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「海老芋チーズケーキ」お味は? 農林環境専門職大の白石さん卒業研究 静岡・駿河区で試食会

 静岡県立農林環境専門職大(磐田市)4年で在来作物学を受講する白石菜未さん(22)が、県内で栽培される在来種のサトイモを使ったスイーツ作りに取り組んでいる。このほど試食会を静岡市駿河区の市地域福祉共生センター「みなくる」で開いた。

白石さん(右)の説明を聞きながら海老芋を使ったチーズケーキを試食する来場者=静岡市駿河区の「みなくる」
白石さん(右)の説明を聞きながら海老芋を使ったチーズケーキを試食する来場者=静岡市駿河区の「みなくる」


 白石さんは卒業研究として県東部地区の「大中寺芋(だいちゅうじいも)」や中部地区の「三右衛門芋(さんうえもんいも)」など3種類の在来種サトイモを調査している。今回は主に遠州地方で栽培される「海老芋(えびいも)」を素材にチーズケーキを試作した。
 藤枝市で飲食店のメニュー開発やコンサルティングを手がける西谷文紀さん、英里さん夫妻のアドバイスを受けながら、「バスクチーズ」「ゴルゴンゾーラチーズ」など3種類の味に仕上げた。
 試作品を食べた来場者からは「ねっとりとした食感でおいしい」などと好評価を得た。白石さんは今後、アンケート結果を踏まえ分析や改善を進め、来年1月末に行われる発表会で研究成果を披露する。
 (写真部・坂本豊)

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