磐田市の記事一覧
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卓球男女連勝 貫禄の突破 杭州アジア大会
平野 上々の初戦「中国戦まで勝ち上がる」 打倒・中国へ上々の滑り出しになった。女子団体の平野(木下グループ、沼津市出身)はモンゴルとの予選リーグ初戦に出場し貫禄の3-0。大会初日の状態を確認し「緊張感なく、脚を動かせている」と順調な仕上がりだ。 午前10時開始の第1試合で1番手を志願。最も早い時間帯の試合感覚を確かめたかったという。格下相手ではあったが、3ゲームとも11-1の圧勝には手応えがあった。今大会のテーマは緊迫した場面でどう戦うか。団体、シングルスとも中国勢に完敗したアジア選手権より「ラリー中やサーブからの3球目攻撃で自分から動くことを意識している」という。 7月の国際大会で世
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カット野菜のヤマセイ(磐田)冷食製造販売に参入 規格外活用、自社キャベツで「ギョーザ」
業務用カット野菜製造のヤマセイ(磐田市)は、自社で栽培する野菜を使った冷凍食品の製造販売事業に乗り出した。品質に問題はないが、カット野菜に利用できない規格外品も活用する。食品ロス削減や循環型製造などストーリー性のある商品で発信力を強化するとともに、光熱費や原材料が高騰する中で利益率を引き上げ、経営基盤安定化につなげる。 同社は創業以来約30年手がけるカット野菜製造や食肉加工のノウハウを生かした新商品づくりを模索。市内で栽培しているキャベツを活用しやすいギョーザから手がけることにした。 約1億円を投じ、1日最大8万個のギョーザを製造できる工場と直売所を自社敷地内に設けた。キャベツの切り方を
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復旧中再び被災 知事「最大の教訓に」 台風15号1年
川勝知事は、昨年9月に大規模な被害を出した台風15号災害から23日で1年となることの受け止めや教訓を問われ、「復旧途上の中で(ことし6月の)台風2号で再び災害に遭う地域があり、そういうことが起こりうる(と分かった)ことが最大の教訓」と述べた。 知事は、磐田市の敷地川が2度にわたって決壊したことなどを挙げ、「応急処置を危ない所から優先順位を決めてやらなければならない。緊急時の初動体制で、どこを優先するかの知見ができた」とした。 浸水害や大規模断水が起きた静岡市清水区での対応を巡って県と市の連携が問われる事態となったことを踏まえ、「徹底して危機管理の結果に関わる細やかな情報の共有をしていかな
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設備の省エネ化に補助金 磐田市が創設方針 中小事業者を支援
磐田市は22日までに、電気・燃料などのエネルギー価格高騰で経営が圧迫されている中小事業者を支援するため、設備の省エネ化に対する補助金を創設する方針を決めた。地元事業者の脱炭素化を後押しする狙いもある。市議会9月定例会で審議中の2023年度一般会計補正予算案に事業費1億4千万円を計上した。 対象は市内に事業所を置く中小企業や個人事業主、一部非営利法人など。空調や照明、ボイラー、冷蔵・冷凍設備などを消費電力の少ない最新機器に更新したり、事業所の断熱・遮熱工事を行ったりする経費を補助する。太陽光発電システムや蓄電池による再生可能エネルギーの導入なども含む。大企業に比べて遅れている中小の省エネ・カ
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SSクラス 宇藤さん優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第232回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。49人が参加し、最強のSSクラスで宇藤敬行さんが優勝した。また同クラスで浜松・麁玉中1年の河合将輝さん、Bクラスで第一学院高2年の立石海空さんがそれぞれ準優勝するなど、中高生が活躍した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①宇藤敬行(磐田市)②河合将輝(浜松市)③田中雅英(同)▽S ①阿部久夫(磐田市)②山元一雄(同)③赤松僚助(浜松市)▽A ①前田勇(掛川市)②花本真也(浜松市)③田辺国義(袋井市)▽B ①北島耕太郎(浜松市)②立石海空(袋井市)③松尾三十四(掛川市)
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クリ拾い向笠幼稚園児が満喫 秋の味覚狩り体験 磐田
磐田市向笠竹之内の向笠幼稚園の園児がこのほど、近くに住む寺田佳弘さんの林でクリ拾いを楽しんだ。 子どもたちに秋の自然を体験してもらおうと、クリ林を所有する寺田さんの厚意で実現した。年少から年長まで計約30人が参加した。軍手を身につけた園児らは、木の下に落ちたクリを次々と拾い上げ、いがをこじ開けて大きな実を取り出し味覚狩りを満喫した。 クリは各家庭に持ち帰って味わう予定。年長組の大石朱紗ちゃん(5)は「すごい大きなクリを拾えてうれしかった」と声を弾ませた。
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スケボーの公園利用ってありなの? 高まる人気、自治体に聞いてみた【NEXT特捜隊】
読者からの疑問に答える「NEXT特捜隊」に、磐田市在住の30代男性から「近所の公園から暗くなる時間帯まで鳴り響くスケートボードの滑走音に悩まされている」という声が寄せられた。公共の公園におけるスケボーの利用についても課題を感じているようだ。静岡県内の公共施設で練習できる環境や、自治体ごとの公園のルールなどについて取材した。 本質はストリート 9月中旬、静岡市駿河区の公園の一角。ブランコなどで遊ぶ子どもやベンチで談笑する大人が過ごす中、20代の男性が「ゴーゴ、ガッガ」とコンクリートをこする無機質な音を立てて、黙々とスケボーに取り組んでいた。 滑り始めてから8年という男性は「スケボ
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生成AIを学校現場で使うのはあり?⑤ キュレーター/読者の意見【賛否万論】
生成AIに詳しい有識者や県教委幹部へのインタビュー取材を通して、チャットGPTをはじめとする生成AIについて学校現場での活用の在り方を考え、生成AIの利点とともに課題や懸念事項が浮き彫りになってきました。ビジネスの場でチャットGPTの活用が話題になる一方、現段階では学校現場の関心は低く、教職員による利用は低調で、授業での活用はこれから検討される段階です。今回はキュレーターや読者の意見を紹介します。 ガイドラインは上から目線 キュレーター 江口裕司さん(三島市) メーカーで米国勤務後、設計、製造、調達、翻訳、ISO、社内教育など多様な業務に携わり定年退職。現在、パートの
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楕円球がつなぐ縁【2023ラグビーW杯フランス大会】
楕円(だえん)球がつなぐ縁がある。 日本対イングランド戦の会場となったスタット・ド・ニースは、キックオフ前から大勢のファンの期待感と熱気に包まれていた。その中で、ひときわ目立っていたのが国籍を超えた人と人との交流。言葉や歌で、互いの健闘をたたえ合う。至るところで両チームのジャージーが交じった記念撮影が行われるのも、国際大会ならではの温かな光景だ。 そこに、「4年前、ラグビーのとりこになった」という一人の女性がいた。磐田市在住の渥美典子さんは、2019年の日本大会の際、「地元で世界的なイベントが開催されるチャンスはめったにない」とエコパでのボランティアに参加。大会運営を通して世界各国から集
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磐田東高剣道部でいじめ 静岡県に「重大事態」報告
磐田市見付の磐田東高剣道部でいじめがあり、同校がいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」として県に報告していたことが21日までに、同校への取材で分かった。同校は3月、いじめを受けた生徒と保護者からの訴えで把握した。外部識者らの第三者委員会を設置し、事実関係や学校側の対応が適切だったかどうかなどについて、調査を進めている。 同校によると、当時1年の男子生徒が昨年夏ごろから、剣道部の下宿先で複数の部員によるいじめを受けていた。同校は独自に部員らへの聞き取りなどの調査を行い、8月には第三者委員会も設置した。 いじめの具体的な内容については明らかにしていないが、被害生徒の裸に近い写真や暴力行為の
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静岡県産秋冬番茶取引 来週から本格化
静岡県内で秋冬番茶の生産が始まり、静岡茶市場に磐田と磐田市豊田から見本が届いた。来週以降に初倉など早場所産地の工場でも生産が増え、取引が本格化する。 猛暑と雨不足の影響で、収穫時期がずれ込むとみられたが、例年並みの生産開始となった。市中のあっせん業者は「引き合いは弱く、相場も平年を維持できるか分からない」とみる。 市中問屋は「注文は伸び悩んでおり、仕入れにも影響するかもしれない」と話す。
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農山村の現状把握 農林環境専門職大 学生が社会調査 浜松市北区
静岡県立農林環境専門職大(磐田市)の生産環境経営学部2年生6人がこのほど、浜松市北区引佐町で社会調査に取り組んだ。同大の授業「農山村デザイン演習」の一環。農山村地域の課題解決策を考える上で、フィールドワークを通じて現状を把握した。 学生は、都田川ダム(同町)周辺の散策や、地元のイチゴ農家、畜産農家などへの聞き取り調査を実施した。最終日は、企業と農村が協働活動に取り組み、地域活性化を図る県の「一社一村しずおか運動」の事例を学習するために、同町の「白橿(しらかし)の棚田」を訪れた。 同棚田では、住民団体と測量・設計業のフジヤマ(同市中区)が連携し、棚田の撮影や維持管理に取り組んでいる。学生は
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Sクラス 阿部さんV 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の将棋大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。81人が参加し、Sクラスは阿部哲也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①阿部哲也(東区)②横山渡(牧之原市)③宇藤敬行(磐田市)④門奈佑紀(東区)⑤天野聡(静岡市)▽A ①中川幸一(北区)②宮城島捷翔(浜北区)③杉田大和(同)④岡本康夫(掛川市)⑤渡辺伸五(北区)▽B ①幸田好司(磐田市)②村松清(東区)③高瀬啓一郎(中区)④藤原紳裕(御前崎市)⑤高橋建夫(袋井市)▽C ①赤松賢伸(天竜区)②村松利郎(森町)③芝田信照(袋井市)④鈴木与四郎(西区)⑤中村敏男(浜松市)▽D ①八木澤椋(磐田市)②北島
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ピアニスト東さん 音楽活動の思い紹介 浜松市天竜区・光が丘中で講演
浜松市天竜区山東の光が丘中でこのほど、同区出身のピアニスト東正治さん(43)=磐田市豊岡=の講演会が開かれた。校区の青少年健全育成会とPTAの主催で約100人が参加した。 テーマは「ピアノとわたし」。東さんは小学1年時にピアノを始め、短大卒業後に各地で音楽活動を展開するに至るまでの経緯を語った。 当初は収入が安定せず苦労が続き、コーラスの伴奏やピアノ教室の講師、デイサービス(通所介護)施設での演奏など「いただける仕事は全部やるとの思いで経験を重ねた」と振り返った。 地域での地道な活動を通じて知人が増え、仕事に結びつくようになった点を踏まえ、「今後もつながりや縁を大事にしていきたい」と話
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自動車のリサイクル学ぶ 竜洋北小児童 スズキ歴史館訪問 浜松市南区
磐田市立竜洋北小の5年生約40人がこのほど、スズキ歴史館(浜松市南区)を訪れ、自動車リサイクル促進センター(東京)による「自動車産業の自動車リサイクルへの取り組みを学ぶ見学会」に参加した。スズキのSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを通じ、環境保全について学んだ。 スズキ社員による講義では、リサイクルの流れや自動車1台あたり96%の部品を再利用していることなどの説明を受けた。現在生産している製品は部品を外しやすくしたり、工場で作業時間を短縮する工夫なども行われていることに、児童は関心を寄せた。平井柚姫さんは「自分が車に乗るようになったら、積極的にリサイクルに協力したいと思った」と話し
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浸水センサー 10カ所設置 豪雨災害に迅速対応 磐田市
磐田市は21日、激甚化・頻発化する豪雨災害に備え、道路冠水や内水氾濫の危険性を検知する小型センサーの設置作業を始めた。10月上旬までに、市内10カ所に設置する。冠水などの状況をリアルタイムで把握し、早めの避難情報の発信や道路の通行止めなど、迅速な災害対応につなげる。 国土交通省の浸水センサー実証実験のモデル地区として試験導入した。センサーは冠水や水位が一定の高さになると浮きが浮上して作動し、市役所で確認できる。昨年9月の台風15号に伴う豪雨で冠水や浸水被害が相次いだ豊岡、見付、今之浦各地区などの道路や排水路に設置している。 台風15号に伴う豪雨は夜間の発生だったため、市は被害情報の収集が
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静岡人インタビュー「この人」 聴覚障害者の国際テニス大会に出場する 相原風城さん(磐田市)
生まれつき耳が聞こえない重度難聴を患いながらも健常者とともに週6回、テニスの練習に励む。9月上旬、聴覚障害がある選手が補聴器を外して対戦する「デフテニス」全国大会に出場し、男子シングルスでベスト8入り。23日にギリシャ・クレタ島で開幕する世界大会では、日本代表として4種目に出場する。常葉大菊川高3年。17歳。 ―テニスを始めたきっかけは。 「小学1年のころ、家族で買い物に出かけた際、ブレスパティオテニスクラブ(袋井市)の『どなたでも受けられます』と書いた体験会のポスターを見たこと。これまで水泳やゴルフなどのスポーツに挑戦しようとしたが、耳が聞こえないことが理由で体験会ですら参加を断られて
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設備工事死亡事故 業者など書類送検 磐田労基署
磐田市の冷凍冷蔵設備工事現場で昨年、男性作業員=当時(59)=が足場から転落して死亡した事故があり、磐田労働基準監督署は20日、労働安全衛生法違反の疑いで、富士電機(東京都)と同社現場責任者の男性(53)を静岡地検浜松支部に書類送致した。 送致容疑は昨年9月23日、磐田市内のスーパーマーケットの冷凍冷蔵設備工事現場で、作業場所の巡視をしなかった疑い。男性は窒素で満たされた配管の切断作業中、配管から噴き出した窒素によって体を押され、足場から約2・6メートル下に転落して死亡した。
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アツい!バスケ男子 ベルテックス静岡の試合にワクワク 堀葵衣アナウンサー【SBSマイクリレー】
連日の暑さに襲われた季節ももう終わりかけです。暦上ではとっくに秋ですものね! 夏は好きですが大好きなBリーグはオフシーズン。楽しいけど早く次の季節が来てほしい、そんなもんもんとした時期でもあります。 しかし2023年は一味違いました。7月8、9日にはバスケットボール日本代表の国際強化試合が浜松アリーナで行われました。私は9日に観戦。駅は代表Tシャツを着た人であふれ、グッズ売り場には長蛇の列ができていました。初めて見る代表選手たちはシュートフォームがこれでもかというほど美しく、力強いドライブやブロックにも感激しました。チャイニーズ・タイペイ相手に日本は両日快勝でした。 8月25日からは
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生産量日本一「エビイモ」初出荷へ 磐田で選別作業開始
日本一の生産量を誇る磐田市の特産品「海老芋(エビイモ)」の初出荷を前に20日、JA遠州中央は同市加茂の園芸流通センターで選別作業を開始した。来年2月下旬まで東京、関西市場に約351トンを出荷する見込み。 同市豊岡、竜洋、豊田を中心に98人が計18・3ヘクタールで栽培している。初日は、管内の農家から約740キロ分が持ち込まれ、職員約20人が大きさや形状など28の等階級に振り分けて箱に詰めた。担当者は「今季は、猛暑で成育が一時停滞していたが、8月以降の適度な降雨で回復した」と話した。 サトイモの一種で、きめ細やかな肉質と軟らかな食感が特徴。主におせち料理の具材や料亭の高級食材として使用される
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静岡県、中小復旧へ 制度融資延長 6月の大雨被害
静岡県は20日までに、6月の大雨で被害を受けた中小企業向けに実施している県制度融資「中小企業災害対策資金」と保証料補助制度の取扱期間を12月13日まで延長すると発表した。 復旧に必要な設備資金や運転資金として、5千万円を上限に融資する。期間は10年以内。融資利率は県が年0・47%補助し、年1・5~1・6%。 直接被害に対する保証料率は県補助後で年0・15~0・6%。災害救助法が適用された磐田市の事業者は県が全額補助する。 県商工金融課によると、今月8日時点の申し込み状況は2件2050万円。
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見付天神裸祭 大祭へ安全祈願 磐田・福田海岸で「浜垢離」 氏子ら1000人超参加
磐田市見付で23、24の両日開かれる国指定重要無形民俗文化財「見付天神裸祭」の御大祭を前に、祭りに参加する氏子らが20日、海水で心身を清める「浜垢離(はまごり)」を同市の福田海岸で行った。新型コロナ禍前の規模に戻し、関係者約千人超が集結。祭りの安全を祈願し、威勢良く海に駆け込んだ。 大祭の3日前に行っている主要行事の一つ。松原と浜辺での神事後、鉢巻きを着けたふんどし姿の男衆や子どもたちが、28の町ごとに次々と海に入った。鈴の音に合わせ、氏子らは「オイショ、オイショ」と気勢を上げるなどし、祭りへの思いを一つにした。 御大祭は23日午後6時ごろから、見付本通周辺で練りを繰り広げる。同日午後1
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磐田・東部幼稚園民営化 市、愛光会(浜松)を選定 25年運営開始
磐田市の草地博昭市長は20日の市議会9月定例会一般質問で、民営化を予定する市立東部幼稚園(同市東貝塚)について、移転先に決まっていた法人が運営断念したことを受けて再公募を行い、社会福祉法人「愛光会」(浜松市南区)を選定したと明らかにした。2025年4月の運営開始に向け、本年度内に建設工事に着手する。芦川和美氏(志政会)への答弁。 同園の民営化を巡っては、18年に公募で聖隷福祉事業団(浜松市中区)を選定していた。しかし、ロシアのウクライナ侵攻や新型コロナ禍による建設資材の価格高騰で、園舎の建て替えに必要な資材コストが当初の見込みよりも増え、22年6月に取り下げの申し出書が提出された。 市は同年
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 伊東 カゴ釣りや弓角仕掛けでソウダガツオやサバ。他にサビキ釣りで早朝と夕方にアジが釣れる。遠くに投げずに足元を探ると良い。日中はコノシロが多い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 9月12日午後の沼津沖船釣りは4.5キロまでのマダイが多数。マアジやカイワリ、イトヨリも交じる。13日午後の船も25センチ前後のマアジや中サバ。16日の夜の船は60~90センチ、指2本半~4本幅のタチウオが10匹前後。20~35センチのカマスは多数。他にスルメイカやマアジなど。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 9月17日の三保
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静岡県内13校学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は19日、小中学校、高校計13校でインフルエンザに感染したとみられる患者114人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】沼津市8人、同市8人、静岡市葵区5人、藤枝市5人、掛川市17人、湖西市17人、浜松市中区2人、同区12人、同市南区11人。 【中学校】焼津市6人、同市8人。 【高校】磐田市7人、同市8人。
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機能別消防団員制度導入へ 磐田市議会 市長答弁 人員確保図る
磐田市の草地博昭市長は19日の市議会9月定例会一般質問で、消防団員経験者を特定の消防活動に限って従事させる「機能別消防団員制度」を導入し、団員確保に努める考えを示した。平田直巳氏(せいわ会)への答弁。 人口減少や新型コロナ禍による消防活動の縮小に伴い、市内の消防団員は4月1日現在、条例定数1367人を下回る841人。市消防本部は自治会と連携して活動内容をPRするなど団員確保策を進めてきた。 新たな制度では、団員経験者が一般団員の後方支援活動に当たることで、減少傾向にある団員の負担軽減を図り、災害対応能力の向上につなげる。高尾正博消防長は、導入時期は未定としながらも「できるだけ早く団員の確保に
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磐田の東部台支店 グランドオープン 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は19日、磐田市西貝塚に新築した東部台支店をグランドオープンした。 老朽化のため旧店舗の敷地内に建て替えた新施設は、鉄骨造り平屋建て、延べ床面積273平方メートル。重厚感ある黒色の外壁は耐久性が高いALCパネルを採用。ATMは2台を配備した。7月18日のプレオープン後、旧店舗の解体と駐車場整備を行った。 セレモニーには御室健一郎会長や高柳裕久理事長らが出席し、テープカットを行った。御室会長は「今まで以上に提案やサービスの提供を強化し、地域に貢献したい」とあいさつした。 磐田本店営業部のパートナー店に位置づけ、渉外担当を同部に移して機能をすみ分ける。支店は
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運動会 正しい姿勢で走るよ 磐田で教室
秋の運動会シーズンに合わせ、磐田市福田のはまぼう公園グラウンドで18日、小学生を対象にした走り方教室が開かれた。市内外の28人が参加し、スポーツ用品大手ミズノの社員から走り方の基礎や速く走る秘訣(ひけつ)を学んだ。 児童らは、走る時の姿勢や腕の振り方、足の動かし方を意識づけるため、ミニハードルを跳ぶなどのトレーニングに取り組んだ。講師から「骨盤を回転させるようにコーナーを回ると速く曲がれる」などと助言を受けた後、本番に近いコースを懸命に駆け抜けた。このほか、靴ひもがほどけにくい結び方やスタートダッシュの構え方も確認した。 運動会で1位になりたくて応募したという内山陸都君(10)=磐田長野
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選挙啓発 小中高生ポスター審査 磐田
磐田市明るい選挙推進協議会はこのほど、市内の小中学校と高校の児童生徒から寄せられた「明るい選挙啓発ポスター」の審査会を市役所で開いた。同協議会関係者が審査員を務め、入選と佳作の計21点を選んだ。 小学生34、中学生31、高校生1点の計66点の応募があった。会場には「願いを込めて選挙に行こう」など市民に政治参加を呼びかけたり、1票の大切さを伝えたりする作品がそろった。各部門の入選作品計11点は県審査会へ出品する。 主な入賞者は次の通り。 入選 小学生の部 鈴木愛梨(豊田北部6)、粟倉心陽(青城6)、鈴木瀬菜(同)、鈴木晴(同1)、小林平知(豊田東3)▽中学生の部 塚本司(神明1)、杉本晴
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静岡県西部の魅力 首都圏に発信 9月20日まで都内で催し
静岡県西部地域の魅力を首都圏に発信するPRイベントが19日、東京・日本橋の日本橋プラザビルで始まった。県西部地域局と管内6市町(磐田、袋井、掛川、菊川、御前崎市と森町)が初めて企画した。20日まで。 釜揚げしらすや遠州織物(磐田市)、クラウンメロンの菓子(袋井市)、くず粉を使ったアイス「くずシャリ」(菊川市)といった各市町の特産品が並んだ。ユニークな御利益わらじ(森町)、掛川・高天神・横須賀3城の御城印(掛川市)なども人気を集めた。無料で冷茶も振る舞う。 県西部地域局の永井雅也局長は「各市町が少子高齢化、人口減少に強い危機感を持っている。イベントをきっかけに、観光客の呼び込みや移住・定住
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昔話テーマ「裂き織り」並ぶ 磐田の山田さん 浜松で作品展示
古くなった着物を裂いて糸として利用する「裂き織り」に10年以上取り組む磐田市の山田清春さん(70)、真知子さん(68)夫妻が27日まで、作品展「さき織り 昔話アート展」を浜松市北区細江町の国民宿舎奥浜名湖で開いている。 昔話や富士山をテーマにしたタペストリーを中心に約30点を展示した。「花咲かじいさん」「鶴の恩返し」「ウサギとカメ」などは縦約2メートル、横約1メートルの大作で、制作に半年以上かかったという。浜松市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」と浜松城を描いた作品も来場者の目を引く。 真知子さんは「絵織りをやっている人はあまりいない。作品を見て驚き、クスッと笑ってもらいたい」
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「見付天神裸祭」の無事祈願 磐田・元宮天神社、氏子ら100人神事
天下の奇祭と呼ばれる国指定重要無形民俗文化財「見付天神裸祭」の始まりの神事「祭事始(さいじはじめ)」が17日、磐田市見付の元宮天神社で行われた。23、24日の御大祭を前に、同神社と矢奈比売神社(見付天神)の氏子ら約100人が参加し、祭りの開催を告げるとともに、無事を祈願した。 氏子のほか、各町の法被を身に着けた見付地区28町の祭組衆らが参列。久野隆宮司が祝詞を読み上げた後、神職が榊(さかき)を振って社殿前の参列者を清めた。伝統にのっとり、参列者は無言を保った。同日夜には「御斯葉(みしば)おろし」を行い、神輿が通る同地区の13カ所に榊を立てて町内全体を清めた。 見付天神裸祭は17~24日の
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磐田のジム所属鈴木さん、田中さん(静岡中央高) ムエタイ世界大会出場へ意気込み
磐田市鳥之瀬の「HIDE GYM」に所属する鈴木愛虎さん(15)=静岡中央高1=と田中瑛流さん(16)=同=が、東京都で24日に開かれるムエタイ世界大会に出場する。2人は13日、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、意気込みを語った。 国内外のプロ・アマチュア選手らが集う「SukWanchai+IMSAMuayThaiSuperFight(スック・ワンチャイ+アイエムエスエー・ムエタイスーパーファイト)」に、プロ選手として出場する。1試合限定の「ワンマッチ」制で鈴木さんは50キロ、田中さんは49キロ級に参戦。2人はタイトルを複数所持するなど実績が評価され、世界への切符を手にした。 鈴木さんは「
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巨大ガラス絵 地域明るく 磐田一中美術部 豊田東交流センターで制作
磐田市立磐田第一中の美術部は、同市高見丘の豊田東交流センターで、巨大ガラス絵の制作に取り組んでいる。「地域の人たちが明るく楽しくなる雰囲気にしたい」と、ガラス窓を“キャンバス”にして磐田をイメージした遊園地を描いている。 1、2年生部員25人が同センター交流コーナーのガラス窓(高さ185センチ、幅90センチ)計16枚に、サッカーボールを中心にした観覧車、市イメージキャラ「しっぺい」のふわふわ、メロンの気球などの下絵を描き、アクリル絵の具で色づけしている。特産のチンゲンサイやシラスをモチーフにしたオリジナルキャラも考案した。ガラス絵のデザインは2年生部員が中心になって
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上品な梨の香り漂う 遠州森町BEER 9月17日限定販売
森町中川の野末農園で採れたナシを使用したクラフトビール「遠州森町BEER ジャパニーズペアホワイトエール」が17日から、町内を中心に数量限定で販売される。販売を前に発表会がこのほど、アクティ森(同町問詰)で開かれ、関係者が出来栄えを確認し、販売の好調を祈願した。 「幸水」と「あきづき」を掛川市の醸造所で加工した。和梨の上品な香りが特徴で、ホワイトエールらしい甘酸っぱいフルーティーな味わいを楽しめる。 森町の住民有志や県、町などで構成する「森町ツーリズム研究会森町でつながる推進部会」(吉筋恵治会長)が立ち上げた地域おこしの一環で、毎年地元産の果物を使ったクラフトビールを発表している。8月に
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防災功労 総理大臣表彰 静岡大・小山教授らたたえる
本年の防災功労者内閣総理大臣表彰の表彰式が15日、首相官邸で開かれた。岸田文雄首相が静岡大の小山真人教授や磐田市消防団、島田市消防団など全国11個人・37団体の功績に謝辞を述べ、「それぞれの分野で活躍し、災害に強い国づくりに尽力してほしい」と呼びかけた。 小山教授は1980年ごろから静岡県と周辺地域の大地の成り立ち、地震・火山噴火の歴史、発生機構を研究。成果を基に富士山火山防災対策協議会や火山噴火予知連絡会の場で防災対策の導入に力を注いだ。伊豆半島の世界ジオパーク認定への貢献、本紙への100回以上のコラム寄稿などを通じた地震・火山災害の普及啓発活動も評価された。 小山教授は式典後の取材に
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32事業の効果 透明性を審議 静岡県事業評価監視委員会
静岡県はこのほど、公共事業の効果や透明性を検証する県事業評価監視委員会(委員長・加藤裕治静岡文化芸術大教授)を県庁で開き、道路改良や地震・高潮対策など32事業について審議した。委員は事業効果を認め、いずれも「継続」や「改善の必要なし」との方針で一致した。 審議の内訳は、事業着手や前回の評価から5年が経過した「再評価対象」が26件、終了から5年たった一定規模以上の「事後評価対象」が6件。再評価対象事業は資材価格の高騰や、軟弱地盤の判明に伴う工法変更などで事業費が増加した工事が目立った。 計画期間を7年延長し、事業費が65%増の44億円となっている沼津市の西浦みかん東部生産基盤整備事業につい
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障害者雇用を促進 事業所や個人表彰 静岡で大会
静岡県と高齢・障害・求職者雇用支援機構静岡支部は15日、障害者雇用促進大会を県庁で開いた。浜松市浜北区の三実精工など優良4事業所と優秀勤労者4人、障害者雇用支援月間絵画・写真コンテストで厚生労働大臣賞を受けた浜松聴覚特別支援学校小学部6年の鈴木健二朗君ら入賞者5人をたたえた。 三実精工は社内に「障害者雇用キーパーソン」を養成し、障害の特性を理解した上で寄り添った指導に取り組む。高橋博志社長は謝辞で「人に関わり、人を思い、人に寄り添う活動を今後も推し進め、一層の研さんを重ねたい」と述べた。 そのほかの受賞事業所、個人は次の通り。 【知事褒賞】優良事業所 資生堂掛川工場(掛川市)浜松鉄工(
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祖父母に園児 感謝の手紙 磐田・豊田東幼稚園
敬老の日を前に、磐田市高見丘の豊田東幼稚園でこのほど、園児約40人が祖父母宛てに感謝の気持ちをつづった手紙を送った。 磐田郵便局の局員と日本郵便のオリジナルキャラクター「ぽすくま」が来園した。年少から年長までの園児は「届きますように」と願いを込めながら、ぽすくまが持つショルダーバッグに次々と手紙を入れた。 年中組の黒﨑葵ちゃん(5)は「絵の具で似顔絵を描いた。喜んでくれたらうれしい」と話した。
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腰みの模した縁起物「すがりの藁」 磐田・城山中1年が制作 裸祭前に
国指定重要無形民俗文化財「見付天神裸祭」を前に、磐田市見付の城山中で14日、祭事で男衆がまとう腰みのを小さく模した縁起物「すがりの藁(わら)」づくり体験が行われた。祭保存会メンバーの手ほどきを受けた1年約240人が力を込めて藁を編み込んだ。 生徒らは同市大原で調達した藁を使用。ハンマーでたたいて柔らかくした後、軸になる藁を引っ張りながら、別の藁を規則正しく編み込んだ。村松史埜さん(12)は「(藁が)堅くて結ぶのに力がいるので難しかった」と振り返った。 すがりの藁は家の玄関などに掛けることで「わらにもすがるような思いを避けられる」といういわれがある。新型コロナ禍の影響で同校では4年前から、
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本物の投票箱で生徒会長選 袋井特別支援磐田見付分校 選管が貸し出し
磐田市見付の袋井特別支援学校磐田見付分校で15日、生徒会長選が行われ、高等部の約40人が実際の選挙で用いられる投票箱や記載台を使って票を託した。市選挙管理委員会が若年層の投票率向上につなげようと資材を貸し出した。 会長と副会長に計4人が立候補した。投票前の立会演説会でそれぞれ公約を発表し「学校をより良く変えたい」「皆さんの心と体の健康を守る」などと主張した。生徒たちは入場券を渡して投票用紙を受け取り、信任の丸印や選出したい立候補者の氏名を記入して投票箱に入れた。 同校では11日から、立候補者が登下校中の生徒に支持を訴えたり、選挙ポスターを作成したりするなど、公職選挙に近い形で選挙戦を繰り
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元GK尾崎さん 磐田市職員に スポーツのまち推進担当
磐田市は14日、元ジュビロ磐田GKの尾崎勇史さん(54)を、10月1日付でスポーツのまち推進担当の任期付き職員として任用すると発表した。元プロスポーツ選手の経歴を生かし、イベントなどの情報発信や市のブランド力向上を図る。任期は3年間。 尾崎さんは三重県出身。1987年にジュビロの前身のヤマハ発動機に入った。99年には、清水エスパルスと年間優勝を争ったチャンピオンシップのPK戦でスーパーセーブを見せるなど、ジュビロ黄金期を支えた。2004年に現役を引退し、磐田東中・高で今年3月まで、サッカー部コーチを務めた。 市職員課によると、スポーツの専門的な知識や経験を持つ人を対象に職員を募集したとこ
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自動追尾カメラで授業配信 磐田市、小中6校で実証実験 不登校児ら向け 対面に近い臨場感
磐田市の草地博昭市長は14日の定例記者会見で、人工知能(AI)で人の動きを検知して自動追尾するカメラを小中学校の授業のオンライン配信で活用する実証実験を始めると発表した。不登校などで教室に行けない児童・生徒でも、対面に近い臨場感で授業が受けられる環境を目指す。 カメラは写った人の顔をAIで認識し、動きを追うようにレンズ部分が自動で上下左右に向きを変える。ズーム機能も備える。市教委は9台を計87万2千円で購入。小中各3校を研究校として1台ずつ配備し、今月から活用する。残り3台は市教委が管理し、利用を希望する学校に貸し出す。 市教委学校教育課によると、不登校の小中学生は年々増加していて、3月末時
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経験や価値観 英語で発表 磐田、中学生弁論大会
磐田、袋井両市と森町の中学生が英語スピーチを競う「磐周地区中学校英語弁論大会」がこのほど、磐田市国府台の磐周教育研究所で開かれた=写真=。16校から代表各1人が出場し、堂々としたスピーチを披露した。 出場した生徒は、自身の経験や価値観などを英語でまとめ、ジェスチャーを交えて1人5分以内で発表した。入賞者は次の通り。 ①鈴木良来(磐田福田)②鈴木晴大(袋井)③千葉美幸(袋井浅羽)④大場千寛(磐田一)⑤稲垣遼太郎(磐田向陽)
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静岡県内小中高13校 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は13日、小中学校と高校計13校でインフルエンザに感染したとみられる患者182人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。下田市の小学校は学校閉鎖を行った。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】下田市9人、富士市21人、同市17人、藤枝市7人、焼津市15人、菊川市17人、浜松市中区24人、同市西区8人、同市南区6人。 【中学校】沼津市6人、富士宮市13人、磐田市8人。 【高校】森町31人。
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看護師「特定行為」研修へ 磐田市立総合病院指定 医師待たず呼吸器操作
磐田市立総合病院は13日までに、医師不在でも一部の医療行為を行える看護師を育成する「特定行為指定研修機関」に指定された。中東遠地域では初。研修を修了した看護師は医師の判断を待たずに人工呼吸器の離脱などが実践でき、患者への迅速な処置につながる。院外からも看護師の研修を受け入れ、地域医療の質向上に貢献していく。 同病院は10月、気道確保や人工呼吸療法、動脈血液ガス分析関連など術中麻酔管理領域6区分8行為の研修を開始する。研修を修了すれば、事前に医師が作成した手順書に沿って看護師の判断で医療行為が行える。山崎薫院長は「日頃から看護師は高い意識と判断能力を養っている。さらに特定行為の研修を可能に
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浜松市北区の県有地 県企業局が売却へ 29日まで入札受け付け
静岡県企業局はこのほど、浜松市北区初生町の未利用県有地を一般競争入札で売却すると発表した。29日まで入札参加の申し込みを受け付けている。 3538平方メートルの水道用地で、予定価格は2億7300万円。応募要領は県企業局(県庁)や同局西部事務所(磐田市)などで配布している。県のホームページでも入手できる。入札は10月19日に実施する。 問い合わせは県企業局経営課<電054(221)2329>へ。
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耕すテーマにこだわり家具 静岡市葵区でデザイン展
静岡市葵区の静岡デザイン専門学校でプロダクトデザイン科の講師を務める田辺耕治さん(38)=磐田市=の家具デザイン展が24日まで、同区七間町の同校サテライトギャラリー「デザインファーム」で開かれている。 土を耕すという意味の「PLOW」をテーマにした家具など約20点を展示。完成品だけではなく、制作過程を表現した家具の模型やデザイン画も並ぶ。くの字形の木材を組み合わせて生産性と美しさを考慮したコートハンガーの模型や、フィット感を意識して滑らかな曲線にデザインした背もたれがある椅子などが目を引く。 田辺さんは「シンプルなデザインの背景にあるデザイナーの試行錯誤の跡やこだわりを感じてほしい」と来
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 9日はマダイやソウダガツオ、コノシロ、ショゴ(カンパチの幼魚)、メジナ、イサキなど。10日はカンパチやクロダイ、メジナ、オオモンハタ、マハタ、タカベなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 これからはソウダガツオやサバ狙い。2本針仕掛けで、一つは擬餌針のカブラ、もう一つに餌のオキアミを付けてコマセをまく餌釣りや弓角仕掛け、ジギングなど、いろいろな釣法が楽しめる。今後に期待したい。サビキ釣りや投げ釣りもまだできる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10日午後の沼津沖船釣りは20~25セ
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鈴木さん(福田中3)ボクシング全国V 「高校でも良い結果を」
磐田市豊岡の竜洋ボクシングクラブに所属する鈴木楓さん(15)=磐田福田中3年=が、8月下旬に大阪府で行われた「第10回全日本UJボクシング王座決定戦」の中学男子68キロ級で優勝を果たした。このほど市役所に山本敏治教育長を訪ね、日本一の喜びを報告した。 鈴木さんは、本年度のUJ王座決定戦東日本選考会で優勝して出場権を得た。全日本では各地区の代表選手3人が、2分3ラウンドのトーナメント戦を行った。鈴木さんは「中学生活最後の大会で優勝できて良かった。高校でもボクシングを続けるので、今後も良い結果が残せるように頑張りたい」と力を込めた。 山本教育長は「自分自身を見つめながら取り組み続けたことによって
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インフルエンザ 静岡県内26校で学級・学年閉鎖
静岡県は12日、県内の小中学校と高校計26校でインフルエンザに感染したとみられる患者328人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。県によると、1日の患者数が300人を超えたのは2020年2月4日発表分以来。9月の1日当たりの閉鎖施設数としては過去最多となった。 県が発表している直近1週間(8月28~9月3日)の定点医療機関1カ所当たりの平均患者数は、前週比1・52倍の2・19人。今後の集計分でさらに増える可能性がある。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】下田市7人、熱海市6人、沼津市11人、同市30人、三島市12人、長泉町10人、裾野市14人、富士市5人、静岡市駿河区2
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卓球五輪代表争い大詰め 平野か伊藤か 女子シングルス2枠目
卓球のパリ五輪シングルス代表男女各2枠を巡る国内選考レースは大詰めを迎えている。10日にアジア選手権(平昌=韓国)が閉幕し、男女の選考ランキング首位の張本智和(智和企画)と早田ひな(日本生命)の代表入りが確実な情勢となった。もう1枠の争いの行方に注目が集まる。 選考対象の残る主要大会は三つ。男女で選考ランク3位の田中佑汰、伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は23日開幕の杭州アジア大会(中国)は出場せず、11月の国内選考会と来年1月の全日本選手権で優勝してもトップは上回れない。Tリーグでの勝利や、世界ランキングトップ3の中国選手からの白星で選考ポイントの加算はあるが、今後は実質的に2位争いが焦
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汚水処理普及84.9% 静岡県内22年度 全国平均下回る
静岡県がこのほど発表した2022年度末の県内の汚水処理状況によると、汚水処理施設の整備状況を示す「汚水処理人口普及率」は84・9%だった。21年度末から0・6ポイント上昇したが、全国平均の92・9%を下回った。全国順位は36位で変わらなかった。 内訳は下水道が65・5%、合併処理浄化槽18・3%、農業集落排水施設等0・8%、コミュニティー・プラント0・3%だった。 汚水処理人口普及率が最も高かったのは三島市で93・9%。2位以下は静岡市93・8%、磐田市92・3%、富士市91・7%、浜松市90・9%が続いた。伊豆地区は全体的に低い傾向にあり、東伊豆町32・5%、西伊豆町37・4%、河津町
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詐欺被害防止で感謝状 磐田署、コンビニ2店舗に
特殊詐欺事件の被害防止に貢献したとして磐田署は12日、磐田市のセブン―イレブン磐田前野店、ファミリーマート西貝塚南店の2店舗と、対応した店員ら3人に署長感謝状を贈った。 セブン―イレブン磐田前野店では6月、来店した70代女性が10万円分のグーグルプレイカードを購入しようとした。ファミリーマート西貝塚南店では7月、30代女性が10万円分のアップルカードを購入しようと来店した。両店舗とも対応した店員らが客の購入理由などから警察への相談を促したり、実際に通報したりして被害を食い止めた。 同署での贈呈式ではセブン―イレブン磐田前野店オーナー鈴木篤さん(57)と店員鈴木重徳さん(59)、ファミリー
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40周年記念賞に名古屋の稲葉さん 可睡ゆりの園フォトコン 袋井
袋井市の可睡ゆりの園はこのほど、2023可睡ゆりの園フォトコンテスト(静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞者を発表した。 毎年5~7月の開園時期に合わせて開催している恒例イベント。咲き誇るユリをはじめとした園内の風景を撮影した6266点が県内外から寄せられた。審査の結果、40周年記念賞に稲葉進さん(愛知県名古屋市)の「梅雨の晴れ間」、大賞には加藤恒夫さん(神奈川県平塚市)の「きらめく星座」が選ばれた。来年5月に表彰式を行う予定。 その他の主な入賞者は次の通り。 推薦 宮崎司郎(愛知県豊田市)▽特選 犬塚勝英(浜松市)加藤芳樹(同)佐藤美栄子(神奈川県茅ケ崎市)杉本昌弘(藤枝市)松浦昌(掛川
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記者コラム「清流」 エリアとしての魅力を
磐田市の子育て支援施設「ひと・ほんの庭にこっと」が8月、開館5周年を迎えた。ミニコンサートや人形劇など、多彩なイベントが繰り広げられた記念日は、多くの親子連れでにぎわい、市民の親しみが感じられた。 絵本・児童書を中心に約5万冊が並ぶ図書スペースや学習コーナー、天体観測室を備える施設には、これまでに75万人以上が来館したという。屋内で子どもを遊ばせられるスペースもあり、子育て中の親にはありがたい場所だ。 一方で、スポーツが楽しめる複合施設や新しい文化施設が隣接するものの、各施設との連携は十分とは言えない。催しがない日は親子連れに各施設を開放するなど、連動した取り組みがあれば、子育て世代にと
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焼津と磐田の小中2校 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は11日、小中学校計2校でインフルエンザに感染したとみられる患者計18人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 焼津市の小学校12人、磐田市の中学校6人。
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羊毛きれいに 磐田・長野幼稚園 12月にはマスコットに
磐田市小島の長野幼稚園で11日、同園と交流を続ける磐田農業高(同市中泉)が飼育するヒツジから刈り取った羊毛を洗浄する体験会が行われた。年長園児13人は、生徒らの手ほどきを受けながら丁寧に洗った。 ことし5月、同園で刈り取ったヒツジ1頭の羊毛約1.5キロを使用した。園児たちは、茶色く汚れた毛を水が入ったバケツの中に入れ、もんだりこすったりして白色になるまで丁寧に洗った。その後、羊毛をネットに入れて水気を切った。 12月には、洗浄した羊毛を使ってマスコット作りに挑戦する。筒井楓ちゃん(5)は「きれいになって楽しかった。(羊毛を使って)ウサギの人形を作りたい」と声を弾ませた。 (磐田支局・崎
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徘徊の高齢女性保護 浜松堂鈴木新聞店配達員 2人に磐田署が感謝状
高齢者見守り隊としての活動を通じて高齢者の交通事故を未然に防止したとして磐田署は11日、浜松堂鈴木新聞店(磐田市中泉)の新聞配達員2人に署長感謝状を贈った。 表彰を受けたのはいずれも同市の佐藤栄子さん(63)と山下典芳さん(52)。佐藤さんは小雨が降っていた8月2日午前4時ごろ、配達業務で市内を回っている際、傘を差さずに道路上を徘徊(はいかい)する高齢女性から声をかけられた。佐藤さんは女性の話に耳を傾けながら、付近で配達中の山下さんに応援を要請。二人は連携して警察に通報し、警察官が現場に到着するまでの間、女性の身の安全を確保した。 同署で行われた贈呈式で田中尉公署長は「思いやりと勇気ある
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磐田の橋2カ所で「橋名板」計6枚盗難 市が被害届提出
磐田市は11日、同市中平松と同市大久保の2カ所の橋で、橋の名前を記した真ちゅう製の「橋名板」計6枚(30万円相当)が盗まれたと発表した。市はうち4枚(20万円相当)について、磐田署に被害届を提出した。 市道路河川課によると3日午前、中平松橋の橋名板がないことに気付いた市民が交流センターへ連絡。4日午後、同課職員が4枚が外されていることを確認した。直近の2021年の点検時には橋名板の有無は確認していなかったという。 盗難を受けて市が4日、市内65カ所の橋を緊急点検したところ、安井谷橋(同市大久保)の橋名板計2枚も盗まれていたことが新たに判明。市は少なくとも10年ほど前に盗まれた可能性がある
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障害者の自立支援へ販売会 磐田で多彩な「福産品」並ぶ
障害者が手がけた製品をPRする「ふじのくに福産品販売会」が9日、磐田市今之浦のアピタ磐田店で開かれた。同市や浜松市の障害福祉サービス事業所5施設が雑貨や菓子など計約40種類300点を販売した。 製品の販売拡大を支援し、障害者の経済的自立につなげようと、県が認定NPO法人オールしずおかベストコミュニティ、同店と連携して企画した。焼き菓子やエコバッグ、アクセサリーなど多彩な製品が並んだ。 磐田市のNPO法人サンサンいわたは缶バッジや定規、トイレットペーパーなど、市のイメージキャラ「しっぺい」をデザインに入れたグッズを出品した。就労支援員の萩田一孝さん(68)は「ここ数年はコロナ禍で販売の機会が少
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空き家発生防止へ協定 磐田市と県土地家屋調査士会 所有者不明土地も
磐田市はこのほど、県土地家屋調査士会(赤堀一通会長)と空き家や所有者不明土地問題の予防と解消に向けた協定を結んだ。土地・建物の表示登記に関する相談窓口を充実させるなどし、空き家や所有者不明土地の発生防止に連携して取り組む。 同会は各市町に事務所を設け、計約560人の土地家屋調査士会員で構成されている。これまで、空き家解消に向けた協定を県内4自治体と結んできたが、所有者不明土地とともに問題解決を目指す協定は同市が初めてという。所有者不明土地などに関する専門的な相談に応じるため、市が主催する相談会に同会会員を派遣したり、所有者への啓発活動を行ったりする。 市役所で開かれた協定締結式で草地博昭市長
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働く意義“先輩”から学ぶ 磐田・神明中でキャリア教育「未来授業」
磐田市鎌田の神明中はこのほど、キャリア教育の一環としてさまざまな職種の社会人を講師に招く「未来授業」(一般社団法人未来学校主催)を同校で開いた。2年生約160人がグループごとに分かれ、働くことの意義や楽しさを学んだ。 地域で活躍する社会人の話を聞いて将来について考え、自己実現と社会貢献に向かって成長してもらおうと開催。草地博昭市長をはじめ、消防士や自動車販売、イベント、eスポーツ事業など多彩な職種の約20人が講師を務めた。 生徒は手作りの名刺を講師に手渡し、仕事に就いた経緯などについて質問を次々に浴びせた。浜松市放課後児童会支援員の稲津達義さんは、業務内容や仕事のやりがいなどを説明し「子
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二輪車産業の振興市場 動向など発表 浜松でフォーラム
浜松市中区で8日、県内の自治体や経済産業省、二輪車関連団体などでつくる実行委が主催する「バイク・ラブ・フォーラム」が開かれた。二輪車産業の振興策や市場動向、課題などを発表した。 世界に通用するバイク文化の創造と産業振興などを目的に2013年から開催していて、実行委には本県と浜松、磐田の両市が参加している。浜松市での開催は9年ぶり。 浜松市は国産バイク発祥の地としてバイクの魅力を発信するイベント「バイクのふるさと浜松」や、市条例の一部改正により駐車台数の確保に結び付けた事例など、バイク産業の振興を狙った取り組みを紹介した。 磐田市は日本列島を横断するツーリングイベント「サンライズ・サンセット・
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決算案など上程 磐田市議会
磐田市議会9月定例会は8日開会し、会期を10月13日までの36日間と決めた後、2022年度一般会計決算案など4議案を上程した。 22年度一般会計は、歳入705億2400万円に対し、歳出662億8200万円。翌年度への繰り越し財源を除いた実質収支は34億2400万円の黒字だった。財政調整基金には17億2千万円を繰り入れた。 11日の本会議では、物価高騰対策費など2億9400万円を追加する23年度一般会計補正予算案など20議案を上程する。
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ラグビーW杯 静岡で桜戦士を応援 10日と10月8日にPV
8日(日本時間9日)に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会に合わせ、静岡県は10日と10月8日の日本代表戦2試合のパブリックビューイング(PV)を行う。“静岡ショック”から4年、世界を驚かせた静岡の地から日本代表にエールを送る。 2019年日本大会の開催自治体となった全国12都市と日本ラグビーフットボール協会などが連携してPVを開催する。前回大会では、袋井市のエコパスタジアムで日本代表が強豪アイルランドを下し、大会の盛り上がりに拍車をかけた。県は、そのレガシーの継承やラグビー文化の定着に向けた啓発の一環としてPVを開催する。 9月10日のチリ戦は、静
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「うなぽん」のバッグなど販売 湖西・海湖館 新グッズ続々
湖西市新居町の観光施設「海湖館」でこのほど、市の公式キャラクター「うなぽん」の新たなグッズ販売が始まった。トートバッグやタオルハンカチなど計14種を窓口で販売している。 キャラクターグッズなどを扱う磐田市のエル・ティー・シーが製造した。値段はいずれも税込みでトートバッグ2200円、タオルハンカチ500円、Tシャツ大人用・子ども用ともに2800円、カーマグネット900円。 うなぽんのデザインを使用した民間企業のグッズの販売は、市の審査で認められる。市内では既に、和菓子店などでうなぽんのデザインを使ったどら焼きやもなかが販売されている。
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聴覚障害者テニス 世界選手権出場へ 「得意なストロークで挑む」 磐田・相原さん(常葉大菊川高3年)抱負
ギリシャのクレタ島で23日に開幕する聴覚障害者の国際テニス大会「世界デフテニス選手権大会」に、日本代表として磐田市の相原風城さん(17)=常葉大菊川高3年=が出場する。ユース部門で出場した4年前に続き、2度目となる世界の舞台。2025年の東京デフリンピック出場を目標に掲げる相原さんは「最後の一ポイントまで諦めずに挑む」と意気込んでいる。 デフテニスは一般的なテニスとルールは同じだが、プレー時に補聴器や人口内耳を外して対戦する。打球音や審判の合図の声が聞こえないなどコート上では“無音の世界”。選手たちは打球を視覚のみで確認し、反応してプレーする。 相原さんは生まれつき耳が聞こえない重度難聴を患
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JA遠州中央 「こしひかり」PR 浜松市長に
JA遠州中央の山田耕司代表理事理事長らがこのほど、新米をアピールしようと浜松市役所を訪れ、磐田市、袋井市、森町など管内で収穫された「遠州中央こしひかり」を中野祐介・浜松市長に贈った=写真=。同JAによると、今季は暑さが続き、雨も少ないという厳しい環境だったものの、農家らによる水の管理の工夫により味も色つやも良好という。山田代表理事理事長からコメの説明を受けた中野市長は「おいしいお米ができたのは農家の努力とJAの支援のおかげだ。われわれも生産環境整備、消費拡大に取り組む」と謝意を述べた。
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災害時 ドローンの実用性確認 浜松、磐田で実証実験
国土交通省浜松河川国道事務所はこのほど、自治体や建設業協会、大学、県無人機安全協会と連携し、ドローンを活用した災害対応実証実験を浜松、磐田両市の天竜川河川敷で実施した。物資輸送など4つの訓練を行い、災害復旧時のドローンの実用性などを確認した。 産学官連携による同様の訓練は国交省として初の試み。災害物資の輸送訓練では、血液製剤を模した液体500グラムを「パワードリフト機」に搭載し、川を挟んで浜松、磐田間約2.5キロを往復輸送した。被災箇所の把握・分析訓練、赤外線で温度差を感知する機能を持つドローンを使った物体確認訓練なども実施した。実証実験は浜松市の中野祐介市長と磐田市の草地博昭市長も視察した
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東海吹奏楽「金賞」を報告 磐田一中 市教育長に
静岡市で8月下旬に開かれた第78回東海吹奏楽コンクールで、最上位の金賞を受賞した磐田第一中吹奏楽部の生徒らが5日、磐田市役所を訪れ、山本敏治教育長に喜びを報告した。 報告に訪れたのは、引馬咲和部長ら3年生6人など。同部は、30人以下で構成する「B編成の部」に出場。8月上旬に行われた県大会で金賞となり、2年連続で東海への切符を手にした。東海大会では静岡、愛知、三重、岐阜、長野の5県から予選を勝ち抜いた計15団体が集まり、4団体が金賞を受けた。このうち、最上位の金賞(朝日新聞社賞)に同校が輝いた。 引馬部長(14)は「学年の垣根を越え、曲に対して意見が言い合えた。みんなの気持ちが一つになり、結果
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建造物守る「名工」の技 体感 磐田・豊田東小で出前講座
磐田市高見丘の豊田東小で7日、県の「技能マイスター」に認定されている宮大工沢元教哲さん(65)=同市鎌田=の出前講座が開かれた。6年生61人が、「現代の名工」でもある沢元さんから、歴史的な建造物を守る匠(たくみ)の技について学んだ。 沢元さんは自身が手がけた仕事として、県の文化財に指定されている府八幡宮(同市中泉)の楼門の修復工事を例に挙げた。屋根に張る木板は雨水を吸いにくくするため、機械を使わずになたで1枚ずつ作るなど、伝統的な技法を紹介。木材が長い年月を経ると縮む習性を加味して、構造材の傷んだ部分をつなぐ木材をあえて少し厚めにしたことなどを説明し、「100年、200年先に修理することなど
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災害救助法の適用、国が基準明確化 6月台風2号、静岡県内混乱 「対策本部設置後」を例示
自治体への災害救助法適用を巡り、国は6日までに基準を明確化した。静岡県や市町が災害対策本部を設置した上で、気象庁が特別警報を発令した場合や、自治体が緊急安全確保を発令した場合などとした。静岡県内では6月の台風2号で、市が緊急安全確保を発令したものの県への適用申請を見送ったり、別の複数の市が県に適用を求めたが認められなかったりした経緯があり、基準の明確化に県内自治体から歓迎の声が上がった。 救助法は、一定規模以上の災害が発生した場合のほか、多数の人々が生命や身体に危害を受ける恐れがあり、継続的な救助を必要とする場合に適用される。県が内閣府の意見を聞いて適用する。後者の要件は、規定している条
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静岡県内10施設 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は6日、幼稚園と小学校と高校計10施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計176人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。5日発表分から新シーズン(2023~24年)となったが、最初の月に100人を超えた例は過去10年間になく、感染が拡大している。 県によると、8月27日までの1週間で、定点医療機関1カ所当たりの患者数は1・44人(前週0・96人)だった。7月下旬以降は流行の目安値の「1人」をやや下回る状況が続いていたが、夏休み明け以降、各地で感染者が増えているとみられる。県は「今後各地で急拡大する恐れがある」として、対策を呼び掛けている。 6日発表分の市区町別の患
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大河ドラマ時代考証の有識者ら、磐田で10月講演会 家康ゆかりの歴史遺産紹介
磐田市教委は10月9日、大河ドラマ「どうする家康」で時代考証を務める有識者らによる歴史講演会「若き日の家康と磐田~遠府にて甲州武田軍を迎え撃つ~」を同市上新屋の市民文化会館かたりあで開く。9月13日まで、往復はがきまたは市ウェブサイトから申し込みを募集している。 市内の家康ゆかりの歴史遺産を紹介するとともに、郷土への誇りにつなげてもらおうと企画した。ドラマの時代考証を担当する平山優さん、日本城郭協会理事の加藤理文さんによる講演や、「徳川家康と磐田の戦国時代」をテーマにパネルディスカッションも行う。 舞台には三方ケ原の戦いに破れて浜松城に逃げ帰った家康の窮地を救うため、重臣・酒井忠次が打ち
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 2日はメジナやタカサゴ、カマス、イシガキダイ、コノシロ、サバ、マアジ、小マダイ、ダツ、イサキ。3日はタカベやアイゴ、イサキ、コノシロ、メジナ、ネンブツダイ、ニザダイ、サンバソウ(イシダイの幼魚)が揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 オレンジビーチは海水浴シーズンが終わったので、シロギスの投げ釣りができる。離岸堤の間を狙って遠投すると釣果が上がる。消波ブロック周辺は穴釣りでカサゴが狙える。伊東港周辺では弓角仕掛けやカゴ釣りでソウダガツオが釣れ出した。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8
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廃水活用の肥料 湖西市に寄贈 TF―METAL
湖西市に本社を置く自動車用シート機構部品製造のTF―METALがこのほど、塗装ラインで出る廃水を有効活用したリン酸含有肥料「工場(こうば)の恵み」100キロを市に寄贈した=写真=。市役所で贈呈式を行い、菅沼豊社長が影山剛士市長に肥料を手渡した。市内の小中学校や公共施設などの花壇で活用される。 工場の恵みは、磐田市の工場で自動車用シートのスライドレールを製造する際に発生する廃水から、リン酸化合物などを抽出し乾燥させたもの。国の試験を経て昨年9月に肥料として登録された。リン酸を含む肥料は植物の花つきを良くする効果があり、同社は地域貢献と植物の育成による二酸化炭素(CO2)削減を目指し、事業所のあ
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人間の生き方反映 原画並ぶ 指定難病の漫画家 寺田さん作品展 磐田
治療法が確立されていない指定難病「好酸球性胃腸炎」を患う漫画家寺田浩晃さん(28)=磐田市福田=のミニ原画展「黒猫探し」が30日まで、同市立野の香りの博物館で開かれている。自身の闘病経験をはじめ、人間の生き方を反映した原画など約20点が並ぶ。 自身のコミック「黒猫は泣かない。新装版」(双葉社)と「三途(さんず)の川アウトレットパーク①」(小学館)が今春、全国の書店に発売されたことを受けて開催した。寺田さんが手書きした躍動感あふれる作品の一部を、間近で楽しむことができる。 寺田さんは幼少期にいじめを経験し、学校に居場所がないことに悩んだ。2019年には難病を発症。現在も、病気と向き合いながら作
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「自治会」「避難所」… 外国人にも伝わる日本語に 磐田市がガイド本 職員向け研修会も
磐田市はこのほど、外国人らに配慮して難しい言葉を分かりやすい表現に言い換える「やさしい日本語」の市民向けガイドブックを作製した。市内に住む多くの外国人らとのコミュニケーションに生かしてもらい、多文化交流を促す。市の窓口業務にも活用しようと、6日には職員を対象にした研修会を市役所で開いた。 市内には約9400人の外国人が住み、人口の5%以上を占める。市ダイバーシティー推進室は「外国人在住者が地域コミュニティーになじみやすくするだけでなく、高齢者や障害者も含め市内に住む人たちが互いを思いやる関係づくりにつなげたい」としている。 ガイドブックはA4判11ページ。自治会は「近所に住む人の集まり」、避
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台風15号 あす1年 川や道 復旧半ば 支援ニーズ なお
昨秋の台風15号に伴う豪雨災害から23日で1年。静岡県内は広範囲で浸水害や土砂災害に見舞われ、災害関連死を含めて6人が死亡した。河川や道路などの被害は562カ所に上り、台風1回の被害としては平成以降で最大規模となった。県管轄施設で8月末までに工事が完了したのは55カ所で本復旧は道半ば。元通りの生活に戻れていない人も一定数いて、生活再建への支援ニーズはなおある。 県によると、河川の護岸崩壊や道路の陥没などの被害は県管轄施設で329カ所、市町管轄で233カ所確認された。復旧費は計約270億1220万円。県管理では本復旧完了を除く218カ所で工事が進められている。残りの56カ所は工事契約が完了し
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卓球女子、中国に敗れ3位 平野(沼津市出身)、伊藤(磐田市出身)ら出場
卓球のアジア選手権は5日、韓国の平昌で行われ、団体の女子準決勝で早田ひな(日本生命)平野美宇(木下グループ、沼津市出身)伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)がプレーした日本は中国に0-3で敗れて3位となり、2連覇を逃した。男子5~8位決定戦で日本はカザフスタンとイランに勝ち、5位となった。 混合ダブルス2回戦では張本智和(智和企画)早田組がインドペアに3-0で快勝した。
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⚾少年野球世界一に貢献 森本さん(磐田一中3年)喜び報告
今夏の世界少年野球大会で優勝した中日本選抜チームで投手などを務めた磐田第一中3年の森本健太さん(15)=浜松北ボーイズ所属=がこのほど、磐田市役所に山本敏治教育長を訪ね、「個人的にはてこずる場面もあったが、優勝できてよかった」と喜びを語った。 愛知県で8月10~14日に開かれた同大会には、7カ国から12チームが参戦し、予選リーグと決勝トーナメントを繰り広げた。約70人が参加したセレクションを通過し、20人の選抜メンバーに入った森本さんは3試合に出場。2試合は抑え投手として登板し、球威のある直球を武器にそれぞれ1イニングを無失点に抑えた。もう1試合は一塁手として出場し、4打数2安打2打点の活
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作品搬入、出展者が意見交換 磐田市美術協会 油彩や日本画 6日から展示
磐田市美術協会(近藤育夫会長)は6日から10日まで、同市見付の中央図書館で「第18回いわび小品展」を開く。市内外の会員が5日、油彩や水彩、日本画など約40点を搬入した。 会員約40人が、20号以下の絵画を1点ずつ持ち寄った。会場には、バラやチューリップの静物画のほか、マグカップを手に持つ女性を表現した人物画など個性豊かな作品が並ぶ。 搬入後、出展者が作品の特徴やこだわりを解説するギャラリートークを行い、会員同士がそれぞれの作品を鑑賞しながら「手の形がきれいに描かれている」「キャンバスが縦の方が上品な雰囲気が出るのでは」などと意見を交わした。
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色の変化にびっくり!育てた藍でTシャツ染色 磐田・竜洋幼稚園
磐田市豊岡の竜洋幼稚園で4日、藍染め体験会が開かれた。年長園児約30人が集まり、自分たちで育てて収穫した藍の葉を使ってTシャツを自由に染めた。 園児らは、模様を付けるために白地のTシャツのところどころを輪ゴムで縛り、藍の葉で作られた薄緑の染色液に浸して手で丁寧にもみ込んだ。乾かすために空気に触れさせると、薄緑から藍色に変化するTシャツを目の当たりにした園児は「きれい」「色が変わった」などと歓声を上げた。 Tシャツは9月30日の園のイベントで着用するという。初めて藍染め体験に挑戦した大石吏音ちゃん(6)は「色が変わったことがびっくりした。(染色液が)お風呂より少し温かかった」と笑顔をみせた
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暴力団排除を宣言 磐田の今秋の祭りに向け、関係者ら提出
磐田市内で今秋開かれる見付天神裸祭(9月17~24日)と遠州中泉府八幡宮例大祭(10月6~8日)に向けて、両祭典の関係団体などがこのほど、暴力団等排除宣言書を磐田署に提出した。県東部で昨年、暴力団が露店経営に関わった詐欺事件を受けた取り組み。 見付天神裸祭保存会の中山正典会長や中泉府八幡宮の塩沢誠総代会長ら関係者約10人が出席し、暴力団等反社会勢力を祭典に参加させない▽不当な要求に応じない▽利益・便宜を与えない-などと誓った。田中尉公署長は「宣言書を機に、これまで以上に暴力団等の反社会勢力を断固として拒否するという機運を高めてほしい。そして、市民が安心して祭典に参加できるよう皆さんの手で(
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富士宮市長杯将棋大会 S級優勝は伊藤さん(裾野)
第2回富士宮市長杯将棋大会がこのほど、同市の富士根南公民館で開かれ、県内外の幼児から大人まで120人が熱戦を繰り広げた。最上位の市長杯(S級)は裾野市の伊藤大悟さん(35)が優勝した。 参加者はS~C級のほか、小学生の高学年と低学年、初心者の計7部門で競った。指導対局では富岡英作八段が児童3人の相手を同時に行った。 市長杯は昨年10月に竜王戦第三局が市内で行われたことをきっかけに始まった。 主な結果は次の通り。 S級 ②北川晴雄(静岡市)③遠藤憲一(富士宮市)▽A級 ①本杉雅人(静岡市)②西垣元和郎(東京都)③岸智之(静岡市)▽B級 ①石亀武(富士宮市)②田中耕治(神奈川県)③松本将
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廃棄物を炭化 土壌改良剤に 静岡県内で実証実験スタート
名古屋大発のベンチャーが静岡県信連や静岡県内JAと連携し、農業で出た廃棄物を炭化して微生物を定着させた土壌改良剤「高機能バイオ炭」を農地に散布する実証実験に乗り出した。磐田市内を皮切りに県内での実験がスタート。作物の収量増加や化学肥料軽減に加え、炭化による二酸化炭素(CO2)排出抑制の効果が期待される。有効性を確認し、県内各地への展開を図る。 第1弾の散布が行われたのは、上村農園(磐田市豊田)のキャベツ畑。50ヘクタールのうち10アールに、750キロのバイオ炭を散布し、トラクターで丁寧にならした。同園の上村遊輝さん(37)は「砂質の畑で土壌が乾きやすいため、肥料の抜けが早い。何度も追肥し
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高さ15メートルはしご車“シャワー” 放水にも挑戦 磐田で消防体験イベント
消防の仕事や防災に理解を深めてもらうイベント「消防体験クールサマー」(磐田市消防署主催)が2日、同市の今之浦公園で開かれた。はしご車の放水による水浴びや消防士の体験などを楽しむ親子連れでにぎわった。 防災の日(1日)と救急の日(9日)に合わせた企画。噴水広場には、はしご車の放水で水浴びするコーナーが設けられた。子どもたちは高さ15メートルからの“シャワー”に大はしゃぎだった。防火衣や救助服を身に着け、消防車に乗車したり、ホースで放水を体験したりするコーナーも人気を集めた。ほかにも、放水銃の実演や煙体験、地震体験車、救急車の展示など多彩な催しが繰り広げられた。 (磐
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コシヒカリ新米をPR JA遠州中央 磐田市長に贈呈
JA遠州中央はこのほど、磐田市の草地博昭市長に管内で収穫したコシヒカリの新米20キロを贈った。山田耕司代表理事理事長ら6人が市役所に届けた。 同JA管内は県内有数の米の産地。管内のコシヒカリは粘り、甘み、うま味のバランスが良く、炊きあがりはふっくらしてつやがあるという。収穫は8月上旬に始まり、9月中旬まで続く。今年は例年並みの約4千トンの出荷を見込む。 山田理事長は「収穫の最盛期を迎える。味は例年よりも良いので、ぜひ召し上がってほしい」と話した。
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関東大震災で殉職 巡査しのぶ 熱海で住民救助
100年前の関東大震災で熱海市伊豆山の住民の救助活動中に殉職した巡査(享年37)を慰霊する行事が1日、同市の伊豆山神社の参道に建つ顕彰碑前で行われた。巡査の孫の鈴木文恵さん(71)=磐田市=と木村加恵さん(70)=同=は献花し、「いつ起こるか分からない災害への備えを万全にしたい」とかみしめた。 三島署熱海分署に勤務していた巡査は、疾病調査の応援のために伊豆山を訪れていた際に大震災に遭遇した。住民の避難誘導や負傷者の搬送に尽力していたところ、倒壊した鳥居が頭に当たって亡くなったとされる。 顕彰碑は2018年に建立され、関係者が慰霊行事を続けている。この日は熱海署の大石剛署長や署員、地元住民
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デジタル技術 市職員体験 磐田 市民サービス向上探る 11社、市役所で展示会
磐田市役所でこのほど、職員の業務に特化したデジタル技術の活用法を紹介する「デジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューション体験・展示会」が開かれた。市民サービスの向上を目指し、市職員らが体験して理解を深めた。 県内外の11社がブースを並べた。NTTドコモはカメラや通話の機能に加えてネットで通信できる眼鏡型端末「スマートグラス」を展示した。離れた場所から現場の状況をリアルタイムで把握することができるとし、下水道処理施設などで作業の効率化が期待できるという。 人工知能(AI)を活用して市民の運動能力を測定し、どのスポーツに向いているのか提案する機械も紹介され、職員は興味深そうに見入った。
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「スポーツのまち」推進へ協力 磐田市と静産大連携会議
磐田市と静岡産業大はこのほど、本年度の連携推進会議を市役所で開き、「スポーツのまち」の推進などに向けて協力していくことを確認した。 同大の堀川知広学長は、市の知名度向上やにぎわい創出のため、産学官で連携して磐田発の新しいスポーツを考案し、関連イベントを継続開催することを提案。「器具の製造など、スポーツに関連した新産業にもつなげたい」と説明した。草地博昭市長は「世界に発信できる仕掛けを考えたい」と述べた。 大学側からは市民の資格取得やスキルアップにつながる学びの場づくりへの支援など、市側からは若年層の投票率向上に向けた大学生への選挙啓発事業などのアイデアも出た。
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傷害の疑いで農業の男逮捕 磐田署
磐田署は31日、傷害の疑いで磐田市掛下、農業の男(76)を逮捕した。逮捕容疑は23日、磐田市内で、同市の農業男性(71)に蹴るなどの暴行を加え、右手骨折などのけがを負わせた疑い。同署によると、2人は知人関係。草刈りを巡りトラブルになったという。
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8日から定例会 磐田市議会
磐田市議会は31日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を9月8日から10月13日までの36日間と決めた。物価高騰対策費など約2億9962万円を追加する2023年度一般会計補正予算案や22年度の決算認定案など計22議案を審議する。一般質問は19、20、21日の予定。
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磐田の課題解決へ連携協定 市と東中・高
磐田市と磐田東中・高(同市見付)はこのほど、地域の課題解決や人材育成などを目的に、包括連携協定を結んだ。市役所で締結式が行われ、草地博昭市長と石川佳彦校長が締結書に署名した。 普通科特進2類の高校2年生対象に、「地域政策」のカリキュラムを市が受け持つことが、協定締結の契機となった。授業は9月~来年1月末までの計6回を予定。草地市長の講話をはじめ、行政の仕事や生活に関わるさまざまな課題や解決の取り組みについて、担当の市職員が説明する。 石川校長は「生徒たちに磐田市の知っているようで知らない部分を知ってもらい、自分たちの学びや生活に生かしてもらいたい。包括連携によって、地域との関わりをより密接に
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「やさいの日」に摂取量チェック! センサー使い 磐田で啓発活動
「やさいの日(8月31日)」に合わせて県西部健康福祉センターは31日、磐田市見付のJA遠州中央「見付どっさり市」で、買い物客らに食生活の改善や積極的な野菜摂取を呼びかける啓発キャンペーンを行った。 健康増進課職員ら4人が、野菜の種類や栄養価を紹介するリーフレットなど啓発品約200セットを配布した。センサーに手のひらを当てるだけで、推定野菜摂取量を見える化してくれる機器「ベジチェック」の測定コーナーにも案内し、買い物客が体験した。 県西部健康福祉センターによると、県民1日当たりの野菜摂取量は男性、女性いずれも目標の350グラムを下回っている。野菜には、余分な食塩を体の外に排出するカリウムが多く
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崩落の歴史変わらず 熱海・伊豆山に残る慰霊碑 【伝える 関東大震災100年と静岡④】
青々とした海面が眼下に広がる熱海市伊豆山。国道135号を小田原方面に進むと、右手の道路沿いに石碑が現れる。雑木に覆われ、正面部分が大きく剥落し、風雪にさらされてきたことをうかがわせる。 万霊塔。1923年の関東大震災当時、現地には蒸気機関車の軽便鉄道(小田原-熱海間)が通っていた。土砂崩れが発生し、道路や鉄道工事関係者7人が犠牲になったとされる。碑は慰霊のために建てられた。25年には東海道線が熱海駅まで開通し、軽便鉄道はそのまま廃線となった。 「線路は海まで押し流され、犠牲者の中に身内がいたと義母から聞いた」。伊豆山の中田春子さん(78)は振り返る。義母が他界する25年ほど前まで毎年、供
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キンパラ 学生服リユース事業に参入 磐田に専門店オープン
学生服・ユニホーム製造販売のキンパラ(磐田市、金原周平社長)は、学生服のリユース事業に参入する。9月2日、同市見付に初のリユース専門店「リパラーレ」をオープンする。売り上げ1千万円を目指す。物価高などの影響で生活が苦しい世帯が増えている状況を踏まえた。 同専門店は、県西部で9店舗を展開する学生服専門店「制服のキンパラ」の磐田本店に併設する。市内の中学校・高校を中心に、不要になった制服や通学用バッグなどを買い取り、自社工場で修理・補修した上で、新品の3~8割ほどの価格で販売する。買い取り査定は無料。悪用を防止するため、買い取り・販売時には身分証の確認を徹底する。 リユース品の修理を新品の需
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大規模地震備え 磐田署と市消防本部が合同訓練 人命救助へ連携
磐田署は29日、磐田市消防本部と合同で、南海トラフなどの大規模地震に備えた要救助者救出救助訓練を同署で行った。車内に1人取り残されたとの想定で、警察と消防が人命救助に向けた連携の流れを確認した。 訓練は廃車を使用して実施した。署員や救助隊員約30人が窓ガラスを割ったり専用の工具でドアをこじ開けたりして車両に入り、取り残された要救助者を救出、搬送するまでの手順を確認した。 本年度の県警総合防災訓練の一環。同署の前田卓警備課長は「現場で活動する同士、常日頃から顔を合わせる関係性でいることで、いざというときに迅速な連携が取れる」と述べ、消防との合同訓練の意義を強調した。
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買い物しながらウオーク 磐田でイベント モデルコース 大学生が考案
買い物をしながら、気軽にウオーキングを楽しむイベント「楽La歩(ららぽ)ウオークinいわた」が28日、磐田市のららぽーと磐田で始まった。静岡産業大の学生が、多彩な店舗がそろう大型ショッピングモールの特徴を生かし、子育て世代や大学生らの買い物志向に合わせたモデルコースを考案した。市民のスポーツ実施率向上につなげる。9月10日まで。 市、静産大、ららぽーと磐田の共催。市民が運動を習慣化するきっかけづくりに取り組んでいる同大スポーツ科学部の江間諒一准教授(37)と学生約30人が、事前に館内で歩数や運動強度などを計測し、全長1・1~1・3キロ、所要時間20分程度のモデルコース3種類を設定した。 同学
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磐田インターチェンジ南の工業用地 企業誘致へ市と業者が協定締結
磐田市は30日、同市見付の東名高速道磐田インターチェンジ(IC)南側に工業用地を整備する不動産開発のビルド21(浜松市東区、藤井啓介社長)と、企業誘致に関する協定を結んだ。協力して同用地への企業誘致に取り組む。 市は2020年度、市内の民間工業用地開発事業の公募型プロポーザルを実施し、約8.8ヘクタールを整備する同社の提案を採択した。産業拠点に位置づける同IC周辺の開発を促し、地域経済の発展と雇用創出につなげるため、関係機関との調整など伴走型の支援に取り組んでいる。 同社は25~27年に用地の造成工事を行う。物流施設の誘致を見込んでいる。協定では、誘致企業は市と同社双方の了解を経て決定す
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多彩な書、力作179点 浜松で遠州連合公募展
静岡県西部の書道愛好家らでつくる遠州書道連合の公募展「宝書展」が30日、浜松市中区のクリエート浜松で始まった。9月3日まで。 漢詩や近代詩、俳句などを題材にした力作179点を展示した。細く流れるようなかな作品や、中国古代文字の隷書体を均一の太さで書いた作品など多彩な書が並ぶ。 運営委員長の大石俊峯さん(86)は「作品はバラエティーに富んでおり来場者が書に興味を持ってもらえればうれしい」と話した。指導者による審査も行われ、準大賞に鈴木小織さん(浜北区)、伊藤祥華さん(西区)、井口桃果さん(磐田市)、山口紗華さん(栃木県)が選ばれた。大賞は該当者がいなかった。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 8月24日はメジナやカワハギ、小イサキ、チョウチョウウオ、タカベ、ネンブツダイ、ベラ。26日はマダイやソウダガツオ、メジナ、カワハギ、カマス、ベラなど。27日は小マダイや小イサキ、カワハギ、カマス、ネンブツダイなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はシロギス狙いの投げ釣りのほか、ブラクリ仕掛けや胴つき仕掛けの穴釣りがおもしろい。日中はカサゴ、暗くなったらメバルも狙える。餌はイソメかサバやサンマの切り身。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8月26日午前の沼津沖船釣りは25セ
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1年に2度決壊の敷地川 中小河川の危険性説明を【西部記者コラム 風紋】
6月の台風2号による記録的豪雨で再び決壊した磐田市北部の敷地川。昨年9月の台風15号の際にも決壊し、静岡県は土のうを積むなどして“仮堤防”を築いていた場所だ。近年、局所的に豪雨をもたらす「線状降水帯」が頻発し、全国各地で豪雨による自然災害が多発している。従来の想定を超える規模で激甚化する状況を踏まえ、県などの関係機関は、これまで以上に迅速に復旧工事を進める必要がある。 同市によると、台風2号による豪雨で、仮堤防が決壊した敷地川周辺の家屋50件が床上・床下浸水の被害を受けた。このうち、昨年の台風15号と連続して自宅が被害を受けた世帯は21件に上った。 1年足らずで2
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英語の歌や踊り 磐田の小中生ら堂々舞台 米のワークショップ挑戦
世界各国で地域の子どもたちとショーを作り上げる米国の音楽教育団体「HEART Global(ハートグローバル)」による日本ツアー「ミュージック・アウトリーチ」の最終公演が27日、磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開かれた。近隣の子どもたちがワークショップを経て出演し、英語の歌も含めた多彩な舞台に挑戦した。 音楽を通じて言語を越えた感動を与えようという取り組みで、日本ツアーは4月から開始し、10カ国29人のキャストが各地を巡回。3日間のワークショップで子どもたちにダンスや歌を指導し、最終日に1時間のショーを作り上げてきた。 ツアーの最終日を飾る磐田の公演には、小中学生を中心とする計86人
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闇バイトや薬物、断って ブラジル人学校生に非行防止教室 磐田署
磐田署はこのほど、非行防止教室を磐田市高見丘の豊田東交流センターで開いた。ブラジル人学校「エスコーラ・オブジェチーボ・デ・イワタ・チアホーザ」(同市一言)の生徒約30人が、闇バイトや薬物乱用の危険性を学んだ。 同署外国人少年指導員と磐田地区少年サポートセンターの職員が講師を務め、高収入をうたって特殊詐欺や強盗などに加担させる「闇バイト」や大麻などの薬物使用のリスクを伝え、絶対に手を出さないよう呼びかけた。友人に犯罪行為に誘われた場合に①ハッキリ断る②やらない理由を言う③相手にしつこく誘われたらその場から離れる-などのポイントを助言。講師らを勧誘者と想定し、断るための実践練習も行った。 生
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天下の奇祭 見付天神裸祭“完全復活” 磐田で全体会議、4年ぶり鬼踊り再開
天下の奇祭と呼ばれる磐田市見付の矢奈比売(やなひめ)神社の国指定重要無形民俗文化財「見付天神裸祭」の保存会は26日夜の全体会議で、9月の同祭で男衆が激しくもみ合う「鬼踊り」を4年ぶりに再開すると決めた。新型コロナ感染防止に配慮しながら、一連の行事をコロナ前の従来の形に完全に戻す。 祭りは9月17日~24日の8日間。2020年以降中止が続いていた、上半身裸で腰みの姿の男衆が拝殿で激しくもみ合う「鬼踊り」や道中の練りなどを4年ぶりに実施する。 祭りに参加する氏子が海で心身を清める「浜垢離(はまごり)」や神輿(みこし)の渡御、還御などの主要行事も、昨年より参加人数を増やして通常通り営まれる。
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⚾NTN磐田製作所3回戦へ 軟式野球 静岡県下都市対抗大会
第69回県下都市対抗軟式野球大会(静岡県野球連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)第2日は27日、磐田市の豊岡野球場などで2回戦16試合を行った。NTN磐田製作所(磐田)は高井大地が2本の本塁打を放ち、中部電力浜松営業所(浜松)に逆転勝ち。昨年覇者の大場機工(富士宮)は島田市役所(島田)にコールドで快勝した。ホンダ浜松(浜松)はファンキース(藤枝)との打撃戦を制した。大会第3日は9月2日、浜松球場などで3回戦と準々決勝を行う。 ▽2回戦 大場機工(富士宮) 12―0 島田市役所(島田) (5回コールド) 良工舎山本鋼業(清水町) 8―0 清水トータス(清水) NTN磐田製作所(磐田) 6―3
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晩夏の夜空彩る いわた夏まつり 雨にも負けず2000発の大輪
磐田商工会議所と磐田市商工会は26日夜、市内5カ所で花火を打ち上げる「2023いわた夏まつり花火大会」を開いた。あいにくの雨に見舞われたが、計約2千発の大輪が市内の夜空を彩った。 遠州地域の夏の最後を飾る花火大会として市民に親しまれているイベント。今年も打ち上げ場所を分散して自宅でも観覧できる形で行った。主催者側は安全面に配慮しつつ、向笠地区から順に市内5カ所で次々と打ち上げた。はまぼう公園付近では、傘を差しながら夜空を見入る家族連れや若者の姿が多く見られた。 ららぽーと磐田の屋上や竜洋海洋公園など3カ所では、かき氷やチュロスなど市内外の飲食店が出店した。
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田畑遥都君、拓瑞君兄弟(磐田) ともにMTB全国準V 市教育長に報告
磐田市立富士見小の田畑遥都[はると]君(12)=6年=、拓瑞[たくみ]君(10)=5年=兄弟が、マウンテンバイク(MTB)クロスカントリーの全国大会の学年別クラスでそれぞれ準優勝し、このほど、市役所に山本敏治教育長を訪ねて好成績を報告した。 高低差のある自然の中のコースで障害物を乗り越えながら走り、着順を競う競技。2人は今月5、6日に長野県で開かれたJOCジュニアオリンピックカップ全国ユース選抜MTB大会に出場し、2.1キロのコースを3周するレースに挑んだ。 2年連続の準優勝となった遥都君は「1位の選手に離されてしまったのは悔しかったけど、自分を追い込んで2位争いに競り勝てたのは達成感が
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「南海トラフ臨時情報」どう運用?【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える 第1章 危機意識の低下④/いのち守る 防災しずおか】
いつ起きるか分からない南海トラフ地震に市民はどう備えるべきか。自治会・自主防災会会長の東海駿河[とうかいするが]さん(71)と妻の伊豆美[いずみ]さん(66)、長男の遠州[えんしゅう]さん(36)親子、長女の富士子[ふじこ]さん(33)の3世代をモデルに、自助、共助の取り組みを考える。 静岡県内で開催された南海トラフ地震対策の講演会。自主防災会の代表として参加した東海駿河さんは2019年5月に運用が始まった「南海トラフ地震臨時情報」の説明に疑問が膨らんだ。「運用が始まってしばらくたつけど詳しくは知らないし、何やら複雑だな…」。講演会終了後、気象庁の「南海トラフ沿いの地震に関
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⚾静岡県下都市対抗軟式野球が開幕 伊豆テクノスが逆転サヨナラ
第69回県下都市対抗軟式野球大会(静岡県野球連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)は26日、磐田市の豊岡野球場などで開幕し、1回戦9試合を行った。伊豆テクノス(田方)は古儀優斗の逆転サヨナラ本塁打で芝浦機械(沼津)に勝利。横須賀擬宝珠(大東)も須藤クラブ(富士宮)にサヨナラ勝ちした。KYOJO(主管地)は花嶋修平が3打席連続本塁打を放ち、小笠パンサーズ(菊川)をコールドで退けた。 大会第2日は27日、同球場などで2回戦を行う。 ▽1回戦 島田市役所(島田) 12―2 マルキーズ(主管ブロック) (5回コールド) 中部電力浜松営業所(浜松) 8―2 国立印刷局静岡(静岡) K・CLU
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味覚の仕組み、実験で体感 農林環境専門職大准教授が講座 静岡・駿河区
静岡県立農林環境専門職大(磐田市)の丹羽康夫准教授による味覚をテーマにしたワークショップが26日、静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るで開かれた。 約30分の講座を4回開催。参加者の年代に合わせて、味覚の仕組みを体感する実験や、丹波准教授の研究内容、専門職大についての説明も行った。目を閉じて鼻をつまんだ状態であめをなめ、味を当てる実験に、子どもたちがうれしそうに挑戦した。 祖母宅に訪れて立ち寄ったという千葉県我孫子市の小学5年塩畑遥香さん(11)は「専門職大学という学校の存在も初めて知った。食べるときには今日知ったことを思い出すと思う」と笑顔で話した。
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⚽J2ジュビロ磐田に強化資金 サッポロビール
サッポロビールは26日、磐田市のヤマハスタジアムで、サッカーJリーグ2部(J2)ジュビロ磐田にチーム強化資金として28万2900円を贈呈した。7月16日に同会場で開催した藤枝MYFC戦で、同社商品のサッポロ黒ラベルを購入すると、価格の半分がチームの強化資金になるキャンペーンを行った。 同社東海北陸本部静岡支社の佐藤一樹支社長がジュビロ磐田の浜浦幸光社長に目録を手渡した。佐藤支社長は「J2でいい順位をキープしている。来季J1に復帰して躍進するために提供させていただいた。残り試合わずかだが、活力を与えられれば」と述べた。
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SSクラスは増井さん優勝 日将連浜松8月大会
日本将棋連盟浜松支部の8月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。69人が参加し、最強のSSクラスで増井豊さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①増井豊(中区)②山本房代(豊橋市)③田中雅英(南区)▽S ①菅沼優星(磐田市)②岡本徳裕(同)③大橋翔太郎(同)▽A ①藤原紳裕(御前崎市)②安藤隼斗(焼津市)③宮城島捷翔(浜北区)▽B ①杉田大和(浜北区)②永野裕也(同)③兼平正樹(菊川市)▽C ①杉山敏郎(北区)②山下浩之(浜北区)③片山久(東区)
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新設校、校歌制定にも新風 静岡県立ふじのくに中学校、伊豆伊東高
自校の教育理念や地域の自然・文化を織り込んだ高校や中学の校歌は、在校生のみならず卒業生にとっても心のよりどころとして機能している。社会の変容に基づいて学校の統合や新設が相次ぐ中、制定の方法や作者の人選にも新しい風が吹いている。県内の二つのケースを追った。(教育文化部・鈴木美晴、橋爪充) ふじのくに中学校、県内初の夜間中学 1期生の思いを表現 県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」の第1期生が校歌づくりに取り組んでいる。新設校ならではの取り組みを通し、生徒が自ら何かをやり遂げる経験を積み、主体的に学ぶきっかけの一つとするのが狙い。 三島市の同中学三島教室で7月中旬、藤枝市出身のシンガー
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⚽静岡産業大サッカー部 「全国8強目指す」 磐田市長に健闘誓う
宮城、岩手両県で9月に開かれる第47回全日本大学サッカートーナメントに出場する静岡産業大の選手や堀川知広学長ら5人が24日、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、全国の舞台での健闘を誓った。 6~7月に開かれた東海大会で準優勝し、東海地区第2代表として2年ぶり9回目の全国大会に臨む。1回戦は9月1日に日本文理大(九州地区第3代表)と対戦する。2021年の同大会初戦で敗れた相手。長島武主将(22)=4年=は「しっかりとリベンジして勢いづけられるように、チーム一丸となって戦いたい」と意気込んだ。 森勇斗副主将(22)=4年=は「ベスト8以上を目指したい」と抱負を語った。草地市長は「厳しい大会日程だ
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現金とカード盗んだ疑い 磐田署が女逮捕
磐田署は24日、窃盗の疑いで磐田市下神増、無職の女(21)を逮捕した。逮捕容疑は4月上旬、同市内のスポーツ施設で、同市の男性会社員(39)の財布から現金4万5千円とクレジットカード1枚を盗んだ疑い。同署によると、容疑者は同施設の元従業員。クレジットカードの利用状況などから同容疑者の関与が判明したとみられる。
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座禅に挑戦 児童ら心穏やか 浜松・投老寺で「サマースクール」
浜松市天竜区や磐田市豊岡地区の寺院の僧侶でつくる北遠仏教青年会は24日、地域に住む子ども向けのイベント「サマースクール」を浜松市天竜区青谷の投老寺で開いた。夏休み終盤の小学生ら35人が座禅体験などを通して、心落ち着くひとときを過ごした。 参加者は僧侶から正しい座り方や手の位置を教えてもらい、鐘の音を合図に座禅に取り組んだ。小刀で竹を削って箸を作る作業にも挑戦し、完成した箸で昼食の流しそうめんを味わった。レクリエーションを楽しんだ後は、家族に宛てて一日の思い出をつづった。 青年会の太田康文会長(39)は「雨天の中でも来訪して楽しんでもらえた。今後も地域のお寺を身近に感じてもらうための活動を
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浸水被害を想定 ボートで救助訓練 磐田署と市消防本部
6月の台風2号に伴う記録的豪雨で仮堤防が決壊し、浸水被害に見舞われた磐田市でこのほど、水害を想定した救助訓練が行われた。磐田署と市消防本部から計約30人が参加し、発災時の連携強化を目指した。 大雨で市内が浸水し、建物内に取り残された人がいるとの想定で福田漁港(同市豊浜)の海を浸水地域と見立てて実施した。署員と救助隊員はボートに乗り込み、要救助者への接近や救出などの手順を確認。このほか、浮輪のついたロープを遠くに飛ばす「救命索発射銃」と呼ばれる機材の扱いを学んだ。 同市北部の敷地川は昨年9月の台風15号の際にも決壊し、土のうを積むなどして仮堤防を築いていた。訓練は、わずか1年足らずで再び決
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ラテンのリズム感じて サルサバンドの打楽器奏者鈴木さんが母校・豊岡中生徒に手ほどき 磐田
世界的サルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」のパーカッション担当で磐田市出身の鈴木ヨシローさん(56)が23日、母校の豊岡中の生徒にラテン音楽の魅力を紹介するクリニックを同市上新屋の市民文化会館かたりあで開催した。吹奏楽や和太鼓に取り組む生徒43人が、多彩なラテンのリズムを体感した。 10月29日に同バンドの公演が同会館で開かれる。初の凱旋(がいせん)公演が決まった鈴木さんが「生の演奏に触れ、ラテン音楽を感じてほしい」と、主催者の磐田文化振興会とともにクリニックを企画した。 鈴木さんとバンドメンバーの伊波淑さん(46)の2人がコンガやティンバレス、ギロ、マラカスなどのラテン打楽器を演
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島田の夏目さん 将棋Sクラス優勝 2位は浜北・中川さん 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の8月大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。82人が参加し、最強のSクラスは島田市の夏目雄介さんが優勝した。上位入賞者は次の通り。 S ①夏目雄介(島田市)②中川丈太郎(浜北区)③田中雅英(南区)④寺崎勝(東区)⑤阿部哲也(同)▽A ①横山渡(牧之原市)②赤川陽平(浜北区)③石川三余(西区)④小林悠人(袋井市)⑤渡辺伸五(北区)▽B ①村松清(東区)②赤松僚助(天竜区)③河村正夫(浜北区)④高瀬啓一郎(中区)⑤田村勇太郎(同)▽C ①赤松賢伸(天竜区)②鈴木与四郎(西区)③永野裕也(浜北区)④泉龍一(西区)⑤斉藤正直(東区)▽D ①高木健吾(東区)②
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安保3文書改定に危機感 元外務省局長 孫崎さん講演 磐田で「平和考える会」
終戦時に磐田市の鮫島海岸に不時着した軍用機「緑十字機」を後世に伝える活動に取り組む市民団体「緑十字機不時着を語り継ぐ会」はこのほど、平和について考える会を同市小島の長野交流センターで開いた。元外務省国際情報局長・孫崎享さんが「平和を築く道の探求-ウクライナ問題と台湾問題を超えて-」と題して講演した。 孫崎さんは、安全保障関連3文書の改定によって明記された反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有について持論を展開。「日本はどんなことがあっても戦争をしないという国から離れてきている」と危機感を示し、「戦争は始めるよりも終える方が難しい。安全保障や外交を考える際『命こそ宝』という視点で、物事を考えてほし
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リーグワン 藤井静岡 誕生 「親分肌」新指揮官と巻き返す
ラグビー・リーグワン1部の静岡は、日本代表のナショナルチームディレクターを務める藤井雄一郎氏を新監督に迎えることになった。新シーズンに向けて7月下旬に始動したチームは新指揮官のもと、8位に終わった昨季の巻き返しを図る。 藤井氏はトップリーグ・サニックスの監督時代、スピード感あふれるラグビーを武器に、限られた戦力で実績を残した。長年の親交がある堀川隆延アシスタントコーチは「方向性を示してくれる親分タイプの人」と評する。藤井氏の合流はワールドカップフランス大会後となるが、静岡のスタッフ陣とは既に連携を深めているという。 今季チームが目指す方向性は、コリジョン(身体衝突)のスキルをさらに磨き、
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住居侵入 磐田の被告 暗証番号錠 透明塗料で特定
1人暮らしの女性宅に侵入したなどとして住居侵入などの罪で公判中の磐田市安久路の男(36)が、玄関ドアの暗証番号錠に透明な蛍光塗料を塗り、女性が触れた痕跡から暗証番号を特定して室内に侵入していたことが23日までの袋井署の調べで分かった。同署は「暗証番号はなるべく長く複雑に」「誕生日など推測されやすい番号にしない」などと呼び掛けている。 被告は、4~5月に3回にわたって30代の女性会社員が住む静岡県西部の集合住宅の居室に侵入したなどとして同署に逮捕された。同署によると、被告は、塗料が付いた暗証番号錠に女性が触れた跡を特殊な光を当てて割り出し、4桁の番号を絞り込んだとみられる。室内に侵入し、隠し
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外国人“広報大使”起用 磐田市、在住市民に生活情報発信
磐田市は本年度、外国人アンバサダーを起用し、市内在住の外国人に情報を発信・収集する取り組みを始めた。グローバル化が進む中、新型コロナ関連や災害時の避難など市民生活に必要な情報を、外国人による独自のコミュニティーに届けて広く周知するとともに、多様なニーズに対応する。 アンバサダーは、磐田国際交流協会など外国人市民との交流がある団体へ声かけをして募った。応募のあった19人から、外国人コミュニティーとのつながりを持つブラジル、フィリピン、ベトナム、中国国籍の計5人を採用。来年3月31日まで、交流サイト(SNS)などを通じて身近な人に市の情報を拡散してもらう。 市の2023年7月末の外国人人口は
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“オムシ”名言 カレンダーに 磐田の「こんちゅうクン」作成
サッカーJリーグ2部(J2)ジュビロ磐田のクラブアンバサダーを務める「こんちゅうクン」こと磐田市竜洋昆虫自然観察公園館長の北野伸雄さん(37)=浜松北高出身=が昆虫名言カレンダー「オムシのことば」を作成した。22日、同市のヤマハ大久保グラウンドを訪れ、選手たちにお披露目した。 カレンダーは縦長の壁かけ用。「もしも虫たちが言葉を扱えたら、こんな名言を残すのではないか」との視点で実在の名言を一部引用し、ユーモアたっぷりに仕上げた。月ごとに昆虫のイラストを添え、裏面では名言が生まれた解説もある。 サッカー関連では、1994年のワールドカップ米国大会決勝でPKを外して敗れたイタリア代表のロベルト
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スルガ銀、拠点施設再編 本部機能一部 県東部に回帰
スルガ銀行は2025年度までに、拠点施設を再編する。東京の本部機能の一部を沼津市と長泉町に移して地元回帰を図るとともに、店舗網を再構築する。業務のデジタル化や効率化も推進。年間経費を現在の中期経営計画が始まる前の18年度実績に比べて約3割減らし、コスト構造改革を完遂して収益力を高める。 オンライン技術進展に伴い、東京の立地の必要性を改めて検証。市場金融部門やコンプライアンス部門を県東部に移転し、東京本部のオフィスを縮小する。同時にウェブ完結手続きの拡充やインターネットバンキングの普及など顧客の利便性を考慮しながら、支店の統廃合と、複数店舗を同じ建物で営業する店舗内店舗化を進める。 店舗数は2
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子ども将棋 盤上で熱戦 プロ棋士が指導対局も 牧之原
日本将棋連盟などが主催する第64期王位戦七番勝負第6局の開催予定地となっている牧之原市でこのほど、「杏林堂杯 子ども将棋大会」(牧之原市将棋によるまちづくり実行委主催)が開かれた。 大会には小学生の低学年、高学年の2部門に県内外から29人が出場した。児童らは真剣な表情で対戦相手と向かい合い、盤上で熱戦を繰り広げた。瀬川晶司六段と北尾まどか女流二段を招いた指導対局も行われ、子どもたちは戦法や手筋などについてアドバイスを受けた。 主な結果は次の通り。 低学年の部 ①安田清流(岐阜県)②安藤隼斗(焼津市)③佐々木和斉(愛知県)▽高学年の部 ①鈴木大輝(磐田市)②稲場理(浜松市浜北区)③門奈光(浜松
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安全就業で優良賞受賞 市長に報告 磐田市シルバー人材センター
磐田市シルバー人材センター(絹村和弘理事長)がこのほど、本年度安全就業優秀・優良シルバー人材センター等表彰団体に選出され、優良賞を受賞した。安全管理指導や就業中の事故の少なさなどが評価された。 今回の表彰団体は、全国の約1340シルバー人材センターの中から選ばれた24団体。県内では、磐田市と伊豆の国市の二つのセンターが優良賞を受賞した。 磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、受賞を報告した絹村理事長は「安全により一層気をつけながら上の賞を目指す」と意気込んだ。草地市長は「みなさんの長年の成果が認められた結果の受賞だと思う。安全に気をつけながら、優秀賞を目指してほしい」と話した。
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手話であいさつ 児童楽しく 磐田 身体使って自己紹介も
磐田市国府台の市総合健康福祉会館iプラザでこのほど、夏休み子ども手話教室が開かれた。市内の小学4~6年生10人が受講し、簡単なあいさつや会話などを通じて手話に親しんだ。 磐田ろうあ協会の会員が講師を務めた。受講生は、手や表情など身体全体を使って名前や年齢を紹介し合ったり、お互いに手話のあいさつを交わしたりして楽しみながら取り組んだ。 受講した磐田西小4年伊藤麻歩さん(9)は「手話教室に参加するのは初めてだったけれど楽しかった。手話を使っていろんな人と話してみたい」と語った。
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コロナ禍越え活動活発 しずおかランニングパトロール5年
ランニングをしながら地域を見守る「しずおかランニングパトロール(SRP)」は今秋、開始から丸5年を迎える。登録ランナーの増加と活動拠点の拡充に加え、協賛企業や教育現場による協力態勢の構築が進み、認知度は県内各地で高まっている。新型コロナウイルスの5類移行もあってランナー同士の交流機会が増えつつある中、10月からは第5期がスタート。新たな仲間を加えた見守り活動の活発化が期待される。 (社会部・薬袋貴信、荻島浩太) 拠点拡充、地域に浸透 交流深め「輪」広げる 波楽しみながら地域を見守る袋井・掛川エリアの登録ランナーと活動をサポートする袋井署員ら=3月下旬、袋井市 「長続きするには、みん
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災害見舞金 新制度創設へ 静岡県、10万円前後で調整
静岡県は近年の豪雨災害の激甚化を踏まえ、災害特別見舞金を支給する制度を創設する方針を固めた。短期間に複数回被災した世帯が対象で、支給額は10万円前後とする方向で最終調整している。21日までの関係者への取材で分かった。 編成中の2023年度9月補正予算案に関連事業費として数十万円を計上する方針。災害によって自宅が損壊したり、床上浸水したりした世帯を対象とすることを想定している。市町が支給する災害見舞金に上乗せする形で交付する。 昨年9月の台風15号で被災した磐田市の敷地川では、応急復旧工事を行っていた堤防が今年6月の台風2号で再び決壊し、住宅が二度にわたり浸水するケースがあった。今後も想定
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磐田のアピタで強盗未遂容疑 無職の男を逮捕 磐田署
磐田市今之浦の商業施設「アピタ磐田店」で、何者かが女性に刃物のようなものを突き付けて現金を要求した事件で、磐田署は21日、強盗未遂の疑いで磐田市国府台、無職の男(56)を逮捕した。 逮捕容疑は14日午後2時10分ごろ、同店地下駐車場で、同市の女性地方公務員(58)が乗る車の助手席に乗り込み、刃物のような凶器を突き付けて金銭を奪おうとした疑い。女性が車外に出て大声で助けを求めたため、容疑者は何も取らずにその場から逃げた。 同署によると、周辺の防犯カメラ映像を解析するなどして捜査を進める中、21日午前、容疑者が出頭し「お金を奪おうとしたのは私です」などと話したという。同署は、容疑者の容姿と映
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酒気帯び運転の疑い 女逮捕 磐田署
磐田署は21日、道交法違反の疑いで磐田市福田中島、派遣社員の女(42)を逮捕した。逮捕容疑は20日午後7時ごろ、同市内で乗用車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、同市森下の県道で、40代女性の乗用車と衝突する事故を起こして発覚。女性と女性の乗用車に乗っていた児童、容疑者の計3人が病院に搬送され、いずれも軽傷という。
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静岡産業大と教育交流協定 知徳高 長泉町
静岡産業大(磐田市、堀川知広学長)と知徳高(長泉町、渡辺紀之校長)はこのほど、教育交流協定を結んだ。高大が連携し、マネジメントやスポーツ科学の専門性を高校教育に取り入れ、地域社会の発展に貢献する人材育成に取り組む。 同大が県内高校と協定を結ぶのは24校目。高校生が大学教員の講義を受けるほか、大学施設を見学したり、大学生と探究活動で交流したりする。教職員向けの合同研修なども実施する。 知徳高で開いた締結式で、堀川学長は「実践的な教育をさらに発展させ、若い力を育んでいきたい」と話した。渡辺校長は「大学生との交流は生徒にとって卒業後の進路を考えるロールモデルになるはず」と期待した。
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防火イベント 親子にぎわう 磐田 はしご車乗車、記念写真も
火災予防や消防活動への理解を深める「消防わくわく体験」が20日、磐田市下神増のカインズ磐田豊岡店駐車場で開かれた。市消防本部や市消防団の消防車両が展示され、多くの親子連れでにぎわった。 救助工作車や救急車、赤バイなど約10台が並んだ。はしご車のバスケットへの乗車体験は、行列ができるほどの人気を集めた。消防服を身にまとった子どもたちが隊員や市消防イメージキャラクター「べっくん」と一緒に記念写真を撮る場面もみられた。 防災の日(9月1日)を前に、イベントを通じて防火意識を高めてもらおうと、県西部のイベント企画運営会社「mss Beyond the fun」が主催するマルシェの一角で開催した。会場
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新設ステージでピアノ演奏会 掛川・二の丸美術館 ロビー改修完了
掛川市二の丸美術館(同市掛川)で19日夜、ロビーの改修完了を記念したコンサート「オープニングナイト」が開かれた。市民約40人が足を運び、趣を変えた夜の美術館でピアノの音色を堪能した。 新設のステージで、県西部を中心に活動する磐田市出身のピアニスト袴田麻純さんがショパンの名曲などを演奏した。菊川市のご当地タレント赤堀愁さん(23)も落語を披露し、会場を盛り上げた。 同美術館は1998年開館。市は利用者の固定化や年齢層の偏りが目立ってきたことを踏まえて5月に改装に着手し、ミニシアターや交流スペースなどを配置した。コンサートやワークショップの会場として活用する。市民活動拠点の機能を加えることで、誰
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消防体験にわくわく はしご車乗車体験や車両展示 磐田でイベント
火災予防や消防活動への理解を深める「消防わくわく体験」が20日、磐田市下神増のカインズ磐田豊岡店駐車場で開かれた。市消防本部や市消防団の消防車両が展示され、多くの親子連れでにぎわった。 救助工作車や救急車、赤バイなど約10台が並んだ。はしご車のバスケットへの乗車体験は、行列ができるほどの人気を集めた。消防服を身にまとった子どもたちが隊員や市消防イメージキャラクター「べっくん」と一緒に記念写真を撮る場面もみられた。 防災の日(9月1日)を前に、イベントを通じて防火意識を高めてもらおうと、静岡県西部のイベント企画運営会社「mss Beyond the fun」が主催するマルシェの一角で開催し
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山題材 風景画や抽象画30点 磐田の鳥井さん個展
浜松市北区細江町のギャラリーカフェ「寸座フランセ」で31日まで、磐田市の画家鳥井孝爾さん(78)による個展が開かれている。鳥井さんが今年に入り制作した新作のアクリル画30点が並ぶ。 登山経験が豊富な鳥井さんが、全国各地の名山や自然を題材にイメージを膨らませた風景画や、自身の心象を投影した抽象画を描いた。鳥井さんの作品は、色とりどりのアクリル絵の具を大胆に塗り重ねる技法が特徴。特に北アルプスの焼岳(長野、岐阜両県)や昭和新山(北海道)などをモチーフにした絵は、火山の力強さを感じさせる鮮やかな赤色が目を引く。 鳥井さんは美術団体「等迦(とうか)会」の一員として活動し、同所では毎年夏に個展を開
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6月台風2号 沼津市が救助法適用見送り判断 住民は疑問視「被害 真剣に考えて」
6月2日の台風2号で、警戒レベルが最も高い「緊急安全確保」を一部地域に発令していた沼津市が、災害救助法の適用を見送っていたことが18日までに、市などへの取材で分かった。市は雨のピークが過ぎ、危険性が低下したためと説明する。当時一帯が冠水し、ゴムボートで避難した市民も見られたが、市には情報が入っていなかった。同市は床上浸水件数が静岡県内最多だった。熱海土石流が発生した2021年7月の豪雨時に続き、再び床上浸水した地域もあり、沼津市の関係住民からは市の判断に疑問の声も漏れる。 「被害を真剣に考えていないんですよ、市は」。同市西添町のダンス講師渋田ともかさん(35)は語気を強める。平屋の自宅は床
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ベトナムに不正送金「地下銀行」営む男起訴 静岡地検浜松支部
ベトナムに不正送金する「地下銀行」を営んだとして、静岡地検浜松支部は18日、銀行法違反の罪で磐田市西貝塚、会社員の男(35)を静岡地裁浜松支部に起訴した。 起訴状などによると、1~2月ごろ、日本からベトナムに送金を希望する3人から4回にわたって計約15万円の送金依頼を受け、管理するベトナム国内の口座を使って送金先口座に入金し、銀行業を営んだとされる。 細江署によると、手数料を取らずにレートの差額分で利益を得ていたという。少なくとも200回にわたり、500万円以上を送金したとみられる。
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茶況(8月18日)審査技術1位に磐田の松下さん JA遠州中央闘茶会
JA遠州中央はこのほど、若手茶業者が茶の審査技術を競う闘茶会を袋井市の茶ピアで開いた。出場者23人の中から、磐田地区の松下公彦さんが1位に輝いた。上位10人は、29日に静岡市内で開催される県茶生産青年茶審査技術競技会に出場する。 4年ぶりの開催で、同JA管内の浜松市天竜区、袋井市、磐田市、森町の若手生産者らでつくる茶生産青年会の会員が出場した。鹿児島や京都など10府県の荒茶を5種ずつ二つのブロックに分けて外観審査と内容審査を行い、各審査30秒の制限時間内に生産地を判定した。 そのほかの県大会出場者は次の通り(かっこ内は地区名)。 ②左口欣也(磐田)③稲垣誠俊(同)④丸尾友基(袋井)⑤新
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U―15 浜松中体連選抜A優勝 静岡新聞社杯ジュニアユースサッカー
静岡新聞社杯争奪県西部地区招待ジュニアユースサッカー大会(県サッカー協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が14、16の両日、浜松市浜北区の浜北サーラグリーンフィールドと磐田市の磐田スポーツ交流の里ゆめりあで開かれた。U―15(15歳以下)の部は浜松中体連選抜Aが優勝した。 浜松市や滋賀県の選抜チームなど県内外から中学生14チームが参加し、2日間でリーグ戦と決勝戦を行った。浜松中体連選抜Aは決勝で、三重県三泗トレセンを下した。 リーグ戦のみを行ったU―14(14歳以下)の部は、浜松中体連選抜U―14が頂点に立った。保護者ら多くの観客が見守る中、選手は懸命にボールを追いかけ、白熱したプレーを
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静岡県人口 355万8456人 7月1日推計 前月比1073人減
静岡県がこのほど公表した7月1日現在の県の推計人口は355万8456人で前月と比べて1073人減少した。減少は13カ月連続。社会動態は、3カ月連続で転入数が転出数を上回る社会増だった。 転入数から転出数を引いた社会動態は521人増(転入1万765人、転出1万244人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は1594人減(出生1688人、死亡3282人)だった。 市町別で人口が増加したのは富士市の52人増をはじめ、三島市36人増、袋井市33人増など10市町あった。減少は25市町で、最多の静岡市が312人減、藤枝市127人減、御殿場市111人減、磐田市100人減などが続いた。 社会動態が増加し
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親子で交通安全意識高める 磐田で自転車教室
磐田市は18日、磐田署や交通安全協会磐田地区支部と協力し、小学1~3年の児童や保護者を対象にした「親子自転車教室」を同市見付の市交通安全教育センターで開いた。自転車に乗る機会が増える夏休みに合わせ、親子で安全意識を高めてもらおうと企画した。 参加した8組は交通安全指導員から「車道の左側を走る」「左右の安全を確認する」など自転車の正しい乗り方について指導を受けた後、センター内のコースを実際に走行した。信号機のある交差点や見通しの悪い場所、横断歩道での注意点を確認した。自転車の点検方法や乗車時のヘルメット着用の必要性も学んだ。 父親と一緒に参加した磐田北小2年の星野新君(7)は「横断歩道で人
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先生の残業代 どうあるべき?⑤ キュレーター/読者の意見【賛否万論】
「先生の残業代 どうあるべき?」は今回が最終回です。月給の4%を上乗せ支給する代わりに残業代を支払わず、「定額働かせ放題」とやゆされている公立学校教員の給与制度や働き方の見直しについて考えてきました。働き方改革が叫ばれる中、教員の給与は勤務時間に比例すべきなのか、児童生徒へのきめ細かな指導が求められる割に教員数が少なく待遇が悪いのではないか、といった課題が浮き彫りになりました。地域社会との連携や保護者の理解も問題解決の鍵になりそうです。キュレーターと読者の意見を紹介します。 キュレーター 江口裕司さん(三島市) 製造会社で米国勤務後、設計、製造、調達、翻訳、ISO、社内教
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富士の大村総業 大規模災害に備え、市に120万円寄付
富士市の総合物流業「大村総業」はこのほど、市に120万円を寄付した。大規模災害時に避難所などで使われる市のトイレトレーラーの維持管理や簡易トイレの備蓄に役立てられる。 創業120周年を記念した寄付。等々力けい子社長らが市役所を訪れ、長年にわたる地域への感謝を小長井義正市長に伝えた。トレーラーが県内外で被災地の復旧に貢献している実績に触れ「車両の明るいデザインも気持ちを前向きにしてくれる。被災者の生活環境改善に役立ててほしい」と話した。小長井市長は「災害が頻発する中、ますます必要な取り組みになる」と謝意を述べた。 同社は営業所を構える沼津市と、工場がある磐田市にも同額ずつ寄付した。
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照明、音響…「舞台裏のお仕事」親子で体験 磐田・かたりあ
磐田市は17日、同市上新屋の市民文化会館かたりあで「親子探検ツアー&舞台のお仕事体験」を開いた。市内の親子連れ10組が、照明や音響などの設備に触れ、普段見ることのできない舞台裏の世界をのぞいた。 市文化振興課職員の案内で楽屋やリハーサル室、空調設備を整えたピアノ保管室などを見学。音響室では、同館の舞台運営を担う「ステージ・ループ」(浜松市中区)のスタッフから音楽や効果音の演出方法を教わった。子どもたちは実際にボタンを操作して、音の響きの変化を楽しんだ。 客席後方上部の部屋「ピンルーム」にも移動し、舞台上の出演者を照らす照明器具の操作を体験した。母親と一緒に参加した岩田小3年永井優衣さん
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“小学生武士”華麗に「えいっ」 磐田で殺陣教室
磐田市新造形創造館は16日、大河ドラマ「どうする家康」放映にちなみ「夏休みこども殺陣(たて)教室」を同市上新屋の市民文化会館かたりあで開いた。市内外の小学生17人が受講し、時代劇さながらの臨場感あふれる殺陣を体験した。 殺陣やアクションを展開する「ギャラクシーアクションクラブ」(浜松市南区)の中村茂代表らが講師を務め、刀の基本的な扱い方や立ち回りの所作などを指導。「主役は鞘(さや)からゆっくりと刀を抜く」などと助言した。児童らは、実際に敵と見立てた講師陣を華麗な刀さばきで倒し“武士”になりきった。 お手製の段ボール甲冑(かっちゅう)を身に着けて参加した浅岡海琉くん
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投資名目で2000万円詐取被害 磐田の男性
磐田市の30代男性会社員が16日、投資名目で指定された口座に複数回にわたって現金を振り込み、約2千万円をだまし取られたと磐田署に届けた。同署は詐欺事件として捜査している。 同署によると、男性は7月19日、携帯電話に届いた間違いメールをきっかけに、相手から投資アプリのダウンロードを勧められて投資を始め、指定された口座に数百万円を振り込んだ。その後、利益と称して数万円の配当金が男性の口座に振り込まれたことからやりとりを続けると、相手に出金手数料や損失補塡(ほてん)名目に現金を要求され、8月15日までの間、指定された複数の口座に複数回にわたって送金し、約2千万円をだまし取られたという。 男性は
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eスポーツ 地域活性化に活用へ 磐田市、企画会社と協定
磐田市はこのほど、eスポーツ企画・運営のディブルビジア(浜松市中区、長田勇樹社長)と連携協定を締結した。eスポーツを地域活性化のコミュニケーションツールとして、世代間や企業間の交流促進、にぎわいづくりに活用する。 同社は昨年9月設立。サッカーJ2ジュビロ磐田のeスポーツパートナーも務める。自治体と連携協定を締結するのは初めてという。 市と同社は連携し、9月から市内の交流センターで高齢者向けの体験会を展開するほか、11月に開かれる産業展示会「産業振興フェアinいわた」では企業対抗の大会を開催する予定。健康や福祉、教育など幅広い分野での活用を探る。 市役所で開かれた協定締結式で、草地博昭市
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「ゼロカーボンシティ」実現へ 磐田市がロゴマーク発表
2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指す磐田市はこのほど、取り組みのシンボルとなるロゴマークを発表した。市は今後、市の広報紙や啓発活動などで活用し、地球温暖化への理解促進を図る。 採用されたロゴデザインは、ゼロとカーボン(炭素)の頭文字がモチーフ。同市出身で、静岡いわたPR大使を務める映像ディレクター鈴木利幸さん(49)が制作した。鈴木さんがロゴ案4点を用意し、市内の小学5年生から中学3年生までによる電子投票で決めた。 鈴木さんは「このマークが多くの人に親しまれ、ゼロカーボンシティ実現に向けた一助になれば」とコメントを寄せた。 (
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23年前の思い出と"再会" タイムカプセルを開封 磐田・向笠小
磐田市向笠竹之内の向笠小で13日、23年前の児童が思い出の品を入れたタイムカプセルの開封式が開かれた。2000年度の在校生ら約100人が自分への手紙や写真を取り出し、当時を懐かしんだ。 タイムカプセルは当時のPTAの提案で、21世紀の到来を記念して、在校生約300人が01年3月に思い出の品を茶葉保存用の木箱に封入し、校舎内に保管していた。20年後の21年に開封する予定だったが、新型コロナウイルス禍で延期になっていた。 カプセルには、20年後の自分に向けたメッセージや、クラスメートとの交換日記、詩集などが詰まっていた。参加者は旧友との再会を楽しみながら、思い出話に花を咲かせた。 当時3年
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車いすツインバスケ 磐田で大会 静岡バリアーズら4チーム熱戦
第19回磐田市長杯車いすツインバスケットボール大会(NPO法人磐田市スポーツ協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が12日、同市上新屋のアミューズ豊田で開かれた。静岡県勢の静岡バリアーズをはじめ東海、関東の4チームが出場し、熱戦を繰り広げた。 車いすツインバスケは、上肢にも障害がある人も一緒にプレーできるよう、通常のゴール(高さ3・05メートル)に加え、1・2メートルのゴールをフリースローサークルの真ん中に設置。障害の程度によって狙うゴールが変わる。 大会では、10代から60代までの男女がプレーし、鋭いターンを見せたり、車いす同士が激しくぶつかり合ったりするなど、迫力のある試合を展開した。
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磐田の子育て支援施設 開館5年イベント 歌でありがとう、人形劇やコンサートも
磐田市上新屋の子育て支援施設「ひと・ほんの庭にこっと」は11日、開館5年を迎え、「ありがとう5周年にこっとメモリアルデー‼」として多彩な記念イベントを繰り広げた。多くの親子連れが訪れ、人形劇やコンサートなどを楽しんだ。 5年間の歩みを振り返る人形劇・スライドショー、県西部のプロ音楽家がパーカッションやスティールパンなどの演奏を披露するコンサートが行われた。施設内で飼育されているヤギの「あんこ」と「きなこ」が15日に5歳の誕生日を迎えることに合わせ、事前に募集した幼児から小学生13人の「こどもうたい隊」が「ハッピーバースデートゥーユー」「にじのむこうに」などを合唱してお祝いした。来館した親子
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先生の残業代 どうあるべき?④ キュレーター/読者の意見 【賛否万論】
授業準備、児童生徒のケア、保護者への対応、部活動の指導…。多忙化が進む公立学校の教員に関し、「定額働かせ放題」とやゆされる給与制度や働き方の見直しについて取り上げています。キュレーターや読者からの投稿によって、学校現場の過酷な実態が明らかになってきました。さまざまな仕事で働き方改革の必要性が叫ばれていて、教員だけが特別ではないという声がありますが、学校や教員の問題は社会全体で解決策を模索していくことも求められそうです。今回もキュレーターや読者の意見を紹介します。 そもそも「厳格で特殊」なのか キュレーター・杉山有希子さん(掛川市) 杉山有希子さん イベ
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不要ランドセル“後輩”に贈ろう 磐田ライオンズクラブ 浜松いわた信金も協力
磐田ライオンズクラブ(LC)は本年度、不要になったランドセルを集め、地元の子どもたちに贈るプロジェクトに乗り出した。小学校を卒業して使い終わったランドセルを“後輩”の児童に託すことで有効活用する取り組み。浜松いわた信用金庫も協力し、10日には職員有志が集めたランドセル34個を寄せた。 元々は、同市前野の龍の子幼稚園が2020年から、卒園児や市民から使わなくなったランドセルを集める活動に取り組んでいた。22年度まではランドセルを託された愛知県のNPO法人が日本に住む外国人児童に贈っていたが、同園の座光寺明理事長が同LC会長に就任したのを機に「地元で活動を定着させたい」
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浜名高校が最優秀賞 静岡で全国郷土研究発表大会
郷土研究などの社会科系部活に所属する高校生による「全国高校社会科学・郷土研究発表大会」が10日、静岡市駿河区の県男女共同参画センター「あざれあ」で開かれた。本県代表の浜名、韮山の2校を含めた8県15校の生徒がフィールドワークを通じた成果を発表し、浜名高と愛媛県立今治東中等教育学校が最優秀賞に選ばれた。 浜名高史学部は磐田市草崎地区に残る「乾張り屋敷」の構造に着目し、天竜川下流域ならではの防災や暮らしの知恵が反映されていることを報告した。韮山高文芸郷土研究部は、川端康成が小説「伊豆の踊子」を書いた当時の伊豆地域の情景や交通機関などについて発表した。 小和田哲男静岡大名誉教授らが発表を審査し
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いわた夏まつり花火大会 26日、市内5カ所打ち上げ
磐田商工会議所の鈴木裕司会頭と磐田市商工会の三ツ谷金秋会長らが8日、磐田市役所を訪れ、26日夜に市内5カ所で花火を打ち上げる「2023いわた夏まつり花火大会」を草地博昭市長にPRした。 遠州地域の夏の最後を飾る花火大会として市民に親しまれている大会で、2020年は新型コロナ感染拡大の影響で中止となった。21、22年はコロナ禍で落ち込んだ地域を活気づけようと、「いわたの夜空に元気玉花火」と題し、打ち上げ場所を分散して自宅でも観覧できる大会として行った。今回も実施方法は変えず、名称を戻して開く。 午後7時半から8時までの間、向笠地区、はまぼう公園北西、竜洋海洋公園、池田の渡し公園、天竜川ラブ
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6月の台風2号 県に適用求めたものの… 浜松など4市「救助法」見送りに
6月2日の台風2号による豪雨時、浜松や磐田など県内5市が災害救助法の適用を県に求めたものの、適用されたのは磐田のみで、他の4市は見送られていたことが、9日までに分かった。県は「磐田以外は適用の要件を満たさなかった」とするが、「要件は満たしていた」と反論する自治体もあり、救助法の運用に課題を残している。磐田とそれ以外の市とで被災者支援に差も生じている。 「市民への危険は切迫していた。救助法は適用できたのではないか」。浜松市の小林正人危機管理監代理は、発生から2カ月以上が経過した今もそんな思いが消えない。 救助法は、一定規模以上の災害発生時のほか、災害が迫り多数の人の生命、身体に危険が及ぶ恐
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浜松東高「Defling」が優勝 静岡県内高校ダンス部の戦い
静岡県内の高校ダンス部の頂点を決めるコンテストが9日、磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開催された。同市文化振興課によると、高校生を対象にした行政主催のダンスコンテストは県内では初めて。26チームが日頃の練習成果を競い合い、初代チャンピオンには浜松東高の「Defling」が輝いた。 ジャズやヒップホップなど踊りのジャンルは自由。1チーム5~25人、2分以上3分以内で演じた。技術や作品の構成力をはじめ、踊る楽しさや音楽の感じ方を観客に伝えるプレゼンテーション力などをプロダンサー5人が採点し、合計得点で順位を決めた。 出場した生徒たちは音楽に合わせて表情を変えながら軽快なステップを踏み、息
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台風2号復旧費用 国交省、財務省査定 静岡県は169カ所、70億円申請
国土交通省と財務省は18日まで、6月の台風2号で被災した県内の河川や道路などの公共土木施設(公園、港湾を除く)の災害査定を実施している。県は政令市を除く169カ所、計約70億円を申請している。申請内容が妥当と認められると、復旧事業費の3分の2は国が補助する。 県土木防災課によると、今月7~10日に第1次査定として、県内8土木事務所管内の106カ所で実施している。内訳は、堤防が決壊し甚大な被害が出た磐田市の敷地川などの河川が81カ所、森町の太田川沿いで崩落した県道大河内森線などの道路が21カ所。このほか砂防施設が1カ所、急傾斜地が3カ所あり、申請額は計約44億円に上る。 申請箇所が多い島田
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⚽高校総体サッカーV 藤枝順心・赤塚さん「諦めずプレー」 磐田市長に報告
7月の全国高校総体で2度目の優勝を果たした藤枝順心高女子サッカー部3年のMF赤塚花風さん(17)=磐田市明ケ島=が9日、磐田市役所を訪れ、草地博昭市長らに結果を報告した。 同部の優勝は7年ぶり。赤塚さんは途中交代も含めて全4試合出場し、優勝に貢献した。赤塚さんは「1、2年生の時は、けがで練習に参加できない時期があり精神的に苦しかった。昨年の選手権で全国優勝し、自分もピッチに立ちたいと思った」と振り返り、「自分自身、今大会が初めての全国だった。リードされた苦しい展開でも、諦めずにプレーできた」と語った。 9月は、高校総体とクラブユースそれぞれの優勝チームが出場し日本一を決める大会「ファイナ
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台風2号義援金 13市町に488万円 静岡県
静岡県は9日、6月の台風2号災害に伴う義援金の第1回配分額を公表した。被災した13市町に対して8月中に488万7千円を送金し、市町を通じて被災者に配分される。 市町別の配分額は浜松市が199万3千円で最も多く、全体の4割を占めた。沼津市139万2千円、磐田市65万3千円、富士市30万6千円と続いた。 配分単価は死者が11万3千円、軽傷者が2千円。住宅被害は全壊11万3千円、半壊5万6千円、床上浸水1万1千円などとした。 県や県社会福祉協議会などでつくる配分委員会が8日に会合を開き、義援金の配分額を決めた。県福祉長寿政策課によると、7月25日時点の受け入れ総額は569万8334円。 県
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6月の有効求人0・87倍 ハローワーク磐田管内 前月比横ばい
磐田公共職業安定所(ハローワーク磐田)がこのほど発表した6月の有効求人倍率(実数値)は、前月から横ばいの0・87倍だった。 新規求人倍率は1・54倍と前月を0・20ポイント上回った。担当者は「製造業で大手メーカーの生産調整の影響を受けたものの、小売業の求人は好調だった」と説明した。 産業別の新規求人数は、製造業が前月比7・9%減の340人。このうち輸送機器は42・3%減の75人だった。建設業も6・3%減の119人。一方、卸売・小売業は153・8%増の165人となった。
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特殊詐欺被害防止へ活動 本年度事業計画 確認 磐田署管内防犯協会
磐田署管内防犯協会の理事会が7日、磐田市国府台の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。特殊詐欺被害防止に向けた活動の推進や自主防犯意識の向上など本年度事業計画を決めた。 会長の草地博昭市長は災害に便乗した悪質商法の被害を懸念し、敷地地区をはじめとする被災地で警察と連携した取り組みを振り返った。「大きな被害は幸いなかったが、人の弱みに付け込む犯罪が起こると痛感した。官民連携で防犯活動を進める」と強調した。 田中尉公署長は自転車盗や特殊詐欺被害など身近な犯罪が目立っている管内情勢に触れ、「防犯活動を継続していくためには、防犯協会が行う防犯意識の普及活動や活動に対する助言指導はなくてはならない
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鉄工所廃材を活用 オブジェなど30点 磐田で展示販売会
鉄工職人で造形作家の友田秀一さん(愛知県)が27日まで、自身の鉄工所の廃材で作り上げたオブジェの展示販売会を磐田市上新屋の新造形創造館で開いている。来年の干支(えと)にちなみ、「竜」を表現した約30点を紹介している。月曜休館。 鉄筋やギア、ネジなどの鉄の廃材を活用。溶接、切断、削りといった技術を駆使し、空中を舞う竜のオブジェや竜の顔をあしらった時計などを制作した。光沢が美しい素材の風合いをそのまま生かし、力強さを表現している。 1999年に独学で制作活動を始め、愛知県を中心に作品展を開催。会場には、制作途中の作品などを捉えた写真も並んでいる。友田さんは「作品を見て面白い、楽しいと思ってい
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元気よくシュート!! 磐田で幼児サッカー大会
磐田トンボの里杯幼児招待サッカー大会(バディフットボールクラブ主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、磐田市南平松の竜洋スポーツ公園サッカー場で開かれた。同市を中心に県西部、中部から3~6歳児の16チームが出場し、バディFCベンセドール(同市)が優勝した。 大会は8人制で行った。4ブロックに分かれて予選リーグを戦い、勝ち抜いた4チームが決勝トーナメントに臨んだ。子どもたちはボールを追いかけてピッチを元気よく駆け回り、ゴールを狙った。審判は静岡産業大のサッカー部員が務めた。 同大会は競技人口の拡大を目的に1999年に始まり、今回が25回目。大会でのプレーを経験したJリーガーもいるという
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24年春に花博20周年 浜名湖ガーデンパーク 国際庭園エリア再整備へ ネパール出身 ナレスさん(焼津)助言
来春の浜名湖花博20周年記念事業の一環として、静岡県や市などでつくる実行委員会は会場の一つとなる浜松市西区の浜名湖ガーデンパークの国際庭園エリアを再整備する計画を進めている。8日にはエリア内ネパール庭園の魅力向上に向け、同国出身で、ふじのくに親善大使のマハラジャン・ナレスさん(50)=焼津市=を現地に招いて助言を受けた。 再整備するのは、2004年の浜名湖花博終了後から、現在も保存されているネパールや韓国、インドネシアなどアジアゾーンの庭園が中心。このほか、日本庭園を新設する予定。 ネパール庭園は、木やれんがを使用した休憩所「パルツァ」や仏教の平和のシンボル「サンティディプ」など同国の文
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ヤマハ発 初の純利益1000億円 6月中間 販売増 円安効果も
ヤマハ発動機が8日発表した2023年6月中間連結決算は、二輪車や大型船外機の販売増に加えて、原材料高に伴う値上げや円安進行の効果を受け、売上高、各利益ともに過去最高となった。純利益は中間期では初めて1千億円を超えた。 売上高は前年同期比14・7%増の1兆2264億円、営業利益は39・4%増の1428億円、経常利益は25・4%増の1448億円、純利益は26・9%増の1053億円。値上げが417億円、円安が251億円の増益要因になった。 事業別の売上高は、主力のランドモビリティが15・4%増の7950億円。二輪車は、欧米で需要が堅調に推移し、ベトナムを除く新興国でも景気回復が進んだことから、
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好みの仏像スケッチ 磐田で児童ら 古代インド学ぶ
磐田市上野部のシルクロード・ミュージアムで8日、小学校高学年向けの体験講座が開かれた。市内外の児童10人が参加し、古代インドの歴史文化に理解を深めた。 児童らは、インダス文明の始まりや仏教の成り立ちなどの説明を受けた後、民族交流が活発だったと伝わるガンダーラ地方(現パキスタン)で出土した2~4世紀ごろの仏像約10点を見学。顔立ちや髪形、衣のひだの表現に西洋美術が融合し体現されていることを確認しながら、お気に入りの仏像をスケッチした。 参加した小学5年加茂惇裕君(11)=浜松市中区=は「顔に影を描くことが難しかった。目の縁が特徴的だった」と話した。市イメージキャラ「しっぺい」も駆け付け、児
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部活動再編、地域受け入れ 磐田市がクラブ化推進事業
中学校部活動の地域移行に向け、磐田市は本年度、地元のスポーツ・文化団体などが部活動を受け入れる地域クラブを担う事業「(仮称)SPO☆CUL IWATA(スポカル・イワタ)」に乗り出す。既存の部活動を再編し、部員不足や指導者不在で通学校に希望する部活がない生徒に学区の枠を超えて活動の場を提供するほか、休日を中心に指導を移行して教員の負担軽減につなげる。 スポーツ少年団などの参画を想定。市が認可する新たな地域クラブには技術面だけでなく、生徒の自律性・協調性といった教育の観点からの指導に努めるなど、部活動の理念を踏まえた活動を展開してもらう。 本年度は、地域クラブの運営形態の検討や参画団体の公
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水害時罹災証明発行 迅速に 磐田市と損保会社が覚書
磐田市はこのほど、あいおいニッセイ同和損害保険と、広域水害発生時の協力に関する覚書を交わした。同社は被災者の罹災(りさい)証明申請手続きのサポートなどを行う。 市と同社は2017年に地方創生に向けた連携協定を締結している。同社は今回の覚書に基づき、大規模な水害が発生した際、同社の火災保険に加入する被災者がスムーズに罹災証明発行を受けられるよう、損害調査業務で取得した写真などの資料を提供する。同社が所有するドローンの空撮画像を市に提供し、被害状況の把握も支援する。 草地博昭市長と同社の田島孝人浜松支店長、伊藤嘉高静岡損害サービス部長が市役所で覚書に署名した。草地市長は「情報収集と事務手続き
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DXで部活動 競技力を向上 磐田市と凸版印刷 中学で実証実験
磐田市と印刷大手の凸版印刷(東京都)はこのほど、デジタル技術を活用し、バスケットボール部員のシュートフォームなどの改善を図る練習の実証実験を竜洋、豊田中で始めた。部活動のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めることで、競技力の向上に加え、中学校部活動の地域移行に伴う指導力の格差解消や指導者の負担軽減につなげる。 スポーツDXに取り組む凸版印刷が、自社開発の「ループトレーニングシステム」を無償提供した。印刷事業で培った画像認識・解析技術を生かし、大学でレギュラーとして活躍する選手約30人の骨格動作データを平均化した「標準動作モデル」を作成。中学生のシュート練習をタブレット端末で撮影
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1日所長体験 磐田の佐藤さん「水の作文」入賞で 浜松河川国道事務所
国土交通省浜松河川国道事務所は7日、本年度の全日本中学生水の作文コンクールで「水の週間実行委員会会長賞」を受賞した磐田市立磐田第一中1年佐藤迪洋さんに1日事務所長を委嘱した。 コンクールは国内外から8771点の応募があり、会長賞は総理大臣賞に次ぐ賞。佐藤さんは母から東日本大震災で断水した際の苦労体験を聞いたのを機に、行政機関の復旧策を調べたり、自ら浄水装置の製作に取り組んだりして「水道から水が出る環境は奇跡」と考えたことを記した。 佐藤さんは普段から土木工事の歴史を調べるなど河川に興味があり、1日事務所長は佐藤さんに身近な治水、利水の仕組みに触れてもらおうと同事務所が企画した。船明ダム(
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新豊岡支所の設計概要発表 防災力強化、利用柔軟に 磐田市
磐田市は7日、2025年4月の開所を目指して建設する豊岡支所新庁舎の基本設計の概要を発表した。災害に強く、柔軟な利活用ができる施設にする。 新支所は現支所に隣接する書庫棟を解体して建設する。鉄骨2階建て、延べ725平方メートル。昨年の豪雨で周辺道路が冠水したことから建設用地を50センチかさ上げする。浸水に備え、2階に屋内防災倉庫や非常用電源設備、サーバー室を配置する。 1階には、証明書類の発行や福祉関連などの窓口業務を行う市民生活課を置くほか、防災情報の発信や災害対策支部、選挙の投票所に利用できる多目的スペースなどを設ける。24年3月までに造成工事を終え、同年4月に建設工事に着手する。解
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2度の台風被災者対象 生活再建支援金を拡充 磐田市
磐田市の草地博昭市長は7日の定例記者会見で、昨年9月の台風15号と今年6月の台風2号で連続して自宅が被害を受けた市民に、市独自の被災者生活再建支援金を拡充して交付する方針を示した。現行制度では交付を受けられなかった準半壊、一部損壊の世帯にも対象を広げた。今月下旬までに申請受け付けを開始する。 市には以前から、国や県の支援金が受けられない半壊世帯を対象に10万~20万円を交付する独自の支援制度がある。昨年9月の台風15号で初めて適用し、14世帯に交付した。 今回は、1年足らずで2度も甚大な台風被害に見舞われた深刻性を勘案し、床上浸水でも準半壊と認定されたり、床下浸水で一部損壊となったりして
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磐田の児童ら 書庫や図書スペース見学 子育て支援施設
磐田市上新屋の子育て支援施設「ひと・ほんの庭にこっと」で5日、幼児~小学生を対象にした館内の探検ツアーが開かれた。市内の子どもと保護者約30人が施設の見学や仕事の体験を楽しんだ。 開館5周年記念事業の一環で、施設について理解を深めてもらおうと初めて企画した。 子どもたちは施設に関するクイズに挑戦した後、絵本・児童書を中心に約5万冊が並ぶ図書スペースや学習コーナー、天体観測室などを見て回った。普段は入れない書庫も見学した。返却された本を棚に戻す仕事や来館者への絵本の読み聞かせ、施設で飼われているヤギ2頭への餌やりなども体験した。
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イチジク出荷前に規格確認 JA遠州中央 磐田で目ぞろえ会
JA遠州中央いちじく部会はこのほど、本格出荷を前にイチジク目ぞろえ会を磐田市加茂のJA園芸流通センターで開いた。部会員ら約20人が参加し、出荷規格を丁寧に確認した。 参加者は、イチジクを手に取りながら品質や階級の見極め方、パックへの詰め方などを確認した。目ぞろえ会に先立ち、同部会の立花毅部会長は「待ちに待ったシーズン。この場で出荷規格をすり合わせ、品質の良いものを出荷したい」とあいさつした。 同部会では2023年度、部会員37人が磐田、袋井、森町の約4.6ヘクタールでイチジクを栽培している。8月中旬から出荷量が増え、11月末ごろまで続く見込み。
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「やかた」燃やし家内安全祈る 磐田・池田地区で伝統祭り
磐田市池田地区で6日、市指定無形民俗文化財の伝統行事「池田やかた祭り」が営まれた。地域住民の願いを込めたみこし「やかた」を天竜川に浮かべて燃やし、厄落としした。 やかたは麦わらの束と竹、カヤで組み上げ、家内安全や無業息災など世帯ごとの願いが書かれたホオズキちょうちんを飾り付けた。さらし姿の若衆が地元の神社から天竜川までやかたを担いで運び、たいまつで火を付けた。厄を払う大きな炎が上がると、祭りを見守っていた住民らから歓声が上がった。 同祭り保存会によると、幕府お墨付きの天竜川の渡船場がにぎわった江戸時代には、川供養を兼ねて祭りが行われていたという。 (磐田支局・八木敬介)
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広島の思い この目で 耳で 本県の児童生徒 式典を前に学び【戦後78年 しずおか】
6日、広島市で開かれる平和記念式典に参列する本県の児童生徒が5日、同市に入った。市によると、今夏参列するのは三島と藤枝、掛川、袋井、森、磐田の6市町。「原爆の日」を前に被爆地の歴史を学んだ。 森町の小中学生4人は平和記念公園に足を運んだ。案内役の地元ボランティア金本隆子さん(73)から「若い世代が戦争の悲惨さを伝えていってほしい」と託された森中3年の山本惇太さんは、「自分だけが平和の尊さを知っていても、周りに教えなくては意味がない」と胸に刻んだ。 展望台を備えた「おりづるタワー」からの街並みを目に焼き付けたのは三島北中3年の長舟由紀さん。「焼け野原の状態を学んだので、復興へ大変な努力があ
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ピアニスト牛田さん 9月18日磐田で公演
河合楽器製作所は9月18日午後2時半から、「カワイコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市の市民文化会館かたりあで開く。ピアニストの牛田智大さん(23)がベートーベンとショパンの曲目を奏でる。 牛田さんは第10回浜松国際ピアノコンクールで2位に輝くなど、日本人の若手を代表するピアニスト。チケットは全席自由で一般が税込み2500円、ペア4000円など。 問い合わせはカワイ浜松<電053(455)0638>へ。
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川の生き物「捕まえた!」 磐田・天竜川でイベント
磐田市寺谷の天竜川河川敷で5日、水辺の環境に親しむ親子参加型イベントが開かれた。地元の幼児、小中学生と保護者ら約200人が川にすむ生き物を捕まえたり、アユのつかみ取りを楽しんだりした。 会場は、国土交通省が「水辺の楽校」として川遊びができるように整備し、市が管理している親水護岸。イベントは地元自治会や漁業関係者らでつくる水辺の楽校いわた活動推進会の主催。コロナ禍による中止を経て、4年ぶりの開催となった。 参加者はたもを持って川に入り、さまざまな水生生物を探す「リバーウオッチング」に挑戦。フナやカワムツ、スジエビ、ヤゴなどを捕まえた。同市の岩田小3年匂坂璃那さん(8)は「川の水が気持ちよかった
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新東名SAに缶詰自販機 もつカレーや豆寒天 販売動向を調査
静岡県内缶詰メーカーでつくる静岡缶詰協会などは4日、缶詰専用の自動販売機を用いた産学連携の販売実験を静岡市葵区の新東名高速道静岡サービスエリア(SA)下りで始めた。実験は清水魚市場の「河岸の市まぐろ館」(同市清水区)で行った昨年に続き2回目。両施設間の販売動向の違いを調べ、回復基調にある国内外からの観光客の購買意欲を刺激する新製品開発に役立てる。 同SAの「しずおかマルシェ」に、自販機1台を設置し、もつカレーや豆寒天など同協会加盟社5社の缶詰10種類を販売する。 静岡産業大経営学部(磐田市)の熊王康宏ゼミの学生らが、同協会や、同SAを運営する静鉄リテイリング、自販機メーカーの富士電機(東
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「日本語習熟支援が必要」 遠州広域行政推進会議 多文化共生で議論
大井川以西の8市1町でつくる遠州広域行政推進会議の会合が4日、菊川市役所で開かれ、各首長が多文化共生施策をテーマに意見交換した。大場規之袋井市長が施策推進のポイントとして「日本語教育が筆頭に挙げられる」と提起し、各首長は学びを支援する取り組みが必要との認識で一致した。 大場市長は日本語指導者の育成が鍵になるとの考えを示し、「講師をボランティアに頼らざるを得ないのが現状。きちんと報酬を払える環境を整える必要がある」と強調した。杉本基久雄牧之原市長も同調し、「国に財政支援の拡充を求めていくことが大事。(外国人を雇用する)企業も日本語の習熟を支援してほしい」と述べた。 草地博昭磐田市長は「日本
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浜松ホトニクス豊岡製作所 新棟完成式 社長「受注に対応」
浜松ホトニクスは4日、磐田市下神増の豊岡製作所に建設した新棟の完成式を行い、晝馬明会長と丸野正社長らが新設備を確認した。丸野社長は「製造ラインを再配置して、応えられていない受注に対応していく」と語った。 新棟は、印刷や滅菌向けで今後の需要拡大を見込む電子線照射源などの生産機能を移設する。既存棟のスペースを利用し、リチウムイオンバッテリーの検査向けで好調なマイクロフォーカスエックス線源(MFX)などの生産能力を倍増する。8月下旬から稼働する。 新棟の延べ床面積は同社工場棟で最大の約2万4000平方メートル。4分の1は空きスペースとし、将来の需要拡大に備える。当初は新棟の敷地に2棟を順次建て
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虫捕り「基本は手づかみ」 こんちゅうクン 静岡で講座
静岡市葵区の市立中央図書館で4日、「こんちゅうクン」の愛称で親しまれる磐田市竜洋昆虫自然観察公園館長の北野伸雄さん(37)を招いた夏休み講座が開かれた。小学生と保護者ら約60人が参加し、虫の捕り方を楽しく学んだ。 北野さんは「虫の特性を知っていると発見しやすくなる」と紹介し、虫の好む食べ物や現れる場所、時期などを調べておく大切さを強調。「捕獲の基本は手づかみ」とし、実際の昆虫を参加者に配って、昆虫を傷つけない方法も紹介した。両足をつかんだり、胴体を持ったりするよう勧めた。 子どもたちは北野さんが用意したナナフシやバッタを手に乗せて「くすぐったい」「かわいい」などと話しながら触れ合いを楽し
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熱中症の対処法学ぶ 小学生対象に救命講座 浜松・中区
静岡県西部地区で救命講座を展開する「こども救命士になろうプロジェクト」(近藤誠人代表)とホテルコンコルド浜松はこのほど、小学生を対象に熱中症の危険性や対処法を解説するイベントを浜松市中区の同ホテルで開いた。地元の親子連れら約20組が参加した。 看護師や消防職員、消防団員らが講師を務めた。四つのブースを構え、児童たちが順番に回った。「補給」をテーマにしたブースでは、発汗によりミネラルが不足すると吐き気やめまいを発症することなどを模型を用いて説明。対策として、スポーツドリンクを少しずつ飲むことが有効だと呼びかけた。体を効果的に冷やす方法や、正しい心臓マッサージのやり方なども解説した。 救命講
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段ボールで創作体験 絵本作家よこたさんワークショップ マルシェも開催 磐田・新造形創造館
磐田市上新屋の新造形創造館で6日まで、さまざまな創作体験やマルシェなどが楽しめる夏休み特別企画が行われている。初日の4日は、市内在住の絵本作家よこただいすけ=本名横田大助=さんによる段ボールを使ったワークショップや一輪挿しの制作体験講座が開かれた。 段ボールを使ったワークショップには家族連れ約20人が集まった。参加者は、アクリル絵の具で段ボールにネコの顔や模様を表現。接着剤を使ってパーツを組み合わせ、立体的なネコの作品を完成させた。中部小4年の熊沢慧君(10)は「ネコの身体は水玉としましま模様の両方を描いて明るく、にぎやかになるようにした」と笑顔で話した。 5日は、段ボールを使った甲冑(
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郷土の歴史を学ぼう!「ふるさと歴史たんけん隊」 磐田の小学5、6年生
磐田市教委は4日、小学生に地元の歴史や文化財について学んでもらう活動「ふるさと歴史たんけん隊」を同市見付の中央図書館と埋蔵文化財センターで実施した。市内の5、6年生9人が参加し、郷土の歴史に理解を深めた。 中央図書館で開かれている中世の見付の様子を紹介する企画展「中世の見付 遠江の中心ミッケ!」を訪れた児童らは、近年の調査で分かった舟の部材を間近で見学した。市教委文化財職員は「見付は東西に東海道が通り、南は遠州灘につながる入り江が広がっていた」とし、水陸の交通の要衝であったと説明した。 国府や守護所関係者らの集団墓地とされる「一の谷中世墳墓群遺跡」で出土した短刀や茶わんなども観察した。中
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静岡人インタビュー「この人」 日本高校野球連盟の育成功労賞を受賞した 栗林俊輔さん(磐田市)
静岡高野球部の前監督として13年間で春夏通算7度の甲子園出場を果たした。初任地は野球部のない清水南高。磐田北高で創部と同時に初代監督に就き、浜松工高を経て2008年に静岡高に着任した。鈴木将平外野手(西武)、村松開人内野手(中日)らプロ5人を育てたほか、東京六大学野球リーグの東大に3人を送り出した。県教委健康体育課勤務。50歳。 -表彰をどう受け止めた。 「賞をいただくことは光栄。生徒や全ての野球関係者に野球を通じて自分の方が育てていただいたと実感、感謝している」 -指導者になった経緯は。 「自分が磐田南高3年の夏は1回戦で敗退。負けたことで野球へのこだわりが強くなった。体育の教員を
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若手社員 自社の魅力発信 市内企業 人材確保へ 磐田市 「就活サポーター」制度新設
磐田市は本年度から就活生に向けて、市内の企業に勤める若手社員に自社の魅力などを伝えてもらう「いわた就活サポーター」制度を新設した。就活生と年の近い社員の“リアル”な声を伝えることで親しみを持ってもらい、競争が激化する人材確保につなげることが狙い。市は制度への協力企業を募集している。 サポーターの対象は、市内に事業所や営業所を置く企業の入社5年以内の若手社員。自身の就活体験やUターンのきっかけ、企業の取り組みを就活生に対面またはオンラインで伝えるほか、就活時の不安や悩みなどの相談に応じる。 市経済観光課によると、就活を控える学生から「年が近い人の方が相談しやすい」との要望が多く寄せられたため導
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浜松ホトニクス 豊岡製作所に新棟 電子管事業売上高、1000億円に成長へ
浜松ホトニクスは2日、磐田市下神増の豊岡製作所に10棟目となる新棟が完成したと発表した。電子管製品の生産能力を増強し、電子管事業の売上高を2023年9月期見込み863億円から、27年9月期に1千億円に成長させる。 新棟は鉄骨造り4階建て、延べ床面積2万4162平方メートル。総工費は約99億5千万円。21年9月に着工した。4日の完成式後に稼働する。 食品パッケージのインキの乾燥や殺菌向け低エネルギー電子線照射源のほか、空港の爆発物検査装置に使われるマイクロチャンネルプレートなどの生産機能を集約する。移転で生じる既存棟の空きスペースを使い、電気自動車向けバッテリーの検査などで需要が急拡大して
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磐田市民文化会館かたりあ 開館1周年記念で「誕生祭」 演奏会などにぎわう
磐田市はこのほど、同市上新屋の市民文化会館かたりあの開館1周年を記念し「かたりあ誕生祭」を現地で開いた。ジャズやポップスの名曲などを奏でた大人向けコンサートなど、朝から夜までイベントを展開した。 かたりあのロビーで同日夜開かれた「真夏のナイト☆コンサート」では、浜松市を拠点活動するギタートリオ「遠州Super guitar trio」とギターとピアノのデュオ「Eauvent(オーヴォン)」の2組が出演し、暑さを忘れさせるかのような軽快な音色を会場に響かせた。来場者は、リズムに合わせて身体を揺らしたり手をたたいたりして楽しんだ。 両グループに所属する長谷川正彦さん(54)=浜松市中区=は「
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全国、東海大会出場 中学生を激励 磐田市教委 「自分を信じ、最高の成果を」
磐田市教委は2日、今夏の全国中学校体育大会(全中)や東海中学総体に出場する市内の生徒68人の激励会を市役所で開いた。 68人全員が柔道や剣道、水泳、卓球などで東海総体に出場し、このうち4人は全中にも挑む。選手を代表し、柔道女子個人で両大会に出場する竜洋中3年の山崎優花さん(15)が「たくさんの人に支えられていることを忘れず、精いっぱい頑張る」と健闘を誓った。山本敏治教育長は「自分や仲間を信じ、最高のパフォーマンスを発揮してほしい」とエールを送った。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 7月27日はクロダイやメジナ、シロギス、ハゼ、ベラ、アジ、タカベなど。29日は小ムツや小イサキ、小アジ、小メジナ、サンバソウ(イシダイの幼魚)、スズメダイなど。30日はイシガキダイや小メジナ、小アジ、小イサキ、サンバソウ、ベラなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東や川奈周辺はシロギス狙いの投げ釣りの好シーズン。メゴチも釣れる。できるだけ遠投してポイントを探る。夕方以降は毒があるゴンズイも釣れるため要注意。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 7月26日夜の沼津沖船釣りは70~90セ
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NPO役員らの個人情報流出 静岡県、当事者に謝罪
静岡県は1日、内閣府ポータルサイトで公表しているNPO法人の事業報告書で、県が所管する667法人のうち3法人の役員、社員の住所を黒塗りにせずに公表していたと発表した。該当部分は修正済みで、県は当事者に説明、謝罪するとしている。 県県民生活課によると、3法人のうちの1法人が7月28日、個人情報の流出を指摘し、発覚した。同サイトには過去5年分の事業報告書が公表されていて、3法人の役員や社員計16人の住所が2022年10月から最大約9カ月間、閲覧できる状態になっていた。同課によると、これまでに個人情報流出による影響は確認されていないという。 ポータルサイトの公表作業は担当者のみで行っていたため
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磐田商議所新会館が起工 「にぎわいづくりにつながる会館に」 来春オープン予定
磐田商工会議所は1日、老朽化などに伴って建て替える商議所会館の起工式を磐田市中泉の現会館で開いた。商議所や工事関係者ら約60人が神事に臨み、建設工事の無事を祈願した。 現会館が完成から50年以上がたち老朽化が進んでいる上、耐震性が不十分なため、敷地内での建て替えを決めた。新会館は鉄骨2階建て、延べ1150平方メートル。来年2月末に完成し、4月にオープンする予定。建設工事費は約4億2300万円。 商議所の事務所や会議室、パソコン教室、テナント区画などのほか、会員や市民らが気軽に利用できる交流スペースを新たに設ける。ウェブ会議などが可能なオンラインブースも設置し、多様化するビジネススタイルに
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AIが生活習慣改善提案 磐田市とNECが実験へ ポイント付与、消費も促進
磐田市とNECは10月、人工知能(AI)を活用したスマートフォンアプリで、不摂生になりがちな働き盛りの世代に生活習慣の改善を提案する実証実験を始める。生活習慣病の予防に加えて、改善の取り組みに応じて市内店舗での特典や割引サービスに活用できるポイントを付与することで、消費を促し地域経済の活性化にもつなげる。 市内企業に勤務する30~50代の約300人を対象に実施する。NECが開発した健康ポイントサービスアプリ「WoLN(ウォルン)」で日々の歩数や食事、睡眠時間などを記録すると、健康診断の結果を予測し、AIが改善につながる活動を提案する。取り組み実績をポイント化し、市内の協力店舗で利用できるチ
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介護士・保育士志す静岡県内5学生に奨学金 生命保険協会が支給
生命保険協会は2023年度の介護福祉士・保育士養成給付型奨学生として、静岡県内5人への奨学金の支給を決めた。同協会県協会の杉本健会長らが31日、静岡市駿河区の静岡福祉医療専門学校を訪れ、代表の同校介護福祉学科2年の松本真菜佳さん(19)=磐田市=に決定通知書を手渡した。 松本さんは専門学校卒業後、特別養護老人ホームへの就職を目指す。「明るさを生かし、人に笑顔を届けられる介護福祉士になりたい」と抱負を語った。 23年度の県内の奨学生は、介護福祉士部門が松本さんと中戸日向子さん(県立大短期大学部)。保育士部門は逸見華帆さん(常葉大短期大学部)と栗田周磨さん(静岡こども福祉専門学校)、山田真緒
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磐田の市民劇団、第5期生募集
磐田市上新屋のアミューズ豊田を拠点に活動する市民劇団「アミューズふるさと劇団」が第5期生を募集している。12月に同所で開催する成果発表会を目指し、16日から稽古に励む。 対象は市内在住、在勤者で演劇に関心がある小学4年生以上の一般の男女。全国各地で舞台公演を行う「劇団たんぽぽ」(浜松市東区)の劇団員らが演技指導を行う。練習は月2~3回程度を予定している。 同劇団は、施設の指定管理者「市元気と笑顔づくりパートナーズ」が設立。これまでに小学生や高齢者など幅広い参加があった。問い合わせは同劇団<電0538(36)3211>へ。
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米女子大生とサッカー 小学生、練習した英語発揮 磐田で交流事業
サッカーを通じて異文化理解を深めようと、磐田第一JFSSと磐田キリスト教会は31日、米カリフォルニア州のバイオラ大女子サッカーチームを招いたクリニックを磐田市中泉の磐田西小グラウンドで開いた。 参加した磐田第一JFSSの小学1~6年約35人は、米国の学生とともにドリブルやパス、シュートなどの基礎練習に挑戦した。児童らは、練習してきた英語で自己紹介をするなど、積極的にコミュニケーションを取りながら練習に汗を流した。ミニゲームではゴールが決まると、ハイタッチで喜びを分かち合った。 豊田東小6年の中面辰哉くん(11)は「海外の人に接する機会がないので、好きなサッカーを通じて海外の人と話すことが
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春風亭昇太さん、山城語る 企画展開催中の島田市博物館が教室
島田市博物館は30日、開催中の企画展「築城450年記念 諏訪原城」に合わせ、落語家の春風亭昇太さん=静岡市清水区出身=を講師に招いた城教室を同館で開いた。親子連れなど約30人が山城の魅力に触れた。 国指定史跡の諏訪原城跡(島田市)を全国にPRする「諏訪原城応援隊長」を務める昇太さんと、副隊長で日本城郭協会理事の加藤理文さんが自ら訪ね歩いた全国の城を紹介した。昇太さんは、敵の侵入を防ぐために斜面を削った人工的な断崖「切岸(きりぎし)」をはじめ、堀切や土塁など山城の特徴を軽妙な語り口で解説。その上で、「城と言えばつい天守を見がちだが、それ以外の見どころを知れば何倍も楽しめる」と呼びかけた。
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ムアントン・ユナイテッドFC(タイ)優勝 磐田U-12国際サッカー 12チーム熱戦
国内外の小学生年代チームを招いた「磐田U-12国際サッカー大会」(静岡県サッカー協会、同大会実行委主催、NPO法人磐田市スポーツ協会、ジュビロ、静岡新聞社・静岡放送共催)は最終日の30日、同市大久保の磐田スポーツ交流の里ゆめりあで決勝と3位決定戦を行った。決勝は、ムアントン・ユナイテッドFC(タイ)が東京都選抜に1-0で競り勝ち、優勝を決めた。 7回目となった今大会。コロナ禍の影響で海外チームを招くのは4年ぶりとなった。タイ、韓国の海外チームとJクラブ下部組織などの国内チーム計12チームが出場。6チームずつの予選リーグを経て、各リーグの上位2チームが決勝・3位決定戦に駒を進めた。 選手は
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学生のUIJターン支援・促進 磐田市が就活冊子作成
学生のUIJターン就職を支援・促進しようと磐田市は、地元企業のインターンシップ情報などをまとめた冊子「磐田のシゴト2023」を作成した。県内外の大学や市役所に配架している。 冊子はA5判46ページ。主に市内に事業所がある39社の事業内容や採用情報、先輩社員の一日のスケジュールを、写真を多く交えて掲載している。市は、学生の就職活動に役立ててもらうとともに、地元企業の認知度向上にもつなげる狙い。 市就活情報専用サイト「磐田de」にもデータ版を掲載している。冊子の郵送希望者は同市UIJターン就職・地元定着促進事業事務局<電053(424)5121>へ。
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探究学習充実へ研究に力 磐田市教委 主体的な課題解決促す
磐田市教委は、小中学生が自ら身近な課題を見つけ、解決する能力を養う「探究的な学び(探究学習)」の充実に向けた研究に乗り出している。ギガスクール構想で1人1台ずつ配備された情報端末の活用も広げ、児童・生徒が主体的に問題解決に取り組める教育を目指す。 学校現場ではこれまでも、総合学習で地域の課題や歴史の深掘りなどに取り組んできた。しかし、毎年同じテーマを繰り返しがちになっているため、子どもたちがより自発的に学ぶ機会へと授業の改善を図る。 探究学習は、児童・生徒が課題の発見から情報の収集、整理・分析、発信まで取り組み、思考力や判断力、表現力を養う。クラスメートや周囲の人と意見交換・協働することも重
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新副会頭に大橋氏 磐田商議所総会
磐田商工会議所はこのほど、通常議員総会を市内で開き、新副会頭に大橋照弘JA遠州中央経営管理委員会会長(66)を選出した。同JAの会長人事に伴う役員交代。このほか、22年度の事業報告など2議案を承認した。 来年4月1日に予定する新しい商議所会館のオープンに合わせ、火、木曜の開館時間を2時間延長し、午後7時15分閉館とする規則改正も報告した。会員サービスの充実に加え、市民が新会館に設けられる交流スペースを利用しやすいよう配慮した。 8月26日夜に市、市商工会と共同で、市内5カ所で花火を打ち上げる「いわた夏まつり花火大会」を開催する計画も示した。
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医学部目指す高校生 救命措置や検査体験 磐田の病院でセミナー
医学部進学を目指す高校生を対象にした「こころざし育成セミナー」(県、県教委主催)が28日、磐田市大久保の市立総合病院で開かれた。県西部などの14人が患者の命に向き合う医療現場の仕事に触れた。 将来の地域医療を支える人材育成を目的にした取り組み。高校生は白衣を身に着け、同病院のスタッフの指導で救急救命措置や超音波検査を体験した。新生児の蘇生体験では、手動で体内に酸素を送り込むマスクをダミー人形に装着し、力加減に気を配りながら指先で胸部を圧迫する心臓マッサージを施した。超音波検査では、参加者同士で頸(けい)動脈の血液の流れなどを観察し合った。 掛川西高2年の大橋奈央さん(16)は「新生児と触
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新商品開発へ“スクラム” 「イチゴ玉露」発信 農福連携も視野 ラグビー・ブルーレヴズと磐田の農家
磐田市を拠点に活動するラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズが、市内の農家らと“スクラム”を組み、地元産の茶葉とイチゴを活用した新商品の開発に取り組んでいる。新たな特産品は12月に売り出し、ブルーレヴズはプロスポーツクラブの発信力を生かしてPRを担う。規格外イチゴを使うことでSDGs(持続可能な開発目標)に貢献するほか、障害者の就労支援にもつなげる。 新商品は、同市岩井の茶農家「お茶のかねまつ」の玉露と同市向笠のイチゴ農家「ICHIGOYA」の規格外イチゴを乾燥させて包んだティーバッグ「イチゴ玉露(仮称)」。お湯を注いで飲むと、適度な渋みと甘みがある玉露と、イチゴのさっぱりとした香りが楽し
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広島平和記念式典参列へ 磐田の小中学生 原爆の悲劇学ぶ決意
広島市の平和記念式典(8月6日)に参列する磐田市の小中学生派遣団の結団式が28日夜、市役所で開かれた。子どもたちは原爆の悲劇や平和の尊さを学び、地元に伝える決意を新たにした。 派遣団には市内小中学校33校から1人ずつ児童・生徒が参加し、草地博昭市長らも同行する。コロナ禍で中止していた小学生の派遣を4年ぶりに再開した。 5、6の2日間、広島市に滞在し、式典への参列のほか、広島平和記念資料館や原爆ドームを見学する。原爆を耐え抜いた「被爆桜」があり、接ぎ木を磐田市に寄贈した安田女子高も訪問する。 結団式で、子どもたちは「平和の大切さや核なき世界の良さを地元に伝えたい」「戦争の悲惨さを学び直したい」
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地域の中学生にバスケ指導 高校生と大学生が“コーチ” 磐田北高×静岡産業大
磐田北高と静岡産業大の女子バスケットボール部員が地域の中学生を指導するクリニックが29日、磐田市見付の同高で開かれた。磐田、袋井両市の中学1、2年生21人が参加し、先輩たちから基礎技術やデータを生かした練習方法などを学んだ。 県立高の魅力を高める県教委の「オンリーワン・ハイスクール事業」で地域協働に取り組む磐田北高と、高大連携を進める静産大が、世代を超えた交流の促進や地域の競技力向上を目的に企画した。磐田北高のバスケ部員が静産大の練習を参考に、メニューを考案した。 中学生は、ボールハンドリングや守備時のフットワークなどの基礎のほか、1対1の勝負でドリブルの傾向データを収集し、対人ディフェンス
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磐田の小中学生 広島平和記念式典参加へ 結団式で平和学ぶ決意
広島市の平和記念式典(8月6日)に参列する磐田市の小中学生派遣団の結団式が28日夜、市役所で開かれた。子どもたちは原爆の悲劇や平和の尊さを学び、地元に伝える決意を新たにした。 派遣団には市内小中学校33校から1人ずつ児童・生徒が参加し、草地博昭市長らも同行する。コロナ禍で中止していた小学生の派遣を4年ぶりに再開した。 5、6の2日間、広島市に滞在し、式典への参列のほか、広島平和記念資料館や原爆ドームを見学する。原爆を耐え抜いた「被爆桜」があり、接ぎ木を磐田市に寄贈した安田女子高も訪問する。 結団式で、子どもたちは「平和の大切さや核なき世界の良さを地元に伝えたい」「戦争の悲惨さを学び直し
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奥浜名湖の仏教文化を解説 浜松で市美術館学芸員
浜松市北区の細江協働センターは27日、仏像や仏教をテーマにした講座「奥浜名湖の仏教文化」を同区細江町のみをつくし文化センターで開いた。市美術館学芸員の島口直弥さんが、遠州地域の仏像や仏教文化圏形成の背景を解説した。 同センターの生涯学習講座の受講生約30人が参加した。島口さんは、土や木など素材の違いや一木造り、寄せ木造りなどの技法に着目しながら、10世紀に作られた摩訶耶寺(三ケ日町)の千手観音立像、11~12世紀の東林寺(細江町)の天王立像などを年代順に紹介した。 仏教文化圏の形成については、磐田市に存在した遠江国分寺や浜松市南区の頭陀寺が重要な役割を果たしたと指摘。姫街道が人的、物的交
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安全運転技術、知識 7事業所8人競う 磐田で地区大会
磐田地区安全運転管理協会はこのほど、セーフティードライバーコンテストの地区大会を磐田市見付の遠鉄磐田自動車学校で開いた=写真=。同協会に加入する7事業所から8人が参加し、運転技術や知識を競った。 交通法規を問う学科試験と実技試験の2種目の合計で競った。成績上位の3人は9月23日に静岡市で開催される県大会に出場する。 主な成績は次の通り。 ①伊熊富士夫(スズキ磐田工場)②北出章人(同)③大谷友也(中部電気保安協会磐田営業所)
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磐田の家康公ゆかり 巡ろう 市が地図製作 城之崎城跡など21カ所紹介 「大河ドラマをきっかけに」
磐田市は、大河ドラマ「どうする家康」にちなみ、市内21カ所の徳川家康ゆかりの地を紹介した地図「家康公ゆかりの地MAP」を1万部製作した。市民に周知するとともに、ドラマ放映をきっかけに訪れる観光客の周遊を促す。市役所やJR磐田駅前観光案内所などに配架している。 地図は縦21センチ、横60センチの折りたたみ式。家康が築造途中で放棄した“幻の城”城之崎城跡(磐田城山球場)や、武田軍の侵攻から激しい撤退戦を繰り広げた一言坂の戦跡など、写真入りで地図上に落とし込んだ。 21カ所のうち12カ所は、市公式ユーチューブ「磐田TV」で、見どころや家康にまつわるエピソードを視聴できる。ほかにも、家康が好んだとさ
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磐田市に豪雨防災対策強化 要望 自治会連豊岡支部
磐田市自治会連合会豊岡支部(石川好三支部長)は27日、昨年9月の台風15号、今年6月の台風2号と相次いで豪雨災害に見舞われたことを受け、被害が集中した同市豊岡地区の防災対策強化を求める要望書を草地博昭市長に提出した。 石川支部長ら3人が市役所を訪ね、草地市長に手渡した。2度に渡って堤防が決壊した敷地川や越水した上野部川、台風15号の際に大規模な土砂崩れが発生した県道磐田天竜線など、応急復旧工事の安全点検を実施し、必要があれば補強を行うよう管理者の県への働きかけを求めた。関係機関と連携して天竜川と太田川の流域全体で治山治水計画の策定を急ぎ、抜本的な防災対策を講じる必要性も指摘した。 石川支
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太陽光発電低下防ぐ塗料 磐田市、効果実験 公共施設に、化学メーカーと
磐田市は27日、公共施設の太陽光パネルに特殊な塗料を塗り、発電効率低下を防ぐ実証実験を市役所防災センターで始めた。塗料の商品化を目指す化学メーカーと連携し、過熱や汚れを防ぐ塗料による効果を検証する。 実験は9月下旬まで。塗料を開発したのは、市内に生産拠点を置く大日精化工業(東京都)。防災センター屋上に設置されている太陽光パネルの裏側に放熱コート材を塗布し、過熱による出力低下を防ぐ。実験期間後半にはパネル表面に防汚コート材も施す。何も塗布しないパネルと発電量を比較し、効率の違いを確かめる。 市が都内に配置した「首都圏連携コーディネーター」を通じて同社とマッチングし、19日に連携協定を結んだ
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清水区中河内地区の在来大豆 「ここ豆くん」育てよう 体験講座、市民が種植え
静岡市清水区中河内地区だけで栽培される在来大豆「ここ豆くん」の栽培から加工までを体験する講座がこのほど、同区の両河内生涯学習交流館で始まった。 同地区の畑で行い、市民15人が参加。県立農林環境専門職大(磐田市)の丹羽康夫准教授(59)が、ここ豆くんの特徴や魅力を解説し「この地域でしか育たない貴重な作物」と呼びかけた。その後、参加者が畑に1列に並び種を丁寧に植えていった。 今後、参加者は雑草取りなどの作業を行い、収穫作業は10月中旬。豆はみそに加工するという。 (写真部・坂本豊)
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感動フォト 手塚さん(掛川) 特選 はままつフラワーパークが審査
浜松市西区のはままつフラワーパークは26日、「感動フォトコンテスト」(静岡新聞社・静岡放送後援)の審査を行い、最高賞の特選は掛川市の手塚光次さんの作品「桜流星」が輝いた。理事長賞は袋井市の原田清仁さんの「藤のトンネル」が受賞した。 浜名湖花フェスタ期間中(3月21日~6月11日)に園内で撮影した作品を募集し、353点が寄せられた。市花みどり振興財団の塚本こなみ理事長らが審査し、入選作20点が決まった。 塚本理事長は「力作ぞろい。パーク内の隠れた魅力を写しだした作品も多かった」と講評した。 入選作は8月下旬ごろから園内に展示し、広報活動に活用する。このほかの入賞者は次の通り。 準特選 池島あゆ
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井伊谷宮例祭奉納俳句大会 最高賞に鈴木さん 富士宮
和歌の達人だったとされる歌人宗良親王を祭る浜松市北区引佐町の井伊谷宮でこのほど、第31回井伊谷宮例祭奉納俳句大会(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。107人から事前投句290句が寄せられ、最高賞の宮司賞に鈴木紀子さん(富士宮市)の「鍵ひとつ減らす暮しや冷やつこ」が選ばれた。 選者7人が入賞作品を選び、各選者の1位の句を元にした俳句音楽を歌手三原ミユキさん、ギタリスト中村ヨシミツさんが披露した。事前投句は大会当日に集めた俳句と合わせ、9月の例祭で奉納される。 その他の入賞者は次の通り。 崇敬会長賞 村上尚子(磐田市)▽崇敬会賞 同
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地元産煎茶 冷茶でおいしく 磐田大藤小で入れ方教室
磐田市大久保の大藤小でこのほど、地元産の普通煎茶を使った冷茶の入れ方教室が開かれた。3、6年の児童約100人が参加。同校PTA副会長で、茶農家の左口智規さん(41)が講師を務め、お茶の魅力やおいしく入れるこつを伝えた。 入れ方の手順を聞いた児童らは、茶葉や水、氷をボトルに入れ、茶葉が粉々にならないように優しく混ぜて試飲した=写真=。6年の山本琉惺くん(11)は「温かいお茶は苦みが強いイメージがあったけれど、冷茶はおいしく飲めた」と声を弾ませた。 お茶に関わる講話も行った左口さんは「熱いお湯で入れたお茶と比較して冷茶は、アミノ酸が多く抽出され、甘みが感じられやすい」と説明。免疫機能を高め、熱中
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バスケの技 B1 三遠選手に学ぶ クリニックに小中学生180人 磐田
バスケットボール男子Bリーグ1部の三遠ネオフェニックスと県バスケットボール協会は26日、子どもたちに基礎の技術や楽しさを伝えるクリニックを磐田市壱貫地の豊岡体育館で開いた。県内外の小中学生計約180人が実践で役立つテクニックを習得した。 佐々木隆成、山内盛久両選手と大村将基コーチが講師を務めた。約100人が参加した小学生の部では、大村コーチらがドリブルで重視することとして①足幅を意識②身体のバランスを取る③目線を上げる-の3点を挙げた。児童らは教わったことを意識しながら身体を動かし、ディフェンスをかわす練習などに汗を流した。 選手に質問するコーナーでは「ミドルシュートのこつは」との問いに、佐
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⚽J2磐田 Jリーグ昇格30年 8月6日、ホームタウンマッチ
J2磐田が8月6日午後7時から、エコパスタジアムで行う仙台戦を「Jリーグ昇格30周年記念オールホームタウンマッチ」として開催する。特別イベントや記念グッズの販売のほか、30周年記念ユニホームも同試合でお披露目となる予定。 入場ゲートで30周年ロゴフラッグをプレゼントする。チケット持参の1人につき1本で、4万本を配布し、なくなり次第終了。選手入場前には国内初というルーフトップ花火と打ち上げ花火が同時に実施される。 午後4時半からはホームタウン7市1町の小学生チームによる前座試合「未来マッチ」を行う。磐田の選手も各チームの助っ人として参加する予定。エントランス広場には恐竜の形をしたスプリンク
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記者コラム「清流」 目線の違い
「カマキリがいた!」。地域の自然に触れる磐田市内のこども園の行事で、大人よりも早く生き物を見つける園児たちの歓声が響いた。自然豊かな緑地での散策を楽しんでいた。 基本中の基本だが、記事用の写真は子どもの目線まで下がって撮影した。大人の腰の高さほどの草花が、まるでジャングルのような迫力になることもある。レンズ越しに見ると、園児たちが自然の中を冒険しているように感じた。 子ども目線になると、普通に立っていたら気づかない地面のくぼみが見えた。園児がつまずくかも-。そう思っていたら、引率の職員がおのずと注意を促していた。目線が変われば当然、見える風景も変わる。子どもだけでなく、地域に生きる多様な
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 21日は小イサキや、タカベ、スズメダイ、小アジなど。22日は小アジやイワシ、カマス、メジナなど。23日はアジやベラ、小イサキ、ショゴ(カンパチの幼魚)、マルソウダなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 ウキ釣りではメジナ。大小さまざまな個体が揚がる。サビキ釣りではアジ。シマアジやショゴも交じるがネンブツダイが多い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 18日午前の沼津沖船釣りは20~30センチ超のマアジや30~40センチの大サバが多数。他に小マダイやホウボウ、ソウダガツオなど。19日午
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全日本サーフィン優勝 久保池さん(藤枝葉梨中)喜び報告
6月に福島県で開かれた第40回全日本級別サーフィン選手権大会で優勝した藤枝市立葉梨中3年の久保池大和さん(14)が25日、市役所を訪れ、中村禎教育長に結果を報告した。 大会は選手の技術レベルを判定する「サーフィン検定」で得た級区分別に実施され、久保池さんは100人のエントリーがあった「ショートボードメンマスター3級」に出場した。昨年の1回戦敗退の悔しさをバネに日々練習し、今大会は優勝に加え、優れたライディングで会場を沸かせた選手に贈られるベストライディング賞も受賞した。 久保池さんは葉梨小5年時にサーフィンを始めた。所属は磐田市のサーフショップ「クレールサーフルーム」。毎週土、日曜は同市の豊
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全国の舞台 活躍誓う 磐田南高生 17人が決意
全国高校総体や全国高校総合文化祭など今夏の全国大会に出場する磐田南高の生徒たちが26日、磐田市役所を訪れ、草地博昭市長に大舞台での決意を語った。 同校からは全日制と定時制を合わせ計17人が全国大会に挑む。東海総体陸上女子棒高跳びで3位となった鈴木雪姫さん(3年)は「中学のころから陸上に力を注いできた。努力の成果を発揮したい」と意気込んだ。女子100メートル、200メートルの個人種目をはじめ、県代表として4×100メートルリレーにも出場するヨコテ・アケミさん(定時制1年)は「自己新記録を目指し、初めての全国大会を楽しみたい」と笑顔をみせた。このほか全国大会への出場者は次の通り。 全国高校総体フ
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絶滅危惧種ベッコウトンボ保全へ 磐田・桶ケ谷沼 活動に地元企業参加
磐田市岩井の桶ケ谷沼に生息する環境省指定の絶滅危惧種「ベッコウトンボ」の保護団体の活動に、今夏から地元企業が参加する。団体の高齢化で人手不足が課題となる中、地域住民、企業、行政が三位一体となってトンボの保全活動に取り組み“市の宝”を守る。 参加するのは、市内に本社や事業所を置く12社の計約30人。参加者は主に平日の勤務時間中に活動に従事する。ベッコウトンボをはじめとするトンボ類を保護するため、ヤゴの飼育や周辺の草刈りを行う。アメリカザリガニやミシシッピアカミミガメを捕獲し、外来種対策にも取り組む。 地元住民などでつくる保護団体「桶ケ谷沼自然環境保全地域管理運営委員
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浜松の自動車部品製造ソミック石川、太陽光発電を増設 中電ミライズと連携
浜松市を拠点に自動車用部品を製造するソミック石川は25日、カーボンニュートラル(CN)実現に向け、中部電力ミライズと連携し、「オンサイト・オフサイト複合型PPA(電力購入契約)サービス」を導入したと発表した。豊岡工場(磐田市)の屋根に設置した太陽光発電設備を増設し、余剰電力を遠隔地の鶴見工場(浜松市南区)で活用する。両社によると、自社敷地内に発電設備を置くオンサイトと、敷地外から電力供給を受けるオフサイトを組み合わせた複合型PPAサービス導入は県内初という。 ソミック石川は2021年8月から、主力製品ボールジョイント(軸受)を製造する豊岡工場の屋上に太陽光発電パネルを設置し、電気を自家消費
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対話型AI活用へ アドバイザー登用 磐田市
磐田市は25日、対話型人工知能(AI)の業務利用に向けたアドバイザーとして、中小企業のITビジネス支援に取り組む複業人材1人を登用した。専門的な知見を、AIの活用方法検討や職員のスキルアップなどに生かす。 登用したのは、東京都のDXビジネスプロデューサー土谷伸司さん(60)。中小企業のデジタル技術活用やマーケティング、自治体のシティープロモーションなどを支援している。市は連携協定を結んでいる人材マッチングのアナザーワークス(東京都)の複業マッチングプラットフォームを通じてアドバイザーを募集。17人の応募があり、書類審査やウェブ面接で選考した。 土谷さんは来年1月末まで無償でアドバイザーを務め
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高齢者の移動手段確保へ 磐田・南御厨地区 住民有志が送迎車運行
磐田市の南御厨地域づくり協議会は8月1日から、住民ボランティアによる高齢者らの移動支援サービスを開始する。事前予約制で住民有志が送迎用の車両を運行し、地元の交通弱者が通院や買い物をするための移動手段を確保する互助の取り組み。24、25日にはボランティアが安全運転研修を受けた。 南御厨地区は市内でも高齢化率が高く、高齢者だけの世帯も多い。路線バスも通っていないため、移動手段を持たない高齢者らが外出できる支援策を模索していた。 サービスは5人乗りの乗用車を、毎週火、水、金曜日に運行する。対象は地区内の65歳以上か障害がある住民。これまでに運転ボランティア21人を確保。68人が利用登録した。利用無
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会社員を恐喝、2人追起訴 地検浜松支部
静岡地検浜松支部は24日、恐喝罪で浜松市中区の建設作業員(23)、同区の飲食店員(29)の両被告=ともに強盗致傷罪で起訴=を静岡地裁浜松支部に追起訴した。 起訴状などによると、2022年12月10日午前3時ごろから同4時15分ごろまでの間、恐喝罪で起訴されている男や知人女性と共謀し、磐田市内の路上で交流サイト(SNS)を使って誘い出した浜松市東区の男性会社員を「俺の彼女なんだけど」「未成年だから犯罪になる」などと脅し、同日中に現金計約50万円を奪ったとされる。 両被告は別の男性に対してSNSで誘い出した上、暴行を加えて現金を奪ったとして強盗致傷罪で起訴されている。
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栄養価でパプリカ訴求 スマートアグリカルチャー磐田/久枝和昇社長 【キーパーソン・最前線】
磐田市内に設けた約3ヘクタールの大型ハウスで、ICT(情報通信技術)を活用してパプリカを生産している。一大産地として、生産や販売の拡大を目指す。 -生産するプリンセスパプリカの特徴は。 「日光を効果的に活用するオランダ型のハウスに加え、ICTで温度や湿度、炭酸ガス濃度などを最適化することで安定した品質、収量を確保している。血圧を下げる効果があるGABAの機能性表示がパプリカでは全国で初めて認められた。売り上げは年々伸びていて、昨年度は約4億5千万円と過去最高になった」 -今後の生産方針は。 「磐田市は日照時間が長く、パプリカ生産に適している。温暖で暖房コストも抑えられる。市内の生産面
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小中高生活躍光る 磐田将棋愛好クラブの第231回大会に51人
磐田将棋愛好クラブの第231回大会が23日、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、51人が参加した。 SSクラスで磐田南高1年の久野杏太さん、Sクラスで浜松・麁玉中1年の河合将輝さんがそれぞれ優勝するなど、小中高生が活躍した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①久野杏太(磐田市)②宇藤敬行(同)③安藤舜聖(富士市)▽S ①河合将輝(浜松市)②小林悠人(袋井市)③西郷隆夫(磐田市)▽A ①田中直樹(豊田市)②牧野斉(浜松市)③前田勇(掛川市)▽B ①松尾三十四(掛川市)②藤沢勝(磐田市)③志村正雄(袋井市)
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グラウンドゴルフ 60~90代50人競う 磐田で「はまぼう杯」
第12回はまぼう杯グラウンドゴルフ大会(寺田新聞店主催)が23日、磐田市福田のはまぼう公園で開かれた=写真=。同市福田地区を中心に60~90代の50人が参加。佐藤安彦さんが総合優勝した。 10ホール3ラウンドをプレーし、合計打数を競いながら交流を深めた。 主な入賞者は次の通り。 男性の部 ①佐藤安彦②鈴木康博③渥美昇一④井口高男⑤杉浦文一郎▽女性の部 ①佐々木アヤ子②寺田君子③上大門早智子④永井令子⑤寺田道子
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全国高校総体活躍誓う 磐田東の4選手、市長に
今夏の全国高校総体(インターハイ)に出場する磐田東高の選手4人が24日、磐田市役所に草地博昭市長を訪ね、大舞台での活躍を誓った。 同校からは、剣道男子個人戦で甲斐叶大さん(18)=3年=と下田治輝さん(17)=同=、テニス男子シングルスで鈴木敦さん(18)=同=、陸上男子100メートル走で大桑大河さん(17)=2年=がそれぞれ全国への切符を手にした。 県総体で優勝した甲斐さんは「県代表としての自覚を持ち、優勝を目指して頑張りたい」と意気込みを語った。 草地市長は「悔いのないようにしっかりと準備し、一つでも多く勝てるように全力を尽くしてほしい」と激励した。
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ソフトテニス全国大会へ「ミス恐れず楽しむ」 浜松富塚小の仲村君
8月3~6日に神戸市で開かれる全国大会「第40回全日本小学生ソフトテニス選手権大会」に出場する浜松市中区の富塚小6年仲村崚平君(12)が21日、同区の市教育委員会へ宮崎正教育長を表敬訪問した。 仲村君は所属する磐田市のソフトテニスクラブ「豊田健友ジュニア」でペアを組む磐田南小5年山田怜紀君とダブルスの種目で勝負する。5月に静岡市で行われた県予選で優勝して全国大会の出場を決めた。全国の舞台で戦うのは昨夏、今春に続いて3回目。「ミスを恐れずに楽しみたい」と抱負を述べ、宮崎教育長から「全国大会出場の経験を生かして目標を達成して」と激励を受けた。
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高校生同士、バスケで姉妹市交流 磐田と米マウンテンビュー
磐田国際姉妹都市協会は22日、磐田市在住の高校生と、同市と姉妹都市提携を結ぶ米カリフォルニア州マウンテンビュー(MV)市の高校生との交流会をアミューズ豊田(磐田市上新屋)で開いた。両市の高校生計12人は、バスケットボールを通じて一緒に汗を流した。 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)三遠ネオフェニックスの元選手鹿毛誠一郎アンバサダーらが講師を務め、両市の高校生に基礎的技術や競技の楽しさを伝えた。磐田市と米MV市の高校生で2人一組をつくり、パスを回したり、シュート本数を競い合ったりして盛り上がった。 1976年に姉妹都市提携を結んだ両市は、高校生を交互に派遣し、ホームステイなどを通じて
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絵本「ペネロペ」原画106点 磐田・香りの博物館
磐田市立野の香りの博物館で10月15日まで、青いコアラの女の子が主人公の絵本シリーズ「ペネロペ」の原画展(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれている。 同シリーズは、ドイツ出身のゲオルグ・ハレンスレーベンさんとフランス出身のアン・グットマンさん夫妻が手がけている。油彩絵の具で描かれた原画106点が並び、作者の筆遣いを間近で見ることができる。 うっかり者で好奇心旺盛なペネロペが、買い物や海へのお出かけを楽しむ愛らしい姿などが素朴な筆致で描かれている。作者が実際に使った絵筆なども展示した。ペネロペの大好物のチョコレートや絵本に出てくるクッキー、蜂蜜などの香料も用意し、作品のかわいらしい世界観を
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いわた夏祭り浴衣で満喫 6年ぶり通常開催 歩行者天国にぎわう
磐田市中泉のJR磐田駅北口のジュビロードで22日、「第18回いわた夏祭りinジュビロード」(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。昨年設けた感染対策の規制を取りやめ、コロナ禍前の通常開催となるのは6年ぶり。会場では約60店舗の露店やキッチンカーが並び、浴衣や甚平を着た人たちでにぎわった。 規模を縮小した昨年はアルコール類の販売禁止に加え、来場者には食べ歩きの自粛や検温などを実施していた。今年は、歩行者天国となった約600メートル区間にかき氷やアルコールを含むドリンク、ヨーヨーすくいなどの屋台が出店。夕方から夜まで大勢の客が飲食や買い物を楽しんだ。 ステージでは、静岡ブルーレヴズの選手によ
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静岡の鈴木さん SSクラス優勝 日将連浜松支部大会
日本将棋連盟浜松支部の7月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。66人が参加し、最強のSSクラスで静岡市の鈴木雄也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①鈴木雄也(静岡市)②榛葉大樹(東区)③宇藤敬行(磐田市)▽S ①河合健(浜北区)②渥美良純(北区)③鈴木大輝(磐田市)▽A ①鶴見晃輔(浜北区)②松尾三十四(掛川市)③佐藤粋聖(西区)▽B ①伊藤龍(浜北区)②橋本樹(同)③大橋優征(東区)▽C ①五屋隆志(西区)②松本吉晃(中区)③杉山敏郎(北区)
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静岡の鈴木さん SSクラス優勝 日将連浜松支部大会
日本将棋連盟浜松支部の7月大会が16日、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。66人が参加し、最強のSSクラスで静岡市の鈴木雄也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①鈴木雄也(静岡市)②榛葉大樹(東区)③宇藤敬行(磐田市)▽S ①河合健(浜北区)②渥美良純(北区)③鈴木大輝(磐田市)▽A ①鶴見晃輔(浜北区)②松尾三十四(掛川市)③佐藤粋聖(西区)▽B ①伊藤龍(浜北区)②橋本樹(同)③大橋優征(東区)▽C ①五屋隆志(西区)②松本吉晃(中区)③杉山敏郎(北区)
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「遠江国分寺跡」範囲追加 磐田の特別史跡、境内の一部
文化審議会は21日、磐田市の特別史跡「遠江国分寺跡」など指定済みの史跡・名勝・天然記念物16件の範囲を追加するよう永岡桂子文部科学相に答申した。うち奈良県の「藤原京跡」「飛鳥宮跡」「大官大寺跡」は世界文化遺産登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」を構成する史跡で、登録実現に必要な保護強化につながる。 また、来年夏の登録審査が見込まれる「佐渡島(さど)の金山」(新潟県)に関連する重要文化的景観の範囲拡大も求めた。近く答申通り告示される。 遠江国分寺跡の追加指定は5回目。今回は回廊東側の境内地の一部約170平方メートルが追加される。現在は民家が建つ私有地で、市は追加指定を受け、20
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恐喝罪で男起訴 男性から50万円脅し取る 静岡地検浜松支部
静岡地検浜松支部は21日、男性を脅迫して現金約50万円を脅し取ったとして恐喝罪で、山梨県昭和町清水新居の会社員の男(21)を静岡地裁浜松支部に起訴した。 起訴状などによると、2022年12月10日午前3時ごろから同4時15分ごろまでの間、強盗致傷罪で起訴されている男2人と知人女性と共謀し、磐田市内の路上で交流サイト(SNS)を使って誘い出した浜松市東区の男性会社員を「俺の彼女なんだけど」「未成年だから犯罪になる」などと脅し、同5時ごろ、浜松市内の駐車場で男性会社員から現金約20万円を奪い取った。さらに同日午後5時5分ごろから25分までの間にも現金30万円を奪ったとされる。
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静岡県特産をモチーフ グラスや箸置き販売 富士山や福田のシラス 磐田
磐田市上新屋の新造形創造館は22日、富士山や福田漁港(同市)で水揚げされるシラスなど、静岡や磐田を題材にしたオリジナルガラス作品を発売する。 商品はグラス、ペーパーウエート、箸置きの3種類。カラーは、完熟したメロンの果肉をイメージした緑色をはじめ、イチゴをモチーフにした鮮やかな赤色など各5色を用意する。同館所属のガラス作家の後藤晃太、清水菜月、宮前彩都の3氏が手がけた。同館の担当者は「年齢性別問わず、長く使ってもらえるようなシンプルなデザイン。静岡、磐田に来た方々にはお土産として購入してもらえたら」と話した。 価格はいずれも税込みで、グラス3800円、ペーパーウエート2800円、箸置き6
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MTB全国大会健闘誓う 磐田の田畑遥都、拓瑞君兄弟
マウンテンバイク(MTB)クロスカントリーの全国大会に出場する磐田市の富士見小6年の田畑遥都君(12)と弟で同校5年の拓瑞君(10)が19日、市役所に山本敏治教育長を訪ね、健闘を誓った。 2人は8月5、6日に長野県で開催されるJOCジュニアオリンピックカップ全国ユース選抜MTB大会に出場する。大会では学年別にレースを行う。2人とも保育園児の時から出場を続け、遥都君は一昨年が優勝、昨年が2位、拓瑞君は一昨年が5位、昨年が4位と、ともに好成績を残してきた。 遥都君は「小学校最後の大会なので、ライバルに負けないように頑張りたい」、拓瑞君は「表彰台に上りたい」と意欲を語った。 山本教育長は「今まで取
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磐田「豊田わくわくフェスタ」実行委発足 四半世紀続くイベント継承、24年5月開催目指す
磐田市豊田地区の新たなにぎわいイベント「豊田わくわくフェスタ」の開催に向け、市商工会や地元自治会など各種団体が20日、実行委員会を発足させた。四半世紀にわたって続き、コロナ禍で中止になっていたイベントを継承する。来年5月12日の開催を目指す。 同地区では旧豊田町時代の1994年に「フェスティバル豊田町」がスタートし、名称変更をしながら継続してきたが、コロナ禍で2020年から中止を余儀なくされた。コロナの行動制限緩和を機に、地域住民の交流を今まで以上に促し、地域資源の国指定天然記念物「熊野の長藤」を市内外にPRする機会に発展させようと、関係団体が立ち上がった。 20日は、同市弥藤太島の市商
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保育士 地元でキャリア研修 中東遠5市町が広域開催【届かぬ声 子どもの現場は今】
保育士らの処遇改善につながる「キャリアアップ研修」の受講を後押ししようと、中東遠地域の5市町(掛川、袋井、菊川、磐田市、森町)が本年度から同地域を会場に研修を開講している。業務が多忙で職場を離れるのも難しい保育士のため、より近い場所で受講機会を増やす目的。関係者によると、近隣自治体が連携して広域的に開講する事例は全国的にも珍しいという。 「気持ちの切り替えが難しい子に、どう対応したらいいか」。19日、袋井市役所東分庁舎コスモス館で行われた研修に5市町の保育士や幼稚園教諭ら95人が集まった。テーマは「障害児の発達の援助」。個々の特性を理解した上でどのように支援をするべきか、参加者は講義内容を
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国交省浜松河川国道事務所 天竜川美化2団体に感謝状
国土交通省浜松河川国道事務所は19日、7月の河川愛護月間に合わせ、天竜川の美化に協力した浜松市立東陽中(南区)と磐田市竜洋漁業振興会に対する感謝状贈呈式を浜松市中区の同事務所で行った。 東陽中は全校生徒が毎年5月、同校付近の河川敷と堤防を清掃し、同振興会は年に2回、磐田市側の河川敷の美化活動に取り組む。名久井孝史所長が同校の生徒会長で3年川口多空都[たくと]さんに中部地方整備局長感謝状を、同振興会の佐藤義美会長には浜松河川国道事務所長感謝状を手渡し「皆さんの努力のおかげで天竜川がきれいに保たれている」と謝意を述べた。
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関心ある講演、高校生が企画 磐田農高で第1弾、市が自主的な学び支援
磐田市は本年度、高校生の自主的な学びの機会づくりを支援する「高校生ラボ」を始めた。20日には第1弾として、磐田農高農業クラブ本部役員が企画・運営し、同校OBで農福連携に取り組む農業法人「京丸園」(浜松市南区)の鈴木厚志社長らを講師に迎えた講演会が同市中泉の同校で開かれた。 高校生ラボは、市が地元の高校5校と袋井特別支援学校見付分校にそれぞれ上限50万円の補助金を配分し、生徒に関心があるテーマの講演会を企画してもらう新規事業。講演会を他校生徒や市民らにも開放し、新たな交流につなげる狙いもある。生徒自ら内容の検討、講師の出演交渉、講演会当日の運営を担う。 「幸せの秘訣(ひけつ)」をテーマにし
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サポーター提供食品 困窮家庭に ジュビロとサーラ 磐田市社協に寄贈
サッカーJ2ジュビロ磐田とサーラグループは20日、生活困窮家庭への食料支援に役立ててもらおうと、ホーム戦に合わせてサポーターらから集めた食品を磐田市社会福祉協議会に寄贈した。 16日に藤枝MYFCとのリーグ戦が開催されたヤマハスタジアムで、観戦に訪れたサポーターらに家庭で余っている保存食品などの提供を呼びかけ、レトルト食品や缶詰、カップ麺など68キロが寄せられた。サーラコーポレーションの大嶽有介コーポレートブランディング推進部長やジュビロの儘下直之ホームタウン共創部長らが市総合健康福祉会館iプラザに届けた。 大嶽部長は「暑い中、たくさんの食品を持ち寄ってくれたサポーターの皆さんに感謝している
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地元産ピアノ 磐田市民文化会館に 河合「SK―EX」
磐田市は31日、同市飛平松の河合楽器製作所竜洋工場で製作されている最上級のグランドピアノ「SK-EX」を市民文化会館かたりあ(同市上新屋)に導入する。ピアニストの宮谷理香さん(1995年ショパン国際ピアノコンクール5位)が工場を訪れ、同シリーズの3台を試弾して設置する1台を選んだ。 宮谷さんが演奏したのはバロック期のスカルラッティやモーツァルト、ショパンなどの名曲。草地博昭市長らが見守る中、高音・低音の響きや鍵盤をたたいた際の感触など、一音一音確かめるように弾き比べた。宮谷さんは「1500人が入るホールなので、隅々まで表現が届けられるかを確認した」と説明。選んだピアノについて「市民のみな
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磐田市の小学校でインフル学年閉鎖
静岡県は19日、磐田市の小学校1校でインフルエンザに感染したとみられる患者7人が確認され、学年閉鎖を行ったと発表した。
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軽快な演技 来場者魅了 磐田で劇団たんぽぽ公演
浜松市東区を拠点に活動する劇団たんぽぽはこのほど、「第14回劇団たんぽぽ公演会」(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市上新屋のアミューズ豊田で開いた。 演目は、和尚と小僧の昔話「三まいのおふだ」。劇団員5人が、豊かな表現力と軽快な動きで来場者320人を魅了した。このほか、知ったかぶりが登場する古典落語「転失気(てんしき)」も披露。劇団員のユーモアたっぷりな語り口に、会場は笑いに包まれた。 同公演は、子どもたちに豊かな感性を育んでもらうとともに、演劇鑑賞を通じて親子や家族の語らいの場を演出しようと実施した。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 14日はメジナやアジ、スズメダイ、ネンブツダイ、タカベ。15日はマダイやクロダイ、オオモンハタ、カサゴ、小アジ、タカベ、スズメダイが釣れた。16日は強風のため休園した。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。群れによって大きさが違うので、針のサイズは3~5号を用意する。上層はネンブツダイが多いため、タナを調整しながら狙う。投げ釣りではシロギス。近場でも良型が釣れ始めた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 14日午前の沼津沖船釣りは30センチ前後のマアジや40センチ前後の
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「AIで絵本推薦」試験導入 磐田の子育て施設 子どもの読書習慣化を推進
人工知能(AI)を活用し、子どもに絵本や児童書を推薦するシステム「ぴたりえタッチ」の試験導入が18日、図書館機能を持つ子育て支援施設「ひと・ほんの庭にこっと」(磐田市上新屋)で始まった。図書の貸し出し点数が減少する中、子どもたちに多様な絵本との出合いを増やすとともに、読書を習慣化するきっかけづくりにつなげる。 全国自治体で3例目の導入となる同システムは、未就学児が対象。年齢や好きな色、好きな絵本表紙など、ロボットの質問に沿って画面上で答えると、にこっと所蔵の約3千冊の中から子どもの興味がある絵本・児童書を選んでくれる。 磐田市は同日、システムを開発したNTTコミュニケーション科学基礎研究所(
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地元特産メロンは“笑顔の味” 磐田・富士見小給食にJA提供
JA遠州中央が地元特産の温室メロン「ライオンメロン」を磐田市の富士見小に45玉贈った。同校で18日に給食のデザートとして提供され、全校児童ら約600人が完熟したみずみずしい果実を笑顔でほおばった。 地元の農産物への理解を深め、関心を高めてもらう目的で実施した。同JAメロン部会の山内裕治部会長(60)が訪れ、生産者の視点から児童らにライオンメロンの特徴や栽培方法を紹介した。3年西沢杏音さん(9)は「(ライオンメロンは)一つの木に一個しか実ができないと知ってびっくりした。甘くておいしかった」と笑顔をみせた。 ライオンメロンは同JAメロン部会のブランド。日持ちが良く、糖度が高いのが特徴で、用意
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児童らバレエ、ダンスで躍動 佐藤典子さん同門会がフェス 磐田
現代舞踏作家として活躍する磐田市の佐藤典子さん(91)の同門会が主催する「踊ってお祝いダンスフェスティバル」(静岡新聞社・静岡放送後援)が17日、同市上新屋の市民文化会館かたりあで開かれた。所属するバレエ教室に通う子どもら約250人と国内外で活躍するゲストダンサーがステージで躍動し、観衆にその魅力を伝えた。 舞台は3部構成で、華やかな衣装を身に着けた出演者たちが「世界に一つだけの花」や「カリブの海賊」などの曲に合わせて駆け回り、身体を大きく動かして表現した。クラシックバレエ「花のワルツ」や遠州地方の民謡を題材にした「京丸ぼたん」などの演目も披露した。 イベントは佐藤さんの舞踊生活75周年記念
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⚽ジュビロ磐田 藤枝との静岡県勢対決制す 自動昇格圏2位浮上 J2リーグ第26節
明治安田J2リーグは16日、各地で第26節の8試合が行われ、磐田は藤枝を4-1で下し静岡県勢対決を制した。 磐田 13勝8分け5敗(47) 4(2―1 2―0)1 藤枝 10勝5分け11敗(35) ▽得点者【磐】金子2、上原、ジャーメイン【藤】渡辺 【評】磐田は藤枝に先制を許したが、効果的に4得点を挙げて逆転勝ちした。 序盤押し込まれていた磐田は前半20分に金子が自ら得たPKを決めて同点に追い付いた。前半終了間際には、鈴木雄の折り返しを上原が頭で押し込んで勝ち越した。主導権を握った後半3分、ジャーメインがGKに圧力をかけ、こぼれ球を金子が押し込み3点目。終了間際にもジャーメインが4点
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先進スマート農業の現場見学 磐田で児童生徒 作業省力化理解
通信大手インターネットイニシアティブは16日、磐田市内で小中学生向けスマート農業講座を開いた。児童らは、情報通信技術(ICT)を生かしたスマート農業機器に触れ、農作業省力化への理解を深めた。 農作業から商品開発・販売までを体験する浜松市の農業ビジネススクール「浜松ジュニアビレッジ」所属の小学5年から中学3年約20人が参加した。同社の担当者が講師を務めた。 初めに担当者は、高齢化に伴い耕作放棄地が増加する現状に触れ「ICTなどの先進的な機械を活用することで農作業の負担軽減や経営効率化につながる」と解説。田んぼの水位や水温を計測し、スマートフォンやタブレットで確認できるセンサーを紹介した。 見学
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⚽J2磐田-藤枝 16日静岡県勢対決 磐田/古川、誕生日弾狙う 藤枝/渡辺がゴールに意欲
J2で3位磐田と9位藤枝の静岡県勢対決が16日午後7時から、ヤマハスタジアムで行われる。5月17日の前回対戦は、磐田が1―0で藤枝に競り勝った。両チームは15日、それぞれ最終調整した。 磐田 完全非公開で調整 古川、バースデーゴール狙う 13日の公開練習でリラックスした表情でボール回しする磐田の選手たち=ヤマハ大久保グラウンド 前節山形戦、今季3度目の2連勝で3位に浮上した磐田は、前日練習を完全非公開で行った。横内監督によると、相手の特長を伝えた上でセットプレーを確認。指揮官は「相手はハイプレスで来るはず。臨機応変に対応したい」と引き締める。 スタメンは山形戦で先発した主力組が有力
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小中学生らが舞楽奉納 豊作や健康祈願 森町・山名神社
森町飯田の山名神社で15日、祇園大祭が始まり、国指定重要無形民俗文化財「山名神社天王祭舞楽」の奉納が行われた。地域の小中学生らが太鼓や笛の音に合わせ、五穀豊穣(ほうじょう)や疫病退散を祈願する舞を披露した。 500年以上前の室町後期に伝わったとされる伝統芸能。8段の演目で構成される舞楽は、覆面をした稚児2人による清めの舞「八初児(やつはち)」から始まった。華やかな衣装に身を包んだ子どもたちが代わるがわる舞屋(まいや)に登場し、鶴や獅子、竜などを演じながら舞った。中でも、カマキリのかつらを身に着けて舞う「蟷螂(とうろう)」は全国的に珍しい演目という。 大祭ではこのほか、地元8町内がそれぞれ
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磐田の中学で講話 自衛官の一日など紹介 自衛隊静岡地方協力本部
自衛隊静岡地方協力本部(本部長・武田恭一1等空佐)はこのほど、磐田市の竜洋中で職業講話を実施した=写真=。自衛隊の仕事に興味を持つ2年生19人が参加し、袋井地域事務所の広報官・菊地貴文2等陸曹が任務や災害派遣活動、自衛官の一日などについて紹介した。 特に菊地2曹が実際に参加した東北や熊本での災害派遣活動の体験談を話すと、生徒たちは内容を一生懸命パソコンに打ち込みながら熱心に聞き入っていた。最後に設けられた質疑応答では「自衛隊生活で一番つらかった訓練はなんですか」、また女子生徒から「自衛隊に入ると男性にモテますか」といった質問があり、菊地2曹が一つ一つ丁寧に回答した。
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磐田の6人 健闘誓う 8月全日本小学生ソフトテニス大会
兵庫県で8月3日に開幕する第40回全日本小学生ソフトテニス選手権大会に出場する磐田市内の児童がこのほど、市役所を訪ね、山本敏治教育長らに大会への健闘を誓った。 来庁したのは豊田健友ジュニアソフトテニスクラブに所属する市川栞愛さん(豊岡南小6)木村青葉さん(豊田東小6)ペアと後藤杏樹さん(東部小6)木村若葉さん(豊田東小6)ペア、浜松市の選手とペアを組む山田怜紀君(磐田南小5)、袋井市の選手とペアを組む鈴木海音さん(長野小5)の6人。いずれも5月に開催された県大会で4位以内に入り、全国への切符を手にした。 県予選をトップで通過した山田君は「全国大会で2勝した昨年の成績を超えたい」と話し、鈴
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ヒマワリ迷路 出口どこ~? 東名磐田IC北側に10万本
磐田市見付の東名高速道磐田インターチェンジ(IC)北側の畑に登場したヒマワリの巨大迷路が地域住民を楽しませている。JA遠州中央豊田青年部が、地域のにぎわいづくりにつなげようと手作りした。 前部長の鈴木正裕さん(34)が秋から冬にキャベツを栽培している畑約1万平方メートルの休耕期間を活用。同部役員6人が中心となって、肥料にもなるヒマワリの種を5月上旬にまき、草刈りなどの手入れをしてきた。 迷路の総延長は約1キロ。約10万本のヒマワリは高さ約1~2メートルまで伸び、大人でも迷路の先が見渡せないところも多い。今月上旬から開放され、親子連れや子どもたちが探検や写真撮影に訪れている。 同部による
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甘い香り「ライオンメロン」品評会 田中さん(磐田地区)最高賞
JA遠州中央は14日、温室マスクメロンの独自ブランド「ライオンメロン」の第30回品評会を磐田市のららぽーと磐田で開いた。1年で最も需要が高まる中元シーズンに合わせ、地元での認知度アップにつなげようと、初めて商業施設を会場にした。最上位の優秀賞には磐田地区の田中育夫さんが選ばれた。 磐田、袋井両市の生産者18人が出品した。出荷先の関東や関西の市場関係者ら5人が形状やネットの張り具合、食味、糖度などを入念に審査した。通常審査とは別に、来店者100人にも外観の美しさで投票してもらい、最も得票が多かった磐田地区の鈴木昇さんが特別賞に輝いた。審査・投票後には出品されたメロンの試食や即売も行われた。
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美容やデザイン小中学生が体験 浜松のルネサンス専門学校
浜松市中区のルネサンスデザイン・美容専門学校はこのほど、小中学生向けの職業体験イベントを同校で開いた。同市や磐田市などを中心に約100人の子どもと保護者が参加した。 イラスト、ゲーム、デザイン、メーク、美容師の5種類の仕事を体験するコースを用意。パソコンを用いたイラスト作成や、手作りアイシャドーを使ったメークなどを展開した。 美容師コースでは、子どもたちはプロ仕様のはさみやバリカンを手に、真剣な表情で人形の髪の毛を切りそろえた。浜松市の富塚小2年の雨宮莉乃さん(8)は「美容師に憧れている。はさみの持ち方や、髪を留めるピンの使い方が難しかった」と話した。
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カサブランカ見頃 磐田
磐田市敷地の敷地里山公園で、白のカサブランカが見頃を迎え、芳醇(ほうじゅん)な香りを漂わせている。公園を整備する鈴木隆典さん(79)によると、20日ごろまで楽しめるという。 カサブランカはユリの一種で、大きな花弁や甘い香りを放つのが特徴。園内では、散策コース沿いの斜面2カ所に計400株が植栽されている。12日には、ほんのり甘い香りを楽しみながら、カメラで撮影する来場者の姿が見られた。 公園は旧豊岡東小に隣接する。問い合わせは鈴木さん<電090(1780)9714>へ。
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書道や着付け 日本の文化体験 磐田市日本語教室生
磐田国際交流協会はこのほど、市の委託事業「磐田市日本語教室」で学ぶ外国人らを対象に、日本の文化体験会を竜洋交流センター(同市岡)と竜洋西会館(同市白羽)で開いた。 竜洋交流センターでは、受講生約10人が集まった。参加者は、同協会のスタッフらに教わりながら書道をはじめ、けん玉や羽子板などの昔の遊びに挑戦。浴衣の着付けも体験し、写真撮影をして浴衣姿を楽しんだ。来日8年目のベトナム出身仲村文花さん(26)は「初めて浴衣を着てみてうれしい」と笑顔をみせた。 磐田市日本語教室は市が昨年度から、市内在住・勤務の外国人を対象に無料で実施している。
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市民の車両避難地 キャタラーが協力 磐田市発表
磐田市は13日、大雨時に水没リスクがある車両の一時避難場所として、下野部工業団地(同市下野部)にあるキャタラーアーククリエイションセンターの駐車場が利用できるようになったと発表した。 昨年9月の台風15号や今年6月の台風2号で浸水被害が相次いだ豊岡地区の住民が受け入れ対象。センターは高台にあり、数十台の駐車が可能。屋外トイレも設置されていて、車中避難に利用してもいいという。 市は今夏中に同センターが加盟する工業団地管理組合と使用協定を結ぶ方向で調整している。キャタラーは締結前でも大雨時は利用を認めているという。 市は災害に見舞われても元の生活を取り戻すために必要な自家用車の被災を防いでもらう
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現創会西部会員の多彩な11作品並ぶ 浜松で20日まで
芸術団体「現創会の静岡支部西部有志の会」の作品展が20日まで、浜松市中区のホテルコンコルド浜松で開かれている。 会員11人が描いた人物や風景画など、30号以下の作品11点が並ぶ。布や新聞をコラージュしたアジサイの水彩やあおむけで気持ちよさそうに昼寝をする女性の油彩など個性豊かな作品が来場者を楽しませている。 出品者の松井京子さん(74)=同市西区=と林郁子さん(80)=磐田市=は「作品を見て心を癒やしてほしい」と話した。
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お薦めの本 AIに相談! 磐田市 子ども向け試験導入 「にこっと」感想対話システムも
磐田市は、人工知能(AI)を活用し、子どもに絵本や児童書を推薦したり、本の内容や感想をロボットと対話したりする二つのシステムを、図書館機能を持つ子育て支援施設「ひと・ほんの庭にこっと」(同市上新屋)に試験的に導入する。図書の貸し出し点数が減少する中、子どもが本に親しむきっかけづくりにつなげる。 市は18日、システムを開発したNTTコミュニケーション科学基礎研究所(京都府)などと連携協定を結ぶ。導入費用はNTT側が負担する。全国自治体で3例目の導入となるAI絵本推薦システムは同日に設置する。未就学児が対象。ロボットやパソコン画面上の質問に答えていくと、AIがにこっと所蔵の約3千冊の中から子ども
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余剰食品で学生生活支援を 静岡産大生、地域に呼びかけ回収 磐田キャンパス
静岡産業大経営学部の3、4年生9人が11日、家庭で余った食品を回収する「MOTAINA大作戦」を磐田市大原の磐田キャンパスで実施した。食品ロスを削減し、物価高で生活が圧迫されている学生の支援につなげる。 太田裕貴准教授のゼミと、フードバンク活動に取り組む市民有志グループ「いわた元気応援団」が共同で企画した。学生たちは事前に、手作りしたチラシを教職員や地域住民、市内企業などに配布し、不要になった食品の寄贈を呼びかけた。 住民や教職員、学生らからは、カップ麺や缶詰、菓子などが届けられた。集まった食品は夏休み前に希望する学生に配布する。同学部4年の小山夢叶[ゆうと]さん(21)は「誰かが不要になっ
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元乃木坂・深川麻衣さん 磐田PR大使に就任「まだ知らない魅力伝える」
磐田市は11日、地元ゆかりの著名人に市の魅力を発信してもらう「静岡いわたPR大使」を、同市出身の女優深川麻衣さん(32)に委嘱した。深川さんは芸能活動の中で磐田をPRし、市の知名度向上、イメージアップに貢献していく。同大使は10人目。 深川さんは2011年にアイドルグループ「乃木坂46」の1期生として活動をスタート。16年にグループを卒業した後も、多くの映画やテレビドラマに出演している。 高校卒業まで磐田で過ごしたという深川さんは「磐田には思い出が数え切れないほどある。竜洋海洋公園が緑が多くて、よく散歩した」と地元での生活を振り返った。大使に就いたことについては「とても光栄。大好きな食べ
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記者コラム「清流」 地域に根ざした飲食店
新型コロナ禍でここ数年、飲食店は時短営業を余儀なくされていた。仕事が終わった後、気になる店に足を運んでも入ることができないことが多く、行きつけの場所をつくることが憧れだった。 先日、取材先でおすすめされた磐田市内の飲食店を訪れた。大将のおじいちゃんがカウンター内で串を焼き、学生らしき従業員が配膳などを担当していた。大将の料理の腕前はもちろん、いちげん、常連の分け隔てなくお客に接する姿が印象的だった。 「また来るね」「あと50年は生きてくれないと困るよ」。そんな声を聞き、地域に根ざした店と実感した。温かみのある人柄に魅せられ、通いたくなったお客も多いに違いない。支局の記者として、大将のよう
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31議案可決、同意 磐田市議会閉会
磐田市議会6月定例会は12日、最終本会議を開き、本年度一般会計補正予算案や人権擁護委員などの人事案件など計31議案に可決、同意し閉会した。
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雑穀の栽培、調理法解説 農林環境専門職大で特別講義 磐田
静岡県立農林環境専門職大生産環境経営学部はこのほど、磐田市の同校に外部から講師を招いて「在来作物学」の特別講義を行った。受講生は、講師が実践に基づいて語る在来の雑穀作物のさまざまな魅力に耳を傾けた。 浜松市天竜区水窪町で雑穀を栽培し、農家レストラン「つぶ食いしもと」も営む石本静子さん(83)が講師を務めた。石本さんは平地が少ない地形や冷涼な気候、風習などの中で営まれてきたヒエやアワ、ソバなどの雑穀栽培の様子を紹介。農家レストランを始めたきっかけや作物の特徴、調理法も解説し「先人から命をつないできた種子を残すことが、今を生きる私たちの務め」などと学生たちに呼びかけた。 特別講義を企画した同
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花火は安全に遊ぼう 磐田で園児対象に教室
磐田市消防署は11日、同市上神増の豊岡南幼稚園で花火教室を開いた。年少から年長園児計50人が実際に手持ち花火を使い、正しい花火の遊び方を学んだ。 同署豊岡分遣所職員が講師を務め「花火は大人と一緒にする」「人に向けない」「水を張ったバケツを用意する」など、安全に楽しむためのポイントを園児に呼びかけた。その後園児らは、手持ち花火に火を付けて持ち、水を張ったバケツに入れて消すまでの動作を確認した。年長組の松島暖ちゃん(6)は「花火ができて楽しかった。一人でやらないように気をつける」と話した。 火災発生時、煙を吸わないようにハンカチで口を覆い、低い姿勢で逃げる防災訓練も行った。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5日はメジナやネンブツダイ、小イサキ、タカベ、アジ。6日はメジナやネンブツダイ、クロダイ、小イサキ、タカベ、アジ。7日は豆アジやタカベ、クロダイ、スズメダイ、ネンブツダイ、カサゴ、小メジナ。8日はタカベやスズメダイ、ネンブツダイ、小ムツ、小イサキ、小アジ。9日はタカベやスズメダイ、ネンブツダイ、小アジ、小イサキ、小ムツが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りで18センチ以上のシロギスが揚がっている。餌は青イソメ。サビキ釣りでアジやコノシロも釣れた。7月下旬から十数回の花火大会が予定されているため、一部入れな
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⚽公式戦9戦無敗 前線の働きに注目【J2磐田 天皇杯見どころ】
サッカーの天皇杯第103回全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、静岡新聞社など共催)は12日、各地で3回戦を行う。県勢で唯一、2回戦を突破したJ2磐田はヤマハスタジアムでJ1神戸と対戦する。 リーグ戦前節山形戦で今季3度目の2連勝を飾った磐田は、6月から公式戦9戦負けなしと安定感がある。スタメンは5日の金沢戦で先発した控え組が濃厚。金沢にも競り勝ち、主力組と遜色ない戦いを続けている。 J1で2位と好調な神戸は豊富な攻撃陣に加えて、失点数がリーグ最少の堅守を誇る。横内監督は「得点も多くしっかり守れる。かなり完成されたチーム」と警戒。FWファビアンゴンザレス、後藤、MF古川ら前線の働
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静岡県内3施設 インフルエンザで学級閉鎖
静岡県は11日、小学校と幼稚園計3施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計34人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 焼津市の小学校6人、藤枝市の小学校13人、磐田市の幼稚園15人
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「介護の未来ナビゲーター」に福祉事業所若手職員委嘱 静岡県事業
静岡県は10日、県内の福祉事業所で働く20~30代の若手介護職員22人を「介護の未来ナビゲーター」に委嘱した。高校・大学で実施する出前授業や就職イベントに派遣し、介護の仕事の魅力を発信する。 県庁で委嘱状交付式があり、川勝平太知事が訪問介護施設アイケア磐田(磐田市)の海野真季さん(23)に委嘱状を手渡した。特別養護老人ホーム高麓(焼津市)の竹下匡紀さん(27)は「日常の業務でやりがいを感じる瞬間などを積極的に情報発信していく」と宣誓した。 川勝知事は「社会が必要としている仕事。日々実感していること、自分の経験を若い世代に伝えてほしい」と激励した。 ナビゲーターへの委嘱は10年目。高齢化
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「いわたインフルエンサー」本年度始動 観光、歴史資源発信
磐田市内の観光、歴史資源を発信する事業「我こそはインフルエンサー」の本年度の活動が始まった。2024年3月まで、10~70代の市民ら30人がSNSを通じて名所などを紹介し、磐田の魅力をPRする。 同事業は昨年度から始まった。市が観光と歴史を発信する2コースを募り、抽選で15人ずつ「いわたインフルエンサー」として任命。「#磐田市」「#我こそはインフルエンサー」などのハッシュタグを付けて月1回以上投稿してもらう。 9日、市内を巡るバスツアーが開かれ、11人が参加した。同市上新屋の新造形創造館では吹きガラス工房を見学し、吹きガラスの制作過程を教わった。日本最古の木造擬洋風小学校舎「旧見付学校」や家
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キノコから考える温暖化と人口問題 浜松で静大が講座
静岡大グリーン科学技術研究所は8日、最先端研究を紹介する講座「グリーンサイエンスカフェ」を浜松市中区の浜松科学館で開いた。同研究所の平井浩文教授(53)が「キノコが地球を救う?」と題して、講師を務めた。 平井教授は親子ら約40人に、地球温暖化と人口増加が世界で問題になっていることを説明。「化石燃料に依存せず、再生可能エネルギーや自然エネルギーを活用する低炭素循環型社会が求められる」と強調した。 その上で、木材を構成するリグニンなどの成分を分解することができる白色腐朽菌を紹介した。白色腐朽菌はシイタケやヒラタケ、エリンギといったキノコが属する。木材に接種して条件を整えることで、エタノールや
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新築完了、18日プレオープン 浜松いわた信金 磐田・東部台支店
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)はこのほど、老朽化のため敷地内で新築工事を行っていた磐田市西貝塚の東部台支店が完成し、18日にプレオープンすると発表した。旧施設解体と駐車場整備を進めて9月19日にグランドオープンする予定。 同支店は1981年の開設。現在地に建てた新施設は鉄骨平屋建てで延べ床面積273平方メートル。ATMは2台を備える。磐田本店営業部のパートナー店となり、少人数でコンパクトながら機能性が高い支店運営を進める。 外壁の黒色パネルは耐久性が高い素材を採用し、建物の長寿命化を図る。照明は発光ダイオード(LED)機器を配置して環境に配慮した。 移転作業に伴い、同支店ATMは7月14日
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空き家、所有者不明地解消へ 磐田市と県司法書士会協定 相続登記を促進
磐田市はこのほど、県司法書士会(井上尚人会長)と、空き家や所有者不明土地の予防と解消に向けた協定を締結した。来年4月に義務化される相続登記を連携して促進し、管理が行き届かない状態になっている不動産が利活用されるよう働きかける。 同会によると、空き家解消に向けた協定は既に県内16自治体と結んでいるが、所有者不明土地と一体的に問題解決に取り組む協定は同市が初めてという。治安や周辺環境の悪化に加え、公共事業や災害復旧の際の用地交渉が難航する要因になるため、相続手続きや登記に関する相談窓口の充実、セミナー開催などに連携して取り組む。8月21日には「住まいの終活セミナー」を同市見付のワークピア磐田で合
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⚽今季3度目の連勝狙う 山形戦【J2磐田 第25節見どころ】
9日に敵地で11位山形と対戦する。前節金沢を振り切った4位磐田は山形に勝った場合、上位の結果次第で自動昇格圏となる2位へ浮上の可能性がある。前節同様早い時間帯に先制点を奪って主導権を握り今季3度目の連勝を目指したい。 直近5試合で2勝1分け2敗と波に乗れない山形だが、リーグ上位の24試合37ゴールはあなどれない。横内監督は「得点力のあるチーム。相手によって立ち位置も変えてくる」と警戒する。 先発メンバーは1日の大分戦に出場した主力組が濃厚だが、途中出場の選手も鍵を握りそうだ。前節で決勝点となるPKを決めたMF古川は「連続ゴールを目指していきたい」と得点への強いこだわりを見せる。
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シャッター彩り 街明るく 磐田東高生 空き店舗アート 地元名物や動物、フルーツなど
磐田東高の美術部員13人が8日、磐田市中泉の旧商店街「ビタミンロード栄町」で空き店舗を活用したシャッターアートの制作に取り組んだ。街並みの景観づくりや地域のにぎわいにつなげようと、寂しげなシャッターを明るいアート作品に生まれ変わらせた。 地元の中泉地区地域づくり協議会と栄町自治会、市内の高校生が協働するシャッターアートプロジェクトの一環。手がけたのは今回で4カ所目。 作品の“キャンバス”になったのは元洋装店。高さ2・4メートル、幅4・4メートルのシャッターをスマートフォンのゲームアプリの画面などに見立て、エビイモやメロンなど磐田ならではの名物、イヌやネコなどのかわいらしい動物をペンキで描き、
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来庁者の立場で手続き 書かない窓口導入へ課題洗う 磐田市職員
磐田市は6日、市民窓口の手続きを簡便化する「書かない窓口」の導入に向けた体験調査を市役所で行った。市職員が転入や証明書発行、家族の死亡に伴う手続きを来庁者の立場で体験し、現行の窓口業務の課題を探った。 調査で浮かんだ手続きの課題や不便な点を今後の窓口改革につなげる。職員は実際に申請書類の記入から手続きを始め、待ち時間や関係する各窓口に移動する距離、分かりにくい点などを記録した。既に書かない窓口を運用している浜松市や埼玉県深谷市の担当職員を招き、改善点などについてアドバイスを受けた。 書かない窓口は、来庁者が住民異動や証明書類の発行などの手続きをする際、職員が必要事項を聞き取って専用システ
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道路に潜む危険を予測 磐田署と安管協 農林環境専門職大で教室
磐田署はこのほど、磐田地区安全運転管理協会と協力し、事故防止に向けた交通安全教室を県立農林環境専門職大(磐田市富丘)で開いた。参加した同大の職員ら約20人は、映像を見ながら運転手の視界を体験するKYT装置を使い、道路に潜む危険を避けるための運転について考えた。 参加者は、スクリーンに映し出された動画を見ながら、交差点での右折時や死角からの飛び出しなど危険を感じる瞬間に手元のボタンを押して、危険箇所や事故防止のポイントを学んだ。同署交通課の鈴木剛司警部補は昼と夜の見え方の違いを説明し、ハイビームの有効活用を呼びかけた。 KYTは危険予測トレーニングの略称。同大は本年度、磐田署などから安全運
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行政、社協、ボランティア 円滑な被災者支援へ連携 静岡県西部地域局、磐田で会合
静岡県西部地域局はこのほど、災害時に行政、社会福祉協議会、ボランティア団体の3者が連携し、円滑な被災者支援を目指す「西部地域災害ボランティア関係機関連絡会」を磐田市見付の県中遠総合庁舎で開いた。 県と管内8市町の職員や社協、ボランティアコーディネーターら約40人が出席し、3者が連携するために取り組みたいことを9班に分かれて意見を交わした。出席者からは「日頃から顔が見える関係づくりが重要」「3者が同じ方向を向くために情報共有を密にする」など、率直な声が聞かれた。 NPO法人日本ファシリテーション協会フェロー・災害復興委員会の鈴木まり子さんが講師を務めた。会合に先立ち、県と管内8市町の社会福
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SDGs学ぶ出前教室 芳川小 浜松開誠館高生が講師
浜松市南区の芳川小は6日、浜松開誠館中・高(中区)の「SDGs部」の部員を講師に招き、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)について学ぶ環境教室を同校で開いた。 受講したのは5年生ら約110人。SDGs部員の高校1、2年生6人が来校し、17項目の目標について解説した。世界には子どもが働かされている地域があることや、差別のない社会をつくる大切さなどを、クイズを交えて説明した。 開誠館中・高が同市や磐田市内などで展開している出前講座の一環。SDGs部員らが小学校などに出向き、持続可能な社会を目指す重要性を訴えている。
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「進学以外にも多彩な選択肢」 不登校生ら向けNPOが相談会 磐田、当事者が体験談も
静岡県西部で子どもの問題解決を支援するNPOや市民団体でつくる「子ども育ちレスキューネット」(大山浩司代表)はこのほど、不登校の中高生と保護者らを対象にした進路相談会(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市見付のワークピア磐田で開いた。 高校進学や高校卒業資格取得、進学以外など進路にさまざまな選択肢があることを伝え、子どもの精神状態に合った道を選ぶ参考にしてもらおうと企画した。大山代表らが県西部の全日制、定時制、通信制の高校や通信制サポート校などを紹介したほか、不登校生を対象にした無料の学習支援などレスキューネットの活動も説明した。 浜松市東区のフリースクール「ドリームフィールド」のスタッフ
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⚽ジュビロ磐田 3試合ぶりの勝ち点3 J2リーグ第24節
明治安田J2リーグは5日、各地で第24節の11試合が行われ、磐田はホームで金沢を2-1で下した。 ②ヤマハ(磐田2勝)▽観衆4355人 磐田 11勝8分け5敗(41) 2(1―0 1―1)1 金沢 7勝3分け14敗(24) ▽得点者【磐】ゴンザレス(2)古川(PK)(1)【金】豊田(1) 【評】磐田は前後半にそれぞれゴールを奪い、金沢に競り勝った。 立ち上がりから主導権を握り前半7分、遠藤のCKをファビアンゴンザレスが頭で合わせて先制。その後は相手に押し込まれ、セットプレーからゴールに迫られたがしのいだ。 後半も攻撃の手を緩めず、9分に古川が自ら獲得したPKを決めて追加点を奪った
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6月の豪雨で仮堤防決壊 磐田・敷地川の応急工事完了
6月の台風2号と梅雨前線による記録的豪雨で仮堤防が決壊し、周辺の家屋が浸水する被害が出た磐田市の敷地川で、県による応急復旧工事が5日、完了した。県袋井土木事務所によると、川幅を広げるなどの本復旧工事の着手は出水期後の10月中旬を目指す。 仮堤防は昨年9月の台風15号で決壊した場所で、土のうを積むなどの措置を講じていた。今年6月2日に再び決壊し、周辺家屋27件が床上・床下浸水し、農園にも土砂が流入した。 応急復旧工事は、約50メートルにわたって崩落した仮堤防に大型土のうを積み、補強のための鋼矢板を二重に施して強度を高めた。川底が削られるのを防ぐコンクリートブロックも新たに敷設した。本復旧工
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浜名湖産ノリやアオサ 乳酸菌と米で果物発酵 県農林技術研究所 色と香り変化 成分解析 CF20日まで
静岡県農林技術研究所(磐田市)は、浜名湖のノリやアオサから採取した乳酸菌と米でイチゴやメロンを発酵させ、果物の成分変化を調べる基礎研究に取り組んでいる。これまでの発酵試験で色が変わったり、香りが強くなったりするなどの変化がみられたという。同研究所は消費が落ち込む米や果物で新たな加工食品の開発を見据え、機能性成分などの科学的解析を進める。 ノリやアオサから分離させた乳酸菌を米のかゆに入れて培養し、すりつぶした果物を混ぜて発酵させる。1日程度で甘い香りが際立つようになったほか、メロンは緑から黄色になるなど「劇的な変化が起きた」(研究員)という。乳酸発酵させた農産物の成分解析データは少なく、同研究
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土木施設被害137億円 台風2号、静岡県議会建設委で県報告
静岡県は5日の県議会建設委員会で、台風2号に伴う県内公共土木施設の被害(政令市を含む)が6月14日時点で277カ所、137億5550万円に上ったと報告した。内訳は河川が171カ所、70億8750万円で最も多く、道路が93カ所、60億3100万円、砂防設備が5カ所、4億500万円で続いた。崖崩れや地滑りなどの土砂災害は47カ所で発生した。昨年9月の台風15号で被災し、応急復旧工事を実施した河川護岸や道路のうち50カ所で土のう流出などの被害があった。 台風2号による記録的豪雨で堤防が再び決壊した磐田市の敷地川を巡り、県の担当者は「汎用(はんよう)性や機動性があり、スピーディーに対応できることか
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いざ挑戦! そろばん日本一 GP出場へ 磐田の児童生徒ら「600点満点を」 市長に意気込み
23日に兵庫県で開かれる「そろばんグランプリジャパン2023(そろばん日本一決定戦)」に出場する磐田市の児童生徒ら4人が4日、市役所に草地博昭市長を訪れ、意気込みを語った。 来庁したのはジュニア部門の磐田中部小6年夏目敦生さん(12)、スクール部門の磐田南高2年西崎未佳捺さん(16)と磐田西高3年荒井菫さん(17)、シニア部門の浜松医科大3年氏原翔さん(20)=同市宮之一色=の4人と日本珠算連盟磐田支部の関係者ら。 4人は4月に静岡市で開かれた各部門の県予選で優勝などの好成績を収め、全国大会への切符をつかんだ。全国では、かけ算や割り算、見取り算など6種目の合計得点で競う競技などに臨む。毎日3
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家康ゆかりの地 磐田の城跡巡る 29日にイベント
磐南文化協会は29日、磐田市などの徳川家康ゆかりの地をバスで巡るイベントを開く。大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせ、地域の歴史を学んでもらおうと企画した。 市役所に午前8時45分に集合し、家康が築造途中で放棄した「幻の城」城之崎城跡(磐田城山球場)や居城になった浜松城、大河ドラマ館のほか、本多忠勝が奮闘した「一言坂の戦い」の跡地などを巡る。 同協会の冨田泰弘理事(44)が案内役を務め、二つの城の共通点などを解説する。磐田市見付の見性寺では、普段は非公開の家康像も拝観できる。 参加費は大人2500円、小中学生2千円。申し込みはエマ観光<電0538(58)1234>へ。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 6月30日はネンブツダイやスズメダイ。1日はカマスやタカベ、小アジ、カサゴ、ネンブツダイ、スズメダイなど。2日はタカベやネンブツダイ、メジナ、スズメダイ、イシガキダイ、アイゴ。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺ではコノシロの群れが多く回遊してきた。針のサイズを5号以上にするとアジが食わなくなるので注意。他に小マダイが釣れるが、サイズの小さいものはリリース。投げ釣りでは青イソメの餌でシロギス。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 2日午前の沼津沖船釣りは25~45センチのマアジが多数。1キ
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⚾磐田北【高校野球チーム紹介2023夏】
単独チームとなり、より仲間意識が生まれてきた。技術面では強豪校に劣るが、大きな声で相手にプレッシャーをかけて味方同士で励まし合い、最後まで諦めずに戦う。 部長 鈴木 一彰 監督 竹下 裕和 ①中村幸四郎(3年、袋井周南)172、62、右右 ②立花 将太(1年、袋井)163、60、右左 ③生倉 一志(3年、磐田豊田)171、66、左左 ④加藤 頼飛(1年、磐田福田)165、58、右右 ⑤三浦 龍翔(1年、磐田豊岡)169、59、右右 ⑥近藤 奎吾(3年、磐田豊田)171、60、右左 ⑦加藤 勇飛(1年、磐田福田)163、58、右右 ⑧袴田 蒼(2年、磐田向陽)178、71、右右 ⑨金子
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⚾磐田西【高校野球チーム紹介2023夏】
常日頃から部員が一つ一つの練習に意味を感じながら、丁寧に取り組んでいる。県大会で強豪校のレベルを肌で感じ、制球力や打撃の精度を上げた。目標は甲子園出場。 部長 佐藤 淳 監督 山口 遼太 ①高野 快斗(3年、袋井)168、68、右右 ②小野田 翼(3年、袋井浅羽)165、65、右右 ③松崎 遥風(2年、浜松南陽)174、75、右右 ④安達 琉生(3年、袋井)169、67、右右 ⑤榊原 憲輝(3年、磐田竜洋)172、82、右右 ⑥大石 貴瑛(2年、磐田福田)169、65、右右 ⑦山本 偉琉(3年、袋井周南)171、79、右右 ⑧佐治 康太(2年、袋井周南)171、66、右右 ⑨播磨 成波
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⚾磐田東【高校野球チーム紹介2023夏】
投手は抑えられるが、打てない試合が多い。打撃面が上向けば上位まで行ける。底上げできるように取り組んだ。3年生は大所帯で一つになればどこよりも盛り上がる。 部長 阿部 智弘 監督 山本 幸司 ①寺田 光(2年、磐田福田)184、98、右右 ②清水 公貴(3年、東京鶴川)172、73、右右 ③岩田 大輔(3年、愛知西尾)177、64、左左 ④大島 柊汰(3年、愛知福岡)172、62、右右 ⑤植田 風響(3年、京都南宇治)176、69、右右 ⑥小林 兼輔(1年、島田初倉)178、68、右右 ⑦大沼 夢時(3年、愛知石尾台)181、74、右左 ⑧伊藤 隼希(3年、磐田福田)174、68、右左
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⚾磐田南【高校野球チーム紹介2023夏】
部員全員で相手の隙や弱点を分析し、話し合いながら試合を進める。主将としてチーム全体へ的確な指示を出したい。甲子園出場を目指し、一戦一戦恐れずに立ち向かう。 部長 富田 成一 監督 戸塚 雄介 ①寺田 直弘(2年、磐田南部)166、63、右右 ②二俣 光騎(3年、浜松清竜)170、72、右右 ③大庭 幸人(3年、磐田福田)177、70、左左 ④長谷川 縁(3年、磐田城山)170、70、右右 ⑤加藤 幹太(2年、磐田一)178、75、右右 ⑥伊藤 大地(2年、磐田東)163、60、右左 ⑦鈴木 拓海(2年、浜松庄内)163、62、右左 ⑧鈴木 颯太(2年、磐田東)175、68、左左 ⑨竹山
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⚾磐田農【高校野球チーム紹介2023夏】
新しい監督になり、投手を中心にチーム一丸となった守りから流れをつくって試合に勝つ野球を目指している。10年以上成し遂げられていない初戦突破を果たしたい。 部長 杉本 進 監督 二村 薫 ①高田 隼(3年、磐田豊岡)178、79、左左 ②松下 侑矢(3年、磐田神明)166、68、右右 ③落合 航希(3年、磐田城山)169、66、右右 ④玉木 大翔(2年、磐田城山)164、55、右右 ⑤磯部 淳(2年、磐田城山)169、66、右右 ⑥宮崎陽美樹(3年、磐田城山)165、55、右左 ⑦下村 隼斗(2年、磐田城山)179、71、左左 ⑧柘植 裕斗(3年、磐田神明)163、60、右右 ⑨光
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⚽金沢戦 ホームで3戦ぶり白星を【J2磐田 第24節見どころ】
5日にホームで18位金沢を迎え撃つ。前節大分と引き分けたものの、今季最高の4位まで浮上した磐田は連敗中の相手を倒し、3試合ぶりの白星でホーム3連戦目を飾りたい。4月の前回対戦は2-1で競り勝ったが、追い上げを許した。横内監督は中盤の布陣に変化があると分析した上で「2トップとトップ下は起点にもなり、得点をかなり取れる選手がいる」と相手の前線を警戒する。 公式戦7連戦の4戦目となり選手の状態や疲労を考慮したメンバー編成になりそうだ。2戦連続で先制点を奪われてから追い付くドロー。MF山田は「(大分戦は)悔しい引き分け。個人的には行く気満々なのでいい準備をしたい」と話す。
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屋外無人搬送PRに力 EV使用 ヤマハ発関連会社、市場開拓へ
ヤマハ発動機と自動運転システム開発のティアフォー(名古屋市)の合弁会社イヴオートノミー(袋井市)は、自動運転EVを使った無人搬送サービス「イヴオート」のPRに力を入れている。これまでは難しかった工場や倉庫での屋外自動搬送を実現した新たなサービスだけに、市場開拓には認知度向上が急務。2030年までに国内外で売り上げ100億円を目標に掲げ、産業展示会への出展や多業種への売り込みで普及を図っている。 ヤマハ発のゴルフカーをベースにしたEVが立体的な地図情報を基に、センサーで障害物を感知しながら屋内外を無人走行し、部品や資材などを搬送する。凹凸のある路面や夜間の走行にも対応し、最大1・5トンをけ
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磐田市、静岡産大 大型店に「ルート」 買い物ついでに 歩いて運動を 子育て世代など設定へ
磐田市は静岡産業大と連携し、大型ショッピングモールの館内にウオーキングルートを設定するプロジェクトに取り組んでいる。天候に左右されない「手軽な運動」の一つとして買い物客らに取り入れてもらい、スポーツに親しんでもらう機会を増やす。 5月、同大の江間諒一准教授の生徒25人が開店前のららぽーと磐田(同市高見丘)を訪れた。学生らは、距離計測器を手に店舗の端から端までの距離や歩数、運動強度を示す「METs」を計測。階段の段数を数えるなどしてルート構築に向けて館内を歩き回った。 ルートは子育て・働き世代や運動していない大学生向けなど、ライフスタイルに合わせて複数用意する。江間ゼミ3年の轟大志さん(
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⚾熱海+浜松湖北佐久間分校 東西連合ナイン、夏舞台へ「感謝、プレーで示す」 高校野球静岡大会
熱海高(熱海市)と浜松湖北高佐久間分校(浜松市天竜区佐久間町)の野球部は昨年に続き、2日開幕した全国高校野球選手権静岡大会に連合チームで挑む。初戦は15日で、磐田南高(磐田市)とオイスカ浜松国際高(浜松市西区)の勝者と戦う。14人の球児は東西にまたがる距離の壁を越え、勝利を目指す。 連合チームは4月末に合同練習を開始した。部員は保護者らの協力の下、車で3時間以上かけて互いの練習場所に通う。 合同練習は週末のみで、チームはコミュニケーションを積極的に図る環境づくりを意識した。キャッチボールや打撃練習は、熱海と佐久間分校の部員でペアを組む。休憩時間はなるべく会話を交わした。今では、互いの高校
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豪雨被害支援へ 磐田市に12万円 プロボクサー川合さん
磐田市在住のプロボクサーで陶芸家としても活動する川合絢也さん(32)がこのほど、市役所に草地博昭市長を訪ね、台風2号に伴う豪雨被害を受けた市への寄付金12万6200円を届けた。 6月18日に行われた中日本スーパーバンタム級新人王トーナメント準決勝のファイトマネー全額を充てた。豪雨被害が集中した豊岡地区に住む川合さんは、堤防が決壊した敷地川付近で浸水害を受けた住宅の土砂のかき出しなどの作業を手伝った。試合に向けた減量中に取り組んだボランティア活動の中で「ファイトマネーを被災された方のために活用してもらおうと思った」という。「試合は判定負けで格好はつかなかったが、少しでも地元に貢献できれば」と話
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⚽静岡学園高首位を快走 高円宮杯U-18プレミアリーグ
サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグは2日、第10節8試合を磐田市のゆめりあなどで行った。西地区首位の静岡学園高は最下位の磐田ユースを4-1で下し首位を守った。静岡学園高は前半10分にMF福地瑠伊のゴールで先制。11分に磐田ユースのFW船橋京汰が決めて同点に追い付いたが、43分に静岡学園高のFW神田奏真のヘディングで勝ち越し。後半にも神田が2点を決めて快勝した。 ▽西地区 静岡学園高(23) 4(2―1 2―0)1 磐田ユース(5) 名古屋ユース(18) 2(1―0 1―0)0 横浜FCユース(7) 東福岡高(13) 3(2―2 1―0)2 神村学園高(鹿児島)(16)
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絵の具で自由に色塗って 絵本作家よこたさん 磐田で工作体験会
磐田市見付の市立中央図書館で1日、市内在住の絵本作家よこただいすけさん(50)の原画展に合わせ、段ボール工作のワークショップが開かれた。市内の幼児や小学生約30人が、よこたさんの手ほどきを受けながら巨大なネコのアートを作り上げた。 よこたさんは、アクリル絵の具で色付けした段ボールを数層重ね、動物や人物を立体的に表現する作品にも取り組んでいる。子どもたちは段ボールに思い思いの色の絵の具を塗り重ねたり、クレヨンや足跡などで模様を付けたりして制作を楽しんだ。胴体や頭、尻尾の各パーツを立体的にくっつけ、高さ2メートル、幅3メートルを超える大作を完成させた。 市立向笠小1年の田口寛斗君(6)は「筆
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⚽日本代表の伊藤 古巣でサイン会 磐田―大分戦観戦
サッカー日本代表のDF伊藤洋輝(シュツットガルト、磐田ユース出)が1日、ヤマハスタジアムで行われた古巣J2磐田のサポーターズクラブ会員限定サイン会に出席した。サイン会後は磐田-大分の試合を観戦した。 伊藤は6月20日の国際Aマッチ10試合目となったペルー戦でうれしい代表初ゴールを決めた。ドイツでのシーズンを終えたばかりだが、来季に向けた自身のキャリアについて「ステップアップできればしたい」とした上で、「チームとして必要とされていることも分かっている。残留争いはしたくない。シーズン最後の戦い方をすれば中位は狙える」と語った。
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東部有料2道、割引拡充 伊豆中央道と修善寺道路 徴収延長で検討 静岡県議会
静岡県議会6月定例会は30日、自民改革会議の望月香世子氏(静岡市清水区)と加畑毅氏(下田市・賀茂郡)、ふじのくに県民クラブの沢田智文氏(磐田市)と曳田卓氏(沼津市)が一般質問を行った。森貴志副知事は料金徴収期限の延長方針を示している伊豆中央道と修善寺道路について、地元の要望を踏まえて料金割引制度の拡充やETCの早期導入に取り組む方針を示した。加畑氏への答弁。 両道路の料金徴収期限は10月2日。翌3日からの無料化が決まっていたが、県は交通量の増加で渋滞が懸念されるとして6月定例会に徴収期限を延長する議案を提出している。川勝平太知事は同定例会初日の23日に延長期間が「33年程度」になると表明し
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⚽大分戦 主力戻りメンバー変更も【J2磐田 第23節見どころ】
1日にホームで2位大分を迎え撃つ。前節甲府と引き分けた5位磐田は、勝ち点4差の上位を倒して自動昇格圏に肉薄したい。 甲府と痛み分けに終わり、公式戦連勝は5で止まったが、6月は6戦負けなしと好調を維持。前節も主力組を温存し後半に追い付く互角の戦いをしただけに収穫はあった。中2日の大分戦では主力組が戻り大幅なメンバー変更もありそうだ。 中6日の大分は6戦負けなしと波に乗る。4月の前回対戦は追い上げたが、1―2で力負け。横内監督は「失点が少なく3バックから4バックと形は変わっているが安定している」と警戒。0トップ状態でボールサイドに人数をかける相手の攻撃にも注意が必要との認識を示した。
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「げんきでいてね」祖父母への絵手紙作りに挑戦 磐田・田原幼稚園
磐田市三ケ野の田原幼稚園の年長園児が30日、祖父母に送る絵手紙作りに挑戦した。絵手紙は敬老の日(9月18日)を前に、運動会の案内状とともに園から送付する。 講師の大場富恵さんの手ほどきを受けた園児12人は、ペンや絵の具を使ってトマトやパプリカ、キュウリなどの夏野菜をのびのびと描いた。「げんきでいてね」「だいすきだよ」「ありがとう」など、祖父母が喜んでくれる顔を思い浮かべながらメッセージも記入し、消しゴムで作ったはんこを押して完成させた。 鈴木心結ちゃん(6)は「ミニトマトがかわいいからたくさん描いた。いつもありがとうという気持ちを込めた」と声を弾ませた。
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通園バス乗降時、点呼や確認を 静岡県、置き去り防止マグネットシート配布 835施設に
牧之原市の認定こども園で昨年9月、園児が通園バス内で置き去りになり死亡した事件を受けて県は29日、子どもが車内に置き去りにされる事案を防ぐため、バスの乗降時の点呼や車内確認を促すマグネットシートをバディ幼稚舎(磐田市見付)に配布した。県は来週末までに、送迎を実施している県内の保育施設計835施設に発送する。 マグネットシートは、縦29・7センチ、横42センチ。赤色地に大きな文字で「みんなの確認で、こどもの命を守る。」と記されている。送迎に関わる職員をはじめ保護者や地域住民など多くの目に留まるよう、車両側面への掲出を求める。運転席付近に張り出すステッカーも用意した。 県こども未来課の職員が
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夫婦で共同執筆の小説 電子コミック原作に 慢性疲労症候群患う磐田の横山さん
激しい倦怠(けんたい)感などで日常生活が困難になる「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」を患う磐田市壱貫地の横山小寿々さん(47)=ペンネーム=が、夫の陽向晃央さん(50)=同=と共同で執筆した小説がこのほど、電子版コミックの原作として採用された。スマートフォンで漫画を楽しめるアプリ「LINE漫画」で閲覧できる。 タイトルは「恋愛偏差値迷走中~恋するマッスルパンケーキ~」。登場人物の設定や物語の展開などは横山さんが考案し、読みやすい文章にしていく校正作業を陽向さんが担当した。 2人はこれまで小説家になる夢を持ち、新人賞などのコンテストに応募。しかし、横山さんは2018年ごろか
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災害時の情報収集 ドローンで迅速に 磐田市と企業組合協定
磐田市は28日、企業組合フジヤマドローン(富士市、望月紀志代表理事)と災害時の支援協定を結んだ。ドローンを活用して迅速に被災状況の情報収集などを進めることで、早期の救助・復旧につなげる。 災害時には協定に基づき磐田市から要請を受けた会員がドローンで被災地域を空撮し、被害状況を調査する。映像を3次元解析し、崩れた土砂の流出量などを推定することも可能という。ドローンで孤立地域に医薬品や食料などの応急物資を運搬することも支援内容に盛り込んだ。 協定締結式で望月代表理事は「被災状況を撮影した映像を救助や復旧に役立ててもらいたい。災害時だけでなく、市のPRにも貢献できれば」と話した。草地博昭市長は
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⚾辻本投手(静岡高出)ヤマハ合流 光る制球力 7月都市対抗野球
社会人野球の第94回都市対抗野球大会(7月14日開幕、東京ドーム)に出場するヤマハ(浜松市)に頼れる戦力が加わった。補強選手として辻本宙夢[ひろむ]投手(26)=東邦ガス、静岡高出=が合流。自チームで出場を逃した悔しさはあるが、「ヤマハさんは優勝できる力のあるチーム。自分もそれに貢献したい」と気合が入っている。 室田監督は「コントロールが良く試合がつくれる投手。先発、中継ぎのどちらも可能」と心強く感じている。 投球スタイルに派手さはないが「大エース」と呼ぶにふさわしい経歴の持ち主だ。高3夏の静岡大会では2回戦(初戦)の延長15回引き分け、再試合を含む6試合43回⅔を投げ抜き甲子園に出場
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「妊娠期の伴走者に」 精神的ケア巡り磐田市が学習会
磐田市は27日、妊娠期の母親のメンタルヘルスケアをテーマにした学習会を市総合健康福祉会館iプラザで開いた。市内の助産師や市職員の保健師ら24人が、親としての自立を後押しするコミュニケーションなどを学んだ。 核家族化に伴う育児の孤立化による産後うつなど、母親の精神的なケアが課題となる中、官民が連携して妊娠中や産後の不安を解消する寄り添い型の子育て支援につなげようと初めて企画した。 講師を務めた浜松医大の斉本美津子助教は「産後にメンタルの不調を起こさないよう、妊娠期に母親になる準備や母子の愛着形成が必要」と強調。市が母子手帳交付時に回答を求めている妊婦質問紙票について、母親の妊婦を可視化して
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災害時の対応習得 磐田・富岡地区住民、避難所運営訓練
磐田市の富岡地域づくり協議会(藤田鉄士会長)はこのほど、避難所運営体験訓練を同市加茂の富岡交流センターで実施した。同協議会役員をはじめ地元の中学生など計71人が集まり、災害時に役立つ知識や技術を習得した。 頻発する災害に備え、富岡地区の住民の防災意識を高めるとともに各自治会の防災力強化を目的に開催した。参加者は、市消防署豊田分遣所職員の指導を受けて自動体外式除細動器「AED」の使用や水消火器を用いた消火訓練などに真剣な表情で取り組んだ。三角巾を使った応急手当てや毛布を用いた負傷者の搬送方法も学んだ。 訓練に先立ち、昨年9月の台風15号で浸水被害などが相次いだ同市豊岡地区の被災状況に関する
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被災河川の復旧事業 国に継続支援を要望 磐田市長ら
磐田市の草地博昭市長と同市の鈴木喜文議長は26日、梅雨前線と台風2号の接近に伴う記録的豪雨で堤防が再び決壊した同市の敷地川と越水した一雲済川水系に関し、復旧事業の継続的な支援を国に要望した。 草地市長らが国土交通省や財務省を訪ね、岡村次郎水管理・国土保全局長らに要望書を手渡した。県が実施する敷地川の復旧工事をはじめ、交付金事業の継続的な財政支援を要望。昨年9月の台風15号でも越水などの被害があった1級河川の一雲済川水系においても、同様の支援を求めた。
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災害時商工会が連携へ 県連合会と中東遠6団体協定
静岡県商工会連合会と中東遠地区の商工会6団体は26日、大規模災害や感染症流行時の連携協定を締結した。 6団体は菊川市、御前崎市、掛川みなみ、森町、浅羽町、磐田市の各商工会。地震や台風などで協定を結んだ商工会が被災した場合、職員派遣や物資提供を行う。会員事業者の被災状況の調査や相談窓口業務の代行、被災支援に関する情報提供などのサポートも想定している。 同日、御前崎市商工会で調印式が開かれ、県商工会連合会の前沢侑会長をはじめ6団体の会長が協定書に署名した。菊川市商工会の清水厚会長は「今後もよりよい商工会活動ができるように連携関係を深めていきたい」とあいさつした。
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トウモロコシ「大きい」 磐田の園児「甘々娘」収穫
磐田市加茂の豊田北部幼稚園は26日、近くの農家鈴木正裕さん(35)が管理する畑を訪れ、トウモロコシの収穫を体験した。年長園児26人は、甘みと粒の柔らかさが特徴の「甘々娘(かんかんむすめ)」を力いっぱいもぎ取った。 鈴木さんから「上に実っている大きなものがおいしいよ」と教わった園児らは畑に入り、悪戦苦闘しながらも自分の手でトウモロコシを収穫した。畑のあちこちから「大きい」「採れた」などと歓声が上がった。 収穫したトウモロコシは各家庭に持ち帰るほか、下級生の園児らに贈る。藤田あかりちゃんは「(トウモロコシを)引っ張るのが重くて大変だったけれど楽しかった。焼いて食べたい」と笑顔を見せた。
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浜北区の佐原さん SSクラス優勝 日将連浜松支部大会
日本将棋連盟浜松支部の6月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。88人が参加し、最強のSSクラスで佐原志依さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①佐原志依(浜北区)②高柳丞(同)③宇藤敬行(磐田市)▽S ①野中力也(中区)②村松泰司(東区)③岡本徳裕(磐田市)▽A ①原田惇平(静岡市)②山口昌行(中区)③藤原紳裕(御前崎市)▽B 鶴見晃輔(浜北区)②伊藤潔(中区)③高柳長男(掛川市)
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都内の高校生が生産者の声聞く 農業の課題、解決策探る 磐田
順天高(東京都)の生徒がこのほど、食農環境の変化を学ぶフィールドワークを磐田市内で実施した。多品目栽培の農家や農地保全に取り組む住民団体などの活動を見学し、農業の取り巻く課題や解決策を探った。 1~2年の6人は、同市大久保で茶園をブドウ農園に転換した左口博文さん(71)を訪ねた。左口さんは近年、お茶の需要が低下して茶の単価が安くなり、後継者不足が深刻化している現状を説明。「周辺はブドウ園がなかったので、地元の方に応援してもらえるのではないかと考えた。整備にコストがかかるので敷地内に小さな農園を作り、経営が成り立つのか実験を繰り返した」と話した。 同農園では、シャインマスカットなど5品種を栽培
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社説(6月24日)浜松、静岡大空襲 戦禍の記憶 継承注力を
6月18日未明の浜松大空襲、20日未明の静岡大空襲から78年が経過した。市街地を狙った米軍爆撃機B29の夜間焼夷[しょうい]弾攻撃で多くの家々が焼き払われ、幼い子どもも含め、合わせて3千人以上が亡くなった。郷土が巻き込まれた太平洋戦争の凄惨[せいさん]な事実を決して忘れてはならない。 戦争を体験した世代の高齢化が進み、記憶をいかに後世に伝えるかが差し迫った課題となっている。二度と戦争をしないとの強い意志を次代へ語り継ぐ必要がある。行政は民間の活動支援から一歩踏み込み、主導的な立場で戦禍の記憶の継承に注力すべきだ。 浜松市は本年度、戦後世代を対象に「次世代の語り部」育成を始める。戦争体験を
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啓発作品 静岡で審査 静岡県防犯協会連合会
静岡県防犯協会連合会はこのほど、全国地域安全運動や全国暴力追放運動で啓発に活用するポスター、標語、青パト活動写真の県内審査委員会を静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開いた。最優秀賞にポスターが静岡市清水区の団体職員藤井有花さん、標語が下田市立下田中1年の酒井琉希さん、青パト活動写真は磐田市の宮村博明さんを選んだ。 ポスターの部に37点、標語の部に501点、青パト活動写真の部に23点の応募があった。県警の水嶋春彦生活安全部長や常葉大教育学部の堀切正人教授ら10人が審査員を務め、作品を見比べた。 入賞作品は全国コンクールに出品する。優秀賞の受賞者は次の通り。 【ポスター】橋本摩耶(藤枝順心高
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磐田市の小中学校トイレ 洋式化60%超目標 25年度末
磐田市の山本敏治教育長は23日、市議会6月定例会一般質問で、小中学校のトイレ改修を進め、2025年度末までに洋式化率を60%以上まで引き上げる方針を示した。加藤公人氏(せいわ会)への答弁。 市内小中学校の洋式化率は22年度末時点で37・4%と県内自治体で最低。市教委はトイレ1カ所に洋式便器一つを置く方針で整備を進めてきた。しかし、休み時間に洋式トイレが混雑することが多いため、方針を見直して25年度までの3年間を重点整備期間として洋式化率60%以上を目指す。併せて、床の乾式化や手洗いの自動水栓化も進める。 山本教育長は「洋式トイレはブースが和式に比べて広いため、大便器の総数が減少することも考え
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JA遠州中央 2カ年計画承認 磐田で総代会
JA遠州中央は23日、通常総代会を磐田市上新屋の市民文化会館かたりあで開き、2024年までの経営戦略をまとめた2カ年計画や22年度事業報告など12議案を承認した。 2カ年計画では、各部会が産品ごとに生産強化に向けた計画作りを進め、農業所得の向上、産地の維持・拡大につなげる。主要産品の販売機能を強化するほか、地産地消を推進するため、地域ならではの農産物の生産拡大や新規出荷者の掘り起こしに取り組み、ファーマーズマーケット・直売所の活性化も図る。 鈴木政成経営管理委員会会長は「対話を通じて組合員の営農と暮らしの向上に取り組んでいきたい」とあいさつした。22年度決算は、事業総利益が66億4900万円
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豊田町スポ少3人 全日本卓球へ意気 磐田市役所訪問
今夏の全農杯全日本卓球選手権大会に出場する磐田市の豊田町卓球スポーツ少年の小学生3人がこのほど、市役所に山本敏治教育長を訪ね、健闘を誓った。 訪れたのは吉村風花さん(8)=浜松市立泉小3年=、小池真桜さん(9)=磐田市立豊田北部小3年=、小松原優那さん(7)=掛川市立中央小1年=。5月の県予選で、吉村さんと小池さんはカブ(小学3、4年)の部、小松原さんはバンビ(同2年以下)の部でそれぞれ上位に入り、全日本への出場権を決めた。全日本選手権は7月28~30日に神戸市で開かれる。 3人は「ベスト32に進んで勝ちたい」「一つでも多く勝ちたい」などと意気込みを語った。山本教育長は「自分自身に向き合
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大風量の小型ファンモーター アドビック(磐田市) 円筒形で局部早く冷却【静岡ものづくり最前線】
ファンと電動機が一体化していて、産業用機器の過熱を防ぐための冷却などに用いられる。鉄芯がなく、回転が滑らかなコアレスコイルを採用し、小型・軽量ながらも毎分1万4千回の高速回転を実現している。汎用(はんよう)性の高さも特徴。 直径3・6センチ、長さ4・5センチで、風量は毎分500リットル。ファンモーターは角形が一般的だが、円筒形にしたことで風を拡散させず、まっすぐ飛ばすことができる。熱源にピンポイントで圧力の高い風を当てることができ、冷却スピードも早くなるという。 送風だけでなく、空気を吸い込む力を生かし、防じん服内のちりを外部に漏らさないように回収するフィルター装置や、クリーンルーム内で
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働く世代の健康増進へ 磐田市、今秋からアプリ活用で実証実験
磐田市の草地博昭市長は22日の市議会6月定例会一般質問で、働き盛り世代の健康づくりを促すため、スマートフォンアプリを活用して生活習慣の改善を提案する実証実験を今秋にも始める方針を示した。芦川和美氏(志政会)への答弁。 実証実験では民間企業と連携し、健康診断の結果や食事、運動などの生活習慣の記録から人工知能(AI)が健康リスクを予測して改善策を提示するアプリを活用する。期間は来年度まで。対象は市内の中小企業の従業員を想定している。 糖尿病など生活習慣病の予防につなげ、健康寿命の延伸を目指す。草地市長は「改善の取り組みに応じてポイントを付与し、地域でサービスに交換できる仕組みを検討していく」
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ポーチやバッグ、手芸品展示販売 磐田のシニア愛好家団体
磐田市シルバー人材センターの手芸愛好家グループ「スターチスの会」はこのほど、手芸品の展示販売会を同市弥藤太島の豊田福祉センターで初めて開いた。 60~90代の会員6人が手編みのペットボトルフォルダーやポーチ、カードケースなど約500点を出品。キャラクターの生地を使った子ども用の手提げバッグや男女兼用のショルダーバッグなど実用的な作品まで幅広くそろえ、多くの来場者でにぎわった。 同会は昨年度、JR磐田駅北側のジュビロードで行われた軽トラ市にブースを出展。販売を通じて来場者と直接コミュニケーションが取れる魅力を感じたことから開催したという。市シルバー人材センター磐田事業所の粟倉猛所長は「展示
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磐田の野菜、幸えび おいしく 富士見小で「ふるさと給食」
地元食材を使った給食を楽しむ県の「ふるさと給食週間」に合わせ、磐田市富士見町の富士見小で21日、市内で陸上養殖されているバナメイエビ「幸(ゆき)えび」などを取り入れた給食が振る舞われた。児童ら約600人は、メニューを味わいながら地元の食文化に親しんだ。 献立は幸えびの唐揚げや磐田産のいちごジャム、タマネギやトマト、黄色パプリカなどをふんだんに使ったフランスの郷土料理「ラタトゥイユ」など。子どもたちは次々と口に運んで地元の味を堪能したほか、おかわりを求める姿も多かった。6年甲賀陽なのさん(12)は「もともとエビは嫌いだったけれど、幸エビはパリパリした食感でおいしかった」と笑顔をみせた。 配
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 16日は豆アジやタカベ、メジナ、カワハギ、ベラ、カサゴ、マダイなど。17日はタカベや小カマス、メジナ、小イサキ、カワハギ、アイゴ、スズメダイなど。18日は小サバや小アジ、小カマス、シマアジ、ショゴ(カンパチの幼魚)、メジナ、タカベ、マダイ、スズメダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでサバやイワシ、アジ。日中でもアジの回遊があった。スキンやハゲ皮のサビキ仕掛けやトリック仕掛けなど数種類用意したい。他にソウダガツオやカマスも釣れたが、数は少ない。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)01
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自然や命テーマ 力作50点 吉田 高井さん(磐田)イラスト展
磐田市のイラストレーター高井一暢さん(66)の絵画作品展が28日まで、吉田町のレストラン「グランドデイム」で開かれている。 高井さんは、自然や命をテーマにした創作活動をライフワークとしていて、今回は約50点を出品した。神秘的な宇宙の中に金色の観音菩薩(ぼさつ)像が浮かび上がるように描かれた作品や自然の美しさや命の大切さを問いかける力作が来場者の目を引く。高井さんは「自由に感じてもらい、ホッと一息ついてもらえたらうれしい」と話した。
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相続人代表者届出書 同姓同名 別人に送付 磐田市
磐田市は21日、死亡者の相続人に郵送する書類を誤って同姓同名の別人に送付するミスがあったと発表した。 市税課によると、12日に死亡者の固定資産税に関する書類を受け取る相続人を選出する「相続人代表者届出書」の依頼文書や、名寄帳など死亡者の固定資産が分かる書類を誤送付した。郵送書類を受け取った市民から16日に「心当たりのない手紙が届いた」と連絡があり、発覚した。 相続人代表者届出書の送付先リストを、誤って同姓同名の別人の住所で作成したことなどが原因という。同課はチェック体制の仕組みを見直し、再発防止に努めるとした。
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イラストレーター 高井さん作品展 吉田、28日まで
磐田市のイラストレーター高井一暢さん(66)の絵画作品展が28日まで、吉田町のレストラン「グランドデイム」で開かれている。 高井さんは長年、自然や命をテーマにした創作活動をライフワークとしていて、今回は約50点を出品した。神秘的な宇宙の中に金色の観音菩薩(ぼさつ)像が浮かび上がるように描かれた作品や自然の美しさや命の大切さを問いかける力作が来場者の目を引く。 高井さんは「自由に感じてもらい、ホッと一息ついてもらえたらうれしい」と話した。
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大雨被災者を支援 義援金11万円贈る 磐田、浜松LC
磐田、浜松の両ライオンズクラブ(LC)は21日、今月初旬に発生した記録的大雨の被災者の生活再建を支援するため、磐田市に義援金11万450円を贈った=写真=。 大雨災害を受けて会員から集めた浄財。磐田LCの座光寺明副会長らが市役所を訪れ、鈴木利幸会計管理者に目録を手渡した。磐田LCは発生数日後にも、災害ボランティア活動に役立ててもらおうと、市社会福祉協議会に熊手20本を寄贈した。座光寺副会長は「昨年の台風15号で浸水被害を受けたメンバーもいて、人ごととは思えない。何かできることはないかというみんなの気持ちを届けたい」と話した。 市は9月29日まで義援金を募り、被害の程度に応じて被災者に分配する
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「わ」テーマ作品展 25日まで磐田
磐田、浜松市の芸術愛好家らでつくる「わ・アート・遠江」の作品展が21日、磐田市見付の市立中央図書館で始まった。25日まで=写真=。 平和の和や地域の輪、会話の話など、メンバー15人が考える「わ」をテーマに絵画や写真、陶芸など計約50点を出品。太平洋戦争の記憶を表現した油彩画や孫の寝顔を描写したミクスドメディア、沖縄の海の中をイメージして描いた日本画など多彩な作品が並ぶ。喜怒哀楽の感情を表現したシーサーの陶芸品もあり、来場者の目を楽しませている。23日休館。
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社説(6月21日)災害ボランティア 受け入れ対応は柔軟に
新型コロナウイルス感染の拡大に伴い、感染防止のために制限していた災害ボランティアの受け入れについて、柔軟に対応してもいい時期にきている。 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)は2020年6月、内閣府の助言を受けてボランティアの支援は、被災した地域内での対応を中心に考えるという指針を示した。ただ、社会生活のあらゆる場面で感染対策は大幅に緩和され、移動制限もなくなった。観光地やイベント会場には人が押し寄せている。明らかに地元のボランティアだけでは対応できない被害状況では、迷わず広範囲に募集を呼びかけるべきだ。 22年には全国社会福祉協議会(全社協)が、ボランティアを募集する
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堤防決壊の対応確認 国交省浜松河川国道事務所で訓練
国土交通省浜松河川国道事務所は20日、大雨による天竜川と菊川の堤防決壊を想定した緊急対策シミュレーション訓練を浜松市中区の同事務所で行った。同省中部地方整備局管内の職員と地元建設業者約30人が参加し、緊急復旧と応急復旧の工程作成を練習した。 天竜川は磐田市内の左岸で漏水破堤が、菊川は菊川市内の左岸で越水破堤が起きたと仮定。速やかに住宅地への水の流入を止め、次の出水に備えた仮堤防を14日程度で築くため、作業手順、資材の調達、排水ポンプ車の配置、概算費用などをそれぞれ検討して資料にまとめた。 特に最初の破堤箇所の緊急復旧が最も難しく、職員たちは根固めブロックや土砂をどう積み上げるか、現場の地
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優良安全運転管理者ら表彰 磐田署と安全運転管理協会
磐田署と磐田地区安全運転管理協会はこのほど、磐田市上新屋のアミューズ豊田で、優良安全運転管理者らに表彰状を伝達した。 田中尉公署長と高橋芳隆会長が14事業所・72個人に表彰状や記念品を贈った。 主な受賞者は次の通り。 【磐田署長・磐田地区安全運転管理協会長連名表彰】優良事業所 静岡トヨタ自動車磐田店、東洋電装、三恵、社会福祉法人遠江厚生園 特別養護老人ホーム遠州の園、JSS磐田スイミングスクール、学校法人磐田東学園 磐田東中・高▽優良安全運転管理者 小沢忍(大弥精機)、鵜野森一(西遠ゴム工業)、小野祐樹(共和コンサルタント)、伊藤邦彦(共栄商会磐田事業所)、伊藤さゆり(ヤマセイ)▽優良
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園児が自然探検「アジサイきれい!」 磐田・のんべ道草の里
磐田市立豊岡こども園の年中、年長園児36人が20日、同市上野部の「のんべ道草の里」を訪ね、見頃の終盤を迎えているアジサイを見物するなど身近な自然と触れ合った。 園児は、近くに住む鈴木学さん(74)の案内で敷地内を散策し、至る所に植えられているピンクや青、紫色など色とりどりのアジサイを見て「きれい」と歓声を上げた。自宅観賞用にアジサイ狩りも行った。水辺近くでモリアオガエルを探したり、カマキリやバッタなどの虫を観察したりして、豊かな自然の中での探検を楽しんだ。 のんべ道草の里は、地元住民が遊休農地や山林を活用し、地域の憩いの場にしようと季節の花々などを手入れしている緑地。同園は園児に地域の自
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敷地川早期復旧や対策強化 静岡県に要望 磐田市議会せいわ会
磐田市議会会派のせいわ会は19日、梅雨前線と台風2号による記録的豪雨で堤防が再び決壊した同市の敷地川の早期復旧や、河川や道路など公共インフラの災害対策強化を県に要望した。 所属議員6人が県庁に勝又泰宏交通基盤部長らを訪ね、要望書を手渡した。敷地川の決壊再発防止対策と早期復旧、流域全体の治水対策のほか、県管理の公共インフラの災害リスク調査を実施し、安全対策や機能改善・強化を行うよう求めた。被災者への手厚い支援や、災害防止に向けた市との連携強化の必要性も強調した。 同会派の戸塚邦彦代表は「1年にも満たない期間に連続して発生した降雨災害で、被災者の疲弊は著しい。県にもインフラの早期復旧や市民の
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磐田・竜洋東小150歳 おめでとうの大合唱 「誕生日会」で記念歌披露
磐田市中平松の竜洋東小は19日、創立150周年を祝う「誕生日会」を同校で開いた。PTAや学校運営協議会、地元住民らでつくる実行委が企画。保護者が作詞作曲した記念歌を全校児童が斉唱し、地域一体となって節目を盛り上げた。 5、6年生の代表児童が進行役を務めた。児童約150人はバースデーソングを披露してクラッカーを鳴らした後、記念歌「150周年の絆」を声高に歌った。市イメージキャラクター「しっぺい」も駆けつけ、花を添えた。 同校では4月以降、朝の放送で記念歌を流し、児童全員が気持ち良く歌えるように取り組んできた。伊藤雅之校長は「150周年の歌を大切にし、さらにより良い竜洋東小にしてほしい」と
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7月22日 いわた夏祭 6年ぶりの通常開催
磐田市中心部の夏の風物詩イベント「いわた夏祭inジュビロード」の実行委員会は18日までに、今年の開催日を7月22日と決めた。コロナ禍や台風による中止・規模縮小を経て、6年ぶりに通常開催に戻す。 グルメや特産品などを販売する露店やキッチンカー、軽トラックなどの出店数は、規模を縮小した昨年の1・5倍を見込む。昨年は自粛を求めた会場内での飲食も可能にする。 ほかにも、静岡ブルーレヴズや静岡SSUボニータの選手によるトークショーや市内高校生のダンス披露など多彩な催しを展開する。パトカー、消防車など「働くクルマ」展示や、地元店舗の商品などが当たる浴衣姿の来場者限定のスタンプラリーも計画している。
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⚽ジュビロ磐田 若手勢い 札幌に逆転勝ち サッカールヴァン杯最終節
JリーグのYBCルヴァン・カップは18日、各地で1次リーグ最終節が行われ、A組の磐田は札幌に3-2勝利した。 1次リーグA組▽観衆10146人 ②札幌ドーム(1勝1敗) 磐田 2勝4敗(6) 3(0―1 3―1)2 札幌 3勝1分け2敗(10) (札幌は準々決勝進出) ▽得点者【磐】山本康(1)中川(1)古川(1)【札】ルーカスフェルナンデス(2)深井(PK)(1) 古川値千金 今季初ゴール 敗退が決まっている磐田は札幌に競り勝った。1次リーグ最終戦を飾り2勝4敗でルヴァン杯を終えた。 リーグ戦前節からスタメン全員を入れ替えた。前半2分、左サイドを突破されクロスのこぼれ球を
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静岡空襲「道に遺体 怖かった」 葵区で犠牲者追悼のつどい 経験者3人 悲惨さ訴え
戦災の伝承活動に取り組む市民団体「静岡平和資料館をつくる会」は18日、1945年に市民約2千人が亡くなった静岡空襲の「犠牲者追悼のつどい」を静岡市葵区の静岡平和資料センターで開いた。黙とうと献花を行ったほか、静岡空襲などの戦災を経験した3人が戦争の悲惨さを訴えた。 同区の小長谷実さん(95)、尾白み江さん(93)と磐田市の朝比奈正典さん(85)が語り部を務め、同会会員ら約20人が参加した。 旧国鉄静岡駅で働いていた小長谷さんは、空襲警報が鳴るたびに防空壕(ごう)への避難を繰り返した経験を語った。空襲後に駅前に出ると、街全体がすさまじい炎に包まれていた。街が燃え尽きた後には駅前から駿河湾や
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卓球Tリーグ・ノジマ杯 平野(沼津市出身)が優勝 伊藤下す
卓球の2024年パリ五輪シングルス代表の選考対象大会、Tリーグ・ノジマカップ最終日は18日、東京都北区の東洋大赤羽台キャンパス内で行われ、男子は張本智和(琉球)、女子は平野美宇(神奈川、沼津市出身)が優勝した。決勝で張本智は戸上隼輔(明大)に4-3、平野は伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)に4-3で競り勝った。 男子の3位決定戦は大島祐哉(東京)が吉村真晴(琉球)を4-1で破った。女子は5月の世界選手権個人戦シングルス銅メダルの早田ひな(日本生命)が大藤沙月(日本ペイント)に4-1で勝って3位となった。男子の森薗正崇(静岡)は準々決勝で敗れた。 今大会は成績に応じて五輪代表選考ランキングの
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4年ぶり本番へ入念 磐田吹奏楽団 25日定期演奏会
磐田吹奏楽団は18日、磐田市民文化会館かたりあで25日に開く定期演奏会「あじさいコンサート2023」(静岡新聞社・静岡放送後援)に向けた練習会を同市立野の青城交流センターで開いた。新型コロナ禍の影響で4年ぶりに開かれる本番に向けて、高校生から高齢者まで幅広い世代の団員たちが稽古に励んだ。 練習には約40人のメンバーが集い、音の強弱から細かな表現方法、曲に入るタイミングなどを入念に確認した。加藤悠祐団長(35)は「難しい曲を多く演奏するけれど頑張りたい」と意気込んだ。 演奏会は2部構成で、1部では「音楽祭のプレリュード」などの吹奏楽曲を多数披露する。2部では「リトル・マーメイド・メドレー」
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卓球Tリーグ・ノジマ杯 男子/森薗8強 女子/伊藤、平野も準々決勝に
卓球の2024年パリ五輪シングルス代表の選考対象大会、Tリーグ・ノジマカップ第1日は17日、東京都北区の東洋大赤羽台キャンパス内で行われ、女子は5月の世界選手権個人戦シングルス3位の早田ひな(日本生命)や伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)平野美宇(木下グループ、沼津市出身)、張本美和(ともに神奈川)らが18日の準々決勝に進んだ。世界選手権でダブルスを組んで銅メダルを獲得した木原美悠、長崎美柚(ともに神奈川)は敗退した。 男子は張本智和(琉球)戸上隼輔(明大)森薗政崇(静岡)らが8強入りした。今大会は成績に応じて五輪代表選考ランキングのポイントを獲得できる。 平野「いい入り」 伊藤は冷静対応
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バイクや船に興味津々 ヤマハ発動機など小学生向け体験教室 磐田
磐田市見付のワークピア磐田とヤマハ発動機は17日、キャリア教育事業の一環で、小学生向け体験教室「わんぱくチャレンジ」をアミューズ豊田(同市上新屋)で開いた。市内外の親子連れ計約100組が参加し、地元企業の取り組みや物づくりへの理解を深めた。 バイクの魅力発信と交通安全啓発を兼ねた「親子バイク教室」に参加した子どもたちは、周囲の安全を確認してバイクにまたがり、親に支えてもらいながらアクセルやブレーキの操作を練習。最後は直線コースを一人で走り、ライダー気分を存分に味わった。磐田中部小2年の藤原蓮さん(7)は「ペダルに足を両方乗せることができた。初めてバイクを運転して楽しかった」と笑顔をみせた。
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堤防決壊の磐田・敷地川 本復旧工事は予定通り実施 静岡県方針
静岡県袋井土木事務所は16日、梅雨前線と台風2号による記録的豪雨で堤防が再び決壊した磐田市の敷地川の災害復旧について、地元説明会を同市敷地の豊岡東交流センターで開き、昨年の台風15号での被災後に計画した日程、内容を変えずに本復旧工事を実施する方針を示した。10月中旬の着手を予定していて、同事務所は「なるべく早く完了できるようにしたい」と説明した。 進行中の応急復旧工事は、大型土のうの設置や川に堆積した土砂の掘削などが終わり、仮堤防を補強する鋼矢板の埋設が始まった。今後、コンクリートブロックの敷設なども行い、今月末ごろの完了を目指す。 本復旧工事は、決壊箇所付近の400メートルの区間で川幅
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記者コラム「清流」 神田の名を広げる菓子
磐田市最北部の神田地区に、フランス菓子のフロランタン専門店「神田リジエール」が開店した。取材は5月。もえぎ色の茶畑や新緑の山々に囲まれたのどかな農村風景と、ひさしやウッドデッキがオレンジ色のおしゃれな店構えが調和していた。店主の女性は「神田地区のことを多くの人に知ってもらいたい」と開業への思いを語った。 店主の父親が作るフロランタンを試食させてもらった。さくさくとした食感とほどよい甘さの中に感じるアーモンドやバターの風味がやみつきになりそう。「また来よう」「他の人にも味わってもらいたい」と思える仕上がりだった。 SNSや口コミで評判が広がり、既にギフトとして購入するリピーターもいるという
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被災地ボランティア 心構え伝授 磐田
磐田市社会福祉協議会とNPO法人大工村は14日、「災害復旧支援 技術系ボランティア養成講座」を同市合代島のカワイ本社で開いた。災害救援団体のNPO法人「災害救援レスキューアシスト」の中島武志代表理事が講師を務め、災害ボランティアコーディネーターら20人に作業のノウハウや被災地での心構えを伝えた。 中島代表理事は「水害時の最大の敵は湿気によるカビの発生」とし、床下の通気口にたまりやすい泥を優先的に撤去し、扇風機で乾燥させる対策を説明した。床板を上げる際は「住人の生活を想像し、なるべく生活路線は使えるようにしてほしい。再利用のイメージをし、むやみやたらに切ったり剝がしたりしないで」と呼びかけた。
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ゴキブリとの遭遇どう対処 生態知って冷静に 「ゴキブリスト」柳沢さんが指南【NEXTラボ】
「G」とも呼ばれ、避けられがちなゴキブリ。苦手な人にとっては受難の季節がやってきた。なるべく鉢合わせしないためには、その生態を理解しておくことが足掛かりになるかもしれない。新種を発見したり図鑑を出版したりとゴキブリの研究、広報に取り組み、「ゴキブリスト」を名乗る柳沢静磨さん(28)=磐田市竜洋昆虫自然観察公園職員=を訪ね、生態と、万一出合った時の対処法を教わった。 生態理解し冷静に 世界では約4600種、国内では柳沢さんが自ら発見した4種を含む64種が確認されている。その中で、本県の一般家庭に最も多く出没するのはクロゴキブリだ。年中暖かい設備と食べ物のあるレストランなどではチャバネゴキブ
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証明書を誤送付 磐田市消防本部
磐田市消防本部は15日、消防団協力事業所表示制度認定証明書の誤送付が1件あったと発表した。申請した会社とは別の事業者に発送した。証明書には、申請した会社に勤務する消防団員1人の氏名や住所などの個人情報が記載されていた。 同本部警防課によると、1日に申請を受け、8日に証明書を誤発送した。13日に証明書を受け取った事業者からの指摘で判明した。担当職員が送付用の封筒に、同時期に申請があった別の事業者の宛名を誤って印刷したという。同課は送付先の確認が不十分だったとしている。誤送付された証明書は受け取った事業者が申請した会社に届けた。
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大雨浸水被害 43件に修正 磐田市
磐田市は15日、梅雨前線と台風2号による記録的大雨の浸水被害を43件に修正した。8日に47件と発表していたが、罹災(りさい)・被災証明の申請を受けて実施した現地調査の結果を踏まえて更新した。
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14議案を上程 磐田市議会開会
磐田市議会6月定例会は15日開会し、会期を7月12日までの28日間と決めた後、総額4億9600万円を追加する2023年度一般会計補正予算案2件など14議案を上程した。一般質問は22、23日に9氏が登壇する。
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「高層火災」負傷者を救出 解体予定校舎で磐田消防が訓練
磐田市消防本部は13日、解体予定の磐田南高(同市見付)の旧校舎で、高層階アパートでの火災を想定した訓練を行った。本署と豊田分遣所の隊員計47人が参加し、情報伝達や逃げ遅れた負傷者の救出といった実践的な動きを確認した。 4階建て鉄筋コンクリート造りの旧校舎を高層階アパートに見立てた。1回目の訓練は2階一室から出火し、負傷者がいるとの想定。隊員らは、現場の状況を無線で情報共有しながら室内の温度や空気ボンベの残量、活動時間などを確認して進入し、素早く負傷者を外に運び出した。火災最盛期を想定した訓練では、延焼を防ぐために実際に屋外から放水を行った。 市消防本部市消防署の加藤克則署長は「訓練を通じて隊
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 6月6日はマダイやアイゴ、小アジ、ネンブツダイ、小イサキ、タカベ。7日はシマアジやタカベ、ネンブツダイ、小イサキ、カワハギ、シロギス、アジ、メジナ。8日はタカベやネンブツダイ、シマアジ、カイワリ、アジ、イサキ、ニザダイ、エイ。9日はネンブツダイやスズメダイ、アイゴ、ベラ。10日はカワハギやシマアジ、クロダイ、メジナ、タカベ、トビウオ、小イサキ、ネンブツダイ、ベラ、スズメダイ。11日は小アジやタカベ、ベラ、スズメダイ、小イサキ、ホウボウが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 青イソメを使ったシロギス釣りは伊東港周辺または伊東オレン
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市民が提出の申請書類紛失 磐田市
磐田市は14日、市民1人が提出した国民健康保険の療養費支給申請書類を紛失したと発表した。市民に謝罪し、当初の予定通り今月末に支給できるよう手続きを進めている。 国保年金課によると、4月27日に市役所の同課窓口で申請書類一式を受理。5月24日には申請書類を基にシステム入力を済ませた。今月6日、入力内容の確認で読み合わせを行おうとした際に書類の紛失に気づいたという。 書類には氏名や住所、被保険者番号など申請者の個人情報が記入されていた。
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殺人未遂容疑 男性を不起訴 地検浜松支部
静岡地検浜松支部は14日までに、磐田市内の知人男性宅で男性の首を手で絞めて殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで逮捕、送検された介護士の男性(31)=同市=について罪名を傷害に切り替えた上で不起訴処分とした。13日付。処分理由は明らかにしていない。
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早急な復旧、支援 静岡県議会議長に要望 磐田市議会・志政会
磐田市議会最大会派の志政会は14日、昨年9月の台風15号に続いて、今月2日の記録的豪雨で市内が甚大な被害に見舞われたことを受け、河川の早急な復旧や被災者の生活再建支援を県に働き掛けるよう、県議会の中沢公彦議長に要望した。 所属議員4人が県庁を訪れ、要望書を手渡した。再び堤防が決壊した敷地川について、応急復旧の早期完了に加え、本復旧では川の線形変更も含めた抜本的な河川改修の検討を求めた。越水による浸水害をもたらした上野部川などに残った土砂の緊急点検や撤去を急ぐ必要性も指摘。1年足らずで2度も被災した住民や市町に対する新たな支援事業の要望も盛り込んだ。 同会派の秋山勝則代表は「2回目の被災で
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17日から卓球Tリーグ個人戦 森薗ら静岡ジェードいざ初陣
卓球Tリーグの個人戦は17、18日、都内で行われる。男子に新規参戦する静岡ジェードからは選手兼監督の森薗政崇(BOBSON)、松下大星(クローバー歯科カスピッズ)、横谷晟(愛工大)が出場する。 チームは5月中旬から、静岡市葵区の旧足久保小で本格始動。3人のほか龍崎東寅(三井住友海上火災保険)と、坂井雄飛(愛知・愛工大名電高)、三木隼(山口・野田学園高)の高校生2人も加入した。今回は個人戦ながら静岡ジェードとしての“初陣”になる。 男女ともリーグのトップ選手24人による7ゲームマッチのトーナメント戦。パリ五輪シングルスの代表選考会にもなっていて、女子には選考ポイント
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「つらい時 子どもの居場所に」 漫画家寺田さん 磐田市教委に新作寄贈
治療法が確立されていない指定難病「好酸球性胃腸炎」を患う漫画家寺田浩晃さん(28)=磐田市福田=がこのほど、市役所を訪れ、自身の新作コミックを市教育委員会に贈った。 寄贈したのは、4月発売の「黒猫は泣かない。新装版」(双葉社)と「三途(さんず)の川アウトレットパーク①」(小学館)の2作品計164冊。市教委を通じて市内の小中学校や放課後児童クラブ計82校に配布される。 寺田さんは幼少期にいじめを経験し、学校に居場所がないことに悩んだ。2019年には難病を発症。現在も闘病を続けながら作品を描き続けている。寺田さんは「つらいことや耐えられないことがあった子どもたちの居場所として、書籍が一つの選択肢
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自治体DX推進へ 電通系2社と協定 磐田市
磐田市は14日、広告最大手の電通グループの子会社2社と、自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けた連携協定を結んだ。2社の知見を生かし、デジタル技術による「書かない・行かない窓口」の整備などを進め、市民の利便性向上や業務の効率化につなげる。 市と協定を締結したのは電通東日本と電通国際情報サービス(ともに東京都)。両社は全国各地で自治体と連携したDX推進に取り組んでいる。同市では「書かない・行かない窓口」の整備、職員の働き方改革、文書のペーパーレス化という三つのプロジェクトにアドバイザーとして参加する。スポーツ分野などデジタル技術を活用した地域活性化への助言、情報提供も行う。
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発達支援の相談体制拡充 磐田市 悩み多様化、多職種が連携 待機期間の解消も
磐田市は市発達支援センターはあと(同市国府台)の相談体制を拡充している。子どもの発達の偏りに加え、不登校や複雑な家庭環境など相談内容の多様化を受け、複数の専門職を新たに配置。多職種が連携して対応することで、相談までの待機期間の解消も図った。 市総合健康福祉会館iプラザ内にある同センターは、発達障害などがある18歳までの子どもや家族らの相談を受け、支援方法を提案して関係機関につなぐ役割を担っている。相談件数は年間2400~2700件に上る。 相談内容の多様化に伴って、2021年度には相談までの待機期間が最大3カ月に。待機期間の短縮に向け、22年度に臨床心理士2人を増員した。それでも2週間~1カ
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⚽静岡県内J4クラブが児童招待 7月ホーム戦「最高の思い出を」
サッカーJリーグの静岡県内4クラブは7月に県内の小学校に通う児童と保護者をホームゲームへ招待する企画「ふじのくにスポーツふれあいパスポート」を実施する。4クラブの代表者が13日、県庁を訪れ、池上重弘教育長に報告した。 企画はコロナ禍だった2021年に始まり今年で3年目。訪問したのは、J2清水エスパルスの山室晋也社長、ジュビロ磐田の浜浦幸光社長、藤枝MYFCの徳田航介社長、J3アスルクラロ沼津の高島雄大社長、静岡県民共済生活協同組合の渡辺隆一理事。 山室社長は「Jリーグの素晴らしさを体験できる。最高の思い出をつくって」とPR。浜浦社長は「パフォーマンスで感動を共有できるところを見せたい」と
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昨秋台風15号で応急復旧の50カ所 再被害確認 静岡県土木施設
静岡県は13日、昨年9月の台風15号で被災し応急復旧工事を行った県管理の河川護岸や道路など公共土木施設計329カ所のうち、今月上旬の台風2号により50カ所で土のうが流出するなどの再被害が確認されたと明らかにした。 県によると、50カ所のうち応急復旧工事の土のうが全て流出したのは20カ所、一部流出は25カ所、一部沈下は5カ所。河川護岸が43カ所で、残りは川沿いの道路だった。再び決壊した磐田市の敷地川護岸など、被害が大きかったり人家が近かったりする危険箇所は現時点で十数カ所確認されているといい、監視態勢を強めていく。土のうを積み直すなどの復旧工事は、いずれも6月中の完了を目指すという。 この
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園児の花束 磐田署笑顔に 日頃の感謝込め「花の日」に訪問
磐田市国府台のこうのとり保育園の年長園児がこのほど、磐田署を訪れ、日頃の感謝の気持ちを込めて花束と手紙を贈った。感謝の思いを示すキリスト教の行事「花の日」(6月第2日曜日)にちなんだ行事。 年長園児25人が、治安維持活動や交通安全指導などを通じて子どもたちを守る警察官に「いつも守ってくれてありがとう」と、大きな声で感謝の気持ちを伝えた。アジサイやキクなど鮮やかな生花を束ねたブーケのほか、折り紙でチューリップをあしらった手紙を田中尉公署長に手渡した。 田中署長は「お花だけでなく、みんなからパワーをもらった。交通事故に気をつけて元気に過ごしてほしい」と呼びかけた。 署の前にはパトカーや白バ
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災害情報収集でアプリ活用 市民投稿で迅速に 磐田市、JX通信社と協定
磐田市は本年度、デジタル技術を活用して災害情報を収集する取り組みを強化している。12日には、ニュースアプリなどを手がけるJX通信社(東京都、米重克洋社長)と連携協定を締結。市民が身の回りのリスクを投稿し、リアルタイムに閲覧できる同社のアプリの利用を促すことで、被害状況把握の迅速化を図る。 昨年9月の台風15号による市内の甚大な浸水害や土砂災害は夜間の発生だったため、市は被害情報の収集に悪戦苦闘した。この教訓を踏まえ、4月から人工知能(AI)がSNS上に投稿された災害情報を自動集約する同社のシステム「ファストアラート」を試験導入。今月の台風2号に伴う豪雨の際に被害状況の把握に活用した。 連
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全国“走破” 終わらぬ挑戦 47都道府県でマラソン大会入賞達成 磐田の68歳北沢さん
磐田市立野の市民ランナー北沢正孝さん(68)は今春までに、47都道府県全てのマラソン大会で入賞を果たした。定年退職を機に全国各地のレースに挑戦。免疫疾患を抱えながらも、仲間と支え合い8年かけて偉業を達成した。「自分の取り組む姿勢がシニア世代を元気づけ、挑戦する人の背中を押すきっかけになれば」と話す。 高校教諭を退職後、2015年8月から健康のためにランニングを始めた。3カ月後には地元のジュビロ磐田メモリアルマラソン5キロの部に初出場し、7位になった。「入賞の6位まであと40秒差だったので悔しかった」。中学、高校と陸上部だった北沢さんの心に再び火がついた。 毎朝12キロ走り、練習後は40分
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静岡県の有権者数302万1155人 3月から3565人減 6月1日時点
静岡県選挙管理委員会が6月公表した選挙人名簿登録者数(基準日1日)は302万1155人(男148万4889人、女153万6266人)で、3月1日の前回定時登録と比べて3565人減少した。 増加したのは4市区町で、浜松市浜北区109人、磐田市44人、清水町30人、浜松市北区13人だった。 減少数が多かった市区部は静岡市清水区545人、静岡市葵区277人、沼津市195人、浜松市中区と同西区の各164人など。町部は長泉町61人、西伊豆町57人など。
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掛川の石野さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の6月大会が10日、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。85人が参加し、最強のSクラスで掛川市の石野俊夫さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①石野俊夫(掛川市)②佐原志依(浜北区)③加賀照久(島田市)④門奈拓巳(東区)⑤宇藤敬行(磐田市)▽A ①須山佳宏(南区)②野中力也(中区)③藤平悠太(同)④戸塚勝治(磐田市)⑤門奈光(東区)▽B ①杉田大和(浜北区)②高柳正芳(同)③山元一雄(磐田市)④渥美良純(北区)⑤大庭悦治(磐田市)▽C ①鈴木与四郎(西区)②鈴木淳平(浜北区)③泉龍一(西区)④大橋優征(浜北区)⑤伊藤龍(同)▽D ①志村正雄(袋井市)②松尾謙
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遠州織物の魅力に触れる 磐田でマーケット
遠州地方の綿織物の魅力を紹介し、普及を図るイベント「綿の産地フェア はままつ染め織りマーケット」(県繊維協会主催)が10日、磐田市上新屋のアミューズ豊田で開かれた。 遠州織物の製造や販売を手がける市内外の16社・団体が出展。生地やバッグ、ストールなど多彩な商品が並び、多くの地元住民でにぎわった。天龍社織物工業協同組合は、独特の畝(うね)が特徴的なコーデュロイ生地を使った衣類やポーチを紹介した。 会場には組みひもを作る「製紐機(せいちゅうき)」や手織り機の実演・体験コーナーもあり、来場者は生地の魅力や風合い、地域伝統産業に触れた。
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⚽昨季指揮官の敵将と対決 敵地で仙台戦【J2磐田 見どころ】
11日に敵地で7位仙台と対戦する。前節秋田を倒して3試合ぶりの白星を挙げた6位磐田は勝ち点で並ぶ相手を下して連勝し、自動昇格圏への足掛かりをつくりたい。 仙台を率いるのは、昨季途中まで磐田の指揮官を務めた伊藤監督。直近5試合負けなしと波に乗る。手の内を知る敵将に対し、横内監督は「相手の攻撃は緻密だが、守備のベースを出せれば、可変しても対応できる」と強調する。前後半の入り、セットプレーには特に注意を払いたい。 天皇杯2回戦で2得点に絡み勢いに乗るMF古川は「(伊藤監督の)緻密な戦術に負けないように自分の長所を出す」と得意のドリブル突破で好機をつくるつもりだ。
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磐田など3市交付税前倒し 総務省、9月分計15億円
総務省は9日、記録的な大雨被害に遭った磐田市など3市に、9月分の普通交付税計15億7400万円を12日に前倒しで配分すると発表した。内訳は茨城県取手市6億900万円、磐田市5億2400万円、和歌山県海南市4億4100万円。 自治体の財源不足を補う普通交付税は原則、4、6、9、11月の年4回に分けて配分する。6月分は今月2日に配った。
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8~9日 静岡県内大雨 目立った被害なし
梅雨前線や低気圧の影響で、静岡県内は8日夜から9日午前にかけ、激しい雨が降った所があった。下田市などには土砂災害警戒情報が発表された。県によると、一部の道路で土砂崩れが発生したものの、人的、物的被害はなかった。 気象庁の観測で、9日午後3時までの24時間雨量は伊豆市天城山で209ミリ、御前崎市で156・5ミリ、東伊豆町稲取で135ミリなど。気象台と県は一時、下田、御前崎、南伊豆の3市町に土砂災害警戒情報を発表した。 2日からの記録的大雨で地盤が緩んでいる恐れがあるため、各市町は避難情報を発表したり、自主避難を呼びかけたりした。県のまとめでは下田市、浜松市、南伊豆町が避難指示、沼津、三島、
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磐田市議会 災害等対策会議 避難情報発令の経緯説明
磐田市議会は9日、甚大な被害が発生した台風2号などによる大雨に対する市の対応を確認する災害等対策会議を開いた。草地博昭市長は敷地川の決壊前に避難情報を発令した経緯や応急復旧工事の進め方などを説明した。 市は2日当時、敷地川の定点カメラの映像や県袋井土木事務所が観測した水位変化の情報などを元に、決壊から約1時間40分前に最も警戒レベルの高い「緊急安全確保」を発令。草地市長は前年の台風15号の被害を念頭に「昨年よりスムーズに避難情報を出せたが、堤防が再び決壊したことは非常に心を痛めている」と述べた。 敷地川の決壊原因には、増水した川の流れで河床が削り取られる「洗掘(せんくつ)」が起きたことなどを
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⚽ジュビロ磐田 鈴木海音選手「欧州遠征 成長したい」U-22代表選出【J's HERO】
鈴木海音選手が、欧州遠征に臨むU-22日本代表のメンバーに選出されました。遠征先ではイングランド、オランダの同世代代表チームと対戦します。 鈴木選手は「相手の招集メンバーを見ても本気なのが伝わるし、プレミアリーグで主力として試合に出ている選手もたくさんいるので、そこを抑えられたらまた自信になると思う。成長して帰ってきたい」と語りました。 親子をホーム試合に招待 7月1日にヤマハスタジアムで行われる大分戦で、小学生親子500組1000人をご招待。詳しくは静岡県内の全小学校に配布されるチラシをご覧ください。
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「敷地川3度目決壊」懸念 磐田・敷地川、住民早めの避難で備え
9日にかけて大雨が予想される中、梅雨前線と台風2号による記録的豪雨で堤防が再び決壊した磐田市の敷地川では8日も、静岡県による応急復旧工事が急ピッチで進んだ。ただ、予定する工事が全て終わっていないため、地元住民は早めに避難するなど水害への警戒を強めた。来週には台風3号の接近も予想され、3度目の決壊を心配する声が漏れた。 住民たちは台風2号で浸水被害に遭った自宅の復旧作業の手を止め、大雨への備えを優先した。40代の会社員女性は日中、庭に置いていた農作業用の機械を作業小屋に移動するなどして浸水に備えた。「3度目の決壊があると考えて行動し、夕方には親戚の家に家族で避難する。台風3号の接近で来週まで
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大雨被災者に無料電話相談 県弁護士会
梅雨前線と台風2号の影響で県内各地に被害をもたらした2日の大雨災害を巡り、県弁護士会(杉田直樹会長)は8日、県庁で記者会見し、被災者向けの無料電話相談窓口を開設したと発表した。被災状況や復旧に関係した困り事、支援制度に関する問い合わせなどの相談に応じる。 平日の午前10時から午後4時まで。希望者は<電054(204)1999>に申し込む。受け付け後、担当弁護士が折り返しの電話をかけて相談に応じる。同会によると、昨年9月の台風15号では同様の電話相談窓口に約250件の相談が寄せられたという。10日には、磐田市と沼津市で個別面談による生活再建相談会も開催する。 記者会見で杉田会長は「自らの被災状
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中電、電気料金支払期日 1カ月延長の措置 台風2号被災地域対象に
中部電力ミライズは8日、梅雨前線と台風2号に伴う記録的な大雨で被災した地域に対し、一般家庭の電気料金支払期日を1カ月延長するなどの特別措置を実施すると発表した。 対象となるのは災害救助法が適用された磐田市と、隣接する浜松、袋井、森の各市町。救助法適用日以降に支払期日を迎える5月分の料金と、6~8月の料金をそれぞれ1カ月延長する。被災後から継続して電気を使用していない場合は、7~12月の6カ月間に限って料金を徴収しない。 特別措置を希望する利用者は同社カスタマーセンター<電0120(921)697>へ。
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15日から定例会 磐田市議会
磐田市議会は8日、議会運営委員会を開き、6月定例会の日程案を15日から7月12日までの28日間と決めた。総額4億9600万円を追加する2023年度一般会計補正予算案(2件)など14議案を審議する。 一般質問は22、23、26日の予定。補正予算案には「書かない・行かない窓口」の整備など自治体デジタルトランスフォーメーション(DX)関連の事業費を盛り込んだ。
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建物浸水被害 磐田市内47件 敷地川周辺に多く
磐田市は8日、梅雨前線と台風2号による記録的豪雨で、市内建物の浸水被害が47件に上ったと発表した。このうち30件は、堤防が決壊した敷地川周辺だった。 床上浸水は19件、床下浸水は28件。罹災(りさい)・被災証明の申請を受けて実施した現地調査の結果を踏まえて件数を更新した。申請の状況次第で、今後も増加する可能性があるという。
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「来季は優勝目指す」 ブルーレヴズ社長ら 浜松市長に成績報告
ラグビーのリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの山谷拓志社長と矢富勇毅選手が8日、浜松市役所に中野祐介市長を訪ね、創設2年目のシーズン結果を報告した。 今季は5勝9敗2分け(勝ち点30)で、昨季と同じ12チーム中8位にとどまった。一方で、ヤマハスタジアム(磐田市)で行われた最終節では1万2203人の観客動員数を記録し、ホストゲームの総観客数も昨季から2倍増の4万2797人に上った。 山谷社長は「接戦や引き分けなどで勝てた試合を落としてしまった。来季はプレーオフ進出のベスト4に入り、優勝を目指したい」と意気込みを語った。中野市長は「地域活動に協力してくれているブルーレヴズを、浜松を挙げて応援したい
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災害復旧へ費用追加 補正予算を専決処分 磐田市
磐田市は8日、梅雨前線と台風2号による豪雨被害を受け、被災したインフラの復旧や被災者支援などの事業費として総額2億7400万円を追加する2023年度一般会計補正予算を専決処分したと発表した。 道路や河川、林道などの復旧に計2億4200万円、生活再建支援金の支給、応急住宅修理の負担、借り上げ型応急住宅の提供などの被災者支援に3200万円を充てた。
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磐田市 みなし仮設 無償提供 豪雨被害 市独自で対象拡大
磐田市は、梅雨前線と台風2号による記録的豪雨で自宅が被害を受けた市民への支援として、借り上げ型応急住宅(みなし仮設住宅)の利用申し込みを受け付けている。市が民間賃貸住宅を借り上げ、無償で被災者に提供する。 入居期間は最大1年間。駐車場利用料、光熱水費、自治会費は自己負担になる。 災害救助法では、提供が受けられるのは罹災(りさい)証明で全壊判定されるか、半壊判定でも流入した土砂や流木で自宅が利用できない場合に限られるが、市独自で床上浸水の被害に遭った人や、土砂災害特別警戒区域・土砂災害警戒区域内の住民などにも対象を広げた。罹災証明書の発行前でも申し込みできる。 市は8日までに、市内のアパート計
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義援金、寄付金募る 9日から 磐田市
磐田市は9日、梅雨前線と台風2号による豪雨災害への義援金と寄付金の募集を始める。指定口座への振り込みを求める。 集まった義援金は被災者に直接分配し、寄付金は市が行う災害復旧や被災者支援の事業などに活用する。振込先の口座番号などは市ホームページに掲載した。 問い合わせは市会計課<電0538(37)4817>へ。
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磐田の「幸えび」 万博弁当に採用 全国34市町、世界へPR
2025年大阪・関西万博を盛り上げようと、全国の市区町村長でつくる「万博首長連合」が7日、東京都内で開いた総会で、全国34市町の食材を使った「万博弁当」を発表した。会長を務める大阪府松原市の沢井宏文市長は総会後、記者団に「万博を訪れた世界中の方々に食べてもらい、地域のPRにつなげたい」と意気込みを語った。 広島県尾道市の「せとだエコレモン」や、新潟県村上市の「塩引きザケ」をはじめ、万博の趣旨に賛同する全国の自治体から特産品を持ち寄り、和牛ばら肉の赤ワイン煮込み、穴子の棒ずしなど計23品目の料理を盛り付けた。 静岡県内からは、磐田市で陸上養殖されているバナメイエビ「幸えび」を採用し、中華料
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J2磐田の選手「早期の復旧を」 支援金募る 台風2号大雨
サッカーJリーグ2部(J2)ジュビロ磐田の選手会は7日、磐田市のヤマハスタジアムで、浸水被害が出た同市をはじめ台風2号による被害を受けた地域への支援金募金活動を行った。天皇杯のカマタマーレ讃岐戦前に、選手11人が来場者に協力を呼びかけた。 集まった募金の一部はホームタウンの行政窓口に寄付する。28日午後7時から同会場で行われるヴァンフォーレ甲府戦前にも活動を行う。クラブは「被災された皆さまには謹んでお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧と日常が戻ることを心よりお祈り申し上げる」とコメントした。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5月30日はシマアジやタカベ、ネンブツダイ、小アジ。31日はネンブツダイやアジ、シマアジ、スズメダイ、タカベ。6月1日もアジやシマアジ、タカベ、ネンブツダイ。2、3日は台風の影響により休園。4日はネンブツダイやアジ、小イサキ、タカベ、カマスが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス。形は小さいが数が増えてきた。サビキ釣りのアジやイワシも少しずつ大きくなっているため、仕掛けは3~5号でサイズの違うものを用意しておくと対応できる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船
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豪雨被害緊急支援 公明党静岡県議団、副知事に要望書提出
静岡県議会会派の公明党県議団は7日、今月2~3日の記録的な豪雨により県内各地で発生した災害について、早期復旧を求める緊急の要望書を出野勉副知事に提出した。 要望書には、決壊した磐田市の敷地川の護岸や寸断された道路の早期復旧、土砂崩れの再発防止、河川復旧などへの予算確保を盛り込んだ。昨年の台風15号で被災した箇所の復旧を早めることや河川ライブカメラの増設、被災者の生活再建支援などを強く求めた。 蓮池章平団長は「激甚災害指定も視野に動いてほしい」と要請し、出野副知事は「昨年の被災箇所の再点検をした。復旧に向け迅速に対応する」と応えた。
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磐田・敷地川 国交省が調査 復旧へ技術的支援 台風2号大雨
梅雨前線と台風2号による記録的大雨で堤防が決壊した磐田市の敷地川で7日、国土交通省の災害緊急調査が行われた。県は今後、同省から技術的支援・助言を受けながら、堤防の復旧計画を検討する。 国交省防災課の三浦剛志災害査定官が、県袋井土木事務所の担当者らから被害状況などの説明を受けながら現場を見て回った。大型土のうの設置が進み、鋼板の埋設なども予定する応急復旧工事の様子も視察した。 三浦災害査定官は「大きな災害だと感じた。決壊はいろんな要因が重なったと思う。(県には)まずメカニズムをきっちり究明し、それを抑えられる対策を検討してほしい」と述べ、国交省として工法のアドバイスなどで協力していく方針を
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被災者に支援紹介 10日、磐田で制度説明会
梅雨前線と台風2号による豪雨災害を受け、磐田市社会福祉協議会は10日午前10時から、被災者向け支援制度の説明会・個別相談会を同市敷地の豊岡東交流センターで開く。参加無料。 県弁護士会の会員が住宅応急修理への補助や災害援護資金の貸し付け、各種ローンの減免などの支援制度を活用するための手続きについて説明する。午前11時~正午と午後1~3時には質疑や個別相談を受け付ける。 予約不要。問い合わせは市社協<電0538(37)9617>へ。
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磐田市、罹災証明迅速化へ 豪雨被害住宅の実地調査
梅雨前線や台風2号接近に伴う記録的豪雨で浸水などの被害を受けた磐田市の豊岡地域で、市職員が被害を受けたことを示す「罹災(りさい)証明書」の発行に向けた実地調査を進めている。被災者の生活再建に向けて迅速な発行を目指す。 罹災証明は被災者向けの各種支援金の給付や制度の利用時などに必要となる。市によると、昨年9月の台風15号では、被災者が自宅の片付けを優先するために申請が遅れた事例があったという。市は被災者の負担軽減を目的に、申請をしていない住宅について被害状況の調査と申請受け付けを同時に行っている。 仮堤防が決壊した敷地川周辺の住宅には6日も市職員が訪ね、浸水の深さや内壁・外壁の損傷などを調べた
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掛川・三熊野神社大祭写真コン 磐田の河合さん 特選
掛川市の三熊野神社大祭を題材にした「第26回おまつり写真コンテスト」(掛川観光協会大須賀支部、静岡新聞社・静岡放送主催)の作品展が30日まで、同市西大渕のプラザ大須賀で開かれている。応募のあった全295点を展示している。 コンテストの開催は4年ぶり。特選は磐田市の河合敦史さん。祭りを楽しむ2人の子どもを撮影し、構成や子どもの表情が評価された。準特選は森町の丸山俊治さんと藤枝市の小沢大介さんだった。 このほかの受賞者は次の通り。 観光協会大須賀支部会長賞 袴田保(袋井市)▽静岡新聞社・静岡放送賞 佐原正人(愛知県津島市)▽掛川みなみ商工会長賞 安池信隆(静岡市)▽遠州横須賀倶楽部城代賞 浦田光
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作風多彩 一字書の大作も 磐田市書道連盟作品展
磐田市書道連盟(伊藤千勝会長)の作品展(静岡新聞社・静岡放送後援)が7日、同市見付の市立中央図書館で始まった。11日まで。 会員20人がこの1年間で手がけた新作を中心に計36点を出展した。漢文や和歌、近代詩文、篆刻(てんこく)など、多彩な作風の作品が並ぶ。「舞」「備」などと揮毫(きごう)した一字書の大作も注目を集めている。 明治三筆の一人とされる書家日下部鳴鶴や江戸時代の儒学者亀田鵬斎の書など、会員所蔵の作品も展示している。
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静岡県内浸水害700件超、2人を災害死認定 台風2号
梅雨前線と台風2号による記録的な大雨で、静岡県が確認した住宅などの浸水害は6日までに、724件となった。県は死亡が確認された浜松市と磐田市の男性2人について、両市が災害死認定をしたと発表した。 静岡県によると、6日現在の住宅の浸水害は床上が176件で、床下が548件。市町別では沼津市の被害が最も多く、床上で100件、床下は200件確認されている。 災害死認定されたのは、浜松市北区引佐町の倒壊家屋で発見された水野真彰さん(35)=同市=と袋井市の海岸で見つかった浅岡義方さん(74)=磐田市=。県などは死因を明らかにしていない。
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決壊の堤防、月内復旧へ 磐田・敷地川を川勝知事視察「原因説明する」
静岡県内各地に土砂災害や浸水害をもたらした梅雨前線と台風2号による記録的な大雨で、川勝平太知事は6日、応急措置中の仮堤防が決壊した磐田市北部の敷地川の現場を視察した。昨年9月の台風15号と同じ場所で、土のうを積むなどの措置を講じていた。川勝知事は「3度目があっては絶対にならない。決壊した原因を住民に説明する」と述べた。県は堤防の強度を高める復旧工事を6月末までに完了する予定。 鉄板二重設置 高強度へ工事 敷地川は2日午後6時ごろに決壊し、周辺家屋など29件が床上・床下浸水したほか、農園などに被害が広がった。川勝知事は、磐田市の草地博昭市長と定点カメラの画像と照らし合わせながら被害状況を確認
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中小の復旧へ 制度融資開始
静岡県は6日、梅雨前線と台風2号に伴う大雨で被害を受けた中小企業向けに県制度融資「中小企業災害対策資金」と保証料補助制度の取り扱いを始めた。 復旧に必要な設備資金や運転資金として、5千万円を上限に融資する。期間は10年以内。融資利率は県が年0・47%補助し、年1・5~1・6%。 直接被害に対する保証料率は県補助後で年0・15~0・60%。災害救助法の適用を受ける磐田市の事業者には県が全額補助する。
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⚽カウンター攻撃に警戒 「じれずにやる」【J2磐田 天皇杯見どころ】
サッカーの天皇杯第103回全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、静岡新聞社など共催)は7日、J1、J2勢が登場する2回戦を各地で行う。J2磐田はJ3讃岐と対戦する。 磐田はJ3で17位讃岐のカウンター攻撃に警戒する。相手はリーグ戦7戦勝ちなしだが、横内監督は「難しいゲームになる。スコアが動かなくてもじれずにやる」と引き締める。リーグ戦とメンバーを入れ替え出場機会が少なかった選手にチャンスがありそうだ。前日練習では選手全員がPK練習を行い、一発勝負に備えた。
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磐田の74歳男性「カラオケ好き、弟のようにかわいがった」 住民、無事願うもかなわず 台風2号大雨
ホタルが舞う敷地川沿いで、自然に親しみながら暮らしていた磐田市大平の浅岡義方さん(74)が、台風2号に伴う大雨で行方不明になってから2日。袋井市湊の浅羽海岸で見つかった遺体の身元について磐田市は5日、浅岡さんだと発表した。地元住民らは浅岡さんの無事を願い、懸命に捜索したが届かなかった。 浅岡さんが暮らしていた大平北は、緑に囲まれた19世帯の集落。近所同士が家族のように助け合う習慣が根づく。浅岡さんとは60年の付き合いだという男性(85)は「(浅岡さんが)病院へ行く時、車で送迎し、ご飯も食べさせて弟のようにかわいがった。酒がつきもののカラオケが好きだった」と振り返った。 浅岡さん方の近くに
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金メダル記念 石碑お披露目 卓球・伊藤選手と祖父健一さん 母校磐田北小訪問も
東京五輪卓球混合ダブルス金メダリストの伊藤美誠選手(22)=スターツ、磐田市出身=が5日、同市で祖父健一さん(79)が建立した記念石碑の除幕式に臨んだ。伊藤選手は「人生は夢を実現する為にある-」との碑文を眺め、「金メダルと石碑建立という、自分と祖父2人の目標を達成できてうれしい」と喜びをかみしめた。 伊藤選手は同市出身の水谷隼さん(33)とのペアで日本初の快挙を果たした。2016年リオデジャネイロ五輪の団体銅メダルに合わせ石を用意していたという健一さんは、5年越しの悲願に「東京で金メダルになった。待っていて良かった」と感慨深げに語った。 伊藤選手は同日、母校の北小も訪れ、全校児童780人
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“出発”宣言、一歩踏み出す 浜松からメジャーデビュー Atomic Skipper
浜松市出身の4人組ロックバンドAtomic Skipperが、アルバム「Orbital」でメジャーデビューを果たした。高校入学直後に結成してから9年。「初めて曲を聴く人にも、これまで時間を共有してきた人にも、“出発”を宣言できる作品ができた」と、胸を張って一歩を踏み出した。 高校時代は軽音楽部で演奏しながら、週末に磐田市内のライブハウスに通った。卒業後も働きながら音楽活動を続けた。「メンタルと体力が鍛えられた」と松本和希(ドラムス)は振り返る。 新型コロナウイルス下でも曲の制作を止めなかった。ライブや観客への考え方も変化したと久米利弥(ベース)と中野未悠(ボーカル
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大雨被害復旧 出野副知事に要請 静岡県議会・自民改革会議
静岡県議会最大会派の自民改革会議は5日、静岡県内各地に土砂崩れや浸水被害をもたらした記録的な大雨で、早期の災害復旧などを出野勉副知事に緊急要請した。 昨年9月の台風15号の被災箇所が再び被害を受けているとして、今後の大雨に備えて対策を強化するよう求めた。市町との連携や県民へのきめ細かな情報提供も要望した。 増田享大代表は磐田市の敷地川で堤防が再び決壊したことに触れ、「スピード感を持った対応と住民の不安払拭(ふっしょく)に努めてほしい」と訴えた。 出野副知事は「住民が安心できるよう一刻も早く取り組む」と応じた。
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ワンストップで申請 磐田市・豊岡支所に窓口 被災者を支援
磐田市は5日、台風2号接近に伴う豪雨の影響で被害が大きかった磐田市北部の豊岡地区の被災者向けに、各種申請や相談の受け付けなどの支援を行う窓口を豊岡支所に開設した。 窓口は支所1階の市民生活課前に設けた。罹災(りさい)証明・被災証明の申請のほか、災害廃棄物・土砂の搬出場所の案内、道路・河川の復旧活動の要請などを受け付けている。 住宅関連の支援で、浸水被害などで使用できない床など、生活に最低限必要な応急修理に半壊以上で上限70万6千円、準半壊で同34万3千円を補助する。このほか、床上浸水した住宅に消毒液を配布する。 問い合わせは豊岡支所市民生活課<電0539(63)0020>へ。
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浜松の高柳さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第230回大会が4日、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。49人が参加し、最強のSSクラスは浜松市の高柳丞さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①高柳丞(浜松市)②赤松竜也(同)③松島義男(磐田市)▽S ①渥美良純(浜松市)②阿部久夫(磐田市)③落合雅巳(菊川市)▽A ①川口哲也(浜松市)②牧野斉(同)③山中敏夫(磐田市)▽B ①中村敏男(浜松市)②清水文彦(磐田市)③高柳長男(掛川市)
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高校生ドローン隊に被災エリア空撮任務 掛川で土砂災害対応訓練
掛川市は4日、水防訓練と土砂災害避難訓練を市内各地で実施した。梅雨前線と台風2号による記録的な大雨の爪痕が残る中、大勢の市民が参加して避難経路の確認などに取り組んだ。 同市倉真地区を重点地区として行った土砂災害避難訓練では、市民が講習会やワークショップを通して災害発生時の対応を学んだ。被災エリアの空撮が任務の「高校生ドローン防災航空隊」による訓練飛行も行った。隊員の掛川工高3年角皆海斗さん(17)は「いつ招集があっても出動できるよう準備している。隊員になって防災意識が高まった」と話した。 市によると、判明している市内の被害は道路や田畑を中心に崩土34件、冠水10件など。久保田崇市長は、被
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「少しでも力に」 災害ボランティア始動 磐田・敷地地区
梅雨前線と台風2号の接近に伴う大雨の影響で敷地川が決壊した磐田市北部の敷地地区で4日、災害ボランティアが始動し、被災した住宅の片付けや土砂撤去などを支援した。参加者の大半は昨年9月の台風15号で活躍した市災害ボランティアコーディネーター連絡会のメンバー。市災害ボランティアセンターを運営する市社会福祉協議会は「昨年に続き被害に遭い、精神的にダメージを受けている人が多い」と訴え、幅広い協力を求めている。 市内外から参加した25人は、土砂流入などの被害があった5世帯に分かれ、家屋に入り込んだ泥の撤去や家財道具の運搬に汗を流した。参加した青木英剛さん(60)=同市下万能=は「少しでも困っている人の
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事業計画など承認 磐田市商工会通常総代会
磐田市商工会(三ツ谷金秋会長)はこのほど、本年度の通常総代会を同市豊岡のなぎの木会館で開いた。約80人が出席し、本年度の事業計画などを承認した。 本年度は企業への巡回指導や個別相談を積極的に行い、事業者の課題や景況感などの情報を把握して伴走型支援につなげる。このほか、会員事業者の新商品開発支援なども盛り込んだ。 三ツ谷会長は「ロシアによるウクライナ侵攻や覇権拡大を目指す中国の動きなど、世界規模のさまざまな動きが私たちの生活や事業に直接・間接的に大きな影響を及ぼしている。事業者や関係機関と一体的に、この状況を乗り越えていく」とあいさつした。
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決壊、冠水、土石流 静岡県内猛雨の惨状【写真特集】
自然の猛威、再び―。昨年9月の台風15号が残した爪痕が癒えないうちに、静岡県内全域を襲った台風2号。住宅や暮らしをやっと再建した途端に、また被災した人々が嘆く。続く苦難をどう乗り越えるのか、県民の結束と知恵が問われる。 田畑や道路が冠水した浜松市北区細江町気賀付近=3日午前11時24分(本社ヘリ「ジェリコ1号」から) 土石流が発生した現場=3日午前9時5分ごろ、島田市川根町笹間渡 堤防が決壊した敷地川で、重機を使った応急復旧工事が進められている=3日午後1時50分ごろ、磐田市敷地 自宅前の水をかき出す住民=3日午前8時50分ごろ、沼津市青野
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磐田市などボランティアセンター開設へ 大雨被害受け
梅雨前線と台風2号の接近に伴う大雨被害を受け、磐田市と市社会福祉協議会は4日、被災者支援の拠点となる災害ボランティアセンターを同市国府台の市総合健康福祉会館iプラザに開設し、ボランティアの募集を始める。 主な活動地域は、河川の堤防決壊などで建物への被害が大きかった敷地地区。床上・床下浸水被害を受けた住宅を中心に、家財道具の運び出しや土砂の撤去などを行う。募集要項は同日午後、市社協のホームページやインスタグラム、フェイスブックで公開する。 市社協によると、初日は、昨年9月の台風15号の際に登録していた災害ボランティアが活動することが決まっているという。 問い合わせは市社協<電0538(3
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腕時計下取りで保護犬猫を支援 静岡県内3店あすから
全国で腕時計専門店「チックタック」を展開する「ヌーヴ・エイ」(東京都)は5日から、不要な腕時計を下取りし、保護犬や保護猫の支援に活用するキャンペーンを始める。県内では静岡パルコ(静岡市葵区)、ららぽーと沼津(沼津市)、ららぽーと磐田(磐田市)の3施設内の同専門店で受け付ける。7月9日まで。 回収した時計の買い取り査定額のすべてを一般社団法人動物共生推進事業に寄付する。時計はベルトがなかったり、壊れたりしていても下取り可能。担当者は「大切に使った思い入れのある腕時計だからこそ、納得できる形で手放してもらえたら」と話す。 時計1本につきチックタックで腕時計を購入する際に利用できる10%割引券
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救助法適用迅速に判断 台風15号教訓に静岡県と市町連携
梅雨前線と台風2号に伴う大雨で、静岡県は3日、磐田市に災害救助法の適用をいち早く決めた。被害情報の集約に時間を要した昨秋の台風15号を教訓に、県は情報収集要員を降雨前に複数市に派遣し、連絡を密に取ることで、適用を迅速に判断したほか、避難情報の早期発出につなげた。関係者は本格化する出水期を前に、県と市町の連携の重要性を再認識した。 敷地川の堤防決壊が発生した磐田市は2日深夜、県に同法適用を要請した。県は堤防決壊で広範囲が浸水し、継続的な支援が必要になる可能性があると判断。国との調整を経て3日未明に決定した。 県は磐田市の要請を受け、複数の市町に要請の意思を照会した。2日午後2時半に災害対策
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働く楽しさ、内容紹介 磐田南高定時制で地元企業説明会
磐田市見付の磐田南高定時制はこのほど、地元企業の説明会を同校で開いた。市内に本社や営業所がある9社の担当者が3、4年約40人に地元で働く楽しさや仕事内容などを紹介した。 若者の転出抑制と企業の人材確保を目的に初めて開催した。福祉、輸送、製造などの各企業は、資料を使って事業内容や仕事のやりがいを説明。学生らは真剣な表情で耳を傾け、担当者に積極的に質問する姿も見られた。 参加した4年のカド・ローレンスさん(20)は「就職活動を進めていく上でどのような点がポイントになるのかを学ぶことができて勉強になった」と話した。
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農村地域にフロランタン店 地元元気に 磐田の稲田さん親子
磐田市上野部の神田地区に今春、県内でも珍しいフランス菓子のフロランタン専門店「神田リジエール」がオープンした。同地区は市最北部に位置し、山に囲まれたのどかな農村地域。「お店を通じて、自然豊かなこの地域を知ってもらいたい」と、地元の親子が地区唯一の店舗を切り盛りしている。 フロランタンは、クッキー生地にキャラメルをコーティングしたナッツをのせて焼き上げた菓子。神田リジエールは店主の稲田沙樹さん(29)が接客やラッピング、父の茂樹さん(64)が製造を分担している。 定年退職後に菓子作りを趣味にしていた茂樹さん。特にフロランタンが知り合いにも好評で、マルシェ出店を打診されたことを機に、カフェ経
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「ホームで勝利」ともに喜びを ラグビーリーグワン・ブルーレヴズ 磐田市に今季成績 報告 市長「ファンを開拓」
磐田市を拠点に活動するラグビーリーグワン1部、静岡ブルーレヴズ(BR)の山谷拓志社長と桑野詠真選手がこのほど市役所を訪ね、草地博昭市長らに2022~23シーズンは8位だったと報告した。今季の反省点のほか、来季に向けての抱負などを語った。 12チームで争った今季は5勝2分け9敗で昨季と同じ順位にとどまった。山谷社長は「開幕戦からの4連敗が痛かった。接戦の試合をものにしていれば、プレーオフ争いができたのでは」と悔やんだ。桑野選手も「開幕戦が大切だと身に染みて感じた」と語った。 一方、リーグ終盤では埼玉パナソニックワイルドナイツを下し、今季全勝、公式戦47戦負けなしの絶対王者に土を付けた。続くヤマ
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問われる当事者に寄り添う姿勢/どうする少子化 国と地方ができることとは⑥キュレーター・読者の意見【賛否万論】
「どうする少子化 国と地方ができることとは」は今回が最終回です。政府が“次元の異なる対策”について詰めの精査、調整を続ける中、期待される施策効果や財源負担の手法を巡りさまざまな議論が起きました。少子化と人口減は国のあり方に関わる極めて大きなテーマですが、問題の原点は「子どもを望む人の思いをかなえる社会づくり」と明確です。政治行政は改めて、当事者に寄り添う姿勢が問われています。 分断やめて「みんなの居場所」に キュレーター 松浦静治さん(島田市) 任意団体Study Like Playing代表。20年間の小中学校教員生活の後、早期退職して地域で子どもを育む活動を実
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夏休みの学童保育 民間委託で定員増 磐田
磐田市は1日、今年の夏休み期間中の放課後児童クラブ(学童保育)で生じる待機児童を解消するため、一部クラブの業務を民間委託して定員を拡大すると発表した。総定員を昨年の夏休みよりも251人増やし、事前調査した利用希望者数を上回る枠を確保する。 市は保育需要が高まる夏休み期間中、一時的にクラブを増設して児童を受け入れている。昨年は9クラブ(定員計359人)を増設したものの、163人が利用待機になった。 今年は5月1日時点の利用希望者が昨年よりも18人多い2353人。市だけでは待機児童ゼロを達成するための支援員確保が難しいと判断し、今夏増設予定の12クラブのうち6クラブを民間事業者に業務委託する
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車両避難 高台2カ所開放 磐田市、災害時の水没回避へ
磐田市の草地博昭市長は1日の定例記者会見で、大雨時に水没するリスクがある車両の一時避難場所として、市が所有する観光用の見付駐車場と磐田城山球場駐車場の2カ所を開放すると発表した。接近中の台風2号でも浸水リスクが生じた場合は利用可能。災害に見舞われても元の生活を取り戻すために必要な自家用車の被災を防ぐのに役立てる。 昨年9月の台風15号では、住宅の浸水被害に加えて車両の水没が相次いだ。買い替えても納車まで時間がかかったり、修理に出しても代車が不足していたりしたため、市は市民の生活再建支援を目的にタクシー助成券を交付した。 一時避難場所にする2カ所はともに高台にあり、見付駐車場は約100台
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不妊治療に独自助成開始 磐田市
磐田市は本年度、不妊治療の「先進医療」に対する助成を始めた。厚生労働省が認めた保険適用外の11の先進医療に対し、1回当たり最大10万円を助成する。昨年4月から体外受精や人工授精が保険適用になったことに伴って従来の助成制度が廃止になり、先進医療を受けると自己負担額が増えるケースがあるため、独自の支援に乗り出した。 対象は、事実婚を含め、2人とも、もしくはどちらかが市内に住む夫婦。女性が治療開始時に43歳未満であることが条件。保険診療と組み合わせて先進医療を受ける際、女性が40歳未満の場合は6回、40歳以上の場合は3回まで助成する。年間100件の申請を見込み、事業費に1千万円を計上した。 不
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園児の個性を動画解析 磐田市、保育の質向上へ 企業と実証実験
磐田市は6月中旬から、スタートアップ(新興企業)のエフバイタル(東京都)と共同で、保育中の様子を撮影した動画から人工知能(AI)で園児の行動の特徴や傾向を解析する実証実験に取り組む。園児の特性に合わせた個別対応型保育の実現など、保育の質向上につなげる。 エフバイタルは乳幼児のバイタルセンシング技術を開発している。市と同社は31日、共同研究に向けた連携協定を結んだ。同社が自治体と協定を結ぶのは全国2例目。実証実験に必要なシステムを無償提供する。 実証実験は福田こども園で、感情の言語化が難しい0~2歳児の3クラスを対象に実施する。保育室の様子をカメラで撮影し、自由遊びや絵本の読み聞かせなどの
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静岡県内小学6校で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は31日、小学校6校でインフルエンザに感染したとみられる患者計137人が確認され、学年閉鎖や学級閉鎖を行ったと発表した。患者数が100人を超えたのは3月8日の発表分以来。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 伊東市の小学校8人、静岡市葵区の小学校11人、同区の小学校22人、磐田市の小学校6人、浜松市中区の小学校10人、同市北区の小学校80人。
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風景や人物画 愛好家が作品展 磐田
磐田市内の絵画愛好者らでつくる「磐田絵の会」(斎藤勝弘会長)の作品展が31日、同市見付の市立中央図書館で始まった=写真=。4日まで。 50~90代の会員18人が、新作を中心に油彩、水彩、パステル画など計71点を出展した。旧見付学校、可睡斎といった地元の名所や四季折々の自然を描いた風景画、モデルの表情や姿勢を丁寧に捉えた人物画など多彩な作品が来場者を楽しませている。木材に聖書の一節や植物を立体的に描いた作品も並ぶ。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5月25日はシマアジやニザダイ、小イサキ、アイゴ、カサゴ。26日はシロギスやハゼ、シマアジ、アカブダイ、ウツボ、小ハタなど。27日はクロダイや小イサキ、マゴチ、スズメダイ。28日はマアジやメジナ、スズメダイなど。タカベとネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギスやメゴチ。餌は青イソメ。50~70メートル以上の遠投で数が期待できる。消波ブロック周りのカサゴを狙うならブラクリ仕掛けや胴つき仕掛け。サビキ釣りは小サバやアジ、イワシ。サビキの種類もそろえておくと、それぞれの魚種に対応できる
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「磐田検定」 6月1日から解答受け付け 市観光協会
磐田市観光協会は6月1日、地域の魅力を発信するご当地検定「2023磐田検定」(静岡新聞社・静岡放送後援)の解答受け付けを始める。市内に関連する歴史や文化、スポーツなど多彩な分野から75問を用意した。9月30日まで(必着)。 同協会は2017年から歴史に特化した検定を実施してきた。幅広い磐田の魅力を知ってもらい、交流人口拡大につなげようと昨年からテーマを広げた。今年は、サッカーJ2ジュビロ磐田や徳川家康にちなんだ問いが楽しめる。磐田検定問題作成委員会(中村茂男委員長)らが作問した。 問題・解答用紙は1日午前9時から、市内図書館や交流センターのほか、市観光協会ホームページから入手できる。応募
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静岡県大会へ救助技術実演 磐田市消防本部
磐田市消防本部は29日、6月の静岡県消防救助技術大会に出場する特別救助隊員による訓練披露を磐田南高(同市見付)で行った。高尾正博消防長らが見守る中、水上の部に出場する7人は、本番さながらの実演を見せた。 隊員たちは、抜き手と平泳ぎで25メートルずつ泳ぎ、所要時間を競う「基本泳法」やロープを使って3人一組で要救助者を救出する「人命救助」など個人・団体計4種目を披露。力強く泳ぐ姿や勢いよくロープを引く姿に、駆けつけた隊員や仲間からは声援が送られた。 水上の部でリーダーを務める太田洋平消防士長(28)はシュノーケルやフィンを装着し、障害物を突破して水中のリングを回収する「複合検索」に出場する。
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アジサイ鮮やか 新緑に彩り 磐田・敷地里山公園
磐田市敷地の敷地里山公園で、アジサイが咲き始めた。鮮やかな紫や青色の花が新緑の山を彩り、来場者が散策しながら楽しんでいる。 公園を整備する鈴木隆典さん(79)によると、園内の散策道沿いや山の斜面に3500株以上のアジサイが植えられている。29日現在、四分咲き。段階的に咲き始めるため、6月下旬ごろまで楽しめる。淡いピンク色の花を咲かせる「ササユリ」との“共演”も、1週間ほどは見られるという。 公園は旧豊岡東小に隣接している。
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SSクラス 阿部さん優勝 日将連浜松支部大会
日本将棋連盟浜松支部の5月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。72人が参加し、最強のSSクラスで同区の阿部哲也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①阿部哲也(東区)②榛葉大樹(同)③漢那憲祐(同)▽S ①前川忠雄(北区)②北田好夫(豊橋市)③岡本徳裕(磐田市)▽A ①笹井雄太(磐田市)②藤原紳裕(御前崎市)③鈴木与四郎(西区)▽B ①森孝彰(東区)②榊原寛(西区)③三輪勝次(東区)▽C ①高瀬冬馬(中区)②橋本樹(浜北区)③杉山敏郎(北区)
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脱炭素「社会や企業間で連携を」 磐田の2社、商議所で取り組み紹介
磐田商工会議所(鈴木裕司会頭)はこのほど、本年度の第1回企業懇話会を磐田市中泉の同商議所で開いた。地元企業2社の役員が二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロにするカーボンニュートラル(CN)の達成に向けた取り組みなどについて講演した。 ヤマハ発動機の丸山平二取締役常務執行役員は、原材料調達から使用、廃棄まで自社製品のライフサイクル全体でCNを2050年までに実現する目標を示した。電動化だけでなく、水素エンジンや合成燃料など、国や地域の実情に合わせた多様なラインアップの必要性を強調。個々の企業だけではライフサイクル全体のCN実現は困難とし、「社会全体や企業間で広く連携し、課題解決を加速させる必要
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子どもに卓球手ほどき 静岡ジェード、拠点外の磐田で初講習会
卓球Tリーグ男子に今季から参戦する静岡ジェードは28日、高校生以下の子どもを対象にした卓球ジュニア講習会を磐田市見付の磐田卓球場ラリーナで開いた。市内などから約80人が参加し、ジェード所属のTリーガー2人から技術や練習への取り組み方などを学んだ。 拠点を置く静岡市以外での開催は初めて。監督を兼務する森薗政崇選手(28)と龍崎東寅[とんいん]選手(24)が講師を務めた。参加者は2人の指導を受けながら、フットワークやドライブを打つときの体の動かし方などを意識した練習に取り組んだ。森薗選手は「打つコースや強さなどを一本一本意識することで練習の質が高まる」と説明した。 選手の鋭いサーブを受けたり
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放課後デイ施設 磐田で開所式
磐田市の社会福祉法人「長生会」はこのほど、同市平松掛下入作で6月2日に新設する放課後等デイサービス事業所「キッズ・ふじまる」の開所式を現地で開いた。 施設は木造平屋建てで、延べ床面積約222平方メートル。指導訓練室や多目的室、和室などを設けた。障害のある小学1年から高校3年までが対象で、放課後や夏休みなどの学校休業中の時間を活用し、学習支援などを行う。定員は10人。 市内の福祉団体関係者ら約50人出席した開所式で鶴田春男理事長は「一人一人の子どもたちの発達に好ましい影響を与えられるよう、支援することが目的。県や市と連携を図りながら職員一同頑張ってまいります」とあいさつした。
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水害から地域守れ 磐田で13団体演習 工法確認、救出訓練も
磐田市は28日、大雨・台風シーズンに備えた水防演習を同市の磐田稗原グラウンドで行った。水防団や自治会連合会、ライフライン事業者など13団体から400人以上が参加。情報収集や水防工法の実施、要救助者の救出など、水害を防ぐ対応を確認した。 台風の接近に伴う大雨で太田川などの水位が急激に上昇し、大雨・洪水警報が発表されたとの想定で行った。市がドローンで堤防を巡視するなど水位の状況を監視。自治会連合会や女性防災クラブの関係者は水を入れたごみ袋を段ボールに詰めて並べるなど、身近な物で家屋の浸水被害を防ぐ訓練に取り組んだ。 水防団員や建設業関係者は、土のうなどを使って河川の氾濫や堤防の決壊を防ぐ水防工法
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指物家具広め77年 静岡の森下木工所閉業 伝統の技 暮らしにぬくもり
戦後間もなく創業し、77年続いた家具メーカー森下木工所(静岡市駿河区中島)が31日を最後に閉業する。江戸時代から続く「駿河指物」の伝統を受け継ぎ、暮らしに寄り添う品を開発してきた2代目森下雅行さん(75)は「最後の1日まで、細部にこだわった家具を求めるお客さまと語り合いたい」と話す。 藤枝市岡部町に土場を構え、熟成させたケヤキやクワといった広葉樹の丸太から家具を製作する。くぎを使わずに木と木を組み上げる「仕口」の構造を用い、木材の魅力を最大限に生かす設計を特徴とする。落ち着きのある色合いのタモ材や、繊細な木目を生かしたヤマザクラの家具ブランドを立ち上げ、国内外のファンに恵まれた。 陶器や
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磐田の旧津倉家住宅 28日まで公開 国登録有形文化財
江戸~明治期に水運業で栄えた磐田市掛塚地区を象徴する回船問屋の建物「旧津倉家住宅」が国登録有形文化財になったことを記念したイベントが27日、同住宅周辺で始まった。管理運営を担う地元住民グループ「みんなと倶楽部・掛塚」が企画した。28日まで。 普段は公開されていない同住宅内の見学会では、同グループの会員たちが来場者に歴史的価値などを説明した。明治中期に完成した主屋はスギやケヤキ、ナラ、マツなどさまざまな木材が使われていて、当時の掛塚の高い製材技術が垣間見える。明治~昭和期に実施された天竜川の河川改修の歴史も紹介した。 周辺の文化財や名所などを案内する「掛塚まちあるき」も行った。28日は、市
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働くクルマずらり 乗車・操作体験楽しむ 磐田
地域の子どもたちに土木事業に関心を持ってもらうイベント「いわた土木LOVEフェスタ」が27日、磐田市掛塚の天竜川河川敷で開かれた。建設機械の展示・乗車体験や、地元の治水事業に関する歴史学習などのコーナーが設けられ、親子連れらでにぎわった。 市の土木系若手職員らでつくる「磐田どぼくらぶ」が、人手不足に悩む土木業界の活性化に向け、竜洋西地区地域振興委員会と初めて企画した。地元建設業の団体や企業などが車両提供などで協力した。 会場にはショベルカーや高所作業車、ミキサー車をはじめ、消防車やパトカーなどの働くクルマがずらりと並んだ。子どもたちは、最新のリモートショベルカーのアームを遠隔操作する体験や、
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人材育成に民間の視点 袋井市「未来職員創作アドバイザー」創設
袋井市は26日、人材育成基本方針の見直しに向けて「袋井未来職員創作アドバイザー」を創設し、東京都大田区の会社員南郷佑奈さん(35)を任命した。同市では初めての試みで、民間の視点を取り入れ、未来志向の人材育成の考え方を基本方針に盛り込む。 南郷さんは旧豊岡村(現在の磐田市)出身で静岡大を卒業後、民間企業で地方自治体、中央省庁を中心にITツールを活用した働き方改革などに取り組む。任期は半年間で、週1回程度の人事担当職員とのミーティングなどを通じ、人材育成基本方針の骨子策定に向けてアドバイスする。 アドバイザーは公募で選ばれ、連携協定を結ぶアナザーワークス(東京都渋谷区)が展開する、人材と企業
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最高賞・優等に鈴木孝さん 春作磐田 アローマメロン
静岡県温室農協磐田支所は26日、春作磐田アローマメロン品評会を磐田市豊島の同支所で開いた。最高賞の優等には鈴木孝弘さん(磐田ブロック)が選ばれた。 組合員70人の中から選抜された31点が出品された。市場関係者ら13人がネットの張り具合や形状などの「外観」と、糖度や食味などの「内容」を審査した。同支所の松浦正幸生産部長は「天候に恵まれ、大玉傾向で推移した。そのため、出品物の選定に苦労した生産者もいたが、外観・内容ともに良いものが多かった」と説明した。 そのほかの結果は次の通り。 1等 ①大橋満也(福田)②松浦正幸(同)▽2等 ①鈴木浩文(同)②白川勝彦(磐田)③伊藤邦彦(豊浜)▽3等 ①
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救助活動 素早く 県技術大会前に磐田消防が訓練
6月に開かれる県消防救助技術大会を前に磐田市消防本部は26日、出場する特別救助隊員による訓練披露を同市今之浦の市消防署で行った。隊員18人は、本番に備えて磨いた技術を高尾正博消防長らに披露した。 市消防本部からは陸上の部に21人の隊員が出場する。この日は、高さ15メートルをロープだけで一気に登る「ロープ応用登はん」や2人組で煙道を行き来して要救助者をロープで救出する団体競技「ほふく救出」など計5種目を披露。隊員らは息の合った救出活動や機敏な動きを見せた。 市消防本部は昨年度、要救助者を棟の上にロープで引き揚げる「引揚救助」で優勝し、県代表として関東大会に出場した。同種目に出場する野中俊輝さん
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第6代主宰に磐田の天野さん 俳句結社「みづうみ」
静岡県内屈指の歴史がある俳句結社「みづうみ」の第6代主宰に磐田市の天野薫さん(76)が就くことが決まった。29日に、約20年主宰を務めた5代目の笹瀬節子さん(84)=浜松市東区=から交代する。「歴史に誇りと自負を抱き、会の理念『物心一如』を深めていきたい」と意気込む。 1939年に原田濱人[ひんじん]が創刊した俳誌のグループで、現在は県西部約40カ所で毎月句会を開いている。5月に俳誌が通算1000号に達した。 天野さんは小学校の元国語教諭。退職後に友人に誘われて句会に参加し、「一つの言葉でさまざまな意味を表現できる」と俳句の面白さにのめり込んだ。 笹瀬さんの下で腕を磨くうち俳誌の編集に
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経済論以前に幸福論、支援対象はどの層? どうする少子化 国と地方ができることとは⑤しずしんニュースキュレーター 読者の意見【賛否万論】
深刻さを増す少子化問題には、子育てを終えた60代以上の関心も高いようです。こうした世代の「若者にもっと支援を」という意見は、当事者世代の訴えと同様に貴重で、興味深いです。前回に続き、キュレーターと読者の投稿を紹介します。 キュレーター 江口裕司さん(三島市) メーカーで米国勤務後、設計、製造、調達、翻訳、ISO、社内教育など多様な業務に携わり定年退職。現在、パートの傍ら大学再入学を目指し勉強中。64歳。 「未来の年表」(講談社現代新書)の著者、河合雅司氏は人口減と少子化による国の衰退リスクを「静かなる有事」と名付け、「未来の母親が既に減ってしまっている限り出生率が改善して
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⚽ジュビロ磐田、ホームタウン7市町追加 浜松市に報告
サッカーJ2のジュビロ磐田はJリーグ初昇格30周年の今年、ホームタウンを磐田市1市から県西部8市町に拡大し、地域活動の強化を図る。25日、浜浦幸光社長ら役員3人が浜松市役所を訪れ、中野祐介市長に報告した。 Jリーグのホームタウンはクラブが根付き、競技振興に努める義務を負った本拠地を指す。ジュビロ磐田はより地域に愛され、世界へ飛躍するクラブを目指して、浜松、湖西、袋井、掛川、菊川、御前崎、森の各市町の承認を得てホームタウンに追加し、今月16日に発表した。 浜浦社長は山田大記選手ら浜松市出身選手6人のサイン入りユニホームを中野市長に贈り、「これまでも県西部で事業を展開してきたが、より多くの方
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5月臨時会が閉会 磐田市議会
磐田市議会5月臨時会は25日、最終本会議を開き、市監査委員や固定資産評価審査委員など人事案件5議案に同意し閉会した。
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磐田の防潮堤整備 市基金に300万円 静岡の安倍川開発
砂利製造販売の安倍川開発(静岡市駿河区)はこのほど、磐田市沿岸部の防潮堤整備に活用する市の津波対策事業基金に300万円を寄付した。 同社は沿岸部の同市掛塚に砂利を採取する事業所を置いている。前川浩一社長は市役所で「旧竜洋町時代から50年以上にわたって事業を続けている地元企業として、住民と従業員の安全・安心を担保する防潮堤整備に協力したい」と述べ、草地博昭市長に目録を手渡した。 同基金はこれまで、企業や個人から300件、計約31億5200万円の寄付を受けた。防潮堤は2022年度末時点で、全長約11キロのうち県施工分も含め約3・8キロの整備が完了した。
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⚽27日に準々決勝 静岡県高校総体 男子サッカー
静岡県高校総体の男子サッカーは20日までに8強が出そろった。3回戦を勝ち上がった浜名、清水桜が丘、清水東、飛龍、浜松開誠館、磐田東、藤枝明誠の7校に加え、プレミアリーグ西地区の静岡学園が準々決勝から登場する。 準々決勝は27日に実施され、組み合わせは静岡学園-浜名、飛龍-浜松開誠館、磐田東-清水桜が丘、清水東-藤枝明誠。準決勝は28日に藤枝総合運動公園サッカー場で、決勝は6月4日午後2時5分からエコパスタジアムで行われる。
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静岡県人口356万460人 5月1日現在 11カ月連続減、社会動態は増
静岡県がこのほど公表した5月1日現在の推計人口は356万460人で前月と比べ792人減少した。推計人口の減少は11カ月連続。社会動態は3カ月ぶりに転入者が転出者を上回る社会増となった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数から引いた社会動態は1203人増(転入1万7151人、転出1万5948人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は1995人減(出生1510人、死亡3505人)だった。 市町別で人口が増加したのは9市町で、長泉町は95人増、袋井市90人増、掛川市89人増だった。199人減の磐田市をはじめ、焼津市156人減、島田市127人減など24市町で減少した。
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5市の園や学校 学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は24日、小学校とこども園計5施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計42人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 富士市の小学校9人、島田市の小学校9人、焼津市の小学校8人、藤枝市の小学校7人、磐田市のこども園9人。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 19日はマアジや小イサキ、タカベ、スズメダイ、マダイ、アイゴなど。20日はマアジやタカベ、小イサキ、スズメダイなど。21日はイシダイやメジナ、アイゴ、小イサキ、タカベ、ネンブツダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス。餌は青イソメで2~3本針仕掛け。餌を付けるのが苦手なら1本針仕掛けでも良い。餌のイソメを針先から1~1.5センチ程度垂らすと食いつきが良い。サビキ釣りはアジやサバ。日によりむらがある。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 17日午前の沼津
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書体さまざま 力作200点 磐田 「福南会」多彩な作品展
磐田市南田の書家土井汀花さん(73)が主宰する福南会の作品展「第32回福南会書展」が24日、同市見付の市立中央図書館で始まった。自由なテーマに楷書や行書、草書などさまざまな書体で記した力作約200点を紹介している。28日まで。 土井さんの書のほか、幼児から70代までの門下生による多彩な書道作品を展示した。「泰然自若」「七転八起」「百鬼夜行」といった四字熟語をはじめ、日常で感じた思いや好きな言葉、詩文などを力強くしたためた。谷川俊太郎の詩「こころの色」を題材に、4歳から中学2年生の子どもたちが共同で仕上げた大作が来場者の目を引いている。 26日は閉館日。
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4年ぶり有観客開催へ 静岡県市町対抗駅伝、参加資格一部緩和も
静岡市で12月2日に行われる第24回県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の担当者説明会が23日、西部地区を皮切りに始まった。参加資格の一部緩和や4年ぶりに観客を入れて開催することを確認した。 今大会から、選手は①出生地②出身校③現住所④保護者の現住所⑤勤務地(在籍校所在地)-のいずれかの参加資格を選択して出場チームを選べるようになった。県外在住者の登録人数制限もなくし、居住地が県内外にかかわらず多くの選手が出場しやすくなった。 新型コロナウイルスの5類移行に伴い、スタート地点の県庁周辺とフィニッシュ地点の草薙陸上競技場への入場制限、沿道観戦の自粛要請を取り
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自動車や医療分野 光の応用事例学ぶ 「浜松ひかり塾」開講
浜松地域イノベーション推進機構フォトンバレーセンター(浜松市中区)はこのほど、光・電子技術の幅広い分野での活用を目指すワークショップ「浜松ひかり塾」の本年度初回講義を同区で開いた。金融機関や行政の職員ら21人が受講した。 浜松ひかり塾は、中小企業の技術的な課題と光・電子技術とのマッチングができる人材の養成を目的に2022年度から始まった。22年度は対面とオンラインで計25回開催し、延べ約400人が受講。本年度も同程度の開催を予定する。 初回講義は光の性質や速さなどの初歩的な知識をはじめ、自動車や医療の分野での代表的な応用事例などを学んだ。多様な産業を支える光技術だが、応用の可能性に気付か
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インドネシアの農科大関係者が農林環境専門職大を訪問 相互交流へ意見交換
インドネシア国立ボゴール農科大の評議会メンバー9人がこのほど、磐田市富丘の県立農林環境専門職大を訪れ、同大関係者と教育・研究分野での交流や連携について意見交換した。 両大学は3月、ヘリ・アフマディ駐日インドネシア特命全権大使の立ち会いの下、「大学間交流に関する覚書」を交わした。大学運営の方針を決める評議会は、互いの特色などについて理解を深めようと訪問した。専門職大側は鈴木滋彦学長や国際交流担当の教員らが対応した。 両大学は今後、学生や教員の交流に力を入れる方針を確認した。ヨニー・コエスマルヨノ評議会長は「ボゴール農科大では専門教育の強化に乗り出している。カリキュラム変更を検討しているので
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「いわた茶」新茶10キロ、市に贈呈 振興協と製茶業組合
磐田市のいわた茶振興協議会(稲垣明久会長)と磐田製茶業組合(大島基男組合長)は23日、地元産「いわた茶」の新茶10キロを市に贈呈した。 磐田市役所で行われた贈呈式で、2人は市イメージキャラクター「しっぺい」や日本最古の木造擬洋風小学校舎「旧見付学校」などが描かれたパッケージのリーフ茶を、草地博昭市長に手渡した。稲垣会長は「いわた茶は渋みとうまみが調和した味わい深いお茶で、爽やかな香りが特徴。いろいろなところで飲んで広めてもらいたい」と話した。 贈呈は今年で14回目。市は来客用などに使用し、いわた茶のPRに活用する。
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サツキ 週末まで見頃 湖西の老人福祉センター 枯れ山水庭園彩る
湖西市新居町の老人福祉センターで、磐田市出身の世界的造園家中根金作(1917~95年)が設計した枯れ山水庭園のサツキが見頃を迎えている。湖西市で中根が手がけた庭園の保全に取り組む「湖西市新居・中根庭園を研究する会」によると、今週末ごろまで庭園内の彩りを楽しめる見込み。 同所のサツキは白砂や岩などで構成された枯れ山水になじむよう、低く刈り込んでいるのが特徴。5年ほど前に同会が手入れを始めた際はサツキの木が庭園の岩より高く育っていたため、他の枯れ山水や中根の庭園の例を基に樹高を調整した。昨年は花が咲き終わった直後に業者が枝切りを行ったことから、今年は花芽が多く育ち、例年以上に見応えのある花が咲い
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記者コラム「清流」 憧れのJリーガー
磐田市内小学生のジュビロ磐田ホーム戦一斉観戦が13日に行われ、約3000人が4年ぶりの「声出し応援」と地元チームの勝利を楽しんだ。一斉観戦時の勝率は75%。子どもたちの後押しと無関係とは思えない。 Jリーグが華々しくスタートを切った30年前、児童と同年代だった記者もスター選手たちのプレーに目を奪われた。7年前には、特に憧れた選手をインタビューする機会に恵まれた。興奮気味で臨んだ夢の時間はあっという間に終わった。その選手は50代後半になった今も現役を続け、多くの選手の模範になっている。 ジュビロの選手は一斉観戦以外でも地元児童と交流する機会がある。市民が誇るクラブであり続けるために、子ども
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手回し発電に児童挑戦 磐田・富士見小、温暖化防止へ学び
磐田市富士見町の富士見小でこのほど、子どもたちが地球温暖化防止に向けた省エネ活動に取り組む「アース・キッズチャレンジ」のキックオフイベントが行われた。5年生約100人が参加し、エネルギーの大切さや家庭でできる“エコ活”を学んだ。 児童たちは、県地球温暖化防止活動推進センターの職員から地球温暖化の仕組みや原因について説明を受けた後、ごみ分別ゲームを行い家庭で実践できる行動を確かめた。このほか、手回し発電機を操作し、発電方法の仕組みや人力で電気を作る大変さを学んだ。 寺田済努[じぇの]さん(10)は「家で使っていない電化製品のコンセントを抜いたり、つけたままのテレビ
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女子高生登録審判 ピッチを駆ける サッカー総体男子公式戦で主審
5月に行われた「静岡県高校総体サッカー西部地区大会」の7位決定戦で、高校生の登録審判「ユースレフェリー」の久米柚嘉さん(16)=浜松工業高2年=が主審を務めた。県サッカー協会によると、女子ユースレフェリーが高校男子の公式戦で主審を務めるのは静岡県内初とみられる。攻守が激しく入れ替わる場面でも、落ち着いた笛で試合をコントロールした久米さんは「男子のスピードについていくのは難しかったが、大舞台で全力を出せた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。 7日に磐田市で行われた決勝トーナメントの7位決定戦「浜松湖東-掛川東」を担当した。強い雨が降り続ける中、174センチの長身を生かした伸びやかなスライド
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静岡ブルーレヴズ SHブリン・ホール ラグビー世界選抜に
ラグビーリーグワン1部の静岡は21日、英国で28日に行われる「ラグビードリームマッチ2023」で、SHブリン・ホールが世界選抜に選ばれたと発表した。 各国、地域の有力選手を招待して編成するバーバリアンズと対戦する。ホールは「世界のトップレベルの選手とプレーできることが非常に光栄。試合が楽しみ」とコメントした。
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⚽ジュビロ磐田 土壇場失点ドロー サッカーJ2第17節
明治安田J2リーグは21日、各地で第17節の試合が行われ、磐田はいわきと1-1で引き分けた。 ①ヤマハ▽観衆8443人 磐 田 7勝6分け4敗(27) 1(0―0 1―1)1 いわき 4勝3分け10敗(15) ▽得点者【磐】ドゥドゥ(4)【い】遠藤(2) 【評】磐田は終了間際に追い付かれ、いわきと引き分けた。 序盤から球を保持して左右に展開したが、ブロックを敷いてゴール前を固める相手を攻めあぐねた。前半で8本のシュートを放ったが、決定機をつくれず無得点で折り返した。 後半は運動量が落ちない相手に逆襲で迫られたがしのいだ。選手交代で攻撃の厚みが増すと36分、ドゥドゥがミドルシュー
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畑一面 紫のじゅうたん 磐田・赤シソ収穫期
磐田市豊岡地区で特産の赤シソが収穫期を迎えている。JA遠州中央塩蔵野菜部会の会員14人が計約30ヘクタールで栽培する県内最大の産地。濃い紫色の葉で覆われた畑が“じゅうたん”のように広がり、辺りを彩っている。 同市惣兵衛下新田にある秋山敏文部会長(65)の畑では、乗用型の機械で連日早朝から刈り取りを行っている。秋山部会長によると、地区全体としては例年より1週間程度早い4月中旬から収穫が始まった。刈り取った後も葉は1週間程度で成長し、7月中旬ごろまで収穫が続くという。秋山部会長は「色も香りも良い。これから気温が上がり、一気に葉が伸びてきそう」と話した。 同JA豊岡店に
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カーレース 疑似体験 磐田東高 「土曜スクール」開講
磐田市見付の磐田東高で、休日の土曜日に教養を深める「磐田東サタデイスクール」が開講した。生徒たちに幅広い学びを提供し、専門知識を身につけて進路選択に役立ててもらう狙い。初回の20日は、対戦型コンピューターゲームの技術を競う「eスポーツ」をテーマに行われ、1~3年の生徒16人が参加した。 eモータースポーツを盛り上げる団体「浜松eグランプリ」の渡辺一弘代表が講師を務め、団体設立までの経緯やeスポーツの魅力を説明。全国都道府県対抗eスポーツ選手権U-18の部県代表尾田結都さん(16)=浜松工業高1年=はeスポーツに触れたきっかけなどを語った。生徒らはスポーツカーによるレースを体験できるコンピュー
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静産大生 ボニータ サッカー女子1部 盛り上げ 磐田ホーム戦 応援グッズ配布
サッカー女子プレナスなでしこリーグ1部第10節静岡SSUボニータのホーム戦で静岡産業大は20日、「静岡産業大学マッチデー」と銘打ち、学生らが入場者に応援グッズを配布して試合の盛り上げに一役買った。 舞台となったスポーツ交流の里ゆめりあ(磐田市大久保)では、同大女子バスケットボール部15人が会場入り口に立ち、学校のロゴマークを袋にあしらったメロンパンやうちわを先着200人に手渡した。 選手入場時のエスコートキッズは同校職員の子どもたちが務め、先発選手と手をつないでピッチに入場。キックインセレモニーでは同大スポーツ科学部の高橋和子学部長が出席し、ピッチにボールを蹴り入れた。 静岡SSUボニ
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展望再開後 入場1万人 オークラアクト浜松 磐田・中村さんに宿泊券
オークラアクトシティホテル浜松(浜松市中区)の45階展望回廊は、2022年12月20日の営業再開から5カ月となった20日、有料入場者数1万人を突破した。同ホテルは1万人目となった磐田市の会社員中村剛さん(54)にスイートルーム2人分の宿泊券(約10万円相当)を贈呈した。 19日までに9997人が訪れていた。午前11時の開店前に家族4人で並んだ中村さんは「子どもが新幹線を見たいと言ったので初めて来た。1万人目は驚いた」と話した。 展望回廊は新型コロナの影響で20年2月から2年10カ月間休業した。再開後は7月頃に1万人到達を見込んでいたが、浜松まつりや大河ドラマの効果で大型連休中の1日平均来場者
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ありったけの夢「海賊旗」に 漫画「ワンピース」題材 磐田中部小6年生、特別授業
漫画家尾田栄一郎さんの人気作「ONE PIECE(ワンピース)」を題材に将来の夢について考える特別授業「Meet the ONE PIECE47 ワンピースの時間」が19日、磐田市中泉の磐田中部小で開かれた。6年生約30人は、クラスの仲間と話し合いながら夢の〝かけら〟を探し、目標などを表した「海賊旗」を制作した。 同授業は小学生対象のキャリア教育の一環。ワンピースを連載中の「週刊少年ジャンプ」を発行する集英社などが、全47都道府県で順次開催している。静岡県は愛知、岐阜県に続き3例目。登場人物が夢を海賊旗に描いている原作にちなみ、子どもたちが自らの夢について考え、表現することを目的に行った。
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隣人切りつける 傷害で男を起訴 地検浜松支部
静岡地検浜松支部は19日、隣人の男性を刃物で刺して殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで逮捕、送検されたブラジル国籍、磐田市国府台、無職の男(40)を傷害の罪に切り替えて静岡地裁浜松支部に起訴した。地検支部は理由を明らかにしていない。 起訴状などによると、被告は4月29日午前11時半ごろ、同市国府台のアパートで、隣の部屋に住む無職男性=当時(29)=の左脇腹を包丁で切りつけ、約10日間のけがを負わせたとされる。
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空襲犠牲者に平和誓う 磐田農高、磐田北小で慰霊祭「日本、世界へ広める」
太平洋戦争末期の1945年5月19日の空襲で犠牲になった児童生徒らを追悼する慰霊祭が19日、磐田農業高(磐田市中泉)と磐田北小(同市見付)で営まれた。在校生や空襲経験者、地元住民が冥福を祈り、平和への誓いを新たにした。 実習作業中の生徒5人が亡くなった磐田農業高の慰霊祭では、授業開始前に全校生徒が黙とうをささげ、代表生徒らが校内の慰霊碑前にバラの花を供えた。爆弾で亡くなった同級生を目の当たりにした鈴木巌さん(91)=同市大中瀬=は「学校のすぐ近くに爆弾が落とされ、急いで防空壕(ごう)に飛び込んだ。土煙が上がる光景や負傷して苦しんだ友人が忘れられない」と当時を振り返り「あんなにつらい思いをす
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丹精のサツキ盆栽25点展示 20日から磐田の愛好家グループ
磐田市を拠点に活動するサツキ愛好家グループ「浮月さつき会」は20、21の両日、サツキ盆栽展(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市弥藤太島の豊田福祉センターで開く。19日は作品搬入などの準備を行った。 県西部の60~80代の会員約15人が赤や白、ピンクなどの色鮮やかな花を咲かせたサツキ鉢25点を持ち寄った。寺沢稔会長(77)は「今年は気温の変化が激しくて手入れが難しかったが、良いものがそろっている。迫力のあるサツキをぜひ見てほしい」と、来場を呼びかけている。 20日午後1時からサツキの育て方講習会を開き、先着100人に苗木を無料配布する。 作品審査も行われ、銘花の部は渥美恭一さん(浜松市東
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浜松人権擁護委員 長年の功労者表彰 協議会総会
浜松人権擁護委員協議会はこのほど、本年度総会を浜松市中区の市地域情報センターで開いた。 長年にわたって委員を務めた功労者を表彰したほか、本年度の事業計画の承認などを行った。原田幸男会長は「多様性社会の中で、人権に関する職務も複雑な判断が求められるようになっている。委員全員が高い志を持って活動してほしい」と呼びかけた。 表彰を受けた委員は次の通り。 静岡地方法務局長感謝状 石原正仁、梅沢美百合、金原元康、沢木成美(以上浜松市)、斎藤佐香枝(磐田市)▽県人権擁護委員連合会長表彰 江間富士夫、川合喜実子、河合道夫、下石精子、森俊彦(以上浜松市)、大箸清雄、長谷川正幸(以上磐田市)、池田定子、
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FBピウタウ新加入 リーグワン静岡 ラグビートンガ代表「プレー楽しみ」
ラグビーリーグワン1部の静岡は18日、来季加入する元ニュージーランド代表で現トンガ代表のFBチャールズ・ピウタウ(31)の会見を磐田市内で開いた。 素早いフットワークと力強いボール運びに加え、オフロードパスを通してトライを演出するプレーが持ち味。「日本でプレーしたいと思っていたタイミングでこのような機会をいただいた。(レヴズは)成長していく段階のチーム。プレーできるのを楽しみにしている」と心境を語った。 今月末に、世界の一流選手で構成するバーバリアンズと対戦する世界選抜のメンバーにも選ばれている。山谷拓志社長は「高いスキルはチームに刺激をもたらしてくれる。リーダーシップの部分でも活躍して
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磐田市議会 議長に鈴木喜文氏選出 副議長は岡実氏
磐田市議会は18日の臨時会で正副議長選を行い、議長に鈴木喜文氏(66)=公明=、副議長に岡実氏(75)=志政会=をそれぞれ選出した。 鈴木喜文氏(すずき・よしふみ)党県本部幹事。5期。中泉 岡実氏(おか・みのる)[元]浜松城北工高同窓会長。5期。豊岡
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補正予算案を可決 委員会構成も決定 磐田市議会臨時会
磐田市議会5月臨時会は18日開会し、会期を25日までの8日間と決めた後、6億3500万円を追加する2023年度一般会計補正予算案を上程、原案通り可決した。正副議長選を行ったほか、新たな委員会構成も決めた。 議長選は鈴木喜文氏(公明)が22票、副議長選は岡実氏(志政会)が16票を獲得した。 各委員会の正副委員長は次の通り(正、副の順)。 予算決算 松野正比呂、根津康広▽総務 秋山勝則、小柳貴臣▽民生教育 鳥居節夫、鈴木正人▽建設産業 戸塚邦彦、八木義弘▽広報広聴 永田隆幸、平田直巳▽議会運営 小池和広、江塚学
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⚽ジュビロ磐田完封、”先輩”の貫録 藤枝、エース退場で失速 サッカーJ2第16節・静岡県勢対決
明治安田J2リーグは17日、各地で第16節の試合が行われ、磐田は藤枝を1-0で下した。 ①藤枝サ▽観衆5696人 磐田 7勝5分け4敗(26) 1(0―0 1―0)0 藤枝 6勝2分け8敗(20) ▽得点者【磐】リカルドグラッサ(1) 【評】磐田が後半に挙げた1点を守り抜き藤枝を振り切った。 磐田は前半から押し気味に試合を進めた。ブロックを敷いて守り松本が再三ゴール前でシュートを放ったがゴールを奪えなかった。攻めあぐねていたが相手に退場者が出ると後半は攻勢に転じた。22分、CKをリカルドグラッサが押し込んで先制。その後は守備を固めて逃げ切った。 藤枝は相手の攻撃をいなしながらカウン
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ヤマハ発、スズキなど二輪4社が組合 水素エンジン研究で協調 脱炭素へ基礎技術を確立
ヤマハ発動機、スズキ、ホンダ、カワサキモータースの国内二輪大手4社は17日、二輪車など小型モビリティー向け水素エンジンの技術研究組合を設立すると発表した。脱炭素につながる動力源の一つとして、各社の知見を結集し基礎技術の確立を目指す。 「水素小型モビリティ・エンジン研究組合(HySE=ハイス)」は11日に経済産業省の認可を受け、登記、総会開催などを経て早ければ5月中に設立する。4社は2021年11月に水素エンジンの共同研究を進めることで合意。調整を重ね、協調の枠組みとして技術研究組合設立に踏み切った。 理事長には、ヤマハ発の小松賢二執行役員技術・研究本部長が就く予定。トヨタ自動車と川崎重工
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⚽3試合負けなしに貢献 サッカーJ2磐田GK三浦 守護神奪回
J2磐田のGK三浦龍輝(31)が守護神の定位置を奪回した。3日の第13節東京V戦で今季リーグ戦初出場、初先発すると、続く千葉戦でも完封勝利に貢献し2試合連続の無失点。前節群馬戦では2失点したが今季初の連勝につなげて3試合負けなし。「まずは(シュートを)打たせない。苦しい時に1点でも多く防ぐ」とゴールに立ちはだかる。 持ち味は抜群の反射神経を生かしたシュートストップと前線へのロングフィードだ。181センチとGKとしては小柄だが、毎試合のようにビッグセーブを連発。前線へ一気に通す多彩なキックでも存在感を示す。キャンプから取り組む後方からの組み立てにも参加し、「ゲームの流れを見ながら急ぐか、待っ
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⚽熱戦に5000人超、藤枝沸く MYFCクラブ史上最多、J2磐田とホームでリーグ戦初対決
下克上の野望を抱く藤枝か、黄金期の再来を狙う磐田か。サッカーJリーグ2部(J2)で17日、昇格1年目の藤枝MYFCが藤枝市の藤枝総合公園サッカー場にジュビロ磐田を迎えたリーグ戦初対決。平日のナイターにもかかわらず、クラブ史上初めてチケットが完売。過去最高の5696人の観客が詰めかけ、磐田が1-0で藤枝を下した熱戦を最後まで堪能した。 同施設で観客が5千人を超えるのは、開場初年度の2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会前にセネガル代表が当時のJ1柏と親善試合を行った時以来。バックスタンドを改修中のため現在の観客席数は約6千席でメインスタンドとゴール裏は両サポーターでぎっしり。1プレーごとに
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 12日はマアジやネンブツダイ、タカベ、メジナ、カワハギなど。13日は小アジやタカベ、小イサキ、ネンブツダイなど。14日は小アジやスズメダイ、小イサキ、メジナなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は今週もサビキ釣りで小サバや豆アジ、イワシ。食いが悪ければトリック仕掛けに変えると良い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10日午後の沼津沖船釣りは小マダイが多数、1.5キロ前後のクロダイが3匹、1.5キロのイシダイ。他にウスバハギやイトヨリも釣れた。 ▽沼津港 大翔丸・電090
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遊び心満載の作品ずらり 裂き織りとバッグ50点 湖西・小松楼まちづくり交流館
裂き織り制作に取り組む山田清春さん(70)、真知子さん(68)夫妻=磐田市=と、クラフトバンドを使いバッグを作る川原千明さん(60)=浜松市西区=の作品展が28日まで、湖西市新居町の小松楼まちづくり交流館で開かれている。遊び心を取り入れたユニークな作品約50点が並ぶ。 山田さん夫妻が共同制作する裂き織りのタペストリーは、使わなくなった着物を細く裂いて織り込む手法で、浦島太郎や一寸法師など日本の昔話のモチーフを描くのが特徴。浜松市のキャラクター「出世大名家康くん」や、天竜杉のかんなくずを織り込んだ富士山など、独創的な絵柄の作品も並ぶ。 川原さんはコロナ禍の外出自粛期間に新たな趣味としてクラ
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永谷さん(磐田)最高賞 静岡で県美術家連盟展 8部門137点
第59回県美術家連盟展(同連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が17日、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで始まった。最高賞の同連盟大賞に永谷光隆さん(磐田市)の油彩画「命脈」が選ばれた。 油彩画や水彩画、版画など8部門に計137点の応募があった。永谷さんの作品は窓際に置かれて新芽を出すジャガイモの様子を題材にしたF100号の大作。光が当たって生命力を感じる様子が描かれ、写真と見間違えるほどの写実性が来場者を驚かせている。 展示は21日まで。同連盟の横井友子事務局長は「若手の出品が増えている。展示を通じて作家同士が切磋琢磨(せっさたくま)できれば」と期待した。 このほかの主な受賞者
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⚽J2藤枝と磐田 17日、リーグ初対決 藤枝/攻撃の組み立て鍵 磐田/相手の得点源警戒
J2藤枝と磐田の県勢対決が17日午後7時から、藤枝総合運動公園サッカー場で行われる。両チームは2014年7月に天皇杯での対戦はあるが、Jリーグでの激突は初めて。両者は16日、最終調整した。 藤枝 連敗脱出誓う 磐田戦に向け、パス回しで最終調整する藤枝イレブン=藤枝MYFCサッカー場 前節清水に大敗し、3連敗で13位に後退した藤枝だが、チームに悲愴(ひそう)感はない。DF小笠原は「守って勝ってもしょうがない。積極的に前に出て得点に絡み、自分たちのサッカーを体現したい」とホームで磐田をたたくイメージを膨らませる。 鍵を握るのは安定したビルドアップ。清水戦は大量失点した前半から一転、後半
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J2磐田、ホームタウンに西部7市町追加 「より愛されるクラブに」
J2磐田は16日、従来の磐田市に加え、新たに静岡県西部7市町(御前崎、菊川、掛川、袋井、浜松、湖西市、森町)をホームタウンとして追加すると発表した。Jリーグ理事会で承認された。浜浦幸光社長は「より親しまれ愛されるクラブを目指したホームタウン活動により一層取り組み、世界で躍動するクラブづくりに努める」とコメントした。
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静岡県内4人、第97回国展で入賞
国画会の第97回国展で静岡県内の4人が入賞した。工芸部で牧野弘樹さん(藤枝市)が準会員優作賞、佐々木泰男さん(富士宮市)が会友賞、版画部で葛西祐子さん(浜松市東区)が新人賞、篠田泰雄さん(静岡市葵区)が金守世士夫賞に選ばれた。 同展は15日まで東京・国立新美術館で開催した。6月7~22日、愛知県美術館に巡回する。 静岡県内入選者は次の通り。 絵画部 佐藤大造(浜松市中区)萩原敏江(御殿場市)▽版画部 本多薫(浜松市東区)本島建治(掛川市)勝亦彰夫(沼津市)▽工芸部 高安朱磨子(磐田市)鷲巣恭一郎(静岡市葵区)▽写真部 青野真由美(長泉町)
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地場産品や雑貨販売 磐田 「軽トラ市」にぎわう
「第50回みんなで軽トラ市 いわた☆駅前楽市」(同実行委主催)が14日、磐田市中泉のJR磐田駅北口ジュビロードで開かれた。市内外から約90台が集まり、地場産品や手作り雑貨などを販売した。 生産量日本一を誇る市特産のエビイモを使ったコロッケや地元で水揚げされたシラス、採りたての野菜、市イメージキャラクター「しっぺい」がデザインされたグッズなどが並び、多くの家族連れでにぎわった。 開催50回と母の日にちなんだ工作ブースも設けられ、子どもたちは紙に絵を描いてオリジナルのストラップやペン立てを作って楽しんだ。
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浜岡停止12年 原子力政策転換、賛否分かれる 11首長静岡新聞社アンケート 「国策」理由、無回答も
政府要請で中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)が全炉停止してから14日で12年を迎えた。国は東京電力福島第1原発事故以来の原子力政策を転換し、国会では60年を超えての運転を可能にする束ね法案「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法案」の審議が進む。静岡新聞社は浜岡原発から半径31キロ圏11市町の首長を対象にアンケートを実施し、原子力政策転換についての意見を聞いた。「急転換」「やむを得ない」。長期運転のリスクやエネルギー、環境問題などを背景に賛否が分かれた一方で、「国策」を理由に無回答の市町もあった。 掛川、袋井、磐田、森の4市町は「あまり理解できない
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再稼働容認、高まり「感じる」半数超 浜岡原発停止12年、電気代高騰で【周辺11首長アンケート】
静岡新聞社が中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の全炉停止12年に合わせて周辺11市町を対象に行った首長アンケートでは、「自市町内で再稼働容認が伸長していると感じるか」と尋ねた設問に6市町が「感じる」と回答し、主な理由に電気料金の高騰を挙げた。2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻以降、電気料金は事業用と一般家庭向けのいずれも値上がりした。原発の地元の生産者からも「売り上げを伸ばしても利益は薄くなる」と悲鳴が漏れる。 再稼働「○」 首長はゼロ 明確に「×」 1市に減少 中部電力浜岡原発周辺の11市町首長アンケートで、新規制基準適合性確認審査に合格した場合、浜岡原発の再稼
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⚽ジュビロ磐田 4ゴールで群馬に快勝、PO圏内肉薄 サッカーJ2第15節
明治安田J2リーグは13日、各地で第15節の試合が行われ、磐田は群馬を4-2で下した。 ①ヤマハ▽観衆8963人 磐 田 6勝5分け4敗(23) 4(2―0 2―2)2 群 馬 7勝3分け5敗(24) ▽得点者【磐】藤川(1)山田(2)ドゥドゥ(3)ジャーメイン(3)【群】風間(2)酒井(1) 【評】磐田は4ゴールを挙げて群馬に快勝した。 立ち上がりから主導権を握ると前半10分、山田のパスを藤川が押し込んで先制。13分には相手GKとDFが接触したところを山田が無人のゴールに流し込み追加点を奪った。 後半も攻撃の手を緩めず、2分にドゥドゥのミドルシュートで3点目。11分にはジャーメ
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⚽ジュビロ磐田連勝後押し 地元小学生3500人がエール
磐田市内の全小学校22校の5、6年生約3500人が13日、同市のヤマハスタジアムで行われたサッカーJリーグ2部(J2)ジュビロ磐田-ザスパクサツ群馬戦を一斉観戦した。児童のホームゲーム観戦は、市が地元チームへの応援を通して郷土に愛着を持ってもらおうと、2011年から始め、今回で12回目。 最近3年間はコロナ禍で人数や応援スタイルに制限があったが、今年は4年ぶりに声出し応援が可能となった。各校で行った応援練習の成果を披露し、子どもたちは選手を後押しした。試合は4-2で磐田が今季初の連勝を飾った。 市立向笠小5年の内山開翔君(10)は「ヤマハスタジアムでサッカー観戦するのは初めて。選手がどん
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磐田の“映えスポット”紹介 市役所で写真展 23日まで
磐田市内の観光・歴史資源をSNS(交流サイト)で情報発信する事業「我こそはインフルエンサー」の2022年度参加者が投稿した写真展「わたしがえらぶ磐田の表情」が23日まで、市役所で開かれている。 同事業には22年度、市内外から10~80代の約30人が参加。月1回以上、市内の名所やグルメなどを投稿し、市の魅力を伝えた。写真展では参加者のお気に入りの21枚を展示している。 旧見付学校、府八幡宮の楼門、熊野の長藤などの史跡・文化財や、兎山公園の桜トンネル、夕焼けで赤く染まった竜洋海洋公園などの“映えスポット”を収めた写真が並ぶ。新造形創造館のガラス細工や矢奈比売神社(見付天神)の願掛け牛などを独自の
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遊び通じて走る楽しさ体験 市内の児童らが陸上イベント 磐田
NPO法人磐田市スポーツ協会はこのほど、地域の子どもたちに走る楽しさを感じてもらう陸上イベント「おかえり!!かぶと塚~またみんなと走りませんか~」を同市見付のかぶと塚公園で開いた。 市内の小学5、6年の児童や過去に県市町対抗駅伝で同市代表に選ばれた選手ら約40人が集まった。参加者は鬼に触れられたら、味方に触ってもらうまで動けない「こおりおに」やリレーなど、走る動きを取り入れた遊びを体験。年齢の垣根を越えて交流し、楽しみながら身体を動かした。 同イベントは駅伝経験者との交流を深めることで、子どもたちに走る楽しさを感じてもらうとともに、市内のスポーツ人口拡大につなげる狙いがある。企画運営は、浜松
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納税通知書兼課税明細書に記載漏れ 磐田市
磐田市は12日、2023年度の固定資産税・都市計画税の納税通知書兼課税明細書に記載漏れがあったと発表した。記載漏れは7万433件のうち2483件に上る。 市税課によると、3枚1組の納税通知書兼課税明細書のうち、各ページの最下段が印字されていなかった。委託業者が印刷機の設定を誤ったことが原因という。8日、納税義務者から市に連絡があり発覚した。 同課は来週以降、対象者に対し、正しく印字された納税通知書兼課税明細書をおわびの文書とともに送付する。
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人物画など30点 愛好家作品並ぶ 磐田
磐田市の絵画愛好家グループ「LEMONの会」(鈴木正善代表)の作品展が14日まで、同市見付市立中央図書館で開かれている=写真=。風景や人物画など自由なテーマで描いた力作約30点を紹介している。 会員10人が水彩や油彩、色鉛筆画など多彩なジャンルの作品を出品した。身近な街並みや林道、色鮮やかな花を咲かせるアマリリスなど、描くテーマや筆遣いにこだわった作品が並ぶ。同会は毎月2回、教室を開いて腕を磨いている。
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医療的ケア児 就園支援へ 磐田市、訪問看護師の派遣開始
磐田市は本年度、日常的にたんの吸引などの医療的処置が必要な「医療的ケア児」の就園を支援するため、市内の保育園や幼稚園などに訪問看護師を派遣する取り組みを始めた。医療的ケア児が集団生活を経験する機会を確保し、保護者の負担も軽減する。 これまでは保護者が園でケアを行うことなどを条件に受け入れていた。市内の訪問看護事業所2カ所と委託契約を結び、看護師が園を訪問してケアを行う体制を整えたことで、市内全ての認可公私立園で医療的ケア児の受け入れを可能にした。看護師の訪問費用は市が負担する。医療器具や薬剤などケアに必要な物品は保護者が用意する。 市障害者相談支援センターのコーディネーターが保護者からの
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市民の幸福感“見える化” 磐田市独自指標 政策立案に活用
磐田市の草地博昭市長は12日の定例記者会見で、市民の幸福度を“見える化”する市独自の「ウェルビーイング(幸福感)指標」を策定すると発表した。市民の幸福感を高める政策立案や施策の効果検証に活用する方針。 近年、経済的な豊かさだけでなく、市民や従業員の多様な幸福感をまちづくりや企業経営の視点に採り入れる動きが広がっている。 市は公園や公共交通、医療の充実度など地域特性を表す客観的データに加え、アンケートを通じて市民の主観的な幸福感を分析して数値化することで、地域の強み、弱みを把握する。静岡産業大の岩本武範准教授と共同研究を進め、10月までに指標を策定する予定。202
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人間関係の構築 実技交え指導 浜松いわた信金 新入社員研修
浜松いわた信用金庫はこのほど、新入社員研修の一環で、円滑な人間関係の構築方法を学ぶ「ピア・サポート研修」を磐田市の磐田本部で開いた。48人が受講し、第一学院高顧問で公認心理師の山口権治さん(浜松市)が実技を交えて指導した。 当事者同士が支え合い、前向きに課題を解決する手法で、山口さんら日本ピア・サポート学会で学んだ指導者が浜松市内の小中学校で普及に努めている。生徒間のいじめ防止や仲間意識の醸成に成果を上げ、企業や自治体でも研修に取り入れる動きが広がっている。 山口さんは相手との心理的距離を縮める話し方、感情を理解する観察方法などを説明し、職場でできるトレーニングを紹介した。その上で、「顧
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浜松にJチーム構想 2度断念、ハードルは高め 静岡県社会人1部など3チーム浮上
浜松市内で、サッカーの新しいJリーグチームを発足させる構想が動いている。市サッカー協会関係者を中心に検討が進み、母体となるチームとして現在活動中の3チームが浮上した。協会は「オール浜松」の体制整備の必要性を訴えながら、スポンサーやサポーターの獲得など、実現に向けて本腰を入れる。 同協会によると、全国の政令市でJリーグのホームタウンになっていないのは浜松市だけ。このため、地域活性化の一手段として、Jリーグ入りを目指すクラブの創設を掲げ、周知活動を始めた。鳥井徳孝会長によれば、既にJリーグ入りを目指すことを公言している静岡県社会人1部の浜松シティFCと、非公表の2チームの中で調整中という。