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浜松・天竜区の美術作家・藤田さん、縄題材に陰影描く 28日まで展示

 浜松市天竜区の美術作家藤田和子さんが28日まで、展示会「原点<縄>」を同区二俣町のマルカワの蔵で開いている。さまざまな太さの縄が見せる姿や陰影を描いた油彩画20点が、来訪者を楽しませている。

会場に並ぶ縄をテーマにした作品=浜松市天竜区二俣町
会場に並ぶ縄をテーマにした作品=浜松市天竜区二俣町

 縛ったり輪を作ったりといった動きの中で生まれる縄の形状を黒と白、灰色で表現した。自在に描くことで絵に生まれる空気感を大事にしているという。
 藤田さんは市内中学校の美術教員として約30年勤めた後、2012年に市内の展覧会に出展するなど制作活動を本格化させた。大学時代に現代芸術の題材として縄と白い箱を選んだ経験から、縄の魅力に迫る作品を多く描いている。藤田さんは「会場の蔵が醸し出す雰囲気とともに絵を楽しんでほしい」と話す。

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