子育て・育児の記事一覧
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地域ならではの学校行事 城落とし/砂丘マラソン/サンゴ養殖/遠泳/いずみ運動…【NEXT特捜隊 投稿特集】
小学生が泳ぎ続けることに挑戦する浜松伝統の「30分間回泳」の取材をきっかけに、LINEでNEXT特捜隊とつながる「N特通信員」の皆さんに地域ならではの学校行事を募集したところ、多くの投稿が寄せられました。寄せられた情報と追加取材した内容を紹介します。 ◆運動会の城落とし (浜松市西区、会社員のようこさん、47歳)(静岡県外、清水おもちさん、30代)(磐田市、ちいさん、40代) 「運動会の城落としがありました」 浜松などで行われる運動会種目「城落とし」(2019年9月23日 静岡新聞朝刊) (城落としは、浜松などで盛んな運動会種目です。過去の新聞記事によると、二つの軍
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こども救急電話相談「#8000」 8月11日から、24時間態勢に 静岡県、コロナ急拡大で
静岡県は9日、新型コロナウイルスの感染急拡大に対応するため、休日と夜間に開設している静岡こども救急電話相談「#8000」を11日から24時間態勢にすると発表した。9月30日まで。 子どもに感染が広がり、#8000の利用件数が増えていることから、態勢を拡充して小児科医の負担軽減と保護者の不安解消を図る。子どもの急な病気やけがへの適切な対処の仕方、受診する医療機関などについて、看護師や小児科医からアドバイスを受けられる。 現在の相談開始時間は平日が午後6時、土曜午後1時、日曜・祝日午前8時で、終了時間はいずれも翌日午前8時。11日からは24時間受け付け、回線数も増やす。 コロナの感染急拡大
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幼児教育 一定水準の教育担保を 常葉大・赤塚めぐみ准教授
静岡県教委が本年度から沼津市教委と連携して進める幼児教育支援充実事業で、研究リーダーを務める常葉大保育学部の赤塚めぐみ准教授に幼児教育を取り巻く現状を聞いた。 -幼児教育現場の特徴は。 「幼児教育の現場は、幼稚園や保育園に加え、さまざまな形態のこども園などがあり施設が多様化している。さらに、家族構成や家庭の教育環境も異なる。さまざまな環境下で、情報を広く吸収できるお子さんと、発達が偏るなどして広く学ぶことが難しいお子さんがいるので、小学校に上がるまでに育ち方にばらつきが出る。学ぶ機会を一律にするのは難しいが、小学校入学後の児童が学校生活になじめない『小1プロブレム』を回避するため、今回の
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介護施設で児童預かり 浜松市、全国初の「寺子屋」
夏休み中に高齢者施設が小学生を預かる浜松市の「かいごTERAKOYA(寺子屋)」事業が7月下旬、市内5施設で始まった。施設が高校生や大学生をアルバイト雇用し、学生らが児童に勉強を教えたり、高齢者との触れ合いを手伝ったりする全国初の試み。活気がもたらされた施設側や、子どもの預け先に悩む共働き世帯から好評を得ている。 市が実施施設を募集し、予算500万円で事業化した。その一つ、特別養護老人ホーム浜松中央長上苑(中区)は会議室を開放。8月26日までの平日に、毎日4人ほどの学生が10人程度の児童を預かる体制を組んだ。児童は時間割に沿って勉強や遊び、入所者との交流をして過ごす。 保護者の負担は菓子
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子育てママをアプリで応援 伊豆の国市、コラムや情報発信
伊豆の国市はこのほど、子育て情報を発信する「いずのくに子育て応援アプリ」を制作した。市内の情報をまとめるほか、子育て世代の母親によるコラムを掲載する。 これまでは子どもの予防接種の日程管理を主な目的にウェブとメールを併用した「いずのくに子育てモバイル」を導入していたが、利便性やスマートフォンの普及率を踏まえてオリジナルのアプリをリリースした。 子どもの生年月日から予防接種のスケジュールを自動作成する機能を設け、子育てイベント情報などとともにプッシュ通知で知らせる。子育て世代の母親が「ママ記者」として情報を集め、親子で楽しめる遊び場やイベントの体験リポートなどを紹介する。 アプリのダウ
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子どもに笑顔お届け! 浜松の放課後支援員・稲津さん 大病後「地域に恩返し」
浜松市南区の放課後児童会支援員稲津達義さん(55)が、自費で収集したカードやボードゲームなどコンピューターを使わないアナログゲームを小学生や未就学児に楽しんでもらう取り組みを、市内を中心に続けている。新型コロナウイルスの影響で巣ごもり生活時の娯楽として注目されたこともあり、今夏も小学校や公共施設などをボランティアで回る。大病を患ってたどり着いた「地域への恩返し」は、子どもの笑顔が広がる街づくりに一役買っている。 7月下旬、同市浜北区のふれあい交流センター浜北。稲津さんは家族連れにボードやカードを使う遊びのルールを説明していた。木製の駒や円形の紙を、バランスを取りながら積み上げるフランス発の
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子どもの近視、斜視 学年上がるほど増加 デジタル機器影響か 専門家「使い方見直して」
デジタル機器の使用頻度が高まり、子どもたちの目への負担が増している。このほど示された文部科学省による小中学生の近視の実態調査結果で、学年が上がるほど近視とみられる児童生徒の割合が高くなることが分かった。スマートフォンやゲーム機の使用時間や使い方との関連が指摘され、こうした生活は「斜視」の発症につながる恐れも。成長期の子どもは症状の進行が早いため、専門医は「デジタル機器との付き合い方を見直してほしい」と呼び掛けている。 文科省の調査は、国公立の小中学校26校で、角膜から網膜までの長さ「眼軸長」の状態を調べた。眼軸長が長くなると焦点が合いにくくなり、近視になりやすくなる。成人の平均が24ミリ弱
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伊東市「ベビーファースト運動」宣言 静岡県内の市で初参画
伊東市は27日、日本青年会議所が2021年度から推進する「ベビーファースト運動」に参画し、取り組みを進めることを表明した。県内の自治体では県と東伊豆町に続き3例目で、市としては初めての参画となる。 子育て世代が子どもを産み育てたくなる社会の実現を目指す運動で、活動宣言を基に具体的な取り組みを実施する。 同日、伊東青年会議所のメンバーが市役所に小野達也市長を訪ね、懇談した。小川健一郎理事長が運動の概要を説明し、「どんどんと広がりをみせる活動になる」などと語った。 小野市長が「安心して出産ができ、心身共に健やかに子育てができるまち」とした活動宣言に署名した。小野市長は「運動には大賛成。積極
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沼津・門池で「寺子屋」スタート 世代間交流の機会に
沼津市の門池コミュニティ推進委員会は今夏、地域の小学生を対象にした「夏休み門池ワクワク寺子屋」を始めた。地域ぐるみで子どもを育てるため、さまざまな年代の住民同士の交流機会をつくることが狙い。企画した同委員会学習支援担当の矢谷朋子さん(42)は「人との触れあいは子どもの人間形成の上で大切。コミュニケーション力を養えたら」と話す。 同委員会はこれまでも乳幼児の預かり支援で世代間交流日を設けるなど、幅広い年代が交わるよう工夫してきた。 寺子屋は7月下旬から約1週間行い、夏休みの宿題など持ち寄った教材で学習をした後、地域の大人らが手掛ける体験活動に臨む。 28日には同市の門池地区センターで地元
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夏休み 昼食代2万円補助 焼津市、経済支援必要な児童生徒向け
焼津市は、学校給食のない夏休み期間、経済的な理由で支援が必要な児童生徒に「昼食代」として1人当たり2万円を補助する。28日に支給する。 対象は就学援助費の支給認定を受けている児童生徒792人の保護者。就学援助費の項目に学校給食が含まれているため、授業があるときは実質無料となっている。夏休み中は給食が無いことから、コロナ禍で家計への影響が懸念される状況で、保護者の昼食にかかる負担を軽減する目的で実施する。 申請は不要で、学校を通じて就学援助費の口座へ振り込まれる。市議会6月定例会で関連事業費1640万円を計上した補正予算が既に成立している。
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静岡県「子育てに優しい」企業や事業所募集 9月9日まで
静岡県は9月9日まで、子育てに優しい職場環境づくりに取り組む企業を募集している。選考委員会が審査し、規模別の3部門で表彰する。 対象は県内所在で、男性社員の育児参加推進や仕事と子育ての両立支援などに取り組んでいる企業や事業所。県は表彰企業の取り組みを冊子にして全国の大学に配布し、人材確保やPRに役立ててもらう。県が作成したロゴマークも使用できる。 問い合わせは県こども未来課<電054(221)2037>へ。
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赤ちゃんみんな、絵本の主人公に 菊川市がプレゼント事業
菊川市は本年度、赤ちゃんがいる家庭に子どもの名前入り絵本「きくすくブック」を無料でプレゼントする事業を始めた。親子のコミュニケーション向上や、子どもが本に親しむきっかけづくりを目指す。同市によると県内で初めての取り組み。対象は同市に住所がある4月1日以降に生まれた乳児。表紙やページに子どもの名前が入ることで、子どもが絵本の主人公になる。名前の由来や、親から子どもへのメッセージを記載するページも設けた。 保健師が生後4カ月までの乳児家庭を訪問し、親子の心身状況を確認する乳児家庭全戸訪問事業に合わせた企画。保健師が保護者に絵本注文チケットを渡し、保護者が申し込むと、2~3週間で絵本が郵送される
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共働き世帯親子、地域の味で夕食 御前崎「だれでも食堂」
共働きの子育て世帯にゆっくりと夕食を味わってもらおうと、御前崎市教育委員会は20日夜、「だれでも食堂もぐもぐ」を同市池新田の中遠調理師専門学校で開いた。 市内の親子ら18人が参加した。枝豆やひじきなどを混ぜ込んだおにぎりをつくり、同校の生徒らが調理したおかずを皿に盛り付けた。 「地産オードブル」と名付けられたおかずはカツオコロッケ、しらすの冷製パスタなど地元産の食材がふんだんに使われ、親子は普段とは違った夕飯を楽しんだ。 だれでも食堂もぐもぐは2018年度から市内の飲食店などで開いている。
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子育て悩み気軽に相談 富士のタリーズ、新米ママ交流企画
富士市のタリーズコーヒー富士市中央公園店で20日、子育て世代の交流企画「新米ママの応援団~朝育じょいふる~」が始まった。毎月1回、未就園児と母親が集まり、コーヒーを飲みながら子育ての悩みを相談できる。 同市厚原のピアノ教室「じょいふるピアノハウス」が主催する。教室の講師らが“先輩ママ”として、子育ての経験を伝える。 初回は0歳児と、1歳児の親子計2組が、手遊び歌を通してスキンシップの取り方を学んだ。子どもは母親の膝の上で手を振るなどして、笑顔でリズムに乗った。 参加者が動き回る子どもの落ち着かせ方を相談すると、行動を頭ごなしに否定せずに優しい口調で説明すると効果
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ママの仕事復帰支援 長泉町がセミナー初開催
長泉町はこのほど、仕事復帰を考えている母親を対象にしたセミナー「ママのためのおしごと復帰講座」を同町のパルながいずみで初開催した。町内在住で1歳前後の子の母親6人が、育児とキャリアの両立などに関する疑問や不安を語り合った。 「ビズホープ」(三島市)が企画協力し、三島市の母親でつくる団体「ママとね」メンバーで育休後アドバイザーの鈴木陽子さん(沼津市)が講師を務めた。メーカーでフルタイム勤務する傍ら、3人の子育て中という鈴木さんは、「保育園の送迎体制は家族と交渉する」「家事育児の分担は表で可視化する」など両立のこつを紹介。「完璧でなくて大丈夫。一人で抱え込まず『こうあるべき』を手放そう」と呼び
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産後ケア重要性知ろう 7月29日に産婦人科医講演 湖西
湖西市内の助産師らでつくる「こさい産前産後ケアプロジェクト・THEチーム虹」は29日、虐待やうつ予防のための産後ケアをテーマにした講演会を同市の表鷲津多目的ホールで開く。 講師を務めるのはMammy1010木村産科・婦人科(浜松市北区)の木村聡院長。同院は産後ケア専門の施設を持ち、母親らのサポートに力を入れている。講演では産後の問題やケアの重要性を解説する。 同グループによると、産後ケアなどに対する自治体の補助制度を知らない人は多いという。豊田登美子代表(50)は「親世代への教育の場が少ない。男性も含めてぜひ参加してほしい」と呼びかける。 午後6時45分~8時の予定。参加費は500円。
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離婚後「共同親権」 法制審、8月中間試案 静岡県内、推進派と反対派が行方注視
離婚後の父母の双方に親権を認める「共同親権」を導入する案などを盛り込んだ家族法制の見直しに関する中間試案を、法相の諮問機関である法制審議会の家族法制部会が8月にも取りまとめる。静岡県内では親権を失った別居親を中心に共同親権の実現を求める動きが活発化しており、推進派、反対派の双方が「正念場」と法制化の行方を注視している。 「親として、子に関わりたい」。県東部の別居親の50代男性は思いを吐露した。家庭裁判所の審判で定期的な面会交流の約束をしたが、子どもと2年以上会えていない。 2020年に全国の別居親らと「単独親権制により人権侵害を受けている」として国に損害賠償を求める集団訴訟を東京地裁に起
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磐田市新事業「iぽーと」 子育て家庭に担当保健師 妊娠から就学前一貫支援
磐田市は本年度、子育て家庭に担当保健師を付け、妊娠、出産、子育てに関する相談に継続して応じる寄り添い型支援事業「iぽーと」に乗り出した。核家族化が進む中、保健師が気軽に相談できる相手になり、安心して子育てできる環境づくりにつなげようと企画した。 妊娠期から就学前まで、1家族を1人の保健師が継続して担当するフィンランドの母子保健システム「ネウボラ」がモデル。同市ではこれまで、母子健康手帳交付や新生児訪問などを異なる部署で担当してきたが、こども未来課に対応を一本化し、子どもの親が相談しやすい体制づくりを図った。 本年度、同課の母子保健専任保健師を3人から10人に増員。10中学校区に1人ずつ地
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医療ケア児の相談拠点 静岡県総合庁舎別館に開設
静岡県は4日、日常的にたんの吸引や人工呼吸器などを必要とする医療的ケア児やその家族の相談窓口となる支援センターを静岡市駿河区の県総合庁舎別館に開設した。医療や福祉、教育など多様な相談にワンストップで対応し、関係機関との橋渡し役を担う。 県看護協会が委託を受け、看護師資格を持つ職員2人が常駐する。電話やメールを中心に必要に応じて面接も行う。同協会の渡辺昌子会長は「家族と交流を持ち、サロンのような温かい雰囲気の中でセンターを育てていきたい」と話す。 自宅で暮らす医療的ケア児は県内に約600人いるとされ、医療だけでなく就園就学や就労など支援ニーズは多岐にわたる。県医療的ケア児者家族会によると、
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子どもの居場所考える 浜松・中区 若者の自己形成学ぶ
浜松NPOネットワークセンターは3日、地域の子どもたちの居場所について考える講座(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区の市民協働センターで開講した。市内を中心に子どもの成長に関心がある約40人が参加した。「ご近所遊びコーディネーター養成講座」として来年1月まで5回開く予定。初回は駒沢大の萩原建次郎教授から、居場所づくりに必要な知識を学んだ。萩原教授は思春期の子どもに地域の居場所がない現状や、他者とのつながりをはぐくむ公園の意義などについて説明。「若者の“自己形成空間”には公私の緩衝地帯が必要」と強調した。 講演後、市内で居場所づくりに取り組む団体のメンバーが活動な
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開館1周年で記念式典 焼津こども館、手作りクラッカーで祝う
焼津市栄町のターントクルこども館で3日、開館1周年の記念式典が行われた。子どもたちが手作りのクラッカーを鳴らして、節目を祝った。 式典におもちゃ学芸員やえほんとサポーター、地元関係者らが参加した。来場者ら1001人の笑顔の写真でこども館のロゴマークを描いたタペストリーを披露したり、紙コップにコットンボールの入った手作りクラッカーを鳴らしたりして、記念日を祝した。 中野弘道市長は施設の果たしている役割を強調し「これまで以上に愛される施設になってほしい」と呼び掛けた。こども館内では8月末まで、1周年記念としてタペストリーの元になった写真を展示している。
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子育てネット126団体に 島田で総会、交流促進を確認
島田市内の幼稚園・保育園や放課後児童クラブ、子育て支援サークルなどで構成する「市子育て支援ネットワーク」は1日、同市内で総会を開いた。新たに10団体が加わり加入団体は126団体に増え、さらなる交流促進を確認した。 45団体が出席し、松浦優子会長(子育て支援サークル「踊る!弾む!母部」代表)は自身の取り組みを例に「新たなワークショップをきっかけに『自分も講座を開きたい』と意欲を持つ人が増えた。各団体が目的を持ってネットワークのつながりを生かすことで、活動の幅はさらに広がる」と呼び掛けた。 本年度は親子向けイベントへの参加に加え、昨年度好評だった映画上映会、子育て家庭を応援する「ひとりじゃな
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大隅さん講師に子育て支援学ぶ 浜松のNPO
NPO法人浜松NPOネットワークセンター(浜松市中区)はこのほど、「子育ちカウンセラー」として活動する大隅和子さんを招いたセミナー「可能性を育む子どもとの関わりかた」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区の市市民協働センターで開いた。子育て支援などに取り組む13人が参加した。大隅さんは「赤ちゃんはかわいがられることで自分と周囲を信頼し、目を合わせて話し掛けてもらうことで注意力を得る」と指摘。学童期の集中力や自己抑制の問題は「原因をたどると、生まれてすぐの人との関わり方にある」と解説した。 現在の子育て環境下では「全ての子育て家庭が支援を必要とする。目の前の人に寄り添い、受け止め、必要な支援がで
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子育て親へ再就職セミナー 浜松・中区
子育て中の親の再就職を支援する「マザーズコーナー就職支援セミナー」(ハローワーク浜松主催)がこのほど、浜松市中区の南部協働センターで開かれた。30~40代を中心とした21人が参加し、子育てをしながら働くために必要な雇用面などの基礎知識を学んだ。 社会保険労務士の鈴木泰子さん(58)が講師を務めた。鈴木さんは10月からの社会保険制度の適用拡大や、雇用契約書の重要性などについて説明し、「雇用主と一緒に、雇用契約を確認して気持ち良く働いていける関係をつくることが大事」と強調した。
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あなたにとって理想の公園は③ 有識者インタビュー②【賛否万論】
全国に約11万カ所ある公園の未来について考えています。これまで多額の税金が投入され、国民1人当たり6畳一間ほどの公園が整備されてきましたが、維持管理が追いつかず「物騒だ」「暗くて怖い」などと苦情が出ている場所も少なくありません。コロナ禍で公園の価値が見直されている今、せっかくの身近なスペースを生かしていく方法を考えてみませんか。静岡市清水区在住で大妻女子大教授の木下勇さん(67)と、県都市公園懇話会会長の井口義也さん(68)に話を聞きました。 知恵絞り、自分たちでつくる 大妻女子大教授 木下勇さん ー木下さんが委員長を務めた日本学術会議分科会は2020年、子どもの成育環境に
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保育士と一緒に将来設計考える 富士の高校生
高校生が人生設計を考える講座「カラフルライフデザインセミナー」(富士市主催)がこのほど、市立南保育園で開かれ、市内の高校生4人が保育士と一緒に将来を考えた。 保育士が資格を取得するまでの苦労や、妊娠、育児と仕事との両立の工夫を実体験を交えて説明した。生徒からは専門学校と四年制大学に進学した場合の違いなどの質問が出た。生徒は園児と一緒に遊ぶ体験をして保育士の仕事に理解を深めた。 60代までの人生設計を年表に記入し、結婚やマイホーム建築など生活の転換期を見据えて就職時期や10、20年後の仕事を想像した。 市立高3年の長浜結彩さん(17)は「公立、私立など就職する園の違いも調べてみたい」と話
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「ベビーファースト運動」参画 子育て支援鮮明に 東伊豆町
東伊豆町は27日、子供を産み、育てやすい社会の実現を目指す「ベビーファースト運動」に参画したと発表した。下田青年会議所の呼び掛けに応じ、子育て世代を支える姿勢を鮮明にする狙い。県内自治体では県に続き2例目で、市町単位では初という。 同運動は日本青年会議所が全国で企業や自治体に賛同を呼び掛けていて、参画に伴って具体的な行動などを求めている。東伊豆町は既に新生児への祝い金支給や不妊治療費、子育て用具の購入費の助成、イベント時の授乳・おむつ替え用テントの貸し出しなどを実施していて、さらに取り組みを推し進める。 同日の町役場での定例記者会見で岩井茂樹町長は「自治体の“消滅危機&rdq
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多胎家庭に子育てアドバイス 浜松の団体作成、15市町で配布
双子や三つ子の親でつくる子育て支援団体「しずおか多胎ネット」(浜松市、高山ゆき子代表)が作成し、寝かしつけや授乳、入浴など育児の場面ごとの対応を紹介する冊子「ふたご・みつご子育てブック」(A5判、36ページ)が本年度、静岡県内15市町で無料配布されている。浜松で2年前に配布が始まり、同団体が県内全市町に協力を呼び掛けた結果、14市町が賛同した。母子健康手帳交付時に市町の窓口で手渡される。 「子どもが一度にぐずるとつらいので、寝かしつける時間をずらした」「目の届くところで遊ばせながら、1人ずつ入浴させた」。同団体のメンバーが多胎児ならではの子育ての難しさや、工夫した体験談を聞き取り、具体的な
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富士市 新生児祝いに木玩具 6カ月健診時、地域材を使用
6カ月健診時に実施している富士市の「富士ヒノキ製玩具贈呈事業」の本年度分の配布が6月上旬から始まっている。本年度は小林木工所(同市蓼原)の歯固め用「かむかむヒノキ」を配る。 事業は同市産の木材の利活用促進を狙い、2020年度から始めた。新生児の誕生祝いを贈呈し、地域材をPRする。1600個を配布予定。 年度ごとで玩具の種類が変更され、今回のかむかむヒノキは、口に入れても安心な天然無垢(むく)材で、乳歯の生え始めの違和感を和らげる。使用後はインテリアなどに活用できる。 健診会場の同市フィランセではこのほど、健診を終えた親子がブックスタートの絵本とともに玩具を受け取った。市内の母親(41)
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あなたにとって理想の公園は②有識者インタビュー【賛否万論】
新型コロナウイルス禍をきっかけに、公園は幅広い世代に利用されるようになりました。一方、老朽化が進み、ほとんど使われなくなった公園も増えています。子どもや高齢者にとって大切な公共スペースを、ワクワクするような場所に生まれ変わらせることはできないでしょうか。公園づくりをテーマに講演活動などを行う町田誠・公園財団常務理事(62)に話を聞きました。 民間管理で利用者の意識に変化 ―コロナ禍をきっかけに公園の価値が見直されています。全国の公園の状況を教えてください。 全国には11万カ所、計13万ヘクタールという、とんでもない量の公園があります。全てを合わせれば、静岡市の面積ほどの大きさになりま
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木のえほん、市の図書館へ 沼津の浅野さん「特徴感じて」
沼津市御幸町の「わかばやし耳鼻咽喉科クリニック」の浅野理恵理事長は22日、伯父で家具のデザインなどを手掛ける白岡彪さん=鳥取県在住=が製作した木製の絵本を、同市に寄贈した。市立図書館1階の児童室に閲覧用として置き、子供たちに木のぬくもりや香り、肌触りの良さを感じてもらう。 タイトルは「木のえほん」。3セット(1セット5巻入り)を贈った。白岡さんが住む同県にまつわる物語を紹介している。登場する動物などの絵も白岡さんが描いた。立体絵本で、躍動するトビウオや白ウサギといった主人公の姿も特徴。 市役所に浅野理事長と母昌江さんが訪れ、頼重秀一市長と奥村篤教育長に手渡した。頼重市長らは早速、「木のえ
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服や床、汚してもいいよ 島田で「無制限あそび」
服や床を汚しても大丈夫―。「やっちゃダメ!から解放」をキャッチコピーに子どもが制限なく自由に遊べる「無制限あそび」のイベントが15日、島田市の第一生命金谷営業オフィスで行われ、5組の親子が参加した。 島田市を中心に無制限あそびのイベントを展開している同市の石本百華さん(28)が企画した。市の子育て応援メッセージ「ひとりじゃないでね」に賛同し、子育て家族を応援する同社が会場を提供した。子どもたちは食紅で色が付いた小麦粉絵の具や寒天を使って、模造紙を敷いた床や服の汚れを気にせず思いのままに遊んだ。 元保育士で2児を子育て中の石本さんは「子どもの創造力を伸ばしながら親子の思い出作りをお手伝いで
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「不登校は大丈夫」専門紙代表理事 静岡で講演 心の段階見てほしい
静岡県労働者福祉基金協会はこのほど、不登校当事者を取材するNPO法人全国不登校新聞社の石井志昂代表理事兼編集長を招いた講演会を静岡市葵区の県勤労者総合会館とオンラインで開いた。石井代表理事は、自身の不登校経験も踏まえ「『不登校は大丈夫』というのが結論」と語った。 子どもから「学校に行きたくない」と言われた際は「『分かった』と応じる以外に選択肢はない」と強調した。「その瞬間は、我慢を重ねてきた子どもにとっては最終段階」と述べ、「『分かった』の一言で子どもは親が味方だと思い安心する」と振り返った。 子どものSOSは、体調不良や不眠などさまざまな形で表れるとして「子どもは苦しいほど隠そうとする
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放課後児童クラブの育成支援案示す 富士市子ども・子育て会議
富士市はこのほど、市役所で開かれた市子ども・子育て会議の第2回会合で、市子どもの権利条例の理念を加味した放課後児童クラブの「育成支援」の在り方案を示した。新たに「子どもの最善の利益の保障」などの視点を盛り込んだ。市内のクラブで提供する育成支援内容の基盤となるのもので、今後、修正を加えていく。 国は運営指針の中で、一人一人の発達段階を踏まえた育成支援などの展開を求め、市も運営基本方針に育成支援の方向性を示している。 県内初の同条例施行を受けて変更を加えた育成支援案は利益保障に加え、「安全・安心な居場所確保」「発達段階に応じた主体的な遊びや生活の場の提供」の計3項目を示した。 子どもの視点
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虐待3717件対応 高水準続く 21年度、静岡県内7児童相談所
静岡県は9日、県内7カ所の児童相談所(静岡、浜松両政令市を含む)が2021年度に対応した児童虐待相談件数が3717件だったと発表した。前年度から5・4%減ったが、児童虐待防止法が施行された00年度以降では2番目に多かった。県は虐待に対する社会的関心の高まりや警察など関係機関との連携強化を背景に、高水準が続いているとみている。 種類別の内訳は、言葉による脅しや無視、子どもの前での家庭内暴力(面前DV)を含む心理的虐待が2320件で全体の6割超を占めた。身体的虐待が701件、ネグレクト(育児放棄)が652件、性的虐待が44件で続いた。児童が死亡する事案はなかった。 相談経路をみると、警察か
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静岡県がベビーファースト宣言 日本青年会議所の運動に賛同
静岡県は8日、子育て世代が子どもを産み育てやすい社会の実現を目指す「ベビーファースト運動」への参画を宣言した。運動に取り組む日本青年会議所の表敬訪問を受け、川勝平太知事が表明した。 日本青年会議所は全国の企業や行政、個人に対し、赤ちゃんや妊産婦らを応援する活動宣言と具体的な行動を呼び掛けている。これまでに170超の企業と40余りの自治体が参画し、県内の自治体では初めてという。 川勝知事は「赤ちゃんに愛情を注ぐことは大切なこと」と運動の趣旨に賛同し、「富士山の 見守る子育て幸せの 命をつなぐ 尊き仕事」と書いた宣言を発表した。 県は子育て優待カードの協賛店舗拡大や、ふじのくに出会いサポー
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カレーで食卓に会話を 沼津・三明寺、子ども食堂開設 カフェと連携
沼津市大岡の三明寺(大嶽正泰住職)は5日、門池地区の子どもに食事を提供する「かどいけ子ども食堂」を始めた。コロナ禍のため、初回は飲食店で弁当を手渡しするテイクアウト形式で実施。地元カフェと連携し、ひとり親家庭を対象にカレー弁当を無償提供した。 カレーは、同市大岡のカフェ「ライヨンゲート」が用意した。ジャガイモの代わりに地域特産のサツマイモを使ったチキンカレーで、子どもが食べやすい味付けに仕上げた。山田雄也店長(40)は「料理の手間が省ける分、少しでも食卓で会話する時間になれば」と話した。事前予約した8家庭の子ども15人が出来たてのカレーを持ち帰り、費用は市社会福祉協議会の助成金を活用した。
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待機児童減少23人 静岡県内受け皿拡大 「潜在」も減1671人
静岡県は、静岡県内の保育所や認定こども園などの待機児童が4月1日時点で前年より38人少ない23人だったと発表した。保育所の整備など受け皿確保が進み、減少が続いている。 一方、特定の保育所を希望するなどの理由で待機児童に計上されない「潜在的な待機児童」は231人減の1671人だった。 待機児童は5市町で確認された。内訳は函南町16人(前年27人)、森町3人(同11人)、清水町2人(同2人)など。湖西、袋井、裾野、伊豆の4市は保育所の定員拡大などにより、待機児童を解消した。 待機児童23人を年齢別にみると、1歳が13人で最も多く、2歳6人、4歳以上2人、0歳と3歳各1人となった。 県内の
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許されるのか…迷いも 浜松女性市議「16週の出産欠席」初活用
浜松市議会が昨春の会議規則改定で新設した「産前産後各8週、最大16週」の出産欠席制度を馬塚彩矢香市議(34)=市民サポート浜松、2期=が初めて活用し、今年2月に第1子を出産した。子育て世代の女性市議が増え、環境整備が進んできたが、出産と議員活動の両立には依然困難も多い。 同市議会は市議46人のうち、女性が12人。議会事務局によると、任期中の出産は馬塚さんが3人目という。 馬塚さんは昨夏からつわりが重かった上、医師からは切迫早産の恐れがあるとして、服薬と、できるだけ体を横たえるように指示を受けた。「有権者の負託に応えたい」と昨年末まで公務の出席に努めたが、1日がかりの視察や会議は「気が気で
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産後ケア事業を拡充 磐田市 利用料の8割公費負担
磐田市は2022年度、子育て世帯が助産師らに育児相談したり、指導を受けたりする「産後ケア事業」を拡充した。利用料金の8割を公費で負担するほか、対象期間を延長するなど子育て世帯の利用拡大につなげる。 対象期間を出産後2カ月未満から最大1年未満に延長するほか、利用者が医療機関に通う「宿泊型」「通所型」を新設した。従来は助産師が利用者宅を訪れる「訪問型」のみだった。 利用回数は2回が上限だったが、宿泊型7日以内、通所・訪問型併せて4回以内とし、3種を併用できる。 利用実績は19年度4人、20年度1人、21年度5人だった。22年度は33人の利用を見込む。草地博昭市長は「市民が安心して子育てがで
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赤ちゃんと家族 フォトグラファー浅沼さん 沼津で作品展
沼津市足高のフォトグラファー浅沼はるかさん(36)の写真展「HELLO BABY」が15日まで、同市東椎路のららぽーと沼津内の沼津コートで開かれている。 2017年から撮影してきた生後1カ月以内の赤ちゃんと家族の写真8枚を出品した。A1サイズ、モノクロで、生後間もないシーンの感動を引き立たせている。日常で関心を持った風景や花の写真をポストカードにして販売している。 浅沼さんは「生まれて数日の赤ちゃんの写真もある。来場者の方には思い出がよみがえるような機会になれば」と話した。
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親子でハマる野外音楽フェス♪ 心と体に開放感【NEXTラボ】
開放的な空間で多彩なアーティストの演奏が楽しめる野外音楽フェスティバル(フェス)が、本格的なシーズンを迎えた。若者向けのイメージもあるイベントだが、近年は参加者の年齢幅が広がり、静岡県内会場でも家族連れの姿が増えている。新型コロナウイルス禍の中でも、主催者は世代を超えて愛されるフェスを目指し、子ども向け企画や過ごしやすさに配慮した運営に力を注ぐ。 増える家族連れ 過ごしやすく 5月中旬に富士市の「富士山こどもの国」で開催された「FUJI&SUN(フジ・アンド・サン)」は、子ども向けの広大な遊び場が会場。イベントとしての企画に加え、動物への餌やり体験や大型遊具の開放など、既存の設備を使った
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長泉の子育て楽しんで 転入者向けに母子バスツアー 7月第2弾はパパ
長泉町は27日、町に転入して間もない親子(未就園児と母親)を対象に、町内の子育て関連施設を案内するバスツアーを初めて開いた。6組が参加し、地元の施設の特徴などを知った。 町こども交流センターパルながいずみなどで子育てに関する相談対応を担う「子育てコンシェルジュ」の鈴木道子さんが案内した。 公園や同センターをバスで巡った後、子どもが遊びながら美術を体感できる「ビュフェこども美術館」や駿河平自然公園を見学した。鈴木さんは「意外と知られていない施設もある。家族で利用しやすい施設を下見し、活用してほしい」と説明する。 1年半前に転入し、3歳の長男とツアーに参加した鈴木華奈さん(29)は「今回初
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焼津こども館のやりがい紹介 木のおもちゃ魅力伝える スタッフが養成講座生に
焼津市栄町のターントクルこども館で28日、ボランティアスタッフ養成講座の受講生に、現役スタッフが仕事内容を紹介する座談会が開かれた。開設当初からおもちゃ学芸員として働く3人が、お薦めの木のおもちゃを紹介しながら、同館の魅力について語った。 参加したのはボランティアスタッフの養成講座7期生26人。修了後、「おもちゃ学芸員」「えほんとサポーター」として活動する。講師役はおもちゃ学芸員の大場悟さん、寺尾智子さん、池ケ谷幸子さん。 池ケ谷さんは「子どものにこっとした表情を見るとやっていて良かったと思う」と仕事のやりがいを説明。寺尾さんはドイツのこまを紹介し「楽しいおもちゃに触れることができる」
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浜松いわた信金 美薗支店に子ども服交換の場 6月、初開催
浜松いわた信用金庫美薗支店は6月1~30日の平日午前9時から午後3時まで、子ども服の交換スペースを浜松市浜北区西美薗の同支店内に用意する。新型コロナウイルスの影響でバザーなどの交換会が地域で減ってしまったという客の声を受け、初めて企画した。 交換対象はベビー用から160サイズまでの子ども服や小学校の体操服などの学用品。持ち込みだけでも持ち出しだけでも来場できる。持ち込みは27日まで受け付ける。汚れが目立っていたり穴が開いていたりする服や、肌着、靴下、タイツなどは持ち込めない。 同支店は別の支店で催された交換会も参考に今回の企画を試みる。開始に先立ち、周辺の自治会などに子ども服の提供を呼び
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子育て支援施設 また開設遅れ、11月に延期 河津町
河津町は27日、町役場隣接地に建設中の町地域子育て支援センターについて、開設予定を11月に延期するとの見通しを示した。町議会議員説明会で、町側が明らかにした。同施設の開設延期表明は2回目。 施設は当初2022年3月までの工期で着工したが、町は同年7月ごろの完成、9月の開設を目指すと21年12月に修正していた。福祉介護課によると、前回の延期時と同様に、今回も新型コロナウイルス感染拡大による海外からの資材納入遅延が主な要因という。 町は「感染症に加え、ロシアのウクライナ侵攻の影響も受けた。9月末までの完成、11月のオープンを改めて目指す」としている。 施設は鉄骨平屋建てで、延べ床面積約65
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低所得ひとり親世帯に給付金 焼津市、30日から申請受付
焼津市は27日、国の「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」に基づき、児童一人あたり5万円の特別給付金を支給すると発表した。低所得のひとり親世帯のうち、対象者の申請受付を30日から開始する。 対象となる低所得のひとり親世帯のうち、4月分の児童扶養手当受給者は申請なしに口座に振り込む。 公的年金を受給していて、4月分の児童扶養手当の支給を受けていない市民、コロナ禍の影響で家計が急変し、収入が児童扶養手当受給者と同水準になっている市民については、市内2カ所の窓口で申請し、随時支給する。 低所得の子育て世帯にも7月以降に支給する予定。
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磐田市 給付金上乗せ 低所得子育て世帯向け
磐田市は27日の市議会議員懇談会で、物価高騰対策で低所得の子育て世帯の家計を支援する国の「子育て世帯生活支援特別給付金」に、独自に5万円を上乗せし、子ども(18歳以下)1人当たり10万円を支給する方針を示した。市によると、同給付金への上乗せは県内初という。 市議会6月定例会に提出する2022年度一般会計補正予算案に事業費3億800万円を計上する。上乗せ分は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する。 支給対象は約1850世帯3千人。児童扶養手当受給世帯は6月末までに、住民税非課税の世帯は7月末までに支給する。いずれも事前申請は不要。今年に入ってコロナ禍で収入が減少した
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子育て支援大賞報告 「ここみ」ら浜松市長訪問
先駆的な子育て支援団体を顕彰する県の「ふじさんっこ応援大賞」で大賞に輝いた一般社団法人「ここみ」(浜松市中区)、審査員特別賞を受けた「中ノ町げんき食堂」(東区)の代表者がこのほど、市役所で鈴木康友市長に喜びを報告した。 ここみは、市の委託を受けて運営する「子育て支援ひろば」で父親の育児参加に取り組んでいるほか、香川県のIT企業と情報管理システムを共同開発した。スマートフォンでの利用登録や入退館手続きを可能にし、保護者の利便性向上、スタッフの負担軽減ときめ細かな対応につなげた点が高い評価を受けた。同食堂は、地域の子ども食堂として食事提供だけでなく住民同士の交流の場にもなっている。 ここみの
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多胎妊婦支援へ交流会 先輩ママら経験語る 富士市
富士市は21日、「多胎妊婦交流会」を同市の市フィランセで初開催した。双子などの出産を控えた母親ら4組が多胎児の出産経験のある助産師や先輩ママから経験談を聞いたり、個別に相談したりして必要な準備や心構えを学んだ。 本年度新規事業として、妊婦が多胎育児をイメージし安心して出産できる環境を整える狙い。5、9、1月の年3回開き母親や家族の交流にもつなげる。 双子の姉妹の育児をしてきた菜桜助産所(同市宮島)の助産師堀田久美さんは「多くの乳児に同時対応する経験もあるが、24時間365日は想像以上で3年間はほぼ記憶がない。3歳ごろからは2人で遊んでくれる良さもあった」と話した。早めに準備する、家族以
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母乳バンク 静岡県内に初のドナー登録機関 ママの熱意届く
母乳が出ない母親に代わって、母乳を提供するドナー登録機関が今春、静岡市葵区の静岡厚生病院に県内で初めて設置された。「たくさん出る母乳で小さな命を助けたい」。登録機関ができた背景には、日本財団母乳バンクや同病院を動かした静岡市葵区の福島実穂さん(32)の熱意があった。 昨年12月、不妊治療の末に授かった長男匠真ちゃんを出産し「命の尊さをより感じるようになった」という福島さん。「ドナーになれる人は限られる。自分の母乳で助けられる命があるなら」-。県内にドナー登録機関がないと知り、都内まで出向こうとしていた福島さんの思いを受け取った同バンクの水野克巳理事長は、交流のあった同病院小児科の田中敏博
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情報共有「転友」つくろう! 浜松市中区で転入者家族交流会
浜松市子育て情報センターは21日、市内に転入した子育て中の家族対象の「転入ファミリーのための交流会」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の同センターで開催した。今回で18回目。 配偶者の転勤などに伴い、首都圏をはじめ全国各地から市内に移り住んだ20人ほどが参加し、子育てに役立つ情報や浜松の魅力を共有した。 参加者は出身地や転入理由を紹介した後、グループに分かれた。子どもと一緒に楽しめる市内のスポットや、コロナ禍での子育ての苦労などを話し合い、転入者同士の友達「転友(てんとも)」をつくった。 進行役を務めた原田博子さんは「コロナ禍で友達ができる場が減った。交流会を機に浜松を楽しんでほしい」
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海や川遊びシーズン控え着衣水泳 浜松のクラブ、子ども対象に20年超
コロナ禍で密を避けられるアウトドア人気が高まる中、民間の水泳クラブ「浜北スイミングプラザ」(浜松市浜北区西美薗)が海や川でのレジャーシーズン到来を前に、着衣水泳の教室を開いている。子どもを対象に20年以上続けていて、今年もゴールデンウイーク前に1週間開催。プールの水質管理の負担から最近では同様の教室を行うのが難しいとされる中、インストラクターたちは「自分の身は自分で守る」意識を持たせようと指導に当たる。 週末に開かれた教室には同区周辺の未就学児から中学生まで約100人が参加した。全レーンを細かく区切って一つのグループが10人未満になるようにした上で、子どもたちは水着に洋服を重ねて背浮きや飛
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障害児の子育て 先輩ママが支援 長泉町に療育塾開業
「障害児を育てる後輩ママ、パパを助けたい」。長泉町納米里の白砂幸子さん(63)が、知的障害のある息子を育ててきた34年間の経験を生かした「親子療育塾」を開業する。日常生活に必要な基本的な動作や知識を子どもに教えるほか、親に対しても障害児への効果的なしつけ方などを助言する。 白砂さんは28歳の時に次男純(あつし)さんを出産。生後1年ほどで難治性てんかん「ウエスト症候群」と診断され、知的障害があることが分かった。「入園させる幼稚園が見つからずに引っ越したり、8時間おきに薬を与え続ける必要があったりと苦労は多かった」と振り返る。熱心な療育のかいあって、現在純さんは隣町のスーパーマーケットに就職し
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自分の手で「線」を 創造力育む催し 静岡・グランシップ「こどものくに」
静岡市駿河区のグランシップで2日、未就学児と保護者が遊びながら創造力を育むイベント「グランシップこどものくに」(県文化財団、県主催)が始まった。5日まで。入場無料。 5月の大型連休恒例のイベントで、今年のテーマは「線」。羊のオブジェから毛糸を紡ぐコーナーや、暗い部屋に光る輪ゴムを使って星座を作るコーナーなどを設けた。3日からはミニコンサートも予定している。 同財団の渡辺麻恵さん(43)は「自分の手で作ったり触ったりする体験を通して創造力を高めてほしい」と話した。羊のオブジェのコーナーを体験した石割ノアさん(6)は「長い毛糸を作るのが大変だったけど楽しかった」と話した。
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木のプールで魚見つけた! 焼津・こども館、北欧スポーツ体験も
焼津市栄町のターントクルこども館でゴールデンウイークに合わせて、子どもが楽しめる遊びイベントを開いている。多くの木のおもちゃが広がる「プール」から目当ての魚のおもちゃを探すゲームや、木の棒を使う北欧のスポーツ「モルック」の体験などさまざまな企画を用意している。5日まで。 「木のおおうなばら」でのゲームに参加した子どもたちは、卵形をした木のおもちゃをかき分けながら、マグロ、カツオ、ホタテなどをかたどったおもちゃを探していた。おもちゃをスタッフに見せると、記念にオリジナルのステッカーやバッジが贈呈された。 このほか、ソフトブロック「ポリエム」、木のブロック「カプラ」を使って遊ぶコーナーが設け
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御殿場の木に赤ちゃん手形 市が出産祝い盾「ぬくもり感じて」
御殿場市は本年度から、市民の出産祝いの品として、御殿場産の木に赤ちゃんの手形を刻印した盾のプレゼントを始めた。初めての対象者への贈呈セレモニーを27日に市役所で開き、勝又正美市長は「御殿場の木のぬくもりを感じながら元気に健やかに成長してほしい」と2家族に手渡した。 「真の子育て支援日本一のまち」実現に向け、子どもの成長を地域で見守る姿勢を示す取り組み。木材への親しみを醸成する「木育」推進の狙いもある。 盾は縦横18センチ、奥行き1・8センチ。原則としてヒノキで作られる。赤ちゃんの名前と生まれた日時、身長、体重が刻字される。 セレモニーでは6日に生まれた杉山凪ちゃん(塚原在住)の父友樹さ
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待機児童2年連続ゼロ 浜松市、定員拡充が奏功か
浜松市は28日、市内保育所施設への入所を希望しても入れない待機児童が2年連続でゼロ(1日時点)だったと発表した。同市は子ども・若者支援プランを策定した2015年度以降、施設定員を6千人以上拡充した。少子化や新型コロナの影響による利用控えが進み、新規申し込み児童数が伸びていないことも要因とみられる。 市幼児教育・保育課によると、22年度の申し込み児童数は前年度比83人増の1万4806人で、定員数は559人増の1万7461人だった。待機児童は15年度の407人をピークに減少を続け、21年度にプラン策定後、初めてゼロになった。 22年度から希望施設の申請を3カ所から5カ所に増やしたこともあり、
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焼津・こども館1周年 学芸員発案ゲーム展開、7日からイベント
焼津市栄町のターントクルこども館で5月7日から開館1周年記念イベント「おもちゃとえほん祭り」が始まる。同館のおもちゃ学芸員が発案したゲームやワークショップを展開する。今月から発案した学芸員がグループを作り、本番に向けて準備を進めている。 おもちゃとえほん祭りは7月3日までの期間中の土日に開催する。館内の至る所で、おもちゃ学芸員らが発案したからくりおもちゃショー、ビー玉を転がす迷路作り、ミニ絵本作りといったイベントが行われる。 おもちゃ学芸員140人が、発案者のイベントごとに立ち上がった15のグループに分かれ、イベントに使う道具作りなどに取り組んでいる。 おもちゃ学芸員の大場悟さん(72
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⚽おもしろいよ!GK J3沼津の野村選手、小学生スクール開校
ゴールキーパー(GK)の魅力を伝えたい―。サッカーJ3アスルクラロ沼津のGK野村政孝選手(30)が28日、自身が講師を務める小学生向けゴールキーパースクールを開校する。野村選手は「GKは人間的にも成長させてくれる。プロの技術を間近で見てもらう機会にしたい」と思いを込める。 野村選手は昨年、ロアッソ熊本から加入。30代を迎え、セカンドキャリアとして指導者の道を意識するようになったという。プロとして県東部の子どもたちに経験を伝え、自身も指導経験を積むことができる機会は今しかないとクラブに相談した。 目指すのはGKの楽しさや良さを感じるスクール。野村選手はGKを務める中で、論理的な思考や周りを
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乳幼児の健診日お知らせ 焼津市、LINEで新サービス
焼津市は、25日から無料通信アプリLINE(ライン)の市公式アカウントで乳幼児健康診査の案内を配信するサービスを始める。あらかじめ子どもの誕生年月を登録すれば、対象となる健診日が近づくと、LINEで通知してくれる。子育ての忙しい合間に、日程を落とすことがないよう情報を「プッシュ型」で届ける。 配信するのは、生後6~7カ月児相談、1歳6カ月児と3歳児健康診査、2歳児歯みがき教室、子育て教室。従来は市の広報で知らせていたが、子育て世帯に関心が高い情報であることから、直接届けることが可能なLINEサービスを取り入れた。 今回は市公式アカウントで導入するLINEサービスとして第8弾となる。これま
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春の花で色水作り 化学実験の面白さも【もっと自然遊び ちょこっとラボ⑬】
春は庭も野山も花盛り。色とりどりの花が美しさを競い合っているかのようです。家の中でゲームやテレビにかじりついていないで、外に出て豊かな自然との触れ合いを楽しみましょう。 植物は何のために美しい花を咲かせるのでしょう。もちろん、人の目を楽しませるためではありません。花を持つ植物は種を実らせるために、離れた場所の同じ花の花粉を自分のめしべに付けてほしいのです。花粉を効率よく運んでもらうために頼りになるのが、ハチやチョウなどの空を飛ぶ昆虫です。 そのために、花は目立つ色やユニークな形、かぐわしい香り、そしてとっておきの甘い蜜を用意して誘うのです。ご褒美に味を占めた虫は、同じ色や模様の花に訪れる
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行政データ+市民の技術 浜松市、子育て情報発信に一工夫
浜松市は今春、IT技術を持つ市民が携わるシビックテックの手法を取り入れ、子育て情報サイト「ぴっぴ」の充実化を図った。膨大な市のオープンデータ(公開情報)を市民目線で整理し、より便利な形で発信する試み。行政と市民がデジタル技術でサービスを共創する動きとして注目される。 「小児科の休日当番医を教えて」。AIスピーカー「アレクサ」に話しかけると、自動音声が知りたい情報を回答してくれる。 サイトに加わった新機能を支えるのは市内のNPO法人「はままつ子育てネットワークぴっぴ」(原田博子理事長)のメンバーと、IT企業に勤める小木悠斗さん(38)、静岡大情報学部3年荒川奏良(そら)さん(21)。 「
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子育てサポート DXでより便利に【NEXTラボ】
インターネットやスマートフォンが当たり前の子育て世代。紙や電話が基本になりがちな行政の支援を使いづらい、と感じる人も多いのでは。ICT技術の活用で生活をより良く変えるDX(デジタルトランスフォーメーション)は、利用しやすい子育て支援の鍵になりそう。静岡県内でも進む、デジタルを活用した保護者向けサポートとは-。 島田市が新プラットフォーム 健診や講座手続き スマホで 島田市は3月中旬から、子育て支援プラットフォーム「しまいく+(プラス)」の運用を開始した。利用者は専用のウェブサイトを通じ、各自のスマートフォンに乳幼児健診や予防接種の通知、子どもの年齢に応じた各種講座の案内などを受け取るこ
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パルながいずみ5周年 記念のロゴマーク看板披露
長泉町のこども交流センター「パルながいずみ」が14日、開館5周年を迎え、記念式典を開いた。町内の親子40組が参加し、町職員がデザインした5周年記念ロゴマークの看板をお披露目した。 施設は都市計画道路「池田柊線」の開通に伴い、同線沿いに2017年に開館した。子育て支援センターと児童館の機能を併せ持ち、今年3月末時点で来場者数が37万6811人に達した。 周年ロゴは1年間、同施設入り口に掲示するという。池田修町長は「多くの方にご利用いただいた。近年はコロナ禍で利用に制限がかかってしまったが、今年はイベントを実施したい」とあいさつした。
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「森っ子クラブ」親子10組募集 浜松・浜北区の森林公園
静岡県立森林公園は6~10月の第2、第4月曜の午前10~11時、浜松市浜北区の同公園内で自然に親しむ「森っ子クラブ」を開く。2~3歳の未就園児の親子10組を募集している。 園内を散策し、草花や木の実を使った工作にも取り組む。絵本の読み聞かせもある。持ち物は長袖、長ズボン、帽子、運動靴、手袋。雨天時は雨具。参加費は1組5千円。希望者は28日までに同公園ホームページから申し込む。問い合わせは同公園バードピア浜北<電053(583)0443>へ。水曜休み。
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ウクライナ侵攻 子どもに伝えるべきは? 静岡の児童文学作家/草谷桂子さん
「多様な生き方や人権、命の大切さをさりげなく受け取れる」。静岡市葵区の自宅で家庭文庫を開く児童文学作家草谷桂子さんは、現代社会における絵本の魅力をそう説く。ロシア軍によるウクライナ侵攻は終わりが見えず、凄惨[せいさん]な光景は、映像を通じて子どもたちにも届いている。今、子どもたちに何を伝えるべきか-。草谷さんは「まずは楽しくくつろげる絵本を手渡し、他者を想像する力を養って」とメッセージを送る。 戦争が実際に起きてしまうということ、かけがえのない世界が壊されるということを、私たちは知ってしまいました。大人だけでなく、子どもの衝撃はいかばかりかと胸が痛みます。 40年ほど前に始めた家庭文庫や
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袋井市 子育て情報、動画で公開 予防接種や離乳食の悩み解決
袋井市は11日、0~3歳の乳幼児の保護者向け公式動画「袋井市子育て応援チャンネル」の公開を開始した。スマートフォンやパソコンなどで育児に役立つ情報を分かりやすく紹介している。 動画は予防接種や離乳食など、市民からの問い合わせの多い5項目。5分前後で予防接種の種類や回数、離乳食の始め方などを解説する。各項目の問い合わせ窓口のほか、離乳食と幼児食のレシピも掲載している。 市は定期的に子育てに関する説明会を開催しているが、コロナ禍で時間や場所を問わず確認できるようにと、同ページを開設した。今後さらに内容を拡充していく。担当する健康づくり課の保健師加藤亜澄さん(29)は「子育てで困っている方から
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静岡市 待機児童ゼロ 5年連続、定員拡充など奏功
静岡市は7日、市内の保育所などの待機児童数が4月1日時点でゼロになったと発表した。待機児童数ゼロは2018年度から5年連続。市の取り組みが奏功し、保育所定員が年々増加していることが要因とみられる。 市は「子ども・子育て支援プラン」に基づき、保育所の定員拡大など受け皿の確保に努めている。市子ども未来課によると、市内保育所の定員は私立幼稚園1園(清水区)の認定こども園化に伴い、前年度と比べて45人増の1万5641人に拡大した。 4月現在、保育所の利用を申し込んだ児童は1万3636人(前年度比209人減)を数えた。このうち、特定の保育所の利用を希望するなどして入所を保留する「潜在的待機児童」
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子どもの居場所助成 食堂や無料学習教室… 浜松市が申請受け付け
浜松市は本年度、子どもの居場所づくりを進めるため、子ども食堂や無料学習教室などの運営費や開設費の助成事業を始める。全ての子どもが孤立せず、食事提供や学習支援の機会を得られるよう、運営団体を支援する。 市はこれまで、子ども食堂や無料学習教室などの運営団体に対しては、情報提供や食材提供の仲介など側面的な支援にとどまっていた。新たにボランティアへの謝礼や食材費、会場費、立ち上げ時の備品購入費などを助成することで、ひとり親家庭や生活困窮家庭に限らず、全ての子どもが安心して過ごせるコミュニティーの形成を後押しする。 助成は対象経費の半額を上限とし、食事提供と学習支援の両方を実施する場合は最大で9万
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「ふじさんっこ応援大賞」表彰 いちご(清水町)優秀賞
静岡県はこのほど、先駆的な子育て支援団体を表彰する本年度「ふじさんっこ応援大賞」の表彰式を県庁で行った。新型コロナウイルス対策やスタッフの負担軽減のため、ITを活用した独自の顧客情報管理システム(CRM)を構築して地域子育て支援拠点事業を展開する「ここみ」(浜松市)に大賞を贈った。 前年度の5倍以上の27団体から応募があり、入賞した4団体の代表に出野勉副知事が表彰状を手渡した。 ここみは子育て中の親子の交流促進、相談に対応する子育て支援拠点事業を展開する中で、香川県のIT企業と連携し、クラウド型CRMを開発。スマートフォンを活用した利用手続きの簡素化のほか、相談履歴からフォローが必要な親
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愛称「かわづっこひろば」に決定 河津町の地域子育て支援センター
河津町は29日の定例記者会見で、9月の開設を目指して同町田中で建設中の町地域子育て支援センター(仮称)の愛称を「かわづっこひろば」に決めたと発表した。 愛称は2月から3月にかけ、町民や町出身者にメールやはがきで公募した。32通の応募があり、町子ども・子育て会議の委員による投票で決定した。施設は鉄骨平屋建てで、延べ床面積は約720平方メートル。地域子育て支援拠点や一時預かりなど多様な事業を予定し、災害時の避難施設としての活用も想定する。
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⚽J1清水 運動大好きキッズ育成 スクール定額化、親子教室も
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは4月から、子どもたちの運動機会を増やすことを目的とした「運動大好キッズ育成プロジェクト」を始める。サッカースクールの利用機会の拡大を軸に、さまざまな取り組みを進める。 これまで利用回数によって費用が変わった年中、年長児対象のサッカースクールを定額にし、最大で週6日通える形に変更。駿東、富士、清水、静岡、藤枝の各会場で実施する。他にも年間300園以上を訪問している未就学児向けの巡回運動教室で、保育士や幼稚園教諭にも指導ノウハウを伝授。小学校訪問や親子対象の運動教室も推進する。 このほどサッカースクールの体験会を静岡市清水区のエスパルスドリームフィ
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民営化開園「めいわ竜洋保育園」で式典 磐田市立竜洋北、西を統合
磐田市の竜洋北、竜洋西の両市立保育園を統合、民営化して同市豊岡に4月に開園する「めいわ竜洋保育園」で26日、記念式典が開かれた。袋井市の社会福祉法人明和会が運営する。定員204人で磐田市内の保育園で最大規模。 鉄筋コンクリートと一部鉄骨造りの2階建て。敷地面積約4404平方メートル、延べ床面積約2045平方メートル。コの字型に配置された園舎は、木のぬくもりや採光に配慮した設計で、園児が遊べる築山やネット遊具なども備えた。災害時に迅速に避難できる屋上テラスも設けている。 同法人が磐田市内で保育園を運営するのは初めて。八谷重之理事長は「福祉は地域とともにある。地域資源の一つとして活用してい
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4月から民営化 牧之原4保育園 新運営団体に引き継ぎ
牧之原市は26日、市立の4保育園(静波、菅山、萩間、勝間田)の4月1日からの民営化に先立ち、運営引き継ぎ式を同市の市総合健康福祉センター「さざんか」で行った。 4園の民営化は2020年3月に策定した市保育園等施設マネジメント計画に基づき実施。民間ならではの柔軟な運営を展開し、市の抱える保育課題やニーズの多様化などに対応することが狙い。静波保育園は学校法人「榛原学園」に、菅山、萩間、勝間田の3園は社会福祉法人「牧之原市社会福祉事業団」に運営を移管する。 式典で杉本基久雄市長は4園の代表者にレプリカキーを手渡した。杉本市長は「今後さらに魅力ある保育環境が整備され、子育て世代の定住促進につなが
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乳児もアイスタへ ケアルーム好評 授乳、おむつ替え快適に
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは今季から、本拠地のIAIスタジアム日本平(静岡市清水区)に授乳やおむつ替えなどができるベビーケアルームを設置している。観客の観戦環境向上を目指したクラブの取り組みの一環。 ベビーケアルームは高さ1・9メートル、幅0・9メートル、奥行き1・2メートル。内部で座って授乳できるほか、背もたれ部分を倒しておむつ替えの台としても利用できる。組み立て式で、試合時にスタジアム正面玄関脇に設ける。 同スタジアムには常設の授乳室があるものの清水サポーターが主に陣取るスタンドからは距離があり、利便性に関して要望が寄せられていた。 すでに本拠地で開催された4試合
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静岡市 5~11歳小児集団接種 4月3日実施
静岡市は25日、5~11歳を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種を4月3日に清水区の清水マリンビルで実施すると発表した。3月26日午前8時半から、ウェブとコールセンターで予約を受け付ける。 小児科中心の個別接種で対応してきたが、約5千人分の予約枠がおおむね1週間でいっぱいになるなど接種ニーズが高いことから集団接種会場を臨時で設ける。定員300人になり次第締め切る。接種には保護者の同伴が必要。 一方、オミクロン株のゲノム解析で、派生型「BA・2」の割合が直近1週間で64%だったことも明らかにした。田中一成保健所長は「置き換わりが進み、感染拡大に移行する可能性もある」との認識を示し
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静岡県イクボス育成へ重点施策 ペーパーレス化/スマートオフィス
静岡県は22日、仕事と私生活が充実した上司の育成を目指す「イクボス会議」を県庁で開き、職員の働き方改革の2022年度重点施策として、ペーパーレス化のさらなる推進とスマートオフィスの整備に取り組む方針を確認した。 県は21年度、県庁内にペーパーレスラボを新設し、紙保管文書の電子データ(PDF)化に取り組んでいる。22年度は同ラボの職員を1人増やすとともに、モデルフロアを指定し、書庫の総点検を行うなど集中的な紙文書削減を図る。 スマートオフィス整備では、固定席を廃止するフリーアドレスを導入し、デスクスペースを削減。会話を行う共有スペースを設け、新しい発想や交流を促す。また、紙中心の仕事からデ
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図書館「いこっと」でエッグハント! 牧之原、1周年でイベント
牧之原市立図書交流館「いこっと」(同市波津)で23日、春の訪れを祝うキリスト教の行事「イースター(復活祭)」にちなんだイベント「いこっとでエッグハント」が始まった。4月30日まで。 館内にはキーワード付きのたまごが各所に隠されていて、受付などで配布している解答用紙にワードを書き込んでいくと、一つのメッセージが完成するという。正解者には景品を贈呈する。 今年のイースターにあたる4月17日が、同館開館1周年となることから、図書館の記念日を周知しようと企画した。初日は春休みを迎えた多くの子どもたちが来館し、解答用紙を手にイベントを楽しむ様子が見られた。 同館では3月31日まで、絵本作家スギヤ
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富士市 子どもの権利条例4月施行 実効性確保へ「救済委員」
富士市は静岡県内初となる「子どもの権利条例」を制定し、4月1日に施行する。子どもを権利の主体として捉え自分らしく生き、成長できる権利を保障し、子どもに優しいまちづくりを進める。権利を守る仕組みとして「救済委員」を設け、権利侵害の調査や調整、是正要請により権利の回復を支援する。 同条例は、1990年に発効した子どもの権利条約で掲げる①差別の禁止②生存や発達の権利③子どもの意見の尊重④最善の利益の考慮-の4点を子どもの権利として保障する。保護者や施設関係者、市、市民などの大人が保障の義務を担う。虐待や体罰、いじめ、貧困の防止、居場所づくりへの努力義務も規定した。11月20日をこどもの権利の日と
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入院の子、遊びでケア 静岡発 オンラインでシンポ
静岡県立大短期大学部とNPO法人ホスピタル・プレイ協会は27日まで、遊びを通じて入院や療養中の子どもたちのケアに取り組むホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)の国際シンポジウムと研究大会をオンライン開催している。20日の報告では産学官の連携で開発されたワークブックとゲームアプリを披露し、全国の病院などでの幅広い活用に期待を寄せた。 ワークブックはコロナ禍でも遊べる環境と素材の提供を続けたいとの共通の思いから、同学部の松平千佳准教授を中心に約1年かけて完成させた。イラストを満載して病院や健康に関するクイズなどを載せ、理想の病院を自由に描けるページも用意した。 ゲームアプリは院内を巡っ
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レジリエンス教育「心のしなやかさ」育む 静岡大付属静岡中で実践
落ち込んだ気持ちを回復させる方法を学ぶ「レジリエンス教育」が2021年度、静岡大付属静岡中(静岡市葵区)で行われた。「総合的な学習の時間」で授業を選択した3年生約20人が1年間受講し、静岡大教育学部の小林朋子教授から思考の自己チェックやリラックス方法などを学んだ。 2月中旬、同校で生徒による発表会が開かれた。個人やグループ13組が「音楽と心の関係」「思春期と自分」「ファストフードや菓子が好きな人はレジリエンスが弱いのか」など各自のテーマで研究内容を説明した。「中学生とレジリエンス」をテーマに発表した竹田ひなのさん、花田朝香さん、吉田愛友奈さん、加藤愛唯さんのグループは校内でアンケートを行
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遊びをウェブで無料公開 3月31日まで「きのいい羊達」
静岡県内で子ども向け体操教室を展開している「きのいい羊達」(静岡市)は、体を使った遊び方を提案する「あそびレシピ」をウェブサイトで無料公開している。3月31日まで。 新型コロナウイルス禍で運動や遊びが十分にできない中、家庭や保育、学校現場などで活用してもらう狙い。室内遊びや外遊び、ゲーム、工作、手品など、同社が30年間蓄積してきた運動やおもちゃの作り方450種類をイラスト付きで解説している。プリントして配布もできる。動画は200種類に及ぶ。 磯谷仁代表は「子どもたちの健やかな心と体の育成に、遊びはとても大切。役立ててもらえたら」と話す。 問い合わせは、きのいい羊達のEメール<k-hit
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放課後児童クラブの退職者2割 富士市、改善策示す
民間に運営一括委託した放課後児童クラブで退職者が相次いでいる問題で、富士市は民間委託したクラブでの本年度中の退職者が職員の2割に上ることを16日の市議会文教民生委員会で明かした。課題解決に向け、実態把握の強化や評価体制の改善を進める。 市は2020年度に9校区15クラブで民間事業者への委託運営を開始。25年度の17校区45クラブ完全移行まで順次拡大し、21年度は12小学校区20クラブ、22年度は15校区24クラブを委託し、新年度予算案に関連経費が盛り込まれている。 市によると、20クラブの主任支援員19人、支援員55人、補助員59人の計133人のうち、本年度内で退職・退職予定の職員は主任
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幼児教育の手本 浜松、富士、袋井の3市選出 静岡県教委アワード
静岡県教委はこのほど、初めて設けた「幼児教育グッド・デザイン・アワード」に、浜松、富士、袋井の3市を選出した。市町の幼児教育推進の取り組みを顕彰する制度で、3市は公私立幼稚園や認可外保育施設などの施設の枠組みを超えた連携体制づくりや、ICT活用による園運営の円滑化などが評価された。県教委は市町に好事例を紹介し、取り組みの普及を図る。 浜松市は、市幼児教育推進協議会が中心となって幼児教育・保育に関係する全施設を対象とした連携体制をつくり、施設種別にとらわれない研修や訪問支援を展開した。 富士市は、幼稚園教諭のように法定研修の規定がない保育士に対しても市独自の研修を実施し、初任者に指導員を付
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端処理いらず、手作りも簡単 ビニールコーティング生地 手芸初心者にお薦め
まもなく新年度が始まる。入学、就職など新生活を始める人でなくとも、身の回りを整えて気分を変えたくなるのではないか。手軽に模様替えができ、小物などを手作りしやすいアイテムとして、ビニールコーティング生地が注目されている。汚れを拭き取ったり消毒液を吹きかけたりすることができ、新型コロナウイルス禍の衛生対策にも向いている。 静岡市駿河区池田の生地のセレクトショップ「ララドレス心踊る手しごと店」は、50~60種類のビニールコーティング生地を並べている。デザイナーでもある店主の鳥巣彩子さん(50)がアパレルメーカー向けの布を仕入れ、専門業者にラミネート加工を依頼している。ビニールコーティング生地は
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遊びの中に数学、幼少期に礎を 静岡県立大・小林名誉教授に聞く
算数・数学は「難しい」と嘆くばかりではいられない。数学を学ぶ重要性が改めて指摘されている。なぜ今、数学なのか。幼少期の子どもに保護者ができることは何か。数学者の小林みどり県立大名誉教授(71)に聞いた。 「注意深い思考」 生きる力に 「遊びは学びの土台。算数・数学も日常生活の中に基礎がある」。国内外に対する科学者の代表機関「日本学術会議」で算数・数学教育への提言を担った小林さんは、幼い子どもを持つ保護者にこうアドバイスする。 算数・数学は「数」と「形」、そして「論理」からなるという。ままごとでぬいぐるみにおはじきのお菓子をあげることは「一対一対応(数)」の学びにつながる。一つの物
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乳幼児1人当たり6万円分クーポン 川根本町、育児用品購入を援助 22年度
川根本町は2022年度、子育て中の保護者に育児用品の購入費を援助するクーポン券を発行して、子育て支援の充実を図る。関連事業費300万円を22年度当初予算案に計上した。 対象は0~2歳の乳幼児を持つ町内在住の保護者。紙製のクーポンは1枚千円。乳幼児1人当たり、6万円分(60枚)を支給する。紙おむつやミルクといった育児用品を購入する際に使用できる。町内に育児用品を扱う店舗が少ないため、町は商工会に協力を呼び掛け、販売体制を整えるとしている。 事業は乳幼児健診や相談事業の際に保護者への周知を図る。健康福祉課の鈴木浩之課長は「子育て世帯に優しい環境づくりを目指していく」と述べた。
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放課後児童クラブ 支援員と意見交換へ 相次ぐ退職指摘、富士市長答弁「市が調整役」
富士市議会2月定例会は8日、5氏が一般質問を行った。民間委託に移行した放課後児童クラブで支援員の退職が相次いでいるとの指摘に対し、小長井義正市長は「熱意のある支援員の皆様に一律の運営方法を求める中で生じたギャップを埋めるため、市が調整役を担う。支援員との意見交換の場を設ける」との方針を述べた。小池智明氏(ふじ21)への答弁。同市は、クラブ運営の民間一括運営委託を決め、2020年度から5年間で27校区45クラブを段階的に民間委託する。21年度は12校区20クラブの運営を一般社団法人が担う。 小池氏は、民間委託されたクラブの主任支援員4人、支援員ら20人が本年度末に退職するとの情報を示し、支援
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発達障害テーマに専門家が26日講演 静岡市駿河区
幼児教育のリタリコ(東京都)などは26日午前10時から、講演会「発達に凸凹のある子の育て方」(丸子まちづくり協議会共催)を静岡市駿河区のJA静岡市丸子支店で開く。無料。 発達障害と早期療育の重要性などについて専門家が講義する。対象は未就学児の家族など。 受講希望者は前日までに児童発達支援事業所「こども教室にこ」に電話かホームページから申し込む。定員15組(先着順)。 問い合わせはこども教室にこ<電054(204)8177>(平日午前10時~午後5時)へ。
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新型コロナワクチン 5~11歳接種 どうする?判断材料は?
2月下旬から12歳以上に加えて、5~11歳の子も新型コロナウイルスワクチンを接種できるようになった。5~11歳は新型コロナに感染してもほとんどが軽い風邪か無症状で治まるが、ワクチンは副反応が出やすいため、接種を迷う保護者がいる。専門医は「社会的事情も考慮してはどうか」と助言する。具体的な「判断材料」は何か―。同世代の子を持つ記者が、県内の小児科と感染症の専門医4人に尋ねた。こち女公式LINEアカウント登録者から寄せられた疑問にも回答してもらった。 日本小児科学会は1月19日、周りの大人がまず接種して予防することが重要とした上で、健康な5~11歳への接種は12歳以上と同じように「意義がある
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5~11歳の接種【9つのQ&A】新型コロナウイルスワクチン
5~11歳の子どもの新型コロナウイルスワクチン接種が始まりました。 静岡新聞社こちら女性編集室(こち女)が2月中旬、LINE公式アカウントの登録者に、ワクチンについて知りたいことを募ったところ、保護者からさまざまな質問が寄せられました。「長期的な副反応が怖い」「子どもが注射で失神したことがあるので避けたい」ー。静岡県内の小児科と感染症の専門医4人に回答してもらいました。 Q.子どもは何回接種?気をつけることは?→3週間空けて2回 Q.接種を怖がる子にどう説明→不安を言語化、「mRNA」を知ろう Q.大人と同じワクチン?子の体に影響は?→量3分の1、副反応の
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39歳まで関わり継続 子ども家庭課、若者支援課に改編 藤枝
藤枝市の北村正平市長は2日、2022年度に「子ども家庭課」を「子ども・若者支援課」に改編すると明らかにした。0歳から39歳までの子どもや若者に対し、不登校や引きこもりなどの課題に切れ目なく支援する体制づくりを目指す。市議会2月定例月議会の代表質問で山本信行氏(公明党)に答えた。 市によると義務教育である中学生までに比べ、高校生や成人後の若者に対する支援は担当部署が変わることなどによって途切れがちだったという。一方、不登校をきっかけに引きこもりやニートになったり、社会との断絶が長期化することでさらに復帰が難しくなったりするケースも懸念され、一体的な支援が必要という。 関係機関を含めて組織す
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子ども健診、スマホで手続き 島田「しまいく+」3月14日開始
島田市は1日、健診や予防接種など母子保健サービスの通知、申請、相談手続きをスマートフォン上で完結できる子育て支援プラットフォーム「しまいく+(プラス)」を14日に開始すると発表した。子どもに関わる手続きを集約する基盤と位置付け、保護者の利便性向上を目指す。 これまで郵送や電話だった特定の個人に対する連絡手段をデジタル化し、24時間どこでも手続きできるのが特徴。利用者の「マイページ」に乳幼児健診や予防接種に関する通知が市から届くほか、担当保健師とのチャット相談、対面相談の予約などができる。健診結果や予防接種記録の確認、子どもの成長記録としての活用も可能。 当面は0~2歳向けの手続きが中心だ
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成長願い 新生児にバラ苗木 島田・ばらの丘公園
島田市は26、27の両日、市ばらの丘公園で、昨年1年間に生まれた市内在住の赤ちゃんを対象に誕生の木として市のシンボルである「バラ」の苗木をプレゼントした。 ばらの丘公園の大温室には、大輪や中輪の苗木約25品種が並び、新生児を抱きかかえた家族がお気に入りの1本を選んだ。さわやかな香りを持つ紫色の「ブルームーン」や、淡いピンク色の「マチルダ」などの品種が人気を集めた。 新生児の健やかな成長を願う市の恒例行事で、対象の新生児は614人だった。生後4カ月の娘と訪れた遠藤悠さんは「バラと同じようにすくすくと健康に育ってほしい」と話し、苗木を大切そうに持ち帰った。
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災害時に母子の安全確保 清水町、県助産師会と協定
清水町と静岡県助産師会(伊藤和代会長)はこのほど、地震などの災害発生時に母子の安全確保につなげる「災害時における救護活動等に関する協定」を結んだ。町の要請に応じて同会が会員の助産師を派遣し、避難所や救護所、家庭で妊産婦に対する健康管理や健康相談などを行う。医療機関への搬送に関する助言も担う。 町役場で開いた締結式で、関義弘町長と伊藤会長が協定書に署名した。伊藤会長は「母子とその家族の健康を支援する。地元の人々と連携できるよう、いろいろな活動をしていきたい」と述べた。
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9月から保育料引き下げ 湖西市、多子世帯の減免拡充も
湖西市は9月から保育料の引き下げと、多子世帯の保育料減免の条件緩和を行う。子育て支援を拡充し、若い世代の移住定住促進につなげる。 保育園とこども園の保育料が近隣市町に比べて低くなるように引き下げる。子どもが1人いて、年収640万円未満の30代前半共働き世帯のケースでは、年間約3万円の負担軽減になるという。 また、これまでは未就学児の第1子がいれば、第2子の保育料を半額、第3子以降を全額免除していたが、18歳以下のきょうだいがいれば、下のきょうだいが同様の減免を受けられるように、条件となる対象年齢を拡大する。 関連する条例改正案を市議会3月定例会に提出した。
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5~11歳ワクチン接種 静岡市、3月12日開始 ファイザー製
静岡市は18日、5~11歳の子どもを対象にした新型コロナウイルスワクチン接種を3月12日から始めると発表した。2月28日からウェブサイトとコールセンターで予約を受け付ける。 対象者は約4万人。市内約40の医療機関で実施し、ファイザー製ワクチンを使用する。接種券は2月28日から届き始める。今年5歳になる子どもは誕生月の翌月上旬に送付予定。予約サイトやコールセンターの番号は接種券に同封する。 同市ではこども園や学校で感染が広がり、クラスター(感染者集団)も発生している。松田仁之保健所統括監は「家庭内感染のリスクが高い状況。保護者の理解を得ながら接種を進めていきたい」と話した。 3回目接種を
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メンタル不調の妊産婦サポート 浜松市 産科、精神科の連携探る
浜松市はメンタルヘルス不調の妊産婦を産科、精神科、行政の連携で支える仕組みづくりに乗り出す。産後うつに悩んだり、精神疾患の服薬を中断したために症状が悪化したりと、妊産婦の精神面の問題に直面する産科医療従事者が多いことから、精神科に適切につなぐ方策を検討する。17日の市母子保健推進会議で説明した。 市が昨年末に市内の産科、精神科の医療機関や助産師らにアンケートを取ったところ、産科医療従事者の7割ほどがメンタル不調の妊産婦への関わり方に悩みや負担感を抱いていた。精神科は多忙で予約が取りにくく、紹介でつながった場合でも出産前後の服薬を強く拒否する妊産婦がいて、出産と精神科治療の両立が困難なケース
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伊豆の年長児28人 バスの乗り方学ぶ 運転席から「死角」確認
伊豆市のなかいず認定こども園の年長児28人を対象にした路線バスの乗り方教室がこのほど、市役所中伊豆支所駐車場で開かれた。 4月から小学生になって通学でバスを利用する年長児がルールや安全な乗り方を学ぶのが目的。市内で路線バスを運行する東海バスの担当者がバス停での待ち方や整理券のルールなどを説明した。 園児は運転席に座ってバスの周囲に死角があることを確認し、遊んだり走り回ったりしないことを約束した。
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介護施設で職員の子ら預かり 浜松市、予算案に事業費を計上
浜松市は2022年度、介護事業所職員が安心して働ける環境の整備や、異世代間の交流機会創出を目指し、夏休み期間中に職員の子どもらを職場で預かる「かいごTERAKOYA(てらこや)」事業に乗りだす。市によると、国が掲げる共生型サービスの実践として、同様の取り組みは全国初という。10日発表した22年度当初予算案に事業費500万円を盛り込んだ。 市内の5介護事業所を選び、1事業所当たり10~15人程度の子どもを受け入れる。保護者の費用負担はない。施設内では子どもと高齢者が触れ合う機会も設けるため、子どもが福祉の仕事を身近に感じたり、高齢者の介護予防につながったりといった相乗効果を見込んでいる。事業
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外出せずに子育て相談 オンライン窓口、磐田市が設置
磐田市はこのほど、オンラインの子育て相談を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、妊産婦や外出を自粛する保護者などに、相談窓口の一つとして活用を呼び掛けている。 ビデオ会議アプリ「ズーム」を使い、完全予約制で保健師や心理士らが対応する。相談時間は平日の午前9時から午後4時で1回30分程度。 これまでに離乳食や子供の成長などに関する相談があった。画面越しに乳児と母親の様子を確認したり、資料を提示して説明したりしている。市こども未来課は「外出を不安に思う人にも寄り添い、安心して子育て相談ができるよう支援していく」としている。 電話での相談も随時受け付けている。 問い合わせは、市こ
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保育士ら処遇改善 2月補正に経費 島田市
島田市は8日の市議会全員協議会で、保育士らの処遇改善を行う国の方針に基づき、2月から収入を3%程度(月額9千円)引き上げる措置を行うと報告した。2、3月分の経費として約1500万円を市議会2月定例会に提出する補正予算案に盛り込む。 対象は民間の保育園、幼稚園、こども園など31園の保育士や幼稚園教諭らと、市内の放課後児童クラブ(23カ所)の支援員ら。処遇改善に必要な経費は9月までは全額、国の臨時特例交付金を活用する。
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妊娠期の疾患に治療費助成 焼津市、県内初 支援制度を創設へ
焼津市は2022年度、妊娠期に起こりやすい疾患の治療費を助成する制度を創設する。市によると、県内初の導入だという。7日までの関係者への取材で分かった。 対象者は受診した時に市内に住所のある妊産婦。妊娠に起因するとされる高血圧症候群、糖尿病、貧血、切迫早産、切迫流産で医療機関にかかった場合に、支払った保険診療分の医療費を助成する。期間は妊娠届け出のあった月の初日から出産した月の翌月末まで。 自己負担金や所得制限はない。市は22年度当初予算案に660万円を計上する。妊娠期に医療費など金銭的なことを考えず、出産準備に専念できる環境を整えることで、子育てしやすいまちをアピールし、移住定住につなげ
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2週間で2度の休園 先の見えない子育てと仕事【Web記者コラム】
感染者数の過去最多を連日更新する新型コロナ。こども園が休園になるなど、猛威は身近に迫っている。実際に我が子の通うこども園が休園になり、仕事と子育ての両立にぶつかる記者が直近の生活を振り返った。 2月初旬のある日の昼。スマホに着信があった。画面には、我が子たちの通うこども園の名前。「また来た」。新型コロナ関連の急ぎの連絡だと直感し、電話を取る。園職員から「お母さん、ごめんなさいね。園の関係者にコロナが出たので、すぐにお迎えに来てください」と伝えられた。この園では1月下旬にも感染者が発生し、下の子が登園自粛となったばかりだった。 電話を切って一呼吸。前回の経験から、我が子が濃厚接触者に該
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きとうこども園 工事安全祈願祭 掛川、2023年4月開園
2023年4月開園予定のきとうこども園の建設工事安全祈願祭が5日、掛川市下土方の建設予定地で行われた。同園が完成すると大東、大須賀区域の認定こども園化が完了する。 市や建設業者、運営する社会福祉法人大東福祉会の関係者ら約40人が出席して工事の無事を祈願した。きとうこども園の建設場所は吉岡弥生記念館の西側。幼稚園3園と保育園1園の再編先となる。園舎は鉄骨造平屋建て(一部木造、一部2階建て)で、延べ床面積は2544平方メートル。定員は0~5歳児計250人。工期は23年2月20日まで。建設予定額は9億7200万円。 大東福祉会の鳥井昌彦理事長は「家庭と地域をつなぐ虹の架け橋となる園を目指す」と
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第3子以降15万円 三島市の出産祝い金、2022年度から
三島市は2022年度から、出産祝い金として第1子に1万円、第2子に5万円、第3子以降に15万円を支給する。4月1日以降に生まれた子どもが対象。関連費用として2800万円を新年度当初予算案に盛り込んだ。 新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けるツアーバス事業の誘客促進に1500万円、ブライダル需要喚起に200万円を計上した。昨年まで2年連続で中止となった三嶋大祭りの補助金は前年当初の2500万円から4千万円に増額し、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に絡めた事業を展開してにぎわいの創出を図る。
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医療的ケア児支援拡充 島田市が独自ガイドライン策定
島田市は保育所などでの医療的ケア児の受け入れ体制拡充に向け、市独自のガイドラインを策定した。入所を希望する医療的ケア児を原則受け入れ、対象の子どもや保護者、保育所を継続的に支援する。2022年度から国の補助制度を活用し、看護師配置など受け入れ体制を整える。 県内には国の示すガイドラインに基づき既に医療的ケア児を受け入れている保育所があるが、市独自で支援体制や手続きを定める事例は初めて。受け入れ施設が看護師や補助者を配置したり研修を行ったりする際の補助金として、22年度当初予算案に約740万円を盛り込む方針。 就学前保育に関連する4部署でケース会議を組織し、入所の調整や施設の個別支援計画策
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スマホアプリで公園情報発信 希望条件検索、思い出投稿も 藤枝市
藤枝市は2月1日、スマートフォンアプリ「パークフル」を活用し、市内170カ所の市営公園の情報発信を開始する。子育て世代や地域の散策を楽しむ人などが希望の条件に合う公園を探せるほか、利用者がそれぞれの公園での思い出を投稿し、フォローできるのも特徴という。 同アプリは都内のIT会社「パークフル」が運営する。地図上で現在地の近くにある公園を確認したり、遊具の種類やトイレの有無など設備名から公園を検索したりすることができる。 市はアプリを活用して各公園の魅力発信に役立てる。市花と緑の課の職員が各公園を巡って撮影した写真を示すほか、見頃を迎える花の情報などを掲載していくという。 同課の担当者は「
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新型コロナ 子どもの感染深刻 教育現場、警戒強める 静岡県内
新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」が猛威を振るう中、静岡県が28日発表した直近1週間の年齢別感染状況は10~19歳が23%(1975人)で最も多く、20代以下で全体の50%を占めた。特にクラスター(感染者集団)の発生は今年に入って県内で起きた112件中、学校と保育施設が半数を占め、子どもの感染拡大が深刻だ。「第6波」のピークはまだ見えず、教育現場は欠席した児童生徒への対応や、感染対策の再徹底に追われている。 「黒板の様子が見えますか」。静岡市葵区の小学校では28日、教室内にカメラ付きパソコンを設置し、感染不安で欠席した児童の自宅へ授業の映像を配信した。感染や感染不安で欠席する児童
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コロナ 診察に検査に…小児科医奔走「感染経路、第5波と違う」
新変異株「オミクロン株」による「第6波」で子どもの感染が急増する中、小児科の現場は診察や検査の対応に奔走する。 静岡市駿河区のかわはら医院は市内で1日の新規感染者が100人を超えた頃から外来患者が増加。検査での陽性確認は今年に入り1人もいなかったが、17日以降は続出して計20人以上になった。河原秀俊医師(市静岡医師会理事=感染症対策主務=)によると、感染者の症状は発熱や咽頭痛など風邪と似ていて見極めが付きにくい。全員が軽症で、解熱剤や風邪薬を処方。河原医師がその後、直接電話で行っている健康観察でも症状が悪化したケースはない。 同医院で陽性が分かった子どもは学校や保育施設以外にスポーツ少年
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保育所のコロナ休園、過去最多 全国で327カ所 静岡県内は1施設
厚生労働省は24日、新型コロナウイルス感染者が出たために全面休園している認可保育所や認定こども園などが、20日時点で少なくとも27都道府県で327カ所あったと公表した。オミクロン株による感染拡大が影響しているとみられ、過去最多を更新した。 これまで最多だった2021年9月2日時点の185カ所を大幅に上回った。前回公表の今年1月13日時点は86カ所だったため、1週間で4倍近くまで急増したことになる。 休園になると、子どもを預けられなくなった保護者の就業に影響が出る。 静岡県によると、県内で休園している保育所は24日時点で1施設。施設からの報告を基にカウントするため、県が事後に把握するケー
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ワンコインで自然体験 幼児ら気軽に 三島のNPOが「ソトアソビ」
子供が自然に親しむ場を提供する三島市のNPO法人「森のようちえん・太陽と緑の風クラブ」は、カヤックや釣りなど多彩な体験を楽しむ「ソトアソビ」プロジェクトを開始した。ふるさと納税制度を活用した県のクラウドファンディング(CF)で寄付を集め、幼児から小学生までがワンコインで気軽に参加できる仕組みを整えた。 自宅に閉じこもりがちな子供らに野外の楽しさを伝えようと、これまで木登りなど野遊び中心だった活動の幅を広げた。CFで集まった寄付金100万円を活用し、子供の参加費は1回500円に設定した。活動は月に2回実施し、カヤックによる川下りや無人島遊びなどのイベントを企画している。 23日は同市佐野の
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掛川市、離婚家庭に10万円 年度内に臨時給付金 ひとり親独自支援
掛川市は21日、子育て世帯を対象にした10万円の臨時特別給付金について、離婚などで受け取れないひとり親家庭を支援するため市独自で10万円を現金給付する方針を決めた。同日の市議会全員協議会で久保田崇市長が明らかにした。 市によると、離婚家庭への支援表明は県内自治体で初めて。今後、対象者の把握や支給の方法、開始時期などの調整を進める。財源は地方創生臨時交付金を活用し、関連経費を盛り込んだ2021年度一般会計補正予算案を2月22日開会予定の市議会2月定例会に提出する。 卒業、入学の時期に間に合うよう年度内の支給を目指す。久保田市長は「受給できずに困窮するひとり親家庭を支援する観点から、給付金を
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浜松市、非課税世帯に10万円給付 31日から確認書郵送
浜松市は21日、国の住民税非課税世帯向け10万円給付金の申請方法とスケジュールを発表した。 市内に住民登録があり給付対象に該当すると思われる世帯には、市が31日から順次確認書を郵送する。書類が返送された後、審査が完了した世帯から口座に振り込む。審査は早くても2~3週間かかる見込み。 市内に住民登録がないが、DVからの避難や福祉施設の入所などで市内に居住し、住所地での申請が困難な人には、市が申請書を郵送して対応する。 2021年1月以降に収入が減るなど非課税世帯同様の事情がある家計急変世帯には、2月1日から市ホームページや市役所窓口などで申請書を入手し、原則3月7日以降に自己申告で市に申
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未活用魚「いただきます」 月2回、給食に利用 熱海のこども園
大きさがそろわなかったり、まとまった量が取れなかったりして市場に出回りにくい地場産の「未活用魚」を給食に使う取り組みが21日、熱海市のあたみこども園で始まった。毎月2回、未活用魚を使ったメニューを提供し、子どもたちに地元の海や魚に興味を持ってもらう。 「海と食の地域モデルin熱海」と銘打ち、相模灘で取れる未活用魚の利用促進に力を入れている同市のNPO法人アタミスタの呼び掛けで実現した。 この日はイワシ、シイラ、カスゴダイのすり身で作ったつみれ汁を0~5歳児約100人が味わった。魚のにおいや食感に難色を示す園児もいたが「良くかむとおいしい」「栄養になる」とおおむね好評だったという。 未活
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異例尽くしの共通テスト 受験生家族の思いに触れて【こち女ボイス】
15、16日は大学入学共通テストでした。私は朝、静岡市内の試験会場にいました。新型コロナウイルスの感染が急拡大したことと、当日朝の寒さもあり、今年は車での送迎が目立ちました。 そんな中、一人の女性が受験生の男の子と歩いてきました。母親とみられ、息子が会場に入る後ろ姿をスマートフォンで撮影していました。帰り際に声を掛けると「浪人生の長男に付き添った」とのこと。「関東に単身赴任中の夫が車で送迎する予定だったが、感染拡大で帰省を断念した」と話してくれました。女性は運転免許を持っていないため、夫の思いをくんで一緒に電車に乗り、会場に送り届けました。写真は自分用よりも夫用だったのかもしれません。コロ
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長泉でデジタルスタンプラリー ママラッチ企画、2月8日まで
長泉町の情報を取材・発信する子育てママグループ「長泉ママラッチ」は、コロナ禍で失われた町のにぎわいを取り戻そうと、町内18店舗と2施設をめぐるデジタルスタンプラリー「QRコードながいずみスタンプラリー」を展開している。2月8日まで。 対象店舗で500円以上購入し、レジ横などのQRコードを読み取ると1スタンプが付与される。4個集めると応募可能で、抽選で50人に参加店のハンバーグや牛肉、食事券や商品券などが贈られる。参加店はママラッチのインスタグラムでも紹介している。 メンバーの高木有加さんは「子連れで行きやすい場所や、スイーツなどのご褒美系が多い。スマートフォンで気軽に応募できるので、開拓
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児童クラブ待機児童数 静岡県全国5位、803人 浜松市は政令市最多
静岡県は13日までに、共働きやひとり親家庭の小学生を預かる放課後児童クラブ(学童保育)の2021年度の実施状況をまとめた。学童保育の利用を希望したにもかかわらず、登録できなかった県内の「待機児童」は21年5月1日時点で803人と、都道府県で5番目に多かった。このうち浜松市の待機児童は343人で、全国の政令市で最多だった。 803人の学年別の内訳は1、2年生が計127人、3、4年生計568人、5、6年生計108人。低学年を優先的に受け入れる市町が多く、高学年は留守番が可能と考える家庭もあることなどから、中学年が多くなる傾向があるという。 県によると、市町別では浜松市に次いで島田市が100人
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妊娠前から継続支援で人気 「助産院大地」伊平へ移転 浜松
妊娠前から産後、子育て期まで継続的な支援が受けられるとして人気の「助産院大地」が2021年11月、浜松市北区三方原町から同区引佐町の伊平地区に移転した。今後は地域性を生かし、保育や子育て支援など関連した新規の事業展開も予定している。山口香苗院長は「地域の駆け込み寺のような存在になりたい」と意気込む。 子どもが自由に遊べる自然豊かな環境の中で、母親も安息できる空間を求め、移転先を探した。新規事業候補地として市から旧伊平小校舎の提案を受け、地元の野末彰自治会長から同地区の名士、池田猪三次氏(1863~1942年)の旧邸宅を紹介してもらった。地域住民や物件所有者の協力も大きな後押しとなり、オープ
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家庭内の異物 幼児誤飲事故防止へ講座 浜松市中区、1月23日
子どもの病気やけがの予防に取り組む浜松市の市民グループ「命のバトン浜松」は23日午後1時から、「家庭内における異物誤飲事故予防講座」を中区の南部協働センターで開く。子どものマネキンを使い、食べ物を喉に詰まらせた時などの実践的な対応を学ぶ。 年始や節分に餅や豆などをうまく飲み込めずに事故が起きやすいため企画した。ブドウ、プチトマトや玩具などの異物も含め、幼児や高齢者が喉に詰まらせないための防止策や、背中をたたくなどして吐き出させる方法を同グループ会員の医師や看護師らが指導する。 受講料は千円(当日払い)。希望者は氏名、年齢、メールアドレス、電話番号を記載し、同グループのメールアドレス<he
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子どもに居場所を 元教員が勉強手助け 島田「ひだまり教室」
元教員の松浦静治さん(47)が代表を務める島田市の任意団体「Study Like Playing」が市内で子どもの居場所づくりや学習支援を行う「放課後ひだまり教室」を展開している。充実した学習環境や1時間単位で利用可能な利便性が保護者から好評だ。活動は7日で2周年を迎える。 教室は島田市の「グループホーム陽だまり」の一室を借りて、平日の放課後から最長午後8時まで、子どもを預かる。時間は1時間150円。地元の小中学生約35人が通っている。元教員の地域ボランティアや教員免許を持つスタッフが宿題を見守り、勉強の手助けをしている。 松浦さんは「地域で子どもを育む活動がしたい」と19年に教員を退職
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こま、けん玉、かるた… 浜松科学館が企画「昔あそび広場」
昔ながらの多彩な正月遊びが楽しめる企画「昔あそび広場」が3日、浜松市中区の浜松科学館で始まった。10日まで。 こま回しやけん玉、かるたなど7種類の遊びを体験できる一角を設けた。それぞれの解説パネルを用意し、けん玉のルーツはフランスの貴族らが親しんだ玩具「ビルボケ」とされるといった豆知識などを紹介。佐藤幼稚園年長の石田真葵ちゃん(6)は「初めて見る遊びもあって楽しい」と声を弾ませた。 子どもたちに伝統的な遊びを知ってもらおうと、2019年から続けている。担当の加藤香名子さん(32)は「孫と夢中になって楽しむ方も多い。けん玉の求心力と遠心力など、科学が応用されている遊びもあるので、楽しみなが
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冬休みの“難関”宿題 書き初め一緒に 克服へ母親ら習字会企画
冬休みの“難関”である書き初めを一緒に乗り越えようと、富士市の母親たちが「書き初めをみんなで楽しくやりましょう会」と銘打った習字会を同市の上横割区公会堂で初めて開いた。子どもは広いスペースで存分に書き初めに取り組み、達成感を味わった。 書き初めは自宅でのスペース確保が困難で部屋が汚れやすい上、教え方が分からない保護者と上手に書けない子どものいさかいの原因になるなど「例年、“地獄絵図”になるリスクの高い宿題」(参加した母親)という。 昨年、出張書道教室を活用し、効果を実感した母親たちが、地域の母親同士や多年代の交流、思い出作りを兼ねて実施した
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子育て支援を拡充 静岡市長に要望 静岡市保育運動協
静岡市の公立、私立保育園の職員と保護者でつくる市保育運動協議会(大内智美会長)が27日、市役所静岡庁舎に田辺信宏市長を訪ね、保育や子育て支援の拡充を要望した。同会は毎年、保育料の減額やきょうだいの同一保育園への入園、職員の増加、職員の給与改善などを市に求める署名活動を行っている。今年は1万9222人分の署名を集め、田辺市長に手渡した。 要望に訪れたメンバーは園児の数に対する保育士の少なさや保育士の給料の低さを指摘し、「先生(保育士)の数が園での子どもの安心安全な生活に直結する」「豊かな保育には正直、お金が必要」などと率直な思いを田辺市長に伝えた。子どもに関する相談全般を受け付けるワンストッ
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本との出合い、楽しんで 「福袋」で貸し出し 浜松・舞阪図書館
浜松市西区の舞阪図書館は24日、年末年始のイベントとして、本の「福袋」の貸し出しを始めた。大人向けは小説や実用書、子ども向けは絵本などが2冊ずつ、見えない状態で入っている。来年1月16日までで、袋がなくなり次第終了。例年は年明けに始めていたが、今年は休館期間の29日~1月3日にもゆっくり読んでもらおうと、年末から開催した。 福袋は大人向けと子ども向けを100袋ずつ用意。各袋には「妖怪」「ねこ」「警察組織をのぞく」といったテーマが書かれているが、どんな本かは開けるまで分からない。高齢者や弱視の人向けに文字が大きく読みやすい本の袋も数点ある。 福袋を借りるとくじを引くことができ、縫いぐるみや
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児童クラブに弁当配達 保護者の負担軽減へ 藤枝市がネットサービス活用し実証実験
藤枝市は24日までに、市内の放課後児童クラブで、インターネットの弁当注文、決済代行サービスを活用し、子どもたちに昼食用の弁当を届ける実証実験をスタートした。家庭から弁当を持参する必要がなくなり、保護者の負担軽減につなげる狙いがある。 都内の会社が運営するネットサービス「おべんとね!っと」を活用する。サービスに登録した保護者が弁当を注文すると、手配を受けた市内の飲食店がクラブまで弁当を届ける仕組み。弁当は1個500円前後を想定している。 実証実験の対象は青島東小内にある二つの児童クラブ。同クラブによると、利用者には共働きの家庭も多く、特に長期休み期間には弁当の配達を希望する声が多かったとい
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子育てに優しいまちPR 富士宮のNPO法人 商店街でマーチ
NPO法人母力向上委員会はこのほど、富士宮市と協働実施している「ふじのみやベビーステーション事業」をPRする「ベビ*ステ」マーチを市中心部の富士宮駅前通り商店街で実施した。定期市「十六市」に合わせて商店街を練り歩き「みんなで子育てみんなが仲間」のメッセージを街頭の市民に発信した。 同事業では、粉ミルク用お湯の提供や紙オムツ販売、講習会への出席を満たすコンビニなどを登録し、子育てにやさしいまちづくりを進めている。定期市の会場では法人メンバー、市職員、商店街連盟や応援企業・アサヒ飲料関係者らがベビ*ステ登録コンビニ付近をのぼり旗を掲げて練り歩いた。オムツ替えスペースや授乳場所を提供する専用ブー
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目指せ「イクメン」 父親対象に育児教室 御前崎
御前崎市は18日、生後6カ月から3歳までの子どもと父親を対象とした育児教室「パパとあ・そ・ぼ!」を同市役所で開いた。 親子14組が参加した。2児の父で同市立北こども園保育士の横山雄士さん(32)の経験談を聞き、その後は風船遊びをしたり、絵本の読み聞かせに聞き入ったりして楽しいひとときを過ごした。長女の陽菜ちゃん(3)と参加した同市の会社員大石雅嗣さん(34)は「幼少期の父親との触れ合いが成長に影響すると学んだ。教わった体を動かす遊びをどんどんやってあげたい」と話した。
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静岡県内在住の子育て困窮世帯に3万円 NPO法人ポポロ
静岡県内で生活困窮者の生活・就労支援に取り組むNPO法人POPOLO(ポポロ)は、子どもを養育するひとり親世帯などに現金を給付する。匿名で受けた寄付金300万円が原資。1世帯3万円ずつ96世帯に、年内をめどに給付する。 対象は県内在住で、0歳から大学生までの子どもを抱える子育て世帯。希望者には食料支援も行う。申請期間は21日まで。居住する市町の生活困窮者自立相談窓口で推薦を受ける必要がある。申請数が多い場合は困窮度を加味して審査決定する。 問い合わせは同NPO法人<電054(254)5718>へ。
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静岡人インタビュー「この人」 高木明さん 乳幼児の難聴支援に取り組む
静岡県立総合病院きこえとことばのセンター長。京都大医学部卒業後、同大医学部講師を経て、1992年から静岡県立総合病院へ。専門は耳鼻咽喉科学、聴力改善手術。69歳。 -難聴児の治療とは。 「今は難聴で生まれても聞こえて話せる時代。生後1カ月以内にスクリーニングを実施し、生後6カ月までに人工内耳や補聴器を装用することが必要。早期発見、早期介入が重要だ」 -これまでの活動を。 「難聴児の音声言語獲得を目指す多職種による有志の会は発足から22年がたち、顔の見える関係が築けている。スクリーニング体制の整備や事後対応を含めたマニュアル作成などを行ってきた」 -NTTコミュニケーション科学基礎研
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子どもに自作の絵本読み聞かせ 浜松・北区で北島さん
浜松市北区のラフレ初生内にある本の王国ラフレ書店は12日、絵本の読み聞かせ会を同所で開いた。市内在住の絵本作家兼朗読家の北島多江子さんが、自身の作品などを子どもたちに読み聞かせた。 コロナ禍で生活の制限がある中、声のぬくもりを子どもたちへ届けようと企画した。北島さんは第4回絵本出版賞「絵本のストーリー部門」最優秀賞に輝いた自作「大みそかに、じかんがじゃんけん大会?」や、参加型紙芝居などを披露した。子どもたちは興味深そうに絵を見詰めながら、話に耳を傾けた。 北島さんは「子どもたちと本との出合いの懸け橋になれれば。想像することを楽しんでほしい」と話した。同書店では今後も定期的に読み聞かせ会を
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島田市版「ネウボラ」 担当保健師制3年目、母子支援で成果
フィンランドの母子保健システム「ネウボラ」を参考に、島田市は、生まれてくる全ての子どもとその世帯に担当保健師を付ける「島田市版ネウボラ」に取り組んでいる。核家族化に加え、新型コロナの影響もあって育児に悩む保護者の孤立は大きな課題。妊娠期から保健師と顔の見える関係を構築する同市の実践例は、効果的な母子支援のヒントとなりそうだ。 島田市は2019年度の母子手帳交付から担当制を開始した。市内を2ブロックに分けてリーダー保健師を置き、経験の浅い保健師もチームで支える。新生児訪問に加え、これまで生年月日で来所日を決めていた7カ月児相談、1歳6カ月児健診などの仕組みを見直し、常に担当保健師が母子や父親
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田子の月が試食会 子育て世代の意見聞く 富士・みらいてらす
富士市認定の子育て応援企業でつくる「はぐくむFUJIオフィシャルサポーター」は8日、同市今井の元吉原複合型子育て拠点「みらいてらす」でイベントを開いた。 このほど開所したみらいてらすはサポーター企業の活動拠点にもなる。この日は、菓子メーカー「田子の月」の試食モニター会として親子13組に菓子を提供し、同社のイメージや利用シーンを聞き、アンケートもした。 乳幼児を連れた母親が子どもに菓子を食べさせたり、遊ばせたりしながら、同社担当者や母親同士で情報交換した。ほしい商品には「無添加で、健康的な菓子」「卵ボーロ」などが挙がった。 同市伝法の母親は「楽しかった。玩具や野菜など、いろいろな企業が企
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移管前後に共同保育 富士市が保育園民営化枠組み案
富士市保育幼稚園課は8日、民営化する公立保育園の移管先決定方法などを定めた「公立保育施設民営化ガイドライン」案を市議会文教民生委員会協議会に示した。スムーズな移行のために移管前後の共同保育実施などを盛り込んだ。 市は2025年度に杉の木と厚原、26年度に広見と中野、27年度になかじまと鷹岡の6保育園を民営化する。 休園日や利用者負担など現行の公立園の保育内容を踏襲することを移管条件とし、既に市内で保育事業などを運営する社会福祉法人などを移管先とした。 移行2年前からの1年間は移管先法人と保護者、市の3者で協議し、移管直前の1~3月に移行先保育士との共同保育を実施、移行後の1年間は前任の
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富士の子育て拠点完成 「みらいてらす」定住促進
富士市が旧元吉原幼稚園舎を活用して整備した「元吉原複合型子育て拠点 みらいてらす」で4日、完成の記念式典が開かれた。地元の子育て支援や、子育て世代の移住定住促進の拠点として多彩な活用を目指す。6日に利用開始した。 式典で小長井義正市長は「子育て支援の充実、地域のにぎわい、女性活躍推進が相乗効果を生み、市の新たな魅力になることを期待する」と述べた。住民や放課後児童クラブに通う小学生がテープカットをして祝った。 施設は2階建て。1階に地元の子どもたちが利用する放課後児童クラブや子育て支援センターを設置した。2階部分には子どもと一緒に過ごせる交流スペースや会議室、コワーキングスペースも配置した
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ネット時代 家庭の性教育どうすれば 有識者インタビュー②【賛否万論】
性の多様性について理解を深めることは性教育の大切な一つとされる。学校教育の現場では、どう教えられているのか。セクシュアリティー教育や教育史が専門で、学校における性的少数者の支援・研究に取り組む静岡大教職センター准教授の松尾由希子さん(44)に現状や課題を尋ねた。 性の多様性 幸せの選択肢に ーそもそも「性」とは何でしょうか。 人間の性の主な構成要素として「からだの性」「性自認」「性的指向」「表現する性」があります。からだの性は、多くの場合は戸籍上の性と一致しますが、一致しない場合もあります。「性自認」は自らの性をどのように認識するのか、しないのか、「こころの性」とも言わ
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静岡市5万円支給、12月28日から 子育て世帯特別給付金
静岡市は29日、18歳以下の子どもに現金5万円を支給する「子育て世帯臨時特別給付金」の事業費47億円を追加する11月補正予算案を発表した。国の新型コロナウイルス経済対策を受けた措置で、12月28日から支給を始める。開会中の市議会11月定例会に提出する。 市内の対象の子どもは9万4千人。中学生以下の子どもがいる世帯は児童手当の仕組みを活用するため申請が不要で、12月28日に登録口座に振り込む。高校生世代は申請が必要。12月22日に受け付けを始め、来年1月20日から順次支給する。事業費は全額、国庫補助金。 政府は19日に閣議決定した経済対策で18歳以下への10万円相当の給付を決めた。まず現金
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来館者50万人達成 磐田・図書館と子育て複合施設「にこっと」
磐田市は28日、同市上新屋の図書館と子育て相談の複合施設「ひと・ほんの庭 にこっと」の入館50万人達成を祝うセレモニーを同館で開いた。節目は同市下神増の会社員大橋巌さん(62)と孫の川合さらちゃん(4)と大橋まやちゃん(3)の3人。草地博昭市長が花束と記念品を贈った。 孫とくす玉を割った大橋さんは「職員の方が親切で館内の催しも多く、よく足を運んでいる。ヤギも飼われていて子供の成長にはとても良い施設」と節目を喜んだ。居合わせた家族連れなど約30人も拍手を送った。 同館は2018年8月にオープンした。1日の平均入館者数は530人。子育て中の母親らの仕事探しを支援する「にこっとハローワーク」も
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登園・降園アプリで簡単に打刻 裾野市立9園がシステム導入
裾野市はこのほど、市立幼稚園と保育園計9園に、園児の登降園管理を支援するシステムを導入した。スマートフォンのアプリで簡単に登降園の時間を打刻できる。市こども未来課は「職員の事務負担を軽減して園児のために費やす時間を増やし、教育・保育の質向上につなげたい」としている。 これまで保育園では保護者が紙の名簿に登降園時間を手書きしていた。アプリを使ってスマホに園児ごとのQRコードを映し出し、園の管理用タブレット端末に読み取らせれば、自動で登降園時間が記録される。 朝の登園時間帯は、職員の業務が慌ただしくなりがちで、保護者からの電話がつながりにくかった。アプリを使えば簡単に欠席や遅刻の連絡もできる
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廃線小路を一緒に散策♪ 静岡・山あい3園
静岡市葵区の清沢、大川の両こども園の園児が25日、同区の井川地区を訪ね、井川こども園の園児と廃線小路を歩き、交流した。 入り口で合流した園児らはすぐに打ち解け、別の園の子と一緒に電車になりきって線路を進んだり、紅葉や木の実を拾って見せたりした。別れの時には残念そうに抱き合って「また遊ぼう」と声を掛け合った。 各園とも山あいにあって園児数が限られているため、同年代の子との遊びの機会を設けようと相互交流を続けている。
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12月2日から長泉・ビュフェこども美術館再開 予約制で
長泉町東野のベルナール・ビュフェ美術館は12月2日から、併設する「ビュフェこども美術館」を再開する。 同美術館は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年3月から休館していた。緊急事態宣言の解除や感染者数の減少などを受けて再開する。こどもが美術に出合うきっかけづくりの場として、遊びながら美術に親しむことができる。 事前予約制。開館は休館日を除く午前10時半~正午と午後1時半~3時で各定員25人。ベルナール・ビュフェ美術館の入館料が必要。予約は電話のみ、2週間先までできる。予約・問い合わせは開館日の午前10時~午後4時半に同美術館<電055(986)1300>へ。
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ネット時代 家庭の性教育どうすれば 有識者インタビュー①【賛否万論】
日本の性教育は海外と比べ遅れていると指摘される。3歳からの性教育を勧め、国内各地で保護者向けの講座を開く「とにかく明るい性教育 パンツの教室協会」代表理事の、のじまなみさん(40)=東京都=に性教育の意義や家庭で進める上でのヒントを聞いた。 3歳から性教育を ーなぜ、3歳からの性教育を提案しているのですか。 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」では、性教育の開始年齢は5歳とされています。私がなぜ3歳からの性教育を訴えているかというと、今の日本はSNSとの関わりが当たり前の文化になっているからです。スマホは子育てに欠かせません。国の「ギガスクール構想」
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子育て女性支援 就職へ課題探る 袋井でセミナー
再就職を目指す子育て中の女性向けの「マザーズ就職支援セミナー」(ハローワーク磐田主催)がこのほど、袋井市の月見の里学遊館で開かれた。20~40代の16人が、就職に向けた課題の洗い出しや解決のヒントを探った。 キャリアコンサルタントの松島静香さんを講師に迎え、自己分析や就職活動の進め方を学んだ。松島さんはコロナ禍の働き方、就職活動の変化も解説。「子育てや地域活動の経験で身につけた能力は職場でも生かせる。しっかりアピールを」とアドバイスした。 子育て世代の就職支援を目的に毎年開催している。同市のショッピングセンターパティオにはハローワークプラザ袋井マザーズコーナーを開設している。
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どうぶつの絵コンクール 特別賞12人を表彰 静岡
第40回どうぶつの絵コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催、富士サファリパーク協賛)の表彰式が20日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館で行われた。 最高賞の県知事賞に選ばれた長泉小3年の黒原鉄平君ら特別賞を受賞した12人に、静岡新聞社の大須賀紳晃社長らが賞状と記念品を贈った。 審査委員長の白井嘉尚静岡大名誉教授が入賞作品を講評し、のびのびとした筆遣いや色の対比、観察力、感性を評価した。黒原君は「牛の細かい毛をつまようじで描いて表現した。一生懸命取り組んだのでうれしい」と喜んだ。 コンクールには2万点を超える応募があった。特別賞と金賞、銀賞の計112点は12月1日から来年3月31日まで、富士
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プレ葉ウォーク新装 浜松地域最大級の子ども用品関連売り場も
ユニー(愛知県稲沢市)は19日、浜松市浜北区で運営するモール型ショッピングセンター「プレ葉ウォーク浜北」を新装開店した。直営の売り場面積を約1万2900平方メートルと2割増やした。地域の子育て層らの需要を取り込み、近隣の競合施設に対応する。 直営売り場の増床は、浜北区周辺で人口が増加傾向にあり、ドラッグストアやスーパーマーケット、複合商業施設といった競合店も増加している点を踏まえた。従来の客層に加え、持ち家があって趣味などに敏感な「ニューファミリー層」にも訴求していく考え。 店舗数は約140店と新装前より10店ほど減らした。その分、専門店化した直営売り場を新たに導入し、集客力向上を狙う。
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スマホ撮影工夫、PR効果的に 子育て支援団体など研修 浜松
浜松市子育て情報センター(浜松市中区)は18日、子育て支援団体や社会福祉協議会などが対象の交流会「スマホで撮った写真をPRに活(い)かそう!」(静岡新聞社・静岡放送後援)を南区の五島協働センターで開いた。参加者25人が活動情報の共有を図るとともに、効果的にPRするための撮影方法を学んだ。 中区のプロカメラマン杉本信二さん(54)が講師を務め、グループワークや講座の様子を撮る際の構図について「縦横を3分割するグリッドラインを意識して」などと助言した。参加者は自分のスマートフォンを使って教室内を撮影し、学んだことを実践した。 数人ずつのグループでの意見交換では、日頃の活動の課題や悩み、解決策
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ネット時代 家庭の性教育どうすれば①【賛否万論】
性教育と聞いて、反射的に身構えてしまう保護者は少なくないのではないでしょうか。必要性は何となく感じているけれど、教え方もタイミングも分からない―。インターネットには性に関するさまざまな情報があふれ、子どもでも簡単にアダルトコンテンツにアクセスできる時代です。日本の性教育は海外に比べて遅れているとの指摘もある中、家庭で性教育をどう進めていけば良いでしょうか。 (社会部・佐藤章弘、5歳児の父親) 性交に言及せず 学校の性教育「抽象的」 文部科学省と内閣府は「生命(いのち)の安全教育」のための教材を作り、4月に公開した。幼児期、小学校低・中学年、小学校高学年、中学、高校、大学・一般の6種類。文科
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葉っぱでお便り♡ペンは小枝で作ろう!【もっと自然遊び ちょこっとラボ⑧】
紅葉の美しい里山や公園で木の葉っぱを手に取ってみてごらん。落葉する葉っぱは形や色がいろいろあって面白いね。でも、今回は冬になっても緑色で光沢のあるアオキ、タラヨウ、モチノキなどの葉を用いて遊びます。 葉っぱだけじゃなく枝まで緑色なので、アオキと呼ばれる日本固有の植物は外国でも人気があります。今では世界中の公園で見られ、改良された斑[ふ]入りの葉は多くのお庭で見かけます。身近にあるこの葉っぱは、なんと字や絵がかけるのです。絵の具やペンがなくても小枝でかけるので、子どもはびっくり。「はがき」遊びに夢中になります。 鉛筆がわりに使う木は、地面に落ちた枝でも使えます。ウツギのように枝の中心が空
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浜松市、12月に食料など無料配布 子育て世帯向け、事前申し込み
浜松市は12月、子育て世帯向け食料品、日用品無料配布会を市内3カ所で開く。事前の申し込みが必要。 市内在住で、ひとり親など経済的事情により支援が必要な世帯が対象。困り事の個別相談にも応じる。市ホームページ内「フードパントリー事業」のサイトから申し込みフォームに接続できる。定員に達し次第、申込期間中でも受け付けを終了する。日程と申込期間は次の通り。 ▽西区篠原協働センター 12月5日午前10時から。申し込みは11月22日~12月3日。 ▽南区可美公園総合センター 12月12日午後1時から。申し込みは開始済みで、12月5日まで。 ▽浜北区浜北文化センター 12月26日午前10時から。申し
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磐田で映画「ママやめ」上映会 市内4カ所、11月19日から
子育ての悩みを抱えながら奮闘する母親や家族の姿を追ったドキュメンタリー映画「ママをやめてもいいですか!?」の自主上映会が19日から30日までの4日間、磐田市内の4会場で開催される。 市内の有志でつくる実行委員会が企画した。2020年製作の映画で約90分間。黒沢美香子実行委員長は「ママやパパだけでなく、子育てに関わる全ての人に鑑賞してほしい」と話している。最終日は浜松市のイラストレーターえだむらかつみさんをゲストに迎える。 事前予約制で入場料500円(大学生以下は無料)。申し込みは黒沢さん<電090(4868)0552>へ。 上映日程と場所は次の通り(かっこ内は開始時間)。 19日、豊
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11月17日は「世界早産児デー」 小さな赤ちゃん応援の輪 静岡県内、写真展やライトアップ
11月17日の「世界早産児デー」に合わせ、静岡県内の早産児の親でつくるグループや行政、医療機関が連携し、同日を中心に写真展やライトアップを行う。啓発活動カラーの紫色を掲げ、早産の予防や早産児ケアの改善を呼び掛ける。2018年に県が全国に先駆けて発行した小さく生まれた赤ちゃん向け母子手帳「しずおかリトルベビーハンドブック」を紹介する企画も加わり、早産児とその家族に向けた温かい応援の輪が広がっている。 県立こども病院(静岡市葵区)を拠点に活動する「ポコアポコ」(小林さとみ代表)、浜松市内の「りとる☆えんじぇる」(河合加代子代表)と県は17~22日の平日、県庁西館2階で成長した子どもたちの写真や
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馬にまたがり騎手気分 静岡の幼稚園、御前崎から3頭来園
静岡市葵区の麻機幼稚園はこのほど、園児の動物を愛するやさしい心を育もうと「ポニーとのふれあい遊び」を行った。 乗馬クラブを運営している御前崎市のHASパロミノポニークラブから2頭のポニーと1頭の馬が来園し、全園児約165人が出迎えた。 始めは緊張した表情だった園児も、同クラブ職員がリードを持った馬の背中にまたがり、園庭約50メートルをゆっくり回ると満面の笑みを見せた。質疑コーナーでは多くの園児が手を上げ、馬の好物や寝る方法について質問した。最後に年長の園児が餌のニンジンを与えて馬とコミュニケーションをとった。 同園長の小酒井厚子さんは「子供たちの情操教育ができたと思う」と話した。
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子育て施設、愛称「みらいてらす」に 富士市、12月6日開所
富士市はこのほど、同市今井の旧元吉原幼稚園の園舎を活用して開所する複合型子育て支援施設の愛称を「みらいてらす」と決定した。愛称に合わせたロゴマークも公表した。12月4日に完成セレモニーを開いて表彰する。6日から利用を開始する。 公募には、市内から200点の応募があった。市職員や参画事業者などの関係者ら計146人による投票で、市内の児童福祉施設に勤務する白井布由子さん(32)の案が最多得票を得て採用された。 みらいてらすには、新たな子育て応援施設として子どもや大人のこれからを照らす場所になってほしいとの願いが込められている。 ロゴは未来を象徴する双葉に光が当たるイラストに加え、文字がさま
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浜松学院大生が乳幼児と交流 子育て講座 浜松市中区
浜松市と浜松学院大(中区)はこのほど、子育て中の保護者と乳幼児を対象にした講座「おうち時間を楽しもう」を同区の富塚協働センターで開いた。 保育士や幼稚園教諭などを目指す同大3年生が講師を務め、乳幼児が安心して遊ぶことができる手作りの布製のおもちゃを披露したり、歌に合わせた手遊びを実践したりした。学生と乳幼児の自由な交流時間では、子どもたちの楽しそうな表情が見られた。 講座は、市と市内6大学が生涯学習推進を目指して行う連携事業の一環。
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年中児に名前入り箸贈る 長泉町、間伐材を活用
長泉町は「箸の日」の11日、町有林の間伐材を使った名前入りの箸を町立南こども園の年中クラスの4歳児に贈った。ふるさと納税を活用した「ガバメントクラウドファンディング」事業の一環。 池田修町長が同園を訪れ、年中児15人に箸を手渡した。池田町長は「木の色や模様がみえ、世界で一つだけの箸。家族と一緒に使って苦手な食べ物にも挑戦して」と呼び掛けた。同園の教諭は町有林の写真を見せながら、間伐材について園児に説明した。 箸を使い始める時期の4歳児に箸を贈り、町の自然や森、物を大切にする心、食を楽しむ心の育成につなげるプロジェクト。昨年10~12月に集まった83万5千円で箸約450膳を製作し、町内計1
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子育て活動の11団体を表彰 静岡県教委
静岡県教委はこのほど、地域ぐるみの子育て活動に対する本年度の「子供を育む地域活動団体表彰」の県教育長表彰に、11団体を選んだと発表した。 10日に沼津市内で約半数の団体を対象とした表彰式を行った。15日には掛川市でも表彰式を行う。 受賞団体は次の通り。 NPO法人YUNOどんぐりの会(富士宮市)函南町スクールアドバイザー(函南町)浦川放課後子供教室(浜松市)龍山・竜川緑の少年団(同)高台ワピ(同)長上地区社会福祉協議会(同)ひろはたっこ子ども教室実行委員会(藤枝市)NPO法人大洲スポーツクラブ(同)NPO法人Earth Communication(御前崎市)もぐもぐ食堂加多世(同)まき
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おもちゃ載せたカート、入院中の子笑顔♪ 静岡県立こども病院で運用開始
公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン(東京)が静岡県立こども病院(静岡市葵区漆山)に8日、入院する子どもやその家族が必要としているおもちゃや日用品を載せた「ハートフルカート」を導入し、運用を開始した。 カートには寄付された文房具やぬいぐるみ、絵本、化粧品、マスクなどが積まれ、入院する子どもやその家族に無償で配布した。同法人アンバサダーのサッカー元日本代表北沢豪さん(53)が同院を訪ね、「頑張ってね」などと励ましながら一緒に写真を撮ったり、文房具やおもちゃなどを手渡したりして交流した。受け取った杉本奏美さん(11)は「かわいいカートを見て元気になった。写真を大
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ネット適正利用、指導早く 長沢弘子・浜松子どもとメディアリテラシー研究所理事長
子どもたちがインターネットを適正に利用するためには、どのような指導が求められるか。浜松市を拠点に学校などで啓発活動を続けるとともに、県教委のふじのくに学校教育情報化推進計画で、情報モラル教育分野を担当する策定委員の長沢弘子さん(NPO法人浜松子どもとメディアリテラシー研究所理事長)に聞いた。 ―日頃、子どもたちにどのような言葉掛けをしているか。 「SNSでの情報の発信や閲覧に関しては『自分にツッコミを入れながら使おうね』と伝えている。今あなたが発信しようとしていることや『いいね』(賛同の意思表示)を押して大丈夫なのか。他者の発信内容をそのまま信じて良いのか。直感的判断を意識的に検証するこ
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コロナ禍の子育て 調査協力呼び掛け 富士宮のNPO
富士宮市のNPO法人母力向上委員会が11月15日まで、県内の妊婦や乳幼児を育てている親を対象にした「コロナ禍1年パパママ実態調査」への協力を呼び掛けている。 コロナ禍が1年超続く中で感じているリアルな声を集め、必要な子育て支援につなげようと企画。対象は妊婦と0~3歳の子どもを育てる母親父親ら。母力向上委員会公式ホームページ内の専用フォームから回答できる。回答者には抽選でプレゼントも用意した。 同法人としての県内全域を対象にした調査は初めて。調査結果は他の子育て支援団体と共有し、全県的な支援につなげる。
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長泉町、独自に給付金 低所得の子育て世帯対象 町長方針
長泉町の池田修町長は18日の町議会9月定例会の一般質問で、新型コロナウイルスの影響で、生活が困窮しているひとり親など低所得の子育て世帯を対象に、町独自の給付金を11月上旬をめどに支給する方針を示した。植松英樹氏(政和会)への答弁。 町は関連する事業費を盛り込んだ補正予算案を9月定例会中に追加提案する方針。池田町長は「低所得子育て世帯の日常生活をコロナ以前に回復させることができる支援が急務」と指摘し、国の議論を待たずに「可能な限り早期支援を図る」と強調した。
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子育て講座再開 親子6組参加 清水町
清水町子育て総合支援センターは15日、新型コロナウイルスの影響で休止していた子育て講座を再開した。町と三島市から6カ月~1歳児と母親の6組が参加し、乳児の体に合った運動を通じて親子の絆を強めた。 保育士を講師に招いた。参加者は手首や股関節のストレッチで体の柔らかさをチェックし、音楽に合わせた手遊び、体遊びを楽しんだ。親子同士の交流の場にもなった。 娘の莉寧ちゃんと参加した高野梢さんは「コロナでママ友にも会えていない。すごく貴重な機会になった」と感想を述べた。 講座は昨年3月から約1年7カ月休止していた。今後は月に1回開催するという。
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ワクチン接種、子育て世帯支援 沼津市、子供一時預かり
沼津市は14日、育児に追われて新型コロナワクチン接種の予約などが困難な保護者を対象に、予約や接種ができるよう子供を無料で一時預かりするサポート事業を始めた。 対象は、市内に在住し、保育所などに在園していない就学前の子供を持つ保護者。市内の公立保育園などで、1回の接種につき3日以内(接種当日と副反応が想定される接種から2日)で対応する。 育児で予約する時間がなかったり、副反応で体調を崩したりするとして、一時的な預かり保育を求める声が複数寄せられていたという。通常の一時預かりを受け付けながら対応する。 事業は12月28日までの予定。 一時預かりをする施設 ①ときわ保育所(本字千本)
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下田幼稚園「こども園と統合」 「市子育て会議」が答申
下田市の諮問機関「市子ども・子育て会議」(原鋪夫会長)は24日、入園者が激減している下田幼稚園について、2023年4月に下田認定こども園と統合することが望ましいとする答申をまとめ、佐々木文夫教育長に提出した。27日に開く市教育委員会の定例会議で最終決定する。 答申は、21年度の入園児が1人となり、在園児が18人となっている下田幼稚園を下田認定こども園と統合し、一定規模の児童数で年齢別のクラス編成することが望ましいとした。今後は認定こども園の通園バスルートの見直しや、園児や保護者の交流の場を拡充することも求めた。 同市では幼児教育・保育無償化の影響で保護者が保育施設を選ぶ傾向が強く、幼稚園や認
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焼津市役所 申請手続きの電子化 2022年度、子育て関係から
焼津市の中野弘道市長は15日、市役所の申請手続きの電子化について、2022年度初めから段階的に導入する方針を示した。市によると、第1段階として、子育て関係の申請や届け出をスマートフォンやパソコンからでも手続きができることを想定している。市議会9月定例会で渋谷英彦氏(凌雲の会)の一般質問への答弁。 市では本年度、約1900の申請や届け出について、電子化に適しているかの洗い出し作業を進めている。スマートフォンやパソコンを頻繁に使っている世代の利便性が高まる分野を選定。本人確認など手続き面をクリアしたものから、順次電子化に踏み切っていく方針。 子育てや介護の26手続きについては、国が22年度末
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赤ちゃんと一緒、演劇を「体験」 子育て中のSPAC俳優ら 静岡拠点に舞台「ベイビーシアター」制作
赤ちゃんと大人が一緒に楽しむ体験型の演劇「ベイビーシアター」。ヨーロッパ発祥で国内ではまだ触れる機会は少ないこの演劇を県内に広めようと、県舞台芸術センター(SPAC)の作品に出演する俳優仲村悠希さん(37)ら有志が、地元の静岡市を拠点に活動を始めている。 7月、市内で仲村さんが企画した初作品「あ・くーあ」を上演した。タイトルは水を意味する「アクア」と赤ちゃんの発する喃語(なんご)に着想。京都を拠点とする専門劇団「ベベリカ・シアターカンパニー」の弓井茉那さん(36)を演出に迎え、仲村さんと俳優仲間の大内智美さん(44)が、水が育む命の物語を演じた。 会場の古民家の広間は布に覆われ、青い照明
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第1子の育児用品補助、9月から 小山町、大学生ら遠距離通学費も
小山町は30日、第1子の育児用品購入費や家事代行サービス費用の一部を助成する「第1子子育て応援助成金事業」を9月から始めると発表した。遠距離通学する大学生らの通学費の一部を補助する「遠距離通学支援助成金制度」も開始する。若年層への経済支援により住民の町外流出を食い止める。 第1子応援助成金事業は、第1子が満1歳になるまでが対象で、上限は8万2千円。紙おむつや粉ミルクの購入費、家事代行サービス費用の2分の1、ベビーカーまたはチャイルドシート購入費の2分の1(1台限り、上限1万円)を助成する。 町の担当者は「まずは第1子を若い年齢で産んでいただこうと考えた」と第1子を支援対象にした理由を説明
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総合戦略の成果議論 浜松市推進会議「若者」「子育て」B評価
浜松市は26日、産官学の有識者らでつくる「市“やらまいか”総合戦略推進会議」(座長・鈴木康友市長)の2021年度初会合を市役所で開いた。20~24年度を計画期間とする第2期総合戦略に関し、20年度に市が取り組んだ施策の成果について意見を交わした。 総合戦略の三つの基本目標ごとに関連施策の指標達成率とその平均値を算定。A-Cの3段階で総合評価した。「若者がチャレンジできるまち」(達成率平均91%)、「子育て世代を全力で応援するまち」(同85%)、「持続可能で創造性あふれるまち」(同90%)のいずれも評価はBだった。 委員からは「浜松市の環境を生かし、成長戦略に力を注
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磐田の子育て支援センター臨時休館 9月12日まで
磐田市は25日から9月12日までの間、保育園・こども園に併設する子育て支援センターを臨時休館すると発表した。市内の新型コロナウイルス感染者の増加を受けた対応。 臨時休館するのは福田中島の「ふわっと」、国府台の「エンジェル」、南島の「ほのぼの」、富丘の「ぽっけ」の4カ所。休館中も子育てに関わる相談などは電話で受け付ける。市内には計10カ所センターがあり、残り6カ所は通常通り開館する。
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女性活躍、育児両立 12事業所を認定 静岡労働局が授与式
静岡労働局はこのほど、女性活躍を推進する「えるぼし・プラチナえるぼし」と仕事と育児の両立支援に力を入れる「くるみん」の各認証制度で、新たに厚生労働省から認定を受けた県内12事業者への授与式を静岡市内で開いた。 石丸哲治局長が各事業所の代表者らに認定書を手渡し、積極的な取り組みをたたえた。特に優れた取り組みの「プラチナえるぼし」を受けたヤマハコーポレートサービス(浜松市)は女性の管理職比率の高さなどが評価された。 このほかの認定事業者は次の通り。 えるぼし TOKAIホールディングス(静岡市)河合楽器製作所(浜松市)環境アセスメントセンター(静岡市)セイセイサーバー(同)社会福祉法人東益
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元吉原幼稚園園舎活用 「子育て拠点」の愛称募集 富士市
富士市こども未来課は同市今井の元吉原幼稚園跡の園舎を利用して整備する「元吉原複合型子育て拠点」の愛称を募集している。9月10日まで。 施設は12月の始動を目指す。市は園舎1階に放課後児童クラブ「元吉原児童クラブ」や子育て支援センターを開設する。2階部分には、子育て世代が子連れで訪れ、テレワークや打ち合わせ、利用者同士の交流ができるスペースを設け、親子向けイベントなども開催する予定。 愛称は施設に合った覚えやすくて親しみやすく、愛着を感じる名称を期待する。採用者1人に記念品を贈る。 応募対象は市内在住か、在学・在勤者。市のウェブサイトか、応募用紙で申し込む。問い合わせは同課<電0545(
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子育て関わる悩み 分かち合う機会を 児童クラブ元支援員、富士に支援ルーム開設
富士市で長く放課後児童クラブの支援員を務め、カウンセラー資格を持つ芹沢芳子さん(56)が同市の自宅に「子育て支援カウンセリングルーム まなざし」を開設した。子どもや保護者の相談に個別に応じ、定期開催する「サロン」では、さまざまな立場で子どもと関わる人たちの交流機会を創出する。 6月、子ども関連の仕事をする人を対象にしたサロンに、同市の放課後児童支援員3人が参加した。「発達が気になる児童への声掛けの仕方に悩んでいる」「外国籍の保護者とうまくコミュニケーションが取れない」―。それぞれが抱える課題を共有し、互いに助言し合った。 幼稚園教諭や保育士の経験もあり、放課後児童クラブの支援員を18年間
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長泉町の子育て支援施設、2カ所を臨時休館 8~22日
長泉町は5日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、町営の子育て支援施設2カ所を8~22日に臨時休館すると発表した。 対象は、こども交流センターパルながいずみと地域子育て支援センターみかんちゃん。予約済みの一時預かりは実施する。町内の乳幼児をはじめ子ども世代に新型コロナの感染拡大の傾向が見られ、お盆期間中の帰省などで人流の活発化が見込まれるために休館を決めた。少人数の講座は、講師の意向を確認の上原則延期する。 県のまん延防止等重点措置適用を受け、町は6日に開く臨時本部会で他の町営施設の運営方針を決める予定。
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吉田町、杏林堂薬局と協定 健康増進、子育て支援へ
吉田町はこのほど、町民の健康増進などに向けた包括連携協定を、同町に店舗がある杏林堂薬局(青田英行社長)と締結した。 健康増進に加え、食育の推進、子育て支援、高齢者・障害者支援などに関する取り組みを、両者が連携して展開する。これまで杏林堂の協力を受けて実施してきた骨密度や血管年齢の測定会などを、さらに充実させていくことを目指す。 町役場で締結式を開き、田村典彦町長と青田社長が協定書に署名した。青田社長は「地域の皆さんがより幸せな生活ができるよう、お手伝いしたい」と意気込み、田村町長は「杏林堂がこれまで培ってきたノウハウを、ぜひ活用させてもらいたい」と話した。 締結式終了後には、新型コロナウイル
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焼津市子育てサイト刷新 スマホ対応、年齢別で検索しやすく
焼津市の子育て応援サイトが大幅にリニューアルした。検索方法を従来の目的別に、年齢別を加えたほか、スマートフォンからのアクセスに対応するようデザインを刷新した。 年齢別の検索には「妊娠・出産」「子ども(0~2歳)」「子ども(3~5歳)」「もうすぐ小学生」「障害のある子ども」「ひとり親」と六つの区分を設けた。年齢ごとのニーズに合致した情報を探しやすくした。 従来はパソコンからのアクセスを想定し、トップ画面に多くの情報を集中して配置していた。今回のリニューアルでは、スマホ利用を想定し、すっきりしたデザインに変更した。 サイト名はこれまで「焼津市子育て応援サイト『とまとぴあ』」だったが、ターン
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子育て応援アプリ 裾野市が提供開始 成長記録や健診予定管理
裾野市はこのほど、子どもの成長記録や予防接種などのスケジュールをスマートフォンで管理できる「すその子育て応援アプリ」の提供を開始した。データはサーバーに保存されるため、母子健康手帳のバックアップとしても活用してもらう。 対象は0~6歳の未就学児。子どもの身長や体重を入力すると自動でグラフ化するなどの成長記録機能がある。時期や回数、間隔が複雑な各種予防接種は、生年月日からスケジュールを自動作成して、接種日程を通知する。乳幼児健診の予定も管理し、親の負担軽減につなげる。 市内の病院、幼稚園・保育園、一時預かりサービス、公園、各種助成制度、市の相談事業など子育て支援情報が検索可能。入園や申請などの
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浜松市 低所得子育て世帯に5万円
浜松市は1日、低所得の子育て世帯を対象にした国の特別給付金を支給すると発表した。子ども1人当たり5万円を支給する。ひとり親世帯は既に支給したため対象外。市は申請が必要な世帯に注意を呼び掛けている。 支給対象は3月末時点で18歳未満の子ども(障害のある子どもは20歳未満)を養育し、市民税非課税の世帯。収入が急変し、1月以降に市民税非課税相当に落ち込んだ世帯も対象になる。 児童手当か、特別児童扶養手当の受給者で、市民税非課税の世帯は申請不要。給付金は7月28日に児童手当か特別児童扶養手当と同じ口座に振り込まれる。子どもが高校生のみの世帯や、家計が急変した世帯などは26日から来年3月15日(必着)
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富士市 家事育児サポート事業スタート まずは市に利用申請
富士市は1日から、妊娠中や乳幼児の子育て中の女性、多胎児の養育者の家事や育児を支援する「はぐくむFUJI家事育児サポート事業」を始める。家事・育児に困難感のある妊婦や養育者を支え、子育て環境の充実を図る。 産後ケア事業の利用者のアンケートで約半数から要望のあった家事育児の支援を実現した。同市は地域柄からか、産後ケアの利用者が県内でも突出して多いという。 対象となるのは、妊娠中で体調不良などで家事・育児の支援を要する妊婦と、1歳未満の乳児と同居し、日中に家事育児の協力者がいない養育者、3歳未満の双子や三つ子など多胎児の養育者。第2子以降も利用可能。 利用希望者が市に申請して利用者証を受け
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子育て困難家庭を早期支援 静岡済生会病院が勉強会発足 保育園、行政や社協 平時から連携、虐待防止へ
静岡市駿河区の静岡済生会総合病院が、市内の子育て支援機関を集めた勉強会「サポートカフェ」を発足させ、連携構築を図っている。病院や行政、保育園、社会福祉協議会などが日頃の活動や悩みを共有しながら「顔の見える関係」をつくり、子育てに困難を抱える家庭への支援体制を強化していく。 発起人は同病院小児科の塩田勉医師。養育環境や経済面などに不安がある家庭を診療する中で、患者の受診を待つ受け身のアプローチしかできない病院側の支援に限界を感じていたという。受診のハードルの高さから一人で悩みを抱える母親は少なくない。病院での診察に加えて家庭に近い支援機関同士が連携して早期に家庭へ介入することが、虐待などの防
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子育て女性と地元飲食店支援 ママ友とランチ悩み共有の場に 磐田の工務店企画
新築やリフォームを手掛ける「しんせつハウス」(磐田市中泉)は、子育てで忙しい女性と、新型コロナウイルスの影響を受ける飲食店を支援する取り組み「ママ友ランチ会」を始めた。 同社の事業「Smileママプロジェクト」の一環。同社が子どもを無償で預かる間、事業に協力する市内四つの飲食店いずれかで昼食をとる。同社内の託児施設には保育士がいて、同社公式LINE(ライン)で子どもの様子を伝えてくれたり、子育ての悩みを相談したりできる。 同市今之浦のイタリアンレストラン「マドンナポモドーロ」でランチ会が開かれ、友人2人が昼食を楽しみつつ、育児の悩みの共有や相談をした。1歳3カ月の息子がいる草本奈穂さん(
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子育て支え18年、来場30万人 焼津のサポートルーム
焼津市総合福祉会館内にある市の「子育てサポートルーム」が来場者30万人を達成した。3日に同所で記念式典が開かれ、多くの親子連れが18年にわたり、地域の子育て世帯を支えてきた施設の節目を祝した。 30万人目となったのは同市石脇上の山内義晴さん(47)、ひとみさん(34)、葵生君(1)の親子。5月29日に訪問した際に達成した。週3~4日は利用しているというひとみさんは「子どもの遊ぶ道具が安全に配慮されていて、安心して遊ばせることができる。同じ子育てのお母さんたちと交流できるのも良い」と施設の魅力を語った。 記念式典では、山内さん親子と中野弘道市長、同市のマスコットキャラクター「やいちゃん」が
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子育てアプリ開発へ新組織 若手職員が検討開始 富士市 22年度の導入目指す
富士市は子育て世代への総合的な情報発信や交流を促進するアプリ開発を目指した横断的な組織「はぐくむFUJI子育て支援アプリ導入タスクフォース」を設置した。27日、辞令交付式と初会合が市役所で開かれた。10月までにアプリの仕様をまとめ、2022年度中の導入を目指す。 タスクフォースは20~40代の職員で構成。昨年度の入庁4年以内の職員研修でアプリ開発を提案したグループからの4人と、子育て支援や情報政策に関係する6課の6人が、事業者と意見交換しながら内容を検討する。 同日は小長井義正市長がメンバーに辞令書を交付した。小長井市長は「自らの提案が事業となることはやりがいにもつながるはず。アプリが子育て
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子育て、防災拠点に活用 藤枝・葉梨地区、交流センター完成
藤枝市の葉梨地区交流センターの竣工(しゅんこう)式が8日、行われた。地域のコミュニティーづくりや防災拠点としての活用に期待がかかる。10日まで内覧会を行い、12日に全施設の供用を開始する。 これまで利用されていた同地区の交流センターが老朽化したため、機能を強化して新設した。新センターは鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)2階建てで、延べ床面積は約1480平方メートル。 子どものプレイルームや授乳室などを備えた「葉梨わくわく広場」のほか、200人を収容できる防災研修室、9千冊の蔵書がある図書室などを設けた。太陽光発電設備と蓄電池もあり、災害発生時の緊急避難場所としても役立てる。 式典には行政
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島田市の子育て応援サイト「しまいく」 使いやすく刷新
島田市はこのほど、子育て応援サイト「しまいく」をリニューアルした。スマートフォン表示の最適化を図るとともに、子どもの年齢やイベント開催時期など、ユーザーが必要とする情報を簡単に探し出せるような検索機能を追加した。 トップページには医療や教育、支援制度などシンプルなメニュー表示とともに、オリジナルキャラクター「しまいぬ」をあしらった。子どもの年齢を選ぶとサイトの情報が絞り込まれる。市内の親子がモデルとなって撮影した笑顔の写真も掲載されている。 「しまいく」は2016年度に開始し、翌年度に無料通信アプリLINEの公式アカウントを開始したところ友達登録が約2500人に増えた。現在は市の公式ライ
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女性の家事育児「負担増えた」 コロナ禍の生活、静岡市女性会館が調査 家庭内で偏り疑問の声も
静岡市女性会館(葵区)が4月下旬、市内の女性を対象に新型コロナウイルスの感染拡大が生活や心身に及ぼす影響を尋ねたアンケートで、学校休業や保育園の登園自粛要請などを受け、子育て中の女性の間で家事や育児など「ケア労働」の負担が増加していることが分かった。谷口年江館長は「家庭内での負担が女性により重くのしかかっている」と指摘する。 アンケートは4月18日から10日間、市内に在住もしくは通勤、通学する女性を対象にウェブ上で実施し、30~50代を中心に359人の回答を得た。生活や行動の変化を尋ねる質問に、家族に小学生以下の子どもがいる人の70%以上が「子どもの世話が増えた」「家事の負担が増えた」と回
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母乳育児ママ支えたい 助産師3人連携、富士に専門助産院新設
出産後の母親の悩みになる母乳ケアに専門的に取り組む静岡県内の助産師3人が、富士市瓜島町に助産院「富士母乳育児相談室」を開設した。出生数に比べて助産院が少ない同市で、助産院が新設されるのは約17年ぶり。施設長となる山田敬子さん(67)=伊豆の国市=は「おっぱいに悩む母親のよりどころになりたい」と話す。 富士相談室は、山田さんと篠田一世さん(52)=静岡市清水区=、訪問方式で活動する宮田涼子さん(42)=同=の3人がそれぞれの拠点を続けながら富士に交代で勤務。母親の乳房マッサージや育児相談に応じる。3人の連携で、富士での拠点運営を可能にした。 県内では浜松や静岡に5人しかいない桶谷式乳房管理