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種育て 地域でシェア 循環“持続可能な街”へ始動 浜松・富塚協働センター

 浜松市中央区の富塚協働センターは16日、果樹の育成と、種を分かち合う「シェアシード」のプロジェクトを同センターで始めた。種は住民が自宅で育て、循環して利用する“持続可能な街”を目指す。

馬ふんと水を混ぜる作業をする児童=浜松市中央区の富塚協働センター
馬ふんと水を混ぜる作業をする児童=浜松市中央区の富塚協働センター
花壇に苗木を植える作業をする児童=浜松市中央区の富塚協働センター
花壇に苗木を植える作業をする児童=浜松市中央区の富塚協働センター
屋内に設けられたシェアシードコーナー=浜松市中央区の富塚協働センター
屋内に設けられたシェアシードコーナー=浜松市中央区の富塚協働センター
馬ふんと水を混ぜる作業をする児童=浜松市中央区の富塚協働センター
花壇に苗木を植える作業をする児童=浜松市中央区の富塚協働センター
屋内に設けられたシェアシードコーナー=浜松市中央区の富塚協働センター

 同センター内の児童会に通う富塚小の児童など約40人が参加した。実験農園のフォレストガーデン富塚が協力し、種取りや苗木を植える作業に汗を流した。屋外の庭では、児童が馬ふんと水を手で混ぜた堆肥を畑に入れ、スコップを使って穴を掘り、ブルーベリーやグアバなどの果樹の苗を植えた。シカクマメのさやをむき、種を取る作業も行った。
 全国公民館連合会によると、シェアシードなどの取り組みをする公民館は全国で初めてという。設計を担当した同ガーデンの力武若葉さん(42)は日当たりなどを考慮して果樹の配置を考えたといい、「子どもたちでも簡単にできることから始めてもらえれば」と話す。富塚小3年の内ケ崎柚月さん(8)は「おいしい果物がとれるように頑張って育てていきたい」と意気込んだ。
 (浜松総局・小林千菜美)

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