テーマ：福祉（障がい者・子ども）

里親家庭の交流支援　静岡・清水区のＮＰＯ　寄付金でランチ提供

　市民活動を支援する「ＮＰＯサポート・しみず」（静岡市清水区）はこのほど、市内の里親家庭と支援団体の関係者らの交流会を、同市駿河区のレストラン「グラッチェ」で開いた。同店が寄付した売り上げの一部を飲食代に充て、参加者にランチを振る舞った。

参加者にランチが振る舞われた里親家庭の交流会＝静岡市駿河区のレストラン「グラッチェ」

　招待されたのは、今年小学校に進学した里子のいる５家族。きょうだいも参加し、各家庭の様子を紹介し合いながら、同店の看板メニューのハンバーグや契約農家直送の野菜を使ったサラダを楽しんだ。
　取り組みは、地域貢献を希望する企業と市民団体を結ぶ「しみず元気プロジェクト」の一環。同店は２０１９年から参加し、店内で販売する野菜１袋（２２０円）ごとに５０円を寄付する形で協力する。賛同した紙せっけん販売の「はぴり」（同市葵区）も店内に商品を置き、売り上げの一部を寄付している。
　交流会に先立ち、店主の青島理晃さん（５３）が、３月までの１年間で集まった約３万円の寄付金目録をＮＰＯ法人静岡市里親家庭支援センターの関係者に手渡した。青島さんは「今後も支援を継続していきたい」と話した。

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