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航行不能の船救助 遠州漁協職員、船長3人に感謝状―磐田

 磐田市の福田漁港沖で航行不能になった船を救助したとして御前崎海上保安署はこのほど、遠州漁業協同組合の鈴木計貴事務局長(51)、漁船海友丸の船長堀口裕司さん(48)、漁船海成丸の船長南川領佑さん(40)に署長感謝状を贈った。

感謝状を手に持つ鈴木さん(左)、堀口さん(中央)、南川さん=磐田市豊浜
感謝状を手に持つ鈴木さん(左)、堀口さん(中央)、南川さん=磐田市豊浜

 事案は11月15日午後5時40分ごろ発生した。御前崎海保から救助の協力要請を受けた鈴木事務局長が、漁を終えた堀口さん、南川さんに出動してほしいとの旨を伝えた。2人は所有する漁船で海上を捜索したところ、沿岸から約1.5キロ付近でエンジンが停止した船を発見。乗船者を救助するとともに、故障した船を福田漁港までえい航した。
 磐田市豊浜で贈呈式が開かれ、保坂和彦署長が3人に感謝状を手渡した。鈴木事務局長は「2人に声をかけると、すぐに出動してくれて心強かった」と振り返った。保坂署長は「真っ暗の厳しい状況下、捜索して発見していただき感謝している」と述べた。目印となる物が少ない海上では、通報者が現在位置を正確に伝えることが難しいといい「海での事件事故は、通報の発信位置を迅速に把握できる『118番』にかけてほしい」と強調した。

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