テーマ : 磐田市

築100年超 古民家活用 春野のカフェ 交流拠点に 浜松 地元産紅茶でおもてなし

 浜松市天竜区春野町砂川に築100年を超える古民家を活用したカフェがオープンした。地元産の茶や野菜を使った料理やスイーツで来客をもてなす店は、食事処が少ない地域の交流拠点となりそうだ。

店外から望む景色。天候や時間帯次第で雲海を見ることができる=浜松市天竜区春野町砂川
店外から望む景色。天候や時間帯次第で雲海を見ることができる=浜松市天竜区春野町砂川
ナポリタンや緑茶ゼリーのパフェを振る舞う鈴木さん
ナポリタンや緑茶ゼリーのパフェを振る舞う鈴木さん
店外から望む景色。天候や時間帯次第で雲海を見ることができる=浜松市天竜区春野町砂川
ナポリタンや緑茶ゼリーのパフェを振る舞う鈴木さん


 昨年11月にオープンした「風香つきみ亭」は、茶畑が広がる中山間地にある。のぼりと白いのれんが目印の店内には約25席分のこたつやテーブルが並ぶ。メニューはナポリタンや春野産紅茶、緑茶ゼリーのパフェなどで、ミルクセーキやミックスジュースは手作りにこだわる。
 「昭和レトロの雰囲気が感じられるお店にしたい」と語る店主の鈴木房子さん(62)は磐田市で働いていたが、7年ほど前に実家がある砂川地区に戻った。周辺に飲食店がない状況から開業を決め、キッチン以外は大規模な改修を行わずに地域住民の協力を受けて店内を整備した。
 貸し切り対応やワークショップの会場としての活用なども検討し、地域内外の多彩な人が集まる場所を目指す。午前8時にオープンしてモーニングメニューを提供するなど、通勤客の需要も見込む。
 鈴木さんは「気軽に来てコーヒーを飲んだり、昼食を食べたりしてほっとできる空間としたい」と話す。ゆったりとした時間が流れる店の駐車場からは、天候次第で雲海を眺めることができるという。
 (天竜支局・平野慧)

いい茶0

磐田市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞