磐田市の記事一覧
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住居侵入と窃盗容疑で再逮捕
磐田署は6日、住居侵入と窃盗の疑いで愛知県岡崎市生まれ、住所不定、無職の男(25)を再逮捕した。両容疑での逮捕は3回目。再逮捕容疑は4月6日、磐田市西平松の男性会社員(30)の留守宅に侵入し、現金約13万円と時計など18点(計37万円相当)を盗んだ疑い。同署によると、時計などは換金目的で盗んだとみられる。
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⚾きつねダンスで草薙盛り上げ チアイーグルス浜松、日ハム-楽天戦で披露
静岡市駿河区の草薙球場で13日に行われるプロ野球パ・リーグ公式戦の日本ハム-楽天(静岡新聞社・静岡放送など主催、リツアンSTC特別協賛)で、浜松市北区の「チアイーグルス浜松」の子どもたちが試合前にチアダンスを披露する。踊るのは、プロ野球界で話題の“きつねダンス”。メンバーは「選手や観客に明るく元気な気持ちになってもらいたい」と、大観衆の前で試合を盛り上げる日を心待ちにする。 同団体には4~13歳の女子27人が在籍し、普段は高齢者施設やイベントなどで活動する。三堀知美代表がプロ球団でのチアリーダー経験がある縁で出演が決まったという。子どもたちは三方原協働センター(同区
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静岡県体育章 功労章7氏、五輪メダリストら特別選手章
静岡県スポーツ協会は第63回体育章の受章者を5日までに発表した。功労章は県スキー連盟会長を務めた和田三郎氏ら7人。卓球の伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)、水谷隼氏(磐田市出身)ら東京五輪・パラリンピックのメダリスト15人と、体操の芦川うらら(日体大、常葉大常葉高出)ら世界選手権優勝者3人を特別優秀選手章に選出した。 優秀チーム章は県女子相撲選抜チーム。奨励賞には12個人5チームを選んだ。贈与式は15日、静岡市内で行う。 受章者は次の通り。(個人は敬称略) ◇…功労章…◇ ▽和田三郎(元県スキー連盟会長、富士市) ▽杉山悟(元県トライアスロン協会長、磐
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⚽高校総体サッカー全国Vを 磐田東高出場、寄付募る
静岡県高校総体サッカー男子で17年ぶり2度目の優勝を果たし、7月下旬に行われる全国高校総体に出場する磐田東高のメンバーらを応援しようと、同校の教育後援会や同窓会でつくる支援組織が発足した。現地での宿泊費などに充てる寄付金を30日まで募る。 組織名は「磐田東高等学校・令和4年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技出場を支援する会」。寄付金3千万円を目標に、6月下旬から学校関係者や住民有志からの寄付を受け付けている。 鈴木睦夫会長(53)が7月5日、磐田市高見丘の企業、久野金型製作所の久野慶太社長(48)と保会長(79)を訪ねて協力を呼び掛けた。久野社長は「県内サッカー界を盛り上げてほしい」
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磐田市教育長 交代へ 村松氏退任、山本氏起用
磐田市は5日までに、村松啓至教育長(65)が7月末で退任し、後任に元市立磐田第一中校長の山本敏治氏(61)を起用する人事を固めた。7月7日の市議会6月定例会最終本会議に人事案を追加提出する。 村松氏は2015年4月に就任。学府一体校の推進や児童・生徒の不登校対策などに尽力してきた。現在3期目の途中だが、学校の新型コロナウイルス対応が落ち着き、県都市教育長協議会の会長任期が4月末で満了したことを一区切りとして辞意を固めた。 山本氏は、教育現場での指導に加えて、市教委の学校教育課長、学府一体校推進室長を歴任し、教育行政にも精通している。市はこうした経験を踏まえ、今後の学校づくりに力を発揮でき
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磐田東部小児童 未来の乗り物考案 ヤマハ発コンテスト 最優秀賞に日比君
ヤマハ発動機は5日、磐田市立東部小6年生を対象に未来のモビリティのアイデアを募った「電気で動く『新しい乗物』コンテスト」の表彰式を、同市新貝の同社コミュニケーションプラザで開いた。最優秀作品賞には、電力で空も飛べる乗り物を考案した日比はるき君(11)が選ばれた。 同社は5月、同校で出前講座「電気で動く乗り物講座」をワークピア磐田と共催した。その際、日高祥博社長の提案で児童に大人には思いつかないアイデアを募集。児童135人が独創性あふれるデザイン、コンセプトの乗り物を描いた。日比君は、乗り物がキッチンやベッドなどを備える異次元空間につながるというアイデアも表現した。 表彰式では、入賞者4人
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エビ 陸上養殖施設が完成 関電子会社、磐田に本社移転
関西電力子会社の海幸ゆきのや(秋田亮社長)が磐田市小中瀬に建設していたエビの陸上養殖施設が完成し、竣工(しゅんこう)式が4日行われた。完成に合わせて本社を大阪市から磐田市に移転。大消費地へのアクセスが良い立地を生かし、業務用を中心に販路開拓に本腰を入れる。 年間80トンのバナメイエビ生産を目指す。今月中に稚エビを仕入れて養殖を開始する。施設には長さ40メートル、幅12メートルの養殖プール6レーンを整備。天竜川や遠州灘の地下水を循環・ろ過して再利用する。最新のデジタル技術を活用して安定的、効率的な生産につなげる。地元で数十人規模の雇用を計画している。 同社によると、生産するエビはクルマエビ
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発電機盗んだ疑い 浜松のアルバイト従業員逮捕 磐田署
磐田署は5日、窃盗の疑いで浜松市南区江之島町、アルバイト従業員の男(56)を逮捕した。逮捕容疑は6月中旬、磐田市匂坂中の資材置き場から発動発電機1台(15万円相当)を盗んだ疑い。同署によると、発電機を所有する同市寺谷新田の建設会社から被害届が出ていた。
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参院選静岡選挙区 主な遊説日程(5日)
変更の可能性あり。 【舟橋夢人氏】未定 【鈴木千佳氏】午前11時半、浅羽ショッピングタウンパディ(袋井市)▽午後2時半、浜松市ギャラリーモール・ソラモ(浜松市中区)▽同4時半、セブン-イレブン磐田城之崎3丁目店付近(磐田市) ◇選挙事務所<電054(245)2244> 【山本貴史氏】午後5時、修善寺駅前(伊豆市)▽同7時、伊豆長岡駅前(伊豆の国市) 【山崎真之輔氏】午前11時、イオン清水店前(静岡市清水区)▽午後2時、静岡東急スクエア(同市葵区)▽同6時、青葉イベント広場葵スクエア(同) ◇選挙事務所<電054(204)2802> 【若林洋平氏】午前8時、御前崎市文化会館▽同1
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図書館内を探索 普段入れない閉架書庫も見学 磐田市立中央図書館
磐田市見付の市立中央図書館は2日、普段は関係者しか入れない閉架書庫や図書館の使い方を紹介する「図書館ツアー」を同館で開いた。参加した5人は、職員の案内で図書館内の探索を楽しんだ。 毎年、数回開催する恒例イベント。参加者らは、ネット上で同図書館が所蔵する約1万点(3月末時点)の資料を閲覧できる電子書籍サービスの使い方を学んだり、同館2、3階の閉架書庫を見学したりした。 閉架書庫は、普段は司書しか出入りできない場所。入れ替えなどで置けなくなった約21万点の書籍やビデオ、新聞などが置かれている。貴重な資料もあり、参加者は目を輝かせていた。 次回のツアー実施は、10月の予定。
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交通環境改善へ、管理者に18件要望 JAF交通安全実行委総会
日本自動車連盟(JAF)静岡支部は2日、交通安全実行委員会の総会を静岡市葵区で開いた。静岡県内の交通環境の改善に向けて2021年度は委員らから33件の提案があり、このうち18件を道路管理者らに要望したことを報告した。 要望によって改善工事が行われた4件について説明した。静岡市駿河区のグランシップ東側の交差点では、西進車両が速度を落とさず、ウインカーも出さずに走行する事例が相次いでいたが、ゼブラゾーン(導流帯)が新設されるなどして状況が一定程度改善したという。同市清水区西久保の交差点では、白線が新たに引かれて道路の優先順位が明確化。磐田市内の歩道の段差や縁石の破損なども修正された。 子ども
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磐田市内の企業紹介 就職情報誌を製作
磐田市は、市内に本社や事業所がある企業を紹介する市就職情報誌「磐田のシゴト2022」を2500部製作した。学生らの就職活動に活用してもらおうと、36社の事業内容などを掲載した。 情報誌は市内での就職を推進しようと2019年に製作を開始。昨年より内容を拡充し、各企業の年間休日数や転勤の有無を加えた。先輩社員の1日のスケジュールやインターンシップ情報も載せた。A5判、41ページ。 情報誌は県内外の大学に送ったほか、市役所や市ホームページでも配布している。
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磐田市議会 初の避難訓練 本会議中の南海トラフ地震想定
磐田市議会は1日、本会議開会中の大地震発生を想定した避難訓練を市役所で初めて実施した。昨年10月に策定した議会BCP(業務継続計画)に盛り込んだ対応を確認した。 市役所6階の議場での本会議中、南海トラフ巨大地震が発生し、震度7の揺れに見舞われたとのシナリオで実施した。市議はまず、揺れが収まるまで議席の下に潜り込み、頭部を守る体勢を維持する安全確保行動を実践。落ち着いたところで議場備え付けのヘルメットをかぶり、傍聴者役の市職員に続いて階段で避難する訓練に取り組んだ。 寺田幹根議長は「避難ルートに障害物がある場合なども想定しながら、避難の手順を頭の中にしっかりと刷り込んでおきたい」と述べた。
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冷凍イチゴ新飲料に 磐田の観光農園“地産外商”で出荷
磐田市駒場の観光農園「いちご空中農園いわた」に30日、首都圏の飲食店関係者ら18人が訪れた。市の地産外商事業で取引が生まれた。生産現場への理解を深めた上で、産地直送の冷凍イチゴを使った新商品を開発しようと、施設見学や出荷・収穫体験に取り組んだ。 市職員が首都圏の企業や店舗などに地元産農産物を売り込む地産外商事業で、農園は青果卸・販売のアグリコネクト(東京)に冷凍イチゴを出荷するようなった。首都圏で飲食事業を展開するイタリアンイノベーションクッチーナ(IIC)がアグリコネクトから冷凍イチゴを仕入れ、新しいアルコール飲料を開発する予定という。 今回は産地と消費地の顔が見える関係づくりにつなげ
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就活開始前に模擬面接 磐田南高定時制が講座
静岡県立磐田南高定時制は29日、7月から始まる4年生の就職活動に合わせ、磐田市の経済団体や金融機関の関係者ら15人を講師に招いて面接指導講座を同校で行った。生徒は模擬面接に臨み、自己PRや希望する就職先への思いを語った。 生徒の進路実現につなげようと、今回初めて実施した。磐田商工会議所の鈴木裕司会頭や浜松いわた信用金庫の鈴木広志人事副部長らが面接官役を務めた。生徒21人が参加し、面接官2~3人が待つ6会場で面接練習を行った。 生徒は「高校時代に力を入れたことは」「将来の夢は」といった質問に答えたり、学校生活で学んだことやアルバイトの経験を話したりした。終了後には、面接官からアドバイスも受
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防潮堤整備促進へ 17万円余を寄付 磐田市商工会
磐田市商工会(三ツ谷金秋会長)は30日、同市沿岸部の防潮堤整備に活用する市津波対策事業基金に17万3600円を寄付した。寄付は10回目で、総額で約143万円になった。 寄付金は商工会主催のゴルフ大会参加者や商工会役員から集めた。三ツ谷会長が市役所に草地博昭市長を訪ね、目録を手渡した。三ツ矢会長は「防潮堤整備が進んでいるのを見ると頼もしく感じる。早期の完成を祈っている」と述べた。 市危機管理課によると、防潮堤は2021年度末時点で、全長約11キロの約3分の1に当たる約3・5キロの整備が完了した。
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移動販売の定期運行開始 磐田、袋井、天竜区巡回 JA遠州中央
JA遠州中央は29日、管内の高齢者の買い物支援を目的に、農産物や生鮮食品、日用品などを扱う移動販売車「ときめきマルシェ」の運行を始めた。食品スーパーがない地域で定期運行し、“買い物難民”の解消に一役買う。 同JAはこれまでも、磐田市豊浜地区や袋井市浅羽地区、浜松市天竜区で農産物直売所の出張販売を展開してきた。組合員や地元の自治組織から、幅広い品ぞろえを求める声が寄せられ、冷蔵・冷凍庫を備える移動販売車の導入を決めた。 移動販売車は、農産物をはじめ、食肉や鮮魚、冷凍食品、総菜など約400種類を扱う。月曜は磐田市竜洋地区、火曜は同市東新町、水曜は同市豊浜地区、木曜は袋
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心肺停止の男性救う 焼津の田久さん夫婦に感謝状 磐田市消防
磐田市消防本部は29日、心肺停止の男性の救急処置を行い命を救ったとして、いずれも焼津市在住の介護士の田久裕倫さん(35)、妻の知里さん(47)に感謝状を贈った。贈呈式が市消防署で行われ、伊藤秀勝消防長が2人に手渡した。 5月21日午後、磐田市の東名高速道パーキングエリアでベンチに座る50代男性が倒れた。裕倫さんが声を掛けたが、反応がなかったため協力して119番通報や自動体外式除細動器(AED)を使った処置を行い、救急隊に引き継いだ。男性は療養中で、回復に向かっている。 2人は高齢者施設で勤務していて、救急処置の研修などが役に立ったという。裕倫さんは「仕事柄見過ごせなかった。少しでも役立て
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静岡産大生考案 投票済証を製作 磐田市選管【参院選しずおか】
磐田市選挙管理委員会は、7月10日投開票の参院選に合わせ、静岡産業大の学生がデザインした投票済証を製作した。市内の投票所で投票後、希望者に配布している。 若年層の投票率向上につなげようと、2021年の県知事選から実施する取り組み。同大経営学部の佐藤寛子准教授のゼミ生がデザインを担当した。縦約7センチ、横約10センチ。 「磐田市を守る人たち」をテーマに医師、看護師、警察官、消防士、市イメージキャラクター「しっぺい」を描いた。裏面には同市の特産品のシラス、桶ケ谷沼に生息する絶滅危惧種のベッコウトンボをあしらった。 市役所などの期日前投票所で配る。投開票日は市内45カ所の投票所でも配布する。
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民間資金で課題解決、独自事業 磐田市「逆プロポ」活用
磐田市は、民間企業が社会課題解決につながる取り組みを全国の自治体に募集し、資金を提供(寄付)する「逆プロポ(逆公募型プロポーザル)」の活用に乗り出している。第1弾として本年度、企業の寄付金で子どもの交通安全教育用VR(仮想現実)動画を制作する。 逆プロポは、企業が関心のある社会課題を提示し、自治体が課題解決のためのアイデアを提案する新しい官民連携の仕組み。企業は地域貢献による企業価値の向上につながり、自治体は独自事業に民間資金を活用できる。 同市は「より安全な交通環境・社会の実現」をテーマにしたイーデザイン損害保険(東京都)の募集に応じ、採択された。自転車に乗っている人の目線になり、車と
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給食 マーボー豆腐に金属片 磐田の小学校
磐田市教委は28日、市立小学校1校で27日に提供された給食のマーボー豆腐に長さ約1センチの線状の金属片が混入していたと発表した。児童1人が口に含んだ際に気づき、すぐに取り出したため健康被害はないという。 市教委によると、マーボー豆腐は学校併設の調理場で約650食を用意した。ほかに異物混入の報告はなかった。裁断した野菜を入れるステンレス製ざるの網が破損し、その一部が混入したとみられる。 市教委は再発防止のため、市内の給食センターや学校調理場に対し、器具の総点検を行うよう指示した。
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磐田駅利用者の“願い事” 350点超、七夕飾り展示
JR東海は7月7日まで、JR磐田駅(磐田市中泉)の改札で七夕飾りを展示している。駅利用者が願い事を書いた短冊350点以上が並ぶ。 2021年から行う駅独自の取り組み。駅員の戸田愛薫さん(35)、伊池文水さん(36)が企画・担当する。6月上旬の設置以来、学生や親子が足を止め願い事を書いているという。 ホワイトボード2台を棒でつなぎ、短冊をつり下げている。「全国大会で優勝する」「お父さんの病気が治りますように」といった願い事が飾られている。手作りの布製の天の川や折り紙のひこ星、織り姫も設けた。 伊池さんは「期間中、何度でも願い事を書きに訪れてほしい」と話している。
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国保療養費給付せず 磐田市、申請書1人分紛失
磐田市は28日、国民健康保険の市民1人分の療養費約5万5千円を給付していなかったと発表した。本来は3月末に給付すべきだったが、申請書を紛失し、処理されないままになっていた。市は市民に謝罪し、7月上旬に給付する手続きを進めている。 市国保年金課によると、2月8日に竜洋支所で受け付けた申請書が引き継がれていなかった。今月20日に市民の問い合わせで発覚した。市役所本庁への申請書の発送記録は残っていたものの、同課や支所に申請書は見当たらなかった。 申請書には市民の氏名や住所などの個人情報が記載されていた。市はほかの書類に紛れ、溶解処分した可能性が高いとみている。
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地域のラグビー振興へ注力 静岡産業大スポーツ科学部
今春創設2年目を迎えた静岡産業大スポーツ科学部(磐田市)が地域のラグビー振興支援に力を注いでいる。ラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズのアカデミー生の競技力向上を図る体力測定に着手したほか、ファン獲得策の検討も進めている。 同学部の館俊樹准教授(44)とゼミの学生らがアカデミー所属の小中学生の育成に一役買おうと体力測定によるデータ収集に乗り出した。4月には、アカデミー生を対象にした初の測定会を開いた。瞬発力計測のため、50メートル走で10メートル地点とゴール地点の通過タイムなどを確認した。 測定によって自身の能力を客観視できるよう促し、練習効率の向上につなげる。今後も定期的に測定を
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酒気帯び運転容疑で逮捕 単独事故起こし発覚 磐田
磐田署は27日、道交法違反の疑いで掛川市西大渕、自称専門学校生の男(21)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前10時ごろ、磐田市の県道で軽乗用車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、縁石に衝突する単独事故を起こして発覚した。
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チョウトンボ きらめく羽ひらひら 磐田・桶ケ谷沼
草の葉先でトンボの羽が朝の光を受け、金属の光沢のように青くきらめく。磐田市の桶ケ谷沼や鶴ケ池で6月下旬、チョウトンボが舞い始めた。9月ごろまで見ることができるという。羽化のピークは7月上旬まで。 今月23日朝、雲間から桶ケ谷沼に陽光が差し込み始めると、10匹ほどのチョウトンボが水辺を勢いよく舞い、交尾産卵する様子も見られた。 チョウのようにひらひらと舞う姿から「チョウトンボ」と名付けられた。羽の色が、光の当たり方や見る角度によって変化するのが特徴。雌は羽が金緑色の個体が多く、後翅(こうし)の先端も透明になっている。 全国の平地、丘陵地の池の周辺や湿地などに生息する。県内では静岡市葵区の
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開館特別公演向け 記念合唱団入団式 磐田
磐田文化振興会はこのほど、7月30日に開館する磐田市民文化会館「かたりあ」(上新屋)の特別公演で合唱を披露する、メモリアル「第九」合唱団の入団式を同市上新屋のアミューズ豊田で行った。メンバーは本番に向け結束を高めた。 合唱団の参加者は3月~4月に募った。定員100人に対し270人の応募があり、市内2カ所でオーディションを実施した。県中西部の愛好家ら18歳~81歳112人が選ばれた。 入団式では高橋由利子副市長が参加者を激励した。指導者らの紹介や練習日程の説明もあった。 特別公演は2023年3月21日に開く。東京フィルハーモニー交響楽団を迎え、ベートーベンの「第九」を披露する。合唱団は本
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衣料品盗み、暴れる 強盗致傷の疑いで男逮捕 磐田署
磐田署は26日、強盗致傷の疑いで掛川市の無職の男(53)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前11時ごろ、磐田市内の大型ショッピングセンター内の衣料品店で洋服2点(計3500円相当)を盗み、男性店員(41)ら2人に呼び止められた際に暴れ、2人の手に軽いけがを負わせた疑い。
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約30分で完了 磐田の不発弾処理 避難住民「ほっとした」
磐田市は26日、同市小立野で4月に見つかった不発弾の処理を発見現場で行った。陸上自衛隊による処理作業は約30分で完了。作業に伴い周辺住民らに避難指示を出し、付近の国道1号や県道を通行止めにしたが、大きな混乱はなかった。 市や陸自、消防団など関係機関が約500人体制で対応に当たった。不発弾の信管を除去する作業は午前8時46分にスタート。当初の見通しより早い午前9時14分に終了した。草地市長が同33分に現場で安全化宣言をした。国道1号などの交通規制は午前10時14分までに解除された。 避難指示は現場から半径355メートル内の住民約1400人に発令した。避難場所として開放したアミューズ豊田には
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難病発症後に短編集を出版 傷抱える人に届けたい 漫画家/寺田浩晃氏【本音インタビュー】
漫画家の活動中、治療法が確立されていない指定難病「好酸球性胃腸炎」を患う。その後も個人で作品の発信を続け、5月13日に自身初のコミックとなる短編集「黒猫は泣かない」が発売された。漫画への思いを聞いた。 ―なぜ漫画家を志したのか。 「小さい頃から引っ込み思案で絵を描くのが好きだった。小学生の時にはオリジナルの漫画も描いていた。幼少期から複雑な家庭環境で、小学生の時には一時的にいじめも受けていた。自宅でも学校でも押し殺していた自分の思いをさらけ出したくなり、高校生の時に本格的な漫画を描いた。出版社に送ったら『才能がある』と言われ、漫画家の夢が現実に近づいた。大学で漫画を学びながら作品を描き
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磐田の不発弾処理完了 交通規制、大きな混乱なし
磐田市は26日、同市小立野で4月に見つかった不発弾の処理を発見現場で行った。陸上自衛隊による処理作業は約30分で完了。処理に伴い、国道1号を通行止めにするなどの交通規制を実施したが、大きな混乱はなかった。
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こども版「広報いわた」発行へ 小学生記者が校長先生を取材
磐田市が7月中旬に発行する広報誌「こども版広報いわた」の準備を進めている。市は24日、市内32小中学校の児童生徒が各校の特色を紹介する企画の一環で、市立磐田中部小の児童を「子ども記者」に委嘱した。 こども版広報いわたは、児童らに市の事業などを知ってもらおうと、2022年度に開始した事業。年2回発行する予定。学校紹介は、毎号掲載する企画で、子ども記者を各校で任命し、教員や在校生を取材し各校の魅力を紹介する。1回目は同校を掲載する。 同日、市広報広聴・シティプロモーション課の職員が同校を訪れ、6年生6人に委嘱状やメモ帳、名刺を渡した。児童らは同校の吉村康宏校長(55)にマイクやカメラを向けイ
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交通安全に尽力 松下さんに感謝状 磐田署が伝達
磐田署は23日、警察一般協力章(県警本部長感謝状)の伝達式を同署で行った。長年にわたって交通安全活動に取り組んだ県交通安全協会磐田地区支部の松下直一支部長(83)=磐田市池田=をたたえ、中村俊弘署長が感謝状を手渡した。 松下さんは24年間、同協会役員として街頭指導や高齢者・子ども向け教室を通じて交通安全の啓発に努めてきた。今月、同地区支部の支部長に就任した松下さん。「感謝状を受けて感激した。交通事故が一件でもなくなるよう啓発に注力していく」と話した。
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がん闘病の坂本さん支援 豊田南中生徒会が募金活動 磐田市
肝細胞がんを患い、闘病中の磐田市立豊田南中2年の坂本パトリック龍輝さん(13)を支援するため、同校の生徒会が24日、募金活動を行った。生徒会役員らが募金箱を手に、登校する生徒に協力を呼び掛けた。 坂本さんは2月から県立こども病院に入院して治療中。母の坂本レチーシア・ユカリさん(33)=ブラジル出身=が7月末までに生体肝移植手術を受ける準備を進める。しかし、保険適用外のため3千万円の費用が自己負担になる。クラスメートの母親らでつくる「リュウキ君を救う会」が寄付を募る。 生徒会は22日にも活動を行った。集まった寄付金は、同会に託す。3年の近藤彩音生徒会長(15)は「少しでも協力できないかと思
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森林公園の魅力 丁寧な描写で表現 浜松市浜北区で30日まで
絵画愛好家グループ「森林公園を描く会」は30日まで、第7回作品展を浜松市浜北区の県立森林公園バードピア浜北で開いている。同市と磐田市の会員17人が主に同公園をテーマにした水彩画とデッサン画の31点を展示している。水曜休み。 木々に当たる光と地面に落ちた影を細かく描写したり、絵の具を塗り重ねて幹を立体的に表現したりと丁寧な描きぶりが注目を集める。 アカマツ林を見て感じたことを抽象画にした作品もある。指導者の鈴木正善代表(79)は「絵画は自己表現。会員には自分そのものを絵に出すよう助言した」と話す。
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救助技術「水上」 磐田消防が入賞 市長に報告
23日に静岡市葵区で行われた県消防救助技術大会水上の部で入賞した磐田市消防署特別救助隊員の4人が24日、市役所で草地博昭市長に結果を報告した。いずれも水難事故を想定してプールで行う種目で、「溺者救助」は5年ぶり2度目の優勝、「複合検索」は3位になった。 溺者救助は鈴木涼太さん(25)、安井大悟さん(24)、河田玲さん(22)が出場した。2人の救助者が、ロープを結んだ浮輪に要救助者をつかまらせ、引き上げる。7月15日に都内で行われる関東大会に出場する。複合検索は太田洋平さん(27)が出場。シュノーケルやフィンを装着し、障害物を突破しながら水中のリングを引き上げる。関東大会出場は逃したが、入賞
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6月26日に不発弾処理 国1新天竜川橋を通行止めに 磐田
磐田市は26日、同市小立野で4月に見つかった不発弾の処理を現場で行う。陸上自衛隊による処理作業中は、現場周辺の住民約1400人を対象に避難指示を発令する。交通規制では国道1号や県道磐田細江線が天竜川をまたいで通行止めになるため、周辺道路の混雑が予想される。 不発弾から信管を除去する作業は午前9時に始め、3~8時間かかる見通し。現場から半径355メートル内を警戒区域とし、午前7時から住民らに避難を呼び掛ける。同市上新屋のアミューズ豊田を避難場所として開放する。 交通規制は午前8時から。国道1号の通行止め区間は、新天竜川橋を含む森岡インターチェンジ(同市森岡)と北島交差点(浜松市東区北島町)
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詐欺被害を未然防止 静岡銀行見付支店に感謝状 磐田署
磐田署はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防いだ静岡銀行見付支店(磐田市見付)に感謝状を贈った。贈呈式が同署で行われ、中村俊弘署長が内山美恵子支店長(56)に渡した=写真=。 内山支店長は5月19日、営業時間外に来店した60代女性が携帯電話を使いながら現金自動預払機(ATM)を操作していたため声を掛け確認した上で、詐欺の可能性を疑い通報した。内山支店長は「詐欺は身近に発生していると感じた。継続して詐欺防止を呼び掛けていく」と話した。 同署管内では今年、特殊詐欺が10件発生していて、被害額は約750万円にのぼる。同署は、被害防止策を重点的に展開する「推進地区」に見付地区を選んで対策に取り組んで
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サツマイモ100本 手作業で植え付け 磐田の特養ホーム
磐田市大久保の特別養護老人ホーム「遠州の園」の入居者がこのほど、施設敷地内の畑でサツマイモの植え付けを行った。入居する80代~90代の約60人が職員と協力しながら、手作業でつるを畝に植えた。 100本以上のつるが近隣住民から寄せられた。入居者は「収穫が楽しみ」「大きく育ってほしい」と笑顔を見せていた。サツマイモは10月下旬~11月上旬に収穫する予定で、焼き芋にして味わうという。
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記者コラム「清流」 かくしごと
指定難病「好酸球性胃腸炎」を患う磐田市在住の漫画家寺田浩晃さん(27)。5月、闘病を続けながら念願のコミック出版を果たした。夢のためひた向きに漫画を描く姿を応援してきたので自分のことのようにうれしかった。 約1年前、寺田さんに出会った。初対面の人間に病気のことを話すのは勇気が必要だったはず。でも、病の症状や生い立ちを隠し事にせず、ありのままを伝えてくれた。 寺田さんが描く登場人物の優しい笑顔や読後の余韻に浸れるストーリーが好きだ。7月まで、ファン有志が主に県内書店で販売する本を全国展開するための支援金を募っている。寺田さんの作品がたくさんの人を魅了している。 描く(書く)仕事には人を動
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サッカーファンに磐田の魅力発信 25日、川崎で「アウェー市」
サッカーJリーグ1部(J1)ジュビロ磐田ホームタウンの磐田市は、アウェー戦のスタジアム周辺で市内の特産品を販売する「アウェー軽トラ市」を始める。25日、川崎フロンターレ戦が行われる等々力陸上競技場(川崎市)の場外イベント会場で初開催する。 軽トラ市は、経営者らでつくる実行委が2011年に開始した。地域活性化を目的として軽トラックで農産物などを販売する取り組み。今回は市が募った市内の飲食店2店舗が出店し、軽トラ市や地場産品のPRを行う。2回目も企画中で、秋ごろを見込む。 フルーツサンド店「カドヤサン」(城之崎)は、アローマメロンを使ったフルーツサンドを提供する。柴田亮店長(31)は「特産品
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建造物侵入の疑い 磐田署が男逮捕
磐田署は22日、建造物侵入の疑いで磐田市中泉、会社員の男(38)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後6時25分ごろ、女性のスカート内を盗撮する目的で、同市の量販店に侵入した疑い。同署によると、容疑者が盗撮しようとしたことに女性の家族が気付いて発覚した。
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地域の自然環境保全へ 磐田の法人会が海岸清掃
磐田法人会磐田支部(飯田明弘支部長)はこのほど、磐田市の鮫島海岸で清掃活動を実施した。会員や家族ら37人が砂浜などでごみ拾いした。 地域の自然環境保全に一役買おうと企画した社会貢献活動。会員らは小雨の中、約1時間にわたってペットボトルや空き缶、たばこの吸い殻などを拾い集めた。バーベキューで使った後、残された木炭なども目立った。
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ノババックス製ワクチン 磐田市、7月11日から接種
磐田市は22日、新型コロナウイルスのノババックス製ワクチンの集団接種を7月11日に開始すると発表した。対象は18歳以上で、1、3回目の接種者。 会場は同市加茂のコロナワクチン接種センター。日程は現在、7月11日と8月1日に決まっている。今後の予約状況をみて日程追加を検討する。1回目がノババックス製の場合は、2回目も同社製になる。 事前予約は23日午後0時半から、専用サイト、コールセンター、予約代行窓口で受け付ける。
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参院選啓発へティッシュ配布 磐田市選管など【参院選しずおか】
磐田市選挙管理委員会と市明るい選挙推進協議会は、7月10日投開票の参院選に合わせ、市内小学生の啓発ポスターをデザインしたポケットティッシュ3千個を製作した。市役所などの期日前投票所で配布する。 2021年度県明るい選挙啓発ポスターコンクールで優秀作品に選ばれた鈴木瀬菜さん=当時青城小4年=の「その一票で未来がかがやく」というメッセージを添えたポスターを掲載した。若年層に選挙に関心を持ってもらおうと、今回初めてポスターを採用した。 期日前投票は市役所(6月23日~7月9日)、福田、竜洋、豊田、豊岡の各支所(7月5~9日)、アピタ磐田店(6月25、26日)、ららぽーと磐田(7月2、3日)で行
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消防車両を取得 3議案追加上程 磐田市議会定例会
磐田市議会6月定例会は21日、本会議を開き、災害対応の救急車やポンプ車など消防用車両3台の取得に関する3議案を追加上程した。購入費は計1億2500万円。
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図書館クイズに挑戦 磐田の小中一体校で催し
磐田市加茂のながふじ学府小中一体校の学校図書館「ながふじ図書館」が開館2年目を迎え、児童生徒を対象にした「図書館クイズ」を始めた。図書館や文豪に関する問いに解答し、用紙を提出後、景品を獲得する。 ながふじ図書館は豊田北部小、豊田中の小中一体型校舎内にある。公共図書館も併設し、児童生徒に加えて一般市民も本を借りられる。学校図書館が約1万6千冊、公共図書館が雑誌75種を含む約9千冊を所蔵する。 クイズは図書館を普段利用しない層の来館を促そうと、司書らが企画した。6月上旬、解答用紙を配布。館内に問題のヒントを設け、児童生徒が休み時間に挑戦した。21日、豊田北部小2年生が用紙を提出してくじ引きで
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8月の総会、まつり中止 磐田西高同窓会
磐田市の磐田西高同窓会はこのほど、8月14日に同市内で予定していた第40回総会と磐商・磐西双翼OBまつりの中止を決めた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため。中止は3年連続。
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海外対面交流再開へ 8月、副知事が韓国会議出席【静岡県議会】
静岡県議会6月定例会は20日、自民改革会議の杉本好重氏(浜松市中区)、望月香世子氏(静岡市清水区)とふじのくに県民クラブの沢田智文氏(磐田市)、四本康久氏(富士宮市)が一般質問を行った。山本東地域外交担当部長は新型コロナウイルスの影響で中断している県幹部の海外での対面交流を8月に再開する方針を示した。友好協定を結ぶ韓国・忠清南道が開催する国際会議に副知事が出席する。望月氏への答弁。 知事、副知事レベルが海外を訪問するのは2019年11月以来、約2年半ぶり。山本部長は「海外との往来再開の兆しが見え始めている」と対面交流の再開理由を説明。「これまで築いた各国・地域とのネットワークを活用し、富
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公立園児の登降園管理支援、10月にシステム導入 磐田市長方針
磐田市の草地博昭市長は20日の市議会6月定例会一般質問で、10月に市立保育園・幼稚園・こども園の登降園管理を支援するシステムを導入する方針を示した。保護者の利便性向上と職員の事務負担軽減を図る。江塚学氏(公明)への答弁。 ネット上で園児の欠席・遅刻の連絡や、保護者への連絡文書の配布ができるシステムを想定。7月にプロポーザル方式によるシステム選定を行った後、2カ月程度の研修期間を経て本格運用を始める。 草地市長は「現場に即した機能でスムーズに導入できるよう、園の職員が参加するプロジェクトチームを立ち上げ、園の現状把握や課題の洗い出しを進めている」と述べた。 現在は保護者が持ち帰ることにな
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「いわた茶缶」10ケース 茶振興協が贈呈 不発弾処理協力者に
磐田市のいわた茶振興協議会(稲垣明久会長)は20日、同市で26日に実施される不発弾処理に協力する各種団体の関係者に飲んでもらおうと、地元産の一番茶葉を使った「いわた茶缶」10ケースを市に贈った。 市防災センターを訪ねた稲垣会長は「緊張感のある作業になると思うが、いわた茶をのんで少しでもほっとする時間をつくってほしい」と述べ、草地博昭市長に目録代わりのパネルを手渡した。 いわた茶缶は不発弾処理日当日、周辺住民に避難を呼び掛ける消防団員や、近くで待機するライフライン事業者の関係者らに配布する。
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磐田の不発弾処理 市長「交通規制、周知努める」
磐田市は20日、同市小立野で見つかった不発弾の処理に向け、関係機関による対策本部会議を市防災センターで開いた。草地市長は26日の処理作業中に実施する国道1号などの交通規制を念頭に、「より一層周知に努め、交通渋滞の影響を少しでも抑えたい」と強調した。 処理日前では最後の会議。陸上自衛隊や国土交通省、警察、県などの関係者約30人が出席し、周辺住民への避難呼び掛けから警戒・規制解除まで当日の詳細な作業スケジュールや連絡体制を確認した。 処理作業中は、現場から半径355メートル内を警戒区域とし、住民約1400人を対象に避難指示を発令する。交通規制では国道1号と県道磐田細江線が天竜川をまたいで通行
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社会人が就職面接指南 浜名高定時制 志望動機など質問
浜名高の定時制4年生約20人がこのほど、就職面接の練習に浜松市浜北区の同校で取り組んだ。同市や磐田市の会社員、自営業者、看護師ら約20人の社会人から助言を受けた。 社会人は生徒1人に対して数人ずつで面接官の役を務め、希望している職業について志望動機を問い、現在頑張っていることや困難に陥ったときにどう対応するかをただした。 戸田尉太さん(18)は面接官役の1人から「優秀だと感じるが、雇用者から扱いにくい人物だと思われないようにするのも大事」とアドバイスを受け、「実際に社会の厳しさを経験した方の指摘は鋭く、勉強になった」と感想を話した。
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親子一緒に運動楽しむ 磐田市体育教室
磐田市は19日、本年度前期の親子ふれあい体育教室を同市見付の市総合体育館で開講した。市内の年中園児から小学2年生までの子どもと家族計132人が参加。市スポーツ推進委員の手ほどきを受けながら、さまざまな運動を体験して汗を流した。 初回は、子どもたちが寝転んだ保護者の体の上を跳び越えたり、ボールやフープを使って体を動かしたりするなど、親子で気軽に取り組める運動を楽しんだ。平均台やマットを使ったサーキット運動にも挑戦した。 同教室は子どもの運動能力向上を図るとともに、家族でスポーツに親しむきっかけをつくろうと毎年開催している。本年度前期は9月下旬までに市内体育施設で全5回開く。
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家康ゆかりの地視察 磐田市職員PT、大河に合わせ誘客策検討
2023年大河ドラマ「どうする家康」の放送に向け、磐田市内の歴史・文化資源を生かした誘客策を検討する市職員有志のプロジェクトチーム(PT)は18日、市内の徳川家康ゆかりの地を視察した。家康の合戦にまつわる史跡など8カ所を巡り、地元の歴史や伝承への理解を深めた。 同市見付の宣光寺では、1587年に家康が命を落とした武将の冥福を祈って寄進した釣り鐘を見学した。解説役を務めた市文化財課職員は、遠江や駿河など5カ国を治めていた当時の家康が武家の棟梁(とうりょう)の源姓で銘を打っていることから、鐘に天下統一への野心をにじませていると指摘した。 このほか、武田軍の侵攻からの撤退戦を繰り広げた「一言坂
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高齢者実習に向けて体操法など学ぶ 磐田北高福祉科
磐田市見付の磐田北高福祉科の1年生がこのほど、7月に予定している高齢者施設の介護実習に備え、リハビリ方法や利用者との関わり方について学んだ。講座が同校で開かれ、レクリエーションコーディネーター小池幸子さん(83)=島田市=が講師を務めた。 介護福祉士を目指す生徒らは7月上旬、県西部のデイサービス施設を訪れ、考案したレクリエーションを実施する。この日の講座では23人が布を使って体を伸ばしたり、童謡などの歌に合わせて腕振りや足踏みをしたりする体操を学んだ。 小池さんは「目や耳が不自由な人もいる。大きな動作や声が大事」と強調した。
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手塩にかけた山野草 磐田で展示会、19日まで
磐田市の豊岡山野草愛好会(藤本明会長)の展示会が18日、同市の天竜浜名湖鉄道豊岡駅で始まった。会員8人が手塩にかけて育てたウチョウランなど約100点を出展した。19日まで。 ウチョウランは、人工的に交配させて濃淡さまざまな紫色の花を咲かせるなど、丹精した栽培の成果が表れている。しま模様の葉や実を付けた鳴子ユリや、らせん状に小さな花が連なったネジバナなども並んだ。ホタルブクロやヤマアジサイなど約50種類の即売も行っている。同会は新型コロナウイルス感染拡大を受けて2020、21年の展示会を中止したため、3年ぶりの開催となった。
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女性相談100件増 専門員増、検討へ 磐田市長答弁
磐田市の草地博昭市長は17日の市議会6月定例会一般質問で、人間関係や夫婦に関する女性相談の2021年度延べ対応件数が、20年度と比べ約100件増加したことを明らかにし、専門相談員の体制を強化する方針を示した。根津康広氏(共産)への答弁。 現在、女性相談の対応をするのは相談員2人。草地市長は、相談件数の増加傾向や内容の複雑化を指摘し「スキルアップ研修の実施や相談員の増員も検討する」と説明した。 市総合健康福祉会館iプラザ内こども・若者相談センターによると、20年度延べ相談件数は889件、21年度は981件だった。相談内容は、職場や地域などの人間関係(15%)が最多で、夫婦に関すること(1
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記者コラム「清流」 ものづくりの街の職人技
河合楽器製作所竜洋工場(磐田市)の歴史資料館での取材後、同社のはからいで工場見学をさせてもらった。グランドピアノなどを製造する竜洋工場は「森の中の緑の工房」と呼ばれ、50%を緑地化してゆったりした印象だが、工場に入ると雰囲気は一変した。 繊細な音色を奏でるピアノづくりは、想像以上に手作業による工程が多い。1台につき約230本の弦を1本ずつフレームに張る「張弦」や、工具で弦の張力を調整してドレミの音階を作る「調律」は職人技。働く人たちの真剣なまなざしや熱気が工場内に満ち、張り詰めた空気を感じた。 見学は現在、新型コロナの影響で一般受け入れを中止しているが、再開後は大人にもお勧めのスポットと
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紙飛行機、夢乗せ空へ 先輩の偉業語り継ぐ 浜松・飯田小
浜松市南区の飯田小は16、17の両日、「夢を飛ばそう集会」を同校運動場で開いた。約590人の全校児童が手作りの紙飛行機にそれぞれの夢を書き込み、大空へ向かって力強く放った。 飯田小は、100年前に日本で初めての旅客機「天竜10号」を完成させた福長浅雄(1893~1980年)の母校。大空を飛ぶ夢を持ち続けた先輩の偉業を語り継ぐとともに、夢を持つ大切さを学ぼうと同校は毎年、集会を開いている。 児童は手作りした紙飛行機に将来の夢を書き入れた。代表者が「誰でも簡単に使えるコンピューターを作りたい」「おいしいクロワッサンを作れるパン屋に」などと、元気いっぱいに発表した。 福長は浜名郡飯田村(現・
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“闘う陶芸家”の川合さん展示販売 浜松、花器や食器
磐田市在住のプロボクサーで陶芸家としても活動する川合絢也さん(31)がこのほど、作品の展示販売を浜松市中区で行った。所属する西遠ボクシングジム(同区)主催のボクシングイベントでブースを設け、花器や食器約20点を紹介した。 川合さんは“闘う陶芸家”として二足のわらじを履く陶芸家ボクサー。スーパーバンタム級(55・34キロ以下)で日本ランキング入りを目指して練習に取り組んでいる。 この日は、持ち手にこだわったマグカップやオブジェとしても使える急須などを飾った。制作した陶器が磐田市のカフェで使われているほか、園芸店とコラボして展示会を開催する構想もある。 次戦は8月に
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磐田消防優勝 県大会で引揚救助 市長に報告、12年ぶり
静岡県消防救助技術大会陸上の部の種目「引揚救助」で優勝した磐田市消防本部チームの特別救助隊員5人が15日、市役所に草地博昭市長を訪ね、結果を報告した。同種目での優勝は12年ぶり2度目という。 同大会は14日に静岡市内で開かれた。転落事故を想定した引揚救助は、隊員が塔上から降下して要救助者を捜索し、ロープで引き揚げる種目。同チームの記録は1分27秒4で、2位と0・1秒差でトップになった。県代表として7月15日に都内で開かれる関東大会に出場する。上位7チームに入れば、8月下旬の全国大会に進む。 草地市長は「日頃の訓練の積み重ねが消防力の向上につながる。その成果で1位になったことを誇りに思う」
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SNSの多言語対応拡充 磐田市内情報格差解消へ 市議会一般質問
磐田市の草地博昭市長は16日の市議会6月定例会一般質問で、市内の情報格差解消に向け、外国人を対象に市政情報を発信しているSNSの多言語対応を拡充する方針を示した。芦川和美氏(志政会)への答弁。 市は外国人情報窓口からフェイスブックで新型コロナウイルスワクチンや防災関連の情報などをポルトガル語とタガログ語で発信していて、13日現在のフォロワーは2597人。草地市長は「SNSでの発信は、コロナ禍において大変効果的で重要だった」と述べた。10月をめどに対応言語に、ベトナム語と「やさしい日本語」を追加予定という。 草地市長は、新型コロナウイルスワクチンの接種予約に活用しているLINE(ライン)の
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補正予算案を可決 磐田市議会
磐田市議会6月定例会は16日、本会議を開き、4億1200万円を追加する先議分の2022年度一般会計補正予算案を原案通り可決した。 低所得の子育て世帯を対象にした国の特別給付金に市独自で5万円を上乗せし、子ども1人当たり計10万円を支給する事業費として3億800万円を計上した。
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エビイモ 手入れに挑戦 JA遠州中央 オーナーが葉かき作業
JA遠州中央の取り組みでエビイモの栽培体験を行うオーナーらがこのほど、磐田市上神増で畑の手入れ作業を行った。12人が余分な芽を取り除き成長を促す、葉かきを行った。 同JAが2021年度に始めた農産物オーナー制度の一環。管内が日本一の生産量を誇るエビイモへの理解を深めてもらう。準組合員からオーナーを募り、4月に苗を植えた。11月に収穫する予定。 孫の河西美咲希ちゃん(4)らと参加した神谷サナエさん(76)=磐田市=は「県外の親戚に特産品として贈る予定。おいしく食べてもらいたい」と話した。
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傍聴制限一部緩和 隣接県への視察も 磐田市議会
磐田市議会は15日までに、新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、議会運営や議員活動の制限を一部緩和すると決めた。一般市民らに自粛を求めていた会議の傍聴は、定員の3分の1に限って受け入れを再開する。 一般傍聴の自粛は今年の2月定例会から要請していた。開会中の6月定例会で一般質問を予定している16日から、議場で行われる本会議は19人まで傍聴できる。 このほか、マスクを着用して会話するなど感染防止に配慮した上で、委員会や会派単位で飲食を伴う意見交換会を行うことを認める。市内だけに限定していた委員会や会派の訪問視察は、県内と隣接県(神奈川、山梨、長野、愛知4県)を対象に日帰りでの実施を可能とした。
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市民活動の取り組み紹介 磐田・中央図書館
磐田市市民活動センターのっぽと市男女共同参画センターともりあは15日、市民団体の活動を紹介する展示会「市民活動みほん市」を同市見付の中央図書館で始めた。47団体のパネルやポスターが並ぶ。19日まで。 子育て支援や健康福祉、スポーツなどに関する団体の取り組みや、高校生ボランティアが制作した市内の観光パンフレットを飾る。23~29日の男女共同参画週間に合わせた掲示物も設けた。 18、19日には出展団体のワークショップが開かれる予定。
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移植手術支えて 肝がんの中2、坂本パトリック龍輝君(磐田) 目標3000万円、母親ら寄付呼び掛け
肝細胞がんを患い、闘病している磐田市立豊田南中2年の坂本パトリック龍輝君(13)の母親らが、生体肝移植のための寄付を呼び掛けている。保険適用外のため、手術などに3千万円が必要。7月末の移植実現を目指し、母の坂本レチーシア・ユカリさん(33)=ブラジル出身=は「息子の命を救うために残された時間は少ない。助けてほしい」と訴えている。 龍輝君は昨年11月から腹痛を訴えるようになった。当初は便秘や風邪と診断されたが、一向に改善せず、詳細な検査でがんと分かった。音楽が好きで「DJになりたい」と語っていた龍輝君。ユカリさんが夢を応援しようと、今夏にDJスクールに通わせる計画を立てているさなかだった。
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出張で“よろず相談” 高齢者の悩みや困り事解消へ 磐田
磐田市は本年度、城山・向陽、中部、豊田の3地域包括支援センターによる無料の出張相談事業を始めた。保健師や社会福祉士ら専門職員が定期的に各地域の交流センターを巡回し、高齢者の悩み事や困り事など“よろず相談”に応じている。予約不要。 3センターは、いずれも二つの中学校区を担当している。エリアが広いため、高齢者の身近な場所に出向き、気軽に相談できる機会をつくろうと企画した。市からの委託料が増額され、職員を増員できたことも後押しになった。 コロナ禍で外出の機会が減り、自宅にこもりがちな高齢者も多い。地域コミュニティー活動の中心になっている交流センターで出張相談を行うことで
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いわた夏祭、7月30日開催 5年ぶり
磐田市のJR磐田駅北口のジュビロードで7月30日午後4時から、「第17回いわた夏祭inジュビロード」(実行委主催)が開かれる。2018、19年は台風の影響で、20、21年は新型コロナウイルス感染拡大を踏まえて中止したため、5年ぶりの開催となる。 コロナ禍で消費が落ち込む中、実行委は地元商店街を活気づけようと開催を決めた。約550メートルの通り沿いに露店が並ぶほか、特設ステージでは市内高校生やプロによるダンスパフォーマンス、静岡ブルーレヴズの選手のトークショーが繰り広げられる。 感染対策として、来場者に食べ歩きの自粛を呼び掛け、アルコール類は販売しない。会場内で手指消毒や検温も実施する。問
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スポーツ功労章に11人 浜松市協会 優秀選手章は1人
浜松市スポーツ協会(大坪豊生会長)は14日までに、本年度のスポーツ功労章と優秀選手章に計12人を選んだ。浜松アリーナ(東区)で19日に開く市民スポーツ祭総合開会式で表彰する。 功労章を受けるのは長年にわたって各競技団体の役員、指導者として市のスポーツの普及振興に尽力した11人。優秀選手章は全国大会(ボート)で優勝した1人。 受章者は次の通り。 【スポーツ功労章】川合秋夫(浜北区)藤田茂樹(湖西市)山本浜雄(北区)松本宏信(南区)吉山誠一(中区)稲垣邦夫(磐田市)小杉国宏(東区)松下知司(西区)岩瀬隆伸(東区)成瀬達也(東区)高松麻里(中区) 【優秀選手章】高橋莉子(南区)
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窃盗の疑いで男2人再逮捕 浜松東署と磐田署
浜松東署と磐田署は14日、窃盗の疑いで岐阜県関市生まれ、住所不定、建設業の男(37)=窃盗容疑で逮捕=と同県大垣市見取町1丁目、無職の男(36)=同=を再逮捕した。再逮捕容疑は4月下旬、愛知県豊川市の新築工場現場で高圧洗浄機1台(10万円相当)を盗んだ疑い。両署は転売目的で盗んだ可能性があるとみて調べている。両容疑者は4月上旬に磐田市のホームセンターでスチームモップ2台(計4万円相当)を盗んだ疑いで逮捕された。
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死亡事故現場で対策検討 磐田
磐田署はこのほど、磐田市鎌田の市道交差点で3日に発生した交通死亡事故の現場診断を行った。同署や県警交通部、市職員などの関係者ら27人が現場の様子を確認し、安全対策について考えた。 3日午前9時5分ごろ、信号機のない交差点で軽乗用車と乗用車が出合い頭に衝突し、軽乗用車に乗っていた高齢女性が死亡した。交差点では2020年以降、交通事故が8件発生している。 参加者は信号機設置の必要性を考えたほか、一時停止の標識を目立たせる、スピードを落とさせる仕組みをつくるなどの意見を出し合った。同署は今後現場周辺の取り締まりを強化するという。
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市役所に横断幕 磐田東高男子サッカー 全国出場祝う
磐田市は13日、県高校総体で優勝し17年ぶり2度目の全国高校総体出場を決めた、磐田東高男子サッカー部を祝福する横断幕を市役所内に設置した。展示は7月下旬まで。 磐田東高は5日、袋井市のエコパスタジアムで行われた決勝で、藤枝明誠高に2-0で勝利した。横断幕には、試合後の選手たちがガッツポーズをして喜ぶ表情をとらえた写真をあしらった。大きさは、縦約0・8メートル、横約3・5メートル。 17年前、全国総体に出場したOBの市職員後藤将文さん(34)は「決勝はテレビで観戦した。試合中はOB同士でLINE(ライン)で連絡を取り合い、盛り上がった。全国ではプレッシャーを感じず楽しんでほしい」と期待した
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「#我こそはインフルエンサー」 磐田の観光、歴史発信 市が30人任命
磐田市の観光地や史跡を交流サイト(SNS)でPRする「我こそはインフルエンサー」と題した取り組みが12日、始まった。2023年3月まで、10~80代の市民らがSNSを通じて名所やグルメを紹介していく。 市が観光と歴史それぞれに特化して発信する2コースを募り、応募者54人から抽せんで15人ずつ任命した。「#磐田市」「#我こそはインフルエンサー」などのハッシュタグを付けて月1回以上、写真を投稿する。 同日、市内を巡るバスツアーが行われ、希望者17人が参加した。同市豊浜の渚(なぎさ)の交流館では、併設の津波避難タワーに上り海の眺望をカメラに収めたり、海産物を楽しんだりした。 3月から市内に住
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遠州綿織物 多種多彩 磐田でフェア、地域の産業文化PR
綿織物の国内三大産地の一つとされる遠州地方の繊維商品に愛着を持ってもらい、普及を図る「綿の産地フェア はままつ染め織りマーケット」(県繊維協会主催)が11日、磐田市のアミューズ豊田で開かれた。同市での開催は初めて。 遠州織物の製造や販売などを手掛ける県西部の15社・団体が出展。生地や衣類、バッグなど多彩な商品が手頃な価格で販売され、地元住民らでにぎわった。綿織物卸・小売のぬくもり工房(浜松市浜北区)は、江戸時代をルーツとし、しま柄で手織りのような風合いが特徴の「遠州綿紬(つむぎ)」のハンカチ、スカート、ブラウスなどを並べた。 会場には、手機織りや製紐(せいちゅう)機を使った組みひも作りな
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特別救助隊員の訓練披露 磐田市消防本部、息の合った活動
磐田市消防本部は10日、静岡市で今月開かれる県消防救助技術大会を前に、出場する特別救助隊員の訓練披露会を磐田市今之浦の市消防署で開いた。災害現場から迅速、安全に要救助者を救い出す技術を研さんした成果を、高橋由利子副市長や伊藤秀勝消防長らに披露した。 同消防本部からは陸上、水上両部門に計22人の隊員が出場する。披露会では、高さ15メートルをロープだけで登る「応用登はん」、要救助者を塔の上にロープで引き揚げる「引揚救助」など陸上4種目の訓練を実施した。隊員たちは息の合った救助活動を見せた。 高橋副市長は「体調を整え、日頃の平常心と成果を発揮してほしい」と激励した。市と包括協定を結ぶポッカサッ
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磐田南高100周年 記念事業の進捗報告 実行委員会
今年で創立100周年の磐田南高(磐田市見付)の記念事業実行委員会(浅羽浩委員長)が8日夜、同校はぐま会館で開かれた。2022年度の実施は1回目。委員ら約30人が参加し、式典や記念誌の各部会が事業などの進捗(しんちょく)状況を報告した。 11月11日に同市上新屋の新市民文化会館「かたりあ」(7月30日開館)で開催する記念式典のスケジュールを説明したほか、記念誌の内容を確認した。広告を活用した広報活動の詳細や、個人・団体からの募金中間集計の報告もあった。 実行委は2021年からこれまでに計4回開いた。
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高齢歩行者の事故防止へ体験 磐田署、装置活用
磐田署と県交通安全協会磐田地区支部は8日、高齢者の事故を防ぐため、歩行者疑似体験教育装置「わた郎君」を活用した交通安全講話を磐田市高見丘の豊田東交流センターで行った。近隣に住む20人が、安全な道路の渡り方を確認した。 わた郎君は2022年4月、県警が運用を開始した。モニターに歩行者目線で車が行き交う道路の映像が映し出され、足踏みをすると画面の中で歩く仕組みになっている。信号機のない交差点などのシナリオを設定できるほか、天候や時間帯も決められる。 参加者は映像を見ながら手を上げて横断歩道を渡る体験を行った。安全確認の回数など自身の行動の癖を分析する用紙が配布され、交通安全指導員や署員が解説
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地域住民招きプロの技学ぶ 磐田・南部中
磐田市野箱の市立南部中はこのほど、地元住民らが講師を務め、生徒に仕事やものづくりを指導する講座「JOBチャレンジ教室」を同校で開いた。2年生162人が、美容師体験や和菓子づくりに挑戦した。 生徒の職業選択や進路選択に生かしてもらおうと初開催した。美容師や和菓子づくり体験以外に、プログラミングやフラワーアレンジメントなど計8講座を開き、生徒は希望する講座を受けた。 美容師体験では、同市新島の美容室「キアーロ」の従業員らが講師を務めた。生徒は苦労しながら髪を編んだり、結んだりしてプロの技術を学んだ。
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静岡人インタビュー「この人」 山田優衣さん(磐田市)サッカー女子なでしこリーグ通算100試合出場を達成した
サッカー女子なでしこリーグ2部静岡SSUボニータの不動のDF。今春に職業紹介会社「週休3日」(浜松市中区)に入社し、営業社員とサッカー選手の両立とともに、新しい労働環境の提供を模索する。鹿児島市出身。25歳。 ―転職のきっかけは。 「昨年まで他の会社で事務職をこなしながらチームで活動していたが、もう少し余裕を持った生活をして、静岡産大時代から負担をかけてきた親に恩返ししたいと思い、昨季限りで現役を引退しようと思っていた。前職は退職したが、サッカーは親や昨年までの監督(元日本女子代表の本田美登里さん)が引き留めてくれ、考えが変わった」 ―仕事の内容は。 「企業の週休3日制導入へのお手伝
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プールのヤゴ“救出作戦” 水泳授業前、網で優しく 磐田・向笠小
磐田市向笠竹之内の向笠小3年生は9日、水泳の授業が開始する前に同校プールのトンボのヤゴを保護する“救出作戦”を同校で行った。21人が網を使って底にたまった落ち葉や藻の中からヤゴを見つけ出した。 児童らは毎年、プールの水抜きでヤゴが流される前に保護している。学区内にある桶ケ谷沼ビジターセンターの内野茂喜所長が講師を務め、見分け方や扱い方を指導した。 子どもたちは網で優しくヤゴをすくい取った。「かわいい」「何トンボだろう」と話していた。内野所長によると、アキアカネやコノシメトンボなど5種が確認できたという。 ヤゴは児童や教員が管理する同校のビオトープと、教室で飼育し
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仕事のやりがい伝える 磐田西小で職業講話「好きなこと大事に」
磐田市立磐田西小で9日、6年生がさまざまな職業への理解を深める「職業講話」が行われた。地元にゆかりのある郵便局員やメーカー社員、演奏家の3人が講師を務め、児童約90人に仕事のやりがいなどを伝えた。 県西部を中心に演奏活動を行うプロサックス奏者の依田隆さん(33)=袋井市=は音楽の魅力について「人間の感情に訴え、力を与えられる」と強調。コロナ禍で一時、演奏の場を失うなど「しんどいこともある」とした一方、「活動を続けられるのは音楽が好きだから。みんなにも好きなことを大事にしてほしい」と語った。児童がリクエストした曲を即興で演奏するプロの技も披露した。 職業講話はキャリア教育の一環で、児童に将
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補正予算など12議案を上程 磐田市議会
磐田市議会6月定例会は9日開会し、会期を7月7日までの29日間と決めた後、2022年度一般会計補正予算など12議案を上程した。一般質問は6月16、17、20日の予定。
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おにぎり以上弁当未満「おに弁」 浜松の老舗「自笑亭」が新商品
弁当製造販売「自笑亭」(浜松市中区)は23日、ご飯の上に浜松の特産品などのおかずをのせた“おにぎり以上、弁当未満”の新商品「おに弁」を発売する。M&A(企業の合併・買収)で1月に自笑亭の親会社となった米卸売業「遠州米穀」(磐田市)が炊飯した米と、老舗弁当店の総菜開発力を融合させた商品の第1弾となる。 おに弁は縦8センチ、横10センチ、高さ3センチの四角形で約150グラム。平均的なおにぎりの約1・5倍、弁当の約60%を目指した。静岡コシヒカリの上に、おかずとしてウナギ、釜揚げシラス、三ケ日牛、アサリなどの地元の味や、エビフライ、エビチリ、カツ丼など計12種類を用意した
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島田の伊藤さん SSクラス3位 磐田将棋愛好クラブ大会
磐田将棋愛好クラブの第223回大会が5日、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、43人が参加した。最強のSSクラスの優勝は浜松市の高柳丞さん、準優勝は磐田第一中3年の久野杏太君。浜松新原小6年の河合将輝君がAクラスで優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①高柳丞(浜松市)②久野杏太(磐田市)③伊藤裕一郎(島田市)▽S ①本杉雅人(静岡市)②石川三余(浜松市)③越川純平(同)▽A ①河合将輝(同)②川口哲也(同)③尾藤菊一(同)▽B ①高柳長男(掛川市)②村松豊(磐田市)③藤沢勝(同)
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浜松の高柳さん、SSクラス優勝 磐田で将棋大会
磐田将棋愛好クラブの第223回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、43人が参加した。最強のSSクラスの優勝は浜松市の高柳丞さん、準優勝は磐田第一中3年の久野杏太君。浜松新原小6年の河合将輝君がAクラスで優勝した。上位入賞者は次の通り。 SS ①高柳丞(浜松市)②久野杏太(磐田市)③伊藤裕一郎(島田市)▽S ①本杉雅人(静岡市)②石川三余(浜松市)③越川純平(同)▽A ①河合将輝(同)②川口哲也(同)③尾藤菊一(同)▽B ①高柳長男(掛川市)②村松豊(磐田市)③藤沢勝(同)
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副業人材の活用促進 磐田で中小企業対象セミナー
中小企業に副業・兼業人材の活用を促すセミナー(磐田市、浜松いわた信用金庫など主催)がこのほど、同市中泉の同信金磐田本部で開かれた。副業人材活用のポイントを解説し、実際に業務効率化や売り上げ改善につながった事例を紹介した。 レストラン・ウエディング事業を展開する鳥善(浜松市中区)の伊達善隆社長は、副業人材2人を採用し、フレンチ総菜のEC(電子商取引)サイトを開設した経験談を披露した。プロ人材のアドバイスで、商品のコンセプト設計やテストマーケティングから取り組み、サイト開設を実現したという。メリットについて、外注よりも開設費用を抑えられたことに加えて「一緒に携わった社員がプロセスを経験できたこ
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浜松いわた信金 地域の高齢者見守りへ 市の事業を周知
磐田市内の浜松いわた信用金庫の支店が、高齢者の見守りに関する市の事業「見守りオレンジシール」と「地域見守りネットワーク」の周知を始める。市内全15支店で、ポスターやステッカーを掲出して事業の認知度を高め、安心して暮らせる地域を目指す。 見守りオレンジシールは、行方不明になった認知症高齢者の早期発見に生かす事業。市内の利用者は144人(2021年12月末)。地域見守りネットワークは、従業員らが高齢者の異変を見つけた際、市などに連絡する取り組み。現在、62団体と協定を結んで行っている。 8日、栗田恵子健康福祉部長らが同市中泉の同信金磐田本部を訪れ、池野元孝人事部長に啓発ポスターなどを届けた。
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磐田で綿フェア 展示販売や織機体験 11日
静岡県繊維協会は11日午前10時~午後4時、「綿の産地フェア はままつ染め織りマーケット」を磐田市のアミューズ豊田で開く。同市での開催は初めて。入場無料。 国内の三大綿織物産地の一つに数えられる遠州地域の繊維製品を、地元の3組合と12企業が出展する。生地やシャツ、バッグなどの製品を展示販売するほか、手織り織機による生地づくりや、製紐(せいちゅう)機を使った組みひもづくりの体験コーナーを設ける。 問い合わせは同協会<電053(456)7222>へ。
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高齢者に寄り添う移動眼鏡店 磐田の大石さん、施設や中山間地へ
新型コロナウイルス禍を受け、車両を使った移動販売が全国的に広がりを見せる中、免許を返納して移動手段がない地域の高齢者に寄り添い、視力測定や眼鏡の修理、販売を手掛ける移動店舗車が静岡県内に登場した。磐田市駒場の眼鏡時計販売店「時計・メガネ おおいし」3代目代表の大石剛生さん(44)が発案した。県西部の福祉施設や中山間地域の個人宅などを対象に、サービスを展開する。 同店は1950年の創業。顧客の高齢化が進み、コロナ禍で来店者が減少する状況下、地域の老舗ならではの新サービスとして移動店舗を思いついた。大石さんは「眼鏡は加齢による視力の衰えを補う生活必需品。気軽に来店するのが難しいお年寄りの支援に
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記者コラム「清流」 戦争の爪痕
磐田市小立野で不発弾が見つかり、26日に処理作業が発見現場で行われる。作業中は、付近の国道1号バイパスや県道などが通行止めになり、天竜川を渡るには大きく迂回(うかい)しなければならない。周辺では交通渋滞が避けられそうにない。 現場から半径355メートル内の住民約1400人には避難指示が発令され、区域内の店舗も休業を余儀なくされる。終戦から77年がたとうとしているが、たった1発だけで市民生活や物流に大きな影響を及ぼす戦争の爪痕。やるせない思いが募る。 ウクライナでは、ロシアによる軍事侵攻が長期化している。不発弾の処理をただのやっかいな出来事で終わらせず、平和のありがたさを思い返し、不戦の誓
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磐田で火災 木造住宅から出火 けが人なし
8日午前9時25分ごろ、磐田市見付、男性方から出火した。木造2階建て住宅が燃え、約2時間後に鎮火した。磐田署によると、けが人は確認されていない。男性は息子と2人暮らし。出火時は2人とも外出していたという。
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静岡ブルーレヴズ 本社にカフェ併設 磐田市内で移転
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズの山谷拓志社長は7日、磐田市中泉にある本社を移転し、「カフェ併設の社屋にする」と明らかにした。7月に正式発表する。 現在は同市中泉の複合商業ビル「天平のまち」に本社を置く。移転先は、同市今之浦を検討中という。磐田市役所を訪れ、草地博昭市長に今シーズンの終了報告をした際に発言した。 移転時期については「9月~10月にできる予定」とした。同社は「市民に親しみを持ってもらえる場にしていきたい」としている。
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ラグビー・ブルーレヴズ「一番目指す」来季へ抱負 磐田、掛川市役所訪問
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズの山谷拓志社長と伊藤平一郎選手が7日、磐田、掛川両市役所を訪問し、1月に開幕した新リーグに挑んだ結果を報告した。今季の反省点や来季の抱負を口にした。 今季は新型コロナウイルスの影響で開幕戦など計5試合が中止になり、8位で終了した。磐田市役所で、山谷社長は「最終戦は悔しい結果だったが、また見に行きたいと言ってもらった。応援に感謝する」と話した。伊藤選手は「課題は接戦で勝ちきれないところ。やるからには一番を目指す」と来季の目標を掲げた。 草地博昭市長は「来季も市として、一ファンとしても盛り上げていきたい」と話した。山谷社長から市にラグビーの一斉観戦開催
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世界かんがい遺産 寺谷(磐田)と香貫用水(沼津)候補に
農林水産省は6日、国際かんがい排水委員会(ICID)日本国内委員会が「世界かんがい施設遺産」の候補に、磐田市の寺谷用水と沼津市の香貫用水の県内2施設を含む3施設を選んだと発表した。10月にオーストラリアで開かれるICID理事会で登録の可否が決まる。 寺谷用水は1590年に完成した全長12キロの水路。徳川家康の命令で家臣の伊奈忠次が企画し、平野重定が工事を指揮した。天竜川の水を引き込み、約2千ヘクタールの水田耕地を潤した。改修を経て今も市内の水田など約1500ヘクタールに水を供給している。 堤防整備に合わせ、取水用の暗渠(あんきょ)を設ける手法は、利水と治水を一体的に行う革新的な技術として
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健康産業を啓発 25社が事業紹介 浜松市中区でフェス
健康産業啓発イベント「第10回いきいきフェスタ」(同実行委主催)が5日、浜松市中区の市ギャラリーモール・ソラモで開かれた。浜松商工会議所健康・医療・福祉部会所属の25社が出展し、健康に関する事業や取り組みなどを紹介した。 3年ぶりの開催で、地元の女子バレーチーム「ブレス浜松」や磐田市を拠点に活動するラグビーチーム「静岡ブルーレヴズ」が初参加した。会場ではラグビーボールに触れる体験コーナーや、骨盤の位置を確認してバランスの良い姿勢を考えるコーナーなどが好評だった。
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大藤こども園児 消防庁舎見学 磐田
磐田市大久保の大藤こども園の年長園児はこのほど、同市今之浦の磐田市消防署庁舎を見学した。署員らの説明を受け、消防士の仕事や防火の大切さを学んだ。 23人が庁舎を訪れ、建物の高層階の火災時などに活躍するはしご車を見た。園児は約30メートルあるはしごや、直径が身長ほどもあるタイヤを見て、驚きの表情を浮かべた。 正しい火の取り扱い方について考える「幼年消防クラブ」の編成式も行った。
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「火おこし難しい」 磐田南小 地元の歴史、古代の生活学ぶ
磐田市立磐田南小で6日、市文化財課職員が地元の歴史を伝える出前授業が行われた。6年生約100人が火おこしや狩りの体験を通じて、古代人の暮らしぶりに思いをはせた。 市の訪問博物館事業の一環で、学校から依頼を受けた同課が職員を派遣した。職員は市内で出土した石器や土器、古墳の副葬品などを披露し、約2万年前の旧石器時代から、遠江国分寺が建てられた奈良時代までの歴史を説明した。 児童は、ひもで結ばれた棒を上下して垂直に立てた木を回転させ、摩擦熱で種火をつくる「まいぎり式」の火おこしや、木の枝に弦を張っただけの簡易な弓で的に矢を当てる模擬狩猟に挑戦。使い慣れない道具に四苦八苦しながら、昔の生活文化
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恐喝した疑い 暴力団組員を再逮捕 島田署
島田署組織犯罪対策推進本部は6日、恐喝の疑いで、磐田市福田、指定暴力団稲川会森田一家組員、配管業の男(57)=同容疑で逮捕、起訴=を再逮捕した。再逮捕容疑は2021年11月ごろ、県中部の20代女性に「車のローンを組め」などと脅迫し、22年2月ごろに乗用車のローンを契約させた上で脅し取った疑い。同署は組織で使う車両として犯行に及んだ可能性もあるとみて調べている。容疑者は21年4月中旬、同じ女性から現金34万円を脅し取った疑いで逮捕されていた。
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正しい走りへ動き確認 磐田市チームが初練習【静岡県市町駅伝】
静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の磐田市チームは4日夜、同市見付の市陸上競技場で初練習と説明会を行った。12月3日に静岡市で行われる本番に向け、汗を流した。 小中高生や社会人71人が参加した。市スポーツ協会の職員が練習日程や選考方法を説明したほか、コーチの紹介があった。参加者はジョギングや、正しい走り方につながる動きづくりを行った。 河島直明市スポーツ協会長と寺田幹根市陸上競技協会長による参加者の激励もあった。河島会長は昨年の成績が市の部13位だったことを振り返り「今年は入賞の10位以内を目指してほしい」とエールを送った。 市の代表選手は計4回の選考記録
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ハエトリグモ 独特な求愛行動紹介 磐田・竜洋昆虫自然観察公園
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園は7月10日まで、国内のハエトリグモを展示する企画展「ハエトリグモ展」を開いている。公園など身近な場所に生息する約30種の生体や、独特な生態を紹介するパネルを設けた。 市内で採集した脚が美しいオレンジ色の「カタオカハエトリ」、脚を広げて万歳をする求愛行動が独特な「チャスジハエトリ」、クモを捕食するハエトリグモ「ケアシハエトリ」などを紹介する。 ハエトリグモは動き回って獲物を狩ったり、目が大きく視力が優れていたりするのが特徴という。初めて企画担当した職員の荒井克也さん(23)は「目がかわいらしくて求愛行動が面白い、ハエトリグモの魅力を知ってほしい」と話した
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磐南100歳「書」で祝う 文化祭、吹奏楽部と共演
今年で創立100年の磐田南高(磐田市見付)の文化祭「はぐま祭」が4日、同校で開かれ、書道部と吹奏楽部が100年記念のパフォーマンスを披露した。同校は敷地内に新校舎を建設中で、現校舎で行われる文化祭は今回が最後。 書道部の生徒は吹奏楽部の演奏にのせ、息の合った動きや大きな筆で力強く文字を表した。「繋(つな)ぐ」「警鐘」の2作品を完成させると、観客から拍手が起きた。 書道部の3年生鈴木莉央部長(17)は「100年間つないできた“磐南(ばんなん)らしさ”をこれからも継承していくという思いを込めた」と話した。 新型コロナウイルス対策のため、3年生の保護者に限定して公開し
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騒音トラブルか アパート別部屋の住人殴る 磐田署、男を逮捕
磐田署は4日、傷害の疑いで磐田市福田、自称会社員の男(64)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前1時35分ごろ、自宅アパートの敷地内で別の部屋に住む男性会社員(25)の顔を長さ約1メートルの木の棒で殴り、けがを負わせた疑い。同署によると、騒音に関するトラブルがあったという。
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車同士が衝突、92歳女性死亡 磐田市の市道交差点
3日午前9時5分ごろ、磐田市鎌田の市道交差点で同市豊浜、無職男性(70)の軽乗用車と同市安久路、会社員女性(41)の乗用車が出合い頭に衝突した。磐田署によると、軽乗用車に同乗していた同市豊浜、無職女性(92)が全身を打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。男性と会社員女性もけがを負った。現場はJR御厨駅南側約400メートルの信号機のない交差点。同署が事故の原因などを調べている。
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ポルトガル語に愛着を ブラジル外務省、入賞者を表彰 母国語継承へ大会
浜松市中区のポルトガル語教育機関IIEC(杉野アドリアーナ代表)はこのほど、3~4月にブラジル外務省などが開いた「継承語オリンピック」浜松会場の表彰式を同区のザザシティ浜松で開いた。優勝した磐田市の中学3年生デ・メロ・ジュリアさん、浜松市の小学5年生ウチボリ・カオリさんら上位入賞者に、在浜松ブラジル総領事館のバッホス・ドュヴァウ副総領事が賞状やメダルを贈った。 ブラジル独立200周年を記念し、世界に転出した国民らに“継承語”としてポルトガル語への愛着を抱いてもらおうと世界各地で開催した。浜松会場はIIECで学ぶ小中学生ら32人が、同国居住歴のある1部、それ以外の2
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4回目の新型コロナワクチン接種 7月1日から 磐田市
磐田市は3日、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を7月1日に開始すると発表した。対象は60歳以上と基礎疾患がある市民で、最大約5万8800人を見込む。今月15日から予約を代行するサポートセンターを開設する。 接種券は、3回目接種から5カ月以上経過した60歳以上の人に、5月31日から順次発送している。基礎疾患がある人の場合は「手挙げ方式」とし、申請受理後に発送する。 7月1日から市内医療機関での個別接種、同4日から集団接種を始める。集団接種は市コロナワクチン接種センターで週4日程度、豊浜、竜洋、豊岡中央の3交流センターでは月1、2日程度実施する。 接種予約サポートセンターは福田、竜洋
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産後ケア事業を拡充 磐田市 利用料の8割公費負担
磐田市は2022年度、子育て世帯が助産師らに育児相談したり、指導を受けたりする「産後ケア事業」を拡充した。利用料金の8割を公費で負担するほか、対象期間を延長するなど子育て世帯の利用拡大につなげる。 対象期間を出産後2カ月未満から最大1年未満に延長するほか、利用者が医療機関に通う「宿泊型」「通所型」を新設した。従来は助産師が利用者宅を訪れる「訪問型」のみだった。 利用回数は2回が上限だったが、宿泊型7日以内、通所・訪問型併せて4回以内とし、3種を併用できる。 利用実績は19年度4人、20年度1人、21年度5人だった。22年度は33人の利用を見込む。草地博昭市長は「市民が安心して子育てがで
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親子でハマる野外音楽フェス♪ 心と体に開放感【NEXTラボ】
開放的な空間で多彩なアーティストの演奏が楽しめる野外音楽フェスティバル(フェス)が、本格的なシーズンを迎えた。若者向けのイメージもあるイベントだが、近年は参加者の年齢幅が広がり、静岡県内会場でも家族連れの姿が増えている。新型コロナウイルス禍の中でも、主催者は世代を超えて愛されるフェスを目指し、子ども向け企画や過ごしやすさに配慮した運営に力を注ぐ。 増える家族連れ 過ごしやすく 5月中旬に富士市の「富士山こどもの国」で開催された「FUJI&SUN(フジ・アンド・サン)」は、子ども向けの広大な遊び場が会場。イベントとしての企画に加え、動物への餌やり体験や大型遊具の開放など、既存の設備を使った
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ラッピングバス運行開始 農林環境専門職大をPR
静岡県立農林環境専門職大(磐田市)をPRするラッピングバスの運行が今月から始まった。来年3月末まで、磐田、浜松市内の遠州鉄道路線や、静岡市内のしずてつジャストライン路線で計3台を運行する。 将来の農業者を育成する同大の取り組みを支援するJA共済連静岡がラッピングバス広告の掲載料や制作費を負担した。同大はデザイン企画に携わった。車両には、トマト栽培やウシ、ドローンのイラストなどをあしらい、同大の栽培、畜産、林業3コースをアピールしている。 同大担当者は「ラッピングバスを通じて、大学の認知度向上につなげたい」としている。
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磐田市議会 9日から定例会 12議案を審議
磐田市議会は2日、議会運営委員会を開き、6月定例会の日程案を9日から7月7日までの29日間と決めた。2022年度一般会計補正予算案(2件)など12議案を審議する。 低所得の子育て世帯に支給する特別給付金事業費など4億1200万円を追加する補正予算案1件は先議し、16日に採決する。一般質問は16、17、20日の予定。
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磐田市、複業人材を登用 アドバイザーに民間3人
磐田市は2日、行政課題解決に向けたアドバイザーとして、さまざまなキャリアを持つ民間複業人材3人を登用した。専門的な知見やスキルを生かし、シティープロモーション、ウェブページ改善、企業版ふるさと納税の各事業を推進する。 人材マッチングのアナザーワークス(東京都)との連携協定に基づき、同社の複業マッチングプラットフォームを通じてアドバイザーを募った。46人から応募があり、書類審査や面接で選考した。 3人は、30~40代の起業家やフリーランスのプロ人材。全国各地で都市開発のプランニングや商品開発のコンサルティング、イベント企画、ウェブサイト制作などに携わってきた。同市では11月末まで、無償でア
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静岡人インタビュー「この人」 よこただいすけさん(磐田市) 芸術の魅力を伝える絵本作家
新型コロナウイルス禍に伴うリモートワーク普及の流れを生かし、2020年に都内から磐田市に移住した。これまでに絵本2作品を発売。ベネッセコーポレーションのキャラクター「しまじろう」のイラストも手掛ける。5月下旬、市内で開かれた段ボールアートのワークショップで講師を務めた。本名は横田大助。東京都出身。49歳。 -なぜ絵本作家になったか。 「母親の影響を受けて美大を卒業し、アメリカ留学を経てグラフィックデザイナーになった。しかし、依頼者の要望に沿って制作する仕事より、自分の思いを自由に表現できる絵本作家を志した。今はイラストレーターの仕事が多いが、作家活動をさらに積極的に行いたい」 -移住し
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アジサイ 鮮やか 磐田・敷地里山公園
磐田市敷地の敷地里山公園のアジサイが咲き始めた。紫や青、ピンク色などの鮮やかな花が新緑の山を彩っている。段階的に咲き始めるため、6月末まで楽しめそう。 アジサイは5月下旬から咲き始め、現在六分咲きという。園内の散策道沿いや山の斜面に3500株以上が植えられている。黄色い花のキンシバイや自生する白や紫色のホタルブクロも見られる。 公園は旧豊岡東小に隣接している。
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寺田さんコミック 全国販売へCF 7月末まで
指定難病「好酸球性胃腸炎」を患う漫画家寺田浩晃さん(27)=磐田市福田=のコミックを全国に届けるため、支援金を募るクラウドファンディング(CF)が始まった。7月31日まで。 5月中旬に販売され、主に県内書店で取り扱う書籍を全国の書店に流通させようと同月末、ファン有志が開始した。CF専用サイト「キャンプファイヤー」で受け付ける。金額に応じて寺田さんのサイン入りコミックなどの返礼品を送る。
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磐田市 御厨駅軸にバス路線検討 公共交通計画事業案を提示
磐田市は1日、本年度の第1回地域公共交通会議を市役所で開いた。策定中の地域公共交通計画(2023~27年度)について、JR御厨駅を軸にした新たな幹線バス路線の検討などの事業案を示した。 新規幹線バスは、JR御厨駅と福田地区・市立総合病院、JR豊田町駅と7月30日に開館する新市民文化会館「かたりあ」を結ぶ路線を想定する。市内8地区で運行するデマンド型乗り合いタクシーを補完する移動手段確保に向け、定年退職した人など地域の人材を活用した地域協働運行バスの導入支援にも取り組む方針。 このほか、自動運転や人工知能(AI)といった先端情報技術を活用した次世代の移動サービス導入支援事業などを盛り込んだ
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いわた茶新茶 市に10キロ寄贈 振興協と製茶業組合
磐田市のいわた茶振興協議会(稲垣明久会長)と磐田製茶業組合(大嶌基男組合長)はこのほど、地元産「いわた茶」の新茶10キロを市に贈った。 稲垣会長と大嶌組合長らが市役所に草地博昭市長を訪ね、新茶を手渡した。稲垣会長は「香りが良く、味わいも深いお茶ができた。振興に役立ててほしい」と話した。市は市役所への来客に新茶を振る舞い、いわた茶をPRする。 両団体は7月にも100キロを追加で寄贈する予定。市内小中学校などに配布するという。
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スポーツや自然、産業テーマに 磐田検定の解答受け付け
磐田市観光協会は1日、「2022まるごと磐田検定」(静岡新聞社・静岡放送後援)の解答受け付けを始める。従来の「磐田歴史検定」を刷新し、市に関連するさまざまな分野の75問を用意した。9月30日まで(必着)。 協会が2017年から歴史分野に絞って出題してきたが、今回から数多くの魅力を知ってもらおうとスポーツや自然、産業などをテーマにした問いを設けた。問題作成委員が作問を担当し、市教育委員会が監修した。 卓球やサッカーなどの問題のほか、「市内18郵便局で希望者がもらえる消印『風景印』で最も多く図案化されているものは」など“マニアック”な問いも楽しめる。 解答用紙は市内
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4月有効求人1・02倍 ハローワーク磐田管内 4カ月連続下落
磐田公共職業安定所(ハローワーク磐田)が31日発表した4月の有効求人倍率は1・02倍と前月を0・08ポイント下回った。4カ月連続の下落。 新規求人倍率は1・53倍で、0・33ポイント下降した。担当者は「全体的に需要は回復基調にあるが、原材料価格や輸送コストの上昇が利益を圧迫するなど、業績の下振れ要因が増え、求人に慎重になっている企業があるとみられる」と分析した。 産業別の新規求人数は、製造業が前月比23・8%減の384人。このうち輸送機器は35・3%減の97人だった。半導体不足や原材料・燃料価格の高騰に加え、中国でのロックダウンによる大手メーカーの生産停止などの影響を受けた。 一方、人
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ヒツジの“衣替え”お手伝い 園児が毛刈り 磐田・長野幼稚園
磐田市小島の長野幼稚園の年長園児が30日、磐田農高(同市中泉)で飼育するヒツジの毛刈りに挑戦した。園児16人は園内で、同校の3年生と一緒にバリカンを使って夏に向けたヒツジの“衣替え”を手伝った。 この時期の恒例行事で、新型コロナウイルス禍のため2年ぶりの実施になった。 ヒツジは5歳のメス「ハイジ」。横向きに寝かせたハイジの長く伸びた毛を10センチ以上丁寧に刈り取った。子どもたちは「毛がふわふわ」「気持ちいい」と笑みをこぼしていた。 刈り取った毛は、12月に行うマスコット作りに使う予定。
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地産地消の給食考えよう 岩田小と磐田農高が学習会
磐田市匂坂中の岩田小児童が磐田農高(同市中泉)の生徒と共同で、「IWATA(いわた)献立」と題した地産地消の給食メニューづくりに取り組んでいる。計5回ほど学習会を行い、2023年1月に考案したメニューを試食する予定。 持続可能な地域を目指し、地元産野菜の活用や食品ロス削減、健康につながる献立を考える。取り組みに参加するのは、岩田小の5年生と磐田農高の3年生。児童生徒は4月から、パンと米の食べ比べやみそ汁のだしづくり体験などに取り組んできた。 30日、岩田小で郷土食とファストフードの特徴などについて考えるグループワークを行った。3、4人に分かれ、生徒が児童にアドバイスをしながら意見をまとめ
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覚醒剤密輸入疑い 磐田の会社員逮捕 インドから480グラム
営利目的でインドから覚醒剤を密輸入したなどとして、磐田署と県警薬物銃器国際捜査課は30日までに、麻薬特例法違反と覚醒剤取締法違反の疑いで磐田市二之宮、会社員の男(58)を逮捕した。 逮捕容疑は4月11日、営利目的でインドから覚醒剤約480グラムを輸入し、同21日に自宅で覚醒剤の代替物を所持した疑い。同署によると、名古屋税関清水税関支署が布に包まれた段ボールの小包の中に、インドの民族衣装などで隠されていた覚醒剤を発見した。同署などは泳がせ捜査で代替物を容疑者の元へ届けた。4月21日に麻薬特例法違反容疑で現行犯逮捕し、覚醒剤取締法違反容疑で5月12日に再逮捕した。 押収した覚醒剤約480グラ
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座ったままで「卓球バレー」 水谷隼さん母、万記子さん普及に力
東京五輪卓球金メダリスト水谷隼さんの母で、磐田市の豊田町卓球スポーツ少年団コーチの水谷万記子さんが、日本発祥のパラスポーツ「卓球バレー」の普及に乗り出した。卓球用具を活用し、健康の維持・向上を図る卓球療法の一つとして、「地域の高齢者や障害者を元気にしたい」と意気込んでいる。 万記子さんは、少年団で次男の隼さんや伊藤美誠選手ら国内外で活躍する選手を輩出してきた。少年団の練習がない平日の昼間などを活用し、同市や浜松市の中高年の卓球クラブでも指導している。 福祉施設への入所などを理由に、競技を辞めてしまう人も少なくなく、「1人でも多くの人に長く卓球に親しんでほしい」と、2019年には卓球療法士
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強制わいせつの疑い 磐田市の無職男を逮捕
磐田署は29日、強制わいせつの疑いで磐田市上岡田、無職の男(71)を逮捕した。逮捕容疑は同日午前6時ごろ、県西部の建物内で20代女性にわいせつな行為をした疑い。同署によると、2人に面識はない。
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コロナ禍に対応 磐田市商工会総代会、事業計画を承認
磐田市商工会はこのほど、本年度の通常総代会を同市のアミューズ豊田で開いた。新型コロナウイルスの影響を受ける事業者への対応などを重点事業に掲げた本年度の事業計画案を承認した。 事業計画には、コロナ禍で経営状況が悪化した業種への支援策の検討・実施、国の助成制度への申請支援などを盛り込んだ。8月下旬には、地域を活気づけるために市内5カ所で花火を打ち上げる「いわたの夜空に元気玉花火」を磐田商工会議所と開催する。 三ツ谷金秋会長は「コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻など、世界的に大きく環境が変化している。事業者や関係機関と伴走しながらこの状況を乗り越えていく」とあいさつした。
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建造100年で大規模解体修復 磐田・中泉西町の山車披露
磐田市中泉西町自治会は29日、大規模解体修復を終えた「鑾留閣(らんりゅうかく)山車」のお披露目式を同市中泉で行った。2020年の建造100年を機に10年から委員会を立ち上げ、作業をしてきた。新型コロナウイルス禍で式典は延期になっていた。 山車は1920年に建立された。高さ約3・4メートル、幅約2・1メートル、奥行き約3・4メートルの唐破風向拝(からはふごはい)造。府八幡宮の祭神の神功皇后、応神天皇、武内宿禰や親子唐獅子と牡丹(ぼたん)の木彫りの彫刻が特徴という。 経年劣化のため、金具を取り換えたり、漆を塗り直したりしたほか、左右の水引幕などを復元した。29日、祭典関係者や地元住民が華やか
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外国人就労者支援へ 磐田市が日本語教室開始
磐田市は市内の外国人を対象にした日本語教室を市内4カ所とオンラインで始めた。レベルごとに3クラスを開講し、ビジネスマナーや暮らしに関するテーマを取り入れて参加者間での対話を軸に進行していく。 講座11回のうち8回以上の参加で、市の「お墨付き」の修了証を渡すほか、独自の日本語能力判定基準を設け、レベルを評価して証明書を発行する。地域や職場での円滑なコミュニケーションを促すほか、市内企業での外国人の就労を促進する。 29日、同市岡の竜洋交流センターで1回目の教室が開かれ、ブラジルやベトナム、フィリピン、インドネシア出身の19人が参加した。日本人スタッフの補助で目標を決めたり、日本語で自己紹介
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3年ぶり“参勤交代” いわた大祭り、江戸期の活気再現
江戸時代の宿場町のにぎわいを再現する「第20回いわた大祭り 遠州大名行列・舞車」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が28日、磐田市見付の磐田城山球場で開かれた。参勤交代の様子を演出する大名行列が繰り広げられ、市民らが地元の歴史や文化を堪能した。 地元中学生や住民有志ら約60人による遠州大名行列は、草地博昭市長が藩侯役、ラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの選手7人がかごかき役で加わり、和太鼓の音に合わせて球場内を練り歩いた。 生き別れた男女が見付宿で再会する謡曲をモチーフにした舞を披露する「舞車引き合わせ」、子どもらによるサンバやサルサなどのダンスパフォーマンスも会場を盛り上
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ひき逃げの疑い 磐田署が男逮捕
磐田署は28日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、浜松市中区和合町、無職の男(81)を逮捕した。 逮捕容疑は同日午後1時ごろ、磐田市弥藤太島の交差点で、乗用車を運転中、浜松市の会社員男性(39)の乗用車に追突し、男性と同乗者の会社員女性(37)の首に軽傷を負わせ、そのまま逃走した疑い。
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静岡県高校総体、柔道、相撲、バドミントンなど(28日)
静岡県高校総体は28日、柔道、相撲、バドミントンなどを行い、柔道団体は男子の加藤学園が5連覇を飾った。女子の藤枝順心は3年ぶりの頂点。相撲団体は飛龍が6年連続29度目の優勝を果たし、全国切符を獲得した。個人総合も連覇した桑原哲平をはじめ、全国出場権のある1~3位を飛龍勢が独占した。バドミントンダブルスの男子は地区大会1位通過の遠藤友峻、小沢勇斗組(富士見)、女子は同2位の平岡萌、平岡遥組(伊東)が優勝した。サッカーは4強が決まり、29日の準決勝は静岡学園-磐田東、藤枝明誠-藤枝東の対戦となった。
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国1の新天竜川橋 6月26日通行止め 磐田の不発弾処理で
磐田市は27日、同市小立野で行う不発弾の処理に合わせ、6月26日午前8時から国道1号など現場周辺の道路を通行止めにすると発表した。交通量の多い国道1号の新天竜川橋や県道磐田細江線の天竜川橋が作業終了まで通行できなくなり、周辺道路の混雑が予想される。 市は県道浜松袋井線かささぎ大橋(新天竜川橋から北に4・5キロ)、国道150号掛塚橋(南に6・0キロ)、同バイパス遠州大橋(同7・5キロ)への迂回(うかい)を呼び掛けている。東名高速道も通行できる。 国道1号の通行止め区間は、森岡インターチェンジ(同市森岡)~北島交差点(浜松市東区北島町)の約3・5キロ。草地博昭磐田市長は「周辺道路では交通渋滞
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豊岡支所の機能移転へ 磐田市、隣接書庫棟を増改築
磐田市は27日までに、耐震性能がやや劣るとされる市役所豊岡支所について、隣接する書庫棟を増改築して支所機能を移転する方針を決めた。2023年度に改修工事を行い、早ければ24年度に新棟での業務を開始する見通し。 市議会6月定例会に提出する22年度一般会計補正予算案に、改修の設計業務委託費850万円を盛り込む。市総務課によると、現庁舎は1981年度完成。耐震性能ランク2で、震度6~7でも倒壊する危険性は低いが、建物が被害を受ける恐れがあるという。 支所では、証明書類の発行や福祉関連などの窓口業務を行っている。市民ら不特定多数の人が利用するため、今以上の安全を確保する必要があると判断。費用を抑
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磐田市 給付金上乗せ 低所得子育て世帯向け
磐田市は27日の市議会議員懇談会で、物価高騰対策で低所得の子育て世帯の家計を支援する国の「子育て世帯生活支援特別給付金」に、独自に5万円を上乗せし、子ども(18歳以下)1人当たり10万円を支給する方針を示した。市によると、同給付金への上乗せは県内初という。 市議会6月定例会に提出する2022年度一般会計補正予算案に事業費3億800万円を計上する。上乗せ分は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する。 支給対象は約1850世帯3千人。児童扶養手当受給世帯は6月末までに、住民税非課税の世帯は7月末までに支給する。いずれも事前申請は不要。今年に入ってコロナ禍で収入が減少した
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磐田北小児童 伝統の和太鼓練習 28日のいわた大祭りで披露
磐田市立磐田北小(同市見付)の太鼓部の児童が26日、3年ぶりに市内で開催されるいわた大祭りで披露する伝統の和太鼓演奏の最終練習を同校で行った。部員の6年生38人は本番に向け、懸命にばちを振るった。 見付地区には、三方原の戦いで敗れた徳川家康が浜松城に逃げ帰った際、徳川四天王の酒井忠次が太鼓を打ち鳴らして窮地を救ったとされる「酒井の太鼓」が伝わる。部はその太鼓にちなんで1996年に発足し、代々活動を続けている。 部は大太鼓や小太鼓で構成し、本番では計3曲を披露する。子どもたちはコロナ禍で時間の制限がある中、練習に励んできた。部長を務める鈴木楓さん(11)は「これまで練習してきたことを全て
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児童が座る椅子蹴る 教諭に戒告
静岡県教委は26日、児童が座っていた椅子を蹴る体罰を行い、けがを負わせたとして、県西部の小学校に勤務する男性教諭(27)を戒告の懲戒処分としたと発表した。児童は首を捻挫し、治療に約2カ月かかった。 県教委によると、男性教諭は2021年12月、当時勤務していた磐田市立福田小で、休み時間に担任のクラスで起きた児童間のトラブルについて指導した際、児童の1人が座っていた椅子の背もたれを後ろから蹴った。児童が帰宅後に保護者に相談し、保護者が学校に連絡して発覚した。 学校は教諭を担任から外し、このクラスの指導に関わらないようにするなどの対応を取った。 児童側が磐田署に被害届を出し、傷害容疑で捜査が
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参加資格の変更点確認 担当者説明会始まる【静岡県市町駅伝】
静岡市で12月3日に開催される第23回県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の担当者説明会が24日、西部地区を皮切りに始まった。今月27日までに、残り3地区で実施する予定。 参加資格の項目で変更があり、人口7万人未満の市町チームは一般女子区分にその市町在住の中学生(2年生以上)、高校生の出場が可能になるとした。35市町37チームが参加予定で、コースや区間に変更はない。 24日、磐田市見付の市総合体育館で説明会が行われ、県西部8市町9チームの担当者が参加した。参加資格の変更に関して、人口が少ない市町の一般女子の募集が困難とする理由説明のほか、大会要項や注意事項
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自由な発想で作品作り 絵本作家よこたさん 磐田でワークショップ
磐田市在住の絵本作家よこただいすけ=本名横田大助=さん(49)がこのほど、段ボールを使った作品作りのワークショップを同市中泉の工務店「しんせつハウス」で行った。参加した小学生と一緒にネコ形の立体作品を制作した。 ワークショップは同社が企画した。よこたさんはベネッセコーポレーションの幼児向け教材キャラクターの「しまじろう」などのイラストレーションや絵本を手掛ける。2020年、妻亜紀さんの故郷の同市に都内から移住し、活動に取り組んでいる。 参加した児童はアクリル絵の具でネコの顔や模様を描いたり、接着剤を使ってパーツを組み立てたりした。よこたさんは「子どもたちが自由な発想で、楽しく作品作りに
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初夏の味覚 幼稚園児が青梅収穫 磐田
磐田市立向笠幼稚園の年中、年長園児35人が24日、同市向笠西の法雲寺を訪ね、旬を迎えた梅の実の収穫を体験した。初夏の味覚として、梅ジュースなどにして味わう。 園児が自然や地域の人と触れ合う活動の一環で、同寺が長年受け入れている伝統行事。園児は敷地内の梅園で、みずみずしい若緑色の青梅を丁寧に手摘みした。牛乳パックで作ったかごいっぱいに実を入れ、「甘いにおいがする」「蜜が出ていておいしそう」などと収穫を満喫している様子だった。 梅の実は園に持ち帰り、今月中に梅シロップや梅干しとして仕込む。梅シロップは1カ月ほどで出来上がり、夏を元気に過ごすためにジュースにして味わう。梅干しは12月まで漬け込
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関節リウマチや合併症など学ぶ 磐田で市民公開講座
静岡県内の医療関係者らでつくる静岡リウマチネットワークはこのほど、市民公開講座(日本ベーリンガーインゲルハイム共催、静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市上新屋のアミューズ豊田で開いた。参加者約100人が、関節リウマチや合併症について学んだ。 浜松医科大(浜松市東区)や国立病院機構天竜病院(同市浜北区)の医師らが登壇。天竜病院の中村祐太郎副院長はリウマチ・膠原(こうげん)病と肺の病気をテーマに講演した。主に間質性肺疾患について説明し「他分野の医師間で行う治療法の検討が重要になる」と強調した。
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園児が横断歩道の渡り方など実践 磐田で交通安全教室
磐田市中泉の磐田なかよしこども園は24日、県交通安全協会磐田地区支部の指導員や磐田署の署員を招き、交通安全教室を開いた。年中・年長園児114人が、道路の正しい歩き方や交通ルールについて学んだ。 指導員がイラストを使って横断歩道を渡る際の注意点を説明した後、園児は園内に用意された模擬道路で実践に取り組んだ。2人一組になり、手を上げて信号機の色や右左から車が来ないかを確認して横断歩道を渡った。
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募集、採用のルール解説 ハローワーク磐田 地元事業所に説明会
磐田公共職業安定所(ハローワーク磐田)は23日、来春の新規学校卒業予定者の採用を計画している地元事業所を対象にした説明会を袋井市総合体育館さわやかアリーナで開いた。各事業所の人事担当者に新卒者らの募集、採用のルールなどについて解説した。 管内(磐田市、袋井市、森町)などから159事業所が参加し、ハローワーク磐田の学卒担当者が講師を務めた。昨年度の全体の採用実績を公表し、本年度の採用活動や募集のスケジュール、選考の留意点などを説明。求人票の各項目の記述方法も指導し、分かりやすく記入することを呼び掛けた。 ハローワーク磐田によると、新規学卒者のうち、管内の高校生の雇用情勢について求人件数は横
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市内事業者への支援強化を提言 磐田市議会・志政会
磐田市議会最大会派の志政会は24日、コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻の影響に苦しむ市内事業者への経済支援などを求める政策提言書を、草地博昭市長に提出した。 提言は、燃料・原材料の高騰で収益が悪化した事業者への支援強化や人材確保の後押しなど5項目。学校給食については、食材調達コストが上昇している中、地産地消を進めつつ保護者の負担を増やさない対応を求めた。 市内商工業関係者や市民との意見交換会で寄せられた要望を踏まえて提言をまとめた。小池和広代表は「市内経済の悪化が進んでいる。さらなる支援が必要」と述べた。
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記者コラム「清流」 しっぺいと上島さん
5月中旬に急逝したお笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵さん。磐田市でも死を悼む声が広がった。市イメージキャラクター「しっぺい」が誕生して間もない頃、上島さんが知名度向上に一役買ってくれたという。 しっぺいと上島さんはふんどし普及に貢献したとして、2013年度のベストフンドシスト賞(日本ふんどし協会主催)を受賞し、都内で行われた式典で対面。市担当者は「しっぺいに絡んでくれて、全国的に知られるきっかけになった」と振り返る。 誰もが笑ってしまう芸がある上島さんは「愛されキャラ」だった。今年、誕生10年を迎えたしっぺい。イベントに登場すると子どもたちが笑顔で寄って来る愛される存在だ。これから
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磐田市「マイナポイント第2弾」へ 商業施設に申請支援窓口
磐田市は6月6日から、マイナンバーカード取得者にポイントを付与する国の事業「マイナポイント第2弾」に向け、同市今之浦のアピタ磐田店にポイント申請支援窓口を開設する。市によると、商業施設への支援窓口常設は県内初という。 カード新規取得に対する最大5千円分のポイント付与に加え、カードに健康保険証機能を加える手続きや、公的給付金受け取り口座の登録を済ませると、6月30日から計1万5千円分のポイントを申請できる。 第2弾の実施でポイント申請者数の増加が想定されるため、駐車場が多く、市民の利便性が高い商業施設への窓口開設を決めた。窓口は来年2月末まで、同店2階の空きスペースに設け、支援員2人が常駐
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豊浜の小学生が地域の安全誓う 磐田市
磐田市の豊浜地域づくり協議会はこのほど、児童見守り一斉防犯パトロールの全体集会を同市豊浜の豊浜小で行った。同校の児童代表が、日頃の協議会の活動に感謝を伝えた上で、地域の安全に向けて宣誓した。 集会では、統一のジャンパーを身につけて子どもを見守る「豊浜ウオーキング見守りプロジェクト」や、車で見守りを行う青色パトロールについて説明したほか、活動参加者を紹介した。加藤勝博副会長が1年生に防犯ブザーを贈った。 児童100人を代表して5人が「安心して暮らせる豊浜をつくりましょう」などと呼び掛けた。
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4議案可決、同意 磐田市議会臨時会
磐田市議会5月臨時会は23日、最終本会議を開き、2022年度一般会計補正予算案や教育委員、監査委員の人事案など4議案を原案通り可決、同意し、閉会した。 教育委員には、市PTA連絡協議会の元顧問阿部麻衣子さん(44)=同市見付=を任命する。
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台風期に備え 磐田市消防団が水防工法訓練 土のう応急処置確認
台風シーズンを前に、磐田市消防団は22日、水防工法訓練を同市塩新田の海岸で行った。団員80人が、土のうなどを使って水害の拡大を防ぐ応急処置の手順を確認した。 団員は10~15人一組で、河川の氾濫防止などを図る六つの工法を訓練した。増水した河川の水が堤防を越えないよう土のうを積み重ねる「積土のう工」、堤防ののり面からの漏水箇所を土のうで囲む「月の輪工」、増水の勢いで削られた川岸を保護する「シート張り工」など、状況に応じた作業を実践した。 同消防団の本間啓一統括本部長は「有事の際に安全、迅速に動けるように技術を磨きたい」と話した。
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ホタル幻想的 磐田「ひょうたん池」で観賞会
磐田市西貝塚の湧水池「ひょうたん池」に設置されているホタル飼育舎でゲンジボタルが飛び始めた。住民ボランティアが20、21の両日、観賞会を開き、地元住民らが幻想的な光景を楽しんだ。 企画したのは、池を管理する環境保全団体「ひょうたん池自然を考えよう会」(金原和義会長)。ホタルが池から自然発生することを目指し、池の湧水を活用して保護活動に取り組む。新型コロナウイルス対策で参加人数を制限して実施した。 参加者は飼育舎内に並び、ホタルを確認。例年よりまだ飛び交う姿は少なかったものの「きれい」「イルミネーションみたい」と光を放つホタルの美しさを満喫した。
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新任の地域安全推進員に委嘱状 磐田署
磐田署はこのほど、本年度の地域安全推進員委嘱式を磐田市のアミューズ豊田で開いた。本年度は、新任12人を含む149人が推進員として、それぞれの地域で小中学生の登下校の見守りや防犯パトロールなどに取り組む。 推進員を代表して新任の酒井正彦さん(66)=同市豊島=が、中村俊弘署長から委嘱状を受けた。酒井さんは「子どもたちが安全に、元気で学校に通学できるよう頑張りたい」と話した。 中村署長は「安全・安心の社会づくりに協力をお願いしたい」と述べた。長年にわたって推進員を務め、昨年度で退任した4人にも感謝状を贈った。
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教員山下さん 回顧の絵画展 28日まで磐田
浜松市南区の小学校教員山下英行さん(59)の作品展が28日まで、磐田市壱貫地の花咲乃庄で開かれている。還暦を迎える節目を記念し、これまで描いてきた6号~50号のアクリル画や油彩画約40点を紹介する。 年代ごとに描いた自画像のほか、祭りの鬼や樹木をテーマにした作品が並ぶ。最近になって描いた、竜洋なぎの木会館に設けられた木彫りの鳥をモデルにした不死鳥の絵画も飾っている。 山下さんは「今までの活動を振り返る意味で個展を開いた。今後も何を描くか模索していきたい」と話した。
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難病患う漫画家「声援に感謝」 出版記念し短編上映会 磐田
指定難病「好酸球性胃腸炎」を患う漫画家寺田浩晃さん(27)=磐田市福田=が21日、13日に発売された自身初のコミック出版を記念し、短編漫画の上映会を同市見付のワークピア磐田で開いた。寺田さんが登壇し、観客約100人に本出版に込めた思いや感謝の言葉を伝えた。 寺田さんは雑誌連載を目前に控えていた2019年、治療法が確立されていない病を発症。闘病を続けながら、書籍出版を目指して動画投稿サイト「ユーチューブ」で短編漫画を発信してきた。 21日、市民ボランティアの協力で開催したイベントで、漫画に音声を入れた動画を上映した。書籍タイトルになっている「黒猫は泣かない。」などを紹介し、参加者は物語の世
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ウクライナ支援へ3万円を寄託 磐田・神明中
磐田市鎌田の神明中の生徒が20日、ウクライナ支援のために校内で募った3万円余を市に寄託した。生徒会役員の2、3年生9人が同市国府台の市総合健康福祉会館iプラザを訪れ、栗田恵子健康福祉部長に手渡した。 同校はこれまでも、貧困する世界の国に向けて物資を寄贈するなど福祉活動に力を入れてきた。支援金は9日~13日に校内で生徒から集めた。3年の上田和可生徒会長(15)は「小さな活動が広がって、世界中の人の笑顔につながればうれしい」と話した。 支援金は、市が日本赤十字社県支部に届ける予定。
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新設の市民文化会館を調査 磐田市消防本部 災害備え確認
磐田市消防本部はこのほど、同市上新屋に7月30日開館する新市民文化会館「かたりあ」の現地調査を行った。消防隊員や特別救助隊員ら約20人が、火災などの災害が発生しても迅速に避難誘導や消火・救助活動が行えるよう、消防設備や施設の構造などを確認した。 隊員は屋内の消火栓やスプリンクラー、館内に消火用の水を送り込む送水口などの位置や使い方をチェック。ホールなどから屋外に煙を吸い出す排煙設備も入念に調べた。通路や非常用階段、屋上などを見て回り、状況に応じた避難経路を検討した。 市消防署豊田分遣所の山本諭消防司令は「市民に安心して利用してもらうため、万が一の事態でも速やかに活動できるよう事前確認した
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アローマメロン 大橋さん(福田)最高賞 静岡県温室農協磐田支所
静岡県温室農業協同組合磐田支所は20日、春作磐田アローマメロンの品評会を磐田市豊島の同支所で開いた。磐田、袋井両市の生産者73人から選抜された28点が出品され、大橋満也さん(福田)が最高賞の優等に輝いた。 市場関係者ら12人が見た目や糖度、香りを審査した。日照不足で生育が難しかったことに加え、燃料費高騰の悪条件があったという。石川知明生産部長(51)は「ネットの細やかさや大きさのそろい方のほか、内容も良い出来」と話した。 主な成績は次の通り(かっこ内はブロック)。 1等 ①新村隆(福田)②石川公英(磐田)▽2等 ①鈴木浩文(福田)②石川知明(竜洋)③鈴木秀明(同)▽3等 ①金原広昌(豊
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皐月(さつき)彩るサツキ 愛好家丹精の34点展示 磐田
磐田市を拠点に活動するサツキ盆栽愛好家でつくる浮月さつき会の作品展「花季展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が21日、同市弥藤太島の豊田福祉センターで始まる。会員が手を掛けて育てた34点が並ぶ。22日まで。 白や紫色の花を咲かせた品種など会員こだわりの盆栽を紹介する。寺沢稔会長(75)は「今年の気候の影響で生育に苦労したと思うが、良い作品がそろった」と話した。 作品審査が行われ、最優秀賞は銘花の部が江間茂さん(浜松市中区)、盆養の部は渥美恭一さん(同市東区)が受賞した。
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スズキ磐田工場 5月23日の操業停止
スズキは20日、半導体不足のため、磐田工場(磐田市)の23日の操業を終日停止すると発表した。「エブリイワゴン」や「エブリイ」、「キャリイ」を生産している。 同工場は今月9、10日にも、中国・上海の都市封鎖の影響で部品供給が滞ったとして操業を停止した。
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赤シソ収穫最盛期 磐田・豊岡特産、畑一面に紫色
磐田市豊岡地区で約50年前から栽培されている特産の赤シソが、収穫の最盛期を迎えている。JA遠州中央塩蔵野菜部会の会員14人が計約30ヘクタールで手掛ける県内最大の産地。畑は生育した赤ジソの葉で覆われ、一面が濃い紫色に染まった。 同市上神増にある農業大箸英之さん(56)=同市壱貫地=の畑では4月下旬から収穫が始まり、現在は連日、乗用型の機械で刈り取りを行っている。赤シソは生育が早いため、刈り取った後も葉が1週間程度で成長し、7月中旬までに10回程度収穫作業を繰り返すという。大箸さんは「色づきも香りも良い」と話した。 同JA豊岡店によると、2~3月の小雨などの影響で例年よりも生育が遅れ気味だ
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自転車事故ゼロへ 磐田農高をプロジェクトスクール指定
磐田署、磐田市、県交通安全協会磐田地区支部は19日、自転車の安全利用や事故防止に取り組む2022年度「自転車事故ゼロ・プロジェクトスクール」に磐田農高(同市中泉)を指定した。期間は23年3月まで。同署によると、22年4月末現在、管内の自転車事故は44件。そのうち高校生の事故は12件。交付式が同校で行われ、中村俊弘署長が3年の山崎心萌交通委員長(17)に指定書を手渡した。のぼり旗や啓発品も贈った。 中村署長は「高校生が事故に遭う割合は高い。活動を通じて事故削減に協力をお願いしたい」と話した。 同校は3者と共同で20日朝、市内で街頭啓発活動を行う。
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11月20日ジュビロマラソン 磐田市スポーツ協が正式決定
NPO法人磐田市スポーツ協会は19日、「第25回ジュビロ磐田メモリアルマラソン」の大会役員会と実行委員会設立総会を市役所で行い、11月20日に3年ぶりに開催すると正式決定した。 新型コロナウイルスの感染状況や他のマラソン大会の実施状況を考慮し、人数などを制限して開催を決めた。定員6200人、ヤマハスタジアムをスタート・ゴールとし、ハーフと3キロの2コースに絞った。参加募集はネットで7月1日から受け付ける予定。 実行委員長に就いた河島直明市スポーツ協会長は「参加者に満足してもらえる大会として成功させ、再びコロナ前の規模で開催できるよう、来年以降につなげたい」と話した。
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5・19 空襲犠牲者を慰霊 磐田北小/磐田農高
1945年5月19日の磐田市の空襲による犠牲者の慰霊祭が19日、同市見付の磐田北小と同市中泉の磐田農高で行われた。在校生や被爆者、その友人が77年前の同日に亡くなった児童生徒らを弔い、平和への誓いを新たにした。 磐田北小では教員1人と児童28人の計29人が犠牲になった。慰霊祭が同校近くにある子ども厄よけ地蔵と慰霊碑の前で行われ、参列者は読経が流れる中、焼香をした。6年の庄司獅斗君(11)は「平和のありがたみを感じ、これからも平和が続くよう次世代につないでいく」と決意を口にした。 磐田農高では実習中の生徒5人が亡くなった。授業開始前に全校生徒が黙とう。代表生徒らが校内の慰霊碑前でバラの花を
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草書体で感情表現 浜松・南区で書道回顧展 磐田の川嶋さん
磐田市で書道教室を主宰する川嶋渓舟さん(83)の個展が22日まで、浜松市南区石原町のギャラリー紫苑で開かれている。 回顧展として、50歳の時から最近手掛けた作品まで38点を出品した。「華」や「心」など草書体を通じて自分の感情を表現した作品や、流れるような筆遣いで力強く書いた作品「水」などが来場者の目を引いている。 川嶋さんは「歳を重ねるごとに字が生き生きとしてくるのが書道の面白いところ。作品の変化を楽しんでほしい」と話した。
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留守宅侵入、現金10万円など窃盗容疑 磐田署が男逮捕
磐田署は19日、住居侵入と窃盗の疑いで愛知県岡崎市生まれ、住所不定、無職の男(25)を逮捕した。 逮捕容疑は4月6日、磐田市の男性会社員(58)の留守宅に侵入し、現金10万円とカメラなど約30点(計100万円相当)を盗んだ疑い。
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逮捕の組員、複数回恐喝か 静岡の本部事務所を家宅捜索 静岡県警
指定暴力団稲川会森田一家組員の男が静岡県中部の20代女性から現金を脅し取った疑いで島田署などに逮捕された事件で、男がこの女性からほかにも複数回にわたり現金を脅し取っていたとみられることが、19日までの関係者への取材で分かった。 同署などに恐喝の疑いで逮捕されたのは磐田市福田、自称配管業の男(57)。関係者によると、2人は女性の男女間トラブルを発端として知り合った。容疑者が女性の弱みにつけ込み、複数回にわたって現金を要求していたとみられる。同署などは、脅し取った現金を組織の資金にしていた可能性もあるとみて捜査している。 静岡県警は19日、捜査員10人体制で静岡市駿河区の森田一家本部事務所を
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磐田の不発弾 6月26日に処理 628世帯1400人避難対象
磐田市は18日、同市小立野で4月に見つかった不発弾の処理を、6月26日に発見現場で行うと発表した。陸上自衛隊による処理作業中は、現場から半径355メートル内を警戒区域とし、628世帯の住民1411人に避難指示を発令する。 市防災センターに関係機関を集めて開いた不発弾処理対策本部会議で決めた。不発弾から信管を除去する処理作業は午前9時から始め、3~8時間程度かかる見通し。住民らには午前7時からの避難を求め、同市上新屋のアミューズ豊田を避難場所として開放する。 作業中は、警戒区域内を通る国道1号バイパスや県道磐田袋井線などの道路を通行止めにする方針。交通規制の範囲は国土交通省などと最終調整中
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コロナ禍の事業展開支援 遠州信金など、中小向け協調融資商品
遠州信用金庫と日本政策金融公庫浜松支店国民生活事業は18日までに、新型コロナウイルス禍の中でも積極的な事業展開を目指す中小・小規模事業者向けの協調融資商品「Eアドバンス」を創設した。適用第1号はスポーツの学生選手や愛好者らを対象にした鍼灸(しんきゅう)接骨院を運営する「アーチ」(浜松市中区、松本実生代表)。 アーチは浜松市中区や磐田市など本県と、愛知県、沖縄県で、鍼灸接骨院と一般向けパーソナルトレーニング施設を計10店経営している。同社によると、コロナ禍による大会中止などで利用者が減ったが、アフターコロナを見据えた未出店地域への出店やシニア層の新規顧客獲得、歩行評価などのノウハウを伝えるセ
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難病の漫画家 寺田浩晃さん 浜松のイベント中止に
浜松市南区のとおとうみ出版は18日までに、6月4日に同市中区のクリエート浜松で開催予定だった、指定難病「好酸球性胃腸炎」を患う漫画家寺田浩晃さん(27)=磐田市=のコミック出版記念イベントを中止すると発表した。
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スポーツ教材贈呈 静岡県内5団体に決定 ヤマハ発振興財団
ヤマハ発動機スポーツ振興財団は18日までに、子どもの健全育成に役立ててもらうスポーツ教材の本年度贈呈先に、静岡県内5団体を含む120団体を選んだ。 2007年度から続けている事業で、本年度が16回目。ボッチャボールセットとタグラグビーセットを贈る。全国の幼稚園・保育園、小中学校、スポーツ団体などから計663件の応募があり、抽選で贈呈先を決めた。 本県関係では、富士市立須津中、浜松市立大崎幼稚園、磐田市立東部小にボッチャボールセット、藤枝市の藤枝音羽幼稚園、浜松市立中川幼稚園にタグラグビーセットを無償提供する。
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副業など人材活用 セミナー参加者募集 磐田市で6月3日
磐田市は、6月3日午後2時~3時半に同市中泉の浜松いわた信用金庫磐田本部で開く副業・兼業人材活用セミナーの参加者を募集している。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」でも聴講できる。参加無料。 専門的なスキルやノウハウを持つ副業人材を活用した業務のデジタル化などの進め方を解説し、業務効率化やEC(電子商取引)の改善につながった事例を紹介する。副業人材を起用し、ECサイトを開設した企業の経営者も登壇する。市が本年度新設した副業・兼業人材活用促進事業費補助金の説明も行う。 参加希望者は6月2日までに、市公式ホームページなどに掲載した専用フォームから申し込む。問い合わせは市経済観光課<電05
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身近な風景など67作品がずらり 磐田で写真展
磐田市写真連盟(神田厚代表)主催の作品展「第18回フォトアート合同展」が18日、市立中央図書館で始まった。加盟する愛好家グループ8団体の計44人が新作を中心に67点を出展した。22日まで。 コロナ禍でなかなか遠出できない中、熊野(ゆや)の長藤や天竜浜名湖鉄道の車両など、身近な風景を撮影した作品が目立つ。サクラや紅葉といった四季折々の花木や、幼い子どもの表情などを会員それぞれの視点で捉えた写真が来場者を楽しませている。
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子育て支援へ青空広場 絵本読み聞かせや手遊び 磐田の主婦2人
磐田市中泉地区の主婦2人が、新型コロナウイルス下で遊び場がない親子向けに屋外で行う「あおぞらえほん広場」を同地区で開催している。近隣の子育て親世代を対象に絵本の読み聞かせや貸し出しのほか、手遊びを紹介している。 活動を行うのは小笠実歩子さん(38)と東海林茜さん(41)。コロナで親子が訪れられる場所が減ったことを受けて2021年9月、活動を始めた。毎月1回程度、シートを広げて本やおもちゃを用意。子育て支援のため、親子で楽しめる居場所を提供している。 18日、2人は集まった親子2組に向けて手遊びや絵本を紹介した。小笠さんは「小さい子どもがいる親は連れて行ける場所が限られている。気軽に立ち
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夏鳥「アマサギ」気品漂う 磐田に飛来【動画あり】
夏の繁殖期に、頭や胸、背の一部の羽毛が「亜麻色」に変わるのが特徴のアマサギが5月中旬、磐田市内の水田で見られた。県内には夏鳥として飛来し、農耕地や草地に生息する。 この日は、水が張られた水田付近を3羽が飛び回り、くちばしであぜ道をつついて昆虫などの餌を捕食したり、頭と背中の羽を立てたりした。 全長約50センチで、サギの仲間としては小さい。雌雄同色で冬羽は全身が白くなる。
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浜松市内でひき逃げ3件 3署が容疑者を逮捕
浜松市内で17日、ひき逃げ事件3件が相次いで発生し、浜松中央署など3署がそれぞれ、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで容疑者を逮捕した。 浜松中央署は、磐田市宮之一色、会社役員の男(71)を逮捕した。逮捕容疑は同日正午ごろ、浜松市中区砂山町の市道交差点で乗用車を運転中、男子高校生2人の自転車と出合い頭に衝突して2人を負傷させ、そのまま逃走した疑い。同署によると、高校生が車種とナンバーを覚えていた。 浜松東署は、同市南区都盛町、無職の男(84)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前10時ごろ、同市中区向宿の市道交差点で軽ワゴン車を運転中、横断歩道を渡っていた同区の
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河合楽器 ものづくりの歩み 歴史資料室25周年祝う
磐田市の河合楽器製作所竜洋工場内にある歴史資料室の25周年記念式典が17日、現地で開かれた。同社のグランドピアノ第1号を展示するなど、ピアノ製造の歩みを紹介するコーナーで、工場関係者らが節目を祝った。 式典で、牛尾浩常務は「25年前、事務所だった場所に(歴史資料室を)作ったことが思い出される。5年後の創立100年を前に、もっと勉強しなければならない」と述べた。ピアノ事業部の三浦広彦さんが「室町時代からの日本における鍵盤楽器600年の歴史」と題して講演した。 資料室は1997年5月に開設した。ピアノの前身のハープシコード、ハンマーフリューゲルなどの古典楽器や、27年に同社が初めて商品化した
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磐田市、下水道料14%引き上げで検討 23年度から
磐田市は17日、第5回上下水道事業審議会を市役所福田支所で開き、下水道使用料の改定案を示した。同審議会は複数の改定パターンの中から、14%引き上げる案を軸に検討していくことを決めた。2023年度からの引き上げを想定している。 市の下水道事業会計は汚水処理の費用が使用料収入を上回り、一般会計からの繰り入れで補塡(ほてん)する状況が続いている。20年度の繰入額は約29億円に上った。人口減少が進む中、安定的に収入を確保し、下水道事業の経営健全化につなげるため、使用料改定を審議会に提案した。 市は改定案で現在1立方メートル当たり118円の使用料を、130、135、140、150円とする4ケースを
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プラネタリウム、着物で楽しんで 浜松の販売店が企画
浜松市中区のリサイクル着物販売店「かねた忠右衛門」は17日、着物を着て浜松科学館(同区)までの約650メートルを歩き、プラネタリウムを楽しむイベントを開いた。 参加者約15人が華やかな色合いや個性豊かな図柄の着物を着て同店に集まった。科学館に到着すると記念撮影に臨み、浜松の星空を紹介するプログラム「星がキラめく街浜松」を観賞した。磐田市から参加したという米田ふみ子さんは「他の参加者の自由な発想の着こなしに驚いた」と感想を話した。 イベントは、来年の大河ドラマ「どうする家康」の放送をきっかけに、家康ゆかりの地、浜松の歴史に触れながら気軽に着物文化を楽しんでほしいと同店が企画した。
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磐田の公園清掃 市スポーツ協会が「クリーンアップ作戦」
NPO法人磐田市スポーツ協会は15日、事務局があるかぶと塚公園(同市見付)の清掃活動「クリーンアップ作戦」を行った。協会加盟団体や地元の野球チームの中学生ら約150人が参加した。 参加者は、公園利用者が快適に過ごせるようランニングコースの落ち葉を集めたり、建物周辺の草取りをしたりした。
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児童が一輪車の技磨く 磐田・岩田小「校技」の伝統脈々
磐田市匂坂中の岩田小の1~6年生はこのほど、一輪車の技術を同校で学んだ。同市を拠点に活動する一輪車クラブ「UC Iwata クローバーカイト」(中尾吾朗代表)のメンバーが講師を務め、児童に乗り方のこつを教えた。 同校は伝統的に一輪車を「校技」と定めていて、全児童116人分の一輪車を備えている。運動会で演技を披露する場があったり、独自に資格を設定したりして、技術向上に取り組んでいる。 学習会では、クラブのメンバーが片足で乗ったり、後ろに進んだりする方法を指導した。子どもたちは苦労しつつも、最後には習った成果を発揮した。メンバーによる高速回転や連続ジャンプの紹介もあった。
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女性活躍で企業活性化 磐田商議所が懇話会
磐田商工会議所(鈴木裕司会頭)は17日、本年度の第1回企業懇話会を磐田市中泉の同商議所で開いた。会社経営者らがパネル討論や講演で、企業の活性化につながる女性活躍の取り組みなどを紹介した。 ゴム樹脂化成品製造販売のリトワードリンクス(浜松市中区)の寺田朋広社長は、女性が社員の85%を占め、各部署のリーダーを担う組織づくりを説明した。女性の力を生かす取り組みとして、短時間正社員制度や家庭事情に配慮した雇用契約などを挙げ、「安心して働ければ離職率が下がる。近年の人手不足では、企業に柔軟な対応が求められる」と語った。 中東遠タスクフォースセンター(掛川市)の須山由佳子シニアエキスパートは、女性活
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恐喝容疑で暴力団組員を逮捕 島田署など
島田署組織犯罪対策推進本部と静岡県警機動捜査隊は17日、恐喝の疑いで磐田市福田、指定暴力団稲川会森田一家組員、自称配管業の男(57)を逮捕した。 逮捕容疑は2021年3月ごろ、県中部の20代女性を同地区の喫茶店に呼び出し、「誠意を見せろ」「金を集めるだけ集めろ」などと脅迫し、同4月中旬に県西部で現金34万円を脅し取った疑い。同署によると、容疑者と女性は知人関係という。
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ひき逃げの疑い 浜松東署、男を逮捕
浜松市南区で16日早朝に発生したひき逃げ事件で、浜松東署は同日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで磐田市岡、解体工の男(25)を逮捕した。 逮捕容疑は同日午前5時20分ごろ、浜松市南区楊子町の市道交差点で軽乗用車を運転中、新聞配達員の男性(73)のオートバイと出合い頭に衝突し、そのまま逃走した疑い。男性は手指の骨折などの重傷を負った。 同署によると、容疑者は出勤途中だった。職場関係者が容疑者の軽乗用車の破損に気付き、警察に連絡した。
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副議長に芥川氏 磐田市議会
磐田市議会は16日の5月臨時会で、副議長に芥川栄人氏(57)=新磐田=を選出した。 芥川栄人氏(あくたがわ・よしひと)[元]参院議員秘書、県PTA連絡協議会副会長。3期。池田
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観客の命も守る ラグビー静岡BR、AED迅速活用 ボランティア協力
スポーツ観戦中の心臓突然死を防ぐため、ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズがこのほど、必要時に自動体外式除細動器(AED)を迅速に運ぶ取り組みを磐田市のヤマハスタジアムで始めた。 取り組みは日本AED財団の協力で実施し、チームのボランティア組織「レヴズクルー」が運用を担う。広いスタジアム内で心臓発作を起こす人が出た場合、AEDを即座に届けることは容易ではない。最終節のBL東京戦を行った8日は、メンバー8人が会場内の各所に控え、事態発生に備えた。 AEDの使い方について、メンバーは事前にオンラインと実地で同財団の講習を受けた。市内から参加した平田明子さん(50)は「以前から命を救う活動
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磐田能、3年ぶり公演 幽玄の世界へ 「船弁慶」など4演目
磐田能(磐田文化振興会主催)が15日夜、磐田市池田の市熊野伝統芸能館で開かれた。周囲をかがり火で照らした屋外の舞台で4演目を上演し、観客を幽玄の世界に引き込んだ。 今回で21回目となる公演は、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに開かれた。開始の合図の火入れ式が行われた後、面や装束をつけずに行う仕舞「放下僧」「千手」が次々と披露された。 主人と太郎冠者の掛け合いが見どころの狂言「寝音曲」や、源義経や武蔵坊弁慶、静御前、平知盛が登場する能「船弁慶」が上演された。観客は厳かな雰囲気の中、日本の伝統文化を堪能した。 公演前には能の鑑賞の初心者向けに解説も行われた。
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補正予算案など2議案を上程 磐田市議会臨時会
磐田市議会5月臨時会は16日開会し、会期を23日までの8日間と決めた後、2022年度一般会計補正予算案など2議案を上程した。副議長選を行ったほか、各委員会の正副委員長も決めた。 新副議長には23票を集めた芥川栄人氏(新磐田)を選出した。根津康広氏(共産)が2票、柏木健氏(磐田の底力)が1票だった。 各委員会の正副委員長は次の通り(正副の順)。 予算決算 岡実、虫生時彦▽総務 小池和広、戸塚邦彦▽民生教育 秋山勝則、小栗宏之▽建設産業 永田隆幸、鳥居節夫▽広報広聴 小柳貴臣、江塚学▽議会運営 芦川和美、高梨俊弘
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磐田農高、寺谷用水土地改良区 緑化推進で総理大臣表彰
今年の緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受けた磐田市の県立磐田農高と寺谷用水土地改良区の関係者が16日、市役所に草地博昭市長を訪ね、受賞を報告した。 磐田農高は、生徒が栽培管理する校内のバラ園を市民に開放したり、公園花壇の手入れに取り組んだりしている。寺谷用水土地改良区は、浜松市天竜区の水源涵養(かんよう)林の保全や上流域との交流活動を進めてきた。 磐田農高生徒会長の3年梶原駿さん(17)は「活動を通じて磐田に貢献できてうれしい」、同土地改良区の池田藤平理事長は「大変名誉な賞をいただき、さらに精進しなければと感じた」と話した。 草地市長は「市として誇りに思う。積み重ねてきた歴史を次の
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ハナショウブ見頃 磐田の国指定登録有形文化財「花咲乃庄」
磐田市壱貫地の国指定登録有形文化財「花咲乃庄」のハナショウブが見頃を迎えている。紫や白、ピンク色の鮮やかな花が庭に咲き、来場者を楽しませている。 施設の大箸晴康代表理事(82)によると、遅咲き種が多い。敷地内に植えられた30種、千株が6月中旬ごろまでの間、順番に咲いていくという。
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起震車の操作方法 磐田で消防職員ら研修会
静岡県西部地域局はこのほど、地震体験車(起震車)の取り扱い研修を磐田市見付の県中遠総合庁舎で行った。管内8市町の消防や警察、市町職員が2021年度、同局に配備された新車両の使い方を学んだ。 起震車は、防災啓発のため、企業の訓練や学校の授業で活用されている。トラックの荷台部分が体験室になっていて、震度などを設定できるほか、東日本大震災を再現した揺れや南海トラフ巨大地震を想定した地震を体感できる。 参加した28人は説明を受けた後、体験室を設営したり、試運転を行ったりした。
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本と「本物」の虫、どう違う 磐田で教室 親子が生態観察
磐田市上新屋の図書館と子育て支援の複合施設「ひと・本の庭 にこっと」は14日、昆虫に関する本や昆虫の生体を紹介する「本とホンモノ昆虫教室」を同施設で開いた。参加した親子は、本と昆虫を見比べて生態について学んだ。 同市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園の「こんちゅうクン」こと北野伸雄館長が講師を務め、幼虫をテーマにクイズを出した。ナナフシやクワガタの幼虫を見せ、成虫の姿も紹介した。北野さんは「子どもたちは、生きた昆虫と触れ合う機会が少ない。本の知識と併せて実物を観察してほしい」と話した。 教室は2022年度、計3回実施する。残り2回は、11月と23年2月に開催する。
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難病患う漫画家 夢の初出版「苦しむ人のよりどころに」 磐田
指定難病「好酸球性胃腸炎」を患う漫画家寺田浩晃さん(27)=磐田市福田=が、念願だった初のコミック出版を実現した。13日、書き下ろし作品を含む3編を収めた短編集が発売された。「本を出したいという一心で諦めず描き続けた。夢の第一歩を踏み出せた」と感慨もひとしおだ。 2018年、子どもの頃からの夢だった漫画家として活動を始めた寺田さん。雑誌連載が目前だった19年、多忙で無理がたたり、治療法が確立されていない病を発症。慢性的な嘔吐(おうと)や腹痛の症状に加え、前立腺炎などを併発し長時間座れなくなった。 「生きた証しを残したい」。闘病を続けながらも本出版の夢をかなえようと、21年1月から動画投稿
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⚽ジュビロ勝利へエール 磐田の小学生3100人が観戦
磐田市内の全小学校22校の5、6年生約3100人が14日、同市のヤマハスタジアムで行われたサッカーJ1ジュビロ磐田-FC東京戦を一斉観戦した。小学生のホームゲーム観戦は、市が地元チームへの応援を通して郷土に愛着を持ってもらおうと、2011年から実施していて今回で11回目。 コロナ禍で5、6年生がそろって応援するのは19年以来という。子どもたちはそろいのサンバイザーを付け、タオルを掲げて応援。ゴールが決まると大きな拍手がわき起こった。試合は磐田が2-1で競り勝った。 市立豊田東小6年の袴田颯太君(12)は「2試合勝っていないのでとにかく勝ってほしい。杉本健勇選手の初ゴールが見たい」と期待し
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外国人就労促進へ 日本語教室を開講 磐田市、参加者募る
磐田市は23日まで、市内企業での外国人の就労促進や待遇改善のため、日本語教室の参加者を募る。講座11回のうち8回以上の参加で市の「お墨付き」の修了証を発行するほか、独自の語学能力判定基準を設け、日本語レベルを評価する。 働きたい外国人と人材を確保したい企業のマッチングを進めることが狙い。近年増えている東南アジア出身者の日本語を学びたいというニーズに対応し、開講に至った。 磐田国際交流協会に事業委託し、入門、初級、こどもの3クラスを前後期制で、市内4会場とオンラインで開く。受講料無料。募集チラシの申し込みフォームやフェイスブックから応募できる。 市によると、4月末時点で外国人人口が830
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浜岡原発の警備、関心高まる 周辺11市町 ウクライナ攻撃受け
静岡新聞社が中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)から半径31キロ圏内(緊急防護措置区域内)の11市町長を対象に行ったアンケートでは、ロシア軍によるウクライナの原発への軍事攻撃を機に、複数の首長が浜岡原発の警備態勢に関心を高めた実情も浮かんだ。新たな警備態勢を検討する国の動きを注視するとともに、平時のテロ対策や不正入構の防止策の徹底を求める意見も上がった。 国連常任理事国による国際法違反行為に強い懸念を表したのは、立地市の柳沢重夫御前崎市長。原子力の安全と安全保障の法律を連動させ、日本の原発の安全を守るとした岸田文雄首相の発言を引き合いに、「政府の動向を注視していきたい」と回答した。 田村典彦
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“未来の技術者”ものづくり体験 小学生対象に講座 ヤマハ発が初企画
ヤマハ発動機は12日、磐田市内の小学生を対象に、ものづくりの楽しさを伝える体験講座「キッズラボ」を、同市新貝の本社に併設する企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ」で始めた。初回は市立磐田北小の4、5年生66人が工業デザインやプログラミングを学んだ。 商品・技術開発の工程の一端を体験し、ものづくりへの関心を高めてもらうことで、将来の技術者育成につなげようと初めて企画した。 4年生は、乗り心地や走行の安定性など機能面も考慮された同社製バイクのデザインについて説明を受けた。紙に印刷されたさまざまな車種のパーツを自由に組み合わせ、自分だけのバイクを作り上げる工作にも取り組んだ。芝田修治君(
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肝臓内科医招き講演会 磐田で6月4日
静岡県西部の肝臓病患者らでつくる浜松かんゆう会は6月4日午後2時から、浜松医科大付属病院の川田一仁肝臓内科診療科長を講師に招いた講演会を、磐田市国府台の市総合健康福祉会館iプラザで開く。参加無料。 川田さんは「肝炎ウイルス抑制可能時代の新たな課題」と題して講演する。講演後には、川田さんを交えて参加者の交流会も開く。 会員や患者以外の参加も可能。問い合わせは神谷房子さん<電090(2614)7239>へ。
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スタンプラリーで消費喚起 総額1億円!電子クーポン当たる 7月から磐田市
磐田市は12日、市内の消費喚起を目的に、地元店舗などで使用できる総額1億円の電子クーポンが当たるデジタルスタンプラリーを7月1日から実施すると発表した。市内での買い回りを促し、コロナ下で打撃を受けた中小企業や個人事業主の支援につなげる。 スマートフォンを使い、千円以上の買い物やサービス利用で発行されるスタンプを三つ集めれば、千円分の電子クーポンが当たる抽選に応募できる。スタンプラリーは9月末までの3カ月間実施し、何回でも応募可能。クーポンの有効期間は8月1日から4カ月間とする。 参加店舗は約千店を想定。業種は問わず、タクシーであれば車両ごとにスタンプを押すことも可能という。18日に事業者
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農地貸付 磐田市が静岡県内1位、2年連続 県全体の15%超
磐田市は12日、農地バンク事業(農地中間管理事業)による2021年度の農地貸付実績が2年連続で静岡県内トップになったと発表した。同年度の新規貸付面積は計167・3ヘクタールに上り、県全体の15・7%を占めた。 農地バンク事業は、県農業振興公社を通じて農地を貸したい人と借りたい人をつなぐ。借り手はまとまった農地を確保し、賃借料を一括支払いできるメリットがある。 市はJAや市農業委員会などと連携して事業の活用を各地域に働き掛けてきた。市農林水産課は、高齢化に伴い生産者が減少する中、担い手に農地を集積することで耕作を維持し、新規就農の後押しにもつながっているとする。 同課によると、21年度末
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中小企業の“人財”確保支援 磐田市が補助制度を拡充
磐田市は、市内中小事業者の人材確保に対する支援に力を入れている。本年度、インターンシップ(就業体験)の受け入れや、専門的なスキル・ノウハウを持つ副業人材活用の経費を補助する制度を新設。“人財”による地元企業の成長を地域経済の活性化に結びつけようと、積極的な採用を促す支援メニューを拡充した。 インターンシップ受け入れ促進事業費補助金は、企業が負担した実習生の交通費・宿泊費や各種経費を補助する。会社説明会・見学会の開催でも補助が受けられる。労働力人口が減少する中、地元の若者やUIJターンを希望する県外在住者らの就労を促し、企業の人手確保につなげる。 昨年10月に設けた
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SDGsテーマに講座 磐田南小で浜松開誠館高生
磐田市千手堂の磐田南小は10日、浜松市中区の浜松開誠館高の生徒を講師に招き、6年生102人が持続可能な開発目標(SDGs)について学んだ。生徒は17のゴールに関するクイズを出したり、部の取り組みを紹介したりした。 講師を務めたのは、SDGs部の生徒6人。同部は2020年に創設され、フェアトレードを呼び掛ける取り組みや環境保全活動をしているほか、県西部の小学校で出前講座をしている。 6人が3教室に分かれ、「どうしたら節水ができるか」「クリーンなエネルギーは次のうちどれか」などの問題を出した。3年の小杉太一部長(17)は「SDGsを身近にとらえるきっかけになれば」と話した。
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いわた大祭り 5月28日に開催 3年ぶり
磐田市の住民有志でつくるいわた大祭り実行委員会は12日までに、恒例行事「いわた大祭り 遠州大名行列・舞車」を3年ぶりに開催すると発表した。例年見付本通りで行っているが、新型コロナウイルス対策のため、28日、磐田城山球場で開く。今回で20回目の開催となる。 コロナの影響で2020年以降中止になっていた。実行委によると、感染状況などを考慮して実施を決定した。ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズの選手が参加するほか、手筒花火や打ち上げ花火もある。 開場は正午。前日もしくは当日が雨天の場合は中止になる。
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子どもの脱マスク 屋外活動は容認も 磐田市長見解
磐田市の草地博昭市長は12日の定例記者会見で、新型コロナウイルス対策のマスク着用について「(教員や保護者らの)一定の管理下であれば、子どもたちの屋外での活動では外してもいいのではないか」との見解を示した。 夏場に向けて保護者から熱中症のリスクを懸念する声が上がっているとして、国に対して「対応を見直してほしい」と求めた。 屋外でのマスク着用を巡っては、松野博一官房長官が同日、人との一定距離確保を前提に「マスクを外すことを推奨している」と述べた。草地市長は「感染状況を見ながらになるが、国からマスクを外す判断基準となる科学的見地が示されれば、市としては前向きに、積極的に対応したい」と強調した。
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ストーカーの疑い 磐田市の会社員逮捕
浜松東署と静岡県警人身安全対策課は12日、ストーカー規制法違反の疑いで磐田市池田、会社員の男(57)を再逮捕した。 再逮捕容疑は2021年11月中旬から22年5月初旬までの間、複数回にわたって浜松市の40代女性宅に押しかけるなどのストーカー行為をした疑い。容疑者は同じ女性の自宅敷地内に侵入したとして、3日に住居侵入容疑で逮捕された。同署によると、2人は面識があるという。
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防潮堤のり面から出火 磐田
11日午後1時20分ごろ、磐田市鮫島の海岸線沿いの防潮堤のり面から出火し、下草や樹木約400平方メートルを焼いた。磐田署によると、けが人はいなかった。同署と市消防本部が出火原因を調査している。現場は浜松シーサイドゴルフクラブの南側。
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「千手」の思い舞に込め 磐田・長野小3、4年が練習に汗 28日の運動会で披露
磐田市立長野小の3、4年生80人が、地域にゆかりがある平安末期の女官「千手の前」を題材にした舞の練習に励んでいる。同校の伝統として20年以上にわたって継承されている舞で、28日の運動会で練習の成果を披露する。 源頼朝に仕えた千手は、源平合戦に敗れ捕虜になった平重衡の世話を命ぜられた。交流するうちに2人は恋仲となり、重衡が処刑された後、千手は尼となって磐田の地で思い人を弔ったとされる。 学区内に千手の墓が残る同校では1998年から毎年、「千寿手毬(まり)歌」に地元舞踊愛好家が振り付けをした舞を3、4年生全員で踊っている。生徒たちは体育の授業や昼休みの時間に、千手の悲恋を表現した舞の練習を重
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ジュビロマラソン3年ぶり開催へ 11月20日予定 磐田市スポーツ協会
NPO法人磐田市スポーツ協会は11日までに、第25回ジュビロ磐田メモリアルマラソンを3年ぶりに開催する方針を決めた。開催日は11月20日の予定で、5月19日に実施する大会役員会、実行委員会設立総会で詳細を含めて正式決定する。 新型コロナウイルスの影響で、2020年以降中止になっていた。これまでは、ハーフ、5キロ、3キロなどの部門を設け、県内外の出場者のほか、サッカーJリーグ1部(J1)ジュビロ磐田の選手も参加してきた。1998年から開催し、2019年は約1万人が参加した。
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ベッコウトンボ大幅増 24年ぶり300匹超確認 磐田・桶ケ谷沼
磐田市は11日までに、同市岩井の桶ケ谷沼で2022年に確認された希少種「ベッコウトンボ」の個体数が、380匹だったと発表した。300匹を超えたのは、450匹だった1998年以来24年ぶり。 ベッコウトンボは環境省の絶滅危惧種に指定されていて、種の保存法に基づき捕獲や採卵が禁止されている。生息地は国内数カ所で、同市は日本最東端の生息地。4月下旬、桶ケ谷沼で県、市、桶ケ谷沼ビジターセンターのほか、地元団体の専門家が調査した。 2020年は23匹、21年は67匹だった。市桶ケ谷沼ビジターセンターによると、20年以降、外敵からヤゴを守るため沼周辺に繁殖用コンテナを設け始め、設置数を増やしてきた
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電動乗り物体験 磐田・東部小児童、電気の働きに理解深める
磐田市立東部小(同市東貝塚)の6年生は10日、電動アシスト自転車や電動車いすの乗車体験を同校で行った。142人が電気やモーターの仕組みに関して理解を深めた。 ワークピア磐田(同市見付)の事業の一環で、地元のヤマハ発動機の社員を講師に招いた。子どもたちは、動力補助がない車いすや自転車を使った後、動力付きを使い、違いを体感した。児童は「軽くて気持ちいい」「便利」などと笑顔を見せていた。座学も実施し、10円玉や1円玉、食塩水を使った実験をして電池の仕組みを学んだ。
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変わった葉の形のクローバー発見 磐田市の萩原さん
磐田市上大之郷の萩原早苗さん(74)が4月下旬から5月上旬までの間に、変わった葉の形をしたクローバー数枚を見つけた=写真=。「突然変異だと思う。不思議な形」と驚いている。 クローバーは近所の道路脇で発見した。1~2平方メートルの範囲で群生するクローバーの中にハート形の五つ葉や、葉の先端が二股や三つ股に分かれた三つ葉のほか、通常の四つ葉や五つ葉も約20本見つけたという。 最近、クローバー探しを始めたという萩原さん。「来年もまた採れるよう生えている場所を見守りたい」と楽しみにしている。
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バラ、散歩道に彩り 華やぐ初夏 湖西・新居文化公園
湖西市新居町の新居文化公園の一画にあるバラ園で、約70種類のバラが見頃を迎え、散歩で訪れた人たちをさまざまな色や香りで楽しませている。 バラ園を含む同公園は、磐田市出身の世界的造園家・中根金作(1917~95年)によって82年に整備された。その後手入れが行き届いていなかった期間があり、当初400株ほどあったバラは36株まで減少。2016年に地元有志が新居文化公園バラの会(山畑和子会長)を立ち上げ、バラ園の再生に取り組んできた。 今年2月にはリニューアル作業を行い、バラの色ごとに区分けして約220株を植え直した。ミスターリンカーンやクイーンエリザベス、シャルルドゴールなど色とりどりの花を咲
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絶滅危惧種のトンボ 「ベッコウ色」の羽輝く 磐田・桶ケ谷沼【動画】
ウグイスの鳴き声が響く穏やかな朝、羽化したばかりの透明の羽が陽光にきらめく。4月上旬、磐田市の桶ケ谷沼でベッコウトンボが舞い始めた。早朝は、沼地の近くの草地に止まり、気温が上がる午前10時ごろから水面近くに現れる。雄は水辺近くで縄張りをつくり、雌を待つ。 成熟したベッコウトンボの雄=4月中旬 飛びながら交尾し、十数秒で終わる。雌は腹の先を水面に繰り返し打ち付けて産卵する。雄は上空で見守る。2、3週間でふ化し、約10カ月間にわたり、水中で幼虫(ヤゴ)時代を過ごす。 水面に腹の先を打ち付け、産卵するベッコウトンボの雌=4月中旬 環境省の絶滅危
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わんぱく相撲 磐田で42人熱戦
第36回わんぱく相撲磐田場所(磐田青年会議所、磐田市相撲連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が8日、同市森下の若宮八幡宮で開かれた。市内の3歳児~小学6年生42人が出場し、気迫のこもった取組を披露した。 学年別の部門ごとにリーグ戦などを行った。子どもたちはまわし姿で激しい立ち合いや土俵際の粘りを見せ、会場を盛り上げた。4~6年生の優勝者は8月に焼津市で開かれる県大会に出場する。 磐田場所は第46回ジュビロ磐田杯争奪市民相撲大会を兼ね、飛び入り参加の一般の部も行われた。県大会出場者は次の通り。 鮫嶋陽太(磐田北小4)遠藤豪騎(豊田南小5)矢嶋航(磐田中部小6)
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16日から臨時会 初日に副議長選 磐田市議会
磐田市議会は9日、議会運営委員会を開き、5月臨時会の日程案を16~23日の8日間と決めた。2022年度一般会計補正予算案など3議案を審議する。初日には副議長選を行う。 補正予算案は、住民税非課税世帯への臨時特別給付金などの事業費5億9200万円を追加する。
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ジュビロの必勝 書で祈願 磐田西高部員15人 ホーム戦へエール
静岡県立磐田西高書道部の2、3年生15人が8日、14日に開催されるサッカーJ1ジュビロ磐田ホーム戦の「磐田デー」に向け、必勝祈願の書道作品を磐田市の同校で制作した。作品は試合当日、ヤマハスタジアム内のジュビロ広場に展示され、磐田デーを盛り上げる。 部員たちは、縦4メートル、横0・8メートルの紙2枚に毛筆で「突き進め 勝利に向かって」「今こそ団結 心を合わせて」と応援メッセージを書き上げた。背景には、クラブのマスコットキャラ、ジュビロ君とジュビィちゃんをイメージした鳥や、団結心を表現した金色の輪などを描いた。 部長の3年村田夏葵さん(17)は「緊張したけど、地元チームを応援する思いを込めて
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旬の産品、グルメ販売 磐田で軽トラ市 本州最大級
磐田市のJR磐田駅北側のジュビロードで8日、本州最大級の軽トラック市「みんなで軽トラ市いわた☆駅前楽市」が開かれた。歩行者天国になった約550メートルの通りに61台が並び、地場産品や手作りの雑貨などを販売。買い物を楽しむ家族連れらでにぎわった。 新茶やシラス、トマト、コールラビなど多彩な農水産物をはじめ、エビイモを使ったコロッケやフルーツサンドなどのグルメが販売され、行列ができる店舗もあった。県立磐田農高食品研究部の部員が手作りしたあんパンとメロンパンは、開始から約40分で計500個が完売する人気ぶりだった。 2011年に始まった軽トラ市は、毎年3、5、9、12月の第2日曜日に開催してい
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ストーリーテリング 童話の世界引き込む 磐田でおはなし会
磐田市見付の中央図書館は7日、国内外の昔話を紹介する「大人のためのおはなし会」を開いた。同市などで活動するボランティア団体「磐田おはなし とわの会」(大橋八重子代表)の5人がストーリーテリングを披露し、聴衆を物語の世界に引き込んだ。 ストーリーテリングは、本を使わず物語を暗唱して伝える手法。明かりを消した会場でろうそくに火を付け、8話を披露。「うりひめこ」や「かえるの王さま」のほか、遠州七不思議「京丸ぼたん」を語った。 イベントは2019年から開催しており、今回の1回目を皮切りに同図書館で年4回実施する予定。
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竜洋昆虫自然観察公園 新種ゴキブリ国内初の展示 職員発見
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園職員の柳沢静磨さん(27)が参加する研究チームが2021年6月に発表した新種のゴキブリ「ベニエリルリゴキブリ」の展示が、同園で始まった。生体や標本を飾っている。展示は国内で初めて。 新種のゴキブリは沖縄県の宮古島列島宮古島で見つかった。全長約1・5センチ。昼行性とみられ、瑠璃色の羽に赤い帯模様がある美しい姿が特徴。同園で繁殖させた個体数匹のほか、新種の概要を紹介するパネルも設けた。 同種は生息環境が限られていて絶滅の危機にひんしている可能性があるという。柳沢さんは「ゴキブリは嫌われ者だが、生態系の中で重要な役割を担っている。生物の多様性や保全について考え
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特殊詐欺防止 寸劇で訴え 磐田
磐田署はこのほど、特殊詐欺被害や山岳・水難事故の防止に向けた広報活動を磐田市のららぽーと磐田で行った。 館内では、同署管内地域安全推進員女性部の8人が、キャッシュカード詐欺盗と還付金詐欺の寸劇を披露した。推進員は詐欺グループや被害者を演じて手口を紹介し、「怪しいと思ったら家族や友人、警察に相談して」と呼び掛けた。 屋外のバスプールでは、パトカーや白バイを展示し、署員が事故などへの注意を喚起するチラシを配布した。市消防本部もポンプ車の展示のほか、消火器の体験コーナーを設けた。それぞれ子ども用の制服を用意し、親子連れが記念撮影を楽しんだ。
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供養前に最後の勇姿 こいのぼり、境内泳ぐ 磐田・府八幡宮
磐田市中泉の府八幡宮は6月上旬まで、家庭などで役目を終えたこいのぼりを境内で飾っている。大きさ1~3メートルの大小さまざまな約30匹が参拝者を楽しませている。掲出が終わり次第、供養されるという。 こいのぼりは地元住民らによって納められた。府八幡宮では、供養前に最後の姿を見てもらおうと2018年ごろから毎年飾っている。赤や青、黒色のこいのぼりの群れが参道や拝殿周辺を優雅に泳いでいる。 掲出に合わせて、こいのぼりが描かれた御朱印の授与を6月上旬まで行っている。
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水球男子静岡県選抜 全国3位 磐田関係6人が報告
水球男子の県選抜チームの高校生が、3月に新潟県柏崎市で行われた全国大会「全日本ジュニア水球競技選手権」で3位になった。磐田市在住や市内の高校に通う生徒6人がこのほど、磐田市役所を訪れ、村松啓至教育長に結果を報告した。 水球は水中の格闘技と呼ばれ、ボールを奪い合ってゴールを狙う競技。東海4県の4チームが参加した予選を2位で通過して出場した全国大会では、予選で負けた三重県選抜に勝利するなど、16チームのうち3位の成績を収めた。 チームは今後、メンバーの選考を行い、8月に行われる国体の東海ブロック予選に臨む。主将を務め、大会の優秀選手7人のうちの1人に選ばれた掛川西高3年の中島大成さん(17)
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スポーツで地域活性へ連携 静産大とブルーレヴズ協定
静岡産業大とラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズ(BR)がこのほど、産学連携協定を結んだ。締結式が磐田市大原の同大磐田キャンパスで行われ、山谷拓志社長と堀川知広学長が協定書に署名した。 同大がプロスポーツチームと協定を結ぶのは初めて。静岡BRの教育機関との協定は2例目。大学の知見を生かしてラグビーの観戦者や実施率の増加を狙うとともに、スポーツを通じた地域の活性化に取り組む。今後は静岡BR関係者が大学で講座を行ったり、学生が運営に関わったりすることを予定する。 山谷社長は「磐田市はプロのサッカー、ラグビーチームがある日本一のスポーツのまち。地域の盛り上がりに貢献していきたい」と話した。
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浜松西が団体戦優勝 静岡県高校将棋・西部地区大会
静岡県高校将棋選手権大会西部地区大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の団体戦が5日、磐田市の磐田南高で開かれ、浜松西高が優勝した。 22校から37チームが出場し、トーナメント方式で順位を決めた。上位5チームは5月22日に静岡市で開かれる県大会に出場する。 このほかの県大会出場チームは次の通り。 ②浜松日体A③浜松工A④浜名A⑤掛川西A
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チャイルドシート 着用推進モデル園 磐田市が認定
磐田市はこのほど、チャイルドシート着用を進めるため、同市富士見町の富士見幼稚園を「チャイルドシート着用推進モデル園」に認定した。認定式が同園で行われ、伊藤方伸地域づくり応援課長が、代表園児2人に認定書を手渡した。 市は2012年度からモデル園を設定し、交通事故の負傷者減少に向けた啓発活動をしている。任期は2年間。保護者向けの講話や、登園の際にチャイルドシート着用調査などを実施する。 サッカーJリーグ1部(J1)ジュビロ磐田のマスコット「ジュビロくん」、「ジュビィちゃん」が着用を呼び掛けた。
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男子・石川さん/女子・鈴木さんV 静岡県高校将棋・西部地区個人
第53回県高校将棋選手権大会西部地区大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の個人戦が3、4の両日、磐田市の県立磐田南高で開かれた。男子は石川晴翔さん(浜松工高3年)、女子は鈴木明里さん(浜松日体高1年)がそれぞれ優勝した。 男子は22校から154人、女子は4校から5人が出場し、盤上で熱戦を繰り広げた。男子は上位10人と推薦の木下颯さん(浜松学芸高2年)、女子は上位4人と推薦の春田浩奈さん(掛川西高3年)が、21日に静岡市で開かれる県大会に出場する。 このほかの県大会出場者は次の通り。 男子 ②平光太(浜松西3)③松井昭裕(浜松日体3)④赤松竜也(浜名1)⑤花村優河(浜松工
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住居侵入の疑い 磐田市の会社員逮捕
浜松東署と静岡県警人身安全対策課は3日、住居侵入の疑いで磐田市池田、会社員の男(57)を逮捕した。逮捕容疑は2日未明、正当な理由がないのに、浜松市の40代女性の自宅敷地内に侵入した疑い。同署によると、2人は面識があるという。
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モリアオガエルの卵塊2個 磐田市上野部の法音庵東側の山
1日、磐田市上野部の法音庵東側の山で、県準絶滅危惧種に指定されているモリアオガエルの卵塊2個が見つかった。毎年、4月下旬から5月上旬までの間に雨が降ると付近で卵が見られるようになる。 同日午前、池の上に伸びた木の枝に直径約10センチの白い卵塊が産み付けられているのを近隣住民が散策中に発見した。卵は約1週間でふ化し、オタマジャクシが池に落下して泳ぎ出すという。 住民らは「季節の移り変わりを感じる風物詩」「地域で見守っていきたい」と卵がかえるのを楽しみにしている。
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給食費返金通知を誤送付 磐田市
磐田市は2日、新型コロナウイルスで登園しなかった園児に対する給食費返金通知を、誤って対象外の世帯に郵送送付したと発表した。通知には園児の氏名などが記載されていた。 市幼稚園保育園課によると、誤送付があったのは4月25日付の文書1件。氏名のほか、欠食回数や返金額が載っていた。通知が届いた世帯から同28日に連絡があり、発覚した。 園児の通う公立園の職員が宛先を手入力したが、別の宛先が印字されているのに気付かなかったことが原因という。今後は園のみが行っていた確認に同課も加わり、チェック体制を強化する。
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GWにぎわうキャンプ場 静岡県内、密避けるレジャー定着
3年ぶりに全国的な行動制限のないゴールデンウイーク(GW)が始まり、静岡県内各地のキャンプ場は県内外から訪れた多くの利用客でにぎわっている。新型コロナウイルス禍での“キャンプブーム”が追い風となり、半年前にGW中の予約が埋まる人気キャンプ場も。関係者は「密を避ける行動様式が定着し、コロナが落ち着いてからもキャンプ人気が続くのでは」と見通している。 豊橋、名古屋、一宮、相模-。GW前半の4月30日、浜松市天竜区水窪町の「よつばの杜キャンプ場」には、県外ナンバーの車が並んだ。新東名高速道や三遠南信自動車道とのアクセスの良さもあり、約半数を愛知県方面からの来場者が占める。
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とことん遊ぶ日 イベント盛況 磐田・今之浦公園
マルシェや遊び場を提供するイベント「リバーサイドテラス」(実行委主催)が磐田市今之浦の今之浦公園で開かれた。「子どもも大人もとことん遊ぶ日」をテーマに、来園者は飲食やスポーツを楽しんだ。 実行委は市民有志で結成した。公園の盛り上げにつなげようと2021年5月から開催していて、今回で3回目。イベントには約30団体・店舗が参加した。来園者は飲食物や雑貨を買い求めたほか、フィンランド発祥のニュースポーツ「モルック」や木製のオリジナル玩具で遊んだ。 実行委の鈴木佐和子代表(41)は「公園を人が集まる場所にしようと思って始めた。年2回の実施を目標に恒例イベントにしていきたい」と話した。
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たこ満・平松さん講演 社会人の心構え学ぶ 磐田南高定時制
磐田市見付の磐田南高定時制はこのほど、菓子メーカーたこ満(菊川市)の相談役平松きよ子さん(70)を同校に招き、講演会を開いた。本年度卒業する4年生27人が就職に向け、社会人の心構えについて学んだ。 平松さんは人材募集や若手社員教育などの自身の経験を踏まえ、社会人に必要なビジネスマナーを教えた。あいさつや言葉遣い、身だしなみが重要と指摘し、「すぐ身につくものではないので今から訓練する必要がある」と強調した。
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菩提寺にたこ贈る 磐田・見付地区の住民有志
磐田市見付地区の住民有志が30日、西光寺(同市見付)の下村恒住職(61)の初孫、侑君の誕生を祝うたこ作りを境内で行った。住民らは下村さん一家が見守る中、仕上げとなる糸目付けをして、たこを贈った。 同地区では昭和初期、初子祝いのたこ揚げをする風習があり、檀家(だんか)の鈴木義昭さん(72)が中心になって企画した。たこの大きさは縦横120センチ。たこ揚げ愛好家の瀬川耕平さん(23)が赤を基調に、鶴亀や松竹梅を描いたほか、下村住職が墨で侑君の名前を表した。 下村住職は「寺を継いでもらえるよう立派に育ってほしい」と願った。5月3日、天竜川東岸の河川敷でたこ揚げを行う予定。
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華やかクリンソウ見頃 磐田・敷地里山公園
磐田市敷地の敷地里山公園のクリンソウが見頃を迎えている。赤や白、黄色などの小さな花を咲かせ、来園者を楽しませている。公園を管理する住民ボランティア団体によると、5月上旬まで見られるという。 クリンソウはサクラソウ科の多年草。寒冷地に分布し、温暖な遠州地域では生育が難しいという。仏塔の頂点を飾る「九輪」に似た見た目で、茎を中心に数段に渡って輪状に花を付ける。園内には約450株が植えられている。
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ヘンプ活用、日傘や帽子… 磐田の寝具店「菊屋」開発
磐田市中泉の寝具店「菊屋」がヘンプ(植物繊維)の布を使った商品開発に取り組んでいる。2019年に販売を始めたヘンプ100%のストールを皮切りに寝具以外の製品の開発を進め、22年4月からは新たに日傘や帽子、衣類など10種以上の販売を開始した。 同店は05年からヘンプを使った蚊帳を販売する。しかし、安価な海外製品の増加や新型コロナウイルスによる売り上げ減少を受け、寝具以外の商品開発にも注力。最近はコロナ下に合わせ、ヘンプを活用したマスク製作もした。新商品は、ヘンプの特徴の吸湿性▽消臭性▽紫外線を防ぐ-などを生かした。 同店は22年3月、17年以降使っていなかった本店の解体に着手。地元の商店街
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発酵野菜使い料理試作 食品ロス減へ活用模索 磐田農高生と地元店
磐田農高の食品研究部と磐田市二之宮のイタリア料理店ラ・カンティーナは、同部が考案した地元産野菜の発酵食「糀(こうじ)ベジあん」を使った料理を試作し、29日、関係者を同店に招いて試食会を行った。同部は野菜の残さや規格外品を発酵させ、食品ロスを減らす「サステナブル(持続可能な)料理」として、地元飲食店や企業にベジあんの活用を働き掛けている。 糀ベジあんは、通常は廃棄処分されている野菜の残さや規格外品を米こうじで発酵させてペースト状にする。発酵の過程で甘みが出ることから、昨年12月にはカボチャやサツマイモなどのベジあんを使ったプリンを総菜店「知久屋」と共同開発し、商品化した。 生産者の所得向上
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浜松市中区の高橋さん S級優勝 静岡で広津杯争奪将棋大会
静岡県内将棋文化の発展に尽力した故広津久雄九段の功績をたたえる第14回広津杯争奪将棋大会(日本将棋連盟県支部連合会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれた。 小学生から80代までの113人が最善の一手を熟考し、白熱した対局を繰り広げた。参加者はレベル別の4部門に分かれ、最高クラスのS級は予選リーグと決勝トーナメントで争った。A~C級は5戦の勝敗数で順位を競った。小学生の部も行われた。 S級は高橋英晃さん(浜松市中区)が優勝した。高橋さんは9月開催予定の全国アマ名人戦に県代表として出場する。 その他の主な結果は次の通り。 S級 ②石垣毅(三島市
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磐田の宇藤さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第222回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで2年ぶりに開かれ、小~高校生7人を含む49人が参加した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①宇藤敬行(磐田市)②久野杏太(同、磐田第一中3)③越川純平(浜松市)▽S ①岡本康夫(掛川市)②河合健(浜松市)③神谷達弘(磐田市)▽A ①松尾三十四(掛川市)②玉利洋和(磐田市)③赤松僚助(浜松市、浜名高3)▽B ①鈴木勉(森町)②藤沢勝(磐田市)③鈴木繁(同)
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不発弾処理 5月18日に協議 磐田市、処理日程決定へ
磐田市は28日、同市小立野の工事現場で今月12日に見つかった不発弾について、5月18日に開く関係機関との会議で処理・回収を行う日程を決定すると発表した。 会議には、陸上自衛隊や国土交通省、県、県警、中日本高速道路などが参加する。不発弾の処理方法や避難対象区域、交通規制の範囲なども決め、同日中に公表するという。 市によると、不発弾は米国製500ポンド弾で、信管が残っていた。回収までの防護措置として発見現場に埋め戻した。
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真っ赤なイチゴ パクッ! 磐田の園児、収穫体験
磐田市立豊岡南幼稚園の年中、年長園児約50人が28日、近くの農業村松朋彦さん(47)=同市神増=の農園を訪ね、イチゴ狩りを体験した。 子どもたちに地域の農業に親しみ、食のありがたさを学んでもらおうと、2012年から続いている取り組み。村松さんは「気軽に地元の産物を味わってほしい」と体験を受け入れている。 子どもたちは甘い香りが漂うビニールハウスで「紅ほっぺ」と「きらぴ香」を食べ比べした。真っ赤に熟したイチゴを一つ一つ丁寧に摘み取り頬張ると、「甘くておいしい」などと笑顔を見せた。 年少園児は、職員が持ち帰ったイチゴをおやつの時間に味わった。
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クモやカエル…昆虫以外の虫展示 5月29日まで 磐田・自然観察公園
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園は5月29日まで、昆虫以外の虫を紹介する企画展「昆虫じゃない虫展」を開いている。国内外のクモやカタツムリ、カエルなど約40種を展示している。 大型のクモ「メキシカンレッドニータランチュラ」や殻の一部が赤いカタツムリ「クチベニマイマイ」のほか、世界三大奇虫と呼ばれる独特な見た目の3種を紹介している。突然変異で体が白くなったコウガイビルの仲間の個体も見ることができる。 北野伸雄館長は「虫は昆虫と同じ意味だと勘違いされるが、さまざまな生き物を指す。昆虫とは何かを考えるきっかけにしてほしい」と話した。 同園は4月から、70歳以上の入園が無料になった。大人330
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「大河ドラマ、好機に」 家康ゆかりの歴史資源で誘客 磐田市新PT、企画提案へ
磐田市は27日、2023年大河ドラマ「どうする家康」の放送に向け、徳川家康ゆかりの歴史・文化資源を生かした誘客策を検討する若手職員有志の新プロジェクトチーム(PT)を発足させた。若手ならではの発想で、関連グッズやイベントなどを提案していく。 家康は遠江支配の最初の拠点を同市の見付に置いた。市内には、武田軍の侵攻からの撤退戦を繰り広げた「一言坂の戦い」の合戦場跡や、三方ケ原の戦いで徳川四天王の酒井忠次が打ち鳴らしたとされ、旧見付学校に保管されている「酒井の太鼓」など、ゆかりの地や文化財が残る。 こうした資源を活用し、多くの人を市内に呼び込むアイデアを出してもらおうと、庁内横断的なプロジェク
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新市民文化会館を視察 磐田市視覚障害者協
磐田市視覚障害者協会(伊藤定善会長)は27日、7月30日に開館する新市民文化会館「かたりあ」(同市上新屋)の視察を行った。参加した会員ら7人は、市職員の案内を受けて障害者に配慮した箇所を確認した。 施設は、設計時に障害者を招いたワークショップで出た意見を反映した。メインの多目的ホールは、舞台へ続く脇花道と客席の間の段差をなくした。トイレは、入り口から便器まで点字ブロックを設けた。聴覚障害者向けに、声や音を正確に聞き取るための設備も用意した。 参加者はバリアフリー化された箇所などを見て、使い心地をチェックして回った。
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釣り場ガイド=東部/中部/西部
■東部 熱海 21日はメジナやヘダイ、イシダイ、サバ、70センチのボラなど。22日はメジナやカワハギ、タカベなど。23日はマアジやスズメダイ、ヒラメなど。24日はマダイやメジナ、ネンブツダイなど。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東周辺はオキアミとコマセを使ったウキ釣りでメジナ。小ムツも揚がった。イワシは食いが悪い。トリック仕掛けで釣果は改善されるだろうが、今後のアジやサバの回遊に期待したい。投げ釣りは伊東、川奈周辺ともに遠投できればシロギスやメゴチが釣れる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 23日の
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文化財だより合冊版発行 磐田の歴史紹介 市教育委員会
磐田市教委はこのほど、市内の遺跡や歴史を紹介する文化財情報誌「いわた文化財だより」151~200号の合冊版250部を発行した。毎月1回刊行する情報誌約4年分の内容を掲載した。 A4判、216ページ、全編カラー。情報誌は2005年から発行を始め、合冊版は50号を節目に製作。今回は17年10月~21年11月分をまとめた第4弾。御厨駅開業に合わせて紹介した駅周辺の史跡や、QRコードを読み取り市内の祭りを映した動画を見られる回が見どころという。 埋蔵文化財センターや歴史文書館で第1~3弾と併せて販売している。価格は千円(税込み)。問い合わせは市教委文化財課<電0538(32)9699>へ。
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路上で男性の顔殴る 傷害の疑いで逮捕 磐田署
磐田署は26日、傷害の疑いで磐田市国府台、自称アルバイト店員の男(49)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後3時半ごろ、同市国府台の路上で市内の理容師男性(38)の顔を殴るなどして軽傷を負わせた疑い。
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防犯功労2団体 磐田署が感謝状
磐田署はこのほど、防犯功労団体として、磐田市の池田地区運営協議会(酒井友春会長)と豊岡東地域づくり協議会(山下恭史会長)に署長感謝状を贈った。 両団体は長年にわたって、各地域で青色防犯パトロールや小中学生の通学路の見守り活動などに取り組んでいる。同署はこうした活動が地域住民の安全・安心に貢献していると評価した。 同署で開いた贈呈式で、中村俊弘署長は「長い間、地域を支えてくれている尊い活動。心強く思っている」とたたえ、両団体の代表者に感謝状を手渡した。
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国の補助制度活用を指南 磐田市など3商工会 創業、業態転換後押し
磐田市、森町、浅羽町3商工会はこのほど、国の持続化補助金など創業支援制度の活用を促すセミナーを同市商工会本所で開講した。コロナ禍に対応した地元事業者の創業や業態転換を後押しするのが狙い。 持続化補助金は6月申請分から、過去3年間に創業した事業者を対象にした新たな枠が設けられ、従来は50万円が上限だった補助額が最大200万円に引き上げられる。この制度改正を活用し、中小事業者の新たな挑戦を支援しようと企画した。 飲食や製造、食品販売など多業種から23人が受講。中小企業診断士が講師を務め、初回は創業の基礎知識や補助金のポイントを説明した。5月中旬までに全4回開催し、持続化補助金の申請に必要な事
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「火の用心」誓う 磐田の園児 放水も体験
磐田市富丘の認定こども園「子育てセンターとみがおか」でこのほど、年長園児21人が、正しい火の取り扱いを学ぶ「幼年消防クラブ」の編成式に臨んだ。消防の仕事への理解を深め、「火の用心」を誓った。 園児は、市消防署豊田分遣所の消防隊員に向かって「火遊びは絶対にしません。火の用心」と元気良く宣誓。火消し風の法被を身に着け、水槽付きポンプ車と救急車を見学したり、ポンプ車のホースで放水を体験したりした。
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「広報いわた」の内容紹介 地元出身お笑いコンビ・ヴィレッジ起用
磐田市はこのほど、同市出身のお笑いコンビ「ヴィレッジ」=浅井企画所属=が「広報いわた」の内容を紹介する動画の公開を動画投稿サイト「ユーチューブ」で始めた。毎月1回、市公式チャンネルで広報の内容をPRしていく。 ヴィレッジはともに旧豊岡村出身の幼なじみで結成した。ボケ担当の甲賀大介さん(42)、ツッコミ担当の坪井信也さん(42)でつくるコンビ。紙媒体から離れている若年層に向け、動画で情報発信するために起用した。 初回の動画は約5分間で、4月号36ページの内容をかいつまんで説明している。草地博昭市長と同市出身のEXILE(エグザイル)のAKIRA(アキラ)さんの対談や、市の予算についてネタを
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ジュビロ応援へ ポッカサッポロ 磐田市にタオル寄贈
磐田市にグループ会社を置くポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市)は25日、サッカーJリーグ1部(J1)ジュビロ磐田ホームゲーム小学生一斉観戦事業に合わせ、磐田市に応援用タオルマフラー3700枚を贈った。 贈呈式が市役所で行われ、渡辺一史東海北陸営業本部長が草地博昭市長に渡した。5月14日に試合観戦をする小学5、6年生や引率の教員に配る。同社製品「ポッカレモン100」なども届けた。 同社は2012年に市と結んだ包括協定に基づき、毎年記念品を贈っている。同日、協定の22年度活動計画書を提出した。渡辺本部長は「協定を結び10年の節目。引き続き地域活性や食育活動に取り組む」と話した。
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新茶シーズン合わせ丁寧に茶摘み 磐田・大藤小、竜洋中
磐田市立大藤小、竜洋中の児童生徒が25日、新茶シーズンに合わせて茶摘み体験を同市大久保のヤマキ稲垣製茶の茶畑で行った。52人が手作業で丁寧に茶葉を収穫した。 いわた茶振興協議会(稲垣明久会長)が茶に親しみを持ってもらおうと企画し、稲垣会長が経営する同社で受け入れた。児童生徒は摘み方の説明を受けた後、体験に臨んだ。同社の製茶工場の見学も行った。 収穫した茶葉は、同社で加工して児童生徒の手元に届ける予定。
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即席「自由演奏会」息ぴたり 磐田、音楽愛好家150人集う
音楽愛好家が一堂に会して1日限りの楽団を結成するイベント「自由演奏会in磐田」(実行委主催)が24日、磐田市上新屋のアミューズ豊田で開かれた。約150人が楽器を持ち寄り、迫力ある合奏で会場を盛り上げた。 演奏会は参加者が当日配布される楽譜を手に、演奏を披露する。さまざまな年齢、演奏レベルの愛好家が県内から集まった。参加者は、発起人でチューバ奏者の杉山淳さんと指揮者の堺武弥さんの指導を受け、本番に臨んだ。 楽団はサックスやユーフォニアム、トランペットのほか、パーカッションなどで結成。クラシック曲「フニクリ・フニクラ」や音楽ユニット・YOASOBIのヒット曲「群青」などを息を合わせて奏でた。
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磐田にドッグラン&カフェ 建設会社が異業種挑戦、29日開業
磐田市の門鈴建設(門奈良則社長)は29日、同市海老島の国道150号沿いに、ドッグランとカフェを併設した店舗「ORCHID(オーキッド)」をオープンする。市内外から愛犬家らを呼び込み、市南部のにぎわいづくりにつなげようと、異業種への挑戦を決めた。 店舗は約2年前に閉店した老舗洋食店の建物を改修し、隣接する農地を転用して芝生のドッグラン約650平方メートルを整備した。自身も愛犬家の門奈社長は「洋食店は地域から愛されていた。家族連れが飼っている犬と一緒に出かけられるスポットにし、活気を取り戻したい」と意気込む。 カフェは米ニューヨーク市ブルックリンの店をイメージした雰囲気にし、ハンバーガーやス
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一体校施設、活用法探る 磐田・向陽学府でワークショップ
磐田市教育委員会は23日、向陽中、大藤小、向笠小、岩田小の市立4校を一体型の施設にする「向陽学府小中一体校」の整備に向けたワークショップを向笠小で開いた。4校の児童・生徒や保護者、地域の代表者ら約30人が、新施設の多目的スペースの活用についてアイデアを出し合った。 市教委は一体校の新施設を向陽中の敷地に整備する方針を決め、2026年度の開校を目指している。ワークショップを通じて地域の意見を吸い上げ、今夏をめどに策定する新施設の基本設計に生かす。 2回目の今回は、全校児童・生徒の共用や、学年ごとの利用を想定した各スペースをどう活用していくかを考えた。参加者からは、「調べ学習に取り組めるよう
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水谷選手(磐田)フットゴルフ代表初選出 5月、日米対抗戦に出場
米フロリダ州で5月26日に開かれるフットゴルフの日米対抗戦「パシフィックトロフィー2022」に、磐田市の水谷唯人選手(22)が日本代表として出場する。競技歴2年足らずで実現した初の国際舞台。22日には市役所に草地博昭市長を訪ね、「自分の持ち味を出し、日本の勝利に貢献したい」と意気込みを語った。 フットゴルフは、サッカーとゴルフを融合させた新しいスポーツ。小学4年生から高校卒業までサッカー部に所属していた水谷選手は、20年9月にフットゴルフを始めた。「自然の中で思い切りボールを蹴るのが楽しい」とはまった。 ヤマハ発動機に勤務しながら、終業後は近所の公園でパットを練習し、休日には御前崎市内の
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GKコシェレフ、母国モルドバ支援へ ⚽J1ジュビロ磐田 試合前に募金活動 ウクライナ侵攻で避難民流入
J1磐田はGKアレクセイ・コシェレフ選手の母国モルドバを支援する募金活動を23、28日の試合前に磐田市のヤマハスタジアムで行う。ロシア軍の攻撃を受けるウクライナの隣国モルドバは避難民の大量流入により医療施設が逼迫(ひっぱく)するなど混乱が続いている。コシェレフ選手はモルドバの現状について「ウクライナから国境を渡って8万人以上が避難している。そのうち5万人はモルドバの各家庭が自分の家を開放し、受け入れている」と説明。さらに「住むところがない避難民のために、モルドバ政府は宿泊施設や食事、薬、衣服などを用意する状況に追われている。この本当に悲惨な状況を少しでも解決すべく皆さんに協力をお願いしたい」
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集じん機製造のアコーが新工場 磐田に4カ所目
集じん機製造のアコー(千葉県)は磐田市五十子に新工場を建設し、22日、竣工(しゅんこう)式を行った。市内に全生産拠点が集中する同社は、4カ所目となる工場の新設で生産能力を1・5倍に増強した。大型連休明けに本格稼働する。 五十子工場は鉄骨平屋建て、床面積3150平方メートルで同社最大。高さ10メートルまで部材をつり上げられるクレーンを初導入し、大型機の組み立てが可能になった。竣工式で、河野克己社長は「これからは大型の受注を狙っていく」との方針を示した。工場内には、試験や技術開発を行う研究開発センターも置いた。 建設に合わせ、新たに16人を雇用したという。工場用地の紹介や企業立地の補助制度活
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磐田の施設に送迎用車両 ヤマハ労連が寄贈
ヤマハ発動機グループ10社の労働組合でつくるヤマハ労働組合連合会は22日、磐田市匂坂上の児童発達支援センター「心愛つう」にワンボックス車1台を寄贈した。 上部団体の自動車総連が取り組む福祉事業の一環。総連加盟組合員から募った寄付金で購入した。ヤマハ労連を代表し、ヤマハモーターエンジニアリング労組の高橋弘樹執行委員長らが同センターに目録と車両を届けた。車両は利用者の子どもの送迎に活用される。 高橋委員長は「自動車総連の仲間の心として受け取ってほしい。子どもたちが笑顔で過ごせるように役立てば」と話した。センターの子どもたちは手作りのメッセージカードで感謝の気持ちを表した。
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島田の山内さん 高齢者保護に貢献 菊川署が感謝状
菊川署は21日、道に迷った高齢女性を保護した島田市大代の山内和津江さん(60)に感謝状を贈った。同署で吉川靖剛署長が手渡した。 山内さんは16日、菊川市潮海寺の畑で農作業をしていた際、側溝にしゃがみ込んでいた磐田市の70代女性を発見した。女性は一緒に車で出掛けていた夫とはぐれたという。山内さんは自分の軽トラックに女性を乗せ、同署菊川駅前交番に送り届けた。 山内さんは「おばあさんはとても不安な様子だった。無事に引き渡せてよかった」と話した。
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ウクライナ支援へ催し 磐田で4月24日、5月1日
ロシア軍の侵攻を受けるウクライナ市民を支援しようと、県西部の女性経営者や会社員らでつくる「ITS(磐田トークセッション)の会」(宇野冬美代表)が、磐田市内でのチャリティーイベントを企画している。 24日午後1時から同市国府台のふれあい交流センターで、5月1日午前10時から同市高見丘の豊田東交流センターで、音楽の生演奏や絵本の古本市、新聞紙バッグ作りのワークショップなどを繰り広げる。24日はチェルノブイリ原発事故のドキュメンタリー映画の鑑賞会、1日は窓ガラスに平和への願いを込めた絵を描く催しも予定している。 参加無料。会場に募金箱を置き、寄せられた浄財は日本ユニセフ協会に届け、ウクライナで
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長持ち舗装の中庭完成 磐田北小、ペットボトル原料改質剤使用
磐田市は20日、花王(東京都)が開発した廃棄ペットボトルを原料にした高耐久のアスファルト改質剤を使って舗装した市立磐田北小中庭(見付)のお披露目式を同校で行った。花王の久保英明常務執行役員や草地博昭市長が参加し、完成を祝った。 同社によると、改質剤は舗装に対して約1パーセントを配合すると、耐久性が通常より約5倍高まり、修繕回数の低減にもつながるという。改質剤は2021年、同市の市道にも導入されている。 中庭舗装改修工事は3月末に実施された。範囲は160平方メートル。児童が遊ぶ場として使われるという。草地市長は「子どもたちが環境問題などを考えるきっかけになってほしい」と話した。  
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⚽磐田市に応援用ジュビロ帽子 サーラグループ寄贈
サーラコーポレーションなど46社でつくるサーラグループは20日、サッカーJリーグ1部(J1)ジュビロ磐田ホームゲーム小学生一斉観戦事業に合わせ、応援用帽子4千個を磐田市に贈った。 5月14日にヤマハスタジアムで行われる試合を見る市内小学5、6年生や引率者に配る。帽子はサックスブルーが基調で、チームエンブレムやグループのロゴマーク入り。同日は中国のロックダウンに伴う納品遅れで、代替品の紙製サンバイザーが配布される。後日児童に届くという。 贈呈式が市役所で行われ、サーラコーポレーションの仲野哲央執行役員が草地博昭市長に手渡した。
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スケボーの魅力PR 浜松で体験イベント
スケートボードや自転車BMXの体験イベント「うきうきフェスタ」がこのほど、浜松市東区豊町のユタカ技研駐車場で開かれた。 参加者はスケートパーク運営者や大会入賞者に、基本的な乗り方や動き方を教わった。ヒップホップダンスやDJ、ドローン操作といった体験ブースもあり、子どもたちが生き生きとした様子で挑戦していた。 イベントは、地域の子どもらにスケートボードの魅力を広めようと市内を中心に活動する「子供滑走団」が主催。東京五輪を経て都市型スポーツの人気が高まっていることもあり、鈴木康友市長と草地博昭・磐田市長も見学した。
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児童クラブに本800冊寄贈 磐田・軽トラ市実行委
磐田市で開催するイベント「みんなで軽トラ市 いわた☆駅前楽市」の実行委員会は19日、本800冊を同市の放課後児童クラブ50カ所に贈った。寄贈式が同市中泉で行われ、山田典嗣代表幹事らが村松啓至教育長や子どもたちに手渡した。 本は「みんなで本のリサイクル」と題して1~3月、市内の郵便局や商店街のほか、市商工会議所や市商工会で集めた。市民から寄せられた子どもに読んでほしい絵本や図鑑を寄贈した。 「軽トラ市」は、JR磐田駅北側で年4回開いている。3月は中止になったが、5月に開催する予定。
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天竜川の水防箇所巡視 国交省など出水期に備え
出水期に備え、国土交通省浜松河川国道事務所は18日、磐田市や地元水防団などと合同で、大雨の時に警戒が必要な天竜川の「重要水防箇所」の巡視を実施した。関係者17人が同市内の堤防や護岸など6カ所を回った。 迅速な水防活動につなげるため、大雨で越水などの水害リスクがある地点の現状を関係者で共有する取り組み。以前の増水で川岸が削られていたり、過去に堤防外への漏水が発生したりした場所を見て回り、大雨時には土のうを積むなどの応急措置を確認した。 同事務所は21日までに、浜松市内の天竜川沿いや掛川、菊川市内の菊川水系でも、地元自治体などとの合同巡視を行う予定。
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磐田の病院のクラスター収束 新型コロナ
豊田えいせい病院(磐田市小立野)は20日までに、クラスター(感染者集団)が収束したと発表した。入退院の受け付けなどは通常通り行っている。
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スポーツのまち磐田PR ジュビロ飯、静産大生が新メニュー
静岡産業大磐田キャンパス(磐田市大原)の学生12人がこのほど、同市の産学官が連携した健幸プロジェクト「ジュビロ飯」の一環で、地元産食材や「スポーツのまち」をアピールする食事メニューを開発した。パン・菓子製販のヤタロー(浜松市東区)と共同で取り組んだ。19日から同キャンパスの学食で提供が始まった。 新メニューは「スポーツタウンIWATA栄養満点プレート」。シラスを混ぜた米飯にのりをのせてサッカーボールの形に盛り、白ネギを使ったラグビーボール形のつくねの中には、ピンポン球に見立てたウズラの卵を入れた。リーフレタスなどのサラダは芝生のフィールドをイメージし、チンゲンサイやパプリカのソテーも添えた
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磐田農高と寺谷用水土地改良区 緑化運動で総理大臣表彰を受賞
磐田市の県立磐田農高と寺谷用水土地改良区が18日、優れた緑化推進の取り組みをたたえる今年の「緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受けた。同日、都内で表彰式が行われた。 磐田農高は、造園を学ぶ生徒が校内のバラ園で150種類、1500株を栽培管理し、毎年春と秋に地域に公開している。市内の公園花壇の手入れや、駅前の放置自転車対策の草花プランター設置などにも貢献してきた。 西尾真一農場長は「地域と連携した活動が認められたのは、歴代の生徒・教員たちのおかげ。この伝統を次代に引き継いでいきたい」と話した。 寺谷用水土地改良区は1956年から、浜松市天竜区水窪町で水源涵養(かんよう)林の保全のため
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静岡県産品、ネットで世界市場へ 「越境EC」活用拡大 アジア圏など需要開拓
インターネットの通信販売サイトを通じて外国と商品を売買する「越境電子商取引(EC)」に挑戦する動きが、県内企業の間で広がっている。新型コロナウイルス感染症の影響で海外での商談や見本市出展が難しくなる中、県産品をアピールする手段として活用が進んでいる。 ダイトー水産(焼津市)は2018年、越境ECを用いてゼリー飲料の香港向け輸出販売を始めた。都内の広告会社と連携して中国語のECサイトを立ち上げ、受注後に成田空港から商品を送る仕組みを構築した。 マグロやカツオの加工を手掛ける同社は09年頃から、マグロの皮由来のコラーゲンや健康成分を配合したゼリー飲料の開発に注力。国内外のスポーツ選手に売り込
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電車と衝突の高齢男性死亡 18日夜発生の人身事故
18日夜、JR東海道線袋井-御厨間で発生した人身事故で、磐田署は19日、線路内に立ち入り、下り普通電車と接触したのは高齢男性で、搬送先の病院で死亡が確認されたと発表した。同署が男性の身元や事故原因を調べている。JR東海静岡支社によると、現場は磐田市新貝の御厨駅付近の線路。島田-浜松間の上下で一時運転を見合わせた。上り1本が全区間で運休、上り1本が部分運休したほか、上下13本が最大で約2時間10分遅れ、約1240人に影響が出た。
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母の日はおいしくお手軽料理セット ロック・フィールドが予約販売
総菜大手のロック・フィールドは「母の日」に向けて、手軽に調理と盛りつけができる「RF1(アール・エフ・ワン)」ブランドの料理セット2種類を予約販売している。 スモークサーモン、タコの魚介マリネのサラダ、ラズベリーソース付きキッシュのセット(2人前、1セット4980円)と、ローズが香る彩り豊かなサラダとアイガモのローストなどのディナーセット(同、1セット6048円)。サラダは磐田市の静岡ファクトリーで生産しているという。 予約は5月1日まで。遠鉄百貨店(浜松市中区)と松坂屋静岡店(静岡市葵区)のRF1店舗での受け取りが可能。オンラインショップでも購入できる。
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木材で人、動物表現 ピアスなどずらり 掛川、池谷さん個展
磐田市の木工作家池谷香織さん(42)の個展「春の木で作る動物モチーフ小物展」が27日まで、JR掛川駅構内「これっしか処」で開かれている。 木材を人や動物の形に加工したピアスやブローチ、キーホルダーなど約300点を展示している。体と目鼻などのパーツを組み合わせてオリジナルのアクセサリーを作れるキットも並び、来場者の関心を集めている。 池谷さんは作家名「エチラオチラ」として活動中。「ユーモラスな表情を楽しんでほしい」と話している。
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「市勢功労者」4人を表彰 磐田市
磐田市は18日、市政の発展に功績を残した本年度の「市勢功労者」4人の表彰式を市役所で開いた。 受章者は、昨年まで市議を4期16年務め、議長も経験した増田暢之さん(77)、磐田市自治会連合会の副会長や理事など役員を12年間担った島岡信生さん(80)、昨年まで市選挙管理委員会の委員長を務めた光吉祐二さん(82)、2018年度まで26年間、市統計調査員として活動した星井すみ子さん(80)。 草地博昭市長は表彰状と功労章(バッジ)を贈り、「皆さんの活躍を市民に知ってもらい、これからも地域に貢献してくれる人材が出てくるよう努めたい」と述べた。
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英語教室が始業式 磐田で園児、児童30人 大学生らと顔合わせ
NPO法人「しきじ土曜倶楽部(くらぶ)」(伊藤弘一理事長)は16日、土曜日に磐田市敷地の旧豊岡東小で開催する英語教室の本年度始業式を同校で行った。園児や児童30人が、指導役を務める静岡大教育学部(静岡市駿河区)の学生らと顔を合わせた。 児童らは学年別に3クラスに分かれ2023年3月まで、学生や外国語指導助手(ALT)の指導を受ける。環境について学んだり、クリスマスイベントを開いたりもする。 同法人は02年に導入された学校完全週5日制に伴い設立された。教室受講生は、毎年30~40人が巣立つ。
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買い物ついでに緑十字機知って 磐田の住民団体、販売会
終戦時に磐田市の鮫島海岸に不時着した軍用機「緑十字機」の歴史を継承する住民団体がこのほど、物品の販売会「浜小屋」を同市小島の長野交流センターで開いた。軍用機の関連資料を展示したほか、約20店が地元産野菜などの販売を行った。 イベントは「緑十字機不時着を語り継ぐ会」が企画する。買い物のついでに歴史を知る機会を提供する場として2020年12月から毎月1回開いている。会場ではエビイモやミカン、竹細工を販売したほか、ウクライナ支援金の募金箱を設け、寄付を呼び掛けた。 緑十字機は太平洋戦争終戦処理のために沖縄県から千葉県に向かう際、鮫島海岸に不時着。乗っていた軍使を地元住民が救護し、無事帰還したと
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磐田・渚の交流館 看板フォトスポットに イメージキャラ「しっぺい」も
磐田市豊浜の食とレジャーの交流拠点「渚(なぎさ)の交流館」はこのほど、看板3種を設置した。施設と津波避難タワーが収まる位置、福田漁港に出入りする漁船が写る位置の2カ所に設け、写真撮影スポットとして活用してもらう。 付近の福田漁港で水揚げされるシラスや、ライダーが立ち寄ることにちなみバイクに乗る市イメージキャラクター「しっぺい」を描いたほか、ライダーに安全運転などを呼び掛ける看板を設けた。 設置場所は同館西側駐車場の柵周辺。市の特産品などを紹介することで、立ち寄った人に交流サイト(SNS)で市や施設の発信をしてもらう。
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国の天然記念物「熊野の長藤」見頃 磐田市池田の行興寺
フジの名所として知られる磐田市池田の行興寺で、国の天然記念物に指定されている「熊野(ゆや)の長藤」が見頃を迎えている。藤棚から垂れ下がる花房は1メートル以上に伸び、見物客が甘い香り漂う“藤色のカーテン”に目を奪われている。 国指定天然記念物の1株は推定樹齢約850年。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも登場する平宗盛に寵愛された熊野御前が、平安末期に手植えしたと伝えられている。 行興寺によると、県指定天然記念物の5株なども含め、境内の長藤は現在七~八分咲き。暖かい日が続き、例年より1週間以上早く開花が進んだ。見頃は24日ごろまで続く見込み。 大ヒット漫画「鬼滅の刃」
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中心街活性化へイベント始動 磐田「クスノキcafe」
磐田市のJR磐田駅前北口広場で17日、今年1回目の中心市街地活性化イベント「クスノキcafe」(NPO法人いわたタウンマネジメント主催)が開かれた。駅前のにぎわい創出に向けたイベントとして4年目を迎え、関係者は「親子や家族で楽しめるようにもっと盛り上げたい」と意気込んでいる。 同イベントは2019年にスタートした。地元自治会の協力を得ながら、3~12月の第3日曜日に開催。推定樹齢700年とされるクスノキを囲んで、物販やワークショップ、ステージイベントなどを繰り広げている。 今年はコロナ禍の影響で3月が中止になり、4月が初開催になった。クレープやフィッシュアンドチップスのキッチンカー、アク
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史跡まとめた冊子配布 磐田・向笠史談会 城や競馬場跡など紹介 家族で歴史語り合って
磐田市向笠地区の郷土史研究団体「向笠史談会」(井口君夫会長)が、地元史跡の伝承に力を入れている。3月、地区の史跡をまとめた冊子「向笠史跡のしおり」を発行。新型コロナ禍で活動が制限される中、「家族で地元の歴史について語り合ってほしい」と、地区の約千世帯に配布した。 同会は1979年に創設された。これまでかるたを作ったり、史跡に看板を立てたりしてきた。現在、市内在住の60~80代のメンバーで構成し、同市向笠竹之内の向笠交流センターを拠点に活動を続けている。 冊子はA5判、30ページ、全編カラー。戦国時代にあったという向笠城や、明治時代にできた岩井原競馬場の跡地のほか、水害時に行われた工事で
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磐田総合病院、国指定「地域がん診療連携拠点」 高度型に
磐田市大久保の市立総合病院はこのほど、質の高いがん医療を提供できるよう国が都道府県内の各地域で定める「地域がん診療連携拠点病院」の「高度型」に指定された。県内では4施設目。 指定は4月1日付。同病院によると、中東遠医療圏で唯一の地域がん診療連携拠点病院。高度型は、診療実績などを鑑みて各医療圏で1カ所が指定される。2020年のがん関連手術件数が755件、化学療法件数が延べ1609件、放射線治療患者数が延べ440人などの実績が、評価されたという。 同病院は今後、がん治療をはじめとする手術において患者の負担軽減のためにロボット導入を予定する。鈴木昌八院長は「より充実した安心安全ながん医療を地域
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山野草や絵画100点 全日本年金者組合 磐田で展示会
全日本年金者組合磐田支部(熊谷惇夫支部長)の展示会「第8回文化展」が15日、磐田市弥藤太島の豊田福祉センターで始まった。60~80代の会員が出品した絵手紙や写真などの作品約100点が並ぶ。17日まで。 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催になった。市の特産品のエビイモを表した絵手紙のほか、同市の桶ケ谷沼でトンボを捉えた写真を紹介するほか、白い花を咲かせたユキオコシの鉢植えなどが飾られている。
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メロン返礼が人気 ふるさと納税寄付額17%増 磐田市
磐田市は14日、2021年度のふるさと納税寄付総額が前年度比17%増の9億5618万円に上ったことを明らかにした。寄付件数は20%増の3万2002件で過去最多となった。 返礼品ではメロンの申し込みが特に伸び、市政策推進課は「コロナ禍の中で、自宅でも少しぜいたくな食生活を送りたいという巣ごもり需要があった」とみている。 寄付総額も2019年の制度改正後では最も多かった。市民が他自治体に寄付することによる税収減は例年1億~2億円台で推移しているため、返礼品の調達や事務の経費を差し引いても、収支は“黒字”を確保できる見通し。 返礼品ではメロンのほか、ウナギのかば焼きや
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氷河期世代、就労後押し ハローワーク磐田 職場実習第1弾
磐田公共職業安定所(ハローワーク磐田)は2022年度、バブル崩壊後の就職難を経験した「就職氷河期世代」向けのインターンシップ事業に乗り出した。14日には第1弾として、磐田市大久保の特別養護老人ホーム遠州の園で、管内在住の2人の職場実習が始まった。 厚生労働省が本年度までの3年間で進める集中支援プログラムの一環。30代後半~50代前半で、雇用環境の厳しさから希望する職に就けなかった人や、非正規雇用など不安定な就労状態にある人らが対象。さまざまな業種に関心を持ってもらい、安定就労につなげる。 遠州の園での職場実習には、30代と40代の女性2人が参加した。初日は業務内容などの説明を受けた後、実
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詐欺電話多発 静岡県警が注意報発令 西部ブロック
静岡県警は14日、西部ブロック(磐田、浜北、浜松東、浜松中央、浜松西、湖西各署管内)にサギ電話多発注意報を発令した。警察官をかたる手口の特殊詐欺被害が発生する恐れがあるとして注意を呼び掛けている。期間は16日まで。 県警生活安全企画課によると、警察官を名乗ってカード情報などを聞き出そうとする不審電話が13日、浜松西署管内で8件、磐田市内で5件あった。 県警は期間中、各署員らによる情報発信やパトロール、現金自動預払機(ATM)付近での警戒を強化し、被害の未然防止を図る。
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覚醒剤使用の疑い 磐田市の70歳男逮捕
磐田署は14日、覚醒剤取締法違反の疑いで磐田市の無職の男(70)=覚醒剤取締法違反で逮捕=を再逮捕した。再逮捕容疑は3月下旬ごろから4月上旬ごろまでの間に、磐田市内で覚醒剤を使用した疑い。容疑者は知人に覚醒剤を無償で譲り渡したとして7日に逮捕され、その後の尿検査で陽性反応が出たという。
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茶況(4月14日)榛原、来週出回り 静岡市中、県産一茶
静岡市中の県産一茶は坂部や榛原から来週初めに入荷する見通し。相良では15日出荷を始める工場があり、徐々に顔ぶれや出回り数量が増えていく。 坂部の荒茶工場幹部は「色はのってきた。適期摘採を徹底したい」と話す。早場所の初倉は、週末に生産を開始する工場が増える見込み。 静岡茶市場には磐田、磐田市豊田のさえみどりとおおいわせが計200キロ上場。平年並みの価格で問屋数社が荷物を分け合った。 県外産一茶は鹿児島県本土物が1万700キロ上場した。親値は2千円台が増えてきた。 藤枝 冬場にしっかり冷え込んだことや春先の適度な降雨が生育に好影響を与え、JA関係者は「良い品質の茶葉を収穫できそう」と期
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医療費無料、高校生も 磐田市、10月から対象拡大
磐田市は10月から、0歳から中学生までとしている子ども医療費無料化の対象を高校生年代まで拡大する。高校生年代に早期の適正な受診を促し、疾病の慢性化を予防するとともに、保護者の経済的負担を軽減する。 同市の子ども医療費助成事業は、2017年4月に中学生以下を無料化した。18年10月からは高校生年代の自己負担額を通院1回、入院1日に対し、それぞれ500円に設定している。10月からはこの負担がなくなり、現在は助成対象外になっている入院中の食事も無料になる。 市こども未来課によると、市内の高校生年代は約4500人。制度改正に伴い、無料化の対象は約2万7千人になり、市の支出は年間約3千万円増える見
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共演 白い小花と新緑の葉 ウワミズザクラが開花 磐田・府八幡宮
磐田市中泉の府八幡宮で、平野部では珍しいウワミズザクラが咲き始めた。ブラシ状にまとまって咲いた白くかれんな小花と新緑の葉の共演が、参拝客らを楽しませている。 ウワミズザクラは、古事記の天の岩戸神話に登場する「ははか」と同一の植物とされ、古来は占いに使われていた。府八幡宮によると、境内には樹齢約700年とされる原木があり、枝分けされた約20本が各所に植えられている。 9日ごろに拝殿西側の株が最初に開花し、現在は六~七分咲き。暖かい日が続いたことで、開花は例年より約1週間早いという。見頃は今月下旬まで続く見込み。境内では2月から、ヒカンザクラ、河津桜、ソメイヨシノが時期をずらして咲いてきた。
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不審物 米国製500ポンド弾の不発弾と断定 磐田市小立野
磐田市小立野の工事現場で見つかった不発弾のような不審物について、市は13日、米国製500ポンド弾の不発弾と断定したと発表した。強い衝撃を加えなければ爆発の危険性はないとして、回収までの防護措置で埋め戻した。 市によると、不発弾は長さ118センチ、直径36センチで、信管が残っていた。太平洋戦争中に米軍機が落としたとみられる。現段階では、住民の避難は必要ないとしている。市は今後、陸上自衛隊や関係機関と回収や処理の方法などを協議する。
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プラごみ削減へ 磐田東高生提案 市立中央図書館
磐田市見付の市立中央図書館は21日まで、プラスチックごみをテーマにした特設展示を行っている。貸し出しできる書籍40冊や、磐田東高自然科学研究部の生徒が考えたプラごみ削減に向けた取り組みを紹介している。 海洋プラスチック問題に関する本や、市のごみ削減への取り組みを説明するほか、同部の生徒が考えた「詰め替え用品を利用する」「マイバッグを使う」などの行動の例を発信している。2年の山田真緒さん(16)は「展示を見てプラごみを減らすために分別やリサイクルを意識してもらいたい」と話した。
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茶況(4月13日)本山の摩利支 初上場 静岡茶市場
静岡茶市場に本山筋の美和が初上場した。手摘みの摩利支(まりし)9キロで、出荷者は森内茶農園。前年並みの価格で商談成立した。 磐田と磐田市豊田は前日に続き計約140キロが上場。県内産一茶の仕入れ方針について、郡部問屋は「価格は前年並みと想定し、ミル芽を確保していく」と話した。 県外産一茶は、鹿児島県種子島産が茶市場と静岡市中に計約3千キロ届いた。出回り数量が減少局面に入り、市中問屋は「やぶきたの下物を中心に仕入れを続ける」と語った。 藤枝 蓮華寺池公園で旧藤枝製茶貿易商館の一部を移築した「とんがりぼう」がオープンした。茶文化発信や観光交流の拠点として活用していく。 島田、金谷、川根
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磐田で不発弾のような不審物見つかる 陸上自衛隊が調査
磐田市小立野のガス管工事現場で不発弾のような不審物が見つかり市は13日までに、陸上自衛隊に調査を依頼した。すぐに爆発する危険性は低いとみている。 市によると、12日午後3時半ごろ、発見した工事作業員の通報を受けた磐田署から連絡が入った。不審物のほとんどが地中に埋まっていて、信管や火薬が残っているかどうかは不明という。今後、陸自と回収について調整する。 現場はJR豊田町駅から北に約2キロの住宅街。
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花と妖精、幻想的 絵本作家・永田さん 磐田で作品展
磐田市立野の香りの博物館で開館25周年を記念し、絵本作家・イラストレーター永田萠さんの作品を集めた企画展「永田萠の世界展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が6月26日まで開かれている。 半世紀近くにわたって花と妖精をモチーフに、温かみがある幻想的な作品を描き続ける永田さん。企画展では、鮮やかなアクリル絵の具で描いた原画や、着物の生地に染料で着色したオリジナルの「絹絵」など30点が並ぶ。 ミモザやバラなど黄色やピンク色の花々の中で、語り合ったり、うたた寝したりする妖精を描いた春らしい作品が並び、来館者の心を癒やしている。作品の世界観に合わせた8種類の花の香りが楽しめるコーナーも設けた。 月曜
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土石流支援金22万円を寄託 磐田法人会青年部会
磐田市の磐田法人会青年部会は10日、熱海市の熱海伊東法人会を訪ね、同市伊豆山の大規模土石流の復旧復興に役立ててもらおうと支援金22万2270円を同会青年部会に寄託した。同部会は後日、熱海市に届ける。 浄財は、チャリティーオークションなどで集めた。磐田法人会青年部会の畑中貴博部会長は「一日も早く観光地熱海に元気が戻ることを願っている」と話した。
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エビイモ栽培継承 磐田市、研修生に認定書
磐田市は12日、日本一の生産量を誇るエビイモの栽培技術継承事業の研修生認定書交付式を市役所で行った。草地博昭市長が2022年度研修生1人に認定書を手渡したほか、21年度の研修生2人が活動を報告した。 事業は2020年から始まり、現役生産者が指導や研修を行って担い手を育成してきた。22年度研修生の横山高志さん(41)=豊浜=は4月から研修を始める。21年度研修生の増宮雄一さん(44)=福田中島=、井伊正樹さん(38)=立野=は4月中旬に研修を終え、就農する。 市によると、21年度の市内生産者は102人。22年度も同じ人数での推移を見込む。
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フォトコンテストの入賞作品展示 御前崎
御前崎市観光協会主催の「第18回御前崎フォトコンテスト」の入賞作品6点が5月8日まで、同市港の市観光物産会館「なぶら館」で展示されている。 「御前崎の魅力」をテーマに昨年10月から今年1月まで作品を募集し、26人から計53点が寄せられた。写真家と同協会役員が審査し、最優秀賞に選んだのは竹下俊一さん(掛川市)の「光のコラボ」。海を照らす御前埼灯台、天の川、月と夜空に輝く三つの光を撮影した。 この他、ウインドサーフィンや、御前崎港から望む富士山などを捉えた作品が入賞した。 入賞者は次の通り。 優秀賞 稲葉一広(掛川市)増田美恵子(御前崎市)和田鉄男(吉田町)▽特別賞 中村忠吉(牧之原市)
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茶況(4月12日)磐田の品種物、初上場 静岡茶市場
静岡茶市場に磐田と磐田市豊田の計約100キロが初上場した。品種はおおいわせとさえみどりで、平年並みの価格で商談成立した。 来週にかけて数量が増加していく見込み。市中問屋は「味がしっかりしており、今後の出来に期待できそう」と話した。 静岡市中には初倉のさえみどりとやぶきたが届いた。生産に向けて準備を進める初倉の生産者は「天候次第だが、全体の出回り数量が少ない今週中に摘採を始め、利益を確保したい」と話す。 ◇ 静岡茶市場で11日、茶商らでつくる同市場買手懇話会の総会が開かれ、鹿児島などの県外産地では、短期集中で生産が進むと報告された。 藤枝
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磐田の東名で軽油流出 豊田PAへの流入、一時規制
11日午後10時ごろ、磐田市の東名高速道上り遠州豊田パーキングエリア(PA)流入路で中型トラックが縁石に接触する事故を起こし、燃料タンクから軽油が漏れ出した。軽油処理のため、同PAへの流入を一時規制した。県警高速隊によると、運転手の大阪府門真市の男性(55)にけがはなかった。
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磐田市第2次基本計画 出生率・数 目標値を明記
磐田市は11日、本年度から5カ年の第2次市総合計画後期基本計画を公表した。人口16万5700人以上を確保するため、出生率や出生数を伸ばす目標値を明記。「安心」をキーワードにして重点的に取り組む五つのプロジェクトを設定した。 最終年度の2026年度に、合計特殊出生率1・52(20年度は1・46)、出生数1212人(同1093人)を目指す。「子どもたちの安心」「未来と仕事の安心」などの5プロジェクトには主な取り組みとして、子育て関連の相談機能の強化、就園から就労までの一貫した発達支援体制の整備、雇用の受け皿につながる新たな工業用地の検討・整備、農業の担い手確保などを盛り込んだ。 SDGs(持
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磐田市、待機児童2年連続ゼロ AI活用や保育枠拡充要因
磐田市は11日、4月1日時点の保育施設の待機児童数が2年連続でゼロだったと発表した。2020年度に導入した人工知能(AI)入所選考システムの本格運用や、前年比26人増の保育枠の拡充が要因になった。 システム導入で入園選考結果の通知が約1週間早まったことにより、市職員がきめ細かい入園調整を行えるようになった。保育枠増加分は、22年4月に公立園2園を統合し、民営化した「めいわ竜洋保育園」の開園で確保した。 一方、入園申請をして希望園に入れなかった入園調整中児童は前年比7人増の121人。市幼稚園保育園課によると、第1希望の園に入園できず、保護者が勤務先の育休延長制度を活用するケースもあったとい
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コインランドリー+カフェ+マルシェ 複合店で磐田元気に 西貝塚に開店
コインランドリーとカフェに、地元農産品やグルメを販売するマルシェが加わった複合店舗「KOEN(コエン)」が9日、磐田市西貝塚にオープンした。コロナ禍で苦境に立つ農業者や飲食店に新たな販路を提供しようと、ガス・石油販売の第一商事(同市、清水聖也社長)が企画した。 店舗はホームセンターに隣接し、弁当・総菜店だった建物を改修した。床面積は約300平方メートル。コインランドリー事業も手掛ける第一商事が、市内などでカフェを展開する企業に出店を提案し、新たな複合店舗が実現した。 マルシェは、野菜や米、弁当、スイーツ、雑貨類など多彩な商品が並ぶ。地元の生産者や飲食店、雑貨店が商品を持ち込み、販売を委託
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ロープで木登り「楽しい」 遠くの景色に目輝かせ 静岡で児童ら体験会
静岡県内の林業家らでつくる県林業会議所は9日、静岡市葵区の駿府城公園でロープを使った木登り「ツリークライミング」の体験会を開いた。市内外から参加した5~11歳の子どもや保護者ら計23人が、心地よい汗を流して楽しんだ。 市街地で子どもに木に親しんでもらおうと企画した。講師から手ほどきを受けて安全ベルトを装着した参加者は、高さ約15メートルのクスノキにつるしたロープを手繰り、悪戦苦闘しながら木を上った。 静岡市立長田西小3年の小長井樹君(8)は「うまく登れて楽しかった。(木の上から)遠くにタワーとか大きな建物が見えた」と目を輝かせた。 体験会は、10日に富士市の市中央公園、17日に磐田市の
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ビジネスマナーの講習会 参加者募集 磐田商議所
磐田商工会議所と日本電信電話ユーザ協会中東遠地区協会は22日と5月27日、ビジネスマナー講習会を磐田市中泉の同商議所会館で開く。 22日は基礎編として、名刺交換やEメール、電話応対のマナーなどを身につける。応用編の5月27日はマスク越しやオンラインでの話し方などワンランク上のコミュニケーション術を学ぶ。 両日とも午後1時半開始で、定員15人。受講料は各回3千円(商議所と協会の会員は千円)。問い合わせは同商議所<電0538(32)2261>へ。
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タニタが体組成計 卓球スポ少に贈る 磐田・豊田町
健康計測機器メーカーのタニタ(東京都)は7日、磐田市出身で東京五輪卓球金メダリストの水谷隼さんが所属していた「豊田町卓球スポーツ少年団」に体組成計1台を贈った。少年団の練習拠点の磐田卓球場ラリーナに設け、体づくりや競技力向上のために活用する。 体組成計は2021年12月、同社の事業の一環で水谷さんに贈った際、少年団に贈ることを希望して寄贈が決まった。水谷さんのサイン入りで、金メダル獲得時に着ていたユニホームをイメージした赤色が基調になっている。医療機関などで使われるプロフェッショナル仕様という。 7日、同社の社員がラリーナを訪れ、体組成計を届けた。少年団に所属する児童生徒18人が計測に臨
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磐田市初の農家カフェ人気 新鮮イチゴメニュー20種類 近隣キャンプ場と連携、観光振興へ
磐田市の農業生産法人「磐南ファーム」(石川修社長)が同市駒場で運営する観光農園「いちご空中農園いわた」にこのほど、市内初の農家カフェがオープンし、人気を集めている。鮮度の高いイチゴをドリンクやスイーツにして提供し、近隣のキャンプ場などと連携して地域の観光振興につなげる。 カフェはイチゴ狩りが楽しめる1・8ヘクタールの大型ハウスに併設し、床面積は65平方メートル。収穫したイチゴを使ったメニューだけで、クリームソーダやソフトクリーム、パフェなど約20種類をそろえる。1番人気のスムージーは、開業から1カ月で数百杯を売り上げたという。 県外からの団体客がキャンセルになるなどコロナ禍の影響も受けた
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磐田市 インフルエンサー募集 観光や歴史、SNSでPR
磐田市は5月6日まで、「我こそはインフルエンサー」と題し、交流サイト(SNS)で市のPRをするインフルエンサーを募集する。住居や年齢、性別は問わない。活動期間は6月から2023年3月まで。 インスタグラム、ツイッター、フェイスブックのいずれかで月1回以上写真を投稿する。名所などを紹介する観光コースと、歴史を紹介する歴史コースの2コースで各15人を任命する。応募多数の場合は抽選する。 市ホームページで応募できる。問い合わせは経済観光課<電0538(37)4819>へ。
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静岡人インタビュー「この人」 岡部英一さん 歴史推理書「一言坂の戦い」を著した郷土史研究家
「一言坂の戦い」は1572(元亀3)年10月13日、現在の磐田市で徳川家康と武田信玄が初めて直接対決した戦とされる。地元でも知られていないこの戦の歴史を紹介するために自費出版に踏み切った。歴史に関する執筆活動を始めたのは、およそ20年前。一貫して市内の歴史について書き続けている。浜松市天竜区出身。70歳。 -磐田の歴史に興味を持ったきっかけは。 「25歳の時、磐田に住み始め、歴史の奥深さを知った。特に見付は国府が置かれるなど、政治や経済の中心地として栄えた。しかし、歴史がまとめられていないことが分かり、調査や発信を始めた。これまでも2冊、磐田市の埋もれた歴史シリーズと題して著書を出版した
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磐田市 交通安全バッグ、新入児童に贈呈
磐田市は7日、市オリジナルの交通安全バッグを市内小学校の新入児童に贈った。贈呈式が同市下野部の市立豊岡北小で行われ、同校に入学した児童44人に配布した。 交通事故防止を啓発するため、毎年配っている。バッグは黄色が基調。市イメージキャラクター「しっぺい」とサッカーJリーグ1部(J1)ジュビロ磐田のマスコット「ジュビロくん」、「ジュビィちゃん」を描いた。 市は、市内全22小学校の新1年生1426人に贈った。
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東京五輪の表彰台展示 磐田卓球場ラリーナ
磐田市はこのほど、東京五輪で使われた表彰台やメダルスタンドの展示を同市見付の磐田卓球場ラリーナで開始した。台に乗ったり、写真を撮ったりできる。常設する予定。 表彰台はトライアスロン、マラソンスイミング、サッカーの表彰式で1位の選手が乗った部分。大会組織委員会から抽選で譲り受けた。県内では磐田市のほか、富士市、沼津市などが受けた。 台の大きさは高さ20センチ、縦横120センチの正方形、重量は約50キロ。磐田市出身で卓球金メダリストの水谷隼さん、伊藤美誠選手のパネルなどが並ぶ展示エリアに設けている。
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地元施設や店、手拭いに描く 磐田・豊田南中生の作品並ぶ
磐田市立豊田南中の生徒の作品が30日まで、市内5カ所で展示されている。市の施設や店舗を題材に描いた手拭い10点以上を各所に飾っている。 2021年度の卒業生が授業の一環で、地元の魅力ある場所や名産品をデザインした。同市豊浜の食とレジャーの交流拠点「渚(なぎさ)の交流館」では、付近の福田漁港や特産品のシラス丼を表現した作品が並ぶ。 展示場所は、渚の交流館のほか、ケーキのグリム(森下)、カドヤサン(城之崎)、又一庵総本店(見付)、みどりや支店(中泉)。それぞれの店などをイメージした作品を紹介している。
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磐田の80代女性 カード詐取被害
磐田市の80代の無職女性が7日、男にキャッシュカード1枚をだまし取られたと磐田署に届けた。同署はキャッシュカード詐欺盗事件とみて捜査している。 同署によると、7日午後4時ごろ、女性宅に「市からお金が入る」などと電話があった。午後4時半ごろ、女性宅を訪れた男にキャッシュカードを入れた封筒を別の封筒とすり替えられたという。女性の口座からは現金が引き出されていた。
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ソフトケールGABA 日常野菜へ「機能性」発信 磐田市の増田採種場【静岡ものづくり最前線】
「柔らかくて食べやすく、苦みが少ないケール」が商品のコンセプト。血圧低下作用のあるGABA(ギャバ)を多く含む品種の開発と栽培方法の確立に成功した。2018年末に生鮮葉物野菜で全国初の機能性表示食品に認定され、全国のスーパーや百貨店、通販サイトで販売している。 ゴワつきのない柔らかな葉質を生み出すのに必要な、収穫時の株取りやハウス内で周年栽培する一連のノウハウは特許を取得。土耕だけでなく、植物工場での展開も可能という。先端農業推進を掲げる県の「AOI(アグリオープンイノベーション)プロジェクト」に参画し、栄養価のデータ分析や栽培実証などで協力を受けた。 カルシウムやビタミン、ミネラルなど
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いわた仕事万博 地元企業の魅力 高校生らに説明
磐田市の企業有志でつくる「磐田就職支援実行委員会」はこのほど、高校生や大学生に市内企業を紹介するイベント「いわた仕事万博」を同市見付で開いた。訪れた約100人に従業員が企業の概要などを説明した。 市内に拠点や本社がある小売業や製造業22社がブースを設け、個別で質問や相談を受けた。取り扱う商品を実際に見せたり、パンフレットや動画を使って働き方や会社の概要を紹介したりした。 高校3年の大石悠紗さん(17)は「企業や業務を知ることが大事だとわかった。インターンに行くことも考えたい」と話した。
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風景や人物捉えた力作絵画並ぶ 磐田のクラブ作品展
磐田市内の絵画愛好家でつくる豊田南絵画クラブの作品展が6日、市立中央図書館展示室で始まった。会員13人の水彩画や油彩画など50点を展示している。10日まで。 伊豆の国市の世界遺産韮山反射炉や地元の獅子ケ鼻公園、豊田香りの公園といった風景画をはじめ、家族の表情やしぐさを捉えた人物画、季節の花々を描いた静物画など、題材はさまざま。会員それぞれの個性が表れた筆致が来場者を楽しませている。 作品展は1989年から毎年開催し、今回が34回目。会員たちはデッサン会やスケッチ旅行などで切磋琢磨(せっさたくま)し、この1年で手掛けた新作を出品した。
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すごろくで古里学んで 磐田市立図書館が作製 名所などクイズに
磐田市立図書館はこのほど、小中学生に遊びながら地元の歴史・文化や環境など古里の魅力を学んでもらおうと、独自のすごろくを作製した。中央、福田、竜洋、豊岡の4図書館で各1セットを貸し出し、ホームページでも公開している。 「いわたふるさとたんけんすごろく」は計100ますのコース。市内の全10学府を順番に回る設定で、ベッコウトンボ生息地の桶ケ谷沼や国の天然記念物「熊野の長藤」などの名所に立ち寄ったり、それぞれの地域に関するクイズに答えたりするますを設けた。クイズのますでは「磐田駅前にある大きな木はなんの木でしょうか」などの問題が書かれたカードを選び、正解すると駒を進めることができる。 市立図書館
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絶滅危惧種 ベッコウトンボの羽化確認 磐田・桶ケ谷沼
磐田市桶ケ谷沼ビジターセンターは5日までに、環境省の絶滅危惧種に指定されている希少種ベッコウトンボの今季初となる羽化を3月下旬に確認したと発表した。現存する生息地は国内数カ所で、同市は日本最東端の生息地という。 市や同センターによると、3月25日正午ごろ、NPO法人桶ケ谷沼を考える会が保全活動に取り組んでいる沼の南部で、内野茂喜所長が見つけた。30日にも沼の北部で発見された。3月中に羽化が確認されるのは9年連続。 現在、桶ケ谷沼からの自然発生は少なく、保全のために設けたコンテナやいけすでの羽化がほとんど。市から委託を受けた管理運営委員会が保全活動に努めている。羽化は4月下旬まで続く見込み
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農林業の中核人材へ一歩 農林環境専門職大・短期大学部 入学式
静岡県立農林環境専門職大・短期大学部(磐田市)の本年度入学式が5日、同市のアミューズ豊田で行われた。4年制の生産環境経営学部に26人、短期大学部生産科学科に92人が3期生として入学。将来の農林業の中核を担う人材として一歩を踏み出した。 新入生を代表し、生産環境経営学部の伊藤菫さん(18)が「専門職大生としての自覚を持ち、高度な実践力と豊かな想像力の習得に励む」と宣誓した。 鈴木滋彦学長は式辞で、ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「世界は予測困難な情勢に直面している。農林業に携わり、農学を学ぶことは人間の生きる本質を学ぶこと。グローバルな視野を持ち、豊かな感性と人間性を身につけてほしい」と
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磐田市の安全へ 職員100人が決意 市消防本部、新年度市長点検
磐田市消防本部は5日、新年度の市長点検を同市今之浦の今之浦公園で行った。消防職員約100人が草地博昭市長による検査や訓示を受け、市民の安全安心の確保に向け決意を新たにした。 職員は指示に従って素早く隊列を組み、一人ずつ服装や姿勢、消防手帳のチェックを受けた。草地市長は「日頃の訓練を怠らず、火災や災害時に備えてほしい」と呼び掛けた。
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大麻所持容疑で16歳逮捕 浜松東署
浜松東署は5日、大麻取締法違反の疑いで磐田市、自称会社員の少年(16)を逮捕した。逮捕容疑は2日夜、浜松市内の駐輪場で乾燥大麻を若干量所持した疑い。署員の職務質問で発覚した。
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生き物モチーフ ユニークな彫刻作品展 磐田で24日まで
東京都の彫刻家桜井かえでさん(47)の作品展「シマウマドレーヌ」が24日まで、磐田市上新屋の新造形創造館で開かれている。生き物の一部が工業製品になった彫刻など約20点が並ぶ。 クスやホオの木材を彫りアクリル絵の具で着色した。日記から飛び出したキリンやデスクライトの一部が魚になった作品のほか、耳が菓子のマドレーヌのシマウマを紹介する。桜井さんは「タイトルの言葉遊びも楽しんでほしい」と話した。
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磐田の市税 スマホ納付にアプリ3種追加
磐田市はこのほど、市税の納付手段として、新たに3種類のスマートフォン決済アプリを利用できるようにした。コンビニなど窓口での手続きが不要で、納税者の利便性の向上を図った。 新たに追加したアプリは「d払い」「J―Coin」「au PAY」。昨年4月から導入している「PayPay」「LINE Pay」と合わせて5種類が利用可能になった。 市収納課によると、2021年度のスマホ決済納付実績は約1万3600件で総額2億7800万円に上った。コロナ禍で非接触型サービスのニーズが高まっているとみて追加を決めた。 対象は市県民税、固定資産税・都市計画税、軽自動車税、国民健康保険税。納付書に印刷されたバ
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女性に体液かけた疑い 会社員の57歳男を再逮捕 磐田署
磐田署は4日、暴行と器物損壊の疑いで磐田市中泉、会社員の男(57)=暴行、器物損壊容疑で逮捕=を再逮捕した。再逮捕容疑は2019年5月下旬、同市の路上で歩いていた県西部の10代女性に体液をかけ、着ていた衣類を汚損させた疑い。容疑者は別の女性に体液をかけたとして3月に逮捕された。市内では18年ごろから女性が体液をかけられる被害が10件以上あり、同署が関連を調べている。
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ウクライナの平和願い込め抽象画 浜北区で鈴木さん個展
磐田市の絵画講師鈴木正善さん(79)が10日まで、第41回個展を浜松市浜北区の県立森林公園バードピア浜北で開いている。風景画や抽象画の計30点が並ぶ。水曜休み。 風景画は、アカマツが立つ同公園の遊歩道や、磐田市のつつじ公園など身近な場所を題材に油彩で表現した。抽象画は鮮やかな色の幾何学模様を並べながら、それぞれにテーマや願いを込めた。「三角の宇宙」と題した作品は、ウクライナの国旗に着想を得た。青系と黄系の三角形をいくつも組み合わせて仕上げた。鈴木さんは「三角形は方向性を示す図形だ。ロシアによる侵攻の問題が、平和的な方向に進んでくれるのを願う」と話している。
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磐田市消防団が辞令交付式 新入団員「忠実に遂行」宣誓
磐田市消防団は3日、2022年度の辞令交付式を同市豊岡の竜洋なぎの木会館で行った。新団長の任命があったほか、団員76人が新たに加わり、活動の士気を高めた。草地博昭市長が本多崇団長の解任辞令を交付し、門奈良則新団長に任命辞令を交付した。新入団員を代表し、見付方面隊第3分団の佐藤洋希さんが「忠実に消防義務を遂行する」と誓った。草地市長は「日頃の訓練に十分励み、災害に備えてほしい」と激励した。
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磐田・新市民文化会館で内覧会 ホールなど公開、7月30日開館
磐田市はこのほど、7月30日に開館する新市民文化会館「かたりあ」(同市上新屋)の報道機関向け内覧会を開いた。メインの多目的ホールやリハーサル室を公開した。 舞台芸術公演に活用できる多目的ホールは1、2階に分かれている。席は約1500あり、千鳥配置で、前後左右の間隔を広く取った。舞台は幅、奥行きともに約18メートルで、ヒノキ材を使用した。 約300人を収容できるリハーサル室や、イベントやサークル活動に利用できる創造活動室を設けたほか、壁面にガラスを使ったロビーを設置した。鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て。延べ床面積約7440平方メートル。旧市民文化会館(二之宮東)は老朽化などを理由に2016
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自閉症啓発へライトアップ 磐田・今之浦公園
磐田市は2日、国連が定める「世界自閉症啓発デー」に合わせ、同市今之浦の今之浦公園で青色のライトアップを行った。日が沈むと広場にある巨大な屋根が青色に照らし出され、辺りは幻想的な雰囲気に包まれた。 巨大屋根は日差しを遮り、子どもたちが遊んだり、休憩したりする場所として親しまれている。青色は癒やしや希望、穏やかさを表しており、啓発のシンボルカラーとされている。 国内では2~8日を「発達障害啓発週間」と定め、自閉症をはじめとした発達障害への理解を促すイベントなどが行われる。
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激変する時代に適応を コロナ禍3度目の入社式 オンライン、分散化定着
新年度初日の1日、静岡県内企業各社が実施した入社式。新型コロナウイルス禍で3度目となり、オンライン活用や会場分散化など感染防止を徹底した開催形式が多くの企業で定着した。各社トップは収束が見えないコロナ禍に加え、ロシアのウクライナ侵攻、資源・原材料価格の高騰など不安定な市場環境に言及し、新入社員に激変する時代への適応を強く求めた。 TOKAIグループは静岡市葵区の催事場と県内外の事業所39拠点をテレビ会議システムでつないだ。葵区の会場には新入社員119人の代表13人のみ出席。鴇田勝彦社長は「コロナ禍で消費構造が大きく変化した。顧客のニーズに敏感に対応することが重要」と説いた。安藤史香さん(2
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静岡県人口359万3524人 3月推計 22カ月連続減
静岡県がこのほど公表した3月1日現在の本県の推計人口は359万3524人で、前月に比べ3119人減少した。人口減少は22カ月連続。 出生数から死亡数を引いた自然動態は2547人減(出生1629人、死亡4176人)、転入数から転出数を引いた社会動態は572人減(転入8801人、転出9373人)。自然動態は2011年11月から125カ月連続、社会動態は3カ月連続の減少となった。 市町別では、伊豆の国市(15人増)と函南町(10人増)で人口が増加した。自然動態はすべての市町が減少する中、社会動態は11市町で増加した。伊豆の国市の58人を筆頭に、浜松市52人、函南町38人、袋井市34人、湖西市2
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ブランド企業の戦略解説 静産大・熊王教授 ベトナム商議所などに
静岡産業大経営学部の熊王康宏教授がこのほど、袋井、ベトナム両商工会議所の会員に向けてオンライン講義を行った。磐田市大原の磐田キャンパスと各地をつなぎ、「日越間のブランドイメージの違いについて」と題してブランド企業の戦略などを説明した。 袋井商工会議所の事業の一環。講師として招かれた熊王教授は、世界のブランド企業の持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを紹介したほか、両商工会議所の会員の質問に答えた。 日本人が持つブランドへのイメージは、という問いに「ブランドは高級なものという印象を持つ人が大半だが、企業のポリシーが商品に反映されていることが大事だと考える」と回答した。
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磐田市の自主運行バス 「掛塚磐田駅線」始動 通勤通学時間帯に
磐田市は1日、市の自主運行バス路線「掛塚磐田駅線」の運行を始めた。市南部の一部区間における遠州鉄道のバス路線が3月で退出したことを受け、ルートを代替する。 委託事業者の浜松バス(浜松市浜北区)と共同で朝夕の通勤通学時間帯に合わせて運行する。これまでの遠鉄の路線「掛塚さなる台線」のうち、千手堂系統、とつか系統の2系統を代替する。 経路は掛塚-JR磐田駅間で、とつか系統が竜洋なぎの木会館や豊田町駅、磐田西高を経由する。千手堂系統は千手堂などを経由し、朝1本は磐田北高まで運行する。各系統は1日5往復する。日曜や祝日は運休。運賃は距離制で120~490円。 バスの出発式が1日、磐田市掛塚の蟹町
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天竜川河川敷整備 磐田市長に要望書 自治連竜洋支部西
磐田市自治会連合会竜洋支部西地区は30日、天竜川河川敷整備に関する要望書を市に提出した。吉野博行地区長が市役所を訪れ草地博昭市長に届けた。 河川敷は国土交通省が所管しているため、市に国への働きかけの協力を求めた。天竜川東岸にあり同市寺谷から掛塚まで延びる自転車道の延長や、まちに続く自転車道を新たに設置するほか、河川敷の余剰地に地区の歴史をPRする多目的広場を設けることを要望した。
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採用職員33人に辞令交付 磐田市長「変化の時代 日々精進を」
磐田市は1日、本年度の新規採用職員33人への辞令交付式を市役所で行った。草地博昭市長は一人一人に辞令書を手渡し、「これからの変化の時代にしなやかに対応できるよう日々精進し、市民のために頑張ってほしい」と訓示した。 新入職員を代表し、デジタル政策課に配属された竹之内美季さん(25)が「公務を民主的かつ能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実、公平に職務を執行する」と宣誓した。
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技能実習→特定技能 静岡県内で移行進む 法改正3年、長期就労に安心感
外国人労働者の雇用促進を図る改正入管難民法の施行から1日で3年を迎えた。新型コロナウイルスの水際対策で外国人の入国が制限された影響で技能実習生が減り、新たに創設された在留資格「特定技能」への切り替えが進んでいる。人手不足に悩む県内企業が外国人材にかける期待は大きく、受け入れ数の増加は続きそうだ。 磐田市の農業法人農健(砂川利広代表)では、特定技能のインドネシア人2人が収穫や出荷といった作業を日本人同様にこなす。2018年に技能実習生として来日して以来、同法人で働くリブットさん(26)は「当初は生活面で苦労したが、農業に面白みを感じて働いている。経験を生かし、帰国後は和食レストランを開きた
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新市民文化会館 見学希望者募る 磐田市
磐田市は15日から17日まで、新市民文化会館「かたりあ」(同市上新屋)の見学会を開く。参加希望者は予約が必要で、市ホームページで1日から10日まで受け付ける。1日に6回、各回先着50人を対象に市職員が案内する。 同館は鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て。延べ床面積約7440平方メートル。7月30日に開館し、記念公演が8月2日に開かれる。問い合わせは文化振興課<電0538(37)8550>へ。
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就職希望学生対象 磐田の企業紹介 4月2日にワークピア
磐田就職支援実行委員会は2日、磐田市で就職を考える高校生や大学生を対象に市内企業を紹介する展示会「いわた仕事万博」を同市見付のワークピア磐田で開く。 約20社の概要や事業を説明するパネルを設置するほか、従業員が対応する。参加希望者は磐田商工会議所のホームページなどで事前予約するか、当日会場で受け付ける。問い合わせは実行委員会<電0538(31)5000>へ。
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アマ音楽家、歌や演奏披露 磐田の音楽ホール「ドルチェ倉庫」
静岡市葵区のNPO法人「音楽の架け橋メセナ静岡」(高橋正彦代表理事)はこのほど、桜咲く春のサロンコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市福田の音楽ホール「ドルチェ倉庫」で開いた。アマチュアの音楽家ら17人が聴衆を魅了した。 県西部在住者でつくる混声アンサンブル「コーロフェリーチェ」が「どんぐりころころ」などの童謡を披露したほか、浜松市を中心に活動するフェリーチェ合奏団がロッシーニの「弦楽のためのソナタ第1番ト長調」などのバロック音楽を奏でた。
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交通事故防止モデル 見付地区を指定へ 磐田署
磐田署、磐田市、県交通安全協会磐田地区支部はこのほど、磐田市の見付地区を「交通事故防止対策モデル地区」に指定した。期間は4月1日~2023年3月31日。交通安全に関する教室や街頭広報などの啓発活動を展開する予定。 交付式が見付交流センターで行われ、同署の原田洋之交通課長が見付地区地域づくり協議会の林浩巳会長に指定書を手渡した。啓発用のぼり旗77本も贈った。原田課長は「昨年、地区内で自動車が絡む死亡事故が起きている。交通安全の啓発に努めてもらえれば」と話した。
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農村環境保全 地域で協力 磐田に2団体設立
国の交付金を活用して地域で農村環境保全に取り組もうと、磐田市内の2地区にこのほど、池田農友会(池田地区)と下郷美農里の会(下大之郷地区)が発足した。 いずれも農林水産省の「多面的機能支払交付金」制度を用いる。高齢化で担い手が減る中、農家に集中する維持管理作業を地域で支える活動に補助される。 池田農友会は設立総会を池田交流センターで開き、役員15人と議員ら来賓が出席した。同地区の農地面積(9・1ヘクタール)は住宅地に囲まれ、現在は多くが兼業農家という。今後は用水や排水路の清掃と泥上げ、農道の草刈り、耕作体験活動などを実施する。八木登会長は「皆で協力し、地域を発展させていきたい」と述べた。
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文化財保存・活用に貢献 3団体に知事褒賞
静岡県はこのほど、文化財の保存・活用に貢献したとして、3団体に知事褒賞を授与した。県庁で開いた表彰式で川勝平太知事が各団体の代表者に賞状と記念品を手渡した。 県は地域ぐるみでの文化財の保存や活用の取り組みを活性化させようと、2020年度に県内39団体を「ふじのくに文化財保存・活用推進団体」に認定した。認定団体の中で顕著な実績を残した団体をたたえる目的で、21年度は知事褒賞を創設した。 受賞したのは、瀬名郷倉保存会(静岡市葵区)、見付宿を考える会(磐田市)、久野城址保存会(袋井市)。体験学習の開催や文化財を活用したまちづくり、環境整備のための寄付活動など、地道な活動が評価された。 推進団
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幼保連携で質向上へ 磐田市3期計画 再編も継続検討
磐田市は30日までに、2022年度から5年間の「市幼児教育・保育推進計画(3期計画)」を策定した。出生数の推移を見据えた施設再編の検討継続とともに、幼児教育・保育現場の質の向上、実現に向けた体制整備を加えた三つの基本方針で構成する。これまでの再編計画から名称変更した。 施設統合や認定こども園移行などの新たな検討対象になるのは、磐田北幼稚園、磐田北保育園▽大藤こども園、向笠幼稚園▽豊田北部幼稚園、豊田北保育園―など。多くが1985(昭和60)年以前に建設された老朽化施設。二之宮保育園も認定こども園への移行を見据える。その他の施設も統合や民営化を検討する可能性がある。 幼児教育、保育の充実に
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織物文化の魅力発信 パネルや機材展示へ 天龍社、磐田の組合事務所建て替え
別珍・コール天(コーデュロイ)や一般綿布などの織物業者でつくる天龍社織物工業協同組合は2022年度、1960(昭和35)年建築で老朽化が進む磐田市福田中島の組合事務所を敷地内に建て替える。内部には特産の織物産業の歴史を紹介する展示や手織り体験などの多目的コーナーを設ける。 敷地内に木造平屋建ての新事務所を建設する。4月中に着工し、夏ごろ完成する予定。多目的スペースでは別珍・コール天の国内生産9割以上を占める唯一の産地として、明治期以降に隆盛した歴史や生地の特徴、製造工程をまとめたパネルや保管する一部機材を展示する。手織り機4台を配置して体験会や小規模な展示販売会なども検討するという。隣接す
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迫力の演奏 映像と共に 磐田東中・高吹奏楽部が定演
磐田東中・高吹奏楽部はこのほど、第38回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市豊岡の竜洋なぎの木会館で開いた。中学2年から高校2年までの生徒25人が、日頃の練習成果を発表し、迫力ある音を会場に響かせた。 集まった約400人の前で、ポップスやクラシックなど息の合ったパフォーマンスを披露したほか、ヒット曲「夜に駆ける」の演奏とともに映像作品の放映も行った。生徒が考案したオリジナルの演劇もあった。
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磐田市立総合病院 課長パワハラ懲戒
磐田市立総合病院は29日、部下にパワーハラスメント行為を行ったとして、病院事務部の男性課長(55)を減給10分の1(1カ月)とする懲戒処分にしたと発表した。 同病院によると、男性課長は2021年12月下旬の勤務中、自身の指示に対する対応を巡り、部下の職員の襟首をつかんだ。職員が身体的、精神的苦痛を受けたと病院側に申し出た。 病院側は職場内の優位性を背景に業務の適性な範囲を超えるパワーハラスメントに該当すると判断した。 課長の処分に関連し、管理監督者として直属上司の部長を訓告とした。
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正当な理由無く欠勤で懲戒処分 磐田市の男性職員
磐田市は29日、正当な理由がない欠勤があったとして市健康福祉部福祉課の男性主任(58)を同日付で停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。 市によると、職員は病気などで休職した後に、医師2人の診断を受けて2021年5月17日に職場復帰した。しかし、その後も体調不良を理由に出勤と休暇を繰り返し与えられた有給休暇の取得後も同年12月末までに11日と2時間欠勤した。地方公務員法の職務専念義務に反すると判断した。
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現場改善支援など22年度事業承認 磐田商議所総会
磐田商工会議所は28日、通常議員総会を磐田市見付のワークピア磐田で開き、磐田産業振興会館(仮称)整備や中小製造業の現場改善支援を含む2022年度の事業計画案や予算案、役員補選など5議案を承認した。 産業振興会館は24年度内の供用開始を目指し、実施設計を策定する。総事業費は資材高騰などの影響で、前回提示額から4800万円増の4億1900万円となる見込み。同商議所コーディネーターが市内製造業に出向き、現場改善や新事業展開を支援する新規事業を盛り込んだ。 産業構造転換をテーマにした11月の産業振興フェア、県西部の大手と中小企業が連携して地域産業高度化を目指す「企業懇話会」も継続実施する。鈴木裕
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心身健全育成を磐田市に1000万円 コーシンサービス
磐田市笠梅の廃棄物処理業コーシンサービスが28日、スポーツを通じた子どもたちの健全育成に役立ててもらおうと、市に1千万円を寄付した。市役所で贈呈式を行い、青島邦信社長が草地博昭市長に目録を手渡した。市は同社に感謝状を贈った。 2021年に創立50年を迎えた同社が、地域への感謝の意を込めて寄付した。磐田市は3月に設立した「市スポーツ夢基金」の第1号として積み立て、スポーツ振興や子どもの育成事業などに活用する。
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磐田市と都内のベンチャーが連携 民間人材公募へ
磐田市は28日、ベンチャー企業「アナザーワークス」(東京都)と民間複業人材との協働に関する連携協定を結んだ。締結式が市役所と同社をつないでオンラインで行われ、草地博昭市長と大林尚朝代表取締役CEOが協定書に署名をした。 同社は地方自治体や人材などをマッチングさせるプラットフォームを展開しており、自治体との協定締結は26例目。企業版ふるさと納税拡大やホームページ刷新、スポーツを生かしたシティープロモーションをテーマに外部人材を活用して提案を受けたり、協議を進めたりする。 同社のウェブサイトで、①企業版ふるさと納税②シティープロモーション③ウェブページ―3職種のアドバイザー公募を4月11日か
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つるし飾り 春らんまん 磐田・花咲乃庄で展示会
磐田市壱貫地の花咲乃庄で4月28日まで、四季のつるし飾り展が開かれている。浜松市の高台協働センターで活動するグループが制作したつるし飾りや人形など約300点を展示している。 稚児人形や鶴、花などを配した彩り豊かなつるし飾り、残り生地を活用したタペストリー、ミニ着物、柔和な表情のひな人形などが並び、温かみあふれる作品に来場者が見入っている。火曜休館。
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ヤマハ発労組、20万円を寄付 磐田市社会福祉協議会に
ヤマハ発動機労働組合は28日、募金で集めた組合員の浄財20万円を磐田市社会福祉協議会に寄付した。市内の労組4支部の代表が訪れ、長谷川トキ会長に目録を手渡した=写真=。 鈴木清本社工場支部執行委員長は「生活困窮家庭の支援に役立ててほしい」と述べ、長谷川会長は「長年の福祉へのご理解と寄付に大変感謝している。福祉全般に活用していきたい」と語った。
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外国人市民の日本語力向上へ 独自の判定モデル導入 磐田市
外国人人口が県内で3番目に多い磐田市は2022年度、多文化共生推進事業を拡充、充実させる。市内企業での就労や定住化に必要な日本語力養成を目指し、外国人市民向けの教室に市独自の語学能力判定モデルを導入する。日本語レベルの「見える化」で、受講者のモチベーションアップや企業の採用の指標にしてもらう。東南アジア出身者が増加している現状を踏まえ、市の情報発信の多言語化も図る。 計画では、日本語教室は指導実績がある団体に事業委託し、初心者、中レベル、小中学生向けのクラスを設ける方針。チェックテストを行い、成長度を確認して“お墨付き”の証書を渡す。就労意欲のある外国人と人材を確
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歩道橋完成 磐田・今之浦公園が全面供用、東西往来可能に
磐田市今之浦の今之浦公園に27日、新たに歩道橋が設けられ、全面供用が始まった。市は同日、記念式典を行い、草地博昭市長やヤマハ発動機の日高祥博社長らが橋を渡って完成を祝った。 公園は2021年3月、一部の供用を開始した。これまで今ノ浦川を挟んで東西に分かれていたが、橋が架かり行き来が可能になった。橋は長さ48メートル、幅2メートル。ヤマハ発動機が市に提供したFRP(ガラス繊維強化プラスチック)サンドイッチ床板を使った。軽量かつ高強度、高耐久で、環境負荷低減ができるという。 日高社長は「公園がより便利になり、皆さんに楽しんでもらえたらうれしい」とあいさつ。草地市長は「子どもから大人まで人が集
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磐田市民賞、大学生や中学生に授与 教育、スポーツで入賞の4人
磐田市は25日、昨年、教育やスポーツなどで活躍した市民をたたえる磐田市民賞の表彰式を市役所で行った。草地博昭市長が、豊田南中2年太田かれんさん(14)、静岡産業大4年海野大透さん(22)、同2年沢木はなさん(20)、同3年又吉健斗さん(21)に表彰状を贈った。 太田さんは河川愛護月間「絵手紙」作品の最優秀賞(国土交通大臣賞)に輝いた。海野さんは全日本トランポリン競技年齢別選手権男子個人で優勝し、世界選手権男子団体で2位になった。 沢木さんは日本デフ陸上競技選手権女子5000メートルで優勝し、世界デフ陸上競技選手権女子5000メートルで6位入賞。又吉さんは全日本タンブリング・ダブルミニトラ
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リケジョ先輩が経験披露 中高生が将来像考える 浜松
理系の学びや職業に関心のある女子中高生を対象にしたワークショップが27日、浜松市中区のホテルで開かれた。静岡県西部の生徒15人が、技術、研究分野で活躍する県内の社会人による講演や科学実験を通じて、自身の将来像を考えた。 ヤマハ発動機(磐田市)の江頭綾子ロボティクス事業部長が講演した。新入社員だった約30年前、「同僚や顧客は男性ばかり。エンジニアは男性の仕事との雰囲気が強かった」と振り返った。 江頭さんは「女性であることを強みにしよう」と考え、自らの視点を生かした製品の提案などに取り組んだ。「性別や年齢層が異なる人が技術開発に参加することで、発見が生まれる」と強調した。 須山建設(浜松市
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民営化開園「めいわ竜洋保育園」で式典 磐田市立竜洋北、西を統合
磐田市の竜洋北、竜洋西の両市立保育園を統合、民営化して同市豊岡に4月に開園する「めいわ竜洋保育園」で26日、記念式典が開かれた。袋井市の社会福祉法人明和会が運営する。定員204人で磐田市内の保育園で最大規模。 鉄筋コンクリートと一部鉄骨造りの2階建て。敷地面積約4404平方メートル、延べ床面積約2045平方メートル。コの字型に配置された園舎は、木のぬくもりや採光に配慮した設計で、園児が遊べる築山やネット遊具なども備えた。災害時に迅速に避難できる屋上テラスも設けている。 同法人が磐田市内で保育園を運営するのは初めて。八谷重之理事長は「福祉は地域とともにある。地域資源の一つとして活用してい
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磐田で「恩返し」のプレー 卓球「水谷隼杯」小学生に直接指導
未来の静岡県内選手の育成を目指す「第4回水谷隼杯争奪小学生卓球大会」(県卓球協会、磐田卓球協会、静岡新聞社・静岡放送主催)が26日、磐田市総合体育館で行われた。児童向けに「卓球クリニック」(県主催)も開かれ、同市出身で東京五輪金メダリストの水谷隼さんが卓球の楽しさを伝えた。 大会には小学生242人が参加し、ホープス(6年以下)、カブ(4年以下)、バンビ(2年以下)の各種目で男女別シングルスの熱戦を繰り広げた。クリニックでは水谷さんがレシーブのコツや試合における緊張感の克服方法などの質問に答えたほか、小学生と対戦。世界最高峰のプレーを披露して会場を盛り上げた。 大会は2019年に初開催。
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デジタル変革計画策定 磐田市、データ化推進など14項目
磐田市は25日、市のデジタル変革に向けた目標や取り組みのガイドライン「市dX推進計画」(2022~26年度)を発表し、ホームページ上で公表した。行政サービスのデジタル化に加え、集まったデータを有効活用した政策立案も目指す。 重点取り組み事項に、オンライン・キャッシュレス化やデータ化の推進、デジタル技術を活用した地域課題の解決、情報格差(デジタル格差)対策など14項目を挙げた。半年ごとに進捗(しんちょく)状況を公表、必要に応じて数値目標などを示す。オンラインの相談・手続きで「行かなくてもいい市役所」の実現や子育て・教育へのデジタル活用、テレワーク拡充など、「市役所」「暮らし」「地域・産業・観
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特別支援学校、磐田に 市長が要請の意向
磐田市の草地博昭市長は25日の定例記者会見で、県教委が今月上旬、県立特別支援学校施設整備計画の後期期間(2022~26年度)に、中東遠か浜松地区のどこかに本校を1校新設する方針を明記したことに対し、「方向性が示されたことは心強い。磐田市内につくっていただけるよう要請していきたい」と述べた。 市内の児童生徒が多く通う袋井市内の県立袋井特別支援学校は、在籍児童の増加に伴う施設狭隘(きょうあい)化や通学負担が問題になっている。 特別支援学校の課題を巡っては、磐田市議会会派の志政会が市内への早期設置を求める要望書を市長と教育長に提出している。
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草地市長に提言書提出 磐田商議所青年部会
磐田商工会議所青年部会は22日、若年層の流出防止や移住定住を含めた流入促進に関する政策提言書を提出した。天野勝博会長らが磐田市役所を訪れ、草地博昭市長に提言書を手渡した。 同部会が市や大学と協定を結び、学生が市内で就職したり、起業したりできる仕組みづくりのほか、市と協力して地元スポーツチームと産業振興を図るためのプラットフォームを構築することなどを求めた。 草地市長は「産学官やスポーツチームなどの連携によるプラットフォームづくりを含めて検討を進めたい」、天野会長は「今回が初めての提言書提出。次世代発展のため、毎年続けたい」と話した。
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農林専門職大 特徴が冊子に 磐田、学長ら執筆
静岡県立農林環境専門職大・短期大(磐田市富丘)の鈴木滋彦学長と教員24人がこのほど、2020年に開学した同大の特徴などをまとめた書籍「農林業の魅力と専門職大学」を刊行した。 教育、ビジネス、地域・社会の3部構成。農林経営のプロフェッショナルや地域リーダーとなる人材育成を目指す教育の意義や本県農林業の魅力、今後の展望などを記した。スマート農業やCNF(セルロースナノファイバー)などを題材にしたコラムも設けた。 同大は今春短期大1期生が卒業した。鈴木学長は「コロナ禍の中で動き始めた新しい大学を発信しようと有志を募って企画した。書籍を通じぜひ知ってほしい」と話した。 筑波書房刊。247ページ
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36議案可決、同意 磐田市議会が閉会
磐田市議会2月定例会は24日、2022年度当初予算案や人権擁護委員の人事案件など計36議案に可決、同意し閉会した。 本会議終了後の全員協議会で市公共施設等マネジメント検討特別委員会を設置した。議員9人で構成し、委員長に松野正比呂氏(新磐田)、副委員長に小池和広氏(志政会)が就いた。今後の公共施設の整備や維持管理について調査検討する。
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紙リサイクルへ スタンプラリー 磐田市
磐田市は5月30日まで、紙類のリサイクルにつなげようと「雑がみ530(ごみゼロ)スタンプラリー」を開催している。市内5カ所のリサイクルステーションに雑紙を持ち込み、スタンプをためると記念品がもらえる。 可燃ごみとして家庭から排出される紙類削減が狙い。対象は市内在住者。チラシやラップの芯などを該当施設に持ち込み、専用用紙にスタンプをもらう。三つたまると先着530人に市イメージキャラクター「しっぺい」のトイレットペーパーが贈られる。 参加に必要な用紙は、広報いわた2月号に掲載されている。
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サッカー女子SSUボニータ「1部昇格目指す」 磐田市長に抱負
26日に開幕するサッカー女子なでしこリーグ2部の静岡SSUボニータの選手らが22日、磐田市役所を訪れ、草地博昭市長に今季の抱負を語った。高木昭三会長理事、三浦哲治代表理事、北本章執行責任者、小川貴史監督、高島絢音選手の5人が訪問した。 今季から指揮を執る小川監督は「1部昇格を目指し、サッカーを通じて磐田の魅力発信につなげたい」と意気込んだ。高島選手は「おととし、昨年とスタートダッシュに失敗したのでまず開幕戦を勝ちきりたい」と目標を掲げた。磐田カラーをイメージしたというサックスブルーが基調の今季のユニホーム紹介もあった。 初戦は26日、ノルディーア北海道と磐田市大久保の磐田スポーツ交流の里
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副業人材活用に助成 磐田市 22年度 中小の経営改善支援
磐田市は2022年度、専門スキルや知見を持つ「副業・兼業人材」を活用して自社経営の課題解決を目指す市内中小企業を支援する。デジタルトランスフォーメーション(DX)や販路開拓、広報、人事分野など、マッチングした人材との業務委託費の一部を助成する。 労働力人口減少で中小の人材確保が課題になる中、都市部の大手企業などに本業を持つ人やフリーランスなど外部人材を、時期や業務を絞って“適材適所”に活用することで、人件費を抑えて経営改善できる利点がある。具体的な実務への参画で、社員のスキルアップ効果も見込む。 まず中小企業が金融機関、商工団体、行政などに相談の上、「県プロフェッ
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記者コラム「清流」 新しい学校校舎の挑戦
磐田市豊田地区に開校して約1年の「ながふじ学府小中一体校」は、一般的な学校に存在する校舎回りの壁やフェンスが無い。公共図書館機能を持つ学校図書館も平日は地域開放され、外部の人が入ることができる。 自身が持つ学校のイメージを覆す試みに驚いた。防犯面の懸念はあるが、カメラなどの対策と同時に、住民の目が“監視”役となることも期待されているようだ。学校と地域の連携は言われて久しいが、ながふじは一歩踏み込んだ事例だ。 一方で、まだその目指す方向性が地域や市民に広く浸透しているとは言いがたい。コロナ禍で今は自由に校内に迎えることは状況的に難しいが、収束後、まず足を運んでその理
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新中期経営計画、持続可能性を重視 ヤマハ発動機株主総会
ヤマハ発動機は23日、第87期定時株主総会を磐田市新貝の本社で開き、新任3人を含む取締役10人の選任など6議案を可決した。日高祥博社長はサステナビリティ(持続可能性)を新たな柱に加えた新中期経営計画(2022年~24年)を説明したほか、ロシアのウクライナ侵攻に伴う影響など株主からの質問に答えた。 新中経では持続可能な社会に貢献する新規と成長の両事業に戦略的に投資する方針を強調した。緊迫化する侵攻関連では、昨年のロシア(約80億円)とウクライナを合わせた売上高は90億円弱と明らかにし、全体に占める割合は小規模で影響は「軽微と認識している」と述べた。一方、資源高騰には強い懸念を示し、「状況を注
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落語家2人 話術で魅了 磐田でお彼岸会
磐田市鎌田の鎌田山医王寺は21日、お彼岸会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同寺で開いた。落語家の柳亭市弥さんと入船亭小辰さんが出演し、観客約100人を軽妙な話術で魅了した。 古典芸能などの日本の伝統文化に触れ、興味を持ってもらう場として、毎年2回開催している。今回は柳亭市弥さんによる古典落語「真田小僧」をはじめ、2人で計4題を披露した。しぐさや表情、間を生かした迫真の演技で、会場は笑いに包まれた。
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あでやかハナモモ見頃【動画】
磐田市敷地の敷地里山公園に咲くハナモモが見頃を迎えている。赤やピンク、白色のあでやかな花が散策コースを彩り、来園者を楽しませている。 園内にはヤグチやテルテヒメなどの品種約1500本が植えられている。公園を管理する鈴木隆典さん(78)によると、今年は開花が例年より10日ほど遅く、3月下旬まで楽しめそう。 三つに分かれた枝先に白や黄色の花をつけるミツマタや、鮮やかな黄色の花が目を引くリュウキンカなども開花し始めている。 公園は広さ約2万5千平方メートル。旧豊岡東小に隣接している。
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無銭飲食の疑い 磐田署、無職の男逮捕
磐田署は22日、詐欺の疑いで磐田市見付、無職の男(44)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後5時ごろから6時ごろまでの間、市内の飲食店で牛丼を注文し、代金約3千円を支払わず無銭飲食した疑い。同署によると、容疑者は現金を持っていなかった。1月15日にも無銭飲食の容疑で逮捕されていた。
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アーチェリー「夢は五輪」 全国優勝の白井さん(城山中1年) 磐田市役所で結果報告
磐田市立城山中1年の白井賢治さん(13)が、2月に名古屋市で行われたアーチェリーの全国大会で優勝を果たした。小学3年生の時に競技を始め、着々と力を付けてきた。今大会は「優勝できてほっとした」と振り返り、将来の夢である五輪出場を目指して練習に励んでいる。 白井さんは経験者の父の影響でアーチェリーを始めた。体力向上のためにバレーボール部に所属しながら、アーチェリーの練習を自宅や市内の施設で行っている。たくさん打つことを意識しており、毎日2~3時間で150本の矢を射る。 2月19、20日に行われた全日本室内アーチェリー選手権の小中学生男子の部に出場し、全国から集った12人の頂点に輝いた。3月1
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トウモロコシ 大きく育って 磐田で種まき
JA遠州中央はこのほど、特産物の栽培体験を通じて農業への理解と事業参加を促す「農産物オーナー制度」の一環で、応募者を対象にトウモロコシの種まき作業を磐田市北部の畑で行った。 磐田市内の准組合員とその家族5組17人が参加した。同市壱貫地の生産農家が講師を務め、種の向きや土のかぶせ方など種まきの基本を手ほどきした。親子らがビニールのトンネルを設置した畝の間に入り、「収穫が楽しみ」などと話しながら種をまいた。6月中旬ごろの収穫に向けて生産農家が管理する。同JAのオーナー制度は昨年スタートした。既にエビイモや次郎柿で実施し、今後サツマイモも加える予定。
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鮮度抜群シラス次々 初日水揚げは例年並み 磐田・福田でも漁解禁
磐田市豊浜の福田漁港で21日、今季のシラス漁が解禁となり、近くの加工所などで販売が始まった。同市豊浜の食とレジャーの交流拠点「渚(なぎさ)の交流館」は、水揚げされたばかりのシラスを買い求める客で活気づいた。 午前5時ごろ、54隻の漁船が漁場に向かって出港した。午前8時ごろ帰港を始め、市場で競り落とされた。昼ごろ、漁港近くの加工所などにシラスが次々と運び込まれた。 遠州漁業協同組合の鈴木計貴事務局長によると、初日の水揚げは、約14トンで例年並み。1キロ当たり平均約430円で取引された。今季は大ぶりなシラスが多いという。 渚の交流館内の鮮魚販売店「幸の字」を訪れた客は、シラスを買ったり、館
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サッカー女子2部・静岡SSUボニータ 磐田で開幕戦PR
サッカー女子なでしこリーグ2部の静岡SSUボニータの選手は21日、今月開幕するリーグ戦のPR活動を磐田市下野部の豊岡北小で行った。同校で開かれたイベントでブースを設け、選手たちがチラシや看板で応援を呼び掛けた。 チームは今年1月に静岡SSUアスレジーナから静岡SSUボニータに名称を変え、小川貴史監督を新たに迎えるなど新体制でスタートした。今月26日、同市の「磐田スポーツ交流の里ゆめりあ」で初戦に臨む。 長瀬あゆ選手(23)、小池真理選手(21)、土屋佑津季選手(23)らが参加し、「磐田が拠点の女子サッカーチームです」「応援をお願いします」と声を掛けた。チームや選手の情報発信のため、3月か
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小中学生が旅通し成長 「磐田ジュニアホステリングクラブ」40年の歴史に幕 ユースホステル70カ所超利用
安価で安全な青少年向け簡易宿泊施設「ユースホステル(YH)」を利用して全国を旅する小中学生グループ「磐田ジュニアホステリングクラブ」(磐田市)が今月下旬、40年の活動に幕を下ろす。クラブ支援者の高齢化や全国的な宿泊先の減少が理由。創設当初から携わる米津幸男代表(73)=同市=は「活動が終わることへの寂しさもあるが、旅を通じて子どもたちが成長する姿を見ることができた」と万感の思いを口にする。 クラブは1982年、同市の社会人グループが子どもを対象にした旅行を企画したのを機に創設された。日本ユースホステル協会によると、小中学生対象のクラブは「全国でも珍しい」という。これまでに県内外のYH70カ
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サッカーチームの6年生に特産イチゴ JA遠州中央が贈る
JA遠州中央はこのほど、新型コロナウイルス禍で2月に中止になった「JAときめき杯U―12サッカー大会」に出場予定だった磐田や袋井市など4市町23チームの6年生に、管内で生産した特産イチゴ「紅ほっぺ」を贈った。 イチゴは全チームの6年生294人に一人1パックずつ用意した。磐田市のサッカーチーム「FCポーラスター」には、同JAの山田耕司代表理事理事長らがこの日の練習会場の大藤小運動場(同市大久保)に届けた。 山田理事長は14人分のイチゴを手渡し、「おいしいイチゴを食べて中学生になってもサッカーを頑張って」と呼び掛けた。キャプテンの星之内海哩君(磐田北小6年)は「最後の試合ができず悲しかったけ
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税に関する絵はがき審査 竜洋東小6年の鵜飼さん、最優秀
磐田法人会女性部会(岡野式子部会長)はこのほど、税に関する絵はがきコンクールの最優秀賞と、県法人会連合会女性部会連絡協議会会長賞の表彰式を磐田市中平松の竜洋東小で行った。2賞を受けた6年の鵜飼柚希さん(12)に岡野部会長が表彰状を手渡した。 森町、磐田、袋井両市の小学校32校から1786点が寄せられ、112点が入賞した。鵜飼さんは貨幣が入った砂時計や道路、パトカーなどを描き、税金の重要性を表した。磐田税務署長賞の表彰式も市内で行った。 主な入賞者は次の通り。 磐田税務署長賞 内田朱音(豊田北部小6)▽磐田法人会長賞 村中柊奈(磐田北小6)▽審査員長賞 外山恵(田原小6)▽磐田財務事務所
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農地バンク事業推進へ 磐田市などが協定
磐田市、市農業委員会、静岡県農業振興公社、県、JA遠州中央の5者はこのほど、農地中間管理事業(農地バンク)推進に関する連携協定を締結した。これまで農地バンクを活用した農地貸借は市内の限られた地域が対象だったが、認定農業者と認定新規就農者を対象に市内全域で農地貸借が可能になる。 農地バンクは、県農業振興公社が農地の貸し借りを仲介する事業。市は、事業を進めることで分散していた農地の集約や賃料支払いを一本化し、農業経営者の経営規模拡大や事務手続きの負担軽減につなげる考え。 締結式が市役所で行われ、草地博昭市長や同委員会の大箸千賀子会長、同公社の新田明彦理事長、森谷浩行中遠農林事務所長、同JAの
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平和の尊さ次世代へ 磐田市でモニュメント完成 中学生ら除幕
磐田市は20日、平和の尊さを次世代に伝えるシンボルとして制作した「平和のモニュメント」の除幕式を同市上新屋の市新造形創造館で開いた。ロシアのウクライナ侵攻に伴う緊迫した情勢が続く中、出席した中学生代表8人や戦争遺族、市関係者があらためて世界平和を祈った。 モニュメントは高さ42センチ、幅35センチ。同館吹きガラス専任講師の熊倉愛さん(25)がデザイン考案から制作まで携わり、白や黒色のガラスを層のように重ねた形状に仕上げた。広島市の広島平和記念公園の「平和の灯(ともしび)」から採火し、昨年11月に炉に火入れし制作を進めていた。 草地博昭市長らと除幕に臨んだ中学生は「過去の戦争のことを少しで
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社説(3月21日)遠州織物ブランド 魅力発信へ意識改革を
静岡県西部の地場産業、遠州織物が地域団体商標を取得して約5年が経過した。だが、地域ブランドとしての浸透が思うように進まない。 肌触りが良い綿や麻などの上質な生地として国内外のアパレル業界で認知度が高い一方、地元で仕上げる最終製品は少なく、消費者への訴求力を欠いている。魅力の発信に向け、積極的に打って出る意識改革が必要だ。 「いい物を作ってさえいれば認められる」時代は過ぎ去った。黒子気質からの脱却が求められる。熾烈[しれつ]な国際競争の中で生き残るためには海外の富裕層も視野に、消費者に直に訴え掛ける知恵を絞り出さなければならない。 小規模経営ながら、プラダ、エルメス、グッチなど欧州の著名
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在来大豆でスイーツ開発 静岡市清水区の「ここ豆くん」でアイスや団子 農林環境専門職大生
静岡県立農林環境専門職大(磐田市)の学生が、静岡市清水区中河内地区の在来大豆「ここ豆くん」を使ったスイーツを開発し、制作工程などをリーフレットにまとめた。研究成果の報告会をこのほど、静岡市立高(同市葵区)で行い、開発に協力したここ豆くんの生産者代表と同地区で校外学習を行っている同高の生徒代表に、完成したリーフレットを手渡した。 スイーツを開発したのは、同大2年の白石菜末さん、川口蘭々さん、長岡桃子さん。同大の丹羽康夫准教授から在来大豆の存在を聞いた3人は、大粒で甘みが強いという特徴を生かしたスイーツが作れないかと考え、昨年9月から豆を加工してチーズケーキやアイスクリーム、団子など11種類を
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菓子、パン店巡り 5月末までスタンプラリー 磐田市観光協
磐田市観光協会は5月31日まで、加盟する市内の和洋菓子やパン店など計10店舗での買い物と観光振興を兼ねたスタンプラリー「ぐるっといわた お菓子でまんきつ!」を開催している。 異なる3店舗以上を訪ねてスタンプを集めつつ、合計3千円以上(税込み)の買い物をした150人に先着で市イメージキャラクター「しっぺい」デザインのグラスを贈る。チラシには観光マップも掲載している。 チラシとスタンプカードは参加店舗とJR磐田駅北口の市観光案内所で配布している。問い合わせは市観光協会<電0538(33)1222>へ。
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スポーツ、健康課題にアイデア 静岡産大生が磐田市に提案 市役所でプレゼン
静岡産業大スポーツ科学部(磐田市)の2022年度の入学生と経営学部の学生らがこのほど、市の地域課題解決に向けたプレゼンテーションを市役所で行った。スポーツや健康に関する問題を提示し、解決するためのアイデアを発表した。 同大が21年度に始めた入試方式で、スポーツの知識などを表現する「スポーツプレゼンテーション入試」の合格者らが参加した。池田匠弥さん(18)は、市民の健康増進に向け会員制交流サイト(SNS)を使った情報発信強化を提案。「磐田ゆかりのスポーツ選手に運動の方法を拡散してもらう」と意見を述べた。 このほか、スポーツイベント実施や体育施設の利用促進、同大などが展開する事業「ジュビロ飯
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中遠地区の庭や花壇 冊子で紹介 静岡県など製作
静岡県や県西部6市町、関係団体でつくる「ふじのくに花の都しずおか中遠地域推進協議会」は、一般公開する庭や花壇を紹介する冊子「2022年度中遠オープンガーデンガイドブック」2千部を製作した。22日から配布を開始する。 A4判。18ページ。個人や団体で管理する庭など40カ所以上を掲載した。庭の位置を示したマップやアクセス方法のほか、花が見頃となる時期や見どころなどを説明している。 県中遠農林事務所(磐田市見付)や市役所などで希望者に無料配布する。ホームページでも冊子の内容を公開する予定。
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9~14世紀のペルシャ陶器展 磐田のシルクロード・ミュージアム
磐田市上野部のシルクロード・ミュージアムで5月29日まで、イランを中心に出土したペルシャ陶器の収蔵展「ペルシアの煌(きら)めき」が開かれている。9~14世紀ごろの陶器を中心に、多様な装飾技法を用いた約40点を展示している。 金属のような光沢が特徴の技法「ラスター彩」で作られた星形のタイル、ラピスラズリの濃紺を基調に華麗な模様があしらわれた水差し、イスラム初期に流行したとされる青い釉薬(ゆうやく)で焼かれた大型のつぼなど、いずれも豊かな色彩と独特の模様が目を引く。鳥と幾何学模様が描かれた紀元前2500年のつぼは初公開で、古代の農耕文化を象徴する作品として注目を集める。 ミュージアムの担当者
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織物や熟成酒、ふ菓子…「静岡の逸品」一堂 磐田・ららぽーと
磐田市高見丘のららぽーと磐田で19日、県内16店の伝統織物や銘菓、酒、雑貨などを集めた「静岡逸品マルシェ」が始まった。地域の特徴ある製品を紹介しようと同施設が初企画した。21日まで。 遠州綿紬(つむぎ)の多様な色柄のハンカチやバッグなどの小物、浜松市天竜地区のトンネルを再利用したセラーで熟成させた日本酒、長さ45センチの桜色のふ菓子など、バラエティー豊かな品が並んだ。板金加工会社が製作する軽くておしゃれなヘアアクセサリー、チタン加工をほどこし多彩な輝きを放つグラスなど、ものづくり県の技術力を生かした製品が注目を集めた。ららぽーとの通販サイト「&mall(アンドモール)」でも27日まで静岡逸
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臨場感豊か 油彩画並ぶ 磐田
磐田市新開の鶴田春男さん(69)の絵画作品展が31日まで、同市二之宮のギャラリー&カフェグルッペちぐさで開かれている。油彩画を中心に13点を展示した。 離れて過ごす孫の2人が仲むつまじく歩く後ろ姿や、豊岡地区を流れる敷地川、寺谷新田の33番池周辺ののどかな自然、深い赤色が印象的なバラなどの花を臨場感あふれる筆致で描いた。 鶴田さんは「激変する社会の中で、家族の絆の大切さや変わらない身近な自然を思って描いた」と話した。
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水野さん(磐田)108歳に 静岡県内男性最高齢 市が茶寿お祝い
磐田市掛下の水野清隆さんがこのほど、静岡県内の男性で最高齢となる108歳の誕生日を迎え、市が茶寿を祝った。草地博昭市長らが水野さん宅を訪れ、記念の花束や表彰状を手渡した。 水野さんは1914(大正3)年生まれ。同市出身でエビイモ農家だった。現在、息子と同居していて食事や入浴などを自ら行っている。水野さんは「この年になるまで元気でいられるとは思わなかった。ありがたい」と話した。 市によると、市内の最高齢者は109歳の女性で、100歳以上の高齢者は116人いるという。
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磐田の60代女性 150万円詐取被害
磐田市の60代無職女性が18日、市役所職員などを名乗る男に現金約150万円をだまし取られたと磐田署に届けた。 同署によると、17日午後3時ごろ、女性宅に市役所職員などを名乗る男から「介護保険の還付金がある」「近くのATMコーナーに行って」などと電話があった。市内金融機関で男から指示を受けながら現金自動預払機(ATM)を操作したところ、別の口座に約150万円が振り込まれたという。
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ガラス作家3人の花器やグラス並ぶ 磐田
磐田市上新屋の新造形創造館は、同館の吹きガラス工房専任講師のガラス作家3人の作品展を27日まで開いている。色鮮やかなグラスや花器など約140点が並ぶ。 出品したのは高野仰さん(41)、大塚薫子さん(32)、熊倉愛さん(25)。青や黄色の花器やグラスのほか、草花を描いた皿やウサギをモチーフにした箸置きなど三者三様の作品を飾っている。 同館では、3人の指導による作品作りの体験会も行っている。
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税の絵はがきコンクール 石井さん(東伊豆 熱川小)知事賞
東伊豆町の熱川小5年石井杏奈さん(11)がこのほど、県法人会連合会主催の「税に関する絵はがきコンクール」で最高賞の県知事賞を受賞し、16日、同校で表彰式が行われた。伊豆下田法人会女性部会の森田光子会長が石井さんに表彰状を贈った。 コンクールには県内339校の小学生から1万958点の応募があった。石井さんは日々の生活が税金で支えられていることへの感謝を伝えようと、ワクチン接種の様子や教科書、道路などを鮮やかに描いた。制作に当たってインターネットで税に関しても学び「こんな身近なところに税金が使われていることを知るきっかけになった」と話した。 石井さんは名古屋国税局長賞も受賞した。このほか、県
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巨大アート描いた投てき板完成 磐田南小
磐田市千手堂の磐田南小の児童がこのほど、校庭にある投てき板に巨大アートを制作した。6年生113人が中心になって、校内に植えられている同校のシンボル「大松」を擬人化したキャラクターや動物などをペンキで壁面に描いた。 投てき板は縦2・7メートル、横7メートルの鉄筋コンクリート製。これまで壁面に何も描かれていなかったため、児童やPTAの有志が協力して制作した。6年生が図案を考え、生徒らの投票で6年の吉田千咲さん(12)のデザインが選ばれた。 6年の高林祐杜さん(12)は「母校に自分たちの作品を残せて良かった」と話した。
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音なき世界、挑む百名山 難聴のランナー永井さん(浜松市)
先天性の聴覚障害がある市民ランナー永井恒さん(66)=浜松市南区三新町=が、日本百名山の完登を目指している。すでに84座に登頂した。目標達成に向け、「自分の姿がスポーツなどを頑張る障害者の挑戦の後押しになれば」と意気込む。 永井さんは20年以上にわたり、国内外の長距離レースに出場している。かつては、ろうあ者のマラソン日本記録を保持していた。ただ、新型コロナウイルスの影響で大会の中止が相次ぎ、代わりに打ち込める趣味として登山を始めた。鹿児島県屋久島の宮之浦岳(標高1936メートル)から始め、各地の高峰にほぼ単独行で挑んできた。 特に思い出深かったのが2021年7月に登った北海道の幌尻岳(同
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「福産品」新商品開発を報告 3事業所代表ら 副知事を訪問
静岡県の支援を受けて2021年度に新商品開発に取り組んだ県内3福祉事業所の代表者らが15日、県庁に出野勉副知事を訪問した。完成した新商品の茶漬け、スープ、キムチを持参し、開発の経緯や商品の売り、今後の販路展開を説明した。 訪れたのは御前崎市の「ポトラッチ」、磐田市の「すずなりカレッジ磐田校」、静岡市葵区の「アイリス」の代表者ら。各事業所は同区のマーケティング会社「販売促進研究所」の助言を受け、地元食材や事業所の強みを生かした加工食品を開発した。説明を聞いた出野副知事は「全国で売れる商品として、定番化に期待したい」と話した。 ポトラッチは地元産のカツオのなめろうを具材にした「御前崎漁師の茶
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磐田市役所 27日休日開庁、正午まで 年度末手続き対応
磐田市は27日、転入転出などの手続きが増える年度末に合わせて休日の窓口業務を行う。市役所本庁舎のみの開庁で、時間は午前8時半~正午。転入転出に伴う手続きや証明書の発行など市民課、国保年金課、市税課の業務が対象となる。
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125cc級電動二輪 ヤマハ発、リース販売へ 実証実験用
ヤマハ発動機は17日、7月から排気量125cc級の電動スクーター「E01(イーゼロワン)」を日本国内と欧州などで実証実験用にリース販売すると発表した。満充電での航続距離は約104キロで、同社が展開する電動二輪では最長。500台(日本は100台)を投入する。磐田市の本社工場で組み立て生産する。 電動化推進に向けた戦略モデル車。顧客ニーズ把握や関連ビジネス構築に向けた実験向けに、日欧と台湾、タイ、インドネシア、マレーシアで順次、事業所や自治体、官公庁などに提供する。実証実験としての想定期間は3年。 バッテリーは固定式で、充電器は用途に応じ急速、普通、ポータブル充電の3タイプに対応する。急速充
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聴衆前に久々生演奏 アマ73組、喜びかみしめ 掛川で週末フェス
掛川市の掛川城近くの広場で3月、週末ごとに県中西部のアマチュアミュージシャンなど73組が日替わりで演奏する「掛川プレイヤーズフェス」が開かれている。コロナ禍で思うように活動ができなかった音楽家たちが久しぶりに観客の前で音を奏で、ファンや観光客を楽しませている。 音楽イベントを企画する団体「掛川音楽倶楽部」が主催した。毎週土日、商業施設「こだわりっぱ」前の広場に7~10組が30分ずつ出演し、和太鼓や三味線、サックスやトランペットの演奏、フォークソングやポップスの歌唱などさまざまなジャンルの音楽を披露する。団体代表の石神敦樹さん(44)は「開催できて感慨深い。うれしさや懐かしさがあり、2年間で
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静岡で県工芸美術展 藤枝の佐藤さん、最優秀会員賞
第47回県工芸美術展(県工芸家協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が17日、静岡市駿河区のグランシップで始まった。美術部門と実用部門に応募があった会員、準会員、一般の作品と招待作品の計約150点を展示している。21日まで。 最優秀会員賞は、佐藤文子さん(藤枝市)の染色作品「再生」が選ばれ、ハスの実が朽ちていくさまを深みのある色彩で表現した点が高く評価された。準会員と一般の最高賞となる県知事賞は、松浦洋子さん(掛川市)の陶芸「彩」が輝いた。会場には、デザインの独創性を追求した陶芸の花器やつぼ、細やかな図柄で染め上げた着物など、見応えのある大作が並ぶ。 その他の受賞者は次の通り。 【美術部
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自転車事故削減に貢献 磐田北高に感謝状 磐田署など
磐田署と磐田市、県交通安全協会磐田地区支部はこのほど、自転車事故削減に取り組んだとして、2021年度の「自転車事故ゼロ・プロジェクトスクール」に指定された磐田北高(同市見付)に感謝状を贈った。 同校は危険箇所を示したマップを作成したり、交通安全標語コンクールを校内で開いたりしたほか、同署などが制作した啓発動画に参加した。贈呈式を同校で行い、中村俊弘署長が2年の袴田唯斗交通安全委員長(17)に感謝状を手渡した。中村署長は「活動を生かして今後も一人一人が自転車の正しい利用を心掛けてほしい」と呼び掛けた。
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性の多様性理解へ 職員向け手引作成 磐田市
磐田市はこのほど、性の多様性の理解促進を目的に、職員向け手引「ダイバーシティ虹色ガイドブック」を作成した。多様な性の知識や当事者の困難を学び、市民らへの配慮ある対応につなげる。 行政サービスや職場、地域で当事者が抱える困難の内容を紹介し、具体的な行動例を示した。英語で味方、仲間を意味する「アライ」に全職員がなることを目指す。 市は取り組みの一環で、申請書類の性別記載欄廃止や市民に理解を促す広報を展開するほか、児童生徒の制服についても多様性を尊重していく方針。
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移転の公民館、完成祝う 磐田・福田地区
磐田市福田地区の福田6の3番組自治会はこのほど、移転し新築した木造平屋建て公民館の落成式を開いた。多くの住民が訪れ、交流拠点の完成を祝った。築60年以上が経過した前施設の老朽化に伴って候補地を探し、交通環境や駐車スペースに配慮して700メートルほど離れた市有地の一部に建設した。敷地面積は約980平方メートル。約170平方メートルの建物内部は、フローリングと畳のスペースを設け、木のぬくもりがあふれる。建設費は積立金や県補助金を活用した。 隣接地には津波避難タワーが設置されている。落合雄三会長は「子供から高齢者まで168世帯のコミュニティーの拠点。防災面でも活用し、より良い自治会活動につなげた
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コロナ支援金 磐田LCが磐田市に寄付
磐田ライオンズクラブ(LC、鈴木康志会長)はこのほど、新型コロナウイルス対策の支援金として5万円を磐田市に寄付した。贈呈式が市役所で行われ、鈴木会長が草地博昭市長に手渡した。 寄付金には会費の一部を充てた。市役所や市立総合病院などにのぼり旗を設置した、LCの事業に対する協力への感謝の意も込めた。病院にも寄付金を贈る予定。
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農林環境専門職大短期大学部 1期生に卒業証書
磐田市富丘の農林環境専門職大短期大学部は15日、2020年度に入学し、同校初の卒業生となる学生の卒業式・学位授与式を同市上新屋のアミューズ豊田で行った。75人が県内農業を担う人材として、新たな一歩を踏み出した。 鈴木滋彦学長が、代表学生に卒業証書・学位記を授与した。「農林業に携わることは人間の生きる本質を学ぶこと。豊かな人間性を養って生きてほしい」と期待を込めた。 生徒を代表して答辞を述べた、竹原千花子さん(20)は「新型コロナウイルスの影響で学生生活は制限を受けたが、友人と励まし合って乗り越えられた。卒業後は多くの人の生活を豊かにできるよう、日々成長したい」と意気込んだ。 新型コロナ
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防潮堤に黒松植樹 磐田・福田中生
磐田市福田中島の福田中の生徒が14日、同校付近の沿岸部にある防潮堤斜面で植樹活動を行った。3年生129人が参加し、30~50センチの黒松の苗木272本を植えた。 2021年度の堤防工事が完了したことを記念した。黒松は5~10年で成木に育ち、砂や潮風よけの防風林になるという。防潮堤は全長約11キロの予定で、同年度までに約3・4キロが完成した。
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磐田市人事 部長級8人、大幅異動 総務に市川氏、企画は真壁氏
磐田市は15日、4月1日付の人事異動を内示した。異動は420人と大規模で、2021年度より91人多い。 部長級は退職者や配置替えなどで8人の大幅な異動となる。子ども関連施策推進のために再編されるこども未来課の増員などで、部署の名称変更などに伴う対象者を除く実質の異動規模は、21年度比約60人増えた。 産業部の名称を「経済産業部」としたほか、総務部内にあった危機管理課を市長直下の単独課とした。20年度導入の年2回の定期人事異動(4、7月)は継続する。 【部長級】総務部長(教育部長)市川暁▽企画部長(産業部長)真壁宏昌▽自治市民部長(自治市民部スポーツ振興課長=昇格)鈴木賢司▽健康福祉部長
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スポーツのまち磐田の転換点 資産生かし新機軸戦略を【風紋】
サッカーJ1ジュビロ磐田本拠地の磐田市で2月、多様なスポーツ資産のまちづくりへの生かし方を考えるシンポジウム(市主催)が開かれた。表題は「どうする磐田」。しかし「今ごろ?」と違和感を持ったのが本音だ。20年前のサッカー日韓W杯では市内にベースキャンプを張った日本代表を支え、長年プロサッカー、ラグビーチームが拠点を置く。市出身の卓球五輪金メダリストの存在もある。一連のスポーツレガシーや集客、話題力から、本来は既に先進地であってしかるべきだ。 課題はこの輝きを放つスポーツ資産が点と点で存在すること。チーム名や有名選手の影響か、民間調査会社が公表した「地域ブランド調査2021」で「スポーツのまち
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路上で体液かける 暴行と器物損壊の疑いで男を逮捕 磐田署
磐田署は15日、暴行と器物損壊の疑いで磐田市中泉、会社員の男(57)を逮捕した。逮捕容疑は2月19日午前7時40分ごろ、同市の路上で県西部の10代女性に体液をかける暴行を加え、着用する衣類を汚損した疑い。同署によると、2人に面識はない。2018年ごろから市内で女性が体液をかけられる被害が10件以上あったという。
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新型コロナ 磐南中央病院のクラスター収束
磐南中央病院(磐田市気子島)は15日までに、クラスター(感染者集団)が収束したと発表した。2月15日~3月1日までに入院患者と職員46人が感染した。外来診療などは再開している。
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ひき逃げの疑い 磐田署が男逮捕
磐田市の国道150号で13日に発生したひき逃げ事件で、磐田署は14日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで同市今之浦4丁目、派遣社員の男(57)を逮捕した。 逮捕容疑は13日午前9時50分ごろ、同市海老島の国道150号交差点で軽乗用車を運転中、信号で停止していた同市の無職女性(67)の乗用車に後方から追突し、そのまま逃走した疑い。同署によると、女性は首にけがを負った。
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開学3年目へ農工連携意欲 経営と生産の養成を深化 静岡県立農林環境専門職大学長/鈴木滋彦氏【本音インタビュー】
農林業で全国初の専門職大として磐田市に開学し、2022年度に3年目を迎える。前身の県立農林大学校は今春最後の学生が卒業し、閉校する。農林業経営と生産のプロフェッショナル養成を掲げる専門職大の運営状況や目指す方向性を聞いた。 ―2年間の運営は。 「目指すのは経営の視点を持ち、農山村の地域リーダーとして活躍できる人材育成。本県農林業の未来を切り開く使命を持った大学。新型コロナウイルス禍で初年度は開学直後に休校という異例のスタートになった。ただ、豊富な実習・演習が特徴だけに、2カ月後にはオンラインから感染防止対策を徹底して対面授業に切り替え、コロナ禍でも順調にカリキュラムを進行した。大学初の
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山桜やタモ材活用 指物家具など100点 16日まで、磐田で展示会
磐田市上新屋の市新造形創造館で16日まで、伝統の指物(さしもの)技術を取り入れた家具を製造する森下木工所(静岡市駿河区)の展示会が開かれている。主に国産の山桜やタモ、ケヤキなどを使ったダイニングテーブルやチェアなど約100点が並ぶ。 三方留の指物技法で天板と脚をつないだ漆塗りの座卓、竹垣のようにタモ材を編み込んだデザインのソファ、滑らかな手触りの肘掛けを配したロッキングチェアなどを展示した。同社担当者は「コロナ禍を機に、心地よい暮らしを支える家具があらためて注目されている」と話した。 14日は休館。
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健康向上、経済活性化へ「ジュビロ飯」 磐田市など開発、普及注力
磐田市などは、健康づくりに役立つ献立と運動の情報を発信する事業「ジュビロ飯」に注力している。市内の飲食店など5カ所でメニュー提供を始め、新型コロナウイルス禍における市民の健康向上や飲食店の活性化につなげる考え。 事業は市のほか、サッカーJリーグ1部(J1)ジュビロ磐田、静岡産業大、農林環境専門職大、磐田商工会議所が昨年から展開する。地場産品を使用する、主食や主菜を含む-などの条件を満たしたメニューをジュビロ飯に認定し、市内企業と開発・販売するとともに、専門家考案の運動方法を店舗で指導したり、チラシで啓発したりする。 同市見付の総菜店「見付宿いっぷく処」は2月、毎月2回高齢者を対象に開く「
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高齢者見守りへ 磐田市、遠鉄ストア「移動スーパー」と連携
磐田市はこのほど、遠鉄ストア(浜松市中区)と、業務中に地域の高齢者を見守る「見守りネットワーク事業」の協定を締結した。高齢者の買い物支援を行う「移動スーパー」の巡回中に異変を発見した際、地域包括支援センターに通報する。 同社の移動スーパーは、高齢者宅や高齢者施設を専用車両で訪問して総菜などを販売する。遠鉄ストア見付店を拠点に見付地区や向笠地区で週1~2回実施する。出発式が同店で行われ、車両1台が販売に向かった。 市が見守りネットワーク事業を結んだ団体は、今回の締結で62団体になった。
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個性磨き、常に「次」を リーマン後の経営、苦難と飛躍 柳弘之・ヤマハ発動機取締役【聞きたい】
ヤマハ発動機の柳弘之取締役が10日、23日の株主総会での退任と顧問就任を前に磐田市内で静岡新聞社のインタビューに応じた。リーマン・ショック後の苦境脱却や新たなモビリティ開発など、同社を飛躍させた社長就任後の12年間を振り返り、新技術での環境対応も含めたヤマハ発ブランドの一層の価値向上に期待を込めた。 ―2010年の社長就任後、約2100億円の最終赤字から黒字転換し、業績をV字回復させた。改革をいかに推し進めたか。 「損益分岐点経営に的を絞り、理論値生産を軸にしたコストダウンや生産効率化、さらに工場統廃合も進めた。とにかくうみを出し切り、できることは全てやろうと。当時はヤマハらしい商品を取
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閉校の静岡県立農林大学校 最後の卒業式「県の農業 引っ張る」
静岡県立農林大学校(磐田市富丘)は10日、3月いっぱいで県立農林環境専門職大に完全移行し閉校する同大学校の最後の卒業式を学内で行った。2018年度に入学した研究部2年の高嶋怜さん(22)1人が、井口真彦学校長から卒業証書を受けた。 井口学校長は「高嶋さんは、コロナなどの逆境の中でも大きく成長してくれた」と述べた。来賓として参列した専門職大の鈴木滋彦学長は祝辞で「農林大学校から農林環境専門職大への橋渡しになった」と話した。 今春から県内のJAに勤務する高嶋さんは「研究部に入る時点で学生が自分一人で不安だったが、先生方の指導で卒業できた。最後の卒業生として恥じぬよう県の農業を引っ張っていきた
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全国「一戦一戦集中」 菊川ボーイズ捕手鈴木さん 磐田市長に決意
中学硬式野球チーム「菊川ボーイズ」(菊川市)の捕手鈴木天真さん(14)=磐田市立城山中2年=がこのほど、磐田市役所を訪れ、草地博昭市長らに3月末に行われる全国大会の抱負を語った。 菊川ボーイズは昨年の日本少年野球連盟春季全国大会県支部予選で14チームの頂点に輝き、全国出場を決めた。鈴木さんは「優勝を狙い、一戦一戦集中して臨む」と目標を掲げた。草地市長は「悔いを残さないよう全力でプレーして」と激励した。
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顧客アイデアで「夢サラダ」 総菜ロック・フィールド 磐田で生産
総菜大手ロック・フィールド(神戸市)は10日から4月20日まで、RF1(アール・エフ・ワン)ブランドのサラダの新商品3点をそれぞれ期間限定で販売する。「夢サラダ」と題して顧客から募ったアイデアを商品化した。磐田市下野部の同社静岡ファクトリーで生産する。 ブランド30年を記念した初の試み。181案から選び、企画開発担当者がファンの声を取り入れて完成させた。既存客の選択肢拡大や新たな顧客獲得にもつなげる。販売品目は本県の「紅心大根」を含む47都道府県の素材を詰め込んだサラダオードブル(1パック税込み2376円)、彩り豊かな根菜などを挟んで味わうもなかサラダ(1パック同994円)、おひつじ座を想
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トンボの楽園発信「オッケーくん」1年 磐田・桶ケ谷沼の内野所長
磐田市岩井の桶ケ谷沼ビジターセンターの内野茂喜所長(62)が扮(ふん)するイメージキャラクター「オッケーくん」が3月、活動開始1年を迎えた。見学者の小学生らの案内をするほか、ラジオなどに出演して「トンボの楽園・桶ケ谷沼に興味を持つきっかけになれば」と広報活動に力を入れている。 オッケーくんは2021年、同市の竜洋昆虫自然観察公園と初の共同企画展の開催を機に誕生した。同公園の「こんちゅうクン」こと北野伸雄館長を師匠と仰ぎ、トンボのアクセサリー付きの眼鏡や白衣のほか、沼に生息するベッコウトンボの名札などを身に着ける。桶ケ谷沼の「桶(おけ)」と、来館者の質問に「オッケー」と気さくに答えられるよう
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新聞配達中 高齢女性を救助 山田さんらに感謝状 磐田市
新聞配達中、自宅で動けなくなった1人暮らしの80代女性の救助に協力したとして、磐田市は8日、博報堂新聞店(同市中泉)配達員の山田涼介さん(27)と、市と「地域見守りネットワーク」の協定を結ぶ磐田新聞販売組合に感謝状を贈った。 山田さんは1月6日午後、夕刊を届けた住宅の窓から「転倒した。動けないから救急車を呼んでほしい」という高齢女性の声を聞き、119番通報した。救急隊が到着するまで待機し、見守った。女性から翌日、販売店に無事退院したことを知らせる電話があったという。 市役所で行った感謝状贈呈式で、山田さんは「大事に至らなくて良かった。日頃の新聞配達が信頼、信用のもとに成り立っていると実感
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小川監督リーグ戦へ抱負 静岡SSUボニータ、袋井で協賛企業懇親会
サッカー女子なでしこリーグ2部の静岡SSUボニータを運営する、静岡スポーツユナイテッド(磐田市)は7日、協賛企業を招いた懇親会を袋井市内で開いた。今月のリーグ開幕を控え、新監督の小川貴史氏らが今季の抱負を語った。 三浦哲治代表理事は「強くて魅力あるチームにしていく」と述べ、競技力向上と並行して社会活動への参画を推進する方針を示した。小川監督は今季のスローガン「FOLLOW WE」について「将来的な目標のWEリーグ参入に向け地域とともに女性活躍や地域発展を進めていく」と説明した。キャプテンの藤原加奈選手は「プレーでチームを引っ張る。昨シーズンよりも得点をもっともっと取って得点王を目指す」と意
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公然わいせつ疑いで少年逮捕 磐田、商業施設内で下半身露出
磐田署は8日、公然わいせつの疑いで浜松市東区のアルバイト従業員の少年(19)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後6時ごろ、磐田市高見丘のショッピングセンター内で下半身を露出した疑い。同署によると、警備員が取り押さえた。
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ジュビロ磐田選手会 磐田市教委に図書カードなど寄付
サッカーJリーグ1部(J1)のジュビロ磐田選手会は8日、磐田市のヤマハスタジアムで寄付金76万7539円と図書カード44万円分を市教委に贈呈した。選手会長の小川大貴選手と松本昌也選手が村松啓至教育長に目録を手渡した。 寄付金は昨季終了後に選手会とジュビロ磐田が共同で開催したオークションの収益の半額を充てた。市内の小中学校への図書カード寄贈は2015年から地域貢献活動として続けている。 村松教育長は受け取った善意を特別支援学級や不登校の子どもたちのために役立てる意向を示し、「磐田市の子どもたちのためにありがとうございます。J1で大活躍して」と謝辞を述べた。
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電気系統に異常か 一時運転見合わせ 東海道線静岡―浜松間
8日午前6時25分ごろ、JR東海道線袋井-御厨間を走行中の下り普通電車で、運転台の電気系統の異常を示すランプが点灯した。御厨駅(磐田市)で車両を点検した結果、自力走行ができないことが判明し、静岡-浜松間の下りで一時運転を見合わせた。同社によると、上りも大幅に本数を減らして運転した。 JR東海は同日午前10時40分ごろ、救援の電車を連結し、走行不能となった電車を磐田駅まで移動させた。走行できなくなった原因を調べている。 運転見合わせが通勤・通学の時間帯と重なり、乗客に大きな影響が出た。磐田駅から出勤のために上り電車に乗った男性会社員(30)は「いつも3分くらいで御厨駅に着くが、ゆっくり走行し
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会員制作の大作絵画並ぶ 磐田市美術協会
磐田市美術協会(近藤育夫会長)が13日まで、作品展「いわび協会展」を同市見付の中央図書館で開いている。会員が制作した20~100号の大作絵画約40点が並ぶ。 平安時代の生活の一幕を鳥獣画とともに表現したアクリル画や、河原のシラサギを描いた水彩画のほか、スポンジや段ボール、画用紙などを貼り付けてナマズを描いた油彩画など会員のアイデアが光る作品を紹介している。
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不祥事再発防止策を継続 磐田市社協、今後は内部組織で検証
磐田市社会福祉協議会は7日までに、元職員が起こした着服の不祥事を受けて設置した第三者組織「再発防止対策推進委員会」の本年度の会合を市内で開いた。会計処理業務の再構築や組織体制強化など5点を柱にする防止策の取り組み状況を報告した。実施体制が整ったとして推進委は今回で廃止するが、今後は内部組織で検証や改善を継続する。 具体的な再発防止策の進行状況については、リアルタイムで口座残高や振り込み処理などを確認するためインターネットバンキングを導入したほか、業務、監査の両チェックリストの運用を始めたことなどが報告された。市社協の担当者は「事件を風化させないよう今後も取り組みを徹底する」と述べた。 元
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伊藤5位、平野8位 卓球ライオンカップ・トップ32
卓球の2024年パリ五輪シングルス代表を選考する初の対象大会「ライオンカップ・トップ32」最終日は6日、東京都のアリーナ立川立飛で行われ、男子で東京五輪代表の張本智和(木下グループ)、女子で早田ひな(日本生命)が優勝した。2人は9月の杭州アジア大会(中国)代表に決まった。 決勝で張本智は及川瑞基(木下グループ)を4-2で下し、早田は長崎美柚(日本生命)に4-3で逆転勝ち。パリ五輪代表の選考期間は24年の全日本選手権までで国内外の大会成績に応じて設定したポイントの合計で争われ、張本智と早田は50ポイントを獲得した。 女子で東京五輪代表の伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は5位決定戦で石川佳純
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梅の花 かれんに 磐田「花咲乃庄」
磐田市壱貫地の国登録有形文化財「花咲乃庄」で、植栽されている45本の梅の花が段階的に咲き、来場者の目を楽しませている。 散策路沿いのしだれ梅や、幹が二手に分かれ「忍辱(にんにく)乃梅」の愛称で親しまれる梅などが紅白のかれんな花を咲かせている。同園では開花は例年よりやや遅いという。火曜休館。
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段ボールや下草焼く 6日夜、磐田市東新町1丁目
6日午後6時40分ごろ、磐田市東新町1丁目の団地の防災倉庫周辺から出火し、倉庫内に敷いた段ボールの一部や付近の下草約4平方メートルを焼いた。けが人はいない。通行人が119番通報した。
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ラグビー男子高校生日本代表候補に地元特産品贈る 袋井
静岡県は4日、袋井市の小笠山総合運動公園で8日まで行われるラグビー男子高校生日本代表候補合宿の歓迎セレモニーを同公園で実施した。県や袋井、掛川、磐田各市のほか、袋井商工会議所、県ラグビーフットボール協会が、地元の特産品などを選手らに贈った。 選手やスタッフら65人が合宿に参加し、練習やエキシビションマッチを行う。セレモニーには広岡健一県スポーツ担当部長や大場規之袋井市長らが参加。各市や団体の関係者が選手にイチゴ(県)やクラウンメロン(袋井市)、キウイフルーツ(掛川市)、しらす干し(磐田市)のほか、銘菓などを渡した。 県内で行われる女子日本代表候補合宿のセレモニーも7日に行う予定。
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卓球・平野、伊藤単4強逃す ライオンカップ・トップ32 パリ五輪へ選考スタート
卓球の2024年パリ五輪の、シングルス日本代表選考の基準となるポイントを獲得できる最初の選考会「ライオンカップ・トップ32」が5日、東京都のアリーナ立川立飛で開幕し、男子は張本智和(木下グループ)、女子は早田ひな(日本生命)らが4強入りした。 女子でともに東京五輪代表の伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)、平野美宇(日本生命、沼津市出身)は準々決勝で敗れ、6日の5~8位決定戦に回った。伊藤は既に世界選手権団体戦(中国)の代表に内定していたが、平野は出場を逃した。 その他の県勢は、男子の英田理志(愛媛県競技力向上対策本部、島田商高出)が2回戦敗退。女子は湖西市を拠点に活動するデンソーの野村萌が
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磐田・中泉の「居場所」一覧化 ガイドブック全戸配布
磐田市の中泉地区地域づくり協議会福祉部会は、高齢者や子育て中の保護者ら地域住民が参加できる交流拠点を一覧化した「なかいずみの居場所ガイドブック」(A4判32ページ)を初めて制作した。全世帯約7250戸に配布し、参加や活用を促す。 同部会の小地域福祉ネットワーク活動委員会の9人が編集した。高齢者サロン21カ所、シニアクラブ10カ所、住民有志で行う「百歳体操」の開催会場などを地図入りで掲載した。認知症に関する相談や学びの場となるオレンジカフェや子育てサロン、こども食堂の活動も紹介した。 市中心部に位置し人口が集中する中泉地区だが、市によると、高齢化率は30・4%(昨年12月末)で5年ごとに約
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社会福祉に貢献 個人や団体表彰 磐田市社会福祉協議会
磐田市社会福祉協議会はこのほど、2021年度の市社会福祉大会功労者表彰式を同市国府台で行った。長年にわたり、社会福祉増進に貢献した個人や団体を表彰した。 社会福祉功労者に20個人と1世帯、6団体、社会福祉事業協力援助者に、3個人と1社が選ばれた。長谷川トキ会長が、功労者らに表彰状を渡した。
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磐田出身織田さん、一日消防長に 火災予防呼び掛け
磐田市出身の歌手織田美海さん(19)がこのほど、市消防本部の一日消防長に委嘱され、市民らに火災予防を呼び掛けた。春の全国火災予防運動(1~7日)の一環。 交付式が市消防署で行われ、伊藤秀勝消防長が織田さんに委嘱状を手渡した。織田さんは「コロナの影響でおうち時間が増えているので、身近な所から火災予防に努めてもらえるよう呼び掛けたい」と話した。 同署で消火活動の訓練指揮を体験した後、同市高見丘のららぽーと磐田で火災予防を啓発するチラシなどを来店客らに配った。
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成長分野発展へ、事業者支援推進 磐田市議会
磐田市議会2月定例会は4日、本会議を開き、代表質疑などを行った。草地博昭市長は施政方針で触れた新産業創出の展望について、「食や健康、エネルギー、次世代交通分野など成長分野の発展を目指して事業者支援に取り組む」と述べた。 草地市長は「広域で情報収集と連携に取り組み、新たな成長分野や人材、投資を市内に呼び込みたい」と語った。学びの機会のプラットフォーム「磐田ここからラボ」の創設については、複数の議員が「イメージがつかみにくい」と狙いや内容をただした。草地市長は「校舎の無い学びや。課題を持った市民が学び、共有する風土をつくりたい。ホームページなども整え発信していきたい」と述べた。 本会議の冒頭
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母の祖国ウクライナへ思い 中井健人選手、5日今季初先発 ラグビー・静岡ブルーレヴズ
ラグビーリーグワン1部静岡ブルーレヴズの中井健人選手(25)が5日、母の祖国ウクライナへの思いを胸に秘めてピッチに立つ。都内の江戸川区陸上競技場で行われるクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦に今季初先発する。 初先発が決まった3日、中井選手は「食生活を改善した今季は体の状態も良く、いつでもいけるよう準備してきた。出られない選手の分も責任がある。自分が出て良かったと思ってもらえるような試合にする」と言葉に力を込めた。 日本人の父とウクライナ人の母を持つ。ロシア軍のウクライナ侵攻開始後、ツイッターには中井選手を心配するファンの声が寄せられていた。本人は「現地に親族、友人がいる身として思うことはい
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「農福連携」推進 市長が意欲 磐田市議会
磐田市の草地博昭市長は3日、最終日の市議会2月定例会一般質問で、農業現場の障害者の就労や担い手確保を目指す「農福連携」の推進に意欲を示し、「障害者と農業者、福祉事業者などをマッチングする仕組みの構築を進める」と述べた。 永田隆幸氏(志政会)への答弁。草地市長は「コーディネーター役が極めて重要になる。ニーズや人材の一元管理をどういう形でできるか、今後の大きな研究テーマ。それをつなげていくのが市の役割だ」と強調した。 子育て支援の一環で後押しする男性市職員の育児休業取得率は、2020年度の実績が21%で、市が目標とする10%を上回ったことも報告。「制度の周知や取得しやすい職場風土醸成に努める
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地域住民ら力作 手芸品、絵画並ぶ 4日まで浜松市天竜区
浜松市天竜区佐久間町の山香ふれあいセンターは4日まで、地域住民らによる手芸品や絵画などの作品展を開いている。 佐久間町内外の高齢者、小学生らが制作した絵画、陶芸品、クラフトバッグなど工夫を凝らした計306点が並ぶ。 町内の住民でつくる「龍頭の会」は、昨年開催された東京五輪をテーマに、五輪のロゴや「TOKYO 2020」などとデザインした絵皿を出品した。 磐田市の出品者は、佐久間町相月、浦川地区や約40年前のJR水窪駅前の光景を、鉄道模型「Nゲージ」のジオラマで再現した。
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建設会社と会社員に感謝状 火災消火に貢献 磐田市消防本部
磐田市消防本部はこのほど、市内の住宅地で起こった火災の消火に貢献した会社員3人と、社員の防災教育に寄与した建設会社に感謝状を贈った。贈呈式を市消防署で開き、伊藤秀勝消防長が渡した。 表彰を受けたのは、石川建設と、同社の寺田和弘さん(46)=同市=、春原俊一郎さん(43)=浜松市西区=、建設会社「デイライト」の河上穂高さん(44)=袋井市=。 市消防本部によると、1月18日、付近の現場で作業中、やぶから煙が上がっているのを発見し、119番通報。業務で使う散水車やホースで初期消火を行った。消防隊が到着した際には、ほぼ鎮圧状態だったという。 寺田さんは「社内で行った消火訓練が役立った」と振り
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風力発電「風竜」廃止へ 磐田市、2021年秋から故障中
磐田市は2日、2003年から沿岸部の同市駒場に設置している風力発電施設「風竜」を廃止すると明らかにした。2021年秋から故障で停止中だった。多額となる見込みの修繕費負担や耐用年数などを考慮して判断した。 風竜は旧竜洋町が環境啓発や竜洋海洋公園内の電力供給などを目的に整備した。地上60メートル(羽根の中心まで)、直径80メートル、最大出力1900キロワット。故障前は公園内での使用のほか、電力会社に売電していた。 市によると、風竜の周辺は、民間の風力発電5基や太陽光発電施設があり、一帯は19年1月、経済産業省から再生可能エネルギーの啓発エリア「いわた次世代エネルギーパーク」に認定されている。
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ひな人形 供養前に最後の晴れ姿披露 磐田・府八幡宮
磐田市中泉の府八幡宮は4月3日まで、家庭などで役目を終えたひな人形約400体を拝殿内で紹介している。展示が終わり次第、供養を行う。 地元住民らから納められたさまざまな年代の内裏びなや三人官女、五人ばやしのほか、市松人形などが並ぶ。幡鎌繁宮司によると、2018年から、ひな人形を供養する前の「最後の晴れ姿」を見てもらおうと展示を行っているという。 展示に合わせて、ひな祭りにちなんだ御朱印の授与もしている。3月3日は、同日のみ授与する御朱印も用意している。
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コロナで出席停止の園児、保育料減免へ 磐田市長答弁、1月分から
磐田市の草地博昭市長は1日の市議会2月定例会一般質問で、市内の保育園やこども園などの園児が、新型コロナウイルスの陽性者や濃厚接触者になり出席停止になった場合、保育料を減免する方針を明らかにした。鈴木喜文氏(公明)への答弁。 これまでは園が休園や登園自粛などの要請を出していて、登園が可能な園児のみ欠席日数に応じて減免していた。園や家庭内でオミクロン株が拡大している現状を踏まえ、子育て世帯の支援を拡充する。草地市長は「(今年)1月分からの保育料減免を検討する」と述べた。 市内で運行するデマンド型乗り合いタクシーは4月から、交通の利便性を確保するため目的地を3カ所追加する。 加えるのは北部地
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磐田市 新たな産業創造へ スタートアップ企業と連携探索【22年度予算案/遠州7市町①】
2021年秋、磐田市は地域新電力会社の設立で縁があるJFEエンジニアリング(東京都)とスタートアップ支援の連携協定を結んだ。先端技術を持ちながら事業化の実績が少ない同社出資の新興企業に、市を実証実験の場として活用してもらう。サポートを受ける都内のシステム開発企業の代表が締結式で言った。「われわれスタートアップは勢いはあるが脆弱な存在でもある。協力は大変心強い」 基幹の製造業支援と並行し、市は地域企業の技術革新や新産業の創出を目指している。新型コロナウイルス禍で停滞する経済の現状打開へその必要性は一層強まるが、ハードルは高い。独自技術を生かし、社会課題に着目したビジネス創出を狙うスタートアッ
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玉木さんと谷口さん選出 磐田市観光大使 男性の選考は初
磐田市観光協会と市は27日、2022年の市観光大使選考会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市上新屋の「ひと・ほんの庭 にこっと」で行った。会社員の玉木良汰さん(21)=同市出身=と、会社員の谷口七海さん(26)=和歌山県海南市出身=の2人を選んだ。玉木さんは同市として初の男性観光大使。 出場者15人は審査員5人に向けて、自己紹介や市の魅力PRを行った。角一幸会長が2人にトロフィーなどを手渡し、激励した。玉木さんは「幼い頃から大使になりたかった。大好きな磐田の魅力を全国に届けたい」、谷口さんは「魅力を伝えられるよう、自身も楽しんで取り組みたい」と抱負を語った。 大使の選出は2年ぶり。今回から
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流木燃える 磐田市豊浜の福田漁港西堤防付近
27日午前4時40分ごろ、磐田市豊浜の福田漁港西堤防付近で、消波ブロックに集積した流木から出火し、一部を焼いた。磐田署によると、堤防は立ち入り禁止になっている。同署と市消防本部が出火原因を調べている。
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磐田で歴史講座 「見付と大久保家」テーマ
磐田市の市民団体「見付宿を考える会」と市教委は26日、歴史講座「見付と大久保家」を同市見付の中央図書館で開いた。参加者約60人が見付地区の繁栄に寄与した大久保家の歴史を学んだ。 大久保家は遠江国の総社、淡海国玉神社の神職を代々務めた。幕末から明治にかけて遠州地域の神職を中心に結成した民兵隊「遠州報国隊」の隊長格として倒幕運動に参加したほか、国指定史跡「旧見付学校」の建設に関わった。 大久保家の親族や市歴史文書館の職員らが講師を務め、当時の歴史と絡めて同家の功績などを紹介した。
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トランポリン「世界選手権 良い経験」 静岡産業大ク3選手報告
昨年11月にアゼルバイジャンで開かれた世界トランポリン競技選手権大会に出場した磐田市の静岡産業大クラブの3選手が25日、市役所に草地博昭市長を訪ね、大会結果を報告した。 訪問したのは、男子団体に出場し、銀メダルを獲得した海野大透選手(21)=同大4年=、タンブリング競技の又吉健斗選手(21)=同大3年=、同競技の杉浦夢菜選手(18)=浜松聖星高3年=と杉浦正隆監督。海野選手は「昨年5月の全日本年齢別選手権で優勝し切符をつかんだ。世界選手権でのメダルは初めてで、とても良い経験になった」と喜び、パリ五輪出場にも意欲を見せた。 草地市長と河島直明市スポーツ協会長が各選手に花束を手渡した。草地市
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中古物件のリフォーム補助拡充 磐田市、4月から 空き家バンク物件は加算
磐田市は24日、4月から中古物件購入後のリフォーム工事の補助金制度を延長し、内容を拡充すると発表した。21年度で終了する現制度を3年間延長。増加傾向にある単身世帯を対象に追加したほか、市空き家バンク登録物件購入者に新たに20万円を加算補助する。 空き家の有効活用や移住定住促進が狙い。自身の居住用に築15年以上経過した中古建物を購入しリフォームする市民が対象。補助は100万円を上限に、工事費50%と補助基準額(基本額と加算額)のいずれか少ない額。 市の補助基準額は、市内転居10万円、市外からの転居50万円を基本に、中学生以下の子供や3世代同居などの複数の加算条件が設けられている。4月からこ
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民家の車庫全焼 磐田
24日午後3時55分ごろ、磐田市鮫島、農業石川真さん方の木造平屋建て車庫から出火し、車庫を全焼したほか、駐車車両2台を焼失した。磐田署によると、出火当時、車庫は無人で、家人にけがはない。同署と市消防本部が出火原因を調べている。
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磐田市「スポーツのまち」全国1位 魅力伸ばし相乗効果を シンポで連携
磐田市は23日、市内のスポーツ資産を生かした魅力あるまちづくりを考えるシンポジウムを同市見付のワークピア磐田で開いた。サッカー・ジュビロ磐田やラグビー・静岡ブルーレヴズ、磐田キャンパスを置く静岡産業大から招いた5人と、草地博昭市長が意見を交わした。 昨年公表された民間の地域ブランド調査項目「スポーツのまちとして思い浮かぶ市町村ランキング」で初の全国1位を獲得したことを記念して開いた。草地市長は「1位は誇り。スポーツの魅力を伸ばし、相乗効果を生む仕掛けをしていかなくてはならない」と述べ、関係者が連携を深めるプラットフォームづくりに意欲を示した。 静岡ブルーレヴズの山谷拓志社長は、ラグビー
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裂き織りとバッグ 作家2人が展示会 浜松・浜北区の森の家
古布を利用した裂き織りと、クラフトバンドなどに使われる紙素材で作ったバッグの展示会が28日まで、浜松市浜北区の県立森林公園森の家で開かれている。 裂き織りは磐田市の山田真知子さん(67)が15点ほどを展示。観音菩薩(ぼさつ)や着物姿の女性を表現した。「浦島太郎」や「花咲かじいさん」といった昔話が題材の縦1メートル横2メートルの大作もある。山田さんは「裂き織りで絵を描く人は珍しいと思う。手作りのぬくもりを感じてほしい」とアピールしている。 バッグは浜松市西区の川原千明さん(59)が会社員の傍らで作った14点。2020年にコロナ禍の中で布マスクの手作りから始めた手作業が発展し、バッグ製作にた
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トラック全焼、2人搬送 島田の新東名高速道
23日午後6時ごろ、島田市尾川の新東名高速道下り尾川第二トンネル入り口付近で、磐田市の男性(40)が運転するトラックから出火し、全焼した。県警高速隊によると、煙を吸うなどして運転手と、同乗していた森町の男性(20)が搬送された。軽症とみられる。同隊によると、トラックが本線を走行中、車両後方から煙が出ているのを運転手が確認し、路肩に停車した。同隊と志太消防本部が出火原因を調べている。現場は片側3車線の直線。消火活動のため、下り藤枝岡部インターチェンジ(IC)―島田金谷IC間が約1時間通行止めとなり、最大2キロの渋滞が発生した。
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遭難の女性2人救助 静岡の山中
静岡市清水区大平の通称「高ドッキョウ」(1133メートル)を下山中に浜松市中区泉2丁目の無職女性(72)が行方不明になった遭難事故で、清水署員などは23日午前8時半ごろ、高ドッキョウ南側の山中で女性と、一緒に遭難した磐田市草崎の無職女性(70)の2人が谷底にいるのを発見し救助した。打撲などがあるが命に別条はないという。
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高林さん(浜松八幡中3)大賞 東海書道会 磐田でかきぞめ展
東海書道会(磐田市)の児童かきぞめ作品展(静岡新聞社・静岡放送後援)が23日、同市国府台の東海書道会館で始まった。大賞の高林聖羅さん(浜松市立八幡中3年)をはじめ、入賞と入選の210点を展示した。27日まで。 県西部の幼児から中学3年生まで570人が応募した。「美しい花」「青い地球」など学年ごとの課題を力強い筆致でしたためた。勝田晃拓会長は「筆の特性を生かし、気持ちを込めて伸び伸びと表現した作品が多かった」と評価した。 主な入賞者は次の通り。 岡田陽南(静大付属島田中2)梅ケ枝優美香(浜松浜名中1)松下桜咲(菊川小笠北小5)鈴木洸樹(同4)山田桃子(磐田福田小6)鈴木明日香(浜松南部中
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「安心」事業推進 磐田市長が施政方針
磐田市の草地博昭市長は21日の市議会2月定例会で施政方針演説を行った。昨年の就任時から掲げる「安心できるまち・人が集まる磐田市」を目指す姿としてあらためて強調し、2022年度は子供や暮らし、仕事など5分野の「安心」にひも付いた事業を推進する方針を説明した。 人口減少やデジタル化などの社会の変化に対応するため、行政の課題解決に向けた民間活力の導入や、「ここからラボ」と名付けた市民や企業・団体が学ぶ場の創出などに注力する考えを示した。 同日の市議会では22年度当初予算案やスポーツ夢基金条例制定案など25議案を上程した。
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休業中の磐田グランドホテル 地元アピタのフードコートに出店 カレーやカツ丼…老舗の味800円台設定
今月から約2年間の全館建て替え工事に入った磐田グランドホテル(磐田市岩井)が、休業期間を活用して23日から、市内の大型施設「アピタ磐田店」(同市今之浦)のフードコートに飲食店を出店する。同店を運営するユニーによると、県外店舗を含め、ホテルレストランがフードコートに出店するのは初めてという。地域密着を掲げ、地元経済活性化や顧客との新たな接点づくりを目指す両者の考えが一致し、実現した。 「磐田グランドホテルアピタ店」が提供するメニューは4種類。スパイシータイカレーとポークカツ黒カレー、カツ丼、天丼の和洋4種類(それぞれテークアウトあり)。チンゲンサイや白ネギなど磐田産野菜をふんだんに取り入れた
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地域に根差し活動継続 女子サッカー静岡SSUボニータの運営団体代表理事/三浦哲治氏【本音インタビュー】
本県で唯一、日本女子サッカーリーグ「なでしこリーグ」に所属する静岡SSUボニータ(磐田市)を運営する静岡スポーツユナイテッドの代表。2022年1月、新名称で再始動したクラブの運営戦略や現状を聞いた。 -女子サッカーを巡る現状は。 「まだ認知度や理解度は低く、興行として成り立たせるのは難しい。サッカーといえば男子を思い浮かべる人が多数で、女子サッカーとは別競技という認識がある。特にサッカーは男子が長い間“君臨”してきたスポーツ。認識を変えるには、日本スポーツの文化自体に立ち向かわなければならない。世界的に女子スポーツの発展は遅れていて、ジェンダー不平等などの問題に
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商店主が知識、こつ伝授 磐田で「まちゼミ」 25店舗が開催中
磐田市内の商店主が講師となり、専門知識を伝えるミニ講座「磐田まちめぐりゼミナール」が市内の25店舗で開かれている。同実行委(事務局・磐田商工会議所)の主催。3月27日まで趣味や食、美容など多彩なジャンルで座学や体験講座を展開する。 参加店の一つ、同市中泉の寝具販売「菊屋」の初回講座には4人が訪れた。三島治代表(65)が睡眠のメカニズムを解説した後、横になった時の目線や腹式呼吸がうまくできるかなど、枕選びのこつを伝授した。参加者は球状の羊毛を蚊帳地の袋に詰めて“マイ枕”づくり体験にも臨んだ。三島代表は「枕で寝た時に優しい顔になることがポイント。健やかな眠りに生かしてほ
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回収プルタブ123キロ 東部小が磐田市社協に寄付
磐田市東貝塚の東部小はこのほど、約1年間かけて校内で回収したプルタブ123・5キロを市社会福祉協議会に寄付した。 同校の思いやり委員会の5、6年生23人が全校に呼び掛け、毎週木曜朝に各教室を回って集めた。同校で行った寄贈式には委員の6年生7人が参加し、段ボール箱6箱分のプルタブを沖山均市社協事務局長に渡した。 代表児童は「プルタブを車いすに換えて寄付をしようと活動してきた。みんなの協力でたくさん集まったのでぜひ役立ててほしい」と話した。
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静岡・水見色活性化へ「こんにゃくアイス」 磐田の学生ら開発
磐田市富丘の農林環境専門職大短期大学部と農林大学校の学生らが、静岡市葵区の水見色地区活性化のため、こんにゃく芋を活用したアイスクリームの開発に取り組んでいる。同地区の農産物加工販売所「水見色きらく市」で5月、テスト販売を行う予定。 静岡市産学交流センターの事業の一環。同地区は山あいにあり人口減少や高齢化が進んでいる。水見色きらく市企業組合の委託を受け、地場産品を生かした商品開発を始めた。 農林環境専門職大の池ケ谷篤講師と、指導する学生らがレシピなどを開発。農林大学校2年の高嶋怜さん(22)がマーケティングなどを行い研究をまとめた。 アイスには、こんにゃく芋を加工した「こんにゃくペースト
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ユタカ技研社長 青島常務が昇格
ユタカ技研は18日の取締役会で、白石直己社長(61)が退任し、青島隆男常務(56)が昇格するトップ人事を決めた。6月24日予定の株主総会を経て正式に就任する。2023年4月からの次期中期経営計画の策定に向けて経営体制を刷新し、EV(電気自動車)化対応や国際競争力強化策を加速させる。 中国事業畑が長い青島氏は選択と集中、スピードをキーワードに挙げ、「電動化時代の新たな主幹部品を作り上げる。(最大取引先の)ホンダ以外への販売拡大にも注力する」と意欲を示した。 20年から社長を務める白石氏は「国内外の収益基盤の再構築を含め、新時代への備えはできた」と述べた。 青島隆男氏(あおしま・たかお)
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若者の就労支援 磐田でセミナー 3月5日から全5回
NPO法人青少年就労支援ネットワーク静岡は3月5日から、若者就労支援セミナー全5回を磐田市の2会場で開催する。申し込みは2月28日まで。2月19日には、ワークピア磐田(見付)で個別面談も行う。個別面談は当日午後1時から受け付けする。 現在無職の10~40代が対象。ワークショップやゲームを通じて就業の不安を解消する。3月5、12、13日は豊田福祉センター(弥藤太島)、19、23日はワークピア磐田が会場になる。問い合わせは同法人<電0538(37)1351>へ。
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8議案を上程 磐田市議会開会
磐田市議会2月定例会は18日開会し、会期を3月24日までの35日間と決めた後、電子クーポンを活用した消費喚起事業(1億3300万円)を含め総額約2億2700万円を追加する2021年度一般会計補正予算案など8議案を上程した。22年度当初予算案など25議案は21日に上程する。 一般質問は3月1~3日。
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ひき逃げの疑い 磐田の女を逮捕
磐田署は17日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで磐田市のパート従業員の女(24)を逮捕した。逮捕容疑は同日午前8時40分ごろ、同市上岡田の市道交差点で乗用車を運転中、自転車で横断していた市内の女性会社員(21)に衝突してけがを負わせ、そのまま逃走した疑い。同署によると、女性は転倒して足に軽傷を負った。
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スポーツ挑戦助成 ヤマハ発振興財団、静岡県含む31人対象
ヤマハ発動機スポーツ振興財団(磐田市)はこのほど、世界にはばたくスポーツ人材の育成を目指す2022年度スポーツチャレンジ事業の助成対象31人(総額3030万円)を発表した。同財団によると、本県関係は高校生年代の選手3人。 国際レベルの実績保持者や活躍を目指すアスリートや指導者らを支援する「体験」と、スポーツに関連する学問に助成する「研究」の2部門に計106件の申請があった。成果報告会や交流会の開催を通じてサポートする。 本県関連は、フリースタイルスキーモーグルの伊藤真凛選手(17)=クラーク記念国際高=、ラグビーの小野沢謙真選手(16)=静岡聖光学院高=、ウインドサーフィンの守屋拓海選手
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J1ジュビロ応援レンタカー 売上金、チーム支援に 磐田の企業
磐田市のガス・石油販売の第一商事(清水聖也社長)は、Jリーグ1部(J1)ジュビロ磐田の応援につなげようと、「ジュビロ応援レンタカー」の提供を開始した。売上金の約10%をチーム強化支援に充てる。 ジュビロ磐田と、ニコニコレンタカーを手掛けるレンタス(横浜市)との連携事業。トヨタの「アクア」1台を磐田市鳥之瀬のENEOS鳥之瀬サービスステーションで貸し出す。車体にはチームカラーを基調にエンブレムなどを描いた。 試合日の利用は会場の駐車券か、選手のサイン入りミニ色紙がもらえる。通常日は色紙が特典になる。清水社長は「地元チームの応援だけでなく、地域の活性化につなげたい」と話した。 予約は電話で
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磐田の築地さん 山野草花写真紹介 20日まで個展
磐田市南島の築地洋さん(79)の山野草花写真展「うたかた」が20日まで、同市福田の福田中央交流センターで開かれている。県内外で撮影した草花の写真42点が並ぶ。 築地さんは退職を機にカメラを始め、10年前から野生の草花を中心に撮影している。紅紫色の花「イワタバコ」や紅色の花「ベニバナシャクヤク」などを飾った。築地さんは「のんびり撮影できるのが山野草の魅力。写真を見て自然に親しんでほしい」と話した。
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磐田、袋井、森の風景画51点並ぶ 磐田で合同作品展
磐田市、袋井市、森町の3市町の各文化協会は16日、合同絵画作品展「ほっと絵画展」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市見付の中央図書館で始めた。各市町の会員が描いた地元の風景画51点が並ぶ。20日まで。 会員の交流や技術向上のために、写真や俳句などテーマを変えて毎年開いている。51人が1点ずつ出品した。磐田市内から見た富士山を描いた油彩画や、森町の賀茂神社の参道を表現した水彩画のほか、袋井市の愛野公園を表した油彩画などを紹介している。 絵を描いた場所を示した各市町の地図も展示している。
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やさいバスで直送 MV東海の4店舗、16日販売開始
マックスバリュ東海は16日から、農業流通ベンチャーの「やさいバス」(牧之原市)と連携し、静岡県内4店舗で地元農産物の販売を始める。 やさいバスは農家と消費者をつなぐ産地直送の物流システムを展開する。MV東海は週3回、県内の生産者から採れたての野菜を受け取り、マックスバリュ静岡丸子店(静岡市駿河区)、豊田店(磐田市)、浜松和田店(浜松市東区)、清水三保店(静岡市清水区)で販売する。トマトやマイタケ、グリーンリーフなど10種類程度を予定している。
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農林環境専門職大生が企画 袋井で「女子旅」いかが 1泊2日で牧場や法多山、可睡斎…
静岡県立農林環境専門職大(磐田市富丘)の1、2年生5人が、袋井市の遠州三山などの観光資源やグルメを楽しむ1泊2日の「女子旅ツアー」を企画した。大学で学ぶ農業や食の視点や女性の関心を引く“映え”ポイントなども踏まえ、6種類のリーフレットやPR動画を制作。14日に同大を訪れた谷敦袋井市観光協会長と市関係者に成果を報告した。 自治体や企業の課題解決に大学の教育や研究力を生かす「ふじのくに地域・大学コンソーシアム」事業の一環。丹羽康夫准教授の呼び掛けで集まった学生有志が、宿泊を伴う若年層の観光客誘致を課題に挙げた市側との意見交換や可睡斎での1泊参禅体験を含む現地調査、学生ア
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磐田ポッカ食品(磐田市) 安田裕一社長 業務軽減へ省人化推進【キーパーソン】
ポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市)のグループ会社。粉末スープや粉末茶を製造し、「じっくりコトコト」シリーズは2021年に発売25年を迎えた。新型コロナウイルス禍が続く中の経営状況や留意点を聞いた。 -生産の概況は。 「磐田市居住者を中心に約130人が勤務し、約20種の商品を製造する。約50年、独自の技術で溶けやすいスープを家庭に届け続けてきた。造粒品と呼ばれる粉は、グループの国内生産の80%以上を占める。21年の年間生産量は9600万食分。本州の中心にあるため、関東や関西など幅広い地域に流通している」 -コロナの影響は。 「巣ごもり需要が増え、20年の売り上げ(加工賃)が、
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学生熱心に質問 就活情報を収集 浜松で静岡新聞社セミナー
2023年春卒業予定の学生に県内企業の採用情報を発信する「新卒のかんづめ 静岡新聞就活準備セミナー」(静岡新聞社・静岡放送主催)が14日、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。 小売、製造、商社など県内企業19社と就活を支援する3団体が出展した。企業の採用担当者らは経営方針や1日の仕事の流れ、求める人物像などを説明した。学生は関心のあるブースを回って熱心に質問した。 静岡大教育学部3年の女子学生(21)=磐田市=は「オンラインの活動が多い中、対面は貴重な機会。担当者に質問しやすく、しっかり情報を集めたい」と話した。 セミナーは新型コロナウイルス対策のため事前予約制で行った。
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面接のポイント伝授 フリーアナ小沼さん、島田で講演
静岡県と県社会福祉協議会は12日、介護職への復職や就労を支援する「冬・SHIZUOKA 福祉の就職相談会」を島田市のプラザおおるりで開いた。フリーアナウンサーの小沼みのりさんが、面接で役立つ「伝わる話し方」を題材に講演した。 小沼さんはコミュニケーションの重要な点として非言語情報を挙げ、話の内容以上にしぐさ、声のトーンなど、視覚や聴覚の情報が面接官の印象に残りやすいと説明した。正しいあいさつの姿勢や「ゆっくりはっきり話す」「伝えたいことをはじめに簡潔に述べる」などのポイントを指導した。 会場では県内の福祉関連事業所がブースを構え、事業の概要や採用予定を来場者に説明した。 就職相談会は島
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スポーツ夢基金創設へ 磐田市、条例制定案を18日提出
磐田市は12日までに、「市スポーツ夢基金」を創設する方針を決めた。スポーツに特化した市の基金は初めて。条例制定案を18日に開会する市議会2月定例会に提出する。 スポーツ振興やスポーツを通じた子供たちの健全育成事業に活用する考え。市が進める市民スポーツ推進の趣旨に賛同する企業から寄付の申し出を受けて決めた。議会の審議で可決後、他からも同様の寄付があれば随時積み立てる。 同市はプロサッカーやラグビーなどのチームが拠点を置き、五輪など国内外の大会で活躍する選手も輩出している。スポーツへの関心が高まる中、市は「子供たちがスポーツを通じて夢が持てるようなソフト事業に生かしたい」としている。
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オリジナルタオル「きなりのまま」開発 加藤タオル、磐田産ブランド展開
タオル製造販売の加藤タオル(磐田市豊浜中野)が、オリジナルタオル「きなりのまま」を新たに開発した。新型コロナウイルス禍による生産量の減少を機に、繊維産業が盛んな県西部で「磐田産タオル」のブランド展開を始めた。 同社は1920年の創業以来、相手先ブランドによる生産(OEM)を中心に行ってきた。しかし、コロナ禍の長期化で昨年、県の補助金を活用して開発。バスタオル、フェースタオル、ハンドタオルの3種を作った。 営業や企画を担当する加藤恵子さんは「まずはブランドを知ってもらい、定着させていきたい」と話した。同社の直売所などで販売している。
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社会活動に尽力 磐田市、模範職員表彰
磐田市は10日、模範となる社会活動を行った職員に贈る「いわたキラリ賞」と、市民サービス向上などに努めた職員らをたたえる「一グループ一改善制度」最優秀賞の表彰式を市役所で行った。草地博昭市長が職員らに表彰状を手渡した。 いわた-は、市内の金管バンド「アミューズJr.ブラス」で2001年から長年指導を行う、市教委の松井信治課長補佐(55)が受けた。一グループ-は、マイナンバーカード交付時に予約制を導入して窓口の混雑緩和に取り組んだ、市民課窓口グループの職員らが受賞した。
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親子一緒にボール遊び 磐田でNPOがイベント
磐田市のNPO法人「スポーツコミュニティ磐田・ポーラスター」(黒野行彦理事長)は11日、ボール遊びをするイベント「親子deボルビ」を同市大久保の大藤小で開いた。参加した親子はサッカーボールなどを使い、体を動かした。 幼児や児童に運動の楽しさを知ってもらうとともに、スポーツをする機会が少ない大人にも取り組んでもらうのが狙い。親子でボールを蹴ったり、投げたりして楽しんだ。 永田厚事務局長は「コロナで運動機会が減っている。子どもが大人になってもスポーツを続けるきっかけになれば」と話した。
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春の訪れ、紅白梅開花 磐田・豊岡梅園
磐田市上野部の豊岡梅園は、今季の営業を開始した。春の訪れを感じさせる梅の花が一部で咲き始め、来園者は散策を楽しんだ。園主の丸山泰史さん(68)によると、例年より1週間ほど開花が遅く、2月下旬に見頃を迎えるという。 約13ヘクタールの園内には、南高や古城、改良内田3種の白梅や紅梅など2000~3000本が植えられている。11日現在、花の多くはまだつぼみの状態。日当たりの良い場所ではつぼみがほころび始めている。12日までプレオープン期間で入園料無料。それ以降は、高校生以上500円、小中学生100円、未就学児無料。開園時間は午前9時~午後4時。
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磐田市議会、18日から定例会 34議案上程予定
磐田市議会は10日、議会運営委員会を開き、2月定例会の日程を18日から3月24日までの35日間と内定した。2022年度当初予算案や21年度一般会計補正予算案など34議案を上程する予定。一般質問は3月1~3日。
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総額1億円分抽選で還元 磐田市、中小企業支援に電子クーポン
磐田市は10日までに、コロナ禍の中小企業支援と市民の消費喚起策として、2022年度内に電子クーポンを活用して抽選で総額1億円分を還元する事業の実施方針を決めた。市内店舗の回遊性促進のため、デジタルスタンプラリーと組み合わせて展開する。関連経費を21年度一般会計補正予算案に計上し、2月定例会で審議される。 市によると、飲食、サービス業など市内中小企業からキャンペーン参加店を募り、店側は買い物客に電子スタンプを発行する。消費者に複数店を巡ってスタンプを集めてキャンペーンに応募してもらい、当選者に一定額のクーポンが還元される仕組み。感染再拡大で落ち込む地域経済の活性化につなげる。国の新型コロナ対
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4月新設校、校名案発表 夜間中学は「ふじのくに中」/伊東地区新構想高は「伊豆伊東高」 静岡県教委
静岡県教委は10日、2023年4月に開校する県立学校3校の校名案を発表した。3校のうち、磐田市と三島市に拠点を置く県内初の県立夜間中学を「ふじのくに中学校」、伊東高と同高城ケ崎分校、伊東商高を再編統合する伊東地区の新構想高を「伊豆伊東高」とする校名案は、県立学校設置条例の改正案として県議会2月定例会に提出し、議決を受けて正式決定される。 富士東高の敷地内に設置する富士特別支援学校高等部の新たな分校については、1月下旬の県教委定例会で「富士東分校」とすることを決めた。 県立夜間中学は、義務教育を十分受けられなかった外国人や不登校経験者などを対象として、磐田市の複合商業ビル「天平のまち」に本
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ヤマハ発動機労働組合 賃金改善3000円要求、諸手当原資も
ヤマハ発動機労働組合(約9500人、久保順裕中央執行委員長)は10日、磐田市内で中央委員会をオンラインで開き、2022年の春闘で、賃金改善分として月額3千円と諸手当改善分の原資を要求する方針を決めた。年間一時金の要求は6・5カ月。 諸手当に関連する要求を加えるのは初めて。一律の賃金改善で補えない賃金課題への対応を目指す。久保委員長は同社が発表した21年12月期連結決算が過去最高益だったことを踏まえ、「好業績に対応した組合員の頑張りを会社側に伝え交渉に臨む。将来不安の払しょくへ賃金改善の流れを継続したい」と述べた。16日に会社側に提出し交渉に入り、3月16日に回答を求める。前年の賃金改善は要
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浜松市第69回市展 市長大賞に斎藤さん 11日から入選作展示
浜松市は8日、第69回市展の審査結果を発表した。最高賞の市長大賞には、東区の斎藤幸宏さんの工芸作品「地球修復ロボ G―3」が選ばれた。 工芸、絵画、写真、書、彫刻の5部門に285点の応募があった。入賞、入選作品は11日から3月1日まで、市美術館(中区)で展示する。表彰式は新型コロナウイルス感染防止のため、開催しない。 このほかの入賞者は次の通り。 【大賞】絵画 内山たづ子(北区)▽書 土屋美幸(西区)▽写真 石塚孝(同) 【奨励賞】田中正太郎(浜北区)平野彦一(磐田市)石津喜久子(東区)赤堀瑳紀(西区)小楠和子(中区)鈴木智美(南区)大村理得(浜北区)坂本克子(東区)鴨井清(中区)白
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磐田市 学びプラットフォーム「ここからラボ」創設へ
磐田市の草地博昭市長は2022年度、市民や企業、子供の学びの場となるプラットフォーム「磐田ここからラボ」を創設すると発表した。幅広い世代が参加する“校舎の無い学びや”に位置づける。関連費2850万円を予算計上した。 初年度は子育てやSDGs、ダイバーシティ、歴史文化など多様なテーマの市民向け講演会やシンポジウム開催、小中学校でも演劇やスポーツ選手との触れ合いの場を設ける。NPO、団体が企画する市民向け事業や企業の社員向け講座開催などにも助成する方針。 草地市長は「未来を担う人それぞれが主体的に考える場を創出し、新たな価値が生まれる学びのフィールドづくりを目指す」と述
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磐田市 危機管理課独立へ 2022年度組織機構案
磐田市は9日、2022年度の組織機構案を発表した。総務部内の危機管理課を独立させ、市長直轄の単独課とする。災害や感染症拡大などの危機管理事象発生時に機動性や即応性を高め、各部局を円滑に指揮する。 経済施策を行う部署の明確化のため、産業部の名称を「経済産業部」と変更。同部内の2課に「首都圏情報担当」「歴史観光担当」をそれぞれ設け、新産業創出や市のPRを強化する。情報政策課を「デジタル政策課」とし、サービス向上や事務効率化を進める「DX推進担当」を置く。
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磐田市予算案 一般会計648億円 未来へ「安心」施策重点
磐田市は9日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は21年度当初比3・5%減の648億3千万円。7月開館の新市民文化会館など並行して進めていた複数の大型ハード事業が一段落し、過去最大で推移した予算規模は6年ぶりに縮小した。人口減やデジタル化社会の進行を見据えた持続可能なまちづくりに向けて、「安心」をキーワードにした福祉や産業、防災などの施策を推進する。 草地博昭市長は「安心の土づくり・未来への種まき予算」と位置づけ、民間活力の導入▽学びの機会の創出▽公共施設・インフラの維持管理―の3点に注力する方針を示した。庁内に設置する公民連携デスクを介して民間企業や団体、大学などとの情報交換や連
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プロボクサーと陶芸家、二つの顔 磐田のプロボクサー川合さん
プロボクサーと陶芸家、二つの顔を持ち“闘う陶芸家”を名乗る男性が磐田市にいる。西遠ボクシングジム(浜松市中区)所属の川合絢也さん(30)だ。2021年にプロテストを再受験して競技に復帰。スーパーバンタム級(55・34キロ以下)で日本ランキング入りを目指して練習に励んでいる。 川合さんは学生時代ボクシングに打ち込み、4年の時プロデビューを果たした。就職を機に競技から離れ会社員になったが、激務で体調を崩して退社。地元の磐田市に戻り、西遠ボクシングジムで体を動かすなど、ボクシングが社会復帰するきっかけになった。「もう一度プロでやってみないか」と同ジムから打診され21年、プ
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外出せずに子育て相談 オンライン窓口、磐田市が設置
磐田市はこのほど、オンラインの子育て相談を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、妊産婦や外出を自粛する保護者などに、相談窓口の一つとして活用を呼び掛けている。 ビデオ会議アプリ「ズーム」を使い、完全予約制で保健師や心理士らが対応する。相談時間は平日の午前9時から午後4時で1回30分程度。 これまでに離乳食や子供の成長などに関する相談があった。画面越しに乳児と母親の様子を確認したり、資料を提示して説明したりしている。市こども未来課は「外出を不安に思う人にも寄り添い、安心して子育て相談ができるよう支援していく」としている。 電話での相談も随時受け付けている。 問い合わせは、市こ
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住宅から出火 磐田市東原、木造2階建てほぼ全焼
8日午後5時40分ごろ、磐田市東原の無職男性(59)方から出火し、木造2階建て住宅をほぼ全焼し、周辺の住宅1軒の一部を焼いた。 磐田署によると、男性は1人暮らしで、煙を吸い軽傷を負った。同市消防本部によると、男性から「ストーブを使用中に殺虫剤を使ったら、ごみ箱に燃え移った」と通報があったという。現場は東名高速道磐田インターチェンジから南西に約900メートルの住宅街。近隣の50代男性は「ボンという爆発音が何度も聞こえ、炎が一気に燃え広がった」と話した。
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スポーツのまちテーマに磐田市がシンポ 2月23日、参加者募集
磐田市は23日、市に拠点を置くサッカーJ1・ジュビロ磐田やラグビー・静岡ブルーレヴズ関係者らを招き、スポーツのまちをテーマにしたシンポジウムを同市見付のワークピア磐田で開く。10日から市内に在住、在勤、在学する参加者70人(先着順)を募集する。 市のスポーツ資産を今後のまちづくりにどう生かすか考える。NPOサプライズの飯倉清太代表(伊豆市)の基調講演に続き、トークセッションを行う。パネリストは静岡ブルーレヴズから山谷拓志社長と五郎丸歩CRO、ジュビロの大石隆夫アカデミーマネジメント統括部育成部長と岡田隆トップチームマネジメント部兼企画部主査、高橋和子静岡産業大スポーツ科学部学部長、草地博昭
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5~11歳ワクチン接種 磐田市、3月13日に開始
磐田市は7日、5~11歳を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種を3月13日に開始すると発表した。土日を基本にした集団接種で、市総合健康福祉会館iプラザで実施する。 国からの小児用ワクチン供給に応じて順次接種する。対象は約1万人。2月末から3月上旬ごろに接種券を発送し、3月上旬ごろからウェブまたはコールセンターで予約を受け付ける。 会場には医師会や市立総合病院の小児科医を配置し、副反応への対応や救急時の態勢を整えて実施する。
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磐田市立総合病院 クラスター「終息」を発表
磐田市立総合病院は7日、1月21日から発生していた新型コロナウイルス感染の病院内クラスターについて、終息したと発表した。1月31日以降に新規感染者が発生していないことを受け、県西部保健所と協議し判断した。 感染者は患者と看護師合わせて45人。7日から外来診療は通常通り、入院も一部再開した。同病院は「感染予防策の徹底を図り、安心して受診してもらえるよう一丸で取り組む」とコメントした。
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音楽通し友好関係深化 エジプト大使、ヤマハ本社を訪問
エジプトのモハメド・アブバクル・サレー・ファッターフ駐日大使が7日、浜松市中区のヤマハ本社を訪れた。企業ミュージアムなどを見学し、音楽と経済活動を通した両国の友好関係進展に期待を寄せた。 ヤマハは2021年11月から、同国でリコーダーを利用した小学生向けの「器楽教育」を始めた。国際協力機構(JICA)の財政支援を受けて開校した公立学校が対象だが、モハメド大使は「一般の学校にも広げていきたい」と強調した。 管楽器を製造する同社豊岡工場(磐田市)も訪れ、「100年を超えるヤマハの歴史に感銘を受けた。ヤマハをはじめ、日本の企業と協力し、エジプトの産業と文化の発展につなげたい」と述べた。
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竜洋昆虫自然観察公園 柳沢さんに全国奨励賞 優れた展示に評価
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園職員の柳沢静磨さん(27)が、昆虫展示施設の発展に寄与した個人に贈られる全国昆虫施設連絡協議会の「矢島賞奨励賞」を受賞した。同園職員の受賞は16年ぶり2回目という。 柳沢さんは2021年11月、オンラインで行われた協議会で「エメラルドゴキブリバチの飼育方法について」と題して発表した。幼虫のえさになるゴキブリを捕まえる様子を見せることに成功するなど、飼育や展示方法についてまとめた。 柳沢さんは「地道に続けてきたことが評価されてうれしい。今後も展示方法について考えていきたい」と喜びを語った。 協議会は00年から毎年開催され、加盟する約20施設が研究の発表を
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強盗致傷の疑い 79歳男を現行犯逮捕 磐田
磐田署は6日、強盗致傷の疑いで磐田市小島、無職の男(79)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後2時20分ごろ、市内の集合住宅で地方公務員の女性(22)の自転車1台を盗もうとし、女性の母親(51)を突き飛ばして足に軽傷を負わせた疑い。同署によると、居合わせた被害者の知人男性が容疑者を取り押さえたという。
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都内学生、磐田市に提言 「市政参加の手段」テーマ
磐田市は5日、専門職大学院の社会情報大学院大学(東京都)の学生から、市政に参加する市民の増加のための手段をテーマに提言を受けた。同大と市役所などをリモートでつなぎ、社会人学生ら8人が、草地博昭市長や村松啓至教育長、市職員らに意見を提案した。 同市の官学連携事業の一環。学生らは昨年、市からテーマを提案され、考えをまとめた。学生らは市の課題や特徴を分析した上で、自治体の取り組みの成功事例を挙げ、意見を述べた。官佩螢(かんはいえい)さんは台湾の事例などを紹介。ネット上で意見を募るプラットフォーム設置などを提案した。 草地市長は「どの提案にも事業に生かせるヒントがあった。楽しい、気軽になどのキー
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社説(2月6日)次期茶業振興計画 目標の設定経緯説明を
次期静岡県茶業振興計画(2022~25年度)の案が公表された。目指す姿に「生産者の経営安定と持続可能な茶業の両立」を掲げ、多様な人々と協働して静岡茶業の再生を目指すとしている。茶農家の売り上げに当たる茶産出額の25年目標を287億円と設定した。 現計画(19~21年)は、21年の茶産出額を350億円と見込んでいたが、19年実績は251億円で日本一から陥落し、20年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあって203億円に落ち込んだ。21年は生産量が1割程度増え、巣ごもり需要もあったことから、産出額も回復したとみられる。しかし、目標には到底及ばない。次期計画案に「再生」と明記したのは、先細りへ
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脱炭素推進を説明 2企業、実践策紹介 磐田・西部企業懇
静岡県西部企業懇話会(会長・鈴木裕司磐田商工会議所会頭)の会合がこのほど、磐田市中泉の同商議所で開かれた。スズキと自動車部品製造のやまと興業(浜松市浜北区)の2社関係者が講演し、カーボンニュートラル(CN)の実践事例や戦略を紹介した。 スズキの松本利昭操業管理部長は、製品製造時の二酸化炭素(CO2)排出削減の目標値と推進策を示した。2030年度に基準となる2016年度の6割減(国内部門)を目指すとした上で、エネルギー使用量減に向けた無駄をなくす現場改善事例の拠点での横展開や生産技術革新、エネルギーから出るCO2削減に向けた太陽光発電や蓄電池活用といった試みの一部を説明した。松本部長は「仲間
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推しゴキ教えて 48種を人気投票 磐田の昆虫自然観察公園
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園は5日、国内外のゴキブリを紹介する企画展「ゴキブリ展-5G」を始めた。職員の柳沢静磨さん(27)が2021年12月に発表した新種「アカズミゴキブリ」も初めて展示する。4月3日まで。 同園が18年から行う人気企画展で、今回5回目。同園で飼育する約120種の中から選抜した約50種の生体が並ぶ。黄色の模様が特徴の「キボシクサリトイゴキブリ」や、オレンジ色の斑点がある「オレンジスポットドミノローチ」のほか、大型で動きが遅い「マダガスカルゴキブリ」などを飾っている。柳沢さんが新種を発見した経緯を紹介するパネルも設置した。 期間中は48種の中から“推しゴ
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JA共済連静岡 人材育成へ助成金 農林環境専門職大に
全国共済農業協同組合連合会静岡県本部(JA共済連静岡)はこのほど、農業人材育成の支援のため、農林環境専門職大(磐田市富丘)に助成金約1700万円を贈った。同大で行った贈呈式で、JA共済連静岡運営委員会の青山吉和会長が鈴木滋彦学長に目録を手渡した。 助成金は、地域の農業振興に向けた「JA共済 地域・農業活性化積立金」を活用した。同大は食品加工実習の授業で使う施設の拡充にあてた。調理台やオーブンなどの機器を新たに導入した。 青山会長は「県内の農業の発展につなげてほしい」とあいさつした。鈴木学長は「拡充したのは農と食をつなぐ重要な施設。学生の教育に役立てたい」と話した。
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「違う文化、知ろう」 磐田青城小4年、オンラインで国際交流講話
磐田市中田の青城小は4日、4年生85人を対象に国際交流について学び、共生社会への理解を深める授業を同校で開いた。ブラジル国籍で磐田国際交流協会理事の村上ナオキさん(29)が講師を務めた。児童はオンラインで聴講した。 村上さんは国際交流協会が実施する催しや体験、防災などの各事業を説明し「国や文化、言葉の違いを認め合うための活動」と強調した。市の人口約17万人のうち8300人を超える外国籍市民がいることも説明し、「相手の文化を知ると見え方が変わるかもしれない。似ているところもある。ぜひ話し掛けてみてほしい」と呼び掛けた。 児童から協会の仕事に関わる動機を問われると、4歳で来日し、その後も両国
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非課税世帯10万円 給付書類を発送 磐田市、15日から
磐田市は4日、国の住民税非課税世帯への10万円給付金事業について、市に住民登録があり該当対象と思われる世帯に15日から関係書類を順次郵送すると発表した。返送から約1カ月後の振り込みを予定している。 新型コロナの影響で2021年1月以降に収入などが減少し、非課税世帯と同様の事情にある家計急変世帯については、15日に市ホームページに掲載する様式などを取得して自己申告で申請してもらう。期間は15日から9月30日まで。 問い合わせは、16日に開設する専用ダイヤル<0538(31)5201>へ。
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磐田市立総合病院 2月7日から外来再開
磐田市立総合病院は4日、新型コロナウイルスの院内クラスターの影響で中止していた外来診療を7日から再開すると発表した。原則中止していた入院も一部再開する。 クラスター関連の新規感染者が1月31日以降、発生していないことから判断した。重篤な場合を除いて制限をしていた救急患者も、2月2日ごろから受け入れを再開しているという。これまで公表済みのクラスター関連の感染者は患者と看護師の計45人。
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給食「持参米飯」終了 磐田・豊岡地区、3月末で 1976年、独自に導入
磐田市教委は3日までに、1976年に豊岡地区(旧豊岡村)の小中学校で独自に取り入れ、45年間継続してきた給食の際の「持参米飯」を本年度末で終了すると決めた。見直しを求める意見が多かった保護者アンケートを踏まえた。持参米飯を78年から導入している浜松市でも、昨年廃止方針を公表している。 豊岡地区の持参米飯は週3回、小学校2校と中学校1校で実施している。市側が全員に配布するアルミ製の専用弁当箱に自宅で白米を詰めて登校し、昼食時に給食センターが調理したおかずと一緒に食べる。登校後は校内の専用機で保温する。 パン食が広がる中で「米をもっと食べてほしい」「親子の絆が強まる」などの目的で導入し、5市
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刺しゅう鮮やか「春一番乗り」 磐田で作品展
浜松市中区出身の布アート作家瀬川夏帆さん(27)の作品展「春一番乗り」が27日まで、磐田市上新屋の新造形創造館で開かれている。カラフルな糸を使って、布に人や植物を刺しゅうした作品約300点が並ぶ。 作品展のテーマは春。赤や青、黄色などの明るい色合いで絵を描いたバッグやシャツを紹介している。花や鳥、人を描いた縦横約1メートルのタペストリーも目を引く。 瀬川さんはパッチワーク教室に通っていた経験から2013年から制作活動を開始。「作品を見てもらえる場をもらえて幸せ。見た人の息抜きになってほしい」と話した。
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バラ園再生に挑戦 新居の住民有志「さらに人集まる場に」 湖西
湖西市のボランティア団体「新居文化公園バラの会」は1日、同公園の一画にあるバラ園のリニューアル作業を行った。メンバーや住民有志ら23人が株を植え直し、バラの色ごとにゾーン分けを行った。 バラ園を含む同公園は、磐田市出身の世界的造園家・中根金作(1917~95年)によって82年に整備された。2016年に発足した同会は、手入れが行き届いていなかったバラ園の再生に取り組んできた。今回は既に植栽していた約220株、70種類のバラを色ごとに整備することにした。 浜名湖ガーデンパーク「花の美術館」のガーデナー土岐智彦さん(40)の指導の下、バラ園をデザインした。この日参加者は、土岐さんのアドバイスを