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柔道・橋本選手 地元浜松で「パリ金」宣言 五輪へ市民有志が決起大会

 浜松市出身で今夏のパリ五輪柔道男子73キロ級代表に内定している橋本壮市選手(32)=パーク24=を地元から応援しようと、浜松市民有志が29日夜、橋本選手を招いた決起大会を同市中央区で開いた。橋本選手は初の五輪舞台に向けて「浜松代表として団体、個人ともに金メダルを取る。皆さんからパワーをもらったのでパリで全てをぶつけたい」と意気込みを語った。

多くの市民から激励を受ける橋本壮市選手(左)=29日夜、浜松市中央区
多くの市民から激励を受ける橋本壮市選手(左)=29日夜、浜松市中央区

 市内の政財界や柔道界が中心となって発足した「橋本壮市選手を応援する会」(会長・石川雅洋ソミック石川会長)が主催し、市民約260人が出席した。
 石川会長は「応援する会は2266人が参加し、多くの市民が応援している。浜松を柔道で盛り上げてほしい」と激励。中野祐介市長は「浜松の子どもたちの期待も背負っている。優勝パレードを行う前提で準備したい」と期待を寄せた。
 1992年バルセロナ大会銀メダリストで、96年アトランタ大会にも出場した元五輪柔道代表の溝口紀子さん(磐田市出身、浜松西高出)も激励に訪れ、「遠州、浜松の力を世界に見せつけてほしい。ぜひ私が取れなかった金メダルを」と後輩に思いを託した。
 橋本選手は浜松市立富塚小1年で柔道を始め、3年から育誠館道場(同市中央区)に入門。その後は東海大相模中・高(神奈川県)に進んだ。県勢の柔道代表入りは溝口さん以来7大会ぶり。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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