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不明者捜索に協力 浜松市消防局が感謝状

 浜松市消防局はこのほど、昨年6月に浜名区引佐町渋川で発生した土砂災害の行方不明者捜索活動で、重機と従業員5人を派遣した市内の建設会社「アダプト」、犬3頭と隊員5人を臨場させた菊川市のNPO法人「災害救助犬静岡」に感謝状を贈呈した。中央区の消防局庁舎で太田陽視消防長が書状を手渡した。災害救助犬静岡と災害時の出動に関する協定も締結した。

太田消防長(左から2人目)から感謝状を受けた受賞者=浜松市中央区の市消防局
太田消防長(左から2人目)から感謝状を受けた受賞者=浜松市中央区の市消防局

 この土砂崩れでは民家1棟が巻き込まれて男性1人が死亡した。倒壊家屋を大量の土砂が覆い、捜索が難航する中、救助犬が土中に嗅覚を働かせて3カ所に反応。重機で集中的に掘り返して男性を発見した。
 太田消防長は「痛ましい結果となったが、捜索での連携は大変心強く、早期発見につながった」と謝辞を述べた。アダプトの増田慎司取締役は「当たり前の行動。今後も地域貢献を考えて行動したい」と話し、災害救助犬静岡の植田茂喜理事長は「犬の能力が生かせた。今後も要請があれば出動する」と協力を誓った。

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