テーマ : 福祉(障がい者・子ども)

清水町・まほろば館 菜園を無料提供 食育と親子触れ合い創出

 清水町は本年度から、町図書館・保健センター複合施設「まほろば館」の裏の空きスペースを整備した菜園「まほろばポタジェ」を町民に無料で提供している。本年度の提供を終了する11月末を前に、利用者が野菜の手入れに通う。

清水町が提供した菜園で栽培した野菜の収穫に訪れる田代さん一家=同町の町図書館・保健センター複合施設「まほろば館」
清水町が提供した菜園で栽培した野菜の収穫に訪れる田代さん一家=同町の町図書館・保健センター複合施設「まほろば館」

 食育と親子の触れ合い機会創出を目的に企画した。菜園は約3平方メートルで、8家族分用意した。地元農家の武藤正一さん(76)が指導役を務め、町職員も水やりをするなど野菜の様子を気にかけた。
 11月上旬、主婦田代綾乃さん(31)は夫の大さん(40)と娘の希ちゃん(3)と収穫に訪れた。これまで、ナスやピーマンなど10種類の野菜を栽培し、夏場は毎日手入れに通ったという。
 田代さんは「(娘が)成長過程も真剣に見ていて食育になった」と振り返る。希ちゃんは「トマトがおいしかった」と笑顔で話した。
 参加家族は作業の様子や野菜をどうやって食べたかなどをまとめた報告書を町に提出する。町健幸づくり課の岩崎典子係長は「家族で野菜の手入れや水やりに定期的にきてくれている」と話した。取り組みは来年度も行う予定。

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