参戦。パリ五輪代表入りは逃した。今後についてリリースを通じて「国際大会にたくさん出場してどんどん上を目指して頑張っていきます」とコメントした。
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U-10サッカー「サーラ杯」浜松予選が開幕 64チーム900人「戦い抜く」
静岡県サッカー協会西部支部は13日、「西部キッズU-10サーラカップ2024浜松地区予選大会」の開会式を浜松市浜名区平口のサーラグリーンフィールドで行った。64チーム約900人が一堂に集い、中郡FCの寺沢陽翔君(9)は「感謝の気持ちを持って最後まで戦い抜く」と宣誓した。 県内外の小学4年以下が出場する「サーラカップ2024決勝大会」の予選。決勝は12月、磐田市のヤマハスタジアムで行う。
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事故防止に貢献、功労者ら180人表彰 安協磐田地区支部
静岡県交通安全協会磐田地区支部はこのほど、長年にわたり交通安全活動を推進し、事故防止に貢献した功労者らをたたえる「優良運転者等表彰式」を磐田市上新屋のアミューズ豊田で開いた。松下直一支部長と、石川真磐田署長が180人に表彰状や記念品を贈った。 表彰を受けたのは主に次の通り。 【交通栄誉章緑十字銅章 全日本交通安全協会会長表彰】岩間敏訓、小沢宏男、小林貞次、斉藤勝悠、鈴木勝、鈴木裕次、中沢修身、平野貴代子、太箸隆三【優良運転金賞 県警察本部長・県交通安全協会会長連名表彰】平野敏男、藤森達芳、山崎峰次
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もえぎ色の新芽、きれい! 磐田市内の児童100人が手摘み体験
新茶シーズンが到来し、磐田市の豊田東小4年生と大藤小3年生計約100人が15日、同市笠梅の茶園で茶摘みを体験した。地元特産のいわた茶に親しんでもらう「いわた新茶まつり」として、若手生産者でつくる磐田青年茶業研究会(森島康博会長)が5年ぶりに開催した。 子どもたちは、あかねだすきにかすり着物姿の茶娘と共に一面がもえぎ色に染まった茶園に入り、新芽を丁寧に摘み取った。豊田東小の山泉壮良君(9)は「きれいな色の葉を摘むのが楽しかった。飲むのも楽しみ」と話した。 同研究会は森島会長の茶園を体験の場として提供した。摘んだ茶葉は製茶して児童に配布し、味わってもらう。
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春の風景や史跡スケッチ 磐田で写生大会、親子連れ楽しむ
磐田市見付地区の史跡や名所を描く「見付写生大会」(市主催)が14日、開かれた。市内外から親子連れら約520人が参加し、春の風景や歴史的な建築物などのスケッチを楽しんだ。 参加者は、旧見付学校や矢奈比売神社(見付天神)など15カ所の中からお気に入りの場所をモチーフに選び、好きな画材を使って描いた。つつじ公園では、赤、ピンク、紫色など多彩な花を咲かせて見頃を迎えているツツジと、舞い散るサクラの〝共演〟などを画用紙に収めた。豊田北部小1年の鈴木姫花さん(6)は「お絵描きが大好き。お花をたくさん描きたい」と家族とともに満喫した。 参加者の作品は審査し、5月8日に表彰式を見付交流センターで開く。
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【科学する人】分子生態学者/兼子伸吾さん㊦ シカの遺伝的独自性解明
兼子伸吾さん(磐田市出身)は現在、国内に生息するニホンジカの系統整理に力を注いでいる。「ニホンジカはエゾシカやヤクシカなど六つの亜種に分類されているが、この分類とDNAの遺伝的特徴は必ずしも一致しない」 2023年1月、兼子さんらは奈良公園のシカに関する研究成果を発表した。三重、京都、奈良、和歌山4府県のニホンジカの遺伝子を調べた結果、元は一つだった集団が、奈良公園、紀伊半島東部、同西部の大きく三つのグループに枝分かれしたことが分かった。 半島の東部と西部では人間による狩猟や開拓を原因とする小集団の消滅や混合が起きる一方、奈良公園のシカだけは千年以上も前から人の保護を受け続け、独自の遺伝
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⚽ジュビロ磐田不発、名古屋に0-1 3連勝ならず J1第8節
明治安田J1リーグは13日、各地で第8節が行われ、磐田は名古屋に0-1で敗れた。 ①ヤマハ▽観衆13135人 名古屋 4勝1分け3敗(13) 1(1―0 0―0)0 磐田 3勝5敗(9) ▽得点者【名】倍井(1) 【評】磐田は名古屋に零封負けした。 磐田は序盤から球を保持できず前半8分、クロスがそのまま流れ先制を許した。相手は前半終了間際に退場者を出したが、決定機をつくれず1点リードを許して折り返した。 後半は守勢に回る相手に対し、選手交代で攻勢を掛けた。ペイショットに球を集めて起点をつくり29分には古川が決定機を迎えた。さらにジャーメイン、ブルーノジョゼが相手ゴールに迫ったが、得点
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災害時の判断力試す 「クロスロード」に挑戦 磐田で防災×文化芸術イベント
磐田市壱貫地の豊岡中央交流センターで13日、防災について学び、文化芸術にも触れるイベント「Drrart IWATA(ドラート磐田)」(実行委主催)が初めて開かれた。市内外から多くの家族連れが集まり、災害時の判断力を学ぶゲーム「クロスロード」などで防災意識を高めつつ、日常でできる取り組みを考えた。 ゲームの参加者はグループに分かれ、決断に迷う災害時の行動について「イエス」「ノー」のカードを示しながら、判断理由を議論した。「津波の避難途中、近所に住む独居のおばあさんの様子を見に行く?」との問いに対し、「おばあさんはすでに逃げているかもしれない」「後悔すると思うから見に行く」などの意見が出た。
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エビイモ栽培継承 研修生に認定書 磐田市
磐田市は12日、日本一の生産量を誇るエビイモの産地維持・拡大を目的とした栽培技術継承事業の研修生認定書交付式を市役所で開いた。草地博昭市長が2024年度の参加者に認定書を手渡した。 新たに加わったのは福岡県出身の元会社員一ノ瀬豊さん(44)。15日から約1年間、豊岡地区の生産者から指導を受ける。一ノ瀬さんは「先人が築き上げたブランド力、商品力のあるエビイモに魅力を感じた。新入社員のような気持ちで愚直に、謙虚に頑張る」と意気込んだ。 同事業は20年度から始まり、修了生は7人。市農林水産課によると、エビイモは生産者が減るものの、栽培面積は維持しているという。23年度の研修生で、3月に独立就農
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水彩画サークル 7人の力作並ぶ 15日まで掛川
掛川市の水彩画サークル「掛川イーゼル会」の展示会が12日、同市御所原の市生涯学習センターで始まった。15日まで。 花や人物、風景をモチーフにした45点を展示している。昨秋にスケッチで出かけた磐田市の旧赤松家記念館を描いた力作も並び、来場者を楽しませている。 同会メンバーは市内外の50~80代の7人。同センターを拠点に毎月1回、制作に励んでいる。
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工程短縮し効率化貢献 特殊切削工具 三ツ安製作所(磐田市)【静岡ものづくり最前線】
自動車や二輪車、農業機械といった輸送機器部品などの特殊な切削加工に用いる工具をオーダーメードで製造している。工具一つに複数の刃先チップを組み合わせることで汎用(はんよう)品だと複数にわたる工程を1回で済むようにし、生産の効率向上とコスト削減につなげる。 工具の製造は、創業当時に手作業で行っていた自動車部品の切削加工を効率化しようと、自社向けを開発したのをきっかけに事業化した。工具の素材選定から設計、製造まで一貫して行えるのが強み。特殊切削工具を製造する企業は全国的にも珍しく、四輪・二輪の大手メーカーなどとの取引があるほか、近年は北米で需要が拡大している大型船外機向けも伸びている。電動化の進
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幼稚園内に子育て支援センター 磐田
磐田市は10日、同市見付の磐田北幼稚園内に新設した子育て支援センターの開所式を同園で開いた。関係者約20人が完成を祝った。15日に運営を開始する。 空き教室(約60平方メートル)に子どもを遊ばせたり、授乳やおむつ替えをしたりできるスペースを設けた。保育士の職員3人を配置する。開所式では、センターの愛称「とことこ」の考案者で、ともに子育て中の向井志保さん(37)=上岡田=と林花琳さん(33)=富丘=に市内産メロンを贈った。草地博昭市長は「子育ての悩み相談や居場所として活用してもらいたい」とあいさつした。 見付地区はこれまで、子育て支援センターの空白地だった。公立幼稚園併設型での整備は市内初。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5日はボラやタカベ、ネンブツダイ、クロダイ、メジナ。6日はタカベやスズメダイ、クロダイ、ネンブツダイ、ベラ、マダイ。7日はタカベやネンブツダイ、クロダイ、マダイ、タカサゴ、スズメダイ、ベラ、カワハギが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺のサビキ釣りはイワシとアジが少なく苦戦。水温が上がる今後に期待。オレンジビーチでは消波ブロック周辺でカサゴ狙いの穴釣りができる。餌はサバやサンマの切り身、オキアミ、青イソメなど。暗くなるとメバルも狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁
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中小の脱炭素化へ補助金 磐田市が制度創設、金融機関と連携
磐田市は本年度、脱炭素化に向けた中小事業者の設備投資を促す補助制度を創設した。地元金融機関と連携し、産業分野で二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロにするカーボンニュートラル(CN)を推進する。 金融機関は、温室効果ガス排出量を可視化するツールを活用し、事業者の排出削減計画の策定を支援する。市は、設備の省エネ化や太陽光発電の導入など、脱炭素化の取り組みへの融資を受ける際に事業者が支払う手数料の半額(上限50万円)を補助する。本年度の事業費は1千万円で、約30件の補助を見込む。 市は、2050年までにCNを目指す「ゼロカーボンシティ」を表明している。実現には、大企業と比べて資金が限られている中
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国の有形文化財 磐田・見付の建造物4棟 登録証を伝達
歴史的景観に寄与したとして国の登録有形文化財に選ばれた磐田市見付の建造物計4棟の登録証伝達式が8日、市役所で行われた。大橋酒店奥蔵・新蔵の所有者大橋孝久さん(84)と、匂阪家住宅隠居部屋・文庫蔵の所有者匂阪毅さん(87)が、山本敏治教育長から登録証を受け取った。 市文化財課によると、市内の民間所有物が選出されるのは10年ぶり。大橋さんは伝達式で「見付には現在も50棟くらい蔵がある。代表として名誉ある賞をいただけた」と喜びを述べた。 大橋酒店の奥蔵は1894年、新蔵は1897年に完成。みそとしょうゆの醸造元だった匂阪家(鶴屋本店)の隠居部屋は、1923年、文庫蔵は1917年に建設された。文
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ウナギ稚魚、静岡県内で高騰 許可漁業移行で仕入れ競争激化 養殖業者「続けられない」悲痛の声
養殖に使うニホンウナギの稚魚シラスウナギの価格が静岡県内で高騰している。従来は県内での養殖のみを条件とする県知事許可の特別採捕だったシラスウナギ漁は、昨年12月に始まった今漁期から漁業法に基づく許可漁業に移行。稚魚の県外出荷が可能になったことで仕入れ競争が激化し、採捕量は昨年を上回るにもかかわらず価格が跳ね上がる。養殖業者は「ここまで高いと続けられない」と悲痛の声を上げている。 浜松市の浜名湖養魚漁業協同組合によると、養鰻(ようまん)業が盛んな浜名湖地区で取引される稚魚価格は1キロ(約5千匹)195万円。3月には229万円まで上がり、深刻な不漁だった昨年と比べ数十万円高い水準が続くという。
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「打闘!違法薬物」 ブルーレヴズ啓発 静岡県警ポスターに登場
静岡県警薬物銃器国際捜査課はこのほど、プロラグビーチーム「静岡ブルーレヴズ」の協力を得て、薬物乱用防止の啓発用ポスターを500枚作った。県内28署と全交番・駐在所に掲示し、県民に広く薬物乱用の危険性を発信している。 ポスターに現役選手を多用し、「打闘!違法薬物」「俺たちは負けないっ!」などと強調。青を基調とした目立つデザインに仕上げた。 県警は1月、ラグビーリーグワン1部の試合が開かれた磐田市のヤマハスタジアムで、ブルーレヴズの選手らとともに啓発用はがきを配るなど、チームとの連携を強化している。 同課の担当者は「協力は大変心強い。引き続き『スクラム』を組み、薬物乱用のない社会を目指した
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天竜川ダム再編工事推進 国交省、磐田に新事務所
国土交通省は8日、天竜川ダム再編事業に向けて磐田市上野部に新設した工事事務所の開所式を開いた。洪水被害や海岸浸食の抑制を目的に2009年から続く工事の推進を図る。 再編事業では佐久間ダム(浜松市天竜区)に新たに洪水調整容量を設け、放流設備を増設する。上流域の大雨時に水をダムにためることで、下流の洪水量減少につなげる。 ダムに土砂が堆積し、遠州灘海岸への供給が減っている状況に対応するため、ダム下流に集積拠点を構築する。ベルトコンベヤーで運ばれてくるダム湖の土砂を集め、放流水で河川に流す仕組みをつくる。 佐久間ダムは1956年、日本有数規模の利水ダムとして完成し、総貯水容量は3億2600万
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遠州親睦将棋大会・名人クラス 掛川の石野さんが優勝
浜松市中央区の北部協働センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。同市や豊橋市、磐田市、掛川市、袋井市、森町などから66人が参加し、最強の名人クラスで掛川市の石野俊夫さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①石野俊夫②田中雅英③内山透④間淵秀明⑤増井豊▽S ①岡田力也②岡本光③宮道孝徳④藤原紳裕⑤嶌英昭▽A ①三輪周男②中根清③松原政宏④袴田洋三⑤吉田志郎▽B ①高柳長男②田畑敏夫③中村敏男④山本勉⑤尾藤菊一▽C ①山下浩之②松田寿一③鈴木繁④杉山敏郎⑤藤森勗
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地域防災力向上へ決意 磐田市消防団で辞令交付式
磐田市消防団は7日、2024年度の辞令交付式を同市豊岡の竜洋なぎの木会館で開いた。本部と7方面隊28分団の約300人が出席し、災害対応や地域防災力向上へ士気を高めた。 新たに加わった団員は83人。新入団員を代表して小沢高士さん(豊岡方面隊第1分団)が「良心に従って忠実に消防業務を遂行することを厳粛に誓う」と力強く宣誓。草地博昭市長は「地域のリーダーとして仲間たちと一緒に、地域、家族、自分のために訓練に励んでほしい」と激励した。 退団者は138人。本年度から、非常時に消防団OBの出動協力を得る「機能別消防団員制度」を創設。機能別消防団員136人を迎え、本年度当初の団員数は913人となった。
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美しい風景 写真に収める ACT写心クラブ作品展 浜松市中央区
浜松市、磐田市の写真愛好家のグループ「ACT写心クラブ」の第50回写真展が9日、浜松市中央区のクリエート浜松で始まった。会員が年間に撮影した作品の中から自信作を出展した。14日まで。 同展は年に一度、活動の成果を発表する場として開催している。桜並木の中を走るSLや朝焼けに染まる佐鳴湖など、県内外の美しい風景を切り取った力作の数々に、来場者が見入っている。
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安全に通学できますように 磐田市、磐田署など事故防止訴え 春の交通安全運動
磐田市や磐田署などは8日、春の全国交通安全運動(6~15日)の出発式と街頭活動を市役所福田支所で実施した。関係団体から約40人が参加し、子どもが安全に通行できる道路環境の確保を重点項目に掲げて交通事故防止を呼びかけた。 草地博昭市長は「小中学校では先週、始業式が行われ、単独で登校するのは今日が初めて。ドライバーの意識向上を図っていくことが大切」と強調した。石川真署長は管内の人身交通事故件数、死者数、負傷者数ともに前年を上回っている状況に触れ「皆さまの地域や職場、家族にも広く注意喚起していただきたい」と呼びかけた。 参加者は支所周辺でのぼり旗を掲げ、通勤通学者に交通ルール順守を訴えた。
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磐田の放課後児童クラブ 2025年度から民間委託 市長方針
磐田市の草地博昭市長は8日の定例記者会見で、市内の放課後児童クラブ(学童保育)について、2025年度から公設クラブのすべての運営を民間委託する方針を明らかにした。共働き世帯の増加で児童の預かり保育需要が高まる中、支援員を安定確保し、持続可能なクラブ運営を目指す。 市内のクラブ数は8日現在、54教室(公営50、民営4)。民間委託をすることで支援員の安定確保につなげ、クラブの利用時間拡大や休日利用、食事提供などのサービス向上を図る。市放課後活動課によると、利用料は今後、精査して適切な金額を決定するという。 放課後児童クラブの待機児童については本年度、前年度当初から2人減の58人となった。待機
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⚾磐田東、赤堀新監督就任 センバツV健大高崎で副部長「価値あるチームに」
第96回選抜高校野球大会で優勝した健大高崎(群馬)で副部長を務めた赤堀佳敬氏(31)が7日、磐田東の監督に就任した。部員に向けて「球場に来てくれる人に何かを訴えかけられる、価値のあるチームになろう」と語りかけた。 赤堀監督は三島市出身で伊豆中央高―中京大で内野手としてプレー。磐田南でコーチを務め、2017年には盛岡大付(岩手)、19年から健大高崎で主に打撃指導を担当。盛岡大付、健大高崎で副部長として計6度甲子園に出場した。 経験を踏まえて強調したのは「甲子園は人生が変わる場所」。当たり前のことを徹底できるかが目標達成の鍵になると説いた。浅井雄亮主将は「高いレベルを知っている方から指導を受
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【科学する人】分子生態学者/兼子伸吾さん㊥ 25種分析の経験が礎に
福島大の兼子伸吾さん(磐田市出身)が環境分野に関心を持ったきっかけは1991年の湾岸戦争だ。まだ中学生だった当時、原油にまみれた海鳥の映像に衝撃を受けた。「これからは環境への取り組みが必要になる」。心に期するものがあった。 高校2年の時には「受験勉強をガリガリやるのは性に合わない。人と違うことをしよう」と、外国語科目にドイツ語を選んで大学受験することを思い立った。弓道部の後輩の父親が大学教員でドイツ語に詳しかった。一対一でみっちり教えてもらったが、ドイツ語より「研究者としての生き方や社会問題などの話に夢中になった」。結局、外国語は英語で受験し、97年に広島大に進学した。 学生時代は希少植
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磐田市役所豊岡支所 新築工事の安全を祈願 2025年4月開所
磐田市役所豊岡支所(同市下野部)の新築工事安全祈願祭が6日、現在の庁舎南側の建設予定地で開かれた。2025年2月末に完成し、同年4月に開所する予定。 市担当者や地元自治会、工事関係者ら約40人が、くわ入れなどで工事の無事を願った。施工者を代表し、建設会社アキヤマ(同市)の秋山萬之介代表取締役は「地域に誇れる場所を作っていく」とあいさつした。 新たな支所は鉄骨2階建て、延べ床面積約730平方メートルを予定し、書庫棟の跡地に建設する。2022年9月の台風15号による豪雨で周辺道路が冠水したことを受け、50センチかさ上げして施工する。事業費は約4億3900万円。
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静岡県人口、354万1951人 3月1日推計 21カ月連続で減少
静岡県がこのほど公表した3月1日現在の推計人口は354万1951人で前月に比べて2646人減少した。推計人口の減少は21カ月連続。社会動態は5カ月連続で増加している。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は265人増(転入9805人、転出9540人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2911人減(出生1463人、死亡4374人)だった。 市町別で人口が増加したのは吉田町の30人をはじめ、長泉町18人、菊川市6人など5市町。減少したのは30市町で、静岡市の540人、沼津市201人、浜松市171人、磐田市163人などだった。 社会動態が増加したのは
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記者コラム「清流」 津波避難施設 改善点は
夜間の地震を想定し、磐田市で3月、津波避難訓練が行われた。福田地区の豊浜小では昨年の3倍に上る約100人が参加。能登半島地震を受け、市民の防災感度が高まったようだった。 実際に高さ11メートルの校舎屋上まで避難すると、風をさえぎるものがなく、想像を超える寒さだった。避難した人は第1波から逃れられたとしても、第2波以降や余震に直面し、家族や知人の安否を考えながら過ごすことになるかもしれない。体力の消耗に加え、精神的な負担も大きいだろう。 ただ、市は屋上を一時的に避難する場所とし、毛布や飲料水などの備蓄品を常備していないのが現状だ。地震の発生直後から救助が入るとは限らない。有事の際に人々の生
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入学おめでとう! しっぺいが児童に交通安全グッズ 磐田中部小
新入学児童の交通事故を防ごうと、磐田市とサッカーJ1ジュビロ磐田は5日、市内小学校22校に入学する1269人に交通安全バッグを贈った。県交通安全協会磐田地区支部もランドセルカバーを配った。 バッグは反射材付きの黄色の布地に、ジュビロのマスコット「ジュビロ君」や市イメージキャラクター「しっぺい」をデザイン。「交差点では止まる・見る・待つ」などの交通ルールも記されている。カバーは事前に、同市見付の矢奈比売神社(見付天神)で交通安全祈願を受けた。 同市中泉の磐田中部小では入学式に合わせて贈呈式が開かれた。しっぺいやジュビロ君、交通安全指導員が新入学児童代表に交通安全啓発グッズを手渡した。
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欧州の経営者ら「カイゼン」学ぶ 浜松の企業など視察
外国人観光客の受け入れ事業を行うモカ・チャイ(浜松市中央区)やLPガス販売のエネジン(同)などでつくる浜松・浜名湖テクニカルビジットプロジェクトは3日、欧州など6カ国の経営者らが市内企業を視察するツアーを行った。 日本の「カイゼン」を学びに来た27人が同社と自動車部品のソミック石川豊岡工場(磐田市)を訪ねた。エネジンでは、藤田源右衛門社長が労働環境の改善や合理化の取り組みを紹介した。約5万戸のガスメーターの設置場所を顧客管理システムに登録し、年間約4千時間の作業時間削減を図った事例などを解説した。 同プロジェクトは2021年から、県西部の企業などへの視察や研修ツアーを企画している。
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農林業高度化のリーダーに 磐田の静岡県立専門職大・短大部で入学式
静岡県立農林環境専門職大・同短期大学部(磐田市)は5日、本年度の入学式を同市上新屋の市民文化会館かたりあで開いた。4年制の生産環境経営学部に25人、短期大学部に81人が入学し、農林業の高度化を担うリーダーを目指して一歩を踏み出した。 新入生を代表し、短期大学部の徳弘柚菜さん(18)=掛川市出身=が「耕土耕心の理念の下、専門職大生としての自覚を持ち、高度な実践力と豊かな創造力の習得に励む」と宣誓した。鈴木滋彦学長は「優れた生産技術を身につけるだけでなく、加工や流通、販売、経営も担える人材を育てることが目標。将来の地域社会のリーダーになってほしい」と激励した。
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危険業務従事者叙勲 元警察官ら 静岡県内86人
政府は6日付で、警察官や自衛官など危険性の高い業務に従事した元公務員を対象とする「第42回危険業務従事者叙勲」の受章者3615人(うち女性21人)を発表した。内訳は瑞宝双光章が1759人(同7人)、瑞宝単光章が1856人(同14人)。発令は29日。 職種別では、警察官が1825人(同9人)で全体のほぼ半数を占めた。自衛官936人(同8人)、消防吏員625人、刑務官と入国警備官137人(同4人)、海上保安官90人、麻薬取締官と漁業取締職員がそれぞれ1人だった。 都道府県別では、埼玉県の276人が最多。北海道275人、千葉県217人、神奈川県212人、東京都171人の順だった。静岡県は86人
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「なかよし」移転オープン 磐田の老健施設 需要増に対応
豊田えいせい病院(磐田市小立野)などを運営する医療法人社団恵成会はこのほど、介護老人保健施設「なかよし」を同病院の南側から東側に移転オープンした。入所者用のベッド数を増やすなど、地域の介護需要増大に対応した。 なかよしは1994年、中東遠地域初の老健施設として開設した。同病院と連携し、入所サービスや通所のデイケアで高齢者の心身の機能回復を支援する。 新たに土地約2900平方メートルを取得し、鉄骨3階建て延べ床約4300平方メートルの新施設を建設した。ベッド数は旧施設の2倍の100床に増やした。2階バルコニーに多目的に活用できる訓練スペースを設けるなど、利用者がゆったりと過ごせる施設にした
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磐田の89歳女性 300万円詐取被害
磐田市の無職女性(89)が4日、孫をかたる男らに現金300万円をだまし取られたと磐田署に届けた。同署は特殊詐欺事件として捜査している。 同署によると、同日午前9時ごろ、女性宅に孫をかたる男から「会社の金と契約書をなくしたのでお金を貸してほしい。いくら用意できるかな」などと電話があった。女性は「300万円なら用意できる」と伝えたところ、孫の会社の上司を名乗る男から「お金を取り扱う担当者が受け取りに行く」との電話が入った。女性は正午ごろ、自宅を訪ねてきた男を孫の会社関係者と信じ、現金を手渡したという。女性の親族からの通報で発覚した。
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朝鮮通信使の絵本原画 楽しんで 静岡市歴史博物館で展示
静岡市清水区の清見寺など、県内各地にゆかりのある「朝鮮通信使」を題材にした絵本の原画展が14日まで、静岡市葵区の市歴史博物館で開かれている。 2021年に「絵本朝鮮通信使」を制作した兵庫県たつの市のまちづくりグループ『「嶋屋」友の会』と静岡歴史民俗研究会が共催した。磐田市育ちのイラストレーター綱本武雄さんが絵を担当し、史料を基に不明な部分を想像力で補って分かりやすく描いた通信使の旅程や風景のイラスト20点を掲出した。 同館の森昌俊学芸員は「関係が悪化した李氏朝鮮に対する徳川家康の平和外交の捉え方は正確。博物館の展示にふさわしい」と話した。観覧無料。
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心弾むパステル色のガラス 7日まで磐田で展示販売
浜松市天竜区の吹きガラス作家栗原瑠璃華さん(39)の個展が7日まで、磐田市上野部のシルクロード・ミュージアムで開かれている。春らしいパステルカラーのガラス作品約150点を展示販売している。 ミモザやアジサイ、桜などをモチーフに、砕いた色ガラスで色彩を重ねた小皿や、花びらの形をかたどった小鉢などが並ぶ。栗原さんは「春から初夏にぴったりの作品をみてほしい」と話した。
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クラシックやポップス華やか 聴衆魅了 磐田東高吹奏楽部 定期演奏会
磐田東高吹奏楽部はこのほど、「第40回定期演奏会」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市上新屋の市民文化会館かたりあで開催した。部員約30人がクラシック、ポップスなど3部構成の舞台で日頃の練習成果を披露した。 「吹奏楽の名曲で振り返る40年」と題した記念ステージでは「メトセラ2 打楽器群と吹奏楽のために」で華やかに幕開けした。作編曲家の宮川成治さんを客演指揮者に迎え、映画「ミッション・インポッシブル」の主題曲や行進曲「星条旗よ永遠なれ」など幅広いジャンルの楽曲を次々と披露し、聴衆を魅了した。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 3月27日はネンブツダイやタカベ、スズメダイ、メジナ。28日はクロダイやイシダイ、ネンブツダイ、タカベ、カサゴ。29日は強風のため休園。30日はネンブツダイやウツボ、ベラ。31日も強風のため休園。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はブラクリ仕掛けや胴つき仕掛けでカサゴが狙える。餌は青イソメやサバ、サンマの切り身。小型はリリースを。オレンジビーチの消波ブロック周辺でも狙えるが、危険なので消波ブロックの上には乗らないこと。4月1日から9月30日までは伊東市内の各港ごとに定められたエリアでイカ類の禁漁期間となる。 ▽伊東市静海
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【識者評論】静岡県内の新しい分断招く/白鳥浩法政大大学院教授(現代政治分析)【川勝知事辞職表明】
エープリルフールにしては1日遅く、また場をわきまえない発言である。2009年の川勝県政の誕生以前から四半世紀以上にわたり、県政を見続けてきた筆者としては、今回の川勝氏の発言はあまりに突然であり、「虚を突かれた」というのが正直なところである。 前回21年の知事選での圧倒的勝利以来、その3カ月後に行われた参院静岡選挙区補欠選挙の最中の御殿場市を揶揄(やゆ)する「コシヒカリ」発言に始まり、浜松市より磐田市は文化が高いと浜松市を揶揄したともとれる発言があったことは記憶に新しい。こうした発言は「県内の分断」を招くものであった。 そして今回は直接的に、この発言である。本来であれば、県庁新入職員の晴れ
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金堂の木装基壇を復元 磐田・遠江国分寺跡
磐田市の国指定特別史跡「遠江国分寺跡」でこのほど、市教委が復元を進めていた金堂の土台「木装基壇」が完成した。土台の上に柱を支える礎石を配置するなど、奈良時代に聖武天皇の勅命で建てられた金堂の間取りも表現した。 木装基壇は装飾や補強のために側面を木材で覆った土台。市教委によると、全国各地にあった国分寺で木装基壇が使われていた事例は希少で、復元しているのは遠江国分寺跡だけという。金堂は本尊を安置し、儀礼の場になった国分寺の中心的な建造物で、平安初期の819年に焼失したとされる。市教委は2007年の発掘調査の成果を基に復元に取り組んだ。 金堂の木装基壇は東西33・5メートル、南北22・9メート
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保育園入園希望者に承諾通知書を誤送付 磐田市、入園枠なく
磐田市は2日、市立保育園への入園希望者2人の保護者に対し、入園枠がないのにもかかわらず「入園承諾通知書」を誤送付したと発表した。2人は1歳児クラスの入園を市に申請し、希望する園の空きが出るのを待っていた。 市幼稚園保育園課によると、入園を希望した園は、募集児童数などのデータを同課に毎月提出している。園は3月13日、募集児童の対象年齢について「1歳児2人」から「2歳児2人」へ修正してもらうよう同課に連絡。しかし担当者は同26日、修正せずに2人へ承諾通知書を送付した。受け取った1人から同29日、入園手続きなどの連絡があって誤りが判明した。 同課の担当者が2人の自宅へ訪問して謝罪し、入園保留通知書
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女子7人制ラグビー国内最高峰大会 静産大・西選手 全国若手選抜に招集 「持ち味で積極的に」 6、7日開催 磐田市長に抱負
女子7人制ラグビー大会「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2024第1戦北九州大会」(6、7日)に、静岡産業大スポーツ科学部2年西夏穂選手(19)=袋井市・アザレアセブン所属=が、全国選抜のチャレンジチームの一員として招集された。2日、西選手が磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、大会での活躍を誓った。 国内トップクラスの12チームが年間4大会を戦い、総合順位を決める国内最高峰の大会。チャレンジチームのメンバーは、大会に出場できないチームの若手選手を中心に日本ラグビーフットボール協会がセレクションを行い、将来有望な選手を選抜した。北九州大会は2日間で計6試合行われる予定。 西選手のチャレンジチーム
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記者コラム「清流」 米粒から膨らむ想像
磐田市の社山城跡で1978年に炭化した状態で見つかった米が、室町中期1436~77年の兵糧だった可能性が高いと市教委が発表した。社山城に関する最も古い歴史資料になった。 室町中期と言えば、応仁の乱が起きた。その当事者だった斯波氏は遠江守護職を巡って今川氏と争っていた。社山城も抗争の舞台になった。室町後期に今川方の兵を率いて遠州に侵攻した伊勢宗瑞(後の北条早雲)も社山城を訪れたかもしれない。戦火で焼けたとみられる小さな米粒だけで、はるか昔までイメージが膨らみ、胸が高鳴った。 同市は古代から近現代までの歴史資源がそろう貴重な環境にある。ただ、誘客に生かし切れていないのが残念。市民や訪れた人が
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静岡県内各地で入社式 新入社員との対話重視〝距離〟近く
静岡県内各地で1日、入社式が開かれた。新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、多くの企業が昨年に続きマスクなしの対面へと形式の切り替えを加速。コロナ禍に学生生活を過ごした若者との対話を重視し、新入社員と役員の距離を縮めようと工夫を凝らす企業も見られた。 浜松市中央区で開かれたヤマハの入社式では、同日付で就任した山浦敦社長が司会者の質問に答えるトークセッションを披露。製造ラインで働いた入社当時の経験が後の楽器設計に生かされたとし、グループ8社の新入社員152人に「会社は自分に成長のチャンスを与えてくれた。立場が変わり、みなさんにもそうした機会を与える」と語りかけた。新入社員の石田野々花さん(
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⚾センバツV健大高崎の副部長・赤堀氏 磐田東の監督に
第96回選抜高校野球大会で優勝した健大高崎(群馬)の赤堀佳敬副部長兼コーチが7日、磐田東の監督に就任することが1日までに分かった。 赤堀氏は三島市出身で、伊豆中央高―中京大で内野手としてプレー。磐田南でコーチを務め、17年には盛岡大付(岩手)に移り、副部長として甲子園出場を経験した。19年から健大高崎で主にスカウティングと打撃指導を担当。強力打線の基礎を築いた。
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企業の枠超え仲間づくり 磐田・中小21社 合同入社式
企業の枠を超えた仲間づくりを後押ししようと、磐田市内の中小企業の新入社員を招いた「IWATA合同入社式」が1日、同市上新屋のアミューズ豊田で開かれた。製造業など21社から57人が参加。社会人としての一歩を踏み出し、社外にも“同期”の輪を広げた。 新入社員は、スーツ姿の市イメージキャラ「しっぺい」と記念写真を撮影。話し方や名刺交換といったビジネスマナー研修にも臨んだ。草地博昭市長は「愚痴を言い合えたり、悩みを打ち明けたりできる仲間をつくって」と呼びかけた。 新入社員に地元への愛着を感じてもらおうと、記念品として遠州織物の名刺入れやジュビロ磐田のグッズ、静岡ブルーレヴズのチケットなどが贈られた。
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SDGsテーマ 教室生が絵画展 5日まで 浜松市中央区
浜松市で絵画講師を務める画家末森嘉智子さん(65)=磐田市=と、教室生による持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした作品展が1日、浜松市中央区の浜松いわた信用金庫蜆塚支店で始まった。5日まで。 末森さんと生徒33人が水彩画や色鉛筆画などを出展した。同区の青木清史さん(82)は目標の一つ「住み続けられるまちづくりを」を題材に、能登半島地震で倒壊した自宅前で涙する女性を描いた。「被害を最小限に抑える対策や自助意識を高めるきっかけにしたい」と話した。 ごみが散乱する浜辺を描いた水彩画では海の豊かさを守る大切さを伝え、ペンギンの色鉛筆画は地球温暖化で海氷が減少している現状の危機感を訴えている
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五輪新種目で注目!「ブレイキン」静岡県協会が発足 磐田の山田さん、強化選手1号に
パリ五輪の新種目として注目されるブレイキン(ブレイクダンス)の普及や、県内選手の強化支援を目的とした「県ブレイクダンス協会」が31日、浜松市中央区で発足した。2026年のユースオリンピックなどの大会に向けて強化選手制度を創設し、国内外で活躍する選手の輩出を目指す。 同市出身の元世界王者で、市内でダンススタジオを経営するYU-YAさん(33)=本名・大柳豆勇也=が会長を務める。正しい知識を持ち安全に競技に打ち込める環境づくりと、県内選手の技術向上の両輪で取り組む。ポイント制による県内ランキングの導入や、強化選手らを集めた合宿の実施などを構想しているという。 第1号の強化選手には、磐田市の高
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多機能可搬積載車 2消防団に貸与 磐田市消防本部
磐田市消防本部は31日、市消防団への消防車両貸与式を同市今之浦の市消防庁舎で行った。火災や災害現場に使用する豊富な資機材を積んだ「多機能可搬積載車」2台を、中泉方面隊第1分団、福田方面隊第2分団にそれぞれ貸し出した。 車両は全長約5・4メートルのワンボックス型。荷台には消防用ホースや可搬式小型動力ポンプなどの消火用資機材を収納。緊急走行時の事故防止をはじめ、夜間の現場活動の安全性を高めようと、車両側面と後部に反射材を貼り付けた。 貸与式では草地博昭市長が各分団員に目録を手渡し、消防団本部の今村純也統括本部長は「訓練と機械器具の管理に万全を期し、課せられた任務を遂行する」と誓った。
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【科学する人】放射線の影響 DNAから分析 分子生態学者/兼子伸吾さん㊤
全ての生物は細胞の中に遺伝情報の担い手であるDNAを持つ。福島大の兼子伸吾准教授(45)はDNAから野生生物の生態を探り、保全に役立てる研究に取り組んでいる。「住民の不安の払拭につなげたい」と、東日本大震災で発生した東京電力福島第1原発事故による放射線の影響に関する研究成果も精力的に発信している。 兼子さんは野生の動物や植物のDNAを抽出して分析し、その特徴や進化の過程などを解き明かす。対象はシカやナナフシ、タケノコと幅広い。 震災から約1年後の2012年4月、福島大に着任した。被ばくによる健康影響を心配する地元住民の声を居酒屋でたびたび耳にした。担当外だったが、原発事故関連の論文を読み
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桜の名所巡る「さくらウオーキング」 つぼみの成長観察 磐田市
桜を生かした磐田市中心部の活性化に取り組む市民団体「いわた回遊の道さくら会議」(清水宏悦会長)は30日、市内の桜の名所を巡るイベント「さくらウオーキング」を開いた。市内外の約200人が参加し、つぼみの成長を観察しながら暖かな陽気を楽しんだ。 今之浦公園を出発し、ひょうたん池や城之崎城公園などを巡る約4・5キロと、今ノ浦川沿いを散策する約2キロのコースを用意した。沿道の木々まだ開花していなかったものの、参加者はソメイヨシノやしだれ桜などを眺めたり、膨らんだつぼみを間近に見たりしながら春の訪れを感じた。 近所の友人らと参加した杉浦とし子さん(72)=同市鳥之瀬=は「運動にもなって楽しかった。
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静岡人インタビュー「この人」 地域移行する中学部活動の指導者育成に取り組むNPO理事長 松野裕貴さん(磐田市)
磐田市内の若手企業経営者らとともに2022年12月にNPO法人ミライサポートプロジェクトいわたを設立。今年2月に地域部活動指導者を育成する講習会を初めて企画した。通信インフラ工事「ユニオントレード」の社長。48歳。 -講習会を開いた目的は。 「中学部活動の地域移行でまず課題になっているのは指導者不足。地域の中で意欲のある人材を掘り起こし、解決の一助になればと企画した。経営者や元教員、PTA経験者ら会員のネットワークを生かし、元プロスポーツ選手やトレーナーも仲間に加わってくれた。講習会は今後も開催していく」 -どんな内容か。 「ベテランにも未経験者にも、今の時代に合った指導法をまず理解
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ラグビーリーグワン・静岡 フレッシュ7戦士に期待「一日も早く暴れて」 入団会見
ラグビーリーグワン1部の静岡は28日、新加入選手の入団会見を磐田市内で行った。コンディション不良のロック、ヴェティ・トゥポウ(摂南大)を除く7選手が参加した。 登壇したのはプロップ中山律希(明大)、ショーン・ヴェーテー(環太平洋大)、フッカー作田駿介(流通経済大)、SH北村瞬太郎(立命大)、加藤大冴(ニュージーランド・ウエストレイクボーイズハイスクール)、WTB杉本海斗(東洋大)、CTB岡崎颯馬(早大)。 大学の卒業を待たずに出場できるアーリーエントリー制度で既に出場を果たした選手もいる。藤井監督は「1日でも早くレヴズの戦力として暴れてくれることを願っている」と期待を寄せた。 岡崎颯は
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柔道・橋本選手 地元浜松で「パリ金」宣言 五輪へ市民有志が決起大会
浜松市出身で今夏のパリ五輪柔道男子73キロ級代表に内定している橋本壮市選手(32)=パーク24=を地元から応援しようと、浜松市民有志が29日夜、橋本選手を招いた決起大会を同市中央区で開いた。橋本選手は初の五輪舞台に向けて「浜松代表として団体、個人ともに金メダルを取る。皆さんからパワーをもらったのでパリで全てをぶつけたい」と意気込みを語った。 市内の政財界や柔道界が中心となって発足した「橋本壮市選手を応援する会」(会長・石川雅洋ソミック石川会長)が主催し、市民約260人が出席した。 石川会長は「応援する会は2266人が参加し、多くの市民が応援している。浜松を柔道で盛り上げてほしい」と激励。
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子どもの健全育成へ 磐田市に1000万円寄付 コーシンサービス
磐田市笠梅の廃棄物処理業コーシンサービス(青島邦信社長)はこのほど、スポーツを通じた子どもの健全育成に役立ててもらおうと市に1千万円を寄付した。 青島社長が市役所を訪れ草地博昭市長に目録を手渡した。青島社長は「常日頃からお世話になっている市に何かしてあげたいと思った。『スポーツのまちいわた』なので、スポーツに取り組む少年の成長に役立ててほしい」と話した。市は同社に感謝状を贈った。 同社による寄付は2021年度からで、3回目。市は「市スポーツ夢基金」に積み立て、スポーツ振興や子どもの育成事業に活用する予定。これまで、元プロ野球選手による野球講座の事業費などに充てた。
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磐田商議所が75周年 事業24年度計画案承認
磐田商工会議所はこのほど、通常議員総会を磐田市内で開いた。新しい商議所会館の完成と創立75周年の記念事業を盛り込んだ2024年度事業計画案などを承認した。 ジュビロードで開催するいわた夏祭や軽トラ市などで記念の催しを展開するほか、地元経済人や著名人を講師に招いた記念講演会を3回開催する。商議所のロゴマークも一新する。新会館は5月に竣工式を行い、オープンする予定。 このほか、次世代技術を生かした産業構造の転換を目指す産業振興フェアの開催、市や市商工会と連携して開くいわた夏まつり花火大会、地元スポーツチームの支援なども盛り込んだ。
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ヤマハ発、フォーミュラEに動力部品 英企業と技術提携、25年の供給開始目指す
ヤマハ発動機は28日、電気自動車(EV)の国際レースシリーズ「フォーミュラE」用の電動パワートレイン(動力ユニット)開発・供給で、レーシングカー開発の英ローラカーズと技術提携を結んだと発表した。ローラがヤマハ発のパワートレインを使ってレース車両を開発する。参戦チームへの車両供給は2025年開始を目指す。 「EVのF1」と呼ばれる世界最高峰のレースを通じて得た知見を、二輪車や船外機など自社の電動技術の底上げにつなげる。ヤマハ発が四輪レース向けに基幹部品を供給するのは、1997年のF1以来となる。ローラは数々の国際レースで活躍した車両を開発してきた。 フォーミュラEではバッテリーやシャシー
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独居老人救助に貢献 磐田の弁当店配達員 白井さんに市が感謝状
磐田市はこのほど、自宅で動けなくなった1人暮らしの高齢者の発見・救助に貢献したとして、まごころ弁当磐田店(同市西貝塚)の配達員白井伸好さん(65)=同市=に感謝状を贈った。 白井さんは1月30日午前9時半ごろ、配達のため同市の男性(72)宅を訪れた際、前回分の弁当が玄関前に残っていることに気付いた。男性に電話をかけてもつながらないことから、店舗を通じて地域包括支援センターに通報。男性は自宅で倒れ身動きができなくなって数日が経過していたが、命に別条はなかった。 感謝状贈呈式が市役所で行われ、草地博昭市長が白井さんに感謝状を手渡した。白井さんは「男性とは長い付き合いで、自分が配達する際は手渡
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児童クラブに絵本や実用書 磐田労福協が100冊寄贈
磐田地区労働者福祉協議会は、磐田市内の放課後児童クラブに児童用書籍計100冊(計約13万円分)を寄贈する。関係者がこのほど市役所を訪れ、山本敏治教育長に書籍を手渡した。 寄付は2010年に始め今回で13回目。バザーやチャリティーボウリングなどで得た収益で、絵本「ねこはるすばん」と小学生向け実用書「友だち関係 考え方のちがい」の2種類計100冊を購入した。市は3月中にも、市内50クラブに配布する。 贈呈式で同協議会の永井新次会長は「スマホで1人遊びをする子どもが増える中、読み聞かせなどでコミュニケーションを取ることができる本は、子どもたちの思いやりの心が芽生えると思う。今後も活動を続けてい
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福産品販売会 1000点並ぶ イオンモール浜松市野
障害者の就労などを支援するNPO法人オールしずおかベストコミュニティはこのほど、障害福祉事業所の製品の販路拡大を目指した「ふじのくに福産品販売会」を浜松市中央区のイオンモール浜松市野で開いた。県西部16事業者の利用者が作業に取り組んだ製品や食料品約千点が特設会場に並んだ。 視覚障害の支援施設ウイズ半田と蜆塚(中央区)は、点字や点字の原版を再利用した折り紙やマグネット製品などを販売した。NPO法人すだち(浜名区)は、障害者が皮をむくなどした地元三ケ日の特産品ミカンのジュースやパウンドケーキを並べた。 すずなりカレッジ磐田校(磐田市)はブロッコリーの茎をスープにしたバーニャカウダを来場者に試
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静岡人インタビュー「この人」 県警拳銃射撃競技大会個人で優勝した 松本美羽さん(藤枝市)
2月に藤枝市の県警察学校で開かれた県警拳銃射撃競技大会の個人第1部で優勝した。3種目と筆記科目を合わせ、計160点満点で146点を獲得した。藤枝署地域課本町交番勤務。磐田市出身。24歳。 -優勝の感想は。 「出場させてもらったことに感謝している。勤務している本町ブロックの人数が多くない中、積極的に練習に参加させてもらった。1月中旬から本格的に訓練を始めて、ランニングや体幹トレーニングを毎日継続し、常に大会本番をイメージして練習に取り組んだ。応援してくれた方々に結果で返すことができてうれしかった」 -警察官を目指した理由は。 「高校卒業後はスポーツ分野の大学に進学し、当初はトレーナーな
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⚾プロ野球 29日開幕 頂点へ ヒーロー躍動 岩崎、紅林、小沢ら 静岡県勢に期待
プロ野球は29日、セ、パ両リーグが同時開幕する。レギュラーシーズンはともに143試合。セ・リーグは昨季、38年ぶりの日本一に輝いた阪神、パ・リーグは4連覇を狙うオリックスを軸に、激しい優勝争いが繰り広げられそうだ。 本県関係選手は32人が登録されている。昨季35セーブを記録し、セーブ王に輝いた阪神の岩崎優投手(清水東高出)は今季も抑えの有力候補に挙がる。オリックスの紅林弘太郎内野手(駿河総合高出)は3年連続で日本シリーズにスタメン出場し、初のベストナインを獲得するなど実績を積み上げている。 昨季29試合に登板し6勝を挙げたヤクルトの小沢怜史投手(日大三島高出)は開幕ローテーション入りが見
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市民主役のまちづくりを 条例案を市長に提出 磐田市の検討委員会
市民主体のまちづくりを加速する条例を協議してきた磐田市の検討委員会(委員長・日詰一幸静岡大学長)は27日、4年間の検討でまとめた条例案を草地博昭市長に提出した。多様な住民が主体的に地域課題解決に関わる市民自治の機運を高める。現行の協働のまちづくり推進条例を改正し「みんなが主役のまちづくり条例」として6月の施行を目指す。 現行条例では規定がなかった小学校・中学校区単位の住民組織「地域づくり協議会」の役割を明記した。市からの一括交付金を活用して地域の実情に合ったまちづくりに取り組む同協議会の運営負担が一部住民に偏らないよう、多世代の積極的な参画を促す。将来のまちづくりを担う人材の育成も図る。市
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洪水リスク低減へ 上野部川(磐田)に放水路新設計画 静岡県の整備変更原案
静岡県袋井土木事務所は27日、一雲済川流域委員会を磐田市役所で開き、近年の台風での浸水被害を踏まえた河川整備計画の変更原案を示した。これまで抜本的な河川改修が行われていない支流の上野部川を新たに計画に組み込み、洪水リスクを低減するため、同河川上流部に天竜川への放水路を新設する方針を盛り込んだ。 上野部川沿いは家屋が立ち並んでいることなどから河道改修が困難なため、放水路が治水対策に適していると判断した。整備箇所は上野部川と天竜川の距離が最も近い天竜浜名湖鉄道上野部駅の北側付近を想定した。箱形のコンクリート構造物をつなげ、現時点で予定する区間約20メートルは全て暗渠(あんきょ)とする方針。天竜
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地域クラブ効率化へ実証事業 磐田市、運営支援システム活用
磐田市は27日、4月から中学部活動が移行する地域クラブの運営を効率化するため、スクール運営の支援システム開発を手がけるユーフォリア(東京都)と連携協定を結んだ。同社の連絡管理システム「Sgrum(スグラム)」を活用し、クラブ指導者の負担軽減につなげる。 同市では中学部活動の地域移行に向け、学区を越えて参加できる新たな地域クラブ活動の仕組み「SPO☆CUL IWATA(スポカルイワタ)」を導入。地域人材が指導者となり、4月にはサッカーやバドミントン、吹奏楽など7クラブが開設される。 スグラムはスマートフォンアプリで練習・試合の日程などの情報共有や欠席連絡ができるほか、参加費のオンライン決済
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 21日はネンブツダイとタカベ、スズメダイ。22日はカサゴやタカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。23日はマダイやタカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。24日はカワハギやマダイ、メジナ、タカベ、カサゴ、ネンブツダイ、スズメダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りやウキ釣りでサバとアジが釣れていたが、先週末は寒さが戻ったため釣果振るわず。伊東オレンジビーチでは投げ釣りや穴釣りができる。消波ブロックもあるためカサゴ、メバル狙いのブラクリ仕掛けも楽しめる。また、駐車場とトイレがあり便利。釣り場周辺で路上駐車しないように
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自然の中で「ととのう」 テントサウナ、浜松・天竜区で人気 “熱波師”登場、楽しさ満載【しずおかアウトドアファン】
ここ数年、人気が高まっているサウナ。浴場や専門の施設だけでなく、屋外での入り方も広まり、愛好者の裾野拡大に一役買っている。今回特集するのは、自然の中で楽しむテントサウナ。極上の「ととのう」体験とはいかに―。 (生活報道部・草茅出) 「サウナに入り熱くなった状態で冷たい川に入ると、体がぎゅっと引き締まるようで気持ちいい。定期的に通っています」。浜松市天竜区の山あいを流れる阿多古川のそばにある「サウナ天竜」を訪れた磐田市の八木雅子さん(40)は笑顔を見せた。 サウナ天竜は、バーベキューなどを楽しめる観光駐車場「TAKI駐車場」(天竜区上野)の一角にテントサウナを4基設置している。まきス
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【終章】遺したもの㊦ 家族の今 歩生誇りに 感謝と決意【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
寺田歩生[あゆみ]さんの闘病を支えた家族は、歩生さんの存在を感じながら日々を生きている。長女侑加さん(27)=磐田市=は、市内の福祉施設で働く傍ら、社会福祉士の資格取得を目指している。歩生さんの東京での治療に付き添った際に滞在した施設「ペアレンツハウス」での出来事が大きい。がん患者だけでなく、家族にも心を配るソーシャルワーカーのプロ意識に感銘を受けた。 「患者の家族、特に幼いきょうだいのケアの大事さを知った」。そんな思いから、がん患者のきょうだいを支援する活動に関わりたいとの夢を抱く。 病状悪化で片足を失いながらも、高校に通った歩生さん。最期の日、ベッドの下にテスト勉強用のプリントが1枚
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【静岡県内公示地価・西部】浜松市中央区、遠鉄沿線需要変わらず/掛川市、人気の駅近は供給限定的
浜松市中央、浜名区 中央区の住宅地は0・5%上昇。遠州鉄道沿線の人気は依然根強く、曳馬で15万円の売買があった。東名高速道へのアクセスが良く、道路整備が進む初生町では12万円台。商業地は0・9%上がった。スーパー、ドラッグストア、家族葬向け葬儀場やフィットネスジムの出店意欲が目立つ。浜名区の住宅地は0・1%上昇した。遠鉄沿線の市街化区域周辺は安定した取引が続く。小松の調整区域は6万円台後半から7万円台前半。旧引佐郡3町は下落傾向にあり、空き家が増えている。事業継続計画(BCP)の対策で工業地への関心が垣間見える。 浜松市天竜区 住宅地は2・0%、商業地は2・1%下落したが、直近
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SSクラス 門奈さん優勝 日将連浜松3月大会
日本将棋連盟浜松支部の3月大会がこのほど、浜松市中央区の積志協働センターで開かれた。74人が参加し、最強のSSクラスは門奈光さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①門奈光(中央区)②高〓烝(浜名区)③田中雅英(中央区)▽S ①岡崎正芳(中央区)②安藤隼斗(焼津市)③渥美良純(浜名区)▽A ①神戸和則(静岡市清水区)②藤原紳裕(御前崎市)③花本真也(中央区)▽B ①鈴木幸太郎(浜名区)②伊藤潔(中央区)③鈴木勉(森町)▽C ①鈴木繁(磐田市)②片山久(中央区)③山下浩之(浜名区) ※高〓烝の〓は木ヘンに却の去がタ
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子ども、子育てを包括支援 1日 磐田市がセンター開設 DVやひきこもりも対応
磐田市は4月1日、子どもや若者、子育て世帯などの包括的な支援に取り組む「こども若者家庭センター」を同市国府台のiプラザ2階に開設する。保健師や教員、社会福祉士ら36人を配置し、出産や子育て、児童虐待、貧困、いじめなど幅広い相談・支援に対応する。 児童福祉法改正に伴い、4月から母子保健と児童福祉の機能を一体化した「こども家庭センター」の設置が市町村の努力義務になる。市はこども・若者相談センターとこども未来課子育てサポートグループを統合し、新センターを設置する。市独自の体制として、子ども・子育て関連以外にも、ドメスティックバイオレンス(DV)やひきこもりなど、女性や若者の相談にも応じる。
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静岡人インタビュー「この人」 静岡SSUボニータの新主将に就任した 塩沢優さん(磐田市)
サッカー女子なでしこリーグ1部で2年目を迎えたチームを先頭に立って引っ張る。今季で在籍7年目。薬局で働きながら練習に励む。ポジションはセンターバック。常葉大橘中・高出。静岡市駿河区出身。28歳。 ―主将に就任した心境は。 「主将を務めるのはこのチームで初めて。自分は周りを気にしすぎてしまう性格。特に今までとは変わりなくやっていきたい。副主将の日野李保は中学、高校の1学年後輩。私のことをよく分かっているので助けてくれると思う。このコンビは初めて」 ―1部1年目は12チーム中11位に終わった。今季は本田美登里監督が復帰した。 「2部との差を痛感した。その中でも自分たちが通用するところもあ
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【終章】遺したもの㊥ 支えた母 喪失感 夢でも会いたい【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
寺田歩生[あゆみ]さんの母有希子さん(54)は、4年に及んだ歩生さんの闘病を昼夜を問わず支えた。思うように治療の効果が上がらず、焦りや悔しさを感じた日々。救いになったのは、歩生さんのユニークな言動や、闘病中に迎えた愛犬「豆吉」の存在だった。 「家族で笑い合っていると、重い心を忘れることができた」 周囲の人々の優しさや思いやりが支えになった。今も、自宅やお墓を訪ねてくれるなど心に留めてくれる友人や恩師がいる。歩生さんが通った県立磐田北高は、遠隔授業の導入に尽力してくれた。県内の県立高に広がり、大きな足跡を残した。「皆さんの応援が力になった」 一方、最愛の娘を失った喪失感もまた、家族に残さ
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設備の生産性 最大限に 日本たばこ産業(JT)東海工場(磐田市)/王丸賢治郎工場長【キーパーソン・最前線】
全国4カ所にある国内製造拠点の一つで、「ピース」「ホープ」などの紙巻きたばこと、低温加熱式たばこ用のカプセルを生産する東海工場を指揮する。現在地での操業開始から45年。現在取り組んでいる施策などを聞いた。 ―たばこ市場の現状は。 「人口減少や喫煙率の低下に伴い総需要は低下している。そんな中で加熱式たばこの割合が増し、日本では約4割を占めるまでになった。昨年、低温加熱式の『プルーム・テック』の販売が終了したが、東海工場は引き続き、後継ブランド『with(ウィズ)』のたばこカプセルを生産している。紙巻きの吸い応えに近い高温の加熱式と違い、香料を含めたフレーバーを楽しむ新カテゴリーとして需要を
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25年4月こども園移行 磐田市立東部幼稚園、新園舎起工式
民営化に合わせて幼保連携型認定こども園に移行する磐田市立東部幼稚園(同市東貝塚)で25日、新園舎「(仮称)認定こども園ハローうさぎ山」の起工式が開かれた。移管先の社会福祉法人愛光会(浜松市中央区)や工事関係者ら約30人が出席し、工事の安全を祈った。 近隣の鎌田神明宮の神職が祝詞を読み上げた後、代表者がくわ入れに臨み、玉串をささげた。式典で同法人の鈴木孝理事長は「需要が高まっている放課後児童クラブも併設する。隣接する東部小とのつながりを深めるなど、小学生との交流を常時行っていく」とあいさつした。 新たなこども園は鉄骨造り一部2階建てで、延べ床面積は約1800平方メートル。市によると、東部幼
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磐田市の仿僧川と今ノ浦川 浸水25%減想定、流域治水へプラン案
静岡県と磐田市は25日、同市の仿僧川と今ノ浦川の流域治水対策推進に向けた協議会を袋井市の県袋井土木事務所で開いた。氾濫をできるだけ防ぐ▽被害対象を減少させる▽被害を軽減し早期に復旧・復興する-の観点で、ハード・ソフト両面の対策を盛り込んだ水災害対策プラン案を示した。 ハード対策として、両河川流域で河道の拡幅や堤防のかさ上げ、水路の逆流防止弁の設置、排水ポンプの増強などを進める。10年以内に実施する短期対策の効果について、流域に甚大な被害をもたらした2022年の台風15号と同様の降雨でシミュレーションし、現状に比べて流域市街地の浸水面積を25%減らせると想定した。長期的にも施設の増強などを
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「青春」テーマに着物楽しむ 星槎国際高生と浜松学院大生、写真展示
通信制・単位制高校の星槎国際高浜松学習センター(浜松市中央区)と浜松学院大(同区)の生徒、学生による作品展が25日、同区のアミューズメント施設「XCUBE(エクスキューブ)」で始まった。31日まで。 星槎国際高のデジタルアートゼミや着付けゼミなどの生徒は「青春」をテーマに、校内や磐田市の旧赤松家記念館などで撮影した写真約20点を並べた。個性豊かな着物を身にまとった生徒が楽しむ姿やこだわりのメークを施した真剣な表情などが来場者の目を引く。撮影を担当した田浦慎翔さん(18)は「見る距離によって表情の見え方も変わると思うので楽しんでもらえれば」と話した。 浜松学院大は、今月に同大を卒業した学生
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自衛隊入隊者に磐田市がエール
磐田市自衛隊家族会はこのほど、同市出身で自衛隊に入隊・入校予定者の激励会をワークピア磐田(同市見付)で開いた。市や自衛隊、自衛隊家族会の関係者らが、新たな道に進む若者にエールを送った。 陸上、海上、航空自衛隊の入隊予定者と高等工科学校の入校予定者計6人のうち4人が出席。空自に入隊予定の市川愛梨さん(22)は「父が航空自衛官だったので空と飛行機に憧れ、誰かの力になりたいとの思いがある。磐田市の木『クスノキ』のように泰然自若、温厚篤実な自衛官になりたい」と抱負を述べた。 草地博昭市長は「チャレンジ精神を忘れず、国民のため、地域のために活躍を」と激励した。
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日常の一コマ描写 磐田の絵画愛好家が作品展
磐田市新開の絵画愛好家鶴田春男さん(71)の作品展が29日まで、同市二之宮のギャラリー&カフェグルッペちぐさで開かれている。油彩やパステル画など14点を展示している。 天竜川を幻想的に彩る夕焼けや牧草地にたたずむ農作業小屋など、日常の一コマを豊かな色彩で描写した。女性と保護猫が添う姿を表現した100号の大作「語らい」は、約2カ月間かけて制作。女性の優しい表情と、猫の堅い毛並みの質感を、繊細なタッチで描いた。 鶴田さんは「生活の中で見過ごしてしまうような場面を切り取った。地域の美しさを作品から感じてほしい」と話した。
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【終章】遺したもの㊤ 友と恩師、闘い学んだ姿 今も心に【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
10代の女性2人は、ピンク色のリボンがかかった亡き友の遺影に静かに手を合わせた。緊張した雰囲気はすぐに解け、2人が高校時代の友とのエピソードを次々と明かすと、家中は笑いに包まれた。 2023年末、磐田市内の寺田歩生[あゆみ]さん宅を県立磐田北高で2度目の1年生の時に一緒だった杉田沙穂さん(19)と増井由貴さん(19)、当時の養護教諭増田紀子さん(46)が訪ねた。歩生さんが21年10月に他界して以来、初めて“再会”を果たした。 がん闘病の傍ら懸命に学校に通っていた歩生さんは増田教諭のいる保健室によく通った。仲が良かった沙穂さんが、保健室にたびたび付き添ったことを話
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想像世界を絵本の表紙に 作家よこたさん、磐田・親子でワーク
磐田市の絵本作家よこただいすけさんによるワークショップ「表紙だけ絵本をつくろう」が24日、図書館機能を持つ子育て支援施設「ひと・ほんの庭 にこっと」(同市上新屋)で開かれた。幼児・小学生と保護者ら11組32人が参加し、絵本の物語を想像しながら世界に一つだけの表紙を作り上げた。 参加者はクレヨンを使って「あ」から始まるオリジナルタイトルを画用紙に記し、そのタイトルから連想されるものを自由に表現。子どもたちは、多彩な色使いで「あたまラグビー」「あかいろがすき」「あひるこける」など、個性豊かな作品を次々と完成させた。よこたさんは「言葉を組み合わせて理解できないタイトルをつくり、ユニークな絵を描く
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卓球Tリーグ、東京が4度目V プレーオフ、岡山を3―1で下す
卓球のノジマTリーグのプレーオフ第2日は23日、東京・代々木第二体育館で行われ、男子決勝はレギュラーシーズン1位の東京が同3位の岡山を3-1で退け、2季ぶり4度目の制覇を果たした。岡山は初優勝を逃した。プレーオフの最優秀選手(MVP)には東京の松島輝が選ばれた。 女子準決勝はレギュラーシーズン2位で2季ぶり5度目の優勝を狙う日本生命が同3位の日本ペイントに3-2で競り勝った。 24日の決勝で同1位の神奈川と顔を合わせる。 ▽男子決勝 東京 3―1 岡山 ▽女子準決勝 日本生命 3―2 日本ペイント 「スター軍団」 自慢の戦力躍動 男子の東京は自慢の戦力が躍動した。第4試合
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交通事故防止対策 磐田市中泉、モデル地区に
磐田署と磐田市は22日、2024年度の交通事故防止対策モデル地区に同市中泉地区を指定した。地元住民組織の中泉地区地域づくり協議会が、高齢者の事故防止や自転車の安全利用などの啓発活動に取り組む。 同協議会の大場雅行会長らが中泉交流センターで、同署の中村嘉之交通課長と市の山下和洋自治デザイン課長から指定証や啓発用ののぼり旗、横断幕を受け取った。大場会長は「みんなで協力して中泉地区の安全を守っていく」と決意を述べた。
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全国大会「元気にプレー」 磐田南部中女子ソフトテニス部が抱負
三重県で29日に開幕する「全国ミズノカップジュニア選抜ソフトテニス選手権大会」の団体戦に出場する磐田南部中女子ソフトテニス部の生徒がこのほど、市役所に山本敏治教育長を訪ね、大会での健闘を誓った。 来庁したのはいずれも2年の鈴木海楓さん、山田吏優さん、吉田瑠花さん、松嶋文音さん、菊井理杏さん、石塚真生さん、大杉優奈さん、山添杏奈さんの8人。昨年12月に開かれた東海大会で団体3位に入り、全国への切符を手にした。 部長の鈴木さんは「私たちらしく元気よく明るくプレーをしたい」と話し、けがで東海大会では出場がかなわなかった吉田さんは「全国へつなげてくれたチームのためにも、1試合でも多くプレーできる
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SSUボニータ 防犯広報活動貢献 磐田署が感謝状
磐田署は21日、特殊詐欺被害防止や交通事故防止に向けた広報活動などを積極的に取り組んだとしてサッカー女子なでしこリーグ1部・静岡SSUボニータに署長感謝状を贈った。 同クラブは昨夏、大間由樹選手(28)が一日警察署長を務めて街頭広報を実施したほか、交通事故防止を呼びかけるボイスパトロールへの音声収録に取り組んだ。磐田市内のイベントや公式戦の会場でも犯罪被害防止や災害対策に関する広報を行うなど、安心安全な地域づくりに貢献した。 贈呈式が同署で行われ、田中尉公署長がクラブを運営する静岡スポーツユナイテッドの三浦哲治代表理事に感謝状を手渡した。 同署とクラブは2月下旬、防犯などの広報活動を密
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絶滅危惧種「ベッコウトンボ」羽化確認 磐田・桶ケ谷沼
磐田市岩井の桶ケ谷沼で18日までに、環境省の絶滅危惧種に指定されている希少種「ベッコウトンボ」の今季初となる羽化が確認された。 市環境課によると17日午前10時ごろ、地元住民などでつくる保護団体「桶ケ谷沼自然環境保全地域管理運営委員会」が保全活動に取り組んでいる沼の南部で、磐田市の高齢男性が見つけた。3月中の確認は11年連続。地球温暖化などの影響で、羽化が年々早まる傾向にあるという。羽化は4月下旬まで続く見込み。 ベッコウトンボの生息地は国内数カ所で、同市は日本最東端。桶ケ谷沼では、県内で確認されているトンボの種類の3分の2、国内の3分の1に当たる71種が生息している。
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39議案可決し磐田市議会閉会
磐田市議会2月定例会は22日、最終本会議を開き、2024年度当初予算案や議員発議の「健幸づくり及び地域医療を守り育む条例」案など39議案を原案通り可決し、閉会した。人事案件では、山本敏治教育長(63)の再任に同意した。任期は4月1日から3年。 同条例は、市民や事業者、市など地域全体で健康を維持し、地域医療の崩壊を防ぐ環境整備や取り組みを推進する理念条例。市民には適度な運動や適切な受診などに努めるよう求めた。市議会が22年11月に特別委員会を設置し、条例案の検討を重ねた。
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竜洋の住民組織 交通事故防止尽力 磐田署などが感謝状
磐田署、磐田市、交通安全協会磐田地区支部はこのほど、2023年度に交通事故防止対策モデル地区に指定した竜洋地区の住民組織「竜洋住みよいまちづくり協議会」に感謝状を贈った。 同協議会は昨年4月から約1年間、店舗で買い物客らに改正道交法の要点をまとめたチラシを配布したほか、電動シニアカーを体験乗車する講習会を開き、交通事故削減に尽力した。同協議会の吉野博行会長が竜洋交流センター(同市岡)で、同署の中村嘉之交通課長から感謝状を受け取った。
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「初の全国、V狙う」 ボクシング 中村さん(磐田城山中)決意
磐田市の竜洋ボクシングクラブに所属する中村穣さん=磐田城山中2=が、28日に岡山県で開幕する「全日本UJフレッシュボクシング大会」に出場する。このほど、市役所に山本敏治教育長を訪ね、抱負を語った。 42キロ級の中村さんは静岡県・東海地区の予選をそれぞれ制し、全日本大会への出場権を得た。全日本大会では、各地区の代表選手とトーナメント戦を繰り広げる。中村さんは「全国大会は初めて。少し緊張しているが、優勝を狙って頑張りたい」と活躍を誓った。 山本教育長は「自分の力を信じて頑張ってほしい。他の選手の良いところを吸収し、さらなる成長を期待している」と激励した。
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⚽ジュビロ磐田ユース監督 黄金期支えた西紀寛氏、奮闘 プレミア復帰が至上命令
磐田ユースの監督にJ1磐田OBで元日本代表の西紀寛氏(43)が就任し、自身初めてという高校生の指導に奮闘している。古巣の磐田への復帰は普及スタッフを務めた2017年以来7年ぶり。プリンスリーグ東海に降格したチームを1年で最高峰プレミアリーグに戻すのが至上命令。「責任を持って取り組む。トップチームにつながる人材を育成したい」と意気込む。 市船橋高(千葉)出身の西氏は1999年に磐田に加入。中盤の選手として磐田に13年間在籍しJ1通算で255試合36得点をマーク。磐田の黄金期を支えた一人だ。 2016年の現役引退後は磐田のスタッフを務めた後、社会人クラブ監督や小中学生の指導者を務めていた。磐
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識者に聞く 就業前の教育環境 拡充を 鵜飼一博准教授(静岡県立農林環境専門職大)【森の守り人 北遠 林業現場から④完】
国内の森林を守り、自然環境を維持する上で、担い手の確保と育成は最も重要な課題だ。関係者は林業の働きがいを若年層や関心のある人にどう伝え、就職とその後の定着につなげていくか模索してきた。2024年度は「森林環境税」の徴収が始まり、林業や森林行政に対する国民の関心も高まりそうだ。県立農林環境専門職大(磐田市)の鵜飼一博准教授(54)=森林科学=に、担い手確保の現状や課題を聞いた。 ―担い手確保の現状は。 「転職組が増え、30~60代で林業に就職する層が厚くなってきた。東京など首都圏でデスクワークを続けるより仮に給料が半減したとしても林業に勤める方がストレスが少ない-などと考えられているようだ
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静岡県推計人口 354万4597人 2月1日推計 20カ月連続減少
静岡県がこのほど公表した2月1日現在の推計人口は354万4597人で、前月から3553人減少した。推計人口の減少は20カ月連続。社会動態は転入がわずかに上回り、4カ月連続で増加した。 転入数から転出数を引いた社会動態は46人増(転入9690人、転出9644人)だった。出生数から死亡数を引いた自然動態は3599人減(出生1581人、死亡5180人)だった。 市町別でみると、人口が増加したのは清水町26人、菊川市3人、長泉町2人の3市町。減少したのは32市町あり、浜松市614人、静岡市589人、沼津市281人、藤枝市213人など。 社会動態が増加したのは、最多の富士市129人をはじめ、静岡
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「売上収益3兆円 意識」 ヤマハ発 株主総会 社長、次期中計に言及
ヤマハ発動機の日高祥博社長は21日、磐田市の本社で開いた第89期定時株主総会で、2025年からの次期中期経営計画について「売上収益3兆円が視野に入るところまで会社は成長した。その目線を意識して計画を策定したい」との意向を示した。 ヤマハ発は24年の連結売上収益の予想を2兆6千億円とし、現行計画で目標に設定した2兆2千億円以上を達成する見通し。営業利益率も目標の9%を上回る10%と予想している。日高社長は「これまで、サプライチェーン(供給網)の途絶や資源の高騰、ロシアのウクライナ侵攻などさまざまな変化に対応してきた。当社のレジリエンス(適応力)は高まっている」と予想実現に自信を見せた。 大谷到
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三倉小跡地にドッグパーク 森町長方針、事業開始へ調整
森町の太田康雄町長は21日、三倉小跡地の利活用について、ドッグパーク事業の準備を進めていく方針を示した。町議会3月定例会で、平川勇氏の一般質問に答えた。 同小は2021年3月に閉校。町や国土交通省のホームページで跡地を活用した事業を公募した結果、磐田市に拠点を置く「D-HEARTS(ハーツ)ドッグスポーツクラブ」からドッグパーク事業の応募があった。審査委員会で選定基準に基づいて審査し、優先交渉権者に決定した。今後、地域説明会などを開催した上で、事業開始へ調整していく。 太田町長は「近年はペット需要が高まり関連産業が上昇傾向で、全国からの集客が見込める。地域活性化に寄与することが期待できる」と
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中根金作の庭園 周遊ツアー体験 湖西 商店主ら、来訪者に情報発信へ【浜名湖花博2024】
湖西市新居町の商店主らがこのほど、磐田市出身の世界的造園家中根金作(1917~95年)が旧新居町で手がけた公園や庭園を巡る周遊ツアーを体験した。浜名湖花博2024の関連事業として4~6月にツアーが実施されるのを前に、地元の商店から地域住民や来訪者への情報発信につなげようと、休みの店が多い日に参加を呼びかけ、約10人が街を巡った。 湖西市新居・中根庭園を研究する会の吉元洋美会長がガイドを務め、JR新居町駅から駅前公園、新居文化公園、浜名川緑道など約4キロを歩くツアーを実施した。吉元会長は「昭和の小堀遠州」と呼ばれた中根による新居図書館の日本庭園や市老人福祉センターの枯れ山水庭園をはじめ、街角
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全国で心打つ試合を 磐田西高剣道部が抱負
愛知県で26日に開幕する「全国高校剣道選抜大会」に出場する磐田西高(磐田市中泉)剣道部の生徒らが21日、市役所に草地博昭市長を訪ね、抱負を語った。 来庁したのは菊池竜平顧問と、いずれも2年の今田小桜さん、藤沢南さん、藤原瑚春さん、榧下舞さん、勝田和奏さんの5人。1月に浜北総合体育館(浜松市)で行われた県予選で女子団体準優勝となり、全国大会への切符を手にした。 菊池顧問は「現在、先輩後輩0人。交代メンバーがいない状態で、県大会を勝ち抜いてきた。まとまりがあり、仲が良い5人のチームワークで闘っていく」と話した。主将の今田さんは「普段通りの力を発揮し、中堅としてチームの軸となる動きをしたい。一試合
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英語学習 園児ら20人修了 磐田の教室 静大生が出張指導
磐田市のNPO法人「しきじ土曜倶楽部(くらぶ)」はこのほど、旧豊岡東小(同市敷地)で毎週土曜日に開かれる英語教室の2023年度修了式を同校で開いた。 本年度の講座は市内外の園児や児童約20人が参加。児童らは約1年間、静岡大教育学部の学生や外国語指導助手(ALT)の指導の下、英語学習に取り組んだ。また、山や川での体験学習を通じて自然の豊かさや命の大切さなども学んだ。修了式では、同法人の伊藤弘一代表が、児童らに修了証書を授与した。 同法人は02年に導入された学校完全週5日制に伴い設立された。24年度は4月13日から活動する。募集対象者は幼稚園年長から小学生。受講料は月額2255円。問い合わせなど
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徳川家康 幻の城「城之崎城」見学会 戦国時代のロマンに触れる 磐田市
徳川家康が建造に着手し未完成のまま放棄され、幻の城と呼ばれる「城之崎城」の見学会が20日、城跡に建つ磐田市見付の磐田城山球場で開かれた。市内外の参加者約40人が戦国時代のロマンに触れた。 市が主催し日本城郭協会の加藤理文理事が進行役を務めた。城の本丸に相当する本曲輪(くるわ)の上に建てられた球場を案内した。着工当時は東海道に加え、今之浦が広がるなど水陸の交通の要衝だったとし「家康は遠江・駿河の2カ国支配を目指してこの地を選んだ」と強調した。 球場のスタンドの土台として活用されている高さ10メートル規模の土塁や、敵の侵入を防ぐために斜面を削った人工的な断崖「切岸(きりぎし)」なども視察。加
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墨の濃淡駆使 奥行き、立体感光る 磐田で東洋水墨美術協が作品展
東洋水墨美術協会磐田教室の作品展が24日まで、磐田市見付の市立中央図書館で開かれている。講師の朝比奈陽心さん(76)=同市池田=と生徒6人が、水墨画約60点を出品した。 墨の濃淡やかすれ、にじみで奥行きや明暗を演出し、静物や植物、風景などを表現した。雪が積もる木々や氷結した湖面といった美しい雪景色を立体的に描いた掛け軸が来場者の目を引く。 同教室は月2回、磐田カルチャースイミングセンター(同市鳥之瀬)で活動する。朝比奈さんは「墨と水だけで表現している。筆遣いの変化でさまざまな表現ができる」と水墨画の魅力を語った。 22日休館。
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釣り場ガイド(3月21日)静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 11日はメジナやマゴチ、タカベ、ネンブツダイ。12日は入場者なく、13日は休園のため釣果なし。14日はメジナやカワハギ、タカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。15日はヘダイやタカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。16日はタカベやスズメダイ、メジナ、ネンブツダイ、アイゴ、カサゴ、ウツボ。17日はタカベやスズメダイ、ネンブツダイが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジやサバ。イワシも少し交じった。イソメ餌では、越冬した20センチ超のシロギスも釣れる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177
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静岡県西部2楽団が慈善公演浄財寄付 磐田市ボラ連絡協に
静岡県西部の音楽愛好家でつくる磐田吹奏楽団とミューズ・ウィンド・アンサンブルはこのほど、磐田市ボランティア連絡協議会(松山正之会長)に9万9096円を寄付した。 2月4日に共催したチャリティーコンサートで来場者や団員が寄せた募金全額を充てた。実行委員を務めた磐田吹奏楽団の早沢妙子さん(58)と、ミューズ・ウィンド・アンサンブル代表の萩原祐さん(49)が同市国府台のiプラザを訪れ、松山会長に寄付金を手渡した。早沢さんは「地域やいろいろな人の役に立つように使ってほしい」と話した。同協議会は寄付金を基金に積み立て、所属団体の活動啓発や物品購入などに活用する。 磐田吹奏楽団が20年以上にわたって
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磐田市役所本庁 24日も窓口業務 転入・転出の増加で対応
磐田市は24日、転入転出などの手続きが増える年度末に合わせ、休日の窓口業務を行う。市役所本庁舎のみの開庁で、時間は午前8時半~正午まで。 臨時業務を行うのは市民課と国保年金課。住民異動届や印鑑登録の受け付けなど各種証明書の発行や、国民健康保険の加入・脱退の手続きなどを取り扱う。
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公園トイレの窓ガラス16枚割られる 磐田市が被害届提出
17日午後5時半ごろ、磐田市富士見町の富士見公園で、男女共用トイレの窓ガラス計16枚が割られているのを市民が発見し、磐田署に通報した。市は18日、同署に被害届を出した。 市都市整備課によると、窓ガラスは床面から約1・7メートルの高さにあり、割れた破片が床に散らばっていた。15日の時点では公園の清掃員が異常がないことを確認していたという。
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多重国籍の10代と違約金契約交わす 掛川の会社 書類送検 労基法違反容疑
日本とフィリピンの多重国籍者と違約金を定めた労働契約を交わして雇い、渡航費などの名目で貸し付けた前借金を賃金と相殺したとして、掛川署などは18日、労働基準法違反の疑いで掛川市満水の人材派遣会社「Live」と同社役員の男ら4人を静岡地検浜松支部に書類送致した。 書類送検されたのは掛川市の会社役員の男(75)、磐田市の無職の男(68)、焼津市の会社員の女(49)、藤枝市の会社員の男(54)。書類送検容疑は、4人が同社の従業員だった2022年9月8日、焼津市内の同社事務所で日本とフィリピンの国籍を持つ10代女性と、労働契約の不履行に対する違約金を10万円と定める契約を交わし、さらに同11月から2
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伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は準々決勝敗退 卓球・シンガポール・スマッシュ
卓球の世界ツアー、シンガポール・スマッシュが15日、シンガポールで行われ、女子シングルス準々決勝で伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は王曼昱(中国)に2-4で逆転負けした。 (共同)
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遠隔手話通訳で聴覚障害者支援 磐田で連絡会 災害時避難所での活用も
静岡県西部健康福祉センターは16日、手話通訳者連絡会を磐田市見付の県中遠総合庁舎で開いた。県西部の通訳者約30人が参加し、「遠隔手話通訳システム」などの映像通訳への理解を深めた。 同システムは、コロナ禍で通訳者の同行が困難になった聴覚障害者のコミュニケーション支援として県が導入した。スマートフォンなどを使ってオンラインで手話通訳を提供する。災害時の避難所などでの活用も想定している。 連絡会では県の担当者が、システムに不慣れな聴覚障害者がいるため、通訳者側が操作の説明や通信量の節約などの配慮をする必要があるとした。参加者は実際にシステムに接続する体験に取り組んだ。スマホなどの内蔵カメラでビ
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浜松・三ケ日青年の家 体育館の床改修完了祝う
浜松市浜名区三ケ日町の静岡県立三ケ日青年の家は16日、体育館の床の改修工事が終了したことを祝うリニューアルセレモニーを同施設で開いた。 同施設によると、体育館は築33年で広さ約500平方メートル。工事は1月から約2カ月かけて行われ、床が木製から競技用の塩ビシートに替わった。御園崇所長は「体育館が明るくなったと感じる。多くの人に活動していただくことを楽しみにしている」と話した。 施設では、同日から磐田市のバレーボールチーム「磐田向陽スポーツ少年団」が合宿している。セレモニー後には、同チームを含む県内4チームによる記念試合も行われた。子どもたちは新しい床の上で、のびのびとプレーした。
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知事の県外災害対応 18日に決議案提出 静岡県議会議運
静岡県議会議会運営委員会は15日、18日の2月定例会最終本会議に、県外の災害発生時の対応についても川勝平太知事に責任ある行動などを求める決議案を提出することを決めた。 決議案は、能登半島地震の中部9県1市の連絡会議に知事が欠席した対応などを受けて、8日に総務委員会で可決された決議と同じ内容。全67議員が提案者に名を連ねる。 このほか、育児や介護など議員個人の事情などをオンライン委員会の開催要件に加えるなど、書面を前提とした手続きのオンライン化を可能とする県議会会議規則と委員会条例の改正案を追加提出する。議会手続きのオンライン化を盛り込んだ地方自治法改正を踏まえて標準都道府県議会会議規則と
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磐田市人事異動 危機管理監に市川氏 部長級9人の大幅異動
磐田市は15日、4月1日付の人事異動を内示した。市消防本部を除いた異動規模は前年より73人多い452人。組織体制の見直しに伴い大規模になった。 部長級も9人の大幅な異動となり、女性は2人から4人と倍増した。2年連続の台風被害を踏まえ、災害対応の事務方トップを担う危機管理監には、幅広い分野の経験が豊富な市川暁総務部長を充てる。災害に限らず市の危機全般に対応するポストとして、防災戦略監を危機戦略監に改称する。 【部長級】危機管理監(総務部長)市川暁▽危機戦略監(防災戦略監)山下愛仁▽総務部長(教育部長)薗田欣也▽財務担当部長(税務担当部長)仲村美帆子▽健康福祉部長兼福祉事務所長(こども部参与
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季節の草花 会場彩る 17日まで写真展 磐田市
磐田市の写真愛好家グループ「花とんぼ」(鈴木孝治代表)の作品展が17日まで、同市見付の市立中央図書館で開かれている。会員5人が県内外の草花を中心に、季節の移ろいを感じさせる26点を出品した。 木漏れ日に照らされたエビネや、小さくも凜(りん)と咲くカタクリなど、自然に生息する多彩な花や木を捉えた作品を展示。ハナモモやサクラといった春の気配が感じられる風景写真など、色鮮やかに写した作品も会場を彩る。同グループは月1回、同市の見付交流センターで作品互評会を開き、感性と技術向上に努めている。
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卒業式 新たな一歩 「耕土耕心」胸に108人巣立つ 農林環境専門職大、短期大学部
静岡県立農林環境専門職大と、同大短期大学部は15日、2020年度に入学し、同大初の卒業生となる1期生と、短期大学部3期生の卒業式・学位記授与式を磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで行った。計108人が農林業を担う人材として、新たな一歩を踏み出した。 鈴木滋彦学長が、同大と短期大学部の代表学生にそれぞれ学位記を手渡し「農学を学ぶことは人間の生きる本質を学ぶこと。みなさんにはグローバルな視点を持ち、豊かな感性と人間性を持って今後の人生を歩んでほしい」と呼びかけた。 卒業生代表として答辞を述べた熊崎ひかりさんは「新型コロナ禍により大学生活最後の年に、初めて大学祭を開催できた。地域の方々に、これまで
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浄水発生土 園芸用土へ 加工や販売の仕組み構築 静岡県企業局、業者と契約
静岡県企業局は2024年度、工業用水の浄水工程で出る「浄水発生土」を有効活用する取り組みに着手する。現在は大半を産業廃棄物として処分しているが、民間企業の協力を得て園芸用土に加工、販売する仕組みを構築する。年間約1億5千万円の処分費をゼロにすることを目指す。 有効活用するのは厚原浄水場(富士市)の浄水発生土。公募型プロポーザル方式でこのほど、大阪市の造園業者と契約した。浄水場内に新たに発生土の加工装置を設置し、運転や維持管理、販売までを一貫して手がける。今年10月の稼働を目指す。 「浄水発生土の処分費用が経営を圧迫し、長年の懸案だった」。企業局水道企画課の担当者はこう指摘する。 厚原
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子どもや育児世代向けイベントに意欲 磐田市地域おこし協力隊員 山本さんが活動報告
磐田市の地域おこし協力隊員を務める山本真由美さん(45)=浜松市出身=の2023年度活動報告会が13日、市役所で開かれた。山本さんは豊岡地区の農林業や環境教育などに携わった活動を紹介し、自然に親しめるイベントなど子どもや子育て世代に向けた取り組みに意欲を示した。 山本さんは昨年5月に同市初の隊員となった。23年度は野菜栽培に挑戦したり、地元財産区の森林管理に参加したりしたほか、今後の活動のための環境学習などに取り組んだ。24年度は子どもが自然観察を楽しめるイベント、子育てサロンなどの開催を計画している。将来的には農業体験農園の運営なども検討しているという。 山本さんは「地元の人にとって何
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SSUボニータ 17日ホーム開幕戦 磐田市長に意気込み
磐田市を拠点に活動するサッカー女子なでしこリーグ1部静岡SSUボニータのホーム開幕戦を週末に控えた14日、選手・監督らが市役所に草地博昭市長を訪ね、新シーズンへの意気込みを語った。 ボニータは17日にヤマハスタジアム(同市新貝)で行われる開幕戦で、昨季覇者のオルカ鴨川を迎え撃つ。 ウズベキスタン女子代表の監督を2年間務め、3季ぶりに同チームに復帰した本田美登里監督は「ヤマハスタジアムで試合をするのは初めてなので楽しみ」と語り、「勝つことも大事だが、将来的にこのチームが文化として地域に根ざしていくように盛り上げていく」と表情を引き締めた。 レギュラー争いに絡むGK安間帆乃香選手(同市出身)は「
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川勝知事「磐田は浜松より文化高い」「藤枝東はボール蹴ることが一番重要」 会見で釈明、撤回せず
川勝平太知事は13日、磐田市を拠点に活動するサッカー女子なでしこリーグ1部の静岡SSUボニータによる表敬訪問で「磐田っていう所は文化が高い。浜松よりもともと高かった」と述べた。その後の定例記者会見で発言の真意を問われ、「他意はない。歴史的な事実を言っただけ」と釈明し、浜松市民も同様の認識を持っていると主張した。 県庁で監督や選手と懇談する中で発言した。知事は会見で、奈良時代に遠江国分寺が建立されたことを挙げ、「かつては磐田が遠州の中心地の一つだった」と説明した。浜松を引き合いに出した理由については「徳川家康が引間城に移ってから発展していった。浜松の人たちは知っている」と述べ、発言に問題はな
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⚽SSUボニータ 6位以上目標 サッカーなでしこ1部 17日初戦 本田新体制「中長期的視点で」
サッカー女子プレナスなでしこリーグ1部は16日に開幕する。1部2年目の静岡SSUボニータは17日、ホーム・ヤマハスタジアムでの開幕戦で昨季覇者のオルカ鴨川と対戦する。12チームが総当たりの2回戦で争う。 指揮官にはウズベキスタン女子代表を率いた本田監督が復帰した。開幕まで10日足らずでの就任となったものの「時間はないが、目先の勝ち負けよりも1~2年かけてサッカーの基本や戦術を伝えたい」と中長期的な視点でチームづくりに取り組む考えだ。 ボール保持を継続しながら「(得点が生まれやすい)バイタルエリアでの崩しを教えたい」と強調。「負けないサッカーをしながら攻撃的な部分を練習でやっていく」と話す
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水球日本代表「大学でも」 U―17アジア選手権V貢献 大神さん(掛川西高)に卒業証書
水球のU-17(17歳以下)アジアエージグループ選手権がこのほど、フィリピンで開かれ、日本代表が優勝した。県勢として唯一選出されていた掛川西高の大神幸真さん(17)=磐田市立野=は13日、同校を訪れ、卒業証書を受け取るとともに、喜びと今後の目標を語った。 決勝では体格で勝るイランを相手にカウンター攻撃を効果的に仕掛け、接戦を制した。ゴールキーパーの大神さんは「プレーだけでなく、声かけも意識してチームの精神的支えにもなれた」と振り返った。大会で卒業式に出られなかった大神さんは校長室で、広住諭校長から卒業証書を受け取った。広住校長は「今後、これまで見たことがない世界やもの、人に出会うと思う。チ
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釣り場ガイド(3月14日)静岡県東部/中部/西部
東部 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りやカゴ釣りでアジやサバ、穴釣りではカサゴが釣れた。まだ海水温が低く魚も少ないため、ターゲットを絞って短時間で狙わないと釣果は出にくい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 悪天候のため出船できず、釣果なし。今後も旬の根付きマアジを中心に出船予定。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 10日の三保沖船釣りは五目釣りで、1~3.2キロのマダイが0~3匹で船中4匹、イナダ(ブリの若魚)が0~2匹で船中3匹。他にウスバハギなど。 ▽由比漁港 海桜丸・電090(1560)0465
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児童ソフトテニス 全国大会活躍誓う 浜松の4人、教育長訪問
千葉県で29~31日に行われる「全国小学生ソフトテニス大会」に出場する浜松市の児童4人が12日、中央区の市教育委員会で宮崎正教育長に大会への意気込みを語った。 県大会でベスト4以上になり、全国への切符をつかんだ。4人とも阿多古ソフトテニスクラブ(天竜区)に所属し、ダブルスで出場する。男子5年生の部で、磐田市に住む児童とペアを組む北浜北小5年鈴木愛矢君=浜名区=は県大会でも優勝し「全国ではベスト8を目指す」と意気込んだ。 男子4年生以下の部の中瀬小3年太田悠斗君=同区=、太田君とペアの豊岡小3年馬渕暖大君=中央区=、別の市の児童と女子4年生以下の部に出場する二俣小4年日下部紅蘭さん=天竜区
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磐田の魅力捉えた写真 浅井さんと上平さん最高賞 コンテスト表彰
磐田市は12日、文化や風景、スポーツなど市内の魅力を捉えた写真をインスタグラムで募ったフォトコンテストの表彰式を市役所で開いた。「#磐田っていいな」部門は同市天龍の会社員浅井貴章さん(29)、「#わたしのスポーツ」部門は同市見付の会社員上平章雄さん(35)がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。 浅井さんは昨年10月の府八幡宮例大祭で、山車の明かりが夜のジュビロードを照らした様子を写した。上平さんはスポーツイベントの参加者が笑顔で交流している一幕を捉えた。コンテストには計639点が寄せられ、ウェブ上での一般投票や草地博昭市長らによる最終選考で入賞9点、入選13点を選んだ。 表彰式では、入賞者に
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漏水リスク、AIで解析 衛星データ活用 磐田市が運用開始
磐田市の草地博昭市長は12日の定例記者会見で、人工衛星で観測したデータを人工知能(AI)で解析し、水道管の漏水リスクを評価する新技術の活用を始めたと発表した。デジタル技術で漏水リスクの高い箇所を把握し、優先して調査することで、人手による作業量を減らす。草地市長は「調査にかかる時間の短縮とコストの削減を図りたい」と説明した。 都内ベンチャー企業に委託し、複数の地球観測衛星から地表の温度や水分量、路面の陥没・隆起など水道管に負荷をかける環境要因データを集めて市内の水道管路データと組み合わせ、AIが100メートル四方の単位で漏水リスクを5段階で評価する。初めて実施した評価では、総延長約1400キ
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磐田市のレモン産地化 安定した販路確保が鍵【西部/記者コラム 風紋】
磐田市は2024年度、JA遠州中央と連携し、レモンの産地化に乗り出す。主に茶生産者の新たな収入源として複合経営化を促す。高齢化や後継者不足などの課題が多い中、生産者の所得向上につなげ、地域農業の魅力を高める一手としたい。 市は24年度一般会計当初予算案に、レモン栽培を支援する補助事業費1千万円を計上した。定植に向けた農園の整地・土地改良費に加え、本格的な収穫が始められるまでの未収益期間の負担を減らすため、農薬・肥料散布などの管理費も補助対象にした。産地化は茶生産が盛んな磐田原台地を中心に進める。 茶業を取り巻く環境は厳しさを増している。茶価の低迷だけでなく、農薬や肥料など農業資材の価格高
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⚽SSUボニータ 17日開幕戦、入場1000人目標 応援呼びかけ サッカー女子なでしこリーグ1部
サッカー女子なでしこリーグ1部の静岡SSUボニータは11日夜、新シーズンに向けたキックオフカンファレンス(決起集会)を磐田市大原の静岡産業大磐田キャンパスで開いた。17日に同市のヤマハスタジアムで開かれる開幕戦で過去最多となる入場者1000人以上を目指すとし、スポンサー企業関係者ら約60人に応援を呼びかけた。 本田美登里新監督(59)は「試合に勝つことも大事だが、見ている人がわくわくするチームをつくっていく」と意欲を示した。主将の塩沢優選手(28)は「もっと多くの人に観戦してもらえるよう、良い試合を見せたい」、副主将の日野李保選手(27)は「磐田のまちを盛り上げられるよう頑張りたい」とそれ
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敷地川治水対策へ 国交省に支援要望 静岡県、磐田、袋井両市
静岡県と磐田市、袋井市は11日、2年連続で堤防が決壊した敷地川の治水対策について、国の重点的な予算措置を求める要望書を国土交通省に提出した。磐田の草地博昭、袋井の大場規之両市長らが小鑓隆史政務官と面会し、復旧状況や支援の必要性を説明した。 両市を流れる敷地川は2022年9月の台風15号、23年6月の台風2号で磐田市内の同一箇所が決壊し、周辺に浸水被害をもたらした。県が復旧工事を進めているが、今回被害があった場所以外にも、川幅が狭く氾濫の危険性が高い箇所が存在している。河道掘削や橋の架け替えなど敷地川全体の河川改修を迅速に進めるため、国に補助を要請した。 草地、大場両市長は「3度目(の決壊
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「優良田園住宅」導入 磐田市が4月から 立地要件を拡大
磐田市は4月から、市街化調整区域の住宅立地要件を拡大する国の「優良田園住宅制度」を導入する。県西部では初。農村地域への人口流入を促し、コミュニティーの活力維持につなげる。 調整区域での住宅建築は現在、農家やその分家、既存宅地などに制限されている。人口減少が進み、地域活力の低下が懸念される中、UIJターンの受け皿を広げ、自然環境の豊かな地域でゆとりのある生活を望む需要を取り込むことで、農村地域の活性化を図る。 同制度では、敷地面積300平方メートル以上、建ぺい率30%以下などの要件を満たせば、市が一戸建ての専用住宅の建築を許可する。対象は岩田、大藤、向笠、田原、南御厨、長野、豊浜、富岡、豊
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運営法人に浜松児童福祉園 26年開園のこども園 磐田
磐田市は12日、同市加茂の豊田北部幼稚園と豊田北保育園を統合して民営化する新しい認定こども園の運営法人について、社会福祉法人浜松児童福祉園(浜松市中央区)に決まったと発表した。 新こども園は0~5歳児を受け入れ、定員は計150人になる予定。新園舎は豊田北部幼稚園に隣接する旧豊田北部小の敷地の一部に建設し、完成後に同幼稚園を解体して園庭と駐車場を整備する。2024年度に設計、25年度に建設を行い、26年4月の開園を予定している。 磐田市幼稚園保育園課によると、浜松児童福祉園は浜松、磐田両市で認可保育所6園を運営している。豊田北保育園の跡地活用は24、25年度に検討する。
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浜松市中央区の内山さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の3月大会が10日、浜松市浜名区の浜北文化センターで開かれた。91人が参加し、最強のSクラスは内山透さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①内山透(中央区)②中川丈太郎(浜名区)③北川晴雄(静岡市清水区)④宇藤敬行(磐田市)⑤天野聡(静岡市駿河区)▽A ①佐藤登(中央区)②宮城島捷翔(浜名区)③安藤隼斗(焼津市)④岸智之(静岡市葵区)⑤菅沼優星(磐田市)▽B ①田中耕治(神奈川県)②泉龍一(中央区)③高栁正芳(浜名区)④北島耕太郎(中央区)⑤阿部久夫(磐田市)▽C ①斉藤正直(中央区)②武村岳史(浜名区)③高瀬冬馬(中央区)④鈴木与四郎(同)⑤庄司圭佑(静岡
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磐田の温浴施設、車突っ込む
10日午後10時25分ごろ、磐田市下万能の温浴施設で、同市の女性(84)が運転する軽乗用車が店舗入り口のガラス窓に突っ込んだ。磐田署によると、けが人はいなかった。女性はアクセルとブレーキを踏み間違えたとみられる。
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卓球・平野(沼津市出身)、早田に快勝
卓球のシンガポール・スマッシュは10日、シンガポールで行われ、女子シングルス1回戦で平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が早田ひな(日本生命)に3-0で快勝し、2回戦に進んだ。伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)も勝ち上がり、長崎美柚(木下グループ)は敗れた。 男子シングルスは張本智和(智和企画)が1回戦を突破した。
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特殊詐欺未然防止 コンビニ2店舗に感謝状 磐田署
ギフトカードを悪用した特殊詐欺事件を未然に防いだとして磐田署はこのほど、セブン-イレブン磐田森下店、ローソン磐田本郷店の2店舗と、対応に当たった各店員らに感謝状を贈呈した。 同署によると、セブン-イレブン磐田森下店に1月15日、ローソン磐田本郷店には同月31日にいずれも70代男性が来店し、アップルカード25万円分を購入しようとした。2事案とも男性は「パソコンがウイルスに感染した。修理費としてアップルカードが必要と言われた」などと話していたという。各店の店員らは購入経緯から詐欺を疑い、男性を説得した上で警察に通報し、被害を食い止めた。 同署で式典が行われ、田中尉公署長がセブン-イレブン磐田
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浜岡中野球部 全日本Vへ意欲 少年春季軟式大会に向け 御前崎市長に抱負
静岡県内で23日に開幕する第15回全日本少年春季軟式野球大会に出場する御前崎市の浜岡中野球部の生徒16人がこのほど、市役所を訪れ、柳沢重夫市長に健闘を誓った。 同部は昨年の県予選西部地区大会で優勝し、開催地代表として全国の出場権をつかんだ。チームの特徴は力強い打撃力と豊富な投手陣。2月に行われた県中学選抜野球大会「しんきんカップ」では、優勝した島田一・二に初戦で惜敗したが、全国舞台での躍進が期待される。 主将の河原崎敦也さん(14)は「開幕までにチーム課題を修正し、全国制覇を目指したい」と抱負を述べた。浜岡中は24日に磐田市の磐田城山球場で山梨県代表の富士学苑中と戦う。
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津波避難「要配慮者」対応に課題 到達時間に間に合わず/資機材不足 静岡県内各地で訓練
静岡県の津波対策推進旬間(2~11日)に合わせた津波避難訓練が10日、沿岸市町で行われた。12市町で約2万6千人が参加し、夜間の発災想定や避難所要時間の計測などの訓練を繰り広げた。津波到達時間までに避難が間に合わなかったり、高齢者が多い地域で要配慮者の避難に必要な資機材の不足が判明したりするなど、各地で課題が浮き彫りになった。 西伊豆町仁科の沢田地区。午前7時50分、地震発生と津波警報を知らせる同報無線が鳴り響いた。町は事前に詳細な訓練時間を告知せずに訓練を実施。約40人が放送や町からのメールを合図に地区内4カ所の津波避難タワーなどに向かった。津波到達予想時間は5分。近くのタワーに逃げた鈴
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農山村の魅力と課題探索 農林環境専門職大生が実地調査報告 磐田
静岡県立農林環境専門職大(磐田市富丘)は8日、農山村の魅力と課題を探索するフィールドワークの報告会を同大で開いた。浜松、磐田、掛川、森の4市町で活動した生産環境経営学部2年26人が4班に分かれ、地域振興などの現状を分析し、解決策を提言した。 磐田市岩田地区を調査した班は、耕作放棄地の再生・維持管理を行う「岩田故郷の会」の圃場(ほじょう)や地域イベントを見学したほか、大規模農家や新規就農者へのインタビューなどの情報を基に気付きを発表した。学生は「岩田故郷の会を中心に、地域のつながりが強い。地元の小学校では積極的に地産地消に取り組んでいる」と魅力を語った。一方で「農地はたくさんあるが、整備不良の
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台風2号の災害復旧に貢献 磐田市、静岡県内外の12企業・団体に感謝状
磐田市は、県内に甚大な被害をもたらした昨年6月の台風2号の災害復旧に貢献したとして、県内外の12企業・団体に感謝状を贈る。7日、市役所で式典が行われ、草地博昭市長が、出席した10企業・団体の関係者に感謝状を手渡した。 各企業・団体は、義援金寄付をはじめ、ボランティアの宿舎や消防車両の緊急待避場所として駐車場を無償提供するといった後方支援を行い、復旧作業を後押しした。また、公的支援制度の説明会を開催し、被災者の生活再建にも尽力した。 草地市長は支援に対する謝辞を述べた後「自治体、地域住民だけでは技術面や財政面、マンパワーでみて復旧復興は難しい。台風2号の教訓を生かして私たちも改善を重ね、皆
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人と建築テーマ 入選写真を表彰 静岡市で10日まで展示
静岡県建築士事務所協会(金丸智昭会長)は9日、「第25回『人と建築』フォトコンテスト」の表彰式を静岡市葵区の市役所市民ギャラリーで行った。県内外の建築と人の関わりをテーマにした241点から選ばれた入賞・入選の33点を表彰した。10日まで同ギャラリーで入賞・入選の作品展を開いている。 最優秀の金賞に輝いた作品「螺旋(らせん)怪獣」を撮った鳥居良崇さん(37)=磐田市=らに金丸会長が表彰状を手渡した。鳥居さんは浜松市中央区のクリエート浜松の中庭にある螺旋階段を撮影。日光で施設壁面に反射し、影まで二重に見える印象的な場面を写真に収めた。「人がなかなか通らない場所で苦労した。面白い形だと思って撮影
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【東日本大震災13年】道路寸断恐れ109市町村 原発30キロ圏、静岡県内9市町
建設中を含む国内19原発の30キロ圏にある自治体のうち18道府県計109市町村で、地震など災害時の緊急輸送道路が土砂崩れなどにより寸断される恐れがあることが8日、分かった。30キロ圏に含まれる21道府県計138市町村の79%に当たり、原発事故時の避難に支障が出る恐れがある。東京電力福島第1原発事故から13年。国土交通省が公開している地理情報データを基に、道路が土砂災害警戒区域を横断しているかどうかを共同通信が分析した。 静岡県内で寸断の恐れがあるのは、藤枝市、島田市、牧之原市、掛川市、菊川市、御前崎市、袋井市、磐田市、森町の9市町の高速道路や国道、県道など。1月の能登半島地震でも土砂災害が
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記者コラム「清流」 地産地消で応援
仕事からの帰り道、店で夕食を済ませるのが習慣だったが、最近は生活改善のため、自炊をするよう意識している。ただ、料理のレパートリーが乏しく、献立のマンネリ化が悩みだ。 磐田市産チンゲンサイを使ったスープなど地元食材を生かした新商品が、県西部のセブン-イレブンで発売された。早速、同市産パプリカのピクルスを購入。冷蔵庫の残り物で作ったしょうが焼きとの相性が抜群に良い。あと一品足りない時に便利なのはもちろん、鮮やかな見た目で食卓がぱっと明るくなった。 そして何より「地元産」との文字に、安心や信頼、親近感が湧いて手を伸ばした。農業を取り巻く環境は価格低迷や後継者不足のあおりなどを受けて厳しさを増し
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浜松新球場「ドーム型にすべき」「草薙球場と同等に」 委員間で意見隔たり
静岡県議会建設委員会は8日、浜松市の遠州灘海浜公園篠原地区に整備予定の新野球場を巡り、県西部の委員から意見や要望が相次いだ。「2万2千人の多目的ドーム型があるべき姿」「静岡市の草薙球場と同等のものを」といった声が交錯し、意見の隔たりが鮮明となった。県は3案を併記し、絞り込みを先送りする方針だが、合意形成は難航が必至だ。 ふじのくに県民クラブの田内浩之氏(湖西市)は浜松市や地元経済界の要望や、県有資産が県中部に偏っていることを挙げ、ドーム型を求めた。「多目的型であればいろいろな事業で活用でき、中長期的には税金投入が少なかったという結果になるのでは」とも述べた。ふじは7日の建設委でも「妥当な計
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柔道の橋本選手を応援する会浜松で発足 パリ五輪へ出身地有志
浜松市内の経済界や柔道界の有志らが中心となって同市出身で今夏のパリ五輪柔道男子73キロ級代表に内定している橋本壮市選手(32)=パーク24=を応援する会を発足した。多くの賛同者を募り、初の五輪舞台に立つ橋本選手を地元浜松から後押しする。 会長はソミック石川の石川雅洋会長、顧問はハマキョウレックスの大須賀正孝会長と県柔道協会西部支部の間宮幸男幹事長が務める。橋本選手を大勢の市民で応援し、悲願の金メダル獲得に向けて機運を高めようと5日に発起人会を開いて設立を決めた。発起人は石川会長や大須賀会長、間宮幹事長、橋本選手の母美喜恵さんを含めて14人が名を連ねる。 橋本選手は市立富塚小1年で柔道を始
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大災害、遺体安置の手順確認 4年ぶり設営訓練 磐田市と磐田署
磐田市と磐田署は8日、大規模災害を想定した遺体安置所設営訓練を同市南島の福田南島体育館で行った。新型コロナの影響で、実践的な設営訓練は市として4年ぶり。市職員や署員ら約50人が参加し、遺体の検視から身元確認、安置までの流れを確認した。 遺体に見立てた人形が安置所に運び込まれると、市職員や署員が連携して身体特徴や所持品などを記録し、検視や身元確認、遺族に引き渡すまでの手順を確かめた。対応した市職員は、葬祭業者を交えて遺体処置の細かな作法や遺族への対応の仕方に理解を深めた。 訓練後の講評で同署の梶田利充刑事課長は「今回の訓練は最後ではなく、災害に備えて訓練を重ねていく」と述べ、関係機関との連
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とろろ 地域の食ベ方網羅 マップ最新版で中山間地を追加 県立農林環境専門職大(磐田)研究室
静岡県立農林環境専門職大(磐田市)の前田節子教授の研究室は6日、県内各地のとろろ汁の食べ方を紹介する「ふじのくに『とろろ汁さがし』マップ」の最新版を同大でお披露目した。中山間地域の浜松市天竜区や川根本町、静岡市葵区梅ケ島の食べ方を追加した。同大のホームページでダウンロードできるほか、県内の一部飲食店で入手できる。 浜松市天竜区水窪町、同区佐久間町、同区龍山町、川根本町地名、同町千頭、静岡市葵区梅ケ島計6地域のとろろ汁の食べ方を加えた。 水窪町は天竜川に生息するアユのだしを使った食べ方を紹介。地元住民への聞き取りを通し、地域の食文化としてアユが定着した背景などをマップに盛り込んだ。前田教
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ランドセルカバー 新入学児童に贈る 安協磐田地区支部
静岡県交通安全協会磐田地区支部は6日、磐田市内の新入学児童に配布する反射材付きランドセルカバーの贈呈式を磐田署で開いた。4月に市内の小学校22校に入学する児童約1270人に届けられる。 新1年生を代表して豊岡北小に入学予定の高木十縁君(6)と野原碧さん(6)が出席し、松下直一支部長と田中尉公署長から、市イメージキャラ「しっぺい」のイラストが入ったカバーを受け取った。2人は「車に気をつけて学校に通います」「右左をちゃんと見ます」と誓った。 ランドセルカバーは事前に、同市見付の矢奈比売神社(見付天神)で交通安全祈願を受けた。
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選抜へ「8強以上」誓う テニス・三坂さん(磐田東高2)市長訪問
今春の全国選抜高校テニス大会男子個人戦(シングルス)に出場する磐田東高2年の三坂悠真さん(17)が7日、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、「ベスト8以上を狙う」と活躍を誓った。 昨年10月の県新人大会で優勝し、2年連続の出場を決めた。自身初の全国挑戦だった前回は、1年生ながら個人戦で16強入りを果たした。三坂さんは「自分らしく元気よくプレーしたい」と意気込みを語った。 草地市長は「高い目標を持って戦い、良い成績を残してほしい」と激励した。個人戦は今月22~26日に福岡県で開催される。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 2日はカサゴやタカベ、スズメダイ、ネンブツダイ、メジナ、ベラ。3日はタカベやメジナ、ネンブツダイ、カサゴ、スズメダイ、ベラが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 沼津・船 2月28日午前の沼津沖船釣りは5キロ超のニベ。0.8~1.5キロのマダイが3匹。他にマアジやカイワリ、アマダイ。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 2月28日の三保沖船釣りは1~1.5キロのイナダ(ブリの若魚)が3~14匹で船中66匹、マダイは船中2匹。5日は1キロのマダイが船中4匹。イナダが船中4匹。ワラサとクロダイがそれぞれ1
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静岡・亀沢さんら俳句最優秀賞 静産大コンテスト
静岡産業大日本語教育研究センターはこのほど、「第13回静岡産業大学俳句コンテスト」の入賞者を発表した。 一般と学生(高校生以上)の部に計1549人から3978点の応募があった。最優秀賞として有馬朗人記念賞(元文部大臣、元同大学事顧問記念賞)、大須賀賞(静岡新聞社・静岡放送社長賞)、堀川賞(同大学長賞)を設けた。 入賞者は次の通り。 【一般】有馬朗人記念賞 亀沢淑子(静岡市駿河区)▽大須賀賞 山口秀夫(焼津市)▽堀川賞 菅伸明(愛媛県新居浜市)▽優秀賞 安田功二(東京都北区)山本久喜(静岡市駿河区)▽佳作 黒飛義竹(広島市安佐北区)小川健治(静岡市駿河区)増田史世(袋井市)浅井勝子(磐田市)古
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磐田の若い力 指導者に 中学部活動の地域移行へ 企業経営者らのNPO講習会
磐田市内の若手企業経営者らでつくるNPO法人ミライサポートプロジェクトいわた(松野裕貴理事長)は、地域移行する中学部活動の指導者育成に乗り出した。心身の発達途上にある中学生に対する指導や接し方を学ぶ講習会を企画。地域の若い人材を掘り起こし、学校や地域クラブとのマッチングを目指す。 教員の働き方改革や少子化による部活数の減少を背景に、全国で中学部活動の外部指導者受け入れや地域クラブ化が進められているが、「地方都市ほど指導を担う人材確保が困難」(松野理事長)なのが現状。同NPOは民間でも指導者を育成・派遣し、中学生が希望する活動に取り組める環境づくりに貢献しようと立ち上がった。 2月に中泉
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多彩な楽曲 元気よく 磐田の小学生金管バンド 1年間の成果披露
磐田市内の小学生金管バンド「かたりあジュニアブラス」はこのほど、1年の活動の成果を披露するスプリングコンサートを同市上新屋の市民文化会館かたりあで開いた。小学4~6年生の団員33人が多彩な楽曲を元気よく奏でた。 児童らは「ファンファーレ」や「メリーさんのヒツジ」「ネコふんじゃった」など8曲を披露。サンバ調の「風になりたい」では、打楽器による軽快なリズムでにぎやかに演奏した。来場した家族らは、リズムに合わせて身体を揺らし、美しい音色を楽しんだ。 同バンドは旧豊田町時代の2001年に、アミューズジュニアブラスとして創立。22年から、かたりあに活動拠点を移して改称した。児童は市民楽団関係者の手ほど
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能登被災地に磐田市2職員 健康チェックや避難所支援
磐田市は4日、能登半島地震で被災した石川県に派遣する職員2人の激励会を市役所で開いた。 今回派遣するのは、こども未来課の主任保健師加賀純子さん(47)と道路河川課の主任自動車運転手斎藤昭人さん(51)。加賀さんは6~11日の日程で、県の保健師らとともに白山市の宿泊施設に2次避難している被災者の健康状態のチェックなどに取り組む。 加賀さんは草地博昭市長に「精神的な負担が増している被災者をしっかりと支援したい」と意気込みを語った。市が被災者の健康支援として保健師を派遣するのは初めて。 斎藤さんは同市からは5人目の避難所応援派遣となる。7~14日の日程で穴水町の避難所運営業務を支援する。斎藤さんは
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静岡生まれの歌声合成ソフト 試行錯誤重ね音質向上【音楽革新 ボカロ20年㊤】
「何の目的で、どうやって活用するのか」。2003年2月、浜松商工会議所で開かれた記者会見。ロボットのような音声を発する歌声合成ソフト「ボーカロイド(ボカロ)」をヤマハが初お披露目した際、記者たちの反応は鈍かった。ただ、開発者の剣持秀紀(57)=現研究開発統括部=は「いろいろな質問を繰り返したテレビ局の番組が、一番長く放送で取り上げてくれた」と手応えを感じていた。 「歌声の電子楽器」をつくる-。そんな目的で始まった研究は00年ごろから本格的に始まり、発表までに約3年を要した。パソコンに歌詞と音符を打ち込むだけで歌声を出せる技術は当時、斬新で奇抜だった。 開発チームが直面したのは、歌詞がある
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卓球・伊藤美誠 世界1位へ決意 「感覚、実力もっと向上を」
2021年の東京五輪の卓球で金銀銅メダルを獲得した伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が4日までにインタビューに応じた。代表入りを逃したパリ五輪の選考レース中の心境を語り、新たに目標に掲げる世界ランキング1位へ「海外選手とたくさん試合をして成長したい」と決意を込めた。 東京五輪前、周囲から「この子は死ぬんじゃないか」と思われるほどの練習を積んだ自負があった。水谷隼(磐田市出身)と組んだ混合ダブルスで金を獲得。しかし、シングルスは銅メダルで頂点に届かず「これだけ練習したのに」と挫折感を味わった。 東京後は練習に身が入らず、22年3月にパリ五輪の国内選考会が始まっても意欲は上向かなかった。「体が
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静岡から能登へ 石川県関係者メッセージ
石川県能登半島地震の発生から2カ月。被災地では、現在も1万人以上の方が避難生活を余儀なくされ、断水の解消や仮設住宅の建設も道半ばです。一日でも早く日常生活を取り戻すためには、インフラの復旧とともにメンタル面でのサポートも欠かせません。なじみある被災地へ思いを届けようと、静岡県内で暮らす石川県出身者やゆかりのある方々から寄せられたメッセージを紹介します。 能美市出身の看護師山田淳美さん(57)=藤枝市=「震災翌日に訪問看護師が事務所で利用者さんたちと不安な夜を過ごしたニュースを見ました。利用者の皆さんはどんなに心強かったでしょう。医療福祉関係の皆さん、体調を崩さないでくださいね」 輪島市出身
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浜松新野球場 用地取得「時間要する」 規模、構造丁寧に検討 静岡県議会答弁
静岡県議会2月定例会は4日、自民改革会議の大石健司氏(牧之原市・吉田町)、藤曲敬宏氏(熱海市)、鈴木利幸氏(旧浜松市北区)、ふじのくに県民クラブの沢田智文氏(磐田市)が一般質問を行った。勝又泰宏交通基盤部長は浜松市の遠州灘海浜公園篠原地区に整備する新野球場について、国の事業認可の速やかな取得を目指す一方、公園全体の用地取得には「時間を要する」として規模や構造の絞り込みを丁寧に進める考えを示した。鈴木氏への答弁。 県は1万3千人の屋外型、2万2千人の屋外型、2万2千人の多目的ドーム型の3案を3月7日に始まる県議会建設委員会に示す。ただ、県議会内には「2月定例会での意見集約は難しい」との見方
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安全運転に貢献 優秀事業所表彰 静岡県警など
静岡県警と自動車安全運転センター県事務所は4日、同センターが発行している運転記録証明書を有効活用し、従業員の交通事故防止と安全意識向上に努める優秀安全運転事業所の表彰式を静岡市葵区で開いた。表彰はプラチナ賞が2事業所、金賞が5事業所、銀賞が7事業所で、プラチナ、金、銀を受賞した代表者が静岡中央署で、県警の加藤悟交通部長と同事務所の北沢博所長から表彰状と盾を受け取った。 最高賞のプラチナは、富士宮牛乳運輸(富士市)と浜松バス(浜松市浜名区)。浜松バスの担当幹部は「基本的な内容だが、社長による安全教育を反復的に続けていることが、80人余りの全従業員への浸透につながっている。賞を励みにしたい」と
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道路冠水即時感知 センサー試験導入 沼津市
沼津市は2024年度、頻発する豪雨災害に備え、道路の冠水や住宅地の浸水をリアルタイムで観測する小型センサーを試験導入する。 設置するのは1台3900円と安価で小型の「ワンコイン浸水センサ」。近年の大雨で浸水被害があった原、大平の両地区や、道路が頻繁に冠水する箇所など計36カ所に整備する。リアルタイムで把握することで、道路の通行止めや住宅地への避難誘導など対策の迅速化につなげる。 国土交通省の実証実験の一環で、1年間は設置費用と通信費を国が負担する。本年度は磐田市と函南町で実施していて、24年度は沼津市のほか三島、浜松、牧之原の各市と川根本町も加わる。 沼津市では2019年以降、豪雨によ
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磐田観光大使に中西さん、池田さん「魅力、熱い思いで発信」
磐田市観光協会と市はこのほど、地域の観光資源や魅力を市内外に発信する市観光大使の選考会を同市上新屋の「ひと・ほんの庭にこっと」で開いた。2024年度の大使には、大学生の中西更櫻さん(20)=竜洋中島=と、塾講師の池田昂生さん(25)=千手堂=の男女2人が選ばれた。 書類審査を通過した6人が選考会に臨み、自己PRや地域資源についてスピーチした。大使は同協会や市が行うイベントや事業に20回程度参加する予定。 中西さんは「一つ一つの行事を参加者と交流しながら楽しみ、磐田の魅力をPRしたい」、池田さんは「磐田の魅力を分かりやすく熱い思いで発信していきたい」と意気込みを語った。2人にはそれぞれ賞金
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いわた茶飲み比べ、市民賞に森島さん 来庁者182人投票 磐田市
磐田市内の茶生産者でつくるいわた茶振興協議会(稲垣明久会長)は4日、市民がナンバーワンのいわた茶を選ぶ審査会を市役所で開いた。来庁した市民ら182人が試飲して一番おいしいと思ったお茶に投票し、1位の市民賞には同市笠梅の森島康博さんが選ばれた。 昨年8月の品評会で市場関係者らが選んだ上位6点が出品された。市民らは入れたてのいわた茶を飲み比べ、味わいや香りなどを確認した。審査に参加した同市中泉の自営業安藤園子さん(67)は「これまでいわた茶をあまり飲んだことがなかったが、色も、苦みと甘みのバランスも良く、どれもおいしかった」と話した。 市民審査はいわた茶をPRするとともに、消費者に好まれる茶
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1部2年目は「6位以上」 サッカーなでしこ・SSUボニータ 磐田で必勝祈願
サッカー女子なでしこリーグ1部の開幕を前に、静岡SSUボニータは3日、磐田市中泉の府八幡宮で必勝祈願を行った。初の1部挑戦だった昨季は12チーム中11位とぎりぎりで残留が決まった。選手らは2年目のシーズンに向け「6位以上を目指す」(塩沢優主将)と飛躍を誓った。 選手33人のほか、運営団体の静岡スポーツユナイテッドの高木昭三会長やチームスタッフらがひな祭りに合わせて神事に臨んだ。選手一人一人が新シーズンの目標をしたためた絵馬も奉納した。塩沢主将は「プレーする自分たちも、観戦してくれるサポーターも楽しめる魅力的なサッカーをしたい」と意気込んだ。 ボニータは17日に同市のヤマハスタジアムで行わ
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花見や朝市満喫 磐田ライオンズクラブがウオークラリー
磐田ライオンズクラブは3日、市民に地域の魅力を再認識してもらうウオークラリー(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市鎌田地区で開いた。家族連れら約100人が花見などを楽しみながら、医王寺や鎌田神明宮、兎山公園を巡る約3キロのコースを散策した。 医王寺では、見頃を迎えて淡いピンク色の花を咲かせているヒガンザクラや、月1回開かれている朝市を満喫した。コース上に設けられた5カ所のチェックポイントでそれぞれ地域にまつわるクイズに挑戦し、道中ではごみ拾いにも取り組んだ。 静岡産業大の留学生5人がボランティアスタッフとして参加し、運営を補助した。ウオークラリーは昨年、同LCが創立65周年を記念して始めた
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卓球「見応えあった」 伊藤美誠、初の冠大会で小中学生熱戦
東京五輪の卓球で金銀銅計3個のメダルを獲得した伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)の名前を冠した大会が3日、長野県千曲市で初開催され、出場した小学5年から中学2年の男女、約200人が熱戦を演じた。大会の名誉会長として優勝杯やメダルを授与した伊藤は「見応えがあったし、楽しかった。将来が楽しみ」と笑みを浮かべた。
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車いす駅伝向け最終調整 「1時間切り」今年こそ 10日京都で全国大会 県代表 富士で練習
10日に京都市で行われる「第35回全国車いす駅伝競走大会」に出場する県代表チームが2日、本番前最後の全体練習を富士市で行った。過去最高の8位入賞を記録した昨年以上の成績を狙うメンバーが入念な最終調整を行った。 同市のふじのくに田子の浦みなと公園にメンバー5人が集まり、海岸沿いのサイクリングコース約10キロを2往復疾走し、ペース配分や競技用車いすの状態を確かめた。初入賞を果たした昨年は、目標タイムとしていた1時間切りに55秒届かなかった。30年以上の指導歴を持つ鈴木秀明監督(61)=磐田市=は「若手とベテランが融合し、各区間で少しずつタイムを縮めて今年こそ目標を達成したい」と意気込んだ。
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ランドセルカバー 児童に寄贈へ 磐田で交通安全祈願祭
静岡県交通安全協会磐田地区支部は、磐田市内の小学校に入学する児童に、反射材付きランドセルカバーを贈る。同市見付の矢奈比売神社(見付天神)でこのほど、配布するカバーの祈願祭が行われ、登下校中の交通安全や学校生活の充実を願った。 同神社の主祭神「矢奈比売命(やなひめのみこと)」は女性の神様で、子どもの守護神として信仰されるほか、厄よけに御利益があるとされる。祈願祭では約1300枚のカバーが本殿に並べられ、神職が祝詞を読み上げた後、同支部の役員らが、祭壇に玉串を奉納した。 カバーは蛍光色の黄色で、市イメージキャラ「しっぺい」が横断歩道を渡る姿が描かれている。同支部によると、児童には入学式当日に各小
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炭化米 室町中期の兵糧か 「戦国の波 垣間見える」 磐田・社山城跡から出土 市教委調査
磐田市指定史跡の社山(やしろやま)城跡(同市社山)で40年以上前に炭化した状態で見つかった米が室町中期の1436~77年の兵糧だった可能性が高いことが1日までに、市教委文化財課の調査で分かった。社山城が16世紀の室町後期や戦国時代に戦乱の舞台になったとする記録はあったが、15世紀代の資料が確認されたのは炭化米が初めて。兵糧が戦火で焼かれたとみられ、同課は「記録よりも早くから城が戦乱に巻き込まれていたことを裏付けている」としている。 社山城は標高約130メートルの丘陵地に建っていた山城で、築城時期は不明。現存する文献では、1501~03年に今川氏と斯波氏の遠江守護職を巡る抗争の舞台になった
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【第3章】ついの別れ㊦ 精いっぱいの18年 希望 未来信じ 生涯全う【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
静岡県立磐田北高2年の寺田歩生[あゆみ]さんが亡くなったことは翌日の2021年10月14日、校内放送で生徒たちに知らされた。歩生さんは留年し、一つ上の学年にも友人がいたことや、歩生さんのために教室の配置を変えたことなどを踏まえ、学校側が判断した。 5限目の冒頭に伝え、そのまま授業に入る段取りだった。歩生さんのクラスは国語の授業で、たまたま担任の杉山さやか教諭がついた。自身の口からも伝えようとしたが、こみ上げる感情を抑えられず、たまらず廊下に出た。 ◇ 通夜は、磐田市内で営まれた。コロナ禍でもあり、学校は、参列を個人の判断に委ねたが、制服姿の生徒が会場を埋め尽くした。号泣し介
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農業系静岡県内外91社 学生へ合同説明会 磐田、農林環境専門職大
静岡県立農林環境専門職大は1日、2025年春卒業予定の学生を対象に、農業法人や農業関連企業など県内外91社を招いた合同説明会を磐田市富丘の同大で開いた。同大と短期大学部の学生約130人が参加した。 農業法人や大規模生産者などがブースを並べ、事業内容をはじめ採用情報、働き方などを学生に紹介した。学生は興味のある企業のブースを訪ね、熱心にメモを取りながら質問した。 参加した短期大学部1年栽培コース野菜専攻の榎本有真さん(19)は「農業機械を扱う会社など、農業に関わる仕事に就きたいと考えている。先のことは不安だけれど、将来を見つめ直せる良い機会になった」と話した。
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磐田市で「書かない窓口」 書類発行、待ち時間短縮へ運用
磐田市は1日、証明書類の発行手続きで来庁者の申請書記入を不要にする「書かない窓口」の運用を市役所で始めた。来庁者が書類を手書きする手間を省き、待ち時間の短縮にもつなげる。 対象となる証明書は、市民課で発行する住民票の写しや戸籍、印鑑登録証明書などのほか、市税課が担当する税務・固定資産関連の各種証明書。職員が来庁者から必要事項を聞き取り、システムに入力して申請書を作成する。来庁者には印刷した申請書を確認し、署名してもらう。市は今後、福祉関係の証明書発行手続きへの導入も検討する。 LINE(ライン)の専用アカウントから、住民異動(転入・転出・転居)の事前申請が行えるシステムの運用も同日開始し
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ミニ振り袖を展示販売 磐田で佐野さん 古着物などリメーク
磐田市合代島の佐野清子さん(70)による「ミニ振り袖」の展示販売会が3日まで、同市上野部のシルクロード・ミュージアムで開かれている。古着物や帯の布地を使い、通常の着物の4分の1サイズにリメークした20点を紹介している。 赤や黄緑、白など色とりどりの花をあしらった生地を手縫いして仕立てた。今年の干支(えと)「辰(たつ)」にちなんだ迫力のある竜をあしらった柄もあり、来場者の注目を集めている。洋裁が趣味で、7年ほど前からミニ振り袖作りを始めた佐野さんは「1枚の絵画のように見て、楽しんでもらいたい」と話した。
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日本女子健闘支えた美誠「監督」 世界卓球 熱心で冷静な助言 話題
日本女子が銀メダルと健闘した卓球の世界選手権団体戦(韓国・釜山)で、ベンチの伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が選手の正面に立ち、熱心に助言を送る姿が「伊藤監督」と話題になった。大会はパリ五輪代表の3人が軸となり、自身の出番は8戦のうち2戦にとどまったが、初出場した15歳の張本美和(木下グループ)らを支えた。 中国に2-3と肉薄した決勝。伊藤は「他の選手が試合をしている時に、こんなに気合が入ったのは初めてだった」と振り返る。感情を高ぶらせる一方で、「選手は集中し過ぎて見えなくなってしまう部分がある」。代わりに、戦局を冷静に見詰めてもいた。 客観的な視点から、敵の狙いや苦手な部分を察知。打つ
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【第3章】ついの別れ㊥ 最高点 答案残して 努力の歩み 旅立ちの朝【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
最期の瞬間は、予期しない形で訪れた。2021年10月13日、2学期の中間テスト最終日。静岡県立磐田北高2年の寺田歩生[あゆみ]さんは午前8時頃、目を覚ました。前夜は日が変わる時間まで勉強し、その成果をぶつけるつもりでいた。 「トイレ行こっか」 母の有希子さん(54)が歩生さんの部屋を訪れた時だった。歩生さんは、ベッドの上で急に息苦しそうにした。「今日は苦しい」。自分でベッドサイドに座り、扇風機の風に当たりながら呼吸を整えた。「テストは受けられない」。呼吸はいつものようには落ち着かず、苦しさは増し、意識を失った。 あまりにも突然娘に襲いかかった死の影に、有希子さんは、気が動転した。以前か
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記者コラム「清流」 一流選手のふるまい
中国を追い詰め、53年ぶりの世界一に迫った卓球の世界選手権で伊藤美誠選手(磐田市出身)のベンチでの姿が注目された。仲間に的確なアドバイスを送る姿は“監督”と話題になった。 高速ラリーの中で戦術を構築する卓球は「チェスをしながら100メートル走をする競技」と称される。過去に伊藤選手から「頭も体もくたくた」という言葉を何度も聞いた。ベンチに座りながらも頭をフル回転させていたのは想像に難くない。 集中力を保つためか、立ち上がって、声を上げる場面は少なかった。だが、その様子が一部ネット上で批判され、本人も交流サイト(SNS)で「私らしい応援の仕方」と胸中を吐露せざるを得な
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「互いに理解、尊重し合える関係を」 米姉妹校訪問へ生徒決意 磐田南高で結団式
磐田市見付の磐田南高で29日、姉妹校提携を結んでいる米カリフォルニア州のマウンテンビュー高に訪問する生徒の結団式が開かれた。1、2年生26人が異文化交流への決意を固めた。 訪問の日程は3月21~31日。現地の高校生宅にホームステイしながら、授業に参加したり、茶道や武道など日本の文化を紹介したりと交流に取り組む。マウンテンビュー市にあるグーグル本社のほか、サンフランシスコやロサンゼルスも訪れる予定。 訪問団リーダーの2年石川侑磨さん(17)は「互いの価値観を理解して尊重し合える関係をつくり、ともに高め合える有意義なホームステイにしたい」と抱負を語った。 両校の交流は30年以上にわたり続いていて
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犬と触れ合いお年寄り笑顔 磐田の介護福祉施設
静岡県動物保護協会磐田支部は28日、磐田市下野部の介護老人福祉施設「梅香の里」で動物ふれあい訪問を行った。70~90代の施設利用者約40人が、協会登録ボランティアの飼い犬4頭との触れ合いを楽しんだ。 動物との交流を通じ、利用者にやすらぎを感じてもらう目的。利用者はゴールデンレトリバーやミニチュアダックスフント、チワワなどを膝の上に乗せたり、抱きかかえたりして和やかな時間を過ごした。「かわいいね」「いい子だね」などと声をかけながら、優しくなでる姿もみられた。
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犯罪防止へ 磐田署×静岡SSUボニータ なでしこクラブと包括連携
磐田署は28日、磐田市を拠点に活動するサッカー女子なでしこリーグ1部「静岡SSUボニータ」と包括連携協定を結んだ。特殊詐欺などの犯罪予防や交通事故防止、災害対策に関する広報活動を相互に連携・協力することで、市民が安心安全に暮らせる地域づくりを目指す。 ラジオ体操などの地域イベントに積極的に参加する地域密着型クラブの発信力に期待し、協定締結に至った。静岡産業大磐田キャンパスで協定式が行われ、クラブを運営する静岡スポーツユナイテッドの三浦哲治代表理事と同署の田中尉公署長が協定書を交わした。田中署長は「サッカーを通じて地域のみなさんの幸せを願うことを理念に掲げるボニータの協力を得て、広報活動を効果
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【第3章】ついの別れ㊤ 前夜のテスト勉強 学ぶ意欲 命尽きるまで【青春を生きて 歩生が夢見た卒業】
「明日の物理、嫌だなぁ。分かんないんだよね」。静岡県立磐田北高2年の寺田歩生[あゆみ]さんは、母有希子さん(54)にこぼした。2021年10月11日、2学期の中間テスト初日を終え、自宅で一息ついていた。「いいよ、できるところまでやれば。投げ出しちゃうのはやめようね」 「じゃあ、頑張るか」 母に励まされて気持ちを切り替え、再び自室の机に向かった。 歩生さんは、会話はできたものの、2年生になり日常生活に介助を必要とするほど、体力が低下した。肺機能が著しく下がり、自宅で酸素吸入した。食事の量が極端に減り、高カロリー輸液を投与した。「いつ何があっても不思議ではない」(有希子さん)状態だった。そ
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住家被害判定方法見直しへ 沼津市で24年度から 住民の声に対応
沼津市の頼重秀一市長は、災害時の住家被害の判定方法を見直す方針を明らかにした。昨年6月の大雨で被災した住民から不十分との声が上がっていた。浅原和美氏への答弁。 現行の判定方法は3月末に終了する。見直し後の基準は、2024年度以降に発生した水災害に伴う被害に適用する見込み。昨年の大雨で被災した地域の住民や自治会役員と協議し、大雨に備えて事前に車両を避難する場所を複数確保したことや、土のうステーションを追加する方針も明らかにした。 昨年の大雨では市西部を中心に浸水被害が相次ぎ、一部損壊115件、準半壊1件が認定された。ただ、同様に浸水被害があった磐田市と比べ判定が厳しいとの指摘があり、市は他
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磐田産食材でセブンイレブン新商品 チンゲンサイスープなど4品 3月1日から発売
コンビニ大手セブン―イレブン・ジャパンは3月1日から、磐田市産のチンゲンサイを使ったスープなど4商品の販売を開始する。3月中旬ごろまで、同市や掛川、浜松市の一部地区計約220店舗で取り扱う。 地域活性化を目的に磐田市と2018年に結んだ包括連携協定に基づく取り組み。新商品「かき玉汁」(税込み321円)は、磐田市内で採れたチンゲンサイを大きくカットしてかみ応えのある食感を生かし、焼津産カツオと昆布の合わせだしで本格的な味と香りに仕上げた。 情報通信技術(ICT)を活用した大規模施設農業を展開する「スマートアグリカルチャー磐田」のパプリカを使ったピクルス(同270円)や、同市産の小松菜と桜え
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釣りは腰が命【釣りコラム 夕凪】
釣りの世界では、魚種によっては釣果を競うトーナメントがある。アユやバスなどがメジャーだろうか。だが、釣果を離れ、遠投の飛距離や正確性に特化したキャスティング競技も存在する。磐田市の天竜川河川敷でも、しばしば大会が行われている。 釣りにとっては誘いなどの手先の技術だけでなく、全身の使い方も重要となる。釣果が求められるトーナメントでも、制限時間内に広く探るには、遠距離のキャストを数多くこなせる方が効率が良い。遠投には腕の力でなく遠心力を生かすことが重要。パワーを竿に乗せるためには腰を入れることが肝心だ。 筆者は昨年の秋、持病の腰痛が悪化して竿を出すことすらできなくなり、どれほど腰が重要かを実
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 19日はメジナやタカベ、マゴチ、アイゴ、ネンブツダイ。20日はタカベやメジナ、ネンブツダイ。21日はメジナ。22日はメジナとスズメダイ。23日はメジナやタカベ、ネンブツダイ。24日はタカベやネンブツダイ、アイゴ、イシダイ。25日はタカベやアイゴ、マゴチ、ネンブツダイ、メジナが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は越冬のシロギスが狙える。餌は青イソメ。釣れるサイズは大きいが、遠投が必要。足元ではブラクリ仕掛けでカサゴが釣れる。餌はイソメ。消波ブロック周辺を狙うと良い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0
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天竜川水系の取水制限解除 水利調整協議会
静岡県や浜松市などでつくる天竜川水利調整協議会は28日、天竜川水系で1月10日から実施していた取水制限を解除した。 県によると、水位を下げて施工する必要のある佐久間ダムの工事が完了したことや、2月19日以降に降雨が続いた影響で、一時は28・4%まで落ち込んだ同ダムの貯水率が26日時点で78・3%にまで回復した。 同協議会は1月10日からの50日間、上水道4市1町(浜松、磐田、袋井、湖西、森)、工業用水3市(浜松、磐田、袋井)、農業用水3市1町(浜松、磐田、袋井、森)で5~10%の取水制限を行っていた。
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静岡県内10施設で閉鎖 インフルエンザ
静岡県は27日、県内の高校、小中学校10施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計178人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 裾野市1施設32人、三島市1施設9人、森町1施設71人、磐田市1施設6人、浜松市中央区6施設60人
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耐震住宅への移転費助成 高齢者世帯など 磐田市が新制度
磐田市の草地博昭市長は27日の市議会2月定例会一般質問で、2024年度から、高齢者世帯などが耐震性のある住宅に住み替える際の移転費用に対し、助成制度を創設する方針を明らかにした。柏木健氏(磐田の底力)への答弁。 65歳以上の高齢者のみの世帯や障害者、要介護・要支援者などが住む世帯が対象。1981年5月以前の旧耐震基準で建てられた住宅を取り壊した後、耐震基準を満たす住宅への引っ越し費用を助成する。市建築住宅課によると、一戸当たり上限10万円を予定。住み替えを進めることで耐震不足の住宅を減少させて災害時の倒壊ゼロを目指す。 2018年の国の調査で市内の住宅耐震化率は90・4%。このうち、旧耐震基
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磐田の宇藤さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第235回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、42人が参加した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①宇藤敬行(磐田市)②高柳丞(浜松市)③鈴木嘉隆(磐田市)▽S ①大橋誠(同)②渥美良純(浜松市)③幸田好司(磐田市)▽A ①大庭悦治(同)②田辺国義(袋井市)③松尾三十四(掛川市)▽B ①山中勇二(磐田市)②芝田信照(袋井市)③清水文彦(磐田市)
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放課後児童クラブ 高齢者も担い手に 磐田で講習会
磐田市シルバー人材センター(絹村和弘理事長)はこのほど、放課後児童クラブ講習会を同市弥藤太島の豊田福祉センターなどで開いた。共働き世帯の増加などで小学生の預かり保育需要が高まる中、放課後児童クラブの担い手確保に一役買おうと初めて企画した。 同センターは高齢者の生きがいにつながる働く場を確保しつつ、地域の子育て支援に貢献しようと、放課後児童クラブへの会員派遣を目指している。講習会には定員を上回る申し込みがあり、60歳以上の市民ら32人が受講した。 受講者はクラブ補助員の仕事内容や児童との向き合い方、けがと病気への対応などを学んだほか、新聞紙を使った工作を体験した。豊田北部小の放課後児童クラブの