テーマ : 福祉(障がい者・子ども)

ワンコインで自然体験 幼児ら気軽に 三島のNPOが「ソトアソビ」

 子供が自然に親しむ場を提供する三島市のNPO法人「森のようちえん・太陽と緑の風クラブ」は、カヤックや釣りなど多彩な体験を楽しむ「ソトアソビ」プロジェクトを開始した。ふるさと納税制度を活用した県のクラウドファンディング(CF)で寄付を集め、幼児から小学生までがワンコインで気軽に参加できる仕組みを整えた。

木を切ってツリーハウスづくりに挑戦する子供ら=三島市佐野(写真の一部を加工しています)
木を切ってツリーハウスづくりに挑戦する子供ら=三島市佐野(写真の一部を加工しています)

 自宅に閉じこもりがちな子供らに野外の楽しさを伝えようと、これまで木登りなど野遊び中心だった活動の幅を広げた。CFで集まった寄付金100万円を活用し、子供の参加費は1回500円に設定した。活動は月に2回実施し、カヤックによる川下りや無人島遊びなどのイベントを企画している。
 23日は同市佐野の広場でツリーハウスづくりを行い、25人の子供が参加した。木の板や丸太でデッキスペースやはしごを作り、びわの木に取り付けた。展望台も枝に組み込んで固定し、子供らが登れるアスレチックを完成させた。
 29~30日は市立箱根の里で1泊2日の防災キャンプを行い、ガスや電気を使わない「不便」な生活を工夫して体験する。高橋麻子理事長は「自然活動を通じて人間力を高めてほしい」と語る。
 問い合わせは同NPO<電055(941)5357>へ。

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