テーマ : 福祉(障がい者・子ども)

オクシズから子育て応援 「北極しろくま堂」静岡・葵区に交流拠点 レンタルスペースや休憩所

 抱っこひも、おんぶひも専門店「北極しろくま堂」(園田正世代表)は22日、子育て世代を中心とした体験交流施設「こぐまプレイス」を静岡市葵区平野にオープンする。安倍川沿いのオクシズエリアの民宿跡地を改築して新たに整備したセミナー棟やレストラン棟を貸し出して、子育て世代支援のほか、幅広い世代の夢や挑戦を応援していく。

新施設オープンの準備を進める園田さん=静岡市葵区平野
新施設オープンの準備を進める園田さん=静岡市葵区平野

 ネット販売を中心に事業展開してきた同社。「子どもが大学に行って急にやることがなくなってしまった」と同世代の母親からの声がきっかけで、誰かの背中を押せるような施設を作りたいと整備を決意した。
 2年ほど前から本格的に準備を始め2022年夏に着工し、親戚が営んでいた民宿敷地内の建物2棟を改築。誰でもセミナーや教室を開ける広々としたスペースや染め織り工房を併設した「こぐま棟」のほか、1日から借りられるレンタルレストラン棟「おおぐまキッチン」などを整備した。築280年の母屋は修復して、親子らが自由に過ごせる休憩所としての利用などを現時点で想定している。
 こぐま棟の大きな窓からは安倍川やオクシズの山々が一望できる。「ここは自分にとっても小さいころからなじみのある場所」と園田さん。「まずはここに来てワクワクした気持ちになって新しい挑戦につなげてもらえたら」と願う。
 オープン初日の22日は午前10時半からアウトドア防災ガイド「あんどうりす」さんを招いた親子向け防災講演を開催する。22、23日は母屋でマルシェも行う。

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