テーマ : 福祉(障がい者・子ども)

子どもに危機管理教育を 富士 防犯意識向上へ講演

 富士市と市生活安全推進協議会は24日、本年度の防犯まちづくり講演会を同市のラ・ホール富士で開いた。特殊部隊向けの装備を開発する田村装備開発(埼玉県)の田村忠嗣代表が、子どもを犯罪被害から守る危機管理の心得を説いた。

犯罪被害から自衛するための心得を紹介する田村さん=富士市のラ・ホール富士
犯罪被害から自衛するための心得を紹介する田村さん=富士市のラ・ホール富士

 埼玉県警の機動戦術部隊に所属していた田村さんは、子どもが危機に直面した際に自衛する教育の大切さを訴えた。不審者の接近など周囲の違和感を素早く察知して距離を取ったり大声を出したりする訓練を日頃から行い、傘やベルトなど身近な物を護身のために使えるように備えておく意義を説明した。
 大人に対しては、脅威の排除など子どもの力では難しい事のカバーを求めた。「普段から子どもが何でも話せる信頼関係を築き、SOSを見逃さないで」と、聴衆に呼び掛けた。

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