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能登地震派遣 被災地の“今”報告 災害マネジメント支援チーム第1陣 川島さん「ニーズは日々変化」 県西部地域局

 能登半島地震を受け、災害マネジメント支援チームの第1陣として被災地に入った県西部地域局職員による活動報告が17日、磐田市見付の中遠総合庁舎で行われた。幹線道路の寸断など発災直後の厳しい状況を説明したほか、日々変化する被災地のニーズを把握し、支援につなげる必要性を強調した。

現地での活動を報告する川島さん=磐田市見付の中遠総合庁舎
現地での活動を報告する川島さん=磐田市見付の中遠総合庁舎

 同局危機管理課の川島廉主任(30)は3~10日までの間、静岡県が対口支援をする石川県穴水町に入り、物資調整や報告書作成などを担った。幹線道路の寸断をはじめ、迂回(うかい)路では道路の陥没や亀裂が相次ぎ「物資供給や医療搬送に支障が生じている」と振り返った。南海トラフ巨大地震が発生した際、地理的特徴から静岡県内でも伊豆地域で同様のリスクが懸念されるとして「道路啓開や人的・物的輸送の計画を練る必要がある」と課題を提起した。
 時間の経過に伴い被災地の物資・人的ニーズが変化する点にも触れ「遠方から物資を要請する際、その時に必要な物資ではなく、ある程度先の期間でニーズがある物資を要請することが求められる」と述べた。

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