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遠隔手話通訳で聴覚障害者支援 磐田で連絡会 災害時避難所での活用も

 静岡県西部健康福祉センターは16日、手話通訳者連絡会を磐田市見付の県中遠総合庁舎で開いた。県西部の通訳者約30人が参加し、「遠隔手話通訳システム」などの映像通訳への理解を深めた。

遠隔手話通訳システムなどへの理解を深めた連絡会=磐田市見付の県中遠総合庁舎
遠隔手話通訳システムなどへの理解を深めた連絡会=磐田市見付の県中遠総合庁舎

 同システムは、コロナ禍で通訳者の同行が困難になった聴覚障害者のコミュニケーション支援として県が導入した。スマートフォンなどを使ってオンラインで手話通訳を提供する。災害時の避難所などでの活用も想定している。
 連絡会では県の担当者が、システムに不慣れな聴覚障害者がいるため、通訳者側が操作の説明や通信量の節約などの配慮をする必要があるとした。参加者は実際にシステムに接続する体験に取り組んだ。スマホなどの内蔵カメラでビデオ通話による通訳を行うと左右が反転する場合があるなど、映像通訳の注意点についても説明を受けた。

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