浜松市の記事一覧
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⚽スタミナ無尽蔵 ジュビロ磐田DF松原后「チームの中心」へ 左サイドを駆け上がる【しずスポ】
J2磐田のDF松原后(26)=浜松開誠館高出=がここまでリーグ戦全19試合にほぼフル出場し、替えが利かない左サイドバックとして君臨している。今オフ、J1チームへの移籍か残留かで悩んでいた背番号4。「チームの中心選手でいてほしい」。強化責任者の藤田俊哉スポーツダイレクター(SD)からもらった、この言葉に突き動かされ、毎試合無尽蔵のスタミナで上下動を繰り返す。 下部組織出身の兄貴分 磐田のJ2降格が決まった2022年シーズンオフ。松原のもとにはJ1チームから複数年契約のオファーが届いていた。日本代表入りを目指すサイドバックにとって、よりレベルが高く目に留まりやすい環境でプレーしたいと思うのは自
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大雨で浜松・天竜の山間部 幹線道寸断 住民の生活直撃 観光影響最小限に
台風2号の記録的大雨による被害で、浜松市天竜区の山間部の幹線道路では通行止めや大幅な迂回(うかい)を強いられ、住民に生活や経済活動への不安が広がっている。熊地区と龍山町白倉地区では、主要な生活道に大規模な被害があり、復旧には長期間を要するとみられる。住民は「台風で日常が一変した。この生活いつまで続くのか」と懸念を募らせている。 7日午前、龍山町白倉地区の青山有一副自治会長(72)は、約20メートルにわたって陥没した道路を見つめ「自然の恐ろしさを感じる」と肩をすくめた。川側の壁は剝がれるように崩れ、完全に道路が分断されていた。 同地区は、龍山協働センターから約7キロの山あいに位置し、紅葉ス
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アーティスティック水泳日本選手権 高沢、畑中(イール浜松) 静岡県勢入賞 正反対の持ち味で高め合う
アーティスティックスイミング(AS)日本選手権(5月、東京)で静岡県勢が久々の入賞を果たした。テクニカルルーティンのソロでイール浜松の畑中愛梨(浜松日体高2年)が4位、高沢希輝(浜松商高3年)が5位に入り、デュエットも8位に食い込む大健闘。次は国体出場を目指し、7月に激戦の東海ブロック大会に臨む。 高沢が「水泳と踊りが好き。練習を見て面白そうだった」と小1でクラブに入ると、器械体操と水泳に通っていた畑中が「個別では全国レベルになれないけど両方なら」と小4で加入。高沢は豊かな表現力、畑中は巧みな技術という正反対の持ち味を生かし、互いに高め合ってきた。 特に今季は、技ごとに難易度を設定して採
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共助型交通 庄内(浜松市西区)に広がれ 社協など導入へ説明会
浜松市と西区の庄内地区社会福祉協議会は、住民がドライバーとなって自家用車で同じ地域の高齢者らを有料で送迎する共助型交通「やらまいカー(仮称)」の導入を目指している。路線バスの減便など公共交通の縮小を受けた地域の対応で、市内では初の試みとなる。このほど、同区の庄和町公民館で住民説明会が開かれた。 同地区社協の担当者が集まった住民約30人に共助型交通の仕組みや計画を説明した。説明によると、利用するには、スマートフォンのアプリや電話での事前予約が必要で、乗車から降車までの距離によって料金が決まる。利用地域は、浜名湖東岸の庄内地区内のほかに、近隣のバス停2カ所とJR舞阪駅、弁天島駅に行くことがで
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大日如来坐像を見学 浜松市北区・林慶寺に都田小3年生
浜松市北区都田町の都田小3年生14人がこのほど、同区滝沢町の林慶寺(福山寛道住職)を訪れ、同寺が所有する市指定文化財の大日如来坐像を見学した。子どもたちが地域の宝を知り、文化芸術に親しむ機会にしてほしいと、同校と市美術館が企画した連携授業。 福山住職と市美術館学芸員の島口直弥さんが講師を務めた。同美術館によると、像は制作年が判明している基準作の一つ。10月から開催予定の企画展「みほとけのキセキ2―遠州・三河のしられざる祈り―」で展示を予定している。 島口さんは、像が金箔(きんぱく)と木で作られていることや、鎌倉時代の作品であることをクイズで紹介。子どもたちは像の前で手を合わせ、歴史的な価
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「三方ケ原の戦い」ひもとく 浜松・浜名湖エデンの園 小和田氏(静大名誉教授)が講演
浜松市北区細江町の有料老人ホーム「浜名湖エデンの園」は5日、開園50周年を記念し、小和田哲男静岡大名誉教授を招いた講演会を同施設で開いた。 小和田氏は「浜松城時代の徳川家康と三方ケ原の戦い」と題し、時代考証を務める大河ドラマ「どうする家康」のエピソードを交えながら、戦いの経緯や家康と織田信長の関係などをひもといた。「名将は一度大敗北を受ける」と紹介し、家康が三方ケ原での敗戦を乗り越えて成長し、天下人になったと説明した。 講演は、招待客や入居者ら約100人が聴講し、館内放送も実施した。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5月30日はシマアジやタカベ、ネンブツダイ、小アジ。31日はネンブツダイやアジ、シマアジ、スズメダイ、タカベ。6月1日もアジやシマアジ、タカベ、ネンブツダイ。2、3日は台風の影響により休園。4日はネンブツダイやアジ、小イサキ、タカベ、カマスが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス。形は小さいが数が増えてきた。サビキ釣りのアジやイワシも少しずつ大きくなっているため、仕掛けは3~5号でサイズの違うものを用意しておくと対応できる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船
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バスケW杯 時計で応援 「時の記念日」前に制作 浜松市北区・黒田さん
6月10日の「時の記念日」を前に、その年の出来事をモチーフにしたオリジナル時計を制作している黒田清孝さん(77)=浜松市北区初生町=が、8、9月に日本などで開催されるバスケットボールワールドカップ(W杯)を題材にした時計を完成させた。 時計の上部にバスケットコートとゴールをデザイン。毎正時にバスケットボールが登場し、数字の数だけリングに吸い込まれるなどの多様な仕掛けが施されている。振り子は、孫の奈々さん(18)が黒田さんの喜寿を記念し、バスケットボールの絵と「きじゅ」の文字を描いた。 1960年代のぜんまい式の機械を改良し、約2カ月かけて制作した。黒田さんは「バスケW杯が開かれることを
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「価格転嫁 政府後押しを」 「新資本主義」改定案に経営者
政府は6日発表した成長戦略「新しい資本主義実行計画」の改定案で、労働市場改革による持続的な賃金上昇などを柱に「成長と分配の好循環」に向けた諸施策を盛り込んだ。一方、資材価格高騰や労働力不足が深刻化する中、賃上げの原資となる利益の確保に苦慮する企業は多く、県内の経営者からは適切な価格転嫁や生産性向上の仕組みを求める声が相次いだ。 来年4月に運転手の残業時間に上限が設けられる運送業では、人材確保が急務。山岸運送グループ(島田市)の山岸一弥社長(57)は「運転手不足は確実に今後も進む」と懸念を示しつつ、業界の苦境に注目が集まる今を反転への好機ととらえる。「消費者にとっては『送料無料』でも、輸送
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徳川軍、運動会に出陣! 甲冑まとい棒引き合戦 三方原の浜松・瑞穂小
「徳川軍出陣!」「武田の強さを思い知れ!」。浜松市では、戦国時代に郷土で繰り広げられた合戦の要素を、運動会の種目に取り入れている小学校が見られる。徳川家康と武田信玄が激突した三方ケ原の戦い(1573年)の舞台、三方原台地の瑞穂小(同市中区)。このほど開かれた運動会で、両軍に分かれた5年生の大将役が甲冑(かっちゅう)姿になって口上を述べた後、両軍の中央に設置した棒を奪い合う「棒引き合戦」に臨んだ。 5年生の4組が徳川、武田両軍に分かれ、大将役が赤、青、黄、緑色の甲冑に身を包んだ。競技開始前、陣形を組む各組の児童の前に大将らが進み出て、味方を鼓舞する口上を披露するのが恒例になっている。 赤
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犬殺処分1頭 猫101頭も過去最少 22年度の静岡県内 関係団体の努力が成果
昨年度静岡県内で殺処分された犬の数は1頭、猫は101頭で、いずれも過去最少となったことが7日までに県への取材で分かった。動物を飼うことへの責任感の高まりや法整備などペットを取り巻く環境の改善、ボランティア団体の努力が成果につながっているとみられる。関係者は「殺処分ゼロを目指して活動を続けたい」と話す。 犬猫の殺処分数は年々減少しており、犬は殺処分ゼロまであと一歩に迫った。唯一殺処分となった1頭は浜松市で放浪していて保護された小型犬。飼い主が見つからず、重度の疾病のために安楽死が妥当という判断に至ったという。県の担当者によると、放浪している期間や、保護されてから飼い主を探している期間が長い
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⚾浜松湖南【高校野球チーム紹介2023夏】
守りを徹底し、守備から攻撃へのリズムをつくりたい。昨夏を経験した安定感のある木下と鈴木悠の二遊間が要で、主戦の浅岡は打たせて取る粘り強い投球が持ち味。打線は長打力にやや課題を残す一方、野手の間を抜く鋭い打撃の浅岡と逆方向への強打が光る服部を軸に、得点を重ねる。2年の女子岩切内野手は試合出場はかなわないが、「選手に一番近い応援を」と見守る。 部長 鈴木 将矢 監督 野沢 裕人 ①浅岡 璃久(3年、大阪三国ケ丘) ②伊藤 蒼柊(3年、浜松東部) ③足立 爽空(3年、浜松南部) ④木下 颯人(3年、浜松天竜) ⑤服部 咲(3年、湖西新居) ⑥鈴木 悠空(3年、浜松篠原) ⑦鈴木 健太(2年、
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二科静岡支部展開幕 県立美術館 最高賞は伊沢さん(富士)
第48回二科静岡支部展(静岡新聞社・静岡放送後援)の絵画展が7日、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで始まった。11日まで。最高賞の県二科賞には伊沢智美さん(53)=富士市=の油彩画「リンク」が輝いた。 「リンク」は重なり合う龍の青色のうろこを表現した作品。コロナ禍で人と人のつながりが薄れる中、うろこが重なる部分を明るく描くことでつながりの大切さを訴えた。 会場には油彩画や水彩画など62点が並んでいる。 そのほかの主な受賞者は次の通り。 【同人の部】県文化協会賞 竹林紀久江(富士市)▽静岡新聞社賞 山下清生(浜松市)▽画荘清野賞 手塚享伸(静岡市)▽画創清水賞 山田公代(富士宮市
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武将印で「井伊谷」PR 北区の団体、浜松市にプレート
浜松市北区引佐町の住民グループ「直虎顕彰会」はこのほど、井伊直政と徳川家康の武将印をデザインした手製のガラスプレートを中野祐介市長に寄贈した。河合良一会長ら会員4人が市役所に届け、大河ドラマで盛り上がる井伊家ゆかりの地井伊谷をアピールした。 卓上サイズで、両武将の名と家紋、紹介文を彫りつけた作品。会員の藤田仁さんの書を機械で読み取り、野末彰さんがサンドブラストで製作した。直政の紹介は史書に残る「只(ただ)者ならざる面ざしの小童」と、ドラマのイメージそのものの記述を引用した。 同会は2017年の「おんな城主直虎」放送時に結成され、講演会の開催や御城印、武将印の販売などを続けている。今回の「
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小学2校で学級閉鎖 静岡県内インフルエンザ
静岡県は7日、小学校2校でインフルエンザに感染したとみられる患者計18人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 静岡市葵区の小学校10人、浜松市浜北区の小学校8人。
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器物損壊容疑で再逮捕
浜松東署は7日、器物損壊の疑いで静岡市駿河区丸子、不動産業の男(78)=傷害容疑で逮捕=を再逮捕した。再逮捕容疑は5月16日午前8時ごろ、浜松市南区の会社の駐車場で、同区の男性(53)が使用していた軽ワンボックス車のフロントガラスを割った疑い。同署によると、周辺の防犯カメラなどから特定した。容疑者は同男性にけがを負わせた疑いで5月17日に同署に逮捕された。
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飯田線 全線運転再開
JR東海は7日、大雨の影響で運転を一部区間で見合わせていた飯田線の全線で運転を再開した。浜松市天竜区の浦川駅や水窪駅を含む豊橋-平岡駅間は当面、特別ダイヤで運行する。特急「伊那路」2号、3号は全区間で運転を再開した。同1号、4号は当面、全区間で運転を見合わせる。
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沼津、伊豆の国で移動スーパー開始 MV東海
マックスバリュ(MV)東海は6日までに、買い物支援のために地域を巡る移動スーパー2台の運営を沼津、伊豆の国の両市で始めた。生鮮食品や日用品など約500品目を積んだ専用車で商品を販売している。 沼津市を巡回する7号車は1日から稼働し、MV沼津南店を拠点に門池地区、第4地区東、第5地区、金岡、片浜地区などの公民館や公園などを巡っている。8号車はMV伊豆長岡店を拠点に、6日から運営を始めた。沼津市静浦、内浦地区のほか、伊豆の国市長岡、韮山、大仁地区で販売する。 MV東海は昨年4月、浜松市天竜区で移動スーパー1号車を始めた。沼津、伊豆の国の両市での運営は今回が初めて。
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避難情報を前倒し 浜松市 週末の雨に備え
浜松市は7日、今週末にかけて予想される強い雨に備え、市内の土砂災害警戒区域を多く抱える地域を対象に8日午前11時に「高齢者等避難」の避難情報を発令し、緊急避難場所を34カ所で開設すると決めた。 2日の雨で斜面が崩れやすくなっているため、発令を前倒しして早めの避難を呼びかける狙い。緊急避難場所の開設は天竜区20カ所、西区6カ所、北区5カ所、浜北区3カ所。 市はこのほか、天竜区長沢の県道天竜東栄線で発生した道路陥没について、土砂地すべりの可能性があり、復旧に時間がかかるとの見通しを明らかにした。現場から西阿多古川を挟んだ西側の地域に対し、7日午後に避難指示を出した。
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トヨタ系企業 浜松の事業参画 通学路見守りに協力 中区でステッカー受領
トヨタモビリティパーツ静岡支社は本年度、浜松市の「子供安全ネットワーク推進事業」に参画し、同市内2営業所の社用車25台を使った通学路の見守り活動を展開する。このほど担当の社員が同市中区の市教育委員会で「見守り中」と記したマグネットステッカーを受領した。 同社は園児送迎バスの置き去り防止システムなど自動車用品の流通を手がけていて、子どもの安全に協力しようと参画を決めた。ステッカーを付けた車を巡回させることで犯罪抑止を図る。不審者を発見したり異常を察知したりした場合は警察などに通報する。
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浜松医大管弦楽団 中区で定演 息合う演奏 聴衆を魅了
浜松医科大管弦楽団の第43回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。 医学部医学科と看護学科の団員ら約90人が息の合った音色を披露した。スッペの喜歌劇「軽騎兵」序曲や、チャイコフスキーの「イタリア奇想曲」、交響曲第6番ロ短調「悲愴(ひそう)」などを演奏し、聴衆を魅了した。
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⚽名門サッカー部と「幸せな時間だった」 藤枝東高生の宿舎・ホテルシルビアが今夏閉業 OBら名残惜しむ
サッカー名門校の藤枝東高の部員が宿舎として利用する藤枝市稲川のホテルシルビア(菊川一夫社長)が今夏ごろをめどに、経営難を理由に閉業することを決断した。同校をはじめ、市内の高校サッカー部員らの生活を長年にわたって支えてきた施設が、惜しまれながら幕を閉じる。 菊川社長(80)と副社長の妻千枝子さん(79)が1985年、知人の依頼で吉田町から通う藤枝東高のサッカー部員を自宅で受け入れたのがきっかけ。試合を見に行き続けると、知識がなかったサッカーを好きになったという。預かってほしいと頼まれる部員の人数も徐々に増え、96年に部員たちの部屋をホテルに移した。 2006年からは女子サッカーの強豪、藤
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窃盗と建造物侵入の疑いで女逮捕 浜松中央署
浜松中央署は6日、窃盗と建造物侵入の疑いでペルー国籍、浜松市中区曳馬3丁目、会社員の女(22)を逮捕した。逮捕容疑は4月下旬、正当な理由がないのに同区の携帯電話販売店に侵入し、現金15万円を盗んだ疑い。同署によると、容疑者は同店の従業員で、営業時間外に侵入したとみられる。容疑を否認しているという。
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キャンプギア「静岡県発」続々 テーブル、たき火台… 個性的デザインで存在感【しずおかアウトドアファン】
アウトドアレジャーの主役としてキャンプの人気が高まる中、静岡県内でもキャンプ用のギア(道具)の製造、販売に乗り出す企業が増えている。小規模ながらも、大手メーカーにはない個性的なデザインや使いやすさといった特徴を打ち出し、静岡県発の「ガレージブランド」として存在感を高めつつある。 伝統の紗綾形模様に 「2014年に創業し、今では約30種類の商品を手がけるようになった。静岡だけでなく、台湾や香港などからも注文が来る」―。「アイアンクラフト」のブランド名で製品を開発しているアウトリガー(菊川市)の黒田憲一社長は手応えを語る。 事業を始めたきっかけは、建設業を営む黒田社長が知人からキャンプテー
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静岡県内浸水害700件超、2人を災害死認定 台風2号
梅雨前線と台風2号による記録的な大雨で、静岡県が確認した住宅などの浸水害は6日までに、724件となった。県は死亡が確認された浜松市と磐田市の男性2人について、両市が災害死認定をしたと発表した。 静岡県によると、6日現在の住宅の浸水害は床上が176件で、床下が548件。市町別では沼津市の被害が最も多く、床上で100件、床下は200件確認されている。 災害死認定されたのは、浜松市北区引佐町の倒壊家屋で発見された水野真彰さん(35)=同市=と袋井市の海岸で見つかった浅岡義方さん(74)=磐田市=。県などは死因を明らかにしていない。
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体育会人材と企業マッチング 浜松開誠館高野球部出身の橋本さん、アプリで「就職と採用手助け」
スポーツに励んだ人の第二の人生をサポートしたい-。浜松開誠館高野球部出身の橋本陽介さん(24)が代表を務めるリクルーティングアプリ運営「TGS」(東京都)がこのほど、体育会人材の就職活動と、企業の採用活動を結び付けるアプリ「スポキャリ」をリリースした。 スポキャリは求職者から企業へのアプローチに加え、企業から求職者をスカウトできる機能が特徴。届いたオファーを承認すると直接、メッセージのやりとりが可能になる。求職者の対象は高校・大学・社会人のいずれかでスポーツに取り組んだ人で、マネジャー経験者も利用できる。 橋本さんはスポーツ(野球)推薦で関東の大学に進学したが、けがなどが重なり中退。そ
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国道152号迂回路 全車両通行可に 浜松市天竜区、一部片側通行
浜松市は、大雨による土砂災害の影響で同市天竜区龍山町の国道152号が通行止めの状態が続くため、6日から、迂回(うかい)路を午前6時~午後7時の時間限定で20トン以上の大型車を除く全車両を通行可能とした。 迂回路はこれまで、普通車と二輪車のみ通行可能としていたが、復旧が長引く可能性が高いため、大型車と中型車も通行可能にした。一部片側交互通行で、道路の各地点に交通誘導員を配置する。 国道152号は秋葉トンネルの北部でのり面が崩壊し、道路約100メートルにわたり土砂が流れ込んだ。
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アジサイ梅雨彩る はままつフラワーパークで見頃
浜松市西区のはままつフラワーパークで、約90品種3500株のアジサイが見頃を迎えている。梅雨空の下、鮮やかに色づいた花が訪れた人たちを楽しませている。 全長約600メートルのアジサイ並木には、定番の品種「エンドレスサマー」を中心に、青や紫、白など多彩な花が並ぶ。同園によると、開花時期は例年より1週間程度早く、見頃は6月下旬までの見込みという。 6日も家族連れらが写真を撮ったり並木沿いをゆっくり散策したりして梅雨の彩りを満喫した。帰省中の北区の実家から家族で訪れた奥原紫帆さん(33)は「これだけのアジサイが咲いている場所はなかなかない。きれいな花が見られてよかった」と笑顔を見せた。
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浜松・よつばの杜 満天の星、水窪グルメも【キャンプ場だより】
キャンプ場では夜になると満天の星、サイト横を流れる翁川では夏場は川遊び、渓流釣りが楽しめます。本州を横切るように延びる中央構造線も走っていて、パワースポットとして癒やし空間になっています。現在、場内に子どもから大人まで利用できる室内遊技場も整備中です。 キャンプ場までの道中には桜並木などがあり、3月後半から4月の桜の季節を中心にさまざまな景色と景観で訪れる人を魅了します。9月には北遠最大級の水窪祭りが行われ、地域住民以外の方でも朝から夜まで楽しめます。 地元グルメも見逃せません。キャンプ場から車で5分ほど北上すると、山の中にホットドッグ店があり、長野県方面へ行く前の格好の休憩スポットにな
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記者コラム「清流」 山あいのコーヒー
つい最近、のどかな自然の中で飲むコーヒーは格段においしいことを知った。浜松市の中心部から車で1時間半ほどの天竜区佐久間町浦川で、中区の喫茶店「珈琲専心 粋庵」が月1回、実演販売に訪れる。自然豊かな浦川で今、誰でも本格的な一杯を楽しめる。 実演販売は、浦川郵便局の局長が店の常連である縁で始まった。訪れる住民は若年層から主婦まで幅広く、ひとときの憩いを求めて足を運ぶ。私も毎月、その機会を心待ちにするようになった。4月に訪れた70代の女性は、喫茶店のコーヒーを久々に味わい、「リッチな気分」と笑顔を見せた。 人口1000人を下回りつつある集落で生まれた新たなにぎわい。一杯のコーヒーが、新鮮で温か
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⚾浜松湖北【高校野球チーム紹介2023夏】
球威ある直球で押す馬渕、右下手から制球良く投げ込む馬場のタイプの異なる2投手が継投し、宮田、中沢の二遊間が堅実な守備でナインをもり立てる。打線は、逆方向に打てる3番戸田、打率を残せる4番中嶋、勝負強い6番有谷を中心に長打力のある打者がそろった。強くスイングできる分、どれだけ確実性を高められるかが鍵となる。練習後には、必ずグラウンドに整列して校歌を歌う。 部長 鈴木 厚也 監督 吉川 勇海 ①馬渕 森(3年、浜松細江) ②戸田 賢典(3年、浜松引佐南部) ③有谷 光太(3年、浜松麁玉) ④宮田 遼詠(3年、浜松細江) ⑤鈴木 大翔(2年、浜松浜北北部) ⑥中沢 野武(3年、浜松北浜) ⑦
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袋井市陸協20周年記念事業 マーク、マスコット制作「一緒に飛躍を」 静岡文化芸術大生が協力
袋井市陸上競技協会は2020年に迎えた創立20周年の記念事業として、シンボルマークとマスコットキャラクター、ロゴデザインを制作した。協会アイデンティティー構築に向けた取り組みで、協会旗や横断幕、グッズなどを展開し、イメージアップに活用する。 静岡文化芸術大(浜松市中区)デザイン学部の学生を対象に募集し、3年生の大石海帆さん(21)のデザイン案を採用した。大石さんによると、シンボルマークは「陸上競技選手の躍動」がテーマで、競技に真摯(しんし)に向き合い、全力で取り組む選手の姿を表現した。 キャラクターの「ホッパー」は、袋井市と森町を想起させるえんじ色と緑色を使用。競技場を駆け抜ける風雲児を
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毎日の食事大切に 料理コーディネーター講演 浜松・舞阪中
浜松市西区の舞阪中はこのほど、OBでフードコーディネーターの田中稔さんを講師に迎えたキャリア講座を校内で開いた。全校生徒約250人が家庭料理の大切さなど、食に関わる知識を学んだ。 田中さんは大河ドラマ「どうする家康」の食事シーンに出てくる料理の調理を担当するなど、数多くのテレビドラマやCMに携わっている。メニュー開発を進めるフードコーディネーターの仕事内容などを説明しながら、「食べ物をおいしく見せるため、12時間以上をかけて30秒の映像を完成させることもある」と、CMの裏側も紹介した。 この日は、スープに入っている野菜を浮かせて見せるために、砂糖を入れる撮影法を実践。生徒から「おおっ」と
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過疎化や空き家問題解決へ 浜松市天竜区、土田さん活動事例紹介
浜松市天竜文化協会は4日、同市天竜区の二俣協働センターで「天竜文化講演会」(静岡新聞社・静岡放送後援)を開いた。天竜デザイン事務所の土田哲也代表(38)がまちづくりと文化活動をテーマに講演した。 青年海外協力隊での活動などを経て、2013年に同区に移住した土田さん。浜松山里いきいき応援隊として活動し、退任後も天竜で移住支援や個人事業主の誘致などを行っている。 講演では、同区が抱える過疎化や空き家の増加などの問題解決に向けた活動事例を紹介。地域PRと地域交流を通じた移住促進の可能性について論じた。 本紙窓辺欄への自身の寄稿を引き合いに、「グローバル化の時代。自国の歴史や伝統文化を深く理解
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⚽敵地でJ1鹿島に挑む 「失敗を恐れず大胆に」【ホンダFC 天皇杯見どころ】
サッカーの天皇杯第103回全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、静岡新聞社など共催)は7日、J1、J2勢が登場する2回戦を各地で行う。1回戦でJ3奈良を破ったアマチュアシードのホンダFCはJ1鹿島に挑む。 ホンダFCは敵地で鹿島と対戦する。過去5大会で2度敗れるなど、何度も立ちはだかってきた強敵。小林監督は「自分たちは挑戦者。失敗を恐れず大胆に戦う」と意気込む。 公式戦は4試合連続無失点中。3日のリーグ戦も4得点で快勝し、チーム状態は良好だ。主将のMF松本は「優勝を目指す以上、勝たなければいけない相手。結果にこだわる」と下克上を誓う。
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フットサルFリーグ アグレミーナ「全勝目指す」 10日開幕戦 浜松市長に抱負
フットサルFリーグ2部のアグレミーナ浜松の選手らがこのほど、2023~24シーズン開幕を前に浜松市役所を訪問した。中野祐介市長に意気込みを伝えた。 チームは昨季、9勝5敗2分けで3位。今季は16試合が行われ、1位になれば1部の最下位チームとの入れ替え戦に臨むことができる。キャプテンの巽優太選手は「1試合も落とさないという緊張感で戦っていく」と語り、中野市長から「ぜひ勝って盛り上げてほしい」と激励を受けた。 開幕戦は10日、浜松アリーナでミラクルスマイル新居浜との試合を行う。
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2月個人破産122件 前年比18件減
静岡商工データがまとめた2月の静岡県内個人破産(手続き開始決定)件数は、前年同月比18件減の122件だった。 地区別は東部が18件増の54件、中部が19件減の30件、西部が17件減の38件。市町別は浜松市21件、静岡市と富士市が各15件だった。 同社は「件数減の状況は一過性とみられ、今後も物価高の影響に注視が必要」と指摘する。
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フラワーロス活動 浜松市に収益寄付 俳優の當間ローズさん
湖西市育ちの俳優當間ローズさん(30)が6日、浜松市西区のイベント会場で実施した「フラワーロス」の販売収益3万3000円を浜松市に寄付した。同区役所で仲井英之区長に届けた。市の「子どもの未来応援基金」を通じて教育や福祉に活用される。 同区の生産者から規格外で廃棄されるガーベラ300本を譲り受け、自ら鮮度を保つ処理を施して、4月の音楽イベント「ウナフェス」で販売した。 當間さんはイタリア、ブラジル、日本の血を引くミックスルーツ。わずかな傷や大きさの違いで大量の花が捨てられる実情を知り、幼少期にいじめを受けた自分の経験と重ねて「他人と違っても輝ける」と思いを込めた「薔薇(ばら)色の人生プロジ
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園児がアイガモ放鳥「お米を守ってね」 浜松の2幼稚園
アイガモ農法による米作り体験に取り組む浜松市東区の中ノ町幼稚園と和田幼稚園の年長児18人が6日、5月半ばに田植えを終えた同区安間町の水田を訪れ、アイガモのひなを放した。 園児は毎年、同区の渡瀬克彦さん(77)が管理する計約10アールの田んぼで米作りに挑戦している。この日は、渡瀬さんと地元農家の指導を受け、生後2週間ほどのアイガモのひな約30羽を放鳥した。 渡瀬さんは「カモは雑草や虫を食べて米を守ってくれる」と説明。ひなを優しく手に包んで田んぼに放した園児は、かわいらしく泳ぐ姿を見守りながら「元気でね」「いってらっしゃい」などと声をかけた。 中ノ町幼稚園の百家由奈ちゃん(5)は「初めてカ
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書道パフォーマンスで花火事故防止呼びかけ 浜松開誠館高生
花火シーズンを控え、浜松市消防局は5日、火薬類の事故防止を呼びかける街頭啓発として、浜松開誠館高書道部=中区=による書道パフォーマンスを東区のイオンモール浜松市野で行った。 「火薬類危害予防週間」(10~16日)に向けた活動の一環。1~3年の7人が「気を抜くな 扱う相手は 火薬類」「発破作業、あせらずあわてず 確実に」の標語を揮毫(きごう)した。部員は縦2メートル、横3メートルの紙に、ダイナミックに筆を走らせ、力を込めて書き切った。発破作業をイメージした崖とダイナマイトの絵なども添え、買い物客にアピールした。 部長の疋田晃輝さん(18)は「2カ月前から練習した。この書道パフォーマンスをきっか
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森林の役割学ぶ 浜松・水窪小児童が国有林見学
浜松市天竜区水窪町の水窪小の5、6年生11人はこのほど、同区龍山町の瀬尻国有林を見学した。国有林を管理する天竜森林管理署(同市浜北区)の説明を通して森林の役割を学んだ。 児童は、天竜川の治水治山に貢献した実業家金原明善が1888(明治21)年に植林した「瀬尻スギ展示林」を訪ねた。同署の署員は展示林を説明した上で、森林が治水に役立っていることを紹介した。かつて洪水が頻発し「暴れ天竜」と恐れられていた天竜川の洪水を防ぐため、明善が植林したことを説明した。 展示林を見学した後、一行はスギやヒノキの苗木を植栽している場所に移った。署員は、野生動物による苗木の食害を防ぐ対策が必要なことや、森林の環
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国道152号など復旧めど立たず 浜松・天竜区山間部、通行止め
2日から3日未明に発生した豪雨で、浜松市天竜区の山間部では、複数の道路が通行できない状態となっている。龍山町大嶺では、国道152号の秋葉トンネル付近の北側でのり面が崩壊し、全面通行止めがしばらく続く見通し。地域住民らは迂回(うかい)路を活用して移動している。 同町大嶺に住む80代女性は大雨以降、同市東区に暮らす家族から食料品を直接もらい、生活を維持していた。女性は「普段使うバスも通れなくて大変。国道が止まることは龍山で暮らす人にとって一番困る」と話した。天竜区の中心街と熊地区を結ぶ県道9号線は路面沈下による崩壊で、全面通行止めの状態が続いている。5日現在で復旧の見通しは立っていない。 佐
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被災者支援早急に 中野市長が現場視察 台風2号・記録的大雨
浜松市の中野祐介市長は5日、台風2号などによる記録的大雨で死傷者を出した北区引佐町渋川と西区協和町の土砂災害現場を視察し、二次災害を防止する応急対策や被災者への支援などを早急に行う方針を示した。 北区引佐町渋川では住宅が倒壊し、中山間地の活性化に携わる市の「浜松山里いきいき応援隊員」として2022年3月まで活動していた水野真彰さん(35)が亡くなった。中野市長は献花台に花を手向けて追悼した後、市の担当職員から説明を受けながら、現場の状況などを確認。「異常な出水がたびたび起こりうることを前提とし、住民の命を守るためにソフト、ハード両面から対策を点検し、構築していく」と述べ、応急対策として現場
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水窪の戦没者慰霊大祭廃止 後継者不在、高齢化で負担大きく 遺族会「仕方ない」
浜松市天竜区水窪町の町遺族会は5月、終戦直後からコロナ禍の前まで毎年6月に実施していた慰霊大祭の廃止を決めた。会員の減少で会場を準備する負担が大きくなり、毎年の開催が困難となったためだ。ことしの開催予定日だった今月2日は慰霊塔を開扉し、遺族関係者が訪れてそれぞれ追悼した。会員は「時代の流れ。後継者がいないことは仕方がない」と受け止める。 慰霊大祭は日清戦争以降の戦争で命を失った旧水窪町出身の296柱の英霊に哀悼の意をささげている。同遺族会は1946年に設立され、創設当時の会員は約300人いたが、現在は約120人と減少する一方だ。5月中旬に開かれた遺族会の評議委員会で、慰霊大祭の廃止案が議題
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静大の最新衛星 いつ打ち上げ? JAXA失敗、学生研究に波及 募る懸念も「準備期間増えた」
宇宙航空研究開発機構(JAXA)のロケットの打ち上げ失敗など日本の宇宙開発計画の遅れが、静岡大の超小型人工衛星開発にも影響を及ぼしている。国家レベルではなくとも開発に参入でき、革新的な実証実験を宇宙空間で行うことができるのが超小型衛星の強み。だが、ロケットの打ち上げ自体が減れば、実験機会は減少する。静大生らは限られた学生生活の時間の中で貴重な研究機会が減ることに悔しさを募らせつつ、「準備期間が増えた」と切り替え、前を向く。 静大工学部は2021年1月に、6機目の超小型衛星「STARS―X(スターズエックス)」の開発を発表した。JAXAのロケットで衛星を打ち上げて、宇宙空間を浮遊する宇宙ごみ
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多言語での発信不可欠 国際交流協会職員として外国人を支える 岡田シモネさん【アフターコロナへ 私の視点⑧】
新型コロナウイルス下、外国人はいつにも増して「日本語の壁」に直面しました。一番困ったのは、ワクチンや給付金など生活に不可欠な情報を理解すること。日本人と同じように税金や社会保険料を納めているのに、日本人と同じタイミングで情報を得ることができなかったのです。私たちは多言語への翻訳と周知に努めましたが、さまざまなルールはめまぐるしく変わり、対応が追いつかないほどでした。 浜松市に住む外国人の中心は働く世代。その多くが、工場に勤める歩合制の派遣労働者です。2008年のリーマン・ショックと同様、新型コロナの流行が始まった20年も、彼らが真っ先に、解雇や労働時間削減の対象になりました。生きるためには
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“出発”宣言、一歩踏み出す 浜松からメジャーデビュー Atomic Skipper
浜松市出身の4人組ロックバンドAtomic Skipperが、アルバム「Orbital」でメジャーデビューを果たした。高校入学直後に結成してから9年。「初めて曲を聴く人にも、これまで時間を共有してきた人にも、“出発”を宣言できる作品ができた」と、胸を張って一歩を踏み出した。 高校時代は軽音楽部で演奏しながら、週末に磐田市内のライブハウスに通った。卒業後も働きながら音楽活動を続けた。「メンタルと体力が鍛えられた」と松本和希(ドラムス)は振り返る。 新型コロナウイルス下でも曲の制作を止めなかった。ライブや観客への考え方も変化したと久米利弥(ベース)と中野未悠(ボーカル
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本読みながら運動 浜松に新業態ジム CCC、東海初出店
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、東京都)は7月1日、スポーツジム「TSUTAYAコンディショニング三方原店」を浜松市北区にオープンする。本を読みながら運動できる器具を備えた新業態で、東海エリア初出店となる。運営は加盟企業のマルトミ(同区)が担う。 1987年に開業したDVDなどのレンタル店を改装した。店舗面積約400平方メートル。ジムエリア、ヨガスタジオのほか、カフェスペースなどを備えた。店内に鏡やダンベルはなく、利用者に合わせた運動量を提案するAI(人工知能)マシンや約300冊の書籍などを置く。 想定客層は30~50代女性。商圏人口の多さや健康意識が強い市民性などの調査を基
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オフィス市況、大幅改善 社会経済活動回復で 4月、賃料も下げ止まり
日本不動産研究所がまとめた4月時点のオフィス市況調査によると、空室率DI(「改善」から「悪化」を引いた回答割合の指数)は静岡市で40・0、浜松市が15・0といずれも2022年10月の前回調査から大幅に伸長した。社会経済活動の回復に伴って両市ともに出店ニーズが高まり、市況が着実に改善している傾向が浮かんだ。 両市中心部で延べ床面積3千平方メートル以上のオフィスビルを所有する企業や賃貸業者から聞き取った。 静岡市の空室率DIは前回から20・0ポイント改善し、コロナ前の19年10月(23・8)を上回った。JR静岡駅周辺から少し離れた立地にも需要が広がり、機械関連の営業拠点の入居事例があるとい
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ヤマハ激闘、都市対抗野球本大会へ 5年連続44度目
社会人野球の都市対抗東海地区2次予選は5日、愛知県の岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで第2代表決定戦を行った。ヤマハ(浜松市)は王子(春日井市)に延長十回タイブレークの末、6-5でサヨナラ勝ちし、5年連続44度目の本大会出場を決めた。優秀選手賞にはヤマハの秋利雄佑一塁手(常葉菊川高出)が輝いた。本大会は7月14日に東京ドームで開幕する。 ▽第2代表決定戦 王子(春日井市) 0000131000―5 0203000001x―6(延長10回タイブレーク) ヤマハ(浜松市) ▽本塁打 前野(ヤ) ▽三塁打 前野(ヤ)▽二塁打 平野、細川(王)大本、秋利(ヤ)▽暴投 近藤(ヤ) ▽試合時間
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全壊家屋1件 浜松市が追加確認 西区協和町、土砂崩れ
浜松市は5日、西区協和町で土砂崩れによる家屋の全壊1件を確認した。2日の大雨で市内の家屋全壊は西区4件、北区1件の計5件となった。市によると、新たに確認した全壊家屋は空き家で、けが人はいない。 市は同日、北区と天竜区で3カ所あった孤立集落をゼロに変更した。市は車での行き来ができない集落として挙げていたが、徒歩で行き来できて必要な物資も届けられるため、孤立ではないと整理した。 市はホームページで被災者向けの支援制度などを紹介している。ふるさと納税を活用した支援金寄付の受け入れも始めた。
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「水野さん絶対に忘れない」 浜松・引佐地域に尽力、住民ら悼む 台風2号大雨
浜松市北区引佐町渋川の土砂災害現場で亡くなった水野真彰さん(35)の自宅付近には5日も多くの地域住民らが訪れ、渋川を愛した水野さんを悼んだ。 「浜松山里いきいき応援隊員」として活動した後も定住して地域のために尽力した水野さん。献花台に花を手向けた渋川出身の女性(53)=中区=は「地域のイベントなどで一緒になり、1カ月ほど前に会った際にも気さくに話してくれた。地元の人にも愛されていた」と振り返り、「みんな絶対に忘れない」と目を潤ませた。
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袴田ひで子さん「諦めたらおしまい」 「大崎事件」を巡り心境
「大崎事件」を巡り、福岡高裁宮崎支部が5日、原口アヤ子さん(95)の再審開始を認めない決定をしたことを受け、3月に再審開始が確定した元プロボクサー袴田巌さん(87)の姉ひで子さん(90)が浜松市中区の自宅前で報道陣の取材に応じ「残念な決定ではあるけれど、諦めたらそこでおしまい。元気を出して頑張っていってもらうしかない」と受け止めを語った。 原口さんとは15年ほど前に初めて会い、支援集会に駆けつけるなどして交流してきた。入院先の病院を訪ねて見舞い、激励の動画を届けてきた。一報を受け、すぐに原口さんや支援者を励ますビデオメッセージを送ったという。ひで子さんは「巌だけが助かればいいとは思っていな
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行政区再編、浜松市再始動 ボトムアップ型課題提起へ 地域分科会と代表会運用協議
浜松市の行政区再編を協議する市議会特別委員会は5日、7区から3区への再編に伴って各区協議会の組織内に新設する、地域分科会と代表会の運用方法を協議した。住民代表の負担を考慮しつつ、ボトムアップ型の課題提起を促進する組織を目指す。 市の素案では、地域分科会は単独区として残る天竜区を除き、現6区の区協議会をベースとする。委員数は20~25人で始め、地区コミュニティ協議会などから上がった地域課題の提案や意見を審議して市に届ける。毎月1回開催し、区役所予算や地域力向上事業などについても議論する。 代表会は「中央」「浜名」両区に置き、地域分科会の代表者各8人で編成する。市議会定例会と同じサイクルで年
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飯田線あすから全区間で運転 JR東海発表 台風2号大雨
JR東海は5日、豪雨の影響により一部で運転を見合わせている飯田線を、7日に全区間で運転再開すると発表した。浜松市天竜区の浦川駅や水窪駅が含まれる豊橋~平岡駅間は、特別ダイヤで再開する。当面の間は特別ダイヤで運転する。特急列車「伊那路」の運転再開の時期は未定。
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私立中高一貫校 フェアで魅力発信 浜松・えんてつホール
静岡県西部の私立中高一貫校が学校情報や教育の魅力などを発信する「私立中高一貫校合同フェア」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が4日、浜松市中区のえんてつホールで開かれた。 磐田東、浜松学院、浜松開誠館、浜松学芸、西遠女子学園、浜松日体、聖隷クリストファー、浜松修学舎の各校が個別相談ブースを設け、児童や保護者に、英語や数学に注力しているカリキュラムの特色や部活動について紹介した。 袋井市の小学6年の男児(11)は「学校の様子がよく分かった。試験を頑張りたい」と話した。
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ボランティア派遣へ調査 浜松市社協 住宅浸水多発地域で
浜松市社会福祉協議会は2日の大雨で浸水被害を受けた住宅への災害ボランティア派遣に向け、ニーズ調査に取り組んでいる。支援が必要な被災者を把握するため、職員が被害多発地域で聞き取りに歩いている。 天竜川と安間川に挟まれた南区老間町は水路があふれて被害が全域に及んだ。5日に市社協の浜松地区センター職員ら6人が地域を巡り、住民から支援の要否を聞き取った。鈴木光昭副センター長は「自治会役員や近所の協力で片付いた家が多いが、何をすれば良いか分からず困っている人も目立つ」と話した。今後必要な人手を見積もってボランティアを集める。 市内の浸水被害は5日時点で床上34件、床下135件。市と市社協は昨年の台風1
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舞阪小児童 浜名湖の自然学ぶ アマモ場観察
浜松市西区の舞阪小はこのほど、浜名湖でアマモ場の観察を行った。総合学習の一環で、地元の自然環境の現状を学ぼうと5年生約80人が参加した。 児童は網を片手に勢いよく波打ち際へ向かい、カニやヤドカリなど磯の生物を観察したほか、近年の浜名湖の環境の変化で海草「アマモ」が減少している実態の説明を受けた。 アマモは「海のゆりかご」とも呼ばれ、魚の産卵や子育ての場になるなど、水中で重要な役割を担っている。児童は観察体験を通じて、環境保全の大切さについて理解を深めた。 祖父とほぼ毎日、浜名湖に通っているという河合正太郎君(10)は「カニやハゼをたくさん観察できた。アマモも見つけたけど、元気がなく弱っていた
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浜松の高柳さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第230回大会が4日、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。49人が参加し、最強のSSクラスは浜松市の高柳丞さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①高柳丞(浜松市)②赤松竜也(同)③松島義男(磐田市)▽S ①渥美良純(浜松市)②阿部久夫(磐田市)③落合雅巳(菊川市)▽A ①川口哲也(浜松市)②牧野斉(同)③山中敏夫(磐田市)▽B ①中村敏男(浜松市)②清水文彦(磐田市)③高柳長男(掛川市)
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下滝遺跡群 出土品“里帰り” 石器や土製品展示 浜松・半田山北公会堂
浜松市東区半田山の周辺住民でつくる「半田山北成年会」は3日、同地域で出土した「下滝遺跡群」の1日限定の特別企画展「出土品の里帰り」を、地元の半田山北公会堂で開いた。多世代交流の場を提供しようと企画した。 下滝遺跡群は、半田山周辺の河岸段丘で、1989年から約8年間にわたる遺跡発掘調査で見つかった、約2万年前の旧石器時代から昭和時代までの出土品。普段は市博物館で保管され、一般公開していない。 企画展では市博物館の協力の下、縄文時代の竪穴住居の遺構で発見されたやじりなどの石器や、奈良時代の祭祀(さいし)に用いたと考えられる馬や人をまねた土製品、太平洋戦争中に陸軍の部隊が残したとされる食器など
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浜松の鶴田さん、妻の故博子さん 比翼句碑建立・除幕
浜松市東区の俳人鶴田育久さん(84)と、2002年に死去した妻博子さんの比翼句碑の建立・除幕式が3日、中区の瑞雲寺で行われ、約40人の関係者が出席した。 明治時代から続く自由律俳句誌「層雲」の編集長を務めた育久さんと、島田市の口語俳句「主流」や層雲の同人博子さんが1970年に結婚してから、金婚式にあたる50年が経過したことなどから、長男真也さん(51)らが「少しでも親孝行を」と句碑を建立した。比翼句碑には育久さんが1976年に層雲賞を受賞した20句のうちの1句で、榛原郡の小さな漁港を見下ろす山の中腹の寺に立ち寄った際の情景「島の雨に 船が耳を寄せあっている」と、3人の子育てが一段落した博子
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秋の伊豆旅行 思い出を絵に 13日まで、浜松・書絵堂ギャラリーで展示
静岡県西部の作家が集まる団体「浜松美術協会」のスケッチ展「秋の伊豆旅行(2022)」が13日まで、浜松市東区の書絵堂ギャラリーで開かれている。 50~80代のメンバー18人が昨秋に1泊2日で訪れた伊豆半島の思い出の風景など33点を出品した。荒々しい岩肌の丘の頂にたたずむ爪木崎(下田市)の灯台や、勾配のある坂の途中に連なる熱海市の街並み、夕焼けで深紅色に染まる西伊豆町の堂ケ島など幻想的な風景を水彩で描いている。
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家族題材のクラシック曲紹介 浜松音楽の森プロジェクト
浜松市内在住の演奏家3人でつくる「浜松音楽の森プロジェクト」は4日、家族を題材にしたクラシック曲や作曲家のエピソードなどを紹介する演奏会「心とからだに安らぎを 親と子をつなぐ クラシック名曲集」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のアクトシティ浜松で開いた。 メンバーのソプラノ歌手中浜美佐さん、フルート奏者鈴木健二郎さん、ピアニスト山本明日香さんが出演した。フランスの作曲家フォーレが知人の子どもの誕生祝いに書いたとされる組曲「ドリー」などを演奏。ピアノの流れるような旋律に、フルートの美しい音色と情感豊かな歌声が重なり、聴衆を魅了した。
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自転車マナー向上推進 浜松学院高と浜松開誠館高 指定 浜松中央署
浜松中央署は自転車のマナー向上と交通事故防止を推進する本年度の「高校生自転車マナーアップモデル校」に浜松学院高と浜松開誠館高を指定した。生徒が自主的に自転車通学者への街頭指導や安全啓発に取り組む。 浜松学院高ではこのほど、同署の鈴木啓友交通官が鈴木夢菜生徒会長(17)に指定書を手渡した。同校は生徒の7、8割が自転車通学。現在は毎月、「交通事故ゼロの日運動」を実施し、朝に呼びかけを行っている。 鈴木生徒会長は「学校の周りは車通りが激しい。左側走行を徹底し、並列走行をやめるなど当たり前のことから呼びかけたい」と話した。
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家康の嫡男 松平信康ってどんな人? 粗暴か大物か 非業の死遂げた若武者
信康の生涯 永禄2(1559)年、駿府生まれ。父は徳川家康、母は家康正室の築山殿。幼名は竹千代。今川義元が織田信長に討たれた「桶狭間の戦い」後、家康が駿府の今川から離反して岡崎で自立したため、駿府に抑留されて今川の人質となった。永禄5年に家康と今川氏真の人質交換により、岡崎へ入った。 永禄10年に織田信長の娘・五徳(徳姫)と結婚。元亀元(1570)年の家康浜松移転後、元服して岡崎次郎三郎信康と名乗り、岡崎城主になった。名前は舅(しゅうと)信長から「信」を、父家康から「康」の字を譲り受けたもの。 初陣は天正元(1573)年、足助武節(現愛知県豊田市)への出陣とされる。岡崎奉行の大岡弥四郎
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自転車ヘルメットインフルエンサー 鈴木さん(聖隷クリストファー高)指定
浜松市北区と細江署はこのほど、同区三方原町の聖隷クリストファー高2年鈴木颯貴さん(17)を「浜松市北区自転車ヘルメット着用推進インフルエンサー」に指定し、同校で指定書の交付式を開いた。同様の指定は浜松啓陽高(同区三幸町)でも予定し、区内全体へと広げていく考え。 自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化された4月の改正道交法の施行を受けた独自の取り組み。鈴木さんは校内でいち早くヘルメットを着用していたという。今後も周囲の手本として着用を続け、友人への声かけなども行っていく。 桜井真吾交通課長から指定書を受け取った鈴木さんは「これからも自転車ヘルメットの大切さを伝えていく」と意気込みを述べた
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LGBTの苦悩映画に投影 浜松で上映会 浅沼監督、思い語る
LGBTなどの性的少数者らが差別や偏見のない社会の実現を訴えながら浜松市中心街を練り歩く「はままつレインボープライド」の実行委員会などはこのほど、11日の開催を前に性の多様性への関心を高めようと、ドキュメンタリー映画「I Am Here(アイアムヒア)」の上映会を中区のあいホールで開いた。出生時に割り当てられた性と自認する性が異なる「トランスジェンダー」当事者の浅沼智也監督も登壇し、撮影の思いを語った。 映画はトランスジェンダー当事者やその家族ら十数人が登場し、カミングアウトする時の苦悩や、戸籍の性別変更に必要な「性別適合手術」への是非、自ら望む性別で生きることの思いなどを語る。これまでに
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浜松土砂崩れ、死亡確認 袋井の海岸にも遺体 静岡県内大雨
静岡県内各地に土砂災害や浸水害をもたらした台風2号などによる記録的な大雨で浜松市は4日、同市北区引佐町の土砂災害現場で男性1人の遺体が見つかったと発表した。袋井市の海岸では身元不明の遺体が発見され、袋井署が磐田市で行方不明になっている男性(74)の可能性があるとみて身元確認を急いでいる。 浜松市によると、見つかった男性は土砂崩れで全壊した木造平屋建て住宅に住む男性(35)。2022年3月末まで、中山間地の活性化に携わる「浜松山里いきいき応援隊」として活動していた。 細江署や市消防局によると、3日午後11時半ごろ、民家の北側付近で、消防隊員が土砂に埋まっていた男性を発見。その場で死亡が確認
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歯と口の健康に関心を 浜松でフェスタ 器具体験やクイズラリー
6月4~10日の「歯と口の健康週間」に合わせて4日、「はままつ歯と口の健康フェスタ2023」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が浜松市内で開かれた。家族連れが歯科衛生への関心を高めた。 中区のクリエート浜松では、唾液を吸い取る「バキューム」や歯石や虫歯を確認する「ミラー」といった歯科医院で使われる器具の体験コーナーが設けられ、子どもたちの人気を集めた。北区のみをつくし文化センターでは歯と口の健康に関するクイズラリー、天竜区役所では啓発パネル展示をそれぞれ行った。
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酒気帯び運転などの疑い 建設業の男逮捕 島田署
島田署は4日、自動車運転処罰法違反(無免許過失運転致傷)と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、浜松市北区三方原町、建設業の男(53)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前5時半ごろ、島田市金谷坂町の国道473号で、乗用車を無免許で酒気帯び運転し、対向の男性会社員(57)=同市=のオートバイと衝突して腰などにけがを負わせた疑い。同署によると、男性は重傷という。現場は片側1車線の直線道路。
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潮風浴びて 心と体一新 ウオーク大会に67人 静岡・大浜海岸
静岡県ノルディック・ウォーク連盟は4日、「ビーチノルディック・ウォーク&ウォーキング大会」を静岡市駿河区の大浜海岸を発着点に開催した。 同海岸周辺を散策し、旧マッケンジー邸や登呂遺跡を巡る10キロのコースと、旧マッケンジー邸で折り返す6キロのコースを設定した。県内外から参加した小学生から70代までの67人は、景色や会話を楽しみながら軽快に歩みを進めた。 10キロコースに参加した浜松市中区の学校用務員酒向康友さん(73)は「海沿いは風が気持ち良い。伊豆半島が見えて景色も最高」と喜んだ。同連盟会員で全日本ノルディック・ウォーク連盟公認指導員の大橋敏弘さん(63)は「潮風を浴び、心と体の健康づ
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児童がタグラグビー 楽しく挑戦 トライ決め笑顔 浜松・伊佐見小
浜松市西区の伊佐見小はこのほど、ラグビーリーグワン1部「静岡ブルーレヴズ」関係者を迎えたタグラグビー教室を校内で開いた。3年生約50人が参加し、競技の楽しさと協力し合う大切さを学んだ。 タグラグビーは腰の左右にタグをつけてプレーする。タックル禁止のためにけがの危険性が低く、幅広い年齢層が楽しむことができる。この日は、ヤマハ発動機ジュビロの元選手で、静岡ブルーレヴズで育成・普及を担当する藤井達也さんと小池善行さんが指導に当たった。 2人は「ラグビーは、前にいる味方にボールをパスできないルール」「常にボールを持つ人が先頭にいるように」などとアドバイス。児童はボールを使った基礎動作を学んだ後、
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歌謡曲やアニメ曲 音楽愛好家が披露 浜松で定期演奏会
静岡県西部の音楽愛好家でつくる「すずめの学校吹奏楽部」の第5回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた=写真=。 20~80代のメンバー約130人が2班に分かれて、「東京ブギウギ」などなじみ深い歌謡曲や、アニメ映画の主題歌「銀河鉄道999」などの楽曲を披露した。2班合同のステージもあり、エネルギッシュな演奏で聴衆を楽しませた。
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詐欺被害防止 寸劇で啓発 天竜署地域安全協総会 掛川・県警OB劇団公演
天竜署地域安全協議会はこのほど、浜松市天竜区で本年度の総会を開き、掛川市の県警OB有志でつくる「三文芝居劇団」(戸塚静雄団長)による詐欺防止などをテーマにした寸劇を観賞した。 協議会員や地域の高齢者ら約70人が参加。詐欺の寸劇では、高齢女性が銀行協会職員をかたる男にキャッシュカードをだまし取られるまでの経過が演じられ、被害防止の要点を確認した。 詐欺被害や交通事故防止の啓発を目的に掛川警友会員が集い、今年で設立10年となる同劇団。主に掛川市内の敬老会などで100回を超す公演を重ねている。 戸塚団長は「劇を通じ、詐欺や事故にあわないための意識が根付いてくれれば」と話した。
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地球温暖化防止推進員を委嘱 浜松市
浜松市はこのほど、地球温暖化防止活動推進員の本年度委嘱式を市役所で開いた。推進員として活動する市民28人に袴田智久カーボンニュートラル推進事業本部長が委嘱状を交付した=写真=。 2011年度から続く制度。推進員は地域の温暖化防止活動の模範となり、市や市地球温暖化防止活動推進センターと連携して講座の講師、イベントでの啓発などに取り組む。任期は2年で、各自活動に関するリポートを作成する。 袴田本部長は「より多くの市民の行動変容につながる活動をお願いしたい」と呼びかけた。
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連絡ごみ手数料 無料に 台風2号で浜松市
浜松市は5日から当分の間、台風2号接近に伴う大雨などで発生した市内の連絡ごみの処理手数料(310円~)を減免して無料にする。 台風2号によって破損した大型の雨どいやアンテナなどが対象。分別などのルールは通常と変わらない。事前に受付センターへの申し込みが必要。清掃工場などへの持ち込みも収集も対応する。家屋の中に入っての収集、分別は行わない。事業系ごみやテレビ、エアコンなど家電リサイクル対象物の収集も実施しない。 連絡ごみの受け付けは平日午前8時半~午後5時に市連絡ごみ受付センター<電053(453)2288>へ。災害ごみの問い合わせは廃棄物処理課<電053(453)0011>へ。
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浜松・引佐で遺体発見 不明の30代男性か 大雨で土砂崩れ
浜松市北区引佐町渋川の土砂崩れ現場で3日深夜、男性の遺体が見つかった。細江署は崩落に巻き込まれて倒壊した木造平屋建て民家の住人で、行方不明になっている30代男性とみて、身元の確認を急いでいる。 同署や市消防局などによると、3日午後11時半ごろ、流された民家の北側付近で、消防隊員が土砂に埋まった状態の遺体を発見した。災害救助犬の活動で、反応が見られたポイント数カ所のうちの一つだったという。 土砂崩れは同日午前7時半ごろ、近隣住民からの119番で発覚した。市消防局は現場付近で停電があった2日午後9時半ごろ発生したとみている。
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懸命の捜索「早く戻って」 不明男性「雨やばい」とLINE 浜松・引佐の土砂崩れ
山林の斜面から崩落した土砂は蛇行しながら民家をのみ込み、数百メートル流れ下った。梅雨前線と台風2号による大雨の影響で土砂崩れが発生し、木造平屋建て民家が被災した浜松市北区引佐町渋川の現場では、3日午前から夜にかけて、静岡県警と市消防局による約60人態勢での懸命な捜索活動が行われた。午後9時時点で救助には至っていない。 近隣住民や関係者によると、連絡がとれていない30代男性は独り暮らし。2020年4月から2年間、中山間地域の維持、活性化の担い手となる同市の「浜松山里いきいき応援隊員」として同町に住みながら活動した。隊を卒業した後、被災した民家に転居したという。市のハザードマップによると、付近
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決壊、冠水、土石流 静岡県内猛雨の惨状【写真特集】
自然の猛威、再び―。昨年9月の台風15号が残した爪痕が癒えないうちに、静岡県内全域を襲った台風2号。住宅や暮らしをやっと再建した途端に、また被災した人々が嘆く。続く苦難をどう乗り越えるのか、県民の結束と知恵が問われる。 田畑や道路が冠水した浜松市北区細江町気賀付近=3日午前11時24分(本社ヘリ「ジェリコ1号」から) 土石流が発生した現場=3日午前9時5分ごろ、島田市川根町笹間渡 堤防が決壊した敷地川で、重機を使った応急復旧工事が進められている=3日午後1時50分ごろ、磐田市敷地 自宅前の水をかき出す住民=3日午前8時50分ごろ、沼津市青野
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浜松、建物倒壊5件、浸水145件 大雨から一夜、今後拡大も
避難情報で最も高い警戒レベル5の「緊急安全確保」が磐田、袋井両市で出されるなど、記録的大雨に見舞われた県西部。一夜明けた3日、各地で建物の浸水被害や通行止めなど多数の被害が確認された。不安な気持ちを抱えながら、日常生活回復へ片付けに奔走する市民の姿も見られた。 浜松市は3日、市役所で災害対策本部会議を開き、土砂崩れによる5件の建物倒壊、計145件の浸水(床上28件、床下117件)など、市内の被害状況(同日午後3時公表)を発表した。市によると、建物倒壊現場では、北区引佐町渋川地区で行方不明者の捜索が続いているほか、西区協和町でもけが人1人を救助した。浸水被害は今後も拡大が予想され、市は確認作
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農福連携へハーブ栽培 静岡の障害者就労支援事業所 生産緑地を活用
障害者就労継続支援B型事業所のニュートラル(静岡市駿河区敷地)は、IoT(モノのインターネット)技術を活用した養液栽培によるハーブ生産を手がけている。障害者の就労機会と農作業の担い手確保を両立する「農福連携」の取り組み。同区高松の施設でベトナム料理に用いられるパクチーファランの安定生産を目指す。 同事業所では知的障害などの利用者が軽作業に従事する。工賃向上や安定して作業できる現場の確保を図る中で、2020年から経営に携わる鍬竹教男代表は農福連携に着目した。 浜松市内のベトナム人向け食材店の要望を受けてパクチーファランを生産品目に選び、持続可能な栽培形態を模索。東レ建設(大阪市)が展開する
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「カレーの日」大鍋に700食 園児ら笑顔 浜松・北浜幼稚園
浜松市浜北区の北浜幼稚園PTAはこのほど、恒例行事「カレーの日」を園内で開いた。園児や保護者ら約700食分のカレーを大鍋で調理し、食事を楽しんだ。 同園の畑で育てたジャガイモなどの野菜を年長園児が真剣な表情で一口大に切った。PTA役員が豚肉を加えてカレーを煮込むと、園児は大きな鍋を興味津々と見つめながら、「いいにおい」「おいしそう」などと歓声を上げた。出来上がったカレーライスを笑顔でほおばった。 野菜好きになってもらおうとの食育の一環。ガス器具の設置と管理をLPガス販売のエネジンが担った。
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「甘々娘」などトウモロコシ販売開始 浜松市西区・青空農園
地元の野菜を提供する「青空農園」(浜松市西区)は1日、昨年11月に同区のイオンモール浜松志都呂内にオープンした直売所でトウモロコシの販売を始めた。早朝に収穫したトウモロコシが7月中旬ごろまで店頭に並ぶ。 初日は自社農園で栽培した「甘々娘(かんかんむすめ)」約240本を入荷した。1本税込み270円、約2キロのトウモロコシを詰めた大袋は648円で販売し、多くの客が取れたての初夏の味覚を買い求めた。 井上邦彦店長は「今年は茎が太くなり、良い甘さを感じられる」と話した。今後はゴールドラッシュなど4品種を販売する予定。8~11日に直売所前で特売イベントを開く。
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社説(6月4日)中野浜松市政始動 自分の言葉で都市像を
今春の統一地方選で初当選した中野祐介浜松市長(53)の就任から、1カ月が経過した。地元出身で元総務省課長の中野市長は、行財政基盤強化を重視した鈴木康友前市長の施策継承を基軸に据える。最重要課題として人口減対策を挙げ、子育て支援に加え、「まち、ひと、しごと」の創生に取り組む考えを示した。 政府が推進する「まち、ひと、しごと」の創生は大切だが、表現の流用は無難さや中央官僚気質にも映る。「やらまいか精神」を掲げる79万人政令市をけん引するリーダーとして、自分の言葉で、市民に訴えかけるべきだ。目指す都市像やまちづくりのビジョンを力強く発してほしい。 人口減対策の具体策はまだ見えていない。医療態勢
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浸水家屋で支援活動開始 浜松のボランティア団体 大雨被害
浜松市の災害支援団体「はままつnanet」は3日、浜北区新原の浸水被災家屋で清掃ボランティア活動をした。有志7人が被害の大きい4軒を回って、家具の片付けや床の水拭きを手伝った。 2日の大雨で越水した有隣川東側では、70代夫婦が住む住宅の1階部分が腰丈まで浸水した。昨年9月2日と23日の大雨でも床上浸水し、フローリングを張り替えたばかり。昨年の災害時にこの一帯で活動した同団体のメンバーが再度の被災を知り、市社会福祉協議会の地区センターと連携しながら急きょ仲間を募って清掃に駆けつけた。 夫婦は「ここは七夕豪雨以降水害はなかったのに、1年で3回もひどい被害に遭った。直してもまた水に漬かると思う
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土砂崩れ現場で遺体を発見 浜松・引佐町
3日午後11時半ごろ、浜松市北区引佐町渋川の土砂崩れ現場で1人の遺体が見つかった。細江署が身元の確認を急いでいる。
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浜松の平山小自転車部 交通安全静岡県大会へ決意
静岡市で6月10日に開かれる交通安全子供自転車県大会に出場する平山小自転車部(浜松市北区三ケ日町)の激励会がこのほど、同校で開かれた。5、6年生の部員7人が出席し、「圧倒的な勝利を収めたい」と決意を述べた。 2018年に全国優勝するなど強豪として知られる同校。昨年度の県大会でも優勝したが、全国大会はコロナ禍で3年連続の中止となった。本年度は4年ぶりに開催が見込まれている。 県大会では、児童4人が学科と安全走行、技能走行のテストに臨む。部長の山崎悠里さん(12)は「支えてくれた家族や友だち、先生、指導員への感謝を忘れずに挑む」と意気込んだ。 激励会は交通安全協会細江地区支部が主催した。技
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【写真特集】静岡県内各地で大雨 土砂崩れや浸水害
田畑や道路が冠水した浜松市北区細江町気賀付近=3日午前11時23分(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から) 敷地川の堤防が決壊した現場周辺=3日午前10時52分、磐田市敷地(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から) 土砂崩れにより建物が倒壊した現場=3日午前11時7分、浜松市北区引佐町渋川(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から) 田畑や道路が広範囲に冠水した中、水しぶきを上げて走る自動車=3日午前11時25分、浜松市北区細江町気賀(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から) 静岡市駿河区久能山下のバス停付近では川が溢れた=3日午前 森町鍛治島の県道大河内森線が
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浜松・引佐町で土砂崩れ 住人の30代男性と連絡取れず
3日午前7時半ごろ、浜松市北区引佐町渋川で「土砂で建物が倒壊している」と近隣住民から119番があった。市消防局によると、木造平屋建て民家が被災し、この家に住む30代男性と連絡が取れていない。静岡県警と同消防局が約60人態勢で捜索活動を実施しているが、午後3時時点で救助には至っていない。 近隣住民によると、男性は独り暮らし。2日午後8時ごろ、70代の知人男性に「今(家に)帰りました。雨やばいですね。気を付けてくださいね」とLINE(ライン)で連絡していた。現場付近では同9時半ごろに停電が発生。市消防局はその時間帯に土砂崩れが発生し、在宅していた男性が巻き込まれたとみている。 市消防局による
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インフル流行長期化 静岡県内 学級閉鎖相次ぐ
季節性インフルエンザの流行が長期化している。通常なら終息している5月以降も、静岡県内の学校は学級閉鎖や学年閉鎖が相次ぐ。新型コロナウイルスの「5類」移行による感染対策の緩和やインフルエンザワクチン接種からの時間経過などが要因に挙がるほか、運動会で感染が広がったとする指摘もある。5月中旬にいったん流行値を下回ったものの再び上昇する、異例の状態が続く。 昨年9月が起点となる今季の学校関連の閉鎖施設は178カ所。5月以降の30カ所はほとんどが小中学校で、高校や未就学児施設は少ない。 31日は浜松市北区の小学校で二つの学年の7学級209人のうち80人が感染し、学年閉鎖になった。市教委によると、こ
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陶芸品や着物 骨董品600点 浜松で展示販売
食器や古布などの「ちょっと古いもの展」が2日、浜松市中区千歳町の多目的施設「Any(エニィ)」で始まった。4日まで。 江戸時代後期から昭和初期の陶芸品やリサイクル着物、茶道具など約600点を展示販売している。美濃焼や京焼など各地の陶器や古布を使ったハンドメードの洋服なども見られる。 同区田町の骨董(こっとう)商「陶々美(とうとうみ)」などが中心となって企画した。同店の横山恵美さん(62)は「時代が異なるさまざまな骨董を身近に感じ、楽しんでほしい」と話した。
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⚾浜松市立【高校野球チーム紹介2023夏】
単打でつなぐ粘り強い打撃が持ち味。高打率の村井を巧打者赤堀が進塁させ、勝負強い左の深田で返すのが得点の形になっている。守備は主将の遊撃手甲斐が要。安定したグラブさばきで内外野をけん引する。投手陣は、右腕藪崎が重みのある直球と切れのよい変化球で押す。制球力が武器の左腕清水はテンポよく投げ込み、打たせて取る。伊藤マネジャーは今春まで、1人でチームを支えてきた。 部長 山口 聖彦 監督 磯部 祐 ①藪崎 裕翔(3年、浜松南部) ②須山 空翔(3年、浜松開成) ③三ツ谷元希(3年、浜松東部) ④寺田 剛(3年、浜松麁玉) ⑤赤堀 結亮(3年、浜松東部) ⑥甲斐伶琥智(3年、浜松浜名) ⑦深田
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⚾浜松日体【高校野球チーム紹介2023夏】
投手陣を軸に守り勝つ野球を目指す。テンポのいい投球が持ち味の左腕岩岡が流れを作り、左上手の石塚、一塁手を兼ねる河合の継投で失点を抑えたい。内野陣は昨夏を経験した二塁手橋爪が要で、安定感のある堅い守りには定評がある。打線は残塁の多さに課題を残すが、足を絡めた出塁を得意とし、下位からでも得点を狙える。技術向上や学習など部内に委員会を設け、文武両道を図る。 部長 石川 貴士 監督 杉田 享 ①岩岡 幹太(3年、浜松引佐南部) ②出原 遼也(3年、浜松曳馬) ③河合 越春(3年、浜松三ケ日) ④橋爪 壮汰(3年、浜松高台) ⑤浅原 永都(3年、浜松日体) ⑥寺田 修都(2年、浜松富塚) ⑦浅原
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記者コラム「清流」 飼い主の責任
緑色の大きなトカゲが木の幹を動き回る。浜松市北区の住宅地近くの山林で、沖縄諸島などに生息するオキナワキノボリトカゲを撮影した。南国を思わせる光景に目を疑った。 こんなトカゲがなぜ浜松に。外来生物の調査を進める静岡大の加藤英明准教授に話を聞くと、愛好家がペットを遺棄し、定着した可能性が高いという。冬の寒さには弱いトカゲだが、静岡の温暖な気候で越冬できてしまっているようだ。 環境省の絶滅危惧種にも指定されている守るべき希少種だが、遺伝子かく乱や本州の寄生虫を運ぶ恐れから沖縄に返すこともできないという。必死に生きるトカゲたちに罪はない。ペットを飼育するのなら、最後まで責任を持って大切にしてほし
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静岡人インタビュー「この人」 浜松市議会初の女性副議長に就任した 須藤京子さん(浜松市中区)
浜松市教育委員長、NPO法人理事長などを歴任し2015年に初当選。今年4月の統一地方選で3選を果たし、市議会5月定例会初日の副議長選で選出された。女性議員が副議長に就くのは1911年の市制施行以来初めて。富山市出身。68歳。 ―就任の感想を。 「県内の他自治体でも女性の議長や副議長が増えているが、浜松市議会においても副議長は男女にかかわらず、重責だと思っている。大変恐縮するとともに、選んでいただいたことに感謝している。公平性と、あらゆる多様性を認める包摂性を大切にしながら、議長をしっかりと補佐していきたい」 ―政治上のモットーは。 「夫の仕事の都合で浜松に移り住んで約40年。3人の子
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浜医大顧問に前浜松市長鈴木氏 大学再編に意欲
浜松市長を退任した鈴木康友氏(65)が浜松医科大の顧問に就任したことが2日までに、関係者への取材で分かった。鈴木氏は同日の取材に、市長時代に実現できなかった静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編について「立場は変わったが、何とか実現するために関わっていきたい」と述べ、強い意欲を示した。就任は1日付。 任期は浜医大の今野弘之学長の残任期間と同じ2025年3月末まで。同大は鈴木氏に、今野学長の求めに応じ、豊富な行政経験を生かした助言を期待しているという。 鈴木氏は浜医大が力を入れるスタートアップ(新興企業)施策などでも「力を発揮したい」と述べた。 統合・再編を巡って両大は19年3月、統
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浜松の80代女性 SFTSに感染 マダニにかまれたか
浜松市は2日、同市天竜区の80代の女性が重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染したと発表した。マダニにかまれたとみられる。2013年にSFTSが感染症法上の全数把握対象疾病に指定されて以降、県内12例目、市内5例目の確認となった。 女性は5月29日に発熱や手の震えを訴え、医療機関を受診した。女性が同区内で草刈りを行い、顔や足にマダニにかまれた跡があったことから、医師の要請で市保健環境研究所が血液を検査し、6月1日に感染が判明した。現在も発熱があり、入院しているという。 SFTSは重症化すると死に至る場合もある。マダニの活動が活発になる春から秋にかけて注意が必要なため、市はマダニが生息
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22年の出生率1・26 過去最低 静岡県内も最低の1・33
厚生労働省は2日、2022年の人口動態統計(概数)を発表した。女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」は1・26(前年は1・30)で、05年と並び過去最低だった。生まれた赤ちゃんの数(出生数)は77万747人(前年比4万875人減)で、統計開始以来、初の80万人割れとなった。 合計特殊出生率、出生数ともに7年連続マイナス。新型コロナウイルス感染拡大による出産控えも影響し、少子化が加速している。 岸田文雄首相は30年までを「少子化トレンドを反転させるラストチャンス」と位置付け、1日に「次元の異なる少子化対策」の素案を公表。児童手当拡充などを打ち出したが実効性が問われる。 合
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遊び心あふれる陶芸60点 静岡市葵区で個展 鮮やかなブルー魅了
浜松市中区の陶芸作家佐藤公平さん(70)の個展が2日、静岡市葵区のギャラリー悠で始まった。陶芸では珍しい鮮やかなターコイズブルーの急須や湯飲み、個性的な花器など約60点が並ぶ。7日まで。 佐藤さんは実用的に使えるだけでなく、視覚的にも面白い作品を心がけている。急須は持ち手の反対側に小さな突起をつけることで、見る人によって小鳥の羽やフグのひれに見えるよう工夫した。愛着を持って長く使ってもらえるよう遊び心を忘れずに制作に取り組んでいるという。 佐藤さんは「作品を見てにんまりと笑顔になってもらえれば」と話した。
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行政相談に貢献 16人表彰、感謝状 静岡で委員全体会議
総務省静岡行政監視行政相談センターはこのほど、行政相談委員全体会議を静岡市駿河区のグランシップで行った。長年の功労や業務への貢献をたたえ、行政相談委員4人に表彰状、12人に感謝状を贈呈した。 行政相談委員は市民の要望や相談、苦情を聞き取り、行政とのつなぎ役を担うボランティア。元教員ら民間有識者らで構成され、全国では約5千人、県内では128人が活動している。 表彰された委員は次の通り。 中部管区行政評価局長表彰 菊池文江(富士市)鈴木とみ子(静岡市葵区)▽静岡行政監視行政相談センター所長感謝状 中森つた子(熱海市)山田義正(同)遠藤勉(伊豆市)笠井英彦(静岡市駿河区)石切山泰三(同市清水
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西区の幼保3園 浜松市に統合要望 舞阪地区自治連
浜松市西区舞阪地区自治会連合会は1日、区内にある市立の幼稚園と保育園の計3園について統合を求める要望書を中野祐介市長宛てに提出した。鈴木孝一会長(71)が市役所で山名裕副市長に手渡した。 舞阪幼稚園と舞阪第1保育園、舞阪第2保育園の施設はいずれも築40年以上で老朽化。舞阪幼稚園は本年度、園児不在で休園した。同自治連は昨秋、地区内の4400世帯にアンケートを実施。回答を得た約2170世帯のうち、7割ほどが認定こども園の設置を求めた。要望書では3園を統合し、津波浸水の危険性が低く、送迎用の駐車場も確保しやすい同区吹上地区の市の遊休地に認定こども園を整備するよう求めた。 鈴木会長は「子育てのた
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新制服 生徒がデザイン 浜松南高でファッションショー
浜松市南区の浜松南高で2日、2024年度の新入生から着用する新たな制服デザイン案の最終候補発表会が開かれた。制服は生徒会が主体となったプロジェクトで考案し、ファッションショー形式でデザインのコンセプトを説明した。 価値観の多様化など社会の変化に加え、生徒からも機能性やデザイン改善の要望があったことで、昨年春からプロジェクトが始動した。生徒会の2、3年生が中心となってデザイン案を考え、昨秋の生徒による投票で3案に絞った。 同日は文化祭が開かれ、イベントの一つとして体育館で生徒に3案の試作品をお披露目した。いずれも海の近い同校のイメージカラーとしてネクタイなどに青色を取り入れ、約60年間着用され
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20回目演奏会向け練習 浜松ポップス・ウインド・オーケストラ
浜松ポップス・ウインド・オーケストラ(立石浩章団長)は25日午後1時半から、浜松市中区のアクトシティ浜松大ホールで第20回演奏会を開く。団員約40人が南区や東区の公共施設で練習に励んでいる。 なじみのある曲を多くの人に楽しんでもらおうと浜松近辺の社会人の奏者仲間で結成し、2003年の第1回演奏会から歴史を重ねてきた。20回の節目を迎える今回は、2部構成で12曲を演奏予定。1部のメモリーズは過去の演目から団員の印象に残る難曲や盛り上がった曲を、2部のオリジナルは映画やアニメなどの人気曲を披露する。 実行委員長の池谷守司さんは「自分たちの最高のパフォーマンスを発揮できるよう取り組んでいる。皆さん
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地域安全推進員 退任者に感謝状 浜松・細江署協議会
細江署管内地域安全協議会はこのほど、浜松市北区細江町のみをつくし文化センターで総会を開いた。長年にわたり地域安全推進員として活動し、昨年度で退任した功労者9人に、山本氏仁署長と青嶋伸介会長が感謝状などを贈呈した=写真=。 感謝状を受けた功労者は次の通り(かっこ内は受け持ち交番・駐在所)。 都知木信義(中川)井上康(伊平)鈴木茂雄(金指)長谷川行雄(三方原北)内山哲良(奥山)野沢久(三方原北)西岡祥一(引佐北部)原田克巳(三ケ日町)奥村登(奥山)
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天竜林業研 大臣賞を報告 浜松市長訪問
3月に都内で開かれた林業関係団体の活動成果発表会「全国林業グループコンクール」で、最優秀の農林水産大臣賞に選ばれた浜松市の天竜林業研究会のメンバーがこのほど、市役所へ中野祐介市長を表敬訪問した。 コンクールは全国の888団体が出場。天竜林業研究会は、持続可能な森林管理に関する「FSC認証」を取得した天竜材が、2021年の東京五輪の会場になった有明体操競技場に使われたことなどを発表。認証材の活用、将来性などが評価された。 同会の鈴木健太副会長(37)は「認証材が未来につながるということが伝わった」と受賞を喜び、中野市長は「天竜材が地域や全国で今後も使われるよう応援する」と話した。
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「崩落への備え」万全に 県西部農林事務所 梅雨期、防災施設を点検
静岡県西部農林事務所は1日、梅雨に合わせて管内の防災施設のパトロールを始めた。同日、同事務所と天竜農林局で出発式が行われ、県や浜松市の職員らが各地の点検へ向かった。 同市天竜区の県北遠総合庁舎で行われた天竜農林局の出発式には、約15人が参加。山田達司局長が「各所でなぜこの施設があるのか、周りを見渡し想像しながら回ってほしい」と訓示を述べた。 集中豪雨などにより発生する自然災害を防ぐため、地滑り防止や山崩れ防止の各施設を点検。12日まで、浜松市と湖西市の延べ約90カ所を巡回する。
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観光客受け入れ強化 浜松・舞阪町観光協会総会
浜松市西区の舞阪町観光協会はこのほど、本年度の定時総会を同区のホテルで開き、観光客の受け入れ態勢強化を進める事業計画などを承認した。 設置から50年を迎える弁天島の赤鳥居の記念事業として花火大会を7月1日に行うことや、海開きに併せたスポーツ体験イベントの実施、渚園キャンプ場と連携した「ゆるキャン△×浜名湖コラボグッズ」の販売などを本年度の事業に盛り込んだ。弁天島駅前案内所運営業務として、英語を併記したホームページの作成や翻訳機能付きタブレット端末の導入を検討する。 任期(2年)満了に伴う役員選出を行い、渭原庸雄会長を含め役員全15人を再任した。渭原会長は「イベントの開催が増え
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新興企業との協業支援 浜松市プログラム始動
浜松市は2日、地元企業とスタートアップ(新興企業)の協業創出を図る「はままつオープンイノベーションプログラム」の本年度1回目のセミナーを中区のアクトシティ浜松交流研修センターで開いた。新規事業開発を模索する地元企業20社が参加し、協業の事例や要点を学んだ。本年度中に最大5社のマッチングを目指す。 本年度はスタートアップとの協業支援プラットフォームを運営するeiicon社(エイコン、本社東京)が協力し、マッチングの前段階となる事業プランの検討を綿密にする。セミナーは同社の講師が成功のコツを解説したほか、浜北区の自動車メーカー「浜名ワークス」と愛知県の産業用機械メーカー「FUJI」の担当者が体験
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大雨被害情報 浜松市が確認 災害対策本部
浜松市は2日の大雨を受け、午後7時に災害対策本部会議を市役所で開いた。同日夕までの強雨で浜北区の五反田川と有隣川で越水を確認したほか、東区の一部で住宅浸水被害の報告があった。 市によると、午後6時前の時点で道路41カ所が冠水し、事前規制などを含め道路の66カ所を通行止めとした。緊急避難場所に9世帯11人が避難。本部長の中野祐介市長は、被害の実態把握と被災者支援に市を挙げて取り組むよう指示した。 一方、遠州鉄道は大雨の影響で同4時過ぎから、遠鉄電車を終日運休した。路線バスも同5時以降、全路線の全便を運休した。4日以降の運行は公式ホームページで案内する。
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静岡県内の特産品並ぶ 浜松市西区のイオンなど
静岡県内産の農林水産物や加工品、ご当地グルメを販売する「静岡県フェア」が2日、浜松市西区のイオンモール浜松志都呂を主会場に始まった。4日まで。店内の特別催事場に県内の約25事業者がブースを構え、お茶や蜂蜜、ブレンドコーヒー、スイーツなどを販売している。森町のトウモロコシ、袋井市のメロンなどの果物コーナや、生鮮食品売り場では本県の肉や魚をそろえた。観光地などのパネル展示も見られる。 フェアは県とイオンリテール東海カンパニーの包括連携協定の一環。県内7店舗のほか、愛知、岐阜、三重、和歌山県の計64店舗で同時開催し、本県の食の魅力を発信する。
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区再編で組織変更 浜松市自治連
浜松市自治会連合会(広野篤男会長)はこのほど、中区のアクトシティ浜松で2023年度総会を開いた。行政区再編に伴う24年1月1日の3区制移行に合わせ、連合会の組織体制も一部変更することを確認した。 現在7区ごとに置いている区自治会連合会は、それぞれの特色やまとまりを引き続き生かすため、七つの「地域自治会連合会」として残す。その上に新たな3区の区自治会連合会を置く。市全体を束ねる市自治会連合会や、50の地区自治会連合会、743の単位自治会は変更しない。 このほか23年度の主な取り組みとして、タブレット端末を活用したオンライン会議や災害対応といった組織のデジタル化を進めることなどを挙げた。 市自治
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MaaSデータ 業種超え利活用 浜松の官民組織会合
モビリティに関する官民連携を促進し、地域活性化を図る「浜松市モビリティサービス推進コンソーシアム」は1日、本年度の初会合を中区の地域情報センターで開いた。オンラインと併用し、遠州鉄道やスズキ、市の共同幹事3者や新規会員らが出席した。次世代移動サービス(MaaS)に関するデータ利活用をテーマにした勉強会開催など本年度の活動内容を確認した。 会合で市の水谷供子デジタル・スマートシティ推進部長は一般会員が102団体と大台を超えたことを挙げ、「業種、分野を超えて連携を深めていきたい」とあいさつした。本年度はバスや車などを介した移動状況に関するMaaSデータの利活用法を探るため、ワークショップ形式の勉
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ブレス浜松報告会 昇格へ士気高める 大林GM、市長表敬も
バレーボールVリーグ女子2部のブレス浜松は1日夜、浜松市中区のホテルで2022~23年シーズンの報告会を開いた。13勝7敗で11チーム中4位に終わった昨季の戦績を振り返り、新シーズンに向けて士気を高めた。一方、ゼネラルマネジャー(GM)に就任した元日本代表の大林素子さんが同日、市役所に中野祐介市長を訪ね、「ブレスは市民がスポンサーであり、パートナー。ぜひ会場で応援してほしい」と地域一丸の応援協力を呼びかけた。 報告会では、協賛企業の役員らを前に、選手やスタッフらチームの新体制を発表した。水上真悠子主将は「昨季はV1昇格を果たせず悔しい思いをしたが、次こそは達成する」と意気込んだ。 森島
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脱炭素、2024年問題対応 物流需要の開拓強化 JR貨物、西浜松駅など
静岡県などを管轄するJR貨物東海支社は、加速する脱炭素推進の動きや「2024年問題」に伴うトラックのドライバー不足に対応した貨物鉄道輸送ニーズの取り込みを強化している。自動車部品関連の取り扱いが多い西浜松駅(浜松市中区)で今春、スズキが補修部品を運ぶ鉄道専用大型コンテナを導入して輸送の一部をトラックから置き換えた。同駅構内でトラックから鉄道コンテナへの荷を積み替える「上屋」施設のリニューアルも検討中で、物流結節点の機能を充実させる。 JR浜松駅から南西へ約2・8キロ。貨物専用の西浜松駅の2022年度年間発送量は約15万6100トン。近年の物流量は減少傾向だが、コロナ禍からの製造業の回復が早
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⚾浜松大平台【高校野球チーム紹介2023夏】
右横手の主戦斎藤は内角への直球が持ち味。遅い球で打者を翻弄する駒沢、右上手本格派宮崎らの継投で最少失点に抑えたい。打線は俊足の1番辻村と2番吉川が足を使って好機をつくれるかが得点の鍵を握る。守備は捕手草川、遊撃手辻村、中堅手吉川のセンターラインを中心に安定している。本年度に着任した直井監督は静岡高部長として5年の指導歴があり、2度の甲子園出場を経験している。 部長 溝本 啓 監督 直井 勇人 ①斎藤 豪至(3年、浜松雄踏) ②草川 陽輝(3年、浜松天竜) ③岩品 圭星(3年、浜松南陽) ④富永 修平(3年、浜松可美) ⑤内田 幸邑(3年、浜松可美) ⑥辻村 優弥(3年、浜松雄踏) ⑦高橋
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⚾浜松江之島【高校野球チーム紹介2023夏】
主将水野大を含む3人の3年生を中心にチームがまとまる。投手陣はスライダーを得意とする主戦丸山が柱。山田、伊藤らの継投でいい流れを作りたい。打線は出塁率の高い山田と伊藤がけん引する。守備は俊足が持ち味の水野大、水野蓮を軸に堅実にアウトを積み重ね、失点を防ぐ。各自が「やるべきことをしっかりやる」をモットーに、夏に向けて勝負どころでの攻撃力、守備力強化を目指す。 部長 大井 健都 監督 野田 航洋 ①丸山 瑞貴(3年、浜松可美) ②伊藤 聖翔(2年、浜松丸塚) ③水野 蓮都(2年、浜松与進) ④中村 柊(1年、浜松丸塚) ⑤伊藤 暢希(2年、浜松天竜) ⑥矢田 悠道(2年、浜松天竜) ⑦マキナ
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5作家のアクセサリー400点 湖西で作品展 10日まで
湖西市新居町のギャラリー由美で1日、静岡県内外の作家5人によるアクセサリーを集めた作品展が始まった。10日まで。七宝やガラス、漆など多様な素材や技法で制作されたアクセサリー約400点が並ぶ。 出品者は七宝作家の佐藤升子さん(浜松市中区)、とんぼ玉作家の椎葉佳子さん(愛知県春日井市)と矢橋菜緒子さん(岐阜県大垣市)、輪島塗作家のスザーン・ロスさん(石川県輪島市)、彫金作家の山田貴文さん(愛知県稲沢市)。ネックレスやピアス、指輪など多彩な作品を展示販売している。同じ作家の作品でも、作り方や質感の違いで印象が異なるものが数多く並ぶ。同ギャラリーのオーナー山口由美子さん(82)は「形や技法、材質の
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歯と口の健康考えて JR浜松駅で街頭啓発
虫歯予防などを呼びかける「歯と口の健康週間」が4日に始まるのを前に、浜松市は1日、JR浜松駅で街頭啓発を行った。 市職員約10人が駅利用者に啓発チラシを手渡し、食生活習慣の見直しや、歯周病検診の大切さを訴えた。食べこぼしなどから分かる歯や口を含めた身体の衰え「オーラルフレイル」への対応の必要性も周知した。 健康週間は10日まで。市と市歯科医師会でつくる実行委員会は同週間に合わせて、歯と口の健康の大切さを伝えるポスター・標語コンクールなどを実施する。担当者は「市民の皆さんに歯全体の健康意識を高めてもらいたい」と話した。
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酒気帯び運転の疑い 浜松東署が男逮捕
浜松東署は1日、道交法違反の疑いで浜松市東区北島町、無職の男(24)を逮捕した。逮捕容疑は同日午前2時半ごろ、浜松市東区西塚町の市道(通称柳通り)で乗用車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、中央分離帯に乗り上げる単独事故を起こした。
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長楽寺で慈善コンサート 6月3日、浜松市北区
浜松市北区細江町の長楽寺で3日午後2時から、チャリティーコンサート「第10回風琴の調べ~バロック音楽の楽しみ」が開かれる。 全国で活動する古楽器演奏グループ「トリオ・デ・ジャルダン」と、プロのオルガン奏者早島万紀子さんが、オルガン、ビオラ、フルートなどで演奏を披露する。ソプラノ歌手柴田卯美さんも出演するほか、ダンサーの佐藤公香さんによる舞の奉納が行われる。 入場料2千円。問い合わせは同寺<電053(522)0478>へ。
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デジタル導入支援へ 職員育成プログラム 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は1日、職員を対象にした「デジタル人財育成プログラム」を開始した。認定制度を設けるなどしてキャリア形成を促進させ、取引先のデジタルトランスフォーメーション(DX)やIT導入への支援を強化する。 動画や庫内研修を受講するプログラムは、三つのコースを設けた。全職員が対象で、基本的な知識を身につける「デジタルベーシック」は3年間でITパスポート試験合格者400人を見込む。実践力を養成する「デジタルビジネス」は本年度約30人が参加。3年間で70人を養成して全店1人の配置を目指す。本部の各部実務担当者を対象とした「デジタルエキスパート」は本年度約20人が参加。3年間で6
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サーラ音楽ホールでオーケストラ鑑賞会 4日、浜松市北区
浜松交響楽団と浜松市文化振興財団は4日午前11時から、移動オーケストラ鑑賞教室「オーケストラの夜明け」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市北区新都田のサーラ音楽ホールで開く。同楽団の20~70代の団員約80人が5月31日夜、本番と同じ会場でリハーサルに臨んだ。 同楽団がバレエ組曲や映画のテーマ曲など7曲を演奏するほか、地元の都田中音楽部が合唱を披露する。子どもを対象にした指揮者体験コーナーを設け、ロビーでは地元団体が出店するマルシェも開かれる。 オーケストラ鑑賞教室では、同楽団が浜松市内の小中学校を中心に訪問している。2021年に同ホールが開館したことを受け、子どもから大人まで地域で一体と
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天浜沿線、除草活動 ブレス浜松選手も 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)はこのほど、浜北区の天竜浜名湖鉄道岩水寺-宮口間で除草作業を行った。天浜線沿線を花で彩る「花のリレー・プロジェクト」の一環。同信金が2月にパートナー契約を締結したバレーボールVリーグ女子2部「ブレス浜松」の選手が初めて加わった。 地域貢献活動として、ブレス浜松からは選手、チームスタッフの計15人が訪れた。刈られた草を軍手でトラックに乗せるなど約1時間の作業に汗を流した。信金職員や浜北伎倍ロータリークラブの会員、工作機械・自動車部品製造エンシュウの社員ら総勢約70人が参加し、交流も深めた。
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税の写真コンテスト表彰式 安立君(有玉小6)、下位さん(浜松西中3)会長賞
浜松西青色申告会はこのほど、本年度の「『社会生活と税』のフォトコンテスト」表彰式を浜松市中区の浜松青色会館で開いた。上位12人に伊藤升吾会長が賞状を贈った。最高の会長賞は有玉小6年(応募時は5年)の安立光君と浜松西高中等部3年(同2年)の下位崚介さんが受賞した。 市内小中学生対象の、税の役割を題材とした写真コンテスト。2~3月の募集期間に200人弱の応募があった。安立君は介護サービスを受ける祖父の様子を撮影した。「サービスを安く使える理由が気になった」と税のことを調べたという。写真が趣味だという下位さんは市内の幹線道路の風景を収めた。「税が身近なところで使われていると実感した」と振り返った
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手形アート遊び楽しく 浜松学院大生と親子触れ合い 中区
浜松市中区の浜松学院大子どもコミュニケーション学科の学生が31日、同区の子育て支援ひろば「わわわひろば」で、利用する親子の触れ合いイベント「おやこで一緒にあそぼう」を開いた。保育士や幼稚園教諭を目指す3年生5人が読み聞かせなどを行った。 0歳から3歳くらいまでの子どもの発達を想定し、絵本「おべんとうバス」の読み聞かせや、手形アートの遊びを2カ月かけて準備した。学生のかけ声に合わせて参加者が元気よく手を挙げるなど盛り上がった。 学生の西野涼華さん(21)は「子どもによって遊ぶペースが違ったり、お母さんから食事の話を聞けたり、大学の教室では学べないことを学べたと思う」と充実感を語った。
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健康維持へ手軽な運動 浜松・中区の古民家で講座
浜松市はこのほど、中区富塚町の古民家サロン香爐(こうろ)で、昼食を食べながら会話をしたり、体を動かしたりする講座「古民家ん」を開いた。公民館と古民家をかけて名付けられ、約10人が交流を図った。 スポーツ指導員の青山澄代さんを講師に迎え、健康を維持するために必要な運動法を学んだ。参加者は机に軽く手を置き、片足を上げてバランスを取ったり、新聞紙を指と腕の動きを使って片手でつぶしたりと、簡単な運動で汗を流した。 青山さんは、加齢に伴う筋力の低下や関節の衰えなどの障害「ロコモティブシンドローム」を紹介。「一度に長時間の運動をしなくてもいい。料理をしながら1日10秒でいいので毎日コツコツ続けること
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皆で協力 田植え体験 都田小5年生 苗で「都田」文字も
浜松市北区都田町の都田小5年生20人が31日、同町の田んぼで田植えを体験した。手植えの苦労や日本の農業について学んでもらおうと、地元の「水と緑北都の会」などが協力した。 子どもたちは、鈴木農園(同町)の鈴木康央代表の説明を受け、1列に並んで「にこまる」の苗を丁寧に植えた。空いたスペースに苗で「都田」の文字を作る課題にも挑戦。植える役や指示する役に分かれて協力して取り組んだ。野末健生君(10)は「転びそうになったけど面白かった。苗がどのように育つか楽しみ」と話した。児童は、7月に水田の生き物調査を行い、10月に稲刈りも体験する。収穫した米で五平餅を作るという。
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静岡県内病院の事務長ら交流会 未収金や収益改善で意見交換 浜松市中区
浜松市北区の河合医療福祉法務事務所はこのほど、中区のホテルで病院の事務長ら対象の交流会「医療法人事務長会」を開いた。県内各地の12医療機関が参加し、未収金関連業務、法人の収益改善などをテーマに講演や意見交換を行った。 同事務所の河合吾郎代表は未収金が発生する背景として、患者の失業や窓口負担割合の増加といった要因を指摘。病院経営への影響を抑えるためには未収理由を確実に把握して各部署で共有した上で、「患者一人一人に合った支払い方法を提案し、督促、回収方法を検討していくことが大切」と呼びかけた。 交流会は医療法人の事務長同士のネットワーク構築や業務改善のノウハウ共有などを目指し、定期的に開催し
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浜松市総合産業展示館本館 大規模改修が終了 産業発信、交流促進の場に
浜松市総合産業展示館本館(同市東区)の大規模改修工事が終了し、市は1日、現地でリニューアルオープニング式典を行った。東名高速道浜松インターチェンジに近接する立地を生かして見本市や展示会、コンベンションの誘致・開催を進め、産業関連などの情報発信、交流促進を図る。 本館は地上2階、地下1階建て(約5千平方メートル)で収容3千人の第1展示場(約1900平方メートル)と同1200人の第2、第3展示場(各約800平方メートル)の床や壁などを張り替え、LED照明に変更した。第1展示場は暗転機能を設け、控室も増やした。 2階には新たにラウンジを設置した。エレベーターや授乳室を新設するなどユニバーサルデ
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陸上の日本選手権 大阪で1日開幕 飯塚ら静岡県勢エントリー
陸上の日本選手権は1日、大阪・ヤンマースタジアム長居で開幕する。男子200メートルで3年ぶりの優勝を狙う飯塚翔太(ミズノ、藤枝明誠高出)ら有力県勢がエントリーした。 飯塚は3月に20秒53をマーク。5月7日の木南記念も20秒57と上々の走りを見せる。3年連続3位の鈴木涼太(スズキ、浜松工高出)は今季10秒19の自己記録を出した100メートルに集中する。男子5000メートルには1万メートルが主戦場の伊藤達彦(ホンダ、浜松商高出)が参戦。今季は日本歴代8位の13分17秒65をマークし、パリ五輪へ重要になる12月の日本選手権1万メートルにつながる走りに期待だ。 女子400メートルには連覇を狙う
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⚾浜松南【高校野球チーム紹介2023夏】
堅実な守備と積極的な走塁を軸に2勝を目指す。投手陣は右腕から繰り出すスライダー、カーブなど豊富な球種が武器の主戦生熊、伸びのある直球が持ち味の右上手林が中心。2人とも持ち味の制球力で試合を組み立てる。守りの要は捕手淵ノ上、遊撃手林、中堅手内田。打線は高打率の白井、長打力ある主将淵ノ上、出塁率の高い内田がけん引する。足を絡めて先制し、流れを呼び込めるかが鍵。 部長 田中 克幸 監督 山本 浩正 ①生熊 蒼史(3年、浜松開成) ②淵ノ上晃聖(3年、浜松中部) ③岡田 和直(3年、浜松高台) ④佐藤 厚太(2年、湖西白須賀) ⑤白井 郁成(3年、湖西新居) ⑥林 龍之介(3年、浜松北星) ⑦鈴木
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⚾浜松北【高校野球チーム紹介2023夏】
野手は体格に恵まれ、長打力のある選手がそろう。馬場や村松、長谷川ら上位打線を中心に打ち勝つ展開に持ち込みたい。投手陣は3年佐藤と2年河合の両右腕がしのぎを削る。ともに制球力が武器で、打たせて取るスタイル。三塁手の主将今井は闘争心を前面に押し出し、チームをもり立てる。部員同士のミーティングを重視する。課題を指摘し合い、練習の質を高めている。 部長 吉見 直樹 監督 夏目 政臣 ①佐藤 泰一(3年、袋井) ②田村 快聖(2年、浜松与進) ③千葉 陽希(2年、秋田将軍野) ④村松 奏汰(3年、湖西鷲津) ⑤今井 頼祈(3年、浜松浜名) ⑥馬場 徹平(3年、浜松積志) ⑦杉本 優(2年、浜松積志
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中州で釣り、女性取り残される 浜松・天竜川 1時間後に救助
31日午後2時20分ごろ、浜松市天竜区佐久間町佐久間の天竜川で釣りに来ていた愛知県豊橋市、美容業女性(32)が中州に取り残された。約1時間後に救助され、無事だった。この日は同町の佐久間ダムで放流を実施しており、下流に位置する中州の周囲が増水した影響で川岸に戻れなかった。 天竜署によると、同日午後2時ごろ、中州に取り残された女性から「釣りに来たら取り残されてしまった」と浜松市消防局に通報があった。女性は1人で川に訪れ、午後1時ごろから釣りをしていたという。 佐久間ダムを管理する電源開発(Jパワー)佐久間電力所によると、先日の降雨でダムの流入量が増加したため、午前10時から放流を実施していた
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難病一人で悩まないで SLE患者・家族会「浜松S―FA」設立20年
発熱や全身の倦怠(けんたい)感などを引き起こす原因不明の自己免疫疾患「全身性エリテマトーデス(SLE)」について、県西部などの患者や家族らでつくる「浜松S―FA(エスファ)」が今春、設立20周年を迎えた。当事者同士の交流会や専門医らによる講演を続け、難病と向き合いながら生きる人たちの支えになっている。6月4日には浜松市内で記念式典を開く。会員らは「一人で抱え込んで悩まず、生活を有意義にしていきたい」と活動に励む。 「あちこちに関節痛のような痛みがあり、ベッドから起き上がるのも苦痛だった」。同会に初期から加わる中心メンバーで事務局を務める同市中区の池田初美さん(58)は20年前の発症時を思い
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⚾ヤマハ、第1代表決定戦へ 野球・都市対抗東海地区2次予選
社会人野球の都市対抗東海地区2次予選は31日、愛知県の岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで第1代表3回戦を行い、ヤマハ(浜松市)が西濃運輸(大垣市)に延長戦の末、2-1でサヨナラ勝ちし、代表決定戦に進出した。試合は1-1のまま延長十回無死一、二塁で始まるタイブレークに突入。後攻のヤマハは表の守備を無失点に抑え、裏の攻撃は2死一、二塁で網谷圭将が適時二塁打を放ち決着をつけた。 ヤマハは2日、5年連続の本大会出場を懸けてトヨタ自動車(豊田市)と対戦する。 ▽第1代表3回戦 西濃運輸(大垣市) 0000001000―1 0001000001x―2(延長10回) ヤマハ (浜松市) (西)落
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早乙女姿、児童が田植え 浜松・井伊谷宮
浜松市北区引佐町の井伊谷宮はこのほど、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する「お田植え祭」を同町の田んぼで開いた。地元の井伊谷小の女子児童8人が、早乙女姿で田植えを体験した。 米作りを通して、子どもたちに日本の慣習や考え方を学んでもらおうと毎年実施している。すげがさ、白装束を身に着けた児童は、耕作長の新屋裕三さんの手ほどきを受け、約150平方メートルの田んぼに1列に並んで手際よく苗を植えた。 9月にもち米約100キロを収穫できる見込みで、同月の例祭と11月の新嘗祭(にいなめさい)でお供えする。参加した同校の植田琴葉さん(11)は「おいしいお米ができるのが楽しみ」と笑顔を見せた。
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家康の歴史がわかる トークショー番外編公開 小和田静大名誉教授が解説【動画あり】
静岡新聞社・静岡放送は31日までに、浜松市中区のアクトシティ浜松で5月に開いた歴史トークショー「おしえて!家康 教えて!浜松」の番外編動画(約14分)の公開を、定期購読者専用アプリ「静岡新聞DIGITAL」で始めた。 大河ドラマ「どうする家康」の時代考証を担当する小和田哲男静岡大名誉教授とフリーアナウンサーの鬼頭里枝さんが登場し、家康の人物像、家康が武田軍に大敗した三方ケ原の戦いの考察などを紹介する。トークショー会場では答えられなかった来場者の疑問などについても解説している。
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9歳男児死亡 浜松、5月の交通事故
5月11日に浜松市南区芳川町の市道交差点付近で歩行中の小学3年生の男児(9)=同区=と軽乗用車が衝突した事故で、頭などにけがを負い、重体だった男児が31日、死亡したことが関係者への取材で分かった。浜松東署が事故原因を調べている。
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開業18年祝い周年祭 浜松・ファーマーズマーケット三方原店
浜松市北区根洗町のJAとぴあ浜松ファーマーズマーケット三方原店がオープンから18周年を迎え、このほど同店で周年祭を開いた。多くの地域住民が訪れ、旬の地元農産物を求めて長蛇の列を作った。 初めて実施した特産の三方原馬鈴薯(ばれいしょ)の量り売りや、同JA馬鈴薯部会青年部が監修したコロッケが人気を集めた。アールスメロンや豚肉など同JA管内の農産物が当たる抽選会も行われた。川原秀樹店長は「天候に恵まれ、開店前から行列ができていてありがたい」と話した。 イベントには市ごみ減量推進課も参加し、一部の商品の購入者に雑紙分別用の紙袋を配布して使用を呼びかけた。
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ラブホテル拠点、詐欺リクルーター 3容疑者再逮捕 静岡県警など
ラブホテルを拠点に詐欺電話をかけて現金をだまし取る「かけ子」グループを捜査してきた静岡、茨城両県警の合同捜査本部は31日までに、詐欺の疑いで、東京都立川市生まれ、住所不定、無職の男(24)、東京都東大和市芋窪4丁目、無職の男(23)、同市の無職の男(21)の3容疑者を再逮捕した。 再逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀し、2021年3月25日から26日にかけ、磐田市の無職女性=当時(73)=と浜松市の無職男性=当時(76)=の親族になりすましてうその電話をかけた上、親族の知人になりすました既に逮捕済みの「受け子」の男が被害者宅を訪れ、それぞれから現金50万円をだまし取った疑い。 静岡県警捜査4課
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600万円詐取容疑 19歳男を再逮捕 浜松東署
浜松東署は31日、詐欺の疑いで埼玉県入間郡、無職の男(19)を再逮捕した。 再逮捕容疑は3月22日から24日までの間、何者かと共謀し、浜松市東区の女性=当時(78)=の息子などを名乗って女性宅に「会社の大事な書類を間違えて送ってしまった」「家の近くまで取りに行く。600万出してほしい」などと電話をかけ、同宅付近で現金600万円をだまし取った疑い。「覚えていない」などと容疑を否認しているという。 同署によると、男は特殊詐欺グループの受け子とみられる。5月10日に別の詐欺容疑で逮捕された。
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示談金名目で現金要求 恐喝容疑で2人逮捕 湖西署
湖西署は31日までに、恐喝の疑いで、横浜市旭区市沢町、運送業の男(22)と愛知県田原市浦町大原西、会社員の女(22)の2容疑者を逮捕した。逮捕容疑は2022年9月上旬、浜松市内の駐車場で湖西市の男性(22)に示談金名目で現金を要求し、銀行口座に現金計100万円を振り込ませた疑い。同署によると、女と男性は同年8月に出会い系アプリで知り合ったという。
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静岡県内小学6校で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は31日、小学校6校でインフルエンザに感染したとみられる患者計137人が確認され、学年閉鎖や学級閉鎖を行ったと発表した。患者数が100人を超えたのは3月8日の発表分以来。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 伊東市の小学校8人、静岡市葵区の小学校11人、同区の小学校22人、磐田市の小学校6人、浜松市中区の小学校10人、同市北区の小学校80人。
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青少年育成など日生財団が支援 静岡、12団体に助成
日本生命財団(大阪市)はこのほど、児童・少年の健全育成と高齢者が主体の地域貢献活動を顕彰する事業の助成金贈呈式を静岡市葵区の市民文化会館で開いた。 本年度の助成が決まった県内12団体のうち11団体が出席。各団体の代表者に贈呈書が手渡された。同財団の堀本貴則助成事業部長は「地道で息の長い活動に取り組む思いに応えることがわれわれの使命だと考えている」と事業に込める思いを語った。 助成を受けた団体は次の通り。 児童・少年の健全育成 こどもみらい掛川(掛川市)NPO法人フリースクール空(浜松市)子育てひろば“たっくん”(同)五島チューリップぐみ(同)きつねや食堂(静岡市
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ガソリン代金支払わなかった疑い 浜松の男を逮捕
湖西、天竜、浜松西の3署と静岡県警機動捜査隊、捜査3課は31日、詐欺の疑いでブラジル国籍、浜松市天竜区山東、自称代行運転手の男(25)を逮捕した。逮捕容疑は21日正午ごろ、湖西市内のガソリンスタンドでレギュラーガソリン36リットルを給油し、代金約6千円を支払わなかった疑い。湖西署によると、容疑者は盗難車に乗車していた。同署などが経緯を調べている。
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「夢あきらめないで」ダンサーYU-YAさん(浜松出身)講演
浜松市中区の静岡文化芸術大は29日夜、学生応援イベントとして同市出身のダンサーYU-YA(本名・大柳豆勇也)さん(32)=中区=を招いた講演会「夢の叶え方 ブレイクダンス世界一になるまで」を同大で開いた。学生約150人が参加し、充実した学生生活について考えた。 YU-YAさんは自身のダンス教室生のフラッシュモブに合わせて登場。華麗なパフォーマンスを披露し、学生たちから拍手が巻き起こった。「夢をかなえた人はしつこくやり続けた人。あきらめないこと、やめないことが一番大事」と話し、幼少期にいじめを受けたり高校時代に大きなけがをしたりと困難にぶつかりながらも夢をかなえた経験を語った。まだ夢や目標が
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防犯伝導士11人委嘱 静岡県警、経験生かし啓発
静岡県警はこのほど、講話などを通じて住民の防犯知識習得や防犯意識高揚を図る「くらしの防犯伝導士」の委嘱式を県警本部で行った。本年度は男女11人に委嘱し、知識や経験を生かした啓発活動を各地で展開してもらう。任期は1年間。 出席者に委嘱状を手渡した水嶋春彦生活安全部長は増加傾向の刑法犯や特殊詐欺被害に触れて「厳しい状況で、地域住民や事業者と連携した各種対策が欠かせない。高度で専門的な技術と知識を分かりやすく伝授してほしい」と期待した。 伝導士を10年間続け、感謝状を受け取った県防犯アドバイザー協会員の沖田八枝子さん(浜松市北区)は「自分の経験が地域のためになっていれば光栄。引き続き講話などで
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青少年育成に尽力 浜松市 指導員22人に感謝状
浜松市はこのほど、市青少年育成指導員会議の総会を同市北区東三方町の市教育会館で開いた。指導員を長年務め、青少年の非行防止、健全育成に尽力した22人に感謝状を贈った。 活動方針や取り組み計画について協議したほか、補導や声かけ活動の具体的な方法について確認した。新任の指導員104人を対象とした研修会も行った。 被表彰者は次の通り(かっこ内は所属校区など)。 【10年以上】田畑勝次(曳馬中)鈴木由紀(江西中)太田正彦(開成中)夏目良子(舞阪中)川島隆史(清竜中)野中庸孝(同)伊藤俊樹(光が丘中)本間光一(浜松西高)新井浩志(西遠女子学園高) 【5年以上】須山晃次(西部中)丹下睦治(北部中)
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新型コロナ対策に資源回収収益寄付 浜松・三方原町三方原南自治会
浜松市北区の三方原町三方原南自治会(小島信夫会長)はこのほど、新型コロナ対策に役立ててもらおうと、市の感染症対策基金に16万円を寄付した。浄財には自治会で行っている資源回収の収益の一部を充てた。 小島会長ら役員5人が市役所を訪れ、「新型コロナも収まり切っていない。(感染症法上の位置付けが)5類になっても心配している人も多い。少しでも役に立てれば」と中野祐介市長に目録を手渡した。中野市長は「SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みによる寄付で大変ありがたい。有効に使わせていただきます」と感謝した。 同自治会はごみ減量に積極的に取り組み、地域に資源物回収ボックスを設置して新聞や段ボール、衣類
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日本語教育推進へ 浜松市が新プラン
浜松市は30日、中区の多文化共生センターで開いた地域日本語教育総合調整会議で、2023年度から27年度まで5年間の新たな地域日本語教育推進アクションプランを示した。市内在住外国人の長期在留傾向が強まる中、個人のライフステージに応じた日本語教育の機会を充実させるため、体制づくりに加えて国が能力目標の体系化に活用する「生活Can do」を取り入れた生活日本語教育プログラムを開発する。 プラン作成に当たり、浜松国際交流協会が昨年、市内外国人500人を対象に日本語能力テストと意識調査をした。その結果、若年層では日本人の友人がいる人や将来日本での生活を望む人は能力が高く、外国人学校に通う人や将来帰国を
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ごみ有料化以外の削減策も模索を 浜松市議会・環境経済委
市は環境経済委員会で、家庭ごみ処理有料化に関する条例案の提出時期について「社会、経済情勢を踏まえて判断する」との姿勢をあらためて示した。 市は一時、議会答弁で「23年9月定例会をめどに議会の判断を仰ぐ」との見通しを示していたが、今年3月の同委員会では9月定例会にこだわらず、経済状況による家庭の負担感を見極めて判断すると説明していた。委員からは、市が2月に発行した家庭ごみ減量ガイドブックが浸透し市民の意識が高まっているとして、有料化以外のごみ減量策もさらに探るよう求める意見が相次いだ。
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水道料上げ識者交え検討 今秋以降会議設置へ 浜松市議会
市は建設消防委員会で、水道料金を値上げする料金体系改定の検討スケジュールについて、今秋以降に有識者や利用者代表の市民を交えた「経営アドバイザー会議」を設置し、多様な立場の意見を聞きながら改定の要否、値上げ幅、実施時期を詰めると説明した。 会議設置に先立ち、電気代高騰で経費が急増した2022年度決算を分析し、今後5年程度の財政シミュレーションをまとめる。同年度決算は市議会9月定例会で認定を受ける予定で、シミュレーションの作成や会議設置は9月定例会以降になる見通し。 委員からは「物価高で市民の経済的負担が増している」として慎重な検討を求める意見が複数上がった。
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虐待相談872件過去最多 22年度 浜松児相
浜松市は厚生保健委員会で、2022年度の市児童相談所の虐待相談対応件数が前年度比49件増の872件と過去最多だったことを報告した。新型コロナウイルスによる外出控えなどが緩和され、家庭内に潜在化していた虐待に外部の目が入るようになったことが要因とみられる。 種別は心理的虐待が464件(前年度比11件減)と全体の53・2%を占め、身体的虐待229件(同30件増)、ネグレクト(育児放棄)150件(同12件増)、性的虐待29件(同18件増)と続いた。虐待を受けた年齢は小学生の345人が最多。以下は「3歳~学齢前」164人、「0~3歳未満」162人と続き、低年齢層の被害が目立った。 虐待の相談経路
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海洋競技拠点 基本構想提示 事業費5億~13億円 浜松市議会常任委
浜松市議会は31日、5常任委員会を開いた。市は市民文教委員会で、北区三ケ日町都筑の浜名湖岸に整備するビーチマリンスポーツ拠点施設の基本構想を示し、管理棟を仮設にして整備費を5億7400万円とする案から、恒久建築物として13億3800万円にする案まで三つのモデルを挙げた。南区の遠州灘海浜公園に整備する江之島ビーチコートの整備手法とスケジュールも明らかにした。 三ケ日の施設はセーリングやウインドサーフィンの大会誘致ゾーンと位置づける。約1・4ヘクタールの用地にシャワー室を備えた管理棟、約150艇を平置きできる競技エリア、86台収容の駐車場を整備する。管理棟を仮設か恒久型とするか、艇を接岸する浮桟
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死亡事故ゼロ300日 静岡県対策協が表彰 浜松市北区
浜松市北区は31日、交通死亡事故ゼロ連続300日を達成したことに伴い、県交通安全対策協議会から交通安全優良市町として表彰を受けた。区役所で伝達式が行われ、堤信弘区長が県くらし交通安全課の入戸野明課長から表彰状を受け取った。 同区では、2022年7月17日に細江町で発生した事故を最後に死亡事故が発生せず、23年5月14日で連続300日を超えた。区によると、同協議会が表彰制度を設けた1991年以降の最長記録は1053日。 式典には、細江署や交通安全協会細江地区支部、細江地区安全運転管理協会など協力機関の関係者も出席した。堤区長は「ゼロが続いていることを区民に知ってもらいたい。継続できるよう関
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不燃ごみ処理 浜松に援助要請 湖西市、施設火災で
湖西市は31日、市環境センターリサイクルプラザ(同市吉美)で8日に発生した火災のため不燃ごみの処理が滞っていることを受け、相互援助協定に基づき、浜松市に援助要請を行ったと発表した。6月1日から12月29日まで、浜松市平和破砕処理センター(同市西区)に不燃ごみの処理を委託する。湖西市は市民に分別の徹底と減量を呼びかけている。 市廃棄物対策課によると、不燃ごみのステーション回収は通常通り行い、収集したごみを順次、浜松市の施設へ運搬する。 8日に発生した火災では施設内の機械が焼けたほか建物にも影響が及び、復旧のめどが立っていないという。出火原因は不燃ごみなどに混入したリチウムイオン電池とみられてい
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宮沢賢治童話を自由に語り合う 7日、親しむ会が例会
浜松市の宮沢賢治童話に親しむ会(村上節子代表)は7日午前10時半から正午まで、中区鹿谷町の亀山公会堂で6月例会を開く。童話「シグナルとシグナレス」について自由に語り合う。参加無料。見学のみも可。希望者は直接会場へ。 幅広い年代の男女が集う同会は、賢治童話に親しみ一緒に楽しむ仲間を随時募集している。問い合わせは村上代表<電053(485)4563>へ。
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街中チンドン 市民ら魅了 JR浜松駅北口
浜松市内の有志らでつくるチンドン同好会「やらまいか!喜導鯛(きどうたい)」はこのほど、JR浜松駅北口地下広場で演奏会を開いた。派手な衣装を身にまとい、軽快な音楽を奏でて通行人らの注目を集めた。 県内外で活動する4団体も参加し、約25人がかねや太鼓、サックスなどでにぎやかな音楽を響かせた。「365歩のマーチ」や桃太郎の童謡などを披露。親子連れなどは手をたたきながらを楽しんだ。 同会の深津志郎座長(77)は「チンドンを通して『笑顔と笑い』を届けたい。浜松がもっと明るくなれば」と話した。
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原発事故の今 寺島氏が講座 浜松市防災学習センター
浜松市防災学習センターはこのほど、一般向け学習講座「知ってほしい福島原発事故 被災地の今 震災13年目の現地を取材して」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の同センターで開いた。ローカルジャーナリスト兼尚絅学院大客員教授の寺島英弥氏が市民約40人を前に講演した。 寺島氏は同県相馬市出身。2011年3月12日の原発事故直後について「故郷の消失を覚悟した」と語り、以降、継続している取材を基に現地の様子を紹介した。自ら放射線量を計測しながら農地復活に取り組む住民の姿や、長期避難による人口減少で地域コミュニティーの維持が困難になっている現状などを語った。 地域発の情報発信を行うローカルジャーナリストの
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5月31日は「こさい(531)の日」 8人1社に表彰状と感謝状 市発展に貢献、功績たたえる
湖西市は31日、「こさいの日」に合わせた本年度の市表彰と感謝状の贈呈式を市役所で行った。消防団員や民生・児童委員としての活動、教育分野への寄付で市の発展に功績があった7人を表彰し、浜名学園(同市新居町)への支援として長年寄付を行った1企業と1個人に感謝状を贈った。 贈呈式で影山剛士市長は「行政だけでは手の届かない部分を助けていただいた」と感謝した。 表彰状と感謝状を受け取った人と企業は次の通り。 【湖西市表彰】消防功労 榊原敬介(新居町)佐藤光宏(岡崎)▽社会福祉功労 井川あい子(白須賀)岡田初美(新居町)井上忠明(駅南1丁目)鈴木正雄(新所)▽寄付功労 石川雅俊(東京都千代田区) 【感謝状
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秋葉神社で茶葉熟成 ブランド化へ 浜松市茶振興協
浜松市の茶産地ブランド化に取り組む浜松市茶振興協議会はこのほど、同市天竜区春野町の秋葉山本宮秋葉神社上社で茶葉の熟成を始めた。10月ごろまで保管し、「秋葉山熟成茶」として販売する。 同協議会ブランド化推進グループに所属する天竜、浜北、北区の4業者が参拝し、各産地の計100キロの茶葉を仕込んだ。熟成用のつぼに茶葉を詰め、河村基夫宮司の祈とうを受けた。 標高866メートルにある同社は、気温や湿度の変化を受けにくく、熟成により香りとうまみが増すという。 熟成を終えた茶は市内の店舗やインターネットで販売する。事務局の市担当者は「来客の多い大河ドラマ館などでもPRし、熟成茶を通じて産地のブランド化を図
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5月25日はシマアジやニザダイ、小イサキ、アイゴ、カサゴ。26日はシロギスやハゼ、シマアジ、アカブダイ、ウツボ、小ハタなど。27日はクロダイや小イサキ、マゴチ、スズメダイ。28日はマアジやメジナ、スズメダイなど。タカベとネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギスやメゴチ。餌は青イソメ。50~70メートル以上の遠投で数が期待できる。消波ブロック周りのカサゴを狙うならブラクリ仕掛けや胴つき仕掛け。サビキ釣りは小サバやアジ、イワシ。サビキの種類もそろえておくと、それぞれの魚種に対応できる
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ノルディック・ウォーク 仲間と健康づくり 静岡の名所巡る【しずおかアウトドアファン】
北欧でクロスカントリースキーの夏季練習が原型で、健康増進に役立つと人気の「ノルディック・ウォーク」。両手に持ったポールを地面に突き、全身を使って歩くことで高い運動効果を得られる。普及に取り組む県ノルディック・ウォーク連盟が5月上旬、静岡市葵区で実施した交流会には県内の会員ら約30人が参加した。JR静岡駅周辺の徳川家康ゆかりの歴史スポットを中心に巡り、親交を深めた。 駅北口の広場に集合した参加者は軽く準備運動をした後、家康像の前を通って出発した。3月に復元されたばかりの江戸時代の法令掲示板「高札場」、静岡浅間神社、駿府城の東御門、巽櫓[たつみやぐら]周辺などに立ち寄る約5キロのコースを約2
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生活保護減額「違法」 県内4市処分取り消し 静岡地裁判決
国が2013~15年に生活保護費の基準額を引き下げたのは生活保護法に違反するとして、受給者6人が浜松、静岡、袋井、掛川の4市に減額処分の取り消しを求めた訴訟の判決で、静岡地裁は30日、減額処分を取り消した。菊池絵理裁判長は、厚生労働相の引き下げに関する判断過程には「過誤、欠落があると言わざるを得ず、裁量の逸脱・乱用がある」と指摘し、生活保護法違反を認定した。 同種の訴えは29都道府県で起こされ、地裁段階の判決は21件目。原告側の勝訴判決は11件目となった。 国は、物価下落を理由に13年から3年間で基準額を平均6・5%引き下げ、計約670億円を削減した。 静岡地裁判決は、物価動向を考慮し
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ケアプラン作成、AIが支援 西山病院グループ(浜松市西区)【DX最前線】
医療法人社団一穂会の西山病院グループ(浜松市西区)が今年3月、高齢者のケアプラン(介護サービス計画)作成を支援する人工知能(AI)システムを導入した。ケアマネジャー(介護支援専門員)の経験や技術とデータ分析を掛け合わせることで、ケアプランの精度向上や介護現場の負担減につなげる。 介護関連のスタートアップ企業シーディーアイ(東京都)が開発した「SOIN(そわん)」は、約50万件の介護データ学習に基づき、要介護者向けの支援メニューを提案する。画面上で身体機能や疾患履歴など約70項目を入力すると、数値やグラフを用いて1年後の状態予測や改善に向けた支援方法を示す。 西山病院グループでは、ケアマネ
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市営浜松球場の照明改修へ 35年度まで使用視野、5月補正に関連費
浜松市は30日までに、同市中区の四ツ池公園運動施設内の市営浜松球場を少なくとも2035年度まで使用することを視野に、夜間照明施設を改修する方針を固めた。市議会5月定例会に追加提出予定の補正予算案に、債務負担行為として約13億円を設定した。県が同市西区の遠州灘海浜公園篠原地区に野球場を整備するのに伴い、市営球場の在り方が明確になっていない中で、使用期間のめどが明らかになるのは初めて。関係者への取材で分かった。 1979年に建て替えられた現在の市営球場は照明やスコアボードなど施設全体の老朽化が進んでいる。関係者によると、市は2025年度までに夜間照明塔の塗装や照明のLED化などの改修を完了させ
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記者コラム「清流」 戦国の軌跡を求めて
静岡県内には、戦国時代、武田氏の侵攻を機に始まった徳川氏との激戦の歴史が眠る。三方ケ原の合戦(浜松市)や高天神城の攻防(掛川市)が代表的だが、牧之原市や吉田町にも戦国の軌跡を現代に伝える史跡がいくつもある。 例えば牧之原市にある相良城跡だ。相良といえば田沼意次のイメージが強いが、同所にはその昔、武田氏が遠江侵攻のため支城を築いた。現在は城を模した展望台が建つ小山城跡も同じだ。武田氏によって築かれたが、後に徳川氏の攻勢を受け廃城となった。戦国大名の栄枯盛衰を記録する歴史的価値を持っている。 徳川家康を主人公にした大河ドラマが放送され、戦国大名ゆかりの地が再び脚光を浴びている。住み慣れた地元
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記者コラム「清流」 地上185メートルからの眺望
地上185メートルからの眺望が楽しめるオークラアクトシティホテル浜松(浜松市中区)45階展望回廊。新型コロナによる2年10カ月の休業を経て、昨年12月20日に営業再開。5カ月で有料入場者数が1万人に達した取材で、初めて上った。 南北回廊ともに広さ110平方メートル、長さ約20メートル。この空間から見渡す遠州灘や北へ連なる山に、同市が自然の恩恵に支えられていることを感じる。JR浜松駅に向かう新幹線の往来も見ることができ、現在は市内の徳川家康公の史跡やエピソードを紹介する展示が開催されるなど飽きない。 同市は大河ドラマの効果もあり、大型連休中の1日平均の人出が前年比28.8%増と全国最大の伸
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⚾浜松学院【高校野球チーム紹介2023夏】
1年の夏から先発メンバー入りする経験豊富な3年生4人がけん引役となり、勝利を呼び込みたい。投手は伸びのある直球を繰り出す右腕加茂と、スライダーを得意とする184センチの大型左腕椿の二枚看板。打撃は主砲岩佐を軸に、打率の高い主将黒田、長打力のある2年上村が得点を狙う。守備は遊撃手大谷龍の堅実な守りがチームを支える。昨夏の初戦敗退の雪辱を胸に、1年間練習に励んできた。 部長 飯尾健太郎 監督 吉田 道 ①加茂 昇真(3年、神奈川平塚大洋) ②黒田優太郎(3年、神奈川万騎が原) ③上村 武(2年、神奈川大沢) ④古田琥次朗(2年、浜松三方原) ⑤港谷 征樹(2年、神奈川玉川) ⑥大谷 龍弥(
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おしごと【推し事】 推し思う心 世界のため 石井萠水【SPAC俳優 言葉をひらいて⑤】
きっとこれからお仕事へ向かわれる方も多い中、ちがう「おしごと」の話を失礼します! 推し事とは「推し」を応援する行動全般のことを言います。「推し活」とも言われますね。「そんなのただの趣味」「オタクのやること」なんて思われる方もいるかもしれません。しかし私は、推し事には世界を平和に導く力があると思っているのです。 例えばアーティストが公演を行う街へファンの方々が来ることによって、その地域の飲食店や宿泊施設が潤うといった単純な経済効果がありますよね。それだけでなく、ファンが会場周辺のごみ拾いや清掃を自主的に行ったり、推しと所縁[ゆかり]のある場所へ積極的に出かけることが地域活性化につながったり
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インフルエンザで学年・学級閉鎖 静岡県内3小学校
静岡県は30日、小学校3校でインフルエンザに感染したとみられる患者計39人が確認され、学年閉鎖や学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 伊東市の小学校12人、同市の小学校15人、浜松市東区の小学校12人。
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県道水窪森線 通行止め規制緩和 浜松市天竜区
浜松市は30日、落石災害で全面通行止めとしている同市天竜区水窪町の県道水窪森線について31日午後5時以降、一定の時間帯に限り通行止めを解除し、片側交互通行を可能にすると発表した。解除するのは正午から午後1時と、午後5時から翌朝午前8時半。これまで、規制緩和のめどは6月上旬としていた。
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光技術のビジコン 6月1日から募集 光産業創成大学院大
光産業創成大学院大(浜松市西区)は6月1日から8月31日まで、光技術を応用した独創的な事業計画を表彰するビジネスコンテスト「フォトニクスチャレンジ」に参加する全国のベンチャー企業や中小企業を募集する。 最優秀ビジネス賞と同チャレンジ賞に賞金100万円、県内中小企業の優秀賞に30万円を贈る。3賞の受賞者が同大への入学を希望する場合、入学金免除となる。 10月中旬発表の書類選考通過者を対象に、同大教員が事業計画作成を支援するメンタリング期間を設け、来年2月29日に最終審査会を浜松市内で開く。伊藤博康学長は「起業家にとって貴重な機会になると思う」と期待を寄せる。 問い合わせは同大学院大<電0
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物価高対策、60億円追加 浜松市5月補正 市民生活、中小を支援
浜松市が本年度5月補正予算案の大枠について、一般会計と特別、企業会計を合わせた総額で60数億円を増額する方針を固めたことが30日までに、関係者への取材で分かった。国の臨時交付金などを活用し、原油高や物価高騰の影響で負担が増している市民生活や中小事業者を支援する。関係予算案を開会中の市議会5月定例会に追加提出する。 原油高などの対策に、補正の大半を占める50数億円を充てる。電気、ガスなどのエネルギー価格、食材費高騰による負担感が大きいと指摘される市民生活を支えるため、低所得の子育て世帯に子ども1人当たり5万円、住民税非課税世帯に1世帯3万円を給付する。 福祉施設などを対象とした光熱費支援、
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子育て世帯給付金 申請受け付け開始 6月1日から、浜松市
浜松市は30日までに、国の低所得子育て世帯向け生活支援特別給付金の受給対象者のうち、申請が必要な人の手続きについて詳細を発表した。6月1日から申請を受け付ける。 児童1人当たり5万円の給付金。昨年度の同給付金を同市で受給した世帯などは申請不要で、5月31日に口座に入金される。 ひとり親で家計急変によって児童扶養手当受給の対象相当になった世帯、公的年金の受給によって児童扶養手当を受けていない世帯、ひとり親以外で家計急変によって住民税非課税の対象相当になった世帯などは申請が必要。来年2月末までに新生児が生まれた場合も支給対象になる。 申請は市ホームページ「子育て世帯生活支援特別給付金」欄か
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毎年6月開催のホタル月間中止 浜松市天竜区のNPO
浜松市天竜区のNPO法人夢未来くんまは30日までに、毎年6月に同区神沢のホタルの里で開催しているホタル観賞月間の中止を決めた。主催者は「環境整備ができなかったため」としている。 ゲンジボタルの生息地として知られる同地区。例年、道の駅くんま水車の里の出店やガイドによる鑑賞会などの催しを行っている。中止により、会場付近には駐車スペースは設置されない。
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浜北署協議会 委員と意見交換
浜北署協議会(山下修平会長)の本年度第2回会合がこのほど、同署で開かれた。協議会委員7人と署幹部が出席し、1~4月期の業務運営重点を振り返った。 同署は防犯講話や交通安全指導教室を開催し、新入学期の安心・安全活動に力を入れたことを報告した。委員からは「自転車利用者のヘルメット着用率がまだ低い。呼びかけに工夫を」などの意見が挙がった。 5~8月期は、特殊詐欺被害の防止やパトロール活動を推進すると示した。会議後、任期満了となる委員に署長感謝状を贈呈した。
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クルクマ生育順調 JAとぴあ浜松 中区・目ぞろい会
JAとぴあ浜松クルクマ部会(古橋賀津也部会長)は30日、同JA管内が生産量日本一を誇る観賞用花「クルクマ」の目ぞろい会を浜松市中区花川町の同JA花き営農センターで開いた。 クルクマは熱帯アジア原産のショウガ科の植物。お盆の仏花や花束の花材などとして人気を集めている。 目ぞろい会には生産者ら約30人が集まり、採花時期や選別基準、出荷方法を確認した。ことしは気候条件が良く生育は順調という。同センターの川瀬英夫主任(54)は「夏の定番として需要は高まっている。色の種類も多いので、さまざまな用途に使ってもらいたい」と話した。 最盛期は7~8月で、10月にかけて昨年並みの約200万本の出荷を見込む。
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三遠南信自動車道 活路に生かす準備急げ【西部 記者コラム 風紋】
浜松市と長野県飯田市を結ぶ約100キロの高規格道路「三遠南信自動車道」の整備が進む中、開通効果が期待されている。沿線地域の交流人口の拡大が見込まれ、浜松市天竜区佐久間町、水窪町など北遠地方では自然を生かした憩いの場や気軽に立ち寄れる店舗の充実が地域活性化の鍵となる。開通後の未来を見据えたアクションを地域全体で起こしてほしい。 三遠南信自動車道の全線開通はしばらく先だが、直近では2025年度に鳳来峡インターチェンジ(IC)―東栄IC(延長約7・1キロ)が完成する予定だ。既に開通した前後の道路とつながり、浜松市の都市部から同市天竜区佐久間町の運転時間が大幅に短縮される。防災や医療面の貢献はもち
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選挙豆知識カレンダー完成 浜松市中区選管の玉腰さん 市役所で配布「身近に感じて」
浜松市中区選挙管理委員会事務局の職員、玉腰ひかるさん(27)がこのほど、選挙の豆知識を記した2023年度の卓上カレンダーを製作した。特に若い世代に選挙への関心を高めてもらう狙い。市役所2階の事務局窓口で希望者に先着順で配っている。 得票が同数の候補者がいた場合はくじ引きで当落を決めること、投票所に一番乗りした人は投票箱の中を確認する役割があること、など楽しく学べる情報が月替わりで紹介されている。浜松の四季折々の風物詩を明るい選挙のキャラクター「めいすいくん」で表現したイラストも添えた。 職務で若い世代の投票率の低さを痛感した玉腰さんは、「とっつきにくいイメージの選挙を身近に感じてほしい」と考
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正しい発声法 本多さん指導 浜松市中区で声楽講座
浜松市やらまいか大使でメゾソプラノ歌手の本多厚美さんによる声楽公開講座(静岡新聞社・静岡放送後援)が28日、中区のアクトシティ浜松音楽工房ホールで開かれた。 本多さんがアマチュア歌手らへの指導を公開する形で、国際的に評価されるための正しい発声法などを紹介した。「良いことを考えながら息を吸って」「孤独を表現する時は、目線は遠くを見ていても己を意識するように」など、技術面だけでなく精神的なアドバイスも送った。
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食品衛生に貢献 18人23施設表彰 浜松市協会、南区で総会
浜松市食品衛生協会はこのほど、第50回通常総会を同市南区の可美公園総合センターで開いた。食品の衛生管理の普及や向上に功績のあった18個人と、食品衛生に関して他の模範となる23施設を表彰した。 市長表彰では、中野祐介市長が功労者に表彰状を手渡した。受賞者を代表して、食品衛生功労者として市長表彰を受けた蜂須賀強さん(飯田支部)は「これからも安心安全な食事を提供できるよう、さらに努力したい」と話した。 このほかの主な受賞者は次の通り。かっこ内は支部。 【市長表彰】食品衛生功労者 相沢貢(曳馬)石野隆司(庄内)▽食品衛生優良施設 ステーキハウス ロダン(中央第1) 【市保健所長表彰】食品衛生功労者
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「シネマイーラ」の歩み紹介 浜松市西区で講座、榎本館主講師
浜松市は29日、社会人を対象にした生涯学習講座「浜松ヒューマンセミナー」を西区の入野協働センターでスタートした。「映画のはなし!」をテーマに、中区の映画館「シネマイーラ」の館主榎本雅之さんが講師を務める。 講座は7月末までの全10回。榎本さんは「シネマイーラ14年のあゆみ」と題して、開館の経緯やミニシアターの実情、コロナ禍で募ったクラウドファンディングの反響などについて紹介した。資金難による各地の映画館の廃業を半世紀にわたり見てきたという榎本さんは「長時間視聴する映画の魅力が若い人にも伝わってほしい」と強調した。
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洋菓子作品 48点審査 31日、静岡で展示
静岡県洋菓子協会(天野又一会長)は30日、県洋菓子作品展の審査を静岡市駿河区のグランシップで行った。最高賞のグランプリ(県知事賞)にはピスタチオを使ったホールケーキを出したモンターニュ石原店(浜松市南区)の加藤弘美さんが輝いた。出展作品は31日にグランシップ内で公開する。 県内の菓子職人や製菓学校の生徒らが12部門に計48点を出展。協会役員のほか日本洋菓子協会連合会の技術指導員が審査を務め、技術や色合い、アイデア、表現力などを確かめた。各部門の上位作品から絞り込み、全体の上位3位を決めた。 加藤さんの作品は特に味わいが評価され、天野会長は「全国レベルでも上位に入る作品」とたたえた。このほ
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浜松で国内初の総会 6月2、3日 国際音楽コン世界連盟
浜松国際ピアノコンクール(浜松市など主催)が加盟する国際音楽コンクール世界連盟(本部・スイス)は6月2、3日、同市中区のアクトシティ浜松コングレスセンターで総会を開く。日本での開催は初めて。総会を前に30日、同連盟理事で、浜松国際ピアノコンクール審査委員長を務める小川典子さんが市役所に中野祐介市長を訪ね、開催内容などを説明した。 小川さんは、各国の加盟コンクールから約75人が参加し、ヤマハや河合楽器製作所など世界的なピアノメーカー5社によるパネルディスカッションを予定していることなども紹介。その上で、「コロナ禍の前より大規模で、素晴らしい総会になると確信している。参加者も浜松の食べ物を楽し
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一糸乱れぬソーラン目指し 練習に汗 6月4日に披露 浜松湖北高佐久間分校
浜松市天竜区佐久間町の浜松湖北高佐久間分校の生徒は、6月4日の同校の文化祭「佐高祭」でソーラン節を披露する。卒業生や地元住民の指導の下、生徒は一糸乱れぬ力強いパフォーマンスを目指し、真剣な姿勢で練習に励んでいる。 練習初日の29日は、1~3年生27人が参加した。文化祭で使用する曲「南中ソーラン」と「どっこいしょ」の振り付けを学んだ。同校OBの塩沢青空[せいら]さん(19)と片倉美咲さん(21)らが講師を担当し、振り付けの手順や鳴子の持ち方などを教えた。 生徒は、講師の手本を見て一生懸命に踊り、汗を流した。踊りを一通り終えた後、生徒同士で振り付け通りの動作ができているか確認し合っていた。3
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プレス機に挟まれ男性死亡 浜松のヤマハ発工場
29日午後2時45分ごろ、浜松市浜北区中条のヤマハ発動機の工場「浜北製造部6号館」内で、同市天竜区二俣町二俣の会社員男性(21)がプレス機に頭を挟まれた。男性は約40分後、死亡が確認された。 浜北署などによると、男性は当時、バイク部品の加工などに使うプレス機周辺で1人で作業中だったとみられる。同署は業務上過失致死の疑いも視野に、関係者から事情を聴くなどして原因を調べている。 事故を受け、同社は同日夜、「亡くなられた社員のご冥福を心よりお祈り申し上げる。原因究明と再発防止に努める」とのコメントを発表した。
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スーパー銭湯で「心の癒やし」 静岡新聞×静岡文化芸術大×中日新聞「新聞記者をやってみた」プロジェクト
利用客の減少や燃料高などの影響で全国の「公衆浴場」の総数が減少する中、露天風呂やサウナ、飲食施設などを併設するスーパー銭湯は、身体的なリフレッシュだけでなく、幅広い世代の「心の癒やし」につながる施設づくりで生き残りを図っている。従来の男性年配層だけでなく、若者や女性といった新たな客層の獲得が狙いのようだ。 熱風サウナ/ほうじ茶ロウリュ 若者や女性客獲得へ一工夫 若者層を中心に「サウナブーム」と言われる一方、厚生労働省の統計によると、全国の公衆浴場の総数は2021年までの5年間で2万5331施設から1551施設減少した。スーパー銭湯を含む私営の「その他公衆浴場」の総数は9278施設から164施
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⚾浜松湖東【高校野球チーム紹介2023夏】
タイプの違う投手の継投で試合を組み立てる。180センチの長身右腕渥美青が柱で、直球やスライダーを制球良く投げ込む。軟投派の右腕浅井、2年の左腕杉山諒が脇を固める。攻撃陣の軸は身体能力が高い主将飯田で、ライナー性の鋭い打球を放つ。ミート力がある市野は、好機を生かす一打に期待がかかる。週1回、専門トレーナーによる体づくりに取り組む。飛距離が伸びるなど効果が出ている。 部長 三倉 七絵 監督 高林 良洋 ①渥美 青葉(3年、浜松入野) ②河野 翔(2年、浜松開成) ③市野 杏連(3年、浜松中部) ④漆畑 力駈(2年、浜松開成) ⑤川瀬 咲道(2年、浜松三方原) ⑥新宮 央視(2年、浜松開成)
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梅雨の花、ササユリ 6月上旬まで見頃 浜松・浜北区の県立森林公園
梅雨の時期に花を咲かせる日本固有種のササユリが浜松市浜北区の県立森林公園で見頃を迎えている。白やピンクの花が園内に点在し、散策に訪れた人たちを楽しませている。 公園の自然解説員によると、ササユリは種が発芽するのに1年、花を咲かせるまで7年ほどかかる。適度な木漏れ日があるアカマツ林が生育に適しているといい、多くのササユリが自生している。 平年より8日早い29日に梅雨入りしたことしは、ササユリも例年より1週間ほど早い21日に開花が確認された。6月上旬まで観賞できそうだという。
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大河出演者招きトークショー 7月家康ゆかりの地、浜松・天竜区で
浜松市とNHK財団は7月1日午後1時半から、大河ドラマ「どうする家康」の出演者を招いたトークショーを同市天竜区二俣町の天竜壬生ホールで開く。入場無料。6月12日まで応募を受け付けている。 同区は徳川家と武田家が攻防を繰り広げ、徳川家康の嫡男・信康が自刃したとされる二俣城などがあった家康ゆかりの地。トークショーには徳川家家臣で、二俣城主だった大久保忠世役の小手伸也さんと信康役の細田佳央太さんが出演する。ドラマのパネル展も開催し、出演者の等身大パネルなども登場する。定員は480人。 参加希望者は「家康公ゆかりの地 出世の街 浜松」の公式ホームページの専用フォームから申し込む。申し込みは1人一
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再審冒頭陳述案、7月提出要請 静岡地裁、袴田さん弁護団と地検に 出頭免除応じる考え
現在の静岡市清水区で1966年に一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さん(87)の再審公判を巡り、静岡地裁と弁護団、静岡地検による非公開の3者協議が29日、地裁で開かれた。国井恒志裁判長は、冒頭陳述案を7月10日までに提出するよう弁護団と地検の双方に求めるとともに、現時点では袴田さんを公判に強制的に出頭させる考えはないと述べた。協議終了後、弁護団が記者会見して明らかにした。 再審公判に向けた3者協議は2回目。4月の第1回協議で検察側は、立証方針を決めるのに「3カ月かかる」と主張している。この日の協議で国井裁判長は冒頭陳述案の提出と同時に、立証に必要な証拠の取り調べを地裁に対して請求
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マイナポイント付与、浜松市でミス3件 業者、商品券で補償
浜松市は29日、マイナンバーカードとマイナポイント付与先の決済サービスが正しくひも付けされず、キャンペーンのポイントが付与されないトラブルが3件あったと発表した。支援窓口の受託業者の人為的ミスで、業者が3人に対して最大で2万円分の商品券を渡す形で補償した。 市によると、ミスがあったのは昨年9月15日、11月8日、11月30日の3回。いずれも窓口へ手続きに訪れた人が、カードにひも付ける決済サービスを登録する途中で取りやめ、端末のログアウトをしないまま次の人が登録作業をしたため、カードと決済サービスの誤登録が生じたという。付与がないことに気づいた市民が市に相談して発覚した。個人情報の漏えいなど
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県と静岡、浜松市のG3サミット 9月中旬で調整 川勝知事会見
川勝知事は会見で、知事と静岡、浜松両政令市長による県・政令指定都市サミット(G3)について、開催を前提に議題や手法などを両市と調整中で、9月中旬の開催を希望していることを明らかにした。 知事は想定される議題として、これまでG3で取り上げてきた政令市に都道府県並みの権限や財源を持たせる大都市制度「特別自治市」に関する議論を挙げた。 一方で、知事は「非常に大きな面積を占める二つの市が完全に独り立ちするのは事実上不可能で、県との連携が重要。しかし、できる限り両市の自立性を尊重する」と述べた。県から議題を提示するのではなく、両市からの議題提案に対し、県が支援できることを考えるとの姿勢を示した。
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投資名目で詐欺 容疑の男再逮捕 牧之原署
牧之原署は29日、詐欺の疑いで焼津市浜当目1丁目、無職の男容疑者(31)を再逮捕した。 再逮捕容疑は2022年10月22日、投資名目で湖西市の30代パート従業員の女性から現金約100万円をだまし取った疑い。同署によると、容疑者はインターネットを通じて知り合った女性に対し、「今なら預けたお金は倍かそれ以上になる。一緒にやらないか」などとうそをつき、浜松市内で現金をだまし取ったという。 容疑者は同様の手口で別の女性3人から現金をだまし取ったとして詐欺容疑で同署に逮捕され、今回で4度目。
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原油・物価高対策関連予算、5月補正に計上へ 浜松市長
中野祐介浜松市長は29日の定例記者会見で、開会中の市議会5月定例会に追加提出予定の5月補正予算案について、原油高や物価高騰への対策を中心とした関連費用を計上する考えを明らかにした。 市民生活や中小事業者への支援策などを予定し、財源には国の臨時交付金などを充てる方向で最終調整を進めている。中野市長は「速やかに対応すべきものについてはしっかりと盛り込んでいきたい」と述べた。
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ヤマハ発元社員6人が絵画展 水彩など27点浜松・中区で展示
ヤマハ発動機の元社員による絵画展が29日、浜松市中区のクリエート浜松で始まった。6月4日まで。 75~82歳の6人が水彩、油彩、日本画など計27点を出品した。身近な風景を描いた小品や、16体の仏像を題材に3年半を費やして仕上げたという100号の大作などが見られる。出品者の一人、山路勲さん(82)は「メンバーの高齢化などを理由に今回を最後の展示と決めた。いろいろな思い出を描いた作品をぜひ見てほしい」と話した。
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奥浜名湖商工会が事業計画案を承認 通常総代会4年ぶり
浜松市北区の奥浜名湖商工会(永田博一会長)はこのほど、通常総代会を同区三ケ日町のホテルで開いた。通常開催は4年ぶり。職員や総代など約80人が出席し、本年度の事業計画案や収支予算案を承認した。 事業計画では、コロナ後を見据えた事業の再構築を掲げた。事業環境対応型での融資相談、経営相談などに対する個別相談を定期開催▽各部会と地区団体・組織、大学などとの連携による地域活性化の推進▽地域の特産・名物を生かした活性化策の研究、魅力をSNS等で発信―などを重点項目に挙げた。 永田会長は「商工会には本年度、新入職員3人が加わった。活動を強化していきたい」とあいさつした。
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絵画教室40年、講師服部さん最後の作品展 浜松・中区4日まで
浜松市中区元城町の服部譲司さん(88)が約40年間にわたって講師を努めた美術教室の最後の絵画作品展が29日、同区のクリエート浜松で始まった。6月4日まで。 教室は服部さんの体調面を理由に、今年4月で終えた。作品展では、市内を中心に20~80代の教室生と服部さんの油彩を中心とした36点が並ぶ。 「現地で感じたものをキャンパスに」との服部さんの教えを受け継いだ教室生が、彩り豊かな風景画などを出品。北区引佐町の夕焼けを題材にした油彩や、正月の伊吹山(滋賀県)を描いた水彩、段ボールと野菜を描いた静物画などを紹介している。長野県安曇野市の草原風景を優しい緑色で表現した服部さんの力作も来場者の目を引
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交通安全功労者や優良運転者を表彰 浜松・安協細江地区支部
交通安全協会細江地区支部はこのほど、交通安全功労者や優良運転者の表彰式を浜松市北区細江町のみをつくし文化センターで開いた。松原孝昌支部長と山本氏仁細江署長が、出席者に感謝状と表彰状を手渡した。受賞者は管内全体で62人。 同署は、長年にわたり交通安全活動に取り組んだ同支部の伊東修副支部長に本部長感謝状を贈呈した。 主な受賞者は次の通り。 交通安全功労者 山田優、石田晃、堤久▽県警本部長・県交通安全協会長連名表彰 井口征人、浅野茂、伊沢文一、石原敦資、竹田康博、戸田博司、舩越恵子
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大原2号線8月開通 浜松市北区
浜松市は29日、建設中の北区大原町の市道大原2号線を、8月4日午後3時ごろ全線開通させると発表した。当日午前10時から現地で記念式典を開く。 浜北区の浜北新都市土地区画整理事業(きらりタウン浜北)の整備区域に近い区境付近から、市道東三方都田線(都田テクノロード)までを東西1・12キロにわたってつなぐ、片側2車線の道路。2009年度から22・9億円を投じて造成した。浜北駅方面と都田、三方原地区の産業集積地とのアクセス向上が見込まれ、渋滞緩和や地域間の交流促進が期待されている。
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「スピード感」「成果出す」 中野浜松市長、初の定例会見
浜松市の中野祐介市長は29日、初の定例記者会見に臨み、就任1カ月の所感として「改めて大変な仕事だと実感している。子供・子育て支援などすぐに取りかからないといけないことにはスピード感を持って取り組みたい」と述べた。 市政運営の独自色について聞かれると、パフォーマンスや見栄えなどではなく、「市民や市にとって必要なことをどんどんやっていくことで、じわじわと“中野カラー”が出てくると思っている」と強調。人口減少社会からの脱却・転換を市の最大の課題に挙げ、「浜松は子供を産み、育てるための良い環境はそろっている。少し時間はかかるかもしれないが、この課題に早急に取りかかり、しっか
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フラワーパークにシニアカー寄贈 浜松のセリオ
浜松市北区の電動車椅子製造販売のセリオはこのほど、ハンドル操作型電動車椅子(シニアカー)3台をはままつフラワーパーク(同市西区)に寄贈した。 広さ約30万平方メートルで起伏もある同園では、徒歩での散策が難しい高齢者らに向け、7台のシニアカーと車いす用電動移動車「フララ」を貸し出しているが、混雑期には数が足りなくなることもあるという。地域貢献活動の一環として、自社製のシニアカー「遊歩フジ」を贈った。 同園で開かれた寄贈式で、望月誠社長が同園を運営する市花みどり振興財団の塚本こなみ理事長に鍵を手渡した。望月社長は「長い距離の移動に不安を抱えている高齢の来園者が増えていると聞いた。安心して四季の花
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SSクラス 阿部さん優勝 日将連浜松支部大会
日本将棋連盟浜松支部の5月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。72人が参加し、最強のSSクラスで同区の阿部哲也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①阿部哲也(東区)②榛葉大樹(同)③漢那憲祐(同)▽S ①前川忠雄(北区)②北田好夫(豊橋市)③岡本徳裕(磐田市)▽A ①笹井雄太(磐田市)②藤原紳裕(御前崎市)③鈴木与四郎(西区)▽B ①森孝彰(東区)②榊原寛(西区)③三輪勝次(東区)▽C ①高瀬冬馬(中区)②橋本樹(浜北区)③杉山敏郎(北区)
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24年カレンダー用写真募集 JAとぴあ浜松
JAとぴあ浜松(浜松市東区)が2024年カレンダー用の写真を募集している。締め切りは8月31日。 テーマは「とぴあの農のある風景」。過去3年以内に撮影した同JA管内(天竜区と北区三ケ日町を除く同市と湖西市)の農山村や田園風景、行事、祭事、農産物などを被写体にした季節感あふれる未発表写真が対象。 応募資格は同JA管内在住者。応募方法は2Lサイズ横位置のカラー写真を郵送(8月31日消印有効)、または同JA支店へ持ち込む。デジタルデータ(JPEG)は電子メールで添付する。最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作9点に商品券を贈る。 問い合わせは同JA総務部広報課<電053(476)3115>へ。
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ALS治療の動向解説 11日、浜松で講演会
ALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者と家族でつくる日本ALS協会県支部は6月11日午後1時から、特別講演会(県難病団体連絡協議会共催)を浜松市中区のアクトシティ浜松コングレスセンターで開く。聴講無料。 慶応大医学部の岡野栄之教授が「iPS細胞を用いたALS創薬と臨床研究」と題し、ALS治療薬開発の動向を解説する。県ふじのくに感染症管理センターの後藤幹生センター長による新型コロナウイルス感染症に関する講演もある。 聴講希望者は直接会場へ(患者と家族は要予約)。会場内ではマスク着用に協力を求める。問い合わせは同支部事務局<電053(452)2652>へ。
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「卒乳・断乳」進め方を紹介 浜松・中区で子育て教室
認定NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴは27日、子育て教室「卒乳・断乳とママのからだのケアの話」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区の市子育て情報センターで開いた。 保健師の大槻秀美さんが講師を務め、子どもへの授乳のやめ方について解説した。大槻さんは「母乳をいつまで与えるか医学的に明確な時期は決まっていない」と強調した。その上で、母乳への興味を失うといった赤ちゃんのサインや、家族の協力態勢、母親の気持ちの整理などを踏まえて進める方法を紹介した。 同NPO法人によると、母乳で育てたくても共働き家庭のために授乳をやめざるを得ない母親が増えているという。子育て教室は母乳への悩みを持
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1200人疾走 浜松・佐鳴湖で駅伝大会
浜松市の佐鳴湖岸の遊歩道をランナーたちが駆け抜ける「第37回佐鳴湖国際駅伝大会」(遠州リレーマラソン実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が28日、開かれた。地元を中心に約90チーム延べ1200人が出場し、14区間計40キロほどのコースでたすきをつないだ。 新型コロナウイルス感染症の影響を受け4年ぶりの開催。密集を避けるため、たすきの受け渡し場所を各チームが決められるルールを導入した。幅広い世代から参加があり、ランナーたちは沿道のチームメートや観客から歓声を受けながら疾走した。 主な結果は次の通り。 ①浜松馬鹿軍団②浜松ホトニクスB③天竜連合④ウマシカトレイル⑤春華堂A
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青春はままつ応援隊 第一学院高を初認定 浜松市、地域の魅力発信
浜松市はこのほど、地域の魅力の掘り起こしや情報発信に取り組む高校生の団体「青春はままつ応援隊(アオハル隊)」の認定式を市役所で行った。2023年度は、軽音楽イベントを3月に開いた第一学院高浜松キャンパスのアオハルロックフェスティバル実行委員会を初認定。計8団体をアオハル隊とし、新谷直幸市民部長が代表生徒に認定証を手渡した。期間は24年3月まで。 このほかの認定団体は次の通り。カッコ内は主な活動内容。 浜松南高家庭部(企業とコラボしたスイーツの商品化)浜松湖東高探究プロジェクト(フェアトレードの調査研究)浜松学芸中高社会科学部地域調査班・地域創造コース(地場産業の魅力発信コンテンツの展開)浜松
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イベント企画運営の成果報告 浜名高生、中高生対象に講演会
浜松市浜北区の浜名高はこのほど、高校生が主体的にイベントを企画運営する「ドリームプロジェクト」(県教委主催)の報告会を同校で行った。生徒約千人の前で、昨年度参加した3年の半場悠斗さんが体験内容や成果を振り返った。 同プロジェクトは生徒が立案した講演会やイベントの中から選ばれた企画に上限100万円を提供し、実現に向けて活動する事業。半場さんのチームは、人気動画クリエイター6人を講師に迎えた中高生対象の講演会を企画した。講師に進路のきっかけなどについて話してもらった。 報告会では応募のきっかけや、12人のチームリーダーとして企画運営に携わり講演会の広報活動で苦労した経験などを紹介した。半場さ
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ハーモニカの美しい音色響く 浜松・天竜区で愛好家が演奏会
浜松市天竜区龍山町の龍山ハーモニカバンドは28日、同町の龍山森林文化会館で演奏会を開いた。町内外の演奏家約40人が出演し、ハーモニカの美しい音色を聴衆に届けた。 演奏会は、ソロの部と複数人で演奏するアンサンブルの2部構成で進行した。 日本ハーモニカ芸術協会主催のコンクールのシニア部門で一昨年優勝した布施典男(みちお)さん(76)=同市浜北区在住=は「『出船』夜想曲」を披露した。複雑な曲を巧みに演奏し、見事な強弱で哀愁あるメロディーを強調した。 龍山ハーモニカバンドの代表を務める鈴木月子さん(81)は、歌手八代亜紀さんの代表曲「舟唄」を演奏した。心を込めた丁寧な演奏で、歌謡曲らしいダイナ
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家康愛飲「忍冬酒」知って 浜松酒販店の会が出版
浜松市内の酒販店でつくる「浜松忍冬酒(にんどうしゅ)の会」はこのほど、地元ゆかりの徳川家康が愛飲したとされる薬味酒、忍冬酒の魅力を紹介する冊子「忍冬酒に魅せられて」(A4判、78ページ)を出版した。家康が主人公の大河ドラマ放映に合わせ、加藤国昭代表(70)=西区=は「浜松を代表する食文化遺産。次世代に伝えていきたい」と話す。 薬草のスイカズラ(忍冬)を本格みりんに漬け込んだ忍冬酒が浜松の地で造られた歴史のほか、戦時期に製造が途絶えた酒を再興しようと結束した同会の経緯などを説明している。江戸期に日本を訪れた朝鮮通信使も忍冬酒を好んだとされ、加藤代表が韓国に足跡を訪ねた旅の様子も記した。 忍
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脱炭素「社会や企業間で連携を」 磐田の2社、商議所で取り組み紹介
磐田商工会議所(鈴木裕司会頭)はこのほど、本年度の第1回企業懇話会を磐田市中泉の同商議所で開いた。地元企業2社の役員が二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロにするカーボンニュートラル(CN)の達成に向けた取り組みなどについて講演した。 ヤマハ発動機の丸山平二取締役常務執行役員は、原材料調達から使用、廃棄まで自社製品のライフサイクル全体でCNを2050年までに実現する目標を示した。電動化だけでなく、水素エンジンや合成燃料など、国や地域の実情に合わせた多様なラインアップの必要性を強調。個々の企業だけではライフサイクル全体のCN実現は困難とし、「社会全体や企業間で広く連携し、課題解決を加速させる必要
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浜名湖花博の花壇構想募集 フラワーガーデンコンテスト3部門
浜名湖花博20周年記念事業実行委員会は6月9日まで、来年4月6日から浜名湖花博2024の会場となる浜名湖ガーデンパーク(浜松市)を彩る「フラワーガーデンコンテスト」の参加者を募集している。主に県内産の花々をあしらった作品で催しを盛り上げる。 国際庭園が広がる水路沿いの一角で、デザイン画や使用する植物リストなどの書類審査を通過した応募者が「心安らぐ水辺の風景」をテーマに花壇を展示する。上級プロ向けのA部門(4区、1区当たり140平方メートル)、セミプロ対象のB部門(12区、同54平方メートル)、愛好家のC部門(12区、同13・5平方メートル)の3部門があり、制作費はA部門140万円、B部門5
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80歳超 ピッチで躍動 県シニアサッカー リーグ戦開幕 焼津
静岡県シニアサッカーの80歳以上メンバーによるリーグ戦の開幕試合が28日、焼津市総合グラウンド陸上競技場(同市保福島)で開かれた。静岡市を起点に東西両チームに分かれて、年間計6試合の戦いを繰り広げる。 開幕試合には、焼津や藤枝、浜松市の選手でつくる「ウエスト80」、静岡市清水区や富士宮、沼津市の選手による「イースト80」の計約45人が参加した。いずれもサッカー経験者ぞろい。試合が始まると、大声で指示を飛ばしたり、ボールを奪い合ったりと元気あふれるプレーがピッチで展開された。 県シニアサッカーリーグでは、2005年に70歳以上、15年に75歳以上のリーグ戦が誕生しているが、70歳代と80歳
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小学生力士「はっけよい」 わんぱく相撲 白熱 浜松市南区
小学生力士が競う「第38回わんぱく相撲 浜松場所」(浜松青年会議所主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が28日、浜松市南区の遠州灘海浜公園相撲場で開かれた。 浜松、湖西両市の児童34人が出場し、学年別に頂点を争った。児童たちは「はっけよい」の合図とともに土俵上で組み合い、保護者らの声援を受けながら白熱した攻防を繰り広げた。4~6年の各学年の優勝者は、6月に浜松市で開かれる県大会に出場する。 各学年の優勝者は次の通り。 【男子】1年 水谷理人▽2年 山下丈太郎▽3年 野沢昌史▽4年 荒木康成▽5年 犬塚大翔▽6年 三島悠誠 【女子】2年 柿元咲那▽4年 三宅里奈▽5年 漆畑綾乃
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4日、浜松市中区で慈善バザー
浜松市中区の市防災学習センターで6月4日午前10時から正午まで、チャリティーバザー「第36回コミュニティーモールinくるみ」が開かれる。市内で障害福祉サービス事業を展開する復泉会や地元住民、企業で組織する実行委員会が準備を進めている。 コロナ禍の影響で、開催は4年ぶり。地域住民らが持ち寄った古本や衣類、野菜、日用品などを格安で提供するほか、同会が経営する障害者就労支援事業所の自主製品を販売する。アルミ缶や雑紙の回収コーナーも設ける。 このほど、同市北区三幸町の「くるみ共同作業所」で利用者の家族がバザー品の仕分けに取り組んだ。収益金は、障害者の生活環境改善のために活用する。
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田んぼで泥遊び みさと幼稚園児 浜松市北区
浜松市北区引佐町の引佐北部みさと幼稚園の園児10人が26日、同園近くの田んぼで泥遊びを満喫した。子どもに自然に触れてもらおうと、地域住民の協力で田植え前に行う恒例行事。 子どもたちは、保護者や職員と一緒に田んぼに入り、歌に合わせた踊りやかけっこなどで体を泥だらけにした。自由時間では、泥水をかけあったり、ほふく前進で競争したりして思い思いに楽しんだ。 年長の佐藤理和夢君(6)は「みんなと泥まみれになりながら遊べて楽しかった」と笑顔を見せた。
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「変えられることに注力」 ブルーレヴズ社長講演 浜松・佐鳴台中
佐鳴台中(浜松市中区)はこのほど、ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズの山谷拓志社長を招いた講演会を同校で開いた。3年生や同中学校区青少年健全育成会員、保護者ら約100人が参加した。 山谷社長は「プロスポーツ選手に学ぶモチベーションの高め方」と題して講演した。社長としてチームを構築する中でさまざまな人と接してきた経験から、「優秀なアスリートやビジネスマンは失敗してもへこたれず、自分で自分を説得するスキルが高い」と強調した。その上で、思考をはじめ自分の力で変えられるものと、他者や環境など変えられないものを切り分け、「変えられることに力を注ぐことが重要」と呼びかけた。 そのほか、予測でき
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佐鳴湖周辺を清掃 丸友開発社員ら 浜松
浜松市南区の解体業「丸友開発」など県西部約70社の協力会社でつくる「丸友開発安全衛生協力会」は27日、同市の佐鳴湖周辺で清掃活動を行った=写真=。 毎年春と秋に行われる社会貢献活動の一環で、今回で24回目。会員ら約50人はポリ袋を片手に、2時間かけて1周約6キロの湖畔を歩きながら、プラスチックごみやたばこの吸い殻などを拾い集めた。 丸友開発の谷田康雄社長(75)は「きれいにすることで捨てる人も減ると思う。ごみを捨ててはいけないという意識付けにつながれば」と話した。
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ごみ問題や環境保護考える 浜松市中区でフェスタ
浜松市中区の市富塚協働センターで28日、「ごみゼロフェスタ」(同センター主催)が開かれた。ごみを出さない暮らし方や環境保護を考えるさまざまなイベントを展開し、地元の親子連れらが来場した。 佐鳴湖や、同湖に流れる段子川で続けられている清掃ボランティア活動を記録したパネル展示を行った。川に生息する生き物の紹介やリサイクル品のフリーマーケットのほか、縁日イベントを楽しめるコーナーもあった。 同地区では、住民の福島正義さん(82)が3年ほど前からボランティアでのごみ拾いを続けていることなどをきっかけに、地域の自然環境について考える機運が高まっている。会場で、同湖のごみ問題を考える討論会を開催した
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猫砂製造工場で火災 けが人なし 浜松市北区
28日午後2時50分ごろ、浜松市北区三ケ日町都筑の猫砂製造「三ケ日ガーデン」の工場から出火し、工場内の資機材を焼いて約6時間後に鎮火した。けが人はなかった。細江署によると、火災警報器が鳴動したのを覚知した警備会社から110番があった。出火当時、工場は稼働しておらず無人だったとみられる。同署と市消防局が原因を調べている。
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増田(浜松市立)接戦制す 男子100自 浜名湾高校生水泳
第74回浜名湾高校生選手権水泳競技大会(県水泳連盟主催、浜名湾游泳協会主管、静岡新聞社・静岡放送後援)は最終日の28日、浜松市西区の市総合水泳場で男女競泳14種目と、飛び込みの予選、決勝を行った。 県勢は男子100メートル自由形で大会新記録の51秒07で増田莉蔵(浜松市立)が頂点に立った。男子100メートル背泳ぎで奥大輝(飛龍)が前日の200メートル背泳ぎに続き2冠を果たした。男子400メートル自由形でも大木優瑠(飛龍)が1500メートル自由形に続いて制した。女子400メートル自由形で高遥香(城南静岡)が800メートル自由形に続いて優勝した。女子100メートルバタフライでは大沢千依(磐田農
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浜松市天竜区で震度1 28日午後10時35分ごろ
28日午後10時35分ごろ、静岡県西部を震源とする地震があり、浜松市天竜区佐久間町と同区龍山町で最大震度1を観測した。気象庁によると、震源の深さは約30キロ、地震の規模はマグニチュード(M)3・2と推定される。
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架空請求詐欺、110万円被害 浜松の70代男性
浜松市南区の70代男性が28日、現金約110万円をだまし取られたと浜松東署に届けた。同署は架空請求詐欺事件として調べている。 同署によると、27日に男性の使用するパソコンに「ウイルスに感染している。連絡して」というメッセージが表示された。男性は表示に従って電話したところ、ソフトウエア会社の社員を名乗る男性から「お金や個人情報が盗まれている」「金融庁にお金を預けて」などと言われ、市内金融機関のATMから教えられた口座に入金したという。
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「輝く天竜区を」 浜松市長が決意 商工会総代会
浜松市天竜区の天竜商工会(大村邦男会長)がこのほど、同区二俣町の天竜壬生ホールで本年度の通常総代会を開いた。中野祐介浜松市長が来場し、同区の産業振興に向けた決意を語った。 中野市長はあいさつで「コロナで場所を選ばない働き方が広がった。条件不利地域のハンディキャップを強みに変えて、かつてのように価値を生み出す天竜区になるよう市も努力する」と強調。「来年1月から新3区になるが、きらりと輝く天竜区を一緒に作っていきたい」と述べた。 総代会には約60人が出席。経営相談窓口の充実や伴走型支援事業の推進などを重点に据えた本年度の事業計画が承認された。 大村会長は「みなさんで天竜区を盛り上げていただいて、
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科学の魅力体感 浜松聖星高 静大工学部と連携講座
浜松市中区の浜松聖星高はこのほど、静岡大工学部との高大連携講座を開き、理数コース1年生約20人が参加した。同学部機械工学科の益子岳史准教授の指導で、力を与えなくても電池なしで前後に揺れる動作を繰り返す玩具「水飲み鳥」の原理について考え、科学の魅力を体感した。 「水飲み鳥」はフラスコ型の体に鳥の頭が付いたガラス製品で、中に液体が入っている。前後に揺れる水飲み鳥は時間がたつと激しい動きになり、鳥の前に置かれた液体の張ったコップに、フェルトで覆われた鳥のくちばしが接触すると、前後に大きく揺れていた動きが収まる。生徒はこの動作が繰り返される様子を見守った。 益子准教授はくちばしに付いた液体の蒸発によ
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夜の野外劇「天守物語」幽玄 SPAC、28日まで浜松城公園で上演
静岡県舞台芸術センター(SPAC、静岡市駿河区)は27日、「ふじのくに野外芸術フェスタ2023」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の一環で、野外劇「天守物語」を浜松市中区の浜松城公園で上演した。28日まで。 世界30都市で上演したSPACの宮城聰芸術総監督の代表演目で、約300人の来場者を魅了した。小説家泉鏡花作の天守物語は、戦国時代の城が舞台。美しい妖怪の富姫に魅せられて俗世を捨てた鷹匠の恋物語を、浜松城の復興天守閣を背景に生かして演出した。 SPACの静岡市以外での大規模野外劇の公演は初めて。浜松城公園に特設野外劇場を設営した。
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60メートルの飛竜舞う 4年ぶり、浜松市浜北区でまつり
静岡県西部に初夏の訪れを告げる第33回遠州はまきた飛竜まつり(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が27日、浜松市浜北区の天竜川中瀬緑地で始まった。新型コロナの影響で開催は4年ぶり。28日まで、たこ揚げや物産展などのイベントを行う。 初日はクレーンでつるした全長約60メートルの飛竜から花火を出す「飛竜ナイアガラ」が会場を沸かせた。飛竜の胴体からナイアガラ花火、頭部から火の玉を繰り出した。地元有志による手筒花火やたいまつ行列も注目を集めた。 飛竜まつりは、かつて治水の難しかった天竜川が「暴れ天竜」と呼ばれたことにちなんで1974年に「浜北まつり」として始まり、91年に現在の名称に変更した
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バルーンで150周年祝う 浜松・横山小運動会
浜松市天竜区横山町の横山小で27日、開校150年を記念した運動会が開かれた。全校児童と保護者、地域住民が参加し、晴天の下でともに汗を流した。競技終了後には全員でバルーンを飛ばし、同校の歴史の節目を祝った。 明治の学制公布により、1873年に発足。開校時は近隣の寺院を仮校舎として運営された。1960年に現在の校舎が建てられ、本年度は児童12人が通う。 開会式で高橋翔太さん(6年)と植田燈さん(同)が「仲間や地域の皆さんと思い出に残る運動会にしたい」と宣誓。児童による一輪車での演技、全員リレーの力走に、観客席から声援が上がった。保護者と住民も参加する競技では、声をかけ合って児童と触れ合った。
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浦川小150周年運動会 子どもと大人のチームが熱戦 浜松
浜松市天竜区佐久間町の浦川小は27日、開校150周年を祝う「150周年浮森運動会」を開いた。児童や保護者のほか、地元の大人たちが参加し、地域全体で節目を祝った。 団体競技では、児童と佐久間中の生徒が中心の合同チームと、保護者ら大人のチームが対抗した。晴天の下、大玉リレーや綱引きなどで大いに盛り上がった。児童は競技に勝つと笑顔で喜んでいた。 浦川音頭は参加者全員で踊った。きれいな人の輪をグラウンドいっぱいに描きながら、曲と太鼓の緩やかなリズムに合わせて地元の踊りを楽しんだ。 小杉英司校長は「地域の方々にとても愛されている学校だと感じている。楽しんでもらえてうれしい」と話した。
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高(城南静岡)女子800自V 大木(飛龍)男子1500自で圧勝 競泳・浜名湾高校生選手権
浜名湾高校生選手権水泳競技大会(静岡県水泳連盟主催、浜名湾游泳協会主管、静岡新聞社・静岡放送後援)が27日、浜松市西区の市総合水泳場で開幕した。初日は男女18種目の予選や決勝を行った。 県勢は女子800メートル自由形の高遥香(城南静岡)が8分50秒70で頂点に立った。男子1500メートル自由形は大木優瑠[うりゅう](飛龍)が15分33秒21で優勝。男子200メートル背泳ぎは奥大輝(同)が2分5秒44で制した。 28日は男女競泳14種目と男女飛び込みが行われる。 力強いスパート 後続を引き離す 女子800メートル自由形は、昨年の全国総体2位の高(城南静岡2年)が快勝した。残り100メ
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「浜名湖うなぎ」アピール さいたまのまつり出展 長巻きずし復活
浜松市の浜名商工会、浜名湖養魚漁業協同組合、西区役所が27日、さいたま市役所で開かれた「第20回浦和うなぎまつり」に出展参加した。両市共通の名産品であるウナギを縁に、2009年度から続いている都市間交流の一環。新型コロナ禍前の規模に戻ったことを受けて4年ぶりに長巻きずしづくり体験が“復活”し、実演販売なども繰り広げて「浜名湖うなぎ」のブランドをアピールした。 全長10メートルの長巻きずしづくりには、地元の親子連れら20人が挑戦した。同商工会女性部のメンバーと協力し、ウナギとたれが混ぜ込まれた酢飯を丁寧にのりで巻き上げた。できあがると早速その場で味を楽しみ、見物客にも
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野球 都市対抗東海地区2次予選(27日・岡崎レッドダイヤモンドスタジアム)
▽第1代表2回戦 日本製鉄東海REX(東海市) 300000000―3 02401100×―8 ヤマハ(浜松市) (日)荒木、加藤、新原、続木―阿保 (ヤ)佐藤、水野、波多野―大本 ▽本塁打 大本、網谷(ヤ) ▽三塁打 舟久保(ヤ)▽二塁打 平野(日)永浜2(ヤ) ▽試合時間 2時間28分
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酒気帯び運転の疑い 浜松東署が逮捕
浜松東署は27日、道交法違反の疑いで浜松市東区天王町、アルバイト店員(22)を逮捕した。逮捕容疑は同日午前3時半ごろ、同区の県道で乗用車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、容疑者はガードパイプに衝突する単独事故を起こした。目撃者の通報で発覚した。
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袴田事件「結論は再審無罪しかない」 浜松で支援集会
旧清水市(現静岡市清水区)で1966年、みそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして死刑が確定し、裁判のやり直し(再審)が認められた袴田巌さん(87)の早期無罪判決を求める支援集会が27日、浜松市中区で開かれた。弁護団の間光洋弁護士が再審公判の要点や課題を整理し、「結論は再審無罪判決しかない。速やかな公判を求める」と訴えた。 間弁護士は、再審を認めた3月の東京高裁決定を「検察官の主張を排斥した完全勝利と言えるもの」と評価。今後の再審公判の課題として、袴田さんの出廷の是非や審議する証拠の範囲を挙げた。その上で「最短では9~10月ごろに公判開始、年内の判決を目指したい」と見通した。 旧天竜林高
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浜名湖ガーデンパークの植栽協力者を募集 花博20周年事業
浜名湖花博20周年記念事業実行委員会は、主会場の一つ、浜名湖ガーデンパーク(浜松市西区)の「クスノキ並木花壇」と「ふれあい花壇」で植栽協力者を募集している。6月以降、技能講習会を開く。来春の記念事業で会場を彩る花壇を市民参加で整備する。 クスノキ並木花壇は、入り口から展望台へ続く並木の根元に32区画用意する。参加希望者は7月9日、同パークで「ガーデニングミュージアム花遊庭」(愛知県)の天野麻里絵さんによる講習を受け、11月と来年4月に花壇を整備する。申し込みは6月末まで。 ふれあい花壇はパーク中央部の市民管理の花壇で、植栽や手入れを担う「オーナー」を約20区画分募集する。参加希望者は6月
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花のまちづくり大会開幕 浜松で事例発表や基調講演
第29回全国花のまちづくり浜松大会(浜松市、同大会実行委、花のまちづくりコンクール推進協議会主催)が27日、中区のアクトシティ浜松で始まった。「日本の春は浜名湖から…」をテーマに、花や緑を用いたまちづくりの事例発表や基調講演を行った。 浜松開誠館高華道部による生け花パフォーマンスで開幕した。中野祐介市長は市内を中心に全国から集まった約700人の参加者に「市内では多様な花を栽培している。市の花と緑の魅力に触れてほしい」と呼びかけた。 3組が行った事例発表で、浜松いわた信用金庫の担当者らは、天竜浜名湖鉄道沿線に季節の花を植栽して地域活性化を図るプロジェクトを紹介した。園芸研究家
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住宅情報を発信 浜松市浜北区でフェスティバル
住宅情報を発信するイベント「第34回住宅フェスティバル」(ろうきん浜名会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が27日、浜松市浜北区のサーラグリーンアリーナで始まった。28日まで。 県西部に拠点を持つ住宅メーカーや工務店など29社と協賛3団体が出展した。各社はブース内のパネルやパンフレットで住宅の耐久性や省エネ性能、デザイン性などを来場者に伝えた。 新型コロナの影響で開催は4年ぶり。県労働金庫浜松中央支店(中区)の疋田知芳ローンセンター長は「住宅市場の盛り上げに貢献したい」と話した。スタンプラリーやステージショーなども行い、多くの家族連れでにぎわった。 入場無料。28日は午前10時~午後4時
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三島に高級茶新工場 24年末稼働、水質の良さに着目
ワインボトル入り高級茶を製造販売するロイヤルブルーティージャパン(神奈川県茅ケ崎市)が三島市の三ツ谷工業団地に工場を新設することが、26日までに分かった。投資額は6億円。水質の良さに着目し、伊豆半島の玄関口となる三島を拠点に生産体制を拡大し、品質管理の維持向上につなげる。 新工場は2022年度に7万本を製造した茅ケ崎工場の5倍の生産能力を有し、2024年末の稼働を目指す。国際的な衛生基準「SGS―HACCP(ハサップ)」認証を取得するクリーンルームで製造する。三島市を中心に10人ほどの従業員を採用する予定で、同市周辺の茶葉を使った新商品の生産も視野に入れる。 同社は07年の製造販売開始以
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静岡県内産「葵美人」苗植え付け 浜松の飯田小3年生が体験
浜松市南区の飯田小は26日、40年以上続く恒例行事の「田植え体験」を同校近くの水田で行った。3年生約90人が参加し、広さ約450平方メートルの田んぼで作業に汗を流した。 米を育てる大変さを体験し、米の貴重さやありがたみを学ぼうと授業の一環で行っている。児童は地元農家杉山達雄さん(74)ら指導員から「まっすぐに引かれたひもの上に印がある。そこに苗を置いて」などとアドバイスを受けた。 水を張った田で、泥のぬかるみに足をとられながらも、県内産「葵美人」のもち米の苗を丁寧に植え付けた。田植えに初挑戦した杉本朔久さん(8)は「足を入れたら膝まで泥がくるくらい深くてびっくりした」と興奮気味に話した。
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⚾浜松修学舎【高校野球チーム紹介2023夏】
5番捕手の主将鈴木春がチームの主軸。右翼の藤井と遊撃の鈴木瑚が安定した守備で長打を防ぐ。制球力が光る加藤と右横手の近藤、中堅手を兼ねる永川の継投で最少失点に抑える。打線は俊足で長打のある選手が多く、勢いに乗ると一気に大量点を狙う力がある。小技も混ぜ、粘り強く戦う。「チームの笑顔が一番」と話すのが三塁、一塁を担う鈴木虎。ピンチを救うムードメーカー的存在。 部長 内藤 忠志 監督 藤崎 大輔 ①加藤 宙飛(3年、浜松三ケ日) ②鈴木 春翔(3年、焼津港) ③宮坂 圭(3年、愛知碧南南) ④和田 侑磨(3年、愛知藤岡南) ⑤鈴木 虎(3年、愛知常磐) ⑥鈴木 瑚右(3年、愛知葵) ⑦上西 謙路
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一本一本 思い込め 浜松の中川小5年生 田植え体験
浜松市北区細江町の中川小5年生64人が26日、同校近くの田んぼで田植えを体験した。JAとぴあ浜松湖北地区の協力で実施する毎年恒例の活動。児童は同JA職員や女性部員らから指導を受け、「にこまる」の苗を丁寧に植えた。 子どもたちは、広さ約10アールの田んぼに1列に並び、ロープの印に合わせて等間隔で苗を植えた。例年は授業時間内に終わらず、同JA職員らが残りを植えることが多いが、今回は児童だけで時間内に植えきった。 北野心翔君(10)は「まっすぐ植えるのが難しかった。一本一本大切に植えることでおいしいお米ができるとわかった」と話した。児童は、9月に稲を束ねるすがい作りに挑戦し、10月に収穫も体験
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浜松市、新野球場の用地買収に10億円 全体では40億~50億円
浜松市は26日の市議会大型公共施設建設特別委員会で、県が同市西区の遠州灘海浜公園篠原地区に整備する野球場の用地約8・9ヘクタールの買収費用が約10億円に上ることを明らかにした。 市公園課によると、野球場を含む同地区東側全体(約24ヘクタール)の用地買収費用は40億~50億円程度になる見通し。県と市で費用負担についての正式な取り決めはないが、野球場に関しては市が用地を取得し、県が施設を建設することも視野に調整が進められている。 同市は市議会、浜松商工会議所、市自治会連合会で期成同盟会を結成し、プロ野球が開催可能な2万2千人規模のドーム型球場の実現を川勝平太知事に要望している。 県は野球場
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路線バスの存続へ浜松市が独自制度 廃止に猶予、利用促進
浜松市は本年度、乗車率低迷で廃止が検討される路線バスについて地域住民、バス会社、市の3者で協定を結び、連携して存続を目指す「路線バス運行継続支援事業」を始めた。県内でも珍しい制度で、既に3路線で協定が締結されている。市が26日の市議会危機管理・交通政策特別委員会で報告した。 これまでバス会社が不採算路線の廃止を表明しても、地域住民が存続を求める有効な手段がなかった。新制度は、バス会社が路線退出を申し出た段階で、自治会などが2年間の存続を求める協定締結を提案できる。期間中は市が運行の赤字補てんに協力し、自治会などは住民にバス利用を促して、採算ラインに乗るよう努力する。期限の時点で再度バス会社
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街の課題解決へ連携 地域法人jimoto設立 静岡県西部
静岡県西部の経営者や企業の社員が中心となり、地域の課題解決を通じた活性化を目指す団体「地域法人jimoto」を設立した。街の魅力向上と発展に向けた提案や課題を集約し、会員や賛同者の人的・経営資源を生かして事業創出やマッチングを促進する仕組みを構築。持続的な活動へ年内の法人化を見据える。会員を意味する「jimoto民」となる団体・個人を募る。 ホームページ上で課題や提案を募る“投書”システムを設置し、公開する。共感する項目を起点に、行動する参加者、資金応援、活動サポートなど各役割に分かれて、経過や達成の過程を共有する。定期的な事業発表会の開催や企業間マッチングの支援、
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久保ひとみさん、特殊詐欺被害防止の広報大使に 静岡県警が委嘱
静岡県警は26日、特殊詐欺被害防止の広報大使にタレントの久保ひとみさん(53)=浜松市南区=を任命した。県警本部で委嘱を受けた久保さんは「『久保ちゃんの顔を見たら注意しなくちゃ!』の意識を周知していきたい」と意気込んだ。 久保さんは2021年9月~23年3月、県警の「しずおか関所作戦」広報大使を務め、ポスターやSNSなどを通して高齢者らに電話機対策などの対策徹底を呼びかけてきた。満了に伴い、高い知名度を生かしたより幅広い分野での活動協力と情報発信を期待する。 感謝状の贈呈に続き、委嘱状を交付した水嶋春彦生活安全部長は「関所作戦では県民に警戒心という抵抗力を与えてくれた。『久保ちゃん』の発
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事故偽装詐欺 3人目も有罪 地裁浜松支部
飲酒運転が絡む交通事故を自作自演し、同乗者から示談金をだまし取ったとして詐欺の罪に問われた浜松市浜北区、建設業の男(30)の判決公判で静岡地裁浜松支部は26日、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役3年6月)を言い渡した。同じ詐欺グループの判決は3人目。 高島由美子裁判官は判決理由で、仲介役や歩行者役だった男は「詐取金から相当額の分け前を得ていた。非難に値する」と指摘した。一方、被害弁償が済んでいることなどを考慮して保護観察付き執行猶予が相当とした。 判決によると、男は仲間と共謀して2022年8月5日夜、同市中区の市道で、乗用車と歩行者の衝突事故を計画的に起こし、同乗の女性=当時(
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浜松市中区のスーパーに車突っ込む 1人軽傷
26日午後5時20分ごろ、浜松市中区の食品スーパー「遠鉄ストアフードワン佐鳴台店」で、同区の男性(72)運転の乗用車が店舗のガラスを割って店内に突っ込んだ。客の女性(95)1人が軽傷を負った。浜松中央署は、男性が運転操作を誤った可能性を含め、事故の原因を調べている。 当時、店内は夕刻の買い物時間帯で混み合っていたという。30代の女性は「数センチのたんこぶが頭にできた高齢女性が担架で運ばれていた」と話した。
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鈴木康友前市長 22年総所得1996万円 浜松市が報告書公開
浜松市は26日、市長の資産等公開条例に基づき、鈴木康友前市長の2022年の資産等報告書を公開した。総所得は1996万6294円だった。 報告書によると、給与所得は1942万6844円で、前年と比べて20万2650円増えた。市特別職報酬等審議会の答申を受けて期末手当(ボーナス)の支給月数が微増したことが要因。雑所得は53万9450円だった。新たにゴルフ場会員権を取得した。報告書は市役所内の市政情報室などで閲覧できる。 今月1日に就任した中野祐介市長は報告対象外となる。就任から100日以内に、所有する土地や建物、預貯金などを記載した資産等報告書を作成する。
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猫殺した疑い 飼い主不起訴 地検浜松支部
静岡地検浜松支部は26日までに、動物愛護法違反の疑いで逮捕、送検された浜松市西区篠原町の男性(44)を不起訴処分とした。処分は25日付。理由は明らかにしていない。男性は7日、飼育していた3匹の猫を自宅で殺したとして浜松西署に逮捕された。
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看護への道誓い新た 浜松・県厚生連看護専門学校が立志式
浜松市東区の静岡県厚生連看護専門学校は26日、看護立志式を中区の市福祉交流センターで開いた。2年生37人が6月から始まる実習を前に、誓いを新たにした。 学生は決意を記したカードを手に、「患者に寄り添う」「患者や家族に信頼される看護師になる」などと、それぞれが目標とする看護師像を発表した。ナイチンゲール像にともされた火をろうそくに移し、看護の道への志を確認した。 学生を代表し、渡辺珠里亜さん(20)が「患者の声を傾聴し、その奥にある思いに気づくことができる看護師を目指す」と述べた。
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うその通報で警察業務妨害疑い 浜松中央署が男を逮捕
浜松中央署は26日、偽計業務妨害の疑いでブラジル国籍、浜松市中区和合北4丁目、無職の男(35)を逮捕した。逮捕容疑は同日午前1時半ごろ、「バールのような物を持った男らに財布とドライブレコーダーを奪われた」などとうその強盗被害を110番通報し、同署員ら40人以上の警察官を捜査に従事させるなどして警察の業務を妨害した疑い。同署によると、同容疑者は同区の路上で車に乗っていた。通報で駆けつけた警察官が状況を調べた際、同容疑者の話に不審な点があったために追及したところ、通報内容のうそを認めたという。
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浜松 小学校学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は26日、浜松市浜北区の小学校でインフルエンザに感染したとみられる患者10人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。コロナ禍より前は、流行期は例年4月ごろまでに収束することが多かったが、今年は学級閉鎖や学年閉鎖が続き、5月に入ってから22施設が措置を講じている。小中学校に多く、閉鎖時の患者数は5~45人ほど。 県が同日発表した週報(15~21日分)によると、定点医療機関1カ所あたりの患者数は1・74人だった。前週は0・93人で流行の目安となる「1人」を割り込んだものの、再び上回った。 今季のピークは3月6~12日の5・96人。
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交通安全功労者と優良運転者を表彰 浜松西署など
浜松西署と県交通安全協会浜松西地区支部は24日、長年にわたり交通安全運動に尽力した功労者と安全運転に努める優良運転者の表彰伝達式を浜松市西区のホテルで行った=写真=。交通安全活動功労者表彰を受けた今田欽也さんと、優良運転者を代表して金賞の刑部久仁英さん、銀賞の鈴木朋子さんが大久保真吾署長と金森啓二支部長から表彰状を受け取った。街頭などで交通安全の啓発活動を20年以上続けてきた今田さんは「引き続き市内の交通事故防止に貢献したい」と話した。
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河島常務に代表権 共和レザー
共和レザーは26日の取締役会で、河島竜太常務(60)が代表権を持つ取締役専務執行役員となる人事を決めた。代表取締役を花井幹雄社長(62)の1人から2人に増やし、経営体制の強化を図る。6月21日予定。 河島竜太(かわしま・りゅうた)神奈川大卒。1985年共和レザー入社。車両営業部長、取締役を経て2021年6月から現職。浜松市出身。
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浄水カートリッジ 除去対象物質追加 トクラス
住宅設備メーカーのトクラス(浜松市西区)は26日、販売する一部の浄水カートリッジの除去対象物質に、有機フッ素化合物(PFAS)のPFOSとPFOAを追加すると発表した。PFASは人体への有害性が指摘され、県内の一部の河川や水道水からも検出されている。追加する同カートリッジは2000年発売の「JC201」、20年発売の「JC501」「JCSP2」「JCSA2」。7月出荷分から表示を変更する。 浄水器協会(東京)の試験方法に適合した。
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修練の成果で香り聞き分け 浜松で香道愛好団体
浜松市の香道愛好団体「香道薫友会」(岩渕康至会長)はこのほど、会員の修練の成果を披露する香会を中区の市茶室「松韻亭」で開いた。会員ら約20人が参加し、香りを聞き分ける組香(くみこう)に臨んだ。 組香のテーマは「ササユリ」。参加者は香炉にのせた香木を順番に隣席に回し、少しずつ異なる3種類の香りを聞き分けた。墨で回答を記し、答えを合わせて一連の席を振り返った。 香道は室町時代が起源とされる。岩渕会長は「静寂の中で心を静かに、歴史ある香道に親しんでほしい」と話した。
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社会変える若者発掘 最優秀賞に加茂さん 浜松で最終選考会
浜松青年会議所はこのほど、地方から社会を変える若者を発掘するプロジェクト「ネクストローカルリーダーズ浜松2023」(静岡新聞社・静岡放送後援)の最終選考会を浜松市中区の市地域情報センターで開いた。最優秀賞は、西区雄踏町の農家で、農業の担い手確保に取り組む加茂侑美さん(36)が選ばれた。 加茂さんはオーストラリアの大学で販売戦略などを学んだ後、浜松市の耕地面積が減少していることや農業者の高齢化を問題視して実家の米農家に就農した。外国人の田植え体験や田んぼアートのイベントを手がけたほか、地域に根ざしたブランド米を販売するなど持続可能な農業の実現に向けた活動経験を発表した。 表彰を受け加茂さん
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市民の健康と幸福 政策目標に視点を 自民党浜松が市長に提言
浜松市議会最大会派の自民党浜松は26日、本年度の市の施政方針に関する政策提言をまとめ、市役所で鳥井徳孝会長ら役員6人が中野祐介市長に提出した。市民の健康や幸福を指す「ウェルビーイング」の視点を政策目標に取り入れ、積極的で最適な財政投資に努めるよう求めた。 市政の大まかな方針に関する提言。会派に近い中野市長が就任し、会派が前期に続いて市議会過半数の重責を負ったため、本年度から作成することにした。 ウェルビーイングは国の各種計画でも使われ始めた新しい指標。現状の市の成果指標は施策の認知度を表す内容が多いとして、満足度の向上を目指すべきと提案した。鈴木康友前市長に求めてきた、臨時財政対策債の市債残
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技術と文化の交流へ 浜松市長と意見交換 ブラジルの市長ら訪問
浜松市と縁の深いブラジル・サンパウロ州のモジ・ダス・クルーゼス市のカイオ・クーニャ市長ら11人が25日、浜松市役所を訪れた。中野祐介市長の就任を祝い、技術や文化の交流促進に向けて意見交換した。 モジ・ダス・クルーゼス市は日系人の集住都市。2006年に浜松のピアノの寄贈を受けたことを機に交流が始まり、08年には「人材交流都市」の共同声明を発表して、浜松市役所に一時職員を派遣した。 クーニャ市長は「当市は日系移民の貢献で繁栄した歴史があり、大規模企業が雇用を生むチャンスにあふれた都市。浜松との絆をより強固にしたい」と呼びかけ、浜松市職員全員にオンライン言語学習のライセンスを寄贈した。中野市長は「
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診療単価上昇で9億黒字 浜松医療センター 入院・外来患者は減
浜松市と市医療公社は26日、浜松医療センター(中区)の2022年度連結決算(速報値)を市議会大型公共施設建設特別委員会で報告した。入院・外来患者延べ数は減少したものの、診療単価の上昇などで入院収益と外来収益が増加し、9億円の黒字を確保した。 新入院患者は前年度比63人減の1万3456人。平均在院日数が12・2日と0・4日短縮したため、入院患者延べ数も4203人減の16万4214人だった。病床利用率は1・9ポイント減の75・0%。入院収益は4億1100万円増の125億3400万円に上った。 外来患者延べ数は391人減の23万5725人、初診の外来患者は1166人増の1万9603人。外来収益
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共生社会の日本語教育は 浜松でシンポ
浜松市はこのほど、日本語教育の推進で多文化共生の地域づくりを目指す「市地域日本語教育シンポジウム2023」を中区のクリエート浜松で開いた。支援者や関係者ら約200人が参加した。 第1部では、文化庁国語課日本語教育調査官の増田麻美子氏が、地域における日本語教育の在り方について講演を行った。目指すべき共生社会のビジョンを示し、円滑なコミュニケーションや社会参加のための日本語教育を課題に挙げた。支援に携わる教員、教育コーディネーター、学習支援者が、自治体や企業と連携を図る重要性も訴えた。 県外自治体の日本語教室の実践例も紹介し、地域の実情に応じた運営の必要性を強調。増田氏は「全部を日本語でやる
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浜名湖総合環境財団 公共マリーナ利用者募集
浜松市の浜名湖総合環境財団は6月1日から30日まで、公共マリーナの本年度利用者を募集する。 船舶の登録長8メートル以下で今年3~5月に民間マリーナに係留契約されていないプレジャーボートが対象。浜松市西区、北区と湖西市に公共マリーナとPBS(プレジャーボートスポット)計80隻の枠がある。年間料金は6万円台~19万円台。 6月1日ごろ財団ホームページに要項や申込書を掲載する。問い合わせは同財団<電053(458)6043>へ。
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交流スペース1周年祝う 中区で常盤工業と浜松いわた信金
浜松市中区新津町の総合建設業常盤工業と浜松いわた信用金庫はこのほど、交流スペースの「ときはまスクエア」開業1周年を記念したイベントを現地で開いた。 軽食や雑貨など約30店が並ぶマルシェや、学生による音楽のステージライブを行い、家族連れでにぎわった。浜松学院中・高・大の吹奏楽部による演奏は「学園天国」「風になりたい」などを披露し、会場は大きな拍手に包まれた。 企画担当の常盤工業の高橋脩夫さん(41)は「皆さんと一緒に地域を盛り上げたい。この場所から空間としての価値を生み出せれば」と抱負を語った。同施設の敷地内には同社の社屋と同信金の支店がある。昨年6月のオープン以降、セミナーや学習会など地域の
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「夢に向かい努力を」 バスケB2東京Z 岡島選手 母校浜松学院中で講演
浜松市中区の浜松学院中は26日、同校出身でバスケットボール男子Bリーグ2部アースフレンズ東京Zの岡島和真選手(19)=西区出身=を迎えた講演会を校内で開いた。生徒約50人が聴講し、岡島選手のオーストラリアでの留学やホームステイの体験を聞いたほか、夢をかなえるために必要な努力などを学んだ。 講演は2部構成で、10月に同国への短期留学を控えた3年生はホームステイ体験談を、1、2年生は夢をかなえるためのキャリア講座を受けた。 岡島選手は2019年3月の卒業後、同国で2年8カ月にわたってホームステイ生活を経験した。食文化や街の風景を思い起こしながら紹介し、「中学3年までに習う英語を使えば現地で会
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高根城跡の風景力強く 浜松・水窪の画家大藤さん 家康関連作品も
浜松市天竜区水窪町の水窪文化会館で、同町在住の画家大藤積平さんの絵画が今月末まで展示されている。同町の高根城跡の風景や徳川家康を描いた絵画など5作品が紹介されている。 高根城跡が見える丘の風景を水墨画で表現した。強弱のある筆致で迫力ある風景画に仕上げた。 人物画も制作した。大河ドラマ「どうする家康」にちなみ、同町の青崩峠にある腰掛岩で徳川家康が休憩する様子を水彩画で表現した。岩に座る家康の表情や姿が滑稽で注目を集めている。このほか、浜松城と新緑の色鮮やかな木々を描いた作品などが展示されている。 絵画展は、水窪文化館が主催する特別展の一環として企画した。家康にちなんだ企画をさらに展開する
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第6代主宰に磐田の天野さん 俳句結社「みづうみ」
静岡県内屈指の歴史がある俳句結社「みづうみ」の第6代主宰に磐田市の天野薫さん(76)が就くことが決まった。29日に、約20年主宰を務めた5代目の笹瀬節子さん(84)=浜松市東区=から交代する。「歴史に誇りと自負を抱き、会の理念『物心一如』を深めていきたい」と意気込む。 1939年に原田濱人[ひんじん]が創刊した俳誌のグループで、現在は県西部約40カ所で毎月句会を開いている。5月に俳誌が通算1000号に達した。 天野さんは小学校の元国語教諭。退職後に友人に誘われて句会に参加し、「一つの言葉でさまざまな意味を表現できる」と俳句の面白さにのめり込んだ。 笹瀬さんの下で腕を磨くうち俳誌の編集に
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季節外れのインフル流行、コロナ予防で免疫力低下? 静岡県内で学級閉鎖も
季節性インフルエンザの流行が今年は5月になっても続いている。学校で集団感染が相次ぎ、学級閉鎖や休校となった例も。新型コロナウイルスの感染対策で2020年末以降インフルエンザがはやらなかったため、多くの人の免疫が低下したことが原因とみられる。専門家は「今年の冬には大流行する恐れがある」と警戒を呼びかける。 「こんなに感染者が出たのは初めてだ」。大分市の私立高校の担当者は驚きを隠さない。5月11~22日にかけ、全校生徒の約4分の1と教職員の計約500人がインフルエンザに感染した。体育祭の直後だった。 宮崎市の高校でも5月、体育祭の前後で約500人が感染したほか、東京都調布市の小学校でも約10
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経済論以前に幸福論、支援対象はどの層? どうする少子化 国と地方ができることとは⑤しずしんニュースキュレーター 読者の意見【賛否万論】
深刻さを増す少子化問題には、子育てを終えた60代以上の関心も高いようです。こうした世代の「若者にもっと支援を」という意見は、当事者世代の訴えと同様に貴重で、興味深いです。前回に続き、キュレーターと読者の投稿を紹介します。 キュレーター 江口裕司さん(三島市) メーカーで米国勤務後、設計、製造、調達、翻訳、ISO、社内教育など多様な業務に携わり定年退職。現在、パートの傍ら大学再入学を目指し勉強中。64歳。 「未来の年表」(講談社現代新書)の著者、河合雅司氏は人口減と少子化による国の衰退リスクを「静かなる有事」と名付け、「未来の母親が既に減ってしまっている限り出生率が改善して
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盛り土規制法施行 24年度末までに区域指定 静岡、浜松市と県
熱海市伊豆山で2021年7月に発生した土石流災害をきっかけに制定された盛り土規制法が26日に施行されたのを受け、県と静岡、浜松両政令市は6月にも、同法に基づき規制区域を指定するための基礎調査に着手する。市町や建設業者などへの周知を経て、24年度末までの法規制開始を目指す。 県は25日に県庁で開いた盛り土対策会議の中で法規制開始までの行程を説明した。委託業者を選定した上で土地の地形や災害履歴を調べる基礎調査を実施し、規制区域案を作成する。同案について関係市町や建設業協会などの関係団体から意見を聴き、パブリックコメントを実施した上で規制区域を公示。周知期間を経て規制を開始する。 県盛土対策課
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⚽ジュビロ磐田、ホームタウン7市町追加 浜松市に報告
サッカーJ2のジュビロ磐田はJリーグ初昇格30周年の今年、ホームタウンを磐田市1市から県西部8市町に拡大し、地域活動の強化を図る。25日、浜浦幸光社長ら役員3人が浜松市役所を訪れ、中野祐介市長に報告した。 Jリーグのホームタウンはクラブが根付き、競技振興に努める義務を負った本拠地を指す。ジュビロ磐田はより地域に愛され、世界へ飛躍するクラブを目指して、浜松、湖西、袋井、掛川、菊川、御前崎、森の各市町の承認を得てホームタウンに追加し、今月16日に発表した。 浜浦社長は山田大記選手ら浜松市出身選手6人のサイン入りユニホームを中野市長に贈り、「これまでも県西部で事業を展開してきたが、より多くの方
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天野回漕店、危険物倉庫拡充 原材料保管需要見込み浜松に3棟
天野回漕店(静岡市清水区)は、接着剤や溶剤、スプレーなど、消防法が定める危険物の倉庫事業を拡充する。浜松市東区に3棟を増設した。新型コロナウイルス禍を経て工業製品の生産が世界的に回復するとみて、原材料や最終製品としての危険物の保管ニーズに戦略的に対応する。 3棟は、東名高速道浜松インターチェンジ(IC)近くの同社浜松ロジスティクスセンター南側に新設した。2015年に設置した1号棟に隣接し、2号棟は延べ床面積約600平方メートル、引火性が高い「第1石油類」を扱う3、4号棟は各46平方メートル。2号棟は主に既存荷主の塗料関連製品を保管する。自社で危険物倉庫を保有するメーカーからの新規外注や、危
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津波避難タワーのヘリ運用調整 浜松で静岡県総合防災訓練向け会議
静岡県と浜松、湖西両市は25日、両市内を会場に9月3日に実施する県総合防災訓練に向けた第1回全体会議を浜松市浜北区の浜北文化センターで開いた。自主防災組織、自治体、自衛隊など約100団体から約250人が出席し、津波避難タワーでの救助用ヘリコプターの運用方法について意見を出し合うなど、訓練内容の調整を進めた。 学校や病院といった訓練会場別の会議と、物資、医療救護など機能別会議を行った。津波避難タワーで孤立者の救出救助訓練を予定している湖西市では、同施設の訓練担当者らがヘリにどのような人員を乗せるのかなどを検討した。災害拠点病院の浜松赤十字病院(浜松市浜北区)で負傷者の受け入れ訓練を計画する同
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浜松の小中学校いじめ認知1.5倍 対応強化で大幅増 22年度、市教委報告
浜松市教育委員会は25日の定例会で、2022年度の小中学校のいじめ、不登校、問題行動の認知状況を報告した。いじめは積極的認知を強化した結果、21年度の1・5倍の大幅増となった。不登校、問題行動も増加した。 いじめ認知件数は小学校3860件(前年比1566件増)、中学校1023件(同87件増)の計4883件(同1653件増)だった。20年度の1864件から2年で2・6倍に増えた。市教委はいじめ防止対策推進法の定義「対象児童等が苦痛を感じるもの」に沿って事案を細かく拾い上げ、組織で対応する方針を強めていて、増加は「現場に浸透した表れ」とみている。23年度はさらにタブレット端末を使ったアンケート
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遠鉄バスの値上げ申請 国交省が公聴会 浜松・中区
国土交通省は25日、遠州鉄道(浜松市中区)が申請している路線バスの運賃値上げについて、利用者の意見を聞く公聴会を同区のクリエート浜松で開いた。国交省は公聴会や運輸審議会の審議を経て上限運賃変更の認可を決める。 同社の丸山晃司社長は値上げ申請の理由について、新型コロナウイルスの影響で路線バスの輸送人員数が下げ止まり、路線バス事業は赤字を計上している現状を説明した。「安全で利便性の高い公共交通を確保するには収支改善が不可欠と判断した」と述べた。 利用者の男性会社員と男子大学生が意見を述べた。男性会社員は「近距離区間の負担が大きいのではないか」などと改定案への反対意見を公述した。男子大学生は「
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長い下積みの末、映画主演の夢つかむ 天竜出身の花島さん 6月3日、浜松で「私を判ってくれない」上映
浜松市天竜区出身の俳優花島希美さん(37)が主演した映画「私を判(わか)ってくれない」が6月3日、中区田町のシネマイーラで上映される。上京し下積みを続けてきた花島さんにとって夢だったという主演作品。「地元で大勢の人に見てほしい」と呼びかけている。 鹿児島県長島町を舞台に、映画制作の夢を掲げて住民と摩擦を起こす“城子”と、城子の生き方に共感しつつも複雑な人間関係に巻き込まれる“由記乃”の姿を描くドラマ。花島さんは由記乃役を演じた。 短大卒業後に幼稚園教諭を9年務めた花島さんは、幼少期からの俳優の夢を追って30歳直前で上京した。アルバイトをしな
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静岡限定で芸能オーディション、7月末まで10~18歳の男女対象 都内芸能事務所とヒーローズアカデミー
菅田将暉さんや中村倫也さん、杉野遙亮さんら人気俳優が所属する芸能事務所「トップコート」(東京)と、芸能スクール「ヒーローズアカデミー」(浜松市中区、山本泰子社長)が、県内在住や出身者、ゆかりのある10~18歳の男女を対象にした「静岡限定オーディション」を開催している。参加無料で、書類選考の1次審査の受け付けは7月31日まで。 トップコートの地方オーディションは初めて。同社の高木伸二執行役員は「マーケティングに適している静岡は、多くのすてきな芸能人を輩出している。東京に近く、レッスンに通いやすい」と理由を語った。 優秀賞に選ばれると、同社と養成契約を結び、ヒーローズアカデミーの特待生として
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浜名湖パルパル、平日の入園、駐車を無料に 6月2日から期間限定
浜松市西区の遊園地「浜名湖パルパル」は6月2日から、平日利用がお得になるキャンペーンを始める。入園料や駐車場料金を無料にする。対象は休園日を除く7月14日までの15日間。 通常は千円の駐車場料金や大人1200円、小学生800円、幼児700円の入園料を無料にする。さらに、通常は5回分で2千円の乗り物券を同額で10回分にして販売するほか、メインレストランの子ども向け飲食メニュー6品を半額にする。キャンペーンを利用するには利用当日にアンケートへの回答が必要。 毎週火、木曜と、6月21、28の両日、7月5、12の両日は休園。問い合わせは同園<電053(487)2121>へ。
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静岡人インタビュー「この人」 第70回姫様道中で姫様を務めた 森田心海(もりたここみ)さん(浜松市北区)
浜松市北区細江町で3月に開かれた道中行列で主役を担い、華やかな衣装で都田川沿いの桜並木を堂々と歩いた。2024年3月まで、細江署防犯広報大使も務める。同町出身。浜松市立高(同市中区)2年。16歳。 -「姫様」について抱いていた印象は。 「小さい頃に毎年行列を見に行ったことを思い出す。笑顔を振りまきながら歩く姫様に元気をもらい、自然と憧れの存在になっていた。中学生時代に友達と行列に参加するチャンスがあったが、コロナ禍で中止になり、いつかは自分も出たいという気持ちはずっと持っていた」 ―大役を果たした感想は。 「沿道に集まった多くの人に笑顔を与えることを心がけた。子どもの頃にチアリーディ
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音楽指導36年集大成、91歳小林さんが指揮 浜松・中区で発表会
浜松市西区の音楽講師小林博治さん(91)のハーモニカと合唱の最後の発表会がこのほど、中区のクリエート浜松で開かれた。小林さんが指導するハーモニカ教室と合唱団の約40人が舞台に立ち、指導に当たった36年間の集大成を披露した。小林さんのキーボード演奏や指揮に合わせて、エーデルワイス・ハーモニカ・バンドがディズニーメドレーを、ふれあい会合唱団が「見上げてごらん夜の星を」をそれぞれ、約100人の聴衆に届けた。ハーモニカと合唱の合同演奏では、客席の聴衆も歌声を響かせ、楽しい雰囲気に包まれた。 小林さんはここ3年、コロナ禍で思うように練習ができなかったことに触れ、「今日、元気にステージに立てたことが何
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高齢世帯の生活支援へ地域住民組織が発足 浜松・笠井地区
浜松市東区の笠井地区社会福祉協議会は25日、地域の住民が高齢者世帯などの生活支援サービスを有償で行う支援組織「笠井 だるま会」の発足式を同区の笠井協働センターで行った。 有志約30人でつくる同会は、住民が自分らしく暮らし続けていくことを目標に掲げている。笠井地区の住民を対象に、掃除やごみ出し、買い物などの家事代行支援、保護者が同席する場合の子守などの子育て支援を担う。会の名称は、同地区で古くから続く恒例行事「だるま市」に由来する。 発足式では会の運営体制や支援サービスの流れ、運営目的を確認した。松本久和会長は「高齢者の安心安全な生活には地域の力が必要。支援のサイクルができたらうれしい」と
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角川俳句短歌 静岡県内12人入賞
角川文化振興財団は24日、第17回角川全国俳句大賞と第14回角川全国短歌大賞の入賞者を発表した。静岡県内からは12人が選ばれた。 【俳句】自由題部門秀逸 松本義久(浜松市)松永敏秀(静岡市)中川正男(浜松市)吉野民子(同市)山岸文明(伊豆の国市) 題詠部門特選、静岡新聞社賞 渡井文代(富士宮市)▽静岡新聞社賞 名倉悦子(浜松市) 【短歌】自由題部門特選 佐藤きみ子(湖西市)▽秀逸 大庭拓郎(浜松市)▽佳作 海瀬安紀子(静岡市)室野英子(伊豆市) 題詠部門静岡新聞社賞 松井恵(浜松市)
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乾燥大麻を所持した疑い 浜松東署、男2人逮捕
浜松東署は25日、大麻取締法違反の疑いで神戸市東灘区向洋町中5丁目の会社員(24)、浜松市東区市野町の会社員(24)の両容疑者を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日未明、同市南区でそれぞれ乾燥大麻を所持した疑い。同署によると、パトロール中の署員の職務質問で発覚した。両容疑者は駐車場に止めた車の中にいたという。
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マンション屋上に侵入容疑、浜松中央署が2人逮捕
浜松中央署は25日、建造物侵入の疑いですべて自称の浜松市西区舘山寺町の会社員(23)、同市東区市野町の派遣社員(26)の両容疑者を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前4時ごろ、同市中区の8階建てマンション屋上に正当な理由なく侵入した疑い。同署によると、付近の住民から「屋上に人影がある」と通報があった。
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浜松の武者行列「トラブル無く終えられた」 静岡県警が総括
静岡県警の高橋誠警備部長は25日の定例記者会見で、浜松まつり最終日(5日)に行われた俳優松本潤さんらによる家康公騎馬武者行列について「各署、各部が一丸で対応して大きなトラブル無く終えられた」と総括した。「早い段階から浜松市や関係機関と綿密な打ち合わせなどを重ね、主催者側が観覧者の安全第一でさまざまな対策を講じてくれたおかげ」と感謝した。 会場では運転免許証での本人確認や所持品検査も行った。高橋部長は主催者側が規制情報などの事前広報を徹底し、当日も早めの移動案内と誘導に努めたことが奏功したと強調。「観覧者のマナーが良く、エリア外の多くの人も指導に従ってくれた」と振り返った。 コロナ禍以前の
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社会福祉課の職員脅迫した疑い 浜松東署が77歳の男逮捕
浜松東署は25日、暴力行為等処罰法違反の疑いで浜松市東区笠井新田町、無職の男(77)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後2時ごろ、男の自宅で同市東区役所社会福祉課の男性職員(26)に刃物を向け「刺してやる」などと言って脅迫した疑い。同署によると職員は別の職員と男の自宅に介護保険の更新手続きのために訪れていた。
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7県の介護施設職員、福祉スキル高め合う 浜松で老健大会始まる
東海、北陸地方7県の介護老人保健施設の職員ら約450人が集う「第18回東海・北陸ブロック老健大会静岡」(同ブロック老人保健施設連絡会主催)が25日、浜松市中区のアクトシティ浜松で始まった。26日まで。 各県の施設職員らが事例発表を行い、介護や福祉のスキル向上や現場環境の改善につなげる。リハビリ指導で効果を発揮した取り組みや、誤嚥(ごえん)を防ぐための提案などを行う。介護アドバイザーによる講演もある。 各県の持ち回りで毎年開催しているが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて集会形式での実施は4年ぶり。開会式で、大会長を務める小出幸夫静岡県老人保健施設協会長は「現場での実践結果を参加者で共
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浜松市立小学校へ 仲間意識育む本寄贈 県人権・地域改善推進会
静岡県人権・地域改善推進会はこのほど、人権意識を高めるのに役立ててもらおうと作成した本「ぼくはカサンブク大将」を浜松市立小学校の全97校に寄贈した。中区の市教育委員会で贈呈式が行われ、天野一会長(80)と著作を担当した宮本武彦さん(78)が宮崎正教育長に本を手渡した。 本は四六判117ページ。小学生5人組が、子どもだけで行う念仏行事「カサンブク」をやり遂げようとする中で伝統の大切さを学び、仲間意識を育む。宮本さんが澄志田瓢策(すましだひょうさく)のペンネームで執筆し、今年3月に静岡新聞社から発行された。寄贈は同会の設立25周年記念事業の一環。宮本さんは「物語の子どもたちがさまざまな人と関わり
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強盗や特殊詐欺に対処を 細江署、渋川郵便局で訓練
細江署は24日、浜松市北区引佐町の渋川郵便局で強盗と特殊詐欺被害防止の対処訓練を行った。署員と同郵便局の局員が通報や対応の手順を確認したほか、近隣の郵便局の局員も見学した。 強盗を想定した訓練では、犯人役の署員が凶器を持って押し入り、局員を脅して大声で「手を上げろ。金を出せ」と要求した。局員は速やかに警察に通報し、犯人逃走後に身体や服装の特徴を記入した。 署員は、同郵便局が県境に位置することから「犯人が県をまたいで来る可能性もある。外で不審な人物や車両を見ていないか気を配ってほしい」と助言した。 特殊詐欺の訓練は、高齢者が高額の現金を出金するために郵便局を訪れた想定で実施した。
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自然や動物の写真魅了 愛好家4人が40点展示 浜松・西区
浜松写真連絡協議会の有志4人による作品展「写友展」が25日、浜松市西区の遠州信用金庫入野支店で始まった。6月13日まで。 戸毛光男さん、白井槙雄さん、福嶋豊美さん、佐藤規夫さんが、それぞれのテーマで撮影した計40点を持ち込んだ。北海道で撮ったという大きな口を開け、鋭い視線を向けるキタキツネや、朝方に雲海の上に幻想的に浮かぶ富士山などの力作が見られる。戸毛さんは「一枚一枚にメッセージが込められている。個性豊かな作品を見て感動や喜びを感じてほしい」と話した。
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緑の少年団に新たな団員 浜松・天竜区で入団式
浜松市天竜区の横山小児童でつくる「龍山・竜川緑の少年団」(内山忠治団長)の入団式がこのほど、同区龍山町の龍山協働センターで行われた。新たに入団した3年生を関係者らが歓迎した。 入団式には新入団員3人と上級生、指導員、学校関係者らが出席。内山団長は「楽しく、先輩たちと活動していってほしい」とあいさつ。新入団員は「みんなと仲良くなりたい」「これからいろいろ楽しい体験をしたい」などと決意を語った。 式後には同区春野町の秋葉山本宮秋葉神社上社を参拝し、神社付近の林道で植樹活動を行った。 同団は、前身の「龍山緑の少年団」を引き継ぎ2014年に発足。本年度は3~6年生の団員12人が自然と地域に親し
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ブラジル音楽紹介 27日浜松・中区でイベント
在浜松ブラジル総領事館は27日午後6時半から、ブラジル音楽を紹介するイベント「ボサ・ブラジル」を浜松市中区のギャラリーモール・ソラモで開く。 同国のボサノバやサンバ、ポピュラー音楽を得意とする5人組バンド「ヴィア・ブラジル」が出演し、ステージを盛り上げる。会場の一角ではチーズパン「ポンデケージョ」やトウモロコシ粉を使ったフライドポテトのような「ポレンタ」、コーヒーなどを販売予定で、同国の食文化を楽しむこともできる。 イベントは2021年からスタートし、今回が6回目となる。入場無料。
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留学生が先輩に就職や起業相談 静大浜松キャンパス
外国人留学生が浜松市内で働いている海外出身の社会人に就職や起業について相談する交流会がこのほど、中区の静岡大浜松キャンパスで開かれた。同大の留学生ら約30人が、相談に応じる「メンター」(助言者)の5人の話を聞いた。 メンターは中国、ベトナムなどから来日して情報技術、自動車産業などの仕事をしている。バングラデシュ出身で、市内で暮らして27年になるウーシャ・ランジャンさんは英会話教室を経営。数年間の会社勤務の経験から「日本人はまじめな人が好きだと感じる。時間を守り、まじめに働けば助けてくれる」とアドバイスを送った。ベトナムから同大情報学部に留学しているジョーン・バン・ラムさん(24)は「就職活動
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声合わせ歌う 喜び実感 浜松の合唱団体験会
NPO法人浜松フロイデ合唱団はこのほど、音楽普及事業の一環で、合唱体験レッスンを浜松市中区の浜松科学館ホールで開いた。コロナ禍を経て5年ぶりの開催。小学生から70代までの団員や一般の約70人が参加し、声を合わせて歌う喜びを実感した。 合唱指導者斎藤令さん(61)=埼玉県=のアドバイスを受けながら、ピアノ伴奏に合わせて「さくら」「夏は来ぬ」など7曲の二部合唱に臨んだ。全員で歌詞を読み上げ、込められた意味や情景を思い浮かべながら、伸びやかな歌声を響かせた。 マスク着用以外はコロナ禍前のレッスンに戻った。晝馬るみ副理事長(68)は「思うように音楽ができない時期が長かったが、皆で合唱を楽しめた。今後
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太極拳 そろいの衣装で演武 浜松・東区で大会
浜松市スポーツ協会はこのほど、市民スポーツ祭太極拳競技大会兼市武術太極拳競技大会を東区の浜松アリーナで開いた。 市内の団体などで活動する8~88歳の武術愛好家約200人が個人や団体種目で練習の成果を発揮し、演武の完成度を競った。そろいの衣装に身を包んだ出場者が全身を使い、音楽に合わせて流れるような動きを披露した。扇や剣を使った優雅な演武を繰り広げる団体も見られた。 参加者同士の交流を通じた地域活性化が狙い。市武術太極拳連盟の伊藤幸子副会長は「幅広い年齢で楽しめるのが太極拳の魅力。地域交流を促進したい」と話した。
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架空の駅の発車メロディーを募集 ローランド
ローランドはこのほど、架空の駅の発車メロディーをSNSに投稿する参加型イベント「ローランドステーション」を始めた。 ローランド製品を使い、駅のコンセプトから連想する10秒程度のオリジナル曲を募集する。メロディーを演奏している動画をツイッターかインスタグラムにハッシュタグ「#ローランドステーション」を付けて投稿する。 審査員は浜松市を拠点に活動するキーボーディストの「ADAM at(アダムアット)」さんが務める。副賞や参加賞も用意する。
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子どもの居場所 静岡県内201カ所 1年で6割増 物価高に苦慮、県は支援強化
子どもへの食事の提供や学習支援を手がける静岡県内の「子どもの居場所」が昨年9月時点で201カ所に上り、1年前より6割増加したことが県などの実態調査で分かった。3割の施設が物価高騰の影響があると回答し、一部で食材変更などを余儀なくされた。調査後も食料品などの値上げが進み、県は「さらに多くの施設が影響を受けている可能性がある」とみて支援を強化する。 調査は昨年8月30日~9月16日に県と県社会福祉協議会が実施した。無償か安価で食事を提供する子ども食堂、勉強をサポートする学習支援施設、遊び場を提供する施設などを調べ、9月1日時点で201カ所が活動していた。 市町別にみると静岡市が54カ所で最
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浜名湖 58年ぶり湖底調査 国土地理院 防災計画などに活用
国土地理院(茨城県つくば市)は24日までに、浜名湖の湖沼調査を58年ぶりに始めた。期間は3年間。0・5メートルまたは1メートル間隔の等深線で湖底地形を表す湖沼図や湖沼データにまとめ、データは津波シミュレーションや湖岸整備などの防災計画、漁業における分析などに活用される。 同院は1955年に全国80湖沼の調査を始め、浜名湖は65、66年に行ったという。2012年度に高精度かつ高密度なデータが取得できる測量機材を導入したことや、浚渫(しゅんせつ)工事による掘削の影響、河川から流入した土砂の堆積などを考慮し、順次再調査を進めている。 調査は、湖底に向けて音波を扇状に発射し、反射して返ってきた音
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オキナワキノボリトカゲ 浜松に定着 沖縄生息の絶滅危惧種 静岡県では外来生物
浜松市北区の住宅地に近い山林で数年前から、沖縄県の沖縄諸島などで生息する「オキナワキノボリトカゲ」が確認されていることが24日までに、関係者への取材で分かった。調査を進める静岡大の加藤英明准教授によると、現地で繁殖している可能性が高いとみられる。加藤准教授は「周辺に植物業者はなく、このトカゲが観葉植物などに混入したとは考えにくい。遺棄されたペットが定着したのではないか」と指摘する。 5月上旬、同区内の住宅街近くで、シイの木の周辺に現れた同トカゲをカメラで捉えた。全長は20センチ弱。緑を帯びた体色で、雄の成体とみられる。加藤准教授らの調査では、2018年には10匹以上を捕獲した。これ以降も
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⚽27日に準々決勝 静岡県高校総体 男子サッカー
静岡県高校総体の男子サッカーは20日までに8強が出そろった。3回戦を勝ち上がった浜名、清水桜が丘、清水東、飛龍、浜松開誠館、磐田東、藤枝明誠の7校に加え、プレミアリーグ西地区の静岡学園が準々決勝から登場する。 準々決勝は27日に実施され、組み合わせは静岡学園-浜名、飛龍-浜松開誠館、磐田東-清水桜が丘、清水東-藤枝明誠。準決勝は28日に藤枝総合運動公園サッカー場で、決勝は6月4日午後2時5分からエコパスタジアムで行われる。
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自衛隊への個人情報提供 浜松市が除外受け付け
浜松市は2023年度から、自衛官募集事務のため市が自衛隊静岡地方協力本部に提供している市民の個人情報について、提供を望まない市民からの除外申請の受け付けを始めた。 市は毎年度、18歳になる市民の氏名、住所を地方協力本部の求めに応じて提供している。これまで市民や市議会の一部から、本人が望まない場合の除外制度の創設を求める意見が寄せられていた。 23年度の情報提供の対象は、05年4月2日から06年4月1日までに生まれた市民。除外を希望する人は6月9日までに、市ホームページ「自衛官等募集事務」欄の入力フォームから申請する。マイナンバーカードや旅券、免許証、健康保険証など本人確認書類の画像添付が
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Z世代が推す浜松中心街 家康ゆかりの地や飲食店マップに
常葉大浜松キャンパス(浜松市北区)経営学部で観光学を専門とする村瀬慶紀准教授のゼミナールの3年生8人がこのほど、同市の魅力を発信しようと、中心街の12店舗と七つの徳川家康公ゆかりの地を紹介した地図「浜松まちなかどすごいMAP」を制作した。 地図に掲載した店舗はカフェやウナギ店などの飲食店やリサイクル着物店など。昨年11月から学生が店舗を厳選。実際に出向いて取材を進め、原稿や写真を添えた。地図のサブタイトルを「Z世代が推す」とし、同年代の人も興味を示すように紹介文は20文字程度と短くして写真を大きく掲載。各店舗のインスタグラムなどに接続できるQRコードも付けた。 制作に関わった全員が同市出
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全国ワンツー狙う 静岡県勢ハードラー 8月全国高校総体【しずスポ】
陸上の高校男子110メートル障害で今夏、県勢ハードラーが全国トップクラスの争いを繰り広げそうだ。宮本皓寿(浜松市立3年)が今季、高校生最速の14秒27をマークすれば、昨夏1年生で唯一、全国入賞した浅井惺流(東海大翔洋2年)も追い風参考ながら14秒19を出した。「先輩と『全国総体でワン・ツーを決めよう』と話している」と浅井。2年間、しのぎを削ってきた2人が8月の大舞台を盛り上げる。 宮本は身長192センチというスケールの大きさが魅力。冬場の練習で「坂道を下るように走れるようになった」と、スタート、ハードリングとも体重移動で推進力を生み出す感覚を身に付け、長身をしっかり操れるようになった。西部
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「究極のソース」改良 焼きそばセット発売 鳥居食品
鳥居食品(浜松市中区)は、ソースと乾麺を組み合わせた「焼そばセット」を発売した。 ソースは2020、21年に販売した「究極の焼そばソース」を改良した。甘さのポイントに同市浜北産の次郎柿を加えたほか、昆布とかつお節で抽出していただしにサバ節を追加し、木おけで熟成した。ノンオイル、かんすい無添加で、ソースとの相性が良かった金子食品工業所(藤枝市)の乾麺を採用した。 ソースは200ミリリットル1本、乾麺は45グラム6個入りで税込み1600円。年間販売目標は5千セット。鳥居食品直売所(中区)や新東名高速道路浜松サービスエリアで販売する。
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9割が出張制限緩和 静岡県西部の中小企業 コロナ「5類」以降調査
しんきん経済研究所(浜松市中区)は22日、県西部の中小企業を対象に行った「アフターコロナに関するアンケート」の結果をまとめた。新型コロナウイルスの感染対策について、約9割が国内と海外出張の制限を緩和したことが明らかになった。 同研究所は9~14日、2502社にメールによる調査を行い、215社(回答率8・6%)が回答した。 新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に移行した8日以降の感染対策のうち、国内出張について「既に対策を緩和・撤廃」と「5類移行のタイミングで緩和」を合わせると、93・0%に上った。海外出張は同88・9%。「飲食を伴う懇談会などの人数制限」は同81・0%で、就業中のマスク
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静岡県人口356万460人 5月1日現在 11カ月連続減、社会動態は増
静岡県がこのほど公表した5月1日現在の推計人口は356万460人で前月と比べ792人減少した。推計人口の減少は11カ月連続。社会動態は3カ月ぶりに転入者が転出者を上回る社会増となった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数から引いた社会動態は1203人増(転入1万7151人、転出1万5948人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は1995人減(出生1510人、死亡3505人)だった。 市町別で人口が増加したのは9市町で、長泉町は95人増、袋井市90人増、掛川市89人増だった。199人減の磐田市をはじめ、焼津市156人減、島田市127人減など24市町で減少した。
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中学生ら4人逮捕 強盗致傷容疑 浜松東署
浜松東署と静岡県警人身安全少年課は24日、強盗致傷の疑いでブラジル国籍の磐田市の無職の男(17)、同国籍の浜松市の男子学生(15)、同国籍の同市の男子中学生(14)、同市の男子中学生(14)を逮捕した。 4人の逮捕容疑は共謀して20日午前1時半ごろ、浜松市中区の路上で南区の男性会社員(38)の顔を素手で殴るなどの暴行を加え、右眼窩(がんか)骨折など約1カ月の重傷を負わせた上、現金約2万円などが入った財布(1万円相当)を奪った疑い。 同署によると、男性が路上を歩いているところを4人が襲ったとみられる。少年4人と男性に面識はない。4人は知人同士という。
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雑踏事故防止へ対策徹底を指示 静岡県警地域課長会議
静岡県警は24日、県下地域官・地域課長会議を県警本部で開いた。大原光博本部長は大規模イベントなどが各地で再開されている現状を捉え、雑踏事故防止の警戒態勢強化などを指示した。 大原本部長は、大型連休中に浜松市で行われた行列イベントでの実績も念頭に「著名人が参加する会場はSNSで急激に人が集まることもある。情報を早期に入手し、主催者と緊密な連携を取って実査を重ねる準備が欠かせない」と訓示。雑踏事故を防ぐ綿密な計画策定の継続を強調した。 新たな通信指令システムの運用が始まったことを踏まえ、初動活動の一層の強化を求めた。パトカーから取り外し可能になったタブレット端末など最新機材の効果的な活用推進
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放課後デイ詐欺罪 検察懲役3年求刑 地裁浜松支部公判
浜松市の放課後等デイサービス施設の運営に関する給付金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われたNPO法人アンヘレス理事長の女(65)=同市中区=の論告求刑公判が24日、静岡地裁浜松支部(高島由美子裁判官)で開かれ、検察側は懲役3年を求刑した。 検察側は論告で、不正受給と認識しながら繰り返し受け取り、被害は高額に上るとして「理事長としての規範意識が希薄」と非難した。弁護側は、法人の資金繰りが苦しく、自分の貯金を経営資金に充てたことなどから「自らの利益のためではなかった」と主張し、執行猶予付き判決を求めた。 弁護人は、同法人の破産に向けた手続きが進んでいることも明らかにした。施設運営は、既に別の
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姫様道中 来年も開催の方針 事務局運営や人材確保を検討
浜松市北区細江町で3月に開かれた春の風物詩「第70回姫様道中」の実行委員会は24日夜、同区役所で会合を開き、来年に第71回姫様道中を開催する方針を承認した。 姫様道中を巡っては、事務局の人員不足により開催が不透明な状況に陥っていたが、実行委の一部の委員が一時的に業務を引き継ぐと決めた。継続的な事務局運営や人材確保に向けた検討は今後も進めていく。 姫様道中は、江戸時代に東海道の脇街道「姫街道」を通行した公家や大名の娘の行列を再現した行事。地元自治会などでつくる実行委が主催する。実務を担う事務局が2015年に市から民間に移行した後、高齢化などで人員不足が露呈。昨年11月、長年関わってきた事務
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浜松食材で元気モリモリ「栄養はなまる弁当夏の陣」 パワーフード弁当第10弾
浜松市内の食に関する団体や社会福祉法人などが地元産食材を使ったフレイル(虚弱化)予防弁当や、免疫力アップを意識した健康食を開発し、24日、市役所でお披露目した。官民連携で「予防・健幸都市」の実現を目指す浜松ウエルネスプロジェクトの取り組みの一環。6月1日から販売、提供し、市民の健康増進に一役買う。 浜松パワーフード学会や聖隷福祉事業団などが発表したのは、フレイル予防を支援する「浜松パワーフード弁当」の第10弾「20品目の風味豊かな栄養はなまる弁当 夏の陣」。関係者らが中野祐介市長と一緒に昼食を取りながら新弁当を紹介し、思いを伝えた。 メニューは「浜松産米の鮭(さけ)わかめゆかりご飯」「
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ドック利用者向け健康食「夏味」考案 発酵食品活用、免疫力アップ 聖隷クリストファー大など
浜松市内の食に関する団体や社会福祉法人などが地元産食材を使ったフレイル(虚弱化)予防弁当や、免疫力アップを意識した健康食を開発し、24日、市役所でお披露目した。官民連携で「予防・健幸都市」の実現を目指す浜松ウエルネスプロジェクトの取り組みの一環。6月1日から販売、提供し、市民の健康増進に一役買う。 聖隷予防検診センター(北区)と聖隷クリストファー大(同)は同センターの人間ドック利用者向け健康食「夏味」を考案した。「免疫力を高める食事」をテーマに、腸内環境を整える効果がある発酵食品と食物繊維を意識したメニューに仕上げた。 夏味は「アジの唐揚げ 銀あんかけ」「ナス揚げびたし」など7種。このうち
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投資や教育で森林に注目 前田さん天竜材活用へ浜松で講演
官民連携で天竜材の地産地消を推進する「浜松地域FSC・CLT利活用推進協議会」は24日、2023年度総会を浜松市中区のホテルで開いた。林野庁の木育プロジェクトに加わり、各地で出前講座を主宰するなど「山と街をつなぐ顔の見えるきこり」として活動する前田剛志さん(48)=天竜区=が「森の中から街を見る」と題して講演。最近の森林が大手企業の投資先、教育の場として注目されていることを指摘した。 前田さんはきこりとして活動し始めた約20年前、林業が斜陽産業とも言われていたと振り返った。現在は大手企業から持続可能な開発目標(SDGs)に関する事業が森林でできないかと相談を受け、森の中でのワークショップが
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 19日はマアジや小イサキ、タカベ、スズメダイ、マダイ、アイゴなど。20日はマアジやタカベ、小イサキ、スズメダイなど。21日はイシダイやメジナ、アイゴ、小イサキ、タカベ、ネンブツダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス。餌は青イソメで2~3本針仕掛け。餌を付けるのが苦手なら1本針仕掛けでも良い。餌のイソメを針先から1~1.5センチ程度垂らすと食いつきが良い。サビキ釣りはアジやサバ。日によりむらがある。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 17日午前の沼津
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患者の幸せ願いスズランしおり ANA、静岡赤十字病院へ
ANAグループは24日、静岡市葵区の静岡赤十字病院にスズランが描かれたしおり約400枚を贈った。 同グループが同病院にスズランのしおりを贈呈するのは15回目。新型コロナウイルスの影響で同院を直接訪問するのは4年ぶり。 スズランは「再び幸せが訪れる」という花言葉を持つという。客室乗務員の坂東花穂さん(31)=浜松市出身=らが、グループ社員の手書きメッセージを記したしおりと、スズランの花を同院の小川潤院長らに手渡した。 新型コロナ感染対策のため、しおりは病院職員を通じて入院患者に配られる。坂東さんは「直接患者さんには会えないけれど、安心や元気を届けられていれば幸いです」としおりに込めた願い
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新聞への愛着、絵本に 天浜線社員の谷さんが出版 経験基に物語
天竜浜名湖鉄道社員の谷友孝さん(33)=浜松市天竜区=が5月、新聞をテーマにした初の絵本作品「ぱぱのえほん」を出版した。父猫が毎日読んでいる新聞が気になる子猫の好奇心を通し、紙の新聞に対する自らの思い入れを描いた。 普段は本社車両基地で車両整備を行っている谷さん。幼少期から物語が好きで、「いつか自分で書いてみたい」という思いを抱いてきた。制作の契機になったのはめいの存在。楽しそうに絵本を読む姿を見て、幼い頃の自分を思い出した。 「私も母とよく図書館に行って本を読んでいた。自分の本を、当時の私と同じくらいの子どもが読んでくれたらいいなと思い、初めての絵本作りに挑戦した」 約半年をかけて文
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集めた衣類、難民におくろう BS浜松第15団
日本ボーイスカウト浜松第15団はこのほど、ボーイスカウト日本連盟とユニクロが進める「難民支援衣料回収プロジェクト」の一環で、同団約40人が3月以降の約3カ月間に集めた衣類288点を浜松市東区のユニクロ浜松プラザ店に届けた。団員を代表し、芳川小5年の袴田那津郎さん(10)と3年の羽留乃さん(8)兄妹が同店を訪れ、「楽しく集められた。もっとたくさんの服を難民の子どもたちへ届けたい」と話し、石坂博年店長に託した。 ボーイスカウト日本連盟は2016年から年に2回衣類を回収し、ユニクロと国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じて世界各地の難民に届ける活動を続けている。
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特産品活用を支援 浜名商工会重点事業
浜名商工会(浜松市西区)は24日、2023年度第14回通常総会を同区のホテルで開いた。本年度の重点事業に小規模事業者へのきめ細かい支援の継続や、名物「浜名湖のりうどん」や商品化を進めてきた「浜名湖のりパスタ」など地域特産品を活用した販路の開拓支援など計画を示した。 昨年11月に20回目の「浜名湖うなぎまつり」を3年ぶりに開き、過去最高の約1万8千人が来場した。さらに舘山寺、弁天島の約20店舗が扱う「かきかば丼」がテレビドラマに取り上げられるなど売り上げを伸ばした。吉田清和会長は「2匹目のドジョウではないが、浜名湖のりうどん、パスタが地域の特産品として認定されるべく取り組んでいく」と方針を述べ
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前市長らに感謝状 浜松市議会
浜松市議会は24日の5月定例会本会議で、4月末で退任した鈴木康友前市長と鈴木伸幸前副市長に対し、長年の市政への貢献をたたえて感謝状を贈呈した。議場に鈴木前市長を招き、戸田誠議長が手渡した。都合のため欠席した鈴木前副市長には後日届ける。 感謝状贈呈は全議員の一致で決めた。鈴木前市長は「行政区再編やこども第一主義による子育て支援施策の充実など、議会の真摯(しんし)な議論なくして大業は成しえなかった。一市民となったが、新たな道で頑張りたい」と晴れやかな表情で謝辞を述べた。
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地域安全推進員 新任19人に委嘱 浜松東署協議会
浜松東署地域安全協議会(内山虎次会長)はこのほど、子どもの見守り活動や防犯パトロールなどを行う地域安全推進員19人の委嘱状交付式を浜松市東区で行った。 同署管内防犯協会の広野篤男会長が「住みやすい地域になるように活動をお願いしたい」と呼びかけ、新規推進員に委嘱状を手渡した。松本一勝署長は「犯罪抑止に協力いただき、ありがたい。自転車盗難や特殊詐欺被害が多いので署員一丸で安心安全なまちづくりに尽力する」と強調した。
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ハローワーク浜松 「採用計画早めに」 事業者向け説明会
ハローワーク浜松は24日、2024年3月の新規高校、中学学卒者の採用を予定する事業者向けに、求人取り扱い説明会を浜松市東区の市総合産業展示館で開いた。26日まで東区と南区で3回開催し、計約290事業所が参加する見込み。 ハローワーク浜松管内の23年3月高卒採用の求人数は3895人、求職者数は1512人、求人倍率は2・58倍で、求人倍率は過去10年で最高になった。4年前と比べ、少子化で求職者数が24%減少する一方、感染症の収束で採用枠をコロナ禍以前の水準に戻す事業所が多く、限られた人材を確保するため事業者が競い合う状況になっている。 24年3月卒の採用でも同様の傾向が続くとみられ、担当者は「早
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賀茂真淵からの国学の流れ紹介 浜松・中区で展示会
浜松市中区東伊場の賀茂真淵記念館は25日から、本年度の平常展(前期)「賀茂真淵と国学者の古典研究」を開く。開催を前に24日、展示品約40点の準備を終えた。9月24日まで。 現在の浜松市で生まれ育ち、江戸時代に国学の礎を築いた賀茂真淵と、その弟子や孫弟子ら約20人が手がけた古事記や万葉集の注釈書を写本などで展示し、一門の研究がどのように発展したかを紹介している。 真淵が69歳で仕上げた百人一首の注釈書「宇比麻奈備」をはじめ、直系の弟子の橘千蔭による「万葉集略解」、本居宣長の「古事記伝」などが並ぶ。作品や著者の解説も用意され、事前知識がなくても学ぶことができる。 学芸職員の杉森敏幸さん(6
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天浜沿線周辺を歩いて清掃 浜名湖RCと国際交流協会
浜名湖ロータリークラブ(RC)はこのほど、湖西市などで「ウオーキング&花のプロジェクト」と題したイベントを開いた。同市の天竜浜名湖鉄道新所原駅から知波田駅にかけて会員らが道路を歩きながら清掃活動を行った。湖西国際交流協会(KOKO)の会員も参加し、健康づくりと環境美化に取り組んだ。 同RCとKOKOの会員計33人が集まり、ノルディックウオーキングのポールを使い約6.5キロの道のりを歩いた。KOKOからはブラジルなど外国にルーツのある子どもたちも参加し、RC会員と交流を深めた。参加者の一部はごみ袋を持って歩き、道ばたに落ちたごみを拾った。 知波田駅到着後は天浜線に乗って尾奈駅(浜松市北区三
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地元企業と交流 仕事の魅力学ぶ 浜松大平台高生
浜松大平台高(浜松市西区)総合学科国際情報ビジネス系列の3年生5人はこのほど、地元企業との交流を通じて地域や仕事の魅力について学ぼうと、不動産会社「マストレ」(本社・西区)の海外事業部(南区)を訪れ、企業インタビューを実施した。生徒は9月に取材した結果を発表し、SNSでも情報発信する。 マーケティング授業の一環で、同部の佐藤亮部長が座談形式で仕事内容について話した。佐藤部長は照明器具には法令に沿った細かい技術基準があることや、同社の経営戦略「ニッチ戦略」などのマーケティング用語を紹介した。「仕事で大変なことは」との質問には、「日本と海外との文化の差で生じる、認識のずれが大変」と答えた。 授業
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アサリ、堆肥で増やす 潮干狩りで成果確認 浜松・都筑海岸
浜名湖の生態系の回復を図る会(浜松市中区)はこのほど、同市北区三ケ日町の都筑海岸で潮干狩り会を開いた。同会は、浜名湖で不漁が続くアサリを増やそうと2021年4月から同海岸で堆肥をまく活動に取り組んでいて、成果が表れたことから初めて開催した。 加藤順久会長(77)が数年前、アサリが減少していた有明海で、窒素やリンを豊富に含む鶏ふんをまくことでアサリの餌となるプランクトンが増え、漁獲量が回復したという情報をテレビで知ったという。県や浜名漁協の理解を得て、都筑海岸で活動を開始した。 月に2回、干潮時に海岸線500メートルにわたって鶏ふん計600キロを砂に埋め、様子を見守ってきた。1年ほどで成果
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⚾天竜【高校野球チーム紹介2023夏】
主将の鈴木統や主戦の藤田ら昨夏を経験した5人がチームを支える。右腕藤田、左腕鈴木悠の二枚看板は、打たせて取るピッチングに徹する。打撃では、出塁率の高い藤田がキーマン。鈴木統がけん引し、守備にも安定感が出てきた。昨夏、浜松西に競り勝った全員野球で、さらなる飛躍を目指す。昨年9月の台風15号で学校周辺が浸水。部員が被災家屋の復旧作業に汗を流した。 部長 座馬 健人 監督 赤堀 真也 ①藤田 響輝(3年、森旭が丘) ②山口 志也(3年、森) ③山岸 賢惇(3年、浜松三ケ日) ④鈴木 統稀(3年、浜松光が丘) ⑤三室 仁(3年、浜松光が丘) ⑥内藤 煌稀(3年、掛川原野谷) ⑦野末 周汰(3年、
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ヤマハ楽団指揮者に87歳の作曲家保科さん 脳出血でまひ残る中、6月定演で自作など5曲
浜松市中区のアクトシティ浜松で6月24日に開かれるヤマハ吹奏楽団の第57回定期演奏会で、87歳の作曲家保科洋さん(兵庫県在住)が客演指揮者を務める。2017年に脳出血で倒れながらも、音楽への情熱から舞台に立ち続ける保科さん。「古祀(こし)」や「復興」といった自らが手がけた作品など5曲のタクトを振る。 保科さんと同楽団の付き合いは長いが、指揮は初めて。1980年には同楽団から委嘱されて「古祀」を作曲した。40年以上前の作品を、保科さんは「吹奏楽の曲を作ったり、指導したりするようになったきっかけ」と振り返る。 同じく委嘱作品「復興」は、同楽団50周年の2010年に作曲した。「曲の最後の部分は
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ローランドDG タイ工場新棟稼働 量産機能を集約
ローランドDGはこのほど、タイ工場敷地内に完成、稼働した新棟の記念式典を現地で開いた。今後の需要の高まりが見込まれるデンタル製品とデジタルファブリケーション製品の生産を担う。一方、12月をめどに、浜松市北区の本社で手がけているサービスパーツなどの管理・出荷業務をタイに移管する。 タイ工場内の新棟は鉄骨1階建て、延べ床面積6600平方メートル。投資額は約4億5600万円。年間生産能力はインクジェットプリンター7200台、デンタル加工機4800台で、それぞれ60%の増強を図る。 同社は21年、日本国内と2拠点で展開していた量産機能をタイに集約した。田部耕平社長は19日に現地で開いた式典で、「
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「静岡の魚を未来に」サスエ前田5代目が講演 21世紀倶楽部
静岡新聞社・静岡放送21世紀倶楽部の5月例会セミナーが23日、浜松市中区のプレスタワーで開かれ、サスエ前田魚店(焼津市)の5代目店主前田尚毅さん(48)が「現場からみたこれからの魚」をテーマに講演した。 水産会社勤務を経て家業を継いだ前田さん。当初は仕事になじめず苦しんだが、「恩師」と慕う地元の料理店主に叱られ、褒められながら育てられた事が支えになった。恩師が死に際に言った「次世代に出てくる若手料理人には全力で行け」との約束を守り続けている。 「静岡で国内外からお客さんを呼べる店に」と二人三脚で知名度を高めてきた静岡市葵区の人気天ぷら店「成生」とのエピソードや東京・銀座のすし店に鮮度の良
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⚽ようこそベトナムのサッカー男子U―17代表 浜松で合宿、アジア杯に向け最終調整
ベトナムのサッカー男子U―17(17歳以下)代表チームが浜松市で強化合宿を行うため来日し、23日、同市中区で歓迎式典が開かれた。 来日したのは選手、監督、コーチら約40人。6月5日までの間、同15日からタイで開催されるU―17アジアカップに向けた最終調整を行う。同チームは昨年9月にも同アジアカップ予選のために市内で強化合宿を実施した。 歓迎式典では、浜松市の中野祐介市長が「最近のベトナムサッカーに勢いを感じる。ベトナムや浜松から世界で活躍する選手が生まれるよう期待しています」と激励。歓迎の気持ちを込めて、市内産牛肉「峯野牛」を贈った。 同チームは南区の遠州灘海浜公園球技場などで練習に取
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自動車や医療分野 光の応用事例学ぶ 「浜松ひかり塾」開講
浜松地域イノベーション推進機構フォトンバレーセンター(浜松市中区)はこのほど、光・電子技術の幅広い分野での活用を目指すワークショップ「浜松ひかり塾」の本年度初回講義を同区で開いた。金融機関や行政の職員ら21人が受講した。 浜松ひかり塾は、中小企業の技術的な課題と光・電子技術とのマッチングができる人材の養成を目的に2022年度から始まった。22年度は対面とオンラインで計25回開催し、延べ約400人が受講。本年度も同程度の開催を予定する。 初回講義は光の性質や速さなどの初歩的な知識をはじめ、自動車や医療の分野での代表的な応用事例などを学んだ。多様な産業を支える光技術だが、応用の可能性に気付か
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記者コラム「清流」 表情から見えた重責
浜松市長を4期16年務めた鈴木康友氏が4月末で退任し、新市長に中野祐介氏が就任した。退任式や就任式など市当局にとっても16年ぶりの出来事ばかり。故郷浜松の歴史的瞬間に立ち会えたことは記者としても市民としても感慨深い。 登庁最終日に市役所前で職員らに拍手で見送られた鈴木氏は車に乗り込むと、緊張が解けたのか涙をこらえられず、手で顔を覆った。一方の中野氏は初登庁日には市役所前で職員の出迎えを受け、ほどよく緊張したような、緩やかな面持ちで市政のスタートを切った。 表情は対照的だが、政令市浜松のかじ取り役を担うことが、いかに重責かということは共通して伝わってきた。鈴木氏に敬意を表するとともに、中野
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静岡市Aが団体優勝 ゴルフ静岡県都市対抗選手権
第108回静岡県都市対抗ゴルフ選手権は23日、静岡C浜岡Cで行われ、団体戦は静岡市連盟Aが優勝した。個人は55歳以上のAクラス(6417ヤード、パー72)を細川悦男(菊川市)が頂点に立ち、年齢制限のないBクラス(6799ヤード、パー72)は宮下健(伊東市)が制した。 ▽団体 ①静岡市388(伊藤75、清水76、佐藤77、八巻78、小山82)②浜松市389(成田75、大村75、田中76、神戸77、林86)③伊東市395(宮下72、木部75、日吉80、肥田82、泉田86)④三島市398(丸山75、前田78、鈴木80、飯沢80、吉江85)⑤富士宮市400(山上73、佐野78、大塚81、八木原83
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浜松の資材置き場から出火
23日午後8時30分ごろ、浜松市南区堤町の事業所「マツシタインダストリーズリミテッド」敷地内の資材置き場から出火し、壁など約22平方メートルを焼いた。けが人はいないという。浜松東署と浜松市消防局が出火原因を調べている。
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乾燥大麻所持の疑い 浜松市
浜松東署は23日、大麻取締法違反の疑いで浜松市南区三和町、会社員の男(33)を逮捕した。逮捕容疑は4月5日、同市中区で乾燥大麻約0・4グラムを所持した疑い。
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女児に強制わいせつの疑い 浜松市
浜北署は23日、強制わいせつの疑いで浜松市東区半田山3丁目、会社員の男(52)を逮捕した。逮捕容疑は3月30日、同市内の商業施設で、県西部地区在住の小学生の女児にわいせつな行為をした疑い。同署によると、防犯カメラの映像などから容疑者を特定した。2人に面識はない。
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浜松の小中学校 インフルが流行 学級・学年閉鎖相次ぐ
浜松市の小中学校で22日以降、インフルエンザによる学級、学年閉鎖が相次いでいる。22日は南区の中学校2校で計62人の感染が、23日は中、東、浜北、天竜各区の小学校5校で計64人の感染が発表された。 静岡県によると、23日の施設別の患者数は、浜松市中区の小学校11人、同区の小学校9人、同市東区の小学校18人、同市浜北区の小学校15人、同市天竜区の小学校11人。 市によると、小中学生以外には流行の兆候は見られていない。重症化の事例も報告されていないという。 市教育委員会は学校での流行について「原因が分からない」としていて、従来通り状況に応じた衛生管理を呼びかけている。
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強制わいせつ致傷 男に猶予付き判決 地裁浜松支部
浜松市内の路上で女性にわいせつな行為をした上、けがを負わせたとして強制わいせつ致傷の罪に問われた同市南区、無職の男(26)の裁判員裁判の判決公判で静岡地裁浜松支部は23日、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役3年)を言い渡した。 大村泰平裁判長は判決理由で、女性が「死ぬかもしれない」と強い恐怖を感じるほどの力で暴行を加えたことを「危険で悪質」と非難。事件前後はアルコールの影響で理性が弱っていたとした弁護側の主張も「判断力はあった。飲酒の影響を考慮すべきではない」と退けた。一方、断酒の治療を受けていることなどを踏まえて執行猶予付きの判決が妥当とした。 判決によると、被告は2022年
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衣類盗んだ疑いで少年逮捕 浜松市
浜松東署と静岡県警人身安全少年課は23日、窃盗の疑いで浜松市の解体作業員の少年(16)を逮捕した。逮捕容疑は5月中旬、同市東区のリサイクルショップで、ジャケットやズボンなどの衣類5点(計28万円相当)を盗んだ疑い。同署によると、少年が同店の系列店に盗んだ衣類を売ろうとしたのを店の関係者が不審に思い、通報した。
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佐久間小児童がタグラグビー体験 協力し合う大切さ学ぶ
浜松市天竜区の佐久間小でこのほど、ラグビーリーグワン1部静岡ブルーレヴズの元選手を招いたタグラグビー教室が開かれた。3~6年生13人は、タグラグビーの楽しさや協力し合う大切さを学んだ。 タグラグビーは腰の左右にタグを付けてプレー。タックルは禁止でけがのリスクが低いため、幅広い年齢層の男女が楽しめる。指導した静岡ブルーレヴズ元選手で育成・普及担当の藤井達也さん(32)は、ボールをパスする練習で「思いやりをもってパスすることが大事。(ボールを)受け取る側は声をかけて準備してほしい」と助言した。 児童はルールや基礎の動作を学んだ後、ミニゲームに挑戦した。勢いよく駆け抜け、トライを決めた6年生の
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地域防犯に貢献 功労者に感謝状 細江署管内協会
細江署管内防犯協会(佐藤元久会長)は22日、浜松市北区細江町のみをつくし文化センターで総会を開き、地域安全推進員を5年以上務め、地域防犯に貢献している功労者と功労団体に感謝状を贈った。佐藤会長、山本氏仁署長が賞状などを手渡した。 感謝状を受けた個人、団体は次の通り。 【個人】三好昇(三方原町)神門孝標(初生町)深見浩久(新都田)野沢勇(細江町)鴨川秀夫(三ケ日町) 【団体】金指地区安全・安心まちづくり推進協議会
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常盤工業、スマートハウス発売でセミナー 浜松・中区
総合建設業の常盤工業(浜松市中区)はこのほど、自然エネルギーを活用し、快適性や省エネ性を高めた戸建て住宅の新商品「トキワスマート2030」を発売した。 気圧を調整し住宅内の温湿度を一定に保つ換気システムの導入で、過ごしやすい空間を創出。ひさしや窓の設計の工夫で太陽光などの自然エネルギーを効果的に取り込む。蓄電池を配置し、太陽光発電で昼に蓄えた電気で夜の自家消費電力を賄うなど経済効果も高める。 同社は自社の取り組みや発売したスマートハウスの特徴を紹介するセミナーを開いている。問い合わせは常盤工業<電053(411)3535>へ。
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オートレースオールスターV3 鈴木選手 浜松市長に報告
4月に福岡県で開催されたオートレースの第42回オールスターを制し、3連覇を果たした浜松オートレース場所属の鈴木圭一郎選手(28)=東京都出身=が23日、浜松市役所を訪れ、中野祐介市長に優勝の喜びを報告した。 オールスターは国内最高位に位置づけられる年5回のSGレースの一つで、ファン投票で出場が決まる。鈴木選手は前回優勝者としてシード出場した。オールスターの優勝は通算4度目。昨年12月のスーパースター王座決定戦、今年2月の全日本選抜に続き、SG3節連続優勝となった。 鈴木選手は「予選から競走車の調子が悪く、最終日にエンジンパーツを交換したことが良かった」と振り返り、「最近はいい流れでレースに臨
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絵画大作や彫刻並ぶ 「二紀会」作品展、浜松・中区で28日まで
全国の芸術家でつくる「二紀会」による展示会(静岡新聞社・静岡放送後援)が23日、浜松市中区のクリエート浜松で始まった。28日まで。 昨年10月に東京の国立新美術館であった「二紀展」で受賞した作家や、県内の会員らの絵画と彫刻計81点を展示している。絵画は白寿の人がアニメのキャラクターが描かれたお面の前を歩く姿や、中世ヨーロッパの町並みなどを描いた200号ほどの大作が並ぶ。彫刻は美術家の技術が詰まった1メートル未満の作品が会場を彩っている。 同会静岡支部の福長昇支部長(72)は「作品を心ゆくまで堪能してほしい」と話した。
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エイサー団体、ポーランド公演へ 浜松市役所で意気込み
浜松市の「ポーランド市民交流友の会」(影山美恵子会長)と沖縄伝統芸能エイサーの団体「創作太鼓童衆・希宝」(藤原あかね代表)が28日から6月9日まで、日本文化の紹介と交流のためポーランドを訪問する。23日に市役所で山名裕副市長に出発報告した。 希宝の園児から高校生まで18人と保護者、友の会会員計30人が、ワルシャワ市やシュドゥルツェ市でホームステイし、学校や文化施設で公演する。友の会が長年、市内の各種芸術団体とともに続けている交流活動で、過去3年は感染症拡大の影響で中止していた。 希宝は2019年以来、2回目の訪問。前回も参加した浜松日体高3年の鈴木蒼空さんは「前回、公演をすごく喜んでもらえた
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太鼓通じ地域と交流 日本語学校生徒が浜松・南区で演奏体験
浜松市西区の湘南日本語学園の生徒が23日、和太鼓愛好家らでつくる南区の「可美和太鼓同好会」の活動を初めて見学した。ベトナムやネパール、インドネシアなどの留学生ら18人が太鼓の生演奏の鑑賞や演奏体験を通して、地域住民と交流した。 生徒が活動拠点の可美協働センター(同区)を訪れ、同好会のメンバー11人の演奏を楽しんだ。講師を務める大島直樹さんらの手ほどきを受け、桶胴(おけどう)太鼓や締め太鼓などを体験。息を合わせてフレーズを打ち終えると、メンバーと拍手をして喜んだ。 タイの留学生、ユンチャンテット・ラタナポンさん(27)は「初めて太鼓に触れた。簡単そうに見えたけど、難しかった。自分の音をよく
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スズキ社員ら浜松・中田島砂丘で清掃 海洋環境保護へ
スズキはこのほど、浜松市南区の中田島砂丘で清掃活動を行った。海洋プラスチックごみ対策を推進する同社のクリーンオーシャンプロジェクトの一環。船外機事業に関わるマリン事業本部の社員とその家族ら85人が参加した。 参加者は約1時間にわたって海岸沿いを歩き、プラスチックの菓子袋やペットボトル、流れ着いたブイなどを拾い集めた。流木に絡みついた微細なプラスチックも丁寧に拾い、計196キロのごみを回収した。子会社スズキマリンがサポートするプロフリーダイバー岡本美鈴さん(神奈川県真鶴町)も昨年に続いて参加し、「競技活動の中で海洋ごみを見つける機会は多い。海を守るためにはクリーン活動を継続していくことが大切
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交通事故遺族支援 浜松市に浄財 少年少女合唱団
浜松少年少女合唱団はこのほど、9万898円を浜松市子どもの未来応援基金に寄付した。同合唱団は2005年に当時高校1年生だった団員の太田沙理菜さんが交通事故で亡くなったのを機に、交通事故撲滅と遺族への貢献に役立てようと寄付を続けている。 今回の寄付金は、4月30日にアクトシティ浜松で行った第23回定期演奏会の来場者からの浄財。伊熊旬子代表(61)とともに市役所を訪れた浜松西高3年志賀和湖[わこ]団長(17)と浜松南高3年細田琴乃副団長(17)が、吉積慶太こども家庭部長に目録を手渡した。志賀団長は「保護者や家族を亡くした交通遺児にも夢を追いかけ続けてほしい」と話した。 同合唱団は小学生から高校生
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静岡県民の歯科受診半数以下 糖尿病患者、低い傾向 静岡県と社会健康医学大学院大が分析、施策に反映
静岡県と静岡社会健康医学大学院大(静岡市葵区)は国民健康保険の特定健診や医療、介護の情報を保管する「国保データベース」を活用し、歯科口腔(こうくう)の健康課題に関する分析結果をまとめた。1年間に歯科を受診した県民は半数以下にとどまり、糖尿病患者の受診割合はそうでない人に比べて低いことが判明。年代別や地域別のデータを県や市町の施策に生かし、受診率の向上を促す。 匿名化された静岡県内の被保険者約200万人のビッグデータから重複事例などを整理し、2015~19年度の5年分を解析した。 19年度に1回以上歯科を受診した人の割合は46・0%で、15年度の42・3%から年々増加した。19年度の受診
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「感染したくない」発想変えて 浜松医療センター・矢野邦夫医師が解説 新型コロナ5類移行・静岡新聞社アンケート【NEXT特捜隊】
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類になるのに合わせて静岡新聞社「NEXT特捜隊」が実施したアンケート(回答者283人)では、ウイルスへの警戒感や感染対策に対する回答者ごとの認識の差が際立った。30年以上にわたりさまざまな感染症と向き合ってきた矢野邦夫・浜松医療センター感染症管理特別顧問に、新型コロナの現状と見通しを解説してもらうとともに、回答者から寄せられた主な質問に答える。 3年前、新型コロナは誰もかかったことがなく免疫を持たない、ワクチンも治療薬もない「新型」でした。いまは違います。 ウイルスは淘汰[とうた]されないよう変異を繰り返すもの。元々風邪ウイルスとして4種類のコロナ
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⚽ジュビロ磐田 鈴木海音選手ら、母校天竜中で講演 夢実現へ「考えて行動」
2024年パリ五輪を目指すサッカーU-22(22歳以下)日本代表でJリーグ2部(J2)ジュビロ磐田の鈴木海音選手(20)と同級生で世代別日本代表マネジャーの富山賢さん(20)=立正大3年=が22日、2人の母校の浜松市立天竜中でキャリア教育講演会を行った。鈴木選手は3年生約200人に向け、夢の実現について「考えて行動するのが大事。友達や家族のサポートに頼るのも大切」と呼びかけた。 鈴木選手は入団から2年間は磐田で出場機会に恵まれず、昨季栃木SCに育成型期限付き移籍した経緯に触れ「活躍できなければサッカー人生が厳しくなる。最後のチャンスという覚悟でやった」と明かした。現在は磐田に復帰して定位置
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ホームレス過去最少 静岡県内、1月時点47人
静岡県はこのほど、県内の河川敷や公園で生活するホームレスが今年1月時点で47人だったと発表した。前年調査から2人減り、2003年の調査開始以降で最も少なかった。 内訳は男性41人、女性3人、不明3人。生活場所は河川が19人で最も多く、都市公園7人、道路3人などだった。市町別は浜松市が最多の17人。富士市8人、沼津市7人、静岡市6人が続いた。 県地域福祉課は「ホームレスの自立を促す支援事業などで減少傾向が続いている」と分析した。新型コロナウイルス感染拡大による大きな影響も見られなかったという。 市町の担当者が公園や路上などを巡回し、目視で確認した。全国のホームレスは383人減の3065人
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微細藻類、新産業創出へ 浜松バイオチェスト/梶村武志社長【キーパーソン】
電気電子機器製造のシステック(浜松市北区)、静岡大、浜松医科大の産学連携プロジェクトの一環で、昨年7月に静大発ベンチャーとして設立した。ユーグレナ(ミドリムシ)をはじめとする微細藻類の培養装置を製造、販売する。新たな産業創出への期待や今後の展開を聞いた。 -ユーグレナに注目した理由は。 「システックがかつてレトルト食品を製造していた際に、栄養素を加えて付加価値を高めようと考えたのがきっかけ。研究者の提案を受け、59種類の栄養素を含み体内吸収率が高いユーグレナに着目して、身近で手軽に培養できる装置の開発に取り組んだ」 -どのような事業展開を期待しているか。 「先行企業は多くあり、医薬品
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ポニーに乗って園庭ぐるり 浜松南区のこども園園児がふれあい体験
浜松市南区の平和こども園で22日、ポニーの乗馬体験会が開かれた。年長の園児約120人がポニーとの触れ合いを楽しんだ。 園児はポニー4頭に順番に乗せてもらい、約100メートルの園庭1周コースで乗馬の雰囲気を満喫した。カメラを向ける保護者に笑顔で手を振ったり、少し緊張した面持ちでくらを握りしめたりした。乗馬の後は走るポニーを見学したほか、体をなでてみる体験もした。 土屋陽菜ちゃん(5)は「楽しみにしていた。少し大きかったけど、かわいかった」と笑顔を浮かべた。 乗馬体験は25年ほど続く恒例行事。御前崎市のパロミノ・ポニークラブが協力した。
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「再審請求 死ぬまで」 旧天竜林高事件 簡裁棄却で元市長【刑事司法と再審】
旧天竜林業高(浜松市天竜区)で起きた大学推薦入試の調査書改ざん・贈収賄事件で、無実を訴えて再審請求している元天竜市長(90)の支援者らが22日、浜松簡裁の8日の請求棄却決定を受けた報告会を市内で開いた。支援者らによると、家族を通じて結果を報告した際、元天竜市長は「死ぬまで再審請求を続ける。徹底的にやる」などと語ったという。 元天竜市長は体調が優れず市内の医療施設に入院していて、家族などを除いて面会が難しい状況。同簡裁の棄却決定と、東京高裁に即時抗告したことを家族が伝えると、再審請求への強い意欲を示した。 報告会に出席した請求人弁護人の杉尾健太郎弁護士は「校長室で現金授受があったとされる日
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除斥期間の適用 原告側「制限を」 浜松・強制不妊訴訟
旧優生保護法下で不妊手術を強いられたのは憲法違反だとして、浜松市の視覚障害者の武藤千重子さん(74)が国に損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が22日、静岡地裁浜松支部で開かれた。原告側は同法を巡る訴訟で、国に賠償を命じた熊本地裁や静岡地裁の判決を踏まえ、損害賠償の請求権が消滅する「除斥期間」について「適用が制限されるべきだ」と主張する準備書面を提出した。 弁護側は口頭弁論後、浜松市内で報告会を開き、両地裁の判決が、被害者が損害賠償請求をすることが長期にわたって事実上不可能だったと指摘した点などを挙げ、「武藤さんについても同様の事情が当てはまる」と強調した。次回期日で本人尋問に臨む予定の武藤さん
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静岡人インタビュー「この人」 ミニチュアハウスの個展を開いた 鈴木孝子さん(浜松市浜北区)
趣味の人形の初個展「ねずみさん達が暮らすレトロな和風ミニチュアハウス作品展」を8日から1週間、浜松市中区のクリエイト浜松で開いた。2008年から制作した17作品を展示。多くの来場者が詰めかけ、盛況に終わった。74歳。 ―初個展の感想は。 「今まで作った作品を一度に並べるのが自分の夢だった。当初は1週間で100人来てくれればうれしいなと思っていたが、予想をはるかに超える人たちに見てもらえた」 ―創作活動を始めたきっかけは。 「最初は(自らも勤務していたヤマハの元社員らによる)趣味の作品展に女性の作品が少ないと思って参加した。どこが既製品で、どこが自分が作ったところかを説明するのが面倒く
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下着盗んだ疑い 浜松市浜北区
浜北署は22日、窃盗の疑いで浜松市浜北区尾野、会社員の男(32)を逮捕した。逮捕容疑は4月21日、市内の住宅敷地内に干してあった女性(42)の下着5点(1万円相当)を盗んだ疑い。同署によると、女性の被害届で発覚し、付近の防犯カメラ映像などから容疑者を特定した。
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浜松・県道水窪森線 6月上旬めど開通 落石、時間規制で
落石災害で全面通行止めとしている浜松市天竜区水窪町の県道水窪森線の開通時期について、市は22日、6月上旬をめどに一定の時間帯に通行規制をした上で開通すると発表した。 6月上旬から7月上旬まで通行止めの時間帯を設ける。通行できる時間帯は正午から午後1時と、午後5時から翌朝の午前8時半。例外として、救急車や消防車などの緊急車両と、ふれあいバスは常時通行できる。 県道水窪森線は山住神社や門桁集落につながる道路で、落石災害が発生した4月30日から通行止めとなっている。
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静岡県内2中学校で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、中学校2校でインフルエンザに感染したとみられる患者計66人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 島田市の中学校4人。浜松市南区の中学校62人。
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細江署花壇に渋川つつじ植樹 浜松湖北高
浜松市北区引佐町の浜松湖北高はこのほど、「渋川つつじ」の若木3本を細江署に寄贈した。中沢修教諭(54)と実習助手の大沢ゆうさん(21)が同署を訪れ、敷地内の花壇に植樹した。 渋川つつじは葉が3枚ずつ輪生し、花びらも3輪ずつ開花する。同町渋川地区には約4千株が自生する群落があり、県の天然記念物に指定されている。 同署は1992年に庁舎の落成を記念し、旧細江町、三ケ日町、引佐町の町の木や花だったテンダイウヤク、マキ、渋川つつじを植樹したが、ツツジだけ定着しなかった。同署が渋川つつじの保護増殖活動に取り組む同校に依頼した。 中沢教諭によると、蛇紋岩地帯で自生するとされる渋川つつじは、種から育
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浜松市立高合唱団 定演へ練習に集中
浜松市立高合唱団(部)は6月10日午後6時から浜松市中区の市福祉交流センターで第42回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を開く。コロナ禍の影響で4年ぶりにマスクを外しての定期演奏会を迎える。部員約20人が熱のこもった練習に励んでいる。 本番はクラシックとミュージカル、ポップスの3部構成。同校校歌、「学園天国」などの懐メロから現代の人気曲まで幅広く披露する。童話「シンデレラ」のミュージカルは、部員が約1年かけてストーリーを考えたり、劇中で使用する小道具を製作したりした。 18日の練習では、音程やハーモニー、立ち位置などを生徒自ら指揮を執り丁寧に細部まで確認した。 3年生にとっては同演奏会が
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民生・児童委員8人 長年の功労たたえる 浜松・中区で大会
第12回浜松市民生委員児童委員大会がこのほど、中区のアクトシティ浜松で行われた。市内の民生・児童委員ら約1350人が地域福祉のさらなる充実を誓った。 中野祐介市長は、支援を必要とする人が増え、生活課題が多様化している現状に触れ「皆さまが地域で活動しやすい環境づくりに努める」とあいさつ。市民生委員児童委員協議会の杉山晴康会長も「関係機関と連携し、一番身近なセーフティーネットとして機能を充実させていく」と話した。 長年にわたり民生・児童委員として活動する8人も表彰した。浜北区の内山益巳さんが被表彰者を代表し「先輩の支援と、ともに活動する仲間に感謝する」と謝辞を述べた。立正大社会福祉学部の大竹
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詐欺被害防止で細江署が感謝状 静銀三方が原支店
細江署はこのほど、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、浜松市北区初生町の静岡銀行三方が原支店の行員大須賀重陽さん、横山裕子さんに署長感謝状を贈った。 同署によると、4月25日午前、70代男性が「息子の車の購入代金215万円を立て替えるため、現金を下ろしたい」と来店したという。接客した横山さんが不審に思い、上司の大須賀さんに相談して2人で男性に話を聞き、詐欺を疑って警察に通報した。 同署で開いた贈呈式で、山本氏仁署長が2人に感謝状を手渡した。大須賀さんは「普段から高齢者の場合は、詐欺かもしれないという目線で対応している」と話した。
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浜松東高、2年連続勝利 浜松南高と野球定期戦
浜松市の浜松東高(東区)と浜松南高(南区)の野球定期戦が20日、浜北区の浜北球場で行われ、東高が4―2で接戦を制した。東高は18年ぶりに勝利した昨年に続き、2年連続の白星。通算成績を7勝23敗とした。 東高は2―2の三回2死から、松山琉唯選手(3年)が左越え二塁打で出塁すると、続く番匠優主将(3年)が中前打を放って勝ち越した。横手投げの右腕山田大夢投手(3年)は二回以降立ち直り、相手打線を4安打2失点に抑え、最終回の三者連続を含む11三振を奪った。南高は初回に2点を奪って同点としたが、後続を断たれた。両チームとも無失策と、引き締まった試合になった。 東高の番匠哲也父母会長(49)は「守備
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ロビーコンサート、25日から再開 オークラホテル浜松
オークラアクトシティホテル浜松(浜松市中区)は25日、鑑賞無料のロビーコンサートを3年4カ月ぶりに再開する。 浜松音楽の森プロジェクト実行委のメンバーらが出演し、12月までの毎月25日午後6時から、ホテル1階のロビーで披露する。再開初日は同実行委代表のソプラノ歌手中浜美佐さん、フルート奏者鈴木健二郎さん、ピアニスト山本明日香さんがヘンデルの「オンブラマイフ」、クライスラーの「愛の喜び」「愛の悲しみ」などを披露する。 ロビーコンサートは2019年1月から開いていたが、新型コロナの影響で20年2月から休止していた。
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死刑制度の課題学ぶ 袴田さん支援団体が勉強会、浜松・中区で専門家が解説
現在の静岡市清水区で1966年に一家4人を殺害したとして死刑が確定し、裁判のやり直しが認められた袴田巌さん(87)=浜松市中区=の支援団体は20日、死刑の論理と倫理を学ぶ勉強会を同区の浜松復興記念館で開いた。 関東学院大で刑法と刑法史を専門に研究する宮本弘典教授が講師を務めた。支援者ら約30人が参加し、日本における死刑制度の現状と課題を学んだ。 宮本教授は、国内外の死刑制度の現在に至るまでの歴史的経緯を振り返り、近年の日本の死刑執行状況などを説明した。心情安定を理由にした死刑囚の面会制限などに触れ「死刑囚は社会性をすべて奪われている」と訴えた。さらに「袴田事件から教訓を学び、無罪を見抜く
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キッチンカーや古本市、浜松・池町大通り出店でにぎわう 吹奏楽パレードも
浜松市中区の池町繁栄会は21日、中心街の活性化を目指すイベント「池町出世街道まつり」を同区の池町大通りで初開催した。キッチンカーや古本市など約15団体が出店し、家族連れなどでにぎわった。中高生の吹奏楽パレードが雰囲気を一段と盛り上げた。 不要になった本を個人で販売する「素人本屋さん」など、出店者が店主気分を味わえる浜松古本市が人気を集めた。同区の浜松修学舎中・高と浜松商業高による吹奏楽パレードには、市のマスコットキャラクターの出世大名家康くんと出世法師直虎ちゃんの着ぐるみも登場。約500メートルの通りをブラスバンドの音色とともに練り歩いた。 繁栄会の石川順一会長(67)は「大勢の皆さんに
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実験通して疑問解決!浜松・北区で小中生向け科学教室
浜松市北区細江町の天野工業技術研究所は本年度、小中学生を対象とした「アマノ科学教室」を始めた。年間を通じた全15回の講座でさまざまな科学実験や体験に取り組み、子どもたちの論理的思考力や科学的な視点を養っていく。 科学や理科に興味を持つ児童生徒を増やそうと企画した。本年度は同区内の小学生25人、中学生11人が参加し、力や光、電気など物理の基本原理や水ロケットの仕組みなどを学ぶ。 20日には、同研究所で中学生対象の初回講座が開かれた。子どもたちは、元教員の研究所スタッフの説明を受けて重力や慣性の法則などをテーマにした実験に挑戦。水を用いた実験では、体積が大きい物体ほど浮力が大きくなることを確
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消費被害防止へ街頭広報、若者や高齢者に向け啓発 浜松・中区
静岡県西部県民生活センターなどはこのほど、消費者月間(5月)に合わせた街頭広報を浜松市中区の市ギャラリーモール・ソラモ周辺で行った。県弁護士会浜松支部や浜松中央署の担当者ら約30人が、消費生活相談窓口や消費者庁の消費者ホットライン「188(いやや!)」の利用を紹介するチラシなどを配った。 悪質な投資話やSNSの副業案内のターゲットになりやすい高齢者、若者などに向けて啓発した。同センターの長谷川敏久所長は「期間限定といった言葉に惑わされず、迷ったら家族や友人、周囲の人に相談してほしい」と呼びかけた。
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ゼレンスキー氏の参加歓迎 静岡のウクライナ避難者、期待と訴え G7広島サミット
ウクライナ情勢をテーマに、同国のゼレンスキー大統領を交えて討議をした21日の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)。「国際社会の団結を」「平和を取り戻したい」-。祖国にいる家族の身を案じながら静岡県内で暮らすウクライナからの避難者らは、ゼレンスキー氏のG7サミット参加を歓迎し、各国の継続的な支援に期待を寄せた。 戦時下で大統領がG7に対面出席したことに、避難者らは一様に驚き、肯定的に受け止めた。ウクライナ南部ヘルソン州出身で掛川市在住の会社員トリティアコブ・マクシムさん(33)は「ゼレンスキー氏は各国首脳と直接対面し、ウクライナの現状をメッセージとしてしっかり伝えてくれたと思う」と、支援強
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「オールディーズ」で浜松・浦川に活気を 週末運営、飲食店オープン 静岡県内外のファン盛況
週末の浦川に元気を―。浜松市天竜区佐久間町浦川の飲食店「ハニーディップ」が21日、オープンした。1950~60年代の洋楽や文化を指す「オールディーズ」にちなんだメニューと店の懐かしい雰囲気が特長で、土日を中心に運営する。オープン初日は地元住民や県内外のオールディーズファンで席が埋まり、活気に包まれた。 ハニーディップは地元で理容店を営む乗本和男さん(55)を中心にスタッフ6人で運営している。クラウドファンディングによる支援などを受けてオープンを実現した。 メニューの名前は「エルビス・プレスリー」や「ポール・アンカ」など主に50~60年代に活躍した歌手の名前を採用した。健康に配慮したランチ
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浜松に人つなぐ「街食堂」 異業種交流へ平日オープン 地元店、毎週交代でランチ提供
浜松で働く人の応援を掲げ、地元で“話題”の飲食店が週替わりで平日にランチを提供する「街食堂」が浜松市中区板屋町にオープンした。県西部の製造業、金融、建設、小売りなど上場企業から中小まで多彩な業種の20社が賛同し、会員企業に加わった。「食」を通じて人が集い、連携やアイデア創出が自然に生まれる環境づくりを目指す。 開設地は同町のビル地下1階のコミュニティースペース「SOU(ソウ)」。ランチを税込み千円で提供する。会員企業の会費を運営費に充て、各企業社員が来店した場合は割引になる。出店した飲食店は店舗の発信につなげられる。「面白法人カヤック」(鎌倉市)が同市内で展開する
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ラジオ塔登ったか 浜松東署が男逮捕 NHK施設侵入疑い
浜松東署は20日、建造物侵入の疑いでブラジル国籍、湖西市坊瀬、自称派遣社員の男(21)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午後7時ごろ、正当な理由がないのに、浜松市南区鼡野町のNHKラジオの電波送信施設敷地内に侵入した疑い。 同署によると、容疑者は高さ約1メートルのフェンスを乗り越え、ラジオ塔の数十メートルの高さまで登ったとみられる。「写真や動画を撮りたかった」などと供述しているという。目撃者から、「鉄塔に登っている人がいる」と通報があった。
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⚽ジュビロ磐田 土壇場失点ドロー サッカーJ2第17節
明治安田J2リーグは21日、各地で第17節の試合が行われ、磐田はいわきと1-1で引き分けた。 ①ヤマハ▽観衆8443人 磐 田 7勝6分け4敗(27) 1(0―0 1―1)1 いわき 4勝3分け10敗(15) ▽得点者【磐】ドゥドゥ(4)【い】遠藤(2) 【評】磐田は終了間際に追い付かれ、いわきと引き分けた。 序盤から球を保持して左右に展開したが、ブロックを敷いてゴール前を固める相手を攻めあぐねた。前半で8本のシュートを放ったが、決定機をつくれず無得点で折り返した。 後半は運動量が落ちない相手に逆襲で迫られたがしのいだ。選手交代で攻撃の厚みが増すと36分、ドゥドゥがミドルシュー
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柴田(グリーン佐鳴)大会新で初V 鈴木(磐田カルチャ)個人2冠 競泳・浜名湾中学生選手権
第75回浜名湾中学生選手権水泳競技大会(静岡県水泳連盟主催、浜名湾游泳協会主管、静岡新聞社・静岡放送後援)は最終日の21日、浜松市西区の市総合水泳場で男女競泳15種目の予選、決勝を行った。 静岡県勢は男子100メートル自由形で柴田和輝(グリーン佐鳴)が大会新の53秒04で初優勝したほか、女子200メートル個人メドレーは鈴木杏(磐田カルチャ)が前日の400メートル個人メドレーに続いて制した。栗田彩華(とこはSS)も女子400メートル自由形で快勝し、800メートル自由形との個人種目2冠を果たした。男子200メートル自由形の河原崎蓮(グリーン佐鳴)も1500メートル自由形に続き頂点に立った。男子
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成川(東海大翔洋)雪辱の21秒03/加藤(浜松聖星)大台1メートル70/山城海(浜松北)ツインズ東海へ 静岡県高校総体・陸上
静岡県高校総体陸上最終日は21日、エコパスタジアムで男女16種目の決勝を行い、男子200メートルは成川倭士(東海大翔洋)が21秒03の好記録で優勝した。女子走り高跳びは加藤那奈美(浜松聖星)が1メートル70を跳んで優勝。男子三段跳びは山城海来(浜松北)が14メートル64で頂点に立った。女子200メートルは小針陽葉(富士市立)が23秒84で制し、短距離2種目を大会新で連覇した。女子3000メートルの沢田結弥(浜松市立)も1500メートルに続き2年連続2冠を手にした。 成川 筋力アップ、進化の2冠 前日100メートルでミス 100メートルの手痛いミスを取り返すように、2年生スプリンターが疾
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⚽ホンダFCが2回戦へ サッカー天皇杯 J3奈良を完封
サッカーの第103回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は21日、各地で1回戦の17試合が行われ、アマチュアシードのホンダFCは、J3奈良を1―0で下した。後半18分にCKをDF川浪が頭で合わせて先制し、1点を守り切った。 J3勢は鳥取(鳥取)八戸(青森)も敗れた。J3同士の対戦は北九州(福岡)が鹿児島(鹿児島)にPK勝ち。J3の相模原(神奈川)は東京国際大FC(埼玉)を延長の末に振り切った。 J1とJ2勢は6月の2回戦から登場する。 粘り強い守備 流れ呼ぶ ホンダFCは粘り強い守備でリズムをつかみ、J3で4位の奈良に無失点で勝利した。今季は
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管楽器、一流教授が指導 8月、浜松で国際アカデミー
浜松市、ヤマハなどはこのほど、8月1~6日に「第29回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市中区のアクトシティ浜松で開くと発表した。国内外で活躍するトップクラスの奏者が若手演奏家を指導する「アカデミー」と、華やかな演奏が繰り広げられるコンサートの「フェスティヴァル」がある。 指導を担う教授陣は同市出身のサクソフォン奏者須川展也さん、有名オーケストラの客演首席奏者としても活躍するフルートのピルミン・グレールさんら7人。新型コロナの影響が強かった前回より3人増やした。大学生やプロが対象の「演奏家コース」と「中学・高校コース」があり、音源審査を経て受講する
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浜名湖 不明男性専従捜索打ち切り
浜名湖からプレジャーボートで釣りに出かけたまま行方不明となり19日未明から捜索が続く浜松市西区の男性(80)について清水海上保安部は21日、同日の捜索でも手がかりを発見できず、日没とともに専従捜索を打ち切って巡視船艇の通常パトロールに併せた捜索に移行したと発表した。 清水海保によると、同日は巡視船1隻が浜名湖沖50キロの周辺を未明から午後6時45分ごろまで捜索を続けたが、発見に至らなかった。男性は浜名湖から海に出て釣りを楽しむことが多く、今回も海釣りに出かけたとみられる。
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浴衣の着こなし挑戦 浜松の水窪中生、似合う配色も学ぶ
浜松市天竜区水窪町の水窪中の2年生4人が19日、着付けを同校で体験し、夏祭りや花火大会に似合う浴衣の着方を学んだ。地元の丸正鈴木呉服店の鈴木良美店長とスタッフの守屋千鶴さんが着付けを指導した。 生徒は帯の巻き方や位置に苦戦しつつも、浴衣を丁寧に着ていた。普段は着る機会が少ない服装で着こなしを気にしていたが、集合写真では笑顔を見せていた。浴衣を着た後、自分に合った服の色彩や配色を考えるカラーコーディネートの基礎を学んだ。 2年の山本結花さん(14)は「帯を結ぶ作業は難しかったが、普段できない経験ができて楽しかった。(浴衣姿が)みんなかわいかった」と話した。 着付け体験は、家庭科の授業の一
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詐欺防止へ寸劇やクイズ 浜松・北区で常葉大生が講話
細江署はこのほど、ヤング防犯ボランティアの大学生と連携した特殊詐欺被害防止講話を浜松市北区の引佐多目的研修センターで開いた。市引佐地区老人クラブ連合会の総会に合わせて実施し、同会の会員約45人が聴講した。 常葉大浜松キャンパス健康プロデュース学部の井出飛人さん(21)、野口紘夢さん(21)=ともに4年=が講師を務めた。学生は、特殊詐欺に関するクイズで被害の実態を解説したり、金融機関の窓口で預金小切手を活用して被害を防ぐ「預手プラン」を寸劇で紹介したりして高齢者に注意を呼びかけた。井出さんは「特殊詐欺の危険さを理解し、対応力を身に付けてもらうことで被害に遭う人を減らしたい」と話した。 同署
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バイオリン情熱的に 東京音大の渡辺さん、浜松市中区で演奏会
浜松市文化振興財団はこのほど、バイオリン奏者渡辺紗蘭さんを招いたコンサート「幸和ハウジングクラシックスペシャル アクト・ニューアーティスト・シリーズ2023」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のアクトシティ浜松音楽工房ホールで開いた。 渡辺さんは東京音大に在学中で、昨年開催された第91回日本音楽コンクールで優勝した実力者。約200人の聴衆を前に、イザイの「無伴奏バイオリン・ソナタ」やバッジーニの「妖精の踊り」などを披露し、美しく情熱的な音色を響かせた。 終盤には、渡辺さんが来場者の質問に答えるトークショーも行った。どう感性を磨いているかとの質問に「いろんな景色を見に行くことで、曲のイメー
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名人クラス 内山さん優勝 浜松市北区で遠州親睦将棋大会
浜松市北区の奥山方広寺半僧坊でこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。小学生を含む36人が参加し、最強の名人クラスでは内山透さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①内山透②石野俊夫③山本房代④伊藤進⑤高柳丞▽S ①岡田力也②中野節男③吉田志郎④稲場理⑤渥美孝太郎▽A ①前田勇②高林功③鈴木与四郎④中村敏男⑤三輪勝次▽B ①北田好夫②大柳豆周一③鈴木さち子④平野惣一⑤藤森勗
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10団体、150人が美しい歌声披露 浜松市中区で遠州婦人合唱連盟
静岡県西部の女声合唱団などでつくる「遠州婦人合唱連盟」はこのほど、本年度の合唱祭を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。合唱歴50年以上のベテランを含め、連盟に所属する10団体、約150人が息の合った美しい歌声を響かせた。 ポップスや昔懐かしの民謡などを披露した。高野辰之作詞「朧月夜(おぼろづきよ)」を来場者を含めて歌ったり、全10団体が田崎はるか作詞「心の中にきらめいて」を合唱したりするステージもあった。斉藤ひろみ理事長は「合唱は生涯学習として健康維持にもプラスに働く。幅広い世代に親しんでもらえれば」と話した。
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クジャクサボテン ピンクの大輪 浜松市浜北区・高柳さん宅
浜松市浜北区中条の高柳久雄さん(91)宅の庭で「クジャクサボテン」が大輪の花を咲かせている。直径15~20センチのピンク色の花が20日までに5輪咲いた。 高柳さんによると、クジャクサボテンは35年前に苗から育てた。寒さに弱く、冬はビニールシートをかぶせるなど大切に育て、茎は約1・5メートルに成長した。 花の寿命は短く、開花後は2~3日でしぼむといい、「多くの人に見てもらいたい」と高柳さんは見学希望者を歓迎する。 クジャクサボテンは茎に咲く花が、羽を広げたクジャクの姿に見えることから名付けられたという。
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デジタル林業静岡県東部で実証へ ICT活用し生産と流通効率化
静岡県や県森林組合連合会(県森連)は本年度から、東部地域をモデルに林業の生産、流通の効率化に乗り出す。浜松市天竜区の天竜材が有名な県内林業は“西高東低”とされるが、東部でも伊豆市の中間土場を拠点に木材の安定供給に向けた動きが進む。富士市の合板工場向けに木材の新たな需要が高まり、関係者はデジタル技術で生産現場と市場、工場を円滑に結ぶネットワークの構築を目指す。 県森連が1月に開設した伊豆市大平の中間土場で、伊豆半島の全域から運ばれたスギやヒノキが高く積み上げられていた。以前は生産者が丸太市場に個別出荷していたが、現在は中間土場で品質ごとに仕分けされ、用途に応じて合板工
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栗田(とこはSS)圧勝 競泳浜名湾中学生選手権・女子800自
第75回浜名湾中学生選手権水泳競技大会(静岡県水泳連盟主催、浜名湾游泳協会主管、静岡新聞社・静岡放送後援)が20日、浜松市西区の市総合水泳場で開幕した。初日は男女競泳18種目の予選や決勝を行った。 県勢は女子800メートル自由形で栗田彩華(とこはSS)が自己新で2位と約10秒引き離して頂点に立った。男子400メートル個人メドレーでは河原崎蓮(グリーン佐鳴)が4分35秒19で競り勝った。男子400メートルメドレーリレーでは浜名湖SSが大会新記録を3秒以上塗り替える4分4秒58をたたき出して優勝した。 4年ぶりに観客の入場制限なしで行った。22日は混合種目も含めて男女15種目を行う。 26
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発信源に当たる指導必要 チャットGPT、子どもの利用 狩野芳伸・静岡大准教授
膨大なデータを学習し、質問や依頼に対して人間が回答しているような文章などを提供するプログラム「チャットGPT」。対話型人工知能(AI)などとも呼ばれ、昨秋の公開以降、話題を集めている。学校教育などの面で何が期待でき、どのような課題があるのか。英語や日本語など人間の言語を、コンピューターを使って分析する「自然言語処理」が専門で、講義などでもチャットGPTを扱う静岡大情報学部の狩野芳伸准教授に聞いた。 ―チャットGPTの仕組みはどうなっているのか。 「私たち研究者はチャットGPTのようなプログラムのことを大規模言語モデルと呼ぶ。ある文章について単語を一つ隠し、その単語を当てられるようになる
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社説(5月21日)ホビーのまち静岡 プラモデルのその先へ
静岡市で開かれた第61回静岡ホビーショーは4年ぶりに海外のバイヤーが訪れ、活気を見せた。児童生徒招待や一般公開の日もにぎわった。 外出が自粛された新型コロナ流行下の3年余、プラモデルや模型の販売は好調に推移し、出展各社は意欲的な新商品を発表。原材料費上昇など不安要素はあるが、コロナ後の始まりを感じさせた。 ホビーショーが常態に戻ったのを機に、改めて心のゆとり、遊び心の大切さを確かめる時だ。静岡市はプラモデル生産で全国の約8割を占め、「ホビーのまち」を掲げる。浜松市が「楽器のまち」から「音楽のまち」へ進化しているように、プラモデル生産のまちのその先へ進みたい。 ホビーには作る楽しみ、見て
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在来アワ種まき 和菓子の原料に 浜松・水窪で地元NPOと春華堂
浜松市天竜区水窪町のNPO法人「こいねみさくぼ」と、雑穀を使った和菓子ブランド「五穀屋」を運営する菓子メーカー「春華堂」(同市中区)は20日、アワの在来種「ネコアシアワ」の種まき作業を同町で実施した。育てたアワは秋に収穫し、和菓子の原料に利用する。 こいねみさくぼと春華堂は2015年から合同で、アワの生産に毎年取り組んでいる。収穫したアワは、五穀屋で販売する期間限定品のあわ餅「みさくぼ」の材料に使用されている。 種まきは、同法人の会員と同社の社員計12人で取り組んだ。土を入れた育苗トレーに種を3粒ずつ植えた。丁寧な手つきで砂粒のように小さいアワの粒を土に植えていた。 アワは約3週間で長
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泥まみれで真剣勝負 浜松市北区・伊目どろりんぴっく
浜松市北区細江町の伊目地区の子どもが田植え前の田んぼで遊ぶ「伊目どろりんぴっく」(伊目子ども会育成会主催)が20日、同町で開かれた。地元の園児と児童48人が泥まみれになりながら田んぼを走り回り、真剣勝負を楽しんだ。 子どもたちは、田んぼに設置した橋を自転車で進んだ距離を競う「どろんこ一本橋」、水しぶきを上げながら全力で走り、旗を取り合う「田んぼフラッグ」などの競技に挑戦した。フラッグレースの6年生の部で1位になった河原李那さん(12)=伊目小=は「みんなと必死になって勝負できたのが楽しかった」と笑顔を見せた。 どろりんぴっくは、同地区で2008年から続く恒例行事。遊んだ田んぼでは、同校の
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浜松の住宅で火災、親子がやけど
20日午前5時15分ごろ、浜松市西区篠原町の木造2階建て住宅から出火し、2階の1室を焼いた。浜松西署によると、世帯主の男性の妻と中学生の長男が在宅していて、それぞれ手や足にやけどを負ったが、軽傷のもよう。近隣住民から「布団が燃えている。煙が見える」と119番があった。浜松市消防局と同署が出火原因を調べている。
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空き家侵入の疑い、浜松東署が男を逮捕
浜松東署は19日、邸宅侵入の疑いで、全て自称の浜松市中区高丘西3丁目、解体工の男(27)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後11時ごろ、正当な理由がないのに、同市東区薬師町の空き家に侵入した疑い。同署によると、近隣住民から「空き家なのに人けがある」と通報があり、駆けつけた警察官が男を発見した。
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浜松学芸の木下さん、日大三島の佐々木さん優勝 静岡県高校将棋
第54回静岡県高校将棋選手権大会(県高校文化連盟、県高校将棋連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が20日、静岡市葵区の静岡高で始まった。初日は男女の個人戦を行い、男子は浜松学芸高3年の木下颯さん、女子は日大三島高2年の佐々木香歩さんが優勝した。21日は団体戦を実施する。 昨年11月の新人戦上位入賞者と地区予選を突破した男子32人、女子30人がトーナメント方式で対局し、盤上で熱戦を繰り広げた。男女ともに上位2人が8月に鹿児島県で開催される全国大会に出場する。 優勝以外の入賞者は次の通り。 【男子】②花村優河(浜松工業3)③渡辺快(聖隷クリストファー2)④大石裕貴(静岡1)⑤武田華成(同2)⑥
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遠州灘捜索、行方不明のプレジャーボート見つからず
プレジャーボートで浜名湖に出かけたまま行方不明になっているとみられる浜松市西区の男性(80)を捜索中の清水海上保安部は20日、豊橋市から御前崎市にかけて沖合50キロまでの遠州灘を巡視船と航空機で捜索したが手掛かりなどは見つからなかった。21日も巡視船で捜索を続ける。同保安部によると、19日未明、男性の妻から110番があり捜索作業を開始。男性が出港した時刻や同乗者などは不明という。
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酒気帯び運転の疑い 浜松の男逮捕
浜松中央署は20日、道交法違反の疑いで浜松市西区入野町、無職の男(50)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後4時ごろ、同市中区の市道で乗用車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、男が片側1車線の道路で対向車線にはみ出し、対向の乗用車と衝突する事故を起こして発覚した。
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プログラミングやアプリ開発学ぶ 「ITキッズ」開講 浜松市中区
IT分野に強い小中学生を育成する浜松ITキッズプロジェクトの中学7期生の開講式がこのほど、浜松市中区の静岡大浜松キャンパスで開かれた。市内の中学1年生10人が式に続いて、英語や理科の講座に臨んだ。 プロジェクトは、産官学による人材育成を通じて将来の産業振興を目指す取り組み。NPO法人浜松ソフト産業協会や同大情報学部などがプログラミングやアプリケーション開発、理数などの講座を行い、受講生は専門的な考え方を身に付ける。初日はITに必要な英語力を学ぶ講座を受けたほか、中和反応の変化を調べる実験などを行った。
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滝川鯉丸さん招き寄席 28日、湖西・本果寺本堂
湖西市で地域寄席を開催する「新居・寄席あつめの会」は28日午後5~7時、同市新居町の本果寺本堂で第96回寄席を開く。浜松市出身の落語家滝川鯉昇さんの弟子で二ツ目の滝川鯉丸さんが高座に上がる。 旧東海道新居宿周辺の寺院で落語に親しんでもらおうと開催している。入場料は事前予約1500円、当日1800円。保護者同伴の小学生は無料。定員は先着68人。予約は事前に電話で行い、当日会場で精算する。 予約や問い合わせは同会山口さん<電090(4082)0967>へ。
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浴衣の帯結びに苦戦 子育て女性らコツ学ぶ 浜松市中区
着物の着付け・手入れの「ななほう」(湖西市)はこのほど、日本文化を学ぶ講座を浜松市中区の市民協働センターで開いた。子育て中の女性を中心に約15人が参加し、浴衣の帯結びなどを学んだ。 刑部優美帆社長が「帯の下を持ち、体から外側に引っ張るとよく締まる。2周巻くが、一回一回強く締めて」と帯結びの手順やコツを伝えた。参加者は慣れない作業に苦戦しながらも、貴重な体験を楽しんだ。 このほか、祭りや神社などについても解説した。盆踊りが先祖を供養するための踊りであることや、神社の「二礼二拍手一礼」は天照大神(あまてらすおおみかみ)などへのあいさつの意味があると説明した。
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展望再開後 入場1万人 オークラアクト浜松 磐田・中村さんに宿泊券
オークラアクトシティホテル浜松(浜松市中区)の45階展望回廊は、2022年12月20日の営業再開から5カ月となった20日、有料入場者数1万人を突破した。同ホテルは1万人目となった磐田市の会社員中村剛さん(54)にスイートルーム2人分の宿泊券(約10万円相当)を贈呈した。 19日までに9997人が訪れていた。午前11時の開店前に家族4人で並んだ中村さんは「子どもが新幹線を見たいと言ったので初めて来た。1万人目は驚いた」と話した。 展望回廊は新型コロナの影響で20年2月から2年10カ月間休業した。再開後は7月頃に1万人到達を見込んでいたが、浜松まつりや大河ドラマの効果で大型連休中の1日平均来場者
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男児に暴行疑い 母親と男を逮捕 浜松中央署
小学校高学年の男児に暴行し、けがを負わせたとして、浜松中央署は19日、傷害の疑いで浜松市中区に住む40代の母親と同居する50代の男を逮捕した。 両容疑者の逮捕容疑は4月25日夜~翌26日未明、自宅で、男児にそれぞれ暴行を加え、顔などにけがを負わせた疑い。 同署によると、2人は容疑を否認している。同26日に小学校の教諭が男児の目が内出血していることに気付き、体を調べたところ複数のあざが見つかったため、児童相談所に連絡。児相が署に通報したという。
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浜松大河ドラマ館 展示物更新 信玄の甲冑、限定映像など公開
大河ドラマ「どうする家康」の浜松大河ドラマ館(浜松市中区)が19日、展示内容を一部リニューアルした。ドラマ前半のヤマ場、三方ケ原の合戦に関する展示品や映像コンテンツを充実させた。 阿部寛さん演じる武田信玄が撮影で着た甲冑(かっちゅう)や武田軍の旗指物、板垣李光人さん演じる井伊虎松(のちの直政)の等身大パネルを追加した。ドラマでも存在感を放った信玄の甲冑は、赤の水衣とヤクの毛を付けた兜(かぶと)が特徴。迫力を増すための演出者の工夫が紹介パネルで明かされている。 4Kシアターでは浜松大河ドラマ館でしか見られない制作秘話の映像を公開した。徳川家康を守るため夏目広次、本多忠真ら重臣が討ち死にして
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⚾ヤマハ、5年連続本大会狙う 都市対抗野球 21日から東海2次予選
社会人野球の都市対抗東海地区2次予選が21日、愛知県の岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで開幕する。5年連続の本大会出場を狙うヤマハ(浜松市)は23日に三重高虎B.C(津市)との初戦に臨む。このほか静岡県勢は山岸ロジスターズ(島田市)が22日、王子(愛知県春日井市)と対戦する。 ヤマハは近年の4大会で3度、予選無敗の第1代表を勝ち取っている。「東海で目標にされる立場になった」と主将の川辺。ただ、出場チーム間に大きな力の差はなく、「ぶつかってくる相手にぶつかっていかないと」とチームを鼓舞する。昨季は強打が目立ったが今季は走力を強化し、小技も磨いてきた。「今まで通りのスイングの強さを残しながら、
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「情報交換の場」定期的に/中野氏 歴史的な結びつき生かす/難波氏【新市長対談詳報㊦】
静岡市の難波喬司市長と浜松市の中野祐介市長は静岡新聞社・静岡放送が18日企画した政令市長対談で、産業振興や観光の分野で積極的に連携する姿勢を示した。両市長とも県市連携の重要性を強調し、川勝平太知事が開催に意欲を見せている県・政令指定都市サミット(G3)についても言及した。共通の課題である人口減少問題と、子育て支援施策に対する思いや考えも語り合った。 両市の連携 中野氏 隣の芝は青く見えるもので、静岡は街中に商業が集積し、ビジネスの拠点としても輝いて見える。一方で浜松はものづくりのまちで、1次産業、3次産業でも強みがある。静岡と浜松は新幹線に乗れば30分、高速道路で1時間程度の距離なので大
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橋本(静岡雙葉)V 成長の6メートル05 静岡県高校総体陸上・女子走り幅
静岡県高校総体陸上は19日、エコパスタジアムで開幕し男女11種目の決勝を行った。女子走り幅跳びは橋本詩音(静岡雙葉)が1本目に6メートル05を跳んで優勝した。400メートルは女子の磯貝唯菜(浜松市立)が55秒97で競り勝ち、男子は大石亮太(浜松開誠館)が47秒86の好記録で制した。 1500メートルは男子の辻本桜寿(浜松開誠館)が3分50秒80の大会新記録をマーク。女子は沢田結弥(浜松市立)が4分25秒52で連覇した。男子110メートル障害は宮本皓寿(浜松市立)が14秒52で優勝。女子100メートル障害は西村ほの夏(浜松市立)が14秒09で頂点に立った。 女子走り幅 大舞台での弱さと決別
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創立80周年記念 ラッピング電車運行 遠州鉄道
遠州鉄道(浜松市中区)はこのほど、創立80周年記念のラッピングを施した電車の運行を始めた。 ラッピング電車は白色をベースに、「未来にかける橋」をイメージした虹を大きくデザインした。側面や各車両の先頭部分に「80th」の文字をあしらった。 同社は11月に創立80周年を迎える。同様のデザインを施した路線バスも4月から運行している。
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落石で通行止め 浜松・天竜区の県道 開通見通し不明
浜松市天竜区水窪町の山住神社や門桁集落につながる県道水窪森線で4月末、のり面の崩壊に伴う落石が発生し、全面通行止めが続いている。同県道を管理する市天竜土木整備事務所によると開通の見通しは不明で、迂回(うかい)路の活用を呼びかけている。 落下した岩塊は直径約2~3メートルで、発生場所は、水窪中から約1キロの地点。4月30日午後9時45分ごろ、のり面の崩壊と落石が発生した。同事務所によると、雨の影響でのり面上部の斜面の土が削れたことで岩塊が不安定になり、道路に落石したとみられる。5月18日現在、発生現場で複数の作業員が復旧作業を進めていた。 迂回路として、天竜区水窪町の中心部から向かう場合、
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副駅名は「本を読もう 沢渡あまね」 看板お披露目 天浜線浜名湖佐久米駅
天竜浜名湖鉄道は19日、浜名湖佐久米駅(浜松市北区三ケ日町)の副駅名に「本を読もう 沢渡あまね」を採用し、同駅で新たな駅名看板の除幕式を開いた。天浜線の駅名スポンサー制度の11駅目。期間は2025年3月末まで。 作家の沢渡あまねさん(47)が代表を務め、企業の組織開発支援などに取り組む「あまねキャリア」(同市中区)が命名した。同社は同駅近くに事務所を構えている。看板には、沢渡さんと本、冬に同駅に飛来するユリカモメのイラストを描いた。 式典には天浜線の松井宜正社長や沢渡さんらが出席した。沢渡さんは「日本全体で本を読む人が減っている。電車に揺られながら本を読んでもらうなど、三ケ日地域に読書の
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遠鉄百貨店 新社長に後藤氏
遠州鉄道(浜松市中区)は19日、遠鉄百貨店の新社長に後藤毅彦取締役兼遠鉄タクシー社長(57)が就く人事を内定したと発表した。遠鉄タクシー社長職は退く。5月31日の株主総会などを経て正式決定する。 後藤氏は1989年入社。遠鉄自動車学校社長などを経て2020年5月に遠鉄タクシー社長、同6月に遠州鉄道取締役に就任。 遠鉄百貨店社長の中村昭常務(60)が遠鉄タクシー社長に就く。
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ウクライナから避難の女性 浜松市長に生活ぶり報告 支援に感謝
ウクライナから避難し浜松市西区のオイスカ開発教育専門学校で学ぶ20~30代の女性4人が19日、同市役所を訪れ、中野祐介市長に支援への感謝を伝えた。 同校が学費免除で受け入れたヴィーラさん、マルハリタさん、ユリヤさん、リアさんの4人で、昨年7月以降に順次来日し、日本語学習に励んでいる。マルハリタさんは父が兵士で、ユリヤさんは激戦のドネツク州に家族が残る。4人とも不安を抱えながら生活していて、積極的に地域の交流会などに参加し、終戦を願う思いを発信している。 ヴィーラさんは「浜松の皆さんが応援してくれてありがたい」と礼を述べた。その上で、紛争が長期化する中、国際社会の関心低下や支援の先細りを心
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ウクライナ音楽家 浜松で慈善公演 民族楽器響かせ歌声披露 避難学生支援へ
浜松市西区のオイスカ開発教育専門学校を運営する学校法人中野学園は19日、ウクライナ出身の音楽家ナターシャ・グジーさんを招いたチャリティーコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の市福祉交流センターで開いた。 ナターシャさんは同国の民族楽器バンドゥーラの哀愁漂う繊細な音を響かせながら、透き通った美しい歌声で市内に滞在する同国からの避難民や集まった市民らを魅了した。「わがキエフ」「キエフの鳥の歌」「踊る娘」など、同国の民謡や自作の楽曲を披露し、平和を祈った。曲の合間には、バンドゥーラについての解説も行った。 コンサートは、同国から避難し、同校で日本語を学んでいる女性4人の支援と平和祈願を
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記者コラム「清流」 餅投げの熱気に圧倒
浜松市北区細江町で4月下旬、建築中の住宅の上棟を祝う餅投げが行われた。ポリ袋やエコバッグを手にした地域住民らで会場は活気にあふれていた。餅投げの文化を知らず軽い気持ちで立ち寄ったが、その熱気に圧倒された。 ざっと見渡して400人程度。子どもも100人以上はいただろうか。地域住民らに聞くと、県西部では昔から餅投げの文化が盛んだったという。子どもたちが今か今かと屋根を見上げて手を伸ばしていた様子が印象的だった。 企画した仲田建築(同区引佐町)は地域のお店の魅力発信を目的に、地元店舗と連携して自転車やお菓子などが当たる福引券を配布した。餅や菓子をキャッチし、福引券をもらい、子どもたちの笑顔に癒
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第116代静岡県議会議長に就任した 中沢公彦さん【時の人】
「県当局に迎合するような議会運営はしない。二元代表制の一翼のおさとして知事の言動を監視し、問題点を指摘する」。川勝平太知事と対峙(たいじ)してきたベテランは、議長就任も「言うべきことは言う」との姿勢を貫く。 旧浜北市議を経て2007年に県議に初当選し、連続5回当選。一貫して教育や特別支援教育に注力し、トイレ洋式化なども提案してきた。「県教委や教育現場に閉鎖性を感じてきた。常に子どもたちの目線でどうあるべきかを考えている」と自負する。 議場では鋭いやじでも存在感を発揮してきた。「登壇者や議員に対し、真剣に議論に向き合う姿勢を示す行為」とその意義を話す。新人や若手議員には、情報の収集力、理解
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幼小接続ツール開発へ 浜松市の教育推進協
浜松市幼児教育推進協議会は19日、市役所で会合を開き、幼稚園や保育園などと小学校との間で学びに関する情報を共有するツールとして、「幼小接続期の教育・保育実践の参考資料」を新たに開発する方針を確認した。幼稚園教諭や保育士、小学校教員、市職員らで作業グループを組み、2年以内の完成を目指す。 同じ学区内にある園と小学校とが互いに記入、閲覧できるデジタルソフト形式の資料を想定している。園側は日々の取り組みや身につけた能力を記入し、小学校はその経験を踏まえた生活科のカリキュラム設定などを記入して、目指すべき育成の姿についての共通理解を深める。教育の連続性を向上させることで、幼児教育の質や入学に当たっ
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全国のスイマー熱海で力泳 マスターズ水泳短水路大会
日本マスターズ水泳短水路大会熱海会場(日本マスターズ水泳協会主催)が19日、熱海市のマリンスパあたみで開幕した。全国から集まった18歳から85歳までの276チーム、1071人がエントリーし、21日までさまざまな種目で熱戦を繰り広げる。 新型コロナウイルス禍が落ち着いたこともあり、出場者が昨年より200人増えた。初日は男女800メートル自由形などの長距離種目が行われた。年齢を感じさせない力泳を披露する出場者に家族や仲間が声援を送った。 短水路大会は全国で展開されていて、県内では富士市、浜松市でも開催された。熱海市では全国の水泳愛好者を呼び込んで観光振興につなげようと毎年誘致している。20、
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新社屋、地域住民にお披露目 クロス・リンク(浜松市)が感謝祭
企業のブランディングを手掛ける浜松市中区葵西の「MIC(ミック)グループCROSS LINK(クロス・リンク)」はこのほど、地域住民などを招いて「新社屋お披露目感謝祭」を開き、約200人が来場した。 鉄骨3階建ての新社屋を開放した感謝祭は、名刺づくり体験や写真撮影とプリントサービス、自社ブランド茶の試飲など、同社事業を紹介する企画を用意した。輪投げや射的、餅まきなども行った。担当者は「近隣の方々と交流でき、会社を知ってもらえる機会になった」と話した。 同社は1931年に写真館として創業。67年にオオゼキ写真印刷を設立し、85年に現在の社屋に移転した。今年4月に社名変更と、リニューアルした
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元プロ野球選手 小中生指導 浜松市天竜区「OBクラブ」が教室
全国野球振興会の日本プロ野球OBクラブはこのほど、浜松市天竜区の天竜球場で同区の小中学生を対象にした野球教室を開いた。 男女約100人の児童生徒が参加した。元南海の山内和宏さん(65)=旧浜北市出身=、元ロッテの袴田英利さん(67)=静岡市出身=、元阪神の植松精一さん(67)=同=ら6人が講師を務めた。 キャッチボールで体を慣らした後、ポジションごとに分かれて講師が指導に当たった。最多勝1回の名投手山内さんは、投球時の足の使い方や上体の姿勢について指南。捕手として活躍した袴田さんは捕球の基本について熱を込めて教えた。 山内さんから投球指導を受けた光明小6年の笹竹美羽さん(11)は「今ま
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独居高齢者、地域で見守る 認知症やうつ病特徴学ぶ「ご近所サポーター」養成講座 浜松市天竜区佐久間町
浜松市天竜区佐久間町の医療機関や地元住民でつくる「佐久間地区生活支援体制づくり だ和いね」は17日、独居の高齢者を見守る人材「ご近所サポーター」養成講座の初回を同町の佐久間歴史と民話の郷会館で開いた。参加した天竜商工会佐久間支部女性部の会員ら18人は、高齢化が進む地域で暮らし支え合う必要性を学んだ。 ご近所サポーターは、地域にいる独居の高齢者を見守るボランティア。独居の高齢者の認知症やうつ病のサインに気づくボランティアがいることで、早期に適切な治療につなげられる。 高齢化が進む地域では、暮らしを支え合うネットワークづくりが課題だ。同区佐久間町では、人口全体の65歳以上の割合を示す高齢化
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自動車大学校へ教材車3台贈る 静岡県内日産ディーラー3社
日産自動車と浜松日産自動車など静岡県内日産ディーラー3社はこのほど、浜松市中区に本年度開校した自動車整備士養成の専門学校「浜松工科自動車大学校」に、教材車として「日産エクストレイル」3台を贈った。 開校に合わせた地域貢献の一環。同校で行った納車式で、浜松日産自動車の清水隆良常務取締役が、同校を運営する学校法人「静岡自動車学園」の平井一史理事長に車の鍵を模したゴールデンキーを手渡した。平井理事長は「学生がいい整備士になるよう、有効に使いたい」と感謝を伝えた。 3台は、バッテリー交換技術などを習得するための実習で活用するという。
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浜名湖でボート釣り男性不明 清水海保
19日午前0時半ごろ、浜松市西区の男性(80)がプレジャーボートで浜名湖に釣りに出かけたまま帰らない、と男性の妻から110番があった。警察から連絡を受けた清水海上保安部によると、ボートの船体は白色で長さ約6メートル、幅約2メートル。エンジンが付いていた。両舷にトローリング用のさおを設置できるようになっていた。出港した時刻や同乗者などは不明。同保安部は巡視船や航空機などを出動させて捜索を続けたが手掛かりはなく、気象条件が悪いため同日午後3時で打ち切った。20日の日の出から捜索を再開する。19日午後の現場は雨で波の高さは1・5メートルだった。
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建造物侵入と銃刀法違反の疑い 浜松中央署が男逮捕
浜松中央署は19日、建造物侵入と銃刀法違反の疑いで韓国籍、浜松市中区海老塚2丁目、自称リサイクル作業員の男(60)を逮捕した。逮捕容疑は18日午前0時半ごろ、正当な理由がないのに同区のマンションのエントランスに侵入した上、包丁1本を携帯していた疑い。同署によると、マンションの管理会社から「防犯カメラに包丁を持った男が写っている」と通報があった。容疑者は容疑を認めているという。
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東名車線上に竹倒れる 19日午前9時ごろ
中日本高速道路は19日、同日午前9時ごろ、浜松市西区呉松町の東名高速道舘山寺スマートインターチェンジ(IC)―三ケ日IC間の上り走行車線上に枯れた竹が倒れる事案が発生したと発表した。同社によると、竹は長さ約15メートル、直径約10センチの1本で、うち70センチほどが車線にはみ出した。同社の緊急ダイヤルに通報があり、約40分後に県警高速隊が除去した。同隊によると、この事案の影響による事故などはなかった。
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遠鉄 4年ぶり増益、自動車販売改善 23年3月期
遠州鉄道(浜松市中区)が19日発表した2023年3月期連結決算は、売上高に当たる営業収益は3年ぶりの増収、経常利益と純利益は4年ぶりの増益になった。自動車販売の納車遅れの改善が進んだほか、鉄道やバスの利用が増加した。 営業収益は前期比5・0%増の1865億2700万円、経常利益は38・1%増の43億7500万円。純利益は前期にホテル九重の解体に伴う特別損失を計上した反動などで2・4倍の17億9600万円だった。 事業別営業収益のうち、自動車販売のモビリティサービスは、23年1~3月に顧客への新車の引き渡しが進み6・6%増の740億9700万円。百貨店や食品スーパーなどのリテールサービスは
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「LGBTQ+」 当事者が経験語る 6月4日、浜松市西区
浜松市は6月4日午後2時から、多様性への理解促進を目的とした講演会「LGBTQ+のこと、聞こえないこと」を西区のイオンモール浜松志都呂で開く。 手話の指導や教材制作、全国の特別支援学校での講演などに取り組む「手話フレンズ」(東京都)のモンキー高野代表が講師を務める。トランスジェンダーであり、生まれつき耳が聞こえないモンキー高野代表が自身の経験談を語り、誇りを持って自分らしく、楽しく生きる大切さを伝える。 定員70人、参加無料。申し込み、問い合わせは市ホームページの応募フォームか、市男女共同参画課<電053(457)2364>へ。
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ピアノ愛好家 華麗な音色 浜松・白羽楽器 15人が練習成果披露
ピアノ販売・修理業「白羽楽器」(浜松市中区)はこのほど、ピアノ愛好家による演奏会「白羽楽器ピアノ同好会」を同区の同社グランドピアノ館で開いた。事前に申し込んだ15人が日頃の練習の成果を披露した。 演奏は老舗スタインウェイのサブブランドでボストン社製のピアノを使用した。演奏の順番は開演前にくじ引きで決め、クラシックやポップスなどの楽曲を弾いた。 演奏会は2013年に始まり、年2回のペースで開催して今回が17回目。12月に創業50周年を迎える同社の彦坂高良社長は「発表する機会が少ない大人のピアニストのため、今後も続けていきたい」と話した。
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家族テーマ2映画 浜松の住民鑑賞 中野量太さんが脚本・監督
浜松市浜北区のなゆたホールでこのほど、家族がテーマの映画2本を上映する「なゆた映画まつり」(なゆた浜北主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。 上演したのはいずれも中野量太さんが脚本・監督を務めた「湯を沸かすほどの熱い愛」と「長いお別れ」。前者は、末期がんを宣告された母親が残された時間を家族とともに生き抜く物語。後者は、認知症になった父親と娘たちが過ごす7年間を描いた。来場した夫婦や家族連れが映画に見入り、登場人物の言葉に涙を流す人も見られた。 なゆた浜北の担当者は「テーマ性のある作品を選んだ。市民の憩いの場として、半日を楽しんでもらえたらうれしい」と話した。
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丹精のサツキ盆栽25点展示 20日から磐田の愛好家グループ
磐田市を拠点に活動するサツキ愛好家グループ「浮月さつき会」は20、21の両日、サツキ盆栽展(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市弥藤太島の豊田福祉センターで開く。19日は作品搬入などの準備を行った。 県西部の60~80代の会員約15人が赤や白、ピンクなどの色鮮やかな花を咲かせたサツキ鉢25点を持ち寄った。寺沢稔会長(77)は「今年は気温の変化が激しくて手入れが難しかったが、良いものがそろっている。迫力のあるサツキをぜひ見てほしい」と、来場を呼びかけている。 20日午後1時からサツキの育て方講習会を開き、先着100人に苗木を無料配布する。 作品審査も行われ、銘花の部は渥美恭一さん(浜松市東
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浜松人権擁護委員 長年の功労者表彰 協議会総会
浜松人権擁護委員協議会はこのほど、本年度総会を浜松市中区の市地域情報センターで開いた。 長年にわたって委員を務めた功労者を表彰したほか、本年度の事業計画の承認などを行った。原田幸男会長は「多様性社会の中で、人権に関する職務も複雑な判断が求められるようになっている。委員全員が高い志を持って活動してほしい」と呼びかけた。 表彰を受けた委員は次の通り。 静岡地方法務局長感謝状 石原正仁、梅沢美百合、金原元康、沢木成美(以上浜松市)、斎藤佐香枝(磐田市)▽県人権擁護委員連合会長表彰 江間富士夫、川合喜実子、河合道夫、下石精子、森俊彦(以上浜松市)、大箸清雄、長谷川正幸(以上磐田市)、池田定子、
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市民に寄り添う「温かさ」/難波氏 浜松から「新時代を創る」/中野氏【新市長対談詳報㊤】
4月の統一地方選でそれぞれ初当選を決めた静岡市の難波喬司市長と浜松市の中野祐介市長は18日、静岡新聞社・静岡放送が企画した政令市長対談に臨んだ。理想とする市政運営の方針を漢字一文字で表現した上で、意気込みや思いを語り合った。市の強みと課題を踏まえ、両市間や県との連携に意欲をみせた。静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編についても持論を述べた。 目指す市政の姿 難波氏 温かい市政運営をしたいので、「温」という文字にした。人の心に寄り添って、社会の力を下支えする。市民の思い、行動もしっかりと下支えし、一緒に走る。これを心がけたい。そのためには温かい市政が大事だ。 中野氏 浜松から地方創
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静岡、浜松新市長対談 観光や人口減対策で連携
静岡新聞社・静岡放送は18日、4月の統一地方選で初当選した静岡市の難波喬司市長と浜松市の中野祐介市長によるトップ対談を静岡市内で開いた。両氏は観光分野や人口減対策での連携を強化する方針で一致し、2016年以来開催されていない県・政令指定都市サミット(G3)の開催に前向きな姿勢を示した。 静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編を巡る「1法人2大学」案については、中野市長が賛成する一方、難波市長は「法人の形は大学で決めた方が良い」と述べ、立場の違いが鮮明になった。医学、工学、情報の「医工情連携」を促進することが重要だとの認識は共有した。 川勝平太知事との関係構築に関し、副知事として8年に
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オーダーメード求人奏功 就職想定上回る49% 浜松市のシニア就労支援窓口1年
浜松市が市役所2階の市ジョブサポートセンター内に高齢者就労支援窓口「シニア専用デスク」を開設して1年が経過した。2022年度の就職率は想定を大きく上回る49%。専門相談員による丁寧なカウンセリングに加え、職種や勤務時間など本人の希望に沿った求人企業を新たに開拓する「オーダーメード求人」を進めたことが奏功し、利用者の半数が就労に結びついた。市は高齢者活躍社会の実現に向け、窓口のさらなる利用を呼びかけている。 市とハローワーク浜松は22年4月、障害者や生活保護対象者の就労支援を行っていた同センター内に「シニア専用デスク」を開設。四つあった相談ブースのうち、一つをおおむね55歳以上で市内企業へ
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「家康と浜松城」テーマに講演 小和田静大名誉教授 6月、浜松
NPO法人浜名湖クラブ(浜松市中区)は6月3日午後1時半から同区の浜松科学館で開く小和田哲男静岡大名誉教授の講演会の参加者を募集している。事前予約制で参加無料。 大河ドラマ「どうする家康」で時代考証を担当する小和田名誉教授が同日に開く総会のイベントとして登壇し、「徳川家康と浜松城」と題して講演する。定員約100人。申し込み締め切りは5月31日。問い合わせ、申し込みは浜名湖国際頭脳センター内の同法人事務局<電053(416)4002>へ。
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ミカン収量7%増予測 JAみっかび着花調査
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびはこのほど、本年度のミカンの収量を予測する着花調査を同町で行った。収量は前年実績比7・1%増の3万トンと見込んだ。 同JA柑橘(かんきつ)指導課の職員や井口義朗代表理事組合長、生産者ら約50人が参加し、5班に分かれて約100カ所のミカン園で樹勢や花の状態などを確認した。収量予測の内訳は、わせ1万トン(同7・7%増)、青島2万トン(同6・8%増)。 井口組合長は「ことしは(収穫量の少ない)裏年の予定だが、花が多く見られ期待できる。気温が高いので、生理落果には注意が必要」と話した。
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静岡エフエム放送 イベント増で増収 3月期
静岡エフエム放送(浜松市中区)が18日発表した2023年3月期決算は、売上高が前期比4・9%増の10億7900万円、経常利益が28・5%増の8600万円、純利益が8・4%増の5700万円だった。イベント開催による収入が増えた。番組制作費などが増加した一方、減価償却費が減少し、2年連続の増収増益になった。
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フィリピンコーヒー 学生団体が魅力紹介 浜松でイベント
フィリピンの学校に鍵盤ハーモニカを贈る活動を進める浜松市の学生団体「HANDs(ハンズ)」はこのほど、同国ダバオ市で生産されたコーヒーを味わいながら、その魅力を伝えるイベント「ダバオコーヒーものがたり」を中区の市民協働センターで開いた。同国で輸出会社の代表を務めながら農民支援に取り組む太田勝久さん(51)が講師を務め、現地のコーヒー栽培について解説した。 ダバオは、同国南部に位置するミンダナオ島の中心都市。太田さんはダバオについて、火山灰によって土壌が肥えているといった利点を紹介した。一方、同国の農家がコーヒーの品質や味にこだわりを持たずに生産していたことから、豆の選別方法などをトレーニン
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万葉集、古今和歌集など題材 小舟書院最後の作品展 浜松のギャラリー
浜松市南区の書家、故清水小舟さんの門下生でつくる愛好家グループ「小舟書院」(静岡新聞社・静岡放送後援)の作品展が18日、同市中区のしずぎんギャラリー四季で始まった。21日まで。 門下生約20人が万葉集や古今和歌集などを題材にかな書道を出品。帳面の「帖(じょう)」につづった作品を中心に85点が並ぶ。門下生が自作の和歌や俳句をしたためた作品のほか、清水さんの生前最後の作品も来場者の目を引く。 清水さんは5月1日に90歳で亡くなり、小舟書院としては最後の作品展。40年来の門下生の楠野隆子さん(75)は「かな書道を広めようと長年尽力されてきた」と弔い、「清水先生の最後の作品と、門下生の個性が光る
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母親の職場復帰を支援 浜松のNPOなどが講習
認定NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴとハローワーク浜松、マザーズハローワーク浜松は18日、職場復帰や再就職を希望する母親を対象とした講習会「出張マザーズコーナー」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市東区役所で開いた。9月まで市内全7区で順次開催し、就職や保育の情報提供、相談に応じる。 初回となったこの日は、育休中や未就学児の母親など20人が参加した。同NPOの原田博子理事長が市内の保育施設の入園状況や入園手続きの流れ、注意事項などを丁寧に説明。「施設見学は必ず1カ所以上足を運んでほしい。悩んだ時には市の無料相談先なども活用して」と呼びかけた。 登録制で子どもの預かり先をボランテ
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詐欺の受け子か 大阪の17歳逮捕 浜松西署など
浜松西署と県警捜査4課は18日、詐欺の疑いで大阪府藤井寺市、自称土木作業員の少年(17)を逮捕した。 逮捕容疑は4月11日午後、何者かと共謀し、浜松市西区の無職女性=当時(79)=に医師や息子などを名乗って複数回電話をかけ「息子さんが血を吐き検査した」「カードを無くして110万円足りない」とうそを言い、女性から110万円をだまし取った疑い。同署によると、少年は詐欺の受け子役とみられる。
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浜松新球場建設反対 子育て支援申し入れ 共産党市議団
浜松市議会の共産党市議団(北島定団長)などは18日、統一地方選で多くの市民から寄せられたという要望や意見を基にした緊急申し入れ書を中野祐介市長宛てに提出した。子ども、子育て支援と西区篠原地区への県営野球場建設反対、家庭ごみ処理有料化の検討中止の3項目。 子どもらの支援に関しては夜間や休日の実費診療、通院1回500円の自己負担をなくすなど乳幼児から18歳までの医療費完全無償化、放課後児童会の待機児童ゼロ、小中学校の給食費無償化を求めた。球場建設反対の理由には同地区が津波浸水想定区域であることなどを挙げた。家庭ごみの処理は有料化で対応するのではなく、分別や資源化を徹底すべきだと訴えた。 山名裕副
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ベトナムサッカー男子U―17 市長に浜松合宿協力求める
ベトナムのサッカー男子U―17(17歳以下)代表チームが22日~6月5日に浜松市内で強化合宿を行う。合宿開始を前に18日、在日ベトナムサッカー協会のグェン・ボー・フェン・ユーン全権代理(中区)が市役所に中野祐介市長を訪ね、合宿への協力や両国市間の連携強化を求めた。 合宿は6月のアジアカップに向けた最終調整で、選手やスタッフら約45人が参加する。遠州灘海浜公園などで練習し、市内の高校や大学などと親善試合を行う計画。関連事業としてベトナムのビジネスセミナーも予定している。今後の連携も見据え、同国サッカー協会のアカデミー担当も来日するという。 ユーン全権代理は「浜松市との連携にベトナムも注目し
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外国人材活躍へ 認定事業所募集 浜松市
浜松市は6月1日から、外国人の就労環境などに配慮した職場づくりに取り組む「浜松市外国人材活躍宣言事業所」の認定事業所を募集する。 外国人が安全・安心に働ける就労環境づくりや職域拡大に努めているなどの要件を満たした市内の企業、団体、個人事業主などを認定する制度。書類と訪問の調査を経て認定されると、市ホームページなどへの取り組み紹介、市発注業務での優遇措置、外国人材等日本語学習支援補助金の上限引き上げなどのメリットがある。 市は認定を目指す事業所に対してアドバイザーが無料で労務管理などについて助言する制度も設け、今月1日から、申し込みを受け付けている。 認定事業所の募集締め切りは6月30日。問い
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自転車安全利用へ啓発活動 中区 通学路で浜松東署と高校生ら
浜松東署と県交通安全協会浜松東地区支部は17日、自転車通学の高校生らにマナーアップを啓発する活動を浜松市中区天神町で行った。本年度の自転車モデル校に指定した浜松修学舎高の生徒と教員が協力し、安全利用を呼びかけた。 春の全国交通安全運動の一環。通学路となっている交差点に同日朝、署員と指導員、同校の生徒ら計約30人がのぼり旗を持って立ち並んだ。信号待ちの自転車利用者に啓発品やチラシを配布し、ヘルメットの着用や一時停止など、安全走行の重要性を伝えた。
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ウナギつかみ取り挑戦 浜松の園児 ぬめりに驚き
さなる幼稚園(浜松市西区)の園児ら約50人がこのほど、同区の水産加工会社「海老仙」でウナギのつかみ取り体験に挑んだ。 ぬめりのあるウナギの感触に驚き、怖がる園児もいたが、保護者の声援を後押しに、次第にこつをつかんだ。両手で捕まえた園児は満面の笑みを浮かべた。ウナギは白焼きにして持ち帰った。 イベントが制限されたコロナ禍を経て、今井孝副園長は「いろいろなことを体験してもらいたい」と海老仙に協力を依頼した。 園児らは加工場でウナギをさばく作業や、零下30度の大型冷凍庫に入るなど、浜名湖の自然の豊かさを学んだ。
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「大きくきれいに育って」 浜松・水窪小児童が田植え
浜松市天竜区水窪町の水窪小の5、6年生11人はこのほど、学校近くの水田で田植えを体験した。子どもたちは、泥だらけになりながら農作業を楽しんだ。 同小の地域サポーターが苗の植え方を児童に指導した。愛知県の主力品種「あいちのかおり」の苗を使用し、児童は均等な間隔を意識しながら苗約80本を丁寧に植えていった。 初めて田植えを体験した5年の今井心晴[こはる]君は「とても楽しかった。大きくきれいに育ってほしい」と話した。 田植え体験は農作業を通じて、農業や食の大切さを学んでもらおうと実施した。稲穂が実る9月末~10月初旬ごろに収穫し、精米も体験する予定。
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皆で落語に大笑い 瀧川鯉昇さんが寄席 浜松・龍泉寺
浜松市南区鼠野町の龍泉寺はこのほど、中区出身の落語家瀧川鯉昇さん(70)による寄席を本堂で開いた。 瀧川さんは、ご近所トラブルを題材にした落語「粗忽(そこつ)のくぎ」と、富くじに当たった店主と宿泊客が登場する「宿屋の富」を披露し、集まった住民約40人を沸かせた。 住職の薬師寺良晋さん(65)は「来場者は公の場で大笑いできる機会が少なかったと思う。今回の公演で楽しんでくれて良かった」と喜んだ。このほか、地元で活動するジャズユニット「渡辺良水トリオ」によるジャズ演奏もあり、盛況だった。 同寺での寄席は、新型コロナウイルスの影響で4年ぶり、17回目の開催。
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砂飛散防止で意見交換 環境団体や県、浜松市 中田島砂丘防潮堤を視察
浜松市の遠州灘海岸の環境保全活動に取り組む「浜松の海を守る会」は18日、県が中田島砂丘(南区)の防潮堤頂上部で進める砂の被覆作業など補修工事について、県と市の担当者や地域住民が意見を交わす意見交換会を開いた。 住民や同会のメンバー、市と県の職員ら約20人の参加者が防潮堤頂上部を歩き、砂の飛散防止対策として設置されたコンクリートブロックや堆砂垣(たいさがき)を視察した。同会の清水浩利代表は防潮堤を覆う砂の補修工事が、完成以降すでに3回も行われていることを指摘し、「砂は被覆作業をしても風や雨ですぐに飛散してしまう。頂上部に砂を残すための工夫を施さなければ」と強調した。 県浜松土木事務所の担当者は
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佐久間ダム見学 歴史や水力発電学ぶ 浜松市天竜区・佐久間小
浜松市天竜区佐久間町の佐久間小の児童17人が18日、同町の佐久間ダムと佐久間電力館を見学し、身近にある電力施設の役割を学んだ。 佐久間ダムでは、電源開発(Jパワー)の社員がダムの歴史や水力発電の仕組みを説明。完成から67年が経過し、入念に点検を続けていることや、ダムの高低差を利用して大量の水を流し、水車を回すことで電気を作っていることなどを紹介した。 児童は説明を受けた後、ダムの内部を巡ったり、高さ約155・5メートルのダム本体を見上げたりして施設の大きさを実感していた。4年生の永田陽明君(9)は「ダムがとても大きくて、たくさんの電気を作っていることに驚いた」と話した。
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母親の再就職支援 講習会「出張マザーズコーナー」開く 浜松市東区
認定NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴとハローワーク浜松、マザーズハローワーク浜松は18日、職場復帰や再就職を希望する母親を対象とした講習会「出張マザーズコーナー」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市東区役所で開いた。9月まで市内全7区で順次開催し、就職や保育の情報提供、相談に応じる。 初回となったこの日は、育休中や未就学児の母親など20人が参加した。同NPOの原田博子理事長が市内の保育施設の入園状況や入園手続きの流れ、注意事項などを丁寧に説明。「施設見学は必ず1カ所以上足を運んでほしい。悩んだ時には市の無料相談先なども活用して」と呼びかけた。 登録制で子どもの預かり先をボランテ
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都田川でアユ放流「行ってらっしゃい」 浜松・都田小で体験授業
浜松市北区の都田小4年生15人が18日、同区都田町の都田川でアユ約10キロを放流した。地元の子どもに自然に親しんでもらおうと、都田川漁協が協力して毎年行う体験授業。 児童は、静岡県内水面漁連鮎種苗センター(裾野市)から運ばれた大きさ約15センチの駿河湾産アユをバケツやプラスチックのかごに入れてもらい、ゆっくりと水中に放した。泳いでいくアユの行方を眺めたり、「行ってらっしゃい」と手を振ったりして楽しんだ。 野末七海さん(9)は「川の水がとても澄んでいて、アユがどんな環境で生きているか分かった」と感想を述べた。
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ヤマハ発、スズキなど二輪4社が組合 水素エンジン研究で協調 脱炭素へ基礎技術を確立
ヤマハ発動機、スズキ、ホンダ、カワサキモータースの国内二輪大手4社は17日、二輪車など小型モビリティー向け水素エンジンの技術研究組合を設立すると発表した。脱炭素につながる動力源の一つとして、各社の知見を結集し基礎技術の確立を目指す。 「水素小型モビリティ・エンジン研究組合(HySE=ハイス)」は11日に経済産業省の認可を受け、登記、総会開催などを経て早ければ5月中に設立する。4社は2021年11月に水素エンジンの共同研究を進めることで合意。調整を重ね、協調の枠組みとして技術研究組合設立に踏み切った。 理事長には、ヤマハ発の小松賢二執行役員技術・研究本部長が就く予定。トヨタ自動車と川崎重工
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防じん防水で「クリアボイス」 ヤマハ、スピーカー発売
ヤマハは18日、コンパクトサイズのスピーカー「WS―B1A」=写真=を発売する。操作ボタンが配置された天面にラバー素材を採用し、同社のブルートゥーススピーカーでは初めて、防じん・防水性能を備えた。 幅と奥行きが8・8センチ、高さ10・5センチで、キッチンなど水回りや屋外に持ち運びできる。人の声を聴きやすく再生する「クリアボイス」機能を搭載。電源ボタンや天面のフレームはメタル調素材を組み合わせ、デザイン性を高めた。 ブラック、カーボングレー、ライトグレーの3色を用意し、国内の初年度販売目標は計500台。価格は税込み1万5400円前後。
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家康題材の時代劇上演 劇団静岡県史 迫力の殺陣シーンも 21日、袋井・月見の里学遊館
劇団静岡県史(菊川市)は21日、徳川家康が題材の時代劇「家康の味方ケ原戦」を袋井市月見の里学遊館で公演する。主宰で脚本・演出の松尾朋虎さん(51)や団員が16日、市役所に大場規之市長を訪ね、本番に向けて意気込みを語った。 「家康の味方ケ原戦」は現在の浜松市で家康が武田軍に大敗した三方ケ原の戦いを軸に、家康の生い立ちや家臣との絆を描いた。殺陣のシーンも盛り込まれ、迫力のある内容に仕上がっているという。 家臣の一人である本多正重を演じる小川千脩さん(12)=袋井中1年=、本多忠勝役の赤堀愁さん(23)、家康のおじにあたる水野信元役の藤森美香さん(43)が見どころなどを紹介した。地元では初の舞
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夏の純米吟醸原酒 花の舞酒造が発売 辛口で度数高く
花の舞酒造(浜松市浜北区)は19日、夏季限定の純米吟醸原酒「スターマイン」を発売する。辛口の味わいでアルコール度数が17度と高く、ロックや炭酸割り、かんきつ系の果汁を加えたカクテル風など、夏ならではの飲み方を楽しめる。 県内産山田錦を100%使用した同商品の販売は4年目を迎えた。今年は酵母を変えて酸味を強めにし、キレを増したという。ラベルには夜空に打ち上げられた花火がゆっくりと消えるようなデザインを施した。 8月ごろまで販売し、価格は720ミリリットルが税込み1595円、300ミリリットルが693円。販売目標は計6千本。同区の本店や県内小売店などで取り扱う。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 12日はマアジやネンブツダイ、タカベ、メジナ、カワハギなど。13日は小アジやタカベ、小イサキ、ネンブツダイなど。14日は小アジやスズメダイ、小イサキ、メジナなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は今週もサビキ釣りで小サバや豆アジ、イワシ。食いが悪ければトリック仕掛けに変えると良い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10日午後の沼津沖船釣りは小マダイが多数、1.5キロ前後のクロダイが3匹、1.5キロのイシダイ。他にウスバハギやイトヨリも釣れた。 ▽沼津港 大翔丸・電090
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遊び心満載の作品ずらり 裂き織りとバッグ50点 湖西・小松楼まちづくり交流館
裂き織り制作に取り組む山田清春さん(70)、真知子さん(68)夫妻=磐田市=と、クラフトバンドを使いバッグを作る川原千明さん(60)=浜松市西区=の作品展が28日まで、湖西市新居町の小松楼まちづくり交流館で開かれている。遊び心を取り入れたユニークな作品約50点が並ぶ。 山田さん夫妻が共同制作する裂き織りのタペストリーは、使わなくなった着物を細く裂いて織り込む手法で、浦島太郎や一寸法師など日本の昔話のモチーフを描くのが特徴。浜松市のキャラクター「出世大名家康くん」や、天竜杉のかんなくずを織り込んだ富士山など、独創的な絵柄の作品も並ぶ。 川原さんはコロナ禍の外出自粛期間に新たな趣味としてクラ
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バットで殴りけがさせた疑い 浜松東署が不動産業の男逮捕 家賃など巡りトラブルか
浜松東署は17日、傷害の疑いで静岡市駿河区丸子、不動産業の男(78)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前10時半ごろ、浜松市南区の会社事務所内で同区のリサイクル業の男性(53)の背部をバットで殴り、けがを負わせた疑い。同署によると、容疑者は男性の大家で、家賃などを巡る金銭トラブルがあったとみられる。
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静岡人インタビュー「この人」 性的少数者(LGBTなど)の支援団体を本格始動させた 久米泰代さん(浜松市南区)
性的少数者の分類の一つで、性自認が男女のどちらにも当てはまらない人などを指す「Xジェンダー」。当事者として、同じ悩みを抱える人に寄り添おうと団体「QUEBEC(キュベック)」を2019年に創設した。コロナ禍で活動が制限されていたが、今年4月に本格始動した。建築設計事務所の代表を務めている。42歳。 ―主な活動内容と目標は。 「個人、法人の相談に対応している。最近は市内の宝石店からの依頼で、性的少数者が店を利用しやすくするために通称名での記入欄の作成や、店舗での対応方法、ホームページのレイアウトなどをアドバイスした。最終目標は支援が必要なくなる社会の実現。性自認や性的指向に関係なく、誰もが
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記者コラム「清流」 騎馬武者行列 熱狂の渦
俳優の松本潤さんが浜松市に登場した。浜松まつり最終日の5月5日に行われた「家康公騎馬武者行列」で約800メートルを練り歩き、市中心街には熱狂の渦が巻き起こった。 松本さんは午前中に大河ドラマ館前にもサプライズで姿を見せ、監修した差し入れ弁当をパレードに参加する高校生らに手渡した。受け取った生徒の中には感激して思わず涙を見せる姿も。パレードの観覧には幅広い世代の人がいて、地元市民らから「さすが松潤。これほどの人を集めるとはありがたい」と感謝の言葉が聞かれた。 当日の午後11時ごろ、昼間の熱狂の余韻に誘われ、パレードが行われた通りを再び歩いた。昼間の熱狂と、普段と変わらない様子との対比が鮮明
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社会人野球・都市対抗東海地区2次予選 21日開幕 ヤマハ、山岸ロジスターズが出場
社会人野球の都市対抗大会東海地区2次予選が21日、愛知県の岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで開幕する。5年連続の本大会出場を狙うヤマハ(浜松市)は23日、三重高虎B.C(津市)と初戦で戦う。このほか県勢は山岸ロジスターズ(島田市)が22日、王子(愛知県春日井市)と対戦する。 東海地区2次予選には14チームが出場し、6チームが本大会の出場権を獲得する。企業チームを中心に力は拮抗(きっこう)していて激戦が予想される。ヤマハは3年ぶりの出場を決めた2019年以降、21年、22年と3度、予選無敗の第1代表を勝ち取っている。山岸ロジスターズは1月に元プロ野球選手の平野謙監督を迎え、打倒企業チームに燃
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富士宮署長・影山勝彦さん 観光客増備え綿密に【新署長語る】
-富士宮市の犯罪発生傾向は。 「今年の刑法犯認知件数は4月末時点で158件と、前年同期比で38件増えている。特に自転車盗や車上狙い、万引といった生活に身近な犯罪が目立つ。署員には街頭パトロールや広報啓発の強化を指示している。いざ事件が発生したときは署内各部門が一体となって捜査に当たる」 -今年は観光客の大幅な増加が見込まれる。 「新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行され、市街地はすでに観光客が戻ってきた。富士山の世界遺産登録10周年の節目でもあり、夏休みの時期などは人混みや渋滞の規模が例年より大きくなるだろう。警戒の空白を生まないためにも綿密な備えが大事になる。人流の
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藤枝署長・坂田幸隆さん 高齢者守る対策重点【新署長語る】
-管内の印象は。 「旧来の街並みと都市部の調和が取れている。地域安全推進員や防犯ボランティアなど市民が率先的に行動する活気あふれた街だと感じる。防犯や交通に関する取り組みにも多大な理解を示してくれていて、日々感謝している」 -課題と重点施策は。 「課題は高齢者の総合対策。特殊詐欺の被害や交通事故の当事者はいずれも高齢者が多く、交通事故と犯罪抑止の面で対策を取らなければならない。市民には特殊詐欺に関して『自分はだまされない』などと人ごとに捉えず、自分にも被害が及ぶ可能性があると思って警戒してほしい。交通事故防止については、4月からの改正道交法施行に伴う自転車乗車時のヘルメット着用努力義
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女性脱衣所に侵入容疑で愛知県の男逮捕 浜松市南区の公衆浴場で
浜松東署は17日、建造物侵入の疑いで、愛知県春日井市押沢台1丁目、無職の男(42)を逮捕した。逮捕容疑は4月6日午後2時ごろから同9時ごろまでの間、浜松市南区の公衆浴場の女性脱衣所に正当な理由なく、女装して侵入した疑い。同署によると、容疑者はかつらやスカートを着用していた。同署が動機などを調べている。
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MDMA使用疑いでアパレルショップ店員の女逮捕 浜松東署
浜松東署は17日、麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで浜松市東区有玉南町、アパレルショップ店員の女(22)=大麻取締法違反の罪で起訴済み=を再逮捕した。再逮捕容疑は4月下旬、静岡県内などで合成麻薬のMDMAを使った疑い。容疑者は4月24日に大麻取締法違反の疑いで同署に逮捕された。
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浜松市内で耕運機など盗んだ疑い 岐阜県の男逮捕
浜松西署は17日、窃盗の疑いで岐阜県瑞浪市西小田町6丁目、工員の男(36)を逮捕した。逮捕容疑は1月上旬ごろ、浜松市内のビニールハウスで、同市の男性(92)の農機具など2点(計10万円相当)を盗んだ疑い。同署によると、盗まれたのは小型の耕運機と脚立で、いずれも市内のリサイクル店で販売されているのを捜査員が発見した。
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永谷さん(磐田)最高賞 静岡で県美術家連盟展 8部門137点
第59回県美術家連盟展(同連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が17日、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで始まった。最高賞の同連盟大賞に永谷光隆さん(磐田市)の油彩画「命脈」が選ばれた。 油彩画や水彩画、版画など8部門に計137点の応募があった。永谷さんの作品は窓際に置かれて新芽を出すジャガイモの様子を題材にしたF100号の大作。光が当たって生命力を感じる様子が描かれ、写真と見間違えるほどの写実性が来場者を驚かせている。 展示は21日まで。同連盟の横井友子事務局長は「若手の出品が増えている。展示を通じて作家同士が切磋琢磨(せっさたくま)できれば」と期待した。 このほかの主な受賞者
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強制わいせつ致傷 男に懲役3年求刑 地裁浜松支部公判
浜松市内の路上で女性にわいせつな行為をした上、けがを負わせたとして強制わいせつ致傷の罪に問われた同市南区、無職の男(26)の裁判員裁判の論告求刑公判が17日、静岡地裁浜松支部(大村泰平裁判長)で開かれ、検察側は懲役3年を求刑した。 被告は当時飲酒していて、判断力の有無などが争点。検察側は被告の事件前後の言動などから、「飲酒の影響はなかった。酒のせいにして責任軽減を図るなど反省も不十分」と非難した。弁護側は「酒に酔って理性が弱り、衝動的な行動に陥りやすい状態だった」と主張。アルコールを断つ治療も受けていることなどから執行猶予付き判決を求めた。 起訴状によると、被告は2022年9月27日午前
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障害ある人の才能、アートで発信 浜松・東区で30点展示
浜松市内の障害者施設利用者らの絵画展が17日、東区のイオンモール浜松市野で始まった。市内などの企業、団体が2022年4月に発足させた「irodoriプロジェクト」が初めて企画した。21日まで、クレヨンや色鉛筆、ペンで描いた約30点を紹介する。 障害のある人のアート作品を多くの人に知ってもらい、新たな才能を浜松から発掘しようと始まったプロジェクト。発足から約1年の準備期間を経て開いた作品展で、100色以上の色鉛筆を使った「鬼」や紙を一枚一枚よって完成させた「ヒマワリ」などが来場者を楽しませている。 高校在学時から約20年にわたり、鬼をテーマに制作を続ける中区の清水優旭さん(35)は「鬼は人
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甘酸っぱい紫色 たわわ 浜松の農園でブルーベリー狩り始まる
浜松市北区都田町のブルーベリー農園「あおいとり」で17日、今季のブルーベリー狩りが始まった。約4千平方メートルの園内に30種以上が植えられ、ユーリカ、シャープブルーなど約5種が食べ頃を迎えている。8月上旬まで楽しめる。 開園初日に訪れた来園者は、紫色に色づいた実をもぎ取って味わった。同市中区の美容師松本真美さん(26)、アルバイト安沢真由さん(26)は「甘い実や酸っぱい実など種類が多く、満足できた」と笑顔。農園併設の直売所で販売しているブルーベリーのスムージーにも舌鼓を打った。 同園によると、ことしは蜂による受粉がよく行われたことで実が多く付いたという。佐藤聡園長は「多くの人に摘みたての
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若者ボランティア 自習室開催 勉強ができる居場所を提供 小中学生を支援 浜松市中区
浜松市中区の富塚協働センターを拠点に活動する若者ボランティア団体「コミュニティ・アシスタント」はこのほど、居場所づくりと勉強に意欲的な小・中学生を支援しようと入退場自由の自習室「スタトミ」を同センターで初開催した。 スタトミは「スタディー トミツカ(Study Tomitsuka)」の略。高校生7人と小中学生約10人が参加した。小中学生は、算数や地理などの解き方が分からない問題を高校生にサポートしてもらい2時間半ほど宿題や自習などの勉強に励んだ。時折頭を悩ませながらも、年齢の近い高校生の身ぶり手ぶりを使った教え方に後押しされ、勉強に親しんだ。 学校や塾以外に学習できる居場所をつくり、地域
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久留女木の棚田 保全活動を紹介 竜宮小僧の会 浜松市中区
浜松市北区引佐町の久留女木の棚田で保全活動に取り組む「久留女木竜宮小僧の会」はこのほど、「久留女木の棚田 お話し会」を同市中区の市民協働センターで開いた。同会事務局の鈴木一記さん(58)が、活動内容や棚田の魅力について説明した。 同会では地域外の人が年間を通じて農作業を体験する「棚田塾」を開催している。鈴木さんは同塾で田起こしの方法といった手法だけでなく、稲の品種や特性、土壌分析なども学べることを解説した。その上で、「現代の日本では作物を育てる技術や習慣が失われている。久留女木では農家以外の人が米作りを学ぶ機会を提供し、自立して米作りができる人が集う場所にしたい」と語った。 トンボやチョ
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不正軽油流通防止 抜き取り調査実施 県など 浜松市西区の国道301号
軽油に他の燃料を混ぜた不正軽油の流通を防ごうと静岡県浜松財務事務所は16日、燃料の抜き取り調査を浜松市西区篠原町の国道301号で行った。 県職員や浜松西署員が大型トラックなどの運転手に協力を求め、燃料タンクから数百ミリリットルを採取した。計20台から抜き取り、比重や温度を測る簡易分析の結果、不正軽油は確認されなかった。今後、紫外線を当てて蛍光反応を確かめる詳細検査も予定している。 同事務所の担当者は「不正軽油が環境やエンジンに悪い影響を与えることを周知し、使用防止を呼びかける」と話した。
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パステル画など力作28点並ぶ 21日まで、浜松市中区
浜松市中区の南部協働センターを拠点に活動する絵画同好会「アートクラブ」の作品展が21日まで、同区のクリエート浜松で開かれている。 講師を務める宮地越子さんと会員7人が、人物を題材にしたパステル画を中心に28点を紹介している。読書をする女性や、物思いにふけるような子どもをやわらかな色合いで描いた作品などが並ぶ。山中英明代表(65)は「同じ題材をそれぞれの感性で個性を出しながら描いている」と魅力を説明した。
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委員会構成を内定 浜松市議会
浜松市議会は17日の議会運営委員会で、本年度の5常任委員会と4特別委員会の委員構成を内定した。19日の5月定例会本会議で決定する。 先行して決定した議会運営委員会を含む10委員会のうち、最大会派自民党浜松が七つの委員会で委員長ポストを占めた。創造浜松が市民文教委員会と危機管理・交通政策特別委員会、市民クラブが厚生保健委員会の委員長ポストを得た。 各委員会の正副委員長は次の通り。(正、副の順。議会運営は副委員長2人) ▽総務 斎藤和志、岩田邦泰▽厚生保健 鈴木真人、小野田康弘▽環境経済 露木里江子、神間郁子▽建設消防 平野岳子、酒井豊実▽市民文教 関イチロー、井田博康▽大都市制度・行財政改革
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文化財の蔵で21日イベント 浜松市天竜区
浜松市天竜区二俣町の国登録有形文化財ヤマタケの蔵で21日、市民が手作りした作品を展示販売するイベント「天竜春の蔵シック」が開かれる。 蔵のまち二俣のPRを目的に、天竜商工会女性部有志でつくる「二俣おかみさんの会リリーズ」が毎年春と秋に開催している。和服リメーク雑貨やアクセサリーなどの販売のほか、フリーマーケットやバルーンアートの無料体験も実施する(会場で要予約)。 会場前のクローバー通り商店街ではキッチンカーなどが並ぶ軽トラ市も開催される。午前9時半~午後2時まで同商店街は歩行者天国になる。 午前9時~午後3時。軽トラ市は午前10時~午後1時半。雨天決行。
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風景や人物生き生きと 浜松・三ケ日絵画クラブが作品展
浜松市北区三ケ日町の三ケ日絵画クラブの作品展が31日まで、同町の三ケ日図書館で開かれている。生徒8人と講師の天羽凜さんが秋から春にかけて描いた風景画や人物画など、水彩画を中心に20点が並ぶ。 国内外の冬景色や干支(えと)のウサギ、モデルを招いたデッサン会の成果作品が来場者の目を引いている。天羽さんは「5月下旬には春らしい絵も追加する。水彩画に親しむ機会にしてほしい」と話した。 20日には同図書館で水彩画のワークショップが開かれる。参加者の作品も展示するという。
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湖西で音楽ライブイベント バンド活動の有志企画
湖西市鷲津の浜名湖れんが館でこのほど、音楽ライブイベント「OASIS・HAMANAKO(オアシス・ハマナコ)」が初めて開かれた。ライブハウスのない湖西市を音楽で盛り上げようと、県西部でバンド活動をする有志が中心となり企画した。県内外の8組が出演し、オリジナル曲やカバー曲を披露して盛り上がった。 浜松市でチャリティーライブを主催する杉田浩一さん(44)=同市東区=が湖西高出身で湖西市に住んだ経験もあった縁で、市内在住、出身のバンド仲間や地元の飲食店主らと共に計画した。京都市と愛知県豊橋市からゲストバンドも招いた。 地元の子どもたちにライブを経験してもらおうと、中高生の入場料を500円、小学生以
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新緑の白倉峡、清涼感満喫♪ 浜松・龍山秘密村【キャンプ場だより】
浜松市の山間部、「日本三大人工美林」で有名な天竜区龍山町にある龍山秘密村。天竜杉の森に囲まれた、標高600メートルの山の中です。 秘密村までの山道は、5、6月には道沿いを流れる白倉川に沿って木々が芽吹き、若葉の新緑が鮮やかに輝きます。車の窓を開けて走ると、新緑の匂いを感じ、川の清涼感を覚えます。標高が上がるにつれ、気温が下がっていくことを体感できます。オートバイや自転車などのツーリングで走るのもとても気持ち良いです。休憩で秘密村のカフェに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。 秘密村がある龍山町白倉地区には、標高1027メートルの白倉山を源流とし、天竜川へそそぐ白倉川に刻まれた約10キロの
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浜松・秋葉神社神門 200年前建造時の姿に 解体修理終え、くぐり初め
浜松市天竜区春野町の秋葉山本宮秋葉神社(河村基夫宮司)上社で16日、解体保存修理を終えた神門の竣工(しゅんこう)祭とくぐり初め式が行われた。台風による倒木で損傷した箇所や構造のゆがみなどを補修し、約200年前の建造当時の姿によみがえった。 神門は1831(天保2)年に建造。静岡浅間神社の彫刻などを手がけた諏訪立川流2代目・富昌の作で、市指定有形文化財に登録されている。2018年の台風で倒れた木により、彫刻などが損傷。市などの調査により、地盤の沈下や建物全体のゆがみなどが見つかり、約3年をかけて解体修理が行われた。 彫刻や柱の修復のほか、屋根は金属板からこけらぶきへと建造当時の姿に改めら
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シラスウナギ漁獲低調 静岡県内23年漁期 2年連続1000キロ下回る
ニホンウナギの稚魚シラスウナギの2023年漁期(22年12月~23年4月)の県内漁獲量が695・7キロと低調だったことが16日、県への取材で分かった。2年連続で1千キロを下回り、近年では「記録的不漁」とされた13年の325・9キロ、19年の478・8キロに次ぐ少なさで、減少傾向が顕著に現れた。 県水産資源課によると、月別の漁獲量は22年12月が4・4キロで、21年12月(2・9キロ)に続き出足でつまずいた。23年1月も33・8キロと低調だったが、2月に入って136キロ、3月は309キロと盛り返し、4月は211キロで漁期を終えた。 県内漁獲量は3370キロだった1988年から減少傾向が続い
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レンズで捉えた天文現象 天体愛好家7人が写真展 浜松市北区
浜松市北区細江町のみをつくし文化センターで21日まで、遠州天体写真愛好会の写真展「星空浪漫(ろまん)」が開かれている。会員7人がカメラや望遠鏡で撮影した星空や惑星など64点を展示している。 アクトタワー(中区)や久留女木の棚田(北区)、二俣城跡(天竜区)などの風景とコラボした一枚や、月食や彗星(すいせい)などの天文現象を捉えた力作、銀河や星雲を鮮やかに表現した作品などが来場者の目を引く。撮影地や露出、絞りなどの撮影データも公開している。 開館時間は午前9時から午後9時半(最終日は午後5時)。
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マスク外して「乾杯!」 遠鉄百貨店に屋上ビアガーデンがオープン 昨年より10日早く
遠鉄百貨店本館(浜松市中区)で16日、屋上ビアガーデンがオープンした。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移り、昨年より10日早いオープンで、座席数は同100席増の450席とした。9月10日まで営業する。 同区で最高気温26.1度と夏日になった初日は、開店直後の午後5時すぎに仕事帰りの会社員らが駆け付けた。昨年の初日は雨が降ったが、今年は心地よい風も吹き、「乾杯」の掛け声とともにジョッキを傾けて喉を潤す姿が見られた。 アフターコロナに向けた行動なども見られ、西区の会社員市川洋之さん(46)は「マスクを外したり着けたりするような煩わしさもなく、大手を振って飲める」と話し、名古屋
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中野市長「浜松から地方創生」 就任後初議会
浜松市の中野祐介市長は16日、就任後初議会となる市議会5月定例会本会議であいさつに立ち、市政運営の基本方針として「浜松から地方創生に取り組む。浜松をもっと元気にし、明るい未来を築くため、全力を尽くす」と述べた。 中野市長は浜松市の魅力として豊かな自然や厚い産業基盤、温暖で暮らしやすい気候風土、人柄に根付くやらまいか精神などを挙げ、「全国のどこにも負けない魅力があり、大きなポテンシャルを持つ。ポテンシャルを生かして人口減や少子高齢化の流れを食い止め、転換を図る」と強調した。地方創生とともに、安心安全な都市基盤の構築、持続可能な浜松の実現に取り組む方針も示した。 また、行政区再編に伴う来年
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再生紙の凧商品化 浜松白洋舍 繊維の廃棄物を活用
静岡県西部でクリーニング店を展開する浜松白洋舍(浜松市東区)は、繊維の廃棄物から紙を再生する「サーキュラーコットンペーパー」で凧(たこ)を作り、商品化に乗り出す。同社など全国の異業種約100社が加盟し、繊維の循環システムを生み出す「サーキュラーコットンファクトリー」(東京)が和紙の素材に近いサーキュラーコットンペーパーを提供した。 凧に使う和紙の職人の人手不足を解消するため、再生紙で代替した。凧は浜松市中区蜆塚町の子ども会の児童も製作に携わり、浜松まつり初日の3日に同市南区の中田島砂丘で凧揚げを試した。杉原徳彦社長(51)は「和紙に比べて少し重いなど課題はあるが、しっかり凧を揚げることがで
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人口減対策など浜松市長に要望 浜松商議所
浜松商工会議所の斉藤薫会頭は16日の定例記者会見で、今月就任した中野祐介浜松市長に求める重点施策として人口減への対策を挙げ、「人口が増えなければ経済が縮小する。都市間競争の中で魅力を打ち出し、UIターンや移住者を増やすことが必要」と述べた。 望月英二副会頭はデジタル人材の確保を重要視し、「次世代自動車に関わる業界にとって不可欠。行政と産業界で連携して取り組みたい」と期待感を込めた。他の副会頭は子育てしやすいまちづくりや農業支援などを挙げた。 一方、斉藤会頭は浜松まつりに関して、大河ドラマで徳川家康を演じている松本潤さんが登場した5日の騎馬武者行列を含め、「人の動きがあって良かった。知恵と
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1月の個人破産131件 静岡県内 前年比4件増
信用調査会社の静岡商工データがまとめた1月の静岡県内個人破産(手続き開始決定)件数は、前年同月比4件増の131件だった。2カ月連続で前年同月を上回った。 地区別は東部が6件増の47件、中部が19件減の42件、西部が17件増の42件。市郡別では静岡市29件、浜松市27件、沼津市15件だった。 同社は「件数に大きな変化はないが、物価高の影響への注視が必要」と指摘する。
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全国トップクラスの争いも 静岡県高校総体陸上19日開幕 小針(富士市立)全国3冠へ発進
静岡県高校総体陸上は19~21日、エコパスタジアムで行われる。地区大会の上位とシード選手が出場し、各種目6位までの選手、チーム(競歩は5位、混成、女子棒高跳び、女子三段跳び、女子ハンマー投げは4位まで)が6月16~18日の東海総体(エコパスタジアム)の出場権を得る。 男子短距離 2年成川(東海大翔洋)今季急成長 【男子】短距離の2年成川倭士(東海大翔洋)が急成長した。今季は100メートルを昨年から0秒36縮め10秒41。200メートルも向かい風2・9メートルで21秒47と好記録を連発している。 110メートル障害は全国トップクラスの争いとなりそうだ。西部大会で宮本皓寿(浜松市立)が今季
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民家火災、焼け跡から1人の遺体 住人の男性か 浜松市西区雄踏町
16日午前1時ごろ、浜松市西区雄踏町宇布見の男性(86)方から出火し、木造平屋建ての住宅を全焼した。焼け跡から1人の遺体が見つかり、浜松西署は連絡が取れていない男性とみて身元の確認を進めている。同署などによると、男性は妻(90)、次男(60)と3人暮らし。妻と次男は煙を吸って市内の病院に搬送されたが、命に別条はないもよう。火は約4時間半後に鎮火した。同署などが出火原因を調べている。 現場はJR舞阪駅から北へ約1キロの住宅地。近くに住む80代の男性は「家から炎が見えた。深夜の発生なので怖い」と不安そうに話し、消火活動を見守った。
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大麻所持した疑い 男を逮捕 浜松中央署
浜松中央署は16日、大麻取締法違反の疑いで浜松市中区萩丘2丁目、ガソリンスタンド店員の男(25)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日、自宅で若干量の大麻を所持した疑い。同署によると、容疑者は容疑を否認している。
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強制わいせつ致傷 被告の男が認める 静岡地裁浜松支部初公判
浜松市内の路上で女性にわいせつな行為をした上、けがを負わせたとして強制わいせつ致傷の罪に問われた同市南区の無職の被告(26)の裁判員裁判の初公判が16日、静岡地裁浜松支部(大村泰平裁判長)で開かれ、被告は起訴内容を認めた。弁護側は「酒に酔っていて、判断力や理性が弱っている状態だった」と主張した。 検察は冒頭陳述などで、被告は事件の前に社交飲食店などでウイスキーの水割りなどを飲み、別の女性グループの後を付ける行為を繰り返していたと説明。飲食店員の証言や防犯カメラの映像などから、話し方や足元もしっかりしていたとし、「飲酒の影響は限定的だった」と指摘した。弁護側は専門家の鑑定結果などを基に、アル
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ナンバープレート盗容疑 浜松市東区の男再逮捕
浜松中央署は16日、窃盗の疑いで浜松市東区原島町、会社員の男(40)を再逮捕した。再逮捕容疑は昨年9月初旬から今年3月初旬までの間に、同区の駐車場でナンバープレート2枚(計1500円相当)を盗んだ疑い。容疑者は3月15日に乗用車を無免許運転したとして道交法違反の疑いで、同29日には別のナンバープレート2枚を盗んだとして窃盗の疑いで同署に逮捕された。
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記者コラム「清流」 旧鈴木家屋敷の保存
浜松市東区中郡町の旧鈴木家屋敷がレストランを備えた交流施設として改修され、今春営業を始めた。江戸時代に浜松藩随一の庄屋だった名家の居宅で、地元住民有志が20年近く保存活動を続けてきた。取材で保存の苦労を聞き、立派な屋敷が一層輝いて見えた。 活動を主導した村木正弥さんによると、屋敷は当主が転出し無人になった後、長年やぶに覆われ、開発業者への売却も検討されていたという。由緒を知った村木さんらが当主の許可を得て保存に乗り出し、手入れを続けてきた。熱意に触れた当主側が「地域のため」と屋敷を市に寄付し、地元企業が管理を引き受けて美しくよみがえらせた。 屋敷を訪ねると、この地がいかに豊かな農村だった
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三方原馬鈴薯出荷、生育順調 JAとぴあ浜松
静岡県西部特産のジャガイモ「三方原馬鈴薯(ばれいしょ)」の出荷作業がこのほど、浜松市中区のJAとぴあ浜松馬鈴薯選果場で本格的に始まった。同市と湖西市で生産したジャガイモは、7月末までに約4200トンの出荷を見込む。 この日は4日前に収穫し、乾燥させた約35トンを選別した。作業員が傷みや変形などを目視で確認するとともに、機械のセンサーで空洞果などを検査し、箱詰めした。 同JA北営農センターの村松真人主任(38)によると、今年は3月以降の高温と適度な降水量で、順調に生育しているという。 三方原馬鈴薯はジャガイモ栽培に適した赤土土壌の三方原台地などが主な産地。表皮が白くつやがあり、でんぷん質
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議長に戸田誠氏、副議長に須藤京子氏を選出 浜松市議会
統一地方選で改選した浜松市議会の5月定例会が16日開会し、正副議長選を行った。投票の結果、議長に戸田誠氏(58)=自民党浜松=、副議長に須藤京子氏(68)=同=を選出した。 同市議会では正副議長は1年交代が慣例になっている。両ポストを自民が占めるのは改選前から5年連続。女性議員が副議長を務めるのは初めて。 5月定例会の会期は6月26日までの42日間。 戸田誠氏(とだ・まこと)浜名湖北部用水理事、スポーツ協会引佐支部長。4期。北区引佐町 須藤京子氏(すどう・きょうこ)[元]市教育委員長、県PTA連会長。3期。中区広沢
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個性あふれる写真210点 浜松市中区 静岡県西部の愛好家展
静岡県西部の写真愛好家らでつくる浜松写真連絡協議会の写真展が16日、浜松市中区のクリエート浜松で始まった。21日まで。 会員61人が風景や人物の写真約210点を持ち込んだ。動物や植物などの共通テーマを決めたコーナーでは、かわいらしい2匹のパンダが寝そべる姿や、鮮やかな赤いハナミズキを写した作品などが見られる。雄大な富士山を背景に、薄紫色の芝桜が咲く風景作品を出品した吉川達也さん(56)は「会員が個性あふれる自信作を出している。作品を見て、写真に興味を持ってほしい」と話した。
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安全運転管理推進 2事業所に指定証 細江署など
細江署と細江地区安全運転管理協会はこのほど、本年度の安全運転管理推進事業所に指定した浜松とよおか病院(浜松市北区豊岡町)と興和浜松工場(同区新都田)に指定証を交付した。 同署で開いた交付式で、山本氏仁署長と同協会の影山晴久会長が、2事業所の安全運転管理者らに指定証とのぼり旗を手渡した。2事業所は、同管理者を選任している同署管内の365事業所のけん引役として交通安全活動に取り組む。 同病院の大場俊裕事務長は「職員が無事故無違反で過ごせるよう啓発していく」、同工場の安福由規労務課長は「通勤時間帯に渋滞するので、脇見運転や追突事故がないようにしていく」とそれぞれ話した。
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フェアトレード商品紹介 21日、浜松市西区でマーケット
はままつフェアトレードタウンネットワークは21日、発展途上国の生産品などを適正価格で取引するフェアトレードや、地産地消の商品を紹介するイベント「フェアトレードマーケット」を、浜松市西区の佐鳴湖公園花見台で開く。 同市近郊の飲食店や雑貨店など約20団体が出店し、フェアトレードのコーヒーや米粉を使った焼き菓子、地産地消の野菜などを販売する。アフリカンダンスを披露するステージもあり、会場を盛り上げる。 イベントは同ネットワークが2018年から主催した「アースデイはままつ」が前身。三室千菜美代表は「商品や出展団体を通じてフェアトレードを知るきっかけになれば」と話した。
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「共感得られる定数に」 配分見直しに正副議長 浜松市議会
浜松市議会議長に就任した戸田誠氏(58)=自民党浜松=と副議長の須藤京子氏(68)=同=が16日、市役所で記者会見し、それぞれ抱負を語った。 戸田氏は「地方創生を掲げる(中野祐介)新市長が何をどう進めるか見極めたい。個別の提案は良しあしをしっかり評価するが、市と議会が車の両輪として進むよう運営したい」と基本姿勢を説明した。 本年度の重要課題には来年1月の行政区再編、家庭ごみ処理の有料化、医療センター新病院や天竜清掃工場の完成などを挙げた。区再編について「市民サービスが低下しない体制になるよう、限られた日程の中で特別委員会や当局とともに議論したい」と強調した。 議会改革検討会議で議論され
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遠州織物でモビール作り 浜松市浜北区でワークショップ
遠州織物を活用したベビー用品パッケージを企画運営する「BABYBOX(ベビーボックス)サポーターズ」は商品発売を記念して15日、室内インテリアのモビール作りのワークショップを浜松市浜北区の「ホーム浜松」で開いた。乳幼児連れの母親ら3人が参加し、ヒノキ材と遠州織物をあしらったモビールを完成させた。 3月に発売した「はままつベビーボックス」の詰め合わせ品の一つ、モビールをデザインした鈴木萌子さん(中区)が講師を務めた。からみ織りを使った実際の商品とは異なるが、参加者は厚さ2ミリの丸、三角、四角形のヒノキ材と、幅1センチ程度の赤や黄、緑など多様な色合いや模様の織物を組み合わせ、バランス良く糸で結