テーマ : 福祉(障がい者・子ども)

さよなら稲取幼稚園 70年余の歴史に幕 4月、熱川と統合

 4月から熱川幼稚園と統合する東伊豆町の稲取幼稚園の閉園式が22日、同園で執り行われた。園児と保護者、教員ら約50人が参加し、70年以上にわたる歴史に幕を下ろした。

園歌を斉唱する園児たち=東伊豆町の稲取幼稚園
園歌を斉唱する園児たち=東伊豆町の稲取幼稚園

 同園の起源は1947年の日曜学校。57年に町立幼稚園となり、現在の園舎は80年に新築された。当時は300人超の園児がいたというが、少子化で現在は14人にまで減少した。
 式典では「みかんの山にひがのぼり」「あおい海からふいてくるかぜが-」と地域の情景を感じさせる園歌を園児が斉唱。同園で長年受け継がれてきたという「金目の大将」を踊り、学びやに別れを告げた。
 鈴木重代園長は「思い出は子供たちや地域の皆さんの中に残り続けます」と感慨に浸った。
 統合後の名称は「ひがしいず幼稚園」。29日に閉園式を開催する熱川幼稚園の園舎を使用する。町教委によると、全園児は約30人の見込みという。

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